JP2004016252A - 遊技用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技に過度に没頭してしまった遊技者の使用金額を適宜に抑えること。
【解決手段】遊技用記録媒体37を発行する遊技用記録媒体発行手段448,445と、金融機関により発行された口座特定用記録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段413と、少なくとも記録情報と遊技用記録媒体37の発行に供される発行金額情報とを決済処理機関に送信し、返信情報を受信する情報送受信手段23と、発行金額の決済が可能である場合、遊技用記録媒体を発行する遊技用システムにおいて、発行金額と発行日時の情報を少なくとも含む口座特定用記録媒体毎の発行履歴を記憶、管理する利用履歴管理手段100と、所定期間における発行金額の合計金額を算出し、合計金額が所定期間の利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合に遊技用記録媒体発行手段5からの遊技用記録媒体の発行を許容しない利用限度額判定手段を備える。
【選択図】  図16

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技が可能とされた遊技場に設けられ、プリペイドカード等の遊技用記録媒体の発行や、遊技用記録媒体の記録情報に基づく遊技用価値への価値加算(追加入金)を実施可能な遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くの遊技場においてプリペイドカード等の遊技用記録媒体を用いて遊技を実施可能とする遊技用システムが使用されている。これら遊技用記録媒体を発行して該発行された遊技用記録媒体にて遊技を実施可能とすることは、従来の現金にて遊技媒体であるパチンコ玉やコインを貸し出す方式に比較して、これら投入された現金を各貸出装置より逐次回収するための労力等を省くことができるという遊技場側にとっての利点がある反面、これらプリペイドカ−ド等の遊技用記録媒体の発行には所定の発行コストがかかることから、遊技用記録媒体が使い切りであると、遊技場側が負担する発行コストが膨大なものとなってしまうという問題があり、これらの問題を解消するために、使用済みの遊技用記録媒体を回収可能として回収された遊技用記録媒体を再使用できるようにしたり、回収以前の状況において、現金(硬貨や紙幣)を投入することで遊技用記録媒体であるプリペイドカードへの価値加算(追加入金)が可能とされた遊技用システムが実用化されてきている。
【0003】
これら遊技用記録媒体の発行や前記価値加算(追加入金)を可能とした遊技用システムにおいては、これら発行や価値加算(追加入金)を行うために現金が必要であるが、近年において注目されているデビットカードのように、現金を持ち合わせていない遊技者であっても、現金を口座から引き出しに出向かずに、口座特定用記録媒体である金融機関のキャッシュカード等を使用して遊技用記録媒体の発行や前記価値加算(追加入金)を受けることのできる遊技用システムが提案されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これら金融機関のキャッシュカード等を使用して遊技用記録媒体の発行や前記価値加算(追加入金)を受けられるようにすることは、遊技者の利便性を向上できるばかりか、遊技者が現金の引き出しに出向くことによる時間を遊技に結びつけることが可能となり、遊技機の稼働率を向上できる等の利点がある一方、遊技者は、所持現金の有無に拘わらず、口座に残存する残金額を利用できるようになるため、遊技に過度に没頭してしまった遊技者の使用金額を、適宜に抑えたいという要求があるが、これらの要求に対応できるシステムが存在しなかった。
【0005】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、遊技に過度に没頭してしまった遊技者の使用金額を適宜に抑えることのできる遊技用システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用システムは、遊技機で遊技を行う際に使用される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を発行するための遊技用記録媒体発行手段と、
利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段と、
少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段にて読み出された記録情報と前記遊技用記録媒体の発行に供される発行金額情報とを遊技場外に設置されている決済処理機関に送信するとともに、該決済処理機関からの返信情報を受信する情報送受信手段と、
該返信情報が遊技用記録媒体の発行に供される発行金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、該発行金額に対応する大きさの前記遊技用価値を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を前記遊技用記録媒体発行手段にて発行する遊技用システムにおいて、
前記発行金額と発行日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体毎の発行履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体の発行金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記遊技用記録媒体発行手段からの遊技用記録媒体の発行を許容しない利用限度額判定手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者は、前記所定期間における利用限度額を越える遊技用記録媒体の発行を受けることができないようになるため、遊技に過度に没頭してしまった遊技者が、遊技用記録媒体の発行に対して過度の金額を使用してしまうことを抑止できる。
【0007】
本発明の遊技用システムは、遊技機で遊技を行う際に使用される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報を少なくとも読み取る遊技用記録媒体読み取り手段と、
利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段と、
少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段にて読み出された記録情報と価値加算に供される加算要求金額情報とを遊技場外に設置されている決済処理機関に送信するとともに、該決済処理機関からの返信情報を受信する情報送受信手段と、
該返信情報が価値加算に供される加算要求金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、前記加算要求金額に対応する遊技用価値の大きさを前記遊技用記録媒体読み取り手段にて遊技用記録媒体から読み取った記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算して、前記遊技用記録媒体の記録情報より該加算後の新たな大きさの遊技用価値を特定可能とするための価値加算処理を行う価値加算処理手段と、
を具備する遊技用システムにおいて、
前記加算要求金額と発行日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体毎の価値加算履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体の価値加算金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記価値加算処理手段における価値加算処理を許容しない利用限度額判定手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者は、前記所定期間における利用限度額を越える価値加算処理を受けることができないようになるため、遊技に過度に没頭してしまった遊技者が、価値加算に対して過度の金額を使用してしまうことを抑止できる。
【0008】
本発明の遊技用システムは、遊技機で遊技を行う際に使用される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報を少なくとも読み取る遊技用記録媒体読み取り手段と、
利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段と、
少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段にて読み出された記録情報と、前記遊技用記録媒体の発行に供される発行金額情報或いは価値加算に供される加算要求金額情報を、遊技場外に設置されている決済処理機関に送信するとともに、該決済処理機関からの返信情報を受信する情報送受信手段と、
該返信情報が価値加算に供される加算要求金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、前記加算要求金額に対応する遊技用価値の大きさを前記遊技用記録媒体読み取り手段にて遊技用記録媒体から読み取った記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算して、前記遊技用記録媒体の記録情報より該加算後の新たな大きさの遊技用価値を特定可能とするための価値加算処理を行う価値加算処理手段と、
前記返信情報が遊技用記録媒体の発行に供される発行金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、該発行金額に対応する大きさの前記遊技用価値を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を発行するための遊技用記録媒体発行手段と、
を具備する遊技用システムにおいて、
前記発行金額並びに加算要求金額と利用日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体毎の利用履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体の発行金額並びに加算要求金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記遊技用記録媒体発行手段からの遊技用記録媒体の発行或いは前記価値加算処理手段における価値加算処理を許容しない利用限度額判定手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者は、前記所定期間における利用限度額を越える遊技用記録媒体の発行或いは価値加算処理を受けることができないようになるため、遊技に過度に没頭してしまった遊技者が、遊技用記録媒体の発行或いは価値加算に対して過度の金額を使用してしまうことを抑止できる。
【0009】
本発明の遊技用システムは、前記所定期間における利用限度額を設定するための利用限度額設定手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、前記所定期間における利用限度額を適宜に変更することができる。
【0010】
本発明の遊技用システムは、前記所定期間が1日とされていることが好ましい。
このようにすれば、所定期間を1日とすることで、1日単位にて節度を持った利用を行わせることができる。
【0011】
本発明の遊技用システムは、前記所定期間における利用限度額に前記合計金額が達して利用不可とされた口座特定用記録媒体の利用不可期間を設定するための利用不可期間設定手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、利用不可期間を過ぎれば、再度口座特定用記録媒体の利用が可能となるので、遊技者の利便性を損なうことがない。
【0012】
本発明の遊技用システムは、前記利用限度額から前記合計金額を差し引いた利用可能残額を表示するための表示手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、遊技者は、自分の利用可能残額を逐次確認することができる。
【0013】
【発明の実施形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技機として遊技媒体であるパチンコ玉が払い出される通常のパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばパチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、遊技媒体としてコインやパチンコ玉を使用するスロットマシンやパチロット、更には完全クレジット式のスロットマシン等の遊技機においても適用可能である。
【0014】
(実施例)
図1は、本実施例に用いた遊技島を示す外観斜視図であり、図2は、本実施例に用いたパチンコ機並びにカードユニットの正面図であり、図3は、前記パチンコ機の前方に突設された打球供給皿の上面に設けられた操作部の上面図であり、図4は、前記カードユニットの一部破断斜視図であり、図5は、前記カードユニットに設けられた入力操作部の構成を示す正面図であり、図6は、前記パチンコ機とカードユニットとの接続状況並びに該カードユニットの構成を示すブロック図であり、図7は、前記カードユニットに設けられたICカードリーダライタの構成を示す断面図であり、図8は、本実施例に用いた遊技用記録媒体としてのICカードを示す一部破断上面図であり、図9は、前記遊技島の島端に配置された本実施例の遊技用装置である発行入金機を示す外観斜視図であり、図10は、前記発行入金機に設けられた操作部の正面図であり、図11は、前記発行入金機の構成を示すブロック図であり、図12は、本発明の実施例に用いたシステムコントローラの構成を示すブロック図である。
【0015】
本実施例に用いた遊技島1は、遊技場の所定箇所に配置されており、図1に示すように、その前後面(後面は図示せず)に遊技機としてのパチンコ機2と、該パチンコ機2の側部位置に1対1にて配置される本実施例の遊技用装置であるカードユニット3と、が複数並設されており、該遊技島1の内部には、前記各パチンコ機2にパチンコ玉を供給する供給樋や、前記各パチンコ機2にて使用され、排出されたパチンコ玉を集めて前記供給樋に揚送する揚送装置等(図示略)が設けられているとともに、高さ方向略中央部には前記各カードユニット3より排出された紙幣を所定方向島端に設けられた収容部360に搬送可能な紙幣搬送路340や、同様に前記各カードユニット3より排出されたICカード37を前記収容部360に搬送可能なカード搬送路350が設けられている。
【0016】
また、これら各カードユニット3は、図6並びに図15に示すように、前記遊技場の所定箇所に設けられたシステムコントローラ100並びにターミナルユニット23を介して後述する決算処理センターに設けられた決済サーバコンピュータ22にデータ通信可能に接続されている。
【0017】
また、前記遊技島1の島端には、前記収容部360に隣接して後述のICカード37の新規発行並びに追加入金が可能とされた本発明の遊技用システムを構成する発行入金機430(図9参照)が設けられており、図6並びに図15に示すように、前記各カードユニット3とともに、前記ターミナルユニット23を介して後述する決算処理センターの決済サーバコンピュータ22にデータ通信可能に接続されているとともに、前記システムコントローラ100にデータ通信可能に接続されている。
【0018】
次いで、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について簡単に説明すると、該パチンコ機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打球供給皿203がある。打球供給皿203の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)205とが設けられている。
【0019】
前記操作部14の上面には、図3に示すように、前記カードユニット3において後述するプリペイドカードであるICカード37より読み出された度数が表示される度数表示部17と、遊技の開始または前記打球供給皿203に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、前記度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される貸出ボタン16と、遊技の終了時にて前記カードユニット3に受付中のICカード37を返却させるための返却ボタン15と、が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板18上に実装されている。
【0020】
前記ガラス扉枠202の後方には、図2に示すように、遊技盤206が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤206の前面には遊技領域207が設けられている。この遊技領域207の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示装置210とが設けられている。また遊技盤206には、複数の入賞口224や通過ゲート211、始動入賞口214、可変入賞球装置216が設けられているとともに、遊技領域207の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口226が形成されている。
【0021】
前記打球操作ノブ205の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿204に環流されるようになっている。
【0022】
また、前記遊技領域207に打ち込まれた打込玉が通過ゲート211を通過すると、可変表示装置210に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
【0023】
可変表示装置210の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片215が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態となる。
【0024】
また、始動入賞口214にパチンコ玉が入賞すると、可変表示部209において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左、中、右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置216に設けられた開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過、或いは所定個数(たとえば10個)の打玉の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0025】
また、前記可変表示部209で可変表示された左、中、右の特別図柄が同じ図柄の種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、これら大当り図柄に停止表示される以前の状態において、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、「リーチ状態」とは、可変表示部209が可変開始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をいう。例えば、前記特定の表示態様の組合せが揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示部209による可変表示を行う状態もリーチ表示状態に含まれる。
【0026】
これらパチンコ機2の構成を図6に基づいて説明すると、該パチンコ機2には、前記可変表示部209の表示制御を行う表示制御基板280と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231から出力される賞球信号並びにカードユニット3より入出力される各種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の制御を行う音声制御基板270と、前記打球操作ハンドル205の操作に基づき打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、これら各部の制御を実施する遊技制御基板231と、が設けられており、これらは図6に示すように接続され、前述の打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を使用して遊技を実施できるようになっている。
【0027】
また、前記賞球制御基板237は、前記カードユニット3の制御ユニット328に信号ケーブル9を介して接続されており、後述の台端末貸出完了信号(EXS)や台READY信号(PRDY)が前記カードユニット3の制御ユニット328に出力されるようになっているとともに、前記カードユニット3の制御ユニット328より出力される後述のカードユニットREADY信号(BRDY)や台端末貸出要求完了確認信号(BRQ)が入力されるようになっている。
【0028】
また、前記操作基板18は、前述の賞球制御基板237並びに信号ケーブル9を介してカードユニット3に接続されており、前記貸出ボタン16が操作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信号や、返却ボタン15が操作された場合に出力される返却入力信号が、前記カードユニット3の制御ユニット328に出力されるようになっているとともに、該制御ユニット328より出力される前記度数表示部17の度数表示信号が入力されることで該度数表示部17に該度数表示信号に基づく度数が表示されるようになっている。
【0029】
次いで、本実施例の遊技用装置としてのカードユニット3について図2並びに図4〜図6に基づき説明すると、該カードユニット3の前面には、図2に示すように、点灯によりカードユニット3の動作を報知する動作ランプ301と、紙幣が挿入及び返却可能とされた紙幣挿入口304と、該紙幣挿入口304からの紙幣の返却の際に点滅点灯されて該紙幣の返却を利用者に報知する紙幣インジケータ303と、後述する入力操作部305と、所定の金融機関により発行され、利用者が所持する口座特定用記録媒体としてのキャッシュカードの記録情報を読み取り可能とされ、口座特定用記録媒体読み取り手段である後述するキャッシュカードリーダ317と連設して設けられたリーダ部306と、前記ICカード37を挿入可能とされたICカード挿入口314と、該ICカード挿入口314に挿入されているICカード37の排出を利用者に報知するICカードインジケータ313と、後述する利用明細としてのレシートが排出されるレシート排出口334と、該レシート排出口408からレシートが排出されていることを報知するレシートインジケータ335と、が設けられている。
【0030】
前記リーダ部306は、図4に示すように、前記カードユニット3の前面において前方に突出する態様にて設けられており、該リーダ部306の幅方向略中央には上下方向に前記キャッシュカードをスライド可能とされたスリット307が設けられており、該スリット307内に利用者が所持したキャッシュカードの一方の長辺端部を嵌入させた状態で上下方向にスライドさせることで、スリット307の内側面に設けられた読み取りヘッド(図示略)により、前記キャッシュカードの他方の長辺端部に沿って貼着された磁気テープ(図示略)に記録された情報が読み出されるようになっている。
【0031】
このように本実施例の口座特定用記録媒体読み取り手段であるキャッシュカードリーダ316を構成するリーダ部306においては、前記キャッシュカードを利用者が所持した状態にて該キャッシュカードの記録情報を読み取り可能とされており、キャッシュカードが利用者の手元より離れることがなく、該キャッシュカードの取り忘れを皆無或いは著しく低減することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらキャッシュカードを取り込んで読み取る構成としても良い。
【0032】
また、前記入力操作部305は、図4及び図5に示すように、前記カードユニット3の前面部に開閉可能に設けられた一方が開口する箱状のカバー部材327の内面底部に配置されており、利用者が暗証番号の入力を行う暗証番号入力部329と、前記カバー部材327を開放することにより表出する位置に設けられていて、追加入金額(1000円、3000円、5000円)を選択して追加入金額を決定する際に押圧操作される金額選択入力部332と、その上部に形成された凹部330の底面に設けられた追加入金の案内や暗証番号等を表示可能な表示部331と、から構成されており、前記カバー部材327の一端は前記カードユニット3の前面所定箇所に軸支され、利用者が前記カバー部材327の他端に設けられた取手328を摘んで開放することにより、該カバー部材327の内面が対応するパチンコ機2の方向へ向くように開放し、その開放終端位置において前記カバー部材327の内面の暗証番号入力部が前記パチンコ機2のほぼ正面に位置する利用者に向くようになるとともに、前記選択入力部332並びに表示部331が表出するようになっている。
【0033】
このように本実施例では、利用者が所持するキャッシュカードにおける暗証番号の入力を行う暗証番号入力部329が、箱状のカバー部材327の内面底部に設けられているとともに、前記暗証番号の入力に伴い、入力された暗証番号等が表示される表示部331が凹部330の底面に設けられているため、前記暗証番号の入力や該入力に伴い表示される暗証番号を第三者に容易に視認されてしまうことを極力回避できるようになっている。
【0034】
また、本実施例では、金額選択入力部332の操作に伴い、追加入金額を1000円、3000円、5000円から選択できるようになっており、利用者は所望の金額を選択できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら追加入金額を利用者がより詳細に入力できる入力手段を設けるようにしても良く、更には、これら追加入金額を単一(例えば3000円)として追加入金に伴う処理を簡略化するようにしても良い。
【0035】
また、前記リーダ部306は前記入力操作部305におけるカバー部材327の下部近傍に設けられているため、該カバー部材327を開放した状態においてのみ、リーダ部306におけるスリット307の上方が露呈するようになっており、前記カバー部材327を開放し、キャッシュカードにて追加入金を実施する状態において初めて該キャッシュカードをスリット307内にスライド可能となるようになっている。
【0036】
これらカードユニット3の構成を説明すると、図6に示すように、前記動作ランプ301や、紙幣インジケータ303や、ICカードインジケータ313や、レシートインジケータ335や、暗証番号入力部329や、金額選択入力部332や、表示部331に加えて、前記紙幣挿入口304に連設されて投入紙幣の検出および該紙幣の種類と真贋の識別を行い、投入された紙幣が正規の紙幣である場合に該投入された紙幣を背面側の紙幣回収口343より排出するとともに、正規の紙幣でない場合に投入された紙幣を前記紙幣挿入口304より返却する紙幣識別ユニット315と、前記リーダ部306のスリット307内をスライドさせたキャッシュカードより所定の識別情報の読み出しを実施するキャッシュカードリーダ316と、前記ICカード挿入口314に連設され、挿入されるICカード37に記録されている後述の識別情報(ID)や遊技用価値である度数の読み出し並びに遊技により更新された新たな度数の書き込み等を行うとともに、前記挿入されているICカード37より読み出された度数が0度となった際に該挿入されているICカード37を背面側のカード排出口354より排出する遊技用記録媒体処理手段としてのICカードリーダライタ317と、前記レシート排出口334に連設され、内部に収容されたプリント紙に追加入金金額等が記載される利用明細としてのレシートを印刷して前記レシート排出口334に排出するプリンタ336と、前記表示部331の表示制御を実施する表示ドライバ333と、前記挿入されたICカード37から読み出しおよび書き込まれる度数等を記憶するとともに、後述するMPU321が実行する制御内容等が記述された制御プログラム等を記憶する記憶部318と、前記接続ケーブル262が接続され、前記パチンコ機2の賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出力が行われるI/Oポート319と、通信ケーブル48を介して前記システムコントローラ100とデータ送受を行う通信部325と、投入された紙幣の金額や前記キャッシュカードより読み取られた情報に基づいて追加入金される金額に対応する度数を前記挿入されている度数に加算更新するとともに、各部並びに前記操作基板18に実装された度数表示部17の表示制御等を行う本実施例の遊技用価値加算更新手段としての前記マイクロプロセッシングユニット(MP
U)321と、を具備しており、これら各部は図6に示すように接続されている。
【0037】
また、これら各カードユニット3は、通信ケーブル48を介してシステムコントローラ100に接続されており、前記ICカード37が挿入された場合や、該挿入されているICカード37から読み出されて記憶部318に記憶されている度数に変更が加えられた場合や、該挿入されているICカード37の返却処理並びに回収処理等が行われた場合に、該ICカード37に記録された後述の識別情報(ID)や度数データ、変更された度数データ等が前記システムコントローラ100に出力されるようになっているとともに、前記キャッシュカードリーダ316から読み出された口座を特定可能な情報や追加入金しようとする金額(価値加算要求金額)の情報とが、システムコントローラ100に送信されるようになっている。
【0038】
また、本実施例のシステムコントローラ100は、図6並びに図15に示すように、電話回線421を介して後述する決済処理機関である決済処理センター(JDセンター)に設置されている決済サーバコンピュータ22とデータ通信を行うために遊技場内の所定位置に設置されたターミナルユニット23に接続されていて、システムコントローラ100と前記決済サーバコンピュータ22とが双方向のデータ通信が可能に構成されており、システムコントローラ100に接続されている各カードユニット3並びに各発行入金機430から送信されてくるキャッシュカードの記録情報とプリペイドカードに対する追加入金に使用する追加入金金額或いはプリペイドカードの発行に使用する発行金額との情報に基づいて、これら追加入金金額や発行金額の決済処理を、該決済サーバコンピュータ22との間において実施できるようにされているとともに、該システムコントローラ100において、これらキャッシュカードの口座を特定可能な記録情報に対応付けて追加入金金額や発行金額の利用履歴が登録されるとともに、該利用履歴に基づいて、1日における利用合計額が利用限度額を越えた場合には、その追加入金や発行の処理を許諾しないようになっている。
【0039】
ここで、本実施例に用いた前記ICカードリーダライタ317の構成を図7に基づいて説明すると、該ICカードリーダライタ317の内部には、前記ICカード挿入口314からのICカード37の挿入を検知する挿入センサ397や、前記ICカード挿入口314から延設され、ICカード37がスライド可能とされ、後部に設けられたカード回収口354に連設されたガイドレール398と、該ガイドレール398を挟むように配設されて該ICカード37の移動を、駆動モータ386、393にて駆動回転されることにより実施する搬送ローラ387、388と、前記搬送ローラ387、388の一方側に張架された搬送ベルト391と、から成る搬送機構や、該搬送されるICカード37を所定位置に停止させるストップピンの出没を行うソレノイド389や、所定位置に停止されたICカード37への給電やデータ通信を行う通信ヘッド390や、前記の各部に接続されてその制御を実施する制御基板392が設けられており、挿入されているICカード37へのデータの読み取り及び書き込みが非接触状態にて可能とされている。
【0040】
また、前記ICカード37より読み出された遊技用価値である度数が「0(無価値)」となった場合には、前記ソレノイド389によりストップピンが上方に励磁された状態にてICカード37が搬送ベルト391並びに搬送ローラ387、388により付勢されて後方に向かって搬送され、これらICカード37がカード回収口354より前記カード回収路352を介して前記カード搬送路350へ排出されて回収されるようになっている。
【0041】
このICカードリーダライタ317に挿入されて使用される本実施例の遊技用記録媒体であるICカード37の構成は、図8に示すように所定厚みとされ、その内部が凹状とされた樹脂製の基体381の該凹部外周所定位置に、テ−プオ−トボンディング(TAB)実装によりその内部にメモリ(図示せず)を内蔵した専用マイコン382が実装されるとともに、該専用マイコン382から該基体381の外周に沿うように設けられたパターンコイル383を有するフレキシブルプリント基板384が内挿され、該凹部全面がトップフィルム385にて覆われた構成とされており、これらICカード37は、前記ICカードリーダライタ317に挿入されることで、該リーダライタから出力される電磁波が前記パターンコイル383に誘導起電力を生じさせて前記専用マイコン382が動作可能に付勢されるとともに、該パターンコイル383を介して図7に示す前記ICカードリーダライタ317との各種のデータ通信を電磁波により非接触にて実施可能とされた非接触ICカードとされている。
【0042】
このように、本実施例においては、遊技用記録媒体であるプリペイドカードとして非接触ICカード37を用いており、非接触状態にてデータ通信が可能となることから、従来の遊技用記録媒体である磁気カードに比較して損耗が少なく、長期に渡ってICカード37繰返し使用できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0043】
尚、本実施例においては使用されるICカード37を、前記発行入金機430により発行されるプリペイドカ−ド(ビジタ−カ−ド)とした例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらICカードを特定の会員に予め発行された会員カ−ドとして使用するようにしても良く、この場合には、記録されている度数が「0」となっても会員カ−ドは回収されずに返却される。
【0044】
これらICカード37は、図1に示す発行入金機430にて利用者が購入できるようになっており、該購入に伴い新規に発行されるICカード37においては、個々のICカード37を識別可能な識別情報(ID)が発行時において前記システムコントローラ100により各ICカード37毎に付与されて記録されるとともに、該システムコントローラ100には、これら各ICカード37に記録された度数情報等が各ID毎に登録され、前記ICカード37に記録された度数が、カードユニット3における後述の貸出処理の実施により減算されたり、該カードユニット3もしくは前記発行入金機430における追加入金処理の実施により加算される等、該ICカード37の記録情報が変更される毎に前記システムコントローラ100に登録された各ID毎の情報も逐次更新されて同様の情報に更新されるようになっており、これら発行されたICカード37の記録内容が前記システムコントローラ100により管理されるようになっている。
【0045】
上述のように構成されたカードユニット3においては、前記ICカード挿入口314にICカード37が挿入されることで、ICカードリーダライタ317により該挿入されたICカード37に記録された度数が読み出され、記憶部318に記憶されるとともに、度数表示部17に表示され、前記記憶された度数が残存する場合に利用者により前記貸出ボタン16が入力されることで、パチンコ機2に貸出指示信号を出力し、前記パチンコ機2の遊技に使用される所定数のパチンコ玉を払出させるとともに、該払出の完了とともに出力される払出完了信号に基づき、前記記憶された度数並びに度数表示部17の度数を所定度数分減算更新する貸出処理が実施される。
【0046】
また、前記カードユニット3においては、後に詳述するように、前記挿入されているICカード37から読み出された度数が残存する場合に、利用者が所持するキャッシュカードを用いて、所定の操作を実施することで、該操作により特定される入金金額に基づく度数を前記残存する度数に加算するキャッシュカードによる追加入金処理が可能とされている。
【0047】
更に、前記カードユニット3においては、前記挿入されているICカード37から読み出された度数が残存する場合に、利用者により紙幣が前記紙幣挿入口304から投入されることで、該投入された紙幣の金額に基づく度数を前記残存する度数に加算する紙幣による追加入金処理も可能とされている。
【0048】
このように本実施例では、キャッシュカードによる追加入金のみならず、現金である紙幣においても追加入金が実施可能とされており、現金とキャッシュカードの双方にて前記挿入されているICカード37への追加入金が可能とされており、このようにすることは利用者の利便性を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも、前記キャッシュカードによる追加入金が実施できるようになっていれば良い。
【0049】
また、カードユニット3においては、前記挿入されているICカード37から読み出された度数が残存する場合に、返却ボタン15が入力されることで、前記記憶部318に記憶されているその時点での残存する度数を該挿入されているICカード37の記録内容に上書き更新して、ICカード挿入口314より排出する返却処理が実施されるようになっている。
【0050】
次いで、本実施例において用いた発行入金機430を、図9〜図11に基づいて説明すると、該発行入金機430は、前記遊技島1の島端に前記収容部360と隣接して配置され(図1参照)、その外観形状は図9に示すようになっている。該発行入金機430は、その前面に、前記ICカード37の発行及び追加入金処理が可能であることを利用者に報知するための動作ランプ401と、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口433と、該紙幣挿入口433に挿入された紙幣の返却を利用者に報知する紙幣インジケータ442と、中止/返却ボタン436と、ICカード挿入口438と、該ICカード挿入口438からのICカード37の排出を報知するICカードインジケータ439と、キャッシュカードを挿入及び返却可能なキャッシュカード挿入口402と、該キャッシュカード挿入口402からのキャッシュカードの排出を報知するキャッシュカードインジケータ403と、該発行入金機430のガイド等が表示可能な表示部404及び利用者が操作可能な入力部405からなる操作部427と、後述する利用明細としてのレシートが排出されるレシート排出口408と、該レシート排出口408からレシートが排出されていることを報知するレシートインジケータ409と、が設けられている。
【0051】
前記操作部427は、該発行入金機430の前面に形成された凹部426の底面に設けられており、前記表示部404に表示される暗証番号や入力部405の入力内容等が第三者に容易に視認されてしまうことを極力回避できるようになっている。
【0052】
また、該操作部427の入力部405には、図10に示すように、購入または入金金額を選択する金額入力キー422(1000円、3000円、5000円、10000円)と、後述する暗証番号を入力するテンキー423(0〜9)と、前記金額入力キー422やテンキー423による入力を訂正するキャンセルキー424と、前記紙幣挿入口433に投入した紙幣の合計金額を購入または入金金額として決定するとともに、前記テンキー423にて入力した暗証番号を決定する決定キー425と、が設けられている。
【0053】
このように本実施例では、金額入力キー422の操作に伴い、発行金額または追加入金額を1000円、3000円、5000円、10000円から選択できるようになっており、利用者は所望の金額を選択できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら発行金額や追加入金額を利用者がより詳細に入力できる入力手段を設けるようにしても良く、更には、これら発行金額や追加入金額を単一(例えば3000円)としてICカード37の発行や追加入金に伴う処理を簡略化するようにしても良い。
【0054】
この発行入金機430の構成は、図11のブロック図に示すようになっており、前記動作ランプ401や、紙幣インジケ−タ442や、中止/返却ボタン436や、ICカードインジケータ439や、キャッシュカードインジケータ403や、表示部404や、入力部405や、レシートインジケータ409とともに、前記紙幣挿入口433に連設されて投入紙幣の検出および該紙幣の種類と真贋の識別を行い、投入された紙幣が正規の紙幣であり、前記決定キー425が操作された場合に該投入された紙幣を図示しない紙幣ストッカーに貯留するとともに、正規の紙幣でない場合に投入された紙幣を前記紙幣挿入口433より返却する紙幣識別ユニット444と、前記ICカード挿入口438に連設され、挿入されるICカード37に記録されている各種情報の読み出しを行うとともに、該ユニット後部に発行されるICカード37を貯溜、供給する供給ユニット(図示略)を具備し、前記挿入または発行されるICカード37に前記ID等の所定の各種情報の書き込みを非接触にて実施するICカードリーダライタ445と、前記キャッシュカード挿入口402に連設され、挿入されるキャッシュカードより所定の識別情報の読み出しを実施するキャッシュカードリーダ413と、前記レシート排出口408に連設され、内部に収容されたプリント紙に購入(入金)金額等が記載される利用明細としてのレシートを印刷して前記レシート排出口408に排出するプリンタ414と、前記表示部404の表示動作の制御を行う表示ドライバ417と、前記ICカード37より読み出しまたは書き込みされる前記各種情報や、後述するマイクロプロセッシングユニット(MPU)448の制御内容が記述された制御プログラム等を記憶する記憶部446と、前記システムコントローラ100と通信ケーブル48を介してデータ送受を行うための通信部429と、投入された紙幣の金額や前記挿入されたキャッシュカードの記録情報に基づいて入金された金額に対応する度数を記録したICカード37を発行する発行処理や、前記挿入されているICカード37の残度数に加算更新する価値加算処理や各部の制御等を行う価値加算更新手段としてのマイクロプロセッシングユニット(MPU)448と、を具備しており、これら各部は図11に示すように接続されており、紙幣の投入または前記キャッシュカードを用いてプ
リペイドカードである前記ICカード37の新規発行及び追加入金処理が可能とされている。
【0055】
このように本実施例では、キャッシュカードによるICカード37の新規発行並びに追加入金のみならず、現金である紙幣においても前記新規発行並びに追加入金が実施可能とされており、現金とキャッシュカードの双方にてICカード37の新規発行並びに追加入金が可能とされており、このようにすることは、利用者の利便性を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも、前記キャッシュカードによる追加入金が実施できるようになっていれば良い。
【0056】
また、発行入金機430は、図6並びに図15に示すように、通信ケーブル48を介して前記システムコントローラ100に接続されており、ICカード37の新規発行に際して生成されるID並びに追加入金時において挿入されているICカード37のIDや、これらICカードに記録される記録情報が前記システムコントローラ100に出力されるようになっているとともに、前記キャッシュカードリーダ413により読み取られたキャッシュカードの記録情報や発行金額或いは追加入金金額の情報がシステムコントローラ100に出力され、これらの情報とともに決済要求が前記ターミナルユニット23を通じて前記決済処理センター(JDセンター)に設置されている決済サーバコンピュータ22に送信されて決済の可否がシステムコントローラ100に返信されてくることで、発行入金機430にてキャッシュカードによるプリペイドカードの発行並びに追加入金を実施できるようになっている。
【0057】
次いで、本実施例におけるシステムコントローラ100について説明すると、該システムコントローラ100は、図12に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス101に、該システムコントローラ100が実施する各種処理や後述のカード管理DBの更新処理等を行うCPU102、ワークメモリ等として使用されるRAM103、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC104、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置105、キーボードやマウス等の入力装置106、各種情報を表示出力する表示装置107、各種情報をプリント出力するプリンタ108、前記ターミナルユニット23とのデータ通信を行う第1通信部109、前記カードユニット3(カードリーダライタ327)とのデータ通信を行う第2通信部110が接続された通常のコンピュータである。
【0058】
また、前記記憶装置105には、該システムコントローラ100の処理を実施するための処理プログラムに加えて、前記発行入金機430にて発行された各プリペイドカード毎の残度数が登録されて管理されるカード管理データベースや、図13に示すように、キャッシュカードを利用した発行や追加入金において決済処理を実施した処理履歴が登録、管理される決済履歴データベースや、図14(b)に示すように、利用限度額を超過したキャッシュカードの口座番号を含むカード情報が登録された利用不可カードテーブルが記憶されており、前記決済履歴データベースに登録されている決済履歴において、その当日内に同一のキャッシュカードにて発行並びに追加入金に使用された合計金額をシステムコントローラ100が算出できるようになっているとともに、該合計金額が予め定められている利用限度額を超過した場合に、そのキャッシュカードの口座番号を含むカード情報が前記利用不可カードテーブルに、図14(a)に示す利用限度額設定画面にて設定される利用不可期間に亘って登録されることで、そのキャッシュカードの利用ができないように規制されるようになっている。
【0059】
また、前記図14(a)に示す利用限度額設定画面に示すように、一日にキャッシュカードを使用して決済を行うことのできる利用限度額を変更できるようになっており、本実施例では、一日の利用限度額が2万円に設定されている。
【0060】
このように、利用限度額を設定する所定期間を1日単位とすることは、遊技者に1日単位にて節度を持った利用を行わせることができるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定期間を2日や一週間単位、或いは1ヶ月単位にて実施するようにしても良い。
【0061】
また、本実施例では、図14(a)に示すように、前記利用不可カードテーブルに登録されることで利用不可とされる利用不可期間設定部を利用限度額設定画面に設けているとともに、該利用不可期間設定部には、「利用不可カード情報を表示」の選択入力部が設けられていて、該選択入力部を選択入力することで、図14(b)に示すように、図14(b)に示すように、その時点において前記利用不可カードテーブルに登録されている利用不可とされたキャッシュカードが一覧表示される利用不可カード情報表示画面が表示されるようになっており、該利用不可カード情報表示画面の内容を、該画面の下部に設けられている「プリント」の選択項目を選択入力することで、該利用不可とされたキャッシュカードの一覧が前記プリンタ108から印刷出力される。
【0062】
このように本実施例では、利用限度額設定手段である利用限度額設定画面をシステムコントローラ100に設けて、適宜に利用限度額を変更できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら利用限度額が一義的に変更不可とされたものであっても良い。
【0063】
また、本実施例では、利用限度額設定手段である利用限度額設定画面をシステムコントローラ100に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら利用限度額設定手段を、各カードユニット3や各発行入金機430に設けた形態としたり、前記決済処理センター(JDセンター)に設置されている決済サーバコンピュータ22側にてこれら利用限度額を設定できるようにしても良い。
【0064】
以下、本実施例における前記発行入金機430による前記ICカード37の発行処理について説明する。
【0065】
まず、利用者が現金である紙幣を用いて新規にICカード37の発行を受けたい場合には、遊技に供したい所望の金額分の紙幣、例えば3000円を紙幣挿入口433より投入する。
【0066】
該投入された紙幣は、前記紙幣識別ユニット444により識別され、該紙幣識別ユニット444より出力される識別情報に基づき、前記MPU448がその合計金額を算出して「決定ボタンの入力によりカードを発行します」のメッセージとともに前記表示部404に表示して、該合計金額を前記記憶部446に記憶する。
【0067】
該合計金額の表示を確認した後、利用者は前記決定ボタン425を入力する。
【0068】
これにより、前記MPU448は、ICカード37の発行に供される発行金額を特定し、該発行金額を度数に変換し、前記記憶部446に記憶するとともに、該度数を特定可能な度数データを、発行処理要求とともに前記システムコントローラ100に前記通信部449及び通信ケーブル48を介して出力する。
【0069】
該発行処理要求の送信出力に基づき、前記システムコントローラ100は、新規発行と判断して、新たなIDの生成を所定の規則に基づき実施するとともに、前記送信された度数データに基づく度数をIDに対応付けて登録し、前記発行入金機430に前記生成した新たなIDを、前記登録の完了とともに返信する。
【0070】
該返信に基づき前記MPU448は、前記記憶部446に記憶されている度数を、前記返信された新たなIDとともに、前記ICカードリーダライタ445を介して前記ICカード37に記録するとともに、該ICカード37を前記ICカード挿入口438より排出・発行し、カードインジケータ439を点滅させる。
【0071】
次いで、利用者がキャッシュカードを用いて新規にICカード37の発行を受けたい場合について、図16に基づき説明すると、利用者は前記キャッシュカード挿入口402に、自己が所有する金融機関発行のキャッシュカードを挿入するとともに、発行を受けたい金額、例えば5000円ボタンを、前記金額入力キー422より選択して入力する。
【0072】
前記挿入されたキャッシュカードは、前記キャッシュカードリーダ413により検出されて、該挿入された利用者のキャッシュカードより利用者の取引金融機関を識別する銀行番号、支店番号、口座番号の各情報が読み出されるとともに、前記MPU448はこれら各データを含むカード情報とともに前記選択入力された発行金額である5000円の情報を、前記システムコントローラ100へ送信する。
【0073】
該送信を受けてシステムコントローラ100は、送信されてきた銀行番号、支店番号、口座番号の各情報を含むカード情報に基づき、その当日の該キャッシュカードの利用合計金額を、前記決済履歴データベースから銀行番号、支店番号、口座番号が一致する当日の利用履歴を抽出して、各履歴の決済金額を合計することで算出し、該利用合計金額が前記利用限度額設定画面にて設定されている利用限度額未満であるか否かを判定するとともに、銀行番号、支店番号、口座番号が一致する登録が、前記利用不可カードテーブルに登録されているかを確認する。
【0074】
これら判定並びに確認において、利用合計金額が利用限度額未満であって利用不可カードテーブルに登録がない場合において、前記銀行番号、支店番号、口座番号の各情報を含むカード情報並びに発行金額である5000円の情報と決済要求とを決済処理センター(JDセンター)に設置されている決済サーバコンピュータ22へ送信する。
【0075】
また、前記判定並びに確認において、利用合計金額が利用限度額以上である
か、或いは利用不可カードテーブルに登録がある場合においては、システムコントローラ100は、送信元の発行入金機430に対して、発行処理の不可(不許可)を通知することにより、発行入金機430における発行が中止され、受け付けているキャッシュカードが返却される。尚、利用合計金額が利用限度額以上である場合に関しては、そのキャッシュカードのカード情報を利用不可カードテーブルに登録する。
【0076】
前記システムコントローラ100からの決済要求の送信に基づき、決済サーバコンピュータ22においては、送信データである銀行番号、支店番号、口座番号並びに発行金額の各データを一時的に記憶するとともに、前記金融機関情報ネットワークを介して利用者の取引銀行のホストコンピュータ20へ支店番号、口座番号データ並びに口座残高の照会依頼を出力する。
【0077】
これを受けて、利用者の取引銀行のホストコンピュータ20は、送信されてきた支店番号、口座番号に該当する口座の残額をデータベースを検索して確認し、残額データ並びに暗証番号データとを前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ返信する。
【0078】
該返信に基づて決済サーバコンピュータ22は、返信されてきた利用者の口座残額と暗証番号とを一時記憶するとともに、該口座残額と発行金額とを比較して発行金額の決済が可能であるか否かを判断し、決済の可否を前記システムコントローラ100に返信する。
【0079】
この決済の可否の返信を受けてシステムコントローラ100は、返信内容が「決済不可」である場合には、発行処理の中止を送信元の発行入金機430に送信することで、プリペイドカードであるICカード37の発行が中断され、発行入金機430の前記表示部404に「残額エラーにてご利用できません」のメッセージが表示される。
【0080】
一方、前記決済サーバコンピュータ22からの返信内容が「決済可」である場合には、システムコントローラ100は、暗証番号の出力要求を送信元の発行入金機430に送信することで、該発行入金機430の前記表示部404に暗証番号の入力を促す「暗証番号を入力して下さい」のメッセージが表示される。
【0081】
該メッセージの表示を受けて、利用者が前記テンキー423を操作して暗証番号を入力して、決定ボタン425を入力すると、前記MPU448が該入力された暗証番号データをシステムコントローラ100に送信することで、該送信された暗証番号データがシステムコントローラ100に中継されて前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ送信される。
【0082】
この暗証番号データの送信を受けて決済サーバコンピュータ22は、前述の一時記憶されている暗証番号と受信した暗証番号データとを照合し、その照合結果を返信する。該返信された照合結果が一致して正しい場合においてのみ、前記システムコントローラ100が送信元の発行入金機430に対し、発行処理の許諾を通知する。
【0083】
該許諾通知を受けた発行入金機430のMPU448は、前記選択された発行金額を度数(1000円毎に10度)に変換し、前述した紙幣による処理と同様に前記システムコントローラ100とのデータのやり取りを実施して、該システムコントローラ100により生成され、返信された新たなIDとともに、前記ICカードリーダライタ445を介して前記変換された度数をICカード37に記録し、該ICカード37を前記ICカード挿入口438より排出・発行して、カードインジケータ439を点滅させるとともに、利用明細であるレシートを前記レシート排出口334より発行させて、該レシートの発行を報知するためにレシートインジケータ335を点滅点灯させる。
【0084】
また、この際、前記システムコントローラ100からは、利用可能限度額から新たに発行に使用された発行金額を、それまでの前記利用履歴に基づく合計金額に加えた新たな合計金額を差し引いた利用可能残額が算出されて送信元の発行入金機430に送信されることで、図10に示す表示例のように、表示されるようになっている。
【0085】
また、このキャッシュカードを用いたICカード37の発行処理の完了後において、前記発行入金機430のMPU448は発行完了をシステムコントローラ100に送信することで、該発行完了が前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ中継されて、該発行完了の受信に基づき前記発行金額である5000円が、遊技場の決済履歴として決済サーバコンピュータ22に登録されるとともに、発行金額の引落し決済の依頼が前記利用者の取引金融機関のホストコンピュータ20に出力されて、前記発行金額が利用者の口座残額より迅速に引き落とされて、即時決済が実施されるようになっている。
【0086】
また、前記のように遊技場の決済履歴に登録された発行金額は1日毎に集計されて、その合計金額から所定の決済手数料が減額された金額が所定の期間、例えば4営業日を経た後に、遊技場の取引銀行のホストコンピュータ21へ入金処理が送信されることで、遊技場の口座へ振り込まれるようになっている。
【0087】
尚、前記発行入金機430において、これらICカード37の発行中に前記中止/返却ボタン436が入力されると、これら発行処理は中止され、投入された紙幣や挿入されたキャッシュカードは返却されるようになっている。
【0088】
これら発行されたICカード37は、利用者により選択されたパチンコ機2に対応する前記カードユニット3のICカード挿入口314に挿入されて使用される。
【0089】
これら発行されたICカード37の使用状況を説明すると、まず利用者は前記にて発行されたICカード37を前記ICカード挿入口314に挿入する。
【0090】
この挿入に基づき、前記ICカードリーダライタ317は、該ICカード37の挿入を検知して前記搬送機構にて該ICカード37を内部に取り込み、前記通信ヘッド390より該ICカード37に記録されている前記IDと度数とを読み出す。
【0091】
これらICカード37より読み出された度数は、前記記憶部318に一時記憶され、前記読み出されたIDとともに通信部325及び通信ケーブル48を介してシステムコントローラ100に出力される。
【0092】
システムコントローラ100は該出力に基づき、カードユニット3より出力されてきたIDに対応する度数が一致するかを比較し、これが一致したことを条件に該カードユニット3に挿入されたICカード37の使用許諾を返信し、該比較が一致しない場合には、ICカード37の排出指示を返信する。
【0093】
前記使用許諾の返信に基づき、カードユニット3の前記MPU321は、前記記憶部318に記憶された度数を前記度数表示部17に表示させる。
【0094】
この段階において、利用者は前記操作部14に設けられている貸出ボタン16を入力することにより、前記貸出処理が実施され、度数表示部17に表示されている度数及び記憶部318に記憶された度数の内、所定数の度数(本実施例では5度)が減算されて所定数のパチンコ玉(本実施例では25玉)の払出が行われる。
【0095】
この際、前記減算された度数が前記挿入されているICカード37のIDとともにシステムコントローラ100に出力され、該システムコントローラ100に登録されている前記IDに対応する度数からは前記減算された度数分が減算更新される。
【0096】
前述のように貸出ボタン16が入力されてパチンコ玉が払い出されることで、該払い出されたパチンコ玉を使用して利用者が遊技を実施できるようになり、前記パチンコ玉が使用され、少なくなるか若しくは無くなった場合には、利用者は再び前記貸出ボタン16を入力することで、パチンコ玉が払い出され遊技を継続できるようになっている。
【0097】
これら度数の使用(減算)により、残度数が少なくなった際には、利用者は、一度ICカード37を返却させて、前記発行入金機430に再度挿入し、紙幣を投入するか、カードユニット3に設けられている前記紙幣挿入口304より紙幣を投入するか、或いは利用者が所持するキャッシュカードを用いることにより、発行入金機430における追加入金処理と同様の追加入金処理を受けられるようになっている。尚、本実施例のカードユニット3では、前記ICカード37より読み出された度数が0となると回収されてしまうことから、該度数が残存する場合においてのみ前記追加入金処理が実施可能となっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら度数が0となったICカード37を、新規のICカード37が挿入されるまで滞留させておき、これら度数が0となったICカード37に追加入金を実施できるようにしても良い。
【0098】
これら追加入金処理の処理状況を、前記カードユニット3を使用する場合について説明する。
【0099】
まず、紙幣の投入に基づく処理状況を説明すると、前記のように、残度数が少なくなった場合には、利用者が更に遊技に供したい所望の金額、例えば1000円札を、前記カードユニット3に設けられている紙幣挿入口304より投入すると、該投入は前記紙幣識別ユニット315により識別され、該識別が「NG」である場合には、前記1000円札を返却するとともに、前記紙幣インジケータ303を所定時間点滅させて利用者に紙幣の返却を報知し、該識別が「OK」である場合には、該識別により前記紙幣識別ユニット315から出力される識別情報に基づき、前記MPU321はその識別情報に基づく投入金額を度数に変換し(1000円毎に10度)、該変換された度数に基づく度数データと挿入されているICカード37のIDとを前記システムコントローラ100に出力する。
【0100】
システムコントローラ100では、前記出力された情報に基づいて、該当するIDの度数に前記出力された度数データに基づく度数を加算更新した後、更新処理の完了を前記カードユニット3に返信する。
【0101】
この返信に基づき、前記MPU321は更新処理が完了したことを認知して、前記変換された度数を前記度数表示部17の度数及び記憶部318に記憶された度数に加算更新させる。
【0102】
次いで、前記キャッシュカードを用いた処理状況を、図16に基づいて説明すると、前記したように、残度数が少なくなった場合には、前記カードユニット3の前面に設けられている前記キャッシュカードリーダ316のリーダ部306に、自己が所有する金融機関発行のキャッシュカードをスライドさせるとともに、追加入金したい金額、例えば3000円ボタンを、前記金額選択入力部332より選択して入力する(図10参照)。
【0103】
前記キャッシュカードのスライドは、前記リーダ部306の磁気リーダにより検出されて、該スライドされた利用者のキャッシュカードより利用者の取引金融機関を識別する銀行番号、支店番号、口座番号の各情報が読み出されるとともに、前記MPU321はこれら各データとともに前記選択入力された入金金額である3000円の情報を、前記システムコントローラ100へ送信する。
【0104】
該送信を受けてシステムコントローラ100は、送信されてきた銀行番号、支店番号、口座番号の各情報を含むカード情報に基づき、その当日の該キャッシュカードの利用合計金額を、前記決済履歴データベースから銀行番号、支店番号、口座番号が一致する当日の利用履歴を抽出して、各履歴の決済金額を合計することで算出し、該利用合計金額が前記利用限度額設定画面にて設定されている利用限度額未満であるか否かを判定するとともに、銀行番号、支店番号、口座番号が一致する登録が、前記利用不可カードテーブルに登録されているかを確認する。
【0105】
これら判定並びに確認において、利用合計金額が利用限度額未満であって利用不可カードテーブルに登録がない場合において、前記銀行番号、支店番号、口座番号の各情報を含むカード情報並びに追加入金金額である3000円の情報と決済要求とを決済処理センター(JDセンター)に設置されている決済サーバコンピュータ22へ送信する。
【0106】
また、前記判定並びに確認において、利用合計金額が利用限度額以上である
か、或いは利用不可カードテーブルに登録がある場合においては、システムコントローラ100は、送信元のカードユニット3に対して、発行処理の不可(不許可)を通知することにより、カードユニット3における追加入金が中止される。尚、利用合計金額が利用限度額以上である場合に関しては、そのキャッシュカードのカード情報を利用不可カードテーブルに登録する。
【0107】
前記システムコントローラ100からの決済要求の送信に基づき、決済サーバコンピュータ22においては、送信データである銀行番号、支店番号、口座番号並びに発行金額の各データを一時的に記憶するとともに、前記金融機関情報ネットワークを介して利用者の取引銀行のホストコンピュータ20へ支店番号、口座番号データ並びに口座残高の照会依頼を出力する。
【0108】
これを受けて、利用者の取引銀行のホストコンピュータ20は、送信されてきた支店番号、口座番号に該当する口座の残額をデータベースを検索して確認し、残額データ並びに暗証番号データとを前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ返信する。
【0109】
該返信に基づて決済サーバコンピュータ22は、返信されてきた利用者の口座残額と暗証番号とを一時記憶するとともに、該口座残額と入金金額とを比較して入金金額の決済が可能であるか否かを判断し、決済の可否をシステムコントローラ100に返信する。
【0110】
この決済の可否の返信を受けてシステムコントローラ100は、返信内容が「決済不可」である場合には、追加入金処理の中止を送信元のカードユニット3に送信することで、入金処理が中断され、カードユニット3の前記表示部331に「残額エラーにてご利用できません」のメッセージが表示される。
【0111】
一方、前記決済サーバコンピュータ22からの返信内容が「決済可」である場合には、システムコントローラ100は、暗証番号の出力要求を送信元のカードユニット3に送信することで、該カードユニット3の前記表示部331に暗証番号の入力を促す「暗証番号を入力して下さい」のメッセージが表示される。
【0112】
該メッセージの表示を受けて、利用者が前記暗証番号入力部329を操作して暗証番号を入力すると、前記MPU321が該入力された暗証番号データをシステムコントローラ100に送信することで、該送信された暗証番号データがシステムコントローラ100に中継されて前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ送信される。
【0113】
この暗証番号データの送信を受けて決済サーバコンピュータ22は、前述の一時記憶されている暗証番号と受信した暗証番号データとを照合し、その照合結果を返信する。該返信された照合結果が一致して正しい場合においてのみ、前記システムコントローラ100が送信元のカードユニット3に対し、追加入金処理の許諾を通知する。
【0114】
該許諾通知を受けたカードユニット3のMPU321は、入金対象となる受け付け中のICカード37のIDと入金金額の度数(1000円毎に10度)とを、現金の追加入金処理と同様にシステムコントローラ100に送信する。
【0115】
システムコントローラ100では、該送信されてきた情報に基づいて、該当するIDの度数に前記出力された度数データに基づく度数を加算更新した後、更新処理の完了をカードユニット3に返信する。
【0116】
この返信に基づき、前記MPU321は更新処理が完了したと認知して、前記入金金額の度数を前記度数表示部17の度数及び記憶部318に記憶された度数に加算更新するとともに、利用明細であるレシートを前記レシート排出口334より発行させて、該レシートの発行を報知するためにレシートインジケータ335を点滅点灯させる。
【0117】
また、この際、前記システムコントローラ100からは、利用可能限度額から新たに追加入金に使用された追加入金金額を、それまでの前記利用履歴に基づく合計金額に加えた新たな合計金額を差し引いた利用可能残額が算出されて送信元のカードユニット3に送信されることで、図5に示す表示例のように、表示部331に表示されるようになっている。
【0118】
また、このキャッシュカードを用いた追加入金処理の完了後において、前記MPU321は入金完了をシステムコントローラ100に送信することで、該追加入金の完了が前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ中継されて、該追加入金完了の受信に基づき前記追加入金金額である3000円が、遊技場の決済履歴に登録されるとともに、入金金額の引落し決済の依頼が前記利用者の取引金融機関のホストコンピュータ20に出力されて、前記入金金額が利用者の口座残額より迅速に引き落とされて、即時決済が実施されるようになっている。
【0119】
次いで、これら追加入金処理の処理状況を、前記発行入金機430を使用する場合について説明する。
【0120】
まず、紙幣の投入に基づく処理状況を説明すると、前記のように、残度数が少なくなった場合に、利用者は一度カードユニット3に挿入されているICカード37を返却させて、前記発行入金機430のICカード挿入口438に挿入する。
【0121】
該挿入に基づいて、前記ICカードリーダライタ445により挿入されたICカード37に記録されている前記IDと度数とが読み出され、該読み出された度数が記憶部446に記憶されるとともに前記表示部404に表示される。
【0122】
次いで、利用者が入金した所望の金額、例えば1000円札を、前記発行入金機430に設けられている紙幣挿入口433より投入すると、該投入は前記紙幣識別ユニット444により識別され、該識別が「NG」である場合には、前記1000円札を返却するとともに、前記紙幣インジケータ442を所定時間点滅させて利用者に紙幣の返却を報知し、該識別が「OK」である場合には、該識別により前記紙幣識別ユニット444から出力される識別情報に基づき、前記MPU448はその識別情報に基づく投入金額を度数に変換し(1000円毎に10度)、該変換された度数に基づく度数データと挿入されているICカード37のIDとを前記システムコントローラ100に出力する。
【0123】
システムコントローラ100では、前記出力された情報に基づいて、該当するIDの度数に前記出力された度数データに基づく度数を加算更新した後、更新処理の完了を前記発行入金機430に返信する。
【0124】
この返信に基づき、前記MPU448は更新処理が完了したことを認知して、前記変換された度数を前記記憶部446に記憶された度数に加算更新し、ICカードリーダライタ445により、該更新された度数を挿入されているICカード37に記録された度数に上書き更新して、ICカード挿入口438より排出するとともに、ICカードインジケータ439を点滅させてICカード37の排出を報知する。
【0125】
次いで、前記発行入金機430にて前記キャッシュカードを用いた追加入金の処理状況を、図16に基づき説明すると、前記のように、残度数が少なくなった場合に、利用者は一度カードユニット3に挿入されているICカード37を返却させて、前記発行入金機430のICカード挿入口438に挿入する。
【0126】
該挿入に基づいて、前記ICカードリーダライタ445により挿入されたICカード37に記録されている前記IDと度数とが読み出され、該読み出された度数が記憶部446に記憶されるとともに前記表示部404に表示される。
【0127】
次いで、利用者は自己が所有するキャッシュカードをキャッシュカード挿入口402に挿入するとともに、追加入金したい金額、例えば10000円ボタンを、前記金額選択キー422より選択して入力する。
【0128】
前記挿入されたキャッシュカードは、前記キャッシュカードリーダ413により検出されて、該挿入された利用者のキャッシュカードより利用者の取引金融機関を識別する銀行番号、支店番号、口座番号の各情報が読み出されるとともに、前記MPU448はこれら各データを含むカード情報とともに前記選択入力された発行金額である10000円の情報を、前記システムコントローラ100へ送信する。
【0129】
該送信を受けてシステムコントローラ100は、送信されてきた銀行番号、支店番号、口座番号の各情報を含むカード情報に基づき、その当日の該キャッシュカードの利用合計金額を、前記決済履歴データベースから銀行番号、支店番号、口座番号が一致する当日の利用履歴を抽出して、各履歴の決済金額を合計することで算出し、該利用合計金額が前記利用限度額設定画面にて設定されている利用限度額未満であるか否かを判定するとともに、銀行番号、支店番号、口座番号が一致する登録が、前記利用不可カードテーブルに登録されているかを確認する。
【0130】
これら判定並びに確認において、利用合計金額が利用限度額未満であって利用不可カードテーブルに登録がない場合において、前記銀行番号、支店番号、口座番号の各情報を含むカード情報並びに発行金額である10000円の情報と決済要求とを決済処理センター(JDセンター)に設置されている決済サーバコンピュータ22へ送信する。
【0131】
また、前記判定並びに確認において、利用合計金額が利用限度額以上である
か、或いは利用不可カードテーブルに登録がある場合においては、システムコントローラ100は、送信元の発行入金機430に対して、発行処理の不可(不許可)を通知することにより、発行入金機430における追加入金が中止され、受け付けているキャッシュカードとICカード37が返却される。尚、利用合計金額が利用限度額以上である場合に関しては、そのキャッシュカードのカード情報を利用不可カードテーブルに登録する。
【0132】
前記システムコントローラ100からの決済要求の送信に基づき、決済サーバコンピュータ22においては、送信データである銀行番号、支店番号、口座番号並びに発行金額の各データを一時的に記憶するとともに、前記金融機関情報ネットワークを介して利用者の取引銀行のホストコンピュータ20へ支店番号、口座番号データ並びに口座残高の照会依頼を出力する。
【0133】
これを受けて、利用者の取引銀行のホストコンピュータ20は、送信されてきた支店番号、口座番号に該当する口座の残額をデータベースを検索して確認し、残額データ並びに暗証番号データとを前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ返信する。
【0134】
該返信に基づて決済サーバコンピュータ22は、返信されてきた利用者の口座残額と暗証番号とを一時記憶するとともに、該口座残額と入金金額とを比較して入金金額の決済が可能であるか否かを判断し、決済の可否を前記システムコントローラ100に返信する。
【0135】
この決済の可否の返信を受けてシステムコントローラ100は、返信内容が「決済不可」である場合には、発行処理の中止を送信元の発行入金機430に送信することで、プリペイドカードであるICカード37の発行が中断され、発行入金機430の前記表示部404に「残額エラーにてご利用できません」のメッセージが表示される。
【0136】
一方、前記決済サーバコンピュータ22からの返信内容が「決済可」である場合には、システムコントローラ100は、暗証番号の出力要求を送信元の発行入金機430に送信することで、該発行入金機430の前記表示部404に暗証番号の入力を促す「暗証番号を入力して下さい」のメッセージが表示される。
【0137】
該メッセージの表示を受けて、利用者が前記テンキー423を操作して暗証番号を入力して、決定ボタン425を入力すると、前記MPU448が該入力された暗証番号データをシステムコントローラ100に送信することで、該送信された暗証番号データがシステムコントローラ100に中継されて前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ送信される。
【0138】
この暗証番号データの送信を受けて決済サーバコンピュータ22は、前述の一時記憶されている暗証番号と受信した暗証番号データとを照合し、その照合結果を返信する。該返信された照合結果が一致して正しい場合においてのみ、前記システムコントローラ100が送信元の発行入金機430に対し、追加入金処理の許諾を通知する。
【0139】
該許諾通知を受けた発行入金機430のMPU448は、入金対象となる受け付け中のICカード37のIDと入金金額の度数(1000円毎に10度)とを、現金の追加入金処理と同様にシステムコントローラ100に送信する。
【0140】
システムコントローラ100では、該送信されてきた情報に基づいて、該当するIDの度数に前記出力された度数データに基づく度数を加算更新した後、更新処理の完了を前記発行入金機430に返信する。
【0141】
この返信に基づき、前記MPU448は更新処理が完了したことを認知して、前記変換された度数を前記記憶部446に記憶された度数に加算更新し、ICカードリーダライタ445により、該更新された度数を挿入されているICカード37に記録された度数に上書き更新して、ICカード挿入口438より排出・返却し、ICカードインジケータ439を点滅させるとともに、利用明細であるレシートを前記レシート排出口408より発行させて、該レシートの発行を報知するためにレシートインジケータ409を点滅点灯させる。
【0142】
また、この際、前記システムコントローラ100からは、利用可能限度額から新たに追加入金に使用された入金金額を、それまでの前記利用履歴に基づく合計金額に加えた新たな合計金額を差し引いた利用可能残額が算出されて送信元の発行入金機430に送信されることで、図10に示す表示例の「発行金額」が「追加入金額」とされて表示されるようになっている。
【0143】
また、このキャッシュカードを用いたICカード37の追加入金処理の完了後において、前記発行入金機430のMPU448は追加入金完了をシステムコントローラ100に送信することで、該追加入金完了が前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22へ中継されて、該追加入金完了の受信に基づき前記追加入金金額である10000円が、遊技場の決済履歴として決済サーバコンピュータ22に登録されるとともに、発行金額の引落し決済の依頼が前記利用者の取引金融機関のホストコンピュータ20に出力されて、前記追加入金金額が利用者の口座残額より迅速に引き落とされて、即時決済が実施されるようになっている。
【0144】
また、前記のように遊技場の決済履歴に登録された入金金額は1日毎に集計されて、その合計金額から所定の決済手数料が減額された金額が所定の期間、例えば4営業日を経た後に、遊技場の取引銀行のホストコンピュータ21へ入金処理が送信されることで、遊技場の口座へ振り込まれるようになっている。
【0145】
尚、前記発行入金機430において、これらICカード37への追加入金の実施中に前記中止/返却ボタン436が入力されると、これら追加入金処理は中止され、投入された紙幣や挿入されたキャッシュカード並びにICカード37が返却されるようになっている。
【0146】
尚、本実施例では、利用者がキャッシュカードにてICカード37の発行や追加入金をした際に、利用明細であるレシートを発行するようにしており、このようにすることは、利用者がICカード37の発行や追加入金に供した金額を確認できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらレシートを発行しないようにしても良い。また、これらレシートにも、利用可能残額を印字しておくようにして、これら利用可能残額を利用者が確認できるようにしても良い。
【0147】
また、本実施例では、遊技場の口座への振り込みを所定の期間後において実施するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら発行金額や入金金額を集計せずに、個々の発行金額または入金金額毎に遊技場の口座への振り込み処理を即時に実施するようにしても良い。
【0148】
以上説明したように、本実施例の遊技用システムを用いれば、遊技者は、前記利用限度額を越える遊技用記録媒体であるプリペイドカードの発行や、追加入金処理を受けることができないようになるため、遊技に過度に没頭してしまった遊技者が、遊技用記録媒体の発行或いは追加入金処理に対して過度の金額を使用してしまうことを抑止できる。
【0149】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)で遊技を行う際に使用される遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(ICカード37)を発行するための遊技用記録媒体発行手段(MPU448、ICカードリーダライタ445)と、利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体(キャッシュカード)の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ413)と、少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ413)にて読み出された記録情報と前記遊技用記録媒体(ICカード37)の発行に供される発行金額情報とを遊技場外に設置されている決済処理機関(決済処理センター)に送信するとともに、該決済処理機関(決済処理センター)からの返信情報を受信する情報送受信手段(ターミナルユニット23)と、該返信情報が遊技用記録媒体(ICカード37)の発行に供される発行金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、該発行金額に対応する大きさの前記遊技用価値(度数)を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(ICカード37)を前記遊技用記録媒体発行手段(MPU448、ICカードリーダライタ445)にて発行する遊技用システムにおいて、前記発行金額と発行日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体(キャッシュカード)毎の発行履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段(システムコンピュータ100)と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体(キャッシュカード)の発行金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記遊技用記録媒体発行手段(MPU448、ICカードリーダライタ445)からの遊技用記録媒体(ICカード37)の発行を許容しない利用限度額判定手段(システムコンピュータ100)を備える。
【0150】
本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機2)で遊技を行う際に使用される遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(ICカード37)を受付け、該受付けた遊技用記録媒体(ICカード37)の記録情報を少なくとも読み取る遊技用記録媒体読み取り手段(ICカードリーダライタ317,445)と、利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体(キャッシュカード)の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ316,413)と、少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ316,413)にて読み出された記録情報と価値加算に供される加算要求金額情報とを遊技場外に設置されている決済処理機関(決済処理センター)に送信するとともに、該決済処理機関(決済処理センター)からの返信情報を受信する情報送受信手段(ターミナルユニット23)と、該返信情報が価値加算に供される加算要求金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、前記加算要求金額に対応する遊技用価値(度数)の大きさを前記遊技用記録媒体読み取り手段(ICカードリーダライタ317,445)にて遊技用記録媒体(ICカード37)から読み取った記録情報から特定される遊技用価値(度数)の大きさに加算して、前記遊技用記録媒体(ICカード37)の記録情報より該加算後の新たな大きさの遊技用価値(度数)を特定可能とするための価値加算処理を行う価値加算処理手段(MPU321,448、ICカードリーダライタ317,445)と、を具備する遊技用システムにおいて、前記加算要求金額と発行日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体(キャッシュカード)毎の価値加算履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段(システムコンピュータ100)と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体(キャッシュカード)の価値加算金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記価値加算処理手段(MPU321,448、ICカードリーダライタ317,445)における価値加算処理を許容しない利用限度額判定手段(システムコンピュータ100)を備える。
【0151】
本発明の請求項3は、遊技機(パチンコ機2)で遊技を行う際に使用される遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(ICカード37)を受付け、該受付けた遊技用記録媒体(ICカード37)の記録情報を少なくとも読み取る遊技用記録媒体読み取り手段(ICカードリーダライタ317,445)と、利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体(キャッシュカード)の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ413)と、少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段(キャッシュカードリーダ413)にて読み出された記録情報と、前記遊技用記録媒体(ICカード37)の発行に供される発行金額情報或いは価値加算に供される加算要求金額情報を、遊技場外に設置されている決済処理機関(決済処理センター)に送信するとともに、該決済処理機関(決済処理センター)からの返信情報を受信する情報送受信手段(ターミナルユニット23)と、該返信情報が価値加算に供される加算要求金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、前記加算要求金額に対応する遊技用価値(度数)の大きさを前記遊技用記録媒体読み取り手段(ICカードリーダライタ445)にて遊技用記録媒体(ICカード37)から読み取った記録情報から特定される遊技用価値(度数)の大きさに加算して、前記遊技用記録媒体(ICカード37)の記録情報より該加算後の新たな大きさの遊技用価値(度数)を特定可能とするための価値加算処理を行う価値加算処理手段(MPU448、ICカードリーダライタ445)と、前記返信情報が遊技用記録媒体(ICカード37)の発行に供される発行金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、該発行金額に対応する大きさの前記遊技用価値(度数)を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(ICカード37)を発行するための遊技用記録媒体発行手段(MPU448、ICカードリーダライタ445)と、を具備する遊技用システムにおいて、前記発行金額並びに加算要求金額と利用日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体(キャッシュカード)毎の利用履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段(システムコンピュータ100)と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体(キャッシュ
カード)の発行金額並びに加算要求金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記遊技用記録媒体発行手段(MPU448、ICカードリーダライタ445)からの遊技用記録媒体(ICカード37)の発行或いは前記価値加算処理手段(MPU321,448、ICカードリーダライタ317,445)における価値加算処理を許容しない利用限度額判定手段(システムコンピュータ100)を備える。
【0152】
本発明の請求項4は、前記所定期間における利用限度額を設定するための利用限度額設定手段(システムコンピュータ100;利用限度額設定画面)を備える。
【0153】
本発明の請求項5は、前記所定期間が1日とされている。
【0154】
本発明の請求項6は、前記所定期間における利用限度額に前記合計金額が達して利用不可とされた口座特定用記録媒体(キャッシュカード)の利用不可期間を設定するための利用不可期間設定手段(システムコンピュータ100;利用限度額設定画面)を備える。
【0155】
本発明の請求項7は、前記利用限度額から前記合計金額を差し引いた利用可能残額を表示するための表示手段(表示部331,404)を備える。
【0156】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0157】
例えば、前記実施例では、金融機関が発行する口座特定用記録媒体としてキャッシュカードを用いた例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら口座特定用記録媒体を利用者の口座を特定可能で、該口座と決済を実施できるものであれば良く、例えばクレジットカード等であっても良い。
【0158】
また、前記実施例では、遊技場と金融機関との決済を決済処理センターを介して実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技場と金融機関とが直接決済を行うようにしても良い。
【0159】
また、前記実施例では、キャッシュカードを用いてICカード37の発行または追加入金を実施する際に、キャッシュカードから読み取られた利用者の取引金融機関を識別する銀行番号、支店番号、口座番号の各情報と、これらICカード37の発行または追加入金に供される金額情報とが決済処理センターの決済サーバコンピュータ22に出力されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記ICカード37の発行または追加入金に供される金額を定額(例えば一律3000円)としている遊技場においては、前記金額情報を送信せずに、該遊技場を特定可能な識別情報を利用者の金融機関を識別する各情報とともに出力し、前記決済処理センターの決済サーバコンピュータ22はこれら出力された遊技場の識別情報に基づいて遊技場を特定し、該遊技場に対応して予め登録されている金額をICカード37の発行または追加入金に供される金額と見なして決済処理を行うようにしても良い。
【0160】
また、前記実施例のカードユニット3においては、紙幣識別ユニット315並びにキャッシュカードリーダ316の双方が設けられ、発行入金機430では、紙幣識別ユニット444並びにキャッシュカードリーダ413の双方が設けられ、利用者は貨幣である紙幣と利用者が所持するキャッシュカードとの双方を用いてICカード37の新規発行や追加入金を実施できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも前記キャッシュカードを用いて前記ICカード37の新規発行および/または追加入金を実施できるようになっていれば良い。
【0161】
また、前記実施例の発行入金機430では、キャッシュカードを利用したICカード37の新規発行や追加入金を実施できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらICカード37の新規発行や追加入金のいずれか一方を実施できるようにしても良い。
【0162】
また、前記実施例のカードユニット3においては、前記キャッシュカード及び紙幣を用いて挿入されているICカード37から読み出された度数への追加入金のみが可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカードユニット3においても、前記発行入金機430と同様に、キャッシュカードを用いてICカード37の新規発行が実施できるようになっていても良く、これにより、投入される現金の量を低減または皆無とすることができ、これら現金の回収や保管に要する管理コストや労力を低減することができるばかりか、金融機関に出向いて現金を引き出す必要がないため、利用者の利便性を向上できる。
【0163】
更には、前記実施例のカードユニット3において追加入金ではなく、キャッシュカードを用いてICカード37の新規発行のみが可能とされた構成としても良い。
【0164】
また、前記実施例のカードユニット3では、前記キャッシュカードの記録情報の読み取りを、前面に突出して設けられたキャッシュカードリーダ316のリーダ部306にスライドさせることで実施しているとともに、前記実施例の発行入金機430では、前記キャッシュカードの読み取りを、内部に設けられたキャッシュカードリーダ413に挿入することで実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、キャッシュカードが非接触式のICカード等により形成されている場合に、該キャッシュカードをリーダに近接させることで読み取らせるようにしても良く、これら読み取り形態は任意に変更可能である。
【0165】
また、前記実施例のカードユニット3や発行入金機430では、現金としての紙幣のみが受付可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、現金として硬貨も受付可能とされ、該硬貨の受付に基づき、ICカード37の発行や追加入金が実施されるようになっていても良い。
【0166】
また、前記実施例では、1台のパチンコ機2に対して1台のカードユニット3が設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、2台のパチンコ機2に対して1台としたものとしても良い。
【0167】
また、前記実施例においては、前記IDを発行時にICカ−ド37に記録するようにしているが、本発明はこれに限定されるもではなく、これらIDを予めICカード37に書き換え不可に記録するようにしても良い。
【0168】
更に、前記実施例におけるICカード37にはID及び残存する度数とが記録されているとともに、同様の度数データが各ID毎に前記管理コンピュータに登録されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記ICカード37にはIDのみを記録しておき、該ICカード37のカードユニット3への挿入に基づき、該挿入されたICカード37のIDに対応付けて前記管理コンピュータに記憶された度数を特定できるようにしても良いし、逆に、前記管理コンピュータを設けず、ICカード37のみに残存する度数を記録するようにしても良い。
【0169】
また、前記実施例においては、遊技用記録媒体として非接触形のICカード37を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらを接触型のICカードとしたり、その他、表面に貼着された磁気テープにより情報が読み取り可能とされた磁気カードやバーコード等の所定の情報記録シンボル等がプリント可能とされた媒体等であっても良く、これら遊技用記録媒体としては、前記遊技に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報を読み取り可能に記録できるものであれば特に限定されるものではない。
【0170】
また、前記実施例においては、遊技媒体としてパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態が限定されるものではない。
【0171】
また、前記実施例においては、遊技媒体であるパチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機2を用いているが、本発明はこれら通常のパチンコ機のみならず、該パチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、コインを用いて遊技を行うスロットマシンや、コインが外部に排出されることなく遊技可能なクレジット式のスロットマシン、さらにはこれら遊技媒体を用いずにデータ等により遊技可能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示される画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊技機が限定されるものではない。
【0172】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、遊技者は、前記所定期間における利用限度額を越える遊技用記録媒体の発行を受けることができないようになるため、遊技に過度に没頭してしまった遊技者が、遊技用記録媒体の発行に対して過度の金額を使用してしまうことを抑止できる。
【0173】
(b)請求項2の発明によれば、遊技者は、前記所定期間における利用限度額を越える価値加算処理を受けることができないようになるため、遊技に過度に没頭してしまった遊技者が、価値加算に対して過度の金額を使用してしまうことを抑止できる。
【0174】
(c)請求項3の発明によれば、遊技者は、前記所定期間における利用限度額を越える遊技用記録媒体の発行或いは価値加算処理を受けることができないようになるため、遊技に過度に没頭してしまった遊技者が、遊技用記録媒体の発行或いは価値加算に対して過度の金額を使用してしまうことを抑止できる。
【0175】
(d)請求項4の発明によれば、前記所定期間における利用限度額を適宜に変更することができる。
【0176】
(e)請求項5の発明によれば、所定期間を1日とすることで、1日単位にて節度を持った利用を行わせることができる。
【0177】
(f)請求項6の発明によれば、利用不可期間を過ぎれば、再度口座特定用記録媒体の利用が可能となるので、遊技者の利便性を損なうことがない。
【0178】
(g)請求項7の発明によれば、遊技者は、自分の利用可能残額を逐次確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いた遊技島を示す外観斜視図である。
【図2】本発明における実施例のパチンコ機並びにカードユニットの正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部の上面図である。
【図4】本発明の実施例におけるカードユニットの一部破断斜視図である。
【図5】本発明の実施例におけるカードユニットに設けられた入力操作部の構成を示す正面図である。
【図6】本発明の実施例におけるパチンコ機とカードユニットとの接続状況並びに該カードユニットとパチンコ機の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例におけるカードユニットに設けられたICカードリーダライタの構成を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例に用いた遊技用記録媒体としてのICカードを示す一部破断上面図である。
【図9】本発明の実施例における発行入金機を示す外観斜視図である。
【図10】本発明の実施例における発行入金機に設けられた操作部の構成を示す正面図である。
【図11】本発明の実施例における発行入金機の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例に用いたシステムコントローラの構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施例に用いたシステムコントローラに記憶されている決済履歴データベースの構成を示す図である。
【図14】(a)は、本発明の実施例に用いたシステムコントローラの利用限度額設定画面を示す図であり、(b)は、利用不可カード情報表示画面を示す図である。
【図15】本発明の実施例における遊技場と決済処理センター並びに利用者及び遊技場の取引金融機関との接続状況を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施例における遊技場と決算処理センターと利用者及び遊技場の取引金融機関とのデータの送受信状況並びに処理状況を示す図である。
【符号の説明】
1    遊技島
2    パチンコ機(遊技機)
3    カードユニット
14   操作部
15   返却ボタン
16   貸出ボタン
17   度数表示部
18   操作基板
20   ホストコンピュータ
21   ホストコンピュータ
22   決済サーバコンピュータ
23   ターミナルユニット
37   ICカード(遊技用記録媒体)
48   通信ケーブル
100  システムコントローラ
101  データバス
102  CPU
103  RAM
104  RTC
105  記憶装置
106  入力装置
107  表示装置
108  プリンタ
109  第1通信部
110  第2通信部
202  ガラス扉枠
203  打球供給皿
204  余剰玉受皿
205  打球操作ハンドル(操作ノブ)
206  遊技盤
207  遊技領域
209  可変表示部
210  可変表示装置
211  通過ゲート
214  始動入賞口
215  可動片
216  可変入賞球装置
220  開閉板
224  入賞口
226  アウト口
231  遊技制御基板
235  ランプ制御基板
237  賞球制御基板
270  音声制御基板
280  表示制御基板
291  発射制御基板
297  玉払出装置
301  動作ランプ
303  紙幣インジケータ
304  紙幣挿入口
305  入力操作部
306  リーダ部
307  スリット
313  ICカードインジケータ
314  ICカード挿入口
315  紙幣識別ユニット
316  キャッシュカードリーダ
317  ICカードリーダライタ
318  記憶部
319  I/Oポート
321  マイクロプロセッシングユニット(MPU)
325  通信部
327  カバー部材
328  取手
329  暗証番号入力部
330  凹部
331  表示部
332  金額選択入力部
333  表示ドライバ
334  レシート排出口
335  レシートインジケータ
336  プリンタ
337  通信部
340  紙幣搬送路
350  カード搬送路
360  収容部
381  基体
382  専用マイコン
383  パターンコイル
384  基板
385  トップフィルム
386  駆動モータ
387  搬送ローラ
388  搬送ローラ
389  電磁ソレノイド
390  通信ヘッド
391  搬送ベルト
392  制御基板
393  駆動モータ
394  フリーローラ
395  排出口
397  挿入センサ
398  ガイドレール
401  動作ランプ
402  キャッシュカード挿入口
403  キャッシュカードインジケータ
404  表示部
405  入力部
408  レシート排出口
409  レシートインジケータ
413  キャッシュカードリーダ
414  プリンタ
417  表示ドライバ
419  通信部
421  電話回線
422  金額入力キー
423  テンキー
424  キャンセルキー
425  決定キー
426  凹部
427  操作部
429  通信部
430  発行入金機
433  紙幣挿入口
436  中止/返却ボタン
438  ICカード挿入口
439  ICカードインジケータ
442  紙幣インジケータ
444  紙幣識別ユニット
445  ICカードリーダライタ
446  記憶部
448  マイクロプロセッシングユニット(MPU)

Claims (7)

  1. 遊技機で遊技を行う際に使用される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を発行するための遊技用記録媒体発行手段と、
    利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段と、
    少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段にて読み出された記録情報と前記遊技用記録媒体の発行に供される発行金額情報とを遊技場外に設置されている決済処理機関に送信するとともに、該決済処理機関からの返信情報を受信する情報送受信手段と、
    該返信情報が遊技用記録媒体の発行に供される発行金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、該発行金額に対応する大きさの前記遊技用価値を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を前記遊技用記録媒体発行手段にて発行する遊技用システムにおいて、
    前記発行金額と発行日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体毎の発行履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体の発行金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記遊技用記録媒体発行手段からの遊技用記録媒体の発行を許容しない利用限度額判定手段を備えることを特徴とする遊技用システム。
  2. 遊技機で遊技を行う際に使用される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報を少なくとも読み取る遊技用記録媒体読み取り手段と、
    利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段と、
    少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段にて読み出された記録情報と価値加算に供される加算要求金額情報とを遊技場外に設置されている決済処理機関に送信するとともに、該決済処理機関からの返信情報を受信する情報送受信手段と、
    該返信情報が価値加算に供される加算要求金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、前記加算要求金額に対応する遊技用価値の大きさを前記遊技用記録媒体読み取り手段にて遊技用記録媒体から読み取った記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算して、前記遊技用記録媒体の記録情報より該加算後の新たな大きさの遊技用価値を特定可能とするための価値加算処理を行う価値加算処理手段と、
    を具備する遊技用システムにおいて、
    前記加算要求金額と発行日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体毎の価値加算履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体の価値加算金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記価値加算処理手段における価値加算処理を許容しない利用限度額判定手段を備えることを特徴とする遊技用システム。
  3. 遊技機で遊技を行う際に使用される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報を少なくとも読み取る遊技用記録媒体読み取り手段と、
    利用者の預金口座を特定可能な情報が記録され、金融機関により発行された口座特定用記録媒体の記録情報を読み取る口座特定用記録媒体読み取り手段と、
    少なくとも該口座特定用記録媒体読み取り手段にて読み出された記録情報と、前記遊技用記録媒体の発行に供される発行金額情報或いは価値加算に供される加算要求金額情報を、遊技場外に設置されている決済処理機関に送信するとともに、該決済処理機関からの返信情報を受信する情報送受信手段と、
    該返信情報が価値加算に供される加算要求金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、前記加算要求金額に対応する遊技用価値の大きさを前記遊技用記録媒体読み取り手段にて遊技用記録媒体から読み取った記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算して、前記遊技用記録媒体の記録情報より該加算後の新たな大きさの遊技用価値を特定可能とするための価値加算処理を行う価値加算処理手段と、
    前記返信情報が遊技用記録媒体の発行に供される発行金額の決済が可能であることを示す情報である場合において、該発行金額に対応する大きさの前記遊技用価値を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を発行するための遊技用記録媒体発行手段と、
    を具備する遊技用システムにおいて、
    前記発行金額並びに加算要求金額と利用日時の情報を少なくとも含む前記口座特定用記録媒体毎の利用履歴を記憶、管理するための利用履歴管理手段と、所定期間における前記各口座特定用記録媒体の発行金額並びに加算要求金額の合計金額を算出するとともに、該合計金額が予め定められた所定期間における利用限度額に達しているか否かを判定し、利用限度額に達している場合において前記遊技用記録媒体発行手段からの遊技用記録媒体の発行或いは前記価値加算処理手段における価値加算処理を許容しない利用限度額判定手段を備えることを特徴とする遊技用システム。
  4. 前記所定期間における利用限度額を設定するための利用限度額設定手段を備える請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用システム。
  5. 前記所定期間が1日とされている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用システム。
  6. 前記所定期間における利用限度額に前記合計金額が達して利用不可とされた口座特定用記録媒体の利用不可期間を設定するための利用不可期間設定手段を備える請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用システム。
  7. 前記利用限度額から前記合計金額を差し引いた利用可能残額を表示するための表示手段を備える請求項1〜6のいずれかに記載の遊技用システム。
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