JPH1052552A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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Publication number
JPH1052552A
JPH1052552A JP8212634A JP21263496A JPH1052552A JP H1052552 A JPH1052552 A JP H1052552A JP 8212634 A JP8212634 A JP 8212634A JP 21263496 A JP21263496 A JP 21263496A JP H1052552 A JPH1052552 A JP H1052552A
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JP
Japan
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card
information
game
ball
player
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Withdrawn
Application number
JP8212634A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
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Publication of JPH1052552A publication Critical patent/JPH1052552A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 会員用記録媒体を所持していない遊技者でも
遊技が行なえるようにするべく臨時用記録媒体を発行し
た場合に、その臨時用記録媒体のランニングコストを極
力抑える。 【解決手段】 メンバーズカードの方はEEPROMか
らなるデータ格納部を設ける一方、ビジターカード16
4の方は磁気記録部176からなるデータ格納部のみを
設け、記録容量の少ないもので構成することにより安価
に構成できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者によって遊
技が行なわれる遊技機に対応して設けられる遊技用装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置として従来から一般
的に知られているものに、たとえば、遊技者によって遊
技が行なわれる遊技機に対応して設けられる遊技用装置
であって、所定の会員に発行され、有価価値を特定可能
な情報が記録された会員用記録媒体を利用することによ
り、該会員用記録媒体に記録された記録情報が読取られ
たことを条件として前記遊技機による遊技が許可される
ように構成された遊技用装置があった。そして、この会
員用記録媒体を使用する会員に対しては、会員に特別認
められた種々のサービスを提供し、サービスの向上が図
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、従来のこの種の
遊技用装置では、事情により会員登録を行なっていない
遊技者、すなわち、会員用記録媒体を所有していない遊
技者や、会員でありながらも会員用記録媒体を自宅など
に忘れたため会員用記録媒体を所持していない遊技者に
は、遊技を許可しないため、遊技対象者が制限されてし
まうという不都合があった。このため、遊技を行ないた
い遊技者の要求に十分応えることができず、また、これ
が原因で遊技機の稼動率を低下させてしまうという不都
合も生ずる。
【0004】そこで、会員用記録媒体以外に臨時用記録
媒体を臨時に発行し、会員用記録媒体を所持していない
遊技者に対しても遊技を行なうことができる途を開くこ
とが考えられる。
【0005】一方、会員用記録媒体の場合には、たとえ
ばその会員用記録媒体を使用することにより客層や顧客
毎の遊技履歴等の顧客情報を入手して遊技場経営に役立
たせたり、会員のみに認められた種々のサービスを提供
しやすくするために、記録容量が多く種々の情報を記録
させることが可能なものが望ましい。ところが、臨時用
記録媒体の場合には、遊技使用された後においては遊技
者によって使い捨てされるおそれがあり、記録容量が大
きい高額なもので構成した場合には、使い捨てに伴う記
録媒体の購入代金が高額となってしまいランニングコス
トがかさむという欠点が生ずる。
【0006】本発明はかかる実情に鑑み考え出されたも
のであり、請求項1〜請求項3に記載の発明の目的はと
もに、臨時用記録媒体を発行したことに伴うランニング
コストを極力抑えることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技者によって遊技が行なわれる遊技機に対応して
設けられる遊技用装置であって、所定の会員に発行され
た会員用記録媒体を処理可能な第1の記録媒体処理手段
と、前記会員用記録媒体よりも記録容量が少ない記録媒
体であって臨時に発行された臨時用記録媒体を処理可能
な第2の記録媒体処理手段とを含むことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記会員用記録媒体と前記臨
時用記録媒体とがともに挿入可能な共通の記録媒体挿入
部をさらに含み、前記会員用記録媒体と前記臨時用記録
媒体とのいずれも、前記記録媒体挿入部に挿入されるこ
とによって前記記録媒体の処理が可能となることを特徴
とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記会員用記録媒体は、集積
回路で構成されたデータ格納部と磁気的にデータを記録
する磁気記録部とを含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、第1の記録
媒体処理手段の働きにより、所定の会員に発行された会
員用記録媒体が処理可能となる。第2の記録媒体処理手
段の働きにより、会員用記録媒体よりも記録容量の少な
い記録媒体であって臨時に発行された臨時用記録媒体が
処理可能となる。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、会員用記録媒体と臨時
用記録媒体とがともに共通の記録媒体挿入部に挿入され
ることにより、前記記録媒体の処理が可能となる。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、会員用記録媒体が、集
積回路で構成されたデータ格納部と磁気的にデータを記
録する磁気記録部とが設けられている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明に係る遊技用装置の全体の
概略を示すシステムブロック図である。
【0015】本発明に係る遊技用装置で管理される遊技
場1には、たとえば複数の封入玉式パチンコ機(以下、
単に遊技機という。)8が設置されている。遊技機8
は、図3で後述するように、その内部に封入されたパチ
ンコ玉が循環して遊技に使用されるタイプの遊技機であ
る。したがって、この遊技機8で遊技を行なう遊技者
は、パチンコ玉を直接手にすることはなく、遊技機8に
表示される持点に基づいて遊技を行なう。
【0016】各遊技機8には、共通カード処理機7が設
けられている。この共通カード処理機7に遊技者所有の
共通カードを挿入して所定の玉貸処理を行なうことによ
り、玉貸処理に基づいて遊技者に付与された持点を用い
た遊技機8での遊技が可能となる。
【0017】共通カードとは、共通カードシステムに加
盟している遊技場であれば全国どこの遊技場であっても
共通に使用できる、遊技機専用のプリペードカードのこ
とである。この共通カードは、共通カード発行会社から
遊技場1に出荷される。
【0018】共通カードを持合わせていない遊技者は、
たとえば遊技場1に設置されている共通カード販売機5
において共通カードを購入することが可能である。遊技
者が共通カード販売機5で共通カードを購入すれば、共
通カード販売情報が共通カード販売機5からホール用管
理コンピュータ13へ送信される。ホール用管理コンピ
ュータ13とは、遊技場1がその経営に役立てるために
所有している管理コンピュータである。また、共通カー
ド販売機5は共通カード販売情報をターミナルボックス
17を介して外部の共通カード管理センター2へも送信
する。共通カード管理センター2は、前述した共通カー
ド発行会社の管理下にあるセンターである。共通カード
管理センター2には、共通カード販売機5を含めて、遊
技場1から送信される種々の情報を受信し管理するため
の管理装置が設置されている。なお、共通カード販売情
報には、遊技者が購入した共通カードの額面,購入の日
時,遊技場1を識別するための識別情報などが含まれて
いる。すなわち、共通カード管理センター2では、複数
の遊技場1を管理している。
【0019】遊技者が遊技機8で遊技を行なうために
は、メンバーズカード163もしくはビジターカード1
64(図4参照)を会員カード処理装置9へ挿入しなけ
ればならない。メンバーズカード163とは、遊技者を
特定可能なカード識別情報が記録されたカードであり、
メンバーズカード163の発行を希望する遊技者は、た
とえば、遊技場1のサービスカウンタにおいて会員登録
を申し出て、遊技者の氏名や住所、その他遊技者本人に
関する所定の事項を所定の書面などに記載する。する
と、たとえば後日、遊技者の自宅にメンバーズカード1
63が郵送される。このメンバーズカード163は、遊
技場1とは異なる会員カード発行会社において管理・発
行されている。したがって、メンバーズカード163を
発行するにあたって遊技者が開示した種々の個人情報
は、会員カード発行会社において管理されている。この
ような会員情報を管理するためのセンターが会員カード
管理センター3である。会員カード管理センター3に
は、会員情報を管理するための管理装置が設置されてい
る。会員カード管理センター3では、複数の遊技場1に
おける会員情報を各遊技場1毎に管理している。また、
遊技場1においては、自店の会員に関する会員情報は、
会員カード管理コンピュータ14を介してホール用管理
コンピュータ13で管理可能である。なお、会員カード
管理コンピュータ14は、会員カード管理センター3の
管理下にあるため、遊技場1がその内容を改変できない
ように構成されている。会員カード管理コンピュータ1
4と会員カード管理センター3とは相互に通信可能であ
り、会員に関する種々の情報がやり取りされる。
【0020】メンバーズカード163を所持しない遊技
者が遊技機8で遊技を行ないたい場合には、その旨を遊
技場1のサービスカウンタなどに申し入れれば、遊技者
にビジターカード164が手渡される。ビジターカード
164には、メンバーズカード163と同様にカードを
識別可能なカード識別情報が記録されており、会員カー
ド管理コンピュータ14および会員カード管理センター
3では、この識別情報を手掛かりにして、ビジターカー
ド164の管理が行なわれている。ただし、ビジターカ
ード164は、メンバーズカード163と異なり、不特
定多数の遊技者に使用されるため、前述の会員情報は管
理されていない。
【0021】遊技者がメンバーズカード163またはビ
ジターカード164を会員カード処理装置9に挿入しな
い場合は、遊技機8での遊技を行なうことができない
が、遊技を行なえるようにしてもよい。この場合は、遊
技者が遊技を終了したいときすなわち精算時に持点があ
れば、メンバーズカード163またはビジターカード1
64を会員カード処理装置9に挿入するようにすればよ
い。この場合、ビジターカードは精算時に店員から渡さ
れるようにすればよい。その際、精算操作することで店
員にビジターカードを所持していない旨を報知できるよ
うにしてもよい。なお、会員カード処理装置9は後述す
るように情報開示装置10と一体的に構成されており、
各遊技機8毎に設けられている。
【0022】メンバーズカード163またはビジターカ
ード164を会員カード処理装置9に挿入した状態で共
通カード処理機7に共通カードを挿入して所定の玉貸操
作を行なえば、共通カードから所定額が減算されるのと
引換えに遊技者に所定数の持点が付与され、その持点が
遊技機8に表示される。また、共通カードの引落額に関
する共通カード引落額情報がターミナルボックス17を
介して共通カード管理センター2へ送信される。なお、
会員カード処理装置9にメンバーズカード163または
ビジターカード164が挿入された場合にそのカード識
別情報が会員カード管理コンピュータ14および会員カ
ード管理センター3に送信されるように構成されてい
る。これにより、重複したカード識別情報を有するカー
ドを用いて不正遊技が行なわれていないか否かを管理す
ることが可能となる。
【0023】遊技者が自己の持点を使用して遊技機8で
遊技を行なえば、遊技状態に応じて発生するさまざまな
情報が遊技機8から台管理装置11へ送信される。たと
えば、パチンコ玉が弾発発射される毎に利益球数情報が
台管理装置11へ送信される。また、弾発発射されたパ
チンコ玉が所定の入賞口へ入賞して遊技者に持点が付与
されれば、それに応じて不利益球数情報が台管理装置1
1へ送信される。遊技状態に応じていわゆる大当りが発
生すれば、大当り情報が台管理装置11へ送信される。
このように、遊技機8の遊技状況を表わすための各種情
報を遊技情報と呼ぶ。パチンコ遊技機8から送信される
さまざまな遊技情報は台管理装置11において各遊技情
報の種類毎に集計され、管理される。なお、台管理装置
11は、遊技機8毎に設けられており、対応する遊技機
の遊技情報を管理している。
【0024】台管理装置11は、対応する遊技機8が設
置されている遊技機設置島に設けられた島管理装置12
と接続されている。島管理装置12は、遊技機設置島毎
に設けられており、遊技機設置島に設置されている複数
の遊技機8に関する遊技情報を管理する。具体的には、
遊技機設置島に設置された遊技機8と対応して設けられ
ている台管理装置11より各遊技機8の遊技情報を受信
して各遊技機8毎にその遊技情報を管理している。さら
に島管理装置12は、ホール用管理コンピュータ13と
接続されている。島管理装置12はホール用管理コンピ
ュータ13へ各遊技機設置島毎に設置された遊技機8の
遊技情報を送信する。ホール用管理コンピュータ13
は、複数の島管理装置12より送信される遊技情報を受
信して遊技機設置島毎に各遊技機8の遊技情報を管理す
る。このように遊技機8の遊技情報は、ホール用管理コ
ンピュータ13,島管理装置12,台管理装置11によ
り階層的に管理されている。
【0025】情報開示装置10には、遊技者の操作によ
りさまざまな情報を表示させることが可能である。たと
えば、テレビ放送番組、遊技情報を表示させることが可
能に構成されている。遊技者が遊技を行なっている遊技
機8の遊技情報を表示させるための所定の操作を行なえ
ば、遊技機8の遊技情報が台管理装置11から情報開示
装置10へ送信され、情報開示装置10でその遊技情報
が表示される。会員カード処理装置9にメンバーズカー
ド163が挿入されている場合には、自己の遊技機8以
外の他の遊技機8に関する遊技情報を表示させることも
可能である。その場合には、島管理装置12あるいはホ
ール用管理コンピュータ13から必要な遊技情報が台管
理装置11を介して情報開示装置10へ送信される。な
お、会員カード処理装置9にビジターカード164が挿
入されている場合には、他の遊技機8に関する遊技情報
を表示させることはできないように構成されている。
【0026】なお、遊技情報は、所定の操作により情報
開示装置10から遊技者所有の携帯用情報開示装置74
(図12参照)に転送させることも可能である。
【0027】その他、情報開示装置10を操作すること
により、遊技機8での遊技を中断させることも可能であ
る。これにより、特定の遊技機8においての遊技をする
権利を有した状態で当該遊技機8から席を立ち、たとえ
ば昼食に出向くことなどが可能である。遊技者が、この
ような中断操作を行なえば、中断情報が会員カード処理
装置9から会員カード管理コンピュータ14へ送信され
る。会員カード管理コンピュータ14は中断情報を会員
カード管理センター3へ送信する。これにより会員カー
ド管理センター3は、ある遊技場1に設置された特定の
遊技機8において特定の遊技者が遊技を中断しているこ
とを把握することが可能である。なお、会員カード管理
コンピュータ14からホール用管理コンピュータ13へ
は、必要に応じて中断情報などが送信される。これによ
り、ホール用管理コンピュータ13でも、遊技者の遊技
状況などを把握することが可能である。
【0028】持点を有した状態で遊技を終了し、さら
に、その持点を用いて他の遊技機8でさらに遊技を行な
いたい場合には、会員カード処理装置9からカードを返
却させるための処理を行なえばよい。情報開示装置10
には、遊技者の持点が「持玉」として表示されており、
遊技者が所定のカード返却操作を行なえば、持点数すな
わち持玉数を特定するための持玉情報が会員カード処理
装置9から会員カード管理コンピュータ14へ送信され
る。会員カード管理コンピュータ14では、カードの識
別情報別に持玉情報を記憶する。また、会員カード管理
コンピュータ14は会員カード管理センター3へその持
玉情報を送信する。会員カード管理センター3では、カ
ードの識別情報別に持玉情報を記憶する。したがって、
カード返却操作を行なった遊技者が他の遊技機8で再び
遊技を開始するために自己のカードを他の遊技機8に対
応した会員カード処理装置9へ挿入すれば、会員カード
管理コンピュータ14よりそのカードに対応した持玉情
報が読出されて会員カード処理装置9へ送信される。こ
れにより、遊技者は前の遊技機8における遊技で獲得し
た持点を使用して再遊技が可能である。なお、獲得した
持点をこのように「持玉」として処理した場合には、当
該持玉は当日のみ有効なものとして取扱われる。すなわ
ち、日が変われば会員カード管理コンピュータ14に記
憶されている持玉情報はすべて消去され、その消去情報
が会員カード管理センター3へ送信される。これにより
会員カード管理センター3でも持玉情報が消去されるこ
とになる。
【0029】一方、会員カード処理装置9にビジターカ
ード164ではなくメンバーズカード163が挿入され
ている場合には、獲得した持点を「貯玉」することが可
能である。「貯玉」とは、持点を遊技場預かりとして累
積的に保管された持点、またはそのように保管させるた
めの行為をいう。本実施形態では、持点を貯玉すること
により、遊技行為当日のみならず過去において獲得した
持点を累積的に保管できるように構成されている。しか
しながら、前述した持玉として処理する場合と異なり、
貯玉を直接用いた遊技はできないように構成されてい
る。一方、貯玉を繰返し行なうことにより、遊技者は、
一度の遊技では獲得することが困難な景品交換額の大き
な景品を獲得することが可能となる。なお、景品交換額
の大きな景品の一例として前述した携帯用情報開示装置
74をその例に挙げることができる。
【0030】メンバーズカード163を有する遊技者
は、獲得した持点のうち、任意の大きさの持点を貯玉す
ることができる。所定の大きさの持点を貯玉するための
操作を行なえば、その大きさに相当する持点が会員カー
ド処理装置9内で減算更新されるとともに貯玉の加算更
新が行なわれる。
【0031】一方、遊技者は会員カード処理装置9にお
いて、景品交換のための操作を行なうことも可能であ
る。なお、メンバーズカード163のみならずビジター
カード164を使用している場合も景品交換操作を行な
うことかできる。所定の景品交換操作を行なうことによ
り、獲得した持点または既に遊技者が所有している貯玉
を使用して所望の景品を選択・指定することができる。
景品を指定すれば、その交換額分だけ持玉または貯玉が
会員カード処理装置9内で減算される。また、遊技者の
指定した景品の種類および景品の数が会員カード処理装
置9内に一時的に記憶される。
【0032】遊技者が景品交換操作や貯玉操作を終えた
後、前述のカード返却操作を行なえば、会員カード処理
装置9から会員カード管理コンピュータ14へ各種情報
が送信される。景品交換が行なわれていれば、遊技者の
指定した景品の種類および景品の数を特定するための景
品情報が送信される。メンバーズカード163を用いた
遊技が行なわれていた場合には、貯玉数を特定するため
の貯玉情報が送信される。なお、景品交換を行なうこと
により、過去に所有していたすべての貯玉が使用し尽く
されている場合には、貯玉数が「0」である旨の貯玉情
報が送信されることになり、獲得した持点を一旦貯玉に
した後、貯玉を使用した景品交換が行なわれておれば景
品交換に基づいて減算更新された後の最終的な貯玉数を
特定するための貯玉情報が送信されることになる。ま
た、貯玉あるいは景品交換を終えてカード返却操作を行
なった際に、持点が残っておれば、その持点を特定する
ための持玉情報が送信される。
【0033】会員カード管理コンピュータ14は会員カ
ード処理装置9より送信された各種情報を記憶する。貯
玉情報または持点情報を受信すれば、それぞれの情報に
含まれるカード識別情報を認識してカード識別情報毎に
持玉情報または貯玉情報を更新して記憶する。これによ
り、持玉や貯玉の数が遊技者毎に管理される。会員カー
ド処理装置9から景品情報を受信した会員カード管理コ
ンピュータ14は、景品情報に含まれるカード識別情報
を認識して、カード識別情報毎に景品情報を記憶する。
これにより、各遊技者の獲得した景品の種類および数が
管理される。
【0034】会員カード管理コンピュータ14は、会員
カード処理装置9から受信する情報を会員カード管理セ
ンター3およびホール用管理コンピュータ13へ送信す
る。会員カード管理センター3では、会員カード管理コ
ンピュータ14から送信される各種情報を受信すること
により、カード識別情報毎に貯玉数,持玉数,遊技者の
獲得した景品を管理する。具体的には、たとえば、過去
から現在に至るまでの各遊技者の貯玉数の変化や持玉数
の変化などを経時的に管理し、必要に応じて各遊技者の
貯玉数の変化などに関する履歴を出力可能なように構成
されている。
【0035】一方、会員カード処理装置9で所定の景品
交換操作を終えた後、所定のカード返却操作を行なえ
ば、会員カード処理装置9よりメンバーズカード163
またはビジターカード164が排出されるとともに、景
品の種類および数の記録された景品交換用レシートが発
行される。サービスカウンタなどで景品交換用レシート
をメンバーズカード163またはビジターカード164
とともに係員に提示することにより、景品交換用レシー
トと引換えに所望の景品が遊技者に手渡される。
【0036】遊技で獲得した持玉または貯玉を換金した
い遊技者は、まず、持玉または貯玉を共通カードと交換
する必要がある。景品処理装置15は、持玉あるいは貯
玉を共通カードと交換するための専用の装置である。メ
ンバーズカード163またはビジターカード164を景
品処理装置15へ挿入して所定の共通カード交換操作を
行なうことにより、遊技者の所有する持玉数あるいは貯
玉数の範囲内で、交換すべき共通カードの額面を選択す
ることが可能である。なお、遊技者が貯玉に加えて持玉
も所有している場合には、両者を合わせた数の範囲内で
共通カードと交換することができる。景品処理装置15
にメンバーズカード163またはビジターカード164
を挿入して所定の操作を行なえば、会員カード管理コン
ピュータ14から景品処理装置15へカードに対応した
貯玉情報あるいは持玉情報が送信される。そして、景品
処理装置15に遊技者の所有している持玉数あるいは貯
玉数が表示される。遊技者が、共通カードの額面を指定
して所定の払出操作を行なえば、所望の額面の共通カー
ドが共通カード払出機16より払出される。
【0037】共通カード払出機16より共通カードが払
出されれば、共通カード払出機16からターミナルボッ
クス17を介して共通カード管理センター2へ共通カー
ド交換情報が送信される。この共通カード交換情報に
は、景品処理装置15の設置されている遊技場1を特定
するための情報,払出された共通カードの額面を特定す
るための情報,払出が行なわれた日時を特定するための
情報などが送信される。なお、これらの情報に加えて、
払出の行なわれたメンバーズカード163を特定するた
めのカード識別情報も送信されるように構成してもよ
い。
【0038】また、共通カード払出機16より共通カー
ドが払出されれば、景品処理装置15内に一時記憶され
ている遊技者の持玉数または貯玉数が減算更新される。
そして、遊技者が共通カードの払出操作を終えて所定の
カード(メンバーズカード163またはビジターカード
164)返却操作を行なえば、景品処理装置15から会
員カード管理コンピュータ14へ減算更新後の持玉数ま
たは貯玉数を特定するための持玉情報または貯玉情報が
送信される。会員カード管理コンピュータ14はこれを
受信して、カード識別情報に対応する貯玉情報または持
玉情報を更新して記憶する。さらに会員カード管理コン
ピュータ14は、景品処理装置15より送信されてきた
貯玉情報あるいは持玉情報を会員カード管理センター3
へ送信する。会員カード管理センター3はこれらの情報
を受信して、前述と同様にして記憶する。また、会員カ
ード管理コンピュータ14は、ホール用管理コンピュー
タ13へもこれらの情報を送信する。
【0039】共通カードを所有する遊技者は、換金所4
で共通カードを換金することが可能である。換金所4に
は、共通カードを換金するための共通カード買取機18
が設置されている。共通カードを共通カード買取機18
に挿入して所定の換金操作を行なえば、共通カードの額
面に相当する現金が遊技者に払出される。共通カード買
取機18で換金が発生すれば、共通カード買取機18か
らターミナルボックス17を介して共通カード管理セン
ター2へ共通カード買取情報が送信される。この共通カ
ード買取情報には、換金所4を特定するための情報,買
取られた共通カードの額面を特定するための情報,換金
が行なわれた日時を特定するための情報などが含まれて
いる。
【0040】共通カード払出機16から払出された共通
カードを用いて遊技機8で再び遊技を行なうことも可能
である。したがって、遊技機8で獲得した持点をすべて
貯玉として処理した遊技者がその貯玉を利用して遊技を
行ないたい場合には、景品処理装置15において貯玉を
共通カードと交換すればよい。すなわち、遊技者が再度
遊技を行なうべく、共通カード処理機7へ交換した共通
カードを挿入すればよい。メンバーズカード163また
はビジターカード164を会員カード処理装置9へ挿入
すれば、会員カード処理装置9でカードに記録されてい
るカード識別情報が読出される。そして、読出されたカ
ード識別情報が会員カード処理装置9から会員カード管
理コンピュータ14へ送信される。会員カード管理コン
ピュータ14はこれを認識して、そのカード識別情報に
対応する持玉情報または貯玉情報を会員カード処理装置
9へ送信する。遊技者は所定の操作を行なうことによ
り、自己が所有している持玉数や貯玉数を情報開示装置
10に表示させることが可能であり、持玉が存在してお
れば、その持玉を使用して遊技を開始することが可能で
ある。なお、盗難などによりメンバーズカード163が
他人に使用されてしまうことを防止するために、パスワ
ードの入力の後、遊技が可能になるように構成してもよ
い。
【0041】遊技の進行状況に応じて逐次変化する持点
を特定するための持点情報は、遊技機8から会員カード
処理装置9へ定期的に送信されている。会員カード処理
装置9は、停電などの異常事態に備えてこの持点情報を
記憶している。したがって、遊技中に停電などの異常事
態が発生して、遊技者の獲得していた持点数を遊技機8
で把握不可能となった場合であっても、会員カード処理
装置9に記憶されている持点に基づいて遊技者に補償を
行なうことが可能である。このように、会員カード処理
装置9は、不測の事態に備えての持点のバックアップ装
置としての機能をも有する。
【0042】以上において、共通カード管理センター2
へは、共通カード販売機5から共通カード販売情報が、
共通カード処理機7からは共通カード引落額情報が、共
通カード払出機16からは共通カード交換情報が、共通
カード買取機18からは共通カード買取情報が、それぞ
れ送信されている。共通カード管理センター2では、こ
れらの情報を各遊技場1毎に各情報別に管理している。
たとえば、ある遊技場1から送信される共通カード販売
情報に基づいて、共通カードが販売された日時,販売さ
れた共通カードの額面などを認識して、共通カードの販
売履歴などを管理する。同様にして、引落額情報,共通
カード交換情報,共通カード買取情報に基づいて、それ
ぞれ、共通カードの使用状況履歴,共通カードの交換履
歴,共通カードの買取履歴などを管理している。したが
って共通カード管理センター2では、遊技機8に関する
遊技場1の売上および支出を把握可能であり、遊技場1
の収支を明朗にすることができる。これにより、遊技場
1で行なわれ得る不正行為を共通カード管理センター2
が監視する機能を有することになり、遊技場経営の健全
化を図ることができる。たとえば、遊技場のこれまでの
履歴からして、通常では考えられないような共通カード
の買取額が1日で発生している場合には、不正行為のあ
ったことが推認できるからである。
【0043】一方、会員カード管理センター3へは、会
員カード管理コンピュータ14を介して、会員カード処
理装置9および景品処理装置15から持玉情報および貯
玉情報が送信されている。したがって、会員カード管理
センター3では、遊技者利益、すなわち、遊技場の支出
を管理可能である。さらに会員カード管理センター3で
は、カード識別情報毎に遊技者利益を管理しているとと
もにその遊技者利益の変化状況を経時的に履歴として管
理しているために、メンバーズカード163が改ざんし
て使用されていることを発見しやくすなる。通常では考
えられないような大きさの遊技者利益が1日で発生して
いるような場合には、改ざんされている可能性が高いと
考えられるからである。したがって、このような不正行
為が行なわれることを極力防止可能である。
【0044】さらに、遊技の開始、終了、景品交換な
ど、遊技に関連して行なわれるすべての行為がメンバー
ズカード163を介在して行なわれるために、会員毎の
詳細かつ正確な情報を収集可能となる。遊技場1は、た
とえばホール用管理コンピュータ13を利用してこれら
の情報を集計することにより、遊技者のニーズを適確に
把握である。
【0045】また、換金を行なう際にも共通カードが使
用されるため、共通カードの流通量が増すことになる。
また、従来においては、換金することを目的として持玉
や貯玉を特殊景品に交換してしまった場合には、交換後
に気が変わって遊技を続行することを望む場合であって
も、当該特殊景品を直接用いた遊技を行なうことは不可
能であった。しかしながら、図1に示す構成によれば、
換金するに際しても共通カードが使用されるために、換
金を目的として払出した共通カードを用いて再遊技を行
なうことが可能となる。これにより、遊技者の利用の便
が向上されるとともに、遊技機8の稼動率の向上を図る
ことが可能となる。また、実質的に遊技者の換金行為を
極力低減することができるため、遊技場1の実質的な支
出を低減できる。
【0046】このように、図1の構成によれば、会員カ
ード管理センター3により遊技場1の支出のすべてが管
理され、共通カード管理センター2により遊技場1の売
上のすべてが管理できる。したがって、遊技場1の収支
が外部機関に明らかとなり、遊技場経営の健全化を図る
ことが可能となる。
【0047】図2は、図1に示した遊技機8,共通カー
ド処理機7,情報開示装置10および情報開示装置10
と一体的に設けられている、会員カード処理装置9の配
置関係を説明するための図である。
【0048】遊技機8は、遊技機設置台6に並列して設
置され、遊技機8を挟んで共通カード処理機7が設けら
れている。情報開示装置10は、各遊技機8と対応し
て、その上部に設けられている。情報開示装置10に表
示される表示内容は遊技用椅子607に座した遊技者が
視認可能に構成されている。そして、情報開示装置10
の操作に応じて各種遊技情報等が情報開示装置10の表
示画面に表示される。したがって、従来のように専用の
カウンタなどに設けられた情報開示装置に出向かなくて
も、遊技者は遊技を行なうその場で各種遊技情報等を入
手できる。また、前述のように、情報開示装置10にお
いて景品交換処理や持玉,貯玉に関する処理が行なえる
ため、遊技者の利便性が向上される。
【0049】図3は、遊技機8および共通カード処理機
7の正面図である。共通カード処理機7に設けられた連
結方向指示器67の点灯状況により、遊技を行ないたい
遊技機8に対応する共通カード処理機7を把握でき、共
通カードをカード挿入・排出口65に挿入すれば、その
共通カードの残高がカードリーダライトユニット72に
より読出される。また、共通カードが挿入されることに
より、カード挿入表示器68が点灯する。読出されたカ
ード残額は、遊技機8に設けられている操作部41の所
定位置に表示される。操作部41は、前面に突出する態
様で設けられており、上面の平面部分(図には現れてい
ない)には、共通カードの残額を表示する表示器の他、
各種表示器や各種操作スイッチが設けられている。
【0050】遊技者がメンバーズカード163またはビ
ジターカード164を会員カード処理装置9へ挿入し
て、遊技機8での遊技が可能な状態になればその旨がパ
チンコ機制御用マイクロコンピュータ101に入力され
る。これにより、共通カード処理装置7を用いた玉貸操
作が可能となる。遊技者が操作部41に設けられている
玉貸スイッチを操作して所定の玉貸操作を行なえば、予
め入力設定されている貸出単位額分の残高が減額される
とともに、共通カード引落額情報が情報出力部71より
出力される。そして、貸出単位額分の持点が操作部41
に設けられている持点表示器(図示省略)に加算更新し
て表示される。共通カード処理装置7には、端数表示ス
イッチ66が設けられており、この端数表示スイッチ6
6を押圧操作することにより、たとえば、エラーが発生
した場合のエラーコードなどの情報を前述持点表示器に
表示させることが可能である。
【0051】持点の存在する状態で、遊技者が打球操作
ハンドル37を操作して遊技を開始すれば、打玉が一発
ずつ遊技領域46に発射されるとともに、持点表示器よ
り持点が減算表示される。遊技領域46に打込まれた打
玉が通常入賞口57,55に入賞すれば、所定数の持点
が持点表示器に加算表示される。一方、打玉が始動入賞
口58に入賞すれば、可変表示装置47において図柄の
可変表示が開始される。なお、可変表示装置47の可変
表示中に打玉が始動入賞口58に入賞すれば、その入賞
が記憶される。そして、前回の可変表示が終了した後
に、その記憶に基づいた可変表示が開始される。可変表
示装置47の可変表示結果が予め定められた特定の組合
せ(たとえば図示する状態)となれば、いわゆる大当り
が発生する。大当りが発生すれば、ソレノイド51が励
磁されて可変入賞球装置48に設けられている開閉板5
0が開成し、可変入賞球装置48内に打玉を入賞させる
ことが可能な遊技者にとって有利な第1の状態となる。
また、大当りの発生とともに、効果音がスピーカ42あ
るいはスピーカ40より発せられる。また、サイドラン
プ61が点滅表示される。
【0052】可変入賞球装置48の前記第1の状態は、
開閉板50が開成状態となった後に、30秒が経過する
か、または、可変入賞球装置48の大入賞口49に打玉
が10個入賞するかのうちのいずれか早い方の条件が成
立することにより終了して開閉板50が閉成状態とな
り、可変入賞球装置48に打玉を入賞させることが不可
能な遊技者にとって不利な第2の状態となる。大入賞口
49に入賞した打玉は、その内部に設けられた入賞玉検
出器54により検出される。
【0053】大入賞口49の内側の左側部分には、通常
「Vポケット」と呼ばれる特定入賞領域が設けられてい
る。打玉がこの特定入賞領域に入賞すれば、その入賞が
特定入賞玉検出器53により検出される。特定入賞玉が
検出されると、その回の可変入賞球装置48の前記第1
の状態が終了するのを待って、再度、可変入賞球装置4
8を前記第1の状態に駆動制御する繰返し継続制御が行
なわれる。この繰返し継続制御により、可変入賞球装置
48は最大16回連続して前記第1の状態となる。大当
りが発生した後、この繰返し継続制御が行なわれている
遊技状態を、特に特定遊技状態という。繰返し継続制御
の終了後、可変入賞球装置48は、前記第1の状態から
前記第2の状態に変化する。
【0054】56は、ワープ入口であり、進入した打玉
を始動入賞口58の上方部分に案内して解放する。
【0055】一方、遊技領域46に打込まれた後、いず
れの入賞口にも入賞しなかった打玉はアウト口60より
回収される。また、発射勢いが弱すぎて遊技領域にまで
到達しなかった打玉はファウル玉戻り口73より回収さ
れてファウル玉検出器45で検出される。ファウル玉検
出器45で検出された打玉数に相当する得点は前記得点
表示器で加算表示される。なお、44は発射玉検出器で
あり、弾発発射された打玉が検出される。
【0056】遊技場側で予め定めたラッキーナンバーに
より、大当りが発生した場合には、いわゆる持玉遊技が
可能となる。持玉遊技とは、大当りに基づいて遊技者に
付与された得点を用いて、その大当りの終了後、継続し
て遊技を行なうことが可能となるという、遊技者への特
典の1つである。ラッキーナンバーで大当りが発生すれ
ば、ラッキーナンバーで大当りしたことを遊技場の係員
が確認し、リセットキースイッチ38に所定のキーを挿
入して操作することにより、その操作をリセット操作検
出器38aが検出し、遊技続行許容表示器39が点灯す
る。その後、持玉遊技ができなくなるか、その遊技者が
遊技をやめる場合、もう一度リセットキースイッチ38
を操作すれば遊技続行許容表示器39は消灯する。
【0057】遊技領域46に打込まれた後、回収された
打玉は、遊技機8内を循環して、再び弾発発射可能位置
に導かれるように構成されている。前面枠34には、操
作部41が一体的に設けられた前面板36を開閉するた
めの錠穴が設けられている。遊技場の係員などが、この
錠穴に所定の鍵を差込んで解錠操作した後、前面板開閉
部62を操作すれば、前面板36が開成する。前面枠3
4を開成させることにより、玉出レバー部63を操作す
ることが可能となる。玉出レバー部63を操作すること
により、遊技機8内で循環して使用されている封入玉を
玉出穴64より取出すことが可能である。
【0058】遊技機8には、遊技場の係員などにより、
その開閉が自在となるガラス扉35が設けられている。
【0059】遊技機8の裏面には、遊技情報を出力する
ための情報出力端子(図示省略)が設けられている。こ
の情報出力端子から前述した台管理装置11へ各種遊技
情報が出力される。すなわち、大当りの成立を示す大当
り情報、始動入賞の発生を示す始動入賞情報、打玉が弾
発発射されたことを示す打込玉情報などが出力される。
【0060】図4は、情報開示装置10の構成を示す図
である。情報開示装置10には、メンバーズカード16
3およびビジターカード164を処理するための、前述
の会員カード処理装置9が一体的に設けられている。前
面板114には、たとえばテレビ放送に関する音声情報
を出力するためのイヤホン端子26が設けられている。
その他、前面板114には、遊技場の係員を呼出す際に
使用する呼出スイッチ25、ランプ基板113aが設け
られた飾りカバー118、ランプ基板113bが設けら
れた飾りカバー基板19、情報入力部33および情報出
力部32を覆う飾りカバー20、開口22を有しランプ
基板113a,113bの一部を覆う態様で設けられた
飾りカバー21が取付けられている。そして前面板11
4は取付基板112により、遊技機8の上部に取付けら
れている。
【0061】開口22には、画像表示装置117の表示
画面が臨んでいる。画像表示装置117は、表示器ユニ
ット115として、取付基板112に一体的に設けられ
ている。画像表示装置117の表示画面はタッチパネル
116で構成されており、遊技者が指で触れることによ
り、タッチパネル116に表示される各種メニューの選
択が可能である。角度調節ダイヤル27を操作すれば、
表示器ユニット115が回動してタッチパネル116の
角度が変化する。これにより、遊技者は見やすい位置に
タッチパネル116を調節することが可能である。画像
表示装置117は、たとえば液晶表示装置により構成さ
れている。
【0062】遊技者が呼出スイッチ25を操作すれば、
ランプ基板113a,113bに設けられているLED
集合体24やランプ23a,23bが点滅表示される。
その他、ランプ23a,23bおよびLED集合体24
は、遊技において大当りが発生した場合などに所定の点
滅表示を行なう。
【0063】さらに前面板114には、景品交換用のレ
シートや遊技データを発行するためのプリンタ30が取
付けられており、飾りカバー21には、プリント物を出
力するための発行口が設けられている。
【0064】カード挿入・排出口29にカードが未挿入
の状態においては、タッチパネル116には、メインメ
ニューおよびカードの挿入を促す表示からなる初期画面
が表示されている。そして、カードが挿入されるまで、
各メニューの機能を説明するための画面が繰返し表示さ
れている。なお、カードの挿入前であっても、タッチパ
ネル116を操作することにより、景品の種類などや当
該情報開示装置10に対応する遊技機8に関する遊技デ
ータなどを確認可能である。したがって、たとえば、カ
ードの挿入前に当該遊技機8の遊技データを確認し、そ
のデータに基づいて遊技予想を立てて遊技を行なうか否
かを判断することが可能である。
【0065】メンバーズカード163またはビジターカ
ード164をカード挿入・排出口29に挿入すれば、遊
技機8を使用した遊技が可能となる。このように、メン
バーズカード163のみならず、ビジターカード164
をも利用できるために、会員以外の者や会員の登録を申
請したばかりでカードの発行を終えていない者、あるい
はメンバーズカード163を自宅などに忘れた者でも遊
技が可能である。
【0066】カード挿入・排出口29に挿入されたメン
バーズカード163は、その接続端子部170a(図5
参照)と会員カード処理装置9側の接続端子部170と
が電気的に接続されて、情報の送受信が可能になるとと
もに、磁気記録部176(図5参照)に対し磁気部リー
ダライタ171により情報の読取り,書込みが可能とな
る。
【0067】また、ビジターカード164がカード挿入
・排出口29に挿入されれば、ビジターカード164の
磁気記録部176に対し磁気部リーダライタ171によ
り情報の読取り,書込みが可能となる。なお、図4に示
した接触端子部170と磁気部リーダライタ171と
は、挿入カードの一側面側に集中させて配設されるよう
構成してもよい。
【0068】メンバーズカード163またはビジターカ
ード164をカード挿入・排出口29に挿入した後、共
通カード処理機7に挿入された共通カードを使用して玉
貸操作を行なうことにより、弾球遊技が可能となる。な
お、遊技者が、メンバーズカード163またはビジター
カード164により特定される持玉を所持している場合
には、図1に示した会員カード管理コンピュータ14よ
りその持玉情報を呼出して、その持玉を用いた遊技が可
能である。
【0069】メンバーズカード163がカード挿入・排
出口29に挿入されている場合には、タッチパネル11
6を操作して、遊技場に設置されたすべての遊技機8に
関する遊技データ(全台情報)を参照可能である。な
お、ビジターカード164が挿入されている場合には、
全台情報を表示させる操作は行なえないように構成され
ている。全台情報は、操作によりプリンタ30からプリ
ントアウトさせることも可能である。また、前述のとお
り、メンバーズカード163を使用して遊技を行なった
場合にのみ貯玉操作が可能なように構成されている。
【0070】このように本実施形態に係る会員カード処
理装置9は、会員登録の有無にかかわらず遊技機8にお
ける遊技を許可して遊技対象者層を広げる一方で、会員
登録した者にのみ種々の特典を付与することにより会員
登録の促進を図ることが可能となるように構成されてい
る。
【0071】また、前述のように、遊技者は遊技の中断
操作を行なうことも可能である。メンバーズカード16
3またはビジターカード164がカード挿入・排出口2
9に挿入されている状態でタッチパネル116を用いて
所定の中断操作を行なえば、中断前に遊技者が獲得して
いる持点を特定するための持玉情報と中断情報とが会員
カード管理コンピュータ14へ送信される。そして、遊
技機8に表示されていた持点がクリアされるとともに、
遊技機8での遊技が禁止される。タッチパネル116に
は、カード挿入・排出口29に挿入されているカードが
排出され、タッチパネル116上に遊技中断中である旨
の表示がなされる。この状態で、他の遊技者が自己のメ
ンバーズカード163や他のビジターカード164をカ
ード挿入・排出口29に挿入した場合には、カードが排
出され、遊技が許可されることはない。したがって、遊
技中断時までに獲得した自己の持点が、遊技の中断中に
他人に盗まれてしまうなどといった不都合を防止でき
る。なお、遊技の中断時から所定期間を経過しても再遊
技がなされない場合には、遊技の中断状態が解除され、
他の遊技者が当該遊技機8を用いて遊技可能となる。ま
た、遊技中断時までに遊技者が獲得していた持点は無効
とされる。もちろん、当日に限ってのみ、その持点を有
効として取扱うように構成してもよい。
【0072】タッチパネル116に表示される遊技デー
タは、遊技者所有の携帯用情報開示装置74(図12参
照)にダウンロードすることも可能である。遊技者が、
タッチパネル116に表示されているメインメニューの
中から「データ出力」を選択して所定の操作を行なうこ
とにより、外部機器との光通信が可能な状態となる。
【0073】情報入力部33および情報出力部32は、
外部機器との光通信を行なうための光通信部である。遊
技者の操作に応じて遊技データが情報出力部32から携
帯用情報開示装置74へ送信される。
【0074】会員カード処理装置9内には、前述したよ
うに、遊技機8における遊技中の遊技者の持点がバック
アップされている。停電などの発生により、遊技機8内
に記憶されていた遊技者の持点数がリセットされてしま
った場合には、会員カード処理装置9内に記憶されてい
るバックアップデータを用いて、その持点を把握可能で
ある。前記バックアップデータは、情報出力部32より
外部へ出力される。出力されたバックアップデータは、
たとえば図13に示す携帯用レシート発行装置80で受
信される。
【0075】景品交換を行ないたい遊技者は、タッチパ
ネル116のメニューの中から景品交換のメニューを選
択して、景品交換メニューの表示指示に従って所望の景
品の種類および数を指定可能である。景品の指定を終了
した後、カード返却操作を行なうことにより、指定され
た景品の種類および数を特定するための景品交換用レシ
ートがプリンタ30より出力される。
【0076】このように、この情報開示装置10および
カード処理装置9を利用することにより、遊技が終了し
たその場で景品交換処理を行なうことができ、利便性が
向上する。また、遊技データを確認するために、わさわ
ざ専用の装置が設置されたカウンタなどに出向く手間が
省けるので、遊技の利便性が向上されることに伴って遊
技機の稼働率が向上することが期待できる。遊技者が遊
技機8から席を立つ機会が少なくなるからである。ま
た、持玉が残っている場合には、当該持玉を獲得した当
日のみ有効とされることを条件としながらも、獲得した
遊技機8以外の他の遊技機8においてその持玉を直接用
いて再遊技可能であるために、遊技開始時の手間が省
け、遊技の利便性が向上する。なお、本実施形態では、
貯玉を直接使用した遊技は許可されておらず、貯玉を利
用して遊技を行なう場合には一旦共通カードと交換しな
ければならないように構成したが、貯玉を直接使用した
遊技を許可するように構成してもよい。この場合には、
たとえば、貯玉のうち所定数を手数料としてとるか、ま
たは、1日で直接遊技に使用できる貯玉の数を制限する
ようにしてもよい。
【0077】図5は、メンバーズカードの構成を示す図
である。図5(A),(B)は、メンバーズカード16
3の正面図および裏面図である。ICカードから構成さ
れているメンバーズカード163は、外部機器とのデー
タの送受信を行なうための接続端子部170aと、IC
カードマイクロコンピュータ174と、書換可能な記憶
部としてのEEPROM175とを有する。ICカード
マイクロコンピュータ174は、RAM,ROMおよび
演算部,制御部としてのCPUならびにI/Oポートを
有している。そして接続端子部170a,ICカードマ
イクロコンピュータ174,EEPROM175がそれ
ぞれに電気的に接続されている。ICカードマイクロコ
ンピュータ174に設けられているROMは、制御用の
プログラムが記憶されており、EEPROM175は、
図4(D)に示す情報を記憶している。なお、EEPR
OM175の代わりにフラッシュメモリなど電気的に書
替可能なもので構成してもよい。
【0078】メンバーズカード163の裏面側には磁気
記録部176が設けられている。この磁気記録部176
には、図4(C)に示す情報が記録されている。
【0079】すなわち、遊技場用コード177,カード
番号178,発行年月日179,最終持玉180,合計
持玉181,中断情報182,セキュリティコード18
3が記録されている。
【0080】遊技場コード177は、当該メンバーズカ
ード163が発行された遊技場を特定するための情報で
ある。カード番号178は、当該メンバーズカード16
3と他のメンバーズカード163とを区別するための識
別情報である。発行年月日179は、当該メンバーズカ
ード163が発行された年月日を示す情報である。最終
持玉180は、遊技を行なうべく前記共通カードのカー
ド残高から引落とされた残高のうち遊技に使用されなか
った残りの残高に相当する持玉(持点)データなどのこ
とであり、遊技に使用可能な持玉(持点)データであ
る。また図19で後述するようにカード返却の精算が行
なわれた場合に、メンバーズカード163に記録されて
排出される。合計持玉181は、遊技者が遊技を行なっ
た結果大当り等が発生して獲得した遊技結果価値に相当
する持玉(持点)データのうち遊技に使用できない持玉
(持点)データである。図19で後述するカード返却の
精算が行なわれた場合にメンバーズカード163に記録
されて排出される。中断情報182は、前述した遊技の
中断が行なわれた場合に中断された遊技機に対応する会
員カード処理装置9に挿入されていたことを示す情報で
あり、図26で後述する中断処理制御が行なわれた場合
にメンバーズカード163に記録されて排出される。セ
キュリティコード183は、メンバーズカード163の
セキュリティを向上させるためのデータである。
【0081】図5(D)を参照して、会員番号184
は、メンバーズカード163の所持者である会員に割り
振られた番号であり、その会員を他の会員と識別するた
めの識別情報である。暗証番号185は、当該メンバー
ズカード163の所持者によって定められた4桁等の番
号であり、本人を確認してセキュリティを向上させるた
めのものである。会員情報186は、当該メンバーズカ
ード163の所持者である会員の生年月日,性別,年
齢,職業などの会員に関する情報である。ポイント18
7は、カスタマーズポイントであり、当該メンバーズカ
ード163を所持してその会員が来店する毎にたとえば
1点ずつ加算され、そのポイント数が所定値に達すれば
所定の景品等と交換するなどのサービスが与えられるも
のである。貯玉数188は、前述した貯玉が行なわれた
場合のその貯玉数を特定するデータであり、図25に基
づいて後述する貯玉動作制御がなされた場合にメンバー
ズカード163に記録されて排出される。景品情報18
9は、当該メンバーズカード163の所持者が景品交換
した場合の選んだ景品の種類を特定するための情報であ
る。セキュリティコード190は、当該メンバーズカー
ド163のセキュリティを向上させるための情報であ
る。
【0082】このメンバーズカード163は、磁気記録
部176に記録されているセキュリティコード183と
EEPROM175に記憶されているセキュリティコー
ド190との各々のセキュリティコードをチェックする
ので、セキュリティがより高まる。また、セキュリティ
コード183とセキュリティコード190との内容が両
者整合性のとれたものであるか否かもチェックするため
に、より一層セキュリティが向上する。
【0083】図6は、ビジターカードの構成を示す図で
ある。図6(A),(B)はビジターカード164の正
面図と裏面図であり、ビジターカード164の裏面には
磁気記録部176が設けられている。
【0084】図6(C)は、ビジターカード164の磁
気記録部176に記録されているカード情報を示す図で
ある。遊技場コード177は、このビジターカード16
4が発行された遊技場を特定するための情報である。カ
ード番号178は、当該ビジターカード164と他のビ
ジターカード164とを区別するための識別情報であ
る。発行年月日179は、当該ビジターカード164が
発行された年月日を特定する情報である。最終持玉18
0は、遊技を行なうべく共通カードのカード残高を引落
として遊技を行なった結果遊技に使用されなかった残り
のカード残高に相当する持玉(持点)などを含む遊技に
使用可能な持玉(持点)を特定する情報である。合計持
玉181は、遊技を行なった結果大当り等により遊技者
が獲得した遊技結果価値としての持玉(持点)のうち、
遊技に使用できない持玉(持点)を特定する情報であ
る。中断情報182は、前述した中断がなされた場合の
遊技機に対応する会員カード処理装置9に挿入されてい
たカードである旨を示す情報である。セキュリティコー
ド183は、当該ビジターカード164のセキュリティ
を向上させるための情報である。
【0085】なお、このメンバーズカード163とビジ
ターカード164とは、最終持玉180が記録されてい
るために、この最終持玉180を使用して遊技機による
遊技を行なうことも可能である。つまり、カードに最終
持玉180が記録されていれば、その最終持玉分だけカ
ード残高を引落とすことなく遊技できる。
【0086】なお、メンバーズカード163の貯玉数1
88を最終持玉180に変換して遊技に使用できるよう
にしてもよい。
【0087】図7は、他の例を示すメンバーズカードと
ビジターカードとの構成を示す図である。
【0088】図7(A)は、メンバーズカード190の
正面図であり、図5(A)に示したものと同様の構成を
有している。またメンバーズカード191の裏面は図5
(B)と全く同様の構成を有しているために、図示を省
略する。
【0089】図7(B)は、メンバーズカード191の
磁気記録部176に記録されているカード情報を示す図
である。このカード情報は、図5(C)に示したカード
情報とほぼ同様のものであり、相違点は、カード残高1
93が記録されていることである。このカード残高19
3は、当該メンバーズカード191が遊技場のカウンタ
で発行されたときの遊技者の支払った購入代金に相当す
る有価価値を特定する情報である。そしてメンバーズカ
ード191が共通カード処理機7に挿入された場合に、
このカード残高193が引落とされて遊技使用される。
なお、その場合、共通カード処理機7と会員カード処理
装置9が一体のものでもよい。
【0090】メンバーズカード191のEEPROM1
75に記憶されているカード情報は、図7(C)に示す
ものであり、図5(D)に示したカード情報と全く同様
のものである。
【0091】図7(D)はビジターカード192の正面
図であり、ビジターカード192の発行時におけるカー
ド残高がその正面に印字されている。このビジターカー
ド192の裏面は図6(B)に示したものと同様の構成
であるために、図示を省略する。このビジターカード1
92の磁気記録部176には、図7(E)に示すカード
情報が記録されている。このカード情報は、図6(C)
に示したカード情報とほぼ同様であり、相違点はカード
残高193が記録されていることである。このカード残
高193は、前記メンバーズカード191のカード残高
193と同様の情報である。そしてこのビジターカード
192は、共通カードと同様に共通カード販売機5から
発行され、そのときに遊技者が投入した支払金額に相当
する有価価値がカード残高193として記録される。
【0092】なお、メンバーズカード191とビジター
カード192とのカード残高193は、遊技に使用しつ
くされて0になった場合には、遊技者が金銭を支払うこ
とにより再度カード残高を加算更新できるようにしても
よい。
【0093】図8は、表示器ユニット115を含む、情
報開示装置10の一部断面図である。情報開示装置10
は取付基板112により、遊技機設置島台6に取付けら
れている。表示器ユニット115には、ギア部91が一
体的に設けられている。一方、取付基板112には、ギ
ア部91の一方端と噛合する歯車92が軸支されてお
り、歯車92には角度調節ダイヤル27が一体的に取付
けられている。さらに取付基板112には、ギア部91
の他方端と一体成形され軸受90によりその回動角が制
限される軸89が設けられている。すなわち、表示器ユ
ニット115は、ギア部91を介して軸89により、取
付基板112に軸支されている。そして、ギア部91の
一方端が噛合する歯車92が角度調節ダイヤル27の操
作に応じて回転することにより、ストッパ90aにより
制限される範囲内において表示器ユニット115が開口
22より外部へ傾動する。なお、軸受90と軸89との
間に働く摩擦力により、表示器ユニット115は所定の
傾動位置に保持される。
【0094】再度調節ダイヤル27を適当に操作するこ
とにより、遊技者は遊技用椅子607に座した状態ある
いは起立状態において視認しやすい角度に表示器ユニッ
ト115のタッチパネルを調整できる。これにより、表
示器ユニット115の表示画面が液晶により構成されて
いた場合でも、視野角の問題で遊技者が画面を見づらく
なるなどという不都合を回避できる。
【0095】図9は、共通カード販売機5の全体正面図
である。共通カード販売機5では、額面かそれぞれ10
00円,2000円,3000円,5000円,100
00円である共通カードの中から所望の共通カードを選
択可能である。いずれかの種類の共通カードが売り切れ
た場合には、売り切れ額面に対応する売り切れ表示器1
51aが点灯する。また、カード販売機5に異常が生ず
るなどして共通カードの販売が不可能な状態にある場合
には、中止表示器155が点灯する。一方、共通カード
の販売が可能な状態にある場合には、販売中表示器15
4が点灯している。
【0096】所定の額面の紙幣を紙幣投入口156へ投
入すれば、紙幣選別計数機構157により、投入された
紙幣の識別が行なわれ、偽札などの不正な紙幣であった
場合には返却され、適正な紙幣であった場合には取込ま
れる。そして、投入された紙幣の額面が金額表示部15
2に表示される。共通カード販売機5には、購入する共
通カードの額面を特定するためのカード選択ボタン15
0a〜150eが設けられている。投入額の範囲内でい
ずれかのカード選択ボタン150a〜150eを押圧操
作すれば、対応する共通カードがカード払出口158よ
り排出されるとともに、釣銭が釣銭払出口160より払
出される。紙幣を紙幣投入口156へ投入した後、共通
カードの購入を取消たい場合には、取消ボタン153を
押圧操作すれば、紙幣投入口156より紙幣が返却され
る。なお、共通カードが売切れた場合には、売切れた共
通カードの額面に対応して売切表示器151a〜151
eが点灯する。
【0097】162は、共通カード販売機5の制御部で
あり、紙幣選別計数機構157,カード払出機構15
9,釣銭払出機構161を制御する。また、制御部16
2は、販売された共通カードの額面,販売日時,共通カ
ード販売機5が設置されている遊技場1を特定するため
の情報などをターミナルボックス17(図1参照)を介
して共通カード管理センター2(図1参照)へ送信する
とともに、ホール用管理コンピュータ13へも送信す
る。
【0098】なお、共通カード販売機5において、硬貨
の使用を可能とするための硬貨投入口を設けてもよい。
また、購入する共通カードの枚数を選択するための枚数
選択ボタンを設けてもよい。
【0099】図10は、景品処理装置15の全体正面図
である。景品処理装置15には、情報開示装置10と同
様にタッチパネル131よりなる表示部130が設けら
れている。販売中表示器134が点灯していることを確
認してメンバーズカード163またはビジターカード1
64をカード挿入口136へ挿入すれば、当該カードの
情報がカードリーダライタ139により読取られる。挿
入したカードがメンバーズカード163である場合に
は、タッチパネル131上に暗証番号の入力を促す表示
がなされる。そして、タッチパネル131に入力された
暗証番号が適正であることを条件に持玉数や貯玉数がタ
ッチパネル131上に表示される。なお、挿入されたカ
ードがビジターカード164の場合には、遊技者所有の
持玉が当日獲得されたものであることを条件に合計持玉
数が表示される。さらに、持玉や貯玉をすべて共通カー
ドに交換した場合の共通カードの交換額である「カード
交換額」が併わせて表示される。図のタッチパネル13
1上には、ビジターカード164を挿入した場合の表示
例が示されている。すなわち、遊技者の合計持玉が「2
500個」であって、その持玉を共通カードに交換した
際のカード交換額が「6000円」である旨が示されて
いる。なお、「残り玉数」とは、共通カードに交換した
際の持玉の端数である。以上の表示内容より、持玉1個
当たりの換金額は「(2500−100)/6000=
2.5(円)」であることがわかる。なお、この換金率
は、会員カード管理コンピュータ14(図1参照)で設
定され、その設定値が景品処理装置15に入力される。
前述のように、会員カード管理コンピュータ14は会員
カード管理センター3(図1参照)が管理している。し
たがって、遊技場1側では、勝手にこの換金率を変更す
ることはできない。なお、景品処理装置15で換金率を
設定でき、遊技場側で設定し、その設定値を会員カード
管理コンピュータ14に景品処理装置15から送信する
ようにしてもよい。
【0100】図示する状態で確認ボタン132を押圧操
作すれば、カード交換額に相当する共通カードが共通カ
ード払出口137より払出される。一方、共通カードと
の交換を取り止めたい場合には、取消ボタン133を押
圧操作すればよい。共通カードへの交換がなされないま
ま、カード挿入口136へ挿入したカードが遊技者へ返
却される。
【0101】なお、図示するように残り玉数が存在する
状態で共通カード交換操作を行なった場合には、その残
り玉数を特定するための情報が記録されたレシートがレ
シート発行口166より発行される。遊技者は、発行さ
れたレシートに基づいて景品交換カウンタなどにおいて
所望の景品と残り玉とを交換可能である。
【0102】138は制御部であり、タッチパネル13
1の表示やカードリーダライタ139、共通カード払出
機16(図1参照)を含む共通カード払出機構140,
レシート発行機構165を制御する。
【0103】図示する景品処理装置15では、遊技者の
所有する持玉と貯玉との合計に基づいて、交換する共通
カードの額面が自動的に決定づけられるように構成し
た。しかしながら、これに代えて、遊技者が共通カード
交換額を任意に決定できるように構成してもよい。この
場合には、たとえば、タッチパネル131を使用して所
望の交換額を入力するように構成することなどが考えら
れる。
【0104】また、図示する景品処理装置15では、1
000円を最低額面としてそれに満たない持玉などを残
り玉数として表示するように構成した。しかしながら、
これに代えて100円を最低額面として100円の価値
を有する共通カードも払出されるように構成してもよ
い。あるいは、端数については、直接硬貨が払出される
ように構成してもよい。
【0105】また、交換処理が済んで持玉数がなくなっ
たビジターカード164については当該カードを回収す
るように構成してもよい。
【0106】さらに、景品処理装置15において共通カ
ード以外の景品と持玉などとを交換するための景品交換
処理が可能であるように構成してもよい。そして、指定
された景品の種類および数を特定するための景品交換用
レシートがレシート発行口166より発行されるように
構成してもよい。
【0107】図11は、共通カード買取機18の全体正
面図である。使用可ランプ145が点灯して共通カード
買取機18における換金が可能であることを確認した上
で共通カードをカード挿入口147へ挿入すれば、その
共通カードが適正であることを条件にカード額面が金額
表示部142に表示される。次に、確認ボタン143を
押圧操作すれば金額表示部142に表示されている金額
に相当する紙幣が紙幣払出口149より払出される。一
方、取消ボタン144を押圧操作することにより、カー
ド挿入口147に挿入した共通カードが返却される。1
41は制御部であり、カードリーダライタ146および
紙幣払出機構148を制御している。
【0108】なお、硬貨払出口を設けて、1000円に
満たない額面の共通カードが挿入された場合に、その額
面に相当する硬貨をも払出可能としてもよい。また、本
実施形態では、未使用の共通カードに限ってのみ、その
換金が可能であるように構成されている。しかしなが
ら、これに代えて、使用された共通カードであっても残
高に応じて換金が可能であるように構成してもよい。
【0109】図12は、携帯用情報開示装置74の構成
を示す全体概略図である。携帯用情報開示装置74に
は、遊技データ発信源との光通信を行なうための情報出
力部78および情報入力部79と、タッチパネル76よ
りなる液晶表示器77と、電源スイッチ75より構成さ
れている。遊技者の操作に応じて情報開示装置10から
出力される各種遊技データは携帯用情報開示装置74の
情報入力部79より入力される。入力された遊技データ
は、タッチパネル76を操作することにより表示させる
ことが可能である。
【0110】図13は、携帯用レシート発行装置80の
構成を示す全体概略図である。携帯用レシート発行装置
80は、会員カード処理装置9内にバックアップデータ
として記憶されている遊技機8の持点を読出すための専
用装置である。
【0111】遊技場の営業時間帯において停電が発生
し、遊技機8に記憶されていた遊技者の持点がリセット
された場合であっても、会員カード処理装置9内に当該
遊技者の持点がバックアップされているため、停電の復
旧後、当該バックアップデータに基づいて遊技者に遊技
を再開させることも可能である。しかしながら、たとえ
ば停電の復旧の見込みがない場合など、営業の再開時期
に見通しが立たない場合には、遊技者に対して相当の補
償行為を行なう必要が生ずる。そこで、本実施形態にお
いては、前述バックアップデータを読出可能な携帯用レ
シート発行装置80を利用することにより、遊技者の遊
技状況に応じてそれぞれ異なる持点に基づいた遊技者に
対する公平な補償行為を行なうことを可能としたのであ
る。
【0112】携帯用レシート発行装置80には、情報開
示装置10の情報入力部33および情報出力部32と光
通信を行なうための情報入力部88および情報出力部8
7と、前記バックアップデータとして記憶されている持
点情報を受信するための受信スイッチ84と、電源スイ
ッチ83と、紙送りスイッチ85と、送り停止スイッチ
86と、情報開示装置10より受信した持点情報を表示
するための液晶表示器82と、液晶表示器82に表示さ
れた持点情報をプリントアウトするためのプリントアウ
ト口81とが設けられている。
【0113】遊技場の係員などがこの携帯用レシート発
行装置80を操作することにより、たとえば、図14に
示すようなプリントアウト結果を得ることができる。プ
リントアウト結果には、当該結果を出力した日付,時
刻,カードナンバー,遊技機8の台番を示す番台と、最
終持玉数および合計持玉数とが印字される。最終持玉と
は、持玉遊技を行なうことが可能な持玉であり、合計持
玉に含まれている。したがって、合計持玉から最終持玉
を差し引いた持玉数は、持玉遊技を行なうことができな
い持玉の数となる。
【0114】遊技場1では、このプリントアウト結果に
基づいて、各遊技者に公平に所定の補償行為を行なうこ
とができる。たとえば、合計持玉数に相当する景品を遊
技者に手渡すようにしてもよく、合計持玉から最終持玉
を差し引いた持玉数に相当する景品を遊技者に手渡すと
ともに、後日、最終持玉に相当する持点を予め遊技者に
付与した状態で遊技させるようにしてもよい。
【0115】なお、会員カード処理装置9内のバックア
ップデータとして、遊技状態(特定遊技状態であるか否
かなど)も記憶されるように構成してもよく、さらには
大当りに基づく繰返し継続制御が何回目であるかに至る
までの情報を記憶するように構成してもよい。そして、
それらの情報も含めて携帯用レシート発行装置80で受
信され、表示およびプリントアウトされるように構成し
てもよい。この場合には、携帯用レシート発行装置80
側で、どのような情報を表示させるのかを選択可能に構
成してもよい。このように構成することにより、各遊技
者に対して、より一層公平な形で補償行為を行なうこと
が可能となる。
【0116】また、情報開示装置10に設けられたプリ
ンタ30より直接、図14に示したような結果がプリン
トアウトされるように構成してもよい。
【0117】図15は、情報開示装置10および会員カ
ード処理装置9からなる会員カード処理ユニットと、会
員カード管理コンピュータ14と、遊技機8と、台管理
装置11との接続を示すブロック図である。
【0118】遊技機8で遊技を行ないたい遊技者が自己
のメンバーズカード163またはビジターカード164
を会員カード処理装置9へ挿入すれば、そのカードに記
録されている記録情報がカードリーダライタ173によ
り読取られる。カードリーダライタ173には、接続端
子部170と磁気部リーダライタ171とが設けられて
おり、メンバーズカード163が挿入されればそのメン
バーズカード163の接続端子部170aとカードリー
ダライタ173の接続端子部170とが電気的に接続さ
れて情報の送受信が可能になるとともに、メンバーズカ
ード163の磁気記録部176に対し磁気部リーダライ
タ171により情報の読取り,書込みができる。さら
に、ビジターカード164が挿入されれば、その磁気記
録部176に対し磁気部リーダライタ171により情報
の読取り,書込みができる。
【0119】カードリーダライタ制御用マイクロコンピ
ュータ109は、その記録情報を会員カード処理装置制
御用マイクロコンピュータ107へ出力する。会員カー
ド処理装置制御用マイクロコンピュータ107は、受信
された記録情報に基づいてカード識別情報を読取る。そ
して、会員カード管理コンピュータ14に対して、カー
ド識別情報に対応した各種情報の送信要求を行なう。す
ると、会員カード管理コンピュータ14から会員カード
処理装置制御用マイクロコンピュータ107へ、会員カ
ード識別情報に対応した遊技者所有の持玉情報や貯玉情
報などが送信される。会員カード処理装置制御用マイク
ロコンピュータ107はこれを受信してカード識別情報
とともに記憶する。そして、情報表示制御用マイクロコ
ンピュータ103へ、必要に応じて持玉情報や貯玉情報
を出力する。情報表示制御用マイクロコンピュータ10
3は、これを受信して画面表示装置117上に遊技者の
持玉数や貯玉数を表示させる制御が可能となる。
【0120】遊技機8で遊技が開始され、パチンコ玉が
弾発発射されれば、その弾発発射ごとに不利益球数情報
がパチンコ機制御用マイクロコンピュータ101から台
管理装置11に出力される。また、弾発発射したパチン
コ玉が所定の入賞口に入賞すれば、賞球信号がゲーム制
御用マイクロコンピュータ102からパチンコ機制御用
マイクロコンピュータ101へ送信される。パチンコ機
制御用マイクロコンピュータ101はこれを受信して、
利益球数情報を台管理装置11へ送信する。また、遊技
状況に応じて刻々と変化する遊技者の持点を特定するた
めの持点情報がパチンコ機制御用マイクロコンピュータ
101から会員カード処理装置制御用マイクロコンピュ
ータ107へ定期的に出力される。会員カード処理装置
制御用マイクロコンピュータ107は、この持点情報を
バックアップ用データとして記憶する。会員カード処理
装置制御用マイクロコンピュータ107には、バックア
ップ用電源110が設けられている。したがって、停電
などが発生した場合であってもバックアップ用電源11
0の電源容量の限りにおいて会員カード処理装置制御用
マイクロコンピュータ107は稼動可能であり、その内
部に記憶されているバックアップ用データは保持され
る。
【0121】遊技機8で大当りが発生すれば、遊技情報
の一例となる大当り情報がゲーム制御用マイクロコンピ
ュータ102から台管理装置11へ送信される。また、
始動入賞口58へ打玉が始動入賞すれば、遊技情報の一
例となる始動入賞情報がゲーム制御用マイクロコンピュ
ータ102から台管理装置11へ送信される。その他、
遊技機8の遊技状況を通知するさまざまな遊技情報がゲ
ーム制御用マイクロコンピュータ102から台管理装置
11へ送信されている。台管理装置11は、ゲーム制御
用マイクロコンピュータ102により受信した遊技情報
を集計して遊技データとして記憶する。そして、情報表
示制御用マイクロコンピュータ103からの送信要求に
応じてこれを送信する。
【0122】なお、会員カード処理装置制御用マイクロ
コンピュータ107内に記憶されている持玉情報とバッ
クアップデータとしての持点情報との違いは、以下のと
おりである。すなわち、持点情報は、遊技中に停電が発
生して遊技機8で記憶されていた持点数がリセットされ
た場合に、その持点数を把握するために用いられる。し
たがって、タッチパネル116の操作により景品交換処
理や貯玉処理が行なわれたとしても、その情報は変化し
ないのである。したがって、会員カード処理装置制御用
マイクロコンピュータ107内に記憶されている持点情
報は、パチンコ機制御用マイクロコンピュータ101よ
り定期的に送信される持点情報に基づいてのみ更新され
るものである。一方、会員カード処理装置制御用マイク
ロコンピュータ107内に記憶されている持玉情報は、
遊技者の貯玉操作や景品交換操作に応じてその情報内容
が更新される。以上のように、持点情報と持玉情報とは
その内容が異なっている。
【0123】呼出スイッチ25の押圧操作があれば、そ
の操作検出信号が情報表示制御用マイクロコンピュータ
103に入力される。情報表示制御用マイクロコンピュ
ータ103は、呼出スイッチ25からの検出信号などに
応答してランプ23a,23bまたはLED24の表示
制御を行なう。
【0124】画面表示装置117のタッチパネル116
で各種操作が行なわれれば、その操作信号が情報表示制
御用マイクロコンピュータ103に入力される。情報表
示制御用マイクロコンピュータ103は、操作信号に応
じて画面表示装置117を制御して、その表示を変化さ
せるとともに操作検出信号に応じて各種機器を制御す
る。たとえば、タッチパネル116でテレビ放送の画面
表示を行なうための操作が検出されれば、その操作内容
に応じてチューナ104を制御して、遊技者が選択した
放送が画面表示装置117に表示されるようにする。選
択されたテレビ放送に応答する音声信号がチューナ10
4からアンプ105を介してイヤホン端子26に出力さ
れる。遊技者が、タッチパネル116を操作して音量の
調節を行なえば、情報表示制御用マイクロコンピュータ
103の制御によりアンプ105で音量の調節がなされ
る。イヤホン端子26にイヤホン120を接続すること
により、遊技者は音声情報を楽しむことが可能となる。
【0125】タッチパネル116を用いて遊技データを
外部出力させるための所定の操作が行なわれれば、情報
表示制御用マイクロコンピュータ103は台管理装置1
1より遊技データを受信する。そして、遊技者所有の携
帯用情報開示装置74からの送信要求に応じて遊技デー
タを光通信部(情報出力部)32より出力する。
【0126】遊技データを画面表示装置117に表示さ
せるための操作がタッチパネル116で行なわれれば、
情報表示制御用マイクロコンピュータ103はこれを検
出して台管理装置11より遊技データを受信する。そし
て、受信した遊技データを画面表示装置117へ出力し
て画面表示させる。
【0127】タッチパネル116を用いて貯玉が行なわ
れれば、情報表示制御用マイクロコンピュータ103は
会員カード処理装置制御用マイクロコンピュータ107
に対して指定された貯玉数を特定するための情報を送信
する。会員カード処理装置制御用マイクロコンピュータ
107には、遊技者所有の貯玉数や持玉数が記憶されて
おり、情報表示制御用マイクロコンピュータ103から
の情報に基づいて持玉数を減算更新するとともに貯玉数
を加算更新する。そして、更新後の値を情報表示制御用
マイクロコンピュータ103へ送信する。情報表示制御
用マイクロコンピュータ103は、これを受信して、画
面表示装置117に更新後の持玉数や貯玉数を表示させ
る。
【0128】タッチパネル116で景品交換処理が行な
われれば、情報表示制御用マイクロコンピュータ103
は会員カード処理装置制御用マイクロコンピュータ10
7に遊技者が指定した景品の種類と数を特定するための
情報を送信する。会員カード処理装置制御用マイクロコ
ンピュータ107は情報表示制御用マイクロコンピュー
タ103より受信した情報に基づいて貯玉数あるいは持
玉数を減算更新するとともに、景品に関する情報を記憶
する。そして、更新後の持玉数および貯玉数を情報表示
制御用マイクロコンピュータへ送信する。情報表示制御
用マイクロコンピュータ103はこれを受信して、画面
表示装置117に更新後の貯玉数や持玉数を表示させ
る。さらに、情報表示制御用マイクロコンピュータ10
3はプリンタ制御用マイクロコンピュータ106に対し
て遊技者の指定した景品の種類と数とが印字された景品
交換用レシートを発行させるための制御を行なう。これ
に応じて、プリンタ制御用マイクロコンピュータ106
はプリンタ30に印字制御用信号を出力する。これによ
り、プリンタ30から景品交換用レシートが発行され
る。なお、景品交換レシートの発行は、カード返却操作
が行なわれたタイミングで行なわれる。
【0129】また、遊技者が画面表示装置117に表示
させた遊技データを印字させるための操作をタッチパネ
ル116で行なえば、情報表示制御用マイクロコンピュ
ータ103はプリンタ制御用マイクロコンピュータ10
6に対して、遊技データを印字させるための制御信号を
送出する。プリンタ制御用マイクロコンピュータ106
はこれを受けてプリンタ30に印字制御信号を出力す
る。これにより、プリンタ30から遊技データが印字出
力される。
【0130】タッチパネル116上で遊技の中断操作が
行なわれれば、情報表示制御用マイクロコンピュータ1
03は台管理装置11へ遊技中断情報を送信する。台管
理装置11はパチンコ機制御用マイクロコンピュータ1
01へ遊技操作不能動化信号を出力する。パチンコ機制
御用マイクロコンピュータ101は、この情報を受信し
て遊技機8の遊技を不能動化する。たとえば、打球操作
ハンドル37を固定させる。
【0131】さらに情報表示制御用マイクロコンピュー
タ103は、遊技中断情報を会員カード処理装置制御用
マイクロコンピュータ107へも送信する。会員カード
処理装置制御用マイクロコンピュータ107は、この情
報を受信してカードリーダライタ制御用マイクロコンピ
ュータ109に対してカード排出指令信号を出力する。
カードリーダライタ制御用マイクロコンピュータ109
は、この情報を受信することにより、カードリーダライ
タ173からカードを排出させる。また、会員カード処
理装置制御用マイクロコンピュータ107は、通信部1
08より会員カード管理コンピュータ14に遊技中断情
報を送信する。会員カード管理コンピュータ14は、こ
の情報に基づいて遊技が中断されている遊技機8および
使用されているカード識別情報を特定して記憶する。
【0132】一方、遊技中断時から所定時間内にカード
が会員カード処理装置9に挿入されれば、そのカード識
別情報がカードリーダライタ173を介してカードリー
ダライタ制御用マイクロコンピュータから会員カード処
理装置制御用マイクロコンピュータ107に出力され
る。会員カード処理装置制御用マイクロコンピュータ1
07には、遊技中断時に挿入されていたカードの識別情
報が記憶されており、カードリーダライタ制御用マイク
ロコンピュータ109より受信した識別情報との比較を
行なう。そして、一致しない場合には、カードリーダラ
イタ制御用マイクロコンピュータ109に対してカード
排出指令信号を送出する。一方、一致する場合には、会
員カード管理コンピュータ14に遊技の中断が解除され
る旨の情報を出力するとともに、情報表示制御用マイク
ロコンピュータ103に遊技が再開される旨の情報を送
信する。情報表示制御用マイクロコンピュータ103
は、台管理装置11に対して、遊技再開情報を送信す
る。台管理装置11はこれを受けてパチンコ機制御用マ
イクロコンピュータ101に操作不能動化解除信号を送
出する。パチンコ機制御用マイクロコンピュータ101
はこれを受けて、遊技機8の遊技不能動化状態を解除す
る。
【0133】一方、遊技中断時から所定期間内に遊技が
再開されなかった場合には、会員カード処理装置制御用
マイクロコンピュータ107は、遊技状態をリセットさ
せるための処理を行なう。すなわち、会員カード処理装
置制御用マイクロコンピュータ107内に記憶されてい
るカード識別情報やバックアップデータとして記憶され
ている持点情報をリセットし、会員カード管理コンピュ
ータ14および情報表示制御用マイクロコンピュータ1
03に対してリセット情報を出力する。情報表示制御用
マイクロコンピュータ103は、画面表示装置の表示を
初期状態に制御するとともに台管理装置11にリセット
情報を送信する。台管理装置11はリセット情報をパチ
ンコ機制御用マイクロコンピュータ101に送信する。
これにより、遊技機8がリセットされる。
【0134】遊技を終えた遊技者がタッチパネル116
上でカード返却操作を行なえば、情報表示制御用マイク
ロコンピュータ103は会員カード処理装置制御用マイ
クロコンピュータ107に返却情報を送信する。会員カ
ード処理装置制御用マイクロコンピュータ107は、そ
の内部に記憶していた景品情報,貯玉情報,持玉情報を
通信部108から会員カード管理コンピュータ14へ送
信する。そして、カードリーダライタ制御用マイクロコ
ンピュータ109にカード排出指令信号を出力した後、
記憶していた持玉情報,貯玉情報,景品情報およびバッ
クアップデータ(持点情報)をクリアする。
【0135】図16は、会員カード処理装置9の一部を
示すブロック図および携帯用レシート発行装置80の構
成を示すブロック図である。
【0136】会員カード処理装置9において、会員カー
ド処理装置制御用マイクロコンピュータ107は、バッ
クアップ用電源110を介して電源の供給を受けてい
る。会員カード処理装置制御用マイクロコンピュータ1
07は、CPU129,ROM127,RAM128を
含み、前述したバックアップデータがRAM128内に
記憶されている。CPU129は会員カード処理装置制
御用マイクロコンピュータ107の制御を行ない、遊技
機8や情報表示制御用マイクロコンピュータ103との
処理を行なう。なお、それらの詳細な説明については図
15において前述したため、ここではその説明および図
示を省略する。
【0137】バックアップ用電源110には、電源の供
給が遮断された旨を検知するための停電検知回路126
が用いられている。停電が発生すれば、会員カード処理
装置制御用マイクロコンピュータ107はバックアップ
用電源110の電力の供給を受けて稼動することになる
とともに、停電検知回路126より出力される停電検知
信号を受信する。停電検知信号を受信した会員カード処
理装置制御用マイクロコンピュータ107は、信号の受
信時に行なっていたすべての処理を中断するとともに、
情報表示制御用マイクロコンピュータ103やパチンコ
機制御用マイクロコンピュータ101より入力される各
種指令信号などを破棄する。さらに会員カード処理装置
制御用マイクロコンピュータ107は、情報表示制御用
マイクロコンピュータ103に対して画面表示装置11
7の表示制御を終了させるための信号を送出する。これ
により、画面表示装置117の表示が終了する。
【0138】そして、会員カード処理装置制御用マイク
ロコンピュータ107は、RAM128内にバックアッ
プデータとして記憶されている持点情報を外部出力する
ための処理を行なう。すなわち、携帯用レシート発行装
置80から送信される持点情報出力要求信号に応じて持
点情報を光通信部(情報出力部)32,33より出力可
能な状態とする。
【0139】以上のように、会員カード処理装置制御用
マイクロコンピュータ107は、停電検知回路126か
らの停電検知信号が入力されれば、バックアップデータ
を外部へ送信するための処理以外のすべての処理を停止
する。これにより、会員カード処理装置制御用マイクロ
コンピュータ107の消費電力を極力抑えることがで
き、RAM128内に記憶されているバックアップデー
タを極力長期にわたり保持できる。
【0140】このように、停電発生時には、携帯用レシ
ート発行装置80を用いて各遊技機8毎にその持点を会
員カード処理装置9より読出すことが可能である。携帯
用レシート発行装置80の電源スイッチ83を投入する
ことにより、電源回路124を介してレシート発行制御
用マイクロコンピュータ121,紙送り機構122,印
字機構123,表示部82にそれぞれ電力が供給され
る。表示部82はタッチパネルの機能を有している。持
点情報の受信を行なうためには、表示部82を操作して
データ受信モードに切換えた後、データの受信対象であ
る遊技機8を指定する。そして、受信印字スイッチ85
を押圧操作することにより、光通信部を構成する情報出
力部87より持点情報出力要求信号が出力される。
【0141】一方、持点情報出力要求信号は、会員カー
ド処理装置9を含む情報開示装置10に設けられた光通
信部(情報入力部)33に入力される。
【0142】会員カード処理装置制御用マイクロコンピ
ュータ107は入力された持点情報出力要求信号が自己
の制御にかかわる遊技機8を対象としているものである
か否かを判断する。対象としていない場合には、その情
報を破棄する。一方、対象としている場合には、RAM
128内に記憶されているバックアップデータ(持点情
報)を読出して外部出力するための処理を行なう。すな
わち、会員カード処理装置9に挿入されているカードの
識別情報と遊技機8のユニットナンバー(台番)を特定
するためのユニット情報とを持点情報に付加する。そし
て、カード情報およびユニット情報が付加された持点情
報を情報出力部32より外部へ出力する。
【0143】携帯用レシート発行装置80は、情報出力
部32より出力された持点情報を情報入力部88で受信
して、レシート発行制御用マイクロコンピュータ121
に入力する。レシート発行制御用マイクロコンピュータ
121は、入力された持点情報を記憶するとともにこれ
を複製して通信結果確認用情報として発信元の会員カー
ド処理装置9へ送信する。
【0144】通信結果確認用情報を受信した会員カード
処理装置9はこれを会員カード処理装置制御用マイクロ
コンピュータ107に入力する。会員カード処理装置制
御用マイクロコンピュータ107は、入力された通信結
果確認用情報中に含まれる持点情報がRAM128内に
記憶されている持点情報と一致しているか否かを確認す
る。そして、一致しているか否かを通知するための通信
結果情報を情報出力部32より外部へ出力する。
【0145】通信結果情報は携帯用レシート発行装置8
0で受信され、通信結果が良好であったか否かがレシー
ト発行制御用マイクロコンピュータ121で判断され
る。すなわち、会員カード処理装置制御用マイクロコン
ピュータ107に入力された通信結果確認用情報内の持
点情報とRAM128内の持点情報とが一致していない
場合には、データの送信途中でデータ化けなどの不都合
が生じたことになり、通信エラーが生じたこととなる。
【0146】通信結果が良好である旨の通信結果情報を
受けたレシート発行制御用マイクロコンピュータ121
は、記憶している持点情報に基づいてその情報内容を表
示部82に表示させるとともに、印字機構123よりプ
リントアウトさせる。プリントアウト結果、あるいは表
示内容は前述した図14に示されている。
【0147】一方、通信結果が良好でなかった場合に
は、記憶していた持点情報を破棄するとともに表示部8
2に通信エラーが生じた旨を表示させる。
【0148】なお、メモリバックアップ125には、受
信したデータがバックアップされている。
【0149】以上において、会員カード処理装置9と携
帯用レシート発行装置80との通信手順には、持点情報
の受信途中に通信エラーが生じて持点情報に誤りが生じ
ていないかどうかを確認するための手順が含まれている
ので、携帯用レシート発行装置80で受信された持点情
報の信頼性が非常に高いものとなる。
【0150】なお、復電したことが確認されれば、会員
カード処理装置制御用マイクロコンピュータ107は会
員カード管理コンピュータ14(図1参照)へ停電情報
を送信する。この停電情報には、停電が発生した日時と
回復した日時とが含まれている。会員カード管理コンピ
ュータ14は停電情報を記憶するとともに会員カード管
理センター3へ送信する。
【0151】図17〜図31は、情報開示装置10に設
けられたタッチパネル116の操作に基づいて行なわれ
る制御の処理手順を示すフローチャートである。このフ
ローチャートに基づく制御用プログラムは、図15に示
した情報表示制御用マイクロコンピュータ103または
会員カード処理装置制御用マイクロコンピュータ107
に記憶されている。
【0152】また、図39〜図69は、以下に説明する
フローチャートのフロー途中でタッチパネル116に表
示される画像表示例を示す図である。
【0153】以下において、図39〜図69を必要に応
じて参照しつつ、図17〜図31のフローチャートの説
明を順に行なう。
【0154】図17(a),(b)は、タッチパネル1
16の操作に関し、そのメインルーチンを説明するため
のフローチャートである。遊技者が、タッチパネル11
6を何ら操作していない場合には、S1において初期画
面表示がなされる。この初期画面表示の画像表示例を図
39に示す。画面の上段には、会員カード処理装置9へ
のカードの挿入を促すメッセージが点滅表示されてい
る。なお、この表示は、メンバーズカード163もしく
はビジターカード164が挿入されることに伴って消失
する。メッセージの下方には、遊技者の操作により選択
が可能な各種メニューが表示されている。
【0155】次にS2に進み、遊技者がいずれかのメニ
ューの選択を行なったか否かが判断される。遊技者がい
ずれかのメニューの選択を行なった場合には、選択メニ
ューに応じて各種処理へ分岐する。遊技者が「遊技デー
タ」を選択した場合には、図18において後述する遊技
データ表示処理の処理手順が行なわれる。「精算」を選
択した場合には、図19において後述する精算処理が実
行される。「中断」を選択した場合には、図26におい
て後述する、中断処理が実行される。「全台情報」を選
択した場合には、図27において後述する全台情報処理
が実行される。「データ出力」が選択された場合には、
図29において後述するデータ出力処理が実行される。
「テレビ」が選択された場合には、図31において後述
するテレビ放送処理が実行される。「機能説明」が選択
された場合には、図30において後述する機能説明処理
が実行される。
【0156】一方、S2において、いずれのメニューも
選択されなかった場合には、S3に進み、所定時間が経
過したか否かが判断される。所定時間が経過していない
場合には、再びS1に戻る。一方、所定時間が経過して
いる場合には、S4に進み、機能説明画面の表示がなさ
れる。機能説明画面の表示例を図40に示す。
【0157】図40を参照して、メニュー上に矢印が表
示され、矢印が指し示すメニューの内容説明が表示され
る。そして、所定時間毎に矢印が各メニュー上に移動し
て、移動先のメニューの説明表示が行なわれる。
【0158】再び、図17(a)を参照して、S5にお
いて、「戻る」のメニューが押圧操作されたか否かが判
断される。「戻る」が押圧操作されれば、S1に戻る。
一方、押圧操作されていない場合には、S6に進む。そ
して、機能説明表示が終了したか否かが判断される。機
能説明表示が終了していない場合には、S4に戻る。一
方、終了している場合には、S1に戻る。
【0159】図18は、遊技データ表示処理の処理手順
を示すフローチャートである。まず、S7において、当
日の遊技データが画面に表示される。この画面表示例を
図41に示す。
【0160】図41を参照して、「大当り回数」とは、
大当りの発生した回数である。「総スタート回数」と
は、可変表示装置47(図3参照)の可変表示回数であ
る。「大当り確率」とは可変表示回数に対して大当りが
発生した確率であり、(大当り回数/総スタート回数)
で算出されている。「スタート回数」とは、大当りから
大当りまでの可変表示回数である。「打込み」とは、遊
技機8の遊技領域46に打込まれたパチンコ玉の総数で
ある。「出玉」とは、遊技者に付与された得点(賞球)
の総数である。「差玉」とは、「打込み」と「出玉」と
の差数である。
【0161】次に、S8に進み、メニューの選択操作が
行なわれた否かが判断される。具体的には、図41を参
照して、画面下方に表示されている、「当日」〜「戻
る」のメニューの中からいずれかが選択されたか否かが
判断される。選択されていない場合には、S7に戻る。
一方、いずれかのメニューの選択がなされた場合には、
その選択メニューに応じて、処理が分岐する。
【0162】「当日」が選択された場合には、S9に進
み、当日の遊技データを表示する画面が現れる。すなわ
ち、既に説明した図41に示す画面である。「前日」が
選択されれば、S10に進み、前日の遊技データが表示
される。なお、遊技データの表示フォーマットは、図4
1と同様である。「前々日」が操作されれば、S11に
進み、前々日の遊技データが画面表示される。なお、前
々日の遊技データの表示フォーマットは、図41と同様
である。「戻る」が選択操作された場合には、図17
(a)のS1に復帰する。
【0163】S9〜S11の処理が実行された後、S1
2に進む。S12では、「当日」〜「戻る」のうち、い
ずれかのメニューが再度選択されたか否かが判断され
る。選択された場合には、その選択に応じて、S9〜S
11の処理が実行されるか、または、図17(a)のS
1に復帰する。一方、S12において、いずれのメニュ
ーの選択もなされない場合には、S13に進み、遊技デ
ータが継続して表示され、S12に進む。
【0164】いずれかの遊技データ画面が表示されてい
る状態で、「戻る」が選択されることにより、メインツ
リーである図17(a)のS1に復帰することになる。
【0165】図19は、精算処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。まずS14において、精算方法選択
画面が表示される。精算方法選択画面の表示例を図42
に示す。
【0166】図42を参照して、「最終持玉」とは、図
14において前述したように、遊技者が当該遊技機8で
遊技に使用可能な持玉数、すなわち、持玉遊技可能な玉
数のことである。また、「合計持玉」とは、持玉遊技で
きない玉数と前記最終持玉の玉数との合計数である。さ
らに、「貯玉」とは、前述のように、遊技機8で獲得し
た持点を遊技場預かりとして累積的に保管された持点の
ことである。
【0167】さらに画面には、「景品交換」,「貯
玉」,「戻る」,「返却」の選択メニューが表示されて
いる。
【0168】次に、図19において、S15に進み、選
択メニューの中からいずれかのメニューが選択されたか
否かが判断される。メニューの選択がない場合には、S
14に戻る。一方、メニューの選択があった場合には、
選択されたメニューの種類に応じて、処理が分岐する。
「景品交換」が選択されれば、図20において後述する
景品交換処理に進む。「貯玉」が選択されておれば、図
25において後述する貯玉処理に進む。「戻る」が選択
されれば、図17(a)に示したメインツリーのS1に
復帰する。
【0169】一方、「返却」が選択されれば、S16に
進む。S16では、会員カード処理装置9にカードが挿
入されているか否かが判断される。メンバーズカード1
63またはビジターカード164が挿入されていない場
合には、図17(a)に示すメインツリーのS1に復帰
する。一方、カードが挿入されている場合には、S17
Aに進み、データ送信が行なわれる。具体的には、会員
カード処理装置9から会員カード管理コンピュータ14
へ、貯玉情報,持玉情報,景品情報が送信される。ま
た、この際に景品交換レシートが発行される。なお、S
17Aによるデータ送信のうち、「貯玉情報」に関して
は、後述するS80の直前で送信してもよく、「景品情
報」に関しては、後述するS51の直前で送信してもよ
い。次にS17Bに進み、S17Aで送信したのと同様
の情報がメンバーズカード163の磁気記録部176や
EEPROM175あるいはビジターカード164の磁
気記録部176に書込み更新される。次に、S18に進
み、カードの排出処理が実行される。次にS19に進
み、結果画面が表示される。結果画面の表示例を図43
に示す。
【0170】図43を参照して、遊技者の最終的な持玉
数と貯玉数とが表示される。次に、S20に進み、所定
時間が経過したか否かが判断される。所定時間が経過し
ていない場合には、S19に戻り、引続き、結果画面が
表示される。一方、所定時間が経過したことを条件に図
17(a)のS1に復帰する。
【0171】図20〜図24は、景品交換処理の処理手
順を示すフローチャートである。まず、図20のS21
において、品目選択画面1が表示される。品目選択画面
1の表示例を図44に示す。
【0172】図44を参照して、画面には、「煙草」や
「バッグ」などといった景品の種類が表示される。ま
た、画面の右上方には、遊技者の合計持玉数と貯玉数と
が表示される。さらに、景品の種類以外に、「次頁」,
「戻る」といった選択メニューが表示される。
【0173】次に、S22に進み、いずれかの選択メニ
ューの選択操作が行なわれたか否かが判断される。選択
操作が行なわれていない場合には、S21に戻る。一
方、選択操作が行なわれている場合には、選択メニュー
の種類に応じて処理が分岐する。
【0174】「戻る」が選択された場合には、図19の
S14に復帰する。「次頁」が選択された場合には、S
23に進み、品目選択画面2が表示される。品目選択画
面2の表示例を図45に示す。
【0175】図45を参照して、「日用品」や「おもち
ゃ」など、品目選択画面1では表示しきれなかった景品
の種類が表示される。その他、選択メニューとして、
「前頁」が表示されている。
【0176】次に、S24に進み、選択操作が行なわれ
たか否かが判断される。選択操作が行なわれていない場
合には、S23に戻る。一方、「前頁」が選択操作され
れば、S21に戻る。
【0177】S24において、いずれかの景品の品目が
選択された場合、またはS22においていずれかの景品
の品目が選択された場合には、S25に進み、景品画面
1が表示される。景品画面1の表示例を図46に示す。
【0178】図46を参照して、「煙草」が選択された
場合の表示例が示されている。図46には、煙草の銘柄
名「A」とそのパッケージが表示されている。さらに、
一度に景品交換可能な個数が破線部に表示されている。
また、遊技者の所有している合計持玉数および貯玉数が
表示されるとともに、煙草「A」1つを景品として交換
する際に必要な玉数が「景品交換玉数」として表示され
ている。さらに、遊技者の選択操作可能なメニューとし
て、「次頁」,「決定」,「戻る」が表示されている。
【0179】次に、S26に進み、いずれかの選択メニ
ューの操作があったか否かが判断される。操作がなけれ
ばS25に戻る。一方、操作がなされた場合には、操作
メニューの種類に応じて処理が分岐する。
【0180】「戻る」が選択されれば、S21に復帰す
る。「次頁」が操作されれば、S27に進む。S27で
は、景品画面2が表示される。景品画面の表示例を図4
7に示す。
【0181】図47を参照して、景品画面2には、景品
交換可能な他の煙草の銘柄「B」およびそのパッケージ
が表示されている。なお、画面左上方には、頁数が表示
されている。その他、メニューの表示内容などは図46
と同様である。
【0182】次にS28に進み、いずれかの選択メニュ
ーの選択がなされたか否かが判断される。選択がなされ
ていない場合には、S27に戻る。一方、選択があった
場合には、選択されたメニューの種類に応じて処理が分
岐する。
【0183】図21(a)を参照して、「戻る」が選択
されれば、図20のS21に戻る。「前頁」が選択され
れば、図20のS25に戻る。「次頁」が選択されれ
ば、S29に進み、景品画面3が表示される。景品画面
3とは、「A」および「B」とは異なる銘柄の煙草が表
示された画面である。その表示構成は、たとえば図47
と同様であるので、その図示を省略する。次にS30に
進み、いずれかのメニューの選択操作が行なわれたか否
かが判断され、選択操作が行なわれていなければS29
に戻る。一方、「前頁」が選択されれば、図20のS2
7に戻る。また、「戻る」が選択されれば、図20のS
21に戻る。
【0184】一方、図20のS26またはS28または
図21のS30において、「決定」が選択されれば、図
21(b)のS31に進む。S31では、会員カード処
理装置9にメンバーズカード163またはビジターカー
ド164が挿入されているか否かが判断される。カード
が挿入されていない場合には、S32に進み、メッセー
ジ画面1が表示される。メッセージ画面1の表示例を図
49に示す。
【0185】図49を参照して、カードの挿入を促すメ
ッセージが表示される。次にS33に進み、メッセージ
画面1を表示してから所定時間が経過したか否かが判断
される。所定時間が経過していない場合には、S32に
戻る。一方、所定時間が経過している場合には、メッセ
ージ画面1の表示前の画像を表示させるべく、図20の
S25またはS27または図21(a)のS29に戻
る。
【0186】一方、S31においてカードが挿入中であ
ると判断された場合には、S34に進み、合計持玉数と
貯玉数との合計数が景品交換玉数よりも多いかまたは等
しい状態にあるか否かが判断される。合計持玉数と貯玉
数との合計数が景品交換玉数よりも少ない場合には、S
35に進み、許容個数オーバー画面が表示される。許容
個数オーバー画面の表示例を図50に示す。
【0187】図50を参照して、景品交換を行なうには
持玉数が足りない旨のメッセージが表示される。
【0188】次に、S36に進み、許容個数オーバー画
面を表示してから所定時間が経過したか否かが判断され
る。所定時間が経過していない場合には、S35に戻
る。一方、所定時間が経過している場合には、許容個数
オーバー画面が表示される前の画面を表示させるべく、
図20のS25またはS27または図21(a)のS2
9に戻る。
【0189】一方、S34において、合計持玉数と貯玉
数との合計数が景品交換玉数よりも少なくない場合に
は、S37に進む。S37では、個数入力画面が表示さ
れる。個数入力画面の表示例を図48に示す。
【0190】図48を参照して、遊技者が景品の個数を
入力するためのテンキー、景品の個数を確定するための
「決定」キー、景品の個数を訂正するための「訂正」キ
ー、景品の選択を取消すための「取消」キー、貯玉数と
持玉数との合計数の範囲において景品交換可能な最大限
の景品数を設定するための「全部」キーが表示されてい
る。遊技者のキー操作に応じて画面上に景品個数が表示
される。なお、景品交換個数の初期値は「1」となって
いる。また、景品個数が入力されることにより、画面の
左下方部分に景品交換に必要な玉数が表示される。
【0191】次に、S38に進み、遊技者の選択操作が
なされたか否かが判断される。選択操作がなされていな
い場合には、S37に戻る。一方、選択操作がなされた
場合には、選択操作の種類に応じて処理が分岐する。
【0192】図22を参照して、テンキーが操作された
場合には、S39に進み、入力操作に応じて画面上に交
換個数を表示させるとともにその交換個数に必要な景品
交換玉数が更新される。次に、S40に進み、合計持玉
数と貯玉数との合計数が入力設定された景品交換玉数よ
りも少なくないか否かが判断される。少ない場合には、
図21(b)のS37に戻る。一方、少なくない場合に
は、S41に進み、許容個数オーバー画面を表示させ
る。許容個数オーバー画面の表示例を図51に示す。
【0193】図51を参照して、遊技者の入力した景品
個数が多すぎるために、画面の左下方位置に「持玉数が
足りません」というメッセージが表示される。
【0194】次にS42に進み、許容個数オーバー画面
を表示してから所定時間が経過したか否かが判断され
る。所定時間が経過していない場合には、S41に戻
る。一方、所定時間が経過している場合には、S43に
進む。S43では、遊技者が入力した交換個数と景品交
換玉数とを「0」に更新する処理が行なわれる。この更
新処理がなされた後、図21(b)のS37に戻る。
【0195】図21(b)のS38において「訂正」が
選択操作されれば、図22のS45aに進む。S45a
では、画面表示されている交換個数および景品交換玉数
が0に更新される。そして、更新後、図21(b)のS
37に戻る。
【0196】図21(b)のS38において、「取消」
が選択されれば、図22のS46aに進み、入力されて
いるデータがクリアされる。そして図20のS21に戻
る。
【0197】図21(b)のS38において、「全部」
が選択されれば、図22のS47aに進む。S47で
は、交換個数および景品交換玉数が最大値に更新され
る。更新後、図21(b)のS37に戻る。
【0198】図21(b)のS38において、「決定」
が選択されれば、図22のS44aに進む。S44aで
は、遊技者の入力設定した交換個数が0であるか否かが
判断される。0である場合には、図21(b)のS37
に戻る。一方、0でない場合には、図23のS44bに
進む。
【0199】図23のS44bにおいて、景品決定画面
の表示がなされる。景品決定画面の表示例を図52に示
す。
【0200】図52を参照して、遊技者の選択した景品
の種類とその個数、および景品交換後の遊技者の合計持
玉数および貯玉数が表示されている。また、画面の下方
位置には、遊技者の操作が可能な4つのキーが表示され
ている。「決定」は、画面表示の内容で景品交換を行な
うことを決定する際に操作するためのキーである。「修
正」は、画面表示されている景品の交換個数を修正する
際に操作するためのキーである。「追加」は、交換する
景品の種類を追加する際に操作するためのキーである。
「貯玉で」は、遊技者所有の貯玉を優先的に景品交換に
割当てることを望む場合に操作するキーである。「貯玉
で」を操作しない場合には、合計持玉が優先的に景品の
交換に使用される。図52の場合には、2種類の景品で
合計3600個の玉が合計持玉から差し引かれた状態が
表示されている。すなわち、4000個の合計持玉から
3600個の玉が景品交換に使用される状態である。
「貯玉で」を操作することにより、1000個の貯玉が
優先して景品交換に割当てられることになる。したがっ
て、「貯玉で」を押圧操作した後は、貯玉が0個に更新
表示され、合計持玉が1400個に更新表示されること
になる。なお、「貯玉で」を押圧操作した後、再度「貯
玉で」を押圧操作すれば、合計持玉が優先的に景品交換
に使用される状態に戻る。また、「合計持玉」は、前述
したように持玉遊技可能な最終持玉と持玉遊技不可能な
持玉との合計数であるが、合計持玉が景品交換に使用さ
れる際には、最終持玉以外の持玉が優先して使用され
る。
【0201】次に、S45bに進み、いずれかのキーを
使用した選択操作がなされたか否かが判断される。選択
操作がなされていない場合には、S44bに戻る。一
方、選択操作がなされている場合には、設定の種類に応
じて処理が分岐する。
【0202】「貯玉で」が操作されれば、S58に進
み、合計持玉および貯玉が更新された後、S44bに戻
る。
【0203】「追加」が操作されれば、図20のS21
に戻る。「決定」が操作されれば、S46bに進み、メ
ンバーズカード163が会員カード処理装置9に挿入さ
れているか否かが判断される。メンバーズカード163
が挿入されていない場合には、すなわち、ビジターカー
ド164が挿入されていることになる。したがって、景
品交換は合計持玉でのみ行なわれ、貯玉が使用されてい
ることはあり得ない。したがって、ビジターカード16
4が挿入されている場合には、景品交換で余った合計持
玉を貯玉とするか否かについて遊技者に確認する必要は
ない。そこで、S46bにおいてメンバーズカード16
3が挿入されていない場合には、合計持玉の減算更新が
なされた後、後述するS51に進む。
【0204】一方、S46bにおいて、メンバーズカー
ド163が挿入されている場合には、合計持玉あるいは
貯玉、またはその双方の減算更新がなされた後、S47
bに進む。S47bでは、残り玉・貯玉変換画面を表示
させる。残り玉・貯玉変換画面の表示例を図53に示
す。
【0205】図53を参照して、景品交換で余った合計
持玉(残り玉)を全部貯玉するか否かを遊技者に問うメ
ッセージが表示されている。さらに、画面の下方には、
貯玉するか否かを決定するためのキーが表示されてい
る。
【0206】次に、S48に進み、遊技者の選択操作が
なされたか否かが判断される。選択操作がなされていな
い場合には、S47bに進む。一方、「はい」キーの選
択がなされた場合には、S49に進み、残り玉を貯玉に
加算更新する処理が実行される。そして、次にS51に
進む。一方、S48において「いいえ」キーが選択され
た場合には、S49の処理が実行されることなく、S5
1に進む。
【0207】S51では、景品選択終了画面が表示され
る。景品選択終了画面の表示例を図54に示す。
【0208】図54を参照して、景品交換処理が終了し
たことを遊技者に示唆させるメッセージが表示されると
ともに、景品の受渡し方法についての説明が表示され
る。
【0209】次にS52に進み、景品選択終了画面が表
示されてから所定時間が経過したか否かが判断される。
所定時間が経過していない場合には、S51に戻る。一
方、所定時間が経過した場合には、図17(a)のS1
に戻る。なお、一連の景品交換が終了した後、遊技者が
図17(a)のS2において「精算」を選択し、さらに
図19の精算処理のS15において、「返却」を選択す
れば、S18においてカードが排出されるが、このカー
ド排出のタイミングで、遊技者の選択した景品の種類と
その個数が記録された景品交換用レシートがプリンタ3
0(図4参照)より出力される。また、遊技者の選択し
た景品の種類およびその個数、遊技者の最終的な貯玉数
および最終持玉数については、前述したように、図19
のS17において、それぞれ景品情報,貯玉情報,持玉
情報として、会員カード管理コンピュータ14に送信さ
れることになる。
【0210】一方、図23のS45bにおいて、「修
正」が選択されれば、S53に進む。S53では、景品
修正画面1が表示される。景品修正画面1の表示例を図
55に示す。
【0211】図55を参照して、遊技者が既に指定した
景品個数を修正するためのテンキー、修正内容を確定す
るための「決定」キー、修正内容を再度訂正するための
「訂正」キー、景品交換自体を取止めるための「全部取
消」キーが表示されている。遊技者はテンキーを操作し
て、まず、修正すべき景品の番号を入力しなければなら
ない。たとえば、煙草Aの景品個数を修正するために
は、「1」を入力する必要がある。「1」を入力するこ
とにより、煙草Aの景品個数を修正することが可能とな
る。すなわち、破線で囲む部分に「1」が表示されれ
ば、テンキーの操作により煙草Aの現在の景品個数「1
0」を修正可能となる。
【0212】次に、S54に進み、遊技者がいずれかの
キーを選択したか否かが判断される。選択がなければS
53に戻る。一方、選択があった場合には、選択された
キーの種類に応じて、処理が分岐する。
【0213】まず、テンキーを操作して番号の入力があ
ればS55に進み、景品の選択番号が更新される。更新
後、S53に戻る。
【0214】「訂正」が選択されれば、選択番号が0に
更新された後、S53に戻る。「全部取消」が選択され
れば、S57に進み、画面表示がすべてクリアされて図
19のS14に戻る。すなわち、景品交換処理自体が取
消されることになる。
【0215】「決定」の操作があれば図24のS59に
進む。図24のS59において、景品修正画面2が表示
される。景品修正画面2の表示例を図55に示す。
【0216】図56を参照して、この表示例は、前画面
(図55参照)で、煙草Aの選択番号「1」が選択決定
された後の画面である。画面には、景品個数を新たに入
力するためのテンキーと、新たに入力した景品交換数を
確定するための「決定」キーと、テンキーで入力した景
品交換個数を訂正するための「訂正」キーと、景品交換
する景品の種類自体を取消すための「取消」キーとが表
示されている。遊技者のテンキーの操作に応じて、破線
で囲まれた表示部分の景品交換個数「10」や、景品交
換玉数の「600」、合計持玉数「400」、貯玉数
「1000」の値が変化する。
【0217】次に、S60に進み、遊技者のキー選択操
作が行なわれたか否かが判断される。選択操作が行なわ
れていない場合には、S59に戻る。一方、選択操作が
行なわれた場合には、選択されたキーの種類に応じて処
理が分岐する。
【0218】テンキーの操作が行なわれた場合には、S
61に進み、景品交換個数が更新される。また、これに
併わせて、景品交換玉数や合計持玉数、貯玉数が更新さ
れる。次にS62に進み、合計持玉数と貯玉数との合計
玉数が景品交換玉数よりも少なくないか否かが判断され
る。少なくない場合には、S59に戻る。一方、少ない
場合には、S63に進み、許容個数オーバー画面が表示
される。許容個数オーバー画面の表示例を図57に示
す。
【0219】図57を参照して、持玉数が足りない旨の
メッセージが表示される。次に、S64に進み、許容個
数オーバー画面の表示から所定時間が経過したか否かが
判断される。所定時間が経過していない場合には、S6
3に戻る。一方、所定時間が経過している場合には、S
65に進む。S65では、景品交換個数、および景品交
換玉数が0に更新される。具体的には、図56におい
て、図56において、煙草Aの景品交換個数と景品交換
玉数とが0に更新されることになる。この更新処理が終
了した後、S59に戻る。
【0220】「決定」が操作されれば、S66に進み、
修正後の景品交換個数が0個であるか否かが判断され
る。0個である場合には、S59に戻る。一方、0個で
ない場合には、図23のS44bに戻る。
【0221】「訂正」が操作されれば、S67に進み、
景品交換個数が0に更新される。なお、この更新に伴っ
て、景品交換玉数なども更新される。この更新処理が終
了した後、S59に戻る。
【0222】「取消」が操作されれば、S68に進み、
指定されている景品の選択がクリアされる。たとえば、
図56においては、煙草Aの景品交換が取消されること
になる。指定された景品がクリアされた後、図23のS
44bに戻る。
【0223】図25は、貯玉処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。まず、S69において、会員カード
処理装置9にカードが挿入されているか否かが判断され
る。カードが挿入されていない場合には、S70に進
み、メッセージ画面1を表示させる。メッセージ画面1
の表示例を図49に示す。
【0224】図49を参照して、カードが挿入されてい
ないために貯玉処理を行なうことができない旨、および
カードの挿入を促す表示がなされる。
【0225】次に、S71に進み、メッセージ画面1の
表示から所定時間が経過したか否かが判断される。所定
時間が経過していない場合には、S70に戻る。一方、
所定時間が経過している場合には、図19のS14に戻
る。
【0226】一方、S69においてカードが挿入されて
いると判断された場合には、S72に進む。S72で
は、挿入されているカードがメンバーズカード163で
あるか否かが判断される。メンバーズカード163が挿
入されていない場合には、S84に進み、メッセージ画
面2が表示される。メッセージ画面2の表示例を図60
に示す。
【0227】図60を参照して、メンバー(会員)以外
は貯玉はできない旨のメッセージが表示される。
【0228】次に、S85に進み、メッセージ画面2の
表示から所定時間が経過したか否かが判断される。所定
時間が経過していない場合には、S84に戻る。一方、
所定時間が経過している場合には、図19のS14に戻
る。
【0229】一方、S72において、メンバーズカード
163が挿入されていると判断された場合には、S73
に進む。S73では貯玉数決定画面が表示される。貯玉
数決定画面の表示例を図58に示す。
【0230】図58を参照して、遊技者の現在の最終持
玉数と合計持玉数と貯玉数とが表示されている。さら
に、画面には、新たに貯玉に変換する持玉数を指定する
ためのテンキーと、指定した貯玉数を確定するための
「決定」キーと、指定した貯玉数を修正するための「修
正」キーと、精算方法選択画面の表示(図42参照)に
移行するための「戻る」キーと、すべての持玉を貯玉に
変換するための「全部」キーとが表示されている。
【0231】次に、S74に進み、遊技者のキーの選択
操作がなされたか否かが判断される。選択操作がなされ
ていない場合には、S73に戻る。一方、選択操作がな
された場合には、選択されたキーの種類に応じて処理が
分岐する。
【0232】「テンキー」が操作されれば、S75に進
み、操作に応じて変換個数が更新される。次にS76に
進み、合計持玉数が変換個数よりも小さいか否かが判断
される。小さくない場合には、S73に戻る。一方、小
さい場合には、S77に進み、許容個数オーバー画面が
表示される。許容個数オーバー画面の表示例を図61に
示す。
【0233】図61を参照して、持玉数が足りない旨の
メッセージが表示される。次に、S78で許容個数オー
バー画面の表示から所定時間が経過したか否かが判断さ
れる。所定時間が経過していない場合には、S77に戻
る。一方、所定時間が経過している場合には、S79に
進む。S79では、追加貯玉数が0に更新される。この
更新処理の後、S73に戻る。
【0234】「決定」が操作されれば、S80に進み、
貯玉終了画面が表示される。貯玉終了画面の表示例を図
59に示す。
【0235】図59を参照して、貯玉処理が終了した旨
を示すメッセージが表示される。次にS81に進み、貯
玉終了画面の表示から所定時間が経過したか否かが判断
される。所定時間が経過していない場合には、S80に
戻る。一方、所定時間が経過している場合には、図17
のS1に戻る。
【0236】「修正」が選択されれば、S82に進み、
入力された貯玉個数が0に更新された後、S73に戻
る。
【0237】「戻る」が選択されれば、図19のS14
に戻る。「全部」が選択されれば、S83に進み、合計
持玉数がすべて貯玉数に加算更新表示される。そして、
その後、S73に戻る。
【0238】図26は、中断処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。まず、S86にいおて、カードが挿
入中であるか否かが判断される。すなわち、メンバーズ
カード163またはビジターカード164が会員カード
処理装置9に挿入されているか否かが判断される。挿入
されていない場合には、S87に進み、メッセージ画面
1が表示される。メッセージ画面1は、前述のように、
図49に示されている。
【0239】次にS88に進み、メッセージ画面の表示
から所定時間が経過したか否かが判断される。所定時間
が経過していない場合には、S87に戻る。一方、所定
時間が経過している場合には、図17(a)のS1に戻
る。
【0240】一方、S86においてカードが挿入中であ
ると判断された場合には、S89に進み、データ送信処
理が実行される。具体的には、図15に示した会員カー
ド処理装置制御用マイクロコンピュータ107から会員
カード管理コンピュータ14に遊技中断情報が送信され
る。
【0241】次にS90に進み、遊技機8での打球発射
が禁止される。具体的には、図15に示した会員カード
処理装置制御用マイクロコンピュータ107から情報表
示制御用マイクロコンピュータ103に遊技中断情報が
送信され、情報表示制御用マイクロコンピュータ103
から台管理装置11に遊技中断情報が送信され、台管理
装置11からパチンコ機制御用マイクロコンピュータ1
01に遊技操作不能動化信号が送信される。これによ
り、遊技機8の遊技が不能動化される。
【0242】次にS91に進み、会員カード処理装置9
に挿入されているメンバーズカード163またはビジタ
ーカード164が排出される。次にS92に進み、中断
画面が表示される。中断画面の表示例を図62に示す。
【0243】図62を参照して、遊技者が休息中である
旨、および他の遊技者は遊技できない旨を示すメッセー
ジが表示される。また、画面の右上方部分に、遊技中断
時点から何分経過したかが表示されている。
【0244】次に、S93に進み、会員カード処理装置
9にカードが挿入されたか否かが判断される。カードが
挿入されていない場合には、S94に進み、遊技の中断
から所定時間が経過したか否かが判断される。所定時間
が経過している場合には、後述するS99に進む。一
方、所定時間が経過していない場合には、S95に進
み、遊技中断時間の計数をカウントアップする。次にS
96に進み、画面の時間表示を1分毎に表示更新する。
表示更新の後、S92に戻る。一方、S93においてカ
ードが挿入されていると判断された場合には、S97に
進み、データの照合が行なわれる。具体的には、会員カ
ード処理装置9に記憶されているカード識別情報と挿入
されたカードのカード識別情報とが一致するか否かが判
断される。次にS98に進み、データが一致していない
と判断された場合には、S100に進む。S100で
は、挿入されたカードの排出処理が行なわれる。カード
の排出処理がなされた後、S92に戻る。一方、S98
において、データが一致していると判断された場合に
は、S99に進む。S99では、遊技機8の打玉発射禁
止を解除する制御が行なわれる。具体的には、図15に
おいて、会員カード処理装置制御用マイクロコンピュー
タ107から情報表示制御用マイクロコンピュータ10
3に中断解除情報が送信され、情報表示制御用マイクロ
コンピュータ103から台管理装置11に中断解除情報
が送信され、台管理装置11からパチンコ機制御用マイ
クロコンピュータ101に不能動化解除信号が送信され
る。これにより、遊技機8の遊技不能動化状態が解除さ
れる。なお、会員カード処理装置制御用マイクロコンピ
ュータ107は、会員カード管理コンピュータ14へ中
断解除情報を送信する。
【0245】S99の処理が終了した後、図17(a)
のS1に戻る。図27,図28は、全台情報の表示処理
に関するフローチャートである。まず、S101におい
て、会員カード処理装置9にカードが挿入中であるか否
かが判断される。カードが挿入されていない場合には、
S102に進み、メッセージ画面1が表示される。メッ
セージ画面1の表示例は前述したように図49に示され
ている。次にS103に進み、メッセージ画面1の表示
から所定時間が経過したか否かが判断される。所定時間
が経過していない場合には、S102に戻る。一方、所
定時間が経過している場合には、図17(a)のS1に
戻る。
【0246】S101において、カードが挿入中である
と判断された場合には、S104に進む。S104で
は、挿入されているカードがメンバーズカード163で
あるか否かが判断される。メンバーズカード163では
ない場合には、S105に進む。S105では、メッセ
ージ画面2が表示される。メッセージ画面2は、前述し
たように、図60に示されている。次にS106に進
み、メッセージ画面2の表示から所定時間が経過したか
否かが判断される。所定時間が経過していない場合に
は、S105に戻る。一方、所定時間が経過している場
合には、図17(a)のS1に戻る。
【0247】S104ではメンバーズカード163が挿
入されていると判断された場合には、S107に進む。
S107では、機種選択画面1が表示される。機種選択
画面1の表示例を図63に示す。
【0248】図63を参照して、遊技場1に設置されて
いる遊技機を機種別に分類した選択キーが表示されてい
る。また、「次頁」キーは、機種Hに後続する機種I,
機種J,…のキーを表示させるための選択キーである。
また、「戻る」キーは、図39に示す初期画面に表示を
切換えるために使用するキーである。
【0249】次に、S108に進み、いずれかのキーが
選択されたか否かが判断される。キーの選択がなされて
いない場合には、S107に戻る。一方、キーの選択が
なされた場合には、選択されたキーの種類に応じて処理
が分岐する。
【0250】「戻る」が選択された場合には、図17
(a)のS1に戻る。「次頁」が選択された場合には、
S111に進み、機種選択画面2が表示される。なお、
機種選択画面2の表示例の図示は省略する。次に、S1
12に進み、キーの選択操作がなされたか否かが判断さ
れる。選択がなされていない場合には、S111に戻
る。一方、「前頁」の選択があった場合には、S107
に戻る。また、いずれかの機種キーI,J,…が選択さ
れた場合には、後述するS109に進む。
【0251】S108またはS112において、いずれ
かの機種キーが選択された場合には、S109に進む。
S109では、大当り回数画面1が表示される。当日の
大当り回数画面1の表示例を図64に示す。
【0252】図64を参照して、各遊技機の台番毎の大
当り回数が表示されている。たとえば、1番台では、1
日に10回大当りが発生していることが確認できる。ま
た、画面の下方には、遊技者の操作可能な複数種類のキ
ーが表示されている。「当日」キーは、図64に示す大
当り回数画面1として、操作当日のデータを表示させる
ためのキーである。「前日」は、大当り回数画面1とし
て、操作前日のデータを表示させるためのキーである。
「前々日」は、大当り回数画面1として、操作前々日の
データを表示させるためのキーである。「台指定」は、
遊技機の台番を指定するとともに指定した遊技機の差玉
の変化推移をグラフ表示させるためのキーである。「次
頁」は、1画面では表示しきれない他の台番の大当り回
数を表示させるべく、頁を進めるためのキーである。
「戻る」は、図63に示した機種選択画面1の画面表示
に戻るためのキーである。「プリント」は、表示されて
いる画面をプリントアウトするためのキーである。
【0253】次に、S110に進み、いずれかのキーが
選択されたか否かが判断される。選択がない場合には、
S109に戻る。一方、選択があった場合には、選択さ
れたキーの種類に応じて処理が分岐する。
【0254】「当日」が選択されれば、図28(a)に
おいて、図27のS109に戻る処理が実行される。
【0255】「前日」が選択されれば、図28(a)の
S113に進む。そして、大当り回数画面1として、操
作前日のデータが表示される。なお、この表示フォーマ
ットは先に説明した図64と同様であるので、図示およ
び説明を省略する。大当り回数画面1が表示された後、
図27のS109に戻る。
【0256】「前々日」が選択されれば、図28(a)
のS114に進む。S114では、大当り回数画面1と
して、操作前々日のデータが表示される。なお、この表
示フォーマットは、先に説明した図64の大当り回数画
面1と同様であるので、その図示および説明を省略す
る。この大当り回数画面1が表示された後、図27のS
109に処理が戻る。
【0257】「プリント」が選択されれば、図28
(a)のS120に進む。S120では、表示画面を出
力する処理が実行される。これにより、情報開示装置1
0のプリンタ30から表示画面がプリントアウトされ
る。画面の出力処理が終了した後、図27のS109に
戻る。
【0258】「戻る」が選択されれば、図28(a)に
おいて、図27のS107に戻る処理が実行される。
【0259】「次頁」が選択されれば、図28(a)の
S115に進み、大当り回数画面2が表示される。
【0260】大当り回数画面2は、たとえば先に説明し
た図64の表示フォーマットにおいて、11番台以降の
遊技機の大当り回数が表示された画面である。したがっ
て、図64に例示した表示画面と同様の各種キーが表示
されている。ここでは、その図示を省略する。次に、S
116に進み、キーの選択操作がなされたか否かが判断
される。キーの選択操作がなされていない場合には、S
115に戻る。一方、選択操作がなされている場合に
は、そのキーの選択に応じた処理が実行される。
【0261】「当日」が選択されれば、S115に戻
る。「前日」が選択操作されれば、S117に進み、大
当り回数画面2として操作前日のデータが表示された
後、処理がS115に戻る。
【0262】「前々日」が選択されれば、S118に進
み、大当り回数画面2として操作前々日のデータが表示
された後、処理がS115に戻る。
【0263】「前ページ」が選択されれば、図27のS
109に戻る。「プリント」が選択されれば、S119
に進み、その表示画面を出力する処理が実行された後、
S115に進む。
【0264】「戻る」が選択されれば、図27のS10
7に戻る。一方、S116において「台指定」が選択さ
れた場合、または、図27のS110において「台指
定」が選択された場合には、処理が図28(b)のS1
21に進む。S121では、「台指定」キーにより選択
指定された台番の遊技機に関し、その差玉の変化推移を
表わすグラフ画面が表示される。なお、「台指定」キー
が操作された画面が当日の大当り回数を表示する画面で
ある場合には、当日の差玉の推移を表わすグラフ画面が
表示される。また、前日の大当り回数を表示する画面で
あった場合には、前日の差玉の推移を表わすグラフ画面
が表示される。さらに、前々日の大当り回数を表示する
画面であった場合には、前々日の差玉の推移を表わすグ
ラフ画面が表示されることになる。このグラフ画面の表
示例を図65に示す。
【0265】図65を参照して、たとえば、機種Aの1
番台の遊技機に関する差玉の推移が表示されている。グ
ラフの下方には、複数種類のキーが表示されている。
「当日」は、当日の1番台の遊技機に関する差玉の推移
を表示させるためのキーである。「前日」は、前日の差
玉の推移を表示させるためのキーである。「前々日」
は、前々日の差玉の推移を表示させるためのキーであ
る。「戻る」は、大当り回数画面1の表示に戻るための
キーである。「プリント」は、表示画面をプリントアウ
トするためのキーである。
【0266】次に、S122に進み、キー選択操作が行
なわれたか否かが判断される。選択がない場合には、S
121に戻る。一方、選択があった場合には、選択され
たキーの種類に応じて処理が分岐する。
【0267】「当日」が選択された場合には、S121
に戻る。「前日」が選択された場合には、S123に進
み、前日のグラフ画面が表示される。そして処理がS1
21に戻る。
【0268】「前々日」が選択された場合には、S12
4に進み、前々日のグラフ画面が表示される。そして処
理がS121に戻る。
【0269】「プリント」が選択された場合には、S1
25に進み、その画面を出力するための処理が実行され
る。これにより、情報開示装置10のプリンタ30から
表示画面がプリントアウトされる。出力処理の後、処理
がS121に戻る。
【0270】「戻る」が選択されれば、図27のS10
9に処理が戻る。図29は、データ出力処理の処理手順
を示すフローチャートである。まず、S126におい
て、データ出力画面が表示される。データ出力画面の表
示例を図66に示す。
【0271】図66を参照して、携帯データ器(携帯用
情報開示装置)74の受信準備を促すメッセージが表示
されている。また、画面の下方には、2種類の選択操作
可能なキーが表示されている。「確認」は、データの受
信を行なう際に操作するためのキーである。「戻る」
は、図17(a)のS1において説明した初期画面に戻
るためのキーである。
【0272】次に、S127に進み、キーの選択がなさ
れたか否かが判断される。選択がなされていない場合に
は、S126に戻る。一方、選択があった場合には、そ
の選択キーの種類に応じて、処理が分岐する。
【0273】「戻る」が選択された場合には、図17
(a)のS1に処理が戻る。「確認」が選択された場合
には、S128に進み、データ送信が実行される。具体
的には、情報開示装置10の情報出力部32よりデータ
が出力される。次にS129に進み、データ送信画面が
表示される。データ送信画面の表示例を図67に示す。
【0274】図67を参照して、遊技者に対してデータ
送信中である旨のメッセージが表示されている。
【0275】次に、S130に進み、すべてのデータ送
信が終了したか否かが判断され、終了していない場合に
は、S128に戻る。一方、すべてのデータ送信が終了
している場合には、S131に進む。S131では、デ
ータ送信終了画面が表示される。データ送信終了画面の
表示例を図68に示す。
【0276】図68を参照して、遊技者にデータ送信が
終了した旨のメッセージが表示されている。
【0277】S131の表示処理が終了した後、図17
(a)のS1に戻る。図30は、機能説明処理の処理手
順を示すフローチャートである。まず、S132におい
て、機能説明画面が表示される。機能説明画面の表示例
が前述の図40に示されている。
【0278】次にS133に進み、「戻る」が押圧操作
されたか否かが判断される。押圧操作された場合には、
図17(a)のS1に戻る。一方、押圧操作されていな
い場合には、S134に進み、すべての機能の説明が終
了したか否かが判断される。すべての機能の説明が終了
していない場合には、S132に戻る。一方、すべての
機能説明が終了している場合には、図17(a)のS1
に戻る。
【0279】図31は、テレビ放送表示の処理手順を示
すフローチャートである。まず、S135において、映
像受信画面が表示される。映像受信画面の表示例を図6
9に示す。
【0280】図69を参照して、その図示を省略してい
るが、画面には所定のテレビ番組が表示されている。ま
た、その音声情報が情報開示装置10のイヤホン端子2
6(図4参照)に出力されている。さらに画面には、音
量調節用のキーとチャンネル選択用のキーが設けられて
いる。「戻る」は、図39に示した初期画面に戻るため
のキーである。
【0281】次に、S136に進み、キー操作が行なわ
れたか否かが判断される。キーの選択操作が行なわれて
いない場合には、S135に戻る。一方、キーの選択操
作が行なわれた場合には、選択されたキーの種類に応じ
て処理が分岐する。
【0282】「音量」の「−」が選択された場合には、
S137に進み、音量が下げられる。次に、S135に
戻る。
【0283】「音量」の「+」が操作された場合には、
S138に進み、音量が上げられる。次に、S135に
戻る。
【0284】「チャンネル」の「−」が操作された場合
には、S139に進み、チャンネルが1つ下位に調整さ
れる。その後、S135に戻る。
【0285】「チャンネル」の「+」が操作されれば、
S140に進み、チャンネルが1つ上位に調整される。
次に、S135に戻る。
【0286】「戻る」が操作されれば、図17(a)の
S1に戻る。図32は、共通カード販売機5の処理手順
を示すフローチャートである。まず、SA1において、
販売可能な状態であるか否かが判断される。何らかのト
ラブルにより、販売が不可能である場合には、SA2に
進み、中止表示器155(図9参照)が点灯して中止表
示が行なわれた後、SA1に戻る。一方、販売可能状態
である場合には、SA3に進む。そして、販売中表示器
154を点灯して販売中である旨の表示がなされる。次
にSA4に進み、すでに売り切れている共通カードがな
いか否かが判断される。売切れている共通カードがある
場合には、SA5に進み、売切れている共通カードの種
類に応じてそれぞれ売切れ表示器151a〜151eが
点灯表示される。そして、SA6に進む。一方、売切れ
ている共通カードが存在しない場合には、そのままSA
6に進む。
【0287】SA6では、紙幣の投入があったか否かが
判断される。投入がない場合には、SA6の判断が繰返
し実行されている。一方、紙幣の投入があった場合に
は、SA7に進む。SA7では、投入された紙幣が正規
のものであるか否かが判断される。正規のものでない場
合には、SA8に進み、紙幣が返却された後、SA6に
戻る。一方、紙幣が正規のものである場合には、SA9
に進み、紙幣に対応した金額を記憶する。次にSA10
に進みその金額を金額表示部152(図9参照)に表示
させる。次にSA11に進み、カード選択ボタン150
a〜150eが押圧操作されたか否かが判断される。操
作されていない場合には、SA11に戻り、押圧操作さ
れるまで繰返しSA11の処理が実行される。一方、カ
ード選択ボタンが押圧された場合には、SA12に進
む。そして、押圧されたカード選択ボタンに対応する共
通カードは売切れであるか否かが判断される。売切れて
いる場合には、SA11に戻る。一方、売切れていない
場合には、SA13に進む。SA13では、投入金額が
選択されている共通カードの額面よりも小さくないか否
かが判断される。小さい場合には、SA11に戻る。一
方、小さくない場合には、SA14に進む。SA14で
は、取消ボタン153(図9参照)が押圧操作されたか
否かが判断される。押圧操作された場合には、SA11
に戻る。一方、押圧操作されていない場合には、SA1
5に進む。SA15では、対応する共通カードをカード
払出口158(図9参照)より排出する処理が実行され
る。次にSA16に進み、釣銭があるか否かが判断され
る。ない場合には、SA1に戻る。一方、釣銭がある場
合には、SA17に進む。SA17では、釣銭払出口1
60より釣銭を払出す処理が実行される。そのしてその
後、SA1に戻る。なお、共通カードの排出とともに、
共通カード販売情報がホール用管理コンピュータ13お
よび共通カード管理センター2へ送信される。
【0288】図33,図34(a),図34(b)は、
景品処理装置15(図10参照)におけるカード精算の
処理手順を示すフローチャートである。まず、SB1に
おいてカード精算の機能にトラブルが生じていないか否
か、すなわち本機が使用可能であるか否かが判断され
る。使用可能でない場合には、SB2に進み、中止表示
器135(図10参照)を点灯表示させて中止表示す
る。一方、使用可能である場合には、SB3に進む。そ
して、カードが挿入されたか否かが繰返し継続して判断
される。カードが挿入されればSB4に進み、カードに
記録されているデータが読込まれる。次にSB5に進
み、挿入されたカードがメンバーズカード163である
か否かが判断される。メンバーズカード163でない場
合には、SB6に進み、ビジタカード164であるか否
かが判断される。ビジタカード164でない場合には、
SB7に進み、カードが排出された後、SB1に戻る。
【0289】一方、SB6において、ビジタカード16
4であると判断された場合には、SB8に進み、有効期
限内であるか否かが判断される。すなわち、ビジタカー
ド164が当日、遊技場1から遊技者に手渡されたもの
であるか否かが判断される。この判断は、たとえば、カ
ードに記録されているカード識別情報に基づいて行なわ
れる。有効期限内でない場合には、SB9に進み、表示
部130(図10参照)に有効期限外表示を行なう。次
にSB10に進み、カードを排出する。そして次にSB
1に戻る。
【0290】一方、SB5の判断において、メンバーズ
カード163であると判断された場合には、SB11に
進む。そして、表示部130(図10参照)に暗証番号
の入力を促すメッセージが表示されるとともに暗証番号
が入力されたか否かが判断される。そして、暗証番号の
入力がなされるまで、SB11の処理が繰返し実行され
る。
【0291】一方、SB11において暗証番号の入力が
あった場合、またはSB8において有効期限内であると
判断された場合には、SB12に進む。SB12では、
データ送信処理が実行される。具体的には、カードの識
別番号、およびメンバーズカード163が挿入されてい
る場合にはSB11で入力された暗証番号が景品処理装
置15から共通カード管理コンピュータ14へ送信され
る。これらのデータを受信した会員カード管理コンピュ
ータ14は、予め記憶しているカード識別番号との照合
を行なう。なお、暗証番号が送信されている場合には、
暗証番号の照合も行なう。照合の結果、データが一致す
る場合には、そのカードに対応して会員カード管理コン
ピュータ14に予め記憶されている貯玉情報や持玉情報
を照合結果一致情報とともに景品処理装置15へ送信す
る。また、照合の結果、データが一致しない場合には、
照合不一致情報を景品処理装置15へ送信する。
【0292】次にSB13に進み、会員カード管理コン
ピュータ14から送信されたデータを受信する。次にS
B14に進み、データに異常がないか否かが判断され
る。すなわち、照合結果一致情報が受信されたか否か、
照合結果一致情報が受信されている場合には貯玉情報な
ども併せて受信されているか否かが判断される。データ
に異常がある場合には、SB15に進む。そして、暗証
番号のみに異常が発生しているか否かが判断される。暗
証番号のほかにも異常が発生している場合には、SB1
6に進む。SB16では、表示部130に異常の発生を
報知する画面が表示される。次にSB17に進み、景品
処理装置15が使用不能状態に制御される。そして、S
B1に戻る。
【0293】一方、SB15におてい暗証番号のみ異常
であると判断された場合には、図34(b)のSB26
に進む。SB26では、カウンタNの値が加算更新され
る。なお、カウンタNの初期値は0である。次にSB2
7に進み、カウンタNの値が2よりも大きいか否かが判
断される。2よりも大きくない場合には、SB30に進
み、再度遊技者に暗証番号の入力の機会が付与され、暗
証番号が入力されたか否かが判断される。暗証番号が入
力されればSB31に進み、再度、暗証番号の照合処理
が実行される。暗証番号の照合処理の結果、一致してい
ない場合には、SB26に戻る。一方、一致している場
合には、後述する図33のSB18に進む。
【0294】さらに、SB27において、カウンタNの
値が2よりも大きいと判断された場合には、SB28に
進み、表示部130に異常発生を報知する表示がなされ
る。次にSB29に進み、景品処理装置15が使用不能
状態に制御される。次に図33のSB1に戻る。
【0295】一方、図33のSB14において、データ
に異常がないと判断された場合には、SB18に進む。
SB18では、会員カード管理コンピュータ14より受
信した情報に基づいて玉数および換金額が表示される。
次にSB19に進み、取消ボタン133(図10参照)
が押圧操作されたか否かが判断される。押圧された場合
には、SB20に進み、カード挿入口136に挿入され
ているカードが排出される。そして、SB1に戻る。一
方、押圧操作されていない場合には、SB21に進み、
確認ボタン132(図10参照)が押圧操作されたか否
かが判断される。そして、確認ボタン132が押圧され
るまで、この処理が繰返し実行される。確認ボタン13
2が押圧されれば、SB22に進む。そして、遊技者の
合計持玉数などに対応する額面の共通カードが共通カー
ド払出口137より払出される。次に図34(a)のS
B23に進み、データ送信処理が実行される。具体的に
は、共通カードの払出に伴って遊技者の合計持玉数など
が減算更新されるが、その減算更新後の持玉情報、貯玉
情報が会員カード管理コンピュータ14に送信される。
また、払出された共通カードの額面を特定可能な共通カ
ード交換情報が共通カード管理センター2へ送信され
る。次にSB24に進み、カード挿入口136に挿入さ
れていたメンバーズカード163またはビジタカード1
64が排出される。そして、その後、図33のSB1に
戻る。
【0296】図35は、図15に示した会員カード処理
装置制御用マイクロコンピュータ107が実行する持点
更新制御の処理手順を示すフローチャートである。ま
ず、SD1において、持点更新タイミングであるか否か
が判断される。持点更新タイミングでない場合には、そ
のまま処理が終了する。一方、持点更新タイミングであ
る場合には、SD2に進む。SD2では、パチンコ機制
御用マイクロコンピュータ101(図15参照)に持点
情報出力指令信号が出力される。次にSD3に進み、パ
チンコ機制御用マイクロコンピュータ101から持点情
報が入力されたか否かが判断される。そして入力がある
まで繰返しこの処理が実行される。次にSD4に進み、
持点情報を更新する。具体的には、会員カード処理装置
制御用マイクロコンピュータ107(図16参照)内の
RAM128に記憶されている持点情報が更新される。
持点情報が更新された後、処理が終了する。
【0297】図36は、会員カード処理装置制御用マイ
クロコンピュータ107(図16参照)が行なう停電検
知処理の処理手順を示すフローチャートである。まず、
SD5において、停電が検知されたか否かが判断され
る。具体的には、停電検知回路126(図16参照)か
ら停電検知信号が入力されたか否かが判断される。停電
が検知されない場合には、そのまま処理が終了する。一
方、停電が検知された場合には、SD6に進む。SD6
では、光通信制御以外の処理が停止される。そしてその
後、処理が終了する。
【0298】図37は、会員カード処理装置制御用マイ
クロコンピュータ107(図16参照)が実行する光通
信制御の処理手順を示すフローチャートである。まず、
SD7において、携帯用レシート発行装置80(図16
参照)より持点情報出力要求信号が入力されたか否かが
判断される。入力のない場合には、そのまま処理が終了
する。一方、持点情報出力要求信号の入力があった場合
には、SD8に進む。SD8では、会員カード処理装置
制御用マイクロコンピュータ107内のRAM128に
記憶されている持点情報のほか、会員カード処理装置9
に挿入されているカードのカード識別情報、遊技機8を
特定するためのユニット情報が光通信部33に出力され
る。次にSD9に進み、通信結果確認用情報が携帯用レ
シート発行装置80より入力されたか否かが判断され
る。入力のない場合には、SD10に進み、所定時間が
経過したか否かが判断される。所定時間が経過していな
い場合には、SD9に戻る。一方、所定時間が経過して
いる場合には、SD14に進む。SD14では、通信失
敗情報が光通信部33に出力される。そしてその後、処
理が終了する。
【0299】一方、SD9において通信結果確認用情報
が入力された場合には、SD11に進む。SD11で
は、出力した持点情報と入力された持点情報とが比較さ
れる。次にSD12に進み、情報が一致するか否かが確
認される。そして、情報が一致しない場合には、前述の
SD14に進む。一方、情報が一致する場合には、SD
13に進む。そして、通信成功情報を光通信部33に出
力した後、処理が終了する。
【0300】図38は、携帯用レシート発行装置80
(図16参照)が実行する、光通信・印字制御の処理手
順を示すフローチャートである。まず、SC1におい
て、受信印字スイッチ85(図16参照)の操作が行な
われたか否かが判断される。操作のない場合には、その
まま処理が終了する。一方、操作があった場合には、S
C2に進む。SC2では、持点情報出力要求信号が光通
信部87に出力される。次にSC3に進み、会員カード
処理装置9から持点情報などが入力されたか否かが判断
される。入力のない場合には、SC4に進み、所定時間
が経過したか否かが判断される。所定時間が経過してい
ない場合には、SC3に戻る。一方、所定時間が経過し
ている場合には、SC5に進み、通信エラー表示を表示
部82(図16参照)に表示させた後、処理が終了す
る。一方、SC3において、持点情報などの入力が在っ
た場合には、SC6に進む。SC6では、入力された持
点情報などが暫定的に記憶される。次にSC7に進み、
入力された情報が通信結果確認用情報として光通信部8
7から出力される。次にSC8に進み、通信結果情報が
入力されたか否かが判断される。入力のない場合には、
SC9に進み、所定時間が経過したか否かかが判断され
る。所定時間が経過していない場合には、SC8に戻
る。一方、所定時間が経過している場合には、SC10
に進み、通信エラー表示を表示部82に行なった後、処
理を終了する。
【0301】一方、SC8において通信結果情報の入力
があった場合には、SC11に進む。SC11では、入
力された情報が通信成功情報であるか否かが判断され
る。通信成功情報でない場合には、SC15に進み、暫
定的に記憶しておいた情報が破棄される。次にSC16
に進み、表示部82に通信エラー表示を行なった後、処
理を終了する。
【0302】一方、SC11において通信成功情報であ
ると判断された場合には、SC12に進む。SC12で
は、暫定的に記憶しておいた情報が正規の情報として記
憶される。次にSC13に進み、入力情報が表示部82
に表示される。次にSC14に進み、入力情報が印字機
構123(図16参照)により印字出力される。そして
その後、処理が終了する。
【0303】次に、以上説明した発明の実施形態につい
ての特徴点や変形例を以下に列挙する。
【0304】(1) 共通カード販売機5,共通カード
処理機7,共通カード払出機16,共通カード買取機1
8,共通カード管理センタ2において、取扱われるカー
ドは、全国どこの遊技場でも使用可能な共通カードであ
る。しかしながら、共通カードに代えて、いわゆるハウ
スカードにより、図1に示したようなシステムを構成し
てもよい。この場合には、図1に示した共通カード管理
センターには、特定の遊技場1のみで使用されたハウス
カードの管理を行なうように構成することになる。しか
しながら、ハウスカードの一部の記録情報を全国で統一
して、その統一された情報に基づいて、共通カード管理
センター2が複数の遊技場を管理できるように構成して
もよい。
【0305】(2) 図1において、会員カード管理コ
ンピュータ14を設置することなく、直接、会員カード
管理センター3へ情報が遊技場1から送信されるように
構成してもよい。
【0306】(3) 停電などの異常状態が継続して、
遊技の再開が不可能となった場合には、遊技者の獲得し
た持点が携帯用レシート発行装置80より出力可能に構
成した。しかしながら、携帯用レシート発行装置80か
ら出力されるのに代えて、各遊技機8毎に設けられてい
る情報開示装置10のプリンタ30から各々出力される
ように構成してもよい。
【0307】(4) メンバーズカード163およびビ
ジタカード164には、カード識別情報のみが記録され
ており、持玉情報や貯玉情報は記録されないように構成
した。しかしながら、これに代えて、メンバーズカード
163やビジタカード164にも、貯玉情報や持玉情報
が記録されるように構成してもよい。
【0308】(5) 図62において、遊技者が遊技を
中断してから経過した時間が画面上に表示されるように
構成した。しかしながら、これに代えて、遊技を中断し
た時点で予め定められた時間が画面に表示されるように
して、時間の経過とともにその表示されている時間が減
算更新表示されるように構成してもよい。これにより、
他の遊技者は、後何分たてば当該遊技機で遊技を行なう
ことが可能となるかが判断できる。
【0309】(6) ビジターカード164に関し、既
に会員登録が終了してメンバーズカード163が手渡さ
れている遊技者と、会員の登録を行なっていない遊技者
とでは、それぞれ異なる種類のビジターカード164が
遊技場1より遊技者に貸出されるように構成してもよ
い。すなわち、メンバーズカード163を遊技場1に持
って来るのを忘れた遊技者に貸出されるビジターカード
164と、会員登録を行なっていない遊技者に貸出され
るビジターカード164とが異なるように構成するので
ある。このように構成することにより、遊技場1で遊技
を行なう遊技者のうち、会員登録を行なっていない遊技
者の延べ人数を把握できる。これにより、たとえば、メ
ンバーズカード163の遊技者にとっての利用価値の程
度などを把握することができる。そして、この情報に基
づいて、会員へのサービスを拡大したり、あるいは縮小
させるなどして、会員数の増大を図るための適度なサー
ビスを行なうことができる。
【0310】(7) 本実施形態においては、会員登録
を行なった者に発行されたメンバーズカード163のみ
ならず、会員以外の者あるいはメンバーズカード163
を自宅などに置き忘れた者に貸与されるビジターカード
164を使用した遊技も可能である。しかしながら、こ
のような運用形態に代えて、会員登録を行なった者のみ
が遊技機8で遊技可能であるように構成してもよい。す
なわち、メンバーズカード163を利用する場合に限っ
て、遊技が可能であるように構成してもよい。
【0311】(8) 本実施形態の特徴の1つは、遊技
者が遊技を行なったその場所で貯玉処理を行なえる点に
ある。これにより、遊技者は、遊技で獲得した持点を遊
技場に貯玉として預けることができ、また、既に遊技場
預かりの貯玉を保有する遊技者は、その貯玉に対して持
点を加算更新することができる。さらに、遊技者はその
貯玉を利用して遊技を行なったその場所で景品交換の処
理を行なうことも可能であり、この場合には、貯玉の減
算更新が行なわれることになる。
【0312】なお、遊技を終えた遊技者が自己の持点を
貯玉として処理しない場合(本実施形態ではビジターカ
ード164利用の場合には貯玉処理はできない)でも、
その持点は持玉情報として会員カード管理コンピュータ
14に記憶される。そして、再遊技の際にはその持玉を
使用した遊技が可能であり、遊技状況に応じてその持玉
数が減産更新され、あるいは加算更新されることにな
る。
【0313】しかしながら、このような持玉処理はあく
までも遊技者が遊技当日に保有している持玉に基づいて
行なわれる点において、先の貯玉処理とはその処理内容
が異なっている。すなわち、遊技者が保有している持玉
は当日限り有効であり、日が変われば無効とされるので
ある。したがって、持玉を用いた再遊技も持玉を保有し
た当日に限ってのみ可能である。
【0314】一方、先の貯玉処理によれば遊技行為当日
のみならず前日において獲得した持点を累積的に保管で
きる。したがって、メンバーズカード163を利用して
遊技を行なう遊技者は、1日の遊技を最終的に終了する
際には、自己の獲得している持点のすべてを景品として
使用する場合を除き、当該持点を貯玉として処理する必
要がある。そして、この貯玉処理が、本実施形態によれ
ば遊技を行なったその場所で会員カード処理装置9を利
用して行なえるのである。
【0315】(9) 図1に示した会員カード処理装置
9,情報開示装置10により、遊技者によって遊技が行
なわれる遊技機に対応して設けられる遊技用装置が構成
されている。また、遊技機8により、前記遊技機が構成
されている。
【0316】図4に示したメンバーズカード163によ
り、所定の会員に発行された会員用記録媒体が構成され
ている。また、図4に示したビジターカード164によ
り、会員用記録媒体以外の記録媒体であって臨時に発行
された臨時用記録媒体が構成されている。
【0317】会員カード処理装置9により、所定の会員
に配布された会員用記録媒体と該会員用記録媒体以外の
記録媒体であって臨時に発行された臨時用記録媒体とを
処理可能な記録媒体処理手段が構成されている。
【0318】図4に示したメンバーズカード163また
はビジターカード164に予め記録されているカード識
別情報により、有価価値を特定可能な情報が記録された
前記会員用記録媒体の記録情報または有価価値を特定可
能な情報が記録された前記臨時用記録媒体の記録情報が
構成されている。
【0319】図15に示した会員カード処理装置制御用
マイクロコンピュータ109およびカードリーダライタ
173により、有価価値を特定可能な情報が記録された
前記会員用記録媒体の記録情報と、有価価値を特定可能
な情報が記録された前記臨時用記録媒体の記録情報とを
読取る記録媒体読取手段が構成されている。
【0320】図15に示した会員カード処理装置制御用
マイクロコンピュータ107により、前記会員用記録媒
体の記録情報により特定される前記有価価値および前記
臨時用記録媒体の記録情報により特定される前記有価価
値を管理する記録媒体管理装置と通信する通信手段が構
成されている。
【0321】遊技機8での遊技における遊技者の持点に
より、前記遊技機による遊技の結果としての遊技結果価
値が構成されている。また、図42などに示す貯玉数に
より、前記記録媒体読取手段が読取った記録情報により
特定される有価価値が構成されている。さらに、図1に
示した会員カード処理装置9および図25に示したフロ
ーチャートにより、前記遊技機による遊技の結果として
の遊技結果価値を、前記記録媒体読取手段が読取った記
録情報により特定される有価価値に対し加算更新する価
値更新手段が構成されている。
【0322】さらに、図25に示したフローチャートの
S72のステップにより、前記記録媒体読取手段が読取
った記録情報が前記臨時用記録媒体の記録情報であった
場合には、前記遊技結果価値の前記有価価値への加算処
理を行なわない前記価値更新手段の処理手順が構成され
ている。また、図19に示したフローチャートのS17
Bにより、前記記録媒体読取手段が読取った記録情報が
前記臨時用記録媒体の記録情報であった場合には、加算
された遊技結果価値の使用を当日限りに限定するという
条件付で前記遊技結果価値の前記有価価値への加算処理
を行なう前記価値更新手段が構成されている。図19の
S17Aにおいて、遊技者がビジターカード164を利
用して遊技をしている場合に獲得した持点は、当日限り
有効とされる持玉として取扱われ、その持玉数を特定す
る持玉情報が会員カード処理装置9から会員カード管理
コンピュータ14へ送信されるのである。なお、この場
合の前記有価価値は、前記持玉数により構成されてい
る。
【0323】図1に示した情報開示装置10により、遊
技機に関する情報を表示可能な情報表示手段が構成され
ている。また、図27に示したフローチャートにより、
前記会員用記録媒体の使用に伴って情報を表示する場合
には、前記臨時用記録媒体の使用に伴って表示される情
報よりも多くの情報を表示する前記情報表示手段が構成
されている。
【0324】(10) 本実施の形態では、メンバーズ
カード163をICカードに磁気テープを加えたもの
(磁気カード併用)で構成しビジターカード164を磁
気カードで構成したが、それ以外として、メンバーズカ
ード163をICカードと磁気テープで構成する代わり
にメモリカード(ICメモリカートリッジ)等のCPU
を有しないカードと磁気テープで構成してもよく、さら
には、光カード(光ディスクメモリを利用するカード)
と磁気テープで構成してもよい。さらに、ビジターカー
ド164を構成する磁気カードの材質は、PETでもよ
くまた紙でもよく、材質は何でもよい。さらに、ビジタ
ーカード164も、ICカード,メモリカード,感熱カ
ード,光カード(光ディスクメモリを利用するカー
ド),光磁気カード等で構成してもよい。さらに、ビジ
ターカード164は、ヒューズ的なものを内蔵したカー
ドで構成してもよい。このヒューズ的なものを内蔵した
カードは、たとえば前記合計持玉181を記録する領域
を複数形成し、遊技者が遊技結果としての価値を獲得す
る毎にその複数の領域に合計持玉を順次書込んでいき、
当該ビジターカード164が景品交換等に用いられるた
びに、その景品交換額に相当する合計持玉を記憶してい
る領域(複数の領域に記憶されている合計持玉の和が前
記景品交換額になる場合にはその複数の領域)へのアク
セスができないようになり、合計持玉を使用しつくして
すべての領域がアクセスできなくなった段階で使用済と
なるようなものである。
【0325】また、前述の場合、メンバーズカード16
3をICカードと感熱カードとの併用で構成し、ビジタ
ーカード164を感熱カードで構成する等のように、要
は記録容量が多く比較的値段の高いカードがメンバーズ
カードでそれより記録容量が少なく安価なカードがビジ
ターカードであれば何でもよい。つまり、メンバーズカ
ードは併用タイプとする場合その組合せはいずれのもの
でもよく、ビジターカードはそれよりも記録容量が少な
く比較的安いもので構成されていればよい。
【0326】さらに、本実施の形態ではメンバーズカー
ドがICカードと磁気カードとの併用で構成したが、こ
れに限らず、メンバーズカード163をICカードのみ
(磁気記録部のないもの)で構成し、ビジターカード1
64が磁気カードで構成されたものであってもよいし、
メンバーズカード163をメモリカードのみ、光カード
のみというように構成してもよいし、ビジターカード1
64を感熱カードやメモリカードで構成してもよい。
【0327】この組合せにおいても、これらに限らずメ
ンバーズカード163よりビジターカード164の方が
記録容量が少なく安価なものであればよい。
【0328】さらに、図4に示したように、メンバーズ
カード163とビジターカード164とがともに共通の
カード挿入・排出口29に挿入されるものを説明した
が、その代わりに、メンバーズカード163とビジター
カード164とを別々のカード挿入口に挿入して別々の
処理装置で処理するようにしてもよい。さらに、カード
の処理装置は情報開示装置10と一体でなくてもよく、
単体で設けてもよく、さらには、遊技機と一体的に設け
てもよい。
【0329】図5,図6に示したメンバーズカード16
3に記録されているカード情報とビジターカード164
に記録されているカード情報とは、それぞれ書込む順番
や書込フォーマットを変えてもよく、またデータ変換方
法を変えてもよい。さらに、メンバーズカード163の
磁気記録部176と接続端子部170aとがカードの同
一平面上にともに設けられていてもよい。さらに、接続
端子部170aを設ける代わりに、光あるいは磁気ある
いは電波等の情報伝達媒体を利用して外部機器との情報
の送受信を行なういわゆる非接触型のカードでメンバー
ズカード163を構成してもよい。
【0330】(11) メンバーズカード163の磁気
記録部176あるいはEEPROM175に、プレミア
を記録させるようにしてもよい。たとえば、当該遊技場
においてカードの残高の使用額が所定額に達すれば最終
持玉あるいは合計持玉に所定数のプレミアを加算更新す
るようにしてもよい。さらに、メンバーズカード163
の磁気記録部176あるいはEEPROM175に、当
該遊技場の営業条件を記録させるようにしてもよい。こ
の営業条件としては、たとえば、最終持玉180が記録
されて排出されたメンバーズカード163を他の遊技機
においてその最終持玉180を使用して遊技を行なうと
いう移動遊技を行なうに際しての移動先の制限等や、遊
技者が獲得した最終持玉180を合計持玉181に変換
することなく無制限に遊技に使用できること(終日無制
限)を許容するか否かなどの判断基準となる情報が考え
られる。
【0331】さらに、図5(C)に示された磁気記録部
176のカード情報をEEPROM175にも書込み、
両者照合できるようにしてもよい。
【0332】このようにすればセキュリティがさらに向
上する。そして、図5の(C),(D)のようにそれぞ
れカード情報が分けられたものに限ったものではない。
【0333】さらに、EEPROM175にカード番号
を記録させ、磁気記録部176に記録されているカード
番号とEEPROM175に記録されているカード番号
が同じか否かチェックするようにしてもよい。その場合
には、磁気記録部176のカード番号をあるフォーマッ
トでスクランブル(暗号化)し、EEPROM175の
カード番号を他のフォーマットでスクランブル(暗号
化)するようにした方がよりセキュリティが向上する。
【0334】さらに、メンバーズカード163のEEP
ROM175または磁気記録部176に、会員のみに許
される特典内容を記録させてもよい。その特典内容と
は、たとえば、前記終日無制限を許すか否かの情報や当
該遊技場の系列店や加盟店等でも使用を許容する情報、
あるいは何らかの割引を行なうか否かの情報等が考えら
れる。
【0335】前述したように、会員用記録媒体と臨時用
記録媒体とで記録媒体の種類を異ならせれば、会員用記
録媒体と臨時用記録媒体との区別がつきやすくなり利便
性が向上する利点がある。
【0336】一方、会員用記録媒体と臨時用記録媒体と
の双方をたとえばICカードとして、臨時用記録媒体の
記録容量を小さくする等のようにように、記録媒体の種
類は、会員用記録媒体と臨時用記録媒体とで同じ種類で
もよい。なお、臨時用記録媒体は基本的には当日限り使
用が認められているものであるため、その記録容量を小
さくしても支障がない。
【0337】
【課題を解決するための手段の具体例】メンバーズカー
ド163,191により、所定の会員に発行された会員
用記録媒体が構成されている。ビジターカード164,
192により、前記会員用記録媒体よりも記録容量が少
ない記録媒体であって臨時に発行された臨時用記録媒体
が構成されている。
【0338】前記接続端子部170,磁気部リーダライ
タ171,磁気部リーダライタ制御用マイクロコンピュ
ータ172,会員カード処理装置制御用マイクロコンピ
ュータ107により、前記会員用記録媒体を処理可能な
第1の記録媒体処理手段が構成されている。前記磁気部
リーダライタ171,磁気部リーダライタ制御用マイク
ロコンピュータ172,会員カード処理装置制御用マイ
クロコンピュータ107により、前記臨時用記録媒体を
処理可能な第2の記録媒体処理手段が構成されている。
前記会員カード処理ユニット9により、遊技者によって
遊技が行なわれる遊技機に対応して設けられる遊技用装
置が構成されている。カード挿入・排出口29により、
前記会員用記録媒体と前記臨時用記録媒体とがともに挿
入可能な共通の記録媒体挿入部が構成されている。ま
た、メンバーズカード163,191は、図4,図7で
説明したように、集積回路により構成されたデータ格納
部(EEPROM175)と磁気的にデータを記録する
磁気記録部(磁気記録部176)とを有する。
【0339】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、臨時用記録媒体の使用により遊技者の利便
性を向上させながらも、使い捨てされるおそれのある臨
時用記録媒体を会員用記録媒体よりも記録容量の少ない
もので構成することにより安価に構成可能にして、臨時
用記録媒体のランニングコストを極力下げることができ
る。
【0340】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、会員用記録媒体と臨時用記録媒体とがとも
に共通のカード挿入部に挿入されることにより前記記録
媒体の処理が可能となるために、遊技者がそれぞれ別々
に設けられた記録媒体挿入部に両記録媒体を区別しなが
ら挿入する煩雑さを防止し、遊技者の利便性を向上させ
ることができる。
【0341】請求項3に関する効果は、請求項2に関す
る効果に加えて、会員用記録媒体が集積回路により構成
されたデータ格納部と磁気的にデータを格納するデータ
格納部との2種類のそれぞれ種類の異なったデータ格納
部を有するために、それら両データ格納部を有効利用し
てデータを格納させることによりセキュリティの向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技用装置の全体構成を示すシス
テムブロック図である。
【図2】情報開示装置10と遊技機8、および共通カー
ド処理機7との対応関係を示す図である。
【図3】遊技機8の全体正面図である。
【図4】情報開示装置10の構成を示す図である。
【図5】メンバーズカードの構成を示す説明図である。
【図6】ビジターカードの構成を示す説明図である。
【図7】他の例のメンバーズカードとビジターカードと
を示す説明図である。
【図8】情報開示装置10に設けられる表示器ユニット
115の取付状態を示す断面図である。
【図9】共通カード販売機5の全体正面図である。
【図10】景品処理装置15の全体正面図である。
【図11】共通カード買取機18の全体正面図である。
【図12】携帯用情報開示装置74の構成を示す斜視図
である。
【図13】携帯用レシート発行装置80の構成を示す斜
視図である。
【図14】携帯用レシート発行装置80から出力される
出力データ例である。
【図15】情報開示装置10(会員カード処理装置9を
含む)と台管理装置11と遊技機8と会員カード管理コ
ンピュータ14との接続構成を示すブロック図である。
【図16】会員カード処理装置9および携帯用レシート
発行装置80のブロック図である。
【図17】情報開示装置10に設けられたタッチパネル
116の操作に応じた情報開示装置10(会員カード処
理装置9を含む)の制御手順を説明するためのフローチ
ャート(メインルーチン)である。
【図18】遊技データ表示処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図19】精算処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図20】景品交換処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図21】景品交換処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図22】景品交換処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図23】景品交換処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図24】景品交換処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図25】貯玉処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図26】中断処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図27】全台情報表示処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図28】全台情報表示処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図29】データ出力制御処理手順を示すフローチャー
トである。
【図30】機能説明の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図31】テレビ放送表示処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図32】共通カード販売機5のカード販売に関する処
理手順を示すフローチャートである。
【図33】景品処理装置15のカード精算に関する処理
手順を示すフローチャートである。
【図34】景品処理装置15のカード精算処理に関する
処理手順を示すフローチャートである。
【図35】会員カード処理装置制御用マイクロコンピュ
ータ107において行なわれる持点更新制御の処理手順
を示すフローチャートである。
【図36】会員カード処理装置制御用マイクロコンピュ
ータ107において行なわれる停電検知処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図37】会員カード処理装置制御用マイクロコンピュ
ータ107において行なわれる光通信制御の処理手順を
示すフローチャートである。
【図38】携帯用レシート発行装置80において行なわ
れる光通信・印字制御の処理手順を示すフローチャート
である。
【図39】情報開示装置10に表示される初期画面の表
示例を示す図である。
【図40】情報開示装置10において表示される機能説
明画面の表示例を示す図である。
【図41】情報開示装置10に表示される遊技データ画
面の表示例を示す図である。
【図42】情報開示装置10に表示される精算方法選択
画面の表示例を示す図である。
【図43】情報開示装置10に表示される結果画面の表
示例を示す図である。
【図44】情報開示装置10に表示される品目選択画面
1の表示例を示す図である。
【図45】情報開示装置10に表示される品目選択画面
2の表示例を示す図である。
【図46】情報開示装置10に表示される景品画面1の
表示例を示す図である。
【図47】情報開示装置10に表示される景品画面2の
表示例を示す図である。
【図48】情報開示装置10に表示される個数入力画面
の表示例を示す図である。
【図49】情報開示装置10に表示されるメッセージ画
面1の表示例を示す図である。
【図50】情報開示装置10に表示される許容個数オー
バー画面の表示例を示す図である。
【図51】情報開示装置10に表示される許容個数オー
バー画面の表示例を示す図である。
【図52】情報開示装置10に表示される景品決定画面
の表示例を示す図である。
【図53】情報開示装置10に表示される残り玉、貯玉
変換画面の表示例を示す図である。
【図54】情報開示装置10に表示される景品選択終了
画面の表示例を示す図である。
【図55】情報開示装置10に表示される景品修正画面
1の表示例を示す図である。
【図56】情報開示装置10に表示される景品修正画面
2の表示例を示す図である。
【図57】情報開示装置10に表示される許容個数オー
バー画面の表示例を示す図である。
【図58】情報開示装置10に表示される貯玉数決定画
面表示の表示例を示す図である。
【図59】情報開示装置10に表示される貯玉終了画面
の表示例を示す図である。
【図60】情報開示装置10に表示されるメッセージ画
面2の表示例を示す図である。
【図61】情報開示装置10に表示される許容個数オー
バー画面の表示例を示す図である。
【図62】情報開示装置10に表示される中断画面表示
の表示例を示す図である。
【図63】情報開示装置10に表示される機種選択画面
1の表示例を示す図である。
【図64】情報開示装置10に表示される大当り回数画
面1の表示例を示す図である。
【図65】情報開示装置10に表示されるグラフ画面の
表示例を示す図である。
【図66】情報開示装置10に表示されるデータ出力画
面の表示例を示す図である。
【図67】情報開示装置10に表示されるデータ送信画
面の表示例を示す図である。
【図68】情報開示装置10に表示されるデータ送信終
了画面の表示例を示す図である。
【図69】情報開示装置10に表示される映像受信画面
の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1は遊技場、2は共通カード管理センター、3は会員カ
ード管理センター、4は換金所、5は共通カード販売
機、6は遊技機設置島台、8は遊技機、7は共通カード
処理機、9は会員カード処理装置、10は情報開示装
置、11は台管理装置、12は島管理装置、13はホー
ル用管理コンピュータ、14は会員カード管理コンピュ
ータ、15は景品処理装置、16は共通カード払出機、
17はターミナルボックス、18は共通カード買取機、
115は表示器ユニット、116はタッチパネル、11
7は画像表示装置、30はプリンタ、32は情報出力
部、33は情報入力部、163は会員用記録媒体の一例
のメンバーズカード、164は臨時用記録媒体の一例の
ビジタカード、74は携帯用情報開示装置、78は情報
出力部、79は情報入力部、76はタッチパネル、80
は携帯用レシート発行装置、82は液晶表示器、87は
情報出力部、88は情報入力部、103は情報表示制御
用マイクロコンピュータ、107は会員カード処理装置
制御用マイクロコンピュータ、101はパチンコ機制御
用マイクロコンピュータ、102はゲーム制御用マイク
ロコンピュータ、110はバックアップ用電源、126
は停電検知回路、121はレシート発行制御用マイクロ
コンピュータ、85は受信印字スイッチ、175はデー
タ格納部の一例のEEPROM、176はデータ格納部
の一例の磁気記録部、29は記録媒体挿入部の一例のカ
ード挿入・排出口である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者によって遊技が行なわれる遊技機
    に対応して設けられる遊技用装置であって、 所定の会員に発行された会員用記録媒体を処理可能な第
    1の記録媒体処理手段と、 前記会員用記録媒体よりも記録容量が少ない記録媒体で
    あって臨時に発行された臨時用記録媒体を処理可能な第
    2の記録媒体処理手段とを含むことを特徴とする、遊技
    用装置。
  2. 【請求項2】 前記会員用記録媒体と前記臨時用記録媒
    体とがともに挿入可能な共通の記録媒体挿入部をさらに
    含み、前記会員用記録媒体と前記臨時用記録媒体とのい
    ずれも、前記記録媒体挿入部に挿入されることによって
    前記記録媒体の処理が可能となることを特徴とする、請
    求項1記載の遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記会員用記録媒体は、集積回路で構成
    されたデータ格納部と磁気的にデータを記録する磁気記
    録部とを含むことを特徴とする、請求項2記載の遊技用
    装置。
JP8212634A 1996-08-12 1996-08-12 遊技用装置 Withdrawn JPH1052552A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002143530A (ja) * 2000-11-14 2002-05-21 Heiwa Corp 遊技データ表示装置
JP2010252865A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Glory Ltd 遊技システム及び遊技媒体管理装置
JP2016083480A (ja) * 2016-01-28 2016-05-19 株式会社三共 遊技用システム
JP2017047059A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社三共 遊技用装置
JP2017176745A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社三共 遊技用システム及び遊技用装置
JP2018020233A (ja) * 2017-11-09 2018-02-08 グローリー株式会社 遊技システム

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