JP2007018189A - 検銭装置及びそれを用いた売上管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 現金の投入に応じて商品等を販売する販売機等に用いられ、その売上げを正確に管理し得る低コストの売上管理手段を提供する。
【解決手段】 例えば台間玉貸機(300)である販売機に設けられる検銭装置(310、320)であって、投入された金額を数で示す入金信号を積算するアップカウンタ(313)と、アップカウンタで積算した値を記憶する不揮発メモリ(314)とを備える。不揮発メモリに記憶した積算値に基づいて、販売機の売上を外部管理できるようにする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、売上げを管理し得る検銭装置、またそれを備える商品販売機若しくは自動貸出機、並びに商品販売機等による売上げを正確に且つ低コストで管理することができる売上管理システム及びその管理方法に関する。
従来、パチンコ機、スロットマシン、またはアミューズメント機等の遊技機を多数設置し顧客に遊技を提供する遊技店舗においては、遊技スペースの各所に配置した遊技機、遊技媒体(パチンコ玉や遊技メダル等)を貸し出す遊技媒体貸出機、遊技に関連する商品を販売する商品販売機等の売上げを効率的に集計するために、中央の管理制御装置を上記各遊技機等と通信ラインで接続し、これらの売上げ金額が集中して管理されている。また、遊技を顧客に提供する遊技店舗の業界では、自己の店舗が脱税等の不法行為をしていないことを監督機関等に示すために、遊技機等の売上げ金額の改ざんができない安全性の高い管理手段が特に求められている。
例えば、パチンコホール等の遊技店舗においては、パチンコ機等の遊技機を複数配列して遊技島が構築され、その島単位の売上げが売上管理装置(島中継装置)で一旦集計される。すなわち、遊技島には、各遊技機に隣接し遊技媒体(パチンコ玉や遊技メダル等)を顧客に貸し出す遊技媒体貸出機と、遊技媒体貸出機に投入された貨幣(紙幣または硬貨)を遊技島の一端に搬送する紙幣/硬貨搬送装置と、紙幣/硬貨搬送装置により搬送された貨幣を回収して保管する紙幣/硬貨回収金庫等が設けられ、貨幣投入を機に各遊技媒体貸出機から出力される入金パルス信号(真券/正貨信号)を積算するカウンタを備えた売上管理装置が設けられている。
現状では、現金対応型の遊技媒体貸出機は、内蔵する検銭装置(ビルバリデータやコインセレクタ)が、投入された紙幣または硬貨を真であると識別したとき、当該投入金額を示す回数(例えば、1000円札が投入された場合100円を単位金額とすれば10回)の入金信号を接点または電気パルス信号として通信ラインに出力し、島端の売上管理装置がこの入金信号をカウントして集計する方法が一般的である。この接点または電気パルス信号による一方向のみの伝送方式では、仮に通信ラインにおいて断線、接続不良または不正な短絡操作等により信号が失われた場合、売上管理装置が集計する売上金額に誤差を生じさせることがあり、正確さを保証するものではなかった。
また、各遊技媒体貸出機と売上管理装置との間の通信ラインにおけるデータの安全性を強化するために、シリアル通信またはLAN等の相互通信プロトコルに従って入金(売上)データを伝送する方法が考えられるが、この間のデータ伝送における信頼性のみが整備されたとしても、各遊技媒体貸出機に対してされた売上データの改ざん等の問題については未解決である。
遊技媒体貸出機への不正アクセスを防止する一つの提案として、例えば特許文献1には、各遊技媒体貸出機の内部に組み込まれ、その内部動作を逐一チェックする機能を有するモニタ装置(セキュリティーブラックボックス)が開示されている。すなわち、このモニタ装置は、検銭装置から入金信号を直接入力するとともに、遊技媒体貸出機による遊技媒体の実際の払い出し数との整合性をチェックしその動作を監視する。また、このモニタ装置は、開放不能の堅牢なカバーケースで全体が閉塞され、所定の限られた信号(例えば検銭装置からの入金信号)以外のいかなる信号も受け付けない仕様で、いわゆるタンパープルーフに設計され、更には遊技店舗並びに遊技機メーカ等とは利害関係を持たない第三者メーカにより提供される。このように安全性の高いモニタ装置が、それぞれの遊技媒体貸出機の内部でいわば公正な第三者監視機関として機能することにより、売上げ等のデータの客観性が担保されている。
特開2003−225444号公報
しかしながら、上述のモニタ装置は、データの正確さを保証するために安全性を最重要視した仕様で設計製造され、このため比較的高価なものとなっている。一方、パチンコホールまたはゲームセンター等の遊技店舗には、パチンコ玉や遊技メダルを遊技者に貸し出す遊技媒体貸出機の他にも、例えば、遊技に関連する人気キャラクターを印刷したカード若しくはフィギュア等の商品、またはプリペイドカード等を販売する販売機が遊技スペースの適宜の場所に設置される。
比較的安価なこれらの商品を販売する販売機にあっては、上述のモニタ装置を組み入れたとしてもコスト的に割に合わない場合があった。また、プリペイドカード等を販売する販売機に対してもその設置台数が少ない小規模の店舗等においては、モニタ装置を用いて各販売機の売上げを集中管理する経済的なメリットを十分に享受できない場合があった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、現金の投入に応じて遊技媒体または商品等を販売する商品販売機等に用いられ、その売上げを正確に管理し得る低コストの売上管理手段を提供することを目的としている。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、顧客により投入された貨幣の金額に応じて商品を払い出す販売機に用いられ当該貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭装置であって、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、前記検銭手段が貨幣を識別する度にその金種を示す金種信号を生成する金種信号生成手段と、前記金種信号生成手段により生成された金種信号を金種毎に積算するアップカウント手段と、前記アップカウント手段で積算した値を金種毎に記憶する記憶手段と、外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の検銭装置によれば、販売機に用いられ、顧客が商品を求めて貨幣(紙幣または硬貨)を投入すると検銭手段がその貨幣の真偽及び金額を判別し、検銭手段が貨幣を識別する度にと金種信号生成手段はその金種を示す金種信号を生成する。アップカウント手段は、生成された金種信号を金種毎に積算するとともにその積算値が記憶手段に記憶される。積算値出力手段は、外部からの読出要求に応じて記憶手段に記憶した積算値を出力する。このように、投入された貨幣をその金種毎に積算して記憶し、外部からの読出要求に応じて当該積算値を出力可能とすることで、販売機の売上げをこの積算値に基づいて投入された金種毎に外部管理できるようにする。
請求項2に記載の発明は、顧客により投入された貨幣の真偽を検銭装置が判別しその識別した金額に応じて商品を払い出す販売機であって、前記検銭装置は、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、前記検銭手段が貨幣を識別する度にその金種を示す金種信号を生成する金種信号生成手段と、前記金種信号生成手段により生成された金種信号を金種毎に積算するアップカウント手段と、前記アップカウント手段で積算した値を金種毎に記憶する記憶手段と、外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の販売機によれば、顧客が商品を求めて貨幣(紙幣または硬貨)を投入すると検銭手段がその貨幣の真偽及び金額を判別し、検銭手段が貨幣を識別する度にと金種信号生成手段はその金種を示す金種信号を生成する。アップカウント手段は、生成された金種信号を金種毎に積算するとともにその積算値が記憶手段に記憶される。積算値出力手段は、外部からの読出要求に応じて記憶手段に記憶した積算値を出力する。このように、投入された貨幣をその金種毎に積算して記憶し、外部からの読出要求に応じて当該積算値を出力可能とすることで、販売機の売上げをこの積算値に基づいて投入された金種毎に外部管理できるようにする。
請求項3に記載の発明は、投入金額に応じて商品を払い出す複数の販売機の売上げを、前記各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が管理する売上管理システムであって、前記各販売機は、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、前記検銭手段が貨幣を識別する度にその金種を示す金種信号を生成する金種信号生成手段と、前記金種信号生成手段により生成された金種信号を金種毎に積算するアップカウント手段と、前記アップカウント手段で積算した値を金種毎に記憶する第1記憶手段と、外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備え、前記管理制御装置は、前記各販売機が前回の読出要求の際に出力した積算値を金種毎に記憶する第2記憶手段と、前記各販売機から出力された前記積算値から、前記第2記憶手段に記憶した当該販売機の前回の積算値を減算して当該販売機の売上げを求める売上取得手段とを備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の売上管理システムによれば、各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が各販売機の第1記憶手段に記憶した積算値に基づいてそれぞれの売上げを金種毎に求め管理する。すなわち、管理制御装置は、前回の読出要求の際に取得した各販売機の金種毎の積算値を記憶する第2記憶手段を備え、売上取得手段は、読出要求を送信して取得した積算値から第2記憶手段に記憶した前回の積算値を減算して当該販売機の当該期間における売上げを投入された金種毎に求める。このようにして、管理制御装置は、複数の販売機の売上げを入金信号の積算値に基づいて集中管理する。
請求項4に記載の発明は、顧客により投入された貨幣の金額に応じて商品を払い出す販売機に用いられ当該貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭装置であって、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成する入金信号生成手段と、生成された前記入金信号の数を積算するアップカウント手段と、前記アップカウント手段で積算した値を記憶する記憶手段と、外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の検銭装置によれば、販売機に用いられ、顧客が商品を求めて貨幣(紙幣または硬貨)を投入すると検銭手段がその貨幣の真偽を判別し、入金信号生成手段がその投入された金額を単位金額で割った数の入金信号を生成する。アップカウント手段は、入金信号の数を積算するとともにその積算値が記憶手段に記憶される。積算値出力手段は、外部からの読出要求に応じて記憶手段に記憶した積算値を出力する。このように、投入された金額を示す入金信号を積算して記憶し、外部からの読出要求に応じて当該積算値を出力可能とすることで、販売機の売上げをこの積算値に基づいて外部管理できるようにする。
請求項5に記載の発明は、顧客により投入された貨幣の真偽を検銭装置が判別しその識別した金額に応じて商品を払い出す販売機であって、前記検銭装置は、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成する入金信号生成手段と、生成された前記入金信号の数を積算するアップカウント手段と、前記アップカウント手段で積算した値を記憶する記憶手段と、外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の販売機によれば、検銭装置を備え、顧客が商品を求めて貨幣(紙幣または硬貨)を投入すると検銭手段がその貨幣の真偽を判別し、入金信号生成手段がその投入された金額を単位金額で割った数の入金信号を生成する。アップカウント手段は、入金信号の数を積算するとともにその積算値が記憶手段に記憶される。積算値出力手段は、外部からの読出要求に応じて記憶手段に記憶した積算値を出力する。このように、投入された金額を示す入金信号を積算して記憶し、外部からの読出要求に応じて当該積算値を出力可能とすることで、販売機の売上げをこの積算値に基づいて外部管理できるようにする。
請求項6に記載の発明は、投入金額に応じて商品を払い出す複数の販売機の売上げを、前記各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が管理する売上管理システムであって、前記各販売機は、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成する入金信号生成手段と、生成された前記入金信号の数を積算するアップカウント手段と、前記アップカウント手段で積算した値を記憶する第1記憶手段と、前記管理制御装置からの読出要求に応じて前記第1記憶手段に記憶した積算値を当該管理制御装置へ出力する積算値出力手段とを備え、前記管理制御装置は、前記各販売機が前回の読出要求の際に出力した積算値を記憶する第2記憶手段と、前記各販売機から出力された前記積算値から、前記第2記憶手段に記憶した当該販売機の前回の積算値を減算して当該販売機の売上げを求める売上取得手段とを備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の売上管理システムによれば、各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が各販売機の第1記憶手段に記憶した積算値に基づいてそれぞれの売上げを求め管理する。すなわち、管理制御装置は、前回の読出要求の際に取得した各販売機の入金信号の積算値を記憶する第2記憶手段を備え、売上取得手段は、読出要求を送信して取得した積算値から第2記憶手段に記憶した前回の積算値を減算して当該販売機の当該期間における売上げを求める。このようにして、管理制御装置は、複数の販売機の売上げを入金信号の積算値に基づいて集中管理する。
請求項7に記載の発明は、投入金額に応じて商品を払い出す複数の販売機の売上げを、前記各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が管理する売上管理方法であって、前記販売機において、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別するステップと、識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成するステップと、生成された前記入金信号の数をアップカウント手段により積算するステップと、前記アップカウント手段により積算した値を第1記憶手段に記憶するステップと、前記管理制御装置からの読出要求に応じて前記第1記憶手段に記憶した積算値を当該管理制御装置へ出力するステップと、前記管理制御装置において、前記各販売機から出力された前記積算値から、第2記憶手段に記憶した当該販売機の前回の積算値を減算して当該販売機の売上げを求めるステップとを備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の売上管理方法によれば、各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が複数の販売機の売上げを入金信号の積算値に基づいて集中管理することができる。したがって、仮に販売機が出力する入金信号が改ざん若しくは欠落してしまった場合でも、検銭装置内に記憶した積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、顧客により投入された貨幣の金額に応じて商品を払い出す販売機に用いられ当該貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭装置であって、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成する入金信号生成手段と、生成された前記入金信号の数を積算するアップカウント手段と、前記アップカウント手段で積算した値を記憶する記憶手段と、外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を暗号化して出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする。
請求項8に記載の検銭装置によれば、販売機に用いられ、顧客が商品を求めて貨幣を投入すると検銭手段がその貨幣の真偽を判別し、入金信号生成手段がその投入された金額を単位金額で割った数の入金信号を生成する。アップカウント手段は、入金信号の数を積算するとともにその積算値が記憶手段に記憶される。積算値出力手段は、外部からの読出要求に応じて記憶手段に記憶した積算値を暗号化し出力する。このように、投入された金額を示す入金信号を積算して記憶し、外部からの読出要求に応じて当該積算値を出力可能とすることで、販売機の売上げをこの積算値に基づいて外部管理できるようにする。また、暗号化した積算値を外部の管理手段のみが解読し得るようにすれば、売上げ金額の保証をその外部管理手段に委託することができる。
請求項9に記載の発明は、投入金額に応じて商品を払い出す複数の販売機の売上げを、前記各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が管理する売上管理方法であって、前記販売機において、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別するステップと、識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成するステップと、生成された前記入金信号の数をアップカウント手段により積算するステップと、前記アップカウント手段により積算した値を第1記憶手段に記憶するステップと、前記管理制御装置からの読出要求に応じて前記第1記憶手段に記憶した積算値を当該管理制御装置のみが解読可能な暗号化鍵を用いて暗号化して出力するステップと、前記管理制御装置において、前記読出要求に応じて前記各販売機から出力された積算値を当該管理制御装置のみが秘密管理する前記暗号化鍵に対応する復号化鍵を用いて復号して取得するステップと、取得した積算値から、第2記憶手段に記憶した当該販売機の前回の積算値を減算して当該販売機の売上げを求めるステップとを備えていることを特徴とする。
請求項9に記載の売上管理方法によれば、各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が複数の販売機の売上げを入金信号の積算値に基づいて集中管理することができる。したがって、仮に販売機が出力する入金信号が改ざん若しくは欠落してしまった場合でも、検銭装置内に記憶した積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。また、暗号化した積算値を管理制御装置によってのみ解読し得るようにすれば、その管理制御装置が管理する売上げのデータを客観的に保証されたものとすることができる。
請求項1に係る検銭装置によれば、販売機の売上げを金種信号の積算値に基づいて金種毎に外部管理することができる。したがって、仮に検銭装置が出力する入金信号が改ざん若しくは欠落してしまった場合でも、記憶した積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。また、かかる正確な売上げ金額を検証可能な手段を簡易な構成で且つ廉価に提供することができる。したがって、比較的売上げの少ない若しくは販売数の少ない販売機等にあっても経済的な負担をかけずに適用することができる。
請求項2に係る販売機によれば、当該販売機の売上げを検銭装置に記憶した金種信号の積算値に基づいて金種毎に管理することができる。したがって、仮に販売機が出力する入金信号が改ざん若しくは欠落してしまった場合でも、積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。
請求項3に係る売上管理システムによれば、複数の販売機の売上げを金種信号の積算値に基づいて投入された金種毎に集中管理することができる。また、仮に販売機が出力する入金信号が改ざん若しくは欠落してしまった場合でも、検銭装置内に記憶した積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。また、比較的売上げの少ない若しくは販売数の少ない販売機等にあっても経済的な負担をかけずに適用することができる。
請求項4または請求項8に係る検銭装置によれば、販売機の売上げを入金信号の積算値に基づいて外部管理することができる。したがって、仮に検銭装置が出力する入金信号が改ざん若しくは欠落してしまった場合でも、記憶した積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。また、かかる正確な売上げ金額を検証可能な手段を簡易な構成で且つ廉価に提供することができる。したがって、比較的売上げの少ない若しくは販売数の少ない販売機等にあっても経済的な負担をかけずに適用することができる。
請求項5に係る販売機によれば、当該販売機の売上げを検銭装置に記憶した入金信号の積算値に基づいて管理することができる。したがって、仮に販売機が出力する入金信号が改ざん若しくは欠落してしまった場合でも、積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。
請求項6に係る売上管理システム、及び請求項7に係る売上管理方法によれば、複数の販売機の売上げを入金信号の積算値に基づいて集中管理することができる。また、仮に販売機が出力する入金信号が改ざん若しくは欠落してしまった場合でも、検銭装置内に記憶した積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。また、比較的売上げの少ない若しくは販売数の少ない販売機等にあっても経済的な負担をかけずに適用することができる。
請求項9に係る売上管理方法によれば、複数の販売機の売上げを入金信号の積算値に基づいて集中管理することができる。また、販売機が暗号化して出力した入金信号の積算値を外部の管理制御装置によってのみ解読し得るようにすれば、その管理制御装置が管理する売上げのデータを客観的に保証されたものとすることができる。また、比較的売上げの少ない若しくは販売数の少ない販売機等にあっても経済的な負担をかけずに適用することができる。
本発明は、貨幣の検銭機能を有する一般的な自動販売機等に用いられる検銭装置に広く適用できるものであるが、ここでは発明の好適な実施形態として、パチンコホール等の遊技店舗に設けられる台間玉貸機やその他の遊技関連商品の販売機等を対象機とする売上管理システム及びその管理方法について詳細に説明する。
図1は、パチンコホール等の遊技店舗に構築される遊技島100の外観を表す斜視図、図2は店舗内に設けた台間玉貸機300その他の遊技関連販売機等による売上を管理するための売上管理システムの構成を表したブロック図である。
一般に遊技島は、パチンコ機またはスロットマシン等の遊技機と、遊技媒体貸出機その他の遊技関連設備をひとまとまりにして設置したものである。図1に実施例として示す遊技島100には、パチンコ機200で遊技を行う際に使用するパチンコ玉を現金の投入に応じて払い出す台間玉貸機300が各パチンコ機200に隣接して設けられている。そして、各台間玉貸機300の背面同士が対向する内部スペースに、各台間玉貸機300に投入された紙幣及び硬貨を島端へ搬送する紙幣搬送装置110及び硬貨搬送装置120がそれぞれ設けられている。
遊技島100の端に設けられる島端ボックス130内には、紙幣搬送装置110によって搬送された紙幣を整順し金種別に振り分ける紙幣振分装置131と、紙幣振分装置131により振り分けられた紙幣を一時的に収容する紙幣金庫132と、硬貨搬送装置120によって搬送された硬貨を収容する硬貨金庫133と、コンピュータ装置である島制御装置134とが格納されている。なお、島制御装置134は、紙幣搬送装置110、硬貨搬送装置120、玉補給装置(図示せず)などの遊技島関連装置の動作を制御するとともに、各パチンコ機200の大当たり履歴や各台間玉貸機300の売上げ金額、異常の発生等の情報を管理し、また店舗内の後述する通信回線の中継器としても機能する。
本発明に係る第1実施例による売上管理システムは、例えば図2に示される遊技店舗内のネットワークシステムにおいて形成され動作する。各台間玉貸機300は、例えばその遊技島端に設けられた中継器501を介して、店舗内に敷設されたローカルの通信回線500に回線接続している。また、店舗内の他の遊技関連販売機である、例えば遊技に登場する人気キャラクターを印刷したカード若しくはフィギュア等の遊技関連商品を遊技客に販売する商品販売機800や、遊技機若しくは台間玉貸機300等に使用可能なプリペイドカード等を販売するプリペイドカード販売機900などが同じく通信回線500に回線接続される。また、通信回線500には、各台間玉貸機300及び商品販売機800などの遊技関連販売機の売上げを集中して管理するコンピュータ装置である管理制御装置400が回線接続している。
本発明の第1実施例による売上管理の対象とする販売機として台間玉貸機300を例に説明する。ここで、図3(a)は、サイドカバーを取り外した状態での台間玉貸機300の内部構造を表した側面図であり、図3(b)は、台間玉貸機300の前面外観を表した正面図である。
まず、図3(b)を参照して台間玉貸機300の前面構造を説明する。台間玉貸機300の前面を形成するフロントパネル301の上部位置には、遊技客がパチンコ玉を取得する際に紙幣を投入するための紙幣投入口302と、硬貨を投入するための硬貨投入口303と、投入金額及びエラーコード等を表示するLED表示器304が配置されている。また、フロントパネル301のほぼ中央に、パチンコ玉をパチンコ機(200)の受皿へ排出する玉払出ノズル305が揺動自在に取り付けられ、またその下方に返却口306が設けられている。
次に、図3(a)を参照し、台間玉貸機300内の上部位置には、上述の紙幣投入口302から投入される紙幣を識別する紙幣識別装置310が配置されている。紙幣識別装置310の背面には、真正であると識別した紙幣を紙幣搬送装置110へ排出する図示しない紙幣出口が設けられている。
紙幣識別装置310の下方には玉払出装置340が配置されている。玉払出装置340と玉払出ノズル305との間は玉通路部材343を介して接続され、玉払出装置340が排出したパチンコ玉が玉通路部材343内を通って玉払出ノズル305から払い出されるようになっている。また、玉払出装置340の排出口に設けられる玉払出センサ342は、玉払出装置340が排出する個々のパチンコ玉を検出する反射型または透過型の光センサであり、パチンコ玉の通過を検出する度に単パルスの玉払出信号を玉払出制御基板330へ送信する。
玉払出装置340の下方には、硬貨投入口303から投入された硬貨を識別する硬貨識別装置320が設置されている。また、硬貨識別装置320の上方には、硬貨投入口303から投入された硬貨を当該硬貨識別装置320へガイドする硬貨通路部材328が設けられている。硬貨識別装置320により真正の硬貨であると判別された硬貨は、台間玉貸機300の背面設けられた図示しない硬貨出口から排出され、ジャバラ管121の中を通って硬貨搬送装置120へ排出される。また、硬貨識別装置320により例えば真正の硬貨ではないと判別され受け入れを拒否された硬貨等は、返却通路部材329内を通って返却口306から排出される。
台間玉貸機300内の下部位置には、玉払出装置340の玉払い出し動作を制御する玉払出制御基板330が配置され、更にその下方に、店舗内の通信回線(500)に回線接続可能な通信装置350が設けられている。
図4は、かかる台間玉貸機300のシステム構成を表したブロック図である。紙幣識別装置310は、詳細には、紙幣投入口302から投入された紙幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段311と、検銭手段311が紙幣を真正であると判別した時、その金額を所定の単位金額で除算した回数の電気パルス信号である真券信号を生成する真券信号生成手段312と、真券信号を受ける度に不揮発メモリ314に記憶しているデータである積算値をインクリメント(積算)するアップカウンタ313とを備え構成されている。
硬貨識別装置320は、硬貨投入口303から投入された硬貨の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段321と、検銭手段321が硬貨を真正であると判別した時、その金額を所定の単位金額で除算した回数の電気パルス信号である正貨信号を生成する正貨信号生成手段322と、正貨信号を受ける度に不揮発メモリ324に記憶しているデータである積算値をインクリメント(積算)するアップカウンタ323とを備え構成されている。
図4を参照しながら台間玉貸機300の動作を説明する。なお、本実施形態の説明では、台間玉貸機300が扱う最少の金額単位(単位金額)を500円としている。
遊技客が台間玉貸機300に対し、真正の例えば1000円紙幣を紙幣投入口302から投入すると、真券信号生成手段312は、2パルスの真券信号を生成し玉払出制御基板330へ出力する。同時に、紙幣識別装置310内に設けたアップカウンタを作動して、既に不揮発メモリ314に記憶してある積算値を真券信号の当該数(この場合は2)だけインクリメントし更新する。
また、硬貨投入口303から真正の500円硬貨が投入された場合には、硬貨識別装置320内に設けられている正貨信号生成手段322が1パルスの正貨信号を生成し玉払出制御基板330へ出力するとともに、アップカウンタ323を作動して、不揮発メモリ324に記憶する積算値を正貨信号の当該数(この場合は1)だけインクリメントする。
玉払出制御基板330は、真券信号または正貨信号(これらを総称して「入金信号」という)を受信すると、その入金信号の数に上述の単位金額を掛けた金額(つまり、投入金額)に対応する数のパチンコ玉を払い出すべく玉払出装置340を制御する。すなわち、玉払出制御基板330は、回転することでパチンコ玉を1個づつ順次送り出す玉払出手段341としての玉払出ロータを駆動し、上記金額に対応する数のパチンコ玉の払い出しを玉払出センサ342が検知した時に上記玉払出ロータの駆動を停止する制御を行っている。
通信装置350は、上述の玉払い出しの動作とは独立して作動する。すなわち通信装置350は、図2に示した管理制御装置400から所定の読出要求の信号を受けた時、紙幣識別装置310及び貨幣識別装置320に設けられている不揮発メモリ314、324にアクセスし、それぞれに記憶された最新の積算値を読み出して合算する。そして、合算した総積算値のデータを当該管理制御装置400へ返信する。
次に、管理制御装置400による各台間玉貸機300の売上げの管理方法を説明する。管理制御装置400は、例えば1日の営業が終了した後などの適宜の時刻において、通信回線500を介し各台間玉貸機300へ読出要求を送信し、各台間玉貸機300からその機械台を特定できる台番号若しくはネットワーク上のアドレス等の識別情報とともに上述の積算値のデータを受信する。管理制御装置400には、各台間玉貸機300に対して前回、読出要求を送出した際に取得した積算値を記憶する記憶領域と、今回取得した積算値を記憶する記憶領域とが各台間玉貸機の識別情報(機械台番号等)にリンクして、RAMまたは磁気ディスク等の記憶装置にテーブル化されて設けられている。そして、管理制御装置400は、これらの記憶領域に記憶した積算値を参照し、今回受信した当該台間玉貸機300の積算値から前回の積算値を減算して当該期間(前回読出要求を出力し積算値を取得した時点から今回積算値を取得するまでの期間)における当該台間玉貸機300の入金信号の数を求める。管理制御装置400は、求めた入金信号の数と上述の所定の単位金額との積を演算することでその売上げ金額を取得することができ、各台間玉貸機300に対応する売上げ管理のための記憶領域に、取得した売上げ金額を記憶させる。このようにして、管理制御装置400は、各台間玉貸機300の売上げを記憶管理する。
また、管理制御装置400は、店舗内に設置される商品販売機800やプリペイドカード販売機900などの他の遊技関連販売機についても売上げを集中管理することができる。すなわち、これら販売機に設けられる紙幣識別装置や硬貨識別装置などの検銭装置においても、上述のアップカウンタと不揮発メモリからなる積算手段を組み込み、通信装置等を用いて外部接続することで、積算値に基づく売上げ管理を集中して行うことができる。
なお、台間玉貸機300や商品販売機800などの販売機に設けられる売上げ管理可能な検銭装置としては、図5に示されるように、積算値出力手段316が組み込まれユニット化されるものでもよい。図5に示される積算値出力手段316は、上述の通信装置350と同様に通信回線500を介して管理制御装置400と通信可能に接続されるとともに、管理制御装置400からの読出要求の受信に応じて不揮発メモリ314が記憶する積算値を返信する。
また、検銭装置(例えば紙幣識別装置310)に組み込んだ積算値出力手段316に対し図5に示されるようなハンディ端末装置HTを通信可能に接続して積算値を取得し、台間玉貸機300や商品販売機800などの販売機の売上げを作業員が個別に確認して管理してもよい。
このように、現金対応型の台間玉貸機300や商品販売機800などの販売機内に、紙幣識別装置等の検銭装置が生成する入金信号をカウントし記憶する積算手段を設けたことにより、積算値に基づく当該販売機の売上げを外部管理することができるようになる。これにより、販売機が出力する入金信号の改ざん若しくは欠落等があったとしても、検銭装置内に記憶した積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。また、かかる積算手段は、従来のモニタ装置等に比べて簡易な構成で安価に検銭装置内に組み込むことができ、売上げが少ない販売機等においても不利益を生じさせることなく適用することができる。
次に、本発明の他の実施例による売上管理システムについて、同じく台間玉貸機300を例に説明する。
図6は、本発明の第2実施例による台間玉貸機300のシステム構成を表したブロック図である。台間玉貸機300は、上述した実施例と同様に、検銭装置である紙幣識別装置310及び硬貨識別装置320と、玉払出制御基板330と、玉払出装置340と、通信装置350とから主に構成されている。
紙幣識別装置310には、投入された紙幣を検銭する検銭手段311と、検銭手段311が紙幣を真正であると判別した時、その金額を示す数の真券信号を生成する真券信号生成手段312と、真券信号を受ける度に不揮発メモリ314に記憶している積算値をインクリメントするアップカウンタ313とが備えられている。
硬貨識別装置320は、投入された硬貨を検銭する検銭手段321と、検銭手段321が硬貨を真正であると判別した時、その金額を示す正貨信号を生成する正貨信号生成手段322と、正貨信号を受ける度に不揮発メモリ324に記憶している積算値をインクリメントするアップカウンタ323とが備えられている。
玉払出制御基板330は、台間玉貸機300に真正の紙幣または硬貨が投入された時、生成される入金信号が示す金額に相当する数のパチンコ玉を払い出すべく玉払出装置340を制御する。
通信装置350は、紙幣識別装置310及び硬貨識別装置320に設けられている不揮発メモリ314、324に記憶された積算値を所定の暗号鍵で暗号化する暗号化手段351と、暗号化された積算値をデータ送信により外部出力する出力手段352とを備えている。
すなわち、通信装置350は、外部からの読出要求を受けた時、不揮発メモリ314、324にアクセスし、それぞれに記憶された最新の積算値を読み出して合算する。暗号化手段351は、台間玉貸機300に個別に割り当てられた暗号化鍵または公開されている暗号化鍵を用いて、合算した総積算値のデータを暗号化する。なお、この暗号化鍵は、通信装置350の不揮発メモリ等に予め記憶しておいてもよいが、通信回線等を介して外部サーバ等から随時、取得してもよい。
そして、出力手段352は、読出要求の受信に応じ、当該要求信号を送信した通信回線上の特定される送信先にこの暗号化した積算値のデータを返信する。なお、売上管理の方法の態様によっては、送信先を特定せずに単に通信ライン上に積算値のデータを出力するものでもよい。
遊技店舗に設置される上述した実施例の台間玉貸機300、並びに商品販売機800及びプリペイドカード販売機900等の遊技関連販売機は、例えば図7に示されるような外部通信回線700を含む遊技店舗のネットワーク上でその売上げが管理される。
すなわち、図7に示される第2実施例の売上管理システムによれば、各台間玉貸機300は、例えば島端に設けられた中継器501を介して、店舗内に敷設されたローカルの通信回線500に回線接続している。また、店舗内の他の販売機である商品販売機800や、台間玉貸機300等に使用可能なプリペイドカード等を販売するプリペイドカード販売機900などが同じく通信回線500に回線接続される。なお、本売上管理システムにより売上げが管理される商品販売機800等の販売機については、それに内蔵される検銭装置(紙幣識別装置または硬貨識別装置)に、上述したアップカウンタ及び不揮発メモリとを含む積算手段と、積算値を暗号化する暗号化手段と、暗号化したデータを外部出力する通信手段等が設けられていることが前提とされる。
店舗内の通信回線500には、各台間玉貸機300及び商品販売機800などの他に、当該通信回線の動作を管理するネットワークサーバ510と、ローカルの通信回線500と外部通信回線700とを接続するネットワーク中継手段としてのルータ520と、遊技店舗内の遊技機の遊技状態や稼動状態等の情報を集中管理するホールコンピュータ530等が回線接続している。ここで、外部通信回線700は、例えばインターネット、専用回線網、公衆回線網、電話網であり、いずれの回線網を使用するものであってもよいし、またこれらを組み合わせて使用するものでもよい。
外部通信回線700には、また、公正な第三者機関としてのデータセンタに設けられたコンピュータ装置である管理制御装置600が回線接続している。
管理制御装置600は、例えば1日の営業が終了した時刻など定期的に各台間玉貸機300及び売上管理の対象とされる商品販売機800、プリペイドカード販売機900等の販売機に対し、読出要求の信号を通信回線700、500を介して送信し、これらの販売機から当該販売機を特定できるネットワーク上のアドレス等の識別情報とともに、それぞれの積算値の暗号化されたデータを受信する。
管理制御装置600は、各販売機が暗号化したデータを解読し得る復号化鍵(各販売機が使用する公開鍵に対しては、そのペアとなる秘密鍵)を有しており、受信したデータをこの復号化鍵を用いて解読し積算値を取得する。なお、この復号化鍵は、遊技店舗を含む他の者からは一切その情報が漏れないように管理制御装置600によって厳重に秘密管理されるべきものである。
管理制御装置600には、各販売機に対して前回、読出要求を送出した際に取得した積算値を記憶する記憶領域と、今回取得した積算値を記憶する記憶領域とが各販売機の識別情報とリンクしてRAMまたは磁気ディスク等の記憶装置にテーブル化されて設けられている。そして、管理制御装置600は、これらの記憶領域に記憶した積算値を参照し、今回受信した当該販売機の積算値から前回の積算値を減算して当該期間(前回読出要求を出力し積算値を取得した時点から今回積算値を取得するまでの期間)における当該販売機の入金信号の数を求める。管理制御装置600は、求めた入金信号の数と所定の単位金額との積を演算することでその売上げ金額を取得することができる。このようにして、管理制御装置600は、各台間玉貸機300、商品販売機800等の遊技関連販売機の売上げを記憶し管理する。
なお、管理制御装置600に一旦収集された売上データは、当該データセンタによって認証されたものとして遊技店舗に直接的に(例えば手渡し等)または間接的に(配達若しくは電磁的方法による送信等)渡される。遊技店舗は、この売上データを第三者(データセンタ)によって正確さが公証されたものとして扱うことができる。
なお、本実施例における台間玉貸機300や商品販売機800などの販売機に設けられる売上げ管理可能な検銭装置としては、図8に示されるように暗号化手段315と積算値出力手段316が組み込まれてユニット化されるものであってもよい。暗号化手段315は、上述したものと同様に不揮発メモリ314に記憶された最新の積算値を暗号化鍵を用いて暗号化する。積算値出力手段316は、外部からの読出要求の受信に応じて暗号化した積算値のデータを出力する。
第2実施例の積算手段、及びこの積算手段を備える販売機等における売上管理システムによれば、積算値に基づく当該販売機の売上げを外部管理することができるようになる。これにより、販売機等が出力する入金信号の改ざん若しくは欠落等があったとしても、検銭装置内に記憶した積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。また、各販売機が出力する積算値を暗号化し、そのデータを収集する第三者機関(データセンタ)の管理制御装置600のみが積算値を解読し得るようにすることで、積算値の不正な改ざんができなくなり、管理制御装置600に収集される売上データは公証されたものとして扱うことができる。また、検銭装置に設けた本発明に係る積算手段は、従来のモニタ装置等に比べて簡易な構成で安価に組み込むことができ、売上げが少ない販売機等であっても経済的な不利益を生じさせることなく適用することができる。
次に、本発明に係る売上管理システムの更に別の実施例を説明する。
図9は、本発明の第3実施例による台間玉貸機300のシステム構成を表したブロック図である。台間玉貸機300は、上述した実施例と同様に、紙幣及び硬貨の検銭装置である貨幣識別装置360と、玉払出制御基板330と、玉払出装置340とから主に構成されている。
貨幣識別装置360は、紙幣識別装置(ビルバリデータ)や硬貨識別装置(コンセレクタ)等の検銭装置が複合した検銭ユニットである。すなわち、貨幣識別装置360には、投入された紙幣または硬貨(貨幣)を検銭する検銭手段361と、検銭手段361が貨幣を真正であると判別した時、その金種を示すデータ信号(金種データ)を生成する金種信号生成手段362と、金種データをデコードし当該金種データの金種に対応する出力ポートにパルス信号を出力するデコード回路363と、取り扱う各金種ごとに設けられデコード回路363が出力するパルスをそれぞれカウントして不揮発メモリ365内に各金種に対応して記憶されている積算値をインクリメントするアップカウンタ364a、364b、364c、364dと、暗号化手段366と、シリアル通信手段367とが備えられている。
なお、本実施形態では、台間玉貸機300が取り扱う金種を、五百円硬貨、千円紙幣、五千円紙幣及び一万円紙幣としており、各金種に対応してアップカウンタ364a、364b、364c、364dが設けられるとともに、不揮発メモリ356の所定のメモリ領域に各金種に対応して記録された積算値のデータを各アップカウンタが更新するように構成されている。
また、デコード回路363、アップカウンタ364a〜364d、不揮発メモリ365及び積算値(カウンタ値)の外部通信手段等からなる入金モニタ回路MMCを、既存の貨幣識別装置にオプション的に組み込むように構成してもよい。
玉払出制御基板330は、貨幣識別装置360内のシリアル通信手段366と通信可能に接続され、貨幣識別装置360からのデータ化された真券信号若しくは正貨信号(入金信号)を受信すると、上述したように、その金額に対応する数のパチンコ玉を払い出すべく玉払出装置340を制御する。
かかるシステム構成の台間玉貸機300の売上げ管理方法は次の通りである。遊技客により台間玉貸機300に紙幣または硬貨が投入されると、検銭手段361は、その貨幣の真偽と金種(例えば五百円硬貨か千円紙幣かなど)を識別し、金種信号生成手段362は、識別された金種に応じた金種データ信号を生成する。例えば、検銭手段361が真正の千円紙幣の投入を識別した場合、金種信号生成手段362は、千円を示す情報をコード化した金種データをデコード回路363へ出力する。
デコード回路363は、金種データをデコードし、例えば当該金種データが千円紙幣を示す場合には、これに対応するアップカウンタ364bにパルス信号を出力する。アップカウンタ364bは当該パルス信号を受けると、不揮発メモリ365内の予め千円紙幣用に対応付けられた積算値のデータをインクリメントし更新する。同様に他の金種が識別された場合にも、当該アップカウンタにより不揮発メモリ365内の当該金種に対応する積算値がインクリメントされる。すなわち、台間玉貸機300へ投入された紙幣または硬貨の投入回数が金種別にカウントされた値(積算値)として不揮発メモリ365に記録される。
暗号化手段366は、台間玉貸機300に個別に割り当てられた暗号化鍵を用いて金種データを暗号化し、入金信号としてシリアル通信手段367により払出制御基板330へ送信される。
玉払出制御基板330は、貨幣識別装置360から入金信号を受信すると、その入金信号が示す投入金額を記憶し、単位金額に対応する数のパチンコ玉を払い出すべく玉払出装置340を制御する。そして、記憶している投入金額を全て消費するまで、パチンコ機200からの貸し出し指令を受けるに応じて、単位金額に対応する数のパチンコ玉の払出制御を行う。
また、暗号化手段366は、例えば台間玉貸機300の売上を管理するコンピュータ端末である外部の管理装置等から読出要求を受けた時、不揮発メモリ365から各金種別にカウントされた最新の積算値を読み出し、所定の暗号化鍵で暗号化する。
外部の管理装置は、例えば1日の営業が終了した後などの適宜の時刻において、シリアル通信手段367を介し読出要求を送信し、台間玉貸機300から上述の金種ごとの暗号化された積算値データを受信する。
外部の管理装置は、各台間玉貸機が暗号化したデータを解読し得る復号化鍵(各台間玉貸機が使用する公開鍵に対しては、そのペアとなる秘密鍵)を有しており、受信したデータをこの復号化鍵を用いて解読し積算値を取得する。なお、この復号化鍵は、遊技店舗を含む他の者からは一切その情報が漏れないように厳重に秘密管理されるべきものである。
外部管理装置には、各台間玉貸機に対して前回、読出要求を送出した際に取得した積算値を記憶する記憶領域と、今回取得した積算値を記憶する記憶領域とが各販売機の識別情報とリンクしてRAMまたは磁気ディスク等の記憶装置にテーブル化されて設けられている。そして、外部管理装置は、これらの記憶領域に記憶した積算値を参照し、今回受信した当該販売機の積算値から前回の積算値を減算して当該期間(前回読出要求を出力し積算値を取得した時点から今回積算値を取得するまでの期間)における各金種の投入数を取得する。
このように、第3実施例の入金モニタ回路MMC等のカウンタ手段、及び売上管理システムによれば、台間玉貸機300に投入された金種ごとの投入回数をカウントしモニタリングすることで、台間玉貸機300が出力する入金信号の改ざん若しくは欠落等があったとしても、この積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を行うことができる。また、かかる入金モニタ回路MMC等のカウンタ手段は、従来の装置に比べて簡易な構成で安価に貨幣識別装置内に組み込むことができ、売上げが少ない販売機等においても不利益を生じさせることなく適用することができる。
以上説明したように、本実施形態の検銭装置、及びこれを用いた売上管理方法によれば、以下の有利な効果が奏せられる。
台間玉貸機300等の販売機が出力する入金信号の改ざん若しくは欠落等があったとしても、検銭装置内に記憶した紙幣・硬貨の投入回数等をカウントした積算値に基づいて正確な売上げ金額の検証を簡易に行うことができる。
すなわち、従来の紙幣識別装置、硬貨識別装置においては、真券・正貨信号がノイズ等の悪影響を受け、例えば島端の売上管理装置が行う売上げの集計に誤差が生じた場合にはその確認及び修正が困難であったが、本実施形態の検銭装置によれば、積算値に基づいて売上げの整合性を確認することができる。
また、上述のカウンタ手段を比較的簡単な回路で構成することができ、データの信頼性の高い検銭装置を廉価で提供することができる。したがって、売上げが少ない販売機等においても不利益を生じさせることなく適用することができる。
また、1日の営業の開始時と終了時のカウンタ値(積算値)を比較することで、1日の売上げを容易に算出することができ、更に、月単位等の長期の売上げも容易に得ることができる。
また、紙幣識別装置や硬貨識別装置が正常動作しているか否か、カウンタ値をモニタリングすることで容易に判断することができ、迅速に異常を報知等することができる。
本発明は、遊技関連の店舗施設に設けられる遊技機、遊技媒体貸出機、商品販売機だけでなく、現金対応型の一般的な自動販売機やICチップ等が埋め込まれた金銭代用媒体を使用する商品販売機若しくは商品等決済システムへの応用も考えられる。また、単独の店舗内に限らず、チェーン店や系列店等の他店を含む複合店舗におけるシステムにも展開が可能である。
図1は、パチンコホール等の遊技店舗に構築される遊技島の実施形態を示す外観斜視図である。 図2は、第1実施例による売上管理システムのネットワーク構成を表したブロック図である。 図3は、台間玉貸機の内部構造を表した側面図と前面外観を表した正面図である。 図4は、第1実施例による台間玉貸機のシステム構成を表したブロック図である。 図5は、第1実施例の台間玉貸機等の販売機に設けられる他の例による検銭装置のシステム構成を表したブロック図である。 図6は、第2実施例による台間玉貸機のシステム構成を表したブロック図である。 図7は、第2実施例による売上管理システムのネットワーク構成を表したブロック図である。 図8は、第2実施例の台間玉貸機等の販売機に設けられる更に他の例による検銭装置のシステム構成を表したブロック図である。 図9は、第3実施例の台間玉貸機等の販売機に設けられる検銭装置のシステム構成を表したブロック図である。
符号の説明
100…遊技島
110…紙幣搬送装置
120…硬貨搬送装置 121…ジャバラ管
130…島端ボックス
131…紙幣振分装置 132…紙幣金庫
133…硬貨金庫 134…島制御装置
200…パチンコ機
300…台間玉貸機
301…フロントパネル 302…紙幣投入口
303…硬貨投入口 304…LED表示部
305…玉払出ノズル 306…返却口
310…紙幣識別装置
311…検銭手段 312…真券信号生成手段
313…アップカウンタ 314…不揮発メモリ
315…暗号化手段 316…積算値出力手段
320…硬貨識別装置
321…検銭手段 322…正貨信号生成手段
323…アップカウンタ 324…不揮発メモリ
328…硬貨通路部材 329…返却通路部材
330…玉払出制御基板 340…玉払出装置
341…玉払出手段 342…玉払出センサ
343…玉通路部材
350…通信装置
351…暗号化手段 352…出力手段
360…貨幣識別装置
361…検銭手段 362…金種信号生成手段
363…デコード回路 364a〜364d…アップカウンタ
365…不揮発メモリ 366…暗号化手段
367…シリアル通信手段
400…管理制御装置 500…通信回線
501…中継器 510…ネットワークサーバ
520…ルータ 530…ホールコンピュータ
600…管理制御装置(データセンタ)700…外部通信回線
800…商品販売機 900…プリペイドカード販売機

Claims (9)

  1. 顧客により投入された貨幣の金額に応じて商品を払い出す販売機に用いられ当該貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭装置であって、
    投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、
    前記検銭手段が貨幣を識別する度にその金種を示す金種信号を生成する金種信号生成手段と、
    前記金種信号生成手段により生成された金種信号を金種毎に積算するアップカウント手段と、
    前記アップカウント手段で積算した値を金種毎に記憶する記憶手段と、
    外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする検銭装置。
  2. 顧客により投入された貨幣の真偽を検銭装置が判別しその識別した金額に応じて商品を払い出す販売機であって、
    前記検銭装置は、
    投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、
    前記検銭手段が貨幣を識別する度にその金種を示す金種信号を生成する金種信号生成手段と、
    前記金種信号生成手段により生成された金種信号を金種毎に積算するアップカウント手段と、
    前記アップカウント手段で積算した値を金種毎に記憶する記憶手段と、
    外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする販売機。
  3. 投入金額に応じて商品を払い出す複数の販売機の売上げを、前記各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が管理する売上管理システムであって、
    前記各販売機は、
    投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、
    前記検銭手段が貨幣を識別する度にその金種を示す金種信号を生成する金種信号生成手段と、
    前記金種信号生成手段により生成された金種信号を金種毎に積算するアップカウント手段と、
    前記アップカウント手段で積算した値を金種毎に記憶する第1記憶手段と、
    外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備え
    前記管理制御装置は、
    前記各販売機が前回の読出要求の際に出力した積算値を金種毎に記憶する第2記憶手段と、
    前記各販売機から出力された前記積算値から、前記第2記憶手段に記憶した当該販売機の前回の積算値を減算して当該販売機の売上げを求める売上取得手段とを備えていることを特徴とする売上管理システム。
  4. 顧客により投入された貨幣の金額に応じて商品を払い出す販売機に用いられ当該貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭装置であって、
    投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、
    識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成する入金信号生成手段と、
    生成された前記入金信号の数を積算するアップカウント手段と、
    前記アップカウント手段で積算した値を記憶する記憶手段と、
    外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする検銭装置。
  5. 顧客により投入された貨幣の真偽を検銭装置が判別しその識別した金額に応じて商品を払い出す販売機であって、
    前記検銭装置は、
    投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、
    識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成する入金信号生成手段と、
    生成された前記入金信号の数を積算するアップカウント手段と、
    前記アップカウント手段で積算した値を記憶する記憶手段と、
    外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする販売機。
  6. 投入金額に応じて商品を払い出す複数の販売機の売上げを、前記各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が管理する売上管理システムであって、
    前記各販売機は、
    投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、
    識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成する入金信号生成手段と、
    生成された前記入金信号の数を積算するアップカウント手段と、
    前記アップカウント手段で積算した値を記憶する第1記憶手段と、
    前記管理制御装置からの読出要求に応じて前記第1記憶手段に記憶した積算値を当該管理制御装置へ出力する積算値出力手段とを備え、
    前記管理制御装置は、
    前記各販売機が前回の読出要求の際に出力した積算値を記憶する第2記憶手段と、
    前記各販売機から出力された前記積算値から、前記第2記憶手段に記憶した当該販売機の前回の積算値を減算して当該販売機の売上げを求める売上取得手段とを備えていることを特徴とする売上管理システム。
  7. 投入金額に応じて商品を払い出す複数の販売機の売上げを、前記各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が管理する売上管理方法であって、
    前記販売機において、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別するステップと、
    識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成するステップと、
    生成された前記入金信号の数をアップカウント手段により積算するステップと、
    前記アップカウント手段により積算した値を第1記憶手段に記憶するステップと、
    前記管理制御装置からの読出要求に応じて前記第1記憶手段に記憶した積算値を当該管理制御装置へ出力するステップと、
    前記管理制御装置において、
    前記各販売機から出力された前記積算値から、第2記憶手段に記憶した当該販売機の前回の積算値を減算して当該販売機の売上げを求めるステップとを備えていることを特徴とする売上管理方法。
  8. 顧客により投入された貨幣の金額に応じて商品を払い出す販売機に用いられ当該貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭装置であって、
    投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別する検銭手段と、
    識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成する入金信号生成手段と、
    生成された前記入金信号の数を積算するアップカウント手段と、
    前記アップカウント手段で積算した値を記憶する記憶手段と、
    外部からの読出要求に応じて前記記憶手段に記憶した積算値を暗号化して出力する積算値出力手段とを備えていることを特徴とする検銭装置。
  9. 投入金額に応じて商品を払い出す複数の販売機の売上げを、前記各販売機と通信可能に接続された管理制御装置が管理する売上管理方法であって、
    前記販売機において、投入された貨幣の真偽を判別しその金額を識別するステップと、
    識別した金額を所定の単位金額で除算した数の入金信号を生成するステップと、
    生成された前記入金信号の数をアップカウント手段により積算するステップと、
    前記アップカウント手段により積算した値を第1記憶手段に記憶するステップと、
    前記管理制御装置からの読出要求に応じて前記第1記憶手段に記憶した積算値を当該管理制御装置のみが解読可能な暗号化鍵を用いて暗号化して出力するステップと、
    前記管理制御装置において、
    前記読出要求に応じて前記各販売機から出力された積算値を当該管理制御装置のみが秘密管理する前記暗号化鍵に対応する復号化鍵を用いて復号して取得するステップと、
    取得した積算値から、第2記憶手段に記憶した当該販売機の前回の積算値を減算して当該販売機の売上げを求めるステップとを備えていることを特徴とする売上管理方法。
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