JP2001269476A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2001269476A
JP2001269476A JP2000084857A JP2000084857A JP2001269476A JP 2001269476 A JP2001269476 A JP 2001269476A JP 2000084857 A JP2000084857 A JP 2000084857A JP 2000084857 A JP2000084857 A JP 2000084857A JP 2001269476 A JP2001269476 A JP 2001269476A
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Japan
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game
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card
ball
machine
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JP2000084857A
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English (en)
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Kazumasa Imai
一正 今井
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に利益が付与される状態となった場合
にその利益の一部が社会還元のために寄付されやすくす
る遊技用装置を提供する。 【解決手段】 パチンコ遊技機2により特定遊技状態
(大当り状態)が発生した場合に、寄付をお願いするた
めの表示を行ない(Sa33)、寄付しない操作がなさ
れない限り(Sa34によりYESの判断がなされない
限り)寄付を行なうための処理が実行される(Sa36
〜Sa38)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等の遊
技機を含む遊技用装置に関し、詳しくは、予め定められ
た条件が成立した場合に予め定められた特定遊技状態に
制御可能となる遊技機を含む遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機において、一般的に知られ
ているものに、たとえば、可変表示装置の表示結果が予
め定められた特定の表示態様(たとえば777)になる
等して予め定められた条件が成立した場合に予め定めら
れた特定遊技状態(たとえば大当り状態)に制御可能と
なるように構成されたものがあった。
【0003】さらには、前記特定遊技状態の発生により
所定量の価値を賭けて抽選(たとえばいわゆるジャック
ポット等の抽選)を行ない、その抽選結果当りとなった
場合に遊技内容とは別に所定の特典を遊技者に付与する
ように構成されたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、このような従来
の遊技機においては、特定遊技状態の発生により遊技者
に有利な遊技状態になったりあるいは所定の特典が遊技
者に付与されたりして、遊技者自身が利益を得るだけで
あった。
【0005】一方、この種の遊技機を利用して、利益の
一部を社会福祉に還元できるようにしたいというニーズ
があった。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技者に利益が付与される状態
となった場合にその利益の一部が社会還元のために寄付
されやすくする遊技用装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、予め定められた条件が成立した場合に予め定められ
た特定遊技状態に制御可能な遊技機を含む遊技用装置で
あって、前記特定遊技状態の発生により所定量の価値を
寄付するための処理を行なうことが可能な寄付処理手段
と、遊技者によって操作可能な箇所に設けられ、前記寄
付を行なわないための操作が可能な操作手段とを含み、
前記寄付処理手段は、前記操作手段の操作が行なわれな
かった場合に前記所定量の価値を寄付するための処理を
行なうことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、予め定められ
た条件が成立した場合に予め定められた特定遊技状態に
制御可能な遊技機を含む遊技用装置であって、前記特定
遊技状態の発生により所定量の価値を賭けて抽選を行な
う抽選手段と、該抽選手段による抽選の結果当りとなっ
た場合に特典を遊技者に付与可能な特典付与手段と、前
記抽選を行なう場合に所定量の価値を寄付するための処
理を行なう寄付処理手段と、遊技者によって操作可能な
箇所に設けられ、前記抽選手段による抽選を行なわない
ための操作が可能な操作手段とを含み、前記抽選手段
は、前記操作手段の操作が行なわれなかった場合に抽選
を行なうことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記寄付され
る所定量の価値の大きさは、前記遊技機による1回の入
賞により遊技者に付与される価値以下であることを特徴
とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の発明の構成に加えて、前記寄付される所定量の価値
の大きさは、前記遊技機によって遊技者に付与される価
値の最小単位に定められていることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、寄付処理手
段の働きにより、特定遊技状態の発生により所定量の価
値を寄付するための処理を行なうことが可能となる。遊
技者によって操作可能な箇所に設けられた操作手段の働
きにより、前記寄付を行なわないための操作が可能とな
る。そして、寄付処理手段の働きにより、前記操作手段
の操作が行なわれなかった場合に前記所定量の価値を寄
付するための処理が行なわれる。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば、抽選手
段の働きにより、特定遊技状態の発生により所定量の価
値を賭けて抽選を行なうことが可能となる。特典付与手
段の働きにより、前記抽選手段による抽選の結果当りと
なった場合に特典を遊技者に付与可能となる。寄付処理
手段の働きにより、前記抽選を行なう場合に所定量の価
値を寄付するための処理が行なわれる。
【0013】遊技者によって操作可能な箇所に設けられ
た操作手段の働きにより、前記抽選手段による抽選を行
なわないための操作が可能となる。そして、前記抽選手
段の働きにより、前記操作手段の操作が行なわれなかっ
た場合に前記抽選が行なわれる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記寄
付される所定量の価値の大きさは、遊技機による1回の
入賞により遊技者に付与される価値以下である。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
3に記載の発明の作用に加えて、前記寄付される所定量
の価値の大きさは、遊技機によって遊技者に付与される
価値の最小単位に定められている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
遊技用装置の一例として、パチンコ遊技機を含む遊技用
装置を説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、本発明の遊技用装置に含まれる遊技機は、予め定
められた条件が成立した場合に予め定められた特定遊技
状態に制御可能な遊技機であれば、たとえばコイン遊技
機やスロットマシン等のその他の遊技機すべてが対象と
なる。
【0017】第1実施形態 図1は、遊技場内において本発明に係る遊技用装置が設
けられている遊技機設置島の一部を示す正面図である。
【0018】パチンコ遊技機2は、遊技機設置島100
に複数台並べて設置されている。1つの遊技機設置島1
00には、多数のパチンコ遊技機2が並設されている
が、図1では、紙面の都合上一部のパチンコ遊技機2の
みを示している。
【0019】各パチンコ遊技機2の向かって左側には、
玉貸装置としての台間機1が設置されている。この台間
機1は、遊技者による現金の支払い(投入)を受付け
て、その支払い金額に応じて貸玉としてのパチンコ玉を
払出し、そのパチンコ玉の使用により、遊技者によるパ
チンコ遊技機2での遊技を可能にすることを主目的とし
て設けられたものである。
【0020】また、遊技機設置島100において、各パ
チンコ遊技機2の上方部分には、呼出装置4が設けられ
ている。呼出装置4は、係員を呼出す場合に遊技者の操
作に基づいて動作するためのものである。
【0021】図2は、パチンコ遊技機2および呼出装置
4の拡大正面図である。呼出装置4には、係員を呼出す
場合に遊技者により操作される呼出しスイッチ42と、
その呼出しスイッチ42が操作された場合に点灯する呼
出しランプ41と、遊技状態を表示するための遊技状態
表示器43とを含んでいる。遊技状態表示器43におい
ては、特定遊技状態である大当りが発生した場合に大当
りが発生した旨を示す大当り表示情報(図中V)を表示
する。
【0022】パチンコ遊技機2において、遊技者が遊技
を行なう場合には、まず台間機1に設けられている紙幣
投入口16aまたは硬貨投入口16bに現金を投入す
る。すると、その投入金額が台間機1により認識され、
認識された投入金額に応じた貸玉が台間機1から払出さ
れる。台間機1から払出される玉は、台間機1の内部か
ら、台間機1の外部に設けられている玉払出用のノズル
15を介し、パチンコ遊技機2に設けられている打球供
給皿(上皿)292上に払出される。また、台間機1に
おいては、硬貨および紙幣が適正なものであるか否かを
識別するが、適正なものであると識別できなかった場
合、硬貨については返却口16cから返却され、紙幣に
ついては紙幣投入口16aから返却される。
【0023】情報表示器18は、各種の情報を表示する
ための液晶表示パネル(タッチパネルとしての機能を含
む)よりなる表示面180を有している。情報表示器1
80は、表示面180が、パチンコ遊技機2に着座した
遊技者の方を向く態様で設けられている。このように、
情報表示器18は、表示面180が遊技者に向かってい
るため、表示内容が遊技者にとって容易に視認しやすい
ようになっている。
【0024】情報表示器18では、前述したようにタッ
チパネルとしての機能を含んでおり、台間機1の操作に
必要なサービス実施キー等の各種キースイッチの画像等
のその他の画像も表示される。したがって、遊技者は、
情報表示器18の表示面180上において、各種の操作
を行なうことが可能である。
【0025】遊技においては、遊技者がパチンコ遊技機
2に設けられている打球操作ハンドル290を操作し
て、打球供給皿292に貯留された打玉を弾発発射し、
後述する遊技領域20に打込む。そして、遊技領域20
に打込まれた打玉が後述するような各種の入賞領域に入
賞すれば、入賞領域別に予め定められた個数の景品玉が
打球供給皿292に払出される。打球供給皿292が満
タンになった場合には、その下方に設けられている余剰
玉受皿(下皿)293に玉が送られて貯留される。
【0026】このパチンコ遊技機2においては、各台計
数機5と呼ばれる遊技精算等の各種の目的のために用い
られるパチンコ玉の計数装置が設けられている。各台計
数機5は、パチンコ遊技機2の上方に設けられた計数表
示部55、カード挿入排出口56、全玉精算スイッチ5
7a、端玉精算スイッチ57b、および、遊技中断スイ
ッチ57cと、パチンコ遊技機2の下方に設けられた計
数用玉貯留部294および玉返却スイッチ58とを含
む。
【0027】計数用玉受部294は、余剰玉受皿293
の下方に設けられており、余剰玉受皿293から排出さ
れた玉を受けて貯留することが可能な形状に構成されて
いる。貯留玉が満杯になったこと等の理由により、余剰
玉受皿293に設けられた排出レバー293aが操作さ
れると、余剰玉受皿293に貯留されていた玉が、余剰
玉受皿293の底面の開口部から下方へ排出され、計数
用玉受部294に受けられる。
【0028】計数用玉受部294においては、遊技者に
よる操作が可能な計数シャッタ294aが設けられてい
る。計数シャッタ294aは、計数用玉受部294の底
部に設けられた開口部を開閉するための部材であり、一
体形成されたレバー部294bの操作に応じて開閉され
る。計数シャッタ294aは、通常状態において閉成さ
れて計数用玉受部294を玉の貯留が可能な状態にして
おり、遊技者によってレバー部294aが操作された場
合に開成される。計数シャッタ294aが開かれると、
計数用玉受部294に貯留されていた玉が、計数用玉受
部294の底部に連結されている玉排出用通路520に
排出される。玉排出用通路520の入側には、計数用玉
受部294から排出された玉を計数するために検出する
通過検出用センサよりなる玉計数部501が設けられて
いる。
【0029】玉計数部501により玉が検出され、計数
されれば、その計数値が計数表示部55に表示される。
この計数値は、遊技終了時に景品交換のために精算する
ことも可能である。
【0030】景品交換のための精算を行なう場合には、
遊技者により全玉精算スイッチ57aまたは端玉精算ス
イッチ57bが操作される。全玉精算スイッチ57aが
操作された場合は、前述した玉計数部501による計数
値の全てが精算され、その精算された計数値(言い換え
ると精算値)が精算カードに書込まれ、その精算カード
がカード挿入排出口56から排出(発行)される。ま
た、端玉精算スイッチ57bが操作された場合は、前述
した玉計数部501による計数値のうちの景品交換単位
数に満たない端数(端玉)を除く計数値が精算されて、
その精算された計数値(言い換えると精算値)が精算カ
ードに書込まれ、一方、前述した端数については、端玉
として遊技者に返却される。この場合の端玉の返却は、
台間機1のノズル15から玉を払出すことにより行なわ
れる。
【0031】また、遊技者は、遊技をしているパチンコ
遊技機2から離席する場合に遊技中断スイッチ57cを
操作する。遊技中断スイッチ57cが操作された場合
は、所定の離席情報が書込まれた中断カードがカード挿
入排出口56から排出(発行)される。この中断カード
が発行された場合、中断カードが発行されたパチンコ遊
技機2に関連する各種操作キーが操作無効状態になる遊
技中断状態にされる。この場合、遊技者が、発行を受け
た中断カードをカード挿入排出口56に挿入することに
より、遊技中断状態が解除される。
【0032】遊技を行なう場合、遊技者がパチンコ遊技
機2に設けられている打球操作ハンドル290を操作
し、打球供給皿292に貯留されられた打玉を弾発発射
して遊技領域20に打込む。そして、遊技領域20に打
込まれた打玉が始動入賞領域21および通常入賞領域2
4等の各種の入賞領域に入賞すれば、入賞領域別に予め
定められた個数の景品玉が打球供給皿(上皿)292に
払出される。一方、いずれの入賞領域にも入賞しなかっ
た玉は、アウト口25からパチンコ遊技機2内部に回収
される。
【0033】また、始動入賞玉が始動入賞領域21に入
賞(始動入賞)した場合には、玉が始動入賞玉検出器
(図示省略)により検出され、検出信号が後述する遊技
制御部260に入力される。遊技制御部は、その入力を
受けて、特定遊技状態(大当り状態)を発生させるか否
かをランダムに決定するとともに後述する可変表示制御
部220へ可変表示指令信号(コマンドデータ)を出力
し、可変表示制御部は、それを受けて可変表示装置22
を可変表示制御する。
【0034】ここで、可変表示装置22は、数字等の図
柄よりなる複数種類の識別情報を可変表示可能であり、
左可変表示部22a、中可変表示部22bおよび右中可
変表示部22cの3つの可変表示部を有する。可変表示
装置22においては、始動入賞に応じて各可変表示部が
一斉に可変表示開始され、所定期間後に表示結果がすべ
て導出表示される。可変表示装置22の可変表示結果が
予め定められた特定の表示態様の組合せ(たとえば「7
77」の図柄の組合せ)になった場合には、前述したよ
うな遊技者にとって有利な特定遊技状態としての大当り
状態が発生し、以下のような大当り制御が実行される。
【0035】まず、可変入賞球装置23が開成制御され
て遊技者にとって有利な第1の状態となる。そして、第
1の状態となった可変入賞球装置23内に所定個数(た
とえば10個)の打玉が入賞するかまたは所定時間(3
0秒間)経過するかのうちいずれか早い方の条件が成立
することにより可変入賞球装置23が閉成して遊技者に
とって不利な第2の状態となる。その第1の状態となっ
ている可変入賞球装置23内に入賞した打玉が所定箇所
に形成されている特定入賞領域に入賞すれば、可変入賞
球装置23のその回の第1の状態が終了するのを待って
可変入賞球装置23を再度第1の状態に制御する繰返し
継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限
回数はたとえば16回と定められている。
【0036】遊技制御部は、乱数を発生させるためにカ
ウントを行なうカウンタであるランダムカウンタから抽
出した乱数を用いて各種の制御を行なう。遊技制御部に
よる制御には、大当り判定用のランダムカウンタ、およ
び、可変表示装置22における停止図柄決定用のランダ
ムカウンタ等の各種のランダムカウンタが用いられる。
【0037】始動入賞に応じて大当り判定用のランダム
カウンタから当り外れ用乱数が抽出され、その抽出値
と、予め定められた大当り判定値とが比較される。そし
て、抽出値と大当り判定値とが一致した場合に、大当り
状態を発生させることが事前に決定される。また、始動
入賞があった場合には、停止図柄決定用のランダムカウ
ンタから停止図柄用乱数が抽出され、その抽出値と予め
対応関係にある図柄が予定停止図柄として事前決定さ
れ、その予定停止図柄が表示結果として表示されるよう
に、可変表示制御が行なわれる。
【0038】遊技制御部により大当り状態を発生させる
ことが事前決定されれば、表示制御部は、特定遊技状態
を発生させるための特定の識別情報の組合せ(たとえば
ゾロ目の組合せ)となるように可変表示装置22を停止
制御する。このような特定の識別情報の組合せは、大当
り図柄と呼ばれる。たとえば、大当り状態を発生させる
ための特定の識別情報の組合せがゾロ目の組合せの場合
は、大当りを発生させる場合の中,右可変表示部の予定
停止図柄が、左停止図柄決定用のランダムカウンタの抽
出値に基づいて決定された左可変表示部の予定停止図柄
と同じ図柄に揃えられることによりゾロ目の組合せ、す
なわち、大当り図柄とされる。一方、大当り状態を発生
させないことが事前に決定されれば、左,中,右可変表
示部のそれぞれの停止図柄決定用のランダムカウンタの
抽出値に基づいて、大当り状態の発生を示さない識別情
報の組合せ(はずれ図柄)となるように図柄が決定され
る。なお、大当り状態を発生させないことが事前に決定
された場合に停止図柄決定用のランダムカウンタの抽出
値に対応する予定停止図柄が大当り図柄になってしまう
場合には、予定停止図柄の一部が強制的にずらされるこ
とによりはずれ図柄にされる。図3は、本発明のシステ
ムの構成を示すブロック図である。遊技場においては、
主に、台間機1の制御部10、パチンコ遊技機2の遊技
制御部260、呼出装置4の制御部400、各台計数機
5の制御部50、管理装置6の制御部60、ターミナル
ボックス900が設置されている。また、遊技場外に社
会還元センター907が設置されており、その社会還元
センター907内には制御部909が設けられている。
【0039】台間機1の制御部10,パチンコ遊技機2
の遊技制御部260,呼出装置4の制御部400,各台
計数機5の制御部50,管理装置6の制御部60,ター
ミナルボックス900の制御部901,社会還元センタ
ー907の制御部909は、それぞれ、制御中枢として
のCPU12,262,402,52,62,905,
912と、制御用プログラムを記憶しているROM1
3,263,403,53,63,906,913と、
CPUのワーキングエリアとしてのRAM11,26
1,401,51,61,904,911と、外部との
入出力信号の整合性をとるためのI/Oポート14,2
64,404,54,64,903,910とが設けら
れている。これらの各制御部においては、CPUが、R
OMに記憶された制御用プログラムを実行し、RAMを
ワーキングエリアとして用いて各種の制御を行なう。そ
の制御の際には、CPUがI/Oポートを介してセンサ
等の各種機器と情報のやり取りをする。
【0040】台間機1においては、紙幣投入口16aか
ら紙幣が投入されると、投入された紙幣の種別が紙幣識
別部161により識別され、その識別結果を示す情報が
I/Oポート14を介してCPU12に入力される。ま
た、台間機1においては、硬貨投入口16bから硬貨が
投入されると、硬貨識別部162により、投入された硬
貨の種別が識別され、その識別結果を示す情報がI/O
ポート14を介してCPU12に入力される。このよう
に入力される識別結果を示す情報に基づいて、CPU1
2は、投入された現金の種類を認識し、投入金額を把握
する。
【0041】CPU12は、各種メッセージ、および、
キースイッチ等を情報表示器18に表示するための表示
制御信号をI/Oポート14を介して情報表示器18に
与える。この表示制御信号に基づいて、情報表示器18
に各種の情報が表示される。情報表示器18において
は、遊技者が情報表示器18の表示画面上でキースイッ
チ180b(後述する)をタッチ操作すれば、その操作
信号が情報表示器18からI/Oポート14を介してC
PU12に入力される。CPU13では、入力された操
作信号に基づいて、遊技者による操作内容を認識し、操
作に応じた処理を行なう。
【0042】台間機1には、さらに台間機1からの玉の
払出しを検出するための払出検出器164が設けられて
いる。この払出検出器164による玉の払出しの検出信
号がI/Oポート14を介してCPU12に入力され
る。CPU12では、払出検出器164からの検出信号
に基づいて、玉の払出しが行なわれた否かをチェックす
る。
【0043】CPU262は、たとえば2msec毎に
1回ずつリセットされ、その2msecのリセット周期
内においてROM263に記憶されている制御用プログ
ラムを先頭から最後まで一通り実行し、実行し終わった
段階でリセット待ち状態となる。この2msec毎に繰
返しプログラムを実行することにより、パチンコ遊技機
2が制御される。
【0044】パチンコ遊技機2においては、各種検出器
27からI/Oポート264を介して各種の検出信号が
CPU262に与えられる。たとえば、遊技者の弾発発
射操作により遊技領域20に打込まれた打玉が始動入賞
領域21等に入賞してその入賞玉が始動入賞検出器等
(各種検出器27に含まれる)により検出されれば、そ
の検出信号がパチンコ遊技機2の遊技制御部260にお
いて、I/Oポート264を介してCPU262へ入力
される。また、パチンコ遊技機2の制御においては、C
PU262から可変入賞球装置23の駆動部等の各種駆
動部28に駆動制御信号が与えられることにより、可変
入賞球装置23等の機器が駆動制御される。また、パチ
ンコ遊技機2の制御においては、CPU262から遊技
効果ランプ等の各種ランプ29にランプ制御信号が与え
られることにより、各種ランプ29の点灯制御が行なわ
れる。また、パチンコ遊技機2の制御においては、可変
入賞球装置23等の各種入賞領域への入賞に応じてCP
U262から、賞球の払出制御を行なう制御部である賞
球払出制御部7に払出すべき賞球個数を特定した賞球個
数信号を与える。この賞球個数を受けた場合に、賞球払
出制御部7は、賞球個数により特定された個数の賞球を
玉払出装置(図示省略)から払出させる制御を行なう。
【0045】CPU262は、I/Oポート264を介
して可変表示制御部220へ可変表示指令信号(コマン
ドデータ)を出力する。また特定遊技状態(大当り状
態)を発生させることをCPU262が決定すれば、大
当り信号がCPU262からI/Oポート264を介
し、外部出力端子265から台間機1へ向けて出力され
る。この大当り信号は、大当り制御が終了するまで出力
し続けられる。台間機1では、大当り信号がI/Oポー
ト14を介してCPU12に入力される。このように、
パチンコ遊技機2と台間機1との間では、パチンコ遊技
機2側から台間機1側への一方向通信が行なわれる。
【0046】台間機1では、パチンコ遊技機2から大当
り信号を受けた場合に、遊技者に寄付をお願いする旨を
報知するための表示制御信号を、I/Oポート14を介
して情報表示器18へ与える。これにより、遊技者に寄
付をお願いする旨が情報表示器18の画面上で表示によ
り報知される。そして、情報表示器18のタッチパネル
におけるキースイッチ180bが操作されなかった場合
には、寄付が行なわれる。
【0047】このような寄付が行なわれる前には、各台
計数機5での計数値から寄付に必要な玉数分の値の引落
しが行なわれる。このような引落しを行なうために、台
間機1の制御部10においては、寄付を行なうための寄
付分の値の引落しを要求する寄付玉数要求情報と、その
引落し玉数を特定する寄付玉数情報とを各台計数機5の
制御部50に向けて出力される。台間機1の制御部10
と各台計数機5の制御部50との間では、台間機1側の
通信部150と各台計数機5側の通信部504との間で
の情報の送受信により情報の通信が行なわれる。また、
寄付分の引落し処理(減算処理)が行なわれた場合に
は、寄付玉数情報が台間機1の制御部10から出力され
て通信部902,通信部908を介して社会還元センタ
ー907の制御部909に入力される。
【0048】また、台間機1においては、パチンコ遊技
機2から大当り信号を受けた場合に、その大当り信号を
管理装置6および呼出装置4のそれぞれへ出力する。
【0049】呼出装置4の制御部400においては、台
間機1から与えられる大当り信号を受けた場合に、CP
U402からI/Oポート404を介して遊技状態表示
器43に表示制御信号が与えられ、前述した大当り表示
情報を表示させる制御を行なう。また、呼出装置4の制
御部400においては、前述した呼出しスイッチ42の
操作に応じて、呼出しランプ41を点灯させる制御等の
その他の制御も行なわれる。
【0050】各台計数機5においては、CPU52が、
I/Oポート54を介して玉計数部501からの検出信
号を受け、玉計数部501により検出された玉を計数し
記憶する。そして、CPU52は、記憶した玉の計数値
を表示するための表示信号をI/Oポート54を介して
計数表示部55へ与える。これにより、計数表示部55
に計数値が表示される。CPU52は、I/Oポート5
4を介して玉返却スイッチ58の操作信号を受け、その
操作信号に応じて、計数記憶した玉を返却するための処
理を行なう。CPU52は、玉返却スイッチ58の操作
信号を受けた場合、計数された玉を台間機1から返却す
ることを要求する返却要求情報を、各台計数機5の制御
部50から台間機1の制御部10に送信するための処理
を行なう。また、返却要求情報により返却が要求された
場合、それに応じて、台間機1から1個ずつ玉が返却さ
れ、その1個ずつの返却に応じて返却済情報が送られて
くる。CPU52では、その返却済情報が送られてきた
回数により返却個数を把握し、返却すべき個数の返却が
終了したと判断した場合は、その旨を示す返却終了情報
を台間機1の制御部10に送信するための処理を行な
う。
【0051】各台計数機5において、カード挿入排出口
56から発行される精算カードおよび中断カードは、各
台計数機5の内部に設けられたカードリーダライタ50
2によりカード情報の読出しおよび書込みの処理を受け
る。CPU52は、カードの記録情報の書込時に、カー
ドに記録するデータおよびカードリーダライタ502を
制御するための制御信号をI/Oポート54を介してカ
ードリーダライタ502に与え、カードリーダライタ5
02によりカードに情報を書込む(記録する)制御を行
なう。また、CPU52は、カードの記録情報の読出し
時には、カードリーダライタ502を制御するための制
御信号をI/Oポート54を介してカードリーダライタ
502に与え、カードリーダライタ502によりカード
の記録情報を読出す制御を行なう。
【0052】また、各台計数機5の内部には、精算カー
ドおよび中断カードとして用いるリライトカードを多数
収納したカードストッカからカードリーダライタ502
までカードを搬送する動作と、カードリーダライタ50
2から挿入された中断カードを回収するためにカードリ
ーダライタ502からカードストッカまでカードを搬送
する動作とを行なうためのカード搬送部503が設けら
れている。精算カードまたは中断カードの発行の際に
は、CPU52からI/Oポート54を介して搬送制御
信号がカード搬送部503に与えられる。この搬送制御
信号によりカード搬送部503が駆動制御され、発行の
ために情報を記録するカードがカードリーダライタ50
2に送られる。カードリーダライタ502に送られたカ
ードは、精算カードおよび中断カードのいずれにも使用
可能であり、精算カード用の情報が書き込まれた場合に
精算カードとして発行され、中断カード用の情報が書き
込まれた場合に中断カードとして発行される。
【0053】全玉精算スイッチ57a、端玉精算スイッ
チ57b、および、遊技中断スイッチ57cを含む操作
部57からの操作信号が、それぞれI/Oポート54を
介してCPU52に与えられる。このような操作信号を
受けた場合、CPU52は、操作信号に応じて、精算に
関する処理または遊技中断に関する処理を行なう。
【0054】各台計数機5の制御部50は、精算に関す
る処理を行なう場合に、精算を要求する情報である精算
要求情報と、精算を要求する台番号を特定する情報であ
る台番号情報とを管理装置6に対して送信する。各台計
数機5と管理装置6との間では、各台計数機5側の通信
部504と管理装置6側の通信部69との間での情報の
送受信により情報の通信が行なわれる。
【0055】また、各台計数機5の制御部50は、精算
に関する処理において精算カードを発行する場合に、カ
ードID、台番号、精算値(精算した計数値)、およ
び、カード発行時間を含む精算結果情報を管理装置6へ
送信する。
【0056】また、各台計数機5の制御部50は、台間
機1から前述した寄付玉要求情報および寄付玉数情報を
受けた場合に、計数値を寄付に使用するために、現在の
計数値から寄付玉数情報により特定される寄付玉数を引
落す(減算する)処理を行なう。そして、各台計数機5
の制御部50は、その減算が処理が終了した場合に、そ
の減算処理が終了した旨を示す減算処理終了情報を、台
間機1に返信する。
【0057】管理装置6は、遊技場内の各種の情報を管
理するためのホール用管理コンピュータ等よりなり、各
種の情報を管理する機能を有する装置である。
【0058】管理装置6の制御部60においては、各台
計数機5から前述した精算要求情報および台番号情報を
受けた場合に、精算カードに付与するカードIDを決定
し、その決定したカードIDを示す情報を、台番号情報
により示されるパチンコ遊技機2に対応する各台計数機
5へ返信する。
【0059】管理装置6の制御部60においては、各種
の情報をデータベース化して記憶するためのデータベー
ス部66に、CPU62がI/Oポート64を介して接
続されている。データベース部66には、各台計数機5
での精算結果等の予め定められた管理情報がまとめられ
た精算管理データベース等の各種データベースが記憶さ
れている。
【0060】CPU62は、各台計数機5から受けた精
算結果情報に基づいて、遊技場において行なわれた精算
結果の状況を把握する。そして、CPU62は、把握し
た状況に基づいて、精算に関する管理情報をI/Oポー
ト64を介してデータベース部66に与える。これによ
り、各管理データベースに最新の管理情報が登録され
る。このように、管理情報の登録がなされた場合に、制
御部60は、精算結果情報の送信元の各台計数機に登録
済情報を返信する。
【0061】また、管理装置6の制御部60において
は、データベース部66に登録された管理情報等の各種
情報を表示することが可能なCRT表示器等よりなる表
示器65が設けられている。また、管理装置6において
は、キーボード等の操作部67が設けられている。操作
部67においては、管理装置6を操作するための操作指
令情報を入力することが可能である。たとえば、操作部
67において、管理情報の表示を指令する操作指令情報
が入力されれば、その操作指令情報がI/Oポート64
を介してCPU62に与えられる。その場合、CPU6
2からI/Oポート64を介してデータベース部66に
所定のデータ読出要求情報が与えられる。そして、デー
タ読出要求情報に応答して、データベース部66におい
て該当する管理情報が読出され、その管理情報がI/O
ポート64を介してCPU62に与えられ、その管理情
報がRAM61に記憶される。そして、このように、記
憶された管理情報がCPU62からI/Oポート64を
介して表示器65に与えられ、表示器65において管理
情報が表示される。
【0062】また、管理装置6の制御部60において
は、係員による操作部67の操作に応じて、抽選ゲーム
の当選確率を設定するための抽選確率設定画面を表示す
ることが可能である。この抽選確率設定画面において
は、係員による操作部67での操作入力に応じて抽選ゲ
ームの当選確率に関する設定のためのデータの入力を行
なうことが可能であり、その入力により、抽選ゲームの
当選確率に関する設定を行なうことが可能である。
【0063】また、管理装置6の制御部60において
は、台間機1からの大当り信号を受けた回数を累積的に
加算し、その加算結果の情報を対応するパチンコ遊技機
2における大当り回数を示す情報として管理する。そし
て、管理装置6は、管理している大当り回数を示す情報
を対応する台間機1へ大当り回数を示す情報として送
る。その場合、台間機1では、管理装置6から与えられ
た大当り回数を示す情報に基づいて、後述する図4の
(a)に示す大当り回数を表示する。
【0064】また、管理装置6の制御部60において
は、停電時等においてバックアップ電源68からバック
アップ電力がRAM61に供給されるように構成されて
おり、管理装置6において管理のために記憶しているデ
ータが消去されないように構成されている。
【0065】また、抽選ゲームが行なわれる前には、抽
選ゲームが行なわれる旨を特定可能なサービス開始情報
が台間機1の制御部10から管理装置6の制御部60に
向けて出力される。このサービス開始情報には、該当す
るパチンコ遊技機2の台番号を示す台番号情報と抽選ゲ
ームのために引落とされた実施玉数を示す実施玉数情報
とが含まれる。台間機1と管理装置6との間では、台間
機1側の通信部150と管理装置6の通信部69との間
での情報の送受信により情報の通信が行なわれる。
【0066】抽選ゲームの当り外れの結果は、台間機1
の制御部10により決定される。抽選ゲームが当りとな
る結果が決定された場合は、抽選ゲームが当りとなる旨
を示す当選情報が台間機1の制御部10からサービス用
可変表示装置3の制御部30に送られる。この当選情報
の入力を受けた場合、制御部30により、サービス用可
変表示装置3の表示結果を当りの図柄にする可変表示制
御が行なわれる。一方、抽選ゲームが外れとなる結果が
決定された場合は、抽選ゲームが外れとなる旨を示す外
れ情報が台間機1の制御部10からサービス用可変表示
装置3の制御部30に送られる。この外れ情報の入力を
受けた場合、制御部30により、サービス用可変表示装
置3の表示結果を外れの図柄にする可変表示制御が行な
われる。つまり、制御部30では、当選情報または外れ
情報を受けたことがきっかけとなって抽選ゲームのため
の可変表示が行なわれる。その場合の可変表示パターン
は、制御部30で決められる。抽選ゲームのための可変
表示において停止図柄が確定した場合(可変表示が終了
した場合)には、その旨を示す図柄確定情報が制御部3
0から制御部10に送られる。
【0067】また、前述したような抽選ゲームが終了し
た場合は、パチンコ遊技機2の台番号情報、抽選ゲーム
の当落情報、および、当選により払出された玉数を示す
サービス玉数情報を含む情報であるサービス結果情報が
台間機1の制御部10から管理装置6の制御部60に与
えられる。
【0068】また、管理装置6の制御部60において
は、台間機1から与えられたサービス結果情報に基づい
て、前述したサービス発生率を演算し、その演算結果に
基づいて、サービス発生率をリアルタイムで把握する。
そして、CPU62は、把握したサービス発生率の情報
に基づいて、現在のサービス発生率をサービス情報表示
部101に表示させるための表示制御信号を、I/Oポ
ート64および通信部69を介してサービス情報表示部
101に与える。これにより、サービス情報表示部10
1において、サービス発生率がリアルタイムで表示され
る。
【0069】図3に示すように、このターミナルボック
ス900は、台間機1、管理装置6、後述する社会還元
センター907とデータ通信ができるように構成されて
いる。このターミナルボックス900は、CPU90
5,RAM904,ROM906,I/Oポート901
からなる制御部901と、外部との通信を行なうための
通信部902とを備えている。そして、遊技場に設置さ
れた場合に、当該遊技場の遊技店NO.を入力設定でき
るように構成されている。
【0070】一方、社会還元センター907は、CPU
912,RAM911,ROM913,I/Oポート9
10からなる制御部909と、外部との通信を行なうた
めの通信部908と、データベース部914と、表示器
915とを備えている。
【0071】前述したように、台間機1の通信部150
から寄付玉数データがターミナルボックス900の通信
部902へ送信される。ターミナルボックス900の制
御部901では、その送信されてきた寄付玉数データを
累積して所定数に達すれば、1単位寄付信号と当該遊技
場を特定可能な遊技場特定信号としての前述した遊技店
NO.とを社会還元センター907の通信部908へ送
信する。社会還元センター907の制御部909は、そ
の送信されてきたデータを受信して、遊技場ごとに総寄
付金額を累積し、決済日が来れば、その総寄付金額を当
該遊技場に請求するための請求書をターミナルボックス
900の通信部900に送信する。ターミナルボックス
900では、その送信されてきた請求書を管理装置6の
通信部69に送信する。管理装置6では、その送信され
てきた請求書に応じて総寄付金額を社会還元センター9
07の口座に振込む。
【0072】図4においては、(a),(b)に情報表
示器18の表示面180に表示される各種の表示画面例
が示されている。また、パチンコ遊技機2において大当
りが発生していない通常状態では、(a)に示すような
遊技情報画面が表示される。遊技情報画面においては、
遊技データ181、遊技データ切換キー182が表示さ
れる。遊技データ181としては、1日の大当り回数
と、前回からのスタート(可変表示)回数とが表示され
る。遊技データ切換キー182は、遊技データ181の
日付を切換えるためのキーであり、現在表示されている
遊技データ181の内容を1日前から3日前までの遊技
データの内容に切換えることが可能である。遊技データ
切換キー182が所定時間操作されない場合は、基本的
に本日の遊技データの内容が表示される。
【0073】次に、パチンコ遊技機2において大当りが
発生した場合には、図4の(b)に示す画面が表示され
る。パチンコ遊技機2において大当りが発生すれば、遊
技者に社会還元のための寄付をお願いするメッセージ画
面180aが表示される。そして、遊技者がどうしても
寄付したくない場合にはキースイッチ180bを操作す
ることにより、寄付されない状態となる。
【0074】図5は、台間機1の制御動作を示すフロー
チャートである。まずステップS(以下単にSという)
a1により、パチンコ玉1個を寄付玉数として記憶する
処理がなされる。次に、Sa2により、パチンコ遊技機
2からの大当り信号の入力があったか否かを検出するた
めの処理が開始される。ここで、大当り信号は、遊技に
おいて大当りが発生した場合に、パチンコ遊技機2から
台間機1に与えられる信号である。そして、Sa3に進
み、大当り信号の入力が検出されたか否かの判断がなさ
れる。大当り信号の入力があると判断された場合には、
後述するSa32へ進む。
【0075】Sa4では、硬貨の投入があったか否かの
判断がなされる。具体的には、前述した硬貨識別部16
2の検出信号に基づいて、硬貨の投入の有無が判断され
る。硬貨の投入があったと判断された場合は、Sa5に
進み、硬貨の種類を識別する処理がなされる。ここで
は、投入された硬貨が、500円硬貨、100円硬貨、
および、それ以外の硬貨のどれに該当するかが識別さ
れ、500円硬貨および100円硬貨以外の硬貨につい
ては、無効とされる。その後、Sa6に進む。
【0076】一方、Sa4により硬貨の投入がなかった
と判断された場合は、Sa7に進み、紙幣の投入(挿
入)があったか否かの判断がなされる。具体的には、前
述した紙幣識別部161の検出信号に基づいて、紙幣の
投入の有無が判断される。紙幣の投入があったと判断さ
れた場合は、Sa8に進み、紙幣の種類を識別する処理
がなされる。ここでは、投入された紙幣が、1000円
紙幣であるか否かが識別され、それ以外の紙幣について
は、無効とされる。その後、Sa6に進む。一方、Sa
7により紙幣の投入がなかったと判断された場合は、後
述するSa28に進む。Sa6に進んだ場合は、Sa5
またはSa8により識別された金額に相当する玉数のパ
チンコ玉を貸玉としてノズル15から払出させる処理が
行なわれる。その後、前述したSa3に戻る。
【0077】また、前述したSa7により紙幣の投入が
なかったと判断されてSa28に進んだ場合は、前述し
た返却要求情報を各台計数機5から受けたか否かの判断
がなされる。Sa28により受信していないと判断され
た場合は、前述したSa3に戻る。一方、Sa28によ
り受信したと判断された場合は、Sa29に進み、1個
の玉をノズル15から払出させる処理がなされる。この
処理においては、払出検出器164による玉の検出によ
り、実際に玉が払出されたか否かのチェックを行なう。
その後、Sa30に進み、各台計数機5に返却要求情報
に応じた1個の玉の返却が済んだ旨を示す返却済情報を
各台計数機5に送信する処理がなされる。次に、Sa3
1に進み、台計数機5から返却終了情報を受信したか否
かの判断がなされる。Sa31により受信していないと
判断された場合は、返却がまだ終了していないと見な
し、前述したSa28に戻り、残りの玉の返却が続行さ
れる。一方、Sa31により受信したと判断された場合
は、返却が終了したと見なし、前述したSa3に戻る。
つまり、玉返却スイッチ58の操作に応じた玉の返却が
終了した場合には、台計数機5から返却終了情報が送ら
れてくるため、その情報を受信した場合には返却が終了
したと判断できるのである。
【0078】また、前述したSa3により大当り信号の
入力があると判断されてSa32に進んだ場合には、タ
イマがセットされる。このタイマは、所定時間(たとえ
ば5秒間)図4の(b)に示したお願いのメッセージ画
面180aを表示するための時間を計時するタイマであ
る。次にSa33へ進み、寄付をお願いするための表示
すなわち図4(b)のメッセージ画面180aを表示す
る処理がなされる。次にSa34へ進み、寄付しない操
作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはSa3
5へ進み、タイマがタイムアップしたか否かの判断がな
され、タイムアップしていない場合にはSa33へ戻
る。
【0079】このSa33〜Sa35のループの巡回途
中で、遊技者がキースイッチ180b(図4参照)を操
作すれば、Sa34によりYESの判断がなされて制御
がSa3へ戻る。一方、遊技者がキースイッチ180b
を操作することなくタイマがタイムアップすれば制御が
Sa36へ進み、各台計数機5に寄付玉数要求と寄付玉
数を送信する処理がなされる。各台計数機は、この送信
されてきた寄付玉数要求と寄付玉数とに従って後述する
ように遊技者の遊技玉の計数値から寄付玉数を減算する
処理を行なって減算処理終了信号を返信する。台間機で
は、Sa37により、減算処理終了信号の受信があった
か否かの判断がなされ、あるまで待機する。そして、各
台計数機から減算処理終了信号が返信されてくれば、S
a38へ進み、ターミナルボックス900の通信部90
2に寄付玉数を送信する処理がなされてSa3へ戻る。
【0080】次に、パチンコ遊技機2の遊技制御部26
0の制御動作について、図6に基づいて説明する。
【0081】まず、Sb1により、始動入賞があったか
否かの判断がなされる。始動入賞がない場合には、Sb
1が繰返し実行される。始動入賞があった場合にはSb
2に進み、保留玉を1だけ加算する処理がなされる。
【0082】次に、Sb3に進み、当り外れ用乱数を抽
出する処理がなされる。これは、前述した大当り判定用
のランダムカウンタから現在のカウント値を抽出する処
理である。大当り判定用のランダムカウンタは、前述し
たCPU262の定期リセットが行なわれることに同期
して「1」ずつカウントアップされるものであり、0か
らカウントアップされて上限値(たとえば320)まで
カウントアップされれば再度0からカウントアップし直
すものである。
【0083】次にSb4に進み、大当り判定値と、抽出
した当り外れ乱数とを比較する処理がなされる。大当り
判定値は、たとえば「7」に定められている。次に、S
b5に進み、大当りが発生したか否かの判断がなされ
る。Sb5においては、Sb4による比較により大当り
判定値と抽出乱数とが一致すれば大当りが発生した旨の
判断がなされ、一致しなければ外れである旨の判断がな
される。
【0084】大当りが発生した旨の判断がなされた場合
は、後述するSb9に進む。一方、外れである旨の判断
がなされた場合は、Sb6に進み、左,中,右の可変表
示部ごとに設けられた前述した停止図柄決定用のランダ
ムカウンタから停止図柄用乱数を抽出する処理がなされ
る。Sb6の後、Sb7に進み、可変表示装置22の予
定停止図柄をはずれ図柄、すなわち、左,中,右可変表
示部22a,22b,22cが揃わない図柄に設定する
処理がなされる。その後、後述するSb12に進み、可
変表示装置22における可変表示制御が行なわれる。
【0085】Sb5により大当りが発生した旨の判断が
なされてSb9に進んだ場合は、大当りが生じた旨を示
す大当りフラグをセットする処理がなされる。次に、S
b10により、前述した停止図柄決定用のランダムカウ
ンタから停止図柄用乱数値を抽出し、大当りを発生させ
るために、Sb11により、可変表示装置22の予定停
止図柄を大当り図柄にセットする処理がなされる。具体
的には、可変表示装置22の予定停止図柄を左=中=右
にする処理がなされる。これは、Sb10により抽出さ
れた乱数のうち左可変表示部用の乱数抽出値に基づいて
左可変表示部の予定停止図柄を決定し、中可変表示部の
予定停止図柄と右可変表示部の予定停止図柄とを左予定
停止図柄に一致させる制御を行なうものである。Sb1
1の後、Sb12に進む。
【0086】Sb12に進んだ場合は、可変表示装置2
2における可変表示制御を実行させる処理がなされる。
そして、Sb13に進み、可変表示装置22において可
変表示された左,中,右可変表示部22a,22b,2
2cを、Sb7またはSb11により決定された予定停
止図柄で停止させる処理がなされる。次に、Sb14に
進み、保留玉を1だけ減算する処理がなされる。
【0087】次に、Sb15に進み、大当りフラグがセ
ットされているか否かの判断がなされる。大当りフラグ
がセットされていないと判断された場合は、この遊技制
御処理が終了する。一方、大当りフラグがセットされて
いると判断された場合は、Sb16に進み、大当りフラ
グをクリアする処理がなされる。そして、Sb17に進
み、大当り信号を外部(台間機1)に向けて出力させる
処理がなされる。
【0088】次に、Sb18に進み、前述したような大
当り制御を実行させる処理がなされる。次に、Sb19
に進み、大当り制御が終了したか否かの判断がなされ
る。Sb19により大当り制御が終了していないと判断
された場合は、前述したSb17に戻り、大当り信号の
外部出力および大当り制御を継続して実行する。一方、
Sb19により大当り制御が終了したと判断された場合
は、Sb20に進み、大当り信号の外部出力を停止させ
る処理がなされる。これにより、大当り信号は、大当り
制御が実行されている間において継続して出力されるこ
ととなる。Sb20の後、この遊技制御処理が終了す
る。
【0089】次に、各台計数機5の制御動作について説
明する。図7は、各台計数機5の動作を実行させるため
の各台計数機制御処理の処理内容を示すフローチャート
である。この各台計数機制御処理は、制御部50におい
て実行される。
【0090】まず、Sd4により、玉計数部501によ
り遊技玉(パチンコ玉)が検出されたか否かの判断がな
される。Sd4により検出されていないと判断された場
合は、後述するSd5に進む。一方、Sd4により検出
されたと判断された場合は、Sd15に進み、玉の計数
値の値(カウント)を「1」だけ加算更新し、その加算
更新した計数値をメモリ(RAM51)に記憶させる処
理がなされる。次に、Sd16に進み、メモリに記憶し
た計数値を計数表示部55に表示させる処理がなされ
る。これにより、計数値がリアルタイムで表示される。
Sd16の後、Sd4に戻る。
【0091】また、前述したSd4により検出されてい
ないと判断されてSb5に進んだ場合には、台間機1か
ら送られてくる寄付玉数要求信号を受信したか否かの判
断がなされる。Sb5により受信したと判断された場合
には、Sb6に進み、寄付処理を実行した後、この各台
計数機制御処理が終了する。この寄付処理内容について
は、図8を用いて後述する。一方、Sd5により受信し
ていないと判断された場合には、Sd7に進み、玉返却
スイッチ58の操作(操作信号の入力)があったか否か
の判断がなされる。
【0092】Sd7により操作があったと判断された場
合には、Sd8に進み、玉返却処理を実行した後、この
各台計数機制御処理が終了する。この玉返却処理とは、
台間機に玉の返却要求信号を送信して、所定個数の玉の
返却を行なわせるとともに、遊技者の玉の計数値を減算
更新する処理である。この玉返却処理が終了すれば、台
間機に返却終了情報が送信される。
【0093】一方、Sd7により操作がないと判断され
た場合には、Sd9に進み、全玉精算スイッチ57aの
操作(操作信号の入力)があったか否かの判断がなされ
る。
【0094】Sd9により操作があったと判断された場
合には、Sd10に進み、全玉精算処理を実行した後、
この各台計数機制御処理が終了する。この全玉精算処理
は、現在の計数値をすべて精算するための処理であり、
管理装置に精算要求とパチンコ台の台番号を送信してカ
ードIDを返信してもらい、そのカードIDと現在の計
数値をカードに記録して精算カードとして遊技者に発行
するとともに、管理装置に対し、カードIDと台番号と
精算値(計数値)と発行時間を送信してそれらデータを
登録してもらう処理である。
【0095】一方Sd9により操作がないと判断された
場合には、Sd11に進み、端数精算スイッチ57bの
操作(操作信号の入力)があったか否かの判断がなされ
る。
【0096】Sd11により操作があったと判断された
場合には、Sd12に進み、端数精算処理を実行した
後、この各台計数制御処理が終了する。端数玉精算処理
は、メモリに記憶されている計数値÷最小特殊景品玉数
=α余りβを計算し、そのαを精算カードに記録して発
行するとともに、βに相当する玉を返却する処理であ
る。この精算カードの発行に際しても、前述した全玉精
算処理と同様に、管理装置からカードIDを送信しても
らい、そのカードIDを精算カードに記録するととも
に、管理装置にカードID,台番号,精算値(計数
値),発行時間を送信して登録してもらう。
【0097】一方、Sd11により操作がないと判断さ
れた場合には、Sd13へ進み、遊技中断スイッチ57
cの操作(操作信号の入力)があったか否かの判断がな
される。
【0098】Sd13により操作があったと判断された
場合には、Sd13aへ進み、パチンコ玉の計数値が1
00個以上であるか否かの判断がなされる。Sd13a
により100個以上でないと判断された場合には、この
各台計数機制御処理が終了する。これにより、計数値が
100個に満たない場合には、遊技中断スイッチ57c
の操作入力が無効化されることになる。これにより、あ
まりに少ない計数値で、遊技者による離席のための遊技
中断処理が無闇に行なわれないようにすることができ
る。一方、Sd13aにより100個以上であると判断
された場合には、Sd14に進み、遊技中断処理を実行
した後、この各台計数機制御処理が終了する。この遊技
中断処理は、中断カード情報をカードに記録してその中
断カードを遊技者に発行し、遊技者はその中断カードを
持って離席し、遊技者が帰ってきてその遊技機で遊技を
再開するべく中断カードを挿入すれば、その中断カード
に記録されている中断カード情報と登録されている中断
カード情報とを照合して一致する場合にのみ、遊技機の
中断状態を解除して遊技が可能な状態に復帰させる処理
である。
【0099】次に、前述したSd6により実行される寄
付処理の処理内容を説明する。図8は、寄付処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【0100】まず、Sn1により、受信した寄付玉数情
報をメモリ(RAM51)に記憶させる処理がなされ
る。次に、Sn2に進み、計数値から、メモリに記憶し
た寄付玉数を減算し、減算後の計数値をメモリに記憶す
るとともに、メモリに記憶した計数値を計数表示部55
に表示させる処理がなされる。これにより、遊技者が寄
付した分の計数値の引落しを行なうことができ、その引
落しに応じて、計数値をリアルタイムで更新表示するこ
とができる。次に、Sn3に進み、計数値の減算処理が
終了した旨を示し減算処理終了情報を台間機1へ返信す
る処理がなされる。その後、この寄付処理が終了する。
【0101】次に、ターミナルボックス900の制御部
901の制御動作を図9に基づいて説明する。So1に
より、寄付玉数を受信したか否かの判断がなされ、受信
していない場合にはSo2へ進み、その他の処理がなさ
れる。一方、前述したSa38に従って、台間機1の通
信部150から寄付玉数情報が送信されてくれば、制御
がSo3へ進み、寄付玉カウンタにその送信されてきた
寄付玉数を加算更新する処理がなされる。次にSo4へ
進み、寄付玉カウンタの値が1000以上であるか否か
の判断がなされ、未だに1000に達していない場合に
はSo1へ戻る。
【0102】一方、寄付玉カウンタの値が1000に達
した場合には、制御がSo5へ進み、1単位寄付信号と
遊技店特定信号とを社会還元センター907へ送信する
処理がなされる。そしてSo6へ進み、寄付玉カウンタ
をクリアする処理がなされた後So1へ戻る。
【0103】次に、So1によりNOの判断がなされた
場合にはSo7へ進み、寄付金額請求書を受信したか否
かの判断がなされる。社会還元センター907から寄付
金額の請求書が送信されてくれば、制御がSo8へ進
み、寄付金額請求書を管理装置6へ送信する。管理装置
6では、その送信されてきた寄付金額請求書に従った寄
付金額を社会還元センター907の口座に振込む処理を
行なう。一方、So7によりNOの判断がなされた場合
には、So2へ進み、その他の処理がなされた後So1
へ戻る。
【0104】図10は、社会還元センター907の制御
部909の制御動作を示すフローチャートである。Sp
1により、1単位寄付信号と遊技店特定信号(遊技店N
O.)とを受信したか否かの判断がなされる。受信して
いないと判断された場合にはSp2へ進み、寄付集計デ
ータの表示操作があったか否かの判断がなされ、ない場
合にはSp1へ戻る。このSp1,Sp2のループの巡
回途中で、前述したSo5に従ってターミナルボックス
900から1単位寄付信号と遊技店特定信号とが送信さ
れてくれば、制御がSp4へ進み、該当する遊技店の寄
付金額を加算更新する処理がなされる。社会還元センタ
ー907は、前述したようにデータベース部914を備
えており、このデータベース部914に、各遊技場ごと
に分類して寄付金額を記憶しており、送信されてきた遊
技店特定信号に基づいて該当する遊技店をデータベース
部914から検索し、その該当する遊技店に対応して記
憶されている現在の寄付金額を1単位だけ加算更新する
処理がなされる。
【0105】次にSp5へ進み、すべての遊技店の合計
寄付金額である総寄付金額を1単位だけ加算更新する処
理がなされる。次にSp6へ進み、決済するか否かの判
断がなされ、決済しない場合にはSp1へ戻る。このS
p6は、たとえば決済日になったか否か等で決済するか
否かを判断するものである。
【0106】決済すると判断された場合には制御がSp
7へ進み、各遊技店毎の寄付金額を集計する処理がなさ
れ、Sp8へ進み、各遊技店毎に寄付金額請求書を作成
して送信する処理がなされる。次にSp9へ進み、各遊
技店毎の寄付金額集計データと総寄付金額データとを保
存用記憶部に記憶する処理がなされる。次にSp10へ
進み、総寄付金額を社会還元処理する制御がなされる。
次にSp11へ進み、各遊技店毎の寄付金額をクリアす
るとともに、総寄付金額をクリアしてSp1へ戻る。
【0107】社会還元センター907において現時点の
寄付集計データを表示させる操作が行なわれた場合に
は、Sp2によりYESの判断がなされてSp3へ進
み、各遊技店毎の寄付金額と総寄付金額とを表示器91
5により表示させる処理がなされてSp1へ戻る。
【0108】図11は、前記Sp3に従って表示器91
5により表示された集計データを示す図である。各遊技
店No1,2,3,4,…2890毎に、現時点におけ
る寄付金額の累計と、全遊技店のうちの何番目の寄付金
額になっているかの順位とが表示される。さらに、全遊
技店における寄付金額の合計である総寄付金額(578
13万円)が表示される。
【0109】第2実施の形態 次に、第2実施の形態を説明する。
【0110】第1実施の形態の場合には、特定遊技状態
(大当り状態)が発生すれば、遊技者の寄付しない旨の
操作がなされないことを条件として寄付する処理が行な
われるものであったが、この第2実施の形態の場合に
は、特定遊技状態(大当り状態)が発生したことによ
り、いわゆるジャックポットという抽選ゲームを行なう
ことが可能となり、遊技者のジャックポット抽選を行な
わない旨の操作がなされないことを条件としてジャック
ポット抽選が行なわれ、それに伴って自動的に寄付処理
がなされるものである。
【0111】図12は、遊技場内において本発明に係る
遊技用装置が設けられている遊技機設置島の一部を示す
正面図である。この図12は、第1実施の形態における
図1に相当するものであり、図1との相違点について主
に説明する。パチンコ遊技機2においては、所定条件下
で遊技者が特典としてのサービスを実施することが可能
になる。サービス遊技とは、通常の遊技とは別に、所定
の特典として行なわれる遊技である。具体的に、このパ
チンコ遊技機2においては、サービス遊技として、所定
の抽選ゲームを行なうことが可能となる。遊技機設置島
100の上部には、本日のサービス発生率(本日行なわ
れた抽選ゲームのおける当りの実際の発生率)と、抽選
確率(抽選ゲームの当り確率の設定値)とを含むサービ
ス遊技に関するサービス情報を文字等の表示により報知
するためのサービス情報表示部101が設けられてい
る。
【0112】サービス情報表示部101は、遊技場内全
体を対象として、サービス情報をリアルタイムで表示す
る。このように、遠方からでも見やすい遊技機設置島1
00の上部に設けられたサービス情報表示部101によ
り現在のサービス情報が表示されるため、サービス情報
を遊技者が容易に知ることができ、遊技者によるパチン
コ遊技機2での遊技の参考情報にすることができる。
【0113】また、遊技機設置島100において、各パ
チンコ遊技機2の上方部分には、サービス用可変表示装
置3が設けられている。このサービス用可変表示装置3
は、対応するパチンコ遊技機2における抽選ゲームにお
いて可変表示を行なうためのものである。
【0114】図13は、パチンコ遊技機2、サービス用
可変表示装置3および呼出装置4の拡大正面図である。
この図13は、第1実施の形態における図2に相当する
ものであり、図2との相違点について主に説明する。
【0115】サービス用可変表示装置3は、液晶表示器
よりなるサービス用可変表示器300を有しており、文
字等の図柄よりなる複数の識別情報を可変表示可能な左
可変表示部3a、中可変表示部3b、および右可変表示
部3cの3つの可変表示部を表示可能である。サービス
用可変表示装置3においては、遊技者がサービス遊技と
しての抽選ゲーム(ジャックポット抽選ゲーム)を行な
う場合に、サービス用可変表示器300において各可変
表示部が可変表示開始され、所定期間後に表示結果がす
べて導出表示される。そのようなサービス用可変表示装
置3の可変表示結果が予め定められた図柄の組合せ(た
とえば「$$$」)、つまり、当り図柄になった場合は
サービス当りが発生してサービス制御状態となり、予め
定められた特別の価値を遊技者が受けることができる。
この実施の形態の場合には、特別の価値として遊技者が
所定個数のパチンコ玉の払出を受けることができる。以
下、このように、特別の価値として払出される玉をサー
ビス玉と呼ぶ。
【0116】また、サービス用可変表示装置3において
は、前述した3つの可変表示部の他に、大当り情報等の
各種の遊技情報をサービス用可変表示器300に表示す
ることが可能である。そのような遊技情報は、サービス
用可変表示装置3において、前述した可変表示部による
可変表示が行なわれていない場合に表示される。遊技情
報は、複数種類あり、呼出装置4に設けられた切換スイ
ッチ(図示省略)を遊技者が操作することにより、切換
表示可能となっている。
【0117】ある遊技者における前述した玉計数部50
1による玉の計数値が、遊技中において、ジャックポッ
ト抽選ゲームを実施可能な実施玉数として予め定められ
た計数値になった場合には、遊技において大当りが発生
したことを条件として、当該遊技者がサービス遊技(ジ
ャックポットゲーム)を行なうことが可能となる。その
ようなサービス遊技を行なうことが可能となった場合に
は、その旨の報知が情報表示器18により行なわれる。
その場合において、遊技者が情報表示器18の画面上で
サービス遊技を行なわない旨の操作キーを操作しない限
り、サービス遊技(ジャックポットゲーム)が実施され
ることとなる。
【0118】サービス遊技としては、まず、前述した玉
の計数値から抽選ゲームの掛金に相当する実施玉数分の
値が引落とされたことを条件として、サービス用可変表
示装置3を用いた抽選ゲームを行なうことができる。つ
まり、サービス用可変表示装置3において抽選ゲームの
ための可変表示が開始され、その後、停止表示される。
そして、サービス用可変表示装置3の停止表示結果が当
り図柄の組合せ(たとえば「$$$」)になった場合に
は、サービス当り状態となり、実施玉数の所定数倍の玉
がサービス玉として台間機1のノズル15から払出され
る。一方、サービス用可変表示装置3の停止表示結果が
当り図柄以外の外れ図柄の組合せになった場合には、抽
選ゲーム結果としての遊技者への玉の払出が行なわれな
い。
【0119】また、このようなサービス遊技(ジャック
ポットゲーム)を行なう場合には、社会還元用の寄付と
して遊技機によって遊技者に付与される価値の最小単位
(たとえば玉5個分)が前述した実施玉数分の値に加え
て玉の計数値から引落とされる。このように、サービス
遊技では、抽選ゲームの実行毎において、前述した玉の
計数値から、(実施玉数+寄付玉数)が引落とされ、当
選した遊技者にのみ実施玉数の所定数倍の玉がサービス
玉として払出される。
【0120】前述した計数用玉受部294における玉の
貯留容量は、次のように定められている。すなわち、大
当り状態が1回発生した場合には、通常、賞球として払
出される玉が打球供給皿292および余剰玉受皿293
の合計の貯留量を超えるが、計数用玉受部294におけ
る玉の貯留容量は、その超過分の玉のうちの一部しか貯
留できない程度に設定されている。言い換えると、大当
りが1回発生した場合に玉計数部501が後述するサー
ビス遊技を実施するために必要な玉数である実施玉数分
の玉を計数することができるように、計数用玉受部29
4における玉の貯留容量が定められている。
【0121】ある遊技者における玉計数部501による
玉の計数値が、遊技中において、前述した実施玉数とし
て予め定められた計数値になった場合には、遊技におい
て大当りが発生したことを条件として、当該遊技者がサ
ービス遊技を行なうか否かを選択できる状態になる。そ
のようにサービス遊技を行なうことが選択できる状態に
なった場合には、その旨の報知が情報表示器18により
行なわれる。その場合において、遊技者が情報表示器1
8の画面上で前述したようなサービス実施キーを操作す
れば、サービス遊技を実施することができる。
【0122】サービス遊技としては、まず、前述した玉
の計数値から抽選ゲームの掛金に相当する実施玉数分の
値が引落されたことを条件として、サービス用可変表示
装置3を用いた抽選ゲームを行なうことができる。つま
り、サービス実施キーが操作されれば、サービス用可変
表示装置3において抽選ゲームのための可変表示が開始
され、その後、停止表示される。そして、サービス用可
変表示装置3の停止表示結果が当り図柄の組合せ(たと
えば「$$$」)になった場合は、サービス当り状態と
なり、実施玉数の所定数倍の玉がサービス玉として台間
機1のノズル15から払出される。一方、サービス用可
変表示装置3の停止表示結果が当り図柄以外のはずれ図
柄の組合せになった場合は、抽選ゲーム結果としての遊
技者への玉の払出しが行なわれない。
【0123】このように、サービス遊技では、抽選ゲー
ムの実行前において、前述した玉の計数値から実施玉数
と寄付玉数が引落とされ、当選した遊技者にのみ実施玉
数の所定倍数の玉がサービス玉として払出される。
【0124】図14は、サービス遊技を行なうことが可
能な遊技場内のシステムの構成を示すブロック図であ
る。この図14は、第1実施の形態における図3の対応
するものであり、図3との相違点といえば、サービス用
可変表示装置3が加わっている点である。このサービス
用可変表示装置は、CPU32,RAM31,ROM3
3,I/Oポート34からなる制御部30と、通信部3
5と、サービス用可変表示器300とを備えている。そ
して、通信部35と台間機1の通信部150とがデータ
の送受信ができるように接続されている。
【0125】また、抽選ゲームが行なわれる前には、抽
選ゲームが行なわれる旨を特定可能なサービス開始情報
が台間機1の制御部10から管理装置6の制御部60に
向けて出力される。このサービス開始情報には、該当す
るパチンコ遊技機2の台番号を示す台番号情報と抽選ゲ
ームのために引落とされた実施玉数を示す実施玉数情報
とが含まれる。台間機1と管理装置6との間では、台間
機1側の通信部150と管理装置6の通信部69との間
での情報の送受信により情報の通信が行なわれる。
【0126】抽選ゲームの当り外れの結果は、台間機1
の制御部10により決定される。抽選ゲームが当りとな
る結果が決定された場合は、抽選ゲームが当りとなる旨
を示す当選情報が台間機1の制御部10からサービス用
可変表示装置3の制御部30に送られる。この当選情報
の入力を受けた場合、制御部30により、サービス用可
変表示装置3の表示結果を当りの図柄にする可変表示制
御が行なわれる。一方、抽選ゲームが外れとなる結果が
決定された場合は、抽選ゲームが外れとなる旨を示す外
れ情報が台間機1の制御部10からサービス用可変表示
装置3の制御部30に送られる。この外れ情報の入力を
受けた場合、制御部30により、サービス用可変表示装
置3の表示結果を外れの図柄にする可変表示制御が行な
われる。つまり、制御部30では、当選情報または外れ
情報を受けたことがきっかけとなって抽選ゲームのため
の可変表示が行なわれる。その場合の可変表示パターン
は、制御部30で決められる。抽選ゲームのための可変
表示において停止図柄が確定した場合(可変表示が終了
した場合)には、その旨を示す図柄確定情報が制御部3
0から制御部10に送られる。
【0127】また、前述したような抽選ゲームが終了し
た場合は、パチンコ遊技機2の台番号情報、抽選ゲーム
の当落情報、および、当選により払出された玉数を示す
サービス玉数情報を含む情報であるサービス結果情報が
台間機1の制御部10から管理装置6の制御部60に与
えられる。
【0128】また、管理装置6の制御部60において
は、台間機1から与えられたサービス結果情報に基づい
て、前述したサービス発生率を演算し、その演算結果に
基づいて、サービス発生率をリアルタイムで把握する。
そして、CPU62は、把握したサービス発生率の情報
に基づいて、現在のサービス発生率をサービス情報表示
部101に表示させるための表示制御信号を、I/Oポ
ート64および通信部69を介してサービス情報表示部
101に与える。これにより、サービス情報表示部10
1において、サービス発生率がリアルタイムで表示され
る。
【0129】次に、台間機1における情報表示器18の
表示例を説明する。図15は、台間機1における情報表
示器18の表示例を示す表示画面図である。
【0130】図15においては、(a)〜(f)に情報
表示器18の表示面180に表示される各種の表示画面
例が示されている。まず、パチンコ遊技機2において大
当りが発生していない通常状態では、(a)に示すよう
な遊技情報画面が表示される。遊技情報画面において
は、遊技データ181、遊技データ切換えキー182、
および、サービスデータ183が表示される。サービス
データ183としては、サービス抽選確率(抽選ゲーム
の当り確率)、獲得玉数(抽選ゲームで当りの場合に遊
技者が獲得できる玉数)、および、実施玉数の設定値が
表示される。この実施の形態では、実施玉数が、固定的
(後述する「固定」の指定)に設定されている場合を説
明するため、固定された実施玉数の設定データが表示さ
れる。実施玉数が固定的に設定されていない場合には、
サービスデータ183としてこのような実施玉数の設定
値が表示されない。
【0131】次に、パチンコ遊技機2において大当りが
発生したことにより、遊技者が抽選ゲームを実施可能な
状態になった場合には、(b)に示されるような画面が
表示される。この画面においては、「玉1個分を寄付し
てサービスを実施しますが、どうしてもサービスを実施
したくありませんか?」のメッセージ表示184と、サ
ービス不実施キー185aが表示される。遊技者が何も
操作しなければ自動的にサービスゲームが開始される
が、遊技者がサービス不実施キー185aを操作する
と、抽選ゲームが実施されない。またサービスデータ1
83が表示される。
【0132】次に、サービス不実施キー185aが操作
されず抽選ゲームの実行が決定されれば、(c)に示す
ような抽選ゲーム実施中画面が表示される。抽選ゲーム
実施中画面においては、抽選ゲーム進行中メッセージ1
86が表示される。抽選ゲーム進行中メッセージ186
としては、「抽選中!!」という抽選ゲームが進行して
いる旨が示される。
【0133】次に、抽選ゲームの結果、当りとなれば、
(d)に示すような当り画面が表示される。当り画面に
おいては、当りメッセージ187が表示される。当りメ
ッセージ187としては、「サービスゲーム大当り!!
おめでとうございます。」という、当りが生じた旨が表
示される。次に、(e)に示すような獲得玉数案内画面
が表示される。獲得玉数案内画面においては、獲得玉数
とその獲得玉数の計算手順とを示す獲得玉数メッセージ
187が示される。
【0134】次に、抽選ゲームの結果、はずれとなれ
ば、(f)に示すようなはずれ画面が表示される。はず
れ画面においては、はずれメッセージ189が表示され
る。はずれメッセージ189としては、「サービスゲー
ムはずれ!!残念でした。」という、抽選ゲームの結果
はずれになった旨を案内するメッセージが表示される。
【0135】なお、ここでは、情報表示器18において
は、抽選ゲームが進行中(ゲーム開始を含む)である旨
を示す表示と抽選ゲームの結果を示す表示とが表示され
る例示したが、情報表示器18においては、サービス用
可変表示装置3における図柄の可変表示状態を模擬し、
サービス用可変表示装置3の可変表示状態に同期させた
可変表示状態を表示するようにしてもよい。
【0136】また、ここでは、情報表示器18において
抽選ゲームの状況が表示される例を示したが、サービス
用可変表示装置3を見れば遊技者が抽選ゲームの状況を
把握できるため、情報表示器18においては抽選ゲーム
の状況を表示しないようにしてもよい。
【0137】次に、台間機1の制御部10の制御動作に
ついて説明する。図16は、台間機1の制御動作を実行
させる台間機制御処理の処理内容を示すフローチャート
である。この実施の形態では、サービス遊技の実行に必
要な実施玉数が固定されている場合を説明する。
【0138】まず、Sa1により、サービス抽選カウン
タのカウント動作を開始させる処理がなされる。ここ
で、サービス抽選カウンタとは、前述した抽選ゲームの
結果の判定用の乱数を発生させるためのランダムカウン
タである。この時点では、図15の(a)に示す遊技情
報画面が情報表示器18において表示されている。
【0139】次に、Sa2に進み、パチンコ遊技機2か
らの大当り信号の入力があったか否かを検出するための
処理が開始される。ここで、大当り信号は、遊技におい
て大当りが発生した場合に、パチンコ遊技機2から台間
機1に与えられる信号である。そして、Sa3に進み、
大当り信号の入力が検出されたか否かの判断がなされ
る。大当り信号の入力があると判断された場合は、後述
するSa9に進む。一方、大当り信号の入力がないと判
断された場合は、Sa4に進む。
【0140】Sa4では、硬貨の投入があったか否かの
判断がなされる。具体的には、前述した硬貨識別部16
2の検出信号に基づいて、硬貨の投入の有無が判断され
る。硬貨の投入があったと判断された場合は、Sa5に
進み、硬貨の種類を識別する処理がなされる。ここで
は、投入された硬貨が、500円硬貨、100円硬貨、
および、それ以外の硬貨のどれに該当するかが識別さ
れ、500円硬貨および100円硬貨以外の硬貨につい
ては、無効とされる。その後、Sa6に進む。
【0141】一方、Sa4により硬貨の投入がなかった
と判断された場合は、Sa7に進み、紙幣の投入(挿
入)があったか否かの判断がなされる。具体的には、前
述した紙幣識別部161の検出信号に基づいて、紙幣の
投入の有無が判断される。紙幣の投入があったと判断さ
れた場合は、Sa8に進み、紙幣の種類を識別する処理
がなされる。ここでは、投入された紙幣が、1000円
紙幣であるか否かが識別され、それ以外の紙幣について
は、無効とされる。その後、Sa6に進む。一方、Sa
7により紙幣の投入がなかったと判断された場合は、後
述するSa28に進む。Sa6に進んだ場合は、Sa5
またはSa8により識別された金額に相当する玉数のパ
チンコ玉を貸玉としてノズル15から払出させる処理が
行なわれる。その後、前述したSa3に戻る。
【0142】また、前述したSa7により紙幣の投入が
なかったと判断されてSa28に進んだ場合は、前述し
た返却要求情報を各台計数機5から受けたか否かの判断
がなされる。Sa28により受信していないと判断され
た場合は、前述したSa3に戻る。一方、Sa28によ
り受信したと判断された場合は、Sa29に進み、1個
の玉をノイズ5から払出させる処理がなされる。この処
理においては、払出検出器164による玉の検出によ
り、実際に玉が払出された否かのチェックを行なう。そ
の後、Sa30に進み、各台計数機5に返却要求情報に
応じた1個の玉の返却が済んだ旨を示す返却済情報を各
台計数機5に送信する処理がなされる。次に、Sa31
に進み、台計数機5から返却終了情報を受信したか否か
の判断がなされる。Sa31により受信していないと判
断された場合は、返却がまだ終了していないと見なし、
前述したSa28に戻り、残りの玉の返却が続行され
る。一方、Sa31により受信したと判断された場合
は、返却が終了したと見なし、前述したSa3に戻る。
つまり、玉返却スイッチ58の操作に応じた玉の返却が
終了した場合には、台計数機5から返却終了情報が送ら
れてくるため、その情報を受信した場合には返却が終了
したと判断できるのである。
【0143】また、前述したSa3により大当り信号の
入力があると判断されてSa9に進んだ場合は、大当り
信号検出フラグをセットする処理がなされる。この大当
り信号検出フラグは、パチンコ遊技機2での大当り制御
中継続して出力される信号としての大当り信号の検出中
である旨を示すためのフラグである。次に、Sa10に
進み、大当り信号の入力を検出しなくなったかどうかの
判断がなされる。
【0144】Sa10では、大当り信号の入力を検出し
なくなるまで待ってSa11に進む。Sa11では、前
述した大当り信号検出フラグをクリアする処理がなされ
る。次にSa11aへ進み、タイマをセットする処理が
なされる。このタイマは、図15(b)の画面を表示す
る時間を計時するためのものであり、たとえば5秒程度
の時間を計時する。次にSa12へ進み、図15(b)
の画面を表示してサービスが実施可能となった旨を遊技
者に報知する処理がなされる。次にSa13へ進み、サ
ービスを実施しない操作があったか否かの判断がなされ
る。遊技者が未だにサービス不実施キー185aを操作
していなければSa13aへ進み、Sa11aによりセ
ットされたタイマがタイムアウトしたか否かの判断がな
され、タイムアウトしていなければSa12へ戻る。こ
のSa12〜Sa13aのループの巡回途中で、遊技者
がサービス不実施キー185aを操作すれば、制御がS
a3へ進む。一方、遊技者がサービス不実施キー185
aを操作することなくタイマがタイムアウトすればSa
14以降の抽選ゲームが実行される。
【0145】まずSa14により、各台計数機に実施玉
数,寄付玉数要求情報および(実施玉数+寄付玉数)情
報を各台計数機5に送信する処理がなされる。
【0146】次に、Sa15に進み、Sa14により送
信された情報に応答して各台計数機5側で(実施玉数+
寄付玉数)の引落しのための減算が行なわれた場合に返
信されてくる情報である減算処理終了情報の返信があっ
たか否かの判断がなされる。Sa15では、減算処理終
了情報の返信を待ってSa15aへ進む。Sa15aで
は、ターミナルボックス900に寄付玉数を送信する処
理がなされる。ターミナルボックス900では、この送
信されてきた寄付玉数を累積して所定個数に達した場合
にその旨を表わすデータを社会還元センター907へ送
信する。
【0147】次にSa16に進み、前述したサービス開
始情報を、管理装置6に向けて送信する処理がなされ
る。
【0148】次に、Sa17に進み、サービス抽選カウ
ンタから当たりはずれを決めるための乱数値を抽出する
処理がなされる。次に、Sa18に進み、抽選ゲームで
の当りの発生を決めるために予め定められたサービス当
選判定値と、Sa17により抽出した乱数値とを比較す
る処理がなされる。このような比較によりサービス当選
判定値と抽出した乱数値とが一致する場合には、抽選ゲ
ームで当選したと判断される。次に、Sa19に進み、
Sa18による比較の結果、当選しているか否かの判断
がなされる。
【0149】Sa19により当選していると判断された
場合は、後述するSa19aに進む。一方、Sa19に
より当選していないと判断された場合、すなわち、落選
(はずれ)の場合には、Sa20に進み、前述した外れ
情報をサービス用可変表示装置3に送信する処理がなさ
れる。これにより、サービス用可変表示装置3では、は
ずれ図柄となる可変表示が行なわれる。次に、Sa21
に進み、サービス用可変表示装置3での図柄の確定に応
じて前述した図柄確定情報の返信があったか否かの判断
がなされる。Sa21では、図柄確定情報の返信を待っ
て後述するSa26に進む。
【0150】また、前述したSa19により当選してい
ると判断されてSa19aに進んだ場合は、当選フラグ
をセットする処理がなされる。ここで、当選フラグと
は、抽選ゲームに当選した旨を示すためのフラグであ
る。次に、Sa22に進み、サービス用可変表示装置3
に前述した当選情報を送信する処理がなされる。これに
より、サービス用可変表示装置3では、当り図柄となる
可変表示が行なわれる。
【0151】次に、Sa23に進み、サービス用可変表
示装置3での図柄の確定に応じて前述した図柄確定情報
の返信があったか否かの判断がなされる。Sa23で
は、図柄確定情報の返信を待ってSa24に進む。Sa
24では、今回の抽選ゲームの当選に応じて払出すサー
ビス玉の個数を求めるために、実施玉数×換算定数の演
算が行なわれ、その演算結果の値がサービス玉数として
メモリ(RAM11)に記憶される。次に、Sa25に
進み、Sa24により記憶されたサービス玉数をノズル
15から払出させる処理がなされる。その後、Sa26
に進む。
【0152】Sa26に進んだ場合は、抽選ゲームが終
了したことに応じて、管理装置6に前述したサービス結
果情報を送信する処理がなされる。次に、Sa27に進
み、前述した当選フラグをクリアする処理がなされ、そ
の後、この台間機制御処理が終了する。
【0153】次に、サービス用可変表示装置3の制御動
作について説明する。図17は、サービス用可変表示装
置3における可変表示制御を実行するためのサービス可
変表示制御処理の内容を示すフローチャートである。こ
のサービス可変表示制御処理は、制御部30において実
行される。
【0154】まず、Sc1により、台間機1から前述し
た当選情報を受信したか否かの判断がなされる。Sc1
により当選情報を受信したと判断された場合は、後述す
るSc5に進む。一方、Sc1により当選情報を受信し
ていないと判断された場合は、Sc3に進み、台間機1
から前述した外れ情報を受信したか否かの判断がなされ
る。Sc3により外れ情報を受信していないと判断され
た場合は、前述したSc1に戻る。一方、Sc3により
外れ情報を受信したと判断された場合は、抽選ゲームの
結果が落選となる場合であり、Sc4に進み、サービス
用可変表示装置3の予定停止図柄をはずれ図柄、すなわ
ち、左,中,右の可変表示部3a,3b,3cの予定停
止図柄を、揃わない図柄に設定する処理がなされる。こ
の場合に設定する図柄の種類は、ランダムカウンタ等に
よりランダムに決められる。Sc4の後、後述するSc
7に進む。
【0155】また、前述したSc1により当選情報を受
信したと判断されてSc5に進んだ場合は、抽選ゲーム
の結果が当選となる場合であり、当選フラグをセットす
る処理がなされる。ここで、当選フラグとは、抽選ゲー
ムの結果が当選となる旨を示すためのフラグである。次
に、Sc6に進み、サービス用可変表示装置3の予定停
止図柄を当り図柄、すなわち、左,中,右の可変表示部
3a,3b,3cの予定停止図柄を揃った図柄に設定す
る処理がなされる。この場合に設定する図柄の種類は、
ランダムカウンタ等によりランダムに決められる。Sc
6の後、Sc7に進む。
【0156】Sc7に進んだ場合は、Sc1,Sc3で
の当選,落選の判断に応じて、対応するサービス用可変
表示装置3の可変表示演出パターンを選択する処理がな
される。ここで、可変表示演出パターンは、当選および
落選の各々の場合について、複数種類予め定められてお
り、Sc7では、当選の場合には当選用の複数種類の可
変表示演出パターンのうちから1つの可変表示演出パタ
ーンを選択し、落選の場合には落選用の複数種類の可変
表示演出パターンのうちから1つの可変表示演出パター
ンを選択する。
【0157】Sc7の後、Sc8に進み、Sc7で選択
された可変表示演出パターンにしたがってサービス用可
変表示装置3の可変表示制御を行なう処理がなされる。
次に、Sc9に進み、可変表示演出パターンでの可変表
示の後、前述したSc4またはSc6により決定された
予定停止図柄で図柄を停止させる処理がなされる。次
に、Sc10に進み、前述した当選フラグがセットされ
ているか否かの判断がなされる。
【0158】Sc10により当選フラグがセットされて
いないと判断された場合は、このサービス可変表示制御
処理が終了する。一方、Sc10により当選フラグがセ
ットされていると判断された場合は、Sc11に進み、
サービス用可変表示装置3において予め定められた当選
用の演出表示を実行させる処理がなされる。次に、Sc
12に進み、前述した図柄確定情報を台間機1に送信す
る処理がなされる。次に、Sc13に進み、前述した当
選フラグをクリアする処理がなされ後、このサービス可
変表示制御処理が終了する。
【0159】次に、各台計数機5の制御動作について説
明する。図18は、各台計数機5の制御動作を実行させ
るための各台計数機制御処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。この各台計数機制御処理は、制御部50
において実行される。この図18に示した制御処理は、
図7に示したものと類似するものであり、ここでは図7
との相違点について主に説明する。Sd4によりNOの
判断が成された場合には、制御がSd5aに進み、サー
ビス実施玉数と寄付玉数との要求情報を受信したか否か
の判断がなされる。そして受信したと判断されればSd
6aへ進み、サービス実施,寄付処理動作がなされる。
【0160】図19は、前記Sd6aに示されたサービ
ス実施,寄付処理のサブルーチンプログラムを示すフロ
ーチャートである。まずSn1により、(実施玉数+寄
付玉数)情報に伴って受信した(実施玉数+寄付玉数)
情報をメモリ(RAM51)に記憶させる処理がなされ
る。次に、Sn2に進み、計数値から、メモリに記憶し
た(実施玉数+寄付玉数)を減算し、減算後の計数値を
メモリに記憶するとともに、メモリに記憶した計数値を
計数表示部55に表示させる処理がなされる。これによ
り、抽選ゲームの実行のための計数値引落しを行なうこ
とができ、その引落しに応じて、計数値をリアルタイム
で更新表示することができる。
【0161】次に、Sn3に進み、抽選ゲームの実施の
ための計数値の減算処理が終了した旨を示す減算処理終
了情報を、台間機1へ返信する処理がなされる。この
後、このサービス実施,寄付処理が終了する。 第3実施形態 次に、第3実施形態について説明する。この第3実施形
態においては、前述したパチンコ遊技機が所謂封入玉式
のパチンコ遊技機である場合を説明する。この第3実施
形態では、第1,第2実施形態との相違点を主に説明す
る。また、この第3実施形態では、管理装置6におい
て、抽選確率が島単位で異なるように設定され、サービ
ス開始条件が確率変動状態に設定され、さらに、実施玉
数が複数種類から選択できるように設定された場合を説
明する。
【0162】図20は、第3実施形態による遊技機設置
島の一部を示す正面図である。図20において、前述し
た図1や図12と異なるのは、前述したパチンコ遊技機
2の代わりに封入式のパチンコ遊技機2aが設けられて
いること、および、前述した台間機1の代わりにカード
ユニットとしての台間機1aが設けられていることであ
る。
【0163】図21は、第3実施形態によるパチンコ遊
技機2a、サービス用可変表示装置3および呼出装置4
の拡大正面図である。図21において、前述した図2や
図13と共通する部分については、同一の参照符号を付
し、その説明を繰返し行なわない。
【0164】この第3実施形態の場合には、前述したよ
うな各台計数機5が設けられていない。パチンコ遊技機
2aにおいて、遊技者が遊技を行なう場合には、まず台
間機1aに設けられているカード挿入排出口16に遊技
者所有の遊技用カードを挿入する。すると、その挿入さ
れた遊技用カードに記録されている残金額等のカード情
報が台間機1により読取られる。そして、読取られたカ
ード情報に基づいて、残金額が、台間機1に設けられて
いる情報表示器18に表示される。
【0165】この第3実施形態における情報表示器18
には、サービス実施キー等の第1実施形態で示したキー
スイッチの他、台間機1の操作に必要な貸出キーおよび
返却キー等のその他のキースイッチの画像も表示され
る。遊技用カードに記憶された残金額から、予め定めら
れた貸出単位額分の額が引落されて減額され、貸出単位
額分の持点が遊技者に付与される。このような操作は、
貸出し操作と呼ばれ、遊技者が玉を直接手にとって遊技
を行なう第1実施形態の場合のようなパチンコ遊技機に
おける玉貸し操作に相当する。その貸出し操作により遊
技者に付与された持点は、情報表示器18において表示
される。この持点は、遊技に使用可能なパチンコ玉数を
示しており、遊技に使用されることにより遊技状況にし
たがって加減算更新表示される。
【0166】また、カード挿入排出口16に遊技用カー
ドが挿入されている状態において、情報表示器18に表
示された返却キーが操作されれば、その時点での残金額
および持点等の所定種類の情報が表示され、表示されて
いる持点が獲得金額に変換されて遊技用カードに加算記
憶されるとともに、表示されている残金額が遊技用カー
ドに更新記録される。そして、カード挿入排出口16か
ら遊技用カードが排出されて遊技者に返却される。
【0167】前述したように、パチンコ遊技機2aは、
玉封入式のパチンコ遊技機であり、このパチンコ遊技機
2aで遊技を行なう遊技者はパチンコ玉を直接手にする
ことはなく、情報表示器18に表示される持点に基づい
て遊技を行なう。この持点には、遊技者が遊技結果によ
り得た持点および遊技開始前の引落しにより得た持点が
含まれる。また、この実施形態においては、持点が、遊
技結果により景品玉(出玉)が払出されるパチンコ遊技
機の場合と同様の概念で遊技者が遊技できるように玉数
に相当する点数として表される。
【0168】持点の存在する状態で遊技者が打球操作ハ
ンドル290を操作すれば、パチンコ遊技機2a内に封
入されているパチンコ玉が1発ずつ弾発発射され、遊技
領域20内に打込まれる。打込まれたパチンコ玉は打球
センサ(図示省略)により1つずつ検出され、検出のあ
るごとに情報表示器18に表示される持点数が1つずつ
減算更新される。
【0169】発射勢いが弱すぎて遊技領域20にまで到
達しなかったパチンコ玉であるファール玉は、ファール
玉入口(図示省略)により回収され、ファール玉検出器
(図示省略)で検出される。ファール玉が検出されるご
とに、情報表示器18に表示される持点が1つずつ加算
更新される。これにより、遊技者は打玉が遊技領域20
にまで達する機会を得ることなく打球センサの検出によ
り減算更新された持玉を有効に再度使用することができ
る。
【0170】パチンコ遊技機2aの遊技領域20での構
成は、前述したパチンコ遊技機2と同様である。そし
て、パチンコ遊技機2aは、以下に示す確率変動状態の
制御を除き、前述したパチンコ遊技機2の場合と同様の
遊技制御が行なわれる。
【0171】パチンコ遊技機2aにおいては、可変表示
装置22の停止時の図柄の組合せが確率変動を伴う大当
り図柄(以下、確変図柄ともいう)の組合せである場合
には、その大当りに基づく特定遊技状態の終了後に、通
常時(通常遊技状態)に比べて大当りが発生する確率が
高く変動した確率変動状態(高確率状態ともいう)とな
る。このような確率変動状態は、特定遊技状態(大当り
状態)と異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態であ
る。このような確率変動は、一般的に、「確変」と省略
して呼ばれる場合もある。以下、確変図柄による大当り
を確変大当りという。
【0172】通常遊技状態中に一旦、確変大当りが発生
すると、予め定められた確変継続回数(たとえば、1
回)大当りが発生するまで確率変動状態に継続制御され
る。また、確率変動状態中に確変大当りが発生すれば、
その確変大当り以降、改めて確変継続回数が計数され、
その後、少なくとも確変継続回数だけ大当りが発生する
まで確率変動状態が継続する。そして、確変継続回数に
達した大当りが確変図柄以外の非確変図柄によるもので
あった場合には、確率変動の生じていない通常遊技状態
に戻る。
【0173】したがって、確率変動状態の継続制御に制
限を設けない場合には、少なくとも確変継続回数に達し
た大当りが確変大当りである限り、無制限に確率変動状
態が継続する。このパチンコ遊技機1の場合には、ある
程度確率変動状態が継続すれば、一旦、確率変動状態へ
の継続制御を終了させるべく、確率変動状態中に確変大
当りが連続的に発生する回数について、上限回数が設定
されている。そして、この上限回数に基づいて大当りの
表示態様が非確変大当りとされた場合には、その時点で
確率変動状態の継続制御が強制的に終了する。なお、こ
のような確変図柄での大当りを禁止する制限が行なわれ
ることは、リミッタの作動と呼ばれる。
【0174】遊技上で、パチンコ遊技機2aが前述した
パチンコ遊技機2と異なるのは、各種入賞領域への入賞
に応じて、パチンコ玉が払出される代わりに持点が加算
更新されることである。パチンコ遊技機2aの裏面側に
は、所定数のパチンコ玉が封入された封入玉循環経路が
設けられており、封入されたパチンコ玉が循環して遊技
に使用される。このため、遊技者は、持点がある限り、
パチンコ玉の払出しを受けなくても、遊技を継続的に行
なうことができる。
【0175】このパチンコ遊技機2aの場合、抽選ゲー
ムは、確率変動状態が終了した場合において、遊技者に
よりサービス実施キーが操作されたことに応じて実施さ
れる。
【0176】前述した遊技用カードは、遊技場に設けら
れた発行入金機において発行され、その発行入金機にお
いて入金することが可能である。図22は、発行入金機
8の構成を示す正面図である。
【0177】発行入金機8は、遊技用カードの発行と、
遊技用カードへの入金とを行なうための装置である。発
行入金機8の正面においては、金額表示部801、カー
ド発行口802、カード挿入排出口803、紙幣挿入口
804、硬貨投入口805、返却口806、発行キー8
07、入金キー808、および取消キー809が設けら
れている。
【0178】紙幣挿入口804へ適正な紙幣を挿入する
かまたは硬貨投入口805へ適正な硬貨を投入すること
により、発行入金機8が受入れた金額が金額表示部80
1において表示される。金額表示部801は、複数の7
セグメント表示器により構成され、金額の情報をディジ
タル表示するものである。金額表示部801に受入金額
が表示された状態で発行キー807が押下操作されれ
ば、表示された金額がカードリーダライタ802aによ
り残金額として新規カードに書込まれ、そのカードが遊
技用カードとしてカード発行口802から発行される。
【0179】また、既に発行された遊技用カードをカー
ド挿入排出口803に挿入し、前述したような現金の投
入が行なわれれば、金額表示部801に受入金額が表示
される。このように金額表示部801に受入金額が表示
された状態で入金キー808が押下操作されれば、表示
された金額がカードリーダライタ803aにより残金額
として新規カードに書込まれることにより遊技用カード
への入金が行なわれる。そのように入金が行なわれた遊
技用カードは、カード挿入排出口803から排出され、
遊技者に返却される。
【0180】また、前述したような金額表示部801に
受入金額が表示された状態で発行キー807または入金
キー808が押下操作される前の段階で取消キー809
が操作されれば、受入れられた現金が遊技者に返却され
る。紙幣については紙幣挿入口804から返却され、現
金については返却口806から返却される。
【0181】以上に示したように、発行入金機8によれ
ば、遊技用カードの新規発行を受けることができるとと
もに、発行済の遊技用カードに入金を行なうことができ
る。このように発行済の遊技用カードに入金を行なうこ
とができるため、残金額を使い果たした遊技用カードを
処分することなく継続的に使用することができる。この
ように遊技用カードを継続使用可能にしたことにより、
遊技用カードの新規発行枚数を低減することができ、遊
技用カードの発行に関する費用を低減することができ
る。
【0182】次に、図21に示されたパチンコ遊技機2
aおよび台間機1aが設けられた遊技場内のシステムの
構成について説明する。図23は、第3実施形態による
サービス遊技を実施することが可能な遊技場内のシステ
ムの構成を示すブロック図である。この図23について
は、前述した図14と共通する部分には同一の符号を付
し、重複した説明を繰返し行なわない。
【0183】図23に示されたシステムの構成が図14
に示されたものと異なるのは、各台計数機5が設けられ
ていないこと、パチンコ遊技機2aの構成が異なるこ
と、台間機1aの構成が異なること、および、発行入金
機8が設けられていること等である。このシステムにお
いては、図14に示されたものと構成が異なる部分があ
るために、それに応じて、装置間で通信される情報につ
いても一部が異なる。以下においては、図23に示され
たシステムについて、図14に示されたものとの相違点
を主として説明する。したがって、図23に示されたシ
ステムにおいて図14に示されたものと共通する構成お
よび動作等の事項については、可能な限り重複した説明
を繰り返さない。
【0184】台間機1aの制御回路の構成が前述した台
間機1と異なる主な点は、払出検出器164等の玉の払
出しに関する機器が設けられていないこと、および、硬
貨識別部162等の現金を用いた玉貸しに関する機器が
設けられておらず、遊技用カードから記録情報の読出し
および書込みを行なうためのカードリーダライタ(R/
W)17等の遊技用カードの処理に関する機器が設けら
れていることである。
【0185】台間機1において、制御部10は、カード
リーダライタ17に動作制御信号を与えてカードリーダ
ライタ17の動作状態を制御する。制御部10は、読出
制御信号をカードリーダライタ17へ与えて遊技用カー
ドからカード情報の読出しをさせる。また、制御部10
は、書込制御信号および書込情報をカードリーダライタ
18に与えて遊技用カードへのカード情報の書込みをさ
せる。また、制御部10は、情報表示器18から受けた
操作信号に応じて、前述した抽選ゲームのための制御の
他、貸出処理および返却処理等の所定の制御処理を行な
う。
【0186】パチンコ遊技機2aの制御回路の構成が前
述したパチンコ遊技機2と異なる主な点は、賞球払出制
御部が設けられておらず、持点制御部230、打球セン
サ37、ファール玉検出器38、入賞玉検出器39、お
よび、打込玉検出器36が設けられていること等であ
る。持点制御部230には、制御中枢としてのCPU2
32と、制御用プログラムを記憶しているROM233
と、CPUのワーキングエリアとしてのRAM231
と、外部との入出力信号の整合性をとるためのI/Oポ
ート234とが設けられている。持点制御部230にお
いては、CPU232が、ROM233に記憶された制
御用プログラムを実行し、RAM231をワーキングエ
リアとして用いて持点の処理に関する各種の制御を行な
う。その制御の際には、CPU232がI/Oポート2
34を介してセンサ等の各種機器と情報のやり取りをす
る。持点制御部230は、遊技制御部260および台間
機1aの制御部10のそれぞれに対し、それぞれのI/
Oポートと、I/Oポート234との間で情報通信を行
なうことが可能に構成されている。
【0187】制御部10から持点制御部230には、現
在の持点を特定する持点情報等の持点を用いた遊技に必
要な情報が与えられる。制御部10には、持点制御部2
0から遊技における持点の増減を示す情報等の制御部1
0での制御に必要な各種の情報が与えられる。
【0188】台間機1aの制御部10は、情報表示器1
8における貸出キーの操作による引落しがあった場合
に、それに応じて、持点を遊技者に付与する処理を行な
う。そして、そのように付与された持点に関する情報
は、制御部10から持点制御部230に与えられる。こ
の情報を受けた場合に、持点制御部230は、持点を用
いた遊技を可能にする制御を行なう。このように付与さ
れた持点に基づいて、遊技者はパチンコ遊技機2aにお
いて遊技を行なうことが可能である。遊技者に付与され
た持点は、制御部10のRAM11において記憶され、
加減算される。RAM11において記憶された持点の値
は、持点制御部230にリアルタイムで与えられ、持点
制御部230において認識することができる。
【0189】制御部10では、遊技者に付与した持点に
応じて、遊技用カードに記録された残金額が減算処理さ
れ、制御部10によりその引落しに基づいて情報表示器
18における残金額の表示を減算更新させる制御が行な
われる。情報表示器18において返却キーの操作がなさ
れると、台間機1の制御部10は、前述したようなカー
ドの返却に関する制御を行なう。
【0190】遊技が開始され、打球センサ37でパチン
コ玉の発射が検出されれば、その検出信号が持点制御部
230に入力される。打球センサ37でパチンコ玉の発
射が1発ずつ検出されるごとに、持点制御部230は、
制御部10において記憶されている持点の減算更新を行
なうための減算信号を制御部10に与える。これによ
り、RAM11に記憶された持点が打球発射に応じて減
算更新される。ファール玉検出器38でファール玉が検
出されれば、その検出信号が持点制御部230に入力さ
れる。持点制御部230は、ファール玉検出器88から
の検出信号の入力に応じて、制御部10において記憶さ
れている持点の加算更新を行なうための加算信号を制御
部10に与える。これにより、RAM11に記憶された
持点がファール玉の検出に応じて加算更新される。
【0191】入賞玉検出器39により入賞玉が検出され
れば、その検出信号が持点制御部230に入力される。
打玉が入賞すると、入賞があった入賞領域の種別に応じ
た持点加算数を特定可能な情報が遊技制御部260から
持点制御部230に与えられる。入賞玉検出器39によ
り入賞玉が検出された場合、持点制御部230は、遊技
制御部260から与えられた持点加算数の情報に基づい
て、制御部10において記憶されている持点の加算更新
を行なうための加算信号を制御部10に与える。これに
より、RAM11に記憶された持点が入賞の検出に応じ
て加算更新される。打込玉検出器36により打込玉が検
出されれば、その検出信号が持点制御部230に入力さ
れる。持点制御部230は、これを検出して打込玉総数
をカウントし、その打込玉総数を記憶する。
【0192】また、持点制御部230は、打球センサ3
7により検出された発射玉の総数をカウントし、その発
射玉総数を記憶する。また、持点制御部230は、ファ
ール玉検出器38により検出されたファール玉総数をカ
ウントし、そのファール玉総数を記憶する。
【0193】持点制御部230は、遊技者の持点、回収
玉の個数、発射玉の個数、ファール玉の個数、および、
入賞玉の個数等の持点および玉のデータを管理してい
る。このような持点および玉のデータは、持点制御部2
30から台間機1を介して、管理装置6の制御部60に
送信され、その制御部60においても管理される。
【0194】遊技制御部260においては、特定遊技状
態(大当り状態)を発生させることをCPU262が決
定すれば、大当り信号がCPU262からI/Oポート
264を介し、外部出力端子265から台間機1へ向け
て出力される。この大当り信号は、大当り制御が終了す
るまで出力し続けられる。また、CPU262が特別遊
技状態(確率変動状態)を発生させることを決定すれ
ば、確率変動状態にあることを示すための確変信号が、
CPU262からI/Oポート264を介し、外部出力
端子265から台間機1へ向けて出力される。この確変
信号は、確率変動状態が終了するまで出力し続けられ
る。パチンコ遊技機2と台間機1との間では、パチンコ
遊技機2側から台間機1側への一方向通信が行なわれ
る。台間機1では、大当り信号および確変信号がI/O
ポート14を介してCPU12に入力される。また、台
間機1においては、大当り信号または確変信号を受けた
場合に、その信号を管理装置6および呼出装置4のそれ
ぞれへ出力する。
【0195】呼出装置4においては、前述した大当り表
示情報を表示する制御の他に、確変信号を受けたことに
応じて、確率変動状態が発生した旨を示す確変表示情報
を表示する制御を行なう。
【0196】発行入金機8は、遊技用カードの発行およ
び遊技用カードへの入金を行なうために設けられたもの
である。発行入金機8においては、遊技用カードとして
発行される予定の多数のICカードがカードストッカ
(図示省略)に収納されている。
【0197】発行入金機8において、カード発行口80
2から発行される遊技用カードは、発行入金機5の内部
に設けられたカードリーダライタ802aによりカード
情報の書込みを受ける。発行入金機5において、カード
挿入排出口803から挿入および排出される遊技用カー
ドは、発行入金機5の内部に設けられたカードリーダラ
イタ803aによりカード情報の読出しおよび書込みの
処理を受ける。カードリーダライタ803aは、発行済
カードへの入金の場合において入金額に応じて、残金額
を更新記録する。
【0198】また、発行入金機8の内部には、前述した
カードストッカからカードリーダライタ802aまで新
規カードを搬送するカード搬送部86が設けられてい
る。新規遊技用カードの発行の際には、CPU82から
I/Oポート84を介して搬送制御信号がカード搬送部
86に与えられる。これにより、カード搬送部86が駆
動制御され、新規カードがカードストッカからカードリ
ーダライタ802aまで搬送される。このように、カー
ドリーダライタ802aに搬送された新規カードは、カ
ードリーダライタ802aによりカード情報が書込まれ
てカード発行口802から排出される。
【0199】発行入金機8においては、紙幣挿入口80
4または硬貨投入口805から現金が投入されると、現
金処理部87において、投入された現金の種別が識別さ
れる。そして、発行キー807、入金キー808および
取消キー809等の操作部により発行操作または入金操
作が行なわれると、その操作に応じて遊技用カードの発
行または遊技用カードへの入金が行なわれる。
【0200】遊技用カードの発行がなされる場合には、
遊技用カードのカードIDの取得を要求するカードID
取得要求情報の制御部80から出力されて管理装置6の
制御部60に与えられる。これにより、CPU62は、
遊技用カードの使用状況を管理する。このような発行入
金機8側の制御部80と管理装置6側の制御部60との
間での情報の通信は、発行入金機8側の通信部85と管
理装置6側の通信部69との間での情報の送受信に基づ
いて行なわれる。
【0201】遊技用カードの発行がなされる場合には、
発行する遊技用カードのカードIDの取得を要求するた
めのカードID取得要求情報が制御部80から管理装置
6の制御部60に向けて出力される。その場合には、制
御部60が、後述するカード管理データベースから未登
録のカードIDを探し出し、その未登録のカードIDの
情報をカードID取得要求情報の送信元の制御部80へ
返信する。
【0202】また、遊技用カードの発行がなされた場合
には、発行された遊技用カードのカード情報が、制御部
80から管理装置6の制御部60に与えられる。これに
より、制御部60は、新規発行遊技用カードのカード情
報を管理する。また、遊技用カードへの入金がなされた
場合には、入金が行なわれた遊技用カードに関して、入
金額等の所定の情報が制御部80から管理装置6の制御
部60に与えられる。これにより、管理装置6の制御部
60は、遊技用カードの使用状況を管理する。
【0203】この実施形態の場合、第2実施形態におい
て説明したようなサービス結果情報等の各装置間で通信
される情報に含まれる玉数の情報は、すべて持点の情報
に置換えられる。これは、この種の封入式の遊技機にお
いては、遊技者が玉を手にすることなく行なわれ、その
玉が持点という点数として扱われるからである。
【0204】管理装置6の制御部60においては、デー
タベース部66に、サービス遊技の管理情報がまとめら
れたサービス遊技管理データべースと、発行された遊技
用カードのそれぞれについて、使用状況等の管理情報が
まとめられたカード管理データベースとを含む各種のデ
ータべースが記憶されている。
【0205】CPU62は、台間機1から受けたサービ
ス開始情報およびサービス結果情報に基づいて、遊技場
において行なわれたサービス遊技結果の状況を把握す
る。そして、CPU62は、把握した状況に基づいて、
管理情報をI/Oポート64を介してデータベース部6
6に与える。これにより、サービス遊技管理データベー
スに最新の管理情報が登録される。このように、管理情
報の登録がなされた場合に、制御部60は、サービス結
果情報の送信元の台間機1に登録済情報を返信する。
【0206】カード管理データベースにおいては、カー
ドIDごとに、購入金額、入金金額、売掛金額、売上金
額、売掛残金額、および、社会還元額が管理されてい
る。ここで、購入金額とは、遊技用カードの購入(発行
時)の金額をいう。入金金額とは、遊技用カードの購入
後に発行入金機8により遊技用カードに入金された金額
をいう。売掛金額とは、購入金額と入金金額とを加算し
た金額をいう。売上金額とは、遊技用カードから引落と
された金額をいう。売掛残金額とは、売掛金額から売上
金額を減算した金額をいう。社会還元額とは、前述した
ように社会福祉のために還元される金額であり、売上金
額の1%が割当てられる。
【0207】CPU62は、遊技者による残金額からの
引落しに応じて台間機1からI/Oポート64を介して
受ける加算信号に基づいて、遊技用カードごとの残金額
等の使用状況を把握し、把握した使用状況に基づいて、
カード管理情報をI/Oポート64を介してデータベー
ス部66に与える。これにより、カード管理データベー
スに最新のカード管理情報が登録される。
【0208】また、管理装置6の制御部60において
は、遊技用カードの発行および遊技用カードへの入金に
応じて発行入金機5からI/Oポート64を介して受け
る情報に基づいて、CPU62が遊技用カードの発行状
況および入金状況を把握し、把握した使用状況に基づい
て、カード管理情報をI/Oポート64を介してデータ
ベース部66に与える。これにより、カード管理データ
ベースに最新のカード管理情報が登録される。
【0209】また、管理装置6の制御部60において
は、台間機1から大当り信号を受けた回数および確変信
号のそれぞれを受けた回数を累積的に加算し、それぞれ
の加算結果の情報を、対応するパチンコ遊技機2におけ
る大当り回数および確変大当り回数を示す情報として管
理する。そして、管理装置6は、管理している大当り回
数を示す情報および確変大当り回数を示す情報のそれぞ
れを対応する台間機1へ送る。その場合、台間機1で
は、管理装置6から与えられた大当り回数を示す情報お
よび確変大当り回数を示す情報に基づいて、大当り回数
および確変大当り回数を表示する。
【0210】図23中、900はターミナルボックスで
あり、通信部902から管理装置6の通信部69へ前述
した請求書データが送信される。また、台間機1aの通
信部150からターミナルボックス900の通信部90
2へ、前述した寄付玉数データが送信される。
【0211】図23中907は社会還元センターであ
り、ターミナルボックス900の通信部902から社会
還元センター907の通信部908へ、前述した寄付デ
ータが送信される。また、社会還元センター907の通
信部908からターミナルボックス900の通信部90
2に、前述した請求書データが送信される。次に、遊技
用カードの構成を詳細に説明する。図24は、遊技用カ
ードの平面図である。
【0212】図24を参照して、遊技用カード700
は、カード処理装置に接触して使用される所謂接触型の
ICカードにより構成される。遊技用カード700に
は、コネクタ701、ICカードマイクロコンピュータ
702、および、EEPROM703が設けられてい
る。ICカードマイクロコンピュータ702およびEE
PROM703は、カード内部に内蔵されており、コネ
クタ701がカード表面に露出している。
【0213】次に、遊技用カード700に設けられてい
る回路の構成を説明する。図25は、図24に示された
遊技用カード700に設けられている回路の構成を示す
ブロック図である。
【0214】コネクタ701は、前述した台間機1aお
よび発行入金機8等の外部機器との間で信号の入出力を
行なうために設けられている。ICカードマイクロコン
ピュータ702には、CPU702a、ROM702
b、および、RAM702cが含まれている。
【0215】CPU702aは、ROM702bに格納
されている制御プログラムに基づいて演算および制御動
作を所定の順序で実行する。RAM702c内には、C
PU702aの演算に使用される各種演算カウンタが記
憶されている。EEPROM703は、各種情報の再書
込が可能なメモリであり、さまざまな情報が記録されて
いる。
【0216】ICカードマイクロコンピュータ702に
は、前述したCPU702a、ROM702b、およ
び、RAM702cの他に、コネクタ701を介して入
力される入力信号を受けてCPU702aに入力データ
を与えるとともにCPU702aからの出力情報を受け
てコネクタ701に出力する入出力インタフェースやパ
ワーオンリセット回路,クロック発生回路,パルス分周
回路,アドレスデコード回路などが設けられている。
【0217】このような遊技用カード700が台間機1
および発行入金機8等のICカード処理装置にセットさ
れると、ICカード処理装置内のリーダライタのコネク
タがICカードのコネクタ701と電気的に接触し、I
Cカード内に記憶されている情報が読出し可能になり、
またその情報が更新可能(消去を含む)になる。
【0218】次に、遊技用カード700のEEPROM
703内に記憶(記録)されている情報を説明する。図
26は、遊技用カードのEEPROM703内に記憶
(記録)されている情報を説明するための説明図であ
る。
【0219】遊技用カードのEEPROM703内に
は、カードID番号711、発行点コード712、発行
日713、残金額714、セキュリティコード715、
獲得持点716、サービス関連情報717、および、そ
の他の情報718が記録される。
【0220】カードID番号(以下、単にカードIDと
もいう)711は、複数の遊技用カードの中から一の遊
技カードを特定し識別するために用いられる情報であ
り、遊技場において発行される遊技カードには重複した
カードID番号が付されることはない。発行店コード7
12は、遊技用カード700を発行した遊技場を特定す
るための情報である。この発行店コード712により、
遊技用カード700が、全国の遊技場のうちのどこの遊
技場で発行されたものであるのかを特定することが可能
である。
【0221】発行日713は、遊技用カード700が発
行された年月日を示す情報である。残金額714は、発
行入金機8において遊技用カード700の発行時または
発行後において入金の代価として遊技に使用可能となっ
た金額の残高を示す情報である。この残金額714は、
遊技者が引落し操作を行なうことにより減算更新され、
遊技者が入金操作を行なうことにより加算更新される。
【0222】また、セキュリティコード715は、遊技
用カードのセキュリティを保持するための情報である。
セキュリティコード715は、台間機1および発行入金
機8等のカード処理装置が遊技用カードの記録情報を読
込むにあたって最初に読取られる情報である。このセキ
ュリティコード715が予め登録されているコードと一
致しない場合にはその他の記録情報の読取処理が実行さ
れないように構成されている。
【0223】獲得持点716は、遊技者が遊技の結果得
られた持点であって、まだ景品交換されていない持点が
記録される領域である。遊技者は、獲得持点716の情
報により特定される持点を景品に交換することが可能で
ある。サービス関連情報717は、遊技用カードの所有
者が行なった抽選ゲームの当落結果(当選,落選の
別)、および、当該遊技者における抽選ゲームの当選率
等のサービスに関連する情報が記録される領域である。
この場合、抽選ゲームの当落結果の情報は、前述したよ
うに抽選ゲームが実行されるごとに累積的に記録され、
抽選ゲームの当選率の計算のために用いられる。遊技用
カード700には、以上に示した情報の他にも、その他
の情報718として、カード会社により出荷の際に記録
される前述した管理情報等の各種情報が記録される。
【0224】以上に示した遊技用カード700において
は、演算処理の一例として次のような演算を行なう。つ
まり、ICカードマイクロコンピュータ702におい
て、CPU702aは、抽選ゲームの当落結果の情報が
サービス関連情報717の記憶領域に記録されるごと
に、累積的に記憶された抽選ゲームの当落結果の情報に
基づいて、遊技者における抽選ゲームの当選率を演算に
より求める処理を行なう。そして、その演算により求め
られた当選率がサービス関連情報717の記憶領域に記
録される。このように遊技用カード700で行なわれる
演算により求められた当選率の情報は、遊技場内に設け
られた情報開示機(図示省略)に設けられたカード挿入
口に遊技用カードを挿入すると、情報開示機のカードリ
ーダライタによって読出され、情報開示機の表示部にお
いて表示される。これにより、遊技者は、遊技者個人に
ついての当選率を認識することができる。
【0225】なお、この実施の形態においては、遊技用
カード700として接触型のICカードを用いる例を説
明した。しかし、これに限らず、遊技用カード700と
しては、非接触型のICカードを用いてもよい。また、
遊技用カード700として、ICカードの他に、磁気カ
ード等のその他の記録媒体を用いてもよい。
【0226】次に、本発明の変形例等の特徴を列挙して
説明する。 (1) 前述した第2,第3実施形態では、サービス玉
数またはサービス点数を演算する方法として、抽選ゲー
ムの当選確率と反比例的相関関係にある係数、すなわ
ち、当選確率の逆数である換算定数を抽選ゲームの実行
のために引落した実施玉数または実施点数に乗算する演
算のみを行なう例を示した。しかし、これに限らず、サ
ービス玉数またはサービス点数を演算する方法として
は、換算定数を実施玉数または実施点数に乗算する演算
を少なくとも含んでいればよく、そのような乗算演算に
別の演算が加えられた演算であってもよい。
【0227】(2) 前述した第2,第3実施形態で
は、抽選ゲームとして、サービス用可変表示装置42に
おける図柄揃えの可変表示を用いた抽選ゲームを示し
た。しかし、これに限らず、抽選ゲームとしては、ボク
シング等のスポーツの対戦型ゲームを行ない、その結
果、遊技者側がゲームに勝利した場合に当りが生じるよ
うなその他のゲームを用いてもよい。
【0228】また、抽選ゲームを複数回行なわせた結果
で特典を付与するか否かあるいは特典の大きさを決定す
るようにしてもよい。
【0229】また、前述したキースイッチ180bやサ
ービス不実施キー185a等の寄付が行なわれないよう
にするための不実施用の操作手段に加えて、寄付が行な
われるようにするための実施用の操作手段を設けてもよ
い。
【0230】(3) 前述した第3実施形態では、遊技
者所有の残金額の情報を遊技用カードに直接記録する例
を示した。しかし、これに限らず、遊技用カードには、
カードID等のカード識別情報等の簡単な情報のみを記
録し、遊技者所有の残金額等のその他の情報を管理装置
6等において記憶し、遊技用カードのカード識別情報に
基づいて遊技者所有の残金額を特定し、遊技に用いるよ
うにしてもよい。つまり、第2実施形態では、記録媒体
に遊技者所有の有価価値の大きさおよび遊技者所有の付
加価値の大きさのそれぞれを特定可能な情報が記録可能
であれば、どのようなカード情報処理システムでもよ
い。
【0231】(4) 前述した第2,第3実施形態で
は、台間機においてサービス判定用カウンタを用いて乱
数を発生させ、抽選ゲームに関する処理を行なう例を示
した。しかし、これに限らず、台間機からの抽選要求に
応じてパチンコ遊技機の側で前記サービス判定用カウン
タに相当する機能を有するカウンタを用いて乱数を発生
させ、前述したような抽選に関する処理を行なうように
してもよい。 (5) 遊技用カードの記録情報に基づいて特定可能な
残金額を、入金により加算更新することが可能にしても
よい。このようにすれば、遊技用カードの記録情報に基
づいて特定可能な残金額が加算更新可能であるので、た
とえ残金額がなくなっても、入金等に基づいて残金額を
加算更新することにより、残金額が加算更新される限り
遊技用カードを継続的に使用することができる。このた
め、基本的に、遊技者1人に対して遊技用カードを1つ
発行すれば、遊技者が1つの遊技用カードを継続的に使
用できることが可能になるので、遊技用カードのの発行
数を低減することができる。その結果、遊技用カードの
運用費用のうちの発行に関わる費用をさらに低減するこ
とができる。
【0232】(6) 前述した第2,第3実施形態で
は、抽選ゲームの当り確率がすべての遊技者に対して一
定である場合を示した。しかし、これに限らず、抽選ゲ
ームの当り確率を変化可能にしてもよい。たとえば、パ
チンコ遊技機において所定額の玉貸しまたは貸出しがあ
るごとに所定数のポイントを遊技者に付与する制御を台
間機において行ない、遊技者が抽選ゲーム時において所
有するポイント数が多いほど当り確率を高くする等、ポ
イント数に応じて抽選ゲームの当り確率を変化させるよ
うにしてもよい。そのようにすれば、より多くの金額の
玉貸しまたは貸出しをすればする程抽選ゲームが遊技者
にとって有利なものになるので、より多くの金額を遊技
のために消費した遊技者にとって有利となる抽選ゲーム
を行なうことができ、遊技者に対するサービスを向上さ
せることができる。
【0233】(7) 前述した第2実施形態では、抽選
ゲームに当選した場合にサービス玉を台間機から払出す
例を示した。しかし、これに限らず、サービス玉をパチ
ンコ玉として払出さずに、前述した精算カードのような
所定のカードに遊技用カード等の所定のカードにサービ
ス玉の個数を記録するようにしてもよい。たとえば、そ
の場合には、台間機としては第3実施形態に示したよう
な遊技用カードを処理する機能を有するものを用い、遊
技用カードに記録された残金額の引落しに応じて前述し
たノズル15と同様のノズルから玉貸しを受けるように
する。そして、遊技用カードに記録されたサービス玉
は、景品交換可能な情報として用いるようにしてもよ
く、または、台間機における遊技者の操作に基づいて、
パチンコ玉としてノズルから払出するようにしてもよ
い。
【0234】(8) 前述した第2実施形態では、抽選
ゲームに当選した場合にサービス玉を台間機から払出す
例を示した。しかし、これに限らず、サービス玉をパチ
ンコ玉として払出さずに、前述した精算カードのような
所定のカードにサービス玉の個数を記録し、そのカード
を発行するようにしてもよい。その場合には、パチンコ
遊技機にカード発行部を設け、そのカード発行部からサ
ービス玉の個数を記録したカードを発行するようにして
もよい。その場合のカードに記録されたサービス玉の情
報は、景品交換用のカード処理装置で処理を受けて景品
交換可能できるようにしてもよく、カード処理機能を有
する玉貸用装置で処理を受けてパチンコ玉として遊技者
が払出しを受けることができるようにしてもよい。ま
た、その場合のカードに記録されたサービス玉は、景品
交換可能と、パチンコ玉としての払出しの両方に使用す
ることができるようにしてもよい。
【0235】(9) 前述した第2実施形態について
は、確率変動状態が発生しないタイプのパチンコ遊技機
が適用される場合を説明したが、これに限らず、第2実
施形態について、パチンコ遊技機は、確率変動状態が発
生するタイプのパチンコ遊技機を適用してもよい。その
場合には、管理装置6において、サービス開始条件とし
て大当り状態の他に、確率変動状態を選択することがで
きるようになる。
【0236】(10) 前述した実施の形態において
は、サービス遊技をパチンコ遊技機において行なう例を
示したが、これに限らず、サービス遊技は、スロットマ
シン等のその他の遊技機において行なうようにしてもよ
い。たとえば、スロットマシンの場合には、遊技者に有
利な状態として実行されるレギュラーボーナスゲーム終
了後に、サービス遊技を行なうようにしてもよい。ま
た、スロットマシンの場合には、レギュラーボーナスゲ
ームよりもさらに遊技者に有利な状態として実行される
ビッグボーナスゲーム終了後や、遊技者にとって有利な
状態として実行されるチャレンジタイム終了後にサービ
ス遊技を行なうようにしてもよい。
【0237】(11) 前述した実施の形態において
は、パチンコ遊技機の一例として、パチンコ遊技機が実
際の遊技領域の構造物およびパチンコ玉を用いて遊技を
行なう遊技機である場合を説明したが、これに限らず、
遊技領域の構造物およびパチンコ玉等のパチンコ遊技機
に関連する物が画像により表示され、その表示された画
像により遊技を行なうことが可能な画像式の遊技機をパ
チンコ遊技機として用いてもよい。
【0238】(12) 前述した第3実施形態において
は、確率変動状態の終了後にサービス遊技が行なわれる
例を説明した。確率変動状態が生じるパチンコ遊技機に
おいて、確率変動状態の終了後に可変表示装置22の変
動時間(可変表示時間)を短縮する変動時間短縮制御が
所定期間実行される場合には、そのパチンコ遊技機につ
いては当該変動時間短縮制御が終了した後にサービス遊
技を実行するようにしてもよい。
【0239】(13) 今回開示された実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【0240】(14) 前述したパチンコ遊技機2を、
いわゆるクレジット式パチンコ遊技機で構成してもよ
い。すなわち、賞球の払出により打球供給皿(上皿)2
92が満タンになっている場合においては、入賞に応じ
て、賞球が払出される代わりにクレジット数として計数
記憶されるパチンコ遊技機であってもよい。
【0241】(15) 前述した実施玉数を賭けて抽選
ゲームを行なった結果抽選ゲームに当選しなかった場合
には、その抽選ゲームに賭けた実施玉数データが蓄積さ
れて記憶されるようにしてもよい。その実施玉数の蓄積
は、たとえば島単位で当該島に設置されている遊技機全
体について累積して記憶するようにしてもよく、あるい
は、遊技場全体で累積して記憶するようにしてもよい。
そして、前述した抽選ゲーム(ジャックポットゲーム)
を行なった結果それに当選した場合には、現時点で蓄積
されて記憶されている実施玉数のうちの何割かを当該当
選した遊技者に付与するようにしてもよい。
【0242】つまり、特定遊技状態(大当り状態)の発
生により所定量の価値を賭けて抽選を行なう場合に、そ
の賭けられた価値のうち抽選結果はずれとなった価値を
累積的に記憶可能な手段であって、複数の遊技者によっ
て賭けられた価値を累積的に記憶可能な価値記憶手段
と、前記抽選手段による抽選の結果当りとなった場合に
特典を遊技者に付与可能な特典付与手段とを設け、該特
典付与手段は、前記価値記憶手段に記憶されている価値
に応じた大きさの価値を特典として遊技者に付与する。
【0243】(16) 本発明の遊技機は、いわゆる封
入循環式の遊技機のように、記録媒体により特定された
有価価値を使用して遊技が可能であり入賞等が発生すれ
ば持点(得点)が加算更新され、遊技終了時にその持点
が特定可能な記録媒体が排出される完全カード式のもの
であってもよい。その場合には、寄付される「所定の価
値」は持点である。つまり、「所定の価値」とは、景品
玉に限らず所定の有価価値を含む広い概念である。
【0244】
【課題を解決するための手段の具体例】前述したパチン
コ遊技機2やコイン遊技機やスロットマシン等により、
予め定められた条件が成立した場合に予め定められた特
定遊技状態に制御可能となる遊技機が構成されている。
その遊技機と前記台間機1,1aとにより、遊技用装置
が構成されている。前記Sa32〜Sa38により、前
記特定遊技状態の発生により所定量の価値を寄付するた
めの処理を行なうことが可能な寄付処理手段が構成され
ている。前記キースイッチ180bにより、遊技者によ
って操作可能な箇所に設けられ、前記寄付を行なわない
ための操作が可能な操作手段が構成されている。
【0245】そして、前記寄付処理手段は、前記操作手
段の操作が行なわれなかった場合に(Sa35によりY
ESの判断がなされた場合に)前記所定量の価値を寄付
するための処理を行なう(Sa36〜Sa38)。
【0246】前記Sa17〜Sa20,Sa22によ
り、前記特定遊技状態の発生より所定量の価値を賭けて
抽選を行なうことが可能な抽選手段が構成されている。
Sa25により、前記抽選手段による抽選の結果当りと
なった場合に(Sa19によりYESの判断がなされた
場合に)特典を遊技者に付与可能な特典付与手段が構成
されている。Sa14〜Sa15aにより、前記抽選を
行なう場合に所定量の価値を寄付するための処理を行な
う寄付処理手段が構成されている。前記サービス不実施
キー185aにより、遊技者によって操作可能な箇所に
設けられ、前記抽選手段による抽選を行なわないための
操作が可能な操作手段が構成されている。
【0247】前記抽選手段は、前記操作手段の操作が行
なわれなかった場合に(Sa13aによりYESの判断
がなされた場合に)抽選を行なう(Sa17〜Sa2
0,Sa22)。
【0248】前述したように、前記寄付される所定量の
価値の大きさは、前記遊技機による1回の入賞により遊
技者に付与される価値(入賞玉1個に対し払出される景
品玉)以下である。
【0249】さらに、前述したように、前記寄付される
所定量の価値の大きさは、前記遊技機によって遊技者に
付与される価値の最小単位(たとえば1個の景品玉)に
定められている。
【0250】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、操作手段によって遊技者が寄付を行なわな
いための操作がなされない限り前記所定量の価値を寄付
するための処理が行なわれるために、寄付されやすくな
り、社会還元に貢献されやすい遊技用装置を提供でき
る。
【0251】請求項2に関しては、特定遊技状態の発生
により所定量の価値を賭けて抽選を行なうことが可能と
なり、その抽選を行なう場合に所定量の価値を寄付する
ための処理が行なわれ、遊技者によって前記抽選を行な
わないための操作がなされない限り前記抽選が行なわれ
て前記所定量の価値の寄付が行なわれることとなる。そ
の結果、寄付が行なわれやすくなり、社会還元しやすい
遊技用装置を提供できる。
【0252】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、前記寄付される所定量の価
値の大きさが、前記遊技機による1回の入賞により遊技
者に付与される価値以下であるために、遊技者にとって
みればそれほど大きな損失にはならず、これによってよ
り一層寄付が促進される。
【0253】請求項4に関しては、請求項3に関する効
果に加えて、前記寄付される所定量の価値の大きさが、
前記遊技機によって遊技者に付与される価値の最小単位
に定められているために、遊技者にとってみれば非常に
小さな損失であるために、より一層寄付が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技場内において本発明に係る遊技用装置が
設けられている遊技機設置島の一部を示す正面図であ
る。
【図2】 パチンコ遊技機および呼出装置の拡大正面図
である。
【図3】 遊技場内のシステムの構成を示すブロック図
である。
【図4】 台間機における情報表示器の表示例を示す表
示画面図である。
【図5】 台間機の制御動作を実行させる台間機制御処
理の処理内容を示すフローチャートである。
【図6】 パチンコ遊技機の大当り制御に関連する遊技
制御動作を実行させる遊技制御処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図7】 各台計数機の処理動作を示すフローチャート
である。
【図8】 寄付処理の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【図9】 ターミナルボックスの処理動作を示すフロー
チャートである。
【図10】 社会還元センターの制御部の制御動作を示
すフローチャートである。
【図11】 社会還元センターの制御部によって集計さ
れた集計データを示す図である。
【図12】 遊技場内において本発明に係る遊技用装置
が設けられている遊技機設置島の一部を示す正面図であ
る。
【図13】 パチンコ遊技機、サービス用可変表示指示
装置および呼出装置の拡大正面図である。
【図14】 遊技場内のシステムの構成を示すブロック
図である。
【図15】 台間機における情報表示器の表示例を示す
表示画面図である。
【図16】 台間機の制御動作を実行させる台間機制御
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図17】 サービス用可変表示装置における可変表示
制御を実行するためのサービス可変表示制御処理の内容
を示すフローチャートである。
【図18】 各台計数機の動作を実行させるための各台
計数機制御処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図19】 サービス実施,寄付処理の処理内容を示す
フローチャートである。
【図20】 遊技機設置島の一部を示す正面図である。
【図21】 パチンコ遊技機、サービス用可変表示装置
および呼出装置の拡大正面図である。
【図22】 発行入金機の構成を示す正面図である。
【図23】 遊技場内のシステムの構成を示すブロック
図である。
【図24】 遊技用カードの平面図である。
【図25】 遊技用カードに設けられている回路の構成
を示すブロック図である。
【図26】 遊技用カードのEEPROM内に記憶(記
録)されている情報を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2,2aはパチンコ遊技機、1,1aは台間機、180
bは操作手段の一例のキースイッチ、185aは操作手
段の一例のサービス不実施キー、900はターミナルボ
ックス、907は社会還元センターである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた条件が成立した場合に予
    め定められた特定遊技状態に制御可能な遊技機を含む遊
    技用装置であって、 前記特定遊技状態の発生により所定量の価値を寄付する
    ための処理を行なうことが可能な寄付処理手段と、 遊技者によって操作可能な箇所に設けられ、前記寄付を
    行なわないための操作が可能な操作手段とを含み、 前記寄付処理手段は、前記操作手段の操作が行なわれな
    かった場合に前記所定量の価値を寄付するための処理を
    行なうことを特徴とする、遊技用装置。
  2. 【請求項2】 予め定められた条件が成立した場合に予
    め定められた特定遊技状態に制御可能な遊技機を含む遊
    技用装置であって、 前記特定遊技状態の発生により所定量の価値を賭けて抽
    選を行なう抽選手段と、 該抽選手段による抽選の結果当りとなった場合に特典を
    遊技者に付与可能な特典付与手段と、 前記抽選を行なう場合に所定量の価値を寄付するための
    処理を行なう寄付処理手段と、 遊技者によって操作可能な箇所に設けられ、前記抽選手
    段による抽選を行なわないための操作が可能な操作手段
    とを含み、 前記抽選手段は、前記操作手段の操作が行なわれなかっ
    た場合に抽選を行なうことを特徴とする、遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記寄付される所定量の価値の大きさ
    は、前記遊技機による1回の入賞により遊技者に付与さ
    れる価値以下であることを特徴とする、請求項1または
    請求項2に記載の遊技用装置。
  4. 【請求項4】 前記寄付される所定量の価値の大きさ
    は、前記遊技機によって遊技者に付与される価値の最小
    単位に定められていることを特徴とする、請求項3に記
    載の遊技用装置。
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