JP2003311005A - 遊技用記録媒体処理装置 - Google Patents

遊技用記録媒体処理装置

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JP2003311005A
JP2003311005A JP2002124299A JP2002124299A JP2003311005A JP 2003311005 A JP2003311005 A JP 2003311005A JP 2002124299 A JP2002124299 A JP 2002124299A JP 2002124299 A JP2002124299 A JP 2002124299A JP 2003311005 A JP2003311005 A JP 2003311005A
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card
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Toshihiro Tozaki
智弘 戸崎
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技用記録媒体処理装置や遊技機における現状
の残高表示部を変更することなく、遊技者からの要求に
応じて度数残高から端数残高までが表示されるような、
遊技用記録媒体処理装置を提供する。 【解決手段】残高表示部5dを備えるパチンコ機に対応
して設けられるカードユニットにおいて、プリペイドカ
ードの受付中においては、度数残高を残高表示部に表示
させ(D1)、端数表示ボタンの操作に応じて残高表示
部の表示内容を切り替えて、度数残高から端数残高まで
を残高表示部にスクロール表示させる(D11〜D1
6)表示制御を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に対応して
設けられ、遊技に使用可能な遊技用価値の大きさを特定
可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受け付けて、
該受け付けた遊技用記録媒体の記録情報を読み取ると共
に、該読み取った記録情報から特定される遊技用価値の
大きさの範囲内の所定の遊技用価値の大きさを使用操作
に応じて遊技に使用させるための使用処理を行う遊技用
記録媒体処理装置に係り、特に該遊技用価値の大きさで
ある残高のうちの度数残高から端数残高までを残高表示
部にスクロール表示させることが可能な遊技用記録媒体
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技場に備えられる遊技機
(例えばパチンコ機やスロットマシン)に対応して設け
られる遊技用記録媒体処理装置(いわゆるカードユニッ
ト)として、遊技に使用可能な遊技用価値の大きさ(例
えばプリペイド金額)を特定可能な情報が記録された遊
技用記録媒体(例えばプリペイドカード)を受け付け
て、該受け付けた遊技用記録媒体の記録情報を読み取る
と共に、該遊技用記録媒体の記録情報から特定される遊
技用価値の大きさの範囲内の所定の遊技用価値の大きさ
を使用操作に応じて遊技に使用させるための使用処理
(例えば遊技媒体であるパチンコ玉やメダルの貸出処
理)を行うものが知られている。
【0003】ここで前記遊技用価値の大きさは、予め定
められた所定の残高(例えば100円)が1度数とさ
れ、前記遊技用記録媒体は、一般に1000円,200
0円,3000円,又は5000円に相当する遊技用価
値の大きさを特定可能な情報が記録された状態で発行さ
れる。ところで該遊技用価値の大きさは、前記の如く遊
技に使用させるのみならず、遊技場に備えられる自動販
売機等において物品の購入に使用させたり、あるいは該
遊技用価値の大きさを前記の如く遊技に使用させる際
に、現状ではパチンコ玉1個を4円,メダル1枚を20
円で貸し出しているところを、該貸出金額に現在5%の
税率の消費税を転嫁してパチンコ玉1個を4.2円,メ
ダル1枚を21円で貸し出したりする場合があり、これ
らの場合には、遊技用記録媒体の記録情報から特定され
る遊技用価値の大きさである残高として、前記1度数以
上の度数残高のみならず、該1度数に満たない端数残高
が生ずる。
【0004】以上のことを前提として、従来の遊技用記
録媒体処理装置には、前記端数残高を残高表示部に表示
させるための操作を受け付ける端数表示ボタンが設けら
れており、該端数表示ボタンの操作に応じて、端数残高
とメンテナンス情報(例えば現在の残高,設定されてい
る玉貸単位度数,貸出前の残高,プリペイドカード受付
時の残高)が、遊技用記録媒体処理装置及び遊技機に設
けられる残高表示部に表示されるように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た遊技用記録媒体処理装置や遊技機に設けられる現状の
残高表示部は、7セグメントで表される数字・文字・記
号等を3桁で表示するものであるため、遊技者に対して
前記度数残高から端数残高までを分かり易く表示でき
ず、該度数残高から端数残高までを分かり易く表示する
ためには、遊技用記録媒体処理装置や遊技機における現
状の残高表示部を、例えば4桁で表示するものに変更す
る必要があった。
【0006】本発明は、このような背景のもとになされ
たものであり、その目的は、遊技用記録媒体処理装置や
遊技機における現状の残高表示部を変更することなく、
遊技者からの要求に応じて度数残高から端数残高までが
表示されるような、遊技用記録媒体処理装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような手段を採る。
【0008】まず請求項1に係る発明は、遊技機に対応
して設けられ、遊技に使用可能な遊技用価値の大きさを
特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受け付け
て、該受け付けた遊技用記録媒体の記録情報を読み取る
と共に、該読み取った記録情報から特定される遊技用価
値の大きさの範囲内の所定の遊技用価値の大きさを使用
操作に応じて遊技に使用させるための使用処理を行う遊
技用記録媒体処理装置であって、前記遊技用記録媒体の
記録情報から特定される遊技用価値の大きさである残高
を記憶する残高記憶手段と、前記使用処理により使用に
供された遊技用価値の大きさを前記残高記憶手段にて記
憶されている残高から減算する減算手段と、予め定めら
れた所定の残高を1度数として、前記残高記憶手段にて
記憶されている残高のうちの前記1度数以上の残高を度
数残高として残高表示部に表示させる表示制御を行う残
高表示制御手段と、前記残高記憶手段にて記憶されてい
る残高のうちの前記1度数に満たない残高を端数残高と
して残高表示部に表示させるための操作を検出する操作
検出手段と、を備え、前記残高表示制御手段は、前記遊
技用記録媒体の受付中において、前記度数残高を残高表
示部に表示させる度数表示の表示制御を行い、前記操作
検出手段による前記操作検出に応じて、残高表示部の表
示内容を、前記度数残高から前記端数残高までをスクロ
ールさせて残高表示部に表示させるスクロール表示に切
り替えて表示制御を行うことを特徴とする遊技用記録媒
体処理装置である。これによれば、遊技用記録媒体の受
付中においては、度数残高が残高表示部に表示され、端
数残高を残高表示部に表示させるための操作検出に応じ
て、度数残高から端数残高までが残高表示部にスクロー
ル表示される。
【0009】また請求項2に係る発明は、請求項1に記
載した遊技用記録媒体処理装置であって、前記残高記憶
手段は、前記度数残高を記憶する第1記憶領域と、前記
端数残高を記憶する第2記憶領域と、から構成されるこ
とを特徴とする遊技用記録媒体処理装置である。
【0010】また請求項3に係る発明は、請求項1又は
2に記載した遊技用記録媒体処理装置であって、前記残
高表示制御手段は、前記スクロール表示の表示制御を所
定回数繰り返して行うことを特徴とする遊技用記録媒体
処理装置である。
【0011】また請求項4に係る発明は、請求項1〜3
のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体処理装置であ
って、前記残高表示制御手段にて前記スクロール表示の
表示制御中においても前記使用操作を受付可能であり、
該残高表示制御手段は、前記スクロール表示の表示制御
中において前記使用操作を受け付けた場合に、残高表示
部の表示内容を前記度数表示に切り替えて表示させる表
示制御を行うことを特徴とする遊技用記録媒体処理装置
である。
【0012】さらに請求項5に係る発明は、請求項1〜
4のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体処理装置で
あって、前記残高表示制御手段は、前記受付中の遊技用
記録媒体を返却する旨の返却操作を受け付けた場合に、
残高表示部の表示内容を前記スクロール表示に切り替え
て表示させる表示制御を行うことを特徴とする遊技用記
録媒体処理装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。まず図1(a)は本発明に係る
遊技用記録媒体処理装置であるカードユニット10を含
む遊技用システム1の一例を表す機能ブロック図であ
る。このカードユニット10は、遊技機に対応して設け
られ、遊技に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能
な情報が記録された遊技用記録媒体を受け付けて、該受
け付けた遊技用記録媒体の記録情報を読み取ると共に、
該読み取った記録情報から特定される遊技用価値の大き
さの範囲内の所定の遊技用価値の大きさを使用操作に応
じて遊技に使用させるための使用処理を行うものであ
る。またカードユニット10は、貨幣を受け付けて、該
受け付けた貨幣を識別すると共に、該識別された貨幣金
額に相当する遊技用価値の大きさを前記遊技用記録媒体
の記録情報から特定される遊技用価値の大きさに対して
加算するための価値加算処理を行うものでもある。そし
て遊技用システム1では、複数の前記カードユニット1
0と後述する管理装置30が通信可能に接続されてい
る。
【0014】以下においては、遊技機がパチンコ機5で
あり、遊技に使用可能な遊技用価値の大きさがプリペイ
ド金額であり、該遊技用価値の大きさを特定可能な情報
がカードID及びプリペイド金額の残高であり、該情報
が記録された遊技用記録媒体がプリペイドカード2であ
り、使用処理が遊技媒体であるパチンコ玉の貸出処理
(以下「玉貸処理」という。)であり、貨幣が紙幣3で
あり(図2を参照)、価値加算処理が入金処理である例
について説明する。
【0015】ここでプリペイド金額の残高(以下単に
「残高」ともいう。)は、プリペイドカード2の発行に
供された貨幣金額(発行金額)+プリペイドカード2に
対する入金に供された貨幣金額(入金金額)−玉貸に使
用されたプリペイド金額(玉貸使用金額)である。そし
て予め定められた所定の残高が1度数とされ、前記残高
のうちの、1度数以上の残高が度数残高とされ、該1度
数に満たない残高が端数残高とされる。以下において
は、1度数が100円である例について説明する。従っ
て、発行金額が1000円で未使用のプリペイドカード
2(即ち1000円カード)である場合には、残高(即
ち1000円)の内訳は10度数の度数残高となる。ま
た遊技場に備えられる自動販売機等において120円分
の物品の購入に使用された1000円カードである場合
には、残高(即ち880円)の内訳は8度数の度数残高
と80円の端数残高となる。なお玉貸処理は1度数単位
で行われ、該1度数分の玉貸処理が行われた場合には、
パチンコ玉の貸出金額に現在5%の税率の消費税を転嫁
する場合を考慮して、24個のパチンコ玉が貸し出され
るものとする。
【0016】またカードユニット10は、プリペイドカ
ード2の記録情報から特定されるプリペイド金額の残高
を、パチンコ機5に設けられる後述する残高表示部5d
に表示させるものであり、具体的には、プリペイドカー
ド2の受付中においては、前記度数残高を残高表示部5
dに表示(度数表示)させると共に、後述する端数表示
ボタン19cの操作に応じて、該度数残高から前記端数
残高までをスクロールさせて残高表示部5dに表示(ス
クロール表示)させるものである。
【0017】以下、カードユニット10及び該カードユ
ニット10を含む遊技用システム1について説明する。
なお、以下においては、リーダ/ライタを「R/W」,
データベースを「DB」と略記する。遊技用システム1
は、図1(a)に示すように、遊技場に備えられるパチ
ンコ機5に対応して設けられるカードユニット10と、
該カードユニット10と通信可能に接続される管理装置
30から構成される。また、この遊技用システム1にお
いては、プリペイドカード2を使用することにより、前
記玉貸処理や前記入金処理が行われる。
【0018】プリペイドカード2は遊技用記録媒体の一
例であって、例えば長方形状を呈するプラスチック製の
薄板における所定の部位に、プリペイド金額を特定可能
な情報として、プリペイドカード2に付与される固有の
番号であるカードID,及びプリペイド金額の残高が記
録された記録領域(図示外)が形成されてなるものであ
り、ここでは前記記録領域として不揮発性のEEPRO
Mを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードで
ある。このプリペイドカード2は、図示しないプリペイ
ドカード発行装置において、貨幣が受け付けられ、該受
け付けられた貨幣が識別され、該識別された貨幣金額の
範囲内の所定の貨幣金額がプリペイドカード2の発行に
供された場合(例えば発行金額を示す発行ボタンが操作
された場合)に、該発行に供された貨幣金額(即ち発行
金額)に相当する遊技用価値の大きさを特定可能な情報
が記録されたものが発行される。
【0019】パチンコ機5は遊技機の一例であって、遊
技場における遊技島(図示外)に複数並列して備えら
れ、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むこ
とにより遊技を行うものであり、ここでは玉貸処理を行
うカードユニット10と通信可能に接続され、該カード
ユニット10との間でパチンコ玉の貸出に関する信号の
やり取りが行われてパチンコ機5の内部からパチンコ玉
が貸し出される、いわゆるCR式のパチンコ機である。
【0020】このパチンコ機5は、その前面に遊技領
域,上皿,下皿,及び発射ハンドル等を備えると共に、
残高表示部5d,玉貸ボタン5e,及び返却ボタン5f
を備え、その内部に遊技制御基板5a,玉払出制御基板
5b,及び玉払出装置5c等を備えており、これらの各
構成要素は図1(a)に示すように接続されている。
【0021】遊技制御基板5aは遊技状態を制御するも
のである。玉払出制御基板5bは、カードユニット10
の後述するパチンコ機用通信部11bと通信可能に接続
され、パチンコ機5とカードユニット10との間におけ
る通信を司るものである。これにより、玉貸処理が行わ
れる場合に、パチンコ機5とカードユニット10との間
でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われ
る。玉払出制御基板5bは、玉払出装置5cと接続さ
れ、該玉払出装置5cを制御するものである。この玉払
出制御基板5bは、残高表示部5d,玉貸ボタン5e,
及び返却ボタン5fとも接続されている。玉払出装置5
cは、玉貸処理が行われて遊技者に貸し出されたパチン
コ玉や、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ
玉(いわゆる賞球)を払い出すものである。
【0022】残高表示部5dは、プリペイドカード2の
記録情報から特定されるプリペイド金額の残高を、後述
する図3及び図4に示すように、度数表示又はスクロー
ル表示として表示する表示器である。ここでの残高表示
部5dは、従来の遊技機に設けられる残高表示部と同様
に、7セグメントで表される数字・文字・記号等を3桁
で表示するものである。この残高表示部5dの表示内容
は、残高表示制御手段12gとして機能するカードユニ
ット10の後述する制御部12によって制御される。
【0023】玉貸ボタン5eは、プリペイド金額の残高
を使用した玉貸の操作を受け付けるボタンであり、この
玉貸ボタン5eが押下されて玉貸操作が有ると、後述す
る玉貸処理(図5のSa10を参照)が行われる。なお
玉貸操作は、残高表示部5dに前記スクロール表示が表
示されている場合(即ち後述する残高表示制御手段12
gにて前記スクロール表示の表示制御中)においても受
付可能である。
【0024】返却ボタン5fは、カードユニット10の
後述するカードR/W14にて受け付けられているプリ
ペイドカード2の返却の操作を受け付けるボタンであ
り、この返却ボタン5fが押下されて返却操作が有る
と、プリペイド金額の残高が無価値である該プリペイド
カード2(以下「残高無しカード」という。)は後述す
るカード挿入排出口13から排出されずに後述する内部
収納部21に回収され(図5のSa22を参照)、プリ
ペイド金額の残高が残存している該プリペイドカード2
(以下「残高有りカード」という。)はカード挿入排出
口13から排出されて返却される(図5のSa26を参
照)。
【0025】カードユニット10は遊技用記録媒体処理
装置の一例であって、図1(a)に示すように、パチン
コ機5に対応して(ここではパチンコ機5の左側に隣接
して)設けられる。このカードユニット10は、縦長の
箱型の形状を呈するものであり、図2(a)に示すよう
に、その前面にカード利用可ランプ15,貨幣挿入口1
6,入金可ランプ18,操作・表示部19,カード挿入
排出口13,鍵穴20,及びカバー20a等を備え、図
2(b)に示すように、その内部に貨幣識別機17,管
理装置用通信部11a,パチンコ機用通信部11b,制
御部12,カードR/W14,落下通路21a,及び内
部収納部21等を備えている。このカードユニット10
において、前記各構成要素は図1(a)に示すように接
続されているが、その配置は図2に示す例には限られず
任意である。以下、各構成要素について説明する。
【0026】管理装置用通信部11a,及びパチンコ機
用通信部11bは、後述する制御部12に設けられてい
る。このパチンコ機用通信部11bは、前述の如くパチ
ンコ機5の玉払出制御基板5bと通信可能に接続され
る。また管理装置用通信部11aは、管理装置30の後
述する通信部31と通信可能に接続され、カードユニッ
ト10と管理装置30との間における通信を司るもので
ある。
【0027】これにより、カードR/W14にて受け付
けられたプリペイドカード2の記録情報(カードID,
残高)が読み取られた場合に、カードユニット10から
管理装置30に対して照合要求(カードID,残高)が
送信され(図5のSa4を参照)、逆に管理装置30か
らカードユニット10に対して照合一致又は照合不一致
が返信される(図8のSd13,Sd14を参照)。
【0028】また後述する玉貸処理が行われた場合に、
カードユニット10から管理装置30に対して玉貸情報
(カードID,玉貸使用金額)が送信され(図6のSb
9を参照)、逆に管理装置30からカードユニット10
に対して後述するカードDB33aにおけるカードデー
タの更新が完了した旨の完了通知が返信される(図8の
Sd22を参照)。
【0029】さらに後述する入金処理が行われた場合
に、カードユニット10から管理装置30に対して入金
情報(カードID,入金金額)が送信され(図6のSc
8を参照)、逆に管理装置30からカードユニット10
に対して後述するカードDB33aにおけるカードデー
タの更新が完了した旨の完了通知が返信される(図8の
Sd32を参照)。
【0030】カード挿入排出口13は、プリペイドカー
ド2が挿入及び排出される開口である。カードR/W1
4は、カード挿入排出口13から挿入されたカードを受
け付けて、該受け付けたカードの記録情報(カードI
D,残高)を読み取ると共に、該カードに対して更新後
の残高を記録するものであり、ここでは前記ICカード
のEEPROMに記録されている情報を非接触で読み取
ると共に、該EEPROMに対して情報を記録するIC
カードR/Wである。またカードR/W14は、前記受
け付けている残高有りカードをカード挿入排出口13か
ら返却・排出するための搬送機構と、該受け付けている
残高無しカードを後述する落下通路21aに向けて落下
するための落下機構を有する。カード利用可ランプ15
は、プリペイドカード2の利用が可能か否かの状況を表
すためのランプであり、例えばカードユニット10にお
いてプリペイドカード2を利用可能な場合に点灯し、プ
リペイドカード2を利用不能な場合に消灯するものであ
る。
【0031】貨幣挿入口16は、貨幣が挿入される開口
である。貨幣識別機17は、貨幣挿入口16から挿入さ
れた貨幣を受け付けて、該受け付けた貨幣の識別を行う
ものであり、ここでは一種類の紙幣3(例えば1000
円紙幣)を取り扱うものである。なお貨幣は、複数種類
の紙幣(例えば2000円紙幣,5000円紙幣,10
000円紙幣等)や、一種類又は複数種類の硬貨(例え
ば100円硬貨,500円硬貨等)や、紙幣と硬貨の併
用(種類は問わない)でも良い。この貨幣識別機17の
後面側には、識別された紙幣3を排出する貨幣排出口
(図示外)が設けられており、またカードユニット10
の背後における遊技島の内部には、貨幣識別機17の貨
幣排出口から排出された紙幣3を搬送して回収するため
の貨幣搬送装置(図示外)が設けられており、さらに該
貨幣搬送装置の終端には、貨幣収納部(図示外)が設け
られている。これにより、カードユニット10に挿入さ
れた紙幣3が遊技島毎に回収される。
【0032】入金可ランプ18は、入金処理が可能か否
かの状況を表すためのランプであり、例えば紙幣3を受
け付けて入金処理が可能な場合に点灯し、紙幣3を受付
不能な場合に消灯し、識別不能な紙幣3が貨幣挿入口1
6から返却された場合に点滅して注意を促すように構成
される。この入金可ランプ18は、所定の入金可条件が
満たされた場合、例えば制御部12の後述する残高記憶
手段12bに記憶されているプリペイド金額の残高が所
定度数(例えば10度数)以下となった場合に、入金処
理が可能であるとして点灯するように構成される。
【0033】操作・表示部19には、玉貸単位度数設定
ボタン19a,玉貸単位残高表示部19b,端数表示ボ
タン19c,メンテナンス情報表示用鍵穴19d,メン
テナンス情報表示部19e,カード受付ランプ19f,
残高有りランプ19g,及び内部収納部ランプ19h等
が設けられている。
【0034】玉貸単位度数設定ボタン19aは、玉貸ボ
タン5eの一回の操作に応じて使用される度数残高であ
る玉貸単位度数を設定するためのボタンであり、遊技者
が玉貸単位度数設定ボタン19aを操作することによ
り、玉貸単位度数が例えば1度数〜5度数まで1度数刻
みで5段階に設定され、設定された玉貸単位度数が玉貸
単位残高表示部19bに表示される。なお玉貸ボタン5
eが操作された場合には、後述する残高記憶手段12b
の第1記憶領域12cに記憶されている度数残高が玉貸
単位度数設定ボタン19aを操作することにより設定さ
れた玉貸単位度数(例えば5度数)以上であるか否かの
判断が行われ、度数残高が玉貸単位度数以上であると判
断される場合には、該玉貸単位度数が玉貸使用度数とし
てセットされ、度数残高が玉貸単位度数未満であると判
断される場合には、該度数残高(例えば3度数)が玉貸
使用度数としてセットされる。
【0035】端数表示ボタン19cは、後述する残高記
憶手段12bに記憶されているプリペイド金額の残高の
うちの1度数に満たない残高を端数残高として残高表示
部5dに表示させるための操作を受け付けるボタンであ
る。
【0036】メンテナンス情報表示用鍵穴19dは、メ
ンテナンス情報をメンテナンス情報表示部19eに表示
させる操作を受け付けるための鍵を差し込むための穴で
あり、遊技場の店員がメンテナンス情報表示用鍵穴19
dに専用キーを挿入して該専用キーを90度回転させる
ことにより、メンテナンス情報として、例えば現在の残
高,設定されている玉貸単位度数,貸出前の残高,及び
プリペイドカード受付時の残高が、所定時間ずつメンテ
ナンス情報表示部19eに表示される。
【0037】カード受付ランプ19fは、カードR/W
14にてプリペイドカード2が受け付けられている場合
に点灯するランプであり、残高有りランプ19gは、後
述する残高記憶手段12bにプリペイド金額の残高が記
憶されている場合に点灯するランプであり、内部収納部
ランプ19hは、後述する内部収納部21に残高無しカ
ードが収納されている場合に点灯するランプである。
【0038】鍵穴20は、カードユニット10の前面に
開放可能に設けられたカバー20aを開放するための鍵
を差し込むための穴である。内部収納部21は、カード
ユニット10の内部に着脱可能に設けられ、カバー20
aが開放された状態で該カードユニット10の内部から
取り出すことができる箱体である。この内部収納部21
は、カードR/W14から落下通路21aを介して落下
される残高無しカードを、開口されている上面から受け
入れて、正面視でV字型を呈する底面上に積層して収納
するものである。
【0039】制御部12はCPU,RAM,ROM等を
備えており、ROMに記憶されている処理プログラム
(図5,図6,図7を参照)がRAMを作業領域として
CPUで実行されることにより、カードユニット10に
備えられる各構成要素の動作を制御するものである。
【0040】この制御部12は、カードR/W14にて
読み取ったプリペイドカード2の記録情報から特定され
るプリペイド金額の範囲内の所定のプリペイド金額を使
用操作に応じて遊技に使用させるための使用処理を行う
ものであり、ここでは該使用処理として玉貸処理を行う
ものである。
【0041】この玉貸処理が行われる場合には、パチン
コ機5とカードユニット10との間で、以下のようなパ
チンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。ま
ずパチンコ機5の玉払出制御基板5bは、カードユニッ
ト10の制御部12と接続されて通信が可能な状態であ
るとスタンバイ状態となり、PRDYをLOWとするこ
とにより払出可能信号を制御部12に出力する。ここで
遊技者がプリペイドカード2をカード挿入排出口13に
挿入すると、該プリペイドカード2の記録情報がカード
R/W14にて読み取られ、該記録情報から特定される
プリペイド金額の残高が後述する残高記憶手段12b
(第1記憶領域12c,第2記憶領域12d)に記憶さ
れると共に、後述する図3のD1に示すように、該残高
のうちの1度数以上の残高が残高表示部5dに表示され
る。
【0042】次に制御部12は、PRDYのLOW(払
出可能信号)を検出している払出可能状態において玉貸
ボタン5eの操作を検出すると、BRDYをLOWとす
ることにより玉貸可能信号を玉払出制御基板5bに出力
し、この状態においてBRQをLOWとすることにより
玉貸要求信号を玉払出制御基板5bに出力する。
【0043】次に玉払出制御基板5bは、BRDYのL
OW(玉貸可能信号)を検出した状態においてBRQの
LOW(玉貸要求信号)を検出すると、玉払出装置5c
からパチンコ玉の払出が可能であるか否かを確認し、該
確認結果が可能である場合にはEXSをLOWとするこ
とにより玉貸準備信号を制御部12に出力する。
【0044】該EXSのLOW(玉貸準備信号)を検出
した制御部12は、BRQをHIGHとすることにより
玉貸指令信号を玉払出制御基板5bに出力し、該BRQ
のHIGH(玉貸指令信号)を検出した玉払出制御基板
5bは、玉払出装置5cに払出信号を出力し、これに基
づいて1度数分のパチンコ玉(ここでは24個)の払出
が行われると共に、該払出の終了に基づいてEXSをH
IGHとすることにより玉貸完了信号を制御部12に出
力する。
【0045】該EXSのHIGH(玉貸完了信号)を検
出した制御部12は、残高記憶手段12bに記憶してい
る度数残高から1度数を減算更新すると共に、後述する
図3のD2に示すように、更新後の度数残高を残高表示
部5dに表示する。制御部12は、これらの制御を前記
セットされた玉貸使用度数分だけ繰り返し、これらの制
御の終了に基づいてBRDYをHIGHとすることによ
り玉貸終了信号を玉払出制御基板5bに出力し、玉貸処
理を終了する。なお該玉貸処理によってプリペイドカー
ド2の記録情報から特定されるプリペイド金額の残高が
無価値となっても、該残高無しカードはカードR/W1
4に留保される。
【0046】また制御部12は、貨幣識別機17にて識
別された貨幣金額に相当するプリペイド金額をプリペイ
ドカード2の記録情報から特定されるプリペイド金額に
対して加算するための価値加算処理を行うものであり、
ここでは該価値加算処理として入金処理を行うものであ
る。
【0047】さらに制御部12は、図1(b)に示すよ
うに、設定手段12a,残高記憶手段12b,減算手段
12e,操作検出手段12f,及び残高表示制御手段1
2g,として機能するものである。
【0048】設定手段12aは、前記1度数(ここでは
100円)分の玉貸処理が行われた場合に貸し出される
パチンコ玉の数(ここでは24個)を設定可能なもので
あり、具体的には、該パチンコ玉の数は、管理装置30
にて一括して設定され、該管理装置30から各カードユ
ニット10に対して送信されて、各カードユニット10
の設定手段12aにて設定(記憶)される。
【0049】残高記憶手段12bは、カードR/W14
にて読み取ったプリペイドカード2の記録情報から特定
されるプリペイド金額の残高を記憶するものである。こ
の残高記憶手段12bは、1度数以上の残高である度数
残高を記憶する第1記憶領域12cと、該1度数に満た
ない残高である端数残高を記憶する第2記憶領域12d
と、から構成される。従って後述する図3及び図4に示
すように、残高が3450円であるプリペイドカード2
がカードR/W14にて受け付けられた場合には、34
度数の度数残高が第1記憶領域12cに記憶され、50
円の端数残高が第2記憶領域12dに記憶される。
【0050】減算手段12eは、玉貸処理により使用に
供されたプリペイド金額(即ち玉貸使用金額)を残高記
憶手段12bにて記憶されているプリペイド金額の残高
から減算するものであり、具体的には、第1記憶領域1
2cにて記憶されている度数残高から、1度数ずつを、
前記セットされた玉貸使用度数に達するまで減算する。
操作検出手段12fは、端数表示ボタン19cの操作を
検出するものである。
【0051】残高表示制御手段12gは、カードR/W
14にてプリペイドカード2の受付中において、残高記
憶手段12bにて記憶されているプリペイド金額の残高
のうちの1度数以上の残高(即ち第1記憶領域12cに
記憶されている度数残高)を残高表示部5dに表示させ
る度数表示の表示制御を行うものである。具体的には、
残高表示制御手段12gは、カードR/W14にてプリ
ペイドカード2を受け付けていない状態では、図3のD
0に示すように、残高表示部5dに初期表示を表示させ
る表示制御を行い、カードR/W14にてプリペイドカ
ード2(ここでは残高が3450円であるプリペイドカ
ード2)を受け付けた場合には、第1記憶領域12cに
記憶されている度数残高(ここでは34度数)を抽出
し、図3のD1に示すように、該度数残高を残高表示部
5dに表示させる度数表示の表示制御を行う。
【0052】また前記D1に示す状態から玉貸操作が有
った場合(即ち玉貸ボタン5eが操作された場合)に
は、残高表示制御手段12gは、第1記憶領域12cに
記憶されている度数残高から減算手段12eにより1度
数ずつ減算更新される度数残高を抽出し、図3のD2〜
D3に示すように、該1度数ずつ減算更新される度数残
高を残高表示部5dに表示させる度数表示の表示制御を
行う。
【0053】なお前記D1に示す状態から貨幣(ここで
は1000円紙幣)の受付が有り、かつ前記入金可条件
が満たされている場合には、貨幣挿入口16から受け付
けられて貨幣識別機17にて識別された貨幣金額に相当
するプリペイド金額(即ち1000円)がプリペイドカ
ード2の記録情報から特定されるプリペイド金額に対し
て加算更新され、該加算更新後の度数残高が第1記憶領
域12cに記憶される。そして残高表示制御手段12g
は、第1記憶領域12cに記憶されている度数残高(例
えば19度数)を抽出し、図3のD4に示すように、該
度数残高を残高表示部5dに表示させる度数表示の表示
制御を行う。
【0054】また残高表示制御手段12gは、操作検出
手段12fによる操作検出に応じて、残高表示部5dの
表示内容を、度数残高から端数残高までをスクロールさ
せて残高表示部5dに表示させるスクロール表示に切り
替えて表示制御を行うものである。具体的には、前記D
1に示す状態から端数表示操作が有った場合(即ち端数
表示ボタン19cが操作された場合)には、該操作が操
作検出手段12fにて検出され、残高表示制御手段12
gは、操作検出手段12fによる操作検出に応じて残高
表示部5dの表示内容を切り替えて、図3のD5に示す
ように、度数残高から端数残高までをスクロールさせて
残高表示部5dに表示させるスクロール表示の表示制御
を行う。なおスクロール表示の詳細については、図4を
参照して後述する。
【0055】また残高表示制御手段12gは、該スクロ
ール表示の表示制御を所定回数繰り返して行うものであ
る。具体的には、残高表示制御手段12gは、前記D5
に示すスクロール表示を所定回数繰り返して表示させる
表示制御を行い、該所定回数に達した場合に、前記D1
の度数表示を表示させる表示制御を行う。この所定回数
は任意に設定可能である。
【0056】また残高表示制御手段12gは、前記スク
ロール表示の表示制御中において前記使用操作を受け付
けた場合に、残高表示部5dの表示内容を前記度数表示
に切り替えて表示させる表示制御を行うものである。具
体的には、前記D5に示す状態から玉貸操作が有った場
合には、残高表示制御手段12gは、前記D1〜D3の
度数表示を表示させる表示制御を行う。
【0057】さらに残高表示制御手段12gは、カード
R/W14にて受付中のプリペイドカード2を返却する
旨の返却操作を受け付けた場合に、残高表示部5dの表
示内容を前記スクロール表示に切り替えて表示させる表
示制御を行うものである。具体的には、前記D1に示す
状態から返却操作が有った場合(即ち返却ボタン5fが
操作された場合)には、残高表示制御手段12gは、残
高表示部5dの表示内容をスクロール表示に切り替え
て、図3のD6に示すように、度数残高から端数残高ま
でをスクロールさせて残高表示部5dに表示させるスク
ロール表示の表示制御を行う。なおスクロール表示の詳
細については、図4を参照して後述する。そしてカード
R/W14にて受付中のプリペイドカード2がカード挿
入排出口13から排出される。
【0058】次に図4を参照して、前記スクロール表示
の詳細について説明する。残高表示制御手段12gによ
りスクロール表示の表示制御が行われる場合(図3のD
5及びD6を参照)には、度数残高から端数残高までが
スクロールされて残高表示部5dに表示される。具体的
には、残高表示制御手段12gは、第2記憶領域12d
に記憶されている端数残高(ここでは50円)を抽出
し、図4のD11〜D16に示すように、既に抽出され
ている度数残高(ここでは34度数)に該抽出された端
数残高(ここでは50円)を含むプリペイド金額の残高
(即ち3450円)を示す数字を、残高表示部5dを構
成する3桁の枠内で左方向に順次移行(スクロール)さ
せて、度数残高から端数残高までをスクロール表示させ
る表示制御を行う。
【0059】これにより、残高表示部5dを構成する3
桁の枠内には、D11では度数残高である「34」と端
数残高の上1桁である「5」が表示され、D12では度
数残高の下1桁である「4」と端数残高である「50」
が表示され、D13では端数残高である「50」と1桁
の空欄が表示され、D14では端数残高の下1桁である
「0」と2桁の空欄が表示され、D15では3桁の空欄
が表示され、D16では1桁の空欄と度数残高である
「34」が表示される。ここでD11〜D16の各段階
は、それぞれ1秒間程度点灯されて表示されるものとす
る。
【0060】なおD15が表示された後に、D15’で
2桁の空欄と度数残高の上1桁である「3」が表示され
てから、D16が表示されるようにしても良い。またD
16が表示された後に、D16’で度数残高である「3
4」を消滅させ、D16とD16’を所定回数繰り返す
ことにより、度数残高が点滅表示されるようにしても良
い。これによれば、遊技者に対して該度数残高を印象付
けやすい。さらに前述したように、前記端数表示操作が
有った場合には、スクロール表示が所定回数繰り返され
る。
【0061】管理装置30は、図1に示すように接続さ
れる通信部31,制御部32,及び記憶手段であるハー
ドディスク33等を備えており、遊技場内の所定の箇所
(例えば管理事務所等)に設置されるコンピュータであ
る。ここでハードディスク33には、カードDB33a
が記憶されている。この管理装置30は、プリペイドカ
ード2の発行会社が一括して製造するものであり、遊技
場側が内部にまでアクセスできないようにブラックボッ
クス化されている。以下、各構成要素について説明す
る。
【0062】通信部31は、前述の如くカードユニット
10の管理装置用通信部11aと通信可能に接続される
ものである。制御部32はCPU,RAM,ROM等を
備えており、ハードディスク33に記憶されている処理
プログラム(図8を参照)がRAMを作業領域としてC
PUで実行されることにより、管理装置30に備えられ
る各構成要素の動作を制御するものである。
【0063】カードDB33aでは、プリペイドカード
2の記録情報(カードID,残高)から特定される情報
(以下「カードデータ」という。)が、プリペイドカー
ド2毎に記憶されている。具体的には、カードDB33
aでは、該カードデータとして、現在残存するプリペイ
ド金額の残高を表す「残高」,プリペイドカード2の発
行に供された貨幣金額に相当するプリペイド金額を表す
「発行金額」,プリペイドカード2に対する入金に供さ
れた貨幣金額に相当するプリペイド金額を表す「入金金
額」,及び玉貸に使用されたプリペイド金額を表す「玉
貸使用金額」の各データが、プリペイドカード2を識別
可能な情報であるカードID毎に記憶されている。
【0064】このカードDB33aでは、図示しないプ
リペイドカード発行装置にてプリペイドカード2が発行
され、該プリペイドカード発行装置から発行情報(カー
ドID,発行金額)を受信した場合に、制御部32の動
作により該カードIDに対応付けて発行金額のデータが
記憶されると共に残高のデータが加算更新される。また
カードユニット10にて玉貸処理が行われ、該カードユ
ニット10から玉貸情報(カードID,玉貸使用金額)
を受信した場合に、制御部32の動作により該カードI
Dに対応付けて玉貸使用金額のデータが加算更新される
と共に残高のデータが減算更新される。さらにカードユ
ニット10にて入金処理が行われ、該カードユニット1
0から入金情報(カードID,入金金額)を受信した場
合に、制御部32の動作により該カードIDに対応付け
て入金金額のデータが加算更新されると共に残高のデー
タが加算更新される。
【0065】次に図5〜図8を参照して、遊技用システ
ム1の作用について説明する。ここで遊技用システム1
においては、1度数分の玉貸処理が行われた場合に貸し
出されるパチンコ玉の数が、予め管理装置30にて一括
して設定され、該管理装置30から各カードユニット1
0に対して送信されて、各カードユニット10の設定手
段12aにて設定(記憶)されている。このように設定
手段12aを備えるため、例えば玉貸金額に転嫁される
消費税の税率が変更される等、該1度数の玉貸処理が行
われた場合に貸し出されるパチンコ玉の数が変更された
場合であっても対応できる。
【0066】まず図5はカードユニット10におけるカ
ードユニットメイン処理の一例を表すフローチャートで
ある。カードユニット10においては、図5に示すよう
に、ステップSa(以下単に「Sa」という。)1〜2
4により、カードユニットメイン処理が行われる。具体
的には、まずSa1でカードR/W14にてプリペイド
カード2を留保中であるか否かの判断が行われる。この
Sa1でプリペイドカード2を留保中である(YES)
と判断される場合には、後述するSa18に進む。一
方、Sa1でカードを留保中でない(NO)と判断され
る場合には、Sa2に進む。
【0067】Sa2ではプリペイドカード2の挿入を待
機し、カード挿入排出口13からプリペイドカード2の
挿入が有る(YES)と判断される場合には、Sa3で
該挿入されたプリペイドカード2の記録情報(カードI
D,残高)がカードR/W14にて読み取られ、Sa4
で照合要求(カードID,残高)が管理装置30に送信
され、Sa5に進む。
【0068】Sa5では管理装置30から照合一致の受
信が有るか否かの判断が行われる。このSa5で照合一
致の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sa6
で管理装置30から照合不一致の受信が有るか否かの判
断が行われる。このSa6で照合不一致の受信が無い
(NO)と判断される場合には、Sa5に戻って照合一
致又は照合不一致の受信を待機する。一方、Sa6で照
合不一致の受信が有る(YES)と判断される場合に
は、Sa24で挿入されたプリペイドカード2がカード
挿入排出口13から返却され、処理が終了する。
【0069】前記Sa5で照合一致の受信が有る(YE
S)と判断される場合には、Sa7でカードR/W14
にて読み取ったプリペイドカード2の記録情報(カード
ID,残高)から特定されるプリペイド金額の残高が残
高記憶手段12bにて記憶され、Sa8に進む。ここで
該特定されたプリペイド金額の残高と前記設定手段12
aにて設定されている1度数に対応する所定の残高に基
づいて、該残高のうちの度数残高と端数残高が演算さ
れ、該演算された度数残高は第1記憶領域12cに記憶
され、該演算された端数残高は第2記憶領域に記憶され
る。このように、残高記憶手段12bが、1度数以上の
残高(即ち度数残高)を記憶する第1記憶領域12c
と、1度数に満たない残高(即ち端数残高)を記憶する
第2記憶領域12dと、から構成されるため、残高表示
制御手段12gは、度数表示の表示制御を行う場合には
第1記憶領域12cに記憶されている度数残高を抽出
し、またスクロール表示の表示制御を行う場合には第2
記憶領域12dに記憶されている端数残高を抽出するだ
け良い。
【0070】Sa8では残高表示制御手段12gにより
度数表示の表示制御が行われ、第1記憶領域12cに記
憶されている度数残高が抽出され、該抽出された度数残
高が残高表示部5dに表示され(図3のD1を参照)、
Sa9に進む。
【0071】Sa9では玉貸操作が有るか否かの判断が
行われる。このSa9で玉貸操作が有る(YES)、即
ち玉貸ボタン5eが操作されたと判断される場合には、
Sa10で後述する図6に示す玉貸処理が行われ、Sa
9に戻る。一方、Sa9で玉貸操作が無い(NO)と判
断される場合には、Sa11で貨幣の受付が有るか否か
の判断が行われる。このSa11で貨幣の受付が有る
(YES)、即ち貨幣挿入口16から紙幣3が挿入され
たと判断される場合には、Sa12で後述する図7に示
す入金処理が行われ、Sa9に戻る。一方、Sa11で
貨幣の受付が無い(NO)と判断される場合には、Sa
13に進む。
【0072】Sa13では端数表示操作が有るか否かの
判断が行われる。このSa13で端数表示操作が無い
(NO)と判断される場合には、後述するSa18に進
む。一方、Sa13で端数表示操作が有る(YES)、
即ち端数表示ボタン19cが操作されたと判断される場
合には、該操作が操作検出手段12fにて検出され、該
操作検出手段12fによる操作検出に応じて、残高表示
制御手段12gにより残高表示部5dの表示内容が切り
替えられてスクロール表示の表示制御が行われ、Sa1
4で度数残高から端数残高までが残高表示部5dにスク
ロール表示され(図3のD5,図4を参照)、Sa15
に進む。このように、端数表示ボタン19cの操作とい
う遊技者からの要求に応じて、度数残高から端数残高ま
でが残高表示部にスクロール表示されるため、遊技者は
端数残高を含めた残高がいくらあるかを把握しやすく、
遊技者にとって有効な表示となると共に、パチンコ機5
における現状の残高表示部5dを変更する必要がない。
【0073】Sa15ではSa14のスクロール表示が
所定回数繰り返されたか否かの判断が行われる。このS
a15で該スクロール表示が所定回数繰り返されていな
い(NO)と判断される場合には、Sa16に進む。一
方、Sa15で該スクロール表示が所定回数繰り返され
た(YES)と判断される場合には、Sa8に戻って残
高表示制御手段12gにより残高表示部5dの表示内容
が切り替えられて度数表示の表示制御が行われ、第1記
憶領域12cに記憶されている度数残高が抽出され、該
抽出された度数残高が残高表示部5dに表示される(図
3のD1を参照)。このように、度数残高から端数残高
までのスクロール表示が所定回数繰り返して表示される
ため、遊技者による端数残高を含めた残高の見逃しを少
なくできると共に、遊技者に対して該残高を印象付けや
すい。
【0074】Sa16ではスクロール表示の表示中にお
いて玉貸操作が有るか否かの判断が行われる。このSa
16でスクロール表示の表示中において玉貸操作が無い
(NO)と判断される場合には、Sa14に戻る。一
方、Sa16でスクロール表示の表示中において玉貸操
作が有る(YES)、即ち玉貸ボタン5eが操作された
と判断される場合には、Sa17で残高表示制御手段1
2gにより残高表示部5dの表示内容が切り替えられて
度数表示の表示制御が行われ、第1記憶領域12cに記
憶されている度数残高が抽出され、該抽出された度数残
高が残高表示部5dに表示され(図3のD1を参照)、
Sa10で後述する図6に示す玉貸処理が行われる。こ
のように、スクロール表示の表示中においても玉貸操作
を受け付けて玉貸処理が可能であるため、パチンコ機5
の稼働を低下させることがないと共に、スクロール表示
の表示中において玉貸操作を受け付けた場合に、残高表
示部5dの表示内容が度数表示に切り替えて表示される
ため、遊技者は度数残高が減算されている旨を確認でき
る。
【0075】Sa18では返却操作が有るか否かの判断
が行われる。このSa18で返却操作が無い(NO)と
判断される場合には、Sa9に戻って玉貸操作,貨幣受
付,端数表示操作,又は返却操作を待機する。一方、S
a18で返却操作が有る(YES)、即ち返却ボタン5
fが操作されたと判断される場合には、Sa19で残高
記憶手段12bにて記憶されているプリペイド金額の残
高が零であるか否かの判断が行われる。このSa19で
該残高が零である(YES)と判断される場合、即ち残
高無しカードである場合には、Sa20で初期表示が残
高表示部5dに表示され(図3のD0を参照)、Sa2
1で該残高無しカードがカードR/W14の落下機構に
より落下され、落下通路21aを介して内部収納部21
に収納されて回収され、処理が終了する。
【0076】一方、Sa19で該残高が零でない(N
O)と判断される場合、即ち残高有りカードである場合
には、残高表示制御手段12gにより残高表示部5dの
表示内容が切り替えられてスクロール表示の表示制御が
行われ、Sa22で度数残高から端数残高までが残高表
示部5dにスクロール表示され(図3のD6,図4を参
照)、Sa23で初期表示が残高表示部5dに表示され
(図3のD0を参照)、Sa24で該残高有りカードが
カードR/W14の搬送機構により搬送され、カード挿
入排出口13から排出されて返却され、処理が終了す
る。このように、受付中のプリペイドカード2を返却す
る旨の返却操作を受け付けた場合に、残高表示部5dの
表示内容がスクロール表示に切り替えて表示されるた
め、遊技者は返却されるプリペイドカード2に残存する
端数残高を含めた残高を確実に確認できる。
【0077】なおプリペイド金額の残高が零でない場合
には、残高有りランプ19gが点灯する。例えば第1記
憶領域12cに度数残高が記憶されていないために残高
表示部5dの度数表示が零であっても、第2記憶領域1
2dに端数残高が記憶されている場合には残高有りラン
プ19gが点灯する。従って、該残高有りランプ19g
が点灯することにより、遊技者は残高有りカードの返却
し忘れを少なくできると共に、遊技場の店員は残高有り
カードの留保を容易に確認できる。
【0078】次に図6はカードユニット10におけるサ
ブルーチンである玉貸処理の一例を表すフローチャート
である。カードユニット10においては、図6に示すよ
うに、ステップSb(以下単に「Sb」という。)1〜
10により、サブルーチンである玉貸処理が行われる。
具体的には、まずSb1で残高記憶手段12bの第1記
憶領域12cに記憶されている度数残高が玉貸単位度数
設定ボタン19aを操作することにより設定された玉貸
単位度数(例えば5度数)以上であるか否かの判断が行
われる。このSb1で度数残高が玉貸単位度数以上であ
る(YES)と判断される場合には、該玉貸単位度数が
玉貸使用度数としてセットされ、Sb4に進む。一方、
Sb1で度数残高が玉貸単位度数未満である(NO)と
判断される場合には、該度数残高(例えば3度数)が玉
貸使用度数としてセットされ、Sb4に進む。
【0079】Sb4ではパチンコ機5との間でパチンコ
玉の貸出に関する信号のやり取りが行われて1度数分の
玉貸処理が行われ、Sb5で減算手段12eにより第1
記憶領域12cに記憶されている度数残高から1度数が
減算更新されてプリペイド金額の残高が減算更新され、
Sb6で残高表示制御手段12gの表示制御が行われて
残高表示部5dに更新後の度数残高が表示され(図3の
D2を参照)、Sb7でカードR/W14により更新後
の残高がプリペイドカード2に記録され、Sb8に進
む。
【0080】Sb8ではセットされた玉貸使用度数分の
玉貸処理が完了したか否かの判断が行われる。このSb
8でセットされた玉貸使用度数分の玉貸処理が完了して
いない(NO)と判断される場合には、Sb4〜Sb7
のループをセットされた玉貸使用度数分だけ繰り返す。
一方、Sb8でセットされた玉貸使用度数分の玉貸処理
が完了した(YES)と判断される場合には、Sb9に
進む。なお前記玉貸処理では、1度数分の玉貸処理をセ
ットされた玉貸使用度数分繰り返すことにより玉貸を行
っているが、これに限らず、該玉貸使用度数分のパチン
コ玉の払出を要求する払出要求信号が送信され、払出完
了信号が受信された後に、減算手段12eにより第1記
憶領域12cに記憶されている度数残高から玉貸使用度
数が一括して減算更新されてプリペイド金額の残高が減
算更新され、残高表示制御手段12gの表示制御が行わ
れて残高表示部5dに更新後の度数残高が表示されるよ
うにしても良い。
【0081】Sb9では前記プリペイドカード2のカー
ドIDと前記玉貸使用度数に相当する玉貸使用金額を含
む玉貸情報が管理装置30に対して送信され、Sb10
では該管理装置30からカードDB33aにおけるカー
ドデータの更新が完了した旨の完了通知の受信を待機
し、該完了通知の受信が有る(YES)と判断される場
合に、処理が終了する。なお該玉貸処理によってプリペ
イドカード2の記録情報から特定されるプリペイド金額
の残高が無価値となっても、該残高無しカードはカード
挿入排出口13から排出されたり内部収納部21に回収
されずに、カードR/W14に留保される。
【0082】次に図7はカードユニット10におけるサ
ブルーチンである入金処理の一例を表すフローチャート
である。カードユニット10においては、図7に示すよ
うに、ステップSc(以下単に「Sc」という。)1〜
9により、サブルーチンである入金処理が行われる。具
体的には、まずSc1で入金可条件(ここでは残高記憶
手段12bに記憶されているプリペイド金額の残高が所
定度数(例えば10度数)以下であること)を満たすか
否かの判断が行われる。このSc1で入金可条件を満た
さない(NO)と判断される場合には、Sc2で前記受
け付けた貨幣が貨幣挿入口16から返却され、処理が終
了する。一方、Sc1で入金可条件を満たす(YES)
と判断される場合には、Sc3で前記受け付けた貨幣が
貨幣識別機17にて識別され、Sc4に進む。
【0083】Sc4では前記受け付けた貨幣の識別結果
が正常であるか否かの判断が行われる。このSc4で貨
幣の識別結果が正常でない(NO)、即ち貨幣を識別で
きないと判断される場合には、Sc2で前記受け付けた
貨幣が貨幣が貨幣挿入口16から返却され、処理が終了
する。一方、Sc4で貨幣の識別結果が正常である(Y
ES)、即ち貨幣を識別できたと判断される場合には、
該貨幣が貨幣識別機17から外部に設けられる貨幣搬送
装置(図示外)に向けて排出され、Sc5に進む。
【0084】Sc5では貨幣識別機17にて識別された
貨幣金額に相当するプリペイド金額がプリペイドカード
2の記録情報から特定されるプリペイド金額の残高に対
して加算更新され、該加算更新後の残高のうち、度数残
高が第1記憶領域12cに記憶され、端数残高が第2記
憶領域12dに記憶され、Sc6で残高表示制御手段1
2gの表示制御が行われて残高表示部5dに更新後の度
数残高が表示され(図3のD4を参照)、Sc7でカー
ドR/W14により更新後の残高がプリペイドカード2
に記録され、Sc8に進む。
【0085】Sc8では前記プリペイドカード2のカー
ドIDと入金金額を含む入金情報が管理装置30に対し
て送信され、Sc9では該管理装置30からカードDB
33aにおけるカードデータの更新が完了した旨の完了
通知の受信を待機し、該完了通知の受信が有る(YE
S)と判断される場合に、処理が終了する。
【0086】図8は管理装置30における管理装置メイ
ン処理の一例を表すフローチャートである。管理装置3
0においては、図8に示すように、ステップSd(以下
単に「Sd」という。)1〜32により、管理装置メイ
ン処理が行われる。具体的には、まずSd1で照合要求
(カードID,残高)の受信が有るか否かの判断が行わ
れる。このSd1で照合要求の受信が無い(NO)と判
断される場合には、Sd2に進む。一方、Sd1で照合
要求の受信が有る(YES)と判断される場合には、S
d11で受信したカードID及び残高がカードDB33
bの記憶情報と照合され、Sd12で該照合結果が一致
するか否かの判断が行われ、照合一致(YES)と判断
される場合には、Sd13で照合一致がカードユニット
10に返信されてRETURNに進み、照合一致でない
(NO)と判断される場合には、Sd14で照合不一致
がカードユニット10に返信されてRETURNに進
む。
【0087】Sd2では玉貸情報(カードID,玉貸使
用金額)の受信が有るか否かの判断が行われる。このS
d2で玉貸情報の受信が無い(NO)と判断される場合
には、Sd3に進む。一方、Sd2で玉貸情報の受信が
有る(YES)と判断される場合には、Sd21でカー
ドDB33aにおいて該カードIDに対応付けて玉貸使
用金額のデータが加算更新されると共に残高のデータが
減算更新され、Sd22でカードデータの更新が完了し
た旨の完了通知がカードユニット10に送信され、RE
TURNに進む。
【0088】Sd3では入金情報(カードID,入金金
額)の受信が有るか否かの判断が行われる。このSd3
で入金情報の受信が無い(NO)と判断される場合に
は、RETURNに進む。一方、Sd3で入金情報の受
信が有る(YES)と判断される場合には、Sd31で
該カードIDに対応付けて入金金額のデータが加算更新
されると共に残高のデータが加算更新され、Sd22で
カードデータの更新が完了した旨の完了通知がカードユ
ニット10に送信され、RETURNに進む。なおカー
ドデータは、適宜のタイミング(例えば遊技場の営業終
了後等)において、管理装置30からプリペイドカード
2の発行会社に対して送信される。
【0089】以上に説明した実施形態と対応付けて本願
の請求項に係る発明を説明すると、以下のとおりであ
る。
【0090】まず請求項1に係る発明は、遊技機(パチ
ンコ機5)に対応して設けられ、遊技に使用可能な遊技
用価値の大きさ(プリペイド金額)を特定可能な情報
(カードID,残高)が記録された遊技用記録媒体(プ
リペイドカード2)を受け付けて、該受け付けた遊技用
記録媒体の記録情報を読み取ると共に、該読み取った記
録情報から特定される遊技用価値の大きさの範囲内の所
定の遊技用価値の大きさを使用操作に応じて遊技に使用
させるための使用処理(玉貸処理)を行う遊技用記録媒
体処理装置(カードユニット10)であって、前記遊技
用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大き
さである残高を記憶する残高記憶手段(12b)と、前
記使用処理により使用に供された遊技用価値の大きさを
前記残高記憶手段にて記憶されている残高から減算する
減算手段(12e)と、予め定められた所定の残高を1
度数として、前記残高記憶手段にて記憶されている残高
のうちの前記1度数以上の残高を度数残高として残高表
示部(5d)に表示させる表示制御を行う残高表示制御
手段(12g)と、前記残高記憶手段にて記憶されてい
る残高のうちの前記1度数に満たない残高を端数残高と
して残高表示部に表示させるための操作(端数表示ボタ
ン19cの操作)を検出する操作検出手段(12f)
と、を備え、前記残高表示制御手段は、前記遊技用記録
媒体の受付中において、前記度数残高を残高表示部に表
示させる度数表示の表示制御を行い、前記操作検出手段
による前記操作検出に応じて、残高表示部の表示内容
を、前記度数残高から前記端数残高までをスクロールさ
せて残高表示部に表示させるスクロール表示に切り替え
て表示制御を行うことを特徴とする遊技用記録媒体処理
装置である。
【0091】また請求項2に係る発明は、請求項1に記
載した遊技用記録媒体処理装置(カードユニット10)
であって、前記残高記憶手段(12b)は、前記度数残
高を記憶する第1記憶領域(12c)と、前記端数残高
を記憶する第2記憶領域(12d)と、から構成される
ことを特徴とする遊技用記録媒体処理装置である。
【0092】また請求項3に係る発明は、請求項1又は
2に記載した遊技用記録媒体処理装置(カードユニット
10)であって、前記残高表示制御手段(12g)は、
前記スクロール表示の表示制御を所定回数繰り返して行
うことを特徴とする遊技用記録媒体処理装置である。
【0093】また請求項4に係る発明は、請求項1〜3
のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体処理装置(カ
ードユニット10)であって、前記残高表示制御手段
(12g)にて前記スクロール表示の表示制御中におい
ても前記使用操作を受付可能であり、該残高表示制御手
段は、前記スクロール表示の表示制御中において前記使
用操作を受け付けた場合に、残高表示部(5d)の表示
内容を前記度数表示に切り替えて表示させる表示制御を
行うことを特徴とする遊技用記録媒体処理装置である。
【0094】さらに請求項5に係る発明は、請求項1〜
4のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体処理装置
(カードユニット10)であって、前記残高表示制御手
段(12g)は、前記受付中の遊技用記録媒体(プリペ
イドカード2)を返却する旨の返却操作を受け付けた場
合に、残高表示部(5d)の表示内容を前記スクロール
表示に切り替えて表示させる表示制御を行うことを特徴
とする遊技用記録媒体処理装置である。
【0095】最後に、本発明の変形例について説明す
る。
【0096】上記の実施形態では、遊技機がパチンコ機
5である例について説明したが、これに限らず、該遊技
機は、例えば遊技媒体であるメダルが外部に払い出され
るスロットマシン,遊技媒体であるパチンコ玉が外部に
払い出されるパチロット,遊技媒体であるパチンコ玉が
指触不能に封入された封入式のパチンコ機,遊技媒体で
あるメダルが外部に払い出されることなく遊技可能なク
レジット式のスロットマシン,パチンコ玉やメダルを用
いることなく得点データを使用して遊技可能なパチンコ
機やスロットマシン,遊技領域やパチンコ玉が画像にて
表示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示
される画像式のスロットマシン等であっても良い。
【0097】上記の実施形態では、遊技用記録媒体処理
装置(カードユニット10)が、遊技機(パチンコ機
5)の側方に設けられる例について説明したが、これに
限らず、該遊技用記録媒体処理装置は、遊技機の情報に
設けられるものや、遊技機と一体に設けられるものでも
良い。即ち遊技用記録媒体処理装置は、遊技機に対応し
て設けられるものであれば良い。
【0098】上記の実施形態では、遊技用記録媒体処理
装置(カードユニット10)が、遊技機(パチンコ機
5)との間で玉貸に関する通信を行うことにより、所定
の遊技用価値の大きさを遊技に使用させるための使用処
理(玉貸処理)を行う、いわゆるCRユニットである例
について説明したが、これに限らず、遊技用記録媒体処
理装置は、該遊技用記録媒体処理装置自体で所定の遊技
用価値の大きさに相当する数の遊技媒体(パチンコ玉)
を払い出す玉払出装置を備える、いわゆる台間玉貸機で
あっても良い。
【0099】上記の実施形態では、遊技用記録媒体処理
装置(カードユニット10)が価値加算処理(入金処
理)が可能なものである例について説明したが、これに
は限らず、該遊技用記録媒体処理装置は、価値加算処理
を行わずに使用処理(玉貸処理)のみを行うものでも良
い。
【0100】上記の実施形態では、遊技用記録媒体(プ
リペイドカード2)が、非接触式の集積回路を搭載した
カード状の記録媒体である例について説明したが、これ
に限らず、遊技用記録媒体は、接触式の集積回路を搭載
した記録媒体でも良い。また遊技用記録媒体の記録領域
は、集積回路のEEPROMには限られず、磁気により
記録する記録領域や、文字,二次元コード(例えばバー
コード),三次元コード,又は光干渉(例えばホログラ
ム)等により記録する記録領域でも良い。また遊技用記
録媒体は、記録領域の記録内容を遊技用記録媒体の表面
に印字可能なものでも良い。また遊技用記録媒体の材質
はプラスチック等の樹脂製には限られず、例えば金属製
や紙製等であっても良い。さらに遊技用記録媒体の形状
は長方形状には限られず、例えば正方形状,多角形状,
円形状,楕円形状等でも良く、またコイン形状でも良
い。
【0101】上記の実施形態では、カードR/W14
が、非接触式の集積回路を搭載したカード状のICカー
ドである遊技用記録媒体(プリペイドカード2)に対応
して非接触式のICカードR/Wを備え、該集積回路の
記録情報を読み取ると共に集積回路に対して情報を記録
する例について説明したが、これに限らず、カードR/
Wは、遊技用記録媒体の記録領域に対応して少なくとも
情報の読取が可能なものであれば良い。即ちカードR/
Wは、遊技用記録媒体の記録領域が接触式の集積回路で
ある場合には、接触式のICカードR/Wを備えるもの
であれば良く、該記録領域が磁気により記録するもので
ある場合には、磁気カードR/Wを備えるものであれば
良く、またICや磁気を読み取れるリーダのみでも良
い。また該記録領域が文字,二次元コード,三次元コー
ド,又は光干渉等により記録するものである場合には、
それらを読取可能なスキャナ等を備えるものであれば良
い。さらに遊技用記録媒体の記録情報がカードIDのみ
である場合には、該カードIDを読み取れるリーダのみ
でも良い。
【0102】上記の実施形態では、遊技用記録媒体処理
装置(カードユニット10)において、管理装置用通信
部11a及びパチンコ機用通信部11bが制御部12に
設けられている例について説明したが、これに限らず、
制御部12にはパチンコ機用通信部11bのみを設け、
管理装置用通信部11aはカードR/W14に設けるよ
うにしても良い。
【0103】上記の実施形態では、遊技用記録媒体(プ
リペイドカード2)の記録情報としてカードIDと残高
が記録されており、また管理装置30においてもカード
IDと残高が管理されており、双方のカードID及び残
高からプリペイド金額の残高が特定される例について説
明したが、これに限らず、遊技用記録媒体の記録情報と
してカードIDのみを記録しておき、管理装置30にて
プリペイド金額の残高を特定する方法や、遊技用記録媒
体にのみ残高を記録しておき、該遊技用記録媒体に記録
された残高からプリペイド金額の残高を特定する方法を
用いても良い。即ち遊技用記録媒体の記録情報から遊技
用記録媒体処理装置(カードユニット10)又は管理装
置30にてプリペイド金額の残高が特定できれば良く、
その方法は特に限定されない。
【0104】上記の実施形態では、所定の遊技用価値の
大きさを遊技に使用させるための使用処理が玉貸処理で
ある例について説明したが、これに限らず、該使用処理
は、メダル貸出処理や、前記クレジット式のパチンコ機
やスロットマシンにおいて遊技用価値の大きさを遊技媒
体としての得点に変換して遊技に使用させる処理等でも
良い。
【0105】上記の実施形態では、貨幣識別手段(貨幣
識別機17)が、貨幣挿入口16から有体物である貨幣
の挿入を受け付ける例について説明したが、これに限ら
ず、無体物である貨幣(例えば電子マネー等の貨幣金額
に相当する金額データ)を接触又は非接触で受け付ける
ものでも良い。
【0106】上記の実施形態では、貨幣識別手段(貨幣
識別機17)にて識別された貨幣金額のすべて(即ち全
額)に相当する遊技用価値の大きさがプリペイド金額に
対して加算される例について説明したが、これに限ら
ず、識別された貨幣金額の範囲内における所定額に相当
する遊技用価値の大きさがプリペイド金額に対して加算
されるようにしても良い。この場合には、所定額を選択
可能な操作部が設けられ、また釣銭払出装置が設けられ
て、識別された貨幣金額から所定額を差し引いた釣銭が
払い出されるように構成される。
【0107】上記の実施形態では、第2記憶領域12d
に記憶されている度数残高が所定の度数(例えば10度
数)以下となった場合に入金可ランプ18が点灯して価
値加算が可能となる例について説明したが、これに限ら
ず、該度数残高が残存しているときにのみ価値加算を可
能としても良く、該度数残高が零となったときにのみ価
値加算を可能としても良く、また前記価値加算された入
金度数が全て使用された時点で次なる価値加算を可能と
しても良く、これらの制限なしにいかなるタイミングで
も価値加算を可能としても良い。
【0108】上記の実施形態では、カードDB33aに
おいて管理される遊技用価値の大きさの管理単位が金額
(残高,発行金額,入金金額,玉貸使用金額)である例
について説明したが、これに限らず、該管理単位は、前
記金額に相当する度数,点数,遊技媒体数等でも良い。
【0109】上記の実施形態では、カードR/W14に
て残高無しカードが受け付けられている状態で、返却ボ
タン5fが押下されると、該受け付けられている残高無
しカードが落下して内部収納部21に収納される例につ
いて説明したが、これに限らず、該カードR/W14に
て残高無しカードが受け付けられている状態で、カード
挿入排出口13から次のカードが挿入されると、該受け
付けられている残高無しカードが落下して内部収納部2
1に収納されるようにしても良い。
【0110】上記の実施形態では、残高無しカードが内
部収納部21に収納されて回収される例について説明し
たが、これに限らず、該残高無しカードがカードR/W
14の後面側に設けられた遊技用記録媒体排出口から排
出され、遊技用記録媒体処理装置(カードユニット1
0)の背後における遊技島の内部に設けられた遊技用記
録媒体搬送装置にて搬送され、該遊技用記録媒体搬送装
置の終端に設けられた遊技用記録媒体収納部に収納され
て回収されるようにしても良い。
【0111】上記の実施形態では、1度数分の玉貸処理
が行われた場合に貸し出されるパチンコ玉の数が、管理
装置30にて一括して設定され、該管理装置30から各
遊技用記録媒体処理装置(カードユニット10)に対し
て送信されて、設定手段12aにて設定(記憶)される
例について説明したが、これに限らず、該1度数分の玉
貸処理が行われた場合に貸し出されるパチンコ玉の数
は、各遊技用記録媒体処理装置にて別個に設定されて、
設定手段12aにて設定(記憶)されるようにしても良
い。
【0112】上記の実施形態では、残高記憶手段12b
が、度数残高が記憶される第1記憶領域12cと、端数
残高が記憶される第2記憶領域12dと、から構成され
る例について説明したが、これに限らず、残高記憶手段
12bは、度数残高と端数残高を一体にしてプリペイド
金額の残高として記憶するものでも良い。
【0113】上記の実施形態では、遊技者が操作できな
いように、メンテナンス情報表示用鍵穴19dに専用キ
ーが挿入された場合にメンテナンス情報表示部19eに
メンテナンス情報が表示される例について説明したが、
これに限らず、該メンテナンス情報表示用鍵穴19dに
代えてメンテナンス情報表示用ボタンを設けても良い。
【0114】上記の実施形態では、端数表示ボタン19
cが遊技用記録媒体処理装置(カードユニット10)に
備えられる例について説明したが、これに限らず、該端
数表示ボタンは遊技機(パチンコ機5)に備えられるよ
うにしても良い。この場合には、遊技機に備えられる端
数表示ボタンが操作された場合に、該端数表示ボタンが
操作された旨の端数表示操作信号が操作検出手段12f
に対して送信され、該端数表示操作信号が操作検出手段
12fにより検出されることにより、端数残高を残高表
示部5dに表示させるための操作検出が行われる。
【0115】上記の実施形態では、残高表示部5dが遊
技機(パチンコ機5)に備えられる例について説明した
が、これに限らず、該残高表示部は遊技用記録媒体処理
装置(カードユニット10)に備えられるようにしても
良く、この場合には、該残高表示部がメンテナンス情報
表示部19eと同一のものでも良い。
【0116】
【発明の効果】本発明に係る遊技用記録媒体処理装置に
よれば、以下のような効果を奏する。
【0117】まず請求項1に係る遊技用記録媒体処理装
置によれば、遊技者からの要求に応じて、度数残高から
端数残高までが残高表示部にスクロール表示されるた
め、遊技者は端数残高を含めた残高がいくらあるかを把
握しやすく、遊技者にとって有効な表示となると共に、
遊技用記録媒体処理装置や遊技機における現状の残高表
示部を変更する必要がない。
【0118】また請求項2に係る遊技用記録媒体処理装
置によれば、残高記憶手段が、度数残高を記憶する第1
記憶領域と、端数残高を記憶する第2記憶領域と、から
構成されるため、残高表示制御手段は、度数表示の表示
制御を行う場合には第1記憶領域に記憶されている度数
残高を抽出し、またスクロール表示の表示制御を行う場
合には第2記憶領域に記憶されている端数残高を抽出す
るだけ良い。
【0119】また請求項3に係る遊技用記録媒体処理装
置によれば、度数残高から端数残高までのスクロール表
示が所定回数繰り返して表示されるため、遊技者による
端数残高を含めた残高の見逃しを少なくできると共に、
遊技者に対して該残高を印象付けやすい。
【0120】また請求項4に係る遊技用記録媒体処理装
置によれば、スクロール表示の表示中においても使用操
作を受け付けて使用処理が可能であるため、遊技機の稼
働を低下させることがないと共に、スクロール表示の表
示中において使用操作を受け付けた場合に、残高表示部
の表示内容が度数表示に切り替えて表示されるため、遊
技者は度数残高が減算されている旨を確認できる。
【0121】さらに請求項5に係る遊技用記録媒体処理
装置によれば、受付中の遊技用記録媒体を返却する旨の
返却操作を受け付けた場合に、残高表示部の表示内容が
スクロール表示に切り替えて表示されるため、遊技者は
返却される遊技用記録媒体に残存する端数残高を含めた
残高を確実に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明に係る遊技用記録媒体処理
装置であるカードユニットを含む遊技用システムの一例
を表す機能ブロック図であり、図1(b)は該カードユ
ニットの制御部の一例を表す機能ブロック図である。
【図2】図2(a)はカードユニットの一例を表す正面
図であり、図2(b)は同断面側面図である。
【図3】図3は残高表示部に表示される表示内容の一例
を表す図である。
【図4】図4は残高表示部に表示されるスクロール表示
の表示内容の一例を表す図である。
【図5】図5はカードユニットにおけるカードユニット
メイン処理の一例を表すフローチャートである。
【図6】図6はカードユニットにおけるサブルーチンで
ある玉貸処理の一例を表すフローチャートである。
【図7】図7はカードユニットにおけるサブルーチンで
ある入金処理の一例を表すフローチャートである。
【図8】図8は管理装置における管理装置メイン処理の
一例を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…遊技用システム 2…プリペイドカード 3…紙幣 5…パチンコ機 5a…遊技制御基板 5b…玉払出制御基板 5c…玉払出装置 5d…残高表示部 5e…玉貸ボタン 5f…返却ボタン 10…カードユニット 11a…管理装置用通信部 11b…パチンコ機用通信部 12…制御部 12a…設定手段 12b…残高記憶手段 12c…第1記憶領域 12d…第2記憶領域 12e…減算手段 12f…操作検出手段 12g…残高表示制御手段 13…カード挿入排出口 14…カードR/W 15…カード利用可ランプ 16…貨幣挿入口 17…貨幣識別機 18…入金可ランプ 19…操作・表示部 19a…玉貸単位度数設定ボタン 19b…玉貸単位度数表示部 19c…端数表示ボタン 19d…メンテナンス情報表示用鍵穴 19e…メンテナンス情報表示部 19f…カード受付ランプ 19g…残高有りランプ 19h…内部収納部ランプ 20…鍵穴 20a…カバー 21…内部収納部 21a…落下通路 30…管理装置 31…通信部 32…制御部 33…ハードディスク 33a…カードDB

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機に対応して設けられ、遊技に使用可
    能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された
    遊技用記録媒体を受け付けて、該受け付けた遊技用記録
    媒体の記録情報を読み取ると共に、該読み取った記録情
    報から特定される遊技用価値の大きさの範囲内の所定の
    遊技用価値の大きさを使用操作に応じて遊技に使用させ
    るための使用処理を行う遊技用記録媒体処理装置であっ
    て、 前記遊技用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価
    値の大きさである残高を記憶する残高記憶手段と、 前記使用処理により使用に供された遊技用価値の大きさ
    を前記残高記憶手段にて記憶されている残高から減算す
    る減算手段と、 予め定められた所定の残高を1度数として、前記残高記
    憶手段にて記憶されている残高のうちの前記1度数以上
    の残高を度数残高として残高表示部に表示させる表示制
    御を行う残高表示制御手段と、 前記残高記憶手段にて記憶されている残高のうちの前記
    1度数に満たない残高を端数残高として残高表示部に表
    示させるための操作を検出する操作検出手段と、を備
    え、 前記残高表示制御手段は、前記遊技用記録媒体の受付中
    において、前記度数残高を残高表示部に表示させる度数
    表示の表示制御を行い、前記操作検出手段による前記操
    作検出に応じて、残高表示部の表示内容を、前記度数残
    高から前記端数残高までをスクロールさせて残高表示部
    に表示させるスクロール表示に切り替えて表示制御を行
    うことを特徴とする遊技用記録媒体処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した遊技用記録媒体処理装
    置であって、 前記残高記憶手段は、前記度数残高を記憶する第1記憶
    領域と、前記端数残高を記憶する第2記憶領域と、から
    構成されることを特徴とする遊技用記録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した遊技用記録媒体
    処理装置であって、 前記残高表示制御手段は、前記スクロール表示の表示制
    御を所定回数繰り返して行うことを特徴とする遊技用記
    録媒体処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊
    技用記録媒体処理装置であって、 前記残高表示制御手段にて前記スクロール表示の表示制
    御中においても前記使用操作を受付可能であり、 該残高表示制御手段は、前記スクロール表示の表示制御
    中において前記使用操作を受け付けた場合に、残高表示
    部の表示内容を前記度数表示に切り替えて表示させる表
    示制御を行うことを特徴とする遊技用記録媒体処理装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊
    技用記録媒体処理装置であって、 前記残高表示制御手段は、前記受付中の遊技用記録媒体
    を返却する旨の返却操作を受け付けた場合に、残高表示
    部の表示内容を前記スクロール表示に切り替えて表示さ
    せる表示制御を行うことを特徴とする遊技用記録媒体処
    理装置。
JP2002124299A 2002-04-25 2002-04-25 遊技用記録媒体処理装置 Pending JP2003311005A (ja)

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