JP4245396B2 - デビット利用料徴収システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デビットカードを使用するデビット決済により利用料を徴収するデビット利用料徴収システムに関し、特に会員が保有する貯玉データ或いはサービスポイントを利用料として適用させ徴収することができるデビット利用料徴収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、パチンコ機などの遊技機を設置した遊技店で遊技をおこなう場合には、カード発行機から一旦記録媒体(例えば、プリペイドカード)を購入し、このプリペイドカードに付与された有価対応(購入金額)に応じて遊技媒体(例えば、パチンコ玉)を借り受けるプリペイドカードを使用したプリペイドカード発行システムが主流である。また、プリペイドカードに付与する有価対応は会員が所有する会員カードに関連付けて付与することもでき、会員は会員カードを使用して度数分の遊技をおこなうことができる。
【0003】
ここで、プリペイドカードの残額(度数)が無くなり、遊技客が新たに新規のプリペイドカードを購入をおこなう際、現金の持ち合わせが無い場合には、その都度銀行に行って現金を引き出してくる等の手間や不都合がある。このため、現在では、遊技店内にデビット決済用のデビット端末を設置し、デビットカード(銀行や郵便局などで使用するキャッシュカード)を用いるデビット決済により遊技客の希望金額分のプリペイドカードを発行するデビット決済によるデビットカードシステムが考案されている。
【0004】
このデビットカードシステムは、遊技客がデビットカードを使用して自身の口座から購入したプリペイドカードの有価対応分とデビット決済にともなう利用料を加算した引き落としをおこない、このプリペイドカードを使用してパチンコ玉を借り受けて遊技をおこなうものである。
【0005】
すなわち、遊技店は、遊技客がデビット決済によりプリペイドカードを購入する際には、利用料を徴収できるようになっている。この利用料の徴収は、プリペイドカードの購入金額に利用料を加算し、その合計金額を銀行から引き落とす即時決済をおこなっている。以上のように、遊技客にとっては、デビット決済時には、利用料の徴収による負担が生じることから、デビットカードの利用が減少する恐れがある。
【0006】
このため、上述のような、利用料に関する問題を解決する従来技術として、遊技店に対する利用状況(来店回数)や遊技客が会員などの場合に、その割り引き条件を設定することにより、遊技客の負担を軽減する提案が開示されている(特願2002−5314号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した利用料を設定している遊技店で遊技をおこなう遊技客は、プリペイドカードの購入金額とは別に、銀行口座から利用料が加算され引き落とされるため、遊技客にとってはデビットカードの利用を躊躇させる原因となっていた。このため、利用料を設定している遊技店は、利用料を設定していない遊技店よりデビットカードの利用率が低下するという問題がある。一方、これとは反対に利用料を設定していない遊技店では、遊技客の負担が減るためデビットカードの利用率が低下するという問題はないが、デビット決済に関する手数料の支払いは、全て遊技店の負担となってしまうため、遊技店にとって金銭的な負担が大きくなるという問題がある。
【0008】
また、会員が所有する貯玉やサービスポイントは、まとまった量であれば交換することができるが、少量では活用しにくいため、利便性の点で問題がある。
【0009】
また、一般遊技客は獲得した遊技媒体(パチンコ玉)を計数機により計数した後、欲しい景品に交換するものとなるが、この場合、景品に交換できない余り玉は不必要な菓子類などの小景品に交換することとなるため、この余り玉などは有効活用できないうえ無駄となってしまうという問題がある。
【0010】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するためになされたもので、会員が保有する貯玉或いはサービスポイントを利用料として適用可能とすることにより利用料を現金以外で支払うことができるデビット利用料徴収システムに関する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、遊技店に会員登録された各会員の貯玉数並びにサービスポイント数を含む会員情報を該会員に付与した会員用記録媒体の識別情報に対応づけて管理する管理装置と、デビットカードを用いたデビット決済処理を行う前記遊技店内に配設されたデビット端末装置とを有するデビット利用料徴収システムであって、前記デビット端末装置は、前記会員用記録媒体を用いたデビット決済要求を受け付けた場合に、該デビット決済要求のデビット決済処理に要する手数料額に相当する貯玉数及びサービスポイント数、並びに、前記管理装置から取得した当該会員用記録媒体の識別情報に対応する貯玉数及びサービスポイント数を所定の表示部にそれぞれ表示制御する表示制御手段と、前記貯玉又は前記サービスポイントを用いた前記デビット決済処理に要する手数料額の支払い種別を受け付ける受付手段と、前記受付手段により前記貯玉を用いた手数料額の支払い要求を受け付けた場合には前記管理装置に対して前記利用料額相当分の貯玉数の減算指示を行い、前記受付手段により前記サービスポイントを用いた手数料額の支払い要求を受け付けた場合には前記管理装置に対して前記利用料額相当分のサービスポイント数の減算指示を行う減算指示手段とを備え、前記管理装置は、前記デビット端末装置から会員用記録媒体の識別情報を含む問い合わせ要求を受け付けた場合に、該会員用記録媒体の識別情報に対応する貯玉数及びサービスポイント数を検索して前記デビット端末装置に通知する通知手段と、前記会員用記録媒体の識別情報並びに利用料額の支払い種別を含む減算要求を前記デビット端末装置から受け付けた場合に、該当する識別情報に対応づけられた貯玉数又はサービスポイント数から手数料相当分の貯玉数又はサービスポイント数を減算処理する減算処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るデビット利用料徴収システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態では、本発明をパチンコ遊技に適用した場合を示すが、パチンコ遊技のみならずパチスロ遊技などにおいても本発明を適用することができる。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態であるデビット利用料徴収システムの全体構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態で使用される記録媒体としては、会員管理に利用される会員カードMCや、通常のプリペイドカードである一般カードBCを用いた場合を説明する。また、デビットカードとしては、銀行や郵便局などで使用するキャッシュカードを適用する。
【0022】
会員カードMCは、住所や氏名等の会員情報を登録した会員である遊技客に対して遊技店が発行する合成樹脂製のカード(JISII)であり、各種情報が磁気記録及び印字してある。具体的には、発行店の識別情報や会員コード等の会員識別情報が磁気記録してあると共に、発行した店コード、会員コード等の情報が印字してあり、記録内容の一部を目視できるようになっている。
【0023】
これに対して一般カードBC(プリペイドカード)は、任意の一般利用客に対して遊技店が都度発行する紙製の磁気カードであり、上述した会員カードMCと同様、各種情報が磁気記録及び印字してある。具体的には、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行金額、カード種別等が磁気記録してあると共に、発行店、カード固有識別情報(例えば発行機番号+連番)、発行金額及び有効期限等が目視できるように印字してある。
【0024】
これらの会員カードMC及び一般カードBCは、その材質や板厚及び記録内容が相違するものの、縦横の寸法は同一であると共に、各種情報を磁気記録するための磁気ストライプも同一の位置に設けてある。
【0025】
また、会員カードMC及び一般カードBCには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準となる有価対応、具体的には「度数」と称される有価対応を付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の貸出処理単位であり、所定のレートで設定してある。一般的には、1度数が100円に対応し、1度数でパチンコ玉25個だけ貸し出すように設定してある。なお、本実施の形態の場合、それぞれの度数は、個々のカード(会員カードMC、一般カードBC)には記録せず、後述する会員管理TC11の会員管理テーブル24、プリペイドカード管理TC10のプリペイドカード管理テーブル23にそれぞれ記憶されるものとなる。
【0026】
ここで、一般カードBCと比較した会員カードMCの特色を説明すると、会員カードMCを所有する会員は、いわゆる貯玉サービスを受けられる点が大きく相違する。すなわち、貯玉とは遊技した際に獲得した遊技媒体の数量を貯めることであり、具体的には、パチンコ玉を用いて遊技していた場合には、パチンコ玉を数量情報という形式で貯めることを貯玉という。なお、スロット機によりメダルを用いて遊技をしていた場合には、メダルを枚数情報という形式で貯めることを貯メダルという。
【0027】
そして、上述のようにして貯玉をおこなった会員は、貯玉データに関連付けられている数量(貯玉数)の範囲内で、パチンコ玉を借り受けて再度遊技をすることができ、また、貯玉数の範囲内で、遊技店内の自動販売機からジュース等の商品と交換することができる。さらに、貯玉数の範囲内で、通常の欲しい景品(たばこ等)と交換することができる。
【0028】
この貯玉数も、会員カードMCには記録せず、後述する会員管理TC11の会員管理テーブル24に記憶されている。そして、この貯玉数は、新規に貯玉された場合にはその分だけ増加され、一方、遊技すべくパチンコ玉が引き出された場合や、遊技店内の自動販売機で商品を交換した場合及び景品に交換した場合には、その分だけ減少されて、常に最新の値となるように演算処理される。
【0029】
また、会員に対する特典としてサービスポイント制度が設定されている。このサービスポイントとは、会員による会員カードの利用(来店回数)に合わせて所定のポイントを付加する特典であり、サービスポイントのポイント数によりドリンクサービスや優先入場などをすることができる。
【0030】
以下、本発明におけるデビット利用料徴収システムの詳細について説明する。図1に示すように、本実施の形態のデビット利用料徴収システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数のパチンコ機20およびカード処理ユニット30が並設してあるとともに、各島にカード発行機40、カード精算機50などの記録媒体処理装置が適宜設けてある。また、複数のカード発行機40に対応して、デビット決済処理装置としての複数のデビット子機70が併設されている。デビット子機70は、このデビット子機70と接続されたカード発行機40と協同し、プリペイドカードの発行に関するデビットカードによる決済処理機能を有する。
【0031】
カード発行機40は、プリペイドカードの発行処理、並びに会員カードを受け入れて、この会員カードに関連付けられた度数に対する加算処理を主機能としている。具体的には、カード発行機40を利用して遊技客が希望する有価対応分のプリペイドカードの発行およびこのプリペイドカード、会員カードに対する追加入金をおこなうことができる。また、紙幣やデビットカードの利用時において、遊技客により購入希望金額が選択されると、この選択された金額データや発行店、日付、カードを特定する情報を当該カードの磁気ストライプ部に磁気記録し、かつカード表面に金額と表示IDを印字したプリペイドカードを発行することができる。
【0032】
カード処理ユニット30は、遊技店に設置された複数のパチンコ機20それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、パチンコ機20の相互間に挟まれる形で設置してある。カード処理ユニット30は、プリペイドカードや会員カードに関連付けられた残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。
【0033】
このカード処理ユニット30は、プリペイドカードを挿入するカード挿入口にカードが挿入されると、プリペイドカード管理TC10に問い合わせることにより、そのプリペイドカードに関連付けられた有価対応データを取得し、遊技客によるパチンコ機20への遊技媒体の貸し出し要求に基づき、有価対応データ(残度数)の範囲内で、遊技媒体を貸し出す処理をおこなう。
【0034】
パチンコ機20は、パチンコ玉を遊技領域に発射して利用客が遊技をおこなうことができる。カード精算機50は、プリペイドカードや会員カードに関連付けられた度数を現金として払い戻す処理を主機能とするもので、遊技店内に数台ずつ設置してある。カード精算機50は、会員カードMCや一般カードBCを受け入れて、会員カードMCや一般カードBCに関連付けられた度数を現金として払い戻す処理を主機能とするものである。
【0035】
デビット子機70は、カード発行機40に隣接して設置され、かつ当該カード発行機40と通信路で接続されている。また、このデビット子機70は、遊技店の店外において、公衆回線網1000を介して情報処理センタ1001に接続されている。
【0036】
さらに、この情報処理センタ1001は、デビットカード発行銀行1020、決済銀行1030、加盟店銀行1040のそれぞれのコンピュータとCAFISネットワーク(クリアリングセンタ1011を含む)を介して接続されている。このCAFISネットワークを中心とし、更に、情報処理センタ1001の遊技店内に設置されたデビット子機70へと継がる部分全体は、デビットカードシステムと称されている。
【0037】
これらのパチンコ機20、カード処理ユニット30、カード発行機40およびカード精算機50は、各島内に設けた島コントローラ60を通じてターミナルコントローラ10の制御下にある。
【0038】
プリペイドカード管理TC10および会員管理TC11は、パチンコ店外のカード会社センタ1060の経営コンピュータと公衆回線網により接続されており、この経営コンピュータを用いてプリペイドカード管理TC10および会員管理TC11内のデータを管理できるようになっている。
【0039】
カード会社センタ1060は、定期的(例えば閉店時)に各遊技店のターミナルコントローラ10との間でデータの送受信を行い、遊技店舗毎に、ターミナルコントローラ10から送信されるカード(会員カードMC、一般カードBC)の発行及び利用実績の情報の管理や、売上集計などの処理を行う。
【0040】
次に、図1に示したプリペイドカード管理TC10(ターミナルコントローラ)および会員管理TC11(ターミナルコントローラ)の内部構成について説明する。図2は、プリペイドカード管理TC10の内部構成を示すブロック図、図3は、プリペイドカード管理テーブル23の構成をそれぞれ示している。
【0041】
すなわち、図2に示すようにプリペイドカード管理TC10のRAM13aは、一般カードBC(プリペイドカード)の各種管理情報を格納する部分である。14aは公衆回線網1061を介してカード会社センタ160との間で情報の送受信を行う通信I/F部、CPU15aは、ROM16aに格納されたプログラムに基づいて上述した各種処理を実現するための部分である。また、17aは、上述した各種管理情報を表示するための表示部、18aは、オペレータが設定をおこなう際に操作する入出力部である。プリペイドカード管理TC10に格納されたそれぞれの度数情報は、通信I/F部14aを通じて読み出し要求があった場合にはCPU15aによって、その都度RAM13aから読み出される一方、減算更新要求や加算更新要求があった場合にはCPU15aによって適宜更新されることになる。
【0042】
また、図3に示すように、プリペイドカード管理テーブル23は、一般カードBC(プリペイドカード)のカードの識別情報毎(固有識別コード)に、その度数情報とを対応付けて格納したものである。このプリペイドカード管理テーブル23の度数情報は、現金決済分とデビット決済分とに分けて管理してある。現金決済分に関しては、購入した度数、使用した度数及び残度数である。デビット決済分に関しては、現金決済分と同様に、購入した度数、使用した度数及び残度数に加えて、利用料の金額についても一般遊技客を特定する識別番号に対応付けて管理してある。
【0043】
図4は、会員管理TC11の内部構成を示すブロック図、図5は、会員管理テーブル24の構成をそれぞれ示している。すなわち、図4に示すように、会員管理TC11のRAM13bは、会員カードの各種管理情報を格納する部分である。14bは公衆回線網1061を介してカード会社センタ160との間で情報の送受信を行う通信I/F部、CPU15bは、ROM16bに格納されたプログラムに基づいて上述した各種処理を実現するための部分である。また、17bは、上述した各種管理情報を表示するための表示部、18bは、オペレータが設定をおこなう際に操作する入出力部である。プリペイドカード管理TC10に格納されたそれぞれの度数情報は、通信I/F部14bを通じて読み出し要求があった場合にはCPU15bによって、その都度RAM13bから読み出される一方、減算更新要求や加算更新要求があった場合にはCPU15bによって適宜更新されることになる。
【0044】
また、図5に示すように、会員管理テーブル24は、会員カードMCを所有する特定のカード識別情報(会員コード)会員の識別番号に関連付けて度数情報および会員情報を対応付けて格納したものである。会員管理テーブル24の度数情報は、現金決済分とデビット決済分とに分けて管理してある。現金決済分に関しては、購入した度数、使用した度数及び残度数である。デビット決済分に関しては、現金決済分と同様に、購入した度数、使用した度数及び残度数に加えて、利用料の金額についても会員を特定する識別番号に対応付けて管理してある。利用料は、デビットカードによるデビット決済の利用時に遊技客に対して徴収する金額である。この利用料は、利用料設定部80により設定される。
【0045】
会員カードMCに関する会員管理テーブル24には、会員である遊技客の会員情報も格納してある。具体的には、貯玉数、サービスポイント、誕生日、性別、年齢、最終来店日である。サービスポイントとは、来店回数、購入度数(入金額)、誕生日等、遊技店が設定した条件に合致した場合に会員である遊技客に付与される付加対応である。ここで、貯玉数情報は、計数機12によって貯玉された場合及びデビット子機70によるデビット決済により貯玉された場合に、その貯玉の数量分だけ増加した値に更新される。
【0046】
一方、再プレイなどによりパチンコ玉が引き出された場合、自販機によって商品が提供された場合及び景品管理システムによって景品が交換された場合には、引き出されたパチンコ玉や、商品または景品の数量分だけ減少した値に更新されて、最新の値となるように演算処理される。後述するように、貯玉はサービスポイントとともに、利用料として適用可能な対価として対応付けすることができる。
【0047】
これらの会員情報のうち、誕生日、性別、年齢に関しては、遊技客が会員登録する際に申込み用紙に記入させるなどして取得した情報である。これに対して貯玉数、サービスポイント、最終来店日に関しては、カード処理ユニット30、カード発行機40およびカード精算機50に対して会員カードMCが挿入される度にCPU15bが取得更新する情報である。
【0048】
図6は、実施の形態に係わる情報処理センタ1001、デビット子機70、カード発行機40の概略構成及び接続態様を示す概念図である。すなわち、図6に示すように、本実施の形態1におけるプリペイドカード発行システムは、プリペイドカードの発行をおこなうカード発行機40と、デビットカードの受け入れ時に、デビットカードに関連付けられたカード情報を取得するデビット子機70と、このデビット子機70により取得したカード情報に基づいてデビット決済処理をおこなう情報処理センタ1001とを通信により接続することにより構成している。カード発行機40には、プリペイドカード管理TC10、会員管理TC11が通信接続されている。
【0049】
デビット子機70は、カード発行機40に付設されており、このデビット子機70は、デビット決済による取引金額や入力操作ガイダンスなどの各種情報を表示する表示部76、キャッシュカード(デビットカード)の暗証番号や取引金額等を入力する外部操作入力部77(テンキー)、キャッシュカードを挿入するためのデビットカード挿入/返却口74、デビット決済によるレシートを発行するレシート排出口75を備えている。なお、本例ではデビット子機40とカード発行機70とを別体として構成しているが、カード発行機40の内部にデビット子機70のデビット処理機能を備える構成とすることもできる。
【0050】
カード発行機40は、プリペイドカードの発行金額を選択する5種類(本例では、10000円、5000円、3000円、2000円、1000円)の選択ボタン47と、この選択ボタン47により選択された発行金額に応じたプリペイドカードを排出し、発行をおこなう一般挿入/発行口44および会員カード用の会員カード挿入/返却口を備えている。
【0051】
情報処理センタ1001は、公衆回線網1000を通じてデビット子機70に接続され、このデビット子機70により取得したカード情報に基づいてデビット決済処理をおこなう機能を備えており、さらには図1に示すクリアリングセンタ1011を含むCAFISネットワーク1010、並びに遊技客の口座を有するデビットカード発行銀行1020および情報処理センタ1001の口座を有する加盟店銀行1040に接続されている。
【0052】
以下、図7、8を参照して上述したカード発行機40およびデビット子機70の詳細について説明する。図7は、本実施の形態で適用するカード発行機40およびデビット子機70の外観を示した正面図、図8は、これらカード発行機40およびデビット子機70の内部構成を示すブロック図である。本実施の形態では、図7に示すように、カード発行機40およびデビット子機70を、それぞれ個別の筐体41、71に別々のユニットとして設けてある。また、カード発行機40の筐体41およびデビット子機70の筐体71は、それぞれの前面に開閉可能な扉体42、72を備えて構成しており、各扉体42、72は、筐体41、71との間に主錠手段43、73が設けてあり、閉成した状態で施錠することが可能である。
【0053】
カード発行機40は、筐体41の前面に設けた扉体42に一般カード挿入/発行・返却口44、会員カード挿入/返却口45、紙幣挿入/返却口46および外部操作入力部としての選択ボタン47、取消ボタン48、表示部49およびハンディ収容凹部42aを備えている。
【0054】
一般カード挿入/発行・返却口44は、一般カードBC(プリペイドカード)を受入れてこれを一般カード処理部403に取り込む一方、一般カード処理部403において所望の処理を施した後の一般カードBCを返却、あるいは一般カード処理部403で発行処理した一般カードBCを発行するための開口である。一般カード処理部403は、取り込んだ一般カードBCに磁気記録されているカード固有識別情報を読み取り、その読み取り結果を後述の発行制御部402に与える処理、並びに一般カードBCの発行処理を行う部分である。一般カードBCの発行処理では、例えば、予め装填されたロール紙(図示せず)を適宜切断・印字・データ処理し、これを一般カードBCとして発行するようにしている。
【0055】
会員カード挿入/返却口45は、会員カードMCを受け入れてこれを会員カード処理部401に取り込む一方、会員カード処理部401において所望の処理を施した後の会員カードMCを返却するための開口である。会員カード処理部401は、取り込んだ会員カードMCに磁気記録されている会員識別情報を読み取り、その読み取り結果を後述の発行制御部402に与える部分である。
【0056】
紙幣挿入/返却口46は、紙幣を受け入れてこれを紙幣処理部404に取り込む部分である。紙幣処理部404は、取り込まれた紙幣の金種を識別してその識別結果を後述の発行制御部402に与えるとともに、識別可能な紙幣を金種別に分類して紙幣回収箱405に収納する一方、識別不能な紙幣を返却するための部分である。
【0057】
外部操作入力部である選択ボタン47は5種類(10000円、5000円、3000円、2000円、1000円)の発行金額に応じたプリペイドカードを選択し、その押下により指定金額分のプリペイドカードを発行する機能を備えている。取消ボタン48は、一度選択した操作などを一旦取り消すためのボタンである。これら、選択ボタン47、取消ボタン48は、それぞれ外部操作入力部として設けたもので、遊技客によってON操作された場合に個別の検出信号を後述の発行制御部402に与える部分である。
【0058】
表示部49は、後述の発行制御部402から与えられた入力ガイダンスや設定入力ガイダンス等の各種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成してある。
【0059】
ハンディ収容凹部42aは、補助扉体42bによって開閉可能、かつ扉体42の主錠手段43とは別個の補助錠手段42cによって施錠可能な凹所である。この補助錠手段42cには、施錠状態にあるか否かを検出するとともに、その検出結果を常時発行制御部402に与える施錠検出センサ406を設けてある。上記ハンディ収容凹部42aには、ハンディ端末入力機407を収容してある。ハンディ端末入力機407は、各種機能スイッチやテンキースイッチを備えて構成したもので、内部操作入力部として機能する。このハンディ端末入力機407の各種機能スイッチやテンキースイッチがON操作された場合には、上述した選択ボタン47や取消ボタン48と同様に、それぞれ個別の検出信号が後述の発行制御部402に与えられることになる。
【0060】
発行制御部402は、予め与えられたプログラムや会員カード処理部401、一般カード処理部403、紙幣処理部404、選択ボタン47、一括発行ボタン48、取消ボタン50、施錠検出センサ406およびハンディ端末入力機407から与えられた情報に基づいて各部の制御を行うための部分である。この発行制御部402は、第1通信I/F部408および第2通信I/F部409を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態では、第1通信I/F部408が、後述する島コントローラ60を介してターミナルコントローラ10に接続してある一方、第2通信I/F部409が、デビット子機70の第1通信I/F部704を介して後述のデビット制御部702に接続してある。
【0061】
デビット子機70は、筐体71の前面に設けた扉体72にデビットカード挿入/返却口74、レシート排出口75、表示部76および外部操作入力部77を備えているとともに、扉体72を開成した場合に露出する部分に内部操作入力部78を備えている。
【0062】
デビットカード挿入/返却口74は、デビットカードDCを受け入れてこれをデビットカード処理部701に取り込む一方、デビットカード処理部701において所望の処理を施した後のデビットカードDCを返却するための開口である。デビットカード処理部701は、取り込んだデビットカードDCに磁気記録されている情報を読み取り、その読み取り結果を後述のデビット制御部702に与える部分である。
【0063】
レシート排出口75は、印字部703において印字処理されたレシートRCを排出するための開口である。印字部703は、後述のデビット制御部702から与えられた情報をレシートRCとして印字出力するための部分である。表示部76は、後述のデビット制御部702から与えられた入力ガイダンス等の各種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成してある。
【0064】
外部操作入力部77は、確認スイッチや取消スイッチ等の各種機能スイッチ、さらにはデビットカードDCの暗証番号を入力するためのテンキースイッチを備えて構成したものである。内部操作入力部78は、係員モードスイッチ78を備えて構成したものである。これら外部操作入力部77および内部操作入力部78がON操作された場合には、それぞれ個別の検出信号が後述のデビット制御部702に与えられることになる。
【0065】
利用料設定部80は、キャッシュカードなどのデビットカードを使用するデビット決済時に購入したプリペイドカードに対して加算される利用料を設定する機能を有している。この利用料は、遊技客がカード発行機の5種類の選択ボタン(例えば、1000円、2000円、3000円、5000円、10000円)を押して、購入を希望するプリペイドカードを選択した際に、利用料として設定される。例えば、デビット取引により10000円のプリペイドカードを購入した場合は、購入金額の10000円に150円の利用料が加算され、この金額が利用料として表示される。この利用料は、遊技店毎に異なる金額として設定されている。
【0066】
対応付け部81は、会員が獲得した貯玉データ或いはサービスポイントを利用料として対応付けて徴収する機能を備えている。また、この対応付け部81は、一般遊技客が獲得したパチンコ玉の玉数を利用料として適用可能とする機能をも備えることができる。具体的には、例えば、利用料の100円に対する貯玉データ或いはサービスポイントとして対応付けて設定した場合、貯玉数は、25個、サービスポイントは50Pがそれぞれ相当する。後述するように、この利用料に対応した貯玉データ或いはサービスポイントの数値が表示部49に表示される。
【0067】
デビット制御部702は、デビットカード処理部701、外部操作入力部77および内部操作入力部78から与えられた情報に基づいて各部の制御を行う部分である。このデビット制御部702は、第1通信I/F部704および第2通信I/F部705を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態では、第1通信I/F部704が、カード発行機40の第2通信I/F部409を介して発行制御部402に接続してある。
【0068】
第2通信I/F部705は、公衆回線網1000を通じて後述するデビットカードシステムの情報処理センタ1001に接続され、さらには図1に示すように、クリアリングセンタ1011を含むCAFIS(Credit and Finance Information System)ネットワーク1010、並びに遊技客の口座を有するデビットカード発行銀行1020および情報処理センタ1001の口座を有する加盟店銀行1040に接続されている。
【0069】
次に、図1に示した計数機12の構成について説明する。図9は、計数機12の内部構成を示した機能ブロック図である。すなわち、図9に示すように、計数機12は、制御部83、会員カード処理部84、計数処理部85、表示部86、操作入力部87及び通信I/F部88を備えている。制御部83は装置全体の制御を行うと共に所定の処理を実行する。91は、計数機12により計数された玉数を印字したレシートを発行するためのレシート発行口である。また、92は会員により挿入された会員カードを挿入および返却用の会員カード挿入/返却口である。
【0070】
計数機12は、遊技客が遊技(大当たり)により獲得したパチンコ玉(遊技媒体)を受け入れて、このパチンコ玉の総数を算出(計数)する機能を備えている。また、会員カードを挿入し、暗証番号を入力することにより、貯玉した玉を引き落として再プレイする機能も備えている。この計数機80による計数値(玉数)は、紙のレシートに印字したり所定の計数記録媒体に記録して発行し、所望の景品と交換することができる。
【0071】
以下、各部の詳細について説明する。会員カード処理部84は、会員カード挿入/返却口92から挿入された会員カードMCの記録情報を読み取り、この読取結果を制御部83に送出する。計数処理部85は、遊技を終了する利用客(貯玉会員)又は店員により投入されたパチンコ玉を計数し、この計数結果を制御部83に送出する。
【0072】
制御部83は、計数処理部85からの計数結果を表示部86に表示させる。これにより利用客は遊技により獲得したパチンコ玉の数量を把握することができ、その全部又は一部を景品あるいは貯玉として使用することが可能となる。また、制御部83は、計数処理部85からの計数結果及び会員カード処理部84からの会員カードMCの読取結果に含まれる会員コードを、通信I/F部88を介して会員管理TC11に送出する。
【0073】
会員管理TC11では、該当する会員コードが会員管理テーブル24に登録されている場合には、これに対応する現在の貯玉数に受信した計数結果を加算する。一方、該当する会員管理テーブル24に登録されていない場合には、会員管理テーブル24に当該会員コードを新規登録し、これに対応して受信した計数結果を登録する。
【0074】
以上の処理が終了した場合には、処理が正常終了した旨が通信I/F部88を介して制御部83に入力されるので、この制御部83は、会員カード処理部84を通じて会員カード挿入/返却口92から会員カードMCを返却する。
【0075】
以下、図10のフローチャートを参照して、本実施の形態における全体制御処理手順を説明する。この図10に示すフローチャートは、情報処理センタ1001、デビット子機70、カード発行機40、プリペイドカード管理TC10、会員管理TC11との間での処理手順を説明する図である。以下、前記図6および図10を参照しながら、主にカード発行機40およびデビット子機70の動作について説明する。
【0076】
すなわち、先ず、遊技客がカード発行機40の会員カード挿入/排出口44に会員カードを挿入すると(ステップS110)、カード発行機40は、会員カードの挿入を認識するとともに、会員カードの会員コードを読み取り(ステップS112)、次いで、デビット子機70に対して、会員カード挿入通知を送信する(ステップS115)。一方、デビット子機70では、カード発行機40から会員カード挿入通知を受信すると(ステップS120)、キャッシュカードの挿入判断をおこない(ステップS125)、キャッシュカードの挿入時には(ステップS125肯定)、以下、デビット決済を開始する準備をおこなうものとなる。
【0077】
ここで、デビット子機70には、会員による会員カードの挿入通知が受信されているため、このデビット子機70の表示部76には、会員用の表示画面が表示される(ステップS128)。
【0078】
図11(a)、(b)は、会員カードの挿入通知が受信された際に、デビット子機70の表示部76に表示される画面表示内容の一例を示している。すなわち、図11(a)に示すように、表示部76には、発行するプリペイドカードの発行額に応じた「利用料」が表示される他、この「利用料」の金額に対応して適用される「ポイント」、「貯玉」の数値がそれぞれ表示される。前述したように、プリペイドカードの発行額に応じた利用料の設定は、利用料設定部80により設定され、「貯玉」および「ポイント」に対する利用料に応じた対応付けは、対応付け部81により設定される。
【0079】
この図11(a)に示す表示により、会員はプリペイドカードの購入時に徴収される利用料の金額および利用料に対応する「貯玉」および「ポイント」を確認することができる。図11(a)に示すように、例えば、会員が2000円のプリペイドカードを購入した場合には、利用料が100円であり、この利用料の100円は、サービスポイントでは50P、貯玉の数量としては、25個がそれぞれ適用することを表している。
【0080】
以下、図11(a)の画面から図11(b)の画面に切り換えをおこなうと、図11(b)に示すように、利用料を「貯玉」或いは「ポイント」として支払うか通常のデビット決済による口座引き落としでおこなうかの選択ガイダンスが表示部76に表示される。この選択ガイダンスは、会員に対して選択を促す表示であり、通常と同様に利用料を銀行口座による引落しでおこなう場合には、確認ボタンを押下する。また、利用料の支払いを「貯玉」或いは「ポイント」ととして支払う場合には、会員暗証番号の入力をおこなうものとなる。
【0081】
以下、本例では、利用料の支払いは、現金ではなく利用料として適用される「貯玉」或いは「ポイント」とした場合の処理手順について説明する。すなわち、貯玉或いはポイントの選択ガイダンスにより、利用料に対する引き落とし方法の選択、会員暗証番号の入力待ちとなり(ステップS130)、会員暗証番号が入力されると(ステップS135)、デビット子機70から会員の暗証番号がカード発行機40に対して送信される(ステップS140)。次いで、カード発行機40では、デビット子機70から会員の暗証番号を受信すると(ステップS145)、この会員の暗証番号および会員コードを会員管理TC11に対して通知する(ステップS146)。
【0082】
一方、会員管理TC11では、デビット子機から通知された会員コードおよび暗証番号を受信すると(ステップS150)、会員コードに基づいて、会員管理テーブル24(図5)を検索し、該当する会員(会員コード)が保有する貯玉の数量データおよびサービスポイントを抽出する(ステップS155)。この会員管理テーブル24から抽出された会員の貯玉数およびサービスポイントをカード発行機40を通じて、デビット子機70に対して通知する(ステップS160)。
【0083】
一方、デビット子機70では、会員管理TC11から該当する会員(会員コード)が保有する貯玉数およびポイントを取得すると(ステップS170)、表示部76の表示画面に会員が保有する貯玉数およびサービスポイントの表示とともに、「引き落とし元の選択」ガイダンスの表示をおこなう(ステップS175)。ここで、図12は、会員が保有する貯玉およびサービスポイントの表示および「引き落とし元」選択画面の一例を示しており、会員は、この表示により自身の保有する貯玉およびサービスポイントのデータを確認するとともに、選択元画面により利用料に対する支払いを「1.貯玉」か「2.ポイント」のいずれかを選択して、設定することができる。ここで、会員は、現時点で3000個の貯玉と600Pのサービスポイントを保有していることがわかる。また、以下の説明では、仮に「引き落とし元」選択画面による選択から「1.貯玉」が選択され、貯玉による引き落としが設定されたものとする。
【0084】
次いで、表示部76に暗証番号入力要求表示をおこなった後、デビット決済に係わるキャッシュカードの暗証番号の入力待ちとなる(ステップS180)。図13は、表示部76に表示される暗証番号の入力ガイダンスの一例を示しており、「キャッシュカードの暗証番号を入力して下さい」などが表示される。そして、このステップS180による暗証番号の入力要求を表示部76での表示により確認した遊技客がデビット子機70の操作入力部77(テンキー)を使用して暗証番号を入力すると(ステップS185)、デビット子機70は、この暗証番号を保持すると共に、カード発行機40に対して、暗証番号の完了通知とともに、カード発行操作可(選択入力要求)の旨を送信(通知)する(ステップS190)。以上の操作により、利用料に対する支払いが貯玉による対価として設定されたものとなる。そして、以下の操作手順は、実際に購入するプリペイドカードの金額を選択する操作となる。
【0085】
すなわち、カード発行機40では、デビット子機70から通知された信号(カード発行操作可)を受信すると(ステップS200)、カード発行機40に設けられている選択ボタン47の点灯をおこない、以降、点灯させたボタンの押下(ON)が有るか否かを監視する。前述したように、選択ボタン47は、5種類(10000円、5000円、3000円、2000円、1000円、)のうち希望の購入金額を指定して押下により選択することができる。
【0086】
そして、選択ボタン747の点灯中に、遊技客が点灯している選択ボタン47のいずれかを押下すると(ステップS220肯定)、以下、カード発行機40は、このステップS220により選択(算出)されたプリペイドカードの金額データを決済依頼要求としてデビット子機70に通知する(ステップS230)。一方、デビット子機70では、決済依頼要求(発行金額)を受信すると(ステップS240)、この決済依頼要求をキャッシュカード情報として情報処理センタ1001に対して通知により送信する(ステップS250701)。以上により、デビット子機70では、決済に必要な情報が全て揃うので、以下、情報処理センタ11001および銀行を通じて決済処理依頼をおこなうものとなる。
【0087】
一方、情報センタ1001では、デビット子機70から送信されたキャッシュカードのカード情報を受信すると(ステップS300)、情報センタ1001は、クリアリングセンタ1011にアクセスし、今回の決済要求にて通知された会員コード(キャッシュカードの暗証番号)に対応する口座から当該決済要求で通知された金額データ分を引き落とす処理を含む決済処理を開始する(ステップS310)。
【0088】
この、決済依頼データが利用制限内(利用制限可)である場合の情報処理センタ1001での上記決済処理は、例えば、以下の手順で実現できる。すなわち、情報処理センタ1001では、上記ステップS300での処理手順によりデビット子機70から受信した各種データ(金額データ、カード情報、暗証番号等)に基いて、図1に示すCAFIS(Credit and Finance Information System)ネットワークのクリアリングセンタ1011に決済処理を依頼する。
【0089】
以下、上記決済依頼を受けたクリアリングセンタ1011は、デビットカード発行銀行1020、決済銀行1030、加盟店銀行1040間で決済処理をおこない、このうちの即時実行する必要のある処理(例えば、デビットカード発行銀行1020での、今回の決済要求にて通知されたカード情報中から抽出したID)に対応する口座から当該決済要求で通知された引き落とし金額分を引き落とす処理等が終了すると、情報処理センタ1001に処理終了の通知をおこなう。また、クリアリングセンタ1011では、上記口座の残金不足等により決済処理が不可(NG)の場合には、その旨を情報処理センタ1001に通知する。
【0090】
なお、即時実行分以外の決済処理は、予め決められた期間後(例えば、3営業日後)に実施され、最終的に、上記利用料金から上記決済処理により手数料等を差し引かれた代金が加盟店銀行1040の情報処理センタ1001の口座に振り込まれる。その後、この加盟店銀行1040の情報処理センタ1001の口座に振り込まれた代金から情報処理センタ1001の手数料を差し引いた代金として、△△銀行1070にある各遊技店の口座に、カード会社とパチンコ店の取り決めに従い、プリペイドカードの使用度数に応じた代金が振り込まれる。
【0091】
以下、図10のフローチャートに戻り、ステップS310以降を説明する。上述のようにしておこなった決済処理後(ステップS310)、情報処理センタ1001では、次のステップS320により決済結果をデビット子機70に送信する。一方、デビット子機70は、情報処理センタ1001から送信された決済処理結果(決済の可否)を受信し(ステップS400)、この決済処理結果(決済の可否)に基づいて決済処理の可否を判定し(ステップS410)、例えば、今回の決済要求にて通知されたIDに対応する口座の残額が当該決済要求で通知された金額に満たない(残額不足)等により決済処理がおこなえなかった場合(ステップS410否定)、デビット子機70のデビットカード挿入返却口74からキャッシュカードを遊技客に返却し(ステップS415)、処理を終了する(エンド)。
【0092】
ここで、決済処理がOKの場合(ステップS410肯定)、その決済結果をカード発行機40に通知する(ステップS420)。この時、カード発行機40には、決済完了通知の他、貯玉或はポイントの引き落としが通知される(本例では、貯玉による引き落とし通知)。そして、カード発行機40では、デビット子機70から受信した決済結果通知を基に決済が完了したか否かを判断する(ステップS430)。
【0093】
ここで、決済完了であれば(ステップS430肯定)、実際のプリペイドカードの発行処理に移行するとともに、カード発行機40では、プリペイドカード管理TC10に対して、入金登録通知をおこなう(ステップS440)。この入金登録通知は、入金の引き落とし完了にともなうプリペイドカードの発行指示である。また、カード発行機40は、プリペイドカード管理TC10に対する入金登録通知と平行して、プリペイドカード管理TC10により会員管理TC11に対して貯玉の引き落とし指示通知を送信する(ステップS442)。以下、会員管理TC11では、貯玉或はポイントの引落しをおこなう(ステップS445)。具体的には、この貯玉の引落しは、ステップS175で設定した利用料に相当する貯玉の数量が減算されるものとなる。
【0094】
以下、会員管理TC11による貯玉の引き落とし完了通知(ステップS460)、およびプリペイドカード管理TCによる入金登録完了通知(ステップS445)がそれぞれカード発行機40に対して通知される。
【0095】
ここで、カード発行機40では、プリペイドカード管理TC10および会員管理TC11から入金登録および貯玉或はサービスポイントの引き落とし完了通知を受信すると前記ステップS220で押下された選択ボタン47に対応する金額のプリペイドカード(当該金額相当度数の有価データが記憶されたカード)を一般カード挿入/発行口44から排出し(ステップS500)、その後、全ての選択ボタン47を消灯状態に制御し(ステップS510)、会員カードにカードデータの書き込みをおこない、この会員カードを返却した後(ステップS550)、処理を終える(エンド)。一方、決済が完了していなければ(ステップS430否定)、直ちに全ての選択ボタン47を消灯状態に制御し(ステップS510)、会員カードにカードデータの書き込みをおこなった後、この会員カードを返却し(ステップS550)、処理を終える(エンド)。
【0096】
以上のように、本実施の形態では、デビット利用時に遊技店から徴収される利用料を、この利用料の金額に相当する会員カードに保有(記録)された貯玉或いはサービスポイントとして支払うことができるので、デビットカードによる利便性を向上することができる。
【0097】
また、遊技店では、デビット決済時の利用料を設定することができるため、遊技店にとっての金銭的負担を軽減することができる。また、貯玉或いはサービスポイントが小量であっても、利用料として有効活用することができる。
【0098】
ここで、本発明のデビット利用料徴収システムは、会員が所有する会員カードに保有(記録)された貯玉或いはサービスポイントを利用料として適用可能とすることに特徴があるが、本発明は、会員ではない一般の遊技客に対しても、以下のようにして適用することができる。
【0099】
(1)般遊技客が獲得したパチンコ玉を計数機12により計数するとともに、この玉数を記録可能な計数記録カードを設け、デビット子機70では、計数記録カードの玉数(数量データ)を読み取ることにより、玉数を貯玉と同様に利用料に対応付けて適用させる。同様に、デビット子機70に、計数機12により発行される玉数が印字されたレシートのデータを読み込む機能をもたせ、このレシートに記録された玉数を貯玉と同様に利用料として適用させる。
(2)計数機12により計数されたパチンコ玉の数量データ(玉数)をデビット子機70に送信する機能をもたせ、デビット子機70では、計数機12から直接通知された一般遊技客が獲得した玉数を貯玉と同様に利用料として適用させる。
(3)デビット子機70自体に、一般遊技客が獲得したパチンコ玉の玉数を計数する小型の計数機を設け、この計数機により計数された玉数を利用料として扱う。但し、この場合の計数機は、例えば、遊技店に設置されている自動販売機に据置されている飲料物(缶ジュース等)と交換するときに使用される計数機などと同様の少量の玉数(100個程度)を計数可能な計数機とする。
【0100】
以上のように、会員カードによる貯玉或いはサービスポイントなどの特典を所有しない一般遊技客であっても、遊技により獲得した玉数に応じて、この玉数を利用料として支払うことが可能となり、もって、手持ちに現金がない一般遊技客のデビットカードによる利用時の利便性を向上することができる。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、各会員の貯玉数並びにサービスポイント数を管理装置で管理しておき、会員用記録媒体を用いたデビット決済要求を受け付けた場合に、該デビット決済要求のデビット決済処理に要する手数料額に相当する貯玉数及びサービスポイント数、並びに、管理装置から取得した当該会員用記録媒体の識別情報に対応する貯玉数及びサービスポイント数を所定の表示部にそれぞれ表示制御するとともに、貯玉又はサービスポイントを用いたデビット決済処理に要する手数料額の支払い種別を受け付け、貯玉を用いた手数料額の支払い要求を受け付けた場合には管理装置に対して利用料額相当分の貯玉数の減算指示を行い、サービスポイントを用いた手数料額の支払い要求を受け付けた場合には管理装置に対して利用料額相当分のサービスポイント数の減算指示を行うよう構成したので、遊技客はデビット決済に要する手数料、自らの貯玉数並びにサービスポイント数を把握したうえで、貯玉又はサービスポイントを使って利用料を支払うことができる。これにより、会員の特典として付与されているにも係わらず活用されずらい少量の貯玉やサービスポイントを有効に利用させつつ、デビット決済利用のインセンティブを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるデビット利用料徴収システムの概略を示す全体構成図である。
【図2】プリペイドカード管理TC(ターミナルコントローラ)の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図3】プリペイドカード管理テーブルの内部構成を示す図表である。
【図4】会員管理TC(ターミナルコントローラ)の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図5】会員管理テーブルの内部構成を示す図表である。
【図6】本実施の形態に係わる情報処理センタ、デビット子機、カード発行機の概略構成および接続態様を示す説明図である。
【図7】本実施の形態で適用するカード発行機およびデビット子機の外観を示した正面図である。
【図8】本実施の形態で適用するカード発行機およびデビット子機の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図9】計数機の内部構成を示した機能ブロック図である。
【図10】情報処理センタ、デビット子機、カード発行機、プリペイドカード管理TC、会員管理TC間で実施される制御処理手順を示すフローチャートである。
【図11】(a)は、表示部に表示されるプリペイドカードの発行金額にともなう対応付け内訳、(b)は、引き落とし先確認の一例をそれぞれ示す図である。
【図12】表示部に表示される貯玉およびサービスポイントの保有内訳および引き落とし元の選択画面設定の一例を示す図である。
【図13】表示部に表示されるキャッシュカードの挿入案内ガイダンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 プリペイドカード管理TC
11 会員管理TC
12 計数機
13a、b RAM
14a、b、88 通信I/F部
15a、b CPU
16a、b ROM
17a、b、49、76、86 表示部
18a、b 入出力部
20 パチンコ機
23 プリペイドカード管理テーブル
24 会員管理テーブル
30 カード処理ユニット
40 カード発行機
41 筐体
42 扉体
42a ハンディ収容凹部
42b 補助扉体
42c 補助錠手段
43 主錠手段
44 一般カード挿入/発行口
45、92 会員カード挿入/返却口
46 紙幣挿入/返却口
47、48 外部操作入力部(選択ボタン、取消ボタン)
49、76 表示部
50 カード精算機
60 島コントローラ
70 デビット子機
71 筐体
72 扉体
74 デビットカード挿入/返却口
75、91 レシート排出口
77 外部操作入力部
78 内部操作入力部
80 利用料設定部
81 対応付け部
83 制御部
84、401 会員カード処理部
85 計数処理部
87 操作入力部
402 発行制御部
403 一般カード処理部
404 紙幣処理部
405 紙幣回収箱
406 施錠検出センサ
407 ハンディ端末入力機
408、704 第1通信I/F部
409、705 第2通信I/F部
701 デビットカード処理部
702 デビット制御部
703 印字部
1000 公衆回線網
1001 情報処理センタ
1010 CAFISネットワーク
1011 クリアリングセンタ
1020 デビットカード発行銀行
1040 加盟店銀行
1060 カード会社センタ
1070 △△銀行

Claims (1)

  1. 遊技店に会員登録された各会員の貯玉数並びにサービスポイント数を含む会員情報を該会員に付与した会員用記録媒体の識別情報に対応づけて管理する管理装置と、デビットカードを用いたデビット決済処理を行う前記遊技店内に配設されたデビット端末装置とを有するデビット利用料徴収システムであって、
    前記デビット端末装置は、
    前記会員用記録媒体を用いたデビット決済要求を受け付けた場合に、該デビット決済要求のデビット決済処理に要する手数料額に相当する貯玉数及びサービスポイント数、並びに、前記管理装置から取得した当該会員用記録媒体の識別情報に対応する貯玉数及びサービスポイント数を所定の表示部にそれぞれ表示制御する表示制御手段と、
    前記貯玉又は前記サービスポイントを用いた前記デビット決済処理に要する手数料額の支払い種別を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により前記貯玉を用いた手数料額の支払い要求を受け付けた場合には前記管理装置に対して前記利用料額相当分の貯玉数の減算指示を行い、前記受付手段により前記サービスポイントを用いた手数料額の支払い要求を受け付けた場合には前記管理装置に対して前記利用料額相当分のサービスポイント数の減算指示を行う減算指示手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記デビット端末装置から会員用記録媒体の識別情報を含む問い合わせ要求を受け付けた場合に、該会員用記録媒体の識別情報に対応する貯玉数及びサービスポイント数を検索して前記デビット端末装置に通知する通知手段と、
    前記会員用記録媒体の識別情報並びに利用料額の支払い種別を含む減算要求を前記デビット端末装置から受け付けた場合に、該当する識別情報に対応づけられた貯玉数又はサービスポイント数から手数料相当分の貯玉数又はサービスポイント数を減算処理する減算処理手段とを備えた
    ことを特徴とするデビット利用料徴収システム。
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