JP2020000275A - 決済装置、決済システム、決済方法及び決済プログラム - Google Patents

決済装置、決済システム、決済方法及び決済プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キャッシュアウトにおける店舗の損失を抑えつつ利用者の利便性を向上すること。【解決手段】カード発行装置90は、デビットカードの挿入を受け付けた後(S1)、取引内容の入力を受け付けて(S2)、取引内容に応じてキャッシュアウトの手数料を算定する(S3)。手数料は、キャッシュアウトとともにプリペイド価値の購入が行われるか否か、購入するプリペイド価値の金額によって異ならせる。手数料の算定後、遊技店外に設けられた管理サーバ100に決済要求を送信し(S4)、決済成功通知を受信したならば(S5)、カードの発行処理(S6)とキャッシュアウト処理(S7)を行う。【選択図】図1

Description

この発明は、決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする決済装置、決済システム、決済方法及び決済プログラムに関する。
従来、カード決済の一種であるデビット決済を利用し、決済金額の一部又は全てを現金で出金するキャッシュアウトサービスが知られている。デビット決済は、銀行などが発行したデビット決済用のカードであるデビットカードを受け付け、デビットカードに対応付けられた利用者の口座から決済金額を減算することで行われる。
現金自動預払機(ATM)による現金の引き出しでは、口座残高を直接減算して現金を払い出すのであるが、キャッシュアウトによる現金の引き出しではデビット決済を介在させているため、ATMのような専用の装置が不要で、既存の店舗でも容易にサービスを提供することができる。
例えば、特許文献1は、遊技媒体を介在させた遊技を提供する遊技店において、遊技媒体の貸出に使用可能なプリペイド価値の購入をデビット決済により可能とするとともに、デビット決済をキャッシュアウトに利用可能としたシステムを開示している。
また、特許文献2は、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗において、商品の購入をデビット決済により可能とするとともに、デビット決済をキャッシュアウトに利用可能としたシステムを開示している。
特許第4627156号 特許第4210688号
しかしながら、従来の技術では、キャッシュアウトにより店舗が損失を被る場合があるという問題点があった。デビット決済は、店舗の商品等の購入に使用することを想定して開始されたため、店舗にとっての顧客である利用者へのサービスとして手数料を課していない場合がある。しかし、キャッシュアウトは店舗にとって直接の利益が生じないので、キャッシュアウトのみを行う利用者に対しても店舗が手数料を負担するとすれば、店舗にとって大きな損失となるのである。
これらのことから、店舗の損失を抑えつつ利用者の利便性を向上し、キャッシュアウトの適正な利用をいかにして促進するかが重要な課題となっていた。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、キャッシュアウトにおける店舗の損失を抑えつつ利用者の利便性を向上することのできる決済装置、決済システム、決済方法及び決済プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る決済装置は、決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引と、前記第1の取引とは異なる第2の取引と、をカード決済する決済装置であって、前記第2の取引に関する取引情報を取得する取得部と、前記第1の取引をカード決済するために必要な手数料を、前記取得部が取得した第2の取引に関する取引情報に基づいて確定する制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1の取引の決済金額、前記第2の取引の決済金額及び前記手数料を合計し、該合計決済金額によって決済を実行する決済処理部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取得部は、前記第2の取引の有無を前記第2の取引に関する取引情報として取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取得部は、前記第2の取引の決済金額を前記第2の取引に関する取引情報として取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取得部は、前記第2の取引にて取引される対象の種別を前記第2の取引に関する取引情報として取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取得部は、前記第2の取引にて取引される対象の個数を前記第2の取引に関する取引情報として取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、確定した前記手数料を報知するよう報知制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2の取引は、遊技店において遊技媒体の貸出に利用可能な価値の購入取引であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、前記第1の取引の決済金額をさらに用いて前記手数料を確定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、同一の口座を用いて行われた前記第1の取引の利用履歴をさらに用いて前記手数料を確定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取得部は、前記第1の取引の利用者を特定する特定情報を取得可能であり、取得した特定情報に基づき該利用者により行われた前記第2の取引の利用履歴を取得し、前記制御部は、前記第2の取引の利用履歴に基づき、前記第1の取引をカード決済するために必要な前記手数料を確定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取得部は、前記第1の取引の利用者を特定する特定情報を取得可能であり、前記制御部は、前記利用者の属性情報をさらに用いて前記手数料を確定することを特徴とする。
また、本発明は、決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引と、前記第1の取引とは異なる第2の取引と、をカード決済する決済システムであって、前記第2の取引に関する取引情報を取得する取得部と、前記第1の取引をカード決済するために必要な手数料を、前記取得部が取得した第2の取引に関する取引情報に基づいて確定する制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2の取引は、遊技店において遊技媒体の貸出に利用可能な価値の購入取引であり、前記第1の取引により出金された貨幣が前記遊技媒体の貸出に利用可能な価値の購入に使用された場合に、前記手数料に係る補償を行う手数料補償部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引と、前記第1の取引とは異なる第2の取引と、をカード決済する決済方法であって、前記第2の取引に関する取引情報を取得する取得ステップと、前記第1の取引をカード決済するために必要な手数料を、前記取得ステップで取得した第2の取引に関する取引情報に基づいて確定する制御ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引と、前記第1の取引とは異なる第2の取引と、をカード決済する決済プログラムであって、前記第2の取引に関する取引情報を取得する取得手順と、前記第1の取引をカード決済するために必要な手数料を、前記取得手順で取得した第2の取引に関する取引情報に基づいて確定する制御手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、キャッシュアウトにおける店舗の損失を抑えつつ利用者の利便性を向上することができる。
図1は、本実施例に係る決済システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。 図3は、カード発行装置の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、カード発行装置によるデビット決済の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、プリペイド価値の購入による手数料の設定についての説明図である。 図6は、当日のキャッシュアウト金額に応じた手数料の設定についての説明図である。 図7は、当日のキャッシュアウト合計額を管理する構成の説明図である。 図8は、遊技客の属性に応じた手数料の設定についての説明図である。 図9は、プリペイド価値の購入実績に応じた手数料の設定についての説明図である。 図10は、決済管理装置による手数料の設定についての説明図である。 図11は、キャッシュアウトした貨幣をプリペイド価値に購入した場合の補償についての説明図である。 図12は、商品の販売を行う小売店に本発明を適用する場合についての説明図である。 図13は、取引内容に応じた手数料の設定についての説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る決済装置、決済システム、決済方法及び決済プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下の実施例では、まず遊技媒体を介在させた遊技を提供する遊技店に本発明を適用する場合について説明し、変形例として商品の販売を行う小売店に本発明を適用する場合について説明する。
ここで、本明細書中にあって持玉とは、遊技店において遊技客が遊技により獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技に用いる遊技機の変更(いわゆる台移動)を行った場合などに使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用には所定の貯玉使用手数料を課すこととしてもよい。
まず、本実施例に係る決済システムの概念について説明する。図1は、本実施例に係る決済システムの概念を説明するための説明図である。図1に示すように、この決済システムでは、遊技店用カードにプリペイド価値を関連付けるカード発行装置90が遊技店に設置されている。
遊技店用カードは、プリペイド価値や持玉を関連付けることの可能な記憶媒体であり、会員遊技客に対して発行された会員カードと、会員でなくとも使用可能な一般カードとがある。カード発行装置90は、内部に一般カードを収納しており、遊技客がカード発行操作を行うと、収納していた一般カードにプリペイド価値を関連付けて発行する。また、会員カードを受け付けたならば、受け付けた会員カードにプリペイド価値を関連付けることも可能である。
遊技客は、カード発行装置90によりプリペイド価値を遊技店用カードに関連付けた後、後述する遊技機20に併設された台間カード処理機10に遊技店用カードを挿入して玉貸操作を行うことで、プリペイド価値を消費して遊技玉の払い出しを受けることができる。
カード発行装置90は、現金による決済でプリペイド価値の関連付けが可能であるのに加え、デビット決済によりプリペイド価値の関連付けを行うことも可能である。デビット決済とは、金融機関等の預金口座に対応付けられたデビットカードを用い、預金口座から決済金額を引き落とすことで行う決済である。
さらに、カード発行装置90は、デビットカードによる現金の引き出し(キャッシュアウト)に用いることも可能である。遊技客がキャッシュアウト分のデビット決済を行った後、精算機80によって精算を行うと、キャッシュアウト分の現金が払い出される。
図1では、カード発行装置90は、デビットカードの挿入を受け付けた後(S1)、取引内容の入力を受け付けており(S2)、取引内容は「プリペイド価値:10000円、キャッシュアウト:20000円」である。
カード発行装置90は、受け付けた取引内容に応じてキャッシュアウトの手数料を算定する(S3)。このキャッシュアウトの手数料は、キャッシュアウトとともにプリペイド価値の購入が行われるか否か、購入するプリペイド価値の金額によって異ならせることができる。また、詳細については後述するが、キャッシュアウトの金額や利用履歴、利用者の属性などを用いてキャッシュアウトの手数料を異ならせることも可能である。利用者の属性としては、性別、年齢、会員であるか否か、来店の実績、プリペイド価値の購入の実績などの任意の項目を用いることができる。
図1では、カード発行装置90は、プリペイド価値の購入金額「10000円」に基づいて、キャッシュアウトの手数料を「200円」と算定している。カード発行装置90は、キャッシュアウトの手数料の算定後、遊技店外に設けられた管理サーバ100に決済要求を送信する(S4)。決済要求には、デビットカードの識別情報であるデビットカードIDと、決済金額「30200円」が含まれている。この決済金額は、プリペイド価値の購入金額、キャッシュアウトの金額、キャッシュアウトの手数料の合計である。
管理サーバ100は、カード発行装置90から決済要求を受信すると、デビットカードIDに対応する口座から決済金額を減算し、決済成功通知をカード発行装置90に送信する(S5)。
カード発行装置90は、決済成功通知を受信したならば、カードの発行処理(S6)とキャッシュアウト処理(S7)を行う。カードの発行処理は、プリペイド価値を関連付けた遊技店用カードを排出する処理である。遊技客は、排出された遊技店用カードを台間カード処理機10に挿入し、プリペイド価値を減算する玉貸操作を行うことで、遊技機20による遊技に使用することができる。
キャッシュアウト処理は、キャッシュアウトの金額分の貨幣を出金する処理である。カード発行装置90が貨幣の出金機能を有している場合には、カード発行装置90自体で出金を行えばよい。カード発行装置90が出金機能を有さない場合には、他の装置、例えば遊技店内に設けられた精算機80に出金を行わせる。具体的には、キャッシュアウト金額を遊技店用カードに関連付けて管理し、精算機80が遊技店カードを受け付けた場合に、関連付けられたキャッシュアウト金額分を出金する。キャッシュアウト金額を関連付ける遊技店用カードは、プリペイド価値を関連付けた遊技店用カードと同一であってもよいし、異なる遊技店用カードを用いてもよい。また、遊技店用カードではなく、識別情報を印字したレシートを発行し、精算機80がレシートを読み取って出金を行なう構成とすることもできる。
このように、図1に示した決済システムでは、利用者の口座残高を決済により減算して貨幣の出金を可能とするキャッシュアウトと、キャッシュアウトとともに実行可能なプリペイド価値の購入について、実行する取引内容を決定し、プリペイド価値の購入に係る情報に基づいてキャッシュアウトについて徴収する手数料を設定し、決済を行う。このため、キャッシュアウトにおける店舗の損失を抑えつつ利用者の利便性を向上することができる。
次に、遊技店のシステム構成について説明する。図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、賞品管理装置60と、精算機80とが接続される。さらに、カード管理装置40にはカード発行装置90が接続される。
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。始動口への玉の通過による抽選の結果は、抽選の結果を表示する特別図柄表示装置にて表示される。この特別図柄表示装置の抽選結果の表示は、所定時間の変動表示後、確定表示を行う態様で行なわれる。また、遊技盤面には、抽選の結果に基づいて所定の数字等の装飾図柄を可変表示する装飾図柄表示装置が設けられており、抽選の結果が大当りとなった場合に、例えば(7,7,7)などの揃い図柄を表示して報知を行なう。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域を設けることもできる。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するための入賞センサが設けられており、この入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに賞玉として付与する遊技玉の個数を記憶する賞玉メモリを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、遊技機20は、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数とから、付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の払出処理を行うことができる。また、打ち込んだ遊技玉は、入賞領域を通過したか否かにかかわらず、最終的に遊技盤面裏側から遊技機外部に排出される。遊技機外部に排出された遊技玉は、遊技機ごとに付設されたアウト玉検出装置によって検出されるようになっている。
台間カード処理機10は、入金の受付、遊技玉の貸し出し、カード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客により投入された紙幣を受け付けたならば、この紙幣の金額を含む入金通知データをカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値に金額に応じた数を加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算されたプリペイド価値に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉数、貯玉数を含むデータを受信したならば、受信したプリペイド価値、持玉数、貯玉数を記憶する。そして、持玉数を記憶したならば、台間カード処理機10は、カード管理装置40に対して持玉減算要求データを送信することで、カード管理装置40が管理する持玉数をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置に記憶した持玉数から所定数を減算し、減算した持玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求データを送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数から所定数を減算させ、減算させた貯玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理する持玉数を含む持玉加算要求データをカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉数を加算させた後、カード排出通知データをカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。
カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する装置である。カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、挿入されたカードのカードIDと台間カード処理機10の装置IDとを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉数を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知データに示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、カード管理装置40は、カード挿入通知データを会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求データを受信した場合には、持玉数をゼロクリアする。また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉加算要求データを受信した場合には、持玉加算要求データに含まれる持玉数をカード管理装置40が管理する持玉数に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求データを受信したならば、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可データを台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力したならば、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機80に対して通知する。
さらに、カード管理装置40は、カード発行装置90からの登録に基づき、カードIDにプリペイド価値とキャッシュアウト分の価値を関連付けて管理することができる。そして、精算機80からカードIDを受信し、このカードIDにキャッシュアウト分の価値が関連付けられていれば、キャッシュアウト分の価値を精算機80に通知して精算させることができる。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連付けて、貯玉数、ポイント数、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、カード挿入通知データに示されたカードIDに関連付けられた貯玉数及び暗証番号を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、貯玉再プレイ要求データに示されたカードIDに関連づけられた貯玉数から所定数を減算し、減算後の貯玉数を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉数を賞品管理装置60に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり獲得玉、貯玉数及び持玉数を賞品に交換する賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードからカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カード又会員カードからカードIDを読み出した場合(若しくは、携帯端末等からカードIDに対応する識別データを読み出した場合)には、カードIDをカード管理装置40に送信して、該カードIDの持玉数を要求する。また、貯玉数を賞品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
精算機80は、プリペイド価値やキャッシュアウト分の価値が関連付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、その応答データを受信することにより、カードに関連付けられたプリペイド価値及びキャッシュアウト分の価値を取得し、取得した価値に応じて貨幣を払い出す。
カード発行装置90は、既に説明したように、プリペイド価値を関連付けたカードの発行と、キャッシュアウトの処理を行う。カード発行装置90は、遊技店外の管理サーバ100と通信接続可能である。さらに、管理サーバ100は、所定のネットワーク(CAFISネットワーク)を介して複数の銀行サーバ110と接続されている。複数の銀行サーバ110には、遊技客や遊技店が預金口座を開設している金融機関のサーバが含まれる。遊技客が遊技店でデビット決済を行う場合には、遊技客の預金口座から決済金額が引き落とされ、遊技店の預金口座に決済金額が振り込まれる。そして、図示しないクリアリングセンタが遊技客の預金口座からの引落しと遊技店の預金口座への振込とを消し込み処理することで、デビット決済を成立させる。
次に、図2に示した遊技システムの玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40に玉貸要求データを送信する。この玉貸要求データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求データを受信すると、玉貸要求データのカードIDに関連付けられたプリペイド価値から所定値を減算する。そして、カード管理装置40は玉貸許可データを送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可データを受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する遊技玉数の払出処理を行う。
次に、図2に示した遊技システムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。このカード挿入通知データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、該カード挿入通知データ内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉数を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉数を記憶する。そして、カードID、レートを特定するデータ及び持玉数をゼロクリアする旨を示す持玉減算要求データをカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求データを受信したならば、カードIDにより特定される各レートの持玉数をゼロクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けて持玉再プレイを行う場合には、記憶した持玉数から所定数を減算し、対応する遊技玉数の払出処理を行う。払出処理を行う場合、遊技機が払出可能な単位(例えば25玉)の倍数については、遊技機に払出指示を送信することにより払出処理を行い、残りについては自機のノズルユニットから払出すことにより払出処理を行う。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、カード管理装置40に対して持玉加算要求データを送信する。この持玉加算要求データは、カード返却の対象となるカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、各レートの持玉数とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求データを受け付けたならば、カードIDに関連付けられた各レートの持玉数に持玉加算要求データに含まれる持玉数を加算する。その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知データを送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示した遊技システムでの貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カード又は会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDを読み取ったならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。このカード挿入通知データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10から受信したカード挿入通知データを会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知データを受信したならば、該カード挿入通知データ内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該カード挿入通知データにより特定されたレートの貯玉数と、貯玉再プレイの可能数を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。貯玉再プレイの可能数は、貯玉再プレイを行うことのできる玉数を示す。この貯玉再プレイの可能数は、貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数の倍数である。貯玉再プレイに上限が設定されていれば、貯玉数と上限の範囲内で最大の値が貯玉再プレイの可能数となる。なお、貯玉再プレイの可能数の代わりに貯玉再プレイが可能な回数を貯玉再プレイ度数として用いてもよい。貯玉再プレイ度数は、貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数で貯玉数を除算した商にあたる。ただし、貯玉再プレイに上限が設定されている場合には、この上限により貯玉再プレイ度数は制限される。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉再プレイの可能数が1以上である場合には貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するか否かを判定する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40に貯玉再プレイ要求データを送信する。この貯玉再プレイ要求データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、記憶する貯玉数を更新し、貯玉再プレイの払出単位数分の遊技玉数の払出処理を行う。また、更新後の貯玉再プレイの可能数が1以上であるかを判定する。貯玉再プレイの可能数が0であれば、貯玉再プレイ操作を受付不可とする。更新後の貯玉再プレイの可能数が1以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受付可能とする。2回目以降の貯玉再プレイでは、暗証番号の確認は不要である。なお、暗証番号の確認を毎回行うようにしてもよい。また、ここでは会員管理装置50が貯玉の残高を減算した後、台間カード処理機10が遊技玉の払出処理を行う場合を例示したが、貯玉再プレイ要求に基づいて遊技玉の払出処理を行った後に、貯玉の残高を減算してもよい。貯玉再プレイ要求前の貯玉再プレイデータに、貯玉再プレイの可能数が示されており、貯玉再プレイ要求を受け付けた後に残高不足が判明する事態とはならないためである。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データの持玉数を確認し、ゼロより大きい持玉数が関連付けられたレコードが存在する場合には、該レコードの持玉数をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉数にカード管理装置40から通知された持玉数を加算する。その後、カード管理装置40は、該持玉数をゼロクリアする。
次に、カード発行装置90の構成について説明する。図3は、カード発行装置90の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、カード発行装置90は、表示操作部91、レシートプリンタ92、デビットカード処理ユニット93、遊技店用カード処理ユニット94、現金処理ユニット95、通信部96及び制御部98を有する。
表示操作部91は、タッチパネルディスプレイ等であり、各種情報の表示、操作ボタンの表示、操作ボタンに対する入力操作の受付などを行う。レシートプリンタ92は、デビット決済の結果などを印字したレシートの出力に用いられる。
デビットカード処理ユニット93は、デビットカードの挿入を受け付け、デビットカードからデビットカードIDを読み取る処理を行う。
遊技店用カード処理ユニット94は、内部に複数の一般カードを収納しており、プリペイド価値やキャッシュアウト分の価値の購入が行われた場合に、内部の一般カードのうちの1枚を繰り出してカードIDを読み出し、制御部98による価値の登録後に排出することができる。また、会員カードを受け付けたならば、会員カードのカードIDを読み出し、制御部98による価値の登録後に排出することができる。
現金処理ユニット95は、貨幣の収納と入金を行うユニットである。プリペイド価値の購入が現金決済により行われる場合は、現金処理ユニット95は投入された貨幣の金種及び枚数を識別して収納する。
通信部96は、遊技店内のカード管理装置40や遊技店外の管理サーバ100と通信接続を行なうためのインタフェース部である。
制御部98は、カード発行装置90の全体を制御する制御部であり、取引内容決定部98a、手数料設定部98b、決済処理部98c、プリペイド価値付与部98d及びキャッシュアウト処理部98eを有する。
取引内容決定部98aは、表示操作部91が受け付けた入力により、プリペイド価値の購入金額と、キャッシュアウトの金額とを取引内容として決定する処理部である。
手数料設定部98bは、プリペイド価値の購入に関する情報に基づいて、キャッシュアウトの手数料を設定する処理部である。手数料設定部98bは、キャッシュアウトとともにプリペイド価値の購入が行われるか否かによって異ならせることができる。
ここで、キャッシュアウトとともにプリペイド価値の購入を行うデビット決済は、アドオン方式と呼ばれる。プリペイド価値の購入なしにキャッシュアウトのみ行うデビット決済は、ゼロパーチェイス方式と呼ばれる。手数料設定部98bは、アドオン方式の手数料をゼロパーチェイス方式の手数料よりも低く設定する。アドオン方式の手数料は無料としてもよい。
なお、キャッシュアウトを行う場合には、デビット決済システム側に対して手数料を支払う必要がある。従って、遊技店が遊技客から徴収するキャッシュアウトの手数料をデビット決済システム側に支払う手数料よりも低く設定したならば、差額を遊技店が負担することになる。
また、手数料設定部98bは、購入するプリペイド価値の金額によってキャッシュアウトの手数料を異ならせることができる。さらに、キャッシュアウトの金額や利用履歴、遊技客の属性などを用いてキャッシュアウトの手数料を異ならせることも可能である。
手数料設定部98bは、設定したキャッシュアウトの手数料を表示操作部91に表示制御し、遊技客からの確認操作を受け付けることでキャッシュアウトの手数料を確定する。取引の内容などによってキャッシュアウトの手数料が異なるため、遊技客に実際に徴収されるキャッシュアウトの手数料を提示し、確認させることが望ましいからである。
決済処理部98cは、取引内容決定部98aが決定した取引内容と、手数料設定部98bが確定したキャッシュアウトの手数料とに基づいて決済を実行する処理部である。具体的には、決済処理部98cは、プリペイド価値の購入金額、キャッシュアウトの金額、キャッシュアウトの手数料の合計を決済金額とし、決済金額及びデビットカードIDを含む決済要求を管理サーバに送信する。そして、管理サーバ100から決済成功通知を受信した場合に、決済完了とする。
なお、取引内容にキャッシュアウトを含まず、現金による決済が選択されならば、決済処理部98cは、プリペイド価値の購入分を決済金額とし、現金処理ユニット95により決済金額分の貨幣を受け付けて決済完了とする。
プリペイド価値付与部98dは、決済が完了した場合に、購入されたプリペイド価値を遊技店用カードに関連付けて、遊技店用カードを排出することで、プリペイド価値の付与を行う処理部である。
具体的には、プリペイド価値付与部98dは、遊技店用カード処理ユニット94からカードIDを取得し、カードIDにプリペイド価値を関連付け、カード管理装置40にプリペイド価値の加算要求を送信することでプリペイド価値を登録する。
このとき、遊技店用カード処理ユニット94が会員カードの挿入を受け付けていれば、遊技店用カード処理ユニット94から取得するカードIDは会員カードのカードIDである。一方、遊技店用カード処理ユニット94が会員カードの挿入を受け付けていなければ、遊技店用カード処理ユニット94が内部から繰り出した一般カードのカードIDを取得することになる。
キャッシュアウト処理部98eは、キャッシュアウトの金額分の貨幣の出金に係る処理を行う。現金処理ユニット95が貨幣の出金機能を有していれば、キャッシュアウト処理部98eは、現金処理ユニット95にキャッシュアウト金額分の貨幣を出金させることができる。
また、キャッシュアウト処理部98eは、他の装置、例えば遊技店内に設けられた精算機80に出金を行わせることが可能である。具体的には、キャッシュアウト金額を遊技店用カードに関連付けて管理し、精算機80が遊技店カードを受け付けた場合に、関連付けられたキャッシュアウト金額分を出金する。キャッシュアウト金額を関連付ける遊技店用カードは、プリペイド価値を関連付けた遊技店用カードと同一であってもよいし、異なる遊技店用カードを用いてもよい。また、遊技店用カードではなく、識別情報を印字したレシートを発行し、精算機80がレシートを読み取って出金を行なう構成とすることもできる。
次に、カード発行装置90によるデビット決済の処理手順について説明する。図4は、カード発行装置90によるデビット決済の処理手順を示すフローチャートである。まず、デビットカード処理ユニット93がデビットカードを受け付け(ステップS101)、取引内容決定部98aは、表示操作部91に対する入力により取引内容(プリペイド価値の購入金額及びキャッシュアウトの金額)を決定する(ステップS102)。
手数料設定部98bは、プリペイド価値の購入に関する情報に基づいて、キャッシュアウトの手数料を設定する(ステップS103)。手数料設定部98bは、設定したキャッシュアウトの手数料を表示操作部91に表示させ(ステップS104)、遊技客による確認操作を受け付ける(ステップS105)。
決済処理部98cは、プリペイド価値の購入金額、キャッシュアウトの金額、キャッシュアウトの手数料の合計を決済金額として算出し(ステップS106)、決済金額及びデビットカードIDを含む決済要求を管理サーバに送信する(ステップS107)。
決済処理部98cは、管理サーバ100から決済成功通知を受信したならば(ステップS108;Yes)、決済完了とする。そして、プリペイド価値付与部98dがプリペイド価値の付与を実行し(ステップS109)、キャッシュアウト処理部98eがキャッシュアウトの処理を行って(ステップS110)、処理を終了する。
一方、決済が失敗し、管理サーバ100から決済成功通知を受信できなかったならば(ステップS108;No)、決済処理部98cは、表示操作部91による表示などで決済不可を報知し(ステップS111)、処理を終了する。
次に、手数料設定の具体例について説明する。図5は、プリペイド価値の購入によるキャッシュアウトの手数料の設定についての説明図である。図5(a)は、プリペイド価値の購入の有無によってキャッシュアウトの手数料を変更する場合について示し、図5(b)は、プリペイド価値の購入金額によってキャッシュアウトの手数料を変更する場合について示している。
図5(a)のプリペイド価値購入あり(アドオン方式)のケースでは、キャッシュアウト分が「20000円」、プリペイド価値購入分が「10000円」であり、キャッシュアウトの手数料は「200円」となっている。このため、合計は「30200円」である。
図5(a)のプリペイド価値購入なし(ゼロパーチェイス方式)のケースでは、キャッシュアウト分が「20000円」、プリペイド価値購入分が「0円」であり、キャッシュアウトの手数料は「400円」となっている。このように、アドオン方式に比して手数料を高く設定しているため、合計は「20400円」である。
図5(b)のプリペイド価値購入10000円のケースでは、キャッシュアウト分が「20000円」、プリペイド価値購入分が「10000円」であり、キャッシュアウトの手数料は「200円」となっている。このため、合計は「30200円」である。
図5(b)のプリペイド価値20000円のケースでは、キャッシュアウト分が「20000円」、プリペイド価値購入分が「20000円」であり、キャッシュアウトの手数料は「100円」となっている。このように、プリペイド価値の購入金額が大きいほど手数料を低く設定しているため、合計は「40100円」である。
図6は、当日のキャッシュアウト金額に応じたキャッシュアウトの手数料の設定についての説明図である。図6に示した例では、合計のキャッシュアウト金額が20000円までであれば手数料を200円、40000円までであれば手数料を350円、60000円までであれば手数料を450円、80000円までであれば手数料を500円としている。
当日1回目のキャッシュアウトが「20000円」、プリペイド価値購入分「0円」であれば、キャッシュアウトの手数料は「200円」であり、1回目の決済金額の合計は「20200円」となる。
その後、2回目のキャッシュアウトが「15000円」、プリペイド価値購入分「0円」であれば、当日のキャッシュアウトの合計は「35000円」である。このキャッシュアウトの合計金額に対する手数料は「350円」であり、1回目に「200円」を徴収済みであるので、2回目のキャッシュアウトの手数料は差分の「150円」となる。このため、2回目の決済金額の合計は「15150円」である。
さらに、3回目のキャッシュアウトが「15000円」、プリペイド価値購入分「0円」であれば、当日のキャッシュアウトの合計は「50000円」である。このキャッシュアウトの合計金額に対する手数料は「450円」であり、2回目までに「350円」を徴収済みであるので、3回目のキャッシュアウトの手数料は差分の「100円」となる。このため、3回目の決済金額の合計は「15100円」である。
このように当日のキャッシュアウトの合計金額によりキャッシュアウトの手数料を設定するためには、当日のキャッシュアウトの合計金額を管理する必要がある。図7は、当日のキャッシュアウト合計額を管理する構成の説明図である。
図7に示した構成では、管理サーバ100がデビットカードの識別情報であるデビットカードIDにキャッシュアウトの利用実績を関連付けてキャッシュアウト利用実績データとして管理している。
この構成では、カード発行装置90は、デビットカードの受付(S1)と取引内容の受付(S2)を行うと、デビットカードIDを管理サーバ100に送信してキャッシュアウトの利用実績を問い合わせる(S3a)。図7では、管理サーバ100は、デビットカードID「dc00234」について問い合せを受け、当日のキャッシュアウト合計額「20000」を利用実績として応答することになる(S3b)。
カード発行装置90は、管理サーバ100から応答として受信した利用実績に基づいてキャッシュアウトの手数料を算定する(S3c)。その後、図1に示した決済要求の送信(S4)以降の処理を行うことになる。
次に、遊技客の属性に応じたキャッシュアウトの手数料の設定について説明する。図8は、遊技客の属性に応じたキャッシュアウトの手数料の設定についての説明図である。遊技客の属性に応じてキャッシュアウトの手数料を設定する場合には、カード発行装置90は、会員管理装置50と接続する。そして、デビットカードの受付(S1)、取引内容の受付(S2)及び会員カードの受付(S3d)を行うと、カード発行装置90は、会員カードのカードIDを会員管理装置50に送信して会員情報を問い合わせる(S3e)。
カード発行装置90は、会員管理装置50から会員情報を応答として受信し(S3f)、会員情報に基づいてキャッシュアウトの手数料を算定する(S3g)。その後、図1に示した決済要求の送信(S4)以降の処理を行うことになる。図8では、会員遊技客がプリペイド価値の購入とともにキャッシュアウトを行う場合には手数料を「0円」、会員遊技客がプリペイド価値の購入なしでキャッシュアウトを行う場合には手数料を「100円」としている。また、会員遊技客がプリペイド価値の購入とともにキャッシュアウトを行う場合には手数料を「200円」、一般遊技客がプリペイド価値の購入なしでキャッシュアウトを行う場合には手数料を「400円」としている。
図8では、会員遊技客であるか否かを属性として用いてキャッシュアウトの手数料を異ならせる場合を示したが、性別、年齢、来店実績によりキャッシュアウトの手数料を異ならせることもでき、日によって変更することも可能である。このため、例えば「水曜日は女性の手数料を優遇する」などの運用が可能となる。
また、遊技客によるプリペイド価値の購入実績を管理し、プリペイド価値の購入実績に応じてキャッシュアウトの手数料を設定することも可能である。図9は、プリペイド価値の購入実績に応じたキャッシュアウトの手数料の設定についての説明図である。図9では、会員管理装置50は、日時、会員カードID及びプリペイド価値購入金額を関連付けてプリペイド価値の購入履歴を保持している。このため、会員カードIDにより購入履歴の抽出を行うことで、特定の利用者によるプリペイド価値の購入の実績を特定することが可能である。
具体的には、カード発行装置90は、デビットカードの受付(S1)、取引内容の受付(S2)及び会員カードの受付(S3d)を行うと、会員カードのカードIDを会員管理装置50に送信して会員情報を問い合わせる(S3e)。会員管理装置50は、問い合せに示された会員カードIDにより購入履歴を抽出し、抽出結果を会員情報としてカード発行装置90に応答する(S3f)
カード発行装置90は、会員管理装置50から会員情報を受信し、会員情報に基づいてキャッシュアウトの手数料を算定する(S3g)。その後、図1に示した決済要求の送信(S4)以降の処理を行うことになる。
会員情報として受信したプリペイド価値の購入実績からキャッシュアウトの手数料を設定する場合には、例えば前回のプリペイド価値の購入に応じてキャッシュアウトの手数料を定めてもよいし、過去の複数回のプリペイド価値の購入に応じてキャッシュアウトの手数料を定めてもよい。例えば、過去の複数回のプリペイド価値の購入金額を合計し、合計金額が大きいほどキャッシュアウトの手数料を優遇することができる。
また、過去のプリペイド価値の購入実績と、今回のプリペイド価値の購入の内容の双方を用いてキャッシュアウトの手数料を算定することも可能である。
また、過去のプリペイド価値の購入回数からキャッシュアウトの手数料を設定してもよい。例えば、プリペイド価値の購入を3回行うごとに、キャッシュアウトの手数料を1回無料とするなどの運用が可能である。
これまでの説明では、カード発行装置90がキャッシュアウトの手数料を設定する場合を説明したが、カード発行装置に接続した上位装置としての決済管理装置がキャッシュアウトの手数料の設定を行うよう構成することもできる。図10は、決済管理装置によるキャッシュアウトの手数料の設定についての説明図である。
図10に示した構成では、カード発行装置90は、デビットカードの受付(S1)と取引内容の受付(S2)を行うと、取引内容を決済管理装置120に送信することでキャッシュアウトの手数料を問い合わせる(S2a)。決済管理装置120は、例えば遊技店内に設けられており、カード発行装置90からの問い合せを受けたならば、取引内容に応じてキャッシュアウトの手数料を算定し(S3h)、カード発行装置90に通知する(S3i)。カード発行装置90は、通知されたキャッシュアウトの手数料を保存し、このキャッシュアウトの手数料を使用して、図1に示した決済要求の送信(S4)以降の処理を行うことになる。
このように、決済管理装置120がキャッシュアウトの手数料の算定を行うことで、カード発行装置90の構成及び動作を簡略化でき、特に遊技店内に複数のカード発行装置90を設置する場合に有効である。
また、決済管理装置120がキャッシュアウトの利用実績やプリペイド価値の購入実績を管理することで、これらを用いたキャッシュアウトの手数料の設定を簡易に行うことができる。また、会員遊技客の情報をキャッシュアウトの手数料の設定に利用する場合には、決済管理装置120が会員管理装置50に適宜問い合せを行ってキャッシュアウトの手数料を設定すればよい。さらに、カード発行装置90が管理サーバ110に送信する決済要求についても、決済管理装置120が生成するよう構成することも可能である。
次に、キャッシュアウトした貨幣をプリペイド価値の購入に使用した場合の補償について説明する。キャッシュアウトの手数料がプリペイド価値購入の手数料よりも大きい場合、キャッシュアウトした貨幣をプリペイド価値の購入に使用すると、遊技客は最初からプリペイド価値を購入するよりも多くの手数料を支払う自体となる。このような場合には、遊技客に対して手数料の差分を補償することが望ましい。
図11は、キャッシュアウトした貨幣をプリペイド価値に購入した場合の補償についての説明図である。図11に示した構成では、カード発行装置90は、カード管理装置40と接続されており、カードの発行とキャッシュアウトを行った場合には(S11)、カードID、プリペイド価値及びキャッシュアウト金額を関連付けてカード管理装置40に登録する(S12)。図11では、カードID「1031」にプリペイド価値「10000」とキャッシュアウト「20000」を関連付けた状態を示している。
その後、遊技機20に併設された台間カード処理機10が、カードID「1031」のカードを受け付けて遊技を開始し、さらに現金の投入を検知したならば(S13)、カード管理装置40に登録されたキャッシュアウトの履歴に基づいて手数料の補償を行う(S14)。具体的には、補償すべき手数料分をプリペイド価値に加算すればよい。
例えば、アドオン方式のキャッシュアウトの手数料を1回200円と設定し、アドオン方式で20000円のキャッシュアウトが行われているならば、台間カード処理機10への現金の投入金額が20000円となったときに200円分のプリペイド価値の加算を行うことになる。
図11では、キャッシュアウト分をプリペイド価値の購入に用いた場合の補償について説明したが、プリペイド価値の購入を実質上のキャッシュアウトとして用いる場合にも補償を行うことが望ましい。
プリペイド価値の購入後に遊技を行わずに精算すると、プリペイド価値の購入を実質上のキャッシュアウトの代替として用いることができる。キャッシュアウトの手数料がプリペイド価値購入の手数料よりも大きい場合に、プリペイド価値の購入をキャッシュアウトに利用されると、遊技店は本来徴収するはずの手数料を得ることができない。
そこで、精算機80が遊技店用カードを受け付けた場合に、カードIDをカード管理装置40に送信して問い合せを行い、該カードIDで遊技をした履歴が無ければ、キャッシュアウトの手数料分を減算した上で精算することで、手数料の補償を行うことができる。
次に、商品の販売を行う小売店に本発明を適用する場合について説明する。図12は、商品の販売を行う小売店に本発明を適用する場合についての説明図である。コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の小売店の店舗内には、販売時点管理機能を有する金銭登録機であるPOSレジ220と、POSレジ220に接続され、顧客から店員が受け取った現金に応じた釣銭を出金すると共に受け取った現金を収納する釣銭機230とが設置されている。
POSレジ220は、顧客による商品の購入に伴って、取引処理を実行する。具体的には、まず、POSレジ220は、図示しないバーコードリーダーなどを介し、顧客が購入する商品データの入力を受け付けて、商品の価格の合計である購入金額を算定する。また、釣銭機230は、顧客から店員が受け取った貨幣の投入を受け付け、その合計金額を投入貨幣金額としてPOSレジ220に通知する。POSレジ220は、投入貨幣金額が購入金額を超える場合には、釣銭機230に釣銭の払い出しを行わせる。
また、図12に示した構成では、POSレジ220及び釣銭機230に加え、デビット端末270を配置している。デビット端末270は、POSレジ220に接続されるとともに、店舗の外部の管理サーバ100と接続され、デビット決済に係る処理を実行する。
デビット決済は、金融機関等の預金口座に対応付けられたデビットカードを用い、預金口座から決済金額を引き落とすことで行う決済である。顧客が商品の購入を行う場合には、購入金額が決済金額となる。このように、商品の購入にデビットカードを用いる他、デビットカードを現金の引き出し、すなわちキャッシュアウトに用いることが可能である。
具体的には、POSレジ220は、商品の購入金額やキャッシュアウトの金額を取引内容として受け付け(S21)、取引内容に応じてキャッシュアウトの手数料を算定する(S22)。このキャッシュアウトの手数料は、後述するように、キャッシュアウトとともに商品の購入が行われるか否か、購入する商品の金額によって異ならせることができる。また、キャッシュアウトの金額や利用履歴、利用者の属性などを用いてキャッシュアウトの手数料を異ならせることも可能である。
POSレジ220は、取引内容とキャッシュアウトの手数料によって定まる決済要求金額をデビット端末270に通知する(S23)。デビット端末270は、POSレジ220から決済要求金額の通知を受けると、利用者である顧客の提示したデビットカードからデビットカードIDを読み取り(S24)、デビットカードIDと決済要求金額とを含む決済要求を管理サーバ100に送信する(S25)。
管理サーバ100は、デビット端末270から決済要求を受信すると、デビットカードIDに対応付けられた預金口座から決済要求金額の引き落しが可能であるか否かを判定する。決済要求金額の引き落としが可能であれば、決済要求金額を決済金額として預金口座から引き落とし、決済成功通知をデビット端末270に送信する(S26)。
デビット端末270は、管理サーバ100から受信した決済成功通知をPOSレジ220に通知する(S27)。POSレジ220は、デビット端末270から決済成功通知を受信すると、釣銭機230にキャッシュアウト金額分の出金指示を送信する(S28)。釣銭機230は、POSレジ220からの出金指示を受けてキャッシュアウト金額分の現金を払い出す(S29)。
図13は、取引内容に応じたキャッシュアウトの手数料の設定についての説明図である。図13に示すように、商品の購入の有無を用い、例えば「商品購入がない場合は、キャッシュアウトの手数料を増額する」ことができる。また、購入する商品の金額を用い、例えば「3000円以上であれば、キャッシュアウトの手数料を無料にする」ことができる。また、購入する商品の種類を用い、例えば「セール品であれば、キャッシュアウトの手数料を無料にする」ことができる。また、購入する商品の個数を用い、例えば「3点以上購入で、キャッシュアウトの手数料を無料にする」ことができる。また、購入する商品の種類及び個数を用い、「セール品を5点以上購入で、キャッシュアウトの手数料を無料にする」ことができる。
図13では、商品に関する取引内容を用いる場合を示したが、過去の商品の購入実績、キャッシュアウト金額、キャッシュアウトの実績、利用者の属性(会員登録の有無、性別、年齢、来店実績など)を用いてキャッシュアウトの手数料を設定することも可能である。
上述してきたように、本実施例に係る決済システムでは、利用者の口座残高を決済により減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引であるキャッシュアウトと、キャッシュアウトとともに実行可能な第2の取引について、実行する取引内容を決定し、第2の取引に係る情報に基づいてキャッシュアウトについて徴収する手数料を設定し、決済を行う。このため、キャッシュアウトにおける店舗の損失を抑えつつ利用者の利便性を向上することができる。
また、本実施例に係る決済システムでは、第1の取引の決済金額、第2の取引の決済金額及び手数料を合計し、合計決済金額によって決済を実行することができる。このように1回の決済で第1の取引と第2の取引が可能とすれば、デビットカードの読取や暗証番号の入力等の労力を削減することができる。
また、キャッシュアウトの手数料は、第2の取引の有無により設定することができる。また、キャッシュアウトの手数料は、第2の取引の決済金額、取引対象の種別、取引対象の個数などに基づいて設定することも可能である。
また、第2の取引としては、遊技店において遊技媒体の貸出に利用可能なプリペイド価値を購入する取引や、小売店で商品を購入する取引を用いることができる。なお、遊技店でキャッシュアウトにより出金された貨幣がプリペイド価値の購入に使用された場合には、手数料に係る補償を行うことができる。
また、キャッシュアウトの手数料は、キャッシュアウトの決済金額や、同一の口座を用いて行われたキャッシュアウトの利用履歴をさらに用いて設定することも可能である。また、利用者の属性情報をさらに用いてキャッシュアウトの手数料を設定することも可能である。
また、設定したキャッシュアウトの手数料を利用者に報知することで利用者に認識させることも可能である。この報知は、合計の決済金額を表示してもよいし、項目ごとに個別に表示してもよい。また、利用者の確認操作を受け付けてもよい。例えば、「カード決済しますか?」とのメッセージとともに「はい」ボタンと「いいえ」ボタンを表示することで、確認操作の受け付けが可能である。さらに、表示とともに音声出力を行ってもよい。
また、キャッシュアウトの利用者を特定する特定情報を取得し、特定情報に基づき該利用者により行われた第2の取引の利用履歴を取得し、該第2の取引の利用履歴をさらに用いて手数料を設定することも可能である。
なお、本実施例では、デビットカードを利用してキャッシュアウトを行う場合を例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばクレジットカードを用いてキャッシュアウトを行う場合に適用することもできる。
また、第2の取引(プリペイド価値の購入や商品の購入など)は、現金決済で行うことも可能である。さらに、店舗が利用者に付与したポイントをキャッシュアウトの手数料に充当可能とする構成で実施してもよい。
また、本実施例では詳細な説明を省略したが、キャッシュアウトの金額を取得する方法としては、商品札のバーコードから読む、店員の手動入力などを用いることが可能である。
なお、上述の実施例では、プリペイド価値や遊技媒体数などを関連づける媒体であるカードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティック、携帯端末等を用いる場合に本発明を適用することもできる。
また、上述の実施例では、遊技玉を遊技媒体として使用する場合を例に説明を行なったが、スロットマシン用のメダルを用いる場合にも適用可能である。
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る決済装置、決済システム、決済方法及び決済プログラムは、キャッシュアウトにおける店舗の損失を抑えつつ利用者の利便性を向上することに適している。
10 台間カード処理機
20 遊技機
30 島コントローラ
40 カード管理装置
50 会員管理装置
60 賞品管理装置
80 精算機
90 カード発行装置
91 表示操作部
92 レシートプリンタ
93 デビットカード処理ユニット
94 遊技店用カード処理ユニット
95 現金処理ユニット
96 通信部
98 制御部
98a 取引内容決定部
98b 手数料設定部
98c 決済処理部
98d プリペイド価値付与部
98e キャッシュアウト処理部
100 管理サーバ
110 銀行サーバ
120 決済管理装置
220 POSレジ
230 釣銭機
270 デビット端末

Claims (16)

  1. 決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引と、前記第1の取引とは異なる第2の取引と、をカード決済する決済装置であって、
    前記第2の取引に関する取引情報を取得する取得部と、
    前記第1の取引をカード決済するために必要な手数料を、前記取得部が取得した第2の取引に関する取引情報に基づいて確定する制御部と
    を備えることを特徴とする決済装置。
  2. 前記第1の取引の決済金額、前記第2の取引の決済金額及び前記手数料を合計し、該合計決済金額によって決済を実行する決済処理部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の決済装置。
  3. 前記取得部は、前記第2の取引の有無を前記第2の取引に関する取引情報として取得することを特徴とする請求項1または2記載の決済装置。
  4. 前記取得部は、前記第2の取引の決済金額を前記第2の取引に関する取引情報として取得することを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項記載の決済装置。
  5. 前記取得部は、前記第2の取引にて取引される対象の種別を前記第2の取引に関する取引情報として取得することを特徴とする請求項1ないし4いずれか一項記載の決済装置。
  6. 前記取得部は、前記第2の取引にて取引される対象の個数を前記第2の取引に関する取引情報として取得することを特徴とする請求項1ないし5いずれか一項記載の決済装置。
  7. 前記制御部は、確定した前記手数料を報知するよう報知制御することを特徴とする請求項1ないし6いずれか一項記載の決済装置。
  8. 前記第2の取引は、遊技店において遊技媒体の貸出に利用可能な価値の購入取引であることを特徴とする請求項1ないし7いずれか一項記載の決済装置。
  9. 前記制御部は、前記第1の取引の決済金額をさらに用いて前記手数料を確定することを特徴とする請求項1ないし8いずれか一項記載の決済装置。
  10. 前記制御部は、同一の口座を用いて行われた前記第1の取引の利用履歴をさらに用いて前記手数料を確定することを特徴とする請求項1ないし9いずれか一項記載の決済装置。
  11. 前記取得部は、前記第1の取引の利用者を特定する特定情報を取得可能であり、取得した特定情報に基づき該利用者により行われた前記第2の取引の利用履歴を取得し、
    前記制御部は、前記第2の取引の利用履歴に基づき、前記第1の取引をカード決済するために必要な前記手数料を確定する
    ことを特徴とする請求項1ないし10いずれか一項記載の決済装置。
  12. 前記取得部は、前記第1の取引の利用者を特定する特定情報を取得可能であり、
    前記制御部は、前記利用者の属性情報をさらに用いて前記手数料を確定する
    ことを特徴とする請求項1ないし11いずれか一項記載の決済装置。
  13. 決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引と、前記第1の取引とは異なる第2の取引と、をカード決済する決済システムであって、
    前記第2の取引に関する取引情報を取得する取得部と、
    前記第1の取引をカード決済するために必要な手数料を、前記取得部が取得した第2の取引に関する取引情報に基づいて確定する制御部と
    を備えることを特徴とする決済システム。
  14. 前記第2の取引は、遊技店において遊技媒体の貸出に利用可能な価値の購入取引であり、
    前記第1の取引により出金された貨幣が前記遊技媒体の貸出に利用可能な価値の購入に使用された場合に、前記手数料に係る補償を行う手数料補償部をさらに備えたことを特徴とする請求項13記載の決済システム。
  15. 決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引と、前記第1の取引とは異なる第2の取引と、をカード決済する決済方法であって、
    前記第2の取引に関する取引情報を取得する取得ステップと、
    前記第1の取引をカード決済するために必要な手数料を、前記取得ステップで取得した第2の取引に関する取引情報に基づいて確定する制御ステップと
    を含むことを特徴とする決済方法。
  16. 決済により口座残高を減算して貨幣の出金を可能とする第1の取引と、前記第1の取引とは異なる第2の取引と、をカード決済する決済プログラムであって、
    前記第2の取引に関する取引情報を取得する取得手順と、
    前記第1の取引をカード決済するために必要な手数料を、前記取得手順で取得した第2の取引に関する取引情報に基づいて確定する制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする決済プログラム。
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