JP2843104B2 - 遊技用管理設備装置 - Google Patents

遊技用管理設備装置

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JP2843104B2
JP2843104B2 JP9608090A JP9608090A JP2843104B2 JP 2843104 B2 JP2843104 B2 JP 2843104B2 JP 9608090 A JP9608090 A JP 9608090A JP 9608090 A JP9608090 A JP 9608090A JP 2843104 B2 JP2843104 B2 JP 2843104B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遊技用管理設備装置に関し、詳しくは、少
なくとも記録媒体を使用して遊技が可能な遊技機を含む
遊技用管理設備装置に関する。
[従来の技術] この種の遊技用管理設備装置において、従来から知ら
れているものに、たとえば、特開平1−95390号公報に
記載のものがあった。この従来の遊技用管理設備装置
は、所定の有価価値が記録された磁気カード等の記録媒
体をパチンコ遊技機等の遊技機に挿入し、前記記録媒体
に記録されている前記有価価値を使用して遊技ができる
ように構成されていた。そして、前記記録媒体を購入し
た遊技場またはその遊技場が属する同系列の遊技場等の
特定の遊技場においてのみその記録媒体が使用可能に構
成されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種従来の遊技用管理設備装置において
は、前記専用記録媒体の使用範囲が前記特定の遊技場の
みに限定されるために、たとえば遊技客が旅行先で遊技
を行なうなど自己が所持している記録媒体が使用できる
前記特定の遊技場以外の遊技場で遊技を行なう場合に
は、自己の所持している記録媒体を使用することができ
ないために新たに別途専用記録媒体を購入する必要があ
るという煩雑さがある。
そこで、共通カード発行会社等の第三者機関を設立
し、複数の遊技場において共通に使用できる共通記録媒
体を前記第三者機関から発行するようにし、その共通記
録媒体を遊技客が購入してその共通記録媒体を前記複数
の遊技場の遊技機に使用して遊技ができるように構成す
ることも考えられる。この場合には、遊技場が前記共通
記録媒体を一括購入したことに基づいてその遊技場には
前記第三者機関に対し共通記録媒体の購入金額を支払う
義務が生じる。一方、遊技場において共通記録媒体を使
用して遊技を行なった場合には、その共通記録媒体の使
用料をその遊技場に対し支払う義務が前記第三者機関に
発生する。このように、共通記録媒体の使用料に関する
決済が遊技場と前記第三者機関との間で行なう必要が生
ずる。
一方、複数の遊技場で共通的に使用可能な共通記録媒
体を使用して遊技を行なった場合に、その遊技の結果遊
技客が獲得した得点等からなる固有有価価値情報の取扱
いが問題となる。この固有有価価値情報はそれを獲得し
た遊技客が遊技へ使用したり精算が可能になるように構
成する必要がある。そこで、この固有有価価値情報を前
記共通記録媒体における共通有価価値情報に加算させて
記録し、その固有有価価値情報が加えられた共通有価価
値情報を遊技に使用したり精算したりできるように構成
することが考えられる。しかし、このように構成した場
合には、共通記録媒体に当初から記録されていた共通有
価価値情報と遊技者が獲得した固有有価価値情報との区
別がつかなくなり、前記第三者機関と遊技場との間で当
初から記録されいた共通有価価値情報の使用料について
の決済を行なうことができなくなる不都合が生じる。
さらに、前記固有有価価値情報は、遊技客が遊技を行
なった獲得得点等の有価価値を多く獲得すればそれだけ
大きな値となるのであり、非常に大きな値の固有有価価
値情報が記録されていたとしても何ら不思議ではない。
その結果、遊技客が自己の固有有価価値情報を非常に大
きな有価価値のものに改ざんするおそれが多々ある。
本発明は、かかる情報に鑑み、複数の遊技場の遊技機
に共通有価価値情報を使用して遊技を行なうことができ
ながらも、共通有価価値情報の使用料の決済を行なうこ
とが可能であり、かつ、遊技客による固有有価価値情報
の改ざんも極力防止し得る遊技用管理設備装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明に係る遊技用管理設備装置
は、 少なくとも複数の遊技場で共通的に使用可能な共通有
価価値情報を特定可能な情報が記録されている記録媒体
と、 遊技場に設置され、少なくとも前記記録媒体で特定さ
れる共通有価価値情報を使用して遊技が可能な遊技機
と、 前記共通有価価値情報を使用して遊技を行ない、少な
くとも遊技客が獲得した固有有価価値情報を複数登録可
能な登録手段と、 該登録手段に登録されている複数の固有有価価値情報
の中から所望の固有有価価値情報を特定する特定手段
と、 該特定手段により特定された固有有価価値情報を、該
固有有価価値情報を獲得した遊技場にかかる予め設定し
た範囲内で使用可能にする固有有価価値情報使用可能化
手段とを含むことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は請求項1に記載の固有有価
価値情報使用可能化手段が、前記固有有価価値情報を獲
得した獲得遊技場に設置された遊技機に限定した範囲内
で使用可能とすることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の固有有
価価値情報使用可能化手段が、前記固有有価価値情報を
獲得した獲得遊技場および該獲得遊技場と同系列の遊技
場に設置された遊技機に限定した範囲内で使用可能とす
ることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の固有有
価価値情報使用可能化手段が、前記固有有価価値情報を
獲得した獲得遊技場または該獲得遊技場と同系列の遊技
場に設置された遊技機のうちある特定の遊技機に限定さ
れた範囲内で使用可能とすることを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の方法によれば、記録媒体に記録され
ている情報によって特定される共通有価価値情報を使用
して複数の遊技場で遊技が可能となる。遊技をした結果
少なくとも遊技客が獲得した固有有価価値情報が登録手
段により登録され、その登録されている固有有価価値情
報を、該固有有価価値情報を獲得した獲得遊技場にかか
る予め設定した範囲内で使用して遊技が可能となる。
つまり共通有価価値情報を複数の遊技場の遊技機に直
接使用して遊技を行なうことが可能であり、しかも、前
記固有有価価値情報が共通有価価値情報を記録している
前記記録媒体に併せて記録されるのではなく登録手段に
登録させるために、共通有価価値情報と固有有価価値情
報とを区別でき、当初から記録されていた共通有価価値
情報の使用のみを正確に決済することが可能となる。さ
らに、固有有価価値情報が遊技客が形態可能な記録媒体
に記録されるのではなく記録登録手段に登録されるため
に、遊技客が自己の固有有価価値情報を自由に改ざんす
ることが難しくなる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
作用に加えて、固有有価価値情報使用可能化手段が、固
有有価価値情報の獲得遊技場の遊技機の範囲内のみで使
用可能にするものであるため、前記固有有価価値情報を
前記獲得遊技場以外の遊技場で使用されることに伴う不
都合、すなわち、前記獲得遊技場が負担すべく前記固有
有価価値情報の遊技使用に伴う不利益を他の遊技場が負
担しなければならなくなる不都合が防止できる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
作用に加えて、固有有価価値情報使用可能化手段が、特
定手段により特定された固有有価価値情報の獲得遊技場
および該獲得遊技場と同系列の遊技場の遊技機の範囲内
のみで使用可能にするものであるため、前記固有有価価
値情報を前記同系列の遊技場以外の遊技場で使用される
ことに伴う不都合、すなわち、前記同系列の遊技場が負
担すべき前記固有有価価値情報の遊技使用に伴う不利益
を前記同系列の遊技場以外の遊技場が負担しなければな
らなくなる不都合が防止できる。さらに、遊技客が前記
固有有価価値情報をその獲得遊技場ばかりでなくその獲
得遊技場と同系列の遊技場においても使用可能となり、
遊技客の利便性が向上する。
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
作用に加えて、固有有価価値情報使用可能化手段が、特
定手段により特定された固有有価価値情報の獲得有機場
またはその獲得遊技場と同系列の遊技場の遊技機のうち
ある特定の遊技機の範囲内のみで使用できるため、前記
固有有価価値情報の使用範囲を遊技場レベルばかりでな
く遊技機レベルでも規制して、固有有価価値情報のきめ
細かな使用管理が可能となる。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1の実施例 第1図は、遊技用管理設備装置の全体概略ブロック図
である。図中、73は共通カード(共通パチンコカード)
を発売するカード会社であり、CPU,RAM,ROM等を含む貸
玉得点ホール別売上高集中管理用コンピュータ74を設置
してある。一方、カード会社73には、共通カード発行機
111が設置されており、共通カードを自動的に発行でき
るように構成されている。前記貸玉得点ホール別売上高
集中管理用コンピュータ74は、遊技張において使用され
た共通カードの使用量すなわち貸玉得点売上高を日本全
国の遊技場別に集中管理する機能を有する。一方、前記
遊技領域には、CPU,RAM,ROM等を含みその遊技場内の情
報を管理するためのホール管理用コンピュータ70が設置
されているとともに、少なくとも共通カードを使用して
遊技が可能な遊技機の一例のカード式パチンコ遊技機41
0や共通カード販売機7,ターミナルボックス300ならびに
景品交換所310に設置された精算機302等が配設されてい
る。また、前記カード販売店75には共通カード販売機7
が設置されてその共通カード販売機7から自動的に共通
カードを利用者に販売する販売店もあり、また、共通カ
ード販売機7が設置されてなく手売りにより共通カード
を販売する販売店もある。また、遊技場においても、共
通カード販売機7を設置することなく共通カードを共通
カード売場7′により手売りするところもある。
前記集中管理用コンピュータ74と各遊技場1のターミ
ナルボックス300とが図示実線の矢印で示したようそれ
ぞれ通信回線で接続されており各遊技場1のカード式パ
チンコ遊技機410からの情報が各ターミナルボックス300
を介して集中管理用コンピュータ74に伝送されるように
構成されている。さらに、各遊技場1のカード式パチン
コ遊技機410および精算機302がそれぞれ各遊技場1のホ
ール管理用コンピュータ70に通信回線で接続されてお
り、互いに情報の送受信が可能な状態となっている。
このような構成において、まずカード会社73が各カー
ド販売店75ならびに遊技場1に共通カードを販売する。
その引替えとして各カード販売店75や遊技場1からは代
金がカード会社73に支払われる。なお、この代金の支払
いは前記共通カードが遊技者により使用された後に行な
うようにしてもよく、その場合には、カード会社73への
支払代金と共通カードの使用に伴う前記カード会社73へ
の使用請求料金とが相殺され、カード会社73と各遊技場
1との間での送金の回数や金額を減少させることができ
る。なお、共通カードは、複数種類のカード金額のもの
が使用されており、カード会社73により既にカード金額
等の所定のカード情報が予めカードにエンコードされた
状態でカード販売店75や各遊技場1に販売される。な
お、カード会社73から販売された共通カードに或る程度
のカード情報をエンコードとしておき、各遊技場または
カード販売店によって遊技客に販売される段階でさらに
所定のカード情報をエンコードして完全なカード情報が
記録された共通カードを販売するという二重エンコード
方式を採用してもよい。
次に、遊技客等の利用者が、カード販売店75の共通カ
ード販売機7や遊技場内に設置されているカード販売機
7を利用して代金を支払って共通カードを購入する。そ
の共通カードにはカード金額に相当する共通有価価値情
報の一例の貸玉得点データが記録されている。遊技客は
その販売された共通カードをカード式パチンコ遊技機41
0に挿入する。その挿入された共通カードが適当なカー
ドである場合には所望の数だけパチンコ玉等を弾発して
カード式パチンコ遊技機410等により遊技が可能とな
る。この共通カードは共通カードを購入した遊技場ばか
りでなく他の遊技場においても使用可能なものである。
そして、遊技客がカード式パチンコ遊技機410等により
遊技を行なった結果少なくとも獲得した固有有価価値情
報の一例の専用景品得点がそのカード式パチンコ遊技機
410に挿入されている共通カードのカード番号に対応さ
せた状態でホール管理用コンピュータに登録される。遊
技客は、遊技機から払出された共通カードを景品交換所
301の精算機に挿入することにより、その共通カードの
カード番号を手掛りにその共通カードに対応する専用景
品得点をホール管理用コンピュータから呼び出し、その
専用景品得点の範囲内で景品交換が可能となる。遊技場
1のうち、Aホールの場合にはAホール1号店とAホー
ル2号店との同系列のチェーン店が存在し、前記Aホー
ル1号店で獲得した専用景品得点はその獲得したAホー
ル1号店での景品交換または遊技への使用が可能である
ばかりでなく、Aホール2号店での景品交換や遊技への
使用が可能である。また、Bホールの場合には同系列の
チェーン店が存在しないために、Bホールで獲得した専
用景品得点はその獲得遊技場であるBホールのみで景品
交換または遊技への使用が可能となる。さらに、専用景
品得点を遊技場内の遊技機に使用するに際し、予め定め
られた範囲内の遊技機においてのみ使用可能にしてもよ
い。たとえば、カード式パチンコ遊技機やカード式コイ
ン遊技機等が設置されている遊技場においてカード式パ
チンコ遊技機で獲得した専用景品得点はカード式パチン
コ遊技機のみにおいて使用可能にしてもよく、また、同
じカード式パチンコ遊技機においても、フィーバータイ
プのパチンコ遊技機等特定の機種のパチンコ遊技機にお
いて獲得した専用景品得点はその同じ機種のパチンコ遊
技機においてのみ使用可能にしてもよい。なお、同系列
のチェーン店であるAホール1号店とAホール2号店と
の各ホール管理用コンピュータ70は、互いに通信回線で
接続されており、専用景品得点を獲得した獲得遊技場と
は異なる他のチェーン店でその専用景品得点を使用する
に際しその獲得遊技場と使用せんとする遊技場との間で
情報の送受信ができるように構成されている。
前記ターミナルボックス300は、カード会社73により
管理されており、遊技場におけるカード式パチンコ遊技
機410の共通カードによる貸玉得点売上情報を累積記憶
し、1日の営業が終了した後にその累積された貸玉得点
売上情報を集中管理用コンピュータ74に送信する。ま
た、カード式パチンコ遊技機410に挿入された共通カー
ドの貸玉得点に多少得点を上乗せして遊技ができるよう
にし、プレミアムを付加できるように構成してもよい。
第2図は、遊技場1の全体概略平面図である。遊技場
1に設置された各遊技機設置島2には、パチンコ遊技機
410やアレンジボール式パチンコ遊技機等の弾球遊技
機、スロットマシン等のコイン遊技機4などの遊技機が
複数台設置されている。また、所定の遊技機設置島2の
一方端には、共通カード販売機7が配設されている。そ
れら共通カード販売機7,遊技機410,4が、ホール管理用
コンピュータ70やターミナルボックス300に配線により
接続されており、互いに情報の送受信ができるように構
成されている。一方、前述したように、ターミナルボッ
クス300は前記集中管理用コンピュータ74に通信回線を
介して接続されている。また、図中、302はカード式の
精算機を示し、弾球遊技機やコイル遊技機で獲得した専
用景品得点を精算するためのものである。なお、精算機
302によって共通カードの貸玉得点を精算できるように
してもよい。ホール管理用コンピュータ70は、同系列の
ホールが存在する場合、同系列のホール管理コンピュー
タに通信回線を介して接続される。
第3図は、共通カード20を示す正面図である。共通カ
ード20は、プラスチック等の合成樹脂材料をプレート状
に形成しており、その一部に共通情報記録領域の一例の
貸玉得点用磁気ストライプ21が形成されている。共通カ
ード20の表面には、0,5,10…100の数字が付されたカー
ド残額目安表示欄が設けられており、使用に伴ってパン
チ孔350を穿設し、残額の目安が表示される。
前記貸玉得点用磁気ストライプ21には、少なくとも貸
玉得点情報,セキュリティ情報が記録される。また、共
通カード20の角の一部を切り落とし、この欠落部を利用
して共通カード20の機械への挿入方向を検出できるよう
に構成してもよい。この共通カード20により、少なくと
も複数の遊技場で共通的に使用可能な共通有価価値情報
を特定可能な情報が記録されている記録媒体が構成され
ている。第4図は、共通カード20に記録されている記録
情報を示す図解図である。
前記貸玉得点用磁気ストライプ21には、第4図に示す
情報が記録されている。すなわち、カード番号,販売店
(販売機)コード,カード金額,共通有価価値情報の一
例の貸玉得点,必要に応じて使用コード情報(図示せ
ず)である。前記カード金額とは、共通カード20が販売
された時点におけるその共通カードの金額であり、換言
すれば、全く使用していない状態の貸玉得点に相当する
金額である。また、使用コードとは、その共通カードが
今までに使用されたことがあるか否かを判別するための
ものであり、未使用の段階ではこの使用コードが「0」
となっており、1回でも使用すれば「1」に書換えられ
る。カードの背番号管理を行なう場合には有用となる。
そして、使用するごとにその使用された貸玉得点が減算
されて新たな得点に書換えられる。また、販売店(販売
機)コードは、共通カード販売機を設置していないカー
ド販売店で販売された場合には、その販売店のコード番
号が記録される。そして、1枚の共通カードの貸玉得点
用の磁気ストライプには第4図に示した1行分のカード
情報が記録される。
さらに、共通カード20の貸玉得点用磁気ストライプ21
に共通カードの使用有効期限情報を記録させ、その使用
有効期限内においてのみ使用できるように構成してもよ
い。
第4図に示す情報は、たとえば、情報記録の際に磁気
ヘッドを磁気ストライプ21,303,304上においてジグザグ
に移動させて情報を記録させるようにし、磁気ストライ
プ21,303,304に記録されている記録情報を容易には改竄
できないように構成する。さらに、前記貸玉得点等の有
価価値情報の残額を表示するために穿設されたパンチ孔
の位置と、磁気ストライプ21に記録されている貸玉得点
とが一致するか否かを照合するようにして、カードのセ
キュリティを向上してもよい。
さらに、磁気記録以外の記録手段(たとえば感熱プリ
ンタによる印刷)を磁気記録と併用してカードに施し、
カード使用に伴って磁気記録以外の記録部分のカード使
用金額をも更新し、カード使用に際し磁気ストライプと
磁気記録以外の記録部分との両者の残額が一致するか否
かを照合し、カードのセキュリティを向上させることも
考えられる。
なお、この共通カード20は、ほぼ長方形の偏平なプレ
ート状の形状をしているものを示したが、本発明はこれ
に限らず、棒状等のものであってもよく、形状は問わな
い。また、カードの種類としては、ICカードや光ディス
クメモリを利用したカード、さらにはバーコードを印刷
したものあるいはパンチ孔を形成したもの、さらには前
記感熱プリンタによる印刷などの磁気記録以外の記録手
段のみで情報を記録したもの等種々のものが考えられ
る。
第5図は、共通カード販売機の一例を示す全体正面図
である。第6図は、その共通カード販売機の一部内部構
造を示す背面図である。第7図は、その共通カード販売
機の制御回路を示すブロック図である。さらに第8図
は、第7図に示した制御回路の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
第5図に示すように、共通カード販売機7は、その正
面に、硬貨投入口39と紙幣投入口40とが配設されてお
り、遊技客が硬貨ならびに紙幣を投入し得るように構成
されている。そして投入された貨幣の金額が投入金額表
示器38によって表示されるように構成されている。図
中、48は販売カード金額選択ボタンであり、購入せんと
する共通カードの金額を選択するためのボタンである。
カード購入者は、販売カード金額選択ボタン48を選択操
作して販売ボタン49を押圧操作することにより、選択さ
れた額の共通カードが共通カード払出口45から払出され
る。なお、投入貨幣により所定の種類のカードを無条件
に払出すようにしてもよい。一方、販売カード金額選択
ボタン48の操作を誤った場合には、キャンセルボタン50
を押圧することにより、今までの選択ボタンの操作をキ
ャンセルして新たに選択し直すことができる。そして、
共通カードが払出された後に釣銭がある場合には、通貨
を払出す釣銭払出口41や紙幣を払出す釣銭払出口46から
釣銭が払出される。なお、図中42aは、中止表示器であ
り、現在カード販売を中止している旨の表示を行なうた
めのものである。また42bは販売中表示器であり、現在
カード販売を行なっている旨の表示を行なうためのもの
である。
第6図中、52は硬貨選別器であり、硬貨投入口39から
投入された硬貨を金額別に選別するためのものである。
51は紙幣選別器であり、投入された紙幣を金額別に選別
するためのものである。54,55は釣銭保持返却機構であ
り、投入硬貨および投入紙幣を一時的に保持して釣銭が
必要なときにその釣線を冷却して払出すためのものであ
る。56は共通カード販売機を制御するための制御部であ
る。
次に、第7図に基づいて共通カード販売機の制御回路
を説明する。
制御回路は、大きく分類して、金銭機構76,表示機構7
7,選択支持機構79,カード発行機構80ならびに制御機構7
8からなる。
まず金銭機構76から説明する。金銭機構76は、硬貨投
入口39を含み、その硬貨投入口39から投入された投入硬
貨が硬貨選別器52により選別され、さらに貨幣計数器57
によって計数される。一方、紙幣投入口40から投入され
た紙幣は、紙幣選別器51によって選別され、貨幣計数器
57で計数される。そして貨幣計数器57で計数された計数
信号が制御機構78の制御部56に送られる。一方、前記硬
貨選別器52と紙幣選別器51とを通過した貨幣は、一部釣
銭保持返却機構54,55に保持され、釣銭が必要な場合に
釣銭返却口41,46から返却される。また、前記貨幣計数
器57で計数された後の貨幣は、最終的に金庫58に収めら
れる。
次に、選択指示機構79を説明する。販売カード額選択
ボタン48が押圧操作されると、その操作信号を信号取込
回路61を介して前記制御部56に与えられる。販売ボタン
49が押圧操作されることにより、その操作信号が信号取
込回路61を介して制御部56に与えられる。キャンセルボ
タン50が操作されることにより、その操作信号が信号取
越回路61を介して制御部56に与えられる。
次に、表示機構77を説明する。前記制御部56からの制
御信号が表示器用ドライバ60を介して、各表示器に与え
られる。その結果、、投入金額表示器38,中止表示器42
a,販売中表示器42bが点灯表示される。
次にカード発行機構80を説明する。カード発行機構80
には、制御部56からの制御信号が与えられ、カード用紙
ストック部62からカードがデータ書込部63に搬送され、
磁気ストライプ21に販売店(販売機)コードデータが書
込まれるとともにデータ印字部64に搬送されて必要なデ
ータが共通カード表面に印字され、次に共通カードが発
券処理部53を通過して共通カード払出口45から払出され
る。
なお、前記データ印字部64を省き、共通カードの表面
に必要なデータを予め印字しておくようにしてもよい。
次に、制御機構78を説明する。制御機構78は、制御部
56と投入金額記憶部,釣銭記憶部59とを含む。制御部56
は、CPU,RAM,ROM等を含む。ROMには、第10図に示す制御
プログラムが組込まれている。なお、図中10は電源回路
であり、前記各種機器や制御回路部分に必要な電流を供
給するためのものである。
次に、第7図に示した制御回路の動作を第8図に基づ
いて説明する。
まずステップS(以下単にSと記す)1により、共通
カード販売機が販売可能な状態か否かが判断され、販売
可能でないと判断された場合にはS2に進み、中止表示器
42a(第5図参照)により中止の表示を行なう。共通カ
ード販売機が販売可能な状態(すなわち、共通カードや
釣銭が定量ある等の条件が揃った状態)になれば、S1に
よりYESの判断がなされ、S3に進み、販売中表示器42b
(第5図参照)により販売中である旨の表示を行ない、
S4に進み、硬貨または紙幣の投入があったか否かの判断
がなされ、投入があるまで待機する。そして、カードを
購入したい者が硬貨投入口39または紙幣投入口40から硬
貨または紙幣を投入すれば、S4によりYESの判断がなさ
れてS5に進み、硬貨または紙幣が正規のものか否かの判
断が行なわれ、正規でないと判断された場合にはS6に進
み、投入貨幣を返却して再び前記S4に戻る。一方、投入
された硬貨または紙幣が正規のものであると判断された
場合にはS7に進み、投入貨幣の金額を計数して記憶し、
S8に進み、投入金額表示器38により投入金額を表示して
S9に進む。S9では、販売カード金額選択ボタンが操作さ
れたか否かの判断がなされ、操作されるまで待機する。
そして遊技客が販売カード金額選択ボタン48を選択操作
すれば、S9によりYESの判断がなされ、S11に進み、キャ
ンセルボタンが操作されたか否かの判断が行なわれる。
キャンセルボタンが操作されれば、前記S9に進む。
一方、キャンセルボタン50が押圧されない場合には、
前記S11によりNOの判断がなされてS12に進み、販売ボタ
ンが操作されたか否かの判断がなされ、操作されるまで
待機される。そして、遊技客が販売ボタン49(第5図参
照)を押圧操作すればS12によりYESの判断がなされてS1
3に進み、選択された金額の共通カードにその販売機番
号を記録して払出す。次にS15に進み、釣銭があるか否
かの判断がなされ、前記釣銭記憶部59の記憶に基づいて
釣銭があると判断された場合にはS16に進み、釣銭の払
出しを行なった後に再びS1に戻る。一方、釣銭がないと
判断された場合には釣銭の払出しを行なうことなく直接
前記S1に戻る。なお、前記キャンセルボタン50の代わり
にまたはキャンセルボタン50とともに、投入貨幣の返却
ボタンを設け、返却ボタンを押圧操作することにより投
入した貨幣が返却されるように構成してもよい。
第9図は、カード式パチンコ遊技機410を示す全体正
面図である。
カード式パチンコ遊技機410の前面枠412には、遊技盤
440が配設され、その遊技盤440によって遊技領域442が
形成されている。また、パチンコ遊技機410の下方右隅
には、操作ハンドル422が設けられており、この操作ハ
ンドル422の操作によって打球発射装置454が作動し、パ
チンコ玉を順次前記遊技領域442内に打込むよう構成さ
れている。
前記遊技領域442内には、1対の開閉翼片444a,444bが
設けられた可変入賞球装置443がその中央位置に設けら
れている。また、遊技領域442の下方位置には、始動通
過口の一例である始動入賞口448a,448b,448cが形成され
ている。さらに、遊技領域442には、チューリップ式の
入賞装置447a,447bや、通常の通過口の一例である入賞
口445,446a,446bが設けられている。なお、前記可変入
賞球装置443および入賞装置447a,447bは、上方から進入
したパチンコ玉がそのまま通過して下方から遊技盤に排
出される玉通過装置であってもよい。449はアウト玉を
回収するアウト口である。
前記操作ハンドル422の操作に応答して、前記打球発
射装置454の打球杆458が間欠揺動されることにより、そ
の打球杆458によってパチンコ玉が弾発され、打球誘導
レール441aと遊技領域形成レール441bとの間を通って発
射玉が遊技領域442内に進入する。この遊技領域442内に
進入する直前に発射玉が発射玉検出器464により検出さ
れる。図中、456は打玉供給機構であり、打玉待機樋470
内にあるパチンコ玉を打球杆458による打球発射位置に
まで供給するためのものである。
次に、前記打球杆458による弾発力が弱すぎた場合に
は、パチンコ玉が遊技領域442内に到達することなくそ
のまま逆方向に転がって元の位置に戻ろうとするのであ
り、その元の位置に戻ろうとするパチンコ玉すなわちフ
ァール玉がファール玉通路466に落入し打玉待機樋470に
戻される。なお、本実施例では、遊技領域442内に実際
に進入する発射玉すなわち有効発射玉は、前記遊技領域
形成レール441bの終端位置に設けた発射玉検出器464に
より検出するように構成したが、他の方法としては、発
射玉検出器をたとえば打球発射位置近傍の打球発射方向
下手側に設け、かつ、前記ファール玉通路466にファー
ル玉を検出するファール玉検出器を設け、発射玉検出器
の検出出力からファール玉検出器の検出出力を減算した
値により、実際に遊技領域442内に進入した有効発射玉
を算出するよう構成してもよい。
パチンコ遊技機410の下方に設けられる前面装飾板420
にはその左隅に記録媒体挿入口の一例であるカード挿入
・排出口427が形成されており、前記共通カード20(第
3図参照)が挿入・排出可能に構成されている。さら
に、カード挿入・排出口427の右方には、遊技終了時に
得点を精算するための精算ボタン428が設けられてい
る。また、前面装飾板420の裏面側には、可変入賞球装
置443が連続開閉するいわゆる大当り状態の発生に伴っ
て効果音を発生させたり、挿入された共通カードが不適
である旨の原因を音声により報知したりする音声報知手
段の一例であるスピーカ451が設けられている。
前面枠412の左部分には、硬貨投入口433と、その硬貨
投入口433から投入された硬貨を処理するための硬貨処
理部435および所定の場合には投入硬貨を返却するため
の硬貨返却口434さらには投入硬貨を収容するための硬
貨収容部436が設けられている。さらに、前記硬貨投入
口433等の下方位置には、紙幣挿入・返却口437が形成さ
れており、この紙幣挿入・返却口437から挿入された紙
幣を処理するための紙幣処理部438さらには挿入された
紙幣を収容するための紙幣収容部439が設けられてい
る。前記硬貨投入口433と紙幣挿入・返却口437とにより
貨幣投入口が構成されている。なお、前記硬貨収容部43
6および紙幣収容部439に収容された硬貨や紙幣を遊技場
の所定位置に自動的に回収できるように構成してもよ
い。
図中、452は持玉得点表示器であり、遊技の過程で刻
々変化する遊技者の持玉得点を表示し遊技者に知らしめ
るためのものである。この持玉得点表示器452の設置場
所は、遊技盤440に限らず前面枠412あるいは幕板等の遊
技機近傍の遊技機外部であってもよい。また、468は打
込玉排出口であり、打込玉を打球待機樋470内に排出す
るためのものである。
図中、473は入賞玉検出器であり、遊技盤440に設けら
れた種々の入賞口から入賞した入賞玉を入賞玉集合樋47
2により集合させて検出するためのものである。なお、
カード式パチンコ遊技機410には、図示していないがア
ウト玉検出器が設けられており、アウト口449に落入し
たアウト玉を集合して検出可能に構成されている。そし
て、この入賞玉とアウト玉が合流した打込玉が打込玉排
出口468から打玉待機樋470内に排出される。このよう
に、本実施例では、打球発射装置454によって打込まれ
たパチンコ玉が機内に排出されることなくすべて遊技機
内部を巡回し再び打球待機樋470に戻ってくるように構
成したいわゆる封入玉方式の弾球遊技機を採用する。
図中、310は貸玉得点使用スイッチであり、311は専用
景品得点使用スイッチである。遊技客は共通カード20を
カード挿入・排出口427から挿入し、その共通カードに
記録されている貸玉得点とホール管理用コンピュータに
登録されている専用景品得点とのうちいずれの得点を使
用して遊技を行なうかの選択がこの両スイッチ310,311
の択一的な押圧操作により可能となる。248は変換額選
択ボタンであり、貸玉得点使用スイッチ310または専用
景品得点使用スイッチ311によって特定された得点のう
ち遊技客が遊技に使用せんとして小出しする持玉得点の
選択を行なうためものである。この変換額選択ボタンは
図示するように、「100」,「300」,「500」,「100
0」の4つの選択ボタンから構成されており、たとえば
遊技客が「300」の選択ボタンを押圧操作することによ
り「300」に相当する得点が挿入されたカードから小出
しされて専用景品得点として専用景品得点表示器452に
表示される。カード式パチンコ遊技機410には、さらに
挿入されたカードの有価価値の残額を表示する残額表示
器429が設けられており、この残額表示器によって表示
された残額の範囲内で遊技客が前記変換額選択ボタン24
8を押圧操作することになる。図中432は表示器であり、
遊技客に所定の注意事項や操作手順等を表示するための
ものである。また、998はキャンセルボタンであり、遊
技客が専用景品得点の小出しをキャンセルする場合に押
圧操作される。
第10図はカード式パチンコ機410の縦断面図である。
カード式パチンコ遊技機410の前面枠412の表面側に
は、硬貨投入口433,硬貨返却口434および紙幣挿入・返
却口437が形成されている。なお、図中、416はガラス扉
枠、418は前面板、420は前面装飾板、422は操作ハンド
ル、427はカード挿入・排出口である。
前記硬貨投入口433の裏面側には、硬貨処理部435が設
けられており、前記硬貨投入口433から投入された硬貨
の真偽を判定するための硬貨の大きさや形状や重さ等を
検出するように構成されている。その硬貨処理部435の
下方には、硬貨収容部436が設けられており、前記硬貨
投入口433から投入された硬貨を収容し得るように構成
されている。前記紙幣挿入・返却口437の裏面側には、
紙幣処理部438が設けられおり、紙幣挿入・返却口437か
ら挿入された紙幣の真偽を判定するために紙幣に付され
ている模様等を検出するよう構成されている。つまり、
この硬貨処理部435と紙幣処理部438とは、貨幣から読取
り得る情報を読取る情報読取手段を内蔵する。さらに、
この硬貨処理部435と紙幣処理部438は、投入された硬貨
や紙幣の額を検出する機能も有する。この紙幣処理部43
8の下方に紙幣収容部439が設けられており、前記紙幣挿
入・返却口437から挿入された紙幣を収容し得るように
構成されている。
図中、500はカード処理装置であり、専用カードを搬
送するための搬送モータなどからなる搬送機構510さら
には把手536aが設けられたカード収納箱536等を含む。
図中、480は遊技盤取付枠、471は機構板、478は制御
基板ボックス、411は機枠、503は挿入カードを検出する
ためのカード検出器である。
第11図は、マイクロコンピュータ538およびそのマイ
クロコンピュータ538に接続される各種機器からなる制
御回路を示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としてのマイクロコンピュータ
538を含む。マイクロコンピュータ538は、以下に述べる
ようなパチンコ遊技機410の動作を制御する機能を有す
る。マイクロコンピュータ538は、たとえば数チップのL
SIで構成されており、その中には、制御動作を所定の手
順で実行することのできるMPU551とMPU551の動作プログ
ラムを格納するROM552と、必要なデータの書込み、読出
しができるRAM553とが含まれている。さらに、MPU551と
外部回路との信号の整合性をとるための入出力回路55
4、電源投入時にMPU551にリセットパルスを与えるパワ
ーオンリセット回路555と、MPU551にクロック信号を与
えるクロック発生回路556と、クロック発生回路556から
のクロック信号を分周し割込パルスを定期的にMPU551に
与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)557と、M
PU551からのアドレスデータをデコードするアドレスデ
コード回路558とを含む。
MPU551はパルス分周回路557から定期的に与えられる
割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行す
ることが可能となる。また、アドレスデコード回路558
はMPU551からのアドレスデータをデコードし、ROM552,R
AM553,入出力回路554にそれぞれチップセレクト信号を
与える。
この実施例では、ROM552は、その内容の書換え、すな
わち、必要が生じた場合にはその中に格納されたMPU551
のためのプログラムを変換することができるように、プ
ログラマブルROM552が用いられている。そして、MPU551
は、ROM552内に格納されたプログラムに従って、かつ、
以下に述べる各制御信号の入力に応答して、前述したカ
ード搬送機構510等に対し制御信号を与える。
まず、硬貨処理部435から、硬貨の真偽および金額を
判定するために必要な検出データがマイクロコンピュー
タ538に与えられる。マイクロコンピュータ538では、そ
の検出データに基づいて硬貨の真偽を判定し、その判定
結果を硬貨処理部435に与え、適正な硬貨の場合はその
硬貨を硬貨収容部436(第10図参照)に収容させ、不敵
正な硬貨の場合には硬貨返却口434(第10図参照)から
返却させるよう制御する。次に、紙幣処理部438から、
紙幣の真偽および金額を判定するための検出データがマ
イクロコンピュータ538に与えられる。マイクロコンピ
ュータ538ではこの検出データに基づいて真偽を判定
し、その判定結果を紙幣処理部438に与え、適正な紙幣
である場合は紙幣収容部439(第10図参照)に収容さ
せ、不適正な紙幣である場合にはその紙幣挿入・返却口
437(第10図参照)からその紙幣を返却させる。なお、
硬貨処理部435または紙幣処理部438によりマイクロコン
ピュータ538の助けを借りることなく独立して前記真偽
の判定を行なうように構成してもよい。
マイクロコンピュータ538には、カード挿入検出スイ
ッチ503からの検出信号がカード検出回路559を介して与
えられる。データ読取器507からの読取データ信号がデ
ータ読取書込回路562を介してマイクロコンピュータ538
に与えられる。
遊技客が貸玉得点使用スイッチ310を押圧操作するこ
とにより、貸玉得点使用スイッチ回路312から貸玉得点
選択使用信号がマイクロコンピュータ538に入力され
る。遊技客が専用景品得点使用スイッチ311を押圧操作
することにより、専用景品得点選択使用信号が専用景品
得点使用スイッチ回路313からマイクロコンピュータ538
に入力される。遊技客が選択額選択ボタン248(第9図
参照)を選択して押圧操作することになり、変換額選択
スイッチ248′a〜248′dのうち押圧操作された変換額
選択ボタンに対応する変換額選択スイッチがONになり、
変換額選択信号が変換額選択スイッチ回路315を介して
マイクロコンピュータ538に入力される。遊技客がキャ
ンセルボタン998を押圧操作することによりキャンセル
スイッチ998′がONになり、キャンセルスイッチ回路999
を介してキャンセル信号がマイクロコンピュータ538に
入力される。
遊技者の精算ボタン428(第9図参照)の押圧操作に
より、精算スイッチ428′がON操作され、その信号が精
算スイッチ回路563を介してマイクロコンピュータ538に
与えられる。発射玉検出器464からの発射玉検出信号が
発射玉検出回路565を介してマイクロコンピュータ538に
与えられる。入賞玉検出器473からの検出信号が入賞玉
検出回路566を介してマイクロコンピュータ538に与えら
れる。また、アウト玉検出器475からの検出信号がアウ
ト玉検出回路567に介してマイクロコンピュータ538に与
えられる。
次に、マイクロコンピュータ538は以下の機器に制御
信号を与える。
まず、モータ回路560を介して搬送モータ等を含む搬
送機構510に搬送用制御信号を与える。データ読取書込
回路562を介してデータ書込器508にデータ書込用信号を
与えるとともに、データ消去器509にデータ消去のため
の制御信号を与える。次に、データ回路568を介して打
球モータ462に打球モータ駆動用制御信号を与える。デ
ィジタル表示駆動回路569を介して、残高表示器429に表
示制御信号を与える。LCD回路570を介して表示器432に
表示制御信号を与える。さらに、デジタル表示駆動回路
571を介して持玉得点表示器452に持玉得点用制御信号を
与える。なお、前記構成の各回路には、電源回路572か
ら所定の直流電流が供給される。
第12A図ないし第12D図は、第11図に示した制御回路の
動作を説明するためのフローチャートである。
まずS20によりカード挿入検出スイッチからの入力が
あったか否かの判断がなされ、ない場合にはS21に進
み、硬貨または紙幣の投入があったか否かの判断がなさ
れ、ない場合には再びS20に戻る。このS20に戻るループ
の巡回途中で、遊技客が共通カードをカード挿入・排出
口427(第9図参照)に挿入すれば、S20によりYESの判
断がなされてS22に進み、搬送機構を動かしてカードを
取込み、S23に進み、その共通カードに記録されている
カード情報が読取られる。次にS24に進み、貸玉得点使
用スイッチがONしたか否かの判断がなされ、ONしていな
い場合にS25に進み、専用景品得点使用スイッチがONし
たか否かの判断がなされ、ONしていない場合には再びS2
4に戻る。このS24に戻るループの巡回途中で、遊技客が
貸玉得点使用スイッチ310(第9図参照)を押圧操作す
ればS27に進み、挿入された共通カードの共通データ記
録領域の貸玉得点情報に相当する金額を残高KIとする処
理がなされ、S28に進み、共通フラグがセットされた後S
37に進む。
S37では、前記残高KIが残高表示器429(第9図参照)
により表示され、S38に進み、額選択ボタンが操作され
たか否かの判断がなされ、操作されていない場合にはS3
9に進み、キャンセルボタンが操作されたか否かの判断
がなされ、操作されていない場合には再びS38に戻る。
このS38に戻るループの巡回途中で、遊技客がキャンセ
ルボタン998(第9図参照)を押圧操作すれば、S41に進
み挿入されたカードが排出されてS20に戻る。一方、遊
技客が変換額選択ボタン248(第9図参照)のいずれか
を選択して押圧操作すれば、S42に進み、選択金額KJ≦K
Iの判断がなされる。そして、遊技客が選択した選択金
額KJの方がカードの残高KIよりも大きい場合には残高不
足となるために、S43により残高不足を表示して再びS38
に戻る。一方、遊技客が選択した選択金額KJがカードの
残高の範囲内の場合にはS46に進み、選択金額KJに応じ
た貸玉得点を遊技機の専用景品得点に加算する処理がな
され、その加算された得点が専用景品得点表示器452
(第9図参照)により表示される。次にS44に進み、貨
幣投入グラフがセットされているか否かの判断を行な
い、貨幣が投入されていない場合にはS47に進み、カー
ドの残高(この場合には貸玉得点の残高)KN=KI−KJが
算出する。次にS48に進み、共通フラグがセットされて
いるか否かの判断がなされ、遊技客が貸玉得点使用スイ
ッチを押圧操作している場合にはS28により共通フラグ
がセットされているためにここではYESの判断がなされ
てS49に進む。S49では、共通カード記録データの貸玉得
点情報をKN(S47参照)に相当する得点に書換える処理
がなされる。つまり、前記S46ないしS49の処理により、
遊技に使用するための選択金額KJをカードの残高から小
出しする処理がなされる。次にS50に進み、遊技機番号
とKJをターミナルボックスとホール管理用コンピュータ
に送信する処理がなされて第12B図に示すS76に進む。
一方、前記S24を含むループの巡回途中で、遊技客が
専用景品得点使用スイッチ311(第9図参照)を押圧操
作すれば、S31に進み、挿入された共通カードのカード
情報および遊技機番号をホール管理用コンピュータに送
信する処理がなされ、S32によりホール管理用コンピュ
ータからの返信があったか否かの判断がなされ、返信が
あるまで待機する。ホール管理用コンピュータでは、S3
1に従って送信されてきた情報と予め記憶されているそ
のカードに対応する情報とを照合し、そのカードが改ざ
んされていない適正なカードであるか否かおよび当該遊
技場で使用できるカードであるか否かの判断を行なう。
つまり、専用景品得点を使用する際にはそのカードの背
番号管理をホール管理用コンピュータにより行ない、そ
の適否の判定結果やそのカードに該当する専用景品得点
を遊技機に返信するものである。そしてホール管理用コ
ンピュータからの返信があった場合にはS33に進み、適
正情報カードである旨の返信であったか否かの判断がな
され、適正情報カードでなかった場合にはS34に進み、
異常事態発生時の処理がなされてS35によりカードが回
収されてS20に戻る。この異常事態発生時の処理とは、
たとえば、ホール管理用コンピュータにより異常事態が
発生した旨を表示するとともにその異常事態が発生した
遊技機番号を表示したり警報音を発生したりすることが
考えられる。
そして、ホール管理用コンピュータからの返信内容が
適正情報カードであった場合には、S33′に進み、当該
遊技場で使用できるカードか否かの判断がなされ、使用
できない場合には、S40に進み不適正原因が表示されてS
41によりカードが排出される。一方、使用可能なカード
である場合にはS36に進み、当該遊技場で使用可能な専
用景品得点に相当する金額をKIとする処理がなされ、S3
7によりKIが表示されてS38以降の前述した処理と同様の
処理がなされる。そして、遊技客が専用景品得点使用ス
イッチを押圧操作した場合には前記S28による共通フラ
グのセットが行なわれないために、S47によりNOの判断
がなされ、直接S76に進む。
前記S20およびS21を含むループの巡回途中で、遊技客
が共通カードを挿入することなく硬貨または紙幣を遊技
機に投入した場合には、S21によりYESの判断がなされて
S55に進み、その投入された硬貨または紙幣が正規なも
のか否かの判断がなされ、正規でない場合にはS56によ
り投入貨幣が返却されてS20に戻る。一方、投入貨幣が
正規のものであった場合にはS57に進み、投入貨幣の金
額を計数して記憶して、S58に進み、その投入金額をKI
とし、S59により貨幣投入フラグがセットされてS37に進
む。そして、S37ではその投入金額KIが表示され、S38以
降の処理がなされる。この投入貨幣によって遊技をする
場合には、遊技客がキャンセルボタンを操作すれば前記
S41により投入貨幣が排出されることになる。そして、
前記S42によりYESの判断がなされてS46の処理が行なわ
れた後にはS44に進み、前記S59により貨幣投入フラグが
セットされているためにS45に進む。S45では釣銭がある
か否かの判断がなされ、釣銭がない場合にはそのままS4
7に進むが、釣銭がある場合にはS45′によりその釣銭を
払出してS47に進む。以上説明した実施例では、遊技客
が貸玉得点から小出しするかまたは専用景品得点から小
出しするかの選択ができるものを示したが、本発明はこ
れに限らず、たとえば、自動的に専用景品得点から優先
して小出しするようにし、専用景品得点が「0」の場合
または専用景品得点が当該遊技場において使用不可の場
合にのみ貸玉得点から自動的に小出しするようにし、こ
のように自動小出し制御を行なってもよい。この自動小
出し制御を行なう場合に、専用景品得点から変換する場
合には、ホール管理用コンピュータに登録されている専
用景品得点の全額を一括して変換するように制御しても
よい。さらに、前記実施例では小出し金額すなわち選択
金額KJを遊技客が選択設定できるものを示したが、本発
明はこれに限らず、たとえば、「100」ずつ小出しし、
遊技に伴って持玉得点が「0」または一定値以下になる
ごとに前記「100」を自動的に小出しして遊技機の専用
景品得点に加算するように制御してもよい。
次に、第12B図に示すS76では、「SA1=入賞玉カウン
タの値×n−打込玉カウンタの値」の演算処理を行な
い、初期差数すなわち遊技開始前における差数SA1を算
出する。なお、nとは、パチンコ玉の入賞に伴って付与
される景品玉数に相当する数でありたとえば13等であ
る。次に、S77では、打球モータ電源がONに制御されて
パチンコ玉の弾発発射が可能な状態となる。次にS79に
進み、発射玉検出器がONになったか否かの判断がなさ
れ、未だにONになっていないと判断された場合はS80に
進み、入賞玉検出器がONになったか否かの判断がなさ
れ、未だにONになっていないと判断された場合にはS81
に進み、アウト玉検出器がONになったか否かを判断がな
され、未だにONになっていないと判断された場合にはS8
2に進み、有効な得点加算操作があったか否かの判断が
なされる。このS82によりNOの判断がなされた場合にはS
83に進むが貨幣の投入等がなされて選択金額が操作設定
された場合にはS89に進み、選択金額に応じた得点を専
用景品得点に加算する処理がなされた後にS83に進む。
このS82およびS89の具体的な処理内容は、第12A図に示
したS20ないしS59の処理と同様の処理である。そして、
S83では、専用景品得点が0であるか否かの判断がなさ
れる。専用景品得点が0でない場合にはS60に進み、
「現在差数SA2=入賞玉カウンタの値×n−打込玉カウ
ンタの値」の算出を行なう。入賞玉カウンタの値は入賞
玉の数に相当し(S87参照)、打込玉カウンタの値は打
込玉の数に相当する(S88参照)。次にS61に進み、「変
動得点MN=SA2−SA1」の演算処理を行ないS84に進む。S
84ではSA2≧mの判断がなされる。このmは、打止設定
数であり、たとえば3000,4000程度の数字である。前記S
A2がm未満であれば、未だに打止とはならずS84によりN
Oの判断がなされてS85に進み、精算スイッチがONになっ
ているか否かの判断がなされ、遊技者が精算ボタン428
(第9図参照)を押圧操作していなければNOの判断がな
されてS77に戻る。なお、前記S85で説明した精算スイッ
チは、精算ボタンが押圧操作されることによりON状態で
ロックされる構成のスイッチである。
次に、パチンコ玉が弾発発射されて発射玉検出器がON
になれば、S79によりYESの判断がなされてS90に進み、
専用景品得点を1ディクメントするとともにS91により
発射玉カウンタを1インクリメントする処理がなされて
S83に進む。
そして遊技領域に打込まれたパチンコ玉が入賞すれば
入賞玉検出器473(第9図参照)がONになり、S80により
YESの判断がなされS86に進み、専用景品得点にn加算す
る処理がなされる。nはパチンコ玉の入賞に伴って付与
される賞品玉数に相当する数であり前記S60と同じ値で
ある。次にS87に進み、入賞玉カウンタを1インクリメ
ントする処理がなされ、S88に進み、打込玉カウンタを
1インクリメントする処理がなされてS83に進む。な
お、専用景品得点に対する加算条件としては、パチンコ
玉の入賞に代えてまたはそれに加えて、たとえば特定遊
技状態の成立を選んでもよく、特定遊技状態になったこ
とに基づいて設定数を加算するよう制御してもよい。ま
た、前記S87およびS88における入賞玉カウンタと打込玉
カウンタとの値は前述したようにS84により打止めが成
立したか否かの判断に用いられる。
次に、遊技領域に打込まれたパチンコ玉がアウト口に
落入すれば、アウト玉検出器475(第11図参照)により
検出され前記S81によりYESの判断がなされてS88に進
み、打込玉カウンタを1インクリメントした後にS83に
進む。つまり、S88による打込玉カウンタを1インクリ
メントする処理は、入賞玉検出器がONになった場合とア
ウト玉検出器がONになった場合との両方の場合になされ
るのであり、これにより、入賞玉とアウト玉とを寄せ集
めた打込玉の個数が打込玉カウンタにより計数される。
なお、前述のように入賞玉とアウト玉の和をカウントす
ることに代えて、たとえば第9図に示す打込玉排出口46
8に打込玉検出器を設け、その打込玉検出器がONされる
毎に打込玉を1インクリメントするように制御してもよ
い。
次に、現在差数SA2がm以上となり打止めが成立した
場合にはS84によりYESの判断がなされてS117に進む。ま
た、遊技客が精算ボタン428(第9図参照)を押圧操作
して遊技スイッチがONに切換わった場合にはS85によりY
ESの判断がなされてS117に進む。S117では打球モータの
電源がOFFに制御されて遊技不能状態となり、S119に進
み、発射玉カウンタと打込玉カウンタとの両値が等しい
か否かの判断がなされる。このS119による判断は、打止
の成立あるいは遊技終了ボタンの押圧操作により打球モ
ータの電源がOFFに制御された後に、遊技領域に残存す
る残留玉のすべてが遊技結果が確定したか否かの判断を
行なうものであり、前記残留玉による入賞時に遊技価値
の付与を行なわんとするためのものである。つまり、前
記遊技領域に残留玉が存在する限りは、発射玉カウンタ
の値の方が打込玉カウンタの値よりも大きくなるはずで
あり、その結果S119によりNOの判断がなされるのであ
る。そして、S119によりNOの判断がなされた場合にはS8
0に再び戻り、前記残留玉による入賞があったか否かの
判断が行なわれる。その結果前記残留玉による入賞があ
った場合には、S86による専用景品点をn加算する処理
がなされ、遊技者に不満を抱かせないように制御され
る。次に、遊技領域に存在する残留玉がすべてアウト口
に落入した場合にはS119によりYESの判断がなされて、
第12C図に示すS125に進む。
S125では、新たな専用景品得点KIN=MN−KJの算出が
行なわれ、S126に進み、貨幣投入フラグがセットされて
いるか否かの判断がなられる。そして遊技客が貨幣を投
入して遊技を行なった場合には貨幣投入フラグがセット
されているためにS127に進み、カード情報を新たなカー
ドに記録し、S128により、貨幣投入フラグをクリアして
S130に進む。S130ではカード番号およびKINをホール管
理用コンピュータに送信してS131に進み、カードを排出
した後S132に進む。S132では打止になっているか否かの
判断がなされ、打止になっていない場合には前記S20に
戻るが、打止になっている場合にはそのままプログラム
が終了する。
一方、遊技客が共通カードが挿入して遊技を行なった
場合には貨幣投入フラグがセットされていないためにS1
26によりNOの判断がなされてS130に進み、カード番号お
よびKINをホール管理用コンピュータに送信し、S131に
よりカードを排出してS132に進む。
次に、専用景品得点が「0」になればS83によりYESの
判断がなされてS92に進み、打球モータ電源をOFFにして
それぞれ以上遊技ができない状態とする。次にS94に進
み、前記S119で説明したのと同様に残留玉の存否の判断
を行なう。そして、前記S94によりYESの判断がなされた
場合には、第12D図に示すS65に進み、貨幣投入フラグが
セットされているか否かの判断がなされ、貨幣投入フラ
グがセットされている場合にはS64により貨幣投入フラ
グをクリアにした後に前記S20に戻る。一方、遊技客が
共通カードを挿入して遊技を行なった場合には貨幣投入
フラグがセットされていないためにS65によりNOの判断
がなされてS66に進み、貸玉得点,専用景品得点KNとも
に「0」か否かの判断がなされ、ともに「0」である場
合にはS69に進みカードが排出される。つまり、遊技を
行なった結果専用景品得点が「0」になり、しかも挿入
された共通カードの貸玉得点と専用景品得点KNがともに
「0」になった場合にS69によりカードが排出されるの
である。一方、S69によりカードを排出することなくカ
ードを機内に回収してもよい。次に、貸玉得点と専用景
品得点とのうちいずれか一方でも得点が残っている場合
にはS67に進み、前記S82と同様に、有効な得点加算操作
があったか否かの判断がなされる。そして有効な得点加
算操作がなかった場合にはステップS68に進み、精算ス
イッチがONになったか否かの判断がなされ、精製スイッ
チがONになっていない場合には再び前記S67に戻る。こ
のS67に戻るループの巡回途中で、遊技客が貨幣の投入
や挿入されている共通カードからの小出し操作等を行な
って有効な得点加算操作を行なえば、前記S89に進み、
専用景品得点に得点を加算する処理がなされてその加算
された専用景品得点に基づいて遊技が可能となる。一
方、遊技客が精算ボタン998(第9図参照)を押圧操作
すれば、S69に進み、カードが排出される。次にS70に進
み、共通フラグがセットされているか否かの判断がなさ
れ、セットされている場合にはその共通フラグをクリア
して前記S20に戻る。一方、貨幣投入フラグがセットさ
れておらず共通フラグもセットされていない場合のみす
なわち挿入された共通カードの専用景品得点を使用して
遊技を行なわれた場合のみS70によりNOの判断がなされ
てS70′に進み、専用景品得点が「0」になったか否か
の判断がなされ、「0」でない場合はS63によりカード
番号およびKINをホール管理用コンピュータに送信してS
20に戻る。一方、専用景品得点が「0」の場合にはS72
に進み、専用景品得点が「0」となったカード情報をホ
ール管理用コンピュータと送信して前記S20に戻る。
次に、ホール管理用コンピュータのROMに組込まれる
プログラムのフローチャートを第13A図および第13B図に
基づいて説明する。
まず、S140により遊技機からの受信があったか否かの
判断がなされ、ない場合にはS141に進み、チェーン店の
ホール管理用コンピュータからの受信があったか否かの
判断がなされ、ない場合にはS142に進み、1日の営業が
終了したか否かの判断がなされ、終了していない場合に
は再びS140に戻る。このS140ないしS142を含むループの
巡回途中で、遊技機からの送信を受信すればS140により
YESの判断がなされる。遊技機からの受信情報は、前記S
31に基づいた「カード情報および遊技機番号」,S50に基
づいて「遊技機番号とKJ」,S72に基づいて「専用景品得
点が「0」となったカード情報」,S130およびS128に基
づいた「カード番号およびKIN」の4種類である。そし
て、受信情報がカード情報および遊技機番号であった場
合にはS143によりYESの判断がなされ、S147に進み、カ
ード情報の真偽のチェックが行なわれる。このS147によ
るチェックは、共通カードの専用景品得点用磁気ストラ
イプに記録されている専用景品得点データとパンチ孔と
の位置の整合性をチェックしたり、専用景品得点用磁気
ストライプの記録情報が、規格通りのジグザグに記録さ
れたものであるか否か、あるいは磁気記録手段以外の記
録手段が設けられている場合にはその記録内容と磁気記
録手段の記録内容とが整合しているか否か等を判断す
る。つまり、このS147によるチェックは、共通カード上
に記録されている情報のみから判断するチェックであ
る。次に、S148に進み、真偽チェックの結果、異常情報
カードであるか否かの判断が行なわれ、異常情報カード
であると判断された場合にはS149に進み、異常事態の発
生を遊技機に返信してS150により異常時の処理を行なっ
てS140に戻る。このS150による異常時処理とは、たてば
ホール管理用コンピュータのディスプレイ上に異常事態
が発生したことをその異常事態が発生した遊技機の番号
やその遊技機の設置場所さらには異常情報カードのカー
ド番号等を表示させることが考えられる。また、前記S1
49による返信を遊技機のマイクロコンピュータから受け
て前記S32によりYESの判断がなされる。
一方、前記148により異常情報カードでないと判断さ
れた場合には、S151に進み、適正情報カードである旨を
遊技機に返信する。次にS152に進み、ホール管理用コン
ピュータの記憶内容(第14図参照)の中に受信したカー
ド情報のカード番号が存在するか否かの判断が行なわれ
る。そして、前記S143により受信したカード情報に含ま
れるカード番号が記憶内容の中に存在する場合にはS139
に進み、当該遊技場で使用できるカードである旨とカー
ド番号に対応する専用景品得点とを遊技機に返信してS1
40に戻る。一方、カード番号の記憶がないと判断された
場合にはS153に進み、当該遊技場では使用できない旨を
遊技機に返信してS140に戻る。なお、ホール管理用ピュ
ータの記憶内容(第14図参照)は後述するS156,158によ
り当該遊技場の遊技機からの送信情報をもとに書換え,
記憶されるばかりでなく、後述するS164,165に基づいて
チェーン店からの送信情報に従って書換え,記憶され
る。前記S152,S139により、後述する登録手段に登録さ
れている複数の固有有価価値情報の中から所望の固有有
価価値情報を特定する特定手段が構成されている。S15
2,S153,S139,S32,S33,S33′およびS36により、固有有価
価値情報を獲得した当該遊技場および当該遊技場と同系
列(チェ−ン店)の遊技場の遊技機により前記固有有価
価値情報を使用して遊技が可能となる。このS152,153,1
39,S32,S33,S33′およびS36により、前記固有有価価値
情報を、該固有有価価値情報を獲得した遊技場にかかる
予め設定した範囲内で使用可能にする固有有価価値情報
使用可能化手段が構成されている。
次に、遊技機から送信されてきた情報が、遊技機番号
とKJであった場合にはS144によりYESの判断がなされてS
154に進み、遊技機番号ごとにKJを累積加算する処理が
なされてS140に戻る。つまり、挿入された共通カードの
うち貸玉得点を選択してその貸玉得点から遊技客が小出
し操作した場合には、その小出し金額すなわち選択金額
KJがこのS154により累積加算される。
次に、遊技機から送信されてきた情報がカード番号お
よびKINであった場合には、S145によりYESの判断がなさ
れる。つまり、遊技の結果遊技客が獲得した専用景品得
点を含む新たな専用景品得点KINが前記S130またはS128
に従って送信されてくるのであり、その送信をS145によ
り受けてS155に進む。そしてS155では、受信したカード
番号が既に記憶されているか否かの判断が行なわれる。
挿入された共通カードの固有情報記録領域に専用景品得
点が記憶されていない場合にはホール管理用コンピュー
タにもそのカードに対応するカード情報が記録されてい
ないためにS155によりNOの判断がなされているS158に進
む。S158では、送信されてきたカード番号と専用景品得
点KINを記憶し、S159に進み、そのカード番号と専用景
品得点KINを記憶する旨を同系列のチェーン店に送信し
てS140に進む。このS159に基づいて送信されてきたカー
ド番号と専用景品得点KINをチェーン店のホール管理用
コンピュータが受信し、そのカード番号と専用景品得点
KINがそのチェーン店のホール管理用コンピュータによ
り記憶される。
一方、挿入された共通カードに既に専用景品得点が記
録されている場合には既にS158に従ってホール管理用コ
ンピュータにもその専用景品得点KINが記憶されている
ため、S155によりYESの判断がなされてS156に進み、そ
のカード番号の専用景品得点を送信されてきた新たな専
用景品得点KIN(S125参照)に書換える処理がなされ
る。次にS157に進み、カード番号および専用景品得点を
KINに書換える旨をチェーン店に送信してS140に進む。
このS157に従ってチェーン店のホール管理用コンピュー
タに記憶されているカード番号に相当する専用景品得点
がKINに書換えられる。
次に、遊技機から送信されてきた情報が前記S72に基
づいた専用景品得点が「0」となったカード情報であっ
た場合には、S160進み、そのカード番号のカード情報を
ホール管理用コンピュータの記憶から抹消する処理がな
され、S161に進み、そのカード番号のカード情報を記憶
から抹消する旨をチェーン店のホール管理用コンピュー
タに送信してS140に進む。このS161に基づいて各チェー
ン店のホール管理用コンピュータは、記憶している前記
カード番号に対応するカード情報を記憶から抹消する。
次に、チェーン店のホール管理用コンピュータから情
報に送信されてきた場合にはS141によりYESの判断がさ
れて第13B図に示すS162に進む。チェーン店のホール管
理用コンピュータから送信されてくる情報は、「カード
番号および専用景品得点をKINを書換える旨の情報」(S
157参照),「カード番号と専用景品得点KINを記憶する
旨の情報」(S159参照),「カード番号のカード情報を
記憶から抹消する旨の情報」(S161参照)である。そし
て、送信されてきた情報が、カード番号および専用景品
得点をKINに書換える旨の情報であった場合にはS162に
よりYESの判断がなされているS164に進み、そのカード
番号の専用景品得点をKINに書換える処理がなされてS14
0に進む。一方、チェーン店のホール管理用コンピュー
タから送信されてきた情報が、カード番号と専用景品得
点KINを記憶する旨の情報であった場合にはS163によりY
ESの判断がなされてS165に進み、カード番号と専用景品
得点KINを記憶してS140に進む。さらに、チェーン店の
ホール管理用コンピュータから送信されてきた情報が、
受信したカード番号のカード情報を記憶から抹消する旨
の情報であった場合にはS163によりNOの判断がなされて
S166に進み、受信したカード番号のカード情報を記憶か
ら抹消してS140に戻る。
次に、当該遊技場の1日の営業が終了した場合にはS1
42によりYESの判断がなされてS167に進み、遊技機番号
別に1日の売上金額ΣKJを集計する処理がなされる。こ
のKJは、前記S154により遊技機番号ごとに累積加算され
た売上金額合計であり、このS167により遊技機ごとのKJ
を累積して1日の売上金額を算出する。次にS168に進
み、前記遊技機の売上合計金額Rを集計する。つまり、
前記S167で求めたΣKJをすべての遊技機について累積し
た値が売上合計金額Rとなる。次にS169に進み、所定情
報を印字してプログラムが終了する。
S169によって印字される所定情報は、たとえば第15A
図,第15B図に示すような内容のものである。第15A図
は、カード式パチンコ遊技機番号別の売上金額の一覧表
を示した図である。一方、第15B図は、カード式コイン
遊技機別の売上金額を表わした一覧表を示す図である。
また、第16図は、遊技場にあるカード式のパチンコ遊技
機全体の売上合計金額やカード式のコイル遊技機全体の
売上合計金額、パチンコ遊技機とコイン遊技機それぞれ
の景品交換得点合計、実パチンコ機営業割数、実コイン
機営業割数を示す図である。
第14図は、ホール管理用コンピュータに記憶されてい
る情報であり、複数のカードのカード番号とそれに対応
する専用景品得点が記憶されている。この第14図に示す
記憶情報に基づいて、ホール管理用コンピュータで、前
記S152に示したチェックを行なう。この第14図に示した
情報が記憶されたホール管理用コンピュータにより、前
記共通有価価値情報を使用して遊技を行ない、少なくと
も遊技客が獲得した固有有価価値情報を複数登録可能な
登録手段が構成されている。
第17図は、遊技場に設けられたターミナルボックス30
0(第1図参照)のROMに組込まれているプログラムを示
すフローチャートである。
まずS180には、遊技機からの受信があったか否かの判
断がなされ、ない場合にはS181に進み、集中管理用コン
ピュータからの受信があったか否かの判断がなされ、な
い場合にはS180に戻る。このS180に戻るループの巡回途
中で、前記S50に基づいて遊技機番号と選択金額KJがタ
ーミナルボックスに送信されてくるたびにS180によりYE
Sの判断がなされてS182の加算処理がなされる。このS18
2による処理は、送信されてきた選択金額KJを現在を選
択金額KJの累積値ΣKJに加算して更新する処理である。
その結果、ΣKJは、現時点における遊技場の共通カード
使用料となる。
そして、全国の遊技場の営業が終了した段階で後述す
るS188により集中管理用コンピュータから売上高送信指
令信号が送信されてくるのであり、それをS181により受
けてS183に進む。S183では、遊技場コードIと1日の営
業が終了した時点における共通カードの使用量ΣKJとを
集中管理用コンピュータに送信してプログラムが終了す
る。なお、S183に示した遊技場コードIは、日本全国の
遊技場に通し番号で割振りされた数字である。
第18図は、集中管理用コンピュータのROMに組込まれ
たプログラムを示すフローチャートである。
まずS185によりI=1が定義され、S186には、N=
(日本全国の全ホール数)が定義される。次にS187に進
み、全国のホールの営業が終了したか否かの判断がなさ
れ、終了するまで待機する。そして全国のホールの営業
が終了した段階でS188に進み、ホール(I)に売上高送
信指令信号を送信する。このS188の初回の実行において
は前記S185によりI=1と定義されているため、遊技場
コードが1番の遊技場に対し売上高送信指令信号を送信
することになる。次にS189に進み、ホール(I)からの
返信があったか否かを判断し返信があるまで待機する。
そしてホール(I)からの送信(S183参照)があればS1
90に進み、ホール(I)の1日の売上高ΣKJ(I)を記
憶してS191に進む。S191では、I=Nが成立するか否か
を判断する。そして未だにIがNに達していない場合に
はS192に進み、Iを1インクリメントして再びS188に進
む。そして2回目のS188の処理においては、Iが2にな
っているため、遊技場コードが2番目の遊技場に対し売
上高送信指令信号を送信することになる。そして、S190
により、遊技場コードIごとに売上高ΣKJ(I)が記憶
される。このS188にないしS192の処理を何度も実行し日
本国内の全遊技場について実行した段階でIの値がNに
達し、S191によりYESの判断がなされてS193に進む。S19
3では、今日が決済日であるか否かの判断がなされ、決
済日でない場合にはそのままプログラムが終了する。一
方、決済日である場合にはS194に進み、再びI=「1」
に定義し、S195に進む。S195では、ホール(I)の1か
月の売上高の合計ΣΣKJ(I)を算出する。このΣΣKJ
(I)は、ホール(I)の1日ごとの売上高ΣKJ(I)
を1か月分累積加算した1か月の売上高である。次にS1
96に進み、IとΣΣKJ(I)とを印字し、S197に進みI
を1インクリメントする。次にS198に進み、IがNに達
しているか否かの判断がなされ、達していない場合には
再びS194に戻る。そしてS194ないしS197の処理を何度も
実行し、日本国内のすべての遊技場において1か月の売
上高の合計を算出した段階でIがNに達するために、S1
98によりYESの判断がなされてプログラムが終了する。
次に、精算機302(第1図参照)の動作を簡単に説明
する。
共通カードを遊技客が精算機302に挿入すれば、その
記録されているカード番号等の情報に基づいて専用景品
得点を特定しその専用景品得点の範囲内で遊技客が所望
の景品の種類および個数を指定する。そして指定された
種類の景品を指定個数だけ払出す。次に、その払出した
景品の合計金額に相当する専用景品得点をホール管理用
コンピュータに登録されている専用景品得点から減算す
る。なお、前記精算機302では、遊技客に景品を払出す
ものを示したが、景品の代わりに所望の貸玉得点が記録
された共通カードを払出してもよい。
以上の実施例では、記録媒体の一例の共通カードによ
り、共通有価価値情報の一例を貸玉得点と固有有価価値
情報の一例の専用景品得点との両方が特定可能なものを
示したが、本発明はこれに限らず、共通カードにより共
通有価価値情報のみが特定され、別途用意した固有カー
ドにより固有有価価値情報が特定できるようにしてもよ
い。この固有カードには、登録手段の一例のホール管理
用コンピュータに登録されている固有有価価値情報の一
例の専用景品得点を特定するための特定情報の一例のカ
ード番号が磁気ストライプに記録されている。この固有
カードは、遊技終了時に専用景品得点が遊技機に存在す
る場合に精算ボタン428(第9図参照)が押圧されるこ
とにより、遊技機から排出される。その際の遊技機の前
記専用景品得点はその遊技場のホール管理用コンピュー
タならびにチェーン店のホール管理用コンピュータに登
録される。そして、遊技客が前記固有カードを前記遊技
場または前記チェーン店の遊技場に設置されている遊技
機に挿入することにより、登録されている前記固有有価
価値情報が呼び出され、その固有有価価値情報の範囲内
で遊技が可能とする。この別実施例においても、共通カ
ードと固有カードとに記録されている共通有価価値情報
と固有有価価値情報とは、前記実施例のフローチャート
で説明したのと同様に制御される。制御プログラムにお
いて、この別実施例の場合の相違点は、貸玉得点使用ス
イッチ310や専用景品得点使用スイッチ319(第9図参
照)がなくなり、遊技客が共通カードを挿入するか固有
カードを挿入するかによって貸玉得点から小出しするか
または専用景品得点から小出しするかが決まる。ゆえ
に、第12A図に示すS24とS25の判断も不要となる。
前記実施例ではチェーン店が存在する遊技場の場合に
ついて説明したが、チェーン店が存在しない遊技場にお
いては、前記固有有価価値情報がその固有有価価値情報
を獲得した獲得遊技場においてのみ使用可能となる。つ
まり、前記固有有価価値情報使用可能化手段が、前記固
有有価価値情報を獲得した獲得遊技場においてのみ使用
可能なものとなる。すなわち、以上の実施例では固有有
価価値情報を使用可能な遊技場においてその遊技場にお
ける全ての遊技機においてその固有有価価値情報を使用
できるものを示したが、それに代えて、使用可能な遊技
場に設置されている遊技機のうちある特定の遊技機に限
定した範囲内で固有有価価値情報を使用可能にしてもよ
い。たとえば、カード式パチンコ遊技機で獲得した固有
有価価値情報はカード式コイン遊技機では使用できずカ
ード式パチンコ遊技機においてのみ使用可能とすると
か、同じカード式パチンコ遊技機においても、フィーバ
ータイプ等のある機種のカード式パチンコ遊技機におい
て獲得した固有有価価値情報はその同じ機種のパチンコ
遊技機においてのみ使用可能にすることが考えられる。
つまり、前記固有有価価値使用可能化手段が、固有有価
価値情報を獲得した獲得遊技場または該獲得遊技場と同
系列の遊技場の遊技機のうち所定の遊技機においてのみ
使用可能とするもので構成してもよい。
さらに、前述の実施例においては、共通有価価値情報
を記録媒体に直接記録した場合を示したが、本発明はこ
れに限らず、共通有価価値情報をホール管理用コンピュ
ータや集中管理用コンピュータにおける固有有価価値情
報の記憶領域以外の領域に記憶させ、記録媒体の共通応
報記録領域にはその共通有価価値情報を特定して呼び出
すための所定の呼び出し情報を記録させておき、使用す
るごとにコンピュータに記憶されている共通有価価値情
報を逐一呼び出して使用するように構成してもよい。そ
の際に、共通有価価値情報を呼び出すための呼び出し情
報と固有有価価値情報を呼び出すための呼び出し情報と
を1つの呼び出し情報で兼用してもよく、また、それぞ
れの有価価値情報を呼び出すために別々の呼び出し情報
を記録媒体に記録させてもよい。
さらに、前記実施例では共通有価価値情報を背番号管
理しないものを示したが、共通有価価値情報を背番号管
理してもよい。
また、前記実施例では、登録手段がホール管理用コン
ピュータにより構成されているものを示したが、本発明
はこれに限らず複数のチェーン店を総括的に管理する情
報管理センターを遊技場外に設置し、その情報管理セン
ターの管理コンピュータにより前記登録手段を構成して
もよい。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明は、複数の遊技場の遊技機に
共通的に記録媒体を直接使用して遊技を行なうことがで
き、遊技客の利便性を向上させながらも、共通有価価値
情報の使用料の決済を行なうことが可能な遊技用管理設
備装置を提供し得るに到った。しかも、遊技客による固
有有価価値情報の自由な改ざんを極力防止できる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
効果に加えて、前記固有有価価値情報をその獲得遊技場
以外の遊技場で使用されることに伴う不都合が防止でき
るため、遊技場間での経営面の独立性が保ちやすい。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
効果に加えて、前記固有有価価値情報をその獲得遊技場
を含む同系列の遊技場以外の遊技場で使用されることに
伴なう不都合を防止できるため、同系列内の遊技場と同
系列外の遊技場との間での経営面での独立性が保ちやす
い。しかも、遊技客が固有有価価値情報をその獲得遊技
場と同系列の遊技場においても使用でき、遊技客の利便
性が向上できる効果を奏する。
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
効果に加えて、固有有価価値情報の使用範囲を遊技場レ
ベルばかりでなく遊技機レベルでも規制でき、固有有価
価値情報のきめ細かな使用管理が可能となる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、遊技用管理設備装置の全体を示す概略構成図
である。 第2図は、遊技場全体を示す概略構成図である。 第3図は、記録媒体の一例の共通カードを示す平面図で
ある。 第4図は、共通カードに記録されている記録情報の内容
を示す図解図である。 第5図は、共通カード販売機の全体正面図である。 第6図は、共通カード販売機の一部内部構造を示す全体
背面図である。 第7図は、共通カード販売機の制御回路を示すブロック
図である。 第8図は、第7図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 第9図は、遊技場に設置されている遊技機の一例である
カード式パチンコ遊技機を示す正面図である。 第10図は、カード式パチンコ遊技機の内部構造を説明す
るための縦断面図である。 第11図は、カード式パチンコ遊技機の制御回路を示すブ
ロック図である。 第12A図〜第12D図は、第11図に示した制御回路の動作を
説明するためのフローチャートである。 第13A図および第13B図は、ホール管理用コンピュータに
組込まれているプログラムのフローチャートを示す図で
ある。 第14図は、ホール管理用コンピュータに記憶されている
カード情報の内容を示す図解図である。 第15A図,第15B図ないし第16図は、ホール管理用コンピ
ュータの管理データを示す図である。 第17図は、ターミナルボックスに組込まれているプログ
ラムを示すフローチャートである。 第18図は、集中管理用コンピュータに組込まれているプ
ログラムを示すフローチャートである。 図中、410は遊技機の一例のカード式パチンコ遊技機、
4は遊技機の一例のコイン遊技機、7は共通カード販売
機、20は記録媒体の一例の共通カード、21は共通情報記
録領域の一例の貸玉得点用磁気ストライプ、428は精算
ボタン、310は貸玉得点使用スイッチ、311は専用景品得
点使用スイッチ、452は持玉得点表示器、248は変換額選
択ボタン、473は入賞玉検出器、464は発射玉検出器、42
9は残高表示器、998はキャンセルボタンである。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも複数の遊技場で共通的に使用可
    能な共通有価価値情報を特定可能な情報が記録されてい
    る記録媒体と、 遊技場に設置され、少なくとも前記記録媒体で特定され
    る共通有価価値情報を使用して遊技が可能な遊技機と、 前記共通有価価値情報を使用して遊技を行ない、少なく
    とも遊技客が獲得した固有有価価値情報を複数登録可能
    な登録手段と、 該登録手段に登録されている複数の固有有価価値情報の
    中から所望の固有有価価値情報を特定する特定手段と、 該特定手段により特定された固有有価価値情報を、該固
    有有価価値情報を獲得した遊技場にかかる予め設定した
    範囲内で使用可能にする固有有価価値情報使用可能化手
    段とを含む、遊技用管理設備装置。
  2. 【請求項2】固有有価価値情報使用可能化手段は、前記
    固有有価価値情報を獲得した獲得遊技場に設置された遊
    技機に限定した範囲内で使用可能とする、請求項1記載
    の遊技用管理設備装置。
  3. 【請求項3】固有有価価値情報使用可能化手段は、前記
    固有有価価値情報を獲得した獲得遊技場および該獲得遊
    技場と同系列の遊技場に設置された遊技機に限定した範
    囲内で使用可能とする、請求項1記載の遊技用管理設備
    装置。
  4. 【請求項4】固有有価価値情報使用可能化手段は、前記
    固有有価価値情報を獲得した獲得遊技場または該獲得遊
    技場と同系列の遊技場に設置された遊技機のうちある特
    定の遊技機に固定した範囲内で使用可能とする、請求項
    1記載の遊技用管理設備装置。
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