JP5016806B2 - Icコイン処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技施設に併設されパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機の内部に設置されるICコイン処理装置に関する。
近年、パチンコパチスロ遊技場においては、電子データの書込みが可能なICコインを利用する遊技媒体貸出機が導入されている。この遊技媒体貸出機は、貨幣の投入を受付け指定購入金額に応じた玉やメダルなどの遊技媒体を払い出す一方、投入した貨幣の金額から遊技媒体の購入金額を差し引いた金額その他のデータを書き込んだICコインを払い出して返却する。返却されたICコインは、精算機に投入することにより、当該ICコインに書き込まれている金額分の貨幣の払出しを受けることができ、あるいは次回に遊技媒体貸出機に投入することにより、遊技媒体の貸し出しを受けることができる。
このような遊技媒体貸出機内に設置されるICコイン処理装置として、例えば特開2002−210207号公報に開示されたものがある。これはICコインを受入れ保持するコインホルダを備えたロータを回転制御することにより、コインホルダに受け入れたICコインを回転移動させることができる装置であり、コインホルダの回転軌跡上の位置から連通する押上通路に複数枚のICコインが貯留されている。遊技媒体貸出機に貨幣が投入されると、押上通路に貯留されているICコインが1枚コインホルダに収納された後、ロータの回転により情報処理位置に移動され、入金分のデータがICコインに記録される。遊技媒体の払出が行われると、払出した分の金額が減算され、遊技が途中で終了された場合は残額が記録されたICコインを返却し、残額がなくなった場合は再び押上通路に戻され貯留される。ICコインが投入された場合は、投入されたICコインをロータのコインホルダで受入れた後、ロータの回転により情報処理位置に移動され、その後は貨幣が投入された場合と同様の処理が行われる。
以上のようにICコイン処理装置が構成されており、押上通路にてICコインが貯留されているので、ICコインが遊技客に返却されてしまった場合でも、次の遊技客の貨幣投入に基づいてICコインが押上通路より補給され、ICコインの発行ができるので、係員が新しいICコインを補充する必要がないとしている。
特開2002−210207号公報
上記した従来のICコイン処理装置は、貨幣を投入して投入金額分使用しきることなくICコインの返却を行う遊技客が続くこともあり、そのような場合にも対応できるようにできるだけ多くのICコインを貯留しておく必要がある。しかしながら上記文献のICコイン処理装置は、押上通路にてICコインを起立姿勢で縦に積み重ねて貯留する形式であり、多く貯留するとなると非常に大きなスペースを要していた。
また、遊技店の売上を高めるためには、紙幣、ICコイン、硬貨、会員カードなど多くの媒体が遊技媒体貸出機で使用できるようにすることが望ましく、それを実現するには上記した各媒体を処理する装置やそれらの装置を制御する装置等を遊技媒体貸出機内に設置しなければならないが、遊技媒体貸出機はパチンコ台間に設置されるために、内部のスペースは非常に小さく、従来から上記したような多くの媒体を使用できるような遊技媒体貸出機の実現は非常に困難であった。このようなことから、遊技媒体貸出機に設置する各装置をコンパクトに形成することが求められていた。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、ICコインを貯留することが可能であり且つコンパクトに形成できるICコイン処理装置を提供することを目的とする。
このため本発明は、ICコインを受け入れる受入口と、ICコインが起立状態で移動可能な通路と、ICコインを保持する切り欠き凹部を備え回動可能なロータと、該ロータに保持されたICコインのデータを読み取るICコインリーダと、複数枚のICコインを起立状態で厚み方向に奥側へ向って並べて貯留する貯留部と、該貯留部の最前部に貯留されているICコインだけを前記通路上に突出した状態で支持する前面ストッパーと、から構成してICコインのデータの処理を行うICコイン処理装置において、ロータは、前記切り欠き凹部よりも回動中心から離れた位置に円弧状の突状を設け、当該突状は、所定方向回動時に貯留部の最前部に通路側に突出した状態で貯留されているICコインを奥側へ押し下げるコイン押し下げ部と、投入されたICコインが前記切り欠き凹部でICコインリーダによりICコインのデータの読み取り時に前記通路上に突出した貯留部のICコインを通路より押し下げた状態で貯留部内に維持させる押し下げ支持部と、を備えたものとした。
上記した構成によれば、貯留部にICコインが厚み方向に並べて貯留されるので、多くの枚数のICコインを小さいスペースの中で貯留することができ、遊技媒体貸出機の狭いスペース内にコンパクトに収容される。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明をパチンコ店に適用した実施の形態の構成を示す図である。
遊技媒体貸出機としての玉貸機1が図示省略のパチンコ台間に設置されている。玉貸機1は、それぞれ紙幣挿入口3、ICコインの投入口4、カード挿入口5、返却口6、および玉払出し口7を備えている。
玉貸機1はまた、内部に制御部60を備え、各制御部60は管理サーバ70と通信可能に接続されている。
管理サーバ70は、さらにパチンコ店内の適宜箇所に設置された精算機75とも通信可能に接続されている。
ICコインにはそれぞれを識別可能なIDが書き込まれており、管理サーバ70は、ICコインのIDに対応させた管理領域72(72A、72B、・・72N)を設定し、各ICコインの金額データを記憶可能に構成されている。
図2は玉貸機1の正面図である。
図2に示すように、玉貸機1の略中間高さ位置には樋状の玉払出し口7が配置されている。玉払出し口7より上側の上半部には、上から順に紙幣挿入口3、ICコインの投入口4が設けられ、さらにその下側には、返却スイッチ8、残高・貯玉度数表示部10、残玉回数表示部11、表示切替スイッチ12、高額払出スイッチ13、高額使用可表示部14、貯玉払出スイッチ15、貯玉使用可表示部16が設けられている。
また、玉払出し口7より下側の下半部には、返却口6、およびカード挿入口5が設けられている。
返却スイッチ8は、ICコインや会員カードの返却を求めるためのスイッチである。
残高・貯玉度数表示部10は、投入された紙幣、ICコインまたは会員カードの残高金額または対応する玉数を表示する。表示切替スイッチ12はICコインまたは会員カードのいずれの残高を残高・貯玉度数表示部10に表示させるかを選択するためのものである。
残玉回数表示部11は、貸玉を払出す際に、払出すべき玉数を減算表示する。
高額払出スイッチ13は、例えば2千円以上の高額紙幣を投入したとき、まず千円分だけの玉が玉払出し樋から払い出されるが、その後さらに払出しを受けるためのものである。残高が存在する範囲で、このスイッチを押すごとに千円分ずつの玉が払い出される。
高額使用可表示部14は、当該玉貸機が高額紙幣を受付け可能状態であることをLEDの点灯で表示する。また貯玉使用可表示部16は、当該玉貸機が会員カードを受付け可能状態であることをLEDの点灯で表示する。
貯玉払出スイッチ15は、会員カードが挿入されているとき、払出しを受けるためのものである。貯玉が存在する範囲で、このスイッチを押すごとに例えば100個分など所定単位ずつの玉が払い出される。
返却口6は、残高が設定されたICコインを払い出す。
玉貸機1の内部には、紙幣挿入口3から投入された紙幣の真偽および金額を識別する紙幣識別機(不図示)が設けられ、投入されたものが真紙幣の場合は図示しない紙幣搬送通路へ送り出される一方、偽紙幣の場合は紙幣挿入口3から差し戻される。
ICコインの投入口4は玉貸機1の内部に設けられた詳細後述のICコイン処理装置20の受入口22につながっている。また、投入口4には不図示のシャッターが設けられ、ICコインや高額紙幣の投入後の残高がある間はシャッターを閉じて、ICコイン等の投入を受付けないようにしている。
玉払出し口7は玉貸機1の内部に設けられた図示しない貸玉供給部に接続している。
つぎに、ICコイン処理装置20の構造について説明する。図3は、ICコイン処理装置20の外観斜視図、図4はその正面図、図5は図4におけるA−A部断面図である。図6はロータ44の正面斜視図、図7はロータ44の背面斜視図であり、それぞれ(a)はICコインを保持していない状態、(b)は切り欠き凹部45にICコインを保持した状態を示している。
ICコイン処理装置20は、受入通路24と、ICコイン処理部40と、返却通路26と、回収通路28と、オーバーフロー通路30と、エラーコイン通路32と、貯留部34と、ロータ駆動部80(図8参照、詳細後述)とで大略構成され、各通路及び貯留部は樹脂成型で一体に形成され、前面側にカバー部材を重ね合わせて構成してあるが、内部構造を示すためにカバーは図面上では省略してある。また、各通路はICコインが起立状態で通過可能であり、スムーズに移動できるように通路高さはICコインの直径よりやや大きく形成してある。
ICコイン処理部40にはロータ駆動部80によって回動するロータ44と、ICコインのデータを読み取るICコインリーダ42が設けられている。ロータ44はV字型の切り欠き凹部45を有し、受入口22から入って受入通路24を移動してきたICコイン等をその切り欠き凹部45に保持し、一方向又は逆方向に回動する。ICコインリーダ42は上述した図示省略のカバー側に設けられ、ICコインのIDを読み取り、そのIDを制御部へ出力する。なお、ロータ44が発明における保持手段を構成している。
ロータ44には透過穴47が設けられている。ロータ44の奥側には図示省略の光源を設置し、該光源からの光を透過穴47を通して受光する受光部を前面側のカバー(図示省略)に設置して、光源と受光部とで透過センサを形成している。ICコインなどがロータ44の上向き位置にある切り欠き凹部45に入ると、透過穴47を通して光源から受光部に届いていた光が遮断されるので、ICコインなどが切り欠き凹部45に保持されたことが検知される。
なお、図に示すように、ロータ44の切り欠き凹部45、及び各通路の通路面には複数本の突条33,48を設けて、当該切り欠き凹部45及び各通路へのICコインの出入に対する摩擦抵抗を軽減させている。
貯留部34はロータ44の左下の位置に奥側へ向かって突出し、中が筒状になっておりICコインが起立姿勢で厚み方向に並んで貯留される。また図5に示すように、その貯留底部34cはバネ34dによって前面に向かって付勢され、前面ストッパー34aによって最前部に貯留されているICコインだけが通路上に突出した状態で支持されるように形成されている。
つぎに、ロータ駆動部80の詳細について説明する。ロータ駆動部は駆動モータとギヤ列で構成され、ICコイン処理装置の配面側に設けられている。図8はICコイン処理装置20のロータ駆動部80を示す背面図、図9、図10は駆動モータとギヤ列のみを取り出して示す図であり、図9は正面図、図10は平面図である。
駆動モータ82から、順次に第1ギヤ84、第2ギヤ85、第3ギヤ86が連結し、第3ギヤ86がロータ44と噛み合っている。各ギヤはそれぞれ大歯車と小歯車を備えて、順次に減速する。
駆動モータ82は回転軸に斜歯歯車83を備え、第1ギヤの大歯車84aは、駆動モータ82の斜歯歯車83と噛み合う斜歯となっている。その他の各ギヤの歯車は平歯車である。ロータは、切り欠き凹部45を形成した面の裏側に第3ギヤ86の小歯車86bと噛み合う大歯車87を備えている。
駆動モータ82の回転が第1ギヤ84〜第3ギヤ86のギヤ列により減速、伝達されて、ロータ44を回転させる。制御部60は、駆動モータ82を制御することにより、ロータ44の回転および回転位置を制御する。
また、制御部60は、玉貸機1の下半部に配置されおり、紙幣識別機、およびカードリードライタと接続されている。これにより、紙幣識別機は紙幣挿入口3から投入された紙幣の金額データを制御部60へ出力する。
図3等も参照して、ICコイン処理部40では、ICコインがロータ44の切り欠き凹部45に入ると、透過センサの検知信号が制御部60へ入力される。制御部60はその信号に基づいて、ロータを反時計回りに回動させる指令を出力し、図11(a)に示すようにICコインをICコインリーダ42の位置まで移動させて停止する。このとき、ICコインは、各通路と一体に樹脂成型された支持部36の先端部36aによって支持されている。そして、ICコインリーダ42の位置で保持しているICコインのIDをICコインリーダに読み取らせる。
また、このようにロータ44が回動すると共に、コイン押し下げ部54(図7参照)が、貯留部34の最前部に通路側に突出した状態で貯留されているICコインを奥側へ押し下げていき、押し下げ支持部52が当該貯留ICコインを押し下げた状態を維持している。
ICコインリーダ42でIDが読み取れた場合は、IDデータは制御部60に入力され、当該ICコインのIDに対応する管理領域72に記憶された金額の残高範囲内で玉の払出が可能となる。
残高がなくなった場合は、さらに反時計回りにロータ44を回動させ、図12(a),(b)に示すように、上述した貯留部34で押し下げ支持部52に押し下げられているICコインのさらに前方に、切り欠き凹部45で保持したICコインを滑り込ませる。そして、図12(c),(d)に示すように、そのままロータ44を反時計回りに回動させ続けてICコインは側面部ストッパー34bに沿いながら切り欠き凹部45の右突出部45bによって貯留部34へ押込まれる。さらに、そのままロータ44を反時計回りに回動させ続けて切り欠き凹部45が上向きとなった位置で停止する。
残高があるときに、返却スイッチ8が押されると、ロータ44を時計回りに回動させ、ICコインを返却通路26へ送り出す。返却通路26は遊技媒体貸出機1の返却口6に繋がっている。
ICコインリーダ42でIDを読み取れなかったときは、ロータの切り欠き凹部45に保持したものはICコインではないとして、ロータ44を時計回りに回動させ、ICコインを返却通路26へ送り出す。その後、ロータ44を反時計回りに回動させて再び切り欠き凹部が上向きとなった位置で停止する。
また、上記した支持部36は図11(b)に示すように先端側の約半分が左右に可動するように切り離されて成型されており、ICコインより直径の大きいものが投入された場合でも、支持することができるようにしている。即ち、ICコインより大きい直径のものが投入された場合には、支持部は先端側が左に押された状態で投入されたものを支持する。
また、紙幣挿入口3から高額紙幣(2千円以上)の入金がされた場合は、制御部60はロータ44を回動させる指令を出力する。ロータ44を切り欠き凹部45が上向きとなった位置から時計回りに回動していき、図13(a),(b),(c),(d)に示すように、貯留部34の最前部で支持されているICコインのみが第1コイン送出部50a、第2コイン送出部50bによって取り出され、当該取り出されたICコインがICコインリーダ42の位置まで運ばれる。詳述すると、第1コイン送出部50aによって当該最前部で貯留されているICコインの中心から略4分の1程度下方位置が押され、持ち上げるようにして貯留部34から取り出され、支持部36の根元部分で支持されながら第2コイン送出部50bでさらに上方に押し上げられ、支持部36の先端と切り欠き凹部45でICコインリーダ42の位置にて保持され停止する。また、それと同時に次位に貯留されていたICコインがバネ34dの付勢により、貯留部の最前部へ押し出される。そして、貯留部34から運ばれたICコインのIDをICコインリーダ42に読み取らせ、IDに対応する管理領域に入金額を記憶し、その金額の範囲内で玉の払出が可能となる。その後はICコインが投入された場合と同様の処理を行う。また、投入通路24及び返却通路26の通路壁や貯留部34の側面ストッパー34bには切欠き31を設け、シャッターS1は2つに別れていて、ロータ44が回動する際に第1コイン送出部50a、第2コイン送出部50bが通過できるようにしている。
貯留部34から運んできた当該ICコインのIDが読み取れないエラーが発生した場合は、制御部60はロータ44を時計回りに回動させ、シャッターS1及び、シャッターS2を閉じる指令を出力する。このとき、図14(a),(b),(c),(d)に示すようにシャッターS1及び第1コイン送出部50a、第2コイン送出部50bに押し出されるようにしてICコインが回収通路28へ送出され、シャッターS2が閉じられているのでエラーコイン通路32へ送られる。エラーコイン通路32は遊技媒体貸出機1内のエラーコイン回収部(不図示)へ繋がっている。そして、ロータ44をそのまま時計回りに回動させ続け、貯留部34で次位に貯留されていたICコインをICコインリーダ42の位置まで運び、そのICコインのIDに対応する管理領域に入金額を記憶するようにする。
図15、図16は、以上のように構成された実施の形態における、貸玉購入時の制御動作の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ100において、玉貸機1の紙幣識別機、およびICコイン処理部40は待機状態にある。
紙幣挿入口3から紙幣が投入されて、紙幣識別機から入金金額データが制御部60へ入力されるとステップ101へ進む。
投入口4からICコインが投入されて、ICコイン処理部40のICコインリーダ42からICコインのIDが制御部60へ入力されるとステップ301へ進む。
ステップ101で、制御部60は、入金金額が千円以下であるかをチェックして、千円以下であればステップ102へ進み、千円を超える高額の場合はステップ103へ進む。
ステップ102では、制御部60は入金金額分だけの貸玉を払出すように、貸玉供給部へ指令を出力して玉貸し処理を実行し、待機状態へ戻る。
一方、高額入金の場合、ステップ103では、制御部60が、ロータ44を回動させる指令を出力して、貯留部34のICコインをICコイン処理部40のICコインリーダ42の位置へ運んで(図13参照)IDを読み取り、ICコインのIDと入金金額のデータを管理サーバ70へ出力する。これにより、管理サーバ70は、当該ICコインのID(ID:A)に対応させた管理領域72Aに入金金額(例えば5000円)を記憶する。
このあとステップ104において、管理サーバ70はまず千円分の玉貸しを制御部60へ指示し、これに基づいて制御部60は貸玉供給部へ指令を出力して玉貸し処理を実行する。管理サーバ70は、当該ICコインのID(ID:A)に対応する管理領域72Aに記憶した金額から玉貸分の千円を差し引いた新たな金額(4000円)を、当該管理領域に記憶する。
続いてステップ105において、管理サーバ70は、上記管理領域72Aに記憶された金額が0(ゼロ)でない、すなわち残高があるかどうかをチェックする。そして残高がある場合は、ステップ106へ進み、残高がない場合はステップ110で制御部60がロータ44を回動させる指令を出し、当該ICコインをICコイン処理部40から貯留部34へ送らせ(図12参照)、その後待機状態に戻る。
ステップ106では、管理サーバ70は残高を制御部60へ出力し、これを受信した制御部60は利用可能残高として残高・貯玉度数表示部11に表示する。
ステップ107では、制御部60は、高額払出スイッチ13がオンされたかどうかをチェックする。高額払出スイッチ13がオンされた場合は、制御部60はその旨を管理サーバ70へ出力してステップ104へ戻る。すなわち、管理サーバ70は千円分の玉貸しを制御部60へ指示し、これに基づいて制御部60は玉貸し処理を実行する。管理サーバ70は、ICコイン処理部40のICコインのID(ID:A)に対応する管理領域72Aに記憶した金額から玉貸分の千円を差し引いた新たな金額(3000円)を、当該管理領域に記憶する。
高額払出スイッチ13がオンされていない場合は、ステップ107からステップ108へ進み、返却スイッチ8がオンされたかどうかをチェックする。返却スイッチ8もオンされていないときはステップ107へ戻り、高額払出スイッチ13のオンまたは返却スイッチ8のオンのチェックを繰り返す。
ステップ108のチェックで返却スイッチ8がオンされたときは、ステップ109において制御部60はロータ44を回動させる指令を出し、ICコインを返却通路26へ払出させたあと、待機状態へ戻る。
ICコインが投入された場合のステップ301では、制御部60は、ICコイン処理部40でICコインリーダ42が読み取ったICコインのIDを管理サーバ70へ出力する。
ステップ302では、管理サーバ70は、投入された当該ICコインのID(ID:B)に対応する管理領域を検索し、その管理領域72Bに記憶された金額が0(ゼロ)でない、すなわち残高があるかどうかをチェックする。そして残高がある場合は、ステップ106へ進み、以後高額入金時の処理と同じである。残高がない場合はステップ305へ進み、制御部60がロータ44を回動させる指令を出し、当該ICコインをICコイン処理部40から貯留部34へ送らせ(図12参照)、その後待機状態に戻る。
以上のように、高額入金に対して入金金額の全部を消費しないで遊技を終了する場合には、ICコインを払出し、そのICコインのIDに対応させて管理サーバ70に残額が記憶されるので、次回ICコインを投入すればそのIDに基いて残高が確認され、貸玉の購入が可能となる。
なお、図示しないが、貯留部34の最底部近傍には、ICコインが貯留部34の最底部近傍まで貯まったことを検知するためのセンサが設置され、センサは制御部60に接続され、ICコインが貯留部の最底部近傍まで貯まったときには、シャッターS1を閉じて、シャッターS2を開き、ロータ44を回動させ、図14のように貯留部34の最前部のICコインを回収通路28側へ払出して、オーバーフローコイン通路30へ送り出す。オーバーフローコイン通路30は玉貸機1の内部に設けたオーバーフローコイン収納部(不図示)に繋がっている。
精算機75もICコインのIDを読み取る図示省略のリーダ部を備え、精算機75に投入されたICコインのIDを管理サーバ70に出力する。管理サーバ70は当該IDに対応する管理領域72に記憶された残額を精算機75へ通知するので、精算機75はその残額を精算金として払出す。管理サーバ70は残額を精算機75へ通知した後、当該IDに対応する管理領域の残額をゼロに書き換える。
実施の形態は以上のように構成され、紙幣挿入口3からの入金金額から貸玉の購入金額を差し引いた残額が、貯留部の最前部で貯留されていたICコインに対応する管理領域に記憶され、対応する管理領域に残額が記憶されたICコインが払出されるので、次回はこの払出されたICコインを投入口4から投入することにより貸玉を購入することができる。
そしてとくに、ICコイン処理装置20は、ICコインが起立状態で移動する各通路と、ICコインを保持して移動させるロータ44と、ICコインのIDを読み取るICコインリーダ42と、複数枚のICコインを貯留可能な貯留部34とを備えており、貯留部34にはICコインが通路を移動するときと同じ向きで厚み方向に並べて貯留されるようにしたので、玉貸機1の狭いスペース内にコンパクトに収容される。
そしてICコインにはそれぞれを識別可能なIDが書き込まれ、管理サーバ70はICコインのIDに対応させた管理領域72を設定し、ロータ44に保持したICコインのIDを読み取るICコインリーダ42を設け、読み取られたIDに対応する管理領域に残高を記憶するので、ICコインには金額データを記憶させる必要はなく、不正な金額データ書換えの恐れがない。
実施の形態は、パチンコ店の玉貸機に適用することを例として説明したが、本発明はこれに限定されず、パチンコ玉のほかメダルその他の遊技媒体貸出機にも適用される。
なお、実施の形態では、ICコインにはIDを書き込み、金額データは管理サーバ70に記憶させるものとしたが、不正行為防止のための照合データの書込みなどを併用すれば、ICコイン自体に金額データを書き込むものとすることもできる。
本発明をパチンコ店に適用した実施の形態の構成を示す図である。 玉貸機の正面図である。 ICコイン処理装置の外観斜視図である。 ICコイン処理装置の正面図である。 図4におけるA−A部断面図である。 ロータの正面斜視図である。 ロータの背面斜視図である。 ロータ駆動部を示す背面図である。 駆動モータとギヤ列のみを取り出して示す正面図である。 駆動モータとギヤ列のみを取り出して示す平面図である 投入されたものをICコインリーダで読み取る状態を示す図であり、(a)はICコイン、(b)はICコインよりも直径が大きいものが投入された場合を示す。 ICコインを貯留部へ貯留させる動作を示す図である。 貯留部のICコインを取り出す動作を示す図である。 ICコインを回収する動作を示す図である。 貸玉購入時の制御動作の流れを示すフローチャートである。 貸玉購入時の制御動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 玉貸機
3 紙幣挿入口
4 投入口
5 カード挿入口
6 返却口
7 玉払出し口
8 返却スイッチ
10 残玉回数表示部
11 残高・貯玉度数表示部
12 表示切替スイッチ
13 高額払出スイッチ
14 高額使用可表示部
15 貯玉払出スイッチ
16 貯玉使用可表示部
18 紙幣識別機
20 ICコイン処理装置
22 受入口
24 受入通路
26 返却通路
28 回収通路
30 オーバーフロー通路
32 エラーコイン通路
34 貯留部
34a 前面ストッパー
34b 側面部ストッパー
34c 貯留底部
34d バネ
36 支持部
36a 先端部
40 ICコイン処理部
42 ICコインリーダ
44 ロータ
45 切り欠き凹部
50a 第1コイン送出部
50b 第2コイン送出部
52 押し下げ支持部
54 コイン押し下げ部
60 制御部
70 管理サーバ
72 管理領域
75 精算機
80 ロータ駆動部
K ICコイン

Claims (1)

  1. ICコインを受け入れる受入口と、
    ICコインが起立状態で移動可能な通路と、
    ICコインを保持する切り欠き凹部を備え回動可能なロータと、
    ロータに保持されたICコインのデータを読み取るICコインリーダと、
    複数枚のICコインを起立状態で厚み方向に奥側へ向って並べて貯留する貯留部と、
    該貯留部の最前部に貯留されているICコインだけを前記通路上に突出した状態で支持する前面ストッパーと
    から構成してICコインのデータの処理を行うICコイン処理装置において、
    ロータは、
    前記切り欠き凹部よりも回動中心から離れた位置に円弧状の突状を設け、
    当該突状は、
    所定方向回動時に貯留部の最前部に通路側に突出した状態で貯留されているICコインを奥側へ押し下げるコイン押し下げ部と、
    投入されたICコインが前記切り欠き凹部でICコインリーダによりICコインのデータの読み取り時に前記通路上に突出した貯留部のICコインを通路より押し下げた状態で貯留部内に維持させる押し下げ支持部と、を備えた
    ことを特徴とするICコイン処理装置。

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