JPH07185120A - コイン払出装置 - Google Patents

コイン払出装置

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Publication number
JPH07185120A
JPH07185120A JP33349293A JP33349293A JPH07185120A JP H07185120 A JPH07185120 A JP H07185120A JP 33349293 A JP33349293 A JP 33349293A JP 33349293 A JP33349293 A JP 33349293A JP H07185120 A JPH07185120 A JP H07185120A
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JP
Japan
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coins
coin
payout
machine
bill
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Pending
Application number
JP33349293A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Maeda
年久 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEISEI KK
Meisei Co Ltd
Original Assignee
MEISEI KK
Meisei Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP33349293A priority Critical patent/JPH07185120A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで、払出用に準備するコインを最
小限にすることができ、そのコインの回収も容易にでき
るコイン払出装置を提供すること。 【構成】 遊技島5に設けられた両替機は、送出ホッパ
ー21から送り出される500円硬貨を、搬送ベルト2
5によって順に下流へと搬送し、一列に並べて搬送レー
ル23に収納する。搬送レール23の各所には、硬貨払
出口29に対応して払出シャッタ27と硬貨払出通路3
1とが配設されている。呼び寄せスイッチ15を押して
紙幣投入機13を呼び寄せ、紙幣投入機13に1000
円札を投入すると、その投入位置に応じた払出シャッタ
27が開かれて硬貨が落下する。計数センサ33により
2枚の硬貨が落ちたことを検出すると払出シャッタ27
を閉じる。払出シャッタ27から落とされた硬貨は、硬
貨排出通路31を介して直接に所定の硬貨払出口29へ
払い出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば両替機の払出口
に硬貨を払い出したり、あるいはスロットマシン,メダ
ル貸出機等の払出口にメダルを払い出したりするコイン
払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公平4−448号公報に
は、遊技場におけるメダル集配装置が記載されている。
このメダル集配装置は、遊技島の一端にメダルタンクを
配置し、そのメダルタンクから遊技島の上部へとメダル
を搬送し、スロットマシンやメダル貸出機のそれぞれに
メダルを供給するように構成されている。
【0003】このメダル集配装置では、スロットマシン
やメダル貸出機のそれぞれに向かって延びるメダル流路
や各機のそれぞれが備えるメダルホッパーに払出用メダ
ルがストックされ、各スロットマシンやメダル貸出機の
それぞれが、各々の内蔵する排出機構を作動させて必要
な枚数のメダルを払い出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によれば、以下に挙げるような問題があった。まず、
払出用メダルを各スロットマシンやメダル貸出機のそれ
ぞれにストックする構成になっているため、全部合わせ
るとかなり大量のメダルをストック分として準備してお
かなければならなかった。
【0005】また、各スロットマシンやメダル貸出機に
ストックされているメダルを全部回収したい場合には、
各機のそれぞれからメダルを回収しなければならないた
め、回収に人手や時間がかかって面倒であった。特に、
上記メダル集配装置を応用して、両替機に両替用硬貨を
供給する装置とした場合、両替用の硬貨は、必ず遊技場
の開店前に準備して閉店後には回収しなければならない
ため、準備する硬貨が大量に要る、回収に手間がかかる
といったことは、非常に大きな問題であった。
【0006】更に、それぞれにメダルホッパーや排出機
構を必ず設けなければならず、各機の内部には相応のス
ペースが必要であった。このため、メダル貸出機等が全
体として大型になり、遊技機間の狭いスペースに設置す
るには、よりコンパクトなものが望まれていた。
【0007】そこで本発明は、コンパクトで、払出用に
準備するコインを最小限にすることができ、そのコイン
の回収も容易にできるコイン払出装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めになされた本発明は、遊技島に設けられた両替機,遊
技機,メダル貸出機等の備えるコイン払出口へ、硬貨,
遊技用メダル等のコイン類を払い出すコイン払出装置で
あって、コインタンクから前記各払出口の上方までコイ
ンを搬送するコイン搬送手段と、該コイン搬送手段の各
所に設けられ、搬送されてきたコインを前記各払出口に
直接分配する分配手段と、各分配手段により分配される
コインの数をそれぞれ計数する計数手段と、前記各払出
口へのコインの払い出しを指示する払出指示手段と、該
払出指示手段の指示の内容に応じた枚数のコインが前記
計数手段によって計数されるまで前記分配手段を作動さ
せる分配制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明のコイン払出装置によれば、各払出口へ
のコインの払い出しが指示されると、指示の内容に応じ
た枚数のコインが計数手段によって計数されるまで分配
手段が作動して、コインがコイン搬送手段から各払出口
に直接払い出される。
【0010】ここで、例えば、本装置を遊技用メダル払
出装置として構成した場合、メダルの払い出し指示は、
遊技機での入賞やメダル貸出機への硬貨の投入等に応じ
て、各遊技機又は各メダル貸出機側から出される。ま
た、本装置を硬貨払出装置として構成した場合、硬貨の
払い出し指示は、両替機への紙幣・硬貨の投入やメダル
貸出機等が釣銭を払い出す場合等に応じて、各両替機又
は各メダル貸出機等から出される。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。実施例としてのコイン配給装置は、図1に示すよ
うに、パチンコ機1と玉貸機3とが交互に複数配列され
た遊技島5に設けられる両替機として構成してある。
【0012】この両替機は、遊技島5の上部に設けた軌
道11に取り付けられた移動式の紙幣投入機13と、紙
幣投入機13を遊技島5の各所へ呼び寄せるための呼び
寄せスイッチ15とを備え、呼び寄せスイッチ15が押
された位置へ紙幣投入機13が移動し、両替すべき紙幣
を受け入れるようになっている。
【0013】また、両替用の硬貨を蓄えるため遊技島5
の一端上部に設けられた送出ホッパー21と、送出ホッ
パー21から送り出される硬貨を一列に並べて収納可能
な搬送レール23と、搬送レール23の硬貨を順次下流
へと搬送する搬送ベルト25と、搬送された硬貨を遊技
島各所へ払い出すための払出シャッタ27と、払出シャ
ッタ27から払い出された硬貨を、玉貸機3の下部に設
けられた硬貨払出口29へと導く硬貨払出通路31と、
各払出シャッタ27を通過する硬貨を計数する計数セン
サ33と、搬送レール23の上流部にてレール内の硬貨
の有無を検出する硬貨有無センサ35とを備え、払出シ
ャッタ27を開閉動作させることにより、搬送レール2
3の硬貨を所定の硬貨払出口29へ払い出すようになっ
ている。なお、硬貨払出口29は、玉貸機3に不良硬貨
が投入された場合の排出口も兼ねている。
【0014】更に、各玉貸機3に投入された硬貨を回収
するため遊技島5の内部に配置された回収コンベヤ41
と、回収された硬貨を貯留するため遊技島5の一端下部
に配設された貯留タンク43と、貯留タンク43の硬貨
を少しずつ送り出す送出機45と、送り出された硬貨を
上記送出ホッパー21へと持ち上げるリフター47とを
備え、玉貸機3に投入された硬貨を両替用の硬貨として
循環させて使っている。
【0015】更にまた、搬送レール23の硬貨を貯留タ
ンク43に回収するための回収シャッタ51,硬貨回収
通路53も備える。なお、本実施例の両替機は、100
0円札を投入して2枚の500円硬貨に両替することが
できる。
【0016】次に、これら各構成のうち、特徴的な部分
について更に詳しく説明する。紙幣投入機13は、図2
に示すように、軌道11両端のスプロケット61に張設
されたチェーン62に連結され、チェーン62を駆動さ
せることによって軌道11に沿って左右に移動する。軌
道11の内部には、紙幣投入機13の停止位置に対応さ
せて位置検出センサ63が配設され、紙幣投入機13の
背面側には移動位置検出プレート64a〜64cが固定
されている。この移動位置検出プレート64a〜64c
は、紙幣投入機13の背面側中央に1箇所と、その左右
に1箇所ずつとの3箇所にそれぞれ設けられ、それぞれ
が紙幣投入機13が移動した際に位置検出センサ63の
発光部と受光部との間を通過する。これにより、紙幣投
入機13の軌道7上での位置が検出され、呼び寄せスイ
ッチ15の押された位置に移動・停止させる制御が行わ
れる。
【0017】また、この紙幣投入機13は、両替する紙
幣を投入するための紙幣挿入口65と、紙幣挿入口65
から挿入された紙幣の真贋判別、額面判断、贋物紙幣の
排出、正規紙幣の送り込み等を実施する紙幣識別装置6
6と、着脱自在な紙幣収納ボックス67と、紙幣識別装
置66から紙幣収納ボックス67へ正規紙幣を搬送する
紙片搬送装置68と、投入された紙幣の額や、利用者へ
のメッセージ等を表示する表示器69とを備え、所定の
紙幣(実施例では1000円札)が投入された場合にの
み当該紙幣を受け入れる。
【0018】送出ホッパー21は、図3(a),(b)
に示すように、傾斜したフレーム71に回転自在に取り
付けられて図示しないモータにて回転させられるフィー
ドディスク72と、フィードディスク72の外周近辺に
適切なピッチで突設されたピン73と、フィードディス
ク72を取り囲むように設けられ、内部に硬貨が入れら
れるハウジング74とを備える。フィードディスク72
の外周近辺は、中央部よりも硬貨1枚の厚さ分だけ低く
された段部72aが形成され、ピン73はこの段部72
aに配置されている。フィードディスク72が図示矢印
方向に回転駆動されると、ピン73に硬貨が引っかけら
れ、ハウジング74の内面と段部72aに案内されて1
枚ずつ搬送され、ガイド75に沿って搬送レール23へ
と押し出されてゆく。
【0019】搬送レール23は、図1に示した通り、送
出ホッパー21から送り出された硬貨Cを内部に1枚ず
つ並べて収納しており、ここに収納された硬貨は、図
4,図5に示すように、上端部分が搬送ベルト25に当
接している。この搬送ベルト25は、図4に矢印で示す
ように循環駆動され、硬貨Cを搬送レール23の上で転
がしながら下流の方向(図4の左方向)へ向かって搬送
する。また、図1に示した通り、搬送レール23の上流
部には硬貨有無センサ35が配置されている。この硬貨
有無センサ35は、硬貨Cによって投光部と受光部との
間が遮られるとオンになるフォトセンサで、このセンサ
がオンとなっている場合に、搬送レール23内に硬貨C
が満杯になっていると判断する。上記送出ホッパー21
は、この硬貨有無センサ35がオフになると作動させら
れ、搬送レール23へ硬貨を送出する。
【0020】この搬送レール23の各所には、硬貨を排
出するための払出シャッタ27及び硬貨払出通路31が
設けられている。払出シャッタ27は、図4,図5に示
すとおり、搬送レール23に形成された硬貨排出口23
aを上端部81aで閉鎖するシュート兼用シャッタ81
と、シュート兼用シャッタ81を囲んで設けられたガイ
ド枠82と、支点83を軸にして上記シュート兼用シャ
ッタ81及びガイド枠82を回動させるソレノイド84
とを備える。ソレノイド84に通電すると、図6に示す
ように、シュート兼用シャッタ81が回動して搬送レー
ル23の硬貨排出口23aから硬貨Cが落下し、通電を
止めるとバネ85によってシュート兼用シャッタ81が
図5の回動位置に戻されて硬貨排出口23aを閉じる。
【0021】この開閉動作によって硬貨排出口23aか
ら落ちる硬貨Cの枚数は、硬貨排出口23aのやや上方
にある計数センサ33によって数えられる。計数センサ
33は反射型フォトセンサで、硬貨Cが搬送レール23
上にある場合(図5参照)、硬貨Cからの反射光を受け
てオンとなり、硬貨Cが搬送レール23上にない場合
(図6参照)、硬貨Cによる反射がないためオフとな
る。したがって、オフとなったタイミングでカウントを
取ることによって払出枚数がわかる。
【0022】硬貨排出口23aから落とされた硬貨C
は、シュート兼用シャッタ81に導かれて硬貨払出通路
31に入る。硬貨払出通路31は、硬貨Cを受け取りや
すいように上部31aが広口にされ、受け取った硬貨C
を図1に示した各玉貸機3の下部にある硬貨払出口29
へと導くように配設されている。また、この硬貨払出通
路31の途中には、図4〜図6に示すとおり、払出確認
センサ91が配置されている。払出確認センサ91は、
落下する硬貨Cが投光部と受光部との間を通過するよう
に配置されたフォトセンサで、硬貨Cが予定通りの枚数
通過したか否かを確認するために設けられている。
【0023】なお、回収シャッタ51,硬貨回収通路5
3も、硬貨の搬送先が貯留タンク43となることを除
き、払出シャッタ27,硬貨払出通路31とほぼ同様に
構成されている。以上の構成において、図1に示した回
収コンベヤ41は電源投入によって連続作動して、玉貸
機3に投入された硬貨を貯留タンク43へと回収してい
る。また、リフター47は、送出ホッパー21内の硬貨
が所定より少なくなると作動して、ある程度の量の硬貨
が常に送出ホッパー21内に蓄えられているようにして
いる。更に、紙幣投入機13,搬送ベルト25,各払出
シャッタ27,回収シャッタ51は、以下に説明する電
子制御装置101によって動作を制御される。
【0024】電子制御装置101には、図7に示すとお
り、紙幣投入機13を軌道11に沿って移動させるため
のモータ等を駆動する紙幣投入機移動用駆動回路105
と、搬送ベルト25を駆動制御する搬送ベルト用駆動回
路107と、払出シャッタ27を開閉動作させる払出シ
ャッタ用駆動回路109と、回収シャッタ51を開閉動
作させる回収シャッタ用駆動回路111とが接続され、
各回路に駆動信号を出力する。また、紙幣投入機13が
接続され、正規紙幣の受取,動作不良発生を示す信号の
入力、硬貨の払出完了を示す信号の出力等、相互に信号
の入出力を行う。更に、紙幣投入機13での紙幣受取完
了を検出する紙幣センサ121と、紙幣投入機13の移
動位置を検出する各位置検出センサ63と、搬送レール
23の収納硬貨不足を検出する硬貨有無センサ35と、
払出枚数をカウントする各計数センサ33と、正常に払
出が行われたか否かを確認する払出確認センサ91等が
接続され、これらのセンサの検出信号がそれぞれ入力さ
れる。なお、この電子制御装置101は、周知のCP
U,ROM,RAM等を中心に構成された論理演算回路
である。
【0025】次に、この電子制御装置101によって制
御された両替機の動作について説明する。この両替機
は、図8に示す硬貨充填処理によって、常に搬送レール
23内に硬貨が満杯になっているようにしている。
【0026】まず、電子制御装置101は、図8に示す
ように、硬貨有無センサ35の検出信号に基づき、搬送
レール23に硬貨が満杯になっているか否かをチェック
する(S10)。両替機の始動時には硬貨が満たされて
おらず、硬貨有無センサ35がオフとなるので(S1
0:NO)、電子制御装置101は送出ホッパー21を
作動させ(S20)、搬送ベルト25も作動させる(S
30)。この結果、硬貨が1枚ずつ搬送レール23へと
送出され、搬送レール23には硬貨がぎっしりと並べら
れてゆく。次に、再び、硬貨有無センサ35の検出信号
に基づき、搬送レール23に硬貨が満杯になっているか
否かをチェックする(S40)。硬貨が順次送出され
て、硬貨有無センサ35の位置まで詰まると、硬貨有無
センサ35がオンとなるので(S40:YES)、送出
ホッパー21を停止させ(S50)、搬送ベルト25も
停止させる(S60)。この結果、搬送レール23内に
は、送出ホッパー21が停止するまでに送出された硬貨
が詰まる。以降は、S10へと戻り、搬送レール23内
の硬貨が払い出されてある程度以上減るたびに、S20
以降の処理が実行される。
【0027】以上の処理とは別に、呼び寄せスイッチ1
5が押されるたびに、図9の両替処理が実行される。両
替処理では、図9に示すように、まず、呼び寄せスイッ
チ15が押された位置へ紙幣投入機13を移動させる紙
幣投入機移動処理が行われる(S100)。このS10
0の移動処理の内容は、詳しくは図10に示す処理にな
る。
【0028】まず、紙幣投入機13を、すでに、いずれ
かの停止位置で停止させるために、停止位置の確認処理
を実行中であるか否かを調べ(S110)、紙幣投入機
13が紙幣の受け入れをできるか否かについて判断する
(S120)。停止位置の確認処理中であれば当該処理
が終了するまで待機し(S110:YES)、又、紙幣
投入機13の外部カバーが開いている等の原因により、
紙幣の受け入れができない状態であれば、紙幣受け入れ
ができる状態になるまで待機する(S120:NO)。
【0029】S110,120で確認処理が終了し、か
つ紙幣受け入れ状態にあると判断した場合は(S11
0:NO,S120:YES)、呼び寄せスイッチ15
の押された呼び寄せ位置を判別し(S130)、次いで
現在停止している現在停止位置の判別を行う(S14
0)。そして、これらの判別結果に基づいて、紙幣投入
機13の移動方向を決定しその移動距離を算出する(S
150)。
【0030】次に、紙幣投入機移動用駆動回路105に
上記移動方向・距離に応じた駆動信号を出力して紙幣投
入機13を移動させ(S160)、紙幣投入機13が呼
び寄せ位置に到達したか否かを、呼び寄せ位置に対応す
る位置検出センサ63の検出信号から判断する(S17
0)。ここで、位置検出センサ63から検出信号が無け
れば、S150で算出した距離だけ紙幣投入機13を移
動させたにもかかわらずその呼び寄せ位置に到達してい
ないので、当該位置検出センサ63の異常としてその旨
を表示器69に表示して(S180)、本ルーチンを一
旦終了する。
【0031】一方、押された呼び寄せスイッチ15に対
応する位置検出センサ63から検出信号を入力すれば、
紙幣投入機13が呼び寄せ位置に到達したとして、当該
呼び寄せスイッチ15をリセットすると共に上記駆動信
号の出力を停止して(S190)、紙幣投入機13を呼
び寄せ位置に停止させる。ここで、例えば、紙幣投入機
13が右に移動する場合には、図2において右の移動位
置検出プレート64cが位置検出センサ63の発光部と
受光部との間を遮ったときに、駆動回路105への駆動
信号を停止し、さらに、中央の移動位置検出プレート6
4bが位置検出センサ63の発光部と受光部との間を遮
ったときに、駆動用モータが備えるブレーキを作動させ
る。このように紙幣投入機13を停止させることによっ
て、停止位置を安定して一定の位置にすることができ、
かつ停止時に紙幣投入機13に加わるショックを緩和す
ることもできる。
【0032】なお、ある呼び寄せスイッチ15が押され
て、その位置に向けて紙幣投入機13が移動中に、目標
位置までの移動経路上にある他の呼び寄せスイッチ15
が押されたときには、その位置を紙幣投入機13が通過
していなければ、まず後から押された呼び寄せスイッチ
15に対応する位置に紙幣投入機13を停止させ、両替
動作を実施してから、あらためて先に呼び寄せスイッチ
15が押された位置に移動させるよう構成されている。
【0033】さて、以上のようにして図9におけるS1
00の移動処理を終えると、次に紙幣投入機13に投入
される紙幣を受け取る紙幣投入処理が実行される(S2
00)。このS200の紙幣投入処理は、詳しくは図1
1に示す処理になる。まず、紙幣を受け入れるために待
機して(S210)、紙幣が投入されたら(S210:
YES)、紙幣受取部用駆動回路103に駆動信号を出
力して、紙幣投入機13に挿入された紙幣の真贋判別,
額面判断,贋物紙幣の排出,正規紙幣の送り込み,正規
紙幣の搬送及び持ち上げ・収納等を行う(S220)。
なお、これらの処理は周知の両替機における紙幣の受け
入れ処理と同様で、実施例では、1000円札のみを判
別して受け入れる。
【0034】こうして図9におけるS200の紙幣投入
処理を終えると、次に、受け入れた紙幣の額面に応じた
枚数の硬貨を払い出す硬貨払出処理を行う(S30
0)。このS300の硬貨払出処理は、詳しくは図12
に示すようになる。まず、搬送ベルト用駆動回路107
に駆動信号を出力して、搬送ベルト25を作動させる
(S310)。そして、払出シャッタ用駆動回路109
に駆動信号を出力して、呼び寄せスイッチ15の押され
た位置に応じた払出シャッタ27を開く(S320)。
この結果、その払出シャッタ27の真上にあった硬貨が
落下し、その位置へは隣の硬貨が搬送ベルト25によっ
て順に送られる。ここでいう隣の硬貨とは、図4におい
て、右隣の硬貨である。実施例では、左隣の硬貨は搬送
ベルト25によって左方向へ付勢されているので、右向
きには転がってこない。即ち、実施例において、搬送ベ
ルト25は、硬貨を下流側へと搬送する手段であると同
時に、硬貨が逆戻りしないように付勢する逆戻り防止手
段としても作用している。
【0035】次に、硬貨が所定枚数払い出されるのを計
数センサ33によってカウントする(S330)。実施
例では、500円硬貨を2枚だけ払い出すので、1枚目
の硬貨が落下して計数センサ33がオフとなり、次の硬
貨が搬送されてきて計数センサ33がオンとなり、更に
その硬貨も落下して計数センサ33がオフとなったとき
に、2枚の硬貨が払い出されたと判定できる。なお、こ
のとき同時に、払出確認センサ91でも払出枚数がカウ
ントされ、計数センサ33のカウント数と異なる場合に
は硬貨が途中で引っかかった可能性があるため、その旨
のエラーコードを表示器69に表示して、紙幣の受け入
れを中止する。
【0036】こうして所定枚数の硬貨を払い出したら、
払出シャッタ用駆動回路109への駆動信号を停止し
て、開いていた払出シャッタ27を閉める(S34
0)。そして、搬送ベルト25も停止させる(S35
0)。以上の処理によって、呼び寄せスイッチ15が押
された位置での両替が終わる。
【0037】さて次に、搬送レール23に収納された両
替用硬貨の回収について説明する。硬貨の回収は、図示
しない回収スイッチを押すと実行される制御で、図13
のフローチャートに示す硬貨回収処理によって行われ
る。まず、この処理が開始されると、回収シャッタ用駆
動回路111に駆動信号が出力され、回収シャッタ51
が開かれる(S410)。そして、搬送ベルト用駆動回
路107に逆転の駆動信号を出力して、搬送ベルト25
を通常とは逆回転するように作動させる(S420)。
この結果、搬送レール23に収納された硬貨は、順に回
収シャッタ51へと搬送され、ここから硬貨回収通路5
3を介して貯留タンク43へ落とされる。そして、回収
に必要な所定時間が経過するのを待って(S430)、
搬送ベルト用駆動回路107への駆動信号が停止され、
搬送ベルト25が止められる(S440)。そして、回
収シャッタ用駆動回路111への駆動信号も停止され、
回収シャッタ51が閉じられる(S450)。
【0038】以上説明したように、本実施例の両替機に
よれば、硬貨払出口29へ搬送レール23から直接に硬
貨を落下させるようにしたので、硬貨払出口29に対応
してそれぞれに両替用硬貨をストックしなくても良い。
したがって、それぞれに両替用硬貨をストックする場合
に比べて、全体のストック量は少なくてもよくなる。
【0039】また、硬貨の回収に当たっては、搬送レー
ル23の一ヶ所からまとめて回収するだけでよいので、
払出口毎に硬貨をストックしてある場合に比べて格段に
回収が楽になる。特に実施例では、簡単に一つの貯留タ
ンク43へ回収できる構成をも備えたので、硬貨の回収
に人手や時間がより一層かからない。
【0040】更に、パチンコ機1同士の狭いスペースに
払出硬貨用のホッパーや排出機構を設けなくてもよいの
で、狭くても簡単に両替機を設置できる。特に、実施例
では、紙幣投入機13を移動式にすると共に、硬貨払出
口29を玉貸機3の不良硬貨排出口と兼用しているの
で、玉貸機3と本両替機の硬貨払出部分とがきわめてコ
ンパクトに台間に収まっている。したがって、遊技者は
まったく席を立たずにパチンコ機を使うことができる。
【0041】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
の種々なる態様を採用することができる。例えば、実施
例では、払出確認センサ91によって硬貨の払出が確認
できない場合に、エラーを表示して両替を中止するよう
に構成したが、1度あるいは数度にわたって払出シャッ
タ27を再作動させて、払い出しを促してみるようにし
てもよい。但し、誤って多くの硬貨を排出し過ぎないた
めには、実施例のようにしておく方がよい。
【0042】また、実施例では、適切なタイミングで払
出シャッタ29を閉じることによって、所定枚数の硬貨
が払い出されるように構成したが、ステッピングモータ
を使って所定枚数の硬貨だけが搬送される程度に搬送ベ
ルト25を作動させる様に構成すれば、払出シャッタ2
7を特定のタイミングで閉じるように制御しなくてもよ
い。
【0043】加えて、実施例では、硬貨払い出しの際
に、搬送ベルト25を駆動することによって下流側の硬
貨が逆戻りしないようにしてあったが、この逆戻り防止
手段としては、単に搬送レール23を下流側へむかって
下がるように傾斜させて配置してもよい。
【0044】また、実施例では、両替用硬貨を蓄えるた
めに遊技島の一端上部に送出ホッパー21を設けたが、
このホッパーは、例えば遊技場の事務所の中に設置して
おいて、各遊技島に硬貨を送り出すようにしても良い。
更に、実施例では、硬貨を立てて一列に並べると共に転
がしながら搬送する搬送レール23を示したが、遊技島
5の上部における搬送方法は何らこれに限らない。例え
ば、硬貨を横に寝かせて滑らせながらレール上に押し出
したり、ベルトコンベヤに載せて順に搬送するなど、周
知の様々な方法を採用できる。
【0045】更にまた、実施例では、1000円札を5
00円硬貨2枚に両替する両替機を示したが、5000
円,10000円の受け入れを可能にしたり、100円
硬貨に両替する両替機にしてもよい。また、紙幣投入機
を移動式にしなくても、パチンコ機1の間に固定される
周知の紙幣投入機であってもよい。また、実施例では、
玉貸機3の下部に硬貨払出口29を設けたが、硬貨払出
口29はパチンコ機1に設けてもよく、それ以外にも遊
技島5に専用に設けた受け皿などに払い出すようにして
もよい。
【0046】更に加えて、実施例のような両替機に限ら
ず、スロットマシン等のメダルゲーム機で使われる遊技
用メダルの払出装置として構成してもよい。この場合
は、スロットマシンにメダルを払い出す払出シャッタ
と、台間のメダル貸出機にメダルを払い出す払出シャッ
タとをそれぞれ搬送レールに設け、実施例同様に必要枚
数をセンサで計数して直接各機の払出口へ硬貨を払い出
すようにする。スロットマシンの場合は、入賞時に信号
を出力して景品メダルを払い出させ、メダル貸出機の場
合は、貨幣やプリペイドカードの投入を受け付けたら所
要枚数のメダルを払い出させる。
【0047】なお、実施例において、玉貸機3に投入さ
れ得る硬貨が、例えば、100円硬貨と500円硬貨と
の2種類であるような場合には、回収コンベヤ41と貯
留タンク43との間に硬貨選別機を設置して、貯留タン
ク43には500円硬貨だけが入るようにしておくとよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、払出用の硬
貨やメダルを、両替機やスロットマシン,メダル貸出機
のそれぞれにストックしないので、大量のメダルをスト
ック分として準備しなくてもよい。
【0049】また、ストックした硬貨やメダルを全部回
収したい場合には、両替機やスロットマシン,メダル貸
出機のそれぞれから回収しなくても、搬送手段からだけ
回収すればよいので、回収に人手や時間がかからない。
更に、両替機やスロットマシン,メダル貸出機のそれぞ
れにメダルホッパーや排出機構を内蔵しなくてもよいの
で、両替機等がコンパクトになって狭いスペースにも容
易に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の両替機の全体を示す構成図である。
【図2】 実施例における紙幣投入機を示す構成図であ
る。
【図3】 実施例における送出ホッパーを示す構成図で
ある。
【図4】 実施例における搬送レール及び払出シャッタ
を示す正面図である。
【図5】 実施例における搬送レール及び払出シャッタ
を右からみた断面図である。
【図6】 払出シャッタが開いた状態における搬送レー
ル及び払出シャッタを右からみた断面図である。
【図7】 実施例の制御回路の構成を表すブロック図で
ある。
【図8】 実施例の硬貨充填処理のフローチャートであ
る。
【図9】 実施例の両替処理のフローチャートである。
【図10】 実施例の紙幣投入機移動処理のフローチャ
ートである。
【図11】 実施例の紙幣投入処理のフローチャートで
ある。
【図12】 実施例の硬貨払出処理のフローチャートで
ある。
【図13】 実施例の硬貨回収処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1・・・パチンコ機、3・・・玉貸機、5・・・遊技
島、11・・・軌道、13・・・紙幣投入機、15・・
・呼び寄せスイッチ、21・・・送出ホッパー、23・
・・搬送レール、23a・・・硬貨排出口、25・・・
搬送ベルト、27・・・払出シャッタ、29・・・硬貨
払出口、31・・・硬貨払出通路、31a・・・上部、
33・・・計数センサ、35・・・硬貨有無センサ、4
1・・・回収コンベヤ、43・・・貯留タンク、45・
・・送出機、47・・・リフター、51・・・回収シャ
ッタ、53・・・硬貨回収通路、61・・・スプロケッ
ト、62・・・チェーン、63・・・位置検出センサ、
64a〜64c・・・移動位置検出プレート、65・・
・紙幣挿入口、66・・・紙幣識別装置、67・・・紙
幣収納ボックス、68・・・紙片搬送装置、69・・・
表示器、71・・・フレーム、72・・・フィードディ
スク、73・・・ピン、74・・・ハウジング、75・
・・ガイド、81・・・シュート兼用シャッタ、82・
・・ガイド枠、83・・・支点、84・・・ソレノイ
ド、85・・・バネ、91・・・払出確認センサ、10
1・・・電子制御装置、105・・・紙幣投入機移動用
駆動回路、107・・・搬送ベルト用駆動回路、109
・・・払出シャッタ用駆動回路、111・・・回収シャ
ッタ用駆動回路、C・・・硬貨。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技島に設けられた両替機,遊技機,メ
    ダル貸出機等の備えるコイン払出口へ、硬貨,遊技用メ
    ダル等のコイン類を払い出すコイン払出装置であって、 コインタンクから前記各払出口の上方までコインを搬送
    するコイン搬送手段と、 該コイン搬送手段の各所に設けられ、搬送されてきたコ
    インを前記各払出口に直接分配する分配手段と、 各分配手段により分配されるコインの数をそれぞれ計数
    する計数手段と、 前記各払出口へのコインの払い出しを指示する払出指示
    手段と、 該払出指示手段の指示の内容に応じた枚数のコインが前
    記計数手段によって計数されるまで前記分配手段を作動
    させる分配制御手段とを備えたことを特徴とするコイン
    払出装置。
JP33349293A 1993-12-27 1993-12-27 コイン払出装置 Pending JPH07185120A (ja)

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JP33349293A JPH07185120A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コイン払出装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007195804A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Samii Kk 遊技機
JP2008237683A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Glory Kiki Co Ltd 遊技媒体補給装置
US7530440B2 (en) 2002-10-30 2009-05-12 Aruze Corp Gaming machine

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JP2007195804A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Samii Kk 遊技機
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