JP2001113012A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2001113012A
JP2001113012A JP29874299A JP29874299A JP2001113012A JP 2001113012 A JP2001113012 A JP 2001113012A JP 29874299 A JP29874299 A JP 29874299A JP 29874299 A JP29874299 A JP 29874299A JP 2001113012 A JP2001113012 A JP 2001113012A
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Japan
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card
game
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JP29874299A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者のニーズに応じた精算処理を行なうこ
とが可能な遊技用装置を提供することである。 【解決手段】 遊技終了時の精算に際して、遊技中に払
出されて計数された玉をプリペイド金額のデータに変換
した遊技用のプリペイドカードを発行するか、または、
遊技中に払出されて計数された玉を貨幣に変更可能なデ
ータとして記録した精算カードを発行するかを遊技者が
選択できるようにし、精算時における遊技者の選択操作
に応じて遊技者が希望するカードを発行する(Sa6〜
Sa9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場に設けられ
た遊技用装置に関し、詳しくは、遊技場に設けられ、遊
技機において遊技の結果得られた遊技結果価値を精算す
る精算処理を行なうことが可能な遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、一般的に
知られているものに、遊技場に設けられ、たとえば、遊
技用カードに記録された度数等の遊技者所有の遊技に使
用可能な価値を用いて遊技を行なうことが可能なパチン
コ遊技機等の遊技機において遊技の結果得られたパチン
コ玉等の遊技結果価値を精算する精算処理を行なうよう
に構成されたものがあった。
【0003】このような従来の遊技用装置においては、
精算処理として、たとえば遊技結果価値を貨幣の価値の
大きさを特定可能な貨幣用価値として精算する等、予め
定められた一種類の精算処理が固定的に行なわれてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、すべての遊技
者が、遊技結果価値を貨幣用価値として精算するという
ような、予め定められた種類の精算を望んではいなかっ
た。つまり、たとえば遊技結果価値を遊技にのみ使用可
能な遊技用価値として以後の遊技にのみ使用可能にする
ことを遊技者が希望する場合もあり、遊技者は、一般的
に、遊技結果価値の精算について、状況に応じて貨幣用
価値と遊技用価値とのいずれかを得たいというニーズを
持っている。これに対し、従来の遊技用装置の場合に
は、予め定められた一種類の精算しか行なわなかったた
め、遊技者のニーズに対処できていなかった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、遊技者のニーズに応じた精算
処理を行なうことが可能な遊技用装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技場に設けられ、遊技者所有の遊技に使用可能な
価値を用いて遊技を行なうことが可能な遊技機において
遊技の結果得られた遊技結果価値を精算する精算処理を
行なうことが可能な遊技用装置であって、前記遊技結果
価値を遊技にのみ使用可能な遊技用価値として精算する
第1の精算処理を行なう第1の精算処理手段と、前記遊
技結果価値を貨幣の価値の大きさを特定可能な貨幣用価
値として精算する第2の精算処理を行なう第2の精算処
理手段と、前記第1の精算処理および前記第2の精算処
理のうち、遊技者の選択操作に応じていずれかの実行を
選択する選択手段と、前記選択手段による選択に応じて
選択的に実行された精算処理により得られた前記遊技用
価値または前記貨幣用価値を特定可能な情報を記録した
所定の記録媒体を発行する記録媒体発行手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、遊技場に設け
られ、遊技者所有の遊技に使用可能な価値を特定可能な
情報を記録した記録媒体を用いて遊技を行なうことが可
能な遊技機において遊技の結果得られた遊技結果価値を
精算する精算処理を行なうことが可能な遊技用装置であ
って、前記遊技結果価値を遊技にのみ使用可能な遊技用
価値として精算する第1の精算処理を行なう第1の精算
処理手段と、前記遊技結果価値を貨幣の価値の大きさを
特定可能な貨幣用価値として精算する第2の精算処理を
行なう第2の精算処理手段と、前記第1の精算処理およ
び前記第2の精算処理のうち、遊技者の選択操作に応じ
ていずれかの実行を選択する選択手段と、前記選択手段
による選択に応じて選択的に実行された精算処理により
得られた前記遊技用価値または前記貨幣用価値を、前記
記録媒体の記録情報を用いて特定可能にする処理を行な
う記録媒体処理手段とを含むことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記第1の精算処理
手段は、前記第1の精算処理において、前記遊技結果価
値を前記遊技のために直接的に使用可能なプリペイド価
値に変換する精算を行なうことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記第2の精算処理
手段は、前記第2の精算処理において、前記遊技結果価
値を貨幣の価値に変換する精算を行なうことを特徴とす
る。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記第2の精算処理
手段は、前記第2の精算処理において、前記遊技結果価
値を貨幣に交換可能な景品の価値に変換する精算を行な
うことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の本発明は、請求項1から
5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊技場
において精算された前記遊技用価値および前記貨幣用価
値を管理する管理手段をさらに含むことを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の本発明は、請求項6に記
載の発明の構成に加えて、前記管理手段は、前記第1の
精算処理手段および前記第2の精算処理手段を含むこと
を特徴とする。
【0013】請求項8に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記第1の精算処理
手段は、精算した結果、遊技用価値の大きさが遊技に使
用可能な最低限の大きさに満たない前記遊技結果価値に
ついて、前記遊技用価値として精算しないことを特徴と
する。
【0014】請求項9に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記第1の精算処理
手段は、精算した結果、遊技用価値の大きさが遊技に使
用可能な最低限の大きさに満たない前記遊技結果価値に
ついて、前記記録媒体の記録情報に基づいて所有者が特
定可能であることを条件として、前記遊技用価値として
精算せずに、貯蓄させる処理を行なうことを特徴とす
る。
【0015】請求項10に記載の本発明は、請求項4に
記載の発明の構成に加えて、前記第2の精算処理手段
は、前記記録媒体の記憶情報に基づいて前記記録媒体の
所有者が特定できない場合に、前記第2の精算処理にお
いて、前記遊技結果価値を貨幣の価値に変換する精算を
行なわないことを特徴とする。
【0016】請求項11に記載の本発明は、請求項1ま
たは2に記載の発明の構成に加えて、前記遊技場の外部
であって、前記貨幣用価値を利用した取引きが可能とさ
れた外部取引場所に設けられ、前記貨幣用価値の利用状
況を管理する外部利用状況管理手段と情報通信可能に接
続され、当該外部利用状況管理手段との情報通信に基づ
いて、前記遊技場の外部における前記貨幣用価値の利用
状況を管理する貨幣用価値管理手段をさらに含むことを
特徴とする。
【0017】請求項12に記載の本発明は、請求項11
に記載の発明の構成に加えて、前記貨幣用価値管理手段
は、前記遊技場の外部における前記貨幣用価値の利用状
況として、前記記録媒体の所有者個人別の利用状況を管
理することを特徴とする。
【0018】請求項13に記載の本発明は、請求項11
または12に記載の発明の構成に加えて、前記貨幣用価
値管理手段は、複数の外部取引場所のそれぞれに対応し
て設けられた複数の前記外部利用状況管理手段と情報通
信可能に接続されており、前記遊技場の外部における前
記貨幣用価値の利用状況として、前記外部取引場所別の
利用状況を管理することを特徴とする。
【0019】請求項14に記載の本発明は、請求項11
から13のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記
貨幣用価値管理手段は、管理している貨幣用価値の利用
状況を表示することを特徴とする。
【0020】請求項15に記載の本発明は、請求項11
から14のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記
貨幣用価値管理手段は、外部取引場所別に決済可能な態
様で前記貨幣用価値の利用状況を管理することを特徴と
する。
【0021】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、次のように
作用する。第1の精算処理手段の働きにより、遊技結果
価値を遊技にのみ使用可能な遊技用価値として精算する
第1の精算処理が行なわれる。第2の精算処理手段の働
きにより、遊技結果価値を貨幣の価値の大きさを特定可
能な貨幣用価値として精算する第2の精算処理が行なわ
れる。選択手段の働きにより、第1の精算処理および第
2の精算処理のうち、遊技者の選択操作に応じていずれ
かの実行が選択される。記録媒体発行手段の働きによ
り、選択手段による選択に応じて選択的に実行された精
算処理により得られた遊技用価値または貨幣用価値を特
定可能な情報を記録した所定の記録媒体が発行される。
このように、遊技結果価値の精算に際して、遊技者が遊
技用価値および貨幣用価値のどちらかを得るために精算
処理の種類の選択をすることが可能であり、その選択さ
れた精算処理により得られた遊技用価値または貨幣用価
値を特定可能な情報を記録した記録媒体が発行される。
このため、遊技者は、希望に応じた種類の精算処理を受
けることが可能になる。これにより、遊技者のニーズに
応じた精算処理を迅速に行なうことが可能になる。
【0022】請求項2に記載の本発明によれば、次のよ
うに作用する。第1の精算処理手段の働きにより、遊技
結果価値を遊技にのみ使用可能な遊技用価値として精算
する第1の精算処理が行なわれる。第2の精算処理手段
の働きにより、遊技結果価値を貨幣の価値の大きさを特
定可能な貨幣用価値として精算する第2の精算処理が行
なわれる。選択手段の働きにより、第1の精算処理およ
び第2の精算処理のうち、遊技者の選択操作に応じてい
ずれかの実行が選択される。記録媒体処理手段の働きに
より、選択手段による選択に応じて選択的に実行された
精算処理により得られた遊技用価値または貨幣用価値
を、記録媒体の記録情報を用いて特定可能にする処理が
行なわれる。このように、遊技者所有の記録媒体を用い
た遊技において得られた遊技結果価値の精算に際して、
遊技者が遊技用価値および貨幣用価値のどちらかを得る
ために精算処理の種類の選択をすることが可能であり、
その選択された精算処理により得られた遊技用価値また
は貨幣用価値が遊技者所有の記録媒体の記録情報を用い
て特定可能にされる。このため、遊技者は、希望に応じ
た種類の精算処理を受けることが可能になる。これによ
り、遊技者のニーズに応じた精算処理を迅速に行なうこ
とが可能になる。また、精算処理により得られた遊技用
価値または貨幣用価値が遊技に用いられた遊技者所有の
記録媒体の記録情報を用いて特定可能にされるので、精
算の際に新たな記録媒体の発行が必要とならず、記録媒
体を有効利用することが可能になる。
【0023】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。第1の精算処理手段のさらなる働きにより、第
1の精算処理において、遊技結果価値を遊技のために直
接的に使用可能なプリペイド価値に変換する精算が行な
われる。このように、遊技結果価値を遊技用価値として
精算する場合に、遊技結果価値が遊技のために直接的に
使用可能なプリペイド価値に変換されるため、精算によ
り得られた価値を直ちに遊技のために使用することが可
能になる。これにより、精算により得られた価値を遊技
のために使用する場合の手間が省かれるので、遊技機の
稼働率を向上させることが可能になる。
【0024】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。第2の精算処理手段のさらなる働きにより、第
2の精算処理において、遊技結果価値を貨幣の価値に変
換する精算が行なわれる。このように、遊技結果価値を
貨幣用価値として精算する場合に、遊技結果価値が直接
的に貨幣の価値に変換されるため、精算により得られた
価値を一旦景品に交換した後に貨幣の価値を得る場合と
比べて、景品交換作業を省力化することが可能になる。
【0025】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。第2の精算処理手段のさらなる働きにより、第
2の精算処理において、遊技結果価値を貨幣に交換可能
な景品の価値に変換する精算が行なわれる。このよう
に、遊技結果価値を貨幣用価値として精算する場合に、
遊技結果価値が貨幣に交換可能な景品の価値に変換され
るので、景品交換前の段階ですでに景品の価値の大きさ
が明らかとなっている。このため、景品交換時において
精算により得られた価値を貨幣の価値が特定された景品
の価値に変換する処理を経て景品交換する場合と比べ
て、景品交換作業を省力化することが可能になる。
【0026】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1から5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。管理手段の働きにより、遊技場におい
て精算された遊技用価値および貨幣用価値が管理され
る。このように、遊技場において精算された遊技用価値
および貨幣用価値が管理されるため、その管理に基づい
て、精算により得られた遊技用価値および貨幣用価値の
セキュリティを向上させることが可能になる。
【0027】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
6に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
管理手段が、第1の精算処理手段および第2の精算処理
手段を含んでいる。このように、第1の精算処理手段お
よび第2の精算処理手段が管理手段に含まれているた
め、たとえば遊技機等の管理手段外における遊技結果価
値の精算のための処理を簡素化することが可能になる。
【0028】請求項8に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。第1の精算処理手段のさらなる働きにより、精
算した結果、遊技用価値の大きさが遊技に使用可能な最
低限の大きさに満たない遊技結果価値については、遊技
用価値として精算されない。このように、精算した結
果、遊技用価値の大きさが遊技に使用可能な最低限の大
きさに満たない場合の遊技結果価値が遊技用価値として
精算されないため、遊技に使用可能な単位で遊技結果価
値を精算することが可能になる。これにより、精算処理
において、遊技に使用可能な単位を最低限とした遊技結
果価値を精算することとなり、遊技用価値への変換の処
理のために扱う数値の単位が比較的大きくまとまった単
位の数値となるので、精算処理内容を簡素化することが
可能になる。また、遊技に使用可能な単位を最低限とし
た遊技結果価値の精算が行なわれることにより、むやみ
な精算の実行を防ぐことが可能になるとともに、遊技に
使用不可能な端数となる遊技結果価値を無駄に精算しな
いようにすることが可能になる。
【0029】請求項9に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。第1の精算処理手段のさらなる働きにより、精
算した結果、遊技用価値の大きさが遊技に使用可能な最
低限の大きさに満たない遊技結果価値について、記録媒
体の記録情報に基づいて所有者が特定可能であることを
条件として、遊技用価値として精算せずに、貯蓄させる
処理が行なわれる。このように、精算した結果、遊技用
価値の大きさが遊技に使用可能な最低限の大きさに満た
ない場合の遊技結果価値が遊技用価値として精算されな
いため、遊技に使用可能な単位で遊技結果価値を精算す
ることが可能になる。さらに、遊技に使用可能な最低限
の大きさに満たない遊技結果価値が、記録媒体の記録情
報に基づいて所有者が特定可能であることを条件とし
て、遊技用価値として精算せずに貯蓄されるため、その
貯蓄に基づいて、そのままでは遊技に使用不可能な端数
となる価値を無駄にしないようにすることが可能にな
る。
【0030】請求項10に記載の本発明によれば、請求
項4に記載の発明の作用に加えて、次のように作用す
る。第2の精算処理手段のさらなる働きにより、記録媒
体の記憶情報に基づいて記録媒体の所有者が特定できな
い場合に、第2の精算処理において、遊技結果価値を貨
幣の価値に変換する精算が行なわれない。このように、
記録媒体の記憶情報に基づいて記録媒体の所有者が特定
できない場合に、遊技結果価値を貨幣の価値に変換する
精算が行なわれないので、貨幣の価値への変換は記録媒
体の所有者が特定できる場合に限って行なわれる。つま
り、記録媒体の所有者が特定できれば、変換された貨幣
の価値の悪用を防ぐための管理を行なうことが可能にな
るので、遊技結果価値に基づいて貨幣の価値を付与する
場合のセキュリティを向上させることが可能になる。
【0031】請求項11に記載の本発明によれば、請求
項1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように
作用する。貨幣用価値管理手段が、遊技場の外部であっ
て、貨幣用価値を利用した取引きが可能とされた外部取
引場所に設けられ、貨幣用価値の利用状況を管理する外
部利用状況管理手段と情報通信可能に接続されている。
貨幣用価値管理手段の働きにより、外部利用状況管理手
段との情報通信に基づいて、遊技場の外部における貨幣
用価値の利用状況が管理される。このように、外部取引
場所と遊技場との間の情報通信に基づいて、遊技場にお
いて遊技場外での貨幣用価値の利用状況が管理されるた
め、遊技場外における貨幣用価値の利用状況をリアルタ
イム管理等により容易に管理することが可能になる。
【0032】請求項12に記載の本発明によれば、請求
項11に記載の発明の作用に加えて、次のように作用す
る。貨幣用価値管理手段のさらなる働きにより、遊技場
の外部における貨幣用価値の利用状況として、記録媒体
の所有者個人別の利用状況が管理される。このように、
記録媒体の所有者個人別で、遊技場の外部における貨幣
用価値の利用状況が管理されるため、より明細に遊技場
の外部における貨幣用価値の利用状況を管理することが
可能になる。
【0033】請求項13に記載の本発明によれば、請求
項11または12に記載の発明の作用に加えて、次のよ
うに作用する。貨幣用価値管理手段が、複数の外部取引
場所のそれぞれに対応して設けられた複数の外部利用状
況管理手段と情報通信可能に接続されている。貨幣用価
値管理手段のさらなる働きにより、遊技場の外部におけ
る貨幣用価値の利用状況として、外部取引場所別の利用
状況が管理される。このように、外部取引場所別で、遊
技場の外部における貨幣用価値の利用状況が管理される
ため、より明細に遊技場の外部における貨幣用価値の利
用状況を管理することが可能になる。
【0034】請求項14に記載の本発明によれば、請求
項11から13のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、次のように作用する。貨幣用価値管理手段のさらな
る働きにより、管理している貨幣用価値の利用状況が表
示される。このように、管理している貨幣用価値の利用
状況が表示されるため、その利用状況を管理者が容易に
把握することが可能になる。
【0035】請求項15に記載の本発明によれば、請求
項11から14のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、次のように作用する。貨幣用価値管理手段のさらな
る働きにより、外部取引場所別に決済可能な態様で貨幣
用価値の利用状況が管理される。このように、外部取引
場所別に決済可能な態様で貨幣用価値の利用状況が予め
管理されるため、決済を行なう際の処理を簡略化するこ
とが可能になる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
遊技用装置の一例として、パチンコ遊技場に設けられた
遊技用装置を説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、パチンコ遊技場以外の遊技場に設けられた
遊技用装置であってもよい。つまり、遊技場に設けら
れ、遊技機において遊技の結果得られた遊技結果価値を
精算する精算処理を行なうことが可能な遊技用装置であ
れば、遊技場に設けられた遊技用装置すべてが本発明の
対象となる。ここで、遊技場とは、遊技機(主にパチン
コ遊技機やスロットマシン等)を設置して営業を行なっ
ている店舗、用地を示すものであり、前記遊技機を営業
目的として設定している場所すべてを含む。つまり、遊
技場には、遊技機を用いた営業専用の店舗、用地、のみ
ならず、遊技機を用いた営業と遊技機を用いないその他
の営業(たとえば、商品販売、有料サービスの提供等の
その他の営業)との兼用の店舗、用地も含まれている。
【0037】第1実施形態 図1は、本発明に係る遊技用装置が設けられている遊技
場内に設置された遊技機設置島の一部を示す正面図であ
る。
【0038】パチンコ遊技機2は、遊技機設置島100
に複数台並べて設置されている。1つの遊技機設置島1
00には、多数のパチンコ遊技機2が並設されている
が、図1では、紙面の都合上一部のパチンコ遊技機2の
みを示している。
【0039】各パチンコ遊技機2の向かって左側には、
玉貸装置としての台間機1が設置されている。この台間
機1は、遊技者による遊技に使用可能な価値としての現
金の支払い(投入)、または、プリペイドカードからの
残金額の引落としを受付けて、その支払い金額または引
落として金額に応じて貸玉としてのパチンコ玉を払出
し、そのパチンコ玉の使用により、遊技者によるパチン
コ遊技機2での遊技を可能にすることを主目的として設
けられたものである。
【0040】また、遊技機設置島100において、各パ
チンコ遊技機2の上方部分には、呼出装置4が設けられ
ている。呼出装置4は、係員を呼出す場合に遊技者の操
作に基づいて動作するためのものである。
【0041】図2は、パチンコ遊技機2の拡大正面図で
ある。パチンコ遊技機2において、遊技者が遊技を行な
う場合には、遊技にのみ使用可能なプリペイドカードま
たは現金を用いる。この場合のプリペイドカードは、I
Cカードよりなり、遊技者による金額の支払いまたは入
金の代価として遊技にのみ使用可能とされたプリペイド
金額(残金額)等の所定の情報が記録された記録媒体で
ある。プリペイドカードは、遊技場に設けられたカード
発行機または後述する各台計数機5により発行可能であ
る。
【0042】現金を用いて遊技を行なう場合は、まず、
台間機1に設けられている硬貨投入口16bに現金を投
入する。すると、その投入金額が台間機1の制御部によ
り認識され、認識された投入金額に応じた貸玉が台間機
1から払出される。
【0043】また、プリペイドカードを用いて遊技を行
なう場合は、まず、台間機1に設けられているカード口
16aにプリペイドカードを挿入する。すると、その挿
入されたプリペイドカードに記録されている残金額等の
カード情報が台間機1に設けられたカードリーダライタ
により読取られる。そして、読取られたカード情報に基
づいて、残金額が、台間機1に設けられている残金額表
示部18に表示される。残金額表示部18は、複数の7
セグメント表示器よりなり、プリペイドカードに記録可
能な範囲内で残金額を所定の桁数でディジタル表示する
ように構成されている。
【0044】台間機1には、プリペイドカードを用いて
玉貸しを受ける場合に操作する玉貸キー17aと、プリ
ペイドカードの返却を受ける場合に操作する返却キー1
7bとが設けられている。玉貸キー17aが操作されれ
ば、プリペイドカードに記憶された残金額から、予め定
められた貸出単位額分の額が引落されて減額され、それ
と引換えに、貸出単位額分の玉が台間機1から払出され
る。このような操作は、玉貸し操作と呼ばれる。
【0045】また、カード口16aにプリペイドカード
が挿入されている状態において、返却キー17bが操作
されれば、その時点での残金額の情報が記録されたプリ
ペイドカードがカード口16aから排出されて遊技者に
返却される。また、カード口16aに挿入されているプ
リペイドカードの残金額が「0」である場合には、その
プリペイドカードが台間機1の内部に自動的に回収され
る。台間機1の内部には、プリペイドカードを回収して
収納するためのカードストッカ(図示省略)と、カード
リーダライタからカードストッカまでプリペイドカード
を搬送するカード搬送部(図4参照)とが設けられてい
る。残金額が「0」であるプリペイドカードは、カード
搬送部によりカードストッカ内へ搬送されて収納される
ことにより回収される。このようにカードストッカ内に
回収されたプリペイドカードは、台間機1に設けられて
いるカードストッカ取出部(図示省略)からカードスト
ッカごと取出され、必要に応じて、係員によりカード発
行機または各台計数機5にセットされて、プリペイドカ
ード、または、精算カードとして再使用される。ここで
精算カードは、ICカードよりなり、精算時において景
品交換用の精算値データを記録するためのカードであ
る。
【0046】前述したように台間機1から払出される玉
は、台間機1の内部に設けられている玉払出部から、台
間機1の前面側に設けられている玉払出用のノズル15
を介し、パチンコ遊技機2に設けられている打球供給皿
(上皿)292上に払出される。
【0047】また、台間機1においては、プリペイドカ
ードおよび硬貨のそれぞれが適正なものであるか否かを
識別する。これらに関しては、適正なものであると識別
できなかった場合、プリペイドカードについてはカード
口16aから返却され、硬貨については返却口16cか
ら返却される。
【0048】遊技においては、遊技者がパチンコ遊技機
2に設けられている打球操作ハンドル290を操作し
て、打球供給皿292に貯留された打玉を弾発発射し、
遊技領域20に打込む。そして、遊技領域20に打込ま
れた打玉が後述するような各種の入賞領域に入賞すれ
ば、入賞領域別に予め定められた個数の景品玉が打球供
給皿292(上皿)に払出される。一方、いずれの入賞
領域にも入賞しなかった玉は、アウト口25からパチン
コ遊技機2内部に回収される。打球供給皿292が満タ
ンになった場合には、その下方に設けられている余剰玉
受皿(下皿)293に玉が送られて貯留される。
【0049】このパチンコ遊技機2においては、各台計
数機5と呼ばれる遊技精算のために用いられるパチンコ
玉の計数装置が各パチンコ遊技機2に対応して設けられ
ている。各台計数機5は、パチンコ遊技機2の上方に設
けられた計数表示部55、精算用カード口56、全数通
常精算スイッチ57a、端玉返却通常精算スイッチ57
b、全数入金精算スイッチ57c、および、端玉返却入
金精算スイッチ57dと、パチンコ遊技機2の下方に設
けられた計数用玉貯留部294および玉返却スイッチ5
8とを含む。
【0050】計数用玉受部294は、余剰玉受皿293
の下方に設けられており、余剰玉受皿293から排出さ
れた玉を受けて貯留することが可能な形状に構成されて
いる。貯留玉が満杯になったこと等の理由により、余剰
玉受皿293に設けられた排出レバー293aが操作さ
れると、余剰玉受皿293に貯留されていた玉が、余剰
玉受皿293の底面の開口部から下方へ排出され、計数
用玉受部294に受けられる。
【0051】計数用玉受部294においては、遊技者に
よる操作が可能な計数シャッタ294aが設けられてい
る。計数シャッタ294aは、計数用玉受部294の底
部に設けられた開口部を開閉するための部材であり、一
体形成されたレバー部294bの操作に応じて開閉され
る。計数シャッタ294aは、通常状態において閉成さ
れて計数用玉受部294を玉の貯留が可能な状態にし、
遊技者によってレバー部294aが操作された場合に開
成される。計数シャッタ294aが開かれると、計数用
玉受部294に貯留されていた玉が、計数用玉受部29
4の底部に連結されている玉排出用通路520に排出さ
れる。玉排出用通路520の入側には、計数用玉受部2
94から排出された玉を計数するために検出する通過検
出用センサよりなる玉計数部501が設けられている。
【0052】玉計数部501により玉が検出され、計数
されれば、複数の7セグメント表示により構成される計
数表示部55にその計数値がディジタル表示される。こ
の計数値は、遊技終了時に景品交換等の各種目的のため
に精算することが可能である。
【0053】精算に際して、景品交換のための通常精算
を行なう場合には、遊技者により全玉通常精算スイッチ
57aまたは端玉返却通常精算スイッチ57bが操作さ
れる。全玉通常精算スイッチ57aが操作された場合
は、前述した玉計数部501による計数値の全てが景品
交換のために精算され、その精算された計数値(言い換
えると精算値)が精算カードに書込まれ、その精算カー
ドが精算用カード口56から排出(発行)される。ま
た、端玉返却通常精算スイッチ57bが操作された場合
は、前述した玉計数部501による計数値のうちの景品
交換最小単位数に満たない端数(端玉)を除く計数値が
精算されて、その精算された計数値(言い換えると精算
値)が精算カードに書込まれ、その精算カードが精算用
カード口56から排出(発行)される。一方、前述した
端数については、端玉として遊技者に返却される。この
場合の端玉の返却は、台間機1のノズル15から玉を払
出すことにより行なわれる。このような精算により精算
カードに景品交換用のデータとしての計数値が書込まれ
る精算を通常精算という。
【0054】ここで、精算により精算カードに景品交換
用のデータとして書込まれる計数値は、貨幣に交換可能
な特殊景品に景品交換できる価値であり、特殊景品を貨
幣に交換することにより最終的に貨幣を得ることができ
る価値であるため、その計数値から貨幣の価値の大きさ
を特定可能である。このため、この場合の計数値は、貨
幣の価値の大きさを特定可能な貨幣用価値の一種であ
る。
【0055】また、精算に際して、計数値から変換され
た金額が入金されたプリペイドカードを新たに発行する
入金精算を行なう場合には、遊技者により全玉入金精算
スイッチ57cまたは端玉返却入金精算スイッチ57d
が操作される。全玉入金精算スイッチ57cが操作され
た場合は、前述した玉計数部501による計数値の全て
が精算され、その精算された計数値(言い換えると精算
値)がプリペイドカードに書込まれ、そのプリペイドカ
ードが精算用カード口56から排出(発行)される。ま
た、端玉返却入金精算スイッチ57dが操作された場合
は、前述した玉計数部501による計数値のうち、金額
精算した場合において玉貸最小単位額に変換される玉数
に満たない端数(端玉)を除く計数値が精算されて、そ
の精算された金額(言い換えると精算値)がプリペイド
カードに書込まれ、そのプリペイドカードが精算用カー
ド口56から排出(発行)される。一方、前述した端数
については、端玉として遊技者に返却される。この場合
の端玉の返却は、台間機1のノズル15から玉を払出す
ことにより行なわれる。このような精算による金額への
変換によりプリペイドカードに精算金額が書込まれる入
金が行なわれる精算を入金精算という。
【0056】精算用カード口56の内部には、ICカー
ドに、精算カード用の情報またはプリペイドカード用の
情報を記録して精算カードまたはプリペイドカードとし
て排出するためのカードリーダライタが設けられてい
る。つまり、共用のICカードに精算カード用の情報が
記録されて精算用カード口56から発行されれば、その
カードが精算カードとして使用可能になり、共用のIC
カードにプリペイドカード用の情報が記録されて精算用
カード口56から発行されれば、そのカードがプリペイ
ドカードとして使用可能になるのである。具体的に、台
間機1の内部には、プリペイドカードおよび精算カード
として用いられるICカードが多数収納されたカードス
トッカ(図示省略)と、そのカードストッカからカード
リーダライタ(図4参照)までICカードを搬送するカ
ード搬送部(図4参照)とが設けられている。精算用カ
ード口56から発行されるカードは、カードストッカか
ら順次カードリーダライタまで搬送され、カードリーダ
ライタにより、プリペイドカード用の記録情報または精
算カード用の記録情報が記録される。
【0057】遊技において、始動入賞玉が始動入賞領域
21に入賞(始動入賞)した場合には、玉が始動入賞玉
検出器(図示省略)により検出され、検出信号が後述す
る遊技制御部260に入力される。遊技制御部は、その
入力を受けて、特定遊技状態としての大当り状態を発生
させるか否かをランダムに決定するとともに後述する可
変表示制御部220へ可変表示制御を指令するための表
示制御コマンドデータを出力する。可変表示制御部で
は、表示制御コマンドデータを受け、その指令内容にし
たがって、可変表示装置22を可変表示制御する。
【0058】ここで、可変表示装置22は、数字等の図
柄よりなる複数種類の識別情報を可変表示可能であり、
左可変表示部22a、中可変表示部22bおよび右中可
変表示部22cの3つの可変表示部を有する。可変表示
装置22においては、始動入賞に応じて各可変表示部が
一斉に可変表示開始され、所定期間後に表示結果がすべ
て導出表示される。可変表示装置22の可変表示結果が
予め定められた特定の表示態様の組合せ(たとえば「7
77」の図柄の組合せ)になった場合には、前述したよ
うな遊技者にとって有利な特定遊技状態としての大当り
状態が発生し、以下のような大当り制御が実行される。
【0059】まず、可変入賞球装置23が開成制御され
て遊技者にとって有利な第1の状態となる。そして、第
1の状態となった可変入賞球装置23内に所定個数(た
とえば10個)の打玉が入賞するかまたは所定時間(3
0秒間)経過するかのうちいずれか早い方の条件が成立
することにより可変入賞球装置23が閉成して遊技者に
とって不利な第2の状態となる。その第1の状態となっ
ている可変入賞球装置23内に入賞した打玉が所定箇所
に形成されている特定入賞領域に入賞すれば、可変入賞
球装置23のその回の第1の状態が終了するのを待って
可変入賞球装置23を再度第1の状態に制御する繰返し
継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限
回数はたとえば16回と定められている。
【0060】遊技制御部は、乱数を発生させるためにカ
ウントを行なうカウンタであるランダムカウンタから抽
出した乱数を用いて各種の制御を行なう。遊技制御部に
よる制御には、大当り判定用のランダムカウンタ、およ
び、可変表示装置22における停止図柄決定用のランダ
ムカウンタ等の各種のランダムカウンタが用いられる。
【0061】始動入賞に応じて大当り判定用のランダム
カウンタから当り外れ用乱数が抽出され、その抽出値
と、予め定められた大当り判定値とが比較される。そし
て、抽出値と大当り判定値とが一致した場合に、大当り
状態を発生させることが事前に決定される。また、始動
入賞があった場合には、停止図柄決定用のランダムカウ
ンタから停止図柄用乱数が抽出され、その抽出値と予め
対応関係にある図柄が予定停止図柄として事前決定さ
れ、その予定停止図柄が表示結果として表示されるよう
に、可変表示制御が行なわれる。
【0062】遊技制御部により大当り状態を発生させる
ことが事前決定されれば、表示制御部は、大当り状態を
発生させるための特定の識別情報の組合せ(たとえばゾ
ロ目の組合せ)となるように可変表示装置22を停止制
御する。このような特定の識別情報の組合せは、大当り
図柄と呼ばれる。たとえば、大当り状態を発生させるた
めの特定の識別情報の組合せがゾロ目の組合せの場合
は、大当りを発生させる場合の中,右可変表示部の予定
停止図柄が、左停止図柄決定用のランダムカウンタの抽
出値に基づいて決定された左可変表示部の予定停止図柄
と同じ図柄に揃えられることによりゾロ目の組合せ、す
なわち、大当り図柄とされる。一方、大当り状態を発生
させないことが事前に決定されれば、左,中,右可変表
示部のそれぞれの停止図柄決定用のランダムカウンタの
抽出値に基づいて、大当り状態の発生を示さない識別情
報の組合せ(はずれ図柄)となるように図柄が決定され
る。なお、大当り状態を発生させないことが事前に決定
された場合に停止図柄決定用のランダムカウンタの抽出
値に対応する予定停止図柄が大当り図柄になってしまう
場合には、予定停止図柄の一部が強制的にずらされるこ
とによりはずれ図柄にされる。
【0063】また、停止表示された大当り図柄の組合わ
せが確率変動を伴う大当り図柄(確変大当り図柄)の組
合せである場合には、その大当りに基づく特定遊技状態
の終了後に、通常時(通常遊技状態)に比べて大当りが
発生する確率が高く変動した確率変動状態(高確率状態
ともいう)となる。このような確率変動状態は、特定遊
技状態(大当り状態)と異なる遊技者にとって有利な特
別遊技状態である。このような確率変動は、一般的に、
「確変」と省略して呼ばれる場合もある。以下、確変図
柄による大当りを確変大当りという。
【0064】通常遊技状態中に一旦、確変大当りが発生
すると、少なくとも予め定められた確変継続回数(たと
えば、次回まで)分の大当りが発生するまで確率変動状
態に継続制御される。また、確率変動状態中に確変大当
りが発生すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続
回数が計数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ
大当りが発生するまで確率変動状態が継続する。そし
て、確変継続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確
変図柄によるものであった場合には、確率変動の生じて
いない通常遊技状態に戻る。
【0065】したがって、確率変動状態の継続制御に制
限を設けない場合には、少なくとも確変継続回数に達し
た大当りが確変大当りである限り、無制限に確率変動状
態が継続する。このパチンコ遊技機1の場合には、ある
程度、確率変動状態が継続すれば、一旦、確率変動状態
への継続制御を終了させるべく、確率変動状態中に確変
大当りが連続的に発生する回数について、上限回数が設
定されている。そして、この上限回数に基づいて大当り
の表示態様が非確変大当りとされた場合には、その時点
で確率変動状態の継続制御が強制的に終了する。なお、
確変図柄での大当りを禁止する制限が行なわれること
は、リミッタの作動と呼ばれる。
【0066】次に、遊技場における情報管理のための構
成について説明する。図3は、遊技場に設けられた情報
管理システムの構成を示すブロック図である。
【0067】遊技場3においては、パチンコ遊技機2、
台間機1、および各台計数機5が設けられた遊技機設置
島100の他に、管理装置6、POS9、および、中継
器70等が設けられている。
【0068】台間機1において、プリペイドカードを用
いた引落とし等の予め定められた処理が行われた場合に
は、その処理に関する情報が台間機1から中継器70を
介して、管理装置6に送られる。
【0069】遊技場3においては、管理装置6と各遊技
機設置島100の台間機1との間でデータの伝送を行な
うための信号伝送線L1と、管理装置6と各遊技機設置
島100の各台計数機5との間でデータの伝送を行なう
ための信号伝送線L2とが設けられている。これらの信
号伝送線L1,L2には、複数の中継器70が介在され
ている。複数の中継器70は複数の遊技機設置島100
のそれぞれに対応して設けられており、各遊技機設置島
100の台間機1および各台計数機5から出力される各
種情報は、対応する中継器70を介して、対応する信号
伝送線に送られ、その信号伝送線の経路を経て管理装置
6に送られる。
【0070】前述したプリペイドカードの発行を希望す
る遊技者は、遊技場3に設けられているカード発行機
(図示省略)において所定金額を支払う(投入する)こ
とによりプリペイドカードの発行(購入)を受けること
ができる。
【0071】POS9は、遊技場3内の景品交換カウン
タに設けられている。この景品交換カウンタには、PO
S9により制御され、景品を払出す景品払出装置(図示
省略)も設けられている。POS9には、各種の情報を
表示するための表示部91、情報を入力するために係員
により操作される入力部92、精算カードおよびプリペ
イドカード等のカードの挿入口93、挿入されたカード
を処理するカード処理部(図示省略)、POS9の制御
処理を行なう制御部(図示省略)、および、レシートを
発行するレシート発行部(図示省略)等が設けられてい
る。
【0072】景品交換を希望する遊技者は、精算カード
を景品交換カウンタに持参して係員に手渡し、希望する
景品が一般景品であるか特殊景品であるかの区別、およ
び、一般景品の場合の景品の品目および数量等の景品交
換に関する希望事項を係員に告げる。そして、係員は、
遊技者の希望にしたがってPOS9を操作する。POS
9においては、精算カードに記録された玉の計数値を景
品に交換することが可能である。景品交換がされた場合
には、その旨を示す情報として、景品交換済の精算カー
ドのカードIDの情報がPOS9から管理装置6に送ら
れる。管理装置6では、POS9から送られてきた情報
に基づいて、発行された精算カードについて景品交換が
済んだか否かを認識する。
【0073】管理装置6は、遊技場3内での各種の情報
を管理する装置であり、情報管理用のコンピュータより
なる制御部60、管理情報等の情報を表示するためのモ
ニタ65、情報を入力するための操作部(図示省略)、
情報を印刷するためのプリンタ(図示省略)、各種ドラ
イバ(図示省略)、および、データベースとして機能す
る記憶装置(図示省略)等の各種装置が含まれている。
【0074】管理装置6は、台間機1、各台計数機5、
および、POS9等の遊技場3内に設けられている各種
装置から送られてくる各種の情報に基づいて、制御部6
0が所定の情報処理を行なうことにより、遊技場3内に
おけるプリペイドカードの管理および各台計数機5によ
る計数値の管理等の各種の情報の管理を集中的に行な
う。
【0075】図4は、図3に示された情報管理システム
の詳細な構成を示すブロック図である。遊技場において
は、主に、台間機1の制御部10、パチンコ遊技機2の
遊技制御部260、各台計数機5の制御部50、およ
び、管理装置6の制御部60の動作に基づいて、遊技用
の管理が行なわれる。
【0076】台間機1の制御部10,パチンコ遊技機2
の遊技制御部260,各台計数機5の制御部50,管理
装置6の制御部60は、それぞれ、制御中枢としてのC
PU12,262,52,62と、制御用プログラムを
記憶しているROM13,263,53,63と、CP
UのワーキングエリアとしてのRAM11,261,5
1,61と、外部との入出力信号の整合性をとるための
I/Oポート14,264,54,64とが設けられて
いる。これらの各制御部においては、CPUが、ROM
に記憶された制御用プログラムを実行し、RAMをワー
キングエリアとして用いて各種の制御を行なう。その制
御の際には、CPUがI/Oポートを介してセンサ等の
各種機器と情報のやり取りをする。
【0077】台間機1においては、硬貨投入口16bか
ら硬貨が投入されると、投入された硬貨の種別が硬貨識
別部162により識別され、その識別結果を示す情報が
I/Oポート14を介してCPU12に入力される。こ
のように入力される識別結果を示す情報に基づいて、C
PU12は、投入された現金の種類を認識し、投入金額
を把握する。
【0078】CPU12は、プリペイドカードの残金額
を残金額表示部18に表示するための表示信号をI/O
ポート14を介して残金額表示部18に与える。この表
示信号に基づいて、残金額表示部18に残金額が表示さ
れる。
【0079】玉貸キー17aが操作されると、玉貸操作
信号が、I/Oポート14を介してCPU12に入力さ
れる。このように入力される玉貸操作信号に基づいて、
CPU12は、玉貸操作があったことを認識し、玉貸し
をするための制御を行なう。返却キー17bが操作され
ると、返却操作信号が、I/Oポート14を介してCP
U12に入力される。このように入力される返却操作信
号に基づいて、CPU12は、返却操作があったことを
認識し、プリペイドカードを返却するための制御を行な
う。
【0080】台間機1と管理装置6との間では、台間機
1側の通信部150と管理装置6側の通信部69との間
での情報の送受信により情報の通信が行なわれる。返却
操作があった場合、CPU12は、プリペイドカードの
管理のために、I/Oポート14および通信部150を
介して返却情報を管理装置6へ送信する。この返却情報
は、カードの返却のための処理の実行を要求する返却処
理要求、プリペイドカードのカードID、および、減算
額の情報を含んでいる。
【0081】台間機1において、制御部10は、カード
リーダライタ17に動作制御信号を与えてカードリーダ
ライタ17の動作状態を制御する。制御部10は、読出
制御信号をカードリーダライタ17へ与えてプリペイド
カードからカード情報の読出しをさせる。また、制御部
10は、書込制御信号および書込情報をカードリーダラ
イタ18に与えてプリペイドカードへのカード情報の書
込みをさせる。
【0082】台間機1には、さらに台間機1からの玉の
払出しを検出するための払出検出器164が設けられて
いる。この払出検出器164による玉の払出しの検出信
号がI/Oポート14を介してCPU12に入力され
る。CPU12では、払出検出器164からの検出信号
に基づいて、玉の払出しが行なわれた否かをチェックす
る。
【0083】台間機1では、CPU12からI/Oポー
ト14を介してカード搬送部19に搬送制御信号が与え
られる。この搬送制御信号は、カード口16aから挿入
されたプリペイドカードの残金額が「0」となった場合
に、そのカードを自動的に回収するためにカードリーダ
ライタ17からカードストッカまでカードを搬送する動
作を実行させるための信号である。プリペイドカードの
自動回収の際には、搬送制御信号に応じてカード搬送部
19が駆動制御され、プリペイドカードが台間機1の内
部に搬送されて前述したカードストッカに収納される。
このように、プリペイドカードが回収された場合には、
後述するようにプリペイドカードが回収されたことを特
定可能な回収情報としての意味がある返却情報が管理装
置6へ送信される。
【0084】CPU262は、たとえば2msec毎に
1回ずつリセットされ、その2msecのリセット周期
内においてROM263に記憶されている制御用プログ
ラムを先頭から最後まで一通り実行し、実行し終わった
段階でリセット待ち状態となる。この2msec毎に繰
返しプログラムを実行することにより、パチンコ遊技機
2が制御される。
【0085】パチンコ遊技機2においては、始動入賞玉
検出器等の各種検出部27からI/Oポート264を介
して各種の検出信号がCPU262に与えられる。たと
えば、遊技者の弾発発射操作により遊技領域20に打込
まれた打玉が始動入賞領域21等に入賞してその入賞玉
が始動入賞検出器等(各種検出部27に含まれる)によ
り検出されれば、その検出信号がパチンコ遊技機2の遊
技制御部260において、I/Oポート264を介して
CPU262へ入力される。また、パチンコ遊技機2の
制御においては、CPU262から可変入賞球装置23
の駆動部等の各種駆動部28に駆動制御信号が与えられ
ることにより、可変入賞球装置23等の機器が駆動制御
される。また、パチンコ遊技機2の制御においては、C
PU262から遊技効果ランプ等の各種ランプ29にラ
ンプ制御信号が与えられることにより、各種ランプ29
の点灯制御が行なわれる。また、パチンコ遊技機2の制
御においては、打球操作ハンドル290の操作に応じて
CPU262から発射制御部31に発射制御信号が与え
られることにより、打球発射制御が行なわれる。
【0086】また、パチンコ遊技機2の制御において
は、可変入賞球装置23等の各種入賞領域への入賞に応
じてCPU262から、賞球の払出制御を行なう制御部
である賞球払出制御部7に、払出すべき賞球個数を特定
した賞球個数信号を与える。この賞球個数信号を受けた
場合に、賞球払出制御部7は、賞球個数信号により特定
された個数の賞球を玉払出装置(図示省略)から払出さ
せる制御を行なう。
【0087】CPU262は、I/Oポート264を介
して可変表示制御部220へ表示制御コマンドデータを
出力する。また、大当り状態を発生させることをCPU
262が決定すれば、大当り信号がCPU262からI
/Oポート264および出力部265を介して、台間機
1へ向けて出力される。この大当り信号は、大当り制御
が終了するまで出力し続けられる。また、CPU262
が特別遊技状態(確率変動状態)を発生させることを決
定すれば、確率変動状態にあることを示すための確変信
号が、CPU262からI/Oポート264を介し、外
部出力端子265から台間機1へ向けて出力される。こ
の確変信号は、確率変動状態が終了するまで出力し続け
られる。パチンコ遊技機2と台間機1との間では、パチ
ンコ遊技機2側から台間機1側への一方向通信が行なわ
れる。台間機1では、大当り信号および確変信号がI/
Oポート14を介してCPU12に入力される。また、
台間機1においては、大当り信号または確変信号を受け
た場合に、その信号を管理装置6へ出力する。
【0088】各台計数機5においては、CPU52が、
I/Oポート54を介して玉計数部501からの検出信
号を受け、玉計数部501により検出された玉を計数し
記憶する。そして、CPU52は、記憶した玉の計数値
を表示するための表示信号をI/Oポート54を介して
計数表示部55へ与える。これにより、計数表示部55
に計数値が表示される。CPU52は、I/Oポート5
4を介して玉返却スイッチ58の操作信号を受け、その
操作信号に応じて、計数記憶した玉を返却するための処
理を行なう。CPU52は、玉返却スイッチ58の操作
信号を受けた場合、計数された玉を台間機1から返却す
ることを要求する玉返却要求情報を、各台計数機5の制
御部50から台間機1の制御部10に送信するための処
理を行なう。また、玉返却要求情報により返却が要求さ
れた場合、それに応じて、台間機1から1個ずつ玉が返
却され、その1個ずつの返却に応じて返却済情報が送ら
れてくる。CPU52では、その返却済情報が送られて
きた回数により返却個数を把握し、返却すべき個数の返
却が終了したと判断した場合は、その旨を示す返却終了
情報を台間機1の制御部10に送信するための処理を行
なう。
【0089】各台計数機5において、精算用カード口5
6から発行される精算カードおよびプリペイドカード
は、各台計数機5の内部に設けられたカードリーダライ
タ502によりカード情報の書込み処理を受ける。CP
U52は、カードの記録情報の書込時に、カードに記録
するデータおよびカードリーダライタ502を制御する
ための制御信号をI/Oポート54を介してカードリー
ダライタ502に与え、カードリーダライタ502によ
りカードに情報を書込む(記録する)制御を行なう。
【0090】また、各台計数機5の内部には、精算カー
ドおよびプリペイドカードとして用いるICカードを多
数収納したカードストッカからカードリーダライタ50
2までカードを搬送する動作を行なうためのカード搬送
部503が設けられている。精算カードまたはプリペイ
ドカードの発行の際には、CPU52からI/Oポート
54を介して搬送制御信号がカード搬送部503に与え
られる。この搬送制御信号によりカード搬送部503が
駆動制御され、発行のために情報を記録するカードがカ
ードリーダライタ502に搬送される。カードリーダラ
イタ502に送られたカードは、精算カードおよびプリ
ペイドカードのいずれにも使用可能であり、精算カード
用の情報が書き込まれた場合に精算カードとして発行さ
れ、プリペイドカード用の情報が書き込まれた場合にプ
リペイドカードとして発行される。
【0091】全数通常精算スイッチ57a、端玉返却通
常精算スイッチ57b、全数入金精算スイッチ57c、
および、端玉返却入金精算スイッチ57dを含む操作部
57からの操作信号が、それぞれI/Oポート54を介
してCPU52に与えられる。このような操作信号を受
けた場合、CPU52は、操作信号に応じて、通常精算
に関する処理または入金精算に関する処理を行なう。
【0092】各台計数機5と管理装置6との間では、各
台計数機5側の通信部504と管理装置6側の通信部6
9との間での情報の送受信により情報の通信が行なわれ
る。
【0093】また、各台計数機5の制御部50は、通常
精算を行なう場合に、通常精算要求、台番号(パチンコ
遊技機の台に付された番号)、計数値、および、カード
の発行時間の情報を含む通常精算情報を管理装置6へ送
信する。ここで、通常精算要求とは、通常精算の実行を
要求するための情報である。また、カード発行時間と
は、精算カードの発行時間であり、この場合は、通常精
算のためのスイッチ操作がなされた時間が該当する。
【0094】また、各台計数機5の制御部50は、入金
精算に関する処理においてプリペイドカードを発行する
場合に、入金精算処理要求、台番号(パチンコ遊技機の
台に付された番号)、計数値、および、カードの発行時
間の情報を含む入金精算情報を管理装置6へ送信する。
通常精算要求とは、通常精算の実行を要求するための情
報である。また、発行時間とは、プリペイドカードの発
行時間であり、この場合は、入金精算のためのスイッチ
操作がなされた時間が該当する。
【0095】管理装置6は、遊技場内の各種の情報を管
理するためのホール用管理コンピュータ等よりなる。管
理装置6の制御部60においては、前述した返却情報を
受けた場合に、返却されるプリペイドカードの本日の使
用額および残金額を記憶して管理するための処理を行な
った後、返却情報の送信元の台間機1に対し、当該処理
が終了した旨を示す処理終了情報を返信する処理が行な
われる。
【0096】また、管理装置6の制御部60において
は、各台計数機5から前述した通常精算情報を受けた場
合に、精算カードに付与するカードIDを作成し、その
作成したカードIDに対応して当該精算に関する情報を
記憶して管理する処理を行なった後、通常精算情報の送
信元の各台計数機5に対し、作成したカードIDの情報
と、当該処理が終了した旨を示す処理終了情報とを返信
する処理が行なわれる。
【0097】また、管理装置6の制御部60において
は、各台計数機5から前述した入金精算情報を受けた場
合に、プリペイドカードに付与するカードIDを作成す
る。そして、管理装置6の制御部60においては、その
作成したカードIDに対応して、付与するプリペイド金
額を決定し、当該精算に関する情報を記憶して管理する
処理を行なった後、入金精算情報の送信元の各台計数機
5に対して、作成したカードIDの情報、決定したプリ
ペイド金額の情報、および、当該処理が終了した旨を示
す処理終了情報を返信する処理が行なわれる。
【0098】管理装置6の制御部60においては、各種
の情報をデータベース化して記憶するためのデータベー
ス部である記録装置66に、CPU62がI/Oポート
64を介して接続されている。記録装置66には、プリ
ペイドカードの使用状況に関する管理情報がまとめられ
たプリペイド管理データベース66a、および、各台計
数機5における精算状況の管理情報が発行カード単位で
まとめられた計数玉管理データベース66b等の各種デ
ータベースが記憶されている。プリペイド管理データベ
ース66aにおいては、データがプリペイド管理ファイ
ルと呼ばれるデータファイルに記憶される。また、計数
玉管理データベース66bにおいては、データが計数玉
管理ファイルと呼ばれるデータファイルに記憶される。
【0099】また、CPU62は、各台計数機5から受
けた通常精算情報および入金精算情報に基づいて、遊技
場において行なわれた精算状況を把握する。そして、C
PU62は、把握した精算状況に基づいて、管理情報を
I/Oポート64を介して記録装置66に与える。ま
た、CPU62は、台間機1から受けた返却情報に基づ
いて、遊技場において使用されたプリペイドカードの使
用状況を把握する。そして、CPU62は、把握した使
用状況に基づいて、管理情報をI/Oポート64を介し
て記録装置66に与える。このような記録装置66への
データの付与は、その他の各種情報についても行なわれ
る。これにより、各管理データベースに最新の管理情報
が登録される。
【0100】また、管理装置6の制御部60において
は、記録装置66に登録された管理情報等の各種情報を
表示することが可能なCRT表示器等よりなるモニタ6
5が設けられている。また、管理装置6においては、前
述したモニタ65の他に、記録装置66に登録された管
理情報等の各種情報を印刷することが可能なプリンタ6
8が設けられている。また、管理装置6においては、さ
らに、キーボード等の操作部67が設けられている。操
作部67においては、管理装置6を操作するための操作
指令情報を入力することが可能である。たとえば、操作
部67において、管理情報の表示を指令する操作指令情
報が入力されれば、その操作指令情報がI/Oポート6
4を介してCPU62に与えられる。その場合、CPU
62からI/Oポート64を介して記録装置66に所定
のデータ読出要求情報が与えられる。そして、データ読
出要求情報に応答して、記録装置66において該当する
管理情報が読出され、その管理情報がI/Oポート64
を介してCPU62に与えられ、その管理情報がRAM
61に記憶される。そして、このように、記憶された管
理情報がCPU62からI/Oポート64を介して表示
器65に与えられ、表示器65において管理情報が表示
される。また、操作部67において、管理情報の印刷出
力を指令する操作指令情報が入力されれば、前述した管
理情報の表示の場合と同様のデータの流れにより管理情
報がRAM61に記憶され、その管理情報がCPU62
からI/Oポート64を介してプリンタ68に与えら
れ、その管理情報が所定のフォーマットで印刷出力され
る。
【0101】また、管理装置6の制御部60において
は、台間機1からの大当り信号を受けた回数を累積的に
加算し、その加算結果の情報を対応するパチンコ遊技機
2における大当り回数を示す情報として管理する。
【0102】次に、プリペイドカードおよび精算カード
として共用されるICカードの構成を詳細に説明する。
図5は、ICカードの平面図である。
【0103】図5を参照して、ICカード700は、カ
ード処理装置に接触して使用される所謂接触型のICカ
ードにより構成される。ICカード700には、コネク
タ701、ICカードマイクロコンピュータ702、お
よび、EEPROM703が設けられている。ICカー
ドマイクロコンピュータ702およびEEPR OM7
03は、カード内部に内蔵されており、コネクタ701
がカード表面に露出している。
【0104】次に、ICカード700に設けられている
回路の構成を説明する。図6は、図5に示されたICカ
ード700に設けられている回路の構成を示すブロック
図である。
【0105】コネクタ701は、前述した台間機1およ
び各台計数機5等の外部機器のカードリーダライタとの
間で信号の入出力を行なうために設けられている。IC
カードマイクロコンピュータ702には、CPU702
a、ROM702b、および、RAM702cが含まれ
ている。
【0106】CPU702aは、ROM702bに格納
されている制御プログラムに基づいて演算および制御動
作を所定の順序で実行する。RAM702c内には、C
PU702aの演算に使用される各種演算カウンタが記
憶されている。EEPROM703は、各種情報の再書
込が可能なメモリであり、さまざまな情報が記録されて
いる。
【0107】ICカードマイクロコンピュータ702に
は、前述したCPU702a、ROM702b、およ
び、RAM702cの他に、コネクタ701を介して入
力される入力信号を受けてCPU702aに入力データ
を与えるとともにCPU702aからの出力情報を受け
てコネクタ701に出力する入出力インタフェースやパ
ワーオンリセット回路,クロック発生回路,パルス分周
回路,アドレスデコード回路などが設けられている。
【0108】このようなICカード700が台間機1お
よび各台計数機5等のICカード処理装置にセットされ
ると、ICカード処理装置内のリーダライタのコネクタ
がICカードのコネクタ701と電気的に接触し、IC
カード内に記憶されている情報が読出し可能になり、ま
たその情報が更新可能(消去を含む)になる。
【0109】次に、ICカード700のEEPROM7
03内に記憶(記録)される情報を説明する。図7は、
ICカードのEEPROM703内に記憶(記録)され
る情報を説明するための説明図である。この図7におい
ては、プリペイドカードとして用いられる場合の記憶情
報が(a)に示され、精算カードとして用いられる場合
の記憶情報が(b)に示されている。
【0110】図7の(a)を参照して、プリペイドカー
ドの場合は、ICカードのEEPROM703内に、カ
ードID番号711、カード種別712、発行店コード
713、発行日714、プリペイド残金額715、セキ
ュリティコード716、および、その他の情報717が
記録される。
【0111】カードID番号(以下、単にカードIDと
もいう)711は、複数のICカードの中から一のIC
カードを特定し識別するために用いられる情報であり、
遊技場において発行されるプリペイドカードおよび精算
カードには重複したカードID番号が付されることはな
い。カード種別712は、当該カードがプリペイドカー
ドまたは精算カードのうちのどの種別のカードである
か、その種別を特定した情報である。プリペイドカード
の場合は、プリペイドカードというカード種別を特定可
能な情報がカード種別712の情報として記録される。
発行店コード713は、ICカード700を発行した遊
技場を特定するための情報である。この発行店コード7
13により、ICカード700が、全国の遊技場のうち
のどこの遊技場で発行されたものであるのかを特定する
ことが可能である。
【0112】発行日714は、ICカード700が発行
された年月日を示す情報である。プリペイド残金額71
5は、前述したカード発行機または各台計数機5におけ
るプリペイドカードの発行時または発行後において入金
の代価として遊技に使用可能となっている金額の残高を
示す情報である。このプリペイド残金額715は、遊技
者が玉貸し操作を行なうことにより減算更新される。
【0113】また、セキュリティコード716は、IC
カードのセキュリティを保持するための情報である。セ
キュリティコード716は、台間機1またはPOS9等
のカード処理装置がICカードの記録情報を読込むにあ
たって最初に読取られる情報である。このセキュリティ
コード716が予め登録されている正規のコードと一致
しない場合にはその他の記録情報の読取処理が無効とさ
れる。ICカード700には、以上に示した情報の他に
も、その他の情報717として、カード会社により出荷
の際に記録される前述した管理情報等の各種情報が記録
される。
【0114】図7の(b)を参照して、精算カードの場
合は、ICカードのEEPROM703内に、カードI
D番号721、カード種別722、発行店コード72
3、発行日724、計数値725、セキュリティコード
726、および、その他の情報727が記録される。
【0115】カードID番号721、発行店コード72
3、発行日724、セキュリティコード726、およ
び、その他の情報727は、前述したカードID番号7
11、発行店コード713、発行日714、セキュリテ
ィコード716、および、その他の情報717と同様の
情報である。精算カードの場合は、精算カードというカ
ード種別を特定可能な情報がカード種別712の情報と
して記録される。また、精算カードの場合は、前述した
プリペイドカードに記録されるプリペイド残金額715
の代わりに、精算時に得られた計数値725が記録され
る。この場合の計数値は、景品交換可能な価値を示す情
報である。
【0116】前述したICカード700の記録情報のう
ち、セキュリティコードおよびその他の情報は、ICカ
ードに固定的に記録されており、それら以外の情報が発
行の際にICカード700に新たに記録されることによ
り、ICカード700がプリペイドカードまたは精算カ
ードとして発行される。
【0117】なお、この実施の形態においては、プリペ
イドカードおよび精算カードとして接触型のICカード
を用いる例を説明した。しかし、これに限らず、これら
のカードとしては、非接触型のICカードを用いてもよ
い。また、これらのカードとしては、ICカードの他
に、磁気カード等のその他の記録媒体を用いてもよい。
【0118】次に、管理装置6のモニタ65において表
示される情報の例を説明する。図8は、管理装置6のモ
ニタ65に表示される計数玉管理ファイルの表示画面図
である。
【0119】図8を参照して、計数玉管理ファイルにお
いては、遊技場内の全各台計数機5を対象として、通常
精算処理または入金精算処理により精算カードまたはプ
リペイドカードが発行された順に発行No.(発行順に
付される番号)が付され、各発行No.に対応して、発
行カードのカードID、各台計数機5が設けられている
パチンコ遊技機2の台番号(台No.)、発行時間、計
数値(精算の対象となった計数値であり、端玉返却の場
合は端数を除いた値)、処理内容(通常精算または入金
精算の別)、変換金額(入金精算の場合においてプリペ
イド金額として変換された金額)、および、景品交換の
状況(未交換、交換済の別)についてのデータが記憶さ
れ、管理される。
【0120】ここで、台番号、発行時間、計数値、処理
内容、および、交換金額は、精算時に各台計数器5から
管理装置6に送られてくる通常精算情報または入金精算
情報に基づいて把握され、景品交換の状況については、
精算カードを使用して景品交換がなされた場合に、遊技
場の景品交換カウンタに設けられたPOS9から管理装
置6に送られてくる精算カードのカードID情報に基づ
いて把握される。このような計数玉管理ファイルのデー
タは、記録装置66において、計数玉管理データベース
に記憶されている。そして、操作部67での入力操作に
基づいて、計数玉管理ファイルの記憶データが読出さ
れ、そのデータが図のような表示形式でモニタ65にお
いて表示される。
【0121】図中において、処理内容の欄に示された
「通常精算」は、前述した通常精算が実行された旨を示
し、処理内容の欄に示された「入金精算」は、前述した
入金精算が実行された旨を示している。また、図中にお
いて、交換金額は、入金精算が行なわれた場合にのみ生
じるため、入金精算が行なわれた場合にのみ示される。
また、図中において、景品交換の状況は、通常精算が行
なわれた場合にのみ可能であるため、通常精算が行なわ
れた場合にのみ示され、「未」は未交換を示し、「済」
は交換済を示している。
【0122】このような計数玉管理ファイルのデータが
表示されれば、精算に関する情報を容易に視認すること
ができるので、精算に関する情報管理を容易に行なうこ
とができる。
【0123】次に、図9を参照して、プリペイド管理フ
ァイルの表示例を説明する。図9は、管理装置6のモニ
タ65に表示されるプリペイド管理ファイルの表示画面
図である。
【0124】図9を参照して、プリペイド管理ファイル
においては、遊技場内の全台間機1を対象として、返却
情報を受けた順に、発行カード(プリペイドカード)の
カードID、繰越金額(プリペイドカードの本日使用直
前に記録されていた残金額)、本日使用額(本日使用さ
れた金額)、残金額(本日の残金額)、および、回収処
理内容(プリペイドカードの未回収、回収済の別)につ
いてのデータが記憶され、管理される。
【0125】ここで、発行カードIDは、前述したカー
ド発行機または各台計数機5におけるプリペイドカード
の発行時において、各プリペイドカードに付されるとと
もに、プリペイド管理ファイルにおいて記憶されて管理
されているカードIDである。また、繰越金額は、前日
終了時点で残金額としてプリペイド管理ファイルにおい
て記憶されており、本日に繰越した残金額である。ま
た、本日使用額は、精算時に各台計数器5から管理装置
6に送られてくる減算額の情報の累積値であり、精算が
実行されるごとに更新される。また、残金額は、前述し
た繰越金額から減算額を差し引いて求められる残金額情
報に基づいて把握される。この残金額は、精算が実行さ
れるごとに更新される。また、回収処理内容は、台間機
1においてプリペイドカードが回収された場合に送られ
てくる残金額が「0」である返却情報に含まれるカード
IDの情報に基づいて把握される。つまり、残金額が
「0」であるカードID情報が送られてきたプリペイド
カードは、回収されたものであると認められるからであ
る。このようなプリペイド管理ファイルのデータは、記
録装置66において、プリペイド管理データベース66
bに記憶されている。そして、操作部67での入力操作
に基づいて、プリペイド管理ファイルの記憶データが読
出され、そのデータが図のような表示形式でモニタ65
において表示される。図中において、回収処理内容の欄
に示された「済」は、回収済であるを示している。
【0126】このようなプリペイドカード管理ファイル
のデータが表示されれば、プリペイドカードの使用状況
の管理を容易に行なうことができる。
【0127】次に、台間機1の制御部10の制御動作に
ついて説明する。図10は、台間機1の制御動作を実行
させる台間機制御処理の処理内容を示すフローチャート
である。
【0128】まず、ステップSe(以下単にSeとい
う)1により、カード(プリペイドカード)が挿入され
ているか否かの判断がなされる。前述したカードリーダ
ライタ17にはカードの挿入を検出するセンサが設けら
れており、ここでは、そのセンサの検出出力に基づいて
カード挿入の有無が判断されるのである。
【0129】Se1によりカードが挿入されていると判
断された場合は、後述するSe7に進む。一方、Se1
によりカードが挿入がされていないと判断された場合
は、硬貨の投入があったか否かの判断がなされる。具体
的には、前述した硬貨識別部162に設けられた硬貨投
入判別センサの検出信号に基づいて、硬貨の投入の有無
が判断される。硬貨の投入がなかったと判断された場合
は、前述したSe1に戻り、前述した処理が繰返し行な
われる。
【0130】一方、硬貨の投入があったと判断された場
合は、Se4に進み、硬貨の種類を識別する処理がなさ
れる。ここでは、投入された硬貨が、100円硬貨、5
00円硬貨、また、その他の硬貨のうちのどれに該当す
るかが識別され、500円硬貨および100円硬貨以外
の硬貨については、無効とされる。その後、Se6に進
む。Se6に進んだ場合は、識別金額に相当する玉数を
貸玉として払出す処理がなされる。その後、この台間機
制御処理が終了する。
【0131】前述したSe1によりカードが挿入されて
いると判断されてSe7に進んだ場合は、その挿入され
たカードに記録されている記録情報をカードリーダライ
タ17により読取らせるための制御が行なわれ、挿入さ
れているカードの記録情報がRAM11(以下、この図
の説明においてメモリと呼ぶ)に記憶される。
【0132】そしてSe8に進み、読取った情報に基づ
いて当該カードが適正なプリペイドカードであるか否か
の判断がなされる。具体的に、適正なプリペイドカード
であるか否かの判断は、カードに記録されているセキュ
リィティコードを、管理装置6で管理されているプリペ
イドカードのセキュリィティコードと照合すること等に
より行なわれる。
【0133】Se8により適正なプリペイドカードでな
いと判断された場合には、Se9に進み、残金額表示部
18に「ERR」というようなエラー状態を示すエラー
表示を行なう処理がなされる。さらに、このステップに
おいては、プリペイドカードの処理に関するメモリの記
憶をクリアする処理がなされる。このようなエラー表示
がなされることにより、不適正なカードであることを遊
技者に知らせることができる。そして、Se10へ進
み、カードをカード口16aから排出して遊技者に返却
した後、この台間機制御処理が終了する。これにより、
不適正なカードの使用を未然に防ぐことができる。
【0134】一方、Se8により適正なカードであると
判断された場合にはSe12に進み、メモリに記憶され
たカード情報により特定される残金額が「0」であるか
否かの判断がなされる。Se12により「0」であると
判断された場合は、Se13に進み、挿入されているプ
リペイドカードを回収する処理がなされ、後述するSe
18に進む。具体的に、Se13においては、プリペイ
ドカードが、台間機1に設けられている前述したカード
ストッカまで搬送されてカードストッカ内に収納される
ことにより回収される。このように、台間機1において
は、残金額を使い果たして遊技に使用できなくなったプ
リペイドカードを自動的に回収することができる。その
結果、カードがむやみに捨てられることを防ぎ、カード
の再使用を促進することができる。
【0135】一方、Se12により「0」ではないと判
断された場合は、Se14に進み、メモリに記憶されて
いる残金額を残金額表示部18に表示する処理がなされ
る。そして、Se15に進み、前述した玉貸キー17a
の操作があったか否かの判断がなされる。玉貸キー17
aの操作があった場合には、後述するSe21に進む。
一方、玉貸キー17aの操作がない場合にはSe16に
進み、前述した返却キー17bの操作があったか否かの
判断がなされる。返却キー17bの操作がない場合に
は、前述したSe15に戻る。一方、返却キー17bの
操作があった場合には、後述するSe17に進む。
【0136】前述したSe15により玉貸キー17aの
操作があったと判断されてSe21に進んだ場合は、払
出単位個数として予め定められた所定個数(たとえば5
00円分の貸玉に相当する個数)の貸玉を払出す指令
(払出指令信号)を払出制御部7に出力する処理がなさ
れる。これにより、払出単位個数分の貸玉が打球供給皿
292に払出される。次に、Se22に進み、Se21
により払出された貸玉数に相当する金額(たとえば50
0円)をメモリ上で減算する処理がなされる。これによ
り、メモリに記憶された残金額から貸玉の払出しに応じ
た金額が引落とされる。
【0137】次に、Se23に進み、Se22による減
算後の残金額をプリペイドカードに記録する処理がなさ
れる。これにより、プリペイドカードにおける残金額の
記憶情報が随時減算更新される。次に、Se24に進
み、Se23による減算額を累積的に加算し、その加算
結果をメモリに記憶させる処理がなされる。これによ
り、プリペイドカードの使用中の減算額が累積される。
【0138】Se24の後、Se12に戻り、Se22
による減算後の残金額が「0」であるか否かの判断がな
される等、前述した処理が繰り返される。これにより、
玉貸しを受けて残金額が「0」になった場合には、挿入
されているプリペイドカードが自動的に回収されること
となる。
【0139】また、前述したSe16により返却キー1
7bの操作があったと判断されてSe17に進んだ場合
は、プリペイドカードをカード口16aから排出して遊
技者に返却する処理がなされた後、Se18に進む。
【0140】Se18に進んだ(Se13またはSe1
7から進む)場合は、前述した返却処理要求と、メモリ
に記憶されているカードIDおよび減算額(累積値)と
を示す返却情報を管理装置6に向けて送信する処理がな
される。Se13からSe18に進んだ場合に出力され
る返却情報は、返却情報という名称が付けられている
が、実際にはカードの自動回収に応じて出力されるた
め、プリペイドカードが回収されたことを特定可能な回
収情報としての意味がある。つまり、返却情報には減算
額が含まれるのであるが、管理装置6では、プリペイド
カードの使用前の残金額から返却情報として受けた減算
額を減算し、その結果の残金額が「0」になった場合に
は、その返却情報が前述した回収情報であると認識し、
当該プリペイドカードが回収されたものと判断して管理
する。これに対し、プリペイドカードの使用前の残金額
から減算額を減算した結果の残金額が「0」にならなか
った場合、管理装置6では、受けた返却情報に基づい
て、カードが返却されたものと判断する。
【0141】Se18の後、Se19に進み、返却情報
の送信に応じた処理終了情報の返信があったか否かの判
断がなされる。つまり、Se18により返却情報が管理
装置6に向けて送信されると、それに応答した返却に関
する処理の実行に応じて処理終了情報が返信されてくる
ようになっており、ここでは、管理装置6での返却に関
する処理の終了を待つのである。Se19では、処理終
了情報の返信を待ってSe20に進む。Se20では、
プリペイドカードの返却に伴って、プリペイドカードの
処理に関するメモリの記憶をクリアする処理がなされ
る。その後、この台間機制御処理が終了する。
【0142】次に、各台計数機5の制御動作について説
明する。図11は、各台計数機5の動作を実行させるた
めの各台計数機制御処理の処理内容を示すフローチャー
トである。この各台計数機制御処理は、制御部50にお
いて実行される。
【0143】まず、ステップSa(以下単にSaとい
う)1により、玉計数部501により遊技玉(パチンコ
玉)が検出されたか否かの判断がなされる。Sa1によ
り検出されていないと判断された場合は、後述するSa
4に進む。一方、Sa1により検出されたと判断された
場合は、Sa2に進み、玉の計数値の値(カウント)を
「1」だけ加算更新し、その加算更新した計数値をメモ
リ(RAM51)に記憶させる処理がなされる。次に、
Sa3に進み、メモリに記憶した計数値を計数表示部5
5に表示させる処理がなされる。これにより、計数値が
リアルタイムで表示される。Sa3の後、Sa1に戻
る。
【0144】また、前述したSa1により検出されてい
ないと判断されてSa4に進んだ場合は、玉返却スイッ
チ58の操作(操作信号の入力)があったか否かの判断
がなされる。Sa4により操作があったと判断された場
合は、Sa5に進み、玉返却処理を実行した後、この各
台計数機制御処理が終了する。この玉返却処理では、前
述した玉返却要求情報を台間機1に与え、それに応じ
て、計数記憶した玉を台間機1のノズル15から払出し
て返却させる処理が行なわれる。
【0145】一方、Sa4により操作がないと判断され
た場合は、Sa6に進み、入金精算スイッチ(全数入金
精算スイッチ57cまたは端玉返却入金精算スイッチ5
7d)の操作があったか否かの判断がなされる。具体的
には、操作信号の入力があったか否かの判断がなされ
る。Sa6により操作があったと判断された場合は、S
a7に進み、入金精算処理を実行した後、この各台計数
機制御処理が終了する。入金精算処理の処理内容につい
ては、図12を用いて後述する。
【0146】一方、Sa6により操作がないと判断され
た場合は、Sa8に進み、通常精算スイッチ(全数通常
精算スイッチ57aまたは端玉返却通常精算スイッチ5
7b)の操作があったか否かの判断がなされる。具体的
には、操作信号の入力があったか否かの判断がなされ
る。Sa8により操作があったと判断された場合は、S
a9に進み、通常精算処理を実行した後、この各台計数
機制御処理が終了する。通常精算処理の処理内容につい
ては、図13を用いて後述する。一方、Sa8により操
作がないと判断された場合は、この各台計数機制御処理
が終了する。
【0147】次に、前述したSa7により実行される入
金精算処理の処理内容を説明する。図12は、入金精算
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0148】まず、ステップSb(以下、単にSbとい
う)1により、スイッチによって端玉返却入金精算が選
択されたか否かの判断がなされる。具体的にSb1で
は、端玉返却入金精算スイッチ57dが操作された場合
であるか否かの判断がなされる。つまり、前述したSa
6では、全数入金精算スイッチ57c(全数入金精算の
選択)または端玉返却入金精算スイッチ57d(端玉返
却入金精算の選択)のいずれかの操作によりこの入金精
算処理に進むが、スイッチ別に入金精算の処理内容が一
部異なるため、ここでどちらのスイッチの操作であるか
を判断することにより、全数入金精算と端玉返却入金精
算とのどちらが選択されたかを判断するのである。
【0149】Sb1により端玉返却入金精算が選択され
ていないと判断された場合は、全数入金精算が選択され
た場合であり、後述するSb3に進む。一方、Sb1に
より端玉返却入金精算が選択されたと判断された場合
は、Sb2に進み、メモリ(RAM51)に記憶されて
いる計数値を、精算した場合に前述した貸出単位額と一
致する額に変換される計数値に相当する貸出単位額変換
玉数で除算し、その商aとその余りbとを求める演算処
理がなされ、求められた値がメモリに記憶される。その
後、Sb3に進む。
【0150】Sb3に進んだ場合は、前述した入金精算
処理要求、台番号、計数値、および、発行時間(このス
テップの実行時間で代用)の情報を含む入金精算情報を
管理装置6に送信する処理がなされる。ここで、Sb3
により送信される計数値の情報は、全数入金精算の場合
はそのままの計数値を用いるが、端玉返却入金精算の場
合はSb2により求めた商aに貸出単位額変換玉数を乗
算して得られた計数値、すなわち、余りを含まない計数
値を用いる。つまり、このSb3では、端玉返却入金精
算の場合に、余りを含まない計数値を求めてメモリに記
憶された計数値のデータを更新し、その計数値を管理装
置6に送信するのである。
【0151】次に、Sb4に進み、入金精算情報に応じ
たカードID情報、プリペイド金額、および、処理終了
情報の返信があったか否かの判断がなされる。つまり、
Sb3により入金精算情報が管理装置6に向けて送信さ
れると、それに応答した入金精算に関する処理の実行に
応じてカードID情報、プリペイド金額、および、処理
終了情報が返信されてくるようになっており、ここで
は、管理装置6での入金精算に関する処理の終了を待つ
のである。Sb4では、情報の返信を待ってSb5に進
む。
【0152】Sb5では、返信により受信したカードI
Dおよびプリペイド金額の情報を含むカード情報を共用
のICカードに記録し、そのプリペイド金額の情報を計
数表示部55に表示する処理がなされる。次に、Sb6
に進み、今回の入金精算処理において余りb(Sb2参
照)が生じているか否かの判断がなされる。つまり、精
算時における計数値によっては余りbがない場合もある
ため、ここでは、前述したSbでの演算において余りb
が生じたか否かを判断しているのである。
【0153】Sb6により余りbが生じていないと判断
された場合は、後述するSb8に進む。一方、Sb6に
より余りbが生じていると判断された場合は、Sb7に
進み、その余りbに相当する玉数のパチンコ玉を返却す
るための処理がなされる。具体的に、Sb7では、玉返
却要求情報を台間機1に与え、それに応じて、余りbに
相当する玉数を台間機1のノズル15から払出して返却
する処理が行なわれる。その後、Sb8に進む。
【0154】Sb8に進んだ場合は、Sb5によりカー
ド情報が記録されたICカードをプリペイドカードとし
て精算用カード口56から排出して発行するとともに、
メモリにおける計数値のデータのクリアおよび計数表示
部55におけるプリペイド金額情報の表示のクリアを行
なう処理がなされる。その後、この入金精算処理が終了
する。
【0155】次に、前述したSa9により実行される通
常精算処理の処理内容を説明する。図13は、通常精算
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0156】まず、ステップSc(以下、単にScとい
う)1により、スイッチによって端玉返却通常精算が選
択されたか否かの判断がなされる。具体的にSc1で
は、端玉返却通常精算スイッチ57bが操作された場合
であるか否かの判断がなされる。つまり、前述したSa
8では、全数通常精算スイッチ57a(全数通常精算の
選択)または端玉返却通常精算スイッチ57b(端玉返
却通常精算の選択)のいずれかの操作によりこの通常精
算処理に進むが、スイッチ別に通常精算の処理内容が一
部異なるため、ここでどちらのスイッチの操作であるか
を判断することにより、全数通常精算と端玉返却通常精
算とのどちらが選択されたかを判断するのである。
【0157】Sc1により端玉返却通常精算が選択され
ていないと判断された場合は、全数通常精算が選択され
た場合であり、後述するSc3に進む。一方、Sc1に
より端玉返却通常精算が選択されたと判断された場合
は、Sc2に進み、メモリ(RAM51)に記憶されて
いる計数値を、最小特殊景品玉数(最小価値の特殊景品
に交換するために必要な玉数、すなわち、特殊景品の交
換単位玉数)で除算し、その商cとその余りdとを演算
により求める処理がなされ、求められた値がメモリに記
憶される。その後、Sc3に進む。
【0158】Sc3に進んだ場合は、前述した通常精算
処理要求、台番号、計数値、および、発行時間(このス
テップの実行時間で代用)の情報を含む通常精算情報を
管理装置6に送信する処理がなされる。ここで、Sc3
により送信される計数値の情報は、全数通常精算の場合
はそのままの計数値を用いるが、端玉返却入金精算の場
合はSc2により求めた商cに最小特殊景品玉数を乗算
して得られる計数値、すなわち、余りを含まない計数値
を用いる。つまり、このSc3では、端玉返却通常精算
の場合に、余りを含まない計数値を求めてメモリに記憶
された計数値のデータを更新し、その計数値を管理装置
6に送信するのである。
【0159】次に、Sc4に進み、通常精算情報に応じ
たカードID情報および処理終了情報の返信があったか
否かの判断がなされる。つまり、Sc3により通常精算
情報が管理装置6に向けて送信されると、それに応答し
た通常精算に関する処理の実行に応じてカードID情報
および処理終了情報が返信されてくるようになってお
り、ここでは、管理装置6での通常精算に関する処理の
終了を待つのである。Sc4では、情報の返信を待って
Sc5に進む。
【0160】Sc5では、返信により受信したカードI
Dの情報と、メモリに記憶されている計数値の情報とを
含むカード情報を共用のICカードに記録する処理がな
される。次に、Sc6に進み、今回の通常精算処理にお
いて余りd(Sc2参照)が生じているか否かの判断が
なされる。つまり、精算時における計数値によっては余
りdがない場合もあるため、ここでは、前述したSc2
の演算において余りdが生じたか否かを判断しているの
である。
【0161】Sc6により余りdが生じていないと判断
された場合は、後述するSc8に進む。一方、Sc6に
より余りdが生じていると判断された場合は、Sc7に
進み、その余りdに相当する玉数のパチンコ玉を返却す
るための処理がなされる。具体的に、Sc7では、玉返
却要求情報を台間機1に与え、それに応じて、余りcに
相当する玉数を台間機1のノズル15から払出して返却
する処理が行なわれる。その後、Sc8に進む。
【0162】Sc8に進んだ場合は、Sc5によりカー
ド情報が記録されたICカードを精算カードとして精算
用カード口56から排出して発行するとともに、メモリ
における計数値のデータのクリアおよび計数表示部55
におけるプリペイド金額情報の表示のクリアを行なう処
理がなされる。その後、この通常精算処理が終了する。
【0163】次に、管理装置6の制御部60の制御動作
について説明する。図14は、管理装置6における情報
管理のための制御動作を実行させる管理制御処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【0164】まず、ステップSd(以下単にSdとい
う)1により、各台計数機5から返却処理の要求(前述
した返却情報の受信)があるか否かの判断がなされる。
返却処理の要求がないと判断された場合は、後述するS
d3に進む。一方、返却処理の要求があると判断された
場合は、Sd2に進み、次のような処理が行なわれる。
まず、前述したプリペイド管理ファイルにおいて、返却
情報として受信したカードIDを検索し、検索により探
し出したカードIDに対応するデータを更新する処理が
なされる。具体的には、該当するカードIDの本日使用
額のデータを返却情報として受信した減算額に基づいて
更新記録する処理がなされる。たとえば、本日の返却が
なかった場合には本日使用額が初期値としての「0」で
あり、その後、本日中に返却があるごとに各返却時の減
算額が累積加算され、本日使用額が更新される。さら
に、本日使用額が更新されることに応じて、残金額も演
算(繰越金額から本日使用額を減算して残金額を得る演
算)により更新される。Sd2の後、Sd11に進み、
この返却情報の送信元装置、すなわち、この場合には送
信元の台間機1へ処理終了情報が送信される。そして、
Sd12に進み、受信した情報の処理に関するメモリの
記憶をクリアする処理がなされた後、この管理制御処理
が終了する。
【0165】また、前述したSd1により、返却処理の
要求がないと判断されてSd3に進んだ場合は、入金精
算処理の要求(前述した入金精算情報の受信)があるか
否かの判断がなされる。入金精算処理の要求がないと判
断された場合は、後述するSd8に進む。一方、入金精
算処理の要求があると判断された場合は、Sd4に進
み、計数値に所定の換金率を乗算することにより、計数
値を変換金額αに変換して記憶する処理がなされる。こ
れにより、計数値がプリペイド金額に変換される。
【0166】そして、Sd5に進み、前述した計数玉管
理ファイルにおいてデータの登録順序にしたがって得ら
れる空きカードID(データ未登録のID)に基づい
て、新規のカードIDを作成(登録)する。そして、作
成したカードIDに対応して、台番号、発行時間、計数
値、処理内容、および、変換金額の各データが記録され
る。ここで、台番号、発行時間、計数値、処理内容は、
受信した入金精算情報に基づいて記録し、変換金額は、
Sd4での変換により得られた変換金額αの値を記録す
る。
【0167】次に、Sd6に進み、前述したプリペイド
管理ファイルにおいて、前述のように登録したカードI
Dを記録するともに、前述したそのカードIDに対応す
る繰越金額のデータとして、計数玉管理ファイルに記録
した変換金額、すなわち、Sd4での変換により得られ
た変換金額αの値を記録する処理がなされる。
【0168】次に、Sd7に進み、Sd5により登録し
たカードIDの情報と、Sd5により記録媒体された変
換金額であるプリペイド金額の情報とを、入金精算情報
の送信元装置(各台計数機5)へ返信する処理がなされ
る。そして、Sd11に進み、入金精算情報の送信元装
置、すなわち、この場合には送信元の各台計数機5へ処
理終了情報が送信される。そして、Sd12に進み、受
信した情報の処理に関するメモリの記憶をクリアする処
理がなされた後、この管理制御処理が終了する。
【0169】また、前述したSd3により、入金精算処
理の要求がないと判断されてSd8に進んだ場合は、通
常精算処理の要求(前述した通常精算情報の受信)があ
るか否かの判断がなされる。通常精算処理の要求がない
と判断された場合は、Sd12に進み、受信した情報の
処理に関するメモリの記憶をクリアする処理がなされた
後、この管理制御処理が終了する。
【0170】一方、通常精算処理の要求があると判断さ
れた場合は、Sd9に進み、前述した計数玉管理ファイ
ルにおいてデータの登録順序にしたがって得られる空き
カードID(データ未登録のID)に基づいて、新規の
カードIDを作成(登録)する。そして、作成したカー
ドIDに対応して、台番号、発行時間、計数値、およ
び、処理内容の各データが記録される。ここで、これら
のデータは、受信した通常精算情報に基づいて記録す
る。
【0171】次に、Sd10に進み、Sd9により登録
したカードIDの情報を、通常精算情報の送信元装置
(各台計数機5)へ返信する処理がなされる。そして、
Sd11に進み、通常精算情報の送信元装置、すなわ
ち、この場合には送信元の各台計数機5へ処理終了情報
が送信される。そして、Sd12に進み、受信した情報
の処理に関するメモリの記憶をクリアする処理がなされ
た後、この管理制御処理が終了する。
【0172】以下に、この第1実施形態において得られ
る主な効果をまとめて説明する。計数値の精算に際し
て、遊技者が景品交換用の計数値および遊技用のプリペ
イド金額のどちらかを得るために、通常精算処理または
入金精算処理という複数種類の精算処理のいずれかを選
択することが可能である。そして、その選択に応じて、
通常精算処理により得られた景品交換用の計数値を記録
した精算カード、または、入金精算処理により得られた
遊技用のプリペイド金額を記録したプリペイドカードが
発行される。遊技者は、一般的に、遊技結果価値の精算
について、状況に応じて景品交換用の価値と、遊技用の
価値とのいずれかを得たいというニーズを持っている。
【0173】ここで、景品交換用の価値を遊技者が得た
いというニーズは、パチンコ遊技機で遊技を行なう者が
本来的に持っているニーズである。また、遊技用の価値
を得たいというニーズは、次のような理由により生じる
ニーズである。たとえば、予め定められたラッキーN
o.に該当する図柄が可変表示装置において導出表示さ
れて大当りが発生した場合に、当該遊技機において獲得
した景品玉を精算せずにそのまま遊技を続行できるルー
ルが設定されている遊技場では、ラッキーNo.に該当
しない図柄での大当りが発生した場合には後の遊技を行
なうに際して、当該遊技機において獲得した景品玉によ
る遊技の続行が認められていない。このように獲得した
景品玉による遊技の続行ができない場合において、当該
パチンコ遊技機においてさらに遊技を続ける場合には、
遊技者は景品玉を一度精算した後、新たに現金またはプ
リペイドカードを使用して遊技を新たに行なう必要があ
る。その場合は、遊技に使用する現金の両替またはプリ
ペイドカードの購入を行なう必要が生じることがある。
このため、そのような場合には、獲得した景品玉をその
場で遊技用の価値(プリペイド残金額)に変換して遊技
に使用できるようになれば両替等の手間が省けて遊技者
にとって便利である。また、カードを用いて遊技を行な
う遊技機において、前記ラッキーNo.に該当する図柄
での大当りが発生した場合には当該遊技機で後の遊技を
行なうに際して、獲得した景品玉による遊技の続行が認
められているが、前記ラッキーNo.に該当しない図柄
での大当りが発生した場合には当該遊技機で後の遊技を
行なうに際して、獲得した景品玉による遊技の続行が認
められず、新たにカードを台間機に再挿入してそのカー
ドの残金額を用いなければならないようなルールが設定
されている遊技場の場合には、遊技者は景品玉を一度精
算した後、新たにカードを台間機に再挿入してそのカー
ドの残金額を用いなければならない。このように獲得し
た景品玉による遊技の続行ができない場合において、当
該パチンコ遊技機においてさらに遊技を続ける場合に
は、遊技者は景品玉を一度精算した後、新たにカードの
購入を行なう必要が生じることがある。そのような場合
には、獲得した景品玉をその場で遊技用の価値(プリペ
イド残金額)に変換して遊技に使用できるようになれば
カード購入の手間が省けて遊技者にとって便利である。
また、所持金が少ない遊技者が、獲得した景品玉を景品
交換して得られる貨幣に基づいて、さらにパチンコ遊技
機での遊技を続行したい場合には、獲得した景品玉をそ
の場合で遊技用の価値(プリペイド残金額)に変換して
遊技に使用できるようになれば景品交換の手間が省けて
便利である。このような一例に示されるように、遊技者
が遊技をしているその場でさらに遊技を続けたい場合に
おいては、新たに獲得した景品玉がその場で遊技用の価
値(プリペイド残金額)に変換できれば、各種の手間が
省けて便利であることにより、遊技者が精算時に遊技用
の価値を直接的に得たくなる場合が生じるという明確な
ニーズがある。
【0174】この実施の形態の場合は、遊技者が景品交
換用の計数値および遊技用のプリペイド金額のどちらか
が選択的に得られるようになっているため、遊技者が希
望に応じた種類の精算処理を受けることができる。これ
により、この実施の形態では、遊技者のニーズに応じた
精算処理を迅速に行なうことができる。
【0175】また、図14に示されるように、入金精算
処理を行なう場合に、計数値が遊技のために直接的に使
用可能なプリペイド金額に変換されるため、精算により
得られた価値を直ちに遊技のために使用することができ
る。これにより、所持金が比較的少ない遊技者にとって
は、精算により得られた価値を遊技のために使用する場
合の手間(すなわち、たとえば景品交換、景品交換後の
両替、プリペイドカードの購入等の手間)が省かれるの
で、パチンコ遊技機2の稼働率を向上させることができ
る。つまり、精算により得られた価値が遊技のために直
ちに使用できれば、遊技者がパチンコ遊技機2から離れ
る機会をできる限り少なくすることができので、パチン
コ遊技機2の稼働率を向上させることができる。
【0176】また、図14に示されるように、遊技場に
おいて精算された景品交換用の計数値および遊技用のプ
リペイド金額が管理装置6において集中的に管理される
ため、その管理に基づいて、精算により得られた景品交
換用の計数値および遊技用のプリペイド金額のセキュリ
ティを向上させることが可能になる。
【0177】また、図12の入金精算処理で説明したよ
うに、精算した場合のプリペイド金額の大きさが遊技に
使用可能な最低限の大きさである貸出単位額に満たない
計数値がプリペイド金額として精算されないため、遊技
に使用可能な単位で計数値をプリペイド金額に精算する
ことができる。これにより、精算処理において、遊技に
使用可能な単位を最低限とした計数値を対象として精算
することとなり、プリペイド金額への変換の処理のため
に扱う数値の単位が比較的大きくまとまった単位の数値
となるので、精算処理内容を簡素化することができる。
また、遊技に使用可能な単位を最低限とした遊技結果価
値の精算が行なわれることにより、むやみな精算の実行
を防ぐことができるとともに、遊技に使用不可能な端数
となる遊技結果価値を無駄に精算しないようにすること
ができる。
【0178】また、各台計数機5の計数表示部55にお
いては、精算が行なわれる場合に、精算可能な計数値が
表示されるため、精算可能な計数値を遊技者が容易に認
識することができる。
【0179】第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形
態においては、前述したパチンコ遊技機が持点を使用し
て遊技を行なう所謂封入玉式のパチンコ遊技機である例
を説明し、遊技者所有のカードに記録された電子マネー
残金額を用いて、遊技者が、遊技場外の商店において商
品の購入等の取引を行なえる例を説明する。この場合の
電子マネー残金額は、遊技の結果得られた持点を遊技場
外の商店において実際の貨幣と同様に使用できる貨幣の
大きさをデータにより示した価値をいう。また、ここで
の取引とは、遊技場外の商店における商品の購入および
有料サービスの享受等のような営利のためになす売買行
為等の経済行為をいう。
【0180】ここでは、遊技場に登録された会員に付与
される会員カードに記録された残金額を遊技場および商
店において使用可能にする情報管理システムに、複数の
遊技場および複数の商店が加盟しており、加盟遊技場の
会員が会員カードに記録された電子マネー残金額を加盟
店において使用可能とされている例を説明する。なお、
情報管理システムは、複数の遊技場が加盟したものでな
くてもよく、遊技場毎に特定の商店と契約して構成され
るものであってもよい。
【0181】図15は、第2実施形態による遊技機設置
島の一部を示す正面図である。図15において、前述し
た図1と異なるのは、前述したパチンコ遊技機2の代わ
りに封入式のパチンコ遊技機2aが設けられているこ
と、および、前述した現金およびカードの両方を遊技に
使用可能にする構成の台間機1の代わりに、カードのみ
を遊技に使用可能にする台間機1aが設けられているこ
とである。
【0182】図16は、第2実施形態によるパチンコ遊
技機2aの拡大正面図である。図16において、前述し
た図2と共通する部分については、同一の参照符号を付
し、その説明を繰返し行なわない。
【0183】この第2実施形態の場合には、前述したよ
うな各台計数器5が設けられていない。パチンコ遊技機
2aにおいて、遊技者が遊技を行なう場合には、まず台
間機1aに設けられているカード挿入排出口16aに遊
技者所有の遊技用のカードを挿入する。この場合の遊技
用のカードとしては、前述したプリペイドカードの他
に、ICカードよりなる会員カードを用いることが可能
である。
【0184】ここで、会員カードとは、遊技場の会員と
して登録された遊技者に付与される遊技用のカードであ
り、遊技場のカウンタにおいて遊技者本人が氏名等の所
定の個人情報を届出で会員登録を受けたことに基づいて
発行を受けることが可能である。会員カードの発行を受
けた会員の遊技者には、会員カードを用いたパチンコ遊
技機2aでの遊技の他に、遊技の結果得られた持点を金
額に変換して会員カードに入金可能になること、およ
び、会員カードに記録された電子マネー残金額を用いて
遊技場外の加盟店で商品が購入可能になること等の所定
の特典が付与される。
【0185】また、この実施の形態の場合、プリペイド
カードは、会員以外のビジターの遊技者に発行すること
を主な目的としたカードであって、前述した図7等に示
されたものと同様の構成のものであり、遊技に使用され
る。したがって、この場合のプリペイドカードは、ビジ
ターカードとも呼ばれる。また、会員であるが会員カー
ドを持ち合わせていない遊技者が遊技をしたい場合に
は、プリペイドカードの発行を受けて遊技を行なうこと
が可能である。
【0186】ここで、この第2実施形態で、遊技に使用
可能なカードに記録される残金額として、プリペイド残
金額と、電子マネー残金額とがある。この場合のプリペ
イド残金額はパチンコ遊技機での遊技にのみ使用可能な
遊技用の価値であり、電子マネー残金額は前述したよう
に加盟店での商品の購入等に貨幣の代わりに使用できる
価値である。
【0187】台間機1aの表面側には、前述した硬貨投
入口、硬貨返却口、玉貸キー、返却キー、ノズル15、
および、残金額表示部18が設けられておらず、その代
わりに、各種の情報を表示することが可能な情報表示器
18aが設けられている。情報表示器18aは、各種の
情報を表示するための液晶表示パネル(タッチパネルと
しての機能を含む)よりなる表示面180を有してい
る。情報表示器18aは、表示面180が、パチンコ遊
技機2に着座した遊技者の方を向く態様で設けられてい
る。このように、情報表示器18aは、表示面180が
遊技者に向かっているため、表示内容が遊技者にとって
容易に視認しやすいようになっている。
【0188】情報表示器18aでは、前述したようにタ
ッチパネルとしての機能を含んでおり、台間機1の操作
に必要な貸出キー、返却キー等の各種キースイッチの画
像を含むその他の画像も表示される。遊技者は、情報表
示器18aの表示面180上にキースイッチが表示され
た場合、そのキースイッチを操作することにより、各種
の操作を行なうことが可能である。
【0189】貸出キーが操作されると、会員カードまた
はプリペイドカードに記録された残金額から、予め定め
られた貸出単位額分の額が引落されて減額され、貸出単
位額分の持点が遊技者に付与される。このような操作
は、貸出し操作と呼ばれ、遊技者が玉を直接手にとって
遊技を行なう第1実施形態の場合のようなパチンコ遊技
機における玉貸し操作に相当する。その貸出し操作によ
り遊技者に付与された持点は、情報表示器18aにおい
て表示される。この持点は、遊技に使用可能なパチンコ
玉数を示しており、遊技に使用されることにより遊技状
況にしたがって加減算更新表示される。
【0190】また、カード挿入排出口16aに会員カー
ドまたはプリペイドカードが挿入されている状態におい
て、情報表示器18aに表示された返却キーが操作され
れば、カード口16aから挿入されていたカードが排出
されて遊技者に返却される。挿入されていたカードが会
員カードである場合には、カードの返却時において、景
品交換用の価値としての持点をカードに記録する通常精
算と、持点を金額に変換してカードに入金する記録を行
なう入金精算のうちの一方が選択的に実行可能である。
一方、挿入されていたカードがプリペイドカードである
場合には、カードの返却時において、通常精算のみが実
行可能である。
【0191】ここで、精算により景品交換用の価値とし
てカードに書込まれる持点は、貨幣に交換可能な特殊景
品に景品交換できる価値であり、特殊景品を貨幣に交換
することにより最終的に貨幣を得ることができる価値で
あるため、その持点から貨幣の価値の大きさを特定可能
である。このため、この場合の持点は、貨幣の価値の大
きさを特定可能な貨幣用価値の一種である。
【0192】通常精算が行なわれる場合には、精算され
た持点に関する情報が情報表示器18aにおいて表示さ
れる。一方、入金精算が行なわれる場合には、入金され
る金額に関連する情報が情報表示器18aにおいて表示
される。
【0193】パチンコ遊技機2aは、前述したように玉
封入式のパチンコ遊技機であり、このパチンコ遊技機2
aで遊技を行なう遊技者はパチンコ玉を直接手にするこ
とはなく、情報表示器18aに表示される持点に基づい
て遊技を行なう。この持点には、遊技者が遊技結果によ
り得た持点および遊技開始前の引落としにより得た持点
が含まれる。また、この実施形態においては、持点が、
遊技結果により景品玉(出玉)が払出されるパチンコ遊
技機の場合と同様の概念で遊技者が遊技できるように玉
数に相当する点数として表される。
【0194】持点の存在する状態で遊技者が打球操作ハ
ンドル290を操作すれば、パチンコ遊技機2a内に封
入されているパチンコ玉が1発ずつ弾発発射され、遊技
領域20内に打込まれる。打込まれたパチンコ玉は打球
センサ(図示省略)により1つずつ検出され、検出があ
るごとに情報表示器18aに表示される持点数が1つず
つ減算更新される。
【0195】発射勢いが弱すぎて遊技領域20にまで到
達しなかったパチンコ玉であるファール玉は、ファール
玉入口(図示省略)により回収され、ファール玉検出器
(図示省略)で検出される。ファール玉が検出されるご
とに、情報表示器18aに表示される持点が1つずつ加
算更新される。これにより、遊技者は打玉が遊技領域2
0にまで達する機会を得ることなく打球センサの検出に
より減算更新された持玉を有効に再度使用することがで
きる。
【0196】パチンコ遊技機2aの遊技領域20での構
成は、前述したパチンコ遊技機2と同様である。そし
て、パチンコ遊技機2aは、パチンコ遊技機2の場合と
同様の遊技制御が行なわれる。
【0197】遊技上で、パチンコ遊技機2aが前述した
パチンコ遊技機2と異なるのは、各種入賞領域への入賞
に応じて、パチンコ玉が払出される代わりに持点が加算
更新されることである。パチンコ遊技機2aの裏面側に
は、所定数のパチンコ玉が封入された封入玉循環経路が
設けられており、封入されたパチンコ玉が循環して遊技
に使用される。このため、遊技者は、持点がある限り、
パチンコ玉の払出しを受けなくても、遊技を継続的に行
なうことができる。
【0198】プリペイドカードは、遊技場に設けられた
発行入金機において発行される。また、会員カードは、
発行入金機において入金することが可能であるが、この
場合のプリペイドカードは、発行を受けた後には入金を
行なうことができない。
【0199】図17は、発行入金機8の構成を示す正面
図である。発行入金機8は、プリペイドカードの発行
と、会員カードへの入金とを行なうための装置である。
発行入金機8の正面においては、金額表示部801、カ
ード発行口802、カード挿入排出口803、紙幣挿入
口804、硬貨投入口805、返却口806、発行キー
807、入金キー808、および取消キー809が設け
られている。
【0200】紙幣挿入口804へ適正な紙幣を挿入する
かまたは硬貨投入口805へ適正な硬貨を投入すること
により、発行入金機8が受入れた金額が金額表示部80
1において表示される。金額表示部801は、複数の7
セグメント表示器により構成され、金額の情報をディジ
タル表示するものである。会員カードがカード挿入排出
口803に挿入されておらず、金額表示部801に受入
金額が表示された状態で、発行キー807が押下操作さ
れれば、表示された金額がカードリーダライタ802a
によりプリペイド残金額として新規のICカードに書込
まれ、そのカードがプリペイドカードとしてカード発行
口802から発行される。
【0201】発行入金機8の内部には、発行用のICカ
ードを多数収納したカードストッカと、そのカードスト
ッカからカードリーダライタ802aまで発行用のカー
ドを搬送するカード搬送部(図示省略)とが設けられて
おり、プリペイドカードとして発行されるICカード
は、カード搬送部から順次カードリーダライタ802a
まで搬送される。
【0202】また、既に発行された会員カードをカード
挿入排出口803に挿入し、前述したような現金の投入
が行なわれれば、金額表示部801に受入金額が表示さ
れる。このように金額表示部801に受入金額が表示さ
れた状態で入金キー808が押下操作されれば、カード
リーダライタ803aにより、挿入されている会員カー
ドのプリペイド残金額の記録情報に、表示されている金
額が加算記録されて会員カードへの入金が行なわれる。
そのように入金が行なわれた後、会員カードは、カード
挿入排出口803から排出され、遊技者に返却される。
【0203】また、前述したような金額表示部801に
受入金額が表示された状態で発行キー807または入金
キー808が押下操作される前の段階で取消キー809
が操作されれば、受入れられた現金および挿入されたカ
ードが遊技者に返却される。紙幣については紙幣挿入口
804から返却され、現金については返却口806から
返却される。
【0204】以上に示したように、発行入金機8によれ
ば、プリペイドカードの新規発行を受けることができる
とともに、会員カードにプリペイド金額の入金を行なう
ことができる。このように会員カードにプリペイド金額
の入金を行なうことができるため、会員については、プ
リペイドカードを発行する必要がなくなり、プリペイド
カードの新規発行枚数を低減することができ、カードの
発行に関する費用を低減することができる。
【0205】なお、この実施の形態では、発行入金機8
において、カード口として、プリペイドカード用のカー
ド発行口802と、会員カード用のカード挿入排出口8
03との2種類を設けた例を示したが、それらのカード
口を1つに、まとめて設け、そのカード口をプリペイド
カードおよび会員カードの兼用のカード口として使用す
るようにしてもよい。その場合は、プリペイドカード用
のカードリーダライタとプ会員カード用のカードリーダ
ライタとを1つのカードリーダライタによって兼用し、
カードの処理を行なうようにしてもよい。
【0206】次に、図16に示されたパチンコ遊技機2
aおよび台間機1aが設けられた遊技場内部およびその
外部に設けられた情報管理システムの構成について説明
する。図18は、第2実施形態による情報管理システム
の構成を示すブロック図である。この図18について
は、前述した図3と共通する部分には同一の符号を付
し、重複した説明を繰返し行なわない。
【0207】まず、図18に示されたシステムの構成が
図3に示されたものと大きく異なる点は、情報管理シス
テムが、遊技場300の内部のみならず、その外部にも
拡がって構成されていることである。
【0208】そして、図18に示されたシステムが遊技
場300の内部において図3に示されたものと大きく異
なる点は、各台計数機5が設けられていないこと、パチ
ンコ遊技機2aの構成が異なること、台間機1aの構成
が異なること、および、発行入金機8が設けられている
こと等である。
【0209】発行入金機8と管理装置6との間には、こ
れらの間でデータの伝送を行なうための信号伝送線L3
が設けられている。遊技場300内には、遊技場300
の外部との通信の管理およびそのような通信に関連して
管理する必要があるデータの管理等を行なうことを主目
的としたコンピュータ装置よりなるサーバ301が設け
られている。管理装置6とサーバ301との間には、こ
れらの間でデータの伝送を行なうための信号伝送線L4
が設けられている。
【0210】サーバ301は、ATM(Asynchr
onous Transfer Mode)通信を行な
うための高速通信網であるATM通信網500に接続さ
れている。このATMは、非同期転送モードで通信を行
なう通信方式であり、種々の端末装置からのデータが、
文字、音声、および、画像等の通信メディアの違いによ
らず、すべて、セルと呼ばれる固定長のブロックで取扱
われる。セルには通信の宛先識別データが含まれてお
り、すべてのデータがセル単位で高速に多重伝送され
る。
【0211】また、この実施の形態の場合には、会員の
遊技者が会員カードに記録された電子マネー残金額を用
いて、遊技場300の外部における一般商店のうち、加
盟店400で一般商品を購入することが可能となるよう
に情報管理システムが構成されている。このように会員
カードで商品を購入できる加盟店400は、一般商店の
うち、このような情報管理システムに加盟している商店
である。
【0212】各加盟店400には、遊技場300等の外
部との通信の管理を行なうことおよびそのような通信に
関連して管理する必要があるデータの管理等を主目的と
したコンピュータ装置よりなるサーバ401が設けられ
ている。このサーバ401には、店舗内に設けられてい
るPOS402がデータ通信可能に接続されている。加
盟店400の店舗内にPOS402が複数設けられてい
る場合には、中継器403を介して、サーバ401と複
数のPOS402とが接続されている。
【0213】POS402には、各種の情報を表示する
ための表示部402a、情報を入力するために係員によ
り操作される入力部402b、会員カード等のカードの
挿入口402c、挿入されたカードを処理するカード処
理部(図示省略)、POS9の制御処理を行なう制御部
(図示省略)、および、取引情報等の情報を記録したレ
シートを発行するレシート発行部(図示省略)等が設け
られている。会員カードを所持した会員が加盟店400
で商品等(有料サービスをも含む概念であり、以下も同
様である)を購入する場合は、現金の支払いの代わりに
会員カードを店員に手渡し、その会員カードに記録され
た残金額から支払い金額を引落としてもらうことによ
り、電気製品等の物体的な商品等の購入および宅配便の
利用等の無体的な有料サービス(役務)の提供を受ける
こと等の商取引を行なうことができる。
【0214】加盟店400において会員カードを処理す
る場合は、店員が会員から受取った会員カードをPOS
402の挿入口402cに挿入する。すると、カード処
理部により会員カードの記録情報が読取られ、その記録
情報に基づいて、制御部が予め定められた会員カード用
の取引のための情報処理を行なう。これにより、会員カ
ードに記録された電子マネー残金額から取引のための支
払い金額が引落とされ、取引が成立する。このような取
引が行なわれた場合は、POS402の制御部からサー
バ401に、新たな取引の成立に応じて取引履歴を更新
するために取引履歴更新情報が与えられる。
【0215】サーバ401は、このようにPOS402
から与えられる情報に基づいて、加盟店400内で行な
われた取引に関する情報を管理する。また、サーバ40
1は、前述したATM通信網500に接続されている。
これにより、遊技場300と加盟店400とは、ATM
通信網500を介してデータ通信可能であり、遊技場3
00側のサーバ301と、加盟店400側のサーバ40
1との間で会員カードを用いた取引に関する情報が通信
される。
【0216】なお、この第2実施形態では、遊技場30
0と各加盟店400との間のデータ通信をATM網を利
用して行なう例を示したが、これに限らず、衛星通信等
のその他の通信形式の通信網を利用して行なってもよ
い。つまり、遊技場300と各加盟店400との間のデ
ータ通信は、電話線等の通信線を用いた有線通信、電波
を用いた無線通信、または、光を用いた光通信等の通信
態様のうち、どのような通信態様を用いてもよい。ま
た、データ通信を行なう場合の通信網は、電話線等の公
衆回線を用いた汎用の通信網であってもよく、または、
遊技場300と各加盟店400との間に設けられた専用
の通信回線を用いた専用の通信網であってもよい。ま
た、遊技場300と各加盟店400との間のデータ通信
は、アナログ回線を用いてもよく、ディジタル回線を用
いてもよい。
【0217】図19は、図18に示された情報管理シス
テムの詳細な構成を示すブロック図である。図19に示
された情報管理システムにおいては、図4に示されたも
のと構成が異なる部分があるために、それに応じて、装
置間で通信される情報についても一部が異なる。以下に
おいては、図19に示されたシステムについて、図4に
示されたものとの相違点を主として説明する。したがっ
て、図19に示されたシステムにおいて図4に示された
ものと共通する構成および動作等の事項については、可
能な限り重複した説明を繰り返さない。
【0218】台間機1aの制御回路の構成が前述した台
間機1と異なる主な点は、払出検出器164等の玉の払
出しに関する機器が設けられていないこと、硬貨識別部
162等の現金を用いた玉貸しに関する機器が設けられ
ていないこと、および、情報表示器18aを構成する機
器が設けられていることである。
【0219】台間機1aにおいて制御部10は、情報表
示器18aを構成するLCDパネル181を駆動するL
CDドライバ182に表示制御信号を与え、LCDドラ
イバ182の動作状態を制御する。LCDドライバ18
2は、制御部10から与えられた表示制御信号に応答し
て、LCDパネル181を駆動し、情報表示器18aに
画像を表示させる。情報表示器18aを構成するタッチ
パネル183から制御部10には、タッチパネル183
を用いて入力された操作信号が与えられる。情報表示器
18aは、タッチパネル183から受けた操作信号に応
じて、所定の制御を行なう。
【0220】台間機1において、制御部10は、カード
リーダライタ17に動作制御信号を与えてカードリーダ
ライタ17の動作状態を制御する。制御部10は、読出
制御信号をカードリーダライタ17へ与えて、挿入され
ているカードからカード情報の読出しをさせる。また、
制御部10は、書込制御信号および書込情報をカードリ
ーダライタ17に与えて挿入されているカードへのカー
ド情報の書込みをさせる。また、制御部10は、タッチ
パネル183から受けた操作信号に応じて、貸出処理お
よび返却処理等の所定の制御処理を行なう。
【0221】パチンコ遊技機2aの制御回路の構成が前
述したパチンコ遊技機2と異なる主な点は、賞球払出制
御部が設けられておらず、持点制御部230、打球セン
サ37、ファール玉検出器38、入賞玉検出器39、お
よび、打込玉検出器36が設けられていること等であ
る。持点制御部230には、制御中枢としてのCPU2
32と、制御用プログラムを記憶しているROM233
と、CPUのワーキングエリアとしてのRAM231
と、外部との入出力信号の整合性をとるためのI/Oポ
ート234とが設けられている。持点制御部230にお
いては、CPU232が、ROM233に記憶された制
御用プログラムを実行し、RAM231をワーキングエ
リアとして用いて持点の処理に関する各種の制御を行な
う。その制御の際には、CPU232がI/Oポート2
34を介してセンサ等の各種機器と情報のやり取りをす
る。
【0222】持点制御部230は、遊技制御部260お
よび台間機1aの制御部10のそれぞれに対し、それぞ
れのI/Oポートと、持点制御部230のI/Oポート
234との間で情報通信を行なうことが可能に構成され
ている。
【0223】制御部10から持点制御部230には、現
在の持点を特定する持点情報等の持点を用いた遊技に必
要な情報が与えられる。制御部10には、持点制御部2
30から遊技における持点の増減を示す情報等の制御部
10での制御に必要な各種の情報が与えられる。
【0224】台間機1aの制御部10は、情報表示器1
8aにおける貸出キーの操作による引落としがあった場
合に、それに応じて、持点を遊技者に付与する処理を行
なう。そして、そのように付与された持点に関する情報
は、制御部10から持点制御部230に与えられる。こ
の情報を受けた場合に、持点制御部230は、持点を用
いた遊技を可能にする制御を行なう。このように付与さ
れた持点に基づいて、遊技者はパチンコ遊技機2aにお
いて遊技を行なうことが可能である。遊技者に付与され
た持点は、制御部10のRAM11において記憶され、
加減算される。RAM11において記憶された持点の値
は、持点制御部230にリアルタイムで与えられ、持点
制御部230において認識することができる。
【0225】制御部10では、遊技者に付与した持点に
応じて、プリペイドカードまたは会員カードに記録され
たプリペイド残金額を減算する引落とし処理が行なわ
れ、その引落としに基づいて、制御部10により情報表
示器18aにおけるプリペイド残金額の表示を減算更新
させる制御が行なわれる。
【0226】情報表示器18aにおいて返却キーの操作
がなされると、台間機1aの制御部10は、次のよう
な、カードの返却に関する制御を行なう。
【0227】台間機1aにプリペイドカードが挿入され
ており、今回の遊技により得られた持点が「0」ではな
い場合には、通常精算のための処理を要求する通常精算
処理要求、挿入されているプリペイドカードのカードI
D、対応するパチンコ遊技機2aの台番号、今回の遊技
により得られた持点、返却に伴う精算のための処理が行
なわれた時間である精算時間、および、現在のプリペイ
ド残金額を含む通常精算情報を管理装置6に送信する。
【0228】また、台間機1aにプリペイドカードが挿
入されているが、今回の遊技により得られた持点が
「0」である場合には、持点が得られなかった場合のカ
ードの返却処理を要求する返却処理要求、挿入されてい
るプリペイドカードのカードID、対応するパチンコ遊
技機2aの台番号、および、現在のプリペイド残金額を
含む返却情報を管理装置6に送信する。なお、このよう
な返却情報は、プリペイドが自動回収された場合にも、
回収情報としての意味合いを持って出力される。
【0229】また、台間機1aに会員カードが挿入され
ている場合には、通常精算と入金精算とを選択的に行な
えるため、通常精算が選択された場合には、通常精算処
理要求、挿入されている会員カードのカードID、台番
号、今回の遊技により得られた持点、精算時間、およ
び、プリペイド残金額を含む通常精算情報を管理装置6
に送信する。一方、入金精算が選択された場合には、プ
リペイド残金額に入金を行なうプリペイド入金精算処理
と、電子マネー残金額に入金を行なう電子マネー入金精
算処理とが、遊技者の選択に応じて選択的に行なわれ
る。
【0230】プリペイド入金精算処理が行なわれる場合
には、プリペイド入金精算のための処理を要求するプリ
ペイド入金精算処理要求、挿入されている会員カードの
カードID、対応するパチンコ遊技機2aの台番号、返
却に伴う精算のための処理が行なわれた時間である精算
時間、今回の遊技により得られた持点、持点を金額に変
換した変換金額(後述するα値)、および、加算後のプ
リペイド残金額を含むプリペイド入金精算情報を管理装
置6に送信する。
【0231】一方、電子マネー入金精算処理が行なわれ
る場合には、電子マネー入金精算のための処理を要求す
る電子マネー入金精算処理要求、挿入されている会員カ
ードのカードID、対応するパチンコ遊技機2aの台番
号、返却に伴う精算のための処理が行なわれた時間であ
る精算時間、今回の遊技により得られた持点、持点を金
額に変換した変換金額(後述するα値)、加算後の電子
マネー残金額、および、現在のプリペイド残金額を含む
電子マネー入金精算情報を管理装置6に送信する。
【0232】遊技が開始され、打球センサ37でパチン
コ玉の発射が検出されれば、その検出信号が持点制御部
230に入力される。打球センサ37でパチンコ玉の発
射が1発ずつ検出されるごとに、持点制御部230は、
制御部10において記憶されている持点の減算更新を行
なうための減算信号を制御部10に与える。これによ
り、RAM11に記憶された持点が打球発射に応じて減
算更新される。ファール玉検出器38でファール玉が検
出されれば、その検出信号が持点制御部230に入力さ
れる。持点制御部230は、ファール玉検出器38から
の検出信号の入力に応じて、制御部10において記憶さ
れている持点の加算更新を行なうための加算信号を制御
部10に与える。これにより、RAM11に記憶された
持点がファール玉の検出に応じて加算更新される。
【0233】入賞玉検出器39により入賞玉が検出され
れば、その検出信号が持点制御部230に入力される。
打玉が入賞すると、入賞があった入賞領域の種別に応じ
た持点加算数を特定可能な情報が遊技制御部260から
持点制御部230に与えられる。入賞玉検出器39によ
り入賞玉が検出された場合、持点制御部230は、遊技
制御部260から与えられた持点加算数の情報に基づい
て、制御部10において記憶されている持点の加算更新
を行なうための加算信号を制御部10に与える。これに
より、RAM11に記憶された持点が入賞の検出に応じ
て加算更新される。打込玉検出器36により打込玉が検
出されれば、その検出信号が持点制御部230に入力さ
れる。持点制御部230は、これを検出して打込玉総数
をカウントし、その打込玉総数を記憶する。
【0234】また、持点制御部230は、打球センサ3
7により検出された発射玉の総数をカウントし、その発
射玉総数を記憶する。また、持点制御部230は、ファ
ール玉検出器38により検出されたファール玉総数をカ
ウントし、そのファール玉総数を記憶する。
【0235】持点制御部230は、遊技者の持点、回収
玉の個数、発射玉の個数、ファール玉の個数、および、
入賞玉の個数等の持点および玉のデータを管理してい
る。このような持点および玉のデータは、持点制御部2
30から台間機1を介して、管理装置6の制御部60に
送信され、その制御部60においても管理される。景品
交換を希望する遊技者は、持点が記録されたプリペイド
または会員カードを景品交換カウンタに持参して係員に
手渡し、希望する景品が一般景品であるか特殊景品であ
るかの区別、および、一般景品の場合の景品の品目およ
び数量等の景品交換に関する希望事項を係員に告げる。
そして、係員は、遊技者の希望にしたがってPOS9を
操作する。POS9においては、精算カードに記録され
た持点を景品に交換することが可能である。景品交換が
された場合には、その旨を示す情報として、景品交換済
のカードのカードIDの情報がPOS9から管理装置6
に送られる。管理装置6では、POS9から送られてき
た情報に基づいて、精算時に持点が記録されたプリペイ
ドカードまたは会員カードについて景品交換が済んだか
否かを認識する。
【0236】発行入金機8には、図示を省略している
が、制御中枢としてのCPUと、制御用プログラムを記
憶しているROMと、CPUのワーキングエリアとして
のRAMと、外部との入出力信号の整合性をとるための
I/Oポートとを含む制御部80が設けられている。こ
の制御部80においては、CPUが、ROMに記憶され
た制御用プログラムを実行し、RAMをワーキングエリ
アとして用いて発行および入金に関する制御を行なう。
その制御の際には、CPUがI/Oポートを介してセン
サ等の各種機器と情報のやり取りをする。
【0237】発行入金機8において、カード発行口80
2から発行されるプリペイドカードは、カードリーダラ
イタ802aによりカード情報の書込みを受ける。発行
入金機8において、カード挿入排出口803に挿入され
た会員カードは、発行入金機8の内部に設けられたカー
ドリーダライタ803aによりカード情報の読出しおよ
び書込みの処理を受ける。カードリーダライタ803a
は、会員カードへの入金の場合において入金額に応じ
て、残金額を更新記録する。
【0238】遊技者による遊技が終了し、持点を景品交
換するための通常精算を行なう場合には、持点が景品交
換可能な持点として累積的にプリペイドカードまたは会
員カードに記録される。また、持点を変換して入金する
ための入金精算を行なう場合には、持点から変換された
プリペイド金額が、残金額に加算される態様で会員カー
ドに記録される。
【0239】また、プリペイドカードの発行の際には、
CPUからI/Oポートを介して搬送制御信号がカード
搬送部に与えられる。これにより、カード搬送部が駆動
制御され、新規カードがカードストッカからカードリー
ダライタ802aまで搬送される。このように、カード
リーダライタ802aに搬送された新規カードは、カー
ドリーダライタ802aによりカード情報が書込まれ、
プリペイドカードとしてカード発行口802から発行さ
れて排出される。
【0240】発行入金機8においては、紙幣挿入口80
4または硬貨投入口805から現金が投入されると、現
金処理部において、投入された現金の種別が識別され
る。そして、発行キー807、入金キー808および取
消キー809等のキーを含む操作部により発行操作また
は入金操作が行なわれると、その操作に応じてプリペイ
ドカードの発行または会員カードへの入金が行なわれ
る。
【0241】発行入金機8側の制御部80と管理装置6
側の制御部60との間での情報の通信は、発行入金機8
側の通信部(図示省略)と管理装置6側の通信部69と
の間での情報の送受信に基づいて行なわれる。
【0242】プリペイドカードの発行がなされる場合に
は、プリペイドカードの発行要求、購入金額、および、
発行入金機8の装置番号を含むプリペイドカード発行情
報が制御部80から出力されて管理装置6の制御部60
に与えられる。プリペイドカード発行情報が送信された
場合には、制御部60が、後述するプリペイド管理デー
タベースから未登録のカードIDを探し出し、その未登
録のカードIDおよび処理終了情報を発行情報の送信元
の発行入金機8の制御部80へ返信する。
【0243】また、発行入金機8において会員カードへ
のプリペイド残金額の入金がなされた場合には、入金が
行なわれた会員カードに関して、プリペイド入金要求、
会員カードID、入金額、および、発行入金機8の装置
番号を含む会員カード入金情報が制御部80から管理装
置6の制御部60に与えられる。これにより、管理装置
6の制御部60は、会員カードの使用状況を管理する。
会員カード入金情報が送信された場合には、制御部60
が、所定の管理処理を実行した後、処理終了情報を会員
カード入金情報の送信元の発行入金機8の制御部80へ
返信する。
【0244】管理装置6の記録装置66には、プリペイ
ドカードおよび会員カードを用いた遊技の精算に関する
管理情報がまとめられた精算管理データべース66c
と、会員カードへの入金およびプリペイドカードの購入
により生じたプリペイド金額に関する管理情報がまとめ
られたプリペイド管理データべース66dと、会員カー
ドに関する管理情報がまとめられた会員管理データべー
スと66eとを含む各種のデータべースが記憶されてい
る。精算管理データべース66cにおいては、データが
精算管理データファイルと呼ばれるデータファイルに記
憶される。また、プリペイド管理データべース66dに
おいては、データがプリペイド管理ファイルと呼ばれる
データファイルに記憶される。会員管理データべースと
66eにおいては、データが会員管理ファイル(電子マ
ネー)および会員管理ファイル(プリペイド)と呼ばれ
るデータファイルに記憶される。
【0245】CPU62は、遊技者による残金額からの
引落としに応じて台間機1aからI/Oポート64を介
して受ける各種情報に基づいて、カードごとの残金額等
の使用状況を把握し、把握した使用状況に基づいて、管
理情報をI/Oポート64を介して記録装置66に与え
る。これにより、記録装置66のデータベースに最新の
管理情報が登録される。
【0246】管理装置6の制御部60においては、プリ
ペイドカードの発行および会員カードへの入金に応じて
発行入金機8から受ける情報に基づいて、CPU62が
プリペイドカードの発行状況および会員カードの入金状
況を把握し、把握した状況に基づいて、管理情報を記録
装置66に与える。これにより、記録装置66のデータ
ベースに最新の管理情報が登録される。
【0247】また、管理装置6の制御部60において
は、台間機1aから大当り信号を受けた回数および確変
信号のそれぞれを受けた回数を累積的に加算し、それぞ
れの加算結果の情報を、対応するパチンコ遊技機2にお
ける大当り回数および確変大当り回数を示す情報として
管理する。そして、管理装置6は、管理している大当り
回数を示す情報および確変大当り回数を示す情報のそれ
ぞれを対応する台間機1aへ送る。その場合、台間機1
aでは、管理装置6から与えられた大当り回数を示す情
報および確変大当り回数を示す情報に基づいて、後述す
る図21の(a)に示す大当り回数および確変大当り回
数を表示する。
【0248】また、サーバ301においては、サーバ3
01の動作制御を行なうための制御部310が設けられ
ている。制御部310には、制御中枢としてのCPU3
12と、制御用プログラムを記憶しているROM313
と、CPUのワーキングエリアとしてのRAM311
と、外部との入出力信号の整合性をとるためのI/Oポ
ート314とが設けられている。この制御部310にお
いては、CPU312が、ROM313に記憶された制
御用プログラムを実行し、RAM311をワーキングエ
リアとして用いて各種の制御を行なう。その制御の際に
は、CPUがI/Oポート314を介して各種機器と情
報のやり取りをする。
【0249】サーバ301と管理装置6との間では、サ
ーバ301側の内部通信部301と管理装置6側の通信
部69との間での情報の送受信により情報の通信が行な
われる。CPU312は、I/Oポート314を介して
内部通信部301に接続されている。
【0250】また、サーバ301において、制御部31
0は、ATM通信網500を通じて加盟店400に送る
情報を外部通信部303を介して送信する。制御部31
0は、加盟店400からATM通信網500を通じて送
られてくる情報を外部通信部303を介して受信する。
また、サーバ301の制御部310においては、各種の
情報をデータベース化して記憶するためのデータベース
部である記録装置304に、CPU312がI/Oポー
ト314を介して接続されている。記録装置304に
は、各会員の個人ごとの会員カードの使用履歴に関する
管理情報がまとめられた個人履歴管理データベース、加
盟店別の取引が集計された管理情報がまとめられた加盟
店別取引集計管理データベース、および、加盟店別の取
引の履歴に関する管理情報がまとめられた加盟店別取引
履歴管理データベース等の各種データベース304aが
記憶されている。
【0251】個人履歴管理データベースにおいては、デ
ータが個人履歴管理ファイルに記憶される。加盟店別取
引集計管理データベースにおいては、データが加盟店別
取引集計管理ファイルに記憶される。加盟店別取引履歴
管理データベースにおいては、データが加盟店別取引履
歴管理ファイルに記憶される。
【0252】また、サーバ301においては、管理情報
等の情報を表示するためのモニタ305と、各種の情報
を入力するための操作部306とが制御部310に接続
されている。たとえば、操作部306から各種の管理デ
ータの表示を要求する入力がされれば、それに応じて制
御部310が要求された管理データを記録装置304か
ら読出してモニタ305に表示する制御を行なう。
【0253】管理装置6は、電子マネー入金精算が行な
われた場合に、その入金精算に関する処理の実行をサー
バ301に要求する入金処理要求、電子マネー入金精算
が行なわれた会員カードのカードID、当該入金精算が
行なわれた精算時間、および、当該入金精算により持点
が変換された変換金額αを含む入金情報をサーバ301
に送信する処理がなされる。このような入金情報を受け
た場合、サーバ301は、入金精算(電子マネーの入金
精算)に関する予め定められた処理を実行し、その処理
の終了に伴って処理終了情報を管理装置6に返信する。
【0254】また、各加盟店400のサーバ401に
は、サーバ401の動作制御を行なうための制御部41
0が設けられている。制御部410には、制御中枢とし
てのCPU412と、制御用プログラムを記憶している
ROM413と、CPUのワーキングエリアとしてのR
AM411と、外部との入出力信号の整合性をとるため
のI/Oポート414とが設けられている。この制御部
410においては、CPU412が、ROM413に記
憶された制御用プログラムを実行し、RAM411をワ
ーキングエリアとして用いて各種の制御を行なう。その
制御の際には、CPUがI/Oポート414を介して各
種機器と情報のやり取りをする。
【0255】サーバ401とPOS402との間では、
サーバ401側の内部通信部403とPOS402との
間での情報の送受信により情報の通信が行なわれる。C
PU412は、I/Oポート414を介して内部通信部
402に接続されている。
【0256】また、サーバ401において、制御部41
0は、ATM通信網500を通じて遊技場300に送る
情報を外部通信部404を介して送信する。制御部41
0は、遊技場300からATM通信網500を通じて送
られてくる情報を外部通信部404を介して受信する。
また、サーバ401の制御部410においては、各種の
情報をデータベース化して記憶するためのデータベース
部である記録装置405に、CPU412がI/Oポー
ト314を介して接続されている。記録装置405に
は、本日1日におけるの会員カードを用いた取引の履歴
に関する管理情報がまとめられた本日取引履歴管理デー
タベース、遊技場別に取引の履歴に関するする管理情報
がまとめられた遊技場別取引履歴管理データベース、各
遊技場の会員個人別に取引の履歴に関する管理情報がま
とめられた個人取引履歴管理データベース、および、遊
技場別の取引に関する情報が集計された遊技場別取引集
計管理データベース等の各種データベース405aが記
憶されている。
【0257】本日取引履歴管理データベースにおいて
は、データが本日取引履歴管理ファイルに記憶される。
遊技場別取引履歴管理データベースにおいては、データ
が遊技場別取引履歴管理ファイルに記憶される。個人取
引履歴管理データベースにおいては、データが個人取引
履歴管理ファイルに記憶される。遊技場別取引集計管理
データベースにおいては、データが遊技場別取引集計管
理ファイルに記憶される。
【0258】また、サーバ401においては、管理情報
等の情報を表示するためのモニタ406と、各種の情報
を入力するための操作部407とが制御部410に接続
されている。たとえば、操作部407から各種の管理デ
ータの表示を要求する入力がされれば、それに応じて制
御部310が要求された管理データを記録装置405か
ら読出してモニタ406に表示する制御を行なう。
【0259】各加盟店400のPOS402において
は、会員カードを使用した商品の購入等の取引のために
会員カードの処理が行なわれた場合に、取引履歴の更新
を求める取引履歴更新要求、使用された会員カードのカ
ードID、購入商品名、および、購入金額を含む取引履
歴更新情報をサーバ401に送信する。サーバ401で
は、取引履歴更新情報の受信に応じて、予め定められた
取引履歴更新のための処理を行ない、その処理の終了に
伴って、処理終了情報を送信元のPOS402に返信す
る。
【0260】各加盟店400のサーバ401は、会員カ
ードを使用した商品の購入等の取引が行なわれたことに
応じてPOS402から取引履歴更新情報を受けた場合
に、遊技場のサーバ301における取引の履歴情報の更
新を求める履歴更新処理要求、サーバ401が設置され
ている加盟店別に予め定められた加盟店ID、使用され
た会員カードのカードID、商品等の購入金額(サービ
ス等の利用金額等も含む取引金額)、購入時間(取引時
間)、および、会員カードの使用後の電子マネー残金額
を含む履歴更新情報を、遊技場のサーバ301へ送信す
る。サーバ301では、履歴更新情報の受信に応じて、
予め定められた履歴更新のための処理を行ない、その処
理の終了に伴って、処理終了情報を送信元の加盟店のサ
ーバ401に返信する。
【0261】次に、この第2実施形態において使用され
るカードについて説明する。会員カードおよびプリペイ
ドカードとしては、図5等に示したICカード700が
用いられる。この第2実施形態における会員カードおよ
びプリペイドカードには、次に示すような情報が記録さ
れる。
【0262】図20は、第2実施形態による会員カード
およびプリペイドカードのEEPROM703内に記憶
(記録)される情報を説明するための説明図である。こ
の図20においては、プリペイドカードとして用いられ
る場合の記憶情報が(a)に示され、会員カードとして
用いられる場合の記憶情報が(b)に示されている。
【0263】図20の(a)を参照して、プリペイドカ
ードの場合は、ICカードのEEPROM703内に、
カードID番号731、カード種別732、発行店コー
ド733、発行日734、プリペイド残金額735、持
点736、セキュリティコード737、および、その他
の情報738が記録される。
【0264】カードID番号731、発行店コード73
3、発行日734、プリペイド残金額735、セキュリ
ティコード737、および、その他の情報738は、第
1実施形態により説明したカードID番号711、発行
店コード713、発行日714、プリペイド残金額71
5、セキュリティコード716、および、その他の情報
717と同様の情報である。この第2実施形態のプリペ
イドカードの場合、遊技の結果得られた持点736も記
録される。
【0265】次に、図20の(b)を参照して、会員カ
ードの場合は、ICカードのEEPROM703内に、
カードID番号761、カード種別762、発行店コー
ド763、発行日764、プリペイド残金額765、電
子マネー残金額持点766、持点767、セキュリティ
コード768、および、その他の情報769が記録され
る。
【0266】カードID番号761、カード種別76
2、発行店コード763、発行日764、プリペイド残
金額765、持点767、セキュリティコード768、
および、その他の情報769は、図20の8(a)に示
したプリペイドカードに記録された該当する情報と同様
の情報である。この第2実施形態の場合、会員カードに
は、会員カードというカード種別を特定可能な情報がカ
ード種別732の情報として記録される。これに対し、
プリペイドカードには、プリペイドカードというカード
種別を特定可能な情報がカード種別732の情報として
記録されている。したがって、このカード種別732の
情報を判別することにより、使用されるカードが会員カ
ードとプリペイドカードとのどちらであるかを認識する
ことができる。また、この会員カードの場合、プリペイ
ドカードとは異なり、前述した電子マネー残金額を特定
可能な電子マネー残金額766も記録される。
【0267】なお、この実施の形態においては、会員カ
ードおよびプリペイドカードとして接触型のICカード
を用いる例を説明した。しかし、これに限らず、これら
のカード70としては、非接触型のICカードを用いて
もよい。また、これらのカードとしては、ICカードの
他に、磁気カード等のその他の記録媒体を用いてもよ
い。
【0268】なお、実施の形態では、プリペイドカード
および会員カードにおいて、プリペイド残金額や電子マ
ネー残金額のようなカードID以外の価値情報等の各種
情報を記録した例を示したが、これに限らず、これらの
カードには、カードIDのようなカード識別情報等の簡
単な情報のみを記録するとともに、それ以外の情報を管
理装置6等の外部装置に記憶させ、カードから読取った
カード識別情報に基づいて外部装置に記憶させた各種情
報を読出して遊技者所有の価値を特定できるようにして
もよい。
【0269】また、プリペイドカードおよび会員カード
に記録されたカードIDは、発行時にカードに記録され
るか、または、発行前の所定の段階で予めカードに記録
されるかのいずれの態様で記録されてもよい。
【0270】次に、台間機1aにおける情報表示器18
aの表示例を説明する。図21および図22は、第2実
施形態による台間機1aにおける情報表示器18aの表
示例を示す表示画面図である。
【0271】図21においては、(a)〜(i)に情報
表示器18aの表示面180に表示される各種の表示画
面例が示されており、図21においては、(j)〜
(o)に情報表示器18aの表示面180に表示される
各種の表示画面例が示されている。
【0272】まず、図21を参照して、パチンコ遊技機
2において会員カードまたはプリペイドカードが挿入さ
れていない状態では、(a)に示すような遊技情報画面
が表示される。遊技情報画面においては、遊技データ1
84、遊技データ切換えキー185、および、カード挿
入要求186が表示される。遊技データ184として
は、1日の大当り回数と、前回からのスタート(可変表
示)回数とが表示される。遊技データ切換えキー185
は、遊技データ184の日付を切換えるためのキーであ
り、現在表示されている遊技データ184の内容を1日
前から3日前までの遊技データの内容に切換えることが
可能である。遊技データ切換えキー185が所定時間操
作されない場合は、基本的に本日の遊技データの内容が
表示される。カードが挿入されていない場合には、カー
ドの挿入を要求するカード挿入要求186が表示され
る。
【0273】次に、遊技者がカード口16aに挿入した
カードが正規の会員カードまたはプリペイドカードでは
ない場合には、(b)に示すようなエラー表示画面が表
示される。エラー表示画面においては、カード挿入エラ
ーメッセージ190が表示される。カード挿入エラーメ
ッセージ190としては、「カードが違います!カード
をお取りください。」という、挿入されたカードが正規
のカードではなく、カードの使用を許容しない旨のメッ
セージが表示される。
【0274】次に、遊技者がカード口16aに挿入した
カードが正規のカードである場合には、(c)に示すよ
うな通常遊技中画面が表示される。通常遊技中画面にお
いては、残金額・持点データ191、貸出キー192、
返却キー193、データキー194、および、キー操作
要求195が表示される。
【0275】残金額・持点データ191としては、遊技
者所有の残金額(プリペイド残金額)および持点数がそ
れぞれ表示される。貸出キー192が操作されれば、プ
リペイド残金額から引落としによる貸出し(持点付与)
の最小単位額である貸出単位額(持点付与単位額)とし
て予め定められた所定額が引落とされて貸出し(持点の
付与)が行なわれる。返却キー193が操作されれば、
挿入中のカードがカード口16aから排出されて遊技者
に返却される。データキー194が操作されれば、前述
したような内容の遊技データ184が表示される。貸出
キー192、返却キー193、データキー194のいず
れかが操作された場合は、操作されたキーの画像が通常
時の表示色と異なる色に変化し(図21の(c)の場合
は、貸出キー192の操作時が示されている)、操作状
態が識別しやすくされる。キー操作要求195として
は、「キーを押してください。」というような操作案内
メッセージが表示される。
【0276】(d)または(e)に示されるように、返
却キー193が操作された場合は、挿入中のカードがカ
ード口16aから排出されて遊技者に返却される。
(d)に示されるように持点が「0」である場合に返却
キー193が操作されると、持点の精算に関する処理が
行なわれずにそのままカードが返却される。一方、
(e)に示されるように持点が「0」でない場合に返却
キー193が操作されると、持点の精算に関する処理が
行なわれた後に、カードが返却される。
【0277】持点の精算に関する処理の内容は、前述し
たように、会員カード挿入時とプリペイドカード挿入時
とで一部異なる。
【0278】会員カード挿入時において持点の精算に関
する処理が行なわれる場合には、(e)の表示の後、図
21の(f)および図22の(n)に示すような返却選
択画面が表示される。返却選択画面は、入金精算と、通
常精算とのどちらの精算方式を選択するかを遊技者に問
うための画面である。返却選択画面においては、プリペ
イド入金精算および電子マネー入金精算の両方を含む精
算概念である入金精算を選択する場合に操作する入金キ
ー196と、通常精算を選択する場合に操作する精算キ
ー197と、前述したキー操作要求195とが表示され
る。入金キー196および精算キー197についても、
前述した貸出キー192等と同様に、操作されたキーの
画像が通常時の表示色と異なる色に変化する。
【0279】(f)に示されるように入金キー196が
操作された場合は、まず、(g)に示されるような入金
種類選択画面が表示される。入金種類選択画面は、プリ
ペイド入金精算と、電子マネー入金精算とのどちらの入
金精算方式を選択するかを遊技者に問うための画面であ
る。入金種類選択画面においては、プリペイド入金精算
を選択する場合に操作するプリペイドキー201と、電
子マネー入金精算を選択する場合に操作する電子マネー
キー202と、前述したキー操作要求195とが表示さ
れる。プリペイドキー201および電子マネーキー20
2についても、前述した貸出キー192等と同様に、操
作されたキーの画像が通常時の表示色と異なる色に変化
する。
【0280】(g)に示されるようにプリペイドキー2
01が操作された場合は、(h)に示されるように、プ
リペイド入金精算処理中画面が表示される。プリペイド
入金精算処理中画面においては、プリペイド入金精算処
理中である旨を示すプリペイド入金精算実行中メッセー
ジ198aが表示される。プリペイド入金精算実行中メ
ッセージ198aとしては、「会員カードにプリペイド
入金処理を行なっています。少々お待ち下さい。」とい
うメッセージが表示される。その後、持点を金額変換し
て得られた変換金額が今回のプリペイド入金額として表
示されるともに、それに伴って、プリペイド入金精算を
進めるための確認キーと、入金精算を取消すための取消
しキーとが同時に表示される(図示省略)。そして、確
認キーが操作された場合にはプリペイド入金精算が進め
られ、一方、取消しキーが操作された場合にはプリペイ
ド入金精算の進行が取消され、通常遊技中画面に戻る。
【0281】確認キーの操作に応じてプリペイド入金精
算が進められると、(h)に示されるような今回の入金
結果に関する情報を示す入金結果画面が表示される。そ
の入金結果画面においては、プリペイド入金である旨、
入金前残金額(入金前のプリペイド残金額)、今回入金
額、および、合計残金額(今回入金後のプリペイド残金
額)を示すプリペイド入金結果情報199aと、カード
の受取りを促すメッセージを示すカード案内情報199
bとが表示される。
【0282】次に、図22を参照して、入金種類選択画
面において(j)に示されるように電子マネーキー20
2が操作された場合は、(k)に示されるように、電子
マネー入金精算処理中画面が表示される。電子マネー入
金精算処理中画面においては、電子マネー入金精算処理
中である旨を示す電子マネー入金精算実行中メッセージ
198bが表示される。電子マネー入金精算実行中メッ
セージ198bとしては、「会員カードに電子マネー入
金処理を行なっています。少々お待ち下さい。」という
メッセージが表示される。その後、持点を金額変換して
得られた変換金額が今回の電子マネー入金額として表示
されるともに、それに伴って、電子マネー入金精算を進
めるための確認キーと、入金精算を取消すための取消し
キーとが同時に表示される(図示省略)。そして、確認
キーが操作された場合には電子マネー入金精算が進めら
れ、一方、取消しキーが操作された場合には電子マネー
入金精算の進行が取消され、通常遊技中画面に戻る。
【0283】確認キーの操作に応じて電子マネー入金精
算が進められると、(m)に示されるような今回の入金
結果に関する情報を示す入金結果画面が表示される。そ
の入金結果画面においては、電子マネー入金である旨、
入金前残金額(入金前の電子マネー残金額)、今回入金
額、および、合計残金額(今回入金後の電子マネー残金
額)を示す電子マネー入金結果情報203aと、カード
の受取りを促すメッセージを示すカード案内情報203
bとが表示される。
【0284】また、返却選択画面において(n)に示さ
れるように精算キー196が操作された場合は、(o)
に示されるような通常精算結果画面が表示される。その
通常精算結果画面においては、入今回記録した持点を示
す持点記録情報199cと、前述したカード案内情報1
99bとが表示される。
【0285】また、プリペイドカード挿入時において持
点の精算に関する処理が行なわれる場合には、入金精算
処理を選択できない(通常精算のみ)ため、(o)の表
示の後、(c)に示されるような通常精算結果画面が表
示される。
【0286】次に、第2実施形態による管理装置6のモ
ニタ65において表示される情報管理のための表示画面
について説明する。図23は、管理装置6のモニタ65
において表示されるプリペイド管理ファイルの表示画面
図である。
【0287】図23を参照して、プリペイド管理ファイ
ルにおいては、遊技場内のすべての発行入金機8を対象
として、発行されたプリペイドカードまたは入金がされ
た会員カードに関し、処理時間順にデータNo.が付さ
れ、各データNo.に対応して、カードID、発行また
は入金に関する処理をした発行入金機8の装置番号(装
置No.)、発行または入金に関する処理を実行した処
理時間、処理内容(発行または入金の別)、および、金
額(プリペイドカードの発行時の購入金額または会員カ
ードへの入金金額)についてのデータが記憶され、管理
される。このようなプリペイド管理ファイルに記憶され
る前述したデータは、プリペイドカードの発行時または
会員カードへの入金時において、発行入金機8から管理
装置6に送信される情報に基づいて把握される。図中の
カードID番号のうち、「K」で始まる番号のカードは
会員カードであり、「B」で始まる番号のカードは会員
以外の遊技者の遊技が可能となるようにするためのビジ
ターカードとしてのプリペイドカードである。
【0288】さらに、プリペイド管理ファイルにおいて
は、1日の処理件数(図の例では355件)、および、
1日において発行または入金に関連して発行入金機8が
得た合計金額(図の例では1065000円)が、デー
タ数および前述した金額のデータに基づいて記憶され、
管理されている。
【0289】このようなプリペイド管理ファイルのデー
タは、記録装置66において、プリペイド管理データベ
ース66dに記憶されている。そして、操作部67での
入力操作に基づいて、プリペイド管理ファイルの記憶デ
ータが読出され、そのデータが図のような表示形式でモ
ニタ65において表示される。
【0290】このようなプリペイド管理ファイルのデー
タが表示されれば、発行入金機8において取引されたプ
リペイド金額に関する情報を容易に視認することができ
るので、そのようなプリペイド金額に関する情報の管理
を容易に行なうことができる。
【0291】図24は、管理装置6のモニタ65に表示
される精算管理ファイルの表示画面図である。図24を
参照して、精算管理ファイルにおいては、遊技場内のす
べての台間機1aを対象として、通常精算処理により会
員カードもしくはプリペイドカードへの持点の記録が行
なわれるか、または、プリペイド入金精算処理もしくは
電子マネー入金精算処理により会員カードへの入金(プ
リペイド入金もしくは電子マネー入金がされた順に、デ
ータNo.が付され、各データNo.に対応して、精算
処理が行なわれたカードのカードID、精算処理を行な
った台間機1aが設けられているパチンコ遊技機2aの
台番号(台No.)、精算処理が実行された精算時間、
精算対象となった持点、および、景品交換の状況につい
てのデータが記憶され、管理される。ここで、景品交換
の状況は、景品未交換(図中未)、景品交換済(図中景
品)、プリペイド入金、および、電子マネー入金に区別
別される。
【0292】ここで、精算管理ファイルにおいて管理さ
れるデータは、景品交換の状況に関する景品交換済の情
報を除き、精算時に台間機1aから管理装置6に送られ
てくる景品交換済みのカードのカードIDに基づいて把
握される。このような精算管理ファイルのデータは、記
録装置66において、精算管理ファイルに記憶されてい
る。そして、操作部67での入力操作に基づいて、精算
管理ファイルの記憶データが読出され、そのデータが図
のような表示形式でモニタ65において表示される。
【0293】また、精算管理ファイルの表示において
は、図中の太枠で囲まれたデータのように、精算管理フ
ァイル中の任意のデータNo.のカードIDを指定する
ことが可能であり(この例では、K0524005が指
定されている)、その指定したカードIDのカードにつ
いての情報を別のファイルにおいて自動的に検索するこ
とができる。
【0294】このような精算管理ファイルのデータが表
示されれば、精算の対象となった持点に関連する情報を
容易に視認することができるので、そのような持点に関
する情報の管理を容易に行なうことができる。次に、管
理装置6のモニタ65に表示される会員管理ファイルに
ついて説明する。会員管理ファイルには、プリペイド残
金額の精算に関する情報を管理するための会員管理ファ
イル(プリペイド)と、電子マネー残金額の精算に関す
る情報を管理するための会員管理ファイル(電子マネ
ー)との2種類が含まれる。
【0295】図25は、管理装置6のモニタ65に表示
される会員管理ファイル(プリペイド)の表示画面図で
ある。図25を参照して、プリペイド残金額の精算に関
する会員管理ファイルにおいては、会員登録された順
に、データNo.が付されるととに会員カードのカード
IDが記憶され、各カードIDに対応して、精算前の電
子マネー残金額である入金残額、精算処理が実行された
精算時間、金額に変換された持点、該持点を変換して得
られた変換金額、および、入金後の更新プリペイド残金
額(入金残額+変換金額)についてのデータが記憶さ
れ、管理される。この会員管理ファイル(プリペイド)
で管理されるデータは、1日単位で管理され、精算が行
なわれるごとに会員カードID以外の各データが更新さ
れる。
【0296】ここで、管理される各データは、精算時に
台間機1aから管理装置6に送られてくるプリペイド入
金精算情報に基づいて把握される。このような会員管理
ファイル(プリペイド)のデータは、記録装置66にお
いて、会員管理データベース66eに記憶されている。
そして、操作部67での入力操作に基づいて、会員管理
ファイルの記憶データが読出され、そのデータが図のよ
うな表示形式でモニタ65において表示される。
【0297】また、精算管理ファイルにおいてカードI
Dが指定されれば、その指定されたカードIDに対応す
るデータが、図に示されるように自動的に検索されて太
枠により特定される。このため、管理者が、あるカード
の使用状況を把握したい場合において、複数種類のファ
イルにおいて自動的に該当カードのデータが検索されて
示されるため、管理作業を容易化することが可能にな
る。
【0298】図26は、管理装置6のモニタ65に表示
される会員管理ファイル(電子マネー)の表示画面図で
ある。図26を参照して、電子マネー残金額の精算に関
する会員管理ファイルにおいては、会員登録された順
に、データNo.が付されるととに会員カードのカード
IDが記憶され、各カードIDに対応して、精算前の電
子マネー残金額である入金残額、精算処理が実行された
精算時間、金額に変換された持点、該持点を変換して得
られた変換金額、および、入金後の更新電子マネー残金
額(入金残額+変換金額)についてのデータが記憶さ
れ、管理される。この会員管理ファイル(電子マネー)
で管理されるデータは、1日単位で管理され、精算が行
なわれるごとに会員カードID以外の各データが更新さ
れる。
【0299】ここで、管理される各データは、精算時に
台間機1aから管理装置6に送られてくる電子マネー入
金精算情報に基づいて把握される。このような会員管理
ファイル(電子マネー)のデータは、記録装置66にお
いて、前述した会員管理ファイル(電子マネー)のデー
タとともに、会員管理データベース66eに記憶されて
いる。そして、操作部67での入力操作に基づいて、会
員管理ファイル(電子マネー)の記憶データが読出さ
れ、そのデータが図のような表示形式でモニタ65にお
いて表示される。
【0300】また、前述した精算管理ファイルにおいて
カードIDが指定されれば、その指定されたカードID
に対応するデータが、図に示されるように自動的に検索
されて太枠により特定される。このため、管理者が、あ
るカードの使用状況を把握したい場合において、複数種
類のファイルにおいて自動的に該当カードのデータが検
索されて示されるため、管理作業を容易化することが可
能になる。
【0301】図25および図26に示されたような会員
管理ファイルのデータが表示されれば、会員カードのプ
リペイド残金額、電子マネー残金額、および、会員カー
ドを用いた入金精算に関する状況を容易に視認すること
ができるので、そのような会員カードを用いた入金精算
に関する情報の管理を容易に行なうことができる。
【0302】また、図示を省略するが、記録装置66に
おいては、図25および図26に示されたような会員管
理ファイルの他に、非会員、すなわち、プリペイドカー
ドを対象として、プリペイドのカードIDを登録し、そ
のカードIDに対応して、プリペイドカードのプリペイ
ド残金額、本日のプリペイド残金額、および、回収の有
無に関する情報管理を行うための非会員管理ファイルが
非会員管理データベースに記録されている。
【0303】次に、第2実施形態による遊技場内のサー
バ301において表示される情報管理のための表示画面
について説明する。図27は、遊技場内のサーバ301
のモニタ305において表示される個人履歴管理ファイ
ルの表示画面図である。
【0304】図27を参照して、個人履歴管理ファイル
においては、会員個人の遊技場内および遊技場外での会
員カードを利用した取引(カードへの入金または加盟店
での商品等の購入)について取引があった順(年月日時
刻の順)に、データNo.が付され、各データNo.に
対応して、利用日時、利用の内容、遊技場外での利用の
場合の利用した加盟店舗、および、利用額(取引額)が
記憶され、履歴データとして管理される。
【0305】個人履歴管理ファイルの表示画面において
は、会員カードID、会員の名前、および、カード発行
日が履歴データ(図中、利用履歴)と合わせて表示さ
れ、これにより、表示されているデータがどの会員のデ
ータであるかが明確に示される。
【0306】ここで、管理される会員カードを利用した
取引に関するデータは、会員カードを利用した入金があ
るごとに管理装置6から遊技場内のサーバ301に送ら
れてくる入金情報と、会員カードを利用した取引がある
ごとに加盟店のサーバ401から遊技場内のサーバ30
1に送られてくる履歴更新処理情報とに基づいて制御部
310において把握される。このような個人履歴管理フ
ァイルのデータは、会員カードを利用した取引(入金も
取引の一種であり、入金も含む)があるごとに、記録装
置304において、個人履歴管理データベースに記憶さ
れる。そして、操作部306での入力操作に基づいて、
個人履歴管理ファイルの記憶データが読出され、そのデ
ータが図のような表示形式でモニタ305において表示
される。
【0307】また、このような個人履歴管理ファイルが
表示されれば、会員カードごとの取引の履歴を容易に視
認することができるので、そのような会員カードごとの
取引の履歴に関する情報の管理を容易に行なうことがで
きる。
【0308】図28は、遊技場内のサーバ301のモニ
タ305において表示される加盟店別取引集計管理ファ
イルの表示画面図である。図28を参照して、加盟店別
取引集計管理ファイルにおいては、会員カードを利用し
た取引(加盟店での商品等の購入)について、この情報
管理システムに登録された加盟店400の登録順にデー
タNo.が付され、各データNo.に対応して、加盟店
名、取引件数(1ヶ月単位)、および、取引合計金額
(1ヶ月単位)が記憶される。
【0309】加盟店別取引集計管理ファイルの表示画面
においては、集計月および取引の総計金額(全加盟店の
取引合計を合計した金額)が集計データと合わせて表示
され、これにより、表示されているデータがどの月のデ
ータであり、全加盟店での取引の総計金額がいくらにな
るかが明確に示される。
【0310】ここで、管理される集計データは、会員カ
ードを利用した取引があるごとに各加盟店のサーバ40
1から遊技場内のサーバ301に送られてくる履歴更新
処理情報に基づいて把握される。このような加盟店別取
引集計管理ファイルのデータは、記録装置304におい
て、図示を省略した加盟店別取引集計管理データベース
に記憶されている。そして、操作部306での入力操作
に基づいて、加盟店別取引集計管理ファイルの記憶デー
タが読出され、そのデータが図のような表示形式でモニ
タ305において表示される。
【0311】このような加盟店別取引集計管理ファイル
が表示されれば、加盟店別にまとめて取引の状況を容易
に視認することができるので、そのような加盟店ごとの
取引の状況に関する情報の管理を容易に行なうことがで
きる。
【0312】図29は、遊技場内のサーバ301のモニ
タ305において表示される加盟店別取引履歴管理ファ
イルの表示画面図である。
【0313】図29を参照して、加盟店別取引履歴管理
ファイルにおいては、各加盟店について、会員カードを
利用した取引(カードへの入金または加盟店での商品等
の購入)があった順(年月日時刻の順)に、データN
o.が付され、各データNo.に対応して、利用日時、
利用した会員の会員カードNo.(会員カードID)の
内容、および、取引額が1ヶ月単位で記憶され、履歴デ
ータとして管理される。
【0314】加盟店別取引履歴管理ファイルの表示画面
においては、加盟店No.、加盟店名、取引件数(1ヶ
月単位)、および、取引合計金額(1ヶ月単位)が履歴
データと合わせて表示され、これにより、表示されてい
るデータがどの加盟店のデータであって、どの程度の取
引件数があり、どの程度の取引合計金額があるのかが明
確に示される。
【0315】ここで、管理される履歴データは、会員カ
ードを利用した取引があるごとに加盟店のサーバ401
から遊技場内のサーバ301に送られてくる履歴更新処
理情報に基づいて把握される。このような加盟店別取引
履歴管理ファイルのデータは、記録装置304におい
て、図示を省略した加盟店別取引履歴管理データベース
に記憶される。そして、操作部306での入力操作に基
づいて、加盟店別取引履歴管理ファイルの記憶データが
読出され、そのデータが図のような表示形式でモニタ3
05において表示される。
【0316】また、このような加盟店別取引履歴管理フ
ァイルが表示されれば、加盟店別に取引の履歴を容易に
視認することができるので、そのような加盟店ごとの取
引の履歴に関する情報の管理を容易に行なうことができ
る。
【0317】次に、第2実施形態による加盟店400の
サーバ401において表示される情報管理のための表示
画面について説明する。図30は、加盟店400のサー
バ401のモニタ406において表示される本日取引履
歴管理ファイルの表示画面図である。
【0318】図30を参照して、本日取引履歴管理ファ
イルにおいては、加盟店において本日行なわれた会員カ
ードを利用した取引があった順(年月日時刻の順)に、
データNo.が付され、各データNo.に対応して、利
用日時、利用した会員が登録された加盟遊技場のNo.
(遊技場を特定する番号)、利用した会員の会員N
o.、取引があった商品名、および、取引額が記憶さ
れ、履歴データとして管理される。
【0319】本日取引履歴管理ファイルの表示画面にお
いては、本日の取引件数、および、本日の取引合計金額
(図中、取引合計)が履歴データと合わせて表示され、
これにより、本日において、どの程度の取引件数があ
り、どの程度の取引合計金額があるのかが明確に示され
る。
【0320】ここで、管理される履歴データは、会員カ
ードを利用した取引があるごとに店内のPOS402か
ら送られてくる情報に基づいて把握される。このような
本日取引履歴管理ファイルのデータは、記録装置405
において、取引履歴管理データベースに記憶されてい
る。そして、操作部407での入力操作に基づいて、本
日取引履歴管理ファイルの記憶データが読出され、その
データが図のような表示形式でモニタ406において表
示される。
【0321】また、このような本日取引履歴管理ファイ
ルが表示されれば、加盟店において本日の取引の履歴を
容易に視認することができるので、そのような自店にお
いて行なわれた取引の履歴に関する情報の管理を容易に
行なうことができる。
【0322】図31は、加盟店400のサーバ401の
モニタ406において表示される遊技場別取引履歴管理
ファイルの表示画面図である。図31を参照して、遊技
場別取引履歴管理ファイルにおいては、各加盟遊技場の
会員について、当該加盟店400で会員カードを利用し
た取引があった順(年月日時刻の順)に、データNo.
が付され、各データNo.に対応して、利用日時、利用
した会員の会員カードNo.(会員カードID)、取引
があった商品名、および、取引額が1ヶ月単位で記憶さ
れ、履歴データとして管理される。
【0323】遊技場別取引履歴管理ファイルの表示画面
においては、管理対象の遊技場No.、取引ホール(遊
技場)名、取引件数(1ヶ月単位)、および、取引合計
金額(1ヶ月単位)が履歴データと合わせて表示され
る。これにより、表示されているデータがどの加盟遊技
場のデータであって、その遊技場を対象として1ヶ月間
にどの程度の取引件数があり、1ヶ月間にどの程度の取
引合計金額があるのかが明確に示される。
【0324】ここで、管理される履歴データは、会員カ
ードを利用した取引があるごとに店内のPOS402か
ら送られてくる取引履歴更新情報に基づいて把握され
る。このような遊技場別取引履歴管理ファイルのデータ
は、記録装置405において、取引履歴管理データベー
スに記憶されている。そして、操作部407での入力操
作に基づいて、取引履歴管理ファイルの記憶データが読
出され、そのデータが図のような表示形式でモニタ40
6において表示される。
【0325】また、このような遊技場別取引履歴管理フ
ァイルが表示されれば、遊技場別に取引の履歴を容易に
視認することができるので、そのような遊技場単位での
取引の履歴に関する情報の管理を容易に行なうことがで
きる。
【0326】図32は、加盟店400のサーバ401の
モニタ406において表示される個人取引履歴管理ファ
イルの表示画面図である。
【0327】図32を参照して、個人取引履歴管理ファ
イルにおいては、各加盟遊技場の各会員について、当該
加盟店400で会員カードを利用した取引があった順
(年月日時刻の順)に、データNo.が付され、各デー
タNo.に対応して、利用日時、取引があった商品名、
および、取引額が1ヶ月単位で記憶され、履歴データと
して管理される。
【0328】個人取引履歴管理ファイルの表示画面にお
いては、履歴データの対象となっている会員の会員カー
ドID、会員名、および、取引合計金額(1ヶ月単位)
が履歴データと合わせて表示され、これにより、表示さ
れているデータがどの会員ののデータであって、どの程
度の取引合計金額があるのかが明確に示される。
【0329】ここで、管理される履歴データは、会員カ
ードを利用した取引があるごとに店内のPOS402か
ら送られてくる取引履歴更新情報に基づいて把握され
る。このような個人取引履歴管理ファイルのデータは、
記録装置405において、取引履歴管理データベースに
記憶されている。そして、操作部407での入力操作に
基づいて、取引履歴管理ファイルの記憶データが読出さ
れ、そのデータが図のような表示形式でモニタ406に
おいて表示される。
【0330】このような個人取引履歴管理ファイルが表
示されれば、自店を利用した遊技場の会員別に取引の履
歴を容易に視認することができるので、そのような自店
を利用した会員単位での取引の履歴に関する情報の管理
を容易に行なうことができる。
【0331】図33は、加盟店400のサーバ401の
モニタ406において表示される遊技場別取引集計管理
ファイルの表示画面図である。
【0332】図33を参照して、遊技場別取引集計管理
ファイルにおいては、自店での会員カードを利用した取
引(当該加盟店での商品等の購入)について、登録され
た遊技場(ホール)の登録順にデータNo.が付され、
各データNo.に対応して、加盟遊技場No.、ホール
名(遊技場名)、加盟遊技場の会員全体の取引件数(1
ヶ月単位)、および、取引金額(取引合計金額)が記憶
され、集計データとして管理される。
【0333】ここで、管理される集計データは、会員カ
ードを利用した取引があるごとに店内のPOS402か
ら送られてくる取引履歴更新情報に基づいて把握され
る。このような遊技場別取引集計管理ファイルのデータ
は、記録装置405において、取引履歴管理データベー
スに記憶されている。そして、操作部407での入力操
作に基づいて、遊技場別取引集計管理ファイルの記憶デ
ータが読出され、そのデータが図のような表示形式でモ
ニタ406において表示される。
【0334】このような遊技場別取引集計管理ファイル
が表示されれば、自店を利用した会員が登録されている
遊技場別に取引の履歴を容易に視認することができるの
で、遊技場別での取引の管理を容易に行なうことができ
る。
【0335】次に、発行入金機8の制御部80の制御動
作について説明する。図34は、発行入金機8の制御動
作を実行させる発行入金機制御処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0336】まず、ステップSf(以下単にSfとい
う)1により、会員カードの挿入があったか否かの判断
がなされる。前述したカードリーダライタ803aには
会員カードの挿入を検出するセンサが設けられており、
ここでは、そのセンサの検出出力に基づいて会員カード
挿入の有無が判断されるのである。
【0337】遊技者が発行入金機8のカード挿入排出口
803に会員カードを挿入しなければ、後述するSf7
に進む。一方、遊技者がカード挿入排出口803に会員
カードを挿入すれば、Sf2に進み、その挿入された会
員カードに記録されている記録情報をカードリーダライ
タ803aにより読取らせ、読取った情報に基づいて当
該カードが適正な会員カードであるか否かの判断がなさ
れる。具体的に、適正なカードであるか否かの判断は、
カードに記録されているセキュリィティコードを、管理
装置6で管理されている遊技用カードのセキュリィティ
コードと照合すること等により行なわれる。
【0338】Sf2により適正なカードでないと判断さ
れた場合(カードエラーの場合)には、Sf3に進み、
カードを返却した後、この発行入金機制御処理が終了す
る。これにより、発行入金機8における不適正なカード
の使用を防ぐことができる。一方、Sf2により適正な
カードであると判断された場合にはSf4に進み、Sf
2により読取った記録情報により特定されるカードID
および残金額等のカード情報をRAM81(以下、この
図の説明においてメモリと呼ぶ)に記憶させる処理がな
される。
【0339】次に、Sf5に進み、取消キー809が操
作されたか否かの判断がなされる。Sf5により取消キ
ー809が操作されたと判断された場合は、会員カード
を返却する処理がなされる。その際、貨幣の投入がすで
になされている場合には、識別貨幣(投入貨幣)も返却
される。
【0340】一方、Sf5により取消キー809が操作
されていないと判断された場合は、Sf7に進み、硬貨
の投入があったか否かの判断がなされる。具体的には、
前述した現金処理部87に設けられた硬貨投入判別セン
サの検出信号に基づいて、硬貨の投入の有無が判断され
る。硬貨の投入があったと判断された場合は、Sf10
に進み、硬貨の種類を識別する処理がなされる。ここで
は、投入された硬貨が、500円硬貨、100円硬貨、
および、それ以外の硬貨のどれに該当するかが識別さ
れ、500円硬貨および100円硬貨以外の硬貨につい
ては、無効とされる。その後、Sf11に進む。
【0341】一方、Sf5により硬貨の投入がなかった
と判断された場合は、Sf8に進み、紙幣の投入(挿
入)があったか否かの判断がなされる。具体的には、前
述した現金処理部87に設けられた紙幣投入判別センサ
の検出信号に基づいて、紙幣の投入の有無が判断され
る。紙幣の投入があったと判断された場合は、Sf9に
進み、紙幣の種類を識別する処理がなされる。ここで
は、投入された紙幣が、1000円紙幣であるか否かが
識別され、それ以外の紙幣については、無効とされる。
その後、Sf11に進む。一方、Sf8により紙幣の投
入がなかったと判断された場合は、後述するSf13に
進む。
【0342】Sf11に進んだ場合は、Sf9またはS
f10により識別された紙幣または貨幣の金額を加算す
る処理がなされる。これにより、投入金額の合計値が求
められる。次に、Sf12に進み、Sf11により加算
された金額をメモリ(RAM81)に記憶させる処理が
なされた後、Sf13に進む。このように、加算された
金額がメモリに記憶されると、その記憶情報に基づい
て、金額表示部801に加算結果の金額が表示される。
【0343】Sf13においては、入金キー808が操
作されたか否かの判断がなされる。入金キー808が操
作されたと判断された場合は、後述するSf19に進
む。一方、入金キー808が操作されていないと判断さ
れた場合は、Sf14に進み、発行キー807が操作さ
れたか否かの判断がなされる。発行キー807が操作さ
れていないと判断された場合は、前述したSf5に戻
る。一方、発行キー807が操作されたと判断された場
合は、Sf15に進み、管理装置6に向けて、プリペイ
ドカードの発行処理要求、識別金額(プリペイドカード
の購入金額)、および、発行入金機8の装置番号を含む
プリペイドカード発行情報を送信する処理がなされる。
【0344】このようなプリペイドカード発行情報が送
信された場合、管理装置6では、新規のプリペイドカー
ドの登録のための処理を実行し、その処理の終了に応じ
て、処理終了情報と、発行するプリペイドカードに付与
するカードIDの情報とを発行処理要求の送信元の発行
入金機8に返信する。このため、発行入金機8では、S
f15の後、Sf16に進み、処理終了情報の返信があ
ったか否かの判断がなされる。 Sf16では、処理終
了情報の返信を待ってSf17に進む。Sf17では、
カード搬送部を動作させて前述したストッカから新規の
プリペイドカードをリーダライタ802aまで搬送し、
そのプリペイドカードに、返信されてきたカードIDお
よび送信した識別(購入)金額等の発行時に必要なカー
ド情報を記録させる処理がなされる。その後、Sf18
に進み、必要な情報が記録されたプリペイドカードをカ
ード挿入排出口803から発行させる処理がなされ、こ
の発行入金機処理が終了する。
【0345】また、前述したSf13により入金キー8
08が操作されたと判断されてSf19に進んだ場合
は、前述したSf1と同様に、会員カードが挿入されて
いるか否かの判断がなされる。会員カードが挿入されて
いないと判断された場合は、入金すべき対象のカードが
ないため(入金は、会員カードのみに有効となる)、S
f20に進み、Sf13により判断された入金キー80
8の操作を無効にする処理がなされた後、前述したSf
14に進む。
【0346】一方、会員カードが挿入されていると判断
された場合は、Sf21に進み、管理装置6に向けて、
入金処理要求、カードID、識別金額(会員カードへの
入金金額)、および、発行入金機8の装置番号を含む会
員カード入金情報を送信する処理がなされる。このよう
な会員カード入金情報が送信された場合、管理装置6で
は、新規の会員カードへの入金に対応する管理処理を実
行し、その処理の終了に応じて、処理終了情報を会員カ
ード入金情報の送信元の発行入金機8に返信する。この
ため、発行入金機8では、Sf21の後、Sf22に進
み、処理終了情報の返信があったか否かの判断がなされ
る。
【0347】Sf22では、処理終了情報の返信を待っ
てSf23に進む。Sf23では、Sf12によりメモ
リに記憶された残金額に、Sf10によりメモリに記憶
された識別金額を加算し、その加算結果を、入金のため
に挿入されている会員カードに残金額として更新記録す
る処理がなされる。
【0348】次に、Sf24に進み、該当する入金後の
プリペイド残金額を金額表示部801に表示する処理が
なされる。その後、Sf25に進み、入金が済んだ会員
カードをカード挿入排出口803から発行させる処理が
なされ、この発行入金機処理が終了する。
【0349】台間機1aの制御部10の制御動作につい
て説明する。図35は、第2実施形態による台間機1a
の制御動作を実行させる台間機制御処理の処理内容を示
すフローチャートである。
【0350】まず、ステップSg(以下単にSgとい
う)1により、カードが挿入されているか否かの判断が
なされる。前述したカードリーダライタ17にはカード
の挿入を検出するセンサが設けられており、ここでは、
そのセンサの検出出力に基づいてカード挿入の有無が判
断されるのである。
【0351】Sg1では、カードの挿入を待ってSg2
に進む。Sg2では、挿入されているカードに記録され
ている記録情報をカードリーダライタ17により読取ら
せるための制御が行なわれ、挿入されているカードの記
録情報がRAM11(以下、この図の説明においてメモ
リと呼ぶ)に記憶される。
【0352】そしてSg3に進み、読取った情報に基づ
いて当該カードが適正なプリペイドカードまたは会員カ
ードであるか否かの判断がなされる。具体的に、適正な
プリペイドカードであるか否かの判断は、カードに記録
されているセキュリィティコードを、管理装置6で管理
されているプリペイドカードおよび会員カードのセキュ
リィティコードとそれぞれ照合すること等により行なわ
れる。
【0353】Sg3により適正なカードでないと判断さ
れた場合には、Sg4に進み、情報表示部18aに、前
述した「カードが違います」というようなエラー状態を
示すエラー表示を行なう処理がなされる。さらに、この
ステップにおいては、カードの処理に関するメモリの記
憶をクリアする処理がなされる。このようなエラー表示
がなされることにより、不適正なカードであることを遊
技者に知らせることができる。そして、Sg5へ進み、
カードをカード口16aから排出して遊技者に返却した
後、この台間機制御処理が終了する。これにより、不適
正なカードの使用を未然に防ぐことができる。
【0354】一方、Sg3により適正なカードであると
判断された場合にはSg6に進み、カードから読取った
情報のうちの前述したカード種別の情報に基づいて、挿
入されているカードがプリペイドカードであるか否かの
判断がなされる。Sg6によりプリペイドカードである
と判断された場合は、Sg7に進み、プリペイドカード
処理を実行した後、この台間機制御処理が終了する。プ
リペイドカード処理の処理内容については、図36を用
いて後述する。一方、Sg6によりプリペイドカードで
はないと判断された場合、そのカードは会員カードであ
り、Sg8に進んで会員カード処理を実行した後、この
台間機制御処理が終了する。会員カードの処理内容につ
いては、図37を用いて後述する。
【0355】次に、図35の台間機制御処理に示された
プリペイドカード処理の処理内容を説明する。図36
は、プリペイドカード処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【0356】まず、ステップSh(以下、単にShとい
う)1により、前述したSg2によってメモリに記憶し
た残金額を情報表示器18aに表示する処理がなされ
る。そして、Sh3に進み、メモリに記憶した残金額が
「0」であるか否かの判断がなされる。Sh3により残
金額が「0」であると判断された場合は、貸出しができ
ないので、後述するSh9に進む。一方、Sh3により
残金額が「0」であると判断された場合は、貸出しがで
きるため、Sh4に進み、貸出キー192の操作があっ
たか否かの判断がなされる。
【0357】Sh4により貸出キー192の操作がなか
ったと判断された場合は、後述するSh9に進む。一
方、Sh4により貸出キー192の操作があったと判断
された場合は、Sh5に進み、持点付与単位数として予
め定められた所定の持点数のデータを、遊技者に付与す
るためにパチンコ遊技機2aの持点制御部230に送信
する処理がなされる。これにより、パチンコ遊技機2a
において、遊技者に所定数の持点が付与される。
【0358】次に、Sh6に進み、Sh5による貸出数
に相当する金額(持点付与単位額であり、たとえば50
0円)をメモリ上で減算する処理がなされ、減算後のプ
リペイド残金額がメモリに記憶される。これにより、貸
出に応じたプリペイド残金額が引落とされる。次に、S
h6による減算後のプリペイド残金額を、挿入されてい
るプリペイドカードに記録する処理がなされる。その
後、前述したsh3に戻り、前述した処理が繰返し実行
される。
【0359】また、前述したSh3によりプリペイド残
金額が「0」であると判断されてSh8に進んだ場合
は、メモリに記憶されている持点および今回の遊技によ
り得られた持点のいずれもが「0」であるか否かの判断
がなされる。Sh8により持点が「0」ではないと判断
された場合は、後述するSh9に進む。一方、Sh8に
より持点が「0」であると判断された場合は、Sh18
に進み、挿入されているプリペイドカードを回収する処
理がなされる。このSh18では、第1実施形態に示し
たSe13と同様の制御が実行されることによりプリペ
イドカードの回収が行なわれる。つまり、この第2実施
形態の場合は、現在のプリペイド残金額および持点の両
方が「0」になった場合に、プリペイドカードを自動的
に回収するのである。
【0360】Sh18の後、Sh19に進み、返却処理
要求、メモリに記憶されているカードID、台番号、お
よびプリペイド残金額を示す前述した返却情報を管理装
置6に向けて送信する処理がなされる。Sh19により
出力される返却情報は、返却情報という名称が付けられ
ているが、実際にはカードの自動回収に応じて出力され
るため、プリペイドカードが回収されたことを特定可能
な回収情報としての意味がある。つまり、返却情報には
減算額が含まれるのであるが、管理装置6では、受信し
た返却情報に含まれるプリペイド残金額が「0」になっ
た場合には、その返却情報が前述した回収情報であると
認識し、当該プリペイドカードが回収されたものと判断
して管理する。これに対し、受信したプリペイド残金額
が「0」ではい場合、管理装置6では、受けた返却情報
に基づいて、カードが返却されたものと判断する。ま
た、管理装置6においては、返却情報を受けた場合に、
所定の管理処理を行なった後、処理終了情報を送信元の
台間機へ返信する。
【0361】Sh19の後、Sh20に進み、返却情報
の送信に応じた処理終了情報の返信があったか否かの判
断がなされる。Sh20では、処理終了情報の返信を待
ってSh16に進む。そして、Sh16により、情報表
示器18aにおけるプリペイド残金額および持点の表示
が消去され、Sh17により、挿入されている会員カー
ドの処理に関するメモリの記憶をクリアされた後、この
プリペイドカード処理が終了する。
【0362】また、前述したSh8により今回得られた
持点が「0」ではないと判断されてSh9に進んだ場合
は、返却キー193が操作されたか否かの判断がなされ
る。Sh9により返却キー193が操作されていないと
判断された場合は、前述したSh3に戻る。一方、Sh
9により返却キー193が操作されたと判断された場合
は、前述したSh10に進み、今回得られた持点が
「0」であるか否かの判断がなされる。
【0363】Sh10により持点が「0」ではないと判
断された場合は、後述するSh12に進む。一方、Sh
10により持点が「0」であると判断された場合は、S
h21に進み、前述した返却処理要求、メモリに記憶さ
れているカードID、台番号、および、プリペイド残金
額を示す前述した返却情報を管理装置6に送信する処理
がなされる。この場合の返却情報は、持点がある場合で
あるため、回収情報ではなく、本来的なカードの返却に
関する情報である。次に、Sh22に進み、返却情報の
送信に応じた処理終了情報の返信があったか否かの判断
がなされる。Sh22では、処理終了情報の返信を待っ
てSh15に進む。そして、Sh15により、会員カー
ドをカード口16aから排出して遊技者に返却する処理
がなされる。その後、Sh16により、情報表示器18
aにおけるプリペイド残金額および持点の表示が消去さ
れ、Sh17により、挿入されている会員カードの処理
に関するメモリの記憶をクリアされた後、このプリペイ
ドカード処理が終了する。
【0364】また、前述したSh10により今回得られ
た持点が「0」ではないと判断されてSh12に進んだ
場合は、前述した通常精算処理要求、カードID、台番
号、持点、処理時間、および、プリペイド残金額を含む
通常精算情報を管理装置6に送信する処理がなされる。
このように送信された通常精算情報を管理装置6が受信
した場合、管理装置6では、通常精算情報に対応して予
め定められた処理を実行し、処理の終了に伴って処理終
了情報を返信する。
【0365】次に、Sh13に進み、処理終了情報の返
信があったか否かの判断がなされる。Sh13では、処
理終了情報の返信を待ってSh14に進む。Sh14で
は、今回得られた持点を、景品交換のためにプリペイド
カードに記録する処理がなされる。具体的に、Sh14
では、挿入されたプリペイドカードに記録されていた持
点に今回得られた持点を加算し、その加算された持点
を、プリペイドカードに記録された持点の情報として更
新記録する処理がなされる。Sh14の後においては、
Sh15によりプリペイドカードが返却され、Sh16
によりプリペイド残金額および持点の表示が消去され、
Sh17により今回のプリペイドカードの処理に関する
メモリの記憶がクリアされ、このプリペイドカード処理
が終了する。
【0366】次に、図35の台間機制御処理に示された
会員カード処理の処理内容を説明する。図37および図
38は、会員カード処理の処理内容を示すフローチャー
トである。
【0367】まず、図37を参照して、ステップSi
(以下、単にSiという)1〜Si9により、前述した
プリペイドカード処理(図36参照)におけるSh1〜
Sh9と同様の処理が、挿入されている会員カードを対
象として行なわれる。Si1〜Si9のうちのSi8に
より持点が「0」であると判断された場合は、前述した
プリペイドカード処理とは異なり、カードの回収が行な
われずに、後述するSi30に進む。また、Si9によ
り返却キー193が操作されたか否かの判断がなされ
る。
【0368】Si9の後、Si10に進み、今回の遊技
において得られた持点が「0」であるか否かの判断がな
される。Si10により持点が「0」であると判断され
た場合は、後述するSi30に進む。一方、Si10に
より持点が「0」ではないと判断された場合は、Si1
1に進み、前述した返却選択画面の表示において、入金
キー196の操作により入金精算が選択されたか否かの
判断がなされる。
【0369】Si11により入金精算が選択されたと判
断された場合は、後述するSi11aに進む。一方、S
i11により入金精算が選択されていないと判断された
場合は、通常精算が選択された場合であり、Si12に
進み、前述した通常精算処理要求、カードID、台番
号、持点、処理時間、および、プリペイド残金額を含む
通常精算情報を管理装置6に送信する処理がなされる。
このように送信された通常精算情報を管理装置6が受信
した場合、管理装置6では、通常精算情報に対応して予
め定められた処理を実行し、処理の終了に伴って処理終
了情報を返信する。
【0370】次に、Si13に進み、送信した通常精算
情報に応じた処理終了情報の返信があったか否かの判断
がなされる。Si13では、処理終了情報の返信を待っ
てSi14に進む。Si14では、今回得られた持点を
会員カードに記録する処理がなされる。具体的に、Si
14では、挿入された会員カードに記録されていた持点
に今回得られた持点を加算し、その加算された持点を、
会員カードに記録された持点の情報として更新記録する
処理がなされる。Si14の後においては、i15に進
み、挿入されている会員カードをカード口16aから排
出して遊技者に返却する処理がなされる。次に、Si1
6に進み、プリペイド残金額および持点等の現在の情報
表示器18aの表示内容を消去する処理がなされる。そ
して、Si17に進み、今回の会員カードの処理に関す
るメモリの記憶をクリアする処理がなされる。その後、
この会員カード処理が終了する。
【0371】また、前述したSi11により入金精算が
選択されたと判断されてSi11aに進んだ場合は、前
述した入金種類選択画面の表示において、プリペイドキ
ー201の操作によりプリペイド入金精算が選択された
か否かの判断がなされる。Si11aによりプリペイド
入金精算が選択されたと判断された場合は、後述するS
i24(図38参照)に進む。一方、Si11aにより
プリペイド入金精算が選択されておらず、電子マネーキ
ー202の操作により電子マネー入金精算が選択された
と判断された場合は、Si18に進む。
【0372】Si18に進んだ場合は、今回得られた持
点に所定の換金率を乗算することにより、持点を変換金
額αに変換して記憶する処理がなされる。そして、Si
19に進み、Si18により得られた変換金額αの値を
情報表示器18aに表示させる処理がなされる。
【0373】次に、Si20に進み、前述した確認キー
が操作されたか否かの判断がなされる。Si20により
確認キーが操作されたと判断された場合は、後述するS
i21に進む。一方、確認キーが操作されていないと判
断された場合は、後述するSi21に進む。一方、前述
したSi20により確認キーが操作されていないと判断
された場合は、Si23に進み、前述した取消しキーが
操作されたか否かの判断がなされる。Si23により取
消しキーが操作されていないと判断された場合は、前述
したSi20に戻り、キーの操作待ちの状態になる。一
方、Si23により取消しキーが操作されたと判断され
た場合は、前述したSi3に戻る。
【0374】また、前述したSi20により確認キーが
操作されたと判断されてSi21に進んだ場合は、Si
18により求められた変換金額αの値をメモリに記憶さ
れた現在の電子マネー残金額に加算して得られた電子マ
ネー残金額を最新の電子マネー残金額として会員カード
に更新記録する入金処理がなされ、それとともに、その
入金による加算後の電子マネー残金額を情報表示器18
aに表示する処理がなされる。
【0375】次に、Si22に進み、前述したような電
子マネー入金精算処理要求、カードID、台番号、精算
時間、持点、変換金額α、加算後電子マネー残金額、お
よび、現在のプリペイド残金額を含む電子マネー入金精
算情報を管理装置6に送信する処理がなされる。その
後、前述したSi15に進む。そして、Sh15〜Sh
17により、前述したような会員カードの返却、表示の
消去、およびメモリの記憶のクリアがなされた後、この
会員カード処理が終了する。
【0376】次に、図38を参照して、前述したSi1
1aによりプリペイド入金精算が選択されたと判断され
てSi24に進んだ場合は、Si24〜Si26および
Si29により、前述したSi18〜Si20およびS
i23と同様の処理がなされる。
【0377】次に、Si26により確認キーが操作され
たと判断された場合は、Si27に進み、Si24によ
り求められた変換金額αの値をメモリに記憶された現在
のプリペイド残金額に加算して得られたプリペイド残金
額を最新のプリペイド残金額として会員カードに更新記
録する入金処理がなされ、それとともに、その入金によ
る加算後のプリペイド残金額を情報表示器18aに表示
する処理がなされる。
【0378】次に、Si28に進み、前述したようなプ
リペイド入金精算処理要求、カードID、台番号、精算
時間、持点、変換金額α、および、加算後のプリペイド
残金額を含む電子マネー入金精算情報を管理装置6に送
信する処理がなされる。その後、前述したSi15に進
む。そして、Sh15〜Sh17により、前述したよう
な会員カードの返却、表示の消去、およびメモリの記憶
のクリアがなされた後、この会員カード処理が終了す
る。
【0379】このように、会員カード処理によれば、入
金精算を行なう場合、遊技者は、電子マネー金額として
入金する精算と、プリペイド金額として入金する精算と
のうち、遊技者が希望する方の精算処理を選択すること
ができる。
【0380】次に、管理装置6の制御部60の制御動作
について説明する。図39は、第2実施形態による管理
装置6における情報管理のための制御動作を実行させる
管理制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0381】まず、ステップSj(以下単にSjとい
う)1により、台間機1aから返却処理の要求(前述し
た返却情報の受信)があるか否かの判断がなされる。返
却処理の要求がないと判断された場合は、後述するSj
2に進む。一方、返却処理の要求があると判断された場
合は、Sj1aに進み、次のような処理が行なわれる。
まず、前述した会員カード管理ファイルおよび非会員カ
ード管理ファイルにおいて、返却情報として受信したカ
ードIDを検索し、検索により探し出したカードIDに
対応する管理データのうちのプリペイド残金額を更新す
る処理がなされる。これにより、台間機において精算処
理が行われずにプリペイドカードまたは会員カードが返
却された場合における最新のプリペイド残金額を管理す
ることができる。そして、図示を省略しているが、Sj
1aの実行に付随して、前述した会員管理ファイル(プ
リペイド)において、今回受信した返却情報に含まれる
プリペイド残金額により、更新プリペイド残金額のデー
タを更新する処理がなされる。このような処理が行なわ
れることにより、会員管理ファイル(プリペイド)に記
憶されたプリペイド残金額は、最新の金額となる。次
に、Sj14に進み、受信した返却情報の送信元の台間
機1aに処理終了情報を返信する処理がなされた後、こ
の管理制御処理が終了する。
【0382】また、前述したSj1により、返却処理の
要求がないと判断されてSj2に進んだ場合は、発行入
金機8からプリペイドカードの発行処理の要求(前述し
たプリペイドカード発行情報の受信)があるか否かの判
断がなされる。発行処理の要求がないと判断された場合
は、後述するSj4に進む。一方、発行処理の要求があ
ると判断された場合は、Sj3に進み、次のような処理
が行なわれる。前述したプリペイド管理ファイルにおい
てデータの登録順序にしたがって得られる空きカードI
D(データ未登録のID)に基づいて、プリペイドカー
ド用の新規のカードIDを作成(登録)する。そして、
受信したプリペイドカード発行情報に基づき、作成した
カードIDに対応して、図23に示されたような購入金
額(図23の金額)、装置No.、処理時間(このステ
ップの実行時の時間データで代用)、および、処理内容
(発行)をプリペイド管理ファイルにおいて記録する処
理がなされる。
【0383】ここで、プリペイドカードのカードIDが
発行入金機8からの要求に応じて作成されることを説明
した。これに対し、会員カードのカードIDは、会員カ
ードが発行入金機8ではなく、遊技場のカウンタで所定
の手続きを経た後発行されるものであるため、管理装置
6の操作部67等からのデータの入力にしたがい、所定
の登録処理の実行に基づいて、管理装置6の制御部60
により空きIDに基づいて作成され、記録装置66に登
録される(具体的には、登録された順に、会員管理ファ
イル等の会員の情報に関連するデータべースに記憶され
る)。
【0384】次に、Sj3aに進み、Sj3により登録
したカードIDの情報を、プリペイドカード発行情報の
送信元装置(発行入金機8)へ返信する処理がなされ
る。その後、Sj14に進み、プリペイドカード発行情
報の送信元装置、すなわち、この場合には送信元の発行
入金機8へ処理終了情報が送信される。その後、この管
理制御処理が終了する。
【0385】また、前述したSj2によりプリペイドカ
ードの発行処理の要求がないと判断されてSj4に進ん
だ場合は、発行入金機8から会員カードへの入金処理の
要求(前述した会員カード入金情報の受信)があるか否
かの判断がなされる。会員カード入金処理の要求がない
と判断された場合は、後述するSj6に進む。一方、入
金処理の要求があると判断された場合は、Sj5に進
み、次のような処理が行なわれる。前述したプリペイド
管理ファイルにおいて、受信した会員カード入金情報に
含まれるカードIDに対応して、図23に示されたよう
な入金金額(図23の金額)、装置No.、処理時間
(このステップの実行時の時間データで代用)、およ
び、処理内容(入金)をプリペイド管理ファイルにおい
て記録する処理がなされる。その後、Sj14に進み、
会員カード入金情報の送信元装置、すなわち、この場合
には送信元の発行入金機8へ処理終了情報が送信され
る。その後、この管理制御処理が終了する。
【0386】また、前述したSj4により会員カードへ
の入金処理の要求がないと判断されてSj6に進んだ場
合は、電子マネー入金精算処理の要求(前述した電子マ
ネー入金精算情報の受信)があるか否かの判断がなされ
る。電子マネー入金精算処理の要求がないと判断された
場合は、後述するSj12に進む。一方、電子マネー入
金精算処理の要求があると判断された場合は、Sj7に
進み、次のような処理が行なわれる。受信した電子マネ
ー入金精算情報に基づいて、前述した精算管理ファイル
において、電子マネー入金精算に関する情報として、会
員カードのカードID、台番号、持点、および、精算時
間のデータと、当該精算が電子マネー入金である旨を示
すデータとを記録する処理がなされる。
【0387】次に、Sj8に進み、次のような処理が行
なわれる。前述した会員管理ファイル(電子マネー)に
おいて、電子マネー入金精算情報として受信した会員カ
ードIDを検索し、検索により探し出したカードIDに
対応して、当該入金精算に関する最新の管理データを記
録する処理がなされる。具体的には、該当するカードI
Dに対応するデータについて、入金残額のデータを前回
の更新電子マネー残金額のデータに更新し、精算時間の
データを受信した精算時間のデータに更新し、持点のデ
ータを受信した持点のデータに更新し、変換金額のデー
タを受信した変換金額αのデータに更新し、更新電子マ
ネー残金額のデータを受信した電子マネー残金額のデー
タに更新する処理が行なわれる。そして、図示を省略し
ているが、Sj8の実行に付随して、前述した会員管理
ファイル(プリペイド)において、今回受信した電子マ
ネー入金精算情報に含まれるプリペイド残金額により、
更新プリペイド残金額のデータを更新する処理がなされ
る。このような処理が行なわれることにより、会員管理
ファイル(プリペイド)に記憶されたプリペイド残金額
は、プリペイド入金処理が行われたか否かにかかわら
ず、最新の金額となる。
【0388】次に、Sj9に進み、次のような処理が行
なわれる。前述した入金処理要求、会員カードID、入
金時間、および、変換金額αを含む入金情報をサーバ3
01に送信する処理がなされる。このように送信された
電子マネーに関する入金情報をサーバ301が受信した
場合、サーバ301では、電子マネーに関する入金情報
に対応して予め定められた処理を実行し、処理の終了に
伴って処理終了情報を返信する。
【0389】次に、Sj10に進み、送信した入金情報
に応じた処理終了情報の返信があったか否かの判断がな
される。Sj10では、処理終了情報の返信を待ってS
j14に進み、入金精算情報の送信元装置、すなわち、
この場合には送信元の台間機1aへ処理終了情報が送信
される。その後、この管理制御処理が終了する。
【0390】また、前述したSj6により電子マネー入
金精算処理の要求がないと判断されてSj12に進んだ
場合は、通常精算処理の要求(前述した通常精算情報の
受信)があるか否かの判断がなされる。Sj12により
通常精算処理の要求がないと判断された場合は、後述す
るSj15に進む。一方、Sj12により通常精算処理
の要求があると判断された場合は、Sj13に進み、受
信した通常精算情報に基づいて、前述した精算管理ファ
イルにおいて、通常精算に関する情報として、カードI
D(プリペイドカードまたは会員カードのカードI
D)、台番号、持点、および、精算時間のデータを記録
する処理がなされる。そして、図示を省略しているが、
Sj13の実行に付随して、前述した会員管理ファイル
(プリペイド)において、今回受信した通常精算情報に
含まれるプリペイド残金額により、更新プリペイド残金
額のデータを更新する処理がなされる。このような処理
が行なわれることにより、会員管理ファイル(プリペイ
ド)に記憶されたプリペイド残金額は、最新の金額とな
る。
【0391】次に、Sj14に進み、入金精算情報の送
信元装置、すなわち、この場合には送信元の台間機1a
へ処理終了情報が送信される。その後、この管理制御処
理が終了する。
【0392】また、Sj12により通常精算処理の要求
がないと判断されてSj15に進んだ場合は、プリペイ
ド入金精算処理の要求(前述したプリペイド入金精算情
報の受信)があるか否かの判断がなされる。プリペイド
入金精算処理の要求がないと判断された場合は、この管
理制御処理が終了する。一方、プリペイド入金精算処理
の要求があると判断された場合は、Sj16に進み、次
のような処理が行なわれる。受信したプリペイド入金精
算情報に基づいて、前述した精算管理ファイルにおい
て、プリペイド入金精算に関する情報として、会員カー
ドのカードID、台番号、持点、および、精算時間のデ
ータと、当該精算がプリペイド入金である旨を示すデー
タとを記録する処理がなされる。
【0393】次に、Sj17に進み、次のような処理が
行なわれる。前述した会員管理ファイル(プリペイド)
において、電子マネー入金精算情報として受信した会員
カードIDを検索し、検索により探し出したカードID
に対応して、当該入金精算に関する最新の管理データを
記録する処理がなされる。具体的には、該当するカード
IDに対応するデータについて、入金残額のデータを前
回の更新プリペイド残金額のデータに更新し、精算時間
のデータを受信した精算時間のデータに更新し、持点の
データを受信した持点のデータに更新し、変換金額のデ
ータを受信した変換金額αのデータに更新し、更新プリ
ペイド残金額のデータを受信したプリペイド残金額のデ
ータに更新する処理が行なわれる。これにより、プリペ
イド入金精算が実行されるごとに、会員管理ファイル
(プリペイド)のデータが更新される。
【0394】次に、サーバ301の制御部310の制御
動作について説明する。図40は、第2実施形態による
遊技場のサーバ301における会員カードの使用に関す
る情報管理のための制御動作を実行させる遊技場サーバ
管理処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0395】まず、ステップSk(以下単にSkとい
う)1により、前述したような管理装置6からの入金情
報または加盟店のサーバ401からの履歴更新情報を受
信したか否かの判断がなされる。Sk1により受信して
いないと判断された場合は、後述するSk9に進む。一
方、Sk1により受信したと判断された場合は、Sk2
に進み、Sk1により受信の判断がなされた情報が管理
装置6からの入金処理の要求(前述した入金情報の受
信)であるか否かの判断がなされる。
【0396】Sk2により入金処理の要求ではないと判
断された場合は、後述するSk6に進む。一方、Sk2
により入金処理の要求であると判断された場合は、Sk
3に進み、次のような処理が行なわれる。前述した個人
履歴管理ファイルにおいて、入金情報として受信した会
員カードIDを検索し、検索により探し出したカードI
Dに対応する管理データを追加記録する処理がなされ
る。具体的には、該当するカードIDに対応するデータ
について、受信した入金時間のデータを電子マネー入金
の利用時間として記録し、受信した変換金額αを電子マ
ネー入金の利用額として記録し、利用の内容を「入金」
(電子マネー入金)として記録し、さらに、記録されて
いた前回利用時の残金額から変換金額αを減算して残金
額(電子マネー残金額)を更新記録する処理がなされ
る。そして、Sk5に進み、管理装置6に処理終了情報
を送信する処理がなされた後、この遊技場サーバ管理処
理が終了する。
【0397】また、前述したSk2により入金処理の要
求ではないと判断されてSk6に進んだ場合は、Sk1
により受信の判断がなされた情報が加盟店のサーバ40
1からの履歴更新処理の要求(履歴更新情報の受信)で
あるか否かの判断がなされる。Sk6により履歴更新処
理の要求ではないと判断された場合は、この遊技場サー
バ管理処理が終了する。一方、Sk6により履歴更新処
理の要求であると判断された場合は、Sk7に進み、次
のような処理が行なわれる。前述した個人履歴管理ファ
イルにおいて、履歴更新処理情報として受信した会員カ
ードIDを検索し、検索により探し出したカードIDに
対応する管理データを追加記録する処理がなされる。具
体的には、該当するカードIDに対応するデータについ
て、受信した購入時間のデータを購入の利用時間として
記録し、受信した購入金額を購入の利用額として記録
し、利用の内容を「購入」として記録し、受信した加盟
店IDに対応する加盟店名を加盟店舗として記録し、さ
らに、記録されていた前回利用時の残金額(電子マネー
残金額)から購入金額を減算して残金額を更新記録する
処理がなされる。そして、Sk8に進み、送信元の加盟
店のサーバ401に処理終了情報を送信する処理がなさ
れた後、この遊技場サーバ管理処理が終了する。
【0398】また、前述したSk1により処理要求情報
を受信していないと判断がされてSk9に進んだ場合
は、操作部306からの入力に基づいて、会員の個人履
歴管理データの表示要求があるか否かの判断がなされ
る。Sk9により表示要求があると判断された場合は、
Sk10に進み、個人履歴管理ファイルより、操作部3
06からの入力に基づいて指定された会員の利用履歴等
の管理データを抽出し、その管理データを、前述した図
27のようにモニタ305に表示する処理がなされる。
その後、後述するSk15に進む。
【0399】一方、Sk9により表示要求がないと判断
された場合は、Sk11により、操作部306からの入
力に基づいて、加盟店別取引集計管理データの表示要求
があるか否かの判断がなされる。Sk11により表示要
求があると判断された場合は、Sk12に進み、加盟店
別取引集計管理ファイルより、操作部306からの入力
に基づいて指定された月の取引件数等の管理データを抽
出し、その管理データを、前述した図28のようにモニ
タ305に表示する処理がなされる。その後、後述する
Sk15に進む。
【0400】一方、Sk11により表示要求がないと判
断された場合は、Sk13により、操作部306からの
入力に基づいて、加盟店別取引履歴管理データの表示要
求があるか否かの判断がなされる。Sk13により表示
要求があると判断された場合は、Sk14に進み、加盟
店別取引履歴管理ファイルより、操作部306からの入
力に基づいて指定された加盟店について指定された月の
取引データ等の管理データを抽出し、その管理データ
を、前述した図29のようにモニタ305に表示する処
理がなされる。その後、後述するSk15に進む。一
方、Sk13により表示要求がないと判断された場合
は、この遊技場サーバ管理処理が終了する。
【0401】また、前述したSk10、Sk12、また
は、Sk14からSk15に進んだ場合は、操作部30
6からの入力に基づいて表示の終了要求があったか否か
の判断がなされる。Sk15では、表示の終了要求があ
るのを待って遊技場サーバ管理処理の終了となる。
【0402】次に、加盟店400に設けられたPOS4
02の制御動作について説明する。図41は、第2実施
形態による加盟店400のPOS402における会員カ
ードの処理に関する制御動作を実行させるPOS会員制
御処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0403】まず、ステップSL(以下単にSLとい
う)1により、取引される商品等の金額の入力(入力部
402b等からの入力)を受け、POS402の制御部
におけるメモリ(たとえばRAM)に記録する処理がな
される。次に、SL2により、会員カードの挿入があっ
たか否かの判断がなされる。前述したPOS402のカ
ード処理部には、会員カードの挿入を検出するセンサが
設けられており、ここでは、そのセンサの検出出力に基
づいて会員カード挿入の有無が判断されるのである。S
L2では、会員カードの挿入があるのを待ってSL3に
進む。
【0404】SL3では、挿入されているカードからカ
ードIDおよび電子マネー残金額等の記録情報を読取る
処理がなされる。次に、SL4に進み、SL3により読
取った情報に基づいて当該カードが適正な会員カードで
あるか否かの判断がなされる。具体的に、適正なカード
であるか否かの判断は、カードに記録されているセキュ
リィティコードを、POS402において予め記憶され
ている会員カード用のセキュリィティコードと照合する
こと等により行なわれる。
【0405】SL4により適正なカードではないと判断
された場合には、SL5により、カードにエラーが生じ
た旨を示すカードエラー表示を表示部402aにおいて
行なわせ、そして、SL6により、挿入されているカー
ドを排出して返却する処理を行なった後、このPOS会
員制御処理が終了する。これにより、加盟店400にお
ける不適正なカードの使用を防ぐことができる。
【0406】一方、SL4により適正なカードであると
判断された場合にはSL7に進み、SL3により読取っ
た電子マネー残金額を表示部402aに表示させる処理
がなされる。次に、SL8に進み、SL1により入力さ
れた商品金額がSL3により読取った電子マネー残金額
以下であるか否かの判断がなされる。
【0407】SL8により商品金額が電子マネー残金額
以下であると判断された場合は、後述するSL11に進
む。一方、SL8により商品金額が電子マネー残金額を
超えると判断された場合は、SL9に進み、電子マネー
残金額が不足している旨を表示部402aにおいて表示
する処理がなされる。このように電子マネー残金額が不
足している旨が表示された場合は、不足分を現金で支払
うか否かを会員が判断し、支払う場合には会員が店員に
現金を支払うことが可能である。会員が不足分を現金で
支払った場合には、店員が不足分の現金の支払い額を入
力部402bにより入力する。
【0408】SL9の後、SL10に進み、前述した入
力部402bによる不足分の現金の支払い額の入力があ
ったか否かに基づいて、不足分の現金支払いがあったか
否かの判断を判断する。SL10により不足分の支払い
がないと判断された場合は、前述したSL6に進み、カ
ードの返却をした後、このPOS会員制御処理が終了す
る。会員カードの電子マネー残金額が不足した場合にお
いて現金による不足分の支払いがない場合は、取引が中
止される。一方、SL10により不足分の支払いがあっ
たと判断された場合は、SL11に進む。
【0409】SL11に進んだ場合は、SL3により読
取った電子マネー残金額から、SL1により入力された
商品金額を減算し、減算後の更新された電子マネー残金
額を会員カードに記録する処理が行なわれるとともに、
その減算後の電子マネー残金額を表示部402aに表示
する処理が行なわれる。
【0410】次に、SL12に進み、今回の取引の内容
を記録したレシートをレシート発行部から発行する処理
がなされる。次に、SL13に進み、挿入されているカ
ードを排出して返却する処理を行なう。そして、SL1
4に進み、前述した取引履歴更新要求、会員カードI
D、購入商品名、および、購入金額を含む取引履歴更新
情報をサーバ401に送信する処理がなされる。このよ
うに、取引履歴更新情報が送信された場合は、その取引
履歴更新情報を受けたサーバ401における取引履歴の
更新に関する処理の終了に応じて処理終了情報が返信さ
れてくる。そこで、SL14の後、SL15により処理
終了情報の返信を待つ処理がなされる。そして、SL1
5により処理終了情報の返信があったと判断された場合
に、このPOS会員制御処理が終了する。
【0411】このように、加盟店400においては、会
員カードの電子マネー残金額を用いて商品の購入等の取
引を行なうことが可能である。また、会員カードの電子
マネー残金額が不足する場合には、会員カードに記録さ
れた電子マネー残金額と現金の支払いとの組合せにより
商品の購入等の取引を行なうことが可能であるため、加
盟店400における会員カードの電子マネー残金額をむ
だなく商品の購入等の取引に使用することが可能にな
る。
【0412】次に、加盟店400に設けられたサーバ4
01の制御動作について説明する。図42は、第2実施
形態による加盟店400のサーバ401における会員カ
ードの処理に関する制御動作を実行させる店サーバ制御
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0413】まず、ステップSm(以下単にSmとい
う)1により、POS402から前述した取引履歴の更
新の要求があったか否かの判断がなされる。具体的に、
Sm1では、前述した取引履歴更新情報が送信されてき
たか否かの判断がなされる。Sm1においては、取引履
歴更新情報の受信を待ってSm2に進む。Sm2では、
送信されてきた取引履歴更新情報を受信し、その受信情
報をRAM311(以下、この図の説明においてメモリ
と呼ぶ)に記憶させる処理がなされる。
【0414】次に、Sm3に進み、Sm2により受信し
た取引履歴更新情報に基づいて、取引履歴更新情報に含
まれる会員カードID、購入商品名、および、購入金額
についての情報を、新たな取引情報として、図30に示
したような本日取引履歴管理ファイルに記録する処理が
なされる。このように、店内で新たな取引があった場合
は、本日取引履歴管理ファイルのデータが更新される
と、それに伴って、前述した遊技場別取引履歴管理ファ
イルのデータ、個人取引履歴管理ファイルのデータ、お
よび、遊技場別取引集計管理ファイルのデータがそれぞ
れ更新される。
【0415】次に、Sm3に進み、次のような処理が行
なわれる。まず、サーバ401において予め記憶してい
る会員カードのカードIDと登録遊技場との関係を示し
たデータに基づいて、受信した会員のカードIDから当
該会員が登録された遊技場を特定し、特定された遊技場
のサーバ301にATM通信網500を介して接続す
る。そして、接続した遊技場のサーバ301に対し、前
述した履歴更新処理要求、加盟店ID、カードID、購
入金額、購入時間、および、電子マネー残金額を含む履
歴更新情報を送信する処理がなされる。
【0416】このように、履歴更新情報が送信された場
合は、その履歴更新情報を受けたサーバ301における
履歴の更新に関する処理の終了に応じて処理終了情報が
返信されてくる。そこで、Sm4の後、Sm5により処
理終了情報の返信を待つ処理がなされる。そして、Sm
5により処理終了情報の返信があったと判断された場合
に、Sm6に進み、Sm1により受信した取引履歴更新
情報の送信元のPOS402に、処理終了情報を送信す
る処理がなされた後、この店サーバ制御処理が終了す
る。
【0417】また、加盟店400のサーバ401におい
ては、店サーバ制御処理の他に、操作部407からの入
力による本日取引履歴管理ファイルの管理データの表示
要求、遊技場別取引履歴管理ファイルの管理データの表
示要求、個人取引履歴管理ファイルの管理データの表示
要求、または、遊技場別取引集計管理ファイルの管理デ
ータの表示要求に基づいて、これらの管理データをそれ
ぞれ抽出し、その管理データを、前述した図30、図3
1、図32、図33のようにモニタ406に表示する処
理がなされる。
【0418】次に、この第2実施形態において行なわれ
る決済について説明する。加盟店400においては、サ
ーバ401が、前述した遊技場別取引履歴管理ファイル
および遊技場別取引集計履歴管理ファイル等により、遊
技場別の1ヶ月ごとの取引額(合計値)情報を記憶して
いる。加盟店400では、サーバ401が、遊技場別の
1ヶ月ごとの取引額(合計値)情報に基づいて、1ヶ月
が終了するごとに、遊技場別に1ヶ月分の取引額(合計
値)を請求する取引額請求情報を作成し、その取引額請
求情報を、取引があった各遊技場300へ送信する。遊
技場300においては、サーバ301において取引額請
求情報を受信し、受信した取引額請求情報を、サーバ3
01において記憶されている加盟店別取引履歴管理ファ
イルおよび加盟店別取引集計履歴管理ファイル等の加盟
店別の1ヶ月ごとの取引額(合計値)情報が記憶されて
いるデータベースの情報と比較して正しい請求が行なわ
れていることを確認した後、銀行の口座振込み等の支払
い方法により請求額に対する支払いを行なう。
【0419】なお、ここでは、取引額請求情報の送信に
より取引額の請求を行なう例を示した。しかし、これに
限らず、そのような取引額の請求は、従来から一般的に
行なわれている請求書の送付(加盟店から遊技場への送
付)により行なうようにしてもよい。
【0420】また、この第2実施形態においては、1ヶ
月ごとに取引の決済を行なう例を示した。しかし、これ
に限らず、取引の決済は、遊技場および加盟店の営業上
の都合に合わせて、1日ごとまたは2週間ごと等のその
他の期間ごとに行なうようにしてもよい。
【0421】以下に、この第2実施形態において得られ
る主な効果をまとめて説明する。前述したように、持点
の精算に際して、会員の遊技者が、貨幣として使用する
場合の価値の大きさを特定可能な貨幣用価値としての景
品交換用の持点(景品交換により貨幣に交換可能な持
点)または電子マネー残金額と、遊技場での遊技にのみ
使用できる遊技用価値としてのプリペイド残金額とのい
ずれかを得るために、通常精算処理、電子マネー入金精
算処理、および、プリペイド入金精算処理という複数種
類の精算処理のいずれかを選択することができる。そし
て、その選択された精算処理の実行により得られた持点
または残金額(電子マネー残金額、プリペイド残金額)
が遊技者所有の会員カードの記録情報を用いて特定可能
にされる。このため、遊技者は、希望に応じた種類の精
算処理を受けることができる。これにより、遊技者のニ
ーズ(第1実施形態で説明したニーズと同様に各種生じ
るニーズ)に応じた精算処理を迅速に行なうことができ
る。また、精算処理により得られた持点、電子マネー残
金額、または、プリペイド残金額が遊技に用いられた会
員カードを用いて特定可能にされるので、会員カードを
所有する者に対しては精算の際に新たなカードの発行が
必要とならず、カードを有効利用することができる。
【0422】また、図38の処理に示されるように、プ
リペイド入金精算処理により、遊技の結果得られた持点
を精算する場合に、持点が遊技のために直接的に使用可
能なプリペイド金額に変換されるため、精算により得ら
れた価値を直ちに遊技のために使用することができる。
これにより、所持金が比較的少ない遊技者にとっては、
精算により得られた価値を遊技のために使用する場合の
手間(すなわち、たとえば景品交換、景品交換後の両
替、発行入金機でのプリペイド残金額の入金等の手間)
が省かれるので、パチンコ遊技機2aの稼働率を向上さ
せることができる。つまり、精算により得られた価値が
遊技のために直ちに使用できれば、遊技者がパチンコ遊
技機2aから離れる機会をできる限り少なくすることが
できので、パチンコ遊技機2の稼働率を向上させること
ができる。
【0423】また、図37の処理に示されるように、電
子マネー入金精算処理により持点を精算する場合に、持
点が遊技以外に貨幣の価値として直接的に使用できる電
子マネー金額に変換される。このため、持点の電子マネ
ーへの変換は、たとえば精算により得られた持点等の価
値を一旦特殊景品等の景品に交換した後において貨幣の
価値を得る場合と比べて、景品交換作業を省力化するこ
とができる。
【0424】また、図39の処理に示されるように、遊
技場において精算された景品交換用の持点、遊技用のプ
リペイド金額、および、商品購入等の取引用の電子マネ
ー金額が管理装置6において集中的に管理されるため、
その管理に基づいて、精算により得られた持点、プリペ
イド金額、および、電子マネー金額のセキュリティを向
上させることができる。
【0425】また、図35〜図38の処理に示したよう
に、電子マネー入金精算処理は、会員カードが使用され
ている場合にのみ実行できる。すなわち、カードの記録
情報に基づいてカードの所有者が特定できないプリペイ
ドカードの使用時には、持点を電子マネーの金額に変換
する精算が行なわれない。このため、電子マネーの金額
への変換はカードの所有者が特定できる会員カードが使
用された場合に限って行なわれる。つまり、会員カード
のようにカードの所有者が特定できれば、変換された電
子マネーの悪用を防ぐための管理を行なうことが可能に
なるので、遊技の結果得られた持点に基づいて電子マネ
ーを付与する場合のセキュリティを向上させることがで
きる。
【0426】また、図40および図42に示されるよう
に、加盟店400と遊技場300との間の情報通信に基
づいて、遊技場300において遊技場外での会員の電子
マネー残金額の利用状況が管理されるため、遊技場外に
おける会員の電子マネーの利用状況をリアルタイム管理
等により容易に管理することができる。
【0427】また、図27の個人履歴管理ファイルの表
示例に示されるように、会員カードの所有者個人別で、
遊技場300の外部における会員の電子マネー残金額の
利用状況が管理されるため、より明細に遊技場300の
外部における会員の電子マネー残金額の利用状況を管理
することができる。
【0428】また、図28の加盟店別取引集計管理ファ
イルおよび図29の加盟店別取引履歴管理ファイルの表
示例に示されるように、加盟店別に、会員の電子マネー
残金額の利用状況が管理されるため、より明細に遊技場
の外部における会員の電子マネー残金額の利用状況を管
理することができる。
【0429】また、図27〜図30等の表示例に示され
るように、サーバー301のモニタ305において、管
理している電子マネー残金額の利用状況が表示されるた
め、その利用状況を管理者が容易に把握することができ
る。
【0430】また、図28の加盟店別取引集計管理ファ
イルおよび図29の加盟店別取引履歴管理ファイルのデ
ータに示されるように、加盟店別に決済可能な態様で電
子マネー残金額の利用状況が予め管理されるため、決済
を行なう際の処理を簡略化することができる。
【0431】また、情報表示器18aにおいては、精算
可能な計数値が表示されるため、精算可能な計数値を遊
技者が容易に認識することができる。
【0432】第3実施形態 次に、第3実施形態について説明する。この第3実施形
態においては、第2実施形態のように遊技の結果得られ
た持点を、景品交換可能な持点、遊技にのみ使用可能な
プリペイド残金額、または、加盟店での商品の購入等の
取引に使用可能な電子マネー残金額として記録する他
に、特殊景品数としてカードに記録することが可能とな
る例を説明する。この第3実施形態では、第2実施形態
との相違点を主に説明する。
【0433】まず、この第3実施形態において使用され
るカードについて説明する。会員カードおよびプリペイ
ドカードとしては、図5等に示したICカード700が
用いられる。この第3実施形態における会員カードおよ
びプリペイドカードには、次に示すような情報が記録さ
れる。
【0434】図43は、第3実施形態による会員カード
およびプリペイドカードのEEPROM703内に記憶
(記録)される情報を説明するための説明図である。こ
の図43においては、プリペイドカードとして用いられ
る場合の記憶情報が(a)に示され、会員カードとして
用いられる場合の記憶情報が(b)に示されている。
【0435】図43の(a)を参照して、プリペイドカ
ードの場合は、ICカードのEEPROM703内に、
カードID番号741、カード種別742、発行店コー
ド743、発行日744、プリペイド残金額745、持
点746、特殊景品数747、セキュリティコード74
8、および、その他の情報749が記録される。
【0436】カードID番号741、カード種別74
2、発行店コード743、発行日744、プリペイド残
金額745、持点746、セキュリティコード748、
および、その他の情報749は、第2実施形態により説
明したものと同様の情報である。この第2実施形態のプ
リペイドカードの場合、遊技の結果得られた持点を特殊
景品数に変換した情報としての特殊景品数747も記録
される。この場合の特殊景品数は、特殊景品が貨幣に交
換可能な景品であることにより、貨幣の価値を特定可能
な貨幣用価値の情報の一種であると言える。
【0437】次に、図43の(b)を参照して、会員カ
ードの場合は、ICカードのEEPROM703内に、
カードID番号751、カード種別752、発行店コー
ド753、発行日754、プリペイド残金額755、電
子マネー残金額756、持点757、特殊景品数75
8、貯蓄持点759、セキュリティコード760、およ
び、その他の情報761が記録される。
【0438】カードID番号751、カード種別75
2、発行店コード753、発行日754、プリペイド残
金額755、電子マネー残金額756、持点757、セ
キュリティコード760、および、その他の情報761
は、第2実施形態により説明したものと同様の情報であ
る。また、特殊景品数758はプリペイドカードの場合
の特殊景品数747と同様の情報である。この第3実施
形態の会員カードの場合、遊技の結果得られた持点を特
殊景品数に変換した場合に生じた端数が貯蓄持点759
として記録される。ここで、貯蓄持点は、遊技場に預け
入れられた持点をいい、この例では当日以外の日におい
ても、景品交換することが可能な持点である。なお、こ
の貯蓄持点は、前述のように景品交換可能であることに
加えて、いつでも遊技に使用可能な持点として取扱うよ
うにしてもよい。また、この貯蓄持点は、景品交換不可
能であるが、遊技に使用可能な持点として取扱うように
してもよい。
【0439】この第3実施形態のハードウェアの構成
は、第2実施形態の場合と同様である。したがって、第
3実施形態において、ハードウェアの構成を特定する場
合には、第2実施形態で説明された名称および符号を用
いて説明する。
【0440】また、この第3実施形態の場合には、管理
装置6において、第2実施形態の管理装置の記録装置に
より記憶されるデータベ−スに加えて、特殊景品交換管
理データベースが記憶される。特殊景品交換管理データ
ベースにおいては、管理データが特殊景品交換管理ファ
イルに記憶される。また、この第3実施形態の場合は、
前述した第2実施形態において管理するデータに加え
て、特殊景品数および貯蓄持点を管理するため、会員管
理ファイルの構成および表示形式が第2実施形態の場合
(図25および図26参照)と異なる。
【0441】次に、第3実施形態による管理装置6のモ
ニタ65において表示される情報管理のための表示画面
について説明する。ここでは、第2実施形態の場合と異
なる特殊景品交換管理ファイルの表示画面と、会員管理
ファイルの表示画面とを説明する。
【0442】図44は、第3実施形態による管理装置6
のモニタ65に表示される特殊景品交換管理ファイルの
表示画面図である。図44を参照して、特殊景品交換管
理ファイルにおいては、遊技場内のすべての台間機1a
を対象として、遊技結果として得られた持点について、
特殊景品数に変換する精算(以下、特殊景品精算とい
う)が行なわれてプリペイドカードまたは会員カードに
記録された順に、データNo.が付され、各データN
o.に対応して、特殊景品精算処理が行なわれたカード
のカードID、精算処理を行なった台間機1aが設けら
れているパチンコ遊技機2aの台番号(台No.)、特
殊景品精算処理が実行された精算時間、精算対象となっ
た持点、変換により得られた特殊景品「大」(持点で8
00点相当の特殊景品)の数、変換により得られた特殊
景品「小」(持点で200点相当の特殊景品)の数、お
よび、特殊景品精算処理において生じた端数の持点のデ
ータが記憶され、管理される。
【0443】ここで、特殊景品交換管理ファイルにおい
て管理されるデータは、精算時に台間機1aから管理装
置6に送られてくる情報に基づいて把握される。ただ
し、特殊景品数および端数は、台間機1aから管理装置
6に送られてくる持点を特殊景品数に変換する演算を管
理装置6側で行なうことにより求められる。このような
特殊景品交換管理ファイルのデータは、記録装置66の
特殊景品交換管理データベースにおいて記憶されてい
る。そして、操作部67での入力操作に応じて、特殊景
品交換管理ファイルの記憶データが読出され、そのデー
タが図のような表示形式でモニタ65において表示され
る。
【0444】このような特殊景品交換管理ファイルのデ
ータが表示されれば、持点から変換された特殊景品数に
関する情報を容易に視認することができるので、そのよ
うな特殊景品数に関する情報の管理を容易に行なうこと
ができる。
【0445】次に、プリペイド残金額の精算に関する会
員管理ファイルを説明する。図45は、第3実施形態に
よる管理装置6のモニタ65に表示される会員管理ファ
イル(プリペイド)の表示画面図である。図45を参照
して、会員管理ファイル(プリペイド)においては、前
述した図25の会員管理ファイル(プリペイド)のデー
タに加えて、貯蓄持点のデータが記憶され、管理され
る。
【0446】ここで、会員カードIDに対応して管理さ
れるデータは、精算時に台間機1aから管理装置6に送
られてくるプリペイド入金精算情報および特殊景品精算
情報に基づいて把握される。ここで、特殊景品精算情報
は、特殊景品精算が行なわれた場合に台間機1aから管
理装置6に送信される情報であり、特殊景品精算のため
の処理を要求する特殊景品精算処理要求、挿入されてい
る会員カードのカードID、対応するパチンコ遊技機2
aの台番号、今回の遊技により得られた持点、返却に伴
う特殊景品精算のための処理が行なわれた時間である精
算時間、および、精算時のプリペイド残金額を含む特殊
景品精算情報を管理装置6に送信する。
【0447】また、会員管理ファイルのデータのうち、
貯蓄持点は、会員カードの使用時において、台間機1a
から管理装置6に送られてくる持点を特殊景品数に変換
する演算を行なった場合に生じた端数の持点を累積的に
加算していくことにより求められる。このような会員管
理ファイルのデータは、記録装置66において、会員管
理データベース66eに記憶されている。そして、操作
部67での入力操作に基づいて、会員管理ファイルの記
憶データが読出され、そのデータが図のような表示形式
でモニタ65において表示される。
【0448】また、このような会員管理ファイル(プリ
ペイド)のデータが表示されれば、会員カードのプリペ
イド残金額、会員カードにより貯蓄された貯蓄持点、お
よび、会員カードを用いた精算時の変換金額等の会員カ
ードの使用状況を容易に視認することができるので、そ
のような会員カードの使用状況に関する情報の管理を次
に、電子マネー残金額の精算に関する会員管理ファイル
を説明する。図46は、第3実施形態による管理装置6
のモニタ65に表示される会員管理ファイル(電子マネ
ー)の表示画面図である。
【0449】図46を参照して、電子マネー残金額の精
算に関する会員管理ファイルにおいては、会員登録され
た順に、データNo.が付されるととに会員カードのカ
ードIDが記憶され、各カードIDに対応して、精算前
の電子マネー残金額である入金残額、前述した貯蓄持
点、精算処理が実行された精算時間、金額に変換された
持点、該持点を変換して得られた変換金額、および、入
金後の更新電子マネー残金額(入金残額+変換金額)に
ついてのデータが記憶され、管理される。この会員管理
ファイル(電子マネー)で管理されるデータは、1日単
位で管理され、精算が行なわれるごとに会員カードID
以外の各データが更新される。
【0450】ここで、管理される各データは、精算時に
台間機1aから管理装置6に送られてくる電子マネー入
金精算情報特および殊景品精算情報に基づいて把握され
る。このような会員管理ファイル(電子マネー)のデー
タは、記録装置66において、前述した会員管理ファイ
ル(電子マネー)のデータとともに、会員管理データベ
ース66eに記憶されている。そして、操作部67での
入力操作に基づいて、会員管理ファイル(電子マネー)
の記憶データが読出され、そのデータが図のような表示
形式でモニタ65において表示される。
【0451】次に、第3実施形態による台間機制御処理
に含まれるプリペイドカード処理の処理内容を説明す
る。図47は、第3実施形態によるプリペイドカード処
理の処理内容を示すフローチャートである。このプリペ
イドカード処理は、第2実施形態による図36のプリペ
イドカード処理と置き換えられるものである。
【0452】まず、ステップSn(以下、単にSiとい
う)1〜Sn9により、前述した図36のプリペイドカ
ード処理におけるSh1〜Sh9と同様の処理が行なわ
れる。Sn1〜Sn9のうちのSn8により持点が
「0」であると判断された場合は、Sn21に進み、S
n21、Sn25、Sn26、および、Sn20(図3
6のSn16およびSn17の処理に相当する)によ
り、前述した図36のSh18〜Sh20、Sn16、
および、Sn17と同様の処理が行なわれる。
【0453】Sn9の後、Sn10に進み、今回の遊技
において得られた持点が「0」であるか否かの判断がな
される。Sn10により持点が「0」であると判断され
た場合は、Sn27に進み、Sn27、Sn28、およ
び、Sn20により、前述した図36のSh21、Sh
22、Sh16、および、Sh17と同様の処理が行な
われる。
【0454】一方、Sn10により持点が「0」ではな
いと判断された場合は、Sn13に進み、特殊景品精算
が選択されたか否かの判断がなされる。ここで、第3実
施形態の場合は、プリペイドカードの返却操作がなされ
た場合に、情報表示器18aにおいて、通常精算と、特
殊景品精算とのいずれか一方の選択を要求する選択画面
が表示される。その選択画面には、通常精算を選択する
場合に操作する精算キーと、特殊景品精算を選択する場
合に操作する特殊景品キーとが表示され、遊技者がいず
れかのキーを操作する。Sn13では、その選択画面に
おいてキー操作がなされた場合にどちらの精算が選択さ
れたかを判断しているのである。Sn13においては、
特殊景品キーが操作された場合に、特殊景品精算が選択
された(Yes)と判断し、精算キーが操作された場合
に、特殊景品精算が選択されずに通常精算が選択された
(No)と判断する。
【0455】Sn13により特殊景品精算が選択されて
いないと判断された場合は、Sn22に進み、Sn22
〜Sn24、Sn19、および、Sn20により、図3
6のSh13〜Sh17と同様の通常精算の場合の処理
が実行される。一方、Sn13により特殊景品精算が選
択されていると判断された場合は、Sn14に進み、前
述した特殊景品精算処理要求、カードID、台番号、持
点、精算時間、および、プリペイド残金額を含む特殊景
品精算情報を管理装置6に送信する処理がなされる。こ
のように送信された特殊景品精算情報を管理装置6が受
信した場合、管理装置6では,特殊景品精算情報に対応
して予め定められた処理を実行し、処理の終了に伴っ
て、処理終了情報、管理装置6側で求めた特殊景品数情
報(大,小)、および、特殊景品に変換できない端数情
報を返信する。
【0456】次に、Sn15に進み、処理終了情報の返
信があったか否かの判断がなされる。Sn15では、処
理終了情報の返信を待ってSn16に進む。Sn16で
は、処理終了情報に伴って返信された特殊景品数(大,
小)を、挿入されているプリペイドカードに記録媒体す
るとともに、情報表示部18aに表示させる処理がなさ
れる。その後、Sn19に進み、Sn19およびSn2
0により表示の消去、メモリのクリア、および、プリペ
イドカードの返却がなされ、このプリペイドカード処理
が終了する。
【0457】次に、第3実施形態による台間機制御処理
に含まれる会員カード処理の処理内容を説明する。図4
8は、第3実施形態による会員カード処理の処理内容を
示すフローチャートである。この会員カード処理は、第
2実施形態による図37の会員カード処理と置き換えら
れるものである。
【0458】まず、ステップSo(以下、単にSoとい
う)1〜So9により、前述した図37の会員カード処
理におけるSi1〜Si9と同様の処理が行なわれる。
So1〜So9のうちのSo8により持点が「0」であ
ると判断された場合は、So34に進み、So34、S
o35、So20、および、So21(Si16および
Si17に相当)により、図37のSi30、Si3
1、および、Si15〜Si17と同様の処理が行なわ
れる。
【0459】So9の後、So10に進み、今回の遊技
において得られた持点が「0」であるか否かの判断がな
される。So10により持点が「0」であると判断され
た場合は、前述したSo34に進み、図37の場合と同
様の処理が行なわれる。
【0460】一方、So10により持点が「0」ではな
いと判断された場合は、Sn11に進み、特殊景品精算
が選択されたか否かの判断がなされる。ここで、第3実
施形態の場合は、会員カードの返却操作がなされた場合
に、情報表示器18aにおいて、通常精算、入金精算、
特殊景品精算のうちの一つの選択を要求する選択画面が
表示される。その選択画面には、図21の(f)に示し
た入金キー196および精算キー197の他に特殊景品
精算を選択する場合に操作する特殊景品キーが表示さ
れ、遊技者がいずれかのキーを操作する。So11で
は、その選択画面においてキー操作がなされた場合にど
ちらの精算が選択されたかを判断しているのである。S
o11においては、特殊景品キーが操作された場合に、
特殊景品精算が選択された(Yes)と判断し、それ以
外のキーが操作された場合に、特殊景品精算が選択され
ずに他のキーが選択された(No)と判断する。
【0461】So11により特殊景品精算が選択された
と判断された場合は、後述するSo15に進む。一方、
So11により特殊景品精算が選択されていないと判断
された場合は、So22に進み、入金精算が選択された
か否かの判断がなされる。So22では、入金キーが操
作された場合に、入金精算が選択された(Yes)と判
断し、それ精算キーが操作された場合に、特殊景品精算
が選択されずに通常精算が選択された(No)と判断す
る。
【0462】So22により入金精算が選択されていな
いと判断された場合は、通常精算が選択された場合であ
り、So27に進み、So27〜So29、So20、
および、Sn21により、図37のSi12〜Si17
と同様の通常精算の処理が実行される。一方、So22
により入金精算が選択されていると判断された場合は、
So22aに進み、前述した図37のSi11aと同様
に、前述した入金種類選択画面の表示において、入金精
算の種類が選択された場合に、プリペイド入金精算が選
択されたか否かの判断がなされる。
【0463】So22aによりプリペイド入金精算が選
択されたと判断されていない場合は、後述する図49に
示されたSo30に進む。一方、So22aによりプリ
ペイド入金精算が選択されておらず、電子マネー入金精
算が選択されたと判断された場合は、So23に進み、
電子マネー入金精算処理要求、会員カードのカードI
D、精算時間、現在の電子マネー残金額、遊技により得
られた持点、および、現在のプリペイド残金額を含む電
子マネー入金精算情報を管理装置6に送信する処理がな
される。このように送信された電子マネー入金精算情報
を管理装置6が受信した場合、管理装置6では,電子マ
ネー入金精算情報に対応して予め定められた処理を実行
し、処理の終了に伴って、処理終了情報と、管理装置6
側で求めた電子マネー入金額を加算した後の電子マネー
残金額とを返信する。
【0464】次に、So24に進み、処理終了情報の返
信があったか否かの判断がなされる。So24では、処
理終了情報の返信を待ってSo25に進む。So25で
は、処理終了情報に伴って返信された加算後の電子マネ
ー残金額を、挿入されている会員カードの電子マネー残
金額として更新記録する処理がなされる。そして、So
26に進み、返信されてきた加算後の電子マネー残金額
を情報表示部18aに表示させる処理がなされる。その
後、So20に進み、So20およびSo21により会
員カードの返却、表示の消去、および、メモリのクリア
がなされ、この会員カード処理が終了する。
【0465】また、So22aによりプリペイド入金精
算が選択されたと判断されて図49に示されたSo30
に進んだ場合は、プリペイド入金精算処理要求、会員カ
ードのカードID、精算時間、現在のプリペイド残金
額、および、遊技により得られた持点を含むプリペイド
入金精算情報を管理装置6に送信する処理がなされる。
このように送信されたプリペイド入金精算情報を管理装
置6が受信した場合、管理装置6では,プリペイド入金
精算情報に対応して予め定められた処理を実行し、処理
の終了に伴って、処理終了情報と、管理装置6側で求め
たプリペイド入金額を加算した後のプリペイド残金額と
を返信する。
【0466】次に、So31に進み、処理終了情報の返
信があったか否かの判断がなされる。So31では、処
理終了情報の返信を待ってSo32に進む。So32で
は、処理終了情報に伴って返信された加算後のプリペイ
ド残金額を、挿入されている会員カードのプリペイド残
金額として更新記録する処理がなされる。そして、So
33に進み、返信されてきた加算後のプリペイド残金額
を情報表示部18aに表示させる処理がなされる。その
後、So20に進み、So20およびSo21により会
員カードの返却、表示の消去、および、メモリのクリア
がなされ、この会員カード処理が終了する。
【0467】また、前述したSo11により特殊景品精
算が選択されたと判断されてSo15に進んだ場合は、
So15〜So17により、会員カードを対象として前
述した図47のSn14〜Sn16と同様の処理が行な
われる。次に、So18に進み、管理装置6から返信さ
れた情報に基づいて、特殊景品に交換できない端数の持
点が存在するか否かの判断がなされる。So18により
端数が存在しないと判断された場合は、So20に進
み、So20およびSo21により会員カードの返却、
表示の消去、および、メモリのクリアがなされ、この会
員カード処理が終了する。一方、So18により端数が
存在すると判断された場合は、So19に進み、管理装
置6から返信された端数の情報に基づいて、その端数分
の持点を貯蓄持点として会員カードに記録する処理がな
される。その後、So20に進み、So20およびSo
21により会員カードの返却、表示の消去、および、メ
モリのクリアがなされ、この会員カード処理が終了す
る。このように会員カードが使用された場合の特殊景品
精算において端数の持点が生じれば、その端数が貯蓄持
点として貯蓄されるので、端数がむだにならないように
することが可能になる。
【0468】次に、第3実施形態による管理装置6にお
ける情報管理のための制御動作を説明する。図50およ
び図51は、第3実施形態による管理装置6における情
報管理のための制御動作を実行させる管理制御処理の処
理内容を示すフローチャートである。
【0469】この管理制御処理は、第2実施形態による
図39の管理制御処理と置き換えられるものである。
【0470】まず、ステップSp(以下、単にSpとい
う)1、Sp1a、および、Sp2〜Sp6により、前
述した図39の管理制御処理におけるSj1、Sj1
a、および、Sj2〜Sj6と同様の処理が行なわれ
る。
【0471】Sp6により電子マネー入金精算処理の要
求(前述した入金精算情報の受信)がないと判断された
場合は、後述するSp12に進む。一方、電子マネー入
金精算処理の要求があると判断された場合は、Sp7に
進み、受信した持点に所定の換金率を乗算することによ
り、持点を変換金額αに変換して記憶する処理がなされ
る。そして、Sp8に進み、次のような処理が行なわれ
る。前述した会員管理ファイル(電子マネー)におい
て、電子マネー入金精算情報として受信した会員カード
IDを検索し、検索により探し出したカードIDに対応
して、当該電子マネー入金精算に関する管理データを記
録する処理がなされる。具体的には、該当するカードI
Dに対応するデータについて、入金残額のデータを前回
の更新電子マネー残金額のデータに更新し、精算時間の
データを受信した精算時間のデータに更新し、持点のデ
ータを受信した持点のデータに更新し、変換金額のデー
タを前述したSp7により求めた変換金額αのデータに
更新し、更新電子マネー残金額のデータを、受信した電
子マネー残金額のデータに変換金額αを加算した結果の
電子マネー残金額に、更新する処理が行なわれる。
【0472】次に、Sp8aに進み、次のような処理が
行なわれる。受信した電子マネー入金精算情報に基づい
て、前述した精算管理ファイルにおいて、電子マネー入
金精算に関する情報として、会員カードのカードID、
台番号、持点、および、精算時間のデータと、当該精算
が電子マネー入金である旨を示すデータとを記録する処
理がなされる。
【0473】次に、Sp9に進み、Sp9およびSp1
0により、図39に示されたSj9およびSj10と同
様の処理が行なわれる。Sp10により処理終了情報を
受けた場合は、Sp11に進み、Sp8により得られた
変換金額αの加算後の電子マネー残金額の情報を電子マ
ネー入金精算情報の送信元装置、すなわち、この場合に
は送信元の台間機1aへ送信する処理がなされる。次
に、Sp27に進み、電子マネー入金精算情報の送信元
装置、すなわち、この場合には送信元の台間機1aへ処
理終了情報が送信される。その後、この管理制御処理が
終了する。
【0474】また、前述したSp6により電子マネー入
金精算処理の要求がないと判断されてSp12に進んだ
場合は、特殊景品精算処理の要求(前述した特殊景品精
算情報の受信)があるか否かの判断がなされる。Sp1
2により特殊景品精算処理の要求がないと判断された場
合は、後述するSp16に進む。一方、Sp12により
特殊景品精算処理の要求があると判断された場合は、S
p13に進み、次のように持点を特殊景品に変換する処
理がなされる。まず、受信した持点を、1個の特殊景品
「大」の景品交換に必要な持点数(特殊景品「大」交換
単位点数)で除算することにより、持点を特殊景品
「大」数βに変換して記憶する。そして、特殊景品
「大」数βに変換した余りの持点を、1個の特殊景品
「小」の景品交換に必要な持点数(特殊景品「小」交換
単位点数)で除算することにより、余りの持点を特殊景
品「小」数γに変換して記憶する処理がなされる。そし
て、特殊景品「小」数γに変換した余りの持点を端数θ
として記憶する処理がなされる。
【0475】次に、Sp13aに進み、前述した特殊景
品管理ファイル(図44参照)において、当該特殊景品
精算処理による新たな管理データを記録する処理がなさ
れる。具体的には、受信したカードIDに対応して、受
信した台番号、受信した精算時間、受信した持点、Sp
13により求められた特殊景品「大」数β、Sp12に
より求められた特殊景品「小」数γ、および、Sp13
により求められた端数θを新たな管理データとして特殊
景品管理ファイルに記録する。
【0476】次に、Sp14に進み、次のような処理が
行なわれる。受信した特殊景品精算情報に基づいて、前
述した精算管理ファイルにおいて、特殊景品精算に関す
る情報として、会員カードのカードID、台番号、持
点、および、精算時間のデータと、当該精算が特殊景品
精算である旨を示すデータとを記録する処理がなされ
る。
【0477】次に、Sp14aに進み、受信したカード
IDに基づいて、会員カードが使用された場合の特殊景
品処理を行なう場合であるか否かが判断される。ここ
で、プリペイドカードおよび会員カードのすべてのカー
ドIDは、管理装置6において登録されているため、特
殊景品精算情報に含まれるカードIDを登録データにお
いて調査することにより、会員カードが使用された場合
であるか否かが判断されるのである。
【0478】Sp14aにより会員カードが使用された
場合ではないと判断された場合は、後述するSp15に
進む。一方、Sp14aにより会員カードが使用された
場合であると判断された場合は、Sp14bに進み、前
述したSp13により求められた端数θが「0」である
か否かの判断がなされる。Sp14bにより端数θが
「0」であると判断された場合は、後述するSp15に
進む。一方、Sp14bにより端数θが「0」ではない
と判断された場合は、Sp14bに進み、前述した前述
した会員管理ファイル(プリペイドおよび電子マネー)
において、特殊景品精算情報として受信した会員カード
IDを検索し、検索により探し出したカードIDに対応
して、当該特殊景品精算に関する新たな管理データを記
録する処理がなされる。具体的には、受信したカードI
Dに対応して、受信した精算時間を新たな管理データと
して更新記録するとともに、Sp12により求められた
端数θを今回の特殊景品精算により得られた貯蓄持点と
して元の貯蓄持点に加算し、貯蓄持点を更新記録する。
Sp14bの後、Sp15に進む。
【0479】Sp15に進んだ場合は、Sp13により
求められた特殊景品「大」数β、特殊景品「小」数γ、
および、端数θの情報を送信元の装置、すなわち、特殊
景品精算情報の送信元の台間機1aに送信する処理がな
される。その後、Sp27に進み、特殊景品精算情報の
送信元の台間機1aへ処理終了情報が送信される。その
後、この管理制御処理が終了する。
【0480】また、前述したSp12により特殊景品精
算処理の要求がないと判断されてSp16に進んだ場合
は、通常精算処理の要求(前述した通常精算情報の受
信)があるか否かの判断がなされる。Sp16により通
常精算処理の要求がないと判断された場合は、後述する
Sp19に進む。一方、Sp16により通常精算処理の
要求があると判断された場合は、Sp17に進み、受信
した通常精算情報に基づいて、前述した精算管理ファイ
ルにおいて、通常精算に関する情報として、カードID
(プリペイドカードまたは会員カードのカードID)、
台番号、持点、および、精算時間のデータを記録する処
理がなされる。そして、Sp27に進み、プリペイド入
金精算情報の送信元装置、すなわち、この場合には送信
元の台間機1aへ処理終了情報が送信される。その後、
この管理制御処理が終了する。
【0481】また、前述したSp16により特殊景品精
算処理の要求がないと判断されてSp19に進んだ場合
(図51参照)は、プリペイド入金精算処理の要求(前
述したプリペイド入金精算情報の受信)があるか否かの
判断がなされる。プリペイド入金精算処理の要求がない
と判断された場合は、この管理制御処理が終了する。一
方、プリペイド入金精算処理の要求があると判断された
場合は、Sp20に進み、持点を金額に変換する場合に
生じる貸出単位額変換数(精算した場合に前述した貸出
単位額と一致する額に変換される持点数)に満たない端
数を求めるために、受信した持点を貸出単位額変換数で
除算し、その商eとその余りfとを求める演算処理がな
され、求められた値がメモリに記憶される。この演算に
より得られた余りfが端数である。
【0482】次に、Sp21に進み、端数が生じない値
の持点(受信した持点−端数f)に所定の換金率を乗算
することにより、持点を変換金額αに変換して記憶する
処理がなされる。次に、Sp22に進み、今回のプリペ
イド入金精算処理において端数f(Sp20参照)が生
じているか否かの判断がなされる。つまり、精算時にお
ける持点によっては端数fがない場合もあるため、ここ
では、前述したSp20での演算において端数fが生じ
たか否かを判断しているのである。
【0483】Sp22により端数fがないと判断された
場合は、Sp23に進み、次のような処理が行なわれ
る。前述した会員管理ファイル(プリペイド)におい
て、プリペイド入金精算情報として受信した会員カード
IDを検索し、検索により探し出したカードIDに対応
して、持点の貯蓄を伴うプリペイド入金精算に関する管
理データを記録する処理がなされる。具体的には、該当
するカードIDに対応するデータについて、入金残額の
データを前回のプリペイド残金額のデータに更新し、精
算時間のデータを受信した精算時間のデータに更新し、
持点のデータを受信した持点のデータに更新し、変換金
額のデータを前述したSp21により求めた変換金額α
のデータに更新し、更新プリペイド残金額のデータを、
受信したプリペイド残金額のデータに変換金額αを加算
した結果のプリペイド残金額に更新する処理が行なわれ
る。
【0484】一方、Sp22により端数fがあると判断
された場合は、Sp24に進み、次のような処理が行な
われる。前述した会員管理ファイル(プリペイド)にお
いて、プリペイド入金精算情報として受信した会員カー
ドIDを検索し、検索により探し出したカードIDに対
応して、持点の貯蓄を伴うプリペイド入金精算に関する
管理データを記録する処理がなされる。具体的には、該
当するカードIDに対応するデータについて、入金残額
のデータを前回のプリペイド残金額のデータに更新し、
貯蓄持点のデータをSp20により求められた端数fを
加算した結果の貯蓄持点に更新し、精算時間のデータを
受信した精算時間のデータに更新し、持点のデータを受
信した持点のデータに更新し、変換金額のデータを前述
したSp21により求めた変換金額αのデータに更新
し、更新プリペイド残金額のデータを、受信したプリペ
イド残金額のデータに変換金額αを加算した結果のプリ
ペイド残金額に更新する処理が行なわれる。
【0485】Sp23またはSp24の後、Sp25に
進み、受信したプリペイド入金精算情報に基づいて、前
述した精算管理ファイルにおいて、プリペイド入金精算
に関する情報として、会員カードのカードID、台番
号、持点、および、精算時間のデータと、当該精算がプ
リペイド入金である旨を示すデータとを記録する処理が
なされる。
【0486】次に、Sp26に進み、Sp23またはS
p24により得られた変換金額αの加算後のプリペイド
残金額の情報をプリペイド入金精算情報の送信元装置、
すなわち、この場合には送信元の台間機1aへ送信する
処理がなされる。次に、Sp27に進み、プリペイド入
金精算情報の送信元装置、すなわち、この場合には送信
元の台間機1aへ処理終了情報が送信される。その後、
この管理制御処理が終了する。
【0487】また、ここでは、図示を省略しているが、
Sp1a、Sp8、Sp13a、および、Sp17のそ
れぞれが実行された場合に、それらに付随して、前述し
た会員管理ファイル(プリペイド)において、それぞれ
の処理時に受信した情報に含まれるプリペイド残金額に
より、更新プリペイド残金額のデータを更新する処理が
なされる。このような処理が行なわれることにより、会
員管理ファイル(プリペイド)に記憶されたプリペイド
残金額は、プリペイド入金処理が行われたか否かにかか
わらず、最新の金額となる。
【0488】以下に、この第3実施形態において得られ
る主な効果をまとめて説明する。前述したように、持点
の精算に際して、会員の遊技者が、貨幣として使用する
場合の価値の大きさを特定可能な貨幣用価値としての景
品交換用の持点(景品交換により貨幣に交換可能な持
点)、電子マネー残金額、または、特殊景品数と、遊技
場での遊技にのみ使用できる遊技用価値としてのプリペ
イド残金額とのいずれかを得るために、通常精算処理、
電子マネー入金精算処理、特殊景品精算処理、および、
プリペイド入金精算処理という複数種類の精算処理のい
ずれかを選択することができる。そして、その選択され
た精算処理の実行により得られた持点、残金額(電子マ
ネー残金額、プリペイド残金額)、または、特殊景品数
が遊技者所有の会員カードの記録情報を用いて特定可能
にされる。このため、遊技者は、希望に応じた種類の精
算処理を受けることができる。これにより、遊技者のニ
ーズに応じた精算処理を迅速に行なうことができる。ま
た、精算処理により得られた持点、電子マネー残金額、
特殊景品数、または、プリペイド残金額が遊技に用いら
れた会員カードを用いて特定可能にされるので、会員カ
ードを所有する者に対しては精算の際に新たなカードの
発行が必要とならず、カードを有効利用することができ
る。
【0489】また、図49の処理に示されるように、プ
リペイド入金精算処理により、遊技の結果得られた持点
を精算する場合に、持点が遊技のために直接的に使用可
能なプリペイド金額に変換されるため、精算により得ら
れた価値を直ちに遊技のために使用することができる。
これにより、精算により得られた価値を遊技のために使
用する場合の手間が省かれるので、パチンコ遊技機2a
の稼働率を向上させることができる。
【0490】また、図48の処理に示されるように、電
子マネー入金精算処理により持点を精算する場合に、持
点が遊技以外に貨幣の価値として直接的に使用できる電
子マネー金額に変換される。このため、持点の電子マネ
ーへの変換は、たとえば精算により得られた持点等の価
値を一旦特殊景品等の景品に交換した後において貨幣の
価値を得る場合と比べて、景品交換作業を省力化するこ
とができる。
【0491】また、図50および図51の処理に示され
るように、遊技場において精算された景品交換用の持
点、遊技用のプリペイド金額、商品購入等の取引用の電
子マネー金額、および、景品交換数が管理装置6におい
て集中的に管理されるため、その管理に基づいて、精算
により得られた持点、プリペイド金額、電子マネー金
額、および、景品交換数のセキュリティを向上させるこ
とができる。
【0492】また、図50に示されるように、電子マネ
ー入金精算処理は、会員カードが使用されている場合に
のみ実行できる。すなわち、カードの記録情報に基づい
てカードの所有者が特定できないプリペイドカードの使
用時には、持点を電子マネーの金額に変換する精算が行
なわれない。このため、電子マネーの金額への変換はカ
ードの所有者が特定できる会員カードが使用された場合
に限って行なわれる。つまり、会員カードのようにカー
ドの所有者が特定できれば、変換された電子マネーの悪
用を防ぐための管理を行なうことが可能になるので、遊
技の結果得られた持点に基づいて電子マネーを付与する
場合のセキュリティを向上させることができる。
【0493】また、この第3実施形態の場合も、第2実
施形態の場合と同様の構成により、加盟店と遊技場との
間の情報通信に基づいて、遊技場において遊技場外での
会員の電子マネー残金額の利用状況が管理されるため、
遊技場外における会員の電子マネーの利用状況をリアル
タイム管理等により容易に管理することができる。
【0494】また、この第3実施形態の場合も、第2実
施形態の場合と同様の構成により、個人履歴管理ファイ
ルにより、会員カードの所有者個人別で、遊技場の外部
における会員の電子マネー残金額の利用状況が管理され
るため、より明細に遊技場の外部における会員の電子マ
ネー残金額の利用状況を管理することができる。
【0495】また、この第3実施形態の場合も、第2実
施形態の場合と同様の構成により、加盟店別取引集計管
理ファイルおよび加盟店別取引履歴管理ファイルによ
り、加盟店別に、会員の電子マネー残金額の利用状況が
管理されるため、より明細に遊技場の外部における会員
の電子マネー残金額の利用状況を管理することができ
る。
【0496】また、この第3実施形態の場合も、第2実
施形態の場合と同様の構成により、遊技場におけるサー
バーのモニタにおいて、管理している電子マネー残金額
の利用状況が表示されるため、その利用状況を管理者が
容易に把握することができる。
【0497】また、この第3実施形態の場合も、第2実
施形態の場合と同様の構成により、加盟店別取引集計管
理ファイルおよび加盟店別取引履歴管理ファイルのデー
タにより、加盟店別に決済可能な態様で電子マネー残金
額の利用状況が予め管理されるため、決済を行なう際の
処理を簡略化することができる。
【0498】また、図47の処理および図48の処理に
示したように、持点を貨幣用価値として精算する場合
に、持点が貨幣に交換可能な特殊景品数に変換されるの
で、景品交換前の段階ですでに特殊景品の価値の大きさ
が明らかとなっている。このため、景品交換時において
精算により得られた価値を特殊景品数に変換する処理を
経て景品交換する場合と比べて、景品交換作業を省力化
することができる。
【0499】また、図50および図51の処理に示した
ように、持点の精算時において持点を特殊景品数、プリ
ペイド入金金額、および電子マネー入金金額に変換する
処理が管理装置6により実行されるため、たとえば台間
機1aおよびパチンコ遊技機2a等の管理装置6以外に
おける持点の精算のための処理を簡素化することができ
る。
【0500】また、図51の処理に示したように、持点
を精算した場合のプリペイド入金金額の大きさが遊技に
使用可能な最低限の大きさ(貸出単位額)に満たないよ
うな端数の持点がプリペイド入金のために精算されない
ため、遊技に使用可能な単位で持点を精算することがで
きる。さらに、そのような貸出単位額に満たない端数と
なる持点が、会員カードの記録情報に基づいて所有者が
特定可能であることを条件として、持点として精算せず
に貯蓄されるため、その貯蓄に基づいて、そのままでは
遊技に使用不可能な端数となる持点を無駄にせず遊技に
使用可能なようにすることができる。
【0501】また、この第3実施形態の場合も、第2実
施形態の場合と同様の構成により、加盟店別取引集計管
理ファイルおよび加盟店別取引履歴管理ファイルのデー
タに示されるように、加盟店別に決済可能な態様で電子
マネー残金額の利用状況が予め管理されるため、決済を
行なう際の処理を簡略化することができる。
【0502】また、その他、第3実施形態においては、
第1および第2実施形態と共通する構成および制御処理
について、各実施形態で得られる効果と同様の効果を得
ることができる。
【0503】第4実施形態 次に、第4実施形態について説明する。この第4実施形
態においては、遊技場と加盟店との間に取引の決済が第
3者機関が介在して行なわれる例を説明する。
【0504】図52は、第4実施形態による情報管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。この図52につ
いては、前述した第2実施形態と共通する部分には同一
の符号を付し、重複した説明を繰返し行なわない。
【0505】図52を参照して、銀行600において
は、管理システムを構成する装置として、遊技場300
および加盟店400のそれぞれに設けられたサーバと同
様の構成を有するサーバ601aと、遊技場300およ
び加盟店400の取引情報を管理してその取引の決済を
行なうことが可能な中央装置601bとを含む。この場
合の遊技場300内で行なわれる情報の管理態様は、前
述した第2実施形態または第3実施形態のどちらの管理
態様で行なわれてもよい。
【0506】サーバ601aはATM通信網500に接
続されている。中央装置601bは、サーバ601aと
の間で情報通信を行なうための通信部615と、取引情
報の管理および取引の決済等の取引に関する情報の管理
のための制御を行なう制御部610と、遊技場300お
よび加盟店400のそれぞれの預金口座に関する情報等
の取引の決済に用いられる各種情報のデータベースが記
憶された記録装置616とを含んでいる。ここで、図中
においては、記録装置616内に、一例として、ある1
つの遊技場の預金口座Aと、ある複数の加盟店の預金口
座B,C,Dとの間での決済時の金額の流れが矢印によ
り示されている。
【0507】制御部610は、制御中枢としてのCPU
612と、制御用プログラムを記憶しているROM61
3と、CPUのワーキングエリアとしてのRAM611
とが設けられている。この制御部610においては、C
PU612が、ROM613に記憶された制御用プログ
ラムを実行し、RAM611をワーキングエリアとして
用いて各種の制御を行なう。その制御の際には、CPU
612がI/Oポート614を介して記録装置616等
の各種機器と情報のやり取りをする。制御部610は、
通信部615を介してサーバ601aと情報の通信を行
なう。
【0508】加盟店400においては、サーバ401が
会員カードを用いた取引において会員カードから購入金
額として引落とした金額、すなわち、取引額を、会員が
登録された遊技場別に1日分累積加算し、合計値を求め
る。そして、その翌日に、遊技場別の前日分の累積取引
額の情報(遊技場別合計取引額情報)を決済のために銀
行600に送信する。
【0509】銀行600では、サーバ601aが各加盟
店400から送られてきた遊技場別取引額情報を受信
し、それをさらに遊技場別に整理してデータベース(図
示省略)に記録する。そして、サーバ601aでは、そ
のようにデータベースに記録された遊技場別の加盟店と
の取引額の情報を制御部610に与える。制御部610
では、記録装置616での預金口座が記憶されたデータ
ベースにおいて、サーバ601aから受けた遊技場別の
加盟店との取引額の情報に基づき、取引があった各遊技
場の預金口座から各加盟店の預金口座へ前日分の取引額
を移動させる。このような取引額の移動により、各遊技
場300と各加盟店400との間での前日分の取引額の
決済が行なわれる。
【0510】銀行600において預金口座間での金額の
移動により決済が行なわれた場合には、制御部610か
らサーバ600aを介して、決済の対象となった遊技場
300および加盟店400に対し、決済日、決済額、お
よび、決済の対象の相手側の遊技場(加盟店へ送信する
場合)または加盟店(遊技場へ送信する場合)を特定し
た情報を含む決済情報を送信する。このような決済情報
を受けた遊技場および加盟店の各々では、サーバによ
り、決済情報により特定される決済の内容と、自店で記
憶している前日の取引の情報とを比較し、正しい決済が
行なわれたか否かを確認する。
【0511】なお、この第4実施形態においては、1日
ごとに取引の決済を行なう例を示した。しかし、これに
限らず、取引の決済は、遊技場および加盟店の営業上の
都合に合わせて、1ヶ月ごと等のその他の期間ごとに行
なうようにしてもよい。また、決済は、取引があるごと
にリアルタイムで行なうようにしてもよい。
【0512】また、この第4実施形態においては、遊技
場300および加盟店400のそれぞれに通信データ管
理用のサーバを設けた例を示した。しかし、これに限ら
ず、遊技場300および加盟店400にサーバを設け
ず、銀行600のサーバ602が主体となって遊技場3
00および加盟店400のそれぞれとの間の通信データ
の管理を行なうようにしてもよい。具体的には、遊技場
300および加盟店400が、取引に関する情報を集計
せずに銀行600のサーバ602に送信し、銀行600
側のサーバ602において取引に関する情報を集計し、
その集計した取引情報に基づいて、前述したような決済
を行なうようにしてもよい。そのようにすれば、遊技場
300および加盟店400のそれぞれにおける情報処理
に関する処理負担を軽減することができる。
【0513】また、この第4実施形態においては、取引
の決済に関与する第三者として銀行を例に挙げた。しか
し、これに限らず、このような第三者としては、銀行以
外の金融機関であってもよく、または、金融機関以外の
情報管理機関であってもよい。金融機関以外の情報管理
機関の一例としては、遊技場および加盟店が加盟してい
る情報管理システムを運営する情報管理機関等が挙げら
れる。そのように情報管理機関が取引の決済に関与する
場合には、情報管理機関が、前述した銀行と同様に、遊
技場別および加盟店別に決済可能な態様で電子マネー残
金額の利用状況を管理する。但し、単なる情報管理機関
では、前述した銀行のように預金口座間での直接的な預
金の移動ができない。このため、情報管理機関では、遊
技場別に取引があった加盟店への取引金額の支払い指示
情報を含む決済に関する決済情報を送信するとともに、
加盟店別に決済の内容を示す決済情報を送信し、各遊技
場側が受信した決済情報に基づいて加盟店へ取引金額を
支払い、加盟店側が受信した決済情報に基づいて各遊技
場から決済のために支払われた金額を確認するようにし
てもよい。
【0514】以上に示した第4実施形態によれば、第3
者機関により、加盟店別に決済可能な態様で電子マネー
残金額の利用状況が管理される。このように、第3者機
関により加盟店別に決済可能な態様で電子マネー残金額
の利用状況が予め管理されるため、決済を行なう際の処
理を簡略化することができる。
【0515】また、第4実施形態においては、第1〜第
3実施形態と共通する構成および制御処理について、各
実施形態で得られる効果と同様の効果を得ることができ
る。
【0516】次に、本発明の変形例等の特徴を列挙して
説明する。 (1) 前述したように、第1〜第4実施形態において
は、プリペイドカード、精算カード、会員カードとし
て、接触型のICカードを用いる例を説明した。しか
し、これに限らず、これらのカードとしては、非接触型
のICカードを用いてもよい。また、これらのカードと
しては、ICカードの他に、磁気カード等のその他の記
録媒体を用いてもよい。第1実施形態の各台計数機の構
成では、プリペイドカードと精算カードとが共通の記録
媒体であることが必要であり、第2実施形態の台間機の
構成では、会員カードとプリペイドカードとが共通の記
録媒体であることが必要である。しかし、第1実施形態
の各台計数機を構成が異なる2種類のカードが発行可能
なようにしてもよい。そのようにすれば、プリペイドカ
ードと精算カードとを異なる構成のカードとすることが
できる。また、第2実施形態の台間機を構成が異なる2
種類のカードを処理できるようにしてもよい。そのよう
にすれば、プリペイドカードと会員カードとを異なる構
成のカードとすることができる。
【0517】(2) 前述した第1〜第4実施形態にお
いて、プリペイドカードの回収については、台間機内に
回収したカードを係員が手作業で集める例を示したが、
遊技機設置島の内側において、各遊技機の裏面側を通る
搬送経路を設け、台間機で回収したカードをその搬送経
路に送り、その搬送経路により遊技機設置島の一端側に
設けられたカード回収箱に一括的に集めるようにしても
よい。さらに、そのようにカード回収箱に集めたカード
をカード発行機へ送るカード搬送経路を設け、そのカー
ド搬送経路によりカード発行機(第1実施形態の場合は
カード発行機、第2〜第4実施形態の場合は発行入金
機)のカードストッカへカードを送り、その送ったカー
ドをプリペイドカードの発行に使用できるようにしても
よい。また、第1実施形態の場合は、台間機から各台計
数機へ回収カードを搬送できるようにし、その回収カー
ドをプリペイドカードまたは精算カードとして、再使用
できるように構成してもよい。
【0518】(3) 前述した第3実施形態では、プリ
ペイドカードを用いた特殊景品数への精算時に端数の持
点が生じた場合には、その端数を貯蓄できるようにした
例を示した。しかし、これに限らず、特殊景品数への精
算時に端数の持点が生じた場合には、その端数を持点と
して遊技に用いることができるようにしてもよい。
【0519】(4) 前述した第2〜第4実施形態で
は、遊技場300および加盟店400の各々にサーバを
設けた例を示した。しかし、これに限らず、サーバを設
けず、各サーバの機能を遊技場300内および加盟店4
00の各々に設けられた他の装置(たとえば、遊技場で
は管理装置6等、加盟店400ではPOS402等)に
代用させるようにしてもよい。
【0520】(5) 前述した第1実施形態の場合に
は、精算時において残金額の減算合計値を台間機から管
理装置に送信し、管理装置側において、プリペイドカー
ドの使用前のプリペイド残金額から受信した減算合計値
を減算することにより、精算時のプリペイド残金額を求
めてその残金額を管理する例を示した。しかし、これに
限らず、精算時にプリペイド残金額を送信するようにし
てもよい。その場合には、管理装置側は、プリペイド残
金額は、受信した残金額をそのまま用いて管理し、本日
使用額については、プリペイドカードの使用前のプリペ
イド残金額から、受信した精算時のプリペイド残金額を
減算することにより求めて管理する。
【0521】(6) 前述した第1実施形態では、図1
0において、カードの返却(Se17)または回収(S
e13)を行なった後にカードの返却または回収に関す
るデータ処理(Se18〜Se20)を行なう例を示し
たが、これに限らず、カードの返却または回収に関する
データ処理を行なった後にカードの返却または回収を実
行するようにしてもよい。それは、他の実施の形態につ
いても同様である。
【0522】(7) 前述した第1〜第4実施形態で
は、遊技者所有の持点、プリペイド残金額、電子マネー
残金額等の情報をカードに直接記録する例を示した。し
かし、これに限らず、カードには、カードID等のカー
ド識別情報等の簡単な情報のみを記録し、遊技者所有の
残金額等のその他の情報を管理装置6等において記憶
し、カードに記録されたカード識別情報に基づいて遊技
者所有の残金額を特定し、遊技に用いることができるよ
うにしてもよい。つまり、第1〜第4実施形態で用いら
れる記録媒体は、遊技用価値および貨幣用価値等の遊技
者所有の価値の大きさを特定可能な情報が記録可能であ
れば、どのような記録媒体を用いてもよい。
【0523】(8) 前述した実施の形態においては、
パチンコ遊技機の一例として、パチンコ遊技機が実際の
遊技領域の構造物およびパチンコ玉を用いて遊技を行な
う遊技機である場合を説明したが、これに限らず、遊技
領域の構造物およびパチンコ玉等のパチンコ遊技機に関
連する物が画像により表示され、その表示された画像に
より遊技を行なうことが可能な画像式の遊技機をパチン
コ遊技機として用いてもよい。
【0524】(9) 前述した実施の形態においては、
遊技者所有の遊技に使用可能な価値として、紙幣、硬
貨、および、プリペイドカードに記録された金額(残金
額)を一例として示したが、これに限らず、遊技者所有
の遊技に使用可能な価値としては、遊技用コイン等のそ
れ以外のものであってもよい。つまり、遊技者所有の遊
技に使用可能な価値は、遊技に使用可能な価値であれば
どのような価値でも対象となる。
【0525】(10) 前述した実施の形態において
は、プリペイドカードおよび会員カードにおいて、遊技
にのみ使用可能な価値として金額(残金額)を記録した
例を示したが、これに限らず、プリペイドカードおよび
会員カードには、金額に応じた度数(玉の貸出に使用で
きる単位数を用いて示された数)、金額に応じた玉数
(遊技に使用できる貸玉数)等のその他の情報を遊技に
のみ使用可能な遊技用価値として記録するようにしても
よい。つまり、遊技にのみ使用可能な価値としては、そ
のような価値であれば、どのような単位で表わされた価
値であってもよい。また、これらカードには、カードI
D等のカード識別情報等の簡単な情報のみを記録すると
ともに、カード識別情報以外の各種カード情報を、管理
装置6等の情報記憶機能を有する外部装置において記憶
し、カードに記録されたカード識別情報に基づいて前記
各種カード情報を外部装置から読出して遊技者所有の価
値を特定し、遊技に用いることができるようにしてもよ
い。また、プリペイドカードおよび会員カードに記録さ
れたカードIDは、発行時にカードに記録されるか、ま
たは、発行前の所定の段階で予めカードに記録されるか
のいずれの態様で記録されてもよい。
【0526】(11) 前述した実施の形態において
は、精算を行なった場合に遊技にのみ使用可能な遊技用
価値としてプリペイドカードの金額(残金額)を遊技者
に付与する例を示したが、これに限らず、遊技にのみ使
用可能な遊技用価値としては、景品交換不可能な計数
値、景品交換不可能な持点、または、遊技にのみ使用で
きる度数等の金額以外の価値であってもよく、遊技にの
み使用できる価値であれは、どのような単位で表わされ
た価値であってもよい。
【0527】(12) 前述した実施の形態において
は、精算を行なった場合に貨幣の価値の大きさを特定可
能な貨幣用価値として、計数値、持点、電子マネー残金
額、または、景品交換数等を遊技者に付与する例を示し
たが、これらに限らず、貨幣の価値の大きさを特定可能
な貨幣用価値としては、直接的に景品交換により得られ
る金額を示すデータ等のこれら以外の価値であってもよ
く、貨幣の価値の大きさを特定可能な貨幣用価値であれ
ば、どのような単位で示された価値であってもよい。
【0528】(13) 前述した実施の形態において
は、遊技場に設けられ、遊技者所有の遊技に使用可能な
価値を用いて遊技を行なうことが可能な遊技機において
遊技の結果得られた遊技結果価値を精算する精算処理を
行なうことが可能な遊技用装置が各台計数機5および管
理装置6である例を示した。しかし、このような精算処
理を行なう機能は、各台計数機5に限らず、パチンコ遊
技機2自体等のその他の装置に設けてもよい。また、こ
のような精算処理を行なう機能は、これら以外の装置に
設けられていてもよい。このような精算処理を行なう機
能を有する装置は、精算の対象となるパチンコ遊技機2
に対応して設けられていればよく、パチンコ遊技機2に
対して近接配置されてもよく、離隔配置されてもよい。
すなわち、このような精算処理を行なう機能を有する装
置の設置場所は、特に限定されるものではない。また、
このような精算処理を行なう機能を有する装置は、前述
したようなパチンコ遊技機1台毎に対応して1装置設け
られる場合に限られず、複数台のパチンコ遊技機毎に対
応して1装置設けるようにしてもよい。
【0529】(14) 前述した実施の形態において
は、遊技場に設けられ、遊技者所有の遊技に使用可能な
価値を特定可能な情報を記録した記録媒体を用いて遊技
を行なうことが可能な遊技機において遊技の結果得られ
た遊技結果価値を精算する精算処理を行なうことが可能
な遊技用装置が台間機1aおよび管理装置6である例を
示した。しかし、このような精算処理を行なう機能は、
台間機1aに限らず、パチンコ遊技機2a自体等のその
他の装置に設けてもよい。また、このような精算処理を
行なう機能は、これら以外の装置に設けられていてもよ
い。このような精算処理を行なう機能を有する装置は、
精算の対象となるパチンコ遊技機2aに対応して設けら
れていればよく、パチンコ遊技機2aに対して近接配置
されてもよく、離隔配置されてもよい。すなわち、この
ような精算処理を行なう機能を有する装置の設置場所
は、特に限定されるものではない。また、このような精
算処理を行なう機能を有する装置は、前述したようなパ
チンコ遊技機1台毎に対応して1装置設けられる場合に
限られず、複数台のパチンコ遊技機毎に対応して1装置
設けるようにしてもよい。
【0530】(15) この実施の形態では、遊技機の
一例としてパチンコ遊技機を説明したが、これに限ら
ず、本発明が適用される遊技機としては、スロットマシ
ンやコイン遊技機等のその他の種類の遊技機であっても
よく、遊技者所有の遊技に使用可能な価値を用いて遊技
を行なうことが可能な遊技機であればすべての遊技機に
適用される。そして、その遊技機としては、前述した
(8)に示したような画像式の遊技機も含まれる。
【0531】(16) この実施の形態では、遊技場内
において精算された遊技用価値および貨幣用価値の管理
を遊技場内に設けられた管理装置が行なう例、すなわ
ち、店単位で遊技用価値および貨幣用価値を管理する例
が示されている。しかし、これに限らず、所定の管理コ
ンピュータにより、遊技機設置島単位で、精算された遊
技用価値および貨幣用価値の管理を行なうようにしても
よく、台単位(パチンコ遊技機単位)で、精算された遊
技用価値および貨幣用価値の管理を行なうようにしても
よい。また、その他、遊技場内において精算された遊技
用価値および貨幣用価値の管理を遊技場外に設けられた
第三者機関が所定の管理装置(コンピュータ等の装置)
を用いて行なうようにしてもよい。また、チェーン店に
加盟している複数の遊技場のそれぞれにおいて精算され
た遊技用価値および貨幣用価値の管理を、チェーン店を
統括管理する統括管理部門が所定の管理装置(コンピュ
ータ等の装置)を用いて行なうようにしてもよい。
【0532】(17) 今回開示された実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【0533】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図4に
示された各台計数機5および管理装置6等により、遊技
場に設けられ、遊技者所有の遊技に使用可能な価値(プ
リペイド残金額,貨幣等)を用いて遊技を行なうことが
可能な遊技機(パチンコ遊技機2)において遊技の結果
得られた遊技結果価値(玉、計数値、または、持点等)
を精算する精算処理を行なうことが可能な遊技用装置が
構成されている。図13に示された入金精算処理および
図14に示された入金精算対応の処理により、前記遊技
結果価値を遊技にのみ使用可能な遊技用価値(プリペイ
ド残金額)として精算する第1の精算処理を行なう第1
の精算処理手段が構成されている。第1実施形態の場合
は図13に示された通常精算処理により、前記遊技結果
価値を貨幣の価値の大きさを特定可能な貨幣用価値(計
数値)として精算する第2の精算処理を行なう第2の精
算処理手段が構成されている。図11に示されたSa
6,Sa8、および、それらの処理による選択を決める
各種スイッチにより、前記第1の精算処理および前記第
2の精算処理のうち、遊技者の選択操作に応じていずれ
かの実行を選択する選択手段が構成されている。図2等
に示された各台計数機5により、前記選択手段による選
択に応じて選択的に実行された精算処理により得られた
前記遊技用価値または前記貨幣用価値を特定可能な情報
を記録した所定の記録媒体(プリペイドカード)を発行
する記録媒体発行手段が構成されている。
【0534】(2) 図19に示された台間機1aの制
御部10および管理装置6の制御部60等により、遊技
場に設けられ、遊技者所有の遊技に使用可能な価値を特
定可能な情報を記録した遊技者所有の記録媒体を用いて
遊技を行なうことが可能な遊技機において遊技の結果得
られた遊技結果価値を精算する精算処理を行なうことが
可能な遊技用装置が構成されている。第2実施形態の場
合は図37および図38に示された会員カード処理のう
ちのプリペイド入金精算に関する処理ステップ、第3実
施形態の場合は図48に示された会員カード処理のうち
のプリペイド入金精算に関する処理ステップ,図51に
示されたプリペイド入金精算対応の処理により、前記遊
技結果価値を遊技にのみ使用可能な遊技用価値(プリペ
イド残金額)として精算する第1の精算処理を行なう第
1の精算処理手段が構成されている。第2実施形態の場
合は図36に示されたプリペイドカード処理のうちの通
常精算に関する処理ステップ,図37および図38に示
された会員カード処理のうちの通常精算に関する処理ス
テップおよび電子マネー入金精算に関する処理ステッ
プ、第3実施形態の場合は図47に示されたプリペイド
カード処理のうちの通常精算に関する処理ステップおよ
び特殊景品精算に関する処理ステップ,図48に示され
た会員カード処理のうちの通常精算に関する処理ステッ
プ,特殊景品精算に関する処理ステップ,電子マネー入
金精算に関する処理ステップ,図50に示された特殊景
品精算対応の処理,電子マネー入金精算対応の処理によ
り、前記遊技結果価値を貨幣の価値の大きさを特定可能
な貨幣用価値(持点、電子マネー残金額、または、景品
交換数)として精算する第2の精算処理を行なう第2の
精算処理手段が構成されている。第2実施形態の場合は
図37に示されたSi11,Si11a、第2実施形態
の場合は図47に示されたSn13,図48に示された
So13,So22,So22a、および、それらの処
理による選択を決める各種スイッチにより、前記第1の
精算処理および前記第2の精算処理のうち、遊技者の選
択操作に応じていずれかの実行を選択する選択手段が構
成されている。図19等に示された台間機1aの制御部
10により、前記選択手段による選択に応じて選択的に
実行された精算処理により得られた前記遊技用価値また
は前記貨幣用価値を、前記記録媒体の記録情報を用いて
特定可能にする処理(会員カードに情報を書込む処理)
を行なう記録媒体処理手段が構成されている。
【0535】(3) 第1実施形態の場合は図14のS
d4〜Sd7、第2実施形態の場合は図38のSi24
〜Si27、第3実施形態の場合は図51のSp20〜
Sp24に示されるように、前記第1の精算処理手段
は、前記第1の精算処理において、前記遊技結果価値を
前記遊技のために直接的に使用可能なプリペイド価値に
変換する精算を行なう。遊技用装置。
【0536】(4) 第2実施形態の場合は図37のS
i18〜Si21、第3実施形態の場合は図50のSp
7〜Sp8aに示されるように、前記第2の精算処理手
段は、前記第2の精算処理において、前記遊技結果価値
を貨幣の価値(電子マネー残金額)に変換する精算を行
なう。
【0537】(5) 図50のSp13〜Sp14cに
示されるように、前記第2の精算処理手段は、前記第2
の精算処理において、前記遊技結果価値を貨幣に交換可
能な景品の価値(特殊景品数)に変換する精算を行な
う。
【0538】(6) 第1実施形態の場合は図4に示さ
れた管理装置6、第2,3実施形態の場合は図19に示
された管理装置6により、前記遊技場において精算され
た前記遊技用価値および前記貨幣用価値を管理する管理
手段が構成されている。
【0539】(7) 第1実施形態の場合は図14に示
されるように、3実施形態の場合は図50に示されるよ
うに、前記管理手段は、前記第1の精算処理手段および
前記第2の精算処理手段を含む。
【0540】(8) 第1実施形態の場合は図12のS
b2,Sb3に示されるように、第2実施形態の場合は
図51のSp20〜Sp26に示されるように、前記第
1の精算処理手段は、精算した結果、遊技用価値の大き
さが前記遊技に使用可能な最低限の大きさに満たない前
記遊技結果価値について、前記遊技用価値として精算し
ない。
【0541】(9) 図51のSp24および図45に
示されるように、前記第1の精算処理手段は、精算した
結果、遊技用価値の大きさが前記遊技に使用可能な最低
限の大きさに満たない前記遊技結果価値について、前記
記録媒体の記録情報に基づいて所有者が特定可能である
ことを条件(たとえば、カードの所有者が登録により明
らかである会員カードを使用した会員であることを条
件)として、前記遊技用価値として精算せずに、貯蓄さ
せる処理(持点として貯蓄する処理)を行なう。
【0542】(10) 第2実施形態の場合は図36〜
図38等、第3実施形態の場合は図47〜図51等に示
されるように、前記第2の精算処理手段は、前記記録媒
体の記憶情報に基づいて前記記録媒体の所有者が特定で
きない場合に、前記第2の精算処理において、前記遊技
結果価値を貨幣(電子マネー残金額)の価値に変換する
精算を行なわない。
【0543】(11) 図18または図52等に示され
たサーバ301により、前記遊技場の外部であって、前
記貨幣用価値(電子マネー残金額)を利用した取引き
(商品の購入等)が可能とされた外部取引場所(加盟店
400)に設けられ、貨幣用価値の利用状況を管理する
外部利用状況管理手段(サーバ401)と情報通信可能
に接続され、当該外部利用状況管理手段との情報通信に
基づいて、前記遊技場の外部における前記貨幣用価値の
利用状況を管理する貨幣用価値管理手段が構成されてい
る。
【0544】(12) 図27等に示されるように、前
記貨幣用価値管理手段は、前記遊技場の外部における前
記貨幣用価値の利用状況として、前記記録媒体の所有者
個人別の利用状況を管理する。
【0545】(13) 図18または図25等に示され
るように、前記貨幣用価値管理手段は、複数の外部取引
場所のそれぞれに対応して設けられた複数の前記外部利
用状況管理手段と情報通信可能に接続されており、図2
8および図29に示されるように、前記遊技場の外部に
おける前記貨幣用価値の利用状況として、前記外部取引
場所別の利用状況を管理する。
【0546】(14) 第2実施形態の場合は図23〜
図33、第3実施形態の場合は図44〜図46に示され
るように、前記貨幣用価値管理手段は、管理している貨
幣用価値の利用状況を表示する。
【0547】(15) 第2実施形態および第3実施形
態の場合は図28および図29等に示されるように、第
4実施形態の場合は前述したように、前記貨幣用価値管
理手段は、外部取引場所別に決済可能な態様(加盟店別
に取引情報を管理する)で前記貨幣用価値の利用状況を
管理する。
【0548】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、次のような効果を得ることができる。遊技
結果価値の精算に際して、遊技者が遊技用価値および貨
幣用価値のどちらかを得るために精算処理の種類の選択
をすることが可能であり、その選択された精算処理によ
り得られた遊技用価値または貨幣用価値を特定可能な情
報を記録した記録媒体が発行される。このため、遊技者
は、希望に応じた種類の精算処理を受けることができ
る。これにより、遊技者のニーズに応じた精算処理を迅
速に行なうことができる。
【0549】請求項2に関しては、次のような効果を得
ることができる。遊技者所有の記録媒体を用いた遊技に
おいて得られた遊技結果価値の精算に際して、遊技者が
遊技用価値および貨幣用価値のどちらかを得るために精
算処理の種類の選択をすることが可能であり、その選択
された精算処理により得られた遊技用価値または貨幣用
価値が遊技者所有の記録媒体の記録情報を用いて特定可
能にされる。このため、遊技者は、希望に応じた種類の
精算処理を受けることができる。これにより、遊技者の
ニーズに応じた精算処理を迅速に行なうことができる。
また、精算処理により得られた遊技用価値または貨幣用
価値が遊技に用いられた遊技者所有の記録媒体の記録情
報を用いて特定可能にされるので、精算の際に新たな記
録媒体の発行が必要とならず、記録媒体を有効利用する
ことができる。
【0550】請求項3に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。遊技結果価値を遊技用価値として精算する場合に、
遊技結果価値が遊技のために直接的に使用可能なプリペ
イド価値に変換されるため、精算により得られた価値を
直ちに遊技のために使用することができる。これによ
り、精算により得られた価値を遊技のために使用する場
合の手間が省かれるので、遊技機の稼働率を向上させる
ことが可できる。
【0551】請求項4に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。遊技結果価値を貨幣用価値として精算する場合に、
遊技結果価値が直接的に貨幣の価値に変換されるため、
精算により得られた価値を一旦景品に交換した後に貨幣
の価値を得る場合と比べて、景品交換作業を省力化する
ことができる。
【0552】請求項5に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。遊技結果価値を貨幣用価値として精算する場合に、
遊技結果価値が貨幣に交換可能な景品の価値に変換され
るので、景品交換前の段階ですでに景品の価値の大きさ
が明らかとなっている。このため、景品交換時において
精算により得られた価値を貨幣の価値が特定された景品
の価値に変換する処理を経て景品交換する場合と比べ
て、景品交換作業を省力化することができる。
【0553】請求項6に関しては、請求項1から5のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。遊技場において精算された遊技用価値およ
び貨幣用価値が管理されるため、その管理に基づいて、
精算により得られた遊技用価値および貨幣用価値のセキ
ュリティを向上させることができる。
【0554】請求項7に関しては、請求項6に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。第1
の精算処理手段および第2の精算処理手段が管理手段に
含まれているため、たとえば遊技機等の管理手段外にお
ける遊技結果価値の精算のための処理を簡素化すること
ができる。
【0555】請求項8に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。精算した結果、遊技用価値の大きさが遊技に使用可
能な最低限の大きさに満たない場合の遊技結果価値が遊
技用価値として精算されないため、遊技に使用可能な単
位で遊技結果価値を精算することができる。これによ
り、精算処理において、遊技に使用可能な単位を最低限
とした遊技結果価値を精算することとなり、遊技用価値
への変換の処理のために扱う数値の単位が比較的大きく
まとまった単位の数値となるので、精算処理内容を簡素
化することができる。また、遊技に使用可能な単位を最
低限とした遊技結果価値の精算が行なわれることによ
り、むやみな精算の実行を防ぐことができるとともに、
遊技に使用不可能な端数となる遊技結果価値を無駄に精
算しないようにすることができる。
【0556】請求項9に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。精算した結果、遊技用価値の大きさが遊技に使用可
能な最低限の大きさに満たない場合の遊技結果価値が遊
技用価値として精算されないため、遊技に使用可能な単
位で遊技結果価値を精算することができる。さらに、遊
技に使用可能な最低限の大きさに満たない遊技結果価値
が、記録媒体の記録情報に基づいて所有者が特定可能で
あることを条件として、遊技用価値として精算せずに貯
蓄されるため、その貯蓄に基づいて、そのままでは遊技
に使用不可能な端数となる遊技結果価値を無駄にせず遊
技に使用可能なようにすることができる。
【0557】請求項10に関しては、請求項4に関する
効果に加えて、次のような効果を得ることができる。記
録媒体の記憶情報に基づいて記録媒体の所有者が特定で
きない場合に、遊技結果価値を貨幣の価値に変換する精
算が行なわれないので、貨幣の価値への変換は記録媒体
の所有者が特定できる場合に限って行なわれる。つま
り、記録媒体の所有者が特定できれば、変換された貨幣
の価値の悪用を防ぐための管理を行なうことが可能にな
るので、遊技結果価値に基づいて貨幣の価値を付与する
場合のセキュリティを向上させることができる。
【0558】請求項11に関しては、請求項1または2
に関する効果に加えて、次のような効果を得ることがで
きる。外部取引場所と遊技場との間の情報通信に基づい
て、遊技場において遊技場外での貨幣用価値の利用状況
が管理されるため、遊技場外における貨幣用価値の利用
状況をリアルタイム管理等により容易に管理することが
できる。
【0559】請求項12に関しては、請求項11に関す
る効果に加えて、次のような効果を得ることができる。
記録媒体の所有者個人別で、遊技場の外部における貨幣
用価値の利用状況が管理されるため、より明細に遊技場
の外部における貨幣用価値の利用状況を管理することが
できる。
【0560】請求項13に関しては、請求項11また1
2に関する効果に加えて、次のような効果を得ることが
できる。外部取引場所別で、遊技場の外部における貨幣
用価値の利用状況が管理されるため、より明細に遊技場
の外部における貨幣用価値の利用状況を管理することが
できる。
【0561】請求項14に関しては、請求項11から1
3のいずれかに関する効果に加えて、次のような効果を
得ることができる。管理している貨幣用価値の利用状況
が表示されるため、その利用状況を管理者が容易に把握
することができる。
【0562】請求項15に関しては、請求項11から1
4のいずれかに関する効果に加えて、次のような効果を
得ることができる。外部取引場所別に決済可能な態様で
貨幣用価値の利用状況が予め管理されるため、決済を行
なう際の処理を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遊技用装置が設けられている遊
技場内に設置された遊技機設置島の一部を示す正面図で
ある。
【図2】 パチンコ遊技機の拡大正面図である。
【図3】 遊技場に設けられた情報管理システムの構成
を示すブロック図である。
【図4】 図3に示された情報管理システムの詳細な構
成を示すブロック図である。
【図5】 ICカードの平面図である。
【図6】 図5に示されたICカードに設けられている
回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 ICカードのEEPROM内に記憶(記録)
される情報を説明するための説明図である。
【図8】 管理装置のモニタに表示される計数玉管理フ
ァイルの表示画面図である。
【図9】 管理装置のモニタに表示されるプリペイド管
理ファイルの表示画面図である。
【図10】 台間機の制御動作を実行させる台間機制御
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図11】 各台計数機の動作を実行させるための各台
計数機制御処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図12】 入金精算処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図13】 通常精算処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図14】 管理装置における情報管理のための制御動
作を実行させる管理制御処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図15】 第2実施形態による遊技機設置島の一部を
示す正面図である。
【図16】 第2実施形態によるパチンコ遊技機の拡大
正面図である。
【図17】 発行入金機の構成を示す正面図である。
【図18】 第2実施形態による情報管理システムの構
成を示すブロック図である。
【図19】 図18に示された情報管理システムの詳細
な構成を示すブロック図である。
【図20】 第2実施形態による会員カードおよびプリ
ペイドカードのEEPROM内に記憶(記録)される情
報を説明するための説明図である。
【図21】 第2実施形態による台間機における情報表
示器の表示例を示す表示画面図である。
【図22】 第2実施形態による台間機における情報表
示器の表示例を示す表示画面図である。
【図23】 管理装置のモニタにおいて表示されるプリ
ペイド管理ファイルの表示画面図である。
【図24】 管理装置のモニタに表示される精算管理フ
ァイルの表示画面図である。
【図25】 管理装置のモニタに表示される会員管理フ
ァイル(プリペイド)の表示画面図である。
【図26】 管理装置のモニタに表示される会員管理フ
ァイル(電子マネー)の表示画面図である。
【図27】 遊技場内のサーバのモニタにおいて表示さ
れる個人履歴管理ファイルの表示画面図である。
【図28】 遊技場内のサーバのモニタにおいて表示さ
れる加盟店別取引集計管理ファイルの表示画面図であ
る。
【図29】 遊技場内のサーバのモニタにおいて表示さ
れる加盟店別取引履歴管理ファイルの表示画面図であ
る。
【図30】 加盟店のサーバのモニタにおいて表示され
る本日取引履歴管理ファイルの表示画面図である。
【図31】 加盟店のサーバのモニタにおいて表示され
る遊技場別取引履歴管理ファイルの表示画面図である。
【図32】 加盟店のサーバのモニタにおいて表示され
る個人取引履歴管理ファイルの表示画面図である。
【図33】 加盟店のサーバのモニタにおいて表示され
る遊技場別取引集計管理ファイルの表示画面図である。
【図34】 発行入金機の制御動作を実行させる発行入
金機制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図35】 第2実施形態による台間機の制御動作を実
行させる台間機制御処理の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図36】 プリペイドカード処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図37】 会員カード処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図38】 会員カード処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図39】 第2実施形態による管理装置における情報
管理のための制御動作を実行させる管理制御処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【図40】 第2実施形態による遊技場のサーバにおけ
る会員カードの使用に関する情報管理のための制御動作
を実行させる遊技場サーバ管理処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図41】 第2実施形態による加盟店のPOSにおけ
る会員カードの処理に関する制御動作を実行させるPO
S会員制御処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図42】 第2実施形態による加盟店のサーバにおけ
る会員カードの処理に関する制御動作を実行させる店サ
ーバ制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図43】 第3実施形態による会員カードおよびプリ
ペイドカードのEEPROM内に記憶(記録)される情
報を説明するための説明図である。
【図44】 第3実施形態による管理装置のモニタに表
示される特殊景品交換管理ファイルの表示画面図であ
る。
【図45】 第3実施形態による管理装置のモニタに表
示される会員管理ファイル(プリペイド)の表示画面図
である。
【図46】 第3実施形態による管理装置のモニタに表
示される会員管理ファイル(電子マネー)の表示画面図
である。
【図47】 第3実施形態によるプリペイドカード処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【図48】 第3実施形態による会員カード処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【図49】 第3実施形態による会員カード処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【図50】 第3実施形態による管理装置における情報
管理のための制御動作を実行させる管理制御処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【図51】 第3実施形態による管理装置における情報
管理のための制御動作を実行させる管理制御処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【図52】 第4実施形態による情報管理システムの構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 各台計数機、6 管理装置、700 ICカード、
2,2a パチンコ遊技機、1a 台間機、10,6
0,50,310,410 制御部、301,401,
601aサーバ、300 遊技場、400 加盟店、5
00 ATM通信網、600 銀行、601b 中央装
置。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技場に設けられ、遊技者所有の遊技に
    使用可能な価値を用いて遊技を行なうことが可能な遊技
    機において遊技の結果得られた遊技結果価値を精算する
    精算処理を行なうことが可能な遊技用装置であって、 前記遊技結果価値を遊技にのみ使用可能な遊技用価値と
    して精算する第1の精算処理を行なう第1の精算処理手
    段と、 前記遊技結果価値を貨幣の価値の大きさを特定可能な貨
    幣用価値として精算する第2の精算処理を行なう第2の
    精算処理手段と、 前記第1の精算処理および前記第2の精算処理のうち、
    遊技者の選択操作に応じていずれかの実行を選択する選
    択手段と、 前記選択手段による選択に応じて選択的に実行された精
    算処理により得られた前記遊技用価値または前記貨幣用
    価値を特定可能な情報を記録した所定の記録媒体を発行
    する記録媒体発行手段とを含むことを特徴とする、遊技
    用装置。
  2. 【請求項2】 遊技場に設けられ、遊技者所有の遊技に
    使用可能な価値を特定可能な情報を記録した記録媒体を
    用いて遊技を行なうことが可能な遊技機において遊技の
    結果得られた遊技結果価値を精算する精算処理を行なう
    ことが可能な遊技用装置であって、 前記遊技結果価値を遊技にのみ使用可能な遊技用価値と
    して精算する第1の精算処理を行なう第1の精算処理手
    段と、 前記遊技結果価値を貨幣の価値の大きさを特定可能な貨
    幣用価値として精算する第2の精算処理を行なう第2の
    精算処理手段と、 前記第1の精算処理および前記第2の精算処理のうち、
    遊技者の選択操作に応じていずれかの実行を選択する選
    択手段と、 前記選択手段による選択に応じて選択的に実行された精
    算処理により得られた前記遊技用価値または前記貨幣用
    価値を、前記記録媒体の記録情報を用いて特定可能にす
    る処理を行なう記録媒体処理手段とを含むことを特徴と
    する、遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の精算処理手段は、前記第1の
    精算処理において、前記遊技結果価値を前記遊技のため
    に直接的に使用可能なプリペイド価値に変換する精算を
    行なうことを特徴とする、請求項1または2に記載の遊
    技用装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の精算処理手段は、前記第2の
    精算処理において、前記遊技結果価値を貨幣の価値に変
    換する精算を行なうことを特徴とする、請求項1または
    2に記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の精算処理手段は、前記第2の
    精算処理において、前記遊技結果価値を貨幣に交換可能
    な景品の価値に変換する精算を行なうことを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の遊技用装置。
  6. 【請求項6】 前記遊技場において精算された前記遊技
    用価値および前記貨幣用価値を管理する管理手段をさら
    に含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに
    記載の遊技用装置。
  7. 【請求項7】 前記管理手段は、前記第1の精算処理手
    段および前記第2の精算処理手段を含むことを特徴とす
    る、請求項6に記載の遊技用装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の精算処理手段は、精算した結
    果、遊技用価値の大きさが遊技に使用可能な最低限の大
    きさに満たない前記遊技結果価値について、前記遊技用
    価値として精算しないことを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の遊技用装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の精算処理手段は、精算した結
    果、遊技用価値の大きさが遊技に使用可能な最低限の大
    きさに満たない前記遊技結果価値について、前記記録媒
    体の記録情報に基づいて所有者が特定可能であることを
    条件として、前記遊技用価値として精算せずに、貯蓄さ
    せる処理を行なうことを特徴とする、請求項1または2
    に記載の遊技用装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の精算処理手段は、前記記録
    媒体の記憶情報に基づいて前記記録媒体の所有者が特定
    できない場合に、前記第2の精算処理において、前記遊
    技結果価値を貨幣の価値に変換する精算を行なわないこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の遊技用装置。
  11. 【請求項11】 前記遊技場の外部であって、前記貨幣
    用価値を利用した取引きが可能とされた外部取引場所に
    設けられ、前記貨幣用価値の利用状況を管理する外部利
    用状況管理手段と情報通信可能に接続され、当該外部利
    用状況管理手段との情報通信に基づいて、前記遊技場の
    外部における前記貨幣用価値の利用状況を管理する貨幣
    用価値管理手段をさらに含むことを特徴とする、請求項
    1または2に記載の遊技用装置。
  12. 【請求項12】 前記貨幣用価値管理手段は、前記遊技
    場の外部における前記貨幣用価値の利用状況として、前
    記記録媒体の所有者個人別の利用状況を管理することを
    特徴とする、請求項11に記載の遊技用装置。
  13. 【請求項13】 前記貨幣用価値管理手段は、複数の外
    部取引場所のそれぞれに対応して設けられた複数の前記
    外部利用状況管理手段と情報通信可能に接続されてお
    り、前記遊技場の外部における前記貨幣用価値の利用状
    況として、前記外部取引場所別の利用状況を管理するこ
    とを特徴とする、請求項11または12に記載の遊技用
    装置。
  14. 【請求項14】 前記貨幣用価値管理手段は、管理して
    いる貨幣用価値の利用状況を表示することを特徴とす
    る、11から13のいずれかに記載の遊技用装置。
  15. 【請求項15】 前記貨幣用価値管理手段は、外部取引
    場所別に決済可能な態様で前記貨幣用価値の利用状況を
    管理することを特徴とする、請求項11から14のいず
    れかに記載の遊技用装置。
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