JPH08212322A - プリペイドカード及びプリペイドカードシステムにおける不正カード防止システム並びにカード追加使用システム - Google Patents

プリペイドカード及びプリペイドカードシステムにおける不正カード防止システム並びにカード追加使用システム

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JPH08212322A
JPH08212322A JP7039379A JP3937995A JPH08212322A JP H08212322 A JPH08212322 A JP H08212322A JP 7039379 A JP7039379 A JP 7039379A JP 3937995 A JP3937995 A JP 3937995A JP H08212322 A JPH08212322 A JP H08212322A
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Koji Ito
広司 伊東
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Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用性のあるプリペイドカードを提供する。 【構成】 プリペイドカード2の所定領域に、プリペイ
ドカード2を発行するカード発行会社が、少なくとも有
価価値情報とセキュリティ情報とを記憶するために使用
する専用記憶領域である磁気記憶部40と、該プリペイ
ドカード2を販売するカード販売店が、独自の情報を記
憶するために使用する汎用記憶領域44とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汎用性の高いプリペイ
ドカード、及びプリペイドカードを使用して遊技等を行
うプリペイドカードシステムにおいて、不正カードの使
用を防止するための不正カード防止システム、並びに予
め記憶した有価価値情報の残高が無くなった場合に、有
価価値情報を追加記憶することによりプリペイドカード
を追加使用できるようしたカード追加使用システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、所定の有価価値を有するプリペイ
ドカードを予め購入させ、このプリペイドカードを使用
することによりキャッシュレスで遊技を行ったり、買い
物をしたり、あるいは交通機関を利用する等のプリペイ
ドカードシステムが普及している。
【0003】このプリペイドカードシステムにおいて
は、プリペイドカードを発行するカード発行会社が、プ
リペイドカードに設けた専用記憶領域に有価価値情報や
セキュリティ情報等を記憶している。
【0004】上記した専用記憶領域に記憶するセキュリ
ティ情報は、偽造カードを用いた不正行為を防止するた
めのもので、予め、磁気的手段あるいは光学的手段等に
記憶され、プリペイドカードを使用する際に、このセキ
ュリティ情報を読み取って照合することによりプリペイ
ドカードの真偽を鑑定している。
【0005】また、プリペイドカードの専用記憶領域に
記憶した有価価値情報が帰零した場合には、当該プリペ
イドカードはそれ以上使用できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したプリ
ペイドカードには、カード発行会社が使用する専用記憶
領域しか設けられていないので、プリペイドカードの表
面に広告を印刷する等以外には、プリペイドカードを利
用することができず、プリペイドカードの利用性が狭め
られていた。
【0007】また、上記した不正カードの鑑定方法で
は、予めプリペイドカードに記憶した暗号を解読できれ
ば、同様の暗号をカードに記憶することにより偽造カー
ドを作成することが可能である。例えば、磁気的手段に
より暗号を記憶してある場合には、磁気造影剤等を用い
ることによりプリペイドカードに記憶した暗号を読み取
ることができ、読み取った暗号をコンピュータにより解
読し、解読した暗号をカードリーダライタによりカード
に書き込めば、プリペイドカードを偽造することができ
る。
【0008】このような不正カードの使用に対処するた
め、プリペイドカードに記憶する暗号方式を頻繁に変更
して、偽造カードの作成を防止する不正カード防止方法
が考えられる。しかし、暗号方式の変更のみでは、不正
カード防止効果は一時的であり、新たな暗号方式が解読
されてしまうと、再び偽造カードが作成されるおそれが
ある。したがって、磁気的手段や光学的手段等により、
二重、三重のセキュリティを施し、プリペイドカードの
真偽の鑑定を厳重に行う必要がある。
【0009】上記したように、プリペイドカードを偽造
するためには、暗号を読み取るための磁気造影剤、暗号
を解読するためのコンピュータ、さらに暗号を書き込む
ためのカードリーダライタ等の設備が必要であり、衆人
環視の中で、短時間のうちにプリペイドカードを偽造す
ることは不可能に近い。すなわち、例えば、パチンコ遊
技店において購入した遊技カードに基づいて、当該パチ
ンコ遊技店内で直ちに遊技カードの暗号を解読して偽造
カードを作成することは極めて困難である。したがっ
て、プリペイドカードの真偽を厳重にチェックする装置
を導入するとともに、真正カードに対する有効時間ある
いは有効場所等の有効条件を限定して、不正カードの偽
造をするための余裕を与えないようにすれば、不正カー
ドの使用を防止することができる。
【0010】しかし、プリペイドカードの真偽を鑑定す
るための装置は、通常、プリペイドカードに記憶した有
価価値情報等を読み取るためのカードリーダライタに設
けられているが、プリペイドカードの真偽を厳重にチェ
ックするためには、カードリーダライタの構造を複雑に
する必要があり、設備コストが上昇するという問題があ
る。
【0011】また、例えば、遊技カードを用いて遊技を
行わせるパチンコ遊技店等においては、遊技カードを使
用して遊技媒体である球を貸し出すための玉貸機がパチ
ンコ機とパチンコ機との間に設けられている。このた
め、玉貸機に配設するカードリーダライタにはスペース
的制約があり、複雑な構造をした大がかりなカードリー
ダライタを配設することは困難である。
【0012】また、プリペイドカードに設けた専用記憶
領域に記憶した有価価値情報を使いきってしまった場合
には、当該プリペイドカードはもはや使用することがで
きない。このため、例えば、プリペイドカードを使用し
たパチンコ遊技において、大当たり等の特別遊技が発生
したにも拘わらず、持ち球が僅かで、かつ有価価値情報
の残高が残り少ないプリペイドカードのみしか所有して
いない場合には、遊技を中断して新たなプリペイドカー
ドを購入しなければならず、せっかく発生した特別遊技
の利益を十分に享受することができずに、遊技の興趣を
著しく損ねてしまうおそれがある。
【0013】本発明は、上記した従来の技術の有する問
題点に鑑み提案されたもので、汎用性のあるプリペイド
カードを提供すること、及び簡単な装置を用いて有効に
不正カードの使用を防止することができる不正カード防
止システムを提供すること、並びに有価価値情報の残高
が無くなった場合に有価価値情報を追加記憶することが
できるカード追加使用システムを提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、請求項1に記載の発明は、プリペイドカードを発
行するカード発行会社が、少なくとも有価価値情報とセ
キュリティ情報とを記憶するために使用する専用記憶領
域と、該プリペイドカードを販売するカード販売店が、
独自の情報を記憶するために使用する汎用記憶領域と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、プリペイ
ドカードを発行するカード発行会社が、少なくとも有価
価値情報とセキュリティ情報とを記憶するために使用す
る専用記憶領域と、該プリペイドカードを販売するカー
ド販売店が、独自の情報を記憶するために使用する汎用
記憶領域とを備えたプリペイドカードを使用するプリペ
イドカードシステムであって、上記汎用記憶領域に、所
定の条件下においてのみ有効な有効情報を記憶する有効
情報記憶手段と、該有効情報記憶手段で記憶した有効情
報を読み取る有効情報読取手段と、該有効情報読取手段
で読み取った有効情報の真偽を鑑定する有効情報鑑定手
段と、該有効情報鑑定手段において当該プリペイドカー
ドが有効であると判断した場合に、当該プリペイドカー
ドの使用を許可するカード使用許可手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、上記した
請求項2記載の構成に加えて、プリペイドカードの真偽
を鑑定するカード鑑定手段を設け、該カード鑑定手段に
おいて真正カードであると鑑定された場合にのみ、上記
有効情報記憶手段により当該プリペイドカードに有効情
報を記憶することを特徴とする。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、上記した
請求項2または請求項3に記載の構成に加えて、上記有
効情報記憶手段は、プリペイドカードを発行するプリペ
イドカード発行機に設けられ、該プリペイドカード発行
機において新規カードを発行する際に、当該新規カード
に有効情報を記憶することを特徴とする。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、上記した
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の構成に加
えて、上記有効情報記憶手段により記憶する有効情報
は、予め定めた所定期間においてのみ有効であることを
特徴とする。
【0019】また、請求項6に記載の発明は、上記した
請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の構成に加
えて、上記有効情報記憶手段により記憶する有効情報
は、予め定めた所定の場所においてのみ有効であること
を特徴とする。
【0020】また、請求項7に記載の発明は、プリペイ
ドカードを発行するカード発行会社が、少なくとも有価
価値情報とセキュリティ情報とを記憶するために使用す
る専用記憶領域と、該プリペイドカードを販売するカー
ド販売店が、独自の情報を記憶するために使用する汎用
記憶領域とを備えたプリペイドカードを使用するプリペ
イドカードシステムであって、上記専用記憶領域に記憶
した有価価値情報の残高が予め定めた一定額よりも少な
くなった場合に、貨幣の投入を条件として、上記汎用記
憶領域に有価価値情報を追加記憶する有価価値情報追加
記憶手段を備えたことを特徴とする。
【0021】また、請求項8に記載の発明は、上記した
請求項7に記載の構成に加えて、上記プリペイドカード
には、上記汎用記憶領域に有価価値情報を追加記憶した
ことを記録する追加記憶記録部を設けるとともに、上記
有価価値情報追加記憶手段により上記汎用記憶領域に有
価価値情報を追加記憶した場合に、上記追加記憶記録部
に追加記憶記録を行う追加記憶記録手段を備えたことを
特徴とする。
【0022】また、請求項9に記載の発明は、上記した
請求項7または請求項8に記載の構成に加えて、上記有
価価値情報追加記憶手段により上記汎用記憶領域に有価
価値情報を追加記憶できる回数は、予め定めた所定回数
を上限とすることを特徴とする。
【0023】
【作用】請求項1に記載の発明では、プリペイドカード
システムで使用するプリペイドカードには、プリペイド
カードを発行するカード発行会社が使用する専用記憶領
域と、当該プリペイドカードを販売するカード販売店が
使用する汎用記憶領域とが設けてある。この専用記憶領
域には、少なくとも有価価値情報とセキュリティ情報と
が記憶されている。また、汎用記憶領域には、カード販
売店が、独自の情報を記憶することができる。
【0024】したがって、汎用記憶領域を設けたことに
より、プリペイドカードの利用性を高めることができ
る。
【0025】請求項2に記載した発明では、上記したプ
リペイドカードの汎用記憶領域に、有効情報記憶手段を
用いて所定の条件下においてのみ有効な有効情報を記憶
する。
【0026】プリペイドカードの所有者がプリペイドカ
ードを使用する際には、有効情報読取手段により、汎用
記憶領域に記憶した有効情報を読み取るとともに、有効
情報鑑定手段により、読み取った有効情報の真偽を鑑定
する。
【0027】そして、カード使用許可手段では、有効情
報鑑定手段における鑑定結果が「有効カード」である場
合にのみ当該プリペイドカードの使用を許可する。すな
わち、適正な有効情報が記憶されているプリペイドカー
ドのみにより、遊技を行ったり、買い物をしたり、交通
機関を利用することができるのである。
【0028】一方、有効情報鑑定手段における鑑定結果
が「不正カード」である場合には、当該不正カードを没
収する等の措置をとる。
【0029】したがって、プリペイドカードに共通して
記憶されているセキュリティ情報の他に、独自の有効情
報を記憶させることによりプリペイドカードの真偽の鑑
定を行うので、不正カードの使用を有効に防止すること
が可能となる。
【0030】請求項3に記載した発明では、カード鑑定
手段によりプリペイドカードの真偽を鑑定し、鑑定結果
が「正規カード」である場合にのみ、有効情報記憶手段
により当該既発行のプリペイドカードに有効情報を記憶
する。したがって、カード鑑定手段により、プリペイド
カードの真偽の鑑定を厳重に行うことができるので、不
正カードの使用をさらに有効に防止することができる。
また、有効情報は、カード鑑定手段における厳重なチェ
ックの後に記憶されるので、有効情報鑑定手段で行う真
偽の鑑定を簡略化することができ、有効情報を読み取る
カードリーダライタの構造を簡単なものとすることがで
きる。
【0031】請求項4に記載した発明では、新規なプリ
ペイドカードを発行する際に、プリペイドカード発行機
に設けた有効情報記憶手段により所定の条件下において
のみ有効な有効情報を記憶する。このようにして新規に
発行するプリペイドカードは、不正カードである可能性
が極めて低い。したがって、新規に発行する正規カード
に有効情報を記憶しているので、不正カードの使用をさ
らに有効に防止することができる。
【0032】請求項5に記載の発明では、有効情報記憶
手段により記憶する有効情報は、予め定めた所定期間に
おいてのみ有効である。したがって、予め定めた所定期
間を経過したプリペイドカードは、使用することができ
ないので、所有しているプリペイドカードに対して偽造
工作を行う時間的余裕がなくなり、不正カードの使用を
さらに一層有効に防止することができる。
【0033】請求項6に記載の発明では、有効情報記憶
手段により記憶する有効情報は、予め定めた所定の場所
においてのみ有効である。したがって、予め定めた所定
の場所以外では、プリペイドカードを使用することがで
きないので、不正カードの使用をさらに一層有効に防止
することができる。
【0034】請求項7に記載の発明では、専用記憶領域
に記憶した有価価値情報の残高が予め定めた一定額より
も少なくなった場合には、有価価値情報追加記憶手段に
より、貨幣の投入を条件として、汎用記憶領域に有価価
値情報を追加記憶することができる。したがって、専用
記憶領域に記憶した有価価値情報を使いきってしまい、
緊急に有価価値情報の追加が必要な場合であっても、プ
リペイドカードを追加使用することができるので、プリ
ペイドカードの利用性を高めることができる。
【0035】請求項8に記載の発明では、有価価値情報
追加記憶手段により上記汎用記憶領域に有価価値情報を
追加記憶した場合には、追加記憶記録手段により、プリ
ペイドカードに設けた追加記憶記録部に追加記憶した旨
の表示を行う。したがって、カード発行会社が発行した
オリジナルなプリペイドカードと、カード販売店におい
て有価価値情報を追加記憶したプリペイドカードとを明
確に区別することができる。
【0036】請求項9に記載の発明では、追加記憶手段
により上記汎用記憶領域に有価価値情報を追加記憶でき
る回数は、予め定めた所定回数を上限としている。した
がって、カード発行会社が発行を管理しているプリペイ
ドカードが、カード発行会社の管理を離れて無闇に使用
されることを防止することができる。
【0037】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。なお、以下に説明するプリペイドカードシステ
ムは、遊技カードを使用して遊技媒体である球を貸し出
し、この球を使用して遊技を行うパチンコ機を設置した
パチンコ遊技店におけるカード式遊技システムを例にと
って説明する。
【0038】図1は本発明に係る遊技カードシステムの
概略構成図、図2は遊技カード発行機の正面図、図3は
遊技カード発行機の概略構成を示すブロック図、図4は
遊技カードの正面図、図5は遊技カード発行部の正面図
及び側面図、図6は遊技カード発行部の概略構成を示す
ブロック図、図7、図8は遊技カード発行機における処
理の手順を示したフローチャート、図9は有効情報付与
装置の正面図及び側面図、図10は有効情報付与部の概
略構成を示すブロック図、図11は有効情報付与装置に
おける処理の手順を示したフローチャート、図12は台
間玉貸機の概略構成を示したブロック図、図13はカー
ドリーダライタの側面図、図14、図15は台間玉貸機
における処理の手順を示したフローチャート、図16は
管理装置の概略構成を示したブロック図、図17は管理
装置における処理の一部を示したフローチャートであ
る。
【0039】図1に示すように、本発明に係るカード式
遊技システムにおいては、遊技店内の適宜箇所に遊技カ
ード発行機1、遊技カード2に有効情報を記憶するため
の有効情報付与装置3、代表的な遊技機である複数のパ
チンコ機4…、遊技カード2の挿入に基づき遊技媒体で
ある球を貸し出すためのカード式台間玉貸機5…、遊技
者が獲得した賞球を計数するための玉計数機6、遊技者
が獲得した賞球を賞球数に見合った景品と交換するとと
もに、この景品の在庫等を管理するための景品POS7
等が設置されている。
【0040】上記した各装置は、データの送受信を行う
ため、データ伝送路を介して相互に連絡している。すな
わち、遊技カード発行機1とカード式台間玉貸機5…
は、赤外線等を利用した光通信により中継器8と連絡
し、中継器8は、カードデータ転送装置9と電気的配線
10aにより連絡し、カードデータ転送装置9は、管理
装置11と電気的配線10bにより連絡するとともに、
電話回線12を介してカード発行会社13の管理装置と
電気的に連絡し、管理装置11は、各パチンコ機4…、
玉計数機6、景品POS7と電気的配線10cにより連
絡している。
【0041】なお、各装置間を連絡するデータ伝送路
は、データの送受信を行えればどのような手段でもよ
く、上記した赤外線通信、電気的配線、電話回線等の他
に、光ファイバー通信、無線通信等を利用することもで
きる。また、図1に示した玉貸機は、隣り合うパチンコ
機4,4間に配設されたカード式台間玉貸機5とした
が、遊技店内の適宜箇所に独立して配設した玉貸機であ
ってもよい。
【0042】上記した遊技カード発行機1は、図2、図
3に示すように、筺体20に開閉可能に前面扉21を設
け、前面扉21のほぼ中程に複数のカード発行口22…
を左右に並設し、カード発行口22の下部にはそれぞれ
カード発行スイッチ23を設け、最右側のカード発行ス
イッチ23の下部には投入額表示器24を設け、前面扉
21の下部には釣銭払出口25、紙幣挿入口26を左右
に並設し、前面扉21の左側上部には販売ランプ27、
中止ランプ28が左右に並設してある。
【0043】また、筺体20の内部には、前面扉21を
閉じた場合に、上記カード発行口22に連通する位置に
券種別の遊技カード発行部29を配設し、上記釣銭払出
口25に連通する位置に紙幣払出装置30を配設し、上
記紙幣挿入口26に連通する位置に紙幣識別装置31を
配設し、紙幣払出装置30の左側には、各装置を電気的
に制御するための電気的制御装置32が配設してある。
【0044】上記した電気的制御装置32は、図3に示
すように、データを記憶するデータメモリ領域33、プ
ログラムを記憶したプログラムメモリ領域34とを有す
るメモリ35と、このメモリ35と電気的に接続したマ
イクロプロセッサ36を備えており、I/Oインターフ
ェイス37を介して、上記したカード発行スイッチ2
3、投入額表示器24、販売ランプ27、中止ランプ2
8、遊技カード発行部29、紙幣識別装置31、紙幣払
出装置30と電気的に連絡して、これらの装置を電気的
に制御するとともに、データの送受信を行っている。
【0045】上記した遊技カード発行機1により発行す
る遊技カード2は、図4に示すように、合成樹脂製ある
いは紙製等のカードからなり、遊技カード2の表面ある
いは裏面に、有価価値情報やセキュリティ情報を記憶す
るための磁気記憶部40が設けてある。また、発行店情
報、発行日情報等の情報を記憶するため、バーコード記
憶部41、印字部42等を設けてもよいし、セキュリテ
ィの確実性を期すため、ホログラム記憶部(図示せず)
にセキュリティ情報を記憶するようにしてもよい。さら
に、遊技カード2の残高を記憶するため、パンチ穴穿孔
部43を設け、パンチ穴の穿孔位置により遊技カード2
の残高の概算を示すようにしてもよい。
【0046】また、遊技カード2の表面あるいは裏面に
は、上記した有価価値情報やセキュリティ情報を記憶す
るためにカード発行会社が使用する磁気記憶部40等の
専用記憶領域の他に、各遊技店等が独自に使用すること
ができる汎用記憶領域44が設けてある。この汎用記憶
領域44は、共通記憶領域である磁気記憶部40の一部
を使用してもよいし、この共通記憶領域とは別個に磁気
記憶領域や印字領域等を設けることにより、汎用記録領
域を確保してもよい。
【0047】上記した汎用記憶領域44は、後に詳述す
る有効情報を記憶するほかに、貨幣の投入を条件とし
て、有価価値情報を追加記憶するために使用してもよ
い。例えば、大当たり等の特別遊技が発生した場合に、
大当たり遊技で使用するための持ち球が残り僅かとなっ
てしまったり、全く無くなったような場合には、遊技カ
ード2を使用して、新たな球を借り出して補充する必要
がある。
【0048】この場合、遊技カード2の磁気記憶部40
等の専用記憶領域に記憶した有価価値情報に十分な残高
がある場合には、この有価価値情報の残高内で新たな球
を借り出すことができるので、問題はない。しかし、遊
技カード2の磁気記憶部40等の専用記憶領域に記憶し
た有価価値情報が残り僅かとなったり、帰零してしま
い、遊技者が他に有価価値情報の残高がある遊技カード
2を保持していない場合には、新たな遊技カード2を購
入するため、もよりの遊技カード発行機1へ行かなけれ
ばならない。
【0049】しかし、大当たり等の特別遊技は、予め定
めた所定時間が経過すると終了してしまったり、特別遊
技の継続できなくなったりする。したがって、新たな遊
技カード2を購入している間に、特別遊技が終了した
り、継続遊技が行えなくなるおそれもあり、せっかく特
別遊技が発生しているにも拘わらず、特別遊技の利益を
十分に得ることができずに、遊技の興趣を著しく損ねる
こととなる。
【0050】このため、上記した汎用記憶領域44に、
貨幣の投入を条件として、有価価値情報を追加記憶でき
るようにすれば、わざわざ遊技カード発行機1まで行か
なくても、遊技に必要な球を借り出して補充することが
でき、特別遊技の利益を十分に享受することができる。
【0051】しかし、遊技カード2は、カード発行会社
13によりその発行が統括して管理されているものであ
るため、無闇に有価価値情報の追加記憶ができるものと
すると、カード発行会社13による遊技カード2の管理
が無意味なものとなってしまう。
【0052】したがって、本実施例では、汎用記憶領域
44に対する有価価値情報の追加記憶は、緊急避難的な
ものとし、例えば、磁気記憶部40等の専用記憶領域に
記憶した有価価値情報の残高が200円未満となった場
合にのみ、汎用記憶領域44への有価価値情報の追加記
憶ができるとともに、汎用記憶領域44への有価価値情
報の追加記憶は、予め定めた所定回数、例えば5回まで
とする。また、有価価値情報の追加記憶に使用できる貨
幣は、遊技に最低限必要な球を貸し出せればよいので、
1000円札のみとする。さらに、汎用記憶領域44に
記憶した有価価値情報は、予め定めた所定期間、例えば
1年間のみ有効とする。
【0053】このように、汎用記憶領域44に有価価値
情報を追加記憶できるので、遊技に使用する持ち球が残
り僅かとなった場合に、たまたま大当たり等の特別遊技
が発生し、遊技に使用する球を借り出すのに十分な有価
価値情報が残っていない遊技カード2しか持っていない
場合であっても、汎用記憶領域44に新たに有価価値情
報を追加記憶することにより遊技を続行することができ
る。すなわち、緊急に追加球が必要な場合に、一旦遊技
を中断し、遊技カード発行機1まで行って新たな遊技カ
ード2を購入する必要はなく、特別遊技の利益を十分に
享受することができるので、遊技の興趣を損なうことが
ない。
【0054】また、汎用記憶領域44に有価価値情報の
追加記憶を可能とすると、当該遊技カード2がハウスカ
ードとして機能するので、カード発行会社13による管
理が不要となる。したがって、カード発行会社13と当
該遊技店との間で決済を行う必要がなくなり、遊技カー
ド2の管理を簡略化することができる。
【0055】また、本実施例では、汎用記憶領域44を
使用して有価価値情報の追加記憶を行った旨を表示し
て、遊技カード2の管理主体を明確にするため、遊技カ
ード2の適宜位置に追加記憶記録部45を設け、この追
加記憶記録部45に、有価価値情報の追加記憶を行った
旨及び追加記憶回数を表示するようにしてある。
【0056】尚、汎用記憶領域44には、上記した有効
情報や追加有価価値情報を記憶する他に、当該遊技カー
ド2を使用して行った遊技における「大当たり」の発生
回数等の遊技データや、当該遊技カード2を使用して購
入した商品の金額等を記憶するために使用してもよい。
【0057】上記した遊技カード発行部29は、図5に
示すように、券種別の遊技カード2を1枚宛発行するた
めの装置であり、遊技カード発行機1の前方上部に設け
た遊技カード格納ケース50からカード発行口51に向
かってU字状のカード搬送路52を設けてある。そし
て、このカード搬送路52には、遊技カード格納ケース
50から遊技カード発行部29の奥に向かって、カード
取出装置53と、第1カード鑑定装置54とを設け、遊
技カード2の折り返し位置にはカード転送装置55を設
け、カード発行口51に向かって折り返したカード搬送
路52には、カード搬送路切替装置56と、カード導出
装置57とが設けてある。また、カード搬送路切替装置
56内のカード搬送路52からは、不適正カード搬送路
58が分岐しており、不適正カード搬送路58は、遊技
カード発行部29の下部に設けたカード没収タンク59
に連通している。そして、遊技カード格納ケース50の
遊技カード取出口60が対向する位置には、カードセン
サ61が設けてある。さらに、カード転送装置55の下
部には、遊技カード発行部29に設けた各機器を制御す
るための電気的制御装置62が設けてある。
【0058】遊技カード発行部29を構成する各装置に
ついて、さらに詳しく説明する。上記したカード取出装
置53は、遊技カード格納ケース50内に格納された遊
技カード2を一枚宛取り出すための装置であり、それぞ
れの遊技カード発行機17に対応して設けたカード発行
スイッチ53が操作されると、カード取出装置53によ
り遊技カード格納ケース50の遊技カード取出口60か
ら遊技カード2が1枚ずつ取り出される。
【0059】上記した第1カード鑑定装置54は、カー
ドリーダライタからなり、遊技カード2の真偽を鑑定し
て、遊技カード2が「正規カード」である場合にのみ、
遊技カード2の汎用記憶領域44に有効情報が書き込ま
れる。すなわち、この第1カード鑑定装置54が、遊技
カード発行機1におけるカード鑑定手段及び有効情報記
憶手段として機能する。
【0060】この第1カード鑑定装置54で鑑定する遊
技カード2の真偽は、例えば、遊技カード2に記憶され
たセキュリティ情報である。なお、遊技カード2の真偽
を鑑定する項目は、このセキュリティ情報の他に、遊技
カード2のサイズ、使用金額の概算を示すパンチ穴等、
他の項目について鑑定をおこなってもよい。しかし、遊
技カード格納ケース50に格納されて遊技カード発行部
29により発行される遊技カード2は、カード発行会社
13により発行された未使用の遊技カード2であるた
め、カード発行の段階で偽造カード等の不正カードが混
入するおそれは極めて少ない。したがって、遊技カード
2に記憶されたセキュリティ情報のチェックのみでも、
不正カードの使用を十分に防止することができる。さら
に、遊技カード発行部29から発行される遊技カード2
が、既に厳重にセキュリティのチェックが行われたもの
である場合には、第1カード鑑定装置54による真偽の
鑑定を行わずに、直ちに有効情報を記憶するようにして
もよい。
【0061】第1カード鑑定装置54により書き込まれ
る有効情報は、例えば、有効時間情報や有効遊技店情報
からなる。この有効時間情報とは、遊技カード2を発行
してから所定時間、例えば、当日のみ有効であるとか、
あるいは数時間のみ有効であるというように、有効時間
を限定した情報である。また、有効遊技店情報とは、例
えば、遊技カード2を発行した当該遊技店においてのみ
有効であるとか、あるいは当該遊技店のチェーン店にお
いてのみ有効であるというように、使用場所を限定した
情報である。
【0062】この有効情報を遊技カード2に記憶する際
には、有効情報の解読による偽造カードの作成を防止す
るため、暗号により有効情報を隠匿することが好まし
い。
【0063】有効情報の隠匿は、種々の暗号作成方法に
基づき行われる。暗号作成方法の一例を示すと、「0」
と「1」を複数個並べた暗号テーブルを作成し、この暗
号テーブルを第1カード鑑定装置54及び台間玉貸機5
で記憶する。そして、第1カード鑑定装置54では、有
効情報を二進数に変換して、順次、暗号テーブルの暗号
に基づき加算を行い、有効情報を暗号化して遊技カード
2に記憶する。台間玉貸機5では、この暗号化された有
効情報を読み取って、暗号テーブルの暗号に基づき減算
を行って、暗号を解読すればよい。さらに、暗号テーブ
ルにおける暗号作成位置及び暗号読出位置を適宜変更し
て、第1カード鑑定装置54及び台間玉貸機5に更新記
憶するようにすれば、暗号の解読が殆ど不可能となり、
有効情報の隠匿性をさらに高めることができる。
【0064】上記したカード転送装置55は、第1カー
ド鑑定装置54により真偽が鑑定され、有効情報が書き
込まれた遊技カード2をカード発行口51に向かって反
転して搬送するための装置である。搬送された遊技カー
ド2は、このカード転送装置55により搬送方向が反転
され、カード発行口51に向かってさらに搬送され、カ
ード発行口51から排出される。
【0065】上記したカード搬送路切替装置56は、第
1カード鑑定装置54により不正カードであると判定さ
れた遊技カード2をカード没収タンク59へ導くための
装置である。不正な遊技カード2は、カード搬送路切替
装置56によりカード搬送路52が不適正カード搬送路
58に切り替えられて、カード没収タンク59内に没収
される。
【0066】上記したカードセンサ61は、遊技カード
格納ケース50内のカードの残量を検出するための装置
で、カードセンサ61が、遊技カード2を検出しなくな
ると、遊技カード格納ケース50内に装填された遊技カ
ード2が無くなった旨の信号が、管理装置11等に対し
て送信される。
【0067】上記したカード発行部29の他に遊技カー
ド発行機1を構成する各装置を、それぞれ説明する。カ
ード発行スイッチ23…は、各遊技カード発行部29に
よるカード発行を指示するためのスイッチであり、各遊
技カード発行部29から発行される遊技カード2の金額
に対応して、1000円スイッチ、2000円スイッ
チ、5000円スイッチ、10000円スイッチから構
成されている。
【0068】紙幣識別装置31は、紙幣挿入口26から
投入された紙幣の真偽を鑑定するとともに金額を判別す
るための装置であり、投入された紙幣は、紙幣識別装置
31内に取り込まれるとともに、投入金額が投入額表示
器24に表示される。この投入額表示器24は、複数の
7セグメント表示器、液晶表示器、ドットマトリックス
表示器等からなる。
【0069】紙幣払出装置30は、紙幣挿入口26から
紙幣識別装置31内に取り込まれた紙幣の金額が、カー
ド発行スイッチ23により選択した遊技カード2の金額
を上回った場合に、差額を釣り銭として払い出すための
装置であり、相当する釣り銭が釣銭払出口25から払い
出される。なお、本実施例においては、発行する遊技カ
ード2が1000円単位であるため、釣り銭は紙幣のみ
で払い出されるが、発行する遊技カード2の種別によっ
ては、釣り銭として硬貨を払い出す装置を設けてもよ
い。
【0070】販売ランプ27及び中止ランプ28は、遊
技カード発行機1における販売可能状況を表示するため
のランプで、遊技カード2の発行が可能な場合には、販
売ランプ27が点灯し、遊技カード2の発行ができない
場合には、中止ランプ28が点灯する。
【0071】上記した電気的制御装置62は、図6に示
すように、データを記憶するデータメモリ領域63、プ
ログラムを記憶したプログラムメモリ領域64とを有す
るメモリ65と、このメモリ65と電気的に接続したマ
イクロプロセッサ66を備えており、I/Oインターフ
ェイス67を介して、上記したカードセンサ61、カー
ド取出装置53、第1カード鑑定装置54、カード転送
装置55、カード搬送路切替装置56、カード導出装置
57と電気的に連絡して、これらの装置を電気的に制御
するとともに、データの送受信を行っている。
【0072】図7に示したフローチャートに基づき、上
記した遊技カード発行機1における遊技カード2の発行
手順を説明する。遊技カード発行機1において処理がス
タートすると、まず遊技カード発行機1の電気的制御装
置32等の初期化を行う(S1)。
【0073】そして、有効情報を隠匿するための暗号の
変更が、後に詳述する管理装置11により指示されたか
どうかを判断する(S2)。ここで、暗号の変更が指示
された場合には、暗号テーブルを変更したり、あるい
は、暗号テーブルにおける暗号作成位置及び暗号読出位
置を変更する(S3)。なお、この暗号変更処理(S
3)は、予め定めた所定の間隔毎、例えば、3時間毎等
に行うが、暗号が漏洩したおそれがある場合には、適宜
暗号を変更するようにしてもよい。
【0074】一方、暗号変更指示判断処理(S2)にお
いて、暗号変更ではないと判断した場合には、紙幣識別
装置31に紙幣が投入されたかどうかを判断する(S
4)。ここで、紙幣が投入されない場合には、暗号変更
指示判断処理(S2)へ戻る。
【0075】そして、紙幣が投入された場合には、投入
された紙幣が真正な紙幣かどうかを判断する(S5)。
ここで、紙幣が真正ではないと判断した場合には、紙幣
を返却して(S6)、暗号変更指示判断処理(S2)へ
戻る。
【0076】一方、投入紙幣識別処理(S5)におい
て、投入された紙幣が真正なものであると判断した場合
には、投入額表示器24に投入金額を表示し(S7)、
カード発行スイッチ23が操作されるのを待つ(S
8)。なお、紙幣が投入された際にタイマをスタートさ
せ、予め定めた所定時間内、例えば1分以内にカード発
行スイッチ23が操作されない場合には、紙幣を返却す
るようにしてもよい。
【0077】カード発行スイッチ23が操作されると、
投入された金額により、指定された遊技カード2を購入
可能であるかどうかを判断し(S9)、発行する遊技カ
ード2が投入金額以内であると判断した場合には、カー
ド取出装置53により遊技カード格納ケース50内の遊
技カード2を一枚宛取り出す(S10)。
【0078】そして、第1カード鑑定装置54により取
り出した遊技カード2のセキュリティ情報等を鑑定し
(S11)、不正カードであると判断した場合には、カ
ード搬送路切替装置56によりカード搬送路52を不適
正カード搬送路58に切り替えて、遊技カード2をカー
ド没収タンク59内に没収して(S12)、再び新たな
遊技カード2を取り出す(S10)。
【0079】一方、カード鑑定処理(S11)におい
て、正規カードであると判断した場合には、当該遊技カ
ード2に有効情報を記憶して(S13)、カード導出装
置57によりカード発行口51から遊技カード2を発行
する(S14)。
【0080】次に、投入した金額が、発行した遊技カー
ド2の金額を上回っているかどうかを判断し(S1
5)、釣り銭が必要な場合には、紙幣払出装置30によ
り釣り銭を払い出して(S16)、暗号変更指示判断処
理(S2)へ戻る。一方、釣り銭の払い出しを行わない
場合には、上記した釣り銭払出処理(S16)はスキッ
プする。
【0081】図9(A),(B)に基づき、有効情報付
与装置3を説明する。この有効情報付与装置3は、筺体
70の前面に遊技カード挿入口71と遊技カード排出口
72とを上下に並設し、筺体70の内部には、上記カー
ド遊技カード挿入口71と遊技カード排出口72に連通
する位置に有効情報付与部73が設けてある。
【0082】この有効情報付与部73には、図9(B)
に示すように、遊技カード挿入口71から遊技カード排
出口72に向かってU字状のカード搬送路74を設けて
ある。そして、このカード搬送路74には、遊技カード
挿入口71から有効情報付与部73の奥に向かって、カ
ード挿入センサ75と、第2カード鑑定装置76と、有
効情報記憶装置77とを設け、遊技カード2の折り返し
位置にはカード転送装置78を設け、カード排出口72
に向かって折り返したカード搬送路74には、カード搬
送路切替装置79と、カード導出装置80とが設けてあ
る。また、カード搬送路切替装置79内のカード搬送路
74からは、不適正カード搬送路81が分岐しており、
不適正カード搬送路81は、有効情報付与部73の下部
に設けたカード没収タンク82に連通している。さら
に、カード転送装置78の下部には、有効情報付与部7
3に設けた各機器を制御するための電気的制御装置83
が設けてある。
【0083】有効情報付与部73を構成する各装置につ
いて、さらに詳しく説明する。上記したカード挿入セン
サ75は、挿入された遊技カード2を検出して、遊技カ
ード2を有効情報付与部73内に取り込むための装置で
あり、遊技カード挿入口71から挿入された遊技カード
2がカード挿入センサ75によって検出されると、遊技
カード2はカード搬送路74上を遊技カード排出口72
に向かって搬送される。
【0084】上記した第2カード鑑定装置76は、遊技
カード2の真偽を鑑定するための装置である。すなわ
ち、この第2カード鑑定装置76が、有効情報付与装置
3におけるカード鑑定手段として機能する。
【0085】この第2カード鑑定装置76では、例え
ば、遊技カード2に記憶されたセキュリティ情報、遊技
カード2のサイズ、使用金額の概算を示すパンチ穴等、
複数の項目にわたって遊技カード2の真偽の鑑定が行わ
れる。すなわち、上記した遊技カード発行機1における
遊技カード2の真偽鑑定よりも厳重な真偽鑑定が行われ
るのである。これは、有効情報付与装置3において鑑定
する遊技カード2は、既に発行済みの遊技カード2であ
り、偽造カード等の不正カードが混在しているおそれが
あるためである。このように、複数の項目にわたり多面
的に遊技カード2の真偽を鑑定することにより、不正カ
ードの使用を有効に防止することができる。
【0086】有効情報記憶装置77は、遊技カード2の
汎用記憶領域44に有効情報を記憶するための装置であ
り、例えば、磁気記憶装置を用いて、汎用記憶領域44
である磁気記憶部40に有効情報を書き込む。この有効
情報記憶装置77が、有効情報付与装置3における有効
情報記憶手段として機能する。
【0087】有効情報記憶装置77により書き込まれる
有効情報は、上記した、遊技カード発行機1で書き込ま
れる有効情報と同様の情報であり、例えば、有効時間情
報及び有効遊技店情報からなる。この場合も、有効情報
の解読による偽造カードの作成を防止するため、暗号に
より有効情報を隠匿することが好ましい。有効情報の隠
匿方法は、上記した遊技カード発行機1における場合と
同様である。
【0088】上記したカード転送装置78は、第2カー
ド鑑定装置76により真偽が鑑定され、有効情報が書き
込まれた遊技カード2を遊技カード排出口72に向かっ
て反転して搬送するための装置である。搬送された遊技
カード2は、このカード転送装置78により搬送方向が
反転され、遊技カード排出口72に向かってさらに搬送
され、遊技カード排出口72から有効情報付与装置3の
外部に排出される。
【0089】上記したカード搬送路切替装置79は、第
2カード鑑定装置76により不正カードであると判定さ
れた遊技カード2をカード没収タンク82へ導くための
装置である。不正な遊技カード2は、カード搬送路切替
装置79によりカード搬送路74が不適正カード搬送路
81に切り替えられて、カード没収タンク82内に没収
される。
【0090】上記した電気的制御装置83は、図10に
示すように、データを記憶するデータメモリ領域84、
プログラムを記憶したプログラムメモリ領域85とを有
するメモリ86と、このメモリ86と電気的に接続した
マイクロプロセッサ87を備えており、I/Oインター
フェイス88を介して、上記したカード挿入センサ7
5、第2カード鑑定装置76、有効情報記憶装置77、
カード転送装置78、カード搬送路切替装置79、カー
ド導出装置80と電気的に連絡して、これらの装置を電
気的に制御するとともに、データの送受信を行ってい
る。
【0091】なお、上記した有効情報付与装置3は、遊
技店内の適宜箇所に設置されるが、有効情報付与装置3
を別個に設けるのではなく、上記した遊技カード発行機
1と一体に設けることもできる。有効情報付与装置3を
遊技カード発行機1と一体に設けた場合には、有効情報
付与装置3を設けるスペースが節約され、遊技店内のス
ペースを有効に利用することが可能となる。
【0092】図11に示したフローチャートに基づき、
上記した有効情報付与装置3における有効情報付与の手
順を説明する。有効情報付与装置3において処理がスタ
ートすると、まず有効情報付与部73の電気的制御装置
83等の初期化を行う。(S20)
【0093】そして、有効情報を隠匿するための暗号の
変更が、後に詳述する管理装置11により指示されたか
どうかを判断する(S21)。ここで、暗号の変更が指
示された場合には、暗号テーブルを変更したり、あるい
は、暗号テーブルにおける暗号作成位置及び暗号読出位
置を変更する(S22)。なお、この暗号変更処理は、
予め定めた所定の間隔毎、例えば、3時間毎等に行う
が、暗号が漏洩したおそれがある場合には、適宜暗号を
変更するようにしてもよい。
【0094】一方、暗号変更指示判断処理(S21)に
おいて、暗号変更ではないと判断した場合には、遊技カ
ード2が遊技カード挿入口71に挿入されて、カード挿
入センサ75が遊技カード2を検出したかどうかを判断
する(S23)。
【0095】そして、遊技カード挿入口71から遊技カ
ード2が挿入されてカード挿入センサ75が遊技カード
2を検出すると、当該遊技カード2を有効情報付与部7
3内に取り込み(S24)、第2カード鑑定装置76に
より、遊技カード2に記憶されたセキュリティ情報、遊
技カード2のサイズ、使用金額の概算を示すパンチ穴
等、複数の項目にわたって遊技カード2の真偽の鑑定を
行う(S25)。一方、カード挿入判断処理(S23)
において、遊技カード2が挿入されていないと判断した
場合には、暗号変更指示判断処理(S21)へ戻る。
【0096】上記したカード鑑定処理(S25)におい
て、正規カードであると判断した場合には、有効情報記
憶装置77により当該遊技カード2の汎用記憶領域44
に所定の有効情報を書き込み(S26)、カード導出装
置57により、当該遊技カード2を遊技カード排出口7
2から排出し(S27)、暗号変更指示判断処理(S2
1)へ戻る。
【0097】一方、カード鑑定処理(S25)におい
て、不正なカードであると判断した場合には、カード搬
送路切替装置79によりカード搬送路74を不適正カー
ド搬送路81に切り替えて、カード没収タンク82内に
当該不正カードを没収し(S28)、暗号変更指示判断
処理(S21)へ戻る。なお、カード没収タンク82内
に不正カードを没収すると同時に、管理装置11に対し
て不正カードを没収した旨の信号を送出したり、警報ブ
ザーや警報ランプ等からなる警報装置(図示せず)によ
り、警報を発するようにしてもよい。また、カード鑑定
処理(S25)において、遊技カード2に記憶した有価
価値情報を読み取り、有価価値の残高がない遊技カード
2は、帰零カードとしてカード没収タンク82内に没収
するようにしてもよい。
【0098】上記したカード式台間玉貸機5を、図1お
よび図12に基づいて説明する。このカード式台間玉貸
機5は、パチンコ機4とパチンコ機4との間に設置され
ており、前面には、追加記憶スイッチ90と、紙幣を投
入する紙幣投入口91と、表示部92が設けてあり、カ
ード式台間玉貸機5の内部には、紙幣投入口91に連通
する位置に紙幣識別装置93が設けてある。
【0099】また、カード式台間玉貸機5は、データを
記憶するデータメモリ領域94と、プログラムを記憶し
たプログラムメモリ領域95とを有するメモリ96と、
このメモリ96と電気的に接続したマイクロプロセッサ
97を備えており、I/Oインターフェイス98を介し
て、玉貸スイッチ99、返却スイッチ100、玉貸設定
スイッチ101、LED群102、表示部92、カード
リーダライタ103、データ変換器104、紙幣識別装
置93、球排出装置105と電気的に接続している。
【0100】上記したカードリーダライタ103は、遊
技カード2の真偽を判定するとともに、記憶された有価
価値情報の読み取り及び減算書き込みを行うための装置
で、図13に示すように、前面に遊技カード挿入口11
0を設けるとともに、内部には一対のローラ111,1
11を設け、このローラ111,111に搬送ベルト1
12を掛け渡してカード搬送路とし、奥側の駆動用ロー
ラ111にステップモータ等からなる駆動モータ113
を連絡して、搬送ベルト112を駆動している。また、
カード搬送路上には、遊技カード挿入口110からカー
ドリーダライタ103の奥部に向かって、カード挿入セ
ンサ114、読取ヘッド115、書込ヘッド116、印
字ヘッド117、カード反転位置検出センサ118が配
設してある。
【0101】上記したカードリーダライタ103を構成
する各装置を、さらに詳しく説明する。上記したカード
挿入センサ114は、遊技カード2の挿入を検出して駆
動モータ113の駆動を開始させるためのセンサであ
る。
【0102】上記した読取ヘッド115は、遊技カード
2に記憶した有価価値情報、有効情報等を読み取るため
の装置である。この読取ヘッド115が有効情報読取手
段として機能し、メモリ96とマイクロプロセッサ97
からなる電気的制御装置119が、有効情報鑑定手段及
びカード使用許可手段として機能する。
【0103】上記した書込ヘッド116は、遊技カード
2に記憶した有価価値情報から使用した有価価値を減算
して記憶するとともに、汎用記憶領域44に有価価値情
報を追加記憶するための装置である。この書込ヘッド1
16が、有価価値情報追加記憶手段として機能する。
【0104】上記した印字ヘッド117は、汎用記憶領
域44に有価価値情報の追加記憶を行った場合に、遊技
カード2の追加記憶記録部45に追加記憶回数表示を印
字するための装置である。この印字ヘッド117が、追
加記憶記録手段として機能する。
【0105】上記したカード反転位置検出センサ118
は、遊技カード挿入口110からカードリーダライタ1
03内に取り込んだ遊技カード2を、再び遊技カード挿
入口110に向かって搬送するための反転位置を検出す
るためのセンサである。
【0106】上記した台間玉貸機5を構成する他の装置
を説明する。上記した追加記憶スイッチ90は、汎用記
憶領域44に対する有価価値情報の追加記憶を指示する
ためのスイッチであり、紙幣識別装置93は、有価価値
情報の追加記憶のために紙幣投入口91から投入した紙
幣の真偽を鑑定するための装置であり、表示部92は、
有効情報が記憶されていなかったり、無効な有効情報が
記憶された遊技カード2が挿入された場合に、無効な遊
技カード2が挿入された旨や、有効情報の記憶を促す旨
等を表示するための装置である。尚、本実施例では、有
価価値情報の追加記憶のために投入する紙幣は、100
0円札のみとするが、有価価値情報の追加記憶のために
投入する貨幣は、紙幣のみではなく、500円玉等の硬
貨であってもよい。この場合には、紙幣識別装置93で
はなく、硬貨の真偽を鑑定する硬貨識別装置を設ける必
要がある。
【0107】また、玉貸スイッチ99は、遊技者の操作
に基づき遊技媒体である球の貸し出しを行うためのスイ
ッチであり、返却スイッチ100は、遊技者の操作に基
づきカードリーダライタ103内に取り込まれた遊技カ
ード2を返却するためのスイッチであり、玉貸設定スイ
ッチ101は、遊技者の操作に基づき1回の玉貸スイッ
チ99の操作により貸し出す単位球数を設定するための
スイッチであり、LED群102は、カード式台間玉貸
機5の故障情報や遊技カード2の残高表示等を行うため
の複数のLEDでり、データ変換器104は、球の貸し
出し数等のデータを中継器8へ送信するため、光通信用
データに変換するための装置であり、球排出装置105
は、玉貸しスイッチ99の操作に基づき、所定数の球を
排出するための装置である。
【0108】図14および図15に示したフローチャー
トに基づき、上記した台間玉貸機5における玉貸し手順
を説明する。台間玉貸機5において処理がスタートする
と、まず台間玉貸機5の電気的制御装置118等の初期
化を行う(S30)。
【0109】そして、有効情報を隠匿するための暗号の
変更が、後に詳述する管理装置11により指示されたか
どうかを判断する(S31)。ここで、暗号の変更が指
示された場合には、暗号テーブルを変更したり、あるい
は、暗号テーブルにおける暗号作成位置及び暗号読出位
置を変更する(S32)。なお、この暗号変更処理(S
32)は、予め定めた所定時間毎、例えば、3時間毎に
行うが、暗号が漏洩したおそれがある場合には、適宜変
更するようにしてもよい。
【0110】一方、暗号変更指示判断処理(S31)に
おいて、暗号変更ではないと判断した場合には、遊技カ
ード挿入口110からカードリーダライタ103に遊技
カード2が挿入されて、カード挿入センサ114が遊技
カード2を検出したかどうかを判断する(S33)。そ
して、遊技カード2が挿入されて、カード挿入センサ1
14が遊技カード2を検出したと判断した場合には、駆
動モータ113を駆動してカードリーダライタ103内
に遊技カード2を取り込む(S34)。一方、カード挿
入判断処理(S33)において遊技カード2が挿入され
ていないと判断した場合には、暗号変更指示判断処理
(S31)へ戻る。
【0111】そして、読取ヘッド115により汎用記憶
領域44に記憶した有効情報を読み取り、当該遊技カー
ド2が有効カードであるかどうかを判断する(S3
5)。
【0112】尚、有効な遊技カード2であるかどうかの
判断では、有効情報のみのチェックではなく、専用記憶
領域である磁気記憶部40に記憶したセキュリティデー
タのチェックを合わせて行うようにしてもよい。このよ
うに、セキュリティデータのチェックを合わせて行うよ
うにすれば、遊技カード2の真偽鑑定をさらに厳重に行
うことができる。
【0113】この有効カード判断処理(S35)におい
て、有効カードでないと判断した場合、すなわち、有効
時間が経過したり、有効場所以外で使用しようとした無
効な遊技カード2であると判断したり、あるいは有効情
報が記憶されていなかったり、暗号変更後にそれ以前の
暗号に基づいて有効情報が記憶されている遊技カード2
であると判断したり、さらには偽造された遊技カード2
であると判断した場合には、表示部92に、有効情報付
与装置3において遊技カード2の鑑定を促す旨の表示を
行い(S36)、カード排出処理(S41)を行って、
遊技カード2をカードリーダライタ103外へ排出し、
暗号変更指示判断処理(S31)へ戻る。なお、偽造カ
ードであると判断した場合には、カード排出処理(S4
1)を行わずに、管理装置11に対して不正カードであ
る旨の信号を送出したり、警報ブザーや警報ランプ等か
らなる警報装置(図示せず)により、警報を発するよう
にしてもよい。
【0114】上記した球貸機5の有効カード判断処理
(S35)において、有効時間が経過したり、有効場所
以外で使用されたり、有効情報の記憶がなかったり、暗
号変更後にそれ以前の暗号により記憶された有効情報で
あるとして、無効な遊技カード2であると判断された場
合には、改めて有効情報付与装置3による当該遊技カー
ド2の鑑定を行えばよい。そして、この有効情報付与装
置3における鑑定で、正規カードであると判断されて有
効情報が記憶されれば、球貸機5で当該遊技カード2を
使用することができる。したがって、遊技者に不利益を
与えることなく不正カードの使用を防止することができ
る。
【0115】そして、有効カード判断処理(S35)に
おいて、有効カードであると判断した場合には、遊技カ
ード2に記憶された有価価値(情報)に残高があるかど
うかを判断し(S37)、有価価値が球貸しに必要な残
高を有していると判断した場合には、玉貸処理(S3
8)を行って、有価価値の残高の範囲内で球の貸し出を
行う。
【0116】次に、返却スイッチ100が操作されて、
遊技カード2の返却が指示されたかどうかを判断し(S
39)、返却スイッチ100が操作されていない場合に
は、有価価値の残高判断処理(S37)へ戻る。一方、
返却スイッチ100が操作されて、遊技カード2の返却
が指示された場合には、使用した有価価値を減算して遊
技カード2に再記憶し(S40)、カード排出処理(S
41)を行って、遊技カード2を遊技者に返却し、暗号
変更指示判断処理(S31)へ戻る。
【0117】また、上記した有価価値の残高判断処理
(S37)において、有価価値が球貸しに必要な残高を
有していないと判断した場合、例えば、有価価値の残高
が200円未満であると判断した場合には、表示部92
に、有価価値が球貸しに必要な残高を有していない旨の
表示を行う(S42)。そして、追加記憶スイッチ90
が操作されたかどうかを判断し(S43)、追加記憶ス
イッチ90が操作された場合には、紙幣の投入を待つ
(S44)。尚、追加記憶スイッチ90が操作されたに
も拘わらず、予め定めた所定時間内に紙幣が投入されな
い場合には、カード排出処理(S41)へ移行するよう
にしてもよい。
【0118】次に、投入された紙幣が真正な紙幣である
かどうかを判断し(S45)、真正な紙幣であると判断
した場合には、汎用記憶領域44に有価価値情報を追加
記憶するとともに(S46)、追加記憶記録部45に追
加記憶回数を表示して(S47)、残高判断処理(S3
7)へ戻る。
【0119】一方、追加記憶判断処理(S43)におい
て、予め定めた所定時間内に、追加記憶スイッチ90が
操作されないと判断した場合には、カード排出処理(S
41)を行って、遊技カードを遊技者に返却し、暗号変
更指示判断処理(S31)へ戻る。
【0120】また、紙幣鑑定処理(S45)において、
不正な紙幣であると判断した場合には、紙幣を返却して
(S48)、紙幣投入判断処理(S44)へ戻る。
【0121】上記した管理装置11を図16に基づいて
説明する。この管理装置11は、データを記憶するデー
タメモリ領域120、プログラムメモリを記憶したプロ
グラムメモリ領域121とを有するメモリ122と、こ
のメモリ122と電気的に接続したマイクロプロセッサ
123を備えており、I/Oインターフェイス124を
介して、パチンコ機4…(台間玉貸機5)、遊技カード
発行機1、有効情報付与装置3、玉計数機6、景品PO
S7、ハードディスク記憶装置やRAM等からなる外部
記憶装置125、CRT等からなる表示装置126、テ
ンキー等からなる入力部127と電気的に連絡してい
る。
【0122】図17に示したフローチャートに基づい
て、上記した管理装置11における処理の手順のうち、
管理装置11で行う暗号変更指示処理について説明す
る。管理装置11では、パチンコ機4、遊技カード発行
機1、有効情報付与装置3、玉計数機6、景品POS7
等の管理制御を行うメインルーチンに対して、種々の割
込処理を行っている。
【0123】遊技カード発行装置1と有効情報付与装置
3と台間玉貸機5(玉貸機能を備えたパチンコ機4)と
に対する暗号変更指示処理は、この割込処理によって行
われる。この暗号変更指示処理では、まず、暗号テーブ
ルの変更を行うかどうかを判断し(S50)、暗号テー
ブルの変更を行う場合には、乱数を用いて作成した暗号
テーブルを、遊技カード発行装置1と有効情報付与装置
3と台間玉貸機5とに対して送信する(S51)。
【0124】一方、暗号テーブルの変更を行わない場合
には、暗号作成位置及び暗号読出位置の変更を行うかど
うかを判断し(S52)、暗号作成位置及び暗号読出位
置の変更を行う場合には、暗号テーブルにおける暗号作
成位置及び暗号読出位置を、遊技カード発行装置1と有
効情報付与装置3と台間玉貸機5とに対して送信し(S
53)、処理を復帰する。
【0125】また、暗号テーブルの変更、または暗号作
成位置及び暗号読出位置の変更を行わない場合には、上
記した各処理(S51,S53)をスキップして、処理
を復帰する。
【0126】上記したように、本発明は、正規カードの
鑑定を行った後、正規カードに対して、予め定めた所定
時間あるいは所定場所においてのみ有効な有効情報を記
憶している。したがって、発行当日及び当該発行店にお
いてプリペイドカードを使いきってしまうことが通常で
あるカード式遊技システムに本発明を応用すると、有効
時間あるいは有効遊技店を狭い範囲で限定することがで
き、偽造カード作成者に対して偽造カードを作成する余
裕を与えないので、特に有効に不正カードの使用を防止
することができる。
【0127】なお、上記した実施例では、代表的な遊技
機としてパチンコ機4を例にとって説明したが、遊技機
は、プリペイドカードを使用して遊技媒体を貸し出す遊
技機であればどのような遊技機であってもよく、例え
ば、アレンジボール式遊技機や、パチスロ遊技機等に応
用することもできる。
【0128】また、本発明は、上記した遊技カード2だ
けではなく、テレホンカード、コンビニエンスストアや
百貨店等で使用するプリペイドカード、交通機関で使用
するプリペイドカード、ゴルフ練習場で使用するプリペ
イドカード等、他の種類のプリペイドカードにも応用す
ることができる。
【0129】
【発明の効果】本発明は、上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。請求
項1記載の発明では、プリペイドカードに設けた汎用記
憶領域には、カード販売店が、独自の情報を記憶するこ
とができる。
【0130】したがって、汎用記憶領域を設けたことに
より、プリペイドカードの利用性を高めることができる
とともに、カード販売店において固有の活用ができる。
【0131】また、請求項2に記載した発明では、プリ
ペイドカードに設けた汎用記憶領域に、有効情報記憶手
段を用いて所定の条件下においてのみ有効な有効情報を
記憶し、プリペイドカードを使用する際に、有効情報読
取手段により、汎用記憶領域に記憶した有効情報を読み
取るとともに、有効情報鑑定手段により、読み取った有
効情報の真偽を鑑定する。そして、カード使用許可手段
では、鑑定結果が有効なプリペイドカードに対してのみ
当該プリペイドカードの使用を許可している。
【0132】このようにして、プリペイドカードに共通
して記憶されているセキュリティ情報の他に、独自の有
効情報を記憶させることによりプリペイドカードの真偽
の鑑定を行っている。したがって、プリペイドカードの
真偽の鑑定を厳重に行うことができるので、不正カード
の使用を有効に防止することが可能となる。
【0133】また、請求項3に記載した発明では、カー
ド鑑定手段により既発行のプリペイドカードの真偽を鑑
定し、鑑定結果が「正規カード」である場合にのみ、有
効情報記憶装置により当該既発行のプリペイドカードに
有効情報を記憶している。したがって、カード鑑定手段
により、既発行のプリペイドカードの真偽の鑑定を厳重
に行うことができるので、不正カードの使用をさらに有
効に防止することが可能となる。
【0134】また、有効情報は、カード鑑定手段におけ
る厳重なチェックの後に記憶されるので、有効情報鑑定
手段で行う真偽の鑑定を簡略化することができ、有効情
報を読み取るカードリーダライタの構造を簡単なものと
することができる。このため、複数台設置することが必
要なカードリーダライタを安価に制作することができる
とともに、カードリーダライタを取り付ける機器の構造
も簡単なものとすることができるので、設備コストを低
減することが可能となる。
【0135】また、請求項4に記載の発明では、新規な
プリペイドカードを発行する際に、プリペイドカード発
行機に設けた有効情報記憶装置により所定の条件下にお
いてのみ有効な有効情報を記憶する。したがって、未使
用であって、不正カードである可能性が極めて低い新規
カードに有効情報を記憶しているので、不正カードの使
用をさらに有効に防止することが可能となる。
【0136】また、請求項5に記載の発明では、有効情
報記憶手段により記憶する有効情報は、予め定めた所定
期間においてのみ有効である。したがって、予め定めた
所定期間を経過したプリペイドカードは、使用すること
ができない。すなわち、所有しているプリペイドカード
に対して、記憶した暗号を読み取り、解読して、再記憶
させるという偽造工作を行う時間的余裕がなくなり、不
正カードの使用をさらに一層有効に防止することが可能
となる。
【0137】また、請求項6に記載の発明では、有効情
報記憶手段により記憶する有効情報は、予め定めた所定
の場所においてのみ有効である。したがって、予め定め
た所定の場所以外では、プリペイドカードを使用するこ
とができない。すなわち、プリペイドカードの使用範囲
が限定されるので、大規模な偽造工作が不可能となり、
不正カードの使用をさらに一層有効に防止することが可
能となる。
【0138】また、請求項7に記載の発明では、専用記
憶領域に記憶した有価価値情報の残高が予め定めた一定
額よりも少なくなった場合には、有価価値情報追加記憶
手段により、貨幣の投入を条件として、汎用記憶領域に
有価価値情報を追加記憶することができる。したがっ
て、専用記憶領域に記憶した有価価値情報を使いきって
しまい、緊急に有価価値情報の追加が必要な場合であっ
ても、プリペイドカードを追加使用することができるの
で、プリペイドカードの利用性を高めることができる。
また、プリペイドカードの使用者が、有価価値情報の帰
零に伴う不測の不利益を被ることを防止することができ
る。
【0139】また、請求項8に記載の発明では、有価価
値情報追加記憶手段により汎用記憶領域に有価価値情報
を追加記憶した場合には、追加記憶記録手段により、プ
リペイドカードに設けた追加記憶記録部に追加記憶した
旨の記憶を行う。したがって、カード発行会社が発行し
たオリジナルなプリペイドカードと、カード販売店にお
いて有価価値情報を追加記憶したプリペイドカードとを
明確に区別することができる。このため、プリペイドカ
ードの管理主体が明確になるので、プリペイドカードの
管理が容易となる。
【0140】また、請求項9に記載の発明では、追加記
憶手段により上記汎用記憶領域に有価価値情報を追加記
憶できる回数は、予め定めた所定回数を上限としてい
る。したがって、カード発行会社が発行を管理している
プリペイドカードが、カード発行会社の管理を離れて無
闇に使用されることを防止することができ、プリペイド
カードの管理がより容易となる。また、プリペイドカー
ドをハウスカードとして使用することができるので、プ
リペイドカードのリサイクル使用が可能となり、資源を
節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技カードシステムの概略構成図
である。
【図2】遊技カード発行機の正面図である。
【図3】遊技カード発行機の概略構成を示すブロック図
である。
【図4】遊技カードの正面図である。
【図5】遊技カード発行部を示し、(A)は正面図、
(B)は側面図である。
【図6】遊技カード発行部の概略構成を示すブロック図
である。
【図7】遊技カード発行機における処理の手順を示した
フローチャートである。
【図8】遊技カード発行機における処理の手順を示した
フローチャートである。
【図9】有効情報付与装置を示し、(A)は正面図、
(B)は側面図である。
【図10】有効情報付与部の概略構成を示すブロック図
である。
【図11】有効情報付与装置における処理の手順を示し
たフローチャートである。
【図12】台間玉貸機の概略構成を示したブロック図で
ある。
【図13】カードリーダライタの側面図である。
【図14】台間玉貸機における処理の手順を示したフロ
ーチャートである。
【図15】台間玉貸機における処理の手順を示したフロ
ーチャートである。
【図16】管理装置の概略構成を示したブロック図であ
る。
【図17】管理装置における暗号変更指示処理を示した
フローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技カード発行機 2 遊技カード 3 有効情報付与装置 4 パチンコ機 5 台間玉貸機 6 玉計数機 7 景品POS 8 中継器 9 カードデータ転送装置 10 電気的配線 11 管理装置 12 電話回線 13 カード発行会社 (遊技カード発行機1) 20 筺体 21 前面扉 22 カード発行口 23 カード発行スイッチ 24 投入額表示器 25 釣銭払出口 26 紙幣挿入口 27 販売ランプ 28 中止ランプ 29 遊技カード発行部 30 紙幣払出装置 31 紙幣識別装置 32 電気的制御装置 33 データメモリ領域 34 プログラムメモリ領域 35 メモリ 36 マイクロプロセッサ 37 I/Oインターフェイス3 (遊技カード2) 40 磁気記憶部 41 バーコード記憶部 42 印字部 43 パンチ穴穿孔部 44 汎用記憶領域 45 追加記憶記録部 (遊技カード発行部29) 50 遊技カード格納ケース 51 カード発行口 52 カード搬送路 53 カード取出装置 54 第1カード鑑定装置 55 カード転送装置 56 カード搬送路切替装置 57 カード導出装置 58 不適正カード搬送路 59 カード没収タンク 60 遊技カード取出口 61 カードセンサ 62 電気的制御装置 63 データメモリ領域 64 プログラムメモリ領域 65 メモリ 66 マイクロプロセッサ 67 I/Oインターフェイス (有効情報付与装置3) 70 筺体 71 遊技カード挿入口 72 遊技カード排出口 73 有効情報付与部 74 カード搬送路 75 カード挿入センサ 76 第2カード鑑定装置 77 有効情報記憶装置 78 カード転送装置 79 カード搬送路切替装置 80 カード導出装置 81 不適正カード搬送路 82 カード没収タンク 83 電気的制御装置 84 データメモリ領域 85 プログラムメモリ領域 86 メモリ 87 マイクロプロセッサ 88 I/Oインターフェイス (台間玉貸機5) 90 追加記憶スイッチ 91 紙幣投入口 92 表示部 93 紙幣識別装置 94 データメモリ領域 95 プログラムメモリ領域 96 メモリ 97 マイクロプロセッサ 98 I/Oインターフェイス 99 玉貸スイッチ 100 返却スイッチ 101 玉貸設定スイッチ 102 LED群 103 カードリーダライタ 104 データ変換器 105 球排出装置 (カードリーダライタ103) 110 遊技カード挿入口 111 駆動ローラ 112 搬送ベルト 113 駆動モータ 114 カード挿入センサ 115 読取ヘッド 116 書込ヘッド 117 印字ヘッド 118 カード反転位置検出センサ 119 電気的制御装置 (管理装置11) 120 データメモリ領域 121 プログラムメモリ領域 122 メモリ 123 マイクロプロセッサ 124 I/Oインターフェイス 125 外部記憶装置 126 表示装置 127 入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 17/00 S 19/00 G07F 7/08 G07F 7/08 L

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリペイドカードを発行するカード発行
    会社が、少なくとも有価価値情報とセキュリティ情報と
    を記憶するために使用する専用記憶領域と、 該プリペイドカードを販売するカード販売店が、独自の
    情報を記憶するために使用する汎用記憶領域と、 を備えたことを特徴とするプリペイドカード。
  2. 【請求項2】 プリペイドカードを発行するカード発行
    会社が、少なくとも有価価値情報とセキュリティ情報と
    を記憶するために使用する専用記憶領域と、該プリペイ
    ドカードを販売するカード販売店が、独自の情報を記憶
    するために使用する汎用記憶領域とを備えたプリペイド
    カードを使用するプリペイドカードシステムであって、 上記汎用記憶領域に、所定の条件下においてのみ有効な
    有効情報を記憶する有効情報記憶手段と、 該有効情報記憶手段で記憶した有効情報を読み取る有効
    情報読取手段と、 該有効情報読取手段で読み取った有効情報の真偽を鑑定
    する有効情報鑑定手段と、 該有効情報鑑定手段において当該プリペイドカードが有
    効であると判断した場合に、当該プリペイドカードの使
    用を許可するカード使用許可手段と、 を備えたことを特徴とするプリペイドカードシステムに
    おける不正カード防止システム。
  3. 【請求項3】 上記不正カード防止システムには、プリ
    ペイドカードの真偽を鑑定するカード鑑定手段を設け、 該カード鑑定手段において真正カードであると鑑定され
    た場合にのみ、上記有効情報記憶手段により当該プリペ
    イドカードに有効情報を記憶することを特徴とする請求
    項2に記載の不正カード防止システム。
  4. 【請求項4】 上記有効情報記憶手段は、プリペイドカ
    ードを発行するプリペイドカード発行機に設けられ、該
    プリペイドカード発行機において新規カードを発行する
    際に、当該新規カードに有効情報を記憶することを特徴
    とする請求項2または請求項3に記載の不正カード防止
    システム。
  5. 【請求項5】 上記有効情報記憶手段により記憶する有
    効情報は、予め定めた所定期間においてのみ有効である
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項
    に記載の不正カード防止システム。
  6. 【請求項6】 上記有効情報記憶手段により記憶する有
    効情報は、予め定めた所定の場所においてのみ有効であ
    ることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに
    記載の不正カード防止システム。
  7. 【請求項7】 プリペイドカードを発行するカード発行
    会社が、少なくとも有価価値情報とセキュリティ情報と
    を記憶するために使用する専用記憶領域と、該プリペイ
    ドカードを販売するカード販売店が、独自の情報を記憶
    するために使用する汎用記憶領域とを備えたプリペイド
    カードを使用するプリペイドカードシステムであって、 上記専用記憶領域に記憶した有価価値情報の残高が予め
    定めた一定額よりも少なくなった場合に、貨幣の投入を
    条件として、上記汎用記憶領域に有価価値情報を追加記
    憶する有価価値情報追加記憶手段を備えたことを特徴と
    するプリペイドカードシステムにおけるカード追加使用
    システム。
  8. 【請求項8】 上記プリペイドカードには、上記汎用記
    憶領域に有価価値情報を追加記憶したことを記録する追
    加記憶記録部を設けるとともに、 上記有価価値情報追加記憶手段により上記汎用記憶領域
    に有価価値情報を追加記憶した場合に、上記追加記憶記
    録部に追加記憶記録を行う追加記憶記録手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項7に記載のカード追加使用システ
    ム。
  9. 【請求項9】 上記有価価値情報追加記憶手段により上
    記汎用記憶領域に有価価値情報を追加記憶できる回数
    は、予め定めた所定回数を上限とすることを特徴とする
    請求項7または請求項8に記載のカード追加使用システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002102525A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Sansei R & D:Kk カード式パチンコ機の認証システム及びカード式パチンコ機
JP2002172264A (ja) * 2000-09-29 2002-06-18 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技用記録媒体の発行装置および遊技場における記録媒体の管理システム

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