JP2688700B2 - 遊技設備 - Google Patents
遊技設備Info
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- JP2688700B2 JP2688700B2 JP62251391A JP25139187A JP2688700B2 JP 2688700 B2 JP2688700 B2 JP 2688700B2 JP 62251391 A JP62251391 A JP 62251391A JP 25139187 A JP25139187 A JP 25139187A JP 2688700 B2 JP2688700 B2 JP 2688700B2
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- Japan
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、記憶媒体精算装置と管理装置とが通信可
能に構成された遊技設備に関し、特に記憶媒体の金額情
報に対応する貨幣を払い出し可能な記憶媒体精算装置に
利用して有効な技術に関する。 [従来の技術] 従来から知られている例えばパチンコ遊技システムに
おいては、遊技客の獲得した賞品球数を計数したり、そ
の球数に相当する景品と交換可能な有価価値を有するレ
シートを発行するため精算機が設けられている。 現在、最も一般的な精算機は遊技客の獲得した賞品球
そのものを計数して球数を印字したレシートを発行する
形式のものであり、そのような計算機は通常遊技店の店
員が常駐する景品交換コーナーのカウンタ上に設置され
ていた。 また、従来は上記精算機により発行されたレシートを
店員が見て手作業で遊技客の希望する景品と交換し、さ
らに遊技客が換金を希望する場合には、外部の景品交換
所へ行って現金に換えるようなシステムになっていた。 [発明が解決しようとする問題点] 従来の精算機を用いた、景品交換、換金システムは多
くの人手を要し、遊技店の人件費負担を増大させるとと
もに、遊技客にとっても精算機と景品コーナーとの3ケ
所を移動しなければならないため、非常に面倒なもので
あった。 また、閉店時等多数の遊技客が同時に精算、景品交換
に訪れた場合、迅速な対応が困難となって、遊技客を待
たせるという不都合があった。 この発明は上記のような背景の下になされたもので、
その目的とするところは、遊技設備において、記憶媒体
精算装置により記憶媒体の金額情報に対応する貨幣を払
い出すことを可能とし、記憶媒体の精算処理の迅速化を
図るとともに、不正記憶媒体等による不正行為を防止す
ることができる遊技設備を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 少なくとも固有の識別符号を記憶する記憶媒体が挿入
することに関連して、当該記憶媒体の金額情報の範囲内
で遊技可能とする遊技装置(例えば、パチンコ機100お
よび制御ユニット160)と、前記記憶媒体の金額情報に
基づいた精算処理を実行可能とする記憶媒体精算装置
(精算機300)と、前記記憶媒体の識別符号に対応して
少なくとも前記記憶媒体の金額情報を記憶する記憶手段
を有する管理装置(400)とを備えて、前記記憶媒体精
算装置と前記管理装置とが通信可能に構成されてなる遊
技設備であって、前記記憶媒体精算装置は、前記記憶媒
体の有する識別符号を少なくとも読み取る記憶媒体読取
手段(カードリーダ330)と、前記記憶媒体読取手段に
よって読み取られた少なくとも識別符号を前記管理装置
に送信可能な送信手段(例えばユニット制御装置390)
と、前記送信手段による識別符号の送信に対する管理装
置からの応答に基づいて当該記憶媒体の金額情報に対応
する貨幣を払い出し可能な貨幣払出手段(硬貨払出装置
350、紙幣払出装置360)とを備え、前記記憶媒体精算装
置による記憶媒体の精算処理の実行に基づいて、少なく
とも当該精算処理に関わる情報を前記送信手段によって
前記管理装置へ送信し、前記管理装置が受信した情報を
前記記憶媒体の識別符号に対応して前記記憶手段に記憶
するように構成した。 [作用] 上記した手段によれば、記憶媒体の金額情報に対応す
る貨幣の払い出しを行なうにあたり、人手を必要とせず
に比較的簡単に記憶媒体の金額情報に対応する精算処理
を行なうことができ、遊技店の人件費等を削減すること
が可能となり、また、遊技客の労力負担を軽減すること
ができる。 さらに、記憶媒体精算装置と管理装置とを通信可能に
構成し、記憶媒体精算装置における精算処理に関わる情
報を記憶媒体の識別符号に対応して管理装置の記憶手段
によって記憶するように構成したので、管理装置によっ
て記憶媒体精算装置で精算する記憶媒体の情報を正確に
把握することができるとともに、不正記憶媒体等による
精算処理等の不正行為を的確に検出することも可能とな
り、これによって遊技設備の信頼性を高めることができ
る。 [実施例] 第1図に遊技設備の一例としてのカード式パチンコ遊
技システムの一例を示す。 この実施例のパチンコ遊技システムは、遊技設備とし
てのパチンコ機100と、各パチンコ機における遊技を開
始させるためローカルな有価価値を有する記憶媒体とし
てのカードCDを発行する発行機200と、遊技の結果得ら
れた賞品球および遊技に使用せずに残った購入金を精算
するための記憶媒体精算装置としての精算機300と、上
記各種端末機を集中的に管理し、制御する管理装置400
と、この管理装置400と各端末機を有機的に結合するデ
ータ伝送手段としてのデータ伝送路500とからなり、こ
れらによって、有機的結合体が構成される。この有機的
結合体は、上記カードCDによってのみ介入が可能とさ
れ、かつ有機的結合体によってのみカードの運用とその
有価データの変換が可能となっている。そのため、有機
的結合体の各構成要素たるパチンコ機100、発行機200、
精算機300および管理装置400には、それぞれ記憶媒体読
取装置としてのカードドライバ(カードリーダとカード
ライタ)が設けられているとともに、カードCDの情報お
よび各端末機の情報(特に、記憶媒体精算装置としての
精算機300から送信される精算処理に関わる金額情報等
を含む情報)は、カードCDの有する識別符号としてのカ
ード番号(後述する)に対応して管理装置400の記憶手
段としての記憶装置内にファイルの形で記憶されるよう
になっている。 本実施例のシステムに使用されるカードCDは、例えば
第2図(A),(B)に示すように、使用可能なエリア
すなわち遊技店名HALLや購入金額AM、カード挿入方向DI
R、発行年月日DATE等遊技客にとって必要な情報および
破損カードの復活の際に必要な発行通し番号n等が、カ
ードCDの表面に印刷されている。さらに、購入金額をす
べて使い切り、かつ持玉数が零になった場合には、×印
のようなカード無効表示INVも印字されるようになって
いる。 一方、カードCDの裏面は、磁性材が全面に塗布された
磁気面とされており、この磁気面にはカード挿入方向に
沿って3つのブロックBL1,BL2,BL3が設けられ、これら
のブロックの各々に同一情報が重複して記録され、再生
の際に多数決原理でデータが決定されるようになってい
る。しかもこの実施例のカードの磁気面に記録される情
報は、カードの使用エリアを特定するための識別コード
と、カードの有効期間を示すための発行年月日と、発行
通し番号nから適当な関数もしくは変換方式を使って得
られる識別符号としてのカード番号と、エラー検出用の
チェックコードのみであり、購入金額や持玉数は記録さ
れないようになっている。これらは、上記カード番号に
よって管理装置400のデータファイルからリアルタイム
で引出し可能な構成にしてある。これによって、カード
のコピーによる不正を防止し、かつ不正による被害を最
小限にとどめることができる。 この実施例のカード発行機200は、カード購入のため
の紙幣を識別する紙幣識別装置と、購入金に対応した金
額を印刷し、カード番号を記録するカードライタと、つ
り銭を排出するための残金払出装置と、発行機200全体
の制御を行なう制御ユニット等により構成されている。 上記紙幣識別装置に対応して、前面パネルには紙幣挿
入口211と、購入金額選択スイッチ群212および金額表示
器213が設けられている。従って、遊技客は、先ず紙幣
挿入口211より紙幣を投入する。すると、金額表示器213
に投入金額が表示される。次に選択スイッチ群212の中
から所望の購入金額に対応するスイッチを押圧する。す
ると、購入金額に相当するカードがカード排出口202よ
り発行される。また、上記金額選択スイッチ群212は、
各々ランプ内蔵型スイッチで構成されており、スイッチ
を操作すると対応する内蔵ランプが点灯されるようにな
っている。そして、投入された紙幣は、内部の紙幣収納
タンク内に回収される。 カードライタは、内部のカードタンク内にストックさ
れている白紙状態のカードを1枚ずつ取り出して、表面
に購入金額と、発行年月日および管理装置400より付与
される発行通し番号nを印刷するとともに、カード裏面
の磁気面に制御ユニットにより演算されたカード番号お
よび識別コード(店コード)、発行年月日コード、チェ
ックコードを記録して、前面パネルに設けられたカード
排出口202より排出する。 一方、紙幣挿入口211より挿入され、金額選択スイッ
チ212により購入金額が決定され、残金が生じたとき
に、それを払い戻すための残金払出装置は、残金に相当
する紙幣を前面パネルに設けられた紙幣排出口232によ
り排出するように構成されている。また、内部には、残
金払出用の紙幣をストックしておく紙幣タンクが設けら
れている。 さらに、上記カード発行機200の前面パネルには、カ
ード発行可能な状態にあることを示す発行中ランプ24
1、カード発行不能状態を示す発行中止ランプ242の他、
紙幣挿入口211より投入された紙幣でタンクが満杯にな
ったことを知らせる紙幣プールオーバ表示器や、カード
タンク内の未発行カードが空になったことを知らせるカ
ード不足表示器、残金払出装置の紙幣タンク内のストッ
ク紙幣がなくなったことを知らせるつり銭不足表示器が
設けられている。また、上記状態を検出して対応する表
示器を点灯させるため、紙幣タンクおよびカードタンク
にはセンサがそれぞれ設けられている。 次に、本来の遊技を提供する遊技装置としてのパチン
コ機の構成例について説明する。 この実施例の遊技装置としてのパチンコ機100は、遊
技機と1対1で対応されて遊技本体上方の島設備等に装
着され、主としてカードに関する処理と遊技中の稼動デ
ータの収集を司る制御ユニット160を備えている。 制御ユニット160は、カード挿排口161と、カードの有
する金額を表示する金額表示器162、遊技者の持玉数を
ディジタル数字で表示する持玉表示器163等を前面に有
している。制御ユニット160は、光ファイバもしくは同
軸ケーブルのような伝送路によって、遊技機本体の制御
装置に、また後述の伝送コントローラおよびローカルネ
ットワーク(伝送ケーブル)を介して管理装置400に接
続される。 一方、本実施例の遊技機本体は、機内に封入された遊
技球を循環使用する密閉型遊技機として構成されてお
り、封入球を循環させる循環装置を有している。また遊
技機本体の下部には、上記封入球を一個ずつ遊技領域内
に発射する発射装置とその操作ダイヤル112および前記
カードを使用した遊技の手続きを可能にするための購入
スイッチ、終了スイッチ、中断スイッチ等のスイッチ群
113が設けられている。遊技領域の構成は従来のものと
同じである。購入スイッチは、カード挿排口161へのカ
ードの挿入を前提としてカードの有する金額の範囲内
で、200円等の単位でこれを遊技球に変換するための指
示スイッチで、変換された遊技球が持玉数となる。持玉
数は持玉表示器163に表示され、打球発射装置により遊
技球一つ発射されるごとに持玉数が一つ減算され、入賞
球が発生すると賞品球数の分だけ加算表示される。終了
スイッチは遊技者が遊技を終了させたくなったとき(遊
技台を変更したい場合を含む)にいつでもこれをオンさ
せることで、使用中のカードを制御ユニット160より排
出させることができる。また、中断スイッチは、遊技者
が現在遊技中の遊技機での遊技を止める意思はないが、
休憩のため一時的に遊技を中断させるために使用するス
イッチで、このスイッチが操作されると、制御ユニット
160は一旦カードを排出して再び同一カードが挿入され
るまで待機状態となり、その間他のカードを受け付けな
いようになる。 管理装置400は、オフィスコンピュータとほぼ同等な
構成とされている。すなわち、中央処理装置CPUや半導
体メモリ(RAM)からなる主記憶装置、タイマ(カレン
ダを含む)、通信制御装置等が格納されたコントロール
ボックス401と、このコントロールボックス401の上部に
設けられた補助記憶装置402と、収集データ等を印字す
るためのプリンタ404と、メッセージや収集データを表
示するCRT表示装置405と、オペレータが中央処理装置に
対し指令や設定データを与えるためのコンソール406と
により、管理装置400が構成されている。 さらに、この管理装置400には、パチンコ遊技システ
ムに特有なものとして、各端末からシステムにアクショ
ンを起こさせる媒体としてのテスト用カードを発行する
カードライタ407やパチンコ機で発生する“打止め”
等、システムで発生した緊急情報をリアルタイムで印字
する補助プリンタ408が上記コントロールボックス401の
上部に設けられている。 次に本発明に係る記憶媒体精算装置としての精算機30
0の一実施例を第3図〜第5図を用いて説明する。 この実施例の精算機300は、第3図に示すごとく、パ
チンコ店の例えば景品交換コーナーに設けられるカウン
タを構成するユニット501と略同じ形状、大きさを有す
る本体構成枠としてのユニットボックス301にカードリ
ーダやプリンタ、残金払出装置等を組み込むことにより
構成されている。精算機300のユニットボックス301は、
少なくとも高さと前後幅においてカウンタユニット501
と全く同じにされている。502はL字またはコ字形のカ
ウンタを構成するためのコーナーユニットである。 そして、精算機300のユニットボックス301の前面上部
には第4図に示すごとく有価データ表示装置としての玉
数表示器311および残高表示器312が設けられている。玉
数表示器311は遊技客が獲得した賞品球数を表示し、残
高表示器312はカード購入金額のうち遊技客が使用せず
に残った未使用残高を表示するためのものである。 上記表示器311,312の側方には、精算器300が精算可能
な状態すなわちカード受付け可能な状態にあることを示
す精算中表示ランプ313と、精算不能な状態にあること
を示す中止表示ランプ314とが設けられている。そし
て、これらの表示ランプ313と314の下方にカード挿入口
321が、また玉数表示器311と残高表示器312の下方に
は、未使用金払戻し用の硬貨排出口322と紙幣排出口323
とが設けられている。 さらに、ユニットボックス301内には、第5図に示す
ように上記カード挿入口321に対応して記憶媒体読取手
段としてのカードリーダ330と、精算終了後に回収した
カードをストックするカードタンク340が設けられてい
る。また、上記硬貨排出口322に対応して貨幣払出手段
としての硬貨払出装置350と硬貨収納タンク342が、そし
て紙幣排出口323に対応して貨幣払出手段としての紙幣
払出装置360と紙幣収納タンク344がそれぞれ設けられて
いる。また。上記カードタンク340にはオーバフロー検
出用のセンサ381、硬貨収納タンク342と紙幣収納タンク
344には残量センサ382と383がそれぞれ設けられてい
る。 なお、この実施例では、ユニットボックス301の上面
にレシート発行口325(第3図参照)が設けられ、その
下方にプリンタ370が配置されている。プリンタ370は、
ロール状態でストックされている白紙のシートを引き出
してその表面に発行年月日と、獲得玉数および未使用金
額等を印刷して、上記レシート発行口325より排出す
る。 ユニットボックス301の上面の有効利用面積を増加さ
せる観点からすると、レシート発行口325もカード挿入
口321と同様に、ボックスの前面に設けるのが良いが、
レシートの切断を人手によって行なわせるようにする場
合、前面より上面にあった方が、操作し易いという理由
からこの実施例ではレシート発行口325をボックスの上
面に設けてある。ただし、プリンタ370がレシートの切
断機を有するような場合には、ボックスの前面に設ける
ようにしてもよい。なお、プリンタ370には白紙シート
の残量を検出するセンサ384が設けられている。 さらに、この実施例の精算機300は、その背面すなわ
ちカウンタの内側に、第5図に示すごとく、モニタ表示
ランプ316,317,318および319が設けられている。これら
のランプ316〜319の検出信号に基づいて各タンク内の状
態を外部から知らせるようになっている。 また、この実施例の精算機では、ユニットボックス30
1の背面に開閉扉302と、その施錠装置303が設けられて
おり、上記モニタ表示ランプ316〜319により、残金払出
用の紙幣や硬貨等がなくなったことを知ると、店員が施
錠装置303を操作して開閉扉302を開けて補充を行なった
り、満杯になったカードタンク340内のカードを回収で
きるようになっている。このように、精算機300の開閉
扉302が、店員の常駐しているカウンタの内側に面して
いると、盗難や不正を未然に防止できるという利点があ
る。 なお、第5図において、符号390で示されているの
は、ユニットボックス301内のカードリーダ330や貨幣払
出手段350,360を制御したり、タンク内に設けられたセ
ンサの検出信号に基づいてモニタ表示ランプ316〜319を
点灯させたり、送信手段として管理装置400との間でデ
ータの送受信を行なったりするユニット制御装置であ
る。 本実施例は、カードCDに識別符号としてのカード番号
を磁気面に記憶させ、カード番号によって管理装置400
のデータファイルに購入金額、持玉数を記憶し管理する
ようにしたものについて説明したが、カードCDの利用に
関連して遊技を実行可能とする遊技装置であればカード
CDによって遊技媒体を購入するような遊技設備にも応用
することができる。 なお、上記実施例では、カードに識別符号を記録し、
未使用金額や獲得玉数等のデータは管理装置のファイル
に記憶するようにしているが、カードCD自信にも未使用
金額や獲得玉数を記録するようにした遊技設備にも適用
することができる。 更に、実施例においては未使用金を精算装置によって
払い戻すように説明したが、獲得玉数を精算装置によっ
て精算し、交換レートに基づいて換金するようにするこ
ともできる。 [発明の効果] 少なくとも固有の識別符号を記憶する記憶媒体が挿入
されることに関連して、当該記憶媒体の金額情報の範囲
内で遊技可能とする遊技装置と、前記記憶媒体の金額情
報に基づいた精算処理を実行可能とする記憶媒体精算装
置と、前記記憶媒体の識別符号に対応して少なくとも前
記記憶媒体の金額情報を記憶する記憶手段を有する管理
装置とを備えて、前記記憶媒体精算装置と前記管理装置
とが通信可能に構成されてなる遊技設備であって、前記
記憶媒体精算装置は、前記記憶媒体の有する識別符号を
少なくとも読み取る記憶媒体読取手段と、前記記憶媒体
手段によって読み取られた少なくとも識別符号を前記管
理装置へ送信可能な送信手段と、前記送信手段による識
別符号の送信に対する管理装置からの応答に基づいて当
該記憶媒体の金額情報に対応する貨幣を払い出し可能な
貨幣払出手段とを備え、前記記憶媒体精算装置による記
憶媒体の精算処理の実行に基づいて、少なくとも当該精
算処理に関わる情報を前記送信手段によって前記管理装
置へ送信し、前記管理装置が受信した情報を前記記憶媒
体の識別符号に対応して前記記憶手段に記憶するように
構成したので、記憶媒体の金額情報に対応する貨幣の払
い出しを行なうにあたり、人手を必要とせずに比較的簡
単に記憶媒体の金額情報に対応する精算処理を行なうこ
とができ、遊技店の人件費等を削減することが可能とな
り、また、遊技客の労力負担を軽減することができる。 さらに、記憶媒体精算装置と管理装置とを通信可能に
構成し、記憶媒体精算装置における精算処理に関わる情
報を記憶媒体の識別符号に対応して管理装置の記憶手段
によって記憶するように構成したので、管理装置によっ
て記憶媒体精算装置で精算する記憶媒体の情報を正確に
把握することができるとともに、不正記憶媒体等による
精算処理等の不正行為を的確に検出することも可能とな
り、これによって遊技設備の信頼性を高めることができ
る
能に構成された遊技設備に関し、特に記憶媒体の金額情
報に対応する貨幣を払い出し可能な記憶媒体精算装置に
利用して有効な技術に関する。 [従来の技術] 従来から知られている例えばパチンコ遊技システムに
おいては、遊技客の獲得した賞品球数を計数したり、そ
の球数に相当する景品と交換可能な有価価値を有するレ
シートを発行するため精算機が設けられている。 現在、最も一般的な精算機は遊技客の獲得した賞品球
そのものを計数して球数を印字したレシートを発行する
形式のものであり、そのような計算機は通常遊技店の店
員が常駐する景品交換コーナーのカウンタ上に設置され
ていた。 また、従来は上記精算機により発行されたレシートを
店員が見て手作業で遊技客の希望する景品と交換し、さ
らに遊技客が換金を希望する場合には、外部の景品交換
所へ行って現金に換えるようなシステムになっていた。 [発明が解決しようとする問題点] 従来の精算機を用いた、景品交換、換金システムは多
くの人手を要し、遊技店の人件費負担を増大させるとと
もに、遊技客にとっても精算機と景品コーナーとの3ケ
所を移動しなければならないため、非常に面倒なもので
あった。 また、閉店時等多数の遊技客が同時に精算、景品交換
に訪れた場合、迅速な対応が困難となって、遊技客を待
たせるという不都合があった。 この発明は上記のような背景の下になされたもので、
その目的とするところは、遊技設備において、記憶媒体
精算装置により記憶媒体の金額情報に対応する貨幣を払
い出すことを可能とし、記憶媒体の精算処理の迅速化を
図るとともに、不正記憶媒体等による不正行為を防止す
ることができる遊技設備を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 少なくとも固有の識別符号を記憶する記憶媒体が挿入
することに関連して、当該記憶媒体の金額情報の範囲内
で遊技可能とする遊技装置(例えば、パチンコ機100お
よび制御ユニット160)と、前記記憶媒体の金額情報に
基づいた精算処理を実行可能とする記憶媒体精算装置
(精算機300)と、前記記憶媒体の識別符号に対応して
少なくとも前記記憶媒体の金額情報を記憶する記憶手段
を有する管理装置(400)とを備えて、前記記憶媒体精
算装置と前記管理装置とが通信可能に構成されてなる遊
技設備であって、前記記憶媒体精算装置は、前記記憶媒
体の有する識別符号を少なくとも読み取る記憶媒体読取
手段(カードリーダ330)と、前記記憶媒体読取手段に
よって読み取られた少なくとも識別符号を前記管理装置
に送信可能な送信手段(例えばユニット制御装置390)
と、前記送信手段による識別符号の送信に対する管理装
置からの応答に基づいて当該記憶媒体の金額情報に対応
する貨幣を払い出し可能な貨幣払出手段(硬貨払出装置
350、紙幣払出装置360)とを備え、前記記憶媒体精算装
置による記憶媒体の精算処理の実行に基づいて、少なく
とも当該精算処理に関わる情報を前記送信手段によって
前記管理装置へ送信し、前記管理装置が受信した情報を
前記記憶媒体の識別符号に対応して前記記憶手段に記憶
するように構成した。 [作用] 上記した手段によれば、記憶媒体の金額情報に対応す
る貨幣の払い出しを行なうにあたり、人手を必要とせず
に比較的簡単に記憶媒体の金額情報に対応する精算処理
を行なうことができ、遊技店の人件費等を削減すること
が可能となり、また、遊技客の労力負担を軽減すること
ができる。 さらに、記憶媒体精算装置と管理装置とを通信可能に
構成し、記憶媒体精算装置における精算処理に関わる情
報を記憶媒体の識別符号に対応して管理装置の記憶手段
によって記憶するように構成したので、管理装置によっ
て記憶媒体精算装置で精算する記憶媒体の情報を正確に
把握することができるとともに、不正記憶媒体等による
精算処理等の不正行為を的確に検出することも可能とな
り、これによって遊技設備の信頼性を高めることができ
る。 [実施例] 第1図に遊技設備の一例としてのカード式パチンコ遊
技システムの一例を示す。 この実施例のパチンコ遊技システムは、遊技設備とし
てのパチンコ機100と、各パチンコ機における遊技を開
始させるためローカルな有価価値を有する記憶媒体とし
てのカードCDを発行する発行機200と、遊技の結果得ら
れた賞品球および遊技に使用せずに残った購入金を精算
するための記憶媒体精算装置としての精算機300と、上
記各種端末機を集中的に管理し、制御する管理装置400
と、この管理装置400と各端末機を有機的に結合するデ
ータ伝送手段としてのデータ伝送路500とからなり、こ
れらによって、有機的結合体が構成される。この有機的
結合体は、上記カードCDによってのみ介入が可能とさ
れ、かつ有機的結合体によってのみカードの運用とその
有価データの変換が可能となっている。そのため、有機
的結合体の各構成要素たるパチンコ機100、発行機200、
精算機300および管理装置400には、それぞれ記憶媒体読
取装置としてのカードドライバ(カードリーダとカード
ライタ)が設けられているとともに、カードCDの情報お
よび各端末機の情報(特に、記憶媒体精算装置としての
精算機300から送信される精算処理に関わる金額情報等
を含む情報)は、カードCDの有する識別符号としてのカ
ード番号(後述する)に対応して管理装置400の記憶手
段としての記憶装置内にファイルの形で記憶されるよう
になっている。 本実施例のシステムに使用されるカードCDは、例えば
第2図(A),(B)に示すように、使用可能なエリア
すなわち遊技店名HALLや購入金額AM、カード挿入方向DI
R、発行年月日DATE等遊技客にとって必要な情報および
破損カードの復活の際に必要な発行通し番号n等が、カ
ードCDの表面に印刷されている。さらに、購入金額をす
べて使い切り、かつ持玉数が零になった場合には、×印
のようなカード無効表示INVも印字されるようになって
いる。 一方、カードCDの裏面は、磁性材が全面に塗布された
磁気面とされており、この磁気面にはカード挿入方向に
沿って3つのブロックBL1,BL2,BL3が設けられ、これら
のブロックの各々に同一情報が重複して記録され、再生
の際に多数決原理でデータが決定されるようになってい
る。しかもこの実施例のカードの磁気面に記録される情
報は、カードの使用エリアを特定するための識別コード
と、カードの有効期間を示すための発行年月日と、発行
通し番号nから適当な関数もしくは変換方式を使って得
られる識別符号としてのカード番号と、エラー検出用の
チェックコードのみであり、購入金額や持玉数は記録さ
れないようになっている。これらは、上記カード番号に
よって管理装置400のデータファイルからリアルタイム
で引出し可能な構成にしてある。これによって、カード
のコピーによる不正を防止し、かつ不正による被害を最
小限にとどめることができる。 この実施例のカード発行機200は、カード購入のため
の紙幣を識別する紙幣識別装置と、購入金に対応した金
額を印刷し、カード番号を記録するカードライタと、つ
り銭を排出するための残金払出装置と、発行機200全体
の制御を行なう制御ユニット等により構成されている。 上記紙幣識別装置に対応して、前面パネルには紙幣挿
入口211と、購入金額選択スイッチ群212および金額表示
器213が設けられている。従って、遊技客は、先ず紙幣
挿入口211より紙幣を投入する。すると、金額表示器213
に投入金額が表示される。次に選択スイッチ群212の中
から所望の購入金額に対応するスイッチを押圧する。す
ると、購入金額に相当するカードがカード排出口202よ
り発行される。また、上記金額選択スイッチ群212は、
各々ランプ内蔵型スイッチで構成されており、スイッチ
を操作すると対応する内蔵ランプが点灯されるようにな
っている。そして、投入された紙幣は、内部の紙幣収納
タンク内に回収される。 カードライタは、内部のカードタンク内にストックさ
れている白紙状態のカードを1枚ずつ取り出して、表面
に購入金額と、発行年月日および管理装置400より付与
される発行通し番号nを印刷するとともに、カード裏面
の磁気面に制御ユニットにより演算されたカード番号お
よび識別コード(店コード)、発行年月日コード、チェ
ックコードを記録して、前面パネルに設けられたカード
排出口202より排出する。 一方、紙幣挿入口211より挿入され、金額選択スイッ
チ212により購入金額が決定され、残金が生じたとき
に、それを払い戻すための残金払出装置は、残金に相当
する紙幣を前面パネルに設けられた紙幣排出口232によ
り排出するように構成されている。また、内部には、残
金払出用の紙幣をストックしておく紙幣タンクが設けら
れている。 さらに、上記カード発行機200の前面パネルには、カ
ード発行可能な状態にあることを示す発行中ランプ24
1、カード発行不能状態を示す発行中止ランプ242の他、
紙幣挿入口211より投入された紙幣でタンクが満杯にな
ったことを知らせる紙幣プールオーバ表示器や、カード
タンク内の未発行カードが空になったことを知らせるカ
ード不足表示器、残金払出装置の紙幣タンク内のストッ
ク紙幣がなくなったことを知らせるつり銭不足表示器が
設けられている。また、上記状態を検出して対応する表
示器を点灯させるため、紙幣タンクおよびカードタンク
にはセンサがそれぞれ設けられている。 次に、本来の遊技を提供する遊技装置としてのパチン
コ機の構成例について説明する。 この実施例の遊技装置としてのパチンコ機100は、遊
技機と1対1で対応されて遊技本体上方の島設備等に装
着され、主としてカードに関する処理と遊技中の稼動デ
ータの収集を司る制御ユニット160を備えている。 制御ユニット160は、カード挿排口161と、カードの有
する金額を表示する金額表示器162、遊技者の持玉数を
ディジタル数字で表示する持玉表示器163等を前面に有
している。制御ユニット160は、光ファイバもしくは同
軸ケーブルのような伝送路によって、遊技機本体の制御
装置に、また後述の伝送コントローラおよびローカルネ
ットワーク(伝送ケーブル)を介して管理装置400に接
続される。 一方、本実施例の遊技機本体は、機内に封入された遊
技球を循環使用する密閉型遊技機として構成されてお
り、封入球を循環させる循環装置を有している。また遊
技機本体の下部には、上記封入球を一個ずつ遊技領域内
に発射する発射装置とその操作ダイヤル112および前記
カードを使用した遊技の手続きを可能にするための購入
スイッチ、終了スイッチ、中断スイッチ等のスイッチ群
113が設けられている。遊技領域の構成は従来のものと
同じである。購入スイッチは、カード挿排口161へのカ
ードの挿入を前提としてカードの有する金額の範囲内
で、200円等の単位でこれを遊技球に変換するための指
示スイッチで、変換された遊技球が持玉数となる。持玉
数は持玉表示器163に表示され、打球発射装置により遊
技球一つ発射されるごとに持玉数が一つ減算され、入賞
球が発生すると賞品球数の分だけ加算表示される。終了
スイッチは遊技者が遊技を終了させたくなったとき(遊
技台を変更したい場合を含む)にいつでもこれをオンさ
せることで、使用中のカードを制御ユニット160より排
出させることができる。また、中断スイッチは、遊技者
が現在遊技中の遊技機での遊技を止める意思はないが、
休憩のため一時的に遊技を中断させるために使用するス
イッチで、このスイッチが操作されると、制御ユニット
160は一旦カードを排出して再び同一カードが挿入され
るまで待機状態となり、その間他のカードを受け付けな
いようになる。 管理装置400は、オフィスコンピュータとほぼ同等な
構成とされている。すなわち、中央処理装置CPUや半導
体メモリ(RAM)からなる主記憶装置、タイマ(カレン
ダを含む)、通信制御装置等が格納されたコントロール
ボックス401と、このコントロールボックス401の上部に
設けられた補助記憶装置402と、収集データ等を印字す
るためのプリンタ404と、メッセージや収集データを表
示するCRT表示装置405と、オペレータが中央処理装置に
対し指令や設定データを与えるためのコンソール406と
により、管理装置400が構成されている。 さらに、この管理装置400には、パチンコ遊技システ
ムに特有なものとして、各端末からシステムにアクショ
ンを起こさせる媒体としてのテスト用カードを発行する
カードライタ407やパチンコ機で発生する“打止め”
等、システムで発生した緊急情報をリアルタイムで印字
する補助プリンタ408が上記コントロールボックス401の
上部に設けられている。 次に本発明に係る記憶媒体精算装置としての精算機30
0の一実施例を第3図〜第5図を用いて説明する。 この実施例の精算機300は、第3図に示すごとく、パ
チンコ店の例えば景品交換コーナーに設けられるカウン
タを構成するユニット501と略同じ形状、大きさを有す
る本体構成枠としてのユニットボックス301にカードリ
ーダやプリンタ、残金払出装置等を組み込むことにより
構成されている。精算機300のユニットボックス301は、
少なくとも高さと前後幅においてカウンタユニット501
と全く同じにされている。502はL字またはコ字形のカ
ウンタを構成するためのコーナーユニットである。 そして、精算機300のユニットボックス301の前面上部
には第4図に示すごとく有価データ表示装置としての玉
数表示器311および残高表示器312が設けられている。玉
数表示器311は遊技客が獲得した賞品球数を表示し、残
高表示器312はカード購入金額のうち遊技客が使用せず
に残った未使用残高を表示するためのものである。 上記表示器311,312の側方には、精算器300が精算可能
な状態すなわちカード受付け可能な状態にあることを示
す精算中表示ランプ313と、精算不能な状態にあること
を示す中止表示ランプ314とが設けられている。そし
て、これらの表示ランプ313と314の下方にカード挿入口
321が、また玉数表示器311と残高表示器312の下方に
は、未使用金払戻し用の硬貨排出口322と紙幣排出口323
とが設けられている。 さらに、ユニットボックス301内には、第5図に示す
ように上記カード挿入口321に対応して記憶媒体読取手
段としてのカードリーダ330と、精算終了後に回収した
カードをストックするカードタンク340が設けられてい
る。また、上記硬貨排出口322に対応して貨幣払出手段
としての硬貨払出装置350と硬貨収納タンク342が、そし
て紙幣排出口323に対応して貨幣払出手段としての紙幣
払出装置360と紙幣収納タンク344がそれぞれ設けられて
いる。また。上記カードタンク340にはオーバフロー検
出用のセンサ381、硬貨収納タンク342と紙幣収納タンク
344には残量センサ382と383がそれぞれ設けられてい
る。 なお、この実施例では、ユニットボックス301の上面
にレシート発行口325(第3図参照)が設けられ、その
下方にプリンタ370が配置されている。プリンタ370は、
ロール状態でストックされている白紙のシートを引き出
してその表面に発行年月日と、獲得玉数および未使用金
額等を印刷して、上記レシート発行口325より排出す
る。 ユニットボックス301の上面の有効利用面積を増加さ
せる観点からすると、レシート発行口325もカード挿入
口321と同様に、ボックスの前面に設けるのが良いが、
レシートの切断を人手によって行なわせるようにする場
合、前面より上面にあった方が、操作し易いという理由
からこの実施例ではレシート発行口325をボックスの上
面に設けてある。ただし、プリンタ370がレシートの切
断機を有するような場合には、ボックスの前面に設ける
ようにしてもよい。なお、プリンタ370には白紙シート
の残量を検出するセンサ384が設けられている。 さらに、この実施例の精算機300は、その背面すなわ
ちカウンタの内側に、第5図に示すごとく、モニタ表示
ランプ316,317,318および319が設けられている。これら
のランプ316〜319の検出信号に基づいて各タンク内の状
態を外部から知らせるようになっている。 また、この実施例の精算機では、ユニットボックス30
1の背面に開閉扉302と、その施錠装置303が設けられて
おり、上記モニタ表示ランプ316〜319により、残金払出
用の紙幣や硬貨等がなくなったことを知ると、店員が施
錠装置303を操作して開閉扉302を開けて補充を行なった
り、満杯になったカードタンク340内のカードを回収で
きるようになっている。このように、精算機300の開閉
扉302が、店員の常駐しているカウンタの内側に面して
いると、盗難や不正を未然に防止できるという利点があ
る。 なお、第5図において、符号390で示されているの
は、ユニットボックス301内のカードリーダ330や貨幣払
出手段350,360を制御したり、タンク内に設けられたセ
ンサの検出信号に基づいてモニタ表示ランプ316〜319を
点灯させたり、送信手段として管理装置400との間でデ
ータの送受信を行なったりするユニット制御装置であ
る。 本実施例は、カードCDに識別符号としてのカード番号
を磁気面に記憶させ、カード番号によって管理装置400
のデータファイルに購入金額、持玉数を記憶し管理する
ようにしたものについて説明したが、カードCDの利用に
関連して遊技を実行可能とする遊技装置であればカード
CDによって遊技媒体を購入するような遊技設備にも応用
することができる。 なお、上記実施例では、カードに識別符号を記録し、
未使用金額や獲得玉数等のデータは管理装置のファイル
に記憶するようにしているが、カードCD自信にも未使用
金額や獲得玉数を記録するようにした遊技設備にも適用
することができる。 更に、実施例においては未使用金を精算装置によって
払い戻すように説明したが、獲得玉数を精算装置によっ
て精算し、交換レートに基づいて換金するようにするこ
ともできる。 [発明の効果] 少なくとも固有の識別符号を記憶する記憶媒体が挿入
されることに関連して、当該記憶媒体の金額情報の範囲
内で遊技可能とする遊技装置と、前記記憶媒体の金額情
報に基づいた精算処理を実行可能とする記憶媒体精算装
置と、前記記憶媒体の識別符号に対応して少なくとも前
記記憶媒体の金額情報を記憶する記憶手段を有する管理
装置とを備えて、前記記憶媒体精算装置と前記管理装置
とが通信可能に構成されてなる遊技設備であって、前記
記憶媒体精算装置は、前記記憶媒体の有する識別符号を
少なくとも読み取る記憶媒体読取手段と、前記記憶媒体
手段によって読み取られた少なくとも識別符号を前記管
理装置へ送信可能な送信手段と、前記送信手段による識
別符号の送信に対する管理装置からの応答に基づいて当
該記憶媒体の金額情報に対応する貨幣を払い出し可能な
貨幣払出手段とを備え、前記記憶媒体精算装置による記
憶媒体の精算処理の実行に基づいて、少なくとも当該精
算処理に関わる情報を前記送信手段によって前記管理装
置へ送信し、前記管理装置が受信した情報を前記記憶媒
体の識別符号に対応して前記記憶手段に記憶するように
構成したので、記憶媒体の金額情報に対応する貨幣の払
い出しを行なうにあたり、人手を必要とせずに比較的簡
単に記憶媒体の金額情報に対応する精算処理を行なうこ
とができ、遊技店の人件費等を削減することが可能とな
り、また、遊技客の労力負担を軽減することができる。 さらに、記憶媒体精算装置と管理装置とを通信可能に
構成し、記憶媒体精算装置における精算処理に関わる情
報を記憶媒体の識別符号に対応して管理装置の記憶手段
によって記憶するように構成したので、管理装置によっ
て記憶媒体精算装置で精算する記憶媒体の情報を正確に
把握することができるとともに、不正記憶媒体等による
精算処理等の不正行為を的確に検出することも可能とな
り、これによって遊技設備の信頼性を高めることができ
る
【図面の簡単な説明】
第1図は、カード式パチンコ遊技システムの一例を示す
システム構成図、 第2図(A),(B)は、そのシステムに使用されるカ
ードの構成例を示す正面図と背面図、 第3図は、本発明に係る精算機とそれを用いたカウンタ
の構成を示す斜視図、 第4図は、本発明に係る精算機の一実施例を示す正面
図、 第5図は、その精算機の背面図である。 100……パチンコ機(遊技装置)、200……カード発行
機、300……精算機(記憶媒体精算装置)、301……精算
機本体(ユニットボックス)、302……開閉扉、311……
玉数表示器、312……残高表示器、321……カード挿入
口、322,323……残金排出口(硬貨排出口、紙幣排出
口)、300……カードリーダ(記憶媒体読取手段)、35
0,360……貨幣払出手段(硬貨払出装置、紙幣払出装
置)、370……プリンタ。
システム構成図、 第2図(A),(B)は、そのシステムに使用されるカ
ードの構成例を示す正面図と背面図、 第3図は、本発明に係る精算機とそれを用いたカウンタ
の構成を示す斜視図、 第4図は、本発明に係る精算機の一実施例を示す正面
図、 第5図は、その精算機の背面図である。 100……パチンコ機(遊技装置)、200……カード発行
機、300……精算機(記憶媒体精算装置)、301……精算
機本体(ユニットボックス)、302……開閉扉、311……
玉数表示器、312……残高表示器、321……カード挿入
口、322,323……残金排出口(硬貨排出口、紙幣排出
口)、300……カードリーダ(記憶媒体読取手段)、35
0,360……貨幣払出手段(硬貨払出装置、紙幣払出装
置)、370……プリンタ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.少なくとも固有の識別符号を記憶する記憶媒体が挿
入されることに関連して当該記憶媒体の金額情報の範囲
内で遊技可能とする遊技装置と、 前記記憶媒体の金額情報に基づいた精算処理を実行可能
とする記憶媒体精算装置と、 前記記憶媒体の識別符号に対応して少なくとも前記記憶
媒体の金額情報を記憶する記憶手段を有する管理装置
と、 を備え、 前記記憶媒体精算装置と前記管理装置とが通信可能に構
成されてなる遊技設備であって、 前記記憶媒体精算装置は、 前記記憶媒体の有する識別符号を少なくとも読み取る記
憶媒体読取手段と、 前記記憶媒体読取手段によって読み取られた少なくとも
識別符号を前記管理装置へ送信可能な送信手段と、 前記送信手段による識別符号の送信に対する管理装置か
らの応答に基づいて当該記憶媒体の金額情報に対応する
貨幣を払い出し可能な貨幣払出手段と、 を備え、 前記記憶媒体精算装置による記憶媒体の精算処理の実行
に基づいて、少なくとも当該精算処理に関わる情報を前
記送信手段によって前記管理装置へ送信し、 前記管理装置が受信した情報を前記記憶媒体の識別符号
に対応して前記記憶手段に記憶するようにしたことを特
徴とする遊技設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62251391A JP2688700B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 遊技設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62251391A JP2688700B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 遊技設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0194882A JPH0194882A (ja) | 1989-04-13 |
JP2688700B2 true JP2688700B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=17222144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62251391A Expired - Lifetime JP2688700B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 遊技設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2688700B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5458333A (en) * | 1991-10-18 | 1995-10-17 | Kabushiki Kaisha Ace Denken | Game parlor system which allows a player to play a game before paying a charge |
US12000642B2 (en) | 2021-06-24 | 2024-06-04 | Electrolux Home Products, Inc. | Appliance with ice packer |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6260578A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-17 | オムロン株式会社 | パチンコ玉貸システム |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP62251391A patent/JP2688700B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0194882A (ja) | 1989-04-13 |
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