JP2002000908A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002000908A
JP2002000908A JP2000189792A JP2000189792A JP2002000908A JP 2002000908 A JP2002000908 A JP 2002000908A JP 2000189792 A JP2000189792 A JP 2000189792A JP 2000189792 A JP2000189792 A JP 2000189792A JP 2002000908 A JP2002000908 A JP 2002000908A
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JP
Japan
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point
card
ball
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control means
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JP2000189792A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Kazutoshi Nakajima
和俊 中島
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封入玉を用いて遊技を行なう遊技機特有の制
御に関連する手段についての構造の簡易化およびコスト
の低減を図ることである。 【解決手段】 持点の制御を行なう持点制御部90と、
持点制御部90,台間機制御部120間を情報通信可能
に接続するインタフェースである通信部93とを一体的
に形成された持点制御基板92上に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機あ
るいはコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関し、
詳しくは、遊技者所有の有価価値を特定可能な情報が記
録された記録媒体を処理する制御を行なう記録媒体処理
制御手段を有する記録媒体処理装置が付設され、前記記
録媒体の記録情報により特定される有価価値の引落とし
により遊技者に付与された持点に基づいて、遊技機内部
に封入された封入玉を繰返し弾発発射して遊技領域に打
込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、カード残高等
の遊技者所有の有価価値を特定可能な情報が記録された
カード等の記録媒体を処理する制御を行なうマイクロコ
ンピュータ等の記録媒体処理制御手段を有する記録媒体
処理装置が付設された弾球遊技機があった。
【0003】このような弾球遊技機には、記録媒体の記
録情報により特定される有価価値の引落としにより遊技
者に付与された持点に基づいて、遊技機内部に封入され
た封入玉を繰返し弾発発射して遊技領域に打込んで遊技
が行なわれるものがあった。
【0004】このような封入玉を用いる弾球遊技機にお
いては、遊技状態を制御する遊技制御手段および持点の
更新等の持点に関する制御を行なう持点制御手段等の各
種の制御手段が設けられており、前述した記録媒体処理
制御手段を含めた各制御手段間で、信号およびデータ等
の情報の通信が行なわれながら各種制御がされることに
より、弾球遊技機全体の制御が進行されるように構成さ
れる。このような制御手段間での情報通信は、通信用の
インタフェース手段を介して行なわれるようになってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような封
入玉を用いる弾球遊技機は、遊技者が玉を直接手にして
遊技を行なう従来からの弾球遊技機とは異なる新たな制
御構成を有するものであり、弾球遊技機裏面側の構造が
複雑化している。このため、持点制御手段および持点制
御手段用の通信用インタフェース手段のような、封入玉
を用いて遊技を行なう遊技機特有の制御に関連する手段
についての構造は簡易化する必要がある。また、封入玉
を用いる弾球遊技機は、新たな構造の採用により製造コ
ストが高価になりがちであるため、新たな構成部分につ
いての製造コストを低減する必要がある。
【0006】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、封入玉を用いて遊技を行なう遊技
機特有の制御に関連する手段についての構造の簡易化お
よびコストの低減を図ることが可能な弾球遊技機を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技者所有の有価価値を特定可能な情報が記録され
た記録媒体を処理する制御を行なう記録媒体処理制御手
段を有する記録媒体処理装置が付設され、前記記録媒体
の記録情報により特定される有価価値の引落としにより
遊技者に付与された持点に基づいて、遊技機内部に封入
された封入玉を繰返し弾発発射して遊技領域に打込んで
遊技が行なわれる弾球遊技機であって、前記記録媒体の
記録情報により特定される有価価値からの引落としによ
る持点の付与をするとともに、遊技状況に応じて持点を
更新する制御を行なう持点制御手段と、前記記録媒体処
理制御手段と前記持点制御手段との間を情報通信可能に
接続するインタフェース手段とを含み、前記持点制御手
段と前記インタフェース手段とは、一体的に形成された
基板に設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技領域が形成された遊
技盤と、該遊技盤を外側から保持する枠体とをさらに含
み、前記記録媒体処理装置は、前記弾球遊技機の一側部
に設けられており、前記持点制御手段および前記インタ
フェース手段が設けられた前記基板は、前記弾球遊技機
の裏面側において、前記記録媒体処理装置が付設された
前記一側部側で、前記枠体に取付けられていることを特
徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記弾球遊技機の裏面側にお
いて、前記枠体には、前記封入玉を誘導する玉通路がさ
らに設けられており、前記持点制御手段および前記イン
タフェース手段が設けられた前記基板は、前記玉通路を
避けた位置に取付けられていることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1から
3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記記録媒
体処理制御手段と前記持点制御手段との間では、前記イ
ンタフェース手段を介して遊技者の持点を示す情報が通
信されることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の構成に加えて、前記記録媒体処理制御手段
は、遊技者の持点を遊技の結果得られた遊技結果価値と
して再使用可能に預入れる処理を行なうことが可能であ
り、前記持点制御手段は、遊技者の持点を遊技の結果得
られた遊技結果価値として再使用可能に預入れる場合
に、前記記録媒体処理制御手段に遊技者の持点を示す情
報を送信する制御をさらに行なうことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の本発明は、請求項4また
は5に記載の発明の構成に加えて、前記記録媒体処理制
御手段は、遊技者の持点を所定の記録媒体に記録する処
理を行なうことが可能であり、前記持点制御手段は、前
記記録媒体処理制御手段において持点を前記所定の記録
媒体に記録する場合に、遊技者の持点を示す情報を前記
記録媒体処理制御手段に送信する制御をさらに行なうこ
とを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の本発明は、請求項6に記
載の発明の構成に加えて、前記持点を記録する所定の記
録媒体は、遊技者所有の有価価値が記録された前記記録
媒体とは別の記録媒体であることを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の本発明は、請求項6に記
載の発明の構成に加えて、前記持点を記録する所定の記
録媒体は、遊技者所有の有価価値が記録された前記記録
媒体であることを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の本発明は、請求項1から
8のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記持点制
御手段は、前記記録媒体処理制御手段との間で、遊技者
所有の有価価値を示す情報を通信することを特徴とす
る。
【0016】請求項10に記載の本発明は、請求項9に
記載の発明の構成に加えて、遊技者所有の有価価値を表
示する有価価値表示手段をさらに含み、前記持点制御手
段は、前記引落としに応じて更新可能に前記有価価値表
示手段に遊技者所有の有価価値を表示する表示制御を行
なうことを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の本発明は、請求項9に
記載の発明の構成に加えて、遊技者所有の有価価値を表
示する有価価値表示手段をさらに含み、前記記録媒体処
理制御手段は、前記有価価値表示手段の表示制御を行な
い、前記持点制御手段および前記インタフェース手段が
設けられた前記基板は、前記記録媒体処理制御手段から
前記有価価値表示手段に送信される前記表示制御のため
の信号を中継することを特徴とする。
【0018】請求項12に記載の本発明は、請求項1か
ら11のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記記
録媒体処理制御手段は、遊技者所有の有価価値の処理に
関する制御を行なう有価価値処理制御手段と、前記持点
の処理に関する制御を行なう持点処理制御手段とを含
み、前記持点制御手段は、前記有価価値処理制御手段に
対しては、前記記録媒体の記録情報により特定される有
価価値からの引落としにより持点を付与するための情報
通信をする制御を行ない、前記持点処理制御手段に対し
ては、持点を所定の記録媒体に記録させるための情報通
信をする制御を行なうことを特徴とする。
【0019】請求項13に記載の本発明は、請求項1に
記載の発明の構成に加えて、遊技者の持点を表示する持
点表示手段をさらに含み、前記記録媒体処理制御手段
は、遊技者所有の有価価値の処理に関する制御を行なう
有価価値処理制御手段と、前記持点の処理に関する制御
を行なう持点処理制御手段とを含み、前記持点制御手段
は、前記有価価値処理制御手段に対しては、前記記録媒
体の記録情報により特定される有価価値からの引落とし
により持点を付与するための情報通信をする制御をし
て、その情報通信の結果行なわれる前記有価価値からの
引落としによる持点の付与を予め定められた一単位の引
落としごとに行ない、前記持点処理制御手段に対して
は、持点を所定の記録媒体に記録させるための情報通信
をする制御を行ない、前記持点表示手段に対しては、持
点を表示し、前記一単位の引落としが複数回連続して行
なわれる場合に、前記持点表示手段に表示する遊技者の
持点を、一単位の引落としがあるごとに更新表示する表
示制御を行なうことを特徴とする。
【0020】請求項14に記載の本発明は、請求項1に
記載の発明の構成に加えて、前記記録媒体処理制御手段
は、遊技者所有の有価価値の処理に関する制御を行なう
有価価値処理制御手段と、前記持点の処理に関する制御
を行なう持点処理制御手段とを含み、前記持点制御手段
は、前記有価価値処理制御手段に対しては、前記記録媒
体の記録情報により特定される有価価値からの引落とし
により持点を付与するための情報通信をする制御をし
て、その情報通信の結果行なわれる前記有価価値からの
引落としによる持点の付与を予め定められた一単位の引
落としごとに行ない、前記持点処理制御手段に対して
は、持点を所定の記録媒体に記録させるための情報通信
をする制御を行ない、前記持点表示手段に対しては、持
点を表示し、前記一単位の引落としが複数回連続して行
なわれる場合に、前記持点表示手段に表示する遊技者の
持点を、連続した引落としのうち最後の一単位の引落と
しがあった時点でまとめて更新表示する表示制御を行な
うことを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、次のように
作用する。持点制御手段の働きにより、記録媒体の記録
情報により特定される有価価値からの引落としによる持
点の付与をするとともに、遊技状況に応じて持点を更新
する制御が行なわれる。インタフェース手段の働きによ
り、記録媒体処理制御手段と持点制御手段との間が情報
通信可能に接続される。そして、持点制御手段とインタ
フェース手段とは、一体的に形成された基板に設けられ
ている。
【0022】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
遊技領域が形成された遊技盤が外側から枠体により保持
されている。記録媒体処理装置が、弾球遊技機の一側部
に設けられている。持点制御手段およびインタフェース
手段が設けられた基板は、弾球遊技機の裏面側におい
て、記録媒体処理装置が付設された前記一側部側で、枠
体に取付けられている。
【0023】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
弾球遊技機の裏面側において、枠体には、封入玉を誘導
する玉通路がさらに設けられている。持点制御手段およ
びインタフェース手段が設け請求項4に記載の本発明に
よれば、請求項1から3のいずれかに記載の発明の作用
に加えて、次のように作用する。記録媒体処理制御手段
と持点制御手段との間では、インタフェース手段を介し
て遊技者の持点を示す情報が通信される。
【0024】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
記録媒体処理制御手段は、遊技者の持点を遊技の結果得
られた遊技結果価値として再使用可能に預入れる処理を
行なうことが可能である。持点制御手段は、遊技者の持
点を遊技の結果得られた遊技結果価値として再使用可能
に預入れる場合に、記録媒体処理制御手段に遊技者の持
点を示す情報を送信する制御をさらに行なう。
【0025】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
4または5に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。記録媒体処理制御手段のさらなる働きにより、
遊技者の持点を所定の記録媒体に記録する制御を行なう
ことが可能である。持点制御手段のさらなる働きによ
り、記録媒体処理制御手段において持点を所定の記録媒
体に記録する制御が行なわれる場合に、遊技者の持点を
示す情報を記録媒体処理制御手段に送信する制御が行な
われる。
【0026】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
6に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
持点を記録する所定の記録媒体が、遊技者所有の有価価
値が記録された記録媒体とは別の記録媒体である。
【0027】請求項8に記載の本発明によれば、請求項
6に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
持点を記録する所定の記録媒体は、遊技者所有の有価価
値が記録された記録媒体である。
【0028】請求項9に記載の本発明によれば、請求項
1から8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。持点制御手段のさらなる働きにより、
記録媒体処理制御手段との間で、遊技者所有の有価価値
を示す情報が通信される。
【0029】請求項10に記載の本発明によれば、請求
項9に記載の発明の作用に加えて、次のように作用す
る。有価価値表示手段の働きにより、遊技者所有の有価
価値が表示される。持点制御手段のさらなる働きによ
り、引落としに応じて更新可能に有価価値表示手段に遊
技者所有の有価価値を表示する表示制御が行なわれる。
【0030】請求項11に記載の本発明によれば、請求
項9に記載の発明の作用に加えて、次のように作用す
る。有価価値表示手段により、遊技者所有の有価価値が
表示れる。記録媒体処理制御手段のさらなる働きによ
り、有価価値表示手段の表示制御が行なわれる。持点制
御手段およびインタフェース手段が設けられた基板の働
きにより、記録媒体処理制御手段から有価価値表示手段
に送信される表示制御のための信号が中継される。
【0031】請求項12に記載の本発明によれば、請求
項1から11のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
次のように作用する。記録媒体処理制御手段に含まれる
有価価値処理制御手段の働きにより、遊技者所有の有価
価値の処理に関する制御が行なわれる。記録媒体処理制
御手段に含まれる持点処理制御手段の働きにより、持点
の処理に関する制御が行なわれる。持点制御手段のさら
なる働きにより、有価価値処理制御手段に対しては、記
録媒体の記録情報により特定される有価価値からの引落
としにより持点を付与するための情報通信をする制御が
行なわれる。さらに、持点処理制御手段に対しては、持
点を所定の記録媒体に記録させるための情報通信をする
制御が行なわれる。
【0032】請求項13に記載の本発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用す
る。持点表示手段の働きにより、遊技者の持点が表示さ
れる。記録媒体処理制御手段に含まれる有価価値処理制
御手段の働きにより、遊技者所有の有価価値の処理に関
する制御が行なわれる。記録媒体処理制御手段に含まれ
る持点処理制御手段の働きにより、持点の処理に関する
制御が行なわれる。持点制御手段の働きにより、有価価
値処理制御手段に対しては、記録媒体の記録情報により
特定される有価価値からの引落としにより持点を付与す
るための情報通信をする制御をして、その情報通信の結
果行なわれる前記有価価値からの引落としによる持点の
付与が予め定められた一単位の引落としごとに行なわれ
る。さらに、持点処理制御手段に対しては、持点を所定
の記録媒体に記録させるための情報通信をする制御が行
なわれる。さらに、持点表示手段に対しては、持点を表
示し、一単位の引落としが複数回連続して行なわれる場
合に、持点表示手段に表示する遊技者の持点を、一単位
の引落としがあるごとに更新表示する表示制御が行なわ
れる。
【0033】請求項14に記載の本発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用す
る。持点表示手段の働きにより、遊技者の持点が表示さ
れる。記録媒体処理制御手段に含まれる有価価値処理制
御手段の働きにより、遊技者所有の有価価値の処理に関
する制御が行なわれる。記録媒体処理制御手段に含まれ
る持点処理制御手段の働きにより、持点の処理に関する
制御が行なわれる。持点制御手段の働きにより、有価価
値処理制御手段に対しては、記録媒体の記録情報により
特定される有価価値からの引落としにより持点を付与す
るための情報通信をする制御をして、その情報通信の結
果行なわれる前記有価価値からの引落としによる持点の
付与が予め定められた一単位の引落としごとに行なわれ
る。さらに、持点処理制御手段に対しては、持点を所定
の記録媒体に記録させるための情報通信をする制御が行
なわれる。さらに、持点表示手段に対しては、持点を表
示し、一単位の引落としが複数回連続して行なわれる場
合に、持点表示手段に表示する遊技者の持点を、連続し
た引落としのうち最後の一単位の引落としがあった時点
でまとめて更新表示する表示制御が行なわれる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、弾球遊
技機の一例としてパチンコ遊技機をとり上げて説明する
が、本発明はこれに限らず、たとえば、コイン遊技機等
であってもよく、遊技者所有の有価価値を特定可能な情
報が記録された記録媒体を処理する制御を行なう記録媒
体処理制御手段を有する記録媒体処理装置が付設され、
前記記録媒体の記録情報により特定される有価価値の引
落としにより遊技者に付与された持点に基づいて、遊技
機内部に封入された封入玉を繰返し弾発発射して遊技領
域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であればすべ
て対象となる。
【0035】第1実施形態 図1は、遊技場に設けられたパチンコ遊技機9および台
間機10の正面図である。遊技場においては、複数の遊
技機設置島(図示省略)が設けられており、各遊技機設
置島に、複数台の遊技機9が並んで配置されており、複
数台の遊技機9のそれぞれに対応して、複数の台間機1
0が配置されている。
【0036】パチンコ遊技機9は、その内部に封入され
て循環し遊技に使用されるパチンコ玉(封入玉)を繰返
し弾発発射して遊技領域に打込んで遊技が行なわれる封
入玉式の弾球遊技機である。したがって、このパチンコ
遊技機9で遊技を行なう遊技者は、パチンコ玉を直接手
にすることはなく、パチンコ遊技機9において持点表示
部12に表示される持点に基づいて遊技を行なう。
【0037】台間機10は、後述する遊技用のカードを
処理するカード処理装置(カードユニットとも呼ばれ
る)よりなり、対応するパチンコ遊技機9のたとえば、
左側に付設されている。台間機10の正面側には、作動
ランプ16、台間機表示部17、プリペイドカード挿入
排出口180、および、会員カード挿入排出口190が
設けられている。台間機10の内部において、プリペイ
ドカード挿入排出口180の近傍には、プリペイドカー
ドに対して情報の読出しおよび書込みを行なうためのプ
リペイドカードリーダライタ18が設けられている。ま
た、台間機10の内部において、会員カード挿入排出口
190の近傍には、会員カードに対して情報の読出しお
よび書込みを行なうための会員カードリーダライタ19
が設けられている。
【0038】作動ランプ16は、台間機10が作動して
いる状態、すなわち、台間機10が使用可能な状態にあ
る場合に点灯される。そして、作動ランプ16が点灯し
ている状態において、遊技者がプリペイドカード挿入排
出口180にプリペイドカードを挿入すれば、プリペイ
ドカードリーダライタ18により、挿入されているプリ
ペイドカードの記録情報が読出される。遊技者は、この
台間機10にプリペイドカードを挿入して所定の玉貸操
作を行なうことにより、持点の付与を受け、その持点を
用いたパチンコ遊技機9での遊技が可能となる。
【0039】プリペイドカードは、後述するように、遊
技者所有の有価価値(たとえば、カード残高)を特定可
能な情報を記録した記録媒体であり、たとえば、磁気記
録式のカードである。プリペイドカードは、遊技場に設
置されたカード発行装置において遊技者が所定の金額を
支払うことにより購入できる。プリペイドカードには、
カード番号、カード種別、発行店コード、発行日、セキ
ュリティコード、および、カード残高等の情報が記録さ
れる。プリペイドカードにおいては、カード残高および
持点の情報が書換え可能である。プリペイドカードが挿
入された場合、台間機10は、挿入されたプリペイドカ
ードの記録情報を読取り、遊技者の玉貸し操作に応じて
プリペイドカードのカード残高から所定金額を引落して
持点に変換することにより玉貸し(持点の付与)を行な
う。
【0040】また、作動ランプ16が点灯している状態
において、遊技者が会員カードを挿入すれば、会員カー
ドリーダライタ19により、挿入されている会員カード
の記録情報が読出される。ただし、会員カードは、予め
登録された暗証番号が遊技者により入力された場合にの
み使用することが可能になる。台間機10においては、
プリペイドカードに加えて、会員カードが挿入された場
合には、貯玉および再プレイ等の貯玉に関する取引を行
なうことが可能になる。
【0041】この会員カードは、遊技場において会員登
録された者に対して個人ごとに発行される記録媒体であ
って、貯玉の預入れおよび再プレイの実行等の予め定め
られた会員の特典を享受する場合に使用されるカードで
ある。会員カードには、カード番号、カード種別、発行
店コード、発行日、セキュリティコード、会員番号、お
よび、暗証番号等の情報が記録される。会員カードは、
遊技場内に設けられた会員登録装置または遊技場のカウ
ンタにおいて、会員登録をした場合に、会員登録者に対
して発行される。また、ここで、貯玉とは、遊技者所有
の持点または玉等の価値を遊技場側に預入れる行為およ
びその預入れられた価値をいう。また、再プレイとは、
遊技者が貯玉を用いて玉貸しを受けて遊技を行なうこと
をいう。
【0042】会員カードが挿入された場合、台間機10
は、会員カードの記録情報を読取る。そして、台間機1
0は、所定のセキュリティチェックを行なった後、正規
の会員カードについて、遊技者の貯玉操作に応じて貯玉
の預入れを行なわせるとともに、遊技者の再プレイ操作
に応じて再プレイを行なわせる。
【0043】遊技場においては、後述する店舗内管理装
置が、当該会員のそれぞれについて、会員登録情報を管
理する。ここで、会員登録情報とは、会員について登録
された情報である。会員登録情報には、会員カードの発
行を受けた遊技場(自店)の店コード、会員の会員番
号、暗証番号、貯玉数、氏名、郵便番号、住所、電話番
号、免許証番号、登録日、および、会員カードの再発行
の有無等の各種の個人情報情報が含まれる。
【0044】景品交換を希望する遊技者は、プリペイド
カードおよび会員カードの一方または両方を景品交換カ
ウンタに持参して係員に手渡し、希望する景品が一般景
品であるか特殊景品であるかの区別、および、一般景品
の場合の景品の品目および数量等の景品交換に関する希
望事項を係員に告げる。そして、係員は、遊技者の希望
にしたがって、景品交換カウンタに設けられたPOS
(point of Sales)装置を操作する。P
OS装置が設けられた景品交換カウンタにおいては、持
点と貯玉とをそれぞれ景品に交換することが可能であ
る。
【0045】景品交換をする場合においては、プリペイ
ドカードを使用すればプリペイドカードに記録された持
点を景品に交換することが可能であり、会員カードを使
用すれば貯玉を景品に交換することが可能である。貯玉
が景品に交換された場合には、景品交換後に残った貯玉
数を示す情報がPOS装置から店舗内管理装置に送られ
る。店舗内管理装置では、POS装置から与えられた貯
玉数を示す情報に基づいて、景品交換後の貯玉数を管理
する。
【0046】店舗内管理装置は、遊技場3内での各種の
情報を管理する装置であり、情報管理用のコンピュータ
を含む。店舗内管理装置には、情報を表示するための表
示部と情報を入力するための入力部とが含まれている。
この店舗内管理装置は、台間機10、会員登録機および
POS等の遊技場内に設けられている各種装置から送ら
れてくる各種の情報に基づいて、管理用のコンピュータ
が所定の情報処理を行なうことにより、前述した会員登
録情報の管理等の各種の情報管理を行なう。そのように
管理されている情報は、情報の種別ごとに分類されてデ
ータべースに記憶されている。たとえば、店舗内管理装
置は、会員登録情報において、貯玉数を管理しており、
貯玉の預入れがあった場合および再プレイにより貯玉が
使用された場合に、その管理している貯玉数を更新す
る。貯玉数は、会員ごとに店舗内管理装置で管理してい
るため、本実施形態の場合には会員カードにはデータが
記録されない。
【0047】台間機表示部17は、情報を表示するため
の液晶表示パネル(タッチパネルとしての機能を含む)
よりなる表示面170を有している。台間機表示部17
は、プリペイドカード挿入排出口180の上方に取付け
られている。台間機表示部17の表示面170は、パチ
ンコ遊技機9前に着座した遊技者の方を向く態様で設け
られている。このため、台間機表示部17は、表示内容
が遊技者にとって容易に視認しやすいようになってい
る。台間機表示部17においては、貯玉数、所定の広
告、操作案内、各種操作ボタン等の各種の画像が表示さ
れる。
【0048】パチンコ遊技機9において、上下に分割さ
れた前面枠2a,3aのうちの下側の前面枠3aには、
操作パネル11が設けられている。この操作パネル11
には、持点表示部12、プリペイドカード残高表示部1
3、玉貸キー14、および、返却キー15が設けられて
いる。
【0049】正規のプリペイドカードがプリペイドカー
ド挿入排出口180に挿入されると、挿入されているプ
リペイドカードの記録情報が読み出され、プリペイドカ
ードのカード残高がプリペイドカード残高表示部13に
表示される。その状態において遊技者が玉貸キー14を
操作すれば、予め定められた玉貸単位額分の額がプリペ
イドカードのカード残高から引落されて減額され、玉貸
単位額分の持点が遊技者に付与される。このような操作
が玉貸し操作と呼ばれる。持点表示器12においては、
遊技者の持点が表示される。引落し操作により遊技者に
付与された持点は、持点表示部12において、持点が加
算更新表示されることにより示される。
【0050】正規の会員カードが会員カード挿入排出口
190に挿入された後に正規の暗証番号が入力され、会
員カードの使用が許可されると、貯玉数情報、リプレイ
キー、および、貯玉キー等の貯玉の処理に関連する画像
が台間機表示部17に表示される。ここで、貯玉数情報
とは、その会員カードを所有している遊技者の貯玉数を
示す情報である。
【0051】そして、その状態において遊技者が表示面
170においてリプレイキーを操作すれば、表示されて
いる貯玉数から予め定められた玉貸単位額分の貯玉数が
引落とされて減算され、玉貸単位額分の持点が遊技者に
付与される。このような操作が再プレイ操作と呼ばれ
る。再プレイ操作により遊技者に付与された持点は、持
点表示部12において、持点が加算更新表示されること
により示される。
【0052】パチンコ遊技機9は、前述したように、玉
封入式のパチンコ遊技機であり、このパチンコ遊技機9
で遊技を行なう遊技者はパチンコ玉を直接手にすること
はなく、パチンコ遊技機9の持点表示部12に表示され
る持点に基づいて遊技を行なう。この持点には、遊技者
が遊技結果により得た持点および遊技開始前の引落しに
より得た持点が含まれる。また、この実施形態において
は、持点が遊技結果により景品玉(出玉)が払出される
パチンコ遊技機の場合と同様の概念で遊技者が遊技でき
るように玉数(持点数)として表される。
【0053】遊技者により返却キー15が押圧操作され
ると、パチンコ遊技機9における遊技が終了される。そ
の場合、持点表示部12に表示されている持点を示す情
報が、プリペイドカードに記録されるとともに、プリペ
イドカード残高表示部13に表示されている残高がカー
ド残高としてプリペイドカードに更新記録される。そし
て、これらの記録の終了したプリペイドカードは、プリ
ペイドカード挿入排出口180から排出される。また、
会員カードも同様に、返却キー15の押圧操作に応じ
て、会員カード挿入排出口190から排出される。ま
た、会員カードが挿入されている場合であって、表示面
170において貯玉キーが操作された場合には、現在の
持点を貯玉として預入れることができる。
【0054】持点の存在する状態で遊技者が打球操作ハ
ンドル4aを操作すれば、パチンコ遊技機9内に封入さ
れているパチンコ玉が1発ずつ弾発発射され、遊技領域
100内に打込まれる。打込まれたパチンコ玉は後述す
る図7に示される打球センサ37により1つずつ検出さ
れ、検出のあるごとに持点表示部12に表示される持点
数が1つずつ減算更新される。
【0055】発射勢いが弱すぎて遊技領域100にまで
到達しなかったパチンコ玉であるファール玉は、後述す
る図2に示されるファール玉入口50により回収され、
後述する図2に示されるファール玉検出器28で検出さ
れる。ファール玉が検出されるごとに持点表示部12に
表示される持点が1つずつ加算更新される。これによ
り、遊技者は打玉が遊技領域100にまで達する機会を
得ることなく打球センサ(図7参照)の検出により減算
更新された持点を再度使用することができる。
【0056】遊技領域100に打込まれた打玉が始動口
105に入賞すれば始動入賞玉センサ117により検出
され、遊技領域100の中央部に設けられた可変表示装
置101の可変表示領域102(たとえば、可変表示領
域は、左,中,右に並んだ3つの可変表示領域を有する)
において、数字等の複数種類の図柄よりなる特別図柄の
可変表示(更新表示または変動表示とも呼ばれる)が開
始される。なお、打玉が始動口105に入賞することを
特に始動入賞と呼ぶ。
【0057】そして、可変表示装置101における特別
図柄の可変表示の停止結果が予め定められた特定の表示
態様(たとえば777等のゾロ目の図柄の組合せ)とな
れば、特定遊技状態としての大当り状態が発生する。大
当り状態が発生すれば、ソレノイド130が励磁され、
これにより、可変表示装置101の下方部分に位置する
可変入賞球装置109に設けられた開閉板111が開成
状態となって大入賞口110が開放され、可変入賞球装
置109が遊技者にとって有利な第1の状態となる。そ
して、可変入賞球装置109においては、パチンコ玉の
可変入賞球装置109への所定個数(たとえば10個)
の入賞、あるいは所定期間(たとえば30秒間)の経過
のうち、いずれか早い方の条件が成立することによりこ
の第1の状態が終了し、開閉板111が閉成して大入賞
口110が閉塞された遊技者に不利な第2の状態に変化
する。
【0058】可変表示装置101の可変表示中に再度打
玉が始動口105に入賞すれば、その始動入賞が記憶さ
れて可変表示装置101が可変停止した後再度可変開始
できる状態になるまで待ってその始動入賞に基づいて可
変表示装置101が再度可変開始される。この始動入賞
記憶の上限値は、「4」に定められており、現時点にお
ける始動入賞記憶個数が始動入賞個数表示器104に表
示される。
【0059】可変入賞球装置109が第1の状態となっ
ている期間中に可変入賞球装置109内に進入したパチ
ンコ玉は10カウントセンサ116あるいは特定入賞玉
センサ115により検出される。パチンコ玉が特定入賞
玉センサにより検出されれば、その回における可変入賞
球装置109の第1の状態が終了するのを待って再度可
変入賞球装置109を第1の状態に制御する繰返し継続
制御が行なわれる。この繰返し継続制御の実行上限回数
はたとえば16回と定められている。このような繰返し
継続制御の実行回数は、ラウンド数と呼ばれる。このパ
チンコ遊技機9では、大当り状態が発生すると、第1ラ
ウンドから最大限第16ラウンドまで繰返し継続制御が
実行可能である。その第1ラウンド数を示す数値が、7
セグメントLED表示器よりなるラウンド数表示器10
3に表示される。
【0060】繰返し継続制御が終了した後、いわゆる大
当り状態が終了して、再び大当りが発生しない限り開閉
板111が開成しない状態となる。なお、このような状
態に移行した際、状態移行前に発生した大当りが、特
に、ある特別の図柄の組合せによるものである場合に
は、大当りが発生する確率が高くなるなるように制御さ
れる。つまり、大当りが発生する図柄の組合せが複数種
類あり、そのうちのある図柄の組合せで大当りが発生し
た場合に、大当りが発生する確率が高くなるように制御
されるのである。
【0061】このように大当り確率の変動した遊技状態
が特に確率変動状態(略称、確変)と呼ばれる。このよ
うな大当り確率が変動した状態は、たとえばその後大当
りが2回発生するまで継続する。また、このパチンコ遊
技機9では、大当りが発生する図柄(数値)の組合わせ
のうち、所定の図柄(数値)がラッキーナンバーとして
定められている。大当りが発生した場合の図柄(数値)
の表示結果が、遊技場が定めたラッキーナンバーと一致
した場合には、遊技者に特別のサービスとして、所定の
特典が与えられる。この特典は、たとえば、その回の大
当りの発生に伴って付与された有価価値を景品交換する
ことなく引続き遊技に使用できる等である。
【0062】前述したように、打玉が可変入賞球装置1
09内に入賞した場合には、その入賞玉が10カウント
センサ116あるいは特定入賞玉センサ115により検
出される。また、打玉が可変入賞球装置109の通常入
賞口112a,112bに入賞すればその入賞玉が入賞
検出センサ119a,119bにより検出される。ま
た、打玉が始動口105に入賞すればその入賞玉が始動
入賞玉センサ117により検出される。また、打玉が通
常入賞口108a,108bに入賞すればその入賞玉が
入賞検出センサ118a,118bにより検出される。
このような各入賞領域への打玉の入賞が検出されれば、
その入賞に応じた所定数の持点が遊技者に付与される。
つまり、入賞領域の種別ごとに持点の付与数が予め定め
られており、入賞領域の種別に対応した持点が付与され
るのである。このようにして遊技者に付与された持点数
は、持点表示部12において加算更新表示される。ま
た、いずれの入賞領域にも入賞しなかったパチンコ玉は
遊技領域100の下部に設けられたアウト口113によ
り回収される。
【0063】なお、パチンコ遊技機9の前面枠2aに
は、大当りの発生等の遊技状態に応じて所定の点灯表示
または所定の点滅表示等が行なわれる遊技効果ランプ1
4a,15aが設けられている。また、パチンコ遊技機
9の前面枠2aの左右には、遊技状態に応じて音声等の
所定の効果音を発生させるためのスピーカ13a,13
aが設けられている。さらに、遊技領域100内におい
て、可変表示装置101上部には、大当りの発生等の遊
技状態に応じて所定の点灯表示または所定の点滅表示等
が行なわれる遊技効果ランプ10bが設けられている。
さらに、遊技領域100内の左右端部には、大当りの発
生等の遊技状態に応じて所定の点灯表示または所定の点
滅表示等が行なわれる遊技効果ランプ107が設けられ
ている。
【0064】図2は、パチンコ遊技機9および台間機1
0の裏面図である。パチンコ遊技機9には、所定数のパ
チンコ玉が封入された封入玉循環経路が設けられてお
り、封入されたパチンコ玉が循環して繰返し遊技に使用
される。また、封入玉循環経路の経路途中に、玉タンク
59に排出された封入玉を発射玉誘導路53まで揚送す
るための玉還元機55と、玉還元機55により揚送途中
の封入玉を研磨し、玉の表面の汚れを磨き落とす研磨装
置54とが設けられている。玉還元機55は、スプロケ
ット58、リフトモータ103a、搬送路62を含み、
パチンコ遊技機9と独立して取外し可能である。さら
に、玉還元機55には、研磨装置54を着脱可能に装着
するための装着部が設けられている。玉還元機55の搬
送路62の上方部分は、図示するように伸縮可能な蛇腹
部材で構成されており、この蛇腹部材は、発射玉誘導路
53との連結口91より取外し可能である。したがっ
て、必要に応じて玉還元機55内の玉抜きを行なうこと
が可能である。
【0065】また、パチンコ遊技機9において、前述し
た打球操作ハンドル4aの設置位置の裏面側には、打球
操作ハンドル4aの操作にしたがって駆動される打球発
射装置66が設けられている。打球発射装置66は、発
射制御基板67に、発射モータ68および打球発射ハン
マ69等の打球発射用の部品が設けられたものであり、
発射モータ68により打球発射ハンマ69が間欠的に駆
動され、これにより、打込玉出口49から打球発射位置
に誘導された玉が繰返し弾発発射される。打球発射装置
66には、図示が省略されているが、打玉が発射された
場合に、その発射が行なわれたことを検出する打球セン
サ(図7に示す打球センサ37)が設けられている。
【0066】パチンコ遊技機9の遊技盤保持枠としての
前面枠3aには、遊技盤取付用の回動レバー57が設け
られており、この回動レバー57を回動操作することに
より、遊技盤42が着脱可能となる。一方、遊技領域1
00に設けられている入賞口や可変入賞球装置などから
入賞したすべての入賞玉は入賞玉集合カバー部材44を
通じて入賞玉検出器46へ誘導される。そして、入賞玉
検出器46で検出された入賞玉はアウト口113から回
収されたパチンコ玉とともに合流樋47に誘導される。
合流樋47に誘導されたパチンコ玉は、その後、打込玉
検出器48により検出される。
【0067】一方、ファール玉は、ファール玉戻り口5
0から排出された後、ファール玉検出28で検出され
て、打込玉検出器48により検出されたパチンコ玉と合
流する。なお、発射勢いがあまりに弱過ぎて遊技領域1
00まで到達しなかったパチンコ玉は、ファール玉戻り
口51に進入した後、合流樋47を誘導されるパチンコ
玉と合流する。一方、合流樋47を流下するすべてのパ
チンコ玉は、玉タンク59へ排出される。
【0068】玉タンク59に排出されたパチンコ玉は、
玉還元機55へ誘導される。玉還元機55には、リフト
モータ103aの駆動力により誘導されたパチンコ玉を
係合させつつ回転するスプロケット58が設けられてい
る。スプロケット58は、パチンコ玉をその上方まで揚
送し、搬送路62へ案内する。
【0069】そして、搬送路62へ案内されたパチンコ
玉は、後続するパチンコ玉に押し進められて搬送路62
内を揚送される。搬送路62の経路途中には、その一部
が搬送路62外部に露出した遊技媒体露出部(図示省
略)が設けられており、その遊技媒体露出部に沿うよう
に研磨装置54の研磨部材が配置されている。搬送路6
2を揚送途中のパチンコ玉は、この遊技媒体露出部にお
いて研磨部材と当接することによりその汚れが磨き落と
される。なお、研磨装置54は、搬送路62に対して容
易に着脱可能であり、研磨部材の劣化などに応じて交換
される。
【0070】研磨装置54により研磨されたパチンコ玉
は、搬送路62の上部まで搬送された後、発射玉誘導路
53へ放出される。発射玉誘導路53へ放出されたパチ
ンコ玉は、補給玉検出器56で検出された後、玉出し通
路52に誘導される。玉出し通路52は、所定個数(た
とえば4個)のパチンコ玉をその通路内に滞留させるこ
とが可能な通路長さに構成されており、玉出しレバー部
(図示省略)が操作されない限り、滞留中のパチンコ玉
は、玉出し穴(図示省略)から排出されない。したがっ
て、玉出し通路52が所定個数のパチンコ玉で埋まった
後は、補給玉検出器56で検出されたパチンコ玉はへ流
下し、再び弾発発射されることが可能となる。なお、補
給玉検出器56でパチンコ玉が検出されることにより、
玉還元機55が正常に動作しているか否かを把握するこ
とができる。
【0071】この場合には、玉還元機55がパチンコ遊
技機9と別体に構成されているので、遊技盤42の交換
が可能であることはもちろん、パチンコ遊技機そのもの
を交換することも可能である。
【0072】また、パチンコ遊技機9そのものに玉還元
機55が内蔵されていない分だけ、パチンコ遊技機を製
造するコストの低減を図ることができる。
【0073】前述した封入玉循環経路のうち、玉タンク
59、玉還元機55、研磨装置54、および、搬送路6
2を除く部分は、玉通路ユニット400としてユニット
化されている。これにより、封入玉循環経路は、玉通路
ユニット400部分が取付けおよび取外しが容易とな
り、メンテナンスおよび交換が容易となる。
【0074】また、弾発発射されたパチンコ玉は、ファ
ール玉を含めてすべて搬送路62を介して循環されるた
めに、その度に研磨装置54によりパチンコ玉が研磨さ
れることになる。したがって、研磨装置54の研磨部材
として研磨能力がさほど高くなくても、封入玉循環経路
内のパチンコ玉を汚れのない状態に保つことができる。
したがって、研磨装置54の研磨部材として研磨能力の
さほど高くない、比較的に安価なものを適用でき、コス
トの低減を図ることができる。また、パチンコ玉が研磨
される間も遊技を継続して行なうことができるので、パ
チンコ玉を研磨するためにわざわざパチンコ遊技機9の
稼働を停止しなければならないなどといった不都合をも
回避できる。
【0075】また、台間機10の内部には、台間機10
におけるカード処理制御、台間機表示部17の表示制
御、および、情報通信制御等の台間機10の動作を制御
する台間機制御部120と、情報通信用のインタフェー
スとしての通信部105,127とを含む台間機制御用
の各種電子部品が実装された台間機制御基板130が設
けられている。
【0076】また、パチンコ遊技機9の裏面側での遊技
盤42において、可変表示装置101の取付位置よりも
上方部分には、パチンコ遊技機9の遊技状態を制御する
ための遊技制御部900を含む遊技制御用の各種電子部
品が実装された遊技制御基板910が、基板ボックス9
01に収容された態様で設けられている。
【0077】また、パチンコ遊技機9の裏面側での前面
枠3bにおいて、玉通路ユニット400の右下方部分に
は、前述した持点の付与に関する制御をするための持点
制御部90および情報通信用のインタフェースとしての
通信部93を含む持点制御用の各種電子部品が実装され
た持点制御基板92が、基板ボックス95に収容された
態様で設けられている。玉通路ユニット400は、パチ
ンコ遊技機9の裏面側から見て右下部に凹部400aが
形成されており、その凹部400a内に基板ボックス9
5が位置している。つまり、持点制御基板92は、パチ
ンコ遊技機9の裏面側での前面枠3aにおいて、玉通路
ユニット400を避けた態様で、台間機制御基板130
と玉通路ユニット400との間に設けられている。この
持点制御基板92では、持点制御部90と通信部93と
が、一体的に形成された基板(持点制御基板92)上に
設けられている。
【0078】遊技制御基板910と持点制御基板92と
の間では、遊技制御部900と持点制御部90とが遊技
制御基板910に設けられた出力バッファ900aおよ
び持点制御基板92に設けられた入力バッファ90aを
介して、情報通信可能に接続されている。また、持点制
御基板92と台間機制御基板130との間では、持点制
御部90と台間機制御部120とが通信部93,105
を介して、情報通信可能に接続されている。また、台間
機制御部120は、通信部127を介して、店舗内管理
装置4に情報通信可能に接続されている。
【0079】なお、持点制御基板92の基板ボックス9
5は、前面枠3bに直付けされている例を示したが、こ
れに限らず、基板ボックス95は、前面枠3bに取付ベ
ース等の取付部材を設け、その取付部材を介して前面枠
3bに取付けられるようにしてもよい。
【0080】次に、会員カードとして用いられるICカ
ードの構成を詳細に説明する。図3は、会員カードとし
て用いられるICカードの平面図である。
【0081】図3を参照して、ICカード700は、台
間機10のようなカード処理装置に接触して使用される
所謂接触型のICカードである。ICカード700に
は、コネクタ701、ICカードマイクロコンピュータ
702、および、EEPROM703が設けられてい
る。ICカードマイクロコンピュータ702およびEE
PROM703は、カード内部に内蔵されており、コネ
クタ701がカード表面に露出している。
【0082】次に、ICカード700に設けられている
回路の構成を説明する。図4は、図3に示されたICカ
ード700に設けられている回路の構成を示すブロック
図である。
【0083】コネクタ701は、前述した台間機10等
の外部機器との間で信号の入出力を行なうために設けら
れている。ICカードマイクロコンピュータ702に
は、CPU702a、ROM702b、および、RAM
702cが含まれている。
【0084】CPU702aは、ROM702bに格納
されている制御プログラムに基づいて制御動作を所定の
順序で実行する。RAM702cは、制御プログラムの
実行の際に作業領域として用いられ、各種の情報を記憶
する。CPU702aの演算に使用される各種演算カウ
ンタが記憶されている。EEPROM703は、各種情
報の再書込が可能なメモリであり、ICカードの種別を
認識するためのカード種別番号、セキュリティコード、
その他カードの種別に応じたさまざまな情報が記録され
ている。
【0085】ICカードマイクロコンピュータ702に
は、前述したCPU702a、ROM702b、およ
び、RAM702cの他に、コネクタ701を介して入
力される入力信号を受けてCPU702aに入力データ
を与えるとともにCPU702aからの出力情報を受け
てコネクタ701に出力する入出力インタフェースやパ
ワーオンリセット回路,クロック発生回路,パルス分周
回路,アドレスデコード回路などが設けられている。E
EPROM703内には、カードの種別を識別可能なカ
ード種別番号の他、後述するような各種情報が記憶され
ている。
【0086】このようなICカード700が台間機10
等のカード処理装置に挿入されると、カード処理装置内
のリーダライタ(たとえば、会員カードリーダライタ)
のコネクタがICカードのコネクタ701と電気的に接
触し、ICカード内に記憶されている情報が読出し可能
になり、またその情報が更新可能になる。
【0087】次に、プリペイドカードおよび会員カード
に記録されている情報を説明する。図5は、プリペイド
カードに記録されている情報を説明するための説明図で
ある。プリペイドカードには、カード番号801、カー
ド種別802、発行店コード803、発行日804、セ
キュリティコード805、カード残高806、持点80
7、および、その他の情報808が記録されている。
【0088】カード番号802は、複数のプリペイドカ
ードの中から一のプリペイドカードを特定し識別するた
めに用いられる情報であり、発行されるプリペイドカー
ドには重複したカード番号が付されることはない。カー
ド種別801は、カードの種別を判別するために記録さ
れる情報であり、プリペイドカードの場合には、プリペ
イドカードであることを示すカード種別が記録されてい
る。そのカード種別の情報により、カードがプリペイド
カードである旨が示される。発行店コード803は、プ
リペイドカードを発行したホールを特定するための情報
である。この発行店コード803により、プリペイドカ
ードが発行された店(遊技場)を特定することが可能で
ある。
【0089】発行日804は、プリペイドカードが発行
された年月日を示す情報である。セキュリティコード8
05は、カードのセキュリティを保持するための情報で
ある。セキュリティコード805は、台間機10等のカ
ード処理装置がカードの記録情報を読込むにあたって最
初に読取られる情報である。このセキュリティコード8
05が予め登録されているコードと一致しない場合には
その他の記録情報の読取処理が実行されないように構成
されている。
【0090】カード残高806は、遊技者所有の有価価
値としてのプリペイドカード残高であり、前述したよう
に遊技者が玉貸操作を行なうことにより引落とされて減
算更新される。持点807は、遊技の結果遊技者が得た
遊技結果価値として記録可能な持点であり、前述したよ
うに、景品に交換することが可能である。また、以上に
示した情報の他にも、その他の情報808として、カー
ド管理情報等の各種情報が記録される。
【0091】次に、会員カードのEEPROM703内
に記憶されている情報を説明する。図6は、会員カード
に記録されている情報を説明するための説明図である。
【0092】カード番号901は、複数の会員カードの
中から一の会員カードを特定し識別するために用いられ
る情報であり、発行される会員カードには重複したカー
ド番号が付されることはない。カード種別902は、カ
ードの種別を判別するために記録される情報であり、会
員カードの場合には、会員カードであることを示すカー
ド種別が記録されている。そのカード種別の情報によ
り、カードが会員カードである旨が示される。発行店コ
ード903は、会員カードを発行したホールを特定する
ための情報である。この発行店コード903により、会
員カードが発行された店(遊技場)を特定することが可
能である。
【0093】発行日904は、会員カードが発行された
年月日を示す情報である。セキュリティコード905
は、カードのセキュリティを保持するための情報であ
る。セキュリティコード905は、台間機10等のカー
ド処理装置がカードの記録情報を読込むにあたって最初
に読取られる情報である。このセキュリティコード90
5が予め登録されているコードと一致しない場合にはそ
の他の記録情報の読取処理が実行されないように構成さ
れている。
【0094】会員番号906は、各会員に個別に付与さ
れた番号であり、付与される会員番号には重複した番号
が付されることはない。暗証番号907は、会員登録の
際に遊技者が決める情報である。その暗証番号907の
情報は、貯玉を用いて再プレイをする際、および、貯玉
を用いて景品交換をする際などにおいて、遊技者の使用
している会員カードが遊技者本人のものであることを確
認する際に使用されるものである。また、以上に示した
情報の他にも、その他の情報908として、カード管理
情報等の各種情報が記録される。
【0095】なお、ここでは、貯玉数の情報を会員カー
ドに記録せずに、店舗内管理装置4が管理している会員
情報に基づいて、会員番号から該当する貯玉数を特定す
る例を示したが、これに限らず、貯玉数の情報を会員カ
ードに直接記録し、会員カードの記録情報から貯玉数が
特定できるようにしてもよい。
【0096】また、ここでは、会員カードが接触型のI
Cカードである例を示したが、これに限らず、会員カー
ドとして非接触型のICカードを用いてもよい。また、
会員カードは、ICカードに限られるものではなく、磁
気記録式のカード等のその他の種類のカードが用いられ
てもよい。また、ここでは、プリペイドカードが磁気記
録式のである例を示したが、これに限らず、プリペイド
カードとしては、前述した接触型または非接触型のIC
カード等のその他の種類のカードが用いられてもよい。
【0097】次に、台間機10およびパチンコ遊技機9
における制御回路について説明する。図7は、台間機1
0およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御
回路の構成を示すブロック図である。
【0098】図7を参照して、台間機10においては、
CPU、ROM、RAMを含むマイクロコンピュータ
(CPU、ROM、RAMを含む)よりなる台間機制御
部120が設けられており、この台間機制御部120に
おける制御プログラムの実行により各種の制御が行なわ
れる。
【0099】台間機制御部120は、プリペイドカード
リーダライタ18に動作制御信号を与えてプリペイドカ
ードリーダライタ18の動作状態を制御するともに、プ
リペイドカードリーダライタ18に書込情報を与えてプ
リペイドカードへの情報の書込みを行なわせる。プリペ
イドカードリーダライタ18から台間機制御部120に
は、プリペイドカードから読出したカード情報が与えら
れる。台間機制御部120は、会員カードリーダライタ
19に動作制御信号を与えて会員カードリーダライタ1
9の動作状態を制御するともに、会員カードリーダライ
タ19に書込情報を与えて会員カードへの情報の書込み
を行なわせる。また、会員カードリーダライタ19から
台間機制御部120には、会員カードから読出したカー
ド情報が与えられる。台間機制御部120は、作動ラン
プ16に動作制御信号を与え、前述したように作動ラン
プ16の動作状態を制御する。
【0100】台間機制御部120は、台間機表示部17
を構成するLCDパネル171を駆動するLCDドライ
バ123に表示制御信号を与え、LCDドライバ123
の動作状態を制御する。LCDドライバ123は、台間
機制御部120から与えられた表示制御信号に応答し
て、LCDパネル171を駆動し、台間機表示部17に
画像を表示させる。台間機表示部17を構成するタッチ
パネル172から台間機制御部120には、タッチパネ
ル172を用いて入力された操作信号が与えられる。台
間機表示部17は、タッチパネル172から受けた操作
信号に応じて、所定の制御を行なう。台間機制御部12
0は、I/Oドライバ124に書込制御信号および書込
情報を与え、I/Oドライバ124を駆動してメモリ1
22に情報を書込む制御を行なう。さらに、台間機制御
部120は、I/Oドライバ124に読出制御信号を与
え、I/Oドライバ124を駆動してメモリ122から
記憶情報を読出す制御を行なう。
【0101】台間機制御部120から通信部105に
は、マイクロコンピュータ(CPU、ROM、RAMを
含む)よりなる持点制御部90に送信するカード残高情
報等の各種情報が与えられる。通信部105は、ホトカ
プラおよび抵抗器等の所定の電子部品を含み、台間機制
御部120と持点制御部90との間での通信を行なうた
めに必要とされる通信用のインタフェース手段であり、
通信部105に与えられた送信情報は、持点制御部90
に向けて送信される。通信部105から台間機制御部1
20には、持点制御部90から送信された情報が与えら
れる。
【0102】台間機制御部120から通信部127に
は、台間機10に挿入されたプリペイドカードおよび会
員カードのそれぞれについてのカード情報と、残高また
は貯玉からの引落に関する引落情報とを含む各種の情報
が与えられる。通信部127は、ホトカプラおよび抵抗
器等の所定の電子部品を含み、台間機制御部120と店
舗内管理装置4との間での通信を行なうために必要とさ
れる通信用のインタフェース手段であり、通信部127
に与えられた送信情報は、店舗内管理装置4に与えられ
る。台間機10において、プリペイドカードを用いた引
落とし、会員カードを用いた貯玉、および、会員カード
を用いた再プレイ等の予め定められた取引の処理が行わ
れた場合には、その取引に関する情報が台間機制御部1
20から通信部127を介して店舗内管理装置4に送ら
れる。店舗内管理装置4では、台間機制御部120から
受けた各種の情報に基づいて、各種の情報管理を行な
う。
【0103】通信部105から台間機制御部120に
は、持点制御部90から送信された情報が与えられる。
通信部127から台間機制御部120には、店舗内管理
装置4から送信された情報が与えられる。
【0104】持点制御部90は、通信部93を介して、
台間機10(具体的には台間機制御部120)と情報通
信を行なうことが可能に構成されている。通信部93
は、トカプラおよび抵抗器等の所定の電子部品を含み、
持点制御部90と台間機制御部120との間での通信を
行なうために必要とされる通信用のインタフェース手段
であり、通信部93に与えられた送信情報は、台間機制
御部120に向けて送信される。持点制御部90は、玉
貸キー14および返却キー15のそれぞれから操作信号
を受ける。持点制御部90は、台間機制御部120から
受けているカード残高がある状態で、玉貸キー14から
操作信号を受けると、その操作信号を台間機制御部12
0に与え、それに応答して、台間機制御部120から送
られてくるカード残高からの引落としに基づく持点の加
算要求に応じて、持点を加算更新して遊技者に付与する
制御を行なう。また、玉貸キー14および返却キー15
のそれぞれからの操作信号は、持点制御部90から通信
部93,105を介して台間機制御部120にも与えら
れる。台間機制御部120では、プリペイドカードから
読出した記録情報に基づいて、カード残高を記憶し管理
しており、玉貸キー14の操作信号を受けるごとに、管
理しているカード残高を減算更新する。これにより、台
間機制御部120では、常に最新のカード残高を把握し
ている。
【0105】前述したように付与された持点は、持点制
御部90において記憶される。持点制御部90は、返却
キー15からの操作信号に応答して、現在の持点を送信
するというカードの返却に関する制御を行なう。返却キ
ー15が操作された場合は、持点(終了時持点)が持点
制御部90から台間機制御部120に送信される。そし
て、台間機制御部120では、受信した持点をプリペイ
ドカードも書込む制御を行なう。
【0106】持点制御部90は、持点表示部12に表示
制御信号を与え、持点表示部12に遊技者の持点を表示
させる。持点制御部90は、台間機制御部120から与
えられたカード残高の情報に応じて、そのカード残高を
残高表示部13に表示させる制御を行なう。そのように
表示されるカード残高は、持点制御部90において記憶
され、玉貸キー14の操作による引落しがあった場合
に、台間機制御部120の制御により、その引落しに基
づいて減算更新表示される。
【0107】また、貯玉が行なわれる場合には、台間機
制御部120から持点制御部90に持点を要求する情報
が送信され、それに応答して、持点(終了時持点)が持
点制御部90から台間機制御部120に返信される。そ
して、台間機制御部120では、その返信された持点を
貯玉する制御が行なわれる。また、再プレイが行なわれ
る場合には、貯玉の引落としに基づいて、台間機制御部
120から持点制御部90に持点加算要求が送られ、そ
れに応じて持点制御部90により持点が加算更新され
る。
【0108】また、持点制御部90は、発射制御基板6
7と接続されており、持点がない場合には、発射禁止信
号を発射制御基板67へ与え、発射制御基板67によ
り、発射モータ68の駆動を禁止して打球発射ができな
いように制御する。これにより持点がある場合にのみ、
打球発射ができるようになる。
【0109】遊技が開始され、打球センサ37でパチン
コ玉の発射が1発ずつ検出されるごとに持点制御部90
は記憶している持点の減算更新を行なうとともにその更
新結果を持点表示部12に表示させるための制御を行な
う。ファール玉検出器28でファール玉が検出されれ
ば、その検出信号が持点制御部90に入力される。持点
制御部90は、ファール玉検出器28からの検出信号の
入力に応じて、記憶している持点を1点ずつ加算更新す
るとともにその加算更新結果を持点表示部12に表示さ
せるための制御を行なう。
【0110】遊技制御部900には、前述した10カウ
ントセンサ116、特定入賞玉センサ115、入賞検出
センサ119a,119b、始動入賞玉センサ117、
および、入賞検出センサ118a,118b等の各入賞
領域の入賞検出器が接続されており、打玉が各入賞領域
に入賞すると、対応する入賞検出器から遊技制御部90
0に検出信号が与えられる。遊技制御部900では、対
応する入賞検出器から検出信号を受けた場合に、入賞領
域の種別に応じた持点の加算数(持点付与数)を示す賞
球個数情報を持点制御部90に与える。
【0111】そして、入賞玉は、すべて入賞玉検出器4
6により検出されることとなるが、持点制御部90で
は、遊技制御部900から賞球個数情報を受けた場合
に、入賞玉検出器46から入賞玉の検出信号を受けたこ
とを条件として、賞球個数情報を有効なものと認める。
これにより、打玉が入賞していないにもかかわらず、不
正な電波またはノイズ等により前述した入賞検出器から
遊技制御部900に検出信号と同様の信号が入力され、
その入力信号に基づいて不正な賞球個数情報が出力され
た場合であっても、持点制御部90が入賞玉検出器46
から入賞玉の検出信号を受けていなければその賞球個数
情報が無効となり、不正な持点の加算更新が行なわれな
くなる。
【0112】また、持点制御部90では、遊技制御部9
00から与えられた有効な賞球個数情報に基づいて、記
憶している持点を加算更新するとともに、その加算更新
結果を持点表示部12に表示させるための制御を行な
う。打込玉検出器48により打込玉が検出されれば、そ
の検出信号が持点制御部90に入力される。持点制御部
90は、これを検出して打込玉総数をカウントし、その
打込玉総数を記憶する。
【0113】また、持点制御部90は、打球センサ37
により検出された発射玉の総数をカウントし、その発射
玉総数を記憶する。また、持点制御部90は、ファール
玉検出器28により検出されたファール玉総数をカウン
トし、そのファール玉総数を記憶する。持点制御部90
は、打込玉総数、発射玉総数、および、ファール玉総数
を管理し、発射玉総数と、打込玉総数およびファール玉
総数との関係を監視することにより、正常な遊技が行な
われているか否かを判断する。
【0114】また、持点制御部90には、停電等によ
り、持点制御基板92に供給される電源電力が低下した
場合に、持点制御部90において記憶されている最新の
持点を含む制御データをバックアップ保存するための電
力を持点制御部90のRAMに供給するバックアップ電
源201が接続されている。これにより、持点制御基板
92に供給される電源電力が低下した場合であっても、
持点等の制御データが失われずに保存される。このよう
に、停電時等に持点等の制御データがバックアップ保存
されるため、封入式のパチンコ遊技機で特徴的なデータ
である持点が消滅してしまわないようにすることができ
る。つまり、封入式のパチンコ遊技機では、遊技者が遊
技の結果得た遊技結果価値が非封入式の場合のような実
際の玉ではなく、持点で示されるため、その持点がなん
らかの原因により消滅すれば、持点についての証拠がま
ったく残らないので、遊技者側と遊技場側との間で大き
なトラブルが生じるおそれがあるのである。この実施の
形態の場合には、停電が生じた場合であっても、バック
アップ電源201からバックアップ電力が持点制御部9
0のRAMに供給されることにより、持点のデータが失
われないので、遊技者側と遊技場側との間で生じるおそ
れがある停電時のトラブルを防ぐことができる。
【0115】また、前述した構成においては、持点制御
部90と台間機制御部120との間、および、台間機制
御部120と店舗内管理装置4との間は、それぞれ情報
を双方向に通信することが可能なように構成されてい
る。また、持点制御部90と遊技制御部900との間
は、遊技制御部900から持点制御部90への一方向に
のみ通信することが可能なように構成されている。この
ような一方向通信を担保するために、遊技制御基板91
0においては、遊技制御部900から送信する情報を不
可逆性の出力バッファ回路90aを介して出力し、持点
制御基板92においては、遊技制御部900から受信す
る情報を不可逆性の入力バッファ回路900aを介して
入力する。
【0116】不可逆性の出力バッファ回路90aは、遊
技制御基板910から持点制御基板92への情報の出力
を許容するが、逆に持点制御基板92から遊技制御基板
910への情報の入力を許容しない不可逆性を有する出
力インタフェースである。また、不可逆性の入力バッフ
ァ回路900aは、遊技制御基板910から持点制御基
板92への入力を許容するが、逆に、持点制御基板92
から遊技制御基板910への情報の出力を許容しない不
可逆性を有する入力インタフェースである。したがっ
て、このような不可逆性の出力バッファ回路90aおよ
び不可逆性の入力バッファ回路900aが設けられてい
ることにより、遊技制御部900と持点制御部90との
間の一方向通信を担保することができる。これにより、
遊技制御部900と持点制御部90と間の通信部分を利
用し、主基板151に対して不正な信号が入力されて不
正な制御動作が行なわれることを防ぐことができる。
【0117】次に、台間機表示部17により表示面17
0に表示される画像の表示例を説明する。図8は、台間
機表示部17により表示される画像の表示例を示す表示
画面図である。図8においては、(a)〜(e)に表示
画面の一例が示されている。
【0118】図8の(a)には、会員カードの挿入前に
表示される挿入前表示画面が示されている。挿入前表示
画面においては、遊技情報表示領域17a、前々日ボタ
ン17b、前日ボタン17c、および、案内情報17d
が表示される。遊技情報表示領域17aには、遊技情報
表示領域17aには、本日の遊技情報(1日の大当たり
回数,前回の遊技者の遊技中のスタート(始動入賞)回
数)と、前々日の遊技情報(1日の大当たり発生回数,
1日の総スタート回数)と、前々日の遊技情報(1日の
大当たり発生回数,1日の総スタート回数)とが選択的
に表示される。
【0119】遊技情報表示領域17aには、基本的に本
日の遊技情報が表示され、前々日ボタン17bまたは前
日ボタン17cの操作に応じて、遊技情報の表示内容が
前々日の遊技情報または前日の遊技情報に切換えられ
る。遊技情報表示領域17aにおける遊技情報の表示内
容は、前々日ボタン17bまたは前日ボタン17cの操
作後、所定時間(たとえば10秒)経過後に本日の遊技
情報に切換えられる。このように、台間機表示部17に
より遊技情報が表示されるので、遊技者が各遊技機の稼
働履歴を容易に知ることができる。
【0120】図8の(b)には、暗証番号の入力を要求
するために表示される暗証番号入力要求画面が示されて
いる。挿入前表示画面においては、暗証番号入力要求画
面においては、暗証番号入力要求メッセージ17fと、
暗証番号入力状態表示部17gと、数字入力キー17h
とが表示される。暗証番号入力要求メッセージ17fに
より暗証番号の入力が要求される。この場合、遊技者が
数字入力キー17hを操作して暗証番号を入力していく
と、1つの数字の入力が行なわれるごとに暗証番号入力
状態表示部17gにおいて星印の色が1つずつ変化して
いく。これにより、遊技者は、暗証番号の数字が確実に
入力されたか否かを容易に確認することができる。
【0121】図8の(c)には、暗証番号の入力後にお
いて、貯玉の預入れの実行、再プレイの実行、または、
会員カードの使用の終了のうちのいずれかを選択するた
めに表示される選択画面が示されている。選択画面にお
いては、遊技情報表示領域17a、前々日ボタン17
b、前日ボタン17c、残り貯玉数17i、貯玉キー1
7j、リプレイキー17k、および、中止キー17mが
表示される。
【0122】残り貯玉数17iには、現在の貯玉の残数
が表示される。この場合、遊技者は、貯玉キー17j、
リプレイキー17k、および、中止キー17mのいずれ
かを選択的に操作する必要がある。リプレイキー17k
が操作された場合には、貯玉を用いた再プレイを行なう
ことが可能になる。また、貯玉キー17jが操作された
場合には、貯玉の預入れを行なうことが可能になる。ま
た、中止キー17mが操作された場合には、会員カード
の使用を終了させ会員カードを返却することが可能にな
る。なお、再プレイ中に中止キーが操作された時におい
て持点がある場合は、貯玉処理に移行し、その処理後に
会員カードの返却を行なう。
【0123】図8の(d)には、図8の(c)の選択画
面が表示された後に、大当りが5回発生し、貯玉が28
00玉分再プレイに使用された場合の状態において表示
される選択画面である。この場合には、残り貯玉数17
iが2800玉分減少更新表示されており、遊技情報表
示領域17aにおける本日の大当りの回数の情報が5回
分増加更新表示されている。
【0124】図8の(e)には、合算貯玉数を表示する
合算貯玉数表示画面が示されている。この合算貯玉数表
示画面においては、残りポイント(玉)17t、獲得ポ
イント(玉)17u、合計ポイント(玉)17v、およ
び、終了メッセージ17xが表示される。
【0125】残りポイント(玉)17tは今回の遊技に
使用されずに残った貯玉数であり、獲得ポイント(玉)
17uは今回の遊技により獲得して新たに預入れた貯玉
数である。そして、残りポイント(玉)17tと獲得ポ
イント(玉)17uとの合計値が合計ポイント(玉)1
7vとして示される。さらに、終了メッセージ17xに
より、返却した会員カードを取るように要求する旨と会
員カードの使用の終了を知らせる旨とが遊技者に示され
る。これにより、会員カードの使用の終了タイミングが
明確になるとともに、遊技者が会員カードを取り忘れな
いようにすることができる。
【0126】次に、台間機10においてカードに関する
処理を行なうために実行されるカード処理について説明
する。図9は、台間機10の台間機制御部120におい
て実行されるカード処理の処理内容を示すフローチャー
トである。
【0127】まず、ステップSb(以下、単にSbとい
う)1により、プリペイドカードリーダライタ18にプ
リペイドカードが挿入されているか否かの判断がなされ
る。具体的には、プリペイドカードリーダライタ18に
カード挿入センサが設けられており、そのセンサの検出
出力に基づいて挿入の有無の判断が行なわれる。
【0128】Sb1により挿入されていると判断された
場合は、後述するSb2に進む。一方、Sb1により挿
入されていないと判断された場合は、Sb17に進み、
会員カードリーダライタ19に会員カードが挿入されて
いるか否かの判断がなされる。具体的には、会員カード
リーダライタ19にカード挿入センサが設けられてお
り、そのセンサの検出出力に基づいて挿入の有無の判断
が行なわれる。Sb17により会員カードが挿入されて
いないと判断された場合は、前述したSb1に戻る。一
方、Sb17により会員カードが挿入されていると判断
された場合は、Sb18に進み、会員カード処理のルー
チンが実行された後、このカード処理が終了する。この
会員カード処理の内容については、図10を用いて後述
する。
【0129】また、前述したSb1により挿入されてい
ると判断されてSb2に進んだ場合は、プリペイドカー
ドの記憶部からカード情報を読取り、メモリ122に記
憶する処理がなされる。ここで読取られたカード情報に
は、カードが発行された店を特定する発行店コード、カ
ード残高、および、持点等の情報が含まれている。
【0130】次に、Sb3に進み、自店において発行さ
れたプリペイドカードが挿入されているか否かの判断が
なされる。具体的に、自店において発行されたカードで
あるか否かは、プリペイドカードから読取った発行店コ
ードを自店のコードであるか否かを判別することにより
行なわれる。
【0131】Sb3により自店発行のカードであると判
断された場合は、後述するSb4に進む。一方、Sb3
により自店発行のカードではないと判断された場合は、
Sb13に進み、読取りエラーが発生したか否かの判断
がなされる。Sb13により読取りエラーが発生してい
ないと判断された場合は、Sb15に進み、カードエラ
ー(使用不可能なカードが挿入された旨を示すエラー)
が発生した旨を台間機表示部17で表示することにより
エラー報知を行なう処理がなされた後、Sb16に進
む。このように、遊技場3において、プリペイドカード
は、自店で発行されたプリペイドカードのみが使用でき
るようになっている。
【0132】一方、Sb13により読取りエラーが発生
したと判断された場合は、自店発行のカードである可能
性もあるので、カードエラーを報知せずに、読取りエラ
ーが発生した旨を台間機表示部17で表示することによ
りエラー報知を行なう処理がなされた後、Sb16に進
む。Sb16に進んだ場合は、挿入されているプリペイ
ドカードを返却する処理がなされた後、このカード処理
が終了する。
【0133】前述したSb3により自店発行のカードで
あると判断されてSb4に進んだ場合は、カード残高が
「0」であるか否かの判断がなされる。Sb4によりカ
ード残高が「0」であると判断された場合は、Sb12
に進み、挿入されているプリペイドカードを返却する処
理がなされた後、このカード処理が終了する。一方、S
b4によりカード残高が「0」ではないと判断された場
合は、Sb5に進み、台間機10のメモリ122にカー
ド残高を記憶させる処理がなされる。
【0134】次に、Sb6に進み、パチンコ遊技機9の
持点制御部90にカード残高の情報を送信する処理がな
される。この情報を受信した持点制御部90では、残高
表示部13にカード残高を表示する制御を行なう。次
に、Sb7に進み、会員カードリーダライタ19に会員
カードが挿入されている否かの判断がなされる。Sb7
により会員カードが挿入されていると判断された場合
は、前述したSb18に進み、会員カード処理が実行さ
れる。一方、Sb7により会員カードが挿入されていな
いと判断された場合は、Sb8に進み、玉貸キー14の
操作入力があったか否かの判断がなされる。
【0135】Sb8により玉貸キー14の操作入力があ
ったと判断された場合は、Sb9に進み、パチンコ遊技
機9に所定カード度数分(たとえば、1回の操作毎に5
00円相当の玉を貸出すなら5度数)をカード残高から
引落す処理をした後、前述したSb4に戻る。具体的に
は、メモリ122に記憶されたカード残高から所定カー
ド度数を減算するととももに、引落としによる持点の加
算要求信号を持点制御部90に送信する。これに応じ
て、持点制御部90では、引落としによる加算更新が行
なわれる。
【0136】一方、Sb8により玉貸キー14の操作入
力がなかったと判断された場合は、Sb10に進み、返
却キー15の操作入力があったか否かの判断がなされ
る。Sb10により返却キー15の操作入力がなかった
と判断された場合は、前述したSb8に戻る。一方、S
b10により返却キー15の操作入力があったと判断さ
れた場合は、Sb11に進み、プリペイドカードの記憶
部に現在のカード残高および持点を記憶させる処理がな
される。その後、Sb12に進み、挿入されているプリ
ペイドカードを返却する処理がなされた後、このカード
処理が終了する。
【0137】次に、前述したSb18で実行される会員
カード処理について説明する。図10は、台間機10の
台間機制御部120において実行される会員カード処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【0138】まず、ステップSc(以下、単にScとい
う)1により、会員カードから、記憶情報であるカード
情報を読取る処理がなされる。次に、Sc2に進み、挿
入されているカードが自店(自遊技場)で発行された会
員カードであるか否かの判断がなされる。具体的には、
カードに記録されている店コードを判別することにより
自店で発行されたカードであるか否かをチェックするの
である。
【0139】Sc2により自店で発行されたカードであ
ると判断された場合は、後述するSc3に進む。一方、
Sc2により自店のカードではないと判断された場合
は、Sc15に進み、読取りエラーが発生したか否かの
判断がなされる。Sc15により読取りエラーが発生し
ていないと判断された場合は、Sc23に進み、カード
エラー(使用不可能なカードが挿入された旨を示すエラ
ー)が発生した旨を台間機表示部17で表示することに
よりエラー報知を行なう処理がなされた後、後述するS
c13に進む。このように、遊技場において、会員カー
ドは、自店で発行されたカードのみが使用できるように
なっている。
【0140】一方、Sc15により読取りエラーが発生
したと判断された場合は、自店で発行されたカードであ
る可能性もあるので、カードエラーを報知せずに、読取
りエラーが発生した旨を台間機表示部17で表示するこ
とによりエラー報知を行なう処理がなされた後、後述す
るSc13に進む。Sc13に進んだ場合は、会員カー
ドとして挿入されているカードを返却する処理がなされ
た後、この会員カード処理が終了する。
【0141】前述したSc2により自店のカードである
と判断されてSc3に進んだ場合は、Sc1により読取
ったカード情報をメモリ122に記憶させる処理がなさ
れる。次に、Sc4に進み、暗証番号の入力を要求する
旨を台間機表示部17で表示することにより暗証番号入
力要求報知を行なう。この場合には、台間機表示部17
には暗証番号入力用キーが表示される。この場合、遊技
者は、暗証番号入力用キーを操作して暗証番号を入力す
る必要がある。
【0142】次に、Sc5に進み、暗証番号の入力があ
ったか否かの判断がなされる。Sc5により暗証番号の
入力がないと判断された場合は、Sc4に戻り、報知を
繰返し行なう。一方、Sc5により暗証番号の入力があ
ったと判断された場合は、Sc6に進み、会員照会によ
り遊技者が会員本人であると認められる(照会OK)か
否かの判断がなされる。具体的に、Sc6では、Sc5
により入力が確認された暗証番号がSc1によりカード
から読取った暗証番号と一致するか否かを判断すること
により会員照会を行ない、一致する場合には遊技者が会
員本人であると認め(照会OK)、一致しない場合には
遊技者が会員本人ではないと認める。
【0143】Sc6により会員本人であると認められな
いと判断された場合は、Sc4に戻り、暗証番号の入力
を再度要求する。一方、Sc7により会員本人であると
認められた場合は、Sc7に進み、貯玉数の取得を要求
する貯玉数取得要求データ、該当する会員の店コードの
データ、および、会員番号のデータを店舗内管理装置4
に送信する処理がなされる。そのように送信されるデー
タを受信した店舗内管理装置4は、受信したデータによ
り特定される会員について、会員の管理データから貯玉
数を示すデータを読出し、その貯玉数のデータを送信元
の台間機10に返信する。
【0144】Sc7の後、Sc8に進み、店舗内管理装
置4から返信されてきた会員の貯玉数のデータを受信す
る処理がなされる。次に、Sc9に進み、Sc8により
受信したデータが正しく受信された(受信OK)か否か
の判断がなされる。Sc8により正しく受信されなかっ
たと判断された場合は、Sc14に進み、店舗内管理装
置4に対して、会員の貯玉数のデータの再送信を要求す
る処理がなされる。その場合、店舗内管理装置4では、
再送信要求データに応じて、前述した場合と同様の手順
で、貯玉数のデータを再度送信する。Sc14の後、S
c8に戻り、前述した処理が繰返し実行される。
【0145】一方、Sc8により正しく受信されたと判
断された場合は、Sc10に進み、受信した貯玉数のデ
ータをメモリ122に記憶させる処理がなされる。次
に、Sc11に進み、メモリ122に記憶した貯玉数を
台間機表示部17に表示させる処理がなされる。次に、
Sc12に進み、貯玉・再プレイ処理のルーチンが実行
される。この貯玉・再プレイ処理の処理内容について
は、図11を用いて後述する。Sc12の後、Sc13
に進んで会員カードが返却された後、会員カード処理が
終了する。
【0146】次に、前述したSc12により実行される
貯玉・再プレイ処理の処理内容を説明する。図11は、
台間機10において実行される貯玉・再プレイ処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【0147】まず、ステップSd(以下、単にSdとい
う)1により、貯玉キー17j(図9の(c)等参照)
が操作入力されたか否かの判断がなされる。Sd1によ
り操作入力されていないと判断された場合は、後述する
Sd11に進む。一方、Sd1により操作入力されたと
判断された場合は、貯玉の預入れが選択された場合であ
り、Sd2に進み、持点貯玉要求信号を持点制御部90
に送信する処理がなされる。ここで、持点貯玉要求信号
は、持点を貯玉として預入れるために持点のデータを要
求する信号である。持点制御部90は、持点貯玉要求信
号を受信した場合に、遊技者の現在の持点のデータを台
間機制御部120に返信する。
【0148】次に、Sd3に進み、持点貯玉要求信号に
応答して返信されてきた持点のデータの受信を完了した
(受信OK)か否かの判断がなされる。Sd3により持
点のデータの受信を完了していないと判断された場合
は、Sd2に戻り、持点貯玉要求信号の送信を継続す
る。一方、Sd3により持点のデータの受信を完了した
と判断された場合は、Sd4に進み、受信した持点と、
現在残っている貯玉数(残貯玉数)とをメモリ122に
記憶させる処理がなされる。
【0149】次に、Sd5に進み、貯玉の預入れを要求
する貯玉要求データと、Sd4により記憶した持点およ
び残貯玉数のデータとを会員の会員番号および店コード
のデータに関連付けて店舗内管理装置4に送信する処理
がなされる。このように、送信されたデータを受信した
店舗内管理装置4は、該当する会員について、受信した
残貯玉数に持点による貯玉数を合算(加算)し、その合
算後の貯玉数である合算貯玉数を示すデータを、送信元
の台間機10に返信する。
【0150】次に、Sd6に進み、Sd5におけるデー
タの送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされ
る。Sd6により送信が完了していないと判断された場
合は、Sd5に戻り、引続き送信を実行させる。一方、
Sd6により送信が完了したと判断された場合は、Sd
7に進み、店舗内管理装置4から返信されてきた会員の
合算貯玉数のデータを受信する処理がなされる。次に、
Sd8に進み、Sd7により受信したデータが正しく受
信された(受信OK)か否かの判断がなされる。Sd8
により正しく受信されなかったと判断された場合は、S
d9に進み、店舗内管理装置4に対して、会員の合算貯
玉数のデータの再送信を要求する処理がなされる。その
場合、店舗内管理装置4では、その再送信要求データに
応じて、前述した場合と同様の手順で合算貯玉数のデー
タを再度送信する。Sd9の後、Sd7に戻り、前述し
た処理が繰返し実行される。
【0151】一方、Sd8により正しく受信されたと判
断された場合は、Sd10に進み、受信した合算貯玉数
(図8に示される合計ポイント)を台間機表示部17に
表示させる処理がなされる。その場合には、図8に示さ
れるその他の情報も付随して台間機表示部17に表示さ
せる処理が行なわれる。Sd10の後、この貯玉・再プ
レイ処理が終了する。
【0152】また、前述したSd1により操作入力がさ
れていないと判断されてSd11に進んだ場合は、リプ
レイキー17kの操作入力がされたか否かの判断がなさ
れる。Sd11により操作入力がされていないと判断さ
れた場合は、後述するSd18に進に進む。一方、Sd
11により操作入力がされたと判断された場合は、Sd
12に進み、現在の残貯玉数が再プレイのための引落し
単位数である所定玉数よりも少ないか否かの判断がなさ
れる。
【0153】Sd12により所定玉数よりも少ないと判
断された場合は、再プレイのための引落しが不可能な場
合であり、Sd13に進み、残数不足である旨を台間機
表示部17への表示により報知する処理がなされる。S
d13の報知が行なわれた後、この貯玉・再プレイ処理
が終了する。
【0154】一方、Sd12により所定玉数よりも少な
くないと判断された場合は、再プレイのための引落しが
可能な場合であり、Sd14に進み、貯玉数から引落し
単位数である所定玉数および再プレイに要する手数料に
相当する玉数(手数料玉数)を引落し、その引落し後の
残貯玉数を台間機表示部17に表示させる処理がなされ
る。次に、Sd15に進み、引落し後の残貯玉数をメモ
リ122に記憶させる処理がなされる。次に、Sd16
に進み、引落しに応じて、持点制御部90が管理してい
る持点の加算を要求する信号である持点加算要求信号を
持点制御部90に送信する処理がなされる。
【0155】また、前述したSd11により操作入力が
されていないと判断されてSd17に進んだ場合は、中
止キー17mの操作入力があったか否かの判断がなされ
る。Sd17により操作入力がなかったと判断された場
合は、Sd1に戻り、キーの入力待ちの状態になる。一
方、Sd17により操作入力があったと判断された場合
は、Sd2に戻る。つまり、中止キー17mが操作入力
された場合は、一連の再プレイが終了した場合が含まれ
るため、貯玉キー17jが操作入力された場合と同様の
処理が行なわれるのである。
【0156】以上に説明した第1実施形態により得られ
る主な効果をまとめて説明する。図7等に示されるよう
に、遊技制御部900と持点制御部90との間では、遊
技制御部900から持点制御部90への一方向にのみ情
報の通信が可能にされるため、封入玉を用いて遊技を行
なうパチンコ遊技機9特有の通信経路のうち不正な信号
の入力による悪影響を受けやすい部分について、遊技制
御部900と持点制御部90と間の通信部分を利用し、
遊技制御部900に対して不正な信号が入力されて不正
な制御動作が行なわれることを防ぐことができる。さら
に、台間機制御部120と持点制御部90との間では、
双方向に情報の通信が可能にされるため、カードの記録
情報により特定される有価価値からの引落としによる持
点の付与等の封入玉を用いて遊技を行なうパチンコ遊技
機9特有の通信経路のうち不正な信号の入力による悪影
響を受けにくい部分について制限を受けない自由な通信
形態で情報通信を行なうことができる。このような通信
形態の採用により、封入玉を用いて遊技を行なうパチン
コ遊技機9特有の制御手段間の通信経路について、必要
に応じた通信形態で情報通信を行なうことができる。
【0157】また、図7等に示されるように、持点制御
部90と台間制御部120との間では、遊技者の持点を
示す情報が通信されるため、封入玉を用いて遊技を行な
うパチンコ遊技機9特有の情報である遊技者の持点が、
台間制御部120の側で把握でき、カードに記録可能に
なる等、封入玉を用いて遊技を行なうパチンコ遊技機で
の制御の特徴を活かした情報通信を行なうことができ
る。
【0158】また、図7等に示されるように、台間機制
御部120が、遊技者の持点を貯玉として預入れる場合
に、持点制御部90が台間機制御部120に遊技者の持
点を示す情報を送信する制御を行なう。このため、その
ような預入れをする場合に、実際の玉数を情報に変換す
る必要がなく、封入玉を用いて遊技が行なわれるパチン
コ遊技機9での制御に特有の情報である持点を情報通信
によってそのまま貯玉の預入れのために用いることがで
きるので、封入玉を用いて遊技を行なうパチンコ遊技機
9での制御の特徴をより一層活かした情報通信を行なう
ことができる。
【0159】また、図7等に示されるように、台間機制
御部120において持点をカードに記録する制御が行な
われる場合に、持点制御部90が遊技者の持点を示す情
報を台間機制御部120に送信する制御を行なうため、
持点をカードに記録する制御が容易となり、封入玉を用
いて遊技を行なうパチンコ遊技機での制御の特徴をより
一層活かした情報通信を行なうことができる。
【0160】また、図7,図9等に示されるように、台
間機制御部120が、持点制御部90から遊技者の持点
を示す情報を受けてその持点をカードに記録する制御を
行なうため、持点という特有の情報を用いる封入玉を用
いた遊技を行なうパチンコ遊技機9での制御の特徴をよ
り一層活かした情報通信を行なうことができる。
【0161】また、図5等に示されるように、持点を記
録するカードが、カード残高が記録されたカードである
ため、遊技者の持点とカード残高とを共通のカードでま
とめて管理することができる。
【0162】また、図7等に示されるように、持点を取
扱う制御を行なう持点制御部90が遊技者の持点を持点
表示部12に表示する表示制御を行なうため、持点制御
部9の基本的な制御内容に直接的に適した制御を行なう
ことができる。
【0163】また、図7等に示されるように、持点制御
部90が台間機制御部120との間で、カード残高を示
す情報を通信するため、封入玉を用いて遊技を行なうパ
チンコ遊技機9での特有の情報通信により持点制御部9
0が残高表示部13におけるカード残高の表示制御のよ
うなカード残高を用いた制御を行なうことができる。
【0164】また、図7等に示されるように、持点制御
部90が、残高表示部13において、引落としに応じて
更新可能にカード残高を表示する表示制御を行なうた
め、封入玉を用いて遊技を行なうパチンコ遊技機9の特
有の情報通信により、台間機制御部120の直接的な制
御によることなく、カード残高の表示制御をすることが
できるので、台間機制御部120の制御負担を軽減する
ことができる。
【0165】また、図7等に示されるように、遊技制御
部900から持点制御部90に、遊技領域100に設け
られた入賞領域への入賞玉の検出に基づいて持点を加算
更新するために賞球個数情報が送信されるため、入賞に
基づく持点の加算更新のために持点制御部90が入賞領
域への入賞玉の検出状態を管理する必要がなく、持点制
御部90の制御負担を軽減することができる。
【0166】また、図2に示されるように、通信用イン
タフェースとしての通信部93と、持点制御部90とが
一体的に形成された基板である持点制御基板92上に設
けられているため、封入玉を用いて遊技を行なうパチン
コ遊技機9特有の制御に関連する手段の構造を簡易化す
ることができるとともに、そのような手段の部品点数を
削減することができる。そして、このような部品点数の
削減により、パチンコ遊技機9の製造コストを低減する
ことができるとともに、パチンコ遊技機9の製造時の工
数を削減することができる。また、このような基板の一
体化により、持点制御部90および通信部93の配置に
おける占有範囲を小さくすることができ、広い配置スペ
ースを必要とせずに持点制御部90および通信部93を
コンパクトに配置することができる。このように、持点
制御部90および通信部93の基板の一体化により、封
入玉を用いて遊技を行なうパチンコ遊技機9特有の制御
に関連する手段についての構造の簡易化およびコストの
低減を図ることができる。
【0167】また、図2に示されるように、持点制御部
90および通信部93が設けられた持点制御基板92
が、パチンコ遊技機9の裏面側において、台間機10が
付設された一側部側で、遊技盤42を外側から保持する
前面枠3bに取付けられているため、持点制御部90と
台間機制御部120との間の距離を極めて短いものにす
ることができる。このため、持点制御部90と台間機制
御部120との間での情報通信を高速化することができ
る。また、これらの間の情報通信のための配線を短くす
ることができるので、持点制御部90と台間機制御部1
20との間の情報通信用の配線の接続作業を容易にする
ことができる。
【0168】また、図2に示されるように、持点制御部
90および通信部93が設けられた持点制御基板92
が、玉通路ユニット400を避けた位置に取付けられて
いるため、持点制御基板92と玉通路ユニット400と
が配置位置の関係で干渉し合わないようにすることがで
きる。また、持点制御部90が設けられた持点制御基板
92が玉通路に帯電する静電気の悪影響を受けにくくす
ることができる。
【0169】また、図7に示されるように、台間機制御
部120と持点制御部90との間では、通信部93,1
05を介して遊技者の持点を示す情報が通信されるた
め、台間機制御部120と持点制御部90とのでの情報
通信を容易かつ確実に行なうことができる。
【0170】第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に
おいては、前述した台間機表示部17をパチンコ遊技機
9に設けた例を説明する。
【0171】第2実施形態では、第1実施形態の変形例
を代表例として示すが、実現可能な範囲で、その他の実
施形態の構成にも適用可能である。この第2実施形態の
説明においては、第1実施形態と共通する部分の説明を
繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相違点を主
に説明する。
【0172】図12は、第2実施形態による台間機10
およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回
路の構成を示すブロック図である。図12については、
図7と共通する部分に同一の参照符号を付し、可能な限
り重複した説明を避ける。
【0173】図12の構成が図7のものと異なるのは、
次の点である。前述した台間機表示部17が台間機10
に設けられておらず、パチンコ遊技機の所定位置(たと
えば前面枠2aの左端部)に設けられている。さらに、
その台間機表示部は、台間機制御部120の代わりに、
持点制御部90が表示制御を行なう。つまり、持点制御
部90は、LCDパネル171を駆動するLCDドライ
バ123に表示制御信号を与え、LCDドライバ123
の動作状態を制御する。LCDドライバ123は、持点
制御部90ら与えられた表示制御信号に応答して、LC
Dパネル171を駆動し、台間機表示部に画像を表示さ
せる。台間機表示部17を構成するタッチパネル172
から持点制御部90には、タッチパネル172を用いて
入力された操作信号が与えられる。持点制御部90は、
タッチパネル172から受けた操作信号を台間機制御部
120に送信する。これに応じて、台間機制御部120
は、タッチパネル172からの操作信号の入力に応じた
制御を、前述した第1実施形態の場合と同様に行なう。
ただし、台間機表示部の表示制御に関しては、前述した
ような表示を行なうために、台間機制御部120から持
点制御部90に台間機表示部の表示制御を指令する情報
が送信され、持点制御部90が、その表示制御を指令す
る情報にしたがって、前述した第1実施形態と同様の表
示をする表示制御を行なう。
【0174】このような第2実施形態では、前述した第
1実施形態と共通の構成については第1実施形態と同様
の効果を得ることができる他、次のような効果を得るこ
とができる。持点制御部90が台間機制御部120から
の表示制御の指令を受け、パチンコ遊技機9に設けられ
た台間機表示部の表示制御を行ない、第1実施形態で示
したような画像を表示するため、台間機制御部120に
おける制御の負担を軽減することができる。
【0175】第3実施形態 次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態に
おいては、前述した残高表示部13を台間機制御部12
0が制御する例を説明する。
【0176】第3実施形態では、第1実施形態の変形例
を代表例として示すが、実現可能な範囲で、その他の実
施形態の構成にも適用可能である。この第3実施形態の
説明においては、第1実施形態と共通する部分の説明を
繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相違点を主
に説明する。
【0177】図13は、第3実施形態による台間機10
およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回
路の構成を示すブロック図である。図13については、
図7と共通する部分に同一の参照符号を付し、可能な限
り重複した説明を避ける。
【0178】図13の構成が図7のものと異なるのは、
次の点である。残高表示部13、玉貸キー14、およ
び、返却キー15が持点制御部90ではなく、通信部9
3に接続されている。この場合、玉貸キー14および返
却キー15の操作信号は、通信部93を介して、台間機
制御部120に与えられる。
【0179】さらに、台間機制御部120は、通信部9
3を介して残高表示部13に直接的に表示制御信号を与
えることにより、残高表示部13の表示を制御する。つ
まり、残高表示部13の表示制御は、持点制御部90が
行なうのではなく、台間機制御部120が管理している
カード残高データを用いて、台間機制御部120が直接
的に行なうのである。
【0180】以上のような第3実施形態においては、前
述した他の実施形態と共通の構成については当該する効
果と同様の効果を得ることができる他、次のような効果
を得ることができる。台間機制御部120が残高表示部
13の表示制御を行ない、持点制御基板92(通信部9
3を含む)が、台間機制御部120から残高表示部13
に送信される表示制御のための信号を中継するため、封
入玉を用いて遊技を行なうパチンコ遊技機9での特有の
情報通信による信号線などをまとめることができる。
【0181】第4実施形態 次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態に
おいては、台間機表示部に残高表示および持点表示を行
なうとともに、玉貸キーおよび返却キーを台間機表示部
にタッチパネル式で表示する例を説明する。
【0182】第4実施形態では、第1実施形態の変形例
を代表例として示すが、実現可能な範囲で、その他の実
施形態の構成にも適用可能である。この第4実施形態の
説明においては、第1実施形態と共通する部分の説明を
繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相違点を主
に説明する。
【0183】図14は、第4実施形態による台間機10
およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回
路の構成を示すブロック図である。図14については、
図7と共通する部分に同一の参照符号を付し、可能な限
り重複した説明を避ける。
【0184】図14の構成が図7のものと異なるのは、
次の点である。残高表示部、持点表示部、玉貸キー、お
よび、返却キーがパチンコ遊技機9に設けられていな
い。その代わりに、台間機表示部17において、残高表
示および持点表示が常に行なわれ、さらに、玉貸キーお
よび返却キーが図8に示される貯玉キー17j等と同様
の表示態様でタッチパネル形式で表示され、それらのキ
ーが操作された場合の操作信号は、台間機制御部120
に与えられる。これらの表示制御は、台間機制御部12
0により行なわれる。
【0185】台間機制御部120では、プリペイドカー
ドが挿入されると、玉貸キーおよび返却キーを表示する
制御を行ない、玉貸キーが操作された場合には、その操
作信号に応じて、前述したような玉貸し時の制御を行な
う。また、台間機制御部120では、返却キーが操作さ
れた場合には、その操作信号に応じて、前述したような
返却時の制御を行なう。これに加え、台間機制御部12
0では、第1実施形態で示した返却時の制御を持点制御
部90が行なえるように、返却キーのそれぞれの操作信
号を持点制御部90に送信する。これにより、持点制御
部90では、第1実施形態で示した返却時の制御を同様
に行なうことができる。
【0186】この場合、持点制御部90から台間機制御
部120には、常時、持点を示す情報が送信される。こ
の持点を示す情報に基づいて、台間機制御部120は、
持点の表示を行なうことができる。また、カード残高
は、台間機制御部120が管理しているカード残高デー
タを用いて台間機制御部120が表示制御する。
【0187】このような第4実施形態では、前述した他
の実施形態と共通の構成については当該する効果と同様
の効果を得ることができる他、次のような効果を得るこ
とができる。台間機制御部120が、持点制御部90か
ら送信された遊技者の持点を示す情報を受けて、台間機
表示部17において持点の表示制御をするため、持点制
御部90の直接的な制御によることなく、持点の表示制
御をすることができるので、持点制御部90の制御負担
を軽減することができる。さらに、この第4実施形態で
は、前述した台間機制御部120が、台間機表示部17
においてカード残高の表示制御をするため、持点制御部
90の制御によることなく、カード残高の表示制御をす
ることができるので、持点制御部90の制御負担を軽減
することができる。
【0188】第5実施形態 次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態に
おいては、玉の検出器のすべてを遊技制御部が管理する
例を説明する。
【0189】第5実施形態では、第1実施形態の変形例
を代表例として示すが、実現可能な範囲で、その他の実
施形態の構成にも適用可能である。この第5実施形態の
説明においては、第1実施形態と共通する部分の説明を
繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相違点を主
に説明する。
【0190】図15は、第5実施形態による台間機10
およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回
路の構成を示すブロック図である。図15については、
図7と共通する部分に同一の参照符号を付し、可能な限
り重複した説明を避ける。
【0191】図15の構成が図7のものと異なるのは、
次の点である。入賞玉検出器46、打込玉検出器48、
打球センサ37、および、ファール玉検出器28が遊技
制御部900に接続されている。これにより、遊技制御
部900は、これらの検出器と前述した各入賞領域の入
賞検出器を合わせて、玉の検出器のすべてを遊技制御部
900が管理する。
【0192】遊技制御部900では、前述した賞球個数
情報の送信に加えて、次のような情報を持点制御部90
に送信する。遊技制御部900は、打球センサ37でパ
チンコ玉の発射が1発ずつ検出されるごとに持点制御部
90での持点の減算更新を要求する持点減算要求信号を
持点制御部90に送信する。また、遊技制御部900
は、ファール玉検出器28でファール玉が検出されごと
に持点制御部90での持点の加算更新を要求する持点加
算要求信号を持点制御部90に送信する。
【0193】また、遊技制御部900では、各入賞領域
の入賞検出器により入賞玉が検出された場合に、それに
対応した入賞玉が入賞玉検出器46により検出されたこ
とを条件として、前述したような賞球個数情報を送信す
る。つまり、各入賞領域の入賞検出器の検出出力が有効
なものであることが入賞玉検出器46の検出出力により
確認されたことを条件として、賞球個数情報を出力す
る。したがって、この場合には、持点制御部90の側で
賞球個数情報の有効性をチェックする処理が省略でき
る。また、遊技制御部900は、持点制御部90で行な
われる打込玉総数のカウントのために、打玉打込玉検出
器48により打込玉が検出されれば、打込玉総数の加算
更新を要求する打玉総数加算要求信号を持点制御部90
に送信する。
【0194】持点制御部90では、前述した持点減算要
求信号に応じて持点を減算更新するとともに、前述した
持点加算要求信号に応じて持点を加算更新し、そのよう
に更新される持点に基づいて、第1実施形態と同様に持
点の表示制御および台間機制御部120への持点の送信
制御等の各種制御を行なう。また、持点制御部90で
は、持点加算要求信号に応じて発射玉総数のカウントを
行ない、持点減算要求信号に応じてファール玉総数のカ
ウントを行なう。さらに、打玉総数加算要求信号に応じ
て打玉総数のカウントを行なう。
【0195】以上のような第5実施形態では、前述した
他の実施形態と共通の構成については当該する効果と同
様の効果を得ることができる他、次のような効果を得る
ことができる。遊技制御部900が各入賞領域の入賞検
出器117,118a,118b,119a,119
b,115,116、入賞玉検出器46、打込玉検出器
48、打球センサ37、ファール玉検出器28のような
複数種別の玉検出器の検出出力を受けて持点の更新に必
要な前述した各種情報を持点制御部90に送信するた
め、持点制御部90が複数種別の玉検出器の検出出力を
管理する必要がなく、持点制御部90の制御負担を軽減
することができる。
【0196】第6実施形態 次に、第6実施形態について説明する。第6実施形態に
おいては、台間制御部とは別に設けられた制御部により
2つのカードリーダライタを制御する例を説明する。
【0197】第6実施形態では、第1実施形態の変形例
を代表例として示すが、実現可能な範囲で、その他の実
施形態の構成にも適用可能である。この第6実施形態の
説明においては、第1実施形態と共通する部分の説明を
繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相違点を主
に説明する。
【0198】図16は、第6実施形態による台間機10
およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回
路の構成を示すブロック図である。図16については、
図7と共通する部分に同一の参照符号を付し、可能な限
り重複した説明を避ける。
【0199】図16の構成が図7のものと異なるのは、
次の点である。台間機10において、台間制御部120
とは別に、第1カード制御部131および第2カード制
御部132の2つのカードリーダライタ制御用の制御部
が設けられている。第1カード制御部131は第1カー
ドリーダライタとしてのプリペイドカードリーダライタ
18の動作を制御し、第2カード制御部132は第2カ
ードリーダライタとしての会員カードリーダライタ19
の動作を制御する。
【0200】台間制御部120は、2つのカードリーダ
ライタの動作制御を除き、前述した制御と同様の制御を
する。この場合、台間制御部120は、第1カード制御
部131および第2カード制御部132にそれぞれ動作
指令信号を与え、この動作指令信号に基づいて、各カー
ド制御部が対応するカードリーダライタの動作制御を行
なう。
【0201】このような第6実施形態によれば、前述し
た他の実施形態と共通の構成については当該する効果と
同様の効果を得ることができる他、次のような効果を得
ることができる。台間機10台間制御部120、第1カ
ード制御部131および第2カード制御部132によ
り、前述した第1実施形態の場合の台間制御部120と
同様の制御を行なうことができるので、台間制御部12
0の制御負担が軽減され、カードリーダライタの動作制
御を高速化することができる。また、2つのカードリー
ダライタを2つのカード制御部により制御することによ
り、カードリーダライタの動作制御をより一層高速化す
ることができる。
【0202】なお、この実施の形態では、1対1の対応
で、複数のカードリーダライタのそれぞに対応して複数
のカード制御部を設ける例を示したが、これに限らず、
2つ(複数)のカードリーダライタに対して、1つのカ
ード制御部を台間制御部120とは別に設け、当該カー
ド制御部により2つのカードリーダライタを制御するよ
うにしてもよい。
【0203】また、この実施の形態で説明した、1対1
の対応で複数複数のカードリーダライタのそれぞに対応
して複数のカード制御部を設ける例は、第1実施形態の
変形例として示したが、これに限らず、第2実施形態〜
第5実施形態に適用されてもよい。また、前述した複数
のカードリーダライタに対して、1つのカード制御部を
台間制御部とは別に設ける例は、第1実施形態の他、第
2実施形態〜第5実施形態に適用されてもよい。
【0204】第7実施形態 次に、第7実施形態について説明する。第7実施形態に
おいては、1つのカードリーダライタにより、2つの種
別のカードを処理する例を説明する。
【0205】第7実施形態では、第1実施形態の変形例
を代表例として示すが、実現可能な範囲で、その他の実
施形態の構成にも適用可能である。この第7実施形態の
説明においては、第1実施形態と共通する部分の説明を
繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相違点を主
に説明する。
【0206】図17は、第7実施形態による台間機10
およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回
路の構成を示すブロック図である。図17については、
図7と共通する部分に同一の参照符号を付し、可能な限
り重複した説明を避ける。
【0207】図17の構成が図7のものと異なるのは、
次の点である。台間機10において、カードリーダライ
タ133が1つだけ設けられ、このカードリーダライタ
133により、会員カードおよびプリペイドカードの両
方が処理される。この場合は、1つのカードリーダライ
タ133により2つの種別のカードが処理されるため、
会員カードおよびプリペイドカードの両方を前述したI
Cカードか磁気記録式のカードかのとちらかに統一した
構成にする。これにしたがい、カードリーダライタ13
3は、使用するカードの種類に合わせてICカードか磁
気記録式のカードかのどちらかを処理するものにする。
ただし、使用するカードは、ICおよび磁気併用型のカ
ードでもよい。この場合、1つのカードリーダライタ1
33により、2つの種別のカードを処理するが、台間機
10の制御におけるカードの種別の区別は、各カードに
記録されている前述したカード種別の情報に基づいて行
なわれる。
【0208】このような第7実施形態によれば、前述し
た他の実施形態と共通の構成については当該する効果と
同様の効果を得ることができる他、次のような効果を得
ることができる。1つのカードリーダライタ133によ
り2つの種別のカードが処理されるため、会員カードお
よびプリペイドカードのような2つの種別のカードを利
用する場合における部品数を削減することができ、台間
機10における部品配置のレイアウトの自由度を向上さ
せることができる。
【0209】なお、この実施の形態では、カードリーダ
ライタ133に対応して、第7実施形態に示されたよう
なカード制御部を台間制御部とは別に設けてもよい。
【0210】また、この実施の形態で説明した、1つの
カードリーダライタにより2つの種別のカードを処理す
る例は、第1実施形態の変形例として示したが、これに
限らず、第2実施形態〜第6実施形態に適用されてもよ
い。
【0211】第8実施形態 次に、第8実施形態について説明する。第8実施形態に
おいては、会員が会員カード1枚を所持するだけで、貯
玉の他に、引落としおよび持点の記録が可能となる例を
説明する。
【0212】第8実施形態では、第1実施形態の変形例
を代表例として示すが、実現可能な範囲で、その他の実
施形態の構成にも適用可能である。この第8実施形態の
説明においては、第1実施形態と共通する部分の説明を
繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相違点を主
に説明する。
【0213】第8実施形態は、第1実施形態の変形例で
あり、第1実施形態と共通する構成が多いため、その共
通する部分の説明を繰返し行なわず、前述した第1実施
形態との相違点を主に説明する。
【0214】図18は、第8実施形態による台間機10
およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回
路の構成を示すブロック図である。図18については、
図7と共通する部分に同一の参照符号を付し、可能な限
り重複した説明を避ける。
【0215】図18の構成が図7のものと異なるのは、
次の点である。台間機10において、プリペイドカード
リーダライタの代わりに、後述するビジターカードを処
理するビジターカードリーダライタ134が設けられて
いる。
【0216】この実施の形態の場合は、会員が所持する
会員カードと、会員以外のビジターが所持するビジター
カードとが使用される。ここで、ビジターカードとは、
遊技場の会員以外の者(ビジター)に対して発行される
カードであり、前述したプリペイドカードと同様の機能
を有するものである。ビジターカードは、たとえば、I
Cカードよりなり、遊技場内に設けられたカード発行機
において発行を受けることができる。このビジターカー
ドは、有効期限が決められており、たとえば、発行当日
に限り有効となるものである。
【0217】この実施の形態の場合、会員カードの記録
情報は、第1実施の形態において図6を用いて説明した
記録情報に、カード残高の情報および持点の情報を加え
たものである。つまり、会員カードは、前述した実施の
形態で示した貯玉の他に、カード残高および持点を特定
可能な情報が記録できる。また、ビジターカードの記録
情報は、第1実施の形態において図5を用いて説明した
プリペイドカードの記録情報をそのままビジターカード
の記録情報として適用したものである。したがって、ビ
ジターカードにも、会員カードと同様に、カード残高の
情報および持点の情報が記録される。
【0218】遊技場には、会員カードおよびビジターカ
ードのそれぞれに入金することが可能なカード処理機が
設けられ、そのカード処理機に遊技者が会員カードまた
はビジターカードを挿入して入金をすることにより、入
金額に応じたカード残高の情報がカードに記録される。
そのようなカード処理機は、ビジターカードの発行機能
を兼ね備えたものであってもよい。そのビジターカード
は、カード処理機においてビジターにより所定額以上の
入金があったことを条件として、発行されるものであっ
てよい。また、ビジターカードは、前述したような追加
入金ができるものであってもよく、追加入金ができない
ものであってもよい。
【0219】この実施の形態の場合、ビジターカードを
持った遊技者がビジターカードリーダライタ134にビ
ジターカードを挿入すると、そのビジターカードの記録
情報が台間機制御部120に読出され、記録情報に含ま
れるカード残高からの引落としが可能となり、遊技者
は、その引落としにより付与された持点を用いて遊技を
行なうことが可能となる。また、会員カードを持った遊
技者が会員カードリーダライタ19に会員カードを挿入
すると、その会員カードの記録情報が台間機制御部12
0に読出され、記録情報に含まれるカード残高からの引
落としが可能となり、遊技者は、その引落としにより付
与された持点を用いて遊技を行なうことが可能となる。
【0220】返却キー15により返却操作が行なわれた
場合の台間機制御部120による持点の記録制御は、ビ
ジターカードが使用されている場合にはビジターカード
リーダライタ133を動作させてビジターカードに対し
て行なうことが可能であるとともに、会員カードが使用
されている場合には会員カードリーダライタ19を動作
させて会員カードに対して行なうことが可能である。つ
まり、遊技結果価値として得られた持点は、台間機制御
部120は、ビジターカードと会員カードとのどちらに
でも記録される。
【0221】このような第8実施形態によれば、前述し
た他の実施形態と共通の構成については当該する効果と
同様の効果を得ることができる他、次のような効果を得
ることができる。ビジターカードと会員カードとを用
い、これらのカードの両方にカード残高および持点を記
録できるようにしたため、会員にとっては、引落としお
よび持点の記録の際に会員カードとは別にプリペイドカ
ードを使用する必要がなくなり、会員カード1枚で貯
玉、引落とし、および、持点の記録を行なうことができ
るので、便利である。また、持点を記録するカードが、
カード残高が記録されたカードであるため、遊技者の持
点とカード残高とを共通のカードでまとめて管理するこ
とができる。
【0222】なお、この実施の形態では、第6実施形態
の場合と同様に、1対1の対応で、複数のカードリーダ
ライタのそれぞに対応して複数のカード制御部を設けて
もよく、2つ(複数)のカードリーダライタに対して、
1つのカード制御部を台間制御部とは別に設け、当該カ
ード制御部により2つのカードリーダライタを制御する
ようにしてもよい。
【0223】また、この実施の形態では、第7実施形態
で説明したように1つのカードリーダライタにより2つ
の種別のカードを処理する構成を採用してもよい。
【0224】第9実施形態 次に、第9実施形態について説明する。第9実施形態に
おいては、プリペイドカードおよび会員カードのいずれ
にも持点を記録せず、出玉カードと呼ばれる別のカード
に持点を記録する例を説明する。ここで、出玉カードと
は、遊技者が遊技の結果得た持点を記録すための記録媒
体である。この実施の形態の場合、出玉カードは、IC
カードにより構成されている。
【0225】第9実施形態では、第1実施形態の変形例
を代表例として示すが、実現可能な範囲で、その他の実
施形態の構成にも適用可能である。この第9実施形態の
説明においては、第1実施形態と共通する部分の説明を
繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相違点を主
に説明する。
【0226】図19は、第9実施形態による台間機10
およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回
路の構成を示すブロック図である。図19については、
図7と共通する部分に同一の参照符号を付し、可能な限
り重複した説明を避ける。
【0227】図19の構成が図7のものと異なるのは、
次の点である。台間機10において、会員カードリーダ
ライタの代わりに、カードリーダライタ(図示省略)を
有し、該カードリーダライタにより、会員カードの処理
および出玉カードの発行を行なうことが可能なカード発
行部135が設けられている。
【0228】この実施の形態の場合、プリペイドカード
の記録情報は、第1実施の形態において図5を用いて説
明した記録情報から持点の情報が除かれたものとなって
いる。つまり、この実施の形態の場合は、出玉カードに
持点を記録するので、プリペイドカードには、持点が記
録されない。会員カードの記録情報は、第1実施の形態
において図6を用いて説明した記録情報と同様である。
【0229】この実施の形態の場合、会員カードを用い
て貯玉を行なう場合には、会員カードをカード発行部1
35のリーダライタに挿入することにより行なう。その
場合、台間機制御部120は、前述した会員カードリー
ダライタに対して行なう制御と同様の制御をカード発行
部135のリーダライタに対して行なうことにより、会
員カードを用いた貯玉を行なうことを可能にする。
【0230】また、返却キー15により返却操作が行な
われた場合の台間機制御部120による持点の記録制御
としては、カード発行部135を動作させ、所定のカー
ド収容部からリーダライタまで運ばれた新たな出玉カー
ドに持点を記録し、その出玉カードを発行する制御が行
なわれる。これにより、持点を記録する場合には、持点
が記録された出玉カードがカード発行部135から発行
されることになる。
【0231】このような第9実施形態では、前述した他
の実施形態と共通の構成については当該する効果と同様
の効果を得ることができる他、次のような効果を得るこ
とができる。持点を記録するカードが、カード残高が記
録されたカード(プリペイドカード)とは別のカード
(出玉カード)であるため、遊技者の持点と遊技者所有
のカード残高とをカードにより区別して管理することが
できる。
【0232】なお、この実施の形態では、第6実施形態
の場合と同様に、1対1の対応で、複数のカードリーダ
ライタのそれぞに対応して複数のカード制御部を設けて
もよく、2つ(複数)のカードリーダライタに対して、
1つのカード制御部を台間制御部とは別に設け、当該カ
ード制御部により2つのカードリーダライタを制御する
ようにしてもよい。
【0233】また、この実施の形態では、第7実施形態
で説明したように1つのカードリーダライタにより2つ
の種別のカードを処理する構成を採用してもよい。
【0234】第10実施形態 次に、第10実施形態について説明する。第10実施形
態においては、第9実施形態に示した制御系の構成の変
形例を説明する。具体的に、第10実施形態では、出玉
カードを用いる場合に、台間機にカード発行機能を持た
せない例を説明する。
【0235】第10実施形態は、第9実施形態の変形例
であり、第9実施形態と共通する構成が多いため、その
共通する部分の説明を繰返し行なわず、前述した第9実
施形態との相違点を主に説明する。
【0236】図20は、第10実施形態による台間機1
0およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御
回路の構成を示すブロック図である。図20について
は、図19と共通する部分に同一の参照符号を付し、可
能な限り重複した説明を避ける。
【0237】図20の構成が図19のものと異なるの
は、次の点である。台間機10において、カード発行部
の代わりに、出玉・会員カードリーダライタ136が設
けられている。この出玉・会員カードリーダライタ13
6は、出玉カードおよび会員カードを処理するものであ
り、台間機制御部120により制御される。
【0238】この実施の形態の場合、出玉カードは、遊
技場のカウンタまたは所定のカード発行機により発行を
受けることができる。会員カードを用いた貯玉は、会員
カードを出玉・会員カードリーダライタ136に挿入す
ることにより行なわれる。その場合、台間機制御部12
0は、第9実施形態の場合において、貯玉の際にカード
発行部のリーダライタについて行なう制御と同様の制御
を出玉・会員カードリーダライタ136に対して行なう
ことにより、会員カードを用いた貯玉を行なうことを可
能にする。
【0239】また、この実施の形態の場合、持点をカー
ドに記録するには、出玉・会員カードリーダライタ13
6に出玉カードを挿入する必要がある。返却キー15に
より返却操作が行なわれた場合の台間機制御部120に
よる持点の記録制御としては、出玉・会員カードリーダ
ライタ136を動作させ、挿入されている出玉カードに
持点を記録してその出玉カードを返却する制御が行なわ
れる。これにより、持点を記録する場合には、遊技者に
より挿入された出玉カードに持点が記録されることにな
る。具体的に、台間機制御部120は、挿入されている
出玉カードから記録されている持点の情報を読出し(未
だ持点が記録されていない場合は持点が0)、読出した
持点に、新たな遊技により得た持点(持点制御部90か
ら送信されてくる持点)を加算し、その加算更新された
持点の情報を出玉カードに記録する制御を行なう。
【0240】このような第10実施形態によれば、前述
した他の実施形態と共通の構成については当該する効果
と同様の効果を得ることができる他、次のような効果を
得ることができる。出玉・会員カードリーダライタ13
6において、遊技者により挿入された出玉カードに持点
が記録されるため、出玉カードに複数回の遊技結果によ
る持点を累積記録することができる。
【0241】なお、この実施の形態では、第6実施形態
の場合と同様に、1対1の対応で、複数のカードリーダ
ライタのそれぞに対応して複数のカード制御部を設けて
もよく、2つ(複数)のカードリーダライタに対して、
1つのカード制御部を台間制御部とは別に設け、当該カ
ード制御部により2つのカードリーダライタを制御する
ようにしてもよい。
【0242】また、この実施の形態では、第7実施形態
で説明したように1つのカードリーダライタにより3つ
の種別のカードを処理する構成を採用してもよい。
【0243】第11実施形態 次に、第11実施形態について説明する。第11実施形
態においては、台間機をカード残高処理用の台間機10
aと持点処理用の台間機10bとの2つに分けて設けた
例を説明する。具体的に、第11実施形態では、封入式
のパチンコ遊技機以外の既設のパチンコ遊技機(非封入
機)の台間機10aをカード残高処理用の台間機として
そのまま封入式のパチンコ遊技機9に用いる例を説明す
る。
【0244】第11実施形態については、第1実施形態
および第3実施形態と共通する構成が多いため、その共
通する部分の説明を繰返し行なわず、前述した第1実施
形態および第3実施形態等その他の実施の形態との相違
点を主に説明する。
【0245】図21は、第11実施形態によるパチンコ
遊技機9および台間機10a,10bの正面図である。
図21については、図1と共通する部分に同一の参照符
号を付し、可能な限り重複した説明を避ける。
【0246】図21の構成が図1のものと異なるのは、
次の点である。台間機として、カード残高処理用の台間
機10aと持点処理用の台間機10bとの2つの台間機
が設けられている。
【0247】カード残高処理用の台間機10aは、前述
したように非封入機に用いられるものであり、正面側に
前述した作動ランプ16と同様の作動ランプ138およ
びプリペイドカード挿入排出口180が設けられてい
る。台間機10aの内部において、プリペイドカード挿
入排出口180の近傍には、プリペイドカードに対して
情報の読出しおよび書込みを行なうためのプリペイドカ
ードリーダライタ18が設けられている。
【0248】持点処理用の台間機10bは、正面側に、
前述した第1実施形態で示したものと同様の作動ランプ
16、台間機表示部17、および、会員カード挿入排出
口190の他、前述した第10実施形態で示した出玉カ
ードを挿入するための出玉カード挿入排出口137が設
けられている。台間機10bの内部においては、前述し
たものと同様の会員カード挿入排出口190が設けられ
ており、また、出玉カード挿入排出口137の近傍に
は、出玉カードに対して情報の読出しおよび書込みを行
なうための出玉カードリーダライタ1370が設けられ
ている。
【0249】遊技者は、この台間機10aにプリペイド
カードを挿入して前述した玉貸操作を行なうことによ
り、持点の付与を受け、その持点を用いたパチンコ遊技
機9での遊技が可能となる。また、会員カードを有する
遊技者は、台間機10bに会員カードを挿入して前述し
た貯玉操作を行なうことにより、貯玉を行なうことがで
きる。また、遊技者は、持点を出玉カードに記録したい
場合に、第10実施形態に示されたように、台間機10
bに出玉カードを挿入した場合には、出玉カードに持点
を記録することができる。
【0250】図22は、第11実施形態による台間機1
0a,10bおよびパチンコ遊技機9のそれぞれに設け
られた制御回路の構成を示すブロック図である。図13
については、図13と共通する部分に同一の参照符号を
付し、可能な限り重複した説明を避ける。
【0251】図22の構成が図13のものと異なるの
は、次の点である。残高用の台間機10aの内部には、
台間機10aにおけるカード処理制御、および、情報通
信制御等の台間機10aの動作を制御するマイクロコン
ピュータ(CPU、ROM、RAMを含む)よりなる残
高用台間機制御部120aと情報通信用のインタフェー
スとしての通信部139とを含む台間機制御用の各種電
子部品が実装された台間機制御基板130aが設けられ
ている。また、持点制御基板92と台間機制御基板との
間では、持点制御部90と残高用台間機制御部120a
とが通信部93,139を介して、情報通信可能に接続
されている。
【0252】残高用台間機制御部120aには、作動ラ
ンプ138およびプリペイドカードリーダライタ18が
接続されている。残高用台間機制御部120aにより、
作動ランプ138およびプリペイドカードリーダライタ
18が制御される。
【0253】この実施の形態の場合、プリペイドカード
の記録情報は、第1実施の形態において図5を用いて説
明した記録情報から持点の情報が除かれたものとなって
いる。つまり、この実施の形態の場合は、前述した第
9,第10実施形態の場合と同様に、出玉カードに持点
を記録するので、プリペイドカードには、持点が記録さ
れない。
【0254】玉貸キー14および返却キー15の操作信
号は、通信部93を介して、残高用台間機制御部120
aに与えられる。残高用台間機制御部120aは、プリ
ペイドカードリーダライタ18に動作制御信号を与えて
プリペイドカードリーダライタ18の動作状態を制御す
るともに、プリペイドカードリーダライタ18に書込情
報を与えてプリペイドカードへの情報の書込み(この場
合はカード残高のみ)を行なわせる。
【0255】残高用台間機制御部120aは、第1実施
形態の場合と同様に、プリペイドカードが台間機10a
に挿入された場合に、プリペイドカードの記録情報を読
出し、その情報のうち、カード残高の情報を通信部13
9,93を介して持点制御部90に送信する。そのよう
に送信された情報は、持点制御部90による持点の引落
とし等に用いられる。
【0256】また、残高用台間機制御部120aは、通
信部139,93を介して残高表示部13に直接的に表
示制御信号を与えることにより、残高表示部13の表示
を制御する。つまり、残高表示部13の表示制御は、持
点制御部90が行なうのではなく、台間機制御部120
aが管理しているカード残高データを用いて、台間機制
御部120aが直接的に行なう。
【0257】また、持点処理用の台間機10bの内部に
は、台間機10bにおけるカード処理制御、および、情
報通信制御等の台間機10aの動作を制御するマイクロ
コンピュータよりなる持点用台間機制御部120aと、
情報通信用のインタフェースとしての通信部105b,
127とを含む台間機制御用の各種電子部品が実装され
た台間機制御基板130bが設けられている。また、持
点制御基板92と台間機制御基板130bとの間では、
持点制御部90と持点用台間機制御部120bとが通信
部93a,105bを介して、情報通信可能に接続され
ている。また、持点用台間機制御部120bは通信部1
27bを介して、店舗内管理装置4と情報通信可能に接
続されている。
【0258】持点用台間機制御部120bは、LCDド
ライバ123、I/Oドライバ124、タッチパネル1
72、出玉カードリーダライタ137、および、会員カ
ードリーダライタ19が接続されており、これらの制御
を前述した場合と同様に行なう。持点用台間機制御部1
20bは、第1実施の形態の場合と同様の表示を台間機
表示部17において行なうために、第1実施の形態の場
合と同様に、LCDドライバ123を制御するととも
に、タッチパネル172からの操作信号に基づいて、会
員カードを用いた前述の貯玉,再プレイに関する処理を
行なう。さらに、タッチパネル172からの操作信号に
基づいて、持点用台間機制御部120bは、前述した第
10実施形態における出玉・会員カードリーダライタ1
36による出玉カードの処理の場合と同様に、出玉カー
ドを用いた持点の記録に関する処理を行なう。また、持
点用台間機制御部120bは、第1実施の形態の場合と
同様に、店舗内管理装置4との間での情報通信を行な
う。また、持点用台間機制御部120bは、第1実施の
形態の場合と同様に、作動ランプ16の制御も行なう。
【0259】次に、球貸し時におけるパチンコ遊技機9
の持点制御部90と台間機10aの台間機制御部120
aとの信号のやり取りを説明する。
【0260】図23は、第11実施形態による玉貸し時
における持点制御部90と台間機制御部120aとの間
の信号の処理タイミングを示すタイミングチャートであ
る。図23においては、2単位の払出単位個数分の球貸
しのための操作があった場合のPRDY信号(遊技機動
作信号)、BRDY信号(球貸し要求操作信号)、BR
Q信号(球貸し動作準備確認信号)、EXS信号(払出
動作可能信号)、および、持点表示部12における持点
の更新表示タイミングが示されている。
【0261】図23を参照して、パチンコ遊技機1の電
源が投入されると、PRDY信号が持点制御部90から
台間機制御部120aに与えられる(オン状態に立上げ
られる)。これにより、パチンコ遊技機9が動作中であ
ることが台間機制御部120aに対して示される。台間
機10aにおいてプリペイドカードが受付けられ、玉貸
キー14が操作されると、BRDY信号が台間機制御部
120aから持点制御部90に与えられる(オン状態に
立上げられる)。これにより、球貸し要求操作(球貸し
操作による貸玉の払出要求)があったことが持点制御部
90に対して示される。
【0262】BRDY信号の出力時点から予め定められ
た時間が経過すると、BRQ信号が台間機制御部120
aから持点制御部90に与えられる(オン状態に立上げ
られる)。これにより、パチンコ遊技機9が玉貸し可能
な状態であるか否かの確認の問い合わせがパチンコ遊技
機9に対して行なわれる。そして、パチンコ遊技機9が
貸玉の払出しが可能な状態になっている場合には、EX
S信号が持点制御部90から台間機制御部120aに与
えられる(オン状態に立上げられる)。これにより、パ
チンコ遊技機9が貸玉の払出しが可能な状態であること
が持点制御部90から台間機制御部120aに返答され
る。そして、BRQ信号の立上がりから所定期間経過す
るまでにEXS信号が立上げられた場合には、BRQ信
号の出力が停止される(オフ状態に立下げられる)。こ
のBRQ信号の出力が停止されたことに応じて、持点制
御部90においては、持点が付与される。
【0263】そして、持点の付与が行なわれると、所定
時間経過後に、EXS信号の出力が停止される(オフ状
態に立下げられる)。これにより、玉貸しが完了したこ
とが台間機制御部120aに対して示される。以上に示
した動作が1単位の引落としに対する持点の付与処理で
ある。
【0264】台間機制御部120aでは、BRDY信号
の送信開始時点から払出しが完了した払出単位数を加算
記憶し、球貸し操作に応じて付与された払出単位を監視
する。BRDY信号は、玉貸操作があった払出単位数分
の持点の付与が完了するまで出力(オン状態)が継続さ
れ、それらの個数が一致した場合に、出力が停止される
(オフ状態に立下げられる)。
【0265】図23に示されるように、持点制御部90
においては、一単位の引落としが複数回連続して行なわ
れる場合に、持点表示部12に表示する遊技者の持点
を、一単位の引落としがあるごとに更新表示する表示制
御を行なう。
【0266】なお、ここでは、一単位の引落としが複数
回連続して行なわれる場合に、持点表示部12に表示す
る遊技者の持点を、一単位の引落としがあるごとに更新
表示する表示制御を行なう例を示したが、これに限ら
ず、図中に破線で示すように、持点制御部90は、一単
位の引落としが複数回連続して行なわれる場合に、持点
表示部12に表示する遊技者の持点を、連続した引落と
しのうち最後の一単位の引落としがあった時点でまとめ
て更新表示する表示制御を行なうようにしてもよい。
【0267】以上に示したPRDY信号(遊技機動作信
号)、BRDY信号(球貸し要求操作信号)、BRQ信
号(球貸し動作準備確認信号)、および、EXS信号
(払出動作可能信号)は、玉貸操作に応じて実際に貸玉
を払出す玉払出装置を有する既存のパチンコ遊技機と、
そのパチンコ遊技機に対応して設けられる台間機との間
で用いられる信号であり、そのようなパチンコ遊技機と
台間機との間での信号のやり取りのタイミングと同じタ
イミングで送受信されるように設定されている。このた
め、この実施の形態によれば、玉貸操作に応じて実際に
貸玉を払出す玉払出装置を有する既存のパチンコ遊技機
およびカード残高からの引落としを行なう台間機がある
場合に、その台間機をカード残高処理用の台間機10a
としてそのまま使用(共通使用)し、前述した持点処理
用の台間機10bおよび封入式のパチンコ遊技機9を設
置することにより、既存の設備である台間機を有効利用
して、封入式のパチンコ遊技機9を新設することができ
る。
【0268】また、図23に示したように、持点制御部
90による持点の表示制御において、一単位の引落とし
が複数回連続して行なわれる場合に、持点表示部12に
表示する遊技者の持点を、一単位の引落としがあるごと
に更新表示する表示制御が行なわれるため、遊技者が一
単位の引落としごとに持点を確認することができる。さ
らに、一単位の引落としがあるごとに持点が更新表示さ
れることにより、その更新状態を引落としごとに確認す
ることができるので、引落とし処理に異常が生じた場合
に、どの引落とし段階で異常が生じたかを知ることがで
きる。
【0269】また、持点制御部90による持点の表示制
御において、一単位の引落としが複数回連続して行なわ
れる場合に、持点表示部12に表示する遊技者の持点
を、連続した引落としのうち最後の一単位の引落としが
あった時点でまとめて更新表示する表示制御が行なわれ
るため、一連の引落としが終わった段階で連続した引落
としによる持点を確認することができる。さらに、持点
が連続した引落としのうち最後の一単位の引落としがあ
った時点でまとめて更新表示されることにより、そのよ
うな場合には引落としごとに持点を更新表示する必要が
なくなるので、持点制御部90の制御負担を軽減するこ
とができる。
【0270】なお、この実施の形態では、第6実施形態
の場合と同様に、1対1の対応で、複数のカードリーダ
ライタのそれぞに対応して複数のカード制御部を設けて
もよく、2つ(複数)のカードリーダライタに対して、
1つのカード制御部を台間制御部とは別に設け、当該カ
ード制御部により2つのカードリーダライタを制御する
ようにしてもよい。
【0271】また、この実施の形態では、第7実施形態
で説明したように1つのカードリーダライタにより2つ
の種別のカードを処理する構成を採用してもよい。
【0272】以下に、本発明の変形例等の特徴点を列挙
する。 (1) 前述した第1実施形態〜第11実施形態の各実
施形態において説明した特徴な構成は、実現可能な限
り、その他の実施形態においても適用可能である。つま
り、各実施の形態における特徴部分以外の部分は、適用
可能な構成の一例を示すものであり、実現可能な限り、
あらゆる構成に可能である。
【0273】(2) 前述した第1実施形態〜第11実
施形態の各実施形態において説明したプリペイドカー
ド、会員カード、ビジターカード、および、出玉カード
は、各実施の形態において、ICカードおよび磁気記録
式のカード等のカードの構成を特定したが、これらのカ
ードは、特に、各実施の形態で示された構成とは異なる
形式のカードが用いられてもよい。具体的には、たとえ
ば、プリペイドカード、会員カード、ビジターカード、
および、出玉カードは、磁気記録式のカードであっても
よく、ICカードであってもよく、またはその他の記録
形式のカードであってもよい。つまり、前述した実施の
形態で示した機能と同様の機能を有する記録媒体であれ
ば、どのような記録媒体が用いられてもよい。
【0274】(3) 前述した第1実施形態〜第11実
施形態の各実施形態においては、台間機制御部が主体と
なってカード残高の引落とし等のカード残高の管理を行
なう例を示したが、これに限らず、持点制御部の側でも
カード残高の引落とし等のカード残高を行なうようにし
てもよい。たとえば、カード残高は、台間機制御部の側
で前述したように管理するとともに、持点制御部の側で
も台間機制御部での管理を並行して行なうようにしても
よい。そのようにすれば、引落とし際の持点制御部にお
ける持点付与に関する処理を台間機制御部との情報通信
によらずに行なうことができる。
【0275】(4) 前述した第1実施形態〜第11実
施形態の各実施形態においては、通信用のインタフェー
スとして、通信部93,105,127を示し、ホトカ
プラおよび抵抗器等の所定の電子部品を含む旨を示し
た。しかし、これに限らず、通信部93,105,12
7は、通信用のインタフェースであればよく、構成され
る電子部品が限定されるものではない。つまり、通信用
のインタフェースとしては、図7等に示した出力バッフ
ァ900aおよび入力バッファ90aも含まれるのであ
る。
【0276】(5) 前述した第1実施形態〜第11実
施形態の各実施形態に示された残高表示部と持点表示部
とは、液晶表示器、ドットマトリックス表示器、およ
び、7セグメントLED等、どのような表示器が用いら
れてもよく、特に表示器の種類が限定されるものではな
い。また、残高表示部と持点表示部とは、1つの表示器
を設けて、その表示器の表示内容(残高表示,持点表
示)の切換表示をすることにより行なうようにしてもよ
い。つまり、残高表示部と持点表示部とは、個別に別体
構成された表示器を用いてもよく、一体化された1つの
表示器を用いてもよい。
【0277】(6) 前述した実施の形態では、カード
ユニットとしての台間機10がパチンコ遊技機9に付設
されていることを示した。この場合の付設という意味に
は、前述したように、パチンコ遊技機9と別体化された
台間機10がパチンコ遊技機9の隣に付属して設けられ
ている場合を含み、台間機10がパチンコ遊技機9と一
体化されて設けられている場合をも含む。つまり、パチ
ンコ遊技機9と台間機10とは、別体化されていてもよ
く、一体化されていてもよいのである。また、台間機1
0は、カード処理機能部分をパチンコ遊技機9の下部に
設けた構成にしてもよい。また、台間機10は、パチン
コ遊技機1台に対して台間機1台が対応する態様で設け
られるのが望ましいが、パチンコ遊技機2台(複数台)
に対して台間機1台が対応する態様で設けられる構成に
してもよい。また、台間機10が設けられる位置は、パ
チンコ遊技機9の側部であることに限定されず、パチン
コ遊技機9の上部等のその他の位置であってもよい。
【0278】(7) 前述した実施の形態では、遊技制
御部900と持点制御部90との間では、遊技制御部9
00から持点制御部90への一方向にのみ情報の通信が
可能である場合を例として示したが、これに限らず、遊
技制御部900と持点制御部90との間では、双方向で
情報の通信をするようにしてもよい。また、前述した実
施の形態では、台間機制御部120(120a,120
b)と持点制御部90との間では、双方向に情報の通信
が可能である場合を例として示したが、これに限らず、
これらの制御部のいずれか一方から他方への一方向にの
み情報の通信が可能である構成にしてもよい。
【0279】(8) 図7等に示された通信部93によ
り、記録媒体処理制御手段(台間機制御部120等)と
持点制御手段(持点制御部90)との間を情報通信可能
に接続するインタフェース手段が構成されている。図
2,図7等に示されるように、前記持点制御手段と前記
インタフェース手段とは、一体的に形成された基板(持
点制御基板92)に設けられている。図7等に示される
ように、遊技制御手段(遊技制御部900)と前記持点
制御手段との間では、前記遊技制御手段から前記持点制
御手段への一方向にのみ情報の通信が可能である。図7
等に示されるように、前記記録媒体処理制御手段と前記
持点制御手段との間では、双方向に情報の通信が可能で
ある。
【0280】(9) 前述した実施の形態では、持点制
御部90が形成された基板ボックス95をパチンコ遊技
機9の裏面側での前面枠3bに取付けた例を示した。し
かし、これに限らず、基板ボックス95は、玉通路ユニ
ット400に取付けられてもよい。ただし、基板ボック
ス95は、玉通路ユニット95の玉通路を避けた設置部
(凹部400aに設けられた設置部)に取付けられるの
が望ましい。
【0281】(10) 基板ボックス95により、持点
制御手段(持点制御部90、持点制御基板92)を収容
する基板収容体が構成されている。図2等に示された玉
通路ユニット400により、封入玉を誘導する玉通路が
設けられた玉通路ユニットが構成されている。前記基板
収容体は、前記玉通路ユニットを避けた態様で、遊技盤
(遊技盤42)を外側から保持する枠体(図2等に示さ
れた前面枠3a,3b)に直接的に取付けられる。
【0282】(11) 今回開示された実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【0283】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図1に
示されたパチンコ遊技機9等により、遊技者所有の有価
価値(カード残高)を特定可能な情報が記録された記録
媒体(プリペイドカード、会員カード、ビジターカード
等のカード)を処理する制御を行なう記録媒体処理制御
手段(台間機制御部120等)を有する記録媒体処理装
置(台間機10等)が付設され、前記記録媒体の記録情
報により特定される有価価値の引落としにより遊技者に
付与された持点に基づいて、遊技機内部に封入された封
入玉を繰返し弾発発射して遊技領域(遊技領域100)
に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機が構成されてい
る。図7等に示された持点制御部90により、前記記録
媒体の記録情報により特定される有価価値からの引落と
しによる持点の付与をするとともに、遊技状況(打球発
射、ファール玉の発生、入賞等の遊技状況)に応じて持
点を更新する制御を行なう持点制御手段が構成されてい
る。図7等に示された通信部93により、前記記録媒体
処理制御手段と前記持点制御手段との間を情報通信可能
に接続するインタフェース手段が構成されている。図
2,図7等に示されるように、前記持点制御手段と前記
インタフェース手段とは、一体的に形成された基板(持
点制御基板92)に設けられている。
【0284】(2) 図2等に示された遊技盤42によ
り、前記遊技領域が形成された遊技盤が構成されてい
る。図2等に示された前面枠3a,3bにより、遊技盤
を外側から保持する枠体が構成されている。図2に示さ
れるように、前記記録媒体処理装置は、前記弾球遊技機
の一側部に設けられている。図2に示されるように、前
記持点制御手段および前記インタフェース手段が設けら
れた前記基板(持点制御基板92)は、前記弾球遊技機
の裏面側において、前記記録媒体処理装置が付設された
前記一側部側で、前記枠体に取付けられている。
【0285】(3) 図2に示された玉通路ユニット4
00により、前記弾球遊技機の裏面側において、前記枠
体には、前記封入玉を誘導する玉通路がさらに設けられ
ておいる。図2に示されるように、前記持点制御手段お
よび前記インタフェース手段が設けられた前記基板は、
前記玉通路を避けた位置に取付けられている。
【0286】(4) 図7等に示されるように、前記記
録媒体処理制御手段と前記持点制御手段との間では、前
記インタフェース手段を介して遊技者の持点を示す情報
が通信される。
【0287】(5) 図11に示されるように、前記記
録媒体処理制御手段は、遊技者の持点を遊技の結果得ら
れた遊技結果価値として再使用可能に預入れる(貯玉預
入れ)の処理を行なうことが可能である。図7等に示さ
れるように、前記持点制御手段は、遊技者の持点を遊技
の結果得られた遊技結果価値として再使用可能に預入れ
る場合に、前記記録媒体処理制御手段に遊技者の持点を
示す情報を送信する制御をさらに行なう。
【0288】(6) 図9に示されるように、前記記録
媒体処理制御手段は、遊技者の持点を所定の記録媒体
(たとえば、プリペイドカード、会員カード、ビジター
カード、出玉カード)に記録する制御を行なうことが可
能である。図7等に示されるように、前記持点制御手段
は、前記記録媒体処理制御手段において持点を前記所定
の記録媒体に記録する制御が行なわれる場合に、遊技者
の持点を示す情報を前記記録媒体処理制御手段に送信す
る制御をさらに行なう。
【0289】(7) 図9に示されるように、前記記録
媒体処理制御手段は、前記持点制御手段から遊技者の持
点を示す情報を受け、該情報に基づいて、持点を所定の
記録媒体に記録する制御を行なう。
【0290】(8) 図20等に示されるように、前記
持点を記録する所定の記録媒体は、遊技者所有の有価価
値が記録された前記記録媒体とは別の記録媒体である。
【0291】(9) 図7等に示されるように、前記持
点を記録する所定の記録媒体は、遊技者所有の有価価値
が記録された前記記録媒体である。
【0292】(10) 図7等に示された持点表示部1
2により、遊技者の持点を表示する持点表示手段が構成
されている。図7等に示されるように、持点制御手段
は、遊技者の持点を持点表示手段に表示する表示制御を
行なう。
【0293】(11) 図13等に示された残高表示部
13等により、遊技者所有の有価価値を表示する有価価
値表示手段が構成されている。図13等に示されるよう
に、前記記録媒体処理制御手段は、有価価値表示手段の
表示制御を行なう。図13等に示されるように、前記持
点制御手段および前記インタフェース手段が設けられた
前記基板は、記録媒体処理制御手段から有価価値表示手
段に送信される前記表示制御のための信号を中継する。
【0294】(12) 図22に示された残高用台間機
制御部120aにより、前記記録媒体処理制御手段に含
まれ、遊技者所有の有価価値の処理に関する制御を行な
う有価価値処理制御手段が構成されている。図22に示
された持点用台間機制御部120bにより、前記記録媒
体処理制御手段に含まれ、前記持点の処理に関する制御
を行なう持点処理制御手段が構成されている。図22に
示されるように、前記持点制御手段は、前記有価価値処
理制御手段に対しては、前記記録媒体の記録情報により
特定される有価価値からの引落としにより持点を付与す
るための情報通信をする制御を行なう。図22に示され
るように、前記持点制御手段は、前記持点処理制御手段
に対しては、持点を所定の記録媒体に記録させるための
情報通信をする制御を行なう。
【0295】(13) 図22に示された持点表示部1
2により、遊技者の持点を表示する持点表示手段が構成
されている。図22に示された残高用台間機制御部12
0aにより、前記記録媒体処理制御手段に含まれ、遊技
者所有の有価価値の処理に関する制御を行なう有価価値
処理制御手段が構成されている。図22に示された持点
用台間機制御部120bにより、前記記録媒体処理制御
手段に含まれ、前記持点の処理に関する制御を行なう持
点処理制御手段が構成されている。図22に示されるよ
うに、前記持点制御手段は、前記有価価値処理制御手段
に対しては、前記記録媒体の記録情報により特定される
有価価値からの引落としにより持点を付与するための情
報通信をする制御をして、その情報通信の結果行なわれ
る前記有価価値からの引落としによる持点の付与を予め
定められた一単位の引落としごとに行なう。図22に示
されるように、前記持点制御手段は、前記持点処理制御
手段に対しては、持点を所定の記録媒体に記録させるた
めの情報通信をする制御を行なう。図23に示されるよ
うに、前記持点制御手段は、前記持点表示手段に対して
は、持点を表示し、前記一単位の引落としが複数回連続
して行なわれる場合に、前記持点表示手段に表示する遊
技者の持点を、一単位の引落としがあるごとに更新表示
する表示制御を行なう。
【0296】(14) 図22に示された持点表示部1
2により、遊技者の持点を表示する持点表示手段が構成
されている。図22に示された残高用台間機制御部12
0aにより、前記記録媒体処理制御手段に含まれ、遊技
者所有の有価価値の処理に関する制御を行なう有価価値
処理制御手段が構成されている。図22に示された持点
用台間機制御部120bにより、前記記録媒体処理制御
手段に含まれ、前記持点の処理に関する制御を行なう持
点処理制御手段が構成されている。図22に示されるよ
うに、前記持点制御手段は、前記有価価値処理制御手段
に対しては、前記記録媒体の記録情報により特定される
有価価値からの引落としにより持点を付与するための情
報通信をする制御をして、その情報通信の結果行なわれ
る前記有価価値からの引落としによる持点の付与を予め
定められた一単位の引落としごとに行なう。図22に示
されるように、前記持点制御手段は、前記持点処理制御
手段に対しては、持点を所定の記録媒体に記録させるた
めの情報通信をする制御を行なう。図23の変形例とし
て破線で示されるように、前記持点制御手段は、前記持
点表示手段に対しては、持点を表示し、前記一単位の引
落としが複数回連続して行なわれる場合に、前記持点表
示手段に表示する遊技者の持点を、連続した引落としの
うち最後の一単位の引落としがあった時点でまとめて更
新表示する表示制御を行なう。
【0297】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、次のような効果を得ることができる。封入
玉を用いて遊技を行なう場合に設けられる制御に関連す
る手段について、記録媒体処理制御手段および持点制御
手段の間を情報通信可能に接続するインタフェース手段
と、持点制御手段とが一体的に形成された基板に設けら
れているため、封入玉を用いて遊技を行なう遊技機特有
の制御に関連する手段の構造を簡易化することができる
とともに、そのような手段の部品点数を削減することが
できる。そして、このような部品点数の削減により、弾
球遊技機の製造コストを低減することができるととも
に、弾球遊技機の製造時の工数を削減することができ
る。また、基板の一体化により、持点制御手段およびイ
ンタフェース手段の配置における占有範囲を小さくする
ことができ、広い配置スペースを必要とせずに持点制御
手段およびインタフェース手段をコンパクトに配置する
ことができる。このように、持点制御手段およびインタ
フェース手段の基板の一体化により、封入玉を用いて遊
技を行なう遊技機特有の制御に関連する手段についての
構造の簡易化およびコストの低減を図ることができる。
【0298】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。持点
制御手段およびインタフェース手段が設けられた基板
が、弾球遊技機の裏面側において、記録媒体処理装置が
付設された一側部側で、遊技盤を外側から保持する枠体
に取付けられているため、持点制御手段と記録媒体処理
制御手段との間の距離を極めて短いものにすることがで
きる。このため、持点制御手段と記録媒体処理制御手段
との間での情報通信を高速化することができる。また、
情報通信のための配線を短くすることができるので、情
報通信用の配線の接続作業を容易にすることができる。
【0299】請求項3に関しては、請求項2に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。持点
制御手段およびインタフェース手段が設けられた基板
が、玉通路を避けた位置に取付けられているため、当該
基板と玉通路とが配置位置の関係で干渉し合わないよう
にすることができる。また、基板が玉通路に帯電する静
電気の悪影響を受けにくくすることができる。
【0300】請求項4に関しては、請求項1から3のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。記録媒体処理制御手段と持点制御手段との
間では、インタフェース手段を介して遊技者の持点を示
す情報が通信されるため、記録媒体処理制御手段と持点
制御手段との間での情報通信を容易かつ確実に行なうこ
とができる。
【0301】請求項5に関しては、請求項4に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。記録
媒体処理制御手段が、遊技者の持点を遊技の結果得られ
た遊技結果価値として再使用可能に預入れる場合に、持
点制御手段が記録媒体処理制御手段に遊技者の持点を示
す情報を送信する制御を行なう。このため、そのような
預入れをする場合に、実際の玉数を情報に変換する必要
がなく、封入玉を用いて遊技が行なわれる弾球遊技機で
の制御に特有の情報である持点を情報通信によってその
まま遊技結果価値の預入れのために用いることができる
ので、封入玉を用いて遊技を行なう弾球遊技機での制御
の特徴をより一層活かした情報通信を行なうことができ
る。
【0302】請求項6に関しては、請求項4または5に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。記録媒体処理制御手段において持点を所定の記録媒
体に記録する制御が行なわれる場合に、持点制御手段が
遊技者の持点を示す情報を記録媒体処理制御手段に送信
する制御を行なうため、持点を所定の記録媒体に記録す
る制御が容易となり、封入玉を用いて遊技を行なう弾球
遊技機での制御の特徴をより一層活かした情報通信を行
なうことができる。
【0303】請求項7に関しては、請求項6に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。持点
を記録する所定の記録媒体が、遊技者所有の有価価値が
記録された記録媒体とは別の記録媒体であるため、遊技
者の持点と遊技者所有の有価価値とを記録媒体で区別し
て管理することができる。
【0304】請求項8に関しては、請求項6に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。持点
を記録する所定の記録媒体が、遊技者所有の有価価値が
記録された記録媒体であるため、遊技者の持点と遊技者
所有の有価価値とを共通の記録媒体でまとめて管理する
ことができる。
【0305】請求項9に関しては、請求項1から8のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。持点制御手段が記録媒体処理制御手段との
間で、遊技者所有の有価価値を示す情報を通信するた
め、封入玉を用いて遊技を行なう弾球遊技機での特有の
情報通信により持点制御手段が遊技者所有の有価価値を
用いた制御を行なうことができる。
【0306】請求項10に関しては、請求項9に関する
効果に加えて、次のような効果を得ることができる。持
点制御手段が、引落としに応じて更新可能に有価価値表
示手段に遊技者所有の有価価値を表示する表示制御を行
なうため、封入玉を用いて遊技を行なう弾球遊技機での
特有の情報通信により、記録媒体処理制御手段の直接的
な制御によることなく、遊技者所有の有価価値の表示制
御をすることができるので、記録媒体処理制御手段の制
御負担を軽減することができる請求項11に関しては、
請求項9に関する効果に加えて、次のような効果を得る
ことができる。記録媒体処理制御手段が有価価値表示手
段の表示制御を行ない、持点制御手段およびインタフェ
ース手段が設けられた基板が、記録媒体処理制御手段か
ら有価価値表示手段に送信される表示制御のための信号
を中継するため、封入玉を用いて遊技を行なう弾球遊技
機での特有の情報通信により、封入玉を用いて遊技を行
なう弾球遊技機での特有の情報通信による信号線などを
まとめることができる。
【0307】請求項12に関しては、請求項1から11
のいずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得
ることができる。記録媒体処理制御手段が有価価値処理
制御手段と持点処理制御手段とに分けられており、持点
制御手段が、有価価値処理制御手段に対しては記録媒体
の記録情報により特定される有価価値からの引落としに
より持点を付与するための情報通信をする制御を行な
い、持点処理制御手段に対して、持点を所定の記録媒体
に記録させるための情報通信をする制御を行なう。この
ため、有価価値処理制御手段のみを有し、有価価値から
の引落としを行なう構成となっており、実際に貸玉を払
出す玉払出装置を有する既存の弾球遊技機と遊技者所有
の有価価値の処理について共通する処理を容易に行なう
ことができ、これにより、実際に貸玉を払出す玉払出装
置を有する既存の弾球遊技機に対応して設けられる有価
価値処理制御手段を用いて、封入玉を用いる弾球遊技機
の制御をすることができる。
【0308】請求項13に関しては、請求項1に関する
効果に加えて、次のような効果を得ることができる。持
点制御手段による持点の表示制御において、一単位の引
落としが複数回連続して行なわれる場合に、持点表示手
段に表示する遊技者の持点を、一単位の引落としがある
ごとに更新表示する表示制御が行なわれるため、遊技者
が一単位の引落としごとに持点を確認することができ
る。さらに、一単位の引落としがあるごとに持点が更新
表示されることにより、その更新状態を引落としごとに
確認することができるので、引落とし処理に異常が生じ
た場合に、どの引落とし段階で異常が生じたかを知るこ
とができる。
【0309】請求項14に関しては、請求項1に関する
効果に加えて、次のような効果を得ることができる。持
点制御手段による持点の表示制御において、一単位の引
落としが複数回連続して行なわれる場合に、持点表示手
段に表示する遊技者の持点を、連続した引落としのうち
最後の一単位の引落としがあった時点でまとめて更新表
示する表示制御が行なわれるため、一連の引落としが終
わった段階で連続した引落としによる持点を確認するこ
とができる。さらに、持点が連続した引落としのうち最
後の一単位の引落としがあった時点でまとめて更新表示
されることにより、そのような場合には引落としごとに
持点を更新表示する必要がなくなるので、持点制御手段
の制御負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技場に設けられたパチンコ遊技機および台
間機の正面図である。
【図2】 パチンコ遊技機および台間機の裏面図であ
る。
【図3】 ICカードの平面図である。
【図4】 図3に示されたICカードに設けられている
回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 プリペイドカードに記録されている情報を説
明するための説明図である。
【図6】 会員カードに記録されている情報を説明する
ための説明図である。
【図7】 台間機およびパチンコ遊技機のそれぞれに設
けられた制御回路の構成を示すブロック図である。
【図8】 台間機表示部により表示される画像の表示例
を示す表示画面図である。
【図9】 台間機の台間機制御部において実行されるカ
ード処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】 台間機の台間機制御部において実行される
会員カード処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図11】 台間機において実行される貯玉・再プレイ
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】 第2実施形態による台間機およびパチンコ
遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図13】 第3実施形態による台間機およびパチンコ
遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】 第4実施形態による台間機およびパチンコ
遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図15】 第5実施形態による台間機およびパチンコ
遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図16】 第6実施形態による台間機およびパチンコ
遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図17】 第7実施形態による台間機およびパチンコ
遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図18】 第8実施形態による台間機およびパチンコ
遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図19】 第9実施形態による台間機およびパチンコ
遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図20】 第10実施形態による台間機およびパチン
コ遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示す
ブロック図である。
【図21】 第11実施形態によるパチンコ遊技機およ
び台間機の正面図である。
【図22】 第11実施形態による台間機およびパチン
コ遊技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示す
ブロック図である。
【図23】 第11実施形態による玉貸し時における持
点制御部と台間機制御部との間の信号の処理タイミング
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
9 パチンコ遊技機(弾球遊技機)、120 台間機制
御部(記録媒体処理制御手段)、10 台間機(記録媒
体処理装置)、100 遊技領域(遊技領域)、900
遊技制御部(遊技制御手段)、90 持点制御部(持
点制御手段)、93 通信部(インタフェース手段)、
42 遊技盤(遊技盤)、3a,3b前面枠(枠体)、
92 持点制御基板(基板)、400 玉通路ユニット
(玉通路)、12 持点表示部(持点表示手段)、13
残高表示部(残高表示手段)、120a 残高用台間
機制御部(有価価値処理制御手段)、120b 持点用
台間機制御部(持点処理制御手段)である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者所有の有価価値を特定可能な情報
    が記録された記録媒体を処理する制御を行なう記録媒体
    処理制御手段を有する記録媒体処理装置が付設され、前
    記記録媒体の記録情報により特定される有価価値の引落
    としにより遊技者に付与された持点に基づいて、遊技機
    内部に封入された封入玉を繰返し弾発発射して遊技領域
    に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 前記記録媒体の記録情報により特定される有価価値から
    の引落としによる持点の付与をするとともに、遊技状況
    に応じて持点を更新する制御を行なう持点制御手段と、 前記記録媒体処理制御手段と前記持点制御手段との間を
    情報通信可能に接続するインタフェース手段とを含み、 前記持点制御手段と前記インタフェース手段とは、一体
    的に形成された基板に設けられていることを特徴とす
    る、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技領域が形成された遊技盤と、 該遊技盤を外側から保持する枠体とをさらに含み、 前記記録媒体処理装置は、前記弾球遊技機の一側部に設
    けられており、 前記持点制御手段および前記インタフェース手段が設け
    られた前記基板は、前記弾球遊技機の裏面側において、
    前記記録媒体処理装置が付設された前記一側部側で、前
    記枠体に取付けられていることを特徴とする、請求項1
    に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記弾球遊技機の裏面側において、前記
    枠体には、前記封入玉を誘導する玉通路がさらに設けら
    れており、 前記持点制御手段および前記インタフェース手段が設け
    られた前記基板は、前記玉通路を避けた位置に取付けら
    れていることを特徴とする、請求項2に記載の弾球遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体処理制御手段と前記持点制
    御手段との間では、前記インタフェース手段を介して遊
    技者の持点を示す情報が通信されることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体処理制御手段は、遊技者の
    持点を遊技の結果得られた遊技結果価値として再使用可
    能に預入れる処理を行なうことが可能であり、 前記持点制御手段は、遊技者の持点を遊技の結果得られ
    た遊技結果価値として再使用可能に預入れる場合に、前
    記記録媒体処理制御手段に遊技者の持点を示す情報を送
    信する制御をさらに行なうことを特徴とする、請求項4
    に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体処理制御手段は、遊技者の
    持点を所定の記録媒体に記録する処理を行なうことが可
    能であり、 前記持点制御手段は、前記記録媒体処理制御手段におい
    て持点を前記所定の記録媒体に記録する場合に、遊技者
    の持点を示す情報を前記記録媒体処理制御手段に送信す
    る制御をさらに行なうことを特徴とする、請求項4また
    は5に記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記持点を記録する所定の記録媒体は、
    遊技者所有の有価価値が記録された前記記録媒体とは別
    の記録媒体であることを特徴とする、請求項6に記載の
    弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記持点を記録する所定の記録媒体は、
    遊技者所有の有価価値が記録された前記記録媒体である
    ことを特徴とする、請求項6に記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記持点制御手段は、前記記録媒体処理
    制御手段との間で、遊技者所有の有価価値を示す情報を
    通信することを特徴とする、請求項1から8のいずれか
    に記載の弾球遊技機。
  10. 【請求項10】 遊技者所有の有価価値を表示する有価
    価値表示手段をさらに含み、 前記持点制御手段は、前記引落としに応じて更新可能に
    前記有価価値表示手段に遊技者所有の有価価値を表示す
    る表示制御を行なうことを特徴とする、請求項9に記載
    の弾球遊技機。
  11. 【請求項11】 遊技者所有の有価価値を表示する有価
    価値表示手段をさらに含み、 前記記録媒体処理制御手段は、前記有価価値表示手段の
    表示制御を行ない、 前記持点制御手段および前記インタフェース手段が設け
    られた前記基板は、前記記録媒体処理制御手段から前記
    有価価値表示手段に送信される前記表示制御のための信
    号を中継することを特徴とする、請求項9に記載の弾球
    遊技機。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体処理制御手段は、 遊技者所有の有価価値の処理に関する制御を行なう有価
    価値処理制御手段と、 前記持点の処理に関する制御を行なう持点処理制御手段
    とを含み、 前記持点制御手段は、 前記有価価値処理制御手段に対しては、前記記録媒体の
    記録情報により特定される有価価値からの引落としによ
    り持点を付与するための情報通信をする制御を行ない、 前記持点処理制御手段に対しては、持点を所定の記録媒
    体に記録させるための情報通信をする制御を行なうこと
    を特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の弾
    球遊技機。
  13. 【請求項13】 遊技者の持点を表示する持点表示手段
    をさらに含み、 前記記録媒体処理制御手段は、 遊技者所有の有価価値の処理に関する制御を行なう有価
    価値処理制御手段と、 前記持点の処理に関する制御を行なう持点処理制御手段
    とを含み、 前記持点制御手段は、 前記有価価値処理制御手段に対しては、前記記録媒体の
    記録情報により特定される有価価値からの引落としによ
    り持点を付与するための情報通信をする制御をして、そ
    の情報通信の結果行なわれる前記有価価値からの引落と
    しによる持点の付与を予め定められた一単位の引落とし
    ごとに行ない、 前記持点処理制御手段に対しては、持点を所定の記録媒
    体に記録させるための情報通信をする制御を行ない、 前記持点表示手段に対しては、持点を表示し、前記一単
    位の引落としが複数回連続して行なわれる場合に、前記
    持点表示手段に表示する遊技者の持点を、一単位の引落
    としがあるごとに更新表示する表示制御を行なうことを
    特徴とする、請求項1に記載の弾球遊技機。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体処理制御手段は、 遊技者所有の有価価値の処理に関する制御を行なう有価
    価値処理制御手段と、 前記持点の処理に関する制御を行なう持点処理制御手段
    とを含み、 前記持点制御手段は、 前記有価価値処理制御手段に対しては、前記記録媒体の
    記録情報により特定される有価価値からの引落としによ
    り持点を付与するための情報通信をする制御をして、そ
    の情報通信の結果行なわれる前記有価価値からの引落と
    しによる持点の付与を予め定められた一単位の引落とし
    ごとに行ない、 前記持点処理制御手段に対しては、持点を所定の記録媒
    体に記録させるための情報通信をする制御を行ない、 前記持点表示手段に対しては、持点を表示し、前記一単
    位の引落としが複数回連続して行なわれる場合に、前記
    持点表示手段に表示する遊技者の持点を、連続した引落
    としのうち最後の一単位の引落としがあった時点でまと
    めて更新表示する表示制御を行なうことを特徴とする、
    請求項1に記載の弾球遊技機。
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