JP4582559B2 - 遊技媒体処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子マネーに相当する分の遊技媒体を貸し出して遊技を行うことができるようにした遊技媒体処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技者は、遊技機に投入する遊技媒体、例えばメダルや遊技球等を借りるときは、遊技媒体貸出し機に現金を投入し、その現金に相当する分の遊技媒体に交換している。
例えば遊技機がスロットマシンである場合は、遊技者は、メダル貸出し機に現金を投入して、その現金に相当する分のメダルに交換する。そして、このメダルをスロットマシンに投入し、遊技を行っている。
【0003】
また、遊技機が弾球遊技機である場合は、遊技者は、遊技球貸出し機に現金を投入し、その現金に相当する分の遊技球に交換する。そして、遊技球を弾球遊技機の受け皿から弾球遊技機内に入れ、遊技を行っている。
さらにまた、弾球遊技機においては、プリペイドカードにより遊技球を貸し出す方法が知られている。遊技者は、券売機に現金を投入し、現金に相当する分の度数が記録されたプリペイドカードを購入し、このプリペイドカードを弾球遊技機に取り付けられたカードユニット内に挿入する。そして、遊技者が遊技球の貸出し用のスイッチ等を操作すると、所定度数分の遊技球が弾球遊技機の受け皿に排出される。同時に、カードユニットは、プリペイドカードの残度数を更新する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
スロットマシンや弾球遊技機のような遊技機では、遊技者は、大当たりに当選することを期待して遊技を行っている。大当たりに当選すれば、一度に多くの遊技媒体が得られるので、遊技者は、大当たりの当選によって移行する特別遊技の終了後も、大当たりの当選によって獲得した遊技媒体を使用して、遊技を継続することが可能となる。
【0005】
しかし、大当たりに当選するまで、遊技者は、遊技媒体を遊技機に投入し続ける必要がある。このため、遊技者は、大当たりに当選するまでは、遊技店内の両替機や券売機の設置場所まで行って、現金を両替したり、プリペイドカードを購入する必要があった。また、遊技店内が混雑している時は、両替機や券売機に並んで、両替やプリペイドカードの購入の順番を待つ必要があった。さらに、遊技者が向かった両替機や券売機の使用が中止になっているときは、遊技者は、別の場所の両替機や券売機まで行く必要があった。
これらにより、両替やプリペイドカードの購入が煩雑であるという問題があった。
【0006】
さらに、現金を遊技媒体に交換したとき、遊技媒体貸出し機から遊技媒体を遊技機に移すまでの間に、不注意等によって遊技媒体を落としてしまう場合がある。この場合において、落とした遊技媒体を拾うときに、他の遊技者の迷惑になる場合があるという問題があった。
【0007】
さらにまた、残度数がなくなった使用済みのプリペイドカードは、カードユニット外に排出されるが、この使用済みのプリペイドカードの偽造防止のため、遊技店側で、そのプリペイドカードを回収する必要があった。さらには、プリペイドカードは一般に樹脂製であるので、使用済みのプリペイドカードが不燃ゴミとして大量に出てしまうという問題があった。
【0008】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、遊技媒体の貸出しや、遊技媒体の遊技機への投入を効率良く行うことにより、遊技者が、円滑に遊技を進行できるようにすることである。さらには、使用済みのプリペイドカード等のゴミの発生をなくすことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
(請求項1)
請求項1の発明の遊技媒体処理システムは、遊技媒体の投入により、遊技を行うことができる遊技機と、前記遊技機ごとに設けられ、前記遊技機に投入するための遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出し機と、前記遊技媒体貸出し機に送信する電子マネーを格納した携帯情報端末とを用いる遊技媒体処理システムであって、前記携帯情報端末は、格納されている電子マネーのうち、送信すべき電子マネーの額を入力する操作手段と、前記操作手段で入力された額の電子マネーを前記遊技媒体貸出し機に送信する電子マネー送信手段とを備え、前記遊技媒体貸出し機は、前記携帯情報端末から送信されてきた電子マネーを受信する電子マネー受信手段と、前記電子マネー受信手段で受信した電子マネーに相当する分の遊技媒体を、前記遊技機の貯留装置に貯留するか又は払出し装置から払い出す遊技媒体貸出し手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項1の発明においては、遊技者は、携帯情報端末に送信すべき電子マネーの額を入力し、遊技媒体貸出し機に、その額の電子マネーを送信する。
遊技媒体貸出し機の電子マネー受信手段が電子マネーを受け取ると、遊技媒体貸出し手段は、受信した電子マネーに相当する分の遊技媒体を、遊技機の貯留装置に貯留するか又は払出し装置から払い出すようにする。
したがって、現金の両替や、現金を遊技媒体貸出し機に投入する煩雑さをなくすことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による遊技媒体処理システムの第1実施形態を示すブロック図である。
第1実施形態における遊技媒体処理システムは、遊技媒体を電子データとした電子遊技媒体によって遊技を可能とした遊技機10と、電子遊技媒体を携帯情報端末20に送信する電子遊技媒体送信機30と、遊技機10に電子遊技媒体を送信する携帯情報端末20と、電子遊技媒体送信機30と通信する管理コンピュータ40とを備える。
【0032】
(電子遊技媒体送信機)
電子遊技媒体送信機30は、遊技媒体を電子データとした電子遊技媒体を、遊技者に対して貸し出すものである。電子遊技媒体送信機30は、遊技機10がスロットマシンであるときは、従来のメダル両替機に相当するものであり、遊技機10が弾球遊技機であるときは、従来の玉貸機に相当するものである。そして、電子遊技媒体は、遊技機10がスロットマシンであるときは、メダルを電子データとした電子メダルであり、遊技機10が弾球遊技機であるときは、遊技球を電子データとした電子遊技球である。また、電子遊技媒体は、電子メダル又は電子遊技球をそれぞれ所定率で度数に換算した度数データであっても良い。
【0033】
電子遊技媒体送信機30は、以下の手段を備える。
(金銭媒体受付け手段)
金銭媒体受付け手段31は、投入された現金を受け付けるか、又は携帯情報端末20から送信されてきた電子マネーを受信することにより、金銭媒体を受け付けるものである。
金銭媒体受付け手段31は、例えば紙幣を投入するための紙幣投入口を有しており、ここから紙幣が投入されると、その紙幣が受付け可能であるか否かを判別し、受付け可能であるときは、その紙幣の額(千円札か、一万円札か等)を判別する。また、投入された紙幣を受け付けることができないと判別したときは、投入された紙幣を返却口から返却する。
【0034】
さらにまた、金銭媒体受付け手段31は、携帯情報端末20から送信されてきた電子マネーを受信する受信部を有している。この受信部は、携帯情報端末20との間のデータ通信方式に応じて異なるものである。両者間のデータ通信には、インターネットその他のネットワーク通信を用いたもの、赤外線通信、又はブルートゥース等の電磁波を用いたものが挙げられる。また、金銭媒体受付け手段31は、携帯情報端末20から無線通信により電子マネーを受信するものの他、例えばこの受信部に携帯情報端末20との接続部分を設けておき、この接続部分に携帯情報端末20をセットすることにより、電子マネーを受信するものであっても良い。電子マネーを受信したときは、上記と同様に、その電子マネーの額を判別する。
【0035】
(金銭媒体格納手段)
金銭媒体格納手段32は、受け付けた現金又は電子マネーを格納しておくものである。例えば、現金を格納しておく場合は、現金収納部分を設けておく。また、電子マネーを格納しておく場合は、ハードディスク等のメモリを設け、このメモリに記憶しておく。なお、電子マネーを受け取った場合は、金銭媒体格納手段32に格納するのではなく、後述する管理コンピュータ40に電子マネーを送信するようにし、管理コンピュータ40側で格納するようにしても良い。
【0036】
(確認信号送信手段)
確認信号送信手段33は、金銭媒体受付け手段31で金銭媒体を受け付けたときに、電子遊技媒体の送信の許可を確認する旨の信号を管理コンピュータ40に送信するものである。すなわち、電子遊技媒体送信機30は、金銭媒体受付け手段31で金銭媒体を受け付けたときは、直ちに電子遊技媒体を携帯情報端末20に送信するのではなく、管理コンピュータ40に対し、電子遊技媒体の送信の許可を求めるようにする。
【0037】
(許可信号受信手段)
上記のように、管理コンピュータ40に対し、電子遊技媒体の送信の許可を求めるようにした場合において、管理コンピュータ40は、その返信である送信許可信号を電子遊技媒体送信機30に送信する。
そして、許可信号受信手段34は、この管理コンピュータ40から送信されてきた送信許可信号を受信するものである。
【0038】
(電子遊技媒体送信手段)
電子遊技媒体送信手段35は、受け付けた金銭媒体の額が判別され、かつ管理コンピュータ40からの送信許可信号を受信したときは、その金銭媒体の額に相当する電子遊技媒体を、携帯情報端末20に送信するものである。例えば、電子遊技媒体送信手段35が電子遊技媒体として電子メダルを送信するものである場合において、20円あたり1枚のメダルに交換するものとすると、千円分の金銭媒体が投入されたときは、メダル50枚分に相当する電子メダルを携帯情報端末20に送信する。
【0039】
(管理情報送信手段)
管理情報送信手段36は、金銭媒体受付け手段31で受け付けた現金や電子マネー、又は携帯情報端末20に送信した電子遊技媒体に間する管理情報を、管理コンピュータ40に送信するものである。この管理情報としては、例えば、受け取った現金や電子マネーの額、携帯情報端末20に送信した電子遊技媒体の数量、及びこれらの処理を行った日時、さらには電子遊技媒体送信機30のID等である。このような管理情報を管理コンピュータ40に送信するのは、管理コンピュータ40側で売上金の集計等の処理を行うためである。
【0040】
また、電子遊技媒体送信機30が電子マネーを受け付けたときは、その電子マネーは、電子遊技媒体送信機30に格納されるようにしても良いが、電子遊技媒体送信機30が電子マネーを受け付けた時、電子遊技媒体送信機30にある程度の電子マネーが格納された時、又は所定時間の経過時ごとに、管理情報送信手段36によって管理コンピュータ40に送信し、管理コンピュータ40側で電子マネーを格納しても良い。
【0041】
なお、電子遊技媒体送信機30は、電子遊技媒体を携帯情報端末20に送信する電子遊技媒体の最小単位をどのように設定しても良い。例えば、遊技機10がスロットマシンである場合において、20円あたり1枚のメダルに交換するものとすると、受け付ける金銭媒体を千円単位とし、千円を受け付けるごとに50枚の電子メダルを携帯情報端末20に送信するようにしても良い。あるいは、受け付け可能な電子マネーの最小単位を20円とし、電子メダル1枚単位で携帯情報端末20に送信できるようにしても良い。
【0042】
(管理コンピュータ)
管理コンピュータ40は、遊技機を設置した遊技店の管理室等に設けられるものである。管理コンピュータ40は、各遊技機10とデータ通信が可能に接続されており、遊技機10の出玉状況等のデータを受信し、そのデータを記憶し、集計等の処理を行う。また、売上金の計算のため、電子遊技媒体送信機30が受け付けた金銭媒体に関する管理情報を受信する。
電子遊技媒体送信機30と管理コンピュータ40とは、例えば双方向で情報の送受信が可能にネットワーク通信回線により接続されている。
【0043】
管理コンピュータ40は、以下の手段を備える。
(確認信号受信手段)
確認信号受信手段41は、電子遊技媒体送信機30の確認信号送信手段33から送信されてきた確認信号を受信するものである。そして、この信号を受信すると、その信号に基づいて、電子遊技媒体送信機30が受け付けた金銭媒体の額や、電子遊技媒体送信機30から携帯情報端末20に送信する電子遊技媒体の数量を確認する。
【0044】
(許可信号送信手段)
許可信号送信手段42は、上記の確認の結果、正当であると判別されたときは、電子遊技媒体の送信許可信号(電子遊技媒体を携帯情報端末20に送信しても良い旨の信号)を電子遊技媒体送信機30に送信する。
(管理情報受信・格納手段)
管理情報受信・格納手段43は、電子遊技媒体送信機30の管理情報送信手段36から送信されてきた管理情報を受信し、これを格納(記憶)しておくものである。管理コンピュータ40には、予めハードディスク等の記憶装置が設けられており、管理情報を受信するごとに、その管理情報を記憶装置内の所定の記憶領域に記憶する。
【0045】
(携帯情報端末)
携帯情報端末(携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants )、モバイルコンピュータ等)20は、各遊技者が所持しているか、又は遊技店側で遊技者に貸し出すものである。携帯情報端末20は、電子遊技媒体や電子マネーを格納する。第1に、電子遊技媒体送信機30に投入した現金に相当する分の電子遊技媒体を、携帯情報端末20によって受信し、格納する。第2に、携帯情報端末20に格納されている電子マネーを電子遊技媒体送信機30に送信し、その送信した電子マネーに相当する分の電子遊技媒体を、携帯情報端末20によって受信し、格納する。そして、携帯情報端末20は、格納した電子遊技媒体を遊技機10に送信する。
【0046】
なお、携帯情報端末20と電子遊技媒体送信機30との間のデータ通信(電子マネー及び電子遊技媒体の送受信)は、上述したが、携帯情報端末20と遊技機10との間のデータ通信もこれと同様である。すなわち、携帯情報端末20は、ネットワーク通信、赤外線通信、又はブルートゥース等によって、電子遊技媒体を遊技機10に送信する機能を有する。
なお、携帯情報端末20と電子遊技媒体送信機30との間のデータ通信方式と、携帯情報端末20と遊技機10との間のデータ通信方式は、同一であっても、異なるものであっても良い。
【0047】
携帯情報端末20は、以下の手段を備える。
(電子マネー格納手段)
電子マネー格納手段21は、金銭媒体を電子データとした電子マネーを格納(記憶)しておくものである。携帯情報端末20内には、電子マネーを記憶、保持可能なメモリ(ICメモリ等)が実装されており、ここに、電子マネーが暗号化された電子データとして格納される。
【0048】
(電子マネー送信手段)
電子マネー送信手段22は、電子遊技媒体送信機30に対して、電子マネーを送信するものである。電子マネーの送信に際しては、携帯情報端末20に予め備えられている操作ボタン等により、送信すべき電子マネーの額を入力し、送信する。
【0049】
(電子遊技媒体受信・格納手段)
電子遊技媒体受信・格納手段23は、電子遊技媒体送信機30の電子遊技媒体送信手段35により送信されてきた電子遊技媒体を受信し、格納するものである。携帯情報端末20内には、電子遊技媒体を記憶、保持可能なメモリ(ICメモリ等)が実装されており、ここに、電子遊技媒体を格納する。なお、電子マネーを格納するメモリと、電子遊技媒体を格納するメモリとは、同一のものであっても、異なるものであっても良い。同一のものであるときは、電子マネーを格納する記憶領域と、電子遊技媒体を格納する記録領域とを設ければよい。
【0050】
なお、携帯情報端末20のメモリの容量が不足しており、電子遊技媒体を格納することができないときは、その旨の内容を、携帯情報端末20に設けられた液晶ディスプレイ等に表示する。
【0051】
(電子遊技媒体送信数量指定手段)
電子遊技媒体送信数量指定手段24は、電子遊技媒体受信・格納手段23により格納した電子遊技媒体のうち、遊技機10に送信する電子遊技媒体の数量を指定するものである。例えば、遊技機10がスロットマシンである場合に、電子遊技媒体受信・格納手段23に、電子メダルとしての電子遊技媒体が50枚格納されているとすると、その50枚の電子メダルのうち、何枚を遊技機10に送信(投入)するかを指定する。また、遊技機10が弾球遊技機である場合は、格納されている電子遊技球のうち、何個を遊技機10に送信するかを指定する。なお、以上のように、枚数や個数を直接指定するのではなく、電子遊技媒体を度数に換算したものであるときは、その度数を指定するようにしても良い。
【0052】
電子遊技媒体送信数量指定手段24は、携帯情報端末20に予め設けられた操作ボタン等によって構成される。
なお、電子遊技媒体の送信時に、直接数量を指定するのではなく、最も一般的なデフォルト値を予め設けておき、デフォルト値の数量の電子遊技媒体を遊技機10に送信するときは、遊技者が数量を指定するための操作を特に行う必要がないようにしても良い。
【0053】
また、電子遊技媒体送信数量指定手段24には、指定することができる電子遊技媒体の数量の上限が設定されている。遊技機10がスロットマシンである場合に、例えばスロットマシンの貯留装置には、最大50枚のメダルを貯留できるものであるとき、それ以上の枚数分の電子遊技媒体が送信されてきたとしても、それらを全て貯留できないからである。例えば、遊技機10に貯留可能な遊技媒体の数以上の値が携帯情報端末20によって指定されたときは、エラーである旨を携帯情報端末20の液晶ディスプレイ等に表示するようにする。または、上限数以上の電子遊技媒体は遊技機10に送信できないようにしておく。
【0054】
なお、遊技機10の貯留装置に貯留することができる遊技媒体の数以上の電子遊技媒体を送信することができるようにしても良い。例えば、遊技機10がスロットマシンである場合に、携帯情報端末20から70枚のメダルに相当する電子遊技媒体が送信されてきたときは、50枚分を貯留装置に貯留するとともに、残りの20枚分のメダルを払出し装置から払い出すようにしても良い。
【0055】
(電子遊技媒体送信手段)
電子遊技媒体送信手段25は、電子遊技媒体送信数量指定手段24により指定された数量の電子遊技媒体を遊技機10に送信するものである。電子遊技媒体送信手段25は、携帯情報端末20に予め備えられた操作ボタンのうちの所定のボタンによって構成される。
【0056】
(遊技機)
遊技機10は、本実施形態では、スロットマシン又は弾球遊技機である。スロットマシンは、遊技者から遊技媒体としてのメダルが投入されたことを条件として、遊技を行うことができるものである。例えば、メダル投入口からメダルが投入されるか、又は貯留装置にメダルが貯留されているときにベットスイッチの操作による貯留されたメダルの投入により、遊技を行うことができるようになる。
【0057】
スロットマシンは、複数種類の図柄をリール上に配列表示したものであり、例えば3つのリールが並設される。各リールは、遊技者によるスタートスイッチのオンにより始動(回転)される。そして、遊技者によるストップスイッチのオンにより停止する。ストップスイッチは、各リールごとに設けられている。
【0058】
また、弾球遊技機は、例えば、遊技盤上に複数の入賞口及び図柄表示装置(液晶ディスプレイ等)を設けたものである。そして、遊技盤の領域に向けて遊技球を発射させ、特定の入賞口に遊技球が入賞すると、図柄表示装置の図柄を変動表示させるものである。
【0059】
遊技機10には、以下の各手段を備える。
(遊技制御手段)
遊技制御手段11は、演算処理等を行うCPU、遊技プログラムを記憶するROM、及びデータ等を一時的に保持するRAM等から構成される。
遊技機10がスロットマシンである場合は、スタートスイッチがオンされると、遊技制御手段11は、役の抽選を行う。そして、遊技制御手段11は、ストップスイッチがオンされると、役の抽選結果、及びストップスイッチがオンされたときのリールの図柄位置等とに基づいて、リールの停止位置を決定し、その決定した位置にリールを停止制御する。さらに遊技制御手段11は、リールの停止時における図柄の組合せが予め定めた役の図柄の組合せと一致するか否かを判別する。一致するときはその役の入賞となり、入賞した役に応じて、遊技制御手段11は、メダルの払出し等の処理を行う。
また、遊技機10が弾球遊技機である場合は、入賞口への遊技球の入賞により、遊技制御手段11は、入賞球を払い出す。
【0060】
(電子遊技媒体受信手段)
電子遊技媒体受信手段12は、遊技者の携帯情報端末20から送信されてきた電子遊技媒体(電子データ)を受信するものである。この電子遊技媒体受信手段12は、携帯情報端末20との間でのデータ通信の受信部となるものである。電子遊技媒体受信手段12は、携帯情報端末20から送信される電子遊技媒体を受信しやすいように、遊技機10の前面部に設けられる。
【0061】
(電子遊技媒体数量読取り手段)
電子遊技媒体数量読取り手段13は、電子遊技媒体受信手段12で受信した電子遊技媒体の数量を読み取るものである。例えば遊技機10がスロットマシンである場合は、受信した電子遊技媒体である電子メダルの枚数を読み取る。また、例えば遊技機10が弾球遊技機である場合は、受信した電子遊技媒体である電子遊技球の数を読み取る。さらに、電子遊技媒体が度数である場合は、その度数を読み取る。
【0062】
(遊技媒体貸出し手段)
遊技媒体貸出し手段14は、電子遊技媒体数量読取り手段13の読取り結果に基づいて、受信した電子遊技媒体の数量に相当する遊技媒体を、貯留装置に貯留するか、又は払出し装置から払い出すものである。
例えば、遊技機10がスロットマシンである場合は、スロットマシン内部に設けられた払出し装置から所定枚数の遊技媒体(メダル)を払出し口に排出するように、払出し装置を制御する。あるいは、所定枚数分だけ、スロットマシンに設けられた貯留装置に貯留する。このときは、貯留装置に貯留されているメダル枚数を記憶しているデータを更新する。
また、遊技機10が弾球遊技機である場合は、弾球遊技機内部に設けられた払出し装置から所定個数の遊技媒体(遊技球)を受け皿に排出するように、払出し装置を制御する。
【0063】
(返信手段)
返信手段15は、電子遊技媒体受信手段12が電子遊技媒体を受信し、遊技媒体貸出し手段14による遊技媒体の貸出しが正常に行われたときに、その旨の信号を携帯情報端末20に返信するものである。例えば、電子遊技媒体を正常に受け付けた旨のメッセージを携帯情報端末20の液晶ディスプレイ上に表示するような信号を、遊技機10から携帯情報端末20に対して送信する。
【0064】
(遊技媒体貸出し内容報知手段)
遊技媒体貸出し内容報知手段16は、本実施形態では、例えば、遊技中における各種の演出を出力するランプ類、スピーカ又は画像表示装置(液晶ディスプレイ等)からなるものである。
遊技媒体貸出し内容報知手段16は、第1に、電子遊技媒体受信手段12が電子遊技媒体を受信し、遊技媒体貸出し手段14による遊技媒体の貸出しが正常に行われたときに、その旨を報知する。例えば、貸し出しが正常に行われたときに、スピーカから特定のサウンドを出力したり、画像表示装置に貸し出した遊技媒体の数量を表示するようにする。
【0065】
また、遊技媒体貸出し内容報知手段16は、第2に、電子遊技媒体受信手段12が電子遊技媒体を受信した場合において、遊技媒体貸出し手段14による遊技媒体の貸出しを正常に行うことができないときは、その旨を報知する。
例えば、電子遊技媒体受信手段12により電子遊技媒体を正常に受信したものの、遊技機10内部の払出し装置に遊技媒体が無く、遊技媒体を貸し出すことができない場合や、電子遊技媒体受信手段12による電子遊技媒体の受信に障害が発生して、正常に受信できなかったような場合には、その旨を報知する。
【0066】
以上の構成からなる遊技媒体処理システムにおいては、先ず、遊技者は、電子遊技媒体送信機30に、現金を投入するか、又は携帯情報端末20に格納されている電子マネーを送信する。
電子遊技媒体送信機30の金銭媒体受付け手段31が現金又は電子マネーを受け取ると、確認信号送信手段33は、電子遊技媒体の送信の許可を確認する旨の信号を管理コンピュータ40に送信する。そして、管理コンピュータ40の確認信号受信手段41は、この信号を受信すると、金銭媒体の額や、携帯情報端末20に送信すべき電子遊技媒体の数量を確認し、許可信号送信手段42は、電子遊技媒体の送信許可信号を電子遊技媒体送信機30に送信する。
【0067】
そして、電子遊技媒体送信機30は、この送信許可信号を受信すると、電子遊技媒体送信手段35により、携帯情報端末20に、所定数量の電子遊技媒体を送信する。なお、このときに、電子遊技媒体の送信とともに、受け付けた現金の額に関する情報等を、併せて送信しても良い。
電子遊技媒体の送信後、電子遊技媒体送信機30の管理情報送信手段36は、管理コンピュータ40に、受け付けた金銭媒体の額や、携帯情報端末20に送信した電子遊技媒体の数量等に関する管理情報を送信する。
管理コンピュータ40の管理情報受信・格納手段43は、この管理情報を受信し、所定の記憶装置に格納する。
【0068】
遊技者は、電子遊技媒体送信機30から送信されてくる電子遊技媒体を、携帯情報端末20に取り込む。この場合は、携帯情報端末20の所定の操作ボタンの操作等により、電子遊技媒体が携帯情報端末20の電子遊技媒体受信・格納手段23に格納されるようになっている。
【0069】
そして、遊技者は、携帯情報端末20によって電子遊技媒体を受け取ると、遊技を希望する遊技機10の電子遊技媒体受信手段12に対して、携帯情報端末20から電子遊技媒体を送信する。
すなわち、携帯情報端末20の電子遊技媒体送信数量指定手段24によって、遊技機10に送信すべき電子遊技媒体の数量を指定し、その指定した分の電子遊技媒体を遊技機10に送信する。
【0070】
遊技機10は、送信されてきた電子遊技媒体を電子遊技遊技媒体受信手段12により受信すると、電子遊技媒体数量読取り手段13によって、その電子遊技媒体の数量を読み取る。電子遊技媒体の数量が読み取られると、遊技媒体貸出し手段14は、受信した数量分の電子遊技媒体に相当する遊技媒体を貸し出すように制御する。すなわち、遊技機10内の払出し装置から実際の遊技媒体を払い出すか、又は貯留装置に貯留する。
【0071】
以上のようにして、遊技媒体処理システムによって遊技媒体が処理されることにより、現金を遊技媒体に両替して、その遊技媒体を遊技機10に投入する煩雑さをなくすことができる。
また、各遊技者が所有する携帯情報端末20に電子遊技媒体を取り込むようにしたので、プリペイドカードの製造コストを削減することができるとともに、使用済のプリペイドカードが大量に出てしまうことがなくなる。
さらにまた、電子マネーを受信して電子遊技媒体に交換するようにすれば、遊技店側で、両替機の現金の回収を頻繁に行う必要がなくなり、セキュリティ性も向上する。
【0072】
さらに、遊技機10がスロットマシンである場合において、電子遊技媒体を受信してそれを貯留装置に貯留するようにすれば、両替機でメダルに両替して、それを遊技機10に投入するまでの行為を簡素化することができる。
従来の方法では、両替機や遊技機10で、現金や遊技媒体(メダル又は遊技球)の出し入れが頻繁に行われていたが、本発明の遊技媒体処理システムを用いれば、現金や遊技媒体の出し入れを大幅に少なくすることができる。
【0073】
また、遊技機10がスロットマシンである場合において、遊技者が持っている最後の遊技媒体を使用したときに、特別役に当選していることを知ったが、その特別役に入賞しなかったようなときは、例えば通常の1遊技分である3枚のメダルに相当する電子遊技媒体を遊技機10に送信し、その3枚のメダルのみで、特別役を入賞させることが可能となる。
従来では、上記のような状況でも、例えば千円単位でメダルに両替しなければならなかったが、例えばメダル1枚単位で電子マネーから電子遊技媒体に交換できるようにすれば、遊技者にとっても好ましいものとなる。
【0074】
(第2実施形態)
図2は、本発明による遊技媒体処理システムの第2実施形態を示すブロック図である。
第2実施形態における遊技媒体処理システムは、遊技媒体の投入により遊技を行うことができる遊技機10’と、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出し機50と、電子マネーを格納した携帯情報端末20’と、遊技媒体貸出し機50と通信する管理コンピュータ40とを備える。
【0075】
(遊技媒体貸出し機)
遊技媒体貸出し機50は、遊技機10’に投入するための遊技媒体を貸し出すものであり、各遊技機10’ごとに設けられている。例えば、遊技店において、遊技機10’が所定間隔を介して並設されているときは、遊技機10’間に遊技媒体貸出し機50が設けられている。遊技媒体貸出し機50と管理コンピュータ40とは、第1実施形態における電子遊技媒体送信機30と管理コンピュータ40との間と同様に、例えば双方向で情報の送受信が可能なネットワーク通信回線により接続されている。
また、遊技媒体貸出し機50と遊技機10’とは電気的に接続され、これによって遊技媒体貸出し機50は、遊技機10’の貯留装置や払出し装置の駆動を制御するための信号を送信可能となっている。
【0076】
遊技媒体貸出し機50は、以下の手段を備える。
(電子マネー受信・格納手段)
電子マネー受信・格納手段51は、携帯情報端末20’から送信されてきた電子マネーを受信し、所定の記憶装置に格納(記憶)するものである。携帯情報端末20’から遊技媒体貸出し機50への電子マネーの送信方式としては、第1実施形態と同様に、インターネットその他のネットワーク通信を用いたもの、赤外線通信、又はブルートゥース等の電磁波を用いたものが挙げられる。また、電子マネー受信・格納手段51は、無線通信により携帯情報端末20’から電子マネーを受け取っても良いが、例えば電子マネー受信・格納手段51に携帯情報端末20’との接続部分を設けておき、この接続部分に携帯情報端末20’をセットすることにより、電子マネーを受信するものであっても良い。遊技媒体貸出し機50は、電子マネーを受信したときは、その額を判別する。
【0077】
(確認信号送信手段、許可信号受信手段)
確認信号送信手段52及び許可信号受信手段53は、第1実施形態における電子遊技媒体送信機30の確認信号送信手段33及び許可信号受信手段34と同様の機能を有するものである。
確認信号送信手段52は、電子マネー受信・格納手段51により電子マネーを受信したときに、遊技媒体を貸出しの許可を確認する旨の信号を管理コンピュータ40に送信するものである。すなわち、遊技媒体貸出し機50は、電子マネーを受け取ったときは、直ちに遊技媒体を貸し出すのではなく、管理コンピュータ40に対し、遊技媒体の貸出しの許可を求めるようにする。
そして、許可信号受信手段53は、管理コンピュータ40から送信されてきた貸出し許可信号を受信するものである。
【0078】
(遊技媒体貸出し手段)
遊技媒体貸出し手段54は、電子マネー受信・格納手段51で受信した電子マネーに相当する分の遊技媒体を、遊技機10’の貯留装置に貯留するか、又は払出し装置から払い出すものである。
遊技機10’が例えばスロットマシンである場合は、遊技媒体貸出し手段54は、受信した電子マネーに相当する分のメダルを、貯留装置に貯留するか、又はメダル払出装置を制御して払出し装置から払出し口に、メダルを払い出すように制御する。
【0079】
また、遊技機10’が弾球遊技機である場合は、遊技媒体貸出し手段54は、受信した電子マネーに相当する分の遊技球を、遊技球払出し装置を制御して払出し装置から受け皿に、所定数の遊技球を払い出すように制御する。あるいは、弾球遊技機に貯留装置を設け、その貯留装置に遊技球を貯留するようにしても良い。
【0080】
(管理情報送信手段)
管理情報送信手段55は、第1実施形態における電子遊技媒体送信機30の管理情報送信手段36と同様の機能を有するものである。
管理情報送信手段55は、電子マネー受信・格納手段51で受信した電子マネー、又は遊技媒体貸出し手段54で貸し出した遊技媒体に関する管理情報を、管理コンピュータ40に送信する。
【0081】
管理情報としては、例えば、受信した電子マネーの額、貸し出した遊技媒体の数量、これらの処理を行った日時、さらには遊技媒体貸出し機50のID等である。また、遊技媒体貸出し機50が受信した電子マネーを管理コンピュータ40に転送し、遊技媒体貸出し機50内には電子マネーを格納しないようにしても良い。
さらに、遊技媒体貸出し機50が一時的に電子マネーを格納し、ある程度電子マネーが蓄積された後に、管理コンピュータ40に電子マネーを転送するようにしても良い。
【0082】
なお、遊技媒体貸出し機50と管理コンピュータ40との間のデータ通信方式としては、例えばインターネットその他のネットワーク通信によるものが挙げられる。
【0083】
(返信手段、遊技媒体貸出し内容報知手段)
返信手段56、及び遊技媒体貸出し内容報知手段57は、第1実施形態の遊技機10に設けられた返信手段15及び遊技媒体貸出し内容報知手段16と同様の機能を有するものである。
返信手段56は、電子マネー受信・格納手段51が電子マネーを受信し、遊技媒体貸出し手段54による遊技媒体の貸出しが正常に行われたときに、その旨の信号を携帯情報端末20’に返信するものである。例えば、電子マネーを正常に受け付けた旨のメッセージを携帯情報端末20’の液晶ディスプレイ上に表示するような信号を、遊技媒体貸出し機50から携帯情報端末20’に対して送信する。
【0084】
遊技媒体貸出し内容報知手段57は、第1実施形態と同様に、例えばランプ類、スピーカ又は画像表示装置(液晶ディスプレイ等)からなるものである。
遊技媒体貸出し内容報知手段57は、第1に、電子マネー受信・格納手段51で電子マネーを受信し、遊技媒体貸出し手段54による遊技媒体の貸出しが正常に行われたときに、その旨を報知する。例えば、貸し出しが正常に行われたときに、スピーカから特定のサウンドを出力したり、画像表示装置に貸し出した遊技媒体の数量を表示するようにする。
【0085】
また、遊技媒体貸出し内容報知手段57は、第2に、電子マネー受信・格納手段51で電子マネーを受信した場合において、遊技媒体貸出し手段54による遊技媒体の貸出しを正常に行うことができないときは、その旨を報知する。
例えば、電子マネー受信・格納手段51により電子マネーを正常に受信したものの、遊技機10’内部の払出し装置に遊技媒体が無く、遊技媒体を貸し出すことができない場合や、電子マネー受信・格納手段51による電子マネーの受信に障害が発生して、正常に受信できなかったような場合には、その旨を報知する。
【0086】
(管理コンピュータ)
管理コンピュータ40は、第1実施形態の管理コンピュータ40と同様に、確認信号受信手段41、許可信号送信手段42、及び管理情報受信・格納手段43を備える。これらの各手段は、第1実施形態と同様であるので、第2実施形態では説明を省略する。
管理コンピュータ40は、売上金の計算等のため、遊技媒体貸出し機50から送信されてきた管理情報を受信する。
【0087】
(携帯情報端末)
携帯情報端末(携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants )、モバイルコンピュータ等)20’は、各遊技者が所持しているものである。携帯情報端末20’は、電子マネーを格納するとともに、必要に応じて格納した電子マネーを送信する機能を有するものであり、第1実施形態における携帯情報端末20に設けられたものと同様の電子マネー格納手段21及び電子マネー送信手段22を備える。これらの各手段は、第1実施形態と同様であるので、本実施形態では説明を省略する。
【0088】
なお、第2実施形態では、第1実施形態の携帯情報端末20に設けられている電子遊技媒体受信・格納手段23等は設けられていない。これは、第2実施形態では、電子遊技媒体を使用しないからである。しかし、本実施形態において、第1実施形態の携帯情報端末20を用いることができるのは勿論である。
【0089】
(遊技機)
遊技機10’は、第1実施形態と同様に、スロットマシン又は弾球遊技機であり、その概略構成は、第1実施形態と同様である。また、第1実施形態と同様に、遊技の進行等の遊技全体を統括制御する遊技制御手段11を備える。なお、第2実施形態の遊技機10’は、電子遊技媒体の受信等を行わないため、第1実施形態で設けられている電子遊技媒体受信手段12及び電子遊技媒体数量読取り手段13は設けられていない。また、第1実施形態で設けられている遊技媒体貸出し手段14、返信手段15及び遊技媒体貸出し内容報知手段16は、第2実施形態では遊技媒体貸出し機50側に設けられているため、遊技機10’側には設けられていない。
【0090】
以上の構成からなる遊技媒体処理システムにおいては、先ず、遊技者は、携帯情報端末20’の電子マネー格納手段21に格納されている電子マネーを、電子マネー送信手段22によって遊技媒体貸出し機50に送信する。
遊技媒体貸出し機50の電子マネー受信・格納手段51が電子マネーを受信すると、確認信号送信手段52は、遊技媒体の貸出しの許可を確認する旨の信号を管理コンピュータ40に送信する。そして、管理コンピュータ40は、この信号を受信すると、電子マネーの額や、貸し出す遊技媒体の数量等を確認する。そして、許可信号送信手段42は、遊技媒体の貸出し許可信号を遊技媒体貸出し機50に送信する。
【0091】
遊技媒体貸出し機50は、この貸出し許可信号を受信すると、遊技媒体貸出し手段54により、遊技機10’から所定数量の遊技媒体を貸し出すように、制御信号を遊技機10’に送信する。
遊技機10’は、遊技媒体貸出し機50から上記の制御信号を受信すると、遊技媒体を、遊技機10’の払出し装置から払い出すか、又は貯留装置に貯留する。
【0092】
また、遊技媒体貸出し機50の管理情報送信手段55は、管理コンピュータ40に、管理情報(例えば、受信した電子マネーの額や、貸し出した遊技媒体の数量に関する情報)を送信する。
管理コンピュータ40の管理情報受信・格納手段43は、この管理情報を受信し、所定の記憶装置に記憶する。
【0093】
以上の第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに第2実施形態では、遊技機10’に隣接して遊技媒体貸出し機50が設けられるので、遊技者は、遊技機10’に座ったままで、電子マネーを送信して遊技媒体に交換し、遊技を行うことができる。
【0094】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)第1実施形態では、電子遊技媒体送信機30から電子遊技媒体の送信の許可を確認する旨の信号を管理コンピュータ40に送信し、管理コンピュータ40から電子遊技媒体の送信許可信号を受信したときに、電子遊技媒体を携帯情報端末20に送信するようにした。しかし、このように管理コンピュータ40に許可を求めることなく電子遊技媒体を携帯情報端末20に送信するようにしても良い。第2実施形態についても同様である。
【0095】
(2)電子遊技媒体送信機30の金銭媒体受付け手段31は、現金又は電子マネーを受け付けることができるようにしたが、これらの双方又はいずれか一方のみを受けることができるものであれば良い。
【0096】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、従来のように、現金を遊技媒体に両替し、その遊技媒体を遊技機に投入する煩雑さをなくすことができる。これにより、両替機や遊技機での現金や遊技媒体の出し入れを大幅に少なくすることができる。
また、電子マネーを受信して電子遊技媒体又は遊技媒体に両替するようにすれば、遊技店側で、両替機の現金の回収を頻繁に行う必要がなくなり、セキュリティ性も向上する。さらに、遊技者が希望する額の電子マネーを、遊技媒体貸出し機に容易に送信することができる。
【0097】
さらにまた、遊技機がスロットマシンである場合において、遊技者が持っている最後の遊技媒体を使用したときに、特別役に当選していることを知ったが、その特別役に入賞しなかったようなときは、例えば通常の1遊技分である3枚のメダルに相当する電子マネーを遊技媒体貸出し機に送信すれば、3枚のメダルのみで、特別役を入賞させることができる。
【0098】
さらに、プリペイドカードの製造コストを削減することができるとともに、使用済のプリペイドカードが大量に出てしまうことがなくなる。
また、遊技者は、遊技機に座ったままで、電子マネーを送信して遊技媒体に両替し、遊技を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技媒体処理システムの第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明による遊技媒体処理システムの第2実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、10’ 遊技機
11 遊技制御手段
12 電子遊技媒体受信手段
13 電子遊技媒体数量読取り手段
14 遊技媒体貸出し手段
15 返信手段
16 遊技媒体貸出し内容報知手段
20、20’ 携帯情報端末
21 電子マネー格納手段
22 電子マネー送信手段
23 電子遊技媒体受信・格納手段
24 電子遊技媒体送信数量指定手段
25 電子遊技媒体送信手段
30 電子遊技媒体送信機
31 金銭媒体受付け手段
32 金銭媒体格納手段
33 確認信号送信手段
34 許可信号受信手段
35 電子遊技媒体送信手段
36 管理情報送信手段
40 管理コンピュータ
41 確認信号受信手段
42 許可信号送信手段
43 管理情報受信・格納手段
50 遊技媒体貸出し機
51 電子マネー受信・格納手段
52 確認信号送信手段
53 許可信号受信手段
54 遊技媒体貸出し手段
55 管理情報送信手段
56 返信手段
57 遊技媒体貸出し内容報知手段

Claims (1)

  1. 遊技媒体の投入により、遊技を行うことができる遊技機と、
    前記遊技機ごとに設けられ、前記遊技機に投入するための遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出し機と、
    前記遊技媒体貸出し機に送信する電子マネーを格納した携帯情報端末と
    を用いる遊技媒体処理システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    格納されている電子マネーのうち、送信すべき電子マネーの額を入力する操作手段と、
    前記操作手段で入力された額の電子マネーを前記遊技媒体貸出し機に送信する電子マネー送信手段と
    を備え、
    前記遊技媒体貸出し機は、
    前記携帯情報端末から送信されてきた電子マネーを受信する電子マネー受信手段と、
    前記電子マネー受信手段で受信した電子マネーに相当する分の遊技媒体を、前記遊技機の貯留装置に貯留するか又は払出し装置から払い出す遊技媒体貸出し手段と
    を備える
    ことを特徴とする遊技媒体処理システム。
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