JPH10269417A - カード収容カートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの受け渡し場所と現金の支払い場所と
の間を往復する際に景品カードが紛失することがあり問
題であった。 【解決手段】 複数のカード取扱装置４０で共用され、
これらのカード取扱装置４０に装填されることによって
景品カードＡの排出や収容などが可能なカートリッジで
あって、景品カードＡを延在方向に重ねて収容する角筒
状の収容ケース２と、収容ケース２の内部に設けられ、
景品カードＡを収容ケース２の一端２ｃから他端２ｄに
向けて押圧する押圧ブロック８と、収容ケース２の他端
２ｄに設けられ、押圧ブロック８で押圧された景品カー
ドＡを支持するカード支持壁９と、収容ケース２の他端
２ｄ側の側壁２ａに設けられ、カード支持壁９に隣接す
る景品カードＡを排出させると共に、カード支持壁９に
隣接する位置に景品カードＡを収容させる矩形状のカー
ド出入口１６とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店などの
遊技場において、獲得したパチンコ玉数やコイン枚数に
応じて景品カードを払い出すカード払出装置や、この景
品カードを現金に換金するカード換金装置などのカード
取扱装置に装填され、景品カードの排出や収容を行うカ
ード収容カートリッジに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
特開平６−７９０５２号公報のものが知られている。こ
の公報に記載された換金システムは、遊技装置でプレイ
した遊技客が獲得ポイントに応じて渡された景品カード
（換金可能景品）を換金するシステムである。この換金
システムは、景品カードに印刷されたカードの種別情報
を読み取る光センサ装置と、光センサ装置で読み取った
種別情報に基づいて景品カードを仕分けする仕分け装置
と、仕分け装置で仕分けされた景品カードに応じた現金
を払い出す現金支払装置と、これらの装置を制御する制
御装置とを備えている。

【０００３】ここで、景品カードは、厚さ２〜３ミリの
名刺大の大きさであり、有色のプラスチック素材の基板
の中に例えばライターの石や金メダル等の有価物を入
れ、プラスチック透明蓋を貼り合わせて封じた構造とな
っている。この際、プラスチック素材の色によって換金
額が一目で判別できるようになっているカードもある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した換
金システムでは、仕分け装置によって仕分けされた景品
カードは従業員によって回収され、ポイントを獲得した
遊技客への景品用に戻される。その後、景品カードはカ
ードの受け渡し場所と現金の支払い場所との間を繰り返
し往復するが、この往復の際に景品カードが紛失するこ
とがあり問題であった。

【０００５】本発明は、このような問題を解決し、景品
カードの紛失を未然に防止できるカード収容カートリッ
ジを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１のカード収容カ
ートリッジは、カード払出装置やカード換金装置などの
複数のカード取扱装置で共用され、これらのカード取扱
装置に装填されることによって景品カードの排出や収容
などが可能なカートリッジであって、景品カードを延在
方向に重ねて収容する角筒状の収容ケースと、収容ケー
スの内部に設けられ、景品カードを収容ケースの一端か
ら他端に向けて押圧する押圧ブロックと、収容ケースの
他端に設けられ、押圧ブロックで押圧された景品カード
を支持するカード支持壁と、収容ケースの他端側の側壁
に設けられ、カード支持壁に隣接する景品カードを排出
させると共に、カード支持壁に隣接する位置に景品カー
ドを収容させる矩形状のカード出入口とを備えることを
特徴とする。

【０００７】このような構成を採用した場合、収容ケー
スに収容された複数枚の景品カードは、押圧ブロックに
よってカード支持壁に向けて押し付けられて、カード支
持壁上に重ねて固定される。そして、カード支持壁に隣
接する景品カードはカード出入口を通して収容ケースの
外部に排出される。また、収容ケースの外部からカード
出入口に挿入された景品カードは、カード支持壁に隣接
する景品カードを押圧ブロック側に押し出して、この景
品カードとカード支持壁との間（即ち、カード支持壁に
隣接する位置）に収容される。

【０００８】そして、カード払出装置やカード換金装置
などの複数のカード取扱装置の間でカード収容カートリ
ッジを交換させることにより、景品カードに直接触れる
ことなく、カード換金装置からの景品カードの取り出し
や、カード払出装置への景品カードの補充などを行うこ
とができる。このため、カード取扱装置における景品カ
ードの紛失を未然に防止することができる。

【０００９】請求項２においては、カード支持壁には、
カード取扱装置が有する押圧ローラを収容ケース内に案
内するローラ挿入口が設けられ、ローラ挿入口から収容
ケース内に挿入された押圧ローラを回転させることによ
り、この押圧ローラと接触する景品カードをカード出入
口を通して収容ケースの内外に出し入れさせることを特
徴とする。

【００１０】このような構成を採用した場合、ローラ挿
入口を介して収容ケース内に押圧ローラを挿入させるこ
とにより、押圧ローラはカード支持壁に隣接する景品カ
ードと接触する。この状態で押圧ローラが景品カードを
排出させる方向に回転することによって、景品カードは
カード支持壁に沿って摺動し、カード出入口を通して収
容ケースの外部に排出される。

【００１１】また、押圧ローラを収容ケースの内部に更
に深く挿入させることにより、押圧ローラはカード支持
壁に隣接する景品カードを押圧して、この景品カードと
カード支持壁との間に空間を作り出す。その後、カード
出入口から景品カードが挿入されると景品カードはこの
空間に沿って摺動し、押圧ローラと接する位置まで送り
込まれる。そして、押圧ローラが景品カードを収容させ
る方向に回転することによって、押圧ローラと接する位
置に到達した景品カードは更に収容方向に摺動して、収
容ケース内に完全に収容される。

【００１２】請求項３においては、カード支持壁には、
カード取扱装置が有するカード検出スイッチを収容ケー
ス内に案内するスイッチ挿入口が設けられ、スイッチ挿
入口から収容ケース内に挿入されたカード検出スイッチ
によって、カード出入口から収容ケース内に進入する景
品カードを検出することを特徴とする。

【００１３】このような構成を採用した場合、押圧ロー
ラが収納ケース内に深く挿入された状態で、カード検出
スイッチはスイッチ挿入口から収納ケース内に挿入さ
れ、押圧ローラによって景品カードとカード支持壁との
間に作り出された空間に配置される。そして、カード出
入口から景品カードが挿入されると景品カードはこの空
間に沿って摺動し、カード検出スイッチを押し倒す。こ
の状態変化によってカード検出スイッチから検出信号が
出力され、検出信号は押圧ローラに与えられる。検出信
号を受けた押圧ローラは、ローラの先端が僅かに収納ケ
ース内に止まる位置まで後退して、景品カードを収容さ
せる方向に回転する。カード検出スイッチを押し倒した
景品カードは更に進入して押圧ローラと接触し、押圧ロ
ーラの回転によって景品カードは収容方向に摺動する。
その結果、景品カードは収容ケース内に完全に収容され
る。

【００１４】請求項４においては、収容ケースの側壁に
は、押圧ブロックの押圧方向に延在する矩形状のカード
計数窓が設けられていることを特徴とする。

【００１５】このような構成を採用した場合、収納ケー
ス内に収容された景品カードの束の厚さをカード計数窓
で観察することにより、景品カードの枚数を計数するこ
とができる。このように、収納ケースから景品カードを
取り出すことなく、景品カードの枚数を容易に計数する
ことができるので、景品カードの紛失を未然に防止する
ことができる。

【００１６】請求項５においては、収容ケースの側壁に
は、収容ケースに収容する景品カードの種類を判別させ
る識別マークが設けられていることを特徴とする。

【００１７】このような構成を採用した場合、収納ケー
スに収容する景品カードの種類を識別マークを用いて容
易に判別することができる。このため、単一種類の景品
カードをカード収容カートリッジに収容させることがで
き、景品カードの仕分け作業が不要になる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカード収容カ
ートリッジの好適な実施形態について添付図面を参照し
て説明する。

【００１９】図１は、扉が閉じた状態のカード収容カー
トリッジ１を示す斜視図である。また、図２は、扉が開
いた状態のカード収容カートリッジ１を示す斜視図であ
る。図１及び図２に示すように、カード収容カートリッ
ジ１は直方体形状の収容ケース２を備え、この収容ケー
ス２の前側壁２ａには片開きの扉３が取り付けられてい
る。また、収容ケース２の上側壁２ｂには鍵穴４が設け
られ、この鍵穴４に鍵を挿入して回すことによって扉３
をロックできるようになっている。なお、扉３は通常ロ
ックされた状態になっている。従って、従業員がカード
収容カートリッジ１を持ち運ぶ際に、カード収容カート
リッジ１内の景品カードＡを勝手に取り出すことができ
ない。このため、景品カードＡが紛失するおそれが少な
く、カード収容カートリッジ１のセキュリティが確保さ
れる。

【００２０】収容ケース２の一端２ｃには持ち運び用の
取手５が設けられ、従業員はこの取手５を持ってカード
収容カートリッジ１を移動させることができる。また、
収容ケース２の一端２ｃにおける前側壁２ａには、この
カード収容カートリッジ１が収容する景品カードＡの種
類を示す識別マークエリア６が設けられ、この識別マー
クエリア６には３桁の識別マーク７が書き込まれてい
る。この識別マーク７によって８種類の景品カードＡを
識別することができる。ここで、景品カードＡとして
は、例えば、１０００円、５０００円、１００００円の
カードがある。

【００２１】収容ケース２の内部には、収容ケース２の
一端２ｃと他端２ｄとの間をスライドし、一端２ｃから
他端２ｄに向けて景品カードＡを押圧する押圧ブロック
８が設けられている。また、収容ケース２の他端２ｄに
は、押圧ブロック８で押圧された景品カードＡを支持す
るカード支持壁９が設けられている。このため、押圧ブ
ロック８とカード支持壁９との間に、複数枚の景品カー
ドＡを収容ケース２の延在方向に重ねて収容することが
できる。

【００２２】図３に示すように、押圧ブロック８の上端
及び下端には一対の突起片８ａ，８ｂが設けられ、これ
らの突起片８ａ，８ｂにはつる巻ばね１０，１１の一端
が固定されている。つる巻ばね１０，１１は収容ケース
２の他端２ｄの方向に延在して、他端２ｄの上下に設け
られた一対のプーリー１２，１３に巻かれて収容ケース
２の一端２ｃの方向に延在している。そして、つる巻ば
ね１０，１１の他端は、収容ケース２内部の一端２ｃの
上下に設けられた突起片１４，１５に固定されている。
このため、押圧ブロック８は、つる巻ばね１０，１１の
付勢力によって収容ケース２の一端２ｃから他端２ｄに
向けて押圧される。また、全長の長いつる巻ばね１０，
１１が用いられることによって、押圧ブロック８の位置
に関係なくほぼ一定の付勢力を押圧ブロック８に与える
ことができる。

【００２３】さらに、図１に示す収容ケース２の他端２
ｄにおける前側壁２ａには、景品カードＡの取り込み及
び排出を行う矩形状のカード出入口１６が形成されてい
る。このため、カード支持壁９に隣接する景品カードＡ
をカード出入口１６から排出させることができる。ま
た、カード出入口１６から景品カードＡを取り込んで、
カード支持壁９に隣接する位置に景品カードＡを収容さ
せることができる。このように、単一のカード出入口９
を介して景品カードＡの排出及び収容が行えるので、別
々の出入口を有するカートリッジに比べて構造がシンプ
ルになる。

【００２４】図４に示すように、カード支持壁９には、
スイッチ挿入口１７と押圧ローラ挿入口１８とが形成さ
れている。また、収容ケース２の後側壁２ｅには、押圧
ブロック８の押圧方向に延在する矩形状のカード計数窓
１９が設けられている。このカード計数窓１９を外部か
ら観察することにより、カートリッジから景品カードＡ
を取り出すことなく、カード収容カートリッジ１に収容
された景品カードＡの枚数を容易に計数することができ
る。

【００２５】図５に示すように、カード収容カートリッ
ジ１は、遊技場２０に設けられたカード支払装置２１や
景品交換所３０に設けられたカード換金装置３１などの
カード取扱装置４０に装填されて使用される。即ち、カ
ード支払装置２１では、カード収容カートリッジ１から
景品カードＡを排出させることにより、この景品カード
Ａを遊技客Ｂのために払い出すことができる。また、カ
ード換金装置３１では、遊技客Ｂが投入した景品カード
Ａをカード収容カートリッジ１に取り込むと共に、景品
カードＡに応じた現金Ｃを遊技客Ｂに払い出すことによ
り、景品カードＡを換金することができる。

【００２６】遊技場２０には、複数台の遊技装置２２
と、遊戯装置２２でプレイした遊技客が獲得したポイン
トを計数するポイント計数装置２３とが更に設けられて
いる。そして、ポイント計数装置２３とカード払出装置
２１とが回線で接続されている。このため、ポイント計
数装置２３でカウントされた獲得ポイントの情報がオン
ラインでカード払出装置２１に転送され、カード払出装
置２１では、獲得ポイントと等価な価値を有する景品カ
ードＡを遊技客Ｂのために払い出すことができる。

【００２７】遊技場２０で景品カードＡを受け取った遊
技客Ｂは景品交換所３０に向かい、景品交換所３０のカ
ード換金装置３１に景品カードＡを投入すると、この景
品カードＡに応じた現金Ｃが遊技客Ｂに払い出される。

【００２８】カード払出装置２１やカード換金装置３１
などのカード取扱装置４０を多くの遊技客Ｂが利用する
と、カード払出装置２１に装填されたカード収容カート
リッジ１の景品カードＡが減少し、カード換金装置３１
に装填されたカード収容カートリッジ１の景品カードＡ
が増加する。カード収容カートリッジ１は、これらのカ
ード取扱装置４０で共用されているので、景品カードＡ
の少ないカード収容カートリッジ１をカード払出装置２
１から取り外して、カード換金装置３１に装填すること
ができる。同様に、景品カードの多いカード収容カート
リッジ１をカード換金装置３１から取り外して、カード
払出装置２１に装填することができる。このように、カ
ード払出装置２１とカード換金装置３１との間でカード
収容カートリッジ１を循環させることにより、カード払
出装置２１への景品カードＡの補充およびカード換金装
置３１からの景品カードＡの回収を行うことができる。

【００２９】特に、これらの作業は、カード収容カート
リッジ１を介して行われるので、従業員が景品カードＡ
に直接触れることがない。このため、景品カードＡの紛
失を未然に防止することができる。

【００３０】また、カード払出装置２１やカード換金装
置３１などのカード取扱装置４０は、複数台のカード収
容カートリッジ１をそれぞれ装填するための複数個の装
着部（図示せず）が設けられている。そして、これらの
カード収容カートリッジ１に収容される景品カードＡの
識別は上述した識別マーク７を用いて行っている。この
識別によって、各カード収容カートリッジ１には単一種
類の景品カードＡのみを収容することができるようにな
り、各カード収容カートリッジ１に異なる種類の景品カ
ードＡが混入することがなくなった。このため、従来人
手で行っていた景品カードＡの仕分け作業が不要になっ
た。

【００３１】なお、カード取扱装置４０はカード払出装
置２１、カード換金装置３１以外にも、カード収容カー
トリッジ１に収容された景品カードＡの枚数を計数する
カード計数装置などがある。

【００３２】次に、カード払出装置２１に装填されたカ
ード収容カートリッジ１からの景品カードＡの排出動作
について説明する。

【００３３】図６（ａ）に示すように、カード払出装置
２１は、押圧ローラ挿入口１８と対向する位置に設けら
れた押圧ローラ２１ａと、カード出入口１６と対向する
位置に設けられた搬送ローラ２１ｂとを備えている。そ
して、押圧ローラ２１ａを押圧ローラ挿入口１８を通し
て収容ケース２内に挿入させて、カード支持壁９と隣接
する景品カードＡに押し当てる。この状態で、押圧ロー
ラ２１ａを右回転させることにより景品カードＡがスラ
イドして、図６（ｂ）に示すように、景品カードＡがカ
ード出入口１６から排出される。

【００３４】カード出入口１６から排出された景品カー
ドＡは、図６（ｃ）に示すように、搬送ローラ２１ｂに
よって更に収容ケース２の外方に向けて搬送され、カー
ド払出装置２１のカード払出口（図示せず）に払い出さ
れる。

【００３５】次に、カード換金装置３１に装填されたカ
ード収容カートリッジ１への景品カードＡの収容動作に
ついて説明する。

【００３６】図７（ａ）に示すように、カード換金装置
３１は、スイッチ挿入口１７と対向する位置に設けられ
たカード検出スイッチ３１ａと、押圧ローラ挿入口１８
と対向する位置に設けられた押圧ローラ３１ｂと、カー
ド出入口１６と対向する位置に設けられた搬送ローラ３
１ｃとを備えている。ここで、カード出入口１６と押圧
ローラ挿入口１８との間にスイッチ挿入口１７が配置さ
れているので、カード検出スイッチ３１ａが押圧ローラ
３１ｂよりもカード出入口１６側になる。

【００３７】まず、押圧ローラ３１ｂを押圧ローラ挿入
口１８を通して収容ケース２内に挿入させて、カード支
持壁９と隣接する景品カードＡに押し当てる。次に、押
圧ローラ３１ｂを更に深く挿入させて、図７（ｂ）に示
すように、この景品カードＡとカード支持壁９との間に
カード一枚分の空間を作り出す。そして、カード検出ス
イッチ３１ａをスイッチ挿入口１７を通して収容ケース
２内に挿入させてこの空間に配置させる。

【００３８】その後、カード換金装置３１に景品カード
Ａが投入されると、図８（ａ）に示すように、景品カー
ドＡは搬送ローラ３１ｃによってカード出入口１６に搬
送される。更に、景品カードＡはカード出入口１６から
収容ケース２の内部に挿入され、押圧ローラ３１ｂによ
って作り出された空間内を摺動する。そして、図８
（ｂ）に示すように、景品カードＡはカード検出スイッ
チ３１ａを押し倒す。この状態変化によってカード検出
スイッチ３１ａから検出信号が出力され、検出信号は押
圧ローラ３１ｃに与えられる。検出信号を受けた押圧ロ
ーラ３１ｃは、図９（ａ）に示すように、ローラの先端
が僅かに収納ケース２内に止まる位置まで後退して、景
品カードＡを収容させる方向に左回転する。押圧ローラ
３１ｃと接する位置に到達した景品カードＡは、押圧ロ
ーラ３１ｃの回転によって更に収容方向に摺動し、図９
（ｂ）に示すように、収容ケース２内に完全に収容され
る。

【００３９】このように、押圧ローラ３１ｃは、カード
支持壁９に隣接した景品カードＡを押圧ブロック８の方
向に押し込むための押圧手段と、景品カードＡを排出方
向及び収容方向に搬送するための搬送手段との両方の手
段を兼用している。このため、カード収容カートリッジ
１の構造がシンプルになり、カード払出装置２１やカー
ド換金装置３１などの複数のカード取扱装置４０でこの
カード収容カートリッジ１を共用することが可能とな
る。その結果、カード払出装置２１への景品カードＡの
補充作業およびカード換金装置３１からの景品カードＡ
の回収作業が、カード収容カートリッジ１を介して行わ
れるようになり、景品カードＡの紛失を未然に防止でき
るようになった。

【００４０】

【発明の効果】本発明によるカード収容カートリッジ
は、以上のように構成されているため次のような効果を
得ることができる。

【００４１】即ち、本発明のカード収容カートリッジ
を、カード払出装置やカード換金装置などの複数のカー
ド取扱装置に装填することにより、景品カードの排出や
景品カードの収容といった処理を景品カードに直接触れ
ることなく行うことができる。このため、カード取扱装
置における景品カードの紛失を未然に防止することがで
きる。

【００４２】また、カード支持壁にローラ挿入口が設け
られている場合には、このローラ挿入口から挿入された
押圧ローラによって、景品カードの排出および収容を確
実に行うことができる。このため、景品カードが収容ケ
ース内に詰まることなく、景品カードの払い戻しミス等
を未然に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るカード収容カートリッジの扉が閉
じた状態を示す斜視図である。

【図２】本発明に係るカード収容カートリッジの扉が開
いた状態を示す斜視図である。

【図３】押圧ブロックの駆動方式を示す概略図である。

【図４】カード収容カートリッジを背面方向から捕らえ
た斜視図である。

【図５】カード収容カートリッジの使用態様を示す図で
ある。

【図６】（ａ）（ｂ）（ｃ）は、カード収容カートリッ
ジからの景品カードの排出動作を示す図である。

【図７】（ａ）（ｂ）は、カード収容カートリッジへの
景品カードの収容動作を示す図である。

【図８】（ａ）（ｂ）は、カード収容カートリッジへの
景品カードの収容動作を示す図である。

【図９】（ａ）（ｂ）は、カード収容カートリッジへの
景品カードの収容動作を示す図である。

【符号の説明】

１…カード収容カートリッジ、２…収容ケース、２ａ…
前側壁（側壁）、２ｃ…一端、２ｄ…他端、７…識別マ
ーク、８…押圧ブロック、９…カード支持壁、１６…カ
ード出入口、１７…スイッチ挿入口、１８…ローラ挿入
口、１９…カード計数窓、２１…カード払出装置、３１
…カード換金装置、４０…カード取扱装置、Ａ…景品カ
ード。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カード払出装置やカード換金装置などの
   複数のカード取扱装置で共用され、これらのカード取扱
   装置に装填されることによって景品カードの排出や収容
   などが可能なカード収容カートリッジであって、 前記景品カードを延在方向に重ねて収容する角筒状の収
   容ケースと、 前記収容ケースの内部に設けられ、前記景品カードを前
   記収容ケースの一端から他端に向けて押圧する押圧ブロ
   ックと、 前記収容ケースの他端に設けられ、前記押圧ブロックで
   押圧された前記景品カードを支持するカード支持壁と、 前記収容ケースの他端側の側壁に設けられ、前記カード
   支持壁に隣接する前記景品カードを排出させると共に、
   前記カード支持壁に隣接する位置に前記景品カードを収
   容させる矩形状のカード出入口とを備えることを特徴と
   したカード収容カートリッジ。
2. 【請求項２】 前記カード支持壁には、前記カード取扱
   装置が有する押圧ローラを前記収容ケース内に案内する
   ローラ挿入口が設けられ、 前記ローラ挿入口から前記収容ケース内に進入した前記
   押圧ローラを回転させることにより、この押圧ローラと
   接触する前記景品カードを前記カード出入口を通して前
   記収容ケースの内外に出し入れさせることを特徴とした
   請求項１記載のカード収容カートリッジ。
3. 【請求項３】 前記カード支持壁には、前記カード取扱
   装置が有するカード検出スイッチを前記収容ケース内に
   案内するスイッチ挿入口が設けられ、 前記スイッチ挿入口から前記収容ケース内に挿入された
   前記カード検出スイッチによって、前記カード出入口か
   ら前記収容ケース内に進入する前記景品カードを検出す
   ることを特徴とした請求項１又は２記載のカード収容カ
   ートリッジ。
4. 【請求項４】 前記収容ケースの側壁には、前記押圧ブ
   ロックの押圧方向に延在する矩形状のカード計数窓が設
   けられていることを特徴とした請求項１から請求項３の
   いずれか一項に記載のカード収容カートリッジ。
5. 【請求項５】 前記収容ケースの側壁には、前記収容ケ
   ースに収容する前記景品カードの種類を判別させる識別
   マークが設けられていることを特徴とした請求項１から
   請求項４に記載のカード収容カートリッジ。