JP3029887U - 景品カード自動買取機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】景品として客に渡された景品カードを、客から
買い取り、自動的に現金を支払うことができる景品カー
ド自動買取機を提供する。 【解決手段】この景品カード自動買取機は、パチンコ、
スロットマシン等のゲームの景品として発行された景品
カードを買い取る自動買取機である。景品カードを挿入
するためのカード挿入口２と、カード挿入口２から挿入
された景品カードから少なくとも暗証番号と金額データ
を読み取るカードリーダ３と、現金を収納し払出し指令
された金額の現金を払出し口に送出する現金払出し機構
１０とを備える。制御手段となるマイクロコンピュータ
１５は、挿入された景品カードが正常か否かを判定し、
正常な場合、現金払出し機構１０に指令信号を送り景品
カードの示す金額の現金を支払い口に送出させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パチンコホール等で景品として発行され客に渡された景品カードを 、客から買い取る景品カード自動買取機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

パチンコホールでパチンコやスロットマシンなどのゲームを行なった後、ゲー ムの勝敗に応じて客は景品をホールからもらうが、その景品を換金したい場合、 現状では近くの景品交換所で景品を現金に換金している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、客はパチンコホールで受け取った景品を景品交換所に持参し、現金 と交換してもらう必要があり、また、景品交換所では、人手により景品と現金を 交換する必要があった。

【０００４】 本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、景品として客に渡さ れた景品カードを、客から買い取り、自動的に現金を支払うことができる景品カ ード自動買取機を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の景品カード自動買取機は、パチンコ、ス ロットマシン等のゲームの景品として発行された景品カードを買い取る景品カー ド自動買取機であって、景品カードを挿入するためのカード挿入口と、カード挿 入口から挿入された景品カードから少なくとも暗証番号と金額データを読み取る データ読取り手段と、現金を収納し払出し指令された金額の現金を払出し口に送 出する現金払出し機構と、挿入された景品カードが正常か否かを判定し、正常な 場合、前記現金払出し機構に指令信号を送り該景品カードの示す金額の現金を支 払い口に送出させる自動買取制御手段と、を備えたことを特徴とする。

【０００６】

【作用・効果】

こような景品カード自動買取機では、景品カードがカード挿入口から挿入され ると、データ読取り手段がその景品カードから暗証番号、金額を読取り、そのデ ータを自動買取制御手段に送る。自動買取制御手段は、挿入された景品カードが 正常か否かを暗証番号等から判定し、景品カードが正常な場合、現金払出し機構 に指令信号を送り、現金払出し機構は、その景品カードの示す金額の現金を支払 い口に送出する。

【０００７】 このように、客が、景品カードをカード挿入口に入れるだけで、その景品カー ドの示す現金を自動的に支払い、景品の自動買取を簡単に行うことができる。

【０００８】 また、請求項２に記載のように、景品カードに所定の着色部を付し、着色部を 検知するカラーセンサを設ければ、暗証番号の一致とともに着色部の一致具合に よっても景品カードの正常・異常を判定することができる。

【０００９】 また、請求項３に記載のように、挿入された景品カードを種類毎に格納するカ ードストック部を設ければ、景品カードのその後の管理や再使用する場合に便利 である。

【００１０】 また、請求項４、５に記載のように、挿入された景品カードの金額、メッセー ジ等を表示する表示器を設け、景品カードの金額の表示を確認するための確認ボ タンを設ければ、客は、表示器の表示を見て景品カードの金額を確認することが でき、確認のうえで、その金額の現金を受け取ることができる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。

【００１２】 図１は景品カード自動買取機の正面図を示し、図２はその右側面図を示してい る。１は矩形箱形の本体で、本体１の前面に、景品カードＫを挿入するためのカ ード挿入口２が設けられ、カード挿入口２の内側（本体内）には、カードリーダ ３が設けられる。

【００１３】 景品カードＫには、例えば磁気カードが使用され、その磁気記録部に予め暗証 番号、金額等が磁気記録されている。また、景品カードＫの表面には、金額に応 じた所定の色の着色部が印刷され、その着色部の色がカラーセンサ４により検知 される。そのカラーセンサ４は、カードリーダ３の後方に配設される。

【００１４】 さらに、カラーセンサ４の後方にはカードの磁気記録データを消去する消去部 ５が配設され、消去部５の後方にはカードストック部６が設けられる。カードス トック部６は、受入れたカードをベルトコンベヤ等により搬送しながら種類（金 額）毎のストック部に分けて収納するように構成される。

【００１５】 ７は本体１の正面に設けられた確認ボタン（スイッチ）であり、景品カードＫ を入れた客が表示された金額を確認してオン操作する。確認ボタン７の下側には 現金払出し機構１０が配設される。現金払出し機構１０には、１万円札払出し部 １１、千円札払出し部１２、硬貨払出し部１３が設けられる。

【００１６】 １万円札払出し部１１は、予めストック部にストックされた１万円札群から指 定された枚数の１万円札を取り出し、払出し口へ送出する。千円札払出し部１２ は、予めストック部にストックされた千円札群から指定された枚数の千円札を取 り出し、払出し口へ送出する。硬貨払出し部１３は予めストック部にストックさ れた５００円硬貨群、１００円硬貨群から指定枚数の硬貨を取り出し、払出し口 へ送出するように構成される。

【００１７】 さらに、本体１の前面上部にはＣＲＴ等の表示器１４が設けられ、ここには操 作の案内等の文字やイラストなどが表示される。表示器１４の右側にスピーカ１ ６が設けられ、案内用の音声等を発生させる。

【００１８】 この景品カード自動買取機の制御部は、図３に示す如く、マイクロコンピュー タ１５を主要部に構成され、上記のカードリーダ３、カラーセンサ４、消去部５ 、確認ボタン７、カードストック部６、現金払出し機構１０、カードストック部 ６、表示器１４などは、マイクロコンピュータ１５の入出力回路に接続され、制 御される。

【００１９】 次に、この景品カード自動買取機の動作を図４のフローチャートに基づいて説 明する。

【００２０】 パチンコホールでパチンコやスロットマシンなどのケームを行った場合、その 際の出玉やコインはそこで景品カードＫと交換される。景品カードＫの磁気記録 部には上記のように、暗証番号、金額等が記録される。

【００２１】 客は、その景品カードＫを現金化したい場合、景品カード自動買取機のカード 挿入口２に挿入する。マイクロコンピュータ１５は、カードＫが挿入された場合 、ステップ１００からステップ１１０に進み、カードリーダ３に指令信号を送っ て、景品カードＫの磁気記録部から暗証番号と金額のデータを読み出す。また、 ステップ１２０で、カードＫの所定位置の色をカラーセンサ４で検知する。この 場合、複数箇所の複数の色を検知するようにして、カードに付された着色部や絵 柄を検知することもできる。

【００２２】 次に、ステップ１３０で、挿入された景品カードＫが正常か否かを判定し、カ ードリーダ３が読取った暗証番号、カラーセンサ４が検知した着色部や絵柄が予 め設定されたものと同じ場合、カードは正常と判断する。そして、ステップ１４ ０で、そのカードＫに記録された金額を、前の挿入カードがある場合にはその金 額に加算し、その加算金額を表示器１４に表示する。なお、このとき、表示器１ ４には、金額とともに、「金額が正しければ、確認ボタンを押して下さい。」の メッセージを表示する。

【００２３】 その後、ステップ１５０で、消去部５に指令信号を送って、景品カードＫの磁 気記録を消去部５で消去させ、さらにステップ１６０で、その景品カードＫをカ ードストック部６に送り、所定のストック部に収納させる。

【００２４】 そして、ステップ１７０で、客が確認ボタン７を押したか否かを判定し、確認 ボタン７がオンされたとき、ステップ１８０に進み、現金払出し機構１０に指令 信号を送り、表示された金額の現金を、１万円札払出し部１１、千円札払出し部 １２、硬貨払出し部１３から支払い口に送出する。

【００２５】 一方、ステップ１３０で、挿入された景品カードＫが異常であると判定した場 合、ステップ１９０で、表示器１４に異常表示を行うと共に、スピーカ１６から 警報音等を送出し、ステップ２００で、その景品カードを図示しない排出口に排 出する。

【００２６】 このように、客は景品カードＫをカード挿入口２に入れるだけで、その景品カ ードＫの示す現金を自動的に支払い、景品の自動買取を簡単に行うことができる 。また、不正なカードが使用された場合には、異常表示を行って支払いを停止す ることができる。

【００２７】 なお、確認ボタン７が押されて払出した各々の金額、挿入されたカードの種類 毎の枚数等は、マイクロコンピュータ１５のメモリ等に順に記憶される。

【００２８】 なお、予め一度に支払い得る上限金額を設定し、複数の景品カードを挿入する ことによりその上限金額を越えた場合、上限金額を払い出すと共に、超過となっ た景品カードを返却し、再度挿入するようにメッセージを出すようにすることも できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す景品カード自動買取機
の正面図である。

【図２】同自動買取機の右側面図である。

【図３】同自動買取機の制御部のブロック図である。

【図４】同自動買取機の動作を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

２−カード挿入口 ３−カードリーダ ６−カードストック部 ７−確認ボタン １０−現金払出し機構 １４−表示器 １５−マイクロコンピュータ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０７Ｆ 7/08 Ｇ０７Ｆ 7/08 Ｚ

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ、スロットマシン等のゲームの
   景品として発行された景品カードを買い取る景品カード
   自動買取機であって、 景品カードを挿入するためのカード挿入口と、 カード挿入口から挿入された景品カードから少なくとも
   暗証番号と金額データを読み取るデータ読取り手段と、 現金を収納し払出し指令された金額の現金を払出し口に
   送出する現金払出し機構と、 挿入された景品カードが正常か否かを判定し、正常な場
   合、前記現金払出し機構に指令信号を送り該景品カード
   の示す金額の現金を支払い口に送出させる自動買取制御
   手段と、 を備えたことを特徴とする景品カード自動買取機。
2. 【請求項２】 前記景品カードには所定の着色部が付さ
   れ、該着色部を検知するカラーセンサが設けられた請求
   項１記載の景品カード自動買取機。
3. 【請求項３】 挿入された景品カードを種類毎に格納す
   るカードストック部が設けられた請求項１記載の景品カ
   ード自動買取機。
4. 【請求項４】 挿入された景品カードの金額、メッセー
   ジ等を表示する表示器が設けられた請求項１記載の景品
   カード自動買取機。
5. 【請求項５】 挿入された景品カードの金額の表示を確
   認するための確認ボタンが設けられた請求項４記載の景
   品カード自動買取機。