JP2008506172A - 貨幣品払出装置 - Google Patents

貨幣品払出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008506172A
JP2008506172A JP2007519798A JP2007519798A JP2008506172A JP 2008506172 A JP2008506172 A JP 2008506172A JP 2007519798 A JP2007519798 A JP 2007519798A JP 2007519798 A JP2007519798 A JP 2007519798A JP 2008506172 A JP2008506172 A JP 2008506172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
money
item
operable
conveyor
hopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007519798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008506172A5 (ja
Inventor
レジナルド ハラス ベル,マルコム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Crane Payment Innovations Ltd
Original Assignee
Money Controls Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Money Controls Ltd filed Critical Money Controls Ltd
Publication of JP2008506172A publication Critical patent/JP2008506172A/ja
Publication of JP2008506172A5 publication Critical patent/JP2008506172A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D9/00Counting coins; Handling of coins not provided for in the other groups of this subclass
    • G07D9/008Feeding coins from bulk
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D3/00Sorting a mixed bulk of coins into denominations
    • G07D3/14Apparatus driven under control of coin-sensing elements
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D5/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
    • G07D5/08Testing the magnetic or electric properties
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F1/00Coin inlet arrangements; Coins specially adapted to operate coin-freed mechanisms
    • G07F1/04Coin chutes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

この出願は、貨幣品受入器(10,124)とホッパー構成体(23,126)とが備わっている貨幣品払出装置(1,123)に関するものである。この出願はさらに、貨幣品(12)を第1貨幣品保管庫(27)および第2貨幣品保管庫(142)の一方へ選択的に導くように作動することのできる仕分け手段(15,16,17)が備わっている貨幣品払出装置(1)に、2つのホッパー構成体(23,150)が備わっている貨幣品払出装置(139)に、自己清掃機構(37,38)が備わっている貨幣品受入器(10)に、貨幣品コンベア(160)に、貨幣品払出装置における貨幣品の払出方法に、貨幣品を受器から出口を介し第1通路を経由して返却トレイへ、また、第2通路を経由して金庫の中へ射出するための手段が備わっている貨幣品払出装置(1,123,139)に、貨幣品払出装置(180)と貨幣品払出装置(180)に詰め込むための詰込装置(170)とへ詰め込む方法に、関するものである。

Description

この発明は、貨幣品払出装置、貨幣品受入器、貨幣品コンベア、貨幣品を貨幣品払出装置の中において放出する方法、貨幣品払出装置を満たす方法、貨幣品払出装置を満たすための詰込装置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、遊戯機、自動販売機、または、硬貨および代用貨幣を受け取り、受け入れ、保管し、払い出すための硬貨/代用貨幣作動型機械のような他の機械とともに使用するための装置、貨幣品を貨幣品払出装置、コンベア、ならびに装置の中において放出する方法、および貨幣品払出装置を満たすための方法に関するものである。
貨幣品を払い戻すとともに受け取る必要がある自動販売機および遊戯機のような貨幣品作動型機械は従来、内側ホッパーユニットに加えて内側受入器を備えている。挿し込まれた、硬貨(coin)および代用貨幣(token)のような貨幣品(money item)は、それらの真正性を検証する受入器に入り、もし受け入れられると、次いで保管のためのホッパーへ導かれ、その後に払い戻される。このホッパーは、ユーザーが賞金あるいは代用貨幣賞を獲得したときのように、あるいは、例えばユーザーが貨幣をあまりにも多く挿し込んだときの釣銭のように、ユーザーが払い戻しを要求する場合に、貨幣品を払い出すために駆動される。
在来の貨幣品受入器には、複数のセンサーが備わっている感知ステーションを通って縁に沿って下方へ走行する流下通路が含まれている。これらのセンサーによって、投入された貨幣品の特性が検出され、対応する信号が、その貨幣品の真正性を判定するプロセッサへもたらされる。このような受入器の例は、われわれの英国特許出願第A−0307880号明細書、英国特許出願第A−2169429号明細書および国際公開第99/23615号パンフレットにおいて提供されている。
硬貨を受け取り、保管し、射出するホッパーは周知であり、1つの例は、われわれのヨーロッパ特許出願第A−0080842号明細書に記載されている。この例は、マネーコントロールズリミテッド(Money Controls Limited)によって製造されたユニバーサルホッパー(Universal Hopper)と称されるホッパー装置に関連している。この装置によれば、貨幣品を出口へ搬送するためにホッパーの内部に収容されたコンベアを採用することで、先のホッパー設計に関連した問題点のいくつかが克服される。このコンベアには、ヒンジ状に相互連結された複数の部分が備わっており、これらのそれぞれには、コンベア表面に硬貨受器を形成するように設計されたリップがある。通常、コンベアは静止しているが、誰かが硬貨処理機構の取り付けられた機械を操作すると、行われる払い戻しを要求する勝利回線が樹立され、適切な信号が生成されて、コンベアモータが始動されるとともにコンベアが駆動される。これによって、いくつかの硬貨が隣接するリップどうしの間でコンベアの上における空間へ落下するようにホッパーの中に保管された硬貨を通して駆動されることになる。従って、これらの硬貨は出口箇所へ向かって上方へ運ばれ、好ましくは、それぞれのリップの上に乗っている1つの硬貨が出口を通して賞金として払い戻される。
ユニバーサルホッパー装置によってもたらされた利点にもかかわらず、そのようなユニットが従来の受入器ユニットの備わった機械の中に組み込まれると、いくつかの短所が残る。1つの短所は、受入器かあるいはホッパーかのいずれかに残る、受入器の貨幣品投入箇所と硬貨が導かれる返却トレイとの間の隙間の寸法である。受入器は一般にこの機械の内部でホッパーの上方に定置しなければならないという事実と、両ユニットはしっかりしたものであるように、また、比較的堅固なものであるように、それゆえかなり大きいものであるように製造すべきであるという事実とによって、ユーザーの貨幣品投入箇所と返却トレイとの間に比較的大きい隙間が生じる。これは、この機械に、ユーザーが受け入れることができ、比較的広い空間を置いて配置された投入箇所と返却トレイとを収容するのに充分である区域を設ける必要がある、ことを意味している。投入箇所と返却トレイとの間の隙間は、ユーザーにとっては、とりわけ排出トレイを設置するのが困難である薄暗い区域に組み込まれたゲーム機にとっては、不便でもある。
現在使用されている装置のさらに別の短所は、受入器及びホッパーユニットを受入器の硬貨出口とホッパーの硬貨入口との間に連続状硬貨通路が存在するように組み込まなければならないという点である。このことは、いくつかの自動販売機あるいはゲーム機においては、とりわけ機械の内部に空間が足りない場合には不便である、ということがわかる。そのことはまた、装置の組み込みを複雑なものにするとともに、それゆえコストのかかるものにする。
この発明は、これらの問題点を克服することを求めるものである。第1の観点では、この発明によれば、貨幣品受入器が内部に含まれているハウジングと、通路に貨幣品受入部分が含まれていて選択可能に駆動することのできるループ状コンベアと、貨幣品受入器から貨幣品を受け入れるための、かつ、払い出される貨幣品の供給物を前記貨幣品受入部分の中へ連続して送り込むための貨幣品保管庫とを備えてなり、コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、コンベアが貨幣品受入部分の中においてその供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを出口箇所へ搬送するように適合されている貨幣品払出装置が提供される。
貨幣品受入器が内部に含まれているハウジングと、実質的に円盤状であって、環状に配置された複数の貨幣品受器を有していて選択可能に駆動することのできる回転部材と、貨幣品受入器から貨幣品を受け入れるための、かつ、払い出される貨幣品の供給物を前記複数の貨幣品受器の中へ連続して送り込むための貨幣品保管庫と、貨幣品を出口箇所へ搬送するために回転部材を選択可能に駆動するためのモータとを備えてなる貨幣品払出装置がさらに提供される。
このような装置によれば、受入器およびホッパーの双方が内部に含まれているハウジングを有している装置を提供することによって先の制約が克服される。従って、この装置は、以前の公知の装置よりも、良好な安全性、コンパクト性および組み込み容易性が備わっている。
現在のホッパーの払い戻し速度は、コンベアを駆動することのできる最大速度のような諸因子によって制約される。お金をより迅速に、しかし払い戻し精度を損なうことなく払い戻すことができることは、ホッパーにとって有利であることが多い。より大きい容量のホッパーもまた、有利であり、カジノにおけるスロットマシンのような装置にとって、最大払い戻し量をより多くすることができる。
これらの制約を解決するために、この発明のさらに別の観点によれば、通路に第1貨幣品受入部分が含まれていて選択可能に駆動することのできる第1エンドレスループ状コンベアと、払い出される貨幣品の第1供給物を前記第1貨幣品受入部分の中へ連続して送り込むための第1貨幣品保管庫と、通路に第2貨幣品受入部分が含まれていて選択可能に駆動することのできる第2エンドレスループ状コンベアと、払い出される貨幣品の第2供給物を前記第2貨幣品受入部分の中へ連続して送り込むための第2貨幣品保管庫とを備え、第1コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、第1コンベアが第1貨幣品受入部分の中においてその第1供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを第1出口箇所へ搬送するように適合され、第2コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、第2コンベアが第2貨幣品受入部分の中においてその第2供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを第2出口箇所へ搬送するように適合されている貨幣品払出装置が提供される。
2つのホッパー構成体が備わっているような装置によれば、この装置の保管容量および払い戻し速度が従来の単一ホッパー装置に比べて増大する。このツインホッパーのさらに別の利点は、使用中に一方のホッパーが不都合なものになっても、他方のホッパー構成体の作動により硬貨がユーザーへ返却されることである。このことは、単一ホッパー装置の制約とは対照的である。
この発明のさらに別の観点によれば、通路に第1貨幣品受入部分が含まれていて選択可能に駆動することのできる第1エンドレスループ状コンベアと、払い出される貨幣品の第1供給物を前記第1貨幣品受入部分の中へ連続して送り込むための第1貨幣品保管庫とを有している第1ホッパー構成体を備えてなり、第1コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、第1コンベアが第1貨幣品受入部分の中においてその第1供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを第1出口箇所へ搬送するように適合されている貨幣品払出装置であって、この貨幣品払出装置は、貨幣品を受け入れるとともにその貨幣品を第1貨幣品保管庫へ選択的に導くように作動することのできる仕分け手段を備え、この仕分け手段は、その貨幣品を第2ホッパー構成体に関連した第2貨幣品保管庫へ選択的に導くようにさらに作動することができる、貨幣品払出装置が提供される。
単一ホッパー構成体を備えているこの装置は、それゆえ、2つのホッパー構成体を備えている装置に対して「性能が向上した」ものであるということができる。いくつかの利点によれば、ツインホッパー装置の製造方法は、それらの設計の大きい構成要素が単一ホッパー装置であるので、きわめて簡素化される、ということである。このことには、明らかにコスト上の利点がある。この装置のオペレータには、単一ホッパー構成体の備わった装置と2つのホッパー構成体の備わった装置との間で切り換えることのできる付加的な融通性もある。
場合によっては、表面に好ましくない粘着性被膜のある貨幣品が受入器の中へ挿し込まれて、その受入器機構にくっつくことがある。このような場合、従来では、機械がそれらの貨幣品を受け入れることも返却することもしなかったことを認識すると、ユーザーは、機械の前方部におけるボタンを押して、受入器清掃処理を駆動させる。このシステムには、貨幣品が機構の中でくっついたことを認識しかつそれらのステップが貨幣品から自由であることを理解するユーザーに左右されるという短所がある。
この発明は、この問題点を克服することを求めるものである。この発明のさらに別の観点によれば、貨幣品流下通路と、貨幣品を感知するとともに少なくとも1つのセンサー出力信号を提供するための感知手段と、前記流下通路の清掃処理を実行するためのモータ手段と、センサー出力信号が所定値関係を採択した時点を判定し、それに応じて第1プロセッサ出力信号を提供して前記清掃処理を開始させるように作動することのできる処理手段とを備えてなる貨幣品受入器が提供される。
このような貨幣品受入器には、装置の内部で詰まった貨幣品をユーザーに要求される操作によることなく自動的に解放するという利点がある。
この貨幣品受入器は、前記流下通路に沿った第1位置で貨幣品を感知するとともに第1出力信号を提供するための第1センサーと、前記流下通路に沿った第2位置で貨幣品を感知するとともに第2出力信号を提供するための第2センサーとをさらに備え、前記処理手段は、第1出力信号および第2出力信号が所定値関係を採択した時点を判定し、それに応じて制御信号を提供して前記清掃処理を開始させる、ものでもよい。
この発明のさらに別の観点によれば、貨幣品払出装置に使用するための貨幣品コンベアであって、実質的に単一成形法で形成されている貨幣品コンベアが提供される。
このコンベアを単一成形法で形成すると、製造コストが減少するとともに、コンベアを形成するために必要な構成要素の数が最小限に抑えられ、従って設計が簡素化され、さらにコンベア機構の中に生じる故障のおそれが最小限に抑えられる。
ある環境においては、例えば一日の終わりにスタッフが売上げを回収しているときにおいては、ホッパーからその内容物をすべて空にすることが必要である。この場合には、コンベアモータを駆動して貨幣品をホッパーから貨幣品返却トレイへ連続的に射出するために、適切な信号が装置の中のマイクロプロセッサへ提供される。
従来のホッパーではその内容物を放出するときに、貨幣品は返却トレイへ返却されるため、ホッパーの内容物を回収する人は、それらの貨幣品を回収するために返却トレイの下側に袋あるいはそのような容器を置かなければならない。このことは、困難であって時間がかかり、機械から離れる時点で貨幣品が容器の中に安全に入っていないために盗難および不正行為のおそれが増大する。この発明はこの問題点を克服することを求めるものである。
この発明のさらに別の観点によれば、貨幣品作動型機械の中の貨幣品払出装置における貨幣品放出方法であって、貨幣品をその払出装置に関連した貨幣品供給源から受器の中へ送り込み、その受器の中の貨幣品をその払出装置の出口に関連した位置へ移動させ、貨幣品をその出口を通して前記機械の中に収容された金庫の中へ射出することからなる貨幣品放出方法が提供される。
貨幣品作動型機械のための貨幣品払出装置であって、貨幣品供給源と、貨幣品受器と、貨幣品を貨幣品供給源から受器の中へ送り込むための手段と、受器の中の貨幣品を出口に関連した位置へ移動させるためのモータ手段と、貨幣品を受器から出口を通しかつ第1通路を経由して回収ユーザーのための貨幣品返却トレイまで射出するための手段と、貨幣品を受器から出口を通しかつ第2通路を経由して金庫の中へ射出するための手段とを備えてなる貨幣品払出装置がさらに提供される。
貨幣品を金庫へ射出することは、機械を離れる前に貨幣品が安全な容器に入ることができる、ということを意味している。従って、安全上のおそれと、機械の貨幣品返却トレイから放出されたお金を回収することに関連した障害とは、克服することができる。
ホッパー装置を満たすことは一般に、ホッパー装置における貨幣品投入箇所を通して手で行われる。このことは、時間がかかるものであり、それゆえコストの高いホッパー詰込方法であるが、その理由は、注ぎ込み装置が使用されるときにおいても、例えば注ぎ込み装置の出口において硬貨が詰まることにより、ホッパーへの貨幣品の投入速度に対する制約があるためである。
この発明のさらに別の観点によれば、貨幣品払出装置を満たすための詰込装置であって、貨幣品供給源と、貨幣品受器と、貨幣品を貨幣品供給源から受器の中へ送り込むための手段と、貨幣品出口と、受器の中の貨幣品を出口に関連した位置へ移動させるためのモータ手段と、貨幣品を受器から出口を通して射出するための射出手段とを備えてなり、貨幣品払出装置の出口と貨幣品入口との間に連続状貨幣品通路が形成されるように適合されている、貨幣品払出装置を満たすための詰込装置がさらに提供される。
貨幣品払出装置の詰込方法であって、貨幣品払出装置詰込装置を、貨幣品払出装置に関連した位置に、その詰込装置の貨幣品出口と貨幣品払出装置の貨幣品入口との間に連続状貨幣品通路が形成されるように、配置し、貨幣品払出装置を再び満たすためにその詰込装置を駆動させることからなる貨幣品払出装置の詰込方法が、さらに提供される。
貨幣品払出装置であって、詰込装置をこの払出装置に配置して、前記詰込装置の貨幣品出口と貨幣品払出装置の貨幣品入口との間に連続状貨幣品通路が形成されるようにするための手段を備えてなる貨幣品払出装置が、さらに提供される。
貨幣品払出装置であって、この装置を詰込装置へ電気的に接続するための手段を備えてなる貨幣品払出装置が、さらに提供される。
この発明がいっそう充分に理解されるようにするために、これから、添付図面を参照してその実施形態が例示として説明される。
概観
図1によれば、この発明に係る統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の外面図が示されている。この例では、装置1のハウジングは、不規則な五角形プリズムの形状に実質的に形成されており、また、貨幣品投入用開口2および貨幣品返却用開口3を含むいくつかの外部開口を有している。装置1は、貨幣品を1つ以上の金庫(図示略)へ射出することのできる開口4,5(図2に示されている)と、外部データラインを装置1への接続のために装置1へ入れることのできる開口6(図2)とをさらに有している。装置1の機構部は、第1カバー8と第2カバー9とを有している中央部分7の内部に保持されている。
図2〜図18には、統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1がより詳しく示されている。これらの図に示された装置1は、統合型受入器・ツインホッパー装置の基礎構成要素でもあり、そのツインホッパー装置は図20〜図23にさらに示されている。図示された実施形態における単一ホッパー装置1は、単一の追加構成要素を単一ホッパー装置1へ取り付けることによって、ツインホッパー装置へ「グレードアップ」することができる。しかしながら、結果は、図2〜図18に示された単一ホッパー装置1の特徴構成のいくつかが、ツインホッパー型において単独で使用され、それゆえ、単一ホッパー装置1の中で重複している、ということである。単一ホッパー装置1が「グレードアップ」された特徴構成を有していないこの発明の実施形態では、これらの重複した特徴構成は省略することができる。このことは、それが適用される特定の特徴構成に関して、いっそう詳しく説明される。
統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の中央部分7の側面図が図2に示されているが、この図は、図1における矢印「A」の方向から見た図である。この例では、中央部分7に、受入器10、貨幣品12を受入通路13あるいは返却通路14へ導くように作動することのできる受入ゲート11、第1ソーターゲート16および第2ソーターゲート17を含んでいるソーター15、第1および第2の金庫シュート18,19、カバー21およびコネクター受口22を有しているプリント回路基板20、およびホッパー構成体23(図3および図4に示されている)が含まれている。
使用時には、貨幣品12が、貨幣品投入用開口2を経由して、統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の中へ入る。投入用開口2を通ると、貨幣品12は貨幣品受入器10へ入る。貨幣品受入器10には、入れられた貨幣品12が偽物であるおそれがあるかどうかを受入器10の内部における複数のセンサーの出力から判定するマイクロコントローラが備わっている。偽物であれば、信号が受入ゲートソレノイド駆動装置へ提供されて、受入ゲート11が貨幣品12を返却通路14から貨幣品返却用開口3へ導き、次いで、受入器10から貨幣品12が射出される。逆に、貨幣品12が本物であることがわかると、信号が受入ゲートソレノイド駆動装置へ提供されて、受入ゲート11が貨幣品12を受入通路13からソーター15の中へ導く。
統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1には、入れられた貨幣品12が、ソーター15から、第1あるいは第2の金庫シュート18,19をそれぞれ経由して、ホッパー構成体23へあるいは第1および第2金庫24,25(図18aおよび図18bに示されている)の一方へ導かれるかどうかを決定するように作動することのできる処理手段が備わっている。この例では、この処理手段は、ホッパー構成体23の中における貨幣品12の数を表示する信号をホッパー構成体23の中のセンサーから受ける。投入された貨幣品12は、ホッパー構成体23がいっぱいである場合には第1および第2金庫24,25の一方へ導かれるが、そうでない場合にはホッパー構成体23へ導かれる。貨幣品12の行き先がいったん決定されると、貨幣品12を第1および第2の金庫シュート18,19の一方をそれぞれ経由して第1および第2金庫24,25の一方へ、あるいはホッパー構成体23へ導くようにするために、第1および第2のソーターゲート16,17を制御する適切な信号が提供される。この例では、貨幣品12を金庫へ導くことが決定されると、それらは本来、第1金庫24へ導かれる。しかしながら、ある所定数の貨幣品12が第1金庫24を空にした後の第1金庫24へ導かれたときには、その後の貨幣品は第2金庫25へ導かれる。
図3は、図1の統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の中央部分7の断面図であり、この図は、図4のI−I線に沿った断面図であって、図1における矢印「B」の方向から見た断面図である。中央部分7のこの側面にはホッパー構成体23が備わっており、このホッパー構成体23には、ホッパー入口26、ホッパー保管庫27、コンベア28、コンベア歯車手段30のあるコンベアモータ29、および貨幣品出口31が含まれている。このホッパーは一般に、ヨーロッパ特許出願第0080842号明細書に記載されたように作動する。受け入れられた貨幣品12は、図2に示されたゲート構成体16,17を通過し、図3に示された貨幣品入口26を経由してホッパーへ入る。次いで、貨幣品12はホッパー保管庫27の中へ落下する。ホッパー保管庫27には基底32があるが、これは、ホッパー保管庫27の中における貨幣品12が重力のためにコンベア28の内側面33へ向かって移動しやすくなるように、下方へ傾斜している。コンベア28は、コンベアモータ29によって、方向「Q」へ選択的に駆動される。コンベア28にはその内面に、貨幣品受器を形成するように配置された複数のリップ34(図4を参照)が備わっている。1つ以上の貨幣品12の払出が要求されると、コンベア28が駆動される。貨幣品12は、保管庫27からコンベア28の内側面の一部分へ向かって移動するが、この部分は、コンベア28の貨幣品受取部分33であって、コンベア面におけるリップ34によって形成された受器の中に保持されている。従って、ユーザーへ払い出される貨幣品12は、コンベア28における貨幣品出口31へ向かって運ばれ、貨幣品出口31に到達すると、貨幣品12は出口31から射出される。
再び図2によれば、コンベア28の受器から射出された貨幣品12は、ホッパー出口31から現れて、返却用開口3へ、また、ユーザーが回収するための貨幣品回収用トレイ(図示略)へ通じている12返却通路14に入る。
動作
開口2の中へ硬貨12を挿し込んだ後の統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の動作が、図1〜図19を参照しながら、これから詳しく説明される。
硬貨12は、開口2から、図5にいっそう詳しく示された貨幣品受入器10まで送られる。受入器10には、ほぼ板状の本体35が備わっており、本体35は、この装置1の中央部分7の表面36に隣接して定置されている。本体35は、ヒンジ手段37によって表面36へ連結されているとともに、本体35におけるヒンジ手段37とは筋向かいの箇所で、受入器清掃ソレノイド(図示略)へ連結されたアーム38によってもまた保持されている。本体35には、実質的に表面36に当接するように本体35から表面36の方向へ突出する棚39が含まれている。これによって、本体35と表面36との間に隙間が生じており、また、検査中の貨幣品12が、受入器10の入口41から、貨幣品感知ステーション42を介して硬貨を導く棚39に沿って進み、その後に出口43へ至るように、貨幣品流下通路40が形成されている。
貨幣品受入器10は、バイメタル硬貨が含まれる相異なる金種のいくつかの貨幣品、例えば、ユーロ硬貨セットおよびバイメタル2.00ポンド硬貨が含まれる英国硬貨セットを検証することができる。検査は、それぞれの貨幣品について、それが感知ステーション42を通過するときに実行される。貨幣品感知ステーション42には、4つの貨幣品感知用コイルユニットS1,S2,S3およびS4が含まれており、これらは、硬貨12との電磁結合を作り出すために通電される。図6は統合型ホッパー・受入器1の回路構成の模式図である。点線付きのボックス44によって囲まれた構成要素は、受入器10に関連したものである。受入器10のコイルS1〜S4は、駆動・インターフェイス回路45によって、相異なる周波数で通電される。これらのコイルユニットによって、検査中の貨幣品の中に渦電力が誘導される。4つのコイルS1〜S4の間における相異なる電磁結合によって、貨幣品は実質的に比類のないものであるという特性が示される。駆動・インターフェイス回路45によって、対応するディジタル型の貨幣品パラメータデータ信号x1,x2,x3,x4が、貨幣品とコイルユニットS1,S2,S3およびS4との間における相異なる電磁結合の関数として、作り出される。コイルユニットSには、貨幣品の個々の弦状領域における電磁特性を検出するために、検査中の貨幣品の直径に対して小さい直径がある。貨幣品に対向している、コイルS1のようなコイルユニットSの区域Aを72mm2よりも小さくすることによって、貨幣品の面における個々の領域の電磁特性を感知することのできる改善された識別能を達成することができる。しかしながら、この発明は、特定のコイル寸法に限定されることがなく、貨幣品の全表面に結合するために、より大きいコイルを使用することができる。
センサーコイルユニットSのそれぞれには、個々の振動性回路に連結された1つ以上の誘導子コイルが含まれており、また、コイル駆動・インターフェイス回路45には、データを受入器マイクロコントローラ46へ提供するように、コイルユニットからの出力を連続的に走査するマルチプレクサ(図示略)が含まれている。それぞれの回路は典型的には、50〜150kHzの範囲にある振動数で振動するが、回路構成要素は、それらの間における交差結合を防止するために、それぞれのセンサーコイルS1〜S4に異なる自然共振振動数があるように選択される。
検査中の貨幣品がセンサーコイルユニットS1を通過すると、そのインピーダンスは、硬貨の存在により、100ミリ秒までの時間にわたって変化する。その結果、コイルを通る振動の振幅は硬貨が通過する時間にわたって変更されるとともに、振動の振動数もまた変化する。硬貨によって作り出された変調に由来する振幅および振動数の変化は、硬貨の特性の表示である貨幣品パラメータ信号x1〜x4を作り出すために利用される。
貨幣品の真正性を判定するために、検査中の貨幣品によって生成された貨幣品パラメータ信号が、記憶装置47へ接続された受入器マイクロコントローラ46へ送られる。マイクロコントローラ46によって、検査中の貨幣品に由来する貨幣品パラメータ信号x1〜x4が処理され、その結果が記憶装置47に保存された対応記憶値と比較される。従って、検査中の硬貨12が受け入れ可能であると表示されると、その貨幣品を受入通路13へ通すことができるように、図2に示された受入ゲート11を作動させる受入ゲートソレノイド駆動回路48へ信号が提供される。そうでないときには、受入ゲート11によってその硬貨12が返却通路14へ導かれるようにするために、受入ゲートソレノイド駆動回路48に信号が提供される。
詰まり解放機構
感知手段は、貨幣品が受入器10の機構の内部に詰まった時点を判定するために、受入器10の内部に設けることができる。詰まりは、好ましくない粘着性被膜、例えばビールの被膜がその上にある貨幣品が投入されて受入器機構の中にくっついたときに起きる。この感知手段にはコイルS1〜S4が備わっていてもよく、それらの出力値は、硬貨が動かなくなり、それゆえ受入器10の中に詰まった時点を判定するために使用される。代わりに、詰まった貨幣品を検出する目的のために、1つ以上のセンサーを受入器10の中へ組み込むことができる。
図5に示された例では、受入器マイクロコントローラ46(図6を参照)へ接続されたセンサーC1およびC2が、貨幣品流下通路40に沿った位置に位置決めされており、貨幣品が受入器10の中に詰まったかどうかを判定するために、受入器10に入りかつそこから出る貨幣品を感知する目的で使用されている。センサーC2によって、受入器10から出る貨幣品が、受入器10に入ったことが検出されてからある時間内、例えば5秒間のうちに検出されないときには、受入器清掃処理が駆動される。この例では、受入器清掃処理には、貨幣品がコイルC2によって感知されたことを判定するマイクロコントローラ46が含まれており、この場合には、マイクロコントローラ46によって、受入器清掃ソレノイド駆動装置49(図6を参照)を駆動させる詰まり清掃信号が生成される。この信号に応じて、ソレノイド駆動装置49によってサーボモータ50(図3を参照)が駆動され、貨幣品流下通路40を広くするためにヒンジ37の周りに受入器10の本体35を枢動するようにアーム38が動かされる。このことは、詰まった貨幣品が受入器から解放されるように行われ、その結果、それは、受入器10から外側へ落ちて、貨幣品返却通路14へ入る。
再び図2によれば、硬貨12が受入器10の中で詰まると、それは、受入清掃処理の開始によって自動的に解放されて、貨幣品返却通路14を経由してユーザーへ返却される。代わりに、硬貨12が受入器10の中で詰まらないときには、それは、受入器出口43を経由して受入器10から出て、硬貨12が受入器マイクロコントローラ46によって本物であると認められたか否かに応じて、受入ゲート11によって受入通路13あるいは返却通路14へ導かれる。
受入ゲート
図7は、図2と比較したような、後方からの受入ゲート11の図示である。受入ゲート11には受入ゲートソレノイド51が備わっており、これは、受入器ゲートアーム52を介して、受入通路13および拒絶通路14へそれぞれ接続される受入溝54および返却溝55が含まれている溝付き部材53へ接続されている。硬貨12は、受入器10の硬貨流下通路40を流下して、受入溝54および返却溝55の一方へ入る。どちらの溝へ硬貨12が入るかを決定するために、硬貨12が本物であると認められたときには受入溝54が流下通路40と整列するように、かつ、硬貨12が偽物であると認められたときには返却溝55が流下通路40と整列するように、受入器ゲートアーム52が作動されて、受入ゲートソレノイド51の制御の下で溝付き部材53が破線矢印56の方向へ前後に動かされる。図7には、硬貨流下通路40が返却溝55と整列するとともに、硬貨12が貨幣品返却用開口3を経由して統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1を出て返却トレイ(図示略)を経由してユーザーへ返却される返却通路14の方向において溝付き部材53の溝から出る拡張位置にある受入器ゲートアーム52が示されている。 図8には、代わりの状況が示されており、ここでは、受入器ゲートアーム52が格納されて、受入溝54が硬貨流下通路40と整列し、それゆえ、硬貨12が受入通路13の方向において溝付き部材53の溝から出る。
図6によれば、硬貨12が本物であると認められる状況では、受入器マイクロコントローラ46によって適切な信号が受入ゲートソレノイド駆動装置48へ提供され、同駆動装置48により受入ゲートソレノイド51が駆動されて受入器ゲートアーム52が格納され、それゆえ、硬貨12を受入通路13を経由してソーター15へ導くように、溝付き部材53が動かされる。
ソーターゲート
統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の第1および第2ソーターゲート16,17の第1例示が、図9に表わされており、これには、第1および第2ソーターアーム59(図11に示されている),60をそれぞれ介して第1および第2ソーターゲート16,17へ接続された第1および第2ソーターゲートソレノイド57,58が備わっている。第1ソーターゲート16には、金庫溝61およびホッパー溝62が備わっている。第2ソーターゲート17には、第1溝付き面63および第2溝付き面64が備わっている。シュート用部材65には4つのソーターシュートが備わっており、これらは、第1および第2のホッパーシュート66,67と、貨幣品を第1および第2ソーターゲート16,17の位置に応じてその中へ導くことのできる第1および第2金庫シュート18,19(代わりに単一の金庫シュートであってもよい)とである。しかしながら、ただ1つのホッパー構成体23が備わっている統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1にあっては、この例では、図20〜図23にさらに示されたツインホッパー装置に使用するための第2ホッパーシュート67が使用されていない。
図6によれば、装置1には、硬貨12が導かれるソーターシュート66,67,18,19を決定するように作動することのできるマイクロプロセッサ68が備わっている。この例では、マイクロプロセッサ68は、ホッパー保管庫27の中におけるセンサー69から、ホッパー保管庫27の中における貨幣品12の数の表示をもたらす信号を受信する。マイクロプロセッサ68は、受信した信号から、ホッパー保管庫27がいっぱいであるか否かを判定するように、かつ、適切な信号を第1および第2ソーターゲートソレノイド駆動装置70,71へ提供して、第1および第2ソーターゲートソレノイド57,58を、記載された方法で、従って硬貨12を導くような方法でそれぞれ駆動するように、作動することができる。ホッパー保管庫27がいっぱいであるときに、硬貨12は第1あるいは第2の金庫シュート18,19へ導かれる。ホッパー保管庫27がいっぱいでないときには、硬貨12は、ホッパー構成体23へ通じている第1ホッパーシュート66へ(図11に描かれたように)導かれる。
代わりの実施形態では、ホッパー構成体23は、2つの金種の硬貨を受け取り、保管し、返却するので、第1および第2金庫シュート18,19は、ホッパー保管庫27がいっぱいであるときに、投入された硬貨を、この例では受入器マイクロコントローラ46によって決定されてマイクロプロセッサ68へ指示されるそれらの金種に従って、第1および第2金庫シュート18,19のいずれかを経由して第1および第2金庫24,25の一方へそれぞれ導くことができる。代わりの実施形態では、両方の金庫シュート18,19は、単一のあるいは複数金種の硬貨を受け取るために同一の金庫へ通じていてもよく、または、第1および第2金庫シュート18,19の一方あるいは他方を完全に省略してもよい。
図9によれば、第1ソーターゲート16は、第1ソーターゲートソレノイド57の制御の下で矢印72の方向へ動くように作動することができる。金庫溝61は、貨幣品が第1および第2ホッパーシュート66,67を迂回するように縁に沿って進む金庫溝61が備わっているゲートの側面において第1ソーターゲート16の平面から突出する第1棚73によって、画定されている。硬貨が棚73の端部に至ると、それらは、この例では重力のために、第2ソーターゲート17の位置に応じて第1および第2金庫シュート18,19の一方へ落下する。図9には、ソーター構成体15が示されており、ここでは、第1ソーターゲート16の金庫溝61を受入ゲート11からの受入通路13と整列させるために、第1ソーターゲートソレノイド57は、第1ソーターアーム59が格納されるように駆動された。金庫溝61によって、貨幣品が、第2ソーターゲート17の位置によって第1および第2金庫シュート18,19の一方へ導かれる。
図10によれば、第2ソーターゲート17は、分離用プレート76によって連結されかつ互いに離され、横に並んで整列された実質的に長方形の2つのプレート74,75によって、形成されており、これら3つのプレートは十字架状構成体に設けられている。第2ソーターゲート17は、装置1における受け取り用ソケット(図示略)の中に保持された第1および第2耳状突起77,78の周りに枢動される。図10において囲まれた部分の拡大図によれば、第2ソレノイドアーム60は並進部材79へヒンジ状に連結されている。並進部材79は、鉛直状に軸支されたシャフト80と、旗部分81と、駆動用レバー82とからなっている。旗部分81は、第1側部に沿ってシャフト80の長さ部分へ連結された長方形プレートである。旗部分81は、シャフト80の回転軸83に対して垂直な方向へ延びているとともに、第1側部とは反対の第2側部で、ピン84によって第2ソレノイドアーム60へヒンジ状に連結されている。駆動用レバー82もまた、シャフト80へ連結されているとともに、シャフト80の回転軸83に対して垂直な方向であって旗部分81が延びている方向とは反対の方向へ延びている。駆動用レバー82は分離用プレート76における穴85と係合している。従って、並進部材79は、第2ソーターアーム60の運動をシャフト80の回転軸83に関する回転運動へ変換する。この回転運動は、駆動用レバー82によって第2ソーターゲート17をその2つの各位置の一方へ動かすために利用される。第2ソーターゲート17は、第2ソーターゲートソレノイド58が故障したときに貨幣品を第1ホッパーシュート66あるいは第1金庫シュート18へ導く位置へ戻るような重さにされている。
図9の例では、第2ソーターゲートソレノイド58は、第2ソーターゲート17の第1溝付き面63が第1ソーターゲート16の金庫溝61と整列し、それゆえ受入通路13と整列するようにするために、第2ソーターアーム60が伸張するように、駆動される。これによって、挿し込まれた硬貨12は第1金庫シュート18へ導かれる。
代わりの状況が図10に描かれており、ここでは、第2ソーターゲートソレノイド58は、第2ソーターゲート17の第2溝付き面64が第1ソーターゲート16の金庫溝61と整列し、それゆえ受入通路13と整列するようにするために、第2ソーターアーム60が格納されるように、駆動される。これによって、挿し込まれた硬貨12は第2金庫シュート19へ導かれる。
代わりの状況が図11に描かれており、ここでは、第1ソーターゲートソレノイド57は、第1ソーターゲート16のホッパー溝62が受入ゲート11からの受入通路13と整列するために、第1ソーターアーム59が伸張するように、駆動される。このホッパー溝62は、貨幣品が第2ソーターゲート17に位置によって第1あるいは第2ホッパーシュート66,67へ導き落されるホッパー溝62が備わっているゲートの側面において第1ソーターゲート16の平面から垂直に突出する第2棚86によって、画定されている。この例における第2棚86には、第1ソーターアーム59を第1ソーターゲート16へ連結するための手段もまた設けられている(図22に示されたように)。図11に描かれた例では、第2ソーターゲートソレノイド58は、第2ソーターゲート17の第1溝付き面63が第1ソーターゲート16のホッパー溝62と整列し、それゆえ受入通路13と整列するようにするために、第2ソーターアーム60が伸張するように、駆動される。これによって、挿し込まれた硬貨12は、第1ホッパーシュート66を経由して、ホッパー構成体23の中へ導かれる。
ホッパー構成体23(図3に描かれた)においては、硬貨12はホッパー保管庫27へ入り、貨幣品の1つ以上の払い戻しが要求されると、コンベア28が方向「Q」へ駆動される。このコンベアは、統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1(図6を参照)の内部におけるマイクロプロセッサ68によって制御されるコンベアモータ29によって駆動される。ユーザーへ支払われる硬貨12は、コンベア28の面におけるリップ34によって形成された受器の中に保持されており、コンベア28の上における貨幣品出口31へ向かって運ばれて、出口31から射出される。
コンベア
コンベア28の動作が、図12〜図15を参照しながら、これからいっそう詳しく説明される。コンベア28は、ヒンジ状に連結された複数の分割片88によって形成されている。まず図14によれば、分割片88は軸支ピン89によって互いに連結されており、それぞれには貨幣品拾い上げ用リップ34が備わっているが、リップ34は、貨幣品を受け取ってその後にその貨幣品をホッパー出口31へ向けて運ぶために受器を形成するように構成されている。それぞれの拾い上げ用リップ34は、分割片88の幅を越えてその1つの隅から分割片88の反対側に沿ってほぼ中間の箇所まで斜めに延びている。説明される態様では攪拌具として使用時に作用する直立状突起90がそれぞれのリップ34の一方端部に形成されているとともに、リップ34に隣接したコンベア分割片88の上面に凹所91が形成されており、凹所91の底とリップ34とのつなぎ目には面取り状端部92が形成されている。図面からわかるように、リップ34は互いに平行に延びている。それぞれのコンベア分割片88の下側面には、モータによって駆動される駆動輪に噛み合う複数の下方突出歯93が形成されている。
コンベア分割片88は、エンドレスループを形成するために、ヒンジピン89によって互いに連結されている。これらのピンは、嵌め入れられており、また、間隔を置いて配置された一対の摺動プレートに形成された軌道に沿って摺動し、コンベアは、ループコンベアの外側面における歯93の備わった歯車の係合によって、前記軌道の周りに駆動される。
再び図4によれば、ホッパー底32の口は、コンベアループの底で一定半径の貨幣品受取部分33の上に直接開いており、従って、ホッパー保管庫27の中の硬貨は、重力によって傾斜状ホッパー底32へ自動的に落下して、コンベア28の内側面に載るであろう。この構成、すなわち、閉鎖状ループコンベア28の内側へ給送することの利点は、コンベア28の傍らにおけるすべての区域、またいっそう重要なことにはその内側における大部分の区域を、硬貨の収容のために利用することができる、ことである。このようにして、極めて大きい容量の硬貨保管庫が、極めてコンパクトな空間にもたらされる。
コンベアリップ34どうしの距離が2つの硬貨の直径の合計よりも小さいため、コンベア分割片88がその上方走行を開始するときに2つの硬貨がコンベア分割片88の下側隅部に互いに載っていても、きわめて短い時間のうちに、上側の硬貨は初めに横向きに転動させられ、その後にリップ34から滑り離れて、その上には1つの硬貨だけが要望どおり残る。
面取り状端部92は、例えばビールで濡れているためにそこへ付着する硬貨を引き離すために利用される。コンベア28が上昇を開始すると、硬貨はリップ34の上へ滑り落ちやすくなり、また、そうなると、硬貨は面取り状端部92によって外側へ押されることになる。面取り状端部92は、払い出される硬貨の上に載っている他の硬貨を外側へ押し、それによって、その硬貨がリップから離れて、その下にある次の利用可能なリップの上へ落ちる。
攪拌具90の作用は、貨幣品受取部分33の中における乱雑な硬貨の群がコンベア28の幅を越えて拡張する「ロール」に形成されるのを防止することである。この「ロール形成」は硬貨処理においてきわめて一般的な現象であり、それは、硬貨が鉛直に整列することになり、それゆえ、それらが、リップ34どうしの空間の向こう側へ倒れてその空間へ落下する代わりに、コンベア28に沿って転動しやすくなることを意味するため、回避すべきである。
図示された実施形態では、コンベア軌道のすべての隅部半径は、その通路におけるどの箇所でも、コンベア28が2つの隣接リップ34の間における硬貨を捉えて保持し、それによって摘み箇所を形成することができない、ということを意味する点で、同一である。もしこのようなことが起きると、コンベア28は詰まり、また、モータ29は焼け切れることになる。貨幣品受取部分33の中における摘み箇所の回避は重要なことであるが、硬貨が出口31を経由して送り出された後にその通路の最上部にコンベア28が詰まるおそれがまったくない、ということもまた必要である。上部半径が詰まりを回避するために適切な寸法に形成されていないときには、粘着性硬貨は、コンベア28へ付着し、それゆえ、出口31へ転がり落ちることができない。粘着性硬貨は、その後、第1上方曲がり部へ到達し、詰まりが起きるまでコンベア28とともに回り続けるであろう。図示された構成体では、このことは防止されるが、その理由は、コンベアが上方曲がり部へ至ると、その複数の分割片は、関節状になり、それによって、自由である硬貨を引き離して貨幣品保管庫27の中へ落とし戻すからである。
図示された実施形態では、単一金種あるいは複数金種の硬貨と同様に、代用貨幣を処理することができる。言い換えれば、この実施形態では、すべてが同じ金種、例えば10ペンスである硬貨をホッパーから払い戻すことができるか、あるいは、複数金種、ここでは1ペンス、5ペンス、10ペンスおよび50ペンスがすべてホッパーの中で互いに混ざり合っている硬貨を処理することができる。前者の単一硬貨処理については、簡単なホッパー排出センサー94(図3、図4および図6を参照)、例えば光電検出器あるいは誘導近接装置のような電気的装置が、所望数の硬貨が払い出されるとモータ29のスイッチがオフになるよう作動することができるように、出口31に取り付けられているとともにマイクロプロセッサ68へ連結されている。モータ29には、慣性によって誘発されるオーバーランを防止して、モータ29への電力供給が遮断された後に過剰な硬貨が払い戻されないようにするために、ブレーキが取り付けられているのが好ましい。多種類の硬貨の払い戻しが要求されるときには、例えばソレノイド駆動型ホッパー排出ゲート96とともに作動することのできる高機能型第1ホッパー排出センサー95が必要である。そのような構成体は図16に示されている。この事例における排出センサー95は、金種を識別するとともに払い戻しに必要な硬貨を最後の硬貨が支払われるまで計数する、相異なる高さにある一列の光電セルであってもよい。最後の硬貨があまりにも高額な金種であるときには、ホッパー排出ゲート96が駆動される。ホッパー排出ゲート96は、マイクロプロセッサ68によって制御されるホッパー排出ゲートソレノイド(図示略)へ連結されたモータシャフト98によって駆動され、矢印97の方向へ動くように作動することができる。マイクロプロセッサ68によって、適切な信号がホッパー排出ゲートソレノイド駆動装置99へ供給され、この駆動装置99によって、ホッパー排出ゲート96が動かされて出口31が閉鎖される。そして、硬貨が射出されないときには、ホッパー排出ゲート96がホッパー出口31を被覆する位置まで駆動されて、硬貨がホッパー保管庫27の中へ導き戻される。このことは、ゲート96がその二者択一位置(図16に示されたような)へ戻るときに、適正な硬貨、すなわち払い戻しを遂行するために適切な金種の硬貨が到達して、その適切な硬貨が払い戻されてコンベアモータ29のスイッチが切られるまで、続けられる。
出口31へ到達すると、硬貨12は、この例では重力のために、出口31を通して射出される。しかしながら、図17には、ばね付勢型貨幣品射出器100が示されており、これは、出口31を通して貨幣品を射出するために付加的な力をもたらすように作動することができる。射出器100は、それが、硬貨12を出口31を通して射出し、その後、次に到達する射出すべき硬貨についての貨幣品係合位置へ射出するように、貨幣品係合位置からばね101の力に打ち勝って放出位置まで動くように、配置されている。射出器100は、貨幣品の射出が必要であるときに駆動されるように作動することができるように、マイクロプロセッサ68によって制御される。
簡単な第1ホッパー排出センサー94あるいは、ホッパー出口31に配置された高機能型第1ホッパー排出センサー95に加えて、第2ホッパー排出センサー102(図6に模式的に示されている)を、貨幣品射出器100と関連させて使用してもよい。これは、機械的に駆動されるような装置であってもよく、または第1センサー94あるいは95が詐欺師によって役に立たなくなるおそれに対するさらに別の安全対策として作用する光学計数器であってもよい。
再び図2によれば、硬貨12は、コンベア28の受器からいったん射出されると、ホッパー出口31を通って現れて、ユーザーが回収するための貨幣品回収トレイ(図示略)へ通じている返却通路14に入る。
ホッパーからの排出
ある環境においては、例えば一日の終わりにスタッフが売上げを回収しているときにおいては、ホッパーからその内容物をすべて空にすることが必要である。この場合には、コンベアモータ29を駆動して貨幣品をホッパー出口31から連続的に射出するために、マイクロプロセッサ68によって適切な信号がコンベアモータ駆動装置87へ提供される。この環境では通常、貨幣品は、ホッパー出口31から返却通路14を経由して貨幣品返却トレイへ通常の方式で射出される。しかしながら、この発明の特徴構成は、放出シュートカバー103(図2を参照)を開放して、貨幣品をホッパー出口31から第1あるいは第2放出シュート104,105を経由して第3あるいは第4金庫106,107へ導くことである。カバー103は、実質的に長方形であり、また、マイクロプロセッサ68によって提供された適切な信号により制御される放出シュートカバーソレノイド駆動装置109(図6を参照)によって駆動される放出シュートカバーソレノイド(図示略)へ連結されているとともにそれによって回転可能に駆動される第1ピン108によって、一方側部に沿って枢動される。硬貨を出口31から第1および第2放出シュート104,105の一方をそれぞれ経由して第3および第4金庫106,107の一方へ導くために、第1および第2放出シュート104,105への入口には、放出シュートゲート110もまた設けられている。図18cは、図18aにおける矢印「E」に沿って得られた統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の中央部分7の断面図である。放出シュートゲート110は、駆動シャフト112を経由して図2に示された放出シュートゲートソレノイド113へ連結されていて、ゲート110の位置を制御する第2ピン111の周りに枢動される。放出シュートゲート110は、硬貨12を第1放出シュート104かあるいは第2放出シュート105かのいずれかへ導くために、図18cにおける矢印によって示されたように、往復状に回転するように作動することができる。放出シュートゲートソレノイド113は、図6に示されたマイクロプロセッサ68によって制御される放出シュートゲートソレノイド駆動装置114によって駆動される。
図18a〜図18cによれば、これらは、統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の中央部分7を示しており、第1および第2金庫シュート18,19と第1および第2放出シュート104,105を強調表示している。また示されているのは、第1および第2金庫シュート24,25と第1および第2放出シュート104,105とのそれぞれから貨幣品を回収するための第1、第2、第3および第4金庫24,25,106,107である。図18bは、図18aに示された中央部分7の、図18aにおける矢印「D」の方向から見た断面図を示している。図18cは、図18aおよび図18bに示された中央部分7の、図18aにおける矢印「E」の方向から見た断面図を示している。金庫24,25,106,107は、完全に独立した箱であってもよく、同一の箱の内部に第1、第2あるいは第3分割用部分115,116,117の任意の数が収容されたものであってもよく、または、分割用部分115,116および117の除去によって単一の金庫を形成するように統合されたものであってもよい。
図6の下部領域である点線付きのボックス44の外側には、受入器10の内部における回路構成以外の、統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の内部における回路構成が示されている。先に説明した構成要素に加えて、これには、マイクロプロセッサ68に関連した記憶装置118、電力供給ユニット119および外部連結手段120もまた、備わっている。
マイクロプロセッサ68は、それ以外の場合には受入器マイクロコントローラ46によって実行されるであろう機能を実行することができる。この場合において、受入器10には、マイクロコントローラ46自体は備わっておらず、代わりに、点線付きのボックス121によって囲まれた単一のプロセッサが装置1の中で使用されるであろう。さらにまた、マイクロプロセッサ68に関連した記憶装置118は、それ以外の場合には受入器記憶装置47の中に保持されるであろうデータを保存することができる。その結果、受入器10には個別の記憶装置47は備わっていないが、点線付きのボックス122によって囲まれたように1つの単一記憶装置が装置1の中で使用されるであろう。
第2実施形態
図19には、この発明による統合型回転受入器・ホッパー装置123が示されている。これには、受入器124、受入ゲート125およびホッパー構成体126が備わっている。貨幣品127は投入用開口128を経由して受入器124へ入る。統合型回転受入器・ホッパー装置123の受入器124は、先に説明した統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の受入器10の場合に類似した方式で作動される。図示された受入器124には、挿し込まれた貨幣品の真正性を判定するとともに、受入ゲート125が貨幣品を受入通路129あるいは返却通路130へ導くための対応信号を提供するように作動することのできるマイクロコントローラが備わっている。貨幣品127が受入器124によって受け入れることのできないものであることがわかると、貨幣品127は、返却通路130を経由して、ユーザーが回収するための返却トレイ(図示略)へ導かれる。一方、受け入れることができるとわかると、貨幣品127はホッパー構成体126へ導かれる。
ホッパー構成体126には、本体部材131、ホッパー保管庫132および、本体部材131に取り付けられた円盤状回転部材133が備わっている。回転部材133は、本体部材131の内部に取り付けられた電動モータ(図示略)によって、減速歯車列(図示略)を介して、矢印「R」の方向へ回転する。
使用時には、ホッパー保管庫132は、貨幣品供給源として作用し、回転部材133の表面におけるリップ135によって形成された受器134の中へ貨幣品を送り込む。側壁137には、貨幣品射出装置138に隣接して、硬貨出口136が設けられている。従って、受入ゲート125からホッパー保管庫132の中へ送り込まれた貨幣品127は、受器134の中へ送られ、回転部材133が電動モータによって回転されると、それは、それが射出装置138に当接する位置へ到達するまで、環状通路の中で搬送される。射出装置138によって貨幣品127が出口136を通されると、貨幣品127はユーザーが回収するための返却トレイへ導かれる。
貨幣品が射出されたときに貨幣品を計数するために、計数手段(図示略)を装置123の内部に組み込むことができる。
統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の中に組み込まれた、図9、図10および図11に描かれたものに類似したソーター構成体を、装置123の中に組み込むことができる。これは、説明されたものに類似した金庫シュートを経由して1つ以上の金庫へ、従って例えば貨幣品金種へ、あるいはホッパー保管庫132の詰込レベルへ貨幣品を選択的に導くように作動することができるであろう。この装置123には、統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1について説明されたように、貨幣品放出ゲートと関連機構と回路構成とがさらに備わっていてもよい。
統合型受入器・ツインホッパーの実施形態
図20は、この発明に係る統合型受入器・ツインホッパー装置139の第1外面図であり、この装置には、受入器ユニットと第1および第2ホッパーとが備わっている。統合型受入器・ツインホッパー装置139には、第1中央部分140と第2中央部分141とが備わっている。統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1に類似した態様で、第1および第2カバー142,143もまた設けられている。統合型受入器・ツインホッパー装置139の第1中央部分140にもまた、貨幣品投入用開口144と貨幣品返却用開口145とが備わっている。図21に示されたように、第1中央部分140には、貨幣品を1つ以上の金庫へ退出させるためのさらに別の開口146,147もまた設けられている。さらにまた、外部接続部のための開口148が、プリント回路基板カバー149とともに設けられている。
統合型受入器・ツインホッパー装置139は、図1〜図4に示された統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1と同一のものであるが、第2ホッパー構成体を含む第2中央部分141が追加されている。図2によれば、これは、それゆえ、統合型受入器・ツインホッパー装置139の第1中央部分140の側面図であって、図20における矢印「F」の方向から見た図である。
以下でさらに詳しく説明するように、貨幣品を第2中央部分141の中に配置された第2ホッパーへ導くために、統合型受入器・ツインホッパー装置139には、第2ホッパーへ通じていて装置1では使用されていない第2ホッパーシュート67が使用されている。
硬貨12の装置139の中への挿し込みに続く統合型受入器・ツインホッパー装置139の動作は、図面を参照しながら、これから詳しく説明される。
図2によれば、統合型受入器・ツインホッパー装置139へ入る硬貨12は、受入器124へ入り、単一ホッパー装置1に関して先に説明されたものに類似した方式で解析される。硬貨12が受入器10の中で詰まると、それは、先に説明されたように受入清掃出力の開始によって自動的に解放されるとともに、貨幣品返却通路14を経由してユーザーへ返却される。一方、硬貨12が受入器10の中で詰まらないときには、それは、受入器出口43を経由して受入器10から離れるとともに、受入器マイクロコントローラ46によって硬貨が本物であると分かったかどうかにより、受入ゲート11によって受入通路13あるいは返却通路14へ導かれる。この発明の1つの実施形態によれば、統合型受入器・ツインホッパー装置139の受入ゲート11は、図7および図8に示された統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1の受入ゲート11と同一の方式で作動される。それゆえ、硬貨12は、返却通路14を経由して出口用開口145へ、あるいは受入通路13を経由してソーター15へ導かれる。
統合型受入器・ツインホッパー装置139のソーター構成体15の図は、図22に描かれており、これは、図9〜図11に関する統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1について説明されたソーター構成体15と同一である。図22に描かれた参照符号は、図9〜図11に使われたものと同一の番号付けに従っている。
図22にはそのソーター構成体が示されており、ここでは、第1ソーターゲートソレノイド57は、第1ソーターゲート16のホッパー溝62を受入ゲート11からの受入通路13と整列させるために、第1ソーターアーム59が伸張されるように駆動される。ホッパー溝62は、第2ソーターゲート17の位置に応じて貨幣品を第1および第2ホッパーシュート66,67の一方へ導くものである。この例では、第1金種の硬貨を受け取り、保管し、返却するために第1ホッパーが使用され、第2金種の硬貨を受け取り、保管し、返却するために第2ホッパーが使用されている。図22に示された例では、第2ソーターゲートソレノイド58は、第2ソーターゲート17の第2溝付き面64を第1ソーターゲート16のホッパー溝62と整列させ、それゆえ受入通路13と整列させるために、第2ソーターアーム60が格納されるように駆動される。これによって、挿し込まれた硬貨12は、第2ホッパーシュート67へ、次いで第2ホッパーの中へ導かれる。
第1および第2金庫シュート18,19は、統合型受入器・ツインホッパー装置139の中で使用することができるので、これらのホッパーのいずれか一方あるいは双方がいっぱいになったときに、入れられた硬貨を、それらの金種に応じて第1および第2金庫24,25(図18bを参照)の一方へ導くことができる。一方、第1および第2金庫シュート18,19の双方を、同一の金種の硬貨について使用することができ、または、単一金種あるいは複数金種の硬貨を受け取るための同一の金庫へ導くことができ、または、第1および第2金庫シュート18,19の一方あるいは他方を完全に省略することができる。
このソーター構成体は、挿し込まれた硬貨を、1つ以上の金庫へ、また第1あるいは第2ホッパー構成体へ導くように、作動することができる。ツインホッパー装置139の内部における第1ホッパーは、第1中央部分140の中に配置されており、また、この発明における1つの観点によれば、図3および図4に示された統合型受入器・ホッパー1のホッパーと同一である。従って、図3は、この発明によるツインホッパー装置の第1中央部分140の断面図であって、図20における矢印「G」の方向から見た図である。図3は、図4の機構の、I−I線に沿った側面図である。第1ホッパーは、統合型受入器・ホッパー装置1に関して先に説明されたものに類似した方式で稼働される。図17に示されたようなばね付勢型射出器100を、第1ホッパーの払い戻し速度を増大させるために使用することができる。また、図16に示されたような高機能型ホッパー排出センサー95およびホッパー排出ゲート96を、例えばホッパーが複数金種の硬貨について使用される第1ホッパーに組み込むことができる。
このツインホッパー装置139の第2ホッパーは、第2中央部分141の中に配置されている。この装置139のこの部分141の断面図は、図23に示されている。これには、第1ホッパーに類似した態様で、ホッパー構成体150が備わっており、ホッパー構成体150には、ホッパー入口151、ホッパー保管庫152、コンベア153、コンベア歯車手段155があるコンベアモータ154、および貨幣品出口156が含まれている。図22に描かれたように、第2ホッパーへ入る硬貨は、第2ホッパーシュート67の端部にある貨幣品入口151を経由する。挿し込まれた硬貨は次いで第2ホッパー保管庫152の中へ落下する。保管庫152には基底157があり、この基底157は、硬貨が重力のためにコンベア153の内側面158へ向かって移動しやすくなるように、下方へ傾斜している。コンベア153は、貨幣品を出口156から射出するために、コンベアモータ154によって「S」方向へ選択的に駆動される。図17に示されたようなばね付勢型射出器100は、第2ホッパーの払い戻し速度の増大を可能にするために使用することができる。また、例えば第2ホッパー構成体150が複数金種の硬貨のために使用される場合には、その第2ホッパー構成体に、図16に示されたような高機能型ホッパー排出センサー95およびホッパー排出ゲート96を組み込んでもよい。
硬貨12は、ホッパー出口156から、返却通路14を経由して、ユーザーが回収するためのトレイへ射出される。統合型受入器・ツインホッパー装置139には、統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1について説明されたような貨幣品放出ゲートならびに関連機構および回路構成がさらに備わっていてもよい。
図18a〜図18cには、統合型貨幣品受入器・ホッパー装置1と統合型受入器・ツインホッパー装置139との間における類似性のために、統合型受入器・ツインホッパー装置139の第1中央部分140が同等に示されている。図18cには、図18aおよび図18bに示された中央部分140の断面図であって、図18aにおける矢印「E」の方向から見た図である。図18cには、第3および第4金庫106,107へそれぞれ通じている第1および第2放出シュート104,105が示されている。第2放出シュート105は統合型受入器・ホッパー装置1には使用されていなかったが、統合型受入器・ツインホッパー装置139には、貨幣品を第2ホッパーから第4金庫107へ導くために、第2放出シュート105が使用されている。この態様では、第1および第2ホッパーは、別個の金種あるいは通貨のために使用される場合には、一日の終わりに、第1および第2放出シュート104,105をそれぞれ経由して、それらの内容物が空にされてもよい。一方、第1および第2ホッパー構成体の両方から単一の金庫へ放出された貨幣品を導くために、単一の放出シュートを使用することができる。
ツインホッパー構成体
代わりの実施形態では、そうでない場合に説明されたように、受入器10および受入ゲート11を統合型受入器・ツインホッパー装置139から省略して、その装置を簡単にツインホッパー装置にすることができる。図2によれば、また、そこに描かれた参照符号を使用することで、受入器10および受入ゲート11を貨幣品投入用開口2から貨幣品ソーター15まで延びている貨幣品シュート(図示略)で置き換えてもよく、装置の電気回路構成は、それに応じて調整されるであろう。これには、投入された貨幣品の金種を判定するとともにこの情報をプロセッサ68へ提供するために、例えば貨幣品シュートの中に配置された貨幣品金種感知手段の追加が含まれていてもよい。このツインホッパー装置が組み込まれた自動販売機あるいは他の機械には、その内部に、機械の中へ挿し込まれた貨幣品を受け入れるとともに貨幣品をツインホッパー装置の投入用開口144の中へ送り込むための別個の受入器が組み込まれていてもよい。このツインホッパー装置は、この事例では、投入された貨幣品の金種を表示する信号をその別個の受入器から受けることになる。
ループ状コンベア
図24には、この発明によるホッパーのためのループ状コンベア160の、この発明による実施形態を示している。示されたループ状コンベア160は、プラスチックからの単一成形法で形成されたものであり、複数の長方形剛性部分161が備わっているが、これらの剛性部分161は、剛性部分161のプラスチック領域よりも薄いプラスチック領域によって形成された複数の可撓性領域162により相互に連結されている。それぞれの剛性部分161には、その内側面に、それぞれの剛性部分161の幅を越えて拡張するリップ163を形成している隆起部分が備わっている。それぞれのリップの一方側部には、ループ状コンベア160が使用されるときに、先に説明したような攪拌具として作用する直立状突起164がある。それぞれの剛性部分161には、剛性部分161のより長い第1および第2縁部167,168から延出している第1および第2耳状突起165,166がさらに備わっている。これらの耳状突起165,166は、使用時に、ホッパーの内部における軌道(図示略)の中を摺動する。その軌道によって、ループ状コンベア160は環状通路の中に案内される。長方形剛性部分161には、それらの外側面に、コンベアモータによって駆動される駆動輪に使用時に噛み合う複数の歯169もまた備わっている。
ループ状コンベア全体161は単一成形法で形成することができ、または、代わりに、単一成形法は、ループ状コンベア160の基本的枠組を、リップ163、ランナー165,166および歯169が慣例技術を利用しているループ状コンベア160の基本的枠組の上へ実質的に溶接されるような形状構成で利用することができる。
ホッパー詰込装置
図25は、この発明によるホッパー詰込装置170を示している。この装置には、本体部材171、ホッパー保管庫172および、本体部材171の上に搭載された円盤状回転部材173が備わっている。回転部材173は、本体部材171の内部に取り付けられた電動モータ(図示略)によって、減速歯車列(図示略)を介して、矢印「T」の方向へ回転される。
詰込装置170は一般に、マネーコントロールズリミテッド(Money Controls Limited)によって製造されたコンパクトホッパー(Compact Hopper)と称される貨幣品払出装置に類似した方式で作動される。参照はまた、このような装置の動作に関連したヨーロッパ特許出願第A−0266021号明細書へ差し向けられる。
使用時に、硬貨はホッパー172の中へ送り込まれるが、このホッパーは、硬貨供給源として作用するとともに、硬貨を回転部材173の中における円形開口174の中へ送り込む。硬貨は、回転部材173の円形縁部の周りにおける円形側壁176によって界接された環状上方面がある本体部材171の傾斜状側壁175の上を摺動する。側壁176には、短い硬貨シュートを経由して硬貨出口用開口178へ通じている硬貨出口177が設けられている。枢動型フォーク部材の形態にある硬貨射出部材179には、本体部材171の傾斜壁175における開口を通して突出する第1および第2硬貨係合用部材が備わっている。
詰込装置170は、硬貨出口用開口178と払出装置180の硬貨投入部181との間に連続状貨幣品通路が作り出されるように詰め込まれる、硬貨払出装置180に関連した位置に配置されている。詰込装置170の位置決めを支援するために位置決め部材182を設けることができる。これらは、図示されたように払出装置の表面に配置することができ、または、代わりに、詰込装置170の上に配置することができる。
ホッパー172の中へ送り込まれた貨幣品は、従って円形窓穴175の中へ送り込まれ、また、回転部材173が電動モータによって回転されると、それが射出装置179に当接する位置に到達するまで、環状通路の中で搬送される。射出装置179によって貨幣品が出口177を通して射出され、そして、その貨幣品は硬貨出口用開口178へ導かれる。この開口178から、硬貨出口用開口178と払出装置180の硬貨投入部181との間における連続状貨幣品通路によって、硬貨は払出装置180へ導かれる。
貨幣品が射出されたときにそれらを計数するために、詰込装置170の内部に計数手段(図示略)を組み込むことができる。射出された貨幣品の数は、詰込装置170の上におけるLCDあるいは他の形態のディスプレイ(図示略)に表示することができる。この詰込装置には、払出装置180に関連した連結手段とともに位置決めする連結手段183がまた備わっていてもよい。このようにして、詰込装置170と貨幣品払出装置180との間に1つ以上の電気的接続部184が形成される。従って、詰込装置170は、電力と貨幣品払出装置からの指令信号とを受けることができる。詰込装置170は、例えば詰込装置170から射出された硬貨の数を表示する1つ以上の信号を払出装置180へ提供することができる。図示された例では、詰込装置170には、装置170の作動を開始させるとともに終了させるスイッチ185が設けられている。
この明細書で使用されたように、「貨幣品」という用語には、寄与することのできる金銭的価値のある代用貨幣と他の類似貨幣品とが含まれる。
この明細書で説明された受入器には、誘導コイルによって形成されたセンサーが必ずしも備わっていない。この受入器には代わりに、光学センサーのような他の感知手段を使用することができる。この環境では、受入器回路構成は、それに応じて調整されるが、これには、例えばコイル駆動・インターフェイス回路構成45への変更と受入器マイクロコントローラ46の作動とが含まれている。
図1は、この発明に係る統合型貨幣品受入器・ホッパー装置の外面図である。 図2は、この発明に係る統合型貨幣品受入器・ホッパー装置の内面図であって、図1における矢印「A」の方向から見た内面図である。この図はまた、この発明に係る統合型受入器・ツインホッパー装置の内面図であって、図20における矢印「F」の方向から見た内面図でもある。 図3は、図4の機構の、I−I線に沿った断面図である。 図4は、この発明に係る統合型貨幣品受入器・ホッパー装置の一部の、図3のII−II線に沿った、また、図1における矢印「B」の方向から見た断面図である。この図はまた、この発明に係る統合型受入器・ツインホッパー装置の第1部分の断面図であって、図20における矢印「G」の方向から見た断面図でもある。 図5は、この発明に係る貨幣品受入器の説明図である。 図6は、この発明に係る統合型ホッパー・受入器の回路構成の模式的ブロック図である。 図7は、ソレノイド駆動型受入ゲートの説明図であって、図示されたソレノイドは、貨幣品を返却通路へ導くように駆動される。 図8は、ソレノイド駆動型受入ゲートの説明図であって、図示されたソレノイドは、貨幣品を受入通路へ導くように駆動される。 図9は、第1および第2のソーターソレノイド駆動型ゲートが備わっているソーターの説明図であって、図示されたこれらのソレノイドは、貨幣品を第1金庫シュートを経由して金庫へ導くように駆動される。 図10は、第1および第2のソーターソレノイド駆動型ゲートが備わっているソーターの説明図であって、図示されたこれらのソレノイドは、貨幣品を第2金庫シュートを経由して金庫へ導くように駆動される。 図11は、第1および第2のソーターソレノイド駆動型ゲートが備わっているソーターの説明図であって、図示されたこれらのソレノイドは、貨幣品を第1ホッパーシュートを経由してホッパー構成体へ導くように駆動される。 図12は、コンベアの分割片における軌道側面の平面図である。 図13は、コンベアの分割片におけるリップ面の平面図である。 図14は、コンベアの分割片におけるリップ面の側面図である。 図15は、図14のコンベアの分割片における端面図であって、図14における矢印「C」の方向から見た端面図である。 図16は、この発明に係る装置のための感知装置と出口ゲートとを示している。 図17は、この発明に係る装置のための射出フィンガーを示している。 図18aは、この発明に係る統合型貨幣品受入器・ホッパー装置の中央部分の第1図であって、この装置の内部における第1および第2の金庫シュートを強調表示しているとともに、金庫構成体も示している。この図はまた、この発明に係る統合型受入器・ツインホッパー装置の第1中央部分の第1図でもある。 図18bは、図18aに示された装置の、図18aにおける矢印「D」の方向から見た断面図である。 図18cは、図18aに示された装置の、図18aにおける矢印「E」の方向から見た断面図である。 図19は、この発明に係る統合型受入器・回転円盤ホッパーを示している。 図20は、この発明に係るツインホッパー装置の第1外面図である。 図21は、この発明に係るツインホッパー装置の第2外面図である。 図22は、第1および第2のソーターソレノイド駆動型ゲートが備わっているソーターの説明図であって、図示されたこれらのソレノイドは、貨幣品を第2ホッパーシュートを経由してホッパー構成体へ導くように駆動される。 図23は、この発明に係るツインホッパー装置の第2部分の内面図であって、図20における矢印「F」の方向から見た内面図である。 図24は、この発明に係るコンベアを示している。 図25は、この発明に係るホッパー詰込装置を示している。

Claims (70)

  1. 貨幣品受入器と、
    通路が貨幣品受取部分を含んでいる選択的駆動可能なループ状コンベアと、
    貨幣品受入器から貨幣品を受け取るための、かつ、払い出される貨幣品の供給物を前記貨幣品受取部分の中へ連続して送り込むための貨幣品保管庫と
    が内部に含まれているハウジングを備えてなり、
    コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、コンベアが貨幣品受取部分の中における供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを出口箇所へ搬送するように適合されている、
    貨幣品払出装置。
  2. 受入器は、
    貨幣品の感知された特性の関数としての貨幣品パラメータ信号を生成するための信号供給源と、
    パラメータ信号の発生が第1所定値関係を採択した時点を判定し、それに応じて、貨幣品の受入可能性に対応している第1出力信号を提供するように作動することのできる第1処理手段と
    を備えている、請求項1に記載の装置。
  3. 受入器は、請求項52または53に記載されたようなものである、請求項2に記載の装置。
  4. 貨幣品受入通路と、貨幣品返却通路と、貨幣品の受入可能性に応じて、貨幣品を前記の貨幣品返却通路および貨幣品受入通路の一方へ導くように作動することのできる受入ゲートとをさらに備えている、請求項2または3に記載の装置。
  5. 受入ゲートは、第1出力信号に応じて作動することができる、請求項4に記載の装置。
  6. 貨幣品返却通路は、貨幣品返却トレイへ通じている、請求項4または5に記載の装置。
  7. 貨幣品受入器によって受け入れられた貨幣品を受け取るとともに、その受け入れられた貨幣品を貨幣品保管庫へ選択的に導くように作動することのできる仕分け手段をさらに備えている、請求項1〜6のいずれか1つに記載の装置。
  8. 仕分け手段は、貨幣品を金庫へ導くようにさらに作動することができる、請求項7に記載の装置。
  9. 第2出力信号を提供するように作動することができる第2出力手段をさらに備えており、仕分け手段は、第2出力信号に応じて貨幣品を導くように作動することができる、請求項7または8に記載の装置。
  10. 通路が第2貨幣品受取部分を含んでいる選択的駆動可能なエンドレスループ状第2コンベアと、
    貨幣品受入器から貨幣品を受け取るための、かつ、払い出される貨幣品の第2供給物を前記第2貨幣品受取部分の中へ連続して送り込むための第2貨幣品保管庫とをさらに備えてなり、
    第2コンベアは、その上に複数の拾い上げ手段を有し、これらの拾い上げ手段のそれぞれは、使用時に、第2コンベアが第2貨幣品受取部分の中における第2供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを第2出口箇所へ搬送するように適合されている、
    請求項9に記載の装置。
  11. 仕分け装置は、貨幣品を第2貨幣品保管庫へ選択的に導くようにさらに作動することができる、請求項10に記載の装置。
  12. 第2出力信号は、貨幣品保管庫の中における貨幣品の数によって決まる、請求項9、10または11に記載の装置。
  13. 第2出力信号は、第2貨幣品保管庫の中における貨幣品の数によって決まる、請求項10、11または12に記載の装置。
  14. 第2出力信号は、貨幣品の金種によって決まる、請求項9〜13のいずれか1つに記載の装置。
  15. 貨幣品を受器から出口箇所を通して射出するために、力をもたらすように作動することができる射出手段をさらに備えている、請求項1〜14のいずれか1つに記載の装置。
  16. 前記射出手段に関連した出口感知手段をさらに備え、この出口感知手段は、受器の1つから移動する貨幣品を検出するように作動することができる、請求項15に記載の装置。
  17. 受器から離れる貨幣品を第1出口通路を経由して貨幣品返却トレイへ導くように作動することができる手段と、受器から離れる貨幣品を第2出口通路を経由して金庫へ導くように作動することができる放出手段とをさらに備えている、請求項1〜16のいずれか1つに記載の装置。
  18. 貨幣品受入器と、
    実質的に円盤状であって、環状に配置された複数の貨幣品受器を有していて、選択可能に駆動することのできる回転部材と、
    貨幣品受入器から貨幣品を受け入れるための、かつ、払い出される貨幣品の供給物を前記複数の貨幣品受器の中へ連続して送り込むための貨幣品保管庫と、
    貨幣品を出口箇所へ搬送するために回転部材を選択可能に駆動するためのモータと
    が内部に含まれているハウジングを備えてなる、
    貨幣品払出装置。
  19. 受入器は、
    貨幣品の感知された特性の関数としての貨幣品パラメータ信号を生成するための信号供給源と、
    パラメータ信号の発生が第1所定値関係を採択した時点を判定し、それに応じて、貨幣品の受入可能性に対応している第1出力信号を提供するように作動することのできる第1処理手段と
    を備えている、
    請求項18に記載の装置。
  20. 受入器は、請求項52または53に記載されたようなものである、請求項19に記載の装置。
  21. 貨幣品受入通路と、貨幣品返却通路と、貨幣品の受入可能性に応じて、貨幣品を前記の貨幣品返却通路および貨幣品受入通路の一方へ導くように作動することのできる受入ゲートとをさらに備えている、請求項19または20に記載の装置。
  22. 受入ゲートは、第1出力信号に応じて作動することができる、請求項21に記載の装置。
  23. 貨幣品返却通路は、貨幣品返却トレイへ通じている、請求項21または22に記載の装置。
  24. 貨幣品受入器によって受け入れられた貨幣品を受け取るとともに、その受け入れられた貨幣品を貨幣品保管庫へ選択的に導くように作動することのできる仕分け手段をさらに備えている、請求項18〜23のいずれか1つに記載の装置。
  25. 仕分け手段は、貨幣品を金庫へ導くようにさらに作動することができる、請求項24に記載の装置。
  26. 第2出力信号を提供するように作動することのできる第2処理手段をさらに備えており、仕分け手段は、第2出力信号に応じて貨幣品を導くように作動することができる、請求項24または25に記載の装置。
  27. 第2出力信号は、貨幣品保管庫の中における貨幣品の数によって決まる、請求項26に記載の装置。
  28. 第2出力信号は、貨幣品の金種によって決まる、請求項26または27に記載の装置。
  29. 貨幣品を受器から出口箇所を通して射出するために、力をもたらすように作動することができる射出手段をさらに備えている、請求項18〜28のいずれか1つに記載の装置。
  30. 前記射出手段に関連した出口感知手段をさらに備え、この出口感知手段は、受器の1つから移動する貨幣品を検出するように作動することができる、請求項29に記載の装置。
  31. 受器から離れる貨幣品を第1出口通路を経由して貨幣品返却トレイへ導くように作動することができる手段と、受器から離れる貨幣品を第2出口通路を経由して金庫へ導くように作動することができる放出手段とをさらに備えている、請求項18〜30のいずれか1つに記載の装置。
  32. 通路に第1貨幣品受入部分が含まれていて選択可能に駆動することのできる第1エンドレスループ状コンベアと、
    払い出される貨幣品の第1供給物を前記第1貨幣品受入部分の中へ連続して送り込むための第1貨幣品保管庫と
    を有している第1ホッパー構成体を備えてなり、
    第1コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、第1コンベアが第1貨幣品受入部分の中においてその第1供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを第1出口箇所へ搬送するように適合されている貨幣品払出装置であって、
    この貨幣品払出装置は、貨幣品を受け入れるとともにその貨幣品を第1貨幣品保管庫へ選択的に導くように作動することのできる仕分け手段を備え、
    この仕分け手段は、その貨幣品を第2ホッパー構成体に関連した第2貨幣品保管庫へ選択的に導くようにさらに作動することができる、
    貨幣品払出装置。
  33. 第2ホッパー構成体をさらに備え、この第2ホッパー構成体は、
    通路に第2貨幣品受入部分が含まれていて選択可能に駆動することのできる第2エンドレスループ状コンベアと、
    払い出される貨幣品の第2供給物を前記第2貨幣品受入部分の中へ連続して送り込むための第2貨幣品保管庫と
    を有し、
    第2コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、第2コンベアが第2貨幣品受入部分の中においてその第2供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを第2出口箇所へ搬送するように適合されている、請求項32に記載の装置。
  34. 貨幣品受入器をさらに備えている、請求項33に記載の装置。
  35. 通路に第1貨幣品受入部分が含まれていて選択可能に駆動することのできる第1エンドレスループ状コンベアと、
    払い出される貨幣品の第1供給物を前記第1貨幣品受入部分の中へ連続して送り込むための第1貨幣品保管庫と、
    通路に第2貨幣品受入部分が含まれていて選択可能に駆動することのできる第2エンドレスループ状コンベアと、
    払い出される貨幣品の第2供給物を前記第2貨幣品受入部分の中へ連続して送り込むための第2貨幣品保管庫と
    を備えてなり、
    第1コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、第1コンベアが第1貨幣品受入部分の中においてその第1供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを第1出口箇所へ搬送するように適合され、
    第2コンベアは、その上に複数の受器を有し、これらの受器のそれぞれは、使用時に、第2コンベアが第2貨幣品受入部分の中においてその第2供給物を通過するときに、払い出される貨幣品を引き込むとともにそれを第2出口箇所へ搬送するように適合されている、貨幣品払出装置。
  36. 貨幣品受入器をさらに備えている、請求項35に記載の装置。
  37. 受入器は、
    貨幣品の感知された特性の関数としての貨幣品パラメータ信号を生成するための信号供給源と、
    パラメータ信号の発生が第1所定値関係を採択した時点を判定し、それに応じて、貨幣品の受入可能性に対応している第1出力信号を提供するように作動することのできる第1処理手段と
    を備えている、請求項36に記載の装置。
  38. 受入器は、請求項52または53に記載されたようなものである、請求項37に記載の装置。
  39. 貨幣品受入通路と、貨幣品返却通路と、貨幣品の受入可能性に応じて、貨幣品を前記の貨幣品返却通路および貨幣品受入通路の一方へ導くように作動することのできる受入ゲートとをさらに備えている、請求項37または38に記載の装置。
  40. 受入ゲートは、第1出力信号に応じて作動することができる、請求項39に記載の装置。
  41. 貨幣品返却通路は、貨幣品返却トレイへ通じている、請求項39または40に記載の装置。
  42. 貨幣品受入器によって受け入れられた貨幣品を受け取るとともに、その受け入れられた貨幣品を貨幣品保管庫へ選択的に導くように作動することのできる仕分け手段をさらに備えている、請求項36〜41のいずれか1つに記載の装置。
  43. 仕分け手段は、貨幣品を金庫へ導くようにさらに作動することができる、請求項42に記載の装置。
  44. 第2出力信号を提供するように作動することのできる第2処理手段をさらに備えており、仕分け手段は、第2出力信号に応じて貨幣品を導くように作動することができる、請求項42または43に記載の装置。
  45. 第2出力信号は、貨幣品保管庫の中における貨幣品の数によって決まる、請求項44に記載の装置。
  46. 第2出力信号は、第2貨幣品保管庫の中における貨幣品の数によって決まる、請求項44または45に記載の装置。
  47. 第2出力信号は、貨幣品の金種によって決まる、請求項44〜46のいずれか1つに記載の装置。
  48. 仕分け手段は、貨幣品を第2貨幣品保管庫へ選択的に導くようにさらに作動することができる、請求項42〜47のいずれか1つに記載の装置。
  49. 貨幣品を受器から出口箇所を通して射出するために、力をもたらすように作動することができる射出手段をさらに備えている、請求項35〜48のいずれか1つに記載の装置。
  50. 前記射出手段に関連した出口感知手段をさらに備え、この出口感知手段は、受器の1つから移動する貨幣品を検出するように作動することができる、請求項49に記載の装置。
  51. 受器から離れる貨幣品を第1出口通路を経由して貨幣品返却トレイへ導くように作動することができる手段と、受器から離れる貨幣品を第2出口通路を経由して金庫へ導くように作動することができる放出手段とをさらに備えている、請求項35〜50のいずれか1つに記載の装置。
  52. 貨幣品流下通路と、
    貨幣品を感知するとともに少なくとも1つのセンサー出力信号を提供するための感知手段と、
    前記流下通路の清掃処理を実行するためのモータ手段と、
    センサー出力信号が所定値関係を採択した時点を判定し、それに応じて第1プロセッサ出力信号を提供して前記清掃処理を開始させるように作動することのできる処理手段と
    を備えてなる、
    貨幣品受入器。
  53. 感知手段は、
    前記流下通路に沿った第1位置で貨幣品を感知するとともに第1出力信号を提供するための第1センサーと、
    前記流下通路に沿った第2位置で貨幣品を感知するとともに第2出力信号を提供するための第2センサーと
    をさらに備え、
    前記処理手段は、第1出力信号および第2出力信号が所定値関係を採択した時点を判定し、それに応じて制御信号を提供して前記清掃処理を開始させる、
    請求項52に記載の貨幣品受入器。
  54. 前記コンベアは、実質的に単一成形法で形成されている、貨幣品払出装置に使用するための貨幣品コンベア。
  55. 複数の可撓性部分によって相互に連結された複数の剛性部分を備えている、請求項54に記載のコンベア。
  56. 請求項54または55に記載のコンベアを含んでいる貨幣品払出装置。
  57. 貨幣品作動型機械の中の貨幣品払出装置における貨幣品放出方法であって、
    貨幣品をその払出装置に関連した貨幣品供給源から受器の中へ送り込み、
    その受器の中の貨幣品をその払出装置の出口に関連した位置へ移動させ、
    貨幣品をその出口を通して前記機械の中に収容された金庫の中へ射出する
    ことからなる、
    貨幣品放出方法。
  58. 貨幣品作動型機械のための貨幣品払出装置であって、
    貨幣品供給源と、
    貨幣品受器と、
    貨幣品を貨幣品供給源から受器の中へ送り込むための手段と、
    受器の中の貨幣品を出口に関連した位置へ移動させるためのモータ手段と、
    貨幣品を受器から出口を通しかつ第1通路を経由して回収ユーザーのための貨幣品返却トレイまで射出するための手段と、
    貨幣品を受器から出口を通しかつ第2通路を経由して金庫の中へ射出するための手段とを備えてなる、
    貨幣品払出装置。
  59. 貨幣品払出装置を満たすための詰込装置であって、
    貨幣品供給源と、
    貨幣品受器と、
    貨幣品を貨幣品供給源から受器の中へ送り込むための手段と、
    貨幣品出口と、
    受器の中の貨幣品を出口に関連した位置へ移動させるためのモータ手段と、
    貨幣品を受器から出口を通して射出するための射出手段と
    を備えてなり、
    貨幣品払出装置の出口と貨幣品入口との間に連続状貨幣品通路が形成されるように適合されている、
    貨幣品払出装置を満たすための詰込装置。
  60. 詰込装置を前記払出装置に関連した位置に配置して、貨幣品払出装置の出口と貨幣品入口との間に連続状貨幣品通路が形成されるようにするための手段をさらに備えている、請求項59に記載の装置。
  61. 詰込装置と貨幣品払出装置とを電気的に接続するための手段をさらに備えている、請求項59または60に記載の装置。
  62. 前記詰込装置から射出された貨幣品を計数するための計数手段をさらに備えている、請求項59、60および61のいずれか1つに記載の装置。
  63. 詰込装置が、前記計数手段の出力に応じて貨幣品払出装置へ信号を提供する、請求項62に記載の装置。
  64. ハンドルをさらに備えている、請求項59〜63のいずれか1つに記載の装置。
  65. 貨幣品払出装置の詰込方法であって、
    貨幣品払出装置詰込装置を、貨幣品払出装置に関連した位置に、その詰込装置の貨幣品出口と貨幣品払出装置の貨幣品入口との間に連続状貨幣品通路が形成されるように、配置し、
    貨幣品払出装置を再び満たすためにその詰込装置を駆動させる、
    ことからなる貨幣品払出装置の詰込方法。
  66. 貨幣品払出装置詰込装置は、請求項59〜64のいずれか1つに記載されたような装置である、請求項65に記載の方法。
  67. 詰込装置を配置するための手段を備えている貨幣品払出装置であって、その手段は、詰込装置の貨幣品出口と貨幣品払出装置の貨幣品入口との間に連続状貨幣品通路が形成されるように構成されている貨幣品払出装置。
  68. 詰込装置は、請求項59〜64のいずれか1つに記載されたような装置である、請求項67に記載の装置。
  69. 貨幣品払出装置を詰込装置へ電気的に接続するための手段を備えている貨幣品払出装置。
  70. 詰込装置は、請求項59〜64のいずれか1つに記載されたような装置である、請求項69に記載の装置。
JP2007519798A 2004-07-07 2005-07-06 貨幣品払出装置 Pending JP2008506172A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0415276A GB2416061A (en) 2004-07-07 2004-07-07 Coin accepting and dispensing apparatus
PCT/EP2005/053233 WO2006003212A2 (en) 2004-07-07 2005-07-06 Money item dispensing apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008506172A true JP2008506172A (ja) 2008-02-28
JP2008506172A5 JP2008506172A5 (ja) 2008-07-24

Family

ID=32865624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007519798A Pending JP2008506172A (ja) 2004-07-07 2005-07-06 貨幣品払出装置

Country Status (8)

Country Link
US (3) US8181765B2 (ja)
EP (2) EP2141665B1 (ja)
JP (1) JP2008506172A (ja)
CN (1) CN1981308A (ja)
AU (1) AU2005259166A1 (ja)
ES (2) ES2629059T3 (ja)
GB (1) GB2416061A (ja)
WO (1) WO2006003212A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520928A (ja) * 2013-05-15 2016-07-14 クレーン ペイメント ソリューションズ リミテッドCrane Payment Solutions Limited 貨幣単位体の分配
JP2017033233A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 旭精工株式会社 コインホッパ

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2416061A (en) 2004-07-07 2006-01-11 Money Controls Ltd Coin accepting and dispensing apparatus
CN101589410B (zh) * 2006-11-13 2011-12-28 光荣株式会社 纸币处理装置
JP4960690B2 (ja) 2006-12-08 2012-06-27 グローリー株式会社 硬貨入出金機
ITBO20070260A1 (it) * 2007-04-11 2008-10-12 Otr Tech S R L Macchina per l'accettazione e la distribuzione di monete e/o di gettoni
US8496367B2 (en) * 2008-07-28 2013-07-30 Munisamy Anandan Suppression of color mixing in UV LED based color pixel backlight for liquid crystal display
ES2374463B1 (es) * 2009-03-05 2013-02-01 Azkoyen, S.A. Dispensador de monedas.
DE202009018769U1 (de) 2009-10-22 2013-03-04 Crane Payment Solutions Gmbh Vorrichtung zum Ausgeben von Münzen aus einem Münzspeicher
EP2315183A1 (de) 2009-10-22 2011-04-27 National Rejectors, Inc. GmbH Vorrichtung und Verfahren zum Ausgeben von Münzen aus einem Münzspeicher
IT1400367B1 (it) * 2010-06-11 2013-05-31 Alberici S P A Adattatore per dispositivo erogatore di monete
IT1400563B1 (it) * 2010-06-18 2013-06-14 Microhard Srl Dispositivo per la gestione di monete.
JP5877518B2 (ja) 2010-12-08 2016-03-08 沖電気工業株式会社 紙幣搬送機構および紙幣入出金装置
DE102011050528A1 (de) * 2011-05-20 2012-11-22 Wincor Nixdorf International Gmbh Vorrichtung zur Handhabung von Münzen mit einer Sortiereinheit zum seitlichen Aussortieren der Münzen
CN102306420A (zh) * 2011-09-07 2012-01-04 天津雷云峰科技有限公司 自动售货机用履带式货物传送装置
CN102592352B (zh) 2012-02-28 2014-02-12 广州广电运通金融电子股份有限公司 纸页类介质识别装置及识别方法
CN102708619B (zh) * 2012-06-12 2014-02-05 上海华铭智能终端设备股份有限公司 用于自动售票装置的硬币传送处理机构
WO2014118580A2 (en) 2013-02-04 2014-08-07 Crane Payment Solutions Limited Conveying money items
GB2510409A (en) * 2013-02-04 2014-08-06 Crane Payment Solutions Ltd Conveying money items such as coins or tokens
JP6252056B2 (ja) * 2013-09-13 2017-12-27 沖電気工業株式会社 紙幣入出金装置及び紙幣取引装置
GB2533543A (en) * 2014-07-16 2016-06-29 Crane Payment Solutions Ltd Conveying money items
GB2528287A (en) * 2014-07-16 2016-01-20 Crane Payment Solutions Ltd Money item handling device and conveyor
JP6290045B2 (ja) * 2014-09-03 2018-03-07 株式会社日本コンラックス 硬貨処理装置
WO2018039265A1 (en) * 2016-08-22 2018-03-01 Crane Payment Innovations, Inc. Money item canister
CN108877037B (zh) * 2018-08-08 2022-04-01 上海海尔洗涤电器有限公司 投币盒装置和洗衣机
JP2021051587A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 富士電機株式会社 自動販売機
GB2590425B (en) 2019-12-17 2021-12-29 Innovative Tech Ltd A coin elevator mechanism
GB202017594D0 (en) * 2020-11-06 2020-12-23 Crane Payment Innovations Ltd Automated money item handling system and method of operation
JP7369404B2 (ja) * 2021-03-08 2023-10-26 旭精工株式会社 コインセレクターおよび自動サービス機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58119507A (ja) * 1981-11-20 1983-07-16 コイン・コントロ−ルズ・リミテツド 分配装置
JPS63115295A (ja) * 1986-10-24 1988-05-19 コイン・コントロールズ・リミテツド コイン払出し装置
JP2002329233A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Omron Corp 硬貨処理装置および自動取引機

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1038293A (en) * 1911-12-18 1912-09-10 Siegmund Chiger Apparatus for sorting and testing coins.
US3187760A (en) * 1962-10-31 1965-06-08 Universal Match Corp Coin dispensing means
US3910295A (en) * 1974-01-07 1975-10-07 Rowe International Inc Bulk-loading coin hopper having endless pin chain pickup
US4475564A (en) * 1982-01-04 1984-10-09 International Game Technology Coin handling apparatus
JPS599787A (ja) * 1982-07-09 1984-01-19 株式会社湊製作所 硬貨自動入出金機
GB8500220D0 (en) 1985-01-04 1985-02-13 Coin Controls Discriminating between metallic articles
EP0310429B1 (en) * 1987-10-01 1992-12-02 Sanden Corporation Coin handling apparatus
US5074824A (en) * 1990-05-29 1991-12-24 Dixie-Narco, Inc. Coin hopper
TW208747B (ja) * 1991-10-03 1993-07-01 Roreru Bank Machine Kk
WO1994005385A1 (en) * 1992-09-07 1994-03-17 Kabushiki Kaisha Ace Denken Coin game machine island and coin treating device
JP2973385B2 (ja) * 1992-12-30 1999-11-08 株式会社日本コンラックス 自動販売機等の硬貨選別装置
FR2706057B1 (fr) * 1993-06-02 1995-08-11 Schlumberger Ind Sa Dispositif pour trier et stocker des objets introduits à titre de paiement dans un distributeur.
JPH07129804A (ja) * 1993-11-08 1995-05-19 Eagle:Kk 両替機
JP3175036B2 (ja) * 1994-05-12 2001-06-11 旭精工株式会社 硬貨受入・払出装置
US5799768A (en) * 1996-07-17 1998-09-01 Compunetics, Inc. Coin identification apparatus
GB9723223D0 (en) 1997-11-03 1998-01-07 Coin Controls Coin validator
GB2332552B (en) 1997-12-18 2002-01-30 Mars Inc Coin mechanism
US6193599B1 (en) * 1998-10-20 2001-02-27 Asahi Seiko Co., Ltd. Coin hopper device
US6200213B1 (en) * 1998-12-31 2001-03-13 Joseph Cole Coin delivery, storage and dispensing system for coin operated machines and method for same
AU761666B2 (en) * 1999-02-24 2003-06-05 Asahi Seiko Kabushiki Kaisha A coin dispensing apparatus
GB2349496A (en) * 1999-04-27 2000-11-01 Mars Inc Currency handling apparatus
TW472218B (en) * 2000-01-28 2002-01-11 Asahi Seiko Co Ltd Coin hopper
WO2002023493A1 (fr) * 2000-09-18 2002-03-21 Glory Kogyo Kabushiki Kaisha Trieur de pieces de monnaie et dispositif d'introduction de pieces
US6695689B2 (en) * 2000-12-13 2004-02-24 Asahi Seiko Co., Ltd. Detector unit for coin blockage in a coin dispenser
US6599180B2 (en) * 2001-04-05 2003-07-29 Asahi Seiko Usa Inc. Anti-theft coin monitoring sensor unit for a coin hopper dispenser
JP4258793B2 (ja) * 2001-08-08 2009-04-30 旭精工株式会社 コインホッパのコイン還流装置
JP3994131B2 (ja) * 2001-12-28 2007-10-17 旭精工株式会社 コインの払出装置
US6755730B2 (en) * 2002-03-11 2004-06-29 Cummins-Allison Corp. Disc-type coin processing device having improved coin discrimination system
US7066807B2 (en) * 2002-03-12 2006-06-27 Asahi Seiko Co., Ltd. Compact receiving and dispensing device
NL1023677C2 (nl) 2003-06-17 2004-12-20 Margareth Leisure B V Muntafgifte-inrichting.
GB2416061A (en) 2004-07-07 2006-01-11 Money Controls Ltd Coin accepting and dispensing apparatus

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58119507A (ja) * 1981-11-20 1983-07-16 コイン・コントロ−ルズ・リミテツド 分配装置
JPS63115295A (ja) * 1986-10-24 1988-05-19 コイン・コントロールズ・リミテツド コイン払出し装置
JP2002329233A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Omron Corp 硬貨処理装置および自動取引機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520928A (ja) * 2013-05-15 2016-07-14 クレーン ペイメント ソリューションズ リミテッドCrane Payment Solutions Limited 貨幣単位体の分配
JP2017033233A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 旭精工株式会社 コインホッパ

Also Published As

Publication number Publication date
GB0415276D0 (en) 2004-08-11
US20120261230A1 (en) 2012-10-18
WO2006003212A3 (en) 2006-06-22
US20120261434A1 (en) 2012-10-18
EP1805728B1 (en) 2017-05-24
GB2416061A (en) 2006-01-11
EP1805728A2 (en) 2007-07-11
US20090008215A1 (en) 2009-01-08
ES2629059T3 (es) 2017-08-07
US8181765B2 (en) 2012-05-22
ES2618847T3 (es) 2017-06-22
EP2141665A1 (en) 2010-01-06
CN1981308A (zh) 2007-06-13
EP2141665B1 (en) 2016-12-28
US8844704B2 (en) 2014-09-30
WO2006003212A2 (en) 2006-01-12
AU2005259166A1 (en) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008506172A (ja) 貨幣品払出装置
JP5109071B2 (ja) メダル選別手段を有するメダル処理装置
JP4413803B2 (ja) 遊技機用台間機
JP2008018151A5 (ja)
JP3547648B2 (ja) 硬貨入出金機
JP2007319429A (ja) メダル貸出機
JP4222971B2 (ja) スロットマシン、遊技機、メダル貸出機及び遊技媒体貸出機
JPH10255104A (ja) 硬貨入出金機の取引口装置
JP5646296B2 (ja) 貨幣処理装置
JPH0430077B2 (ja)
JP6700895B2 (ja) 貨幣処理装置
JP2007319430A (ja) 遊技システム
JP6722011B2 (ja) 硬貨処理装置
JP3664948B2 (ja) 硬貨処理機
JP7462322B2 (ja) 硬貨処理装置および自動サービス装置
JP3664949B2 (ja) 硬貨処理機
JP3214841B2 (ja) 循環式硬貨入出金機
JPH07185120A (ja) コイン払出装置
JPH11353522A (ja) 硬貨入出金機の硬貨入出金部
JP2940702B2 (ja) 自動販売機の硬貨搬送装置
JP2003150997A (ja) 硬貨入出金機
JP2001351137A (ja) 硬貨処理機
JPH0411916B2 (ja)
JPS60241184A (ja) 硬貨処理機の取忘れ硬貨回収装置
JP2008080034A (ja) 搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110105

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110404

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111011