JP2000107430A - 遊技用取引決済システム - Google Patents

遊技用取引決済システム

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JP2000107430A
JP2000107430A JP10282945A JP28294598A JP2000107430A JP 2000107430 A JP2000107430 A JP 2000107430A JP 10282945 A JP10282945 A JP 10282945A JP 28294598 A JP28294598 A JP 28294598A JP 2000107430 A JP2000107430 A JP 2000107430A
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game
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transaction
data
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JP10282945A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshihiro Tozaki
智弘 戸崎
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が所有する預入れ遊技結果価値が貯蓄
されていない遊技場において当該遊技者の預入れ遊技結
果価値の取引をさせる場合に、預入れ遊技結果価値の管
理上の不都合が極力生じないようにすることが可能な遊
技用取引決済システムを提供することである。 【解決手段】 各遊技場3に設けられた台間機により、
いずれの遊技場において発行された会員カード20につ
いても受付け、会員カード20を用いた貯玉の取引を共
通に実行させる処理が行なわれる。そして、ある遊技場
3において他の遊技場3により貯蓄されている貯玉の取
引が行なわれたことに応じて当該取引が行なわれた遊技
場3側と貯玉を貯蓄している遊技場3側との間で損益が
生じた場合に、生じた損益を相互に埋合わせる取引決済
処理が会員管理運用機関1の集中管理装置により統括的
に行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技用の取引決済
システムに関し、詳しくは、遊技の結果遊技者の所有と
なった遊技結果価値が再使用可能に預入れられた預入れ
遊技結果価値を特定可能な情報が記録可能である記録媒
体が発行される遊技場について、前記記録媒体を用いて
前記預入れ遊技結果価値の預入れまたは再使用をする取
引がなされた場合の決済管理を行なうことが可能な遊技
用取引決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機が設けられた
遊技場においては、遊技の結果遊技者の所有となったパ
チンコ玉等の遊技結果価値を貯玉等の預入れ遊技結果価
値として預入れることが可能なシステムを採用している
場合がある。そのように預入れられた預入れ遊技結果価
値は、遊技場での再使用が可能であった。
【0003】このような預入れ遊技結果価値の預入れお
よび再使用をする取引は、そのような預入れおよび再使
用を認める遊技場において、自店の会員について特典と
して許可されるものであった。遊技場は、会員カード等
の記録媒体を会員に対して発行し、自店においてその記
録媒体が会員により使用された場合にのみ、預入れ遊技
結果価値の預入れおよび再使用を許可していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合
は、預入れ遊技結果価値の取引が、会員カードを発行し
た遊技場のみ、または、会員カードを発行した遊技場の
系列店の遊技場のみでしか行なえなかった。このため、
複数の遊技場で遊技を行なっている遊技者は、ある遊技
場で預入れ遊技結果価値を貯蓄していても、他の遊技場
でその預入れ遊技結果価値の取引ができないので、遊技
場ごとに記録媒体の発行を受けて遊技場別で預入れ遊技
結果価値を取引するのが一般的であり、遊技者における
記録媒体の管理および預入れ遊技結果価値の管理が極め
て煩雑であった。
【0005】このような煩雑さを解消するためには、預
入れ遊技結果価値の取引を個別に認めている複数の遊技
場において、それぞれの遊技場の会員が、会員になって
いない他の遊技場でも自らの預入れ遊技結果価値を共通
に取引可能なようにすることが考えられる。
【0006】ところが、単に預入れ遊技結果価値の取引
を複数の遊技場において共通に行なえるようにしただけ
では、次のような問題が生じると考えられる。ある遊技
場において他の遊技場の会員が当該他の遊技場に預入れ
た預入れ遊技結果価値を再使用した場合に、再使用がさ
れた遊技場が再使用分の預入れ遊技結果価値を負担すれ
ば、その再使用がされた遊技場においては再使用分の遊
技結果価値の負担により不当な損失が生じる。また、あ
る遊技場において他の遊技場の会員が預入れ遊技結果価
値の預入れをした場合に、その預入れが行なわれた遊技
場がその預入れ分の遊技結果価値をそのまま受取ってし
まえば、当該他の遊技場においてはその預入れ分の預入
れ遊技結果価値を負担することにより不当な損失が生じ
る。
【0007】このように、単に、預入れ遊技結果価値の
取引を複数の遊技場において共通に行なえるようにして
も、複数の遊技場間で預入れ遊技結果価値の収支に不公
平が生じるおそれがあるのである。
【0008】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、遊技者が所有する預入れ遊技結果
価値が貯蓄されていない遊技場において当該遊技者の預
入れ遊技結果価値の取引をさせる場合に、預入れ遊技結
果価値の管理上の不都合が極力生じないようにすること
が可能な遊技用取引決済システムを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果価値が再
使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値を特定可能
な情報が記録可能である記録媒体が発行される遊技場に
ついて、前記記録媒体を用いて前記預入れ遊技結果価値
の預入れまたは再使用をする取引がなされた場合の決済
管理を行なうことが可能な遊技用取引決済システムであ
って、複数の遊技場の各々に設けられ、いずれの遊技場
において発行された前記記録媒体についても受付けて前
記記録媒体を用いた預入れ遊技結果価値の取引を共通に
実行させる処理を行なう記録媒体処理手段と、前記記録
媒体処理手段から預入れられた預入れ遊技結果価値を貯
蓄する手段であって、前記記録媒体処理手段による預入
れ遊技結果価値の取引に応じて、貯蓄された預入れ遊技
結果価値を増加または減少させることが可能な遊技結果
価値貯蓄手段と、前記遊技場において前記遊技結果価値
貯蓄手段により貯蓄されている預入れ遊技結果価値の増
加または減少を伴う取引が行なわれたことに応じて当該
取引が行なわれた遊技場側と前記遊技結果価値貯蓄手段
側との間で損益が生じた場合に、生じた損益を相互に埋
合わせる取引決済処理を行なうための取引決済処理手段
とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記取引決済処理手段は、前
記複数の遊技場のそれぞれにおける前記預入れ遊技結果
価値の取引の情報を収集し、収集した情報に基づいて、
前記複数の遊技場における預入れ遊技結果価値の取引を
統括して管理する処理を行なうことが可能な統括管理手
段を含み、該統括管理手段は、統括管理する前記複数の
遊技場のそれぞれで行なわれる前記遊技結果価値の取引
について必要な前記取引決済処理を統括的に行なうこと
を特徴とする。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記遊技結果価値貯
蓄手段は、前記複数の遊技場のそれぞれに対応して設け
られて運営され、対応する遊技場において発行された前
記記録媒体を用いて預入れられた預入れ遊技結果価値を
貯蓄することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記遊技結果価値貯
蓄手段は、前記複数の遊技場のそれぞれに対して独立的
に運営される価値情報管理機関に設けられ、前記複数の
遊技場のそれぞれにおいて発行された前記記録媒体を用
いて預入れられた預入れ遊技結果価値を集約的に貯蓄す
ることを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の構成に加えて、前記価値情報管理機関に設け
られた前記遊技結果価値貯蓄手段は、前記価値情報管理
機関により運営され、前記取引決済処理手段は、前記遊
技場において前記預入れ遊技結果価値の増加または減少
を伴う取引が行なわれたことに応じて当該取引が行なわ
れた遊技場側と前記価値情報管理機関側との間で損益が
生じた場合に、生じた損益を相互に埋合わせる決算処理
を行なうことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、次のように
作用する。複数の遊技場の各々に設けられた記録媒体処
理手段の働きにより、いずれの遊技場において発行され
た記録媒体についても受付けて記録媒体を用いた預入れ
遊技結果価値の取引を共通に実行させる処理が行なわれ
る。記録媒体処理手段から預入れられた預入れ遊技結果
価値を貯蓄する手段である遊技結果価値貯蓄手段の働き
により、記録媒体処理手段による預入れ遊技結果価値の
取引に応じて、貯蓄された預入れ遊技結果価値を増加ま
たは減少させることが可能にされる。取引決済処理手段
の働きにより、遊技場において遊技結果価値貯蓄手段に
より貯蓄されている預入れ遊技結果価値の増加または減
少を伴う取引が行なわれたことに応じて当該取引が行な
われた遊技場側と遊技結果価値貯蓄手段側との間で損益
が生じた場合に、生じた損益を相互に埋合わせる取引決
済処理が行なわれる。
【0015】このように、複数の遊技場のそれぞれにお
いて、いずれの遊技場において発行された記録媒体につ
いても受付けて、記録媒体を用いた預入れ遊技結果価値
の取引を共通に実行させる処理が行なわれるため、単一
の記録媒体を所持するだけで複数の遊技場において預入
れ遊技結果価値の取引を行なうことが可能になる。これ
により、遊技者による預入れ遊技結果価値の管理が容易
になる。さらに、預入れ遊技結果価値の増加または減少
を伴う取引が行なわれたことに応じて当該取引が行なわ
れた遊技場側と預入れ遊技結果価値が貯蓄された遊技結
果価値貯蓄手段側との間で損益が生じた場合に、生じた
損益を相互に埋合わせる取引決済処理が行なわれるた
め、遊技者が所有する預入れ遊技結果価値が貯蓄されて
いない遊技場において当該遊技者の預入れ遊技結果価値
の取引をさせる場合に、遊技場側と遊技結果価値貯蓄手
段側との間で生じた損益が相互に埋合わせる決済が行な
われることにより、遊技場側と遊技結果価値貯蓄手段側
との間で預入れ遊技結果価値の収支を公平にすることが
可能になる。これにより、遊技場側および遊技結果価値
貯蓄手段側において、預入れ遊技結果価値の公平な管理
を行なうことが可能になる。以上のように記録媒体およ
び預入れ遊技結果価値を処理することにより、遊技者
側、遊技場側、および、遊技結果価値貯蓄手段側のそれ
ぞれにおいて、預入れ遊技結果価値の管理上の不都合が
極力生じないようにすることが可能になる。
【0016】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
取引決済処理手段に含まれる統括管理手段の働きによ
り、複数の遊技場のそれぞれにおける預入れ遊技結果価
値の取引の情報を収集し、収集した情報に基づいて、複
数の遊技場における預入れ遊技結果価値の取引を統括し
て管理する処理を行なうことが可能にされる。統括管理
手段のさらなる働きにより、統括管理された複数の遊技
場のそれぞれで行なわれた遊技結果価値の取引につい
て、必要な取引決済処理が統括的に行なわれる。このよ
うに、複数の遊技場における預入れ遊技結果価値の取引
が統括して管理され、遊技結果価値の取引について必要
な取引決済処理が統括的に行なわれるため、各遊技場側
での取引決済処理の負担が軽減される。
【0017】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。遊技結果価値貯蓄手段が複数の遊技場のそれぞ
れに対応して設けられて運営される遊技結果価値貯蓄手
段のさらなる働きにより、対応する遊技場において発行
された記録媒体を用いて預入れられた預入れ遊技結果価
値が貯蓄される。このように、記録媒体を用いて預入れ
遊技結果価値を預入れる場合に、その預入れ遊技結果価
値が当該記録媒体を発行した遊技場以外の遊技場で預入
れられた遊技結果価値であっても、当該記録媒体を発行
した遊技場に対応する遊技結果価値として預入れられる
ので、記録媒体を用いて預入れられた遊技結果価値は、
当該記録媒体を発行した遊技場に帰属して管理される。
このため、遊技場側では、取引された預入れ遊技結果価
値が当該遊技場に帰属するものであるか否かを区別する
ことができるので、当該遊技場に帰属する預入れ遊技結
果価値と、帰属しない預入れ遊技結果価値とで異なった
サービスを提供することが可能になるため、遊技者に対
するサービスをバラエティに富んだものにすることが可
能になる。
【0018】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。遊技結果価値貯蓄手段が、複数の遊技場のそれ
ぞれに対して独立的に運営される価値情報管理機関に設
けられ、遊技結果価値貯蓄手段のさらなる働きにより、
複数の遊技場のそれぞれにおいて発行された記録媒体を
用いて預入れられた預入れ遊技結果価値が集約的に貯蓄
される。このように、複数の遊技場に対して独立的に設
けられた価値情報管理機関における遊技結果価値貯蓄手
段により、複数の遊技場のそれぞれにおいて発行された
記録媒体を用いて預入れられた預入れ遊技結果価値が集
約的に貯蓄されるため、各遊技場における預入れ遊技結
果価値の貯蓄の管理に関する負担が軽減される。
【0019】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
価値情報管理機関に設けられた遊技結果価値貯蓄手段
が、価値情報管理機関により運営される。取引決済処理
手段のさらなる働きにより、遊技場において預入れ遊技
結果価値の増加または減少を伴う取引が行なわれたこと
に応じて当該取引が行なわれた遊技場側と価値情報管理
機関側との間で損益が生じた場合に、生じた損益を相互
に埋合わせる決算処理が行なわれる。このように、預入
れ遊技結果価値が価値情報管理機関の遊技結果価値貯蓄
手段により貯蓄され、取引決済処理が当該取引が行なわ
れた遊技場側と、遊技結果価値貯蓄手段が設けられた価
値情報管理機関側との間で行なわれる。このため、遊技
場側は、預入れ遊技結果価値の取引が行なわれた場合
に、その他の遊技場との間で取引決済を行なう必要がな
く、価値情報管理機関側との間で取引決済をするだけで
済むので、遊技場における遊技結果価値の取引決済のた
めの処理の負担が軽減される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】第1実施形態 図1は、貯玉管理システムの全体構成を示すブロック図
である。貯玉管理システムは、経営主体が異なる複数の
遊技場のそれぞれにおいて共通に貯玉の預入れおよび貯
玉を用いた再プレイを行なえるように構成されたシステ
ムであり、会員管理運用機関1を中心として管理され
る。ここで、貯玉とは、遊技者所有の持点または玉等の
価値をホール側に預入れる行為およびその預入れられた
価値をいう。また、再プレイとは、遊技者が貯玉を用い
て玉貸しを受けて遊技を行なうことをいう。
【0022】この貯玉管理システムにおいては、経営主
体が異なる複数の遊技場3,3,…が本システムの登録
店として加入している。このような登録店となった遊技
場においては、各遊技場ごとに会員の遊技者を登録し、
登録された各会員にICカードよりなる会員カード(メ
ンバーズカードともいう)20が発行される。この会員
カード20は、貯玉の預入れおよび再プレイの実行等の
予め定められた会員の特典を享受する場合に使用される
カードであり、貯玉管理システムのいずれの登録店にお
いても共通に使用することが可能である。
【0023】登録店としての遊技場3の各々において
は、当該遊技場(自店)の会員のそれぞれについて、後
述するような会員登録情報を管理する。登録された遊技
場3のそれぞれは、外部に設けられた会員管理運用機関
1と電話回線よりなる情報通信線を用いて情報通信可能
に接続されているとともに、会員管理運用機関1を介し
て他の遊技場のそれぞれとも情報通信可能に接続されて
いる。このように、貯玉管理システムにおいては、登録
された遊技場3および会員管理運用機関1が電話回線よ
りなる情報通信線を用いて情報通信ネットワークを形成
している。
【0024】会員管理運用機関1は、各遊技場3とは独
立的に運営される機関であり、各遊技場3から情報通信
により各遊技場の会員登録情報をすべて受取り、受取っ
た情報に基づいて、貯玉管理システムに登録されている
すべての遊技場3の会員の会員登録情報を集約的に管理
する。
【0025】なお、この例では、貯玉管理システムの情
報通信ネットワークが電話回線という汎用の回線を用い
て形成される場合を説明したが、これに限らず、ネット
ワーク専用の通信回線を用いてネットワークを形成して
もよい。また、このネットワークは、通信線を用いて情
報の通信を行なうネットワークに限られるものではな
く、通信衛星を用いて情報の通信を行なうネットワーク
等、無線通信を用いて情報の通信を行なうことが可能な
ネットワークで形成されてもよい。
【0026】各遊技場3の会員は、会員カード20を用
いることにより、貯玉管理システムに登録されたいずれ
の遊技場3においても、貯玉の預入れおよび再プレイ等
の貯玉に関する所定の処理を行なうことができる。この
ように、会員は、貯玉に関する処理をどの遊技場におい
ても行なうことが可能であるが、貯玉の価値は会員とし
て登録された遊技場に帰属し、その遊技場において貯蓄
される。
【0027】会員登録された遊技場に会員の貯玉が帰属
するため、会員登録された遊技場以外の他の遊技場にお
いて当該会員により貯玉の預入れが行なわれた場合に
は、預入れられた貯玉の価値を当該他の遊技場が一時的
に受取ることになるため、会員が登録されている遊技場
から見ると、一時的な損失となるが、その埋合わせとし
て、その貯玉の預入れ数に相当する価値の金額が当該他
の遊技場から会員登録された遊技場に支払われることに
なる。また、ある遊技場の会員が会員登録された遊技場
以外の他の遊技場において再プレイを行なった場合に
は、当該他の遊技場が当該会員の貯玉の価値を有してい
ないため、再プレイのために使用された価値が当該他の
遊技場の一時的な損失となるが、その埋合わせとして、
再プレイのために使用された貯玉数に相当する価値の金
額が会員登録された遊技場から当該他の遊技場に支払わ
れることになる。このように、貯玉に関する処理をいず
れの遊技場においてもできるようにしたことにより貯玉
の価値が遊技場間で流通するが、その流通に伴って不当
な損益が生じないように、貯玉の価値の流通に伴う損益
が関係遊技場間で相互に埋合わされる。このような貯玉
の価値の流通および損益調整に関する処理は、会員管理
運用機関1により統括的に行なわれる。
【0028】次に、会員管理運用機関1および各遊技場
3の内部構成について説明する。図2は、会員管理運用
機関1および各遊技場3の内部構成を示すブロック図で
ある。
【0029】各遊技場3においては、店舗内管理装置
4、POS5、会員登録機6、中継器7、遊技機設置島
8、パチンコ遊技機9および台間機10が設けられてい
る。遊技場3には、複数の遊技機設置島8が設けられて
いる。各遊技機設置島8では、複数台の遊技機9が並ん
で配置されており、複数台の遊技機9のそれぞれに対応
して、複数の台間機10が配置されている。
【0030】パチンコ遊技機9は、図2で後述するよう
に、その内部に封入されたパチンコ玉が循環して遊技に
使用される封入玉式の遊技機である。したがって、この
パチンコ遊技機9で遊技を行なう遊技者は、パチンコ玉
を直接手にすることはなく、パチンコ遊技機9に表示さ
れる持点に基づいて遊技を行なう。
【0031】台間機10は、カード処理装置よりなり、
対応するパチンコ遊技機9に付設されている。遊技者
は、この台間機10に遊技者所有のプリペイドカードを
挿入して所定の玉貸操作を行なうことにより、遊技者に
持点が付与され、その持点を用いたパチンコ遊技機9で
の遊技が可能となる。プリペイドカードは、磁気記録式
のカードであり、遊技者が所定の金額を支払うことによ
り購入できる。プリペイドカードには、発行店を示す情
報、カード残高を示す情報、および、遊技者所有の持点
を示す情報等の情報が記録される。プリペイドカードに
おいては、カード残高および持点の情報が書換え可能で
ある。プリペイドカードが挿入された場合、台間機10
は、挿入されたプリペイドカードの記録情報を読取り、
遊技者の玉貸し操作に応じてプリペイドカードの残額か
ら所定金額を引落して持点に変換することにより玉貸し
を行なう。
【0032】また、各遊技場3の会員が台間機10にお
いて、プリペイドカードに加えて会員カード20を挿入
した場合には、貯玉および再プレイ等の貯玉に関する取
引を行なうことが可能になる。会員カード20が挿入さ
れた場合、台間機10は、会員カード20の記録情報を
読取る。そして、台間機10は、所定のセキュリティチ
ェックを行なった後、正規の会員カード20について、
遊技者の貯玉操作に応じて貯玉の預入れを行なわせ、遊
技者の再プレイ操作に応じて再プレイを行なわせる。こ
のように、各遊技場3での会員となっている遊技者に
は、この貯玉管理システムに登録されているいずれの遊
技場3においても同様の貯玉および再プレイを行なうこ
とができるという特典が与えられるのである。
【0033】台間機10において、プリペイドカードを
用いた引落し、会員カード20を用いた貯玉、および、
会員カード20を用いた再プレイ等の予め定められた取
引の処理が行われた場合には、その取引に関する情報が
台間機10から中継器7を介して、店舗内管理装置4に
送られる。
【0034】遊技場3においては、店舗内管理装置4と
各遊技機設置島8との間でデータの伝送を行なうため
に、信号伝送線Lが設けられている。この信号伝送線L
には、複数の中継器7が介在されている。複数の中継器
7は複数の遊技機設置島8のそれぞれに対応して設けら
れており、各遊技機設置島8の台間機10およびパチン
コ遊技機9から出力される各種情報は、対応する中継器
7を介して信号伝送線Lに送られ、その信号伝送線Lの
経路を経て店舗内管理装置4に送られる。
【0035】プリペイドカードの発行を希望する遊技者
は、遊技場3に設けられているカード発行機(図示省
略)において所定金額を支払うことによりプリペイドカ
ードの発行を受けることができる。
【0036】会員登録機6には、操作案内等の各種の情
報を表示するための表示部60、情報を入力するために
操作される操作入力部61、免許証を挿入するための免
許証挿入口、免許証の記載情報を読取るためのイメージ
リーダ、OCR(光学的文字読取装置)、会員カード2
0を発行するカード発行部、および、会員登録機6の制
御処理を行なう制御部等が設けられている。会員カード
の発行を希望する遊技者は、会員登録機6において氏
名、住所、暗証番号、および、免許証番号の届出等の所
定の登録手続きをする会員登録操作を行なうことによ
り、会員カードの発行を受けることができる。遊技者が
会員登録機6において会員カードの発行を受けると、そ
の会員の情報管理に必要な情報が会員登録機6から店舗
内管理装置4に送られる。
【0037】POS5は、遊技場3の景品交換カウンタ
に設けられている。この景品交換カウンタには、POS
5により制御され、景品を払出す景品払出装置(図示省
略)も設けられている。POS5には、各種の情報を表
示するための表示部5a、情報を入力するために係員に
より操作される入力部5b、暗証番号を入力するために
遊技者により操作される遊技者入力部、プリペイドカー
ドの挿入口、プリペイドカードを処理するプリペイドカ
ード処理部、会員カード20の挿入口、会員カード20
を処理する会員カード処理部、および、POS5の制御
処理を行なう制御部等が設けられている。
【0038】景品交換を希望する遊技者は、プリペイド
カードおよび会員カードの一方または両方を景品交換カ
ウンタに持参して係員に手渡し、希望する景品が一般景
品であるか特殊景品であるかの区別、および、一般景品
の場合の景品の品目および数量等の景品交換に関する希
望事項を係員に告げる。そして、係員は、遊技者の希望
にしたがってPOS5を操作する。POS5において
は、持点および貯玉を景品に交換することが可能であ
る。景品交換をする場合においては、プリペイドカード
を使用すればプリペイドカードに記録された持点を景品
に交換することが可能であり、会員カード20を使用す
れば貯玉を景品に交換することが可能である。貯玉が景
品に交換された場合には、景品交換後に残った貯玉数を
示す情報がPOS5から店舗内管理装置4に送られる。
【0039】店舗内管理装置4は、遊技場3内での各種
の情報を管理する装置であり、情報管理用のコンピュー
タを含む。店舗内管理装置4には、情報を表示するため
の表示部と、情報を入力するための入力部とが含まれて
いる。この店舗内管理装置4は、台間機10、会員登録
機6、およびPOS5等の遊技場3内に設けられている
各種装置から送られてくる各種の情報に基づいて、管理
用のコンピュータが所定の情報処理を行なうことによ
り、会員登録情報および貯玉の取引情報等の各種の情報
の管理を行なう。
【0040】会員管理運用機関1内には、貯玉管理シス
テムに登録されているすべての遊技場3における貯玉の
取引を集中的に管理する集中管理装置2が設けられてい
る。つまり、貯玉管理システムにおいては、集中管理装
置2により、すべての遊技場における貯玉の取引が統括
的に管理されるのである。
【0041】集中管理装置2は、情報管理用のコンピュ
ータを含む。集中管理装置2は、貯玉管理システムに登
録されているすべての遊技場3に設けられた店舗内管理
装置4のそれぞれと接続されており、これらの店舗内管
理装置4との間で情報通信を行なうことにより、貯玉管
理システムにおける貯玉の預入れ、貯玉の再プレイ、お
よび、貯玉の景品交換等の貯玉の取引を統括的に管理す
る。
【0042】次に、集中管理装置2において管理される
情報と店舗内管理装置4において管理される情報との関
係を説明する。図3は、集中管理装置2において管理さ
れる情報と店舗内管理装置4において管理される情報と
の関係を示すブロック図である。
【0043】図3においては、A店〜E店の5つの店舗
の遊技場3のそれぞれの店舗内管理装置4での管理情報
と、これらの遊技場を管理する集中管理装置2での管理
情報とが示されている。
【0044】各遊技場3には、個別に店コード(たとえ
ばA店の場合は「0001」)が予め定められている。
各遊技場3の管理情報は、情報処理において店コードに
より識別される。各店舗内管理装置4においては、会員
登録情報、本日会員取引履歴情報、本日他店会員取引履
歴情報、および、他店最終遊技者管理情報が管理されて
いる。ここで、会員登録情報とは、自店の会員の登録さ
れた情報である。本日会員取引履歴情報とは、本日にお
いて自店で取引された貯玉のうちの自店の会員について
の貯玉の取引の履歴を示す情報である。本日他店会員取
引履歴情報とは、本日において自店で取引された貯玉の
うちの他店の会員についての貯玉の取引の履歴を示す情
報である。他店最終遊技者管理情報とは、他店の会員で
あって、前日において最終的に貯玉の取引を行なった遊
技場が自店である遊技者についての情報である。
【0045】集中管理装置2においては、他店会員取引
清算情報、他店会員取引履歴情報、会員登録情報、およ
び会員取引履歴情報が管理されている。ここで、他店会
員取引清算情報とは、ある遊技場で他店の会員が貯玉に
関する取引をした場合における遊技場間での取引の清算
に関する情報を遊技場単位でまとめた情報である。他店
会員取引履歴情報とは、各遊技場で他店の会員が貯玉に
関する取引をした場合の取引の履歴を遊技場単位でまと
めた情報である。会員登録情報とは、前述したように各
遊技場で管理されている会員登録情報を遊技場単位でま
とめた情報である。会員取引履歴情報とは、前述したよ
うに各遊技場で管理されている会員取引履歴情報を遊技
場単位でまとめた情報である。
【0046】このように、各遊技場3においては、店舗
内管理装置4により、各遊技場単位で自店の会員の取引
に関する情報が管理されるとともに、自店で取引をした
他店の会員の取引に関する情報も管理される。そして、
集中管理装置2においては、各遊技場の店舗内管理装置
4により管理されている会員登録情報および会員取引履
歴情報が統括的に管理される。
【0047】次に、パチンコ遊技機9および台間機10
の構成を説明する。図4は、パチンコ遊技機9および台
間機10の正面図である。図5は、パチンコ遊技機9に
設けられた操作部11の拡大正面図である。
【0048】図4を参照して、台間機10は、パチンコ
遊技機9の左側に付設されている。台間機10の正面側
には、作動ランプ16、台間機表示部17、プリペイド
カード挿入排出口180、および、会員カード挿入排出
口190が設けられている。台間機10の内部におい
て、プリペイドカード挿入排出口180の近傍には、プ
リペイドカードに対して情報の読出しおよび書込みを行
なうためのプリペイドカードリーダライタ18が設けら
れている。また、台間機10の内部において、会員カー
ド挿入排出口190の近傍には、会員カードに対して情
報の読出しおよび書込みを行なうための会員カードリー
ダライタ19が設けられている。
【0049】作動ランプ16は、台間機10が作動して
いる状態、すなわち、台間機10が使用可能な状態にあ
る場合に点灯される。そして、作動ランプ16が点灯し
ている状態において、遊技者がプリペイドカード挿入排
出口180にプリペイドカードを挿入すれば、プリペイ
ドカードリーダライタ18により挿入されているプリペ
イドカードの記録情報が読出される。各遊技場3におい
て、プリペイドカードは、自店で発行されたもののみが
使用可能である。
【0050】また、作動ランプ16が点灯している状態
において、遊技者が会員カード挿入排出口190に会員
カード20を挿入すれば、会員カードリーダライタ19
により挿入されている会員カード20の記録情報が読出
される。各遊技場3において、会員カード20は、貯玉
管理システムに登録されているいずれの遊技場3で発行
されたものであっても使用可能である。ただし、会員カ
ード20は、予め登録された暗証番号が遊技者により入
力された場合にのみ使用することが可能になる。
【0051】台間機表示部17は、情報を表示するため
の液晶表示パネル(タッチパネルとしての機能を含む)
よりなる表示面170を有している。台間機表示部17
は、プリペイドカード挿入排出口180の上方に取付け
られている。台間機表示部17の表示面170は、パチ
ンコ遊技機9前に着座した遊技者の方を向く態様で設け
られている。このため、台間機表示部17は、表示内容
が遊技者にとって容易に視認しやすいようになってい
る。台間機表示部17においては、貯玉数、所定の広
告、操作案内、各種操作ボタン等の各種の画像が表示さ
れる。
【0052】パチンコ遊技機9において、上下に分割さ
れた前面枠2,3のうちの下側の前面枠3には、操作パ
ネル11が設けられている。この操作パネル11には、
持点表示部12、プリペイドカード残高表示部13、玉
貸キー14、および、返却キー15が設けられている。
【0053】遊技場3において使用可能なプリペイドカ
ードがプリペイドカード挿入排出口180に挿入される
と、挿入されているプリペイドカードのカード残高がプ
リペイドカード残高表示部13に表示される。その状態
において遊技者が玉貸キー14を操作すれば、予め定め
られた玉貸単位額分の額がプリペイドカードのカード残
高から引落されて減額され、玉貸単位額分の持点が遊技
者に付与される。このような操作が玉貸し操作と呼ばれ
る。持点表示器12においては、遊技者の持点が表示さ
れる。引落し操作により遊技者に付与された持点は、持
点表示部12において、持点が加算更新表示されること
により示される。
【0054】正規の会員カード20が会員カード挿入排
出口190に挿入された後に正規の暗証番号が入力さ
れ、会員カード20の使用が許可されると、その会員カ
ード20を所有している遊技者の貯玉数情報、リプレイ
キー、および貯玉キー等の貯玉の処理に関連する画像が
台間機表示部17に表示される。そして、その状態にお
いて遊技者が表示面170においてリプレイキーを操作
すれば、表示されている貯玉数から予め定められた玉貸
単位額分の貯玉数が引落とされて減算され、玉貸単位額
分の持点が遊技者に付与される。このような操作が再プ
レイ操作と呼ばれる。再プレイ操作により遊技者に付与
された持点は、持点表示部12において、持点が加算更
新表示されることにより示される。
【0055】パチンコ遊技機9は、前述したように、玉
封入式のパチンコ遊技機であり、このパチンコ遊技機9
で遊技を行なう遊技者はパチンコ玉を直接手にすること
はなく、パチンコ遊技機9の持点表示部12に表示され
る持点に基づいて遊技を行なう。この持点には、遊技者
が遊技結果により得た持点および遊技開始前の引落しに
より得た持点が含まれる。また、この実施形態において
は、持点が遊技結果により景品玉(出玉)が払出される
パチンコ遊技機の場合と同様の概念で遊技者が遊技でき
るように玉数(持玉数)として表される。
【0056】遊技者により返却キー15が押圧操作され
ると、パチンコ遊技機9における遊技が終了される。そ
の場合、持点表示部12に表示されている持点が、プリ
ペイドカードに記憶されるとともに、プリペイドカード
残高表示部13に表示されている残高がカード残高とし
てプリペイドカードに更新記録される。そして、これら
の記録の終了したプリペイドカードは、プリペイドカー
ド挿入排出口180から排出される。また、表示面17
0において貯玉キーが操作された場合には、現在の持点
を貯玉として預入れることができる。
【0057】持点の存在する状態で遊技者が打球操作ハ
ンドル4を操作すれば、パチンコ遊技機1内に封入され
ているパチンコ玉が1発ずつ弾発発射され、遊技領域1
00内に打込まれる。打込まれたパチンコ玉は後述する
図6に示される打球センサ37により1つずつ検出さ
れ、検出のあるごとに持点表示部12に表示される持点
数が1つずつ減算更新される。
【0058】発射勢いが弱すぎて遊技領域100にまで
到達しなかったパチンコ玉であるファール玉は、後述す
る図6に示されるファール玉入口50により回収され、
後述する図6に示されるファール玉検出器28で検出さ
れる。ファール玉が検出されるごとに持点表示部12に
表示される持点が1つずつ加算更新される。これによ
り、遊技者は打玉が遊技領域100にまで達する機会を
得ることなく打球センサの検出により減算更新された持
玉を有効に再度使用することができる。
【0059】遊技領域100に打込まれた打玉が始動口
105に入賞すれば始動入賞玉センサ117により検出
され、可変表示装置101で図柄の可変表示が開始され
る。なお、打玉が始動口105に入賞することを特に始
動入賞と呼ぶ。
【0060】始動入賞の発生に基づいて可変表示装置1
01で数字等の図柄の可変表示が開始される。そして、
可変表示装置101の可変停止結果が予め定められた特
定の表示態様(たとえば777)となればいわゆる大当
りが発生する。大当りが発生すれば、ソレノイド130
が励磁されて可変入賞球装置109に設けられた開閉板
111が開成状態となって大入賞口110が開放され、
遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状
態はパチンコ玉の可変入賞球装置109への所定個数
(たとえば10個)の入賞、あるいは所定期間(たとえ
ば30秒間)の経過のうち、いずれか早い方の条件が成
立することにより終了して遊技者に不利な第2の状態、
すなわち開閉板111が閉成して大入賞口110が閉塞
された状態となる。
【0061】可変表示装置101が可変表示中に再度打
玉が始動口105に入賞すれば、その始動入賞が記憶さ
れて可変表示装置101が可変停止した後再度可変開始
できる状態になるまで待ってその始動入賞に基づいて可
変表示装置101が再度可変開始される。この始動入賞
記憶の上限値は、「4」に定められており、現時点にお
ける始動入賞記憶個数が始動入賞個数表示器104に表
示される。
【0062】可変入賞球装置109が第1の状態となっ
ている期間中に可変入賞球装置109内に進入したパチ
ンコ玉は10カウントセンサ116あるいは特定入賞玉
センサ115により検出される。パチンコ玉が特定入賞
玉センサにより検出されれば、その回の可変入賞球装置
109の第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞
球装置109を第1の状態に制御する繰返し継続制御が
行なわれる。この繰返し継続制御の実行上限回数はたと
えば16回と定められている。このような繰返し継続制
御の実行回数は、ラウンド数と呼ばれる。このパチンコ
遊技機1では、大当り状態が発生すると、第1ラウンド
から最大限第16ラウンドまで繰返し継続制御が実行可
能である。その第1ラウンド数を示す数値が、7セグメ
ントLED表示器よりなるラウンド数表示器103に表
示される。
【0063】繰返し継続制御が終了した後、いわゆる大
当り状態が終了して、再び大当りが発生しない限り開閉
板111が開成しない状態となる。なお、このような状
態に移行した際、状態移行前に発生した大当りが特にあ
る特別の図柄の組合せによるものである場合には、大当
りが発生する確率が高くなる。このように大当り確率の
変動した遊技状態が特に確率変動状態(略称、確変)と
呼ばれる。このような大当り確率が変動した状態は、た
とえばその後大当りが2回発生するまで継続する。ま
た、このパチンコ遊技機1では、大当りが発生する図柄
(数値)の組合わせのうち、所定の図柄(数値)がラッ
キーナンバーとして定められている。大当りが発生した
場合の図柄(数値)の表示結果が、遊技場が定めたラッ
キーナンバーと一致した場合には、遊技者に特別のサー
ビスとしてある特典が与えられる。この特典は、たとえ
ば、その回の大当りの発生に伴って付与された有価価値
を景品交換することなく引続き遊技に使用できる等であ
る。
【0064】打玉が可変入賞球装置109、始動口10
5、通常入賞口108、あるいは通常入賞口112等の
入賞領域に入賞すれば、その入賞に応じた所定数の持玉
が遊技者に付与される。遊技者に付与された持玉数は、
持玉表示部8において加算更新表示される。また、いず
れの入賞領域にも入賞しなかったパチンコ玉は遊技領域
100の下部に設けられたアウト口113により回収さ
れる。
【0065】なお、パチンコ遊技機1の前面枠2には、
大当りの発生等の遊技状態に応じて所定の点灯表示また
は所定の点滅表示等が行なわれる遊技効果ランプ14
a,15aが設けられている。また、パチンコ遊技機1
の前面枠2の左右には、遊技状態に応じて音声等の所定
の効果音を発生させるためのスピーカ13a,13aが
設けられている。さらに、遊技領域100内において、
可変表示装置101上部には、大当りの発生等の遊技状
態に応じて所定の点灯表示または所定の点滅表示等が行
なわれる遊技効果ランプ10bが設けられている。さら
に、遊技領域100内の左右端部には、大当りの発生等
の遊技状態に応じて所定の点灯表示または所定の点滅表
示等が行なわれる遊技効果ランプ107が設けられてい
る。
【0066】図6は、パチンコ遊技機9の背面図であ
る。パチンコ遊技機9には、所定数のパチンコ玉が封入
された封入玉循環経路が設けられており、封入されたパ
チンコ玉が循環して遊技に使用されている。また、封入
玉循環経路の経路途中に、玉タンク59に排出された封
入玉を発射玉誘導路53まで揚送するための玉還元機5
5と、玉還元機55により揚送途中の封入玉を研磨し、
玉の表面の汚れを磨き落とす研磨装置54とが設けられ
ている。玉還元機55は、スプロケット58、リフトモ
ータ103a、搬送路62を含み、パチンコ遊技機9と
独立して取外し可能である。さらに、玉還元機55に
は、研磨装置54を着脱可能に装着するための装着部が
設けられている。玉還元機55の搬送路62の上方部分
は、図示するように伸縮可能な蛇腹部材で構成されてお
り、この蛇腹部材は、発射玉誘導路53との連結口91
より取外し可能である。したがって、必要に応じて玉還
元機55内の玉抜きを行なうことが可能である。
【0067】パチンコ遊技機9の遊技盤保持枠43に
は、遊技盤取付用の回動レバー57が設けられており、
この回動レバー57を回動操作することにより、遊技盤
42が着脱可能となる。一方、遊技領域100に設けら
れている入賞口や可変入賞球装置などから入賞したすべ
ての入賞玉は入賞玉集合カバー部材44を通じて入賞玉
検出器46へ誘導される。そして、入賞検出器46で検
出された入賞玉はアウト口113から回収されたパチン
コ玉とともに合流樋47に誘導される。合流樋47に誘
導されたパチンコ玉は、その後、打込玉検出器48によ
り検出される。
【0068】一方、ファール玉は、ファール玉戻り口5
0から排出された後、ファール玉検出28で検出され
て、打込玉検出器48により検出されたパチンコ玉と合
流する。なお、発射勢いがあまりに弱過ぎて遊技領域1
00まで到達しなかったパチンコ玉は、ファール玉戻り
口51に進入した後、合流樋47を誘導されるパチンコ
玉と合流する。一方、合流樋47を流下するすべてのパ
チンコ玉は、玉タンク59へ排出される。
【0069】玉タンク59に排出されたパチンコ玉は、
玉還元機55へ誘導される。玉還元機55には、リフト
モータ103aの駆動力により誘導されたパチンコ玉を
係合させつつ回転するスプロケット58が設けられてい
る。スプロケット58は、パチンコ玉をその上方まで揚
送し、搬送路62へ案内する。
【0070】そして、搬送路62へ案内されたパチンコ
玉は、後続するパチンコ玉に押し進められて搬送路62
内を揚送される。搬送路62の経路途中には、その一部
が搬送路62外部に露出した遊技媒体露出部(図示省
略)が設けられており、その遊技媒体露出部に沿うよう
に研磨装置54の研磨部材が配置されている。搬送路6
2を揚送途中のパチンコ玉は、この遊技媒体露出部にお
いて研磨部材と当接することによりその汚れが磨き落と
される。なお、研磨装置54は、搬送路62に対して容
易に着脱可能であり、研磨部材の劣化などに応じて交換
される。
【0071】研磨装置54により研磨されたパチンコ玉
は、搬送路62の上部まで搬送された後、発射玉誘導路
53へ放出される。発射玉誘導路53へ放出されたパチ
ンコ玉は、補給玉検出器56で検出された後、玉出し通
路52に誘導される。玉出し通路52は、所定個数(た
とえば4個)のパチンコ玉をその通路内に滞留させるこ
とが可能な通路長さに構成されており、玉出しレバー部
(図示省略)が操作されない限り、滞留中のパチンコ玉
は、玉出し穴(図示省略)から排出されない。したがっ
て、玉出し通路52が所定個数のパチンコ玉で埋まった
後は、補給玉検出器56で検出されたパチンコ玉は打込
玉出口49へ流下し、再び弾発発射されることが可能と
なる。なお、補給玉検出器56でパチンコ玉が検出され
ることにより、玉還元機55が正常に動作しているか否
かを把握することができる。
【0072】この場合には、玉還元機55がパチンコ遊
技機9と別体に構成されているので、遊技盤42の交換
が可能であることはもちろん、パチンコ遊技機そのもの
を交換することも可能である。
【0073】また、パチンコ遊技機9そのものに玉還元
機55が内蔵されていない分だけ、パチンコ遊技機を製
造するコストの低減を図ることができる。
【0074】また、弾発発射されたパチンコ玉は、ファ
ール玉を含めてすべて搬送路62を介して循環されるた
めに、その度に研磨装置54によりパチンコ玉が研磨さ
れることになる。したがって、研磨装置54の研磨部材
として研磨能力がさほど高くなくても、封入玉循環経路
内のパチンコ玉を汚れのない状態に保つことができる。
したがって、研磨装置54の研磨部材として研磨能力の
さほど高くない、比較的に安価なものを適用でき、コス
トの低減を図ることができる。また、パチンコ玉が研磨
される間も遊技を継続して行なうことができるので、パ
チンコ玉を研磨するためにわざわざパチンコ遊技機9の
稼働を停止しなければならないなどといった不都合をも
回避できる。
【0075】次に、遊技場3において発行される会員カ
ードについて説明する。図7は、会員カードの構成を示
す平面図である。図7においては、(a)に会員カード
20の表面が示されており、(b)に会員カード20の
記録情報の内容が示されている。
【0076】図7の(a)を参照して、会員カード20
は、所謂接触型のICカードよりなる。会員カード20
には、会員カードリーダライタ19のデータ入力用端子
と接触するコネクタ(図示省略)と、所定の制御処理を
行なうICカードマイクロコンピュータよりなる制御部
(図示省略)と、各種の情報を記録する記憶部21とが
設けられている。会員カード20においては、制御部お
よび記憶部21がカード内部に内蔵されており、コネク
タがカード表面に露出している。
【0077】図7の(b)を参照して、記憶部21に
は、少なくとも、登録店コード211、会員番号21
2、および、最終遊技店コード213の情報が記録され
ている。登録店コードとは、会員カード20が発行され
た遊技場3を示すコード情報である。会員番号とは、会
員カード20の所有者である会員に付与された番号の情
報である。最終遊技店コードとは、会員カード20が最
後に使用された遊技場3を示すコード情報である。
【0078】なお、この例では、会員カード20に登録
店コード、会員番号、および、最終遊技店コードが記録
される例を示したが、会員カード20には、これら以外
の各種の情報を記録するようにしてもよい。
【0079】次に、台間機10およびパチンコ遊技機9
における制御回路について説明する。図8は、台間機1
0およびパチンコ遊技機9のそれぞれに設けられた制御
回路の構成を示すブロック図である。
【0080】図8を参照して、台間機10においては、
マイクロコンピュータよりなる台間機制御部120が設
けられており、この台間機制御部120により各種の制
御が行なわれる。
【0081】台間機制御部120は、プリペイドカード
リーダライタ18に動作制御信号を与えてプリペイドカ
ードリーダライタ18の動作状態を制御するともに、プ
リペイドカードリーダライタ18に書込情報を与えてプ
リペイドカードへの情報の書込みを行なわせる。プリペ
イドカードリーダライタ18から台間機制御部120に
は、プリペイドカードから読出したカード情報が与えら
れる。台間機制御部120は、会員カードリーダライタ
19に動作制御信号を与えて会員カードリーダライタ1
9の動作状態を制御するともに、会員カードリーダライ
タ19に書込情報を与えて会員カード20への情報の書
込みを行なわせる。また、会員カードリーダライタ19
から台間機制御部120には、会員カード20から読出
したカード情報が与えられる。台間機制御部120は、
作動ランプ16に動作制御信号を与え、前述したように
作動ランプ16の動作状態を制御する。
【0082】台間機制御部120は、台間機表示部17
を構成するLCDパネル171を駆動するLCDドライ
バ123に表示制御信号を与え、LCDドライバ123
の動作状態を制御する。LCDドライバ123は、台間
機制御部120から与えられた表示制御信号に応答し
て、LCDパネル171を駆動し、台間機表示部17に
画像を表示させる。台間機表示部17を構成するタッチ
パネル172から台間機制御部120には、タッチパネ
ル172を用いて入力された操作信号が与えられる。台
間機表示部17は、タッチパネル172から受けた操作
信号に応じて、所定の制御を行なう。台間機制御部12
0は、I/Oドライバ124に書込制御信号および書込
情報を与え、I/Oドライバ124を駆動してメモリ1
22に情報を書込む制御を行なう。さらに、台間機制御
部120は、I/Oドライバ124に読出制御信号を与
え、I/Oドライバ124を駆動してメモリ122から
記憶情報を読出す制御を行なう。
【0083】台間機制御部120から通信部125に
は、パチンコ遊技機9において持点の制御を行なう持点
制御部90に送信するカード残高情報等の各種情報が与
えられる。通信部125に与えられた送信情報は、台間
機10に設けられた外部接続端子126を介して、パチ
ンコ遊技機9に向けて送信される。通信部125から台
間機制御部120には、持点制御部90から送信され、
外部接続端子126を介して通信部125に受信された
情報が与えられる。
【0084】台間機制御部120から通信部127に
は、台間機10に挿入されたプリペイドカードおよび会
員カード20のそれぞれについてのカード情報と、残高
または貯玉からの引落に関する引落情報とを含む各種の
情報が与えられる。台間機制御部120から通信部12
7に与えられた情報は、外部接続端子128を介して店
舗内管理装置4に与えられる。信部125に受信された
情報が与えられる。通信部127から台間機制御部12
0には、店舗内管理装置4から送信され、外部接続端子
128を介して通信部127に受信された情報が与えら
れる。
【0085】パチンコ遊技機9においては、制御部とし
て、遊技制御を行なうマイクロコンピュータよりなる遊
技制御部900と、持点に関する制御を行なうマイクロ
コンピュータよりなる持点制御部90とが設けられてい
る。
【0086】持点制御部90は、通信部93および外部
接続端子94を介して、台間機10と情報通信を行なう
ことが可能に構成されている。持点制御部90は、玉貸
キー14および返却キー15のそれぞれから操作信号を
受ける。持点制御部90は、玉貸キー14からの操作信
号に応答して、持点を遊技者に付与する制御を行なう。
このように付与された持点は、持点制御部90において
記憶される。持点制御部90は、返却キー15からの操
作信号に応答して、前述したようなカードの返却に関す
る制御を行なう。持点制御部90は、持点表示部12に
表示制御信号を与え、持点表示部12に持点を表示させ
る。持点制御部90は、台間機制御部120からカード
残高の情報が与えられた場合に、そのカード残高をプリ
ペイドカード残高表示部13に表示させる制御を行な
う。そのように表示されるカード残高は、玉貸キー14
の操作による引落しがあった場合に、その引落しに基づ
いてカード残高の表示を減算更新させる。
【0087】遊技が開始され、打球センサ37でパチン
コ玉の発射が1発ずつ検出されるごとに持点制御部90
は記憶している持点の減算更新を行なうとともにその更
新結果を持点表示部12に表示させるための制御を行な
う。ファール玉検出器28でファール玉が検出されれ
ば、その検出信号が持点制御部90に入力される。持点
制御部90は、ファール玉検出器28からの検出信号の
入力に応じて、記憶している持点を1点ずつ加算更新す
るとともにその加算更新結果を持点表示部12に表示さ
せるための制御を行なう。
【0088】入賞玉検出器46により入賞玉が検出され
れば、その検出信号が持点制御部90に入力される。打
玉が入賞すると、入賞があった入賞領域の種別に応じた
持点加算数を特定可能な情報が遊技制御部900から持
点制御部90に与えられる。入賞玉検出器46により入
賞玉が検出された場合、持点制御部90は、遊技制御部
900から与えられた持点加算数の情報に基づいて記憶
している持点を加算更新するとともに、その加算更新結
果を持点表示部12に表示させるための制御を行なう。
打込玉検出器48により打込玉が検出されれば、その検
出信号が持点制御部90に入力される。持点制御部90
は、これを検出して打込玉総数をカウントし、その打込
玉総数を記憶する。
【0089】また、持点制御部90は、打球センサ37
により検出された発射玉の総数をカウントし、その発射
玉総数を記憶する。また、持点制御部90は、ファール
玉検出器28により検出されたファール玉総数をカウン
トし、そのファール玉総数を記憶する。
【0090】次に、台間機表示部17により表示面17
0に表示される画像の表示例を説明する。図9は、台間
機表示部17により表示される画像の表示例を示す表示
画面図である。図9においては、(a)〜(f)に表示
画面の一例が示されている。
【0091】図9の(a)には、会員カードの挿入前に
表示される挿入前表示画面が示されている。挿入前表示
画面においては、遊技情報表示領域17a、前々日ボタ
ン17b、前日ボタン17c、および、案内情報17d
が表示される。遊技情報表示領域17aには、遊技情報
表示領域17aには、本日の遊技情報(1日の大当たり
回数,前回の遊技者の遊技中のスタート(始動入賞)回
数)と、前々日の遊技情報(1日の大当たり発生回数,
1日の総スタート回数)と、前々日の遊技情報(1日の
大当たり発生回数,1日の総スタート回数)とが選択的
に表示される。
【0092】遊技情報表示領域17aには、基本的に本
日の遊技情報が表示され、前々日ボタン17bまたは前
日ボタン17cの操作に応じて、遊技情報の表示内容が
前々日の遊技情報または前日の遊技情報に切換えられ
る。遊技情報表示領域17aにおける遊技情報の表示内
容は、前々日ボタン17bまたは前日ボタン17cの操
作後、所定時間(たとえば10秒)経過後に本日の遊技
情報に切換えられる。このように、台間機表示部17に
より遊技情報が表示されるので、遊技者が各遊技機の稼
働履歴を容易に知ることができる。
【0093】図9の(b)には、暗証番号の入力を要求
するために表示される暗証番号入力要求画面が示されて
いる。挿入前表示画面においては、暗証番号入力要求画
面においては、暗証番号入力要求メッセージ17fと、
暗証番号入力状態表示部17gと、数字入力キー17h
とが表示される。暗証番号入力要求メッセージ17fに
より暗証番号の入力が要求される。この場合、遊技者が
数字入力キー17hを操作して暗証番号を入力していく
と、1つの数字の入力が行なわれるごとに暗証番号入力
状態表示部17gにおいて星印の色が1つずつ変化して
いく。これにより、遊技者は、暗証番号の数字が確実に
入力されたか否かを容易に確認することができる。
【0094】図9の(c)には、暗証番号の入力後にお
いて、貯玉の預入れの実行、再プレイの実行、または、
会員カード20の使用の終了のうちのいずれかを選択す
るために表示される第1選択画面が示されている。第1
選択画面においては、遊技情報表示領域17a、前々日
ボタン17b、前日ボタン17c、残り貯玉数17i、
貯玉キー17j、リプレイキー17k、および、終了キ
ー17mが表示される。
【0095】残り貯玉数17iには、現在の貯玉の残数
が表示される。この場合、遊技者は、貯玉キー17j、
リプレイキー17k、および、終了キー17mのいずれ
かを選択的に操作する必要がある。リプレイキー17k
が操作された場合には、貯玉を用いた再プレイを行なう
ことが可能になる。また、貯玉キー17jが操作された
場合には、貯玉の預入れを行なうことが可能になる。ま
た、終了キー17mが操作された場合には、会員カード
20の使用を終了させ会員カード20を返却することが
可能になる。なお、再プレイ中に終了キーが操作された
時において持点がある場合は、貯玉処理に移行し、その
処理後に会員カード20の返却を行なう。
【0096】図9の(d)には、第1選択画面において
貯玉キー17jまたはリプレイキー17kが操作された
場合に、貯玉の預入れの実行または再プレイの実行を最
終決定する操作を行なうために表示される第2選択画面
が示されている。第2選択画面においては、遊技情報表
示領域17a、前々日ボタン17b、前日ボタン17
c、残り貯玉数17i、貯玉キー17j、リプレイキー
17k、および終了キー17mが表示される。
【0097】この場合、遊技者は、貯玉キー17jまた
はリプレイキー17kを選択的に操作する必要がある。
貯玉キー17jが操作された場合には、貯玉の預入れが
実行される。また、リプレイキー17kが操作された場
合には、貯玉を用いた再プレイのための引落しが実行さ
れる。
【0098】図9の(e)には、自店と換金レートが異
なる他店の会員が遊技を行なうに際し、当該他店の貯玉
数を自店の換金レートでの貯玉数に換算した結果を表示
する貯玉変換表示画面が示されている。貯玉変換表示画
面においては、換金レート17n、換算前貯玉数17
p、換算後貯玉数17q、はいキー17r、および、い
いえキー17sが表示され、貯玉数の換算を行なうか否
かの選択が要求される。
【0099】換金レート17nについては、変換の対象
になる他店と当店とのそれぞれの換金レートが示され
る。換算前貯玉数17pには、当店の換金レートに換算
する前の貯玉数が示される。換算後貯玉数17qには、
当店の換金レートに換算した後の貯玉数が示される。こ
こで、換算を希望する遊技者は、はいキー17rを操作
し、換算を希望しない遊技者は、いいえキー17sを操
作する必要がある。
【0100】図9の(f)には、合算貯玉数を表示する
合算貯玉数表示画面が示されている。合算貯玉数表示画
面においては、残り玉17t、獲得玉17u、合計玉1
7v、換算玉17w、および、終了メッセージ17xが
表示される。
【0101】残り玉17tは今回の遊技に使用されずに
残った貯玉数であり、獲得玉17uは今回の遊技により
獲得して新たに預入れた貯玉数である。そして、残り玉
17tと獲得玉17uとの合計値が合計玉17vとして
示され、さらに、換金レートが当店と異なる他店の会員
については、合計玉の17vの値が当該他店の換金レー
トに換算した換算玉17wとして表示される。さらに、
終了メッセージ17xにより、返却した会員カードを取
るように要求する旨と会員カード20の使用の終了を知
らせる旨とが遊技者に示される。これにより、会員カー
ド20の使用の終了タイミングが明確になるとともに、
遊技者が会員カード20を取り忘れないようにすること
ができる。
【0102】次に、遊技者が会員となっている遊技場と
は別の遊技場で貯玉を用いて遊技を行なった場合におけ
る遊技場間での取引の例を説明する。ここでは、B店の
会員になっている遊技者がA店において貯玉を用いて遊
技を行なった場合を例にとって説明する。
【0103】図10は、遊技者が会員となっている遊技
場とは別の遊技場で貯玉を用いて遊技を行なった場合に
おける遊技場間での取引の流れを示す図である。遊技者
が会員になっているB店(登録店コード0002)の交
換レートは「2.5」であり、A店(登録店コード00
01)の交換レートは2.0である。ここで、交換レー
トとは、持点(持玉)を金額に交換する場合の交換割合
であり、(円/玉)の単位で示される。また、遊技者
(会員番号0001)は、「1500玉」の貯玉を有し
ている。
【0104】遊技者がA店において遊技者を行なう場
合、遊技者の貯玉数がB店での交換レートからA店での
交換レートに換算される。この場合には、図に示される
演算式(1500×(2.5÷2.0))により187
5玉に換算される。これにより、遊技者は、A店におい
て1875玉の貯玉に基づいて遊技を行なうことが可能
になる。
【0105】遊技者は、前述したように換算された貯玉
から350玉を引落して再プレイにより遊技を行なっ
た。この場合、B店が保有する貯玉が引落されて遊技者
に付与されるため、そのままでは、遊技者の貯玉が預入
れられていないA店において350×2.0=700円
の損失が生じる。この損失を埋合わせるために、A店は
700円をB店に請求する必要があり、この請求に応じ
てB店は700円をA店に支払う必要がある。したがっ
て、この再プレイに伴う取引においては、A店側に70
0円の請求額が生じ、B店側に700円の支払額が生じ
る。この時点での換算された貯玉数は、1525玉にな
っている。
【0106】そして、遊技者は、遊技をした結果獲得し
た玉に基づいて、A店において2000玉の貯玉の預入
れを行ない、遊技を終了した。この場合、預入れられた
貯玉は、A店が受取るが、結果的にB店が保有するもの
であるため、そのままではB店において2000×2.
0=4000円の損失が生じる。この損益を埋合わせる
ために、B店は4000円をA店に請求する必要があ
り、この請求に応じてA店は4000円をB店に支払う
必要がある。したがって、この貯玉の預入れに伴う取引
においては、B店側に4000円の請求額が生じ、A店
側に4000円の支払額が生じる。この時点での換算さ
れた貯玉数は、3525玉になっている。
【0107】その後、遊技者は、貯玉数のうちの100
0玉を特殊景品に交換した。この場合、A店は、特殊景
品交換レート(円/玉)が2.0であり、遊技者に対し
て1000×2.0=2000円分の特殊景品を付与し
た。この場合、B店が保有する貯玉を用いてA店におい
て景品交換が行なわれるため、そのままでは、A店にお
いて2000円の損失が生じる。この損失を埋合わせる
ために、A店は2000円をB店に請求する必要があ
り、この請求に応じてB店は2000円をA店に支払う
必要がある。したがって、この特殊景品の景品交換に伴
う取引においては、A店側に2000円の請求額が生
じ、B店側に2000円の支払額が生じる。この時点で
の換算された貯玉数は、2525玉になっている。
【0108】その後、遊技者は、換算された貯玉数のう
ちの500玉を一般景品に交換した。この場合、B店が
保有する貯玉を用いて景品交換が行なわれるため、その
ままでは、A店において500玉相当分の一般景品の損
失が生じる。A店において500玉相当分の一般景品の
価値は、500玉相当分の特殊景品の価値(1000
円)と同じであるので、この損失を埋合わせるために、
A店はA店での500玉相当の分の金額である1000
円をB店に請求する必要がある。これに対し、B店で
は、1000円をA店に支払う必要がある。したがっ
て、この一般景品の景品交換に伴う取引においては、A
店側に1000円の請求額が生じ、B店側に1000円
の支払額が生じる。この時点での換算された貯玉数は、
2025玉になっている。この景品交換を以て、遊技者
によるA店での会員カードを使用した貯玉の取引が終了
した。
【0109】以上のような貯玉の引落し、貯玉の預入
れ、および、貯玉の景品交換による貯玉の取引が行なわ
れた場合、残った貯玉数は、A店での換算数で2025
玉である。その貯玉数をB店での本来の交換レートに換
算し直すと、その貯玉数は、2025×(2.0÷2.
5)=1620玉となる。以上の貯玉の取引における収
支は、次のとおりとなる。
【0110】まず、B店においては、貯玉の引落しにつ
いての700円の支払い、貯玉の預入れについての40
00円の請求、および、特殊景品交換についての200
0円の支払い、一般景品交換についての1000円の支
払いがあるため、最終的にまとめて300円をA店側に
請求する。これに対し、B店においては、貯玉の引落し
についての700円の請求、貯玉の預入れについての4
000円の支払い、および、特殊景品交換についての2
000円の請求、一般景品交換についての1000円の
請求があるため、最終的にまとめて300円をB店側に
支払う。
【0111】このように、貯玉管理システムにおいて
は、貯玉の取引が行なわれた遊技場側と貯玉が貯蓄され
た遊技場側との間で貯玉の取引によって損益が生じた場
合に、生じた損益を相互に埋合わせる取引決済処理が行
なわれる。このような取引決済処理は、会員管理運用機
関1の集中管理装置2により統括的に行なわれる。この
ような取引決済処理は、閉店時において1日分をまとめ
て行なわれる。これにより、遊技場間での請求および支
払いに関する手間を省くことができる。
【0112】なお、このような取引決済処理は、1週間
ごと等の1日よりも長い周期で所定期間ごとに行なって
もよく、遊技場の営業中の所定時間経過ごとに行なって
もよく、または、貯玉の取引が行なわれるごとに行なっ
てもよい。
【0113】次に、集中管理装置2と店舗内管理装置4
とで管理される情報を詳細に説明する。図11は、集中
管理装置2および店舗内管理装置4において管理される
会員登録情報データベースの内容を表形式で示す図であ
る。
【0114】図11を参照して、会員登録情報データベ
ースは、各遊技場3で登録された会員の個人情報等の登
録情報をまとめたものである。この会員登録情報データ
ベースは、各遊技場3ごとに自店で登録された会員を対
象として作成され、店舗内管理装置4において記憶さ
れ、管理されている。
【0115】会員登録情報データベースには、会員番号
順に、会員の会員番号、暗証番号、貯玉数、貯玉メダル
数、最終遊技店コード、氏名、郵便番号、住所、電話番
号、免許証番号、登録日および、会員カードの再発行の
有無が示されている。ここで、貯玉メダルとは、メダル
を用いて遊技が行なわれる遊技機について、遊技者所有
のメダルの価値を貯メダル玉数としてホール側に預け入
れることをいう。この貯メダルは、前述した貯玉の場合
と同様に、再プレイに用いることができる。
【0116】さらに、会員登録情報データベースでは、
登録店コード、遊技場名、交換レート、および、現在の
日付が示されている。ここで、「交換レート」とは、パ
チンコ玉またはメダル(スロットマシン等のメダルを用
いる遊技機で使用される遊技媒体)を金額に交換する場
合の交換比率をいい、「円/個」の単位で示される。会
員登録情報データベースにおいては、交換レートがパチ
ンコ玉とメダルとについて個別に示されている。
【0117】このような会員登録情報データベースは、
各遊技場3の店舗内管理装置4で個別に記憶されて管理
される他、集中管理装置2においても記憶されて管理さ
れる。集中管理装置2では、貯玉管理システムに登録さ
れている遊技場3のすべてからそれぞれで管理されてい
る会員登録情報データベースを情報通信により受け、す
べての遊技場3の会員登録情報データベースをまとめて
記憶し、管理する。したがって、集中管理装置2では、
すべての遊技場3の会員の登録情報を把握することがで
きる。
【0118】このように、会員登録情報データベース
が、各遊技場3の店舗内管理装置4で個別に記憶されて
管理されるとともに、集中管理装置2においても記憶さ
れて管理されるため、店舗内管理装置4と集中管理装置
2とのどちらか一方においてシステムエラーおよびシス
テムダウン等の異常状態が生じて当該一方のデータベー
スが正常に使用できなくなった場合でも、他方の正常な
装置が管理しているデータベースをバックアップデータ
として用いることができる。つまり、データベースの使
用に関して、一方の異常な装置を他方の正常な装置がバ
ックアップすることができる。
【0119】図12は、各遊技場3の店舗内管理装置4
において管理される本日会員取引履歴データベースの内
容を表形式で示す図である。
【0120】図12を参照して、本日会員取引履歴デー
タベースは、各遊技場3において本日中に貯玉の取引を
行なった自店の会員の取引の履歴の情報をまとめたもの
である。この本日会員取引履歴データベースは、各遊技
場3ごとに作成され、店舗内管理装置4において記憶さ
れ、管理されている。
【0121】本日会員取引履歴データベースには、取引
の終了時刻順に、会員番号、台番号、パチンコ玉かメダ
ルかの区別、遊技前貯玉数、引落数、貯玉数、遊技後貯
玉数、および、終了時間が示されている。ここで、台番
号とは、遊技者が遊技を行なった遊技機に付された番号
であるが、例外的に、台番号のデータのうち「999
9」の番号はPOS5により貯玉を用いた景品交換の取
引が行なわれた場合に付される。また、「引落数」の欄
は、引落しにより遊技者に付与された玉数(メダルの場
合はメダル数)をいう。「貯玉数」の欄は、預入れが行
なわれた貯玉数(メダルの場合は貯メダル数)を意味す
る。
【0122】図13は、各遊技場3の店舗内管理装置4
において管理される本日他店会員取引履歴データベース
の内容を表形式で示す図である。
【0123】図13を参照して、本日他店会員取引履歴
データベースは、各遊技場3において本日中に貯玉の取
引を行なった他店の会員の取引の履歴の情報をまとめた
ものである。この本日他店会員取引履歴データベース
は、各遊技場3ごとに作成され、店舗内管理装置4にお
いて記憶され、管理されている。
【0124】本日他店会員取引履歴データベースには、
取引の終了時刻順に、登録店コード、会員番号、暗証番
号、台番号、パチンコ玉かメダルかの区別、交換レー
ト、遊技前貯玉数(図中遊技前)、換算数、引落数、貯
玉数、遊技後貯玉数(図中遊技後)、逆換算数、およ
び、終了時間が示されている。ここで、「換算数」と
は、他店の会員の遊技前の貯玉数(メダルの場合は貯メ
ダル数)を自店の交換レートでの貯玉に換算した貯玉数
(メダルの場合は貯メダル数)をいう。また、「逆換算
数」とは、自店の交換レートでの貯玉数(メダルの場合
は貯メダル数)に換算された他店の会員の遊技後の貯玉
数(メダルの場合は貯メダル数)を当該他店の交換レー
トでの貯玉に逆換算した貯玉数(メダルの場合は貯メダ
ル数)をいう。これらの情報の他に、本日他店会員取引
履歴データベースには、自店の交換レートも示されてい
る。
【0125】図14は、集中管理装置2において管理さ
れる他店会員取引履歴データベースの内容を表形式で示
す図である。
【0126】図14を参照して、他店会員取引履歴デー
タベースは、貯玉管理システムに登録されている遊技場
3のそれぞれにおける他店の会員の取引の履歴の情報を
まとめたものである。この他店会員取引履歴データベー
スは、集中管理装置2が各遊技場3において管理されて
いる本日他店会員取引履歴データベースの情報をそれぞ
れ情報通信により受信し、その受信した情報に基づい
て、遊技場別に作成される。この他店会員取引履歴デー
タベースは、集中管理装置2において記憶され、管理さ
れている。
【0127】他店会員取引履歴データベースには、登録
店コード、遊技場名、交換レート(玉,メダル別)、お
よび、履歴データの年月が示されており、どの遊技場の
どの年月のデータであるかが明らかにされている。さら
に、他店会員取引履歴データベースには、取引の終了日
時順に、取引の終了日時、会員番号、台番号、パチンコ
玉かメダルかの区別、引落数、貯玉数、および、収支が
示されている。ここで、「取引の終了日時」は、会員カ
ード20が台間機10またはPOS5から排出された日
時を示している。また、「収支」は、引落数から貯玉数
を減算して得られる数に交換レートを乗算した数、すな
わち、金額(円)により示される。さらに、他店会員取
引履歴データベースには、他店の各会員ごとに示された
収支を合計した収支合計も示されている。このような他
店会員取引履歴データベースは、過去の取引履歴が1ヶ
月ごとにまとめられている。
【0128】図15は、集中管理装置2において管理さ
れる他店会員取引清算データベースの内容を表形式で示
す図である。
【0129】図15を参照して、他店会員取引清算デー
タベースは、貯玉管理システムに登録されている遊技場
3のそれぞれにおける他店の会員の取引を他店遊技場単
位で清算した情報をまとめたものである。この他店会員
取引清算データベースは、集中管理装置2が前述した他
店会員取引履歴データベースの情報に基づいて、遊技場
別に作成する。この他店会員取引清算データベースは、
集中管理装置2において記憶され、管理されている。
【0130】他店会員取引清算データベースには、登録
店コード、遊技場名、交換レート(玉,メダル別)、お
よび、データの年月が示されており、どの遊技場のどの
年月のデータであるかが明らかにされている。さらに、
他店会員取引清算データベースには、登録店コード順
に、登録店コード、総取引件数、玉取引の取引件数、玉
取引の引落数、玉取引の貯玉数、玉取引の差玉数、メダ
ル取引の取引件数、メダル取引の引落数、メダル取引の
貯玉数、メダル取引の差玉数、および、収支が示されて
いる。
【0131】ここで、玉取引とはパチンコ玉の取引をい
い、メダル取引とはメダルの取引をいう。また、総取引
件数とは、玉取引とメダル取引とを合わせた取引の件数
をいう。また、差玉数は、引落数から貯玉数を減算して
得られる数であり、引落数と貯玉数との差を示してい
る。また、収支は、玉取引の差玉数を玉の交換レートに
より金額に換算した値と、メダル取引の差玉数をメダル
の交換レートにより金額に換算した値とを加算して得ら
れる金額(円)であり、他店の遊技場との間で清算する
収支を金額により示している。さらに、他店会員取引清
算データベースには、他店の遊技場ごとに示された収支
を合計した収支合計も示されている。このような他店会
員取引清算データベースは、過去の取引履歴が1ヶ月ご
とにまとめられている。
【0132】図16は、各遊技場3の店舗内管理装置4
において管理される他店最終遊技者情報データベースの
内容を表形式で示す図である。
【0133】図16を参照して、他店最終遊技者情報デ
ータベースは、他店の会員であって、前日において最終
的に貯玉の取引を行なった遊技場が自店である遊技者に
ついての情報をまとめたものである。この他店最終遊技
者情報データベースは、各遊技場3ごとに作成され、店
舗内管理装置4において記憶され、管理されている。
【0134】他店最終遊技者情報データベースには、取
引の終了時間順に、登録店コード、会員番号、暗証番
号、交換レート(玉,メダル別)、貯玉数、および、貯
玉メダル数が示されている。ここで、交換レートは、該
当する他店の会員が会員登録されている遊技場での交換
レートである。「貯玉数」および「貯メダル数」は、遊
技者が取引を終了した時点での数が示されている。
【0135】次に、貯玉管理システムにおいて実行され
る各種の処理について説明する。まず、店舗内管理装置
4において貯玉の取引の管理を行なうための店舗内取引
管理処理を説明する。
【0136】図17は、店舗内管理装置4において実行
される店舗内取引管理の処理内容を示すフローチャート
である。まず、ステップSf(以下、単にSfという)
1により、遊技場3内に設けられた台間機10、POS
5、および、会員登録機6等の遊技装置からデータの送
信があったか否かの判断がなされる。具体的にSf1で
は、店舗内管理装置4が遊技装置からのデータを受信し
たか否かの判断に基づいて、データの送信があったか否
かの判断がなされるのである。
【0137】Sf1によりデータの送信があったと判断
された場合は、後述するSf4に進む。一方、Sf1に
よりデータの送信がなかったと判断された場合は、Sf
2に進み、閉店処理が行なわれるか否かの判断がなされ
る。ここで、閉店処理とは、遊技場3を閉店する場合に
実行される処理である。Sf2により閉店処理が行なわ
れないと判断された場合は、この店舗内取引管理処理が
終了する。一方、Sf2により閉店処理が行なわれると
判断された場合は、Sf3に進み、閉店処理のルーチン
が実行される。閉店処理のルーチンについては、図31
を用いて後述する。
【0138】また、前述したSf1によりデータの送信
があったと判断されてSf4に進んだ場合は、送信され
たデータが店舗内管理装置4において正しく受信された
(受信OK)か否かの判断がなされる。Sf4により正
しく受信されなかったと判断された場合は、Sf5に進
み、データの送信元の装置に対して、正しく受信できな
かった旨(受信NG)を示すデータを返信するととも
に、送信されてきたデータの再送信を要求する処理がな
される。具体的に、データの再送信の要求は、データの
再送信を要求するデータを返信することにより行なわれ
る。Sf5の後、この店舗内取引管理処理が終了する。
【0139】一方、Sf4により正しく受信されたと判
断された場合は、Sf6に進み、受信したデータである
受信情報が会員登録要求であるか否かの判断がなされ
る。Sf6により会員登録要求であると判断された場合
は、Sf7に進み、会員登録処理のルーチンが実行され
た後、この店舗内取引管理処理が終了する。会員登録処
理の処理内容については、図20を用いて後述する。一
方、Sf6により会員登録要求ではないと判断された場
合は、Sf7aに進み、受信情報が会員照会要求である
か否かの判断がなされる。
【0140】Sf7aにより会員照会要求であると判断
された場合は、Sf8に進み、会員照会処理のルーチン
が実行された後、この店舗内取引管理処理が終了する。
会員照会処理の処理内容については、図25を用いて後
述する。一方、Sf7aにより会員照会要求ではないと
判断された場合は、Sf9に進み、受信情報が貯玉要求
であるか否かの判断がなされる。Sf9により貯玉要求
であると判断された場合は、Sf10に進み、貯玉処理
のルーチンが実行された後、この店舗内取引管理処理が
終了する。貯玉処理の処理内容については、図27を用
いて後述する。一方、Sf9により貯玉要求ではないと
判断された場合は、Sf11に進み、受信情報が再プレ
イ要求であるか否かの判断がなされる。
【0141】Sf11により再プレイ要求であると判断
された場合は、Sf12に進み、再プレイ処理のルーチ
ンが実行された後、この店舗内取引管理処理が終了す
る。再プレイ処理の処理内容については、図28を用い
て後述する。一方、Sf11により再プレイ要求ではな
いと判断された場合は、Sf13に進み、受信情報が景
品玉交換要求であるか否かの判断がなされる。Sf13
により景品玉交換要求であると判断された場合は、Sf
14に進み、景品交換処理のルーチンが実行された後、
この店舗内取引管理処理が終了する。一方、Sf13に
より景品交換要求ではないと判断された場合は、Sf1
5に進み、送信元の装置に対し、受信情報エラーを示す
データを返信する処理がなされる。その後、この店舗内
取引管理処理が終了する。
【0142】次に、集中管理装置2において貯玉の取引
を統括的に管理するために実行される取引統括管理処理
を説明する。
【0143】図18は、集中管理装置2において実行さ
れる取引統括管理処理の処理内容を示すフローチャート
である。まず、ステップSP(以下、単にSPという)
1により、貯玉管理システムに登録された遊技場である
登録店の店舗内管理装置4から通信の接続要求があった
否かの判断がなされる。具体的には、接続要求のデータ
が送られてきたか否かに基づいて、接続要求があったか
否かの判断がなされる。
【0144】SP1により接続要求がなかったと判断さ
れた場合は、接続要求があるまでSP1の処理が繰返し
行なわれる。一方、SP1により接続要求があったと判
断された場合は、SP2に進み、通信の接続状態が良好
(接続OK)であるか否かの判断がなされる。
【0145】SP2に進み、接続OKではないと判断さ
れた場合は、SP3に進み、接続状態が良好ではない旨
(接続NG)を示すデータを要求元の店舗内管理装置4
に返信する処理がなされた後、SP1に戻る。一方、接
続OKであると判断された場合は、SP4に進み、接続
要求元の店舗内管理装置4に対し、接続OKである旨を
示すデータと、接続要求元からのデータの送信を要求す
る旨を示すデータとを返信する処理がなされる。
【0146】次に、SP5に進み、SP4でのデータの
送信要求に応じて送信されたデータが集中管理装置2に
おいて正しく受信された(受信OK)か否かの判断がな
される。SP5により正しく受信されなかったと判断さ
れた場合は、SP6に進み、データの送信元の装置に対
して、送信されてきたデータの再送信を要求する処理が
なされる。具体的に、データの再送信の要求は、データ
の再送信を要求するデータを返信することにより行なわ
れる。SP6の後、SP5に戻る。
【0147】一方、SP5により正しく受信されたと判
断された場合は、SP7に進み、受信を完了した旨を示
すデータを送信元の店舗内管理装置4に返信する処理が
なされる。次に、SP8に進み、受信したデータである
受信情報を集中管理装置2に設けられているメモリに記
憶させる処理がなされる。次に、SP9に進み、受信情
報が会員登録要求であるか否かの判断がなされる。
【0148】SP9により会員登録要求であると判断さ
れた場合は、SP10に進み、会員登録処理のルーチン
が実行された後、この取引統括管理処理が終了する。会
員登録処理の処理内容については、図21を用いて後述
する。一方、SP9により会員登録要求ではないと判断
された場合は、SP11に進み、受信情報が会員取引情
報要求であるか否かの判断がなされる。SP11により
会員取引情報要求であると判断された場合は、SP12
に進み、会員取引情報処理のルーチンが実行された後、
この取引統括管理処理が終了する。会員取引情報処理の
処理内容については、図29を用いて後述する。一方、
SP11により会員取引情報要求ではないと判断された
場合は、SP13に進み、受信情報が他店会員情報要求
であるか否かの判断がなされる。
【0149】SP13により他店会員情報要求であると
判断された場合は、SP14に進み、他店会員情報処理
のルーチンが実行された後、この取引統括管理処理が終
了する。他店会員情報処理の処理内容については、図2
6を用いて後述する。一方、SP13により他店会員情
報要求ではないと判断された場合は、SP15に進み、
受信情報が閉店処理要求であるか否かの判断がなされ
る。SP15により閉店処理要求であると判断された場
合は、SP16に進み、閉店処理のルーチンが実行され
た後、この取引統括管理処理が終了する。閉店処理の処
理内容については、図32を用いて後述する。一方、S
P15により閉店処理要求であると判断された場合は、
SP17に進み、受信情報が異常である旨を示す受信情
報エラー示すデータを送信元の店舗内管理装置4に送信
する処理がなされる。SP17の後、SP5に戻る。
【0150】次に、会員登録機6において会員登録を行
なうために実行される会員カード発行処理について説明
する。図19は、会員登録機6において実行される会員
カード発行処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【0151】まず、ステップSa(以下、単にSaとい
う)1により、免許証の挿入を要求する旨を報知する処
理がなされる。具体的には、会員登録機6の表示部60
において、免許証の挿入を要求する旨が表示される。会
員登録を受ける場合には、会員登録を受けるものが登録
の申請者本人であることを証明するための証明書として
運転免許証の提出が義務付けられている。したがって、
ここでは、免許証の挿入が要求されるのである。
【0152】次に、Sa2に進み、免許証の挿入があっ
たか否かの判断がなされる。Sa2により免許証の挿入
がなかったと判断された場合は、Sa1に戻り、免許証
の挿入があるまで報知が繰返し行なわれる。一方、Sa
2により免許証の挿入があったたと判断された場合は、
Sa3に進み、会員登録機6に設けられたスキャナによ
り免許証に記載された情報をイメージ情報として読込む
とともに、会員登録機6に設けられたOCRを用いて、
読込んだイメージ情報を文字コードに変換する処理がな
される。
【0153】次に、Sa4に進み、Sa3により文字コ
ードに変換された免許証記載情報を会員登録機6のメモ
リに記憶させる処理がなされる。次に、Sa5に進み、
暗証番号の入力を要求する旨を報知する処理がなされ
る。具体的には、会員登録機6の表示部60において、
暗証番号の入力を要求する旨が表示される。会員登録を
受ける場合には、会員カード使用の際の本人認証データ
として暗証番号が必要であるため、暗証番号の入力が義
務付けられている。この場合、遊技者は、会員登録機6
の操作入力部61から暗証番号を入力する必要がある。
【0154】次に、Sa6に進み、暗証番号の入力があ
ったか否かの判断がなされる。Sa6により暗証番号の
入力がないと判断された場合は、Sa5に戻り、暗証番
号の入力要求が繰返し行なわれる。一方、Sa6により
暗証番号の入力があったと判断された場合には、Sa7
に進み、会員登録の申請が行われた者について、会員登
録をするために、申請者の会員登録要求、免許証記載情
報、および、暗証番号を示すデータを店舗内管理装置4
に送信させる処理がなされる。このようなデータの送信
が行われた場合、店舗内管理装置4では、会員登録の申
請者が会員登録済の者であるか否かを会員登録情報デー
タベースのデータに基づいて判断し、登録済であるか否
かのデータ、および、会員登録する場合の会員番号また
は既に会員登録されている場合の会員番号等の情報等の
会員カードを発行するための判断に必要なデータを会員
登録機6へ返信する。
【0155】Sa7の後、Sa8に進み、店舗内管理装
置4から返信されてきたデータに基づいて、会員登録の
申請者が会員登録済の者であるか否かの判断がなされ
る。ここで、申請者が会員登録済の者である場合には、
後述するSb8に示される会員登録済である旨を示すデ
ータが店舗内管理装置4から返信されてくる。一方、申
請者が会員登録済の者でない場合には、後述するSb1
6に示される発行店コード、会員番号、および登録完了
を示すデータが店舗内管理装置4から返信されてくる。
したがって、Sa8では、店舗内管理装置4から返信さ
れてきたデータ内容に基づいて、会員登録済の者である
か否かの判断を行なうのである。
【0156】Sa8により会員登録済の者であると判断
された場合は、後述するSa9に進む。一方、Sa8に
より会員登録済の者ではないと判断された場合は、Sa
13に進み、店舗内管理装置4か返信されてきたデータ
に基づいて、発行しようとする会員カード20の記憶部
21に予め定められた登録店コードと、店舗内管理装置
4から送られてきた会員番号とを記録した会員カードを
カード発行部において発行する処理がなされる。次に、
Sa14に進み、挿入されている免許証を排出して返却
する処理がなされる。その後、この会員カード発行処理
が終了する。
【0157】また、前述したSa8により会員登録済の
者であると判断されてSa9に進んだ場合は、会員カー
ド20の再発行をするか否かを申請者に問い合わせる処
理がなされる。具体的には、会員登録機6の表示部60
において、再発行をするか否かの選択操作の入力を要求
する旨が表示される。この場合、申請者は、会員登録機
6の操作入力部において、再発行をするか否かの選択操
作入力を行なう必要がある。
【0158】次に、Sa10に進み、申請者の選択操作
入力に基づいて、再発行をするか否かの判断がなされ
る。Sa10により再発行をしないと判断した場合は、
Sa14に進んで免許証が返却された後、この会員カー
ド発行処理が終了する。一方、Sa10により再発行を
すると判断した場合は、Sa11に進み、店舗内管理装
置4に再発行要求を示すデータを送信する処理がなされ
る。この再発行要求のデータが送信された場合、店舗内
管理装置4では、申請者が再発行回数が上限に達してい
る否かについて検索し、上限値に達している場合には、
発行不可である旨を示すデータを会員登録機6に返信す
る。
【0159】次に、Sa15に進み、Sa11により送
信した再発行要求に応じて返信されたデータに基づい
て、申請者に対して会員カード20の発行が不可能であ
るか否かの判断がなされる。具体的に、後述する発行不
可を示すデータが店舗内管理装置4から返信されてきた
場合は、会員カード20の発行が不可能であると判断す
る。
【0160】Sa15により発行可能であると判断され
た場合は、前述したSa13に進み、会員カード20が
再発行される。一方、Sa15により発行不可能である
と判断された場合は、Sa16に進み、会員登録機6に
おいて会員カード20を発行することが不可能である旨
を報知する処理がなされる。具体的には、会員登録機6
の表示部60において、会員登録機6における会員カー
ド20の発行が不可能である旨が表示される。その場
合、申請者は、遊技場3内のカウンタにおいて、係員に
対して会員カード20の発行の申請を申し出て、発行の
許可が下りれば、会員カード20の発行を受けることが
可能である。Sa16の後、Sa14に進んで免許証が
返却された後、この会員カード発行処理が終了する。
【0161】次に、店舗内管理装置4において会員登録
を行なうために実行される会員登録処理について説明す
る。図20は、店舗内管理装置4において実行される会
員登録処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0162】まず、ステップSb(以下、単にSbとい
う)1により、会員登録機6からの送信情報(申請者の
会員登録要求、免許証記載情報、および、暗証番号のデ
ータ)を受信する処理がなされる。次に、Sb2に進
み、会員登録機6からの送信情報が店舗内管理装置4に
おいて正しく受信された(受信OK)か否かの判断がな
される。
【0163】Sb2により正しく受信されなかったと判
断された場合は、Sb3に進み、会員登録機6に対し
て、送信されてきた情報の再送信を要求する処理がなさ
れる。具体的に、再送信の要求は、当該情報の再送信を
要求するデータを送信することにより行なわれる。この
再送信の要求がなされた場合は、会員登録機6から情報
の再送信が行なわれる。Sb3の後、Sb1に戻る。一
方、Sb2により正しく受信されたと判断された場合
は、Sb4に進み、登録されている免許証番号が受信し
た免許証記載情報に含まれる免許証番号と同じ番号に該
当する会員を前述した会員登録情報データベースを用い
て検索する処理がなされる。
【0164】次に、Sb5に進み、Sb4での検索の結
果、該当する者があるか否かの判断がなされる。Sb5
により該当する者があると判断された場合は、後述する
Sb6に進む。一方、Sb5により該当する者がないと
判断された場合は、受信した免許証記載情報の者がまだ
会員登録されていない者であるので、会員登録を行なう
ために、Sb12に進む。Sb12に進んだ場合は、会
員登録情報データベースを用いて、未登録の会員番号の
うちの最も若い番号を検索する処理がなされる。次に、
Sb13に進み、検索が完了した(検索OK)か否かの
判断がなされる。
【0165】Sb13により検索が完了していないと判
断された場合は、Sb12に戻り、検索を引続き行な
う。一方、Sb13により検索が完了したと判断された
場合は、Sb14に進み、検索された会員番号に、受信
した免許証情報を関連付けて会員登録情報データベース
に記録する処理がなされる。次に、Sb15に進み、S
b14による記録が終了したか否かの判断がなされる。
Sb15により記録が終了していないと判断された場合
は、Sb14に戻り、記録の処理を引続き実行させる。
一方、Sb15により記録が終了したと判断された場合
は、Sb16に進み、会員登録機6に対して、自店の登
録店コード、会員登録情報データベースに記録した会員
番号、および、登録が完了した旨を示す情報を送信する
処理がなされる。
【0166】次に、Sb17に進み、Sb16における
情報の送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなさ
れる。Sb17により送信が完了していないと判断され
た場合は、Sb16に戻り、引続き送信を実行させる。
一方、Sb17により送信が完了したと判断された場合
は、Sb18に進み、集中管理装置2に接続要求を行な
う処理がなされる。具体的には、店舗内管理装置4から
集中管理装置2に対して情報通信のための接続を要求す
る接続要求データが送信される。この接続要求が行なわ
れた場合は、前述したように、集中管理装置2から接続
OKおよびデータ送信要求を示すデータまたは接続NG
を示すデータが返信されてくる。
【0167】次に、Sb19に進み、集中管理装置2か
ら接続OKの情報が返信されたことにより接続OKの状
態になっているか否かの判断がなされる。Sb19によ
り接続OKではないと判断された場合は、Sb18に戻
り、接続要求を行ない続ける。一方、Sb19により接
続OKであると判断された場合は、Sb20に進み、会
員登録要求のデータおよび会員登録情報のデータを集中
管理装置2へ送信する処理がなされる。
【0168】次に、Sb21に進み、Sb20における
情報の送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなさ
れる。Sb21により送信が完了していないと判断され
た場合は、Sb20に戻り、引続き送信を実行させる。
一方、Sb21により送信が完了したと判断された場合
は、この会員登録処理が終了する。
【0169】また、前述したSb5により該当する者が
あると判断されてSb6に進んだ場合は、会員登録の申
請者がすでに会員として登録されている場合であるの
で、会員登録済である旨を示すデータを会員登録機6に
送信する処理がなされる。次に、Sb7に進み、会員カ
ード20の再発行が要求されているか否かの判断がなさ
れる。具体的には、Sb6により会員登録済である旨を
示すデータが送信されると、それに応じて、会員カード
の再発行を希望する場合には、前述したSa11により
再発行要求のデータが送信されてくるため、その再発行
要求のデータを受信したか否かによりSb7の判断を行
なう。
【0170】Sb7により再発行ではないと判断された
場合は、Sb11に進み、発行不可を示すデータを会員
登録機6に送信する処理がなされた後、この会員登録処
理が終了する。一方、Sb7により再発行であると判断
された場合は、Sb8に進み、再発行回数が上限値(た
とえば2回)に達しているか否かの判断がなされる。再
発行回数は会員登録情報データベースにおいて各会員ご
とに管理されており、そのデータに基づいて再発行回数
が上限値に達しているか否かの判断がなされる。
【0171】Sb8により上限値に達していると判断さ
れた場合は、前述したSb11に進み、発行不可のデー
タが送信される。これにより、再発行回数が上限値に達
した場合には、会員登録機6による会員カードの再発行
が禁止される。なお、この例では、再発行回数が上限値
に達した場合を会員カードの再発行禁止条件としたが、
これに限らず、各会員について過去に不正行為の履歴が
あるか否かを会員登録情報データベースに記録してお
き、過去に不正行為の履歴があることを会員カードの再
発行禁止条件に加えてもよい。
【0172】一方、Sb8により上限値に達していない
と判断された場合は、Sb9に進み、会員登録情報デー
タベースにおいて、当該会員の前会員番号の登録を抹消
し、新たな会員番号を検索して、その新たな会員番号に
その会員のすでに登録されてる個人情報を関連付けて会
員登録情報として記録することにより、会員登録を更新
する処理がなされる。次に、Sb10に進み、会員登録
情報データベースにおいて、当該会員についての再発行
回数のデータを「1」だけ加算更新する処理がなされ
る。Sb10の後、Sb16に進み、前述したような新
規の会員登録と同様の処理が行なわれる。
【0173】次に、集中管理装置2において会員登録を
行なうために実行される会員登録処理(図18のSP1
0の処理)について説明する。図21は、集中管理装置
2において実行される会員登録処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0174】まず、ステップSm(以下、単にSmとい
う)1により、店舗内管理装置4から送信(Sb20)
されて受信した会員登録情報のデータに含まれる登録店
コードに基づいて、その登録店コードに該当する遊技場
の会員登録情報データベースを検索する処理がなされ
る。これにより、集中管理装置2が記憶しているすべて
の遊技場の会員登録情報データベースの中から該当する
遊技場に対応する会員登録情報データベースを探し出す
のである。
【0175】次に、Sm2に進み、検索が完了した(検
索OK)か否かの判断がなされる。Sm2により検索が
完了していないと判断された場合は、Sm1に戻り、検
索が続行される。一方、Sm2により検索が完了したと
判断された場合は、Sm3に進み、Sm1により検索し
た会員登録情報データベースに、受信した会員登録情報
のデータを記録する処理がなされる。これにより、集中
管理装置2においては、店舗内管理装置4と同じ内容の
会員登録情報データベースを有することができる。
【0176】次に、Sm4に進み、Sm3による記録が
終了したか否かの判断がなされる。Sm4により記録が
終了していないと判断された場合は、Sm3に戻り、記
録を続行させる。一方、Sm4により記録が終了したと
判断された場合は、Sm5に進み、会員登録が終了した
旨を示すデータを店舗内管理装置4に返信する処理がな
される。次に、Sm6に進み、Sm4におけるデータの
送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされる。
Sm6により送信が完了していないと判断された場合
は、Sm5に戻り、引続き送信を実行させる。一方、S
m6により送信が完了したと判断された場合は、この会
員登録処理が終了する。
【0177】次に、台間機10においてカードに関する
処理を行なうために実行されるカード処理について説明
する。図22は、台間機10において実行されるカード
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0178】まず、ステップSc(以下、単にScとい
う)1により、プリペイドカードリーダライタ18にプ
リペイドカードが挿入されているか否かの判断がなされ
る。具体的には、プリペイドカードリーダライタ18に
カード挿入センサが設けられており、そのセンサの検出
出力に基づいて挿入の有無の判断が行なわれる。
【0179】Sc1により挿入されていると判断された
場合は、後述するSc2に進む。一方、Sc1により挿
入されていないと判断された場合は、Sc17に進み、
会員カードリーダライタ19に会員カードが挿入されて
いるか否かの判断がなされる。具体的には、会員カード
リーダライタ19にカード挿入センサが設けられてお
り、そのセンサの検出出力に基づいて挿入の有無の判断
が行なわれる。Sc17により会員カードが挿入されて
いないと判断された場合は、前述したSc1に戻る。一
方、Sc17により会員カードが挿入されていると判断
された場合は、Sc18に進み、会員カード処理のルー
チンが実行された後、このカード処理が終了する。この
会員カード処理の内容については、図23を用いて後述
する。
【0180】また、前述したSc1により挿入されてい
ると判断されてSc2に進んだ場合は、プリペイドカー
ドの記憶部からカード情報を読取る処理がなされる。こ
こで読取られたカード情報には、カードが発行された店
を特定する発行店コード、カード残高、および、持点等
の情報が含まれている。
【0181】次に、Sc3に進み、自店において発行さ
れたプリペイドカードが挿入されているか否かの判断が
なされる。具体的に、自店において発行されたカードで
あるか否かは、プリペイドカードから読取った発行店コ
ードを自店のコードであるか否かを判別することにより
行なわれる。
【0182】Sc3により自店発行のカードであると判
断された場合は、後述するSc4に進む。一方、Sc3
により自店発行のカードではないと判断された場合は、
Sc13に進み、読取りエラーが発生したか否かの判断
がなされる。Sc13により読取りエラーが発生してい
ないと判断された場合は、Sc15に進み、カードエラ
ー(使用不可能なカードが挿入された旨を示すエラー)
が発生した旨を台間機表示部17で表示することにより
エラー報知を行なう処理がなされた後、Sc16に進
む。このように、遊技場3において、プリペイドカード
は、自店で発行されたプリペイドカードのみが使用でき
るようになっている。
【0183】一方、Sc13により読取りエラーが発生
したと判断された場合は、自店発行のカードである可能
性もあるので、カードエラーを報知せずに、読取りエラ
ーが発生した旨を台間機表示部17で表示することによ
りエラー報知を行なう処理がなされた後、Sc16に進
む。Sc16に進んだ場合は、挿入されているプリペイ
ドカードを返却する処理がなされた後、このカード処理
が終了する。
【0184】前述したSc3により自店発行のカードで
あると判断されてSc4に進んだ場合は、カード残高が
「0」であるか否かの判断がなされる。Sc4によりカ
ード残高が「0」であると判断された場合は、Sc12
に進み、挿入されているプリペイドカードを返却する処
理がなされた後、このカード処理が終了する。一方、S
c4によりカード残高が「0」ではないと判断された場
合は、Sc5に進み、台間機10のメモリ122にカー
ド残高を記憶させる処理がなされる。
【0185】次に、Sc6に進み、パチンコ遊技機9の
持点制御部90にカード残高の情報を送信する処理がな
される。次に、Sc7に進み、会員カードリーダライタ
19に会員カードが挿入されている否かの判断がなされ
る。Sc7により会員カードが挿入されていると判断さ
れた場合は、前述したSc18に進み、会員カード処理
が実行される。一方、Sc7により会員カードが挿入さ
れていないと判断された場合は、Sc8に進み、玉貸キ
ー14の操作入力があったか否かの判断がなされる。
【0186】Sc8により玉貸キー14の操作入力があ
ったと判断された場合は、Sc9に進み、パチンコ遊技
機9に所定カード度数分(たとえば、1回の操作毎に5
00円相当の玉を貸出すなら5度数)をカード残高から
引落した後、前述したSc4に戻る。一方、Sc8によ
り玉貸キー14の操作入力がなかったと判断された場合
は、Sc10に進み、返却キー15の操作入力があった
か否かの判断がなされる。Sc10により返却キー15
の操作入力がなかったと判断された場合は、前述したS
c8に戻る。一方、Sc10により返却キー15の操作
入力があったと判断された場合は、Sc11に進み、プ
リペイドカードの記憶部に現在の持点を記憶させる処理
がなされる。その後、Sc12に進み、挿入されている
プリペイドカードを返却する処理がなされた後、このカ
ード処理が終了する。
【0187】次に、前述したSc18で実行される会員
カード処理について説明する。図23は、台間機10に
おいて実行される会員カード処理の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【0188】まず、ステップSd(以下、単にSdとい
う)1により、会員カード20の記憶部21から、記憶
情報であるカード情報を読取る処理がなされる。次に、
Sd2に進み、挿入されているカードが貯玉管理システ
ムの登録店のカードであるか否かの判断がなされる。具
体的には、カードに記録されている登録店コードを判別
することにより登録店のカードであるか否かをチェック
するのである。
【0189】Sd2により登録店のカードであると判断
された場合は、後述するSd3に進む。一方、Sd2に
より登録店のカードではないと判断された場合は、Sd
22に進み、読取りエラーが発生したか否かの判断がな
される。Sd22により読取りエラーが発生していない
と判断された場合は、Sd23に進み、カードエラー
(使用不可能なカードが挿入された旨を示すエラー)が
発生した旨を台間機表示部17で表示することによりエ
ラー報知を行なう処理がなされた後、Sd24に進む。
このように、遊技場3において、会員カードは、貯玉管
理システムの登録店で発行されたカードのみが使用でき
るようになっている。
【0190】一方、Sd21により読取りエラーが発生
したと判断された場合は、登録店で発行されたカードで
ある可能性もあるので、カードエラーを報知せずに、読
取りエラーが発生した旨を台間機表示部17で表示する
ことによりエラー報知を行なう処理がなされた後、Sd
24に進む。Sd24に進んだ場合は、会員カードとし
て挿入されているカードを返却する処理がなされた後、
Sd1に戻る。
【0191】前述したSd2により登録店のカードであ
ると判断されてSd3に進んだ場合は、Sd1により読
取ったカード情報をメモリ122に記憶させる処理がな
される。次に、Sd4に進み、暗証番号の入力を要求す
る旨を台間機表示部17で表示することにより暗証番号
入力要求報知を行なう。
【0192】次に、Sd5に進み、暗証番号の入力があ
ったか否かの判断がなされる。Sd5により暗証番号の
入力がないと判断された場合は、Sd4に戻り、報知を
繰返し行なう。一方、Sd5により暗証番号の入力があ
ったと判断された場合は、Sd6に進み、会員照会要求
と照会の対象の会員の会員情報(カード情報および暗証
番号等の情報)とを含む会員照会データを店舗内管理装
置4に送信する処理がなされる。このように会員照会デ
ータが送信された場合、店舗内管理装置4は、受信した
会員情報を用いて、カードを挿入した遊技者が会員本人
であるか否かを照会する会員照会処理を行ない、その照
会結果に応じたデータを台間機10に返信する。この会
員照会処理の内容については、図25を用いて後述す
る。
【0193】次に、Sd7に進み、店舗内管理装置4か
ら照会結果に応じて返信されたデータに基づいて、遊技
者が会員であると認められた(照会OK)か否かの判断
がなされる。具体的には、後述する照会NGデータ(図
25のSg9参照)が返信された場合には遊技者が会員
であると認められなかったと判断し、一方、後述する貯
玉数および交換レートのデータが返信された場合には遊
技者が会員であると認められたと判断する。
【0194】Sd7により会員であると認められないと
判断された場合は、Sd4に戻り、暗証番号の入力を再
度要求する。一方、Sd7により会員であると認められ
た場合は、Sd8に進み、その会員の貯玉数および交換
レートの情報をすべて受信する処理がなされる。次に、
Sd9に進み、Sd8により受信した交換レートが自店
の交換レートと違うか否かの判断がなされる。
【0195】Sd9により交換レートが違うと判断され
た場合は、後述するSd14に進む。一方、Sd9によ
り交換レートが違わない、すなわち、交換レートが同じ
であると判断された場合は、Sd10に進み、Sd8に
より受信した貯玉数をメモリ122に記憶させる処理が
なされる。次に、Sd11に進み、メモリ122に記憶
した貯玉数を台間機表示部17に表示させる処理がなさ
れる。次に、Sd12に進み、終了キー17mの操作入
力があった否かの判断がなされる。
【0196】Sd12により終了キー17mの操作入力
があったと判断された場合は、Sd20に進む。Sd2
0では、挿入されている会員カードを返却する処理がな
される。このように、貯玉数が表示された後に終了キー
を操作すれば会員カードが返却されるため、残貯玉数を
確認するだけでよい会員は、貯玉数の表示後に終了キー
を操作すれば会員カードの返却を受けることができる。
Sd20の後、この会員カード処理が終了する。一方、
Sd12により終了キー17mの操作入力がなかったと
判断された場合は、Sd12aに進み、貯玉キー17j
またはリプレイキー17kの操作入力があったか否かの
判断がなされる。Sd12aにより操作入力がなかった
と判断された場合は、Sd12に戻り、前述した処理が
繰返される。Sd12aにより操作入力があったと判断
された場合は、Sd13に進み、貯玉・再プレイ処理の
ルーチンが実行され、その後Sd20に進む。この貯玉
・再プレイ処理の処理内容については、図24を用いて
後述する。
【0197】また、前述したSd9により交換レートが
違うと判断されてSd14に進んだ場合は、図9の
(e)に示されるような貯玉変換表示画面を台間機表示
部17に表示させることにより、Sd8により受信した
貯玉数のデータに含まれる換算前貯玉数と換算後貯玉数
とを表示させる処理がなされる。後述するように、カー
ドを挿入した会員が登録された遊技場と自店とで交換レ
ートが異なる場合には、店舗内管理装置4において、当
該会員の貯玉数が自店の交換レートを用いて換算され、
その換算前貯玉数および換算後貯玉数が貯玉数のデータ
として台間機10に送られてくるのである。したがっ
て、Sd9では、そのような換算前貯玉数および換算後
貯玉数が表示される。このように当該会員が会員登録さ
れた遊技場と、当該会員が遊技を行なう遊技場とで交換
レートが異なる場合においては、前記のように換算前貯
玉数および換算後貯玉数が表示されることにより、どの
ように貯玉数が変換されたかが具体的に明示される。こ
のため、直接的に換算後の貯玉数のみが表示される場合
と比べて、遊技者にとって貯玉数の換算態様がわかりや
くなり、貯玉数の換算に関して、遊技者を納得させ、安
心させることができる。
【0198】ここで、Sd14により表示された貯玉変
換表示画面では、会員の貯玉数を当店の交換レートでの
貯玉数に換算するか否かが問われている。次に、Sd1
5に進み、貯玉変換表示画面に表示された「はいキー」
17rが操作入力されたか否かの判断がなされる。Sd
15により操作入力されなかったと判断された場合は、
後述するSd19に進む。一方、Sd15により操作入
力されたと判断された場合は、Sd17に進み、換算後
貯玉数をメモリ122に記憶させる処理がなされる。こ
れにより、「はいキー」17rが操作された場合には、
会員の貯玉数が自店の交換レートでの貯玉数に換算され
る。次に、Sd18に進み、換算前貯玉数を表示せず
に、Sd17により記憶された換算後貯玉数を表示する
処理がなされる。その後、Sd12に進み、前述したよ
うな処理が行なわれる。
【0199】また、Sd15により操作入力されなかっ
たと判断されてSd19に進んだ場合は、貯玉変換表示
画面に表示された「いいえキー」17sが操作入力され
たか否かの判断がなされる。Sd19により操作入力さ
れなかったと判断された場合は、前述したSd15に戻
り、いずれかのキーが操作されるまでSd15およびS
d19の処理が繰返される。一方、Sd19により操作
入力されたと判断された場合はSd20に進み、会員カ
ードが返却された後、この会員カード処理が終了する。
このように、「いいえキー」17sが操作された場合に
は、会員の貯玉数が自店での交換レートでの貯玉数に換
算されず、会員カードが返却されるのである。
【0200】次に、前述したSd13により実行される
貯玉・再プレイ処理の処理内容を説明する。図24は、
台間機10において実行される貯玉・再プレイ処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【0201】まず、ステップSe(以下、単にSeとい
う)1により、貯玉キー17k(図9の(d)参照)が
操作入力されたか否かの判断がなされる。Se1により
操作入力されていないと判断された場合は、後述するS
e10に進む。一方、Se1により操作入力されたと判
断された場合は、貯玉の預入れが選択された場合であ
り、Se2に進み、持点貯玉要求信号を持点制御部90
に送信する処理がなされる。ここで、持点貯玉要求信号
は、持点を貯玉として預入れるために持点のデータを要
求する信号である。持点制御部90は、持点貯玉要求信
号を受信した場合に、遊技者の現在の持点のデータを台
間機制御部120に返信する。
【0202】次に、Se3に進み、持点貯玉要求信号に
応答して返信されてきた持点のデータの受信を完了した
(受信OK)か否かの判断がなされる。Se3により持
点のデータの受信を完了していないと判断された場合
は、Se2に戻り、持点貯玉要求信号の送信を継続す
る。一方、Se3により持点のデータの受信を完了した
と判断された場合は、Se4に進み、受信した持点と、
現在残っている貯玉数(残貯玉数)とをメモリ122に
記憶させる処理がなされる。
【0203】次に、Se5に進み、Se4により記憶し
た持点および残貯玉数のデータを会員の会員番号のデー
タに関連付けて店舗内管理装置4に送信する処理がなさ
れる。このように送信されるデータは、貯玉要求データ
と呼ばれる。店舗内管理装置4では、このようにして送
信されたデータを受信し、後述するように、該当する会
員の貯玉数の加算更新を行なう。
【0204】次に、Se6に進み、貯玉の預入れをしよ
うとしている会員が登録された遊技場と、自店とで交換
レートが違うか否かの判断がなされる。Se6により交
換レートが違わない、すなわち、交換レートが同じだと
判断された場合は、Se7に進み、残貯玉数に持点を加
算した合算貯玉数を台間機表示部17に表示させる処理
がなされる。その後、Se9に進む。一方、Se5によ
り交換レートが違うと判断された場合は、Se8に進
み、前述した合算貯玉数を、会員登録された遊技場での
交換レートでの貯玉数に変換(逆変換)した逆変換後貯
玉数と、その逆変換前の逆変換前貯玉数との両方により
台間機表示部17に表示させる処理がなされる。その
後、Se9に進む。Se9に進んだ場合は、会員カード
20の記憶部21に最終遊技店コードを記憶する処理が
なされる。Se9の後、この処理が終了する。
【0205】また、前述したSe1により操作入力がさ
れていないと判断されてSe10に進んだ場合は、リプ
レイキーの操作入力がされたか否かの判断がなされる。
Se10により操作入力がされていないと判断された場
合は、Se1に戻り、貯玉キーまたはリプレイキーの操
作入力待ちの状態になる。一方、Se10により操作入
力がされたと判断された場合は、Se11に進み、現在
の残貯玉数が再プレイのための引落し単位数である所定
玉数よりも少ないか否かの判断がなされる。
【0206】Se11により所定玉数よりも少ないと判
断された場合は、再プレイのための引落しが不可能な場
合であり、Se16に進み、残数不足である旨を台間機
表示部17への表示により報知する処理がなされる。S
e16の報知が行なわれた後、Se1に戻る。
【0207】一方、Se11により所定玉数よりも少な
くないと判断された場合は、再プレイのための引落しが
可能な場合であり、Se12に進み、貯玉数から引落し
単位数である所定玉数および再プレイに要する手数料に
相当する玉数(手数料玉数)を引落し、その引落し後の
残貯玉数を台間機表示部17に表示させる処理がなされ
る。次に、Se13に進み、引落し後の残貯玉数をメモ
リ122に記憶させる処理がなされる。次に、Se14
に進み、引落しに応じて、持点制御部90が管理してい
る持点の加算を要求する信号である持点加算要求信号を
パチンコ遊技機9の持点制御部90に送信する処理がな
される。次に、Se15に進み、リプレイキーの操作に
応じた引落し数のデータを会員番号のデータに関連付け
て店舗内管理装置4に送信する処理がなされる。このよ
うに送信されるデータは、再プレイ要求データと呼ばれ
る。Se15の後、前述したSe1に戻る。
【0208】次に、店舗内管理装置4により実行される
会員照会処理の処理内容を説明する。図25は、店舗内
管理装置4において実行される会員照会処理の処理内容
を示すフローチャートである。
【0209】まず、ステップSg(以下、単にSgとい
う)1により、前述したSd6により台間機10から送
信され、店舗内管理装置4において受信した会員照会デ
ータを店舗内管理装置4のメモリに記憶させる処理がな
される。
【0210】次に、Sg2に進み、メモリに記憶された
会員照会データにより示される者が自店で登録された会
員であるか否かの判断がなされる。Sg2により自店で
登録された会員であると判断された場合は、Sg3に進
み、会員照会データにより示される者の会員情報を会員
登録情報データベースのデータから検索し、会員照会を
実施する処理がなされる。その後、Sg6に進む。
【0211】一方、Sg2により自店で登録された会員
ではないと判断された場合は、Sg4に進み、最終遊技
店コードが自店の遊技店コードと一致するか否かの判断
がなされる。Sg4により遊技店コードが一致しないと
判断された場合は、後述するSg10に進む。一方、S
g4により遊技店コードが一致すると判断された場合
は、Sg5に進み、会員照会データにより示される者の
会員情報を他店最終遊技者情報データベースのデータか
ら検索し、会員照会を実施する処理がなされる。その
後、Sg6に進む。
【0212】Sg6に進んだ場合は、Sg3またはSg
5による会員照会の結果、会員照会データにより示され
る者の会員情報が該当するデータベースから見つかり、
その者が会員であると認めれられた(照会OK)か否か
の判断がなされる。Sg6により会員ではないと認めら
れた場合は、後述するSg9に進む。一方、Sg6によ
り会員であると認められた場合は、Sg7に進み、本日
会員取引履歴データベースに、前述した受信情報と、検
索したデータベースに記録されている当該会員の貯玉数
とを記録させる処理がなされる。
【0213】次に、Sg8に進み、当該会員の登録店で
の貯玉数と、登録店の交換レートとを示すデータを、前
述した会員照会データの送信元の台間機10に返信する
処理がなされる。この返信されたデータに基づいて、台
間機10では、照会の結果会員であることが認められた
と判断して貯玉数および交換レートのデータの受信を行
なう(Sd8参照)。Sg8の後、この会員照会処理が
終了する。
【0214】また、前述したSg6により会員ではない
と認められてSg9に進んだ場合は、会員照会データに
より示される者が会員照会データにより示される遊技場
の会員ではないことを示す照合NGデータを、前述した
会員照会データの送信元の台間機10に返信する処理が
なされる。この照合返信されたデータに基づいて、台間
機10では、照会の結果会員であることが認められない
と判断して暗証番号の再入力を要求するのである(Sd
7,Sd4参照)。Sg9の後、この会員照会処理が終
了する。
【0215】また、前述したSg4により遊技店コード
が一致しないと判断されてSg10に進んだ場合は、集
中管理装置2に、接続要求データを送信することによ
り、情報通信のための接続を要求する処理がなされる。
次に、Sg11に進み、集中管理装置2との間で情報通
信を行なうことが可能な状態になった(接続OK)か否
かの判断がなされる。具体的に、Sg11では、集中管
理装置2から接続OKである旨を示すデータと、接続要
求元からのデータの送信を要求する旨を示すデータとが
返信されてきた場合(SP4参照)に、接続OKである
と判断される。
【0216】Sg11により接続OKの状態になってい
ないと判断された場合は、Sg10に戻り、接続要求を
繰返し行なう。一方、Sg11により接続OKの状態に
なっていると判断された場合は、Sg12に進み、他店
会員情報要求および当該会員照会対象者の会員情報(S
g1により記憶したデータ)を示すデータを集中管理装
置2に送信する処理がなされる。このように送信された
データに応じて、集中管理装置2では、会員照会を行な
い、照会結果のデータを店舗内管理装置4に返信する
(So4参照)。
【0217】次に、Sg13に進み、集中管理装置2で
の会員照会の結果、会員情報により示される者が他店の
会員であると認めれられた(照会OK)か否かの判断が
なされる。Sg13により他店の会員ではないと認めら
れた場合は、前述したSg9に進む。一方、Sg13に
より他店の会員であると認められた場合は、Sg14に
進み、当該会員の貯玉数および交換レートのデータを集
中管理装置2から受信し、メモリに記憶させる処理がな
される。
【0218】次に、Sg15に進み、Sg14により記
憶された会員が登録された遊技場と、自店とで交換レー
トが違うか否かの判断がなされる。Sg15により交換
レートが違わない、すなわち、交換レートが同じである
と判断された場合は、貯玉数の換算を行なう必要がない
ので、前述したSg8に進み、メモリに記憶した貯玉数
および交換レートのデータが会員照会データの送信元の
台間機10に返信され、この会員照会処理が終了する。
【0219】一方、Sg15により交換レートが違うと
判断された場合は、貯玉数の換算を行なう必要があるの
で、Sg16に進み、貯玉数を自店の交換レートでの貯
玉数に換算する処理がなされる。具体的には、貯玉数×
(登録店レート÷遊技店レート)の演算式を用いて換算
する。ここで、登録店レートとは会員登録がなされた店
での交換レートをいい、遊技店レートとは自店での交換
レートをいう。
【0220】次に、Sg17に進み、本日他店会員取引
履歴データベースに、Sg1により記憶した受信情報、
Sg16による換算前の貯玉数、および、Sg16によ
る換算後の貯玉数のデータを記録させる処理がなされ
る。Sg17の後、前述したSg8に進み、データベー
スに記録した換算前後の貯玉数および交換レートのデー
タが会員照会データの送信元の台間機10に返信され、
この会員照会処理が終了する。
【0221】次に、前述したSP14により実行される
他店会員情報処理の処理内容を説明する。図26は、集
中管理装置2において実行される他店会員情報処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【0222】まず、ステップSo(以下、単にSoとい
う)1により、前述したSg12により店舗内管理装置
4から送信されて集中管理装置2において受信した他店
会員情報要求のデータおよび会員情報のデータを集中管
理装置2のメモリに記憶させる処理がなされる。
【0223】次に、So2に進み、So1により記憶し
た会員情報により示される者の会員情報を会員情報によ
り特定される登録店コードに対応する会員登録情報デー
タベースのデータから検索する処理がなされる。そし
て、So3に進み、So2による検索の結果、該当する
会員情報が見つかった(検索OK)か否かの判断がなさ
れる。
【0224】So3により該当する会員情報が見つから
なかったと判断された場合は、So2に戻る。一方、S
o3により該当する会員情報が見つかったと判断された
場合は、So4に進み、当該会員情報のデータを送信元
の店舗内管理装置4に返信する処理がなされる。このよ
うに会員情報のデータの返信がなされることにより、店
舗内管理装置4側において、会員カードを使用した者が
他店の会員であることの照会結果を知ることができる
(Sg15)。
【0225】次に、So5に進み、So4における返信
のための送信が完了した(送信OK)か否かの判断がな
される。So5により送信が完了していないと判断され
た場合は、So4に戻り、引続き送信を実行させる。一
方、So5により送信が完了したと判断された場合は、
この他店会員情報処理が終了する。
【0226】次に、前述したSf10により実行される
貯玉処理の処理内容を説明する。図27は、店舗内管理
装置4において実行される貯玉処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0227】まず、ステップSh(以下、単にShとい
う)1により、前述したSe5により台間機10から送
信され、店舗内管理装置4において受信した貯玉要求デ
ータ(会員番号、持点、および残貯玉数を含む)を店舗
内管理装置4のメモリに記憶させる処理がなされる。次
に、Sh2に進み、メモリに記憶された貯玉要求データ
の会員番号の会員が自店で登録された会員であるか否か
の判断がなされる。この判別は、会員登録情報データベ
ースを用い、当該会員の会員番号に基づいて会員の登録
店を特定することにより行なわれる。
【0228】Sh2により自店で登録された会員ではな
いと判断された場合は、後述するSh7に進む。一方、
Sh2により自店で登録された会員であると判断された
場合は、Sh3に進み、受信情報のうちの会員番号に基
づいて、本日会員取引履歴データベースのデータから該
当する会員の取引履歴を検索する処理がなされる。
【0229】次に、Sh4に進み、受信情報のうちの持
点と残貯玉数とを合算(加算)する処理がなされる。次
に、Sh5に進み、Sh4により合算した貯玉数を本日
会員取引履歴データベースの該当する会員の貯玉数とし
て記録する処理がなされる。次に、Sh6に進み、Sh
4により合算した貯玉数を会員登録データベースにおけ
る該当する会員の貯玉数として記録する処理がなされ
る。
【0230】次に、Sh14に進み、Sh4により合算
した貯玉数を貯玉要求データの送信元の台間機10に返
信する処理がなされる。次に、Sh15に進み、集中管
理装置2に接続要求を行なう処理がなされる。具体的に
は、店舗内管理装置4から集中管理装置2に対して情報
通信のための接続を要求する接続要求データが送信され
る。この接続要求が行なわれた場合は、前述したよう
に、集中管理装置2から接続OKおよびデータ送信要求
を示すデータまたは接続NGを示すデータが返信されて
くる。
【0231】次に、Sh16に進み、集中管理装置2か
ら接続OKの情報が返信されたことにより接続OKの状
態になっているか否かの判断がなされる。Sh16によ
り接続OKではないと判断された場合は、Sh15に戻
り、接続要求を行ない続ける。一方、Sh16により接
続OKであると判断された場合は、Sh17に進み、こ
の貯玉処理において処理された貯玉の預入れについて、
会員取引情報要求のデータおよび会員取引履歴情報のデ
ータを集中管理装置2に送信する処理がなされる。
【0232】次に、Sh18に進み、Sh17における
情報の送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなさ
れる。Sh18により送信が完了していないと判断され
た場合は、Sh17に戻り、引続き送信を実行させる。
一方、Sh18により送信が完了したと判断された場合
は、この貯玉処理が終了する。
【0233】また、前述したSh2により自店で登録さ
れた会員ではないと判断されてSh7に進んだ場合は、
受信情報のうちの会員番号に基づいて、本日他店会員取
引履歴データベースのデータにおいて該当する他店会員
の取引履歴を検索する処理がなされる。
【0234】次に、Sh8に進み、受信情報のうちの持
点と残貯玉数とを合算(加算)する処理がなされる。次
に、Sh9に進み、本日他店会員取引履歴データベース
に記録されている他店の会員の登録店の交換レートに基
づいて、当該他店の会員の登録店の交換レートと自店の
交換レートとが違うか否かの判断がなされる。Sh9に
より交換レートが同じであると判断された場合は、Sh
10に進み、Sh8により合算した貯玉数を本日他店会
員取引履歴データベースにおいて該当する会員の貯玉数
として記録する処理がなされる。Sh10の後、前述し
たSh14に進み、前述したような台間機10への合算
貯玉数の返信および集中管理装置2との間の情報通信が
他店の会員について行なわれる。
【0235】一方、Sh9により交換レートが違うと判
断された場合は、Sh11に進み、合算貯玉数を他店の
交換レートでの合算貯玉数に逆換算する処理がなされ
る。具体的には、合算貯玉数×(遊技店レート÷登録店
レート)の演算式を用いて逆換算する。次に、Sh12
に進み、Sh11により逆変換された合算貯玉数を本日
他店本日他店会員取引履歴データベースの該当する会員
の貯玉数として記録する処理がなされる。
【0236】次に、Sh13に進み、Sh11による逆
換算前の貯玉数およびその逆換算後の貯玉数のデータ
を、貯玉要求データの送信元の台間機10に返信する処
理がなされる。Sh13の後、前述したSh15に進
み、前述したような集中管理装置2との間の情報通信が
他店の会員について行なわれる。
【0237】次に、前述したSf12により実行される
再プレイ処理の処理内容を説明する。図28は、店舗内
管理装置4において実行される再プレイ処理の処理内容
を示すフローチャートである。
【0238】まず、ステップSi(以下、単にSiとい
う)1により、前述したSe15にって台間機10から
送信され、店舗内管理装置4において受信した再プレイ
要求データ(会員番号および引落し数を含む)を店舗内
管理装置4のメモリに記憶させる処理がなされる。次
に、Si2に進み、メモリに記憶された再プレイ要求デ
ータが自店で登録された会員のデータであるか否かの判
断がなされる。この判別は、会員登録情報データベース
を用い、当該会員の会員番号に基づいて会員の登録店を
特定することにより行なわれる。
【0239】Si2により自店で登録された会員のデー
タではないと判断された場合は、後述するSi4に進
む。一方、Sh2により自店で登録された会員のデータ
であると判断された場合は、Si3に進み、受信情報の
うちの会員番号に基づいて、本日会員取引履歴データベ
ースのデータにおいて該当する会員の取引履歴を検索
し、その会員の引落し数のデータに所定数(引落し単位
数)を加算し、その加算結果の引落し数を記録する処理
がなされる。Si3の後、この処理が終了する。
【0240】前述したSi2により自店で登録された会
員ではないと判断されてSi4に進んだ場合は、メモリ
に記憶された再プレイ要求データが貯玉管理システムの
他の登録店で登録された会員のデータであるか否かの判
断がなされる。この判別は、当該会員の会員番号に基づ
いて会員の登録店を特定することにより行なわれる。
【0241】Si4により他の登録店で登録された会員
のデータであると判断された場合は、Si5に進み、受
信情報のうちの会員番号に基づいて、本日他店会員取引
履歴データベースのデータにおいて該当する会員の取引
履歴を検索し、その会員の引落し数のデータに所定数
(引落し単位数)を加算し、その加算結果の引落し数を
記録する処理がなされる。Si5の後、この処理が終了
する。
【0242】一方、Si4により他の登録店で登録され
た会員のデータであると判断された場合は、Si6に進
み、受信データに異常が生じた旨を示す受信データエラ
ーのデータを再プレイ要求データの送信元の台間機10
に返信する処理がなされる。そして、Si7に進み、再
プレイ要求データの送信元の台間機10に、この再プレ
イ処理に用いるデータの再送信を要求する旨を示すデー
タを送信することにより、再プレイ要求データの再送信
を要求する処理がなされる。このSi7の後、この再プ
レイ処理が終了する。
【0243】次に、前述したSP12により実行される
会員取引情報処理の処理内容を説明する。図29は、集
中管理装置2において実行される会員取引情報処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【0244】まず、ステップSn(以下、単にSnとい
う)1により、前述したSh17により店舗内管理装置
4から送信され、集中管理装置2において受信した会員
取引情報要求のデータおよび会員取引履歴情報のデータ
を集中管理装置2のメモリに記憶させる処理がなされ
る。
【0245】次に、Sn2に進み、メモリに記憶された
会員取引履歴情報のデータにより示される会員の登録店
コードに対応する遊技場についての会員登録情報データ
ベースを検索する処理がなされる。そして、Sn3に進
み、メモリに記憶された会員取引履歴情報のデータに含
まれる会員番号のデータに基づいて、Sn2により検索
された会員登録情報データベースのデータにおいて該当
する会員のデータを検索し、メモリに記憶された会員取
引履歴情報により示される貯玉数および遊技店コードの
データに基づいて、当該会員の貯玉数のデータおよび最
終遊技店コードのデータを更新記録させる処理がなされ
る。これにより、会員登録情報データベースのデータが
更新される。
【0246】Sn3の後、Sn4に進み、Sn3による
データの記録が終了したか否かの判断がなされる。Sn
4によりデータの記録が終了していないと判断された場
合は、前述したSn3に戻り、記録処理を続行させる。
一方、Sn4によりデータの記録が終了したと判断され
た場合は、この会員取引情報処理が終了する。
【0247】次に、POS5において景品交換が行なわ
れる場合に実行される景品交換処理の処理内容を説明す
る。図30は、POS5において実行される景品交換処
理の処理内容を示すフローチャートである。
【0248】まず、ステップSj(以下、単にSjとい
う)1により、POS5のプリペイドカードリーダライ
タにプリペイドカードが挿入されているか否かの判断が
なされる。具体的には、プリペイドカードリーダライタ
にカード挿入センサが設けられており、そのセンサの検
出出力に基づいて挿入の有無の判断が行なわれる。
【0249】Sj1によりプリペイドカードが挿入され
ていないと判断された場合は、後述するSj22に進
む。一方、Sj1によりプリペイドカードが挿入されて
いると判断された場合は、Sj2に進み、POS5の会
員カードリーダライタに会員カード20が挿入されてい
るか否かの判断がなされる。具体的には、POS5の会
員カードリーダライタにカード挿入センサが設けられて
おり、そのセンサの検出出力に基づいて挿入の有無の判
断が行なわれる。
【0250】Sj2により会員カード20が挿入されて
いると判断された場合は、後述するSj20に進む。一
方、Sj2により会員カード20が挿入されていないと
判断された場合は、Sj3に進み、プリペイドカードの
記憶部から持点のデータを読取り、POS5に設けられ
たメモリに記憶させる処理がなされる。そして、Sj4
に進み、Sj3により記憶した持点をPOS5の表示部
5aに表示させる処理がなされる。Sj4の後、後述す
るSj5に進む。
【0251】また、前述したSj1によりプリペイドカ
ードが挿入されていないと判断されてSj22に進んだ
場合は、Sj2の場合と同様に会員カード20が挿入さ
れているか否かの判断がなされる。Sj22により会員
カード20が挿入されていないと判断された場合は、S
j1に戻る。一方、Sj22により会員カード20が挿
入されていると判断された場合は、Sj23に進む。つ
まり、プリペイドカードの挿入されているか否かにかか
わらず、会員カード20が挿入されている場合に、Sj
23の処理が実行される。
【0252】Sj23に進んだ場合は、POS5の遊技
者入力部から会員の暗証番号の入力があったか否かの判
断がなされる。Sj23により暗証番号の入力があった
と判断された場合は、Sj24に進む。一方、Sj23
により暗証番号の入力がなかったと判断された場合は、
暗証番号の入力を待って、Sj24に進む。Sj24で
は、前述したような会員照会データを店舗内管理装置4
に送信することにより、会員照会を要求する処理がなさ
れる。このように会員照会データが送信されると、それ
に応じて前述した会員照会処理(図25参照)が実行さ
れ、その照会の結果を示すデータ(Sg8,Sg9参
照)がPOS5に返信されてくる。
【0253】次に、Sj25に進み、店舗内管理装置4
から照会結果に応じて返信されたデータに基づいて、遊
技者が会員であると認められた(照会OK)か否かの判
断がなされる。Sj25により遊技者が会員であると認
められた場合は、後述するSj26に進む。一方、Sj
25により遊技者が会員であると認められない場合は、
Sj30に進み、エラーコードをPOS5の表示部5a
に表示することにより、エラーが発生した旨を報知する
とともに、挿入されている会員カード20を排出して遊
技者に返却する処理がなされる。その後、この景品交換
処理が終了する。
【0254】また、Sj25により遊技者が会員である
と認められてSj26に進んだ場合は、次のように、店
舗内管理装置4から返信されたデータを受信する処理が
なされる。Sj26において、自店の会員の場合は貯玉
数のデータを受信し、他店の会員の場合は換算後貯玉数
のデータを受信する。そして、Sj27に進み、持点
と、Sj26により受信した貯玉数とを合算(加算)
し、その合算値をPOS5の表示部5aに表示する処理
がなされる。
【0255】次に、Sj28に進み、全貯玉数を景品交
換するか否かの判断がなされる。ここで、景品交換が行
なわれる場合に、特殊景品と一般景品とのどちらを選択
するかの情報、貯玉数を全てか一部かのどちらでの景品
交換を選択するかの情報、貯玉数の一部を景品交換する
場合の交換する貯玉数がいくらであるかの情報、一般景
品を選択した場合の景品品目および景品数量についての
情報を遊技者が遊技場3内の景品交換カウンタにおいて
係員に申し出る。その場合、係員は、POS5の入力部
5aにおいてこれらの選択情報を入力する。そして、そ
の入力情報に基づいて、前述したSj28、後述するS
j29、およびSj5の処理が行なわれる。
【0256】Sj28により全貯玉数の景品交換はしな
い、すなわち、一部の貯玉数の景品交換をすると判断さ
れた場合は、Sj29に進み、景品交換する貯玉数とし
て、持点と交換貯玉数とを合算し、その合算値をPOS
5の表示部5aに表示する処理がなされる。Sj29の
後、Sj5に進む。一方、Sj28により全貯玉数の景
品交換をすると判断された場合は、そのままSj5に進
む。
【0257】Sj5では、特殊景品の景品交換(換金)
を行なうか否かの判断がなされる。Sj5により特殊景
品の景品交換を行なわないと判断された場合は、後述す
るSj9に進む。一方、Sj5により特殊景品の景品交
換を行なうと判断された場合は、Sj7に進み、持点お
よび交換貯玉数の合算値を特殊景品の交換単位数で割る
特殊景品割り処理がなされる。これにより、特殊景品の
払出し数が求められる。たとえば、遊技場の大景品交換
単位数が1000玉、小景品交換単位数が500玉であ
り、遊技者が2000玉の貯玉と500玉の持点とを特
殊景品に交換する場合には、2500玉を大景品交換単
位数で先に割って行き、割り切れなくなれば残りを小景
品交換単位数で割ることにより、その貯玉および持点が
2つの大景品と1つの小景品とに交換される。
【0258】次に、Sj8に進み、景品交換をしようと
している持点、または、持点と貯玉数との合算値のう
ち、Sj7での特殊景品割り処理により特殊景品に交換
できない残数が生じたか否かの判断がなされる。Sj8
により残数が生じたと判断された場合は、後述するSj
9に進む。一方、Sj8により残数が生じなかったと判
断された場合は、Sj19に進み、Sj7での処理によ
り得られた数の特殊景品を所定の特殊景品払出機から払
出させる処理がなされる。Sj19の後、Sj20に進
む。
【0259】また、Sj5により一般景品交換であると
判断されたか、または、Sj8により残数が生じたと判
断されてSj9に進んだ場合は、残数を貯玉するか否か
の判断がなされる。残数を貯玉するか否かについての情
報は、係員がその旨を遊技者に問い合わせ、遊技者の選
択に基づいて係員がPOS5の入力部5bから入力す
る。残数を貯玉しない場合は、残数を一般景品に交換す
ることになるが、残数を貯玉しないことを告げた遊技者
は、交換する一般景品の品目および数量も係員に告げる
必要がある。入力部5bから入力された情報に基づいて
Sj8の処理が行なわれる。
【0260】Sj9により残数を貯玉すると判断された
場合は、後述するSj15に進む。一方、Sj9により
残数を貯玉しないと判断された場合は、Sj10に進
み、遊技者が取得(景品交換)を希望し、その希望に応
じて係員が用意した景品に付されたバーコードから景品
の景品点数(交換に必要な玉数)をPOS5の読取部に
より読取る処理が行なわれる。このSj10により、遊
技者が取得を希望する景品のすべてについて景品点数
(取得景品点数)が読取られる。
【0261】次に、Sj11に進み、持点と貯玉数との
合算値がSj10により読取られた取得景品点数の合計
値以上の条件を満たしているか否かの判断がなされる。
Sj11により条件を満たしていないと判断された場合
は、Sj18に進み、持点が不足している旨がPOS5
の表示部5aへの表示により報知された後、Sj9に戻
る。この場合、遊技者は、Sj11の条件が満たされる
ように、景品の品目、景品の数量を変更する必要があ
る。
【0262】一方、Sj11により条件を満たしている
と判断された場合は、Sj12に進み、持点と貯玉数と
の合算値のうち、景品交換により残った値である残数を
演算する処理がなされる。具体的には、持点と貯玉数と
の合算値から取得景品点数(合計値)を減算することに
より、残数が求められる。次に、Sj13に進み、持点
の残数が最小点数景品の点数よりも多いという条件を満
たしているか否かの判断がなされる。
【0263】Sj13により条件が満たされていると判
断された場合は、まだ一般景品に交換することが可能で
あるので、前述したSj5に戻り、前述した処理が繰返
し行なわれる。一方、Sj13により条件が満たされて
いないと判断された場合は、Sj14に進み、会員カー
ドが挿入されているか否かの判断がなされる。Sj14
により会員カードが挿入されていると判断された場合
は、Sj15に進み、残数を貯玉する処理が行なわれ
る。Sj15では、他店の会員については自店での交換
レートで示された貯玉数である残貯玉数を他店での交換
レートによる残貯玉数に変換する。具体的には、残貯玉
数×(遊技店交換レート÷登録店交換レート)の演算を
行なうことにより他店の残貯玉数への変換が行なわれ
る。Sj15の後、Sj16に進む。
【0264】一方、Sj14により会員カードが挿入さ
れていないと判断された場合は、そのままSj16に進
む。Sj16においては、プリペイドカードの残数があ
るか否かの判断がなされる。Sj16により残数がある
と判断された場合は、前述したSj20に進む。一方、
Sj16によりプリペイドカードの残数がないと判断さ
れた場合は、Sj17に進んでプリペイドカードを回収
した後、Sj20に進む。
【0265】Sj20に進んだ場合は、返却する必要が
あるカードを排出して遊技者に返却する処理がなされ
る。具体的に、プリペイドカードは残数があるもののみ
を返却する。また、会員カード20は無条件で返却す
る。次に、Sj21に進み、景品交換を行なった会員に
ついて、景品交換処理コード(景品交換が行なわれたこ
とを示すコード情報)、会員番号、景品交換数(景品交
換に費やした持点および貯玉数)、および、残貯玉数の
情報を店舗内管理装置4に送信する処理がなされる。S
j21の後、この景品交換処理が終了する。
【0266】次に、前述したSf3により実行される閉
店処理の処理内容を説明する。図31は、店舗内管理装
置4において実行される閉店処理の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【0267】まず、ステップSk(以下、単にSkとい
う)1により、集中管理装置2に接続要求を行なう処理
がなされる。具体的には、店舗内管理装置4から集中管
理装置2に対して情報通信のための接続を要求する接続
要求データが送信される。この接続要求が行なわれた場
合は、前述したように、集中管理装置2から接続OKお
よびデータ送信要求を示すデータまたは接続NGを示す
データが返信されてくる。
【0268】次に、Sk2に進み、集中管理装置2から
接続OKの情報が返信されたことにより接続OKの状態
になっているか否かの判断がなされる。Sk2により接
続OKではないと判断された場合は、Sk1に戻り、接
続要求を行ない続ける。一方、Sk2により接続OKで
あると判断された場合は、Sk3に進み、自店の登録店
コード、閉店処理要求、および、本日会員取引履歴デー
タベースのデータを集中管理装置2へ送信する処理がな
される。
【0269】次に、Sk4に進み、Sk3におけるデー
タの送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされ
る。Sk4により送信が完了していないと判断された場
合は、Sk3に戻り、引続き送信を実行させる。一方、
Sk4により送信が完了したと判断された場合は、Sk
5に進む。集中管理装置2では、このように送信された
本日会員取引履歴データベースを受信した場合、そのデ
ータベースのデータと、集中管理装置2側で同様に管理
している送信元の遊技場3の会員取引履歴のデータとを
照合し、履歴のデータが一致するか否かの判断を行なう
(図32参照)。そして、集中管理装置2では、履歴が
一致する場合に照合OKのデータを返信し、履歴が一致
しない場合に一致しないデータの箇所を示すデータを返
信する(図32参照)。
【0270】次に、Sk5に進み、集中管理装置2で行
なわれた本日会員取引履歴のデータの照合により集中管
理装置2と店舗内管理装置4とでデータが一致した(照
合OK)か否かの判断がなされる。具体的にSk5で
は、集中管理装置2から照合OKのデータが返信された
場合に照合OKであると判断し、集中管理装置2から一
致しないデータの箇所を示すデータが返信された場合に
照合OKではないと判断する。
【0271】Sk5により照合OKではないと判断され
た場合は、Sk15に進み、店舗内管理装置4におい
て、本日会員取引履歴データの照合においてデータが一
致しない旨を示す本日会員取引履歴照合エラー報知を行
なう処理がなされる。具体的に、Sk15においては、
集中管理装置2から返信されてきた一致しないデータの
箇所を示すデータに基づいて、エラーが発生した旨およ
びエラーの内容を店舗内管理装置4の表示部において表
示させる。遊技場3においては、係員がそのエラー表示
の内容を見てエラーの状態を確認し、エラー復旧のため
の作業を行なう。このように、会員取引履歴に関するデ
ータが一致しない場合にエラー報知が行なわれるため、
通信障害等のシステムエラーによるデータの不一致、お
よび、データが一致しなかった遊技場における不正行為
等の早期発見を行なうことができる。Sk5の後、Sk
13に進み、集中管理装置2との間の接続状態を解除す
る処理がなされた後、この閉店処理が終了する。
【0272】一方、Sk5により照合OKであると判断
された場合は、Sk6に進み、本日会員取引履歴データ
ベースのデータを削除する処理がなされる。次に、Sk
7に進み、本日他店会員取引履歴データベースのデータ
を集中管理装置2へ送信する処理がなされる。
【0273】次に、Sk8に進み、Sk7におけるデー
タの送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされ
る。Sk8により送信が完了していないと判断された場
合は、Sk7に戻り、引続き送信を実行させる。一方、
Sk8により送信が完了したと判断された場合は、Sk
9に進む。集中管理装置2では、このように送信された
本日他店会員取引履歴データベースを受信した場合、そ
のデータベースのデータと、集中管理装置2側で同様に
管理している送信元の遊技場3の他店会員取引履歴のデ
ータとを照合し、履歴のデータが一致するか否かの判断
を行なう(図32参照)。そして、集中管理装置2で
は、履歴が一致する場合に照合OKのデータを返信し、
履歴が一致しない場合に一致しないデータの箇所を示す
データを返信する(図32参照)。
【0274】次に、Sk9に進み、集中管理装置2で行
なわれた本日他店会員取引履歴のデータの照合により集
中管理装置2と店舗内管理装置4とでデータが一致した
(照合OK)か否かの判断がなされる。具体的にSk9
では、集中管理装置2から照合OKのデータが返信され
た場合に照合OKであると判断し、集中管理装置2から
一致しないデータの箇所を示すデータが返信された場合
に照合OKではないと判断する。
【0275】Sk9により照合OKではないと判断され
た場合は、前述したSk15に進み、店舗内管理装置4
において、本日他店会員取引履歴データの照合において
データが一致しない旨を示す本日他店会員取引履歴照合
エラー報知を行なう処理がなされる。その場合、前述し
たようなエラーが発生した旨およびエラーの内容が店舗
内管理装置4の表示部において表示される。その後、前
述した場合と同様の処理が実行される。
【0276】一方、Sk9により照合OKであると判断
された場合は、Sk10に進み、本日他店会員取引履歴
データベースのデータを削除する処理がなされる。本日
他店会員取引履歴が照合OKである場合には、集中管理
装置2において自店および他店の会員についての取引の
履歴が照合された遊技場について、本日分の取引の履歴
に基づいて収支演算が実行されて取引の清算が行なわ
れ、その収支の演算結果が記録された本日までの他店会
員取引清算データベースを返信する処理がなされる(図
32参照)。
【0277】次に、Sk11に進み、集中管理装置2か
ら送信された本日までの他店会員取引清算データベース
を受信してメモリに記憶させる処理がなされる。遊技場
3は、この他店会員取引清算データベースに基づいて、
他店の会員の取引により他店との間で生じた損益を相互
に埋合わせるために、他店との間で金銭の請求および支
払いを行なう。
【0278】次に、Sk12に進み、Sk11により受
信したデータが店舗内管理装置4において正しく受信さ
れた(受信OK)か否かの判断がなされる。Sk12に
より正しく受信されなかったと判断された場合は、Sk
14に進み、データの送信元の装置に対して、再送信を
要求する旨を示すデータを返信する処理がなされる。S
k14の後、Sk11に戻り、前述した処理が繰返し実
行される。
【0279】一方、Sk12により正しく受信されたと
判断された場合は、Sk13に進み、集中管理装置2と
の間の接続を解除する処理がなされる。その後、この閉
店処理が終了する。
【0280】次に、前述したSP16により実行される
閉店処理の処理内容を説明する。図32は、集中管理装
置2において実行される閉店処理の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【0281】まず、ステップSz(以下、単にSzとい
う)1により、店舗内管理装置4から送信された登録店
コードおよび本日会員取引履歴データベースのデータを
受信し、集中管理装置2のメモリに記憶させる処理がな
される。
【0282】次に、Sz2に進み、Sz1により受信し
たデータが集中管理装置2において正しく受信された
(受信OK)か否かの判断がなされる。Sz2により正
しく受信されなかったと判断された場合は、Sz3に進
み、データの送信元の装置に対して、再送信を要求する
旨を示すデータを返信する処理がなされる。Sz3の
後、Sz1に戻る。一方、Sz2により正しく受信され
たと判断された場合は、Sz4に進み、受信した登録店
コードにより特定される登録店について、集中管理装置
2において管理されている会員取引履歴データベースか
ら本日分の会員の取引の履歴のデータを読出し、その取
引履歴データと受信した取引履歴データとを照合する処
理がなされる。
【0283】次に、Sz5に進み、Sz4において照合
された取引履歴データが一致した(照合OK)か否かの
判断がなされる。Sz5により照合された取引履歴デー
タが一致していないと判断された場合は、Sz6に進
み、履歴が一致しないデータの箇所を示したデータをデ
ータの送信元の店舗内管理装置4に返信する処理がなさ
れる。
【0284】次に、Sz7に進み、集中管理装置2が管
理している会員取引履歴データベースにおいて、記録さ
れてから所定期間(たとえば1ヵ月)経過した古い履歴
のデータを削除する処理がなされる。これにより、不要
なデータが自動的に削除でき、メモリの使用量を減らす
ことができる。次に、Sz8に進み、情報通信中の店舗
内管理装置4から送信されてくる本日他店会員取引履歴
データベースのデータベースを受信し、その受信したデ
ータをメモリに記憶させる処理がなされる。
【0285】次に、Sz10に進み、Sz8により受信
したデータが集中管理装置2において正しく受信された
(受信OK)か否かの判断がなされる。Sz10により
正しく受信されなかったと判断された場合は、Sz9に
進み、データの送信元の装置に対して、再送信を要求す
る旨を示すデータを返信する処理がなされる。Sz9の
後、Sz1に戻る。一方、Sz10により正しく受信さ
れたと判断された場合は、Sz11に進み、受信した登
録店コードにより特定される登録店について、集中管理
装置2において管理されている他店会員取引履歴データ
ベースから本日分の他店会員の取引の履歴のデータを読
出し、その取引履歴データと受信した取引履歴データと
を照合する処理がなされる。
【0286】次に、Sz12に進み、Sz11において
照合された取引履歴データが一致した(照合OK)か否
かの判断がなされる。Sz12により照合された取引履
歴データが一致していないと判断された場合は、Sz2
1に進み、履歴が一致しないデータの箇所を示したデー
タをデータの送信元の店舗内管理装置4に返信する処理
がなされた後、Sz22に進んで接続状態が解除されて
閉店処理が終了する。
【0287】一方、Sz12により照合された取引履歴
データが一致していると判断された場合は、Sz13に
進み、本日分の取引履歴に伴う収支計算を各登録店コー
ドごと(遊技場ごと)に実施する処理がなされる。この
場合の収支計算は、前述した図9に示された収支計算で
ある。次に、Sz14に進み、Sz13による収支計算
の結果を、該当する遊技場に対応して管理されている他
店会員取引清算データベースに追加記録する処理がなさ
れる。これにより、本日までのデータを記録した他店会
員取引清算データベースが作成される。そして、Sz1
5に進み、Sz14により作成された本日までのデータ
を記録した他店会員取引清算データベースのデータを該
当する遊技場の店舗内管理装置4に返信する処理がなさ
れる。
【0288】次に、Sz16に進み、Sz15における
データの送信が完了した(送信OK)か否かの判断がな
される。Sz16により送信が完了していないと判断さ
れた場合は、Sz15に戻り、引続き送信を実行させ
る。一方、Sz16により送信が完了したと判断された
場合は、Sz17に進む。Sz17では、Sz1および
Sz8により受信したデータの送信元の店舗内管理装置
4が設けられた遊技場の登録店コードと一致する最終遊
技店コードが記録された会員の会員登録情報を当該遊技
場の店舗内管理装置4に返信する処理がなされる。この
ように、登録店コードと一致する最終遊技店コードの遊
技場の店舗内管理装置4に他店会員の会員登録情報が送
信された場合、その店舗内管理装置4においては、その
会員登録情報を前述した他店最終遊技者情報に記録す
る。これにより、店舗内管理装置4においては、他店の
会員の会員照会を行なう場合に、集中管理装置2と情報
通信を行なう必要がなくなる。これにより、他店の会員
の会員照会を行なう場合の処理速度が向上する。
【0289】次に、Sz18に進み、Sz17における
データの送信が完了した(送信OK)か否かの判断がな
される。Sz18により送信が完了していないと判断さ
れた場合は、Sz17に戻り、引続き送信を実行させ
る。一方、Sz18により送信が完了したと判断された
場合は、Sz19に進む。
【0290】Sz19においては、情報通信をしていた
店舗内管理装置4との接続状態が解除されたか否かの判
断がなされる。Sz19により接続状態が解除されたと
判断された場合は、Sz20に進む。一方、Sz19に
より接続状態が解除されていないと判断された場合は、
接続状態が解除されるのを待ってSz20に進む。Sz
20では、現在接続を行なっている店舗内管理装置4と
の間での接続を解除し、対応する登録店コードの遊技場
3を閉店処理が終了した遊技場として認識する処理がな
される。Sz20の後、この閉店処理が終了する。
【0291】次に、以上に示した第1実施形態により得
られる主な効果を説明する。各遊技場3に設けられた台
間機10およびPOS5が、いずれの遊技場において発
行された会員カードについても受付け、貯玉管理システ
ムにおいて会員カードを用いた貯玉の取引を共通に実行
させる処理が行なわれる。このため、単一の会員カード
を所持するだけで複数の遊技場3において貯玉の取引を
行なうことができるようになる。これにより、遊技者に
よる貯玉の管理が容易になるようにすることができる。
【0292】さらに、集中管理装置2において、貯玉の
増加または減少を伴う取引が行なわれたことに応じて当
該取引が行なわれた遊技場側と貯玉が貯蓄された遊技場
との間で損益が生じた場合に、生じた損益を相互に埋合
わせる取引決済処理が行なわれる。このため、遊技者が
所有する貯玉が貯蓄されていない遊技場において当該遊
技者の貯玉の取引をさせる場合に、貯玉の取引が行なわ
れた遊技場側と、貯玉が貯蓄されている遊技場側との間
で生じた損益を相互に埋合わせる決済が行なわれること
により、これらの遊技場の間で貯玉の取引に関する収支
を公平にすることができる。これにより、貯玉の取引が
行なわれた遊技場側と貯玉が貯蓄されている遊技場側と
の間で貯玉の公平な管理を行なうことができる。このよ
うに会員カードの処理および貯玉の処理を行なうことに
より、遊技者側、貯玉の取引が行なわれた遊技場側、お
よび貯玉が貯蓄されている遊技場側のそれぞれにおい
て、貯玉の管理上の不都合が極力生じないようにするこ
とができる。
【0293】また、会員管理運用機関1に設けられた集
中管理装置2により複数の遊技場3における貯玉の取引
が統括して管理され、貯玉の取引について必要な取引決
済処理が統括的に行なわれるため、各遊技場3側での取
引決済処理の負担を軽減することができる。
【0294】また、会員カードを用いて貯玉を預入れる
場合に、その貯玉が当該会員カードを発行した遊技場に
対応する遊技結果価値として預入れられるので、会員カ
ードを用いて預入れられた貯玉は、当該会員カードを発
行した遊技場に帰属して管理される。このため、会員カ
ードを発行した遊技場3では、取引された貯玉が当該遊
技場に帰属するものであるか否かを区別することができ
るので、遊技場3に帰属する貯玉と、帰属しない貯玉と
で異なったサービスを遊技者に提供することができる。
遊技者に対するサービスをバラエティに富んだものにす
ることができる。
【0295】なお、この第1実施形態に示したシステム
では、遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果価値が
再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値として、
貯玉を用いる例を説明した。しかし、これに限らず、前
述したシステムにおいては、貯玉の代わりに、第2実施
形態において示す貯ポイントを行なうようにしてもよ
い。
【0296】第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態に
おいては各遊技場が貯玉を保有する例を示したが、この
第2実施形態では、会員管理運用機関が貯玉を一括的に
管理する例を説明する。この第2実施形態においは、第
1実施形態との相違点を主に説明する。
【0297】この第2実施形態の場合には、貯玉の代わ
りに貯ポイントという概念が用いられる。第1実施形態
に示した貯玉の場合には遊技者が所有する玉を玉数で表
わされた価値で貯蓄するが、貯ポイントは、遊技者が所
有する玉をポイント数で表わされた価値で貯蓄するもの
である。この貯ポイントは、玉数をポイント数に変換し
て貯蓄するものであり、貯玉の変形例であるとも言え
る。
【0298】次に、貯玉と貯ポイントとを対比した場合
の比較例を具体的に示す。交換レートが2.0円の遊技
場において、会員が1000玉を預入れる場合、その預
入れる玉は次のような貯玉数および貯ポイント数とな
る。貯玉数の場合は、預入れられた1000玉がそのま
ま1000玉の貯玉数となる。貯ポイントの場合は、た
とえば1ポイントが0.1円であるとすれば、預入れら
れた1000玉が2000円(=1000玉×2.0)
であるので、20000ポイント(=2000円×1/
0.1)の貯ポイント数となる。
【0299】第2実施形態の場合には、貯玉ではなく、
貯ポイントが管理される。このため、第2実施形態の場
合の管理システムは、貯ポイント管理システムと呼ばれ
る。図33は、第2実施形態による貯ポイント管理シス
テムの全体構成を示すブロック図である。図33におい
て、図1と共通する部分については同一の参照符号を付
し、その重複した説明を繰返し行なわない。
【0300】第2実施形態の貯ポイント管理システムに
おいては、経営主体が異なる複数の遊技場3,3,…が
本システムの登録店として加入している。この場合の貯
ポイント管理システムでは、各遊技場ごとに会員の遊技
者を登録するのではなく、会員管理運用機関1が集中的
に会員を登録する。すなわち、この貯ポイント管理シス
テムにおける会員は、会員カードの発行を受けた遊技場
3に帰属するのではなく、会員管理運用機関1に帰属し
て管理される。この貯ポイント管理システムにおける会
員は、システム会員と呼ばれる。
【0301】会員カード(システム会員カードともい
う)200は、各遊技場3で発行されるのであるが、遊
技場に管理責任があるカードではなく、会員管理運用機
関1に管理責任があるカードとして発行される。この会
員カード200は、第1実施形態の場合の会員カード2
0と同様の構成のICカードよりなり、貯ポイントの預
入れおよび再プレイの実行等の予め定められた会員の特
典を享受する場合に貯ポイント管理システムのいずれの
登録店においても共通に使用することが可能である。
【0302】会員管理運用機関1においては、システム
会員の会員情報を一元的に管理する。貯ポイント管理シ
ステムに登録された遊技場3のそれぞれは、システム会
員の会員情報の管理を行なわない。この貯ポイント管理
システムにおいても、登録された遊技場3および会員管
理運用機関1が電話回線よりなる情報通信線を用いて情
報通信ネットワークを形成している。
【0303】会員管理運用機関1は、各遊技場から情報
通信により各遊技場の会員情報をすべて受取り、受取っ
た情報に基づいて、貯ポイント管理システムに登録され
ているすべての遊技場の会員の会員情報を集約的に管理
する。
【0304】なお、この例では、貯ポイント管理システ
ムの情報通信ネットワークが電話回線という汎用の回線
を用いて形成される場合を説明したが、これに限らず、
ネットワーク専用の通信回線を用いてネットワークを形
成してもよい。また、このネットワークは、通信線を用
いて情報の通信を行なうネットワークに限られるもので
はなく、通信衛星を用いて情報の通信を行なうネットワ
ーク等、無線通信を用いて情報の通信を行なうことが可
能なネットワークで形成されてもよい。
【0305】各遊技場の会員は、会員カード200を用
いることにより、貯ポイント管理システムに登録された
いずれの遊技場においても、貯ポイントの預入れおよび
再プレイ等の貯ポイントに関する所定の処理を行なうこ
とができる。このように、会員は、貯ポイントに関する
処理をどの遊技場においても行なうことが可能であり、
貯ポイントの価値は会員管理運用機関1に帰属し、会員
管理運用機関1において貯蓄される。
【0306】会員管理運用機関1に会員の貯ポイントが
帰属するため、システムに登録された遊技場において会
員により貯ポイントの預入れが行なわれた場合には、預
入れられた貯ポイントの価値を遊技場3が一時的に受取
ることになるため、会員管理運用機関1から見ると、一
時的な損失となるが、その埋合わせとして、その貯ポイ
ントの預入れ数に相当する価値の金額が当該遊技場3か
ら会員管理運用機関1に支払われることになる。また、
会員が遊技場3において再プレイを行なった場合には、
遊技場3が当該会員の貯ポイントを保有していないた
め、再プレイのために使用された価値が当該遊技場3の
一時的な損失となるが、その埋合わせとして、再プレイ
のために使用された貯ポイント数に相当する価値の金額
が会員管理運用機関1から当該遊技場に支払われること
になる。このように、貯ポイントに関する処理をいずれ
の遊技場においてもできるようにしたことにより貯ポイ
ントの価値が遊技場間で流通するが、その流通に伴って
不当な損失が生じないように、貯ポイントの価値の流通
に伴う損益が会員管理運用機関1と遊技場3との間で相
互に埋合わされる。このような貯ポイントの価値の流通
および利益調整に関する処理は、会員管理運用機関1に
より統括的に行なわれる。
【0307】次に、会員管理運用機関1および各遊技場
3の内部構成について説明する。図34は、第2実施形
態による会員管理運用機関1および各遊技場3の内部構
成を示すブロック図である。図34において、図2と共
通する部分については同一の参照符号を付し、その重複
した説明を繰返し行なわない。
【0308】図34に示された会員管理運用機関1およ
び各遊技場3の内部構成が図2と異なるのは、店舗内管
理装置4の代わりに中継端末装置40が設けられている
ことである。この中継端末装置40は、各遊技場3が会
員を有しておらず、遊技場単位で会員情報を記憶して管
理する必要がないため、設けられたものである。中継端
末装置40は、遊技場3内の各種装置と、集中管理装置
2との間でのデータの中継および所定のデータの管理を
行なう機能を有する端末装置であり、コンピュータによ
り構成される。
【0309】次に、集中管理装置2において管理される
情報と中継端末装置40において管理される情報との関
係を説明する。図35は、第2実施形態による集中管理
装置2において管理される貯ポイントの情報と店舗内管
理装置40において管理される貯ポイントの情報との関
係を示すブロック図である。
【0310】図35においては、A店〜E店の5つの店
舗の遊技場3のそれぞれの中継端末装置40での管理情
報と、これらの遊技場を管理する集中管理装置2での管
理情報とが示されている。図35において、図3と共通
する機能については重複した説明を繰返し行なわない。
【0311】各中継端末装置40においては、本日取引
清算情報および定月取引清算情報が管理されている。本
日取引清算情報とは、本日において自店で会員が貯ポイ
ントに関する取引をした場合における自店と会員管理運
用機関1との間での取引の清算に関する情報をまとめた
情報である。定月取引清算情報とは、自店で会員が貯ポ
イントに関する取引をした場合における自店と会員管理
運用機関1との間での取引の清算に関する情報を月単位
でまとめた情報である。
【0312】集中管理装置2においては、全登録店取引
清算情報、登録店別取引清算情報、会員登録情報、会員
取引履歴情報、および、本日会員取引履歴情報が管理さ
れている。
【0313】ここで、全登録店取引清算情報とは、全登
録店について、会員が貯ポイントに関する取引をした場
合における遊技場と会員管理運用機関1との間での取引
の清算に関する情報をまとめた情報である。登録店別取
引清算情報とは、会員が貯ポイントに関する取引をした
場合における遊技場と会員管理運用機関1との間での取
引の清算に関する情報を登録店別にまとめた情報であ
る。会員登録情報とは、システム会員の登録情報であ
る。会員取引履歴情報とは、会員における貯ポイントの
取引の履歴を示す情報である。本日会員取引履歴情報と
は、会員における本日の貯ポイントの取引の履歴を示す
情報である。
【0314】このように、集中管理装置2においては、
システム会員についての会員登録情報が管理されるとと
もに、貯ポイントの取引に関する各種の情報が会員単
位、遊技場単位、および、システム単位で管理される。
そして、中継端末装置40においては、貯ポイントの取
引の清算に関する情報が日単位および月単位で管理され
る。
【0315】このように、第2実施形態の場合には、各
遊技場3の中継端末装置40で管理すべき情報の種類が
少なくなるので、第1実施形態の場合よりも中継端末装
置40における情報管理の負担を軽減することができ
る。
【0316】この貯ポイント管理システムにおいて使用
される会員カード200は、前述した会員20と同様の
構成のICカードにより構成されるが、その記憶部には
少なくとも会員番号が記憶されればよい。それは、会員
管理運用機関1が一元的に会員情報を管理するからであ
る。
【0317】この第2実施形態の場合にも、台間機10
の台間機表示部17には、前述した図9に示したものと
同様の表示画面が表示される。ただし、第2実施形態の
場合には、貯玉の代わりに貯ポイントをするため、前述
した貯玉キー17jの代わりに貯ポイントキーが表示さ
れ、貯玉数が表示される画面において、貯玉数の代わり
に貯ポイント数が表示される。貯ポイントキーが操作入
力されると、貯ポイントを行なうことができる。また、
前述したリプレイキー17kおよび終了キー17mにつ
いては、同様のものが表示される。また、図9の(e)
に示される換算についての画面は表示されない。また、
図9の(f)のうちの換算数は表示されない。
【0318】次に、会員の遊技者が遊技場3で遊技を行
なった場合における遊技場3と会員管理運用機関1との
間での貯ポイントの取引の例を説明する。ここでは、シ
ステム会員がA店において貯ポイントを用いて遊技を行
なった場合を例にとって説明する。
【0319】図36は、遊技者が遊技場で遊技を行なっ
た場合における遊技場3と会員管理運用機関1との間で
の貯ポイントの取引の流れを示す図である。遊技者が遊
技をしたA店の交換レートは2.5であり、貯ポイント
管理システムにおける貯ポイントの換算率は、1ポイン
ト(以下、この単位を「P」により表わす)=0.1円
である。この例でのシステム会員となっている遊技者
は、貯ポイントを有していない。
【0320】遊技者は、A店において、プリペイドカー
ドを購入し、そのプリペイドカードからの引落しに基づ
いて得たパチンコ玉を用いて遊技を行ない、その遊技の
結果、10000点の持点を獲得した。そして、遊技者
は、獲得した持点に基づいて、A店において10000
点の持点の預入れを行なった。この10000点は、金
額に換算すると10000×2.5=25000円であ
り、ポイント数に換算すると250000Pである。し
たがって、この場合には、遊技者が250000Pの貯
ポイントをしたことになる。
【0321】この場合、預入れられた貯ポイントは、A
店が受取るが、結果的に会員管理運用機関1が保有する
ものであるため、そのままでは会員管理運用機関1にお
いて25000円の損失が生じる。この損益を埋合わせ
るために、会員管理運用機関1は25000円をA店に
請求する必要があり、この請求に応じてA店は2500
0円を会員管理運用機関1に支払う必要がある。したが
って、この貯ポイントの預入れに伴う取引においては、
会員管理運用機関1側に25000円の請求額が生じ、
A店側に25000円の支払額が生じる。
【0322】次に、遊技者は、貯ポイントから1000
00Pを引落して再プレイにより遊技を行なった。この
場合、会員管理運用機関1が保有する貯ポイントが引落
されて遊技者に付与されるため、そのままでは、遊技者
の貯ポイントが預入れられていないA店において100
00円の損失が生じる。この損失を埋合わせるために、
A店は10000円を会員管理運用機関1に請求する必
要があり、この請求に応じて会員管理運用機関1は10
000円をA店に支払う必要がある。したがって、この
再プレイに伴う取引においては、A店側に10000円
の請求額が生じ、会員管理運用機関1側に10000円
の支払額が生じる。
【0323】そして、その再プレイによる遊技の結果、
遊技者が5000点の持点を獲得した。そして、遊技者
は、獲得した持点に基づいて、5000点の持点の預入
れを行なった。この5000点は、金額に換算すると5
000×2.5=12500円であり、ポイント数に換
算すると125000Pである。したがって、この場合
には、遊技者が125000Pの貯ポイントをした。
【0324】この場合、預入れられた貯ポイントは、A
店が受取るが、結果的に会員管理運用機関1が保有する
ものであるため、そのままでは会員管理運用機関1にお
いて12500円の損失が生じる。この損失を埋合わせ
るために、会員管理運用機関1は12500円をA店に
請求する必要があり、この請求に応じてA店は1250
0円を会員管理運用機関1に支払う必要がある。したが
って、この貯ポイントの預入れに伴う取引においては、
会員管理運用機関1側に12500円の請求額が生じ、
A店側に12500円の支払額が生じる。この時点での
遊技者の貯ポイント数は、275000Pになってい
る。
【0325】その後、遊技者は、2000点相当の景品
を貯ポイントから交換した。この場合、A店は、交換レ
ートが2.5であり、遊技者に対して2000×2.5
=5000円分の景品を付与した。この場合、会員管理
運用機関1が保有する貯ポイントを用いてA店において
景品交換が行なわれるため、そのままでは、A店におい
て5000円の損失が生じる。この損益を埋合わせるた
めに、A店は5000円を会員管理運用機関1に請求す
る必要があり、この請求に応じて会員管理運用機関1は
5000円をA店に支払う必要がある。したがって、こ
の特殊景品の景品交換に伴う取引においては、A店側に
5000円の請求額が生じ、会員管理運用機関1側に5
000円の支払額が生じる。この時点での残りの貯ポイ
ント数は、225000Pになっている。この景品交換
を以て、遊技者によるA店での会員カードを使用した貯
ポイントの取引が終了した。
【0326】以上のような貯ポイントの引落し、貯ポイ
ントの預入れ、および、貯ポイントの景品交換による貯
ポイントの取引が行なわれた場合の収支は、次のとおり
となる。
【0327】まず、会員管理運用機関1においては、貯
ポイントの預入れについての25000円の請求、貯ポ
イントの引落しについての10000円の支払い、貯ポ
イントの預入れについての12500円の請求、およ
び、景品交換についての5000円の支払いがあるた
め、最終的にまとめて22500円をA店側に請求す
る。これに対し、A店においては、貯ポイントの預入れ
についての25000円の支払い、貯ポイントの引落し
についての10000円の請求、貯ポイントの預入れに
ついての12500円の支払い、および、景品交換につ
いての5000円の請求があるため、最終的にまとめて
22500円を会員管理運用機関1側に支払う。
【0328】このように、貯ポイント管理システムにお
いては、貯ポイントの取引が行なわれた遊技場側と貯ポ
イントが貯蓄された会員管理運用機関1との間で貯ポイ
ントの取引によって損益が生じた場合に、生じた損益を
相互に埋合わせる取引決済処理が行なわれる。このよう
な取引決済処理は、会員管理運用機関1の集中管理装置
2により統括的に行なわれる。このような取引決済処理
は、閉店時において1日分をまとめて行なわれる。これ
により、遊技場間での請求および支払いに関する手間を
省くことができる。
【0329】なお、このような取引決済処理は、1週間
ごと等の1日よりも長い周期で所定期間ごとに行なって
もよく、遊技場の営業中の所定時間経過ごとに行なって
もよく、または、貯玉の取引が行なわれるごとに行なっ
てもよい。
【0330】次に、集中管理装置2で管理される情報を
詳細に説明する。図37は、集中管理装置2において管
理される会員登録情報データベースの内容を表形式で示
す図である。
【0331】図37を参照して、会員登録情報データベ
ースは、全会員の個人情報等の登録情報をまとめたもの
である。この会員登録情報データベースは、各遊技場3
の会員登録機6においてシステム会員として登録された
会員を対象として作成され、集中管理装置2において記
憶され、管理されている。
【0332】会員登録情報データベースには、会員の会
員番号、暗証番号、貯ポイント数、氏名、郵便番号、住
所、電話番号、免許証番号、登録日、および、会員カー
ドの再発行の有無が示されている。さらに、会員登録情
報データベースでは、現在の日付が示されている。
【0333】集中管理装置2では、各遊技場3の会員登
録機6において会員登録がなされた場合に、遊技場3の
中継端末装置40から登録された会員の会員登録情報を
情報通信により受け、その情報を会員登録情報データベ
ースに記憶し、管理する。図38は、集中管理装置2に
おいて管理される本日会員取引履歴データベースの内容
を表形式で示す図である。
【0334】図38を参照して、本日会員取引履歴デー
タベースは、貯ポイント管理システム全体の遊技場3に
おいて本日中に貯ポイントの取引を行なったシステム会
員の取引の履歴の情報をまとめたものである。この本日
会員取引履歴データベースは、各遊技場3の中継端末装
置40から送信される会員取引情報に基づいて集中管理
装置2におて作成されて記憶され、管理されている。
【0335】本日会員取引履歴データベースには、取引
の終了時間順に、登録店コード、会員番号、台番号、遊
技前貯ポイント数、引落ポイント数、貯ポイント数、遊
技後貯ポイント数、および、終了時間が示されている。
ここで、「引落ポイント数」の欄は、引落しにより遊技
者に付与されたポイント数。「貯ポイント数」の欄は、
預入れが行なわれた貯ポイント数を意味する。
【0336】図39は、集中管理装置2において管理さ
れる登録店別取引清算データベースの内容を表形式で示
す図である。
【0337】図39を参照して、この登録店別取引清算
データベースは、各遊技場3の中継端末装置40から送
信される情報に基づいて、集中管理装置2が登録店(遊
技場)別に作成する。この登録店別取引清算データベー
スは、集中管理装置2において記憶され、管理されてい
る。
【0338】登録店別取引清算データベースには、登録
店コード、および、データの年月が示されており、どの
遊技場のどの年月のデータであるかが明らかにされてい
る。さらに、登録店別取引清算データベースには、1日
の取引のデータが取引の日付順に示されている。1日の
取引のデータとしては、取引の日付、取引数、引落ポイ
ント数、貯ポイント数、差ポイント数、および、収支小
計が示されている。
【0339】ここで、取引数とは、引落し、預入れ、景
品交換等の貯ポイントに関する取引の件数をいう。ま
た、引落ポイント数とは、貯ポイントからの引落し数を
いう。差ポイント数は、貯ポイント数から引落ポイント
数を減算して得られる数であり、貯ポイント数と引落ポ
イント数との差を示している。また、収支小計は、差ポ
イント数を金額に換算したものであり、該当する遊技場
との間で清算する1日分の収支を金額により示してい
る。
【0340】さらに、登録店別取引清算データベースに
は、取引数等の各項目の1ヵ月分の合計値がそれぞれ示
されているとともに、収支小計を1ヵ月分合計した収支
合計も示されている。このような他店会員取引清算デー
タベースにおいては、清算データが1ヶ月ごとにまとめ
られている。
【0341】図40は、集中管理装置2において管理さ
れる全店取引清算データベースの内容を表形式で示す図
である。
【0342】図40を参照して、この全店取引清算デー
タベースは、すべての遊技場3の中継端末装置40から
送信される情報に基づいて、集中管理装置2が貯ポイン
ト管理システム全体の遊技場を対象として作成する。こ
の全店取引清算データベースは、集中管理装置2におい
て記憶され、管理されている。
【0343】全店取引清算データベースには、どの年月
のデータであるかが明らかにされている。さらに、登録
店別取引清算データベースには、全ての登録店の1カ月
間の取引のデータが登録店コード順に示されている。デ
ータとしては、登録店コード、取引数、引落ポイント
数、貯ポイント数、差ポイント数、および、収支小計が
示されている。さらに、全登録店の収支小計を合計した
収支合計も示されている。つまり、全店取引清算データ
ベースは、前述した登録店別取引清算データベースのデ
ータの1カ月の合計値を全登録店について示したもので
ある。
【0344】図41は、中継端末装置40において作成
される本日取引清算報告書の内容を示す図である。
【0345】図41を参照して、この本日取引清算報告
書は、集中管理装置2から送信される本日取引清算情報
に基づいて、中継端末装置40が本日取引清算データベ
ースを作成し、そのデータベース情報に基づいて中継端
末装置40が作成する。この本日取引清算データベース
は、中継端末装置40おいて記憶され、管理される。
【0346】本日取引清算報告書には、どの年月日のデ
ータであるかが明らかにされている。さらに、全店取引
清算報告書には、本日における遊技場3内での貯ポイン
トに関する取引のデータが取引終了時間順に示されてい
る。取引のデータとしては、会員番号、台番号、終了時
間、遊技前貯ポイント数、引落ポイント数、貯ポイント
数、遊技後貯ポイント数、差ポイント数、および、収支
小計が示されている。さらに、本日のすべての収支小計
を合計した収支合計も示されている。この本日取引清算
データベースによれば、本日の取引の収支が明らかとな
る。
【0347】図42は、中継端末装置40において管理
される定月清算書の内容を示す図である。
【0348】図42を参照して、この定月清算書は、集
中管理装置2から送信される定月清算情報に基づいて、
中継端末装置40が定月清算データベースを作成し、そ
のデータベース情報に基づいて中継端末装置40が作成
する。この定月清算データベースは、中継端末装置40
おいて記憶され、管理される。
【0349】定月清算書には、前述した登録店別取引清
算報告書と同様のデータが自店を対象として示されてい
る。この定月清算データベースによれば、1ヵ月の取引
の収支が明らかとなる。
【0350】次に、貯ポイント管理システムにおいて実
行される各種の処理について説明する。まず、集中管理
装置2において実行される取引統括管理処理を説明す
る。
【0351】図43は、第2実施形態による集中管理装
置2において実行される取引統括管理処理の処理内容を
示すフローチャートである。図43の取引統括管理処理
は図18に示される取引統括管理処理に対応するもので
あり、図43の取引統括管理処理の内容は、図18の取
引統括管理処理との相違点を主に説明する。
【0352】まず、ステップSq(以下、単にSqとい
う)1により、貯ポイント管理システムに登録された遊
技場である登録店の中継端末装置40から通信の接続要
求があった否かの判断がなされる。具体的には、接続要
求のデータが送られてきたか否かに基づいて、接続要求
があったか否かの判断がなされる。以下、Sq2〜Sq
12により、中継端末装置40をデータの通信の対象と
して、前述した図18のSP2〜SP12と同様の処理
が行なわれる。
【0353】Sq11により会員取引要求ではないと判
断された場合は、Sq15に進み、中継端末装置40を
データの通信の対象として、図18のSP15〜SP1
7と同様の処理が行なわれる。
【0354】次に、会員登録機6において会員登録を行
なうために実行される会員カード発行処理について説明
する。図44は、第2実施形態による会員登録機6にお
いて実行される会員カード発行処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。図44の会員カード発行処理は図
19に示される会員カード発行処理に対応するものであ
り、図44の会員カード発行処理の内容は、図19の会
員カード発行処理との相違点を主に説明する。
【0355】まず、ステップSp(以下、単にSpとい
う)1〜Sp6により、システム会員の登録を対象とし
て、前述した図19のSa1〜Sa6と同様の処理が行
なわれる。Sp6により暗証番号の入力があったと判断
されてSp7に進んだ場合には、会員登録の申請が行わ
れた者について、会員登録をするために、申請者のシス
テム会員登録要求、免許証記載情報、および、暗証番号
を示すデータを中継端末装置40に送信させる処理がな
される。このようなデータの送信が行われた場合、中継
端末装置40では、集中管理装置2と情報通信を行なう
ことにより、システム会員登録の申請者が会員登録済の
者であるか否かを判断し、登録済であるか否かのデー
タ、および、会員登録する場合の会員番号または既に会
員登録されている場合の会員番号等の情報等の会員カー
ドを発行するための判断に必要なデータを会員登録機6
へ返信する。
【0356】Sp7の後、Sp8に進み、中継端末装置
40から返信されてきたデータに基づいて、システム会
員登録の申請者が会員登録済の者であるか否かの判断が
なされる。Sp8により会員登録済の者であると判断さ
れた場合は、Sp9,Sp10,Sp11,Sp15,
Sp16により、中継端末装置40を情報通信対象とし
て、前述した図19のSa9,Sa10,Sa11,S
a15,Sa16と同様の処理が行なわれる。
【0357】一方、Sp8により会員登録済の者ではな
いと判断された場合は、Sp13に進み、発行しようと
する会員カード200の記憶部に予め定められた中継端
末装置40から送られてきたシステム会員番号を記録
し、会員カードを発行する処理がなされる。次に、Sp
14に進み、挿入されている免許証を排出して返却する
処理がなされる。その後、この会員カード発行処理が終
了する。
【0358】次に、中継端末装置40において会員登録
を行なうために実行される会員登録処理について説明す
る。図45は、第2実施形態による中継端末装置40に
おいて実行される会員登録処理の処理内容を示すフロー
チャートである。第2実施形態の場合は、会員登録情報
が集中管理装置2のみで管理されているので、会員登録
にあたり、会員登録機6が会員登録のための情報通信を
集中管理装置2と行なう必要がある。このため、中継端
末装置40が会員登録機6と集中管理装置2との間で会
員登録に関する処理のための情報の中継を行なう。
【0359】まず、ステップSA(以下、単にSAとい
う)1により、前述したSp6により会員登録機6から
送信された免許証記載情報等の情報を受信する処理がな
される。次に、SA2に進み、会員登録機6からの送信
情報が店舗内管理装置4において正しく受信された(受
信OK)か否かの判断がなされる。
【0360】SA2により正しく受信されなかったと判
断された場合は、SA3に進み、会員登録機6に対し
て、送信されてきた情報の再送信を要求する処理がなさ
れる。具体的に、情報の再送信要求は、当該情報の再送
信を要求するデータを送信することにより行なわれる。
この再送信の要求がなされた場合は、会員登録機6から
情報の再送信が行なわれる。SA3の後、SA1に戻
る。一方、SA2により正しく受信されたと判断された
場合は、SA4に進み、受信した情報(データ)を中継
端末装置40のメモリに記憶させる処理がなされる。
【0361】次に、SA5に進み、集中管理装置2に接
続要求を行なう処理がなされる。具体的には、中継端末
装置40から集中管理装置2に対して情報通信のための
接続を要求する接続要求データが送信される。この接続
要求が行なわれた場合は、集中管理装置2から接続OK
およびデータ送信要求を示すデータまたは接続NGを示
すデータが返信されてくる。
【0362】次に、SA6に進み、集中管理装置2から
接続OKの情報が返信されたことにより接続OKの状態
になっているか否かの判断がなされる。SA6により接
続OKではないと判断された場合は、SA5に戻り、接
続要求を行ない続ける。一方、SA6により接続OKで
あると判断された場合は、SA7に進み、SA4で記憶
したシステム会員登録要求のデータおよび会員登録情報
のデータを集中管理装置2へ送信する処理がなされる。
このように送信されたデータを集中管理装置2が受信す
ると、登録要求対象者が既に会員登録済であるか否かが
調べられる。そして、会員登録済である場合には会員登
録済を示すデータが中継端末装置40に返信され、一
方、会員登録済でない場合には会員登録が完了した後に
その登録要求対象者に付与する会員番号および登録完了
を示すデータが中継端末装置40に返信される。
【0363】次に、SA8に進み、SA7における情報
の送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされ
る。SA8により送信が完了していないと判断された場
合は、SA7に戻り、引続き送信を実行させる。一方、
SA8により送信が完了したと判断された場合は、SA
9に進み、登録済みのデータが集中管理装置2から返信
されてくる可能性がある所定タイミングまでに登録済み
のデータが返信されてきたか否かの判断がなされる。
【0364】SA9により登録済みのデータが返信され
てきたと判断された場合は、後述するSA13に進む。
一方、SA9により登録済みのデータが返信されてこな
かったと判断された場合は、SA10に進み、前述した
会員番号のデータの返信が集中管理装置2からあったか
否かの判断がなされる。SA10により会員番号のデー
タの返信がないと判断された場合は、会員番号のデータ
の返信があるまでSA10の処理が繰返される。一方、
SA10により会員番号のデータの返信があったと判断
された場合は、SA11に進む。
【0365】SA11では、会員登録機6からの会員登
録要求に対する返信として、集中管理装置2から返信さ
れた会員番号のデータおよび登録完了のデータを会員登
録機6に送信する処理がなされる。次に、SA12に進
み、SA11におけるデータの送信が完了した(送信O
K)か否かの判断がなされる。SA12により送信が完
了していないと判断された場合は、SA11に戻り、引
続き送信を実行させる。一方、SA12により送信が完
了したと判断された場合は、この会員登録処理が終了す
る。
【0366】また、前述したSA9により登録済みのデ
ータが返信されてきたと判断されてSA13に進んだ場
合は、その登録済みのデータを会員登録機6に送信する
処理がなされる。次に、SA14に進み、登録済の会員
について会員登録機6からの再発行要求があるか否かの
判断がなされる。
【0367】SA14により再発行要求がないと判断さ
れた場合は、後述するSA16に進む。一方、SA14
により再発行要求があると判断された場合は、SA15
に進み、集中管理装置2に会員カード200の再発行を
要求するデータを送信する処理がなされた後、SA15
aに進む。SA15aでは、Sa15により送信した再
発行要求に応じて返信されたデータに基づいて、申請者
に対して会員カード200の再発行が不可能であるか否
かの判断がなされる。具体的に、後述する発行不可を示
すデータが集中管理装置2から返信されてきた場合は、
会員カード200の再発行が不可能であると判断する。
【0368】SA15aにより再発行が不可能であると
判断された場合は、後述するSA16に進む。一方、S
A15aにより再発行が不可能ではないと判断された場
合は、前述したSA10に進み、再発行に関して、SA
10〜SA12の処理がなされる。
【0369】前述したSA14またはSA15aにより
SA16に進んだ場合は、会員登録機6に発行不可を示
すデータを送信する処理がなされた後、この会員登録処
理が終了する。
【0370】次に、前述したSq10により集中管理装
置2において会員登録を行なうために実行される会員登
録処理について説明する。図46は、第2実施形態によ
る集中管理装置2において実行される会員登録処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【0371】まず、ステップSr(以下、単にSrとい
う)1により、接続された中継端末装置40からの送信
情報(システム会員登録要求のデータ、会員登録情報の
データ)を受信する処理がなされる。次に、Sr2に進
み、登録要求の送信元の中継端末装置40からの送信情
報が集中管理装置2において正しく受信された(受信O
K)か否かの判断がなされる。
【0372】Sr2により正しく受信されなかったと判
断された場合は、Sr3に進み、登録要求の送信元の中
継端末装置40に対して、送信されてきた情報の再送信
を要求する処理がなされる。具体的に、再送信の要求
は、情報の再送信を要求するデータを送信することによ
り行なわれる。この再送信の要求がなされた場合は、登
録要求の送信元の中継端末装置40から情報の再送信が
行なわれる。Sr3の後、Sr1に戻る。一方、Sr2
により正しく受信されたと判断された場合は、Sr4に
進み、登録されている免許証番号が受信したデータに含
まれる免許証番号のデータと同じ番号に該当する会員を
前述した会員登録情報データベースを用いて検索する処
理がなされる。
【0373】次に、Sr5に進み、Sr4での検索の結
果、該当する者があるか否かの判断がなされる。Sr5
により該当する者があると判断された場合は、後述する
Sr6に進む。一方、Sr5により該当する者がないと
判断された場合は、受信した免許証記載情報の者がまだ
会員登録されていない者であるので、会員登録を行なう
ために、Sr12に進む。Sr12に進んだ場合は、会
員登録情報データベースを用いて、未登録の会員番号の
うちの最も若い番号を検索する処理がなされる。次に、
Sr13に進み、検索が完了した(検索OK)か否かの
判断がなされる。
【0374】Sr13により検索が完了していないと判
断された場合は、Sr12に戻り、検索を引続き行な
う。一方、Sr13により検索が完了したと判断された
場合は、Sr14に進み、検索された会員番号に、受信
した免許証情報を関連付けて会員登録情報データベース
に記録する処理がなされる。次に、Sr15に進み、S
r14による記録が終了したか否かの判断がなされる。
Sr15により記録が終了していないと判断された場合
は、Sr14に戻り、記録の処理を引続き実行させる。
一方、Sr15により記録が終了したと判断された場合
は、Sr16に進み、登録要求の送信元の中継端末装置
40に対して、会員登録情報データベースに記録したシ
ステム会員番号、および、登録が完了した旨を示す情報
を送信する処理がなされる。
【0375】次に、Sr17に進み、Sr16における
情報の送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなさ
れる。Sr17により送信が完了していないと判断され
た場合は、Sr16に戻り、引続き送信を実行させる。
一方、Sr17により送信が完了したと判断された場合
は、この会員登録処理が終了する。
【0376】また、前述したSr5により該当する者が
あると判断されてSr6に進んだ場合は、会員登録の申
請者がすでに会員として登録されている場合であるの
で、会員登録済である旨を示すデータを中継端末装置4
0に送信する処理がなされる。次に、Sr7に進み、会
員カード200の再発行が要求されているか否かの判断
がなされる。具体的には、Sr6により会員登録済であ
る旨を示すデータが送信されると、それに応じて、会員
カードの再発行を希望する場合には、前述したSA15
により再発行要求のデータが送信されてくるため、その
再発行要求のデータを受信したか否かによりSr7の判
断を行なう。
【0377】Sr7により再発行ではないと判断された
場合は、Sr11に進み、発行不可を示すデータを登録
要求の送信元の中継端末装置40に送信する処理がなさ
れた後、この会員登録処理が終了する。一方、Sr7に
より再発行であると判断された場合は、Sr8に進み、
再発行回数が上限値(たとえば2回)に達しているか否
かの判断がなされる。再発行回数は会員登録情報データ
ベースにおいて各会員ごとに管理されており、そのデー
タに基づいて再発行回数が上限値に達しているか否かの
判断がなされる。
【0378】Sr8により上限値に達していると判断さ
れた場合は、前述したSr11に進み、発行不可のデー
タが送信される。これにより、再発行回数が上限値に達
した場合には、会員登録機6による会員カードの再発行
が禁止される。なお、この例では、再発行回数が上限値
に達した場合を会員カードの再発行禁止条件としたが、
これに限らず、各会員について過去に不正行為の履歴が
あるか否かを会員登録情報データベースに記録してお
き、過去に不正行為の履歴があることを会員カードの再
発行禁止条件に加えてもよい。
【0379】一方、Sr8により上限値に達していない
と判断された場合は、Sr9に進み、会員登録情報デー
タベースにおいて、当該会員の前会員番号の登録を抹消
し、新たな会員番号を検索して、その新たな会員番号に
その会員のすでに登録されてる個人情報を関連付けて会
員登録情報として記録することにより、会員登録を更新
する処理がなされる。次に、Sr10に進み、会員登録
情報データベースにおいて、当該会員についての再発行
回数のデータを「1」だけ加算更新する処理がなされ
る。Sr10の後、Sr16に進み、前述したような新
規の会員登録と同様の処理が行なわれる。
【0380】台間機10においては、前述した図22と
同様のカード処理が実行される。そのカード処理におい
ては、前述した図22のSc18に相当するステップで
の処理により、会員カード処理が実行される。その会員
カード処理を次に説明する。
【0381】図47は、第2実施形態による台間機10
において実行される会員カード処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。この会員カード処理は、前述した
図23の会員カード処理に対応するものである。
【0382】まず、ステップSs(以下、単にSsとい
う)1により、会員カード200の記憶部から、記憶情
報であるカード情報を読取る処理がなされる。次に、S
s2に進み、挿入されているカードが貯ポイント管理シ
ステムの登録店のカードであるか否かの判断がなされ
る。具体的には、カードに記録されている登録店コード
を判別することにより貯ポイント管理システムの登録店
で発行された貯ポイント管理システムの会員カードであ
るか否かをチェックするのである。
【0383】Ss2により登録店のカードであると判断
された場合は、後述するSs3に進む。一方、Ss2に
より登録店のカードではないと判断された場合は、Ss
15に進み、読取りエラーが発生したか否かの判断がな
される。Ss15により読取りエラーが発生していない
と判断された場合は、Ss17に進み、カードエラー
(使用不可能なカードが挿入された旨を示すエラー)が
発生した旨を台間機表示部17で表示することによりエ
ラー報知を行なう処理がなされた後、Ss18に進む。
このように、遊技場3において、会員カードは、貯ポイ
ント管理システムの登録店で発行されたカードのみが使
用できるようになっている。
【0384】一方、Ss15により読取りエラーが発生
したと判断された場合は、登録店で発行されたカードで
ある可能性もあるので、カードエラーを報知せずに、S
s16に進み、読取りエラーが発生した旨を台間機表示
部17で表示することによりエラー報知を行なう処理が
なされた後、Ss18に進む。Ss18に進んだ場合
は、会員カードとして挿入されているカードを返却する
処理がなされた後、この会員カード処理が終了する。
【0385】前述したSs2により登録店のカードであ
ると判断されてSs3に進んだ場合は、Ss1により読
取ったカード情報をメモリ122に記憶させる処理がな
される。次に、Ss4に進み、暗証番号の入力を要求す
る旨を台間機表示部17で表示することにより暗証番号
入力要求報知を行なう。
【0386】次に、Ss5に進み、暗証番号の入力があ
ったか否かの判断がなされる。Ss5により暗証番号の
入力がないと判断された場合は、Ss4に戻り、報知を
繰返し行なう。一方、Ss5により暗証番号の入力があ
ったと判断された場合は、Ss6に進み、会員取引にお
ける会員照会を要求する旨を示す会員取引照会要求デー
タと、照会の対象の会員の会員情報(カード情報および
暗証番号等の情報)のデータとを中継端末装置40に送
信する処理がなされる。このようにデータが送信された
場合は、そのデータが中継端末装置40を介して集中管
理装置2に送信される。集中管理装置2では、受信した
データに含まれる会員情報を用いて、会員情報データベ
ースのデータにおいて、カードを挿入した遊技者が会員
本人であるか否かを照会する会員照会処理を行ない、そ
の照会結果に応じたデータ(カードを挿入した遊技者が
会員本人であると認められる場合は照会OKデータ、カ
ードを挿入した遊技者が会員本人ではないと認められる
場合は照会NGデータおよび貯ポイント数を示すデー
タ)を中継端末装置40を介して台間機10に返信す
る。
【0387】次に、Ss7に進み、集中管理装置2での
照会結果に応じて集中管理装置2から送信され、店舗内
管理装置4を介して返信されたデータに基づいて、遊技
者が会員であると認められた(照会OK)か否かの判断
がなされる。具体的には、照会NGデータが返信された
場合には遊技者が会員であると認められなかったと判断
し、一方、照会OKデータが返信された場合には遊技者
が会員であると認められたと判断する。
【0388】Ss7により会員であると認められないと
判断された場合は、Ss14に進み、暗証番号が誤って
いる旨(暗証番号NG)を台間機表示部17で表示する
ことにより暗証番号NGの報知を行なう処理がなされた
後、Ss4に戻り、暗証番号の入力を再度要求する。一
方、Ss7により会員であると認められた場合は、Ss
8に進み、その会員の貯ポイント数の情報をすべて受信
する処理がなされる。次に、Ss9に進み、Ss8によ
り受信した貯ポイント数をメモリ122に記憶させる処
理がなされる。次に、Ss10に進み、メモリ122に
記憶した貯ポイント数を台間機表示部17に表示させる
処理がなされる。次に、Ss11に進み、前述した終了
キー17mに相当する終了キーの操作入力があったか否
かの判断がなされる。なお、再プレイ中に終了キーが操
作された時において持点がある場合は、貯玉処理に移行
し、その処理後に会員カード200の返却を行なう。
【0389】Ss11により終了キーの操作入力があっ
たと判断された場合は、Ss13に進み、挿入されてい
る会員カードを返却する処理がなされる。Ss13の
後、この会員カード処理が終了する。一方、Ss11に
より終了キーの操作入力がなかったと判断された場合
は、Ss11aに進み、前述した貯玉キー17jに相当
する貯ポイントキーまたは前述したリプレイキー17k
に相当するリプレイキーの操作入力があったか否かの判
断がなされる。Ss11aにより操作入力がなかったと
判断された場合は、Ss11に戻り、前述した処理が繰
返される。Ss11aにより操作入力があったと判断さ
れた場合は、Ss12に進み、貯ポイント・再プレイ処
理のルーチンが実行され、その後Ss13に進む。この
貯ポイント・再プレイ処理の処理内容については、図4
8を用いて後述する。
【0390】次に、前述したSs12により実行される
貯ポイント・再プレイ処理の処理内容を説明する。図4
8は、第2実施形態による台間機10において実行され
る貯ポイント・再プレイ処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【0391】まず、ステップSt(以下、単にStとい
う)1により、前述した貯玉キー17jの代わりに表示
される貯ポイントキーが操作入力されたか否かの判断が
なされる。St1により操作入力されていないと判断さ
れた場合は、後述するSt8に進む。一方、St1によ
り操作入力されたと判断された場合は、貯ポイントの預
入れが選択された場合であり、St2に進む。St2に
は、再プレイが終了した場合に、後述するSt14から
も進んでくる。したがって、後述するSt2〜St7の
処理は、貯ポイント操作がなされた場合と、再プレイが
終了して終了キーが操作された場合との両方の場合に実
行される。
【0392】St2に進んだ場合は、持点貯ポイント要
求信号を持点制御部90に送信する処理がなされる。こ
こで、持点貯ポイント要求信号は、現在の持点のデータ
の送信を持点制御部90に要求する信号である。持点制
御部90は、持点貯ポイント要求信号を受信した場合
に、遊技者の現在の持点のデータを台間機制御部120
に返信する。
【0393】次に、St3に進み、持点貯ポイント要求
信号に応答して返信されてきた持点のデータの受信を完
了した(受信OK)か否かの判断がなされる。St3に
より持点のデータの受信を完了していないと判断された
場合は、St2に戻り、持点貯ポイント要求信号の送信
を継続する。一方、St3により持点のデータの受信を
完了したと判断された場合は、St4に進み、受信した
持点と、現在残っている貯ポイント数(残貯ポイント
数)とをメモリ122に記憶させる処理がなされる。
【0394】次に、St5に進み、会員取引における貯
ポイントを要求する旨を示す会員取引貯ポイント要求デ
ータ、St4により記憶した持点、残貯ポイント数、お
よび、St11により記憶した引落ポイント数のデータ
を会員の会員番号およびパチンコ遊技機9の台番号のデ
ータに関連付けて中継端末装置40に送信する処理がな
される。後述するように、中継端末装置40では、この
ようにして送信されたデータを受信し、そのデータをさ
らに集中管理装置2へ送信する。集中管理装置2におい
ては、後述するように、受信したデータに基づいて、該
当する会員の貯ポイント数の加算更新等の処理を行な
う。
【0395】次に、St6に進み、St5における情報
の送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされ
る。St6により送信が完了していないと判断された場
合は、St5に戻り、引続き送信を実行させる。一方、
St6により送信が完了したと判断された場合は、St
7に進み、残貯ポイント数に持点を加算した合算貯ポイ
ント数を台間機表示部17に表示させる処理がなされ
る。その後、この貯ポイント・再プレイ処理が終了す
る。
【0396】また、前述したSt1により操作入力がさ
れていないと判断されてSt8に進んだ場合は、リプレ
イキーの操作入力がされたか否かの判断がなされる。S
t8により操作入力がされていないと判断された場合
は、後述するSt14に進む。一方、St8により操作
入力がされたと判断された場合は、St9に進み、現在
の残貯ポイント数が再プレイのための引落し単位数であ
る所定ポイント数よりも少ないか否かの判断がなされ
る。St9により所定ポイント数よりも少ないと判断さ
れた場合は、再プレイのための引落しが不可能な場合で
あり、St13に進み、残ポイント数不足である旨を台
間機表示部17への表示により報知する処理がなされ
る。St13の報知が行なわれた後、St1に戻る。
【0397】一方、St9により所定持点数よりも少な
くないと判断された場合は、再プレイのための引落しが
可能な場合であり、St10に進み、貯ポイント数から
引落し単位数である所定ポイント数および再プレイに要
する手数料に相当するポイント数(手数料数)を引落
し、その引落し後の残貯ポイント数を台間機表示部17
に表示させる処理がなされる。次に、St11に進み、
引落ポイント数および引落し後の残貯ポイント数をメモ
リ122に記憶させる処理がなされる。次に、St12
に進み、引落しに応じて、持点制御部90が管理してい
る持点の加算を要求する信号である持点加算要求信号を
パチンコ遊技機9の持点制御部90に送信する処理がな
される。St12の後、前述したSt1に戻る。
【0398】また、前述したSt8により操作入力がさ
れていないと判断されてSt14に進んだ場合は、終了
キーの操作入力があったか否かの判断がなされる。St
14により操作入力がなかったと判断された場合は、S
t1に戻り、キーの入力待ちの状態になる。一方、St
14により操作入力があったと判断された場合は、St
2に進み、前述した処理が行なわれる。つまり、終了キ
ーが操作入力された場合は、一連の再プレイが終了した
場合が含まれるため、貯ポイントキーが操作入力された
場合と同様の処理が行なわれるのである。
【0399】次に、中継端末装置40により実行される
会員取引情報処理の処理内容を説明する。ここで、会員
取引情報処理とは、台間機10から会員照会の要求また
は貯ポイントの要求があった場合に、台間機10と、集
中管理装置2との間でのデータの中継をするために行な
われる処理である。図49は、第2実施形態による中継
端末装置40において実行される会員取引情報処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【0400】まず、ステップSx(以下、単にSxとい
う)1により、前述したSs6により台間機10から送
信された会員取引照会要求データを受信したか否かを判
断することにより、会員照会要求があったか否かの判断
がなされる。Sx1により会員照会要求がなかったと判
断された場合(会員取引照会要求データを受信しなかっ
た場合)は、後述するSx11に進む。一方、Sx1に
より会員照会要求があったと判断された場合(会員取引
照会要求データを受信した場合)は、Sx2に進み、受
信した情報(会員取引照会要求データおよび会員情報デ
ータ)を中継端末装置40のメモリに記憶させる処理が
なされる。
【0401】そして、Sx3に進み、集中管理装置2に
接続要求を行なう処理がなされる。具体的には、中継端
末装置40から集中管理装置2に対して情報通信のため
の接続を要求する接続要求データが送信される。この接
続要求が行なわれた場合は、集中管理装置2から接続O
Kおよびデータ送信要求を示すデータまたは接続NGを
示すデータが返信されてくる。
【0402】次に、Sx4に進み、集中管理装置2から
接続OKの情報が返信されたことにより接続OKの状態
になっているか否かの判断がなされる。Sx4により接
続OKではないと判断された場合は、Sx3に戻り、接
続要求を行ない続ける。一方、Sx4により接続OKで
あると判断された場合は、Sx5に進み、台間機10か
ら受信し、メモリに記憶した会員取引照会要求データお
よび会員情報データよりなる会員照会関連データを集中
管理装置2へ送信する処理がなされる。このように会員
取引照会要求データおよび会員情報データが送信された
場合、集中管理装置2では、会員取引情報処理の実行に
より会員照会をする。そして、会員と認められた場合に
はその会員の貯ポイント数を示すデータが集中管理装置
2からデータの送信元の中継端末装置40へ返信され、
一方、会員と認められなかった場合には照合NGデータ
が集中管理装置2からデータの送信元の中継端末装置4
0へ返信される。
【0403】次に、Sx6に進み、Sx5による情報の
送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされる。
Sx6により送信が完了していないと判断された場合
は、Sx5に戻り、引続き送信を実行させる。一方、S
x6により送信が完了したと判断された場合は、Sx7
に進み、Sx6により送信したデータに応答して返信さ
れてきた照会対象の会員の貯ポイント数のデータまたは
照合NGデータである会員照会結果データを受信する処
理がなされる。
【0404】次に、Sx8に進み、集中管理装置2から
の送信情報(会員照会結果データ)の受信が完了した
(受信OK)か否かの判断がなされる。Sx8により受
信が完了していないと判断された場合は、前述したSx
7に戻って受信を継続する。一方、Sx8により受信が
完了したと判断された場合は、Sx9に進み、会員照会
結果データを会員照会データの送信元の台間機10に送
信(返信)する処理がなされる。次に、Sx9に進み、
Sx8による情報の送信が完了した(送信OK)か否か
の判断がなされる。Sx9により送信が完了していない
と判断された場合は、Sx8に戻り、引続き送信を実行
させる。一方、Sx9により送信が完了したと判断され
た場合は、この会員取引情報処理が終了する。
【0405】また、前述したSx1により会員照会要求
がなかったと判断されてSx11に進んだ場合は、前述
したSt5により台間機10から送信された会員取引貯
ポイント要求データまたは前述したSj21によりPO
S5から送信された景品交換処理コードを受信したか否
かを判断することにより、貯ポイント要求または景品玉
報告があったか否かの判断がなされる。
【0406】Sx11により貯ポイント要求または景品
交換報告がなかったと判断された場合(会員取引貯ポイ
ント要求データまたは後述する景品交換処理コードを受
信しなかった場合)は、Sx1に戻る。一方、Sx11
により貯ポイント要求または景品交換報告があったと判
断された場合(会員取引貯ポイント要求データまたは景
品交換処理コードを受信した場合)は、Sx11aに進
み、受信した情報(貯ポイント要求の場合は会員取引貯
ポイント要求データ、持点、残貯ポイント数、および、
引落数のデータを会員番号および台番号に関連付けたデ
ータよりなる貯ポイント関連データ、景品交換報告の場
合は景品交換処理コード、会員番号、景品交換数、およ
び、残貯ポイント数のデータよりなる景品交換関連デー
タ)を中継端末装置40のメモリに記憶させる処理がな
される。
【0407】そして、Sx12に進み、前述したSx3
の場合と同様に、集中管理装置2に接続要求を行なう処
理がなされる。次に、Sx13に進み、集中管理装置2
から接続OKの情報が返信されたことにより接続OKの
状態になっているか否かの判断がなされる。Sx13に
より接続OKではないと判断された場合は、Sx12に
戻り、接続要求を行ない続ける。一方、Sx13により
接続OKであると判断された場合は、Sx14に進み、
台間機10から受信してメモリに記憶した貯ポイント関
連データまたは景品交換関連データを集中管理装置2へ
送信する処理がなされる。
【0408】次に、Sx15に進み、Sx14による情
報の送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされ
る。Sx15により送信が完了していないと判断された
場合は、Sx14に戻り、引続き送信を実行させる。一
方、Sx15により送信が完了したと判断された場合
は、この会員取引情報処理が終了する。
【0409】次に、前述したSq12により集中管理装
置2において会員の取引情報を処理するために実行され
る会員取引情報処理について説明する。図50は、第2
実施形態による集中管理装置2において実行される会員
取引情報処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0410】まず、ステップSv(以下、単にSvとい
う)1により、中継端末装置40から送信され、受信し
たデータを集中管理装置2のメモリに記憶させる処理が
なされる。この場合の受信データには、会員照会関連デ
ータと、貯ポイント関連データと、景品交換関連データ
とがある。したがって、これらのうちのいずれかのデー
タを集中管理装置2が受信した場合に、この会員取引情
報処理が実行されるのである。
【0411】次に、Sv2に進み、受信したデータが会
員照会関連データであるか否かを判断することにより会
員照会要求であるか否かの判断がなされる。Sv2によ
り会員照会要求ではないと判断された場合は、後述する
Sv8に進む。一方、Sv2により会員照会要求である
と判断された場合は、Sv3に進み、受信したデータの
うちの会員情報データにより示される者の会員情報を会
員登録情報データベースのデータから検索し、会員照会
を実施する処理がなされる。その後、Sv4に進む。
【0412】Sv4では、Sv3による会員照会の結
果、会員情報データにより示される者の会員情報が該当
するデータベースから見つかり、その者が会員であると
認めれられた(照会OK)か否かの判断がなされる。
【0413】Sv4により会員ではないと認められた場
合は、後述するSv7に進む。一方、Sv4により会員
であると認められた場合は、Sv5に進み、当該会員の
貯ポイント数を、会員照会結果データとして会員照会デ
ータの送信元の中継端末装置40に返信する処理がなさ
れる。その後、Sv6に進む。Sv6に進んだ場合は、
Sv5による情報の送信が完了した(送信OK)か否か
の判断がなされる。Sv6により送信が完了していない
と判断された場合は、Sv5に戻り、引続き送信を実行
させる。一方、Sv6により送信が完了したと判断され
た場合は、前述したSv1に戻る。
【0414】前述したSv4により会員ではないと認め
られてSv7に進んだ場合は、会員情報データにより示
される者がシステム会員ではないことを示す照合NGデ
ータを、会員照会結果データとして会員照会データの送
信元の中継端末装置40に返信する処理がなされる。そ
の後、Sv7aに進む。Sv7aに進んだ場合は、Sv
6による情報の送信が完了した(送信OK)か否かの判
断がなされる。Sv7aにより送信が完了していないと
判断された場合は、Sv6に戻り、引続き送信を実行さ
せる。一方、Sv7aにより送信が完了したと判断され
た場合は、前述したSv1に戻る。
【0415】また、Sv2により会員照会データではな
いと判断された場合は、後述するSv8に進んだ場合
は、受信したデータが貯ポイント要求または景品交換報
告のいずれかに該当するか否かの判断がなされる。具体
的には、前述した貯ポイント関連データを受信した場合
には貯ポイント要求であると判断し、前述した景品交換
関連データを受信した場合には景品交換報告であると判
断する。
【0416】Sv8によりいずにも該当しないと判断さ
れた場合は、この会員取引情報処理が終了する。一方、
Sv8によりいずれかに該当すると判断された場合は、
Sv9に進み、本日会員取引履歴データベースにおい
て、受信した会員番号、持点、残貯ポイント数、引落ポ
イント数、会員登録情報データベースのデータにより示
される貯ポイント数等のデータに基づき、該当する会員
の会員番号、取引が行なわれた台番号、取引前の貯ポイ
ント数、取引後の貯ポイント数、および、引落ポイント
数等のデータを記録する処理がなされる。次に、Sv1
0に進み、Sv9によるデータの記録が完了したか否か
の判断がなされる。Sv10により記録が完了していな
いと判断された場合は、Sv9に戻り、記録を続行させ
る。一方、Sv10により記録が完了したと判断された
場合は、Sv11に進み、記録が終了した旨を示すデー
タを会員取引要求のデータの送信元の中継端末装置40
へ返信する処理がなされる。
【0417】次に、Sv12に進み、Sv11による情
報の送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされ
る。Sv12により送信が完了していないと判断された
場合は、Sv11に戻り、引続き送信を実行させる。一
方、Sv12により送信が完了したと判断された場合
は、Sv13に進み、受信した会員番号および残貯ポイ
ント数等のデータに基づいて、会員登録情報データベー
スのデータを更新記録する処理がなされる。Sv13の
後、この会員取引情報処理が終了する。
【0418】次に、POS5において景品交換が行なわ
れる場合に実行される景品交換処理の処理内容を説明す
る。図51は、第2実施形態によるPOS5において実
行される景品交換処理の処理内容を示すフローチャート
である。図51の景品交換処理は図30に示される景品
交換処理に対応するものであり、図51の景品交換処理
の内容は、図30の景品交換処理との相違点を主に説明
する。
【0419】図51の景品交換処理は、Sw(以下、単
にSwという)1〜Sw30のステップにより構成され
ている。図51の景品交換処理の処理ステップは、図3
0の景品交換処理のSj1〜Sj30のそれぞれに対応
しており、Sw9、Sw11、Sw12、Sw15、S
w21、Sw24、Sw27、およびSw29の内容が
図の景品交換処理の対応するステップの内容と異なる。
【0420】Sw24では、会員照会データを中継端末
装置40に送信する処理がなされる。Sw26において
は、該当する会員の貯ポイント数のデータを受信し、S
j27においては、持点と、Sw26により受信した貯
ポイント数とを合算(加算)し、その合算値をPOS5
の表示部5aに表示する処理がなされる。Sw28にで
は、全貯ポイント数を景品交換するか否かの判断がなさ
れ、Sw28により全貯ポイント数の景品交換はしない
と判断された場合に、Sw29により、景品交換する貯
ポイント数として、持点と交換貯ポイント数とを合算
し、その合算値をPOS5の表示部5aに表示する処理
がなされる。
【0421】Sw9では、残数を貯ポイントするか否か
の判断がなされる。Sw11では、持点と貯ポイント換
算数との合算値がSw10により読取られた取得景品点
数の合計値以上の条件を満たしているか否かの判断がな
される。ここで、貯ポイント換算数とは、貯ポイント数
を持点に換算した場合の点数をいう。Sw11により条
件を満たしていないと判断された場合は、Sw12にお
いて、持点と貯ポイント換算数との合算値のうち、景品
交換により残った値である残数を演算する処理がなされ
る。具体的には、持点と貯ポイント換算数との合算値か
ら取得景品点数(合計値)を減算することにより、残数
が求められる。
【0422】Sw15では、景品交換により生じた残数
(持点、貯ポイント数を含む)を貯ポイントする処理が
なされる。Sw21では、景品交換を行なった会員につ
いて、景品交換処理コード(景品交換が行なわれたこと
を示すコード情報)、会員番号、景品交換数(景品交換
に費やした持点および貯ポイント数)、および、残貯ポ
イント数の情報を中継端末装置40に送信する処理がな
される。
【0423】次に、中継端末装置40により実行される
閉店処理の処理内容を説明する。この閉店処理は、遊技
場3が閉店する際に実行される。図52は、第2実施形
態による中継端末装置40において実行される閉店処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【0424】まず、ステップSu(以下、単にSuとい
う)1により、集中管理装置2に接続要求を行なう処理
がなされる。具体的には、中継端末装置40から集中管
理装置2に対して情報通信のための接続を要求する接続
要求データが送信される。この接続要求が行なわれた場
合は、集中管理装置2から接続OKおよびデータ送信要
求を示すデータまたは接続NGを示すデータが返信され
てくる。
【0425】次に、Su2に進み、集中管理装置2から
接続OKの情報が返信されたことにより接続OKの状態
になっているか否かの判断がなされる。Su2により接
続OKではないと判断された場合は、Su1に戻り、接
続要求を行ない続ける。一方、Su2により接続OKで
あると判断された場合は、Su3に進み、集中管理装置
2に、閉店処理の実行を要求する旨を示す閉店処理要求
データを送信する処理がなされる。次に、Su4に進
み、Su3における情報の送信が完了した(送信OK)
か否かの判断がなされる。Su4により送信が完了して
いないと判断された場合は、Su3に戻り、引続き送信
を実行させる。一方、Su4により送信が完了したと判
断された場合は、Su5に進む。
【0426】中継端末装置40から集中管理装置2に閉
店処理要求データが送信された場合には、後述するよう
に、その中継端末装置40が設けられた遊技場3の清算
情報が返信されてくる。この場合の清算情報には、該当
する遊技場3に関する前述した本日取引清算報告書に示
される各種の情報を含む本日清算情報が含まれる。ま
た、この場合の清算情報には、該当する遊技場3に関す
る前述した定月清算書に示される各種の情報を含む定月
清算情報が含まれる場合もある。
【0427】Su5に進んだ場合は、清算情報を受信す
る処理がなされる。次に、Su6に進み、清算情報のデ
ータの受信を完了した(受信OK)か否かの判断がなさ
れる。Su6により受信を完了していないと判断された
場合は、Su5に戻り、清算情報の受信を継続する。一
方、Su6データの受信を完了したと判断された場合
は、Su7に進み、受信した情報を中継端末装置40の
メモリに記憶させる処理がなされる。
【0428】次に、Su8に進み、Su7により記憶し
た情報のデータに基づいて、清算報告書を出力する処理
がなされる。この清算報告書の出力は、中継端末装置4
0に設けられている表示部への表示により行なわれる。
また、この出力は、中継端末装置40に設けられている
プリンタによる印字出力により行なわれる。Su8で出
力される清算報告書には、図41に示した本日取引清算
報告書と、図42に示した定月清算書とが含まれる。本
日取引清算報告書は、営業日において毎日出力される。
定月清算書は、月末毎に出力される。
【0429】Su8の後、Su9に進み、Su8による
清算報告書の出力が終了したか否かの判断がなされる。
Su9により出力が終了していないと判断された場合
は、Su8に戻り、出力が継続される。一方、Su9に
より出力が終了したと判断された場合は、この閉店処理
が終了する。
【0430】次に、前述したSq16により集中管理装
置2において遊技場の閉店に応じて実行される閉店処理
について説明する。図53は、第2実施形態による集中
管理装置2において実行される閉店処理の処理内容を示
すフローチャートである。
【0431】まず、ステップSy(以下、単にSyとい
う)1により、閉店処理要求データの送信があった中継
端末装置40に該当する遊技場の本日清算情報を送信す
る処理がなされる。この本日清算情報は、本日中に各遊
技場3の中継端末装置40から集中管理装置2に送られ
てきた各種の取引の情報に基づいて、集中管理装置2に
より前述した図36に示した演算処理を行なう別の処理
ルーチンが実行されることにより作成される。
【0432】次に、Sy2に進み、Sy1による情報の
送信が完了した(送信OK)か否かの判断がなされる。
Sy2により送信が完了していないと判断された場合
は、Sy1に戻り、引続き送信を実行させる。一方、S
y2により送信が完了したと判断された場合は、Sy3
に進み、本日が月末であるか否かの判断がなされる。
【0433】Sy3により月末であると判断された場合
は、後述するSy5に進む。一方、Sy3により月末で
はないと判断された場合は、Sy4に進み、貯ポイント
管理システムの登録店のすべてについて閉店処理が終了
したか否かの判断がなされる。Sy4によりSy4によ
りまだ登録店のすべてについて閉店処理が終了していな
いと判断された場合は、前述したSy1に戻る。一方、
Sy4により登録店のすべてについて閉店処理が終了し
たと判断された場合は、この閉店処理が終了する。
【0434】また、前述したSy3により月末であると
判断されてSy5に進んだ場合は、閉店処理要求データ
の送信があった中継端末装置40に定月清算情報を送信
する処理がなされる。この定月清算情報は、1ヵ月中に
各遊技場3の中継端末装置40から集中管理装置2に送
られてきた各種の取引の情報を集中管理装置2が集計
し、その集計データに基づいて、集中管理装置2により
別の処理ルーチンで作成される。Sy6に進み、Sy5
による情報の送信が完了した(送信OK)か否かの判断
がなされる。Sy6により送信が完了していないと判断
された場合は、Sy5に戻り、引続き送信を実行させ
る。一方、Sy2により送信が完了したと判断された場
合は、Sy4に進み、前述した処理がなされる。
【0435】次に、以上に示した第2実施形態により得
られる主な効果を説明する。各遊技場3に設けられた台
間機10およびPOS5が、いずれの遊技場において発
行された会員カード200についても受付け、貯ポイン
ト管理システムにおいて会員カード200を用いた貯ポ
イントの取引を共通に実行させる処理が行なわれる。こ
のため、単一の会員カードを所持するだけで複数の遊技
場3において貯ポイントの取引を行なうことができるよ
うになる。これにより、遊技者による貯ポイントの管理
が容易になるようにすることができる。
【0436】さらに、集中管理装置2において、貯ポイ
ントの増加または減少を伴う取引が行なわれたことに応
じて当該取引が行なわれた遊技場側と貯ポイントが貯蓄
された会員管理運用機関1との間で損益が生じた場合
に、生じた損益を相互に埋合わせる取引決済処理が行な
われる。このため、遊技者が所有する貯ポイントが貯蓄
されていない遊技場3において当該遊技者の貯ポイント
の取引をさせる場合に、貯ポイントの取引が行なわれた
遊技場3側と、貯ポイントが貯蓄されている会員管理運
用機関1との間で生じた損益を相互に埋合わせる決済が
行なわれることにより、これら遊技場3と、会員管理運
用機関1との間で貯ポイントの取引に関する収支を公平
にすることができる。これにより、貯ポイントの取引が
行なわれた遊技場側と貯ポイントが貯蓄されている会員
管理運用機関1との間で貯ポイントの公平な管理を行な
うことができる。このように会員カード200の処理お
よび貯ポイントの処理を行なうことにより、遊技者側、
貯ポイントの取引が行なわれた遊技場側、および、貯ポ
イントが貯蓄されている会員管理運用機関1側のそれぞ
れにおいて、貯ポイントの管理上の不都合が極力生じな
いようにすることができる。
【0437】また、会員管理運用機関1に設けられた集
中管理装置2により複数の遊技場3における貯ポイント
の取引が統括して管理され、貯ポイントの取引について
必要な取引決済処理が統括的に行なわれるため、各遊技
場3側での取引決済処理の負担を軽減することができ
る。
【0438】また、複数の遊技場3に対して独立的に設
けられた会員管理運用機関1における集中管理装置2に
より、複数の遊技場3のそれぞれにおいて発行された会
員カード200を用いて預入れられた貯ポイントが集約
的に貯蓄されるため、各遊技場3における貯ポイントの
貯蓄の管理に関する負担を軽減することができる。
【0439】また、貯ポイントが会員管理運用機関1の
集中管理装置2により貯蓄され、取引決済処理が当該取
引が行なわれた遊技場3側と、集中管理装置2が設けら
れた会員管理運用機関1との間で行なわれる。このた
め、遊技場3側は、貯ポイントの取引が行なわれた場合
に、その他の遊技場3との間で取引決済を行なう必要が
なく、会員管理運用機関1側との間で取引決済をするだ
けで済むので、遊技場3における遊技結果価値の取引決
済のための処理の負担を軽減することができる。
【0440】なお、この第2実施形態に示したシステム
では、遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果価値が
再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値として、
貯ポイントを用いる例を説明した。しかし、これに限ら
ず、前述したシステムにおいては、貯ポイントの代わり
に、第1実施形態において示す貯玉を行なうようにして
もよい。
【0441】以下に、本発明の変形例等の特徴点を列挙
する。 (1) 第1実施形態および第2実施形態においては、
各種の報知を行なう場合に、報知の内容を表示部に表示
する例を示した。しかし、前述した各種の報知を行なう
場合には、表示による報知に限らず、所定の音声により
報知の内容を示す報知を行なうようにしてもよい。その
ように音声による報知であっても、表示による報知の場
合と同様に、遊技者に知らせたい内容を明確に知らせる
ことができる。また、表示および音声による報知を同時
に行なうようにしてもよい。そのようにすれば、遊技者
の注意を喚起することができるとともに、報知内容がよ
りわかりやすくなる。また、表示により報知する際に、
警報音を発生させるようにしてもよい。そのようにすれ
ば、遊技者の注意を喚起することができる。
【0442】(2) 第1実施形態および第2実施形態
においては、遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果
価値が再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値を
貯玉または貯ポイントにより示した。このような預入れ
遊技価値は、スロットマシン等のパチンコ遊技機9以外
の遊技機の遊技結果価値を対象として預入れるものであ
ってもよい。
【0443】(3) 第1実施形態および第2の実施形
態においては、経営主体が異なる遊技場3が貯玉管理シ
ステムおよび貯ポイント管理システムに登録されている
が、これに限らず、経営主体が共通する複数の遊技場が
これらのシステムに登録されてもよい。
【0444】(4) 第1実施形態および第2の実施形
態においては、貯玉管理システムおよび貯ポイント管理
システムが経営主体が異なる遊技場3を対象として設け
られている例を示した。しかし、これに限らず、これら
のシステムは、チェーン店等の経営主体が共通する複数
の遊技場のみを対象として設けられてもよい。
【0445】(5) この発明は、次のように構成され
てもよい。遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果価
値が再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値を特
定可能な情報が記録可能である記録媒体が発行される遊
技場について、前記記録媒体を用いて前記預入れ遊技結
果価値の預入れまたは再使用をする取引がなされた場合
の決済管理を行なうことが可能な遊技用取引決済システ
ムであって、複数の遊技場の各々に設けられ、いずれの
遊技場において発行された前記記録媒体についても受付
けて前記記録媒体を用いた預入れ遊技結果価値の取引を
共通に実行させる処理を行なう記録媒体処理手段と、前
記複数の遊技場のそれぞれに対応して設けられ、前記記
録媒体処理手段から預入れられた預入れ遊技結果価値の
うち、対応する遊技場で発行された記録媒体を用いて預
入れられた預入れ遊技結果価値を貯蓄する手段であっ
て、前記記録媒体処理手段による預入れ遊技結果価値の
取引に応じて、貯蓄された預入れ遊技結果価値を増加ま
たは減少させることが可能な遊技結果価値貯蓄手段と、
ある遊技場において前記遊技結果価値貯蓄手段により貯
蓄されている預入れ遊技結果価値の増加または減少を伴
う取引が他の遊技場において行なわれたことに応じて当
該取引が行なわれた遊技場側と遊技結果価値を貯蓄して
いる遊技場側との間で損益が生じた場合に、生じた損益
を相互に埋合わせる取引決済処理を行なうための取引決
済処理手段とを含み、該取引決済処理手段は、前記取引
が行なわれた遊技場側および遊技結果価値を貯蓄してい
る遊技場側の各々における預入れ遊技結果価値の予め定
められた金額交換率に基づいて、取引された預入れ遊技
結果価値を金額に換算して前記損益を求めることを特徴
とする、遊技用取引決済システム。
【0446】このような構成によれば、複数の遊技場の
それぞれにおいて、いずれの遊技場において発行された
記録媒体についても、受付けて記録媒体を用いた預入れ
遊技結果価値の取引を共通に実行させる処理が行なわれ
るため、単一の記録媒体を所持するだけで複数の遊技場
において預入れ遊技結果価値の取引を行なうことができ
るようになる。これにより、遊技者による預入れ遊技結
果価値の管理が容易になるようにすることができる。さ
らに、預入れ遊技結果価値の増加または減少を伴う取引
が行なわれたことに応じて当該取引が行なわれた遊技場
側と預入れ遊技結果価値が貯蓄された遊技場側との間で
損益が生じた場合に、生じた損益を相互に埋合わせる取
引決済処理が行なわれるため、遊技者が所有する預入れ
遊技結果価値が貯蓄されていない遊技場において当該遊
技者の預入れ遊技結果価値の取引をさせる場合に、取引
が行なわれた遊技場側と預入れ遊技結果価値を貯蓄して
いる遊技場側との間で生じた損益が相互に埋合わせる決
済が行なわれることにより、これらの遊技場間で預入れ
遊技結果価値の収支を公平にすることができる。これに
より、遊技場間における預入れ遊技結果価値の公平な管
理を行なうことができる。さらに、取引が行なわれた遊
技場側および遊技結果価値を貯蓄している遊技場側の各
々における預入れ遊技結果価値の予め定められた金額交
換率に基づいて、取引された預入れ遊技結果価値を金額
に換算して損益が求められるので、取引が行なわれた遊
技場側と、遊技結果価値を貯蓄している遊技場側とで預
入れ遊技結果価値の金額交換率が異なっていても、これ
らの遊技場間で預入れ遊技結果価値の収支を公平にする
ことができる。
【0447】(6) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0448】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図1等
に示された遊技場3により、遊技の結果遊技者の所有と
なった遊技結果価値(持点)が再使用可能に預入れられ
た預入れ遊技結果価値(貯玉,貯玉ポイント)を特定可
能な情報が記録可能である記録媒体(会員カード20,
会員カード200)が発行される遊技場が構成されてい
る。該遊技場について、前記記録媒体を用いて前記預入
れ遊技結果価値の預入れまたは再使用をする取引がなさ
れた場合の決済管理が行なわれる。図2に示された台間
機10およびPOS5により、複数の遊技場の各々に設
けられ、いずれの遊技場において発行された前記記録媒
体についても受付けて前記記録媒体を用いた預入れ遊技
結果価値の取引を共通に実行させる処理を行なう記録媒
体処理手段が構成されている。図2に示された店舗内管
理装置4,図2および図33に示された集中管理装置2
により、前記記録媒体処理手段から預入れられた預入れ
遊技結果価値を貯蓄する手段であって、前記記録媒体処
理手段による預入れ遊技結果価値の取引に応じて、貯蓄
された預入れ遊技結果価値を増加または減少させること
が可能な遊技結果価値貯蓄手段が構成されている。図2
に示された店舗内管理装置4および集中管理装置2,図
33に示された集中管理装置2により、前記遊技場にお
いて前記遊技結果価値貯蓄手段により貯蓄されている預
入れ遊技結果価値の増加または減少を伴う取引が行なわ
れたことに応じて当該取引が行なわれた遊技場側と前記
遊技結果価値貯蓄手段側との間で損益が生じた場合に、
生じた損益を相互に埋合わせる取引決済処理(図10参
照)を行なうための取引決済処理手段が構成されてい
る。
【0449】(2) 図2,図33に示された集中管理
装置2により、前記取引決済処理手段に含まれ、前記複
数の遊技場のそれぞれにおける前記預入れ遊技結果価値
の取引の情報を収集し、収集した情報に基づいて、前記
複数の遊技場における預入れ遊技結果価値の取引を統括
して管理する処理を行なうことが可能である統括管理手
段が構成されている(図3参照)。図32に示されるよ
うに、前記統括管理手段は、統括管理する前記複数の遊
技場のそれぞれで行なわれる前記遊技結果価値の取引に
ついて必要な前記取引決済処理を統括的に行なう。
【0450】(3) 図3に示されるように、前記遊技
結果価値貯蓄手段(店舗内管理装置4)は、前記複数の
遊技場のそれぞれに対応して設けられて運営され、対応
する遊技場において発行された前記記録媒体を用いて預
入れられた預入れ遊技結果価値を貯蓄する。
【0451】(4) 図35に示されるように、前記遊
技結果価値貯蓄手段(集中管理装置2)は、前記複数の
遊技場のそれぞれに対して独立的に運営される価値情報
管理機関(会員管理運用機関1)に設けられ、前記複数
の遊技場のそれぞれにおいて発行された前記記録媒体を
用いて預入れられた預入れ遊技結果価値を集約的に貯蓄
する。
【0452】(5) 前記価値情報管理機関に設けられ
た前記遊技結果価値貯蓄手段は、前記価値情報管理機関
により運営される。図36に示されるように、前記取引
決済処理手段は、前記遊技場において前記預入れ遊技結
果価値の増加または減少を伴う取引が行なわれたことに
応じて当該取引が行なわれた遊技場側と前記価値情報管
理機関側との間で損益が生じた場合に、生じた損益を相
互に埋合わせる決算処理を行なう。
【0453】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、次のような効果を得ることができる。複数
の遊技場のそれぞれにおいて、いずれの遊技場において
発行された記録媒体についても、受付けて記録媒体を用
いた預入れ遊技結果価値の取引を共通に実行させる処理
が行なわれるため、単一の記録媒体を所持するだけで複
数の遊技場において預入れ遊技結果価値の取引を行なう
ことができるようになる。これにより、遊技者による預
入れ遊技結果価値の管理が容易になるようにすることが
できる。さらに、預入れ遊技結果価値の増加または減少
を伴う取引が行なわれたことに応じて当該取引が行なわ
れた遊技場側と預入れ遊技結果価値が貯蓄された遊技結
果価値貯蓄手段側との間で損益が生じた場合に、生じた
損益を相互に埋合わせる取引決済処理が行なわれるた
め、遊技者が所有する預入れ遊技結果価値が貯蓄されて
いない遊技場において当該遊技者の預入れ遊技結果価値
の取引をさせる場合に、遊技場側と遊技結果価値貯蓄手
段側との間で生じた損益が相互に埋合わせる決済が行な
われることにより、遊技場側と遊技結果価値貯蓄手段側
との間で預入れ遊技結果価値の収支を公平にすることが
できる。これにより、遊技場側および遊技結果価値貯蓄
手段側において、預入れ遊技結果価値の公平な管理を行
なうことができる。以上のように記録媒体および預入れ
遊技結果価値を処理することにより、遊技者側、遊技場
側、および、遊技結果価値貯蓄手段側のそれぞれにおい
て、預入れ遊技結果価値の管理上の不都合が極力生じな
いようにすることができる。
【0454】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。複数
の遊技場における預入れ遊技結果価値の取引が統括して
管理され、遊技結果価値の取引について必要な取引決済
処理が統括的に行なわれるため、各遊技場側での取引決
済処理の負担を軽減することができる。
【0455】請求項3に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。記録媒体を用いて預入れ遊技結果価値を預入れる場
合に、その預入れ遊技結果価値が当該記録媒体を発行し
た遊技場に対応する遊技結果価値として預入れられるの
で、記録媒体を用いて預入れられた遊技結果価値は、当
該記録媒体を発行した遊技場に帰属して管理される。こ
のため、遊技場側では、取引された預入れ遊技結果価値
が当該遊技場に帰属するものであるか否かを区別するこ
とができるので、当該遊技場に帰属する預入れ遊技結果
価値と、帰属しない預入れ遊技結果価値とで異なったサ
ービスを提供することができる。遊技者に対するサービ
スをバラエティに富んだものにすることができる。
【0456】請求項4に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。複数の遊技場に対して独立的に設けられた価値情報
管理機関における遊技結果価値貯蓄手段により、複数の
遊技場のそれぞれにおいて発行された記録媒体を用いて
預入れられた預入れ遊技結果価値が集約的に貯蓄される
ため、各遊技場における預入れ遊技結果価値の貯蓄の管
理に関する負担を軽減することができる。
【0457】請求項5に関しては、請求項4に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。預入
れ遊技結果価値が価値情報管理機関の遊技結果価値貯蓄
手段により貯蓄され、取引決済処理が当該取引が行なわ
れた遊技場側と、遊技結果価値貯蓄手段が設けられた価
値情報管理機関側との間で行なわれる。このため、遊技
場側は、預入れ遊技結果価値の取引が行なわれた場合
に、その他の遊技場との間で取引決済を行なう必要がな
く、価値情報管理機関側との間で取引決済をするだけで
済むので、遊技場における遊技結果価値の取引決済のた
めの処理の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】貯玉管理システムの全体構成を示すブロック図
である。
【図2】会員管理運用機関および各遊技場の内部構成を
示すブロック図である。
【図3】集中管理装置において管理される情報と店舗内
管理装置において管理される情報との関係を示すブロッ
ク図である。
【図4】パチンコ遊技機および台間機の正面図である。
【図5】パチンコ遊技機に設けられた操作部の拡大正面
図である。
【図6】パチンコ遊技機の背面図である。
【図7】会員カードの構成を示す平面図である。
【図8】台間機およびパチンコ遊技機のそれぞれに設け
られた制御回路の構成を示すブロック図である。
【図9】台間機表示部により表示される画像の表示例を
示す表示画面図である。
【図10】遊技者が会員となっている遊技場とは別の遊
技場で貯玉を用いて遊技を行なった場合における遊技場
間での取引の流れを示す図である。
【図11】集中管理装置および店舗内管理装置において
管理される会員登録情報データベースの内容を表形式で
示す図である。
【図12】各遊技場の店舗内管理装置において管理され
る本日会員取引履歴データベースの内容を表形式で示す
図である。
【図13】各遊技場の店舗内管理装置において管理され
る本日他店会員取引履歴データベースの内容を表形式で
示す図である。
【図14】集中管理装置において管理される他店会員取
引履歴データベースの内容を表形式で示す図である。
【図15】集中管理装置において管理される他店会員取
引清算データベースの内容を表形式で示す図である。
【図16】各遊技場の店舗内管理装置において管理され
る他店最終遊技者情報データベースの内容を表形式で示
す図である。
【図17】店舗内管理装置において実行される店舗内取
引管理の処理内容を示すフローチャートである。
【図18】集中管理装置において実行される取引統括管
理処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図19】会員登録機において実行される会員カード発
行処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図20】店舗内管理装置において実行される会員登録
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図21】集中管理装置において実行される会員登録処
理の処理内容を示すフローチャートである。
【図22】台間機において実行されるカード処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【図23】台間機において実行される会員カード処理の
処理内容を示すフローチャートである。
【図24】台間機において実行される貯玉・再プレイ処
理の処理内容を示すフローチャートである。
【図25】店舗内管理装置において実行される会員照会
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図26】集中管理装置において実行される他店会員情
報処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図27】店舗内管理装置において実行される貯玉処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【図28】店舗内管理装置において実行される再プレイ
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図29】集中管理装置において実行される会員取引情
報処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図30】POSにおいて実行される景品交換処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【図31】店舗内管理装置において実行される閉店処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【図32】集中管理装置において実行される閉店処理の
処理内容を示すフローチャートである。
【図33】第2実施形態による貯玉管理システムの全体
構成を示すブロック図である。
【図34】第2実施形態による会員管理運用機関および
各遊技場の内部構成を示すブロック図である。
【図35】第2実施形態による集中管理装置において管
理される貯玉の情報と店舗内管理装置において管理され
る貯玉の情報との関係を示すブロック図である。
【図36】第2実施形態による遊技者が遊技場で遊技を
行なった場合における遊技場と会員管理運用機関との間
での貯玉の取引の流れを示す図である。
【図37】第2実施形態による集中管理装置において管
理される会員登録情報データベースの内容を表形式で示
す図である。
【図38】第2実施形態による集中管理装置において管
理される本日会員取引履歴データベースの内容を表形式
で示す図である。
【図39】第2実施形態による集中管理装置において管
理される登録店別取引清算データベースの内容を表形式
で示す図である。
【図40】第2実施形態による集中管理装置において管
理される全店取引清算データベースの内容を表形式で示
す図である。
【図41】第2実施形態による中継端末装置において作
成される本日取引清算報告書の内容を示す図である。
【図42】第2実施形態による中継端末装置において管
理される定月清算書の内容を示す図である。
【図43】第2実施形態による集中管理装置において実
行される取引統括管理処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図44】第2実施形態による会員登録機において実行
される会員カード発行処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図45】第2実施形態による中継端末装置において実
行される会員登録処理の処理内容を示すフローチャート
である。
【図46】第2実施形態による集中管理装置において実
行される会員登録処理の処理内容を示すフローチャート
である。
【図47】第2実施形態による台間機において実行され
る会員カード処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図48】第2実施形態による台間機において実行され
る貯玉・再プレイ処理の処理内容を示すフローチャート
である。
【図49】第2実施形態による中継端末装置において実
行される会員取引情報処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図50】第2実施形態による集中管理装置において実
行される会員取引情報処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図51】第2実施形態によるにおいて実行される景品
交換処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図52】第2実施形態による中継端末装置において実
行される閉店処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図53】第2実施形態による集中管理装置において実
行される閉店処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
3は遊技場、20,200は会員カード、10は台間
機、5はPOS、4は店舗内管理装置、2は集中管理装
置、1は会員管理運用機関、40は中継端末装置ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BB11 BB28 CA01 CA35 3E044 AA02 AA04 AA05 AA06 AA20 BA04 BA06 BA10 CA03 CA05 CA06 CA10 DA03 DA06 DA08 DA10 DB02 DB05 DC01 DC06 DE01 DE02 DE07 EA01 EA06 EA11 EB01 3E048 AA03 BA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の結果遊技者の所有となった遊技結
    果価値が再使用可能に預入れられた預入れ遊技結果価値
    を特定可能な情報が記録可能である記録媒体が発行され
    る遊技場について、前記記録媒体を用いて前記預入れ遊
    技結果価値の預入れまたは再使用をする取引がなされた
    場合の決済管理を行なうことが可能な遊技用取引決済シ
    ステムであって、 複数の遊技場の各々に設けられ、いずれの遊技場におい
    て発行された前記記録媒体についても受付けて前記記録
    媒体を用いた預入れ遊技結果価値の取引を共通に実行さ
    せる処理を行なう記録媒体処理手段と、 前記記録媒体処理手段から預入れられた預入れ遊技結果
    価値を貯蓄する手段であって、前記記録媒体処理手段に
    よる預入れ遊技結果価値の取引に応じて、貯蓄された預
    入れ遊技結果価値を増加または減少させることが可能な
    遊技結果価値貯蓄手段と、 前記遊技場において前記遊技結果価値貯蓄手段により貯
    蓄されている預入れ遊技結果価値の増加または減少を伴
    う取引が行なわれたことに応じて当該取引が行なわれた
    遊技場側と前記遊技結果価値貯蓄手段側との間で損益が
    生じた場合に、生じた損益を相互に埋合わせる取引決済
    処理を行なうための取引決済処理手段とを含むことを特
    徴とする、遊技用取引決済システム。
  2. 【請求項2】 前記取引決済処理手段は、前記複数の遊
    技場のそれぞれにおける前記預入れ遊技結果価値の取引
    の情報を収集し、収集した情報に基づいて、前記複数の
    遊技場における預入れ遊技結果価値の取引を統括して管
    理する処理を行なうことが可能な統括管理手段を含み、 該統括管理手段は、統括管理する前記複数の遊技場のそ
    れぞれで行なわれる前記遊技結果価値の取引について必
    要な前記取引決済処理を統括的に行なうことを特徴とす
    る、請求項1記載の遊技用取引決済システム。
  3. 【請求項3】 前記遊技結果価値貯蓄手段は、前記複数
    の遊技場のそれぞれに対応して設けられて運営され、対
    応する遊技場において発行された前記記録媒体を用いて
    預入れられた預入れ遊技結果価値を貯蓄することを特徴
    とする、請求項1または2に記載の遊技用取引決済シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記遊技結果価値貯蓄手段は、前記複数
    の遊技場のそれぞれに対して独立的に運営される価値情
    報管理機関に設けられ、前記複数の遊技場のそれぞれに
    おいて発行された前記記録媒体を用いて預入れられた預
    入れ遊技結果価値を集約的に貯蓄することを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の遊技用取引決済システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記価値情報管理機関に設けられた前記遊
    技結果価値貯蓄手段は、前記価値情報管理機関により運
    営され、 前記取引決済処理手段は、前記遊技場において前記預入
    れ遊技結果価値の増加または減少を伴う取引が行なわれ
    たことに応じて当該取引が行なわれた遊技場側と前記価
    値情報管理機関側との間で損益が生じた場合に、生じた
    損益を相互に埋合わせる決算処理を行なうことを特徴と
    する、請求項4に記載の遊技用取引決済システム。
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