JP2002273020A - 記録媒体処理装置 - Google Patents
記録媒体処理装置Info
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Abstract
もに、記録媒体の回収に関するコストを低減することが
可能な記録媒体処理装置を提供することである。 【解決手段】 カードユニットにおいて、カードリーダ
ライタ装置33が、記録媒体挿入口4より挿入された会
員カード21および内部で発行されたビジターカード2
3を選択的に受付け、制御装置が、受付けられたカード
の記録情報から特定されるカード残高を引落として玉の
貸出しをするための処理を行なう。
Description
ニット等で代表される記録媒体処理装置に関し、詳しく
は、遊技機に対応して設けられた記録媒体処理装置に関
する。
来から一般的に知られているものに、たとえば、遊技機
に対応して設けられたカードユニット等の記録媒体処理
装置があった。このような記録媒体処理装置の代表例と
しては、カード等の記録媒体の記録情報により特定され
る遊技用価値を使用して(引落として)遊技機による遊
技に使用するための処理(たとえば、玉等の遊技媒体を
貸出す処理)を行なうように構成されたものがある。
会員カードのような所有者が特定される記録媒体と、ビ
ジターカードのような所有者が特定されない記録媒体と
の両方の記録媒体を個別の処理手段により処理可能なも
のがあった。その記録媒体処理装置においては、記録媒
体処理装置の外部から会員カードおよびビジターカード
の2種類の記録媒体のどちらでも挿入することが可能で
ある。
な従来の記録媒体処理装置においては、2種類の記録媒
体を処理可能であるが、ビジターの遊技者ごとに新規の
ビジターカードを発行する必要があるため、記録媒体の
消費量が大量となり、記録媒体のランニングコストがか
なり高くなるという問題があった。
して再利用することが一般的となっているが、このよう
に大量に消費される記録媒体を有効に再利用するために
は記録媒体の回収装置を設ける必要がある。このため、
前述したように2種類の記録媒体を記録媒体処理装置に
おいて処理可能とする場合には、回収に関するコストが
高くなるという問題もあった。
のであり、その目的は、記録媒体のランニングコストを
低減するとともに、記録媒体の回収に関するコストを低
減することが可能な記録媒体処理装置を提供することで
ある。
(1) 遊技機(パチンコ遊技機2)に対応して設けら
れた記録媒体処理装置(カードユニット3)であって、
所有者が特定された記録媒体であって遊技に使用可能な
遊技用価値(カード残高)の大きさを特定可能な情報が
記録された所有者特定記録媒体(会員カード21)が挿
入される記録媒体挿入口(カード挿入排出口4)と、該
記録媒体挿入口に繋がる位置に設けられ、所有者が特定
されない記録媒体である所有者不特定記録媒体(ビジタ
ーカード23)を貯留する所有者不特定記録媒体貯留部
(カードリーダライタ装置33、より具体的にはカード
貯留部33a)と、貨幣を受付ける貨幣受付部(紙幣投
入口61,硬貨投入口62)と、該貨幣受付部により受
付けられた貨幣を識別する貨幣識別手段(紙幣識別装置
31,硬貨識別装置32)と、前記記録媒体挿入口より
前記所有者特定記録媒体が挿入されていない状態におい
て、前記貨幣識別手段により識別された貨幣の金額の範
囲内における所定額に相当する前記遊技用価値(カード
残高)の大きさを前記所有者不特定記録媒体の記録情報
により特定可能にするための処理(図10のビジター処
理)を行ない、該所有者不特定記録媒体を発行する所有
者不特定記録媒体発行手段(カードリーダライタ装置3
3,制御装置34)と、前記記録媒体挿入口より挿入さ
れた前記所有者特定記録媒体および前記所有者不特定記
録媒体発行手段により発行された前記所有者不特定記録
媒体を選択的に受付ける記録媒体受付部(カードリーダ
ライタ装置33、より具体的には、カード受付部33
b)と、該記録媒体受付部に受付られた記録媒体の記録
情報から特定される大きさの前記遊技用価値を前記遊技
機による遊技に使用する(たとえば、玉を貸与する)た
めの処理を行なう使用処理手段(制御装置34)とを含
むことを特徴とする。
置において、所有者不特定記録媒体貯留部に貯留された
所有者不特定記録媒体が発行可能であるため、貯留され
た所有者不特定記録媒体を繰返し発行できる。これによ
り、記録媒体の消費量が低減されて記録媒体のランニン
グコストを低減することができるとともに、記録媒体の
回収処理装置を設けることなく所有者不特定記録媒体が
再利用されて記録媒体の回収に関するコストを低減する
ことができる。
段により発行される前記所有者不特定記録媒体は、少な
くとも遊技者が該所有者不特定記録媒体の一部を目視確
認できる位置(図5の(c)参照)まで前記記録媒体挿
入口に対して移送される(図5の(a)〜(c)参
照)。
者不特定記録媒体が、少なくとも遊技者がその一部を目
視確認できる位置まで記録媒体挿入口に対して移送され
るため、所有者不特定記録媒体が発行されたことを遊技
者に対して視覚的に認識させることができる。
媒体は、遊技者による操作を経ずに前記記録媒体受付部
に受付けられる(図5の(c),(d)参照)。
者不特定記録媒体が、遊技者による操作を経ずに記録媒
体受付部に受付けられるため、遊技者の操作負担を軽減
することができる。
特定記録媒体が受付けられている状態(挿入されている
状態)において前記貨幣識別手段により識別された貨幣
の金額が存在するとき(図7のS1〜S3参照)、該貨
幣の金額の範囲内における所定額に相当する前記遊技用
価値の大きさを前記所有者特定記録媒体の記録情報から
特定される遊技用価値の大きさに対して加算する(入金
する)ための処理(入金処理)を行なう価値加算手段
(図8のS11〜S21)をさらに含む このような構成によれば、所有者特定記録媒体が記録媒
体受付部に受付けられている状態で識別された貨幣の金
額が存在するとき、その貨幣の金額の範囲内における所
定額に相当する遊技用価値の大きさを所有者特定記録媒
体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさに対し
て加算するための処理が行なわれるため、所有者特定記
録媒体の記録情報により特定される遊技価値の加算を遊
技機に対応する記録媒体処理装置により行なうことがで
きる。これにより、遊技者が遊技機から離れなれた場所
へ出向かなくても遊技用価値の大きさの加算更新を行な
うことができるようになる。
録媒体受付部に受付けられている場合に、その旨を遊技
者に報知する受付報知手段(会員用発光ランプ241)
をさらに含む。
媒体が記録媒体受付部に受付けられている場合に、その
旨が遊技者に報知されるため、その報知に基づいて、所
有者特定記録媒体が受付けられていることを容易に把握
することができる。
記所有者特定記録媒体よりも小型である(図3,図4参
照)。
録媒体が、所有者特定記録媒体よりも小型であるため、
所有者不特定記録媒体の内蔵のために要する領域を省ス
ペース化することができ、これにより、記録媒体処理装
置全体についての省スペース化を図ることができる。
とえば、100円、500円、1000円、2000
円、5000円、10000円)の貨幣を受付け可能で
あり、前記貨幣識別手段は、前記貨幣受付部に受付けら
れた複数種類の貨幣を識別可能である。
が受付け可能であり、複数種類の貨幣が識別可能である
ため、遊技者が希望する貨幣の使用に対応することがで
き、その結果、遊技者の利便性を向上させることができ
る。
に基づいて説明する。なお、本実施の形態においては、
遊技機に付設された記録媒体処理装置が用いられる遊技
機の一例としてパチンコ遊技機を取り上げて説明する
が、当該遊技機としてはたとえばコイン遊技機、コイン
を使用するスロットマシン、コインの投入の代わりに所
定個数のパチンコ玉を投入してスロットマシン遊技を行
なう遊技機、等のその他の遊技機であってもよい。つま
り、本発明は、遊技機に対応して設けられた記録媒体処
理装置であれば、どのような遊技機を対象として設けら
れる記録媒体処理装置にも適用可能である。
の一例としてのパチンコ遊技機2と記録媒体処理装置の
一例としてのカードユニット3を示す正面図である。遊
技場においては、パチンコ遊技機2が背中合わせに(裏
面側が向かい合う態様で)複数台並んで設けられた遊技
機設置島200aが複数設置されている。各パチンコ遊
技機2の左隣には、1台のパチンコ遊技機2に対して1
対1の対応で、カードユニット3が付設されている。
において会員として登録された遊技者に対して個別に発
行された会員カード(図3(a),(c)等の会員カー
ド21参照)と、すべての遊技者が利用できるビジター
カード(図3(b),(d)等のビジターカード23参
照)との2種類のカードを玉の貸出しを受けるために使
用することができる。
登録用紙に必要事項を記入して遊技場に提出することに
より発行を受けることができる記録媒体である。この会
員カードには、後述するように、遊技者の投入代金の対
価としてのカード残高、および、会員個人を特定する会
員情報等の各種情報がカード情報として記録される。会
員カードは、会員が所持し、原則的に、どのカードユニ
ット3でも使用することができる。また、ビジターカー
ドは、カードユニット3に内蔵されており、遊技者によ
る紙幣または硬貨の投入に応じて発行された後、取込ま
れる記録媒体であり、1つのカードユニット3内で繰返
し使用される。このビジターカードには、後述するよう
に、遊技者の投入代金の対価としてのカード残高等の各
種情報がカード情報として記録される。これら会員カー
ドおよびビジターカードは、後述するように、非接触型
のICカードにより構成されている。
一端部に、遊技機設置島200aにおける紙幣の搬送制
御等の遊技機設置島200aに関する各種の制御を行な
う島端制御装置および紙幣の回収ボックス等の機器が設
けられた島端制御ボックス201が設けられている。
ード挿入排出口4に遊技者が会員カードを挿入すれば、
カードユニット3内に設けられているカードリーダライ
タ装置(図4〜図6参照)によって、挿入された会員カ
ードの記録情報が読取られる。そして、玉貸スイッチ8
0が押圧操作(貸出要求操作)されると読取られたデー
タに含まれているカード残高の一部または全部が引落さ
れてパチンコ遊技機2の上皿5に引落しカード残高に相
当する個数の玉が貸出(払出)される。このカードユニ
ット3とパチンコ遊技機2とは、配線接続されており、
両者データのやり取りができるように構成されている。
応じてカード残高を引落して玉の貸出しが行なわれる場
合には、カードユニット3から玉貸指令信号がパチンコ
遊技機2に送信される。パチンコ遊技機2は、玉貸指令
信号に従って所定数の貸玉を上皿5に払出す。そして、
遊技者は、上皿5に払出された貸玉を、パチンコ遊技機
2に設けられた遊技領域へ弾発発射して遊技が可能とな
る。会員カードを返却する場合は、返却スイッチ81を
押圧操作すると返却される。また、会員カードのカード
残高が0になった場合にも自動的に返却される。
に記録されているカード残高および発行されたビジター
カードに記録されているカード残高を表示するためのカ
ード残高表示器8が設けられている。
り挿入されていない状態で、カードユニット3に設けら
れている紙幣投入口61に遊技者が紙幣(1000円紙
幣)を投入するか、または、カードユニット3に設けら
れている硬貨投入口62に硬貨(500円,100円硬
貨)を投入することにより、その投入金額分のカード残
高が記録された前述のビジターカードがカード挿入排出
口4から遊技者に発行される。このビジターカードは、
プリペイドカード発行会社が遊技場に搬入し、遊技場に
おいて各カードユニット3内に1枚ずつセットされるも
のであり、各カードユニット3に内蔵されている。ビジ
ターカードは、発行時において、遊技者が視認できるが
抜取れない態様でカード挿入排出口4から一旦排出され
るが、その後、遊技者による操作を経ずに自動的にカー
ド挿入排出口4から内部に取込まれる。
込まれたビジターカードのカード残高全額が自動的に引
落とされ、前述した会員カードの場合と同様の手順での
上皿5への払出しによる玉の貸出しが行なわれてカード
残高全額分の貸出しが一括的に行なわれる。
て行なうことが可能であるために、1回の発行に伴なっ
て比較的高額(たとえば1000円)の金額が消費され
ることが可能となり、遊技場の売上げが向上する利点が
ある。また、ビジターカードが1回発行されれば、カー
ド残高の全額が玉の貸出しのために引落とされるため、
遊技者は少なくともその発行されたビジターカードの記
録情報から特定されるカード残高を使い切るまでは遊技
を行なうために、遊技場でのパチンコ遊技機2の稼動率
が向上する。
面側が対向配置された2列のパチンコ遊技機およびカー
ドユニット3の列間の空間には、紙幣搬送装置の搬送路
が設けられている。カードユニット3により受付けられ
た紙幣は、紙幣を識別する処理が行なわれた後、カード
ユニット3の裏面側から搬送路上に排出され、遊技機設
置島200aの端部に設けられた回収ボックスまで搬送
されて回収される。
明する。図2(a)はカードユニット3の一部拡大正面
図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線による
カード挿入排出口4近傍の断面図である。
いては、カード挿入排出口4が設けられており、その奥
側に、ICカードリーダライタを含むカードリーダライ
タ装置(図4〜図6参照)が備えられており、そのカー
ドリーダライタ装置内に1枚のビジターカード23がセ
ットされて常時保持された状態となっている(図5
(b)参照)。そして、会員カードがカード挿入排出口
4より挿入されない状態で、遊技者が紙幣を紙幣投入口
61に投入するか、または、硬貨を硬貨投入口62に投
入するかによって貨幣の投入を行なうことにより、その
投入貨幣の金額に相当するカード残高がカードリーダラ
イタ装置によってビジターカード23に書込まれて、カ
ード挿入排出口4から一部突出させることによりビジタ
ーカード23が発行される(図2(b)参照)。
の前面側におけるカード挿入排出口4の近傍は、カード
ユニット3の前面よりも奥の側に窪んだ形状の凹部40
となっており、その凹部40の空間に透明な樹脂からな
るカバー24が嵌込まれている。このカバー24は、カ
ード挿入排出口4の形状に合わせてカードを出入れ可能
なカード出入穴41が形成されており、カードユニット
3の前面よりも外側に突出しないように取付けられる。
カバー24は、プリズム効果により、カード挿入排出口
4からカードがわずかに排出された場合でも、カードユ
ニット3の正面を含むあらゆる角度からカードの排出状
態が視認できるように構成されている。
排出口4から遊技者が視認できる位置まで排出されて発
行され、その後、遊技者の手に渡ることなくすぐに内部
に取込まれる。この発行時において、ビジターカード2
3は、カバー24から外部には飛出さないようにカバー
24内に排出される。このため、ビジターカード23
は、発行時に遊技者の手に渡ることなく再度カードユニ
ット3の内部に取込み可能となる。このように、カード
挿入排出口4がカバー24で覆われていることにより、
ビジターカード23の発行時には、遊技者がビジターカ
ード23を引抜くことができないように構成されてい
る。
を設けずに、カードユニット3の前面にそのままカード
挿入排出口を設けるとともに、カードユニット3の外側
に透明樹脂製のカバー部材(前述したカバー24と同様
に、会員カード21の出入れが可能なカード出入穴が形
成されたもの)を張出して設け、ビジターカード23の
発行時に、そのカバー部材内にカードの一部を突出させ
るようにしてもよい。その場合であっても、カバー部材
の存在により、カードの発行状態を視認することができ
るとともに、遊技者がビジターカード23を引抜くこと
ができない。
カード23は、カードリーダライタ装置によってそのカ
ード残高が読取られる。そして、ビジターカード23か
ら読取られた全カード残高に相当する個数の貸玉がパチ
ンコ遊技機2から上皿5内に払出される。つまり、ビジ
ターカードを用いた玉の貸出しは、カード残高の全額分
が一括的に行なわれる。そして、玉の貸出しが行なわれ
た後、ビジターカードは、自動的にカードリーダライタ
装置内部の所定の待機位置まで戻され、次の発行のため
の待機状態にさせられる。これにより、ビジターカード
は、繰返し使用可能となる。
ターカード23を一旦発行して再度取込んで玉の貸出し
を行なう動作を繰返し行なうことができ、遊技場におけ
るランニングコストを極力抑えることができる。
用時においてカバー全体を赤色で発光させる会員用発光
ランプ241とビジターカード23の使用時においてカ
バー全体を緑色で発光させるビジター用発光ランプ24
2とが設けられている。具体的に、会員用発光ランプ2
41は、会員カード21が挿入されている間、発光させ
られる。一方、ビジター用発光ランプ242は、ビジタ
ーカード23の発行時から発行後の玉の貸出しの終了時
まで発光させられる。このような発光色の違いにより、
カードユニット3はどちらのカードが使用されているか
ということを遊技者が知らせることができ、遊技者はそ
の発光色を区別することによりどちらのカードが使用さ
れているか明確に区別して認識することができる。
23のカード残高が全額一括的に引落されるものを示し
たが、ビジターカード23の発行時にはカード残高が一
部のみ引落されるようにしてもよい。
ユニット3が、カードユニット管理装置(図6参照)に
対してオンライン状態にある場合にあるか否かを報知す
るオンライン表示ランプ91が設けられている。このオ
ンライン表示ランプ91は、カードユニット3がカード
ユニット管理装置に対してオンライン状態にある場合に
は点灯し、オフライン状態にある場合には消灯する。オ
ンライン表示ランプ91の下部には、ビジターカード2
3の利用の可否を報知するためのビジターカード利用可
ランプ92が設けられている。このビジターカード利用
可ランプ92は、ビジターカード23が利用可能である
場合に点灯し、その利用が不可能である場合に消灯す
る。
ラーが発生した場合、または、カードユニット3とパチ
ンコ遊技機2との間で通信エラーが発生した場合には、
ビジターカード利用可ランプ92が点滅する。
は、紙幣投入口61と硬貨投入口62とが上下方向に並
んで設けられている。紙幣投入口61には、1000
円,200円,5000円,10000円という複数種
類の紙幣を投入することができる。硬貨投入口62に
は、100円,500円の複数種類の硬貨を投入するこ
とができる。
識別装置31(図6参照)により紙幣が取込まれて適正
な紙幣であるか否かの判別が行なわれる。また、硬貨投
入口62に硬貨を投入することにより、硬貨識別装置3
2(図6参照)により硬貨が取込まれて適正な硬貨であ
るか否かの判別が行なわれる。このような紙幣および硬
貨、すなわち、貨幣が適正である場合には、次のように
状況に応じて、会員カード21への入金(この実施の形
態の場合は10000円を上限とした入金が可能)また
はビジターカード23の発行(この実施の形態の場合は
1000円を上限としたカード残高のカード発行が可
能)を行なうことができる。
4に挿入されていない状態で、予め定められた上限値
(たとえば、1000円)を超えない額の貨幣(紙幣,
硬貨)が投入された場合には、その投入貨幣に相当する
金額がカード残高として記録されたビジターカード23
が遊技者の操作を経ず自動的に発行される。また、会員
カード21がカード挿入排出口4に挿入されている状態
で予め定められた上限値(たとえば、10000円)を
超えない額の貨幣が投入された場合には、そのカード残
高が「0」になっていることを条件として、会員カード
21への入金が可能となる。ここで、入金とは、投入貨
幣に相当する金額をカード残高へ加算してカード残高を
更新することをいう。この実施の形態では、カード残高
が「0」である状態で貨幣が投入されることに応じて、
遊技者の操作を経ず自動的に入金が行なわれる。このよ
うに、会員カード21では、カード残高が一旦「0」に
ならなければ、入金を行なうことができない。
が内部で詰まった場合に返却を要求するために操作する
返却ボタン93が設けられている。返却ボタン93が操
作されると、操作に応じて、機械的な排出動作が行なわ
れることにより、投入した硬貨が表示プレート30の下
方に設けられた硬貨返却口94から返却される。
よび操作を行なうための表示プレート30が設けられて
いる。この表示プレート30には、貨幣利用可ランプ1
3、金額設定ボタン14、金額表示器15、端数表示ボ
タン16、金額表示器17、玉表示器18、連結台方向
表示器19、および、カード挿入中ランプ20が設けら
れている。
への入金およびビジターカード23の発行のために貨幣
(紙幣および硬貨)を紙幣投入口61または硬貨投入口
62へ投入可能であるか否かを報知するためのものであ
る。貨幣利用可ランプ13は、紙幣および硬貨のうちの
少なくとも一方が投入可能である場合に点灯し、紙幣お
よび硬貨の両方が投入不可能である場合に消灯する。
1を挿入している場合には、ビジターカード23を発行
することができない。また、このカードユニット3で
は、ビジターカード23が発行されてそのビジターカー
ド23のカード残高が0でない場合には、ビジターカー
ド23の発行および会員カード21への入金を行なうこ
とができないように構成されている。
用いた1回の玉貸出に使用されるカード残高の金額(以
下、貸出設定金額と呼ぶ)を設定するためのものであ
り、操作を行なうことにより、貸出設定金額を選択する
ことができる。この金額設定ボタン14を押圧操作する
毎に、1回の玉貸出に用いられるカード残高が切換えら
れる。金額設定ボタン14により選択できる金額は、た
とえば、100円、200円、300円、400円、5
00円、…1000円というように複数種類設けられて
おり、金額設定ボタン14の操作によりいずれかの金額
を選択的に決定することができる。このため、遊技者
は、自由に貸出設定金額を選択設定することができる。
これに対し、ビジターカード23については、カード発
行に供された金額すべてが1回の貸出に使用されるた
め、1回の貸出設定金額を自由に設定することができな
いようになっている。
の選択との関係は次の通りである。たとえば、貸出設定
金額には、初期値(デフォルト値)が定められており、
金額設定ボタン14が1回押圧操作されるごとに、貸出
設定金額が100円、200円、300円、400円、
500円、…1000円の順に切換えられ、1000円
の選択状態からさらに1回操作が行なわれると、貸出設
定金額が再度100円に戻って引続き同様の順序で切換
えられる。つまり、金額設定ボタン14が操作されるご
とに複数種類の貸出設定金額がローテーションする。
のうちから選択された1つの金額が設定される。貸出設
定金額には、前述した複数種類の選択可能な貸出設定金
額のうちの1つが初期値として予め定められている。貸
出設定金額の初期値は、たとえば、遊技者が貸出設定金
額として選択する確率が最も高いと認められる金額(た
とえば、前述した金額例の場合には500円等)に設定
するのが望ましく、そのような設定を行なえば、遊技者
が貸出設定金額の変更をする操作をする手間を省くこと
が可能となるので、遊技者にとって便利なものとなる。
れた貸出設定金額は、金額表示器15により表示され
る。そして、金額設定ボタン14を操作してたとえば2
00円の貸出設定金額が選択されている状態で、会員カ
ード21が挿入され、かつ、パチンコ遊技機2に設けら
れた玉貸スイッチ80が操作された場合には、その会員
カード21に記録されているカード残高から200円分
が引落されて200円分の貸玉がパチンコ遊技機2から
払出される。
4から排出されて遊技者により会員カード挿入口4から
抜取られた場合のように、会員カード21の使用が終了
した時から新たな会員カード21が使用されずに所定時
間(たとえば1分間)経過した場合には、1回の玉貸出
し(玉貸し)に用いられる貸出設定金額の設定値が前述
した初期値に戻されて、その初期値(500円)が金額
表示器15に表示される。
より、当該カードユニット3を識別するためのID番号
等のようなカードユニット設定状態や、前回の直前の貸
出状況を特定する表示が行なわれる。
金またはビジターカード23の発行のために投入された
金額等の各種の表示をするためのものであり、金額の他
に、貯玉数、および、再プレイ数を選択的に表示する。
この実施の形態では、貯玉および再プレイは、会員のみ
に認められる。ここで、貯玉とは、遊技者所有の点数ま
たは玉等の価値を遊技場側もしくは遊技場から委託され
た第三者管理機関等に預入れられる行為およびその預入
れられた価値をいう。たとえば、貯玉は、遊技場内の玉
計数装置(ジェットカウンタ)へ遊技者が出玉と会員カ
ード21とを持参し、出玉を計数する際に、遊技者が会
員カード21を当該装置内に挿入して貯玉することを指
定する操作をすれば、その計数された玉の個数が貯玉と
して後述する会員管理装置(図6参照)に登録されるこ
とにより、各会員について行なうことが可能である。ま
た、再プレイとは、遊技者が貯玉を用いて玉の貸出しを
受けて遊技を行なうことをいう。また、再プレイ数と
は、所定個数の玉を1単位として貯玉数から引落として
行なわれる再プレイのプレイ可能回数をいう。再プレイ
における貯玉数と貸出玉数との関係は予め定められてお
り、貯玉数から再プレイ数を引落とすことにより玉の貸
出しが行なわれる。
パチンコ玉を預け入れることを一例として示したが、貯
玉としての概念は、パチンコ玉だけでなく、メダルを預
け入れる貯メダル、得点等の点数を預け入れる貯得点等
のその他の価値を預け入れることも含む。
ードの表示にも兼用されている。たとえば、当該カード
ユニット3に発生した種々の異常状態やカードユニット
3とそれに対応したパチンコ遊技機2との間での通信異
常等、異常原因ごとにエラーコードを表示する。
が、パチンコ玉を貸出すためのものであるかメダルを貸
出すためのものであるかを選択的に点灯表示するもので
ある。カードユニット3の中には、パチンコ玉の貸出で
はなくてスロットマシン等のメダル(コイン)の貸出を
行なうためのものもあり、それとの区別が玉表示器18
の点灯表示により認識できるように構成されている。
ット3がどちらのパチンコ遊技機2に配線接続されてい
るかを点灯表示するためのものである。カード挿入中ラ
ンプ20は、会員カード21が会員カード挿入口4に挿
入されて、後述するカード受付部33bに受付けられて
いることを点灯表示により報知するためのものである。
94が設けられている。投入された硬貨は、前述したよ
うにこの硬貨返却口94から返却可能である。硬貨返却
口94の下方には、暗証番号等の数値を入力可能なテン
キーを含む数値入力部95が設けられている。遊技者が
会員になった場合には、会員により決められた暗証番号
が会員情報に含めて遊技側で登録される。会員が貯玉お
よび再プレイを行なう場合には、本人認証のために遊技
者が数値入力部95から暗証番号を入力する。このよう
に入力した暗証番号が登録されている暗証番号と一致し
た場合に、再プレイを行なうことができる。再プレイに
際しては、遊技者が再プレイ数を数値入力部95から入
力することにより再プレイ数を指定することができる。
入された状態で遊技に使用され、遊技者が遊技終了操作
としての返却スイッチ81(図1参照)の押圧操作を行
なえば、減額更新されたカード残高が記録された会員カ
ード21が会員カード挿入口4からカバー24の外側に
一部が飛出るような態様で排出(返却)される。なお、
カード残高をすべて使用尽くしたゼロカードも、カード
挿入口4から同様に排出(返却)される。遊技者は、こ
のような状態で排出された会員カード21を抜取ること
により、排出された会員カード21を受取る。
ド23を詳細に説明する。図3は、会員カード21およ
びビジターカード23の構成および記録情報を示す図で
ある。
の一部破断平面図、(b)にはビジターカード23の一
部破断平面図、(c)には会員カード21の記録情報、
(d)にはビジターカード23の記録情報がそれぞれ示
されている。
ード21は、従来から一般的なカードと同様の大きさに
構成されているが、ビジターカード23は、会員カード
21よりも小さい寸法のカードで構成されている。会員
カード21およびビジターカード23は、ともに非接触
型のICカードよりなる。
の内部においては、ICチップ21aとICチップ21
aに接続されたアンテナコイル21bとが一端部に設け
られている。このようなICチップ21aとアンテナコ
イル21bとは、会員カード21の内部に埋込まれた態
様で設けられている。図においては、ICチップ21
a,アンテナコイル21bの近傍を破断した状態が示さ
れており、ICチップ21a,アンテナコイル21bが
カード内部に埋込まれている構成が示されている。アン
テナコイル21bは、カードリーダライタが出力する電
磁波を受信する。これにより、ICチップ21aにおい
て電源電力が発生してICチップ21aが動作する。ま
た、アンテナコイル21bは、カードリーダライタとの
間で各種データの送受信を行なう。
メモリ(図示省略)等の各種構成要素が設けられてお
り、電源部により電源電力が発生されて各部に供給さ
れ、制御部およびメモリ等が動作する。制御部は、各種
の演算および制御が実行可能なプロセッサであり、制御
用プログラムを実行することによりデータの送受信およ
びデータの読出しおよび書込み等の各種制御を行なう。
メモリは、電力がない状態でもデータを失うことなく記
憶するものであり、カード情報を記憶保持する。
23の内部においては、ICチップ23aとICチップ
23aに接続されたアンテナコイル23bとが一端部に
設けられている。図においては、ICチップ23a,ア
ンテナコイル23bの近傍を破断した状態が示されてお
り、ICチップ23a,アンテナコイル23bがカード
内部に埋込まれている構成が示されている。このような
ICチップ23aおよびアンテナコイル23bは、前述
した会員カード21のICチップ21aおよびアンテナ
コイル21bと同様の構成を有し、同様の働きをする。
には、カード番号情報211、発行店情報212、カー
ド残高情報213、会員情報214、入金ユニット番号
情報215、貯玉数情報216、セキュリティ情報21
7、および、その他の情報218がメモリに記録され
る。会員カード21のメモリにおいては、これらの情報
を記録するためにそれぞれの情報を記録する領域が設け
られている。
ために各会員に付与された識別情報である会員カード番
号を特定可能な情報である。発行店情報212は、会員
カード21が発行された遊技場を特定する情報である。
カード残高情報213は、カード残高を特定する情報で
ある。会員特定情報214は、会員の氏名,住所,生年
月日等の会員個人を特定する情報である。入金ユニット
番号情報215は、カードに記録されているカード残高
が記録されたカードユニット3のユニット番号を特定す
る情報である。貯玉数情報216は、会員の貯玉数を特
定する情報である。セキュリティ情報217は、会員カ
ード21のセキュリティチェックをするための情報であ
り、このセキュリティ情報217が予め定められたセキ
ュリティ情報と一致する場合に、当該カードが正規のカ
ードであると判定される。そして、会員カード21に
は、このような情報以外にも、各種の情報、すなわち、
その他の情報218が記録されている。
カード23には、カード番号情報231、発行店情報2
32、カード残高情報233、発行ユニット番号情報2
34、セキュリティ情報235、および、その他の情報
236がメモリに記録される。
識別するために各ビジターカード23に付与された識別
情報であるビジターカード番号を特定可能な情報であ
る。発行店情報232は、ビジターカード23が発行さ
れる遊技場、すなわち、カードユニット3が設けられた
遊技場を特定する情報である。カード残高情報233
は、ビジターカード23のカード残高を特定する情報で
ある。発行ユニット番号情報234は、ビジターカード
23が発行されたカードユニット、すなわち、ビジター
カード23が内蔵されているカードユニット3のユニッ
ト番号を特定する情報である。セキュリティ情報235
は、前述した会員カード21のセキュリティ情報217
と同様の情報である。そして、ビジターカード23に
は、このような情報以外にも、各種情報、すなわち、そ
の他の情報236が記録されている。
る会員カード21の処理動作を説明する。図4は、カー
ドリーダライタ装置33における会員カード21の処理
動作を示すカードリーダライタ装置33の断面図であ
る。図4においては、時間経過に従った状態の変化が
(a)〜(e)に示されている。
イタ装置33には、カード1枚が移動できる程度の幅の
空間が設けられており、その空間内でビジターカード2
3および会員カード21が搬送される。カードの搬送
は、カードリーダライタ装置33に設けられたモータに
より駆動される複数の搬送ベルト(搬送ベルト332,
333,334のみ図示)によって行なわれる。
手方向中央部には、前述したカードのアンテナコイル部
21b,23bと通信をするためのアンテナコイルより
なる通信部331が設けられている。カードリーダライ
タ装置33内の空間においては、通信部331と向かい
合う位置にアンテナコイル部21b,23bがある場合
に、各カードとカードリーダライタ装置33とが通信可
能な状態となり、各カードの記録情報の読出しおよび書
込みが可能となる。このような通信部331が設けられ
た周辺の位置の内部空間が、会員カード21およびビジ
ターカード23を選択的に受付けるカード受付部33b
を構成している。
ては、カードリーダライタ装置33の内部空間における
カードの存在の有無を検出するために複数のカード検出
位置センサ335〜338が設けられている。各カード
検出位置センサは、カードリーダライタ装置33の内部
空間において発光部および受光部を対向配置させて受光
部が発光部からの発光を受光したか否かにより光学的に
カードの存在を検出するセンサである。カードリーダラ
イタ装置33内の空間において、カード挿入排出口4側
から奥に向かって順に4つのカード検出位置センサ33
8,337,336,335が設けられている。
入排出口4と通信部331との中間点に設けられてい
る。カード検出位置センサ337は、通信部331の近
傍であって、通信部331よりもカード挿入排出口4側
の位置に設けられている。カード検出位置センサ336
は、通信部331の近傍であって、通信部331を挟ん
でカード検出位置センサ337と対向する位置に設けら
れている。カード検出位置センサ335は、カードリー
ダライタ装置33内部空間の最も奥の側に設けられてい
る。
おいて、通信部331よりも奥の側には、その内部空間
の最も奥の位置から通信部331周辺の位置までカード
を搬送可能な搬送ベルト332が設けられている。この
搬送ベルト332は、カードを両面側から挟んでカード
を搬送するものであり、図中には、一方側の搬送ベルト
のみ図示されている。また、カードリーダライタ装置3
3内部空間において、通信部331よりもカード挿入排
出口4の側には、その内部空間のカード挿入排出口4の
位置から通信部331周辺の位置までカードを搬送可能
な搬送ベルト333,334が上下方向に平行に並んで
設けられている。この搬送ベルト333,334は、カ
ードを両面側から挟んでカードを搬送するものであり、
図中には、一方側の搬送ベルトのみ図示されている。
タ装置33では、会員カード21もビジターカード23
も処理されていない待機状態において、ビジターカード
23がカードリーダライタ装置33内部空間の最も奥の
位置で保持されている。この位置の内部空間が、カード
挿入排出口4に繋がる位置に設けられ、ビジターカード
23を貯留するカード貯留部33aを構成している。こ
の状態では、ビジターカード23が、搬送ベルト332
によって挟持されるとともにカード検出位置センサ33
5により端部が検出される。
21が挿入されると、その会員カード21がカード検出
位置センサ338により検出される。その検出に応じて
搬送ベルト333,334が会員カード21を内部へ搬
送する方向へ駆動され、搬送ベルト333,334によ
り会員カード21が内部へ搬送される(図中の白抜矢符
参照)。
21が内部へ搬送されてその端部(搬送方向の先端部)
がカード検出位置センサ336により検出されると、搬
送ベルト333,334の駆動が停止され、会員カード
21がアンテナコイル部21bを通信部331と対向さ
せた位置で停止する。これにより、会員カード21とカ
ードリーダライタ装置33との間でデータの読出しおよ
び書込みが可能な状態となる。つまり、カード検出位置
センサ336は、会員カード21の端部(搬送方向の先
端部)を検出した場合に、アンテナコイル部21bが通
信部331と対向する位置となるような位置に配置され
ている。また、会員カード21が通信部331の位置ま
で入ってきた場合であっても、ビジターカード23は、
入ってきたカードと接触しないような位置で保持されて
いるので、内蔵されているビジターカード23と挿入さ
れた会員カード21とが接触することはない。このよう
にカード検出位置センサ336により会員カード21が
検出された場合には、制御部340により、カード挿入
中ランプ20が点灯される。
21への入金が行なわれる場合には、会員カード21へ
の入金によりカード残高が更新記録された後、搬送ベル
ト333,334がカードを外部へ搬送する方向(図中
の右向きの白抜矢符参照)へ駆動される。これにより会
員カード21が外部へ向けて搬送される。そして、図に
示されるように、会員カード21がカード検出位置セン
サ337により検出されなくなると、搬送ベルト33
3,334の駆動が一旦停止され、会員カード21が端
部(搬送方向の先端部)をケース24内に突出させた態
様で停止する。そして、直ちに、搬送ベルト333,3
34がカードを内部へ搬送する方向(図中の左向きの白
抜矢符参照)へ駆動される。これにより、会員カード2
1が内部へ向けて搬送される。
て搬送された会員カード21は、元の位置まで戻され
る。このように、会員カード21に入金が行なわれる場
合には、会員カード21の一部がケース24内に一旦突
出することにより入金が行なわれた旨を示した後、元の
位置まで戻される。その場合、会員カード21の端部
(搬送方向の後端部)がカード検出位置センサ336に
より検出されなくなると、搬送ベルト333,334の
駆動が停止されることにより、会員カード21が元の位
置まで戻される。
るビジターカード23の処理動作を説明する。図5は、
カードリーダライタ装置33におけるビジターカード2
3の処理動作を示すカードリーダライタ装置33の断面
図である。図5においては、時間経過に従った状態の変
化が(a)〜(e)に示されている 図5(a)を参照して、カードリーダライタ装置33で
は、ビジターカード23が発行される場合、搬送ベルト
332がカードを外部へ搬送する方向へ駆動され、搬送
ベルト332によりビジターカード23が外部へ向けて
搬送される(図中の白抜矢符参照)。
ード23が搬送されてその端部(搬送方向の後端部)が
カード検出位置センサ337により検出されると、搬送
ベルト332の駆動が停止され、ビジターカード23が
アンテナコイル部23bを通信部331と対向させた位
置で停止する。これにより、ビジターカード23とカー
ドリーダライタ装置33との間でデータの読出しおよび
書込みが可能な状態となる。つまり、カード検出位置セ
ンサ337は、ビジターカード23の先端を検出した場
合に、アンテナコイル部23bが通信部331と対向す
る位置となるような位置に配置されている。ビジターカ
ード23の発行時においては、この図に示されるような
位置で、ビジターカード23に各種カード情報が記録さ
れる。
ード23に各種カード情報が記録された後、搬送ベルト
332,333,334がカードを外部へ搬送する方向
(図中の右向きの白抜矢符参照)へ駆動される。これに
よりビジターカード23が外部へ向けて搬送される。そ
して、図に示されるように、ビジターカード23がカー
ド検出位置センサ338により検出されなくなると、搬
送ベルト332,333,334の駆動が一旦停止さ
れ、ビジターカード23が先端部をケース24内に突出
させた態様で停止する。つまり、ビジターカード23
が、少なくとも遊技者がビジターカード23の一部を目
視確認できる位置までカード挿入排出口4に対して移送
される。そして、直ちに、搬送ベルト333,334,
332がカードを内部へ搬送する方向(図中の左向きの
白抜矢符参照)へ駆動される。これにより、ビジターカ
ード23が内部へ向けて搬送される。このように、ビジ
ターカード23が発行される場合に、ビジターカード2
3が一旦排出されることにより、ビジターカード23が
発行されたことを遊技者に対して視覚的に認識させるこ
とができる。
て搬送されたビジターカード23は、一旦通信部331
とアンテナコイル部23bとが重なる元の位置まで戻さ
れる。そして、その状態で、記録情報が読出される。そ
の場合、ビジターカード23の端部(搬送方向の後端
部)がカード検出位置センサ337により検出されなく
なると、搬送ベルト332,333,334の駆動が停
止されることにより、ビジターカード23が元の位置ま
で戻される。そして、その後、さらに搬送ベルト332
がカードを内部へ搬送する方向(図中の左向きの白抜矢
符参照)へ駆動される。
て搬送されたビジターカード23は、元の位置まで戻さ
れる。つまり、図に示されるように、ビジターカード2
3の端部(搬送方向の先端部)がカード検出位置センサ
335により検出されると、搬送ベルト332の駆動が
停止され、ビジターカード23が待機位置で停止する。
場100内外の管理システムの構成を説明する。図6
は、カードユニット3の構成および遊技場内外の管理シ
ステムの構成を示すブロック図であり、一部の構成につ
いては図示および説明を省略している。
た複数のカードユニット3を管理する管理用のコンピュ
ータよりなるカードユニット管理装置400が設けられ
ている。遊技場100の外部には、カードユニット3が
設けられた複数の遊技場100におけるすべてのカード
ユニット3を統括的に管理する機関であるユニット管理
センタ500が設けられている。このユニット管理セン
タ500においては、複数の遊技場100におけるすべ
てのカードユニット3を統括的に管理するコンピュータ
を含む中央管理装置501が設けられている。この中央
管理装置501は、通信回線を介して各遊技場100の
カードユニット管理装置400と通信可能に接続されて
おり、各カードユニット管理装置400と通信を行なう
ことにより、各遊技場100におけるすべてのカードユ
ニット3を統括的に管理する。また、中央管理装置50
1は、各遊技場100で登録されたすべての会員のカー
ド残高を管理する。
制御部340は、紙幣識別装置31、硬貨識別装置3
2、カードリーダライタ装置33、センサ・ランプ類9
1,92,…,338、ボタン類14,16、および、
数値入力部95と接続されている。また、制御部340
は、パチンコ遊技機2に設けられ、玉の貸出しのための
払出しを行なうことが可能な制御用のマイクロコンピュ
ータよりなる払出制御部200と通信部36を介して相
互通信可能な態様で接続されている。さらに、制御部3
40は、通信部36を介して、パチンコ遊技機2に設け
られた玉貸スイッチ80、返却スイッチ81、および、
カード残高表示器8と接続されている。
投入された紙幣が適正な紙幣であるか否かを識別する識
別部および紙幣搬送用の搬送部(ともに図示省略)を含
む。紙幣識別装置31では、投入された紙幣を搬送部に
より識別部まで送り、識別部により紙幣の識別処理を行
ない、紙幣の識別結果を示す情報を制御部340へ与え
る。紙幣識別装置31は、制御部340からの制御信号
により制御される。
正な硬貨であるか否かを識別する識別部および硬貨搬送
用の搬送部(ともに図示省略)を含む。硬貨識別装置3
2では、投入された硬貨を搬送部により識別部まで送
り、識別部により硬貨の識別処理を行ない、硬貨の識別
結果を示す情報を制御部340へ与える。硬貨識別装置
32は、制御部340からの制御信号により制御され
る。
ン表示ランプ91、ビジターカード利用可ランプ92、
貨幣利用可ランプ13、金額表示器15、金額表示器1
7、玉表示器18、連結台方向表示器19、カード挿入
中ランプ20、会員カード使用ランプ241、および、
ビジターカード使用ランプ242のそれぞれに表示制御
信号を与え、各ランプおよび表示器について、前述した
ような表示制御を行なう。
ボタン14および端数表示ボタン16から各ボタンの操
作信号を受け、その操作信号に応じて、前述したような
制御を行なう。また、制御部340は、数値入力部95
から操作入力信号を受け、その操作入力信号に応じて、
前述したような制御を行なう。
ド21がカード挿入排出口4に挿入されていない状態で
貨幣が投入された場合には、その投入貨幣に相当する金
額がカード残高として記録されたビジターカード23を
発行するための制御を行なう。その制御に際しては、カ
ード検出位置センサ335〜338による検出信号に基
づいてビジターカード23の位置を監視しながらカード
リーダライタ装置33に制御信号を与え、前述したよう
なビジターカード23の発行制御を行なう。
員カード21がカード挿入排出口4に挿入されている状
態で貨幣が投入された場合には、そのカード残高が
「0」になっていることを条件として、その投入貨幣に
相当する金額を会員カード23のカード残高へ加算する
ための制御を行なう。その制御に際しては、カード検出
位置センサ335〜338による検出信号に基づいて会
員カード21の位置を監視しながらカードリーダライタ
装置33に制御信号を与え、前述したような会員カード
21への入金制御を行なう。
貸スイッチ80からの貸出要求操作信号に応じて、前述
したような玉の貸出制御を行なう。また、制御部340
は、返却スイッチ81玉貸スイッチ80からの返却要求
操作信号に応じて、前述したようなカードの返却制御を
行なう。また、制御部340は、パチンコ遊技機2に設
けられたカード残高表示器8へ表示制御信号を与えて、
会員カード21またはビジターカード23のカード残高
をカード残高表示器8に表示させる制御を行なう。
が発生した場合には、制御装置34は、その異常原因を
示すエラーコードを前記金額表示器17またはカード残
高表示器8に表示させる制御を行なう。その結果、金額
表示器17またはカード残高表示器8は、異常原因を表
わすエラーコードを表示する。
ーカード23の発行直後と、会員カード21挿入時にお
ける貸出要求操作があった場合とにおいて、カード残高
を引落として玉を貸出すための制御を行なう。その玉を
貸出すための制御の際に、制御部340は、貸出金額に
相当する数のパチンコ玉を貸出すための貸出指令信号を
パチンコ遊技機2における払出制御部200へ送信する
制御を行なう。
(100円分)ずつ指令する信号であり、たとえば、1
000円分の玉の貸出しを指令する場合には、1払出単
位の玉の貸出しを指令する貸出指令信号が10回送られ
ることとなる。払出制御部200では、貸出指令信号を
受けて玉を貸出す制御を行ない、1単位の玉の払出しを
行なうごとに、貸出完了信号を制御装置34の制御部3
40に返信する。
ビジターカード23から読出して制御部340が記憶し
ているカード残高を、貸出完了信号を受けるごとに減算
更新する演算を行なう。さらに、制御部340では、カ
ード残高の減算更新に応じて更新されたカード残高をカ
ード残高表示器8に表示する制御を行なう。そして、制
御部340は、貸出設定金額分(会員カード21の場
合)または投入金額分(ビジターカード23の場合)の
玉の貸出しが完了した場合に、カードリーダライタ装置
33においてセットされている会員カード21またはビ
ジターカード23のカード残高を更新後のカード残高に
書換える更新記録制御を行なう。
は、発行時に記録された金額(発行金額)を示す発行金
額データがリアルタイムで制御部340から通信部35
を介してカードユニット3の外部に出力される。また、
会員カード21への入金が行なわれた場合には、入金金
額を示す入金金額データがリアルタイムで制御部340
から通信部35を介してカードユニット3の外部に出力
される。また、ビジターカード23または会員カード2
1のカード残高の引落としによる玉の貸出しが行なわれ
た場合には、貸出し金額を示す消費金額データがリアル
タイムで制御部340から通信部35を介してカードユ
ニット3の外部に出力される。
タ、消費金額データが出力される場合には、そのデータ
に次のようなデータが付加される。会員カード21によ
る入金金額データおよび消費金額データには、遊技場番
号(カードユニットが設置されている遊技場を特定する
番号)、ユニット番号(カードユニットを特定する番
号)、および、会員カード番号が付加される。また、ビ
ジターカード23による発行金額データおよび消費金額
データには、遊技場番号(カードユニットが設置されて
いる遊技場を特定する番号)、ユニット番号(カードユ
ニットを特定する番号)、および、ビジターカード番号
(ビジターカードに予め付与され、ビジターカードを特
定するための番号)が付加される。外部に出力される発
行金額データ、入金金額データ、および、消費金額デー
タに、このようなデータが付加されることにより、デー
タを受取った側では、出力されたデータが、どの遊技場
のどのカードユニットから出力されたかを把握できると
もに、会員カードについてはどの会員カード21の使用
によるものなのかを把握することができる。
タ、入金金額データ、および、消費金額データは、遊技
場100内に設けられた複数の中継装置60により中継
されてカードユニット管理装置400へ与えられる。中
継装置60は、遊技場100内の遊技機設置島200a
ごとに1つ設けられた情報中継機能を有する装置であ
り、遊技機設置島内の複数のカードユニット3から出力
される各種データの中継を行なう。各中継装置60に対
して複数のカードユニット3がシリアル通信接続されて
いる。そして、複数の中継装置60は、カードユニット
管理装置400に対してシリアル通信接続されており、
カードユニット管理装置400に直接的に接続された中
継装置60以外は、他の中継装置60を介してデータを
カードユニット管理装置400まで送る。このように、
カードユニット3、中継装置60およびカードユニット
管理装置400の間の接続関係により、カードユニット
3は、中継装置60を介してカードユニット管理装置4
00に対してシリアル通信接続されている。
額データ、および、消費金額データは、同様に、制御部
340から、遊技場100内に設けられて遊技場100
の売上を管理するホール用管理コンピュータ(図示省
略)にも送信される。
理のための処理を実行するマイクロコンピュータを含む
管理装置である。カードユニット管理装置400は、遊
技場100に1つ設けられており、遊技場100内に設
置されたすべてのカードユニット3を統括的に管理す
る。その管理内容には、カードユニット3の稼動状況の
管理、カードユニット3の売上管理、会員カード21の
管理、および、ビジターカード23の管理が含まれてい
る。たとえば、カードユニット管理装置400は、会員
カードごとおよびビジターカードごと、あるいは、カー
ドユニット3ごとに、発行金額データ、入金金額デー
タ、および、消費金額データ等の売上情報等を分類集計
し、集計した情報を、ユニット管理センタ500に送信
することにより、プリペイドカード発行会社の経営管理
に役立つことができるように構成されている。
遊技場100において登録された会員による売上等の管
理のために、会員情報等を含む各種管理データよりなる
会員管理データベースを記憶している。この会員管理デ
ータベースには、カードユニット3に挿入された会員カ
ード21が適正な会員カードであるか否かを認証するた
めの認証データも記憶されている。
理装置400には、遊技場100側で会員管理を行なう
ための会員管理装置71と、会員カード21について精
算を行なうための精算装置72とが接続されている。
理部(会員情報を管理する処理を実行可能なマイクロコ
ンピュータ)、および、通信部を含む。会員登録があっ
た場合には、この会員管理装置71において、その会員
に関する会員情報が入力部から入力される。会員管理装
置71では、入力された会員情報に基づいて、遊技場1
00において登録されたすべての会員の会員カード番
号、氏名、住所、生年月日、カード残高、貯玉数、暗証
番号等の所定の会員情報をデータベース化して記憶す
る。
装置400と通信可能に接続されており、新規の会員登
録に応じて会員情報の入力があった場合に、新規登録さ
れた会員情報(貯玉数および暗証番号を除く会員情報)
をカードユニット管理装置400へ送る。これにより、
カードユニット管理装置400では、会員管理装置71
から送られてくる会員情報を会員管理データベースに追
加記憶していく。このように会員情報の追加記憶をして
いくことにより、カードユニット管理装置400では、
会員管理データベースに最新の会員情報を記憶する。
1を挿入した場合、カードユニット3は、まず、カード
リーダライタ装置33によりその会員カード21の記録
情報を読出し、その読出した情報に基づいて、中継装置
60を介した通信によりカードユニット管理装置400
へ認証用データ(カード番号情報,カード残高情報,セ
キュリティ情報)を送る。この認証用データは、挿入さ
れたカードが適正なカードであることを認証するための
データであり、この認証データに基づいて適正なカード
であると認められた場合に、会員カード21を用いた入
金および貸出等の各種処理を行なうことができるように
なる。
ドユニット3から送られてきた認証用データに含まれる
会員カード番号に対応して会員管理データベースに記憶
されている認証用データ(カード番号情報,カード残高
情報,セキュリティ情報)を読出し、その読出した認証
用データとカードユニット3から送られてきた認証用デ
ータとを照合し、データが一致した場合に、その会員カ
ード21が適正な会員カードであることを認証してその
使用を許容し、使用を許容する旨を示す許容情報をカー
ドユニット3へ返信する。つまり、遊技者は会員カード
21を自由に挿入できるが、そのカードを用いた入金お
よび貸出はカードユニット管理装置400によりカード
の認証がされたことを条件として行なわれるのである。
れた会員カード21を使用して貯玉を用いた再プレイを
する場合には、カードユニット3において、前述した数
値入力部95からの暗証番号の入力が遊技者に要求され
る。その場合には、カードユニット3は、挿入されてい
る会員カード21の会員カード番号および暗証番号の情
報を、中継装置60およびカードユニット管理装置40
0を介した通信により会員管理装置71へ送る。会員管
理装置71では、前述したデータベースに記憶された会
員情報に基づいて、送られてきた会員カード番号の暗証
番号と、データベースに記憶されている当該会員カード
番号の暗証番号とを照合し、暗証番号が一致した場合
に、貯玉による再プレイを許容し、再プレイを許容する
旨を示すとともに貯玉数に対応した再プレイ回数を示す
再プレイ回数情報をカードユニット3へ返信する。この
ような再プレイ回数情報を受けたカードユニット3は、
再プレイ回数情報により特定される再プレイ回数を金額
表示器17に表示し、再プレイを許容する。
合には、玉の貸出しのためにカード残高または貯玉数が
会員カード21において更新記録されるごとに、その更
新記録情報が会員カード番号を特定する情報とともに、
中継装置60を介した通信によりカードユニット管理装
置400に与えられる。カードユニット管理装置400
では、受信したカード残高情報に基づいて該当する会員
のカード残高の情報を更新する。また、カードユニット
3からカードユニット管理装置400が受信したカード
残高または貯玉数の情報は、会員管理装置71にも与え
られる。会員管理装置71では、受信したカード残高情
報および貯玉数の情報に基づいて、データベースにおい
て、該当する会員のカード残高および貯玉数の情報を更
新する。
管理装置400との間がオンライン状態である場合に
は、前述したようにカードユニット3とカードユニット
管理装置400との間で情報の通信をしながら会員カー
ド21の認証を行なうが、カードユニット3とカードユ
ニット管理装置400との間がオフライン状態である場
合には、カードユニット3単体で会員カード21の認証
を行なう。その場合の認証は、たとえば、カードユニッ
ト3の制御部340にセキュリティ情報を記憶してお
き、そのセキュリティ情報と会員カード21から読出し
たセキュリティ情報とが一致した場合に、その会員カー
ド21が適正なカードであると認証する簡易な認証を行
なう。そのようなオフライン状態の場合には、不正行為
を防ぐことを目的として、入金の上限値をオンライン状
態の場合の上限値よりも低い金額に設定する。
登録がされた場合に、前述したように会員管理装置71
に登録情報が記憶されるのであるが、その登録当日は会
員カード21の使用ができないように管理される。つま
り、会員登録がされた場合は、その当日に登録情報が会
員管理装置71に記憶されるのであるが、その新たな登
録情報はその翌日に会員管理装置71からカードユニッ
ト管理装置400へ送られるのである。さらに、登録当
日には、会員カード21に前述した会員特定情報が記録
されない。そして、カードユニット3に新規の会員カー
ド21が挿入されると、カードユニット3から会員特定
情報が記録されていない新規カードが使用されている旨
がカード管理装置400に知らされ、それに応じて、カ
ード管理装置400から当該会員の会員特定情報がカー
ドユニット3に送られ、その会員特定情報のカードユニ
ット3によりその会員カード21に記録されることによ
り、その会員カード21は使用可能なカードとなるので
ある。なお、会員カード21は、会員登録の翌日から使
用可能となるようにせず、登録当日から使用可能となる
ようにしてもよい。
残高の精算を要求する遊技者に対して、そのような精算
のための処理を行なうものである。精算装置72は、カ
ードユニット管理装置400と通信可能に接続されてお
り、入力部、表示部、処理部(精算処理を実行可能なマ
イクロコンピュータ)、現金払出部、および、通信部を
含む。
記録されたカード残高の有効期限は、入金日当日限りで
ある。このため、本日の遊技を終えたい遊技者は、会員
カード21にカード残高が残っている場合に、そのカー
ド残高を精算する必要がある。カード残高の精算を希望
する遊技者は、会員カード21を精算装置71まで持っ
て行って精算装置71にそのカードを挿入して精算処理
を受けることができる。
挿入すると、精算装置72は、挿入された会員カード2
1の記録情報を読出し、その読出した情報に基づいて、
カードユニット管理装置400へ認証用データ(カード
番号情報,カード残高情報,セキュリティ情報)を送
る。カードユニット管理装置400から通信部を介した
通信により取得し、会員カード21に記録された認証用
データ(カード番号情報,カード残高情報,セキュリテ
ィ情報)と照合する。そして、認証用データが一致した
場合、カードユニット管理装置400では、カードユニ
ット3から送られてきた認証用データに含まれる会員カ
ード番号に対応して会員管理データベースに記憶されて
いる認証用データ(カード番号情報,カード残高情報,
セキュリティ情報)を読出し、その読出した認証用デー
タとカードユニット3から送られてきた認証用データと
を照合し、データが一致した場合に、その会員カード2
1が適正な会員カードであることを認証してその使用を
許容し、使用を許容する旨を示す許容情報をカードユニ
ット3へ返信する。つまり、遊技者は会員カード21を
自由に挿入できるが、そのカードを用いた精算はカード
ユニット管理装置400によりカードの認証がされたこ
とを条件として行なわれるのである。精算装置72は、
カードの認証がされた場合に、表示部にカード残高を表
示し、挿入されている会員カード21のカード残高の全
額に相当する現金を現金払出部から払出す精算処理を行
なう。このような精算装置72が設けられていることに
より、遊技者の希望に応じて、当日のカード残高を現金
として遊技者に払出すことができる。このような精算が
行なわれた場合、精算後のカード残高情報が会員カード
番号情報とともに精算装置72からカードユニット管理
装置400に送られ、これにより、カードユニット管理
装置400はそのように送られてくる情報に基づいてデ
ータベースにおいて該当する会員カード番号のカード残
高を更新する。
501との間では、カードユニット管理装置400を介
して、次のような情報の通信が行なわれる。遊技場10
0の営業日において、開店前にカードユニット3の電源
が投入されると、カードユニット3の制御装置34から
カードユニット管理装置400に、営業動作(通常の動
作)を開始する旨を示す動作開始情報が与えられる。カ
ードユニット管理装置400では、遊技場100内のす
べてのカードユニット3から受けた動作開始情報を、送
信元のカードユニット3のユニット番号を特定して、中
央管理装置501へ送信する。中央管理装置501で
は、各遊技場100から動作開始情報を受けると、それ
に応じて、所定の動作許可条件が満たされていることを
条件として、対応するカードユニット3の動作を許可す
る旨を示す動作許可情報を送信先のカードユニット3の
ユニット番号を指定して、各遊技場100のカードユニ
ット管理装置400へ順次送信する。そして、動作許可
情報を受けたカードユニット管理装置400は、直ちに
(営業開始前の段階で)、動作許可情報を自己管理して
いる日付情報とともに、各カードユニット3へ送信す
る。カードユニット3は、このような動作許可情報を受
けたことを条件として、営業をするための動作が許可さ
れ、営業動作を開始する。
後、カードユニット管理装置400から遊技場100内
の各カードユニット3についての1日の売上情報がまと
めて中央管理装置501に送信される。ここで、売上情
報とは、前述した発行金額データ、入金金額データ、お
よび、消費金額データを含む情報である。中央管理装置
501では、売上情報を受けたことに応じて、カードユ
ニットごとの売上情報の集計、遊技場ごとの売上情報の
集計、すべての遊技場のカードユニットの売上情報の集
計等の集計処理を行ない、売上情報を管理する。
売上情報を中央管理装置501に送信する例を示した
が、これに限らず、売上情報は、カードユニット管理装
置400が各カードユニット3からに売上情報を受ける
ごとに、カードユニット管理装置400から中央管理装
置501に送信されるようにしてもよい。また、カード
ユニット管理装置400が、売上情報を各カードユニッ
ト3から受け、その売上情報をある程度集計し、各カー
ドユニット3から売上情報が送られてくる周期よりも長
い周期のタイミングでカードユニット管理装置400か
ら中央管理装置501に送信されるようにしてもよい。
つまり、たとえば、各カードユニット3から売上情報が
送られてくる周期が30分とした場合に、カードユニッ
ト管理装置400から中央管理装置501に集計された
売上情報が送信されるタイミングが3時間ごとであるよ
うにしてもよい。
を用いる場合には、遊技者が紙幣または硬貨を投入する
と、ビジターカード23が自動的に発行され、その後、
遊技者の操作によらずに、自動的に発行金額の全額分の
玉の貸出しが行なわれる。これにより、遊技者が遊技に
使用可能なカードの購入および玉貸しのためにパチンコ
遊技機2およびカードユニット3の前から離れることを
防ぎ、その結果として、パチンコ遊技機2およびカード
ユニット3の稼働率を向上させることができる。さら
に、一旦発行されたビジターカード23が遊技者の手に
渡ることなく取込まれるので、ビジターカード23に不
正な情報を記録する不正行為を行ないにくくすることが
できる。
て実行されるカード処理を説明する。このカード処理
は、制御部340において各種制御のために実行される
メインプログラムにより起動されるサブルーチンプログ
ラムのうちの1つであり、会員カード21およびビジタ
ーカード23を用いた玉の貸出しを行なうために実行さ
れる処理である。
ーチャートである。まず、ステップS(以下、単にSと
いう)1により、会員カード(正規の会員カードである
と認証された会員カード)21の挿入中であるか否かの
判断がなされる。S1により挿入中ではないと判断され
た場合は、後述するS6に進む。一方、S1により挿入
中であると判断された場合は、S2に進み、貨幣(紙
幣,硬貨)の投入があったか否かの判断がなされる。
た場合は、挿入されている会員カード21への入金のた
めに会員入金処理のサブルーチンが実行される。この会
員入金処理の内容については、図8を用いて後述する。
された場合は、S4に進み、玉貸スイッチ80による貸
出操作(貸出要求操作)があったか否かの判断がなされ
る。S4により貸出操作があったと判断された場合は、
S5に進み、挿入されている会員カード21の残高を用
いた玉の貸出のために会員貸出処理のサブルーチンが実
行される。この会員貸出処理の内容については、図9を
用いて後述する。一方、S4により貸出操作がないと判
断された場合は、このカード処理が終了する。
の挿入中ではないと判断されてS6に進んだ場合は、貨
幣(紙幣,硬貨)の投入があったか否かの判断がなされ
る。S6により貨幣の投入があったと判断された場合
は、S7に進み、挿入されているビジターカード23の
発行のためにビジター処理のサブルーチンが実行され
る。このビジター処理の内容については、図10を用い
て後述する。一方、S6により貨幣の投入がないと判断
された場合は、このカード処理が終了する。
の際に会員カード21が挿入されているかどうかで、処
理の進行が会員カード21の処理とビジターカード23
の処理とに振分けられる。
金処理を説明する。この会員入金処理は、制御部340
において実行されるサブルーチンプログラムのうちの1
つであり、会員カード21への入金のために実行される
処理である。
ローチャートである。まず、S11により、投入金額を
金額表示器17に表示する処理がなされる。次に、S1
2に進み、挿入されている会員カード21のカード残高
が「0」であるか否かの判断がなされる。
が「0」であることが会員カード21への入金許容条件
の一つとなる。したがって、S12によりカード残高が
「0」ではないと判断された場合は、S21に進んで投
入金額を返却する処理をした後、この会員入金処理が終
了する。一方、S12によりカード残高が「0」である
と判断された場合は、S13に進み、カードユニット3
とカードユニット管理装置400との間がオンライン状
態であるか否かの判断がなされる。
フライン状態であると判断された場合は、後述するS1
5に進む。一方、S13によりオンライン状態であると
判断された場合は、S14に進み、投入金額がオンライ
ン上限値を超えているか否かの判断がなされる。ここ
で、オンライン上限値とは、前述したオンライン状態の
場合における投入金額の上限値であり、その金額を超え
た入金は許容されない。この実施の形態の場合、オンラ
イン上限値は、たとえば、10000円に設定されてい
る。したがって、この実施の形態の場合では、オンライ
ン状態においてどの金種の入金も認められる。なお、オ
ンラン上限値は、運用において5000円等のその他の
金額に設定してもよい。
ると判断された場合は、前述したS21に進んで投入金
額を返却する処理がなされた後、この会員入金処理が終
了する。なお、この実施の形態の場合は、オンライン上
限値が10000円に設定されている場合であり、金額
の投入が1枚の紙幣または1つの貨幣に限られているた
め、投入金額が返却されることはない。一方、S14に
よりオンライン上限値を超えていないと判断された場合
は、後述するS16に進む。
イン状態であると判断されてS15に進んだ場合は、投
入金額がオフライン上限値を超えているか否かの判断が
なされる。ここで、オフライン上限値とは、前述したオ
フライン状態の場合における投入金額の上限値であり、
その金額を超えた入金は許容されない。この実施の形態
の場合、オフライン上限値は、オンライン上限値よりも
低額のたとえば、1000円に設定されている。
限値よりも低額にした理由は次の通りである。すなわ
ち、オフライン状態の場合は、カードユニット管理装置
400により売上情報および会員カード情報等のカード
ユニット3に対するの管理が行なわれないため、オンラ
イン状態の場合よりも不正行為が行ないやすいと考えら
れる。このため、たとえ不正がしやすくても1回の入金
金額が低額であれば、高額の不正入金を行なうためには
何回も不正な入金をしなければならず不正行為の効率を
悪くすることができ、その結果として不正行為を抑制す
ることができる。このような理由によりオフライン上限
値をオンライン上限値よりも低額にしたのである。
ると判断された場合は、前述したS21に進んで投入金
額を返却する処理がなされた後、この会員入金処理が終
了する。一方、S15によりオフライン上限値を超えて
いないと判断された場合は、S16に進む。
員カード21において、図3に示されたカード残高情報
213の記録領域に記録されたカード残高を投入金額分
だけ加算更新記録するとともに、入金ユニット番号情報
215の記録領域に記録された入金ユニット番号を、当
カードユニット3の番号に更新記録する処理がなされ
る。これにより、投入金額の入金が行なわれるととも
に、その入金が行なわれたカードユニット3を特定する
番号が記録される。
入金時の会員カード21の一部排出動作を行なうため
に、会員カード21の一部を排出させる動作を実行させ
る処理がなされる。この処理は、カード検出位置センサ
335〜338の検出信号を確認しながら図4に示した
ように行なわれる。そして、S18に進み、図4(d)
に示した会員カード21の一部排出動作後の取込みを行
なうために、一部が排出されている会員カード21を取
込む動作を実行させる処理がなされる。この処理は、カ
ード検出位置センサ335〜338の検出信号を確認し
ながら図4に示したように行なわれる。このような動作
により、入金が行なわれたことを遊技者に対し、視覚的
にわかりやすくアピールすることができる。
においてカード残高の表示を、入金に応じた加算更新後
のカード残高に更新する表示がなされ、その後、S20
により金額表示器17において表示されていた投入金額
を「0」にクリアする処理がなされる。これにより、投
入金額分だけカード残高が増加したことを遊技者に明確
に示すことができる。また、会員カード21の一部排出
動作後にカード残高が更新されることにより、その一部
排出動作の意味を遊技者が理解しやすくすることができ
る。S20の後、図示を省略しているが、入金された金
額を示す入金金額データをカードユニット管理装置40
0へ送信する処理を経て、この会員入金処理が終了す
る。
出処理を説明する。この会員貸出処理は、制御部340
において実行されるサブルーチンプログラムのうちの1
つであり、会員カード21のカード残高を用いた玉の貸
出のために実行される処理である。
ローチャートである。まず、S21により、カードユニ
ット3とカードユニット管理装置400との間がオンラ
イン状態であるか否かの判断がなされる。
された場合は、後述するS23に進む。一方、S21に
よりオンライン状態ではなく、オフライン状態であると
判断された場合は、S22に進み、その会員カード21
について直前に入金をしたカードユニット3と、現在挿
入されて貸出しを行なおうとしているカードユニット3
とが同一のカードユニットであるか否かの判断がなされ
る。具体的には、会員カード21に記録されている入金
ユニット番号と、現在挿入されているカードユニット3
のユニット番号とが一致するか否かを判断することによ
り、カードユニットの同一性を判断する。
おいては、会員カード21について、入金が行なわれた
カードユニット3においてのみ、会員カード21のカー
ド残高を貸出しに使用することができる。言い換える
と、オフライン状態の場合は、あるカードユニット3で
入金したカード残高は、その他のカードユニット3にお
いて貸出しに使用できない。つまり、S22では、他の
カードユニット3で入金が行なわれたカード残高が記録
された会員カード21の使用を排除するための振分けを
しているのである。
ドユニットではないと判断された場合は、S27に進
み、挿入されている会員カード21の返却のためにその
カードを遊技者が取出し可能な位置まで排出させる返却
処理がなされた後、この会員貸出処理が終了する。一
方、S22により入金および貸出が同一のカードユニッ
トであると判断された場合は、S23に進む。これによ
り、オフライン状態の場合は、同一のカードユニット3
での入金によるカード残高のみが貸出しに使用できる。
る会員カード21に、貸出設定金額分のカード残高があ
るか否かの判断がなされる。S23により貸出設定金額
分のカード残高がないと判断された場合は、カード残高
不足であるので、S23aに進み、カード残高が「0」
になっているか否かの判断がなされる。
ていると判断された場合は、S27に進み前述したよう
な会員カードの返却処理が行なわれた後、この会員貸出
処理が終了する。これにより、会員カード21のカード
残高が「0」であることにより残高が貸出設定金額に満
たない場合は、そのまま会員カード21が返却される。
になっていないと判断された場合は、S23bにより貸
出設定金額に満たないカード残高全額分の玉を貸出す処
理が行なわれた後、S23cにより会員カード21にお
けるカード残高情報213の記録領域に記録されたカー
ド残高を「0」に減算更新記録する処理がなされる。そ
して、S27に進み、前述したような会員カードの返却
処理が行なわれた後、この会員貸出処理が終了する。こ
れにより、会員カード21のカード残高が「0」ではな
いが残高が貸出設定金額に満たない場合は、現在のカー
ド残高すべてが使用されて玉の貸出しが行なわれた後、
カード残高が「0」になった会員カード21が返却され
る。
分のカード残高があると判断された場合は、S24に進
み、貸出設定金額分の玉の貸出し、貸出しの際の引落と
しによるカード残高減算のための演算、および、カード
残高の引落としに応じた更新表示を行なう処理がなされ
る。
けるカード残高情報213の記録領域に記録されたカー
ド残高を貸出金額分だけ減算更新記録する処理がなされ
る。次に、S26に進み、カード残高が「0」になって
いるか否かの判断がなされる。
いると判断された場合は、S27に進み、挿入されてい
る会員カード21を遊技者が取出し可能な位置まで排出
させる処理がなされる。これにより、カード残高がなく
なった会員カード21については、遊技者による返却操
作を経ずに返却される。このようにカード残高がなくな
った会員カード21が自動的に返却されることにより、
遊技者の操作負担を軽減することができるとともに、遊
技者が会員カード21を取り忘れるのを防ぐことができ
る。S27の後、この会員貸出処理が終了する。一方、
S26によりカード残高が「0」になっていないと判断
された場合は、会員カード21の返却の必要がないの
で、そのままこの会員貸出処理が終了する。
ド残高がなくなった場合に遊技者が抜取り可能な状態で
排出されるが、このような排出後、再度同じカードユニ
ット3に入金をする場合には、会員カード21を一旦抜
取った後に再度挿入すればよい。なお、カード残高がな
くなったことに応じて会員カード21が排出された場合
には、その会員カード21がまだカード挿入排出口4に
残っている状態で貨幣の投入がされたことに応じて、会
員カード21を遊技者の挿入操作を経ずに自動的に内部
へ取込んで、入金をする制御を行なうようにしてもよ
い。そのようにすれば、遊技者の操作負担を軽減するこ
とができる。
ー処理を説明する。このビジター処理は、制御部340
において実行されるサブルーチンプログラムのうちの1
つであり、ビジターカード23の発行およびそのカード
残高を用いた玉の貸出のために実行される処理である。
フローチャートである。まず、S31により、投入金額
を金額表示器17に表示する処理がなされる。次に、S
32に進み、投入金額がビジター発行上限値を超えてい
るか否かの判断がなされる。ここで、ビジター発行上限
値とは、ビジターカードを発行する場合における投入金
額の上限値であり、その金額を超えた発行金額は許容さ
れない。
値は、たとえば、1000円に設定されている。ビジタ
ー発行上限値は、会員とビジターとの関係において会員
の方に利用金額(会員の場合は入金金額に相当し、ビジ
ターの場合は発行金額に相当する金額)に関する特典を
付与するために、前述した会員カード21の入金額のオ
ンライン上限値よりも低い金額に設定される。なお、ビ
ジター発行上限値は、運用において、1000円以外の
500円等のその他の金額に設定変更してもよい。
いると判断された場合は、S38に進んで投入金額を返
却する処理がなされた後、このビジター処理が終了す
る。一方、S32によりビジター発行上限値を超えてい
ないと判断された場合は、S33に進む。
タ装置33において図5の(a)〜(c)に示されるよ
うな動作制御を行ないながら、ビジターカード23に前
述したようなカード情報を記録してそのビジターカード
23を発行するための処理がなされる。これにより、図
5の(c)に示される状態でビジターカード23の一部
が排出され、ビジターカード23が発行されたことが遊
技者に示される。
装置33においてカード図5の(c),(d)に示され
るような動作制御を行ないながら、ビジターカード23
を内部に取込み、ビジターカード23から発行時に記録
された記録情報を読出す処理がなされる。
の全カード残高分の玉の一括貸出し、貸出しの際の引落
としによるカード残高減算のための演算、および、カー
ド残高の引落としに応じた更新表示を行なう処理がなさ
れる。
におけるカード残高情報233の記録領域に記録された
カード残高を「0」(全額貸出のため「0」になる)に
更新記録する処理がなされる。そして、S37により金
額表示器17において表示されていた投入金額を「0」
にクリアする処理がなされる。これにより、投入金額分
だけ玉の貸出しのために引落とされたことを遊技者に明
確に示すことができる。S37の後、このビジター処理
が終了する。
態で暗証番号が入力されれば、貯玉を用いた再プレイが
実行可能となるが、このような再プレイを行なうための
処理は、前述した図7〜図10とは別のサブルーチンに
より実行されるため、ここでは、その詳細な説明は行な
わない。
効果をまとめて説明する。図1〜図5等に示されるよう
に、カードユニット3において、繰返し発行可能な態様
で貯留(内蔵)されたビジターカード23が発行可能で
あるため、貯留されたビジターカード23を繰返し発行
することができる。これにより、カードの消費量が低減
されてカードのランニングコストを低減することができ
るとともに、カードの回収処理装置を設けることなくビ
ジターカード23が再利用されてカードの回収に関する
コストを低減することができる。
ように、発行されるビジターカード23が、少なくとも
遊技者がその一部を目視確認できる位置までカード挿入
排出口4に対して移送されるため、ビジターカード23
が発行されたことを遊技者に対して視覚的に認識させる
ことができる。
ように、発行されたビジターカード23が、遊技者によ
る操作を経ずにカード受付部33bに受付けられるた
め、遊技者の操作負担を軽減することができる。
1〜S21に示されるように、会員カード21が受付け
られている状態で識別された貨幣の金額が存在すると
き、その貨幣の金額分に相当するカード残高を会員カー
ド21の記録情報から特定されるカード残高に対して加
算するための処理が行なわれるため、会員カード21の
カード残高への入金をパチンコ遊技機2に対応するカー
ドユニット3により行なうことができる。これにより、
遊技者がパチンコ遊技機2から離れなれた場所へ出向か
なくても入金を行なうことができるようになる。
会員カード21が挿入されてカード受付部33bに受付
けられている場合に発光することにより、その旨を遊技
者に報知する会員用発光ランプ241が設けられている
ため、その報知に基づいて、会員カード21が受付けら
れていることを容易に把握することができる。
ビジターカード23が、会員カード21よりも小型であ
るため、ビジターカード23の内蔵のために要する領域
を省スペース化することができ、これにより、カードユ
ニット3全体についての省スペース化を図ることができ
る。
示されるように、会員カード21への入金が完了した場
合に、会員カード21の一部が、視認可能な態様で排出
された後、遊技者による操作を経ずに取込む動作が行な
われるため、入金が完了したことを視覚的な面で容易に
把握することができる。
よび硬貨投入口62により複数種類(たとえば、100
円、500円、1000円、2000円、5000円、
10000円)の貨幣を受付け可能であり、紙幣識別装
置31および硬貨識別装置32により複数種類の貨幣を
識別可能であるため、遊技者が希望する貨幣の使用に対
応することができ、その結果、遊技者の利便性を向上さ
せることができる。
特徴点を以下に列挙する。 (1) 本実施の形態で説明した遊技機は、貸玉あるい
は貸コイン等の貸遊技媒体を払出すものを示したが、本
発明はこれに限らず、記録媒体の記録情報により特定さ
れる遊技用価値を引落して(使用して)、遊技媒体を払
出す代わりに、遊技機側でその引落し価値に相当する得
点を付与(貸玉あるいは貸コイン等の貸遊技媒体数を示
す得点を付与)することにより遊技者の得点を加算更新
し、その得点に相当する数の遊技媒体を用いて遊技が行
なわれるようにし、遊技の状況に応じて得点を増減させ
る制御をすることにより、遊技媒体を直接的に払出さな
いが、遊技媒体が得点という形式で遊技者に付与される
構成の遊技機であってもよい。さらに、遊技媒体に含ま
れる玉またはコインは、実際の玉またはコインの他に、
画像より表示されるものも含まれる。
34により会員カード21,ビジターカード23のカー
ド残高を引落として玉を貸出すための貸出指令信号を送
信する制御を行なうことが、記録媒体(会員カード2
1,ビジターカード23)の記録情報から特定される大
きさの遊技用価値(カード残高)を遊技機(パチンコ遊
技機2)による遊技に使用するための処理の一例として
示されている。ここで、カード残高に基づいて遊技媒体
(玉、コイン等)を払出す遊技機の場合、記録媒体の記
録情報から特定される大きさの遊技用価値を遊技機によ
る遊技に使用するための処理とは、記録媒体(カード)
の記録情報から特定される大きさの遊技用価値(カード
残高)を引落として遊技媒体(玉、コイン等)を払出す
ことに関わる処理であればあらゆる処理を含む処理であ
り、前述した貸出指令信号の送信等に限定されるもので
はない。また、カード残高に基づいて得点を付与する遊
技機の場合、記録媒体の記録情報から特定される大きさ
の遊技用価値を遊技機による遊技に使用するための処理
とは、記録媒体(カード)の記録情報から特定される大
きさの遊技用価値(カード残高)を引落として得点を付
与することに関わる処理であればあらゆる処理を含む処
理である。
ターカード23を引抜く異常事態を監視するべく、カバ
ー24の内面に配線を敷設し、その配線に電気を流し
て、電気が流れている状態を検出して正常と判断し、カ
バー24が破壊されることにより配線が切断されて電流
が流れなくなった異常を検出すれば、警報を鳴らす等の
異常時制御を行なってもよい。
発行手段(カードリーダライタ装置33)から発行され
た所有者不特定記録媒体(ビジターカード23)が遊技
者の手に渡るのを阻止する阻止手段が構成されている。
この阻止手段は、カバー24に限定されるものではな
く、たとえば、記録媒体発行手段から一部突出した状態
の所有者不特定記録媒体をロックして、遊技者が引抜こ
うとしても抜くことができないように固定するもの等、
どのようなものであってよい。
り、遊技者所有の資金を用いて所有者不特定記録媒体
(ビジターカード23)を発行可能な旨を表示する所有
者不特定記録媒体発行可能表示手段が構成されている。
なお、ビジターカード23の発行は、紙幣の代わりに、
硬貨を用いてもよく、さらには、たとえばクレジットカ
ードの使用またはデビットカードの使用あるいは電子マ
ネーを使用して、発行できるようにしてもよい。このよ
うに、ビジターカードの発行には、紙幣に限らず、その
他の価値物体を使用してもよい。
ターカードの記録情報により特定される遊技用価値(カ
ード残高)の大きさを表示する価値表示手段が構成され
ている。この価値表示手段は、異常発生時の異常原因を
認識可能な情報を表示する機能をも有する。
録媒体が挿入中であることを表示する既発行記録媒体挿
入中表示手段が構成されている。
ード21あるいはビジターカード23に、カード番号等
の記録媒体識別情報の他に遊技用価値(カード残高)を
直接記録するようにしたが、これに加えて、遊技場のホ
ール用管理コンピュータあるいはカード発行会社の管理
コンピュータ(カードユニット管理装置400)にも、
記録媒体識別情報とともに当該記録媒体の現時点におけ
る遊技用価値を記憶させ、記録媒体使用時に当該記録媒
体の記録媒体識別情報を前記管理コンピュータに送信し
てその記録媒体識別情報に対応する遊技用価値を検索し
てもらい、検索された遊技用価値と会員カード21の遊
技用価値との大きさが一致することをチェックした上で
その遊技用価値を用いて遊技ができるように構成しても
よい。さらには、会員カード21には遊技用価値を記録
させず、ホール用管理コンピュータの方にのみ遊技用価
値を記録させ、前述と同様に会員カード21に記録され
ている記録媒体識別情報に基づいて対応する遊技用価値
を検索してその遊技用価値を用いて遊技媒体の貸与(貸
出し)ができるようにしてもよい。
ーカード23の両方あるいはいずれか一方を、接触型の
ICカードで構成してもよい。また、これらのカード
は、磁気ストライプが設けられた磁気記録式のカードで
構成してもよい。さらにまた、これらのカードの一方ま
たは両方を、一部に磁気ストライプが設けられた磁気記
録およびIC記録併用形式のICカードで構成してもよ
い。その場合、たとえば、会員カードを磁気記録および
IC記録併用形式のICカードとして、貯玉に関する情
報を磁気記録するようにしてもよい。
3により、遊技機に対応して設けられた記録媒体処理装
置が構成されている。この記録媒体処理装置は、貨幣だ
けでなく、デビットカード、クレジットカード等の記録
媒体を入金およびカード発行のために使用できるもので
あってもよい。つまり、前記記録媒体処理装置は、遊技
機に対応して設けられた記録媒体処理装置であれば、ど
のようなものであっても対象となる。
ドユニット3に設ける代わりにパチンコ遊技機のたとえ
ば上皿等に設け、制御装置34と配線接続してカード残
高(カード度数)を表示するようにしてもよい。
ト3)で受付けられる価値物体としては、紙幣、硬貨、
デビットカード、クレジットカードを使用してもよい
が、価値物体の真偽を識別する価値物体識別手段として
は、紙幣の場合は紙幣識別装置、硬貨の場合は硬貨識別
装置、デビットカードおよびクレジットカードの場合は
カード識別装置を用いる。
1により、複数の遊技場100に設けられた複数の管理
装置(カードユニット管理装置400)を介して、各遊
技場に設けられた複数の記録媒体処理装置(カードユニ
ット3)を集中的に管理する集中管理装置が構成されて
いる。
設けられた前記複数の管理装置との間に、複数の管理装
置を遊技場が存在する地区(たとえば、全国を複数地区
のブロックに分ける等)ごとに複数のブロックに分けて
管理するブロック管理装置を設けてもよい。その場合、
ブロック管理装置は、ブロック内の管理装置の売上情報
を集計管理し、その管理情報を前記集中管理装置へ送信
する。そして、集中管理装置では、各地区を管理する複
数のブロック管理装置から送信されてきた情報をさらに
集計して管理する。すなわち、ブロック管理装置は、前
述した実施の形態に示された中央管理装置501の機能
の一部を持たせられることとなる。このようにすれば、
中央管理装置501とブロック管理装置とで集計管理の
処理負担が分担されるので、中央管理装置501の処理
負担を軽減することができる。
示されたカードユニット管理装置400に限られるもの
ではない。たとえば、カードユニット管理装置400を
設けなくてもよく、実施の形態に示した中央管理装置5
01が直接的にカードユニット3の管理を行なうように
してもよい。その場合には、中央管理装置501が前記
管理装置に該当する。また、カードユニット管理装置4
00を遊技場内ではなく、遊技場外部に設けてもよい。
その場合には、通信回線を用いて、各カードユニット3
とカードユニット管理装置400とを接続し、前述した
実施の形態で示したような情報相互通信を行なう。その
ように、カードユニット管理装置400を遊技場外部に
設ける場合には、複数の遊技場(たとえば、所定領域内
に設けられた異なる経営の複数の遊技場、および、同一
経営の複数の遊技場の両方を含む)に対応して1つのカ
ードユニット管理装置400(複数の遊技場のカードユ
ニット3を管理するカードユニット管理装置)を設けて
もよい。
識別手段(紙幣識別装置31)により識別された貨幣の
金額の全金額に相当する遊技用価値(カード残高)を特
定可能な情報が記録された封入型記録媒体(ビジターカ
ード23)が発行される例のみを示したが、次のよう
に、カードユニット3に釣銭払出機能(釣銭払出部、釣
銭収納部、釣銭払出装置、および、釣銭払出制御手段)
を設け、識別された貨幣(紙幣)の一部の金額(たとえ
ば、1000円)に相当する遊技用価値(カード残高)
を特定可能な情報が記録されたビジターカード23を発
行し、残りの金額を釣銭として払出すようにしてもよ
い。たとえば、前述したような実施の形態において、1
0000円、5000円、2000円のような1000
円以上の紙幣を受付および識別できるようにし、所定額
(1000円)のカード残高を記録したビジターカード
23を発行する場合に、必要な釣銭(たとえば、500
0円受付の場合は4000円の釣銭)を計算して払出す
ようにしてもよい。つまり、封入型記録媒体(ビジター
カード23)は、貨幣識別手段により識別された貨幣の
金額の範囲内における所定額(全金額、一部金額の両方
を含む)に相当する遊技用価値(カード残高)を特定可
能な情報が記録されるものであればよい。
は、貯玉を用いた再プレイをする場合に、本人認証のた
めに暗証番号を用いたが、これに限らず、光彩、指紋、
顔、および拳形等の本人の身体的な特徴を用いて本人認
証をするようにしてもよい。また、筆跡等の本人の身体
的な特徴以外の本人の特徴を用いて本人認証をするよう
にしてもよい。つまり、このような本人の特徴点をデー
タ化して遊技場側が登録しておくとともに、カードユニ
ットにそのような特徴点を検出できる検出装置を設け、
そのような特徴点のデータが一致した場合に、本人であ
ると認証するようにしてもよい。なお、前述したような
暗証番号等による本人認証をせずに再プレイを許可する
ようにしてもよい。
は、遊技場に会員管理装置71を設けて貯玉を含む会員
情報の管理をする例を示したが、これに限らず、前述し
たカードユニット管理装置400が会員管理装置71を
兼用するようにしてもよい。
ード残高表示器8は、制御装置34の制御によって、会
員カード21のカード残高も表示する兼用表示器である
が、ビジターカード専用表示器と会員カード専用表示器
とをそれぞれ設けてもよい。また、設ける場合は、上皿
5に限らず、他の箇所でもよく、たとえば幕板等でもよ
く、さらにはトラブルランプと同じ所に設けてもよい。
カード21への入金およびビジターカード23の発行の
場合に、紙幣または硬貨を1枚に限り投入できる例を示
した。しかし、これに限らず、会員カード21への入金
およびビジターカード23の発行の場合には、紙幣およ
び硬貨をそれぞれ複数枚投入できるようにしてもよい。
カード21への入金およびビジターカード23の発行の
場合に、紙幣または硬貨を1枚に限り投入できる例を示
した。しかし、これに限らず、会員カード21への入金
およびビジターカード23の発行の場合には、紙幣およ
び硬貨をそれぞれ複数枚投入できるようにしてもよい。
カード21を用いた貯玉をする場合に、玉計数装置にお
いて貯玉の申請をする例を示したが、これに限らず、カ
ードユニット3において所定の操作をすることによりカ
ードユニット自体で貯玉ができるようにしてもよい。ま
た、遊技場にカードユニット3とは別に貯玉装置を設
け、その貯玉装置に会員カード21を挿入して所定の操
作をすることにより貯玉ができるようにしてもよい。
ドユニット3とカードユニット管理装置400との間が
オフライン状態である場合の会員カード21の使用につ
いて、入金金額の上限値をオンライン状態よりも制限す
る例を説明した。しかし、これに限らず、オフライン状
態である場合には、入金金額の上限値の制限に加えて投
入金額の全額を一括的に玉の貸出しに用いる等、ビジタ
ーカード23と同様の処理を行なうようにしてもよい。
そのようにすることにより、オフライン状態における不
正行為を極力防ぐことができる。
出口4により、所有者が特定された記録媒体であって遊
技に使用可能な遊技用価値(カード残高)の大きさを特
定可能な情報が記録された所有者特定記録媒体(会員カ
ード21)が挿入される記録媒体挿入口が構成されてい
る。この記録媒体挿入口は、前述した実施の形態に示す
ように、所有者特定記録媒体(会員カード21)を記録
媒体処理装置(カードユニット3)外部から挿入可能で
あり、遊技者により所有者不特定記録媒体(ビジターカ
ード23)の一部を遊技者の手に渡らない態様で出入れ
可能なものを含む。
パチンコ遊技機2は、玉を遊技領域へ弾発発射して遊技
が可能となるものを示した。つまり、実施の形態におい
ては、パチンコ遊技機2が遊技者がパチンコ玉を直接手
にすることが可能な遊技機である場合を説明したが、こ
れに限らず、前述したパチンコ遊技機2は、その内部に
封入されたパチンコ玉が循環して遊技に使用されるタイ
プの玉封入式のパチンコ遊技機等のその他の遊技機であ
ってもよい。また、前述したパチンコ遊技機2は、遊技
領域の構造物およびパチンコ玉等のパチンコ遊技機に関
連する物がCRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liqu
id Crystal Display)等の画像表示装置において画像に
より表示され、その表示された画像により遊技を行なう
ことが可能な画像式の遊技機等のその他の遊技機であっ
てもよい。
は、会員カード21への入金が、カード残高がない場合
(カード残高=0の場合)に可能となる例を示した。し
かし、これに限らず、会員カード21への入金が可能と
なる条件としては、カード残高がある場合(カード残高
>0の場合)としてもよい。また、会員カード21への
入金が可能となる条件としては、カード残高によらず、
いつでも入金可能となるようにしてもよい。
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
よびカードユニットを示す正面図である。
あり、(b)は(a)のA−A線によるカード挿入排出
口近傍の断面図である。
び記録情報を示す図である。
の処理動作を示すカードリーダライタの断面図である。
ードの処理動作を示すカードリーダライタの断面図であ
る。
理システムの構成を示すブロック図である。
である。
トである。
トである。
ートである。
る。
ードユニット管理装置、34 主制御装置、340 制
御部、6 紙幣投入口、23 ビジターカード、22
ビジターカード発行口、33 カードリーダライタ装
置、33a カード貯留部、33b カード受付部。
Claims (7)
- 【請求項1】 遊技機に対応して設けられた記録媒体処
理装置であって、 所有者が特定された記録媒体であって遊技に使用可能な
遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された所有
者特定記録媒体が挿入される記録媒体挿入口と、 該記録媒体挿入口に繋がる位置に設けられ、所有者が特
定されない記録媒体である所有者不特定記録媒体を貯留
する所有者不特定記録媒体貯留部と、 貨幣を受付ける貨幣受付部と、 該貨幣受付部により受付けられた貨幣を識別する貨幣識
別手段と、 前記記録媒体挿入口より前記所有者特定記録媒体が挿入
されていない状態において、前記貨幣識別手段により識
別された貨幣の金額の範囲内における所定額に相当する
前記遊技用価値の大きさを前記所有者不特定記録媒体の
記録情報により特定可能にするための処理を行ない、該
所有者不特定記録媒体を発行する所有者不特定記録媒体
発行手段と、 前記記録媒体挿入口より挿入された前記所有者特定記録
媒体および前記所有者不特定記録媒体発行手段により発
行された前記所有者不特定記録媒体を選択的に受付ける
記録媒体受付部と、 該記録媒体受付部に受付られた記録媒体の記録情報から
特定される大きさの前記遊技用価値を前記遊技機による
遊技に使用するための処理を行なう使用処理手段とを含
むことを特徴とする、記録媒体処理装置。 - 【請求項2】 前記所有者不特定記録媒体発行手段によ
り発行される前記所有者不特定記録媒体は、少なくとも
遊技者が該所有者不特定記録媒体の一部を目視確認でき
る位置まで前記記録媒体挿入口に対して移送されること
を特徴とする、請求項1に記載の記録媒体処理装置。 - 【請求項3】 前記発行された所有者不特定記録媒体
は、遊技者による操作を経ずに前記記録媒体受付部に受
付けられることを特徴とする、請求項1または2に記載
の記録媒体処理装置。 - 【請求項4】 前記記録媒体受付部に前記所有者特定記
録媒体が受付けられている状態において前記貨幣識別手
段により識別された貨幣の金額が存在するとき、該貨幣
の金額の範囲内における所定額に相当する前記遊技用価
値の大きさを前記所有者特定記録媒体の記録情報から特
定される遊技用価値の大きさに対して加算するための処
理を行なう価値加算手段をさらに含むことを特徴とす
る、請求項1から3のいずれかに記載の記録媒体処理装
置。 - 【請求項5】 前記所有者特定記録媒体が前記記録媒体
受付部に受付けられている場合に、その旨を遊技者に報
知する受付報知手段をさらに含むことを特徴とする、請
求項1から4のいずれかに記載の記録媒体処理装置。 - 【請求項6】 前記所有者不特定記録媒体は、前記所有
者特定記録媒体よりも小型であることを特徴とする、請
求項1から5のいずれかに記載の記録媒体処理装置。 - 【請求項7】 前記貨幣受付部は、複数種類の貨幣を受
付け可能であり、前記貨幣識別手段は、前記貨幣受付部
に受付けられた複数種類の貨幣を識別可能であることを
特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の記録媒
体処理装置。
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