JP3361306B2 - データ記憶媒体処理装置 - Google Patents

データ記憶媒体処理装置

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JP3361306B2
JP3361306B2 JP36174699A JP36174699A JP3361306B2 JP 3361306 B2 JP3361306 B2 JP 3361306B2 JP 36174699 A JP36174699 A JP 36174699A JP 36174699 A JP36174699 A JP 36174699A JP 3361306 B2 JP3361306 B2 JP 3361306B2
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利和 横田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技店において、
パチンコ玉やスロットマシン用メダル等の遊技媒体を遊
技者に貸し出す際に用いるデータ記憶媒体の各種制御処
理を行うデータ記憶媒体処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、パチンコ機やスロットマシン等の
遊技機は、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体を介して遊
技者が遊技を行えるように構成されており、遊技結果に
応じた遊技利益として当該遊技機の遊技媒体排出装置よ
り排出される遊技媒体を獲得可能なようになっている。
そして、近来は、予め発行したプリペイドカード等の有
価データ記憶媒体を用いて遊技媒体の貸出を行えるよう
にしたものがあり、各遊技機に接続された遊技媒体貸出
制御装置によって、当該遊技媒体貸出制御装置が遊技機
に遊技媒体貸出の可能情報を送信して、当該遊技機のス
イッチ操作によって、その遊技媒体排出装置から貸出用
の遊技媒体を排出させるようになったものがある。しか
しながら、プリペイドカードは一般に遊技店の一隅に設
置されたプリペイドカード発行機でなければ購入するこ
とができず、プリペイドカードの購入は遊技者にとって
煩雑な行為である。しかも、プリペイドカードを用いた
遊技媒体の貸出においては、当該カードに記憶されてい
る有価データ(遊技媒体との等価交換が可能な価値デー
タ)が無くなると、改めてカードを購入するために席を
離れてカード発行機へ赴かねばならず、カード残高が零
になると遊技を中断することもある。これは、遊技店に
おいてもカードの発行の伸び悩みとなり、延いては遊技
店の経営不振を招来することにもなりかねない。そこ
で、遊技機の間に設置するカード販売機が、例えば特開
平1−303177号公報等によって提案されている。
しかし、プリペイドカードを購入しただけでは、遊技を
開始することができず、次に、遊技媒体である玉等の貸
出しを受けなければならない。そこで、特開平5−15
4252号公報では、カード発行機とカード玉貸機を遊
技機の間に交互に配置することが提案されている。更
に、実開平4−95087号公報には、プリペイドカー
ド発行と、プリペイドカードの使用による遊技媒体の貸
出しを一台の機械で可能にするプリペイドカード処理装
置が提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技機
の間にカード発行機と玉貸機を交互に配置する場合は、
左右に動かなければならないので、遊技者の負担が軽減
されるかもしれないが、依然として煩雑である。また、
一台のプリペイドカード処理装置によれば、遊技者に便
利になるかもしれないが、カードを使用した遊技媒体の
貸出しは、遊技媒体を実際に排出することなくデータを
遊技機に転送することで処理している。従って、従来の
実際に遊技媒体を手にした遊技になれている遊技者にと
っては、馴染み難いものとなっている。本発明は上記に
鑑み提案されたもので、遊技媒体との交換が可能なデー
タ記憶媒体の購入を席を離れずにできるようにすると共
に、従前の遊技媒体の使用も可能とし、また使用済みの
プリペイドカードの回収を可能とするデータ記憶媒体処
理装置を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め請求項1に係る発明は、遊技機での遊技に用いる遊技
媒体と交換が可能な貨幣及びデータ記憶媒体を受け入れ
る夫々の受入部と、上記貨幣の受入部より受け入れた貨
幣に対応したデータ記憶媒体を発行するデータ記憶媒体
処理手段と、上記データ記憶媒体の受入部から受け入れ
たデータ記憶媒体に対してデータの読出し或は書き込み
が可能なデータ読出し・書き込み手段と、上記データ読
出し・書き込み手段によって読出したデータ、もしくは
上記データ記憶媒体処理手段によって発行されたデータ
を記憶データとして内部に記憶すると共に、データの範
囲内で遊技媒体を遊技者に貸出す貸出制御装置へ上記記
憶データを供給し、実際に遊技媒体の貸出に供されたデ
ータを減算記憶するデータ記憶制御手段とを備え、上記
データ記憶制御手段は、外部より受け入れたデータ記憶
媒体による遊技機における遊技終了条件が生じた状態に
おいて、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの残
高が「0」以外の時は、受入れたデータ記憶媒体に上記
データ記憶制御手段が記憶するデータの残高をデータ読
出し・書き込み手段により書き込ませて遊技者に返却す
るが、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの残高
が「0」の時は、受入れたデータ記憶媒体を遊技者に返
却せず保留待機させ、この保留待機状態においてデータ
記憶媒体を新たに外部より受入れられたときは、保留待
機状態にあったデータ記憶媒体は回収処分され、上記外
部より受け入れた新たなデータ記憶媒体が有する貨幣デ
ータを上記データ記憶制御手段に供給する構成としたこ
とを特徴とするデータ記憶媒体処理装置である。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明を遊技機の一具体例
たるパチンコ機に適用し、遊技媒体としてパチンコ玉を
貸し出すようにした実施形態を、添付図面にもとづいて
詳細に説明する。 【0006】複数の遊技機を列設してなる島設備1に
は、複数のパチンコ機2…と各パチンコ機2…に各々接
続された遊技媒体貸出処理装置としてのカードユニット
3…を並設してある。なお、本実施形態においてはパチ
ンコ機2とカードユニット3とを別体に構成し、各々接
続ケーブル4…を介して接続するものとしたが、カード
ユニット3…の各機能を適宜に分散させてパチンコ機2
本体へ一体的に設けるようにしても良い。 【0007】また、各パチンコ機2…に接続されたカー
ドユニット3…は、紙幣回収コンベア5、硬貨回収コン
ベア6a、硬貨補給コンベア6b、カード補給コンベア
7と接続してあり、硬貨および紙幣の回収、並びに硬貨
およびカードの補給が可能なようにしてある。なお、紙
幣回収コンベア5によって回収された紙幣は紙幣収納部
8に貯留され、硬貨回収コンベア6aにより搬送された
硬貨は硬貨ホッパ9に回収されると共に硬貨揚送部10
を経て硬貨補給コンベア6bからカードユニット3へ補
給され、カードストッカ11に貯留してある未発行の有
価データ記憶媒体(プリペイドカードやICカード等)
をカード補給コンベア7から所定のカードユニット3へ
供給されるものとしてある。このカードの補給に関して
は後に詳述する。 【0008】そして、上記紙幣収納部8、硬貨ホッパ
9、硬貨揚送部10、カードストッカ11等は、島設備
1の一側に設けた群管理装置1aに設けるものとしてあ
る。また、上記群管理装置1aには、各カードユニット
3…よりの紙幣や硬貨の回収、並びに各カードユニット
3…への硬貨やカードの補給を制御する島コントローラ
12も併せて設けてある。 【0009】次に、各パチンコ機2…と接続されるカー
ドユニット3について、図2および図3に基づき詳細に
説明する。 【0010】カードユニット3の例えば前面側上部にカ
ード挿排口13を開設してあり、遊技に供し得る遊技媒
体たるパチンコ玉と等価交換可能な有価データを予め記
憶させた有価データ記憶媒体たるプリペイドカード等を
外部より受け入れると共に、当該カードユニット3が発
行するプリペイドカード等を排出できるようにしてあ
る。また、カード挿排口13のほかに、硬貨を受け入れ
る硬貨投入口14、紙幣投入口15、硬貨返却口16を
設けてあり、硬貨投入口14や紙幣投入口15から投入
された貨幣の金額が、当該カードユニット3で発行する
プリペイドカードの金額を越えていれば、当該金額のプ
リペイドカードを発行する。 【0011】更に、カードユニット3の前面側適所に
は、表示部17を設けてあり、例えば当該カードユニッ
ト3内のプリペイドカードの度数(1回の遊技媒体貸出
に必要な有価データを基準量たる“1度”として判定し
た数値)を表示部17に表示する。また、カードユニッ
ト3の前面側の適所に設けた返却スイッチ18を操作す
ることによって、プリペイドカード購入後の残高を釣り
銭として排出する。なお、本カードユニット3による玉
貸動作が可能な状態か否かを可視表示するための動作状
態表示器19もカードユニット3の前面側に設けてあ
る。 【0012】一方、カードユニット3の内部には、カー
ド挿排口13より挿入されたプリペイドカードの残度数
を読み出すカードリーダと、該プリペイドカードの度数
を書き換えたり、当該カードユニット3が発行するカー
ドに有価データを書き込んだりするカードライタとを一
体的に構成したカードリーダライタ20を設けてあり、
該カードリーダライタ20へは、カード補給コンベア7
から発行用のカードがカードフィーダ21を介して供給
されるものとしてある。また、カードユニット3内に
は、硬貨識別部22や紙幣識別部23で識別された当該
カードユニット3への投入金額の総計値を記憶すると共
に、パチンコ機2へのカードデータ送信や上記カードリ
ーダライタ20への読出し・書込み等、カードユニット
3の動作に関する制御を統括的に司る制御部24を設け
てある。 【0013】なお、硬貨投入口14より受け入れた硬貨
や、硬貨補給コンベア6bより搬送された硬貨は、硬貨
通路25を通って、硬貨返却口16へ排出されたり、硬
貨回収コンベア6aへ導出される。また、当該カードユ
ニット3への投入金額がカードの発行額よりも高い場合
には、釣り銭ホッパ26が作動して所定額の釣り銭が硬
貨返却口16へ排出される。更に、カードユニット3に
は、当該カードユニット3のカード発行情報等をカード
供給会社等へ送信するためのシステム通信部27を設け
てあり、例えば光通信によってデータ伝送するようにし
てある。 【0014】次に、カード制御に関連した機能ブロック
図を示す図4に基づいて、制御部24の制御動作を詳述
する。 【0015】紙幣投入口15に紙幣が投入された場合に
は紙幣識別部23が識別した投入金額データが、硬貨投
入口14に硬貨が投入された場合には硬貨識別部22が
識別した投入金額データが、各々制御部24に供給さ
れ、これらの投入金額データを制御部24が計数して、
計数金額が当該カードユニット3の発行するカード金額
(例えば5000円)に達していれば、当該金額のカー
ドを発行する。 【0016】例えば、遊技客が当該カードユニット3へ
一万円を投入したものと仮定すると、投入金額が発行カ
ード金額(五千円)に達しているので、カードを一枚発
行し、釣銭を払い出す。即ち、五千円分の有価データを
書き込んだカードをカード挿排口13へ送出する。 【0017】そこで、遊技者は、カード挿排口13から
発行されたカードをそのまま押し込む、または持参した
カードをカード挿排口13に挿入する。 【0018】すると、カードユニット3のカードリーダ
ライタ20に発行済のプリペイドカードが挿入された状
態となり、カードリーダ20aが読み出した有価データ
が制御部24に供給され、受け入れたカードの有価デー
タを記憶する。そして、制御部24よりパチンコ機2の
遊技制御機能を統括的に制御すると共に貸出制御装置の
機能を有する遊技制御装置28へ有価データが供給さ
れ、この有価データを受けることで、パチンコ機2の遊
技制御装置28は、玉貸動作の可能な玉貸可能状態(遊
技者が玉貸選択スイッチを操作することに基づく玉貸要
求を有効に受け入れ得る状態)となる。 【0019】そして、玉貸制御可能状態に移行したパチ
ンコ機2の遊技制御装置28へ、遊技者が玉貸選択スイ
ッチを選択することに基づく玉貸要求信号が入力される
と、該玉貸要求信号に基づく玉貸排出動作を貸出制御装
置としての遊技制御装置28が行うことで、パチンコ機
2のパチンコ玉排出装置より所定数のパチンコ玉がパチ
ンコ機2の上皿へ排出されて遊技者に貸し出される。こ
のようにして貸し出されたパチンコ玉で遊技者はパチン
コ遊技を行うのである。なお、パチンコ機2の遊技制御
装置28は、実際のパチンコ遊技に関連した遊技盤の各
種遊技装置や表示器等を制御する遊技盤制御機能と、賞
玉排出動作あるいは貸玉排出動作をパチンコ玉排出装置
に行わせる玉排出制御機能等に分割して構成する場合も
ある。 【0020】ここで、遊技終了条件として、例えば、遊
技者が遊技を終了するためにカード返却スイッチ29を
操作すると、制御部24は、パチンコ玉の貸出に供され
て減算記憶した有価データを、カードリーダライタ20
内に存するカードに書き込んで、当該カードを排出す
る。 【0021】また、遊技者が発行カード金額分の度数を
使い尽くして貸玉不可能となった場合(制御部24の内
部記憶が「0」になった場合)には、当該カードの残度
数を「0」にしてカードを返却する。 【0022】なお、本発明においては、釣り銭を全て硬
貨によって行うものとしてあり、釣り銭を排出する場合
には、制御部24の制御によって硬貨排出部30より排
出させると共に、硬貨残量センサ31によって硬貨の残
量を把握するものとしてある。 【0023】次に、貸出制御装置として上記カードユニ
ット3を含めた動作制御を図5に示すフローチャートに
基づいて説明する。この実施形態は上記したようにカー
ドユニット3を備え、貸出制御装置としてパチンコ機2
の遊技制御装置28を適用した実施形態である。 【0024】この実施形態においては、貨幣(紙幣・硬
貨)もしくはプリペイドカードを受け入れるまで待機状
態にあり、これらを受け入れると、紙幣・硬貨の種別を
識別もしくはカードの有価データを読み取る。 【0025】先ず、図5に示す実施形態において、カー
ドの有価データを読み取った場合について説明すれば、
有価データ(或いは有価データに相当する度数等)を内
部に記憶し、この記憶データを表示する。 【0026】次いで、パチンコ機2の遊技制御装置28
へ有価データを送信する。そして、カード返却スイッチ
29が操作されたか否かを判定し、返却スイッチ29が
操作されていなければ、該有価データに基づく玉貸動作
が遊技制御装置28で行われた場合に、遊技制御装置2
8より玉貸データが送信されるので、この玉貸データを
受信し、記憶データより上記受信データを減算し、減算
結果を改めて記憶し、新たな記憶データ(残高)を表示
する。 【0027】そして、新たな記憶データ、即ち残高が
「0」か否かを判定し、「0」でなければ貸玉可能な状
態であるから再び遊技制御装置28へ記憶データを送信
する。一方、残高が「0」になって貸玉不可能になった
場合、あるいはカード返却スイッチ29が操作されて遊
技終了となった場合には、カードリーダライタ20内の
カードのデータを「0」を含む「残高」に書き換えてカ
ード挿排口13より客側へ排出すると共に、内部の記憶
データをリセットして待機状態となる。 【0028】一方、現金を受け入れた場合には、投入さ
れた紙幣もしくは硬貨の種別を識別し、カードフィーダ
21から新規な生カードをカードリーダライタ20内に
取り込み、このカードに発行する有価データを書き込
み、当該カードを遊技者に発行する。また、カードの販
売を行った旨のカード販売情報をシステム通信部27よ
りカード管理会社へ送信する。なお、発行したカードの
有価データに対して投入された金額が多い場合には、釣
り銭が必要であるので、所要金額の釣り銭を払い出す。 【0029】ここで、カードの供給方法について図6の
模式図をもとに説明する。カードは上記した実施形態で
は、図6(A)に示すように、群管理装置1aに設けた
カードストッカ11に集中して貯留して、必要に応じて
カード補給コンベア7を介してカードユニット3のカー
ドリーダライタ20へ供するようになっている(以下、
この供給方法を集中式という)。 【0030】しかし、カードの供給は、上記集中式ばか
りではなく、各カードユニット3に所定数のカードを貯
留するカートリッジ11aを設け、このカートリッジ1
1aから供給するようにしてもよい(以下、この供給方
法を分散式という)。なお、カートリッジ11aに対す
る生カードの補充は、例えば開店前に、従業員による手
作業で補充すればよい。 【0031】この分散式によれば、カードの搬送が不要
で、搬送時間が掛からないので迅速な新規カードの発行
が可能である。また、設備費が安くすむ。 【0032】一方、上記集中式のカード補給において
は、図7(B)および(C)に示すように、カードリー
ダライタ20とカード補給コンベア7aとの間にカード
待機部21aを形成し、このカード待機部21aに、営
業中は常に生カードを1枚待機させておくことができ
る。このようにすれば、カードリーダライタ20が、生
カードを要求したとき、カード待機部21aから直ちに
供給することができ、新規なカードの発行に時間的なロ
スが生じることがない。図3に示したカードフィーダ2
1はカード待機部21aにあたる。 【0033】更に、上記集中式のカード供給にあって
は、更にカードの回収経路を併設することもできる。即
ち、図7(C)に模式的に示すように、カード補給コン
ベア7aと平行して逆方向のカード回収コンベア7bを
設けると共に、カードリーダライタ20と両コンベア7
a,7bとの間にカード待機部21aを形成する。この
ようにすれば、カードリーダライタ20が、生カードを
要求したとき、カード待機部21aから直ちに供給する
ことができ、しかも不用なカードを回収することができ
る。なお、カード供給コンベア7を逆方向への搬送も可
能とすれば、1本のコンベアで補給および回収を行うこ
とができる。 【0034】一方、不用なカードを回収する。即ち、残
高が「0」になって価値の無くなったカードを、遊技者
に返却することなく回収してしまうのである。このよう
にすれば、使用済みのカードが店内に放置されたまま店
内に散乱して美観を損ねることを未然に防止できる。ま
た、滑動性の高いカードが床に落ちていると歩行上の危
険性につながるが、回収してしまえば安全である。ま
た、閉店時には、カード待機部21aに残っている生カ
ードをカードストッカ11に回収することができる。こ
のように、生カードを回収してしまえば、保安上安全で
ある。 【0035】そして、無価値になってしまったカードを
回収するためには、制御行程にカード残高を判定し、残
高が「0」の場合にはカードを回収する行程を加えれば
よい。 【0036】尚、上記した実施形態では、カードの発行
額を「5千円」の単一価格として説明したが、複数の価
格のカードを発行するようにしてもよいし、発行額を自
由に設定可能するカードを発行したり、受け入れた金額
に基づく発行額のカードを発行するようにすることもで
きる。また、上記した実施形態では、釣銭を硬貨で払い
出す構成を示しているが、紙幣によって払い出してもよ
いし、紙幣と硬貨を混在させることもできる。更に、上
記した実施形態では、有価データの書き込まれていない
生カードにカードリーダライタ20により、所定の有価
データを書き込んで遊技者に発行するようにしている
が、予め異る価値の有価データを書き込んだカードを複
数種類用意してカードストッカ11に貯留しておき、受
け入れた金額に基づいて適宜選択して発行するようにし
てもよい。 【0037】上記した各実施形態では、貸出制御装置と
してパチンコ機に収設してある遊技制御装置を適用した
場合を説明したが、本発明は各パチンコ機の間に配置し
た台間玉貸機が備える玉貸制御装置を貸出制御装置に適
用することもできる。この場合には、前記したカードユ
ニット3をカードを使用可能な台間玉貸機に置き換え、
フローチャートを図8に変更すればよい。 【0038】即ち、図8では、貸出制御装置として台間
玉貸機に収設した玉貸制御装置を備える。この実施形態
においても、前記した実施形態と同様に、貨幣(紙幣・
硬貨)もしくはプリペイドカードを受け入れるまで待機
状態にあり、これらを受け入れると、紙幣・硬貨の種別
を識別もしくはカードの有価データを読み取る。 【0039】先ず、図8に示す実施形態において、カー
ドの有価データを読み取った場合について説明すれば、
有価データ(或いは有価データに相当する度数等)を内
部に記憶し、この記憶データを表示する。 【0040】次いで、台間玉貸機の玉貸制御装置へ有価
データを送信する。そして、カード返却スイッチ29が
操作されたか否かを判定し、返却スイッチ29が操作さ
れていなければ、該有価データに基づく玉貸動作が玉貸
制御装置で行われた場合に、玉貸制御装置より玉貸デー
タが送信されるので、この玉貸データを受信し、記憶デ
ータより上記受信データを減算し、減算結果を改めて記
憶し、新たな記憶データ(残高)を表示する。 【0041】そして、新たな記憶データ、即ち残高が
「0」か否かを判定し、「0」でなければ再び玉貸制御
装置へ記憶データを送信する。一方、残高が「0」にな
った場合、あるいはカード返却スイッチ29が操作され
た場合には、カードリーダライタ20内のカードのデー
タを「0」を含む「残高」に書き換えてカード挿排口1
3より客側へ排出すると共に、内部の記憶データをリセ
ットして待機状態となる。 【0042】一方、現金を受け入れた場合には、投入さ
れた紙幣もしくは硬貨の種別を識別し、カードフィーダ
21から新規な生カードをカードリーダライタ20内に
取り込み、このカードに発行する有価データを書き込
み、当該カードを遊技者に発行する。また、カードの販
売を行った旨のカード販売情報をシステム通信部27よ
りカード管理会社へ送信する。なお、発行したカードの
有価データに対して投入された金額が多い場合には、釣
り銭が必要であるので、所要金額の釣り銭を払い出す。 【0043】この実施形態によれば、玉貸機能を有しな
いパチンコ機に適用することができ、従来の台間玉貸機
と同様に玉の貸出を受けることができる。従って、プリ
ペイドカード等の扱いに不慣れな遊技者や遊技店であっ
ても戸惑うことなく遊技することができ、プリペイドカ
ードの導入を容易に受け入れることができる。 【0044】更に、本発明は、ソフトウエア手段の変更
によって、より発展的な実施形態とすることができる。
そこで、図4に示すブロック図において、その制御動作
を詳述する。 【0045】カードユニット3のカードリーダライタ2
0に発行済のプリペイドカードが挿入された場合には、
カードリーダ20aが読み出した有価データが制御部2
4に供給され、該制御部24よりパチンコ機2の遊技制
御機能を統括的に制御すると共に貸出制御装置の機能を
有する遊技制御装置28へ有価データが供給され、この
有価データを受けることで、パチンコ機2の遊技制御装
置28は、玉貸動作の可能な玉貸可能状態(遊技者が玉
貸選択スイッチを操作することに基づく玉貸要求を有効
に受け入れ得る状態)となる。 【0046】一方、紙幣投入口15に紙幣が投入された
場合には紙幣識別部23が識別した投入金額データが、
硬貨投入口14に硬貨が投入された場合には硬貨識別部
22が識別した投入金額データが、各々制御部24に供
給され、これらの投入金額データを制御部24が計数し
て、計数金額が当該カードユニット3の発行するカード
金額(例えば5000円)に達していれば、当該金額の
カードを発行し、且つ発行したカードを玉貸用にユニッ
ト内へ受け入れたものとしてカードデータをパチンコ機
2の遊技制御装置28へ供給する。即ち、制御部24
は、この段階では発行用カードへの物理的なアクセスを
行わずに、内部記憶によって、有効なプリペイドカード
を受け入れた場合と同様にカードデータをパチンコ機2
の遊技制御装置28へ供給するのである。 【0047】例えば、遊技客が当該カードユニット3へ
一万円を投入したものと仮定すると、5000円に相当
する投入金額データが玉貸制御装置24へ供給され、該
投入金額が発行カード金額(5000円)に達している
ので、カードを一枚発行したものとしてカード残度数=
50(1度数は100円)として記憶するのである。な
お、当該カードは外部から受け入れたものではなく、カ
ードユニット3が発行したものである旨の記憶も併せて
保持しておくようにしてもよい。そして、残金の500
0円を釣り銭として遊技客へ払い出す。 【0048】そして、玉貸制御可能状態に移行したパチ
ンコ機2の遊技制御装置28へ、遊技者が玉貸選択スイ
ッチを選択することに基づく玉貸要求信号が入力される
と、該玉貸要求信号に基づく玉貸排出動作を貸出制御装
置としての遊技制御装置28が行うことで、パチンコ機
2のパチンコ玉排出装置より所定数のパチンコ玉がパチ
ンコ機2の上皿へ排出されて遊技者に貸し出される。こ
のようにして貸し出されたパチンコ玉で遊技者はパチン
コ遊技を行うのである。なお、パチンコ機2の遊技制御
装置28は、実際のパチンコ遊技に関連した遊技盤の各
種遊技装置や表示器等を制御する遊技盤制御機能と、賞
玉排出動作あるいは貸玉排出動作をパチンコ玉排出装置
に行わせる玉排出制御機能等に分割して構成する場合も
ある。 【0049】ここで、遊技者が遊技を終了するためにカ
ード返却スイッチ29を操作すると、制御部24は、内
部記憶のカード残度数が「0」か否かに拘らず、当該カ
ードが外部より受け入れたものであるか当該カードユニ
ット3が発行したものであるかを判定し、カードユニッ
ト3が発行したものであれば(カードリーダライタ20
内にカードがなければ)、カードフィーダ21からカー
ドリーダライタ20へ発行用のカードを1枚供給させ、
制御部24が内部記憶しているカード残度数(「0」を
含めて)を発行用のカードへカードライタ20bによっ
て書き込ませ、遊技者に新規なカードを供給するのであ
る。即ち、遊技者はこの時点で初めてカードユニット3
からプリペイドカードを受け取るのである。要するに、
制御部24においては、「仮想的にカードを発行するこ
と」と「実際にカードを遊技者に供給すること」とを区
別して処理しているのである。なお、カードが外部より
受け入れたものであった場合(カードリーダライタ20
内にカードがあった場合)には、カードリーダライタ2
0内に存するカードの有価データを書き換えて排出す
る。 【0050】即ち、この実施形態では、遊技者が発行カ
ード分の度数を使い尽くした場合(制御部24の内部記
憶が「0」になった場合)でも、当該カードが外部より
受け入れたものか当該カードユニット3が発行したもの
かに拘らず、当該カードの残度数を「0」にしてカード
を返却または発行するのである。 【0051】しかしながら、残度数「0」のカード、即
ち使えないカードを発行しても無駄である。そこで、本
実施形態は、不用なカードの発行を抑えることができ、
カード発行原価の抑制および資源の有効利用を期すこと
も容易である。 【0052】そこで、上記のような実施形態とするため
には、遊技者が遊技を終了するためにカード返却スイッ
チ29を操作したとき、制御部24で、内部記憶のカー
ド残度数が「0」か否かを判定するようにするのであ
る。そして、カード残度数が「0」でなければ、当該カ
ードが外部より受け入れたものであるか当該カードユニ
ット3が発行したものであるかを判定し、カードユニッ
ト3が発行したものであれば(カードリーダライタ20
内にカードがなければ)、カードフィーダ21からカー
ドリーダライタ20へ発行用のカードを1枚供給させ、
制御部24が内部記憶しているカード残度数を発行用の
カードへカードライタ20bによって書き込ませ、遊技
者に残度数を有した使用可能な新規なカードを供給する
のである。即ち、遊技者はこの時点で初めて、カード発
行金額から使用分の金額を差し引いた価値のあるプリペ
イドカードをカードユニット3から受け取るのである。
要するに、制御部24においては、「仮想的にカードを
発行すること」と「実際にカードを遊技者に供給するこ
と」とを区別して処理すると共に、無駄なカードの発行
を抑制するのである。 【0053】一方、遊技者が発行カード金額分の度数を
使い尽くした場合(制御部24の内部記憶が「0」にな
った場合)には、当該カードが外部より受け入れたもの
か当該カードユニット3が発行したものかを判定し、外
部より受け入れたものであれば、当該カードの残度数を
「0」にしてカードを返却する。 【0054】そして、本実施形態においては、玉貸に供
したカードをカードユニット3が発行したもの(制御部
24における内部記憶上の仮想カード)であると判定し
た場合には、カードフィーダ21およびカードライタ2
0bへの指令は行わず、そのまま作動を終了する。即
ち、本実施形態によれば、制御部24がカード発行に関
する情報を内部記憶することで、発行用カードへの物理
的なアクセスを行うことなく玉貸動作が可能になり、し
かも使用可能な度数を使い尽くした場合には無駄なカー
ドを発行する必要がないのである。したがって、不用な
カードの発行を抑えることができ、カード発行原価の抑
制および資源の有効利用を期すことができる。 【0055】次に、貸出制御装置として上記カードユニ
ット3を含めた動作制御を図9ないし図12に示す各実
施形態のフローチャートに基づいて説明する。図9およ
び図10は上記したようにカードユニット3を備え、貸
出制御装置としてパチンコ機2の遊技制御装置28を適
用した実施形態である。 【0056】これらの実施形態においては、貨幣(紙幣
・硬貨)もしくはプリペイドカードを受け入れるまで待
機状態にあり、これらを受け入れると、紙幣・硬貨の種
別を識別もしくはカードの有価データを読み取る。 【0057】先ず、図9に示す実施形態において、カー
ドの有価データを読み取った場合に付いて説明すれば、
有価データ(或いは有価データに相当する度数等)を内
部に記憶し、記憶データを表示する。一方、貨幣を受け
入れた場合には、投入された紙幣もしくは硬貨の種別を
識別し、当該カードユニット3が発行するカード金額分
の有価データを内部記憶すると共に、カードの販売を行
った旨のカード販売情報をシステム通信部27よりカー
ド管理会社へ送信し、内部記憶分の有価データを表示す
る。なお、発行したカードの金額に対して投入された金
額が多い場合には、所要金額の釣り銭を払い出す。 【0058】次いで、パチンコ機2の遊技制御装置28
へ有価データを送信する。そして、カード返却スイッチ
29が操作されたか否かを判定し、返却スイッチ29が
操作されていなければ、該有価データに基づく玉貸動作
が遊技制御装置28で行われた場合に、遊技制御装置2
8より玉貸データが送信されるので、この玉貸データを
受信し、記憶データより上記受信データを減算し、減算
結果を改めて記憶し、新たな記憶データ(残高)を表示
する。 【0059】そして、新たな記憶データ、即ち残高が
「0」か否かを判定し、「0」でなければ再び遊技制御
装置28へ記憶データを送信する。一方、残高が「0」
になった場合、あるいはカード返却スイッチ29が操作
された場合には、カードリーダライタ20内のカードの
有無を判定し、カードが有れば当該カードのデータを
「0」を含む「残高」に書き換えてカード挿排口13よ
り客側へ排出すると共に、内部の記憶データをリセット
して待機状態となる。 【0060】一方、カードリーダライタ20内にカード
がなければ、カードフィーダ21から新規なカードをカ
ードリーダライタ20に取り込み、このカードに新たな
記憶データである「0」を含む「残高」を書き込んでカ
ード挿排口13より客側へ排出すると共に、内部の記憶
データをリセットして待機状態となる。 【0061】ところで、本実施形態は前記したように、
無駄なカードを発行しないようにすることができる。即
ち、図10に示すフローチャートにおいて、カード返却
スイッチ29が操作される前に記憶データが「0」にな
ると、カードリーダライタ20内にカードが有れば、そ
のカードに残高「0」を書き込んで遊技者に返却する
が、カードリーダライタ20内にカードがなければ、そ
のまま待機状態になる。なお、図10では、念のため記
憶データをリセットしている。 【0062】一方、記憶データが「0」になる前にカー
ド返却スイッチ29が操作された場合には、カードリー
ダライタ20内のカードの有無を判定し、カードが有れ
ば、当該カードのデータを「残高」に書き換えてカード
挿排口13より客側へ排出すると共に、内部の記憶デー
タをリセットして待機状態となる。また、カードリーダ
ライタ20内にカードがなければ、カードフィーダ21
から新規なカードをカードリーダライタ20に取り込
み、このカードに新たな記憶データである「残高」を書
き込んでカード挿排口13より客側へ排出すると共に、
内部の記憶データをリセットして待機状態となる。 【0063】この実施形態によれば、遊技者がカードユ
ニット3に金銭を投入することで購入したカードを使い
切ると、このカードは仮想カードのままで処理され、残
高を「0」としたカードを発行しない。即ち、制御部2
4がカード発行に関する情報を内部記憶することで、発
行用カードへの物理的なアクセスを行うことなく玉貸動
作が可能になり、しかも使用可能な度数を使い尽くした
場合には無駄なカードを発行しない。したがって、不用
なカードの発行を抑えることができ、カード発行原価の
抑制および資源の有効利用を期すことができる。 【0064】上記した各実施形態では、貸出制御装置と
してパチンコ機に収設してある遊技制御装置を適用した
場合を説明したが、本実施形態は各パチンコ機の間に配
置した台間玉貸機が備える玉貸制御装置を貸出制御装置
に適用することもできる。この場合には、前記したカー
ドユニット3をカードを使用可能な台間玉貸機に置き換
え、フローチャートを図11および図12に変更すれば
よい。 【0065】即ち、図11および図12では、貸出制御
装置として台間玉貸機に収設した玉貸制御装置を備え
る。これらの実施形態においても、前記した各実施形態
と同様に、貨幣(紙幣・硬貨)もしくはプリペイドカー
ドを受け入れるまで待機状態にあり、これらを受け入れ
ると、紙幣・硬貨の種別を識別もしくはカードの有価デ
ータを読み取る。 【0066】そして、先ずカードの有価データを読み取
った場合に付いて説明すれば、有価データ(或いは有価
データに相当する度数等)を内部に記憶し、記憶データ
を表示する。一方、貨幣を受け入れた場合には、投入さ
れた紙幣もしくは硬貨の種別を識別し、当該台間玉貸機
が発行するカード金額分の有価データを内部記憶すると
共に、カードの販売を行った旨のカード販売情報をシス
テム通信部よりカード管理会社へ送信し、内部記憶分の
有価データを表示する。なお、発行したカードの金額に
対して投入された金額が多い場合には、所要金額の釣り
銭を払い出す。 【0067】次いで、台間玉貸機の玉貸制御装置へ有価
データを送信する。そして、カード返却スイッチが操作
されたか否かを判定し、返却スイッチが操作されていな
ければ、該有価データに基づく玉貸動作が玉貸制御装置
で行われた場合に、玉貸制御装置より玉貸データが送信
されるので、この玉貸データを受信し、記憶データより
上記受信データを減算し、減算結果を改めて記憶し、新
たな記憶データ(残高)を表示する。 【0068】そして、新たな記憶データ、即ち残高が
「0」か否かを判定し、「0」でなければ再び玉貸制御
装置へ記憶データを送信する。一方、残高が「0」にな
った場合、あるいはカード返却スイッチが操作された場
合には、カードリーダライタ内のカードの有無を判定
し、カードが有れば当該カードのデータを「0」を含む
「残高」に書き換えてカード挿排口より客側へ排出する
と共に、内部の記憶データをリセットして待機状態とな
る。 【0069】一方、カードリーダライタ内にカードがな
ければ、カードフィーダ21から新規なカードをカード
リーダライタに取り込み、このカードに新たな記憶デー
タである「0」を含む「残高」を書き込んでカード挿排
口より客側へ排出すると共に、内部の記憶データをリセ
ットして待機状態となる。 【0070】ところで、本実施形態は前記したように、
無駄なカードを発行しないようにすることができる。即
ち、図12に示すフローチャートにおいて、カード返却
スイッチ29が操作される前に記憶データが「0」にな
ると、カードリーダライタ20内にカードが有れば、そ
のカードに残高「0」を書き込んで遊技者に返却する
が、カードリーダライタ20内にカードがなければ、そ
のまま待機状態になる。なお、図12では、念のため記
憶データをリセットしている。 【0071】一方、記憶データが「0」になる前にカー
ド返却スイッチが操作された場合には、カードリーダラ
イタ内のカードの有無を判定し、カードが有れば、当該
カードのデータを「残高」に書き換えてカード挿排口よ
り客側へ排出すると共に、内部の記憶データをリセット
して待機状態となる。また、カードリーダライタ内にカ
ードがなければ、カードフィーダ21から新規なカード
をカードリーダライタに取り込み、このカードに新たな
記憶データである「残高」を書き込んでカード挿排口よ
り客側へ排出すると共に、内部の記憶データをリセット
して待機状態となる。 【0072】この実施形態によれば、遊技者が台間玉貸
機に金銭を投入することで購入したカードを使い切る
と、このカードは仮想カードのままで処理され、残高を
「0」としたカードを発行しない。即ち、制御部がカー
ド発行に関する情報を内部記憶することで、発行用カー
ドへの物理的なアクセスを行うことなく玉貸動作が可能
になり、しかも使用可能な度数を使い尽くした場合には
無駄なカードを発行しない。したがって、不用なカード
の発行を抑えることができ、カード発行原価の抑制およ
び資源の有効利用を期すことができる。 【0073】また、この実施形態によれば、玉貸機能を
有しないパチンコ機に適用することができ、従来の台間
玉貸機と同様に玉の貸出を受けることができる。従っ
て、プリペイドカード等の扱いに不慣れな遊技者や遊技
店であっても戸惑うことなく遊技することができ、プリ
ペイドカードの導入を容易に受け入れることができる。 【0074】なお、前記したカードの供給方法はこれら
の実施形態に対しても有効である。例えば、図7(C)
に示すように回収可能な供給方法を採用した場合には、
無駄なカードを発行しないばかりではなく、使用済みの
無価値となったカードを回収することができるので、店
内に放置されたまま店内に散乱して美観を損ねることを
未然に防止できる。また、カード待機部21aを備える
場合には、遊技中に、カード待機部21aまでカードを
搬送しておくことができるので、新たなカードが必要に
なった場合に直ちに供給することができ、新規なカード
の発行に時間的なロスが生じることがない。更に、発行
するカード価格の設定、あるいは生のカードに発行する
都度有価データを書き込んだり、予め有価データを書き
込んだカードを複数種類用意しておくか否か等、種々の
設定は適宜に採用できる。 【0075】上記した実施形態においては、遊技機をパ
チンコ機として説明したので遊技媒体はパチンコ玉であ
ったが、遊技機をパチスロとし、遊技媒体がメダルであ
る場合にも同様に適用できる。 【0076】以上本発明を図示の各実施形態について説
明したが、本発明は上記した各実施形態に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された構成を変更し
ない限り適宜に実施できる。例えば、釣銭機能や受入可
能な金種等は適宜に設定できる。 【0077】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、遊技機で
の遊技に用いる遊技媒体と交換が可能な貨幣及びデータ
記憶媒体を受け入れる夫々の受入部と、上記貨幣の受入
部より受け入れた貨幣に対応したデータ記憶媒体を発行
するデータ記憶媒体処理手段と、上記データ記憶媒体の
受入部から受け入れたデータ記憶媒体に対してデータの
読出し或は書き込みが可能なデータ読出し・書き込み手
段と、上記データ読出し・書き込み手段によって読出し
たデータ、もしくは上記データ記憶媒体処理手段によっ
て発行されたデータを記憶データとして内部に記憶する
と共に、データの範囲内で遊技媒体を遊技者に貸出す貸
出制御装置へ上記記憶データを供給し、実際に遊技媒体
の貸出に供されたデータを減算記憶するデータ記憶制御
手段とを備え、上記データ記憶制御手段は、外部より受
け入れたデータ記憶媒体による遊技機における遊技終了
条件が生じた状態において、上記データ記憶制御手段の
記憶するデータの残高が「0」以外の時は、受入れたデ
ータ記憶媒体に上記データ記憶制御手段が記憶するデー
タの残高をデータ読出し・書き込み手段により書き込ま
せて遊技者に返却するが、上記データ記憶制御手段の記
憶するデータの残高が「0」の時は、受入れたデータ記
憶媒体を遊技者に返却せず保留待機させ、この保留待機
状態においてデータ記憶媒体を新たに外部より受入れら
れたときは、保留待機状態にあったデータ記憶媒体は回
収処分され、上記外部より受け入れた新たなデータ記憶
媒体が有する貨幣データを上記データ記憶制御手段に供
給する構成としたので、貸出制御装置へのデータ送信処
理および使用済みデータの減算処理のみではなく、新規
なデータ記憶媒体の発行処理をも行うことが可能とな
り、従来のように遊技者が遊技機から一旦離れてデータ
記憶媒体を購入するような煩雑さがない。したがって、
カード残高が「0」になって新たに遊技媒体の貸出を受
ける場合にも、その場で貨幣を用いたデータ記憶媒体の
発行を受けられるので、遊技を中断することなく継続で
きる。これにより、遊技店におけるカードの発行が促進
される。しかも、残高が「0」になったデータ記憶媒体
は、遊技者に供給されることなく、回収可能であるの
で、データ記憶媒体が、店内に放置されて美観を損なう
ことがないし、不正遊技に利用される恐れもない。
【図面の簡単な説明】 【図1】島設備の概略構成を示す正面図である。 【図2】カードユニットの正面図である。 【図3】カードユニットの内部構成を示す概略縦断面図
である。 【図4】カード制御に関連した機能ブロック図である。 【図5】カードユニットの制御の流れの一例を示すフロ
ーチャートである。 【図6】カードの供給方法を説明する模式図である。 【図7】カードの供給方法を更に詳しく説明するための
模式図である。 【図8】台間玉貸機の制御の流れの一例を示すフローチ
ャートである。 【図9】カードユニットの制御の流れの他の一例を示す
フローチャートである。 【図10】カードユニットの制御の流れの他の一例を示
すフローチャートである。 【図11】台間玉貸機の制御の流れの他の一例を示すフ
ローチャートである。 【図12】台間玉貸機の制御の流れの他の一例を示すフ
ローチャートである。 【符号の説明】 2 パチンコ機 3 カードユニット 13 カード挿排口 14 硬貨投入口 15 紙幣投入口 20 カードリーダライタ 24 制御部 28 遊技制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 G07F 7/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技機での遊技に用いる遊技媒体と交換
    が可能な貨幣及びデータ記憶媒体を受け入れる夫々の受
    入部と、 上記貨幣の受入部より受け入れた貨幣に対応したデータ
    記憶媒体を発行するデータ記憶媒体処理手段と、 上記データ記憶媒体の受入部から受け入れたデータ記憶
    媒体に対してデータの読出し或は書き込みが可能なデー
    タ読出し・書き込み手段と、 上記データ読出し・書き込み手段によって読出したデー
    タ、もしくは上記データ記憶媒体処理手段によって発行
    されたデータを記憶データとして内部に記憶すると共
    に、データの範囲内で遊技媒体を遊技者に貸出す貸出制
    御装置へ上記記憶データを供給し、実際に遊技媒体の貸
    出に供されたデータを減算記憶するデータ記憶制御手段
    とを備え、上記データ記憶制御手段は、外部より受け入れたデータ
    記憶媒体による遊技機における遊技終了条件が生じた状
    態において、上記データ記憶制御手段の記憶するデータ
    の残高が「0」以外の時は、受入れたデータ記憶媒体に
    上記データ記憶制御手段が記憶するデータの残高をデー
    タ読出し・書き込み手段により書き込ませて遊技者に返
    却するが、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの
    残高が「0」の時は、受入れたデータ記憶媒体を遊技者
    に返却せず保留待機させ 、この保留待機状態においてデ
    ータ記憶媒体を新たに外部より受入れられたときは、保
    留待機状態にあったデータ記憶媒体は回収処分され、上
    記外部より受け入れた新たなデータ記憶媒体が有する貨
    幣データを上記データ記憶制御手段に供給する構成とし
    たことを特徴とするデータ記憶媒体処理装置。
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