JP2001293226A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2001293226A
JP2001293226A JP2000110985A JP2000110985A JP2001293226A JP 2001293226 A JP2001293226 A JP 2001293226A JP 2000110985 A JP2000110985 A JP 2000110985A JP 2000110985 A JP2000110985 A JP 2000110985A JP 2001293226 A JP2001293226 A JP 2001293226A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技中断の申し出が適切であるか否かの判断
を実施して、前記したような不適切な遊技の中断を効果
的に抑止し、これら不適切な遊技中断による稼働率の低
下を防止することのできる遊技用装置を提供すること。 【解決手段】 遊技機2に対応して設けられ、該遊技機
2で遊技を行う際に使用される遊技用有価価値の大きさ
を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付
け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報から特定され
る大きさの遊技用有価価値を遊技に使用される遊技媒体
に変換するための処理を行う遊技用記録媒体処理手段3
と、遊技者により操作可能とされ、前記遊技機2におけ
る遊技を不可とする所定の遊技中断処理を実施する遊技
中断操作手段120、121、55と、前記遊技中断操
作手段における前記遊技者の操作に基づく遊技中断処理
の実施を許容するか否かの判断を行う判断手段49と、
を具備し、前記判断手段は、前記遊技用記録媒体の使用
時における前記遊技機2において使用された遊技用有価
価値の大きさに基づいて前記遊技中断処理の許容の可否
判断を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場等の遊技
を実施可能な適宜な場所に設置される遊技機に対応して
設けられ、該遊技機における遊技中断の可否を判断可能
な遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機における所用や食事等によ
る遊技の中断は、遊技者が係員等に遊技中断を適宜に申
し出て、離席の札や食事の札を該遊技機に配置し、所定
の時間、例えば離席においては10分、食事においては
30分、その遊技機を占有した状態で離れることが可能
となるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら離席や食事等に
よる遊技の中断は、前記のように所定の時間または遊技
者が再度遊技を開始するまでの時間に渡って遊技機が非
稼働状態にて占有されるようになることから、これら離
席や食事等による遊技の中断が頻繁に実施されると、遊
技機の稼働が著しく低下してしまうという問題があり、
これら離席や食事等による遊技の頻繁な中断を回避しよ
うとすると、遊技中断を申し出た遊技者の遊技機におけ
る中断の状況や、既に遊技中断が行われた遊技機である
場合において新たな遊技中断の申し出があった場合に
は、その遊技者が前回に遊技中断を実施した遊技者と同
一人物であるか等を、適宜に把握する必要を生じ、これ
ら煩雑な管理が必要となってしまうという問題があっ
た。
【0004】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、遊技中断の申し出が適切であるか否
かの判断を実施して、前記したような不適切な遊技の中
断を効果的に抑止し、これら不適切な遊技中断による稼
働率の低下を防止することのできる遊技用装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技用装置は、遊技機に対応して設け
られ、該遊技機で遊技を行う際に使用される遊技用有価
価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録
媒体を受付け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報か
ら特定される大きさの遊技用有価価値を遊技に使用され
る遊技媒体に変換するための処理を行う遊技用記録媒体
処理手段と、遊技者により操作可能とされ、前記遊技機
における遊技を不可とする所定の遊技中断処理を実施す
る遊技中断操作手段と、前記遊技中断操作手段における
前記遊技者の操作に基づく遊技中断処理の実施を許容す
るか否かの判断を行う判断手段と、を具備し、前記判断
手段は、前記遊技用記録媒体の使用時における前記遊技
機において使用された遊技用有価価値の大きさに基づい
て前記遊技中断処理の許容の可否判断を実施することを
特徴としている。この特徴によれば、前記遊技用記録媒
体の使用時における前記遊技機において使用された遊技
用有価価値の大きさに基づいて、前記判断手段が遊技中
断の許諾を実施することから、遊技の中断の可否が使用
された遊技用有価価値の大きさにより適切に判断される
ことで、頻繁な離席や食事等の不適切な遊技中断による
稼働率の低下を防止することができる。
【0006】前記した問題を解決するために、本発明の
遊技用装置は、遊技機に対応して設けられ、該遊技機で
遊技を行う際に使用される遊技用有価価値の大きさを特
定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該
受付けた遊技用記録媒体の記録情報から特定される大き
さの遊技用有価価値を遊技に使用される遊技媒体に変換
するための処理を行う遊技用記録媒体処理手段と、遊技
者により操作可能とされ、前記遊技機における遊技を不
可とする所定の遊技中断処理を実施する遊技中断操作手
段と、前記遊技中断操作手段における前記遊技者の操作
に基づく遊技中断処理の実施を許容するか否かの判断を
行う判断手段と、を具備し、前記判断手段は、前記遊技
用記録媒体の使用時における前記遊技機にて使用された
遊技媒体数に基づいて前記遊技中断処理の許容の可否判
断を実施することを特徴としている。この特徴によれ
ば、前記遊技用記録媒体の使用時における前記遊技機に
て使用された遊技媒体数に基づいて、前記判断手段が遊
技中断の許諾を実施することから、遊技の中断の可否が
使用された遊技媒体数により適切に判断されることで、
頻繁な離席や食事等の不適切な遊技中断による稼働率の
低下を防止することができる。
【0007】本発明の遊技用装置は、遊技者により操作
可能とされ、遊技機における遊技を不可とする所定の遊
技中断処理を実施する遊技中断操作手段と、前記遊技中
断操作手段における前記遊技中断処理の実施を許容する
か否かの判断を行う判断手段と、を具備し、前記判断手
段は、前記遊技機における遊技により獲得された獲得有
価価値の大きさに基づいて前記遊技中断処理の許容の可
否判断を実施することを特徴としている。この特徴によ
れば、前記遊技機における遊技により獲得された獲得有
価価値の大きさに基づいて、前記判断手段が遊技中断の
許諾を実施することから、遊技の中断の可否が獲得され
た獲得有価価値の大きさにより適切に判断されること
で、頻繁な離席や食事等の不適切な遊技中断による稼働
率の低下を防止することができる。
【0008】本発明の遊技用装置は、前記判断手段は、
同一の遊技機にて使用された遊技用有価価値の大きさま
たは使用された遊技媒体数または獲得された獲得有価価
値の大きさに基づいて前記遊技中断処理の許容の可否判
断を実施することが好ましい。このようにすれば、これ
ら同一の遊技機にて使用された遊技用有価価値の大きさ
または使用された遊技媒体数または獲得された獲得有価
価値の大きさが、他の遊技機における遊技中断の可否判
断に影響することがないことから、遊技中断の実施を適
宜に制限でき、これら遊技中断による稼働率の低下を防
止することができる。
【0009】本発明の遊技用装置は、前記使用された遊
技用有価価値の大きさまたは使用された遊技媒体数また
は獲得された獲得有価価値の大きさに基づいて、遊技中
断可能時間を遊技者に付与する中断可能時間付与手段を
具備し、前記判断手段は、前記付与された中断可能時間
が残存することを条件に前記遊技中断処理の許諾を実施
し、中断可能時間が減算更新されることが好ましい。こ
のようにすれば、前記使用された遊技用有価価値の大き
さまたは使用された遊技媒体数または獲得された獲得有
価価値の大きさに基づき付与される中断可能時間が残存
する場合において遊技中断が可能とされるようになるた
め、遊技中断の時間を適宜に制限できる。
【0010】本発明の遊技用装置は、前記使用された遊
技用有価価値の大きさまたは使用された遊技媒体数また
は獲得された獲得有価価値の大きさに基づいて、遊技中
断可能回数を遊技者に付与する中断可能回数付与手段を
具備し、前記判断手段は、前記付与された中断可能回数
が残存することを条件に前記遊技中断処理の許諾を実施
し、中断可能回数が減算更新されることが好ましい。こ
のようにすれば、前記使用された遊技用有価価値の大き
さまたは使用された遊技媒体数または獲得された獲得有
価価値の大きさに基づき付与される中断可能回数が残存
する場合において遊技中断が可能とされるようになるた
め、遊技中断の回数を適宜に制限できる。
【0011】本発明の遊技用装置は、前記遊技中断操作
手段は、長時間の遊技中断処理を行う長期中断操作手段
と、短時間の遊技中断処理を行う短期中断操作手段と、
から成り、前記判断手段は、前記長期中断操作手段にお
ける長時間の遊技中断処理の許容するか否を判断するこ
とが好ましい。このようにすれば、長時間の遊技中断は
稼働率の低下に大きく影響することから、これら長時間
の遊技中断が実施されることを適切に制限できる。
【0012】本発明の遊技用装置は、遊技場の所定の係
員が操作可能とされ、所定の操作を実施することにより
遊技中断処理が実施される中断許容操作手段を具備する
ことが好ましい。このようにすれば、前記判断手段が許
容しない状況において、遊技中断を許容しなければなら
ないやむを得ない状況にも、適宜に対応できるようにな
る。
【0013】本発明の遊技用装置は、複数の前記遊技用
装置にデータ通信可能に接続され、前記各遊技用装置毎
の遊技中断に関する情報の管理を実施可能な管理手段を
具備することが好ましい。このようにすれば、管理手段
において各遊技用装置毎の遊技中断に関する情報を管理
することで、各遊技用装置における遊技中断状況を容易
に把握可能となる。
【0014】本発明の遊技用装置は、前記管理手段に前
記判断手段を具備することが好ましい。このようにすれ
ば、複数の前記遊技用装置毎に前記判断手段を設ける必
要がなく、装置を簡素化、低コスト化できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0016】なお、以下の説明において、遊技機の一例
として封入式パチンコ遊技機を示すが、本発明に係る遊
技機はこれら封入式パチンコ遊技機に限定されるもので
はなく、これら封入式ではない通常のパチンコ玉を排出
可能とされたパチンコ遊技機や、コイン遊技機やスロッ
トマシン、更にはこれらコインを用いずに遊技を実施可
能なスロットマシン等にも適用可能である。
【0017】(実施例1)図1は、本実施例1において
用いた遊技島1を示す外観斜視図であり、図2は、前記
遊技島1に並設され、遊技用記録媒体であるICカ−ド
にて遊技が可能とされた本発明の実施例1における遊技
用装置を構成するカードユニット及び遊技機としてのパ
チンコ機を示す正面図であり、図3は、前記カードユニ
ット及び封入式パチンコ機を示す裏面図であり、図4
は、前記封入式パチンコ機に設けられた操作部を示す平
面図であり、図5は、本発明の中断許容操作手段を構成
するリモートコントローラ(リモコン)を示す外観斜視
図であり、図6は、前記カードユニット及びパチンコ機
の構成を示すブロック図であり、図7は、本実施例1の
遊技用装置の判断手段並びに管理手段を構成する管理コ
ンピュータの構成を示すブロック図であり、図8は、本
実施例1において用いた遊技用記録媒体である非接触I
Cカードを示す一部破断正面図であり、図9は、前記カ
ードユニットに用いたICカードリーダライタの構成を
示す断面図であり、図10は、本実施例1において用い
た遊技島端部に配置される発行入金装置を示す外観斜視
図であり、図11は、前記発行入金装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0018】本実施例1における遊技用装置は、図1に
示すように、遊技場内に設置された遊技島1に所定の台
数が並設される遊技機としての封入式パチンコ機(以下
パチンコ機)2の側部位置に各パチンコ機2毎に1対1
にて配置された遊技用記録媒体処理手段としてのカード
ユニット3と、これら各カードユニット3とデータ通信
可能に接続された判断手段並びに管理手段としての管理
コンピュータ49と、から構成されている。
【0019】本実施例1にて用いた前記封入式パチンコ
機2について図2及び図3に基づいて説明すると、該パ
チンコ機2内部には、予め所定数量のパチンコ玉が指触
不能に封入されており、その前面には該パチンコ機2に
突設する態様にて操作部32が設けられている。
【0020】この操作部32の上面には、図4に示すよ
うに、遊技者により前記カードユニット3に設けられた
後述するICカード挿入口7に挿入された遊技用記録媒
体であるICカード37より読み出された該ICカード
37に記録された購入金額や追加入金金額に基づく度数
データによる度数を表示する度数表示部103と、その
時点において遊技者が所持する持ち点合計(合計得点)
が表示される合計得点表示部104と、遊技の開始また
は前記合計得点が少なくなったか「0」になった際に押
圧操作されて、前記度数表示部103に残度数が存在す
る場合に所定の大きさの得点の貸出を行う貸出ボタン1
01と、遊技を終了する際等に押圧操作されることによ
り、前記カードユニット3に挿入されているICカード
37の返却がなされる返却ボタン102と、遊技者が遊
技を中断する際に押圧操作されて、所定の遊技中断処理
が実施される本発明の遊技中断操作手段を構成する長期
離席ボタン120及び短期離席ボタン121と、が設け
られており、これら各部は操作部32内部に設けられて
いる基板100上に実装されている。
【0021】このパチンコ機2に内部に内封されたパチ
ンコ玉は、打球操作ハンドル15を操作することによ
り、ハンマー28により1発ずつ遊技領域17内に打込
まれる。打込まれたパチンコ玉は発射玉検出器26によ
り1つずつ検出され、検出のある毎に前記合計得点表示
部104の持点数が1つずつ減算更新表示される。
【0022】また、発射勢いが弱すぎて遊技領域17に
まで到達しなかつたパチンコ玉はファール玉入口27よ
り回収され、遊技盤の裏面に設けられたファール玉検出
器38(図3参照)で検出される。これらファール玉が
検出されるごとに前記合計得点表示部104の持点数が
1つずつ加算更新表示される。これにより、遊技者が打
玉が遊技領域17にまで到達する機会を得ることなく減
算更新された持点を有効に再度使用することができるよ
うになっている。
【0023】これら遊技領域17内部に打ち込まれた打
玉が始動口19や通常入賞口20、あるいは可変入賞球
装置16に入賞すれば、その入賞に応じて所定数の得点
が遊技者に付与される。該遊技者に付与された得点は、
前記合計得点表示部104に加算更新表示される。ま
た、いずれの入賞口にも入賞しなかつたパチンコ玉はア
ウト口25より回収される。
【0024】前記通常入賞口20や始動口19、あるい
は可変入賞球装置16内に進入した入賞玉は、遊技盤の
裏面に導かれて入賞玉集合樋30に案内される。一方、
前記アウト口25により回収されたアウト玉は、アウト
玉誘導樋36で誘導されて前記入賞玉検出器31で検出
された入賞玉と合流する。そして、アウト玉及び入賞玉
は打込玉検出器33で検出された後、打込玉集合樋34
に案内される。また、前記ファール玉入口27より回収
されたファール玉は、ファール玉検出器38で検出され
た後、前記打込玉集合樋34に案内される。
【0025】この打込玉集合樋34に案内されたパチン
コ玉は、その傾斜に沿って発射玉供給口39へ案内され
る。遊技者が前記打球操作ハンドル15を操作すれば打
球モータ29が駆動し、ハンマー28が間欠揺動され
る。ハンマー28の間欠揺動に伴って発射玉供給口39
に案内されたパチンコ玉が1発ずつ前記遊技領域17へ
弾発発射される。以上のようにして、パチンコ機2内に
封入されているパチンコ玉が繰返し循環して使用されて
いる。
【0026】また、遊技場の係員などが所定の玉抜きス
イッチ(図示省略)を操作すればソレノイド41が励磁
され、打込玉集合樋34の一部を形成している回動板4
0が所定角度回動し、玉抜き樋42と打込玉集合樋34
とを連通させる。これにより、打込玉検出器33で検出
された後、打込玉集合樋34を案内される封入玉は発射
玉供給口39へ誘導されることなく玉抜き樋42へ案内
され、該玉抜き樋42へ案内された封入玉はパチンコ機
2外部へ排出される。
【0027】また、図3において35は遊技用制御基板
であり各種遊技内容の制御を行なう遊技用マイクロコン
ピュータ56(図6参照)が設けられている。また、4
3は制御基板であり、持点の制御を行なうとともに、前
記長期離席ボタン120及び短期離席ボタン121の押
圧操作に基づき、遊技を不可とする所定の遊技の中断処
理を実施する本発明の遊技中断操作手段としての制御用
マイクロコンピュータ55(図6参照)が設けられ、該
制御基板43はコネクタ部44を介して前記カードユニ
ット3に設けられたカードユニット制御基板(図示略)
と接続されている。
【0028】なお、図2において105はアナログ表示
部であり、合計得点表示部104に表示されている持点
数(合計得点)がランプの点灯量によりアナログ表示さ
れる。また、14は透明板保持枠であり、遊技領域17
の前面を覆う透明板を保持している。
【0029】前記遊技領域17に打込まれた打玉が始動
口19に入賞すれば、可変表示装置18で図柄の可変表
示が開始される。そして、可変表示装置18の可変表示
結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば77
7)となればいわゆる大当りが発生する。大当りが発生
すれば、ソレノイド21が励磁されて可変入賞球装置1
6に設けられた開閉板24が解放状態となり遊技者にと
って有利な第1の状態となる。この第1の状態はパチン
コ玉の可変入賞球装置16への所定個数(たとえば10
個)の入賞、あるいは所定期間(たとえば30秒間)の
経過のうち、いずれか早い方の条件が成立することによ
り終了して遊技者にとって不利な第2の状態、すなわ
ち、開閉板24が閉じた状態となる。
【0030】可変入賞球装置16が前記第1の状態とな
っている期間中に可変入賞球装置16内に進入したパチ
ンコ玉は、入賞個数検出器23あるいは特定入賞玉検出
器22により検出される。パチンコ玉が特定入賞玉検出
器22により検出されれば、その回の可変入賞球装置1
6の前記第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞
球装置16を前記第2の状態から前記第1の状態に制御
する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御
の上限回数はたとえば16回と定められている。
【0031】次いで、本実施例1の遊技用装置を構成す
る前記カードユニット3の前面には、図2に示すよう
に、点灯によりカードユニット3の動作を報知する動作
ランプ10と、後述する紙幣挿入口8より投入された紙
幣の金額やICカード挿入口7に挿入されたICカード
37より読み出された度数データによる度数の大きさ等
を表示する表示部5と、投入される紙幣の金額に基づく
度数の加算処理(追加入金処理)が実施中であることを
遊技者に報知するための処理中ランプ12と、挿入され
ているICカード37の排出を遊技者に報知するカード
インジケータ9と、前記ICカード37が挿入可能とさ
れたICカード挿入口7と、紙幣が挿入及び返却可能と
された紙幣挿入口8と、該紙幣挿入口8からの紙幣の返
却の際に点滅点灯されて該紙幣の返却を遊技者に報知す
る紙幣インジケータ13と、図5に示すリモートコント
ローラ(リモコン)130から出力される赤外線信号を
受光し、後述するMPU50に前記受光信号に基づく信
号を出力する受光ユニット46と、が設けられている。
【0032】また、本実施例1においては、各カードユ
ニット3に共通使用可能とされ、遊技場の係員等が携帯
するリモコン130が設けられており、このリモコン1
30には、図5に示すように、遊技場の係員等が押圧操
作することにより、前記制御用マイクロコンピュータ5
5による遊技の中断処理が実施される本発明の遊技中断
許容手段である遊技中断ボタン132と、カードユニッ
ト3において、後述するICカードリーダライタ54の
カード詰まり時等に押圧操作することで、ICカード3
7の強制排出がなされるカード排出ボタン133と、カ
ードユニット3のエラー時に押圧操作することで再起動
が行われるリセットボタン134と、が設けられてい
る。
【0033】これら本実施例1の遊技用装置を構成する
カードユニット並びに遊技機としてのパチンコ機2の構
成は、図6に示すようになっており、これらカードユニ
ット並びにパチンコ機2は前記遊技島1に並設され、各
カードユニット3は前記遊技島1端部に設けられた発行
入金装置45とともに、通信ケーブル48にて管理コン
ピュータ49に接続されている。
【0034】まず、前記パチンコ機2の構成について説
明すると、前記パチンコ機2の裏面に設けられた前記遊
技用制御基板35には、パチンコ機2各部の動作制御を
実施する遊技用マイクロコンピュータ56が設けられて
おり、該遊技用マイクロコンピュータ56は、前記制御
基板43に設けられた制御用マイクロコンピュータ55
に接続され、前記遊技用マイクロコンピュータ56より
遊技における各状況、例えば大当りの発生等の各情報が
出力されるようになっている。
【0035】また、前記パチンコ機2の前面に突設され
た前記操作部32に設けられた度数表示部103及び合
計得点表示部104、貸出ボタン101、返却ボタン1
02は、それぞれ制御用マイクロコンピュータ55に接
続され、これら貸出ボタン101、返却ボタン102か
らの信号が制御用マイクロコンピュータ55に出力され
るとともに、前記各表示部に表示される表示データの算
出及び表示更新が該制御用マイクロコンピュータ55に
よってなされるようになっている。
【0036】また、前記操作部32に設けられた長期離
席ボタン120及び短期離席ボタン121は、それぞれ
制御用マイクロコンピュータ55に接続され、これら長
期離席ボタン120、短期離席ボタン121の押圧操作
により所定信号が制御用マイクロコンピュータ55に出
力され、該信号を検出した制御用マイクロコンピュータ
55は、本発明の判断手段である前記管理コンピュータ
49に対し、カードユニット3を介して後述する所定の
遊技中断要求を出力するようになっている。
【0037】また、前記制御用マイクロコンピュータ5
5は、前記の封入されたパチンコ玉の検出を行う各検出
器(打込玉検出器、入賞玉検出器、発射玉検出器、ファ
ール玉検出器)と接続されており、遊技において各検出
器より出力される信号に基づき、予め該制御用マイクロ
コンピュータ55の内部メモリ(EEPROM)に記憶
されている持点算出プログラムにより持ち点(合計得
点)の入賞玉による加算、及び使用得点の減算を実施し
ている。
【0038】また、前記制御用マイクロコンピュータ5
5は、カードユニット3内部に設けられた前記カードユ
ニット制御基板(図示略)上に設けられた後述するマイ
クロプロセッシングユニット(MPU)50に接続され
ており、該MPU50から、投入された紙幣の金額
(1,000円)に該当する度数データ(10度)また
は前記挿入されたICカード37より読み出される度数
データや、前記リモコン130の操作に基づく後述の遊
技中断実施信号等が出力されるようになっている。
【0039】また、前記制御用マイクロコンピュータ5
5は、打込玉検出器33より出力された打込玉数を計数
し、該計数した打込玉数データを、対応するカードユニ
ット3の台番号データとともに、逐次カードユニット3
を介して管理コンピュータ49に出力するようになって
いる。
【0040】また、前記制御用マイクロコンピュータ5
5は、前記ICカード37が挿入された期間、つまりは
同一遊技者の遊技における本発明の獲得有価価値の大き
さである前記合計得点の現時点までの最高合計得点を内
部メモリ(EEPROM)に記憶するようになってお
り、前記合計得点が最高合計得点を上回る得点となった
場合には、内部メモリ内の最高合計得点を新たな得点に
更新・記憶するとともに、所定のタイミング(本実施例
1では最高合計得点が2,500点増加する毎)に、最
高合計得点データを、対応するカードユニット3の台番
号データとともに、カードユニット3を介して管理コン
ピュータ49に出力するようになっている。
【0041】また、前記制御用マイクロコンピュータ5
5は、前記貸出ボタン101が押圧操作されると、度数
表示部103に表示されている度数を得点に変換し、合
計得点表示部104を加算更新するとともに、該変換し
た度数を本発明における遊技用有価価値である使用度数
データとして、対応するカードユニット3の台番号デー
タとともに、カードユニット3を介して管理コンピュー
タ49に出力するようになっている。
【0042】次いで、カードユニット3の構成を説明す
ると、図6に示すように、前記動作ランプ10や、前記
処理中ランプ12や、前記各インジケータ9、13や受
光ユニット46に加えて、前記表示部5の表示動作の制
御を行う表示ドライバ51と、前記ICカード挿入口7
に連設され、挿入されるICカード37から、該ICカ
ードに個別に付与された識別情報(ID)や前記度数デ
ータ等の各種情報の読み出しを行うとともに、遊技によ
り更新された新たな度数データ等の各種情報の書き込み
を行うICカードリーダライタ54と、前記紙幣挿入口
8に連設され、該紙幣挿入口8との連通路に紙幣の挿入
を検知する紙幣センサ53’を有し、投入紙幣の検出及
び該紙幣の識別を行う紙幣識別ユニット53と、前記投
入された紙幣の金額や、前記挿入されたICカード37
から読み出し及び書き込まれる前記各種情報データ等を
記憶するとともに、後述のMPU50が実行する制御内
容等が記述された制御プログラム等を記憶する記憶部5
2と、通信ケーブル48を介して管理コンピュータ49
とのデータ通信を行うための通信部47と、これら各部
の制御等を行うとともに前記紙幣識別ユニット53から
の出力に基づき投入された紙幣の金額を算出するMPU
50と、を具備しており、これら各部は図6に示すよう
に接続され、ICカード37に投入される金額に該当す
る度数デ−タを加算して遊技に使用可能とする追加入金
処理が可能とされている。
【0043】また、リモコン130は、前記中断許可ボ
タン132や、カード排出ボタン133やリセットボタ
ン134に加えて、赤外線信号を出力可能な送信ユニッ
ト135と、これら各部の制御を行うコントロールユニ
ット131と、該リモコン130を付勢するための電源
部(図示略)と、を具備しており、これら各部が図6に
示すように接続され、前記各ボタンの押圧操作によりコ
ントロールユニット131に所定信号が出力され、該信
号を検出したコントロールユニット131により、送信
ユニット135から所定の赤外線信号が出力され、該赤
外線信号を受光したカードユニット3の受光ユニット4
6がMPU50に前記受光信号に基づく信号を出力する
ことで、MPU50は、前記リセット及びICカード3
7の強制排出を実施するようになっているとともに、受
光ユニット46が前記中断許可ボタン132が押圧操作
された旨の信号を出力した場合には、前記制御用マイク
ロコンピュータ55に遊技中断実施信号を出力し、該信
号に基づき制御用マイクロコンピュータ55が、所定の
遊技の中断処理を実施するようになっている。
【0044】これら本実施例1に用いた遊技用記録媒体
としてのICカード37の構成は、図8に示すように所
定厚みとされ、その内部が凹状とされた樹脂製の基体8
1の該凹部外周所定位置に、テ−プオ−トボンディング
(TAB)実装によりその内部にメモリ(図示せず)を
内蔵した専用マイコン82が実装されるとともに、該専
用マイコン82から該基体81の外周に沿うように設け
られたパターンコイル83を有するフレキシブルプリン
ト基板84が内挿され、該凹部全面がトップフィルム8
5にて覆われた構成とされており、これらICカード3
7は、前記ICカードリーダライタ54や後述する発行
入金装置45のICカードリーダライタ63に挿入され
ることで、これらICカードリーダライタ54、63か
ら出力される電磁波が前記パターンコイル83に誘電起
電力を生じさせて前記専用マイコン82が動作可能に付
勢されるとともに、該パターンコイル83を介して図9
に示す前記ICカードリーダライタ54及び63との各
種のデータ通信を電磁波により非接触にて実施可能とさ
れた非接触ICカードとされており、該ICカード37
には、個々のICカード37を識別可能な識別情報(I
D)が発行時において各ICカード37毎に付与、記録
されるようになっている。
【0045】尚、本実施例1においては、使用されるI
Cカード37を、後述する発行入金装置45により発行
されるプリペイドカ−ド(ビジタ−カ−ド)とした例を
示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
らICカードを特定の会員に予め発行された会員カ−ド
として使用するようにしても良い。
【0046】これらICカード37が挿入可能とされた
前記ICカードリーダライタの構成を、前記カードユニ
ット3に設けられたICカードリーダライタ54を例に
して説明すると、図9に示すように、該ICカードリー
ダライタ54の内部には、前記ICカード挿入口7から
のICカード37の挿入を検知する挿入センサ97や、
前記ICカード挿入口7から延設され、ICカード37
がスライド可能とされたガイドレール98と、該ガイド
レール98を挟むように配設されて該ICカード37の
移動を、駆動モータ86、93にて駆動回転されること
により実施する搬送ローラ87、88と、前記搬送ロー
ラ87、88の一方側に張架された搬送ベルト91と、
から成る搬送機構や、該搬送されるICカード37を所
定位置に停止させるストップピン89や、所定位置に停
止されたICカード37への給電やデータ通信を行う通
信ヘッド90や、前記の各部に接続されてその制御を実
施する制御基板92が設けられている。
【0047】次いで、本実施例1において用いた前記発
行入金装置45について図10、11に基づいて説明す
ると、該発行入金装置45は、遊技場内に設置された複
数の遊技島1の内、前記図1に示すように所定の遊技島
1の端部位置に配置され、その外観形状は図10に示す
ようになっている。該発行入金装置45は、箱状の筐体
59の前面に、前記ICカード37の発行及び追加入金
処理が可能であることを利用者に報知するための作動表
示部58と、硬貨投入口61と紙幣投入口62とから成
る貨幣投入部60と、これら各投入口より投入された貨
幣の合計金額を逐次表示するための合計金額表示部70
と、発行ボタン69と、中止/返却ボタン68と、前記
ICカード37の発行処理や投入された金額に基づく度
数が加算されることによる追加入金処理が実施中である
ことを報知する報知手段である処理中ランプ64と、I
Cカード挿入口66と、該ICカード挿入口66からの
ICカードの排出を報知するカードインジケータ65
と、投入された硬貨の返却口57と、該硬貨の返却口5
7及び前記紙幣投入口62の各近傍に設けられ、硬貨ま
たは紙幣の返却を利用者に報知する硬貨インジケータ7
9a及び紙幣インジケータ79bと、が設けられてい
る。
【0048】この発行入金装置45の内部構成は、図1
1のブロック図に示すようになっており、前記作動表示
部58や、前記処理中ランプ64や、カードインジケー
タ65や、硬貨及び紙幣インジケ−タ79a、79b
や、前記発行ボタン69、前記中止ボタン68ととも
に、前記硬貨投入口61に連設され、該硬貨投入口61
との連通路に硬貨の投入を検知する硬貨センサ74’を
有し、投入される硬貨の識別を実施する硬貨識別計数ユ
ニット74と、前記紙幣投入口62に連設され、該紙幣
挿入口62との連通路に紙幣の挿入を検知する紙幣セン
サ75’を有し、該投入紙幣の識別を実施する紙幣識別
計数ユニット75と、前記合計金額表示部70の表示動
作の制御を行う表示ドライバ77と、前記ICカード挿
入口66に連設され、挿入されるICカード37に記録
されている情報の読み出しを行うとともに、該ユニット
後部に発行されるICカード37を貯溜、供給する供給
ユニット(図示略)を具備し、前記挿入または発行され
るICカード37に前記ID等の所定の各種情報の書き
込みを非接触にて実施するICカードリーダライタ63
と、前記合計金額表示部70に表示される合計金額デー
タや、前記ICカード37より読み出しまたは書き込み
される前記各種情報データや、後述する制御部であるマ
イクロプロセッシングユニット(MPU)80の制御内
容が記述された制御プログラム等を記憶する記憶部76
と、前記図6に示されるように、通信ケーブル48を介
して前記管理コンピュータ49とデータ通信を行うため
の通信部67と、これら各部の制御や前記合計金額の算
出処理等を行うマイクロプロセッシングユニット(MP
U)80と、を具備しており、これら各部は図11に示
すように接続されて、前記ICカード37の新規発行及
び追加入金処理が可能とされている。
【0049】これら前記カードユニット3や前記発行入
金装置45は、図6に示すように通信ケーブル48を介
して本発明の判断手段及び管理手段としての管理コンピ
ュータ49にデータ通信可能に接続されており、該管理
コンピュータ49の構成は、図7に示すように、管理コ
ンピュ−タ49内部にてデ−タの送受を行うデ−タバス
112に、中央演算処理装置(CPU)113、RAM
108、表示装置107、日時情報を出力可能なタイマ
装置110、外部出力としてのプリント装置111、磁
気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置109、
前記カードユニット3や発行入金装置45とのデ−タ通
信を行う通信インタ−フェィス106、とが接続された
通常のコンピュ−タである。
【0050】また、前記記憶装置109には、後述する
ICカード37の発行に伴い生成される前記識別情報
(ID)が登録されるカード管理データベース(DB)
や、前記各カードユニット3及び対応するパチンコ機2
毎に割り当てられた台番号と、該台番号に該当するカー
ドユニット3及び対応するパチンコ機2の稼働状況や、
前記制御用マイクロコンピュータ55より出力される打
込玉数データに基づき逐次更新される打込玉数や、遊技
開始時において付与される所定時間(30分)と前記打
込玉数に応じて付与される所定時間(3,000発毎に
10分)とを加算した付与時間や、遊技を中断した際に
加算される中断時間や、前記付与時間から中断時間が減
算された中断可能時間や、前記制御用マイクロコンピュ
ータ55より出力された前記最高合計得点データに基づ
き更新される最高合計得点や、遊技開始時において付与
される所定回数(1回)と前記最高合計得点に応じて付
与される所定回数(5,000点毎に1回)とを加算し
た付与回数(a)や、前記制御用マイクロコンピュータ
55より出力された使用度数に基づき加算更新される使
用度数や、遊技開始時において付与される所定回数(1
回)と前記使用度数に応じて付与される所定回数(10
0度毎に1回)とを加算した付与回数(b)や、遊技を
中断した際に加算される中断回数や、付与回数(a)も
しくは(b)のうちいずれか多い回数が付与された一方
の付与回数から中断回数が減算された中断可能回数や、
遊技の長期中断履歴(10分以上の中断履歴)からなる
遊技中断情報とがそれぞれ登録された遊技中断管理デー
タベース(DB)が記憶されており、該遊技中断管理D
Bにおける管理状況が表示装置107に表示可能となっ
ている。
【0051】以下、本実施例1の前記発行入金装置45
における前記ICカード37の発行処理について説明す
ると、まず遊技者が新規にICカード37の発行を受け
たい場合には、予め所定の金額例えば1,000円以上
で遊技に供したい所望の金額、例えば3,000円を硬
貨投入口61及び/または紙幣挿入口62より投入す
る。
【0052】該投入貨幣は、前記硬貨識別計数ユニット
74及び紙幣識別ユニット75により識別され、これら
各識別計数ユニットより出力される識別情報に基づき前
記MPU80がその合計金額を算出して前記表示部70
に表示するとともに、前記記憶部76に記憶する。
【0053】該合計金額の表示を確認した後、遊技者は
前記発行ボタン69を押圧操作する。これにより、前記
MPU80は、ICカード37の発行に供される購入金
額を特定し、該購入金額を度数データに変換し、発行処
理要求を前記管理コンピュータ49に前記通信部67及
び通信ケーブル48を介して出力し、前記処理中ランプ
64を点灯させる。
【0054】該発行処理要求の送信出力に基づき、前記
管理コンピュータ49は、新規発行と判断して、新たな
IDの生成を所定の規則に基づき実施し、登録するとと
もに、前記発行入金装置45に前記生成した新たなID
を返信する。
【0055】該返信に基づき前記MPU80は、処理中
ランプ64を消灯するとともに、前記記憶部76に記憶
されている前記度数データを、前記返信された新たなI
Dとともに、前記ICカードリーダライタ63を介して
前記ICカード37に記録するとともに、該ICカード
37を前記ICカード挿入口66より排出、発行し、カ
ードインジケータ65を点滅させる。
【0056】これら発行されたICカード37は、遊技
者により選択されたパチンコ機2に連結されている前記
カードユニット3のICカード挿入口7に挿入されて使
用される。
【0057】これら発行されたICカード37の使用状
況を説明すると、まず遊技者は前記にて発行されたIC
カード37を前記ICカード挿入口7に挿入する。
【0058】この挿入に基づき、前記ICカードリーダ
ライタ54は、該ICカード37の挿入を検知して前記
搬送機構にて該カードを内部に取り込み、前記通信ヘッ
ド90より該ICカード37に記録されている前記ID
と度数データを読み出す。
【0059】これらICカード37より読み出された度
数データは、前記記憶部52に一時記憶されるととも
に、前記読み出されたIDは、対応する遊技用装置の台
番号データ及び遊技開始要求とともに、前記通信部47
及び通信ケーブル48を介して管理コンピュータ49に
出力される。
【0060】該管理コンピュータ49は該出力に基づ
き、カードユニット3より出力されてきたIDと、管理
コンピュータ49に登録されているIDとが一致するか
を比較し、これが一致したことを条件に該カードユニッ
ト3に挿入されたICカード37の使用許諾を返信し、
該比較が一致しない場合には、ICカード37の排出指
示を返信する。また、前記出力された台番号データ及び
遊技開始要求に基づき、管理コンピュータ49は、遊技
中断管理DBにおける、前記出力されてきた台番号デー
タに該当する台番号の稼働状況を稼働中とし、付与時間
に30分を加算更新し、付与回数(a)、(b)にそれ
ぞれ1回を加算更新する。
【0061】前記使用許諾の返信に基づき、カードユニ
ット3の前記MPU50は、前記記憶部52に記憶され
た度数データを前記制御用マイクロコンピュータ55に
出力し、該度数データが前記度数表示部103に表示さ
れる。
【0062】この段階において、遊技者は前記操作部3
2に設けられている貸出ボタン101を押圧操作するこ
とにより、前記度数表示部103に表示されている度数
の内、所定数の度数が得点に変換されて合計得点表示部
104に加算される。
【0063】この際、前記度数表示部103に表示され
ている度数からは前記得点に変換された所定の大きさの
度数が使用度数として前記制御用マイクロコンピュータ
55により減算更新され、かつ前記使用度数データが前
記MPU50に出力されて、前記記憶部52の度数デー
タが前記使用度数分減算更新されるとともに、前記使用
度数データが前記台番号データとともにカードユニット
3を介して管理コンピュータ49に出力され、該出力に
基づき管理コンピュータ49は、遊技中断管理DB中の
前記出力された台番号データに該当する台番号の使用度
数を前記使用された度数分加算更新する。
【0064】前記のように貸出ボタン101が操作され
ることで、合計得点表示部104に得点が存在すること
になり、前記制御用マイクロコンピュータ55は、前記
合計得点表示部104に得点が存在する旨の信号を前記
遊技用マイクロコンピュータ56に出力し、該遊技用マ
イクロコンピュータ56は該出力に基づいて前記打球操
作ハンドル15の操作を有効とする。
【0065】この状態において、遊技者は前記打球操作
ハンドル15を操作して遊技を実施し、前述のように前
記各入賞口に玉が入賞することで、所定の得点が付与、
加算されていくとともに、打ち出された玉1つ毎に1点
が減算されていき、該得点が少なくなるか若しくは無く
なった場合には、前記貸出ボタン101を再度入力操作
して前記同様に所定の大きさの得点の貸出を受けて遊技
を行うことができるようになっている。
【0066】これら度数の使用により、残度数が少なく
なるかまたは「0」となった場合においては、遊技者は
カードユニット3に設けられている前記紙幣挿入口8よ
り遊技に使用したい所望の金額を挿入するか、または一
度ICカード37を返却させて、前記発行入金装置45
に再度挿入し、貨幣を投入することで、前記度数の追加
入金を実施できるようになっており、これら追加入金処
理の処理状況を、前記カードユニット3を使用する場合
について説明する。
【0067】前記のように、例えば残度数が「0」とな
った場合には、遊技者が更に遊技に供したい所望の金
額、例えば1,000円札を、前記カードユニット3に
設けられている紙幣挿入口8より挿入すると、該紙幣の
挿入は前記紙幣識別ユニット53に設けられている紙幣
センサ53’により検出されて、該検出が前記MPU5
0に出力される。
【0068】MPU50は該出力に基づき、前記紙幣識
別ユニット53に挿入された紙幣である1,000円札
の識別を指示する。
【0069】該識別において識別が「NG」である場合
には、前記1,000円札を返却するとともに、前記紙
幣インジケータ13を所定時間点滅させて遊技者に該紙
幣の返却を報知し、該識別が「OK」である場合には、
該識別により前記紙幣識別ユニット53から出力される
識別情報に基づき、前記MPU50はその金額を算出し
て前記表示部5に表示するとともに、前記記憶部52に
追加入金金額として一時記憶し前記処理中ランプ12を
点灯させる。
【0070】次いで、前記MPU50は前記金額(追加
入金金額)を度数データに変換するとともに、該変換さ
れた度数データを前記制御用マイクロコンピュータ55
に出力して前記度数表示部103に加算表示させ、前記
処理中ランプ12を消灯する。
【0071】これに基づき、遊技者は更に前記貸出ボタ
ン101を操作して遊技を継続しても良いし、異なる遊
技機にて遊技を行うために遊技を終了する場合には、前
記返却ボタン102を操作して前記ICカード37を返
却させるようにしても良い。
【0072】これら返却ボタン102が押圧操作されて
ICカード37が返却される場合には、前記MPU50
は、前記度数表示部103の度数データ及び合計得点表
示部104の合計得点データを抽出し、ICカードリー
ダライタ54にてICカード37に書き込み、記録して
該ICカード37を返却するようになっているととも
に、管理コンピュータ49に遊技終了信号を台番号デー
タとともに出力し、該信号を検出した管理コンピュータ
49は、遊技中断管理DB中の前記出力された台番号デ
ータに該当する台番号の稼働状況を停止とし、各項目を
リセットする(全ての項目を0とする)ようになってい
る。
【0073】また、前記ではカードユニット3における
追加入金処理の処理状況を説明したが、前記発行入金装
置45においても、該カードユニット3と同様の処理が
行われることで、入金処理がなされるようになってい
る。
【0074】以下、本実施例1の遊技用装置における遊
技の中断処理について説明すると、図12は、前記管理
コンピュータ49の遊技中断管理DBに登録されている
データの状況を示す図であり、図13〜図15は、該遊
技中断管理DBの変化状況を示す図である。
【0075】この本実施例1の遊技中断管理DBには、
前述のように、各カードユニット3並びに対応するパチ
ンコ機2に割り当てられた台番号と、該台番号に対応し
て、該パチンコ機2における打込玉数、付与時間、中断
時間、中断可能時間、最高合計得点、付与回数(a)、
使用度数や付与回数(b)、中断回数、中断可能回数、
遊技の長期中断履歴からなる前記遊技中断情報が登録さ
れており、これら遊技中断情報が各カードユニット3か
ら出力される内容に基づき逐次最新の情報に更新される
ようになっている。
【0076】このように本実施例1では、各カードユニ
ット3及び対応するパチンコ機2における遊技中断情報
を、該各カードユニット3とデータ通信接続された管理
コンピュータ49の遊技中断管理DBにおいて管理でき
るようになっており、該遊技中断管理DBを確認するこ
とで、各カードユニット3及び対応するパチンコ機2の
中断状況を容易に把握できるようになっているが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0077】ここで、本実施例1の遊技中断管理DBの
管理状況を台番号005が割り当てられたカードユニッ
ト3及び対応するパチンコ機2を例にして説明すると、
まず、図13(a)に示すように、該台番号005のカ
ードユニット3及び対応するパチンコ機2が稼働してい
ない状態において、遊技中断管理DBにおいて対応する
台番号の稼働状況は停止とされ、各項目はリセット状態
(全て0の状態)となっている。
【0078】次いで、台番号005のカードユニット3
に前記ICカード37が挿入されると、前述のようにカ
ードユニット3からICカード37のIDと台番号デー
タと遊技開始要求とが出力され、該出力に基づき管理コ
ンピュータ49は、ICカード37が有効の場合に使用
許諾を返信するとともに、遊技中断管理DBにおいて対
応する台番号の稼働状況を稼働中とし、付与時間に30
分を加算更新し、付与回数(a)、(b)にそれぞれ1
回を加算更新する。これにより対応する台番号の中断可
能時間が30分となり、中断可能回数が1回となる。
【0079】次いで、本実施例1では、管理コンピュー
タ49は、前記付与時間に打込玉数3,000発毎に1
0分を付与するようになっており、例えば、図13
(b)に示すように、打込玉数が3,000発となった
際には、付与時間に10分を加算して40分とし、これ
により中断可能時間が40分となる。
【0080】次いで、本実施例1では、管理コンピュー
タ49は、前記付与回数(b)に使用度数100度毎に
1回を付与するようになっており、例えば、図14
(a)に示すように、使用度数が100度となった際に
は、付与回数(b)に1回を加算して2回とし、これに
より中断可能回数が2回となる。
【0081】次いで、本実施例1では、管理コンピュー
タ49は、前記付与回数(a)に最高合計得点5,00
0点毎に1回を付与するようになっており、例えば、図
14(b)に示すように、大当り等により最高合計得点
が5,000点となった際には、付与回数(a)に1回
を加算して2回とする。この際、中断可能回数は、付与
回数(a)もしくは(b)のいずれか多い回数から中断
回数を減算した回数であり、この時点における付与回数
(a)と付与回数(b)とは同回数なので、中断可能時
間は変更されない。
【0082】次いで、遊技者が遊技を行っている際に、
例えば、遊技者がトイレ休憩等のため10分以内の離席
を行う場合には、前記操作部32の短期離席ボタン12
1を押圧操作する。これにより、パチンコ機2の制御用
コンピュータ55は、カードユニット3を介して管理コ
ンピュータ49に、短期の遊技中断要求があった旨の情
報を、台番号データとともに出力する。
【0083】該出力された情報に基づき、管理コンピュ
ータ49は遊技中断管理DB中の該当する台番号の登録
状況に照合し、遊技中断処理の実施を許容するか否かの
判断を行い、本実施例1においては、短期の遊技中断要
求では中断可能時間が10分以上、中断可能回数が1回
以上残存する場合に、中断時間に10分を、中断回数に
1回をそれぞれ加算し、これに伴い中断可能時間が10
分、中断可能回数が1回それぞれ減算されるとともに、
遊技中断を許容するようになっている。
【0084】この台番号005においては、中断可能時
間が40分、中断可能回数が2回残存しているので、管
理コンピュータ49は、図15(a)に示すように、遊
技中断管理DB中の該当する台番号の中断時間に10分
を、中断回数に1回をそれぞれ加算し、これに伴い中断
可能時間が10分減算されて30分とし、中断可能回数
が1回減算されて1回とするとともに、短期の遊技中断
許可信号を、カードユニット3を介して前記制御用マイ
クロコンピュータ55に返信する。
【0085】前記返信された短期の遊技中断許可信号に
基づき、制御用マイクロコンピュータ55は、操作部3
2の貸出ボタン101及び返却ボタン102の操作を無
効とするとともに、所定信号をカードユニット3のMP
U50に出力し、前記信号を検出したMPU50は、現
在挿入されているICカード37のIDを記憶部52に
記憶するとともに、該ICカード37をICカード挿入
口7より排出して、カードインジケータ9を点滅させ、
遊技中断を開始する。
【0086】尚、短期の遊技中断要求があり、遊技中断
管理DB中の該当する台番号の中断可能時間が残存して
いないか、中断可能回数が残存していない場合において
は、管理コンピュータ49は、遊技中断を不可と判断
し、短期の遊技中断許可信号は返信されず、よって遊技
中断は開始されることがない。
【0087】次いで、遊技を再開する場合には、再びI
Cカード37をICカード挿入口7に挿入する。この挿
入に基づき、ICカードリーダライタ54は該ICカー
ド37の挿入を検知して前記搬送機構にて該カードを内
部に取り込み、前記通信ヘッド90より該ICカード3
7に記録されている前記IDを読み出す。
【0088】これらICカード37より読み出されたI
Dは、MPU50に出力され、MPU50は該出力に基
づき、ICカード37より読み出されたIDと前記記憶
部52に記憶されたIDとが一致するかを比較し、これ
が一致したことを条件に該カードユニット3に挿入され
たICカード37の使用許諾を制御用マイクロコンピュ
ータ55に出力し、該比較が一致しない場合には、IC
カード37の排出指示を返信する。
【0089】前記使用許諾の出力を検出した制御用マイ
クロコンピュータ55は、貸出ボタン101及び返却ボ
タン102の操作を有効とし、遊技が再開されるように
なる。
【0090】次いで、遊技者が遊技を行っている際に、
例えば、食事休憩等のため10分以上30分未満の離席
を行う場合には、前記操作部32の長期離席ボタン12
0を押圧操作する。これにより、パチンコ機2の制御用
コンピュータ55は、カードユニット3を介して管理コ
ンピュータ49に、長期の遊技中断要求があった旨の情
報を、前記台番号データとともに出力する。
【0091】該出力された情報に基づき、管理コンピュ
ータ49は遊技中断管理DB中の該当する台番号の登録
状況に照合し、長期の遊技中断要求では中断可能時間が
30分以上、中断可能回数が1回以上残存し、かつ長期
中断履歴がない場合(遊技中断管理DB中において0の
場合)に、中断時間に30分を、中断回数に1回をそれ
ぞれ加算し、かつ長期中断履歴を登録し(遊技中断管理
DB中の該当項目を1とする)、これに伴い中断可能時
間が30分、中断可能回数が1回それぞれ減算されると
ともに、遊技中断を許容するようになっている。
【0092】現段階では、中断可能時間が30分、中断
可能回数が1回残存し、長期中断履歴が存在しないの
で、管理コンピュータ49は、図15(b)に示すよう
に、遊技中断管理DB中の該当する台番号の中断時間に
30分を、中断回数に1回をそれぞれ加算し、これに伴
い中断可能時間が30分減算されて0分とし、中断可能
回数が1回減算されて0回とするとともに、長期中断履
歴を登録(1)とし、長期の遊技中断許可信号を、カー
ドユニット3を介して前記制御用マイクロコンピュータ
55に返信する。
【0093】前記返信された長期の遊技中断許可信号に
基づき、制御用マイクロコンピュータ55は、操作部3
2の貸出ボタン101及び返却ボタン102の操作を無
効とするとともに、所定信号をカードユニット3のMP
U50に出力し、前記信号を検出したMPU50は、現
在挿入されているICカード37のIDを記憶部52に
記憶するとともに、該ICカード37をICカード挿入
口7より排出して、カードインジケータ9を点滅させ、
遊技中断を開始する。
【0094】尚、長期の遊技中断要求があり、遊技中断
管理DB中の該当する台番号の中断可能時間が30分未
満であるか、中断可能回数が残存していないか、長期中
断履歴が登録(1)とされている場合においては、管理
コンピュータ49は、遊技中断を不可と判断し、長期の
遊技中断許可信号は返信されず、よって遊技中断は開始
されることがない。
【0095】このように本実施例1では、管理コンピュ
ータ49は、使用された得点の大きさに等しい打込玉数
に応じて付与時間を加算し、中断可能時間とし、該中断
可能時間が残存する場合において遊技中断の実施を可能
とするとともに、遊技中断が実施されると、付与時間か
ら中断時間を減算した時間である中断可能時間から所定
の中断時間分が減算されるようになっているため、遊技
中断の時間を適宜に制限できる。
【0096】尚、本実施例1では、前記打込玉数に応じ
て付与時間を加算するようにしているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、最高合計得点や使用された
度数の大きさに応じて付与時間が付与されるようになっ
ていても良い。
【0097】また、本実施例1では、獲得有価価値の大
きさである最高合計得点に応じて付与回数(a)を加算
し、また同一のパチンコ機2において使用された遊技用
有価価値の大きさである使用度数に応じて付与回数
(b)を加算し、どちらか回数の多い一方の付与回数を
中断可能回数とし、中断可能回数が残存する場合におい
て遊技中断の実施を可能とするとともに、遊技中断が実
施されると、付与回数から中断回数を減算した回数であ
る中断可能回数から中断回数が減算されるようになって
いるため、遊技中断の回数を適宜に制限できる。
【0098】尚、本実施例1では、前記最高合計得点及
び使用された度数に応じて付与時間を加算するようにし
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、打
込玉数に応じて付与時間が付与されるようになっていて
も良い。
【0099】また、前記付与時間及び付与回数は、これ
ら打込玉数及び最高合計得点及び使用された度数に応じ
て付与され、所定の規則に基づきいずれかの付与時間及
び付与回数を選択するようにしても良い。
【0100】また、本実施例1では、前記操作部32に
長期中断操作手段である長期離席ボタン120と、短期
中断操作手段である短期離席ボタン121とが設けられ
ており、このうち、長期離席ボタン120が操作され、
長期の遊技中断要求が為された際に、管理コンピュータ
49は残存する中断可能回数及び中断可能時間のみなら
ず、長期中断履歴の有無に基づいて、遊技の中断を許諾
するかどうか判断するようになっており、稼働率の低下
に大きく影響する長時間の遊技中断が実施されることを
適切に制限できる。
【0101】また、本実施例1では、遊技の中断の実施
を行うか否かの判断を管理コンピュータ49が、遊技中
断管理DBの状況に基づいて行うようになっており、複
数のカードユニット3毎に判断手段を設ける必要がない
ことから、これらカードユニット3の構成を簡素化、低
コスト化できるので好ましいが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、各カードユニット3毎に判断手段を
設けるようにしても良い。
【0102】次いで、遊技を再開する際には、短期の遊
技中断と同様の処理が為されるようになっており、遊技
を再開できるようになっている。
【0103】また、遊技者により返却ボタン102が押
圧操作され、このカードユニット3及び対応するパチン
コ機2における遊技が終了されると、前述のように、前
記MPU50は、管理コンピュータ49に遊技終了信号
を台番号データとともに出力し、該信号を検出した管理
コンピュータ49は、図13(a)に示すように、該台
番号に該当する遊技中断管理DB中の稼働状況を停止と
し、各項目をリセットする(全ての項目を0とする)よ
うになっている。
【0104】また、本実施例1においては、管理コンピ
ュータ49の遊技中断管理DB中の該当する台番号に中
断可能時間または中断可能回数が残存しない場合であっ
ても、遊技場の係員等が携帯する前記リモコン130の
中断許可ボタン132を押圧操作することにより、前述
のようにカードユニット3のMPU50から制御用マイ
クロコンピュータ55に遊技中断実施信号が出力され、
該信号を検出した制御用マイクロコンピュータ55は、
前述のような遊技の中断処理を実施し、遊技中断を開始
するようになっている。
【0105】尚、これら例外的な、遊技中断が実施され
た場合においては、遊技中断管理DB中の該当する台番
号の中断時間が所定時間加算され、また、中断回数が所
定回数加算され、これに伴い中断可能時間及び中断可能
回数が各々減算更新され、マイナスとなり(図示略)、
次回に付与される付与時間及び付与回数と相殺されるよ
うになっているが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0106】このように本実施例1においては、中断許
容操作手段としてリモコン130に中断許可ボタン13
2が設けられており、判断手段である管理コンピュータ
49が遊技中断管理DB中の前記遊技中断情報に照合し
て、遊技の中断を許容し得ない状況にあっても、例外措
置として、前記中断許可ボタン132の押圧操作により
遊技中断を実施できるようになっており、例えば、遊技
者が必要やむを得ず離席しなければならない状況にある
場合等においても、適宜対応できるようになっている。
【0107】以上、本実施例1のようにすれば、各カー
ドユニット3及び対応するパチンコ機2において使用さ
れた得点の大きさに等しい打込玉数または獲得有価価値
の大きさである最高合計得点または使用された遊技用有
価価値の大きさである使用度数に基づいて、判断手段で
ある管理コンピュータ49が遊技中断の許諾を実施する
ことから、遊技の中断の可否が適切に判断されるので、
頻繁な離席や食事等の不適切な遊技中断による稼働率の
低下を防止することができる。
【0108】(実施例2)以下、本発明の実施例2の遊
技用装置における遊技の中断処理について説明すると、
図16は、前記管理コンピュータ49の遊技中断管理D
Bに登録されているデータの状況を示す図であり、図1
7及び図18は、該遊技中断管理DBの変化状況を示す
図である。
【0109】尚、本実施例2の遊技用装置の構成は前述
の実施例1と同一に形成されているため、ここでの説明
は実施例1の遊技用装置と同一の符号を用いることで省
略することとし、管理コンピュータ49の遊技中断管理
DBの登録状況並びに遊技用装置における遊技の中断処
理についてのみ説明する。
【0110】この本実施例2の遊技中断管理DBには、
図16に示すように、各カードユニット3並びに対応す
るパチンコ機2に割り当てられた台番号と、該台番号に
該当するカードユニット3及び対応するパチンコ機2の
稼働状況と、前記制御用マイクロコンピュータ55より
出力された使用度数に基づき加算更新される使用度数
や、遊技開始時において付与される所定回数(3回)と
前記使用度数に応じて付与される所定回数(100度毎
に1回)とを加算した付与回数や、遊技を中断した際に
加算される中断回数や、付与回数から中断回数が減算さ
れた中断可能回数からなる遊技中断情報が登録されてお
り、これら遊技中断情報が各カードユニット3から出力
される内容に基づき逐次最新の情報に更新されるように
なっている。
【0111】このように本実施例2では、各カードユニ
ット3及び対応するパチンコ機2における遊技中断情報
を、該各カードユニット3とデータ通信接続された管理
コンピュータ49の遊技中断管理DBにおいて管理でき
るようになっており、該遊技中断管理DBを確認するこ
とで、各カードユニット3及び対応するパチンコ機2の
中断状況を容易に把握できるようになっているが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0112】ここで、本実施例2の遊技中断管理DBの
管理状況を台番号005が割り当てられたカードユニッ
ト3及び対応するパチンコ機2を例にして説明すると、
まず、図17(a)に示すように、該台番号005のカ
ードユニット3及び対応するパチンコ機2が稼働してい
ない状態において、遊技中断管理DBにおいて対応する
台番号の稼働状況は停止とされ、各項目はリセット状態
(全て0の状態)となっている。
【0113】次いで、台番号005のカードユニット3
に前記ICカード37が挿入されると、前述のようにカ
ードユニット3からICカード37のIDと台番号デー
タと遊技開始要求とが出力され、該出力に基づき管理コ
ンピュータ49は、ICカード37が有効の場合に使用
許諾を返信するとともに、遊技中断管理DBにおいて対
応する台番号の稼働状況を稼働中とし、付与回数に3回
を加算更新する。これにより対応する台番号の中断可能
回数が3回となる。
【0114】次いで、本実施例2では、管理コンピュー
タ49は、前記付与回数に使用度数100度毎に1回を
付与するようになっており、例えば、図17(b)に示
すように、使用度数が100度となった際には、付与回
数に1回を加算して4回とし、これにより中断可能回数
が4回となる。同様にして200度になると5回、30
0度になると6回…となる。
【0115】次いで、遊技者が遊技を行っている際に、
例えば、遊技者がトイレ休憩等のため10分以内の離席
を行う場合には、前記操作部32の短期離席ボタン12
1を押圧操作する。これにより、パチンコ機2の制御用
コンピュータ55は、カードユニット3を介して管理コ
ンピュータ49に、短期の遊技中断要求があった旨の情
報を、台番号データとともに出力する。
【0116】該出力された情報に基づき、管理コンピュ
ータ49は遊技中断管理DB中の該当する台番号の登録
状況に照合し、遊技中断処理の実施を許容するか否かの
判断を行い、本実施例2においては、短期の遊技中断要
求では中断可能回数が1回以上残存する場合に、中断回
数に1回を加算し、これに伴い中断可能回数が1回減算
されるとともに、遊技中断を許容するようになってい
る。
【0117】この台番号005においては、中断可能回
数が4回残存しているので、管理コンピュータ49は、
図18(a)に示すように、遊技中断管理DB中の該当
する台番号の中断回数に1回を加算し、これに伴い中断
可能回数が1回減算されて3回とするとともに、短期の
遊技中断許可信号を、カードユニット3を介して前記制
御用マイクロコンピュータ55に返信する。
【0118】前記返信された短期の遊技中断許可信号に
基づき、制御用マイクロコンピュータ55は、操作部3
2の貸出ボタン101及び返却ボタン102の操作を無
効とするとともに、所定信号をカードユニット3のMP
U50に出力し、前記信号を検出したMPU50は、現
在挿入されているICカード37のIDを記憶部52に
記憶するとともに、該ICカード37をICカード挿入
口7より排出して、カードインジケータ9を点滅させ、
遊技中断を開始する。
【0119】尚、短期の遊技中断要求があり、遊技中断
管理DB中の該当する台番号の中断可能回数が残存して
いない場合においては、管理コンピュータ49は、遊技
中断を不可と判断し、短期の遊技中断許可信号は返信さ
れず、よって遊技中断は開始されることがない。
【0120】次いで、遊技を再開する場合には、再びI
Cカード37をICカード挿入口7に挿入する。この挿
入に基づき、ICカードリーダライタ54は該ICカー
ド37の挿入を検知して前記搬送機構にて該カードを内
部に取り込み、前記通信ヘッド90より該ICカード3
7に記録されている前記IDを読み出す。
【0121】これらICカード37より読み出されたI
Dは、MPU50に出力され、MPU50は該出力に基
づき、ICカード37より読み出されたIDと前記記憶
部52に記憶されたIDとが一致するかを比較し、これ
が一致したことを条件に該カードユニット3に挿入され
たICカード37の使用許諾を制御用マイクロコンピュ
ータ55に出力し、該比較が一致しない場合には、IC
カード37の排出指示を返信する。
【0122】前記使用許諾の出力を検出した制御用マイ
クロコンピュータ55は、貸出ボタン101及び返却ボ
タン102の操作を有効とし、遊技が再開されるように
なる。
【0123】次いで、遊技者が遊技を行っている際に、
例えば、食事休憩等のため10分以上30分未満の離席
を行う場合には、前記操作部32の長期離席ボタン12
0を押圧操作する。これにより、パチンコ機2の制御用
コンピュータ55は、カードユニット3を介して管理コ
ンピュータ49に、長期の遊技中断要求があった旨の情
報を、前記台番号データとともに出力する。
【0124】該出力された情報に基づき、管理コンピュ
ータ49は遊技中断管理DB中の該当する台番号の登録
状況に照合し、長期の遊技中断要求では中断可能回数が
3回以上残存する場合に、中断回数に3回を加算し、こ
れに伴い中断可能回数が3回減算されるとともに、遊技
中断を許容するようになっている。
【0125】現段階では、中断可能回数が3回残存して
いるので、管理コンピュータ49は、図18(b)に示
すように、遊技中断管理DB中の該当する台番号の中断
回数に3回を加算し、これに伴い中断可能回数が3回減
算されて0回とし、長期の遊技中断許可信号を、カード
ユニット3を介して前記制御用マイクロコンピュータ5
5に返信する。
【0126】前記返信された長期の遊技中断許可信号に
基づき、制御用マイクロコンピュータ55は、操作部3
2の貸出ボタン101及び返却ボタン102の操作を無
効とするとともに、所定信号をカードユニット3のMP
U50に出力し、前記信号を検出したMPU50は、現
在挿入されているICカード37のIDを記憶部52に
記憶するとともに、該ICカード37をICカード挿入
口7より排出して、カードインジケータ9を点滅させ、
遊技中断を開始する。
【0127】尚、長期の遊技中断要求があり、遊技中断
管理DB中の該当する台番号の中断可能回数が残存して
いない場合においては、管理コンピュータ49は、遊技
中断を不可と判断し、長期の遊技中断許可信号は返信さ
れず、よって遊技中断は開始されることがない。
【0128】このように本実施例2では、同一のカード
ユニット3並びに対応するパチンコ機2において使用さ
れた遊技用有価価値の大きさである使用度数に応じて付
与回数を加算し、該付与回数から中断回数を減算した回
数を中断可能回数とし、中断可能回数が残存する場合に
おいて遊技中断の実施を可能とするとともに、遊技中断
が実施されると、中断可能回数が減算されるようになっ
ているため、遊技中断の回数を適宜に制限できる。
【0129】尚、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、前記使用度数に応じて所定の付与時間を付
与し、該付与時間から中断時間を減算した時間を中断可
能時間とし、中断可能時間が残存する場合において遊技
中断の実施を可能とするとともに、遊技中断が実施され
ると、中断可能時間が減算されるようにしても良く、こ
のようにすることで、遊技中断の時間を適宜に制限でき
る。
【0130】また、本実施例2では、前記操作部32に
長期中断操作手段である長期離席ボタン120と、短期
中断操作手段である短期離席ボタン121とが設けられ
ており、このうち、長期離席ボタン120が操作され、
長期の遊技中断要求が為された際に、管理コンピュータ
49は残存する中断可能回数が3回以上残存する場合に
遊技の中断を許諾するかどうか判断し、遊技中断を許諾
した場合においては、中断可能回数が短期の遊技中断時
における1回よりも多い3回が減算されるようになって
いるため、稼働率の低下に大きく影響する長時間の遊技
中断が実施されることを適切に制限できる。
【0131】また、本実施例2では、遊技の中断の実施
を行うか否かの判断を管理コンピュータ49が、遊技中
断管理DBの状況に基づいて行うようになっており、複
数のカードユニット3毎に判断手段を設ける必要がない
ことから、これらカードユニット3の構成を簡素化、低
コスト化できるので好ましいが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、各カードユニット3毎に判断手段を
設けるようにしても良い。
【0132】次いで、遊技を再開する際には、短期の遊
技中断と同様の処理が為されるようになっており、遊技
を再開できるようになっている。
【0133】また、遊技者により返却ボタン102が押
圧操作され、このカードユニット3及び対応するパチン
コ機2における遊技が終了されると、前述のように、前
記MPU50は、管理コンピュータ49に遊技終了信号
を台番号データとともに出力し、該信号を検出した管理
コンピュータ49は、図17(a)に示すように、該台
番号に該当する遊技中断管理DB中の稼働状況を停止と
し、各項目をリセットする(全ての項目を0とする)よ
うになっている。
【0134】また、本実施例2においては、管理コンピ
ュータ49の遊技中断管理DB中の該当する台番号に中
断可能回数が残存しない場合であっても、遊技場の係員
等が携帯する前記リモコン130の中断許可ボタン13
2を押圧操作することにより、前述のようにカードユニ
ット3のMPU50から制御用マイクロコンピュータ5
5に遊技中断実施信号が出力され、該信号を検出した制
御用マイクロコンピュータ55は、前述のような遊技の
中断処理を実施し、遊技中断を開始するようになってい
る。
【0135】尚、これら例外的な、遊技中断が実施され
た場合においては、遊技中断管理DB中の該当する台番
号の中断回数が所定回数加算され、これに伴い中断可能
回数が減算更新され、マイナスとなり(図示略)、次回
に付与される付与回数と相殺されるようになっている
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0136】このように本実施例2においては、中断許
容操作手段としてリモコン130に中断許可ボタン13
2が設けられており、判断手段である管理コンピュータ
49が遊技中断管理DB中の前記遊技中断情報に照合し
て、遊技の中断を許容し得ない状況にあっても、例外措
置として、前記中断許可ボタン132の押圧操作により
遊技中断を実施できるようになっており、例えば、遊技
者が必要やむを得ず離席しなければならない状況にある
場合等においても、適宜対応できるようになっている。
【0137】以上、本実施例2のようにすれば、各カー
ドユニット3及び対応するパチンコ機2において使用さ
れた遊技用有価価値の大きさである使用度数に基づい
て、判断手段である管理コンピュータ49が遊技中断の
許諾を実施することから、遊技の中断の可否が適切に判
断されるので、頻繁な離席や食事等の不適切な遊技中断
による稼働率の低下を防止することができる。
【0138】(実施例3)以下、本発明の実施例3の遊
技用装置における遊技の中断処理について説明すると、
図19は、前記管理コンピュータ49の遊技中断管理D
Bに登録されているデータの状況を示す図であり、図2
0及び図21は、該遊技中断管理DBの変化状況を示す
図である。
【0139】尚、本実施例3の遊技用装置の構成は前述
の実施例1と同一に形成されているため、ここでの説明
は実施例1の遊技用装置と同一の符号を用いることで省
略することとし、管理コンピュータ49の遊技中断管理
DBの登録状況並びに遊技用装置における遊技の中断処
理についてのみ説明する。
【0140】この本実施例3の遊技中断管理DBには、
図19に示すように、各カードユニット3並びに対応す
るパチンコ機2に割り当てられた台番号と、該台番号に
該当するカードユニット3及び対応するパチンコ機2の
稼働状況と、前記制御用マイクロコンピュータ55より
出力される打込玉数データに基づき逐次更新される打込
玉数や、遊技開始時において付与される所定時間(30
分)と前記打込玉数に応じて付与される所定時間(3,
000発毎に10分)とを加算した付与時間や、遊技を
中断した際に加算される中断時間や、前記付与時間から
中断時間が減算された中断可能時間からなる遊技中断情
報が登録されており、これら遊技中断情報が各カードユ
ニット3から出力される内容に基づき逐次最新の情報に
更新されるようになっている。
【0141】このように本実施例3では、各カードユニ
ット3及び対応するパチンコ機2における遊技中断情報
を、該各カードユニット3とデータ通信接続された管理
コンピュータ49の遊技中断管理DBにおいて管理でき
るようになっており、該遊技中断管理DBを確認するこ
とで、各カードユニット3及び対応するパチンコ機2の
中断状況を容易に把握できるようになっているが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0142】ここで、本実施例3の遊技中断管理DBの
管理状況を台番号005が割り当てられたカードユニッ
ト3及び対応するパチンコ機2を例にして説明すると、
まず、図20(a)に示すように、該台番号005のカ
ードユニット3及び対応するパチンコ機2が稼働してい
ない状態において、遊技中断管理DBにおいて対応する
台番号の稼働状況は停止とされ、各項目はリセット状態
(全て0の状態)となっている。
【0143】次いで、台番号005のカードユニット3
に前記ICカード37が挿入されると、前述のようにカ
ードユニット3からICカード37のIDと台番号デー
タと遊技開始要求とが出力され、該出力に基づき管理コ
ンピュータ49は、ICカード37が有効の場合に使用
許諾を返信するとともに、遊技中断管理DBにおいて対
応する台番号の稼働状況を稼働中とし、付与時間に30
分を加算更新する。これにより対応する台番号の中断可
能時間が30分となる。
【0144】次いで、本実施例3では、管理コンピュー
タ49は、前記付与時間に打込玉数3,000発毎に1
0分を付与するようになっており、例えば、図20
(b)に示すように、打込玉数が3,000発となった
際には、付与時間に10分を加算して40分とし、これ
により中断可能時間が40分となる。同様にして6,0
00発になると50分、9,000発になると60分…
となる。
【0145】次いで、遊技者が遊技を行っている際に、
例えば、遊技者がトイレ休憩等のため10分以内の離席
を行う場合には、前記操作部32の短期離席ボタン12
1を押圧操作する。これにより、パチンコ機2の制御用
コンピュータ55は、カードユニット3を介して管理コ
ンピュータ49に、短期の遊技中断要求があった旨の情
報を、台番号データとともに出力する。
【0146】該出力された情報に基づき、管理コンピュ
ータ49は遊技中断管理DB中の該当する台番号の登録
状況に照合し、遊技中断処理の実施を許容するか否かの
判断を行い、本実施例3においては、短期の遊技中断要
求では中断可能時間が10分以上残存する場合に、中断
時間に10分を加算し、これに伴い中断可能時間が10
分減算されるとともに、遊技中断を許容するようになっ
ている。
【0147】この台番号005においては、中断可能時
間が40分残存しているので、管理コンピュータ49
は、図21(a)に示すように、遊技中断管理DB中の
該当する台番号の中断時間に10分を加算し、これに伴
い中断可能時間が10分減算されて30分とするととも
に、短期の遊技中断許可信号を、カードユニット3を介
して前記制御用マイクロコンピュータ55に返信する。
【0148】前記返信された短期の遊技中断許可信号に
基づき、制御用マイクロコンピュータ55は、操作部3
2の貸出ボタン101及び返却ボタン102の操作を無
効とするとともに、所定信号をカードユニット3のMP
U50に出力し、前記信号を検出したMPU50は、現
在挿入されているICカード37のIDを記憶部52に
記憶するとともに、該ICカード37をICカード挿入
口7より排出して、カードインジケータ9を点滅させ、
遊技中断を開始する。
【0149】尚、短期の遊技中断要求があり、遊技中断
管理DB中の該当する台番号の中断可能時間が残存して
いない場合においては、管理コンピュータ49は、遊技
中断を不可と判断し、短期の遊技中断許可信号は返信さ
れず、よって遊技中断は開始されることがない。
【0150】次いで、遊技を再開する場合には、再びI
Cカード37をICカード挿入口7に挿入する。この挿
入に基づき、ICカードリーダライタ54は該ICカー
ド37の挿入を検知して前記搬送機構にて該カードを内
部に取り込み、前記通信ヘッド90より該ICカード3
7に記録されている前記IDを読み出す。
【0151】これらICカード37より読み出されたI
Dは、MPU50に出力され、MPU50は該出力に基
づき、ICカード37より読み出されたIDと前記記憶
部52に記憶されたIDとが一致するかを比較し、これ
が一致したことを条件に該カードユニット3に挿入され
たICカード37の使用許諾を制御用マイクロコンピュ
ータ55に出力し、該比較が一致しない場合には、IC
カード37の排出指示を返信する。
【0152】前記使用許諾の出力を検出した制御用マイ
クロコンピュータ55は、貸出ボタン101及び返却ボ
タン102の操作を有効とし、遊技が再開されるように
なる。
【0153】次いで、遊技者が遊技を行っている際に、
例えば、食事休憩等のため10分以上30分未満の離席
を行う場合には、前記操作部32の長期離席ボタン12
0を押圧操作する。これにより、パチンコ機2の制御用
コンピュータ55は、カードユニット3を介して管理コ
ンピュータ49に、長期の遊技中断要求があった旨の情
報を、前記台番号データとともに出力する。
【0154】該出力された情報に基づき、管理コンピュ
ータ49は遊技中断管理DB中の該当する台番号の登録
状況に照合し、長期の遊技中断要求では中断可能時間が
30分以上残存する場合に、中断時間に30分を加算
し、これに伴い中断可能時間が30分減算されるととも
に、遊技中断を許容するようになっている。
【0155】現段階では、中断可能時間が30分残存し
ているので、管理コンピュータ49は、図21(b)に
示すように、遊技中断管理DB中の該当する台番号の中
断時間に30分を加算し、これに伴い中断可能時間が3
0分減算されて0分とし、長期の遊技中断許可信号を、
カードユニット3を介して前記制御用マイクロコンピュ
ータ55に返信する。
【0156】前記返信された長期の遊技中断許可信号に
基づき、制御用マイクロコンピュータ55は、操作部3
2の貸出ボタン101及び返却ボタン102の操作を無
効とするとともに、所定信号をカードユニット3のMP
U50に出力し、前記信号を検出したMPU50は、現
在挿入されているICカード37のIDを記憶部52に
記憶するとともに、該ICカード37をICカード挿入
口7より排出して、カードインジケータ9を点滅させ、
遊技中断を開始する。
【0157】尚、長期の遊技中断要求があり、遊技中断
管理DB中の該当する台番号の中断可能時間が残存して
いない場合においては、管理コンピュータ49は、遊技
中断を不可と判断し、長期の遊技中断許可信号は返信さ
れず、よって遊技中断は開始されることがない。
【0158】このように本実施例3では、同一のカード
ユニット3並びに対応するパチンコ機2において使用さ
れた得点の大きさに等しい打込玉数に応じて付与時間を
加算し、該付与時間から中断時間を減算した時間を中断
可能時間とし、中断可能時間が残存する場合において遊
技中断の実施を可能とするとともに、遊技中断が実施さ
れると、中断可能時間が減算されるようになっているた
め、遊技中断の時間を適宜に制限できる。
【0159】尚、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、前記打込玉数に応じて所定の付与回数を付
与し、該付与回数から中断回数を減算した回数を中断可
能回数とし、中断可能回数が残存する場合において遊技
中断の実施を可能とするとともに、遊技中断が実施され
ると、中断可能回数が減算されるようにしても良く、こ
のようにすることで、遊技中断の回数を適宜に制限でき
る。
【0160】また、本実施例3では、前記操作部32に
長期中断操作手段である長期離席ボタン120と、短期
中断操作手段である短期離席ボタン121とが設けられ
ており、このうち、長期離席ボタン120が操作され、
長期の遊技中断要求が為された際に、管理コンピュータ
49は残存する中断可能時間が30分以上残存する場合
に遊技の中断を許諾するかどうか判断し、遊技中断を許
諾した場合においては、中断可能時間が短期の遊技中断
時における10分よりも多い30分が減算されるように
なっているため、稼働率の低下に大きく影響する長時間
の遊技中断が実施されることを適切に制限できる。
【0161】また、本実施例3では、遊技の中断の実施
を行うか否かの判断を管理コンピュータ49が、遊技中
断管理DBの状況に基づいて行うようになっており、複
数のカードユニット3毎に判断手段を設ける必要がない
ことから、これらカードユニット3の構成を簡素化、低
コスト化できるので好ましいが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、各カードユニット3毎に判断手段を
設けるようにしても良い。
【0162】次いで、遊技を再開する際には、短期の遊
技中断と同様の処理が為されるようになっており、遊技
を再開できるようになっている。
【0163】また、遊技者により返却ボタン102が押
圧操作され、このカードユニット3及び対応するパチン
コ機2における遊技が終了されると、前述のように、前
記MPU50は、管理コンピュータ49に遊技終了信号
を台番号データとともに出力し、該信号を検出した管理
コンピュータ49は、図20(a)に示すように、該台
番号に該当する遊技中断管理DB中の稼働状況を停止と
し、各項目をリセットする(全ての項目を0とする)よ
うになっている。
【0164】また、本実施例3においては、管理コンピ
ュータ49の遊技中断管理DB中の該当する台番号に中
断可能時間が残存しない場合であっても、遊技場の係員
等が携帯する前記リモコン130の中断許可ボタン13
2を押圧操作することにより、前述のようにカードユニ
ット3のMPU50から制御用マイクロコンピュータ5
5に遊技中断実施信号が出力され、該信号を検出した制
御用マイクロコンピュータ55は、前述のような遊技の
中断処理を実施し、遊技中断を開始するようになってい
る。
【0165】尚、これら例外的な、遊技中断が実施され
た場合においては、遊技中断管理DB中の該当する台番
号の中断時間が所定時間加算され、これに伴い中断可能
時間が減算更新され、マイナスとなり(図示略)、次回
に付与される付与時間と相殺されるようになっている
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0166】このように本実施例3においては、中断許
容操作手段としてリモコン130に中断許可ボタン13
2が設けられており、判断手段である管理コンピュータ
49が遊技中断管理DB中の前記遊技中断情報に照合し
て、遊技の中断を許容し得ない状況にあっても、例外措
置として、前記中断許可ボタン132の押圧操作により
遊技中断を実施できるようになっており、例えば、遊技
者が必要やむを得ず離席しなければならない状況にある
場合等においても、適宜対応できるようになっている。
【0167】以上、本実施例3のようにすれば、各カー
ドユニット3及び対応するパチンコ機2において使用さ
れた得点に等しい打込玉数に基づいて、判断手段である
管理コンピュータ49が遊技中断の許諾を実施すること
から、遊技の中断の可否が適切に判断されるので、頻繁
な離席や食事等の不適切な遊技中断による稼働率の低下
を防止することができる。
【0168】(実施例4)以下、本発明の実施例4の遊
技用装置における遊技の中断処理について説明すると、
図22は、前記管理コンピュータ49の遊技中断管理D
Bに登録されているデータの状況を示す図であり、図2
3及び図24は、該遊技中断管理DBの変化状況を示す
図である。
【0169】尚、本実施例4の遊技用装置の構成は前述
の実施例1と同一に形成されているため、ここでの説明
は実施例1の遊技用装置と同一の符号を用いることで省
略することとし、管理コンピュータ49の遊技中断管理
DBの登録状況並びに遊技用装置における遊技の中断処
理についてのみ説明する。
【0170】この本実施例4の遊技中断管理DBには、
図22に示すように、各カードユニット3並びに対応す
るパチンコ機2に割り当てられた台番号と、該台番号に
該当するカードユニット3及び対応するパチンコ機2の
稼働状況と、前記制御用マイクロコンピュータ55より
出力された前記最高合計得点データに基づき更新される
最高合計得点や、遊技開始時において付与される所定回
数(3回)と前記最高合計得点に応じて付与される所定
回数(5,000点毎に1回)とを加算した付与回数
や、遊技を中断した際に加算される中断回数や、付与回
数から中断回数が減算された中断可能回数からなる遊技
中断情報が登録されており、これら遊技中断情報が各カ
ードユニット3から出力される内容に基づき逐次最新の
情報に更新されるようになっている。
【0171】このように本実施例4では、各カードユニ
ット3及び対応するパチンコ機2における遊技中断情報
を、該各カードユニット3とデータ通信接続された管理
コンピュータ49の遊技中断管理DBにおいて管理でき
るようになっており、該遊技中断管理DBを確認するこ
とで、各カードユニット3及び対応するパチンコ機2の
中断状況を容易に把握できるようになっているが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0172】ここで、本実施例4の遊技中断管理DBの
管理状況を台番号005が割り当てられたカードユニッ
ト3及び対応するパチンコ機2を例にして説明すると、
まず、図23(a)に示すように、該台番号005のカ
ードユニット3及び対応するパチンコ機2が稼働してい
ない状態において、遊技中断管理DBにおいて対応する
台番号の稼働状況は停止とされ、各項目はリセット状態
(全て0の状態)となっている。
【0173】次いで、台番号005のカードユニット3
に前記ICカード37が挿入されると、前述のようにカ
ードユニット3からICカード37のIDと台番号デー
タと遊技開始要求とが出力され、該出力に基づき管理コ
ンピュータ49は、ICカード37が有効の場合に使用
許諾を返信するとともに、遊技中断管理DBにおいて対
応する台番号の稼働状況を稼働中とし、付与回数に3回
を加算更新する。これにより対応する台番号の中断可能
回数が3回となる。
【0174】次いで、本実施例4では、管理コンピュー
タ49は、前記付与回数に最高合計得点5,000点毎
に1回を付与するようになっており、例えば、図23
(b)に示すように、最高合計得点が5,000点とな
った際には、付与回数に1回を加算して4回とし、これ
により中断可能回数が4回となる。同様にして10,0
00点になると5回、15,000点になると6回…と
なる。
【0175】次いで、遊技者が遊技を行っている際に、
例えば、遊技者がトイレ休憩等のため10分以内の離席
を行う場合には、前記操作部32の短期離席ボタン12
1を押圧操作する。これにより、パチンコ機2の制御用
コンピュータ55は、カードユニット3を介して管理コ
ンピュータ49に、短期の遊技中断要求があった旨の情
報を、台番号データとともに出力する。
【0176】該出力された情報に基づき、管理コンピュ
ータ49は遊技中断管理DB中の該当する台番号の登録
状況に照合し、遊技中断処理の実施を許容するか否かの
判断を行い、本実施例4においては、短期の遊技中断要
求では中断可能回数が1回以上残存する場合に、中断回
数に1回を加算し、これに伴い中断可能回数が1回減算
されるとともに、遊技中断を許容するようになってい
る。
【0177】この台番号005においては、中断可能回
数が4回残存しているので、管理コンピュータ49は、
図24(a)に示すように、遊技中断管理DB中の該当
する台番号の中断回数に1回を加算し、これに伴い中断
可能回数が1回減算されて3回とするとともに、短期の
遊技中断許可信号を、カードユニット3を介して前記制
御用マイクロコンピュータ55に返信する。
【0178】前記返信された短期の遊技中断許可信号に
基づき、制御用マイクロコンピュータ55は、操作部3
2の貸出ボタン101及び返却ボタン102の操作を無
効とするとともに、所定信号をカードユニット3のMP
U50に出力し、前記信号を検出したMPU50は、現
在挿入されているICカード37のIDを記憶部52に
記憶するとともに、該ICカード37をICカード挿入
口7より排出して、カードインジケータ9を点滅させ、
遊技中断を開始する。
【0179】尚、短期の遊技中断要求があり、遊技中断
管理DB中の該当する台番号の中断可能回数が残存して
いない場合においては、管理コンピュータ49は、遊技
中断を不可と判断し、短期の遊技中断許可信号は返信さ
れず、よって遊技中断は開始されることがない。
【0180】次いで、遊技を再開する場合には、再びI
Cカード37をICカード挿入口7に挿入する。この挿
入に基づき、ICカードリーダライタ54は該ICカー
ド37の挿入を検知して前記搬送機構にて該カードを内
部に取り込み、前記通信ヘッド90より該ICカード3
7に記録されている前記IDを読み出す。
【0181】これらICカード37より読み出されたI
Dは、MPU50に出力され、MPU50は該出力に基
づき、ICカード37より読み出されたIDと前記記憶
部52に記憶されたIDとが一致するかを比較し、これ
が一致したことを条件に該カードユニット3に挿入され
たICカード37の使用許諾を制御用マイクロコンピュ
ータ55に出力し、該比較が一致しない場合には、IC
カード37の排出指示を返信する。
【0182】前記使用許諾の出力を検出した制御用マイ
クロコンピュータ55は、貸出ボタン101及び返却ボ
タン102の操作を有効とし、遊技が再開されるように
なる。
【0183】次いで、遊技者が遊技を行っている際に、
例えば、食事休憩等のため10分以上30分未満の離席
を行う場合には、前記操作部32の長期離席ボタン12
0を押圧操作する。これにより、パチンコ機2の制御用
コンピュータ55は、カードユニット3を介して管理コ
ンピュータ49に、長期の遊技中断要求があった旨の情
報を、前記台番号データとともに出力する。
【0184】該出力された情報に基づき、管理コンピュ
ータ49は遊技中断管理DB中の該当する台番号の登録
状況に照合し、長期の遊技中断要求では中断可能回数が
3回以上残存する場合に、中断回数に3回を加算し、こ
れに伴い中断可能回数が3回減算されるとともに、遊技
中断を許容するようになっている。
【0185】現段階では、中断可能回数が3回残存して
いるので、管理コンピュータ49は、図24(b)に示
すように、遊技中断管理DB中の該当する台番号の中断
回数に3回を加算し、これに伴い中断可能回数が3回減
算されて0回とし、長期の遊技中断許可信号を、カード
ユニット3を介して前記制御用マイクロコンピュータ5
5に返信する。
【0186】前記返信された長期の遊技中断許可信号に
基づき、制御用マイクロコンピュータ55は、操作部3
2の貸出ボタン101及び返却ボタン102の操作を無
効とするとともに、所定信号をカードユニット3のMP
U50に出力し、前記信号を検出したMPU50は、現
在挿入されているICカード37のIDを記憶部52に
記憶するとともに、該ICカード37をICカード挿入
口7より排出して、カードインジケータ9を点滅させ、
遊技中断を開始する。
【0187】尚、長期の遊技中断要求があり、遊技中断
管理DB中の該当する台番号の中断可能回数が残存して
いない場合においては、管理コンピュータ49は、遊技
中断を不可と判断し、長期の遊技中断許可信号は返信さ
れず、よって遊技中断は開始されることがない。
【0188】このように本実施例4では、同一のカード
ユニット3並びに対応するパチンコ機2において獲得し
た獲得有価価値の大きさである最高合計得点に応じて付
与回数を加算し、該付与回数から中断回数を減算した回
数を中断可能回数とし、中断可能回数が残存する場合に
おいて遊技中断の実施を可能とするとともに、遊技中断
が実施されると、中断可能回数が減算されるようになっ
ているため、遊技中断の回数を適宜に制限できる。
【0189】尚、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、前記最高合計得点に応じて所定の付与時間
を付与し、該付与時間から中断時間を減算した時間を中
断可能時間とし、中断可能時間が残存する場合において
遊技中断の実施を可能とするとともに、遊技中断が実施
されると、中断可能時間が減算されるようにしても良
く、このようにすることで、遊技中断の時間を適宜に制
限できる。
【0190】また、本実施例4では、前記操作部32に
長期中断操作手段である長期離席ボタン120と、短期
中断操作手段である短期離席ボタン121とが設けられ
ており、このうち、長期離席ボタン120が操作され、
長期の遊技中断要求が為された際に、管理コンピュータ
49は残存する中断可能回数が3回以上残存する場合に
遊技の中断を許諾するかどうか判断し、遊技中断を許諾
した場合においては、中断可能回数が短期の遊技中断時
における1回よりも多い3回が減算されるようになって
いるため、稼働率の低下に大きく影響する長時間の遊技
中断が実施されることを適切に制限できる。
【0191】また、本実施例4では、遊技の中断の実施
を行うか否かの判断を管理コンピュータ49が、遊技中
断管理DBの状況に基づいて行うようになっており、複
数のカードユニット3毎に判断手段を設ける必要がない
ことから、これらカードユニット3の構成を簡素化、低
コスト化できるので好ましいが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、各カードユニット3毎に判断手段を
設けるようにしても良い。
【0192】次いで、遊技を再開する際には、短期の遊
技中断と同様の処理が為されるようになっており、遊技
を再開できるようになっている。
【0193】また、遊技者により返却ボタン102が押
圧操作され、このカードユニット3及び対応するパチン
コ機2における遊技が終了されると、前述のように、前
記MPU50は、管理コンピュータ49に遊技終了信号
を台番号データとともに出力し、該信号を検出した管理
コンピュータ49は、図22(a)に示すように、該台
番号に該当する遊技中断管理DB中の稼働状況を停止と
し、各項目をリセットする(全ての項目を0とする)よ
うになっている。
【0194】また、本実施例4においては、管理コンピ
ュータ49の遊技中断管理DB中の該当する台番号に中
断可能回数が残存しない場合であっても、遊技場の係員
等が携帯する前記リモコン130の中断許可ボタン13
2を押圧操作することにより、前述のようにカードユニ
ット3のMPU50から制御用マイクロコンピュータ5
5に遊技中断実施信号が出力され、該信号を検出した制
御用マイクロコンピュータ55は、前述のような遊技の
中断処理を実施し、遊技中断を開始するようになってい
る。
【0195】尚、これら例外的な、遊技中断が実施され
た場合においては、遊技中断管理DB中の該当する台番
号の中断回数が所定回数加算され、これに伴い中断可能
回数が減算更新され、マイナスとなり(図示略)、次回
に付与される付与回数と相殺されるようになっている
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0196】このように本実施例4においては、中断許
容操作手段としてリモコン130に中断許可ボタン13
2が設けられており、判断手段である管理コンピュータ
49が遊技中断管理DB中の前記遊技中断情報に照合し
て、遊技の中断を許容し得ない状況にあっても、例外措
置として、前記中断許可ボタン132の押圧操作により
遊技中断を実施できるようになっており、例えば、遊技
者が必要やむを得ず離席しなければならない状況にある
場合等においても、適宜対応できるようになっている。
【0197】以上、本実施例4のようにすれば、各カー
ドユニット3及び対応するパチンコ機2において獲得し
た獲得有価価値の大きさである最高合計得点に基づい
て、判断手段である管理コンピュータ49が遊技中断の
許諾を実施することから、遊技の中断の可否が適切に判
断されるので、頻繁な離席や食事等の不適切な遊技中断
による稼働率の低下を防止することができる。
【0198】前記各実施例1〜4における各要素は、本
発明に対して以下のように対応している。
【0199】本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機
2)に対応して設けられ、該遊技機(パチンコ機2)で
遊技を行う際に使用される遊技用有価価値(度数)の大
きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(I
Cカード37)を受付け、該受付けた遊技用記録媒体
(ICカード37)の記録情報から特定される大きさの
遊技用有価価値(度数)を遊技に使用される遊技媒体
(得点)に変換するための処理を行う遊技用記録媒体処
理手段(カードユニット3)と、遊技者により操作可能
とされ、前記遊技機(パチンコ機2)における遊技を不
可とする所定の遊技中断処理を実施する遊技中断操作手
段(長期離席ボタン120、短期離席ボタン121、制
御用マイクロコンピュータ55)と、前記遊技中断操作
手段における前記遊技者の操作に基づく遊技中断処理の
実施を許容するか否かの判断を行う判断手段(管理コン
ピュータ49)と、を具備し、前記判断手段は、前記遊
技用記録媒体(ICカード37)の使用時における前記
遊技機(パチンコ機2)において使用された遊技用有価
価値(使用度数)の大きさに基づいて前記遊技中断処理
の許容の可否判断を実施する。
【0200】本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機
2)に対応して設けられ、該遊技機(パチンコ機2)で
遊技を行う際に使用される遊技用有価価値(度数)の大
きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(I
Cカード37)を受付け、該受付けた遊技用記録媒体
(ICカード37)の記録情報から特定される大きさの
遊技用有価価値(度数)を遊技に使用される遊技媒体
(得点)に変換するための処理を行う遊技用記録媒体処
理手段(カードユニット3)と、遊技者により操作可能
とされ、前記遊技機(パチンコ機2)における遊技を不
可とする所定の遊技中断処理を実施する遊技中断操作手
段(長期離席ボタン120、短期離席ボタン121、制
御用マイクロコンピュータ55)と、前記遊技中断操作
手段における前記遊技者の操作に基づく遊技中断処理の
実施を許容するか否かの判断を行う判断手段(管理コン
ピュータ49)と、を具備し、前記判断手段は、前記遊
技用記録媒体(ICカード37)の使用時における前記
遊技機(パチンコ機2)にて使用された遊技媒体数(使
用された得点の大きさ)に基づいて前記遊技中断処理の
許容の可否判断を実施する。
【0201】本発明の請求項3は、遊技者により操作可
能とされ、遊技機(パチンコ機2)における遊技を不可
とする所定の遊技中断処理を実施する遊技中断操作手段
(長期離席ボタン120、短期離席ボタン121、制御
用マイクロコンピュータ55)と、前記遊技中断操作手
段における前記遊技中断処理の実施を許容するか否かの
判断を行う判断手段(管理コンピュータ49)と、を具
備し、前記判断手段は、前記遊技機(パチンコ機2)に
おける遊技により獲得された獲得有価価値(最高合計得
点)の大きさに基づいて前記遊技中断処理の許容の可否
判断を実施する。
【0202】本発明の請求項4は、前記判断手段(管理
コンピュータ49)は、同一の遊技機(パチンコ機2)
にて使用された遊技用有価価値(使用度数)の大きさま
たは使用された遊技媒体数(使用された得点の大きさ)
または獲得された獲得有価価値(最高合計得点)の大き
さに基づいて前記遊技中断処理の許容の可否判断を実施
する。
【0203】本発明の請求項5は、前記使用された遊技
用有価価値(使用度数)の大きさまたは使用された遊技
媒体数(使用された得点の大きさ)または獲得された獲
得有価価値(最高合計得点)の大きさに基づいて、遊技
中断可能時間を遊技者に付与する中断可能時間付与手段
(管理コンピュータ49)を具備し、前記判断手段(管
理コンピュータ49)は、前記付与された中断可能時間
が残存することを条件に前記遊技中断処理の許諾を実施
し、中断可能時間が減算更新される。
【0204】本発明の請求項6は、前記使用された遊技
用有価価値(使用度数)の大きさまたは使用された遊技
媒体数(使用された得点の大きさ)または獲得された獲
得有価価値(最高合計得点)の大きさに基づいて、遊技
中断可能回数を遊技者に付与する中断可能回数付与手段
(管理コンピュータ49)を具備し、前記判断手段(管
理コンピュータ49)は、前記付与された中断可能回数
が残存することを条件に前記遊技中断処理の許諾を実施
し、中断可能回数が減算更新される。
【0205】本発明の請求項7は、前記遊技中断操作手
段は、長時間の遊技中断処理を行う長期中断操作手段
(長期離席ボタン120)と、短時間の遊技中断処理を
行う短期中断操作手段(短期離席ボタン121)と、か
ら成り、前記判断手段(管理コンピュータ49)は、前
記長期中断操作手段(長期離席ボタン120)における
長時間の遊技中断処理の許容するか否を判断する。
【0206】本発明の請求項8は、遊技場の所定の係員
が操作可能とされ、所定の操作を実施することにより遊
技中断処理が実施される中断許容操作手段(リモートコ
ントローラ130)を具備する。
【0207】本発明の請求項9は、複数の前記遊技用装
置にデータ通信可能に接続され、前記各遊技用装置毎の
遊技中断に関する情報(遊技中断情報)の管理を実施可
能な管理手段(管理コンピュータ49)を具備する。
【0208】本発明の請求項10は、前記管理手段(管
理コンピュータ49)に前記判断手段を具備する。
【0209】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例1〜4にて説明してきたが、本発明はこれら各実
施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ
ることは言うまでもない。
【0210】例えば、前記実施例1〜4では、ICカー
ド37の発行を発行入金装置45のみにおいて行ってい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、カード
ユニット3に新規ICカードの貯留部を設け、該カード
ユニット3において新規発行を行うようにしても良い。
【0211】また、前記実施例1〜4においては、前記
IDを発行時にICカ−ド37に記録するようにしてい
るが、本発明はこれに限定されるもではなく、これらI
Dを予めICカード37に記録するようにしても良い。
【0212】さらに、前記実施例1〜4においてICカ
ード37にはIDとともに購入金額に応じた遊技用有価
価値である度数データとが記録されており、この度数デ
ータをカードユニット3が読み取ることにより、遊技が
可能となるようになっているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、セキュリティー向上のた
め、該ICカード37に記録された度数データと同様の
データを管理コンピュータ49において管理するように
しても良い。
【0213】また、前記実施例1〜4では前記のように
遊技用記録媒体として非接触のICカード37を用いて
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
を接触型のICカードとしたり、その他磁気カードやバ
ーコード等の所定の情報記録シンボル等がプリント可能
とされた媒体等であっても良く、これら遊技用記録媒体
としては、前記遊技に関する各種情報を記録できるもの
であれば特に限定されるものではない。
【0214】また、前記実施例1〜4においては、遊技
の中断を実施する際に使用する遊技中断操作手段である
長期離席ボタン120及び短期離席ボタン121を、遊
技者が操作可能な操作部32に設けられているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、遊技場の係員が所
持するリモコンに設け、離席を実施したい遊技者が適宜
前記係員に要求し、前記リモコンの操作により遊技の中
断を実施するようにしても良い。
【0215】また、前記実施例1〜4においては、返却
ボタン102の操作に基づいて遊技が終了されると、管
理コンピュータ49における遊技中断管理DBの対応す
る台番号の各項目がリセットされるため、遊技の実施に
より付与された付与回数若しくは付与時間が同一のパチ
ンコ機2において遊技が実施されている間のみにおいて
有効となり、これら付与回数若しくは付与時間が他のパ
チンコ機2における遊技中断の可否判断に影響すること
がなく、かつこれら付与回数若しくは付与時間が際限な
く付与されることがなくなることから、遊技中断の実施
を適宜に制限でき、これら遊技中断によるパチンコ機2
の稼働率の低下を防止できることから好ましいが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、これら付
与回数や付与時間を各ICカード37毎に付与されるよ
うにし、同一のパチンコ機2でない場合にも、遊技の実
施により付与された付与回数若しくは付与時間に基づい
て遊技の中断処理が許容されるようにしても良い。
【0216】また、前記実施例1〜4においては、前記
カードユニット3をパチンコ機2間に配置しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これらカード
ユニット3の配置位置は、パチンコ機2に1対1に対応
する該パチンコ機2の近傍位置であれば特に限定されな
い。
【0217】また、前記実施例1〜4においては、パチ
ンコ機2とカードユニット3とが別体として設けられて
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチ
ンコ機2にカードユニット3の全部もしくは一部の機能
を設けることで、これらパチンコ機2とカードユニット
3とを一体として設けるようにしても良い。
【0218】また、前記実施例1〜4においては、遊技
媒体として得点を用いているが、これら遊技媒体をパチ
ンコ玉やコイン、更には後述する画像式のパチンコ機や
スロットマシン等における画像にて形成されたパチンコ
玉やコイン等としても良く、これら遊技媒体は遊技にお
いて使用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含ま
れるものであり、その形態が限定されるものではない。
【0219】また、前記実施例1〜4においては、パチ
ンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機2を用
いているが、本発明は、これらパチンコ玉が封入された
封入式遊技機のみならず、パチンコ玉が外部に払い出さ
れる通常のパチンコ機や、コインを用いて遊技を行うス
ロットマシンや、コインが外部に排出されることなく遊
技可能なクレジット式のスロットマシン、さらにはこれ
らパチンコ玉やコインを用いずにデータ等により遊技可
能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示され
る画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示される
画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいう
までもなく、これら遊技機が限定されるものではない。
【0220】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0221】(a)請求項1の発明によれば、前記遊技
用記録媒体の使用時における前記遊技機において使用さ
れた遊技用有価価値の大きさに基づいて、前記判断手段
が遊技中断の許諾を実施することから、遊技の中断の可
否が使用された遊技用有価価値の大きさにより適切に判
断されることで、頻繁な離席や食事等の不適切な遊技中
断による稼働率の低下を防止することができる。
【0222】(b)請求項2の発明によれば、前記遊技
用記録媒体の使用時における前記遊技機にて使用された
遊技媒体数に基づいて、前記判断手段が遊技中断の許諾
を実施することから、遊技の中断の可否が使用された遊
技媒体数により適切に判断されることで、頻繁な離席や
食事等の不適切な遊技中断による稼働率の低下を防止す
ることができる。
【0223】(c)請求項3の発明によれば、前記遊技
機における遊技により獲得された獲得有価価値の大きさ
に基づいて、前記判断手段が遊技中断の許諾を実施する
ことから、遊技の中断の可否が獲得された獲得有価価値
の大きさにより適切に判断されることで、頻繁な離席や
食事等の不適切な遊技中断による稼働率の低下を防止す
ることができる。
【0224】(d)請求項4の発明によれば、これら同
一の遊技機にて使用された遊技用有価価値の大きさまた
は使用された遊技媒体数または獲得された獲得有価価値
の大きさが、他の遊技機における遊技中断の可否判断に
影響することがないことから、遊技中断の実施を適宜に
制限でき、これら遊技中断による稼働率の低下を防止す
ることができる。
【0225】(e)請求項5の発明によれば、前記使用
された遊技用有価価値の大きさまたは使用された遊技媒
体数または獲得された獲得有価価値の大きさに基づき付
与される中断可能時間が残存する場合において遊技中断
が可能とされるようになるため、遊技中断の時間を適宜
に制限できる。
【0226】(f)請求項6の発明によれば、前記使用
された遊技用有価価値の大きさまたは使用された遊技媒
体数または獲得された獲得有価価値の大きさに基づき付
与される中断可能回数が残存する場合において遊技中断
が可能とされるようになるため、遊技中断の回数を適宜
に制限できる。
【0227】(g)請求項7の発明によれば、長時間の
遊技中断は稼働率の低下に大きく影響することから、こ
れら長時間の遊技中断が実施されることを適切に制限で
きる。
【0228】(h)請求項8の発明によれば、前記判断
手段が許容しない状況において、遊技中断を許容しなけ
ればならないやむを得ない状況にも、適宜に対応できる
ようになる。
【0229】(i)請求項9の発明によれば、管理手段
において各遊技用装置毎の遊技中断に関する情報を管理
することで、各遊技用装置における遊技中断状況を容易
に把握可能となる。
【0230】(j)請求項10の発明によれば、複数の
前記遊技用装置毎に前記判断手段を設ける必要がなく、
装置を簡素化、低コスト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において用いた遊技島を示す外
観斜視図である。
【図2】本発明の実施例における遊技用装置を構成する
カードユニット及び遊技機としてのパチンコ機を示す正
面図である。
【図3】本発明の実施例におけるカードユニット及び封
入式パチンコ機を示す裏面図である。
【図4】本発明の実施例において用いた封入式パチンコ
機に設けられた操作部を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例における中断許容操作手段を構
成するリモートコントローラ(リモコン)を示す外観斜
視図である。
【図6】本発明の実施例に用いたカードユニット及びパ
チンコ機の構成を示すブロック図の構成を示すブロック
図である。
【図7】本発明の実施例における遊技用装置の判断手段
並びに管理手段を構成する管理コンピュータの構成を示
すブロック図である。
【図8】本発明の実施例において用いた遊技用記録媒体
である非接触ICカードを示す一部破断正面図である。
【図9】本発明の実施例のカードユニットに用いたIC
カードリーダライタの構成を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例における発行入金装置を示す
外観斜視図である。
【図11】本発明の実施例における発行入金装置の構成
を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例1における管理コンピュータ
の遊技中断管理DBを示す図である。
【図13】(a)、(b)は、本発明の実施例1におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【図14】(a)、(b)は、本発明の実施例1におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【図15】(a)、(b)は、本発明の実施例1におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【図16】本発明の実施例2における管理コンピュータ
の遊技中断管理DBを示す図である。
【図17】(a)、(b)は、本発明の実施例2におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【図18】(a)、(b)は、本発明の実施例2におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【図19】本発明の実施例3における管理コンピュータ
の遊技中断管理DBを示す図である。
【図20】(a)、(b)は、本発明の実施例3におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【図21】(a)、(b)は、本発明の実施例3におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【図22】本発明の実施例4における管理コンピュータ
の遊技中断管理DBを示す図である。
【図23】(a)、(b)は、本発明の実施例4におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【図24】(a)、(b)は、本発明の実施例4におけ
る遊技中断状況DBの変化状況を示す図である。
【符号の説明】
l 遊技島 2 (封入式)パチンコ機(遊技機) 3 カードユニット(遊技用記録媒体処理手段) 5 表示部 7 ICカード挿入口 8 紙幣挿入口 9 カードインジケータ 10 動作ランプ 12 処理中ランプ 13 紙幣インジケータ 14 透明板保持枠 15 打球操作ハンドル 16 可変入賞球装置 17 遊技領域 18 可変表示装置 19 始動口 20 通常入賞口 21 ソレノイド 22 特定入賞玉検出器 23 入賞個数検出器 24 開閉板 25 アウト口 26 発射玉検出器 27 ファール玉入口 28 ハンマー 29 打球モータ 30 入賞玉集合樋 31 入賞玉検出器 32 操作部 33 打込玉検出器 34 打込玉集合樋 35 遊技用制御基板 36 アウト玉誘導樋 37 ICカード(遊技用記録媒体) 38 ファール玉検出器 39 発射玉供給口 40 回動板 41 ソレノイド 42 玉抜き樋 43 制御基板 44 コネクタ部 45 発行入金装置 46 受光ユニット 47 通信部 48 通信ケーブル 49 管理コンピュータ(判断手段) 50 マイクロプロセッシングユニット(MPU) 51 表示ドライバ 52 記憶部 53 紙幣識別ユニット 53’ 紙幣センサ 54 ICカードリーダライタ 55 制御用マイクロコンピュータ(遊技中断操作
手段) 56 遊技用マイクロコンピュータ 57 返却口 58 作動表示部 59 筐体 60 貨幣投入部 61 硬貨投入口 62 紙幣挿入口 63 ICカードリーダライタ 64 処理中ランプ 65 カードインジケ−タ 66 ICカード挿入口 67 通信部 68 中止/返却ボタン 69 発行ボタン 70 合計金額表示部 74 硬貨識別計数ユニット 74’ 硬貨センサ 75 紙幣識別計数ユニット 75’ 紙幣センサ 76 記憶部 77 表示ドライバ 78 表示ドライバ 79a 硬貨インジケータ 79b 紙幣インジケータ 80 マイクロプロセッシングユニット(MPU) 81 基体 82 専用マイコン 83 パターンコイル 84 フレキシブルプリント基板 85 トップフィルム 86 駆動モータ 87 搬送ローラ 88 搬送ローラ 89 ストップピン 90 通信ヘッド 91 搬送ベルト 92 制御基板 93 駆動モータ 97 挿入センサ 98 ガイドレール 100 基板 101 貸出ボタン 102 返却ボタン 103 度数表示部 104 合計得点表示部 105 アナログ表示部 106 通信インターフェイス 107 表示装置 108 RAM 109 記憶装置 110 タイマ装置 111 プリント装置 112 データバス 113 CPU 120 長期離席ボタン(遊技中断操作手段) 121 短期離席ボタン(遊技中断操作手段) 130 リモートコントローラ(リモコン) 131 コントロールユニット 132 中断許可ボタン(中断許容操作手段) 133 カード排出ボタン 134 リセットボタン 135 送信ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に対応して設けられ、該遊技機で
    遊技を行う際に使用される遊技用有価価値の大きさを特
    定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該
    受付けた遊技用記録媒体の記録情報から特定される大き
    さの遊技用有価価値を遊技に使用される遊技媒体に変換
    するための処理を行う遊技用記録媒体処理手段と、遊技
    者により操作可能とされ、前記遊技機における遊技を不
    可とする所定の遊技中断処理を実施する遊技中断操作手
    段と、前記遊技中断操作手段における前記遊技者の操作
    に基づく遊技中断処理の実施を許容するか否かの判断を
    行う判断手段と、を具備し、前記判断手段は、前記遊技
    用記録媒体の使用時における前記遊技機において使用さ
    れた遊技用有価価値の大きさに基づいて前記遊技中断処
    理の許容の可否判断を実施することを特徴とする遊技用
    装置。
  2. 【請求項2】 遊技機に対応して設けられ、該遊技機で
    遊技を行う際に使用される遊技用有価価値の大きさを特
    定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該
    受付けた遊技用記録媒体の記録情報から特定される大き
    さの遊技用有価価値を遊技に使用される遊技媒体に変換
    するための処理を行う遊技用記録媒体処理手段と、遊技
    者により操作可能とされ、前記遊技機における遊技を不
    可とする所定の遊技中断処理を実施する遊技中断操作手
    段と、前記遊技中断操作手段における前記遊技者の操作
    に基づく遊技中断処理の実施を許容するか否かの判断を
    行う判断手段と、を具備し、前記判断手段は、前記遊技
    用記録媒体の使用時における前記遊技機にて使用された
    遊技媒体数に基づいて前記遊技中断処理の許容の可否判
    断を実施することを特徴とする遊技用装置。
  3. 【請求項3】 遊技者により操作可能とされ、遊技機に
    おける遊技を不可とする所定の遊技中断処理を実施する
    遊技中断操作手段と、前記遊技中断操作手段における前
    記遊技中断処理の実施を許容するか否かの判断を行う判
    断手段と、を具備し、前記判断手段は、前記遊技機にお
    ける遊技により獲得された獲得有価価値の大きさに基づ
    いて前記遊技中断処理の許容の可否判断を実施すること
    を特徴とする遊技用装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、同一の遊技機にて使用
    された遊技用有価価値の大きさまたは使用された遊技媒
    体数または獲得された獲得有価価値の大きさに基づいて
    前記遊技中断処理の許容の可否判断を実施する請求項1
    〜3に記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記使用された遊技用有価価値の大きさ
    または使用された遊技媒体数または獲得された獲得有価
    価値の大きさに基づいて、遊技中断可能時間を遊技者に
    付与する中断可能時間付与手段を具備し、前記判断手段
    は、前記付与された中断可能時間が残存することを条件
    に前記遊技中断処理の許諾を実施し、中断可能時間が減
    算更新される請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用装
    置。
  6. 【請求項6】 前記使用された遊技用有価価値の大きさ
    または使用された遊技媒体数または獲得された獲得有価
    価値の大きさに基づいて、遊技中断可能回数を遊技者に
    付与する中断可能回数付与手段を具備し、前記判断手段
    は、前記付与された中断可能回数が残存することを条件
    に前記遊技中断処理の許諾を実施し、中断可能回数が減
    算更新される請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用装
    置。
  7. 【請求項7】 前記遊技中断操作手段は、長時間の遊技
    中断処理を行う長期中断操作手段と、短時間の遊技中断
    処理を行う短期中断操作手段と、から成り、前記判断手
    段は、前記長期中断操作手段における長時間の遊技中断
    処理の許容するか否を判断する請求項1〜6のいずれか
    に記載の遊技用装置。
  8. 【請求項8】 遊技場の所定の係員が操作可能とされ、
    所定の操作を実施することにより遊技中断処理が実施さ
    れる中断許容操作手段を具備する請求項1〜7のいずれ
    かに記載の遊技用装置。
  9. 【請求項9】 複数の前記遊技用装置にデータ通信可能
    に接続され、前記各遊技用装置毎の遊技中断に関する情
    報の管理を実施可能な管理手段を具備する請求項1〜8
    のいずれかに記載の遊技用装置。
  10. 【請求項10】 前記管理手段に前記判断手段を具備す
    る請求項9に記載の遊技用装置。
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