JP2002224416A - 遊技媒体貸出機 - Google Patents

遊技媒体貸出機

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JP2002224416A
JP2002224416A JP2001023697A JP2001023697A JP2002224416A JP 2002224416 A JP2002224416 A JP 2002224416A JP 2001023697 A JP2001023697 A JP 2001023697A JP 2001023697 A JP2001023697 A JP 2001023697A JP 2002224416 A JP2002224416 A JP 2002224416A
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card
lending
machine
medium
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JP2001023697A
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Yuzo Ishii
祐三 石井
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発券機によるプリペイドカードの発行回数を
減らすと共に、遊技媒体貸出機で発行されたプリペイド
カードについてはできる限りそこで使い切るようにする
ことにより、上述の問題を解決することができる遊技媒
体貸出機を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、貨幣を受け付けて有価価値が
付与された貸出媒体を発行する貸出媒体発行手段と、貸
出媒体を受け付けてその貸出媒体が有する有価価値の範
囲内で遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出手段とを備えた
遊技媒体貸出機において、自機で発行された貸出媒体が
自機にて所定条件で使用されることにより遊技者へ所定
の特典を付与する特典付与手段を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有価価値を有する
プリペイドカード(磁気カードやICカード等)などの
貸出媒体によりその有価価値に相応した分の遊技媒体を
遊技機に貸し出す遊技媒体貸出機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリペイドカード(以下、カード
という)の普及に伴い、パチンコ機やスロットマシンな
どの遊技機を設置したホールなどの遊技場でもカードを
利用してパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を貸し出す
ようになっている。これらの遊技場には、カードを受け
付けて遊技機に対する遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒
体貸出機(いわゆる台間機)が遊技機と隣り合わせに設
置されており、遊技者が自由に利用できるようになって
いる。
【0003】遊技機と遊技媒体貸出機とは、電気的に接
続されており、遊技媒体貸出機は、カードが投入された
後、遊技者による遊技機上での貸出操作に応じて遊技機
に遊技媒体の貸出処理を指示する制御信号を送信する。
遊技機は、この制御信号に応じて遊技媒体の貸出処理を
実施するもので、パチンコ機であれば、所定数のパチン
コ玉が機内から受け皿に排出され、また、スロットマシ
ンであれば、所定枚数のメダルを貯留メダルとして機内
のクレジットに加算させる。
【0004】従来の遊技媒体貸出機は、遊技場の適所に
設置された発券機で発行されたカードを受け付けて遊技
機に対する遊技媒体の貸し出しを行うものであったが、
発券機まで足を運ぶという煩わしさを無くす目的、即ち
遊技者が座りながらにしてカードを購入することができ
るようにする目的で、遊技媒体貸出機自体がカードを発
行するもの(自発行型)が新たに提供され、実際その利
便性から急激な勢いで各遊技場に普及し始めている。
【0005】この種の自発行型の遊技媒体貸出機は、通
常1枚のカードを保有し、該カードの有価価値がゼロ値
の状態から紙幣を投入することにより、この投入した紙
幣と等価の有価価値を前記カードに記録し(カードを発
行し)、貸出操作に応じて減少した有価価値を前記カー
ドに記録していく構成を採用したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記自発行
型の遊技媒体貸出機には、発行されたカードや有価価値
が残っているカードを抜き取ることができるタイプとそ
うでないタイプとがある。前者の場合、そのカードを抜
き取り、他の遊技媒体貸出機に投入して異なる遊技機で
遊技を継続することができるという利点を有するもの
の、カードが抜き取られた遊技媒体貸出機に対しては、
係員が新たなカードを補充しなければならず、その分、
係員の手を煩わせるという問題があった。
【0007】また、自機のカード(有価価値はゼロ)を
保有しているにも関わらず、他の遊技媒体貸出機で発行
されたカードや発券機で発行されたカード等、有価価値
を有するカードが外部から投入された遊技媒体貸出機に
あっては、そのカードの有価価値がゼロとなった際、該
カードを排出するようになっているが、遊技者がこのカ
ードを抜き取って遊技場の随所に無造作に放置したまま
にしておくと、美観上にも問題がある。
【0008】一方、後者の場合、カードを抜き取ること
はできないから問題はないように思われるが、例えば発
券機で発行されたカード用の投入口を別途設け、このカ
ードをも受け付け可能とした遊技媒体貸出機であれば、
やはり使用済みカードの放置による美観上の問題が起こ
り得る。
【0009】そして、カードの放置が頻繁に行われて回
収率が低下することにより、補充の機会が増え、あるい
は発券機による発券回数が増えることで、全体としてカ
ードの消費枚数が増える結果、カード1枚当たりの単価
が高くなるという問題も起こり得る。
【0010】そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたもので、発券機によるカードの発行回数を減らすと
共に、発券機や他の遊技媒体貸出機など、他で発行され
たカードの使用を抑制させることにより、上述の問題を
解決することができる遊技媒体貸出機を提供することを
課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたもので、貨幣を受け付けて有価価値が
付与された貸出媒体を発行する貸出媒体発行手段と、貸
出媒体を受け付けてその貸出媒体が有する有価価値の範
囲内で遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出手段とを備えた
遊技媒体貸出機において、自機で発行された貸出媒体が
自機にて所定条件で使用されることにより遊技者へ所定
の特典を付与する特典付与手段を備えてなることを特徴
とする遊技媒体貸出機である。
【0012】上記構成からなる遊技媒体貸出機によれ
ば、遊技者が貨幣を投入して貸出媒体の発行を受ける。
そして、この貸出媒体を使用して遊技媒体の貸し出しを
受ければ、遊技者に所定の特典が付与されることとな
る。
【0013】有価価値とは、遊技媒体に変換可能なもの
又は遊技媒体と等価なものをいい、金額価値のみなら
ず、この金額価値に基づき換算された度数、あるいはこ
の金額価値に基づき換算された遊技媒体の貸出可能数量
(例えばスロットマシンであれば貸出可能なメダル枚
数、パチンコ機であれば貸出可能なパチンコ玉数)を含
める概念である。
【0014】また、貸出媒体とは、有価価値情報を記憶
(書き込み)可能な磁気カードやICカード等の記憶媒
体のみならず、トークン(コイン状のもの)などの所定
形状物であって、遊技媒体貸出機への投入によって有価
価値を有すると認識されるものをも含める概念である。
従って、「有価価値が付与された」とは、有価価値情報
の書き込みのみならず、機体内への投入によって有価価
値を有するものと認識され得る状態となっていることを
も含める概念である。
【0015】さらに、所定条件とは、貸出媒体の有する
有価価値が低額(例えば千円)であるか高額(それ以
外、例えば五千円、一万円)であるかを問わずその有価
価値全てを自機で使い切ること、また、高額の有価価値
を有する貸出媒体であれば、貸出操作を行った回数が所
定回数(例えば、貸出媒体に付与された有価価値に基づ
く全貸出操作回数のうちの半分回数)以上であること
や、貸出金額の合計(消費有価価値の合計)が所定金額
(例えば、貸出媒体に付与された有価価値の半分)以上
であることや、1回の貸出金額が所定金額(例えば、貸
出媒体に付与された有価価値の半分)以上であることな
どが挙げられる。
【0016】要は、発行された貸出媒体が有する有価価
値をその装置で全て使い切ることが一番であるが、高額
の有価価値を有する貸出媒体であれば、その全てを自機
で使い切らずとも、一つの貸出媒体の有価期間が長いた
め、使用済み貸出媒体の放置の頻度が減り、且つ遊技場
全体として貸出媒体の消費枚数が減るため、1つの貸出
媒体当たりの単価が抑えられてさほど問題とはならない
のである。よって、その意味においては、貸出媒体の有
価価値が高額であるほど多くの特典を付与する、即ち有
価価値に応じて特典の軽重を付けるようにした方がより
好ましい。
【0017】また、本発明に係る遊技媒体貸出機は、請
求項2記載の如く、自機で発行された貸出媒体と他機で
発行された貸出媒体とを同一箇所で受け付けるように構
成し、その貸出媒体が自機で発行された貸出媒体である
か否かを判別する判別手段を設けるようにしてもよい。
【0018】上記構成からなる遊技媒体貸出機によれ
ば、同一箇所で発行元の異なる貸出媒体が受け付けられ
るため、判別手段が必要となる。この判別手段により貸
出媒体の発行元が自機であると判別された場合、特典が
付与される。但し、他機で発行された貸出媒体の場合
は、全く特典を付与しないという意味ではなく、例え
ば、上述の如く、高額の有価価値を有する貸出媒体であ
れば、まだ多く残っている有価価値を使い切ることや、
貸出操作を行った回数が所定回数以上であることや、貸
出金額の合計が所定金額以上であることや、1回の貸出
金額が所定金額以上であることなどの条件を前提とし
て、特典を付与するようにしてもよい。要は、有効な効
果を得るために、諸々の条件を勘案して特典に軽重を設
定すればよい。
【0019】さらに、本発明に係る遊技媒体貸出機は、
請求項3記載の如く、自機で発行された貸出媒体と他機
で発行された貸出媒体とを異なる箇所で受け付けるよう
に構成してもよく、この場合、請求項4記載の如く、自
機で発行された貸出媒体と他機で発行された貸出媒体と
が種類の異なるものであってもよい。
【0020】上記構成からなる遊技媒体貸出機によれ
ば、二つの貸出媒体の受け付け箇所が異なるため、あえ
て判別手段は不要である。自機で発行された貸出媒体に
ついては、従来技術で記載したように、貸出媒体を抜き
取り不能にしてもよい。
【0021】また、本発明に係る遊技媒体貸出機は、請
求項5記載の如く、受け付けた貨幣の金額の範囲内で特
定の金額を選択可能な金額選択手段を設け、前記貸出媒
体は、金額選択手段により選択された特定の金額に相応
する有価価値が付与されたものであるのがより好まし
い。
【0022】上記構成からなる遊技媒体貸出機によれ
ば、購入できる貸出媒体のバリエーションが得られるた
め、発券機等で貸出媒体を購入しようとする気持ちが抑
制され、ひいては自機における貸出媒体のリサイクル運
用をより促進するという効果が期待できる。尚、受け付
けた貨幣の金額に相応する有価価値しか付与することが
できない遊技媒体貸出機であっても、種々の有価価値を
有する貸出媒体をそれぞれ受け付けることはできるよう
にしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係る遊技媒体貸出機の一
例としてスロットマシンにメダルを貸し出すためのメダ
ル貸出機を組み込んだカードシステムについて図面を参
酌しつつ説明する。
【0024】図1は、カードシステムの構成を示す。こ
のカードシステムは、遊技場内に複数設置された各スロ
ットマシン1に対応するメダル貸出機2,…、発券機3
を双方向型の通信回路L1により制御装置4に電気的に
接続したもので、制御装置4は、公衆回線などの通信回
路L2を介してカード会社のホストコンピュータ5に接
続される。
【0025】図2にも示す如く、前記スロットマシン1
は、ボックス状の筐体8内には、周面に複数の図柄がそ
れぞれ表示された3個のリール10,…を備えており、
各リール10に対応させて、筐体8の前面には、3つの
図柄表示窓11が形成されると共に、各図柄表示窓1
1,…を横切る上、中、下、斜めの5本の停止ライン
L,…が表示されている。
【0026】また、前記図柄表示窓11,…の下方位置
には、始動レバー12、各リールの停止操作を行う3つ
のストップボタン13,…、BETボタン14、メダル
投入口15、メダル精算ボタン16、メダル貸出ボタン
17、カード返却ボタン18が設けられ、図柄表示窓1
1,…の側方位置には、カード残高表示器21、貯留メ
ダル枚数表示器22が設けられている。
【0027】これらの構成を備えたスロットマシン1
は、メダル投入口15より、ゲームの都度メダルを投入
してゲームを行うというゲーム制御方式(メダル投入方
式)を実施するほか、予め筐体8内に複数枚のメダルを
貯留しておき、この貯留メダルを用いてゲームを行うゲ
ーム制御方式(クレジット方式)を実施することが可能
である。
【0028】このメダルの貯留処理は、メダル投入口1
5から筐体8内に所定枚数のメダルを投入することや、
有効化された停止ラインL上に特定の当たり図柄配列が
並んで報償として所定枚数のメダルが払い出されること
により行われるほか、隣接するメダル貸出機2にプリペ
イドカードを投入して、そのプリペイドカードに記録さ
れた有価価値(一般的には100円が1度数で表される
カード度数)を消費することにより行われる。
【0029】前記BETボタン14は、クレジット方式
を実行する際に、1ゲームに対する貯留メダルの使用枚
数を選択してゲームを開始させるためのもので、BET
ボタン14の押釦操作により3枚のメダルが消費され
て、5本の停止ラインL,…が有効化される。尚、図示
はしないが、2枚掛け用のBETボタン及び1枚掛け用
のBETボタンも用意されており、前者の押釦操作の場
合、2枚のメダルが消費されて、上、中、下の3本の停
止ラインL,…が有効化され、後者の押釦操作の場合、
1枚のメダルが消費されて、中央の停止ラインLのみが
有効化される。
【0030】これらBETボタン14が押釦され、つい
で始動レバー12が操作されると、各リール10,…が
始動し、以下、ストップボタン13,…が任意の順序で
押釦操作されると、それぞれ対応するリール10,…が
順次停止するようになっている。尚、前記メダル精算ボ
タン16は、貯留されているメダルを精算して、メダル
払出口19より受け皿20に払い出しさせるためのもの
である。
【0031】前記メダル貸出ボタン17は、メダル貸出
機2に投入されたカードから所定度数を引き落とすため
のもので、遊技者がメダル貸出ボタン17を押釦操作す
ると、メダル貸出機2からスロットマシン1側にメダル
貸出を指示する制御信号が送信され、スロットマシン1
の制御部は、この指示に応じて、筐体8内の貯留メダル
数を所定数分だけ加算させると同時に、メダル貸出機2
の制御部は、投入されたカードの保有度数を貯留された
メダル数の相当分だけ消費するようになっている。尚、
カード返却ボタン18は、メダル貸出機2に投入された
カードを外に排出させるためのものである。
【0032】前記カード残高表示器21及び貯留メダル
枚数表示器22は、7個の発光セグメントからなるディ
ジタル表示器であって、カード残高表示器21には、メ
ダル貸出機2に投入中のカードの残り度数がディジタル
表示され、貯留メダル枚数表示器22には、現在の貯留
メダルの総枚数が表示される。
【0033】図3にも示す如く、前記メダル貸出機2
は、カードの発行機能を有するもので、紙幣の投入によ
り、機体25内に収容された磁気カードを搬出し、この
カードにカード番号や有価価値などの情報を記録してカ
ード出入口34まで搬出する。
【0034】前記メダル貸出機2は、自機又は他のメダ
ル貸出機2や発券機3で発行されたカードを受け付け可
能なもので、カード出入口34より投入されたカードか
らそのカードに記録された度数を含む記録情報を読み取
ることができる。
【0035】ボックス状の機体25の前面には、表示ラ
ンプ29、紙幣投入口30、紙幣返却口31、数個の金
額選択ボタン32,…、カード投入ボタン33、カード
出入口34及び表示部35が、それぞれ設けられてい
る。
【0036】前記表示ランプ29は、メダル貸出機2の
動作状態を報知するためのもので、通常時は消灯してお
り、機体25内に異常が発生した時に点滅または点灯す
る。前記紙幣投入口30は、所定金種の紙幣(千円札、
五千円札、一万円札など)が投入される部分であり、前
記紙幣返却口31は、最低額金種の紙幣(千円札)が排
出される部分であり、この紙幣投入口30及び紙幣返却
口31の内側には、投入された紙幣の真偽を判定してス
トックすると共に、投入された紙幣からカードの発行額
を差し引いた金額の紙幣を釣りとして返却するための紙
幣処理部38が配置されている。カードの発行額は、数
個の金額選択ボタン32,…の何れかを選択すること
で、例えば千円分のカード、二千円分のカード、三千円
分のカード、五千円分のカード、1万円分のカードに分
けて購入することができる。
【0037】前記カード出入口34は、前記紙幣投入口
30への紙幣の投入及び一の金額選択ボタン32の押釦
に応じてカードの発行を行うと共に、この発行されたカ
ードや、他のメダル貸出機2又は発券機3で発行された
カードが投入される部分であり、このカード出入口34
の内側には、カードの収容、発行処理並びに受け付け処
理を行うためのカード処理部39が設けられている。
【0038】前記カード投入ボタン33は、カード出入
口34から発行されたカードをすぐに機体25内に投入
させる際に使用されるもので、このカード投入ボタン3
3の押釦操作により、カード出入口34より発行された
カードが自動的にカード処理部39内に取り込まれるよ
うになっている。
【0039】前記表示部35は、通常は紙幣投入口30
に投入された紙幣の金額やこの装置におけるカードの総
売上などの情報を表示するほか、投入されたカードの照
合結果が不適正であった場合などに、所定のエラーメッ
セージを表示する。尚、このメダル貸出機2の底部に
は、上記各構成に電源を供給するための電源部(図示せ
ず)が収納されている。
【0040】図4は、前記スロットマシン1及び前記メ
ダル貸出機2の電気的構成を概略化して示す。スロット
マシン1は、制御、演算の主体であるCPU、遊技制御
プログラムが記憶されるROM、データの読み書きに用
いられるRAM及び乱数発生器を有する制御部42を備
えている。
【0041】また、制御部42のCPUには、バスを介
して各種の入出力部が接続されている。入力部として
は、前記始動レバー12、前記3つのストップボタン1
3,…、前記BETボタン14、前記メダル精算ボタン
16、及び前記メダル投入口15から投入されたメダル
の枚数を検知するメダル投入センサ43などが接続さ
れ、これらの信号がCPUに入力されるようになってい
る。出力部としては、前記3つのリール10,…の回転
始動・停止・引き込みを実行するリール駆動部44、入
賞の種類に応じたメダルの払い出しを行うメダル払出部
45、前記貯留メダル枚数表示器22,そして、特別遊
技モード時や有効ラインの確認やマシンの電飾などに用
いられる表示ランプ等46などが接続され、入力信号に
基づいて各種の出力部が制御される。
【0042】また、入出力部としては、メダル貸出機2
の制御部50との間で各種制御信号などをやり取りする
ためのインターフェイス回路47が接続されている。ま
た、前記メダル貸出ボタン17、前記カード返却ボタン
18、メダル貸出ボタン17が有効となり得る状態を示
す貸出可表示ランプ、前記カード残高表示器21は、中
継基板49を介してメダル貸出機2の制御部50に接続
され、メダル貸出機2の制御したに置かれている。
【0043】メダル貸出機2の制御部50は、制御、演
算の主体であるCPUと、プログラムが記憶されるRO
Mと、データの読み書きに用いられるRAMとを備え、
CPUには、バスを介して各種の入出力部が接続されて
いる。
【0044】入力部としては、前記紙幣投入口30から
投入された紙幣を検知する紙幣投入センサ51、投入さ
れた紙幣の金種を識別する紙幣識別センサ52、前記金
額選択ボタン32,…、前記カード投入ボタン33など
が接続され、出力部としては、前記表示ランプ29、前
記表示部35が接続され、入出力部としては、他のメダ
ル貸出機2、発券機3及び制御装置4と通信回路L1を
介して通信を実施するためのインターフェイス回路5
3、前記紙幣処理部38における紙幣の搬送を行う紙幣
搬送部54、前記カード処理部39におけるカードの搬
送を行うカード搬送部55及び内蔵の磁気ヘッドにより
カードに対してカード情報の読み書きを行うカードリー
ドライタ56などが接続されている。
【0045】図5にも示す如く、前記発券機3は、カー
ドの発行専用機であって、機体59内への紙幣の投入に
よりメダル貸出機2と同種のカードを発行する。機体5
9の前面には、販売対象のカードを表示するためのカー
ド表示部60、カードの金額選択ボタン61,…、紙幣
投入口62、カード発行口63、釣り用の紙幣返却口6
4、表示部65などが設けられている。
【0046】前記紙幣投入口62は、所定金種の紙幣
(千円札、五千円札、一万円札など)が投入される部分
であり、この紙幣投入口62の内側には、投入された紙
幣の真偽を判定してストックするための第1紙幣処理部
66が配置されている。また、前記紙幣返却口64は、
最低額金種の紙幣(千円札)が排出される部分であり、
この紙幣返却口64の内側には、紙幣投入口62に投入
された紙幣からカードの発行額を差し引いた金額の紙幣
を釣りとして返却するための第2紙幣処理部67が配置
されている。カードの発行額は、数個の金額選択ボタン
61,…の何れかを選択することで、例えば千円分のカ
ード、二千円分のカード、三千円分のカード、五千円分
のカード、1万円分のカードに分けて購入することがで
きる。
【0047】また、前記カード発行口63は、前記紙幣
投入口62への紙幣の投入及び一の金額選択ボタン61
の押釦に応じてカードの発行を行う部分であり、このカ
ード発行口63の内側には、カードの収容及び発行処理
を行うためのカード処理部68が設けられている。
【0048】図6は、前記発券機3の電気的構成を概略
化して示す。発券機3は、制御、演算の主体であるCP
U、プログラムが記憶されるROM、データの読み書き
に用いられるRAMを有する制御部70を備えている。
【0049】入力部としては、前記紙幣投入口62から
投入された紙幣を検知する紙幣投入センサ71、投入さ
れた紙幣の金種を識別する紙幣識別センサ72、前記金
額選択ボタン61,…などが接続され、出力部として
は、前記表示部65が接続され、入出力部としては、他
のメダル貸出機2及び制御装置4と通信回路L1を介し
て通信を実施するためのインターフェイス回路73、前
記第1紙幣処理部66における紙幣の搬送を行う第1紙
幣搬送部74、前記第2紙幣処理部67における紙幣の
搬送を行う第2紙幣搬送部75、前記カード処理部68
におけるカードの搬送を行うカード搬送部76及び内蔵
の磁気ヘッドによりカードに対してカード情報の読み書
きを行うカードリードライタ77などが接続されてい
る。
【0050】図7は、制御装置4の電気的構成を示した
もので、CPU、ROM、RAMからなる制御部80に
バスを介して、キーボードやポインティングデバイスか
らなる入力部81、ディスプレイ等の表示部82、第1
インターフェイス回路83及び第2インターフェイス回
路84などが接続される。
【0051】制御部80のROMは、メダル貸出機2,
…や発券機3やカード会社との通信や情報処理に関する
プログラムなどを記憶し、RAM内には、各メダル貸出
機2や発券機3で発行されたカードのカード情報などの
各種データが記憶される。第1インターフェイス回路8
3は、通信回線L1に接続され、メダル貸出機2,…、
発券装置3との情報のやり取りを行うために用いられ
る。第2インターフェイス回路84は、通信回線L2に
接続され、カード会社のホストコンピュータ5との間で
情報のやりとりを行うために用いられる。
【0052】以上、制御装置4は、各メダル貸出機2、
発券機3から新たに発行されたカードのカード情報を適
宜受信するほか、各装置におけるカード利用数などのデ
ータを受信して処理し、その処理結果をモニター82な
どに出力する。また、この処理結果は、適宜通信回線L
2を介してカード会社のホストコンピュータ5に送信さ
れ、精算処理などの管理に利用される。
【0053】本実施形態に係るカードシステムは以上の
構成からなり、以下、このシステムの作動態様について
説明する。
【0054】前記メダル貸出機2のカード処理部39に
は、1枚の磁気カードが収容されており、紙幣処理部3
8に所定金種の紙幣(千円札、五千円札、一万円札)が
受け付けられ、一の金額選択ボタン32が押釦される
と、カード処理部39は、カードリードライタ56によ
りこのカードに新たなカード情報を書き込んで、カード
出入口34より発行する。尚、予めカード情報を書き込
んだカードを備えておいて、このカードを発行するよう
にしてもよい。但し、カード発行日、発行番号などのカ
ード情報は、予め書き込んでおくのではなく、カードの
発行時に書き込む必要がある。
【0055】同様にして、発券機3の第1紙幣処理部6
6に所定金種の紙幣(千円札、五千円札、一万円札)が
受け付けられ、一の金額選択ボタン61が押釦される
と、カード処理部68は、カードリードライタ77によ
りこのカードに新たなカード情報を書き込んで、カード
出入口34より発行する。このカード情報は、メダル貸
出機2と同様な内容であって、各カード情報は、発券機
3の制御部70のRAMにも記憶されるほか、通信回線
L1を介して制御装置4へと送信される。
【0056】カードに記録されるカード情報並びにメダ
ル貸出機2の制御部50や発券機3の制御部70に記録
されるカード情報のデータ構造は、図8に示される。即
ち、カード情報は、カード発行日、識別番号、カードI
Dである発行番号、金額選択ボタン32,61の選択に
よりカード発行時に付与された有価価値(度数)、メダ
ル貸出ボタン17の押釦に対応する有価価値(購入度
数)が差し引かれた現時点でのカードが有する残有価価
値(残度数)、そして最後に特典情報からなる。
【0057】前記識別番号は、各メダル貸出機2、各発
券機3及び制御装置4をそれぞれ他機と区別するための
固有番号であり、この識別番号は、「000」〜「99
9」の3桁の番号の何れかであって、制御装置4には
「000」の番号が、他機には「001」〜「999」
の各番号が、それぞれ付与される。
【0058】前記特典情報は、カードの使用態様、カー
ドの金額などに応じて付与される情報である。特典は、
自機で発行されたカードか、他のメダル貸出機2あるい
は発券機3で発行されたカードかによって特典ポイント
が異なり、また、カードの金額によっても特典ポイント
が異なって付与される。これら付与される特典ポイント
は、順次加算されて特典付与累積数エリアに書き込まれ
る。また、その特典を実施した際には、その消費された
特典ポイントが特典使用済数エリアに書き込まれると共
に、その残ポイントが特典残数エリアに書き込まれる。
【0059】カード発行時における特典付与の一例とし
ては、三千円以下のカードを購入した(発行した)場合
に特典ポイント「0」を、五千円分のカードを購入した
場合に特典ポイント「1」を、一万円分のカードを購入
した場合に特典ポイント「2」を、特典付与累積数エリ
ア内の特典ポイントに加算する等、購入金額が高いほど
多くの特典ポイントを付与することが挙げられる。
【0060】次に、カード出入口34よりカードが投入
される(自機で発行されたカードを遊技者が直接的に機
体25内に投入させる若しくは自機で発行されたカード
をタイマーなどによって発行後所定時間経過後に自動的
に投入させるなどの、自機で発行されたカードをそのま
ま機体25内に投入させる場合と、他のメダル貸出機2
や発券機3で発行されたカードを機体25内に投入させ
る場合の両方を含む概念である)と、カード処理部39
によりそのカード情報が読み取られ、制御部50へと出
力される。制御部50は、このカード情報の識別番号に
より、取り込んだカードが自機で発行されたものか否か
をチェックし、自機発行のカードであれば、そのカード
情報を内部メモリの記憶データと照合することにより、
カードの適否を判定する。また他のメダル貸出機機2や
発券機3などで発行されたカードである場合には、その
カード情報をカード発行元のメダル貸出機2や発券機3
若しくは制御装置4に送信して、投入カードの適否判定
処理を要請し、返送された判定結果により前記カードの
適否を確認する。
【0061】カード発行後における特典付与の一例とし
ては、別のメダル貸出機2や発券機3で発行されたカー
ドを使用する場合に特典ポイント「0」を、自機で発行
されたカードを使用する場合に特典ポイント「1」を、
特典付与累積数エリア内の特典ポイントに加算する等、
自機で発行したカードをその自機で消化すれば特典ポイ
ントを付与することや、あるいはカードを一のメダル貸
出機2で全て消化した場合、そのカードの金額に応じて
設定された特典ポイントを特典付与累積数エリア内の特
典ポイントに加算する等、使用済みのカードの金額が高
いほど多くの特典ポイントを付与することが挙げられ
る。
【0062】前記スロットマシン1のメダル貸出ボタン
17、カード返却ボタン18、返却釦スイッチ19、カ
ード残高表示器21は、上述の如く、メダル貸出機2の
制御50に接続されており、上記の判定処理により投入
されたカードが適切であると判定された後に、メダル貸
出ボタン17が押釦操作されると、制御部50は、スロ
ットマシン1からの貸出可能信号がONであることを確
認した上で、スロットマシン1にメダル貸出処理を指示
する。この貸し出し指示に対するスロットマシン1の応
答を受けると、制御部50は、カード処理部39のカー
ドリードライタ56を駆動させて、カードの残度数デー
タを更新する。
【0063】図9は、スロットマシン1とメダル貸出機
2との間の信号のやり取りを示す。ここでは、メダル貸
出機2からの貸出指示に応じてスロットマシン1内部の
貯留メダル数を加算する「メダル貸出処理」と、カード
の有価価値が消化された後に、後述する条件で付加され
た特典に基づき、メダル貸出機2からの貸出指示に応じ
てスロットマシン1内部の貯留メダル数を加算する「特
典メダル貸出処理」とについての信号のやり取りが説明
される。
【0064】貸出可能信号は、スロットマシン1からメ
ダル貸出機2に対し、メダル貸出指示及び特典メダル貸
出処理を受け入れ可能な状態にあるか否かを知らせるた
めの信号である。ゲーム実行時など、メダル貸出処理及
び特典メダル貸出処理が不可能な期間はHレベルに設定
されており、メダル貸出処理及び特典メダル貸出処理が
可能になると、Lレベルに反転する。
【0065】貸出状態信号は、メダル貸出機2からスロ
ットマシン1へと出力される信号であって、メダル貸出
機2がメダル貸出処理及び特典メダル貸出処理を指示す
る状態にあるか否かを示す。この信号も、通常はHレベ
ルであって、スロットマシン1のメダル貸出ボタン17
が押釦操作されることや、メダル貸出ボタン17の1回
の操作によって貸し出しされるべき度数が消化された所
定時間後によりLレベルに反転し、メダル貸出処理及び
特典メダル貸出処理の指示が終了するまで、Lレベルの
まま維持される。
【0066】メダル貸出要求信号は、メダル貸出機2か
らスロットマシン1へと出力される信号であって、スロ
ットマシン1の制御部42に、メダル貸出処理の実施を
指示する。この信号は通常はHレベルであって、Lレベ
ルへの反転により1度数分のメダル(例えば5枚)の貸
出処理が指示される。尚、メダル貸出ボタン17が1度
操作されることにより、複数度数分のメダル貸出処理が
行われる場合は、その度数に応じた数分のパルス信号が
順次生成されて出力される。
【0067】メダル貸出了解信号は、メダル貸出機2か
らのメダル貸出指示を受け取ったことを示す制御信号で
ある。通常はHレベルであり、前記メダル貸出要求信号
がLレベルになってから所定時間後にLレベルに反転
し、さらに所定時間後にHレベルに復帰する。
【0068】貸出受付信号は、スロットマシン1の中継
基板49へと出力される信号であって、この信号は、貸
出状態信号と同期しており、通常はHレベルであって、
スロットマシン1のメダル貸出ボタン17が押釦操作さ
れることやカードの全度数が消化された所定時間後によ
りLレベル(メダル貸出ボタン17の押釦操作無効化)
に反転し、メダル貸出処理及び特典メダル貸出処理の指
示が終了するまで、Lレベルのまま維持される。
【0069】ランプ点灯信号は、スロットマシン1の中
継基板49へと出力される信号であって、この信号も、
貸出状態信号と同期しており、通常はHレベルであっ
て、スロットマシン1のメダル貸出ボタン17が押釦操
作されることやカードの全度数が消化された所定時間後
によりLレベル(貸出可表示ランプ48の消灯)に反転
し、メダル貸出処理及び特典メダル貸出処理の指示が終
了するまで、Lレベルのまま維持される。
【0070】特典メダル貸出要求信号は、メダル貸出機
2からスロットマシン1へと出力される信号であって、
スロットマシン1の制御部42に、特典メダル貸出処理
の実施を指示する。この信号は通常はHレベルであっ
て、Lレベルへの反転により特典ポイント数に対応した
特典メダル(例えば1ポイントにつき5枚)の貸出処理
が指示される。
【0071】特典メダル貸出了解信号は、メダル貸出機
2からの特典メダル貸出指示を受け取ったことを示す制
御信号である。通常はHレベルであり、前記特典メダル
貸出要求信号がLレベルになってから所定時間後にLレ
ベルに反転し、さらに所定時間後にHレベルに復帰す
る。
【0072】スロットマシン1では、電源立ち上げ時か
ら所定時間TSが経過するまでの間、及びゲーム実行時
(ここでは始動レバー12が操作されてから各リール1
0が停止するまでの間をさす)に、前記貸出可能信号が
Hレベルで維持される。この貸出可能信号がLレベルに
反転したときにメダル貸出ボタン17が押釦操作される
と、メダル貸出機2は、その操作信号を受け付けて、前
記貸出状態信号をLレベルに反転させた後、その反転処
理から所定の時間間隔T0をおいて、メダル貸出要求信
号をLレベルに反転させる。
【0073】スロットマシン1の制御部42は、このメ
ダル貸出要求信号のレベル反転が所定時間T1の間持続
することを確認した後、メダル貸出了解信号をLレベル
に反転させることにより、メダル貸出機2にメダル貸出
指示を受け入れた旨を送信する。この後、さらにT2の
時間が経過すると、メダル貸出機2の制御部50は、メ
ダル貸出要求信号をHレベルに復帰させると共に、受け
付け中のカードの度数データを1度数分デクリメントす
る。また、このときスロットマシン1の制御部42は、
現在の貯留メダル数に1度数分のメダル数(5枚)を加
算し、さらにT3の時間が経過すると、前記メダル貸出
了解信号をHレベルに復帰させる。
【0074】メダル貸出機2の制御部50は、このメダ
ル貸出了解信号のHレベルへの復帰をチェックした後、
所定時間T4が経過した時点で、1度数分のメダル貸出
処理が終了したと認識する。以下、同様の通信動作によ
り、あらかじめ定められた度数分(図示例では10度
数)のメダル貸出処理が行われるもので、メダル貸出機
2の制御部50は、最後のメダル貸出処理完了から所定
時間TEが経過すると、前記貸出状態信号をHレベルに
復帰させる。
【0075】尚、メダル貸出ボタン17の操作により、
カードから何度分の度数データを差し引くかは任意に設
定することができ、また1度数に対応させる貸出しメダ
ル数も、適宜変更することが可能である。
【0076】そして、メダル貸出処理によりカードの全
度数が消化されたならば、最後のメダル貸出処理におけ
るメダル貸出了解信号のHレベル復帰後、所定時間TF
(例えば30秒)後、前記貸出状態信号をLレベルに反
転させると共に、前記特典メダル貸出要求信号をLレベ
ルに反転させる。
【0077】スロットマシン1の制御部42は、この特
典メダル貸出要求信号のレベル反転が所定時間T1の間
持続することを確認した後、特典メダル貸出了解信号を
Lレベルに反転させることにより、メダル貸出機2に特
典メダル貸出指示を受け入れた旨を送信する。この後、
さらにT2の時間が経過すると、メダル貸出機2の制御
部50は、特典メダル貸出要求信号をHレベルに復帰さ
せると共に、受け付け中のカードの特典ポイントをデク
リメントする。また、このときスロットマシン1の制御
部42は、現在の貯留メダル数に特典ポイントに対応し
た特典メダル数(累積特典ポイントが「3」であれば、
15枚)を加算し、さらにT3の時間が経過すると、前
記特典メダル貸出了解信号をHレベルに復帰させる。
【0078】メダル貸出機2の制御部50は、この特典
メダル貸出了解信号のHレベルへの復帰をチェックした
後、所定時間TEが経過した時点で、特典メダル貸出処
理が終了したと認識し、前記貸出状態信号をHレベルに
復帰させる。
【0079】図10は、前記メダル貸出機1の制御手順
を示す。まず、制御部42のCPUは、紙幣投入口30
への紙幣の投入、及びカード出入口34へのカードの投
入のいずれにも対応できる状態で待機する。
【0080】紙幣投入口30から紙幣が投入される(ス
テップ1)と、CPUは、ROM内のカード発行処理に
かかるプログラムを読み出して実行する。これにより投
入された紙幣が適正なものであれば、押釦された金額選
択ボタン32に対応した有価価値等のカード情報が書き
込まれたカードが作成され、カード出入口34より発行
される(ステップ3)。
【0081】前記ステップ3で発行されたカードがカー
ド投入ボタン33の押釦操作により機体25内部に再び
取り込まれた時、または他のメダル貸出機2や発券機3
で発行されたカードがカード出入口34により機体25
内部に投入された時(ステップ2)、CPUは、ROM
内のメダル貸出処理にかかるプログラムを読み出して実
行する(ステップ4)。
【0082】図11は、前記ステップ3のカード発行処
理の詳細な手順を示す。まずCPUは、前記紙幣識別セ
ンサ52の判別信号により投入された紙幣が適正なもの
か否かをチェックし(ステップ3−1)、この判定が
「NO」であれば、受け付けた紙幣を紙幣投入口30へ
と返却する(ステップ3−5)。紙幣識別センサ52
は、紙幣の金種(千円札、五千円札、一万円札など)を
識別することも可能であり、この識別された金額の範囲
内での金額選択ボタン32,…が有効化される(ステッ
プ3−2)。
【0083】受け付けた紙幣が適正で且つ所定の金額選
択ボタン32が有効化された場合は、CPUは、顧客が
所望する金額の金額選択ボタン32が押釦されたか否か
をチェックし(ステップ3−3)、「YES」の場合、
CPUは、前記カード処理部39にカードが収容されて
いるか否かをチェックする(ステップ3−4)。そし
て、カードが収容されていなければ、前記ステップ3−
5へと移行する。
【0084】前記ステップ3−4の判定が「YES」の
とき、CPUは、RAM内の所定領域から現在の日付・
時刻を読み出すとともに、発行するカードの発券番号を
決定し、これらのデータに、そのメダル貸出機2に対応
する識別番号と、押釦操作された金額選択ボタン32に
対応する有価価値データ(初期有価価値データ)とを組
み合わせたカード情報を作成し、これをRAMの登録領
域内に記憶する(ステップ3−6)。尚、この際、残有
価価値データは、初期有価価値データと等価であり、ま
た、特典情報の特典付与累積数の特典ポイントは「0」
である。
【0085】ついでCPUは、作成されたカード情報を
前記制御装置4に送信するための処理を実施し(ステッ
プ3−7)、しかる後、CPUは、前記カード搬送部5
5を駆動させてカード処理部39内のカードを搬送路へ
と搬出し、以下、カードリードライト56によりカード
の情報記憶領域にカード情報を書き込んで、カード出入
口34へと搬出する(ステップ3−8)。
【0086】図12は、前記ステップ4のメダル貸出処
理の詳細な手順を示す。受け付けられたカードがカード
処理部39内に取り込まれて搬送され、カードリードラ
イト56によるカード情報の読取りが行われる(ステッ
プ4−1)と、CPUは、読み取られたカード情報内の
カード発行日を確認した後、前記識別番号からこのカー
ドが自機で発行されたものか否かを判別する(ステップ
4−2)。カード発行日を確認する理由は、カードはそ
の遊技場において発行当日限り有効になるように設定さ
れているからであるが、カードの有効場所及び有効期限
は、これに限定されるものではない。話を戻し、識別番
号が自機の識別番号と一致していればステップ4−3へ
と移行し、読み取ったカード情報とRAM内の登録情報
(ステップ3−6によるもの)との照合を行なう。
【0087】上記の照合により、読み取られたカード情
報が適正なものと認識される(ステップ4−4)と、C
PUは、特典ポイント「1」を付与し、特典付与累積数
エリアにこの特典ポイントを加算したカード情報を作成
して、これをRAMの登録領域内に記憶する(ステップ
4−5)。この特典ポイントは、自機で発行されたカー
ドの場合、他のメダル貸出機2や発券機3で発行された
カードと差別化する趣旨であり、この目的において特典
ポイントは任意に設定可能である。尚、更新されたカー
ド情報を前記制御装置4に送信するための処理や、更新
されたカード情報をカードリードライト56によりカー
ドの情報記憶領域に書き込む処理は、任意に選択するこ
とができる。
【0088】そして、前記ステップ4−2で受け付けら
れたカードが他のメダル貸出機2や発券機3で発行され
たものと判定された時と同じくして、CPUは、カード
から差し引く有価価値(以下、これを差引き金額データ
という)を作成する(ステップ4−6)。この差引き金
額データは、所定の度数データに変換されて隣接するス
ロットマシン1のカード残高表示器21に表示されてお
り、遊戯者がメダル貸出ボタン17を押釦操作したと
き、この操作に伴うメダル貸出要求信号がスロットマシ
ン1の制御部42からメダル貸出機2の制御部50に入
力される。
【0089】これによりステップ4−7が「YES」と
なってステップ4−8へと移行し、CPUは、前記差引
金額データを用いてカードの有価価値の書換えを行な
い、更新されたカード情報を前記制御装置4に送信する
ための処理を実施する(ステップ4−9)と共に、さら
に、この差引金額データに応じた度数データを隣接する
スロットマシン1の制御部42へと送信する(ステップ
4−10)。
【0090】次のステップ4−11で、CPUは、カー
ドの更新された有価価値をチェックし、これがゼロ値の
時は、カードの有価価値がすべて消化されたとして、C
PUは、特典ポイントを付与し、特典付与累積数エリア
にこの特典ポイントを加算したカード情報を作成して、
これをRAMの登録領域内に記憶する(ステップ4−1
2)。特典ポイントとしては、自機で使い切ったカード
が三千円以下の場合は「0」、五千円の場合は「1」、
一万円の場合は「2」といったものであるが、この特典
ポイントは、自機でより高額な有価価値を有するカード
を使い切ることを遊技者に推奨する趣旨であり、この目
的において特典ポイントは任意に設定可能である。尚、
カード投入時と同様、更新されたカード情報を前記制御
装置4に送信するための処理や、更新されたカード情報
をカードリードライト56によりカードの情報記憶領域
に書き込む処理は、任意に選択することができる。
【0091】次に、ステップ4−13でカード処理部3
9内が空いていることを確認した上で前記カード搬送部
55を駆動し、カードを収容する(ステップ4−1
4)。カードに有価価値が残っている場合は、前記ステ
ップ4−11は「NO」となって前記ステップ4−7に
戻り、回収カードがある場合(即ち他のメダル貸出機2
や発券機3で発行されたカードが投入されている場合)
は、前記ステップ4−13は「YES」となって、CP
Uは、前記カード搬送部55を駆動してカードをカード
出入口34へと搬出する(ステップ4−15)。
【0092】一方、前記ステップ4−3の照合処理によ
り、カードから読み取られたカード情報がRAM内の登
録情報に合致しなかったときは、ステップ4−4が「N
O」となって直ちにステップ4−15へと移行して、投
入カードが返却される。
【0093】図13は、前記発券機3の制御動作を示
す。メダル貸出機2と同様、装置の初期設定がなされる
と、CPUは、紙幣投入口62からの紙幣の投入に対応
できる状態で待機する。紙幣投入口62に紙幣が投入さ
れるとステップ1が「YES」となり、CPUは、前記
紙幣識別センサ72の判別信号により投入された紙幣が
適正なものか否かをチェックし(ステップ32)、この
判定が「NO」であれば、受け付けた紙幣を紙幣投入口
62へと返却する(ステップ5)。紙幣識別センサ72
は、紙幣の金種(千円札、五千円札、一万円札など)を
識別することも可能であり、この識別された金額の範囲
内での金額選択ボタン61,…が有効化される(ステッ
プ3)。
【0094】受け付けた紙幣が適正で且つ所定の金額選
択ボタン61が有効化された場合は、CPUは、顧客が
所望する金額の金額選択ボタン61が押釦されたか否か
をチェックし(ステップ4)、「YES」の場合、CP
Uは、RAM内の所定領域から現在の日付・時刻を読み
出すとともに、発行するカードの発券番号を決定し、こ
れらのデータに、その発券機3に対応する識別番号と、
押釦操作された金額選択ボタン61に対応する有価価値
データ(初期有価価値データ)とを組み合わせたカード
情報を作成し、これをRAMの登録領域内に記憶する
(ステップ6)。
【0095】ついでCPUは、作成されたカード情報を
前記制御装置4に送信するための処理を実施し(ステッ
プ7)、しかる後、CPUは、前記カード搬送部76を
駆動させてカード処理部68内のカードを搬送路へと搬
出し、以下、カードリードライト77によりカードの情
報記憶領域にカード情報を書き込んで、カード出入口6
3へと搬出する(ステップ8)。
【0096】以上のように、本実施形態に係るカードシ
ステムによれば、カード投入時及びカード使用済み時に
おいて特典ポイントが加算され、カードの残有価価値が
ゼロ値になるメダル貸出時に、特典情報エリアに記憶さ
れている累積特典ポイントに対応した特典メダルを貸し
出すという特典付与機能、即ち、自機で発行したカード
が自機で使用された時に特典を付与する機能とカードの
発行金額に応じて特典を付与する機能とを有している。
【0097】上述の例によれば、他のメダル貸出機2や
発券機3で購入した千円分のカードを使い切っても、累
積特典ポイントは「0」であり、この場合、特典の付与
はなされない。自機で購入した千円分のカードを自機で
使い切った場合の累積特典ポイントは「1」であり、自
機で購入した五千円分のカードを自機で使い切った場合
の累積特典ポイントは「2」であり、自機で購入した一
万円分のカードを自機で使い切った場合の累積特典ポイ
ントは「3」であり、自機で購入し、この購入金額が高
額であるほど、高い特典付与を受けることがわかる。
【0098】尚、特典ポイント付与のタイミングは、自
機で発行したカードであることを認証した後、残有価価
値がゼロとなるまで、またはカードが排出されるまで、
例えば、メダル貸出ボタン17を押釦操作した時、メダ
ル貸出要求信号やメダル貸出了解信号を出力した時、カ
ード情報を書き換えた時が挙げられる。但し、カード投
入後に特典のみを受けてメダル貸出を受けずにカードを
排出するということも考えられるから、メダル貸出ボタ
ン17を押釦操作した後が望ましい。
【0099】図14は、別の実施形態に係るメダル貸出
機2の外観を示す。前記メダル貸出機2と共通する部分
は同一番号を付し、その説明を省略する。相違する部分
は、カード処理部39において、カード出入口34を無
くし、その箇所に透明なカバー90を貼って、カードの
存在は視認することができるが、抜き取りはできないこ
と、カード投入ボタン33を無くしたこと(但し、必須
ではない)、及びカード出入口91を有してカードが出
退自在となる第2のカード処理部92が設けられたこと
(但し必須ではない)にある。尚、機体25の前面に
は、上扉26、中扉27、下扉28の3つの扉が設けら
れ、それぞれ上扉26、中扉27、下扉28は開閉可能
となっており、上扉26及び下扉28には、それぞれ施
錠用の錠36,37が設けられている。
【0100】第1のカード処理部39は、このメダル貸
出機2専用の1枚のカードが収容されており、金額選択
ボタン32の押釦操作後、カードが奥側から手前側に搬
送され、カバー90に当接した状態で維持される(カー
ド発行状態)。そして、所定時間経過(この間にカード
を視認することができる)後、カード搬送部55が駆動
して、カードを奥側に取り込むようになっている。
【0101】第2のカード処理部92は、発券機3で発
行されたカード(このカードは、上のカードとは大きさ
等、種類が異なる)専用の装置であり、機構的には従来
のものと何ら変わるところはない。カード出入口91か
ら投入したカードがその有価価値を全て使い果たすと、
該カード出入口91から使用済みカードとして排出され
るようになっている。
【0102】かかるメダル貸出機2では、第1のカード
処理部39におけるカードは、必ず自機で使い切られる
わけであるから、要は、本発明の目的を達成するために
は、第2のカード処理部92を利用しない、即ち発券機
3からはカードを購入しないようにすることが必要であ
る。そこで、第1のカード処理部39におけるカードを
使用すると、例えば特典ポイントを「2」だけ加算する
ようになっている。尚、「使用する」とは、本実施形態
の場合、紙幣投入口30に紙幣を投入した時を起算と
し、カードの有価価値が使い切られるまでの間における
概念である。従って、特典ポイント付与のタイミング
は、紙幣を投入してからカードの有価価値を使い切るま
での間、例えば紙幣投入時、紙幣の真偽判断時、カード
発行信号出力時、カード発行時、カードの取込時、メダ
ル貸出要求信号やメダル貸出了解信号を出力した時、カ
ード情報を書き換えた時などが挙げられる。
【0103】また、第1のカード処理部39におけるカ
ードを使用すると、その有価価値、即ち押釦された金額
選択ボタン32に対応する有価価値に応じて、例えば三
千円以下であれば「0」、五千円であれば「1」、一万
円であれば「2」の特典ポイントを加算するようになっ
ている。
【0104】そして、上述の場合と同様、2回の特典ポ
イントの合計に基づき、特典メダルの貸し出しを受け
る。この時、特典メダル貸出ボタンを設け、これを押釦
することで、特典メダルの貸し出しを受けるようにして
もよい。
【0105】別の特典ポイント付与態様は、次の通りで
ある。即ち、投入したカードが自機で発行したものであ
れば、特典ポイント「3」を付与する一方、他機のもの
であれば、特典ポイント「0」を付与すると共に、自機
及び他機を問わず、投入したカード(即ち第1のカード
処理部39における投入と第2のカード処理部92にお
ける投入の両者を含める)したカードが、例えば未使用
で且つ三千円以下であれば特典ポイント「0」を、未使
用で且つ五千円であれば特典ポイント「2」を、未使用
で且つ一万円であれば特典ポイント「4」を付加する。
【0106】このように、特典ポイントの付与態様は、
様々なパターンが考えられる。発行されたカードを自機
で使い切ることに付与される特典ポイント及び購入金額
に応じて付与される特典ポイントの比率や、購入金額に
応じた各特典ポイントの内訳などは、システム提供者が
任意に変えることのできる事項である。あるいは、有価
価値の高低に関わらず、発行されたカードを自機で使い
切ることに同一値の特典ポイントを付与したり、他機で
発行されたカードに対しては一切特典ポイントを付加し
ないようにしてもよい。さらには、高額な有価価値を有
するカードの場合、一つのカードにおける貸出回数が増
えるのに従って、付与される特典ポイントを増やすよう
(例えば、一万円のカードであって、一回の貸出金額が
千円であれば、三千円を消化した時点で始めて特典ポイ
ント「1」が付与され、後は一回の貸出操作毎に特典ポ
イント「0.5」が順次加算され、全消化した時点で特
典ポイント「4.5」となる、あるいはそのように加算
された累積特典ポイントに順次書き換えていくような
例)に、高額なカードが貸出操作される毎に特典ポイン
トを高めていくと、高額なカードを自機で使い切る可能
性が高くなり、この点で有効である。
【0107】そして、その他の事項も、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で変更が可能である。例えば、特典の実
行(特典メダルの貸し出しなど)は、必ずしもカードが
終了した時、若しくはその後である必要はなく、特典ポ
イントが発生した際に実行するようにしてもよい。ま
た、各遊技機に配置された遊技情報表示装置に各遊技者
が保有する個人用記憶媒体を投入し、この個人用記憶媒
体に特典ポイントを計上させ、好きな任意の時にその個
人用記憶媒体の累積特典ポイントに基づいて特典を実行
させるようにしてもよい。
【0108】また、有価価値に応じて付加される特典ポ
イントは、メダル貸出処理においてではなく、カード発
行処理において付加されるようにしてもよい。具体的に
は、図11に示すメダル貸出機2におけるカード発行処
理の場合、ステップ3−6において、図13に示す発券
機3におけるカード発行処理の場合、ステップ6におい
て特典ポイントを付与するのが好ましい。
【0109】さらに、貨幣とは、硬貨、紙幣以外に、有
価価値が付与されたカードなどの記憶媒体も含む概念で
ある。
【0110】また、カードを抜き取り不能なメダル貸出
機は、実際にカードを遊技者に見せるために機体外に出
す必要はなく、カードが発行されたことを視認すること
ができる構成となっていればよい。例えば、機体面に透
過用窓を設け、機体内のカード発行処理を視認できる構
成や、カードは一切見せずにカード発行を報知する表示
ランプを設けて遊技者に確認させる構成を採用可能であ
る。
【0111】さらに、特典メダル枚数は、累積特典ポイ
ントに定数を乗じて決定してもよく、または累積特典ポ
イントに対応した特典メダル枚数に係るテーブルを別に
設けてもよい。
【0112】また、特典の実行形態は、特典メダルの貸
し出しに限定されず、何らかの抽選処理を行ったり、景
品交換券を発行するといった、遊技者にメリットとなる
可能性があれば何でもよい。
【0113】さらに、上記実施形態においては、遊技機
としてスロットマシンについて説明したが、パチンコ機
にも適用が可能である。この場合、上記用語の「メダ
ル」は、「パチンコ玉」に置き換えられる。
【0114】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る遊技媒体貸出
機は、自機で発行された貸出媒体を所定条件で使用する
ことにより所定の特典が付与されるものであるため、自
機で発行した貸出媒体を何回もその自機で使用するリサ
イクル運用が促進され、その結果、係員による補充作業
や使用済み貸出媒体の放置が少なくなって、係員の作業
負担の軽減及び遊技場の美化を図ることができ、さら
に、各遊技場における貸出媒体の全体消費枚数が減るた
め、貸出媒体一つ当たりの単価を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカードシステムの構
成図を示す。
【図2】同実施形態のスロットマシンの外観斜視図を示
す。
【図3】同実施形態のメダル貸出機の外観斜視図を示
す。
【図4】同実施形態のスロットマシン及びメダル貸出機
の電気的構成ブロック図を示す。
【図5】同実施形態の発券機の外観斜視図を示す。
【図6】同実施形態の発券機の電気的構成ブロック図を
示す。
【図7】同実施形態の制御装置の電気的構成ブロック図
を示す。
【図8】同実施形態の各装置のRAM内及びカードの記
憶領域内のデータ構成の説明図を示す。
【図9】同実施形態のスロットマシン及びメダル貸出機
の間の通信動作のタイミングチャートを示す。
【図10】同実施形態のメダル貸出機における制御手順
のフローチャートを示す。
【図11】同実施形態のメダル貸出機におけるカード発
行処理の詳細な制御手順のフローチャートを示す。
【図12】同実施形態のメダル貸出機におけるメダル貸
出処理の詳細な制御手順のフローチャートを示す。
【図13】同実施形態の発券機におけるカード発行処理
の詳細な制御手順のフローチャートを示す。
【図14】他実施形態のメダル貸出機の外観斜視図を示
す。
【符号の説明】
1…スロットマシン、2…メダル貸出機、3…発券機、
4…制御装置、5…ホストコンピュータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月5日(2001.3.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】さらに、本発明に係る遊技媒体貸出機は、
請求項3記載の如く、自機で発行された貸出媒体と他機
で発行された貸出媒体とを異なる箇所で受け付けるよう
に構成してもよく、この場合、請求項5記載の如く、自
機で発行された貸出媒体と他機で発行された貸出媒体と
が種類の異なるものであってもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、本発明に係る遊技媒体貸出機は、
求項6記載の如く、受け付けた貨幣の金額の範囲内で特
定の金額を選択可能な金額選択手段を設け、前記貸出媒
体は、金額選択手段により選択された特定の金額に相応
する有価価値が付与されたものであるのがより好まし
い。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨幣を受け付けて有価価値が付与された
    貸出媒体を発行する貸出媒体発行手段と、貸出媒体を受
    け付けてその貸出媒体が有する有価価値の範囲内で遊技
    媒体を貸し出す遊技媒体貸出手段とを備えた遊技媒体貸
    出機において、自機で発行された貸出媒体が自機にて所
    定条件で使用されることにより遊技者へ所定の特典を付
    与する特典付与手段を備えてなることを特徴とする遊技
    媒体貸出機。
  2. 【請求項2】 自機で発行された貸出媒体と他機で発行
    された貸出媒体とを同一箇所で受け付けるように構成
    し、その貸出媒体が自機で発行された貸出媒体であるか
    否かを判別する判別手段を設けてなる請求項1記載の遊
    技媒体貸出機。
  3. 【請求項3】 自機で発行された貸出媒体と他機で発行
    された貸出媒体とを異なる箇所で受け付けるように構成
    してなる請求項1記載の遊技媒体貸出機。
  4. 【請求項4】 自機で発行された貸出媒体と他機で発行
    された貸出媒体とが種類の異なるものである請求項3記
    載の遊技媒体貸出機。
  5. 【請求項5】 受け付けた貨幣の金額の範囲内で特定の
    金額を選択可能な金額選択手段を設け、前記貸出媒体
    は、金額選択手段により選択された特定の金額に相応す
    る有価価値が付与されたものである請求項1記載の遊技
    媒体貸出機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020721A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Asahi Seiko Kk ポイントシステムの異常時運用システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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