JP2005052187A - 遊技媒体貸出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確に把握することを課題とする。
【解決手段】管理サーバ200は、開店時に当該管理サーバ200との通信機能が確保されている玉貸出処理機20を特定した後に、閉店処理時に該玉貸出処理機20との通信機能が確保されているか否かを判定する通信状況判定部251と、玉貸出処理機20から売上情報が通知されたか否かを判定する通知状況判定部252と、通信状況判定部251によって玉貸出処理機20との通信機能が確保されていると判定され、かつ、通知状況判定部252によって玉貸出処理機20から売上情報が全て通知されたと判定された場合に、当該管理サーバ200における売上情報が確定したと判定する売上確定状況判定部253とを備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貨幣等の有価媒体を受け入れて遊技媒体を貸し出す貸出処理機と、当該貸出処理機により通知された売上情報を管理する管理サーバとを備えた遊技媒体貸出システムに関し、特に、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確に把握することができる遊技媒体貸出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機やパチスロ機などの遊技機が設置された遊技店で遊技をおこなう場合には、カード発行機などから、一旦プリペイドカードなどの磁気カード(記録媒体)を購入する。そして、このプリペイドカードの識別IDに関連付けて記憶された有価価値に応じてパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出システムが一般的に採用されている。
【0003】
例えば、特許文献1(従来技術1)には、カード発行機によるカードの売上情報とカード処理ユニットによるカードの利用情報を収集することにより売上情報を管理する遊技媒体貸出システムが開示されている。この従来技術1によれば、プリペイドカードの識別IDに基づいて売上情報を適正に管理できるため、脱税などの不正行為を防止することができる。
【0004】
ところが、上記従来技術1のものは、遊技客によって入金される紙幣と遊技媒体との媒体としてプリペイドカードを用いるため、カードの製造費用、カード発行機の設置などに伴うランニングコストが嵩んでしまう。さらに、これに関連して、かかるプリペイドカードの利用に伴い、カードの偽造、カードコピーなどの不正行為を監視(防止)するためのシステムが必要となるうえ、遊技客にとっては、カードを購入する手間があり、遊技店にとっては、カードの紛失時などの対応に手間がかかるという利便性の面でも問題がある。
【0005】
これらのことから、遊技媒体の貸出に際して、カードなどの媒体を(実質的に)用いずに遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出システム(従来技術2)が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。概略的には、有価価値となる現金(紙幣)を受け入れた際にユニット単体でカードを発行し、遊技媒体の貸し出し要求を受けて該カードを読み込み、遊技媒体を貸し出すものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−10525号公報
【特許文献2】
特開2001−134814号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来技術2では、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確に把握することができないという問題点があった。
【0008】
これを具体的に説明すると、本来、貸出処理機(遊技機制御装置)と管理サーバ(集計用コンピュータ)との間の通信経路に異常が発生した状態では、上位装置(管理サーバ)に売上を通知することができないため、売上の管理という観点から見ればユニット(貸出処理機)単体での運用を中止する必要があるが、遊技客および遊技店(ホール)の利便性を阻害しないために貸出処理機単体での運用を容認せざるを得ない。このため、売上のごまかしを目的とする不正行為や機器の故障によって通信異常状態に陥った場合に、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確に把握することができない。
【0009】
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確に把握することができる遊技媒体貸出システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技媒体貸出システムは、有価媒体を受け入れて遊技媒体を貸し出す複数台の貸出処理機と、当該貸出処理機により通知された売上情報を管理する管理サーバとを備えた遊技媒体貸出システムであって、前記管理サーバは、基準とすべき第一のタイミングに当該管理サーバとの通信機能が確保されている貸出処理機を特定した後に、前記第一のタイミングより後の第二のタイミングに該貸出処理機との通信機能が確保されているか否かを判定する通信状況判定手段と、前記貸出処理機から売上情報が通知されたか否かを判定する通知状況判定手段と、前記通信状況判定手段によって前記貸出処理機との通信機能が確保されていると判定され、且つ、前記通知状況判定手段によって前記貸出処理機から売上情報が全て通知されたと判定された場合に、当該管理サーバにおける売上情報が確定したと判定する売上確定状況判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明に係る遊技媒体貸出システムは、請求項1の発明において、前記管理サーバは、各貸出処理機の売上情報を記憶する売上情報記憶手段をさらに備え、前記通信状況判定手段は、前記売上情報記憶手段によって記憶された各貸出処理機の売上情報のうち前回の売上情報確定時に通信機能が確保されていた貸出処理機を参照して前記第一のタイミングに通信機能が確保されている貸出処理機を特定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明に係る遊技媒体貸出システムは、請求項1の発明において、前記通信状況判定手段は、開店時に当該管理サーバとの通信機能が確保されている貸出処理機を特定した後に、閉店処理時に該貸出処理機との通信機能が確保されているか否かを判定することを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明に係る遊技媒体貸出システムは、請求項2の発明において、前記通信状況判定手段は、前記売上情報記憶手段によって記憶された各貸出処理機の売上情報のうち前営業日の閉店時に通信機能が確保されていた貸出処理機を参照して当日の開店時に通信機能が確保されている貸出処理機を特定することを特徴とする。
【0014】
また、請求項5の発明に係る遊技媒体貸出システムは、請求項1〜4のいずれか一つの発明において、前記貸出処理機は、当該貸出処理機を一意に特定する識別子を付与されるものであって、前記管理サーバは、前記貸出処理機の識別子および該貸出処理機の設置位置を対応付けて記憶する貸出処理機設置状況記憶手段をさらに備え、前記通信状況判定手段は、前記貸出処理機設置状況記憶手段によって記憶された前記貸出処理機の識別子および該貸出処理機の設置位置に基づいて前記第一のタイミングに通信機能が確保されている貸出処理機を特定することを特徴とする。
【0015】
また、請求項6の発明に係る遊技媒体貸出システムは、請求項1〜5のいずれか一つの発明において、前記管理サーバは、前記売上確定状況判定手段によって判定された売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御する報知制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項7の発明に係る遊技媒体貸出システムは、請求項1〜6のいずれか一つの発明において、前記管理サーバによって取得された各貸出処理機による売上情報を管理する中央管理装置をさらに備え、前記管理サーバは、前記売上確定状況判定手段によって判定された売上確定状況を前記中央管理装置に通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項8の発明に係る遊技媒体貸出システムは、請求項7の発明において、前記中央管理装置は、前記通知手段によって通知された各管理サーバごとの売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御する報知制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、パチンコ遊技に対して本発明に係る遊技媒体貸出システムを適用する場合の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明した後に、本実施の形態1に係る遊技媒体貸出システムを説明し、その後、本実施の形態2に係る遊技媒体貸出システムを説明し、最後に、他の実施の形態として種々の変形例について説明することとする。
【0019】
[概要および特徴]
まず最初に、本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの概要を示す説明図である。図2は、本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの概略構成を示す機能ブロック図である。図3は、管理サーバ200の構成を示す機能ブロック図を、図4は、中央管理装置100の構成を示す機能ブロック図をそれぞれ示している。
【0020】
すなわち、図1、2に示すように、この遊技媒体貸出システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数の遊技機(以下、『パチンコ機』と称する)が併設されるとともに、これらパチンコ機10にはそれぞれ1台ずつペアとなるように遊技媒体貸出処理機(以下、『玉貸出処理機』と称する)がパチンコ機10の相互間に挟まれるように据置されており、遊技客により各玉貸出処理機20に挿入された紙幣(現金)による入金情報は売上情報として、中継器300を介して接続された管理サーバ200に対して送信され、この管理サーバ200により各玉貸出処理機20の売上情報(金額)が個別に管理されている。
【0021】
さらに、この管理サーバ200は、第三者機関に設置される中央管理装置100に接続され、管理サーバ200により集計された各玉貸出処理機20の売上情報は、中央管理装置100に対して送信される。以上のように、中央管理装置100により複数の遊技店(遊技店A、B、C・・・)の総売上金額を統括的に管理する遊技媒体貸出システムが構築されている。
【0022】
ここで、かかる遊技媒体貸出システムにおいて、管理サーバ200は、基準となる所定のタイミング(例えば、開店時)に当該管理サーバ200との通信機能が確保されている玉貸出処理機20を特定した後に、売上情報を確定しようとする第2のタイミング(例えば、閉店時)に該玉貸出処理機20との通信機能が確保されているか否かを判定し、玉貸出処理機20から売上情報が通知されたか否かを判定し、玉貸出処理機20との通信機能が確保されていると判定され、かつ、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知されたと判定された場合に、当該管理サーバ200における売上情報が確定したと判定する売上確定状況判定処理に主たる特徴があり、かかる売上確定状況判定処理によって、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確に把握することができるようにしている。
【0023】
この主たる特徴を具体的に説明すると、この管理サーバ200は、開店時に管理サーバ200との通信機能が確保されている玉貸出処理機20を特定し、閉店時にそれらの玉貸出処理機20との通信機能が確保されているか否かを判定する。すなわち、開店時に通信機能が確保されているべき玉貸出処理機20が閉店時においても通信機能が確保されていれば、管理サーバ200と接続されているべき玉貸出処理機20がすべて接続されていることを確認できる。
【0024】
また、この管理サーバ200は、玉貸出処理機20から売上情報が通知されたか否かを判定する。具体的には、玉貸出処理機20と管理サーバ200との通信により玉貸出処理機20の入れ替えが発生したと認識した場合に、入れ替えられる前に接続されていた玉貸出処理機20と、入れ替えられた後に接続された玉貸出処理機20との双方の売上情報が全て管理サーバ200に通知されたのならば、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知されたと言うことができる。
【0025】
そして、管理サーバ200は、玉貸出処理機20との通信機能が確保されていると判定され、かつ、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知されたと判定された場合に、当該管理サーバ200における売上情報が確定したと判定する。つまり、管理サーバ200と接続されているべき玉貸出処理機20がすべて接続され、かつ、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知された場合には、全ての玉貸出処理機20から全ての売上情報が収集することができたと言うことができる。
【0026】
したがって、上記した主たる特徴のように、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確に把握することが可能になる。
【0027】
また、本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムは、上記の主たる特徴に関連して以下のような特徴も付加的に有するものである。つまり、本実施の形態では、管理サーバ200は、各玉貸出処理機20の売上情報を記憶し、各玉貸出処理機20の売上情報のうち前回に売上情報を確定したとき(例えば、前日の閉店時)に通信機能が確保されていた玉貸出処理機20を参照して開店時に通信機能が確保されている玉貸出処理機20を特定する。すなわち、これによって、次に確定しようとする売上情報の発生開始時点(例えば、本日の開店時)に通信機能が確保されているべき玉貸出処理機を正確に特定することができ、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関がより正確に把握することができるようにしている。
【0028】
また、本実施の形態では、玉貸出処理機20は、当該玉貸出処理機を一意に特定する識別子を付与されるものであって、管理サーバ200は、玉貸出処理機20の識別子および該玉貸出処理機20の設置位置を対応付けて記憶し、玉貸出処理機20の識別子および該玉貸出処理機20の設置位置に基づいて開店時に通信機能が確保されている玉貸出処理機20を特定する。すなわち、これによって、開店時に通信機能が確保されているべき玉貸出処理機を効率良く特定することができ、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確かつ効率良く把握することができるようにしている。
【0029】
また、本実施の形態では、管理サーバ200は、売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御する。すなわち、これによって、売上が確定できない要因となる玉貸出処理機を第三者機関が把握することができ、遊技店の売上が厳正に収集されるように迅速な対応を取ることができるようにしている。
【0030】
また、本実施の形態では、管理サーバ200によって取得された各玉貸出処理機20による売上情報を管理する中央管理装置100をさらに備え、管理サーバ200は、売上確定状況を中央管理装置100に通知する。すなわち、これによって、遊技店の売上の確定状況を一元管理することができる。
【0031】
また、本実施の形態では、中央管理装置100は、各管理サーバ200ごとの売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御する。すなわち、これによって、売上が確定できていない遊技店を第三者機関が把握することができ、各遊技店の売上が厳正に収集されるように迅速な対応を取ることができるようにしている。
【0032】
(実施の形態1)
実施の形態1では、管理サーバ200において、前回の売上情報確定時として前日の閉店時に通信機能が確保されていた玉貸出処理機20を参照して本日の開店時に通信機能が確保されているべき玉貸出処理機20を特定し、「通信状況判定処理」、「通知状況判定処理」および「売上確定状況判定処理」をおこなう遊技媒体貸出システムについて説明する。なお、ここでは、この遊技媒体貸出システムの構成について説明した後に、各種処理の手順を説明することとする。
【0033】
[遊技媒体貸出システムの構成]
ここでは、本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの構成を説明する。この遊技媒体貸出システムにおける玉貸出処理機20は、概略的に、遊技客により投入された紙幣(例えば、1000円札の現金)を受け入れて、遊技媒体である所定数の遊技玉(パチンコ玉)を投出するようにパチンコ機10の玉投出機構部13に指示する機能とともに、この紙幣投入時の入金情報をメモリ27内(図8参照)に一時記憶し、この入金情報を売上情報としてリアルタイムで管理サーバ200に通知する機能を備えている。このため、各玉貸出処理機20と管理サーバ200とは中継器300を介して通信自在に構成されている。
【0034】
また、後述するように、玉貸出処理機20は、店内に取り付け固定された枠体30(図6および7参照)に対して着脱自在に構成されており、この枠体30にはジョイント基板31が設けられている。そして、通常(通信正常状態)では、玉貸出処理機20による売上情報は、一旦、メモリ27内に格納され、管理サーバ200へ通知された後、データ送信が定常に行われたことが確認されれば、メモリ27内の売上情報は消去される。一方、玉貸出処理機20の交換時或いは、玉貸出処理機20と管理サーバ200間で通信異常が生じている場合は、玉貸出処理機本体のメモリ27内に記憶された売上情報は枠体30側のメモリ32内(ジョイント基盤31)にも蓄積されることとなる。
【0035】
中継器300(HUB)は、各「島」内に1基ずつ据置されており、各「島」内のネットワークケーブルを束ねる集線装置(コンセントレータ)としての機能を備えている。本実施の形態では、それぞれの中継器300は、シリアル接続(ディジーチェーン)により構成されている。
【0036】
管理サーバ200は、概略的に、遊技媒体貸出システムを構成する各機器の制御をおこなうものであり、各玉貸出処理機20に投入された紙幣による入金情報を個別の売上情報として取得する機能を備えている。具体的には、各玉貸出処理機20の識別IDに基づいて、個々の玉貸出処理機20ごとに投入された紙幣による入金情報を売上情報として集計し、管理する機能を備えている。なお、この管理サーバ200は、遊技店内にあるが、中央管理装置100を管理する第三者機関により設置される。
【0037】
この管理サーバ200は、記憶部210と、玉貸出処理機20および中央管理装置100と通信をおこなうための通信I/F220と、メニュー画面や売上情報を表示する表示部230と、各種指示入力を受け付ける入力部240と、管理サーバ200の全体制御用の制御部250とを備えている。
【0038】
このうち、記憶部210は、制御部250による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、機能概念的に、管理サーバデータベース211と、未確定機器データベース212とを備える。
【0039】
管理サーバデータベース211は、玉貸出処理機20の設置場所ごとに売上情報を記憶する記憶手段である。具体的には、図9(b)に示すように、玉貸出処理機20の識別IDに関連付けた入金情報を各玉貸出処理機20の設置場所(号機)ごとに記憶するものである。
【0040】
未確定機器データベース212は、玉貸出処理機20の入れ替えが発生した場合に、入れ替えられる前に接続されていた玉貸出処理機20の識別IDと該玉貸出処理機20が設置されていた設置場所とを対応付けて記憶する記憶手段である(図9(c)参照)。
【0041】
通信I/F220は、中央管理装置100の通信I/F130(図4参照)を介して管理サーバ200における売上確定状況と管理サーバ200により集計された各玉貸出処理機20の売上情報を送信する機能および玉貸出処理機20の通信I/F26(図8参照)および中継器300を介して各玉貸出処理機20による売上情報を通信により受信する機能を備えている。
【0042】
表示部230は、報知制御部254によって報知するように制御された売上が確定できない要因となる玉貸出処理機20を表示する処理部である。このようにしたのは、売上が確定できない要因となる玉貸出処理機を第三者機関が把握できるようにし、遊技店の売上が厳正に収集されるように迅速な対応を取ることを可能にするためである。また、管理サーバ200の操作をおこなう管理責任者に対して、管理サーバデータベース211および未確定機器データベース212の情報やメニュー画像(設定画面)を表示として出力する機能も備えている。
【0043】
入力部240は、各種の情報を入力するキーボード、マウスおよびトラックボールなどの指示入力手段であり、管理サーバ200の管理責任者から管理サーバデータベース210の閲覧の受け付けまたは玉貸出処理機20の設定の受け付けなどの遊技店の売上管理に係る指示の受け付けをおこなう。
【0044】
制御部250は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、機能概念的に、通信状況判定部251と、通知状況判定部252と、売上確定状況判定部253と、報知制御部254と、障害検知部255とを備える。
【0045】
このうち、通信状況判定部251は、管理サーバデータベース211に記憶された各玉貸出処理機20の売上情報のうち前日の閉店時に通信機能が確保されていた玉貸出処理機20を参照して開店時に通信機能が確保されている玉貸出処理機20を特定した後に、閉店時にそれらの玉貸出処理機20との通信機能が確保されているか否かを判定する処理部である。
【0046】
すなわち、開店時に通信機能が確保されているべき玉貸出処理機20の中で、閉店時に接続されていない玉貸出処理機20(号機)が、後述する障害検知部255によって検知されなかった場合に、当該管理サーバ200と全ての玉貸出処理機20との通信機能が確保されていると判定する。また、閉店時に接続されていない玉貸出処理機20(号機)が存在すると障害検知部255によって検知された場合には、当該管理サーバ200と玉貸出処理機20との通信機能が確保されていないと判定する。
【0047】
このようにしたのは、開店時に通信機能が確保されているべき玉貸出処理機20が閉店時においても通信機能が確保されていれば、管理サーバ200と接続されているべき玉貸出処理機20がすべて接続されていることを確認できるためである。
【0048】
通知状況判定部252は、玉貸出処理機20から売上情報が通知されたか否かを判定する処理部である。具体的には、未確定機器データベース212に登録された玉貸出処理機20がなければ、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知されたと判定する。また、未確定機器データベース212に登録された玉貸出処理機20があれば、該玉貸出処理機20から売上情報が管理サーバデータベース211に通知され、売上情報が更新されたことをもって、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知されたと判定する。
【0049】
このようにしたのは、玉貸出処理機20と管理サーバ200との通信により玉貸出処理機20の入れ替えが発生したと認識した場合に、入れ替えられる前に接続されていた玉貸出処理機20と、入れ替えられた後に接続された玉貸出処理機20との双方の売上情報が全て管理サーバ200に通知されたことを確認できれば、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知されたと言うことができるためである。
【0050】
売上確定状況判定部253は、玉貸出処理機20との通信機能が確保されていると判定され、かつ、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知されたと判定された場合に、当該管理サーバ200における売上情報が確定したと判定する処理部である。つまり、管理サーバ200と接続されているべき玉貸出処理機20がすべて接続され、かつ、玉貸出処理機20から売上情報が全て通知された場合には、全ての玉貸出処理機20から全ての売上情報が収集することができたと言うことができる。
【0051】
報知制御部254は、売上確定状況判定部253によって判定された売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御する処理部である。具体的には、当該管理サーバ200の売上情報が確定された場合、売上情報が確定できた旨を表示部230によって表示するように制御する。一方、機器の故障や通信の断線により早急な復旧が不可能であり、当該管理サーバ200の売上が確定することができない場合、売上が未確定である旨を表示部230によって表示するように制御する。
【0052】
すなわち、閉店時に接続されていない玉貸出処理機20が存在すると障害検知部255によって検知された場合には、該玉貸出処理機20の「号機」と「識別ID」を表示するように制御し、また、未確定機器データベース212に登録された玉貸出処理機20が存在すれば、該玉貸出処理機20の「識別ID」を表示するように制御し、再接続を促す。
【0053】
また、機器の故障や通信の断線により早急な復旧が不可能であり、当該管理サーバ200の売上情報が確定することができない場合には、状況の改善が必要である旨を管理者に報知する。なお、かかる「管理者」とは、遊技店のオーナー、または、代理店や第三者機関の担当者であり、この管理者が所有する「PC(パーソナルコンピュータ)」、「携帯電話」または「固定電話」などの通信装置に対して、メール送信および/または外線発信(自動音声通知)をおこなって報知する。このため、代理店や第三者機関の担当者は、売上が確定できない要因となる玉貸出処理機を把握することができ、遊技店の売上が厳正に収集されるように迅速な対応をとることができる。一方、遊技店のオーナーは、自分が所有する遊技店の状況を迅速に把握することができる。
【0054】
障害検知部255は、玉貸出処理機20および中継器300と当該管理サーバ200との通信経路の断線による通信異常状態を検知する処理部である。具体的には、中継器300との定期通信が所定の時間途絶えた場合、中継器300より中継器300と玉貸出処理機20との通信経路の断線を受信した場合、または、玉貸出処理機20に対して売上情報の通知要求をおこなった際に玉貸出処理機20とのコネクションが確立できない場合に、通信異常状態であると検知する。
【0055】
中央管理装置100は、各遊技店(遊技店A、B、C・・・)に配置された管理サーバ200との間で相互に通信をおこなうことにより、管理サーバ200が取得した玉貸出処理機20の売上情報に基づいて、各遊技店ごとの総売上集計、各玉貸出処理機20の管理などをおこなう機能を有し、図4に示すように、遊技店管理データベース110と、管理サーバ200の通信I/F220(図3参照)を介して通信をおこなう通信I/F120と、表示部130と、入力部140と、中央管理制御部150とを備える。
【0056】
このうち、中央管理制御部150は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、機能概念的に、報知制御部151を備える。
【0057】
報知制御部151は、各管理サーバ200ごとの売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御する処理部である。具体的には、管理サーバ200より通知された売上確定状況のうち、「店舗売上情報」の未確定通知があった場合、遊技店管理データベース110に基づいて(図9(d)参照)、状況の改善が必要である旨を管理者に報知する。
【0058】
かかる「管理者」とは、遊技店のオーナー、または、代理店や第三者機関の担当者であり、この管理者が所有する「PC(パーソナルコンピュータ)」、「携帯電話」または「固定電話」などの通信装置に対して、メール送信および/または外線発信(自動音声通知)をおこなって報知する。このため、代理店や第三者機関の担当者は、売上が確定できない要因となる玉貸出処理機を把握することができ、遊技店の売上が厳正に収集されるように迅速な対応をとることができる。一方、遊技店のオーナーは、自分が所有する遊技店の状況を迅速に把握することができる。
【0059】
ここで、玉貸出処理機20およびパチンコ機10における詳細な構成を説明する前に、かかる玉貸出処理機20およびパチンコ機10に適用する本発明に係る遊技媒体貸出システムの概要について説明する。この遊技媒体貸出システムは、プリペイドカードなどの媒体を消費することなく、玉貸出処理機20に投入される紙幣(現金)による入金情報を売上情報として、管理サーバ200に通知をおこなうとともに、管理サーバ200により各玉貸出処理機20の売上情報を集計管理し、これら各玉貸出処理機20の集計データを中央管理装置100に通知する。
【0060】
このため、玉貸出処理機20には、予め個別の識別ID(玉貸出処理機20の識別ID)が付与されており、この識別IDは、遊技店の開店時(玉貸出処理機の電源ON時)、この玉貸出処理機20から管理サーバ200に対して通信により通知され、管理サーバ200内に設けられた管理サーバデータベース210内に自動的に登録され、以降、各玉貸出処理機20は、遊技客により投入された紙幣による入金ごとに管理サーバ200に対して入金額(売上金額)をリアルタイムに通知することとなる。また、営業時間中に玉貸出処理機が取り替えられたときにも、新たに取り付けられた玉貸出処理機20の識別IDが管理サーバ200に通知、登録される。
【0061】
一方、管理サーバ200では、玉貸出処理機20からの通信情報(売上金額)を受信し、玉貸出処理機20の識別IDに関連付けて、更新および集計をおこなう。なお、遊技店内には遊技機10および玉貸出処理機20に接続されたホールコンピュータ(図示せず)が備えられており、このホールコンピュータにより賞球、出球率などの遊技情報に基づいて遊技店内の総売上が管理されることとなっている。
【0062】
次に、図5〜7を参照して玉貸出処理機20およびパチンコ機10における構成の詳細について説明する。図5は、図2に示した遊技媒体貸出システムで適用する玉貸出処理機20およびパチンコ機10の外観正面図であり、図6は、玉貸出処理機20を示す側面図(枠体30との連結状態)であり、図7は、枠体30と玉貸出処理機20との分離状態を示す図をそれぞれ示している。図8は、玉貸出処理機20の機能ブロック図を示している。
【0063】
図5に示すように、玉貸出処理機20は、外見上縦長に構成したもので、貸出処理機本体部21と、この本体部21よりも前方(図6の右側)に向けて僅かに突出するように形成されたBVユニット部50とを備えている。
【0064】
後述するように、このBVユニット部50は、リモコンによる解錠操作により本体部21から自動的に取り出し可能に構成されている。また、玉貸出処理機20の本体部21の前面パネルには、表示ランプ部22と、表示部23と、リモコン用受光部24とを具備する。
【0065】
ここで、図6、7に示すように、この玉貸出処理機20は、遊技店内に取り付け固定された枠体30に対して着脱自在となっており、具体的には、玉貸出処理機20を枠体30に対して連結させ、玉貸出処理機20および枠体30の上下に位置するコネクタを相互に嵌め込むことにより、この玉貸出処理機20をパチンコ機10に隣接した位置に据置することができる。
【0066】
BVユニット部50は、紙幣挿入口15と、紙幣収納部51と、紙幣識別部52とを具備する。紙幣挿入口15は、紙幣(例えば、1000円札)を受け入れて、該紙幣を紙幣収納部51に取り込むための開口である。紙幣収納部51は、遊技客により紙幣挿入口15から挿入された紙幣を収納する機能を備えている。本実施の形態では、店員により紙幣収納部51内に収納された紙幣を回収するようにしているため、紙幣を島端へ搬送する紙幣搬送路および島端において紙幣を回収する紙幣回収ボックスが不要となる。
【0067】
紙幣識別部52は、遊技客により紙幣挿入口15から挿入された紙幣に対する金額情報の判定(識別)および金額情報を記憶する紙幣処理機能を備えており、遊技客により挿入された紙幣を受け入れて識別し、正常と判定される紙幣については、その識別結果および金額情報は制御部25に通知される。そして、この制御部25では、玉貸出処理機20の識別IDに関連付けて売上情報をメモリ27内に格納する。一方、挿入された紙幣が識別不能な紙幣については、紙幣挿入口15を通じて返却する。
【0068】
BVロック機構部53は、BVユニット部50の施錠をおこなう機構を備えており、このBVロック機構部53によるロック(施錠)の解錠は、遊技店の店員や管理者が所持するリモコンによる解錠操作によりおこなわれる。
【0069】
これを具体的に説明すると、図10に示すように、店員が玉貸出処理機20のリモコン用受光部24に向けて、リモコンの解除キーを押下するとBVユニット部50が玉貸出処理機20の前方(図10では、右側)に突出し、紙幣収納部51が開口する機構となっている。これにより、紙幣収納部51に収納された紙幣を回収することできる。一方、このBVユニット部50の施錠は、突出した状態のBVユニット部50を手で押し込むことにより、BVロック機構部53によるロックが作動するため、施錠を容易におこなうことができる。
【0070】
このため、本実施の形態におけるロック機構部53の場合には、リモコンによる操作で簡単に解錠をおこなうことができ、ロック(施錠)は手動により容易におこなうことができるため、従来のように店員が解錠用の鍵などを持ち歩く必要がなくなるうえ、紙幣収納部51内の紙幣を島端へ搬送する紙幣搬送機構や島端における紙幣収納金庫などが不要となり、コスト削減およびセキュリティの面で有効である。
【0071】
表示ランプ部22は、玉貸出処理機20の稼動状況を報知する機能を備えており、状態に応じて3色(緑色、赤色、黄色)の表示ランプを選択して点灯させることによって玉貸出処理機20の稼動状況(通信異常状態である旨)を周囲に報知することができる。緑色ランプの点灯は、正常動作を、赤色ランプの点灯は、玉貸出処理機20の使用が不可能な異常を、黄色ランプの点灯は、通信経路の断線などの通信異常状態の発生をそれぞれ示している。このようにしたのは、遊技店の店員や管理者、あるいは第三者機関の係員などが通信異常状態にある玉貸出処理機20を現場において確認、特定することができるようにするためである。
【0072】
表示部23は、玉貸出処理機20におけるエラーコード等を表示する機能を備えている。リモコン用受光部24は、リモコンにより送信された送信信号に基づいて、玉貸出処理機20のエラー状態をリセットするエラーリセット信号、解錠信号を受信する機能を具備している。
【0073】
制御部25は、玉貸出処理機20における各処理を一括してコントロールする制御機能を備えている。玉貸出制御部70は、パチンコ機10の玉投出機後部13に対して所定数のパチンコ玉を投出するように指示する玉投出指機能を備えている。
【0074】
通信I/F26(インターフェース)は、管理サーバ200に対して各玉貸出処理機20による売上情報をリアルタイム通信により送信する機能を備えている。電源部60は、玉貸出処理機20に電源を供給するための電源部である。
【0075】
売上情報記憶テーブル28は、玉貸出処理機20の識別IDに関連付けた入金情報を記憶するテーブルである(図9(a)参照)。
【0076】
一方、枠体30の上部位置(図7参照)には、ジョイント基板31が設けられている。このジョイント基板31は、玉貸出処理機20を入れ替えた際および通信状態の断線時(オフライン時)の売上情報(データ)の保存用として機能するメモリ32を備えている。このメモリ32の内部には、パチンコ機10の遊技台番号に対応するとともに、玉貸出処理機20の識別IDに関連付けた入金情報を格納する売上情報記憶テーブル33が設けられている。
【0077】
また、遊技機であるパチンコ機10は遊技領域11および下方に設けた上皿12により構成され、その内部には玉投出機構部13が設けられている。この玉投出機構部13は、玉貸出処理機20の制御部25から貸玉投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機10による賞玉投出要求が与えられた場合に、それぞれパチンコ機10の上皿12に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。
【0078】
[各種処理の手順]
次に、本実施の形態1に係る遊技媒体貸出システムの処理手順を説明する。図11は、本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの処理手順を示すフローチャートである。この遊技媒体貸出システムは、大別して(1)開店時設定工程(ステップSA100)、(2)オンライン制御工程(ステップSA200)、(3)紙幣回収工程(ステップSA300)、(4)定期通信工程(ステップSA400)、(5)閉店時設定工程(ステップSA500)の5つの処理工程により構成されている。これら(1)〜(5)の各制御工程について詳細に説明する。
【0079】
(1)開店時設定工程
開店時設定工程は、概略的には、管理サーバ200により実行される開店通知による開店処理であり、この開店処理は、開店通知として、第三者機関である中央管理装置100および遊技店内の各玉貸出処理機20に対してその旨が通知される。
【0080】
これを具体的に説明すると、管理サーバ200は、管理サーバデータベース211に記憶された各玉貸出処理機20の売上情報のうち前日の閉店時に通信機能が確保されていた玉貸出処理機20を参照して本日の開店時に設置されているべき玉貸出処理機20の通信機能が確保されているかを判定する。具体的には、開店時に設置されているべき玉貸出処理機20の通信機能が全ての玉貸出処理機20について確保されている場合には、営業を開始する。また、開店時に設置されているべき玉貸出処理機20の中で、通信機能が確保されていないものがあれば、当該玉貸出処理機20の識別ID等を未確定機器データベース212に登録した後に、営業開始となる。
【0081】
また、玉貸出処理機20には、予め個別の識別IDが付与されており、この識別IDは、玉貸出処理機20の電源ON時、この玉貸出処理機20から管理サーバ200に対して通信により通知されるとともに、この玉貸出処理機20の識別IDは、管理サーバ200内に設けられた管理サーバデータベース210内に自動的に登録され、登録された後に玉貸出処理機20の運用が可能となる。以降、管理サーバ200は、各玉貸出処理機20からリアルタイムで通知される売上情報を管理サーバデータベース211内に格納するとともに、紙幣の投出に伴って売上情報の更新をおこなうこととなる。
【0082】
(2)オンライン制御工程(通常時)
オンライン制御工程は、概略的には、遊技客によって玉貸出処理機20に対して現金(紙幣)が投入された際、この玉貸出処理機20からパチンコ機10に対して、玉を貸し出す玉貸し出し命令を通知するとともに、投入された紙幣による売上情報を玉貸出処理機20の識別IDに関連付けて管理サーバ200に対して通知する処理工程である。ここで、管理サーバ200から中央管理装置100に対して送信される売上情報の通知は、通常はリアルタイム通信により、逐次おこなわれるが、一定時間ごとにおこなうようにしてもよい。
【0083】
また、各玉貸出処理機20との通信にて、玉貸出処理機20の入れ替えが発生したと認識した場合には(図9(b)における「号機03」)、入れ替えられる前に接続されていた玉貸出処理機20の識別ID(H0003)を未確定機器データベース212に登録し、入れ替えられた後の玉貸出処理機20の識別ID(H0011)を管理サーバデータベース211に登録する。
【0084】
また、本システムの運用時において、玉貸出処理機20と管理サーバ200との通信経路の断線時(オフライン時)には、自動的にオフライン制御工程に移行する。オフライン制御工程は、オフライン発生時にジョイント基板31のメモリ32(売上情報記憶テーブル33)に売上情報を保存して運用をおこなう処理工程である。
【0085】
(3)紙幣回収工程
紙幣回収工程は、遊技店の店員或いは管理者が所持するリモコンの操作により玉貸出処理機20に備えたBVユニット部50の解錠をおこない、このBVユニット部50の内部に収納されている紙幣を回収する処理工程であり、遊技店の営業時間内および閉店時に適宜おこなわれる。実際の紙幣回収手順としては、管理サーバ200から回収(解錠)しようとするパチンコ機10の台番号が通知され、該当する玉貸出処理機20にリモコンを使って解錠する。なお、リモコン操作のみによって解錠する場合は、予め設定される暗証番号の入力操作が必要とされる。また、リモコンにより解錠がおこなわれた際には、該当する玉貸出処理機20から管理サーバ200に対して、解錠有信号が通知されることとなる。
【0086】
(4)定期通信工程
定期通信工程は、遊技店の営業時間内において、管理サーバ200と中央管理装置100との間で実施される相互間の接続状態やエラーログなどを定期的に確認する処理工程である。
【0087】
(5)閉店時通知工程
閉店時通知工程は、概略的には、各玉貸出処理機20から1日の売上情報を管理サーバ200により全て取得するとともに、中央管理装置100に対して集計売上情報を送信する処理工程である。この際、管理サーバ200から閉店通知信号が中央管理装置100および玉貸出処理機20に対して送信される。
【0088】
これを詳細に説明すると、閉店時に、管理サーバデータベース211に登録されている玉貸出処理機20に、閉店通知をおこない、閉店時に接続されている玉貸出処理機20の売上情報を確定する。なお、玉貸出処理機20は、閉店通知を受けると新たな取引の受付を止め、閉店状態となる。
【0089】
そして、閉店時に接続されていない玉貸出処理機20がある場合には、管理サーバ200は該玉貸出処理機20の「号機」と「識別ID」を表示部230に表示するように制御し、また、未確定機器データベース212に登録された玉貸出処理機20があれば、該玉貸出処理機20の「識別ID」を表示するように制御し、再接続を促す。
【0090】
続いて、再接続がなされて管理サーバ200の売上情報が確定された場合、売上情報が確定できた旨を表示部230によって表示するように制御する。また、機器の故障や通信の断線により早急な復旧(再接続)が不可能であり、当該管理サーバ200の売上情報が確定することができない場合、売上情報が未確定である旨を表示部230によって表示するように制御する。
【0091】
最後に、集計された「売上情報」、「売上確定情報」および(必要な場合は)「確定されていない売上に関する情報」を中央管理装置100に通知し、閉店処理を終える。
【0092】
上述してきたように、本実施の形態1に係る遊技媒体貸出システムによれば、開店時に通信機能が確保されているべき玉貸出処理機を正確に特定することができ、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関がより正確に把握することが可能になる。
【0093】
(実施の形態2)
実施の形態2では、管理サーバ200において、登録済IDデータベース213に記憶された玉貸出処理機20の識別子および該玉貸出処理機20の設置位置に基づいて開店時に通信機能が確保されている玉貸出処理機20を特定し、「通信状況判定処理」、「通知状況判定処理」および「売上確定状況判定処理」をおこなう遊技媒体貸出システムについて説明する。なお、ここでは、実施の形態1と重複する説明は省略することとする。
【0094】
図12は、本実施の形態2に係る管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。この管理サーバ200は、同図に示すように、実施の形態1に示す管理サーバに比較して、未確定機器データベース212に代えて、登録済IDデータベース213を備える点が相違する。
【0095】
この登録済IDデータベース213は、玉貸出処理機20の識別子および該玉貸出処理機20の設置位置を対応付けて記憶する記憶手段である(図13(b)参照)。具体的には、玉貸出処理機20の設置または増設時には、予め、全ての玉貸出処理機20のアドレス(設置場所(号機))が登録済IDデータベース213に登録されることとし、登録が完了しなければ、該玉貸出処理機20の使用はできないこととする。なお、「号機」として設置されないものについても「ストッカー」に接続し、常に全玉貸出処理機について通信機能を確保することとする。この「ストッカー」は、パチンコ島に設置されない予備の玉貸出処理機20を収納する保管装置であり、枠体と同様のコネクタを有し、管理サーバと通信可能に構成される。
【0096】
次に、本実施の形態2に係る遊技媒体貸出システムによる各種処理の手順を説明する。図11は、本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの処理手順を示すフローチャートである。この遊技媒体貸出システムは、大別して(1)開店時設定工程(ステップSA100)、(2)オンライン制御工程(ステップSA200)、(3)紙幣回収工程(ステップSA300)、(4)定期通信工程(ステップSA400)、(5)閉店時設定工程(ステップSA500)の5つの処理工程により構成されている。これら(1)〜(5)の各制御工程について詳細に説明する。
【0097】
(1)開店時設定工程
開店時設定工程は、概略的には、管理サーバ200により実行される開店通知による開店処理であり、この開店処理は、開店通知として、第三者機関に設置される中央管理装置100および遊技店内の各玉貸出処理機20に対してその旨が通知される。
【0098】
これを具体的に説明すると、管理サーバ200は、登録済IDデータベース213を参照し、登録済みである玉貸出処理機20に対して開店通知をおこなう。また、玉貸出処理機20は、この開店通知を受けて使用可能となり、営業を開始する。以降、管理サーバ200は、各玉貸出処理機20からリアルタイムで通知される売上情報を管理サーバデータベース211内に格納するとともに、紙幣の投出に伴って売上情報の更新をおこなうこととなる。
【0099】
(2)オンライン制御工程(通常時)
オンライン制御工程は、概略的には、遊技客によって玉貸出処理機20に対して現金(紙幣)が投入された際、この玉貸出処理機20からパチンコ機10に対して、玉を貸し出す玉貸し出し命令を通知するとともに、投入された紙幣による売上情報を玉貸出処理機20の識別IDに関連付けて管理サーバ200に対して通知する処理工程である。ここで、管理サーバ200から中央管理装置100に対して送信される売上情報の通知は、通常はリアルタイム通信により、逐次おこなわれるが、一定時間ごとにおこなうようにしてもよい。
【0100】
また、各玉貸出処理機20との通信にて、玉貸出処理機20の入れ替えが発生したと認識した場合には、随時、登録済IDデータベース213を更新する。
【0101】
また、本システムの運用時において、玉貸出処理機20と管理サーバ200との通信経路の断線時(オフライン時)には、自動的にオフライン制御工程に移行する。オフライン制御工程は、オフライン発生時にジョイント基板31のメモリ32(売上情報記憶テーブル33)に売上情報を保存して運用をおこなう処理工程である。
【0102】
(3)紙幣回収工程
紙幣回収工程は、遊技店の店員或いは管理者が所持するリモコンの操作により玉貸出処理機20に備えたBVユニット部50の解錠をおこない、このBVユニット部50の内部に収納されている紙幣を回収する処理工程であり、遊技店の営業時間内および閉店時に適宜おこなわれる。実際の紙幣回収手順としては、管理サーバ200から回収(解錠)しようとするパチンコ機10の台番号が通知され、該当する玉貸出処理機20にリモコンを使って解錠する。なお、リモコン操作のみによって解錠する場合は、予め設定される暗証番号の入力操作が必要とされる。また、リモコンにより解錠がおこなわれた際には、該当する玉貸出処理機20から管理サーバ200に対して、解錠有信号が通知されることとなる。
【0103】
(4)定期通信工程
定期通信工程は、遊技店の営業時間内において、管理サーバ200と中央管理装置100との間で実施される相互間の接続状態やエラーログなどを定期的に確認する処理工程である。
【0104】
(5)閉店時通知工程
閉店時通知工程は、概略的には、各玉貸出処理機20から1日の売上情報を管理サーバ200により全て取得するとともに、中央管理装置100に対して集計売上情報を送信する処理工程である。この際、管理サーバ200から閉店通知信号が中央管理装置100および玉貸出処理機20に対して送信される。
【0105】
これを詳細に説明すると、管理サーバ200は、閉店時に、登録済IDデータベース213に登録されている玉貸出処理機20に、閉店通知をおこない、閉店時に接続されている玉貸出処理機20の売上情報を確定する。そして、閉店時に接続されていない玉貸出処理機20がある場合には、該玉貸出処理機20の「号機」と「識別ID」を表示部230に表示するように制御し、再接続を促す。なお、玉貸出処理機20は、閉店通知を受けると新たな取引の受付を止め、閉店状態となる。
【0106】
続いて、再接続がなされて管理サーバ200の売上情報が確定された場合、売上情報が確定できた旨を表示部230によって表示するように制御する。また、機器の故障や通信の断線により早急な復旧(再接続)が不可能であり、当該管理サーバ200の売上情報が確定することができない場合、売上が未確定である旨を表示部230によって表示するように制御する。
【0107】
最後に、集計された「売上情報」、「売上確定情報」および(必要な場合は)「確定されていない売上に関する情報」を中央管理装置100に通知し、閉店処理を終える。
【0108】
上述してきたように、本実施の形態2に係る遊技媒体貸出システムによれば、開店時に通信機能が確保されているべき貸出処理機を効率良く特定することができ、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確かつ効率良く把握することが可能になる。
【0109】
(他の実施の形態)
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてもよいものである。
【0110】
例えば、本実施の形態では、本発明に係る遊技媒体貸出システムをパチンコ遊技に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ機による遊技システムにおいても同様に適用することができる。
【0111】
また、本実施の形態では、パチンコ機の内部から玉が投出される(所謂、CR機方式)について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、玉貸出処理機からノズルを介して玉が投出される方式においても同様に適用することができる。
【0112】
また、本実施の形態においては、カード媒体が全く介在しないタイプの玉貸出システムに適用したが、カード媒体が介在するタイプであっても、貸出処理機が紙幣や硬貨を受け入れて貸出処理を行い、その情報を上位(管理サーバ、中央管理装置など)へ送信するタイプの貸出システムであれば、同様に本発明を適用することができる。
【0113】
また、本実施の形態においては、管理サーバや中央管理装置において各種情報を報知する手段として表示部に表示する方法がとられたが、表示部と並行してプリンターを設置し、各種情報をプリントアウトするようにしてもよい。
【0114】
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0115】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、管理サーバは、基準とすべき第一のタイミングに当該管理サーバとの通信機能が確保されている貸出処理機を特定した後に、第一のタイミングより後の第二のタイミングに該貸出処理機との通信機能が確保されているか否かを判定し、貸出処理機から売上情報が通知されたか否かを判定し、貸出処理機との通信機能が確保されていると判定され、且つ、貸出処理機から売上情報が全て通知されたと判定された場合に、当該管理サーバにおける売上情報が確定したと判定することとしたので、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確に把握することが可能な遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
【0117】
また、本発明によれば、管理サーバは、各貸出処理機の売上情報を記憶し、各貸出処理機の売上情報のうち前回の売上情報確定時に通信機能が確保されていた貸出処理機を参照して第一のタイミングに通信機能が確保されている貸出処理機を特定することとしたので、開店時に通信機能が確保されているべき貸出処理機を正確に特定することができ、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関がより正確に把握することが可能な遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
【0118】
また、本発明によれば、開店時に当該管理サーバとの通信機能が確保されている貸出処理機を特定した後に、閉店処理時に該貸出処理機との通信機能が確保されているか否かを判定することとしたので、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関がより正確に把握することが可能な遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
【0119】
また、本発明によれば、各貸出処理機の売上情報のうち前営業日の閉店時に通信機能が確保されていた貸出処理機を参照して当日の開店時に通信機能が確保されている貸出処理機を特定することとしたので、開店時に通信機能が確保されているべき貸出処理機を正確に特定することができ、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関がより正確に把握することが可能な遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
【0120】
また、本発明によれば、貸出処理機は、当該貸出処理機を一意に特定する識別子を付与されるものであって、管理サーバは、貸出処理機の識別子および該貸出処理機の設置位置を対応付けて記憶し、貸出処理機の識別子および該貸出処理機の設置位置に基づいて第一のタイミングに通信機能が確保されている貸出処理機を特定することとしたので、開店時に通信機能が確保されているべき貸出処理機を効率良く特定することができ、遊技店における売上の収集が厳正におこなわれているかを第三者機関が正確かつ効率良く把握することが可能な遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
【0121】
また、本発明によれば、管理サーバは、売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御することとしたので、売上が確定できない要因となる貸出処理機を第三者機関が把握することができ、遊技店の売上が厳正に収集されるように迅速な対応を取ることが可能な遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
【0122】
また、本発明によれば、管理サーバは、売上確定状況を中央管理装置に通知することとしたので、遊技店の売上の確定状況を一元管理することが可能な遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
【0123】
また、本発明によれば、中央管理装置は、各管理サーバごとの売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御することとしたので、売上が確定できていない遊技店を第三者機関が把握することができ、各遊技店の売上が厳正に収集されるように迅速な対応を取ることが可能な遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの概要を示す説明図である。
【図2】本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本実施の形態1に係る管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本実施の形態1に係る中央管理装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図5】図2に示した遊技媒体貸出システムで適用する玉貸出処理機およびパチンコ機の外観正面図である。
【図6】図5に示した玉貸出処理機を示す側面図である。
【図7】図5に示した玉貸出処理機と枠体との分離状態を示す図である。
【図8】本実施の形態1に係る玉貸出処理機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図9】(a)は、売上情報記憶テーブルの構成を、(b)は、管理サーバデータベースの構成を、(c)は、未確定機器データベースの構成を、(d)は、遊技店管理データベースの構成をそれぞれ示す図である。
【図10】BVロック機構部の解錠概略を示す説明図である。
【図11】本実施の形態に係る遊技媒体貸出システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態2に係る管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。
【図13】(a)は、管理サーバデータベースの構成を、(b)は、登録済IDデータベースの構成をそれぞれ示す図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機
11 遊技領域
12 上皿
13 玉投出機構部
15 紙幣挿入口
20 玉貸出処理機
21 本体部
22 表示ランプ
23 表示部
24 リモコン用受光部
25 制御部
26、120、220 通信I/F
27、32 メモリ
28、33 売上情報記憶テーブル
30 枠体
31 ジョイント基板
50 BVユニット部
51 紙幣収納部
52 紙幣識別部
53 BVロック機構部
60 電源部
70 玉貸出制御部
100 中央管理装置
110 遊技店管理データベース
130 表示部
140 入力部
150 制御部
151 報知制御部
200 管理サーバ
210 記憶部
211 管理サーバデータベース
212 未確定機器データベース
213 登録済IDデータベース
230 表示部
240 入力部
250 制御部
251 通信状況判定部
252 通知状況判定部
253 売上確定状況判定部
254 報知制御部
255 障害検知部
300 中継器

Claims (8)

  1. 有価媒体を受け入れて遊技媒体を貸し出す複数台の貸出処理機と、当該貸出処理機により通知された売上情報を管理する管理サーバとを備えた遊技媒体貸出システムであって、
    前記管理サーバは、
    基準とすべき第一のタイミングに当該管理サーバとの通信機能が確保されている貸出処理機を特定した後に、前記第一のタイミングより後の第二のタイミングに該貸出処理機との通信機能が確保されているか否かを判定する通信状況判定手段と、
    前記貸出処理機から売上情報が通知されたか否かを判定する通知状況判定手段と、
    前記通信状況判定手段によって前記貸出処理機との通信機能が確保されていると判定され、且つ、前記通知状況判定手段によって前記貸出処理機から売上情報が全て通知されたと判定された場合に、当該管理サーバにおける売上情報が確定したと判定する売上確定状況判定手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 前記管理サーバは、各貸出処理機の売上情報を記憶する売上情報記憶手段をさらに備え、
    前記通信状況判定手段は、前記売上情報記憶手段によって記憶された各貸出処理機の売上情報のうち前回の売上情報確定時に通信機能が確保されていた貸出処理機を参照して前記第一のタイミングに通信機能が確保されている貸出処理機を特定することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出システム。
  3. 前記通信状況判定手段は、開店時に当該管理サーバとの通信機能が確保されている貸出処理機を特定した後に、閉店処理時に該貸出処理機との通信機能が確保されているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出システム。
  4. 前記通信状況判定手段は、前記売上情報記憶手段によって記憶された各貸出処理機の売上情報のうち前営業日の閉店時に通信機能が確保されていた貸出処理機を参照して当日の開店時に通信機能が確保されている貸出処理機を特定することを特徴とする請求項2に記載の遊技媒体貸出システム。
  5. 前記貸出処理機は、当該貸出処理機を一意に特定する識別子を付与されるものであって、
    前記管理サーバは、前記貸出処理機の識別子および該貸出処理機の設置位置を対応付けて記憶する貸出処理機設置状況記憶手段をさらに備え、
    前記通信状況判定手段は、前記貸出処理機設置状況記憶手段によって記憶された前記貸出処理機の識別子および該貸出処理機の設置位置に基づいて前記第一のタイミングに通信機能が確保されている貸出処理機を特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  6. 前記管理サーバは、前記売上確定状況判定手段によって判定された売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御する報知制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  7. 前記管理サーバによって取得された各貸出処理機による売上情報を管理する中央管理装置をさらに備え、
    前記管理サーバは、前記売上確定状況判定手段によって判定された売上確定状況を前記中央管理装置に通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  8. 前記中央管理装置は、前記通知手段によって通知された各管理サーバごとの売上確定状況に応じて報知をおこなうように制御する報知制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の遊技媒体貸出システム。
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