JPH09140893A

JPH09140893A - 遊技場管理装置

Info

Publication number: JPH09140893A
Application number: JP30766295A
Authority: JP
Inventors: Nobuhiro Fujita; 伸宏藤田; Katsuya Kobayashi; 克也小林; Katsumi Fukui; 克己福井; Shigeru Okada; 茂岡田
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1995-11-27
Filing date: 1995-11-27
Publication date: 1997-06-03

Abstract

(57)【要約】【課題】遊技媒体と景品との交換業務を管理するため
の既存のレジスタを使うことにより、高いコストをかけ
ずに、売上をリアルタイムで管理でき、しかも、各機器
の異常発生等に対して迅速に対処できるようにするこ
と。【解決手段】マスタＰＯＳレジスタ１に遊技場内の各
種機器８〜１１を通信回線１２で接続する。そして、各
両替機８，プリペードカード券売機９及びパチンコ玉等
の玉貸機１０からは、内部にある現金やカードの枚数、
カードや玉の売上状況及び紙幣詰まり発生等の情報を受
信する。また、パチンコ台１１からは、大当たり回数や
玉詰まり発生等の情報を受信する。それらの情報に基づ
いて、売上状況の表示や、必要な処置の指示等を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店等の遊
技場において各種機器の管理を行う遊技場管理装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】パチンコ店には、遊技台としてのパチン
コ台、遊技媒体であるパチンコ玉の玉貸機、高額紙幣を
低額紙幣や硬貨に両替する両替機、遊技用プリペードカ
ードを販売する券売機等の各種機器があるが、従来、そ
れらの管理は、個々の機器で別々に行っており、店員が
個々の機器を巡回することにより行っていた。例えば、
パチンコ台に玉づまり等の異常が発生したら、その台の
表示ランプが点灯される。店員は、表示ランプが点灯さ
れた台があったら、その台に行って必要な処置を行う。
また、両替機の両替金が不足しないように、店員が定期
的に残金を点検して、残金が少なくなったら適宜補充す
る。

【０００３】一方、景品の交換は、客が獲得した玉の数
を計数装置で計数し、タバコやチョコレート等の通常の
景品と交換したり、あるいは、換金用の景品と交換した
りしていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のパチンコ店では、店の売上が営業終了後になら
なければ把握できず、また、両替機，玉貸機及び券売機
からの現金の回収や、両替機への両替金の補給や券売機
へのカードの補給は、回収忘れや補給忘れ等があって機
器が停止し、客に迷惑をかけるおそれがあった。さら
に、各機器に異常を知らせる表示ランプやブザー等が付
いているが、店員が気づかずに迅速な対処ができないこ
ともあった。

【０００５】本発明は、そのような問題点を解決し、売
上をリアルタイムで管理し、各機器の異常発生に対して
迅速に対処可能とすることを課題とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の遊技場管理装置では、遊技場内の各種機器
に接続された通信回線と、遊技媒体の状況を集計管理す
ると共に、前記通信回線を介して、遊技場内に設置され
た各種機器の状態を示す信号を受信し、その状態を表示
画面に表示することとした。

【０００７】また、前記レジスタは、前記各種機器の
内、両替機からそれぞれの両替機内に保有している現金
の金種別枚数を受信して、枚数が所定枚数以上になった
金種を両替機から回収するように指示し、枚数が所定枚
数以下になった両替用金種を両替機へ補給するように指
示することとした。また、前記レジスタは、前記各種機
器の内、遊技媒体購入用プリペードカード券売機からカ
ード売上枚数を受信して、各プリペードカード券売機毎
の売上状況を表示可能とした。

【０００８】また、前記カード売上枚数が所定枚数以上
になったとき、プリペードカードの補充を指示すること
とした。また、前記レジスタは、前記各種機器の内、各
プリペードカード券売機からそれぞれのプリペードカー
ド券売機内に保有している現金の金種別枚数を受信し
て、該枚数が所定枚数以上になった現金をプリペードカ
ード券売機から回収するように指示することとした。

【０００９】また、前記レジスタは、前記各種機器の
内、遊技媒体貸出機から売上データを受信して、各遊技
媒体貸出機毎の売上状況を表示可能とした。また、前記
レジスタは、前記各種機器の内、遊技台から遊技媒体の
払出状況を受信して、店内の全遊技台の遊技媒体の払出
状況に応じて、換金用として用意すべき現金の額を指示
することとした。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の遊技場管
理装置をパチンコ店に適用した場合のシステム構成図で
ある。図１において、１はマスタＰＯＳレジスタ、２，
６はパチンコ玉を数える計数装置、３，７は所定個数の
パチンコ玉に対して１つの換金用景品と交換する換金装
置、４は売上状況等の出力を行うプリンタ、５はサテラ
イトＰＯＳレジスタ、８は両替機、９はパチンコ玉購入
用プリペードカードを販売する券売機、１０はパチンコ
玉の玉貸機、１１はパチンコ台、１２は通信回線、１３
は台情報表示装置である。

【００１１】マスタＰＯＳレジスタ１は、計数装置２，
換金装置３，プリンタ４及び台情報表示装置１３が直接
接続されていて、計数装置２で客のパチンコ玉を計数
し、その個数の範囲内に収まるように交換する景品の個
数を計算する。また、換金を希望する客に対しては、換
金装置３で玉個数に応じて換金用景品と交換する。さら
に、マスタＰＯＳレジスタ１には、通信回線１２を介し
てサテライトＰＯＳレジスタ５，両替機８，券売機９，
玉貸機１０及びパチンコ台１１等が接続されていて、マ
スタＰＯＳレジスタ１は、それら各機器からデータを収
集して売上集計や異常表示等を行う。

【００１２】サテライトＰＯＳレジスタ５には、計数装
置６，換金装置７が接続されていて、マスタＰＯＳレジ
スタ１と同様な機能を持つが、そこで交換した玉数，景
品数等のデータは、マスタＰＯＳレジスタ１に送られ、
そちらで集計される。

【００１３】各両替機８，８，・・・は、１万円札や５
千円札を千円札や５００円，１００円等の硬貨に両替す
る。各両替機８は、内部に保有している紙幣と硬貨につ
いて金種別に枚数管理をしており、それらが所定枚数以
上たまって回収されたり、所定枚数以下になって補充さ
れたりしたときは、回収枚数や補充枚数を検知して、管
理している枚数データの修正を自動的に、または手動に
より行う。また、内部に発生した紙幣詰まり等の異常の
内容を検知する異常検知機能も具えている。

【００１４】各券売機９，９，・・・は、内部に保有し
ている紙幣の金種別枚数やプリペードカードの種類別枚
数を管理しており、それらが所定枚数以上たまって回収
されたり、所定枚数以下になって補充されたりしたとき
は、回収枚数や補充枚数を検知して、管理している枚数
データの修正を自動的に、または手動により行う。ま
た、内部に発生した紙幣詰まりやカード詰まり等の異常
の内容を検知する異常検知機能も具えている。

【００１５】各玉貸機１０，１０，・・・は、投入され
た金額の累計を売上データとして保持している。また、
内部に何らかの異常が発生したとき、その内容を検知す
る異常検知機能も具えている。

【００１６】各パチンコ台１１，１１，・・・は、玉詰
まり等の異常が発生したとき、その内容を検知する異常
検知機能を具えている。また、大当たりがあったら、そ
のことをマスタＰＯＳレジスタ１に通知する。台情報表
示装置１３は、店内に１〜２台程度設けられていて、マ
スタＰＯＳレジスタ１から受け取ったデータに基づい
て、各パチンコ台１１，１１，・・・毎の大当たり回数
等の台情報を表示する。

【００１７】マスタＰＯＳレジスタ１は、マスタファイ
ルとデータファイルとを保持しており、両替機８，券売
機９，玉貸機１０，パチンコ台１１等から必要なデータ
を受け取って、それらのデータを更新しながら使用して
必要な処理を行う。図２は、ＰＯＳマスタファイルの内
容の一例を示す図である。その内、景品マスタは、景品
毎に景品番号，景品名，単価及び在庫数を保持してい
る。それらのデータは、予め所定の入力手段により入力
されるが、在庫数は、景品が払い出される毎に、払い出
された数だけ差し引かれていく。

【００１８】両替機，券売機，玉貸機、パチンコ台の各
アドレス登録マスタは、各機器のアドレスが登録されて
いる。また、エラーメッセージマスタは、両替機，券売
機，玉貸機、パチンコ台の各機器によく発生するエラー
について、エラー発生時に表示すべきメッセージ内容が
保持されている。そしてまた、点検・精算フラグは、マ
スタＰＯＳレジスタ１において実行される各タスクに用
いられ、それぞれ、処理の状態に応じて、０〜４のフラ
グが立てられる。

【００１９】図３は、ＰＯＳデータファイルの内容の一
例を示す図である。このファイルには、各両替機毎に保
持している金種枚数や、各券売機毎に売り上げたカード
枚数，保持している金種枚数、各玉貸機毎の売上金額、
及び、各パチンコ台毎の大当たり回数や投入玉数，払出
玉数が保持されている。

【００２０】次に、本発明の遊技場管理装置処理につい
て説明する。図４は、マルチタスク業務の内容を示す図
である。これらの処理は、マスタＰＯＳレジスタ１によ
り実行される。メイン業務タスクは、景品交換，点検・
精算，サポート出力，・・・等の処理を、それぞれ、対
応する実行指令ボタンが押されたときに実行する。な
お、計数装置２，換金装置３の制御は、景品交換の処理
に含まれる。

【００２１】両替機タスク，券売機タスク，玉貸機タス
ク，パチンコ台タスクは、メイン業務タスクにより起動
されて、所定の処理を行う。図５は、メイン業務タスク
中の点検業務フローチャートである。この業務は、営業
開始時や営業中の指定された時刻になった時、あるい
は、必要に応じて指令された時点で実行され、店内各機
器から機器の状態データを収集して表示等を行う。

【００２２】ステップ１…点検・精算フラグ（図２）の
メインタスク用フラグに「１」（点検）を立てる。ステップ２…この点検が営業開始時に行う開始点検であ
るか否かを判別する。ステップ３…開始点検であれば、サテライトＰＯＳ通信
タスク，両替機タスク，券売機タスク，玉貸機タスク，
パチンコ台タスクを起動する。

【００２３】ステップ４…各機器タスクが実行されて、
全ての機器の点検が完了したか否かを判別する。ステップ５…完了していなければ、一定時間待つ。

【００２４】ステップ６…ステップ４で点検が完了した
ら、各機器から受信したデータを処理する。ステップ７…処理した結果を表示する。ステップ８…プリンタ４によりそれをプリントアウトす
る。ステップ９…点検・精算フラグの全てのフラグをクリア
して「０」にする。

【００２５】ステップ１０…各機器タスクが処理完了後
停止されていたのを、再び起動する。なお、各機器タス
クが処理完了後停止される点については、後述する。

【００２６】次に、両替機タスクについて説明する。図
６は、両替機タスクのフローチャートである。このタス
クは、店内の各両替機からエラー情報や保有金情報を収
集するために実行される。ステップ１…上記メイン業務タスクより起動指令があっ
たか否かを判別する。ステップ２…なかったら、起動指令がくるのを待つ。

【００２７】ステップ３…ステップ１で、起動指令があ
ったら、点検・精算フラグ（図２）のメインタスク用の
フラグに点検フラグ「１」が立っているか否かを判別す
る。ステップ４…立っていたら、点検・精算フラグの両替機
タスク用フラグに点検開始フラグ「３」を立てる。

【００２８】ステップ５…ステップ３で点検フラグが立
っていなかったら、点検・精算フラグ（図２）のメイン
タスク用のフラグに精算フラグ「２」が立っているか否
かを判別する。ステップ６…立っていたら、点検・精算フラグの両替機
タスク用フラグに精算開始フラグ「４」を立てる。

【００２９】ステップ７…要求伝文フレーム（図１２
（イ））の機種欄に両替機を意味する「Ａ」をセット
し、アドレス欄に各両替機８，８，・・・のアドレスを
セットし、コマンド欄に機器状況データを要求している
ことを意味する「１」をセットして要求伝文を作成す
る。ステップ８…作成した要求伝文を送信する。

【００３０】ステップ９…各両替機から送られてくる返
答伝文の受信を待つ。ステップ１０…各両替機より送られてきた返答伝文（図
１２（ロ））から金種別枚数を示すデータを取り出し
て、両替機金種金額ファイル（図３）に書き込む。

【００３１】ステップ１１…各両替機から送られてきた
返答伝文（図１２（ロ））のエラー欄ＥＲＲを調べて、
両替機にエラーがあったか否かを判別する。エラー欄Ｅ
ＲＲが「０」であればエラーがなかったことになり、そ
れ以外は、何らかのエラーがあったことになる。ステップ１２…エラーがあったら、エラーメッセージマ
スタ（図２）を参照し、その中から、上記エラー欄ＥＲ
Ｒの番号に対応するエラーメッセージを取り出して表示
データを作成する。

【００３２】ステップ１３…作成した表示データをマス
タＰＯＳレジスタ１の表示画面に、例えば、図１７に示
すように表示する。

【００３３】ステップ１４…全ての両替機について上記
処理が終了したか否かを判別する。ステップ１５…終了したら、点検・精算フラグ（図２）
の両替機タスク用フラグに何が立っているか判別する。ステップ１６…「０」（通常）が立っていたら、一定時
間待ってステップ１に戻る。

【００３４】ステップ１７…「３」（点検開始）が立っ
ていたら、全両替機の点検処理が終了したことを示すた
め、そのフラグに「１」（点検）をセットする。ステップ１８…「４」（精算開始）が立っていたら、全
両替機の精算処理が終了したことを示すため、そのフラ
グに「２」（精算）をセットする。ステップ１９…まだ終了していない、両替機以外の機器
のタスクが効率的に行えるようにするため、両替機タス
クを停止させる。

【００３５】次に、上記両替機タスクに対する各両替機
における処理を説明する。図１３は、両替機通信フロー
チャートである。ステップ１…自己のアドレスが書き込まれた要求伝文
が、マスタＰＯＳレジスタ１から送られてくるのを待
つ。ステップ２…受信した要求伝文が正常な要求伝文である
か否かを判別する。

【００３６】ステップ３…正常な要求伝文であれば、そ
の両替機内に保持している金種管理ファイル（図１０
（ハ））から金種データを取り出して、返答伝文（図１
２（ロ）にセットする。ステップ４…両替機内をチェックする。ステップ５…両替機内に異常があるか否かを判別する。

【００３７】ステップ６…あれば、そのエラー番号を返
答伝文（図１２（ロ）のエラー欄ＥＲＲにセットする。ステップ７…異常がなければ、異常なしフラグ「０」を
返答伝文（図１２（ロ）のエラー欄ＥＲＲにセットす
る。ステップ８…作成した伝文をマスタＰＯＳレジスタ１に
送信する。

【００３８】次に、券売機タスクについて説明する。こ
のタスクは、店内の各券売機からエラー情報や保有金情
報及び売上情報を収集するために実行される。図７は、
券売機タスクのフローチャートである。このタスクで各
券売機に送信する要求伝文には、機器状況データ要求伝
文と売上データクリア要求伝文の２種類がある。そこ
で、その内、どちらの要求伝文を送信するかに応じて、
ステップ３で処理を振り分けている。機器状況データ要
求伝文を送信する場合は、図６に示した、両替機タスク
のステップ３以下と同様の処理を行う。一方、精算業務
終了時に売上データクリア要求伝文を送信する場合は、
次のような処理を行う。

【００３９】ステップ２０…要求伝文フレーム（図１２
（イ））の機種欄に券売機を意味する「Ｂ」をセット
し、アドレス欄に各券売機９，９，・・・のアドレスを
セットし、コマンド欄に売上データクリアを要求してい
ることを意味する「０」をセットして要求伝文を作成す
る。ステップ２１…作成した要求伝文を送信する。

【００４０】ステップ２２…各券売機から送られてくる
返答伝文の受信を待つ。ステップ２３…全ての券売機について上記処理が終了し
たか否かを判別する。ステップ２４…終了したら、券売機タスクを停止させ
る。

【００４１】次に、上記券売機タスクに対する各券売機
における処理を説明する。図１４は、券売機通信フロー
チャートである。ステップ３で、その伝文中のコマンド
欄（図１２（イ）参照）を調べて、機器状況データ要求
伝文と売上データクリア要求伝文の内、どちらの要求伝
文が送られてきたかを判別し、それに応じて処理を振り
分けている。機器状況データ要求伝文を受信した場合
は、図１３に示した、両替機通信フローのステップ３以
下と同様の処理を行う。一方、売上データクリア要求伝
文を受信した場合は、次のような処理を行う。

【００４２】ステップ１０…券売機の売上メモリ中のフ
ァイル（図１１）のデータをクリアする。ステップ１１…クリアが終了した旨の伝文をマスタＰＯ
Ｓレジスタ１に送信する。

【００４３】玉貸機タスクについては、図８にそのフロ
ーチャートを示すが、これは、図７に示した券売機タス
クと同様である。また、該券売機タスクに対する各玉貸
機における処理を図１５に示すが、これは、図１４に示
した各券売機における処理とどうようである。

【００４４】次に、パチンコ台タスクであるが、そのフ
ローチャートを図９に示す。ステップ１，２は、図６〜
図８のものと同様である。ステップ３…点検・精算フラグ（図２）のメインタスク
用フラグを調べて、精算中であるか否かを判別する。ステップ４…精算中であれば、パチンコ台タスクを停止
する。

【００４５】ステップ５〜１２は、図６に示した両替機
タスクにおけるステップ７〜ステップ１４と同様であ
る。ステップ１３…台情報表示装置１３（図１）へ各パチン
コ台毎の大当たり回数（図３）のデータを送信する。ステップ１４…一定時間待って、ステップ１に戻す。

【００４６】次に、上記パチンコ台タスクに対する各パ
チンコ台における処理を説明する。図１６は、パチンコ
台通信フローチャートである。これは、図１３に示した
両替機通信フローチャートの各ステップの内、パチンコ
台では不要なステップ３が省略されている。一方、大当
たり回数をマスタＰＯＳレジスタ１に通知するため、ス
テップ７として、台情報を図１２（ホ）に示す返答伝文
にセットするようにしている。その他の点は、図１３の
ものと同様である。

【００４７】営業中は、両替機タスク，券売機タスク等
の各機器タスクは、メイン業務タスク中の点検業務（図
５）のステップ１０により、起動されたまま処理が繰り
返し実行される。したがって、各機器の状況をリアルタ
イムで把握でき、売上状況や各機器状況がマスタＰＯＳ
レジスタ１の表示画面に表示でき、いずれかの機器に異
常が発生すれば直ちにマスタＰＯＳレジスタ１の表示画
面に表示される。通常、マスタＰＯＳレジスタ１の前に
は、常時、オペレータが居るため、異常発生は、ＰＯＳ
オペレータからフロアー接客係に伝えられ、客への迷惑
を最小限にして対応できる。さらに、両替機８，券売機
９など金種やカードの未補充によるロスや客への迷惑を
解消でき、また、フロアー接客係の人員削減にもつなが
る。

【００４８】また、１日の終わりの精算時は、メイン業
務タスク中の精算業務を実行させる。それを実行するに
当たって、まず、点検・精算フラグ（図２）のメインタ
スク用のフラグに「２」（精算）を立てる。そして、各
機器タスクにより、各機器から機器状態データを収集
し、その結果を表示し、かつ、プリントアウトする。そ
れが終わったら、売上クリア指示を出して、各機器のフ
ァイルをクリアさせる。

【００４９】なお、最近、規制緩和の一環として、パチ
ンコ玉を直接現金と交換できるようにすることも検討さ
れているが、そのようになった場合、本発明によれば、
図３に示すように、パチンコ台の払出玉数を保持してお
くことにより、各パチンコ台の玉の払出状況が正確に把
握できるため、最終的にどの程度、換金されるか予測す
ることができる。そこで、各台の玉の払出状況に応じ
て、換金用として用意する現金の額を指示するようにし
てもよい。

【００５０】また、上記実施形態では、本発明の遊技場
管理装置をパチンコ店に適用した場合で説明したが、本
発明は、スロットマシーン店等、その他の遊技場にも適
用することができる。その場合、遊技媒体としては、パ
チンコ玉の代わりにコイン等が用いられる。

【００５１】

【発明の効果】以上述べた如く、本発明の遊技場管理装
置では、遊技媒体と景品との交換業務を管理するための
既存のレジスタを使って、遊技場内の遊技台をはじめ、
遊技媒体貸出機や両替機及びプリペードカード券売機等
の各種機器の売上状況や状態を管理するようにした。そ
の結果、高いコストをかけずに、売上をリアルタイムで
管理することが可能となり、しかも、各機器の払出し金
や券売機のカードの不足や、異常発生等に対して迅速に
対処することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の遊技場管理装置をパチンコ店に適用
した場合のシステム構成図

【図２】ＰＯＳマスタファイルの内容の一例を示す図

【図３】ＰＯＳデータファイルの内容の一例を示す図

【図４】マルチタスク業務の内容を示す図

【図５】メイン業務タスク中の点検業務フローチャー
ト

【図６】両替機タスクのフローチャート

【図７】券売機タスクのフローチャート

【図８】玉貸機タスクのフローチャート

【図９】パチンコ台タスクのフローチャート

【図１０】両替機ファイルの内容の一例を示す図

【図１１】券売機ファイルの内容の一例を示す図

【図１２】各種通信フレームを示す図

【図１３】両替機通信フローチャート

【図１４】券売機通信フローチャート

【図１５】玉貸機通信フローチャート

【図１６】パチンコ台通信フローチャート

【図１７】ＰＯＳ表示画面の一例を示す図

【符号の説明】

１マスタＰＯＳレジスタ２，６計数装置３，７換金装置４プリンタ５サテライトＰＯＳレジスタ８両替機９券売機１０玉貸機１１パチンコ台１２通信回線１３遊技台情報表示装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者岡田茂大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊技場内の各種機器に接続された通信回
線と、遊技媒体の状況を集計管理すると共に、前記通信
回線を介して、遊技場内に設置された各種機器の状態を
示す信号を受信し、その状態を表示画面に表示するレジ
スタとを具えたことを特徴とする遊技場管理装置。
【請求項２】前記レジスタは、前記各種機器の内、両
替機からそれぞれの両替機内に保有している現金の金種
別枚数を受信して、枚数が所定枚数以上になった金種を
両替機から回収するように指示し、枚数が所定枚数以下
になった両替用金種を両替機へ補給するように指示する
ことを特徴とする請求項１記載の遊技場管理装置。
【請求項３】前記レジスタは、前記各種機器の内、遊
技媒体購入用プリペードカード券売機からカード売上枚
数を受信して、各プリペードカード券売機毎の売上状況
を表示可能としたことを特徴とする請求項１記載の遊技
場管理装置。
【請求項４】前記カード売上枚数が所定枚数以上にな
ったとき、プリペードカードの補充を指示することを特
徴とする請求項３記載の遊技場管理装置。
【請求項５】前記レジスタは、前記各種機器の内、各
プリペードカード券売機からそれぞれのプリペードカー
ド券売機内に保有している現金の金種別枚数を受信し
て、該枚数が所定枚数以上になった現金をプリペードカ
ード券売機から回収するように指示することを特徴とす
る請求項３または４記載の遊技場管理装置。
【請求項６】前記レジスタは、前記各種機器の内、遊
技媒体貸出機から売上データを受信して、各遊技媒体貸
出機毎の売上状況を表示可能としたことを特徴とする請
求項１記載の遊技場管理装置。
【請求項７】前記レジスタは、前記各種機器の内、遊
技台から遊技媒体の払出状況を受信して、店内の全遊技
台の遊技媒体の払出状況に応じて、換金用として用意す
べき現金の額を指示するようにしたことを特徴とする請
求項１記載の遊技場管理装置。