JP2000126435A - 遊技用システム - Google Patents

遊技用システム

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JP2000126435A
JP2000126435A JP10302171A JP30217198A JP2000126435A JP 2000126435 A JP2000126435 A JP 2000126435A JP 10302171 A JP10302171 A JP 10302171A JP 30217198 A JP30217198 A JP 30217198A JP 2000126435 A JP2000126435 A JP 2000126435A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体を用いて預入れ遊技結果価値を取引
する場合における管理的な面での不都合を防ぐことが可
能な遊技用システムを提供することである。 【解決手段】 各遊技場3に設けられた台間機10によ
り、いずれの遊技場において発行された会員カードにつ
いても受付け、会員カードを用いた貯玉の取引を共通に
実行させる処理が行なわれる。そして、遊技場3におい
て預入れられた貯玉は、預入れが行なわれた遊技場3ご
とに貯蓄され、貯蓄が行なわれた遊技場3のみで再プレ
イに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技用システムに
関し、詳しくは、遊技の結果遊技者の所有となった遊技
結果価値が再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価
値を特定可能な情報が記録可能である記録媒体が発行さ
れる遊技場において、前記記録媒体を使用して前記預入
れ遊技結果価値の預入れまたは再使用をする取引をさせ
ることが可能な遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機が設けられた
遊技場においては、遊技の結果遊技者の所有となったパ
チンコ玉等の遊技結果価値を貯玉等の預入れ遊技結果価
値として預入れることが可能なシステムを採用している
場合がある。そのように預入れられた預入れ遊技結果価
値は、遊技場での再使用が可能であった。
【0003】このような預入れ遊技結果価値の預入れお
よび再使用をする取引は、そのような預入れおよび再使
用を認める遊技場において、自店の会員について特典と
して許可されるものであった。遊技場は、会員カード等
の記録媒体を会員に対して発行し、自店においてその記
録媒体が会員により使用された場合にのみ、預入れ遊技
結果価値の預入れおよび再使用の取引を許可していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合
は、記録媒体を用いて行なう預入れ遊技結果価値の取引
が、記録媒体を発行した遊技場のみ、または、記録媒体
を発行した遊技場の系列店の遊技場のみでしか行なえな
かった。このため、複数の遊技場で遊技を行なう場合が
ある遊技者は、ある遊技場で発行を受けた記録媒体を有
していても、その記録媒体を用いて他の遊技場で預入れ
遊技結果価値の取引ができない。したがって、このよう
な遊技者は、遊技場ごとに記録媒体の発行を受け、遊技
場ごとに記録媒体を使い分けて預入れ遊技結果価値の取
引をするのが一般的であり、遊技者における記録媒体の
管理および預入れ遊技結果価値の管理が極めて煩雑であ
った。
【0005】このような煩雑さを解消するためには、預
入れ遊技結果価値の取引を個別に認めている複数の遊技
場において、それぞれの遊技場の会員が、会員になって
いない他の遊技場でも会員になっている遊技場に預入れ
た自らの預入れ遊技結果価値を取引可能なようにするこ
とが考えられる。
【0006】ところが、単に預入れ遊技結果価値の取引
を複数の遊技場において共通に行なえるようにしただけ
では、次のような問題が生じると考えられる。ある遊技
場において他の遊技場の会員が当該他の遊技場に預入れ
た預入れ遊技結果価値を再使用した場合に、再使用がさ
れた遊技場が再使用分の預入れ遊技結果価値を負担する
とすれば、その再使用がされた遊技場においては再使用
分の遊技結果価値の負担により不当な損失が生じる。ま
た、ある遊技場において他の遊技場の会員が預入れ遊技
結果価値の預入れをした場合に、その預入れが行なわれ
た遊技場がその預入れ分の遊技結果価値をそのまま受取
ってしまえば、遊技者の預入れ遊技結果価値を増加させ
る必要がある当該他の遊技場においてはその預入れ分の
預入れ遊技結果価値の増加分を負担することにより不当
な損失が生じる。
【0007】このように、単に、預入れ遊技結果価値の
取引を複数の遊技場において共通に行なえるようにして
も、複数の遊技場間で預入れ遊技結果価値の収支に不公
平が生じる等、遊技場における預入れ遊技結果価値の管
理が複雑化する。
【0008】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、記録媒体を用いて預入れ遊技結果
価値を取引する場合における管理的な面での不都合を防
ぐことが可能な遊技用システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果価値が再
使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値を特定可能
な情報が記録可能である記録媒体が発行される遊技場に
おいて、前記記録媒体を使用して前記預入れ遊技結果価
値の預入れまたは再使用をする取引をさせることが可能
な遊技用システムであって、予め定められた複数の遊技
場の各々に設けられ、いずれの遊技場において発行され
た前記記録媒体についても受付けて遊技者による前記記
録媒体を用いた預入れ遊技結果価値の取引を共通に実行
させる処理を行なうことが可能な記録媒体処理手段と、
遊技者の預入れ遊技結果価値を預入れが行なわれた遊技
場ごとに貯蓄する手段であって、各遊技場における前記
記録媒体処理手段により実行される預入れ遊技結果価値
の取引に応じて、遊技場ごとに遊技者の預入れ遊技結果
価値を増加または減少させることが可能な遊技結果価値
貯蓄手段とを含み、前記記録媒体処理手段は、前記預入
れ遊技結果価値を前記記録媒体を用いて再使用する取引
を実行させる場合に、当該記録媒体処理手段が設けられ
ている遊技場において預入れられた預入れ遊技結果価値
のみを再使用させる処理を行なうことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記記録媒体は、遊技者から
の代金の支払いに応じて、該代金の対価として遊技者の
所有となった支払代金価値をさらに記録することが可能
であり、前記記録媒体処理手段は、前記記録媒体に記録
された前記支払代金価値を引落として遊技に使用させる
処理をさらに行なうことが可能であることを特徴とす
る。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技場ごとに貯蓄されて
いる遊技者の預入れ遊技結果価値の情報を集約的に管理
する預入れ遊技結果価値情報管理手段と、該預入れ遊技
結果価値情報管理手段により管理されている情報に基づ
いて、各遊技場における遊技者の預入れ遊技結果価値の
情報を開示することが可能な遊技結果価値情報開示手段
とをさらに含むことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、次のように
作用する。予め定められた複数の遊技場の各々に設けら
れた記録媒体処理手段の働きにより、いずれの遊技場に
おいて発行された記録媒体についても受付けて遊技者に
よる記録媒体を用いた預入れ遊技結果価値の取引を共通
に実行させる処理を行なうことが可能である。遊技者の
預入れ遊技結果価値を預入れが行なわれた遊技場ごとに
貯蓄する遊技結果価値貯蓄手段の働きにより、各遊技場
における記録媒体処理手段により実行される預入れ遊技
結果価値の取引に応じて、遊技場ごとに遊技者の預入れ
遊技結果価値を増加または減少させることが可能であ
る。記録媒体処理手段のさらなる働きにより、預入れ遊
技結果価値を記録媒体を用いて再使用する取引を実行さ
せる場合に、当該記録媒体処理手段が設けられている遊
技場において預入れられた預入れ遊技結果価値のみを再
使用させる処理が行なわれる。このように、複数の遊技
場のそれぞれにおいて、いずれの遊技場において発行さ
れた記録媒体についても受付けて、記録媒体を用いた預
入れ遊技結果価値の取引を共通に実行させる処理が行な
われるため、遊技者が単一の記録媒体を所持するだけで
複数の遊技場において預入れ遊技結果価値の取引を行な
うことが可能になる。これにより、遊技者による記録媒
体を用いた預入れ遊技結果価値の管理が容易になる。さ
らに、預入れ遊技結果価値の預入れが行なわれた遊技場
ごとに遊技者の預入れ遊技結果価値が増減可能に貯蓄さ
れ、遊技場において預入れ遊技結果価値の再使用を行な
う場合に、当該遊技場において預入れられた遊技結果価
値のみが再使用されるため、遊技場間での利益調整をす
る必要がなくなる。これにより、遊技場側における預入
れ遊技結果価値の管理が容易になる。その結果、記録媒
体を用いて預入れ遊技結果価値を取引する場合における
管理的な面での不都合を防ぐことが可能になる。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
記録媒体により、遊技者からの代金の支払いに応じて、
該代金の対価として遊技者の所有となった支払代金価値
をさらに記録することが可能である。記録媒体処理手段
のさらなる働きにより、記録媒体に記録された支払代金
価値を引落として遊技に使用させる処理をさらに行なう
ことが可能である。このように、遊技者から支払われた
代金の対価としての支払代金価値を記録媒体にさらに記
録することが可能であり、その支払代金価値が引落しに
より遊技に使用可能になる。すなわち、支払代金価値の
引落しによる遊技への使用と、遊技結果価値の取引への
使用との両方に記録媒体を用いることが可能になる。こ
のため、このような記録媒体の所持者については、支払
代金価値の引落しによる遊技への使用のためにプリペイ
ドカードのような支払代金価値の使用専用の記録媒体を
わざわざ所有しなくても済むので、支払代金価値の使用
専用の記録媒体の発行数を低減することが可能になる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
預入れ遊技結果価値情報管理手段の働きにより、遊技場
ごとに貯蓄されている遊技者の預入れ遊技結果価値の情
報が集約的に管理される。遊技結果価値情報開示手段の
働きにより、預入れ遊技結果価値情報管理手段により管
理されている情報に基づいて、各遊技場における遊技者
の預入れ遊技結果価値の情報を開示することが可能であ
る。このように、集約的に管理された各遊技場における
遊技者の預入れ遊技結果価値の情報が開示されるため、
遊技者が各遊技場における預入れ遊技結果価値を容易に
確認することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】第1実施形態 図1は、貯玉管理システムの全体構成を示すブロック図
である。貯玉管理システムは、経営主体が異なる複数の
遊技場において、貯玉管理システムの会員が会員カード
の発行を受けた遊技場のみならず、他の遊技場において
も貯玉の預入れおよび貯玉を用いた再プレイを行なえる
ように構成されたシステムである。以下、会員という場
合は、貯玉管理システムの会員をいう。この貯玉管理シ
ステムは、会員管理運用機関1を中心として管理され
る。ここで、貯玉とは、遊技者所有の持点または玉等の
価値をホール側に預入れる行為およびその預入れられた
価値をいう。また、再プレイとは、遊技者が貯玉を用い
て玉貸しを受けて遊技を行なうことをいう。
【0017】この貯玉管理システムにおいては、経営主
体が異なる複数の遊技場3,3,…が本システムの登録
店として加入している。このような登録店となった遊技
場3においては、個別の会員を持たず、貯玉管理システ
ムの会員すべてを会員として扱う。各遊技場3において
は、希望者を貯玉管理システムの会員として登録する処
理が行なわれ、その登録された会員にICカードよりな
る会員カード(メンバーズカードともいう)を発行する
処理が行なわれる。この会員カードは、貯玉の預入れお
よび再プレイの実行等の予め定められた会員の特典を享
受する場合に使用されるカードであり、貯玉管理システ
ムのいずれの登録店においても共通に使用することが可
能である。
【0018】このように、会員は、いずれかの登録店に
おいて会員カードの発行を受けるのであるが、貯玉管理
システムの会員として登録される。
【0019】登録店としての遊技場3の各々において
は、当該会員のそれぞれについて、会員登録情報を管理
する。ここで、会員登録情報とは、会員について登録さ
れた情報である。会員登録情報には、会員カードの発行
を受けた遊技場(自店)の店コード、会員の会員番号、
暗証番号、貯玉数、貯メダル数、氏名、郵便番号、住
所、電話番号、免許証番号、登録日、および、会員カー
ドの再発行の有無等の情報が含まれる。
【0020】遊技場3のそれぞれは、外部に設けられた
会員管理運用機関1と電話回線よりなる情報通信線を用
いて情報通信可能に接続されているとともに、会員管理
運用機関1を介して他の遊技場のそれぞれとも情報通信
可能に接続されている。このように、貯玉管理システム
においては、登録された遊技場3および会員管理運用機
関1が電話回線よりなる情報通信線を用いて情報通信ネ
ットワークを形成している。
【0021】会員管理運用機関1は、各遊技場3とは独
立的に運営される機関であり、各遊技場3から情報通信
により各遊技場の会員登録情報をすべて受取り、受取っ
た情報に基づいて、会員カードの発行を受けた会員の会
員登録情報を貯玉管理システムに登録されているすべて
の遊技場3から収集し、集約的に管理する。会員管理運
用機関1により管理される会員登録情報は、各遊技場3
において、会員の貯玉の取引および貯玉情報の開示のた
めに用いられる。
【0022】なお、この例では、貯玉管理システムの情
報通信ネットワークが電話回線という汎用の回線を用い
て形成される場合を説明したが、これに限らず、ネット
ワーク専用の通信回線を用いてネットワークを形成して
もよい。また、このネットワークは、通信線を用いて情
報の通信を行なうネットワークに限られるものではな
く、通信衛星を用いて情報の通信を行なうネットワーク
等、無線通信を用いて情報の通信を行なうことが可能な
ネットワークで形成されてもよい。
【0023】各遊技場3の会員は、会員カード20を用
いることにより、貯玉管理システムに登録されたいずれ
の遊技場においても貯玉の預入れを行なうことが可能で
あるとともに、預入れを行なった遊技場においてその遊
技場に預入れた貯玉を用いて再プレイを行なうことがで
きる。預入れられた貯玉は、預入れを受けた遊技場に帰
属して貯蓄される。したがって、会員は、貯玉の預入れ
をどの遊技場においても行なうことが可能であるが、貯
玉が貯蓄されている遊技場でなければ再プレイを行なう
ことができない。
【0024】貯玉の預入れが行なわれた遊技場に会員の
貯玉が帰属し、会員の貯玉が遊技場ごとに管理されるの
で、貯玉の取引に際して遊技場間で貯玉を流通させる必
要がないため、貯玉および再プレイを行なう場合におけ
る遊技場側の貯玉管理を容易化することができる。
【0025】次に、会員管理運用機関1および各遊技場
3の内部構成について説明する。図2は、会員管理運用
機関1および各遊技場3の内部構成を示すブロック図で
ある。
【0026】各遊技場3においては、店舗内管理装置
4、POS5、会員登録機6、会員情報開示機30、中
継器7、遊技機設置島8、パチンコ遊技機9および台間
機10が設けられている。遊技場3には、複数の遊技機
設置島8が設けられている。各遊技機設置島8では、複
数台の遊技機9が並んで配置されており、複数台の遊技
機9のそれぞれに対応して、複数の台間機10が配置さ
れている。
【0027】パチンコ遊技機9は、図4で後述するよう
に、その内部に封入されたパチンコ玉が循環して遊技に
使用される封入玉式の遊技機である。したがって、この
パチンコ遊技機9で遊技を行なう遊技者は、パチンコ玉
を直接手にすることはなく、パチンコ遊技機9に表示さ
れる持点に基づいて遊技を行なう。
【0028】台間機10は、カード処理装置よりなり、
対応するパチンコ遊技機9に付設されている。遊技者
は、この台間機10に遊技者所有のプリペイドカードを
挿入して所定の玉貸操作を行なうことにより、遊技者に
持点が付与され、その持点を用いたパチンコ遊技機9で
の遊技が可能となる。プリペイドカードは、磁気記録式
のカードであり、遊技者が所定の金額を支払うことによ
り購入できる。プリペイドカードには、発行店を示す情
報、カード残高を示す情報、および、遊技者所有の持点
を示す情報等の情報が記録される。プリペイドカードに
おいては、カード残高および持点の情報が書換え可能で
ある。プリペイドカードが挿入された場合、台間機10
は、挿入されたプリペイドカードの記録情報を読取り、
遊技者の玉貸し操作に応じてプリペイドカードのカード
残高から所定金額を引落して持点に変換することにより
玉貸しを行なう。
【0029】また、会員が台間機10において、プリペ
イドカードに加えて会員カード20を挿入した場合に
は、貯玉および再プレイ等の貯玉に関する取引を行なう
ことが可能になる。会員カード20が挿入された場合、
台間機10は、会員カード20の記録情報を読取る。そ
して、台間機10は、所定のセキュリティチェックを行
なった後、正規の会員カード20について、遊技者の貯
玉操作に応じて貯玉の預入れを行なわせるとともに、遊
技者の再プレイ操作に応じて再プレイを行なわせる。台
間機10は、正規の会員カード20を使用する会員につ
いて、どの遊技場で会員カードの発行を受けた会員でも
貯玉の預入れを受入れるが、台間機10が設けられてい
る遊技場に貯玉を預入れていない会員については再プレ
イを認めない。
【0030】このように、各遊技場3での会員となって
いる遊技者には、この貯玉管理システムに登録されてい
るいずれの遊技場3においても貯玉および再プレイを行
なうことが可能になるという特典が与えられるのであ
る。
【0031】台間機10において、プリペイドカードを
用いた引落し、会員カード20を用いた貯玉、および、
会員カード20を用いた再プレイ等の予め定められた取
引の処理が行われた場合には、その取引に関する情報が
台間機10から中継器7を介して、店舗内管理装置4に
送られる。
【0032】遊技場3においては、店舗内管理装置4と
各遊技機設置島8との間でデータの伝送を行なうため
に、信号伝送線Lが設けられている。この信号伝送線L
には、複数の中継器7が介在されている。複数の中継器
7は複数の遊技機設置島8のそれぞれに対応して設けら
れており、各遊技機設置島8の台間機10およびパチン
コ遊技機9から出力される各種情報は、対応する中継器
7を介して信号伝送線Lに送られ、その信号伝送線Lの
経路を経て店舗内管理装置4に送られる。
【0033】プリペイドカードの発行を希望する遊技者
は、遊技場3に設けられているプリペイドカード発行機
(図示省略)において所定金額を支払うことによりプリ
ペイドカードの発行を受けることができる。
【0034】会員登録機6には、操作案内等の各種の情
報を表示するための表示部60、情報を入力するために
操作される操作入力部61、免許証を挿入するための免
許証挿入口、免許証の記載情報を読取るためのイメージ
リーダ、OCR(光学的文字読取装置)、会員カード2
0を発行するカード発行部、および、会員登録機6の制
御処理を行なう制御部等が設けられている。会員カード
の発行を希望する遊技者は、会員登録機6において氏
名、住所、暗証番号、および、免許証番号の届出等の所
定の登録手続きをする会員登録操作を行なうことによ
り、会員カードの発行を受けることができる。遊技者が
会員登録機6において会員カードの発行を受けると、そ
の会員の情報管理に必要な情報が会員登録機6から店舗
内管理装置4に送られる。
【0035】会員情報開示機30には、会員の各遊技場
での貯玉情報等の所定の情報を表示するための表示部3
1、情報を入力するために操作される操作入力部32、
会員カード20を挿入するためのカード挿入口、カード
挿入口に挿入された会員カード20を処理するカード処
理部、および、会員情報開示機30の制御処理を行なう
制御部等が設けられている。
【0036】貯玉管理システムにおける各遊技場での自
らの貯玉数の情報の公開を希望する遊技者は、会員情報
開示機30において所定の操作を行なうことにより、そ
のような貯玉数の情報を知ることができる。具体的に、
会員情報開示機30は、会員管理運用機関1から店舗内
管理装置4を介して、表示する貯玉数の情報を受け、そ
の情報に基づいて表示部31において各遊技場での会員
の貯玉数の情報を表示する。
【0037】POS5は、遊技場3の景品交換カウンタ
に設けられている。この景品交換カウンタには、POS
5により制御され、景品を払出す景品払出装置(図示省
略)も設けられている。POS5には、各種の情報を表
示するための表示部5a、情報を入力するために係員に
より操作される入力部5b、暗証番号を入力するために
遊技者により操作される遊技者入力部、プリペイドカー
ドの挿入口、プリペイドカードを処理するプリペイドカ
ードリーダライタ、会員カード20の挿入口、会員カー
ド20を処理する会員カードリーダライタ、および、P
OS5の制御処理を行なう制御部等が設けられている。
【0038】景品交換を希望する遊技者は、プリペイド
カードおよび会員カードの一方または両方を景品交換カ
ウンタに持参して係員に手渡し、希望する景品が一般景
品であるか特殊景品であるかの区別、および、一般景品
の場合の景品の品目および数量等の景品交換に関する希
望事項を係員に告げる。そして、係員は、遊技者の希望
にしたがってPOS5を操作する。POS5において
は、持点と当該遊技場において預入れた貯玉とを景品に
交換することが可能である。景品交換をする場合におい
ては、プリペイドカードを使用すればプリペイドカード
に記録された持点を景品に交換することが可能であり、
会員カード20を使用すれば貯玉を景品に交換すること
が可能である。貯玉が景品に交換された場合には、景品
交換後に残った貯玉数を示す情報がPOS5から店舗内
管理装置4に送られる。
【0039】店舗内管理装置4は、遊技場3内での各種
の情報を管理する装置であり、情報管理用のコンピュー
タを含む。店舗内管理装置4には、情報を表示するため
の表示部と、情報を入力するための入力部とが含まれて
いる。この店舗内管理装置4は、台間機10、会員登録
機6、会員情報開示機30およびPOS5等の遊技場3
内に設けられている各種装置から送られてくる各種の情
報に基づいて、管理用のコンピュータが所定の情報処理
を行なうことにより、会員登録情報の管理等の各種の情
報管理を行なう。
【0040】会員管理運用機関1内には、貯玉管理シス
テムに登録されているすべての遊技場3における会員の
登録情報および会員の貯玉の取引情報を収集し、それら
の情報を集中的に管理する集中管理装置2が設けられて
いる。
【0041】集中管理装置2は、情報管理用のコンピュ
ータを含む。集中管理装置2は、貯玉管理システムに登
録されているすべての遊技場3に設けられた店舗内管理
装置4のそれぞれと接続されており、これらの店舗内管
理装置4との間で情報通信を行なうことにより、貯玉管
理システムにおける会員登録情報および会員の貯玉の取
引の情報等の各種の情報を統括的に管理する。
【0042】次に、集中管理装置2において管理される
情報と店舗内管理装置4において管理される情報との関
係を説明する。図3は、集中管理装置2において管理さ
れる情報と店舗内管理装置4において管理される情報と
の関係を示すブロック図である。
【0043】図3においては、一例として、A店〜E店
の5つの店舗の遊技場3のそれぞれの店舗内管理装置4
での管理情報と、これらの遊技場を管理する集中管理装
置2での管理情報とが示されている。
【0044】各遊技場3には、個別に店コード(たとえ
ばA店の場合は「0001」)が予め定められている。
各遊技場3の管理情報は、情報処理において店コードに
より識別される。各店舗内管理装置4においては、本日
会員登録情報が管理されている。ここで、本日会員登録
情報とは、本日に自店で会員カードを発行した会員の会
員登録情報である。この本日会員登録情報は、本日会員
登録情報データベースとして店舗内管理装置4のメモリ
に記憶される。
【0045】集中管理装置2においては、会員登録情報
および本日会員取引履歴情報が管理されている。この場
合の会員登録情報とは、前述したように各遊技場で毎日
登録管理される本日会員登録情報に基づいて、貯玉管理
システムのすべての会員の会員登録情報を記録した情報
である。この会員登録情報は、会員登録情報データベー
スとして集中管理装置2のメモリに記憶され、管理され
る。本日会員取引履歴情報とは、各遊技場での貯玉の取
引に関する情報に基づいて、貯玉管理システムでの本日
の貯玉の取引の履歴を記録した情報である。この本日会
員取引履歴情報は、本日会員取引履歴情報データベース
として集中管理装置2のメモリに記憶され、管理され
る。
【0046】以上のように、各遊技場3においては、店
舗内管理装置4により、本日当該遊技場で会員カードの
発行を受けた会員の会員登録情報が管理される。そし
て、集中管理装置2においては、各遊技場の店舗内管理
装置4により管理される本日会員登録情報を収集し、収
集した情報に基づいて貯玉管理システム全体の会員を統
括的に管理する。さらに、集中管理装置2においては、
各遊技場での貯玉の取引に関する情報を収集し、収集し
た情報に基づいて、貯玉管理システムでの本日の貯玉の
取引の履歴を統括的に管理する。
【0047】このように、会員の情報管理について、各
遊技場3側では1日分の会員登録情報を管理するだけで
よく、会員登録情報が集中管理装置2側において統括的
に管理されるため、遊技場3における会員情報の管理の
負担を軽減することができる。さらに、貯玉の取引の履
歴の管理について、遊技場3側での管理が省略され、集
中管理装置2側のみにおいて統括的に管理されるため、
遊技場3における貯玉の取引の履歴の管理負担を軽減す
ることができる。
【0048】次に、集中管理装置2と店舗内管理装置4
とで管理される情報の内容を詳細に説明する。
【0049】店舗内管理装置4において管理される本日
会員登録情報データベースは、各遊技場3ごとに自店で
会員カードを発行した会員を対象として作成され、店舗
内管理装置4において記憶され、管理される。本日会員
登録情報データベースには、会員番号順に、自店の店コ
ード、会員の会員番号、暗証番号、氏名、郵便番号、住
所、電話番号、免許証番号、および、登録日等の各種の
情報が関連付けられて構成されている。ここで、会員番
号は、各遊技場3ごとに独立的に管理されて付される番
号である。したがって、会員番号は複数の遊技場3にお
いて重複した番号が付される場合がある。このため、店
コードの番号に会員番号を付加した番号が会員を識別す
る際に用いられる。会員番号が複数の遊技場3において
重複しても、店コードが異なるので、たとえ、会員番号
が複数の遊技場3において重複しても、店コードと会員
番号との組合せにより、会員を確実に識別できるのであ
る。
【0050】集中管理装置2において管理される会員登
録情報データベースにおける各会員のデータは、前述し
た本日会員登録情報データベースのデータに、各会員の
各遊技場3における貯玉数および貯メダル数のデータ
と、会員カードの再発行回数のデータとを付加したデー
タにより構成される。会員登録情報データベースのデー
タは、貯玉管理システムのすべての会員を対象として作
成され、本日会員登録情報データベースのデータに基づ
いて、会員登録が行なわれるごとに会員のデータの追加
が行なわれる。会員登録情報データベースにおける各会
員の貯玉数および貯メダル数のデータは、会員の貯玉
(貯メダル)の取引に基づいて更新される。また、会員
登録情報データベースにおける各会員の再発行回数のデ
ータは、会員カードの再発行の際に更新される。ここ
で、貯メダルとは、メダルを用いて遊技が行なわれる遊
技機について、遊技者所有のメダルの価値を貯メダル数
としてホール側に預け入れることをいう。この貯メダル
は、前述した貯玉の場合と同様に、再プレイに用いるこ
とができる。
【0051】集中管理装置2において管理される本日会
員取引履歴データベースは、本日いずれかの遊技場3に
おいて貯玉の取引を行なった遊技者を対象として、作成
される。本日会員取引履歴データベースには、取引の終
了時刻順に、取引が行なわれた店コード、会員登録が行
なわれた店コード、会員番号、台番号、パチンコ玉かメ
ダルかの区別、遊技前貯玉数、貯玉数、遊技後貯玉数、
および、終了時間が示されている。ここで、台番号と
は、遊技機およびPOS5に付された番号である。貯玉
数とは、預入れが行なわれた貯玉数(メダルの場合は貯
メダル数)を意味する。
【0052】次に、パチンコ遊技機9および台間機10
の構成を説明する。図4は、パチンコ遊技機9および台
間機10の正面図である。図5は、パチンコ遊技機9に
設けられた操作部11の拡大正面図である。
【0053】図4を参照して、台間機10は、パチンコ
遊技機9の左側に付設されている。台間機10の正面側
には、作動ランプ16、台間機表示部17、プリペイド
カード挿入排出口180、および、会員カード挿入排出
口190が設けられている。台間機10の内部におい
て、プリペイドカード挿入排出口180の近傍には、プ
リペイドカードに対して情報の読出しおよび書込みを行
なうためのプリペイドカードリーダライタ18が設けら
れている。また、台間機10の内部において、会員カー
ド挿入排出口190の近傍には、会員カードに対して情
報の読出しおよび書込みを行なうための会員カードリー
ダライタ19が設けられている。
【0054】作動ランプ16は、台間機10が作動して
いる状態、すなわち、台間機10が使用可能な状態にあ
る場合に点灯される。そして、作動ランプ16が点灯し
ている状態において、遊技者がプリペイドカード挿入排
出口180にプリペイドカードを挿入すれば、プリペイ
ドカードリーダライタ18により、挿入されているプリ
ペイドカードの記録情報が読出される。各遊技場3にお
いて、プリペイドカードは、自店で発行されたもののみ
が使用可能である。
【0055】また、作動ランプ16が点灯している状態
において、遊技者が会員カード挿入排出口190に会員
カード20を挿入すれば、会員カードリーダライタ19
により挿入されている会員カード20の記録情報が読出
される。各遊技場3において、会員カード20は、貯玉
管理システムに登録されているいずれの遊技場3で発行
されたものであっても使用可能である。ただし、会員カ
ード20は、予め登録された暗証番号が遊技者により入
力された場合にのみ使用することが可能になる。
【0056】台間機表示部17は、情報を表示するため
の液晶表示パネル(タッチパネルとしての機能を含む)
よりなる表示面170を有している。台間機表示部17
は、プリペイドカード挿入排出口180の上方に取付け
られている。台間機表示部17の表示面170は、パチ
ンコ遊技機9前に着座した遊技者の方を向く態様で設け
られている。このため、台間機表示部17は、表示内容
が遊技者にとって容易に視認しやすいようになってい
る。台間機表示部17においては、貯玉数、所定の広
告、操作案内、各種操作ボタン等の各種の画像が表示さ
れる。
【0057】パチンコ遊技機9において、上下に分割さ
れた前面枠2a,3aのうちの下側の前面枠3aには、
操作パネル11が設けられている。この操作パネル11
には、持点表示部12、プリペイドカード残高表示部1
3、玉貸キー14、および、返却キー15が設けられて
いる。
【0058】遊技場3において使用可能なプリペイドカ
ードがプリペイドカード挿入排出口180に挿入される
と、挿入されているプリペイドカードのカード残高がプ
リペイドカード残高表示部13に表示される。その状態
において遊技者が玉貸キー14を操作すれば、予め定め
られた玉貸単位額分の額がプリペイドカードのカード残
高から引落されて減額され、玉貸単位額分の持点が遊技
者に付与される。このような操作が玉貸し操作と呼ばれ
る。持点表示器12においては、遊技者の持点が表示さ
れる。引落し操作により遊技者に付与された持点は、持
点表示部12において、持点が加算更新表示されること
により示される。
【0059】正規の会員カード20が会員カード挿入排
出口190に挿入された後に正規の暗証番号が入力さ
れ、会員カード20の使用が許可されると、その会員カ
ード20を所有している遊技者の貯玉数情報、リプレイ
キー、および貯玉キー等の貯玉の処理に関連する画像が
台間機表示部17に表示される。そして、その状態にお
いて遊技者が表示面170においてリプレイキーを操作
すれば、表示されている貯玉数から予め定められた玉貸
単位額分の貯玉数が引落とされて減算され、玉貸単位額
分の持点が遊技者に付与される。このような操作が再プ
レイ操作と呼ばれる。再プレイ操作により遊技者に付与
された持点は、持点表示部12において、持点が加算更
新表示されることにより示される。
【0060】パチンコ遊技機9は、前述したように、玉
封入式のパチンコ遊技機であり、このパチンコ遊技機9
で遊技を行なう遊技者はパチンコ玉を直接手にすること
はなく、パチンコ遊技機9の持点表示部12に表示され
る持点に基づいて遊技を行なう。この持点には、遊技者
が遊技結果により得た持点および遊技開始前の引落しに
より得た持点が含まれる。また、この実施形態において
は、持点が遊技結果により景品玉(出玉)が払出される
パチンコ遊技機の場合と同様の概念で遊技者が遊技でき
るように玉数(持玉数)として表される。
【0061】遊技者により返却キー15が押圧操作され
ると、パチンコ遊技機9における遊技が終了される。そ
の場合、持点表示部12に表示されている持点が、プリ
ペイドカードに記憶されるとともに、プリペイドカード
残高表示部13に表示されている残高がカード残高とし
てプリペイドカードに更新記録される。そして、これら
の記録の終了したプリペイドカードは、プリペイドカー
ド挿入排出口180から排出される。また、会員カード
も同様に、返却キー15の押圧操作に応じて、会員カー
ド挿入排出口190から排出される。表示面170にお
いて貯玉キーが操作された場合には、現在の持点を貯玉
として預入れることができる。
【0062】持点の存在する状態で遊技者が打球操作ハ
ンドル4aを操作すれば、パチンコ遊技機1内に封入さ
れているパチンコ玉が1発ずつ弾発発射され、遊技領域
100内に打込まれる。打込まれたパチンコ玉は後述す
る図6に示される打球センサ37により1つずつ検出さ
れ、検出のあるごとに持点表示部12に表示される持点
数が1つずつ減算更新される。
【0063】発射勢いが弱すぎて遊技領域100にまで
到達しなかったパチンコ玉であるファール玉は、後述す
る図6に示されるファール玉入口50により回収され、
後述する図6に示されるファール玉検出器28で検出さ
れる。ファール玉が検出されるごとに持点表示部12に
表示される持点が1つずつ加算更新される。これによ
り、遊技者は打玉が遊技領域100にまで達する機会を
得ることなく打球センサの検出により減算更新された持
玉を有効に再度使用することができる。
【0064】遊技領域100に打込まれた打玉が始動口
105に入賞すれば始動入賞玉センサ117により検出
され、可変表示装置101で図柄の可変表示が開始され
る。なお、打玉が始動口105に入賞することを特に始
動入賞と呼ぶ。
【0065】始動入賞の発生に基づいて可変表示装置1
01で数字等の図柄の可変表示が開始される。そして、
可変表示装置101の可変停止結果が予め定められた特
定の表示態様(たとえば777)となればいわゆる大当
りが発生する。大当りが発生すれば、ソレノイド130
が励磁されて可変入賞球装置109に設けられた開閉板
111が開成状態となって大入賞口110が開放され、
遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状
態はパチンコ玉の可変入賞球装置109への所定個数
(たとえば10個)の入賞、あるいは所定期間(たとえ
ば30秒間)の経過のうち、いずれか早い方の条件が成
立することにより終了して遊技者に不利な第2の状態、
すなわち開閉板111が閉成して大入賞口110が閉塞
された状態となる。
【0066】可変表示装置101が可変表示中に再度打
玉が始動口105に入賞すれば、その始動入賞が記憶さ
れて可変表示装置101が可変停止した後再度可変開始
できる状態になるまで待ってその始動入賞に基づいて可
変表示装置101が再度可変開始される。この始動入賞
記憶の上限値は、「4」に定められており、現時点にお
ける始動入賞記憶個数が始動入賞個数表示器104に表
示される。
【0067】可変入賞球装置109が第1の状態となっ
ている期間中に可変入賞球装置109内に進入したパチ
ンコ玉は10カウントセンサ116あるいは特定入賞玉
センサ115により検出される。パチンコ玉が特定入賞
玉センサにより検出されれば、その回の可変入賞球装置
109の第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞
球装置109を第1の状態に制御する繰返し継続制御が
行なわれる。この繰返し継続制御の実行上限回数はたと
えば16回と定められている。このような繰返し継続制
御の実行回数は、ラウンド数と呼ばれる。このパチンコ
遊技機1では、大当り状態が発生すると、第1ラウンド
から最大限第16ラウンドまで繰返し継続制御が実行可
能である。その第1ラウンド数を示す数値が、7セグメ
ントLED表示器よりなるラウンド数表示器103に表
示される。
【0068】繰返し継続制御が終了した後、いわゆる大
当り状態が終了して、再び大当りが発生しない限り開閉
板111が開成しない状態となる。なお、このような状
態に移行した際、状態移行前に発生した大当りが特にあ
る特別の図柄の組合せによるものである場合には、大当
りが発生する確率が高くなる。このように大当り確率の
変動した遊技状態が特に確率変動状態(略称、確変)と
呼ばれる。このような大当り確率が変動した状態は、た
とえばその後大当りが2回発生するまで継続する。ま
た、このパチンコ遊技機1では、大当りが発生する図柄
(数値)の組合わせのうち、所定の図柄(数値)がラッ
キーナンバーとして定められている。大当りが発生した
場合の図柄(数値)の表示結果が、遊技場が定めたラッ
キーナンバーと一致した場合には、遊技者に特別のサー
ビスとしてある特典が与えられる。この特典は、たとえ
ば、その回の大当りの発生に伴って付与された有価価値
を景品交換することなく引続き遊技に使用できる等であ
る。
【0069】打玉が可変入賞球装置109、始動口10
5、通常入賞口108、あるいは通常入賞口112等の
入賞領域に入賞すれば、その入賞に応じた所定数の持玉
が遊技者に付与される。遊技者に付与された持玉数は、
持玉表示部8において加算更新表示される。また、いず
れの入賞領域にも入賞しなかったパチンコ玉は遊技領域
100の下部に設けられたアウト口113により回収さ
れる。
【0070】なお、パチンコ遊技機1の前面枠2aに
は、大当りの発生等の遊技状態に応じて所定の点灯表示
または所定の点滅表示等が行なわれる遊技効果ランプ1
4a,15aが設けられている。また、パチンコ遊技機
1の前面枠2aの左右には、遊技状態に応じて音声等の
所定の効果音を発生させるためのスピーカ13a,13
aが設けられている。さらに、遊技領域100内におい
て、可変表示装置101上部には、大当りの発生等の遊
技状態に応じて所定の点灯表示または所定の点滅表示等
が行なわれる遊技効果ランプ10bが設けられている。
さらに、遊技領域100内の左右端部には、大当りの発
生等の遊技状態に応じて所定の点灯表示または所定の点
滅表示等が行なわれる遊技効果ランプ107が設けられ
ている。
【0071】図6は、パチンコ遊技機9の背面図であ
る。パチンコ遊技機9には、所定数のパチンコ玉が封入
された封入玉循環経路が設けられており、封入されたパ
チンコ玉が循環して遊技に使用されている。また、封入
玉循環経路の経路途中に、玉タンク59に排出された封
入玉を発射玉誘導路53まで揚送するための玉還元機5
5と、玉還元機55により揚送途中の封入玉を研磨し、
玉の表面の汚れを磨き落とす研磨装置54とが設けられ
ている。玉還元機55は、スプロケット58、リフトモ
ータ103a、搬送路62を含み、パチンコ遊技機9と
独立して取外し可能である。さらに、玉還元機55に
は、研磨装置54を着脱可能に装着するための装着部が
設けられている。玉還元機55の搬送路62の上方部分
は、図示するように伸縮可能な蛇腹部材で構成されてお
り、この蛇腹部材は、発射玉誘導路53との連結口91
より取外し可能である。したがって、必要に応じて玉還
元機55内の玉抜きを行なうことが可能である。
【0072】パチンコ遊技機9の遊技盤保持枠43に
は、遊技盤取付用の回動レバー57が設けられており、
この回動レバー57を回動操作することにより、遊技盤
42が着脱可能となる。一方、遊技領域100に設けら
れている入賞口や可変入賞球装置などから入賞したすべ
ての入賞玉は入賞玉集合カバー部材44を通じて入賞玉
検出器46へ誘導される。そして、入賞検出器46で検
出された入賞玉はアウト口113から回収されたパチン
コ玉とともに合流樋47に誘導される。合流樋47に誘
導されたパチンコ玉は、その後、打込玉検出器48によ
り検出される。
【0073】一方、ファール玉は、ファール玉戻り口5
0から排出された後、ファール玉検出28で検出され
て、打込玉検出器48により検出されたパチンコ玉と合
流する。なお、発射勢いがあまりに弱過ぎて遊技領域1
00まで到達しなかったパチンコ玉は、ファール玉戻り
口51に進入した後、合流樋47を誘導されるパチンコ
玉と合流する。一方、合流樋47を流下するすべてのパ
チンコ玉は、玉タンク59へ排出される。
【0074】玉タンク59に排出されたパチンコ玉は、
玉還元機55へ誘導される。玉還元機55には、リフト
モータ103aの駆動力により誘導されたパチンコ玉を
係合させつつ回転するスプロケット58が設けられてい
る。スプロケット58は、パチンコ玉をその上方まで揚
送し、搬送路62へ案内する。
【0075】そして、搬送路62へ案内されたパチンコ
玉は、後続するパチンコ玉に押し進められて搬送路62
内を揚送される。搬送路62の経路途中には、その一部
が搬送路62外部に露出した遊技媒体露出部(図示省
略)が設けられており、その遊技媒体露出部に沿うよう
に研磨装置54の研磨部材が配置されている。搬送路6
2を揚送途中のパチンコ玉は、この遊技媒体露出部にお
いて研磨部材と当接することによりその汚れが磨き落と
される。なお、研磨装置54は、搬送路62に対して容
易に着脱可能であり、研磨部材の劣化などに応じて交換
される。
【0076】研磨装置54により研磨されたパチンコ玉
は、搬送路62の上部まで搬送された後、発射玉誘導路
53へ放出される。発射玉誘導路53へ放出されたパチ
ンコ玉は、補給玉検出器56で検出された後、玉出し通
路52に誘導される。玉出し通路52は、所定個数(た
とえば4個)のパチンコ玉をその通路内に滞留させるこ
とが可能な通路長さに構成されており、玉出しレバー部
(図示省略)が操作されない限り、滞留中のパチンコ玉
は、玉出し穴(図示省略)から排出されない。したがっ
て、玉出し通路52が所定個数のパチンコ玉で埋まった
後は、補給玉検出器56で検出されたパチンコ玉は打込
玉出口49へ流下し、再び弾発発射されることが可能と
なる。なお、補給玉検出器56でパチンコ玉が検出され
ることにより、玉還元機55が正常に動作しているか否
かを把握することができる。
【0077】この場合には、玉還元機55がパチンコ遊
技機9と別体に構成されているので、遊技盤42の交換
が可能であることはもちろん、パチンコ遊技機そのもの
を交換することも可能である。
【0078】また、パチンコ遊技機9そのものに玉還元
機55が内蔵されていない分だけ、パチンコ遊技機を製
造するコストの低減を図ることができる。
【0079】また、弾発発射されたパチンコ玉は、ファ
ール玉を含めてすべて搬送路62を介して循環されるた
めに、その度に研磨装置54によりパチンコ玉が研磨さ
れることになる。したがって、研磨装置54の研磨部材
として研磨能力がさほど高くなくても、封入玉循環経路
内のパチンコ玉を汚れのない状態に保つことができる。
したがって、研磨装置54の研磨部材として研磨能力の
さほど高くない、比較的に安価なものを適用でき、コス
トの低減を図ることができる。また、パチンコ玉が研磨
される間も遊技を継続して行なうことができるので、パ
チンコ玉を研磨するためにわざわざパチンコ遊技機9の
稼働を停止しなければならないなどといった不都合をも
回避できる。
【0080】次に、遊技場3において発行される会員カ
ードについて説明する。図7は、会員カードの構成を示
す平面図である。
【0081】図7を参照して、会員カード20は、所謂
接触型のICカードよりなる。会員カード20には、会
員カードリーダライタ19のデータ入力用端子と接触す
るコネクタ(図示省略)と、所定の制御処理を行なうI
Cカードマイクロコンピュータよりなる制御部(図示省
略)と、各種の情報を記録する記憶部21とが設けられ
ている。会員カード20においては、制御部および記憶
部21がカード内部に内蔵されており、コネクタがカー
ド表面に露出している。
【0082】記憶部21には、少なくとも、店コードの
情報、会員番号の情報および暗証番号の情報が記録され
ている。店コードとは、会員カード20が発行された遊
技場3を示すコード情報である。会員番号とは、会員カ
ード20の所有者である会員に付与された番号の情報で
ある。暗証番号とは、会員カード20の使用に際して必
要とされる秘密の番号であり、会員カードの発行時に決
定される。
【0083】なお、この例では、会員カード20に店コ
ード、会員番号および暗証番号が記録される例を示した
が、会員カード20には、これら以外の各種の情報をさ
らに記録するようにしてもよい。また、ここでは、会員
カードが接触型のICカードである例を示したが、これ
に限らず、会員カードとして非接触型のICカードを用
いてもよい。また、会員カードは、ICカードに限られ
るものではなく、磁気記録式のカード等のその他の種類
のカードが用いられてもよい。
【0084】次に、台間機10およびパチンコ遊技機9
における制御回路について説明する。図8は、台間機1
0およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御
回路の構成を示すブロック図である。
【0085】図8を参照して、台間機10においては、
マイクロコンピュータよりなる台間機制御部120が設
けられており、この台間機制御部120により各種の制
御が行なわれる。
【0086】台間機制御部120は、プリペイドカード
リーダライタ18に動作制御信号を与えてプリペイドカ
ードリーダライタ18の動作状態を制御するともに、プ
リペイドカードリーダライタ18に書込情報を与えてプ
リペイドカードへの情報の書込みを行なわせる。プリペ
イドカードリーダライタ18から台間機制御部120に
は、プリペイドカードから読出したカード情報が与えら
れる。台間機制御部120は、会員カードリーダライタ
19に動作制御信号を与えて会員カードリーダライタ1
9の動作状態を制御するともに、会員カードリーダライ
タ19に書込情報を与えて会員カード20への情報の書
込みを行なわせる。また、会員カードリーダライタ19
から台間機制御部120には、会員カード20から読出
したカード情報が与えられる。台間機制御部120は、
作動ランプ16に動作制御信号を与え、前述したように
作動ランプ16の動作状態を制御する。
【0087】台間機制御部120は、台間機表示部17
を構成するLCDパネル171を駆動するLCDドライ
バ123に表示制御信号を与え、LCDドライバ123
の動作状態を制御する。LCDドライバ123は、台間
機制御部120から与えられた表示制御信号に応答し
て、LCDパネル171を駆動し、台間機表示部17に
画像を表示させる。台間機表示部17を構成するタッチ
パネル172から台間機制御部120には、タッチパネ
ル172を用いて入力された操作信号が与えられる。台
間機表示部17は、タッチパネル172から受けた操作
信号に応じて、所定の制御を行なう。台間機制御部12
0は、I/Oドライバ124に書込制御信号および書込
情報を与え、I/Oドライバ124を駆動してメモリ1
22に情報を書込む制御を行なう。さらに、台間機制御
部120は、I/Oドライバ124に読出制御信号を与
え、I/Oドライバ124を駆動してメモリ122から
記憶情報を読出す制御を行なう。
【0088】台間機制御部120から通信部125に
は、パチンコ遊技機9において持点の制御を行なう持点
制御部90に送信するカード残高情報等の各種情報が与
えられる。通信部125に与えられた送信情報は、台間
機10に設けられた外部接続端子126を介して、パチ
ンコ遊技機9に向けて送信される。通信部125から台
間機制御部120には、持点制御部90から送信され、
外部接続端子126を介して通信部125に受信された
情報が与えられる。
【0089】台間機制御部120から通信部127に
は、台間機10に挿入されたプリペイドカードおよび会
員カード20のそれぞれについてのカード情報と、残高
または貯玉からの引落に関する引落情報とを含む各種の
情報が与えられる。台間機制御部120から通信部12
7に与えられた情報は、外部接続端子128を介して店
舗内管理装置4に与えられる。信部125に受信された
情報が与えられる。通信部127から台間機制御部12
0には、店舗内管理装置4から送信され、外部接続端子
128を介して通信部127に受信された情報が与えら
れる。
【0090】パチンコ遊技機9においては、制御部とし
て、遊技制御を行なうマイクロコンピュータよりなる遊
技制御部900と、持点に関する制御を行なうマイクロ
コンピュータよりなる持点制御部90とが設けられてい
る。
【0091】持点制御部90は、通信部93および外部
接続端子94を介して、台間機10と情報通信を行なう
ことが可能に構成されている。持点制御部90は、玉貸
キー14および返却キー15のそれぞれから操作信号を
受ける。持点制御部90は、玉貸キー14からの操作信
号に応答して、持点を遊技者に付与する制御を行なう。
このように付与された持点は、持点制御部90において
記憶される。持点制御部90は、返却キー15からの操
作信号に応答して、前述したようなカードの返却に関す
る制御を行なう。持点制御部90は、持点表示部12に
表示制御信号を与え、持点表示部12に持点を表示させ
る。持点制御部90は、台間機制御部120からカード
残高の情報が与えられた場合に、そのカード残高をプリ
ペイドカード残高表示部13に表示させる制御を行な
う。そのように表示されるカード残高は、玉貸キー14
の操作による引落しがあった場合に、その引落しに基づ
いてカード残高の表示を減算更新させる。
【0092】遊技が開始され、打球センサ37でパチン
コ玉の発射が1発ずつ検出されるごとに持点制御部90
は記憶している持点の減算更新を行なうとともにその更
新結果を持点表示部12に表示させるための制御を行な
う。ファール玉検出器28でファール玉が検出されれ
ば、その検出信号が持点制御部90に入力される。持点
制御部90は、ファール玉検出器28からの検出信号の
入力に応じて、記憶している持点を1点ずつ加算更新す
るとともにその加算更新結果を持点表示部12に表示さ
せるための制御を行なう。
【0093】入賞玉検出器46により入賞玉が検出され
れば、その検出信号が持点制御部90に入力される。打
玉が入賞すると、入賞があった入賞領域の種別に応じた
持点加算数を特定可能な情報が遊技制御部900から持
点制御部90に与えられる。入賞玉検出器46により入
賞玉が検出された場合、持点制御部90は、遊技制御部
900から与えられた持点加算数の情報に基づいて記憶
している持点を加算更新するとともに、その加算更新結
果を持点表示部12に表示させるための制御を行なう。
打込玉検出器48により打込玉が検出されれば、その検
出信号が持点制御部90に入力される。持点制御部90
は、これを検出して打込玉総数をカウントし、その打込
玉総数を記憶する。
【0094】また、持点制御部90は、打球センサ37
により検出された発射玉の総数をカウントし、その発射
玉総数を記憶する。また、持点制御部90は、ファール
玉検出器28により検出されたファール玉総数をカウン
トし、そのファール玉総数を記憶する。
【0095】次に、台間機表示部17により表示面17
0に表示される画像の表示例を説明する。図9は、台間
機表示部17により表示される画像の表示例を示す表示
画面図である。図9においては、(a)〜(e)に表示
画面の一例が示されている。
【0096】図9の(a)には、会員カードの挿入前に
表示される挿入前表示画面が示されている。挿入前表示
画面においては、遊技情報表示領域17a、前々日ボタ
ン17b、前日ボタン17c、および、案内情報17d
が表示される。遊技情報表示領域17aには、遊技情報
表示領域17aには、本日の遊技情報(1日の大当たり
回数,前回の遊技者の遊技中のスタート(始動入賞)回
数)と、前々日の遊技情報(1日の大当たり発生回数,
1日の総スタート回数)と、前々日の遊技情報(1日の
大当たり発生回数,1日の総スタート回数)とが選択的
に表示される。
【0097】遊技情報表示領域17aには、基本的に本
日の遊技情報が表示され、前々日ボタン17bまたは前
日ボタン17cの操作に応じて、遊技情報の表示内容が
前々日の遊技情報または前日の遊技情報に切換えられ
る。遊技情報表示領域17aにおける遊技情報の表示内
容は、前々日ボタン17bまたは前日ボタン17cの操
作後、所定時間(たとえば10秒)経過後に本日の遊技
情報に切換えられる。このように、台間機表示部17に
より遊技情報が表示されるので、遊技者が各遊技機の稼
働履歴を容易に知ることができる。
【0098】図9の(b)には、暗証番号の入力を要求
するために表示される暗証番号入力要求画面が示されて
いる。挿入前表示画面においては、暗証番号入力要求画
面においては、暗証番号入力要求メッセージ17fと、
暗証番号入力状態表示部17gと、数字入力キー17h
とが表示される。暗証番号入力要求メッセージ17fに
より暗証番号の入力が要求される。この場合、遊技者が
数字入力キー17hを操作して暗証番号を入力していく
と、1つの数字の入力が行なわれるごとに暗証番号入力
状態表示部17gにおいて星印の色が1つずつ変化して
いく。これにより、遊技者は、暗証番号の数字が確実に
入力されたか否かを容易に確認することができる。
【0099】図9の(c)には、暗証番号の入力後にお
いて、貯玉の預入れの実行、再プレイの実行、または、
会員カード20の使用の終了のうちのいずれかを選択す
るために表示される選択画面が示されている。選択画面
においては、遊技情報表示領域17a、前々日ボタン1
7b、前日ボタン17c、残り貯玉数17i、貯玉キー
17j、リプレイキー17k、および、中止キー17m
が表示される。
【0100】残り貯玉数17iには、現在の貯玉の残数
が表示される。この場合、遊技者は、貯玉キー17j、
リプレイキー17k、および、中止キー17mのいずれ
かを選択的に操作する必要がある。リプレイキー17k
が操作された場合には、貯玉を用いた再プレイを行なう
ことが可能になる。また、貯玉キー17jが操作された
場合には、貯玉の預入れを行なうことが可能になる。ま
た、中止キー17mが操作された場合には、会員カード
20の使用を終了させ会員カード20を返却することが
可能になる。なお、再プレイ中に中止キーが操作された
時において持点がある場合は、貯玉処理に移行し、その
処理後に会員カード20の返却を行なう。
【0101】図9の(d)には、図9の(c)の選択画
面が表示された後に、大当りが5回発生し、貯玉が28
00玉分再プレイに使用された場合の状態において表示
される選択画面である。この場合には、残り貯玉数17
iが2800玉分減少更新表示されており、遊技情報表
示領域17aにおける本日の大当りの回数の情報が5回
分増加更新表示されている。
【0102】図9の(e)には、合算貯玉数を表示する
合算貯玉数表示画面が示されている。この合算貯玉数表
示画面においては、残りポイント(玉)17t、獲得ポ
イント(玉)17u、合計ポイント(玉)17v、およ
び、終了メッセージ17xが表示される。
【0103】残りポイント(玉)17tは今回の遊技に
使用されずに残った貯玉数であり、獲得ポイント(玉)
17uは今回の遊技により獲得して新たに預入れた貯玉
数である。そして、残りポイント(玉)17tと獲得ポ
イント(玉)17uとの合計値が合計ポイント(玉)1
7vとして示される。さらに、終了メッセージ17xに
より、返却した会員カードを取るように要求する旨と会
員カード20の使用の終了を知らせる旨とが遊技者に示
される。これにより、会員カード20の使用の終了タイ
ミングが明確になるとともに、遊技者が会員カード20
を取り忘れないようにすることができる。
【0104】次に、会員情報開示機30により表示部3
1に表示される画像の表示例を説明する。図10は、台
間機表示部17により表示される画像の表示例を示す表
示画面図である。図10においては、(a)〜(d)に
表示画面の一例が示されている。
【0105】図10の(a)には、会員カードの挿入前
に表示される挿入前表示画面が示されている。挿入前表
示画面においては、案内情報31aが表示される。案内
情報31aにより、会員カードの挿入を要求する旨が示
される。
【0106】図10の(b)には、暗証番号の入力を要
求するために表示される暗証番号入力要求画面が示され
ている。暗証番号入力要求画面においては、暗証番号入
力要求メッセージ31bと、暗証番号入力状態表示部3
1cとが表示される。暗証番号入力要求メッセージ31
bにより暗証番号の入力が要求される。この場合、遊技
者が操作入力部32を操作して暗証番号を入力していく
と、1つの数字の入力が行なわれるごとに暗証番号入力
状態表示部31cにおいて星印の色が1つずつ変化して
いく。これにより、遊技者は、暗証番号の数字が確実に
入力されたか否かを容易に確認することができる。
【0107】図10の(c)には、暗証番号の入力後に
おいて、当店(会員情報開示機30が設置されている遊
技場)での貯玉情報と、各店(当店を含み、貯玉管理シ
ステムに登録されている各遊技場)での貯玉情報とのう
ちの公開を希望する貯玉情報を選択するために表示され
る選択画面が示されている。この選択画面においては、
選択案内情報31d、当店の貯玉情報キー31e、およ
び、各店の貯玉情報キー31fが表示される。
【0108】選択案内情報31dには、確認したい貯玉
情報の選択を要求する旨が表示される。この場合、遊技
者は、当店の貯玉情報キー31eおよび他店の貯玉情報
キー31fのいずれかを選択的に操作する必要がある。
【0109】当店の貯玉情報キー31eが操作された場
合には、会員カードにより特定される会員の貯玉数の情
報が当店のみについて表示される。一方、各店の貯玉情
報キー31fが操作された場合には、会員カードにより
特定される会員の貯玉数の情報が貯玉管理システムに登
録されている各店について表示される(図10の(d)
参照)。
【0110】図10の(d)には、各店の貯玉情報キー
31fが操作された場合に表示される各店貯玉情報画面
の表示内容が示されている。この各店貯玉情報画面にお
いては、ホール別貯玉数表31g、前ページキー31
h、次ページキー31i、および、中止キー31jが表
示される。
【0111】ホール別貯玉数表31gには、すべての登
録店を対象としてホール名(遊技場名)と貯玉数との関
係が表形式で示される。これにより、会員は、各遊技場
での貯玉数を明確に知ることができる。このホール別貯
玉数表31gは、複数ぺージにわたって構成される場合
がある。したがって、ホール別貯玉数表31gの表示ペ
ージを変更するために、前ページキー31hおよび次ペ
ージキー31iが設けられている。前ページキー31h
が操作されると、ホール別貯玉数表31gの現在の表示
ページの前のページが表示され、一方、次ページキー3
1iが操作されると、ホール別貯玉数表31gの現在の
表示ページの次のページが表示される。これらのキーに
より、表示される登録店が多数の場合であっても、遊技
者が見たいページを容易に見ることができる。中止キー
31jが操作されると、貯玉数の表示が終了し、前述し
た(a)の挿入前表示画面が表示される。
【0112】次に、貯玉管理システムにおいて実行され
る各種の処理について説明する。まず、会員登録機6に
おいて会員登録を行なうために実行される会員カード発
行処理について説明する。図11は、会員登録機6にお
いて実行される会員カード発行処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0113】まず、ステップSa(以下、単にSaとい
う)1により、免許証の挿入を要求する旨を報知する処
理がなされる。具体的には、会員登録機6の表示部60
において、免許証の挿入を要求する旨が表示される。会
員登録を受ける場合には、会員登録を受ける者が登録の
申請者本人であることを証明するための証明書として運
転免許証の提出が義務付けられている。したがって、こ
こでは、免許証の挿入が要求されるのである。
【0114】次に、Sa2に進み、免許証の挿入があっ
たか否かの判断がなされる。Sa2により免許証の挿入
がなかったと判断された場合は、Sa1に戻り、免許証
の挿入があるまで報知が繰返し行なわれる。一方、Sa
2により免許証の挿入があったたと判断された場合は、
Sa3に進み、会員登録機6に設けられたスキャナによ
り免許証に記載された情報をイメージ情報として読込む
とともに、会員登録機6に設けられたOCRを用いて、
読込んだイメージ情報を文字コードに変換する処理がな
される。
【0115】次に、Sa4に進み、Sa3により文字コ
ードに変換された免許証記載情報を会員登録機6のメモ
リに記憶させる処理がなされる。次に、Sa5に進み、
暗証番号の入力を要求する旨を報知する処理がなされ
る。具体的には、会員登録機6の表示部60において、
暗証番号の入力を要求する旨が表示される。会員登録を
受ける場合には、会員カード使用の際の本人認証データ
として暗証番号が必要であるため、暗証番号の入力が義
務付けられている。この場合、遊技者は、会員登録機6
の操作入力部61から暗証番号を入力する必要がある。
【0116】次に、Sa6に進み、暗証番号の入力があ
ったか否かの判断がなされる。Sa6により暗証番号の
入力がないと判断された場合は、Sa5に戻り、暗証番
号の入力要求が繰返し行なわれる。一方、Sa6により
暗証番号の入力があったと判断された場合には、Sa7
に進み、会員登録の申請が行われた者について、会員登
録をするために、申請者の会員登録要求、免許証記載情
報、および、暗証番号を示すデータを店舗内管理装置4
に送信させる処理がなされる。このようなデータの送信
が行われた場合、店舗内管理装置4では、会員登録の申
請者が会員登録済の者であるか否かを集中管理装置2に
おける会員登録情報データベースのデータに基づいて判
断し、登録済であるか否かのデータ、および、会員登録
する場合の会員番号のデータ等の会員カードを発行する
ための判断に必要なデータを会員登録機6へ返信する。
【0117】Sa7の後、Sa8に進み、店舗内管理装
置4から返信されてきたデータに基づいて、会員登録の
申請者が会員登録済の者であるか否かの判断がなされ
る。ここで、申請者が会員登録済の者である場合には、
後述するSh8に示される会員登録済である旨を示すデ
ータが店舗内管理装置4から返信されてくる。一方、申
請者が会員登録済の者でない場合には、後述するSh1
6に示される会員番号および登録完了を示すデータが店
舗内管理装置4から返信されてくる。したがって、Sa
8では、店舗内管理装置4から返信されてきたデータ内
容に基づいて、会員登録済の者であるか否かの判断を行
なうのである。
【0118】Sa8により会員登録済の者であると判断
された場合は、後述するSa9に進む。一方、Sa8に
より会員登録済の者ではないと判断された場合は、Sa
13に進み、店舗内管理装置4から返信されてきたデー
タに基づいて、発行しようとする会員カード20の記憶
部21に予め定められた登録店コードと、入力された暗
証番号と、店舗内管理装置4から送られてきた会員番号
とを記録した会員カードをカード発行部において発行す
る処理がなされる。次に、Sa14に進み、挿入されて
いる免許証を排出して返却する処理がなされる。その
後、この会員カード発行処理が終了する。
【0119】また、前述したSa8により会員登録済の
者であると判断されてSa9に進んだ場合は、会員カー
ド20の再発行をするか否かを申請者に問い合わせる処
理がなされる。具体的には、会員登録機6の表示部60
において、再発行をするか否かの選択操作の入力を要求
する旨が表示される。この場合、申請者は、会員登録機
6の操作入力部において、再発行をするか否かの選択操
作入力を行なう必要がある。
【0120】次に、Sa10に進み、申請者の選択操作
入力に基づいて、再発行をするか否かの判断がなされ
る。Sa10により再発行をしないと判断した場合は、
Sa14に進んで免許証が返却された後、この会員カー
ド発行処理が終了する。一方、Sa10により再発行を
すると判断した場合は、Sa11に進み、店舗内管理装
置4に再発行要求を示すデータを送信する処理がなされ
る。この再発行要求のデータが送信された場合、店舗内
管理装置4では、申請者が再発行回数が上限に達してい
る否かを判断し、上限値に達している場合には、発行不
可である旨を示すデータを会員登録機6に返信する。
【0121】次に、Sa15に進み、Sa11により送
信した再発行要求に応じて返信されたデータに基づい
て、申請者に対して会員カード20の発行が不可能であ
るか否かの判断がなされる。具体的に、後述する発行不
可を示すデータが店舗内管理装置4から返信されてきた
場合は、会員カード20の発行が不可能であると判断す
る。
【0122】Sa15により発行可能であると判断され
た場合は、前述したSa13に進み、会員カード20が
再発行される。一方、Sa15により発行不可能である
と判断された場合は、Sa16に進み、会員登録機6に
おいて会員カード20を発行することが不可能である旨
を報知する処理がなされる。具体的には、会員登録機6
の表示部60において、会員登録機6における会員カー
ド20の発行が不可能である旨が表示される。その場
合、申請者は、遊技場3内のカウンタにおいて、係員に
対して会員カード20の発行の申請を申し出て、発行の
許可が下りれば、会員カード20の発行を受けることが
可能である。Sa16の後、Sa14に進んで免許証が
返却された後、この会員カード発行処理が終了する。
【0123】次に、台間機10においてカードに関する
処理を行なうために実行されるカード処理について説明
する。図12は、台間機10において実行されるカード
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0124】まず、ステップSb(以下、単にSbとい
う)1により、プリペイドカードリーダライタ18にプ
リペイドカードが挿入されているか否かの判断がなされ
る。具体的には、プリペイドカードリーダライタ18に
カード挿入センサが設けられており、そのセンサの検出
出力に基づいて挿入の有無の判断が行なわれる。
【0125】Sb1により挿入されていると判断された
場合は、後述するSb2に進む。一方、Sb1により挿
入されていないと判断された場合は、Sb17に進み、
会員カードリーダライタ19に会員カードが挿入されて
いるか否かの判断がなされる。具体的には、会員カード
リーダライタ19にカード挿入センサが設けられてお
り、そのセンサの検出出力に基づいて挿入の有無の判断
が行なわれる。Sb17により会員カードが挿入されて
いないと判断された場合は、前述したSb1に戻る。一
方、Sb17により会員カードが挿入されていると判断
された場合は、Sb18に進み、会員カード処理のルー
チンが実行された後、このカード処理が終了する。この
会員カード処理の内容については、図13を用いて後述
する。
【0126】また、前述したSb1により挿入されてい
ると判断されてSb2に進んだ場合は、プリペイドカー
ドの記憶部からカード情報を読取る処理がなされる。こ
こで読取られたカード情報には、カードが発行された店
を特定する発行店コード、カード残高、および、持点等
の情報が含まれている。
【0127】次に、Sb3に進み、自店において発行さ
れたプリペイドカードが挿入されているか否かの判断が
なされる。具体的に、自店において発行されたカードで
あるか否かは、プリペイドカードから読取った発行店コ
ードを自店のコードであるか否かを判別することにより
行なわれる。
【0128】Sb3により自店発行のカードであると判
断された場合は、後述するSb4に進む。一方、Sb3
により自店発行のカードではないと判断された場合は、
Sb13に進み、読取りエラーが発生したか否かの判断
がなされる。Sb13により読取りエラーが発生してい
ないと判断された場合は、Sb15に進み、カードエラ
ー(使用不可能なカードが挿入された旨を示すエラー)
が発生した旨を台間機表示部17で表示することにより
エラー報知を行なう処理がなされた後、Sb16に進
む。このように、遊技場3において、プリペイドカード
は、自店で発行されたプリペイドカードのみが使用でき
るようになっている。
【0129】一方、Sb13により読取りエラーが発生
したと判断された場合は、自店発行のカードである可能
性もあるので、カードエラーを報知せずに、読取りエラ
ーが発生した旨を台間機表示部17で表示することによ
りエラー報知を行なう処理がなされた後、Sb16に進
む。Sb16に進んだ場合は、挿入されているプリペイ
ドカードを返却する処理がなされた後、このカード処理
が終了する。
【0130】前述したSb3により自店発行のカードで
あると判断されてSb4に進んだ場合は、カード残高が
「0」であるか否かの判断がなされる。Sb4によりカ
ード残高が「0」であると判断された場合は、Sb12
に進み、挿入されているプリペイドカードを返却する処
理がなされた後、このカード処理が終了する。一方、S
b4によりカード残高が「0」ではないと判断された場
合は、Sb5に進み、台間機10のメモリ122にカー
ド残高を記憶させる処理がなされる。
【0131】次に、Sb6に進み、パチンコ遊技機9の
持点制御部90にカード残高の情報を送信する処理がな
される。次に、Sb7に進み、会員カードリーダライタ
19に会員カードが挿入されている否かの判断がなされ
る。Sb7により会員カードが挿入されていると判断さ
れた場合は、前述したSb18に進み、会員カード処理
が実行される。一方、Sb7により会員カードが挿入さ
れていないと判断された場合は、Sb8に進み、玉貸キ
ー14の操作入力があったか否かの判断がなされる。
【0132】Sb8により玉貸キー14の操作入力があ
ったと判断された場合は、Sb9に進み、パチンコ遊技
機9に所定カード度数分(たとえば、1回の操作毎に5
00円相当の玉を貸出すなら5度数)をカード残高から
引落した後、前述したSb4に戻る。一方、Sb8によ
り玉貸キー14の操作入力がなかったと判断された場合
は、Sb10に進み、返却キー15の操作入力があった
か否かの判断がなされる。Sb10により返却キー15
の操作入力がなかったと判断された場合は、前述したS
b8に戻る。一方、Sb10により返却キー15の操作
入力があったと判断された場合は、Sb11に進み、プ
リペイドカードの記憶部に現在の持点を記憶させる処理
がなされる。その後、Sb12に進み、挿入されている
プリペイドカードを返却する処理がなされた後、このカ
ード処理が終了する。
【0133】次に、前述したSb18で実行される会員
カード処理について説明する。図13は、台間機10に
おいて実行される会員カード処理の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【0134】まず、ステップSc(以下、単にScとい
う)1により、会員カード20の記憶部21から、記憶
情報であるカード情報を読取る処理がなされる。次に、
Sc2に進み、挿入されているカードが貯玉管理システ
ムの登録店で発行されたカードであるか否かの判断がな
される。具体的には、カードに記録されている店コード
を判別することにより登録店で発行されたカードである
か否かをチェックするのである。
【0135】Sc2により登録店で発行されたカードで
あると判断された場合は、後述するSc3に進む。一
方、Sc2により登録店のカードではないと判断された
場合は、Sc15に進み、読取りエラーが発生したか否
かの判断がなされる。Sc15により読取りエラーが発
生していないと判断された場合は、Sc23に進み、カ
ードエラー(使用不可能なカードが挿入された旨を示す
エラー)が発生した旨を台間機表示部17で表示するこ
とによりエラー報知を行なう処理がなされた後、後述す
るSc13に進む。このように、遊技場3において、会
員カードは、貯玉管理システムの登録店で発行されたカ
ードのみが使用できるようになっている。
【0136】一方、Sc15により読取りエラーが発生
したと判断された場合は、登録店で発行されたカードで
ある可能性もあるので、カードエラーを報知せずに、読
取りエラーが発生した旨を台間機表示部17で表示する
ことによりエラー報知を行なう処理がなされた後、後述
するSc13に進む。Sc13に進んだ場合は、会員カ
ードとして挿入されているカードを返却する処理がなさ
れた後、この会員カード処理が終了する。
【0137】前述したSc2により登録店のカードであ
ると判断されてSc3に進んだ場合は、Sc1により読
取ったカード情報をメモリ122に記憶させる処理がな
される。次に、Sc4に進み、暗証番号の入力を要求す
る旨を台間機表示部17で表示することにより暗証番号
入力要求報知を行なう。この場合には、台間機表示部1
7には暗証番号入力用キーが表示される。この場合、遊
技者は、暗証番号入力用キーを操作して暗証番号を入力
する必要がある。
【0138】次に、Sc5に進み、暗証番号の入力があ
ったか否かの判断がなされる。Sc5により暗証番号の
入力がないと判断された場合は、Sc4に戻り、報知を
繰返し行なう。一方、Sc5により暗証番号の入力があ
ったと判断された場合は、Sc6に進み、会員照会によ
り遊技者が会員本人であると認められる(照会OK)か
否かの判断がなされる。具体的に、Sc6では、Sc5
により入力が確認された暗証番号がSc1によりカード
から読取った暗証番号と一致するか否かを判断すること
により会員照会を行ない、一致する場合には遊技者が会
員本人であると認め(照会OK)、一致しない場合には
遊技者が会員本人ではないと認める。
【0139】Sc6により会員本人であると認められな
いと判断された場合は、Sc4に戻り、暗証番号の入力
を再度要求する。一方、Sc7により会員本人であると
認められた場合は、Sc7に進み、貯玉数の取得を要求
する貯玉数取得要求データ、該当する会員の店コードの
データ、および、会員番号のデータを店舗内管理装置4
に送信する処理がなされる。このように、送信されたデ
ータは店舗内管理装置4を介してさらに集中管理装置2
に送信される。そのように送信されるデータを受信した
集中管理装置2は、受信したデータにより特定される会
員について、データの送信元の店舗内管理装置4が設け
られた遊技場3における貯玉数を示すデータを返信す
る。集中管理装置2から返信された会員の貯玉数を示す
データは、店舗内管理装置4を介して、送信元の台間機
10に与えられる。
【0140】Sc7の後、Sc8に進み、集中管理装置
2から店舗内管理装置4を介して返信されてきた自店に
おける会員の貯玉数のデータを受信する処理がなされ
る。次に、Sc9に進み、Sc8により受信したデータ
が正しく受信された(受信OK)か否かの判断がなされ
る。Sc8により正しく受信されなかったと判断された
場合は、Sc14に進み、店舗内管理装置4に対して、
会員の貯玉数のデータの再送信を要求する処理がなされ
る。その場合、店舗内管理装置4では集中管理装置2に
貯玉数のデータの再送信を要求する再送信要求データを
送信し、その再送信要求データに応じて集中管理装置2
から貯玉数のデータが再度送信される。Sc14の後、
Sc8に戻り、前述した処理が繰返し実行される。
【0141】一方、Sc8により正しく受信されたと判
断された場合は、Sc10に進み、受信した貯玉数のデ
ータをメモリ122に記憶させる処理がなされる。次
に、Sc11に進み、メモリ122に記憶した貯玉数を
台間機表示部17に表示させる処理がなされる。次に、
Sc12に進み、貯玉・再プレイ処理のルーチンが実行
される。この貯玉・再プレイ処理の処理内容について
は、図14を用いて後述する。Sc12の後、Sc13
に進んで会員カード20が返却された後、会員カード処
理が終了する。
【0142】次に、前述したSc12により実行される
貯玉・再プレイ処理の処理内容を説明する。図14は、
台間機10において実行される貯玉・再プレイ処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【0143】まず、ステップSd(以下、単にSdとい
う)1により、貯玉キー17j(図9の(c)等参照)
が操作入力されたか否かの判断がなされる。Sd1によ
り操作入力されていないと判断された場合は、後述する
Sd11に進む。一方、Sd1により操作入力されたと
判断された場合は、貯玉の預入れが選択された場合であ
り、Sd2に進み、持点貯玉要求信号を持点制御部90
に送信する処理がなされる。ここで、持点貯玉要求信号
は、持点を貯玉として預入れるために持点のデータを要
求する信号である。持点制御部90は、持点貯玉要求信
号を受信した場合に、遊技者の現在の持点のデータを台
間機制御部120に返信する。
【0144】次に、Sd3に進み、持点貯玉要求信号に
応答して返信されてきた持点のデータの受信を完了した
(受信OK)か否かの判断がなされる。Sd3により持
点のデータの受信を完了していないと判断された場合
は、Sd2に戻り、持点貯玉要求信号の送信を継続す
る。一方、Sd3により持点のデータの受信を完了した
と判断された場合は、Sd4に進み、受信した持点と、
現在残っている貯玉数(残貯玉数)とをメモリ122に
記憶させる処理がなされる。
【0145】次に、Sd5に進み、貯玉の預入れを要求
する貯玉要求データと、Sd4により記憶した持点およ
び残貯玉数のデータとを会員の会員番号および店コード
のデータに関連付けて店舗内管理装置4に送信する処理
がなされる。このように、送信されたデータは店舗内管
理装置4を介してさらに集中管理装置2に送信される。
そのように送信されるデータを受信した集中管理装置2
は、受信した残貯玉数に持点による貯玉数を合算(加
算)し、その合算後の貯玉数である合算貯玉数を示すデ
ータを、送信元の店舗内管理装置4が設けられた遊技場
3における貯玉数として記憶するとともに送信元の店舗
内管理装置4に返信する。集中管理装置2から返信され
た合算貯玉数を示すデータは、店舗内管理装置4を介し
て、送信元の台間機10に与えられる。
【0146】次に、Sd6に進み、Sd5におけるデー
タの送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされ
る。Sd6により送信が完了していないと判断された場
合は、Sd5に戻り、引続き送信を実行させる。一方、
Sd6により送信が完了したと判断された場合は、Sd
7に進み、集中管理装置2から店舗内管理装置4を介し
て返信されてきた会員の合算貯玉数のデータを受信する
処理がなされる。次に、Sd8に進み、Sd7により受
信したデータが正しく受信された(受信OK)か否かの
判断がなされる。Sd8により正しく受信されなかった
と判断された場合は、Sd9に進み、店舗内管理装置4
に対して、会員の合算貯玉数のデータの再送信を要求す
る処理がなされる。その場合、店舗内管理装置4では集
中管理装置2に合算貯玉数の再送信を要求する再送信要
求データを送信し、その再送信要求データに応じて集中
管理装置2から合算貯玉数のデータが再度送信される。
Sd9の後、Sd7に戻り、前述した処理が繰返し実行
される。
【0147】一方、Sd8により正しく受信されたと判
断された場合は、Sd10に進み、受信した合算貯玉数
(図9に示される合計ポイント)を台間機表示部17に
表示させる処理がなされる。その場合には、図9に示さ
れるその他の情報も付随して台間機表示部17に表示さ
せる処理が行なわれる。Sd10の後、この貯玉・再プ
レイ処理が終了する。
【0148】また、前述したSd1により操作入力がさ
れていないと判断されてSd11に進んだ場合は、リプ
レイキー17kの操作入力がされたか否かの判断がなさ
れる。Sd11により操作入力がされていないと判断さ
れた場合は、後述するSd18に進に進む。一方、Sd
11により操作入力がされたと判断された場合は、Sd
12に進み、現在の残貯玉数が再プレイのための引落し
単位数である所定玉数よりも少ないか否かの判断がなさ
れる。
【0149】Sd12により所定玉数よりも少ないと判
断された場合は、再プレイのための引落しが不可能な場
合であり、Sd13に進み、残数不足である旨を台間機
表示部17への表示により報知する処理がなされる。S
d13の報知が行なわれた後、この貯玉・再プレイ処理
が終了する。
【0150】一方、Sd12により所定玉数よりも少な
くないと判断された場合は、再プレイのための引落しが
可能な場合であり、Sd14に進み、貯玉数から引落し
単位数である所定玉数および再プレイに要する手数料に
相当する玉数(手数料玉数)を引落し、その引落し後の
残貯玉数を台間機表示部17に表示させる処理がなされ
る。次に、Sd15に進み、引落し後の残貯玉数をメモ
リ122に記憶させる処理がなされる。次に、Sd16
に進み、引落しに応じて、持点制御部90が管理してい
る持点の加算を要求する信号である持点加算要求信号を
パチンコ遊技機9の持点制御部90に送信する処理がな
される。
【0151】また、前述したSd11により操作入力が
されていないと判断されてSd17に進んだ場合は、中
止キー17mの操作入力があったか否かの判断がなされ
る。Sd17により操作入力がなかったと判断された場
合は、Sd1に戻り、キーの入力待ちの状態になる。一
方、Sd17により操作入力があったと判断された場合
は、Sd2に戻る。つまり、中止キー17mが操作入力
された場合は、一連の再プレイが終了した場合が含まれ
るため、貯玉キー17jが操作入力された場合と同様の
処理が行なわれるのである。
【0152】次に、POS5において景品交換が行なわ
れる場合に実行される景品交換処理の処理内容を説明す
る。図15は、POS5において実行される景品交換処
理の処理内容を示すフローチャートである。
【0153】まず、ステップSe(以下、単にSeとい
う)1により、POS5のプリペイドカードリーダライ
タにプリペイドカードが挿入されているか否かの判断が
なされる。具体的には、プリペイドカードリーダライタ
にカード挿入センサが設けられており、そのセンサの検
出出力に基づいて挿入の有無の判断が行なわれる。
【0154】Se1によりプリペイドカードが挿入され
ていないと判断された場合は、後述するSe23に進
む。一方、Se1によりプリペイドカードが挿入されて
いると判断された場合は、Se2に進み、POS5の会
員カードリーダライタに会員カード20が挿入されてい
るか否かの判断がなされる。具体的には、POS5の会
員カードリーダライタにカード挿入センサが設けられて
おり、そのセンサの検出出力に基づいて挿入の有無の判
断が行なわれる。
【0155】Se2により会員カード20が挿入されて
いると判断された場合は、後述するSe24に進む。一
方、Se2により会員カード20が挿入されていないと
判断された場合は、Se3に進み、プリペイドカードの
記憶部から持点のデータを読取り、POS5に設けられ
たメモリに記憶させる処理がなされる。そして、Se4
に進み、Se3により記憶した持点をPOS5の表示部
5aに表示させる処理がなされる。Se4の後、後述す
るSe5に進む。
【0156】また、前述したSe1によりプリペイドカ
ードが挿入されていないと判断されてSe23に進んだ
場合は、Se2の場合と同様に会員カード20が挿入さ
れているか否かの判断がなされる。Se23により会員
カード20が挿入されていないと判断された場合は、S
e1に戻る。一方、Se23により会員カード20が挿
入されていると判断された場合は、Se24に進む。つ
まり、プリペイドカードの挿入されているか否かにかか
わらず、会員カード20が挿入されている場合に、Se
24の処理が実行される。
【0157】Se24に進んだ場合は、POS5の遊技
者入力部から会員の暗証番号の入力があったか否かの判
断がなされる。景品交換のために会員カードを挿入した
場合には、遊技者が遊技者入力部により暗証番号を入力
する必要がある。Se24により暗証番号の入力があっ
たと判断された場合は、Se25に進む。一方、Se2
4により暗証番号の入力がなかったと判断された場合
は、暗証番号の入力を待って、Se25に進む。Se2
5では、会員カード20の記憶部21からカード情報を
読取る処理がなされる。このカード情報には、店コー
ド、会員番号および暗証番号の情報が含まれている。
【0158】次に、Se25aに進み、入力が確認され
た暗証番号と、Se25により読取った暗証番号とを照
合する処理がなされる。次に、Se26に進み、Se2
5aによる照合の結果、照合した暗証番号が一致して遊
技者が会員本人であると認められる(照会OK)か否か
の判断がなされる。
【0159】Se26により遊技者が会員本人であると
認められた場合は、後述するSe27に進む。一方、S
e26により遊技者が会員であると認められない場合
は、Se30に進み、エラーコードをPOS5の表示部
5aに表示することにより、エラーが発生した旨を報知
する。そして、Se31に進み、挿入されている会員カ
ード20を排出して遊技者に返却する処理がなされる。
その後、この景品交換処理が終了する。
【0160】また、Se26により遊技者が会員本人で
あると認められてSe27に進んだ場合は、貯玉数の取
得を要求する貯玉数取得要求データ、該当する会員の店
コードのデータ、および、会員番号のデータを店舗内管
理装置4に送信する処理がなされる。このように、送信
されたデータは店舗内管理装置4を介してさらに集中管
理装置2に送信される。そのように送信されるデータを
受信した集中管理装置2は、受信したデータにより特定
される会員について、データの送信元の店舗内管理装置
4が設けられた遊技場における貯玉数を示すデータを返
信する。集中管理装置2から返信された遊技場における
会員の貯玉数を示すデータは、店舗内管理装置4を介し
て、送信元のPOS5に与えられる。
【0161】Se27の後、Se28に進み、集中管理
装置2から店舗内管理装置4を介して返信されてきた遊
技場における会員の貯玉数のデータを受信する処理がな
される。そして、Se29に進み、持点と、Se28に
より受信した貯玉数とを合算(加算)し、その合算値を
POS5の表示部5aに表示する処理がなされる。
【0162】景品交換が行なわれる場合には、特殊景品
と一般景品とのどちらを選択するかの情報、貯玉数を全
てか一部かのどちらでの景品交換を選択するかの情報、
貯玉数の一部を景品交換する場合の交換する貯玉数がい
くらであるかの情報、一般景品を選択した場合の景品品
目および景品数量についての情報を遊技者が遊技場3内
の景品交換カウンタにおいて係員に申し出る。その場
合、係員は、POS5の入力部5aにおいてこれらの選
択情報を入力する。そして、その入力情報に基づいて、
後述するSe5の処理が行なわれる。
【0163】Se29の後、Se5に進み、特殊景品の
景品交換(換金)を行なうか否かの判断がなされる。S
e5により特殊景品の景品交換を行なわないと判断され
た場合は、後述するSe9に進む。一方、Se5により
特殊景品の景品交換を行なうと判断された場合は、Se
7に進み、持点および交換貯玉数の合算値を特殊景品の
交換単位数で割る特殊景品割り処理がなされる。これに
より、特殊景品の払出し数が求められる。たとえば、遊
技場の大景品交換単位数が1000玉、小景品交換単位
数が500玉であり、遊技者が2000玉の貯玉と50
0玉の持点とを特殊景品に交換する場合には、2500
玉を大景品交換単位数で先に割って行き、割り切れなく
なれば残りを小景品交換単位数で割ることにより、その
貯玉および持点が2つの大景品と1つの小景品とに交換
される。
【0164】次に、Se8に進み、景品交換をしようと
している持点、または、持点と貯玉数との合算値のう
ち、Se7での特殊景品割り処理により特殊景品に交換
できない残数が生じたか否かの判断がなされる。Se8
により残数が生じたと判断された場合は、後述するSe
9に進む。一方、Se8により残数が生じなかったと判
断された場合は、Se19に進み、Se7での処理によ
り得られた数の特殊景品を所定の特殊景品払出機から払
出させる処理がなされる。Se19の後、Se20に進
む。
【0165】また、Se5により一般景品交換であると
判断されたか、または、Se8により残数が生じたと判
断されてSe9に進んだ場合は、残数を貯玉するか否か
の判断がなされる。残数を貯玉するか否かについての情
報は、係員がその旨を遊技者に問い合わせ、遊技者の選
択に基づいて係員がPOS5の入力部5bから入力す
る。残数を貯玉しない場合は、残数を一般景品に交換す
ることになるが、残数を貯玉しないことを告げた遊技者
は、交換する一般景品の品目および数量も係員に告げる
必要がある。入力部5bから入力された情報に基づいて
Se8の処理が行なわれる。
【0166】Se9により残数を貯玉すると判断された
場合は、後述するSe15に進む。一方、Se9により
残数を貯玉しないと判断された場合は、Se10に進
み、遊技者が取得(景品交換)を希望し、その希望に応
じて係員が用意した景品に付されたバーコードから景品
の景品点数(交換に必要な玉数)をPOS5の読取部に
より読取る処理が行なわれる。このSe10により、遊
技者が取得を希望する景品のすべてについて景品点数
(取得景品点数)が読取られる。
【0167】次に、Se11に進み、持点と貯玉数との
合算値がSe10により読取られた取得景品点数の合計
値以上の条件を満たしているか否かの判断がなされる。
Se11により条件を満たしていないと判断された場合
は、Se18に進み、持点が不足している旨がPOS5
の表示部5aへの表示により報知された後、Se9に戻
る。この場合、遊技者は、Se11の条件が満たされる
ように、景品の品目、景品の数量を変更する必要があ
る。
【0168】一方、Se11により条件を満たしている
と判断された場合は、Se12に進み、持点と貯玉数と
の合算値のうち、景品交換により残った値である残数を
演算する処理がなされる。具体的には、持点と貯玉数と
の合算値から取得景品点数(合計値)を減算することに
より、残数が求められる。次に、Se13に進み、Se
12により求められた残数が最小点数景品の点数よりも
多いという条件を満たしているか否かの判断がなされ
る。
【0169】Se13により条件が満たされていると判
断された場合は、まだ景品に交換することが可能である
ので、前述したSe5に戻り、前述した処理が繰返し行
なわれる。一方、Se13により条件が満たされていな
いと判断された場合は、Se14に進み、会員カードが
挿入されているか否かの判断がなされる。Se14によ
り会員カードが挿入されていると判断された場合は、S
e15に進み、残数を貯玉として預入れる処理が行なわ
れる。Se15では、Sd5〜Sd9の処理と同様の処
理が行なわれることにより、残数が自点の貯玉として預
入れられる。Se15の後、Se16に進む。
【0170】一方、Se14により会員カードが挿入さ
れていないと判断された場合は、そのままSe16に進
む。Se16においては、プリペイドカードの残数があ
るか否かの判断がなされる。Se16により残数がある
と判断された場合は、前述したSe20に進む。一方、
Se16によりプリペイドカードの残数がないと判断さ
れた場合は、Se17に進んでプリペイドカードを回収
した後、Se20に進む。
【0171】Se20に進んだ場合は、返却する必要が
あるカードを排出して遊技者に返却する処理がなされ
る。具体的に、プリペイドカードは残数があるもののみ
を返却する。また、会員カード20は無条件で返却す
る。次に、Se21に進み、景品交換を行なった会員に
ついて、景品交換処理コード(景品交換が行なわれたこ
とを示すコード情報)、会員の店コード、会員の会員番
号、景品交換数(景品交換に費やした持点および貯玉
数)、および、残貯玉数の情報を店舗内管理装置4に送
信する処理がなされる。Se21の後、この景品交換処
理が終了する。
【0172】このように、景品交換処理においては、自
店で発行されたプリペイドカードおよび貯玉管理システ
ムの登録遊技場で発行された会員カードを受付け、持点
および貯玉を用いて景品交換が行なわれる。その場合、
景品交換に用いることができる貯玉は、POS5が設け
られた遊技場で預入れられたものに限られる。
【0173】次に、会員情報開示機30において会員の
貯玉数の情報を開示するために制御処理部により実行さ
れる貯玉数情報開示処理を説明する。
【0174】図16は、会員情報開示機30において実
行される貯玉数情報開示処理の処理内容を説明するフロ
ーチャートである。まず、ステップSf(以下、単にS
fという)1により、会員情報開示機30の動作状態を
会員カード20の挿入待ちの状態にする処理がなされ
る。
【0175】次に、Sf2に進み、会員カード20の挿
入があったか否かの判断がなされる。具体的には、カー
ド処理部にカード挿入センサが設けられており、そのセ
ンサの検出出力に基づいて挿入の有無の判断が行なわれ
る。Sf2により挿入されていないと判断された場合
は、前述したSf1に戻り、挿入待ちの状態になる。一
方、Sf2により挿入されていると判断された場合は、
Sf2aに進み、会員カード20の記憶部21からカー
ド情報を読取る処理がなされる。このカード情報には、
店コード、会員番号および暗証番号の情報が含まれてい
る。
【0176】次に、Sf3に進み、暗証番号の入力を要
求する旨を表示部31で表示することにより暗証番号入
力要求報知を行なう。この場合、遊技者は、操作入力部
32を操作して暗証番号を入力する必要がある。
【0177】Sf3の後、Sf4に進み、暗証番号の入
力があったか否かの判断がなされる。Sf4により暗証
番号の入力がないと判断された場合は、Sf3に戻り、
報知を繰返し行なう。一方、Sf4により暗証番号の入
力があったと判断された場合は、Sf5に進み、Sf4
により入力が確認された暗証番号と、Sf2aにより読
取った暗証番号とを照合する処理がなされる。次に、S
f6に進み、Sf5による照合の結果、照合した暗証番
号が一致して遊技者が会員本人であると認められる(照
会OK)か否かの判断がなされる。
【0178】Sf6により暗証番号が一致せず、遊技者
が会員本人であると認められない場合は、Sf7に進
み、暗証番号の再入力を要求する旨を表示部31におい
て表示することにより暗証番号再入力要求報知を行なっ
た後、Sf4に戻る。これにより、前述した暗証番号の
入力に関する処理が繰返し行なわれる。一方、Sf6に
より暗証番号が一致して遊技者が会員本人であると認め
られる場合は、Sf8に進み、遊技者に開示する貯玉情
報の種類の選択を要求する表示を表示部31により行な
わせる処理がなされる。具体的に、Sf8では、前述し
た図10の(c)に示される選択画面を表示させる処理
がなされる。
【0179】次に、Sf9に進み、自店の貯玉情報のみ
の選択がなされたか否かの判断がなされる。具体的に、
Sf9では、前述した当店の貯玉情報キー31eが操作
された場合に、自店の貯玉情報のみの選択がなされたと
判断する。Sf9により自店の貯玉情報のみの選択がな
されたと判断された場合は、後述するSf11に進む。
一方、Sf9により自店の貯玉情報のみの選択がなされ
ていないと判断された場合は、Sf10に進み、各遊技
場ごとの貯玉情報の選択がなされたか否かの判断がなさ
れる。具体的にSf10では、前述した各店の貯玉情報
キー31fが操作された場合に、各遊技場ごとの貯玉情
報の選択がなされたと判断する。Sf10により各遊技
場ごとの貯玉情報の選択がなされたと判断された場合
は、後述するSf13に進む。一方、Sf10により各
遊技場ごとの貯玉情報の選択がなされていないと判断さ
れた場合は、Sf9に戻り、前述した処理が繰返し行な
われる。
【0180】前述したようにSf9により自店の貯玉情
報のみの選択がなされたと判断されてSf11に進んだ
場合は、自店の貯玉情報を要求するための処理がなされ
る。具体的に、Sf11では、自店の貯玉情報を要求す
る旨を示す貯玉情報要求データと、該当する会員の店コ
ードのデータおよび会員番号のデータとを店舗内管理装
置4に送信する処理がなされる。このように、送信され
たデータは店舗内管理装置4を介してさらに集中管理装
置2に送信される。そのように送信されるデータを受信
した集中管理装置2は、貯玉情報要求データが示す内容
(自店の貯玉情報の要求または各遊技場ごとの貯玉情報
の要求)に応じて、対応する貯玉情報を返信する。返信
された貯玉情報は、送信元の店舗内管理装置4に送ら
れ、さらに店舗内管理装置4から送信元の会員情報開示
機30に返信される。
【0181】Sf11の後、Sf12に進み、Sf11
による要求に応じて返信された自店の貯玉情報のデータ
の受信を完了した(受信OK)か否かの判断がなされ
る。Sf12により受信を完了していないと判断された
場合は、Sf11に戻り、自店の貯玉情報の要求が継続
される。一方、Sf12により受信を完了したと判断さ
れた場合は、後述するSf15に進む。
【0182】前述したようにSf10により各遊技場ご
との貯玉情報の選択がなされたと判断されてSf13に
進んだ場合は、各遊技場ごとの貯玉情報を要求するため
の処理がなされる。具体的に、Sf13では、各遊技場
ごとの貯玉情報を要求する旨を示す貯玉情報要求データ
と、該当する会員の店コードのデータおよび会員番号の
データとを店舗内管理装置4に送信する処理がなされ
る。このようなデータが送信された場合、自店の貯玉情
報の要求の場合と同様に、貯玉情報要求データが示す内
容に応じて、対応する貯玉情報が会員情報開示機30に
返信される。
【0183】Sf13の後、Sf14に進み、Sf13
による要求に応じて返信された各遊技場ごとの貯玉情報
のデータの受信を完了した(受信OK)か否かの判断が
なされる。Sf14により受信を完了していないと判断
された場合は、Sf13に戻り、各遊技場ごとの貯玉情
報の要求が継続される。一方、Sf13により受信を完
了したと判断された場合は、Sf15に進む。
【0184】Sf12またはSf14による受信の完了
に応じて、Sf15に進んだ場合は、受信した貯玉情報
(自店の貯玉情報または各遊技場ごとの貯玉情報)を表
示部31に表示させる処理がなされる。具体的に、各遊
技場ごとの貯玉情報の場合は、前述した図柄10の
(d)に示されるような各店貯玉情報画面が表示され
る。Sf15の後、Sf16に進み、前述した終了キー
31e(図10参照)の操作入力があったか否かの判断
がなされる。Sf16により操作入力がなかったと判断
された場合は、前述したSf15に戻り、終了キー31
eの操作待ちの状態になる。一方、Sf16により操作
入力があったと判断された場合は、前述したSf17に
進み、挿入されている会員カード20を返却する処理が
なされる。Sf17の後、この貯玉数情報開示処理が終
了する。
【0185】次に、店舗内管理装置4において貯玉の取
引の管理を行なうための店舗内取引管理処理を説明す
る。
【0186】図17は、店舗内管理装置4において実行
される店舗内取引管理処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。まず、ステップSg(以下、単にSgとい
う)1により、遊技場3内に設けられた台間機10、P
OS5、および、会員登録機6等の遊技装置からデータ
の送信があったか否かの判断がなされる。具体的にSg
1では、店舗内管理装置4が遊技装置からのデータを受
信したか否かの判断に基づいて、データの送信があった
か否かの判断がなされるのである。
【0187】Sg1によりデータの送信があったと判断
された場合は、後述するSg2に進む。一方、Sg1に
よりデータの送信がなかったと判断された場合は、Sg
10に進み、閉店処理が行なわれるか否かの判断がなさ
れる。ここで、閉店処理とは、遊技場3を閉店する場合
に実行される処理である。Sg10により閉店処理が行
なわれないと判断された場合は、この店舗内取引管理処
理が終了する。一方、Sg10により閉店処理が行なわ
れると判断された場合は、Sg11に進み、閉店処理の
ルーチンが実行される。閉店処理のルーチンについて
は、図19を用いて後述する。
【0188】また、前述したSg1によりデータの送信
があったと判断されてSg2に進んだ場合は、送信され
たデータが店舗内管理装置4において正しく受信された
(受信OK)か否かの判断がなされる。Sg2により正
しく受信されなかったと判断された場合は、Sg13に
進み、データの送信元の装置に対して、正しく受信でき
なかった旨(受信NG)を示すデータを返信するととも
に、送信されてきたデータの再送信を要求する処理がな
される。具体的に、データの再送信の要求は、データの
再送信を要求するデータを返信することにより行なわれ
る。この再送信の要求のデータを受けた遊技装置は、デ
ータの再送信を行なう。Sg13の後、この店舗内取引
管理処理が終了する。
【0189】一方、Sg2により正しく受信されたと判
断された場合は、Sg3に進み、受信したデータを店舗
内管理装置4のメモリに記憶させる処理がなされる。次
に、Sg4に進み、受信データである受信情報が会員登
録要求のデータであるか否かの判断がなされる。Sg4
により会員登録要求のデータであると判断された場合
は、Sg12に進み、会員登録処理のルーチンが実行さ
れた後、この店舗内取引管理処理が終了する。会員登録
処理の処理内容については、図18を用いて後述する。
一方、Sg4により会員登録要求ではないと判断された
場合は、Sg5に進み、集中管理装置2に接続要求を行
なう処理がなされる。具体的には、店舗内管理装置4か
ら集中管理装置2に対して情報通信のための接続を要求
する接続要求データが送信される。この接続要求が行な
われた場合は、集中管理装置2からデータ送信要求を示
すデータが返信されてくる。
【0190】次に、Sg6に進み、集中管理装置2から
のデータの送信要求に応じて、Sg2により正しく受信
されたと判断された受信情報を集中管理装置2に送信す
る処理がなされる。このように受信情報を送信する場合
には、送信する情報に、送信元の遊技場を特定する店コ
ードを付加する。これにより、情報を受信した集中管理
装置2においては、送信元の店舗内管理装置4を把握す
ることができる。このように集中管理装置2への送信が
なされた場合には、Sg6により送信された情報が示す
要求に応じた返信情報が集中管理装置2から送られてく
る。
【0191】次に、Sg7に進み、Sg6により送信さ
れた情報に応じた返信情報を受信する処理がなされる。
次に、Sg8に進み、Sg7により受信した返信情報
を、Sg2により正しく受信されたと判断された情報の
送信元の遊技用装置に送信する処理がなされる。次に、
Sg9に進み、集中管理装置2に対して、接続状態の解
除を要求する処理がなされる。これにより、集中管理装
置2との間での接続状態が解除される。Sg9の後、こ
の店舗内取引管理処理が終了する。
【0192】次に、前述したSg12により実行される
会員登録処理について説明する。図18は、店舗内管理
装置4において実行される会員登録処理の処理内容を示
すフローチャートである。
【0193】まず、ステップSh(以下、単にShとい
う)1により、会員登録機6からの送信情報(申請者の
会員登録要求、免許証記載情報、および、暗証番号のデ
ータ)を受信する処理がなされる。次に、Sh2に進
み、会員登録機6からの送信情報が店舗内管理装置4に
おいて正しく受信された(受信OK)か否かの判断がな
される。
【0194】Sh2により正しく受信されなかったと判
断された場合は、Sh3に進み、会員登録機6に対し
て、送信されてきた情報の再送信を要求する処理がなさ
れる。具体的に、再送信の要求は、当該情報の再送信を
要求するデータを送信することにより行なわれる。この
再送信の要求がなされた場合は、会員登録機6から情報
の再送信が行なわれる。Sh3の後、Sh1に戻る。一
方、Sh2により正しく受信されたと判断された場合
は、Sh4に進み、集中管理装置2に接続要求を行なう
処理がなされる。具体的には、前述したSg5と同様の
処理がなされる。
【0195】次に、Sh5に進み、集中管理装置2から
のデータの送信要求に応じて、会員登録済であるか否か
の検索を要求する登録済検索要求データと、Sh1によ
り受信したデータに含まれる免許証情報のデータとを集
中管理装置2に送信する処理がなされる。このようなデ
ータの送信がなされた場合、集中管理装置2では、送信
されたデータに応答して、集中管理装置2において管理
されている会員登録情報データベースで免許証情報と同
じ免許証情報を有する者を検索し、その検索の結果を示
すデータを返信する。このように返信されるデータに
は、登録済の場合にその登録済の会員におけるの会員カ
ードの再発行回数のデータが含められる。
【0196】次に、Sh5の後、Sh6に進み、集中管
理装置2から返信されてくる登録済検索の結果を示すデ
ータを受信する処理がなされる。次にSh7に進み、登
録済検索の結果のデータに基づいて、同じ免許証情報を
有する会員に該当する者があるか否かの判断がなされ
る。
【0197】Sh7により該当する者がないと判断され
た場合は、受信した免許証記載情報の者がまだ会員登録
されていない者であるので、会員登録を行なうために、
Sh16に進む。一方、Sh7により該当する者がある
と判断された場合は、受信した免許証記載情報の者がす
でに貯玉管理システムの会員として会員登録されている
者であり、Sh8に進んで、会員登録済である旨を示す
データを会員登録機6に送信する処理がなされる。
【0198】Sh8の後、Sh9に進み、会員カード2
0の再発行が要求されているか否かの判断がなされる。
具体的には、Sh8により会員登録済である旨を示すデ
ータが送信されると、それに応じて、会員カードの再発
行を希望する場合には、前述したSa11により再発行
要求のデータが送信されてくるため、その再発行要求の
データを受信したか否かによりSh9の判断を行なう。
【0199】Sh9により再発行であると判断された場
合は、後述するSh10に進む。一方、Sh9により再
発行ではないと判断された場合は、Sh12に進み、多
重登録を防ぐため、発行不可を示すデータを会員登録機
6に送信する処理がなされる。次に、Sh13に進み、
接続状態の解除を要求する処理がなされる。具体的に、
Sh13におおいては、接続状態の解除を要求するデー
タが集中管理装置2に送信される。これにより、集中管
理装置2との間での接続状態が解除される。Sh13の
後、この会員登録処理が終了する。
【0200】前述したSh9により再発行であると判断
されてSh10に進んだ場合は、Sh6により受信した
返信情報に含まれる再発行回数のデータに基づいて、再
発行回数が上限値(たとえば2回)に達しているか否か
の判断がなされる。再発行回数は集中管理装置2の会員
登録情報データベースにおいて各会員ごとに管理されて
おり、そのデータに基づいて再発行回数が上限値に達し
ているか否かの判断がなされる。
【0201】Sh10により上限値に達していると判断
された場合は、前述したSh12に進み、発行不可のデ
ータが送信される。これにより、再発行回数が上限値に
達した場合には、会員登録機6による会員カードの再発
行が禁止される。なお、この例では、再発行回数が上限
値に達した場合を会員カードの再発行禁止条件とした
が、これに限らず、各会員について過去に不正行為の履
歴があるか否かを会員登録情報データベースに記録して
おき、過去に不正行為の履歴があることを会員カードの
再発行禁止条件に加えてもよい。
【0202】一方、Sh10により上限値に達していな
いと判断された場合は、Sh14に進み、Sh7により
会員登録済であると判断された会員の会員登録情報の返
信を集中管理装置2に要求する処理がなされる。具体的
に、Sh14では、該当する会員の会員登録情報の返信
を要求する会員登録情報要求データが集中管理装置2へ
送信される。この会員登録情報要求データが送信された
場合、それに応じて、集中管理装置2から該当する会員
の会員登録情報が返信されてくる。
【0203】次に、Sh15に進み、集中管理装置2か
ら返信されてきた会員登録情報を受信し、その受信後
に、当該会員の会員登録情報を集中管理装置2の会員登
録データベースから抹消することを要求する処理がなさ
れる。具体的に、Sh15では、会員の会員登録情報の
抹消を要求する会員登録情報抹消要求データと、抹消す
る会員の会員番号のデータと、抹消する会員の店コード
のデータとを集中管理装置2に送信する。このようなデ
ータが送信された場合、集中管理装置2においては、会
員登録情報抹消要求データに応じて、会員番号および店
コードにより特定される会員の会員登録情報が会員登録
情報データベースから抹消される。Sh15の後、Sh
16に進む。
【0204】Sh7からSh16に進んだ場合は新規の
会員登録であり、Sh15からSh16に進んだ場合
は、会員カードの再発行のための再会員登録である。S
h16では、集中管理装置2に対して、接続状態の解除
を要求する処理がなされる。具体的に、Sh16におお
いては、接続状態の解除を要求するデータが集中管理装
置2に送信される。これにより、集中管理装置2との間
での接続状態が解除される。Sh16の後、Sh17に
進む。Sh17では、店舗内管理装置4の会員登録情報
データベースを用いて、自店における未登録の会員番号
のうちの最も若い番号を検索する処理がなされる。次
に、Sh18に進み、検索が完了した(検索OK)か否
かの判断がなされる。
【0205】Sh18により検索が完了していないと判
断された場合は、Sh17に戻り、検索を引続き行な
う。一方、Sh18により検索が完了したと判断された
場合は、Sh19に進み、検索された会員番号に、会員
登録機6(新規登録の場合)または集中管理装置2(再
発行時の登録の場合)からの受信情報のうちの免許証情
報等の会員登録に必要な情報を関連付けたデータを会員
登録情報として店舗内管理装置4の会員登録情報データ
ベースに記録する処理がなされる。その際に、再発行の
場合には、会員登録情報に含まれる再発行回数のデータ
が「1」だけ加算更新されて記録される。
【0206】次に、Sh20に進み、Sh19による記
録が終了したか否かの判断がなされる。Sh20により
記録が終了していないと判断された場合は、記録が終了
するまで待つ。一方、Sh20により記録が終了したと
判断された場合は、Sh21に進み、会員登録機6に対
して、会員登録情報データベースに記録した会員番号の
データ、および、登録が完了した旨を示すデータを送信
する処理がなされる。Sh21の後、この会員登録処理
が終了する。
【0207】次に、前述したSg10により実行される
閉店処理の処理内容を説明する。図19は、店舗内管理
装置4において実行される閉店処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0208】まず、ステップSm(以下、単にSmとい
う)1により、集中管理装置2に接続要求を行なう処理
がなされる。具体的には、店舗内管理装置4から集中管
理装置2に対して情報通信のための接続を要求する接続
要求データが送信される。この接続要求が行なわれた場
合は、接続OKを示すデータとして、集中管理装置2か
らデータ送信要求を示すデータが返信されてくる。
【0209】次に、Sm2に進み、集中管理装置2から
データ送信要求を示すデータが返信されたことにより接
続OKの状態になっているか否かの判断がなされる。S
m2により接続OKではないと判断された場合は、Sm
1に戻り、接続要求を行ない続ける。一方、Sm2によ
り接続OKであると判断された場合は、Sm3に進み、
集中管理装置2における閉店処理の実行を要求するため
の閉店処理要求データを送信することにより、集中管理
装置2に閉店処理を要求する処理がなされる。これによ
り、集中管理装置2では、閉店処理が実行される。
【0210】次に、Sm4に進み、自店の店コードおよ
び本日会員登録情報データベースのデータを集中管理装
置2へ送信する処理がなされる。次に、Sm5に進み、
Sm4におけるデータの送信が完了した(送信OK)か
否かの判断がなされる。Sm5により送信が完了してい
ないと判断された場合は、Sm4に戻り、引続き送信を
実行させる。一方、Sm5により送信が完了したと判断
された場合は、Sm6に進む。集中管理装置2では、こ
のように送信された店舗内管理装置4の本日会員登録情
報データベースのデータに基づいて、本日中に登録され
た会員の会員登録情報のデータを集中管理装置2におい
て管理している会員登録情報データベースに追加記録す
る。Sm6に進んだ場合は、集中管理装置2との間の接
続を解除する処理がなされる。その後、この閉店処理が
終了する。
【0211】次に、集中管理装置2において会員に関す
る情報を統括的に管理するために実行される統括管理処
理を説明する。
【0212】図20は、集中管理装置2において実行さ
れる統括管理処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。まず、ステップSn(以下、単にSnという)1に
より、貯玉管理システムに登録された遊技場である登録
店の店舗内管理装置4から通信の接続要求があった否か
の判断がなされる。具体的には、接続要求のデータが送
られてきたか否かに基づいて、接続要求があったか否か
の判断がなされる。
【0213】Sn1により接続要求がなかったと判断さ
れた場合は、接続要求があるまでSn1の処理が繰返し
行なわれる。一方、Sn1により接続要求があったと判
断された場合は、Sn2に進み、通信の接続状態が良好
(接続OK)であることを条件として、接続要求元の店
舗内管理装置4に、接続要求元からのデータの送信を要
求する旨を示すデータを返信する処理がなされる。
【0214】次に、Sn3に進み、Sn2でのデータの
送信に応じて店舗内管理装置4から送信されてきたデー
タを受信し、その受信したデータである受信情報を集中
管理装置2に設けられているメモリに記憶させる処理が
なされる。次に、Sn4に進み、受信情報が登録済検索
要求であるか否かの判断がなされる。
【0215】具体的に、Sn4では、登録済検索要求デ
ータを受信した場合に、受信情報が登録済検索要求であ
ると判断する。Sn4により登録済検索要求であると判
断された場合は、Sn5に進み、登録済検索処理のルー
チンが実行された後、この取引統括管理処理が終了す
る。登録済検索処理の処理内容については、図21を用
いて後述する。一方、Sn4により登録済検索要求では
ないと判断された場合は、Sn6に進み、受信情報が貯
玉数取得要求であるか否かの判断がなされる。
【0216】具体的に、Sn6では、貯玉数取得要求デ
ータを受信した場合に、受信情報が貯玉数取得要求であ
ると判断する。Sn6により貯玉数取得要求であると判
断された場合は、Sn7に進み、貯玉数取得処理のルー
チンが実行された後、この取引統括管理処理が終了す
る。貯玉数取得処理の処理内容については、図22を用
いて後述する。一方、Sn6により貯玉数取得要求では
ないと判断された場合は、Sn8に進み、受信情報が貯
玉要求であるか否かの判断がなされる。
【0217】具体的に、Sn8では、貯玉要求データを
受信した場合に、受信情報が貯玉要求であると判断す
る。Sn8により貯玉要求であると判断された場合は、
Sn9に進み、貯玉処理のルーチンが実行された後、こ
の取引統括管理処理が終了する。貯玉処理の処理内容に
ついては、図23を用いて後述する。一方、Sn8によ
り貯玉要求ではないと判断された場合は、Sn10に進
み、受信情報が貯玉情報要求であるか否かの判断がなさ
れる。
【0218】具体的に、Sn10では、貯玉情報要求デ
ータを受信した場合に、受信情報が貯玉情報要求である
と判断する。Sn10により貯玉情報要求であると判断
された場合は、Sn11に進み、会員貯玉情報処理のル
ーチンが実行された後、この取引統括管理処理が終了す
る。会員貯玉情報処理の処理内容については、図24を
用いて後述する。一方、Sn10により貯玉情報要求で
はないと判断された場合は、Sn12に進み、受信情報
が閉店処理要求であるか否かの判断がなされる。
【0219】具体的に、Sn12では、閉店処理要求デ
ータを受信した場合に、受信情報が閉店処理要求である
と判断する。Sn12により閉店処理要求であると判断
された場合は、Sn13に進み、閉店処理のルーチンが
実行された後、この取引統括管理処理が終了する。閉店
処理の処理内容については、図25を用いて後述する。
一方、Sn12により閉店処理要求ではないと判断され
た場合は、Sn14に進み、受信情報が異常である旨を
示す受信情報エラーを示すデータを送信元の店舗内管理
装置4に送信する処理がなされる。Sn14の後、この
取引統括管理処理が終了する。
【0220】次に、集中管理装置2において実行される
登録済検索処理(図20のSn5の処理)について説明
する。図21は、集中管理装置2において実行される登
録済検索処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0221】まず、ステップSC(以下、単にSCとい
う)1により、店舗内管理装置4から登録済検索要求デ
ータに伴って送信(Sh5参照)されて受信した免許証
登録情報のデータに基づいて、その免許証登録情報と同
じ免許証登録情報の該当者を検索する処理がなされる。
【0222】次に、SC2に進み、SC1の検索により
該当者がいたか否かの判断がなされる。SC2により該
当者がいたと判断された場合は、後述するSC4に進
む。一方、SC2により該当者がいないと判断された場
合は、SC3に進み、登録済の該当者がいない旨を示す
登録済検索の結果のデータを登録済検索要求データの送
信元の店舗内管理装置4に返信する処理がなされる。こ
のように返信されたデータは、さらに店舗内管理装置4
から送信元の会員登録機6に返信される。SC3の後、
後述するSC9に進む。
【0223】また、前述したSC2により該当者がいた
と判断されてSC4に進んだ場合は、登録済の該当者が
いた旨を示す登録済検索の結果のデータを登録済検索要
求データの送信元の店舗内管理装置4に返信する処理が
なされる。次に、SC5に進み、SC1により検索され
た登録済の該当者の会員登録情報の要求があったか否か
の判断がなされる。具体的に、SC5では、前述したS
h14により送信される会員登録情報要求データを受信
した場合に、会員登録情報の要求があったと判断され
る。
【0224】SC5により登録済の該当者の会員登録情
報の要求がないと判断された場合は、その要求があるま
で待つ。一方、SC5により登録済の該当者の会員登録
情報の要求があったと判断された場合は、SC6に進
み、登録済の該当者の会員登録情報(会員番号等の登録
情報であり、貯玉数および再発行回数のデータも含む)
を、登録済検索要求データの送信元の店舗内管理装置4
に返信する処理がなされる。
【0225】次に、SC7に進み、SC1により検索さ
れた登録済の該当者の会員登録情報の抹消要求があった
か否かの判断がなされる。具体的に、SC7では、前述
したSh15により送信される会員登録情報抹消要求デ
ータを受信した場合に、会員登録情報の抹消要求があっ
たと判断される。
【0226】SC7により登録済の該当者の会員登録情
報抹消の要求がないと判断された場合は、その要求があ
るまで待つ。一方、SC5により登録済の該当者の会員
登録情報の抹消要求があったと判断された場合は、SC
8に進み、登録済の該当者の会員登録情報のデータを集
中管理装置2において管理されている会員登録情報デー
タベースから削除する処理がなされる。次に、SC9に
進む。
【0227】SC9に進んだ場合は、登録済検索要求デ
ータの送信元の店舗内管理装置4から接続状態の解除の
要求があったか否かの判断がなされる。具体的に、SC
9では、前述したSh13またはSh16により店舗内
管理装置4から送信される接続状態の解除を要求するデ
ータを受信した場合に、接続状態の解除の要求があった
と判断する。
【0228】SC9により接続状態の解除の要求がない
と判断された場合は、その要求があるまで待つ。一方、
SC9により接続状態の解除の要求があったと判断され
た場合は、SC10に進み、登録済検索要求データの送
信元の店舗内管理装置4と集中管理装置2との間の接続
状態を解除する処理がなされる。SC10の後、この登
録済検索処理が終了する。
【0229】次に、集中管理装置2において実行される
貯玉数取得処理(図20のSn7の処理)について説明
する。図22は、集中管理装置2において実行される貯
玉数取得処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0230】まず、ステップSi(以下、単にSiとい
う)1により、店舗内管理装置4から貯玉数取得要求デ
ータとともに送信されて受信した会員の会員番号および
店コードのデータに基づいて、当該会員を集中管理装置
2において管理されている会員登録情報データベースの
データから検索し、検索の結果探し出された会員の貯玉
数のデータを当該データベースから読出す処理がなされ
る。
【0231】次に、Si2に進み、集中管理装置2にお
いて管理されている本日会員取引履歴データベースに、
Si1での処理に用いられた会員番号および店コード
と、Si1の処理により読出された貯玉数とを対応付け
て記録する処理がなされる。これにより、本日において
取引を行なう会員のデータが本日会員取引履歴データベ
ースに設定される。
【0232】次に、Si3に進み、Si2により本日会
員取引履歴データベースにデータが記録された会員の貯
玉数のデータを、貯玉数取得要求データの送信元の店舗
内管理装置4へ返信する処理がなされる。次に、Si4
に進み、Si3におけるデータの送信が完了した(送信
OK)か否かの判断がなされる。Si4により送信が完
了していないと判断された場合は、Si3に戻り、引続
き送信を実行させる。一方、Si4により送信が完了し
たと判断された場合は、この貯玉数取得処理が終了す
る。このように、貯玉数取得要求データに応じて返信さ
れる会員の貯玉数のデータは、店舗内管理装置4により
受信され、さらに、店舗内管理装置4から貯玉数取得要
求データの送信元の台間機10またはPOS5に返信さ
れる。
【0233】次に、集中管理装置2において実行される
貯玉処理(図20のSn9の処理)について説明する。
図23は、集中管理装置2において実行される貯玉処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【0234】まず、ステップSj(以下、単にSjとい
う)1により、店舗内管理装置4から貯玉要求データと
ともに受信した会員番号および燃せコードのデータに基
づいて、集中管理装置2において管理されている会員取
引履歴データベースから当該会員のデータを検索する処
理がなされる。
【0235】次に、Sj2に進み、貯玉要求データに伴
って受信された受信情報のうちの持点と残貯玉数とを合
算(加算)する処理がなされる。次に、Sj3に進み、
Sj2での合算により得られた結果の貯玉数(合算貯玉
数)を、Sj1により検索された本日会員取引履歴デー
タベースにおける該当する会員のデータに、貯玉数とし
て記録する処理がなされる。次に、Sj4に進み、Sj
2により得られた合算貯玉数を会員登録情報データベー
スのデータでの該当する会員のデータにおいて、送信元
の遊技場を特定するデータとして受信した店コードによ
り特定される遊技場での貯玉数として記録する処理がな
される。
【0236】次に、Sj5に進み、Sj2により得られ
た合算貯玉数のデータを、貯玉要求データの送信元の店
舗内管理装置4へ送信(返信)する処理がなされる。次
に、Sj6に進み、Sj5によるデータの送信が完了し
た(送信OK)か否かの判断がなされる。Si6により
送信が完了していないと判断された場合は、Sj5に戻
り、引続き送信を実行させる。一方、Si6により送信
が完了したと判断された場合は、この貯玉処理が終了す
る。このように、貯玉要求データに応じて返信される会
員の合算貯玉数のデータは、店舗内管理装置4により受
信され、さらに、店舗内管理装置4から貯玉要求データ
の送信元の台間機10に返信される。
【0237】次に、集中管理装置2において実行される
会員貯玉情報処理(図20のSn11の処理)について
説明する。図24は、集中管理装置2において実行され
る会員貯玉情報処理の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【0238】まず、ステップSu(以下、単にSuとい
う)1により、会員情報開示機30貯から送信された貯
玉情報要求データと、そのデータに伴って送信(Sf1
1またはSf12)された店コードのデータおよび会員
番号のデータとに基づいて、貯玉情報を要求している会
員の貯玉情報を検索する処理がなされる。具体的に、S
u1では、店コードおよび会員番号により特定される会
員について、玉情報要求データにより要求された種類の
貯玉情報を会員登録情報データベースのデータから検索
する処理がなされる。つまり、自店の貯玉情報のみが要
求された場合には対象となる会員の貯玉数の情報のうち
の貯玉情報要求データの送信元の店舗内管理装置4が設
置された遊技場における貯玉数の情報のみが検索され
る。一方、各遊技場の貯玉情報が要求された場合には対
象となる会員の各遊技場における貯玉数の情報が検索さ
れる。
【0239】次に、Su2に進み、Su1の検索により
得られた貯玉情報を、貯玉情報要求データの送信元の店
舗内管理装置4に送信する処理がなされる。次に、Su
3に進み、Su2によるデータ(貯玉情報)の送信が完
了した(送信OK)か否かの判断がなされる。Su3に
より送信が完了していないと判断された場合は、Su2
に戻り、引続き送信を実行させる。一方、Su3により
送信が完了したと判断された場合は、この会員貯玉情報
処理が終了する。このように、貯玉情報要求データに応
じて返信される貯玉情報のデータは、店舗内管理装置4
により受信され、さらに、店舗内管理装置4から貯玉情
報要求データの送信元の会員情報開示機30に返信され
る。
【0240】次に、前述したSn13により実行される
閉店処理の処理内容を説明する。図25は、集中管理装
置2において実行される閉店処理の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【0241】まず、ステップSp(以下、単にSpとい
う)1により、店舗内管理装置4から送信(Sm4参
照)された登録店コードおよび本日会員登録情報データ
ベースのデータを受信し、集中管理装置2のメモリに記
憶させる処理がなされる。
【0242】次に、Sp2に進み、Sp1により受信し
たデータが集中管理装置2において正しく受信された
(受信OK)か否かの判断がなされる。Sp2により正
しく受信されなかったと判断された場合は、Sp3に進
み、データの送信元の店舗内管理装置4に対して、再送
信を要求する旨を示すデータを返信する処理がなされ
る。このような再送信を要求するデータが返信された場
合、その返信を受けた店舗内管理装置4からデータの再
送信が行なわれる。一方、Sp2により正しく受信され
たと判断された場合は、Sp4に進み、受信した本日会
員登録情報データベースのデータに基づいて、集中管理
装置2において管理されている会員登録情報データベー
スに、本日登録された会員の会員情報を追加登録する処
理がなされる。
【0243】次に、Sp5に進み、Sp4による登録が
終了したか否かの判断がなされる。Sp5により登録が
終了していないと判断された場合は、Sp4に戻り、登
録処理を続行させる。一方、Sp5により登録が終了し
たと判断された場合は、Sp6に進む。Sp6では、前
述したような会員情報の登録および貯玉情報の更新が行
なわれた対象となった店コードの遊技場3を閉店処理が
終了した遊技場として認識する処理がなされる。
【0244】次に、Sp7に進み、閉店処理要求があっ
た遊技場の閉店処理が終了した旨を示すデータを、閉店
処理要求データの送信元の店舗内管理装置4に返信する
処理がなされる。このように閉店処理が終了した旨を示
すデータの返信により、閉店処理を要求した遊技場にお
いて、当該遊技場についての閉店処理が集中管理装置2
において終了したことを確認することができる。次に、
Sp8に進み、当該閉店処理のために接続を行なってい
た店舗内管理装置4との間での接続状態が前述したSm
6により解除されたか否かの判断がなされる。Sp8に
より接続状態が解除されていないと判断された場合は、
接続状態が解除されるまで待つ。一方、Sp8により接
続状態が解除されたと判断された場合は、この閉店処理
が終了する。
【0245】次に、以上に示した第1実施形態により得
られる主な効果を説明する。各遊技場3に設けられた台
間機10およびPOS5が、いずれの遊技場において発
行された会員カードについても受付け、貯玉管理システ
ムにおいて会員カードを用いた貯玉の取引を共通に実行
させる処理が行なわれる。このため、単一の会員カード
を所持するだけで複数の遊技場3において貯玉の取引を
行なうことができるようになる。これにより、遊技者に
よる貯玉の管理が容易になるようにすることができる。
【0246】さらに、貯玉の預入れが行なわれた遊技場
ごとに遊技者の預入れ遊技結果価値が増減可能に貯蓄さ
れ、遊技場において貯玉の再使用を行なう場合に、当該
遊技場において預入れられた貯玉のみが再使用されるた
め、遊技場間での利益調整をする必要がなくなる。これ
により、遊技場側における貯玉の管理が容易になる。そ
の結果、会員カードを用いて貯玉を取引する場合におけ
る管理的な面での不都合を防ぐことができる。
【0247】また、集中管理装置2により集約的に管理
された各遊技場における会員の貯玉の情報が会員情報開
示機30により開示されるため、会員が各遊技場におけ
る貯玉数を容易に確認することができる。
【0248】また、会員管理運用機関1に設けられた集
中管理装置2により複数の遊技場3における貯玉の取引
が統括して管理されるため、各遊技場3側での貯玉の管
理の負担を軽減することができる。
【0249】なお、この第1実施形態に示したシステム
では、遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果価値が
再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値として、
貯玉を用いる例を説明した。しかし、これに限らず、前
述したシステムにおいては、貯玉の代わりに、遊技結果
価値を点数(ポイント)として預入れる貯ポイントを行
なうようにしてもよい。その場合の貯ポイントも、貯玉
と同様に、引落しにより遊技に使用可能である。
【0250】また、この実施の形態に示したシステムで
は、各遊技場3の貯玉が会員管理運用機関1の集中管理
装置2により集中的に管理される例を示したが、これに
限らず、各遊技場3の貯玉は、各遊技場の店舗内管理装
置4が個別に管理するようにしてもよい。
【0251】第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に
おいては、第1実施形態に示したような貯玉管理システ
ムにおいて、会員カードにプリペイドカードの機能を付
加した例を説明する。第2実施形態においては、会員カ
ードへのプリペイドカードの機能の付加に関する構成以
外の構成が第1実施形態と共通するため、共通する部分
の説明を繰返し行なわず、前述した第1実施形態との相
違点を主に説明する。
【0252】まず、会員管理運用機関1および各遊技場
3の内部構成について説明する。図26は、第2実施形
態による会員管理運用機関1および各遊技場3の内部構
成を示すブロック図である。図26は、前述した図2に
対応するものである。図26については、図2と共通す
る部分に同一の参照符号を付し、可能な限り重複した説
明を避ける。
【0253】図26の構成が図2のものと異なるのは、
プリペイドカードの発行および会員カードへの入金につ
いての処理を行なうカード発行機80が設けられている
ことと、および、前述した台間機10と異なる構成の台
間機10aが設けられていることである。
【0254】カード発行機80には、表面側に表示部8
1、操作入力部82、プリペイドカード排出口83、会
員カード挿入口84、硬貨投入口(図示省略)、紙幣投
入口(図示省略)、および、貨幣返却口(図示省略)が
設けられている。カード発行機80の内部には、プリペ
イドカード処理部、会員カード処理部、硬貨識別部、紙
幣識別部、硬貨処理部、紙幣処理部、および、制御部が
設けられている。
【0255】表示部81は、案内情報等の各種の情報を
表示するためのものである。操作入力部82は、カード
発行ボタン、返却ボタン、および、暗証番号入力キー等
の各種操作スイッチを含み、遊技者が情報を入力するた
めのものである。プリペイドカード排出口83からプリ
ペイドカードが排出される。会員カード挿入口84で
は、会員カードの挿入および排出が行なわれる。遊技者
により硬貨投入口から硬貨が投入される。遊技者により
紙幣投入口から紙幣が投入される。貨幣返却口から硬貨
および紙幣が返却される。
【0256】プリペイドカード処理部により、プリペイ
ドカードの発行処理が行なわれる。会員カード処理部に
より、会員カードの処理が行なわれる。硬貨識別部によ
り、硬貨の投入が検出されるとともに、投入された硬貨
が正規の硬貨であるか否かが識別される。紙幣識別部に
より、紙幣の投入が検出されるとともに、投入された紙
幣が正規の硬貨であるか否かが識別される。硬貨処理部
では、投入された硬貨の送出等の硬貨の取扱いに関する
処理を行なう。紙幣処理部では、投入された紙幣の送出
等の紙幣の取扱いに関する処理を行なう。制御部では、
硬貨識別部および紙幣識別部のそれぞれの検出情報およ
び識別情報に基づいてカード発行機入金処理等の所定の
制御処理を実行する。なお、台間機10aの詳細な説明
は、図27を用いて行なう。
【0257】次に、第2実施形態によるパチンコ遊技機
9および台間機10aの構成を説明する。図27は、第
2実施形態によるパチンコ遊技機9および台間機10a
の正面図である。図27においては、図4と共通する部
分には同一の参照符号を付し、可能な限り重複した説明
を避ける。図27においては、台間機10aの構成が前
述した図4と異なる。
【0258】図27を参照して、台間機10aにおい
て、台間機表示部17の上方部分には、作動ランプ16
と、硬貨投入口70が設けられている。硬貨投入口70
は、遊技者が硬貨を投入(挿入)可能であり、第2実施
形態による会員カードを用いた遊技者が硬貨による入金
を行なう場合に、硬貨を受入れる。
【0259】台間機表示部17の下方部分には、紙幣投
入口71、プリペイドカード挿入排出口180、会員カ
ード挿入排出口190、および、硬貨返却口72が設け
られている。紙幣投入口71は、遊技者が紙幣を投入
(挿入)可能であり、第2実施形態による会員カードを
用いた遊技者が紙幣による入金を行なう場合に、紙幣を
受入れる。硬貨返却口72は、硬貨投入口70から投入
された硬貨が正規の硬貨ではないと識別された場合に、
その硬貨を遊技者に返却するためのものである。
【0260】この第2実施形態において用いられる会員
カード20には、記憶部21において、少なくとも、店
コードの情報、会員番号の情報、暗証番号、および、カ
ード残高の情報が記録されている。ここで、カード残高
とは、前述したプリペイドカードに記録されるカード残
高と同様の情報であり、度数により示され、引落しによ
り遊技に使用可能である。つまり、第2実施形態におい
て用いられる会員カードは、第1実施形態において用い
られる会員カードと同様の構造のものであるが、情報の
記録内容が異なる。
【0261】第2実施形態において用いられる会員カー
ドは、第1実施形態において示した貯玉および再プレイ
のための使用の他に、台間機10aにおいて、カード残
高の記録のための入金のために使用することが可能であ
る。具体的には、遊技者が会員カードを会員カード挿入
排出口190から挿入した状態で、硬貨投入口70また
は紙幣投入口71から貨幣を投入すれば、その投入され
た貨幣の価値に応じて、カード残高を加算更新すること
が可能である。つまり、台間機10aにおいては、会員
カードに入金を行なうことができるのである。このよう
に、第2実施形態の場合は、会員カードにプリペイドカ
ードの機能をも持たせたが、台間機10aにおいて、会
員カードの他に、第1実施形態の場合と同様にプリペイ
ドカードも使用可能である。このため、この台間機10
aでは、遊技者の好みに応じたカード使用形態を提供す
ることができる。
【0262】カード残高が記録された会員カードが会員
カード挿入排出口190から挿入された状態で、玉貸キ
ー14が操作されると、予め定められた玉貸単位額分の
額が会員カードのカード残高から引落されて減額され、
玉貸単位額分の持点が遊技者に付与される。つまり、カ
ード残高が記録された会員カードが使用された場合に
は、前述したプリペイドカードの場合と同様の残高の引
落し処理が行なわれる。
【0263】次に、第2実施形態による台間機10aお
よびパチンコ遊技機9における制御回路について説明す
る。図28は、第2実施形態による台間機10およびパ
チンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御回路の構成
を示すブロック図である。図28において前述した図8
と共通する部分には同一の参照符号を付し、重複した説
明を避ける。
【0264】図28の構成が図8のものと異なるのは、
硬貨識別部701、硬貨処理部702、紙幣識別部71
1、および、紙幣処理部712が台間機制御部120に
接続されていることである。
【0265】硬貨識別部701は、硬貨投入口70から
の硬貨の投入を検出し、その硬貨が正規の硬貨であるか
否かを識別する処理を行なうためのものである。硬貨処
理部702は、硬貨投入口70から投入された硬貨を貨
幣貯留部(図示省略)に送出する処理、および、硬貨投
入口70から投入された硬貨を硬貨返却口72に送出す
る処理等の硬貨についての所定の処理を行なう。硬貨識
別部701による硬貨の挿入検出情報および識別結果情
報が、台間機制御部120に与えられる。
【0266】台間機制御部120では、硬貨識別部70
1から与えられた情報により正規の硬貨であると識別さ
れたと判断した場合は、投入された硬貨を貨幣貯留部に
送出させるように硬貨処理部702を制御する処理を行
なうとともに、カード残高を更新する処理を行なう。一
方、硬貨識別部701から与えられた情報により正規の
硬貨ではないと識別されたと判断した場合は、投入され
た硬貨を硬貨返却口72に送出させるように硬貨処理部
702を制御する処理を行ない、カード残高を更新しな
い。
【0267】紙幣識別部711は、紙幣投入口71から
の紙幣の投入を検出し、その紙幣が正規の紙幣であるか
否かを識別する処理を行なうためのものである。紙幣処
理部712は、紙幣投入口71から投入された紙幣を貨
幣貯留部(図示省略)に送出する処理、および、紙幣投
入口71から投入された硬貨を紙幣投入口71から返却
する処理等の紙幣についての所定の処理を行なう。
【0268】台間機制御部120では、紙幣識別部71
1から与えられた情報により正規の紙幣であると識別さ
れたと判断した場合は、投入された紙幣を貨幣貯留部に
送出させるように紙幣処理部712を制御する処理を行
なうとともに、カード残高を更新する処理を行なう。一
方、紙幣識別部711から与えられた情報により正規の
紙幣ではないと識別されたと判断した場合は、投入され
た紙幣を紙幣投入口71から返却させるように紙幣処理
部712を制御する処理を行ない、カード残高を更新し
ない。
【0269】次に、第2実施形態による貯玉管理システ
ムにおいて実行される処理について説明する。ここで
は、貯玉管理システムにおいて実行される処理のうち、
第1実施形態の場合と異なる処理を説明する。
【0270】第2実施形態による貯玉管理システムにお
いて実行される処理が前述した第1実施形態の場合と異
なるのは、台間機10aの台間機制御部120により実
行される処理である。その処理を以下に説明する。
【0271】図29は、第2実施形態による台間機10
aにおいて実行される会員カード処理の処理内容を示す
フローチャートである。図29は、前述した図13に対
応する処理であり、この第2実施形態の場合には図29
に示される会員カード処理が実行される。
【0272】ステップSq(以下、単にSqという)1
〜Sq11,Sq14,Sq22,Sq24〜Sq26
により、Sc1〜Sc11,Sc14,Sc13,Sc
15〜Sq17と同様の処理が実行される。これらの処
理の内容については、前述したため、ここでは重複した
説明を行なわない。
【0273】Sq11により、貯玉数を表示させる処理
が行なわれた後、Sq12に進み、会員カードの記憶部
におけるカード残高の記憶エリア(プリペイドエリア)
に記憶されているカード残高に、残度数があるか否かの
判断がなされる。Sq12により残度数がないと判断さ
れた場合は、残度数からの引落しが不可能であるので、
後述するSq17に進む。一方、Sq12により残度数
があると判断された場合は、残度数からの引落しが可能
であるので、Sq13に進み、残度数の情報をパチンコ
遊技機9の持点制御部90に送信する処理がなされる。
その場合、持点制御部90が残度数の情報を受信する。
持点制御部90は、受信した残度数の情報に基づいて、
その残度数の値をプリペイドカード残高表示部13に表
示させる制御を行なう。
【0274】次に、Sq15に進み、玉貸キー14の操
作入力があったか否かの判断がなされる。Sq15によ
り操作入力があったと判断された場合は、Sq16に進
み、会員カードのカード残高(残度数)からの引落しを
行なうプリペイド処理が実行された後、Sq12に戻
る。このプリペイド処理の処理内容は、図31を用いて
後述する。このように、カード残高が記録された会員カ
ードが挿入された状態で玉貸キー14の操作入力があれ
ば、会員カードのカード残高(残度数)からの引落しが
行なわれる。
【0275】一方、Sq15により操作入力がないと判
断された場合は、Sq17に進み、貯玉キー17jまた
はリプレイキー17kの操作入力があったか否かの判断
がなされる。Sq17により操作入力があったと判断さ
れた場合は、Sq18に進み、貯玉および再プレイを行
なうための処理である貯玉・再プレイ処理が実行された
後、Sq12に戻る。この貯玉・再プレイ処理の処理内
容は、図30を用いて後述する。このように、カード残
高が記録された会員カードが挿入された状態であって
も、貯玉キー17jまたはリプレイキー17kの操作入
力があれば、操作入力に応じて貯玉または再プレイが行
なわれる。
【0276】一方、Sq17により操作入力がないと判
断された場合は、Sq19に進み、貨幣の投入があった
か否かの判断がなされる。具体的に、Sq19では、硬
貨識別部701および紙幣識別部711のうちの少なく
とも一方から投入(硬貨,紙幣)の検出情報が入力され
た場合に、貨幣の投入があったと判断する。
【0277】Sq19により貨幣の投入があったと判断
された場合は、Sq20に進み、会員カードに入金を行
なうための入金処理が実行された後、Sq12に戻る。
この入金処理の処理内容については、図32を用いて後
述する。一方、Sq20により貨幣の投入がなかったと
判断された場合は、Sq21に進み、中止キー17mの
操作入力があったか否かの判断がなされる。Sq21に
より操作入力がなかったと判断された場合は、Sq12
に戻る。一方、Sq21により操作入力があったと判断
された場合は、Sq22に進み、挿入中の会員カードを
返却する処理がなされる。
【0278】次に、前述したSq18により実行される
貯玉・再プレイ処理の処理内容を説明する。図30は、
第2実施形態による台間機10aにおいて実行される貯
玉・再プレイ処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。図30は、前述した図14に対応する処理であり、
この第2実施形態の場合には図30に示される貯玉・再
プレイ処理が実行される。
【0279】ステップSs(以下、単にSsという)1
〜Ss17により、図14に示したSd1〜Sd17と
同様の処理が実行される。これらの処理の内容について
は、前述したため、ここでは重複した説明を行なわな
い。Ss17においては、中止キー17mが操作された
か否かの判断がなされるが、中止キー17mが操作され
たと判断された場合には、Ss18に進む。
【0280】Ss18では、貨幣の投入があったか否か
の判断がなされる。具体的に、Ss18では、硬貨識別
部701および紙幣識別部711のうちの少なくとも一
方から投入(硬貨,紙幣)の検出情報が入力された場合
に、貨幣の投入があったと判断する。
【0281】Ss18により貨幣の投入がなかったと判
断された場合は、Ss1に戻る。一方、Ss18により
貨幣の投入があったと判断された場合は、Ss19に進
み、入金処理が実行される。この入金処理の処理内容に
ついては、図32を用いて後述する。Ss19の後、こ
の貯玉・再プレイ処理が終了する。
【0282】次に、前述したSq16により実行される
プリペイド処理の処理内容を説明する。図31は、第2
実施形態による台間機10aにおいて実行されるプリペ
イド処理の処理内容を示すフローチャートである。この
プリペイド処理は、カード残高が記録された会員カード
が会員カード挿入排出口190から挿入されている状態
で前述した玉貸キー14の操作が行なわれるごとに実行
される。
【0283】まず、ステップSr(以下、単にSrとい
う)1により、所定カード度数分(たとえば、1回の操
作毎に500円相当の玉を貸出すなら5度数)をカード
残高から引落してカード残高の度数を減算する処理がな
される。次に、Sr2に進み、パチンコ遊技機9の持点
制御部90に、Sr1よる減算後の残度数(カード残
高)の情報を送信する処理がなされる。この送信情報を
受けた持点制御部90により、その情報に基づいて、残
度数をカード残高表示部13に表示させる制御が行なわ
れる。次に、Sr3に進み、Sr1による減算後の残度
数(カード残高)の情報を会員カードに記録させる処理
がなされる。Sr3の後、このプリペイド処理が終了す
る。このように、会員カードへの入金により会員カード
に記録されたカード残高は、引落し操作に応じて遊技に
使用でき、その引落しに伴って更新される。
【0284】次に、前述したSq20およびSs19に
より実行される入金処理の処理内容を説明する。図32
は、第2実施形態による台間機10aにおいて実行され
る入金処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0285】まず、ステップSt(以下、単にStとい
う)1により、硬貨の投入があったか否かの判断がなさ
れる。具体的に、St1では、硬貨識別部701から硬
貨の投入検出情報が与えられた場合に、硬貨の投入があ
ったと判断する。St1により硬貨の投入があったと判
断された場合は、St3に進み、硬貨識別部701にお
いて、投入された硬貨が正規の硬貨であるか否かを識別
させる処理がなされた後、後述するSt5に進む。
【0286】一方、St1により硬貨の投入がなかった
と判断された場合は、St2に進み、紙幣の投入があっ
たか否かの判断がなされる。具体的に、St2では、紙
幣識別部711から紙幣の投入検出情報が与えられた場
合に、紙幣の投入があったと判断する。St2により紙
幣の投入がなかったと判断された場合は、St1に戻
り、前述した処理が繰返される。一方、St2により紙
幣の投入があったと判断された場合は、St4に進み、
紙幣識別部701において、投入された紙幣が正規の紙
幣であるか否かを識別させる処理がなされた後、後述す
るSt5に進む。
【0287】St5では、St3またはSt4による識
別処理の結果、正規の硬貨または紙幣であると識別され
た(識別OK)か否かの判断がなされる。St5により
正規の貨幣ではないと識別されたと判断された場合は、
後述するSt8に進む。一方、St5により正規の貨幣
であると識別されたと判断された場合は、St6に進
み、識別された貨幣の金額を台間機10aのメモリ12
2に記憶させる処理がなされる。次に、St7に進み、
St6によりメモリ122に記憶された金額を前述した
カード残高の度数に変換し、その度数を、現在投入され
ている会員カードのカード残高に合算(加算)し、その
合算値を会員カードにカード残高として更新記録させる
処理がなされる。その後、この入金処理が終了する。
【0288】また、前述したSt5により正規の貨幣で
はないと識別されたと判断されてSt8に進んだ場合
は、投入された貨幣を遊技者に返却する処理がなされ
る。具体的に、硬貨の場合は投入された硬貨を硬貨返却
口72に送出させるように硬貨処理部702を制御し、
紙幣の場合は投入された紙幣を紙幣投入口71から返却
するように投紙幣処理部712を制御する。これによ
り、硬貨については硬貨返却口72から返却され、紙幣
については紙幣投入口71から返却される。
【0289】このように、会員カードが台間機10aに
投入されている状態で、正規の硬貨または紙幣が投入さ
れた場合は、それに応じて、会員カードに記録されてい
るカード残高が加算更新される。ただし、投入された貨
幣が正規のものでない場合は、カード残高の加算更新が
なされず、投入された貨幣が返却される。これにより、
不正な貨幣を用いた不正な入金を防ぐことができる。
【0290】次に、カード発行機80の制御部により実
行されるカード発行機入金処理の処理内容を説明する。
図33は、第2実施形態によるカード発行機80におい
て実行されるカード発行機入金処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0291】まず、ステップSA(以下、単にSAとい
う)1により、カード発行機80において硬貨の投入が
あったか否かの判断がなされる。具体的に、SA1で
は、カード発行機80の硬貨識別部から硬貨の投入検出
情報が与えられた場合に、硬貨の投入があったと判断す
る。SA1により硬貨の投入があったと判断された場合
は、SA3に進み、カード発行機80の硬貨識別部にお
いて、投入された硬貨が正規の硬貨であるか否かを識別
させる処理がなされた後、後述するSA5に進む。
【0292】一方、SA1により硬貨の投入がなかった
と判断された場合は、SA2に進み、カード発行機80
において紙幣の投入があったか否かの判断がなされる。
具体的に、SA2では、カード発行機80の紙幣識別部
から紙幣の投入検出情報が与えられた場合に、紙幣の投
入があったと判断する。SA2により紙幣の投入がなか
ったと判断された場合は、SA1に戻り、前述した処理
が繰返される。一方、SA2により紙幣の投入があった
と判断された場合は、SA4に進み、紙幣識別部におい
て、投入された紙幣が正規の紙幣であるか否かを識別さ
せる処理がなされた後、後述するSA5に進む。
【0293】SA5では、SA3またはSA4による識
別処理の結果、正規の硬貨または紙幣であると識別され
た(識別OK)か否かの判断がなされる。SA5により
正規の貨幣ではないと識別されたと判断された場合は、
SA18に進み、投入された貨幣を返却させる処理がな
される。具体的に、硬貨の場合は投入された硬貨を硬貨
返却口に送出させるように硬貨処理部を制御し、紙幣の
場合は投入された紙幣を紙幣投入口から返却するように
紙幣処理部を制御する。これにより、硬貨については硬
貨返却口から返却され、紙幣については紙幣投入口から
返却される。SA18の後、このカード発行機入金処理
が終了する。
【0294】一方、SA5により正規の貨幣であると識
別されたと判断された場合は、SA6に進み、識別され
た貨幣の金額をカード発行機80のメモリ122に記憶
させる処理がなされる。次に、SA7に進み、会員カー
ド挿入口から会員カードの挿入があったか否かの判断が
なされる。具体的に、SA7においては、会員カード処
理部に設けられているカード挿入センサの検出情報に基
づいて、会員カードの挿入の有無を判断する。
【0295】SA7により会員カードの挿入がないと判
断された場合は、後述するSA16に進む。一方、SA
7により会員カードの挿入があると判断された場合は、
SA8に進み、挿入されている会員カードの記憶部から
カード情報を読取る処理がなされる。次に、SA9に進
み、挿入されているカードが貯玉管理システムの登録店
で発行されたカードであるか否かの判断がなされる。具
体的には、カードに記録されている店コードを判別する
ことにより登録店で発行されたカードであるか否かをチ
ェックするのである。
【0296】SA9により登録店で発行されたカードで
あると判断された場合は、後述するSA10に進む。一
方、SA9により登録店で発行されたカードではないと
判断された場合は、SA20に進み、カードエラー(使
用不可能なカードが挿入された旨を示すエラー)が発生
した旨を表示部81で表示する処理がなされる。そし
て、SA21に進み、挿入されているカードを返却する
処理がなされた後、このカード発行機入金処理が終了す
る。このように、カード発行機80では、登録店で発行
された会員カード以外のカードについては、入金が行な
えないようになっている。
【0297】前述したSA9により登録店で発行された
カードであると判断されてSA10に進んだ場合は、暗
証番号の入力を要求する旨を表示部81で表示すること
により暗証番号入力要求報知を行なう。この場合、遊技
者は、操作入力部82を操作して暗証番号を入力する必
要がある。
【0298】SA10の後、SA11に進み、暗証番号
の入力があったか否かの判断がなされる。SA11によ
り暗証番号の入力がないと判断された場合は、SA10
に戻り、報知を繰返し行なう。一方、SA11により暗
証番号の入力があったと判断された場合は、SA12に
進み、SA11により入力が確認された暗証番号と、S
A8により読取った情報に含まれる暗証番号とを照合す
る処理がなされる。次に、SA13に進み、SA12に
よる照合の結果、照合した暗証番号が一致して遊技者が
会員本人であると認められる(照会OK)か否かの判断
がなされる。
【0299】SA13により暗証番号が一致せず、遊技
者が会員本人であると認められない場合は、前述したS
A20に進み、前述したようなエラー報知がなされた
後、前述したSA15によりカードを返却してこのカー
ド発行機入金処理が終了する。一方、SA13により暗
証番号が一致して遊技者が会員本人であると認められた
場合は、SA14に進み、入金処理が実行される。この
入金処理においては、SA6によりメモリに記憶された
金額を前述したカード残高の度数に変換し、その度数
を、現在投入されている会員カードのカード残高に合算
(加算)し、その合算値を会員カードにカード残高とし
て更新記録させるように会員カード処理部を制御する処
理がなされる。その後、前述したSA15によりカード
を返却してこのカード発行機入金処理が終了する。
【0300】また、前述したSA7により会員カードの
挿入がないと判断されてSA16に進んだ場合は、操作
入力部82に設けられたカード発行ボタンの操作入力が
あったか否かの判断がなされる。SA16により操作入
力があったと判断された場合は、SA19に進み、SA
6によりメモリに記憶された金額を前述したカード残高
の度数に変換し、その度数を、発行するプリペイドカー
ドのカード残高として記録させ、そのプリペイドカード
をプリペイドカード排出口83から発行させるようにプ
リペイドカード処理部を制御する処理がなされる。これ
により、プリペイドカードの発行を受けることができ
る。
【0301】このように、会員カード発行機80におい
ては、プリペイドカードの発行処理と、会員カードへの
入金処理とをともに実行することができる。会員カード
発行機80においても会員カードへの入金を行なうこと
ができるので、パチンコ遊技機9から離席した遊技者が
入金をしやすくなる。また、会員カードへの入金による
カード残高と、プリペイドカードのカード残高とを遊技
に併用することを希望する遊技者が、会員カードへの入
金とプリペイドカードの発行との両方を1つの装置にお
いて行なうことができ、そのような遊技者の便宜を図る
ことができる。
【0302】次に、以上に示した第2実施形態により得
られる主な効果を説明する。第2実施形態によれば、第
1実施形態により得られる前述した効果に加えて次のよ
うな効果が得られる。台間機10aまたは会員カード発
行機80において、遊技者からの入金に応じて、カード
残高(残度数)を会員カードにさらに記録することが可
能であり、そのカード残高が引落しにより遊技に使用可
能になる。すなわち、カード残高の引落しによる遊技へ
の使用と、貯玉の取引への使用との両方に会員カードを
用いることができる。このため、このような会員カード
の所持者については、カード残高の引落しによる遊技へ
の使用のためにプリペイドカードのようなカード残高の
使用専用のカードをわざわざ所有しなくても済むので、
プリペイドカードの発行数を低減することができるな
お、この第2実施形態に示したシステムでも、第1実施
形態において示したように、貯玉の代わりに、遊技結果
価値を点数(ポイント)として預入れる貯ポイントを行
なうようにしてもよい。
【0303】以下に、本発明の変形例等の特徴点を列挙
する。 (1) 第1実施形態および第2実施形態においては、
各種の報知を行なう場合に、報知の内容を表示部に表示
する例を示した。しかし、前述した各種の報知を行なう
場合には、表示による報知に限らず、所定の音声により
報知の内容を示す報知を行なうようにしてもよい。その
ように音声による報知であっても、表示による報知の場
合と同様に、遊技者に知らせたい内容を明確に知らせる
ことができる。また、表示および音声による報知を同時
に行なうようにしてもよい。そのようにすれば、遊技者
の注意を喚起することができるとともに、報知内容がよ
りわかりやすくなる。また、表示により報知する際に、
警報音を発生させるようにしてもよい。そのようにすれ
ば、遊技者の注意を喚起することができる。
【0304】(2) 第1実施形態および第2実施形態
においては、遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果
価値が再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値を
貯玉により示した。このような預入れ遊技価値は、スロ
ットマシン等のパチンコ遊技機9以外の遊技機の遊技結
果価値を対象として預入れるものであってもよい。
【0305】(3) 第1実施形態および第2の実施形
態においては、経営主体が異なる遊技場3が貯玉管理シ
ステムに登録されているが、これに限らず、経営主体が
共通する複数の遊技場がこれらのシステムに登録されて
もよい。
【0306】(4) 第1実施形態および第2の実施形
態においては、貯玉管理システムおよび貯ポイント管理
システムが経営主体が異なる遊技場3を対象として設け
られている例を示した。しかし、これに限らず、これら
のシステムは、チェーン店等の経営主体が共通する複数
の遊技場のみを対象として設けられてもよい。
【0307】(5) 図2に示された集中管理装置2に
より、遊技者の預入れ遊技結果価値を預入れが行なわれ
た遊技場ごとに貯蓄する手段であって、各遊技場におけ
る前記記録媒体処理手段により実行される預入れ遊技結
果価値の取引に応じて、遊技場ごとに遊技者の預入れ遊
技結果価値を増加または減少させることが可能な遊技結
果価値貯蓄手段が構成されている。遊技結果価値貯蓄手
段は、遊技場ごとに持設けられた店舗内管理装置4によ
り構成されてもよい。すなわち、遊技結果価値貯蓄手段
は、預入れ遊技結果価値の取引に応じて遊技場ごとに遊
技者の預入れ遊技結果価値を増加または減少させること
が可能であればよく、遊技場において個別に遊技結果価
値を管理してもよく、遊技場以外の場所で各遊技場につ
いての遊技結果価値を集中的に管理してもよい。
【0308】(6) 図2に示された集中管理装置2に
より、遊技場ごとに貯蓄されている遊技者の預入れ遊技
結果価値の情報を集約的に管理する預入れ遊技結果価値
情報管理手段が構成されている。この預入れ遊技結果価
値情報管理手段は、図2の集中管理装置2のように、遊
技場の外部に1つ設けられていてもよく、各遊技場に設
けられていてもよい。
【0309】(7) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0310】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図1等
に示された遊技場3により、遊技の結果遊技者の所有と
なった遊技結果価値(持点)が再使用可能に預入れられ
た預入れ遊技結果価値(貯玉)を特定可能な情報が記録
可能である記録媒体(会員カード20)が発行される遊
技場が構成されている。該遊技場において、前記記録媒
体を使用して前記預入れ遊技結果価値の預入れまたは再
使用をする取引をさせることが可能である。図2に示さ
れた台間機10およびPOS5により、予め定められた
複数の遊技場の各々に設けられ、いずれの遊技場におい
て発行された前記記録媒体についても受付けて遊技者に
よる前記記録媒体を用いた預入れ遊技結果価値の取引を
共通に実行させる処理を行なうことが可能な記録媒体処
理手段が構成されている。図2に示された集中管理装置
2により、遊技者の預入れ遊技結果価値を預入れが行な
われた遊技場ごとに貯蓄する手段であって、各遊技場に
おける前記記録媒体処理手段により実行される預入れ遊
技結果価値の取引に応じて、遊技場ごとに遊技者の預入
れ遊技結果価値を増加または減少させることが可能な遊
技結果価値貯蓄手段が構成されている。図13および図
22に示されるように、前記記録媒体処理手段は、前記
預入れ遊技結果価値を前記記録媒体を用いて再使用する
取引を実行させる場合に、当該記録媒体処理手段が設け
られている遊技場において預入れられた預入れ遊技結果
価値のみを再使用させる処理を行なう。
【0311】(2) 図32(St1〜St7)に示さ
れるように、前記記録媒体は、遊技者からの代金の支払
い(入金)に応じて、該代金の対価として遊技者の所有
となった支払代金価値(カード残高(残度数))をさら
に記録することが可能である。図31(Sr1〜Sr
3)に示されるように、前記記録媒体処理手段は、前記
記録媒体に記録された前記支払代金価値を引落として遊
技に使用させる処理をさらに行なうことが可能である。
【0312】(3) 図2に示された集中管理装置2に
より、前記遊技場ごとに貯蓄されている遊技者の預入れ
遊技結果価値の情報を集約的に管理する預入れ遊技結果
価値情報管理手段が構成されている。図2に示された会
員情報公開機30により、前記預入れ遊技結果価値情報
管理手段により管理されている情報に基づいて、各遊技
場における遊技者の預入れ遊技結果価値の情報を開示す
ることが可能な遊技結果価値情報開示手段が構成されて
いる。
【0313】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、次のような効果を得ることができる。複数
の遊技場のそれぞれにおいて、いずれの遊技場において
発行された記録媒体についても受付けて、記録媒体を用
いた預入れ遊技結果価値の取引を共通に実行させる処理
が行なわれるため、遊技者が単一の記録媒体を所持する
だけで複数の遊技場において預入れ遊技結果価値の取引
を行なうことができる。これにより、遊技者による記録
媒体を用いた預入れ遊技結果価値の管理を容易にするこ
とができる。さらに、預入れ遊技結果価値の預入れが行
なわれた遊技場ごとに遊技者の預入れ遊技結果価値が増
減可能に貯蓄され、遊技場において預入れ遊技結果価値
の再使用を行なう場合に、当該遊技場において預入れら
れた遊技結果価値のみが再使用されるため、遊技場間で
の利益調整をする必要がなくなる。これにより、遊技場
側における預入れ遊技結果価値の管理を容易にすること
ができる。その結果、記録媒体を用いて預入れ遊技結果
価値を取引する場合における管理的な面での不都合を防
ぐことができる。
【0314】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。遊技
者から支払われた代金の対価としての支払代金価値を記
録媒体にさらに記録することが可能であり、その支払代
金価値が引落しにより遊技に使用可能になる。すなわ
ち、支払代金価値の引落しによる遊技への使用と、遊技
結果価値の取引への使用との両方に記録媒体を用いるこ
とが可能になる。このため、このような記録媒体の所持
者については、支払代金価値の引落しによる遊技への使
用のためにプリペイドカードのような支払代金価値の使
用専用の記録媒体をわざわざ所有しなくても済むので、
支払代金価値の使用専用の記録媒体の発行数を低減する
ことができる。
【0315】請求項3に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。集約
的に管理された各遊技場における遊技者の預入れ遊技結
果価値の情報が開示されるため、遊技者が各遊技場にお
ける預入れ遊技結果価値を容易に確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】貯玉管理システムの全体構成を示すブロック図
である。
【図2】会員管理運用機関および各遊技場の内部構成を
示すブロック図である。
【図3】集中管理装置において管理される情報と店舗内
管理装置において管理される情報との関係を示すブロッ
ク図である。
【図4】パチンコ遊技機および台間機の正面図である。
【図5】パチンコ遊技機に設けられた操作部の拡大正面
図である。
【図6】パチンコ遊技機の背面図である。
【図7】会員カードの構成を示す平面図である。
【図8】台間機およびパチンコ遊技機のそれぞれに設け
られた制御回路の構成を示すブロック図である。
【図9】台間機表示部により表示される画像の表示例を
示す表示画面図である。
【図10】台間機表示部により表示される画像の表示例
を示す表示画面図である。
【図11】会員登録機において実行される会員カード発
行処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】台間機において実行されるカード処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【図13】台間機において実行される会員カード処理の
処理内容を示すフローチャートである。
【図14】台間機において実行される貯玉・再プレイ処
理の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】POSにおいて実行される景品交換処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【図16】会員情報開示機において実行される貯玉数情
報開示処理の処理内容を説明するフローチャートであ
る。
【図17】店舗内管理装置において実行される店舗内取
引管理処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図18】店舗内管理装置において実行される会員登録
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図19】店舗内管理装置において実行される閉店処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【図20】集中管理装置において実行される統括管理処
理の処理内容を示すフローチャートである。
【図21】集中管理装置において実行される登録済検索
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図22】集中管理装置において実行される貯玉数取得
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図23】集中管理装置において実行される貯玉処理の
処理内容を示すフローチャートである。
【図24】集中管理装置において実行される会員貯玉情
報処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図25】集中管理装置において実行される閉店処理の
処理内容を示すフローチャートである。
【図26】第2実施形態による会員管理運用機関および
各遊技場の内部構成を示すブロック図である。
【図27】第2実施形態によるパチンコ遊技機および台
間機の正面図である。
【図28】第2実施形態による台間機およびパチンコ遊
技機のそれぞれに設けられた制御回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図29】第2実施形態による台間機において実行され
る会員カード処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図30】第2実施形態による台間機において実行され
る貯玉・再プレイ処理の処理内容を示すフローチャート
である。
【図31】第2実施形態による台間機において実行され
るプリペイド処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図32】第2実施形態による台間機において実行され
る入金処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図33】第2実施形態によるカード発行機において実
行されるカード発行機入金処理の処理内容を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
3は遊技場、20は会員カード、10は台間機、5はP
OS、2は集中管理装置である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BB11 BB28 CA01 CA35 3E044 AA02 AA04 AA05 AA06 AA20 BA04 BA06 BA10 CA01 CA03 CA05 CA06 CA10 CC06 DA03 DA06 DA08 DA10 DB02 DB05 DC01 DC05 DC06 DE01 DE02 DE07 EA01 EA06 EA11 EA20 EB01 3E048 AA03 BA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の結果遊技者の所有となった遊技結
    果価値が再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値
    を特定可能な情報が記録可能である記録媒体が発行され
    る遊技場において、前記記録媒体を使用して前記預入れ
    遊技結果価値の預入れまたは再使用をする取引をさせる
    ことが可能な遊技用システムであって、 予め定められた複数の遊技場の各々に設けられ、いずれ
    の遊技場において発行された前記記録媒体についても受
    付けて遊技者による前記記録媒体を用いた預入れ遊技結
    果価値の取引を共通に実行させる処理を行なうことが可
    能な記録媒体処理手段と、 遊技者の預入れ遊技結果価値を預入れが行なわれた遊技
    場ごとに貯蓄する手段であって、各遊技場における前記
    記録媒体処理手段により実行される預入れ遊技結果価値
    の取引に応じて、遊技場ごとに遊技者の預入れ遊技結果
    価値を増加または減少させることが可能な遊技結果価値
    貯蓄手段とを含み、 前記記録媒体処理手段は、前記預入れ遊技結果価値を前
    記記録媒体を用いて再使用する取引を実行させる場合
    に、当該記録媒体処理手段が設けられている遊技場にお
    いて預入れられた預入れ遊技結果価値のみを再使用させ
    る処理を行なうことを特徴とする、遊技用システム。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体は、遊技者からの代金の支
    払いに応じて、該代金の対価として遊技者の所有となっ
    た支払代金価値をさらに記録することが可能であり、 前記記録媒体処理手段は、前記記録媒体に記録された前
    記支払代金価値を引落として遊技に使用させる処理をさ
    らに行なうことが可能であることを特徴とする、請求項
    1記載の遊技用システム。
  3. 【請求項3】 前記遊技場ごとに貯蓄されている遊技者
    の預入れ遊技結果価値の情報を集約的に管理する預入れ
    遊技結果価値情報管理手段と、 該預入れ遊技結果価値情報管理手段により管理されてい
    る情報に基づいて、各遊技場における遊技者の預入れ遊
    技結果価値の情報を開示することが可能な遊技結果価値
    情報開示手段とをさらに含むことを特徴とする、請求項
    1記載の遊技用システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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