JP4415599B2 - Icコイン処理装置および遊技媒体貸出装置 - Google Patents

Icコイン処理装置および遊技媒体貸出装置 Download PDF

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Description

この発明は、パチンコ遊技機やスロットマシンに使用されるパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を貸出す遊技媒体貸出装置に関し、さらに詳しくは遊技利用する場合に投入される硬貨やICコインなどの有価媒体の投入、返却、回収処理構造を簡素化したICコイン処理装置および遊技媒体貸出装置に関する。
従来の遊技媒体貸出装置は、遊技利用を円滑にするために遊技ホールに設置されるパチンコ遊技機やスロットマシンなどの遊技機に隣設され、遊技機の台間スペースに適した狭幅で遊技機と同高さの縦長形状を有している。そして、その前面の操作面より遊技者が操作して遊技媒体を貸出利用している。
例えば、図19に示すように、前面の操作面191の上部より下部にかけて、電源ランプ192と、硬貨投入口193と、返却ボタン194、表示器195と、硬貨返却口196と、ICコイン投入口197と、コイン確認部198と、ICコイン返却口199とを有している
しかし、このような遊技媒体貸出装置は、操作面の上下位置に硬貨投入口とICコイン投入口とが略同じ大きさを有して別々に開口しているため、遊技者が硬貨またはICコインを投入口に投入操作する場合に、その投入する有価媒体の種類に応じた投入口を選択する必要があり、誤投入の恐れや一時的に遊技者が戸惑うことがあった。
さらに、両投入口の内方には、有価媒体に応じた専用の返却通路と回収通路を別々に要し、これらの返却通路と回収通路の出口側においても有価媒体に応じた別々の返却口と回収口あるいは回収箱を必要としていた。
このように、複数種類の有価媒体に応じた返却・回収の搬送構造を有するため、装置内部では、複数の通路が装置内方の空間部を占有してしまい、装置内方に十分な空間部が取れないため他の機器を組込むことができなかった。また、硬貨とICコインとの2つの返却口を独立して有するため、ここに別々に返却された有価媒体の取忘れが生じやすくなっていた。
さらに、このほかにも特許文献1に示すような遊技媒体貸出装置(台間貸出機)が知られている。この遊技媒体貸出装置は内部にICコイン処理装置(ICコインリーダライタ)を内蔵し、遊技者が操作面より紙幣および硬貨を投入操作し、その投入金額に応じた遊技データをICコインに記憶させて遊技利用させている。そして、ICコインの残度数データがなくなれば、該ICコインを内部のICコイン回収箱に回収し、遊技終了時に残度数データがあれば、その残度数データのあるICコインを返却するように構成している。
特開2001−300117号公報
しかし、紙幣と硬貨とICコインとの3種類の有価媒体を独立して搬送させる通路構造を有するため、これらの有価媒体の受付および回収においても独立した構成になり、複雑で広い占有スペースを必要としていた。ことに、硬貨とICコインとは同形状を有しているため共用処理化を図ることが考えられるが、装置内方の幅狭の空間部では硬貨とICコインとの選別処理が難しく、また回収においても複数種類の有価媒体の通路構成上、硬貨とICコインをまとめて回収するような効率のよい回収ができなかった。
このため、一般に遊技媒体貸出装置の内部では硬貨識別装置とICコイン処理装置とを別々に離して配置している。これにより、硬貨とICコインとの双方を独立して扱えるようにしている。また、複数の遊技機を一括して管理する島設備に有価媒体を回収させるには装置内部で有価媒体別に独立した個々の通路を確保できないため硬貨かICコインのどちらか一方を装置内部の回収箱に回収処理し、他方をコンベアにより搬送して回収処理する必要があった
そこでこの発明は、硬貨とICコインとを同一の投入口より共通して取込み、また共通して返却、回収することができる処理構造を備えて内部構造を簡素化し、かつ遊技者の遊技利用を容易にすることができるICコイン処理装置および遊技媒体貸出装置の提供を目的とする。
この発明は、投入口より投入されたICコインまたは硬貨を内方へ受け入れる受入通路と、該受入通路と連通し、回転させることにより前記ICコインまたは硬貨を、貯留搬送または降下搬送させるロータと、該ロータの外周面で前記ICコインの外周面を斜め上向きに押し上げることにより該ICコインを通路内で貯留する貯留通路と、前記貯留通路の入口と対応して前記ICコインを返却または回収方向へと降下させるICコイン降下通路と、前記ロータの位置より下方に配設される後段の硬貨処理部へ硬貨を降下させる硬貨通路とを設け、前記貯留通路の入口で対向する前記ロータに備えられた降下ガイド溝の出口部分を、ICコイン降下規制用に少なくとも前記ロータの外周面の一部をロータ軸方向に変位させて形成したICコイン処理装置であることを特徴とする。
前記ICコイン、非接触にデータ通信するデータ送受信用のアンテナ、モデム、データの記憶部を内蔵して円形のコイン状に形成し、このコインのデータを遊技機におけるパチンコ玉やメダル等の遊技媒体の払出し用に設定している。ことに、ICコインは掌に把持し易い円形状を有しているため扱い易く、また一定の厚さを持たせれば容易に変形しないため耐久性に富み、コイン情報の読取り・書込み不良を起こすこともなく、また破損する恐れがない。
前記受入通路は、硬貨とICコインとの2種類の有価媒体を共用して受入れることができる。したがって、硬貨とICコインとの共通する1つの投入口を設けるだけでよい。このため、遊技者は硬貨とICコインの誤投入や投入操作時に戸惑うことがなくなり、利便性が向上する。
前記ロータ、モータの回転力を受けて回転する円板であり、この円板の外周面の一部にICコインの下面側を収納保持可能な溝幅を有するコイン保持部を切欠いて設け、該コイン保持部にICコインを保持させた状態でロータと一体にICコインを回転移動させる。
また、ロータは回転移動式のため該ロータを中心とする周方向に、ICコインの受入位置、情報処理位置、貯留位置、回収・返却位置など多くの処理対応位置をコンパクトに効率よく設けることができ、しかもロータの設置スペースは円形状の必要最小限で済むため、装置の小型化が図れる。
前記貯留通路、装置内部の限られた空間を有効に使用するためロータを中心とする上方の空間部を貯留通路に設けたものである。例えば、ロータを中心とする斜め上向きにICコインを押し上げて貯留する斜め上向きの通路で構成することができる。
また、貯留したICコインの下面側をロータの外周面で支持する貯留構成のため、ロータの全外周面は凹凸のない滑らかな表面形状にすることが必要である。ところが、ロータを半回転して降下ガイド溝の出口部分が貯留通路の入口部分の位置と対応したとき、ロータの降下ガイド溝の出口部分が凹状になるため、ここに貯留されたICコインの下面が降下ガイド溝に落ち込まないようにロータ外周面の一部をロータ軸方向に変位させて設ける。これにより、ロータの全周面は凹みのない外周面が得られる。
前記ロータ外周面のロータ軸方向の変位は、ロータの外周部分を一部変位させれば設けることができる。このほかにも、ロータの中心部からロータの外周面にかけて傾斜させれば滑らかに変位させることができる。具体的には、降下ガイド溝の溝方向中間部から該降下ガイド溝の出口側にかけてロータ軸方向に若干傾斜して設ければ、溝出口部分のロータ外周面の位置ではロータ軸方向に変位して、溝出口部分のロータ外周面には凹部がなくなる。従って、この降下ガイド溝では硬貨のみを降下させる振分け作用と、変位させた外周面により貯留したICコインを円滑に支持するストッパ作用とを効率よく兼用して設けることができる。
この発明の別の構成では、前記ロータの降下ガイド溝幅を、前記硬貨の外径より大きく、前記ICコインの外径より小さく設定して構成することができる。
前記降下ガイド溝とは、ロータの端面に形成されるものであり、ロータの回転待機位置でロータの端面に硬貨を降下ガイドする溝幅の凹溝を上下方向に形成し、該降下ガイド溝の上面を開口した入口部分が共通投入口の内方と対応し、この入口部分より略真下に開口する出口部分が下方の硬貨通路に接続される。この場合、降下ガイド溝の入口部分が溝の上面を開口した前記コイン保持部と兼用する共通部位として設けることができ、このコイン保持部に該当する降下ガイド溝の入口部分に導かれた硬貨は、溝幅より小径のため該溝内にガイドされて自重により下方に降下して硬貨通路に導かれる。一方、ICコインの場合は、大径のため降下規制されて、降下ガイド溝の入口部分に該当するコイン保持部に保持されたままとなる。
この発明の別の構成では、前記降下ガイド溝の入口部分をICコイン保持部、出口部分を前記硬貨通路との接続位置とし、前記受入通路と前記貯留通路および前記ICコイン降下通路との通路高さを前記ICコイン保持部の保持高さと同じ高さにし、前記硬貨通路の通路高さを前記硬貨通路の接続位置と同じ高さに構成することができる。
前記受入通路と前記貯留通路および前記ICコイン降下通路との通路高さを、前記降下ガイド溝の入口部分に形成されているICコイン保持部と同じ高さにすることにより、これらの通路の接続部間は段差の無い滑らかな平面となり、ここを通過するICコインは滑らかに搬送される。また、前記硬貨通路の通路高さを前記降下ガイド溝の出口部分に形成されている硬貨の接続位置と同じ高さにすることにより、これらの接続部間は段差の無い滑らかな平面となり、ここを通過する硬貨は滑らかに搬送される。
このように、ロータに形成されている降下ガイド溝は、入口にあっても出口にあっても、これらに接続される通路高さが同じになるので、該ロータの外周面上には高さ方向に凹みのない搬送に適した滑らかな接続面が得られる。
この発明の別の構成では、前記投入口より投入された硬貨の情報を読み取る硬貨情報処理部と、該硬貨情報処理部の上方に配設され、前記投入口より投入されたICコインの情報を読み取りまたは書き込み処理するICコイン情報処理部を有する請求項1、2または3記載のICコイン処理装置とを備え、遊技媒体を用いて遊技利用される遊技機に隣接される遊技媒体貸出装置であることを特徴とする。
ここで、硬貨情報処理部とは、投入された硬貨の真偽および金種の情報を1枚ずつ識別して読取り確認する例えば硬貨識別装置で構成することができる。
前記ICコイン情報処理部とは、ICコインに記録されている金額価値(残度数)、日付および書込み回数などの情報を読取り・書込みする例えば非接触型のリーダライタで構成することができる。
前記投入口に投入された硬貨装置内方の硬貨情報処理部側に導かれ、ここで硬貨の情報が読取られる。また、ICコインが投入された場合はICコイン情報処理部側に導かれてICコインの情報が読取られ、また遊技利用時の更新情報が書込まれる。このように装置内部では1つの投入口に通じる内方に硬貨とICコインに応じた処理位置に導いて各々の適切な処理を施すことができる。
この場合は、投入された硬貨の情報を装置内部で硬貨情報処理部が読取って取引成立すれば、硬貨を硬貨回収通路側に振分けて回収処理する。また、硬貨投入後に返却ボタンが押されたときは取引未成立となり、投入された硬貨を硬貨返却通路側に振分けて返却処理する。
一方、投入されたICコインの情報を装置内部でICコイン情報処理部が読取って取引成立すれば、ICコインを貯留通路側に導いて貯留する。その後、ICコインの金額価値がなくなるまで遊技許容して金額価値情報を更新する。また、金額価値がなくなった使用済のICコインを直ぐに回収せずにリサイクル用に一旦貯留しておくこともできる。また、ICコインの金額価値がなくなると、ICコインをICコイン回収通路側に振分けて回収処理する。さらに、返却ボタンが押されたときは、投入されたICコインをそのままICコイン返却通路側に振分けて返却処理する。
この発明の別の構成では、硬貨情報処理部とICコイン情報処理部の各後段に接続される各返却通路と回収通路を返却通路側同士と回収通路側同士とに合流して設け、前記合流した合流返却通路を装置前面に開口する共通返却口に接続し、前記合流した合流回収通路を装置背面に開口する共通回収口に接続した遊技媒体貸出装置であることを特徴とする。
この場合は、硬貨とICコインとの両返却通路を合流させて1つの共通する共通返却口に接続できるため、両返却通路が1つになり、通路占有空間の縮小化が図れる。また、共通返却口が1つになるため、返却された硬貨とICコインとの取出し時に遊技者は戸惑うことがなくなり、利便性が向上する。また、取忘れも確実に低減する。
同じく、硬貨とICコインとの両回収通路を合流させて1つの共通する共通回収口に接続できるため、両通路が1つになり、通路占有空間の縮小化が図れる。また、共通回収口からは硬貨とICコインとを外部の回収コンベアを介して島設備へと搬送することができるため、装置内部の回収箱を省略した構成が可能になる。
さらに、硬貨とICコインとの異種媒体の通路を合流させることができるため、装置内部では硬貨情報処理部とICコイン情報処理部とを近接させて配置することが可能になり、容易に小型化が図れる。
この発明によれば、硬貨とICコインとの2種類の有価媒体を共通して投入許可する1つの共通投入口を設けるだけで能率のよい受付管理を可能にし、しかも遊技者が硬貨とICコインの誤投入や投入操作に戸惑うことがなくなり、利便性が向上する。さらに、装置内部においてロータを中心とする周方向に、ICコインの受入位置、情報処理位置、貯留位置、回収・返却位置などを効率よく設けることができるため装置の小型化が図れる。
この発明は、硬貨とICコインとを同一の投入口より共通して取込んでも装置内部で選別して処理できる処理構造を有し、かつ装置の内部構造を簡素化することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面はパチンコ玉貸出装置を示し、図1において、このパチンコ玉貸出装置11は台間スペースに適した狭幅でパチンコ遊技機と同高さの縦長形状を有して、パチンコ遊技機の左隣にそれぞれ隣設して使用される。その前面は狭幅で縦長の接客面として露出され、この前面の上部位置には電源ランプ12と共通投入口13を有し、前面の中間高さ位置には共通返却口14と玉排出ノズル15を有し、前面の下部位置には施錠装置16とカード挿入口17を有している。
上部位置の電源ランプ12は、点灯・消灯させて、パチンコ玉貸出装置11の現在の利用可否状態を表示案内する役目を有している。その下部の共通投入口13は、前面の垂直な操作面より一部上向きに傾斜突出させた位置に1つの開口部を開口して遊技者によるICコインの投入操作性を高めている。この共通投入口13には遊技利用可能な硬貨とICコインとの2種類の有価媒体を共通して受付可能に開口している。この共通利用化を図ることによって、遊技者による誤投入や投入操作の戸惑いを解消することができ、利便性が向上する。
中間高さ位置の共通返却口14は、硬貨とICコインとの2種類の有価媒体を共通して返却可能に1つの開口部を開口している。この共通利用化を図ることによって、遊技者による硬貨とICコインとの取出し操作の戸惑いが解消され、また取忘れが低減する。その下部の玉排出ノズル15は、起立した待機位置と水平な排出位置とに起立・傾倒自由に支持されて、この玉排出ノズル15より貸玉が払出される。
下部位置の施錠装置16は、パチンコ玉貸出装置11の前面パネルの開閉を管理している。その下部のカード挿入口17は、ここに遊技カードを挿入して貸玉を払出すように遊技カードの利用を可能にしている。この結果、パチンコ玉貸出装置11は硬貨とICコインだけでなく遊技カードとの合計3種類の有価媒体の利用を可能にして接客対応する。図中、18,19はU字形金具を示す。
図2はパチンコ玉貸出装置11の内部構造を示し、上部よりICコイン処理装置20と、玉排出装置21と、硬貨排出通路22と、ICコイン排出通路23と、硬貨識別装置24と、合流通路ユニット25と、玉貸出通路26と、制御部27と、カードリーダ28とを内蔵している。
上述のICコイン処理装置20は、図3に示すように、平板状の本体プレート29とカバープレート30を本を見開く如く一側縁を枢支ピン31で枢支し、この枢支ピン31を回動支点に両プレート29,30を片開き式に開閉可能に対設している。
そして、この対設面間で硬貨とICコインとを選別して搬送処理する選別通路構成を有している。この場合、同一の共通投入口13より投入された硬貨とICコインとを大きさ別に選別できるように遊技利用される流通硬貨の中で最も大きい500円硬貨の外径よりも、ICコインの外径を若干大径に設定している。
前記本体プレート29の内面には、円盤状のロータ32を収納保持する円形の収納空間を有し、ここにロータ32を収納し、該ロータ32の回転中心位置の軸受部32aが本体プレート29の背面側より設けられる回転軸29a(図12参照)に一体に連結されて回転される。
前記共通投入口13を通路の始端部とするその内方に、図中左斜め下向きに接続される受入通路33を有し、この受入通路33の終端部が前記ロータ32の図中右斜め上方に接続され、このロータ32の位置より図中右下方の硬貨通路34とロータ回転方向(図中左回転方向)のICコイン通路35が接続され、これより硬貨とICコインを各通路34,35に振分けるように分岐接続している。
さらに、この分岐位置に導かれた硬貨とICコインのうち、小径の硬貨を下方の硬貨通路34に降下ガイドし、硬貨より大径のICコインを降下規制する降下ガイド溝36をロータ32に有している。
上述の降下ガイド溝36は、ロータ32のホームポジションとなる待機位置で硬貨通路34と同方向のロータ内端面の上下方向に硬貨を降下ガイドする溝幅を有して凹部形成している。そして、該降下ガイド溝36の入口部分は受入通路33と対応し、この入口部分より略真下に開口する出口部分を含む上下方向の通路を硬貨通路34に設けている。
この降下ガイド溝36の内面には、その上下の通路方向に沿ってリブLを一定間隔に複数本突出形成している。これにより、硬貨との接触抵抗を小さくして円滑な硬貨の通過を促進している。この降下ガイド溝36以外にも硬貨およびICコインの通路となる両プレート29,30の各通路内面には同様のリブLを形成している。
この場合、降下ガイド溝36の入口部分で硬貨よりも大径のICコインを降下規制する溝幅に設定して、この降下ガイド溝36の入口部分をコイン保持部37に兼用して設けている。このため、図4に示すように、投入された硬貨C1は溝幅より小径のため該降下ガイド溝36にガイドされて降下する。一方、ICコインC2の場合は、大径のためにコイン保持部37に降下規制されて保持されたままとなる。このコイン保持部37から、図8に示すように、ICコインC2をロータ32の回転に伴って図中左側のICコイン通路35に移送する。
前記ロータ32は、降下ガイド溝36の入口部分をコイン保持部37とし、出口部分を硬貨通路34との接続位置としている。そして、図3および図5にも示すように、硬貨通路34は、受入通路33より一段高くなっており、これらの通路34,33間にロータ32が配設されている。
さらに、ロータ32がホームポジションの位置(図3参照)では、受入通路33、貯留通路42およびICコイン降下通路43との通路高さ(ICコイン厚さ方向)を、コイン保持部37の保持高さと同じ高さにしている。また、硬貨通路34の通路高さ(硬貨厚さ方向)を、降下ガイド溝36の出口部分(接続位置)の高さと同じ高さにしている。したがって、ロータ32がホームポジションの位置では受入通路33とコイン保持部37とが面一で対応し、同じく硬貨通路34と降下ガイド溝36とが面一で対応している。
このため、前記受入通路33と前記貯留通路42および前記ICコイン降下通路43との通路高さを、前記降下ガイド溝36の入口部分に形成されているコイン保持部37と同じ高さにすることにより、これらの通路の接続部間は段差の無い滑らかな平面となり、ここを通過するICコインC2は滑らかに搬送される。また、前記硬貨通路34の通路高さを前記降下ガイド溝36の出口部分に形成されている硬貨通路34の接続位置と同じ高さにすることにより、これらの接続部間は段差の無い滑らかな平面となり、ここを通過する硬貨は滑らかに搬送される。
このように、ロータ32に形成されている降下ガイド溝36は、入口にあっても出口にあっても、これらに接続される通路高さが同じになるので、該ロータ32の外周面上には高さ方向に凹みのない搬送に適した滑らかな接続面が得られる。
また、ロータ32の背面側には、図6に示すように、モータMと、このモータMを駆動源に回転する第1歯車G1、第2歯車G2、第3歯車G3およびロータ歯車G4を介してロータ32を一定速度に減速して回転させる。
さらに、前記受入通路33の入口部分と対向する背面側には、該受入通路33の入口部分に向けて出没する投入口シャッタ38と、この投入口シャッタ38を駆動するシャッタソレノイド39を取付けている。そして、このシャッタソレノイド39を駆動することにより、硬貨またはICコインの1枚ずつの受付けを可能にしている。
さらに、後述するICコイン降下通路43の入口部分と対向する背面側には、そのICコイン降下通路43の入口部分に向けて出没する降下規制ピン40と、この降下規制ピン40を駆動するピンソレノイド41を取付けている。このピンソレノイド41を駆動することにより、ここに導かれたICコインC2は降下規制ピン40の没入により降下許容し、または降下規制ピン40を突出させることによりICコインを受止めて降下規制する。
また、コイン保持部37と対応するロータ32の回転軌跡上の図7における左斜め上方の位置にICコインを押上げて貯留する貯留通路42を接続している。
この貯留通路42は、斜め上方にICコインC2を押上げて上向きに一列に複数枚貯留可能な縦長の通路スペースを有している。このため、貯留通路42内には予め定められた一定枚数を貯留することができる。
さらに、貯留通路42の入口と対応するロータ32の回転軌跡上の図7における左側に下方に向けて開口するICコイン降下通路43を有している。このため、ICコイン降下通路43と貯留通路42との双方の入口部分は同じ位置であり、ICコインの分岐位置となる。このICコイン降下通路43からICコインC2を落下させて返却または回収方向へと後述する振分け板46により振分ける。一方、硬貨通路34側においても硬貨C1を落下させて返却または回収方向へと後述する硬貨識別装置24により振分ける。
このようにロータ32の軸受部32aを中心とする円周上の位置に、受入通路33と硬貨通路34とICコイン通路35と貯留通路42とICコイン降下通路43とがそれぞれ対応し、該ロータ32を回転制御して各通路に位置決め対応させることができる。
また、ロータ32のコイン保持部37が略真上に向いて対応する位置には、コイン保持部37に保持されているICコインC2に対し、非接触でデータの読取り・書込みを行うR/W(リーダライタ)44を設置して、ここでICコインC2の金額価値情報などの取引情報の読取り、書込み処理を行う。
ここに用いられるICコインは、全体形状を合成樹脂で偏平な円盤状(コイン状)に形成し、またICコインの内部には不揮発性で消去・再書込み可能なEEPROMを備えて金額価値データ、日付データ、書込み回数データなどを記録する電子モジュールを内蔵している。この電子モジュールに形成される回路構成のほかに、A/D変換器とアンテナとを備えて通信手段を構成しており、この通信手段によりパチンコ玉貸出装置11にICコインが投入されたとき、このICコインは装置内部のR/W44と非接触にデータの送受信が実行される。
ところで、共通投入口13に投入されたICコインC2は、図8(A)に示すように、下面半周円が自重によりコイン保持部37に保持された待機状態にあり、このICコインC2を保持した待機位置からロータ32を回転させて、図8(B)に示すように、R/W44と通信可能に対応するICコイン情報処理位置および図8(C)に示すように、貯留位置42までICコインを保持回転させる。このとき、降下規制ピン40を突出させてICコインC2の下面を支え、該ICコインC2がICコイン降下通路43に降下するのを規制して貯留状態を維持し、この貯留位置に配設した貯留検知センサSでICコインC2を検知確認する。
その後、図8(D)に示すように、貯留位置からロータ32を回転させるとICコインC2はロータ32の外周面に押上げられて貯留通路42に押上げ動作されることになり、ICコインC2は貯留通路42に貯留される。そして、この貯留位置から図8(E)に示すように、さらにロータ32を回転させると貯留状態を維持したまま回転し、図8(F)に示すように、ロータ32が1回転して回転停止し、元の待機位置に戻って、次の受付に備える。このように、ロータ32が1回転して1枚のICコインの受付が完了する。そして、この貯留したICコインC2から遊技者が遊技利用する毎にR/W44は、その遊技利用したデータを更新する。
また、2枚目のICコインが投入された場合は、図9に示すように、同様にロータ32が回転して2枚目のICコインC2が1枚目のICコインを押上げて順に貯留する。前記貯留通路42は、狭いスペースで多くの貯留枚数を確保するために上方に屈曲して長い通路に設けている。その上方終端部には、図10に示すように、ICコインの落下口45を開口しており、これより貯留通路42に過剰貯留されたICコインC2を落下させて返却許容している。
さらに、前記ICコイン降下通路43の下方の出口部分には、図11にも示すように、凸形状の振分け板46を配設しており、この振分け板46をICコイン振分けソレノイド47によりICコイン降下通路43のコイン厚さ方向に分岐する一方のICコイン返却通路48と他方のICコイン回収通路49に振分ける。このため、ICコイン降下通路43を降下してきたICコインC2は、ICコイン振分けソレノイド47の駆動力を受けて、図12および図13に示すように、ICコイン返却通路48側かICコイン回収通路49側かに振分けられる。
ところで、前記降下ガイド溝36の出口部分のロータ外周面をロータ軸方向に変位させて設けている。具体的には、貯留通路42に貯留した入口部分のICコインC2の下面側をロータ32の外周面で押上げる如く支持する貯留構成のため、ロータ32の全外周面は凹凸のない滑らかな表面形状にすることが必要である。ところが、ロータ32を半回転して降下ガイド溝36の出口部分が上向きに開口して貯留通路42の入口部分と対応したとき、ロータ軸方向にロータ外周面が変位していない外周支持面がない場合は、図14(A)に示すように、ロータ32の降下ガイド溝36の出口部分に貯留されているICコインC2が該溝36の開口部分に落込んでしまい。ロータ32の回転毎にICコインは押上げ動作と落込み動作とに上下動して不安定な挙動を生じてしまう。
この不安定な挙動が生じないように、図14(B)および図15に示すように、降下ガイド溝36の溝方向中間部から該降下ガイド溝36の出口側にかけて傾斜させて設け、その出口側のロータ外周面の位置が貯留通路42の入口部分を閉鎖するようにロータ外周面をロータ軸方向に延出させた外周支持面32bを対応させて設けている。これにより、ロータ32の全外周面上には凹みのない外周面が得られる。
また、ロータ32が待機位置のときに降下ガイド溝36の出口側のガイド面は前記外周支持面32bの形成によって傾斜して設けられるが、この傾斜面36aに沿って硬貨C1は降下ガイドされる。
このように、ロータ32は硬貨とICコインとの大きさ別の選別機能に加えて、ロータの外周支持面32bにより貯留したICコインC2を終始円滑に支持する貯留動作を維持する貯留機能を効率よく設けている。
前記ロータ32の回転制御は、貯留通路42に貯留されているICコインの有無を検知する貯留検知センサS、受入位置に導かれた硬貨およびICコインの有無を検知する検知センサ、その受入位置を待機位置とする検知センサ、ロータの回転位置を検知する検知センサ等を配設しており、これらのセンサの検知信号および上位からの制御信号に基づいてロータ32を回転制御する。
前記玉排出装置21は、ICコイン処理装置20よりさらに奥方の内部空間に組込み、ここに外部の図示しない玉供給装置から供給されたパチンコ玉を、定められた玉数に仕切って払出し動作する。
次に、ICコイン処理装置20から選別して排出される硬貨とICコインの返却と回収との通路構成について図16および図17を参照して説明する。
前記硬貨排出通路22は、ICコイン処理装置20の硬貨通路34の出口部分と、下方に設置される硬貨識別装置24との上下部間を接続して構成され、ICコイン処理装置20から排出された硬貨を、この硬貨排出通路22を介して自重により下方の硬貨識別装置24に1枚ずつ降下させて供給する。
前記ICコイン排出通路23は、ICコイン処理装置20のICコイン通路35の出口部分と、その下方に設置される後述する合流通路ユニット25との上下部間を接続して構成され、図17(A)および図17(B)に示すように、ICコイン処理装置20から排出された返却すべきICコインを返却方向に排出させるICコイン返却排出通路23aと、回収すべきICコインを回収方向に排出させるICコイン回収排出通路23bとの両通路を近接して並列配設している。そして、ICコイン処理装置20から排出されたICコインを下方の合流通路ユニット25に導いて所望の方向に搬送する。
前記硬貨識別装置24は、ICコイン処理装置20から硬貨排出通路22を介して導かれた硬貨の真偽および金種を識別する。そして、識別された硬貨を返却硬貨と回収硬貨とに分けて下方の合流通路ユニット25に導いて所望の方向に搬送する。
前記合流通路ユニット25は、図18に示すように、前面に硬貨とICコインを放出可能な大きさに四角形状に大きく開口する共通返却口14を有し、背面には硬貨とICコインを放出可能な大きさに縦長に開口する共通回収口50を有している。
前記共通返却口14の内部上面には、その上方の硬貨識別装置24の返却払出し側と接続するための硬貨返却通路24aを有し、この硬貨返却通路24aを上方の硬貨識別装置24と接続して硬貨識別装置24から排出された返却すべき硬貨C1を共通返却口14に返却する。また、共通返却口14の内部奥方には、前記ICコイン返却排出通路23aの下端開口部を接続し、このICコイン返却排出通路23aを介してICコイン処理装置20から排出された返却すべきICコインC2を共通返却口14に返却する。
さらに、共通回収口50の内部奥方の上面には、その上方の硬貨識別装置24の回収払出し側と接続するための硬貨回収通路24bを有し、この硬貨回収通路24bを上方の硬貨識別装置24と接続して硬貨識別装置24から排出された回収すべき硬貨C1を共通回収口50に回収する。また、共通回収口50の内部上面には、前記ICコイン回収排出通路23bの下端開口部を接続し、このICコイン回収排出通路23bを介してICコイン処理装置20から排出された回収すべきICコインC2を共通回収口50に回収する。
このように合流通路ユニット25は、硬貨C1とICコインC2との両返却通路を合流させて、これより1つの共通する共通返却口14に接続する構成のため、両返却通路が1つになり、通路占有空間を縮小化できる。同じく、硬貨C1とICコインC2との両回収通路側においても同様に合流させて、これより1つの共通する共通回収口50に接続できるため、両通路が1つになり、通路占有空間の縮小化が図れる。また、共通回収口50からは硬貨とICコインとを外部の図示しない回収コンベアを介して島設備へと搬送することができるため、装置内部の回収箱を省略した構成が可能になる。
ことに、硬貨とICコインとの異種媒体の通路を合流させて共用できるため、装置内部では硬貨識別装置24とR/W44とを近接させて配置することが可能になり、容易に小型化が図れ、また内部空間が広くとれる。このため、後述するカードリーダ28の配設も可能になる。
前記玉貸出通路26は、上部の排出装置21から中間部の排出ノズル15までの間を接続する通路として配設され、この玉貸出通路26を配設する場合も既述した合流通路ユニット25による少数通路化によって内部空間が容易にとれるため、容易に配設することができる。
前記制御部27は、CPU、ROM、RAMを備え、ROMに格納されたプログラムに沿って、ICコイン処理装置20のモータ、センサ、ソレノイド、R/Wのほかに、前記排出装置21、硬貨識別装置24、玉貸出通路26、後述するカードリーダ28などの各回路装置を制御し、RAMには必要なデータを記憶させる。
前記カードリーダ28は、装置内部の広い下方空間部に内蔵し、装置前面の下部に開口するカード挿入口17から遊技カードを挿脱自在に設けて、該遊技カードを利用したパチンコ玉の貸出しを可能にしている。
また、遊技機側には払出しボタンが備えられており、この払出しボタンが遊技者により押下操作されることに連動して、例えばICコインに記録されている金額価値データが減額され、消費された払出し回数分の玉数データがパチンコ玉貸出装置11の排出ノズル15へと払出される。
次に、パチンコ玉貸出装置11に用いられる硬貨とICコインとカードとの使用状態を図16を参照して説明する。
今、共通投入口13に硬貨C1が1枚投入されると、その投入された硬貨C1は内方の受入通路33より転動してロータ32の降下ガイド溝36の入口部分に導かれる。このとき、硬貨C1はICコインに比べて小径に設定されて、該硬貨C1のみを降下許容させるため、図16に太く実線で示すように、降下ガイド溝36および硬貨通路34を降下し、その下方に接続される硬貨排出通路22を介して設置された硬貨識別装置24へと導かれる。
この硬貨識別装置24で、硬貨は真偽および金種が識別され、識別不能な硬貨あるいは適用外の硬貨と識別された場合は返却すべき硬貨として、その下方に位置する合流通路ユニット25の硬貨返却通路23aへと送り、これより返却すべき硬貨は合流通路ユニット25から共通返却口14へと導かれて返却される。また、取引中止した場合も硬貨は共通返却口14に返却される。
一方、硬貨識別装置24で取引可能な正常な硬貨を受付けたときは、取引成立して貸玉が供給される。そして、硬貨識別装置24より回収すべき硬貨を合流通路ユニット25の硬貨回収通路23bへと送り、これより回収すべき硬貨は合流通路ユニット25から共通回収口50へと導かれて回収される。
これに対し、共通投入口13にICコインC2が投入されたときは、該ICコインC2を受入れ可能に上向きに開口している降下ガイド溝36の入口部分に相当するコイン保持部37へと受入れられる。このICコインを受入れた状態でロータ32を貯留通路42の入口と対応する位置まで回転させる。この回転中にICコインC2のデータはR/W44と非接触に通信して読取られ、有効なICコインか否かが判定される。
この読取ったICコインC2のデータが無効の場合、例えば適用外のICコイン、メダル、偽造コインなどの不良コインと判定した場合は、ICコイン降下通路43に突出する降下規制ピン40を退避させて、図16に太く破線で示すように、返却すべき不良コインをICコイン降下通路43から降下させる。このとき、振分け板46で不良コインを、その下方のICコイン返却排出通路23a側に振分けて下方の合流通路ユニット25に導き、これより返却すべき不良コインは合流通路ユニット25から共通返却口14へと導かれて返却される。また、遊技途中で遊技者が遊技利用を終了する遊技中止操作をした場合も、同様に上述の搬送過程を経由してICコインC2の返却動作が行われる。
一方、ICコインのデータが有効と判定されると、取引成立して遊技利用が許可される。具体的には、遊技機側の払出しボタンが遊技者により押下されると、その押下回数分の払出しデータが、ICコインから減算されてパチンコ玉貸出装置11側に出力される。例えば、1回押す毎に500円分のデータを出力する。このように玉の払出し時には、遊技者の払出し要請量に応じた金額をICコインから減額処理される。その後、減額処理が繰返されてICコインの金額価値情報が零(0円)になって価値がなくなるまでICコインは貯留通路42に貯留されている。そして、価値がなくなると、降下規制ピン40を退避させて回収すべきICコインをICコイン降下通路43から降下させる。このとき、振分け板46で回収すべきICコインを、その下方のICコイン回収排出通路23b側に振分けて下方の合流通路ユニット25に導き、これより回収すべきICコインは合流通路ユニット25から共通回収口50へと導かれて回収される。
次に、カード挿入口17にカードC3が挿入されたときは、挿入されたカードC3のデータをカードリーダ28が読取り、読取り不良カードや無効カードと判定した場合は直ちに逆送してカード挿入口17より返却する。これに対し、取引利用データを備えた有効なカードであれば、遊技利用が許可されて、該カードC3を用いたカード取引が成立する。このため、遊技利用される毎に、その払出しデータが該カードC3から減算され、そのデータに応じた貸玉数がパチンコ玉貸出装置11側に出力されて貸玉が払出される。
この発明の構成と、上述の一実施例の構成との対応において、
この発明の遊技媒体は、実施例のパチンコ玉に対応し、
以下同様に、
遊技媒体貸出装置は、パチンコ玉貸出装置11に対応し、
硬貨情報処理部は、硬貨識別装置24に対応し、
ICコイン情報処理部は、R/W44に対応し、
振分け手段は、ロータ32に対応し、
合流返却通路と合流回収通路は、合流通路ユニット25に対応するも、
この発明は請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。例えば、上述の一実施例では遊技媒体にパチンコ玉を例にとって示したが、これに限らず、メダルや他の遊技媒体を用いた場合にも同様に適用することができる。
パチンコ玉貸出装置を示す外観斜視図。 パチンコ玉貸出装置の内部構造を示す斜視図。 ICコイン処理装置の内部を開いて示す斜視図。 ICコイン処理装置に導かれた硬貨の降下状態を示す説明図。 ロータを拡大して示す外観斜視図。 ICコイン処理装置の駆動構造を示す斜視図。 ICコイン処理装置に導かれた硬貨とICコインの降下状態を示す説明図。 ICコイン処理装置に導かれたICコインの貯留動作を示す動作説明図。 ICコイン処理装置のICコインの貯留動作を示す概略側面図。 ICコイン処理装置のICコイン振分け部を示す斜視図。 ICコイン処理装置のICコイン振分け部を示す概略側面図。 図9のA−A断面図。 ICコイン処理装置の底面図。 ロータによるICコイン支持状態を示す説明図。 ロータが半回転したときのICコイン支持状態を示す要部縦断面図。 パチンコ玉貸出装置の内部を通過する硬貨とICコインとの移送経路を示す説明図。 図16のA−A断面図とB−B断面図。 ICコイン処理装置に内蔵される合流通路ユニットを拡大して示す斜視図。 従来の貸出装置の一例を示す正面図。
11…パチンコ玉貸出装置
13…共通投入口
14…共通返却口
24…硬貨識別装置
25…合流通路ユニット
32…ロータ
34…硬貨通路
35…ICコイン通路
36…降下ガイド溝
50…共通回収口
C1…硬貨
C2…ICコイン

Claims (5)

  1. 投入口より投入されたICコインまたは硬貨を内方へ受け入れる受入通路と、該受入通路と連通し、回転させることにより前記ICコインまたは硬貨を、貯留搬送または降下搬送させるロータと、
    該ロータの外周面で前記ICコインの外周面を斜め上向きに押し上げることにより該ICコインを通路内で貯留する貯留通路と、
    前記貯留通路の入口と対応して前記ICコインを返却または回収方向へと降下させるICコイン降下通路と、
    前記ロータの位置より下方に配設される後段の硬貨処理部へ硬貨を降下させる硬貨通路とを設け、
    前記貯留通路の入口で対向する前記ロータに備えられた降下ガイド溝の出口部分を、ICコイン降下規制用に少なくとも前記ロータの外周面の一部をロータ軸方向に変位させて形成した
    ICコイン処理装置。
  2. 前記ロータの降下ガイド溝幅を、
    前記硬貨の外径より大きく、前記ICコインの外径より小さく設定した
    請求項1記載のICコイン処理装置。
  3. 前記降下ガイド溝の入口部分をICコイン保持部、出口部分を前記硬貨通路との接続位置とし、
    前記受入通路と前記貯留通路および前記ICコイン降下通路との通路高さを前記ICコイン保持部の保持高さと同じ高さにし、前記硬貨通路の通路高さを前記硬貨通路の接続位置と同じ高さにした
    請求項1または2記載のICコイン処理装置。
  4. 前記投入口より投入された硬貨の情報を読み取る硬貨情報処理部と、該硬貨情報処理部の上方に配設され、前記投入口より投入されたICコインの情報を読み取りまたは書き込み処理するICコイン情報処理部を有する請求項1、2または3記載のICコイン処理装置とを備え、
    遊技媒体を用いて遊技利用される遊技機に隣接される
    遊技媒体貸出装置。
  5. 硬貨情報処理部とICコイン情報処理部の各後段に接続される各返却通路と回収通路を返却通路側同士と回収通路側同士とに合流して設け、
    前記合流した合流返却通路を装置前面に開口する共通返却口に接続し、
    前記合流した合流回収通路を装置背面に開口する共通回収口に接続した
    請求項4記載の遊技媒体貸出装置。
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