JP2000262728A - 遊技場用プリペイド記録媒体の処理システム - Google Patents
遊技場用プリペイド記録媒体の処理システムInfo
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- JP2000262728A JP2000262728A JP6854899A JP6854899A JP2000262728A JP 2000262728 A JP2000262728 A JP 2000262728A JP 6854899 A JP6854899 A JP 6854899A JP 6854899 A JP6854899 A JP 6854899A JP 2000262728 A JP2000262728 A JP 2000262728A
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Abstract
作業効率を向上し得る遊技場用プリペイド記録媒体の処
理システムを提供する。 【解決手段】 非接触式のコイン形プリペイド記録媒体
1と、コイン形プリペイド記録媒体1のメモリに格納さ
れるデータを、貨幣受入部で受入れた購入金額に基づい
て生成される価値データに新規に書き換える第一入出力
装置を備えたコイン発行機と、プリペイド記録媒体1の
メモリに格納されたデータを読取り、かつデータを使用
により減算された残額に基づいて生成される価値データ
に書き換える第二入出力装置6を備え、かつプリペイド
記録媒体1を自重により移動させて、投入口9から第二
入出力装置6へ案内し、さらに残額の有無により振分け
手段15を介して返却口10と回収口16とへ選択的に
振分ける案内機構19を備えた媒体処理装置8と、各遊
技機の回収口16から排出される使用済みプリペイド記
録媒体1を、傾斜した搬送路を転動させて一箇所に集め
て回収する回収装置とによって構成した。
Description
るプリペイド記録媒体の処理システムに関する。
遊技機に対して直接現金を投入することなくプリペイド
カードを使用して遊技を行い得るプリペイドシステムが
導入されている。これは遊技者が所定額のプリペイドカ
ードをカード発券機で購入し、このプリペイドカードを
各遊技機に設けられているカード挿入口に挿入して、ボ
タン操作を介して所望の金額に対応するパチンコ玉やコ
インの貸出を受けて遊技を行うものであり、プリペイド
額はパチンコ玉やコインの貸出を受ける毎に減算され
て、残額が無くなるとそのカードは使用不能となり、カ
ード挿入口から押出されて返却される。
一面に磁気記録層を備えた安価な磁気カードが用いられ
ているが、使い捨てであるため、返却された使用済みカ
ードはゴミとして廃棄処分される。遊技場では遊技に支
障がない各遊技機の前面上部等に回収箱を設置して、該
回収箱に使用済みカードを入れてもらうように遊技者に
要望しているが、面倒であるため、遊技機の手前の受台
上に放置されたり、通路に捨てられることも多く、散乱
した使用済みカードを手作業で頻繁に回収しなければな
らなかった。また、磁気カードは、セキュリティ性が低
く、偽造に対する防護機能を持たないため、使用済みカ
ードの零化したプリペイド額を違法に書き換えて、不正
使用を目的とした偽造が行われ易いという問題点もあっ
た。
ICカードをプリペイドカードとして用いるようにした
システムが、例えば特開平9ー259334号公報等に
よって提案されている。これはセキュリティ性の高いI
Cカードをプリペイドカードとして用いることにより、
偽造を殆ど不可能にして不正使用を防止し、また、使用
済みICカードを遊技機に具備された回収手段により回
収するとともに、この回収したICカードのプリペイド
額を発行装置(発券機)によって新規に書き換えて再発
行することにより、高価なICカードの再利用を繰り返
し行い得るようにしたものである。
カードとして用いられる長方形状の接触型ICカード
は、入出力端子を電気的に接続するための向きとして、
表裏と前後の二つの向きが存在するため、遊技機のカー
ド挿入口への挿入時に、この向きを逐一確認して正しい
向きで挿入しなければならない煩わしさがある。また、
回収した使用済みICカードを発行装置へセットする際
には、表裏と前後の向きが異なるカードが混在している
ため、全てのカードの向きを手作業で揃えなければなら
ない。このため作業能率が悪く、能率向上が要望されて
いた。
入手段は、長方形状のICカードを前後方向に搬送し得
るようにするために、カード挿入口から奥方に延びるカ
ード挿通路を設け、該挿通路の両側に配設されるカード
挟持用の一対のゴムベルトや、該ゴムベルトを駆動する
ためのステッピングモータや、その駆動量や駆動方向を
制御するための駆動制御装置や、カードの挿入及び排出
を検知して駆動制御装置に制御信号を送出する複数の検
出センサー等によって構成されており、その構造が複雑
なものとなっていた。
場合、前記受入手段を構成するカード挿通路の内奥部に
カード収納部を設けて、各遊技機毎に使用済みICカー
ドをストックしたり、あるいは、カード挿通路の奥部に
下方に開口する排出口を設け、各遊技機の排出口から排
出される使用済みICカードをベルトコンベアを備えた
搬送装置によって島(並設された遊技機の一群)の一端
に移送して回収したりしている。しかしながら、前者の
カード収納部にストックする方法にあっては、各遊技機
毎にストックされたICカードを手作業で回収しなけれ
ばならないため極めて作業性が悪く、また、ベルトコン
ベアを備えた搬送装置によって回収する方法にあって
は、搬送装置が複雑でコストが高いといった問題点があ
る。
るデータ内容としてのプリペイド金額や使用により減算
された残額は、遊技機のカード挿入口にICカードを挿
入することにより、遊技機に設けられたディスプレイに
表示されるが、ICカードを見ただけではデータ内容を
知ることはできない。このため、ICカード自体にデー
タ内容を表示し得る機能を備えたものが望まれていた。
券,五千円券等のように数種類の券種が用意されている
が、人が視認して券種を識別するためには、ICカード
に券種を印刷したり、印刷したシールを貼着したり、あ
るいは券種を示すエンボス加工を施したりして種別を表
示する手段が必要となる。ところが、このようにICカ
ードに券種別の表示手段を施すと、発行装置にセットす
る際に、券種毎に分別する作業が必要となり、遊技場側
の作業負担が増大するという問題点がある。
る遊技場用プリペイド記録媒体の処理システムを提供す
ることを目的とするものである。
外装体内に、書き換え可能なデータを格納するメモリを
備え、該データを入出力装置と非接触で送受信する機能
を備えたコイン形プリペイド記録媒体と、前記プリペイ
ド記録媒体のメモリに格納されるデータを、貨幣受入部
で受入れた購入金額に基づいて生成される価値データに
新規に書き換える第一入出力装置と、新規データに書き
換えられたプリペイド記録媒体を発行する発行部とを備
えたコイン発行機と、遊技機に配設され、プリペイド記
録媒体のメモリに格納されたデータを読取り、かつ該デ
ータを使用により減算された残額に基づいて生成される
価値データに書き換える第二入出力装置と、プリペイド
記録媒体を自重により移動させて、投入口から前記第二
入出力装置へ案内し、さらに残額の有無により振分け手
段を介して返却口と回収口とへ選択的に振分ける案内機
構とを備えた媒体処理装置と、各遊技機の回収口から排
出される使用済みプリペイド記録媒体を一箇所に集めて
回収する回収装置とにより構成された遊技場用プリペイ
ド記録媒体の処理システムである。
ド記録媒体は、RFID(Radio Frequency Identificatio
n)方式のデータキャリアであって、書き換え可能なデ
ータを格納するメモリを備えたマイコンチップを有する
IC回路と、ループコイルとを円板状をなす外装体に内
蔵しており、入出力装置側のループコイルアンテナが生
成する誘導電磁界内に進入した際に誘導起電力を発生し
て電力を蓄え、同時に入出力装置との間で電磁波により
コマンド,データ等の信号を非接触で送受信するもので
あり、100円硬貨から500円硬貨程度の直径と厚み
に形成されたものが好適に使用され得る。
機で購入したコイン形プリペイド記録媒体を、遊技機に
配設されている媒体処理装置の投入口に投入する際に、
表裏等の向きに留意する必要がない。また、回収した使
用済みのコイン形プリペイド記録媒体をコイン発行機の
貯留部に供給する際に、表裏等の向きを揃える必要がな
く、貯留部の上方からホッパーによって無造作に供給す
ることができる。
プリペイド記録媒体を投入すると、円板状のコイン形プ
リペイド記録媒体を自重により移動させる案内機構によ
って、該プリペイド記録媒体が投入口から第二入出力装
置へ案内され、該第二入出力装置で遊技に基づく所定の
データ処理がなされた後、残額の有無により振分け手段
を介して返却口と回収口とへ選択的に振分けられる。こ
れにより、媒体処理装置内でのプリペイド記録媒体の搬
送手段を簡易化することができる。
がるため、各遊技機の回収口から排出される使用済みプ
リペイド記録媒体を、その転動作用を介して移動させて
回収することができる。これにより、回収を容易に行い
得るとともに、回収装置の構造を簡単化することができ
る。この回収装置としては、コイン形プリペイド記録媒
体を立ち姿勢に保持して転動させ得るように、狭幅の樋
状の搬送路を傾斜させて設ける構成が提案され得る。
体の表裏面の少なくともその一面に、書き換え可能な可
逆性記録層を設け、該可逆性記録層にプリペイド記録媒
体のメモリに格納されているデータ内容を表示すること
により、プリペイド記録媒体を直接見ただけでデータ内
容を簡単に確認することができる。さらに、可逆性記録
層に表示されるデータ内容を書き換えることができるた
め、使用済みのコイン形プリペイド記録媒体をコイン発
行機の貯留部に供給する際に、券種毎に分別する必要が
ない。
図面について説明する。図1は本発明に係る遊技場用プ
リペイド記録媒体の処理システムを構成するコイン形プ
リペイド記録媒体1、図2は同じく遊技機2、図3は同
じくコイン発行機3を夫々示す。尚、この実施例では遊
技機2としてパチンコ遊技機が図示してある。
示すように、外装体4が円板状に形成されており、その
内部には、図示省略されているが、書き換え可能なデー
タを格納するメモリを備えたマイコンチップを有するI
C回路とループコイルが内蔵されている。該コイン形プ
リペイド記録媒体1は、後述するコイン発行機3の第一
入出力装置5と、遊技機2の第二入出力装置6との間で
電磁波によりコマンド,データ等の信号を非接触で夫々
送受信し得るようになっている。
体7とその側部に配設された媒体処理装置8とからな
り、複数の遊技機2が一方向に並設されて島が構成され
ている。各媒体処理装置8の前面には、上部にコイン形
プリペイド記録媒体1の投入口9が設けられ、下部にそ
の返却口10が設けられている。また、各遊技機本体7
の玉受皿部20には、前記投入口9から投入されたコイ
ン形プリペイド記録媒体1のプリペイド残額を表示する
ディスプレイ装置21,玉貸ボタン22,コイン形プリ
ペイド記録媒体1の返却ボタン23等が配設されてい
る。
に、投入口9から投入されたコイン形プリペイド記録媒
体1を自重により移動させて第二入出力装置6に案内す
る案内路11aが下方に向けて設けられており、該案内
路11aにはコイン形プリペイド記録媒体1を第二入出
力装置6に対応する高さ位置で保持する保持手段12が
配設されている。該保持手段12は、水平方向に進退可
能なストッパー13と、該ストッパー13を進退駆動す
るソレノイド等の駆動装置14とからなり、ストッパー
13が、駆動装置14によって案内路11aを遮断する
進出位置と、退避位置とに変換されるようになってい
る。
け手段15を介してコイン形プリペイド記録媒体1を前
記返却口10に案内する案内路11bと、媒体処理装置
8の背面側に設けられた回収口16に案内する案内路1
1cとが二股状に分岐させて設けられている。また、前
記振分け手段15は、振分け板17と該振分け板17を
駆動するソレノイド等の駆動装置18とからなり、該駆
動装置18によって振分け板17の傾斜方向を切換える
ことにより、コイン形プリペイド記録媒体1を返却口1
0と回収口16とへ選択的に振分け得るようになってい
る。
により移動させて、投入口9から第二入出力装置6へ案
内し、さらに振分け手段15により返却口10と回収口
16とへ選択的に振分ける案内機構19が構成されてい
る。
ン形プリペイド記録媒体1の処理を図4及び図5に示す
フローチャートによって説明する。
ン形プリペイド記録媒体1を投入する(ステップS
1)。この際、投入口9へのコイン形プリペイド記録媒
体1の投入は、その向きを全く考慮する必要がない。そ
して、投入されたコイン形プリペイド記録媒体1は自重
により案内路11aを下方に移動し、第二入出力装置6
に対応する高さ位置で保持手段12のストッパー13に
よって保持され(ステップS2)、第二入出力装置6に
よってメモリに格納されている価値データが読取られる
(ステップS3)。次に読取った価値データに基づいて
プリペイド残額の有無が判断され(ステップS4)、残
額がある場合にはディスプレイ装置21にその残額を表
示して(ステップS5)、遊技者に遊技可能である旨を
伝える。
すと(ステップS6)、一回に例えば 500円分等の所定
金額に相当するパチンコ玉が貸し出される。ここでプリ
ペイド残額が所定金額に満たない場合には、その残額の
全額分が貸し出される。そして、パチンコ玉の貸し出し
に使用された金額を減算した残額に基づいて価値データ
が生成され、第二入出力装置6によってコイン形プリペ
イド記録媒体1のメモリに格納されている旧データが、
生成された新しい価値データに書き換えられた後(ステ
ップS7)、ステップS3に戻る。
値データは、ステップS4でプリペイド残額の有無が判
断され、残額があれば遊技可能であるが、残額がゼロに
なっている場合には、ディスプレイ装置21に残額ゼロ
の表示がなされ(ステップS8)、ブザー,ランプ等の
報知手段(図示省略)によってコイン形プリペイド記録
媒体1を回収する旨が遊技者に伝えられる。そして、振
分け手段15の振分け板17が回収口16側に通じるよ
うに切換えられた後(ステップS9)、保持手段12の
ストッパー13が退避位置に変換される。これにより、
保持手段12によるコイン形プリペイド記録媒体1の保
持が解除され(ステップS10)、コイン形プリペイド
記録媒体1はその自重により案内路11cを下方に移動
して回収口16から排出される(ステップS11)。
ド残額がゼロでなく、ステップS5でその残額が表示さ
れている状態において、遊技者によって返却ボタン23
が押されると(ステップS12)、振分け手段15の振
分け板17が返却口10側に通じるように切換えられた
後(ステップS13)、保持手段12のストッパー13
が退避位置に変換される。これにより、保持手段12に
よるコイン形プリペイド記録媒体1の保持が解除され
(ステップS14)、コイン形プリペイド記録媒体1は
その自重により案内路11bを下方に移動して返却口1
0から排出される(ステップS15)。尚、上記のよう
に退避位置に変換された保持手段12のストッパー13
は、コイン形プリペイド記録媒体1が下方に移動した
後、再び案内路11aを遮断する進出位置に変換され、
次のコイン形プリペイド記録媒体1の保持に備えること
となる。
けられた案内機構19が、自重によりプリペイド記録媒
体1を下方移動させ得るように構成されているので、媒
体処理装置8内での搬送手段の構造が極めて簡易化され
たものとなっている。
の一群)には、図2に示すように、回収装置24が配設
されている。該回収装置24は、遊技機2の裏面側で各
媒体処理装置8の回収口16の下方を通り、適宜に傾斜
させて設けられた長尺な搬送路25と、上端が各媒体処
理装置8の回収口16に連通し、下端が搬送路25に連
通する複数の導入路26とを備えている。搬送路25
は、図6に示すように、狭幅の樋状に形成されており、
コイン形プリペイド記録媒体1を立ち姿勢に保持して転
動させ得るようになっている。また、導入路26は、落
下途中におけるコイン形プリペイド記録媒体1の飛び出
しを防止し得るように矩形筒状に形成され、かつ、その
上端と下端間で略90°捻られて、直交する位置関係に
ある回収口16から排出されるコイン形プリペイド記録
媒体1を搬送路25に円滑に送り出すことができるよう
になっている。
収口16から排出された使用済みコイン形プリペイド記
録媒体1は、自重により導入路26内を落下して搬送路
25に送られ、さらに、傾斜した搬送路25内を転動し
て遊技機2の島の一端側に集められて、その一端側に設
けられた回収部27(図2参照)に貯留される。
から排出される使用済みのコイン形プリペイド記録媒体
1を、傾斜した搬送路25を用いて転動させて一箇所に
集め得るように構成されており、構造が極めて簡単化さ
れたものとなっている。
機3内に設け、該コイン発行機3の貯留部33に自動的
に供給させるようにすれば、回収したコイン形プリペイ
ド記録媒体1を、回収部27からコイン発行機3に移し
替える手間を省くことができる。
面に貨幣受入部28,コイン形プリペイド記録媒体1を
発行する発行部29,複数の購入額ボタン30,投入金
額表示部31等を備え、内部には、図7に示すように、
第一入出力装置5,コイン形プリペイド記録媒体1の貯
留部33,該貯留部33の上部に配設されたホッパー3
4等を備えている。
集められた使用済みのコイン形プリペイド記録媒体1
は、コイン発行機3の貯留部33に供給される。この
際、各コイン形プリペイド記録媒体1の表裏等の向きを
揃える必要はなく、貯留部33の上方からホッパー34
によって無造作に供給することができる。この貯留部3
3に供給された各コイン形プリペイド記録媒体1は、図
示しない処理手段により不良コインの除去やクリーニン
グ等の必要な所定の処理が施された後、第一入出力装置
5に1個づつ供給されることとなる。
入部28に貨幣を投入し、所望の購入額ボタン30を押
すと、貨幣受入部28で受入れた購入金額に基づいて価
値データが生成され、第一入出力装置5によってコイン
形プリペイド記録媒体1のメモリに格納されている旧デ
ータが、生成された新しい価値データに書き換えられ、
然る後、発行部29から発行される。ここで、前記貨幣
受入部28で受入れた購入金額とは、遊技者が購入額ボ
タン30で選定した購入希望額を意味し、貨幣受入部2
8に投入された投入額を指すものではない。従って、例
えば、一万円札を貨幣受入部28に投入して、三千円の
購入額ボタン30を押すと、三千円の価値データがメモ
リに格納されたコイン形プリペイド記録媒体1が発行さ
れることとなり、残金七千円は図示しない返却口から返
却される。また、貨幣受入部28に投入された投入額が
購入希望額に満たない場合には、投入額以上の購入額ボ
タン30を押しても、当然のこと乍ら、コイン形プリペ
イド記録媒体1の発行は行われない。
入部28で受入れた購入金額に基づいて価値データを生
成し、コイン形プリペイド記録媒体1のメモリ内の価値
データを新規に書き換えて発行するので、例えば、千
円,二千円,三千円,五千円,一万円のようにプリペイ
ド額の異なる数種類の券種を発行する場合にも、一種類
のコイン形プリペイド記録媒体1を共通に使用すること
ができる。これにより、コイン形プリペイド記録媒体1
を券種毎に分別してコイン発行機3にセットする必要が
ない。
モリに格納されている価値データは、遊技機2の投入口
9にコイン形プリペイド記録媒体1を投入することによ
り、プリペイド金額や使用により減算された残額として
遊技機2のディスプレイ装置21に表示されるが、この
ような価値データのディスプレイ表示だけでなく、券種
や価値データ等のデータ内容をコイン形プリペイド記録
媒体1自体に表示し得るようにすることが望ましい。
リペイド記録媒体1の外装体4の表面に、書き換え可能
な可逆性記録層35を設けたものである。即ち、図8イ
に示すように、外装体4の表面に凹部36が形成されて
おり、該凹部36内にシート状の可逆性記録層35が接
合されている。この可逆性記録層35の上面が表示面3
7となっている。
気可逆性記録媒体,電圧可逆性記録媒体,熱可逆性記録
媒体等を用いることができるが、中でも非接触式の書込
み装置によって書込み/消去が可能な磁気可逆性記録媒
体や電圧可逆性記録媒体が好適に使用され得る。
と該液体中に浮遊する磁性粉とを包含した多数のマイク
ロカプセルを、ベースフィルム上にバインダとともにコ
ーティングした記録層を備えており、磁場を生成する書
込み装置によって、記録層に垂直(又は水平)磁場を部
分的にかけて、マイクロカプセル内の磁性粉を垂直(又
は水平)方向に整列させ、その反射光の明度差によって
文字等を描出するものであり、視認可能な情報の書込み
/消去を非接触で行うことができる。
した溶媒中に帯電した顔料微粒子を分散させた電気泳動
分散液を多数のマイクロカプセルに包含し、該マイクロ
カプセルをベースフィルム上にバインダとともにコーテ
ィングしてなる記録層を備えており、レーザービームや
イオン流を照射する書込み装置によって、記録層に電圧
を印加して静電荷潜像を形成し、この静電荷潜像が作る
電界によって書込み/消去が行われる。即ち、静電荷潜
像が作る電界がマイクロカプセル内の電気泳動分散液に
作用すると帯電顔料微粒子がその極性によって引き付け
られ、顔料微粒子の色と、溶媒の染料の色との明度差に
よって文字等を描出するものであり、視認可能な情報の
書込み/消去を非接触で行うことができる。
性記録媒体等からなる可逆性記録層35を用いることに
より、書込み装置の接触による表示面37の摩耗や損傷
が防止され、長期に亘る使用が可能となる利点がある。
ン発行機3の第一入出力装置5及び媒体処理装置8の第
二入出力装置6に夫々付設され、コイン発行機3及び媒
体処理装置8で価値データが夫々生成される毎に、該価
値データに対応するデータ内容が書込み装置によって可
逆性記録層35の表示面37に印字される。
であって、上段に発行日38a,中段に券種38b,下
段にプリペイド残額38cが印字されている。ここで、
発行日38a,券種38b,プリペイド残額38cは、
コイン発行機3によりコイン形プリペイド記録媒体1が
発行される毎に書き換えられ、この発行時における券種
38bとプリペイド残額38cは同一金額となる。ま
た、プリペイド残額38cは、コイン形プリペイド記録
媒体1が遊技に使用されたとき、媒体処理装置8の書込
み装置によって、使用により減算された残額に順次書き
換えられる。このプリペイド残額38cの表示により、
遊技者が遊技機2からコイン形プリペイド記録媒体1の
返却を受けて所持している状態において、該コイン形プ
リペイド記録媒体1を媒体処理装置8の投入口9に逐一
投入してディスプレイ装置21に残額を表示させなく
て、その残額を知ることができる。
1を直接見ただけで券種や残額等のデータ内容を簡単に
確認することができる。また、可逆性記録層35に表示
されるデータ内容を書き換えることができるため、使用
済みのコイン形プリペイド記録媒体1をコイン発行機3
の貯留部33に供給する際に、券種毎に分別する必要が
ない。
態は、図8ロに示した例以外のものであってもよく、券
種38bに加えて、プリペイド残額38c,発行日38
a,発行店名,プリペイド記録媒体1に固有の識別番
号,メッセージ等を選択的に印字するようにしてもよ
い。また、可逆性記録層35によってプリペイド残額3
8cの表示を行わない場合には、媒体処理装置8に書込
み装置を設ける必要はない。
形プリペイド記録媒体1の外装体4の裏面にも可逆性記
録層35を設け、この表裏両面の可逆性記録層35,3
5によってデータ内容を両面表示することにより、印字
時におけるコイン形プリペイド記録媒体1の表裏の向き
を無視することができるのであるが、この場合には、書
込み装置をコイン形プリペイド記録媒体1の表裏両側に
配設する必要があり、印字機構が大型化することが懸念
される。このような懸念が問題となる場合には、外装体
4の一面にのみ可逆性記録層35を設ければよいが、こ
の場合には書込み装置に可逆性記録層35が対向するよ
うにコイン形プリペイド記録媒体1の向きを揃える必要
がある。そこで可逆性記録層35の色と、外装体4の他
面側の色とを相違させて設け、印字処理の前段階で色セ
ンサーによって表裏の向きを検出し、その検出情報に基
づいて適正な向きでないものは、適宜の反転手段を介し
て表裏を反転させてから書込み装置へ送り込むように構
成すればよい。
ン形プリペイド記録媒体が、コイン発行機の第一入出力
装置と、遊技機に配設された媒体処理装置の第二入出力
装置との間で非接触でデータを送受信する機能を備えて
いるため、遊技者がコイン発行機で購入したコイン形プ
リペイド記録媒体を、遊技機の媒体処理装置の投入口に
投入する際に、表裏等の向きに留意する必要がない。ま
た、回収した使用済みのコイン形プリペイド記録媒体を
コイン発行機の貯留部に供給する際に、表裏等の向きを
揃える必要がなく、貯留部の上方からホッパーによって
無造作に供給することができるため、従来構成に比して
作業能率を向上させることができる。
媒体を自重により移動させて、投入口から第二入出力装
置へ案内し、さらに残額の有無により振分け手段を介し
て返却口と回収口とへ選択的に振分ける案内機構媒体を
設けたことにより、従来構成に比して媒体処理装置内で
のプリペイド記録媒体の搬送手段を簡易化することがで
きる。
使用済みプリペイド記録媒体を一箇所に集めて回収する
回収装置を、傾斜した搬送路を転動させてプリペイド記
録媒体を一箇所に集めて回収し得るように構成すること
により、モータ等の駆動源やコンベヤベルト等が不要と
なるため、従来構成に比して回収装置の構造を簡単化す
ることができる。
体の表裏面の少なくともその一面に、書き換え可能な可
逆性記録層を設け、該可逆性記録層にプリペイド記録媒
体のメモリに格納されているデータ内容を表示するよう
にすれば、プリペイド記録媒体を直接見ただけでデータ
内容を簡単に確認することができる。さらに、可逆性記
録層に表示されるデータ内容が書き換え可能であるた
め、使用済みのコイン形プリペイド記録媒体をコイン発
行機の貯留部に供給する際に、券種毎に分別する必要が
ない等の優れた効果がある。
理システムを構成するコイン形プリペイド記録媒体の斜
視図である。
体の処理を示すフローチャートである。
媒体を示し、イは一部切欠正面図、ロは印字状態を示す
平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】円板状をなす外装体内に、書き換え可能な
データを格納するメモリを備え、該データを入出力装置
と非接触で送受信する機能を備えたコイン形プリペイド
記録媒体と、 前記プリペイド記録媒体のメモリに格納されるデータ
を、貨幣受入部で受入れた購入金額に基づいて生成され
る価値データに新規に書き換える第一入出力装置と、新
規データに書き換えられたプリペイド記録媒体を発行す
る発行部とを備えたコイン発行機と、 遊技機に配設され、プリペイド記録媒体のメモリに格納
されたデータを読取り、かつ該データを使用により減算
された残額に基づいて生成される価値データに書き換え
る第二入出力装置と、プリペイド記録媒体を自重により
移動させて、投入口から前記第二入出力装置へ案内し、
さらに残額の有無により振分け手段を介して返却口と回
収口とへ選択的に振分ける案内機構とを備えた媒体処理
装置と、各遊技機の回収口から排出される使用済みプリ
ペイド記録媒体を一箇所に集めて回収する回収装置とに
より構成された遊技場用プリペイド記録媒体の処理シス
テム。 - 【請求項2】前記回収装置が プリペイド記録媒体を立
ち姿勢に保持して転動させる傾斜した搬送路により構成
されていることを特徴とする請求項1に記載した遊技場
用プリペイド記録媒体の処理システム。 - 【請求項3】前記コイン形プリペイド記録媒体の外装体
の表裏面の少なくともその一面に、書き換え可能な可逆
性記録層を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項
2に記載した遊技場用プリペイド記録媒体の処理システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6854899A JP2000262728A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技場用プリペイド記録媒体の処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6854899A JP2000262728A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技場用プリペイド記録媒体の処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000262728A true JP2000262728A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13376932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6854899A Pending JP2000262728A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技場用プリペイド記録媒体の処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000262728A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-03-15 JP JP6854899A patent/JP2000262728A/ja active Pending
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