JP2001293225A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2001293225A
JP2001293225A JP2000110984A JP2000110984A JP2001293225A JP 2001293225 A JP2001293225 A JP 2001293225A JP 2000110984 A JP2000110984 A JP 2000110984A JP 2000110984 A JP2000110984 A JP 2000110984A JP 2001293225 A JP2001293225 A JP 2001293225A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現金回収の労力を低減し、現金の保管と管理
のコストを低減する遊技用装置を提供する。 【解決手段】 遊技に使用される遊技用記録媒体を受付
け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報を読み取る遊
技用記録媒体読み取り手段445と、利用者の預金口座
を特定可能な情報が記録された口座特定用記録媒体の記
録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段41
3と、該口座特定用記録媒体読み取り手段413にて読
み出された記録情報を決済処理機関に送信し、該決済処
理機関からの返信情報を受信する情報送受信手段419
と、該返信情報が価値加算に供される加算要求金額の決
済が可能である場合に、前記加算要求金額に相当する前
記遊技用有価価値を、前記遊技用記録媒体の遊技用有価
価値に加算更新する遊技用有価価値加算更新手段448
と、を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技が可能とさ
れた遊技場に設けられ、プリペイドカード等の遊技用記
録媒体に基づく遊技用有価価値への価値加算(追加入
金)を実施可能な遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの遊技場においてプリペイド
カード等の遊技用記録媒体を用いて遊技を実施可能とす
る遊技用装置が使用されている。これら遊技用記録媒体
を用いて遊技を実施可能とすることは、従来の現金にて
遊技媒体であるパチンコ玉やコインを貸し出す方式に比
較して、これら投入された現金を各貸出装置より逐次回
収するための労力等を省くことができるという遊技場側
にとっての利点がある反面、これらプリペイドカ−ド等
の遊技用記録媒体の発行には所定の発行コストがかかる
ことから、遊技用記録媒体が使い切りであると、遊技場
側が負担する発行コストが膨大なものとなってしまうと
いう問題があり、これらの問題を解消するために、使用
済みの遊技用記録媒体を回収可能として回収された遊技
用記録媒体を再使用できるようにしたり、回収以前の状
況において、現金(硬貨や紙幣)を投入することで遊技
用記録媒体であるプリペイドカードへの価値加算(追加
入金)が可能とされた遊技用装置が提案されてきてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
価値加算(追加入金)を可能とした場合においては、該
価値加算(追加入金)を行うために現金が使用されるこ
とから、これら現金の回収等の労力が再度必要となって
しまうばかりか、これら現金の回収等において遊技場係
員等による現金抜き取り等の不正への対策費用が発生す
る等のように、現金の保管並びに管理に必要とされる管
理コストが増大してしまうという問題があった。また、
利用者が現金の全てを使用して手持ちの現金がない状況
において遊技を継続したい場合には、その遊技台を占有
した状態で遊技機を離れて現金を金融機関に出向いて引
き出すことが必要となるため、不便であるばかりか、こ
れら離席の間は遊技機が稼働しないことから、遊技機の
稼働率が低下してしまうという問題もあった。
【0004】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、第1として、現金回収に関わる労力
を低減できるとともに、現金の保管並びに管理に必要と
される管理コストを低減することのでき、第2として現
金の引き出しに伴う遊技機の稼働率の低下を防止するこ
とのできる遊技用装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技用装置は、遊技機で遊技を行う際
に使用される遊技用有価価値の大きさを特定可能な情報
が記録された遊技用記録媒体を受付け、該受付けた遊技
用記録媒体の記録情報を少なくとも読み取る遊技用記録
媒体読み取り手段と、利用者の預金口座を特定可能な情
報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記
録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取
り手段と、少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手
段にて読み出された記録情報を遊技場外に設置されてい
る決済処理機関に送信するとともに、該決済処理機関か
らの返信情報を受信する情報送受信手段と、該返信情報
が価値加算に供される加算要求金額の決済が可能である
ことを示す情報である場合において、前記加算要求金額
に対応する大きさの前記遊技用有価価値を、前記遊技用
記録媒体の記録情報から特定される大きさの遊技用有価
価値に加算更新する遊技用有価価値加算更新手段と、を
具備することを特徴としている。この特徴によれば、前
記価値加算を金融機関により発行されたキャッシュカー
ド等の口座特定用記録媒体にて実施できるようになるた
め、投入される現金の量を低減または皆無とすることが
でき、これら現金の回収や保管に要する管理コストや労
力を低減することができる。
【0006】本発明の遊技用装置は、遊技機に対応して
設けられ、遊技機で遊技を行う際に使用される遊技用有
価価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記
録媒体を受付け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報
から特定される大きさの遊技用有価価値を遊技に使用す
るための処理を行う遊技用記録媒体処理手段と、利用者
の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関によ
り発行された口座特定用記録媒体の記録情報を読み取る
口座特定用記録媒体読み取り手段と、少なくとも該口座
特定用記録媒体読み取り手段にて読み出された記録情報
を遊技場外に設置されている決済処理機関に送信すると
ともに、該決済処理機関からの返信情報を受信する情報
送受信手段と、該返信情報が価値加算に供される加算要
求金額の決済が可能であることを示す情報である場合に
おいて、前記加算要求金額に対応する大きさの前記遊技
用有価価値を、前記遊技用記録媒体の記録情報から特定
される大きさの遊技用有価価値に加算更新する遊技用有
価価値加算更新手段と、を具備することを特徴としてい
る。この特徴によれば、前記価値加算を金融機関により
発行されたキャッシュカード等の口座特定用記録媒体に
て実施できるようになるため、投入される現金の量を低
減または皆無とすることができ、これら現金の回収や保
管に要する管理コストや労力を低減することができるば
かりか、金融機関に出向いて現金を引き出す必要がない
ため、利用者の利便性を向上でき、且つこれら現金の引
き出しに伴う遊技機の稼働率の低下を防止することもで
きる。
【0007】本発明の遊技用装置は、前記決済処理機関
は、前記利用者の口座より前記加算要求金額の引き落と
し処理を、前記遊技用有価価値加算更新手段における遊
技用有価価値の加算更新後において即時実施することが
好ましい。このようにすれば、利用者の口座残額が減少
して引き落とし決済が不可となってしまうことを回避で
きる。
【0008】本発明の遊技用装置は、前記加算要求金額
を利用者が入力可能な加算金額入力手段を具備すること
が好ましい。このようにすれば、利用者は所望の加算金
額を入力または選択することができる。
【0009】本発明の遊技用装置は、第三者からの視認
が困難とされ、少なくとも前記口座特定用記録媒体の暗
証番号を入力する入力手段を具備することが好ましい。
このようにすれば、暗証番号を第三者に容易に視認され
てしまうことを極力回避することができる。
【0010】本発明の遊技用装置は、前記口座特定用記
録媒体読み取り手段は、前記口座特定用記録媒体からの
記録情報の読み取りを、利用者が前記口座特定用記録媒
体を所持した状態にて可能とされていることが好まし
い。このようにすれば、記録情報の読み取りに際して前
記口座特定用記録媒体が利用者の手元より離れることが
なく、該口座特定用記録媒体の取り忘れを皆無或いは著
しく低減することができる。
【0011】本発明の遊技用装置は、少なくとも前記加
算要求金額が印字された利用明細を発行する利用明細発
行手段を具備することが好ましい。このようにすれば、
利用者は自分が価値加算(追加入金)に供した金額を確
認することができる。
【0012】本発明の遊技用装置は、現金を受け付ける
現金受付手段を具備し、受付現金に該当する遊技用有価
価値の大きさを、前記遊技用記録媒体の記録情報から特
定される大きさの遊技用有価価値に加算更新することが
好ましい。このようにすれば、現金と口座特定用記録媒
体の双方を用いて前記遊技用記録媒体の記録情報から特
定される大きさの遊技用有価価値への価値加算が可能と
なり、利用者の利便性を向上できる。
【0013】本発明の遊技用装置は、少なくとも前記口
座特定用記録媒体より読み出された記録情報を前記決済
処理機関に送信するとともに、該決済処理機関からの返
信情報が前記遊技用記録媒体の発行に供される発行要求
金額の決済が可能であることを示す情報である場合にお
いて、前記発行要求金額に対応する大きさの遊技用有価
価値を特定可能な記録情報が記録された遊技用記録媒体
の発行を実施する遊技用記録媒体発行手段を具備するこ
とが好ましい。このようにすれば、金融機関により発行
されたキャッシュカード等の口座特定用記録媒体にて遊
技用記録媒体を発行できるようになるため、投入される
現金の量を低減または皆無とすることができ、これら現
金の回収や保管に要する管理コストや労力を低減するこ
とができるばかりか、金融機関に出向いて現金を引き出
す必要がないため、利用者の利便性を向上できる。
【0014】
【発明の実施形態】以下、図面に基づいて本発明の実施
形態を説明する。なお、以下の説明において、遊技機の
一例としてパチンコ機を示すが、本発明に係る遊技機は
これらパチンコ機に限定されるものではなく、遊技媒体
としてコインを使用するコイン遊技機やスロットマシン
等にも適用可能である。
【0015】(実施例)図1は、本実施例に用いた遊技
島を示す外観斜視図であり、図2は、本実施例に用いた
パチンコ機並びに遊技用装置であるカードユニットの正
面図であり、図3は、前記パチンコ機における遊技盤を
示す拡大図であり、図4は、前記パチンコ機並びにカー
ドユニットの背面を示す図であり、図5は、前記パチン
コ機の前方に突設された打球供給皿の上面に設けられた
操作部の上面図であり、図6は、前記パチンコ機の構成
を示すブロック図であり、図7は、前記カードユニット
の一部破断斜視図であり、図8は、前記カードユニット
に設けられた入力操作部の構成を示す正面図であり、図
9は、前記パチンコ機とカードユニットとの接続状況並
びに該カードユニットの構成を示すブロック図であり、
図10は、前記カードユニットに設けられたICカード
リーダライタの構成を示す断面図であり、図11は、本
実施例に用いた遊技用記録媒体としてのICカードを示
す一部破断上面図であり、図12は、前記カードユニッ
トと前記遊技島内に設けられた紙幣搬送路及びカード搬
送路との接続状況を示す斜視図であり、図13は、前記
遊技島の島端に配置された本実施例の遊技用装置である
発行入金機を示す外観斜視図であり、図14は、前記発
行入金機に設けられた操作部の正面図であり、図15
は、前記発行入金機の構成を示すブロック図である。
【0016】本実施例に用いた遊技島1は、遊技場の所
定箇所に配置されており、図1に示すように、その前後
面(後面は図示せず)に遊技機としてのパチンコ機2
と、該パチンコ機2の側部位置に1対1にて配置される
本実施例の遊技用装置であるカードユニット3と、が複
数並設されており、該遊技島1の内部には、前記各パチ
ンコ機2にパチンコ玉を供給する供給樋や、前記各パチ
ンコ機2にて使用され、排出されたパチンコ玉を集めて
前記供給樋に揚送する揚送装置等(図示略)が設けられ
ているとともに、高さ方向略中央部には前記各カードユ
ニット3より排出された紙幣を所定方向島端に設けられ
た収容部360に搬送可能な紙幣搬送路340や、同様
に前記各カードユニット3より排出されたICカード3
7(図11参照)を前記収容部360に搬送可能なカー
ド搬送路350が設けられている。
【0017】また、これら各カードユニット3は、図9
並びに図16に示すように、前記遊技場の所定箇所に設
けられたターミナルユニット23を介して後述する決算
処理センターに設けられたコンピュータ22にデータ通
信可能に接続されているとともに、遊技場の所定箇所に
配置された管理コンピュータ50にデータ通信可能に接
続されている。
【0018】また、前記遊技島1の島端には、前記収容
部360に隣接して後述のICカード37の新規発行並
びに追加入金が可能とされた本実施例の遊技用装置であ
る発行入金機430(図13参照)が設けられており、
図9並びに図16に示すように、前記各カードユニット
3とともに、前記ターミナルユニット23を介して後述
する決算処理センターのコンピュータ22にデータ通信
可能に接続されているとともに、前記管理コンピュータ
50にデータ通信可能に接続されている。
【0019】本実施例のパチンコ機2を図2〜図6に基
づいて説明すると、該パチンコ機2は、図2に示すよう
に、額縁状に形成されたガラス扉枠202を有し、該ガ
ラス扉枠202の下部表面には打球供給皿203があ
る。打球供給皿203の上面所定箇所には、操作部32
が設けられているとともに、打球供給皿203の下部に
は、打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留する余剰
玉受皿204と打球を発射する打球操作ハンドル(以
下、操作ノブという)205とが設けられている。
【0020】前記操作部32の上面には、図5に示すよ
うに、利用者により前記カードユニット3に設けられた
後述するICカード挿入口314に挿入された遊技用記
録媒体であるICカード37(図11参照)より読み出
された遊技用有価価値としての度数を表示する度数表示
部17と、遊技の開始または前記打球供給皿に持玉が少
なくなったか無くなった際に押圧操作されて、前記度数
表示部17に残度数が存在する場合に所定数量のパチン
コ玉の貸出を実施する貸出ボタン16と、遊技を終了す
る際に押圧操作されることにより、前記カードユニット
3に挿入されているICカード37に新たな残度数が記
録されて返却がなされる返却ボタン15と、が設けられ
ており、これら各部は操作部32内部に設けられている
操作基板18上に実装されている。
【0021】次いで、前記ガラス扉枠202の後方に
は、遊技盤206が着脱可能に取付けられている。ま
た、遊技盤206の前面には遊技領域207が設けられ
ている。この遊技領域207の中央付近には、図3に示
すように、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報
可変表示するための可変表示部209と、「普通図柄」
と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表
示器210とを含む可変表示装置208が設けられてい
る。尚、本実施例では、可変表示部209はLCD表示
器(液晶表示器)にて形成されていて、特別図柄を可変
表示可能とされている。具体的に、可変表示部209の
表示エリアにおいては、横方向に並ぶ態様で3つの可変
表示エリアを表示上形成し、それらのエリアにおいて、
「左図柄」、「中図柄」、「右図柄」の3つの特別図柄
が可変表示可能である。また、可変表示器210は、7
セグメントLEDよりなり、1つの図柄表示エリアがあ
る。可変表示部209に表示される特別図柄は、後述す
るように打玉が始動入賞口214へ始動入賞することに
基づいて可変開始される。一方、可変表示部209に表
示される普通図柄は、後述するように打玉が通過ゲート
211を通過することに基づいて可変開始される。
【0022】可変表示部209の下部には、始動入賞口
214に入った始動入賞玉数を記憶して表示する4個の
表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器218が
設けられている。この例では、4個を上限として、始動
入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器218のL
EDが1つ追加して点灯する。そして、可変表示部20
9において特別図柄の可変表示が開始される毎に、LE
Dが1つ滅灯する。
【0023】可変表示装置208の側部には、打玉を導
く通過ゲート211が設けられている。可動片215
は、ソレノイド216によって開状態とされる。通過ゲ
ート211には、通過ゲート211を通過した打玉を検
出するゲートスイッチ212がある。また、始動入賞口
214に入った始動入賞玉は、遊技盤206の背面に導
かれ、始動ロスイッチ217によって検出される。
【0024】可動片215の下方には、開閉板220が
設けられた可変入賞球装置219が取付けられている。
遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)となれば、ソレ
ノイド221によって開閉板220が傾動し、可変入賞
球装置219の大入賞口が開口する。大入賞口に進入し
た玉のうち特定入賞領域(Vポケット)に入った入賞玉
はVカウントスイッチ222で検出される。一方、大入
賞口内における特定入賞領域以外の通常入賞領域へ入賞
した入賞玉はカウントスイッチ223で検出される。
【0025】遊技盤206には、複数の入賞口224a
〜dが設けられている。遊技領域207の左右周辺に
は、遊技中に点灯表示される装飾ランプ225が設けら
れ、下部には、入賞しなかった打玉を回収するアウト口
226がある。また、図2に示すように、遊技領域20
7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピー
カ227が設けられている。遊技領域207の外周に
は、遊技効果LED228aおよび遊技効果ランプ22
8b、228cが設けられている。そして、この例で
は、一方のスピーカ227の近傍に、景品玉払出時に点
灯する賞球ランプ251が設けられ、他方のスピーカ2
27の近傍に、補給玉が切れたときに点灯する玉切れラ
ンプ252が設けられている。
【0026】前記打球操作ノブ205の操作によって駆
動モータ294(図6参照)により揺動されるハンマー
によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領
域207に入り、その後、遊技領域207を流下してい
く。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域207に
達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じ
て前記余剰玉受皿204に環流されるようになってい
る。
【0027】また、前記遊技領域207に打ち込まれた
打玉が通過ゲート211を通ってゲートスイッチ212
で検出されると、可変表示器210に停止表示されてい
る普通図柄が可変開始する。なお、可変表示器210の
可変表示中に打玉が通過ゲート211を通過した場合に
はその通過が記憶され、可変表示器210が停止して再
度変動を開始可能な状態になってから前記通過記憶を
「1」減算して可変表示器210が可変表示制御され
る。この通過記憶の上限はたとえば「4」に定められて
おり、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せ
ず)により表示される。
【0028】また、打玉が始動入賞口214に入り始動
口スイッチ217で検出されると、特別図柄の変動を開
始できる状態であれば、可変表示部209に表示される
特別図柄がスクロールを始める。たとえば、すでに可変
表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によ
って特別図柄の変動をすぐに開始できる状態でなけれ
ば、始動入賞記憶を一つ増やす。
【0029】可変表示器210の可変表示動作後の表示
結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)と
なった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片2
15が所定時間開成して利用者にとって有利な第1の状
態となる。
【0030】この始動入賞口214にパチンコ玉が入賞
して始動口スイッチ217で検出されると、特別図柄の
変動を開始できる状態であれば、可変表示装置208の
可変表示部209において全特別図柄が可変表示(変動
表示)を開始する。そして、その後、左、中、右の特別
図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定
の表示態様(たとえば777)となった場合に、特定遊
技状態(大当り状態)が発生する。このような大当り状
態が発生する特定の表示態様は、大当り図柄と呼ばれ、
この例では予め定め複数種類定められている。このよう
に大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置21
9の開閉板220が開成して利用者にとって有利な第1
の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば
30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10
個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立すること
により終了し、その後、利用者にとって不利な第2の状
態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置21
9の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケ
ット)に入賞してVカウントスイッチ222により検出
されれば、その回の第1の状態の終了を待って再度開閉
板220が開成されて第1の状態となる。この第1の状
態の繰返し継続制御は、最大15回まで実行可能であ
る。このような最大15回実行可能である第1の状態と
なっている時期は、繰返し継続制御のラウンド(回)と
呼ばれる。この例では、繰返し継続制御は、第1ラウン
ドから最大第15ラウンドまで繰返し実行可能である。
【0031】また、可変表示装置208の可変表示部2
09で可変表示された左,中,右の特別図柄が同じ図柄の
種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたと
きには前述したように大当りが発生するが、その大当り
図柄が複数種類の大当り図柄のうちの予め定められた種
類の大当り図柄(特別の表示態様の図柄)である場合に
は、通常遊技状態に比べて大当りが発生する確率が高く
変動した確率変動状態(以下、確変状態ともいう)とな
る。このような確率変動状態の発生のきっかけとなる特
別の表示態様の大当り図柄は、確変図柄とよばれる。以
下、確変図柄により発生する大当りを確変大当りとい
い、確変図柄以外の大当り図柄(非確変図柄)により発
生する大当りを非確変大当りという。
【0032】通常遊技状態中に、一旦、確変大当りが発
生すると、その確率変動状態は、たとえば、少なくとも
予め定められた確変継続回数(たとえば、1回、あるい
は2回)分の大当りが発生するまで確率変動状態に継続
制御される。また、確率変動状態中に確変大当りが発生
すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回数が計
数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大当りが
発生するまで確率変動状態が継続する。そして、確変継
続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図柄によ
るものであった場合には、確率変動の生じていない通常
遊技状態に戻る。
【0033】したがって、確率変動状態の継続制御に制
限を設けない場合には、少なくとも確変継続回数に達し
た大当りが確変大当りである限り、無制限に確率変動状
態が継続する。このパチンコ機2の場合には、ある程
度、確率変動状態が継続すれば、一旦、確率変動状態へ
の継続制御を終了させるべく、確率変動状態中に確変大
当りが連続的に発生する回数について、上限回数が設定
されている。そして、この上限回数に基づいて大当りの
表示態様が非確変大当りとされた場合には、その時点で
確率変動状態の継続制御が強制的に終了する。以下、こ
のような制御を回数制限制御と呼ぶ。なお、回数制限制
御の実行により、確変図柄での大当りを禁止する制限が
行われること(これを継続規制状態という)は、通称、
(確変)リミッタの作動と呼ばれる。
【0034】このように、回数制限制御の実行により、
確変図柄での大当りが制限された場合において大当りが
発生する場合には、確変図柄以外の通常の大当り図柄
(非確変図柄)による大当りが発生する。したがって、
回数制限制御が実行されると、確変図柄での大当りが一
旦禁止される。そして、その回数制限状態は、次の大当
りが発生すると解除され、確変図柄での大当り発生の禁
止解除後は、再び、通常通りに確変図柄での大当りが許
容される。
【0035】可変表示装置208の可変表示部209に
おいては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、
「リーチ状態」とは、可変表示装置208の可変表示部
209が可変開始された後、表示制御が進行して表示結
果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定
の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様を
いう。言い換えれば、リーチとは、表示状態が変化可能
な可変表示装置を有し、該可変表示装置が時期を異なら
せて複数の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が
予め定められた特定の表示態様の組合せとなった場合
に、遊技状態が利用者にとって有利な特定遊技状態とな
る遊技機において、前記複数の表示結果の一部がまだ導
出表示されていない段階で、既に導出表示されている表
示結果が前記特定の表示態様の組合せとなる条件を満た
している表示状態をいう。また、別の表現をすれば、リ
ーチとは、表示状態が変化可能な可変表示部を複数有す
る可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示
態様の組合せになった場合に、遊技状態が利用者にとっ
て有利な特定遊技状態となる遊技機において、前記可変
表示装置の表示結果がまだ導出表示されていない段階
で、前記特定の表示態様の組合せが表示されやすい可変
表示態様となったと利用者に思わせるための表示状態を
いう。そして、たとえば、前記特定の表示態様の組合せ
が揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示部によ
る可変表示を行う状態もリーチ表示状態に含まれる。さ
らにリーチの中には、それが出現すると、通常のリーチ
(ノーマルリーチ)に比べて、大当りが発生しやすいも
のがある。このような特定のリーチをスーパーリーチと
いう。
【0036】また、リーチ状態とは、可変表示装置の表
示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にま
で達した時点での表示状態であって、前記表示結果が導
出表示される以前に決定されている複数の可変表示領域
の表示結果の少なくとも一部が前記特定の表示態様とな
る条件を満たしている場合の表示状態をもいう。
【0037】次に、パチンコ機2の背面の構造について
図4に基づき説明する。パチンコ機2の遊技盤206の
裏面側には、機構板236が設けられている。この機構
板236の上部には玉タンク238が設けられ、前記遊
技島1の前記供給樋より導出された供給管(図示略)よ
りパチンコ玉が玉タンク238に供給される。玉タンク
238内のパチンコ玉は、誘導樋239を通って玉払出
装置297に供給される。
【0038】機構板236には、可変表示部209の表
示制御を行う表示制御基板280等が搭載された可変表
示制御ユニット229、基板ケース232に覆われ遊技
制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基
板231、パチンコ玉の払出制御を行う払出制御用マイ
クロコンピュータ等が搭載された賞球制御基板237が
設置されている。さらに、機構板236には、駆動モー
タ294の回転力を利用して遊技球を遊技領域207に
発射する打球発射装置234と、打球発射装置の制御を
行うマイクロコンピュータ等が搭載された発射制御基板
291と、スピーカ227および遊技効果ランプ・LE
D228a,228b,228cに信号を送るためのラン
プ制御基板235と、スピーカ227から出力する音声
制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載された音声制
御基板270と、が設けられている。
【0039】本実施例のパチンコ機2の遊技制御基板2
31における回路構成の一例を図6に示す。
【0040】遊技制御基板231は、プログラムに従っ
てパチンコ機2を制御する基本回路253と、ゲートス
イッチ212、始動口スイッチ217、Vカウントスイ
ッチ222、カウントスイッチ223、入賞球検出スイ
ッチ299a〜d、満タンスイッチ154(余剰玉受皿
204の満タンを検出する満タンスイッチ154)から
の信号を基本回路253に与えるスイッチ回路258
と、可動片215を開閉するソレノイド216および開
閉板220を開閉するソレノイド221を基本回路25
3からの指令に従って駆動するソレノイド回路259
と、始動入賞記憶表示器218の点灯および点滅を行う
とともに、可変表示器210と装飾ランプ225とを駆
動するランプ・LED回路260とを含む。
【0041】また、遊技制御基板231は、基本回路2
53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示
す大当り情報、可変表示装置208の可変表示に利用さ
れた始動入賞玉の個数を示す始動情報、確率変動が生じ
たことを示す確変情報等を外部の管理コンピュータ等に
対して出力する第1情報出力回路264を含む。
【0042】基本回路253は、ROM254、RAM
255、CPU256、I/Oポート257、および、
クロック発生部152を含む。ROM254は、ゲーム
制御用のプログラム等の各種の情報(データ)を記憶す
るためのものである。RAM255は、ワークメモリと
して使用されるためのものである。CPU256は、ゲ
ーム制御用のプログラム等の各種の制御用プログラムに
従って遊技制御動作等の奇種の制御動作を行う。I/O
ポート257は、データおよび信号等の各種情報の入出
力用に設けられた複数のポートを有する。クロック発生
部152は、基本回路253が動作する場合の基準タイ
ミングとなる動作クロックをCPU256等の基本回路
253内の各部に与えるものである。
【0043】さらに、遊技制御基板231には、電源投
入時に基本回路253をリセットするための初期リセッ
ト回路266と、電源投入後に基本回路253を定期的
にリセットするための定期リセット回路265と、基本
回路253から与えられるアドレス信号をデコードして
I/Oポート257のうちのいずれかのI/Oポートを
選択するための信号を出力するアドレスデコード回路2
67とが設けられている。
【0044】基本回路253は、電源投入時において、
初期リセット回路265により初期リセットされる。ま
た、電源投入後、基本回路253は、定期リセット回路
265により定期的(例えば、2ms毎)にリセットさ
れ、割込み処理が実行される。これにより、割込み処理
が実行される毎に、ゲーム制御用のプログラムが所定位
置から再度実行される。
【0045】打玉を発射する打球発射装置234は、発
射制御基板291上の回路によって制御される駆動モー
タ294で駆動される。そして、駆動モータ294の駆
動力は、操作ノブ205の操作量に従って調整される。
すなわち、発射制御基板291上の回路によって、操作
ノブ205の操作量に応じた速度で打球が発射されるよ
うに制御される。
【0046】また、遊技制御基板231から表示制御基
板280には、可変表示装置208の可変表示部209
の表示制御に関する指令情報として、表示制御コマンド
データと、ストローブ信号としての割込信号(以下、表
示制御信号INTともいう)とが伝送される。表示制御
基板280側では、表示制御コマンドデータCDの指令
内容にしたがって、可変表示部209の表示制御を行
う。
【0047】遊技制御基板231からランプ制御基板2
35には、ランプ制御基板235により制御が行われる
遊技効果LED228a、賞球ランプ251、玉切れラ
ンプ252、および、遊技効果ランプ228a、228
bの制御に関する指令情報としてのランプ制御信号等の
情報が伝送される。
【0048】遊技制御基板231から音声制御基板27
0には、音声制御基板270によりスピーカ227から
出力される効果音等の音声の制御に関する指令情報とし
ての音声制御用コマンドデータ等の情報が伝送される。
この音声制御用コマンドデータに応じて、音声制御基板
270内に設けられた音声制御用のマイクロコンピュー
タは、スピーカ227からの効果音の発生等の音声の制
御を行う。
【0049】また、基本回路253は、入賞球検出スイ
ッチ299a〜d検出信号と始動口スイッチ217の検
出信号、Vカウントスイッチ222の検出信号、カウン
トスイッチ223の検出信号に基づいて、所定個数の景
品玉を払出すための賞球信号を賞球制御基板237に出
力する。賞球制御基板237では、その出力されてきた
賞球信号に基づいて玉払出装置297を制御して所定個
数の景品玉を払出すための制御を行う。
【0050】具体的には、可変入賞球装置219の大入
賞口に入賞した入賞玉については1個の入賞玉がカウン
トSWに検出されることで例えば15個の景品玉が払出
され、始動入賞口214に入賞した入賞玉については1
個の入賞玉が始動口SWに検出されることでたとえば5
個の景品玉が払出され、その他の入賞口224a〜dの
いずれかに入賞した入賞玉については入賞玉1個が各入
賞口に対応して設けられた入賞球検出SW299a〜d
のいずれかに検出されることでたとえば5個の景品玉が
払出されるように制御される。
【0051】このような2種類の個数の景品玉を払出制
御するべく、遊技制御基板231は次のように制御動作
を行う。始動口スイッチ217、Vカウントスイッチ2
22またはカウントスイッチ223からの検出信号が入
力されると、その検出信号を賞球の払出個数決定の際に
用いる払出個数決定用データとして、スイッチに応じた
賞球の払出個数別に一時的に内部に記憶する。その後、
入賞球検出スイッチ299a〜dのいずれかの検出信号
が入力されれば、その入力以前に始動口スイッチ217
からの検出信号があったかどうかを払出個数決定用デー
タを参照することによって判断し、あった場合には遊技
制御基板231は賞球制御基板237に対し「5」の賞
球個数を払出指令するための賞球指令信号を出力する。
一方、入賞球検出スイッチ209a〜dのいずれかから
の検出信号があった場合において、それ以前に始動口ス
イッチ217、カウントスイッチ223からのいずれか
からも検出信号が入力されていなかった場合には、遊技
制御基板231は「5」の賞球個数の賞球指令信号を賞
球制御基板237に出力する。賞球制御基板237にお
いては、賞球指令信号に基づいて、玉払出装置297か
ら賞球を払出させる制御が払出制御用マイクロコンピュ
ータにより実行される。
【0052】また、満タンスイッチ154からの検出信
号が満タン状態を示している場合には、その状況に応じ
て、賞球禁止指令信号を賞球制御基板237へ送り、玉
払出装置297による賞球の払出しの停止をさせる。
【0053】また、賞球制御基板237上には、第2情
報出力回路部268が設けられており、これら賞球制御
基板237において制御される景品玉の払い出し数の情
報等を外部出力できるようになっている。
【0054】また、賞球制御基板237は、前記カード
ユニット3のカードユニット制御基板(図示略)に設け
られたI/Oポート319に接続ケーブル262(図4
参照)を介して接続されており、後述の払出完了信号が
前記カードユニット3に設けられた後述のマイクロプロ
セッシングユニット(MPU)321に出力されるよう
になっているとともに、前記カードユニット3のMPU
321より出力される後述の払出指示信号が入力される
ようになっている。
【0055】また、前記操作基板18は、図9に示すよ
うに、前記カードユニット3のI/Oポート319に接
続ケーブル262を介して接続されており、前記貸出ボ
タン16が入力されて利用者による玉貸し操作がなされ
た場合に出力される貸出入力信号や、返却ボタン15が
入力されて利用者による後述のICカード挿入口314
に挿入されたICカード37の返却操作がなされた場合
に出力される返却入力信号が前記カードユニット3のM
PU321に出力されるようになっているとともに、該
MPU321より出力される前記度数表示部17の度数
表示データが入力されるようになっている。
【0056】次いで、本実施例の遊技用装置としてのカ
ードユニット3について図2並びに図7〜図9に基づき
説明すると、該カードユニット3の前面には、図2に示
すように、点灯によりカードユニット3の動作を報知す
る動作ランプ301と、紙幣が挿入及び返却可能とされ
た紙幣挿入口304と、該紙幣挿入口304からの紙幣
の返却の際に点滅点灯されて該紙幣の返却を利用者に報
知する紙幣インジケータ303と、後述する入力操作部
305と、所定の金融機関により発行され、利用者が所
持する口座特定用記録媒体としてのキャッシュカードの
記録情報を読み取り可能とされ、後述するキャッシュカ
ードリーダ317と連設して設けられたリーダ部306
と、前記ICカード37を挿入可能とされたICカード
挿入口314と、該ICカード挿入口314に挿入され
ているICカード37の排出を利用者に報知するICカ
ードインジケータ313と、後述する利用明細としての
レシートが排出されるレシート排出口334と、該レシ
ート排出口408からレシートが排出されていることを
報知するレシートインジケータ335と、が設けられて
いる。
【0057】前記リード部306は、図7に示すよう
に、前記カードユニット3の前面において前方に突出す
る態様にて設けられており、該リーダ部306の幅方向
略中央には上下方向に前記キャッシュカードをスライド
可能とされたスリット307が設けられており、該スリ
ット307内に利用者が所持したキャッシュカードの一
方の長辺端部を嵌入させた状態で上下方向にスライドさ
せることで、スリット307の内側面に設けられた磁気
リーダ(図示略)により、前記キャッシュカードの他方
の長辺端部に沿って貼着された磁気テープ(図示略)に
記録された情報が読み出されるようになっている。
【0058】このように本実施例の口座特定用記録媒体
読み取り手段であるキャッシュカードリーダ316を構
成するリーダ部306においては、前記キャッシュカー
ドを利用者が所持した状態にて該キャッシュカードの記
録情報を読み取り可能とされており、キャッシュカード
が利用者の手元より離れることがなく、該キャッシュカ
ードの取り忘れを皆無或いは著しく低減することができ
る。
【0059】また、前記入力操作部305は、図7及び
図8に示すように、前記カードユニット3の前面部に開
閉可能に設けられ、一方が開口する箱状のカバー部材3
27の内面底部に設けられ、利用者が暗証番号の入力を
行う暗証番号入力部329と、前記カバー部材327を
開放することにより表出する位置に設けられ、追加入金
額(1000円、3000円、5000円)を選択して
追加入金額を決定する際に押圧操作される金額選択入力
部332と、その上部に形成された凹部330の底面に
設けられ、追加入金の案内や暗証番号等を表示可能な表
示部331と、から構成されており、前記カバー部材3
27の一端は前記カードユニット3の前面所定箇所に軸
支され、利用者が前記カバー部材327の他端に設けら
れた取手328を摘んで開放することにより、該カバー
部材327の内面が対応するパチンコ機2の方向へ向く
ように開放し、その開放終端位置において前記カバー部
材327の内面の暗証番号入力部が前記パチンコ機2の
ほぼ正面に位置する利用者に向くようになるとともに、
前記選択入力部332並びに表示部331が表出するよ
うになっている。
【0060】このように本実施例では、利用者が所持す
るキャッシュカードにおける暗証番号の入力を行う暗証
番号入力部329が、箱状のカバー部材327の内面底
部に設けられているとともに、前記暗証番号の入力に伴
い、入力された暗証番号等が表示される表示部331が
凹部330の底面に設けられているため、前記暗証番号
の入力や該入力に伴い表示される暗証番号を第三者に容
易に視認されてしまうことを極力回避できるようになっ
ている。
【0061】尚、本実施例では前記のように暗証番号入
力部329を箱状のカバー部材327の内面底部に設け
ることで、暗証番号の入力を第三者からの視認を困難と
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
第三者から暗証番号の入力を容易に視認できないように
する手段が講じられていれば、その形態は任意に変更可
能である。
【0062】また、本実施例では、金額選択入力部33
2の操作に伴い、追加入金額を1000円、3000
円、5000円から選択できるようになっており、利用
者は所望の金額を選択できることから好ましいが、本発
明はこれに限定されるものではなく、これら追加入金額
を利用者がより詳細に入力できる入力手段を設けるよう
にしても良く、更には、これら追加入金額を単一(例え
ば3000円)として追加入金に伴う処理を簡略化する
ようにしても良い。
【0063】また、前記リーダ部306は前記入力操作
部305におけるカバー部材327の下部近傍に設けら
れているため、該カバー部材327を開放した状態にお
いてのみ、リーダ部306におけるスリット307の上
方が露呈するようになっており、前記カバー部材327
を開放し、キャッシュカードにて追加入金を実施する状
態において初めて該キャッシュカードをスリット307
内にスライド可能となるようになっている。
【0064】これらカードユニット3の構成を説明する
と、図9に示すように、前記動作ランプ301や、紙幣
インジケータ303や、ICカードインジケータ313
や、レシートインジケータ335や、暗証番号入力部3
29や、金額選択入力部332や、表示部331に加え
て、前記紙幣挿入口304に連設されて投入紙幣の検出
および該紙幣の種類と真贋の識別を行い、投入された紙
幣が正規の紙幣である場合に該投入された紙幣を背面側
の紙幣回収口343より排出するとともに、正規の紙幣
でない場合に投入された紙幣を前記紙幣挿入口304よ
り返却する紙幣識別ユニット315と、前記リーダ部3
06のスリット307内をスライドさせたキャッシュカ
ードより所定の識別情報の読み出しを実施するキャッシ
ュカードリーダ316と、前記ICカード挿入口314
に連設され、挿入されるICカード37に記録されてい
る後述の識別情報(ID)や遊技用有価価値である度数
の読み出し並びに遊技により更新された新たな度数の書
き込み等を行うとともに、前記挿入されているICカー
ド37より読み出された度数が0度となった際に該挿入
されているICカード37を背面側のカード排出口35
4より排出する遊技用記録媒体処理手段としてのICカ
ードリーダライタ317と、前記レシート排出口334
に連設され、内部に収容されたプリント紙に追加入金金
額等が記載される利用明細としてのレシートを印刷して
前記レシート排出口334に排出するプリンタ336
と、前記表示部331の表示制御を実施する表示ドライ
バ333と、前記挿入されたICカード37から読み出
しおよび書き込まれる度数等を記憶するとともに、後述
するMPU321が実行する制御内容等が記述された制
御プログラム等を記憶する記憶部318と、前記接続ケ
ーブル262が接続され、前記パチンコ機2の賞球制御
基板237や操作基板18との各種信号の入出力が行わ
れるI/Oポート319と、通信ケーブル48を介して
前記管理コンピュータ50とデータ送受を行う通信部3
25と、電話回線421を介して後述する決済処理機関
である決済処理センターに設置されているコンピュータ
22とデータ通信を行うために遊技場内の所定位置に設
置されたターミナルユニット23と通信ケーブル49を
介してデータ送受を行うための通信部337と、投入さ
れた紙幣の金額や前記キャッシュカードより読み取られ
た情報に基づいて入金された金額に対応する度数を前記
挿入されている度数に加算更新するとともに、各部並び
に前記操作基板18に実装された度数表示部17の表示
制御等を行う本実施例の遊技用有価価値加算更新手段と
しての前記マイクロプロセッシングユニット(MPU)
321と、を具備しており、これら各部は図9に示すよ
うに接続されている。
【0065】また、これら各カードユニット3は、通信
ケーブル48を介して管理コンピュータ50に接続され
ており、前記ICカード37が挿入された場合や、該挿
入されているICカード37から読み出され記憶部31
8に記憶されている度数に変更が加えられた場合や、該
挿入されているICカード37の返却処理並びに回収処
理等が行われた場合に、該ICカード37に記録された
後述の識別情報(ID)や度数データ、変更された度数
データ等が前記管理コンピュータに出力されるようにな
っている。
【0066】また、これら各カードユニット3は、図1
6に示すように、通信ケーブル49を介してターミナル
ユニット23に接続され、且つ該ターミナルユニット2
3が電話回線421にて決済処理機関である前記決済処
理センター(JDセンター)に設置されているコンピュ
ータ22と接続されていることで、各カードユニット3
と前記コンピュータ22とが双方向のデータ通信が可能
に構成されており、前記キャッシュカードリーダ316
により読み取られたキャッシュカードの記録情報に基づ
いて、挿入されているICカード37への追加入金に伴
う代金の決済処理を、該コンピュータ22との間におい
て実施できるようにされている。
【0067】本実施例に用いた前記ICカードリーダラ
イタ317の構成を図10に基づいて説明すると、該I
Cカードリーダライタ317の内部には、前記ICカー
ド挿入口314からのICカード37の挿入を検知する
挿入センサ397や、前記ICカード挿入口314から
延設され、ICカード37がスライド可能とされ、後部
に設けられたカード回収口354に連設されたガイドレ
ール398と、該ガイドレール398を挟むように配設
されて該ICカード37の移動を、駆動モータ386、
393にて駆動回転されることにより実施する搬送ロー
ラ387、388と、前記搬送ローラ387、388の
一方側に張架された搬送ベルト391と、から成る搬送
機構や、該搬送されるICカード37を所定位置に停止
させるストップピンの出没を行うソレノイド389や、
所定位置に停止されたICカード37への給電やデータ
通信を行う通信ヘッド390や、前記の各部に接続され
てその制御を実施する制御基板392が設けられてお
り、挿入されているICカード37へのデータの読み取
り及び書き込みが非接触状態にて可能とされている。
【0068】また、前記ICカード37より読み出され
た遊技用有価価値である度数が「0(無価値)」となっ
た場合には、前記ソレノイド389によりストップピン
が上方に励磁された状態にてICカード37が搬送ベル
ト391並びに搬送ローラ387、388により付勢さ
れて後方に向かって搬送され、これらICカード37が
カード回収口354より前記カード回収路352を介し
て前記カード搬送路350へ排出されて回収されるよう
になっている。
【0069】このICカードリーダライタ317に挿入
されて使用される本実施例の遊技用記録媒体であるIC
カード37の構成は、図11に示すように所定厚みとさ
れ、その内部が凹状とされた樹脂製の基体381の該凹
部外周所定位置に、テ−プオ−トボンディング(TA
B)実装によりその内部にメモリ(図示せず)を内蔵し
た専用マイコン382が実装されるとともに、該専用マ
イコン382から該基体381の外周に沿うように設け
られたパターンコイル383を有するフレキシブルプリ
ント基板384が内挿され、該凹部全面がトップフィル
ム385にて覆われた構成とされており、これらICカ
ード37は、前記ICカードリーダライタ317に挿入
されることで、該リーダライタから出力される電磁波が
前記パターンコイル383に誘導起電力を生じさせて前
記専用マイコン382が動作可能に付勢されるととも
に、該パターンコイル383を介して図10に示す前記
ICカードリーダライタ317との各種のデータ通信を
電磁波により非接触にて実施可能とされた非接触ICカ
ードとされている。
【0070】このように、本実施例においては、遊技用
記録媒体として非接触ICカード37を用いており、非
接触状態にてデータ通信が可能となることから、従来の
遊技用記録媒体である磁気カードに比較して損耗が少な
く、長期に渡ってICカード37繰返し使用できること
から好ましいが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0071】尚、本実施例においては使用されるICカ
ード37を、前記発行入金機430により発行されるプ
リペイドカ−ド(ビジタ−カ−ド)とした例を示すが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これらICカ
ードを特定の会員に予め発行された会員カ−ドとして使
用するようにしても良く、この場合、記録されている度
数が「0」となっても回収せずに返却されるようにな
る。
【0072】これらICカード37は、図1に示す発行
入金機430にて利用者が購入できるようになってお
り、該購入に伴い新規に発行されるICカード37にお
いては、個々のICカード37を識別可能な識別情報
(ID)が発行時において前記管理コンピュータ50に
より各ICカード37毎に付与されて記録されるととも
に、該管理コンピュータ50には、これら各ICカード
37に記録された度数情報等が各ID毎に登録され、前
記ICカード37に記録された度数が、カードユニット
3における後述の貸出処理の実施により減算されたり、
該カードユニット3もしくは前記発行入金機430にお
ける追加入金処理の実施により加算される等、該ICカ
ード37の記録情報が変更される毎に前記管理コンピュ
ータ50に登録された各ID毎の情報も逐次更新されて
同様の情報に更新されるようになっており、これら発行
されたICカード37の記録内容が前記管理コンピュー
タ50により管理されるようになっている。
【0073】上述のように構成されたカードユニット3
においては、前記ICカード挿入口314にICカード
37が挿入されることで、ICカードリーダライタ31
7により該挿入されたICカード37に記録された度数
が読み出され、記憶部318に記憶されるとともに、度
数表示部17に表示され、前記記憶された度数が残存す
る場合に利用者により前記貸出ボタン16が入力される
ことで、パチンコ機2に貸出指示信号を出力し、前記パ
チンコ機2の遊技に使用される所定数のパチンコ玉を払
出させるとともに、該払出の完了とともに出力される払
出完了信号に基づき、前記記憶された度数並びに度数表
示部17の度数を所定度数分減算更新する貸出処理が実
施可能とされている。
【0074】また、前記カードユニット3においては、
後に詳述するように、前記挿入されているICカード3
7から読み出された度数が残存する場合に、利用者が所
持するキャッシュカードを用いて、所定の操作を実施す
ることで、該操作により特定される入金金額に基づく度
数を前記残存する度数に加算するキャッシュカードによ
る追加入金処理が可能とされている。
【0075】更に、前記カードユニット3においては、
前記挿入されているICカード37から読み出された度
数が残存する場合に、利用者により紙幣が前記紙幣挿入
口304から投入されることで、該投入された紙幣の金
額に基づく度数を前記残存する度数に加算する紙幣によ
る追加入金処理が可能とされている。
【0076】このように本実施例では、キャッシュカー
ドによる追加入金のみならず、現金である紙幣において
も追加入金が実施可能とされており、現金とキャッシュ
カードの双方にて前記挿入されているICカード37へ
の追加入金が可能とされており、利用者の利便性を向上
できることから好ましいが、本発明はこれに限定される
ものではなく、少なくとも、前記キャッシュカードによ
る追加入金が実施できるようになっていれば良い。
【0077】また、カードユニット3においては、前記
挿入されているICカード37から読み出された度数が
残存する場合に、返却ボタン15が入力されることで、
前記記憶部318に記憶されているその時点での残存す
る度数を該挿入されているICカード37の記録内容に
上書き更新して、ICカード挿入口314より排出する
返却処理が実施されるようになっている。
【0078】次いで、これらカードユニット3は、前記
遊技島1への配設時において、図12に示すように、遊
技島1の前後面に設置されるカードユニット3における
前記紙幣識別ユニット315の紙幣回収口343が、前
記紙幣搬送路340における後述の連結ユニット341
に設けられた紙幣回収路342に連結されて、該紙幣回
収口343から排出された紙幣が、前記紙幣回収路34
2を介して紙幣搬送路340へ排出されるとともに、前
記ICカードリーダライタ317のカード回収口354
が、前記カード搬送路350に連設されたカード回収路
352に連結されて、該カード回収口354から排出さ
れたICカード37が前記カード搬送路350に排出さ
れるようになっている。
【0079】前記紙幣搬送路340は、図12に示すよ
うに、内部に紙幣を搬送するコンベアベルト(図示略)
が張架され、所定長さとされた複数の搬送ユニット34
4と、各搬送ユニット344のコンベアベルトを駆動す
る駆動モータ345が設けられた連結ユニット341と
から構成されており、これらが遊技島1の内部にて連結
され、島端から島端に延びる1本状の搬送路が形成され
るようになっている。また、この連結ユニット341の
前後面には、前記紙幣回収路342が設けられており、
その先端部が前記紙幣識別ユニット315の紙幣回収口
343に連結されるようになっており、該紙幣識別ユニ
ット315より排出され、紙幣回収路342を介して紙
幣搬送路340内部に排出された紙幣は、前記コンベア
ベルトの循環により島端に設けられた収容部360に搬
送されて回収されるようになっている。
【0080】また、前記カード搬送路350は、図12
に示すように、前記遊技島1の島端から島端にかけて架
設され、図示しない駆動モータにより所定方向に循環す
る搬送ベルト355と、該搬送ベルト355上の搬送物
の落下を防止する断面略コ字型の搬送樋356と、から
構成されており、前記ICカードリーダライタ317よ
り排出され、カード回収路352より流下したICカー
ド37は、該搬送ベルト355上に排出され、前記島端
の収容部360に搬送されて回収されるようになってい
る。
【0081】次いで、本実施例において用いた前記発行
入金機430を図13〜図15に基づいて説明すると、
該発行入金機430は、前記遊技島1の島端に前記収容
部360と隣接して配置され(図1参照)、その外観形
状は図13に示すようになっている。該発行入金機43
0は、その前面に、前記ICカード37の発行及び追加
入金処理が可能であることを利用者に報知するための動
作ランプ401と、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口
433と、該紙幣挿入口433に挿入された紙幣の返却
を利用者に報知する紙幣インジケータ442と、中止/
返却ボタン436と、ICカード挿入口438と、該I
Cカード挿入口438からのICカード37の排出を報
知するICカードインジケータ439と、キャッシュカ
ードを挿入及び返却可能なキャッシュカード挿入口40
2と、該キャッシュカード挿入口402からのキャッシ
ュカードの排出を報知するキャッシュカードインジケー
タ403と、該発行入金機430のガイド等が表示可能
な表示部404及び利用者が操作可能な入力部405か
らなる操作部427と、後述する利用明細としてのレシ
ートが排出されるレシート排出口408と、該レシート
排出口408からレシートが排出されていることを報知
するレシートインジケータ409と、が設けられてい
る。
【0082】前記操作部427は、該発行入金機430
の前面に形成された凹部426の底面に設けられてお
り、前記表示部404に表示される暗証番号や入力部4
05の入力内容等が第三者に容易に視認されてしまうこ
とを極力回避できるようになっている。
【0083】また、該操作部427の入力部405に
は、図14に示すように、購入または入金金額を選択す
る金額入力キー422(1000円、3000円、50
00円、10000円)と、後述する暗証番号を入力す
るテンキー423(0〜9)と、前記金額入力キー42
2やテンキー423による入力を訂正するキャンセルキ
ー424と、前記紙幣挿入口433に投入した紙幣の合
計金額を購入または入金金額として決定するとともに、
前記テンキー423にて入力した暗証番号を決定する決
定キー425と、が設けられている。
【0084】このように本実施例では、金額入力キー4
22の操作に伴い、購入金額または追加入金額を100
0円、3000円、5000円、10000円から選択
できるようになっており、利用者は所望の金額を選択で
きることから好ましいが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、これら購入金額や追加入金額を利用者がよ
り詳細に入力できる入力手段を設けるようにしても良
く、更には、これら購入金額や追加入金額を単一(例え
ば3000円)としてICカード37の発行や追加入金
に伴う処理を簡略化するようにしても良い。
【0085】この発行入金機430の構成は、図15の
ブロック図に示すようになっており、前記動作ランプ4
01や、紙幣インジケ−タ442や、中止/返却ボタン
436や、ICカードインジケータ439や、キャッシ
ュカードインジケータ403や、表示部404や、入力
部405や、レシートインジケータ409とともに、前
記紙幣挿入口433に連設されて投入紙幣の検出および
該紙幣の種類と真贋の識別を行い、投入された紙幣が正
規の紙幣であり、前記決定キー425が操作された場合
に該投入された紙幣を図示しない紙幣ストッカーに貯留
するとともに、正規の紙幣でない場合に投入された紙幣
を前記紙幣挿入口433より返却する紙幣識別ユニット
444と、前記ICカード挿入口438に連設され、挿
入されるICカード37に記録されている各種情報の読
み出しを行うとともに、該ユニット後部に発行されるI
Cカード37を貯溜、供給する供給ユニット(図示略)
を具備し、前記挿入または発行されるICカード37に
前記ID等の所定の各種情報の書き込みを非接触にて実
施するICカードリーダライタ445と、前記キャッシ
ュカード挿入口402に連設され、挿入されるキャッシ
ュカードより所定の識別情報の読み出しを実施するキャ
ッシュカードリーダ413と、前記レシート排出口40
8に連設され、内部に収容されたプリント紙に購入(入
金)金額等が記載される利用明細としてのレシートを印
刷して前記レシート排出口408に排出するプリンタ4
14と、前記表示部404の表示動作の制御を行う表示
ドライバ417と、前記ICカード37より読み出しま
たは書き込みされる前記各種情報や、後述するマイクロ
プロセッシングユニット(MPU)448の制御内容が
記述された制御プログラム等を記憶する記憶部446
と、前記図9並びに図16に示すように、電話回線42
1を介して後述する決済処理センターに設置されている
コンピュータ22とデータ通信を行うために遊技場内の
所定位置に設置されたターミナルユニット23と通信ケ
ーブル49を介してデータ送受を行うための通信部41
9と、前記管理コンピュータ50と通信ケーブル48を
介してデータ送受を行うための通信部429と、投入さ
れた紙幣の金額や前記挿入されたキャッシュカードの記
録情報に基づいて入金された金額に対応する度数を前記
挿入されている度数に加算更新する処理や各部の制御等
を行う本実施例の遊技用有価価値加算更新手段としての
マイクロプロセッシングユニット(MPU)448と、
を具備しており、これら各部は図14に示すように接続
されており、紙幣の投入または前記キャッシュカードを
用いて前記ICカード37の新規発行及び追加入金処理
が可能とされている。
【0086】このように本実施例では、キャッシュカー
ドによるICカード37の新規発行並びに追加入金のみ
ならず、現金である紙幣においても前記新規発行並びに
追加入金が実施可能とされており、現金とキャッシュカ
ードの双方にてICカード37の新規発行並びに追加入
金が可能とされており、利用者の利便性を向上できるこ
とから好ましいが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、少なくとも、前記キャッシュカードによる追加入
金が実施できるようになっていれば良い。
【0087】また、発行入金機430は、図9に示すよ
うに、通信ケーブル48を介して前記管理コンピュータ
50に接続されており、ICカード37の新規発行に際
して生成されるID並びに追加入金時において挿入され
ているICカード37のIDや、これらICカードに記
録される記録情報が前記管理コンピュータ50に出力さ
れるようになっている
【0088】また、発行入金機430は、図9並びに図
16に示すように、通信ケーブル49を介してターミナ
ルユニット23に接続され、且つ該ターミナルユニット
23が電話回線421にて決済処理機関である前記決済
処理センター(JDセンター)に設置されているコンピ
ュータ22と接続されていることで、発行入金機430
と前記コンピュータ22とが双方向のデータ通信が可能
に構成されており、前記キャッシュカードリーダ413
により読み取られたキャッシュカードの記録情報に基づ
いて、ICカード37の新規発行並びに追加入金に伴う
代金の決済処理を、該コンピュータ22との間において
実施できるようにされている。
【0089】尚、本実施例の発行入金機430では、前
記キャッシュカードの記録情報の読み取りを、前記キャ
ッシュカード挿入口402に連設して設けられたキャッ
シュカードリーダ413により実施しているが、前記カ
ードユニット3に設けられたキャッシュカードリーダ3
16のように、利用者がキャッシュカードを所持した状
態にて、リーダ部にスライドさせることで記録情報を読
み取るようにしても良く、このようにすれば、利用者の
手元を離れることなくキャッシュカードの記録情報が読
み取り可能となるため、該キャッシュカードの取り忘れ
を皆無或いは著しく低減できる。
【0090】以下、本実施例における前記発行入金機4
30による前記ICカード37の発行処理について説明
する。
【0091】まず、利用者が現金である紙幣を用いて新
規にICカード37の発行を受けたい場合には、遊技に
供したい所望の金額分の紙幣、例えば3000円を紙幣
挿入口433より投入する。
【0092】該投入された紙幣は、前記紙幣識別ユニッ
ト444により識別され、該紙幣識別ユニット444よ
り出力される識別情報に基づき、前記MPU448がそ
の合計金額を算出して「決定ボタンの入力によりカード
を発行します」のメッセージとともに前記表示部404
に表示して、該合計金額を前記記憶部446に記憶す
る。
【0093】該合計金額の表示を確認した後、利用者は
前記決定ボタン425を入力する。
【0094】これにより、前記MPU448は、ICカ
ード37の発行に供される購入金額を特定し、該購入金
額を度数に変換し、前記記憶部446に記憶するととも
に、該度数を特定可能な度数データを、発行処理要求と
ともに前記管理コンピュータ50に前記通信部449及
び通信ケーブル48を介して出力する。
【0095】該発行処理要求の送信出力に基づき、前記
管理コンピュータ50は、新規発行と判断して、新たな
IDの生成を所定の規則に基づき実施するとともに、前
記送信された度数データに基づく度数をIDに対応付け
て登録し、前記発行入金機430に前記生成した新たな
IDを、前記登録の完了とともに返信する。
【0096】該返信に基づき前記MPU448は、前記
記憶部446に記憶されている度数を、前記返信された
新たなIDとともに、前記ICカードリーダライタ44
5を介して前記ICカード37に記録するとともに、該
ICカード37を前記ICカード挿入口438より排出
・発行し、カードインジケータ439を点滅させる。
【0097】次いで、利用者がキャッシュカードを用い
て新規にICカード37の発行を受けたい場合につい
て、図17に基づき説明すると、利用者は前記キャッシ
ュカード挿入口402に、自己が所有する金融機関発行
のキャッシュカードを挿入するとともに、追加入金した
い金額、例えば3000円ボタンを、前記金額入力キー
422より選択して入力する。
【0098】前記挿入されたキャッシュカードは、前記
キャッシュカードリーダ313により検出されて、該挿
入された利用者のキャッシュカードより利用者の取引金
融機関を識別する銀行番号、支店番号、口座番号の各情
報が読み出されるとともに、前記MPU448はこれら
各データとともに前記選択入力された購入金額である3
000円の情報を、前記決済処理センター(JDセンタ
ー)に設置されているコンピュータ22へ送信する。
【0099】該送信に基づき、コンピュータ22におい
ては、送信データである銀行番号、支店番号、口座番号
並びに購入金額の各データを一時的に記憶するととも
に、前記金融機関情報ネットワークを介して利用者の取
引銀行のホストコンピュータ20へ支店番号、口座番号
データ並びに口座残高の照会依頼を出力する。
【0100】これを受けて、利用者の取引銀行のホスト
コンピュータ20は、送信されてきた支店番号、口座番
号に該当する口座の残額をデータベースを検索して確認
し、残額データ並びに暗証番号データとを前記決済処理
センターのコンピュータ22へ返信する。
【0101】該返信に基づいてコンピュータ22は、返
信されてきた利用者の口座残額と暗証番号とを一時記憶
するとともに、該口座残額と購入金額とを比較して購入
金額の決済が可能であるか否かを判断し、決済の可否を
前記発行入金機430に返信する。
【0102】この決済の可否の返信を受けてMPU44
8は、返信内容が「決済不可」である場合には、発行処
理を中止して、前記表示部404に「残額エラーにてご
利用できません」のメッセージを表示し、返信内容が
「決済可」である場合には、前記表示部404に暗証番
号の入力を促す「暗証番号を入力して下さい」のメッセ
ージを表示する。
【0103】該メッセージの表示を受けて、利用者が前
記テンキー423を操作して暗証番号を入力して、決定
ボタン425を入力すると、前記MPU448は該入力
された暗証番号データを前記決済処理センターのコンピ
ュータ22へ送信し、前述の一時記憶されている暗証番
号と照合され、その照合結果が返信され、該返信された
照合結果が一致して正しい場合においてのみ、前記MP
U448は前記選択された購入金額を度数(1000円
毎に10度)に変換し、前述した紙幣による処理と同様
に前記管理コンピュータ50とのデータのやり取りが実
施され、該管理コンピュータにより生成され、返信され
た新たなIDとともに、前記ICカードリーダライタ4
45を介して前記変換された度数をICカード37に記
録し、該ICカード37を前記ICカード挿入口438
より排出・発行して、カードインジケータ439を点滅
させるとともに、利用明細であるレシートを前記レシー
ト排出口334より発行させて、該レシートの発行を報
知するためにレシートインジケータ335を点滅点灯さ
せる。
【0104】このキャッシュカードを用いたICカード
37の発行処理の完了後において、前記MPU448は
発行完了を前記決済処理センターのコンピュータ22へ
送信して、該発行完了の受信に基づき前記購入金額であ
る3000円が遊技場の決済履歴に登録されるととも
に、購入金額の引落し決済の依頼が前記利用者の取引金
融機関のホストコンピュータ20に出力されて、前記入
金金額が利用者の口座残額より迅速に引き落とされて、
即時決済が実施されるようになっている。
【0105】また、前記のように遊技場の決済履歴に登
録された購入金額は1日毎に集計されて、その合計金額
から所定の決済手数料が減額された金額が所定の期間、
例えば4営業日を経た後に、遊技場の取引銀行のホスト
コンピュータ21へ入金処理が送信されることで、遊技
場の口座へ振り込まれるようになっている。
【0106】尚、前記発行入金機430において、これ
らICカード37の発行中に前記中止/返却ボタン43
6が入力されると、これら発行処理は中止され、投入さ
れた紙幣や挿入されたキャッシュカードは返却されるよ
うになっている。
【0107】このように本実施例の発行入金機430に
おいては、新規のICカード37を金融機関により発行
されたキャッシュカードにて実施できるようになってお
り、投入される現金の量を低減または皆無とすることが
でき、これら現金の回収や保管に要する管理コストや労
力を低減することができるばかりか、金融機関に出向い
て現金を引き出す必要がないため、利用者の利便性を向
上できる。
【0108】これら発行されたICカード37は、利用
者により選択されたパチンコ機2に対応する前記カード
ユニット3のICカード挿入口314に挿入されて使用
される。
【0109】これら発行されたICカード37の使用状
況を説明すると、まず利用者は前記にて発行されたIC
カード37を前記ICカード挿入口314に挿入する。
【0110】この挿入に基づき、前記ICカードリーダ
ライタ317は、該ICカード37の挿入を検知して前
記搬送機構にて該ICカード37を内部に取り込み、前
記通信ヘッド390より該ICカード37に記録されて
いる前記IDと度数とを読み出す。
【0111】これらICカード37より読み出された度
数は、前記記憶部318に一時記憶され、前記読み出さ
れたIDとともに通信部325及び通信ケーブル48を
介して管理コンピュータ50に出力される。
【0112】管理コンピュータ50は該出力に基づき、
カードユニット3より出力されてきたIDに対応する度
数が一致するかを比較し、これが一致したことを条件に
該カードユニット3に挿入されたICカード37の使用
許諾を返信し、該比較が一致しない場合には、ICカー
ド37の排出指示を返信する。
【0113】前記使用許諾の返信に基づき、カードユニ
ット3の前記MPU321は、前記記憶部318に記憶
された度数を前記度数表示部17に表示させる。
【0114】この段階において、利用者は前記操作部3
2に設けられている貸出ボタン16を入力することによ
り、前記貸出処理が実施され、度数表示部17に表示さ
れている度数及び記憶部318に記憶された度数の内、
所定数の度数(本実施例では5度)が減算されて所定数
のパチンコ玉(本実施例では25玉)の払出が行われ
る。
【0115】この際、前記減算された度数が前記挿入さ
れているICカード37のIDとともに管理コンピュー
タ50に出力され、該管理コンピュータ50に登録され
ている前記IDに対応する度数からは前記減算された度
数分が減算更新される。
【0116】前述のように貸出ボタン16が入力されて
パチンコ玉が払い出されることで、該払い出されたパチ
ンコ玉を使用して利用者が遊技を実施できるようにな
り、前記パチンコ玉が使用され、少なくなるか若しくは
無くなった場合には、利用者は再び前記貸出ボタン16
を入力することで、パチンコ玉が払い出され遊技を継続
できるようになっている。
【0117】これら度数の使用(減算)により、残度数
が少なくなった際には、利用者は、一度ICカード37
を返却させて、前記発行入金機430に再度挿入し、紙
幣を投入するか、カードユニット3に設けられている前
記紙幣挿入口304より紙幣を投入するか、或いは利用
者が所持するキャッシュカードを用いることにより、前
記追加入金処理が実施できるようになっている。尚、本
実施例のカードユニット3では、前記ICカード37よ
り読み出された度数が0となると回収されてしまうこと
から、該度数が残存する場合においてのみ前記追加入金
処理が実施可能となる。
【0118】これら追加入金処理の処理状況を、前記カ
ードユニット3を使用する場合について説明する。
【0119】まず、紙幣の投入に基づく処理状況を説明
すると、前記のように、残度数が少なくなった場合に
は、利用者が更に遊技に供したい所望の金額、例えば1
000円札を、前記カードユニット3に設けられている
紙幣挿入口304より投入すると、該投入は前記紙幣識
別ユニット315により識別され、該識別が「NG」で
ある場合には、前記1000円札を返却するとともに、
前記紙幣インジケータ303を所定時間点滅させて利用
者に紙幣の返却を報知し、該識別が「OK」である場合
には、該識別により前記紙幣識別ユニット315から出
力される識別情報に基づき、前記MPU321はその識
別情報に基づく投入金額を度数に変換し(1000円毎
に10度)、該変換された度数に基づく度数データと挿
入されているICカード37のIDとを前記管理コンピ
ュータ50に出力する。
【0120】管理コンピュータ50では、前記出力され
た情報に基づいて、該当するIDの度数に前記出力され
た度数データに基づく度数を加算更新した後、更新処理
の完了を前記カードユニット3に返信する。
【0121】この返信に基づき、前記MPU321は更
新処理が完了したことを認知して、前記変換された度数
を前記度数表示部17の度数及び記憶部318に記憶さ
れた度数に加算更新させる。
【0122】次いで、前記キャッシュカードを用いた処
理状況を、図17に基づき説明すると、前記のように、
残度数が少なくなった場合には、前記カードユニット3
の前面に設けられている前記キャッシュカードリーダ3
16のリーダ部306に、自己が所有する金融機関発行
のキャッシュカードをスライドさせるとともに、追加入
金したい金額、例えば3000円ボタンを、前記金額選
択入力部332より選択して入力する。
【0123】前記キャッシュカードのスライドは、前記
リーダ部306の磁気リーダにより検出されて、該スラ
イドされた利用者のキャッシュカードより利用者の取引
金融機関を識別する銀行番号、支店番号、口座番号の各
情報が読み出されるとともに、前記MPU321はこれ
ら各データとともに前記選択入力された入金金額である
3000円の情報を、前記決済処理センター(JDセン
ター)に設置されているコンピュータ22へ送信する。
【0124】該送信に基づき、コンピュータ22におい
ては、送信データである銀行番号、支店番号、口座番号
並びに入金金額の各データを一時的に記憶するととも
に、前記金融機関情報ネットワークを介して利用者の取
引銀行のホストコンピュータ20へ支店番号、口座番号
データ並びに口座残高の照会依頼を出力する。
【0125】これを受けて、利用者の取引銀行のホスト
コンピュータ20は、送信されてきた支店番号、口座番
号に該当する口座の残額をデータベースを検索して確認
し、残額データ並びに暗証番号データとを前記決済処理
センターのコンピュータ22へ返信する。
【0126】該返信に基づてコンピュータ22は、返信
されてきた利用者の口座残額と暗証番号とを一時記憶す
るとともに、該口座残額と入金金額とを比較して入金金
額の決済が可能であるか否かを判断し、決済の可否を前
記カードユニット3に返信する。
【0127】この決済の可否の返信を受けてMPU32
1は、返信内容が「決済不可」である場合には、追加入
金処理を中止して、前記表示部331に「残額エラーに
てご利用できません」のメッセージを表示し、返信内容
が「決済可」である場合には、前記表示部331に暗証
番号の入力を促す「暗証番号を入力して下さい」のメッ
セージを表示する。
【0128】該メッセージの表示を受けて、利用者が前
記暗証番号入力部329を操作して暗証番号を入力する
と、該入力された暗証番号データを前記決済処理センタ
ーのコンピュータ22へ送信し、前述の一時記憶されて
いる暗証番号と照合され、その照合結果が返信され、該
返信された照合結果が一致して正しい場合においての
み、前記MPU321は前記選択された入金金額を度数
(1000円毎に10度)に変換し、該変換した度数に
基づく度数データと挿入されているICカード37のI
Dとが前記管理コンピュータ50に出力する。
【0129】管理コンピュータ50では、前記出力され
た情報に基づいて、該当するIDの度数に前記出力され
た度数データに基づく度数を加算更新した後、更新処理
の完了を前記カードユニット3に返信する。
【0130】この返信に基づき、前記MPU321は更
新処理が完了したことを認知して、前記変換された度数
を前記度数表示部17の度数及び記憶部318に記憶さ
れた度数に加算更新させるとともに、利用明細であるレ
シートを前記レシート排出口334より発行させて、該
レシートの発行を報知するためにレシートインジケータ
335を点滅点灯させる。
【0131】この追加入金の完了後において、前記MP
U321は入金完了を前記決済処理センターのコンピュ
ータ22へ送信して、該入金完了の受信に基づき前記入
金金額である3000円が遊技場の決済履歴に登録され
るとともに、入金金額の引落し決済の依頼が前記利用者
の取引金融機関のホストコンピュータ20に出力され
て、前記入金金額が利用者の口座残額より迅速に引き落
とされて、即時決済が実施されるようになっている。
【0132】また、前記のように遊技場の決済履歴に登
録された入金金額は1日毎に集計されて、その合計金額
から所定の決済手数料が減額された金額が所定の期間、
例えば4営業日を経た後に、遊技場の取引銀行のホスト
コンピュータ21へ入金処理が送信されることで、遊技
場の口座へ振り込まれるようになっている。
【0133】次いで、これら追加入金処理の処理状況
を、前記発行入金機430を使用する場合について説明
する。
【0134】まず、紙幣の投入に基づく処理状況を説明
すると、前記のように、残度数が少なくなった場合に、
利用者は一度カードユニット3に挿入されているICカ
ード37を返却させて、前記発行入金機430のICカ
ード挿入口438に挿入する。
【0135】該挿入に基づいて、前記ICカードリーダ
ライタ445により挿入されたICカード37に記録さ
れている前記IDと度数とが読み出され、該読み出され
た度数が記憶部446に記憶されるとともに前記表示部
404に表示される。
【0136】次いで、利用者が入金した所望の金額、例
えば1000円札を、前記発行入金機430に設けられ
ている紙幣挿入口433より投入すると、該投入は前記
紙幣識別ユニット444により識別され、該識別が「N
G」である場合には、前記1000円札を返却するとと
もに、前記紙幣インジケータ442を所定時間点滅させ
て利用者に紙幣の返却を報知し、該識別が「OK」であ
る場合には、該識別により前記紙幣識別ユニット444
から出力される識別情報に基づき、前記MPU448は
その識別情報に基づく投入金額を度数に変換し(100
0円毎に10度)、該変換された度数に基づく度数デー
タと挿入されているICカード37のIDとを前記管理
コンピュータ50に出力する。
【0137】管理コンピュータ50では、前記出力され
た情報に基づいて、該当するIDの度数に前記出力され
た度数データに基づく度数を加算更新した後、更新処理
の完了を前記発行入金機430に返信する。
【0138】この返信に基づき、前記MPU448は更
新処理が完了したことを認知して、前記変換された度数
を前記記憶部446に記憶された度数に加算更新し、I
Cカードリーダライタ445により、該更新された度数
を挿入されているICカード37に記録された度数に上
書き更新して、ICカード挿入口438より排出すると
ともに、ICカードインジケータ439を点滅させてI
Cカード37の排出を報知する。
【0139】次いで、前記発行入金機430にて前記キ
ャッシュカードを用いた追加入金の処理状況を、図17
に基づき説明すると、前記のように、残度数が少なくな
った場合に、利用者は一度カードユニット3に挿入され
ているICカード37を返却させて、前記発行入金機4
30のICカード挿入口438に挿入する。
【0140】該挿入に基づいて、前記ICカードリーダ
ライタ445により挿入されたICカード37に記録さ
れている前記IDと度数とが読み出され、該読み出され
た度数が記憶部446に記憶されるとともに前記表示部
404に表示される。
【0141】次いで、利用者は自己が所有するキャッシ
ュカードをキャッシュカード挿入口402に挿入すると
ともに、追加入金したい金額、例えば3000円ボタン
を、前記金額選択キー422より選択して入力する。
【0142】前記キャッシュカードの挿入に基づき、前
記キャッシュカードリーダ413は、該挿入された利用
者のキャッシュカードより利用者の取引金融機関を識別
する銀行番号、支店番号、口座番号の各情報を読み出す
とともに、前記MPU448はこれら読み出された各デ
ータとともに前記選択入力された入金金額である300
0円の情報を、前記決済処理センター(JDセンター)
に設置されているコンピュータ22へ送信する。
【0143】該送信に基づき、コンピュータ22におい
ては、送信データである銀行番号、支店番号、口座番号
並びに入金金額の各データを一時的に記憶するととも
に、前記金融機関情報ネットワークを介して利用者の取
引銀行のホストコンピュータ20へ支店番号、口座番号
データ並びに口座残高の照会依頼を出力する。
【0144】これを受けて、利用者の取引銀行のホスト
コンピュータ20は、送信されてきた支店番号、口座番
号に該当する口座の残額をデータベースを検索して確認
し、残額データ並びに暗証番号データとを前記決済処理
センターのコンピュータ22へ返信する。
【0145】該返信に基づてコンピュータ22は、返信
されてきた利用者の口座残額と暗証番号とを一時記憶す
るとともに、該口座残額と入金金額とを比較して入金金
額の決済が可能であるか否かを判断し、決済の可否を前
記発行入金機430に返信する。
【0146】この決済の可否の返信を受けてMPU44
8は、返信内容が「決済不可」である場合には、追加入
金処理を中止して、前記表示部404に「残額エラーに
てご利用できません」のメッセージを表示し、返信内容
が「決済可」である場合には、前記表示部404に暗証
番号の入力を促す「暗証番号を入力して下さい」のメッ
セージを表示する。
【0147】該メッセージの表示を受けて、利用者が前
記テンキー423を操作して暗証番号を入力した後、前
記決定キー425を入力すると、前記MPU448は、
該入力された暗証番号データを前記決済処理センターの
コンピュータ22へ送信し、前述の一時記憶されている
暗証番号と照合され、その照合結果が返信され、該返信
された照合結果が一致して正しい場合においてのみ、前
記MPU448は前記選択された入金金額を度数(10
00円毎に10度)に変換し、該変換した度数に基づく
度数データと挿入されているICカード37のIDとを
前記管理コンピュータ50に出力する。
【0148】管理コンピュータ50では、前記出力され
た情報に基づいて、該当するIDの度数に前記出力され
た度数データに基づく度数を加算更新した後、更新処理
の完了を前記発行入金機430に返信する。
【0149】この返信に基づき、前記MPU448は更
新処理が完了したことを認知して、前記変換された度数
を前記記憶部446に記憶された度数に加算更新し、I
Cカードリーダライタ445により、該更新された度数
を挿入されているICカード37に記録された度数に上
書き更新して、ICカード挿入口438より排出する
し、ICカードインジケータ439を点滅させるととも
に、利用明細であるレシートを前記レシート排出口40
8より発行させて、該レシートの発行を報知するために
レシートインジケータ409を点滅点灯させる。
【0150】この追加入金の完了後において、前記MP
U448は入金完了を前記決済処理センターのコンピュ
ータ22へ送信して、該入金完了の受信に基づき前記入
金金額である3000円が遊技場の決済履歴に登録され
るとともに、入金金額の引落し決済の依頼が前記利用者
の取引金融機関のホストコンピュータ20に出力され
て、前記入金金額が利用者の口座残額より迅速に引き落
とされて、即時決済が実施されるようになっている。
【0151】また、前記のように遊技場の決済履歴に登
録された入金金額は1日毎に集計されて、その合計金額
から所定の決済手数料が減額された金額が所定の期間、
例えば4営業日を経た後に、遊技場の取引銀行のホスト
コンピュータ21へ入金処理が送信されることで、遊技
場の口座へ振り込まれるようになっている。
【0152】尚、前記発行入金機430において、これ
らICカード37への追加入金の実施中に前記中止/返
却ボタン436が入力されると、これら追加入金処理は
中止され、投入された紙幣や挿入されたキャッシュカー
ドは返却されるようになっている。
【0153】このように本実施例では、利用者がキャッ
シュカードにてICカード37の発行や追加入金をした
際に、利用者の口座残額より前記購入または入金金額が
迅速に引き落とされる即時決済が実施されるようになっ
ており、引き落としの時間差が生じて、利用者の口座残
額が減少して引き落とし決済が不可となってしまうこと
を回避できる。
【0154】また、本実施例では、利用者がキャッシュ
カードにてICカード37の発行や追加入金をした際
に、利用明細であるレシートを発行するようになってお
り、このようにすることは、利用者がICカード37の
発行や追加入金に供した金額を確認できることから好ま
しいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
らレシートを発行しないようにしても良い。
【0155】また、本実施例では、遊技場の口座への振
り込みを所定の期間後において実施するようになってい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
購入金額や入金金額を集計せずに、個々の購入金額また
は入金金額毎に遊技場の口座への振り込み処理を即時に
実施するようにしても良い。
【0156】以上説明したように、本実施例の遊技用装
置である発行入金機430においては、前記ICカード
37の新規発行並びに追加入金を金融機関により発行さ
れたキャッシュカードにて実施できるようになるため、
投入される現金の量を低減することができ、これら現金
の回収や保管に要する管理コストや労力を低減すること
ができる。
【0157】また、本実施例の遊技用装置であるカード
ユニット3においては、前記挿入されているICカード
37への追加入金を利用者が口座を有する金融機関によ
り発行されたキャッシュカードにて実施できるようにな
るため、投入される現金の量を低減することができ、こ
れら現金の回収や保管に要する管理コストや労力を低減
することができるばかりか、金融機関に出向いて現金を
引き出す必要がないため、利用者の利便性を向上でき、
且つこれら現金の引き出しに伴うパチンコ機2の稼働率
の低下を防止することもできる。
【0158】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。
【0159】本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機
2)で遊技を行う際に使用される遊技用有価価値(度
数)の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録
媒体(ICカード37)を受付け、該受付けた遊技用記
録媒体(ICカード37)の記録情報を少なくとも読み
取る遊技用記録媒体読み取り手段(ICカードリーダラ
イタ445)と、利用者の預金口座を特定可能な情報が
記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒
体(キャッシュカード)の記録情報を読み取る口座特定
用記録媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ41
3)と、少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段
(キャッシュカードリーダ413)にて読み出された記
録情報を遊技場外に設置されている決済処理機関(決済
処理センター)に送信するとともに、該決済処理機関
(決済処理センター)からの返信情報を受信する情報送
受信手段(通信部419)と、該返信情報が価値加算
(追加入金)に供される加算要求金額の決済が可能であ
ることを示す情報である場合において、前記加算要求金
額に対応する大きさの前記遊技用有価価値(度数)を、
前記遊技用記録媒体(ICカード37)の記録情報から
特定される大きさの遊技用有価価値(度数)に加算更新
する遊技用有価価値加算更新手段(MPU448)と、
を具備している。
【0160】本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機
2)に対応して設けられ、遊技機(パチンコ機2)で遊
技を行う際に使用される遊技用有価価値(度数)の大き
さを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(IC
カード37)を受付け、該受付けた遊技用記録媒体(I
Cカード37)の記録情報から特定される大きさの遊技
用有価価値(度数)を遊技に使用するための処理(貸出
処理)を行う遊技用記録媒体処理手段(ICカードリー
ダライタ317)と、利用者の預金口座を特定可能な情
報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記
録媒体(キャッシュカード)の記録情報を読み取る口座
特定用記録媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ
316)と、少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り
手段(キャッシュカードリーダ316)にて読み出され
た記録情報を遊技場外に設置されている決済処理機関
(決算処理センター)に送信するとともに、該決済処理
機関(決算処理センター)からの返信情報を受信する情
報送受信手段(通信部337)と、該返信情報が価値加
算(追加入金)に供される加算要求金額の決済が可能で
あることを示す情報である場合において、前記加算要求
金額に対応する大きさの前記遊技用有価価値(度数)
を、前記遊技用記録媒体(ICカード37)の記録情報
から特定される大きさの遊技用有価価値(度数)に加算
更新する遊技用有価価値加算更新手段(MPU321)
と、を具備する。
【0161】本発明の請求項3は、前記決済処理機関
(決算処理センター)は、前記利用者の口座より前記加
算要求金額の引き落とし処理を、前記遊技用有価価値加
算更新手段(MPU321)における遊技用有価価値
(度数)の加算更新後において即時実施する。
【0162】本発明の請求項4は、前記加算要求金額を
利用者が入力可能な加算金額入力手段(金額選択入力部
332、金額入力キー422)を具備する。
【0163】本発明の請求項5は、第三者からの視認が
困難とされ、少なくとも前記口座特定用記録媒体(キャ
ッシュカード)の暗証番号を入力する入力手段(暗証番
号入力部329、テンキー423)を具備する。
【0164】本発明の請求項6は、前記口座特定用記録
媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ316、4
13)は、前記口座特定用記録媒体(キャッシュカー
ド)からの記録情報の読み取りを、利用者が前記口座特
定用記録媒体(キャッシュカード)を所持した状態にて
可能とされている。
【0165】本発明の請求項7は、少なくとも前記加算
要求金額が印字された利用明細(レシート)を発行する
利用明細発行手段(プリンタ336、414)を具備す
る。
【0166】本発明の請求項8は、現金(紙幣)を受け
付ける現金受付手段(紙幣識別ユニット315、44
4)を具備し、受付現金に該当する遊技用有価価値(度
数)の大きさを、前記遊技用記録媒体(ICカード3
7)の記録情報から特定される大きさの遊技用有価価値
(度数)に加算更新(追加入金)する。
【0167】本発明の請求項9は、少なくとも前記口座
特定用記録媒体(キャッシュカード)より読み出された
記録情報を前記決済処理機関(決算処理センター)に送
信するとともに、該決済処理機関(決算処理センター)
からの返信情報が前記遊技用記録媒体(ICカード3
7)の発行に供される発行要求金額の決済が可能である
ことを示す情報である場合において、前記発行要求金額
に対応する大きさの遊技用有価価値(度数)を特定可能
な記録情報が記録された新規の遊技用記録媒体(ICカ
ード37)の発行を実施する遊技用記録媒体発行手段
(ICカードリーダライタ445)を具備する。
【0168】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0169】例えば、前記実施例では、金融機関が発行
する口座特定用記録媒体としてキャッシュカードを用い
た例を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これら口座特定用記録媒体を利用者の口座を特定
可能で、該口座と決済を実施できるものであれば良く、
例えばクレジットカード等であっても良い。
【0170】また、前記実施例では、遊技場と金融機関
との決済を決済処理センターを介して実施しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、遊技場と金融
機関とが直接決済を行うようにしても良い。
【0171】また、前記実施例では、キャッシュカード
を用いてICカード37の発行または追加入金を実施す
る際に、キャッシュカードから読み取られた利用者の取
引金融機関を識別する銀行番号、支店番号、口座番号の
各情報と、これらICカード37の発行または追加入金
に供される金額情報とが決済処理センターのコンピュー
タ22に出力されるようになっているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、前記ICカード3
7の発行または追加入金に供される金額を定額(例えば
一律3000円)としている遊技場においては、前記金
額情報を送信せずに、該遊技場を特定可能な識別情報を
利用者の金融機関を識別する各情報とともに出力し、前
記決済処理センターのコンピュータ22はこれら出力さ
れた遊技場の識別情報に基づいて遊技場を特定し、該遊
技場に対応して予め登録されている金額をICカード3
7の発行または追加入金に供される金額と見なして決済
処理を行うようにしても良い。
【0172】また、前記実施例のカードユニット3にお
いては、紙幣識別ユニット315並びにキャッシュカー
ドリーダ316の双方が設けられ、発行入金機430で
は、紙幣識別ユニット444並びにキャッシュカードリ
ーダ413の双方が設けられ、利用者は貨幣である紙幣
と利用者が所持するキャッシュカードとの双方を用いて
ICカード37の新規発行や追加入金を実施できるよう
になっているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、少なくとも前記キャッシュカードを用いて前記IC
カード37の新規発行や追加入金を実施できるようにな
っていれば良い。
【0173】また、前記実施例のカードユニット3にお
いては、前記キャッシュカード及び紙幣を用いて挿入さ
れているICカード37から読み出された度数への追加
入金のみが可能とされているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、これらカードユニット3において
も、前記発行入金機430と同様に、キャッシュカード
を用いてICカード37の新規発行が実施できるように
なっていても良く、これにより、投入される現金の量を
低減または皆無とすることができ、これら現金の回収や
保管に要する管理コストや労力を低減することができる
ばかりか、金融機関に出向いて現金を引き出す必要がな
いため、利用者の利便性を向上できる。
【0174】また、前記実施例のカードユニット3で
は、前記キャッシュカードの記録情報の読み取りを、前
面に突出して設けられたキャッシュカードリーダ316
のリーダ部306にスライドさせることで実施している
とともに、前記実施例の発行入金機430では、前記キ
ャッシュカードの読み取りを、内部に設けられたキャッ
シュカードリーダ413に挿入することで実施している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
キャッシュカードが非接触式のICカード等により形成
されている場合に、該キャッシュカードをリーダに近接
させることで読み取らせるようにしても良く、これら読
み取り形態は任意に変更可能である。
【0175】また、前記実施例のカードユニット3や発
行入金機430では、現金としての紙幣のみが受付可能
とされているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、現金として硬貨も受付可能とされ、該硬貨の受付に
基づき、ICカード37の発行や追加入金が実施される
ようになっていても良い。
【0176】また、前記実施例では、1台のパチンコ機
2に対して1台のカードユニット3が設けられている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、2台のパ
チンコ機2に対して1台としたものとしても良い。
【0177】また、前記実施例においては、遊技用装置
としてのカードユニット3と遊技機としてのパチンコ機
2とを別体としているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、これらパチンコ機及びカードユニットの双
方の機能を有する一体型の遊技用装置としても良い。
【0178】また、前記実施例では、カードユニット3
より回収された紙幣並びにICカード37が紙幣搬送路
340やカード搬送路350により搬送され、前記遊技
島1の島端に設けられた収容部360にて回収されるよ
うになっているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、各々のカードユニット3に貯留部を設け、該貯留
部に回収された紙幣並びにICカード37を貯留するよ
うにしても良い。
【0179】また、前記実施例では、ICカード37の
発行を発行入金機430のみにおいて行っているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、カードユニット
3に新規ICカード37の貯留部を設け、該カードユニ
ット3において新規発行を行うようにしても良い。
【0180】また、前記実施例においては、前記IDを
発行時にICカ−ド37に記録するようにしているが、
本発明はこれに限定されるもではなく、これらIDを予
めICカード37に書き換え不可に記録するようにして
も良い。
【0181】更に、前記実施例におけるICカード37
にはID及び残存する度数とが記録されているととも
に、同様の度数データが各ID毎に前記管理コンピュー
タに登録されるようになっているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、前記ICカード37に
はIDのみを記録しておき、該ICカード37のカード
ユニット3への挿入に基づき、該挿入されたICカード
37のIDに対応付けて前記管理コンピュータに記憶さ
れた度数を特定できるようにしても良いし、逆に、前記
管理コンピュータを設けず、ICカード37のみに残存
する度数を記録するようにしても良い。
【0182】また、前記実施例においては、遊技用記録
媒体として非接触形のICカード37を用いているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これらを接触
型のICカードとしたり、その他、表面に貼着された磁
気テープにより情報が読み取り可能とされた磁気カード
やバーコード等の所定の情報記録シンボル等がプリント
可能とされた媒体等であっても良く、これら遊技用記録
媒体としては、前記遊技に使用可能な遊技用有価価値の
大きさを特定可能な情報を読み取り可能に記録できるも
のであれば特に限定されるものではない。
【0183】また、前記実施例においては、遊技媒体と
してパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコイ
ンや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロッ
トマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコ
イン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使
用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるも
のであり、その形態が限定されるものではない。
【0184】また、前記実施例においては、遊技媒体で
あるパチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機
2を用いているが、本発明はこれら通常のパチンコ機の
みならず、該パチンコ玉が指触不能に封入された封入式
パチンコ機や、コインを用いて遊技を行うスロットマシ
ンや、コインが外部に排出されることなく遊技可能なク
レジット式のスロットマシン、さらにはこれら遊技媒体
を用いずにデータ等により遊技可能な遊技機や、遊技盤
やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機
や、リールが画像にて表示される画像式のスロットマシ
ンにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊
技機が限定されるものではない。
【0185】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0186】(a)請求項1の発明によれば、前記価値
加算を金融機関により発行されたキャッシュカード等の
口座特定用記録媒体にて実施できるようになるため、投
入される現金の量を低減または皆無とすることができ、
これら現金の回収や保管に要する管理コストや労力を低
減することができる。
【0187】(b)請求項2の発明によれば、前記価値
加算を金融機関により発行されたキャッシュカード等の
口座特定用記録媒体にて実施できるようになるため、投
入される現金の量を低減または皆無とすることができ、
これら現金の回収や保管に要する管理コストや労力を低
減することができるばかりか、金融機関に出向いて現金
を引き出す必要がないため、利用者の利便性を向上で
き、且つこれら現金の引き出しに伴う遊技機の稼働率の
低下を防止することもできる。
【0188】(c)請求項3の発明によれば、利用者の
口座残額が減少して引き落とし決済が不可となってしま
うことを回避できる。
【0189】(d)請求項4の発明によれば、利用者は
所望の加算金額を入力または選択することができる。
【0190】(e)請求項5の発明によれば、暗証番号
を第三者に容易に視認されてしまうことを極力回避する
ことができる。
【0191】(f)請求項6の発明によれば、記録情報
の読み取りに際して前記口座特定用記録媒体が利用者の
手元より離れることがなく、該口座特定用記録媒体の取
り忘れを皆無或いは著しく低減することができる。
【0192】(g)請求項7の発明によれば、利用者は
自分が価値加算(追加入金)に供した金額を確認するこ
とができる。
【0193】(h)請求項8の発明によれば、現金と口
座特定用記録媒体の双方を用いて前記遊技用記録媒体の
記録情報から特定される大きさの遊技用有価価値への価
値加算が可能となり、利用者の利便性を向上できる。
【0194】(i)請求項9の発明によれば、金融機関
により発行されたキャッシュカード等の口座特定用記録
媒体にて遊技用記録媒体を発行できるようになるため、
投入される現金の量を低減または皆無とすることがで
き、これら現金の回収や保管に要する管理コストや労力
を低減することができるばかりか、金融機関に出向いて
現金を引き出す必要がないため、利用者の利便性を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いた遊技島を示す外観斜視
図である。
【図2】本発明における実施例のパチンコ機並びにカー
ドユニットの正面図である。
【図3】本発明における実施例のパチンコ機における遊
技盤を示す拡大図である。
【図4】本発明における実施例のパチンコ機並びにカー
ドユニットの背面を示す図である。
【図5】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部の
上面図である。
【図6】本発明の実施例におけるパチンコ機の構成を示
すブロック図である。
【図7】本発明の実施例におけるカードユニットの一部
破断斜視図である。
【図8】本発明の実施例におけるカードユニットに設け
られた入力操作部の構成を示す正面図である。
【図9】本発明の実施例におけるパチンコ機とカードユ
ニットとの接続状況並びに該カードユニットの構成を示
すブロック図である。
【図10】本発明の実施例におけるカードユニットに設
けられたICカードリーダライタの構成を示す断面図で
ある。
【図11】本発明の実施例に用いた遊技用記録媒体とし
てのICカードを示す一部破断上面図である。
【図12】本発明の実施例におけるカードユニットと前
記紙幣搬送路及びカード搬送路との接続状況を示す斜視
図である。
【図13】本発明の実施例における発行入金機を示す外
観斜視図である。
【図14】本発明の実施例における発行入金機に設けら
れた操作部の構成を示す正面図である。
【図15】本発明の実施例における発行入金機の構成を
示すブロック図である。
【図16】本発明の実施例における遊技場と決済処理セ
ンター並びに利用者及び遊技場の取引金融機関との接続
状況を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施例における遊技場と決算処理セ
ンターと利用者及び遊技場の取引金融機関とのデータの
送受信状況を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技島 2 パチンコ機(遊技機) 3 カードユニット(遊技用装置) 15 返却ボタン 16 貸出ボタン 17 度数表示部 18 操作基板 20 ホストコンピュータ 21 ホストコンピュータ 22 コンピュータ 23 ターミナルユニット 32 操作部 37 ICカード(遊技用記録媒体) 48 通信ケーブル 49 通信ケーブル 152 クロック発生部 154 満タンスイッチ 202 ガラス扉枠 203 打球供給皿 204 余剰玉受皿 205 打球操作ハンドル(操作ノブ) 206 遊技盤 207 遊技領域 208 可変表示装置 209 可変表示部 209a 入賞球検出スイッチ 210 可変表示器 211 通過ゲート 212 ゲートスイッチ 214 始動入賞口 215 可動片 216 ソレノイド 217 始動ロスイッチ 218 始動入賞記憶表示器 219 可変入賞球装置 220 開閉板 221 ソレノイド 222 Vカウントスイッチ 223 カウントスイッチ 224a 入賞口 224b 入賞口 224c 入賞口 224d 入賞口 225 装飾ランプ 226 アウト口 227 スピーカ 228a 遊技効果LED 228b 遊技効果ランプ 228c 遊技効果ランプ 229 可変表示制御ユニット 231 遊技制御基板 232 基板ケース 234 打球発射装置 235 ランプ制御基板 236 機構板 237 賞球制御基板 238 玉タンク 239 誘導樋 251 賞球ランプ 252 玉切れランプ 253 基本回路 254 ROM(リードオンメモリー) 255 RAM(ランダムアクセスメモリー) 256 CPU(セントラルプロセッシングユニッ
ト) 257 I/Oポート 258 スイッチ回路 259 ソレノイド回路 260 ランプ・LED回路 262 接続ケーブル 264 第1情報出力回路 265 定期リセット回路 266 初期リセット回路 267 アドレスデコード回路 268 第2情報出力部 270 音声制御基板 280 表示制御基板 291 発射制御基板 294 駆動モータ 297 玉払出装置 299a 入賞球検出スイッチ 299b 入賞球検出スイッチ 299c 入賞球検出スイッチ 299d 入賞球検出スイッチ 301 動作ランプ 303 紙幣インジケータ 304 紙幣挿入口 305 入力操作部 306 リーダ部 307 スリット 313 ICカードインジケータ 314 ICカード挿入口 315 紙幣識別ユニット(現金受付手段) 316 キャッシュカードリーダ(口座特定用記録媒
体読み取り手段) 317 ICカードリーダライタ(遊技用記録媒体処
理手段) 318 記憶部 319 I/Oポート 321 マイクロプロセッシングユニット(MPU) 325 通信部 327 カバー部材 328 取手 329 暗証番号入力部(入力手段) 330 凹部 331 表示部 332 金額選択入力部(加算金額入力手段) 333 表示ドライバ 334 レシート排出口 335 レシートインジケータ 336 プリンタ(利用明細発行手段) 337 通信部(情報受信手段) 340 紙幣搬送路 341 連結ユニット 342 紙幣回収路 343 紙幣回収口 344 搬送ユニット 345 駆動モータ 350 カード搬送路 352 カード回収路 354 カード回収口 355 搬送ベルト 356 搬送樋 360 収容部 381 基体 382 専用マイコン 383 パターンコイル 384 基板 385 トップフィルム 386 駆動モータ 387 搬送ローラ 388 搬送ローラ 389 電磁ソレノイド 390 通信ヘッド 391 搬送ベルト 392 制御基板 393 駆動モータ 394 フリーローラ 395 排出口 397 挿入センサ 398 ガイドレール 401 動作ランプ 402 キャッシュカード挿入口 403 キャッシュカードインジケータ 404 表示部 405 入力部 408 レシート排出口 409 レシートインジケータ 413 キャッシュカードリーダ(口座特定用記録媒
体読み取り手段) 414 プリンタ(利用明細発行手段) 417 表示ドライバ 419 通信部(情報受信手段) 421 電話回線 422 金額入力キー(加算金額入力手段) 423 テンキー(入力手段) 424 キャンセルキー 425 決定キー 426 凹部 427 操作部 429 通信部 430 発行入金機(遊技用装置) 433 紙幣挿入口 436 中止/返却ボタン 438 ICカード挿入口 439 ICカードインジケータ 442 紙幣インジケータ 444 紙幣識別ユニット(現金受付手段) 445 ICカードリーダライタ(遊技用記録媒体読
み取り手段、遊技用記録媒体発行手段) 446 記憶部 448 マイクロプロセッシングユニット(MPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 404 G06F 17/60 404 410 410C 510 510

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機で遊技を行う際に使用される遊技
    用有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技
    用記録媒体を受付け、該受付けた遊技用記録媒体の記録
    情報を少なくとも読み取る遊技用記録媒体読み取り手段
    と、利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金
    融機関により発行された口座特定用記録媒体の記録情報
    を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段と、少なく
    とも該口座特定用記録媒体読み取り手段にて読み出され
    た記録情報を遊技場外に設置されている決済処理機関に
    送信するとともに、該決済処理機関からの返信情報を受
    信する情報送受信手段と、該返信情報が価値加算に供さ
    れる加算要求金額の決済が可能であることを示す情報で
    ある場合において、前記加算要求金額に対応する大きさ
    の前記遊技用有価価値を、前記遊技用記録媒体の記録情
    報から特定される大きさの遊技用有価価値に加算更新す
    る遊技用有価価値加算更新手段と、を具備することを特
    徴とする遊技用装置。
  2. 【請求項2】 遊技機に対応して設けられ、遊技機で遊
    技を行う際に使用される遊技用有価価値の大きさを特定
    可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該受
    付けた遊技用記録媒体の記録情報から特定される大きさ
    の遊技用有価価値を遊技に使用するための処理を行う遊
    技用記録媒体処理手段と、利用者の預金口座を特定可能
    な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定
    用記録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読
    み取り手段と、少なくとも該口座特定用記録媒体読み取
    り手段にて読み出された記録情報を遊技場外に設置され
    ている決済処理機関に送信するとともに、該決済処理機
    関からの返信情報を受信する情報送受信手段と、該返信
    情報が価値加算に供される加算要求金額の決済が可能で
    あることを示す情報である場合において、前記加算要求
    金額に対応する大きさの前記遊技用有価価値を、前記遊
    技用記録媒体の記録情報から特定される大きさの遊技用
    有価価値に加算更新する遊技用有価価値加算更新手段
    と、を具備することを特徴とする遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記決済処理機関は、前記利用者の口座
    より前記加算要求金額の引き落とし処理を、前記遊技用
    有価価値加算更新手段における遊技用有価価値の加算更
    新後において即時実施する請求項1または2に記載の遊
    技用装置。
  4. 【請求項4】 前記加算要求金額を利用者が入力可能な
    加算金額入力手段を具備する請求項1〜3のいずれかに
    記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 第三者からの視認が困難とされ、少なく
    とも前記口座特定用記録媒体の暗証番号を入力する入力
    手段を具備する請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用
    装置。
  6. 【請求項6】 前記口座特定用記録媒体読み取り手段
    は、前記口座特定用記録媒体からの記録情報の読み取り
    を、利用者が前記口座特定用記録媒体を所持した状態に
    て可能とされている請求項1〜5のいずれかに記載の遊
    技用装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記加算要求金額が印字され
    た利用明細を発行する利用明細発行手段を具備する請求
    項1〜6のいずれかに記載の遊技用装置。
  8. 【請求項8】 現金を受け付ける現金受付手段を具備
    し、受付現金に該当する遊技用有価価値の大きさを、前
    記遊技用記録媒体の記録情報から特定される大きさの遊
    技用有価価値に加算更新する請求項1〜7のいずれかに
    記載の遊技用装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記口座特定用記録媒体よ
    り読み出された記録情報を前記決済処理機関に送信する
    とともに、該決済処理機関からの返信情報が前記遊技用
    記録媒体の発行に供される発行要求金額の決済が可能で
    あることを示す情報である場合において、前記発行要求
    金額に対応する大きさの遊技用有価価値を特定可能な記
    録情報が記録された遊技用記録媒体の発行を実施する遊
    技用記録媒体発行手段を具備する請求項1〜8のいずれ
    かに記載の遊技用装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004129745A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Sankyo Kk 遊技用システム
JP2006042990A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Sayama Precision Ind Co 会員カードシステム
JP2010012316A (ja) * 2009-10-19 2010-01-21 Glory Ltd 遊技システム

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