JP2005224591A - 遊技媒体自動投入装置 - Google Patents

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JP2005224591A JP2004265595A JP2004265595A JP2005224591A JP 2005224591 A JP2005224591 A JP 2005224591A JP 2004265595 A JP2004265595 A JP 2004265595A JP 2004265595 A JP2004265595 A JP 2004265595A JP 2005224591 A JP2005224591 A JP 2005224591A
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清水  拓
Noritaka Izumi
則教 和泉
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Abstract

【課題】
スロットマシンに隣接して設けられるメダル自動投入装置において、扉開放の際にメダル自動投入装置自体が邪魔にならないような構造を実現する。
【解決手段】
スロットマシン10に隣接して設置されるとともにそのスロットマシン10のメダル投入口21へ遊技者に貸し出される遊技メダルを自動的に投入するメダル自動投入装置30であって、遊技メダルを供給する貸出メダル払出装置36と、前記メダル投入口21より下方に位置するとともに前記貸出メダル払出装置36により供給された遊技メダルが一時的に貯留される貸出メダル皿40と、前記貸出メダル皿40内部の遊技メダルを上方へ移送するための上昇装置50と、前記上昇装置50により上方へ移送された遊技メダルを前記メダル投入口21へ誘導する連通路60とを有するとともに、少なくとも前記貸出メダル払出装置36、前記貸出メダル皿40及び前記上昇装置50は、まとめて奥方向に後退可能に形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スロットマシンに使用する遊技メダルやパロットに使用する遊技球等の遊技媒体を自動投入することが可能なメダルや遊技球等の遊技媒体自動投入装置に関するものである。
従来より、遊技ホールにおいて、メダル貸出機へ紙幣あるいは硬貨を投入することにより、円板状の遊技メダルが払い出され、そして、その遊技メダルをスロットマシンの前面側のメダル投入口へ投入することを条件として、スロットマシンの遊技が実施可能となるように設定されていた。
その際、メダル貸出機から払い出される遊技メダルは、1枚、1枚、バラバラになった状態で、メダル貸出機の貸出メダル排出口へ排出されていた。そして、遊技者は、かかる遊技メダルを手で掴んで、1枚、1枚、スロットマシンのメダル投入口へ投入していた。
また、遊技中に遊技メダルが足りなくなった場合、遊技者がメダル貸出機まで足を運ぶ煩を避けるため、このようなメダル貸出機をスロットマシンの台間に設置することが行われている。
通常、このような台間に設置されたメダル貸出機から貸し出された遊技メダルは、その下部に設けられている受け皿、又は、遊技機下部にあるメダル受け皿へ払い出され、遊技者はそのいずれかから遊技に必要なメダルを取りだし、スロットマシンのメダル投入口へメダルを1枚ずつ手で投入する必要があった。
一方、下記特許文献1記載の従来技術には、台間のメダル貸出機に、メダルガイドノズルにより直接遊技メダルをメダル投入口までガイドする構造を付与したメダル自動投入装置が開示されており、これにより手で遊技メダルを1枚ずつ投入する煩雑さは解消されている。
特開2003−210820号公報
しかし、上記のような従来技術においては、隣接するスロットマシンの扉を開放する際に、メダル自動投入装置自体が邪魔になるという問題点があった。
また、遊技球を遊技媒体としてスロットマシンと同様の遊技を行わせる、いわゆるパロット遊技機においても、上記したのと同様の問題があった。
そこで、本発明のうち、請求項1記載の発明は、スロットマシンに隣接して設けられるメダル自動投入装置において、扉開放の際にメダル自動投入装置自体が邪魔にならないような構造を実現することを目的とする。
また、本発明のうち、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の特徴に加え、扉開放の際に邪魔になる部分を最小限とすることを目的とする。
また、本発明のうち、請求項3記載の発明は、遊技機に隣接して設けられる、メダルや遊技球などの遊技媒体自動投入装置において、扉開放の際に遊技媒体自動投入装置自体が邪魔にならないような構造を実現することを目的とする。
(請求項1)
上記の課題に鑑み、本発明のうち、請求項1記載の発明は、スロットマシン10に隣接して設置されるとともにそのスロットマシン10のメダル投入口21へ遊技者に貸し出される遊技メダルを自動的に投入するメダル自動投入装置30であって、前記遊技メダルを供給する貸出メダル払出装置36と、前記メダル投入口21より下方に位置するとともに前記貸出メダル払出装置36により供給された遊技メダルが一時的に貯留される貸出メダル皿40と、前記貸出メダル皿40内部の遊技メダルを上方へ移送するための上昇装置50と、前記上昇装置50により上方へ移送された遊技メダルを前記メダル投入口21へ誘導する連通路60とを有するとともに、少なくとも前記貸出メダル払出装置36、前記貸出メダル皿40及び前記上昇装置50は、まとめて奥方向に後退可能に形成されていることを特徴とする。
「メダル自動投入装置30」とは、従来技術の、スロットマシン10の台間に設置されるメダル貸出機のうち、遊技者の手によらずとも、紙幣の投入等により自動的にメダル投入口21まで遊技メダルを投入せしめることが可能な装置をいう。
「貸出メダル皿40」は、メダル自動投入装置30により遊技者に貸し出される遊技メダルを一時的に貯留する皿状の構造物をいう。この貸出メダル皿40には、たとえば送出円板41などのメダル送出機構を設けて、下記の上昇装置50へと遊技メダルを送り出すことが可能であることが望ましい。
「上昇装置50」とは、上記貸出メダル皿40に貯留された遊技メダルを、下記の連通路60まで上昇させる装置をいう。この上昇装置50における遊技メダル上昇の機構としては、様々なものを使用可能である。たとえば、上昇装置50を筒状に形成し、その中心に位置して回転可能な回転軸と、その回転軸の外周に螺旋状に連続して外側へ向かって突出する螺旋状構造とを備えることで、その回転軸の回転によりその螺旋状構造に沿って遊技メダルを上昇させることが可能となる。
「連通路60」とは、従来技術のいわゆるメダルガイドノズルに相当する部分をいう。前記上昇装置50により上昇してきた遊技メダルは、この連通路60を通ってメダル投入口21まで誘導され、そこからスロットマシン10へ投入されることとなる。
そして、少なくとも、前記貸出メダル払出装置36、前記貸出メダル皿40及び前記上昇装置50は、まとめて奥方向に後退可能に形成されている。たとえば、メダル自動投入装置30の設置面に前後方向の溝を形成するとともに、メダル自動投入装置30の底面にこの溝と摺動可能な突条を設けることで、前記貸出メダル払出装置36、前記貸出メダル皿40及び前記上昇装置50を含むメダル自動投入装置30の少なくとも一部が奥方向に後退可能となる。
このように形成されることで、スロットマシン10の扉12を開放する際、前記貸出メダル払出装置36、前記貸出メダル皿40及び前記上昇装置50を含むメダル自動投入装置30の少なくとも一部が奥方向に後退するため、メダル自動投入装置30が扉12の開閉の障害となることはなくなる。
なお、このとき、連通路60も、上昇装置50側の部分とメダル投入口21側の部分とに分割可能に形成することとして、その上昇装置50側の部分を前記貸出メダル払出装置36、前記貸出メダル皿40及び前記上昇装置50とともに奥方向に後退可能とし、一方、そのメダル投入口21側の部分は扉12に残るように形成すれば、連通路60自体も扉の開放の障害にならなくなる。
(請求項2)
また、本発明のうち、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の特徴に加え、前記スロットマシン10は、前面の扉12が、上部12aと下部12bとで分離して開閉可能に形成され、前記メダル自動投入装置30は、前記扉12の上部12aに対応した上部に位置し、紙幣が投入され、かつこれを保管する紙幣カウンターユニット31と、前記扉12の下部12bに対応した下部に位置し、前記貸出メダル払出装置36、前記貸出メダル皿40及び前記上昇装置50を収容するメダル貸出ユニット35とを備えるとともに、前記メダル貸出ユニット35のみが、奥方向に後退可能に形成されていることを特徴とする。
すなわち、本請求項記載の発明では、スロットマシン10の扉12が上部12aと下部12bとに分離して開閉可能に形成されているとともに、メダル自動投入装置30は、これに対応して上下に二分され、その上側部分が、紙幣カウンターユニット31を、また、下側部分が、メダル貸出ユニット35を、それぞれ構成することとしている。
「紙幣カウンターユニット31」とは、遊技メダル貸し出しのために紙幣が投入される装置をいう。この紙幣カウンターユニット31は、紙幣のみならず、硬貨又はプリペイドカードなどを投入可能に形成することとしてもよい。
「メダル貸出ユニット35」とは、前記貸出メダル払出装置36、前記貸出メダル皿40及び前記上昇装置50を収容する部分であって、遊技メダルの払い出し等の移動を行う機械部分である。
そして、本請求項記載の発明では、この紙幣カウンターユニット31を除いた、メダル貸出ユニット35のみが、奥方向に後退可能に形成されている。これにより、扉12の下部12bのみを開放する際に、その回動の軌道上に位置するメダル貸出ユニット35のみを奥方向に後退させることができる。
(請求項3)
本発明のうち、請求項3記載の発明は、遊技機に隣接して設置されるとともにその遊技機の遊技媒体投入口21へ遊技者に貸し出される遊技媒体を自動的に投入する遊技媒体自動投入装置30であって、前記遊技媒体を供給する貸出遊技媒体払出装置36と、前記遊技媒体投入口21より下方に位置するとともに前記貸出遊技媒体払出装置36により供給された遊技媒体が一時的に貯留される貸出遊技媒体皿40と、前記貸出遊技媒体皿40内部の遊技媒体を上方へ移送するための上昇装置50と、前記上昇装置50により上方へ移送された遊技媒体を前記遊技媒体投入口21へ誘導する連通路60とを有するとともに、少なくとも前記貸出遊技媒体払出装置36、前記貸出遊技媒体皿40及び前記上昇装置50は、まとめて奥方向に後退可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、遊技媒体とは、遊技メダルやコイン、パチンコ玉などを含むものである。また、遊技機とは、遊技メダルを遊技媒体として使用するスロットマシンや、パチンコ玉を遊技媒体として使用するパロット遊技機などを含むものであって、遊技媒体を投入し入賞により遊技媒体が払い出されるものを意味する。
「遊技媒体自動投入装置30」とは、従来技術の、遊技機の台間に設置される遊技媒体貸出機のうち、遊技者の手によらずとも、紙幣の投入等により自動的に遊技媒体投入口21まで遊技媒体を投入せしめることが可能な装置をいう。
「貸出遊技媒体皿40」は、遊技媒体自動投入装置30により遊技者に貸し出される遊技媒体を一時的に貯留する皿状の構造物をいう。
「上昇装置50」とは、上記貸出遊技媒体皿40に貯留された遊技媒体を、下記の連通路60まで上昇させる装置をいう。この上昇装置50における遊技媒体上昇の機構としては、様々なものを使用可能である。たとえば、上昇装置50を筒状に形成し、その中心に位置して回転可能な回転軸と、その回転軸の外周に螺旋状に連続して外側へ向かって突出する螺旋状構造とを備えることで、その回転軸の回転によりその螺旋状構造に沿って遊技媒体を上昇させることが可能となる。
「連通路60」とは、従来技術のいわゆる遊技媒体ガイドノズルに相当する部分をいう。前記上昇装置50により上昇してきた遊技媒体は、この連通路60を通って遊技媒体投入口21まで誘導され、そこから遊技機へ投入されることとなる。
そして、少なくとも、前記貸出遊技媒体払出装置36、前記貸出遊技媒体皿40及び前記上昇装置50は、まとめて奥方向に後退可能に形成されている。たとえば、遊技媒体自動投入装置30の設置面に前後方向の溝を形成するとともに、遊技媒体自動投入装置30の底面にこの溝と摺動可能な突条を設けることで、前記貸出遊技媒体払出装置36、前記貸出遊技媒体皿40及び前記上昇装置50を含む遊技媒体自動投入装置30の少なくとも一部が奥方向に後退可能となる。
このように形成されることで、遊技機の扉を開放する際、前記貸出遊技媒体払出装置36、前記貸出遊技媒体皿40及び前記上昇装置50を含む遊技媒体自動投入装置30の少なくとも一部が奥方向に後退するため、遊技媒体自動投入装置30が扉の開閉の障害となることはなくなる。
なお、このとき、連通路60も、上昇装置50側の部分と遊技媒体投入口21側の部分とに分割可能に形成することとして、その上昇装置50側の部分を前記貸出遊技媒体払出装置36、前記貸出遊技媒体皿40及び前記上昇装置50とともに奥方向に後退可能とし、一方、その遊技媒体投入口21側の部分は扉に残るように形成すれば、連通路60自体も扉の開放の障害にならなくなる。
ところで、本発明では、前記遊技機は、前面の扉12が、上部12aと下部12bとで分離して開閉可能に形成され、前記遊技媒体自動投入装置30は、前記扉12の上部12aに対応した上部に位置し、紙幣が投入され、かつこれを保管する紙幣カウンターユニット31と、前記扉12の下部12bに対応した下部に位置し、前記貸出遊技媒体払出装置36、前記貸出遊技媒体皿40及び前記上昇装置50を収容する遊技媒体貸出ユニット35とを備えるとともに、前記遊技媒体貸出ユニット35のみが、奥方向に後退可能に形成することができる。
すなわち、遊技機の扉12が上部12aと下部12bとに分離して開閉可能に形成されているとともに、遊技媒体自動投入装置30は、これに対応して上下に二分され、その上側部分が、紙幣カウンターユニット31を、また、下側部分が、遊技媒体貸出ユニット35を、それぞれ構成することとしている。
「紙幣カウンターユニット31」とは、上述のように、遊技媒体貸し出しのために紙幣が投入される装置をいう。この紙幣カウンターユニット31は、紙幣のみならず、硬貨又はプリペイドカードなどを投入可能に形成することとしてもよい。
「遊技媒体貸出ユニット35」とは、前記貸出遊技媒体払出装置36、前記貸出遊技媒体皿40及び前記上昇装置50を収容する部分であって、遊技媒体の払い出し等の移動を行う機械部分である。
そして、本発明では、この紙幣カウンターユニット31を除いた、遊技媒体貸出ユニット35のみが、奥方向に後退可能に形成されている。これにより、扉12の下部12bのみを開放する際に、その回動の軌道上に位置する遊技媒体貸出ユニット35のみを奥方向に後退させることができる。
本発明は、上記のように構成されているので、以下に記す効果を奏する。
(請求項1)
本発明のうち、請求項1記載の発明の説明によると、スロットマシンに隣接して設けられるメダル自動投入装置において、扉開放の際にメダル自動投入装置自体が邪魔にならないような構造を実現することが可能となる。
(請求項2)
また、本発明のうち、請求項2記載の発明の説明によると、請求項1記載の発明の効果に加え、扉開放の際に邪魔になる部分を最小限とすることが可能となる。
(請求項3)
また、本発明のうち、請求項3記載の発明の説明によると、遊技機に隣接して設けられる遊技媒体自動投入装置において、扉開放の際に遊技媒体自動投入装置自体が邪魔にならないような構造を実現することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一の実施の形態について説明する。なお、図1及び図2は、本実施の形態に係るメダル自動投入装置30の外観斜視図である。また、図3は、本実施の形態に係るメダル自動投入装置30の、メダル投入口21付近における遊技メダル投入の流れを模式的に示したものである。さらに、図4は、本実施の形態に係るメダル自動投入装置30の、メダル投入口21への装着の状態を模式的に示したものである。
本実施の形態に係るメダル自動投入装置30は、遊技メダルを使用するスロットマシン10の向かって右側に隣接して設置され、遊技メダルを遊技者に貸し出すものである。
(スロットマシン10)
本実施の形態に係るスロットマシン10は、大きく分けて、正面側に開口する正面開口部を有する箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口部を開閉可能に塞ぐための扉12とから構成されている。そして、筐体11の内部及び扉12の裏面側には、遊技を行うための各種装置が配置されている。
(筐体11)
上記筐体11は、全体形状が略箱状態であって、上部を覆う天板、左右側面を覆う側板、下部を覆う底板、背面側を覆う裏板を有し、これらの手前側の正面開口部を開閉可能な扉12によって覆っている。そして、特に図示していないが、筐体11の略中央には中板が横方向に渡されている。そして、この中板の上の筐体11の上部には、周囲に複数の図柄が描かれた回転リール13と、この回転リール13を回転駆動させるための駆動モータ(図示せず)とからなるリールユニット(図示せず)を配置している。そして、筐体11の上部には、スロットマシン10の内部部品を制御するための制御装置(図示せず)が奥側に固定されている。そして、筐体11の中板の下部には、各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)と、遊技者が投入し、また、遊技者へ払い出すための遊技メダルを貯留し、また、所定の入賞の場合に遊技者へ遊技メダルを払い出すことが可能な払出装置(図示せず)とを備えている。
なお、本実施の形態において、「手前側」とは、遊技者が、スロットマシン10の扉12の前にスロットマシン10の方を向いて位置しているような場合のかかる遊技者の手前側を意味する。したがって、手前側方向とは、スロットマシン10の奥から正面へ向かう方向を意味する。また、「奥側」とは、遊技者が、スロットマシン10の正面側にスロットマシン10の方を向いて位置しているような場合のかかる遊技者から見たときの奥側を意味する。したがって、奥側方向とは、スロットマシン10の正面から奥へ向かう方向を意味する。
(扉12)
上記扉12は、筐体11の向かって左側に回転軸を有して回動自在に形成され、かつ筐体11の正面開口部にロック可能に形成されている板状の扉である。
前記扉12の上部の略中央部には、前記回転リールの図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓14を有し、その上方には飾り部16が設けられ、また、種々の表示を行うための表示装置15が設けられている。
前記飾り部16は、他のランプ等により形成してもよく、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するように形成してもよいものである。また、前記表示装置15は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶表示装置やCRTなどとしてもよいものである。
前記扉12の略中央には、スロットマシン10を作動させるための操作部20を形成している。
また、扉12の下部には前記払出装置により払い出された遊技メダルを溜めておくための箱状の払出メダル皿22が形成されている。この払出メダル皿22の中央奥側には、払出装置から払い出される下部払出排出口24が形成されている。そして、扉12の下部の払出メダル皿22の上には、遊技内容その他の案内表示をするための前パネル27が嵌め込まれている。
前記操作部20として、扉12の略中央の右端には、遊技を行うために遊技者が遊技メダルを投入するためのメダル投入口21が形成されている。そして、扉12の略中央の向かって左側には、ベットスイッチ18が形成されている。このベットスイッチ18は、所定枚数(スロットマシン10内部にクレジットとして貯めておくことができる最大の遊技枚数、いわゆる最大クレジット枚数の50枚)までスロットマシン10内部に貯留した遊技メダル(いわゆるクレジットした遊技メダル)を、操作により遊技メダル1枚から3枚までの投入に代えることが可能なものである。また、操作部20の向かって左側の正面側には、操作により回転リールの回転を開始させるためのレバー式のスタートスイッチ17が形成されている。そして、操作部20の略中央の正面側には、操作により3個の回転リールのそれぞれを停止させることが可能なボタン式のストップスイッチ19が形成されている。そして、操作部20の向かって右側には、扉12の開閉のロックを解除可能な鍵穴23が形成されている。この鍵穴23に所定の鍵を差し込んで回すと、扉12の扉ロック機構のロックが解除されるものである。
また、メダル投入口21の右側には、スロットマシン10内部にクレジット可能か否かの情報を遊技者に向かって報知するためのクレジット報知部28が形成されている。
さらに、この扉12は、操作部20の上縁を境界として、上部12aと下部12bとに分離されており(図2参照)、各々が独立して開閉可能となっている。
(払出メダル皿22)
上記払出メダル皿22は、扉12の正面側の下部に位置して、払出装置から遊技者へ向かって払い出された遊技メダルを貯留するための箱状のものである。この払出メダル皿22の略中央には、払出装置から払い出された遊技メダルが、払出メダル皿22へ向かって排出される下部払出排出口24が形成されている。
前記払出メダル皿22は、上方に向かって開口し、その周囲を覆う立設壁25を備えている。そして、この立設壁25の向かって右側の端部には、右方向に向かって上昇するスロープ状の貸出移送連続路26を備えている。この貸出移送連続路26は、払出メダル皿22と、メダル自動投入装置30の貸出メダル皿40との間を隔壁等により遮断することなく連続するものである。具体的には、払出メダル皿22の右側の立設壁25が、貸出メダル皿40の左縁までスロープ状に連続した貸出移送連続路26となっており、そして、払出メダル皿22内部の遊技メダルを遊技者が手で右方へ掻き出せば、容易にスロープ状の貸出移送連続路26を上昇させつつ貸出メダル皿40の左縁まで移動させることができるように形成されているものである。
(メダル自動投入装置30)
上記メダル自動投入装置30は、その全体形状が薄型箱状であって、スロットマシン10に隣接して遊技メダルを遊技者に貸し出すためのものである。このメダル自動投入装置30は、遊技ホールでは、複数のスロットマシン10を横方向に並べた、いわゆる島と呼ばれるような配置において、各スロットマシン10の間に1台ずつ挟まれるように配置されるものである。そして、このメダル自動投入装置30は、図1に示すように、その向かって左側に配置されたスロットマシン10への遊技メダルの自動投入を可能にしているものである。
前記メダル自動投入装置30は、上部の紙幣カウンターユニット31と、下部のメダル貸出ユニット35とから構成される。
前記紙幣カウンターユニット31は、その上部前面に紙幣投入口33を有している。そして、その上部に紙幣投入口33から投入された紙幣を適正なものか否かを判断して、投入された適正な紙幣の枚数をカウントする紙幣カウンター32を備えている。
一方、前記メダル貸出ユニット35は、遊技者に貸し出すための遊技メダルを貯留するとともに、貸し出すことが可能な貸出メダル払出装置36を備えている。この貸出メダル払出装置36は、紙幣カウンター32によりカウントされた紙幣の枚数に応じて、所定枚数の遊技メダルを、斜め前方下方へ下り傾斜に延びる排出スロープ37を介して払い出し、払い出された遊技メダルは排出スロープ37下端の下方に位置する貸出メダル皿40の内部に投入されることとなる。
(貸出メダル皿40)
前記貸出メダル皿40は、スロットマシン10内部へ遊技メダルを自動投入するための遊技メダルを貯留可能に形成されている。
前記貸出メダル皿40は、メダル自動投入装置30の前面側の下部に位置して、遊技メダルを貯留するために上方に向かって開口する四角箱状のものである。この貸出メダル皿40の奥側には、遊技メダルを立設させながら送り出して上方へ移送する上昇装置50が形成されている。
上記貸出メダル皿40の周囲は、立設する縁が形成されているが、貸出メダル皿40の向かって左側の払出メダル皿22に隣接する縁は、払出メダル皿22との間で前記貸出移送連続路26を介して連続している。したがって、前述したように、払出メダル皿40に払い出された遊技メダルは遊技者の手により右方へ掻き出されるようにして貸出移送連続路26を通じて貸出メダル皿40の左縁に至り、ここで貸出メダル皿40の内部へ落下することとなる。これにより、払出メダル皿40内の遊技メダルを手で掴んで貸出メダル皿40まで移動させなくとも、遊技メダルを横へずらすような感覚で移動させることが可能となっている。
前記貸出メダル皿40の奥側下部には、送出円板41が設けられている。この送出円板41は、その上に乱雑に貯留された遊技メダルを1枚ずつ、整列した状態で前記上昇装置50へ送り出すことを可能とするものである。
(上昇装置50)
前記上昇装置50は、貸出メダル皿40内部の遊技メダルを、上方に向かって移送するためのものである。具体的には、この上昇装置50は、メダル立設装置51と、螺旋上昇装置52とを備えている。
すなわち、送出円板41により送り出された遊技メダルは、上昇装置50の一部であるメダル立設装置51を経ることで、縦方向に立設する。そして、縦方向に立設した状態の遊技メダルは、螺旋上昇装置52へ供給されるものである。
前記メダル立設装置51は、下部送出円板41から1枚ずつ水平方向に押し出される遊技メダルを、立設させるための装置である。本実施の形態に係るメダル立設装置51は、遊技メダルを移送する薄型の四角筒状の移送経路を、遊技メダルが途中で詰まらない程度に移送方向の中央を回転の中心軸として少しずつ回転させて、移送角度を捻らせることにより、遊技メダルを立設させているものである。もちろん、メダル立設装置51の遊技メダルを立設させる機構は、これに限定されるものではない。例えば、メダル立設装置51を、外周表面の傾斜角度が、円周状で約90度程度変化させた、変形カムを回転させることにより、その傾斜表面に沿って、遊技メダルを立設させるようなものでもよいものである。
前記螺旋上昇装置52は、全体形状が略中空の四角筒状であって鉛直方向に立設する筒部と、この筒部の中心に位置して回転可能な円柱状の回転軸部(図示せず)と、この回転軸部の外周表面に螺旋状に連続して外側へ向かって突出する螺旋部(図示せず)と、前記回転軸部を回転させるための駆動モーター(図示せず)とを備えている。前記メダル立設装置51により立設した状態の遊技メダルは、螺旋上昇装置52の下部から筒部の内部に投入され、かかる立設した状態のままで、筒部と、回転軸部と、螺旋部との間の空間内に入り込む。そして、回転軸部が駆動モーターにより回転することにより、遊技メダルを、かかる筒部と、回転軸部と、螺旋部との間の空間を上方に向かって、螺旋部に沿って移送させることができるものである。
前記螺旋上昇装置52の上部のスロットマシン10側には、遊技メダルの縦断面より僅かに大きな形状からなる表裏に開口する四角形状の上昇メダル排出口53が形成されている。
(上昇メダル排出口53)
上記上昇メダル排出口53は、メダル自動投入装置30の上部外側に面して上昇装置50で上昇させた遊技メダルを外部に排出するための螺旋上昇装置52の表裏に開口する孔である。すなわち、螺旋上昇装置52内を螺旋部に沿って上昇してきた遊技メダルは、全て、螺旋上昇装置52上部の上昇メダル排出口53から、筒部の外部へ排出されるように形成されている。そして、上昇メダル排出口53から排出された遊技メダルは、全て、連通路60へ移送される。
(連通路60)
前記連通路60は、図1に示すように、上昇装置50の上昇メダル排出口53から排出された遊技メダルを、メダル投入口21まで連通して移送するためのものである。具体的には、連通路60は、上昇メダル排出口53からスロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界までを構成する上流連通路61と、該境界からメダル投入口21までを構成する下流連通路62とが該境界で接するように形成されているものである。すなわち、上流連通路61と下流連通路62とは物理的に別体であり、位置合わせにより1つの連通路60を形成している。
上流連通路61の内部は、全体形状が薄型の四角筒状に形成されているものであって、その内部空間の厚みは、遊技メダルの厚みより、僅かに大きくなるように形成されている。そして、その断面は台形状に形成されてあり、その内側の底面はメダル投入口21へ向かい下り傾斜となるように形成されている。一方、下流連通路62は、上流連通路61内部空間の厚みと同厚の樋状に形成され、上流連通路61の下り傾斜と連続する下り傾斜となりメダル投入口21へ至ることとなっている(図3参照)。このため、上昇メダル排出口53から排出された立設した状態の遊技メダルは、連通路60を、そのまま立設した状態でスロットマシン10側に向かって転がり落ちる。そして、遊技メダルは、かかる連通路60を介して、メダル投入口21の内部へ投入される。
下流連通路62の下端部分は、図4に示すように、スロットマシン10のメダル投入口21を覆うように形成される。そして、スロットマシン10のメダル投入口21を覆った状態でも、遊技者の手による投入を可能とすべく、遊技メダルの円周に沿った凹面が前後方向にわたって形成されている。この前後方向に形成された凹面が案内凹部63であり、これに沿って遊技メダルを円柱状にまとめて並べることが可能となっている。
メダル自動投入装置30のうち、前記メダル貸出ユニット35は、図2に示すように、案内溝70に沿って奥側に後退可能に形成されている。すなわち、メダル貸出ユニット35が前方に位置している状態(図1参照)においては、紙幣カウンターユニット31との間の電気的接点が接触しているが、メダル貸出ユニット35が奥側へ後退した際には、両者の電気的接点は離れることとなっている。これにより、スロットマシン10の扉12の下部12bのみを開放する際に、メダル貸出ユニット35が邪魔にならないようになっている。また、この図1に示すスロットマシン10の右隣に位置するスロットマシン(図示せず)の扉の下部を開放する場合にも、この図1に示すメダル貸出ユニット35が邪魔になるが、このような場合にも図2に示すようにメダル貸出ユニット35が後退することで対処可能となっている。
ここで、前記連通路60は、上述したように、上流連通路61と下流連通路62とがスロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界で接触する構造を有している。この接触は、特に固定手段等によるものではなく、適宜分離可能なものである。このため、図2に示すように、メダル貸出ユニット35が後退する際に、上流連通路61はメダル貸出ユニット35とともに後退するものの、下流連通路62はスロットマシン10側に残ることとなっている。この状態から、スロットマシン10の扉12の下部12bが開放される際、この下流連通路62は扉12の下部12bとその挙動を共にすることとなる。
そしてまた、扉12の下部12bを閉めてからメダル貸出ユニット35を手前側へ元通り移動させると、上流連通路61と下流連通路62とがスロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界で接するようになり、再び遊技メダルの貸し出しが可能となる。
なお、図5に示す他の実施の形態のように、スロットマシン10の扉12が一体に形成されている場合には、紙幣カウンターユニット31とメダル貸出ユニット35とを一体に形成して、紙幣カウンターユニット31とメダル貸出ユニット35とがともに後退するように形成すれば、メダル自動投入装置30が扉12の開放の障害となることがなくなる。また、この図5に示すスロットマシン10の右隣に位置するスロットマシン(図示せず)の扉を開放する場合にも、この図1に示すメダル自動投入装置30が邪魔になるが、このような場合にも本図に示すようにメダル自動投入装置30が後退することで対処可能となっている。
(他の実施の形態)
本願発明は、上述したような遊技媒体として円板状の遊技メダルを使用するスロットマシンに限定されるものではない。たとえば、遊技媒体としてパチンコ玉などの遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせる遊技機、いわゆるパロットにも適用することができる。以下、このパロットに本願発明を適用した場合について、説明する。
なお、本実施の形態に係るパロット及び本願発明は、上述したスロットマシンで説明したものと同様の部品には、同一の部品番号を付与して、以下に説明する。
パロットは、特に図示していないが、前面側に開閉自在な扉12を有しており、遊技媒体としての遊技球を扉12の上皿下部の遊技媒体投入口21に投入することを条件として遊技を開始するとともに、遊技結果により遊技球が払い出されるものである。
また、パロットは、特に図示しないが、筐体11の正面に、回転リールの図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されており、この図柄表示窓14の下方であってパロットの略中央部には、スタートスイッチ17やストップスイッチ19などの操作手段が設けられた操作部20が形成されている。この操作部20の上部には、パロット内部へ投入するための遊技球を一時貯留しておくための上皿と、この上皿の上部に位置して、遊技の結果、入賞により遊技球が上皿内部に払い出される遊技媒体排出口と、上皿の下部に位置して、遊技開始の条件としての遊技球をパロット内部に投入するための遊技媒体投入口21とが設けられている。そして、筐体11の下部には、上皿に貯留された遊技球を落下移動させて貯留しておくための下皿が形成されている。また、下皿の上部には、パロット内部から下皿内部に遊技球を排出するための下皿排出口が形成されている。なお、遊技者の操作により、上皿に貯留した遊技球を、遊技機内部を通って下皿排出口から下皿へ移動させることができるように形成されてあり、また、上皿が遊技球で一杯になり、上皿の遊技媒体排出口からの遊技球が上皿へ払い出されないような場合には、かかる払い出しの遊技球は、上皿への通路の途中から溢れて、下皿排出口を介して下皿へ払い出されるように形成されている。
そして、上皿に遊技球を入れると、この遊技球は、上皿の底部に設けられパロット内部に連通する遊技媒体投入口21に転がって移動する。この遊技媒体投入口21は、上述した実施の形態で説明したメダル投入口21に相当するものである。そして、操作部20のベットスイッチ18を操作すると、遊技媒体投入口21から遊技球が所定の個数だけ投入され、遊技が開始可能となる。そこで、スタートスイッチ17の操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチ19の操作により回転リールを停止させる。このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定の個数の遊技球が遊技媒体排出口から上皿へ払い出される。
ここで、パロットの筐体は、正面と背面とが開口する枠部材であり、遊技場のいわゆる島と呼ばれる設備に並列して固定されているものである。島の内部には、特に図示しないが、入賞した際に払い出すための入賞玉を供給したり、投入玉を吸引する玉循環装置が設けられており、筐体11と筐体11との間には、遊技媒体自動投入装置30が配置されている。遊技媒体自動投入装置30は、上述したメダル自動投入装置30と同様であって、特に図示しないが、その向かって左側に配置されたパロットへの遊技球の自動投入を可能にしているものである。
前記遊技媒体自動投入装置30は、上述したメダル自動投入装置30と同様に、上部の紙幣カウンターユニット31と、下部の遊技媒体貸出ユニット35とから構成される。前記遊技媒体貸出ユニット35は、特に図示しないが、遊技者に貸し出すための遊技球を貯留するとともに、貸し出すことが可能な貸出遊技媒体払出装置36を備えている。この貸出遊技媒体払出装置36は、紙幣カウンター32によりカウントされた紙幣の枚数に応じて、所定個数の遊技球を、斜め前方下方へ下り傾斜に延びる排出スロープ37を介して払い出し、払い出された遊技球は排出スロープ37下端の下方に位置する貸出遊技媒体皿40の内部に投入されることとなる。
貸出遊技媒体皿40は、上述した貸出メダル皿40の代わりに、パロット内部へ遊技球を自動投入するための遊技球を貯留可能に形成されている。この貸出遊技媒体皿40の構成は、基本的には、上述した貸出メダル皿40と同様であるが、遊技媒体がメダルでなく遊技球であることから、それに適応すべく形成されている。たとえば、特に図示しないが、貸出遊技媒体皿40の奥側には、遊技球を送り出して上方へ移送する上昇装置50が形成されている。また、上述した遊技メダルを使用するメダル自動投入装置30では、遊技メダルを1枚ずつ、整列した状態で前記上昇装置50へ送り出す送出円板41が、貸出メダル皿40の奥側下部に設けられていたが、本実施の形態における遊技球を使用する遊技媒体自動投入装置30では、特に図示していないが、前記送出円板41の代わりに、周囲に遊技球を収納可能な凹状の窪みを有する送出装置が設けられている。この送出部材は、送出装置の周囲の窪みに遊技球を収納して、1個ずつ強制的に上昇装置50へ向かって送出可能に形成されている。
また、前記上昇装置50には、上述したメダル自動投入装置30における上昇装置50と同様に、螺旋上昇装置52が備えられている。この螺旋上昇装置52の構成は、基本的には、上述した実施の形態において説明したものと同様であるが、遊技媒体がメダルでなく遊技球であることから、それに適応すべく形成されている。具体的には、前記螺旋上昇装置52は、特に図示していないが、全体形状が略中空の四角筒状であって鉛直方向に立設する筒部と、この筒部の中心に位置して回転可能な円柱状の回転軸部と、この回転軸部の外周表面に螺旋状に連続して外側へ向かって突出する螺旋部と、前記回転軸部を回転させるための駆動モーターとを備えている。そして、回転軸部が回転することにより、球状の遊技球を、筒部と、回転軸部と、螺旋部との間の空間を上方に向かって、螺旋部に沿って移送させることができるものである。この上昇装置50の内部通路は、特に図示していないが、遊技メダルの代わりに、球状の遊技球が上方へ移動できるような寸法形状に形成されているものである。
なお、上述したメダル自動投入装置30における上昇装置50には、メダル立設装置51が備えられていたが、本実施の形態に係る遊技媒体自動投入装置30における上昇装置50では、球状の遊技球を使用するため不要であり、有していない。
また、前記螺旋上昇装置52の上部のパロット側には、特に図示していないが、遊技球の最大径断面より僅かに大きな円形状に開口する上昇遊技媒体排出口53が形成されている。この上昇遊技媒体排出口53は、遊技媒体自動投入装置30の上部外側に面して上昇装置50で上昇させた遊技球を外部に排出するための螺旋上昇装置52の表裏に開口する孔である。すなわち、螺旋上昇装置52内を螺旋部に沿って上昇してきた遊技球は、全て、螺旋上昇装置52上部の上昇遊技媒体排出口53から、筒部の外部へ排出されるように形成されている。そして、上昇遊技媒体排出口53から排出された遊技球は、全て、連通路60へ移送される。
前記連通路60は、上述した実施の形態における連通路60と同様であって、上昇装置50の上昇遊技媒体排出口53から排出された遊技球を、パロットの上皿まで連通して移送し、最終的には遊技媒体投入口21まで移送するためのものであるが、遊技媒体がメダルでなく遊技球であることから、それに適応すべく形成されている。
具体的には、本実施の形態における連通路60は、特に図示していないが、上昇遊技媒体排出口53からパロットと遊技媒体自動投入装置30との境界までを構成する上流連通路61と、該境界から上皿までを構成する下流連通路62とが該境界で接するように形成されているものである。すなわち、上流連通路61と下流連通路62とは物理的に別体であり、位置合わせにより1つの連通路60を形成している。
上流連通路61の内部は、遊技メダルの代わりに、球状の遊技球を移送できるような寸法形状(たとえば、遊技球を移送可能な筒状)に形成されているものであって、その内側の底面は上皿へ向かい下り傾斜となるように形成されている。一方、下流連通路62は、上流連通路61と同様の筒状に形成され、上流連通路61の下り傾斜と連続する下り傾斜となり上皿へ至ることとなっている。このため、上昇遊技媒体排出口53から排出された遊技球は、連通路60を、パロット側に向かって転がり落ちる。そして、遊技球は、かかる連通路60を介して、上皿へ投入される。そして、最終的には、遊技球は、遊技媒体投入口21の内部へ投入される。
なお、下流連通路62の下端部分は、遊技メダルを使用する場合のように、遊技媒体投入口21を覆うようには形成されておらず、下流連通路62の端部から、直接、上皿へ遊技球が投入されるように形成されている。
その他の具体的な構成は、上述した遊技メダルを使用するスロットマシンで説明したものと同様であって、当該パロットにおいても、同一の作用及び同一の効果を奏するものであり、それらと同様の部品は説明を省略する。
なお、当該パロットでは、上述した遊技メダルの投入や、払い出しにおける遊技メダル1枚が、パチンコ玉としても使用可能な当該遊技球の5個に相当するように設定されているものである。
上述したように、本実施の形態に係るパロットでは、遊技媒体として、円板状の遊技メダルではなく、パチンコ遊技機等で使用する球状の金属球からなる遊技球を使用している。そして、本実施の形態では、遊技球を使用するがための遊技媒体の通路形状等の構造上の若干の違いを除いて、その他の基本的な構成は、遊技メダルを使用するスロットマシンで説明したものと同様である。この遊技球を使用するパロットも、遊技メダルを使用するスロットマシンの場合と、同様の作用を有し、同様の効果を有するものである。ただ、遊技媒体が、円板状の遊技メダルから、パチンコ機等に使用される球状の遊技球であることから、それに適応すべく形成されているものである。
本発明の一の実施の形態に係るメダル自動投入装置の外観斜視図である。 本発明の一の実施の形態に係るメダル自動投入装置の外観斜視図である。 本発明の一の実施の形態に係るメダル自動投入装置の、メダル投入口付近における遊技メダル投入の流れを模式的に示したものである。 本発明の一の実施の形態に係るメダル自動投入装置の、メダル投入口への装着の状態を模式的に示したものである。 本発明の他の実施の形態に係るメダル自動投入装置の外観斜視図である。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筐体
12 扉 12a 上部
12b 下部 13 リール
14 図柄表示窓 15 表示装置
16 飾り部 17 スタートスイッチ
18 ベットスイッチ 19 ストップスイッチ
20 操作部 21 メダル投入口
22 払出メダル皿 23 鍵穴
24 下部払出排出口 25 立設壁
26 貸出移送連続路 27 前パネル
28 クレジット報知部
30 メダル自動投入装置
31 紙幣カウンターユニット
32 紙幣カウンター 33 紙幣投入口
35 メダル貸出ユニット 36 貸出メダル払出装置
37 排出スロープ 40 貸出メダル皿
41 送出円板 50 上昇装置
51 メダル立設装置 52 螺旋上昇装置
53 上昇メダル排出口 60 連通路
61 上流連通路 62 下流連通路
63 案内凹部 70 案内溝

Claims (3)

  1. スロットマシンに隣接して設置されるとともにそのスロットマシンのメダル投入口へ遊技者に貸し出される遊技メダルを自動的に投入するメダル自動投入装置であって、
    前記遊技メダルを供給する貸出メダル払出装置と、
    前記メダル投入口より下方に位置するとともに前記貸出メダル払出装置により供給された遊技メダルが一時的に貯留される貸出メダル皿と、
    前記貸出メダル皿内部の遊技メダルを上方へ移送するための上昇装置と、
    前記上昇装置により上方へ移送された遊技メダルを前記メダル投入口へ誘導する連通路とを有するとともに、
    少なくとも前記貸出メダル払出装置、前記貸出メダル皿及び前記上昇装置は、まとめて奥方向に後退可能に形成されていることを特徴とするメダル自動投入装置。
  2. 前記スロットマシンは、前面の扉が、上部と下部とで分離して開閉可能に形成され、
    前記メダル自動投入装置は、
    前記扉の上部に対応した上部に位置し、紙幣が投入され、かつこれを保管する紙幣カウンターユニットと、
    前記扉の下部に対応した下部に位置し、前記貸出メダル払出装置、前記貸出メダル皿及び前記上昇装置を収容するメダル貸出ユニットとを備えるとともに、
    前記メダル貸出ユニットのみが、奥方向に後退可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載のメダル自動投入装置。
  3. 遊技機に隣接して設置されるとともにその遊技機の遊技媒体投入口へ遊技者に貸し出される遊技媒体を自動的に投入する遊技媒体自動投入装置であって、
    前記遊技媒体を供給する貸出遊技媒体払出装置と、
    前記遊技媒体投入口より下方に位置するとともに前記貸出遊技媒体払出装置により供給された遊技媒体が一時的に貯留される貸出遊技媒体皿と、
    前記貸出遊技媒体皿内部の遊技媒体を上方へ移送するための上昇装置と、
    前記上昇装置により上方へ移送された遊技媒体を前記遊技媒体投入口へ誘導する連通路とを有するとともに、
    少なくとも前記貸出遊技媒体払出装置、前記貸出遊技媒体皿及び前記上昇装置は、まとめて奥方向に後退可能に形成されていることを特徴とする遊技媒体自動投入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007268070A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Samii Kk 遊技機、および遊技機の受け皿

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