JP2000107431A - 遊技媒体貸出機 - Google Patents

遊技媒体貸出機

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JP2000107431A
JP2000107431A JP10301666A JP30166698A JP2000107431A JP 2000107431 A JP2000107431 A JP 2000107431A JP 10301666 A JP10301666 A JP 10301666A JP 30166698 A JP30166698 A JP 30166698A JP 2000107431 A JP2000107431 A JP 2000107431A
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machine
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bills
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JP10301666A
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English (en)
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Shinichi Igarashi
真一 五十嵐
Hiroshi Takahashi
弘 高橋
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Sayama Precision Ind Co Ltd
Original Assignee
Sayama Precision Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技媒体貸出機内の上方寄りの位置に略水平
状態の姿勢で取付けられた紙幣類識別機が、必要に応じ
て上下方向に所定距離だけ摺動する構成により、不正を
防止すると共に、背中合わせに機能が異なる遊技媒体貸
出機や上方寄りの位置に紙幣類投入口を設けた別の製造
メーカーの遊技媒体貸出機を設置しても紙幣類投入口
(紙幣類識別機)の取付け高さを同一に微調整すること
が可能にな成り、投入された紙幣類を一台の紙幣類搬送
装置にて紙幣類を回収することが出来る遊技媒体貸出機
を提供することにある。 【解決手段】 遊技台間に設置され、投入された紙幣類
を識別する紙幣類識別機と、該紙幣類識別機の識別結果
に基づいて遊技媒体を貸出す貸玉計数手段と、該貸玉計
数手段により所定数計数された遊技媒体を払い出す遊技
媒体貸出機であって、前記紙幣類識別機は、本体部内の
任意の位置に略水平状態の姿勢で取付られ、且つ上下方
向に所定距離だけ摺動する摺動手段を備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台並設された
遊技台間に設置され、紙幣類(紙幣又はカード等)を受
け入れて所定数の遊技媒体を貸出す遊技媒体貸出機に係
わり、さらに詳しくは遊技媒体貸出機内に略水平状態の
姿勢で取付られた紙幣類識別機が、必要に応じて上下方
向に所定距離だけ摺動するように成した遊技媒体貸出機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、遊技店の遊技島における貨幣専用
の遊技台間には貨幣(千円紙幣)を受け入れて遊技媒体
を貸出す遊技媒体貸出機が設置され、さらに、五千円紙
幣や万券紙幣による貸出も可能な遊技媒体貸出機が提供
されている。昨今、島端のカード販売機にて所定金額の
カードを予め購入し、該カード専用の遊技台にて遊技す
るカード遊技媒体貸出機も設置されている。さらに、近
時においては、上方寄りの位置に設けた紙幣類投入口か
ら紙幣(千円紙幣)を投入することによりカードがその
場で購入できる新しいタイプのカード遊技媒体貸出機も
提供されてきている。
【0003】上記、千円紙幣を受け入れて遊技媒体(例
えば、パチンコ玉)を貸出す遊技媒体貸出機としては、
例えば、本出願人が先に開示した特開昭63−2968
0号(以下、従来文献という)がある。該従来文献にお
ける遊技媒体貸出機は、上部に上部供給元から本体部内
に遊技媒体を導く遊技媒体供給通路(玉通路)を傾斜し
た状態で取付け、さらにコイン(硬貨)連続投入機構
と、コイン(硬貨)識別装置と、釣り銭払出し機構と、
コイン(硬貨)分岐機構と、コイン(硬貨)振分け機構
と、下部に紙幣類投入口及び紙幣類識別装置と、釣り銭
払出制御処理手段及び貸玉計数機構等を配設した構成か
ら成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来文
献の遊技媒体貸出機を遊技店に設置した場合において
は、紙幣類投入口が下寄りの位置にあるため、遊技者は
投入し易い反面、人影に隠れてしまい、不正(不正紙幣
投入や誤操作等)に投入されても発見し難く、不正防止
をすることが難しかった。これらの不正を防止するた
め、下方寄りの位置の紙幣類投入口を本体部上方寄りに
移行するにあたっては、上記したように上方寄りのスペ
ースにはコイン連続投入機構や上部供給元から本体部内
に供給する遊技媒体供給通路(玉通路)を傾斜した状態
で取付けられた他の部品との配置で組み込まれるスペー
スとなっているため、従来文献の構成から成る遊技媒体
貸出機では対応することが出来なかった。
【0005】また、上方寄りの位置に紙幣類投入口から
紙幣類(千円紙幣)を投入することによりカードがその
場で購入できる新しいタイプのカード遊技媒体貸出機
(カード専用島)と、上方よりの位置に紙幣類投入口を
設けた遊技媒体貸出機(貨幣専用島)とを背中合わせに
併設して遊技媒体貸出機を設置した遊技島においては、
別々の紙幣類搬送装置により紙幣類を回収しなくては成
らなかった。つまり、相互の遊技媒体貸出機における上
方寄りの位置の紙幣類投入口(紙幣類識別機)の高さは
各々(製造メーカーによって若干異なり統一化されてい
ない)微妙に高さが異なる位置に設けられているため、
共有して紙幣類を搬送することが出来ず、その結果、遊
技店にとっては設備費用が膨大となり、施工するにあた
っては取付る手間や調節作業に多大な時間と労力を要し
ていた。
【0006】本発明の目的は、遊技媒体貸出機内の上方
寄りの位置に略水平状態の姿勢で取付られた紙幣類識別
機が、必要に応じて上下方向に所定距離だけ摺動する構
成により、不正を防止すると共に背中合わせに機能が異
なる遊技媒体貸出機や上方寄りの位置に紙幣類投入口を
設けた別の製造メーカーの遊技媒体貸出機を設置しても
紙幣類投入口(紙幣類識別機)の取付け高さを同一に微
調整することが可能に成り、投入された紙幣類を一台の
紙幣類搬送装置にて紙幣類を回収することが出来る遊技
媒体貸出機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記、目的を達成するた
め請求項1記載の遊技媒体貸出機は、遊技台間に設置さ
れ、投入された紙幣類を識別する紙幣類識別機と、該紙
幣類識別機の識別結果に基づいて遊技媒体を貸出す貸玉
計数手段と、該貸玉計数手段により所定数計数された遊
技媒体を払い出す遊技媒体貸出機であって、前記紙幣類
識別機は本体部内の任意の位置に略水平状態の姿勢で取
付られ、且つ上下方向に所定距離だけ摺動する摺動手段
を備えたものである。
【0008】そのため、背中合わせに機能が異なる遊技
媒体貸出機や上方寄りの位置に紙幣類投入口を設けた別
の製造メーカーの遊技媒体貸出機を遊技島に設置しても
紙幣類投入口(紙幣類識別機)の取付け高さを同一にな
るように微調整することが出来る。したがって、遊技島
の両側に設置した遊技媒体貸出機の紙幣類識別機から排
出される紙幣類は共有する一台の紙幣類搬送装置内にス
ムーズに流入し、この接続箇所で紙幣詰まりすることな
く回収することが出来る。
【0009】また、上記目的を達成するため、請求項2
記載の遊技媒体貸出機は、遊技台間に設置され、投入さ
れた紙幣類を識別する紙幣類識別機と、該紙幣類識別機
の識別結果に基づいて遊技媒体を貸出す貸玉計数手段
と、該貸玉計数手段により所定数計数された遊技媒体を
払い出す遊技媒体貸出機であって、前記紙幣類識別機は
本体部内の上方寄りの位置に長手方向に略水平状態の姿
勢で取付られ、且つ上下方向に所定距離だけ摺動する摺
動手段を備え、該摺動手段により取付位置を変更可能に
構成したものである。
【0010】そのため、不正(不正紙幣投入等)を防止
することが出来ると共に、背中合わせに機能が異なる遊
技媒体貸出機や上方寄りの位置に紙幣類投入口を設けた
別の製造メーカーの遊技媒体貸出機を遊技島に設置して
も紙幣類投入口(紙幣類識別機)の取付け高さを同一に
なるように微調整することが出来る。したがって、遊技
島の両側に設置した遊技媒体貸出機の紙幣類識別機から
排出される紙幣類は共有する一台の紙幣類搬送装置内に
スムーズに流入し、この接続箇所で紙幣詰まりすること
なく回収することが出来る。加えて、取付位置を変更可
能にする摺動手段が容易な構成のため、製造コストを低
減し少ない労力で作業することが出来る。
【0011】また、上記目的を達成するため、請求項3
記載の遊技媒体貸出機は、請求項1又は請求項2記載の
遊技媒体貸出機において、遊技台間に設置され、紙幣類
投入口に連接して投入された紙幣類を識別する紙幣類識
別機を本体部内の上部の位置に略水平状態の姿勢で取付
け、且つ上下方向に所定距離だけ摺動する摺動手段を備
え、該紙幣類識別機の識別結果に基づいて遊技媒体を貸
出す貸玉計数手段と、該貸玉計数手段により所定数計数
された遊技媒体を払い出す遊技媒体貸出機であって、前
記紙幣類投入口を細縦型の開口部に形成し、前記紙幣類
識別機の上下方向の摺動に応じて前記開口部の隙間のう
ち紙幣類が投入する開口部以外を塞ぐ覆い部材を設けた
ものである。
【0012】そのため、紙幣類識別機の取付位置に合わ
せて、覆い部材によって紙幣類識別機に紙幣類が投入さ
れるに必要な開口部以外の隙間を覆うことが出来、これ
により紙幣類投入口の開口部を紙幣類識別機に一致させ
ることが出来る。したがって、遊技者が紙幣類投入口に
紙幣類を投入する際、誤投入することなく、また、開口
部(隙間)に異物等の侵入を防止(いたずら防止)する
ことも出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の遊技媒体
貸出機の内部構成を示す側面状態図であり、図2は遊技
媒体貸出機の正面図であり、図3は同背面図である。
【0014】本発明の遊技媒体貸出機1は、各種機能の
異なる遊技台11を背中合わせに複数台設置した遊技島
30の遊技台11毎に隣接して設置されている。該遊技
媒体貸出機1に投入された紙幣類S(紙幣又はカード
等)及び硬貨は、遊技島30内部の上方位置に設けられ
た紙幣類搬送装置13と下方位置に設けられた硬貨搬送
装置14によって島端の貨幣回収処理装置12まで搬送
される。搬送されてきた紙幣類Sは貨幣回収処理装置1
2内に設けた紙幣類貯留装置12aにて計数し、積層状
態で貯留される。一方、搬送されてきた硬貨は、貨幣回
収処理装置12内に設けた硬貨貯留装置12bにて計数
され貯留される。図4及び図5における遊技媒体貸出機
1は、機能の異なる遊技媒体貸出機1が設置されてい
る。ここで例えば手前側に設置した遊技媒体貸出機1A
は紙幣類Sによる貨幣専用島と成し、背面側に設置した
カード遊技媒体貸出機1Bはその場でカードCが購入で
きるカード専用島と成っている。
【0015】先ず、貨幣専用島に設置された遊技媒体貸
出機1Aの構成について説明する。遊技媒体貸出機1A
は、図4に示すように本体部10Aとコの字状のフレー
ム10Bとから成している。該本体部10Aとフレーム
10Bとは装着自在と成していて各遊技台11に隣接し
た位置にフレーム10Bを取付け、該フレーム10Bに
本体部10Aを装着するのである。仮に本体部10A内
の部品(例えば、紙幣類識別機3で紙幣詰まり等)にト
ラブルが生じた場合は、フレーム10Bから本体部10
Aを脱着(引き出す)し、修復することが出来る。
【0016】上記した遊技媒体貸出機1Aの本体部10
Aの内部構成について説明する。上方寄りの位置に細縦
型の紙幣類投入口2が設けられ、該紙幣類投入口2に連
接して紙幣類識別機3が設けられている。該紙幣類識別
機3にて正・偽紙幣類か否か及び金種等が識別される。
このように紙幣類投入口2(紙幣類識別機3)を本体部
10Aの上方寄りの位置に設ける配置によって不正(不
正紙幣投入や誤操作等)の不正防止をすることも出来
る。前記紙幣類識別機3の下部に細縦型の硬貨投入口4
が設けられ、該硬貨投入口4に連接して硬貨投入通路4
aが設けられ、該硬貨投入通路の4a下方位置に硬貨識
別機6が設けられている。該硬貨識別機6にて正・偽硬
貨か否か及び金種等が識別される。
【0017】前記紙幣類投入口2に投入された紙幣類S
は、紙幣類識別機3にて識別され、正紙幣類Sであれ
ば、紙幣類識別機3に連接された遊技島30内の紙幣類
搬送装置13内に送り込むと同時に後述する貸玉計数手
段7によって所定数の遊技媒体(以下、貸玉という)を
玉壺20から玉供給樋20aを介して直接遊技台11の
上皿11a内に払い出される。偽紙幣Sであれば返却
し、受け付けない。また、前記硬貨投入口4に投入され
た硬貨は、硬貨識別機6にて識別され、正硬貨であれ
ば、硬貨識別機6に連接された硬貨回収通路4cから硬
貨回収樋部14aを介して遊技島30内の硬貨搬送装置
14内に送り込むと同時に後述する貸玉計数手段7によ
って所定数の貸玉を玉壺20から玉供給樋20aを介し
て直接遊技台11の上皿11a内に払い出される。偽硬
貨であれば硬貨返却通路4bを介して返却口21に返却
して、受け付けない。尚、23はコントロール制御部で
本機の制御部分が集約されている。24は、硬貨返却レ
バーである。
【0018】遊技媒体貸出機1Aの本体部10A内の上
方寄りの位置に長手方向に略水平状態の姿勢で取付られ
た紙幣類識別機3は、必要に応じて上下方向に所定距離
だけ摺動する摺動手段が備えられている。該紙幣類識別
機3に備えた摺動手段は、例えば図6及び図7に示すよ
うに本体側面部1dに適宜間隔をおいて略中央のの同じ
位置に設けられた二本の長穴3aに沿って、略水平状態
で上下に所定距離だけ(長穴の大きさ分)微調整する
際、摺動するように成している。長穴3aは本体側面部
1dの案内凹部3bに穿設されていて、長穴3aには頭
部付きネジ3bが挿通され、頭部が案内凹部3bに嵌合
し、ネジ部が紙幣類識別機3にねじ込むように成してい
る。これにより、頭部付きネジ3cを緩めることによ
り、紙幣類識別機3を上下に摺動させ、頭部付きネジを
3cを締めることにより、紙幣類識別機3を任意の位置
で固着することが可能と成っている。図8及び図9は紙
幣類識別機3を最も上方寄りの位置まで摺動させた状態
であり、図10及び図11は紙幣類識別機3を最も下方
寄りの位置まで摺動させた状態を示している。尚、上記
した二本の長穴3aと案内凹部3bによる構成の摺動手
段に限定されるものではなく、ここでは、紙幣類識別機
3を本体部内の上方寄りの位置に取付けて上下方向に摺
動するようにしたが、特にこの位置に特定されるもので
なく中央付近でも良い。
【0019】さらに、上記した紙幣類識別機3の上下の
摺動に伴って、紙幣類識別機3の紙幣投入口2側の上部
及び下部には覆い部材が設けられている。該覆い部材
は、例えば略L字形状の覆い板9a、9bとして固着さ
れ、該覆い板9a、9bにより、紙幣類投入口2の紙幣
投入に必要ない紙幣類幅以外の開口部2a(隙間)が閉
鎖されるように成っている。図9に示すように紙幣類識
別機3を最も上方寄りの位置まで摺動させた状態の時
は、紙幣類識別機3の下部側の覆い板9bが紙幣類投入
口2の開口部2aの下部の隙間を閉鎖状態にさせている
のである。また、図11に示すように紙幣類識別機3を
最も下方寄りの位置まで摺動させた状態の時は、紙幣類
識別機3の上部側の覆い板9aが、紙幣類投入口2の開
口部2aの上部の隙間を閉鎖状態にさせている。よっ
て、この上下の覆い板9a、9bによって、遊技者は紙
幣類投入口2に紙幣類Sを投入する際、誤投入すること
なく、また、開口部2a(隙間)に異物等の侵入を防止
(いたずら防止)することも出来る。尚、上記した覆い
部材の覆い板9a、9bの形状や取付方法に限定される
ものではない。
【0020】遊技媒体貸出機1Aの本体部背面側1bの
略中央付近に内部が空洞状で長方形から成る供給突出部
1aが設けられている。上部供給樋元の遊技媒体供給樋
部22から流下する貸玉は、本体部背面側1bに設けた
供給突出部1aの遊技媒体玉止め手段1c(この時は解
除状態)を通過して本体内に設けた傾斜する遊技媒体供
給通路8を介して貸玉計数手段7に導くように成ってい
る。また、フレーム10Bから本体部10Aを脱着する
(引き出す)する場合、供給突出部1aの遊技媒体玉止
め手段1c(この時は閉鎖状態)によって塞がれてい
る。
【0021】また、遊技媒体貸出機1の本体部背面側1
bに設けた供給突出部1aの遊技媒体玉止め手段1cの
接続具8cは円筒形状に形成され、蛇腹状の遊技媒体供
給樋部22と着脱自在に嵌合可能に成している。該接続
具8cの下部が円筒であるため、回動自在と成し、どち
らの向きにも対応することが出来る。該接続具8cと遊
技媒体供給樋部22の終端部とを連結し、上部供給樋元
の遊技媒体供給樋部22から流下する貸玉は本体部背面
側1b内の供給突出部1aに設けた縦型湾曲部の供給端
部8bから傾斜する遊技媒体供給通路8を介して後述す
る貸玉計数手段7に導かれる。
【0022】次に、遊技媒体貸出機1Aの本体部10A
内に設けた貸玉計数手段7について説明する。該貸玉計
数手段7は、長方形状から成るケース内に貸玉の半径に
対応する凹状の歯を円周上に配設し回転自在に固着した
スプロケットホイール7aと、該スプロケットホイール
7aに連動回転するカウント歯車7bと、該カウント歯
車7bの回転を規制制御する玉切りソレノイド7cと、
連接された停止爪7dとから成している。ここで、例え
ば紙幣類投入口2から投入された紙幣類Sは紙幣類識別
機3で識別され、正紙幣類Sであれば、貸玉計数手段7
が作動を開始する。先ず、正紙幣類Sの検出に基づいて
玉切りソレノイド7cが励磁すると停止爪7dとカウン
ト歯車7bとの噛み合いが外れてスプロケットホイール
7aが回転し始めて投入金額に応じた所定数の貸玉が遊
技媒体供給通路8の供給端部8aから玉壺20内に払い
出される。尚、所定数計数後は、玉切りソレノイド7c
が消磁すると停止爪7dがカウント歯車7bに噛み合っ
てその回転を停止させ、その停止に伴ってスプロケット
ホイール7aの回転も停止する。上記したスプロケット
ホイール7aの歯の先端は、縦型湾曲部の供給端部内8
aに突出していて玉切りソレノイド7cが励磁しない限
り回転は阻止されている。
【0023】次に、カード専用島に設置されたカード遊
技媒体貸出機1Bの構成について説明する。カード遊技
媒体貸出機1Bも、図4に示すように本体部10Aとコ
の字状のフレーム10Bとから成している。該本体部1
0Aとフレーム10Bの装着自在については上記した遊
技媒体貸出機1Aの構成と略同様なので詳細な説明は省
く。該カード遊技媒体貸出機1Bの内部構成について説
明する。上方寄りの位置に細縦型の紙幣類投入口32a
が設けられ、該紙幣類投入口32aに連接して紙幣類識
別機32が設けられている。該紙幣類識別機32にて正
・偽紙幣類か否か及び金種等が識別される。前記紙幣類
識別機32の下方位置に収納式のカードリーダー・ライ
ター(図示せず)が設けられている。前記紙幣類投入口
32aから投入された紙幣類S(例えば、千円紙幣の
み)は紙幣類識別機32にて識別され、正紙幣Sであれ
ば紙幣類識別機32に連接された遊技島30内の紙幣類
搬送装置13内へ送り込むと同時に、前記カードリーダ
ー・ライターで投入金額(千円分のデータ)が書き込ま
れたカードCがその場で発行され払い出される。そし
て、該カードCを遊技者が手動又は自動により挿入し、
遊技台11の玉貸しボタン(図示せず)を操作すると、
遊技台11内に設けた貸玉計数手段によって所定数の貸
玉が直接遊技台11の上皿11aに払い出される。
【0024】次に、上記した遊技媒体貸出機1Aと機能
の異なるカード遊技媒体貸出機1Bとを背中合わせに設
置した遊技島30について説明する。図5に示すように
遊技媒体貸出機1Aと機能の異なるカード遊技媒体貸出
機1B(ここでは、その場で紙幣類Sを投入してカード
が購入出来るカード遊技媒体貸出機1B)とを背中合わ
せ設置する遊技島30の場合においては、相互の遊技媒
体貸出機における上方寄りの位置に設けた紙幣類投入口
2又は紙幣類投入口32a(紙幣類識別機3又は紙幣類
識別機32)の高さは各々(製造メーカーによって異な
り統一化されていない)微妙に異なる高さの位置に設け
られているため、排出される紙幣類Sは別々の紙幣類搬
送装置13によって搬送していたが、本発明の遊技媒体
貸出機1Aによれば、仮に高さが微妙に異なった場合
は、紙幣類識別機3の取付位置を上下に微調整すること
でカード遊技媒体貸出機1Bの紙幣類投入口2(紙幣類
識別機32)の高さに合わせることが出来る。よって、
両側の紙幣類識別機3又は紙幣類識別機32から排出さ
れる紙幣類Sは一台の紙幣類搬送装置13内に送り込ま
れ、島端の所定位置まで紙幣類を回収することが出来る
ように成る。
【0025】尚、上記した本発明の遊技媒体貸出機の実
施例の形態については、遊技媒体である貸玉をパチンコ
玉としたもので説明したが、これに特定されるものでな
く遊技媒体をメダル等(コインも含む)にして貸出す遊
技媒体貸出機(メダル貸出機等)にも適用することが出
来る。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
請求項1記載の遊技媒体貸出機によれば、背中合わせに
機能が異なる遊技媒体貸出機や上方寄りの位置に紙幣類
投入口を設けた別の製造メーカーの遊技媒体貸出機を遊
技島に設置しても紙幣類投入口(紙幣類識別機)の取付
け高さを同一になるように微調整することが出来る。し
たがって、遊技島の両側に設置した遊技媒体貸出機の紙
幣類識別機から排出される紙幣類は共有する一台の紙幣
類搬送装置内にスムーズに流入し、この接続箇所で紙幣
詰まりすることなく回収することが出来、遊技店にとっ
ては設備費用が低減と成り、施工するにあたって取り付
ける手間や時間も容易に短時間で行える極めて顕著な効
果を有している。
【0027】また、本発明の請求項2記載の遊技媒体貸
出機によれば、不正(不正紙幣投入等)を防止すること
が出来ると共に、背中合わせに機能が異なる遊技媒体貸
出機や上方寄りの位置に紙幣類投入口を設けた別の製造
メーカーの遊技媒体貸出機を遊技島に設置しても紙幣類
投入口(紙幣類識別機)の取付け高さを同一になるよう
に微調整することが出来る。したがって、遊技島の両側
に設置した遊技媒体貸出機の紙幣類識別機から排出され
る紙幣類は共有する一台の紙幣類搬送装置内にスムーズ
に流入し、この接続箇所で紙幣詰まりすることなく回収
することが出来、遊技店にとっては設備費用が低減と成
り、施工するにあたって取り付ける手間や時間も容易に
短時間で行うことが出来る効果を有している。加えて、
取付位置を変更可能にする摺動手段が容易な構成のた
め、製造コストを低減し少ない労力で作業することも出
来る。
【0028】また、本発明の請求項3記載の遊技媒体貸
出機によれば、紙幣類識別機の取付位置に合わせて、覆
い部材によって紙幣類識別機に紙幣類が投入されるに必
要な開口部以外の隙間を覆うことが出来、これにより紙
幣類投入口の開口部を紙幣類識別機に一致させることが
出来る。したがって、顧客が紙幣類投入口に紙幣類を投
入する際、誤投入することなく、また、開口部(隙間)
に異物等の侵入を防止(いたずら防止)することも出来
る効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技媒体貸出機の内部構成を示す側面
状態図である。
【図2】本発明の遊技媒体貸出機の正面図である。
【図3】本発明の遊技媒体貸出機の背面図である。
【図4】本発明の遊技媒体貸出機と機能の異なるカード
遊技媒体貸出機とを背中合わせに設置した遊技島の側面
状態図である。
【図5】本発明の遊技媒体貸出機と機能の異なるカード
遊技媒体貸出機とを背中合わせに設置した遊技島の斜視
図である。
【図6】紙幣類識別機に備えた摺動手段を示す断面状態
図である。
【図7】紙幣類識別機に備えた摺動手段を示す拡大斜視
図である。
【図8】紙幣類識別機を最も上部位置まで摺動させた状
態の時の側面図である。
【図9】紙幣類識別機を最も上部位置まで摺動させた状
態の時の正面図である。
【図10】紙幣類識別機を最も下部位置まで摺動させた
状態の時の側面図である。
【図11】紙幣類識別機を最も下部位置まで摺動させた
状態の時の正面図である。
【符号の説明】
1A 遊技媒体貸出機 1B カード遊技媒体貸出機 2 紙幣類投入口 2a 開口部 3 紙幣類識別機 7 貸玉計数手段 9a 覆い部材(覆い板) 9b 覆い部材(覆い板)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技台間に設置され、投入された紙幣類
    を識別する紙幣類識別機と、該紙幣類識別機の識別結果
    に基づいて遊技媒体を貸出す貸玉計数手段と、該貸玉計
    数手段により所定数計数された遊技媒体を払い出す遊技
    媒体貸出機であって、前記紙幣類識別機は本体部内の任
    意の位置に略水平状態の姿勢で取付られ、且つ上下方向
    に所定距離だけ摺動する摺動手段を備えたことを特徴と
    する遊技媒体貸出機。
  2. 【請求項2】 遊技台間に設置され、投入された紙幣類
    を識別する紙幣類識別機と、該紙幣類識別機の識別結果
    に基づいて遊技媒体を貸出す貸玉計数手段と、該貸玉計
    数手段により所定数計数された遊技媒体を払い出す遊技
    媒体貸出機であって、前記紙幣類識別機は本体部内の上
    方寄りの位置に長手方向で略水平状態の姿勢で取付ら
    れ、且つ上下方向に所定距離だけ摺動する摺動手段を備
    え、該摺動手段により取付位置を変更可能に構成したこ
    とを特徴とする遊技媒体貸出機。
  3. 【請求項3】 遊技台間に設置され、紙幣類投入口に連
    接して投入された紙幣類を識別する紙幣類識別機を本体
    部内の上方寄りの位置に略水平状態の姿勢で取付け、且
    つ上下方向に所定距離だけ摺動する摺動手段を備え、該
    紙幣類識別機の識別結果に基づいて遊技媒体を貸出す貸
    玉計数手段と、該貸玉計数手段により所定数計数された
    遊技媒体を払い出す遊技媒体貸出機であって、前記紙幣
    類投入口を細縦型の開口部に形成し、前記紙幣類識別機
    の上下方向の摺動に応じて前記開口部の隙間のうち紙幣
    類が投入する開口部以外を塞ぐ覆い部材を設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技媒体貸出
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002123856A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Sayama Precision Ind Co 紙幣回収払出し装置
JP2002282520A (ja) * 2001-03-23 2002-10-02 Sanyo Electric Co Ltd 遊技媒体貸出機
JP2005270242A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 玉貸し機

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