JP4349774B2 - データ記憶媒体処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技店において、パチンコ玉やスロットマシン用メダル等の遊技媒体を遊技者に貸し出す際に用いるデータの記憶処理方法及びデータ記憶媒体の各種制御処理を行うデータ記憶媒体処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体を介して遊技者が遊技を行えるように構成されており、遊技結果に応じた遊技利益として当該遊技機の遊技媒体排出装置より排出される遊技媒体を獲得可能なようになっている。そして、近来は、予め発行したプリペイドカード等の有価データ記憶媒体を用いて遊技媒体の貸出を行えるようにしたものがあり、各遊技機に接続された遊技媒体貸出制御装置によって、当該遊技媒体貸出制御装置が遊技機に遊技媒体貸出の可能情報を送信して、当該遊技機のスイッチ操作によって、その遊技媒体排出装置から貸出用の遊技媒体を排出させるようになったものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリペイドカード等の購入は遊技者にとって煩雑な行為である。しかも、プリペイドカード等の取り扱いに不慣れな遊技者は、従来通り現金の投入により遊技媒体の貸出を受けて遊技を行う要望が強い。
一方、プリペイドカード等を用いた遊技媒体の貸出においては、当該カードに記憶されている有価データ(遊技媒体との等価交換が可能な価値データ)が無くなると、改めてカードを購入するために席を離れてカード発行機へ赴かねばならず、カード残高が零になると遊技を中断することもある。これは、遊技店においてもカードの発行の伸び悩みとなり、延いては遊技店の経営不振を招来することにもなりかねない。
一方、遊技媒体の貸出が不可能な状態のプリペイドカードを発行することは無駄であるし、使い終わったカードが店内に散乱すると美観を損ねる。
そこで本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技媒体との交換が可能なカードの購入を席を離れずにできるようにすると共に、無駄なカードの発行を抑制することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため請求項1に係る発明は、遊技機と接続されたカードユニットから構成される遊技媒体貸出処理装置であって、カードユニットは、遊技機での遊技に用いる遊技媒体と交換が可能な貨幣を受け入れる受入部と、受入部より受け入れた貨幣に対応したデータ記憶媒体を発行するデータ記憶媒体発行手段と、受入部から受け入れた貨幣データを遊技媒体貸出に必要な度数に変換させた有価データを記憶するデータ記憶制御手段と、データ記憶制御手段に記憶させた有価データをデータ記憶媒体発行情報としてデータ記憶媒体発行管理会社に送信するシステム通信部を備え、遊技機は、遊技媒体を遊技者に貸出す貸出制御装置を設け、該貸出制御装置には前記データ記憶手段に記憶されている有価データの範囲内で操作すると遊技媒体を排出する遊技媒体貸出選択手段を備え、上記データ記憶制御手段は、記憶データの範囲内で遊技媒体を遊技者に貸出す貸出制御装置へ上記記憶データを発給し、実際に遊技媒体貸出選択手段の操作によって遊技媒体の貸出に供されたデータを貸出制御装置から受給して記憶データから減算処理させると共に、遊技機における遊技終了条件が生じた時点で、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの残高が「0」以外の場合は、上記データ記憶制御手段が記憶するデータの残高を上記データ記憶媒体発行手段よりデータ記憶媒体に書き込んで遊技者に発行するが、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの残高が「0」の場合は、データ記憶媒体を発行しないことを特徴とするデータ記憶媒体処理方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を遊技機の一具体例たるパチンコ機に適用し、遊技媒体としてパチンコ玉を貸し出すようにした実施形態を、添付図面にもとづいて詳細に説明する。
【0006】
複数の遊技機を列設してなる島設備1には、複数のパチンコ機2…と各パチンコ機2…に各々接続された遊技媒体貸出処理装置としてのカードユニット3…を並設してある。なお、本実施形態においてはパチンコ機2とカードユニット3とを別体に構成し、各々接続ケーブル4…を介して接続するものとしたが、カードユニット3…の各機能を適宜に分散させてパチンコ機2本体へ一体的に設けるようにしても良い。
【0007】
また、各パチンコ機2…に接続されたカードユニット3…は、紙幣回収コンベア5、硬貨回収コンベア6a、硬貨補給コンベア6b、カード補給コンベア7と接続してあり、硬貨および紙幣の回収、並びに硬貨およびカードの補給が可能なようにしてある。なお、紙幣回収コンベア5によって回収された紙幣は紙幣収納部8に貯留され、硬貨回収コンベア6aにより搬送された硬貨は硬貨ホッパ9に回収されると共に硬貨揚送部10を経て硬貨補給コンベア6bからカードユニット3へ補給され、カードストッカ11に貯留してある未発行の有価データ記憶媒体(プリペイドカードやICカード等)をカード補給コンベア7から所定のカードユニット3へ供給されるものとしてある。
【0008】
そして、上記紙幣収納部8、硬貨ホッパ9、硬貨揚送部10、カードストッカ11等は、島設備1の一側に設けた群管理装置1aに設けるものとしてある。また、上記群管理装置1aには、各カードユニット3…よりの紙幣や硬貨の回収、並びに各カードユニット3…への硬貨やカードの補給を制御する島コントローラ12も併せて設けてある。
【0009】
次に、各パチンコ機2…と接続されるカードユニット3について、図2および図3に基づき詳細に説明する。
【0010】
カードユニット3の例えば前面側上部にカード挿排口13を開設してあり、遊技に供し得る遊技媒体たるパチンコ玉と等価交換可能な有価データを予め記憶させた有価データ記憶媒体たるプリペイドカード等を外部より受け入れると共に、当該カードユニット3が発行するプリペイドカード等を排出できるようにしてある。また、カード挿排口13のほかに、硬貨を受け入れる硬貨投入口14、紙幣投入口15、硬貨返却口16を設けてあり、硬貨投入口14や紙幣投入口15から投入された貨幣の金額が、当該カードユニット3で発行するプリペイドカードの金額を越えていれば、当該金額のプリペイドカードを発行したと擬制する(当該金額のプリペイドカードを内部に擁しているのと同じ状態で動作可能になる)のである。
【0011】
更に、カードユニット3の前面側適所には、表示部17を設けてあり、例えば当該カードユニット3内のプリペイドカードの度数(1回の遊技媒体貸出に必要な有価データを基準量たる“1度”として判定した数値)を表示部17に表示する。また、カードユニット3の前面側の適所に設けた返却スイッチ18を操作することによって、投入した金額あるいはプリペイドカード購入後の残高を釣り銭として排出する。なお、本カードユニット3による玉貸動作が可能な状態か否かを可視表示するための動作状態表示器19もカードユニット3の前面側に設けてある。
【0012】
一方、カードユニット3の内部には、カード挿排口13より挿入されたプリペイドカードの残度数を読み出すカードリーダと、該プリペイドカードの度数を書き換えたり、当該カードユニット3が発行するカードに有価データを書き込んだりするカードライタとを一体的に構成したカードリーダライタ20を設けてあり、該カードリーダライタ20へは、カード補給コンベア7から発行用のカードがカードフィーダ21を介して供給されるものとしてある。また、カードユニット3内には、硬貨識別部22や紙幣識別部23で識別された当該カードユニット3への投入金額の総計値を記憶すると共に、パチンコ機2へのカードデータ送信や上記カードリーダライタ20への読出し・書込み等、カードユニット3の動作に関する制御を統括的に司る制御部24を設けてある。
【0013】
なお、硬貨投入口14より受け入れた硬貨や、硬貨補給コンベア6bより搬送された硬貨は、硬貨通路25を通って、硬貨返却口16へ排出されたり、硬貨回収コンベア6aへ導出される。また、当該カードユニット3への投入金額がカードの発行額よりも高い場合には、釣り銭ホッパ26が作動して所定額の釣り銭が硬貨返却口16へ排出される。更に、カードユニット3には、当該カードユニット3のカード発行情報等をカード供給会社等へ送信するためのシステム通信部27を設けてあり、例えば光通信によってデータ伝送するようにしてある。
【0014】
次に、カード制御に関連した機能ブロック図を示す図4に基づいて、制御部24の制御動作を詳述する。
【0015】
カードユニット3のカードリーダライタ20に発行済のプリペイドカードが挿入された場合には、カードリーダ20aが読み出した有価データが制御部24に供給され、該制御部24よりパチンコ2の遊技制御機能を統括的に制御すると共に貸出制御装置の機能を有する遊技制御装置28へ有価データが供給され、この有価データを受けることで、パチンコ機2の遊技制御装置28は、玉貸動作の可能な玉貸可能状態(遊技者が玉貸選択スイッチを操作することに基づく玉貸要求を有効に受け入れ得る状態)となる。
【0016】
一方、紙幣投入口15に紙幣が投入された場合には紙幣識別部23が識別した投入金額データが、硬貨投入口14に硬貨が投入された場合には硬貨識別部22が識別した投入金額データが、各々制御部24に供給され、これらの投入金額データを制御部24が計数して、計数金額が当該カードユニット3の発行するカード金額(例えば5000円)に達していれば、当該金額のカードを発行し、且つ発行したカードを玉貸用にユニット内へ受け入れたものとしてカードデータをパチンコ機2の遊技制御装置28へ供給する。即ち、制御部24は、この段階では発行用カードへの物理的なアクセスを行わずに、内部記憶によって、有効なプリペイドカードを受け入れた場合と同様にカードデータをパチンコ機2の遊技制御装置28へ供給するのである。
【0017】
例えば、遊技客が当該カードユニット3へ一万円を投入したものと仮定すると、5000円に相当する投入金額データが玉貸制御装置24へ供給され、該投入金額が発行カード金額(5000円)に達しているので、カードを一枚発行したものとしてカード残度数=50(1度数は100円)として記憶するのである。なお、当該カードは外部から受け入れたものではなく、カードユニット3が発行したものである旨の記憶も併せて保持しておくようにしてもよい。そして、残金の5000円を釣り銭として遊技客へ払い出す。
【0018】
そして、玉貸制御可能状態に移行したパチンコ機2の遊技制御装置28へ、遊技者が玉貸選択スイッチを選択することに基づく玉貸要求信号が入力されると、該玉貸要求信号に基づく玉貸排出動作を貸出制御装置としての遊技制御装置28が行うことで、パチンコ機2のパチンコ玉排出装置より所定数のパチンコ玉がパチンコ機2の上皿へ排出されて遊技者に貸し出される。このようにして貸し出されたパチンコ玉で遊技者はパチンコ遊技を行うのである。なお、パチンコ機2の遊技制御装置28は、実際のパチンコ遊技に関連した遊技盤の各種遊技装置や表示器等を制御する遊技盤制御機能と、賞玉排出動作あるいは貸玉排出動作をパチンコ玉排出装置に行わせる玉排出制御機能等に分割して構成する場合もある。
【0019】
ここで、発行したカードに度数が残っている貸玉可能な場合でも、遊技者が遊技を終了するためにカード返却スイッチ29を操作すると、制御部24は、内部記憶のカード残度数が「0」か否かに拘らず、言い換えると貸玉可能、不可能に拘らず、当該カードが外部より受け入れたものであるか当該カードユニット3が発行したものであるかを判定し、カードユニット3が発行したものであれば(カードリーダライタ20内にカードがなければ)、カードフィーダ21からカードリーダライタ20へ発行用のカードを1枚供給させ、制御部24が内部記憶しているカード残度数(「0」を含めて)を発行用のカードへカードライタ20bによって書き込ませ、遊技者に新規なカードを供給するのである。即ち、遊技者はこの時点で初めてカードユニット3からプリペイドカードを受け取るのである。要するに、制御部24においては、「仮想的にカードを発行すること」と「実際にカードを遊技者に供給すること」とを区別して処理しているのである。なお、カードが外部より受け入れたものであった場合(カードリーダライタ20内にカードがあった場合)には、カードリーダライタ20内に存するカードの有価データを書き換えて排出する。
【0020】
即ち、この実施形態では、遊技者が発行カード分の度数を使い尽くして貸玉不可能になった場合(制御部24の内部記憶が「0」になった場合)でも、当該カードが外部より受け入れたものか当該カードユニット3が発行したものかに拘らず、当該カードの残度数を「0」にしてカードを返却または発行するのである。
【0021】
しかしながら、残度数「0」のカード、即ち使えないカードを発行しても無駄である。そこで、本発明は、不用なカードの発行を抑えることができ、カード発行原価の抑制および資源の有効利用を期すことができる実施形態とすることも容易である。
【0022】
そこで、上記のような実施形態とするためには、遊技終了条件として例えば遊技者が遊技を終了するためにカード返却スイッチ29を操作したとき、制御部24で、内部記憶のカード残度数が「0」か否かを判定するようにするのである。そして、カード残度数が「0」でなければ、当該カードが外部より受け入れたものであるか当該カードユニット3が発行したものであるかを判定し、カードユニット3が発行したものであれば(カードリーダライタ20内にカードがなければ)、カードフィーダ21からカードリーダライタ20へ発行用のカードを1枚供給させ、制御部24が内部記憶しているカード残度数を発行用のカードへカードライタ20bによって書き込ませ、遊技者に残度数を有した使用可能な新規なカードを供給するのである。即ち、遊技者はこの時点で初めて、カード発行金額から使用分の金額を差し引いた価値のあるプリペイドカードをカードユニット3から受け取るのである。要するに、制御部24においては、「仮想的にカードを発行すること」と「実際にカードを遊技者に供給すること」とを区別して処理すると共に、無駄なカードの発行を抑制するのである。
【0023】
一方、遊技者が発行カード金額分の度数を使い尽くした場合(制御部24の内部記憶が「0」になった場合)には、当該カードが外部より受け入れたものか当該カードユニット3が発行したものかを判定し、外部より受け入れたものであれば、当該カードの残度数を「0」にしてカードを返却する。
【0024】
そして、本実施形態においては、玉貸に供したカードをカードユニット3が発行したもの(制御部24における内部記憶上の仮想カード)であると判定した場合には、カードフィーダ21およびカードライタ20bへの指令は行わず、そのまま作動を終了する。即ち、本実施形態によれば、制御部24がカード発行に関する情報を内部記憶することで、発行用カードへの物理的なアクセスを行うことなく玉貸動作が可能になり、しかも使用可能な度数を使い尽くした場合には無駄なカードを発行する必要がないのである。したがって、不用なカードの発行を抑えることができ、カード発行原価の抑制および資源の有効利用を期すことができる。
【0025】
なお、本発明においては、釣り銭を全て硬貨によって行うものとしてあり、釣り銭を排出する場合には、制御部24の制御によって硬貨排出部30より排出させると共に、硬貨残量センサ31によって硬貨の残量を把握するものとしてある。
【0026】
次に、貸出制御装置として上記カードユニット3を含めた動作制御を図5ないし図8に示す各実施形態のフローチャートに基づいて説明する。図5および図6は上記したようにカードユニット3を備え、貸出制御装置としてパチンコ機2の遊技制御装置28を適用した実施形態である。
【0027】
これらの実施形態においては、貨幣(紙幣・硬貨)もしくはプリペイドカードを受け入れるまで待機状態にあり、これらを受け入れると、紙幣・硬貨の種別を識別もしくはカードの有価データを読み取る。
【0028】
先ず、図5に示す本発明の基本的な実施形態において、カードの有価データを読み取った場合に付いて説明すれば、カード金額(或いはカード金額に相当する度数等)を内部に記憶し、記憶金額を表示する。一方、貨幣を受け入れた場合には、投入された紙幣もしくは硬貨の種別を識別し、当該カードユニット3が発行するカード金額分のカード金額を内部記憶すると共に、カードの販売を行った旨のカード販売情報をシステム通信部27よりカード管理会社へ送信し、内部記憶分のカード金額を表示する。なお、発行したカードの金額に対して投入された金額が多い場合には、釣り銭が必要と看做し、所定金額の釣り銭を払い出す。
【0029】
次いで、パチンコ機2の遊技制御装置28へカード金額についてのデータを送信する。そして、カード返却スイッチ29が操作されたか否かを判定し、返却スイッチ29が操作されていなければ、該カード金額に基づく玉貸動作が遊技制御装置28で行われた場合に、遊技制御装置28より玉貸データが送信されるので、この玉貸データを受信し、記憶金額より上記受信データ分の金額を減算し、減算結果を改めて記憶し、新たな記憶内容(残高)を表示する。
【0030】
そして、新たな記憶内容、即ち残高が「0」か否かを判定し、「0」でなければ再び遊技制御装置28へ記憶データを送信する。一方、残高が「0」になった場合、或はカード返却スイッチ29が操作された場合には、カードリーダライタ20内のカードの有無を判定し、カードが有れば当該カードのデータを「0」を含む「残高」に書き換えてカード挿排口13より客側へ排出すると共に、内部の記憶金額をリセットして待機状態となる。
【0031】
一方、カードリーダライタ20内にカードがなければ、カードフィーダ21から新規なカードをカードリーダライタ20に取り込み、このカードに新たな記憶内容である「0」を含む「残高」を書き込んでカード挿排口13より客側へ排出すると共に、内部の記憶金額をリセットして待機状態となる。
【0032】
ところで、本発明は前記したように、無駄なカードを発行しないようにすることができる。即ち、図6に示すフローチャートにおいて、カード返却スイッチ29が操作される前に記憶金額が「0」になると、カードリーダライタ20内にカードが有れば、そのカードに残高「0」を書き込んで遊技者に返却するが、カードリーダライタ20内にカードがなければ、そのまま待機状態になる。なお、図6では、念のため記憶金額をリセットしている。
【0033】
一方、記憶金額が「0」になる前にカード返却スイッチ29が操作された場合には、カードリーダライタ20内のカードの有無を判定し、カードが有れば、当該カードのデータを「残高」に書き換えてカード挿排口13より客側へ排出すると共に、内部の記憶金額をリセットして待機状態となる。また、カードリーダライタ20内にカードがなければ、カードフィーダ21から新規なカードをカードリーダライタ20に取り込み、このカードに新たな記憶内容である「残高」を書き込んでカード挿排口13より客側へ排出すると共に、内部の記憶金額をリセットして待機状態となる。
【0034】
この実施形態によれば、遊技者がカードユニット3に金銭を投入することで購入したカードを使い切ると、このカードは仮想カードのままで処理され、残高を「0」としたカードを発行しない。即ち、制御部24がカード発行に関する情報を内部記憶することで、発行用カードへの物理的なアクセスを行うことなく玉貸動作が可能になり、しかも使用可能な度数を使い尽くした場合には無駄なカードを発行しない。したがって、不用なカードの発行を抑えることができ、カード発行原価の抑制および資源の有効利用を期すことができる。
【0035】
上記した各実施形態では、貸出制御装置としてパチンコ機に収設してある遊技制御装置を適用した場合を説明したが、本発明は各パチンコ機の間に配置した台間玉貸機が備える玉貸制御装置を貸出制御装置に適用することもできる。この場合には、前記したカードユニット3をカードを使用可能な台間玉貸機に置き換え、フローチャートを図7および図8に変更すればよい。
【0036】
即ち、図7および図8では、貸出制御装置として台間玉貸機に収設した玉貸制御装置を備える。これらの実施形態においても、前記した実施形態と同様に、貨幣(紙幣・硬貨)もしくはプリペイドカードを受け入れるまで待機状態にあり、これらを受け入れると、紙幣・硬貨の種別を識別もしくはカードの有価データを読み取る。
【0037】
そして、先ずカードの有価データを読み取った場合に付いて説明すれば、カード金額(或いはカード金額に相当する度数等)を内部に記憶し、記憶金額を表示する。一方、貨幣を受け入れた場合には、投入された紙幣もしくは硬貨の種別を識別し、当該台間玉貸機が発行するカード金額分のカード金額を内部記憶すると共に、カードの販売を行った旨のカード販売情報をシステム通信部よりカード管理会社へ送信し、内部記憶分のカード金額を表示する。なお、発行したカードの金額に対して投入された金額が多い場合には、釣り銭が必要と看做し、所定金額の釣り銭を払い出す。
【0038】
次いで、台間玉貸機の玉貸制御装置へカード金額についてのデータを送信する。そして、カード返却スイッチが操作されたか否かを判定し、返却スイッチが操作されていなければ、該カード金額に基づく玉貸動作が玉貸制御装置で行われた場合に、玉貸制御装置より玉貸データが送信されるので、この玉貸データを受信し、記憶金額より上記受信データ分の金額を減算し、減算結果を改めて記憶し、新たな記憶内容(残高)を表示する。
【0039】
そして、新たな記憶内容、即ち残高が「0」か否かを判定し、「0」でなければ再び玉貸制御装置へ記憶データを送信する。一方、残高が「0」になった場合、或はカード返却スイッチが操作された場合には、カードリーダライタ内のカードの有無を判定し、カードが有れば当該カードのデータを「0」を含む「残高」に書き換えてカード挿排口より客側へ排出すると共に、内部の記憶金額をリセットして待機状態となる。
【0040】
一方、カードリーダライタ内にカードがなければ、カードフィーダから新規なカードをカードリーダライタに取り込み、このカードに新たな記憶内容である「0」を含む「残高」を書き込んでカード挿排口より客側へ排出すると共に、内部の記憶金額をリセットして待機状態となる。
【0041】
ところで、本発明は前記したように、無駄なカードを発行しないようにすることができる。即ち、図8に示すフローチャートにおいて、カード返却スイッチ29が操作される前に記憶金額が「0」になると、カードリーダライタ20内にカードが有れば、そのカードに残高「0」を書き込んで遊技者に返却するが、カードリーダライタ20内にカードがなければ、そのまま待機状態になる。なお、図8では、念のため記憶金額をリセットしている。
している。
【0042】
一方、記憶金額が「0」になる前にカード返却スイッチが操作された場合には、カードリーダライタ内のカードの有無を判定し、カードが有れば、当該カードのデータを「残高」に書き換えてカード挿排口より客側へ排出すると共に、内部の記憶金額をリセットして待機状態となる。また、カードリーダライタ内にカードがなければ、カードフィーダから新規なカードをカードリーダライタに取り込み、このカードに新たな記憶内容である「残高」を書き込んでカード挿排口より客側へ排出すると共に、内部の記憶金額をリセットして待機状態となる。
【0043】
この実施形態によれば、遊技者が台間玉貸機に金銭を投入することで購入したカードを使い切ると、このカードは仮想カードのままで処理され、残高を「0」としたカードを発行しない。即ち、制御部がカード発行に関する情報を内部記憶することで、発行用カードへの物理的なアクセスを行うことなく玉貸動作が可能になり、しかも使用可能な度数を使い尽くした場合には無駄なカードを発行しない。したがって、不用なカードの発行を抑えることができ、カード発行原価の抑制および資源の有効利用を期すことができる。
【0044】
また、この実施形態によれば、玉貸機能を有しないパチンコ機に適用することができ、従来の台間玉貸機と同様に玉の貸出を受けることができる。従って、プリペイドカード等の扱いに不慣れな遊技者や遊技店であっても戸惑うことなく遊技することができ、プリペイドカードの導入を容易に受け入れることができる。
【0045】
上記した実施形態においては、遊技機をパチンコ機として説明したので遊技媒体はパチンコ玉であったが、遊技機をパチスロとし、遊技媒体がメダルである場合にも、上記実施形態と同様に、プリペイドカード等を逐次発行することなくメダルの貸出処理を行うことが可能である。
【0046】
また、上記実施形態においては、カードユニット等で受け入れた貨幣をプリペイドカード等の有価データ記憶媒体の発行に用い、有価データを基準とした玉貸動作を行うものとしたが、例えば、カード購入動作と玉貸動作との選択スイッチを設けておき、遊技者が玉貸動作を選択した場合には、投入金額に応じた玉貸動作を行えるように構成しても良い。更に、直接現金で遊技媒体の貸出も可能とすることができる。例えば、硬貨投入時には対価分の遊技媒体を直接貸し出すことも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明は、遊技機での遊技に用いる遊技媒体と交換が可能な貨幣を受入部より受け入れると、受け入れた貨幣データをデータ記憶制御手段に記憶させると共に、記憶させた貨幣データをシステム通信部から送信し、上記データ記憶制御手段において、記憶データの範囲内で遊技媒体を遊技者に貸出す貸出制御装置へ上記記憶データを供給し、実際に遊技媒体の貸出に供されたデータを減算記憶してデータ処理するので、貨幣の投入によって直ちに貸玉を受けて遊技可能になる。
【0048】
また、請求項2に係る発明は、遊技機での遊技に用いる遊技媒体と交換が可能な貨幣を受入部より受け入れると、受け入れた貨幣データをデータ記憶制御手段に記憶させると共に、記憶させた貨幣データをシステム通信部から送信し、上記データ記憶制御手段において、記憶データの範囲内で遊技媒体を遊技者に貸出す貸出制御装置へ上記記憶データを供給し、実際に遊技媒体の貸出に供されたデータを減算記憶し、遊技機における遊技終了条件が生じた時点で、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの残高が「0」以外の場合は、上記データ記憶制御手段が記憶するデータの残高を書き込んだデータ記憶媒体を遊技者に供給するが、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの残高が「0」の場合は、データ記憶媒体を遊技者に供給しないようにデータ記憶媒体発行手段で処理するので、新規なデータ記憶媒体の発行処理をも行うことが可能となり、従来の如く、遊技者が遊技機から一旦離れてデータ記憶媒体を購入するような煩雑さがない。したがって、カード残高が零になって新たに遊技媒体の貸出を受ける場合にも、その場で貨幣を用いたデータ記憶媒体の発行を受けられるので、遊技を中断することなく継続できる。これにより、遊技店におけるカードの発行も促進される。しかも、データ記憶媒体発行手段は、貨幣が投入されることで発行するデータ記憶媒体を遊技者に供するか否かを、遊技機での遊技終了条件が生じた際に、データ記憶制御手段が記憶している記憶データの残高が「0」か否かに基づいて判定し、残高が「0」の場合には新規なデータ記憶媒体を発行しないように処理するので、不用なデータ記憶媒体を遊技者に供給することもない。したがって、不用なデータ記憶媒体が店内に放置されないので、散乱して美観を損ねることを未然に防止できると共に、データ記憶媒体を発行するための原価が著しく嵩むこともなく、更に資源の有効利用をも期せるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】島設備の概略構成を示す正面図である。
【図2】カードユニットの正面図である。
【図3】カードユニットの内部構成を示す概略縦断面図である。
【図4】カード制御に関連した機能ブロック図である。
【図5】カードユニットの制御の流れの一例を示すフローチャートである。
【図6】カードユニットの制御の流れの他の例を示すフローチャートである。
【図7】台間玉貸機の制御の流れの一例を示すフローチャートである。
【図8】台間玉貸機の制御の流れの他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 カードユニット
13 カード挿排口
14 硬貨投入口
15 紙幣投入口
20 カードリーダライタ
24 制御部
28 遊技制御装置

Claims (1)

  1. 遊技機と接続されたカードユニットから構成される遊技媒体貸出処理装置であって、
    カードユニットは、遊技機での遊技に用いる遊技媒体と交換が可能な貨幣を受け入れる受入部と、受入部より受け入れた貨幣に対応したデータ記憶媒体を発行するデータ記憶媒体発行手段と、受入部から受け入れた貨幣データを遊技媒体貸出に必要な度数に変換させた有価データを記憶するデータ記憶制御手段と、データ記憶制御手段に記憶させた有価データをデータ記憶媒体発行情報としてデータ記憶媒体発行管理会社に送信するシステム通信部を備え、
    遊技機は、遊技媒体を遊技者に貸出す貸出制御装置を設け、該貸出制御装置には前記データ記憶手段に記憶されている有価データの範囲内で操作すると遊技媒体を排出する遊技媒体貸出選択手段を備え、
    上記データ記憶制御手段は、記憶データの範囲内で遊技媒体を遊技者に貸出す貸出制御装置へ上記記憶データを発給し、実際に遊技媒体貸出選択手段の操作によって遊技媒体の貸出に供されたデータを貸出制御装置から受給して記憶データから減算処理させると共に、
    遊技機における遊技終了条件が生じた時点で、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの残高が「0」以外の場合は、上記データ記憶制御手段が記憶するデータの残高を上記データ記憶媒体発行手段よりデータ記憶媒体に書き込んで遊技者に発行するが、上記データ記憶制御手段の記憶するデータの残高が「0」の場合は、データ記憶媒体を発行しないことを特徴とするデータ記憶媒体処理方法。
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