JP4627156B2 - デビット決済による遊技媒体貸出システム - Google Patents

デビット決済による遊技媒体貸出システム Download PDF

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この発明は、デビットカードを使用するデビット決済により記録媒体(プリペードカード)の購入および精算処理をおこなえるデビット決済による遊技媒体貸出システムに関し、特にプリペイドカードの利用により遊技をおこなう遊技機と現金の利用により遊技をおこなう遊技機とのいずれにも対応できるデビット決済による遊技媒体貸出システムに関するものである。
従来から、パチンコ機などの遊技機を設置した遊技店で遊技をおこなう遊技システムとしては、カード発行機から一旦記録媒体、例えばプリペイドカードを現金により購入し、このプリペイドカードをパチンコ機に隣接されたカード処理機に挿入することにより、プリペイドカードに付与された有価価値(購入金額)に応じて遊技媒体(パチンコ玉など)を借り受けるプリペイドカードを使用した遊技媒体貸出システムが主流となっている(プリペイドカードシステム)。
ここで、プリペイドカードの残額が無くなり、新たに新規のプリペイドカードを購入或はプリペイドカードへの追加入金をおこなう際、現金の持ち合わせが無い場合には、その都度銀行に行って現金を引き出してくる等の手間や不都合がある。このような不都合に対応すべく、近年では遊技店内にデビット決済用のデビット端末機を設置し、デビットカード(銀行や郵便貯金のキャッシュカード)を用いる決済により遊技客の希望金額分のプリペイドカードを購入するデビット決済による遊技媒体貸出システムが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
この種のデビット決済による遊技媒体貸出システムにおいては、デビットカードを使用して遊技客の口座から購入したプリペイドカードの有価価値分の引き落としをおこない、このデビット処理により購入したプリペイドカードを使用して遊技媒体(パチンコ玉など)を借り受けて遊技をおこなうものである。この場合、購入したプリペイドカードの残金分は、カード精算機により精算可能となっている。
特開2003−16497号公報
ところが、上述した従来のデビット決済による遊技媒体貸出システムの場合、以下に示すような問題がある。すなわち、一般に遊技店内に設置されている遊技機は、プリペイドカードの利用によって遊技をおこなうパチンコ機(CR機)だけではなく、現金を受け付けて玉を貸し出す現金対応の台間玉貸出機や、現金を受け付けてパチスロ用のメダルを貸し出すメダル貸出機が設置されている。
このため、現金対応の台間玉貸出機やメダル貸出機を利用したい遊技客は、一旦、カード発行機でプリペイドカードを購入してから、このプリペイドカードをカード精算機に挿入し、精算処理により現金化した現金を使用して遊技をおこなうことになるため複雑な手間がかかり、利便性の点で問題がある。
以上のような理由から現金を使用して遊技をおこなう遊技客の場合には、デビット端末機の利用が減少傾向となっているため、遊技店に設置したデビット決済に対応するための設備が有効に活用されていないという問題がある。
また、遊技店では、プリペイドカードの発行金額と精算金額により、遊技客が実際に遊技により消費した消費金額(平均消費金額)を営業情報として収集し、営業戦略情報として活用を図ったり、遊技客の遊技による動向分析をおこなっている。ところが、プリペイドカードではなく、現金で遊技をおこなう遊技客がプリペイドカードの購入(発行)および精算した分もデータとしては残存するため正確な消費金額を算出することができないという問題がある。このため、より正確な情報収集をおこなうためには、プリペイドカードの発行直後に精算をおこなった遊技客の人数、累計金額などを差分としてカウント、計算をおこなう必要があることから実質的にデータ収集および分析作業が複雑になってしまうという問題がある。
また、カード発行機で購入したプリペイドカードをそのままカード精算機に挿入して現金化(精算)する遊技客が多くなると、カード発行機内に収容されているカード自体の収容枚数が減ってしまうという問題がある。つまり、現金での遊技を希望する遊技客がデビット決済によるカードの購入とカード精算機による精算処理を繰り返せば、本来必要としないカードの発行のために、カードの収容残数が少なくなり、カード補充の手間がかかってしまうという問題がある。
この発明は、上述した従来技術における課題を解決するためになされたものであり、プリペイドカードの利用により遊技をおこなう遊技機と現金の利用により遊技をおこなう遊技機とのいずれにも対応できるデビット決済による遊技媒体貸出システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、有価価値または特定の識別IDが記録された記録媒体による残金情報を記憶する記憶装置と、デビットカードに基づく所定額の決済を行うデビット決済処理装置と、前記記録媒体の発行を行う記録媒体発行手段と、前記記録媒体に関連付けられた前記残金情報を対象とする精算を行う精算手段と、前記デビッド決済処理装置による決済金額が関連付けられた前記記録媒体について、前記記録媒体発行手段による前記記録媒体の発行後、当該記録媒体の引き抜きを検知することなく精算指示を受け付けた場合に、発行即精算と判定する発行即精算判定手段と、前記発行即精算判定手段により発行即精算と判定された場合に、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を伴うことなく前記記録媒体の精算処理を行う精算処理手段とを有する記録媒体発行/精算装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、有価価値または特定の識別IDが記録された記録媒体による残金情報を記憶する記憶装置と、デビットカードに基づく所定額の決済を行うデビット決済処理装置と、前記デビット決済処理装置により読み取られたカード情報に基づいて、前記デビットカード利用時に前記デビット決済処理装置との間で通信をおこなう情報処理センタと、前記情報処理センタを介して、前記カード情報に対応した口座から遊技客が希望する決済希望金額を対象としたデビット決済処理を実行するデビット決済処理手段と、前記記録媒体の発行を行う記録媒体発行手段と、前記記録媒体に関連付けられた前記残金情報を対象とする精算を行う精算手段と、前記デビッド決済処理装置による決済金額が関連付けられた前記記録媒体について、前記記録媒体発行手段による前記記録媒体の発行後、当該記録媒体の引き抜きを検知することなく精算指示を受け付けた場合に、発行即精算と判定する発行即精算判定手段と、前記発行即精算判定手段により発行即精算と判定された場合に、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を伴うことなく前記記録媒体の精算処理を行う精算処理手段とを有する記録媒体発行/精算装置と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記記録媒体発行/精算装置は、前記記録媒体発行手段により発行された記録媒体の発行および挿入を検知する記録媒体発行/挿入検知手段を備え、前記発行即精算判定手段は、前記記録媒体発行/挿入検知手段により記録媒体の発行が検知され、再度、当該記録媒体の挿入が検知された場合に、前記発行即精算と判定することを特徴とする。
また、発明は、前記記録媒体発行/精算装置は、前記精算要求判定手段による精算要求判定時であって、且つ、前記記録媒体発行/挿入検知手段により記録媒体の再挿入が検知された際には、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を中断する通信制御をおこなうことを特徴とする。
また、本発明は、前記記録媒体発行/精算装置は、前記記録媒体に記録された識別情報を書き換える識別情報書換手段をさらに備え、前記識別情報書換手段は、前記発行即精算判定手段によって前記発行即精算と判定された前記記録媒体の識別IDの書き換え処理をおこなう機能を備えることを特徴とする。
本発明によれば、有価価値または特定の識別IDが記録された記録媒体による残金情報を記憶する記憶装置と、デビットカードに基づく所定額の決済を行うデビット決済処理装置と、前記記録媒体の発行を行う記録媒体発行手段と、前記記録媒体に関連付けられた前記残金情報を対象とする精算を行う精算手段と、前記デビッド決済処理装置による決済金額が関連付けられた前記記録媒体について、前記記録媒体発行手段による前記記録媒体の発行後、当該記録媒体の引き抜きを検知することなく精算指示を受け付けた場合に、発行即精算と判定する発行即精算判定手段と、前記発行即精算判定手段により発行即精算と判定された場合に、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を伴うことなく前記記録媒体の精算処理を行う精算処理手段とを有する記録媒体発行/精算装置と、を備えたので、デビットカードによるデビット処理の利用頻度を増大させることができるうえ、デビット端末機を有効活用することができるという効果を奏する。特に、通信待ち時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、有価価値または特定の識別IDが記録された記録媒体による残金情報を記憶する記憶装置と、デビットカードに基づく所定額の決済を行うデビット決済処理装置と、前記デビット決済処理装置により読み取られたカード情報に基づいて、前記デビットカード利用時に前記デビット決済処理装置との間で通信をおこなう情報処理センタと、前記情報処理センタを介して、前記カード情報に対応した口座から遊技客が希望する決済希望金額を対象としたデビット決済処理を実行するデビット決済処理手段と、前記記録媒体の発行を行う記録媒体発行手段と、前記記録媒体に関連付けられた前記残金情報を対象とする精算を行う精算手段と、前記デビッド決済処理装置による決済金額が関連付けられた前記記録媒体について、前記記録媒体発行手段による前記記録媒体の発行後、当該記録媒体の引き抜きを検知することなく精算指示を受け付けた場合に、発行即精算と判定する発行即精算判定手段と、前記発行即精算判定手段により発行即精算と判定された場合に、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を伴うことなく前記記録媒体の精算処理を行う精算処理手段とを有する記録媒体発行/精算装置と、を備えたので、デビットカードによるデビット決済の利用頻度を増大させることができるうえ、デビット端末機を有効活用することができるという効果を奏する。特に、通信待ち時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、前記記録媒体発行/精算装置は、前記記録媒体発行手段により発行された記録媒体の発行および挿入を検知する記録媒体発行/挿入検知手段を備え、前記発行即精算判定手段は、前記記録媒体発行/挿入検知手段により記録媒体の発行が検知され、再度、当該記録媒体の挿入が検知された場合に、前記発行即精算と判定するので、精算処理時の操作性を多様化できるうえ、精算処理時の操作を容易にできるという効果を奏する。
また、発明によれば、前記記録媒体発行/精算装置は、前記精算要求判定手段による精算要求判定時であって、且つ、前記記録媒体発行挿入検知手段により記録媒体の再挿入が検知された際には、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を中断する通信制御をおこなうので、管理装置に対するカード情報に関わる通信処理(カードに価値付けされた残度数の確認要求や問い合わせ/ターミナルコントローラ400から送信される残度数の受信/暗号化にかかる通信処理など)をおこなう必要がなくなるため、これによって、通信待ち時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、前記記録媒体発行/精算装置は、前記記録媒体に記録された識別情報を書き換える識別情報書換手段をさらに備え、前記識別情報書換手段は、前記発行即精算判定手段によって前記発行即精算と判定された前記記録媒体の識別IDの書き換え処理をおこなう機能を備えるので、精算処理された記録媒体の識別IDを、識別情報書換手段により、別の識別IDに書き換えることにより、次の発行に使用するカードとすることができ、記録媒体の再利用(リサイクル)を可能とし、この結果、カード補充の手間を軽減できるという効果を奏する。
以下に、添付図面を参照して、この発明に係るデビット決済による遊技媒体貸出システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明した後に、遊技媒体貸出システムの全体構成を説明し、次いで、カード発行/精算機200(記録媒体発行/精算装置)によるデビット決済時(デビット利用時)のカード発行処理手順および精算処理手順を説明する。そして、最後に、他の実施例として種々の変形例を説明することとする。なお、以下に示す実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(遊技媒体貸出システムの概要および特徴)
まず最初に、図1を参照して、本実施例1に係る遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施例1に係るカード発行/精算機200(記録媒体発行/精算装置)を含む遊技媒体貸出システムの構成を示すシステム構成図である。また、図2は、本発明の遊技媒体貸出システムにおける遊技媒体貸出システムに係わる情報処理センタ600、デビット端末機300、カード発行/精算機200、ターミナルコントローラ400(T/C)の概略構成および接続態様を示すシステム構成図である。
まず、図1および図2を参照して、本発明に係る遊技媒体貸出システムの概要を説明する。すなわち、図1に示すように、遊技媒体貸出システムは、ターミナルコントローラ400(T/C)の制御下にある島コントローラ255に接続されるパチンコ機100およびカード処理機150からなるプリペイドカードシステムと、公衆回線網450を通じて通信接続された情報処理センタ600(デビット決済処理をおこなうデビット決済センタ)とからなるデビットカードシステムにより構成されている。
また、図2に示すように、遊技店内において、デビット端末機300とカード発行/精算機200と管理装置であるターミナルコントローラ400(T/C)とが通信接続され、このうちデビット端末機300は、遊技店の店外において、公衆回線網450を介してデビット決済処理をおこなう情報処理センタ600(デビット決済センタ)に接続されている。ターミナルコントローラ400は、プリペイドカードの残度数(残金)の管理をおこなうプリペイドカード残金管理テーブル411を備えている。
ここで、本発明の特徴部分であるカード発行/精算機200は、プリペイドカードの発行機能と精算処理機能の両方を備えた装置であって、デビット決済によるプリペイドカードの発行時に、カード発行/精算機200から発行されたプリペイドカードをそのままプリペイドカードシステムに適用する遊技に使用するか、プリペイドカードに価値付けされた有価価値を精算処理により現金化するかの選択が可能な「プリペイドカード発行/精算モード選択機能」を備え、プリペイドカードの発行処理と精算処理とを連続的におこなうことを特徴としている。
図2を参照して、この遊技媒体貸出システムによる主たる特徴は、プリペイドカードの発行処理と精算処理とを連続的におこなうことにある。以下、本発明の特徴を具体的に説明すると、デビット端末機300は、遊技客のデビットカード(キャッシュカード)に記録されたカードID(識別ID)の読み取り、暗証番号の入力を受け付けると、カード発行/精算機200に対して、「カード発行操作可通知」を送信し、カード発行/精算装置200では、遊技客が希望するプリペイドカードの発行金額をデビット端末機300へ返信する。
デビット端末機300は、公衆回線網450を通じて情報処理センタ600に送信するとともに、情報処理センタ600はデビット決済を実行し、この決済がOKの場合に、カード発行/精算装置200からターミナルコントローラ400に対して、読み取ったカードの識別IDに対応する有価価値(残金情報)の確認をおこない、ターミナルコントローラ400では、カード発行/精算機200から送信された残金情報の問い合わせに基づいて、プリペイドカード残度数管理テーブル411から、カードIDに対応する残金情報を抽出し、この残金情報をカード発行/精算機200に送信し、以下、カード発行/精算機200のプリペイドカード発行/精算モード選択処理によりプリペイドカードの発行或いは、精算をおこなうようにしている。ここで、キャッシュカードの識別IDは、デビット端末機300と情報処理センタ600との間で、識別情報として通信され、プリペイドカードの識別IDは、カード発行/精算機200とターミナルコントローラ400との間(使用時はCRユニットを含む)で、識別情報として通信される。
さらに具体的に説明すると、精算(現金化)をおこなう場合は、プリペイドカードの発行時点で精算ボタン230を押下(ON)するか、若しくはカード発行/挿入口250に保持されたプリペイドカードの後端部を内部へ押し込むことにより、このカードの残度数を読み取って、その場で精算処理をおこなうことができるようにしている。また、精算をおこなわず、そのまま遊技をおこなう場合には、カード発行/挿入口250の位置に保持されたプリペイドカードを取り出し、CR対応のパチンコ機などで遊技をおこなうことができるようにしている。これにより、カード発行/精算機200の精算機能により現金化した現金を使用して、プリペイドカードが使用できない現金対応のパチスロ機や台間玉貸出機を対象とした遊技を可能としている。
また、本実施例に係るカード発行/精算システムは、上記の主たる特徴に関連して以下のような特徴も付加的に有するものである。この特徴を具体的に説明すると、本実施例では、プリペイドカードの発行時、このプリペイドカードはカード発行/挿入口250の位置に、半出し状態で保持した状態で(図9参照)、即時、精算処理をおこなえるようにしている。
すなわち、これによって、カードの引き抜きがないことが判明することから、ターミナルコントローラ400に対して、カード発行/精算機200から発行されたカードに記録された識別IDの問い合わせが不要となり、従来のように、ターミナルコントローラ400に必ずしもカード情報に関わる通信処理(カードに価値付けされた残度数の確認要求や問い合わせ/ターミナルコントローラ400から送信される残度数の受信/暗号化にかかる通信処理など)をおこなう必要がなくなるため、これによって、通信待ち時間の短縮化を図ることができる。
また、さらに、上述したように、カード発行/精算機200から発行されたプリペイドカードはカード発行/挿入口250(図7)の位置に、半出し状態で保持する構成としているため、これによって、外部からの悪意によるプリペイドカードの抜き取りや不正なカードを使用した精算を確実に防止することができる。
(遊技媒体貸出システムの構成)
以下に添付図面を参照して、この発明に係るデビット決済による遊技媒体貸出システムの好適な実施例を詳細に説明する。図1は、本発明に係る遊技媒体貸出システムの概略を示す全体構成図である。
なお、ここで例示する遊技媒体貸出システムにおいて適用される記録媒体としては、プリペイドカード、デビットカード、会員カードを適用するものとする。このうちデビットカードとしては、銀行や郵便局などで使用されるキャッシュカードを対象とする。
会員カードは、住所や氏名等の会員情報を登録した会員である利用客に対して遊技店が発行する合成樹脂製のカード(JISII)であり、各種の情報が磁気記録および印字してあるカードである。具体的には、発行店の識別情報や会員コード等の会員識別情報が磁気記録してあるとともに、発行した店コード、会員コード等の情報が印字してあり、記録内容の一部を目視できるようになっている。
また、プリペイドカードおよび会員カードには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準となる有価価値、具体的には「度数」と称される有価価値を付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の貸出処理単位であり、所定のレートで設定してある。一般的には、1度数が100円に対応し、1度数でパチンコ玉を25個だけ貸し出すように設定してある。本例では、このプリペイドカードによる残金情報は、ターミナルコントローラ400の残金情報管理テーブル411(図4参照)内に記憶されている。
以下、本実施例1に係るデビット決済による遊技媒体貸出システムの詳細について説明する。すなわち、図1に示すように、遊技媒体貸出システムは、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに配設された複数のパチンコ機100(CR機)およびカード処理機150と現金対応のパチスロ機180と、メダル貸出機190と、カード発行/精算機200と、デビット端末機300とから構成されている。
前述したように、カード発行/精算機200は、プリペイドカードの発行機能と精算処理機能の両方を備えた装置である。このカード発行/精算機200は、プリペイドカードの発行処理と精算処理とを連続的におこなう機能を備えている。また、このカード発行/精算機200は、プリペイドカードの発行処理以外に、プリペイドカードや会員カードによる追加入金をおこなう機能およびデビットカードの利用時において、遊技客により購入希望金額が選択されると、この選択された金額情報(発行金額情報)や発行店、日付、カードを特定する情報を当該カードの磁気ストライプ部に磁気記録し、かつカード表面に金額(発行金額)と表示IDを印字したプリペイドカードを発行する機能を備えている。なお、このカード発行/精算装置200は、本発明の特徴部分であるため、構成および機能の詳細については、後述する。
カード処理機150は、遊技店に設置された複数のパチンコ機100それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、これらパチンコ機100の相互間に挟まれる形で設置してあり、プリペイドカードや会員カードに関連付けられた残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。
カード処理機150は、カード挿入口にプリペイドカードが挿入されると、ターミナルコントローラ400に問い合わせて、その有価価値データを取得し、遊技客によるパチンコ機100への遊技媒体の貸し出し要求に基づいて、有価価値データ(残度数)の範囲内で、遊技媒体を貸し出す処理をおこなうことができる。遊技客は、この遊技媒体(パチンコ玉)を用いてパチンコ機100により遊技をおこなうことができる。
また、カード発行/精算機200に対応して、デビット端末機300が併設されている。このデビット端末機300は、カード発行/精算機200によるプリペイドカードの発行に関するデビット決済処理をおこなう機能を備えている。
デビット端末機300は、カード発行/精算機200に隣接して設置され、かつ当該カード発行/精算機200と通信路で接続されている。また、このデビット端末機300は、遊技店の店外において、公衆回線網450を介して情報処理センタ600に接続されている。このデビット端末機300の構成および機能の詳細についても、後述する。
さらに、この情報処理センタ600は、デビットカード発行銀行800、加盟店銀行900のそれぞれのコンピュータとCAFISネットワーク700(クリアリングセンタ710を含む)を介して接続されている。以上のように、このCAFISネットワークを核とし、更に、情報処理センタ600の遊技店内に設置されたデビット端末機300へと継がるシステム部分は、デビットカードシステムと称されている。
これらパチンコ機100、カード処理機150、パチスロ機180、メダル貸出機190、カード発行/精算機200は、各島に設けた島コントローラ255を通じてターミナルコントローラ400(T/C)の制御下にある。このターミナルコントローラ400は、遊技店に少なくとも1台設置してあり、設置した遊技店の統括管理、例えばカード管理、会員の管理、売上管理等をおこなうとともに、上述したように、プリペイドカードおよび会員カード個々の有価価値に関する残金情報を記憶管理する部分である。
また、ターミナルコントローラ400は、パチンコ店外のカード会社センタ500の中央管理コンピュータと公衆回線網460により接続されており、この中央管理コンピュータを用いてターミナルコントローラ400内のデータを管理できるようになっている。
次に、図1に示したターミナルコントローラ400の構成および機能の詳細について説明する。図3は、ターミナルコントローラ400の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、ターミナルコントローラ400は、RAM410と、CPU412と、ROM413と、通信I/F部414と、表示部415と、入力部416とにより構成されている。ターミナルコントローラ400のRAM410内には、プリペイドカード残金管理テーブル411が格納されている。
CPU412は、ROM413に格納されたプログラムに基づいて上述した各種処理を実現するための部分である。なお、図中の符号415は、上述した各種管理情報を表示するための表示部、また符号416は、オペレータが設定を行う際に操作する入力部(キーボード、マウス等)である。
プリペイドカード残金管理テーブル411は、プリペイドカードに記録されたカードIDを、発行時点での発行金額、残金額をそれぞれ対応付けるとともに、本例では、さらにカードID毎の精算期限が設定された記憶テーブルである。このプリペイドカード残金管理テーブル411に格納されたそれぞれの残金額情報は、通信I/F部414を通じて、読み出し要求(カード発行/精算機200からの残金情報の確認依頼)があった場合にはCPU412によって、その都度RAM410から読み出される一方、減算更新要求や加算更新要求があった場合には、CPU412によって適宜更新されることになる。
図4は、プリペイドカード残金管理テーブル411の一例を示している。前述したように、このプリペイドカード残金管理テーブル411は、プリペイドカードに記録されたカードID、発行時点での発行金額、残金額、カードID毎の精算期限が設定された記憶テーブルである。このプリペイドカード残金管理テーブル411の内容を具体的に説明すると、カードID「A00298」、「A00300」、「A00301」、「A00324」は、一般の遊技客によるプリペイドカードの識別IDを示しており、カードID「B00123」、「B00238」、「B00345」は、それぞれ会員が所有する会員カードの識別IDを示している。例えば、「A00324」の識別IDが記録されたプリペイドカードの場合、5000円の発行金額(価値付け金額)に対して、4000円分の使用実績により、残金が1000円となっている状態を示すものであり、さらに、この残金1000円の精算期限は、3月15日となっていることを示している。なお、このプリペイドカード残金管理テーブル411には、精算時刻や精算処理方法(精算ボタン230の押下(ON)による精算処理/押し込みによる精算処理)などの項目を設定して、より詳細に記録情報の管理をするようにしてもよい。
次に、図5および図6を参照して、本実施例1に係る遊技媒体貸出システムに適用するデビット端末機300の構成および機能の詳細について説明する。図5は、デビット端末機300の外観を示した正面図、図6は、このデビット端末機300の内部構成を示す機能ブロック図である。以下、これら図5、6を参照しながら、デビット端末機300の詳細について説明する。
図5に示すように、デビット端末機300は、縦型の筐体により構成されており、上から順番に、表示部310、操作入力部320、デビットカード挿入/返却口330、レシート発行口335とを備えている。
表示部310は、デビット決済による取引金額(プリペイドカードの購入金額)や遊技客による入力操作のガイダンスをおこなう各種情報を表示する機能を有しており、例えば液晶表示器によって構成してある。
操作入力部320は、確認スイッチや取消スイッチ等の各種機能スイッチ、さらにはデビットカード(キャッシュカード)の暗証番号を入力するためのテンキースイッチを備えて構成したものである。
デビットカード挿入/返却口330は、キャッシュカード(デビットカード)を受け入れて、取り込んだデビットカードをデビットカード処理部350(図6)において所望の処理を施した後、再度、このデビットカードを返却するための開口である。
レシート発行口335は、印字部340(図6)において印字処理されたレシートを、遊技客用の利用控えとして排出するための開口である。このレシート発行口335からはデビット決済による結果(OKかNG)が印字されたレシートを発行することもできる。
次に、図6を参照してデビット端末機300の内部構成の詳細について説明する。すなわち、図6に示すように、デビット端末機300の内部は、表示部310と、外部操作入力部320(操作入力部)、デビットカード挿入/返却口330と、レシート発行口335と、印字部340と、デビットカード処理部350と、デビット制御部360と、通信I/F部370と、通信I/F部375とを備えている。
印字部340は、デビット制御部360から通知された情報を、レシート発行口335から発行されるレシートに印字するための機能を有している。具体的には、この印字部340により、レシートに対してデビット処理に係る金額情報などが印字される。
デビットカード処理部350は、デビットカード挿入/返却口330から取り込んだデビットカードに磁気記録されているカード情報を読み取り、その読み取り結果をデビット制御部360に通知する機能を備えている。
通信I/F部370は、公衆回線網450を通じて情報処理センタ600との間で通信自在となっており、デビット端末機300から通信I/F部370を通じて、決済希望金額に関わる決済依頼通知などが情報処理センタ600に送信される。また、通信I/F部375は、カード発行/精算機200(図8)の通信I/F部291aと通信自在となっており、これら通信I/F部375と通信I/F部291aを通じて、デビット端末機300とカード発行/精算機200との間で、各種情報(プリペイドカードの所有する残金情報など)の送受信がおこなわれる。
次に、図7および図8を参照して、本実施例1に係る遊技媒体貸出システムに適用するカード発行/精算機200の構成および機能の詳細について説明する。図7は、カード発行/精算機200の外観を示した正面図、図8は、このカード発行/精算機200の内部構成を示す機能ブロック図である。以下、これら図7、8を参照しながら、カード発行/精算機200の詳細について説明する。
すなわち、図7に示すように、カード発行/精算機200は、縦型の筐体により構成され、筐体210の前面に設けた扉体211において、上から順に表示部220と、精算ボタン230と、返却ボタン235と、金額選択ボタン240と、カード発行/挿入口250と、紙幣払い出し口260と、硬貨払い出し口265とを備えている。
表示部220は、カード発行/精算機200により算定された精算金額などの精算明細データを表示する液晶表示部(LCD)である。具体的には、精算制御部290(図9)から与えられた入力ガイダンス等の情報を表示する機能およびカードの残度数(残金情報)や精算可能金額などを表示する機能を備えている。
精算ボタン230は、プリペイドカードに価値付けされた残金情報を精算処理により現金化する機能を備えている。返却ボタン235は、カード発行/精算機200による処理を途中で停止させる機能を備えており、この返却ボタン235の押下(ON)時には、カード発行/挿入口250から、挿入したカードを返却することができる。
金額選択ボタン240は、プリペイドカードの購入金額である5種類の発行金額(例えば、100000円、5000円、3000円、2000円、1000円)から希望する金額分のプリペイドカードを選択して購入する機能を有している。
カード発行/挿入口250は、カード発行/精算機200から発行されたプリペイドカードの発行口としての機能および一旦発行されたカードを取り込んで精算処理をおこなうための挿入口としての機能を備えている。また、会員を対象とする会員カードの場合には、このカード発行/挿入口250に挿入されて精算処理された会員カードは、再度、このカード発行/挿入口250を通じて返却される。
紙幣払出口260は、精算をおこなう遊技客に対して、紙幣処理部271(図8)により算定された金額分の紙幣を紙幣収納部272に収納された紙幣から払い出すための開口部である。硬貨払出口265は、精算をおこなう遊技客に対して、紙幣以外の500円硬貨や100円硬貨などを、ホッパ274(図8)から払い出すための投出口である。
次に、図8を参照して、カード発行/精算機200の内部構成の詳細について説明する。すなわち、図8に示すように、カード発行/精算機200の内部は、カードの発行機能を備えた発行制御部280と、カードが保有する残金による精算機能を備えた精算制御部290とから構成され、精算ボタン230と、返却ボタン235と、金額選択ボタン240と、カード発行/挿入口250と、表示部220と、表示制御部220aと、カード発行/挿入処理部260と、紙幣処理部271と、紙幣収納部272と、硬貨処理部273と、ホッパ274と、発行制御部280と、識別ID書換部281と、精算制御部290と、通信I/F部291a、291bとを備えている。
また、カード発行/挿入処理部260は、カード情報読取部261と、カード搬送機構部262と、第1カード発行/挿入検知センサ265と、第2カード発行/挿入検知センサ266と識別ID書換部281とカード収納部294とを備えている。
カード情報読取部261は、カード発行/挿入口250から挿入された記録媒体であるプリペイドカード、会員カードに記録された記録情報(識別ID)を読み取る機能(リード)機能を有している。具体的には、カード情報読取部260の磁気ヘッド279(図9)により各カードに記録された磁気記録データを読み取ることができる。ここで、プリペイドカードの場合には、このプリペイドカードに記録された磁気データ(識別ID/番号、店コード、発行日時等の識別符号)を読み取ることができる。カード情報読取部261は、搬送されるカードのカード情報を磁気ヘッド279により読み込む機能を備えている。
カード収納部294は、カードを集積収納し、収納したカードを一枚ずつ繰り出す機能を備えている。また、逆送されるカードを最下位に収納する機能を備えている。また、繰り出し・取り込み機構295は、カード収納部294からカードを繰り出す機能およびカー収納部294にカードを取り込む機能を備えている。
第1カード発行/挿入検知センサ265は、発行されたカードがカード発行/挿入口250に一時保持された際に、カードの抜き取り(ON→OFF)を検知する機能を備えている。第2カード発行/挿入検知センサ266は、発行されたカードがカード発行/挿入口250から半出し状態で突出した際に、カードの搬送を停止させ、カード発行/挿入口250内に一時的に保持する機能を備えている。なお、このカード発行/挿入処理部260および第1、2カード発行/挿入検知センサ265、266の詳細な構成および機能については、後述する。
硬貨処理部273は、オペレータによってホッパ274内に補填された100円/500円硬貨を精算処理時に、このホッパ274から硬貨払出口265(図7)を通じて払い出す機能を備えている。具体的には、硬貨を貯留したホッパ274を通じて、硬貨の払い出しを制御する機能を備えており、精算制御部290からの制御信号に応じた金額の硬貨をホッパ274から払い出すための部分である。
紙幣処理部271は、精算をおこなう遊技客に対して紙幣収納部272内に収納された紙幣を投出する処理部である。具体的には、精算制御部290からの制御指示に応じた精算金額の紙幣を紙幣収納部272から払い出す機能を備えている。
識別ID書換部281は、精算されて回収されたカードに記録された識別IDを別の識別IDに書き換える機能を備えている。すなわち、プリペイドカードとして使用されず、精算処理用として使用されたプリペイドカード(カード媒体)は、カード発行/精算機200の内部に取り込まれ回収されるものとなるが、本実施例1の場合、回収されたカードに記録された識別IDを識別ID書換部281により、別の識別IDに書き換えるようにしているため、これにより、カード媒体のリサイクルが可能となり、カードの補充などによる作業の低減を図ることができる。
精算制御部290は、カード発行/精算機200における全体制御を統括する機能を備えている。また、図9に示すように、精算制御部290は、精算判定部292とカード発行/精算モード選択制御部293とを備えており、このうち、精算判定部292は、遊技客によりデビット決済によるプリペイドカードの発行時に、発行されたプリペイドカードをそのままプリペイドカードシステムに適用する遊技に使用するか、プリペイドカードに価値付けされた有価価値を精算処理により現金化するかの選択を判定する機能を備えている。本例では、この精算判定部292による精算要求の判定は、精算ボタン230(図8)の押下(ON)による精算指示信号の取得或いは、発行されたカードの押し込みにともなう第2カード発行/挿入検知センサ266(図10−2)の出力信号(OFF→ON)により判定することができる。
カード発行/精算モード選択制御部293は、デビット決済によるプリペイドカードの発行時に、発行されたプリペイドカードをそのままプリペイドカードシステムに適用する遊技に使用するか、プリペイドカードに価値付けされた有価価値を精算処理により現金化するかの選択を制御する機能を備えている。
通信I/F部291aは、デビット端末機300の通信I/F部375(図7)との間で通信をおこなう機能を、通信I/F部291bは、島コントローラ255との間で通信をおこなう機能を備えている。
(カード発行/挿入処理部260の概要および機能)
次に、図9を参照して、カード発行/挿入処理部260の詳細について、説明する。図9は、カード発行/挿入処理部260および周辺回路の概略構成を示す説明図である。ここで、図9では、カード発行/精算機200から発行されたカードが、カード発行/挿入口250内に一時的に保持され、停止している状態を示している。
前述したように、本発明では、プリペイドカードの残金を精算処理する場合、精算ボタン230(図7)の押下(ON)だけではなく、カード発行/精算機200のカード発行/挿入口250から発行されたカードの後端部を内部に向けて押し込むことにより精算処理を実行できるようにしている。
このため、カード発行/挿入処理部260には、カード発行時の搬送及びカード挿入時の搬送をおこなうカード搬送機構部262を備えており、図9に示すように、このカード搬送機構部262は、カード搬送駆動部263と、カード搬送制御部264と、第1カード発行/挿入検知センサ265と、第2カード発行/挿入検知センサ266とを備えている。カード搬送制御部264は、カード搬送駆動部263による主駆動ローラ277の駆動を制御する機能を備えている。カード搬送駆動部263は、このカード搬送駆動部263から通知される駆動ON信号により主駆動ローラ277の駆動をおこなう機能を備えている。
また、前述したように、第1カード発行/挿入検知センサ265は、発行されたカードがカード発行/挿入口250に一時保持された際に、カードの抜き取り(ON→OFF)を検知する機能を備えている。第2カード発行/挿入検知センサ266は、発行されたカードがカード発行/挿入口250から半出し状態で突出した際に、搬送を停止させ、カード発行/挿入口250内に一時的に保持する機能を備えている。
また、カード搬送駆動部263は、カードの搬送をおこなうための主駆動ローラ277および従動ローラ278とを備えている。これら主駆動ローラ277および従動ローラ278は、カード搬送搬制御部264による搬送制御による駆動信号に基づいて、駆動することによりカード発行時の搬送(図9で、時計方向に回転)およびカード挿入時の搬送(図9で、反時計方向に回転)をおこなうようになっている。また、カード搬送駆動部263の駆動は、第1、2カード発行/挿入検知センサ265、266によるカードの検知タイミングで制御される。以下、これら第1、2カード発行/挿入検知センサ265、266による搬送制御について具体的に説明する。
先ず、プリペイドカードの発行時では、カード収納部294から送り出されるカードは、カード搬送経路(図示せず)を通じて主駆動ローラ277および従動ローラ278の回転により、カード搬送機構部262にまで到達するとともに、カード発行/挿入口250に向けて搬送され、このカードの前端部(図9の右側)が第2カード発行/挿入検知センサ266による検知から離隔した位置(センサ出力ON→OFF)に到達したときに、カード搬送駆動部263による搬送駆動が停止されカードの後端部(図9の左側)がカード発行/挿入口250から半出し状態となり、このカード発行/挿入口250内に一時的に保持される。
具体的には、第2カード発行/挿入検知センサ266による検知出力がONからOFFになった場合に、カード搬送制御部264からカード搬送駆動部263に対して、駆動OFF信号が通知されるため、カードは、カード発行/挿入口250に一時的に保持された状態で停止する。以下、このカードは、そのまま遊技客により取り出されて、プリペイドカード対応の遊技機により利用されるものとなる(精算処理をおこなわない場合)。
一方、精算ボタン230の押下(ON)がある場合には、この精算ボタン230による「精算指示信号」が精算判定部292およびカード搬送制御部264に通知され、これによりカード搬送駆動部263からの駆動信号により、主駆動ローラ277および従動ローラ278の駆動(図9で、反時計方向に回転)が開始される。これにより、カード発行/挿入口250に保持されているカードは、カード発行/精算機200の内部に再び取り込まれることとなる。
以下、図10−1、図10−2、図10−3を参照して、カード発行/挿入処理部260によるカード押し込み時の動作を説明する。ここで、カード発行/精算機200から発行されたカードの押し込みの判定は、第1カード発行/挿入検知センサ265のセンサ出力がON→OFFとなった時に、第2カード発行/挿入検知センサ265のセンサ出力がOFF→ONとなった場合におこなうことができる。
すなわち、図10−1に示すように、遊技客が指でカードの後端部(図9の左端部)を押し込むと、この押し込みにともない、図10−2に示すように、カードの前端部(図9の右端部)が第2カード発行/挿入検知センサ266により検知(OFF→ON)され、この検知により、カード搬送制御部264(図9)から駆動ON信号がカード搬送駆動部263(図9)に通知されるため、同図に示すように主駆動ローラ277および従動ローラ278の駆動(反時計方向に回転)によりカードの搬送がおこなわれる。以降、図10−3に示すように主駆動ローラ277および従動ローラ278により搬送されたカードは、カード収納部294へと搬送される。
(遊技媒体貸出システムにおけるデビット利用時のカード発行/精算処理手順)
次に、図11のフローチャートを参照して、本実施例1におけるデビット利用時のカード発行/精算処理手順を説明する。この図11に示すフローチャートは、カード発行/精算機200と情報処理センタ600(デビット決済センタ)とターミナルコントローラ400との間において、カード発行/精算機200によるデビットカードを利用したプリペイドカード(記録媒体)の発行手順および精算処理手順を示している。
すなわち、先ず、デビット端末機300の待機中において、遊技客(デビットカードの利用客)によりデビット端末機300のカード挿入/返却口330(図5)にキャッシュカードが挿入されると(ステップS110)、デビット端末機300のデビットカード処理部350(図6)は、この挿入されたキャッシュカードからカード情報(カードの識別ID)を読み取る(ステップS120)。具体的に説明すると、カード挿入/返却口330から挿入されたキャッシュカードは、搬送部(図示せず)の搬送により読み取りヘッドまで搬送され、この読み取りヘッドにより、キャッシュカードに記録された識別IDなどのカード情報が読み取られる。以下、キャッシュカードを挿入した遊技客に対して暗証番号の入力を要求する暗証番号の入力表示をおこなう(ステップS130)。具体的には、デビット端末機300の表示部310に「暗証番号を入力して下さい」などのガイダンスを表示する。
ここで、暗証番号の入力要求を表示部310の表示により確認した遊技客がデビット端末機300により暗証番号を入力すると(ステップS140)、デビット端末機300は、この入力された暗証番号を一旦保持(記憶)する(ステップS150)。次いで、カード発行/精算機200に対して、暗証番号の「入力完了通知」とともに、「カード発行操作可通知」を送信する(ステップS160)。なお、ステップS140による暗証番号の入力は、入力操作部320によるテンキー入力によりおこなわれる。
これに対し、カード発行/精算機200では、デビット端末機300から送信された暗証番号の「入力完了通知」および「カード発行操作可通知」を受信すると(ステップS170)、金額選択ボタン240を全点灯状態にする(ステップS175)。以下、遊技客による金額選択ボタン240の入力(押下)待ちとなる(ステップS180)。前述したように、金額選択ボタン240は、合計、5種類の金額選択(10000円、5000円、3000円、2000円、1000円)があるため、これら5種類の金額のうちいずれかの金額が選択される。
ここで、遊技客により選択される金額選択ボタン240は、デビット決済による決済希望金額および精算希望金額となる。そして、この金額選択ボタン240の全点灯中に、遊技客により金額選択ボタン240のいずれか1つが押下(ON)されると(ステップS185)、カード発行/精算機200は、この押下された金額選択ボタン240に対応するプリペイドカードの金額情報(購入希望金額/精算希望金額)をデビット端末機300に対して通知する(ステップS190)。
ここで、仮に、遊技客により5000円の金額選択ボタン240が押下(ON)により選択されたとすると、この時、カード発行/精算機200からデビット端末機300には、5000円の選択金額情報が送信されることとなる。
すなわち、デビット端末機300は、カード発行/精算機200から金額情報(5000円)を受信すると(ステップS195)、以下、この5000円をベースとしてデビット決済によるデビット処理に移行する。
ここで、情報処理センタ600での上記決済処理は、以下の手順で実現できる(Aの手順)。すなわち、情報処理センタ600では、上記ステップS195での処理により受信した各種情報(カード情報、暗証番号、決済希望金額情報)を基に、CAFIS(Credit and Finance Information System)ネットワーク700に属するデビットカード発行銀行800に対して決済処理を依頼する(ステップS200)。
以下、この依頼を受けたデビットカード発行銀行800は、今回の決済要求にて通知されたキャッシュカードのカードIDに対応する口座から当該決済要求で通知された引き落とし金額分を引き落とし、引き落とし処理が終了すると、情報処理センタ600に対して処理終了の通知をおこなう。また、上記口座の残金不足や暗証番号違い等によって決済処理をおこなえない場合は、その旨を情報処理センタ600に通知する。
なお、即時実行分以外の決済処理は、予め決められた期間後(例えば、3営業日後)に実施され、最終的に、上記利用料金から上記決済処理により手数料等を差し引かれた代金が加盟店銀行900の情報処理センタ600の口座に振り込まれる。その後、この加盟店銀行900情報処理センタ600の口座に振り込まれた代金から情報処理センタ600の手数料を差し引いた代金として、△△銀行950にある各遊技店の口座に、カード会社とパチンコ店の取り決めに従い、カードの使用度数に応じた代金が振り込まれるようになっている。以上が、情報処理センタ600を介しておこなわれるデビット決済処理の概要である。本例の場合、上述したデビット決済結果が情報処理センタ600から公衆回線網450を介してデビット端末機300に送信されることとなる(手順B)。
以下、再度、図11のフローチャートに戻り、カード発行/精算処理手順を説明する。すなわち、デビット端末機300は、情報処理センタ600から決済結果通知を受信すると(ステップS250)、カード発行/精算機200は、カード挿入/返却口330を通じて、キャッシュカードを遊技客に返却し(ステップS255)、次いで、レシート発行口335を通じて所定のレシートを発行する(ステップS260)。以下、デビット端末機300では、カード発行/精算機200に対して決済が終了した旨(デビット決済完了通知)の送信をおこなう(ステップS262)。
一方、カード発行/精算機200は、デビット端末機300から決済完了の通知(現金入金終了通知)を受信すると(ステップS265)、遊技客によりステップS185により設定された選択金額を発行金額としてターミナルコントローラ400に送信する(ステップS270)。
一方、ターミナルコントローラ400は、カード発行/精算機200から送信された発行金額情報を受信すると(ステップS275)、この受信した発行金額情報を識別IDに対応付けてプリペイドカード残高管理テーブル411に登録をおこなう(ステップS280)。次いで、このターミナルコントローラ400は、プリペイドカード残高管理テーブル411に、取得したカードによる識別IDを新たに登録して、この登録の旨を「登録完了通知」としてカード発行/精算機200に送信する(ステップS290)。
以下、カード発行/精算機200は、ターミナルコントローラ400から送信された「登録完了通知」を受信すると(ステップS300)、このカード発行/精算機200は、プリペイドカードの発行処理或いは、精算処理のいずれかの処理に移行する(ステップS310)。前述したように、プリペイドカードの発行処理は、デビット決済された購入希望金額分のプリペイドカードをカード発行/精算機200から発券する処理である。また、精算処理は、デビット決済された購入希望金額分の金額をカード発行/精算機200による精算で現金化する処理である。
この時、カード発行/精算機200は、カードの発行にともない表示部220(図7)に、遊技客に対してプリペイドカードの発行処理か精算処理のいずれかの処理をおこなうかの入力待ちとなる。具体的には、表示部220に「現金で遊技される方は、精算ボタンを押して下さい」および「カードで遊技される方は、カードを抜いて下さい」などのガイダンスを表示する(ステップS315)。
次いで、以下では、カードの抜き取りがあるか否かの判定をおこなう。具体的には、第1カード発行/挿入検知センサ265(図9)によるセンサ出力をチェックし、センサ出力がON→OFFである場合には(ステップS320肯定)、カード発行/精算機200から発行されたプリペイドカードで遊技をおこなう遊技客によるカードの抜き取りがあったと判定し、この時点で精算処理モードに入らずに終了となる(エンド)。
一方、ステップS320の判定により、カードの抜き取りがないと判定された場合には(ステップS320否定)、次いで、遊技客による精算ボタン230(図7)の押下(ON)があるかの判定をおこない(ステップS330)、精算ボタン230の押下(ON)がある場合(ステップS330肯定)には、カード発行/挿入口250(図7)に保持されているカードの取り込みをおこない(ステップS340)、以下、精算処理に移行する。具体的には、ターミナルコントローラ400に対して、取り込んだカードの残高情報の問い合わせをターミナルコントローラ400に対しておこなうもので、ステップS340により取り込んだカードの「残高情報/精算指示依頼通知」を送信する(ステップS350)。なお、精算ボタン230の押下(ON)があるかの判定(ステップS330)により、精算ボタン230の押下(ON)がないと判定された場合には(ステップS330否定)、処理を終了する(エンド)。
一方、ターミナルコントローラ400は、カード発行/精算機200から送信された「残高情報/精算指示依頼通知」を受信すると、該当する識別IDに基づいて、プリペイドカード残金管理テーブル411(図4)から残高情報の抽出をおこない(ステップS355)、取得した残高情報をカード発行/精算機200に対して送信する(ステップS360)。
以下、カード発行/精算機200は、ターミナルコントローラ400から送信された残高情報を受信すると(ステップS365)、精算金額の投出をおこない(ステップS370)、精算が正常に完了した場合(ステップS375肯定)、以下、全ての処理を終了する(エンド)。
ここで、本フローチャートによる処理手順では、精算ボタン230の押下(ON)判定により、遊技客の精算処理要求を判定しているが、前述したように、カード発行/精算装置200から発行された後、カード発行/挿入口250に保持されているカードの押し込みを判定した場合に精算処理要求があったと判定するため、この場合も、ステップS340移行の精算処理に移行する制御をおこなうものとする。なお、前述したように、カード発行/挿入口250に保持されているカードの押し込みの判定は、第1カード発行/挿入検知センサ265のセンサ出力がON→OFFとなった時に、第2カード発行/挿入検知センサ265のセンサ出力がOFF→ONとなった場合におこなうことができる。
ここで、前述したように、本発明では、プリペイドカードの発行時、このプリペイドカードをカード発行/挿入口250(図7)の位置に、半出し状態で保持した状態で、即時、精算処理をおこなうようにしているため、以下に示す作用効果を実現することができる。すなわち、カード発行/精算機200では、プリペイドカードの発行時、このプリペイドカードをカード発行/挿入口250(図7)の位置に、半出し状態で保持しているため、この位置で停止しているカードは、間違いなく自機が発行したカードである事がわかることから(カード発行/挿入口250に保持されたプリペイドカードの抜き取りがないことが判定される)、ターミナルコントローラ400に対するカード情報に関わる通信処理(カードに価値付けされた残度数の確認要求や問い合わせ/ターミナルコントローラ400から送信される残度数の受信/暗号化にかかる通信処理など)を省略することができる。具体的には、前記図11のフローチャートに示した、ステップS350からステップS365までの処理手順を省略することができるため、これによって、通信待ち時間の短縮を大幅に図ることができる。
さらに、カード発行後の精算処理までの間にターミナルコントローラ400に何らかのトラブルがあった場合や、問い合わせに対する応答が返せない場合などでは、そのトラブルが解消されるまでは精算処理ができないことから遊技客に対する不都合を招くことが予想されるが、本発明では、カードの引き抜きがないと判定された場合には、ターミナルコントローラ400側に問い合わせを一時的に中止(或いは、中断)するようにしているため、これによって、ターミナルコントローラ400側で、発生したトラブルを未然に回避できるうえ、ターミナルコントローラ400でのチェックが無くとも不正な精算操作などを防止することができる。
以上説明したように、本実施例1に係るデビット決済による遊技媒体貸出システムによれば、デビット決済によるプリペイドカードの発行をおこなうカード発行機能とプリペイドカードに価値付けされた価値情報(残金)の精算処理をおこなうカード発行/精算機200を備えたので、カード発行/精算機200の精算機能により現金化した現金を使用して、プリペイドカードが使用できない現金対応のパチスロ機や台間玉貸出機を対象とした遊技を可能とすることができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例1以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において、種々の異なる実施例にて実施することもできる。以下では、本発明に関する種々の変形例を順に説明する。
すなわち、上述した実施例1では、デビット端末機300とカード発行/精算機200とは、別体としてそれぞれ構成されているが、図12に示すように、デビット端末機300とカード発行/精算機200とを一体として構成することもできる。このように、デビット端末機300とカード発行/精算機200とを一体として構成した場合には(カード発行/精算機200a)、端末操作の容易化を図ることができるうえ、利便性を向上することができる。
また、上述した実施例1において使用される記録媒体は、プリペイドカード或いは、会員カードとしているが、本発明に適用可能な記録媒体は記録方式や媒体形状に限定されることなく、これらプリペイドカード、会員カード以外にも、例えば、ICコイン、ICチップなども記録媒体として本発明に適用することができる。この場合、ICコインを適用する場合には、別途、ICコイン用のICコイン挿入/返却口およびICコインの記録情報を読み取る読み取り装置を設けることで、本発明をICコイン用のコイン発行/精算システムとして適用することができる。
また、上述した実施例1では、遊技客に精算の意志がある場合、精算ボタン230の押下(ON)或いは、プリペイドカードの後端部を押し込むことにより精算処理に移行するものとしているが、さらに、精算時の処理時間の短縮化を図るべく、精算ボタン230の押下(ON)或いは、発行されたプリペイドカードの押し込みがない時でも、カードの発行後、カード発行/挿入口250に保持されているカードの保持時間を検出し、「所定の時間」が経過した場合は、半出し状態のプリペイドカードを自動的にカード発行/精算機200の内部に取り込むとともに、精算処理をおこなう構成としてもよい。このようにすれば、遊技客がカードを押し込み忘れて待ったままとなる状態を回避でき、精算処理の効率化を図ることができる。
また、上述した実施例1では、精算対象のカードをプリペイドカードとしているが、この精算対象のカードは、プリペイドカードではなく、カード発行/精算機200の内部に別途、精算処理用のカード媒体を用意し、精算ボタン230の押下(ON)時に、この精算処理用のカード媒体に、該当する価値情報(残金情報)を記録し、精算処理用のカードとして発行するようにしてもよい。この場合、カード発行/精算機200の内部にプリペイドカード用のカード媒体収納部と精算処理用のカード媒体収納部とを設け、精算ボタン230の押下(ON)時にのみ精算処理用のカード媒体収納部から精算用のカード媒体が発行される機構となる。
また、上述した実施例1では、プリペイドカードに対する精算処理について説明しているが、会員カードを対象とする精算処理装置としても、本発明によるカード発行/精算機200を適用することができる。この場合、会員カードに記録されている会員コード(識別ID)に関連付けて、残高情報をターミナルコントローラ400のプリペイドカード残高管理テーブル411に記憶させるとともに、プリペイドカードと同様に、カード発行/精算機200の内部からカード発行/精算機200の位置に保持された会員カードに対して、精算ボタンの押下(ON)および押し込みによる精算処理或いは、この会員カードをそのまま遊技に使用するかの選択処理をおこなうこととなる。なお、精算処理が終了した会員カードは、カード発行/返却口250を通じて返却されるものとなる。
以上のように、本発明に係る遊技媒体貸出システムは、デビットカードや会員カードなどのデビット決済を利用できる記録媒体を受け入れることにより、デビット決済を利用した遊技媒体の貸し出しをおこなう遊技媒体貸出システムに適している。
本実施例1に係る遊技媒体貸出システムの全体構成を示すシステム構成図である。 デビット端末機とカード発行/精算機と情報処理センタの構成及び接続態様を示す概念図である。 図1に示したターミナルコントローラの内部構成を示す機能ブロック図である。 プリペイドカード残金管理テーブルの内部構成を示す説明図である。 デビット端末機の外観を示す正面図である。 デビット端末機の内部構成を示す全体機能ブロック図である。 カード発行/精算機の外観を示す正面図である。 カード発行/精算機の内部構成を示す全体機能ブロック図である。 カード発行/挿入処理部の構成および回路構成を示す説明図である。 カード押し込み時の搬送形態を示す説明図である。 カードの搬送状態を示す説明図である。 カードの搬送状態を示す説明図である。 実施例1に係る遊技媒体貸出システムによるカード発行/精算処理手順の流れを示すフローチャートである。 デビット端末機とカード発行/精算機との一体構成を示す正面図である。
符号の説明
100 パチンコ機
150 カード処理機
180 パチスロ機
190 メダル貸出機
200、200a カード発行/精算機
220、310 表示部
230 精算ボタン
240 金額選択ボタン
250 カード発行/挿入口
255 島コントローラ
260 紙幣払い出し口
261 カード情報読取部
262 カード搬送機構部
263 カード搬送駆動部
264 カード搬送制御部
265 第1カード発行/挿入検知センサ
266 第2カード発行/挿入検知センサ
271 紙幣処理部
272 紙幣収納部
273 硬貨処理部
274 ホッパ
277 主駆動ローラ
278 従動ローラ
280 発行制御部
281 識別ID書換部
290 精算制御部
291a、291b、414 通信I/F部
292 精算判定部
293 カード発行/精算モード選択制御部
294 カード収納部
295 繰り出し・取り込み機構
300 デビット端末機
320 操作入力部
335 レシート発行口
340 印字部
350 デビットカード処理部
360 デビット制御部
400 ターミナルコントローラ(T/C)
410 RAM
411 プリペイドカード残金管理テーブル
412 CPU
413 ROM
416 入力部
450、460 公衆回線網
500 カード会社センタ
600 情報処理センタ
700 CAFISネットワーク
710 クリアリングセンタ
800 デビットカード発行銀行
900 加盟店銀行
950 △△銀行

Claims (5)

  1. 有価価値または特定の識別IDが記録された記録媒体による残金情報を記憶する記憶装置と、
    デビットカードに基づく所定額の決済を行うデビット決済処理装置と、
    前記記録媒体の発行を行う記録媒体発行手段と、
    前記記録媒体に関連付けられた前記残金情報を対象とする精算を行う精算手段と、
    前記デビッド決済処理装置による決済金額が関連付けられた前記記録媒体について、前記記録媒体発行手段による前記記録媒体の発行後、当該記録媒体の引き抜きを検知することなく精算指示を受け付けた場合に、発行即精算と判定する発行即精算判定手段と
    前記発行即精算判定手段により発行即精算と判定された場合に、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を伴うことなく前記記録媒体の精算処理を行う精算処理手段と
    を有する記録媒体発行/精算装置と
    を備えたことを特徴とするデビッド決済による遊技媒体貸出システム。
  2. 有価価値または特定の識別IDが記録された記録媒体による残金情報を記憶する記憶装置と、
    デビットカードに基づく所定額の決済を行うデビット決済処理装置と、
    前記デビット決済処理装置により読み取られたカード情報に基づいて、前記デビットカード利用時に前記デビット決済処理装置との間で通信をおこなう情報処理センタと、
    前記情報処理センタを介して、前記カード情報に対応した口座から遊技客が希望する決済希望金額を対象としたデビット決済処理を実行するデビット決済処理手段と、
    前記記録媒体の発行を行う記録媒体発行手段と、
    前記記録媒体に関連付けられた前記残金情報を対象とする精算を行う精算手段と、
    前記デビッド決済処理装置による決済金額が関連付けられた前記記録媒体について、前記記録媒体発行手段による前記記録媒体の発行後、当該記録媒体の引き抜きを検知することなく精算指示を受け付けた場合に、発行即精算と判定する発行即精算判定手段と
    前記発行即精算判定手段により発行即精算と判定された場合に、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を伴うことなく前記記録媒体の精算処理を行う精算処理手段と
    を有する記録媒体発行/精算装置と、
    を備えたことを特徴とするデビット決済による遊技媒体貸出システム。
  3. 前記記録媒体発行/精算装置は、
    前記記録媒体発行手段により発行された記録媒体の発行および挿入を検知する記録媒体発行/挿入検知手段を備え、
    前記発行即精算判定手段は、
    前記記録媒体発行/挿入検知手段により記録媒体の発行が検知され、再度、当該記録媒体の挿入が検知された場合に、前記発行即精算と判定することを特徴とする請求項1または2に記載のデビット決済による遊技媒体貸出システム。
  4. 前記記録媒体発行/精算装置は、前記記録媒体発行/挿入検知手段により記録媒体の発行が検知され、再度、当該記録媒体の挿入が検知された場合に、前記記憶装置に対する問い合わせ通信処理を中断する通信制御をおこなうことを特徴とする請求項3に記載のデビット決済による遊技媒体貸出システム。
  5. 前記記録媒体発行/精算装置は、
    前記記録媒体に記録された識別情報を書き換える識別情報書換手段をさらに備え、
    前記識別情報書換手段は、前記発行即精算判定手段によって前記発行即精算と判定された前記記録媒体の識別IDの書き換え処理をおこなう機能を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のデビット決済による遊技媒体貸出システム。
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