JP2002253838A - 遊技装置、遊技媒体貸出機及び遊技機 - Google Patents

遊技装置、遊技媒体貸出機及び遊技機

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JP2002253838A
JP2002253838A JP2001055232A JP2001055232A JP2002253838A JP 2002253838 A JP2002253838 A JP 2002253838A JP 2001055232 A JP2001055232 A JP 2001055232A JP 2001055232 A JP2001055232 A JP 2001055232A JP 2002253838 A JP2002253838 A JP 2002253838A
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lending
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machine
game
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Yuzo Ishii
祐三 石井
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特典分が貸し出された事実を明確に確認可能
とすることで、特典が本当に実行されたかどうかの不信
感を払拭することができる遊技装置、遊技媒体貸出機及
び遊技機を提供する。 【解決手段】 本発明に係る遊技装置は、貸出媒体を受
け付けて遊技媒体の貸し出しを指示する遊技媒体貸出指
示手段と、貸出指示に基づき遊技媒体を貸し出す遊技媒
体貸出手段と、貸し出された遊技媒体を用いて所定の遊
技を実行する遊技処理手段と、所定条件の成立により特
典を付与する特典付与手段と、付与された特典範囲内で
特典用遊技媒体の貸し出しを指示する特典用遊技媒体貸
出指示手段と、貸出指示に基づき特典用遊技媒体を貸し
出す特典用遊技媒体貸出手段とを備え、特典用遊技媒体
貸出手段が、遊技媒体貸出手段による遊技媒体の貸し出
し態様と異にして特典用遊技媒体を貸し出すよう構成さ
れてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有価価値を有する
プリペイドカード(磁気カードやICカード等)などの
貸出媒体に基づき遊技媒体の貸し出しを行う機能を備え
た遊技装置、遊技媒体貸出機及び遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリペイドカード(以下、カード
という)の普及に伴い、パチンコ機やスロットマシンな
どの遊技機を設置したホールなどの遊技場でもカードを
利用してパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を貸し出す
ようになっている。これらの遊技場には、カードを受け
付けて遊技機に対する遊技媒体の貸し出しを指示する遊
技媒体貸出機(いわゆる台間機)が遊技機と隣り合わせ
に設置されており、遊技者が自由に利用できるようにな
っている。
【0003】遊技機と遊技媒体貸出機とは、電気的に接
続されており、遊技媒体貸出機は、自機、他機あるいは
遊技場の適所に設置された発券機で発行されたカードを
受け付けて、遊技者による遊技機上での貸出操作に応じ
て遊技機に遊技媒体の貸出処理を指示する制御信号を送
信する一方、遊技機は、この制御信号に応じて遊技媒体
の貸出処理を実施するもので、パチンコ機であれば、所
定数のパチンコ玉が機内から受け皿に排出され、また、
スロットマシンであれば、所定枚数のメダルが貯留メダ
ルとして機内のクレジットに加算され、あるいは貯留メ
ダルが上限枚数を越えた場合には、この越えた分のメダ
ルがホッパーから払い出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、遊技
者の興趣を高めるべく、遊技機の遊技内容とは別にし
て、ある条件下で何らかの特典を付与しようとする試み
がなされ、例えば、貨幣投入後、貸出操作単位毎に抽選
を行い、当選した場合には、特典分を上乗せした遊技媒
体を貸し出すようにした遊技媒体貸出機が特開平6−3
43753号に開示され、あるいは現金による貸し出し
機能とカードによる貸し出し機能とを備え、カードによ
る貸し出しの場合、特典分を上乗せした遊技媒体を貸し
出すようにした遊技媒体貸出機が特開平3−23687
7号に開示されている。
【0005】しかしながら、上記何れの公報所載の遊技
媒体貸出機も、通常の貸出分に特典分を合わせて一の貸
出口から排出するものであるため、遊技者は特典分が貸
し出された事実を認識することが困難であり、その結
果、特典が本当に実行されたかどうか不信感を抱く場合
が生じ得る。
【0006】また、かかる問題は、遊技機と遊技媒体貸
出機とが分離せず、一体的に組み込まれた、例えば特開
平5−49752号公報所載の遊技装置や、遊技媒体の
貸出機能を備えた遊技機においても同様である。
【0007】そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたもので、特典分が貸し出された事実を明確に確認可
能とすることで、特典が本当に実行されたかどうかの不
信感を払拭することができる遊技装置、遊技媒体貸出機
及び遊技機を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遊技装置
は、上記課題を解決すべくなされたもので、貸出媒体を
受け付けてその貸出媒体が有する有価価値の範囲内で遊
技媒体の貸し出しを指示する遊技媒体貸出指示手段と、
該貸出指示に基づき遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出手
段と、貸し出された遊技媒体を用いて所定の遊技を実行
する遊技処理手段と、所定の条件が成立することにより
遊技者に対して所定の特典を付与する特典付与手段と、
付与された特典の範囲内で特典用遊技媒体の貸し出しを
指示する特典用遊技媒体貸出指示手段と、該貸出指示に
基づき特典用遊技媒体を貸し出す特典用遊技媒体貸出手
段とを備え、前記特典用遊技媒体貸出手段が、前記遊技
媒体貸出手段による遊技媒体の貸し出し態様と異にして
特典用遊技媒体を貸し出すよう構成されてなることを特
徴とする。
【0009】この構成によれば、遊技媒体の貸し出し態
様と特典用遊技媒体の貸し出し態様が異なるため、遊技
者は、特典分が貸し出された事実を明確に確認すること
ができる。ここで、「特典」とは、遊技者に対する有価
価値の払い出しや、貸出媒体が有する有価価値に基づか
ない遊技媒体の貸し出しなど、遊技場における金銭収支
の対象項目となるものをいう。
【0010】また、「貸出媒体」とは、有価価値情報を
記憶(書き込み)可能な磁気カードやICカード等の記
憶媒体のみならず、トークン(コイン状のもの)などの
所定形状物であって、遊技媒体貸出機への投入によって
有価価値を有すると認識されるものをも含める概念であ
る。従って、「有価価値が付与された」とは、有価価値
情報の書き込みのみならず、機体内への投入によって有
価価値を有するものと認識され得る状態となっているこ
とをも含める概念である。
【0011】さらに、「有価価値」とは、遊技媒体に変
換可能なもの又は遊技媒体と等価なものをいい、金額価
値のみならず、この金額価値に基づき換算された度数、
あるいはこの金額価値に基づき換算された遊技媒体の貸
出可能数量(例えばスロットマシンであれば貸出可能な
メダルなどの枚数、パチンコ機であれば貸出可能なパチ
ンコ玉数)を含める概念である。
【0012】また、「遊技装置」とは、遊技媒体貸出機
と遊技機の両方を含めた概念であり、例えば、遊技媒体
貸出手段、遊技処理手段、特典用遊技媒体貸出手段を備
えた遊技機と、遊技媒体貸出指示手段、特典付与手段、
特典用遊技媒体貸出指示手段を備えた遊技媒体貸出機と
が分離可能であって、両者が電気的に接続されているも
のや、あるいはこれらを分離不可能に一つの筐体内に収
容した、遊技媒体貸出機・遊技機一体型(あるいは遊技
媒体貸出機能付き遊技機)のものを含む概念である。
【0013】そして、「遊技媒体貸出手段」及び「特典
用遊技媒体貸出手段」は、別のハード構成であっても同
一のハード構成(即ち遊技媒体貸出手段及び特典用遊技
媒体貸出手段の兼用)であってもよい。例えば、パチン
コ機であれば、パチンコ玉の貸出個数が25個、特典パ
チンコ玉の貸出個数が5個の場合、信号1パルスで5個
(最小公倍数)払い出すように設定すると、遊技媒体貸
出手段(特典用遊技媒体貸出手段)は、遊技媒体貸出指
示手段(特典用遊技媒体貸出指示手段)から、遊技媒体
であるか特典用遊技媒体であるかの情報は受けず、必要
なパルス数のみを受けることとなる。
【0014】貸し出し態様を異にする例としては、請求
項2記載の如く、特典用遊技媒体貸出手段が、遊技媒体
貸出手段による遊技媒体の貸し出し箇所と異にして特典
用遊技媒体を貸し出すような構成や、請求項3記載の如
く、特典用遊技媒体貸出手段が、遊技媒体貸出手段によ
る遊技媒体の貸し出し箇所と同一であるが該遊技媒体の
貸し出しとタイミングを異にして特典用遊技媒体を貸し
出すような構成が挙げられる。
【0015】前者の場合、貸し出しを受ける箇所が異な
り(例えば、貸出口を2箇所設ける)、後者の場合、貸
し出しを受けるタイミングが異なり(例えば、遊技媒体
の貸し出し後、所定時間経過後に特典用遊技媒体の貸し
出しを行ったり、特典用遊技媒体の貸し出し後、所定時
間経過後に遊技媒体の貸し出しを行う)などが考えられ
るが、いずれにしても、特典分が貸し出された事実を明
確に確認することができる。
【0016】また、貸し出し態様を異にする例は、請求
項2及び3以外に、特典用遊技媒体の色を変える、遊技
媒体及び特典用遊技媒体の何れの貸し出しかを表示器で
認識させる等の視覚的な内容のもの、遊技媒体の貸し出
し時又は特典用遊技媒体の貸し出し時の何れかにスピー
カーから発音させる、あるいはそれぞれ異なる音を発音
させるなどの聴覚的な内容のもの、特典遊技媒体の貸し
出し時に遊技者に振動を与える(例えばハンドルが振動
する)などの触覚的な内容のものの他、嗅覚的な内容の
ものが挙げられる。
【0017】また、本発明に係る遊技装置は、請求項4
記載の如く、特典用遊技媒体のための表示器を備えてな
る構成を採用するのがより好ましい。この場合、遊技者
は、特典が付与された事実及びどれだけの特典が付与さ
れたかを明確に把握することができる。尚、この表示器
に表示される内容(表示値)は、付与された特典に基づ
き換算された度数又は有価価値、あるいは付与された特
典に相応する特典用遊技媒体の数量の何れであってもよ
く、また、特典が新たに付与された場合は、累積加算し
て表示されるものである。
【0018】さらに、本発明に係る遊技装置は、請求項
5記載の如く、前記特典用遊技媒体貸出指示手段は、遊
技者が操作可能であり、遊技者の操作により表示器の表
示値範囲内で特典用遊技媒体が貸し出される構成や、請
求項6記載の如く、所定条件の成立により表示器の表示
値範囲内で特典用遊技媒体が貸し出される構成を採用す
ることができる。ここで、後者の場合の「所定条件」と
は、特典用遊技媒体の累積数量が、遊技媒体の1回当た
りの貸し出し数量(単位貸出要求信号によって貸し出さ
れる遊技媒体の数量)と同等になった時、貸出媒体の残
有価価値が所定値以下(メダルであれば、例えば10枚
以下)となった時、貸出媒体の残有価価値がゼロとなっ
た時、パチンコ機では、上皿のパチンコ玉数が所定個数
以下(上皿に検出器を設ける)となった時などが挙げら
れる。
【0019】また、本発明に係る遊技媒体貸出機は、遊
技機と通信可能に接続される遊技媒体貸出機において、
貸出媒体を受け付けてその貸出媒体が有する有価価値の
範囲内で遊技媒体の貸し出しを遊技機に対して指示する
遊技媒体貸出指示手段と、所定の条件が成立することに
より遊技者に対して所定の特典を付与する特典付与手段
と、付与された特典の範囲内で特典用遊技媒体の貸し出
しを指示する特典用遊技媒体貸出指示手段と、該貸出指
示に基づき特典用遊技媒体を貸し出す特典用遊技媒体貸
出手段とを備えてなることを特徴とする。
【0020】上記構成からなる遊技媒体貸出機は、遊技
機に対して遊技媒体の貸し出しが指示され、遊技機から
遊技媒体が貸し出される一方、遊技媒体貸出機から特典
用遊技媒体が貸し出されるようになっている。このよう
に、貸し出しを受ける箇所が異なり、遊技者は、特典分
が貸し出された事実を明確に確認することができる。
【0021】さらに、別の発明に係る遊技媒体貸出機
は、遊技機と通信可能に接続される遊技媒体貸出機にお
いて、貸出媒体を受け付けてその貸出媒体が有する有価
価値の範囲内で遊技媒体の貸し出しを指示する遊技媒体
貸出指示手段と、該貸出指示に基づき遊技媒体を貸し出
す遊技媒体貸出手段と、所定の条件が成立することによ
り遊技者に対して所定の特典を付与する特典付与手段
と、付与された特典の範囲内で特典用遊技媒体の貸し出
しを遊技機に対して指示する特典用遊技媒体貸出指示手
段とを備えてなることを特徴とする。
【0022】上記構成からなる遊技媒体貸出機は、該遊
技媒体貸出機から遊技媒体が貸し出される一方、遊技機
に対して特典用遊技媒体の貸し出しが指示され、遊技機
から特典用遊技媒体が貸し出されるようになっている。
この場合も、貸し出しを受ける箇所が異なり、遊技者
は、特典分が貸し出された事実を明確に確認することが
できる。
【0023】また、さらに別の発明に係る遊技媒体貸出
機は、遊技機と通信可能に接続される遊技媒体貸出機に
おいて、貸出媒体を受け付けてその貸出媒体が有する有
価価値の範囲内で遊技媒体の貸し出しを指示する遊技媒
体貸出指示手段と、該貸出指示に基づき遊技媒体を貸し
出す遊技媒体貸出手段と、所定の条件が成立することに
より遊技者に対して所定の特典を付与する特典付与手段
と、付与された特典の範囲内で特典用遊技媒体の貸し出
しを指示する特典用遊技媒体貸出指示手段と、該貸出指
示に基づき特典用遊技媒体を貸し出す特典用遊技媒体貸
出手段とを備え、前記特典用遊技媒体貸出手段が、前記
遊技媒体貸出手段による遊技媒体の貸し出し態様と異に
して特典用遊技媒体を貸し出すよう構成されてなること
を特徴とする。
【0024】上記構成からなる遊技媒体貸出機は、該遊
技媒体貸出機から遊技媒体が貸し出されると共に、該遊
技媒体貸出機から特典用遊技媒体も貸し出されるように
なっている。この場合、貸し出し態様を変えることで、
遊技者は、特典分が貸し出された事実を明確に確認する
ことができる。
【0025】上記何れの発明に係る遊技媒体貸出機も、
該遊技媒体貸出機から貸し出された遊技媒体や特典用遊
技媒体を遊技者が受けるようにしてもよく、また、遊技
媒体貸出機に、遊技機への誘導手段(例えばノズル等)
を設け、該誘導手段によって遊技媒体や特典用遊技媒体
を遊技機へ自動的に供給するようにしてもよい。
【0026】また、本発明に係る遊技機は、遊技媒体貸
出機と通信可能に接続される遊技機において、遊技媒体
貸出機からの貸出指示に基づき遊技媒体を貸し出す遊技
媒体貸出手段と、遊技媒体貸出機からの貸出指示に基づ
き特典用遊技媒体を貸し出す特典用遊技媒体貸出手段と
を備え、前記特典用遊技媒体貸出手段が、前記遊技媒体
貸出手段による遊技媒体の貸し出し態様と異にして特典
用遊技媒体を貸し出すよう構成されてなることを特徴と
する。
【0027】上記構成からなる遊技機は、該遊技機から
遊技媒体が貸し出されると共に、該遊技機から特典用遊
技媒体も貸し出されるようになっている。この場合、貸
し出し態様を変えることで、遊技者は、特典分が貸し出
された事実を明確に確認することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に係る遊技媒体貸出機の一
例としてスロットマシンにメダルを貸し出すためのメダ
ル貸出機を組み込んだ管理システムについて図面を参酌
しつつ説明する。
【0029】図1は、管理システムの構成を示す。この
管理システムは、遊技場内に複数設置された各スロット
マシン1と電気的に接続されたメダル貸出機2,…及び
発券機3を双方向型の通信回路L1により制御装置4に
電気的に接続したもので、制御装置4は、公衆回線など
の通信回路L2を介してカード会社のホストコンピュー
タ5に接続される。
【0030】図2にも示す如く、前記スロットマシン1
は、ボックス状の筐体8内に、周面に複数の図柄がそれ
ぞれ表示された3個のリール10,…を備えており、各
リール10に対応させて、筐体8の前面には、3つの図
柄表示窓11が形成されると共に、各図柄表示窓11,
…を横切る上、中、下、斜めの5本の停止ラインL,…
が表示されている。
【0031】また、前記図柄表示窓11,…の下方位置
には、始動レバー12、各リールの停止操作を行う3つ
のストップボタン13,…、BETボタン14、メダル
投入口15、メダル精算ボタン16、メダル貸出ボタン
17、カード返却ボタン18、特典メダル貸出ボタン1
9、カード残高表示器21、貯留メダル枚数表示器2
2、特典メダル枚数表示器23が設けられている一方、
前記図柄表示窓11,…の上方位置には、スピーカー2
4,24が設けられている。
【0032】これらの構成を備えたスロットマシン1
は、メダル投入口15より、ゲームの都度メダルを投入
してゲームを行うというゲーム制御方式(メダル投入方
式)を実施するほか、予め筐体8内に複数枚のメダルを
貯留しておき、この貯留メダルを用いてゲームを行うゲ
ーム制御方式(クレジット方式)を実施することが可能
である。
【0033】このメダルの貯留処理は、メダル投入口1
5から筐体8内に所定枚数のメダルを投入することや、
有効化された停止ラインL上に特定の当たり図柄配列が
並んで報償として所定枚数のメダルが払い出されること
により行われるほか、隣接するメダル貸出機2にプリペ
イドカードを投入して、そのプリペイドカードに記録さ
れた有価価値(一般的には100円が1度数で表される
カード度数)を使用することにより行われる。
【0034】前記BETボタン14は、クレジット方式
を実行する際に、1ゲームに対する貯留メダルの使用枚
数を選択してゲームを開始させるためのもので、BET
ボタン14の押釦操作により3枚のメダルが使用され
て、5本の停止ラインL,…が有効化される。尚、図示
はしないが、2枚掛け用のBETボタン及び1枚掛け用
のBETボタンも用意されており、前者の押釦操作の場
合、2枚のメダルが使用されて、上、中、下の3本の停
止ラインL,…が有効化され、後者の押釦操作の場合、
1枚のメダルが使用されて、中央の停止ラインLのみが
有効化される。
【0035】これらBETボタン14が押釦され、つい
で始動レバー12が操作されると、各リール10,…が
始動し、以下、ストップボタン13,…が任意の順序で
押釦操作されると、それぞれ対応するリール10,…が
順次停止するようになっている。尚、前記メダル精算ボ
タン16は、貯留されているメダルを精算して、受け皿
20に払い出しさせるためのものである。
【0036】前記メダル貸出ボタン17は、メダル貸出
機2に投入されたカードから所定度数を引き落とすため
のもので、遊技者がメダル貸出ボタン17を押釦操作す
ると、メダル貸出機2からスロットマシン1側にメダル
貸出を指示する制御信号が送信され、スロットマシン1
の制御部は、この指示に応じて、筐体8内の貯留メダル
数を所定数分だけ加算させると同時に、メダル貸出機2
の制御部は、投入されたカードの保有度数を貯留された
メダル数の相当分だけ消費するようになっている。尚、
カード返却ボタン18は、メダル貸出機2に投入された
カードを外に排出させるためのものである。
【0037】前記特典メダル貸出ボタン19は、付与さ
れた特典(後述する)の範囲内で所定枚数の特典メダル
を引き落とすためのもので、遊技者が特典メダル貸出ボ
タン19を押釦操作すると、メダル貸出機2からスロッ
トマシン1側に特典メダル貸出を指示する制御信号が送
信され、スロットマシン1の制御部は、この指示に応じ
て、筐体8内の貯留メダル数を所定数分だけ加算させる
と同時に、メダル貸出機2の制御部は、現在の特典メダ
ルの総枚数を引き落とされた特典メダル枚数だけ消費す
るようになっている。
【0038】前記カード残高表示器21、貯留メダル枚
数表示器22及び特典メダル枚数表示器23は、7個の
発光セグメントからなるディジタル表示器であって、カ
ード残高表示器21には、メダル貸出機2に投入中のカ
ードの残り度数が表示され、貯留メダル枚数表示器22
には、現在の貯留メダルの総枚数が表示され、特典メダ
ル枚数表示器23には、現在の特典メダルの総枚数が表
示される。
【0039】前記メダル貸出機2は、カードの発行機能
を有するもので、紙幣の投入により、機体25内に収容
された磁気カードを搬出し、このカードにカード番号や
有価価値などの情報を記録してカード挿排口34まで搬
出する。
【0040】前記メダル貸出機2は、自機又は他のメダ
ル貸出機2や発券機3で発行されたカードを受け付け可
能なもので、カード挿排口34より投入されたカードか
らそのカードに記録された度数を含む記録情報を読み取
ることができる。
【0041】ボックス状の機体25の前面には、表示ラ
ンプ29、紙幣投入口30、紙幣返却口31、数個の金
額選択ボタン32,…、カード投入ボタン33、カード
挿排口34、会員カード挿排口35及び表示部36が、
それぞれ設けられている。
【0042】前記表示ランプ29は、メダル貸出機2の
動作状態を報知するためのもので、通常時は消灯してお
り、機体25内に異常が発生した時に点滅または点灯す
る。前記紙幣投入口30は、所定金種の紙幣(千円札、
五千円札、一万円札など)が投入される部分であり、前
記紙幣返却口31は、最低額金種の紙幣(千円札)が排
出される部分であり、この紙幣投入口30及び紙幣返却
口31の内側には、投入された紙幣の真偽を判定してス
トックすると共に、投入された紙幣からカードの発行額
を差し引いた金額の紙幣を釣りとして返却するための紙
幣処理部(図示しない)が配置されている。カードの発
行額は、数個の金額選択ボタン32,…の何れかを選択
することで、例えば千円分のカード、二千円分のカー
ド、三千円分のカード、五千円分のカード、1万円分の
カードに分けて購入することができる。
【0043】前記カード挿排口34は、前記紙幣投入口
30への紙幣の投入及び一の金額選択ボタン32の押釦
に応じてカードの発行を行うと共に、この発行されたカ
ードや、他のメダル貸出機2又は発券機3で発行された
カードが投入される部分であり、このカード挿排口34
の内側には、カードの収容、発行処理並びに受け付け処
理を行うためのカード処理部(図示しない)が設けられ
ている。
【0044】前記カード投入ボタン33は、カード挿排
口34から発行されたカードを機体25内に投入させる
際に使用されるもので、このカード投入ボタン33の押
釦操作により、カード挿排口34より発行されたカード
が自動的にカード処理部内に取り込まれるようになって
いる。
【0045】前記会員カード挿排口35は、例えば遊技
場のカウンターで発行された、その遊技場やその系列
店、あるいは一の団体の会員であることを示す会員カー
ド(磁気カードやICカード等)が投入される部分であ
り、この会員カード挿排口35の内側には、会員カード
の読み込み処理及び書き込み処理を行うための会員カー
ド処理部(図示しない)が設けられている。
【0046】前記表示部36は、通常は紙幣投入口30
に投入された紙幣の金額やこの装置におけるカードの総
売上などの情報を表示するほか、投入されたカードの照
合結果が不適正であった場合などに、所定のエラーメッ
セージを表示する。尚、このメダル貸出機2の底部に
は、上記各構成に電源を供給するための電源部(図示せ
ず)が収納されている。
【0047】図3は、前記スロットマシン1及び前記メ
ダル貸出機2の電気的構成を概略化して示す。スロット
マシン1は、制御、演算の主体であるCPU、遊技制御
プログラムが記憶されるROM、データの読み書きに用
いられるRAM及び乱数発生器を有する制御部42を備
えている。
【0048】また、制御部42のCPUには、バスを介
して各種の入出力部が接続されている。入力部として
は、前記始動レバー12、前記3つのストップボタン1
3,…、前記BETボタン14、前記メダル精算ボタン
16、及び前記メダル投入口15から投入されたメダル
の枚数を検知するメダル投入センサ43などが接続さ
れ、これらの信号がCPUに入力されるようになってい
る。出力部としては、前記3つのリール10,…の回転
始動・停止・引き込みを実行するリール駆動部44、入
賞の種類に応じたメダルの貸し出しを行うメダル貸出部
(ホッパー)45、前記貯留メダル枚数表示器22、特
別遊技モード時や有効ラインの確認やマシンの電飾など
に用いられる表示ランプ等46、そして前記スピーカー
24などが接続され、入力信号に基づいて各種の出力部
が制御される。
【0049】また、入出力部としては、メダル貸出機2
の制御部50との間で各種制御信号などをやり取りする
ためのインターフェイス回路47が接続されている。前
記メダル貸出ボタン17、前記カード返却ボタン18、
前記特典メダル貸出ボタン19、メダル貸出ボタン17
が有効となり得る状態を示す貸出可表示ランプ48、前
記カード残高表示器21、前記特典メダル枚数表示器2
3は、中継基板49を介してメダル貸出機2の制御部5
0に接続され、メダル貸出機2の制御下に置かれてい
る。
【0050】メダル貸出機2の制御部50は、制御、演
算の主体であるCPUと、プログラムが記憶されるRO
Mと、データの読み書きに用いられるRAMとを備え、
CPUには、バスを介して各種の入出力部が接続されて
いる。
【0051】入力部としては、前記紙幣投入口30から
投入された紙幣を検知する紙幣投入センサ51、投入さ
れた紙幣の金種を識別する紙幣識別センサ52、前記金
額選択ボタン32,…、前記カード投入ボタン33など
が接続され、出力部としては、前記表示ランプ29、前
記表示部35が接続され、入出力部としては、他のメダ
ル貸出機2、発券機3及び制御装置4と通信回路L1を
介して通信を実施するためのインターフェイス回路5
3、前記紙幣処理部における紙幣の搬送を行う紙幣搬送
部54、前記カード処理部におけるカードの搬送を行う
カード搬送部55及び内蔵の磁気ヘッドによりカードに
対してカード情報の読み書きを行うカードリードライタ
56、前記会員カード処理部における会員カードの搬送
を行う会員カード搬送部57、そして内蔵の磁気ヘッド
により会員カードに対して会員カード情報の読み書きを
行うカードリードライタ58などが接続されている。
【0052】図4にも示す如く、前記発券機3は、カー
ドの発行専用機であって、機体59内への紙幣の投入に
よりメダル貸出機2と同種のカードを発行する。機体5
9の前面には、販売対象のカードを表示するためのカー
ド表示部60、カードの金額選択ボタン61,…、紙幣
投入口62、カード発行口63、釣り用の紙幣返却口6
4、表示部65などが設けられている。
【0053】前記紙幣投入口62は、所定金種の紙幣
(千円札、五千円札、一万円札など)が投入される部分
であり、この紙幣投入口62の内側には、投入された紙
幣の真偽を判定してストックするための第1紙幣処理部
66が配置されている。また、前記紙幣返却口64は、
最低額金種の紙幣(千円札)が排出される部分であり、
この紙幣返却口64の内側には、紙幣投入口62に投入
された紙幣からカードの発行額を差し引いた金額の紙幣
を釣りとして返却するための第2紙幣処理部67が配置
されている。カードの発行額は、数個の金額選択ボタン
61,…の何れかを選択することで、例えば千円分のカ
ード、二千円分のカード、三千円分のカード、五千円分
のカード、1万円分のカードに分けて購入することがで
きる。
【0054】また、前記カード発行口63は、前記紙幣
投入口62への紙幣の投入及び一の金額選択ボタン61
の押釦に応じてカードの発行を行う部分であり、このカ
ード発行口63の内側には、カードの収容及び発行処理
を行うためのカード処理部68が設けられている。
【0055】図5は、前記発券機3の電気的構成を概略
化して示す。発券機3は、制御、演算の主体であるCP
U、プログラムが記憶されるROM、データの読み書き
に用いられるRAMを有する制御部70を備えている。
【0056】入力部としては、前記紙幣投入口62から
投入された紙幣を検知する紙幣投入センサ71、投入さ
れた紙幣の金種を識別する紙幣識別センサ72、前記金
額選択ボタン61,…などが接続され、出力部として
は、前記表示部65が接続され、入出力部としては、他
のメダル貸出機2及び制御装置4と通信回路L1を介し
て通信を実施するためのインターフェイス回路73、前
記第1紙幣処理部66における紙幣の搬送を行う第1紙
幣搬送部74、前記第2紙幣処理部67における紙幣の
搬送を行う第2紙幣搬送部75、前記カード処理部68
におけるカードの搬送を行うカード搬送部76及び内蔵
の磁気ヘッドによりカードに対してカード情報の読み書
きを行うカードリードライタ77などが接続されてい
る。
【0057】図6は、制御装置4の電気的構成を示した
もので、CPU、ROM、RAMからなる制御部80に
バスを介して、キーボードやポインティングデバイスか
らなる入力部81、ディスプレイ等の表示部82、第1
インターフェイス回路83及び第2インターフェイス回
路84などが接続される。
【0058】制御部80のROMは、メダル貸出機2,
…や発券機3やカード会社との通信や情報処理に関する
プログラムなどを記憶し、RAM内には、各メダル貸出
機2や発券機3で発行されたカードのカード情報などの
各種データが記憶される。第1インターフェイス回路8
3は、通信回線L1に接続され、メダル貸出機2,…、
発券装置3との情報のやり取りを行うために用いられ
る。第2インターフェイス回路84は、通信回線L2に
接続され、カード会社のホストコンピュータ5との間で
情報のやりとりを行うために用いられる。
【0059】以上、制御装置4は、各メダル貸出機2、
発券機3から新たに発行されたカードのカード情報を適
宜受信するほか、各装置におけるカード利用数などのデ
ータを受信して処理し、その処理結果をモニター82な
どに出力する。また、この処理結果は、適宜通信回線L
2を介してカード会社のホストコンピュータ5に送信さ
れ、精算処理などの管理に利用される。
【0060】本実施形態に係る管理システムは以上の構
成からなり、以下、このシステムの作動態様について説
明する。
【0061】前記メダル貸出機2のカード処理部には、
1枚の磁気カードが収容されており、紙幣処理部に所定
金種の紙幣(千円札、五千円札、一万円札)が受け付け
られ、一の金額選択ボタン32が押釦されると、カード
処理部は、カードリードライタ56によりこのカードに
新たなカード情報を書き込んで、カード挿排口34より
発行する。尚、予めカード情報を書き込んだカードを備
えておいて、このカードを発行するようにしてもよい。
但し、カード発行日、発行番号などのカード情報は、予
め書き込んでおくのではなく、カードの発行時に書き込
む必要がある。
【0062】同様にして、発券機3の第1紙幣処理部6
6に所定金種の紙幣(千円札、五千円札、一万円札)が
受け付けられ、一の金額選択ボタン61が押釦される
と、カード処理部68は、カードリードライタ77によ
りこのカードに新たなカード情報を書き込んで、カード
挿排口34より発行する。このカード情報は、メダル貸
出機2と同様な内容であって、各カード情報は、発券機
3の制御部70のRAMにも記憶されるほか、通信回線
L1を介して制御装置4へと送信される。
【0063】カードに記録されるカード情報並びにメダ
ル貸出機2の制御部50や発券機3の制御部70に記録
されるカード情報のデータ構造は、図7に示される。即
ち、カード情報は、カード発行日、識別番号、カードI
Dである発行番号、金額選択ボタン32,61の選択に
よりカード発行時に付与された有価価値(あるいはこれ
に基づき変換された度数)、メダル貸出ボタン17の押
釦に対応する有価価値(あるいはこれに基づき変換され
た購入度数)が差し引かれた現時点でのカードが有する
残有価価値(あるいはこれに基づき変換された残度
数)、そして最後に特典情報からなる。
【0064】前記識別番号は、各メダル貸出機2、各発
券機3及び制御装置4をそれぞれ他機と区別するための
固有番号であり、この識別番号は、「000」〜「99
9」の3桁の番号の何れかであって、制御装置4には
「000」の番号が、他機には「001」〜「999」
の各番号が、それぞれ付与される。
【0065】前記特典情報は、カードの使用態様、カー
ドの金額などに応じて付与される情報である。特典は、
自機で発行されたカードか、他のメダル貸出機2あるい
は発券機3で発行されたカードかによって特典ポイント
が異なり、また、カードの金額によっても特典ポイント
が異なって付与される。これら付与される特典ポイント
は、順次加算されて特典付与累積数エリアに書き込まれ
る。また、前記特典メダル貸出ボタン19の押釦操作に
よりその特典の一部を受けた際には、その消費された特
典ポイントが特典使用済数エリアに書き込まれると共
に、その残特典ポイントが特典残数エリアに書き込まれ
る。
【0066】カード発行時における特典付与の一例とし
ては、三千円以下のカードを購入した(発行した)場合
に特典ポイント「0」を、五千円分のカードを購入した
場合に特典ポイント「1」を、一万円分のカードを購入
した場合に特典ポイント「2」を、特典付与累積数エリ
ア内の特典ポイントに加算する等、購入金額が高いほど
多くの特典ポイントを付与することが挙げられる。
【0067】次に、カード挿排口34よりカードが投入
される(自機で発行されたカードを遊技者が直接的に機
体25内に投入させる若しくは自機で発行されたカード
をタイマーなどによって発行後所定時間経過後に自動的
に投入させるなどの、自機で発行されたカードをそのま
ま機体25内に投入させる場合と、他のメダル貸出機2
や発券機3で発行されたカードを機体25内に投入させ
る場合の両方を含む概念である)と、カード処理部によ
りそのカード情報が読み取られ、制御部50へと出力さ
れる。制御部50は、このカード情報の識別番号によ
り、取り込んだカードが自機で発行されたものか否かを
チェックし、自機発行のカードであれば、そのカード情
報を内部メモリの記憶データと照合することにより、カ
ードの適否を判定する。また他のメダル貸出機機2や発
券機3などで発行されたカードである場合には、そのカ
ード情報をカード発行元のメダル貸出機2や発券機3若
しくは制御装置4に送信して、投入カードの適否判定処
理を要請し、返送された判定結果により前記カードの適
否を確認する。
【0068】カード発行後における特典付与の一例とし
ては、別のメダル貸出機2や発券機3で発行されたカー
ドを使用する場合に特典ポイント「0」を、自機で発行
されたカードを使用する場合に特典ポイント「1」を、
特典付与累積数エリア内の特典ポイントに加算する等、
自機で発行したカードをその自機で消化すれば特典ポイ
ントを付与することや、あるいはカードを一のメダル貸
出機2で全て消化した場合、そのカードの金額に応じて
設定された特典ポイントを特典付与累積数エリア内の特
典ポイントに加算する等、使用済みのカードの金額が高
いほど多くの特典ポイントを付与することが挙げられ
る。
【0069】前記スロットマシン1のメダル貸出ボタン
17、カード返却ボタン18、返却釦スイッチ19、カ
ード残高表示器21は、上述の如く、メダル貸出機2の
制御50に接続されており、上記の判定処理により投入
されたカードが適切であると判定された後に、メダル貸
出ボタン17が押釦操作されると、制御部50は、スロ
ットマシン1からの貸出可能信号がONであることを確
認した上で、スロットマシン1にメダル貸出処理を指示
する。この貸し出し指示に対するスロットマシン1の応
答を受けると、制御部50は、カード処理部のカードリ
ードライタ56を駆動させて、カードの残高データを更
新する。
【0070】図8は、スロットマシン1とメダル貸出機
2との間の信号のやり取りを示す。ここでは、メダル貸
出機2からの貸出指示に応じてスロットマシン1内部の
貯留メダル数を加算する「メダル貸出処理」と、カード
の有価価値が消化された後に、後述する条件で付与され
た特典に基づき、メダル貸出機2からの貸出指示に応じ
てスロットマシン1内部の貯留メダル数を加算する「特
典メダル貸出処理」とについての信号のやり取りが説明
される。
【0071】貸出可能信号は、スロットマシン1からメ
ダル貸出機2に対し、メダル貸出指示及び特典メダル貸
出処理を受け入れ可能な状態にあるか否かを知らせるた
めの信号である。ゲーム実行時など、メダル貸出処理及
び特典メダル貸出処理が不可能な期間はHレベルに設定
されており、メダル貸出処理及び特典メダル貸出処理が
可能になると、Lレベルに反転する。
【0072】貸出状態信号は、メダル貸出機2からスロ
ットマシン1へと出力される信号であって、メダル貸出
機2がメダル貸出処理及び特典メダル貸出処理を指示す
る状態にあるか否かを示す。この信号も、通常はHレベ
ルであって、スロットマシン1のメダル貸出ボタン17
や特典メダル貸出ボタン19が押釦操作されることによ
りLレベルに反転し、メダル貸出ボタン17や特典メダ
ル貸出ボタン19の1回の操作によって貸し出しされる
べき度数が消化された所定時間後はHレベルに反転す
る。
【0073】メダル貸出要求信号は、メダル貸出機2か
らスロットマシン1へと出力される信号であって、スロ
ットマシン1の制御部42に、メダル貸出処理の実施を
指示する。この信号は通常はHレベルであって、Lレベ
ルへの反転により1度数分のメダル(例えば5枚)の貸
出処理が指示される。尚、メダル貸出ボタン17が1度
操作されることにより、複数度数分のメダル貸出処理が
行われる場合は、その度数に応じた数分のパルス信号が
順次生成されて出力される。
【0074】メダル貸出了解信号は、メダル貸出機2か
らのメダル貸出指示を受け取ったことを示す制御信号で
ある。通常はHレベルであり、前記メダル貸出要求信号
がLレベルになってから所定時間後にLレベルに反転
し、さらに所定時間後にHレベルに復帰する。
【0075】貸出受付信号は、スロットマシン1の中継
基板49へと出力される信号であって、この信号は、貸
出状態信号と同期しており、通常はHレベルであって、
スロットマシン1のメダル貸出ボタン17が押釦操作さ
れることやカードの全度数が消化された所定時間後によ
りLレベル(メダル貸出ボタン17の押釦操作無効化)
に反転し、メダル貸出処理及び特典メダル貸出処理の指
示が終了するまで、Lレベルのまま維持される。
【0076】ランプ点灯信号は、スロットマシン1の中
継基板49へと出力される信号であって、この信号も、
貸出状態信号と同期しており、通常はHレベルであっ
て、スロットマシン1のメダル貸出ボタン17が押釦操
作されることやカードの全度数が消化された所定時間後
によりLレベル(貸出可表示ランプ48の消灯)に反転
し、メダル貸出処理及び特典メダル貸出処理の指示が終
了するまで、Lレベルのまま維持される。
【0077】特典メダル貸出要求信号は、メダル貸出機
2からスロットマシン1へと出力される信号であって、
スロットマシン1の制御部42に、特典メダル貸出処理
の実施を指示する。この信号は通常はHレベルであっ
て、Lレベルへの反転により特典ポイント数に対応した
特典メダル(例えば1ポイントにつき5枚)の貸出処理
が指示される。
【0078】特典メダル貸出了解信号は、メダル貸出機
2からの特典メダル貸出指示を受け取ったことを示す制
御信号である。通常はHレベルであり、前記特典メダル
貸出要求信号がLレベルになってから所定時間後にLレ
ベルに反転し、さらに所定時間後にHレベルに復帰す
る。
【0079】スロットマシン1では、電源立ち上げ時か
ら所定時間TSが経過するまでの間、及びゲーム実行時
(ここでは始動レバー12が操作されてから各リール1
0が停止するまでの間をさす)に、前記貸出可能信号が
Hレベルで維持される。この貸出可能信号がLレベルに
反転したときにメダル貸出ボタン17が押釦操作される
と、メダル貸出機2は、その操作信号を受け付けて、前
記貸出状態信号をLレベルに反転させた後、その反転処
理から所定の時間間隔T0をおいて、メダル貸出要求信
号をLレベルに反転させる。
【0080】スロットマシン1の制御部42は、このメ
ダル貸出要求信号のレベル反転が所定時間T1の間持続
することを確認した後、メダル貸出了解信号をLレベル
に反転させることにより、メダル貸出機2にメダル貸出
指示を受け入れた旨を送信する。この後、さらにT2の
時間が経過すると、メダル貸出機2の制御部50は、メ
ダル貸出要求信号をHレベルに復帰させると共に、受け
付け中のカードの度数データを1度数分デクリメントす
る。また、このときスロットマシン1の制御部42は、
現在の貯留メダルに1度数分のメダル(5枚)を加算
し、さらにT3の時間が経過すると、前記メダル貸出了
解信号をHレベルに復帰させる。
【0081】メダル貸出機2の制御部50は、このメダ
ル貸出了解信号のHレベルへの復帰をチェックした後、
所定時間T4が経過した時点で、1度数分のメダル貸出
処理が終了したと認識する。以下、同様の通信動作によ
り、あらかじめ定められた度数分(図示例では10度
数)のメダル貸出処理が行われるもので、メダル貸出機
2の制御部50は、最後のメダル貸出処理完了から所定
時間TEが経過すると、前記貸出状態信号をHレベルに
復帰させる。
【0082】尚、メダル貸出ボタン17の操作により、
カードから何度分の度数データを差し引くかは任意に設
定することができ、また1度数に対応させる貸出しメダ
ル数も、適宜変更することが可能である。
【0083】そして、メダル貸出処理によりカードの全
度数が消化されたならば、最後のメダル貸出処理におけ
るメダル貸出了解信号のHレベル復帰後、所定時間TF
(例えば30秒)後、前記貸出状態信号をLレベルに反
転させると共に、前記特典メダル貸出要求信号をLレベ
ルに反転させる。
【0084】スロットマシン1の制御部42は、この特
典メダル貸出要求信号のレベル反転が所定時間T1の間
持続することを確認した後、特典メダル貸出了解信号を
Lレベルに反転させることにより、メダル貸出機2に特
典メダル貸出指示を受け入れた旨を送信する。この後、
さらにT2の時間が経過すると、メダル貸出機2の制御
部50は、特典メダル貸出要求信号をHレベルに復帰さ
せると共に、受け付け中のカードの特典ポイントをデク
リメントする。また、このときスロットマシン1の制御
部42は、現在の貯留メダルに1ポイント分の特典メダ
ルを加算し、さらにT3の時間が経過すると、前記特典
メダル貸出了解信号をHレベルに復帰させる。
【0085】メダル貸出機2の制御部50は、この特典
メダル貸出了解信号のHレベルへの復帰をチェックした
後、所定時間T4が経過した時点で、1ポイント分の特
典メダル貸出処理が終了したと認識する。以下、同様の
通信動作により、累積特典ポイント数分(図示例では3
ポイント)のメダル貸出処理が行われるもので、メダル
貸出機2の制御部50は、最後のメダル貸出処理完了か
ら所定時間TEが経過すると、前記貸出状態信号をHレ
ベルに復帰させる。
【0086】図9は、前記メダル貸出機2の制御手順を
示す。まず、制御部42のCPUは、紙幣投入口30へ
の紙幣の投入、及びカード挿排口34へのカードの投入
のいずれにも対応できる状態で待機する。
【0087】紙幣投入口30から紙幣が投入される(ス
テップ1)と、CPUは、ROM内のカード発行処理に
かかるプログラムを読み出して実行する。これにより投
入された紙幣が適正なものであれば、押釦された金額選
択ボタン32に対応した有価価値等のカード情報が書き
込まれたカードが作成され、カード挿排口34より発行
される(ステップ3)。
【0088】前記ステップ3で発行されたカードがカー
ド投入ボタン33の押釦操作により機体25内部に再び
取り込まれた時、または他のメダル貸出機2や発券機3
で発行されたカードがカード挿排口34により機体25
内部に投入された時(ステップ2)、CPUは、ROM
内のメダル貸出処理にかかるプログラムを読み出して実
行する(ステップ4)。
【0089】図10は、前記ステップ3のカード発行処
理の詳細な手順を示す。まずCPUは、前記紙幣識別セ
ンサ52の判別信号により投入された紙幣が適正なもの
か否かをチェックし(ステップ3−1)、この判定が
「NO」であれば、受け付けた紙幣を紙幣投入口30へ
と返却する(ステップ3−5)。紙幣識別センサ52
は、紙幣の金種(千円札、五千円札、一万円札など)を
識別することも可能であり、この識別された金額の範囲
内での金額選択ボタン32,…が有効化される(ステッ
プ3−2)。
【0090】受け付けた紙幣が適正で且つ所定の金額選
択ボタン32が有効化された場合は、CPUは、顧客が
所望する金額の金額選択ボタン32が押釦されたか否か
をチェックし(ステップ3−3)、「YES」の場合、
CPUは、前記カード処理部にカードが収容されている
か否かをチェックする(ステップ3−4)。そして、カ
ードが収容されていなければ、前記ステップ3−5へと
移行する。
【0091】前記ステップ3−4の判定が「YES」の
とき、CPUは、RAM内の所定領域から現在の日付・
時刻を読み出すとともに、発行するカードの発券番号を
決定し、これらのデータに、そのメダル貸出機2に対応
する識別番号と、押釦操作された金額選択ボタン32に
対応する有価価値データ(初期有価価値データ)とを組
み合わせたカード情報を作成し、これをRAMの登録領
域内に記憶する(ステップ3−6)。尚、この際、残有
価価値データは、初期有価価値データと等価であり、ま
た、特典情報の特典付与累積数の特典ポイントは「0」
である。
【0092】ついでCPUは、作成されたカード情報を
前記制御装置4に送信するための処理を実施し(ステッ
プ3−7)、しかる後、CPUは、前記カード搬送部5
5を駆動させてカード処理部内のカードを搬送路へと搬
出し、以下、カードリードライト56によりカードの情
報記憶領域にカード情報を書き込んで、カード挿排口3
4へと搬出する(ステップ3−8)。
【0093】図11は、前記ステップ4のメダル貸出処
理の詳細な手順を示す。受け付けられたカードがカード
処理部内に取り込まれて搬送され、カードリードライト
56によるカード情報の読取りが行われる(ステップ4
−1)と、CPUは、読み取られたカード情報内のカー
ド発行日を確認した後、前記識別番号からこのカードが
自機で発行されたものか否かを判別する(ステップ4−
2)。カード発行日を確認する理由は、カードはその遊
技場において発行当日限り有効になるように設定されて
いるからであるが、カードの有効場所及び有効期限は、
これに限定されるものではない。話を戻し、識別番号が
自機の識別番号と一致していればステップ4−3へと移
行し、読み取ったカード情報とRAM内の登録情報(ス
テップ3−6によるもの)との照合を行なう。
【0094】上記の照合により、読み取られたカード情
報が適正なものと認識される(ステップ4−4)と、C
PUは、特典ポイント「1」を付与し、特典付与累積数
エリアにこの特典ポイントを加算したカード情報を作成
して、これをRAMの登録領域内に記憶し(ステップ4
−5)、制御装置4に送信される(ステップ4−6)。
この特典ポイントは、自機で発行されたカードの場合、
他のメダル貸出機2や発券機3で発行されたカードと差
別化する趣旨であり、この目的において特典ポイントは
任意に設定可能である。更新されたカード情報をカード
リードライト56によりカードの情報記憶領域に書き込
む処理は任意に選択することができる。
【0095】そして、前記ステップ4−2で受け付けら
れたカードが他のメダル貸出機2や発券機3で発行され
たものと判定された時と同じくして、CPUは、カード
から差し引く有価価値(以下、これを差引き金額データ
という)を作成する(ステップ4−7)。この差引き金
額データは、所定の度数データに変換されて隣接するス
ロットマシン1のカード残高表示器21に表示されてお
り、遊戯者がメダル貸出ボタン17を押釦操作したと
き、この操作に伴うメダル貸出要求信号がスロットマシ
ン1の制御部42からメダル貸出機2の制御部50に入
力される。
【0096】これによりステップ4−8が「YES」と
なってステップ4−9へと移行し、CPUは、前記差引
金額データを用いてカードの有価価値の書換えを行な
い、更新されたカード情報を前記制御装置4に送信する
ための処理を実施する(ステップ4−10)と共に、さ
らに、この差引金額データに応じた度数データを隣接す
るスロットマシン1の制御部42へと送信する(ステッ
プ4−11)。
【0097】次のステップ4−12で、CPUは、カー
ドの更新された有価価値をチェックし、これがゼロ値の
時は、カードの有価価値がすべて消化されたとして、C
PUは、特典ポイントを付与し、特典付与累積数エリア
にこの特典ポイントを加算したカード情報を作成して、
これをRAMの登録領域内に記憶し(ステップ4−1
3)、制御装置4に送信する(ステップ4−14)。特
典ポイントとしては、自機で使い切ったカードが三千円
以下の場合は「0」、五千円の場合は「1」、一万円の
場合は「2」といったものであるが、この特典ポイント
は、自機でより高額な有価価値を有するカードを使い切
ることを遊技者に推奨する趣旨であり、この目的におい
て特典ポイントは任意に設定可能である。尚、カード投
入時と同様、更新されたカード情報をカードリードライ
ト56によりカードの情報記憶領域に書き込む処理は、
任意に選択することができる。
【0098】次に、ステップ4−15でカード処理部内
が空いていることを確認した上で前記カード搬送部55
を駆動し、カードを収容する(ステップ4−16)。カ
ードに有価価値が残っている場合は、前記ステップ4−
12は「NO」となって前記ステップ4−8に戻り、回
収カードがある場合(即ち他のメダル貸出機2や発券機
3で発行されたカードが投入されている場合)は、前記
ステップ4−15は「YES」となって、CPUは、前
記カード搬送部55を駆動してカードをカード挿排口3
4へと搬出する(ステップ4−17)。
【0099】一方、前記ステップ4−3の照合処理によ
り、カードから読み取られたカード情報がRAM内の登
録情報に合致しなかったときは、ステップ4−4が「N
O」となって直ちにステップ4−17へと移行して、投
入カードが返却される。
【0100】図12は、前記発券機3の制御動作を示
す。メダル貸出機2と同様、装置の初期設定がなされる
と、CPUは、紙幣投入口62からの紙幣の投入に対応
できる状態で待機する。紙幣投入口62に紙幣が投入さ
れるとステップ1が「YES」となり、CPUは、前記
紙幣識別センサ72の判別信号により投入された紙幣が
適正なものか否かをチェックし(ステップ32)、この
判定が「NO」であれば、受け付けた紙幣を紙幣投入口
62へと返却する(ステップ5)。紙幣識別センサ72
は、紙幣の金種(千円札、五千円札、一万円札など)を
識別することも可能であり、この識別された金額の範囲
内での金額選択ボタン61,…が有効化される(ステッ
プ3)。
【0101】受け付けた紙幣が適正で且つ所定の金額選
択ボタン61が有効化された場合は、CPUは、顧客が
所望する金額の金額選択ボタン61が押釦されたか否か
をチェックし(ステップ4)、「YES」の場合、CP
Uは、RAM内の所定領域から現在の日付・時刻を読み
出すとともに、発行するカードの発券番号を決定し、こ
れらのデータに、その発券機3に対応する識別番号と、
押釦操作された金額選択ボタン61に対応する有価価値
データ(初期有価価値データ)とを組み合わせたカード
情報を作成し、これをRAMの登録領域内に記憶する
(ステップ6)。
【0102】ついでCPUは、作成されたカード情報を
前記制御装置4に送信するための処理を実施し(ステッ
プ7)、しかる後、CPUは、前記カード搬送部76を
駆動させてカード処理部68内のカードを搬送路へと搬
出し、以下、カードリードライト77によりカードの情
報記憶領域にカード情報を書き込んで、カード挿排口6
3へと搬出する(ステップ8)。
【0103】以上のように、本実施形態に係るプリペイ
ドカード管理システムによれば、カード投入時及びカー
ド使用済み時において特典ポイントが加算され、カード
の残有価価値がゼロ値になるメダル貸出時に、特典情報
エリアに記憶されている累積特典ポイントに対応した特
典メダルを貸し出すという特典付与機能、即ち、自機で
発行したカードが自機で使用された時に特典を付与する
機能とカードの発行金額に応じて特典を付与する機能と
を有している。
【0104】上述の例によれば、他のメダル貸出機2や
発券機3で購入した千円分のカードを使い切っても、累
積特典ポイントは「0」であり、この場合、特典の付与
はなされない。自機で購入した千円分のカードを自機で
使い切った場合の累積特典ポイントは「1」であり、自
機で購入した五千円分のカードを自機で使い切った場合
の累積特典ポイントは「2」であり、自機で購入した一
万円分のカードを自機で使い切った場合の累積特典ポイ
ントは「3」であり、自機で購入し、この購入金額が高
額であるほど、高い特典付与を受けることがわかる。
【0105】尚、特典ポイント付与のタイミングは、自
機で発行したカードであることを認証した後、残有価価
値がゼロとなるまで、またはカードが排出されるまで、
例えば、メダル貸出ボタン17を押釦操作した時、メダ
ル貸出要求信号やメダル貸出了解信号を出力した時、カ
ード情報を書き換えた時が挙げられる。但し、カード投
入後に特典のみを受けてメダル貸出を受けずにカードを
排出するということも考えられるから、メダル貸出ボタ
ン17を押釦操作した後が望ましい。
【0106】図13は、別の実施形態に係るメダル貸出
機2の外観を示す。自発行型の遊技媒体貸出機には、発
行されたカードや有価価値が残っているカードを抜き取
ることができるタイプとそうでないタイプとがあるが、
上記実施形態に係るメダル貸出機2は、前者であり、図
13のメダル貸出機2は、後者のタイプである。そこ
で、上記実施形態に係るメダル貸出機2と共通する部分
は同一番号を付し、その説明を省略する。相違する部分
は、カード処理部(カードにカード情報が一切書き込ま
ない場合もある)において、カード挿排口34を無く
し、その箇所に透明なカバー90を貼って、カードの存
在は視認することができるが、抜き取りはできないこ
と、カード投入ボタン33を無くしたこと(但し、必須
ではない)、及びカード挿排口91を有してカードが出
退自在となる第2のカード処理部92が設けられたこと
(但し必須ではない)にある。尚、機体25の前面に
は、上扉26、中扉27、下扉28の3つの扉が設けら
れ、それぞれ上扉26、中扉27、下扉28は開閉可能
となっており、上扉26及び下扉28には、それぞれ施
錠用の錠36,37が設けられている。
【0107】第1のカード処理部39は、このメダル貸
出機2専用の1枚のカードが収容されており、金額選択
ボタン32の押釦操作後、カードが奥側から手前側に搬
送され、カバー90に当接した状態で維持される(カー
ド発行状態)。そして、所定時間経過(この間にカード
を視認することができる)後、カード搬送部55が駆動
して、カードを奥側に取り込むようになっている。
【0108】第2のカード処理部92は、発券機3で発
行されたカード(このカードは、上のカードとは大きさ
等、種類が異なる)専用の装置であり、機構的には従来
のものと何ら変わるところはない。カード挿排口91か
ら投入したカードがその有価価値を全て使い果たすと、
該カード挿排口91から使用済みカードとして排出され
るようになっている。
【0109】かかるメダル貸出機2では、第1のカード
処理部39におけるカードは、必ず自機で使い切られる
わけであるから、要は、カードのリサイクル率を高める
ためには、第2のカード処理部92を利用しない、即ち
発券機3からはカードを購入しないようにすることが必
要である。そこで、第1のカード処理部39におけるカ
ードを使用すると、例えば特典ポイントを「2」だけ加
算するようになっている。尚、「使用する」とは、紙幣
投入口30に紙幣を投入した時を起算とし、カードの有
価価値が使い切られるまでの間における概念である。従
って、特典ポイント付与のタイミングは、紙幣を投入し
てからカードの有価価値を使い切るまでの間、例えば紙
幣投入時、紙幣の真偽判断時、カード発行信号出力時、
カード発行時、カードの取込時、メダル貸出要求信号や
メダル貸出了解信号を出力した時、カード情報を書き換
えた時などが挙げられる。
【0110】また、第1のカード処理部39におけるカ
ードを使用すると、その有価価値、即ち押釦された金額
選択ボタン32に対応する有価価値に応じて、例えば三
千円以下であれば「0」、五千円であれば「1」、一万
円であれば「2」の特典ポイントを加算するようになっ
ている。
【0111】そして、上述の場合と同様、2回の特典ポ
イントの合計に基づき、特典メダルの貸し出しを受け
る。この時、特典メダル貸出ボタンを設け、これを押釦
することで、特典メダルの貸し出しを受けるようにして
もよい。
【0112】別の特典ポイント付与態様は、次の通りで
ある。即ち、投入したカードが自機で発行したものであ
れば、特典ポイント「3」を付与する一方、他機のもの
であれば、特典ポイント「0」を付与すると共に、自機
及び他機を問わず、投入したカード(即ち第1のカード
処理部39における投入と第2のカード処理部92にお
ける投入の両者を含める)したカードが、例えば未使用
で且つ三千円以下であれば特典ポイント「0」を、未使
用で且つ五千円であれば特典ポイント「2」を、未使用
で且つ一万円であれば特典ポイント「4」を付加する。
【0113】このように、特典ポイントの付与態様は、
様々なパターンが考えられる。発行されたカードを自機
で使い切ることに付与される特典ポイント及び購入金額
に応じて付与される特典ポイントの比率や、購入金額に
応じた各特典ポイントの内訳などは、システム提供者が
任意に変えることのできる事項である。あるいは、有価
価値の高低に関わらず、発行されたカードを自機で使い
切ることに同一値の特典ポイントを付与したり、他機で
発行されたカードに対しては一切特典ポイントを付加し
ないようにしてもよい。さらには、高額な有価価値を有
するカードの場合、一つのカードにおける貸出回数が増
えるのに従って、付与される特典ポイントを増やすよう
(例えば、一万円のカードであって、一回の貸出金額が
千円であれば、三千円を消化した時点で始めて特典ポイ
ント「1」が付与され、後は一回の貸出操作毎に特典ポ
イント「0.5」が順次加算され、全消化した時点で特
典ポイント「4.5」となる、あるいはそのように加算
された累積特典ポイントに順次書き換えていくような
例)に、高額なカードが貸出操作される毎に特典ポイン
トを高めていくと、高額なカードを自機で使い切る可能
性が高くなり、この点で有効である。
【0114】このように、本実施形態に係るシステムで
は、種々の態様で特典ポイントが付与され得るが、通常
のメダルは、貯留メダルとして機内のクレジットに加算
されて貯留メダル枚数表示器22に表示され、あるいは
貯留メダルが上限枚数を越えた場合にはこの越えた分が
ホッパーから払い出され、特典メダルは、特典が付与さ
れた段階で特典メダル枚数表示器23に表示され、通常
のメダルの貸し出し処理を終えた後、貯留メダルとして
機内のクレジットに加算されて貯留メダル枚数表示器2
2に表示され、あるいは貯留メダルが上限枚数を越えた
場合にはこの越えた分がホッパーから払い出されるよう
にしているため、通常のメダル貸出と特典メダル貸出の
タイミングが異なる結果、遊技者は、特典分が貸し出さ
れたことを明確に把握することができる。
【0115】但し、特典メダルについては、貯留メダル
として加算させることなく、通常のメダル貸出終了後、
そのままホッパーから払い出すようにしてもよく、ま
た、特典メダル貸出ボタン19を有効にして、この特典
メダル貸出ボタン19を押釦操作することにより、その
タイミングで所望の特典メダルの払い出しを受けるよう
にしてもよい。後者の場合、メダル貸出機2は、特典メ
ダル貸出ボタン19の操作信号を受け付けて、貸出状態
信号をLレベルに反転させた後、その反転処理から所定
の時間間隔T0をおいて、特典メダル貸出要求信号をL
レベルに反転させるように構成されていればよい。そし
て、1回の押釦操作(1パルスの特典メダル貸出要求信
号の発信)で貸し出される特典メダルの枚数は任意に設
定することができる。
【0116】また、上記実施形態に限らず、スロット
マシン1からメダルの貸し出しを受け、メダル貸出機2
から特典メダルの貸し出しを受ける構成や、スロット
マシン1から特典メダルの貸し出しを受け、メダル貸出
機2からメダルの貸し出しを受ける構成や、メダル貸
出機2からメダル及び特典メダルの貸し出しを受ける構
成を採用することもできる。
【0117】の場合、メダル貸出機2の制御部50下
に置かれる特典メダル貸出部を設ける必要があり、の
場合、メダル貸出機2の制御部50下に置かれるメダル
貸出部を設けると共に、スロットマシン1の制御部42
下に置かれる特典メダル貸出部を設ける必要があり、
の場合、メダル貸出機2の制御部50下に置かれるメダ
ル貸出部及び特典メダル貸出部(但し、信号種別によっ
て通常メダル・特典メダルを分けるだけであって構成は
共用してもよい(総称してメダル貸出部とする)、スロ
ットマシンの場合も同様)を設ける必要がある。尚、
〜の場合において、関連する構成及び信号種別は、上
記で説明されたものに対して適宜読み替えを行って流用
するものとする。
【0118】また、前記〜の場合、通常メダルある
いは特典メダルのための貸出口を設けるのが好ましい。
この貸出口は、スロットマシン1のメダル貸出ボタン1
7及び/又は特典メダル貸出ボタン19の押釦操作によ
り通常メダル及び/又は特典メダルの貸し出しを受ける
部分であり、この貸出口の内側に、複数枚のメダルを貯
留し、メダル貸出ボタン17及び/又は特典メダル貸出
ボタン19の押釦操作に応じた所定枚数のメダルの貸し
出しを行うためのメダル貸出部を設ける。但し、該メダ
ル貸出部は、複数枚のメダルを貯留せず、スロットマシ
ン1のホッパー(メダル貸出部)45からメダル供給を
受けるようにしてもよい。
【0119】さらに、スロットマシン1のみからメダル
及び特典メダルの貸し出しを受ける場合や、メダル貸出
機2のみからメダル及び特典メダルの貸し出しを受ける
場合であっても、上述の貸し出しタイミングを変える
他、貸し出しを受ける箇所を2箇所設けるようにしても
よい。
【0120】また、上記実施形態においては、メダル貸
出要求信号と特典メダル貸出要求信号(メダル貸出了解
信号と特典メダル貸出了解信号)を分けるようにしてい
るが、1パルス当たりのメダル貸出枚数と特典メダル貸
出枚数が同等であるならば、これらの信号を共通化して
もよい。また、累積特典メダル枚数が1パルス当たりの
メダル貸出枚数(1度数分)に満たない場合、該累積特
典メダル枚数が1パルス当たりのメダル貸出枚数に達す
るまで貸し出しできないようにしても、これらの信号を
共通化(メダル貸出要求信号(メダル貸出了解信号)を
流用化)することができる。そして、累積特典メダル枚
数が1パルス当たりのメダル貸出枚数(1度数分)に満
たない状態で遊技を終える場合、この累積特典メダル枚
数は無効となるよう処理してもよい。
【0121】そして、その他の事項も、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で変更が可能である。例えば、特典情報
をカードに記憶させるのみならず、メダル貸出機2の会
員カード挿排口35に投入された会員カードにも記憶さ
せることで、会員カードに特典ポイントを貯めていくこ
とも可能となる。この場合、会員カード処理部における
カードリードライタ56で読み出された会員カードの特
典情報に相応する特典メダル枚数が、スロットマシン1
の特典メダル枚数表示器23に表示されることとなり、
遊技者は、適宜特典メダル貸出ボタン19の押釦操作を
行って、その範囲内で所望する枚数の特典メダルの貸し
出しを受けることができる。尚、特典メダル貸出ボタン
19の押釦操作により一部の特典ポイントを消費した際
には、会員カード処理部にて会員カードの特典情報を書
き換えることが必要となる。
【0122】また、特典が成立するための「所定の条
件」は、上記の場合(自機で発行されたカードで遊技媒
体の貸し出しを受けた場合、所定金額以上のカードを購
入した場合)のみならず、高額の有価価値を有するカー
ドであれば、貸出操作を行った回数が所定回数(例え
ば、カードに付与された金額価値に基づく全貸出操作回
数のうちの半分回数)以上である場合や、貸出金額の合
計(使用金額の合計)が所定金額(例えば、カードに付
与された金額価値の半分)以上である場合や、1回の貸
出金額が所定金額(例えば、カードに付与された金額価
値の半分)以上である場合、タイムサービス(例えば開
店から1時間以内など)にカードを購入して遊技媒体の
貸し出しを受けた場合、メダル貸出機2に抽選機能を設
け、この抽選結果が当選した場合、まだ有価価値の残っ
ているカードに対して、新たに貨幣を投入して有価価値
の加算・書換を行った場合などの遊技媒体貸出機内にお
いて所定の条件が発生した場合や、特別入賞(パチンコ
機であれば、大当たり入賞、スロットマシンであれば、
ビックボーナス入賞やレギュラーボーナス入賞)した場
合などの遊技機あるいは周辺機器において所定の条件が
発生した場合などが挙げられる。
【0123】また、特典メダル貸出ボタン19を有効に
しない場合、特典の実行(特典メダルの貸し出しなど)
は、必ずしもカードが終了した時、若しくはその後であ
る必要はなく、特典ポイントが発生した際に実行するよ
うにしてもよい。特典の実行に際しては、スピーカー2
4から音を鳴らしたり、表示ランプ46,29等から光
を発して(あるいは、通常貸し出し時の音・光と特典貸
し出し時の音・光とを区別して)報知するのが効果的で
ある。尚、特典貸出報知のための音源、光源を専用に設
けてもよく、この場合、設置個所はスロットマシン1側
であるかメダル貸出機2側であるかを問わない。
【0124】さらに、有価価値に応じて付加される特典
ポイントは、メダル貸出処理においてではなく、カード
発行処理において付加されるようにしてもよい。具体的
には、図10に示すメダル貸出機2におけるカード発行
処理の場合、ステップ3−6において、図12に示す発
券機3におけるカード発行処理の場合、ステップ6にお
いて特典ポイントを付与するのが好ましい。
【0125】また、上記実施形態においては、図7に示
すカード情報を作成して、これを一括でメダル貸出機2
や発券機3から制御装置4に送信するようにしたが、特
典情報とその他の情報(従来からカード管理システムで
扱われている情報)とを分け、それぞれ別個にして送信
するようにしてもよい。この場合、それぞれを同時に送
信してもよく、また、それぞれを異なるタイミング、回
数で送信するようにしてもよい。
【0126】また、上記実施形態においては、カード情
報の一つとして、初期金額価値(貸出媒体に付与された
有価価値)及び残金額価値(使用により差し引かれた残
有価価値)を用いているが、この残金額価値の代わり
に、使用金額価値を用いてもよい。即ち、貸出媒体の発
行に関わる情報(初期金額価値)及び遊技媒体の貸し出
しに関わる情報を制御装置に送信するようにしている
が、この遊技媒体の貸し出しに関わる情報は、使用金額
価値のみならず、初期金額価値から使用金額価値を差し
引いた残金額価値を含む概念である。
【0127】さらに、上記実施形態においては、特典情
報として、特典付与累積数、特典使用済数、特典残数を
用いているが、特典使用済数は、必須ではない。また、
特典メダルを所定のタイミングで一括して自動的に貸し
出しを行うような場合は、特典付与累積数と特典使用済
数とは等価であって特典残数はゼロであると言えるか
ら、特典付与累積数のみを送信するようにしてもよい。
【0128】また、特典情報としては、特典ポイントに
基づき換算された金額価値、この金額価値に基づき換算
された度数、あるいは特典ポイントに相応する特典メダ
ル枚数の何れかの形で取り扱いが可能である。
【0129】さらに、特典メダル枚数は、累積特典ポイ
ントに定数を乗じて決定してもよく、または累積特典ポ
イントに対応した特典メダル枚数に係るテーブルを別に
設けてもよい。
【0130】そして、発行されたカードを抜き取り不能
なメダル貸出機は、実際にカードを遊技者に見せるため
に機体外に出す必要はなく、カードが発行されたことを
視認することができる構成となっていればよい。例え
ば、機体面に透過用窓を設け、機体内のカード発行処理
を視認できる構成や、カードは一切見せずにカード発行
を報知する表示ランプを設けて遊技者に確認させる構成
を採用可能である。
【0131】また、上述した何れの遊技媒体貸出機も、
貨幣を受け付けて有価価値が付与された貸出媒体を発行
する貸出媒体発行手段を備えた、いわゆる自発行型の遊
技媒体貸出機であったが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、貸出媒体発行手段を備えず、発券機で発行
された貸出媒体のみを受け付け可能な遊技媒体貸出機を
も含むものである。また、自発行型であっても、金額選
択ボタン32,…(受け付けた貨幣の金額の範囲内で特
定の金額を選択可能な金額選択手段)は、必須構成では
なく、受け付けた貨幣と等価な貸出媒体を発行する遊技
媒体貸出機であってもよい。尚、「貨幣」とは、硬貨、
紙幣以外に、有価価値が付与されたカードなどの記憶媒
体も含む概念である。
【0132】また、上記実施形態においては、遊技機と
してスロットマシンについて説明したが、パチンコ機に
も適用が可能である。この場合、上記用語の「メダル」
は、「パチンコ玉」に置き換えられる。
【0133】そして、上記実施形態においては、遊技媒
体貸出機と遊技機とがそれぞれ別の筐体で構成され、両
者が電気的に接続される分離可能な構成とされている
が、本発明は、それぞれ別の筐体ではあるが、それら筐
体が分離不可能に結合されたものや、従来より提供され
ている遊技機(スロットマシンやパチンコ機)の筐体に
遊技媒体貸出機に係る構成を設けたものを含む。後者の
場合、遊技機の筐体に、カード挿排口、紙幣投入口、紙
幣返却口、金額選択ボタン、カード投入ボタンが設けら
れることとなる。
【0134】また、メダル精算ボタン(遊技媒体精算ボ
タン)16、メダル貸出ボタン(遊技媒体貸出ボタン)
17、カード返却ボタン(貸出媒体返却ボタン)18、
特典メダル貸出ボタン(特典用遊技媒体貸出ボタン)1
9、カード残高表示器(貸出媒体残高表示器)21、貯
留メダル枚数表示器(貯留遊技媒体数量表示器)22、
特典メダル枚数表示器(特典用遊技媒体数量表示器)2
3は、遊技機1に設けることは必須ではなく、遊技媒体
貸出機2に設けてもよい。
【0135】さらに、メダル貸出ボタン(遊技媒体貸出
ボタン)17は必須構成ではなく、例えば、メダル貸出
ボタン(遊技媒体貸出ボタン)17を設けずに、カード
投入と同時にカードに付与された有価価値の範囲内で所
定枚数のメダル(遊技媒体)を自動的に貸し出すように
してもよい。
【0136】また、遊技媒体貸出指示手段、特典用遊技
媒体貸出手段及び特典付与手段は、遊技媒体貸出機に設
けるようにしているが、遊技機に設けるようにしてもよ
い。この場合において、関連する構成及び信号種別は、
上記で説明されたものに対して適宜読み替えを行って流
用するものとする。
【0137】また、特典は、必ずしも遊技媒体として付
与するもののみならず、景品交換用のレシートとして発
行したり、会員カードなどに付与してもよい。また、特
典付与条件の成立によってその旨を管理装置に送信して
ドリンクなどの特典をホール係員が遊技者に運ぶサービ
スなどであってもよい。
【0138】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、特典用遊技媒体
貸出手段が、遊技媒体貸出手段による遊技媒体の貸し出
し態様と異にして特典用遊技媒体を貸し出すよう構成さ
れてなるため、遊技者は、特典分が貸し出された事実を
明確に確認することができ、そのため、特典が本当に実
行されたかどうかの不信感を払拭することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカードシステムの構
成図を示す。
【図2】同実施形態のスロットマシン及びメダル貸出機
の正面図を示す。
【図3】同実施形態のスロットマシン及びメダル貸出機
の電気的構成ブロック図を示す。
【図4】同実施形態の発券機の外観斜視図を示す。
【図5】同実施形態の発券機の電気的構成ブロック図を
示す。
【図6】同実施形態の制御装置の電気的構成ブロック図
を示す。
【図7】同実施形態の各装置のRAM内及びカードの記
憶領域内のデータ構成の説明図を示す。
【図8】同実施形態のスロットマシン及びメダル貸出機
の間の通信動作のタイミングチャートを示す。
【図9】同実施形態のメダル貸出機における制御手順の
フローチャートを示す。
【図10】同実施形態のメダル貸出機におけるカード発
行処理の詳細な制御手順のフローチャートを示す。
【図11】同実施形態のメダル貸出機におけるメダル貸
出処理の詳細な制御手順のフローチャートを示す。
【図12】同実施形態の発券機におけるカード発行処理
の詳細な制御手順のフローチャートを示す。
【図13】他実施形態のメダル貸出機の外観斜視図を示
す。
【符号の説明】
1…スロットマシン、2…メダル貸出機、3…発券機、
4…制御装置、5…ホストコンピュータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貸出媒体を受け付けてその貸出媒体が有
    する有価価値の範囲内で遊技媒体の貸し出しを指示する
    遊技媒体貸出指示手段と、該貸出指示に基づき遊技媒体
    を貸し出す遊技媒体貸出手段と、貸し出された遊技媒体
    を用いて所定の遊技を実行する遊技処理手段と、所定の
    条件が成立することにより遊技者に対して所定の特典を
    付与する特典付与手段と、付与された特典の範囲内で特
    典用遊技媒体の貸し出しを指示する特典用遊技媒体貸出
    指示手段と、該貸出指示に基づき特典用遊技媒体を貸し
    出す特典用遊技媒体貸出手段とを備え、前記特典用遊技
    媒体貸出手段が、前記遊技媒体貸出手段による遊技媒体
    の貸し出し態様と異にして特典用遊技媒体を貸し出すよ
    う構成されてなることを特徴とする遊技装置。
  2. 【請求項2】 前記特典用遊技媒体貸出手段が、前記遊
    技媒体貸出手段による遊技媒体の貸し出し箇所と異にし
    て特典用遊技媒体を貸し出すよう構成されてなる請求項
    1記載の遊技装置。
  3. 【請求項3】 前記特典用遊技媒体貸出手段が、前記遊
    技媒体貸出手段による遊技媒体の貸し出し箇所と同一で
    あるが該遊技媒体の貸し出しとタイミングを異にして特
    典用遊技媒体を貸し出すよう構成されてなる請求項1記
    載の遊技装置。
  4. 【請求項4】 前記特典用遊技媒体のための表示器を備
    えてなる請求項1乃至3の何れかに記載の遊技装置。
  5. 【請求項5】 前記特典用遊技媒体貸出指示手段は、遊
    技者が操作可能であり、遊技者の操作により前記表示器
    の表示値範囲内で特典用遊技媒体が貸し出される請求項
    4記載の遊技装置。
  6. 【請求項6】 所定条件の成立により前記表示器の表示
    値範囲内で特典用遊技媒体が貸し出される請求項4記載
    の遊技装置。
  7. 【請求項7】 遊技機と通信可能に接続される遊技媒体
    貸出機において、貸出媒体を受け付けてその貸出媒体が
    有する有価価値の範囲内で遊技媒体の貸し出しを遊技機
    に対して指示する遊技媒体貸出指示手段と、所定の条件
    が成立することにより遊技者に対して所定の特典を付与
    する特典付与手段と、付与された特典の範囲内で特典用
    遊技媒体の貸し出しを指示する特典用遊技媒体貸出指示
    手段と、該貸出指示に基づき特典用遊技媒体を貸し出す
    特典用遊技媒体貸出手段とを備えてなることを特徴とす
    る遊技媒体貸出機。
  8. 【請求項8】 遊技機と通信可能に接続される遊技媒体
    貸出機において、貸出媒体を受け付けてその貸出媒体が
    有する有価価値の範囲内で遊技媒体の貸し出しを指示す
    る遊技媒体貸出指示手段と、該貸出指示に基づき遊技媒
    体を貸し出す遊技媒体貸出手段と、所定の条件が成立す
    ることにより遊技者に対して所定の特典を付与する特典
    付与手段と、付与された特典の範囲内で特典用遊技媒体
    の貸し出しを遊技機に対して指示する特典用遊技媒体貸
    出指示手段とを備えてなることを特徴とする遊技媒体貸
    出機。
  9. 【請求項9】 遊技機と通信可能に接続される遊技媒体
    貸出機において、貸出媒体を受け付けてその貸出媒体が
    有する有価価値の範囲内で遊技媒体の貸し出しを指示す
    る遊技媒体貸出指示手段と、該貸出指示に基づき遊技媒
    体を貸し出す遊技媒体貸出手段と、所定の条件が成立す
    ることにより遊技者に対して所定の特典を付与する特典
    付与手段と、付与された特典の範囲内で特典用遊技媒体
    の貸し出しを指示する特典用遊技媒体貸出指示手段と、
    該貸出指示に基づき特典用遊技媒体を貸し出す特典用遊
    技媒体貸出手段とを備え、前記特典用遊技媒体貸出手段
    が、前記遊技媒体貸出手段による遊技媒体の貸し出し態
    様と異にして特典用遊技媒体を貸し出すよう構成されて
    なることを特徴とする遊技媒体貸出機。
  10. 【請求項10】 遊技媒体貸出機と通信可能に接続され
    る遊技機において、遊技媒体貸出機からの貸出指示に基
    づき遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出手段と、遊技媒体
    貸出機からの貸出指示に基づき特典用遊技媒体を貸し出
    す特典用遊技媒体貸出手段とを備え、前記特典用遊技媒
    体貸出手段が、前記遊技媒体貸出手段による遊技媒体の
    貸し出し態様と異にして特典用遊技媒体を貸し出すよう
    構成されてなることを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005237602A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Aruze Corp 遊技機用のユニット装置
JP2005237595A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Aruze Corp 遊技媒体貸出機

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