JP2005323921A - 遊技媒体貸出しシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 パチンコ等の玉貸機において、紙幣、硬貨およびICコインを任意に使用可能とする。
【解決手段】 玉貸機1は、紙幣識別機20と、硬貨セレクタ30と、両端に上部、下部振分け部40、50を有するICコインの保留通路とを設け、硬貨とICコインは共通投入口から投入通路21を経て投入される。玉貸機は管理サーバと接続され、貸玉購入後の残額は下部振分け部から払出すICコインのIDに対応する管理サーバの管理領域に記憶する。共通投入口からのICコインは硬貨セレクタを通過して上部振分け部でIDを読み取られ、対応の管理領域から残額が確認され、その残額は下部振分け部のICコインに対応する管理領域へ付け替えられて、貸玉購入に供せられる。紙幣挿入口と共通投入口の2つ用いて紙幣、硬貨およびICコインの3種による貸玉の購入が可能となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技施設に併設された遊技媒体貸出機による、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体の貸出しシステムに関する。
従来の遊技媒体貸出しシステムとして、例えば特開2002−18109号公報に開示されたものがある。
これは電子データの書込みが可能なICコインを利用するもので、遊技媒体貸出機は、紙幣およびICコインの受付機能を有し、指定購入金額に応じた玉やメダルなどの遊技媒体を払い出す一方、投入した紙幣やICコインの金額から遊技媒体の購入金額を差し引いた金額その他のデータを書き込んだICコインを払い出して返却するものとなっている。遊技媒体貸出機は払い出したICコインに書き込んだデータを管理コンピュータにも書き込む。
返却されたICコインは、精算機に投入することにより、当該ICコインに書き込まれている金額の紙幣の払出しを受けることができ、あるいは次回に遊技媒体貸出機に投入することにより、遊技媒体の貸し出しを受けることができる。精算機や遊技媒体貸出機は、投入されたICコインに書き込まれたデータと管理コンピュータに書き込まれているデータを照合して、正規のICコインであることを確認する。
特開2002−18109号公報
しかしながら、上記従来の遊技媒体貸出しシステムでは、遊技媒体貸出機が紙幣とICコインのみを受け付け可能となっており、複数の多数流通している硬貨は受付けしないものとして、複数種類の通貨を扱わないことにより簡素、小型にできるとしている。
これは、遊技媒体貸出機が、例えばパチンコ店ではパチンコ台間に設置するために、その正面パネルの幅が極限まで細く設定されてスペースが小さいことから、紙幣挿入口とICコイン投入口に加えて、硬貨の投入口まで配置する余裕がないことも背景となっていることが考えられる。
そのため、硬貨しか手持ちがない遊技者は、別途に設置された硬貨使用可能の遊技媒体貸出機まで移動しなければならないという不便が生じる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、紙幣、ICコイン、ならびに硬貨を任意に使用可能な遊技媒体貸出しシステムを提供することを目的とする。
このため本発明は、遊技媒体貸出機が、紙幣挿入口と、該紙幣挿入口に連ねた紙幣識別機と、硬貨とICコインの共通投入口と、該共通投入口からの硬貨を識別する硬貨セレクタと、共通投入口からのICコインを保留する保留通路と、該保留通路の出口のICコインを払出し可能に保持する保持手段とを備え、上記紙幣挿入口または共通投入口からの入金金額から遊技媒体の購入金額を差し引いた残額を、保持手段に保持したICコインに設定する残額設定手段を有し、保持手段は残額設定手段により残額が設定されたICコインを払出すものとした。
遊技終了までの遊技媒体の購入金額が入金金額に満たなかった場合、その残額が設定されたICコインを払出すので、次回はこのICコインを共通投入口から投入することにより遊技媒体を購入することができる。共通投入口は硬貨セレクタにもつながっているので、挿入口と共通投入口の2つの口を用いて紙幣、硬貨およびICコインの3種による遊技媒体の購入が可能となった。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明をパチンコ店に適用した実施の形態の構成を示す図である。
遊技媒体貸出機としての玉貸機1が図示省略のパチンコ台間に設置されている。玉貸機1は、それぞれ紙幣挿入口3、硬貨およびICコインの共通投入口4、カード挿入口5、ICコイン等の返却口6、および玉払出し口7を備えている。
玉貸機1はまた、内部に制御部60を備え、各制御部60は管理サーバ70と通信可能に接続されている。
管理サーバ70は、さらにパチンコ店内の適宜箇所に設置された精算機75とも通信可能に接続されている。
ICコインにはそれぞれを識別可能なIDが書き込まれており、管理サーバ70は、ICコインのIDに対応させた管理領域72(72A、72B、・・72N)を設定し、各ICコインの金額データを記憶可能に構成されている。
図2、図3は玉貸機1の詳細を示し、図2は正面パネル2の正面図、図3は内部構造を示す側面図で、硬貨およびICコインの通路については断面を示している。
まず図2に示すように、正面パネル2の略中間高さ位置には樋状の玉払出し口7が配置されている。玉払出し口7より上側の上半部には、上から順に紙幣挿入口3、硬貨およびICコインの共通投入口4が設けられ、さらにその下側には、返却スイッチ8、返却ボタン9、残玉回数表示部10、残高・貯玉度数表示部11、表示切替スイッチ12、高額払出スイッチ13、高額使用可表示部14、貯玉払出スイッチ15、貯玉使用可表示部16が設けられている。
また、玉払出し口7より下側の下半部には、返却口6、鍵穴17、およびカード挿入口5が設けられている。
返却スイッチ8は、ICコインや会員カードの返却を求めるためのスイッチ、返却ボタン9は内部に詰まった硬貨やICコインを払い出すためのボタンである。
残玉回数表示部10は、貸玉を払出す際に、払出すべき玉数を減算表示する。
残高・貯玉度数表示部11は、投入された紙幣、ICコインまたは会員カードの残高金額または対応する玉数を表示する。表示切替スイッチ12はICコインまたは会員カードのいずれの残高を残高・貯玉度数表示部11に表示させるかを選択するためのものである。
高額払出スイッチ13は、例えば2千円以上の高額紙幣を投入したとき、まず千円分だけの玉が玉払出し樋から払い出されるが、その後さらに払出しを受けるためのものである。残高が存在する範囲で、このスイッチを押すごとに千円分ずつの玉が払い出される。
高額使用可表示部14は、当該玉貸機が高額紙幣を受付け可能状態であることをLEDの点灯で表示する。また貯玉使用可表示部16は、当該玉貸機が会員カードを受付け可能状態であることをLEDの点灯で表示する。
貯玉払出スイッチ15は、会員カードが挿入されているとき、払出しを受けるためのものである。貯玉が存在する範囲で、このスイッチを押すごとに例えば100個分など所定単位ずつの玉が払い出される。
返却口6は、残高が設定されたICコイン、および不良硬貨を払い出す。
下半部のうち返却口6を含むパネル2aは、鍵穴17にキーを挿し込んで開くことができ、後述するエラーコイン収納部62から読取りエラーの発生したICコインを回収可能となっている。
図3に示すように、玉貸機1内部では、玉通路66が玉払出し口7を図示しない貸玉供給部に接続している。玉貸機1の上部には、紙幣挿入口3(図2参照)に連ねた紙幣識別機20が設けられ、紙幣挿入口3から投入された紙幣の真偽および金額を識別する。投入されたものが真紙幣の場合は図示しない紙幣搬送通路へ送り出される一方、偽紙幣の場合は紙幣挿入口3から差し戻される。
硬貨およびICコインの共通投入口4(図2参照)には投入通路21が接続され、共通投入口4から投入された硬貨あるいはICコインを硬貨セレクタ30へ案内する。
硬貨セレクタ30は、投入通路21からの硬貨あるいはICコインを受け入れる受入れ通路31を有し、受入れ通路31にそって第1、第2のセンサ32、33を備えている。そしてこれら第1、第2のセンサで硬貨を識別して、振分けゲート34を切替え作動させる。
図4は振分けゲート部分の断面図である。硬貨およびICコインの共通投入口4から投入された硬貨が正貨であれば振分けゲート34が開いて、受入れ通路31からの硬貨が第1通路35へ案内される。
共通投入口4から投入されたものが偽貨またはICコインの場合は、振分けゲート34が閉じて、第2通路36へ案内される。
硬貨セレクタ30の第1通路35は正貨通路22に接続し、正貨は正貨通路22から図示しない硬貨搬送路へ送り出される。第2通路36は非正貨通路23に接続する。
非正貨通路23の下端は、上部振分け部40を介して左右に枝分かれした保留通路24と偽貨返却通路25につながっている。上部振分け部40は、ICコインのID読み取りを行う上部リーダ42と、振分けディスク44を備える。
振分けディスク44は周縁部に切り欠き凹部45を有して、非正貨通路23を移動してきたICコイン等をその切り欠き凹部45に保持し、一方向または逆方向に回動して、保持したICコイン等を保留通路24または偽貨返却通路25へ振り分ける。
振分けディスク44の切り欠き凹部45に保持されているICコインを、必要に応じて、上部振分け部のICコインと呼ぶ。上部リーダ42は読み取ったICコインのIDを制御部60へ出力する。
偽貨返却通路25の下端は返却口6に開口している。
保留通路24の下端は、下部振分け部50を介して左右に枝分かれした回収通路26とICコイン払出し通路27につながっている。下部振分け部50は、ICコインのID読み取りを行う下部リーダ52と、振分けディスク54を備える。
振分けディスク54は周縁部に切り欠き凹部55を有して、保留通路24を移動してきたICコインをその切り欠き凹部55に保持する。
振分けディスク54の切り欠き凹部55に保持されているICコインを、必要に応じて、下部振分け部のICコインと呼ぶ。下部リーダ52は読み取ったICコインのIDを制御部60へ出力する。
保留通路24は共通投入口4から投入されたICコインを多数保留するために、折れ曲がり形状として長い通路長を確保している。
振分けディスク54は、一方向または逆方向に回動して、切り欠き凹部55に保持したICコインをICコイン払出し通路27または回収通路26へ振り分ける。
なお、振分けディスク44、54はそれぞれ切り欠き凹部45、55を回転軸を挟んだ対称位置の2箇所に有しており、半回転ごとに非正貨通路23または保留通路24を移動してきたICコインを保持できるようになっている。
回収通路26は玉貸機1の下部に配置されたエラーコイン収納部62につながり、ICコイン払出し通路27は返却口6に開口している。
玉貸機1の底部には、カード挿入口5に対応させてカードリードライタ64が設置されている。
制御部60は玉貸機1の下半部に保留通路24および回収通路26と重ねて配置されている。
制御部60は、紙幣識別機20、上部振分け部40、下部振分け部50、およびカードリードライタ64と図示しない信号線で接続されている。
これにより、紙幣識別機20は紙幣挿入口3から投入された紙幣の金額データを制御部60へ出力する。
上部振分け部40からは、振分けディスク44の切り欠き凹部45に保持したICコインのIDを上部リーダ42で読み取ったデータが制御部60に入力される。上部リーダ42でICコインのIDが読み取れた場合は、制御部60は当該ICコインを保留通路24へ送り出す方向に振分けディスク44を回動させる指令を出力する。
一方、上部リーダ42でIDを読み取れなかったときは、振分けディスク44の切り欠き凹部45に保持したものはICコインではなく偽貨であるものとして、偽貨返却通路25へ送り出す方向に振分けディスク44を回動させる指令を出力する。
下部振分け部50は、振分けディスク54の切り欠き凹部55に保持したICコインのIDを、制御部60からの指示に基いて下部リーダ52で読み取り、そのIDを制御部60へ出力する。制御部60は別途ICコインの払出しが必要となるまで、当該ICコインを下部振分け部50に保持させたままとする一方、下部リーダ52から受け取ったICコインのIDを管理サーバ70へ出力して、当該IDのための管理領域72を設定させる。
ICコインのIDを下部リーダ52で読み取れないエラーが発生したときには、制御部60は当該ICコインを回収通路26へ送り出す方向に振分けディスク54を回動させる指令を出力する。
カードリードライタ64からは、カード挿入口5から挿入された会員カードに記録された金額データが読み取られて制御部60に入力され、制御部60からは払出した貸玉の購入金額を差し引いた残高データが出力されて会員カードに書き込まれる。
図5、図6は、以上のように構成された実施の形態における、とくに紙幣、硬貨、およびICコインによる貸玉購入時の制御動作の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ100において、玉貸機1の紙幣識別機20、硬貨セレクタ30、および上部振分け部40は待機状態にある。
紙幣挿入口3から紙幣が投入されて、紙幣識別機20から入金金額データが制御部60へ入力されるとステップ101へ進む。
硬貨およびICコインの共通投入口4から硬貨が投入されて、硬貨セレクタ30から入金金額データが制御部60へ入力されるとステップ102へ進む。
共通投入口4からICコインが投入されて、上部振分け部40からICコインのIDが制御部60へ入力されるとステップ301へ進む。
ステップ101で、制御部60は、入金金額が千円以下であるかをチェックして、千円以下であればステップ102へ進み、千円を超える高額の場合はステップ103へ進む。
ステップ102では、制御部60は入金金額分だけの貸玉を払出すように、貸玉供給部へ指令を出力して玉貸し処理を実行し、待機状態へ戻る。
また、共通投入口4から硬貨が投入された場合も、このステップ102において入金金額分だけの玉貸し処理が実行される。
一方、高額入金の場合、ステップ103では、制御部60が、下部振分け部50のICコインのIDと入金金額のデータを管理サーバ70へ出力する。これにより、管理サーバ70は、当該ICコインのID(ID:A)に対応させた管理領域72Aに入金金額(例えば5000円)を記憶する。
このあとステップ104において、管理サーバ70はまず千円分の玉貸しを制御部60へ指示し、これに基づいて制御部60は貸玉供給部へ指令を出力して玉貸し処理を実行する。管理サーバ70は、下部振分け部50のICコインのID(ID:A)に対応する管理領域72Aに記憶した金額から玉貸分の千円を差し引いた新たな金額(4000円)を、当該管理領域に記憶する。
続いてステップ105において、管理サーバ70は、上記管理領域72Aに記憶された金額が0(ゼロ)でない、すなわち残高があるかどうかをチェックする。そして残高がある場合は、ステップ106へ進み、残高がない場合は待機状態へ戻る。
ステップ106では、管理サーバ70は残高を制御部60へ出力し、これを受信した制御部60は利用可能残高として残高・貯玉度数表示部11に表示する。
ステップ107では、制御部60は、高額払出スイッチ13がオンされたかどうかをチェックする。高額払出スイッチ13がオンされた場合は、制御部60はその旨を管理サーバ70へ出力してステップ104へ戻る。すなわち、管理サーバ70は千円分の玉貸しを制御部60へ指示し、これに基づいて制御部60は玉貸し処理を実行する。管理サーバ70は、下部振分け部50のICコインのID(ID:A)に対応する管理領域72Aに記憶した金額から玉貸分の千円を差し引いた新たな金額(3000円)を、当該管理領域に記憶する。
高額払出スイッチ13がオンされていない場合は、ステップ107からステップ108へ進み、返却スイッチ8がオンされたかどうかをチェックする。返却スイッチ8もオンされていないときはステップ107へ戻り、高額払出スイッチ13のオンまたは返却スイッチ8のオンのチェックを繰り返す。
ステップ108のチェックで返却スイッチ8がオンされたときは、ステップ109において制御部60は下部振分け部50に指令を出し、振分けディスク54を回動させてその切り欠き凹部55に保持したICコインをICコイン払出し通路27へ払出させる。
そして、ステップ110において、制御部60は次に下部振分け部50の振分けディスク54に保持されたICコインのID(ID:B)を下部リーダ52から受けて、そのIDを管理サーバ70に出力して新たな管理領域72Bを設定させたあと、待機状態へ戻る。
ICコインが投入された場合のステップ301では、制御部60は、上部リーダ42が読み取った上部振分け部40のICコインのID(ID:C)を管理サーバ70へ出力する。
ステップ302では、管理サーバ70は、投入された当該ICコインのID(ID:C)に対応する管理領域を検索し、その管理領域72Cに記憶された金額が0(ゼロ)でない、すなわち残高があるかどうかをチェックする。そして残高がある場合は、ステップ303へ進み、残高がない場合はステップ305へ進む。
ステップ303で管理サーバ70は、下部振分け部50のICコインのID(ID:D)に対応する管理領域72Dに上記残高を移動させる。
すなわち、図7に示すように、投入されたICコインのID(ID:C)に対応する管理領域72Cに記憶された金額が例えば3000円であった場合、矢示のように、元来記憶値が0円であった下部振分け部50のICコインのID(ID:D)に対応する管理領域72Dに上記3000円が記憶され、管理領域72Cの記憶値が0円に書き換えられて、残高が付け替えられる。
次のステップ304において、制御部60は振分けディスク44を回動させて、上部振分け部の残高をゼロとされたICコインを保留通路24へ送る。
これにより、共通投入口4から投入されたICコインは保留通路24に入って保留される際にすべて残高がゼロに設定されることになる。
このあとは、ステップ104の玉貸し処理に進み、以後、高額入金時の処理と同じである。
一方、投入されたICコインに残高がなかった場合のステップ305では、制御部60が当該ICコインを上部振分け部40から保留通路24へ送らせ、その後待機状態に戻る。
以上のように、本システムの制御では、高額入金に対して入金金額の全部を消費しないで遊技を終了する場合には、ICコインを払出し、そのICコインのIDに対応させて管理サーバ70に残額が記憶されるので、次回ICコインを投入すればそのIDに基いて残高が確認され、貸玉の購入が可能となる。
また、投入されたICコインはその残高が管理サーバ70においてゼロにされ、代わりに次の払出し用に下部振分け部50に保持されている別のICコインのIDに対応する管理領域に付け替えられる。残高をゼロとされたICコインは保留通路24、すなわち玉貸機1内に保留されるから、投入したICコインとはIDが異なるICコインが払出されることとなる。
なお、残高・貯玉度数表示部11に残高が表示されている状態で、さらに硬貨や千円以下の紙幣が投入された場合には、ステップ102で投入金額分だけの貸玉が払出される。
また、残高・貯玉度数表示部11に残高が表示されている状態で、さらに高額の紙幣やICコインが投入された場合は、制御部60から管理サーバ70へその旨が出力されるから、ステップ104以下で千円分の玉貸しが行われ、下部振分け部50に保持されているICコインのIDに対応する管理領域の残額に差額が加算される。
ただし、残高・貯玉度数表示部11に残高として所定の高額金額が表示されているときには、さらなる紙幣の投入などを受け付けないように設定することも可能である。
精算機75もICコインのIDを読み取る図示省略のリーダ部を備え、精算機75に投入されたICコインのIDを管理サーバ70に出力する。管理サーバ70は当該IDに対応する管理領域72に記憶された残額を精算機75へ通知するので、精算機75はその残額を精算金として払出す。管理サーバ70は残額を精算機75へ通知した後、当該IDに対応する管理領域の残額をゼロに書き換える。
本実施の形態では、下部振分け部50が発明における保持手段を構成している。そして、図5のフローチャートのステップ103の処理に係わる下部リーダ52、制御部60および管理サーバ70が残額設定手段を構成し、とくに下部リーダ52は第1の読み取り手段に該当する。
また、ステップ302の処理に係わる上部リーダ42、制御部60および管理サーバ70が残高特定手段を構成し、ステップ303が残高付け替え手段を構成し、とくに上部リーダ42は第2の読み取り手段に該当する。
実施の形態は以上のように構成され、紙幣挿入口3と、硬貨とICコインの共通投入口4とを有するとともに、共通投入口4からのICコインを保留する保留通路24の出口にICコインを払出し可能に保持する下部振分け部50を設け、紙幣挿入口3または共通投入口4からの入金金額から貸玉の購入金額を差し引いた残額を、下部振分け部50に保持したICコインに対応させて記憶する管理サーバ70を設け、下部振分け部50は残額が管理サーバ70への記憶により設定されたICコインを払出すものとしたので、次回はこの払出されたICコインを共通投入口4から投入することにより貸玉を購入することができる。共通投入口4は硬貨セレクタ30にもつながっているので、紙幣挿入口3と共通投入口4の2つの口を用いて紙幣、硬貨およびICコインの3種による貸玉の購入が可能である。
共通投入口4から投入されたICコインは保留通路24に入る際にその残高が特定され、管理サーバ70では当該残高を保留通路24の出口の下部振分け部50に保持されたICコインに付け替え記憶するので、保留通路24に複数のICコインが保留されていても、投入されたICコインの残高は次に払出されるICコインに確実に反映される。
そしてとくにICコインにはそれぞれを識別可能なIDが書き込まれ、残高設定は、下部振分け部50に保持したICコインのIDを読み取る下部リーダ52を設け、管理サーバ70には読み取られたIDに対応する管理領域を設定して、上記残高をこの管理領域に記憶することにより行い、また、残高特定については、保留通路24の入口の上部振分け部40に共通投入口4からのICコインのIDを読み取る上部リーダ42を設け、読み取られたIDに対応する管理サーバ70の管理領域の記憶値を、当該ICコインの残高とし、さらに、残高付け替えは、上部リーダ42で読み取られたIDに対応する管理領域の記憶値を、下部振分け部50に保持したICコインのIDに対応する管理領域に記憶するとともに、上部リーダ42で読み取られたIDに対応する管理領域の記憶値をゼロにするものとしたので、ICコインには金額データを記憶させる必要はなく、不正な金額データ書換えの恐れがない。
実施の形態は、パチンコ店の玉貸しシステムを例として説明したが、本発明はこれに限定されず、パチンコ玉のほかメダルその他の遊技媒体貸出しシステムにも適用される。
なお、実施の形態では、ICコインにはIDを書き込み、金額データは管理サーバ70に記憶させるものとして、不正行為防止のための照合データの書込みなどを併用すれば、ICコイン自体に金額データを書き込むものとすることもできる。
本発明の実施の形態の構成を示す図である。 玉貸機の正面パネルの正面図である。 玉貸機の内部構造を示す側面図である。 硬貨セレクタにおける振分けゲート部分の断面図である。 貸玉購入時の制御動作の流れを示すフローチャートである。 貸玉購入時の制御動作の流れを示すフローチャートである。 ICコインの残額の付け替え処理を示す説明図である。
符号の説明
1 玉貸機
2 正面パネル
3 紙幣挿入口
4 共通投入口
5 カード挿入口
6 返却口
7 玉払出し口
8 返却スイッチ
9 返却ボタン
10 残玉回数表示部
11 残高・貯玉度数表示部
12 表示切替スイッチ
13 高額払出スイッチ
14 高額使用可表示部
15 貯玉払出スイッチ
16 貯玉使用可表示部
17 鍵穴
20 紙幣識別機
21 投入通路
22 正貨通路
23 非正貨通路
24 保留通路
25 偽貨返却通路
26 回収通路
27 ICコイン払出し通路
30 硬貨セレクタ
31 受入れ通路
32 第1のセンサ
33 第2のセンサ
34 振分けゲート
35 第1通路
36 第2通路
40 上部振分け部
42 上部リーダ
44、54 振分けディスク
45、55 切り欠き凹部
50 下部振分け部
52 下部リーダ
60 制御部
62 エラーコイン収納部
64 カードリードライタ
66 玉通路
70 管理サーバ
72 管理領域
75 精算機
K ICコイン

Claims (3)

  1. 遊技媒体貸出機が、紙幣挿入口と、該紙幣挿入口に連ねた紙幣識別機と、硬貨とICコインの共通投入口と、該共通投入口からの硬貨を識別する硬貨セレクタと、前記共通投入口からのICコインを保留する保留通路と、該保留通路の出口のICコインを払出し可能に保持する保持手段とを備え、
    前記紙幣挿入口または共通投入口からの入金金額から遊技媒体の購入金額を差し引いた残額を、前記保持手段に保持したICコインに設定する残額設定手段を有し、
    前記保持手段は前記残額設定手段により残額が設定されたICコインを払出すことを特徴とする遊技媒体貸出しシステム。
  2. 前記共通投入口から保留通路に入るICコインの残高を特定する残高特定手段を有し、
    前記残額設定手段は、前記残高特定手段で特定した残高を前記保持手段に保持したICコインに付け替える残高付け替え手段を含むことを特徴とする請求項1記載の遊技媒体貸出しシステム。
  3. 前記ICコインにはそれぞれを識別可能なIDが書き込まれ、
    前記残額設定手段は、前記保持手段に保持したICコインのIDを読み取る第1の読み取り手段と、当該読み取られたIDに対応する管理領域を設定可能の管理サーバとを含んで、前記残額を前記管理領域に記憶し、
    前記残高特定手段は、前記保留通路の入口において前記共通投入口からのICコインのIDを読み取る第2の読み取り手段を備え、当該読み取られたIDに対応する前記管理サーバの管理領域の記憶値を、前記共通投入口から投入されたICコインの残高とし、
    前記残高付け替え手段は、前記第2の読み取り手段で読み取られたIDに対応する管理領域の記憶値を前記保持手段に保持したICコインのIDに対応する管理領域に記憶し、前記第2の読み取り手段で読み取られたIDに対応する管理領域の記憶値をゼロにするものであることを特徴とする請求項2記載の遊技媒体貸出しシステム。
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