JP2002166036A - 遊技機用icコイン処理装置および台間機 - Google Patents

遊技機用icコイン処理装置および台間機

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JP2002166036A
JP2002166036A JP2000370131A JP2000370131A JP2002166036A JP 2002166036 A JP2002166036 A JP 2002166036A JP 2000370131 A JP2000370131 A JP 2000370131A JP 2000370131 A JP2000370131 A JP 2000370131A JP 2002166036 A JP2002166036 A JP 2002166036A
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player
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JP2000370131A
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Takashi Kondo
貴嗣 近藤
Hiroyuki Ito
伊藤  弘之
Kanemasa Kito
金正 鬼頭
Yoshihiro Inaba
吉弘 稲葉
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、遊技動体の払出し用に設けられた
ICコインの複数枚をストックし、ICコインに記録さ
れている価値がなくなっても、プレーヤが席を立つこと
なく次のICコインから減額利用できるため、プレーヤ
の連続遊技性を確保することができる遊技機用ICコイ
ン処理装置および台間機の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、読取り位置に投入されたIC
コインの情報を読取って情報処理する遊技機用ICコイ
ン処理装置であって、前記読取り位置の前段に複数のI
Cコインを貯留待機可能な貯留部を形成したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えばパチンコ
遊技場(遊技ホール)において、パチンコあるいはパチ
スロ(スロットルマシン)などの遊技機に使用されるパ
チンコ球やメダルのような遊技動体を貸出す遊技機用I
Cコイン処理装置および台間機に関する。
【従来の技術】近年、パチンコ遊技場は現金の管理を容
易化するために、プレーヤにプリペイドカードを発行
し、該カードを遊技機に隣設した台間機に投入し、この
台間機より球やメダルなどの遊技媒体を払出してプレー
ヤが遊技をするシステムを導入している。
【0002】上述のシステムにおいて発行されるプリペ
イドカードは、遊技ホールの販売に適した任意位置に専
用販売機を設置して、プレーヤがプレーする前にプリペ
イドカードを購入させる方法であるが、このプリペイド
カードを使用したときは、遊技媒体を払出し利用する毎
に減額され、カードの価値がなくなると、プレーヤは席
を立って専用販売機で新たにプリペイドカードを再購入
する必要があり、このためにプレーヤは遊技の中断を余
儀なくされていた。
【0003】また、プリペイドカードの再購入操作に伴
いプレーヤのホール内移動が頻繁に行われてプレーヤが
狭い通路で衝突するなど通行障害を誘起したり、席を外
したプレーヤの持ち物が紛失する恐れがあるなどプレー
ヤのトラブルが生じやすく、さらにプリペイドカード販
売機の利用頻度が集中して混雑しやすく、それゆえホー
ル側にあっては稼動率が低下し、プレーヤにとってはプ
リペイドカード購入動作が面倒になり、プレーヤの遊技
意欲を削ぐ要因になる問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、I
Cコインの複数枚をストックし、ICコインに記録され
ている価値がなくなっても、プレーヤが席を立つことな
く貯留された次のICコインから減額利用して、プレー
ヤの連続遊技性を確保することができる遊技機用ICコ
イン処理装置および台間機の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、読取り位置
に投入されたICコインの情報を読取って情報処理する
遊技機用ICコイン処理装置であって、前記読取り位置
の前段に複数のICコインを貯留待機可能な貯留部を形
成したことを特徴とする。
【0006】この結果、貯留部には複数のICコインを
貯留することができるため、この貯留したICコインを
1枚ずつ後段の読取り位置に導いて1枚ずつ順に読取り
処理することができる。
【0007】したがって、遊技時にはICコインを順に
読取って減額処理することができるため、1枚目のIC
コインの価値がなくなっても、引続き2枚目のICコイ
ンの減額処理に切換えて継続利用でき、貯留数枚分に対
応した遊技が可能になる。
【0008】このため、プレーヤはICコインを予め複
数枚貯留させておけば、ICコインの購入操作をせずに
席に座ったまま遊技を継続することができ、それゆえプ
レーヤは遊技意欲を削ぐことなく楽しむことができる。
また、プレーヤはいちいち席を立つ必要がなくなるた
め、狭い通路間での通行障害によるトラブル発生やコイ
ン購入操作に手間取らず、また遊技ホール側にあっては
継続遊技がなされることにより稼動率が確実に向上す
る。
【0009】上述のICコインの搬送に際しては、IC
コインは自重で転動して下方へと搬送供給できるので傾
斜通路を設けるだけで済み、ICコインを搬送駆動する
必要がなくなり、またデータ処理されるICコインには
表裏を定めて挿入するような方向制限がないため、IC
コインの投入に戸惑いがなくプレーヤの取扱いが容易で
ある。
【0010】実施の態様として、貯留部に受付けた複数
枚のICコインの合計枚数を表示する表示手段を備え
て、表示機能を持たせて構成することができる。この場
合は、現在貯留しているICコインの利用枚数が明確に
分り、プレーヤに対するサービス性のよい表示案内がで
きる。
【0011】また実施の態様として、遊技機用ICコイ
ン処理装置を遊技機の一側に隣設し、遊技機用遊技動体
の払出し手段、および払出した情報を表示出力あるいは
音声出力したり、通信出力する出力手段を備えることで
台間機とすることができる。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、貯留部に複数のIC
コインを貯留して1枚ずつ順に読取り処理することがで
きるため、この貯留部に複数枚のICコインをストック
しておけば、ICコインに記録されている価値がなくな
っても、貯留された次のICコインから減額利用できる
ためプレーヤが席を立つことなく、プレーヤの連続遊技
を確保できる。したがって、プレーヤの遊技意欲を阻害
しなくなり、また台間機等の装置の稼動率を確実に向上
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を以下図
面と共に説明する。図面は、遊技機用ICコイン処理装
置を含む遊技機システムを示し、図1は遊技機システム
を示し、ホストコンピュータ10に対して、複数の島A
1,A2の遊技機11(パチンコ遊技台11a、スロッ
トル(パチスロ)遊技台11b)の一側に隣設した台間
機12(パチンコ用台間機12a、スロットル用台間機
12b)がケーブル13を介して、データを送受信可能
に接続し、またICコイン発行機14、およびICコイ
ン精算機15もケーブル13を介して、データを送受信
可能に接続している。また、上述のホストコンピュータ
10は他のシステム、例えば営業管理用のホストコンピ
ュータに接続することができる。
【0014】上述のパチンコ遊技台11aはパチンコ球
を遊技動体として遊技し、またスロットル遊技台11b
はメダルを遊技動体として遊技することは周知の通りで
ある。
【0015】台間機12は、パチンコ球またはメダルな
どの遊技機11(11a,11b)に対応した遊技動体
を払出し、この遊技動体の払出し用媒体としてICコイ
ン(後述する)を設定している。上述のICコインは台
間機12に現金を投入することにより発行して、この発
行したICコインを使用することができると共に、前述
のICコイン発行機14で発行したICコインを使用す
ることもできる。
【0016】なお、島A1,A2の端部には、遊技機1
1に投入した現金(紙幣)を回収し、また、遊技機11
にプールしたICコインがオーバフローした場合、これ
を回収する回収機16を配設している。
【0017】前述のICコイン発行機14は、前述のI
Cコイン、すなわち、遊技機11における遊技動体(パ
チンコ球またはメダル)の払出し用媒体として使用する
ICコイン(後述する)を発行し、この発行は現金(貨
幣)の投入に基づいて、該現金の金額(価値)に対応す
る金額(価値)のデータをICコインに記録して放出す
る。
【0018】前述のICコイン精算機15は、プレーヤ
が遊技を止めた際、使用したICコインに残価値がある
場合、ICコインを投入して、その残価値分の現金(貨
幣)を放出することによりICコインの価値を清算す
る。
【0019】図2、図3に示すように、前述のICコイ
ン20は、全体形状(外観)を合成樹脂で偏平な円盤
状、つまりコイン状に形成し、表裏両面は印刷面に設定
して、例えば定額の「1000円」の金額価値を示す文
字を印刷(または刻設)している。なお、金額価値はこ
れに限定されるものではない。
【0020】また、ICコイン20の内部には、ICモ
ジュール21を内蔵している。図4は、ICモジュール
21に形成される回路構成を示し、CPU22はROM
23に格納されたプログラムに沿って、各回路装置を駆
動制御し、RAM24は動作に必要なデータを記憶す
る。不揮発性で消去・再書込み可能なEEPROM25
は価値データを記録する。また、A/D変換器26とア
ンテナ27とにより通信手段を構成しており、この通信
手段により台間機12、ICコイン発行機14,ICコ
イン精算機15に投入されたとき、それぞれの本体側の
通信手段と非接触状態でデータの送受信が可能である。
電源回路28はアンテナ27に信号を受信したときの起
電力により電源を発生して、各回路に供給している。
【0021】図5は、上述のEEPROM25の記録エ
リアに記録されるデータを示し、記録エリアはデータの
書換えが不可能なシステムエリアと、データの書換えが
可能なデータエリアとを設定し、システムエリアには、
ユニーク番号、ホール番号、データエリアには、
金額(または度数)、日付(発行日)、書込み回数、の
データを記録している。
【0022】上述のシステムエリアのユニーク番号デー
タは、各ICコインに割り当てられた番号で、大きな桁
数で設定することができるので、他のICコインと番号
が重合することが避けられ、このユニーク番号を管理す
ることで不正使用を防止することができる。また、シス
テムエリアのホール番号データは、ICコイン20の使
用を可能にした遊技ホールを示す番号であって、これら
の番号を遊技ホール毎に対応させて管理することにより
信頼のあるセキュリティが得られる。
【0023】前述のデータエリアの金額は、発行時に投
入された貨幣の金額価値データであり、日付データはI
Cコイン20に金額データを記録して発行した発行日、
書込み回数データは、データを書き込んだ回数データで
あって、これらのデータは使用の度に書換えられる。な
お、金額のデータに替えて、可能な払出しの回数を示す
度数データを価値データとすることもできる。また、書
込み回数はICコインの使用限界を設定したときこの回
数で規制することができる。
【0024】図6、図7は台間機12を示し、パチンコ
用台間機12aとスロットル用台間機12bとは払出し
の対象である遊技動体がパチンコ球とメダルとの違いで
あって、ICコイン20の処理は同一であるため、総合
して説明する。
【0025】上述の台間機12は台間スペースに適した
狭幅で遊技機と同高さの縦長形状を有し、その前面のパ
ネル31には上部より下部にかけて電源ランプ32と、
コイン投入口33と、コイン返却ボタン34と、コイン
表示器35と、シュータ36と、払出しボタン37と、
コイン返却口38と、施錠装置39とを、この順に配設
している。
【0026】上部側の電源ランプ32は、点灯・消灯さ
せて、現在の台間機12の利用可否状態を表示案内する
役目を有している。
【0027】次に、コイン投入口33と連通する内部に
は、複数枚のICコイン20を1枚ずつ受入れてICコ
イン20…を起立状態に1枚ずつ直列に貯留待機させる
傾斜通路状の貯留部40を設け、この貯留部40と対向
する位置にICコイン20との間でデータの送受信を行
うアンテナ41を配置している。
【0028】その下部のコイン返却ボタン34は、同ボ
タン34の押下操作に連動して投入したICコイン20
を下方のコイン返却口38より返却させる。
【0029】さらに、その下部に位置するコイン表示器
35は、貯留部40に貯留されている複数枚のICコイ
ン20…の合計枚数およびその残価値情報を表示し、こ
の表示機能を持たせることにより、プレーヤに対するサ
ービス性を高めている。
【0030】同じく、その下部のシュータ36は、遊技
動体(パチンコ用台間機12aの場合はパチンコ球、ス
ロットル用台間機12bの場合はメダル)を払出す遊技
動体払出し部42と接続しており、その下部の払出しボ
タン37の押下操作に連動して該遊技動体払出し部42
より払出される。このようにして遊技動体は、シュータ
36を介して遊技機11に供給される。
【0031】また、上述の払出しボタン37に対しては
押下位置を点灯表示して、この払出しボタン37の操作
性を高めるために、該ボタン37と一体に球貸出しラン
プ37aを組込んで一体構成している。
【0032】さらに、その下部のコイン返却口38に
は、ここにICコイン20が返却される。そして、最下
部の施錠装置39は台間機12自体の取付け位置へのロ
ックがなされる。
【0033】さらに、台間機12の内部には前述のアン
テナ41と接続されたICコイン通信装置などを含めて
機器全体を制御する制御部43と、ICコインの回収部
44と、台間機の電源ユニット45とを配設している。
【0034】図8は前述の貯留部40を示し、この貯留
部40はコイン投入口33と連通する内方にコインを1
枚ずつ自重により転動させて下方に移動させる下向きの
傾斜通路39を、くの字形に接続して設け、この傾斜通
路39のくの字形の全長をICコイン20の貯留スペー
スに設定し、この傾斜通路39に沿って始端側から順に
コイン外形判定センサS1 と、複数のコイン貯留検知セ
ンサS2 〜S5 を一定間隔毎に配置して、投入されたI
Cコイン20の大きさをチェックし、また投入された全
投入枚数を計数管理する機能を有している。
【0035】続いて、傾斜通路39の上部始端側の位置
には、コイン返却通路46を分岐接続しており、この分
岐位置に設けられた返却用シャッタ47を返却ソレノイ
ド48の駆動に基づいて開口することにより、コイン外
形判定センサS1 で利用不能な適用外の異形コインが投
入されたことを検知した場合に、その異形コインをコイ
ン返却通路46に導いて下方のコイン返却口38へと返
却する。
【0036】上述の傾斜通路39の中間位置には、自重
で降下するICコイン20を1枚ずつ側方から回転しな
がら突出して仕切るスプロケット状の仕切りストッパ4
9を配設し、この仕切りストッパ49を1コイン分回転
させる角度制御用の送りレバー50を介して仕切りソレ
ノイド51を駆動することにより、ここに供給されたI
Cコイン20…を1枚ずつ仕切り、仕切りストッパ49
を通過したICコイン20はコイン返却口38に続くコ
イン返却通路46を通って返却される。
【0037】この仕切りストッパ49との近傍位置にI
Cコイン通信用のアンテナ41を配設して、ここに1枚
ずつ仕切って仕切りストッパ49により貯留待機された
1枚のICコイン20と通信してデータ処理がなされ
る。ここでICコイン20の価値データが遊技利用に伴
って次第に減額され、無価値になると、その下方に接続
された後述する回収通路52を介して装置内方に回収処
理される。
【0038】上述の回収通路52はコイン返却通路46
と交差する位置に分岐接続しており、この分岐位置に設
けられた回収用シャッタ53を返却振分けソレノイド5
4の駆動に基づいて開口することにより、そのコインを
回収通路52に導いて回収処理する。
【0039】図9は前述のコイン表示器35を示し、こ
のコイン表示器35は上部に例えば4桁の数字をそれぞ
れ表示するセブンセグメントLEDからなる金額表示部
35aを有し、ここで現在遊技使用している1枚目のI
Cコインの有効残額を表示案内する。
【0040】また、同表示器35の下部には投入された
ICコインの投入枚数をLEDにより点灯表示する第1
〜第5のコイン投入枚数表示ランプR1 〜R5 を備え、
例えば第5コイン投入枚数表示ランプR5 が点灯してい
る場合は、合計5枚のICコイン20…を貯留待機して
いることを表し、このときは5枚分のコインを有して十
分な遊技継続ができることを表している。
【0041】図10は台間機12の制御回路ブロック図
を示し、制御部43はCPU,ROM,RAMを備え、
CPUはROMに格納されたプログラムに沿って各回路
装置を制御し、RAMは動作に必要なデータを記憶す
る。
【0042】そして、上述の制御部43には、払出しボ
タン37、コイン返却ボタン34、コイン外形検知セン
サS1 、コイン貯留検知センサS2 〜S5 、返却ソレノ
イド48、仕切りソレノイド51、返却振分けソレノイ
ド54、コイン表示器35、ICコイン通信装置10
1、電源装置102、遊技動体払出し部42、外部通信
装置103を接続している。なお、外部通信装置103
はホストコンピュータ10に接続してデータ通信を行
う。
【0043】次に、台間機からの球貸出し処理動作を図
11のフローチャートを参照して説明する。通常、待機
中の台間機12は電源ランプ32が点灯して利用可能な
状態を表し、またコイン表示器35が消灯してICコイ
ンが未投入の球貸出し待機状態にあることを表している
(ステップn1 )。
【0044】この球貸出し待機状態で、今、ICコイン
20がコイン投入口33に投入されると(ステップn2
)、投入されたICコイン20は内方のコイン貯留検
知センサS2 〜S5 で読取られ、その投入枚数毎に対応
して第1〜第5コイン投入枚数表示ランプR1 〜R5を
点灯して、プレーヤに現在貯留されているICコインの
投入枚数を表示案内する(ステップn3 )。
【0045】この投入されたICコイン20は仕切りス
トッパ49の位置で停止され、貯留状態で内部のアンテ
ナ41と通信して、該コインのデータが読取られ、該コ
インに有価価値がある場合に、球貸出しランプ37aを
点灯して球貸し許容状態を表し、またコイン表示器35
の金額表示部35aには、投入されたICコイン20の
有効残度額を表示する(ステップn4 )。
【0046】この投入されたICコイン20に対して球
貸出しボタン37が押下操作された場合は、押下操作す
る毎に予め設定された球貸し単位数を放出処理する。例
えば、1回押す毎に500円分の遊技動体の球数を放出
処理する(ステップn5 〜n7 )。
【0047】この球貸し時には、球貸し量に応じた金額
をICコイン20から減額処理し、その都度、ICコイ
ンが保有している残度額を金額表示部35aに表示案内
する(ステップn8 )、減額されたICコインの残度額
が零(0円)になり、価値がなくなると、その無価値の
ICコインを回収通路52側に導いて装置内方の回収部
へと回収処理する(ステップn9 〜n10)。
【0048】また、ICコインの回収処理に伴って、貯
留部40に待機させているICコイン20の貯留枚数が
1枚減り、現在のコイン貯留枚数分をコイン投入枚数表
示ランプR1 〜R5 に点灯して表示案内している(ステ
ップn11)。
【0049】このとき、貯留部40にICコイン20が
なければ、コイン表示器35の表示を消灯して待機状態
に戻り、次のICコインの投入に備える(ステップn12
〜n13)。
【0050】また、ICコインの投入時に、複数枚が連
続投入された場合は、その投入枚数分に応じたコイン投
入枚数表示ランプR1 〜R5 を点灯表示させる(ステッ
プn14)。
【0051】さらに、コイン貯留中にプレーヤが遊技利
用を中止するためコイン返却ボタン34を押下操作した
場合は(ステップn15)、コイン表示器35の表示を消
灯し、また貯留部40に貯留しているICコイン20を
コイン返却通路46よりコイン返却口38に戻してプレ
ーヤに返却する(ステップn16〜n17)。
【0052】この返却時に貯留部40からICコイン2
0が1枚ずつ返却される毎にコイン投入枚数表示ランプ
R1 〜R5 が順に切換えられて点灯表示案内し、全て返
却すると、待機状態に戻り、次のプレーヤのICコイン
の投入に備える(ステップn18〜n19)。
【0053】次のプレーヤにてICコインが投入された
場合は、同様に投入されたICコインは貯留部40に導
かれ、アンテナ41との対応位置でコインのデータが読
取られ、該コインに有価価値がある場合に、球貸出しラ
ンプ37aを点灯して球貸し許容状態を表し、またコイ
ン表示器35の金額表示部35aには、投入されたIC
コイン20の有効残度額を表示案内する。その後は、既
述したステップと同様の球貸出し動作が行われる(ステ
ップn20〜n21)。
【0054】このように、1人のプレーヤが複数枚のI
Cコインを使用することができるため、プレーヤは席に
座ったまま遊技継続することができ、しかも現在貯留し
ているICコインの貯留枚数を表示してプレーヤに知ら
せるため、利用枚数が明確に分り、プレーヤに対するサ
ービス性のよい表示案内ができる。
【0055】次に、台間機でのICコインの受付け処理
動作を図12のフローチャートを参照して説明する。
今、コイン投入口33にICコイン20が投入されると
(ステップn31)、投入されたICコイン20は傾斜通
路39を通って転動しながら取込まれ、先ず、コイン外
形判定センサS1 との対応位置でコインの大きさから真
偽チェックがなされ、また傾斜通路39上の複数のコイ
ン貯留検知センサS2 〜S5 で投入されたICコインの
通過状態をチェックすることに基づいて制御部43は全
投入枚数を計数管理する(ステップn32〜n33)。
【0056】このとき、投入されたICコインの大きさ
が適正であることを確認すると(ステップn34)、続い
て、ICコイン20はアンテナ41との対応位置に導か
れて該コインのデータが読取られて有効性が判定され、
利用対象の適正な大きさのICコインと認識し、かつ遊
技可能な有価残額を有していることを確認すれば、適正
なICコインの投入と判定してICコイン1枚の受付け
処理が終了する(ステップn35〜n36)。
【0057】また、投入されたコインの大きさが正規の
大きさと異なる異径コインや正規のデータがないと判定
した場合は、その投入されたコインをコイン返却口38
に返却する(ステップn37)。
【0058】次に、台間機での球貸出し処理動作を図1
3のフローチャートを参照して説明する。今、プレーヤ
が遊技動体の払出しをするために払出しボタン37を押
下操作すると、アンテナ41と対応するデータ処理位置
に貯留されているICコイン20の価値データがアンテ
ナ41を介して読取られる。このとき、プレーヤが要請
した払出し量に対応する価値があるか否かを判定し、遊
技動体の1回の払出し量を例えば500円に対応する量
に設定している場合は、ICコイン20の初期発行値が
1000円であるとすれば、2回分の価値があるので、
ICコインの価値を1回分減算して残価値(上述例では
500円の残価値)に更新記録する(ステップn41)。
【0059】次に、遊技動体払出し部42を駆動制御し
て、1回分(500円)の払出し量に対応する遊技動体
を払出す(ステップn42)。
【0060】この払出し状態をコイン表示器35に表示
案内し、さらに払出しが終了すると、ICコイン20に
記録されている残価値情報を表示案内してプレーヤに知
らせる。その後、遊技動体が遊技機11に払出されるこ
とによりプレーヤは遊技を実行し、この遊技中はICコ
イン20が内部の貯留部40に貯留されており、また遊
技動体切れになったときにプレーヤが続けて遊技をする
ときは、払出しボタン37を押下操作することにより繰
返し上述の払出し処理がなされて遊技継続される(ステ
ップn43)。
【0061】次に、台間機でのICコイン返却処理動作
を図14のフローチャートを参照して説明する。今、台
間機12の貯留部40に1枚または複数枚のICコイン
20を貯留した状態で、プレーヤが遊技利用中止等の目
的でコイン返却ボタン34を押下操作すると(ステップ
n51)、これに基づいて、制御部43はアンテナ41を
介してICコイン20に返却する旨のデータ処理を施し
た後、仕切りストッパ49を回動させて下方に通過許容
し、通過されたICコイン20をコイン返却通路46よ
り、コイン返却口38に戻してプレーヤに返却する。ま
た、異径コインの投入を検知して返却する場合は、適用
外の不適なコインなのでコイン投入口33の直後に位置
する返却用シャッタ47を開口してコイン返却通路46
に導き、これよりコイン返却口38へと返却処理する
(ステップn52〜n53)。
【0062】次に、台間機でのICコイン回収処理動作
を図15のフローチャートを参照して説明する。今、I
Cコインの有効残額が0円になり、価値がなくなると、
その無価値のICコイン20に対して制御部43は回収
すべく、アンテナ41を介してICコイン20に回収す
るためのデータ処理を施した後、仕切りストッパ49を
回動させて下方へと通過許容し(ステップn61)、下方
の回収用シャッタ53を開口して該コインを回収通路5
2側に導いて装置内方の回収部へと回収処理する(ステ
ップn62)。
【0063】上述のように、データ処理位置に設けられ
たアンテナの前段に複数のICコインを貯留待機可能な
貯留部を設けているため、遊技時には複数枚のICコイ
ンを順に切換えて自動的に減額処理することができる。
このため、1枚目のICコインの価値がなくなっても、
引続き2枚目のICコインの継続利用に切換えて減額処
理ができ、貯留数枚分に対応した長時間の連続遊技が可
能になる。
【0064】この結果、プレーヤはICコインの購入操
作をせずに席に座ったまま遊技を継続することができ、
それゆえプレーヤは遊技意欲を削ぐことなく楽しむこと
ができる。また、プレーヤはいちいち席を立つ必要がな
くなるため、狭い通路間での通行障害によるトラブル発
生やコイン購入操作に手間取らず、また遊技ホール側に
あっては継続遊技がなされることにより稼動率が確実に
向上する。また、貯留部に受付けたICコインの貯留枚
数を表示するコイン表示器を備えているため、現在貯留
しているICコインの利用枚数が明確に分り、プレーヤ
に対するサービス性のよい表示案内ができる。
【0065】この発明の構成と、上述の一実施の形態と
の対応において、この発明の表示手段は、実施の形態の
コイン表示器35の第1〜第5コイン投入枚数表示ラン
プR1 〜R5 に対応し、以下同様に、払出し手段は、遊
技動体払出し部42に対応し、出力手段は、アンテナ4
1に対応するも、この発明は上述の実施の形態の構成の
みに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機システムを示す概略構成図。
【図2】 ICコインの平面図。
【図3】 ICコインの断面図。
【図4】 ICモジュールの回路構成を示すブロック
図。
【図5】 EEPROMに記録されるデータの説明図。
【図6】 台間機の正面図。
【図7】 台間機の概略側面図。
【図8】 台間機の貯留部を示す要部縦断側面図、
【図9】 台間機のコイン表示器を示す拡大正面図。
【図10】 台間機の制御回路ブロック図。
【図11】 台間機の球貸出し処理動作を示すフローチ
ャート。
【図12】 ICコインの受付処理動作を示すフローチ
ャート。
【図13】 球貸出し処理動作を示すフローチャート。
【図14】 ICコインの返却処理動作を示すフローチ
ャート。
【図15】 ICコインの回収処理動作を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
11…遊技機 12,12a,12b…台間機 20…ICコイン 35…コイン表示器 35a…金額表示部 40…貯留部 41…アンテナ 43…制御部 R1 〜R5 …コイン投入枚数表示ランプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 7/02 G07F 7/02 B (72)発明者 鬼頭 金正 愛知県一宮市奥町字野越46番地 オムロン 一宮株式会社内 (72)発明者 稲葉 吉弘 京都市下京区塩小路通掘川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BB07 BB18 BC72 BC78 CA02 3E044 AA05 AA06 BA10 FA04 5B058 CA15 KA06 KA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取り位置に投入されたICコインの情報
    を読取って情報処理する遊技機用ICコイン処理装置で
    あって、 前記読取り位置の前段に複数のICコインを貯留待機可
    能な貯留部を形成したことを特徴とする遊技機用ICコ
    イン処理装置。
  2. 【請求項2】前記貯留部に受付けた複数枚のICコイン
    の合計枚数を表示する表示手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の遊技機用ICコイン処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の遊技機用ICコ
    イン処理装置を遊技機の一側に隣設し、かつ遊技機用遊
    技動体を払出す払出し手段および払出した情報を出力す
    る出力手段を備えたことを特徴とする台間機。
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