JP2000024299A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

Info

Publication number
JP2000024299A
JP2000024299A JP10197688A JP19768898A JP2000024299A JP 2000024299 A JP2000024299 A JP 2000024299A JP 10197688 A JP10197688 A JP 10197688A JP 19768898 A JP19768898 A JP 19768898A JP 2000024299 A JP2000024299 A JP 2000024299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
information
game
player
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10197688A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Masato Kosuge
真人 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP10197688A priority Critical patent/JP2000024299A/ja
Publication of JP2000024299A publication Critical patent/JP2000024299A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が入金をし損なわないようにしながら
も、遊技者の不用意な入金を防ぐことが可能な遊技用装
置を提供することである。 【解決手段】 前記記録媒体の記録情報により特定され
る有価価値が所定値以下になった場合(SA4 Y)に
入金に応じた有価価値の加算更新を許容し(SA5)、
その後、有価価値の加算更新が許容された状態での入金
に応じた有価価値の加算更新が行なわれたという条件
と、前記記録媒体の記録情報により特定される有価価値
がすべて引落され、かつ、遊技に使用できる持点がすべ
て使用し尽くされたという条件とのうちのいずれか一方
の条件が成立した場合(SA11,SA18,SA2
0)に、入金に応じた有価価値の加算更新を禁止する
(SA12,SA20)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技用のカード処
理機等に代表される遊技用装置に関し、詳しくは、遊技
者所有の有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒
体の記録情報により特定される前記有価価値を引落して
持点として遊技に使用させる処理を行なうことが可能な
遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技場においては、従来から遊技者所有
の有価価値を特定可能な情報が記録されて遊技に使用可
能なカード等の記録媒体を遊技者に発行していた。その
ような記録媒体を用いて遊技を行なう場合は、遊技機に
付設されたカード処理装置等の記録媒体処理装置におい
て、記録媒体の記録情報により特定される有価価値が引
落されて持点として遊技に使用されるようになってい
た。また、このような記録媒体については、記録情報に
より特定される有価価値が遊技者からの入金により増加
更新可能であった。
【0003】従来の記録媒体処理装置は、いつでも入金
を行なうことが可能なように構成されていた。したがっ
て、遊技者は、自由なタイミングで自らの意思に基づい
て入金を行なうことにより、遊技に使用可能な有価価値
を増加更新させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来の場合では、遊技者が好きな時にいつでも入金を
行なうことができたため、まだ有価価値がたくさんあ
り、入金する必要がない状況でも、遊技者が誤って必要
以上に入金をしてしまうおそれがあり、遊技者の不用意
な出費を招いてしまうおそれがあった。そして、そのよ
うに不用意に必要以上の入金が行なわれてしまうと、記
録媒体の記録情報により特定される有価価値が極めて高
くなる場合があり、その価値が極めて高い記録媒体が存
在する傾向が顕著になれば、その高い価値の不正取得を
目的とした記録媒体の盗難および偽造等の不正行為が誘
発されるおそれもあった。
【0005】前述したような不用意な入金を防ぐために
はタイマ等の時間管理手段を用いて入金可能な時間を厳
格に制限することが考えられる。ところが、そのような
時間制限をした場合には、遊技者が入金タイミングを逃
してしまって入金をし損なってしまうおそれが生じると
考えられる。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、遊技者が入金をし損なわない
ようにしながらも、遊技者の不用意な入金を防ぐことが
可能な遊技用装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技者所有の有価価値を特定可能な情報が記録され
た記録媒体の記録情報により特定される前記有価価値を
引落して持点として遊技に使用させる処理を行なうこと
が可能な遊技用装置であって、前記記録媒体の記録情報
により特定される有価価値を遊技者からの入金に応じて
加算更新することが可能な有価価値更新手段を含み、該
有価価値更新手段は、前記記録媒体の記録情報により特
定される有価価値が所定値以下になった場合に入金に応
じた有価価値の加算更新を許容し、その後、有価価値の
加算更新が許容された状態での入金に応じた有価価値の
加算更新が行なわれたという条件と、前記記録媒体の記
録情報により特定される有価価値がすべて引落され、か
つ、遊技に使用できる持点がすべて使用し尽くされたと
いう条件とのうちのいずれか一方の条件が成立した場合
に、入金に応じた有価価値の加算更新を禁止することを
特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記有価価値更新手段は、前
記記録媒体の記録情報により特定される有価価値がすべ
て引落された場合に、入金に応じた有価価値の加算更新
を許容することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記有価価値更新手
段による有価価値の加算更新が許容された場合に、入金
を行なうことが可能である旨の報知を行なう入金可能報
知手段をさらに含むことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1から
3のいずれに記載の発明の構成に加えて、前記記録媒体
を回収することが可能な記録媒体回収手段と、該記録媒
体回収手段の制御を行なう手段であって、前記記録媒体
の記録情報により特定される有価価値がすべて引落さ
れ、かつ、遊技に使用できる持点がすべて使用し尽くさ
れた場合に、前記記録媒体回収手段により記録媒体を回
収させる制御を行なう記録媒体回収制御手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の構成に加えて、前記有価価値更新手段による
有価価値の加算更新が許容された場合に、前記記録媒体
回収手段により記録媒体を回収する旨の予告報知を行な
う回収予告報知手段をさらに含むことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、次のように
作用する。有価価値更新手段の働きにより、記録媒体の
記録情報により特定される有価価値を遊技者からの入金
に応じて加算更新することが可能になる。有価価値更新
手段のさらなる働きにより、記録媒体の記録情報により
特定される有価価値が所定値以下になった場合に入金に
応じた有価価値の加算更新が許容され、その後、有価価
値の加算更新が許容された状態での入金に応じた有価価
値の加算更新が行なわれたという条件と、記録媒体の記
録情報により特定される有価価値がすべて引落され、か
つ、遊技に使用できる持点がすべて使用し尽くされたと
いう条件とのうちのいずれか一方の条件が成立した場合
に、入金に応じた有価価値の加算更新が禁止される。こ
のように、遊技者からの入金に応じた有価価値の加算更
新が、記録媒体の記録情報により特定される有価価値が
所定値以下になってから、少なくとも有価価値の加算更
新が許容された状態での入金に応じた有価価値の加算更
新が行なわれるまで、または、少なくとも記録媒体の記
録情報により特定される有価価値がすべて引落され、か
つ、遊技に使用できる持点がすべて使用し尽くされるま
での間に限られるため、遊技者が不用意な入金を行なう
のを防ぐことが可能になる。さらに、そのような有価価
値の加算更新が許容される状態が時間により制限されて
いないため、遊技者が入金をし損なわないようにするこ
とが可能になる。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
有価価値更新手段の働きにより、記録媒体の記録情報に
より特定される有価価値がすべて引落された場合に、入
金に応じた有価価値の加算更新が許容される。このよう
に、記録媒体の記録情報により特定される有価価値がす
べて引落された場合に、入金に応じた有価価値の加算更
新が許容されるため、入金が必要であるタイミングで遊
技者が入金をすることが可能になる。その結果、遊技者
のニーズに合った入金を行なうことが可能になる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。入金可能報知手段の働きにより、有価価値更新
手段による有価価値の加算更新が許容された場合に、入
金を行なうことが可能である旨の報知が行なわれる。こ
のように、入金を行なうことが可能である旨の報知が行
なわれるため、入金が行なえることを遊技者が容易に認
識することが可能になる。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1から3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。記録媒体回収手段の働きにより、記録
媒体を回収することが可能になる。記録媒体回収手段の
制御を行なう手段である記録媒体回収制御手段の働きに
より、記録媒体の記録情報により特定される有価価値が
すべて引落され、かつ、遊技に使用できる持点がすべて
使用し尽くされた場合に、記録媒体回収手段により記録
媒体を回収させる制御が行なわれる。このように、有価
価値がすべて引落され、かつ、遊技に使用できる持点が
すべて使用し尽くされた場合に、遊技者の手によらず
に、記録媒体回収手段により記録媒体が回収されるた
め、有価価値がすべて引落された記録媒体が放置される
ことがなく、散乱することがないようにすることが可能
になる。
【0016】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
回収予告報知手段の働きにより、有価価値更新手段によ
る有価価値の加算更新が許容された場合に、記録媒体回
収手段により記録媒体を回収する旨の予告報知が行なわ
れる。このように、記録媒体を回収する旨の予告報知が
行なわれることにより、記録媒体が回収され得ることを
遊技者が容易に認識することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】第1実施形態 図1は、遊技用装置が設けられた遊技場であるホールの
遊技用システムの構成を示すブロック図である。
【0019】ホール1において用いられている遊技用シ
ステムは、情報通信により全国的規模で形成されるパー
ラーネットと呼ばれる情報ネットワークシステムの機関
によって運営される。パーラーネットは、PC(プリペ
イドカード)ネットワークシステム機関と、貯玉・再プ
レイネットワークシステム機関との2つのネットワーク
システムの機関により管理される。このパーラーネット
においては、全国各地のホールが加盟可能である。
【0020】ここで、貯玉とは、遊技者所有の持点また
は玉等の価値を貯玉数としてホール側に預け入れること
をいう。また、再プレイとは、遊技者が貯玉を用いて玉
貸しを受けて遊技を行なうことをいう。
【0021】このホール1が加盟しているパーラーネッ
トにおいては、遊技用の記録媒体として発行されるIC
カードが全国共通に使用される。このICカードは、任
意に予め入金することが可能なプリペイドカードとして
の機能を有し、各ホール1の会員カードおよびビジタカ
ードに用いられる。ここで、会員カードは、パーラーネ
ットの会員として登録された遊技者個人に発行されるカ
ードであり、パーラーネットに加盟している全てのホー
ル1において遊技用のカードとして共通に使用可能であ
る。ビジタカードは、パーラーネットの会員以外の遊技
者個人に発行されるカードであり、パーラーネットに加
盟している全てのホール1において遊技用のカードとし
て共通に使用可能である。
【0022】PCネットワークシステム機関では、たと
えば電話回線を用いて情報通信のネットワークが形成さ
れる。このPCネットワークシステム機関は、主として
登録された会員およびビジタの所有するICカードを管
理する機関であり、PC中央管理センタ(図示省略)、
PC地方管理センタ(図示省略)、PC都道府県管理セ
ンタ(図示省略)、および、各ホール1内のPC用管理
コンピュータ101を含む。これらの各管理センタで
は、情報管理用のコンピュータを有し、カード情報の管
理に関する所定の情報処理が行なわれる。
【0023】PC中央管理センタは、PCネットワーク
システム機関の管理の中枢部としての機能を有してい
る。このPC中央管理センタは、所定の場所に設けられ
ており、複数のPC地方管理センタとネットワーク上で
情報通信可能に接続され、PCネットワークシステム機
関全体を統括的に管理する。PC地方管理センタは、た
とえば、関東地方、東海地方、…等に分けられる日本の
各地方に設けられる。各PC地方管理センタは、担当す
る地方におけるPCネットワークシステム機関での情報
管理の中心として機能し、PC中央管理センタおよび複
数のPC都道府県管理センタ(図示省略)とネットワー
ク上で情報通信可能に接続される。
【0024】PC都道府県管理センタ(図示省略)は、
各都道府県に設けられる。各PC都道府県管理センタ
(図示省略)は、担当する都道府県におけるPCネット
ワークシステム機関での情報管理の中心として機能し、
担当する都道府県が存在する地方のPC地方管理センタ
および担当する都道府県内に存在する複数のホール1と
ネットワーク上で情報通信可能に接続される。各ホール
1内のPC用管理コンピュータ101は、各ホール1内
において、情報管理を行なう。PC用管理コンピュータ
101では、各ホール1において会員カードまたはビジ
タカードの発行を受けた遊技者に関する情報が常駐的に
管理されている。
【0025】このように、PCネットワークシステム機
関においては、PC中央管理センタを中心として管理セ
ンタが階層的に設けられており、カード情報が階層的に
管理される。このように、カード情報を階層的に管理す
るようにしたことにより、PCネットワーク上での情報
の処理負担を分散し、PC中央管理センタの処理負担を
軽減することができるとともに、PCネットワーク上で
の情報管理の処理速度を向上させることができる。
【0026】貯玉・再プレイネットワークシステム機関
では、たとえば電話回線を用いて情報通信のネットワー
クが形成される。この貯玉・再プレイネットワークシス
テム機関は、主として、PCネットワークシステム機関
において登録された会員の貯玉および貯玉を用いた再プ
レイに関する情報(たとえば貯玉数)を管理する機関で
あり、貯玉・再プレイ中央管理センタ(図示省略)、貯
玉・再プレイ地方管理センタ(図示省略)、貯玉・再プ
レイ都道府県管理センタ、および、各ホール1内の貯玉
・再プレイ用管理コンピュータ102を含む。これらの
各管理センタでは、情報管理用のコンピュータを有し、
貯玉および貯玉を用いた再プレイの情報の管理に関する
所定の情報処理が行なわれる。
【0027】貯玉・再プレイ中央管理センタは、貯玉・
再プレイネットワークシステム機関の管理の中枢部とし
ての機能を有している。この貯玉・再プレイ中央管理セ
ンタは、所定の場所に設けられており、複数の貯玉・再
プレイ地方管理センタとネットワーク上で情報通信可能
に接続され、貯玉・再プレイネットワークシステム機関
全体を統括的に管理する。貯玉・再プレイ地方管理セン
タは、たとえば、関東地方、東海地方、…等に分けられ
る日本の各地方に設けられる。各貯玉・再プレイ地方管
理センタは、担当する地方における貯玉・再プレイネッ
トワークシステム機関での情報管理の中心として機能
し、貯玉・再プレイ中央管理センタ(図示省略)および
複数の貯玉・再プレイ都道府県管理センタ(図示省略)
とネットワーク上で情報通信可能に接続される。
【0028】貯玉・再プレイ都道府県管理センタは、各
都道府県に設けられる。各貯玉・再プレイ都道府県管理
センタは、担当する都道府県における貯玉・再プレイネ
ットワークシステム機関での情報管理の中心として機能
し、担当する都道府県が存在する地方の貯玉・再プレイ
地方管理センタおよび担当する都道府県内に存在する複
数のホール1とネットワーク上で情報通信可能に接続さ
れる。各ホール1内の貯玉・再プレイ用管理コンピュー
タ102は、各ホール1内において、情報管理を行な
う。
【0029】このように、貯玉・再プレイネットワーク
システム機関においては、貯玉・再プレイ中央管理セン
タを中心として管理センタが階層的に設けられており、
貯玉および貯玉を用いた再プレイに関する情報が階層的
に管理される。このように、貯玉および貯玉を用いた再
プレイに関する情報を階層的に管理するようにしたこと
により、貯玉・再プレイネットワーク上での情報の処理
負担を分散し、貯玉・再プレイ中央管理センタの処理負
担を軽減することができるとともに、貯玉・再プレイネ
ットワーク上での情報管理の処理速度を向上させること
ができる。
【0030】なお、前述した例では、PCネットワーク
および貯玉・再プレイネットワークの各々が電話回線と
いう汎用の回線を用いて形成される場合を説明したが、
これに限らず、各々のネットワーク専用の通信回線を用
いてネットワークを形成してもよい。また、これらのネ
ットワークは、通信線を用いて情報の通信を行なうネッ
トワークに限られるものではなく、通信衛星を用いて情
報の通信を行なうネットワーク等、無線通信を用いて情
報の通信を行なうことが可能なネットワークで形成され
てもよい。これらのネットワークにおいて通信衛星を用
いて情報の通信を行なう場合には、階層的に設けられた
管理センタの種類を少なくすることができるため、各ネ
ットワークにおける情報管理の処理速度を向上させるこ
とができる。
【0031】また、前述した例では、PCネットワーク
と、貯玉・再プレイネットワークとが同一の形態のネッ
トワークにより形成されている場合を示したが、これに
限らず、それらのネットワークが互いに異なる形態のネ
ットワークで形成されてもよい。
【0032】以上に示したPCネットワークシステム機
関および貯玉・再プレイネットワークシステム機関にお
いては、遊技者所有の有価価値のうち、カード残高の管
理をPCネットワークシステム機関が担当し、遊技にお
いて得た持点および貯玉の管理を貯玉・再プレイネット
ワークシステム機関が担当する。
【0033】ホール1における内部のシステムには、前
述したPC用管理コンピュータ101および貯玉・再プ
レイ用管理コンピュータ102の他に、ホール用管理コ
ンピュータ103、自動発行機104、景品交換機10
5、情報開示装置106、島管理装置107、台管理装
置108、パチンコ遊技機109、カード処理装置11
0、および、情報開示装置111が含まれている。
【0034】ホール1内には、自動発行機104および
パチンコ遊技機109が設置された遊技機設置島Iが複
数設けられている。各遊技機設置島Iにおいては、パチ
ンコ遊技機109が複数台並んで配置されており、各パ
チンコ遊技機109に対応して、台管理装置108、カ
ード処理装置110、および、情報開示装置111が設
けられている。さらに、各遊技機設置島Iにおいては、
パチンコ遊技機109の列設方向の一端部に自動発行機
104が配置されている。さらに、各遊技機設置島Iに
は、遊技機設置島I内での各種情報を管理する島管理装
置107が設けられている。
【0035】このような遊技機設置島Iとは別に、ホー
ル1内には、PC用管理コンピュータ101、貯玉・再
プレイ用管理コンピュータ102、ホール用管理コンピ
ュータ103、景品交換機105、および、情報開示装
置106が設置されている。
【0036】自動発行機104は、主として、会員カー
ドならびにビジタカードとして用いられるICカードの
発行および回収に関する処理を行なう装置である。自動
発行機104においては、これらのカードの発行および
回収に関する処理の他に、会員カードおよびビジタカー
ドへの入金処理等のカード情報に関するその他の処理も
行なわれる。自動発行機104は、ホール用管理コンピ
ュータ103、PC用管理コンピュータ101、およ
び、貯玉・再プレイ用管理コンピュータ102とそれぞ
れ接続されており、これらとの間で、会員カードおよび
ビジタカードに関する情報等の各種情報のやり取りを行
なう。
【0037】パチンコ遊技機109は、たとえば封入玉
式の遊技機である。パチンコ遊技機109は、図2で後
述するように、その内部に封入されたパチンコ玉が循環
して遊技に使用されるタイプの遊技機である。したがっ
て、このパチンコ遊技機109で遊技を行なう遊技者
は、パチンコ玉を直接手にすることはなく、パチンコ遊
技機109に表示される持点に基づいて遊技を行なう。
【0038】各パチンコ遊技機109には、カード処理
装置110が隣接して設けられている。このカード処理
装置110に遊技者所有の会員カードまたはビジタカー
ドを挿入して所定の玉貸処理を行なうことにより、玉貸
処理に基づいて遊技者に付与された持点を用いたパチン
コ遊技機109での遊技が可能となる。会員カードおよ
びビジタカードの各々には、後述するような各種情報
(図8および図9参照)が記録されている。
【0039】パーラーネットに加盟しているホールで使
用可能な会員カードまたはビジタカードを持合わせてい
ない遊技者は、ホール1内に設置されている自動発行機
104において会員カードまたはビジタカードの発行を
受けることができる。
【0040】遊技者が自動発行機104において会員カ
ードまたはビジタカードの発行を受けると、その遊技者
の個人情報が自動発行機104からPC用管理コンピュ
ータ101および貯玉・再プレイ用管理コンピュータ1
02に送られる。また、自動発行機104またはカード
処理装置110において、遊技者がカード残高の加算更
新のために入金(紙幣の挿入)を行えば、入金情報が自
動発行機104またはカード処理装置110からPC用
管理コンピュータ101に送られる。これらの遊技者の
個人情報および入金情報は、PC用管理コンピュータ1
01から各管理センタを介してPC中央管理センタに送
られ、PC中央管理センタ内の管理コンピュータにより
管理される。また、遊技者の個人情報は、貯玉・再プレ
イ用管理コンピュータ102から各管理センタを介して
貯玉・再プレイ中央管理センタに送られ、貯玉・再プレ
イ中央管理センタ内の管理コンピュータにより管理され
る。
【0041】ホール用管理コンピュータ103は、ホー
ル1がその経営に役立てるために所有している管理コン
ピュータであり、売上げ情報の管理等のホール1内での
各種の情報の管理を行なう。ホール用管理コンピュータ
103は、貯玉・再プレイ用管理コンピュータ102、
自動発行機104、情報開示装置106、島管理装置1
07、および、カード処理装置110と接続されてい
る。
【0042】カード処理装置110は、パチンコ遊技機
109、ホール用管理コンピュータ103、PC用管理
コンピュータ101、および、貯玉・再プレイ用管理コ
ンピュータ102と接続されている。遊技者が会員カー
ドまたはビジタカードをカード処理装置110へ挿入
し、遊技が許可されれば、そのカードが遊技に使用可能
になり、玉貸等の所定の処理を行なうことが可能にな
る。カード処理装置110でのカードの使用に際して
は、カード処理装置110と、PC用管理コンピュータ
101および貯玉・再プレイ用管理コンピュータ102
との間で情報の通信が行なわれ、カードの照合等の処理
が行なわれる。
【0043】ICカードがカード処理装置110に挿入
された場合には、挿入時にカード処理装置110と、P
C用管理コンピュータ101および貯玉・再プレイ用管
理コンピュータ102との間で情報の送受信が行なわれ
ることにより、挿入されたカードが正規のカードである
か否かを判断するセキュリティチェックがなされる。
【0044】セキュリティチェックに基づいて挿入され
たカードが正規のカードであると判断され、遊技が許可
された場合、カード残高または貯玉数に相当する金額か
ら所定額が減算されることの引換えに遊技者に所定数の
持点が付与され、その持点がパチンコ遊技機109に表
示される。このような持点の付与態様は、引落しと呼ば
れる。また、カードの引落額に関する引落額情報は、ホ
ール用管理コンピュータ103に送られるとともに、カ
ード残高または貯玉数の引落対象の種別に応じて、PC
用管理コンピュータ101または貯玉・再プレイ用管理
コンピュータ102に送られる。
【0045】遊技者が付与された持点を使用してパチン
コ遊技機109で遊技を行なえば、遊技状態に応じて発
生するさまざまな情報がパチンコ遊技機109から台管
理装置108へ送信される。たとえば、パチンコ玉が弾
発発射される毎に利益球数情報が台管理装置108へ送
信される。また、弾発発射されたパチンコ玉が所定の入
賞口へ入賞して遊技者に持点が付与されれば、それに応
じて不利益球数情報が台管理装置108へ送信される。
遊技状態に応じていわゆる大当りが発生すれば、大当り
情報が台管理装置108へ送信される。このように、パ
チンコ遊技機109の遊技状況を表わすための各種情報
を遊技情報と呼ぶ。パチンコ遊技機109から送信され
るさまざまな遊技情報は台管理装置108において各遊
技情報の種類毎に集計され、管理される。なお、台管理
装置108は、パチンコ遊技機109毎に設けられてお
り、対応する遊技機の遊技情報を管理している。
【0046】台管理装置108は、対応するパチンコ遊
技機109が設置されている遊技機設置島に設けられた
島管理装置107と接続されている。島管理装置107
は、前述したように遊技機設置島I毎に設けられてお
り、担当する遊技機設置島Iに設置されている複数のパ
チンコ遊技機109に関する遊技情報を管理する。具体
的には、遊技機設置島Iに設置されたパチンコ遊技機1
09と対応して設けられている台管理装置108から各
パチンコ遊技機109の遊技情報を受信して各パチンコ
遊技機109毎にその遊技情報を管理している。さらに
島管理装置107は、ホール用管理コンピュータ103
と接続されている。島管理装置107はホール用管理コ
ンピュータ103へ各遊技設置島I毎に設置されたパチ
ンコ遊技機109の遊技情報を送信する。ホール用管理
コンピュータ103は、複数の島管理装置107より送
信される遊技情報を受信して遊技機設置島I毎に各パチ
ンコ遊技機109の遊技情報を管理する。このようにパ
チンコ遊技機109の遊技情報は、ホール用管理コンピ
ュータ103、島管理装置107、台管理装置108に
より階層的に管理されている。
【0047】情報開示装置111には、遊技者の操作に
よりさまざまな情報を表示させることが可能である。た
とえば、テレビ放送番組や遊技情報などを表示させるこ
とができる。遊技者が遊技を行なっているパチンコ遊技
機109の遊技情報を表示させるための所定の操作を行
なえば、パチンコ遊技機109の遊技情報が台管理装置
108から情報開示装置111へ送信され、情報開示装
置111でその遊技情報が表示される。会員登録が行な
われている会員カードを使用して遊技が行なわれている
場合には、自己のパチンコ遊技機109以外の他のパチ
ンコ遊技機109に関する遊技情報を情報開示装置11
1に表示させることも可能である。その場合には、島管
理装置107あるいはホール用管理コンピュータ103
から必要な遊技情報が台管理装置108を介して情報開
示装置111へ送信される。
【0048】その他、情報開示装置111を操作するこ
とにより、パチンコ遊技機109での遊技を中断させる
ことも可能である。これにより、特定のパチンコ遊技機
109においての遊技をする権利を有した状態で当該パ
チンコ遊技機109から席を立ち、たとえば昼食に出向
くことなどが可能である。このような中断操作を行なえ
ば、情報開示装置111、台管理装置108、および、
島管理装置107を介して中断情報がホール用管理コン
ピュータ103へ送られる。これによりホール用管理コ
ンピュータ103は、特定のパチンコ遊技機109にお
いて特定の遊技者が遊技を中断していることを把握可能
である。
【0049】持点を有した状態で遊技を終了した遊技者
が、所定のカード返却操作を行なえば、持点が「遊技可
能持点」として会員カードまたはビジタカードに記録さ
れる。カード返却操作を行なった遊技者が他のパチンコ
遊技機109で再び遊技を開始するために自己の会員カ
ードまたはビジタカードを他のパチンコ遊技機109に
対応したカード処理装置110へ挿入すれば、そのカー
ドに対応した「遊技可能持点」が読出される。これによ
り、遊技者は前のパチンコ遊技機109における遊技で
獲得した持点を使用して再遊技できる。なお、ホール1
の運用により、たとえば、大当たりの発生に基づいて遊
技者が獲得した持点については、再度これを遊技に使用
できないようにして景品交換専用の「景品交換持点」と
して処理し、これを会員カードまたはビジタカードに記
憶させることも可能である。
【0050】「景品交換持点」および「遊技可能持点」
は、これを獲得した当日のみ有効なものとして取扱われ
る。すなわち、日が変われば会員カードまたはビジタカ
ードに記憶されているこれらの持点はすべて消去され
る。しかしながら、持点獲得当日に景品交換機105で
持点預入操作、すなわち、貯玉操作を行えば、「景品交
換持点」および「遊技可能持点」が「預り持点(貯玉
数)」に変換され、翌日以降もこれを景品交換に有効に
使用することが可能となる。
【0051】景品交換機105において貯玉操作がなさ
れると、貯玉数等の貯玉に関する情報が会員カードに記
録されるとともに、貯玉・再プレイ用管理コンピュータ
102に与えられる。そのような貯玉に関する情報は、
貯玉・再プレイ用管理コンピュータ102から各管理セ
ンタを介して貯玉・再プレイ中央管理センタの管理コン
ピュータに送られて管理される。
【0052】景品交換機105では、遊技者が遊技当日
に所有している「景品交換持点」や「遊技可能持点」、
これまでの遊技を通して所有している「預り持点(貯玉
数)」を所定の景品と交換するための操作を行なうこと
ができる。
【0053】この景品交換機105で所定の景品交換操
作を行なえば、景品の種類および数の記録された景品交
換用レシートが発行される。サービスカウンタなどでこ
の景品交換用レシートと、会員カードまたはビジタカー
ドとを係員に提示することにより、景品交換用レシート
と引換えに所望の景品が遊技者に手渡されることとな
る。
【0054】さらにこの景品交換機105では、カード
が会員カードである場合に限って「預り持点」を「遊技
可能持点」に変換する操作を行なうことができる。尚、
この際には所定の手数料が預り持点から差し引かれる。
【0055】また、情報開示装置106においては、各
パチンコ遊技機109に対応して設けられた情報開示装
置111と同様に、遊技者の操作によりさまざまな情報
を表示させることが可能である。表示される各種情報
は、ホール用管理コンピュータ103から与えられる。
情報開示装置106では、たとえば、テレビ放送番組や
遊技情報などを表示させることができる。また、情報開
示装置106では、会員登録が行なわれている会員カー
ドを使用して遊技者の操作が行なわれた場合には、ホー
ル1内の各パチンコ遊技機109に関する遊技情報を表
示させることも可能である。
【0056】図2は、パチンコ遊技機109およびカー
ド処理装置110の正面図である。カード処理装置11
0の内部には、これを制御するためのカード処理用マイ
クロコンピュータ112および電源回路89を含むカー
ド処理装置基板12が設けられている。
【0057】カード処理装置110には、連結方向指示
器67が設けられており、この点灯状況により、パチン
コ遊技機109に対応するカード処理装置110が把握
できる。利用可ランプ69が点灯していることを確認し
たうえで会員カードまたはビジタカードをカード挿入・
排出口65に挿入すれば、カード挿入表示器68が点灯
する。また、挿入されたカードに記録されている情報が
ICカードリーダライタ72により読出される。読み出
された記録情報はPCネットワークシステム機関および
貯玉・再プレイネットワークシステム機関のそれぞれに
おいて管理されているカード情報(カード管理情報)と
比較照合される。カード処理装置110は、照合内容が
一致すれば、カードが正規のカードであると判断され、
遊技が許可される。そして、遊技が許可されると、挿入
されているカードが会員カードである場合はカード残額
および貯玉数が情報表示器82の表示画面上に表示さ
れ、挿入されているカードがビジタカードである場合は
カード残額が情報表示器82の表示画面上に表示され
る。
【0058】カード処理装置110では、1回の引落し
操作で引落されるカード残高の大きさを設定でき、設定
内容が情報表示器82に表示される。設定内容を変更し
たい場合には引落額切替スイッチ83を押圧すればよ
い。引落額切替スイッチ83を押圧する毎に設定値が、
「100」、「300」、「500」、「100」、…
の順序で情報表示器82に表示され、設定内容が変更さ
れる。情報表示器82は、引落額の設定値、広告情報お
よび交換要求情報等の各種情報を表示するためのもので
あり、表示面が遊技者に視認可能な態様でカード処理装
置110に取付けられている。
【0059】遊技者が操作部41に設けられている引落
スイッチ(後述する引落スイッチ85)を操作して所定
の玉貸操作を行なえば、予め入力設定されている貸出単
位額分の残高がカード残高から減額されるとともに、引
落額情報が信号回路より出力される。そして、貸出単位
額分の持点が操作部41に設けられている持点表示器
(図5に示される持点表示器91)に加算更新して表示
される。カード処理装置110には、端数表示スイッチ
66が設けられており、この端数表示スイッチ66を押
圧操作することにより、たとえば、エラーが発生した場
合のエラーコードなどの情報を前記持点表示器に表示さ
せることが可能である。なお、操作部41には、引落し
モードを切り換えるための再プレイ切換スイッチが設け
られる。引落モードには、カード残高からの引落しを行
なう残高モードと、貯玉数からの引落しを行なう再プレ
イモードとがある。通常においては、引落しモードが残
高モードにされている。また、再プレイによる引落額情
報も信号回路より出力される。
【0060】また、引落額切替スイッチ83の上方に
は、入金のために紙幣を挿入することが可能な紙幣挿入
口81が設けられている。この紙幣挿入口81から入金
が可能な期間内に遊技者が紙幣を挿入することにより、
カード処理装置110において、挿入されているカード
に入金を行なうことができる。
【0061】持点の存在する状態で、遊技者が打球操作
ハンドル37を操作して遊技を開始すれば、打玉が一発
ずつ遊技領域46に発射されるとともに、持点表示器よ
り持点が減算表示される。遊技領域46に打込まれた打
玉が通常入賞口57,55に入賞すれば、所定数の持点
が持点表示器に加算表示される。一方、打玉が始動入賞
口58に入賞すれば、可変表示装置47において図柄の
可変表示が開始される。なお、可変表示装置47の可変
表示中に打玉が始動入賞口58に入賞すれば、その入賞
が記憶される。そして、前回の可変表示が終了した後
に、その記憶に基づいた可変表示が開始される。始動入
賞の記憶については、最大4つの始動入賞が記憶され
る。可変表示装置47の可変表示結果が予め定められた
特定の組合せ(たとえば図示する状態)となれば、いわ
ゆる大当りが発生する。大当りが発生すれば、ソレノイ
ド51が励磁されて可変入賞球装置48に設けられてい
る開閉板50が開成し、可変入賞球装置48内に打玉を
入賞させることが可能な遊技者にとって有利な第1の状
態となる。また、大当りの発生とともに、効果音がスピ
ーカ42あるいはスピーカ40より発せられる。また、
サイドランプ61が点滅表示される。
【0062】可変入賞球装置48の前記第1の状態は、
開閉板50が開成状態となった後に、30秒が経過する
か、または、可変入賞球装置48の大入賞口49に打玉
が10個入賞するかのうちのいずれか早い方の条件が成
立することにより終了して開閉板50が閉成状態とな
り、可変入賞球装置48に打玉を入賞させることが不可
能な遊技者にとって不利な第2の状態となる。大入賞口
49に入賞した打玉は、その内部に設けられた入賞玉検
出器54により検出される。
【0063】大入賞口49の内側の左側部分には、通常
「Vポケット」と呼ばれる特定入賞領域が設けられてい
る。打玉がこの特定入賞領域に入賞すれば、その入賞が
特定入賞玉検出器53により検出される。特定入賞玉が
検出されると、その回の可変入賞球装置48の前記第1
の状態が終了するのを待って、再度、可変入賞球装置4
8を前記第1の状態に駆動制御する繰返し継続制御が行
なわれる。この繰返し継続制御により、可変入賞球装置
48は最大16回連続して前記第1の状態となる。大当
りが発生した後、この繰返し継続制御が行なわれている
遊技状態を、特に特定遊技状態という。繰返し継続制御
の終了後、可変入賞球装置48は、前記第1の状態から
前記第2の状態に変化する。
【0064】56は、ワープ入口であり、進入した打玉
を始動入賞口58の上方部分に案内して解放する。
【0065】一方、遊技領域46に打込まれた後、いず
れの入賞口にも入賞しなかった打玉はアウト口60より
回収される。また、発射勢いが弱すぎて遊技領域にまで
到達しなかった打玉はファウル玉戻り口73より回収さ
れてファウル玉検出器45で検出される。ファウル玉検
出器45で検出された打玉数に相当する得点は前記得点
表示器で加算表示される。なお、44は発射玉検出器で
あり、弾発発射された打玉が検出される。
【0066】ホール側で予め定めたラッキーナンバーに
より、大当りが発生した場合には、いわゆる持玉遊技が
可能となる。持玉遊技とは、大当りに基づいて遊技者に
付与された得点を用いて、その大当りの終了後、継続し
て遊技を行なうことが可能となるという、遊技者への特
典の1つである。ラッキーナンバーで大当りが発生すれ
ば、ラッキーナンバーで大当りしたことをホールの係員
が確認し、リセットキースイッチ38に所定のキーを挿
入して操作することにより、その操作をリセット操作検
出器38aが検出し、遊技続行許容表示器39が点灯す
る。その後、持玉遊技ができなくなるか、その遊技者が
遊技をやめる場合、もう一度リセットキースイッチ38
を操作すれば遊技続行許容表示器39は消灯する。
【0067】遊技領域46に打込まれた後、回収された
打玉は、パチンコ遊技機109内を循環して、再び弾発
発射可能位置に導かれるように構成されている。前面枠
34には、操作部41が一体的に設けられた前面板36
を開閉するための錠穴が設けられている。ホールの係員
などが、この錠穴に所定の鍵を差込んで解錠操作した
後、前面板開閉部62を操作すれば、前面板36が開成
する。
【0068】パチンコ遊技機109には、ホールの係員
などにより、その開閉が自在となるガラス扉35が設け
られている。
【0069】パチンコ遊技機109における遊技を終了
するためには、操作部41に設けられた返却スイッチ
(返却スイッチ86)を押圧操作すればよい。これによ
り、持点表示器に表示されている持点が「遊技可能持
点」あるいは「景品交換持点」として会員カードまたは
ビジタカードに加算更新される。また、情報表示器82
に表示されていたカード残高が会員カードまたはビジタ
カードに更新記録されることとなる。これらの持点やカ
ード残高などの記録情報がPC用管理コンピュータ10
1および貯玉・再プレイ用管理コンピュータ102に送
信された後、更新記録の終了した会員カードまたはビジ
タカードがカード挿入・排出口65より排出される。
【0070】また、昼食、その他の用事のために遊技中
のパチンコ遊技機109を確保した状態で遊技を中断し
たい場合には、情報開示装置111(図2参照)で所定
の中断操作を行なえばよい。中断操作を行なうことによ
り、情報表示器82の表示が遊技中断中である旨のメッ
セージ表示に切換わるとともにパチンコ遊技機109の
打球操作ハンドル37がロックされ、遊技不能動状態と
なる。また、カード挿入・排出口65から挿入されてI
Cカードリーダライタ72に取込まれているカードに
は、遊技を中断したパチンコ遊技機109の台番号を特
定可能な中断情報が記録される。なお、この中断情報
は、会員カードまたはビジタカードのカード発行番号な
どとともにホール用管理コンピュータ103(図1参
照)へ送信される。中断情報の記録されたカードは、カ
ード挿入・排出口65より排出される。
【0071】また、カード処理装置110は、この中断
情報が記録されたカード以外のICカードの受付を禁止
する。したがって、遊技を中断した者以外の他人が自己
のカードを使用して遊技を行なうことができなくなる。
このため、遊技者は、遊技をしていたパチンコ遊技機1
09を確保した状態で遊技を中断し、昼食などに出掛け
ることができる。
【0072】なお、遊技を中断状態にした遊技者が再度
遊技を再開させるためには、自己の所有する会員カード
またはビジタカードをカード挿入・排出口65に挿入す
ればよい。カード処理装置110は、挿入されたカード
の記録情報を照合して中断情報が一致することを確認し
た後、情報表示器82の表示をカード残高および貯玉数
の表示に切換えるとともに、パチンコ遊技機109の遊
技不能動状態を解除する。これにより遊技者は、中断前
の遊技状態から遊技を再開することができる。
【0073】図3は、パチンコ遊技機109およびカー
ド処理装置110の全体背面図である。パチンコ遊技機
109の通常入賞口57,55や始動入賞口58あるい
は可変入賞球装置48内に進入した入賞玉は、遊技盤の
裏面に導かれて入賞玉集合樋130に案内され、すべて
入賞玉検出器131により検出される。一方、アウト口
60より回収されたアウト玉はアウト玉誘導樋153で
誘導され、前述したように入賞玉検出器131で検出さ
れた入賞玉と合流する。そして、アウト玉および入賞玉
は打込玉検出器133で検出された後、打込玉集合樋1
34に案内される。打込玉検出器133は、アウト玉お
よび入賞玉となって回収された玉を検出するものであ
り、この打込玉検出器133により検出された玉の個数
を計数することにより、遊技領域46に打込まれた後に
回収された玉の個数を把握することができる。また、フ
ァウル玉戻り口73より回収されたファール玉はファー
ル玉検出器45で検出された後、打込玉集合樋134に
案内される。
【0074】打込玉集合樋134に案内された打玉は傾
斜に沿って発射玉供給口156へ案内される。遊技者が
打球操作ハンドル37(図2参照)を操作すれば打球発
射モータ137が駆動し、ハンマ138が間欠揺動され
る。ハンマ138の間欠揺動に伴って発射玉供給口15
6に案内されたパチンコ玉が1発ずつ遊技領域46(図
2参照)へ弾発発射される。以上のようにして、パチン
コ遊技機109内に封入されているパチンコ玉が繰返し
循環して遊技に使用される。
【0075】遊技場の係員などが所定の玉抜スイッチ
(図示省略)を操作すればソレノイド158が励磁さ
れ、打込玉集合樋134の一部を形成している回動板1
57が所定角度回動し、玉抜樋159と打込玉集合樋1
34とを連通させる。これにより、打込玉検出器133
で検出された後打込玉集合樋134を案内される封入玉
は発射玉誘導口156へ誘導されることなく玉抜樋15
9へ案内される。玉抜樋159へ案内された封入玉はパ
チンコ遊技機109外部へ排出される。
【0076】128は遊技用制御基板であり、前述した
ような遊技制御を含む各種遊技内容の制御を行なう遊技
制御用マイクロコンピュータ167(図5参照)が設け
られている。また、160は持点用制御基板であり、持
点の制御を行なうための持点制御用マイクロコンピュー
タ166(図5参照)が設けられている。なお、168
は大当り情報や確率変動情報、始動入賞情報などの遊技
情報をホール用管理コンピュータ103などへ出力する
ための通信部である。
【0077】カード処理装置110の内部には、所定の
回収条件が成立したICカードを回収する動作を行なう
カード回収部(図5に示すカード回収部114)に含ま
れるカード回収機構(図示省略)を収容したカード回収
機構収容部201が設けられている。カード回収機構
は、カード回収部に含まれる所定の駆動源により駆動さ
れる。また、カード処理装置110の内部においては、
カード回収機構により回収されたICカードが収容され
るカード回収ボックス202がカード回収機構収容部2
01に収容されるように設けられている。カード回収ボ
ックス202は、カード処理装置110の裏面側から外
部へ引出せるように構成されている。このような構成に
より、回収条件が成立したICカードは、カード回収機
構により回収されてカード回収ボックス202に収容さ
れ、その後、係員によりカード回収ボックス202が外
部へ引出されることにより、カード処理装置110の外
部に取出される。
【0078】なお、ここでは、カード処理装置110に
より回収されたICカードを係員が取出す例を示した
が、これに限らず、カード処理装置110により回収さ
れたICカードをベルトコンベア等の搬送装置により予
め定められた場所(たとえば、自動発行機104)に自
動的に搬送する構成を採用してもよい。そのようにIC
カードを自動的に搬送する場合には、搬送装置をカード
処理装置110の裏面側に設け、搬送するカードを各カ
ード処理装置110から遊技機設置島の端部等の所定場
所に集めるように搬送するようにしてもよい。
【0079】また、図示を省略しているが、カード処理
装置110の裏面側には、遊技機設置島の端部等の所定
の紙幣回収場所(たとえば、自動発行機104)へ紙幣
を搬送するための搬送ベルトを動作させるベルトコンベ
アを含む装置よりなる現金搬送装置が設けられている。
さらに、図示を省略しているが、カード処理装置110
においては、紙幣挿入口81から挿入されて入金に使用
された紙幣を回収して搬送ベルト上に送出する現金回収
部(図5の現金搬送部113)が設けられている。この
ような構成により、紙幣挿入口81から挿入された紙幣
は、現金回収部により回収されて搬送ベルト上に送出さ
れ、紙幣回収場所へ搬送される。
【0080】図4は、情報表示器82の設置状態を示す
斜視図である。図4においては、情報表示器82が設置
された部分の近傍が拡大されて示されている。図4を参
照して、情報表示器82は、情報を表示するための液晶
表示パネル(タッチパネルとしての機能を含む)よりな
る表示面820を有している。情報表示器82は、本体
部がカード処理装置110におけるカード挿入・排出口
65の上方に取付けられている。表示面820は、パチ
ンコ遊技機109前に着座した遊技者の方を向く態様で
設けられている。このように、情報表示器82は、表示
面820が遊技者に向かっているため、表示内容が遊技
者にとって容易に視認しやすいようになっている。
【0081】情報表示器82においては、以下に示す情
報を代表例とした各種情報が表示される。情報表示器8
2においては、カード処理装置110に挿入されて遊技
が許可されたICカードのカード残高および貯玉数が表
示される。会員カードのICカードはカード残高および
貯玉数が表示され、ビジタカードの場合は、カード残高
のみが表示される。これにより、遊技者は、自らが所有
するカード残高および貯玉数を容易に知ることができ
る。また、情報表示器82においては、その他の各種の
操作ボタンの画像が表示される。
【0082】図5は、図1に示したカード処理装置11
0およびパチンコ遊技機109のそれぞれに設けられた
制御回路を示すブロック図である。なお、以下の説明に
おいてICカードという場合には、会員カードおよびビ
ジタカードの両方が含まれる。
【0083】前述したようにカード処理装置110に
は、会員カードおよびビジタカードに関する処理等の各
種の制御処理を行なうためのカード処理用マイクロコン
ピュータ112が設けられている。電源回路89からカ
ード処理用マイクロコンピュータ112に、電源電力が
供給される。カード処理用マイクロコンピュータ112
は、電源回路89から供給される電源電力に基づいて動
作する。
【0084】カード処理用マイクロコンピュータ112
は、CPU112a、ROM112b、および、RAM
112cを含む。ROM112bには、制御処理を実行
するための制御プログラム等の各種データが記憶されて
いる。CPU112aは、ROM112bからデータを
読出して制御プログラムを実行し、RAM112cを作
業領域として用いてICカードの処理に関する各種制御
を行なう。
【0085】カード処理用マイクロコンピュータ112
は、持点制御用マイクロコンピュータ166と情報通信
可能に接続されている。持点制御用マイクロコンピュー
タ166は、CPU116a、ROM116b、およ
び、RAM116cを含む。ROM116bには、制御
処理を実行するための制御プログラム等の各種データが
記憶されている。CPU116aは、ROM116bか
らデータを読出して制御プログラムを実行し、RAM1
16cを作業領域として用いて持点に関する各種制御を
行なう。
【0086】カード処理装置110の外部からカード処
理装置110に送られてくる各種情報が、情報入力部8
4を介してカード処理用マイクロコンピュータ112に
与えられる。ICカードリーダライタ72からカード処
理用マイクロコンピュータ112には、挿入されている
カードから読出された記録情報が与えられる。カード処
理用マイクロコンピュータ112からICカードリーダ
ライタ72には、挿入されているカードに記録する情報
およびICカードリーダライタ72の動作を制御するた
めの制御信号が与えられる。ICカードリーダライタ7
2には、ICカードが挿入されていることを検出するた
めのカード検出器(図示省略)が含まれており、そのカ
ード検出器の検出信号も、ICカードリーダライタ72
からカード処理装置110に与えられる。
【0087】操作部41に設けられている前述の引落ス
イッチ85からカード処理用マイクロコンピュータ11
2には、引落スイッチ85の操作情報が与えられる。前
述したように引落スイッチ85が操作されれば、現状の
引落しモードに応じて、ICカードリーダライタ72に
よりICカードから読出した記録情報により特定される
カード残高または貯玉数に相当する金額から所定額を減
算し、その引換えに遊技者に所定数の持点を付与する処
理がカード処理用マイクロコンピュータ112により行
なわれる。さらに、引落操作に応じてカード残高または
貯玉数が減算された場合には、カード残高または貯玉数
の変更に応じて、カード処理用マイクロコンピュータ1
12によりICカードの記録情報を書換える処理が行な
われる。
【0088】操作部41に設けられている前述の返却ス
イッチ86からカード処理用マイクロコンピュータ11
2には、返却スイッチ86の操作情報が与えられる。返
却スイッチ86が操作されると、その操作情報に基づい
て、カード処理用マイクロコンピュータ112により、
遊技を終了させてICカードを返却する処理がなされ
る。引落額切替スイッチ83からカード処理用マイクロ
コンピュータ112には、引落額切替スイッチ83の操
作情報が与えられる。端数表示スイッチ66からカード
処理用マイクロコンピュータ112には、端数表示スイ
ッチ66の操作情報が与えられる。操作部41に設けら
れている前述の再プレイ切換スイッチ87からカード処
理用マイクロコンピュータ112には、再プレイ切換ス
イッチ87の操作情報が与えられる。再プレイ切換スイ
ッチ87の操作情報に応じて引落しモードが切換えられ
る。電源回路89からカード処理用マイクロコンピュー
タ112には、カード処理用マイクロコンピュータ11
2の動作のための電源電力が供給される。
【0089】カード処理用マイクロコンピュータ112
からスピーカ115には、警報音等の所定の音声を出力
させるための音制御信号が与えられる。この音制御信号
に応じて、スピーカ115から警報音等の所定の音声が
出力される。カード処理用マイクロコンピュータ112
からカード処理装置110の外部には、各種情報が情報
出力部88を介して出力される。カード処理用マイクロ
コンピュータ112から情報表示器82には、情報表示
器82の表示状態を制御するための表示制御信号が与え
られる。その表示制御信号により、情報表示器82の表
示制御が行なわれる。また、情報表示器82はタッチパ
ネルとしての機能を含む表示装置なのでそのタッチパネ
ルの操作入力を受付ける。タッチパネルの操作入力信号
は、情報表示器82からカード処理用マイクロコンピュ
ータ112に与えられる。カード処理用マイクロコンピ
ュータ112から利用可ランプ69には、利用可ランプ
69の表示状態を制御するための制御信号が与えられ
る。カード処理用マイクロコンピュータ112からカー
ド挿入表示器68には、カード挿入表示器68の表示状
態を制御するための制御信号が与えられる。カード処理
用マイクロコンピュータ112から連結方向指示器67
には、連結方向指示器67の表示状態を制御するための
制御信号が与えられる。
【0090】端数表示スイッチ66が操作されれば、そ
の操作の検出信号がカード処理用マイクロコンピュータ
112に入力される。端数表示スイッチ66から検出信
号がカード処理用マイクロコンピュータ112に入力さ
れると、カード処理用マイクロコンピュータ112は、
カード残高の端数を表示させる表示制御信号を情報表示
器82に与え、情報表示器82にカード残高の端数を表
示させる。また、カード処理用マイクロコンピュータ1
12は、予め入力された情報に基づいて表示信号を連結
方向指示器67に与え、連結方向指示器67を点灯表示
させる。
【0091】カード処理用マイクロコンピュータ112
からカード回収部114には、所定条件の成立に応じ
て、カード処理装置110に挿入されたICカードを回
収させる動作を実行させるための駆動制御信号が与えら
れる。これにより、カード回収機構が駆動されてICカ
ードがカード処理装置110において使用されていたI
Cカードが回収されてカード回収ボックス202内に送
られる。カード処理用マイクロコンピュータ112から
現金搬送部113には、所定条件の成立に応じて、カー
ド処理装置110に挿入された紙幣を回収させる動作を
実行させる制御信号が与えられる。これにより、現金搬
送部113が駆動され、カード処理装置110において
使用された紙幣が回収されて搬送ベルト上に送られる。
【0092】前述したように持点を付与した場合には、
カード処理用マイクロコンピュータ112から持点制御
用マイクロコンピュータ166に持点情報が与えられ
る。持点制御用マイクロコンピュータ166では、カー
ド処理用マイクロコンピュータ112から与えられた持
点情報をRAM166cに記憶し、その持点情報に基づ
いて持点表示器91に表示信号を与え、持点表示器91
に持点を表示させる。
【0093】また、カード処理用マイクロコンピュータ
112は、カードの引落額に関する引落額情報を情報出
力部88からホール用管理コンピュータ103に送ると
ともに、その引落額情報をカード残高または貯玉数の引
落対象の種別に応じて、情報出力部88からPC用管理
コンピュータ101または貯玉・再プレイ用管理コンピ
ュータ102に送る処理を行なう。
【0094】発射玉検出器44により打玉の発射が検出
されると、その検出信号が持点制御用マイクロコンピュ
ータ166に入力される。持点制御用マイクロコンピュ
ータ166は、発射玉検出器44でパチンコ玉の発射が
1発ずつ検出されるごとに記憶している持点の減算更新
を行なうとともに、その更新結果を持点表示器91に表
示させるための制御を行なう。ファール玉検出器45で
ファール玉が検出されれば、その検出信号が持点制御用
マイクロコンピュータ166に入力される。持点制御用
マイクロコンピュータ166は、ファール玉検出器45
からの検出信号の入力に応じて、記憶している持点を1
点ずつ加算更新するとともにその加算更新結果を持点表
示器91に表示させるための制御を行なう。
【0095】入賞玉検出器131により入賞玉が検出さ
れれば、その検出信号が持点制御用マイクロコンピュー
タ166に入力される。打玉が入賞すると、入賞があっ
た入賞領域の種別に応じた持点加算数を特定可能な情報
が遊技制御用マイクロコンピュータ167から持点制御
用マイクロコンピュータ166に与えられる。入賞玉検
出器131により入賞玉が検出された場合、持点制御用
マイクロコンピュータ166は、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ167から与えられた持点加算数の情報に基
づいて記憶している持点を加算更新するとともに、その
加算更新結果を持点表示器91に表示させるための制御
を行なう。打込玉検出器133により回収玉が検出され
れば、その検出信号が持点制御用マイクロコンピュータ
166に入力される。持点制御用マイクロコンピュータ
166は、打込玉検出器133からの検出信号に応じ
て、回収玉総数をカウントし、その回収玉総数を記憶す
る。
【0096】また、持点制御用マイクロコンピュータ1
66は、発射玉検出器44により検出された発射玉の総
数をカウントし、その発射玉総数を記憶する。また、持
点制御用マイクロコンピュータ166は、ファール玉検
出器45により検出されたファール玉総数をカウント
し、そのファール玉総数を記憶する。
【0097】持点制御用マイクロコンピュータ166
は、遊技者の持点、回収玉の個数、発射玉の個数、ファ
ール玉の個数、および、入賞玉の個数等の持点および玉
のデータを管理している。このような持点および玉のデ
ータは、持点制御用マイクロコンピュータ166からホ
ール用管理コンピュータ103に送信され、ホール用管
理コンピュータ103においても管理される。
【0098】また、持点制御用マイクロコンピュータ1
66は、発射モータ137に発射停止信号を与えること
が可能である。持点制御用マイクロコンピュータ166
は、カード処理用マイクロコンピュータ112から、前
述したカード検出器の検出信号を受け、その検出信号に
基づいてカードが挿入されていないと判断した場合に、
発射モータ137に発射停止信号を与える。そのように
発射モータ137が発射停止信号を受けた場合は、発射
モータ137が不能動状態にされる。
【0099】また、カード処理用マイクロコンピュータ
112は、遊技者による遊技が終了した場合に、持点制
御用マイクロコンピュータ166から現在の持点の情報
を読出し、その持点の情報を遊技者のICカード(会員
カードまたはビジタカード)の情報の書換えに用いる。
【0100】次に、会員カードおよびビジタカードとし
て用いられるICカードの構成を詳細に説明する。図6
は、会員カードおよびビジタカードとして用いられるI
Cカードの平面図である。
【0101】図6を参照して、ICカード700は、カ
ード処理装置に接触して使用される所謂接触型のICカ
ードである。ICカード700には、コネクタ701、
ICカードマイクロコンピュータ702、および、EE
PROM703が設けられている。ICカードマイクロ
コンピュータ702およびEEPROM703は、カー
ド内部に内蔵されており、コネクタ701がカード表面
に露出している。
【0102】次に、ICカード700に設けられている
回路の構成を説明する。図7は、図6に示されたICカ
ード700に設けられている回路の構成を示すブロック
図である。
【0103】コネクタ701は、前述した会員カード処
理装置141およびビジタカード処理装置151等の外
部機器との間で信号の入出力を行なうために設けられて
いる。ICカードマイクロコンピュータ702には、C
PU702a、ROM702b、および、RAM702
cが含まれている。
【0104】CPU702aは、ROM702bに格納
されている制御プログラムに基づいて制御動作を所定の
順序で実行する。RAM702c内には、CPU702
aでの演算に使用される各種演算カウンタが記憶されて
いる。EEPROM703は、各種情報の再書込が可能
なメモリであり、ICカードの種別を認識するためのカ
ード種別番号、セキュリティコード、その他カードの種
別に応じたさまざまな情報が記録されている。
【0105】ICカードマイクロコンピュータ702に
は、前述したCPU702a、ROM702b、およ
び、RAM702cの他に、コネクタ701を介して入
力される入力信号を受けてCPU702aに入力データ
を与えるとともにCPU702aからの出力情報を受け
てコネクタ701に出力する入出力インタフェースやパ
ワーオンリセット回路,クロック発生回路,パルス分周
回路,アドレスデコード回路などが設けられている。E
EPROM703内には、会員カードまたはビジタカー
ドというカードの種別を識別可能なカード種別番号の
他、各カードに特有の情報がそれぞれ記憶されている。
その記憶情報の一例は、図8および図9を用いて後述す
る。
【0106】このようなICカード700が会員カード
処理装置141およびビジタカード処理装置151等の
ICカード処理装置に挿入されると、ICカード処理装
置内のリーダライタのコネクタがICカードのコネクタ
701と電気的に接触し、ICカード内に記憶されてい
る情報が読出し可能になり、またその情報が更新可能に
なる。
【0107】次に、会員カードのEEPROM703内
に記憶されている情報を説明する。図8は、会員カード
のEEPROM703内に記憶されている情報を説明す
るための説明図である。
【0108】カード種別番号801は、ICカードの種
別を判別するために記録される情報であり、その情報に
より、ICカードが会員カードであるかビジタカードで
あるかが示される。会員カードの場合には、会員カード
であることを示すカード種別番号が記録されている。こ
のカード種別番号に基づいて、ICカードが会員カード
であるか、ビジタカードであるかを判別できる。
【0109】カード番号802は、複数のICカードの
中から一のICカードを特定し識別するために用いられ
る情報であり、パーラーネットに加盟しているホール1
から発行されるICカードには重複したカード番号が付
されることはない。発行店コード803は、会員カード
を発行したホールを特定するための情報である。この発
行店コード803により、会員カードが、全国のホール
のうちのどこのホール1で発行されたものであるのかを
特定することが可能である。
【0110】発行日804は、会員カードが発行された
年月日を示す情報である。会員情報805には会員の遊
技者の氏名、性別、住所、および指紋等の会員の個人情
報が記録されている。暗証番号806は、会員登録の際
に遊技者が決める情報である。その暗証番号806の情
報は、会員カードの再発行を受ける際、遊技者が景品交
換処理を行なう際、預け入れ持点を遊技可能持点に変換
操作する際、および、カード処理装置110において会
員カードを使用する際などにおいて、遊技者の使用して
いる会員カードが遊技者本人のものであることを認証す
る際に使用されるものである。
【0111】中断情報807は、遊技者が遊技の中断操
作を行なった際に記録される情報であり、中断操作を行
なったパチンコ遊技機の台番号などが記録されている。
セキュリティコード808は、ICカードのセキュリテ
ィを保持するための情報である。セキュリティコード8
08は、カード処理装置110等のICカード処理装
置、ならびに、景品交換機105が会員カードの記録情
報を読込むにあたって最初に読取られる情報である。こ
のセキュリティコード808が予め登録されているコー
ドと一致しない場合にはその他の記録情報の読取処理が
実行されないように構成されている。
【0112】カード残高809は、会員カードの残高で
あり、前述したように遊技者が玉貸操作を行なうことに
より減算更新され、遊技者が入金を行なうことにより加
算更新される。有効期限810は、持点に関する(預り
持点も含む)有効期限である。
【0113】遊技可能持点(使用可能持点)811に
は、遊技に使用可能な持点の情報が記録される。遊技履
歴812は、会員における、過去の入会および脱会の履
歴、過去のICカードの再発行回数の履歴、および、過
去の不正行為の履歴等の各種の履歴および遊技者におけ
る履歴に関する情報である。使用回数813には、IC
カードが、自動発行機104、カード処理装置110お
よび景品交換機105において使用された回数(たとえ
ば挿入回数)の情報が記録される。この使用回数813
は、ICカードが会員カードおよびビジタカードのどち
らとして使用されたかにかかわらず、ICカードが最初
に発行された後の積算使用回数であり、ICカードがど
の種類のカードとして使用されても、使用されるごとに
加算更新される。このように記録された使用回数が予め
定められた使用限度回数に達した場合には、自動発行機
104およびカード処理装置110等によりICカード
が回収され得る。
【0114】景品交換持点814には、景品交換するこ
とが可能な持点が記録される。遊技場預り持点815に
は、遊技場預り持点、すなわち、貯玉数の情報が記録さ
れる。会員カードには、以上に示した情報の他にも、そ
の他の情報816として、ICカードの再発行回数およ
びカード会社により出荷の際に記録される管理情報等の
各種情報が記録される。
【0115】このように、会員カードには、1枚のカー
ドに、カード残高および遊技場預り持点(貯玉数)等の
遊技者に使用可能な有価価値であってまだ遊技に使用さ
れずに残っている残価値を特定可能な情報と、遊技可能
持点(使用可能持点)および景品交換持点等の遊技の結
果得られた遊技結果価値を特定可能な情報との両方を記
録することが可能であるので、これらの価値を1つのカ
ードを用いて管理することが可能になるため、価値の情
報管理の面でのICカードの利便性を向上させることが
できる。さらに、カードを使用する遊技者の利便性も向
上する。
【0116】次に、ビジタカードのEEPROM703
内に記憶されている情報を説明する。図9は、ビジタカ
ードのEEPROM703内に記憶されている情報を説
明するための説明図である。ビジタカードのEEPRO
M703内に記憶されている情報は、会員カードの場合
と比べて、会員情報、暗証番号、および、遊技場預り持
点の情報がない点等が異なっている。
【0117】カード種別番号901は、前述した会員カ
ードのカード種別番号801と同様の情報である。ビジ
タカードの場合には、ビジタカードであることを示すカ
ード種別番号が記録されている。カード発行番号902
は、前述した会員カードのカード発行番号802と同様
の情報である。発行店コード903は、ビジタカードを
発行したホールを特定するための情報である。この発行
店コード903により、ビジタカードが、全国のホール
のうちのどこのホール1で発行されたものであるのかを
特定することが可能である。
【0118】発行日904は、ビジタカードが発行され
た年月日を示す情報である。中断情報905は、前述し
た会員カードの中断情報807と同様の情報である。セ
キュリティコード906は、前述した会員カードのセキ
ュリティコード808と同様の情報である。
【0119】カード残高907は、ビジタカードの残高
であり、前述したように遊技者が引落し操作(玉貸操
作)を行なうことにより減算更新され、遊技者が入金を
行なうことにより加算更新される。有効期限908は、
持点に関する有効期限である。遊技可能持点909は、
前述した会員カードの遊技可能持点811と同様の情報
である。履歴情報910は、遊技における履歴に関する
情報である。使用回数911は、前述した会員カードの
使用回数813と同様の情報である。景品交換持点91
2は、前述した会員カードの景品交換持点814と同様
の情報である。その他の情報913は、前述した会員カ
ードのその他の情報816と同様の情報である。
【0120】次に、持点制御用マイクロコンピュータ1
66により実行される制御処理について説明する。ここ
では、制御処理の一部として、パチンコ遊技機1におけ
る玉の管理のために用いられる各種カウンタを更新する
カウンタ更新処理と、玉の発射および入賞等に応じて持
点を更新する持点更新処理とを説明する。
【0121】図10は、カウンタ更新処理の処理内容を
示すフローチャートである。まず、ステップSF(以下
単にSFという)1により、カード処理用マイクロコン
ピュータ112からカード検出器の検出信号を受け、カ
ードが現在挿入されているか否かの判断がなされる。S
F1によりICカードが挿入されていないと判断された
場合は、このカウンタ更新処理が終了する。一方、SF
1によりカードが挿入されていると判断された場合は、
SF2に進み、発射玉検出器44により発射玉が検出さ
れたか否かの判断がなされる。
【0122】SF2により発射玉が検出されたと判断さ
れた場合は、SF3に進み、発射玉数カウンタを「1」
だけ加算更新させる処理がなされ、その後、SF4に進
む。ここで、発射玉数カウンタとは、遊技領域46に打
込まれた発射玉の個数を積算カウントするためのカウン
タである。一方、SF2により発射玉が検出されていな
いと判断された場合は、そのままSF4に進む。
【0123】SF4では、ファール玉検出器45により
ファール玉が検出されたか否かの判断がなされる。SF
4によりファール玉が検出されたと判断された場合は、
SF5に進み、発射玉数カウンタを「1」だけ減算更新
させる処理がなされ、その後、SF6に進む。一方、S
F4によりファール玉が検出されていないと判断された
場合は、そのままSF6に進む。このように、発射され
た玉がファール玉になった場合は、一旦加算更新された
発射玉数カウンタが減算更新されるので、結果的に発射
玉数が加算更新されない。
【0124】SF6では、打込玉検出器133により回
収玉が検出されたか否かの判断がなされる。SF6によ
り回収玉が検出されたと判断された場合は、SF7に進
み、回収玉数カウンタを「1」だけ加算更新させる処理
がなされ、その後、このカウンタ更新処理が終了する。
ここで、回収玉数カウンタは、回収玉の個数を積算カウ
ントするためのカウンタである。一方、SF6により回
収玉が検出されていないと判断された場合は、そのまま
このカウンタ更新処理が終了する。
【0125】なお、ここでは、SF1によりICカード
が挿入されていることを条件として各カウンタによるカ
ウントを行なうようにしたが、これに限らず、ICカー
ドが挿入されていない場合でも各カウンタによるカウン
トを行なうようにしてもよい。
【0126】図11は、持点更新処理の処理内容を示す
フローチャートである。まず、ステップSG(以下単に
SGという)1により、カード処理用マイクロコンピュ
ータ112からカード検出器の検出信号を受け、カード
が現在挿入されているか否かの判断がなされる。SG1
によりカードが挿入されていないと判断された場合は、
この持点更新処理が終了する。一方、SG1によりカー
ドが挿入されていると判断された場合は、SG2に進
み、発射玉検出器44により発射玉が検出されたか否か
の判断がなされる。
【0127】SG2により発射玉が検出されたと判断さ
れた場合は、SG3に進み、持点数カウンタを「1」だ
け減算更新させる処理がなされ、その後、SG4に進
む。ここで、持点数カウンタとは、遊技者の持点をカウ
ントするためのカウンタである。一方、SG2により発
射玉が検出されていないと判断された場合は、そのまま
SG4に進む。このように、打玉が1個発射されるごと
に持点が「1」だけ減算更新される。
【0128】SG4では、ファール玉検出器45により
ファール玉が検出されたか否かの判断がなされる。SG
4によりファール玉が検出されたと判断された場合は、
SG5に進み、持点数カウンタを「1」だけ加算更新さ
せる処理がなされ、その後、SG6に進む。一方、SG
4によりファール玉が検出されていないと判断された場
合は、そのままSG6に進む。このように、発射された
玉がファール玉になった場合は、一旦減算更新された持
点が加算更新されるので、結果的に持点が減少しない。
【0129】SG6では、入賞玉検出器131により入
賞玉が検出されたか否かの判断がなされる。SG6によ
り入賞玉が検出されたと判断された場合は、SG7に進
み、遊技制御用マイクロコンピュータ167から得た入
賞の種別に応じた点数の情報に基づいて、入賞の種別に
応じた持点数を持点数カウンタに加算する処理がなされ
る。SG7の後、この持点更新処理が終了する。一方、
SG6により入賞玉が検出されていないと判断された場
合は、そのままこのカウンタ更新処理が終了する。
【0130】次に、貯玉および貯玉再プレイについて説
明する。貯玉は、各ホールにおいて行なうことが可能で
ある。貯玉数は、貯玉・再プレイ中央管理センタにおい
て統括的に管理されるとともに、各ホールの貯玉・再プ
レイ用管理コンピュータ102においても管理される。
貯玉を用いた再プレイについては、貯玉数を金額に変換
する変換率(換金率)が予め定められており、貯玉を用
いて再プレイを行なう場合には、各ホールにおいて、換
金率に基づいて貯玉数が金額に換金され、その換金され
た金額が再プレイに用いられる。貯玉から変換された金
額がある場合には、その貯玉についての金額が優先的に
玉貸しに用いられる。
【0131】次に、カード処理装置110のカード処理
用マイクロコンピュータ112において実行される制御
用プログラムのメインルーチンであるカードメイン処理
について説明する。
【0132】図12は、カード処理装置110のカード
処理用マイクロコンピュータ112において実行される
カードメイン処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【0133】まず、ステップSK(以下、単にSKと呼
ぶ)1により、入金処理が実行される。入金処理におい
ては、ICカード(会員カード,ビジタカード)への入
金に関する処理が行なわれる。入金処理の詳細な処理内
容は、図13を用いて後述する。次に、SK2により、
引落処理が実行される。引落処理においては、ICカー
ド(会員カード,ビジタカード)から残高または貯玉を
遊技のために引落す処理が行なわれる。引落処理の詳細
な処理内容は、図14を用いて後述する。
【0134】次に、SK3により、回収処理が実行され
る。回収処理においては、所定の回収条件が成立したI
Cカード(ビジタカード)を回収するための処理が行な
われる。回収処理の詳細な処理内容は、図15を用いて
後述する。次に、SK4により、返却処理が実行され
る。返却処理においては、所定の返却条件が成立したI
Cカード(会員カード)を返却するための処理が行なわ
れる。返却処理の処理内容は、図16を用いて後述す
る。次に、SK5により、その他の処理が実行される。
この場合のその他の処理は、前述したSK1〜SK4以
外に実行される各種の処理をいい、ここではその詳細な
内容を省略する。
【0135】次に、前述したSK1の入金処理の処理内
容を説明する。図13は、入金処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0136】まず、ステップSL(以下、単にSLと呼
ぶ)1により、紙幣挿入口81から紙幣が挿入されたか
否かの判断がなされる。
【0137】SL1により紙幣が挿入されていないと判
断された場合は、この入金処理が終了する。一方、SL
1により紙幣が挿入されたと判断された場合は、SL2
に進み、現在が入金可能な状態であるか否かの判断がな
される。ここでは、後述する入金可フラグ(後述するS
A6参照)がセットされている場合に入金可能な状態で
あると判断する。この入金可フラグは、後述するよう
に、回収待ち条件が成立したこと(カード残高が
「0」、持点が「0」になり、かつ、すべての発射玉が
回収された場合)に応じてセットされるフラグである。
【0138】SL2により入金可能な状態ではないと判
断された場合は、入金が認められず、SL3に進み、入
金のために遊技者により挿入された紙幣を遊技者に返却
する処理がなされる。これにより、紙幣が紙幣挿入口8
1から返却される。SL3の後、この入金処理が終了す
る。一方、SL2により入金可能な状態であると判断さ
れた場合は、入金が認められてSL4に進み、挿入され
た入金額に応じて、カード残高を加算更新させる処理が
なされる。この場合のカード残高の更新は、カード処理
用マイクロコンピュータ112のRAM112cの記憶
データ上で行なう。次に、SL5に進み、SL4でのカ
ード残高の更新に応じて、情報表示器82に表示されて
いるカード残高の更新表示がなされる。その後、この入
金処理が終了する。
【0139】このように、カード処理装置110におい
て入金を行なうことが可能であるため、遊技者がパチン
コ遊技機109の前に座っている状態で入金でき、遊技
者がわざわざ自動発行機104まで出向いて行って入金
を行なう必要がなくなる。このため、ICカードに入金
をする場合の遊技者の手間を極力省くことができる。
【0140】次に、前述したSK2の引落処理の処理内
容を説明する。図14は、引落処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0141】まず、ステップSM(以下、単にSMと呼
ぶ)1により、前述した遊技許可フラグがセットされて
いるか否かの判断がなされる。ここで、遊技許可フラグ
は、遊技者所有のICカードを使用した遊技が許可され
た場合にセットされるフラグである。この遊技許可フラ
グは、その他のサブルーチンにおいて次のようにセット
される。まず、挿入されているICカードのカード番号
に基づいて、そのカード番号のICカードに対応して管
理されている残高データ、セキュリティコード等のカー
ド管理情報を取得する処理がなされる。このカード管理
情報がカード照合情報として用いられる。カード管理情
報の取得は、次のように行なわれる。カード処理装置1
10の情報出力部88からカード管理情報の取得要求情
報が出力され、その取得要求情報に応答して、PC用管
理コンピュータ101および貯玉・再プレイ用管理コン
ピュータ102のそれぞれが、対応するPC中央管理セ
ンタの管理コンピュータおよび貯玉・再プレイ中央管理
センタの管理コンピュータとネットワーク上での情報通
信により相互に連絡を取合いながら行なう。その結果、
PC用管理コンピュータ101および貯玉・再プレイ用
管理コンピュータ102のそれぞれから情報入力部84
を介して、カード管理情報がカード処理装置110に与
えられる。そして、カード処理装置110において、前
述したように取得したカード管理情報と、読込んだカー
ド情報とについて残高データ、セキュリティコード等の
予め定められた照合対象データを比較照合し、挿入され
ているICカードが正規のICカードであるか否かを判
断する。そして、その結果、正規のICカードであると
判断された場合に遊技許可フラグがセットされるのであ
る。ただし、遊技許可フラグがセットされるのは、IC
カードの記録情報に基づいて、使用可能な残高、遊技可
能持点、または、貯玉数(会員カードの場合)のいずれ
かが「0」になっていないという条件が満たされている
場合のみである。したがって、残高、遊技可能持点、お
よび、貯玉数(貯玉数は会員カードの場合に適用され
る)がすべて「0」になっている場合には、遊技を行な
うことが認められない。
【0142】このような遊技許可フラグがセットされて
遊技を行なうことが認められた場合には、その他の処理
において、ICカードの記録情報に基づいて、情報表示
器82に残高および貯玉数が表示される(貯玉数の表示
は会員カードの場合のみ行なわれる)。そして、遊技許
可フラグは、返却スイッチ86の操作に基づく返却処理
により遊技者にICカードが返却される場合および所定
の回収条件が成立したことに基づく前記回収処理により
ICカードが回収される場合にクリアされる。
【0143】SM1により遊技許可フラグがセットされ
ていないと判断された場合は、この引落処理が終了す
る。一方、SM1により遊技許可フラグがセットされて
いると判断された場合は、SM2に進み、現在設定され
ている引落モードが残高モードであるか否かの判断がな
される。
【0144】SM2により残高モードではないと判断さ
れた場合(貯玉モードである場合)は、後述するSM8
に進む。一方、SM2により残高モードであると判断さ
れた場合は、SM3に進み、引落スイッチ85による引
落操作があったか否かの判断がなされる。SM3により
引落操作がなかったと判断された場合は、この引落処理
が終了する。一方、SM3により引落操作があったと判
断された場合は、SM4に進み、引落可能なカード残高
(引落残高)があるか否かの判断がなされる。
【0145】SM4により引落残高がないと判断された
場合は、この引落処理が終了する。一方、SM4により
引落残高があると判断された場合は、SM5に進み、引
落スイッチ85の操作に基づいて設定された所定額の引
落額をカード残高から引落す処理がなされる。次に、S
M6に進み、SM5での引落しに応じて引落された額を
カード残高から減算するカード残高の更新が行なわれ
る。この場合のカード残高の更新は、カード処理用マイ
クロコンピュータ112のRAM112cの記憶データ
上で行なう。次に、SM7に進み、SM6でのカード残
高の更新に応じて、情報表示器82に表示されているカ
ード残高の更新表示がなされる。その後、この引落処理
が終了する。
【0146】また、前述したSM2により残高モードで
はないと判断され(貯玉モードである場合)、SM8に
進んだ場合は、引落スイッチ85による引落操作があっ
たか否かの判断がなされる。SM8により引落操作がな
かったと判断された場合は、この引落処理が終了する。
一方、SM8により引落操作があったと判断された場合
は、SM9に進み、引落可能な貯玉数(引落貯玉数)が
あるか否かの判断がなされる。
【0147】SM9により引落貯玉数がないと判断され
た場合は、この引落処理が終了する。一方、SM9によ
り引落貯玉数があると判断された場合は、SM10に進
み、引落スイッチ85の操作に基づいて設定された所定
額の引落数を貯玉数から引落す処理がなされる。次に、
SM11に進み、SM10での引落しに応じて引落され
た引落貯玉数を貯玉数から減算する貯玉数の更新が行な
われる。この場合の貯玉数の更新は、カード処理用マイ
クロコンピュータ112のRAM112cの記憶データ
上で行なう。次に、SM12に進み、SM11でのカー
ド残高の更新に応じて、情報表示器82に表示されてい
る貯玉数の更新表示がなされる。その後、この引落処理
が終了する。
【0148】次に、前述したSK3の回収処理の処理内
容を説明する。図15は、回収処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0149】まず、ステップSA(以下、単にSAと呼
ぶ)1により、ビジタカードが挿入中であるか否かの判
断がなされる。この判断は、挿入されたICカードから
読出したカード種別の記録情報に基づいて行なわれる。
SA1によりビジタカードが挿入中ではないと判断され
た場合は、この回収処理が終了する。一方、SA1によ
りビジタカードの挿入中であると判断された場合は、S
A2に進み、前述した遊技許可フラグがセットされてい
るか否かの判断がなされる。SA2により遊技許可フラ
グがセットされていないと判断された場合は、この回収
処理が終了する。一方、SA2により遊技許可フラグが
セットされていると判断された場合は、SA3に進み、
回収待ちフラグがセットされているか否かの判断がなさ
れる。ここで、回収待ちフラグは、ビジタカードの回収
を待っている状態であることを示すフラグであり、後述
するSA7によりセットされる。
【0150】SA3により回収待ちフラグがセットされ
ていると判断された場合は、後述するSA11に進む。
一方、SA3により回収待ちフラグがセットされていな
いと判断された場合は、SA4に進み、回収待ち条件と
して、カード残高が「0」になっているか否かの判断が
なされる。
【0151】SA4によりカード残高が「0」ではない
と判断された場合は、この回収処理が終了する。一方、
SA4によりカード残高が「0」であると判断された場
合は、SA5に進み、入金可フラグをセットする処理が
なされる。ここで、入金可フラグは、前述した入金処理
において遊技者による入金を許可するか否かの判定に用
いられるフラグであり、この入金可フラグがセットされ
ることにより遊技者による入金が許可される。つまり、
カード処理装置110においては、入金可フラグがセッ
トされた場合にのみICカードへの入金が認められるの
である。
【0152】次に、SA6に進み、入金が可能になった
旨の報知(入金可報知)を行なわせる処理がなされる。
具体的に、入金可報知においては、カード処理用マイク
ロコンピュータ112から情報表示器82に与えられる
表示制御信号に応じて、「入金可能になりました」とい
う旨のメッセージを情報表示器82に表示する表示制御
が行なわれる。この入金可報知がなされることにより、
遊技者は、入金をすることができるようになったことを
容易に知ることができる。
【0153】次に、SA7に進み、前述した回収待ちフ
ラグをセットする処理がなされる。この回収待ちフラグ
がセットされることにより、ビジタカードの回収待ちの
状態であることが示される。
【0154】次に、SA8に進み、景品交換持点がある
か否かの判断がなされる。SA8により景品交換持点が
あると判断された場合は、SA9に進み、現在挿入され
ているICカード(ビジタカード)を自動的に遊技者に
返却することを予告する自動返却予告報知が行なわれ
る。この自動返却予告報知は、SA16またはSA23
により終了されるまで継続して行なわれる。具体的に、
自動返却予告報知においては、カード処理用マイクロコ
ンピュータ112から情報表示器82に与えられる表示
制御信号に応じて、「持点が0になるとカードを返却し
ます」という旨のメッセージを情報表示器82に表示す
る制御が行なわれる。この自動返却予告報知がなされる
ことにより、遊技者は、ビジタカードが自動的に返却さ
れる可能性があることを容易に知ることができる。SA
9の後、この回収処理が終了する。
【0155】SA8により景品交換持点がないと判断さ
れた場合は、SA10に進み、現在挿入されているIC
カードを(ビジタカード)自動的に回収することを予告
する自動回収予告報知が行なわれる。この自動回収予告
報知は、SA17またはSA25により終了されるまで
継続して行なわれる。具体的に、自動回収予告報知にお
いては、カード処理用マイクロコンピュータ112から
情報表示器82に与えられる表示制御信号に応じて、
「持点が0になるとカードを回収します」という旨のメ
ッセージを情報表示器82に表示する制御が行なわれ
る。この自動回収予告報知がなされることにより、遊技
者は、ビジタカードが自動的に回収される可能性がある
ことを容易に知ることができる。SA10の後、この回
収処理が終了する。
【0156】前述したSA3により回収待ちフラグがセ
ットされていると判断されてSA11に進んだ場合は、
遊技者による入金があったか否かの判断がなされる。具
体的に、SA11では、前述した入金処理におけるSL
4の実行によりカード残高が加算更新されか否かをチェ
ックし、カード残高が加算更新されたことが確認された
場合に、入金があったものと判断する。前述したよう
に、回収待ちフラグがセットされている場合には、入金
可能報知が行なわれているため、入金を希望する遊技者
により入金が行なわれ得る。入金が行なわれた場合に
は、カード残高が「0」よりも大きくなることによりS
A4により判断される回収待ち条件が成立しなくなる。
このため、入金が行なわれた場合には回収待ち状態を解
除する必要がある。
【0157】SA11により入金がなかったと判断され
た場合は、後述するSA18に進む。一方、SA11に
より入金があったと判断された場合は、SA12に進
み、入金可フラグをクリアする処理がなされる。これに
より、入金をすることができなくなる。次に、SA13
に進み、前述した入金可能報知を終了させる処理がなさ
れる。つまり、SA12により入金不可能な状態にされ
たため、入金可能報知が終了されるのである。このよう
に、入金が不可能になった場合に入金可能報知が終了さ
れるため、遊技者は、入金をすることができなくなった
ことを容易に知ることができる。
【0158】次に、SA14に進み、回収待ちフラグを
クリアする処理がなされる。これにより回収待ち状態で
はないことが示される。次に、SA15に進み、景品交
換持点があるか否かの判断がなされる。SA15により
景品交換持点があると判断された場合は、SA16に進
み、前述した自動返却予告報知を終了させる処理がなさ
れる。このように自動返却予告報知が終了されることに
より、遊技者は、ICカードが自動的に返却される可能
性がなくなったことを容易に知ることができる。SA1
6の後、この回収処理が終了する。
【0159】SA15により景品交換持点がないと判断
された場合は、SA17に進み、前述した自動回収予告
報知を終了させる処理がなされる。このように自動返却
予告報知が終了されることにより、遊技者は、ビジタカ
ードが自動的に回収される可能性がなくなったことを容
易に知ることができる。SA17の後、この回収処理が
終了する。
【0160】このように、回収待ち状態になった場合に
おいて、遊技者により入金が1回行なわれると、それに
応じて、入金をすることが不可能な状態にされる。ま
た、回収待ちの状態において入金がなされれば、回収待
ち条件が成立しなくなるので、回収待ちの状態が解除さ
れるのである。
【0161】また、前述したようにSA11により入金
がなかったと判断されてSA18に進んだ場合は、遊技
可能持点(遊技中の持点)が「0」になったか否かの判
断がなされる。SA18により持点が「0」になってい
ないと判断された場合は、この回収処理が終了する。一
方、SA18により持点が「0」になっていると判断さ
れた場合は、SA19に進む。SA19以降の処理にお
いては、ビジタカードの回収または返却を行なうための
処理がなされる。
【0162】SA19においては、発射玉数カウンタの
カウンタ値と回収玉数カウンタのカウンタ値とが一致し
たか否かの判断がなされる。つまり、SA19において
は、遊技領域46に打込まれたすべての打込玉が回収さ
れたかどうかを判断しているのである。このようなSA
18およびSA19での条件の判定のために、カード処
理用マイクロコンピュータ112は、持点制御用マイク
ロコンピュータ166からリアルタイムで持点数カウン
タ、発射玉数カウンタ、および、回収玉数カウンタのそ
れぞれのカウンタ値の情報を受け、その情報に基づい
て、SA18およびSA19のそれぞれでの条件の判定
を行なう。
【0163】SA19により一致しないと判断された場
合は、まだ打込玉のすべての回収に至っておらず、後に
未回収の玉の入賞により持点が増える可能性があるの
で、すべての打込玉が回収されるのを待つために、この
回収処理が終了する。一方、SA19により一致したと
判断された場合は、すべての打込玉が回収されているの
で持点が増加する可能性がもはやないため、SA20に
進み、入金可フラグをクリアする処理がなされる。これ
により、入金をすることができなくなる。
【0164】次に、SA21に進み、前述した入金可能
報知を終了させる処理がなされる。つまり、SA21に
より入金不可能な状態にされたため、その旨の報知が行
なわれるのである。このように、入金が不可能になった
場合に入金可能報知が終了されるため、遊技者は、入金
をすることができなくなったことを容易に知ることがで
きる。
【0165】次に、SA22に進み、景品交換持点があ
るか否かの判断がなされる。SA22により景品交換持
点がないと判断された場合は、後述するSA25に進
む。一方、SA22により景品交換持点があると判断さ
れた場合は、SA23に進み、前述した自動返却予告報
知を終了させる処理がなされる。そして、SA24に進
み、カード挿入・排出口65からICカードを排出させ
る処理がなされる。これにより、景品交換持点が記録さ
れているビジタカードについては、遊技者に返却され
る。SA24の後、後述するSA27に進む。
【0166】また、前述したSA22により景品交換持
点がないと判断されてSA25に進んだ場合は、前述し
た自動回収予告報知を終了させる処理がなされる。そし
て、SA26に進み、挿入されているビジタカードを自
動的に回収させる処理がなされる。具体的には、カード
回収部114に制御信号を与え、カード回収機構を動作
させることにより、ビジタカードを回収してカード回収
ボックス202に収容させる。これにより、景品交換持
点が記録されていないビジタカードについては、自動的
に回収される。SA26の後、SA27に進む。
【0167】SA27では、回収待ちフラグをクリアさ
せる処理がなされる。そして、SA28に進み、遊技許
可フラグをクリアさせる処理がなされる。したがって、
ビジタカードの回収または返却が行なわれた場合には、
回収待ち状態および遊技許可状態が解除されるのであ
る。SA28の後、この回収処理が終了する。
【0168】以上の回収処理においては、カード残高が
なくなったことに応じて、ビジタカードの回収待ち状態
になるとともに、入金可能な状態になる。そして、持点
が「0」になる前に入金が行なわれると、入金不可能な
状態になる。さらに、ビジタカードの回収待ち状態にお
いて持点が「0」になる前に入金が行なわれないと、持
点が「0」になったことに応じて入金不可能な状態にな
った後、ビジタカードの回収または返却が行なわれる。
【0169】次に、前述したSK4の返却処理の処理内
容を説明する。図16は、返却処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0170】まず、ステップSB(以下、単にSBと呼
ぶ)1により、会員カードが挿入中であるか否かの判断
がなされる。この判断は、挿入されたICカードから読
出したカード種別の記録情報に基づいて行なわれる。S
B1により会員カードが挿入中ではないと判断された場
合は、この回収処理が終了する。一方、SB1により会
員カードの挿入中であると判断された場合は、SB2に
進み、前述した遊技許可フラグがセットされているか否
かの判断がなされる。SB2により遊技許可フラグがセ
ットされていないと判断された場合は、この回収処理が
終了する。一方、SB2により遊技許可フラグがセット
されていると判断された場合は、SB3に進み、返却待
ちフラグがセットされているか否かの判断がなされる。
ここで、返却待ちフラグは、会員カードの遊技者への返
却を待っている状態であることを示すフラグであり、後
述するSB7によりセットされる。
【0171】SB3により回収待ちフラグがセットされ
ていると判断された場合は、後述するSB9に進む。一
方、SB3により返却待ちフラグがセットされていない
と判断された場合は、SB4に進み、返却待ち条件が成
立しているか否かの判断がなされる。具体的に、この場
合の返却待ち条件は、カード残高が「0」になってお
り、かつ、再プレイ可能な預かり持点(貯玉)が「0」
になっている状態である。この場合の返却待ち条件に含
まれる預かり持点の条件は、再プレイ可能な預かり持点
を対象とするため、再プレイに必要な最小限の貯玉数に
満たない端数の貯玉のみが残っている場合(再プレイに
必要な貯玉数が「200」と規定されている場合に、2
00に満たない貯玉数がある場合)であっても、再プレ
イ可能な預かり持点(貯玉)が「0」になっている状態
と判断される。
【0172】SB4により返却待ち条件が成立していな
いと判断された場合は、この回収処理が終了する。一
方、SB4により返却待ち条件が成立していると判断さ
れた場合は、SB5に進み、入金可フラグをセットする
処理がなされる。ここで、入金可フラグは、前述した回
収処理で用いられる入金可フラグと同様のフラグであ
る。
【0173】次に、SB6に進み、前述したSA6と同
様の態様の入金可報知を行なわせる処理がなされる。こ
の入金可報知がなされることにより、遊技者は、入金を
することができるようになったことを容易に知ることが
できる。次に、SB7に進み、前述した返却待ちフラグ
をセットする処理がなされる。この返却待ちフラグがセ
ットされることにより、ICカードの返却待ちの状態で
あることが示される。
【0174】次に、SB8に進み、現在挿入されている
ICカード(会員カード)を自動的に遊技者に返却する
ことを予告する自動返却予告報知が行なわれる。この自
動返却予告報知は、SB13またはSB18により終了
されるまで継続して行なわれる。具体的に、自動返却予
告報知においては、カード処理用マイクロコンピュータ
112から情報表示器82に与えられる表示制御信号に
応じて、「持点が0になるとカードを返却します」とい
う旨のメッセージを情報表示器82に表示する制御が行
なわれる。この自動返却予告報知がなされることによ
り、遊技者は、会員カードが自動的に返却される可能性
があることを容易に知ることができる。SB9の後、こ
の回収処理が終了する。
【0175】前述したSB3により回収待ちフラグがセ
ットされていると判断されてSB9に進んだ場合は、遊
技者による入金があったか否かの判断がなされる。具体
的に、SB11では、前述した入金処理におけるSL4
の実行によりカード残高が加算更新されか否かをチェッ
クし、カード残高が加算更新されたことが確認された場
合に、入金があったものと判断する。前述したように、
返却待ちフラグがセットされている場合には、入金可能
報知が行なわれているため、入金を希望する遊技者によ
り入金が行なわれ得る。入金が行なわれた場合には、カ
ード残高が「0」よりも大きくなることにより、SA4
により判断される返却待ち条件が成立しなくなる。この
ため、入金が行なわれた場合には回収待ち状態を解除す
る必要がある。
【0176】SB9により入金がなかったと判断された
場合は、後述するSB14に進む。一方、SB9により
入金があったと判断された場合は、SB10に進み、入
金可フラグをクリアする処理がなされる。これにより、
入金をすることができなくなる。次に、SB11に進
み、前述した入金可能報知を終了させる処理がなされ
る。つまり、SB10により入金不可能な状態にされた
ため、入金可能報知が終了させられるのである。このよ
うに、入金が不可能になった場合に入金可能報知が終了
されるため、遊技者は、入金をすることができなくなっ
たことを容易に知ることができる。
【0177】次に、SB12に進み、返却待ちフラグを
クリアする処理がなされる。これにより返却待ち状態で
はないことが示される。次に、SB13に進み、前述し
た自動返却予告報知を終了させる処理がなされる。この
ように自動返却予告報知が終了されることにより、遊技
者は、会員カードが自動的に返却される可能性がなくな
ったことを容易に知ることができる。SB13の後、こ
の返却処理が終了する。
【0178】このように、返却待ち状態になった場合に
おいて、遊技者により入金が1回行なわれると、それに
応じて、入金をすることが不可能な状態にされる。ま
た、このように返却待ちの状態において入金がなされれ
ば、返却待ち条件が成立し得ないので、返却待ちの状態
が解除されるのである。
【0179】また、前述したようにSB9により入金が
なかったと判断されてSB14に進んだ場合は、遊技中
の持点が「0」(遊技可能持点が「0」)になったか否
かの判断がなされる。SB14により持点が「0」にな
っていないと判断された場合は、この返却処理が終了す
る。一方、SB14により持点が「0」になっていると
判断された場合は、SB15に進む。SB15以降の処
理においては、ICカードの返却を行なうための処理が
なされる。
【0180】SB15においては、発射玉数カウンタの
カウンタ値と回収玉数カウンタのカウンタ値とが一致し
たか否かの判断がなされる。つまり、SB15において
は、遊技領域46へ打込まれたすべての打込玉が回収さ
れたかどうかが判断される。SB14およびSB15で
の条件の判定のために、カード処理用マイクロコンピュ
ータ112は、持点制御用マイクロコンピュータ166
からリアルタイムで持点数カウンタ、発射玉数カウン
タ、および、回収玉数カウンタのそれぞれのカウンタ値
の情報を受け、その情報に基づいて、SB14およびS
B15のそれぞれでの条件の判定を行なう。
【0181】SB15により一致しないと判断された場
合は、まだ打込玉のすべての回収に至っておらず、後に
未回収の玉が入賞することにより持点が増える可能性も
あるので、すべての打込玉が回収されるのを待つため
に、この返却処理が終了する。一方、SB15により一
致したと判断された場合は、すべての発射玉が回収され
ているので持点が増加する可能性がもはやないため、S
B16に進み、入金可フラグをクリアする処理がなされ
る。これにより、入金をすることができなくなる。
【0182】次に、SB17に進み、前述した入金可能
報知を終了させる処理がなされる。つまり、SB16に
より入金不可能な状態にされたため、その旨の報知が行
なわれるのである。このように、入金が不可能になった
場合に入金可能報知が終了されるため、遊技者は、入金
をすることができなくなったことを容易に知ることがで
きる。
【0183】次に、SB18に進み、前述した自動返却
予告報知を終了させる処理がなされる。そして、SB1
9に進み、カード挿入・排出口65からICカードを排
出させる処理がなされる。これにより、会員カードが遊
技者に返却される。
【0184】次に、SB20に進み、返却待ちフラグを
クリアさせる処理がなされる。そして、SB21に進
み、遊技許可フラグをクリアさせる処理がなされる。し
たがって、会員カードの返却が行なわれた場合には、回
収待ち状態が解除されるのである。SB21の後、この
回収処理が終了する。
【0185】以上の返却処理においては、カード残高お
よび再プレイ可能な貯玉がなくなったことに応じて、会
員カードの回収待ち状態になるとともに、入金可能な状
態になる。そして、持点が「0」になる前に入金が行な
われると、それに応じて入金不可能な状態になる。さら
に、会員カードの回収待ち状態において持点が「0」に
なる前に入金が行なわれないと、持点が「0」になった
ことに応じて入金不可能な状態になった後、会員カード
の自動的な返却が行なわれる。
【0186】なお、この実施の形態においては、SA
6,SB6の入金可能報知、SA9の自動回収予告報
知、および、SA10,SB8の自動返却予告報知のそ
れぞれの報知態様について、情報表示器82にメッセー
ジを表示する例を示した。しかし、これに限らず、前述
したような報知のそれぞれは、ランプまたは音声により
行なうようにしてもよく、前述したメッセージ表示、ラ
ンプおよび音声を組み合わせることにより行なうように
してもよい。
【0187】ランプにより報知を行なう場合は、次のよ
うに報知を行なってもよい。入金可能報知を行なうため
の入金可ランプを所定場所に設け、その入金可ランプを
点灯または点滅させることにより、入金可能報知を行な
うようにしてもよい。また、自動回収予告報知および自
動返却予告報知を行なうためのランプを個別に所定場所
に設け、それらのランプを点灯または点滅させることに
より、自動回収予告報知と自動返却予告報知とをそれぞ
れ行なうようにすればよい。また、音声により前述した
各種報知を行なう場合には、所定の音声をスピーカ11
5から発生させる処理を行なえばよい。
【0188】また、前述した回収処理においては、カー
ド残高が「0」になったことが回収待ち状態および入金
可能状態になる条件であった。しかし、これに限らず、
カード残高が「0」よりも大きい所定値以下に減少した
場合に、回収待ち状態および入金可能状態になるように
してもよい。つまり、回収待ち状態および入金可能状態
にする条件は、カード残高が所定値以下になった場合で
あればよい。もちろん、この条件には、カード残高が
「0」になった場合という条件も含まれる。引落しによ
りカード残高が「0」よりも大きい所定値以下になった
場合に、回収待ち状態および入金可能状態になるように
する条件になる所定値は、たとえば、入金最低額(たと
えば1000円)および最高引落し額(たとえば500
円)等の高額過ぎない任意の値に設定すればよい。この
ようにカード残高が「0」以外の所定値以下になったこ
とを回収待ち状態および入金可能状態になる条件とする
場合には、カード残高が「0」になり、かつ、持点が
「0」になったことを条件に、入金不可能な状態にし、
カードの回収または返却をすればよい。以上のようにす
れば、前述した回収処理の場合よりも早期に入金を行な
うことができる。
【0189】また、前述した返却処理においては、カー
ド残高が「0」になり、かつ、再プレイ可能な預かり持
点が「0」になったことが返却待ち状態となる条件であ
った。しかし、これに限らず、カード残高および再プレ
イ可能な預かり持点のそれぞれが「0」よりも大きい所
定値以下になった場合に、返却待ち状態になるようにし
てもよい。つまり、返却待ち状態にする条件は、カード
残高および再プレイ可能な預かり持点が所定値以下にな
った場合であればよい。もちろん、この条件には、カー
ド残高および再プレイ可能な預かり持点が「0」になっ
た場合という条件も含まれる。引落しによりカード残高
および再プレイ可能な預かり持点が「0」よりも大きい
所定値以下になった場合に、返却待ち状態および入金可
能状態になるようにするの条件になる所定値は、たとえ
ば、入金最低額(たとえば1000円)および最高引落
し額(たとえば500円)等の高額過ぎない任意の値に
設定すればよい。このようにカード残高および再プレイ
可能な預かり持点のそれぞれが「0」以外の所定値以下
になったことを返却待ち条件とする場合には、返却待ち
条件が成立し、かつ、持点が「0」になったことを条件
に、入金不可能な状態にし、カードの返却をすればよ
い。以上のようにすれば、この実施の形態の返却処理の
場合よりも早期に入金を行なうことができる。
【0190】また、この実施の形態の場合においては、
入金可能な場合に1度入金を行なうことにより、直ちに
入金ができなくなる例が示されている。しかし、これに
限らず、1枚目の紙幣の入金後所定時間内であれば追加
入金をすることが可能なようにしてもよい。そのように
すれば、1度の入金機会において第1実施形態の場合よ
りも多くの金額を入金することができる。その結果、1
度の入金機会における入金により得られるカード残高が
より多くなり得るので、カード残高および持点がなくな
った場合に遊技を行なうために必要となる入金を遊技者
が頻繁に行なわなくても済むようにすることができる。
ただし、追加入金ができるようにした場合には、追加入
金できる額を制限した方がよい。たとえば、1000円
ずつ入金できる場合に、追加入金できる額を2000円
に定めるなど追加入金額が余りに多くなり過ぎないよう
にすることが必要である。
【0191】また、この実施の形態の場合においては、
紙幣を1枚挿入して入金すれば入金ができなくなる例が
示されている。しかし、これに限らず、1枚目の紙幣の
挿入後所定時間内であれば紙幣を連続的に挿入して入金
できるようにしてもよい。そのようにすれば、一度に入
金できる額が大きくなるので、遊技者が頻繁に入金操作
を行なわなくても済むようになる。ただし、そのように
紙幣を連続的に挿入して入金できるようにした場合に
は、カード残高があまりに高額になり過ぎない程度に入
金限度額(上限額)を設定し、カード残高が入金限度額
を超えた場合に、入金ができなくなるようにする必要が
ある。
【0192】また、前述したSA19,SB15におい
ては、発射玉数のカウンタ値と回収玉数のカウンタ値と
が一致すること、すなわち、すべての打込玉が回収され
たことを判断したが、そのようにすべての打込玉が回収
されたことは、次のように検出してもよい。すなわち、
パチンコ遊技機1にたとえば30個の玉が封入されてい
る場合において、そのすべての封入玉(30個)が打込
玉集合樋134に整列した場合に30個目の玉が検出で
きる位置に回収玉検出スイッチを設け、その回収玉検出
スイッチが玉を検出したことに基づいてすべての打玉が
回収されたものと判断するようにしてもよい。そのよう
にすれば、回収待ち条件の判断において、2つのカウン
タの比較という複雑な処理を行なう必要がなくなり、回
収処理のプログラムの内容を簡単化することができる。
【0193】以上に示した実施の形態によれば次のよう
な効果が得られる。パチンコ遊技機1に付設されたカー
ド処理装置110において所定条件下で入金をすること
が可能であるため、ICカードへの入金を希望する遊技
者がパチンコ遊技機1から離れることなく入金を行なう
ことができるようになる。これにより、遊技者の利便性
を高めることができる。
【0194】さらに、カード処理装置110において
は、いつでもICカードに入金できるわけではなく、I
Cカードに記録された有価価値(カード残高,遊技に使
用可能な貯玉)が所定値以下(たとえば「0」)になっ
た場合に入金が許容され、入金が行なわれたとき、また
は、有価価値がすべて引落され、かつ、持点がなくなっ
た場合に入金が禁止されるため、カード残高等の有価価
値が比較的多い場合のような入金不要な状況において遊
技者が誤って必要以上に入金をしてしまうおそれがなく
なる。その結果、不用意な入金による遊技者の不用意な
出費を防ぐことができる。さらに、入金可能な機会につ
いて時間的な制限が設けられていないため、タイマによ
り入金期間の時間制限をする場合と比べて、遊技者が入
金をし損なうことがないようにすることができる。
【0195】また、前述したように、有価価値(カード
残高,遊技に使用可能な貯玉)がすべて引落された場合
に入金が許容されるため、遊技者にとって入金が必要で
ある場合に入金することができる。その結果として、遊
技者のニーズに合った入金機会を提供することができ
る。
【0196】また、本実施の形態では、カード残高およ
び持点(遊技に使用できない景品交換持点も含む)がす
べてなくなり、かつ、遊技者による入金がなされないI
Cカードが、カード処理装置110において自動的に回
収されるため、不要になったICカードの回収率を従来
よりも向上させることができる。つまり、ICカードが
遊技者の手によらずに自動回収されるので、カード残高
等の有価価値がすべて引落された記録媒体が放置される
ことがなく、散乱することがないようにすることができ
る。さらに、遊技を続行したい場合は、遊技者が追加入
金することで、そのまま遊技できるので、利便性を高す
ることができる。また、以上のようにICカードが自動
的に回収されることにより、ICカードの再利用に関す
る遊技者の手間を省くことができる。
【0197】また、前述したように、ICカードを自動
的に回収または返却しようとする場合には、予告報知が
なされるため、ICカードが自動的に回収または返却さ
れる可能性があることを遊技者が容易に把握することが
できる。このようにICカードが自動的に回収または返
却される可能性があることを遊技者が容易に把握できる
ことにより、ICカードが自動的に回収または返却され
ることを希望しない遊技者は入金を行なってICカード
の自動的な回収または返却を阻止することが可能であ
る。したがって、予告報知を行なうことにより、遊技者
の意に反してICカードの自動的な回収または返却が行
なわれてしまうのを防ぐことができる。
【0198】第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形
態においては、前述した第1実施形態における回収処理
(図15参照)の変形例を説明する。この第2実施形態
においては、第1実施形態と異なる部分を主に説明す
る。
【0199】図17は、第2実施形態による回収処理の
処理内容を示すフローチャートである。この図17の回
収処理が図15のものと相違する主な点は、回収待ち状
態において、持点が「0」になった場合に、未回収の玉
の有無にかかわらずに入金を禁止するようにことであ
る。以下の説明においては、第1実施形態との相違点を
主に説明する。
【0200】ステップSC1〜SC10により、前述し
たSA1〜SA10と同様の処理がなされる。したがっ
て、カード残高が「0」になった場合には、入金可能報
知および景品交換持点の有無に応じた予告報知(自動返
却予告報知,自動回収予告報知)が行なわれる等、前述
したような処理が行なわれる。
【0201】そして、SC3により回収待ちフラグがセ
ットされていると判断された場合は、SC11に進み、
入金可フラグがセットされているか否かの判断がなされ
る。この回収処理においては、カード残高が「0」にな
った場合に入金可フラグと回収待ちフラグとがともにセ
ットされるが、入金可フラグがセットされて入金が許容
された状態で持点が「0」になると、入金可フラグのみ
がクリアされて入金禁止状態になる。したがって、この
SC11では、そのような入金禁止状態になっているか
否かの場合分けをしているのである。
【0202】SC11により入金可フラグがセットされ
ていないと判断された場合は、後述するSC22に進
む。一方、SC11により入金可フラグがセットされて
いると判断された場合は、SC12に進み、遊技者によ
り入金があったか否かの判断がなされる。このSC12
は、前述したSA11と同様の処理である。
【0203】SC12により入金があったと判断された
場合は、SC13に進む。SC13に進んだ場合は、S
C13〜SC18により、前述したSA12〜SC17
と同様の処理が同様の手順で行なわれる。これにより、
前述した入金の禁止等が行なわれる。一方、SC12に
より入金がないと判断された場合は、SC19に進み、
遊技可能持点が「0」になっているか否かの判断がなさ
れる。
【0204】SC19により遊技可能持点が「0」にな
っていないと判断された場合は、SC13に進み、前述
した処理が行なわれる。一方、SC19により遊技可能
持点が「0」になっていると判断された場合は、カード
残高がない状態で持点が「0」になるまで遊技が行なわ
れている状態であり、入金をする意思がないものとみな
し、SC20に進み、入金可フラグをクリアする処理が
なされる。そして、SC21に進み、入金可能報知を終
了させる処理がなされる。このように、この回収処理の
場合には、回収待ち状態において、持点が「0」になっ
た場合に、未回収の玉の有無にかかわらず入金が禁止さ
れる。SC21の後、この回収処理が終了する。
【0205】また、前述したSC11により入金可フラ
グがセットされていないと判断されてSC22に進んだ
場合は、遊技可能持点が「0」になっているか否かの判
断がなされる。SC22により遊技可能持点が「0」に
なったと判断された場合は、後述するSC25に進む。
一方、SC22により遊技可能持点が「0」になってい
ないと判断された場合は、後述するSC23に進み、入
金可フラグをセットする処理がなされる。つまり、打球
発射により持点が一旦「0」になった場合であっても、
遊技領域46内で引っ掛かっていた未回収玉が入賞した
ことにより持点が増加する場合があるため、そのような
場合には、前述したSC20により一旦クリアされてい
た入金可フラグをセットするのである。次に、SC24
に進み、SC6と同様の入金可能報知が行なわれる。そ
の後、この回収処理が終了する。
【0206】前述したSC22により遊技可能持点が
「0」になったと判断されてSC25に進んだ場合は、
前述したSA19と同様に、発射玉数カウンタのカウン
タ値と回収玉数カウンタのカウンタ値とが一致したか否
かの判断がなされる。SC25により一致しないと判断
された場合は、まだ未回収玉があるため、この回収処理
が終了し、未回数玉の回収待ちの状態となる。一方、S
C25により一致しないと判断された場合は、すべての
打込玉が回収されているので、ビジタカードの自動的な
回収または返却を行なうために、SC26以降の処理に
進む。
【0207】SC26に進んだ場合は、SC26〜SC
32により、前述したSA22〜SC28と同様の処理
が同様の手順で行なわれる。これにより、景品交換持点
の有無に応じてビジタカードの自動回収または自動返却
等の処理が行なわれる。
【0208】この第2実施形態による回収処理によれ
ば、入金の禁止の処理と、ビジタカードの回収または返
却の処理とが分けて処理される以外は、第1実施形態と
同様の処理がなされるため、第1実施形態と共通する部
分については、第1実施形態により得られる効果と同様
の効果が得られる。また、第2実施形態には第1実施形
態と共通する部分があり、その共通する部分について
は、前述した第1実施形態において説明した各種の変形
例が同様に適用される。また、第2実施形態による回収
処理によれば、入金の禁止の処理と、ビジタカードの回
収または返却の処理とが分けて処理されるので、未回収
玉の有無にかかわらず、持点が「0」になった時点で入
金が禁止されるため、未回収玉が何らかの原因で長時間
回収されなかった場合でも、遊技者が過剰に入金してし
まうのを防ぐことができる。
【0209】なお、この第2実施形態においては、遊技
可能持点が「0」になってすぐに入金を禁止する例を示
したが、これに限らず、遊技可能持点が「0」になった
時からの時間をタイマを用いて計時し、所定時間が経過
したと判断された場合に、入金を禁止するようにしても
よい。また、始動入賞記憶の有無を判断し、始動入賞記
憶がある場合には、遊技可能持点が「0」になった後、
始動入賞記憶がすべて消化されるのを待って入金を禁止
するようにしてもよい。
【0210】次に、以上説明した本実施の形態の変形例
や特徴点を以下に列挙する。 (1) 前述した実施の形態においては、自動発行機1
04のみがICカードを発行する機能を有する例を示し
た。しかし、これに限らず、カード処理装置110が、
自動発行機104と同様のICカードを発行する機能を
有していてもよい。つまり、自動発行機104とカード
処理装置110とを一体化してもよい。
【0211】(2) 前述した実施の形態においては、
カード処理装置110の内部において、回収されたIC
カードをカード回収ボックス202に収容する構成を説
明した。しかし、これに限らず、カード処理装置110
で回収したICカードを搬送ベルトにより自動発行機1
04まで搬送して自動発行機104内に収納するように
してもよい。
【0212】(3) 前述した実施の形態においては、
パチンコ遊技機109に隣接して設けられたカード処理
装置110にICカードを回収する機能を持たせた例を
示した。しかし、これに限らず、景品交換機105等の
その他のICカード処理機能を有する装置に、ICカー
ドを回収する機能を持たせてもよい。
【0213】(4) 前述した実施の形態においては、
ICカードの発行を行なう自動発行機104と、ICカ
ードを用いて景品交換を行なう景品交換機105とを別
体で設けた例を示した。しかし、これに限らず、これら
を一体化してもよい。
【0214】(5) 前述した実施の形態においては、
ICカードに表示部を設けていない例を示した。しか
し、前述したようなICカード700には、書換え可能
な印字による情報表示を行なう表示部をカードの表面に
設けてもよい。そのような表示部をICカードに設ける
場合には、使用限度に達したICカードの表示部に、使
用限度に達した旨を表示するようにしてもよい。そのよ
うにすれば、あるICカードが使用限度に達しているか
否かを確認したい場合に、所定の装置で情報処理を受け
なくても、ICカードが使用限度に達しているか否かを
認識することができる。その結果、ICカードが使用限
度に達していることを遊技者が容易に確認できるととも
に、ホール1側で回収したカードを取扱う場合に、IC
カードの取扱いが容易になる。
【0215】(6) 前述した実施の形態においては、
遊技者が使用しないICカードの自動的な回収をカード
処理装置110において行なうようにした例を示した。
しかし、これに限らず、景品交換機105においてもI
Cカードの回収をするようにしてもよい。たとえば、景
品交換機105は、持点がすべて景品交換され、カード
残高および貯玉数が「0」である場合において遊技者が
ICカードの継続使用を希望しなければ回収すればよ
い。その場合には、景品交換機105において、回収し
たカードの使用回数をチェックして使用限度回数に達し
たICカードと、達していないICカードとに分別して
収納し、使用限度回数に達したICカードを自動発行機
104に持って行ってビジタカードの発行のために再利
用するようにすればよい。
【0216】(7) 前述した実施の形態においては、
会員カードに有効期限が定められていることを説明し
た。会員カードの有効期限は、貯玉・再プレイネットワ
ークシステム機関が管理する貯玉の保証期間に合わせる
のが妥当と考えられるため、貯玉・再プレイネットワー
クシステム機関が優先的に設定できるようにし、ホール
1の側(ホール用管理コンピュータ103)では独自に
有効期限を設定できないようにしてもよい。ただし、貯
玉・再プレイネットワークシステム機関が貯玉の保証期
間内ならばホール1が独自に有効期限を設定することを
許可する場合には、ホール1の側(ホール用管理コンピ
ュータ103)で独自に有効期限を設定するようにして
もよい。そのような許可は、貯玉・再プレイネットワー
クシステム機関のコンピュータと、ホール用管理コンピ
ュータ103との間での情報通信に基づいてなされる。
【0217】(8) 前述した実施の形態においては、
ビジタカードに有効期限が定められていることを説明し
た。ビジタカードの有効期限は、入金による残金がある
場合には、ホール1のシステムの大幅な変更があるまで
の期間としてもよい。また、ホール1のシステムの大幅
な変更が予定されており、システム変更後に現状のビジ
タカードが使用不可能になる場合には、現状のビジタカ
ードを新たなビジタカードに変更することが許される変
更期間を設け、その変更期間中にホールのカウンタに持
ち込まれたビジタカードについてはカード残高を確認し
てそのカード残高の情報を新たなビジタカードへ移し替
えた後、新たなビジタカードを発行する。
【0218】(9) 前述した実施の形態において用い
られるICカードには、電気的部品が露出している部分
以外の面に文字および図形等を表わすことが可能であ
る。したがって、そのようなICカードにおける電気的
部品が露出している部分以外の面に、所定の広告(全国
ネットの企業・団体の宣伝、各地区毎の企業・団体の宣
伝、各ホールの宣伝、新曲(歌)の宣伝、催物の宣伝、
ビデオの宣伝、メーカーの新機種の宣伝等の宣伝のうち
のいずれかを個別にまたは適宜組み合わせた広告)を表
示するようにしてもよい。そして、そのような広告表示
についての広告料金でICカードの運用費用に負担して
もよい。また、そのような広告は、ICカードを取扱う
カード処理装置110、自動発行機104、および景品
交換機105等の各種装置において行なうようにしても
よい。具体的には、各種装置にカセット式の広告部を設
け、広告が表わされた交換可能なカセットを広告部にセ
ットすることにより、その広告部において広告を表わす
ようにしてもよい。このようにICカード以外にも、I
Cカードの使用に関連する装置に広告を表示するように
すれば、広告料を増加させることができ、その結果とし
て、ホールにおけるICカードの運用費用の負担を軽減
することができる。
【0219】(10) 前述した実施の形態において
は、会員カードおよびビジタカードとして用いられるI
Cカードとして、接触型のICカード700を用いた例
を説明した。しかし、これに限らず、会員カードおよび
ビジタカードとして用いられるICカードとしては、カ
ード処理装置と非接触で使用される所謂非接触型のIC
カードを用いてもよい。また、会員カードおよびビジタ
カードとして用いられるカードとしては、非接触・接触
併用型のICカードでもよい。
【0220】(11) 前述した実施の形態において
は、会員カードおよびビジタカードとして用いられるカ
ードとして、ICカードを用いた例を説明した。しか
し、これに限らず、会員カードおよびビジタカードとし
て用いられるカードとしては、カードに形成された磁気
ストライプに情報を記録する所謂磁気カードを用いても
よい。また、会員カードおよびビジタカードとして用い
られるカードとしては、磁気併用型のICカードでもよ
い。また、マイクロコンピュータを内蔵しないICカー
ド、所謂メモリカードでもよい。
【0221】(12) この実施の形態においては、持
点を、景品交換持点と遊技可能持点との2種類に区別し
て用いる例を示した。しかし、これに限らず、これらの
持点を区別して用いずに、1つの持点に統一して取扱う
ようにしてもよい。すなわち、遊技可能持点以外の持点
をすべて遊技可能持点に統一して取扱うようにしてもよ
い。また、貯玉とその他の持点とを区別して用いる例を
この実施の形態で示したが、そのような区別をせずに、
貯玉と遊技可能持点とを1つの持点に統一して取扱うよ
うにしてもよい。すなわち、貯玉を遊技可能持点に統一
して取扱うようにしてもよい。
【0222】(13) この実施の形態においては、カ
ード処理装置110において会員カードを回収せずに遊
技者に返却する例を示した。しかし、これに限らず、会
員カードもビジタカードと同様の条件で回収する制御を
行なうようにしてもよい。その場合における会員カード
の再発行は、暗証番号の入力だけまたは指紋の入力だけ
のような簡易な手続きで行なえるようにするのが望まし
い。
【0223】(14) この実施の形態においては、カ
ード処理装置110において現金を用いて入金を行なう
ように構成した例を示した。しかし、これに限らず、前
述した現金の代わりに、金額をディジタル情報化した電
子マネーを用いて入金を行なえる構成を採用してもよ
い。
【0224】(15) この実施の形態においては、カ
ード処理装置が設けられる遊技機がパチンコ遊技機であ
る例を示した。しかし、これに限らず、カード処理装置
が設けられる遊技機は、スロットマシン等のその他の遊
技機であってもよい。そのようなその他の遊技機には、
パチンコ遊技機等の遊技機の映像を表示し、その映像に
基づいて遊技を行なう映像式の遊技機も含まれる。
【0225】(16) 前述したカード処理装置110
により、遊技者所有の有価価値(カード残高、貯玉数)
を特定可能な情報が記録された記録媒体(ICカード7
00)の記録情報により特定される前記有価価値を引落
して持点として遊技(パチンコ遊技機109の遊技)に
使用させる処理を行なうことが可能な遊技用装置が構成
されている。この遊技用装置(カード処理装置110)
は、図2に示されるような遊技機と別体構成されて遊技
機に付設される構成に限らず、遊技機と一体構成されて
いてもよく、または、一部が遊技機と一体構成されてい
てもよい。また、遊技用装置(カード処理装置110)
が遊技機に付設される場合でも、前述したような構成に
限らず、遊技用装置(カード処理装置110)を遊技機
の上に設けるなど、その他の付設態様を採用してもよ
い。すなわち、遊技用装置(カード処理装置110)の
設置場所は、特に限定されるものではない。
【0226】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0227】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図2等
に示されたカード処理装置110により、遊技者所有の
有価価値(カード残高、貯玉数)を特定可能な情報が記
録された記録媒体(ICカード700)の記録情報によ
り特定される前記有価価値を引落して持点として遊技に
使用させる処理を行なうことが可能な遊技用装置が構成
されている。図13,図15,図16,図17に示され
た処理の処理ステップにより、前記記録媒体の記録情報
により特定される有価価値を遊技者からの入金に応じて
加算更新することが可能な有価価値更新手段が構成され
ている。図15,図17の回収処理および図16の返却
処理に示されるように、前記有価価値更新手段は、前記
記録媒体の記録情報により特定される有価価値が所定値
以下になった場合(たとえばカード残高が「0」の場
合)に入金に応じた有価価値の加算更新を許容し、その
後、有価価値の加算更新が許容された状態での入金に応
じた有価価値の加算更新が行なわれたという条件と、前
記記録媒体の記録情報により特定される有価価値がすべ
て引落され、かつ、遊技に使用できる持点がすべて使用
し尽くされたという条件とのうちのいずれか一方の条件
が成立した場合に、入金に応じた有価価値の加算更新を
禁止する。
【0228】(2) 図15,図17に示されるよう
に、前記有価価値更新手段は、前記記録媒体の記録情報
により特定される有価価値がすべて引落された場合に、
入金に応じた有価価値の加算更新を許容する。
【0229】(3) 図4等に示された情報表示器8
2、図15に示されたSA6、図16に示されたSB
6、図17に示されたSC6,SC24等により、前記
有価価値更新手段による有価価値の加算更新が許容され
た場合に、入金を行なうことが可能である旨の報知を行
なう入金可能報知手段が構成されている。
【0230】(4) 図5に示されたカード回収部11
4により、前記記録媒体を回収することが可能な記録媒
体回収手段が構成されている。図5に示されたカード処
理用マイクロコンピュータ112により、記録媒体回収
手段の制御を行なう手段であって、前記記録媒体の記録
情報により特定される有価価値がすべて引落され、か
つ、遊技に使用できる持点がすべて使用し尽くされた場
合に、前記記録媒体回収手段により記録媒体を回収させ
る制御を行なう記録媒体回収制御手段(図15のSA2
6、図17のSC30等参照)が構成されている。
【0231】(5) 図4等に示された情報表示器8
2、図15に示されたSA10、図17に示されたSC
10等により、前記有価価値更新手段による有価価値の
加算更新が許容された場合に、前記記録媒体回収手段に
より記録媒体を回収する旨の予告報知を行なう回収予告
報知手段が構成されている。
【0232】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、次のような効果を得ることができる。この
ように、遊技者からの入金に応じた有価価値の加算更新
が、記録媒体の記録情報により特定される有価価値が所
定値以下になってから、少なくとも有価価値の加算更新
が許容された状態での入金に応じた有価価値の加算更新
が行なわれるまで、または、少なくとも記録媒体の記録
情報により特定される有価価値がすべて引落され、か
つ、遊技に使用できる持点がすべて使用し尽くされるま
での間に限られるため、遊技者が不用意な入金を行なう
のを防ぐことができる。さらに、そのような有価価値の
加算更新が許容される状態が時間により制限されていな
いため、遊技者が入金をし損なわないようにすることが
できる。したがって、遊技者が入金をし損なわないよう
にしながらも、遊技者の不用意な入金を防ぐことができ
る。
【0233】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。記録
媒体の記録情報により特定される有価価値がすべて引落
された場合に、入金に応じた有価価値の加算更新が許容
されるため、入金が必要であるタイミングで遊技者が入
金をすることができる。その結果、遊技者のニーズに合
った入金を行なうことができる。
【0234】請求項3に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。入金を行なうことが可能である旨の報知が行なわれ
るため、入金が行なえることを遊技者が容易に認識する
ことが可能になる。
【0235】請求項4に関しては、請求項1から3のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。有価価値がすべて引落され、かつ、遊技に
使用できる持点がすべて使用し尽くされた場合に、遊技
者の手によらずに、記録媒体回収手段により記録媒体が
回収されるため、有価価値がすべて引落された記録媒体
が放置されることがなく、散乱することがないようにす
ることができる。
【0236】請求項5に関しては、請求項4に関する効
果に加えて次のような効果を得ることができる。記録媒
体を回収する旨の予告報知が行なわれることにより、記
録媒体が回収され得ることを遊技者が容易に認識するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技用装置が設けられた遊技場であるホールの
遊技用システムの構成を示すブロック図である。
【図2】パチンコ遊技機およびカード処理装置の正面図
である。
【図3】パチンコ遊技機およびカード処理装置の全体背
面図である。
【図4】情報表示器の設置状態を示す斜視図である。
【図5】カード処理装置およびパチンコ遊技機のそれぞ
れに設けられた制御回路を示すブロック図である。
【図6】会員カードおよびビジタカードとして用いられ
るICカードの平面図である。
【図7】ICカードに設けられている回路の構成を示す
ブロック図である。
【図8】会員カードのEEPROM内に記憶されている
情報を説明するための説明図である。
【図9】ビジタカードのEEPROM内に記憶されてい
る情報を説明するための説明図である。
【図10】カウンタ更新処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図11】持点更新処理の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図12】カード処理装置のカード処理制御部において
実行されるカードメイン処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図13】入金処理の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【図14】引落処理の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【図15】第1実施形態による回収処理の処理内容を示
すフローチャートである。
【図16】返却処理の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【図17】第2実施形態による回収処理の処理内容を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
110はカード処理装置(遊技用装置)、700はIC
カード(記録媒体)、114はカード回収部(記録媒体
回収手段)、112はカード処理用マイクロコンピュー
タ(記録媒体回収制御手段)、166は持点制御用マイ
クロコンピュータである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者所有の有価価値を特定可能な情報
    が記録された記録媒体の記録情報により特定される前記
    有価価値を引落して持点として遊技に使用させる処理を
    行なうことが可能な遊技用装置であって、 前記記録媒体の記録情報により特定される有価価値を遊
    技者からの入金に応じて加算更新することが可能な有価
    価値更新手段を含み、 該有価価値更新手段は、前記記録媒体の記録情報により
    特定される有価価値が所定値以下になった場合に入金に
    応じた有価価値の加算更新を許容し、その後、有価価値
    の加算更新が許容された状態での入金に応じた有価価値
    の加算更新が行なわれたという条件と、前記記録媒体の
    記録情報により特定される有価価値がすべて引落され、
    かつ、遊技に使用できる持点がすべて使用し尽くされた
    という条件とのうちのいずれか一方の条件が成立した場
    合に、入金に応じた有価価値の加算更新を禁止すること
    を特徴とする、遊技用装置。
  2. 【請求項2】 前記有価価値更新手段は、前記記録媒体
    の記録情報により特定される有価価値がすべて引落され
    た場合に、入金に応じた有価価値の加算更新を許容する
    ことを特徴とする、請求項1記載の遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記有価価値更新手段による有価価値の
    加算更新が許容された場合に、入金を行なうことが可能
    である旨の報知を行なう入金可能報知手段をさらに含む
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の遊技用装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体を回収することが可能な記
    録媒体回収手段と、 該記録媒体回収手段の制御を行なう手段であって、前記
    記録媒体の記録情報により特定される有価価値がすべて
    引落され、かつ、遊技に使用できる持点がすべて使用し
    尽くされた場合に、前記記録媒体回収手段により記録媒
    体を回収させる制御を行なう記録媒体回収制御手段とを
    含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記
    載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記有価価値更新手段による有価価値の
    加算更新が許容された場合に、前記記録媒体回収手段に
    より記録媒体を回収する旨の予告報知を行なう回収予告
    報知手段をさらに含むことを特徴とする、請求項4記載
    の遊技用装置。
JP10197688A 1998-07-13 1998-07-13 遊技用装置 Withdrawn JP2000024299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197688A JP2000024299A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 遊技用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197688A JP2000024299A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 遊技用装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000024299A true JP2000024299A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16378707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10197688A Withdrawn JP2000024299A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 遊技用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000024299A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028344A (ja) * 2000-07-18 2002-01-29 Samii Kk 遊技媒体処理システム、遊技媒体処理システムに使用される携帯情報端末、及び遊技機
JP2002066109A (ja) * 2000-08-25 2002-03-05 Mars Engineering Corp 遊技媒体貸出装置
JP2005329263A (ja) * 2005-08-05 2005-12-02 Sankyo Kk 記録媒体処理装置
JP2010220968A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2011098237A (ja) * 2011-02-23 2011-05-19 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2011125511A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2012139585A (ja) * 2012-04-27 2012-07-26 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2012148197A (ja) * 2012-05-18 2012-08-09 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2014110978A (ja) * 2013-10-29 2014-06-19 Sankyo Co Ltd 記録媒体処理装置
JP2014110977A (ja) * 2013-10-29 2014-06-19 Sankyo Co Ltd 記録媒体処理装置
JP2014110976A (ja) * 2013-10-29 2014-06-19 Sankyo Co Ltd 記録媒体処理装置
JP2015077443A (ja) * 2014-12-22 2015-04-23 株式会社マースエンジニアリング 遊技用システム
JP2017148575A (ja) * 2017-04-28 2017-08-31 株式会社マースエンジニアリング 遊技用システム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4582559B2 (ja) * 2000-07-18 2010-11-17 サミー株式会社 遊技媒体処理システム
JP2002028344A (ja) * 2000-07-18 2002-01-29 Samii Kk 遊技媒体処理システム、遊技媒体処理システムに使用される携帯情報端末、及び遊技機
JP2002066109A (ja) * 2000-08-25 2002-03-05 Mars Engineering Corp 遊技媒体貸出装置
JP2005329263A (ja) * 2005-08-05 2005-12-02 Sankyo Kk 記録媒体処理装置
JP4597809B2 (ja) * 2005-08-05 2010-12-15 株式会社三共 記録媒体処理装置
JP2010220968A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2011125511A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2011098237A (ja) * 2011-02-23 2011-05-19 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2012139585A (ja) * 2012-04-27 2012-07-26 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2012148197A (ja) * 2012-05-18 2012-08-09 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2014110978A (ja) * 2013-10-29 2014-06-19 Sankyo Co Ltd 記録媒体処理装置
JP2014110977A (ja) * 2013-10-29 2014-06-19 Sankyo Co Ltd 記録媒体処理装置
JP2014110976A (ja) * 2013-10-29 2014-06-19 Sankyo Co Ltd 記録媒体処理装置
JP2015077443A (ja) * 2014-12-22 2015-04-23 株式会社マースエンジニアリング 遊技用システム
JP2017148575A (ja) * 2017-04-28 2017-08-31 株式会社マースエンジニアリング 遊技用システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4597809B2 (ja) 記録媒体処理装置
JP3723745B2 (ja) 記録媒体処理装置
JP2000024299A (ja) 遊技用装置
JP2003265841A (ja) 遊技用システム
JP2001353350A (ja) 遊技用記録媒体
JP4156060B2 (ja) 記録媒体管理システム
JP2000042238A (ja) 遊技用装置
JP2000024297A (ja) 遊技用装置
JP2001269476A (ja) 遊技用装置
JPH11309268A (ja) 遊技用記録媒体処理装置
JPH11342260A (ja) 遊技用装置
JP2003190575A (ja) 遊技用装置
JP2000334156A (ja) 遊技用装置
JPH11342257A (ja) 遊技用装置
JP2003010482A (ja) 遊技機
JPH10118291A (ja) 情報中継装置
JP2000126435A (ja) 遊技用システム
JP3859741B2 (ja) 遊技機
JP2003260255A (ja) 遊技用装置及び遊技用システム
JPH1052552A (ja) 遊技用装置
JP4083822B2 (ja) 弾球遊技機
JP3862296B2 (ja) 遊技用装置
JP2003190572A (ja) 遊技用システム
JP3992362B2 (ja) 遊技用装置
JPH11276710A (ja) 遊技用装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051004