JP2001104618A - 遊技媒体貸し出し装置 - Google Patents

遊技媒体貸し出し装置

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JP2001104618A
JP2001104618A JP28885099A JP28885099A JP2001104618A JP 2001104618 A JP2001104618 A JP 2001104618A JP 28885099 A JP28885099 A JP 28885099A JP 28885099 A JP28885099 A JP 28885099A JP 2001104618 A JP2001104618 A JP 2001104618A
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game
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amount
ball
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JP28885099A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshihiro Tozaki
智弘 戸崎
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小額よりも大きな価値を有する紙幣の使用
が可能であって、返金機構並びに該返金のための硬貨や
紙幣の補充の問題を解消する。 【解決手段】 遊技場内に設置された遊技台2に対応し
て設けられ、利用者による貨幣の投入に基づき、該投入
金額を予め定められた貸し出しレートにて除算した数量
の遊技媒体を排出して貸し出す遊技媒体貸し出し装置3
において、最小額紙幣および該最小額紙幣に次いで小額
の紙幣を識別可能な識別装置58を具備し、投入された
紙幣が前記識別装置58において識別可能な最小額紙幣
または該最小額紙幣に次いで小額の紙幣と識別された場
合において、前記貸し出しレートに基づき前記投入紙幣
の額面に相当する数量の遊技媒体を排出して貸し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場に設置され
るパチンコ台やスロットマシン等の遊技台において使用
されるパチンコ玉やコイン等の遊技媒体の貸し出しを行
う遊技媒体貸し出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、遊技媒体であるパチンコ玉やコイ
ン等の貸し出し装置としては、遊技者の利便性を考えて
遊技台であるパチンコ台やスロットマシンの所定方向の
側部に、該遊技台に1対1に配置されたものが多く使用
されている。
【0003】これら遊技台の側方位置に遊技台に1対1
に配置された貸出装置(台間貸出機)は、貸出のために
利用者が一々席を離れる必要がなく便利であるが、これ
ら貸出装置に投入できる貨幣が硬貨のみであると、紙幣
を一々両替装置に出向いて硬貨に両替して投入する必要
があり、遊技者がこれら両替のために離席することによ
り遊技台の稼働率が低下することから、近年において
は、前記台間貸出機に最小額紙幣である1000円紙幣
を識別可能な紙幣識別ユニットを搭載し、1000円紙
幣を直接投入して遊技媒体の貸出を受けることのできる
ものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おいては、遊技者の人気が比較的射幸性の高い機種に集
まる傾向があり、よって遊技者が1台の遊技台において
遊技に使用する金額も増加してきていることから、前記
1000円より高額の紙幣、例えば2000年より発行
されている2000円紙幣を遊技に使用する場合は、前
記台間貸出機を利用できないことから、該高額の紙幣を
遊技場内に設置された両替機に出向いて最小額紙幣であ
る1000円や硬貨に両替する必要があることから、利
用者にとって不便であるとともに、前述のように遊技台
の稼働率が低下してしまうという問題があった。
【0005】また、これら2000円紙幣を利用可能と
する場合において、例えば従来のように遊技媒体の貸出
金額を500円や1000円とした場合には、該貸出金
額を差し引いた残金を利用者に返却する必要が生じ、こ
れら返金の機構や返金に使用する硬貨や紙幣の補充を各
台間貸出機に対して逐次実施ことが必要となり、前記台
間貸出機がこれら返金のための各機構のために大型化か
つコスト高となってしまうばかりか、硬貨や紙幣の補充
に多大な労力が必要となってしまうという問題があっ
た。
【0006】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、前記最小額紙幣(1000円)の利
用は勿論のこと、それ以上の価値を有する紙幣の使用が
可能であり、且つ返金機構並びに該返金のための硬貨や
紙幣の補充を必要としない遊技媒体貸し出し装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の遊技媒体貸し出し装置は、遊技場内に設
置された遊技台に対応して設けられ、利用者による貨幣
の投入に基づき、該投入金額を予め定められた貸し出し
レートにて除算した数量の遊技媒体を排出して貸し出す
遊技媒体貸し出し装置において、最小額紙幣および該最
小額紙幣に次いで小額の紙幣を識別可能な識別装置を具
備し、投入された紙幣が前記識別装置において識別可能
な最小額紙幣または該最小額紙幣に次いで小額の紙幣と
識別された場合において、前記貸し出しレートに基づき
前記投入紙幣の額面に相当する数量の遊技媒体を排出し
て貸し出すことを特徴としている。この特徴によれば、
投入紙幣が最小額紙幣(1000円)である場合のみな
らず、投入紙幣が最小額紙幣に次いで小額な額面の紙幣
である場合においても、該紙幣が前記識別装置にて識別
されることで使用することが可能となるとともに、該投
入紙幣の額面に相当する金額の全てが貸出金額とされる
ことで、返金を行う必要がないため、該返金用の各機構
のために装置が大型化かつコスト高となることがなく、
硬貨や紙幣の補充を行う必要もない。
【0008】本発明の遊技媒体貸し出し装置は、投入さ
れた紙幣が前記最小額紙幣または該最小額紙幣に次いで
小額の紙幣以外の紙幣である場合は、該紙幣を使用不可
として返却することが好ましい。このようにすれば、仮
に前記最小額紙幣に次いで小額の紙幣以外の紙幣である
高額紙幣が誤って投入された場合には、該高額紙幣は使
用不可として返却されるため、該高額紙幣の額面に相当
する多量の遊技媒体が貸し出されてしまうことを防止で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。なお、以下の説明において、遊技機
の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明に係る遊
技機はこれらパチンコ遊技機に限定されるものではな
く、コイン遊技機やスロットマシン等にも適用可能であ
る。
【0010】(実施例)図1は、本実施例における遊技
島1の外観を示す外観斜視図であり、図2は、本実施例
における遊技島1に用いたユニット式遊技島台1’を示
す正面図であり、図3は、本実施例における遊技島1に
用いたユニット式遊技島台1’の内部構造を示す図であ
り、図4は、本実施例における遊技島1の構成を示すブ
ロック図である。
【0011】本実施例の遊技島1は、図1に示されるよ
うに、その前後面(後面は図示せず)に所定の台数(本
実施例では4台)のパチンコ台2および該パチンコ台2
に1対1に設けられる玉貸機3が搭載可能とされ、その
内部にはこれらパチンコ台2を稼動させるのに必要なパ
チンコ玉の揚送装置等の適宜装置が全て収容されている
1つの独立したユニット構成とされた複数の遊技島台
1’が連結されて横長状に形成されている。
【0012】この遊技島台1’は、遊技島台1’内下部
を覆う腰板7と、該腰板7上に列設される遊技機として
のパチンコ台2、及びパチンコ台2に1対1とされて隣
接して設けられる玉貸機3と、遊技島台1’の前記パチ
ンコ台2の上部を覆う幕板6a、ランプ板6bと、該ラ
ンプ板6bに個々のパチンコ台2に1対1とされ呼び出
しボタン17を備えた呼び出しランプ8と、から主に構
成され、前記パチンコ台2の下部位置には、各パチンコ
台2毎に計数装置4が設けられている。
【0013】この計数装置4は、該計数装置4の一部を
構成する玉受皿35が、前記各パチンコ台2の下皿5に
設けられた排出口(図示せず)を下から覆うように固設
され、遊技により獲得されたパチンコ玉は、前記下皿5
より玉受皿35に適宜投入され、スライドレバー34を
操作するすることで計数装置4により計数された後、遊
技島台1’内部の下方に設けられる回収桶部40(図3
参照)にパチンコ玉が返却されるようになっている。
【0014】また、この計数装置4の前面には、遊技者
が所望するパチンコ玉を払出すための払出ボタン33が
設けられており、遊技者は一度計数したパチンコ玉を前
記払出ボタン33を操作することで再度使用することが
できるようになっている。
【0015】前記幕板6a、6bは、本実施例において
は前方に開放可能に設けられており、幕板を開放するこ
とにより、図3に示すように、該遊技島台1’内の上部
位置に設けられた供給樋部36に連結される供給管2
9、30内において発生する玉づまりや各電設部等のメ
ンテナンスを外部より行えるようになっている。
【0016】ランプ板6bとパチンコ台2との間には、
計数器4により計数される獲得玉数の合計や、遊技終了
時や離席時における処理状況および案内情報およびパチ
ンコ台の遊技情報等が表示可能とされたLED表示装置
38が設けられている。LED表示装置38の他方側に
おける2機のパチンコ台2の中間位置には、記録媒体で
ある磁気カードへの情報の記録および読み出しが可能な
磁気カードリーダライタ39が設けられ、そのカード挿
入発行口37が露出するように配置されているととも
に、LED表示装置38の隣には、LED表示装置38
に表示された獲得玉全数を、カードリーダライタ39に
より磁気カードに書き込んで発行させる全数精算ボタン
19と、景品化出来ない端玉を除く獲得玉数を書き込ん
で発行させる端玉精算ボタン20と、遊技者が離席する
際に離席情報が書き込まれた磁気カードを発行させる離
席ボタン21と、適宜データを表示させるデータボタン
22とから成る操作ボタンがそれぞれ設けられており、
これら各部が同一の電設パネル18上に設けられてい
る。
【0017】また、本実施例の遊技島台1’の下部位置
には、図3に示されるように、回収樋部40に連接され
て、揚送モータ25によりパチンコ玉を揚送樋27を通
じて供給樋36に揚送する揚送装置26が設けられ、供
給樋36に至る経路中には、パチンコ玉の研磨を行う研
磨装置41が設けられている。
【0018】本実施例の遊技島1の構成を図4に示すブ
ロック図に基づいて説明すると、前記各遊技島台1’に
は、遊技島台1’を構成する各部と接続され、これら各
部との信号やデータのやり取りを行う入出力部や各部の
状況データ等を記憶するための記憶部や後述する管理コ
ンピュータ47との通信を行う通信部や所定の制御プロ
グラムを実行して制御動作を行うCPU(中央演算処理
装置)等を内在して遊技島台1’の動作制御を実施する
コントロールユニット42が設けられており、該コント
ロールユニット42に接続されている各部や後述する玉
貸機3やパチンコ台2等の各装置の制御および稼働状況
(エラー等)を管理可能とされているとともに、遊技島
1を構成する各遊技島台1のコントロールユニット42
は、通信ケーブル46を介して管理コンピュータ47と
データ通信可能に接続されている。
【0019】コントロールユニット42は、遊技島台1
に設置される各パチンコ台2に搭載されている遊技用マ
イコン(図示略)とインターフェイスを介して接続され
て、各パチンコ台2における遊技情報(始動、特賞、確
変、時短)が出力されるようになっており、これら各パ
チンコ台2における遊技情報が各パチンコ台2の台番号
とともに管理コンピュータ47に出力されて逐次更新登
録されるようになっている。
【0020】更に、本実施例の遊技島台1’には、図4
に示すように、パチンコ台2に供給される補給玉数の計
数を行う補給玉計数機と、前記パチンコ台2より排出さ
れるアウト玉の計数を行うアウト玉計数機とがパチンコ
台2の上方および下方の所定位置に設けられており、こ
れら各計数機がコントロールユニット42に接続されて
これら各計数機による計数情報(補給玉数、打込玉数)
が前記コントロールユニット42より前記管理コンピュ
ータ47に送信されて、該補給玉数と打込玉数とより算
出される差玉数とともに逐次更新登録されるようになっ
ている。
【0021】また、全数精算ボタン19、端玉精算ボタ
ン20、離席ボタン21、データボタン22から成る操
作ボタンは、操作部基板44上に実装され、これら各操
作ボタンが操作部基板44を介して前記コントロールユ
ニット42に接続されている。また、図4中における4
5は、前記払出ボタン33の操作により予め設定された
所定数のパチンコ玉の排出を行う玉切り払出しユニット
である。
【0022】また、前記計数装置4により計数された獲
得玉数データおよび前記払出ボタン33の操作により払
い出された玉数データは、コントロールユニット42に
より適宜加算または減算されて逐次該コントロールユニ
ット42に表示ドライバ43を介して接続されているL
ED表示パネル38に表示されるようになっている。
【0023】次に本実施例において用いた玉貸機3を図
2、及び図5に基づいて説明すると、玉貸機3は図2に
示すようような外観を有しており、その前面には、パチ
ンコ玉の貸し出しが可能であることを遊技客に知らせる
作動ランプ12と、1,000円紙幣及び2,000円
紙幣を挿入可能な紙幣挿入口10と、500円硬貨を投
入可能な硬貨投入口13と、該投入硬貨が後述する硬貨
選別機60内にて詰まった場合に該硬貨を返却させるた
めの硬貨返却ボタン50と、投入金額やエラーコードを
表示する表示パネル53と、前記投入現金の識別によっ
て駆動され、該投入金額に相当する所定数のパチンコ玉
を計数して払い出す玉切り払出しユニットから排出され
たパチンコ玉を、対応する所定のパチンコ台2に導くノ
ズル15と、返却された硬貨を取り出す返却硬貨取出口
54と、が設けられている。
【0024】また、本実施例の玉貸機3の上端部後方に
は、図5に示されるように、玉貸機3の前部における上
下方向略中央位置に配設される玉切り払出しユニット5
6に、玉通路57を介して連設される供給口55が配設
されており、この供給口55に供給管30の下端部が連
結されることで、供給樋36内のパチンコ玉が玉切り払
出しユニット56内に逐次自由落下にて供給されるよう
になっている。
【0025】この玉切り払出しユニット56内には、特
に図示しないが供給されるパチンコ玉を所定量ずつ払い
出し可能な従来公知の玉切り払出し機構、例えば玉通路
内に露出する歯車を、その外周にパチンコ玉が嵌入可能
な所定形状の凹部を所定数有する星状歯車とし、該歯車
の1回転にて前記形成された凹部の数のパチンコ玉が玉
通路の下方へ排出可能とされた装置が設けられており、
前記歯車の回転回数を所定信号にて制御することで、前
記投入金額に相当する数量のパチンコ玉が排出できるよ
うになっている。
【0026】また、玉貸機3の内部上方位置には、紙幣
挿入口10より投入される紙幣を識別する紙幣識別機5
8が配設されている。この紙幣識別機58内には、投入
された紙幣が正規の紙幣であるか否かを識別するととも
に、その券種が1,000円紙幣もしくは2,000円
紙幣のいずれかであるのかを、紙幣に印刷された磁気印
刷並びに所定の波長光の照射により読み取り可能となる
特殊印刷にて識別可能な識別センサ(図示略)と、前記
紙幣挿入口10に挿入された紙幣を内部への引き込み、
該紙幣を前記識別センサに対応する所定位置に配置する
とともに、正規と判定された紙幣の送り出し並びに不良
と判定された紙幣の前記紙幣挿入口10からの返却が可
能な搬送機構(図示略)とが設けられている。
【0027】尚、本実施例では、前記のように紙幣識別
機58が識別可能な紙幣の券種を、1,000円紙幣も
しくは2,000円紙幣としているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、これら券種を5,000円紙
幣や10,000円紙幣としても良い。
【0028】また、本実施例では、最小額紙幣を1,0
00円、該最小額紙幣に次いで小額の紙幣を2,000
円としているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これら額面がデノミ等により異なる額面に変更され
た場合にも、新たな額面の紙幣において本発明を適用す
ることができる。
【0029】また、この紙幣識別機58の後面には、前
記正規と判定された紙幣が排出される排出口が設けられ
ており、該排出口は、遊技島1内部を横断するように架
設された紙幣搬送路74に連結されていて、この紙幣搬
送路74に各紙幣識別機58より排出された正規紙幣
は、遊技島1の端部に設けられた紙幣回収ユニット81
内(図1、図7参照)に回収されるようになっている。
【0030】また、該紙幣識別機58の下方には、硬貨
投入口13より投入され、硬貨通路59を介して導かれ
る硬貨を識別する硬貨識別機60が配設されている。こ
の硬貨識別機60内には、投入された硬貨が500円硬
貨であるか否かを識別するとともに、正規硬貨か不良硬
貨であるか否かをその重量と大きさから判定可能な識別
センサ(図示略)と、該識別センサにより正規硬貨と判
定された硬貨を下方に配設される硬貨貯溜部61へ、ま
た、識別センサにより、500円硬貨以外の硬貨もしく
は不良硬貨と識別された硬貨を返却硬貨取出口54に連
通する硬貨通路62へそれぞれ振り分ける振り分け機構
(図示略)とが設けられている。
【0031】また、本実施例においては、硬貨貯溜部6
1内に貯留される硬貨が所定量を超えた場合において
は、硬貨投入口13より新たに投入された硬貨は、硬貨
識別機60の送出し機構(図示略)により無条件にて硬
貨通路62へ送り出され、返却硬貨取出口54に返却さ
れて、該投入硬貨を受け付けないないようになっている
が、これら新たに投入される硬貨を、図5に示すよう
に、硬貨貯溜部61の下面から延設される玉通路63を
介して玉貸機3の外部に排出して適宜回収部に回収する
ようにするようにしても良い。
【0032】また、この硬貨通路62のさらに下方に
は、これら各装置に接続され(図6参照)、各装置の動
作制御を行う制御マイコン64等の各デバイスが実装さ
れたメイン基板67が収納された制御ユニット65が設
けられており、この制御ユニット65の後面には、メイ
ン基板67と前述した遊技島台1’のコントロールユニ
ット42とを接続するケーブルや、適宜電源との接続を
行う電源コード等が接続されるコネクタ66が設けられ
ている。
【0033】次に、本実施例の玉貸機3の構成を図6の
ブロック図に基づいて説明すると、制御ユニット65の
メイン基板67上には、玉貸機3を構成する各装置に接
続されて各装置の動作制御を実施する制御マイコン64
が、これら各装置との信号の整合性を保つI/Oポート
69を介して接続されているとともに、これら各装置か
ら出力される信号や金額データ等を記憶するRAMや、
制御マイコン64が実行する制御や処理内容等が記述さ
れた制御プログラムを記憶するROM等から構成される
記憶部68が設けられている。また、制御マイコン64
は、前記I/Oポート69を介して遊技島台1’のコン
トロールユニット42と接続されていて、前記計数機4
にて計数され一度返却された玉を前記返却ボタン33の
操作にて返却する際に、該コントロールユニット42よ
り所定数量のパチンコ玉の返却指示が出力されるように
なっているとともに、該玉貸機3において不具合が生じ
た場合に、該エラー状況が所定の信号にてコントロール
ユニット42に出力されるようになっている。
【0034】また、前記記憶部68には、予め定められ
た貸し出しレート(本実施例では4円/玉)が記憶され
ており、この貸し出しレートに基づいて前記投入金額に
相当する玉数が算出され、該算出された数量の玉数が前
記玉切り払い出しユニット56にて排出されるようにな
っている。
【0035】これらI/Oポート69を介して制御マイ
コン64には前記紙幣識別機58、硬貨識別機60、玉
切り払出しユニット56、作動ランプ12がそれぞれ接
続されており、これら各装置の動作制御を、記憶部68
に記憶された制御プログラムに基づいて実施するように
なっている。また表示パネル53は該表示パネル53の
表示駆動制御を行う表示ドライバ71とともに基板72
上に実装されており、該基板72を介して前記制御マイ
コン64にそれぞれが接続されている。
【0036】このように構成される本実施例における玉
貸機3は、図1及び図7に示されるように、各遊技島台
1’の前後面に設置される各パチンコ台2の左隣りにそ
れぞれ対応して配設されるようになっている。そしてこ
の配設時において、図7および図8に示されるように紙
幣識別機58の後面に設けられる前記排出口73が、各
遊技島1の前後方向略中央位置における上部に長手方向
に架設される紙幣搬送路74(図1参照)に連結され
て、該排出口73から排出される正規紙幣が紙幣搬送路
74へ排出される。
【0037】この紙幣搬送路74は、図7及び図8に示
されるように、内部に紙幣を搬送するコンベアベルト7
5が内設された複数の搬送部76と、各搬送部76をそ
れぞれ連結するとともに、各搬送部76のコンベアベル
ト75を駆動する駆動モータ77が設けられた駆動ユニ
ット78とから構成される。駆動ユニット78の前後面
には、それぞれ遊技島台1’の前後面に配設される玉貸
機3における紙幣識別機58の排出口73との連通口7
9が形成されており、該連結口79の周縁に突設される
連結ガイド80を排出口73に差し込むことで、紙幣識
別機58が紙幣搬送路74内に連結されるようになって
いる。
【0038】駆動ユニット78内には、紙幣識別機58
より送り出され、連通口79を介して内部に進入された
紙幣を搬送部76に送り出す駆動ローラ(図示略)と、
搬送部76との連結時において左右のコンベアベルト7
5の従動ローラ75a(図7参照)に噛合する駆動ギア
(図示略)とが内設されており、これら駆動ローラ及び
駆動ギアは、駆動モータ77の駆動により連動するよう
になっている。
【0039】このように構成される本実施例の紙片搬送
路74は、図7に示されるように、長手方向に連結され
る複数の遊技島台1’内にそれぞれ配設されるととも
に、各遊技島台1’同士の紙幣搬送路74同士が適宜連
結されて、1本の紙幣搬送路が構成されるようになって
いる。そして、各搬送部76のコンベアベルト75及び
駆動ユニット78内の駆動ローラ(図示略)は、各玉貸
機3の紙幣識別機58より排出される紙幣を図中矢印方
向に搬送するように適宜駆動される。紙幣搬送路74を
介して搬送された紙幣は、図中右側の遊技島台1’の右
側面に設けられる紙幣回収ユニット81(図1、図7参
照)内の紙幣識別装置82にて回収される正規紙幣であ
る1,000円札、2,000円札とに分別された後、
各回収ボックス83内に貯留されるようになっている。
なお、回収ボックス83は、紙幣回収ユニット81側面
に設けられた扉84(図1参照)を開放することにより
取り出し可能とされていて、該回収ボックス83内の紙
幣を容易に取り出すことが可能とされている。
【0040】ここで本実施例の遊技島台1’における遊
技状況を、前記玉貸機3の動作を含めて説明すると、ま
ず遊技者は硬貨または紙幣を硬貨投入口13または紙幣
挿入口10より投入する。
【0041】遊技者により硬貨投入口13から硬貨が投
入された場合、投入された硬貨は硬貨通路59を介して
流下し、硬貨識別機60内における予め定められた所定
位置にて停止され、ここで識別センサにより投入された
硬貨が適正硬貨か不良硬貨(例えば偽造硬貨や、他国の
硬貨等)であるか否かが識別されるとともに、その硬貨
が500円硬貨であるか金額の異なる硬貨(例えば10
0円硬貨や10円硬貨等)であるか否かが識別され、適
正な500円硬貨であると識別された場合、500円硬
貨の投入がなされた旨の所定信号が制御マイコン64に
入力され、これを受けて制御マイコン64は予め記憶さ
れた貸し出しレートに基づいた投入金額(500円)に
相当する数量のパチンコ玉の払出し指示を玉切り払出し
ユニット56に出力する。この信号を受けた玉切り払出
しユニット56は、所定量のパチンコ玉を排出し、所定
量のパチンコ玉がノズルを介してパチンコ台2の上皿9
に払い出されることになる。また、識別の終了ととも
に、硬貨は硬貨貯溜部61内に回収されることになる。
【0042】また、投入された硬貨が不良硬貨もしくは
金額の異なる硬貨と識別された場合、識別の終了ととも
に振り分け機構により硬貨通路62に送り出され、返却
硬貨取出口54に返却されることになる。
【0043】次に、遊技者により紙幣挿入口10から紙
幣が投入された場合は、投入された紙幣は紙幣識別機5
8内部の搬送機構により、予め定められた所定位置まで
搬送され、ここで識別センサにより投入された紙幣が正
規紙幣か不良紙幣(例えば偽造紙幣や、5千円以上の紙
幣或いは他国の紙幣等)であるか否かが識別されるとと
もに、その紙幣の金額が判定される。そして、挿入紙幣
の金額が1,000円もしくは2,000円の正規な紙
幣であると判定された場合、正規紙幣の投入がなされた
旨の所定信号が制御マイコン64に入力され、これを受
けて制御マイコン64は、該出力された所定信号に基づ
く金額を表示パネル53に表示する。次いで、制御マイ
コン64は、前記硬貨の場合と同様に、予め記憶された
貸し出しレートに基づき、投入金額(1,000円もし
くは2,000円)に相当する数量の算出を行い、該算
出された数量のパチンコ玉の払出し指示を玉切り払出し
ユニット56に出力する。この信号を受けた玉切り払出
しユニット56は、前記指示された数量のパチンコ玉を
排出し、前記投入金額に相当する所定量のパチンコ玉が
ノズル15を介してパチンコ台2の上皿9に払い出され
ることになる。また、前記識別の終了とともに、紙幣は
前記紙幣搬送路74を介して遊技島1端部の紙幣回収ボ
ックス61内に回収される。
【0044】また、投入された紙幣が不良紙幣、もしく
は金額の異なる紙幣(例えば5,000円紙幣や1万円
紙幣)と識別された場合、制御ユニット65は、識別の
終了と同時に搬送機構を逆駆動させ、投入された紙幣を
再度紙幣挿入口10より排出するようになっている。
【0045】このように、投入された貨幣が硬貨である
500円や紙幣である1,000円である場合のみなら
ず、現行において最小額紙幣である1,000円よりも
高額な2,000円紙幣である場合においても、その金
額である2,000円に相当する数量のパチンコ玉の貸
し出しが実施されることから、投入紙幣が2,000円
紙幣であっても残金等を返却する必要がなく、これら返
金用の各機構のために玉貸機3が大型化かつコスト高と
なることがなく、更にはこれら返金用の硬貨や紙幣の補
充を行う必要もなくすことが出来る。
【0046】これら玉貸機3により貸し出されたパチン
コ玉を用いて遊技者は遊技を実施することができ、遊技
において大当り等の発生により払い出されたパチンコ玉
は、一時的に計数装置4の玉受皿35等に貯留でき、さ
らに多くの払出があれば、玉受皿35内のパチンコ玉を
前記スライドレバー34を操作して計数装置4に投入す
ることにより、一時的に遊技島台1’内に返却できるよ
うになっている。
【0047】ここで計数センサ(図示略)により計数さ
れて返却された獲得玉数は、コントロールユニット42
に出力されてLED表示パネル38に表示される。ま
た、遊技中にパチンコ玉がなくなり、一度返却したパチ
ンコ玉、即ちLED表示パネル38に表示されている数
値分から再びパチンコ玉に変換して払い出しを実施させ
たい場合には、払出ボタン33を押圧操作すれば、前記
玉貸機3により所定量、例えば500円分に相当する1
25玉のパチンコ玉が払出され、払い出された玉数が前
記表示数値より減算されて表示が更新されるようになっ
ている。
【0048】遊技者が遊技を終了する際において、LE
D表示パネル38に表示された全ての玉数の精算を実施
したい場合には前記全数精算ボタン19を、LED表示
パネル38に表示された玉数のうち、貨幣に変換できな
い余り玉分を返却させて精算を実施したい場合には端玉
精算ボタン20を押圧操作する。該操作に基づいて、コ
ントロールユニット42は、磁気カードリードライタ3
9においてLED表示パネル38に表示されている獲得
玉数データの磁気カードへ記録する。そして遊技者は、
前記カード挿入発行口37より発行された磁気カードを
景品カウンタに持っていき、景品と交換することができ
るようになっている。
【0049】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。
【0050】本発明の請求項1は、遊技場内に設置され
た遊技台(パチンコ台2)に対応して設けられ、利用者
による貨幣の投入に基づき、該投入金額を予め定められ
た貸し出しレートにて除算した数量の遊技媒体(パチン
コ玉)を排出して貸し出す遊技媒体貸し出し装置(玉貸
機3)において、少なくとも最小額紙幣(1,000
円)および該最小額紙幣に次いで小額の紙幣(2,00
0円)を識別可能な識別装置(紙幣識別機58)を具備
し、投入された紙幣が前記識別装置において前記最小額
紙幣に次いで小額な額面以上の紙幣(2,000円)と
識別された場合においても、前記貸し出しレートに基づ
き前記投入紙幣の額面(2,000円)に相当する数量
の遊技媒体(パチンコ玉)を排出して貸し出すようにな
っている。
【0051】本発明の請求項2は、投入された紙幣が前
記最小額紙幣(1,000円紙幣)または該最小額紙幣
に次いで小額の紙幣(2,000円紙幣)以外の紙幣
(5,000円紙幣または10,000円紙幣)である
場合は、該紙幣を使用不可として返却するようになって
いる。
【0052】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0054】(a)請求項1の発明によれば、投入紙幣
が最小額紙幣(1000円)である場合のみならず、投
入紙幣が最小額紙幣に次いで小額な額面以上の紙幣であ
る場合においても、該紙幣が前記識別装置にて識別され
ることで使用することが可能となるとともに、該投入紙
幣の額面に相当する金額の全てが貸出金額とされること
で、返金を行う必要がないため、該返金用の各機構のた
めに装置が大型化かつコスト高となることがなく、硬貨
や紙幣の補充を行う必要もない。
【0055】(b)請求項2の発明によれば、仮に前記
最小額紙幣に次いで小額の紙幣以外の紙幣である高額紙
幣が誤って投入された場合には、該高額紙幣は使用不可
として返却されるため、該高額紙幣の額面に相当する多
量の遊技媒体が貸し出されてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された遊技島を示す外観斜視図で
ある。
【図2】図1の遊技島台の要部拡大正面図である。
【図3】図1における遊技島に用いたユニット式遊技島
台の内部構造を示す図である。
【図4】遊技島の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例としての玉貸機の内部構造を示
す側面図である。
【図6】図5の玉貸機の構成を示すブロック図である。
【図7】図1の遊技島の内部構造を示す概略平面図であ
る。
【図8】玉貸機と紙幣搬送路とを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技島 1’ 遊技島台 2 パチンコ台 3 玉貸機 4 計数装置 5 下皿 6a 幕板 6b ランプ板 7 腰板 8 ランプ 9 上皿 10 紙幣挿入口 10 紙幣挿入口 12 作動ランプ 13 硬貨投入口 15 ノズル 17 ボタン 18 電設パネル 19 全数精算ボタン 20 端玉精算ボタン 21 離席ボタン 22 データボタン 25 揚送モータ 26 揚送装置 27 揚送樋 29 供給管 30 供給管 33 払出ボタン 34 スライドレバー 35 玉受皿 36 供給樋部 37 カード挿入発行口 38 表示パネル 39 カードリーダライタ 40 回収桶部 41 研磨装置 42 コントロールユニット 43 表示ドライバ 44 操作部基板 45 ユニット 46 通信ケーブル 47 管理コンピュータ 50 硬貨返却ボタン 53 表示パネル 54 返却硬貨取出口 55 供給口 56 玉切り払出しユニット 57 玉通路 58 紙幣識別機 59 硬貨通路 60 硬貨識別機 61 紙幣回収ボックス 62 硬貨通路 63 玉通路 64 制御マイコン 65 制御ユニット 66 コネクタ 67 メイン基板 68 記憶部 69 I/Oポート 71 表示ドライバ 72 操作基板 73 排出口 74 紙幣搬送路 75 コンベアベルト 75a 従動ローラ 76 搬送部 77 駆動モータ 78 駆動ユニット 79 連通口 80 連結ガイド 81 紙幣回収ユニット 82 紙幣識別装置 83 回収ボックス 84 扉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技場内に設置された遊技台に対応して
    設けられ、利用者による貨幣の投入に基づき、該投入金
    額を予め定められた貸し出しレートにて除算した数量の
    遊技媒体を排出して貸し出す遊技媒体貸し出し装置にお
    いて、最小額紙幣および該最小額紙幣に次いで小額の紙
    幣を識別可能な識別装置を具備し、投入された紙幣が前
    記識別装置において識別可能な最小額紙幣または該最小
    額紙幣に次いで小額の紙幣と識別された場合において、
    前記貸し出しレートに基づき前記投入紙幣の額面に相当
    する数量の遊技媒体を排出して貸し出すことを特徴とす
    る遊技媒体貸し出し装置。
  2. 【請求項2】 投入された紙幣が前記最小額紙幣または
    該最小額紙幣に次いで小額の紙幣以外の紙幣である場合
    は、該紙幣を使用不可として返却する請求項1に記載の
    遊技媒体貸し出し装置。
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