JPH0430077B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0430077B2
JPH0430077B2 JP57039638A JP3963882A JPH0430077B2 JP H0430077 B2 JPH0430077 B2 JP H0430077B2 JP 57039638 A JP57039638 A JP 57039638A JP 3963882 A JP3963882 A JP 3963882A JP H0430077 B2 JPH0430077 B2 JP H0430077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coins
bucket
coin
deposit
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57039638A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58158789A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP57039638A priority Critical patent/JPS58158789A/ja
Publication of JPS58158789A publication Critical patent/JPS58158789A/ja
Publication of JPH0430077B2 publication Critical patent/JPH0430077B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この発明は、特にATM(自動預金支払機)や
窓口装置等に用いられる入出金機への適用が好ま
しい硬貨処理装置に関する。
(b) 従来の技術 現在実用に供されているATMは紙幣の入出金
処理が可能であるが硬貨の入出金装置を付属して
いないため、貨幣全般の処理機能が充分でない。
しかし情報処理上、紙幣と硬貨を区別する本質的
相違がないため、システムを複雑化することな
く、現状のATMに硬貨入出金機を接続すること
が可能である。
第1図はこの硬貨入出金機をATMに接続した
時のブロツク図を示している。センタ1に伝送ラ
イン2によつて接続されるATM部3は制御部3
a,機構部3bおよび接客部3cから構成され、
制御部3aはCPU,メモリ,モニタパネル制御
部,オンライン伝送部,/O制御部を有する。
また機構部3bは、磁気カード記録再生部、伝票
発行部、紙幣入力部、紙幣放出部および通帳プリ
ンタ部で構成され、紙幣入力部と紙幣放出部とで
紙幣入出金部を構成する。接客部3cは、CRT
表示部とキーボード部で構成され、顧客が対話形
式で入出金操作を行うようにしている。
上記の構成からなるATM3に接続される硬貨
入出金機4は/O伝送ライン5によつて制御部
3aに接続される/O伝送部、CPU,メモリ
および/O制御部を有する硬貨入出金制御部4
aと硬貨入出金機構部、入金部に取り付けられる
シヤツター部を有する硬貨入出金装置4bとで構
成される。
ところで、上記システムの硬貨入出金装置の硬
貨処理機能としては、取り扱いの重要性から硬貨
を投入した後に顧客がその硬貨を入金するかどう
かの再確認をできるようにすることが要求され
る。つまり、機構上紙幣入出金機に使用される一
時ストア装置と同様の装置をこの硬貨処理装置に
も適用する必要がある。更に、このような硬貨処
理装置は、入金硬貨を出金用に使えるような機構
にするのが望ましく、そのために入出金硬貨を集
めておくスタツカー部と出金時にこのスタツカー
部から必要な硬貨を取り出す装置を設けるととも
に、スタツカー部に硬貨が不足した時に計数され
た硬貨が外部から補給されるようにすることが必
要である。
上記の要求を満足する装置として例えば特開昭
55−18733号公報に開示された両替機では、金種
毎に放出する硬貨を一時貯留する一時保留装置を
備え、放出または回収指示に応じて一時保留装置
の開放面を変えることにより、保留硬貨を放出部
または回収部の何れかに導くようにしている。ま
た、特開昭53−21996号公報に開示された補給装
置では、複数並設された自動販売機の上部にベル
トを張架し、このベルトに固定したバケツトを介
して各自動販売機に硬貨を補給するようにしてい
る。
(c) 発明が解決しようとする課題 しかしながら、特開昭55−18733号公報に開示
された両替機では、保留する硬貨の金種毎に一時
保留装置を備えることとしているため、一時保留
装置から硬貨を放出部および回収部に導くための
機構が金種毎に設けられた各一時保留装置のそれ
ぞれに必要となり、装置の構成が複雑化する問題
があつた。
また、特開昭53−21996号公報に開示された補
給装置では、硬貨の補充作業時に硬貨を一時バケ
ツト内に収納した後にこれを補充するようにして
いたため、バケツトからの硬貨の落下を防止して
安定な状態で硬貨を収納しておくためにはバケツ
トの形状を硬貨の収納枚数に比較して充分に大き
くしておかなければならず、装置の大型化を招く
問題がある。逆にバケツトの大きさを規制すると
硬貨の収納枚数が不足し、所定枚数の硬貨を補充
するためにバケツトの移動を複数回行わなければ
ならず、補充作業が長時間化する問題があつた。
更に、硬貨の入出金処理の都合上、補充した硬
貨の種別および枚数を把握しておかなければなら
ないが、上記何れの装置においても補充された硬
貨の識別および計数を行うための構成を備えてお
らず、補充作業に先立つて係員が補充する硬貨の
枚数を金種別に計数しなければならず、補充作業
時の作業性が劣悪になる問題があつた。
この発明の目的は、金種別に形成された複数の
収納部を備えたバケツトを介して硬貨の入金また
は返却処理を実行し、硬貨の補充作業時にはこの
バケツトを用いることなくスタツカー部に硬貨が
導かれるようにし、更に入金部において補充され
た硬貨を硬貨識別手段によつて識別および計数す
るようにし、バケツトを動作させる機構を硬貨の
金種のそれぞれに対応して備える必要をなくし、
更に硬貨補充量を考慮することなくバケツト容量
を決定できるようにし、構成の簡略化および装置
の小型化を実現できるとともに、補充作業時にお
ける硬貨の識別および計数を不要にし、補充作業
を容易化できる硬貨処理装置を提供することにあ
る。
(d)課題を解決するための手段 この発明の硬貨処理装置は、硬貨の入金および
補充を受け付ける入金部と、硬貨を放出する出金
部と、入金部の下方において入金部から入金また
は補充された硬貨の識別および計数を行う硬貨識
別手段と、硬貨識別手段において識別および計数
された正貨を金種別に下方に導く複数の入金用シ
ユートと、入金用シユートの下方で回転自在にさ
れホームポジシヨンにおいて開口部が入金用シユ
ートのそれぞれに対応する複数の収納部を形成し
たカツプ状のバケツトと、バケツトの下方におい
てバケツトの各収納部に対応して設けられ、下面
から所定枚数の硬貨を放出する金種別のスタツカ
ー部と、スタツカー部の下方から出金部までの間
に硬貨搬送路を構成する搬送手段と、硬貨識別手
段において識別された偽貨を搬送手段に導く返却
用シユートと、入金モードにおいてバケツト内に
収納された硬貨をスタツカー部に入金する入金時
に開口部がスタツカー部側に位置する方向に前記
バケツトを回転させ、入金モードにおいてバケツ
ト内に収納された硬貨を返却用シユートに返却す
る返却時に開口部が返却用シユート側に位置する
方向に前記バケツトを回転させ、補充モード時に
おいて入金部からの硬貨補充開始前から補充終了
までの間に開口部が前記入金用シユートに対向し
ない位置に前記バケツトを回転させるバケツト回
転制御手段と、を設けたことを特徴とする。
(e) 作用 この発明においては、入金部に入金または補充
された硬貨が入金部の下方に位置する硬貨識別手
段によつて識別および計数される。硬貨識別手段
において識別および計数された正貨は金種別に入
金用シユートを介して下方に導かれ、バケツトに
形成された収納部に開口部から収納される。一
方、硬貨識別手段において識別された偽貨は出金
用シユートから搬送手段に導かれる。入金モード
の入金時には開口部がスタツカー部側に位置する
方向にバケツトが回転されるため、バケツトの収
納部内に収納された正貨はスタツカー部に落下す
る。一方、入金モードの返却時には開口部が出金
用シユート側に位置する方向にバケツトが回転さ
れるため、収納部内に収納された硬貨は出金用シ
ユートから搬送手段に導かれる。また、補充モー
ド時においても開口部が出金用シユート側に位置
する方向にバケツトが回転されるため、入金部か
ら硬貨識別手段および入金用シユートを経由して
落下した硬貨はバケツトの収納部に収納されるこ
とがなく、バケツトの側面および底面部に当接し
た後スタツカー部に収納される。なお、補充硬貨
は入金部において受け入れられるため、補充硬貨
も硬貨識別手段を通過して識別および計数を受け
る。したがつて、補充作業時には補充する硬貨の
金種毎の枚数を予め計数しておく必要がない。ま
た、金種毎に分けて補充する必要もない。
(f) 実施例 第2図A,Bはこの発明の実施例である硬貨入
出金装置の内部構造の正面図、側面図を示す。
入金部である入金ホツパ6と出金部である出金
口7は操作上の見地から入出金装置の本体50の
上方に並設され、この入金ホツパ6と出金口7の
上方に通常時は閉じているシヤツター8が設けら
れている。入金ホツパ6にはホツパ内の硬貨の残
量を検出するホツパ残量検知センサ9が取り付け
られ、入金硬貨が全てホツパ内から放出されたか
どうかを検出する。入金ホツパ6の後方には硬貨
の外径を識別して、放出硬貨を外径に応じて1
円、5円、10円、50円、100円、500円の各硬貨の
通路10に導く外径検銭機構11が配置される。
この外径検銭機構11は、上記6種類の各硬貨を
選択的に通過させる硬貨選別板110とこの硬貨
選別板110上を硬貨を搬送する硬貨選別用ベル
ト111とで構成される公知の機構である。
上記通路10を構成する6個の通路、つまり1
円用通路、5円用通路、10円通路、50円用通路、
100円通路、500円通路はそれぞれ途中で入金用シ
ユート100と返却用シユート101とに分岐
し、入金用シユート100は一個の返却用シユー
ト101を中心に、左右に1円、5円、10円用シ
ユートと50円、100円、500円シユートの3個ずつ
のシユートに分けて配置される。各通路の途中に
は、正、偽貨判定用センサ12と、正貨を入金用
シユートに導き偽貨を返却用シユートに導くリジ
エクトソレノイド13が設けられる。また、上記
各入金用シユート100にはストア計数センサ1
4が設けられ、上記各返却用シユートにはリジエ
クト計数センサ15が設けられる。これらのセン
サ14,15はそれぞれ各硬貨の入金用シユート
通過枚数と返却用シユート通過枚数を計数するた
めのものである。なお、この実施例では、上記外
径検銭機構11と正、偽貨判定用センサ12およ
びリジエクトソレノイド13が、入金された硬貨
を識別する硬貨識別手段を構成する。
上記通路10の入金用シユート100の先端1
00aの下方には2個のスタツカー部16が配置
され、またこのスタツカー部16と上記入金用シ
ユート100の先端100aとの間に回転可能な
半円筒カツプ状のバケツト17が2個配置され
る。スタツカー部16とバケツト17は、それぞ
れ1円、5円、10円区域と50円、100円、500円区
域に区分されていて、各区域はその種類の硬貨を
放出する入金用シユート先端部直下に対向する位
置関係にある。
バケツト17は、第3図に示すように回転軸1
8に連結され、回転軸18はモータ19の回転軸
に連結するギア部20にギア係合する。回転軸1
8には切欠部210が形成されたタイミングデイ
スク21が固定され、タイミングデイスク21の
周囲に90°間隔で入金センサ22、一時ストアセ
ンサ23、バイパスセンサ24が配置されてい
る。なお、バケツト17の開口部が上方を向くホ
ームポジシヨンの状態で、切欠部210が丁度一
時ストアセンサ23の位置にくるよう、各センサ
とタイミングデイスク21との相対位置関係が定
められている。
スタツカー部16は各金種の区域毎に硬貨の集
積状態を検出するフルセンサ25とニアエンドセ
ンサ26とを有し、または出金モードの時に駆動
する硬貨放出機構(図示せず)と放出確認センサ
27を備えている。
スタツカー部16から硬貨を放出するための硬
貨放出シユート28の先端出口および上述の返却
シユート101の先端直下には出金、返却または
回収用の水平搬送ベルト29が配置され、モータ
30によつて正、逆方向への搬送が行える構造に
ある。この水平搬送ベルト29の先端部下方には
L字状の出金、返却用ベルト31の水平ベルトの
先端部が臨んでいて、垂直ベルト部の上端部が出
金口7の側方開口部32まで延びている。また、
この垂直ベルト部には垂直搬送ベルト33が接触
していて、硬貨がこの垂直ベルト33と上記垂直
ベルト部に挟持されながら上方へ搬送されるよう
にしている。水平搬送ベルト29の後端部には回
収シユート34およびその下方に着脱自在の回収
箱35が配置され、回収箱35の後方にはその着
脱状態を検出する各回収箱検出スイツチ36が設
けられている。
以上の構成において、入金モード、即ち顧客が
入金を行う時にはまずシヤツタ8を開いて入金ホ
ツパ6内に硬貨を入れる。ホツパへの硬貨の収納
を終えてシヤツタ8を閉じると、ホツパ内の硬貨
は一枚ずつ外径検銭機構11によつて金種に応じ
た通路10に導かれる。通路10に導かれた硬貨
は続いて正、偽貨判定用センサ12によつて正貨
または偽貨として判定され、リジエクトソレノイ
ド13の駆動によつて正貨であれば入金用シユー
ト100に導かれ、偽貨であれば返却用シユート
101に導かれる。なお、上記の動作中、ストア
計数センサ14の出力によつて全ての正貨の合計
金額が算出され、その結果が接客部において表示
される。また、水平搬送ベルト29が返却方向に
駆動されていて、返却用シユート101に導かれ
た偽貨は水平搬送ベルト29および出金、返却用
ベルト31によつて出金口7に返却される。
正貨と判定された硬貨は全て入金用シユート1
00の先端から下方へ放出される。この時、バケ
ツト17はその開口部が上方を向いたホームポジ
シヨンの位置に制御されていて、放出された硬貨
を全てバケツト内に一時ストアする。そして顧客
が確認ボタン(図示せず)を押して入金した金額
の再確認を行うと、バケツト17が矢印A方向に
90°回転する。その結果、一時ストアされていた
硬貨が全てスタツカー部16に収納される。一
方、バケツト内に一時ストアされた状態で顧客が
返却ボタン(図示せず)を押した時は、バケツト
17が矢印B方向に90°回転する。そうすると、
一時ストアされていた硬貨が全て水平搬送ベルト
29上に放出され、入金した硬貨が出金口7に返
却される。
次に出金モードにおいては、オンライン接続さ
れたセンタからの指令に基づいてスタツカー部1
6の硬貨放出機構(図示せず)が動作し、そのス
タツカー部16内に集設されている硬貨を金種毎
に一枚ずつ水平搬送ベルト29上に放出してい
く。そして放出確認センサ27の出力に基づき所
定の金額の硬貨が放出されたことを判定すると、
上記硬貨放出機構の騒動を停止する。
入出金モードでは以上の動作で硬貨処理が行わ
れる。
次にスタツカー部16に係員が硬貨を補充する
場合の補充モード時の動作について説明する。
スタツカー部16に取り付けられるニアエンド
センサ26で硬貨不足が検出されると、ATM3
(第1図参照)のモニタパネル制御部によつて硬
貨補充要の表示が行われる。この状態で係員が動
作モードをテストモードにして硬貨補充ボタンを
操作した時に補充モードとなる。
補充モードでは補充硬貨が入金ホツパ6内に投
入される。また、補充モード設定時においてバケ
ツト17が矢印B方向に90°回転する。入金ホツ
パ6内に投入された硬貨は、入金モード時と同様
に外径検銭機構11で分類され所定の通路10に
導かれるとともに正、偽貨判定用センサ12で正
貨または偽貨の判定を受ける。通常、補充硬貨は
全て正貨であるから、入金された硬貨は入金用シ
ユート100へ導かれ、その先端100aから下
方へ放出される。一方、上述のようにこのモード
ではバケツト17がB方向に90°回転した位置に
制御されている。このため、入金用シユート10
0から放出された硬貨はバケツト17の外壁に当
たり、その周囲に沿つてスタツカー部16内に落
下する。すなわち、補充硬貨は入金モード時と同
様に自動的に分類されるとともに、バケツト17
に一時ストアされずに直接スタツカー部16へ入
金されることになる。このように、補充モードで
は硬貨の自動分類とバケツトでの一時ストア部を
経ない直接補充が行われるため、補充硬貨を準備
する際に作業による硬貨の分類や計数を不必要と
し、またバケツトの容量を超える多量の硬貨を一
度に補充することができる。なお、補充硬貨の計
数は、入金用シユート100を通過する時にセン
サ14によつて行われ、この計数結果は補充した
硬貨枚数としてセンタへ送られることになる。
補充モードでの硬貨処理は上記の動作によつて
行われる。
次に第3図〜第5図を参照してバケツト17の
回転角および回転方向の制御について詳述する。
第4図Aは入金モード時のバケツト制御を説明す
る図であり、同図Bは補充モード時のバケツト制
御を説明する図である。また、第5図Aは入金モ
ード時でのバケツト制御の前半のフローチヤート
を示し、同図Bは入金モードのストア時のフロー
チヤートを示し、同図Cは入金モードの返却時ま
たは補充モード時のフローチヤートを示してい
る。
まず入金モード時においては、n1,n2でバ
ケツト17をホームポジシヨンの位置におく。こ
の制御は、バケツト17の開口部が上方を向くよ
うに、一時ストアセンサ23がタイミングデイス
ク21の切欠部210を検出するまで、モータ1
9を正回転駆動することによつて行う。そしてバ
ケツト17がホームポジシヨンの位置にくると、
モータ19をオフしてn13前半の制御を終了す
る。第4図Aに示す状態は、この前半の制御を終
了した状態を示している。入金モードにおいてバ
ケツト17がこのホームポジシヨンにある時は入
金用シユート100を通過する全ての硬貨40が
このバケツト内に収容される。
バケツト17内に入金された硬貨は一時ストア
された硬貨として次にスタツカー部16にストア
されるか或いは返却のために水平搬送ベルト29
上に放出される。この区別は、前述のように顧客
が確認ボタンを押すか返却ボタンを押すかで決定
される。即ち、バケツト17内に一時ストアされ
た後、確認ボタンが押されるとスタツカー部16
に入金硬貨としてストアされ、返却ボタンが押さ
れると水平搬送ベルト29上に返却硬貨として放
出される。前者の処理は第5図Bの制御手順によ
つて行われ、後者の処理は同図Cの制御手順によ
つて行われる。
第5図Bのn4,n5では、モータ19を逆回
転駆動させて、入金センサ22の位置にタイミン
グデイスク21の切欠部210が到達するまでバ
ケツト17を反時計方向(A方向)に回転させ
る。また、第5図Cのn7,n8では、モータ1
9を正回転駆動させて、バイパスセンサ24の位
置にタイミングデイスク21の切欠部110が到
達するまでバケツト17を時計方向B方向に回転
させる。
前者の動作を終えると、バケツト内に一時スト
アされていた硬貨40は全てスタツカー部16に
ストアされ、一方、後者の動作を終えると、バケ
ツト内に一時ストアされていた硬貨40は全て水
平搬送ベルト29上に放出される。このようにし
てモータ19の回転方向および駆動時間を制御す
ることよつて、入金モード時の硬貨処理が行われ
る。
次に補充モード時の動作説明をする。
このモードではバケツト17を、入金モードの
返却時の制御と同じ制御で回転させる。即ち、第
5図Cの手順に従つてバケツト17の位置を制御
する。ただしこの制御は補充モードにおいて入金
ホツパ6から硬貨が補充される前に行われる。第
4図Bは、この補充モードでの硬貨40の動作を
示す。前述したように第5図Cの手順が実行され
る結果、バケツト17の開口部が右方向を向くよ
うに制御されるため、入金ホツパ6から補充され
て入金用シユート100から放出される硬貨40
はバケツト17の外壁に当たり、ついでその外周
に沿つて下方へ落下する。即ち、入金ホツパ6内
に収納された硬貨は、一時ストアされることなく
通路10を経て連続的に直接スタツカー部16内
に補充されることになる。勿論この場合も入金モ
ード時と同様に硬貨識別が行われるため、入金ホ
ツパ6内に金種の混ざつた硬貨を入れても、スタ
ツカー部16には分類されて補充される。また、
補充用に準備した硬貨の金種毎の枚数がおおよそ
の値であつても、ストア計数センサ14によつて
補充枚数が金種毎に自動的に計数されるから、補
充硬貨の準備段階において計数をする必要がな
い。
以上のように、この実施例での硬貨処理は入金
モード時にはまずバケツト17をホームポジシヨ
ンの位置にして一時ストアし、次いで入金時はA
方向(外回り)に90°回転し、また返却時はB方
向(内回り)に90°回転する一方、補充モード時
には、ホームポジシヨンの位置からB方向(内回
り)に90°させることで行う。したがつて非常に
簡単な制御で一時ストアとその後の処理、および
補充ができ、しかも補充処理が一度に多くできる
という利点がある。
なお、上記の実施例ではバケツト17を、ホー
ムポジシヨンがA方向またはB方向へ90°回転す
る制御を行うようにしたが、補充モード時にだけ
B方向に90°回転し、入金モードの入金時にはホ
ームポジシヨンからA方向に360°回転し、また返
却時にはホームポジシヨンからB方向に360°回転
するように制御してもよい。このように回転制御
を行うと、入金時および返却時において、一時ス
トアされた硬貨がバケツト内に残留することなく
確実にスタツカー部または水平搬送ベルト上に放
出されるようになる。また、同実施例において補
充モード時にバケツトをホームポジシヨンからB
方向(内回り)に90°回転するようにしたが、反
対にA方向(外回り)に90°回転するようにして
もよい。このようにすると、入金用シユート10
0から放出された硬貨が、バケツト17の外周に
接触せずに直接スタツカー部16内に収納される
ようになる。更に、バケツト17の形状は半円筒
形のカツプ状にしているが、半円筒形でなくても
よいのはいうまでもない。
(g) 発明の効果 この発明によれば、バケツトの回転角および回
転方向を制御するだけで一時ストアの機能を充分
に発揮することができ、しかも通路からの放出硬
貨が一時ストアされずに直接スタツカー部へ収納
されるようバケツトの位置を制御することによつ
て、自動的に金種毎に分類し且つ計数しながら硬
貨補充できるという利点がある。更にこの硬貨補
充は、比較的小容量であるバケツトの一時ストア
を経ないため、一度に大量の硬貨の補充を高速に
行うことができる。したがつて、硬貨補充に際し
ては、補充用硬貨の計数や金種別の分類を不必要
とするばかりか、処理を速くすることができ、係
員による操作性が格段に良くなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の適用例である硬貨入出金機
をATMに接続した時のブロツク図、第2図A,
Bはこの発明の実施例である硬貨入出金装置の内
部構造の正面図、側面図、第3図は同装置のバケ
ツトとその制御部の概略斜視図、第4図A,Bは
それぞれ入金モード時と補充モード時のバケツト
制御を説明する図、第5図Aは入金モード時での
バケツト制御の前半のフローチヤート、同図Bは
入金モードのストア時のフローチヤート、同図C
は入金モードの返却時または補充モード時のフロ
ーチヤートを示している。 6……入金ホツパ(入金部)、10……通路、
11……外径検銭機構、12……正、偽貨判定用
センサ、13……リジエクトソレノイド、16…
…スタツカー部、17……バケツト、19……モ
ータ(バケツト回転用)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硬貨の入金および補充を受け付ける入金部
    と、硬貨を放出する出金部と、入金部の下方にお
    いて入金部から入金または補充された硬貨の識別
    および計数を行う硬貨識別手段と、硬貨識別手段
    において識別および計数された正貨を金種別に下
    方に導く複数の入金用シユートと、入金用シユー
    トの下方で回転自在にされ、ホームポジシヨンに
    おいて開口部が入金用シユートのそれぞれに対向
    する複数の収納部を形成したカツプ状のバケツト
    と、バケツトの下方においてバケツトの各収納部
    に対応して設けられ、下面から所定枚数の硬貨を
    放出する金種別のスタツカー部と、スタツカー部
    の下方から出金部までの間に硬貨搬送路を構成す
    る搬送手段と、硬貨識別手段において識別された
    偽貨を搬送手段に導く返却用シユートと、入金モ
    ードにおいてバケツト内に収納された硬貨を入金
    する入金時に開口部がスタツカー部側に位置する
    方向に前記バケツトを回転させ、入金モードにお
    いてバケツト内に収納された硬貨を返却する返却
    時に開口部が返却用シユート側に位置する方向に
    前記バケツトを回転させ、補充モード時における
    入金部からの硬貨補充開始前から補充終了までの
    間に開口部が前記入金用シユートに対向しない位
    置に前記バケツトを回転させるバケツト回転制御
    手段と、を設けたことを特徴とする硬貨処理装
    置。
JP57039638A 1982-03-12 1982-03-12 硬貨処理装置 Granted JPS58158789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57039638A JPS58158789A (ja) 1982-03-12 1982-03-12 硬貨処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57039638A JPS58158789A (ja) 1982-03-12 1982-03-12 硬貨処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58158789A JPS58158789A (ja) 1983-09-21
JPH0430077B2 true JPH0430077B2 (ja) 1992-05-20

Family

ID=12558628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57039638A Granted JPS58158789A (ja) 1982-03-12 1982-03-12 硬貨処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58158789A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636207B2 (ja) * 1984-01-06 1994-05-11 グローリー工業株式会社 貨幣入金機
JPS6129990A (ja) * 1984-07-20 1986-02-12 富士通株式会社 現金取扱装置
JPH0342525Y2 (ja) * 1985-05-09 1991-09-05
JP4548097B2 (ja) * 2004-11-12 2010-09-22 沖電気工業株式会社 硬貨入金機
JP6121111B2 (ja) * 2012-07-12 2017-04-26 グローリー株式会社 硬貨入出金機
JP6383171B2 (ja) * 2014-04-16 2018-08-29 東芝テック株式会社 入出金装置及び入出金プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321996A (en) * 1976-08-12 1978-02-28 Nippon Signal Co Ltd:The Coin supplier for automatic vender of group administration type
JPS5518733A (en) * 1978-07-26 1980-02-09 Takamisawa Cybernetics Exchanger
JPS5659382A (en) * 1979-10-19 1981-05-22 Nippon Signal Co Ltd Coin circulation*replenishment device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321996A (en) * 1976-08-12 1978-02-28 Nippon Signal Co Ltd:The Coin supplier for automatic vender of group administration type
JPS5518733A (en) * 1978-07-26 1980-02-09 Takamisawa Cybernetics Exchanger
JPS5659382A (en) * 1979-10-19 1981-05-22 Nippon Signal Co Ltd Coin circulation*replenishment device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58158789A (ja) 1983-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0338635B2 (ja)
JPH0430077B2 (ja)
JP4689858B2 (ja) 硬貨処理装置
JPH0638280B2 (ja) 硬貨処理機の代替出金方法
JP3547648B2 (ja) 硬貨入出金機
JP2546303B2 (ja) 硬貨入出金装置
JP3027245B2 (ja) 紙幣両替システム
JP3699556B2 (ja) 硬貨処理装置
JP7342379B2 (ja) 硬貨処理装置及び自動取引装置
JPS61220087A (ja) 循環式硬貨入出金機
JP2580584Y2 (ja) 循環式硬貨入出金機
JPH02235192A (ja) 硬貨処理機の出金処理方法
JPS6327242Y2 (ja)
JP2006309468A (ja) 釣銭払出機
JP4244506B2 (ja) 硬貨処理装置
JP2589243Y2 (ja) 循環式硬貨入出金機
JPS61182192A (ja) 循環式硬貨入出金機
JPH01103789A (ja) 硬貨入出金機における硬貨補充装置
JPH11353522A (ja) 硬貨入出金機の硬貨入出金部
JPS61175888A (ja) 循環式硬貨入出金機
JPH08212409A (ja) 循環式硬貨入出金機
JPH0632113B2 (ja) 循環式硬貨入出金処理方法および装置
JP2003030712A (ja) 硬貨入出金機
JPS58158790A (ja) 硬貨処理装置
JPS61175886A (ja) 循環式硬貨入出金機