JP4364821B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
しかし、これらの発明では、前扉、特に下扉を開ける必要はないものの、通常は閉じられていてメダル補給時に開放する別の補給口を開けて補給するというもので、「扉を開ける」ことに代わりはなく、不正行為の防止という観点からすると不十分であった。
そこで、各請求項に記載された発明は、メダル投入口などの遊技媒体投入口に補給口としての機能を持たせ、下扉を開放することなく必要なだけメダル補給が可能な遊技機を提供することを目的とする。
なお、かっこ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技媒体を貯留するとともに払い出すための払い出し装置(ホッパーユニット5)と、遊技媒体を一個ずつ投入可能な単数投入口(メダル投入口47)と、この単数投入口(47)よりも下方に設けられ、遊技媒体を一括投入可能な一括投入口(70)と、前記一括投入口(70)又は単数投入口(47)から投入された遊技媒体が通過可能な誘導路(メダル誘導路94)及び誘導路(94)を通過する遊技媒体を確認するための遊技媒体検知部(メダルセンサ96)を有し、この遊技媒体検知部(96)を通過した遊技媒体を前記払い出し装置(5)に移送するとともに、所定の場合には投入された遊技媒体を遊技媒体検知部(96)を通過させずに遊技機外部に排出するためのキャンセル装置(ブロッカー装置93)を備える遊技媒体判別装置(メダルセレクター90)と、前記単数投入口(47)よりも下方に設けられ、前記一括投入口(70)から投入された遊技媒体を、一個ずつ前記遊技媒体判別装置(90)に搬送する遊技媒体送り装置(メダル送り装置80)と、前記遊技媒体送り装置(80)から送り出される遊技媒体を前記単数投入口(47)に揚送するための上昇通路(61)を有する上昇装置(60)とを少なくとも有し、前記遊技媒体検知部(96)の検知信号をクレジットカウントとしてカウントし、当該カウント値をクレジット表示部(32)に表示させるとともに、クレジットカウントが予め定められた最大値に達した場合には、前記キャンセル装置(93)を作動させる制御装置(200)を有する遊技機に係る。
ここで、「遊技媒体」とは、遊技に用いられるメダルやコイン、パチンコ球などの遊技球を含む。また、「払い出し装置」は、それらの遊技媒体を貯留可能でありかつ遊技媒体を払い出すことのできる装置であり、例えばホッパーユニット(5)とすることができる。払い出し装置(5)は、遊技機の内部に設置されている。
また本発明は、遊技媒体を一個ずつ投入可能な単数投入口(47)と、一括投入口(70)の二つの遊技媒体投入口を有しており、遊技者の好みで、単数投入、一括投入を選択できる。ここで、単数投入口(47)は、例えばメダルを一枚ずつ投入するためのスリットなどが含まれる。単数投入口(47)から投入された遊技媒体は、遊技媒体判別装置(90)に移送される。
前記遊技媒体判別装置(90)は、遊技機に投入された遊技媒体の真贋を判定し、適正な遊技媒体を遊技機内部に移送すると共にその枚数をカウントするためのものである。
前記キャンセル装置(93)は、所定の場合に遊技媒体を遊技機外部に排出させるためのものである。ここで、「所定の場合」とは、遊技機の制御装置(200)が遊技機の状態に応じて電気的信号を発信した場合や、人が所定の操作手段を操作した場合や、適正でない遊技媒体が通過した場合も含む。本発明においては、少なくともクレジットが最大限度に達した場合にキャンセル装置(ブロッカー装置)が作動するように形成されている。
前記遊技媒体送り装置(80)は、前記一括投入口(70)に一括投入された遊技媒体を一個ずつ前記遊技媒体判別装置(90)に送り出し可能な装置であり、一括投入口(70)の下方に設置するのが好ましい。また、遊技媒体送り装置(80)としては、ベルト駆動式メダル送り装置やディスク回転式メダル送り装置、スクリュー式球送り装置など、その態様は問わない。さらに、遊技媒体送り装置(80)と遊技媒体判別装置(90)の間に、遊技媒体を移送するための通路や装置(例えば上昇装置60)が設けられていてもよい。
ここで、「遊技モード」とは、遊技を行う(例えば遊技媒体の投入やスタートスイッチ等の操作手段の操作をし、回転リールの図柄を揃えるなどして入賞すると賞品が払い出される)ことができる状態であって、一定数を超えて遊技媒体を投入するとクレジット超過でキャンセル扱いになる遊技機の状態のことである。一方「補給モード」とは、遊技を行うことはできないが、一括投入口(70)から遊技媒体を投入した場合に、クレジット超過でキャンセル扱いにならない遊技機の状態のことをいう。
「別通路」及び「流路変更手段」は、一括投入口(70)から払い出し装置(5)までの遊技媒体搬送路中に設けてあればよい。「流路変更手段」は、具体的には、例えばソレノイドやモータにより作動するシャッター装置とすることができる。
そして、前記流路変更手段(66)は、二つの遮蔽装置(67,68)を作動させて、上昇通路(61)を上昇移動する遊技媒体の移送経路を変更する。ここで、第一の遮蔽装置(68)は、例えば補給排出口(65A)をスライドして開閉する開閉板(68A)及びこの開閉板(68A)を作動させるための開閉駆動部(68B)とすることができる。また第二の遮蔽装置(67)は、例えば上昇通路(61)内に水平方向に突出可能な遮蔽板(67A)及びこの遮蔽板(67A)を作動させるための遮蔽駆動部(67B)とすることができる。
なお、モード変更スイッチ(110)は、複数設けられていてもよい。あるいは、単一のスイッチで、補給モードと遊技モードを相互に変更可能に形成されていてもよい。さらに、モード変更スイッチ(110)は、遊技者が過って操作しないよう、例えばホール管理者しか所持できない鍵を使用しないとスイッチ操作できないようにすると好ましい。
本発明において、遊技モードのとき(モード変更スイッチ(110)が操作されていないとき)には、単数投入口(47)又は一括投入口(70)から投入された遊技媒体が一定数を超えると、遊技媒体判別装置(90)のキャンセル装置(93)が作動してそれ以後は遊技媒体が受け付けられなくなる。例えばキャンセル口から払い戻されてしまう。しかし、補給モードになると(モード変更スイッチ(110)が操作されると)、遊技媒体検知部が遊技媒体を検知しない状態となるので、最大クレジット可能数を超えて遊技媒体を投入した場合でも、キャンセル装置(93)が作動しない。すなわち、本発明によれば、補給モードに移行すると、一括投入された遊技媒体は、流路変更手段の作用により、遊技媒体検知部(96)を通過せずに別通路を通って直接払い出し装置(5)に移送される。従って、検知信号が制御装置(200)に出力されず、クレジットカウントも当然なされない。
流路変更手段(66)は、遊技モード時には、第一の遮蔽部材(68)で別通路(65B)の入り口すなわち補給排出口(65A)を塞ぎ、第二の遮蔽部材(67)は上昇通路(61)を開放するようにしているので、遊技媒体は別通路(65B)よりも上方にある上部排出口(64A)まで上昇移動する。上部排出口(64A)まで揚送された遊技媒体は単数投入口(47)に排出され、単数投入口(47)を経て遊技媒体判別装置(90)に移送され、遊技媒体検知部(96)により検知される。
従って、払い出し装置(5)が空になった場合には、モード変更スイッチ(110)で補給モードに変更すれば、前扉をいっさい開くことなく、必要な数だけ払い出し装置(5)に遊技媒体を補給できる。
なお、「別通路」を通過する遊技媒体を検知する検知部を設け、この検知部の検知信号に基づいて所定の補給数表示部に補給遊技媒体の数を表示させるようにしてもよい。
また、遊技媒体送り装置(80)を、補給モード時には駆動装置が高速駆動するように形成すると、遊技モード時よりも早く遊技媒体を送り出せるので、補給作業が迅速に行われ好適である。また、補給された遊技媒体数を遊技機に設けられた表示部に表示するようにしてもよい。
(参考発明の第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図10は、参考発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンを示す斜視図、図2はスロットマシンSの開扉状態を示す斜視図、図3は一括投入口部分の斜視図、図4はメダル投入装置8の縦断面図、図5はモード変更スイッチ110を示す図、図6はスロットマシンの入力及び出力のブロック図、図7は制御装置とメダル投入装置8との間の信号入出力関係を示すブロック図、図8乃至図10は投入メダル制御の概略を示すフローである。
(筐体1)
筐体1は、正面側に開口する箱体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16,16'の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、この中板12の下面には電源ユニット4が設けられ、底板15にはホッパーユニット5が載置されている。正面左側の側板16'には、上扉30及び下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ10,10'が、上下方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。さらに、ヒンジ10の対向側の側板16には、上扉30及び下扉40を閉めた際、上扉30及び下扉40をロックするための係止片11,11'が、上下方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。
リールユニット2は、方形枠状の支持体に固定された回転リール20と、この回転リール20を回転させるための駆動モータ(図示せず)を有し、リールユニット2の上方には、基板ユニット6が取り付けられている。ここで、基板ユニット6には、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板が含まれている。なお、前記主基板は、スロットマシンSの遊技及び演出を制御するための制御装置200として機能するが、これについては後述する。
リールユニット2は、筐体1の中板12の上に乗せ、開口上部内に収納されるものである。そして、固定装置により筐体に固定される。
上扉30は、筐体1のヒンジ10に回動自在に軸止され、かつ筐体1にロック可能に形成されている板状の扉であり、略中央部に前記回転リール20の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に演出表示装置としてのランプ33を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示部、例えばクレジット数を表示するためのクレジット表示部32が設けられている。
さらに、図2に示すように、上扉30の裏面の一方の側端部には、上扉30を筐体1にロックするためのフック34が設けられている。また、上扉30の裏面上部には、演出表示装置としてのスピーカ35が設けられている。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1のヒンジ10'に回動自在に軸止され、かつ筐体1にロック可能に形成されている。
また、下扉40の上部右端には、遊技メダルを投入するための一括投入口70が形成されており、この一括投入口70の下方には、投入したメダルを返却するためのメダルキャンセルスイッチ55が設けられている。そして、メダルキャンセルスイッチ55の隣には、鍵穴56が設けられている。
メダル投入装置8は、投入メダルをホッパーユニット5に適正に送り出すためのものである。具体的には、一度に大量のメダルを一括投入可能な一括投入口70と、メダルの真偽を識別し適正なメダルをホッパーユニット5に誘導し投入メダルを確認すると共に、不適正なメダルをメダル排出口42に排出するためのメダルセレクター90と、一括投入されたメダルを前記メダルセレクター90に一枚ずつ送り出すためのメダル送り装置80とからなる。
(一括投入口70)
一括投入口70は、図3及び図4に示すように、底部にメダルが通過する開口部73が形成された椀型のメダル受け部72を有する投入メダル皿71を、下扉40の上面右端部に形成した段部に取り付けてなる。
また、投入メダル皿71の上面端部には、後述するメダル送り装置80の駆動モータ85を駆動及び駆動停止させるための駆動スイッチ74が設けられている。さらに、投入メダル皿71の裏面には、前記開口部73の長辺を挟むように投入センサ75が取り付けられている。なお、駆動スイッチ74及び投入センサ75の詳細については後述する。そして、一括投入口70の下方には、図4に示すように、メダル送り装置80及びメダルセレクター90が取り付けられている。
メダル送り装置80は、前記一括投入口70から一括投入されたメダルをメダルセレクター90に一枚ずつ送り出すためのものであり、図4に示すように、下扉40の正面側から見て前後に並列する一対のローラ82と、ローラ82に掛け渡されたメダルを搬送するためのベルト83と、一方のローラ82を回転させてベルト83を移動させるための駆動モータ85と、ベルト83上を重なって搬送されるメダルを一枚ずつに分離するための逆転ローラ84を備えている。
なお、特に図示しないが、駆動モータ85の近傍には、駆動モータ85の回転数を検知する回転検出センサ85A(図7参照)が設けられている。これは、回転検出センサ85Aの検知する回転数が所定値以下に落ちた場合にメダルが詰まったと判断するためのものである。
前記逆転ローラ84は、ベルト83の上面に重なったまま搬送されてくるメダルを一枚ずつに分離するための分離手段である。すなわち、逆転ローラ84はローラ82と同方向に回転すし、ベルト83の上面の移動方向と、逆転ローラ84の下面の回転方向が逆方向になる。そして、一括投入口70から投入されたメダルは、ランダムにベルト83の上面に落下するが、投入と同時に駆動モータ85が駆動を開始し、ベルト83の上面がメダルセレクター90のメダル受け口94A方向へと移動すると共に逆転ローラ84下面が逆方向に回転するので、縦方向に投入されたメダルは表裏面が上向きになる。そして、ベルト83の上面に密着しているメダルは、ベルト面との摩擦抵抗によりベルト83と共に移動する。さらにベルト83の上面にあるメダルは、逆転ローラ84との隙間を通過するが、その上に重なっているメダルや逆転ローラ84付近にあるメダルは、逆転ローラ84の回転によりメダル移送方向と逆方向に蹴られる形となる。このようにして、ひとかたまりに投入されたメダルは一枚ずつ分離され、メダルセレクター90へと送られるものである。なお、ベルト83は、正面側から裏面側に向かって登り傾斜を形成しているので、逆転ローラ84の付近にメダルが滞留し難く、分離作業が好適に行われるものとなる。
(メダルセレクター90)
メダルセレクター90は、図4に示すように、下扉40の裏面に支持部材150を介して取り付けられた板状の部材であり、ベース91と、ベース91に開閉自在に軸支されたカバー92とからなり、ベース91の上方には、上側に向かって広く開口するメダル受け口94Aが形成されており、ベース91の側方には、特に図示しないがメダル誘導路94を通過したメダルを排出するためのメダル出口が形成されている。そしてベース91とカバー92の間には、メダル受け口94Aからメダル出口に至るメダル誘導路94が形成されている。メダル出口には、メダルをホッパーユニット5のメダルタンクに送り出すためのメダル移送路95(図2参照)が取り付けられている。さらに、メダル受け口94Aからメダル出口までの間には、ブロッカー装置93及びメダルセンサ96が設けられている(図7参照)。
ここで、カバー92は、メダルキャンセルスイッチ55によって扉外側から開閉することができる。これは、下扉40を開けることなく、メダル誘導路94を通過中のメダルあるいはメダル誘導路94に残留しているメダルを、スロットマシンSのメダル排出口42から排出させる場合に使用するものである。カバー92は、メダルキャンセルスイッチ55を押すことにより、ベース91に固定された回動軸を中心に回動し、開くように形成されている。カバー92が開くと、メダル誘導路94とカバー92との間に隙間ができ、カバー側に傾斜しているメダルはその隙間から下方に落下する。
ブロッカー装置93は、所定の場合に、特に図示しないソレノイドの作用により、メダル誘導路94の表面から爪状の突出部を突出させ、メダル誘導路94を移送中のメダルをメダルセレクター90から排除するためのものである。すなわち、ソレノイドが作動すると、突出爪がメダルの通過を遮るとともにカバー92を開き、メダルはメダル誘導路94とカバー92の隙間からメダル排出路46に落下するものである。ブロッカー装置93は、メダル誘導路94においてメダルセンサ96よりも上流に設置されているので、ブロッカー装置93が作動している場合には、メダル誘導路94内のメダルは検知されることなく排除される。ブロッカー装置93を通過したメダルは、メダルセンサ96により確認される。
次に、スロットマシンSの投入メダル制御について説明する。
投入メダル制御は、制御装置200に設けられた投入メダル制御手段220を作動させることにより行われる。
(制御装置200)
ここで、制御装置200の概略を、図6に基づき説明する。
制御装置200は、特に図示しないが、基板ユニット6に内蔵されたCPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、以下の手段を構成する。
(2)メダル投入制御手段220
(3)演出制御手段230
ここで、遊技制御手段210は、遊技を制御するためのものであり、演出制御手段230は、遊技に付随する演出その他の演出を制御するためのものである。制御装置200としては、上記した(1)乃至(3)以外の手段を有していてもよい。
(入力段)
前記制御装置200の入力段には、図6に示すように、ベットスイッチ51、精算スイッチ52、スタートスイッチ53、ストップスイッチ54、メダルセンサ96、モード変更スイッチ110のパーツが接続されている。なお、入力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
ここで、モード変更スイッチ110について詳述する。
モード変更スイッチ110は、スロットマシンSを「遊技モード」又は「メダル補給モード」に変更するためのスイッチであって、本実施の形態においては、下扉40のシリンダー錠7の奥側に設けられた接触スイッチである。そして、鍵穴56に挿入した鍵を左に回した場合にONとなるように形成されている。なお、「メダル補給モード」とは、ホッパーユニット5のメダルタンクが空になった場合に、前扉3を開放せず一括投入口70からメダルをメダルタンクに補充可能とする遊技機の状態のことである。メダル補給モードになると、ベットスイッチ51、スタートスイッチ53の操作信号が無効になって遊技を行うことができなくなるとともに、メダルセンサ96のメダル検知に基づく投入メダルカウントが無効になるなど、所定の処置がとられるものであるが、それについては後述する。
なお、モード変更スイッチ110としては、上記した接触スイッチのほかに、遮光センサで形成してもよい。
(出力段)
前記制御装置200の出力段には、図6に示すように、リールユニット2、ホッパーユニット5、クレジット表示部32、投入装置制御部100、ブロッカー装置93、ランプ33、スピーカ35のパーツが接続されている。なお、出力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(遊技制御手段210)
遊技制御装置210は、スタートスイッチ53及びストップスイッチ54の操作により、回転リール20の回転及び停止を制御するためのものである。そして、遊技制御装置210は、図6に示すように、当選に係る抽選を行うための当選抽選手段211、スタートスイッチ53の操作及び当選抽選手段211の抽選結果に基づいて回転リール20の回転及び停止を制御するためのリール制御手段212、当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合に入賞として扱うための入賞判定手段213、ホッパーユニット5の作動を制御するためのホッパー制御手段214を有している。遊技制御装置210としては、上記以外の手段を有していてもかまわない。
メダル投入制御手段220は、メダルの投入に関する制御を行うためのものであり、図6に示すように、クレジット制御手段221と、ブロッカー信号出力手段222を有している。
なお、メダル投入制御手段220としては、上記手段に限られない。
(クレジット制御手段221)
クレジット制御手段221は、メダルセンサ96からの検知信号(メダルセンサ信号)及びベットスイッチ51の操作信号に基づいて、クレジット表示部32にクレジット数を表示させるとともに、投入メダル数が一定数、例えば「50」を超えた場合にはクレジット超過信号を出力するためのものである。
具体的には、モード変更スイッチ110のON信号を受信した場合には、現在クレジット表示部32に表示されているクレジット数を記憶した上、カウンタをクリアし、メダルセンサ信号に基づき、クレジット表示部32にメダルセンサ信号に基づく数値を補給枚数として表示させる。また、モード変更スイッチ110のOFF信号を受信した場合には、メダル補給モード時の補給枚数表示をリセットし、記憶されているクレジット数の表示に戻す。
(ブロッカー信号出力手段222)
ブロッカー信号出力手段222は、遊技機の制御装置200においてメダルの受け入れ不能が判断された場合に、ブロッカー装置93を作動させるための信号、すなわちブロッカー信号を出力するためのものである。
ここで、メダルの受け入れ不能が判断される場合とは、クレジット超過の場合、すなわち前記クレジット制御手段221がクレジット超過信号を出力している場合や、スタートスイッチ53の操作から遊技が終了するまでの間や、リプレイ入賞から次遊技が終了するまでの間や、遊技機にエラーが発生した場合、などである。
(投入装置制御部100)
投入装置制御部100は、メダル投入装置8に設けられた、駆動モータ85の駆動を直接的に制御するための制御部として機能するものである。そして、特に図示しないが、駆動モータ85の駆動を制御するモータ制御手段と、駆動モータ85の駆動信号を受信してタイムカウントを開始するタイマー手段を有し、駆動スイッチ74及び投入センサ75及び回転検出センサ85Aからの信号を受け、駆動モータ85の駆動及び駆動停止を制御している。
ここで、前記「一定時間」は、投入センサ75により検知されたメダルがメダル送り装置80を経てメダルセレクター90に搬送されるのに必要十分な時間に設定されている。従って、駆動モータ85の駆動中に駆動スイッチ74が操作されなくても、メダル送り装置80にメダルが無くなったら自動的に駆動モータ85が駆動停止するので、メダル送り装置80がいつまでも空回りするという無駄を防ぐことができる。
まず、メダルセレクター90のメダルセンサ96がホッパーユニット5に送られるメダルを検知して、その検知信号(メダルセンサ信号)を中継基板を介して主基板(制御装置200)へと出力する。メダルセンサ信号を受信した制御装置200では、クレジット制御手段221がその数をカウントし、最大可能クレジット数に達したら、クレジット超過信号が出力される。
前記クレジット超過信号等を契機に、制御装置200(具体的にはブロッカー信号出力手段222)からブロッカー装置93及び投入装置制御部100にブロッカー信号が出力される。ブロッカー信号受信により、ブロッカー装置93は突出爪をメダル誘導路94に突出させ、メダルがホッパーユニット5に送られるのを阻止する。また投入装置制御部100は、ブロッカー信号受信により、駆動モータ85の駆動を停止させる。この場合、駆動モータ85は、駆動スイッチ74のスイッチON状態、投入センサ75のメダル検知状態にかかわらず、駆動停止する。
続いて、投入装置制御部100によるメダル投入制御の流れを、図8乃至図10のフローに基づき説明する。
まず、遊技開始前は、投入センサ75はメダルを検出しておらず、駆動スイッチ74はOFF状態となっている。
図8におけるステップ100において、ブロッカー信号が出力されているかどうかを判断する。ブロッカー信号が出力されている場合には、ステップ100に戻る。すなわち、ブロッカー信号が出力されている間はずっと、以後の制御が行われないので、メダル投入装置8は機能しない。一方、ブロッカー信号が出力されていない場合には、次のステップ101に進む。
ステップ102において、駆動モータ85を駆動開始させるために駆動スイッチ74が操作されたかどうかを判断する。操作されていない場合には、次のステップ103に進む。
ステップ103において、投入センサ75がONとなったか、すなわちメダルが投入されたかどうかを判断する。メダルが投入されない場合には、ステップ100に戻る。一方、メダルが投入された場合には、次のステップ104に進む。
ステップ104において、駆動モータ85の正転駆動を開始する。これにより、メダル送り装置80のベルト83が回転し、一括投入されたメダルをメダルセレクター90に搬送する。なお、駆動スイッチ74が操作された場合には、メダルが投入されていなくても駆動モータ85が駆動するので、その後一括投入口70からメダルを投入してもよい。そして、図9におけるステップ200に進む。
ステップ200において、ブロッカー信号が出力されているかどうかを判断する。ブロッカー信号が出力されていない場合には、次のステップ201に進む。
ステップ202において、メダル詰まりが発生したかどうかを判断する。具体的には、回転検知センサ85Aがモータの異常な負荷を検知していないかどうかを判断する。メダル詰まりが発生していない場合には、次のステップ203に進む。
ステップ203において、投入センサ75がONとなっているか、すなわち一括投入口70にメダルが投入されているか、投入メダル皿71にメダルが存在しているかどうかを判断する。投入センサ75がONとなっている場合には、ステップ200に戻る。一方、投入センサ75がONとなっていない場合には、次のステップ204に進む。
前記ステップ202において、メダル詰まりが発生している場合には、ステップ205に進む。
ステップ205において、駆動モータ85を所定時間逆転駆動させる。そして、次のステップ206に進む。
前記ステップ200において、ブロッカー信号が出力されている場合、及び前記ステップ201において、駆動スイッチ74が操作された場合、及び前記ステップ204において一定時間経過した場合には、ステップ206に進む。
図8におけるステップ101において、補給モード信号が出力されている場合には、ステップ111に進む。
ステップ111において、駆動モータ85を駆動開始させるために駆動スイッチ74が操作されたかどうかを判断する。操作されていない場合には、次のステップ112に進む。
ステップ112において、メダルが投入されたか、すなわち投入センサ75がONとなったかどうかを判断する。メダルが投入されない場合には、ステップ101に戻る。一方、メダルが投入された場合には、次のステップ113に進む。
ステップ300において、メダル詰まりが発生したかどうかを判断する。メダル詰まりが発生していない場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、投入センサ75がONとなっているかどうかを判断する。投入センサ75がONとなっている場合には、ステップ300に戻る。一方、投入センサ75がONとなっていない場合には、次のステップ302に進む。
前記ステップ300において、メダル詰まりが発生している場合には、ステップ303に進む。
ステップ303において、駆動モータ85を所定時間逆転駆動させる。そして、次のステップ304に進む。
前記ステップ302において一定時間経過した場合にも、ステップ304に進む。
ステップ304において、駆動モータ85を停止させる。そして、投入メダル制御を終了する。
(図面の説明)
図11は、参考発明の第二の実施の形態を示すものであり、下扉40の背面側から見たメダルセレクター90の概略図を示す。本実施の形態は、メダル補給モード時に、メダルセレクター90でメダルカウントせずに(メダルがメダルセンサ96を通過せずに)ホッパーユニット5に移送されるように形成したものである。すなわち、メダルセレクター90に、請求項4記載の流路変更手段を設けたものである。
なお、本実施の形態におけるスロットマシンSの基本的構成は、参考発明の第一の実施の形態と共通するので、重複する部分は説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみ説明する。
メダルセレクター90の構成は、第一の実施の形態において述べたのとほぼ同様である。すなわち、ベース91と、ベース91に開閉自在に軸支されたカバー92とからなり、ベース91の上方にはメダル受け口94Aが形成されており、ベース91の側方には、メダル誘導路94を通過したメダルを排出するためのメダル出口94Bが形成されている。そして、ベース91とカバー92の間には、メダル受け口94Aからメダル出口94Bに至るL字型のメダル誘導路94が形成されている。またメダル出口94Bには、メダルをホッパーユニット5のメダルタンクに送り出すためのメダル移送路95が取り付けられている。さらに、メダル受け口94Aからメダル出口94Bまでの間には、ブロッカー装置93及びメダルセンサ96が設けられている。
前記スライド板97がメダル誘導路94に突出している場合には、迂回通路98の入り口(メダル落下孔99)がスライド板97により塞がれている状態であり、メダル受け口94Aから投入されたメダルはスライド板97の上面を転がってメダル出口94Bに向かって転送される。一方、スライド板97がメダル誘導路94からベース91側に没入している場合には、スライド板97の移動によりメダル落下孔99が開口し、迂回通路98がメダル誘導路94と連通する。メダル受け口94Aから投入されたメダルはメダル落下孔99から落下して、迂回通路98を通ってホッパーユニット5に直接移送される。すなわち、迂回通路98を通ってホッパーユニット5に移送されるメダルは、メダルセンサ96を通過しないので、メダルセレクター90においてはカウントされないこととなる。
本実施の形態においては、特に図示しないが、投入装置制御部100にスライド板制御手段が設けてある。スライド板制御手段は、モード変更スイッチ110がONとなった場合(補給モード信号を受信した場合)には、ソレノイドを作動させてスライド板97をスライド移動させ、迂回通路98の入り口を開口させる。このため、遊技モード時には、スライド板97が迂回通路98の入り口を塞いでいるが、メダル補給モードになると、迂回通路98が開口する。従って、メダル補給モード時に一括投入口70からメダル投入しても、メダルセンサ96がメダルを検知しないので、メダルセンサ信号が制御装置200に出力されず、クレジット制御手段221はクレジットカウントを行わない。よって、最大クレジットを超えてメダル投入してもメダルセレクター90でメダルがキャンセルされることなく、必要なだけホッパーユニット5にメダルを補給できるものである。
本実施の形態によれば、制御装置200においてクレジットカウント無効の制御などを行う必要が無く、遊技のためのメモリ容量が削減されることがないという利点がある。
(本発明の実施の形態)
(図面の説明)
図12乃至図14は、本発明の実施の形態を示すものである。図12はスロットマシンの外観斜視図、図13は上昇装置の横断面図、図14は上昇装置の平断面図及び縦断面図である。
なお、本実施の形態におけるスロットマシンSの基本的構成は、参考発明の第一の実施の形態と共通するので、重複する部分は説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみ説明する。
(メダル投入口47)
メダル投入口47は、図12に示すように、下扉40の操作部50の正面右側に設けられた、メダルを上側から投入させることができるスリットである。またメダル投入口47の手前側には、複数枚のメダルを重ね合わせた状態でメダルの表裏面が前後方向になるよう並列させて載置することができる凹部が形成されている。そして、メダル投入口47からは、スリットに一枚ずつメダルを落とし込んで投入することができるとともに、前記凹部に並べたメダルを手前側から押すようにして、後方に置かれたメダルから順次一枚ずつ連続的に投入することもできるようになっている。
本実施の形態におけるメダル投入装置8は、図12に示すように、前記メダル投入口47よりも下方に設けられた一括投入口70と、メダル投入口47の下方に設けられたメダルセレクター90と、メダル投入口47に揚送するための上昇装置60と、前記一括投入口70から一括投入されたメダルを上昇装置60に一枚ずつ送り出すためのメダル送り装置80とを有している。ここで、一括投入口70は、下扉40の払い出しメダル皿43に隣接して設けられた開口部であり、一括投入口70の下方にはメダル送り装置80が、一括投入口70の奥側には上昇装置60が、それぞれ配置されている。なお、メダルセレクター90の構成は、参考発明の第一の実施の形態と同様であるので記載を省略する。
メダル送り装置80は、図12に示すように、一括投入口70の底部に設置されており、一括投入されたメダルを一枚ずつ、上昇装置60へと送り出すためのものである。
メダル送り装置80は、上方に向けて開口する複数のメダル孔を有する送り出し円板86と、送り出し円板86を回転させるための駆動モータ(図示せず)を備えている。そして、メダルがメダル孔に嵌入し、送り出し円板86を回転させると、メダル孔に嵌ったメダルはそのまま送り出し円板86と共に回転し、排出部(図示せず)から一枚ずつ排出されるように形成されているものである。
なお、一括投入口70の近傍に、メダル送り装置80を作動及び作動停止させるためのスイッチを設けてもよい。
上昇装置60は、前記メダル送り装置80から送り出されたメダルを、起立した状態(メダルの円周面が上下になる状態)で上方に移送するためのものである。
上昇装置60は、図12に示すように、上端部がメダル投入口47よりも若干高くなるように形成されたスクリュー式揚送機であり、図13及び図14(B)に示すように、上昇通路としての角筒状の支持枠61の中に、螺旋状の張り出し部63を有する回転軸62が内装されている。また、特に図示しないが支持枠61の下部にメダル挿入口が設けられており、このメダル挿入口からメダル送り装置80より送り出されたメダルを筒内に取り入れるようになっている。そして、図示しない駆動モータにより回転軸62を回転させることにより張り出し部63に支持させつつ支持枠61内を上方に移動させ、支持枠61の側面に設けられた排出口(上昇メダル排出部64及び補給メダル排出部65)から排出させるものである。
上昇メダル排出部64は、図12に示すように、支持枠61の上端部に設けられた縦長のスリット64Aを有しており、このスリット64Aメダル一枚が通過可能な幅及び長さを有している。そして、支持枠61の上端まで揚送されたメダルは支持枠61の上面に当接し、このスリット64Aから筒外に排出されるようになっている。さらに、スリット64Aの筒外側にはノズル64Bが設けられていて、スリット64Aから排出されたメダルはノズル64Bを通ってメダル投入口47に移送されるようになっている。
ここで、シャッター装置66について詳述する。
シャッター装置66は、遊技モード時には支持枠61内を揚送されるメダルが補給メダル排出部65から排出されないようにするとともに、メダル補給モード時には支持枠61内を揚送されるメダルが補給メダル排出部65から排出されるようにるための、メダルの流路変更手段である。具体的には、シャッター装置66は、図14に示すように、上部シャッター67と、側方シャッター68を有している。
上部シャッター67は、図14に示すように、補給メダル排出部65の上側に設けられ、支持枠61内を水平方向にスライド可能に形成された遮蔽板67Aと、この遮蔽板67Aをスライド移動させるための遮蔽駆動部67Bを有している。遮蔽板67Aは、図14(A)に示すように、支持枠61のメダルが移送される部分の内壁と回転軸62との間に配置され、図14(B)に示すように、スリット65Aの上端部に突出可能に形成されている。また遮蔽板67Aは、スリット65Aの反対側の端部がメダルの外形に合わせて下側に湾曲している。そして、遮蔽駆動部67Bは、ソレノイドやモータを用いて遮蔽板67Aを水平移動させる。遮蔽板67Aは、支持枠61に設けられた開口部61aから、回転軸62に向かって突出可能になっている。遮蔽板67Aが支持枠61内に突出しているときには、張り出し部63の上に載っているメダルは遮蔽板67Aに当接してそれ以上上昇移動できない。
本実施の形態においては、特に図示しないが、投入装置制御部100にシャッター装置制御手段が設けてある。シャッター装置制御手段は、モード変更スイッチ110がOFFの場合(補給モード信号を受信しない場合)には、遮蔽板67Aが開いた状態を維持し、開閉板68Aが閉じた状態を維持するように制御している。そして、モード変更スイッチ110がONとなった場合(補給モード信号を受信した場合)には、遮蔽駆動部67Bを作動させて遮蔽板67Aを閉じると共に、開閉駆動部68Bを作動させて開閉板68Aを開ける。これにより、メダル補給モードになると、上昇装置60により揚送されるメダルはメダル投入口47を通過せずにホッパーユニット5に移送され、メダル補給モード時に一括投入口70からメダル投入しても、メダルセンサ96がメダルを検知しない。従って、メダルセンサ信号が制御装置200に出力されず、クレジット制御手段221はクレジットカウントを行わない。よって、最大クレジットを超えてメダル投入してもメダルセレクター90でメダルがキャンセルされることなく、必要なだけホッパーユニット5にメダルを補給できるものである。
また、補給枚数を把握したい場合には、クレジット表示部32とは別に補給メダル表示部を設けると共に、例えば補給メダル排出口65から排出されるメダルを検知可能なメダルセンサを設け、このメダルセンサの検知信号に基づいて補給メダル表示部に補給枚数を表示させるようにすればよい。
なお、上昇装置60としては、筒状の支持枠61の代わりに、図13(B)に示すような、遊技メダルMの両側端部を支持するガイドレールを設けてもよい。この場合、上昇メダル排出部64、補給メダル排出部65は一方のガイドレールに設け、上方シャッター67は、二つのガイドレールの間に、メダルを挟んで回転軸62の対向側から板や棒を突出させて、メダルの上昇を阻止するように形成してもよい。
なお、本発明は、分離型スロットマシンに限らず、分離型でないスロットマシンにも使用できるものである。さらに、スロットマシン以外の遊技機にも応用できるものである。例えば、メダルの代わりにパチンコ球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機に応用することができる。
2 リールユニット 3 前扉
4 施錠装置 5 ホッパーユニット(払い出し装置)
6 基板ユニット 7 シリンダー錠
7A 回転板 8 メダル投入装置
10 ヒンジ 11 係止片
12 中板 15 底板
16 側板
20 回転リール
30 上扉 31 図柄表示窓
32 クレジット表示部 33 ランプ
34 フック 35 スピーカ
36 可動板
40 下扉 41 下パネル
42 メダル排出口 43 払い出しメダル皿
44 フック 45 可動板
46 メダル排出路 47 メダル投入口
50 操作部 51 ベットスイッチ
52 精算スイッチ 53 スタートスイッチ
54 ストップスイッチ 55 メダルキャンセルスイッチ
56 鍵穴
60 上昇装置 61 支持枠(上昇通路)
62 回転軸 63 張り出し部
64 上昇メダル排出部 64A スリット(上方排出口)
64B ノズル 65 補給メダル排出部
65A スリット(補給排出口) 65B ノズル(別通路)
66 シャッター装置(流路変更手段) 67 上方シャッター(第二の遮蔽装置)
68 側方シャッター(第一の遮蔽装置)
70 一括投入口 71 投入メダル皿
72 メダル受け部 73 開口部
74 駆動スイッチ 75 投入センサ
80 メダル送り装置(遊技媒体送り装置)
81 ケース 82 ローラ
83 ベルト 84 逆転ローラ
85 駆動モータ 86 送り出し円板
90 メダルセレクター(遊技媒体判別装置)
91 ベース 92 カバー
93 ブロッカー装置(キャンセル装置)94 メダル誘導路(誘導路)
95 メダル移送路 96 メダルセンサ(遊技媒体検知部)
97 スライド板(流路変更手段) 98 迂回通路(別通路)
99 メダル落下孔(開口部)
100 制御基板 110 モード変更スイッチ
200 制御装置 210 遊技制御装置
211 当選抽選手段 212 リール制御手段
213 入賞判定手段 214 ホッパー制御手段
220 メダル投入制御手段 221 メダル選別手段
222 メダル確認手段 223 ブロッカー信号出力手段
230 クレジット制御手段 240 演出制御手段
Claims (1)
- 遊技媒体を貯留するとともに払い出すための払い出し装置と、
遊技媒体を一個ずつ投入可能な単数投入口と、
この単数投入口よりも下方に設けられ、遊技媒体を一括投入可能な一括投入口と、
前記一括投入口又は単数投入口から投入された遊技媒体が通過可能な誘導路及び誘導路を通過する遊技媒体を確認するための遊技媒体検知部を有し、この遊技媒体検知部を通過した遊技媒体を前記払い出し装置に移送するとともに、所定の場合には投入された遊技媒体を遊技媒体検知部を通過させずに遊技機外部に排出するためのキャンセル装置を備える遊技媒体判別装置と、
前記単数投入口よりも下方に設けられ、前記一括投入口から投入された遊技媒体を、一個ずつ前記遊技媒体判別装置に搬送する遊技媒体送り装置と、
前記遊技媒体送り装置から送り出される遊技媒体を前記単数投入口に揚送するための上昇通路を有する上昇装置とを少なくとも有し、
前記遊技媒体検知部の検知信号をクレジットカウントとしてカウントし、当該カウント値をクレジット表示部に表示させるとともに、クレジットカウントが予め定められた最大値に達した場合には、前記キャンセル装置を作動させる制御装置を有する遊技機において、
遊技機の状態を、遊技可能な遊技モードから、遊技不能でありかつ投入された遊技媒体についてクレジットカウントがなされない補給モードに変更するためのモード変更スイッチを設け、
前記一括投入口から投入された遊技媒体を、前記遊技媒体検知部を通過させずに前記払い出し装置に移送するための別通路を設け、
遊技モード中は遊技媒体を遊技媒体検知部に誘導し、補給モード中は遊技媒体を前記別通路に誘導する流路変更手段を設け、
前記上昇装置の上昇通路には、揚送された遊技媒体を前記単数投入口に排出するための上部排出口と、この上部排出口よりも下方に設けられ揚送された遊技媒体を前記払い出し装置に排出するための補給排出口とを設け、
前記別通路として、前記補給排出口から排出された遊技媒体を前記払い出し装置に移送する移送路を設け、
前記流路変更手段として、前記補給排出口を開閉自在に形成された第一の遮蔽装置と、前記補給排出口の上端部において前記上昇通路を閉塞可能な第二の遮蔽装置とを設け、
遊技モード中においては、前記第一の遮蔽装置は前記補給排出口を閉じるとともに前記第二の遮蔽装置は前記上昇通路を閉塞せず、補給モード中においては、前記第一の遮蔽装置が前記補給排出口を開けるとともに前記第二の遮蔽装置が前記上昇通路を閉塞するように形成したことを特徴とする遊技機。
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