JP2000268233A - 遊技場用コイン形プリペイド記録媒体及び該媒体を発行するためのコイン発行機 - Google Patents
遊技場用コイン形プリペイド記録媒体及び該媒体を発行するためのコイン発行機Info
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Abstract
機での自動分別が可能な遊技場用コイン形プリペイド記
録媒体及び該媒体を発行するためのコイン発行機を提供
する。 【解決手段】 プリペイド額に応じた複数の券種からな
るコイン形プリペイド記録媒体1を各券種毎に色分けす
る一方、コイン発行機5内に、装入部14に供給された
使用済みプリペイド記録媒体1の券種の色を識別する色
センサー16と、その識別情報に基づきプリペイド記録
媒体1を券種毎に分別する分別装置17とを設けた。
Description
るコイン形プリペイド記録媒体及び該媒体を発行するた
めのコイン発行機に関する。
遊技機に対して直接現金を投入することなくプリペイド
カードを使用して遊技を行い得るプリペイドシステムが
導入されている。これは遊技者が所定額のプリペイドカ
ードをカード発券機で購入し、このプリペイドカードを
各遊技機に設けられているカード挿入口に挿入して、ボ
タン操作を介して所望の金額に対応するパチンコ玉やコ
インの貸出を受けて遊技を行うものであり、プリペイド
額はパチンコ玉やコインの貸出を受ける毎に減算され
て、残額が無くなるとそのカードは使用不能となり、カ
ード挿入口から押出されて返却される。
一面に磁気記録層を備えた安価な磁気カードが用いられ
ているが、使い捨てであるため、返却された使用済みカ
ードはゴミとして廃棄処分される。遊技場では遊技に支
障がない各遊技機の前面上部等に回収箱を設置して、該
回収箱に使用済みカードを入れてもらうように遊技者に
要望しているが、面倒であるため、遊技機の手前の受台
上に放置されたり、通路に捨てられることも多く、散乱
した使用済みカードを手作業で頻繁に回収しなければな
らなかった。また、磁気カードは、セキュリティ性が低
く、偽造に対する防護機能を持たないため、使用済みカ
ードの零化したプリペイド額を違法に書き換えて、不正
使用を目的とした偽造が行われ易いという問題点もあっ
た。
ICカードをプリペイドカードとして用いるようにした
システムが、例えば特開平9ー259334号公報等に
よって提案されている。これはセキュリティ性の高いI
Cカードをプリペイドカードとして用いることにより、
偽造を殆ど不可能にして不正使用を防止し、また、使用
済みICカードを回収して、そのプリペイド額を発行装
置(発券機)によって新規に書き換えて再発行すること
により、高価なICカードの再利用を繰り返し行い得る
ようにしたものである。
して用いられる長方形状の接触型ICカードは、入出力
端子を電気的に接続するための向きとして、表裏と前後
の二つの向きが存在するため、遊技機のカード挿入口へ
の挿入時に、この向きを逐一確認して正しい向きで挿入
しなければならない煩わしさがある。また、回収した使
用済みICカードを発行装置へセットする際には、表裏
と前後の向きが異なるカードが混在しているため、全て
のカードの向きを手作業で揃えなければならない。
きを無視し得るようにするために、入出力装置と非接触
でデータを送受信し得る非接触型ICカードを円板状に
形成したコイン形データキャリアを プリペイド記録媒
体として遊技場のプリペイドシステムで用いようとする
試みある。
は、プリペイド記録媒体の種類として、例えば二千円
券,三千円券,五千円券等のように数種類の券種が用意
されるが、これらの券種を人が見て区別し得るようにす
るためには、券種を示す数字や文字をプリペイド記録媒
体の表面に表示する必要がある。
体に、このような数字や文字からなる券種表示を施す
と、発行装置にセットする際に、券種毎に分別する作業
が必要となり、向きを無視できるにも拘らず、如何にコ
イン形プリペイド記録媒体を自動的に分別するかは未解
決の問題となっていた。
を判別するには、媒体表面に表示されている券種を示す
数字や文字を逐一目視しなければならないという問題点
があった。
場用コイン形プリペイド記録媒体及び該媒体を発行する
ためのコイン発行機を提供することを目的とするもので
ある。
外装体内に、書き換え可能なデータを格納するメモリを
備え、入出力装置との非接触の送受信により、前記デー
タが購入金額に基づいて生成される価値データに書き換
えられ、かつ、使用により減算された残額に基づいて生
成される価値データに書き換えられるコイン形プリペイ
ド記録媒体であって、前記コイン形プリペイド記録媒体
が、プリペイド額に応じた複数の券種からなり、かつ、
各券種毎に色分けされていることを特徴とする遊技場用
コイン形プリペイド記録媒体である。
種が混在して供給される装入部と、該装入部に供給され
た使用済みプリペイド記録媒体の券種の色を識別する色
センサーと、その識別情報に基づきプリペイド記録媒体
を分別する分別装置と、該分別装置で券種毎に分別され
たプリペイド記録媒体のメモリに格納されている無価値
化した価値データを、貨幣受入部で受入れた購入金額に
基づいて生成される券種毎の価値データに書き換える入
出力装置と、新規データに書き換えられたプリペイド記
録媒体を発行する発行部とを備えてなることを特徴とす
る上記遊技場用コイン形プリペイド記録媒体を発行する
ためのコイン発行機である。
ド記録媒体は、RFID(Radio Frequency Identificatio
n)方式のデータキャリアであって、書き換え可能なデ
ータを格納するメモリを備えたマイコンチップを有する
IC回路と、ループコイルとを円板状をなす外装体に内
蔵しており、入出力装置側のループコイルアンテナが生
成する誘導電磁界内に進入した際に誘導起電力を発生し
て電力を蓄え、同時に入出力装置との間で電磁波により
コマンド,データ等の信号を非接触で送受信するもので
あり、100円硬貨から500円硬貨程度の直径と厚み
に形成されたものが好適に使用され得る。
ド記録媒体が券種毎に色分けされていることにより、遊
技者はコイン形プリペイド記録媒体の色を見ただけでそ
の券種を即座に知ることができる。ここで、媒体表面に
券種を示す数字や文字からなる券種表示部を設けること
もできるが、該券種表示部を逐一目視して券種を判別す
る必要がないため、該券種表示部は券種を確認するため
の補助的な機能を果たすものとなる。コイン形プリペイ
ド記録媒体に対する着色手段としては、着色した合成樹
脂により外装体を成形したり、印刷加工により外装体に
着色を施したり、あるいは外装体に着色したラベルを貼
着する等の適宜の着色手段を用いることができる。
によって、装入部に供給された使用済みプリペイド記録
媒体の券種の色を識別し、その識別情報に基づいてプリ
ペイド記録媒体を分別することができる。これにより、
コイン形プリペイド記録媒体の自動的な分別が可能とな
り、コイン形プリペイド記録媒体を装入部に供給する際
に、券種毎に分別する必要がなく、複数の券種が混在し
た状態で、装入部の上方からホッパーによって無造作に
供給することができる。
〜図5について説明する。図面において、1は本発明に
かかる遊技場用コイン形プリペイド記録媒体を示す。該
コイン形プリペイド記録媒体1は、図1に示すように、
外装体2が円板状に形成されており、その内部には、図
示省略されているが、書き換え可能なデータを格納する
メモリを備えたマイコンチップを有するIC回路とルー
プコイルが内蔵されている。
等の着色した合成樹脂を用いて成形されており、この合
成樹脂製の外装体2の色によりコイン形プリペイド記録
媒体1が券種毎に色分けされている。即ち、図2に示す
ように、コイン形プリペイド記録媒体1は、例えば二千
円券3a,三千円券3b,五千円券3c等のようにプリ
ペイド額に応じた複数の券種が揃えられており、各券種
毎に赤,青,黄等の異なる彩色が施されている。ここ
で、各券種に施す彩色は自由に選定可能であるが、券種
を一目で明確に区別し得るように各券種間で顕著に相違
する彩色とすることが望ましい。また、外装体2の表面
には、券種を示す数字や文字等からなる券種表示部4が
エンボス加工や印刷等の形成手段により設けられてい
る。
記録媒体1が券種毎に色分けされていることにより、遊
技者はコイン形プリペイド記録媒体1の色を見ただけで
その券種を即座に知ることができる。因に、パチンコホ
ール等の遊技場における遊技者は、常連客が殆どであ
り、これらの遊技者が券種とその色との関係を経験によ
り短期間で自然に記憶することは極めて容易なことであ
る。また、外装体2の表面に券種表示部4が設けられて
いることにより、該券種表示部4で券種を確認すること
もできるが、上記のように色を見ただけ券種が分かるた
め、該券種表示部4を逐一目視して券種を判別する必要
はなく、該券種表示部4は券種を確認するための補助的
な機能を果たすものとなる。
記録媒体1に対する着色手段として、着色した合成樹脂
により外装体2を成形するようにしているが、これ以外
に、印刷加工により外装体2に着色を施したり、あるい
は外装体2に着色されたラベルを貼着する等の適宜の着
色手段を用いることができる。また、上記実施例のよう
に、着色された合成樹脂を用いて外装体2を成形するよ
うにすれば、着色加工が容易であり、印刷加工した場合
における擦傷による色の脱落や、ラベルを貼着した場合
における剥離等の不具合が生じない利点がある。
る上記コイン形プリペイド記録媒体1の循環システムの
概略構成図を示す。この循環システムは、上記コイン形
プリペイド記録媒体1と、該コイン形プリペイド記録媒
体1を発行するためのコイン発行機5と、該コイン形プ
リペイド記録媒体1が使用可能なパチンコ機等の遊技機
6とからなり、該遊技機6での使用により無価値化した
プリペイド記録媒体1を回収して、コイン発行機5に券
種が混在した状態で供給し、該コイン発行機5により券
種毎に分別して価値データを新規に書き換えて再発行す
るように構成されている。ここで、コイン形プリペイド
記録媒体1は、後述するコイン発行機5の入出力装置7
と、遊技機6が具備する図示しない入出力装置との間で
電磁波によりコマンド,データ等の信号を非接触で夫々
送受信し、コイン形プリペイド記録媒体1のメモリに格
納されるデータは、コイン発行機5の入出力装置7によ
り、購入金額に基づいて生成される価値データに書き換
えられ、また、遊技機6の入出力装置によって、使用に
より減算された残額に基づいて生成される価値データに
書き換えられる。
に、前面に貨幣受入部8,コイン形プリペイド記録媒体
1の発行部9,複数の購入額ボタン10,投入金額表示
部11,貨幣返却口12等が配設されている。
すブロック図であり、ホッパー13を備えた装入部1
4,コイン分別処理部15,コイン形プリペイド記録媒
体1の価値データを書き換える入出力装置7,発行部9
が順に配設されている。また前記コイン分別処理部15
は、プリペイド記録媒体1の券種の色を識別する色セン
サー16と、その識別情報に基づきプリペイド記録媒体
1を分別する分別装置17と、分別されたプリペイド記
録媒体1を券種毎に貯留する複数の貯留部18とにより
構成されている。
て、遊技機6から回収した使用済みのコイン形プリペイ
ド記録媒体1を、券種が混在した状態でコイン発行機5
の装入部14にホッパー13を介して供給すると、不良
コインの除去やクリーニング等の必要な所定の処理が施
された後、コイン形プリペイド記録媒体1がコイン分別
処理部15に1個づつ送られる。コイン分別処理部15
では、まず、色センサー16によってプリペイド記録媒
体1の券種の色を識別し、次に、その識別情報に基づき
分別装置17によってプリペイド記録媒体1を色別に分
別する。これにより、プリペイド記録媒体1は、同色の
券種別に分けられて、その券種毎に夫々の貯留部18に
貯留されることとなる。
入部8に貨幣を投入し、所望の購入額ボタン10を押す
と、貨幣受入部8で受入れた購入金額に基づいて価値デ
ータが生成される一方、その購入金額に対応する券種の
プリペイド記録媒体1が当該貯留部18から入出力装置
7に送り出される。そして、該入出力装置7によってコ
イン形プリペイド記録媒体1のメモリに格納されている
無価値化した旧データが、生成された新しい価値データ
に書き換えられ、然る後、このコイン形プリペイド記録
媒体1が発行部9から発行される。
とは、遊技者が購入額ボタン10で選定した購入希望額
を意味し、貨幣受入部8から投入された投入額を指すも
のではない。従って、例えば、一万円札を貨幣受入部8
に投入して、三千円の購入額ボタン10を押すと、三千
円の価値データがメモリに格納されたコイン形プリペイ
ド記録媒体1が発行されることとなり、残金七千円は貨
幣返却口12から返却される。また、貨幣受入部8に投
入された投入額が購入希望額に満たない場合には、投入
額以上の購入額ボタン10を押しても、当然のこと乍
ら、コイン形プリペイド記録媒体1の発行は行われな
い。
形プリペイド記録媒体1の券種の色を色センサー16に
よって識別し、その識別情報に基づきプリペイド記録媒
体1を券種毎に自動的に分別するので、例えば、千円,
二千円,三千円,五千円,一万円のように異なる複数の
券種が混在している状態で回収された使用済みプリペイ
ド記録媒体1を装入部14に供給する際に、券種毎に分
別する必要がなく、複数の券種が混在した状態で、装入
部14の上方からホッパー13によって無造作に供給す
ることができる。
ン形プリペイド記録媒体が、プリペイド額に応じた複数
の券種からなり、かつ、各券種毎に色分けされているこ
とにより、コイン形プリペイド記録媒体の色を見ただけ
でその券種を即座に知ることができる。
発行するためのコイン発行機内に、装入部に供給された
使用済みプリペイド記録媒体の券種の色を識別する色セ
ンサーと、その識別情報に基づきプリペイド記録媒体を
分別する分別装置とを設けたから、前記色センサーによ
って、使用済みプリペイド記録媒体の券種の色を識別
し、その識別情報に基づいてプリペイド記録媒体を分別
することができる。これにより、コイン形プリペイド記
録媒体の自動的な分別が可能となり、回収した使用済み
コイン形プリペイド記録媒体を装入部に供給する際に、
券種毎に分別する必要がなく、複数の券種が混在した状
態で、装入部の上方からホッパーによって無造作に供給
し得る等の優れた効果がある。
媒体の斜視図である。
ある。
テムの概略構成図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】円板状をなす外装体内に、書き換え可能な
データを格納するメモリを備え、入出力装置との非接触
の送受信により、前記データが購入金額に基づいて生成
される価値データに書き換えられ、かつ、使用により減
算された残額に基づいて生成される価値データに書き換
えられるコイン形プリペイド記録媒体であって、 前記コイン形プリペイド記録媒体が、プリペイド額に応
じた複数の券種からなり、かつ、各券種毎に色分けされ
ていることを特徴とする遊技場用コイン形プリペイド記
録媒体。 - 【請求項2】貨幣受入部と、複数の券種が混在して供給
される装入部と、該装入部に供給された使用済みプリペ
イド記録媒体の券種の色を識別する色センサーと、その
識別情報に基づきプリペイド記録媒体を分別する分別装
置と、該分別装置で券種毎に分別されたプリペイド記録
媒体のメモリに格納されている無価値化した価値データ
を、貨幣受入部で受入れた購入金額に基づいて生成され
る券種毎の価値データに書き換える入出力装置と、新規
データに書き換えられたプリペイド記録媒体を発行する
発行部とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の
遊技場用コイン形プリペイド記録媒体を発行するための
コイン発行機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP06855499A JP4194166B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技場用コイン形プリペイド記録媒体を発行するためのコイン発行機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06855499A JP4194166B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技場用コイン形プリペイド記録媒体を発行するためのコイン発行機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP4194166B2 JP4194166B2 (ja) | 2008-12-10 |
Family
ID=13377107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06855499A Expired - Fee Related JP4194166B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技場用コイン形プリペイド記録媒体を発行するためのコイン発行機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4194166B2 (ja) |
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-
1999
- 1999-03-15 JP JP06855499A patent/JP4194166B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP4194166B2 (ja) | 2008-12-10 |
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