JP2001113029A - 遊技島 - Google Patents

遊技島

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JP2001113029A
JP2001113029A JP29300299A JP29300299A JP2001113029A JP 2001113029 A JP2001113029 A JP 2001113029A JP 29300299 A JP29300299 A JP 29300299A JP 29300299 A JP29300299 A JP 29300299A JP 2001113029 A JP2001113029 A JP 2001113029A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Kazutoshi Nakajima
和俊 中島
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台間貸出機等の処理装置において2000円
紙幣等を使用可能とする場合における紙幣の分別を解消
する。 【解決手段】 遊技機2と、少なくとも投入された貨幣
を識別してその貨幣価値に伴う所定の処理を実行すると
共に、該貨幣を遊技島1内部方向に排出可能とされた投
入貨幣処理手段を有し、前記遊技機2に対応して設置さ
れた貨幣処理装置3と、を少なくとも具備する遊技用装
置が複数並設されて成る遊技島1において、前記投入貨
幣処理手段は、少なくとも最小額紙幣および該最小額紙
幣に次いで小額の紙幣を識別可能な識別装置58を具備
するとともに、前記遊技島1の内部所定位置には、その
長手方向に渡って配設され、前記識別装置58より排出
される異なる額面の紙幣を搬送可能な搬送路74と、該
搬送路74の搬送方向末端部に連設されて、前記搬送路
74にて搬送されてきた異なる額面の紙幣を各額面の紙
幣毎に収容する収容手段83と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、パチンコ機やス
ロットマシン等の遊技機と、該遊技機に対応して設けら
れ、貨幣の投入により遊技媒体の貸出処理やプリペイド
カ−ド等の遊技用記録媒体の発行処理等の所定の処理を
実施する処理装置と、から成る複数の遊技用装置が並設
され、前記投入貨幣の回収機構を有する遊技島に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、遊技媒体であるパチンコ玉やコイ
ン等の貸し出し装置としては、遊技者の利便性を考えて
遊技台であるパチンコ台やスロットマシンの所定方向の
側部に、該遊技台に1対1に対応配置されたものが多く
使用されている。
【0003】これら遊技台の側方位置に遊技台に1対1
に配置された貸出装置(台間貸出機)は、貸出のために
利用者が一々席を離れる必要がなく便利であるが、これ
ら貸出装置に投入できる貨幣が硬貨のみであると、紙幣
を一々両替装置に出向いて硬貨に両替して投入する必要
があり、遊技者がこれら両替のために離席することによ
り遊技台の稼働率が低下することから、近年において
は、前記台間貸出機に最小額紙幣である1000円紙幣
を識別可能な紙幣識別ユニットを搭載し、1000円紙
幣を直接投入して遊技媒体の借り受けることのできるも
のがあり、これら投入された1000円紙幣を島内部に
設けた紙幣搬送路にて島端部へ搬送、回収するものがあ
る。
【0004】一方、遊技媒体であるパチンコ玉等の貸出
を行う貸出処理装置として、予め所定の金額分の遊技媒
体を借りられるようにしたプリペイドカ−ド等の記録媒
体を使用して貸出を行うものが多く用いられている。
【0005】これらプリペイドカ−ド等の記録媒体を使
用する貸出処理装置においては、前記貨幣の投入にて遊
技媒体の貸出がなされる貸出処理装置に比較して、投入
された貨幣の回収を省くことが可能となるという利点を
有するが、これらプリペイドカ−ド等の記録媒体の発行
(販売)装置は、通常遊技島の端部等に設置されること
が多く、このためプリペイドカ−ドの全額を使用してし
まって新たに追加購入する場合には、遊技者は遊技を中
断して前記発行(販売)装置まで逐次出向く必要があ
り、不便であって遊技者の遊技に関する興味を低下させ
てしまうばかりか、これら追加購入のために離席する場
合には、その遊技機が占拠された状態となってしまうこ
とから、遊技場にとっても遊技機の稼働率が低下してし
まうという問題があり、近年においては、前記プリペイ
ドカ−ド等の記録媒体が使用可能な貸出処理装置に、該
記録媒体の発行機能や硬貨や紙幣等の投入によっても遊
技媒体の貸出が受けられる機能を付与したものが多く検
討されるようになってきており、これら投入貨幣を前記
貸出装置(台間貸出機)と同様に、これら投入された紙
幣や硬貨等を島内部に設けた紙幣搬送路にて島端部へ搬
送、回収するものがある。
【0006】また、近年においては、遊技者の人気が比
較的射幸性の高い機種に集まる傾向があり、よって遊技
者が1台の遊技台において遊技に使用する金額も増加し
てきていることから、前記1000円より高額の紙幣、
例えば2000年より発行されている2000円紙幣等
も、離席して両替することなく使用できる前記台間貸出
機や貸出処理装置が多く検討されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、台間貸
出機や貸出処理装置において最小額紙幣である1000
円とともに前記2000円紙幣等も使用可能とする場合
においては、1000円紙幣と2000円紙幣とが混在
した状態にて紙幣搬送路にて島端部へ搬送、回収される
ようになり、これら1000円紙幣と2000円紙幣を
再度両替機等にて使用する場合には、一々これら紙幣の
分別を実施しなければならないという問題があった。
【0008】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、台間貸出機や貸出処理装置において
最小額紙幣である1000円とともに前記2000円紙
幣等も使用可能とする場合においても、回収された紙幣
の分別を一々実施する必要のない遊技島を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技島は、遊技機と、少なくとも投入
された貨幣を識別してその貨幣価値に伴う所定の処理を
実行すると共に、該貨幣を遊技島内部方向に排出可能と
された投入貨幣処理手段を有し、前記遊技機に対応して
設置された貨幣処理装置と、を少なくとも具備する遊技
用装置が複数並設されて成る遊技島において、前記投入
貨幣処理手段は、少なくとも最小額紙幣および該最小額
紙幣に次いで小額の紙幣を識別可能な識別装置を具備す
るとともに、前記遊技島の内部所定位置には、その長手
方向に渡って配設され、前記識別装置より排出される異
なる額面の紙幣を搬送可能な搬送路と、該搬送路の搬送
方向末端部に連設されて、前記搬送路にて搬送されてき
た異なる額面の紙幣を各額面の紙幣毎に収容する収容手
段と、を具備することを特徴としている。この特徴によ
れば、貨幣処理装置は投入貨幣処理手段として少なくと
も最小額紙幣および該最小額紙幣に次いで小額の紙幣を
識別可能な識別装置を備えるため、最小額紙幣および該
最小額紙幣に次いで小額の紙幣の双方を貨幣処理装置に
て使用することが可能であり、これら最小額紙幣および
該最小額紙幣に次いで小額の紙幣が収容手段にて各額面
毎に個別に収容されるようになるため、これら回収され
た紙幣の分別を一々実施する必要がなく、即時に両替機
等において使用できるようになる。
【0010】本発明の遊技島は、前記搬送路は、前記識
別装置より排出される異なる額面の紙幣を混在搬送可能
な搬送路であって、該搬送路の前記収容手段の上流部所
定位置には、前記搬送路上を搬送される紙幣をその額面
毎に分別する分別手段を具備することが好ましい。この
ようにすれば、各額面の紙幣毎に個別の搬送路を設ける
必要がなく、搬送路の本数を低減できることから、遊技
島内の機構を簡素化することができる。
【0011】本発明の遊技島は、前記搬送路は1本状と
されており、遊技島の両側面に配設された前記貨幣処理
装置内の識別装置に接続されていることが好ましい。こ
のようにすれば、遊技島内部に架設される搬送路を最小
限の1本とすることができ、遊技島内の機構をより簡素
化することができるとともに、これら搬送路の架設に要
する労力やコストを低く抑えることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技
機としてパチンコ台を用い、処理装置を該パチンコ台に
使用される遊技媒体であるパチンコ玉の貸し出しを行う
玉貸機とした例を示すが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、これら貸出機を前記のプリペイドカ−ド等
の記録媒体の発行や使用が可能なものとしたり、前記パ
チンコ台がその他の遊技機、例えばスロットマシン等の
遊技機である場合においても適用可能である。
【0013】(実施例)図1は、本実施例における遊技
島1の外観を示す外観斜視図であり、図2は、本実施例
における遊技島1に用いたユニット式遊技島台1’を示
す正面図であり、図3は、本実施例における遊技島1に
用いたユニット式遊技島台1’の内部構造を示す図であ
り、図4は、本実施例における遊技島1の構成を示すブ
ロック図である。
【0014】本実施例の遊技島1は、図1に示されるよ
うに、その前後面(後面は図示せず)に所定の台数(本
実施例では4台)のパチンコ台2および該パチンコ台2
に1対1に設けられる玉貸機3が搭載可能とされ、その
内部にはこれらパチンコ台2を稼動させるのに必要なパ
チンコ玉の揚送装置等の適宜装置が全て収容されている
1つの独立したユニット構成とされた複数の遊技島台
1’が連結されて横長状に形成されている。
【0015】この遊技島台1’は、遊技島台1’内下部
を覆う腰板7と、該腰板7上に列設される遊技機として
のパチンコ台2、及びパチンコ台2に1対1とされて隣
接して設けられる玉貸機3と、遊技島台1’の前記パチ
ンコ台2の上部を覆う幕板6a、ランプ板6bと、該ラ
ンプ板6bに個々のパチンコ台2に1対1とされ呼び出
しボタン17を備えた呼び出しランプ8と、から主に構
成され、前記パチンコ台2の下部位置には、各パチンコ
台2毎に計数装置4が設けられている。
【0016】この計数装置4は、該計数装置4の一部を
構成する玉受皿35が、前記各パチンコ台2の下皿5に
設けられた排出口(図示せず)を下から覆うように固設
され、遊技により獲得されたパチンコ玉は、前記下皿5
より玉受皿35に適宜投入され、スライドレバー34を
操作するすることで計数装置4により計数された後、遊
技島台1’内部の下方に設けられる回収桶部40(図3
参照)にパチンコ玉が返却されるようになっている。
【0017】また、この計数装置4の前面には、遊技者
が所望するパチンコ玉を払出すための払出ボタン33が
設けられており、遊技者は一度計数したパチンコ玉を前
記払出ボタン33を操作することで再度使用することが
できるようになっている。
【0018】前記幕板6a、6bは、本実施例において
は前方に開放可能に設けられており、幕板を開放するこ
とにより、図3に示すように、該遊技島台1’内の上部
位置に設けられた供給樋部36に連結される供給管2
9、30内において発生する玉づまりや各電設部等のメ
ンテナンスを外部より行えるようになっている。
【0019】ランプ板6bとパチンコ台2との間には、
計数器4により計数される獲得玉数の合計や、遊技終了
時や離席時における処理状況および案内情報およびパチ
ンコ台の遊技情報等が表示可能とされたLED表示装置
38が設けられている。LED表示装置38の他方側に
おける2機のパチンコ台2の中間位置には、記録媒体で
ある磁気カードへの情報の記録および読み出しが可能な
磁気カードリーダライタ39が設けられ、そのカード挿
入発行口37が露出するように配置されているととも
に、LED表示装置38の隣には、LED表示装置38
に表示された獲得玉全数を、カードリーダライタ39に
より磁気カードに書き込んで発行させる全数精算ボタン
19と、景品化出来ない端玉を除く獲得玉数を書き込ん
で発行させる端玉精算ボタン20と、遊技者が離席する
際に離席情報が書き込まれた磁気カードを発行させる離
席ボタン21と、適宜データを表示させるデータボタン
22とから成る操作ボタンがそれぞれ設けられており、
これら各部が同一の電設パネル18上に設けられてい
る。
【0020】また、本実施例の遊技島台1’の下部位置
には、図3に示されるように、回収樋部40に連接され
て、揚送モータ25によりパチンコ玉を揚送樋27を通
じて供給樋36に揚送する揚送装置26が設けられ、供
給樋36に至る経路中には、パチンコ玉の研磨を行う研
磨装置41が設けられている。
【0021】本実施例の遊技島1の構成を図4に示すブ
ロック図に基づいて説明すると、前記各遊技島台1’に
は、遊技島台1’を構成する各部と接続され、これら各
部との信号やデータのやり取りを行う入出力部や各部の
状況データ等を記憶するための記憶部や後述する管理コ
ンピュータ47との通信を行う通信部や所定の制御プロ
グラムを実行して制御動作を行うCPU(中央演算処理
装置)等を内在して遊技島台1’の動作制御を実施する
コントロールユニット42が設けられており、該コント
ロールユニット42に接続されている各部や後述する玉
貸機3やパチンコ台2等の各装置の制御および稼働状況
(エラー等)を管理可能とされているとともに、遊技島
1を構成する各遊技島台1のコントロールユニット42
は、通信ケーブル46を介して管理コンピュータ47と
データ通信可能に接続されている。
【0022】コントロールユニット42は、遊技島台1
に設置される各パチンコ台2に搭載されている遊技用マ
イコン(図示略)とインターフェイスを介して接続され
て、各パチンコ台2における遊技情報(始動、特賞、確
変、時短)が出力されるようになっており、これら各パ
チンコ台2における遊技情報が各パチンコ台2の台番号
とともに管理コンピュータ47に出力されて逐次更新登
録されるようになっている。
【0023】更に、本実施例の遊技島台1’には、図4
に示すように、パチンコ台2に供給される補給玉数の計
数を行う補給玉計数機と、前記パチンコ台2より排出さ
れるアウト玉の計数を行うアウト玉計数機とがパチンコ
台2の上方および下方の所定位置に設けられており、こ
れら各計数機がコントロールユニット42に接続されて
これら各計数機による計数情報(補給玉数、打込玉数)
が前記コントロールユニット42より前記管理コンピュ
ータ47に送信されて、該補給玉数と打込玉数とより算
出される差玉数とともに逐次更新登録されるようになっ
ている。
【0024】また、全数精算ボタン19、端玉精算ボタ
ン20、離席ボタン21、データボタン22から成る操
作ボタンは、操作部基板44上に実装され、これら各操
作ボタンが操作部基板44を介して前記コントロールユ
ニット42に接続されている。また、本実施例では図4
に示すように、前記コントロールユニット42に玉貸機
3も接続されており、該玉貸機3内に設けられた玉切り
払出しユニット56により、前記払出ボタン33が操作
された場合において予め設定された所定数のパチンコ玉
が排出、返却されるようになっている。
【0025】また、前記計数装置4により計数された獲
得玉数データおよび前記払出ボタン33の操作により払
い出された玉数データは、コントロールユニット42に
より適宜加算または減算されて逐次該コントロールユニ
ット42に表示ドライバ43を介して接続されているL
ED表示装置38に表示されるようになっている。
【0026】次に本実施例において用いた貨幣処理装置
としての玉貸機3を図2、及び図5に基づいて説明する
と、玉貸機3は図2に示すようような外観を有してお
り、その前面には、パチンコ玉の貸し出しが可能である
ことを遊技客に知らせる作動ランプ12と、1,000
円紙幣及び2,000円紙幣を挿入可能な紙幣挿入口1
0と、500円硬貨を投入可能な硬貨投入口13と、該
投入硬貨が後述する硬貨選別機60内にて詰まった場合
に該硬貨を返却させるための硬貨返却ボタン50と、紙
幣挿入口10に1,000円もしくは2,000円の紙
幣が投入された場合に操作が有効となり、貸し出される
パチンコ玉の数量が500円分とされる貸出金額ボタン
51aと、貸し出されるパチンコ玉の数量が1,000
円分とされる貸出金額ボタン51bとからなる選択部5
1と、該選択部51にて選択されている貸出金額に相当
する数量のパチンコ玉の排出、貸出がなされる貸出ボタ
ン49と、その時点における残金の返却がなされる返金
ボタン52と、投入金額やその時点における残金並びに
エラーコード等が表示される表示パネル53と、前記貸
出ボタン49の操作により駆動され、前記選択部51に
て選択されている貸出金額に相当する所定数のパチンコ
玉を計数して払い出す玉切り払出しユニット56から排
出されたパチンコ玉を、対応する所定のパチンコ台2の
上皿9に導くノズル15と、返却された硬貨を取り出す
返却硬貨取出口54と、該返却硬貨取出口54の上部位
置に設けられ、硬貨返却時において点滅点灯されるイン
ジケータ11と、が設けられている。
【0027】また、本実施例の玉貸機3の上端部後方に
は、図5に示されるように、玉貸機3の前部における上
下方向略中央位置に配設される玉切り払出しユニット5
6に、玉通路57を介して連設される供給口55が配設
されており、この供給口55に供給管30の下端部が連
結されることで、供給樋36内のパチンコ玉が玉切り払
出しユニット56内に逐次自由落下にて供給されるよう
になっている。
【0028】この玉切り払出しユニット56内には、特
に図示しないが供給されるパチンコ玉を所定量ずつ払い
出し可能な従来公知の玉切り払出し機構、例えば玉通路
内に露出する歯車を、その外周にパチンコ玉が嵌入可能
な所定形状の凹部を所定数有する星状歯車とし、該歯車
の1回転にて前記形成された凹部の数のパチンコ玉が玉
通路の下方へ排出可能とされた装置が設けられており、
前記歯車の回転回数を所定信号にて制御することで、前
記選択部51にて選択された各金額に応じた数量のパチ
ンコ玉が排出できるようになっている。
【0029】また、玉貸機3の内部上方位置には、紙幣
挿入口10より投入される紙幣を識別する紙幣識別機5
8が配設されている。この紙幣識別機58内には、投入
された紙幣が正規の紙幣であるか否かを識別するととも
に、その券種が最小額紙幣である1,000円紙幣もし
くは該最小額紙幣に次いで小額な紙幣である2,000
円紙幣のいずれかであるのかを、紙幣に印刷された磁気
印刷並びに所定の波長光の照射により読み取り可能とな
る特殊印刷にて識別可能な識別センサ(図示略)と、前
記紙幣挿入口10に挿入された紙幣を内部への引き込
み、該紙幣を前記識別センサに対応する所定位置に配置
するとともに、正規と判定された紙幣の送り出し並びに
不良と判定された紙幣の前記紙幣挿入口10からの返却
が可能な搬送機構(図示略)とが設けられている。
【0030】また、この紙幣識別機58の後面には、前
記正規と判定された各額面の紙幣が排出され、前記搬送
機構の内側終端に位置する排出口73が設けられてお
り、該排出口73は、遊技島1内部を横断するように1
本状に架設された紙幣搬送路74に連結されており、こ
の紙幣搬送路74に各紙幣識別機58より排出された各
種正規紙幣は、遊技島1の端部に設けられた紙幣回収ユ
ニット81内(図1、図8参照)において各額面の紙幣
毎に分別、貯溜されるようになっている。
【0031】また、該紙幣識別機58の下方には、硬貨
投入口13より投入され、硬貨通路59を介して導かれ
る硬貨を識別する硬貨識別機60が配設されている。こ
の硬貨識別機60内には、投入された硬貨が500円硬
貨であるか否かを識別するとともに、正規硬貨か不良硬
貨であるか否かをその重量と大きさから判定可能な識別
センサ(図示略)と、該識別センサにより正規硬貨と判
定された硬貨を下方に配設される硬貨貯溜返却装置61
へ、また、識別センサにより、500円硬貨以外の硬貨
もしくは不良硬貨と識別された硬貨を返却硬貨取出口5
4に連通する硬貨通路62へそれぞれ振り分ける振り分
け機構(図示略)とが設けられている。
【0032】また、前記硬貨貯溜返却装置61内には、
硬貨識別機60より送り出された正規硬貨を適宜整列し
た状態にて貯留可能とされた整列機構(図示略)が設け
られているとともに、残金の返却時において残額分に相
当する枚数の硬貨を適宜計数して硬貨通路62に送り出
す送出し機構が設けられている。また、本実施例におい
ては、硬貨貯溜返却装置61内に貯留される硬貨が所定
量を超えた場合においては、硬貨投入口13より新たに
投入された硬貨は、硬貨識別機60の送出し機構(図示
略)により無条件にて硬貨通路62へ送り出され、返却
硬貨取出口54に返却されて、該投入硬貨を受け付けな
いないようになっているが、これら新たに投入される硬
貨を、図5に示すように、硬貨貯溜返却装置61の下面
から延設される玉通路63を介して玉貸機3の外部に排
出して適宜回収部に回収するようにするようにしても良
い。
【0033】また、この硬貨通路62のさらに下方に
は、これら各装置に接続され(図7参照)、各装置の動
作制御を行う制御マイコン64等の各デバイスが実装さ
れたメイン基板67が収納された制御ユニット65が設
けられており、この制御ユニット65の後面には、メイ
ン基板67と前述した遊技島台1’のコントロールユニ
ット42とを接続するケーブルや、適宜電源との接続を
行う電源コード等が接続されるコネクタ66が設けられ
ている。また、該制御ユニット65の側面には、図5並
びに図6に示すように、テンキー91やクリアキー94
並びにエンターキー93から成るキー群や、入力数値や
設定数値等が目視確認可能に表示される表示部92から
成る設定入力部90が設けられており、該設定入力部9
0において、本実施例の玉貸機3の前面に設けられた前
記選択部51の貸出金額ボタン51a、51bの各金額
やその選択の可否を設定入力するとともに、前記制御マ
イコン64が残金の返却を無条件に実施するまでの時間
設定が可能とされている。
【0034】次に、本実施例の玉貸機3の構成を図7の
ブロック図に基づいて説明すると、制御ユニット65の
メイン基板67上には、玉貸機3を構成する各装置に接
続されて各装置の動作制御を実施する制御マイコン64
が、これら各装置との信号の整合性を保つI/Oポート
69を介して接続されているとともに、これら各装置か
ら出力される信号や金額データ等を記憶するRAMや、
制御マイコン64が実行する制御や処理内容等が記述さ
れた制御プログラムを記憶するROM等から構成される
記憶部68が設けられている。また、制御マイコン64
は、前記I/Oポート69を介して遊技島台1’のコン
トロールユニット42と接続されていて、前記計数機4
にて計数され一度返却された玉を前記返却ボタン33の
操作にて返却する際に、該コントロールユニット42よ
り所定数量のパチンコ玉の返却指示が出力されるように
なっているとともに、該玉貸機3において不具合が生じ
た場合に、該エラー状況が所定の信号にてコントロール
ユニット42に出力されるようになっている。
【0035】また、前記記憶部68には、前記設定入力
部90により入力された予め定められた貸し出しレート
(本実施例では4円/玉)が記憶されており、この貸し
出しレートに基づいて選択部51にて選択された貸出金
額に相当する玉数が算出され、該算出された数量の玉数
が排出されるようになっている。
【0036】これらI/Oポート69を介して制御マイ
コン64には前記紙幣識別機58、硬貨識別機60、玉
切り払出しユニット56、作動ランプ12がそれぞれ接
続されており、これら各装置の動作制御を、記憶部68
に記憶された制御プログラムに基づいて実施するように
なっている。また、貸出金額ボタン51a、51b、貸
出ボタン49、返金ボタン52、及び表示パネル53
は、同一の基板72上に実装されているとともに、該基
板72には、表示パネル53の表示駆動制御を行う表示
ドライバ71も実装されていて、該操作基板72を介し
て前記制御マイコン64にそれぞれが接続されている。
【0037】このように構成される本実施例における玉
貸機3は、図1及び図8に示されるように、各遊技島台
1’の前後面に設置される各パチンコ台2の左隣りにそ
れぞれ対応して配設されるようになっている。そしてこ
の配設時において、図8および図9に示されるように、
遊技島1の両側面に設置される玉貸機3の紙幣識別機5
8後面に設けられている前記各排出口73が、各遊技島
1の前後方向略中央位置における上部に長手方向に架設
される紙幣搬送路74(図1参照)に連結されて、該排
出口73から排出される各種正規紙幣が、1本状とされ
た同一の紙幣搬送路74へ排出される。
【0038】この紙幣搬送路74は、図8及び図9に示
されるように、内部に紙幣を搬送するコンベアベルト7
5が張架され、所定長さとされた複数の搬送部76と、
各搬送部76をそれぞれ連結するとともに、各搬送部7
6のコンベアベルト75を駆動する駆動モータ77が設
けられた連結ユニット78とから構成される。この連結
ユニット78の前後面には、それぞれ遊技島台1’の前
後面に配設される各玉貸機3における紙幣識別機58の
排出口73との連通口79が形成されており、該連結口
79の周縁に突設される連結ガイド80を排出口73に
差し込むことで、紙幣識別機58が紙幣搬送路74内に
連結されるようになっている。
【0039】連結ユニット78内には、紙幣識別機58
より送り出され、連通口79を介して搬送路内部に排出
された紙幣を搬送部76に送り出す駆動ローラ(図示
略)と、搬送部76との連結時において左右のコンベア
ベルト75の従動ローラ75a(図8参照)に噛合する
駆動ギア(図示略)とが内設されており、これら駆動ロ
ーラ及び駆動ギアは、駆動モータ77の駆動により連動
するようになっている。
【0040】このように構成される本実施例の紙幣搬送
路74は、図8に示されるように、長手方向に連結され
る複数の遊技島台1’内にそれぞれ配設されるととも
に、各遊技島台1’同士の紙幣搬送路74同士が適宜連
結されて、1本の紙幣搬送路が構成されるようになって
いる。そして、各搬送部76のコンベアベルト75及び
連結ユニット78内の駆動ローラ(図示略)は、各玉貸
機3の紙幣識別機58より排出される紙幣を図中矢印方
向に搬送するように適宜駆動される。紙幣搬送路74を
介して搬送された各種紙幣は、図中右側の遊技島1の右
側端面に設けられる紙幣回収ユニット81(図1、図8
参照)内の紙幣分別装置82にて1,000円札、2,
000円札とに分別された後、回収ボックス83内に個
別に貯留されるようになっている。なお、回収ボックス
83は、紙幣回収ユニット81側面に設けられた扉84
(図1参照)を開放することにより取り出し可能とされ
ていて、該回収ボックス83内の紙幣を容易に取り出す
ことが可能とされている。
【0041】前記本実施例に用いた紙幣分別装置82
は、前記玉貸機3に設けられている1,000円札、
2,000円札とを識別可能な紙幣識別装置58と同様
の紙幣識別装置87と、該紙幣識別装置87の識別結果
に基づき、該識別紙幣の搬送先が前記回収ボックス83
内の該当する貯溜部となるように、その搬送方向を適宜
切り替える搬送方向切替ユニット88と、から構成され
ている。
【0042】このように、前記遊技島1の両側面に設置
された玉貸機3の紙幣識別機58を同一の紙幣搬送路7
4に接続することは、遊技島1内に架設される紙幣搬送
路の数を最小限の1本とすることが可能となることから
好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば遊技島1の長さが長く、搬送される紙幣の量が多
くなる場合等においては、これら紙幣搬送路を遊技島1
の各側面毎に設けるようにしても良い。
【0043】ここで本実施例の遊技島1の動作について
説明すると、まず、遊技者は硬貨または紙幣を硬貨投入
口13または紙幣挿入口10より投入する。この際、遊
技者により硬貨(本実施例では500円硬貨のみ)が投
入された場合、投入された硬貨は玉貸機3の硬貨通路5
9を介して流下し、硬貨識別機60内における予め定め
られた所定位置にて停止され、ここで識別センサにより
投入された硬貨が適正硬貨か不良硬貨(例えば偽造硬貨
や、他国の硬貨等)であるか否かが識別されるととも
に、その硬貨が500円硬貨であるか金額の異なる硬貨
(例えば100円硬貨や10円硬貨等)であるか否かが
識別され、適正な500円硬貨であると識別された場
合、500円硬貨の投入がなされたという所定信号が制
御マイコン64に出力され、該投入貨幣が紙幣ではなく
硬貨と判断される。
【0044】これを受けて制御マイコン64は、予め定
められた貸出レートである前記4円/玉に基づき、該投
入金額である500円に相当する玉数である125玉の
パチンコ玉の払出し指示を玉切り払出しユニット56に
出力し、前記S2の貨幣投入待ち状態へ戻る。この信号
を受けた玉切り払出しユニット56は、所定量のパチン
コ玉を排出し、所定量のパチンコ玉がノズルを介してパ
チンコ台2の上皿9に払い出されることになる。また、
前記識別の終了とともに、投入硬貨は硬貨貯溜返却装置
61内に回収される。
【0045】この際、投入された硬貨が不良硬貨もしく
は金額の異なる硬貨と識別された場合には、識別の終了
とともに振り分け機構により硬貨通路62に送り出さ
れ、返却硬貨取出口54に返却されることになる。
【0046】また、遊技者により紙幣挿入口10から紙
幣、例えば2,000円紙幣が投入された場合は、投入
された2,000円紙幣は紙幣識別機58内部の搬送機
構により、予め定められた所定位置まで搬送され、ここ
で識別センサにより投入された紙幣が正規紙幣か不良紙
幣(例えば偽造紙幣や、5千円以上の紙幣或いは他国の
紙幣等)であるか否かが識別されるとともに、その紙幣
の金額が判定される。そして、挿入紙幣の金額が2,0
00円の正規な紙幣であると判定された場合、正規の
2,000円紙幣の投入がなされた旨の所定信号が制御
マイコン64に出力され、投入貨幣が2,000円紙幣
と判断される。
【0047】これを受けて制御マイコン64は、該出力
された金額を表示パネル53に表示するとともに、前記
選択部51内の各貸出金額ボタン51a、51bを押圧
操作可能(有効)とするとともに、タイムカウントを開
始する。尚、本実施例では、デフォルトの設定値として
500円の貸出金額が選択された状態が設定されてい
る。
【0048】この際、投入された紙幣が不良紙幣、もし
くは金額の異なる紙幣(例えば5,000円紙幣や1万
円紙幣)と識別された場合、制御ユニット65は、識別
の終了と同時に搬送機構を逆駆動させ、投入された紙幣
を再度紙幣挿入口10より排出するようになっていると
ともに、該投入紙幣が正規紙幣と識別された場合には、
後述する貸出ボタン52の操作に基づくパチンコ玉の排
出後において、該挿入紙幣である2,000円紙幣は前
記排出口73より紙幣搬送路74に排出される。
【0049】これら紙幣搬送路74に排出された2,0
00円紙幣(1,000円紙幣も同様)は、他の玉貸機
3の識別装置58より排出された各紙幣とともに、遊技
島1の端部に設けられた前記紙幣回収ユニット81に搬
送され、該紙幣回収ユニット81内に設置された前記紙
幣分別装置82にて1,000円札と2,000円札と
にそれぞれ分別された後、回収ボックス83内に個別に
貯留される。
【0050】利用者は、一度に借り受けたい貸出金額が
500円である場合には、そのまま前記貸出ボタン49
を操作し、一度に1,000円分のパチンコ玉を借り受
けたい場合には、該1,000円分に相当する前記貸出
金額ボタン51bを押圧操作した後、前記貸出ボタン4
9の操作を行う。
【0051】これら貸出ボタン49の操作は、前記制御
マイコン64により検出され、その時点において前記選
択部51にて選択されている貸出金額ボタン51a、5
1bの選択金額に基づき、該金額、例えば貸出金額ボタ
ン51bが選択されている場合には、1,000円分に
相当する250玉の排出、貸し出しが前記玉切り払出し
ユニット56にて実施される。
【0052】これら貸し出しとともに、前記制御マイコ
ン64は、貸し出した金額である1,000円を、投入
金額である2,000円より減算して残金である1,0
00円を算出し、前記表示部である表示パネル53に表
示するとともに、前記にて開始したタイムカウントをリ
セットして該残金の払戻しを留保し、前記貸出ボタン4
9の操作待ち状態へ戻る。
【0053】この段階において、遊技者が再度玉を借り
受けたい場合には、前記貸出ボタン49の操作(500
円での貸し出しを受ける場合には貸出金額ボタン51a
の操作に次いで実施)を実施することで、再度の現金の
投入を行う事無しにパチンコ玉を借り受けることができ
るようになっている。
【0054】また、遊技者が前記借り受けに次いで、残
金の返却を所望する場合においては、前記入力待機状態
において、前記返金ボタン52を操作することで、該操
作が制御マイコン64により検出され、該制御マイコン
64は、その時点において前記表示パネル53に表示さ
れている残金の全額である1,000円を、前記硬貨貯
溜返却装置61に指示して全て500円硬貨にて返却
し、該返却を前記インジケータ11を点滅点灯して該残
金の返却を遊技者に報知する。
【0055】このように、報知手段であるインジケータ
11を点滅点灯して残金の返却を遊技者に報知すること
は、これら返却された残金の取り忘れを極力無くすこと
ができることから好ましいが、本発明はこれに限定され
るものではなく、これら報知手段をその他の報知手段、
例えば音や音声等により残金の返却を報知するようにし
ても良い。
【0056】また本実施例では、前記のように1000
円以上の残金であっても、500円硬貨による残金の返
却を実施しており、このように硬貨のみにて残金の返却
を実施することは、該残金の返却に1000円紙幣を使
用しないことで、返金のためのこれら1000円紙幣の
貯溜機構並びにその補充に伴う労力または補充装置等を
省くことができることから、好ましいが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0057】これら貸し出されたパチンコ玉で遊技者は
遊技を実施し、大当り等にて獲得した玉数が前記玉受皿
35上に一杯となった場合には、遊技者は、適宜スライ
ドレバー34を操作するすることで計数装置4に玉を投
入、返却する。
【0058】ここで計数センサ(図示略)により計数さ
れて返却された獲得玉数は、コントロールユニット42
に出力されてLED表示装置38に表示される。また、
遊技中にパチンコ玉がなくなり、一度返却したパチンコ
玉、即ちLED表示装置38に表示されている数値分か
ら再びパチンコ玉に変換して払い出しを実施させたい場
合には、払出ボタン33を押圧操作すれば、前記玉貸機
3により所定量、例えば500円分に相当する125玉
のパチンコ玉が払出され、払い出された玉数が前記表示
数値より減算されて前記表示パネル38の表示が更新さ
れるようになっている。
【0059】遊技者が遊技を終了する際において、LE
D表示装置38に表示された全ての玉数の精算を実施し
たい場合には前記全数精算ボタン19を、LED表示装
置38に表示された玉数のうち、貨幣に変換できない余
り玉分を返却させて精算を実施したい場合には端玉精算
ボタン20を押圧操作する。該操作に基づいて、コント
ロールユニット42は、磁気カードリードライタ39に
おいてLED表示装置38に表示されている獲得玉数デ
ータの磁気カードへ記録する。そして遊技者は、前記カ
ード挿入発行口37より発行された磁気カードを景品カ
ウンタに持っていき、景品と交換することができるよう
になっている。
【0060】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。
【0061】本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ台
2)と、少なくとも投入された貨幣を識別してその貨幣
価値に伴う所定の処理(玉貸処理)を実行すると共に、
該貨幣を遊技島1内部方向に排出可能とされた投入貨幣
処理手段を有し、前記遊技機(パチンコ台2)に対応し
て設置された貨幣処理装置(玉貸機3)と、を少なくと
も具備する遊技用装置が複数並設されて成る遊技島1に
おいて、前記投入貨幣処理手段は、少なくとも最小額紙
幣(1,000円紙幣)および該最小額紙幣に次いで小
額の紙幣(2,000円紙幣)を識別可能な識別装置
(紙幣識別装置58)を具備するとともに、前記遊技島
1の内部所定位置には、その長手方向に渡って配設さ
れ、前記識別装置(紙幣識別装置58)より排出される
異なる額面の紙幣を搬送可能な搬送路(紙幣搬送路7
4)と、該搬送路の搬送方向末端部に連設されて、前記
搬送路にて搬送されてきた異なる額面の紙幣を各額面の
紙幣毎に収容する収容手段(回収ボックス83)と、を
具備している。
【0062】また、本発明の請求項2は、前記搬送路
(紙幣搬送路74)は、前記識別装置(紙幣識別装置5
8)より排出される異なる額面の紙幣(1,000円紙
幣および2,000円紙幣)を混在搬送可能な搬送路で
あって、該搬送路の前記収容手段(回収ボックス83)
の上流部所定位置には、前記搬送路上を搬送される紙幣
をその額面毎に分別する分別手段(紙幣分別装置82)
を具備している。
【0063】また、本発明の請求項3は、前記搬送路
(紙幣搬送路74)は1本状とされており、遊技島の両
側面に配設された前記貨幣処理装置(玉貸機3)内の識
別装置(紙幣識別装置58)に接続されている。
【0064】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0065】例えば前記実施例では、遊技島1をユニッ
ト構成とされた遊技島台1’にて形成しているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、通常の木島等にお
いても本発明を適用可能なことは言うまでもない。
【0066】また、前記実施例では、前記紙幣分別装置
82を設けて搬送されてきた紙幣を分別するようにして
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記
紙幣搬送路を各額面の紙幣毎に設け、前記紙幣識別装置
58における識別結果に基づいて、該当する搬送路へ紙
幣を搬送して分別を実施するようにしても良い。
【0067】また、前記実施例においては実施していな
いが、前記紙幣回収ユニット81に連設して高額紙幣の
両替機等を設け、前記回収ボックス83に回収された各
種紙幣を自動的に両替に再使用可能とするようにするこ
と等は任意とされる。更には、該両替機において、両替
により払い出される紙幣を前記最小額紙幣の1000円
とするか、または最小額紙幣に次いで小額の紙幣である
2000円とするかを選択できるようにするようにして
も良い。
【0068】また、前記実施例においては実施していな
いが、紙幣が前記紙幣識別装置58より排出されて前記
紙幣回収ユニット81に到着するまでの時間を監視し、
搬送路上での紙幣の詰り等を検出可能としたり、搬送路
において複数の紙幣が重なったりすることを防止する機
構や装置を設けること等は任意とされる。
【0069】さらに、上記実施例における紙幣識別機5
8は、1,000円紙幣と2,000円紙幣との識別が
可能とされていたが、これら識別可能とする紙幣の額面
は任意であり、5,000円紙幣や10,000円紙
幣、あるいはデノミネーション等により発行される上記
以外の額面の紙幣が識別可能とされてもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0071】(a)請求項1の発明によれば、貨幣処理
装置は投入貨幣処理手段として少なくとも最小額紙幣お
よび該最小額紙幣に次いで小額の紙幣を識別可能な識別
装置を備えるため、最小額紙幣および該最小額紙幣に次
いで小額の紙幣の双方を貨幣処理装置にて使用すること
が可能であり、これら最小額紙幣および該最小額紙幣に
次いで小額の紙幣が収容手段にて各額面毎に個別に収容
されるようになるため、これら回収された紙幣の分別を
一々実施する必要がなく、即時に両替機等において使用
できるようになる。
【0072】(b)請求項2の発明によれば、各額面の
紙幣毎に個別の搬送路を設ける必要がなく、搬送路の本
数を低減できることから、遊技島内の機構を簡素化する
ことができる。 (c)請求項3の発明によれば、遊技島内部に架設され
る搬送路を最小限の1本とすることができ、遊技島内の
機構をより簡素化することができるとともに、これら搬
送路の架設に要する労力やコストを低く抑えることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された遊技島を示す外観斜視図で
ある。
【図2】図1の遊技島台の要部拡大正面図である。
【図3】図1における遊技島に用いたユニット式遊技島
台の内部構造を示す図である。
【図4】遊技島の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例としての玉貸機の内部構造を示
す側面図である。
【図6】本発明の実施例における設定入力部を示す拡大
図である。
【図7】図5の玉貸機の構成を示すブロック図である。
【図8】図1の遊技島の内部構造を示す概略平面図であ
る。
【図9】玉貸機と紙幣搬送路とを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技島 1’ 遊技島台 2 パチンコ台 3 玉貸機 4 計数装置 5 下皿 6a 幕板 6b ランプ板 7 腰板 8 ランプ 9 上皿 10 紙幣挿入口 11 インジケータ 12 作動ランプ 13 硬貨投入口 15 ノズル 17 呼び出しボタン 18 電設パネル 19 全数精算ボタン 20 端玉精算ボタン 21 離席ボタン 22 データボタン 25 揚送モータ 26 揚送装置 27 揚送樋 29 供給管 30 供給管 33 払出ボタン 34 スライドレバー 35 玉受皿 36 供給樋部 37 カード挿入発行口 38 LED表示装置 39 カードリーダライタ 40 回収桶部 41 研磨装置 42 コントロールユニット 43 表示ドライバ 44 操作部基板 46 通信ケーブル 47 管理コンピュータ 49 貸出ボタン 50 硬貨返却ボタン 51 選択部 51a 貸出金額ボタン 51b 貸出金額ボタン 52 返金ボタン 53 表示パネル 54 返却硬貨取出口 55 供給口 56 玉切り払出しユニット 57 玉通路 58 紙幣識別機 59 硬貨通路 60 硬貨識別機 61 紙幣回収ボックス 62 硬貨通路 63 玉通路 64 制御マイコン 65 制御ユニット 66 コネクタ 67 メイン基板 68 記憶部 69 I/Oポート 71 表示ドライバ 72 操作基板 73 排出口 74 紙幣搬送路 75 コンベアベルト 75a 従動ローラ 76 搬送部 77 駆動モータ 78 連結ユニット 79 連通口 80 連結ガイド 81 紙幣回収ユニット 82 紙幣分別装置 83 回収ボックス 84 扉 87 紙幣識別装置 88 搬送方向切替ユニット 90 設定入力部 91 テンキー 92 表示部 93 エンターキー 94 クリアキー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機と、少なくとも投入された貨幣を
    識別してその貨幣価値に伴う所定の処理を実行すると共
    に、該貨幣を遊技島内部方向に排出可能とされた投入貨
    幣処理手段を有し、前記遊技機に対応して設置された貨
    幣処理装置と、を少なくとも具備する遊技用装置が複数
    並設されて成る遊技島において、前記投入貨幣処理手段
    は、少なくとも最小額紙幣および該最小額紙幣に次いで
    小額の紙幣を識別可能な識別装置を具備するとともに、
    前記遊技島の内部所定位置には、その長手方向に渡って
    配設され、前記識別装置より排出される異なる額面の紙
    幣を搬送可能な搬送路と、該搬送路の搬送方向末端部に
    連設されて、前記搬送路にて搬送されてきた異なる額面
    の紙幣を各額面の紙幣毎に収容する収容手段と、を具備
    することを特徴とする遊技島。
  2. 【請求項2】 前記搬送路は、前記識別装置より排出さ
    れる異なる額面の紙幣を混在搬送可能な搬送路であっ
    て、該搬送路の前記収容手段の上流部所定位置には、前
    記搬送路上を搬送される紙幣をその額面毎に分別する分
    別手段を具備する請求項1に記載の遊技島。
  3. 【請求項3】 前記搬送路は1本状とされており、遊技
    島の両側面に配設された前記貨幣処理装置内の識別装置
    に接続されている請求項2に記載の遊技島。
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