JP2736788B2 - 遊技場の管理設備装置 - Google Patents

遊技場の管理設備装置

Info

Publication number
JP2736788B2
JP2736788B2 JP63262061A JP26206188A JP2736788B2 JP 2736788 B2 JP2736788 B2 JP 2736788B2 JP 63262061 A JP63262061 A JP 63262061A JP 26206188 A JP26206188 A JP 26206188A JP 2736788 B2 JP2736788 B2 JP 2736788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
game
recording medium
gaming machine
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63262061A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02107286A (ja
Inventor
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP63262061A priority Critical patent/JP2736788B2/ja
Publication of JPH02107286A publication Critical patent/JPH02107286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2736788B2 publication Critical patent/JP2736788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機,コイン遊技機,スロット
マシン,アレンジボールあるいは雀球等の遊技機が設置
された遊技場の管理設備装置に関し、詳しくは、遊技者
の持点を特定するための持点特定情報を記録された記録
媒体により遊技可能な遊技機を含む遊技場の管理設備装
置に関する。
[従来の技術] この種の遊技場の管理設備装置において、従来から一
般的に知られているものに、たとえば、磁気カード等の
記録媒体を遊技機に挿入し、その記録媒体によって特定
された遊技者の持点を使用して遊技ができるよう構成さ
れたものであった。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種の従来の遊技場の管理設備装置におい
ては、遊技機が実行可能な複数種類の動作のうち、遊技
の実行に関しては記録媒体の挿入によって行なわせるこ
とができるが、それ以外の遊技機が実行可能な動作を実
行させるには、たとえば鍵等のような記録媒体以外の操
作用器具等を使用していたため、操作方法がばらばらで
統一性がなく、操作性の悪い遊技機となってしまう欠点
があった。
本発明は、かかる実情に鑑み、遊技機の操作方法に統
一性を持たせ、遊技機の操作性を向上させることのでき
る遊技場の管理設備装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、遊技者の持点を特定する
ための持点特定情報が記録された記録媒体により遊技可
能な遊技機を含む遊技場の管理設備装置において、 記録媒体を挿入する記録媒体挿入口と、 該記録媒体挿入口に挿入された記録媒体の記録情報を
読取る読取手段と、 該読取手段によって読取られた読取情報が、遊技場側
が前記遊技機に対し操作を行なうための所定動作指令を
特定可能な指令情報であるか否かを判別する判別手段
と、 該判別手段が前記指令情報である旨の判別を行なった
場合に、該指令情報に対応する所定動作を前記遊技機に
実行させる所定動作指令手段とを含むことを特徴とす
る。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
構成に加えて、前記記録媒体には、前記持点特定情報が
記録された遊技用記録媒体と、前記指令情報が記録され
た操作指令用記録媒体とがあり、 前記読取手段は、前記記録媒体挿入口に前記遊技用記
録媒体が挿入された状態であっても、前記操作指令用記
録媒体が前記記録媒体挿入口に挿入されることにより、
当該操作指令用記録媒体の指令情報を読取可能に構成さ
れていることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2
に記載の発明の構成に加えて、前記判別手段が前記指令
情報である旨の判別をした場合に前記遊技機が実行可能
となる複数種類の動作を選択操作する動作選択操作手段
をさらに含み、 前記判別手段の前記指令情報である旨の判別と前記動
作選択操作手段の選択操作とが行なわれたことを条件と
して、前記所定動作指令手段がその選択された動作を前
記遊技機に実行させ、 前記遊技機とは別の場所であって当該遊技機に対応す
る箇所に前記記録媒体挿入口を形成したことを特徴とす
る。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、記録媒体挿入口に
挿入された記録媒体の記録情報が読取手段により読取ら
れ、その読取手段によって読取られた読取情報が、遊技
場側が前記遊技機に対し操作を行なうための所定動作指
令情報を特定可能な指令情報であるか否かの判別が、判
別手段によりなされる。そして、その判別手段が前記指
令情報である旨の判別を行なった場合に、所定動作指令
手段の働きにより、その指令情報に対応する所定動作が
前記遊技機により実行される。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて、前記記録媒体には、前記持点特定
情報が記録された遊技用記録媒体と前記指令情報が記録
された操作指令用記録媒体とがあり、前記記録媒体挿入
口に前記遊技用記録媒体が挿入された状態であっても、
前記操作指令用記録媒体が前記記録媒体挿入口に挿入さ
れることにより、前記読取手段がその挿入された操作指
令用記録媒体の指令情報を読取可能となる。
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1または請
求項2に記載の発明の作用に加えて、動作選択操作手段
の働きにより、前記判別手段から前記指令情報である旨
の判別をした場合に前記遊技機が実行可能となる複数種
類の動作を選択操作できる。そして、前記判別手段の前
記指令情報である旨の判別と動作選択操作手段の選択操
作とが行なわれたことを条件として、前記所定動作指令
手段がその選択された動作を前記遊技機に実行させる。
また、前記遊技機とは別の場所であって当該遊技機に対
応する箇所に前記記録媒体挿入口が形成されている。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本発明に使用される遊技機の一例として、本
実施例においては、パチンコ遊技機を示すが、本発明は
これに限らず、コイン遊技機やスロットマシン,アレン
ジボールさらには雀球等、遊技者の持点を特定するため
の持点情報が記録された記録媒体により遊技可能な遊技
機すべてを含む。
第1の実施例 第1図は、本発明に係る遊技場の管理設備装置の一例
を示す概略ブロック図である。
遊技場内には、遊技機の一例であるパチンコ遊技機30
が各島ごとに複数台設置されている。また、各島の一端
部には、記録媒体の一例であるカードを販売するための
カード販売機10が設置されている。さらに遊技場には、
カード精算機120,遊技機を管理するための管理端末機15
0ならびに中央管理装置(ホストコンピュータ)140が備
えられている。この中央管理装置(ホストコンピュー
タ)140は、RAMやROM等からなる記憶部143,制御動作や
演算を所定の手順で実行することのできる演算部142、
さらには、演算部142と外部回路との信号の整合性をと
るための入出力制御部141とを含む。
前記中央管理装置(ホストコンピュータ)と、パチン
コ遊技機30,カード販売機10,カード精算機120ならびに
管理端末機150とが接続され、それぞれの間で情報のや
り取りができるように構成されている。
遊技者は、前記カード販売機10から販売された記録媒
体の一例である磁気カード(遊技用カード)20(第2図
参照)を用いてパチンコ遊技機30により遊技が可能とな
る。さらに、遊技者が遊技を終了した後に、自己の磁気
カード20を前記カード精算機120に挿入することにより
遊技により獲得した持点を景品に交換するための景品交
換券131(第4図参照)が発行され、その景品交換券131
により景品交換が可能となる。
第2図は、カード販売機10を示す全体正面図である。
カード販売機10は、遊技者の持点情報が記録された磁
気カードを含む各種の磁気カードを払出す機能を有す
る。カード販売機10には、硬貨投入口11が設けられてお
り、遊技者がこの硬貨投入口11から硬貨を投入し得るよ
う構成されている。そして投入された硬貨の真偽および
金額が判別され、その結果、偽物等の不当な硬貨である
と判別された場合には下方に設けられている硬貨返却口
12から投入硬貨が返却される。さらに、紙幣挿入口13が
設けられており、遊技者が紙幣を挿入し得るように構成
されている。そして、挿入された紙幣の真偽および金額
が判別され、その結果、偽物等の不当なものであると判
別された場合にはこの紙幣挿入口13から遊技者に挿入紙
幣が返却されるよう構成されている。
そして、前記投入硬貨および挿入紙幣が適正であると
判別された場合に初めてカードの払出しが可能となるの
であり、その場合には、遊技者は前記投入貨幣の金額の
範囲内で自己が欲する貸出点数を貸出点数選択ボタン16
a〜16dを押圧操作にすることにより選択する。なお、こ
の貸出点数のレートは、予め定められており、たとえば
1点につき4円程度に定めておく。遊技者が販売ボタン
17を押圧操作することにより、前記貸出点数選択ボタン
16a〜16dの押圧操作に応じた貸出点数が遊技者の持点情
報として磁気カード20の磁気記録部20aに記録される。
カード販売機10は、前記遊技用の磁気カード20の外
に、打止となったパチンコ台を開放し再プレーできるよ
うにするための記録媒体の一例である開放カード21や、
ガラス扉を解錠するための記録媒体の一例であるガラス
扉解錠カード22、さらには、前面枠を解錠するための記
録媒体の一例である前面枠解錠カード23等がカード払出
口14から払出されるように構成されている。
前記中央管理装置140(第1図参照)からは、カード
識別情報の一例のカードナンバーも送られてくるのであ
り、カード販売機10では、送られてきたカードナンバー
をカードのそれぞれの磁気記録部20a,21a,22a,23aに記
録するとともに、遊技場ナンバーや発行日等の情報も磁
気記録部20a,21a,22a,23aに記録する。また、遊技場ナ
ンバーや発行日等の情報も中央管理装置から送られてく
るようにしてもよい。また磁気カード20,21,22,23に
は、それぞれに可視表示部20b,21b,22b,23bが設けられ
ており、磁気カードに記録されている持点情報や磁気カ
ードナンバーやその磁気カードの発行年月日さらには遊
技店名等が遊技者に視認可能に印字あるいは刻字され、
そしてそれぞれの磁気カードがカード払出口14から払出
される。なお、可視表示部に印字あるいは刻字される磁
気カードナンバーは、磁気記録部に記録されるカードナ
ンバーと同一である必要はない。そして、カード販売機
10は、それぞれのカードに書込んだ情報と同じ情報を中
央管理装置140に送る。中央管理装置140は、これを受け
て、記憶部143に設けられている情報記憶領域にカード
ナンバーを記憶するとともに、他の情報をカードナンバ
ーに対応させて記憶する。そして、遊技者の投入金額が
販売された磁気カード20の金額よりも多かった場合に
は、その差引金額を釣銭払出口15から釣銭として払出
す。図中、18はキャンセルボタンであり、遊技者が貨幣
を投入した後または貸出点数選択ボタン16a〜16dを押圧
操作した後に気が変わって磁気カード20の販売をキャン
セルしたい場合に押圧操作するものであり、押圧操作す
ることにより磁気カード20の販売がキャンセルされて投
入貨幣がそれぞれの硬貨返却口12または紙幣挿入口13か
ら返却されるよう構成されている。さらに図中、19は投
入金額表示器であり、遊技者が投入した貨幣の金額を遊
技者に視認可能に表示するためのものである。
なお、前記カード払出口14から払出される磁気カード
20〜23は、図面上に扁平な長方形のものを示したが、本
発明はこれに限らず、棒状あるいは円板状等、形状は問
わない。また、カードの種類としては、磁気カードの外
に、ICカードや光ディスクメモリを利用したカード、さ
らにはバーコードを印刷したものあるいはパンチ孔を形
成したもの、またサーマルプリンタで印刷したもの等、
種々のものが考えられる。前記カード販売機10や後述す
るカード処理装置100さらにはカード精算機120は、前述
したカードの種類や形状等に合わせて適宜変更可能であ
る。なお、前述したように、この磁気カード20に遊技者
の持点情報を直接記録させて、遊技者の持点情報自体に
より持点特定情報を構成することに代えて、磁気カード
20に磁気カードを識別するための磁気カード識別情報
(カードナンバー)を記録させ、その磁気カード識別情
報を読取ることによってそれを手掛かりに中央管理装置
140(第1図参照)により遊技者の持点情報を検索し、
その持点情報に基づいて遊技を行なったり景品交換を行
なったりするよう制御してもよい。この場合には、前記
磁気カード識別情報が、遊技者の持点を特定するための
持点特定情報となる。
なお、このカード販売機10は、遊技機30に内蔵しても
よく、その場合には、記録媒体を、貨幣の投入により即
座に払出してもよく、また、貨幣の投入により遊技を行
ない獲得した持点を特定できる情報を記録した記録媒体
を遊技終了時に払出すようにしてもよい。
第3図は、管理端末機150を示す全体斜視図である。
管理端末機150は、ブラウン管等からなる表示部171を
有するとともに、その下方に傾斜面上に、各種の操作用
キーが配設されたキーボード部分を有する。操作用キー
は、テンキー152a〜152j、テンキー操作を訂正するため
の訂正キー153、各種指令キーの操作を訂正するための
リセットボタン154、前面枠一斉解錠指令キー155、ガラ
ス扉枠一斉解錠指令キー156、前面枠解錠カード作成指
令キー157、ガラス扉枠解錠カード作成指令キー158、打
止値設定指令キー159、差数状況集計指令キー160、稼動
状況集計指令キー161、カード販売状況集計指令キー16
2、カード精算状況集計指令キー163、開放指令キー16
4、打止指令キー165、印字指令キー166、指令操作を確
認して送信するための送信キー167、遊技場にあるパチ
ンコ遊技機全体に対して指令を発するための全体キー16
8、たとえば島毎あるいは機種ごとに予め分類されたも
ののうち特定の分類に対して指令を発するための分類キ
ー169、パチンコ遊技機に対し個別に指令を発するため
の個別キー170からなる。なお、図中151は電源スイッチ
である。また172はプリンタである。
次に、管理端末機150の操作方法について説明する。
まず、遊技機の前面枠32(第4図参照)を一斉に解錠
するには、前面枠一斉解錠指令キー155を押圧操作し、
操作に間違いがなければ送信キー167を押圧操作する。
この操作により、遊技場の遊技機30(第1図参照)のす
べての前面枠が一斉に解錠される。
次に、遊技機のガラス扉枠34(第4図参照)を一斉に
解錠するには、まずガラス枠一斉解錠指令キー156を押
圧操作し、操作に間違いがなければ送信キー167を押圧
操作する。これにより、遊技場のすべての遊技機のガラ
ス扉枠が一斉に解錠される。このガラス扉枠の一斉解錠
ならびに前面枠の一斉解錠は、主に営業終了時に行なわ
れる。
次に、前面枠解錠カード23(第2図参照)を作成して
排出するには、まず、前面枠解錠カード作成指令キー15
7を押圧操作し、操作に間違いがなければ送信キー167を
押圧する。この操作により、中央管理装置140でガラス
扉枠解錠データが作成され、そのデータが中央管理装置
140から各遊技機30(第1図参照)へ送られるととも
に、カード販売機10(第2図参照)にも前記ガラス扉枠
解錠データが送られ、カード販売機10ではこれを受けて
内部にストックしてあるカードに前面枠解錠データを記
録して、カード排出口14から前面枠解錠カード23(第2
図参照)を排出する。
次に、ガラス扉枠解錠カード22を作成して排出するに
は、まず、ガラス枠解錠カード作成指令キー158を押圧
操作し、操作に間違いがなければ送信キー167を押圧操
作する。この操作により、中央管理装置140でガラス扉
枠解錠データが作成され、そのガラス扉枠解錠データが
中央管理装置140から各遊技機30(第1図参照)へ送ら
れるとともに、カード販売機10にもガラス扉枠解錠デー
タが送られ、カード販売機10ではこれを受けて、内部に
ストックしてあるカードにガラス扉枠解錠データを記録
し、カード排出口14からガラス扉枠解錠カード22を排出
する(第2図参照)。なお、このガラス扉枠解錠カード
22と前記前面枠解錠データ23(第2図参照)は、遊技用
カードとしての前記磁気カード20(第2図参照)を販売
するカード販売機以外の専用の発行機により発行するよ
うにしてもよい。また管理端末機150にこれら解錠カー
ドの作成機能を持たせてもよい。また、これら解錠カー
ドを継続して使用し得るようにしてもよいし、毎日新し
い解錠カードに取替えるようにしてもよく、さらに、カ
ードを紛失したときに新しいものに取替えるようにして
もよい。なお、前面枠解錠カードおよびガラス扉枠解錠
カードの作成,排出は主に営業開始前に行なわれ、ま
た、排出されたカードは遊技場の係員が所持することに
なる。
次に、遊技機の一例であるパチンコ遊技機30(第4図
参照)の打止値を設定あるいは変更するには、まず、打
止値設定指令キー159を押圧操作し、次に遊技場のすべ
てのパチンコ遊技機の打止値を一度に設定したい場合に
は全体キー168を押圧操作し、そして打止値をテンキー1
52a〜152jで設定し、操作に間違いがなければ送信キー1
67を押圧操作する。これにより、遊技場におけるすべて
のパチンコ遊技機の打止値が、前記テンキー152a〜152j
で設定した値となる。一方、たとえば島毎あるいは機種
毎に予め分類されたパチンコ遊技機のうち特定の分類に
属する遊技機に対してのち打止値を設定あるいは変更し
たい場合には、打止値設定指令キー159を押圧操作した
後の分類キー169を押圧操作し、テンキー152a〜152jに
より設定したい分類を入力し、次に、打止値をテンキー
152a〜152jで設定し、最後に送信キー167を押圧操作す
る。これにより、テンキー152a〜152jで指定された分類
に属するパチンコ遊技機の打止値が、テンキー152a〜15
2jで入力された打止値に設定あるいは変更される。次
に、或る特定のパチンコ遊技機1台のみの打止値を設定
あるいは変更したい場合には、打止値設定指令キー159
を押圧操作した後に個別キー170を押圧操作し、打止値
を設定したいパチンコ遊技機の台番号をテンキー152a〜
152jにより入力し、次に設定したい打止値をテンキー15
2a〜152jにより入力し、最後に送信キー167を押圧操作
する。これにより、テンキー152a〜152jにより入力され
た台番号のパチンコ遊技機の打止値が、テンキー152a〜
152jで入力された打止値に設定あるいは変更される。
次に、パチンコ遊技機の差数状況が次の操作によって
集計される。なお、差数とは、パチンコ遊技機によって
払出された景品玉の数とパチンコ遊技機によって発射さ
れた発射玉の数との差である。まず差数状況集計指令キ
ー160を押圧操作し、すべてのパチンコ遊技機について
集計したい場合には全体キー168を押圧操作し、次に送
信キー167を押圧操作する。これにより、すべてのパチ
ンコ遊技機についてその差数状況が集計される。次に、
たとえば島毎あるいは機種ごとに予め分類されたパチン
コ遊技機のうち特定の分類に属するパチンコ遊技機のみ
の集計を行ないたい場合には、差数状況集計指令キー16
0を押圧操作した後に分類キーを押圧操作し、集計した
い分類をテンキー152a〜152jにより入力し、次に送信キ
ー167を押圧操作する。これにより、テンキー152a〜152
jで指定された分類に属するパチンコ遊技機のみが集計
される。次に、或る特定のパチンコ遊技機1台のみの集
計を行ないたい場合には、差数状況集計指令キー160を
押圧操作した後に、個別キー170を押圧操作し、集計し
たいパチンコ遊技機の台番号をテンキー152a〜152jによ
り入力し、次に送信キー167を押圧操作する。これによ
り、テンキー152a〜152jで指定された台番号のパチンコ
遊技機のみの集計が行なわれる。以上の操作で集計され
た差数状況は、表示部171により表示される。また、集
計結果を印字したい場合には、印字指令キー166を押圧
操作した後に送信キー167を押圧操作することにより、
プリンタ172から差数状況が印字された紙が排出され
る。
次に、弾球遊技機の稼動状況を集計するには、まず稼
動状況集計指令キー161を押圧操作する。そして、すべ
てのパチンコ遊技機についての稼動状況を集計したい場
合には、全体キー168を押圧操作し、送信キー167を押圧
操作する。一方、特定の分類に属する遊技機のみの稼動
状況を集計したい場合には、稼動状況集計指令キー161
を押圧操作した後に分類キー169を押圧操作し、集計し
たい分類をテンキー152a〜152jにより入力し、最後に送
信キー167を押圧操作する。これにより、テンキー152a
〜152jで指定された分類に属する遊技機のみの集計が行
なわれる。さらに、或る特定の遊技機のみの集計を行な
いたい場合には、稼動状況集計指令キー161を押圧操作
した後に個別キー170を押圧操作し、集計したい遊技機
の台番号をテンキー152a〜152jで入力し、最後に送信キ
ー167を押圧操作する。これにより、テンキー152a〜152
jで指定された台番号の遊技機の稼動状況の集計が行な
われる。稼動状況の集計とは、たとえば、パチンコ遊技
機の発射玉を計数してその計数値を1分間での最大発射
数で除算して稼動時間を割出した値を集計する等によっ
て行なわれ、そのようにして算出された稼動データが表
示部171に表示される。また、その稼動データを印字し
たい場合には、印字指令キー166を押圧操作した後に送
信キー167を押圧操作することにより、プリンタ172から
稼動データが印字された紙が排出される。
次に、カード販売状況を集計するには、まずカード販
売状況集計指令キー162を押圧操作し、遊技場における
すべてのカード販売機の販売状況を集計したい場合には
全体キー168を押圧操作し、最後に送信キー167を押圧操
作する。一方、遊技場における或る特定のカード販売機
のみの集計を行ないたい場合には、カード販売状況集計
指令キー162を押圧操作した後に個別キー170を押圧操作
し、テンキー152a〜152jにより集計したいカード販売機
の番号を入力し、最後に送信キー167を押圧操作する。
この操作で、カード販売データが集計されて表示部171
に表示される。またカード販売データを印字したい場合
には、印字指令キー166を押圧操作し、送信キー167を押
圧操作すればよく、その操作によりプリンタ172からカ
ード販売データが印字された紙が排出される。
次に、カード精算状況を集計するには、まずカード精
算状況集計指令キー163を押圧操作し、遊技場における
すべてのカード精算機について集計したい場合には全体
キー168を押圧操作し、最後に送信キー167を押圧操作す
る。一方、遊技場における或る特定の1台のカード精算
機のみの集計を行ないたい場合には、カード精算状況集
計指令キー163を押圧操作した後に個別キー170を押圧操
作し、精算したいカード精算機の番号をテンキー152a〜
152jにより入力し、最後に送信キー167を押圧操作す
る。この操作で、カード精算データが集計されて表示部
171に表示される。また、カード精算データを印字した
い場合には、印字指令キー166を押圧操作し、送信キー1
67を押圧操作することにより、プリンタ172からカード
精算データが印字された紙が排出される。
次に、パチンコ遊技機において、打止台を開放するた
めの操作を説明する。まず開放指令キー164を押圧操作
し、遊技場におけるすべての打止台を開放したい場合に
は、全体キー168を押圧操作し、最後に送信キー167を押
圧操作する。一方、たとえば島毎あるいは機種毎に予め
分類された遊技機のうち特定の分類に属するパチンコ遊
技機の打止台を開放したい場合には、開放指令キー164
を押圧操作した後に分類キー169を押圧操作し、開放し
たい分類をテンキー152a〜152jで指定し、最後に送信キ
ー167を押圧操作する。また、遊技場における打止台の
うち或る特定の台のみを開放したい場合には、開放指令
キー164を押圧操作した後に個別キー170を押圧操作し、
開放したい打止台の台番号をテンキー152a〜152jで指定
し、最後に送信キー167を押圧操作する。以上の操作に
より、中央管理装置140から打止になっている遊技機
へ、各遊技機に符号の打止開放データが送られるととも
に、カード販売機10にも打止開放データが送られ、カー
ド販売機10ではこれを受けて、内部にストックしてある
カードに各遊技機に特有の打止開放データを記録してカ
ード排出口14から開放カード21を排出する(第2図参
照)。なお、この実施例の場合、排出されたカードは遊
技場の特定の係員が所持し、この係員からたとえば抽選
に当たった遊技者に手渡されることになる。
また、管理端末機150により手動で打止を行ないたい
場合には、まず打止指令キー165を押圧操作し、遊技場
におけるすべての遊技機について打止指令したい場合に
は全体キー168を押圧操作し、最後に送信キー167を押圧
操作する。これにより、遊技場におけるすべての遊技機
が打止となる。次に、たとえば島毎あるいは機種毎に予
め分類された遊技機のうち特定の分類に属する遊技機の
みの打止をしたい場合には、打止指令キー165を押圧操
作した後に分類キー169を押圧操作し、次に打止にした
い分類をテンキー152a〜152jで指定し、最後に送信キー
167を押圧操作する。これにより、テンキー152a〜152j
で指定された分類に属する遊技機のみが打止となる。さ
らに、遊技場における或る特定の遊技機1台のみを打止
にしたい場合には、打止指令キー165を押圧操作した後
に個別キー170を押圧操作し、打止にしたい遊技機の台
番号をテンキー152a〜152jを入力し、最後に送信キー16
7を押圧操作する。これにより、テンキー152a〜152jで
指定された台番号の遊技機が打止となる。
第4図は、遊技機の一例としてのパチンコ遊技機30と
カード精算機120を示す全体正面図である。
パチンコ遊技機30の前面枠32には、その枠内に位置さ
せて遊技盤44が設けられており、その遊技盤44により遊
技領域46が形成されている。また、パチンコ遊技機30の
下方右隅には、操作ハンドル37の操作によって打球杆60
が間欠揺動し、パチンコ玉を前記遊技領域46内に打込む
よう構成されている。
遊技領域46内には、1対の開閉翼片48a,48bが設けら
れた可変入賞球装置47がその中央位置に設けられてい
る。また、遊技領域46の下方位置には、始動通過口の一
例である始動入賞口52が形成されている。さらに、遊技
領域46には、チューリップ式の入賞装置51や、通常の通
過口の一例である入賞口49,50が設けられている。な
お、前記可変入賞球装置47および入賞装置51は、上方か
ら進入したパチンコ玉がそのまま通過して下方から遊技
領域46に排出される玉通過装置であってもよい。
前記操作ハンドル37の操作に応答して、前記打球杆60
が間欠揺動されることによって、その打球杆60によって
パチンコ玉が弾発され、打球誘導レール45aと遊技領域
形成レール45bとの間を通って発射玉が遊技領域46内に
進入する。この遊技領域46内に進入する直前に、発射玉
が発射玉検出器63により検出される。図中、59は打球供
給機構であり、打玉待機樋66内にあるパチンコ玉を所定
の打球発射位置にまで供給するためのものである。
次に、打球杆60による弾発力が弱すぎた場合には、パ
チンコ玉が前記遊技領域46内に到達することなくそのま
ま逆方向に転がって元の位置に戻ろうとするのであり、
その元の位置に戻ろうとするパチンコ玉すなわちファー
ル玉がファール玉通路64に落下し打玉待機樋66に戻され
る。なお、本実施例では、遊技領域46内に実際に進入す
る発射玉すなわち有効発射玉は、前記遊技領域形成レー
ト45bの終端位置に設けた発射玉検出器63により検出す
るよう構成したが、本発明はこれに限らず、発射玉検出
器をたとえば打球発射位置近傍の打球発射下手側に設
け、かつ、前記ファール玉通路64にファール玉を検出す
るファール玉検出器を設け、発射玉検出器の検出出力か
らファール玉検出器の検出出力を減算した値により、実
際の遊技領域46内に進入した有効発射玉を算出するよう
構成してもよい。
前記遊技領域46に打込まれた有効発射玉が、前記始動
入賞口52のいずれかに入賞することにより、開閉翼片48
a,48bが所定回数(たとえば1回または2回)開閉する
ように制御され、その間にパチンコ玉が可変入賞球装置
47内に入賞できるように構成されている。なお、図中53
はアウト口であり、遊技領域46に打込まれたパチンコ玉
がいずれの入賞口であるいは入賞球装置にも入賞するこ
となく落下した場合にその落下したアウト玉を回収する
ためのものである。
パチンコ遊技機30の下方には、全面装飾板36が設けら
れており、その一端部に、記録媒体挿入口の一例である
カード挿入・排出口39が形成されており、磁気カード20
が挿入・排出可能に構成されている。この磁気カード20
には、前述したように、遊技者の持点が特定できるよう
に、持点情報が記録されたり、カード識別情報が記録さ
れたりしており、その磁気カードから直接あるいは間接
的に導き出せる持点情報に対応する数だけのパチンコ玉
によりパチンコ遊技が可能となる。さらに、カード挿入
・排出口39の右側には、遊技を終了させるための遊技終
了ボタン40が設けられている。また、その遊技終了ボタ
ン40の右側には、カード挿入・排出口39から挿入された
磁気カード20により遊技が可能な旨の表示を行なうため
の遊技可表示器41が設けられている。そして、この遊技
可表示器41のさらに右側には、可変入賞球装置47が連続
開閉するいわゆる大当り状態の発生に伴って効果音を発
生させたり、不正遊技が行なわれた場合の警報音を発生
させたりするためのスピーカ42が設けられている。
なお、第4図には、磁気カード20の挿入のみによって
遊技が可能なパチンコ遊技機を示したが、本発明はこれ
に限らず、遊技の開始時または遊技の最中において貨幣
を投入することによりその投入金額に応じて遊技が可能
となるものであってもよく、遊技者の持点がまだ残存す
るときに遊技を終了すればその残存している持点が導き
出せる情報が記録された記録媒体を遊技者側に排出する
遊技機であれば他の形態のものであってもよい。
図中、43,54は遊技効果ランプであり、大当り状態な
どのときに点灯または点滅し、遊技効果を向上させるた
めのものである。55は持点表示器であり、遊技の過程で
刻々変化する遊技者の持点を表示し遊技者に知らしめる
ためのものである。この持点表示器55の設置場所は、遊
技盤44に限らず、前面枠32あるいは幕板等の遊技機近傍
の遊技機外部であってもよい。33は扉保持枠であり、ガ
ラス扉枠34および前面板35を保持するためのものであ
り、材質は金属に限らずプラスチック等でもよい。ま
た、65は、前記アウト玉と入賞玉とが集まった打込玉を
打玉待機樋66内に排出する打込玉排出口である。31は機
枠である。57は打止表示器であり、パチンコ遊技機30が
打止となった場合に点灯または点滅し遊技者にその旨を
知らしめるためのものである。56は入賞表示器であり、
パチンコ玉が入賞した場合に点灯または点滅し、遊技者
にその旨を知らしめるためのものである。また、59は打
球供給機構であり、打玉待機樋66内にあるパチンコ玉を
1つずつ打球発射位置に供給するためのものであり、こ
の打球供給機構59と打球杆60とにより、打球発射装置58
が構成されている。36は装飾板を兼ねた取付基板であ
る。なお、この第4図においては、磁気カード20により
遊技が可能なパチンコ遊技機30を示したが、ICカード、
光ディスクメモリを利用した光カード等、他の記録媒体
によって遊技が可能なものであってもよい。
一方、前記遊技領域46内に打込まれ、入賞口50や入賞
装置51さらには可変入賞球装置47内に入賞したパチンコ
玉は、第5図に示すように、入賞玉集合樋67により集合
され、入賞玉検出器68により検出されて入賞玉・アウト
玉合流樋70内に導かれる。また、前記アウト口53に落入
したアウト玉もアウト玉誘導樋69によって前記入賞玉・
アウト玉合流樋70内に導かれる。そして、アウト玉と前
記入賞玉とを寄せ集めた打込玉が、打込玉排出連絡口71
を通って前記打込玉排出口65から打玉待機樋66内に排出
されるよう構成されている(第4図参照)。
第5図中、31は機枠であり、その機枠31には、前面枠
32が開閉自在および着脱自在に取付けられている。この
前面枠32には遊技盤取付枠73が設けられており、この遊
技盤取付枠73に対し、遊技盤44が遊技盤固定部材74によ
り着脱自在に取付けられている。つまり、この遊技盤固
定部材74は図示矢印で示すように回動可能に構成されて
おり、この遊技盤固定部材74を回動させることにより遊
技盤44を遊技盤取付枠73から取り外し可能に構成してい
る。このように、遊技盤44のみを取替え可能に構成する
ことにより、遊技場でのパチンコ遊技機30の入替え時の
コストを削減し得る利点がある。
遊技盤裏面側には、1組の入賞玉集合カバー体78a,78
bが配設されており、お互いに分割可能な構成として、
パチンコ遊技機30の機種に応じて一方の入賞玉集合カバ
ー体のみを取替えて他方の入賞玉集合カバー体に組合わ
せることにより、多くの機種に対処できるようにしてい
る。この入賞玉集合カバー体78a,78bにより、遊技盤44
に形成されている各種の入賞口50,49さらには可変入賞
球装置内に形成されている特定入賞口(Vポケット)75
あるいは通常入賞口76a,76bに入賞したパチンコ玉が所
定の径路に導かれて集合されるよう構成されている。さ
らに、この入賞玉集合カバー体78a,78bには、中継端子
基板79や各種の検出器80,81等が取付けられている。な
お、77a,77bは、可変入賞球装置47の開閉扉片48a,48b
(第4図参照)を駆動するためのソレノイドであり、可
変入賞球装置47の裏側に取付けられている。
パチンコ玉を遊技領域に打込むための打球発射装置58
は、打球用モータ61とその打球用モータ61によって間欠
揺動される打球杆60とその打球杆60の間欠揺動に連動し
て昇降する連動昇降体62とにより構成されている。この
連動昇降体62は、打球供給機構59(第4図参照)を作動
させてパチンコ玉を打球発射位置に1つずつ供給するた
めのものである。
前記可変入賞球装置47(第4図参照)内には、特定通
過口の一例である特定入賞口(Vポケット)75および通
常通過口の一例である通常入賞口76a,76bが形成されて
おり、特定入賞口75内に入賞したパチンコ玉が特定入賞
玉検出器80により検出され、前記開閉翼片48a,48b(第
4図参照)を連続開閉させる大当り制御が行なわれる。
この大当り制御における開閉翼片48a,48bの開閉は、所
定回数(たとえば18回)に達するかまたは可変入賞球装
置内へのパチンコ玉の入賞個数が所定個数(たとえば10
個)に達するかのいずれかの条件が成立した時点で終了
する。なお、前記可変入賞球装置47に入賞したパチンコ
玉は、10カウント検出器81により検出され、可変入賞球
装置内に入賞したパチンコ玉が所定個数(たとえば10
個)に達したことが検出される。また、始動入賞口52
(第4図参照)に入賞したパチンコ玉が始動入賞玉検出
器82によって検出されるよう構成されている。この始動
入賞玉検出器82の検出出力に基づいて、可変入賞球装置
47が所定回数(たとえば1回または2回)開閉される。
遊技盤裏面にはさらに制御基板ボックス72が取付けら
れており前記各入賞玉検出器からの信号を受けて、前記
大当り状態等の遊技制御を行なうよう構成されている。
前面枠32の裏面側にはカード処理装置100が設けられ
ている。このカード処理装置100は、前記カード挿入・
排出口39(第4図参照)から挿入されたカードを回収す
るためのカード回収箱111と、そのカード回収箱111を取
出してカードを回収するための取っ手111aと、制御部
(マイクロコンピュータ)112とから構成されている。
前述したように、第5図に示したパチンコ遊技機は、
全入賞玉を集合させて入賞玉検出器68で検出するもので
あるが、本発明はこれに限らず、入賞玉検出器を各入賞
口ごとに設けてもよく、さらには、前記それぞれの入賞
口をブロック毎に区切りそのブロック毎に入賞玉検出器
を設け、それぞれの入賞玉検出器の検出出力を加算して
その合計により入賞玉の個数を算出するように構成して
もよい。入賞玉検出器をブロック毎あるいは各入賞口ご
とに設けた場合には、景品玉として遊技者の持玉数デー
タに加算される数値をそのブロック毎あるいは各入賞口
ごとに異ならせることが可能である。さらに、前記入賞
玉・アウト玉合流樋70で合流した打込玉は、前述したよ
うに、打込玉排出連絡口71を通って前記打込玉排出口65
から再び打玉待機樋66内に排出されるのであるが、この
ような一旦打込まれたパチンコ玉が機外に排出されるこ
となくすべて遊技機内部を巡回し再び打玉待機樋66に戻
ってくるよう構成されたいわゆる封入玉方式の弾球遊技
機の代わりに、打込玉を磨いて打玉として補給する方式
の弾球遊技機であってもよい。
次に、第4図に基づいてカード精算機120を説明す
る。カード精算機120は、挿入された磁気カードに記録
されている持点特定情報から特定される持点の範囲内で
景品交換を行なうための景品交換券131を発行する機械
であり、精算制御部130と各種表示部とを含んでいる。
カード精算機120には、記録媒体挿入・排出口の一例で
あるカード挿入・排出口121が設けられており、遊技者
がそのカード挿入・排出口121から磁気カード20を挿入
できるように構成されている。そしてカード挿入・排出
口121から磁気カード20が挿入されれば、精算制御部130
は、所定の記録情報を読取り、読取った情報のうちカー
ドナンバーを中央管理装置140に送る。中央管理装置140
はその送られてきたカードナンバーが記憶されているか
どうかを検出し、記憶されていればそのカードナンバー
に対応する他の情報をカード精算機120に送る。記憶さ
れていなければNG信号をカード精算機120に送る。カー
ド精算機120では送られてきた情報と読取った情報を比
較してチェックを行なう(たとえば、遊技場ナンバー,
発行日,持点等の順で行なう)。なお、情報のチェック
をすべて中央管理装置(ホストコンピュータ)140にお
いて行なうようにしてもよいが、この場合には前記精算
制御部130で読取った情報をすべて中央管理装置140に送
る必要がある。そして、前記読取った情報のチェックを
行なった結果、適正でない磁気カードである場合には挿
入された磁気カード20をカード挿入・排出口121から遊
技者側に排出する。一方、チェックの結果、適正な磁気
カードであると判定された場合には、以降の精算制御に
移行する。なお、精算制御部130によって読取った記録
情報は、そのうちのカードナンバーがカードナンバー表
示器127により表示され、持点情報が持点表示器128によ
り表示される。なお、カードナンバー表示器127は必ず
しも必要なものではない。
次に、挿入された磁気カードが適正なものであると判
定された場合には、遊技者は、前記持点表示部128によ
って表示されている持点の範囲内で景品交換したい点数
をテンキー122a〜122jから入力する。するとその入力さ
れた景品交換したい点数が景品交換点数表示部129によ
り表示される。この状態でテンキー122a〜122jの押圧操
作により誤りがあれば、訂正キー123を押圧操作するこ
とにより、前記テンキー122a〜122jの押圧操作を行なう
以前の状態に戻し、正しい景品交換点数を新たに入力し
直すことができる。そして、景品交換点数を入力した後
に確認ボタン125を押すことにより、精算が行なわれ、
前記景品交換点数表示部129によって表示されている点
数およびカードナンバー,レシートナンバー,発行日時
が印字された景品交換券131がレシート発行口126から発
行される。そして遊技者はその発行された景品交換券13
1をカウンタに持参することによりその景品交換券131に
印字されている景品交換点数に基づいて景品交換を行な
うことができる。なお、景品交換券131に印字されてい
るレシートNOの欄の数字(0206300025)は、2番機で6
月30日に25番目に発行された景品交換券であることを示
している。また、前記レシート発行口126から景品交換
券が発行されると同時に、挿入された磁気カード20が前
記カード挿入・排出口121から遊技者側に排出される。
この排出制御の前に、精算制御部130は、磁気カード20
に記録されている持点情報を景品交換点数を減算した点
数に書き換え、他の情報に関しては読取ったままの情報
を書込む。そして、磁気カード20に書込んだ情報と同じ
情報を中央管理装置140に送り、中央管理装置140は情報
記憶領域の中の送られてきたカードナンバーに対応する
他の情報を、送られてきた他の情報に更新する(実質的
には持点情報が更新される)。また、精算制御部130は
景品交換券に印字された情報と同じ情報を中央管理装置
140に送り、中央管理装置140はこれを受けて、情報記憶
領域のカード管理のための領域とは別に設けられた領域
に景品交換券ナンバーを記憶するとともに、他の情報
(景品交換点数,カードナンバー,発行日時)を景品交
換券ナンバーに対応させて記憶する。これにより、トラ
ブル等の発生に際し、必要に応じてすぐに景品交換券に
印字した情報内容を呼出せるように構成されている。な
お、挿入された磁気カード20は、精算した結果持点がな
くなった場合にはカード精算機120の内部に取込まれ
る。
一方、遊技者は、持点表示器128に表示されている持
点すべてを精算したい場合には、前記テンキー122a〜12
2j等を押圧操作することなく精算ボタン124を押圧操作
することにより直ちに精算が行なわれ、持点表示器128
に表示されている持点すべてが印字された景品交換券13
1がレシート発行口126から発行されることとなる。この
場合の景品交換券131の発行に際して、精算制御部130
は、カードナンバーと持点情報を中央管理装置140に送
る。中央管理装置140は、このカードナンバーに対応す
る持点が精算の結果0になったことに基づいて、カード
ナンバーと対応する他の情報とともに中央管理装置内の
情報記憶領域から抹消する。また、精算制御部130は、
景品交換券131に印字した情報と同じ情報を中央管理装
置140に送る。中央管理装置140はこれを受けて、情報記
憶領域の中のカード管理のための領域とは別に設けられ
た領域に景品交換券ナンバーを記憶するとともに、他の
情報(景品交換点数,カードナンバー,発行日時)を景
品交換券ナンバーに対応させて記憶する。なお、前記情
報の抹消は、景品交換券131の発行時ではなく、景品交
換が済んだときに行なうようにしてもよい。また、景品
交換券131の発行を行なうことなく、磁気カード20で直
接景品交換を行なうようにしてもよい。また、景品交換
券の発行内容をカード精算機120で記憶するようにして
もよいし、発行した内容と同じ内容のものをカード精算
機内部で印字させるように構成してもよい。
なお、第5図中、54は遊技効果ランプ、50は入賞口、
51は入賞装置、88はガラス扉枠を解錠するためのガラス
扉枠解錠用ソレノイド、93は前面枠を解錠するための前
面枠解錠用ソレノイドである。
第6図は、前面枠32およびガラス扉枠34を解錠するた
めの機構を示した斜視図である。
遊技機の機枠31には、その機枠側壁の内側に前面枠施
錠ロック片91a,91b(91bは図面上示されていない)が取
付けられているとともに、前面枠解錠用ソレノイド93
(SOL2)が取付けられている。一方、前面枠32の遊端側
には、前面枠施錠フック90a,90bが設けられている。こ
の1対の前面枠施錠フック90a,90bは図示しない連結板
で互いに連結されており、一体的に動くよう構成されて
いる。なお、上方の前面枠施錠フック90aには、横方向
に係合ピン92が突設されている。そしてこの前面枠32を
機枠32側に回動させて押圧すれば、前面枠施錠フック90
a,90bが機枠31側の前面枠施錠ロック片91a,91bに当接し
ながらその上方を乗り越え、前面枠32が完全に閉成姿勢
になった状態で前面枠施錠フック90a,90bと前面枠施錠
ロック片91a,91bとが係合状態となり、その状態で前面
枠32が施錠される。
前面枠32が閉成状態でロックされている場合に、前面
枠施錠用ソレノイド93(SOL2)を励磁すれば、そのプラ
ンジャ94が上方に突出され、そのプランジャ94が前記係
合ピン92に当接した状態で前面枠施錠フック90aを押し
上げる。すると、前面枠施錠フック90aと一体連結され
ている下方の前面枠施錠フック90bも上方に押し上げら
れ、その結果、前面枠施錠ロック片91a,91bと前面枠施
錠フック90a,90bとの係合が解除され、前面枠32が開成
可能な状態となる。
前面枠32には遊技盤取付枠73が設けられており、この
遊技盤取付枠73にガラス扉枠解錠用ソレノイド88(SOL
1)が取付けられている。このガラス扉枠解錠用ソレノ
イド88のプランジャ89には、ガラス扉枠開放レバー93が
取付けられており、このガラス扉枠開放レバー83の一方
端にガラス扉枠施錠摺動板84が取付けられている。この
ガラス扉枠施錠摺動板84の上下両端部分には、ガラス扉
枠施錠フック86a,86bが形成されている。さらに、この
ガラス扉枠施錠摺動板84は、付勢ばね85により常に上方
への付勢力が加えられている。
一方、ガラス扉枠34側には、その遊端側にガラス扉枠
施錠ロック片87a,87bが設けられている。このガラス扉
枠34を前面枠32側に回動させて押圧すれば、ガラス扉枠
施錠ロック片87a,87bが前記ガラス扉枠施錠ロック86a,8
6bの傾斜面部分に当接し、前記付勢ばね85の付勢力に抗
してガラス扉枠施錠摺動板84を下方に摺動させ、ガラス
扉枠34が完全に閉成した状態で前記ガラス扉施錠ロック
片87a,87bとガラス扉枠施錠フック86a,86bとの係合が行
なわれ、ガラス扉枠34が施錠状態となる。
この状態で、前記ガラス扉枠解錠用ソレノイド88(SO
L1)を励磁することにより、そのプランジャ89が下方向
に吸引され、それに伴ってガラス扉枠開放レバー83を介
してガラス扉枠施錠摺動板84が下方に引下げられる。す
ると、ガラス扉枠施錠フック86a,86bとガラス扉枠施錠
ロック片87a,87bとの係合が解除され、ガラス扉枠34が
開閉可能な状態となる。
第7図は、カード処理装置100の働きを説明するため
の作用説明図である。
カード処理装置100は、磁気カード20,開放カード21,
ガラス扉枠解錠カード22さらには前面枠解錠カード23が
挿入・排出されるカード挿入・排出口39が形成されてい
る。このカード挿入・排出口39に磁気カード20を挿入す
れば、その磁気カード20を第1のカード検出器101(SW
1)が検出し、その検出出力に基づいて搬送用モータ106
が正転を開始し、主回転ローラ107が図示反時計方向に
回転し、搬送ベルト109によりカード20が図示左方向に
搬送される。なお、図中110は遊転自在なガイドローラ
であり、カード20を搬送ベルト109側に押圧することに
より、カード20を確実に搬送させるためのものである。
前記搬送ベルト109によりカード20が搬送されている途
中で、読取手段の一例であるデータ読取器103でカード2
0のデータが読取られ、そのデータはパチンコ遊技機30
に設けられている制御部(マイクロコンピュータ)112
(第8図参照)に送られる。そして、カード20が第2の
カード検出器102(SW2)で検出されると前記搬送用モー
タ106が停止し、前記第2のカード検出器102(SW2)で
検出されたところでカード20が停止される。なお、図
中、108は遊転自在に取付けられた従回転ローラであ
る。
この状態で、カード挿入・排出口39からさらにガラス
扉枠解錠カード22が挿入されると、その挿入されたガラ
ス扉枠解錠カード22が第1のカード検出器101(SW1)で
検出され、搬送ベルト109の図示左端部に位置する持点
のなくなった磁気カード20′がカード回収箱111内に回
収されるとともに、前記第2のカード検出器102(SW2)
で検出される位置にあった磁気カード20が搬送ベルト10
9の図示左端部分まで搬送される。そして挿入されたガ
ラス扉枠解錠カード22が図示左方向の搬送されて第2の
カード検出器102(SW2)で検出される位置にまで送られ
てくる。この搬送途中でガラス扉枠解錠カード22に記録
されている情報がデータ読取器103により読取られ、ガ
ラス扉枠解錠カード22が適正なカードであると判断され
た場合にはガラス扉が解錠される。また、前記搬送用モ
ータ106は、制御部112(第8図参照)からの制御信号に
基づいて逆転可能に構成されており、ガラス扉枠が解錠
された後は、搬送用モータ106が逆転し、ガラス扉枠解
錠カード22がカード挿入・排出口39から排出されて係員
に返却されるとともに、磁気カード(遊技用カード)20
が第2のカード検出器(SW2)で検出される所定位置
(第7図における磁気カード20のある位置)に再び戻
る。
また、前記搬送用モータ106が逆転して磁気カード20
が図示右方向に搬送される途中で、データ消去器105に
より磁気カードに記録されている各種データの消去が可
能となり、データ書込器104により新たなデータが書込
まれるよう構成されており、この新たなデータが書込ま
れた磁気カード20がカード挿入・搬出口39から遊技者側
に排出可能に構成されている。
前記カード回収箱111には取っ手111aが設けられてお
り、遊技場の係員が取っ手111aを保持してカード回収箱
111を取出し、そのカード回収箱111内に回収されている
磁気カード20を取出せるよう構成されている。
なお、本実施例では、カード回収箱111により磁気カ
ード20を遊技機毎に回収するよう構成したが、遊技機裏
面にベルトコンベア等を設けて設置島の端1カ所で集め
るようにしてもよい。
第8図は、パチンコ遊技機30を制御するための制御回
路を示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としての制御部(マイクロコン
ピュータ)112を含む。制御部112は、以下に述べるよう
なパチンコ遊技機30の動作を制御する機能を有する。制
御部112は、たとえば数チップのLSIで構成されており、
その中には、制御動作を所定の手順で実行することので
きるMPU181とMPU181の動作プログラムを格納するROM182
と、必要なデータの書込み読出しができるRAM183とが含
まれている。さらに、MPU181と外部回路との信号の整合
性をとるための入出力回路184と、MPU181から音データ
を受けるサウンドジェネレータ185と、電源投入時にMPU
181にリセットパルスを与えるパワーオンリセット回路1
86と、MPU181にクロック信号を与えるクロック発生回路
187と、クロック発生回路187からのクロック信号を分周
してリセットパルスを定期的にMPU181に与えるパルス分
周回路(リセットパルス発生回路)188と、MPU181から
のアドレスデータをデコードするアドレスデコード回路
189とを含む。
また、アドレスデコード回路189はMPU181からのアド
レスデータをデコードし、ROM182,RAM183,入出力回路18
4にそれぞれチップセレクト信号を与える。
この実施例では、ROM182は、その内容の書換え、すな
わち、必要が生じた場合にその中に格納されたMPU181の
ためのプログラムを変更することができるように、プロ
グラマブルROM182が用いられている。そして、MPU181
は、ROM182内に格納されたプログラムに従って、かつ、
以下に述べる各制御信号の入力に応答して、前述した搬
送用モータ106等に対し制御信号を与える。
まず、第1のカード検出器101(SW1)および第2のカ
ード検出器102(SW2)からの検出信号がカード検出回路
190を介して与えられる。データ読取器103からの読取デ
ータ信号がデータ読取書込回路192を介して制御部112に
与えられる。このデータ読取器103,データ読取書込回路
192ならびに制御部112により、前記記録媒体挿入口に挿
入された記録媒体の記録情報を読取る読取手段が構成さ
れている。遊技者の遊技終了ボタン40(第4図参照)の
押圧操作により、遊技終了スイッチ40′がON操作され、
その信号がスイッチ回路193を介して制御部112に与えら
れる。発射玉検出器63からの発射玉検出信号がスイッチ
回路193を介して制御部112に与えられる。入賞玉検出器
68からの検出信号がスイッチ回路193を介して制御部112
に与えられる。また、中央管理装置140(第1図参照)
から打止開放データ,打止値データや前面枠一斉解錠デ
ータ,ガラス扉枠一斉解錠データ等の情報が、情報入力
回路201を介して制御部112に与えられる。
次に、制御部112は以下の機器に制御信号を与える。
まず、モータ回路191を介して搬送用モータ106に搬送
用モータ駆動制御信号を与える。データ読取書込回路19
2を介してデータ書込器104にデータ書込用信号を与える
とともに、データ消去器105にデータ消去のための制御
信号を与える。次に、モータ回路194を介して打球用モ
ータ61に打球用モータ駆動制御信号を与える。ソレノイ
ド回路195を介して、ガラス扉枠解錠用ソレノイド88(S
OL1)ならびに前面枠解錠用ソレノイド93(SOL2)にソ
レノイド駆動制御用信号を与える。ランプ回路196を介
して、遊技可表示器41,入賞表示器56ならびに打止表示
器57にそれぞれ表示制御信号を与える。デジタル表示駆
動回路197を介して持点表示器55に表示用制御信号を与
える。さらに、情報出力回路198を介して中央管理装置1
40(第1図参照)に、発射玉検出データや入賞玉検出デ
ータ等の情報が出力される。また、アンプ199を介して
スピーカ42に音発生用の制御信号が与えられる。なお、
前記構成の各回路には、電源回路200から所定の直流電
流が供給される。
第9A図ないし第9K図は第8図に示した制御回路の動作
を説明するためのフローチャートである。次に、第1図
ないし第9K図を参照して、このパチンコ遊技機の具体的
な動作を説明する。
まず、第9A図において、メインルーチンの処理を示
す。このメインルーチンは、前記パルス分周回路188か
ら定期的(たとえば4msec毎)に与えられるリセットパ
ルスに従って、リセットパルス毎に1回ずつ実行され
る。まずステップS1によりRAMのエラーが生じているか
否かの判断がなされる。そして、電源が投入されたとき
およびプログラムの暴走時にこのステップS1によりYES
の判断がなされ、ステップS2に進み初期データのセット
の処理がなされた後にステップS3に進む。一方電源投入
時でなくかつプログラムが暴走していないときにはステ
ップS1によりNOの判断がなされてステップS2による処理
がなされることなくステップS3に進む。ステップS3で
は、後述するサブルーチンコントロールの処理がなさ
れ、ステップS4に進みデータの出力がなされてリセット
待ちとなる。
前記ステップS30のサブルーチンコントロールの処理
を第9B図に示す。まず、ステップS5により後述する音・
ランプコントロール処理が実行され、次にステップS6に
より遊技可表示器コントロール処理がなされ、ステップ
S7に進み、持点表示器コントロール処理がなされ、次に
ステップS8に進む。ステップS8では、カード排出フラグ
AまたはBがセットされているか否かの判断がなされ
る。このカード排出フラグAは、後述する第9F図に示す
ステップS48によりセットされるものであり、挿入され
たガラス扉枠解錠カードならびに前面枠解錠カードの記
録情報を読取った後および不正な遊技用磁気カードが挿
入された場合に、それらカードを排出するためのもので
ある。またカード排出フラグBは、後述するステップS7
1およびステップS85によりセットされるものであり、打
止条件成立時あるいは遊技終了ボタンが操作された場合
に遊技用カードを排出するためのものである。そして、
ステップS8により、カード排出フラグAおよびBでセッ
トされていないと判断された場合にはステップS9に進
み、カード受付処理がなされた後にステップS10に進
む。一方、前記ステップS8により、カード排出フラグA
またはBがセットされていると判断された場合には、ス
テップS9の処理を行なうことなく直接ステップS10に進
む。ステップS10では、カード排出処理がなされ、その
後ステップS11に進み、遊技終了フラグまたは打止フラ
グがセットされているか否かの判断がなされる。この遊
技終了フラグは、後述する第9K図に示すステップS84に
よりセットされるものであり、打止成立以前かつ持点が
0になる以前において、遊技終了ボタンが操作された場
合にセットされる。また、打止フラグは、後述する第9H
図に示すステップS71でセットれるものであり、打止条
件成立時にセットされる。このステップS11により、遊
技終了フラグおよび打止フラグがセットされていないと
判断された場合にはステップS12に進み、持点演算処理
がなされた後にステップS13に進む。一方、ステップS11
により、遊技終了フラグまたは打止フラグがセットされ
ていると判断された場合にはステップS12による処理を
行なうことなく直接ステップS13に進む。ステップS13で
は、解錠用ソレノイドコントロール処理がなされ、次に
ステップS14に進み、打球用モータコントロール処理が
なされ、さらにステップS15に進み、遊技終了スイッチ
チェック処理が行なわれた後にサブルーチンが終了す
る。
次に、前記ステップS5ないしステップS7およびステッ
プS9,ステップS10ならびにステップS12ないしステップS
15によって定義されたサブルーチンプログラムの内容を
第9C図ないし第9K図に基づいて説明する。なお、この第
9C図ないし第9K図に示すサブルーチンは、前記パルス分
周回路188からのリセットパルスの発振間隔によって定
められている所定時間(たとえば4msec)毎に実行され
る。
まず、第9C図に基づいて、音・ランプのコントロール
処理のサブルーチンプログラムを説明する。まずステッ
プS16により打止フラグがセットされているか否かの判
断がなされる。この打止フラグは、ステップS71により
セットされ、ステップS49によりクリアされるものであ
る。ステップS16により、打止フラグがセットされてい
ないと判断された場合にはステップS17に進み、遊技終
了フラグがセットされているか否かの判断がなされる。
この遊技終了フラグは、ステップS84によりセットさ
れ、ステップS52よりクリアされるものである。ステッ
プS17により、遊技終了フラグがセットされていないと
判断された場合にはステップS18に進み、入賞玉検出器
がONになったか否かの判断がなされ、入賞玉検出器がON
になっていないと判断された場合にはステップS19に進
み、音・ランプをOFFに制御してサブルーチンが終了す
る。
また、前記ステップS17により、遊技終了フラグがセ
ットされていると判断された場合にはステップS18によ
る判断を行なうことなく直接ステップS19に進み、音・
ランプをOFFに制御してサブルーチンが終了する。さら
に、遊技終了フラグがセットされていない状態で、パチ
ンコ玉が入賞すれば、入賞玉検出器68(第5図参照)が
ONになり、ステップS18によりYESの判断がなされてステ
ップS20に進み、入賞時の音・ランプデータがセットさ
れてサブルーチンが終了する。このステップS20により
セットされた入賞時の音・ランプデータが、前記ステッ
プS4により出力され、入賞表示器56およびスピーカ42
(第4図参照)からそれぞれ出力される。
前記ステップS16により、打止フラグがセットされて
いると判断された場合にはステップS21に進み、カード
排出フラグBがセットされているか否かの判断がなされ
る。このカード排出フラグBは、ステップS85およびス
テップS71によりセットされ、ステップS63によりクリア
されるものである。カードが排出されるとカード排出フ
ラグBがステップS63によりクリアされ、ステップS21に
より、カード排出フラグBがセットされていないと判断
されてステップS22に進み、打止時のランプデータをセ
ットし、次にステップS23に進み、音をOFFに制御した後
にサブルーチンが終了する。つまり、カードが排出され
ると、ステップS22に基づいて打止表示は引き続き行な
われるが、ステップS23により打止音は停止する。前記
ステップS22によりセットされた打止時のランプデータ
が、前記ステップS4により出力され、打止表示器57(第
4図参照)が点灯または点滅制御される。
次に前記ステップS21により、カード排出フラグBが
セットされていると判断された場合にはステップS24に
進み、打止時の音・ランプデータがセットされた後にサ
ブルーチンが終了する。このステップS24によるセット
された打止時の音・ランプデータが、前記ステップS4に
より出力され、打止表示器57が点灯または点滅制御さ
れ、スピーカ42(第4図参照)から所定の音が発せられ
る。
次に、前記ステップS6に示した遊技可表示器コントロ
ール処理を、第9D図に基づいて説明する。
まず、ステップS25により、持点が0であるか否かの
判断がなされ、持点が0であると判断された場合にはス
テップS28に進み、遊技が行なえる旨の表示を行なう遊
技可表示器を消灯させ、サブルーチンが終了する。一
方、前記ステップS25により、持点が0でないと判断さ
れた場合にはステップS26により、遊技終了フラグまた
は打止フラグがセットされているか否かの判断がなされ
る。ステップS26により、遊技終了フラグまたは打止フ
ラグがセットされていると判断された場合にはステップ
S28に進み、遊技可表示器が消灯制御されてサブルーチ
ンが終了する。また、前記ステップS26により、遊技終
了フラグおよび打止フラグの両者ともにセットされてい
ないと判断された場合にはステップS27に進み、遊技可
表示器41(第4図参照)を点灯または点滅させた後にサ
ブルーチンが終了する。この遊技可表示器を点灯または
点滅させることにより、遊技者が遊技が可能な旨を認識
することができる。
次に前記ステップS7で示された持点表示器コントロー
ル処理のサブルーチンプログラムを第9E図に基づいて説
明する。
まずステップS29において、遊技終了フラグまたは打
止フラグがセットされているか否かの判断がなされ、遊
技終了フラグおよび打止フラグのり両方ともセットされ
ていないと判断された場合にはステップS31に進み、持
点表示器55(第4図参照)により持点を表示させ、サブ
ルーチンが終了する。一方、前記ステップS29により、
遊技終了フラグまたは打止フラグがセットされていると
判断された場合にはステップS30に進み、カード排出フ
ラグBがセットされているか否かの判断がなされる。そ
して、カード排出フラグBがセットされていると判断さ
れた場合には前記ステップS31に進み、持点表示の制御
がなされてサブルーチンが終了する。一方、ステップS3
0によりカード排出フラグBがセットされていないと判
断された場合にはステップS32に進み、持点表示器55
(第4図参照)に「0」を表示させてサブルーチンが終
了する。これは、遊技終了フラグまたは打止フラグがセ
ットされているにもかかわらずカード排出フラグBがセ
ットされていないということは、既にカードが排出され
たことを意味するため、ステップS32による制御によ
り、遊技が終了してカードが排出される時点で表示を
「0」となるように制御するのである。
次に、前記ステップS9により示されたサブルーチンプ
ログラムを、第9F図に基づいて説明する。
まず、ステップS33により、カード受付フラグがセッ
トされているか否かの判断がなされる。このカード受付
フラグは、後述するステップS35によりセットされ、ス
テップS40によりクリアされるものである。ステップS33
により、カード受付フラグがセットされていないと判断
された場合にはステップS34に進み、第1のカード検出
器(SW1)がONとなったか否かの判断がなされる。そし
て、カード挿入・排出口39から挿入されたカードが第1
のカード検出器101(SW1)によって検出されれば(第7
図参照)、ステップS34によりYESの判断がなされてステ
ップS35に進み、カード受付フラグがセットされてサブ
ルーチンが終了する。また、前記ステップS34により、
第1のカード検出器(SW1)がONとなっていないと判断
された場合にはステップS35の処理を行なうことなくそ
のままサブルーチンが終了する。
次に、ステップS33においてカード受付フラグがセッ
トされていると判断された場合にはステップS36に進
み、第2のカード検出器(SW2)がOFFがONに切換わった
か否かの判断がなされ、第7図に示すように、挿入され
たカードが図示左方向に搬送されて第2のカード検出器
102(SW2)で検出される位置にまで移動されれば、第2
のカード検出器102(SW2)がOFFからONに切換わるので
あるが、挿入されたカードが搬送途中の段階で未だに第
2のカード検出器102(SW2)で検出される位置にまで搬
送されていない状態では、第2のカード検出器SW2がOFF
のままの状態となっている。そして、カードが未だに搬
送途中の場合には、ステップS36により、NOの判断がな
されてステップS37に進み、モータを正転させるととも
にステップS38により、カードに記録されている記録デ
ータがデータ読取器103(第7図参照)により読取ら
れ、サブルーチンが終了する。次に、カードが第2のカ
ード検出器で検出される所定位置にまで搬送されると、
ステップS36により、YESの判断がなされてステップS39
に進み、カード搬送用モータが停止されるとともに、ス
テップS40によりカード受付フラグがクリアされてステ
ップS41に進む。この状態で、カードは第2のカード検
出器102(SW2)(第7図参照)で検出される所定位置に
停止した状態となる。前記ステップS41では、前記ステ
ップS38で読取った読取データをカード処理装置に設定
されているガラス扉枠解錠データと照合して、その読取
データがカード処理装置に設定されているガラス扉枠解
錠データと一致するか否かの判断を行ない、一致しない
と判断された場合にはテップS42に進み、前記ステップS
38により読取ったデータをカード処理装置に設定されて
いる前面枠解錠データと照合して、その読取データがカ
ード処理装置に設定されている前面枠解錠データと一致
するか否かの判断を行ない、一致しないと判断した場合
にはステップS43に進み。ステップS43では、打止フラグ
がセットされているか否かの判断がなされ、打止フラグ
がセットされていないと判断された場合にはステップS4
4に進み、前記ステップS38で読取った読取データが持点
に関するデータである場合には、そのデータが正しいか
否のか判断が行なわれ、正しいと判断された場合にはス
テップS50に進み、カードのデータから導き出される点
数を持点に加算する処理がなされる。このステップS50
による加算処理は、遊技機が実行可能な複数種類の動作
のうち1つの動作である。次にステップS51に進み、遊
技終了フラグがセットされているか否かの判断がなさ
れ、遊技終了フラグがセットされていると判断された場
合にはステップS52に進み、遊技終了フラグをクリアし
た後にサブルーチンが終了する。一方、ステップS51に
より、遊技終了フラグがセットされていないと判断され
た場合にはステップS52による処理を行なうことなくそ
のままサブルーチンが終了する。
次に、前記ステップS41により、ステップS38で読取っ
た読取データがガラス扉枠解錠データと一致すると判断
された場合にはステップS45に進み、タイマT1をセット
する処理がなされて、ステップS48によりカード排出フ
ラグAをセットし、サブルーチンが終了する。このタイ
マT1は、ガラス扉枠解錠用ソレノイド88(SOL1)(第6
図参照)を励磁させるための時間である。次に、ステッ
プS42により読取データが前面枠解錠データと一致する
と判断された場合にはステップS46に進み、タイマT2
セットがなされ、ステップS48によるカード排出フラグ
Aのセットがなされた後にサブルーチンが終了する。こ
のタイマT2は、前面枠解錠用ソレノイド93(SOL2)(第
6図参照)を励磁させる期間である。
次に、ステップS43により打止フラグがセットされて
いると判断された場合にはステップS4に進み、前記ステ
ップS38により読取った読取データがカード処理装置に
設定されている打止開放データと一致するか否かの判断
がなされる。そして一致しないと判断された場合には前
記ステップS48に進むが、一致すると判断された場合に
はステップS49に進み、打止フラグのクリアならびに差
数カウンタのクリアの処理がなされた後にサブルーチン
が終了する。この差数カウンタは、後述するステップS6
6およびステップS69により加減算されるものである。こ
のステップS49による処理は、結局、正しい打止開放デ
ータが記録された開放カード21(第2図参照)が遊技機
に挿入された場合に行なわれるのであるが、この開放カ
ード21は、複数種類のカードを販売することのできるカ
ード販売機10(第2図参照)による発行に代えて、専用
の発行機で発行するようにしてもよい。また、管理端末
機150(第3図参照)に開放カード21の作成機能を持た
せてもよい。また、遊技機内部にカードをストックでき
るようにカード処理装置100(第7図参照)を構成した
上で、遊技機で発行するようにしてもよく、その場合、
遊技機内部で開放データを作成するようにしてもよい。
さらに、開放カード21に持点特定情報を併せて記録する
ようにし、その開放カード21の遊技機への挿入ですぐに
遊技できるように構成してもよい。
遊技用の磁気カード20が遊技機に挿入された場合にお
いて、前記ステップS44によりその磁気カードのデータ
が正しくないと判断された場合にはステップS48に進
み、カード排出フラグAをセットした後にサブルーチン
が終了する。前記ステップS41ないしステップS44および
ステップS47により、前記読取手段によって読取られた
読取情報が、遊技場側が前記遊技機に対し操作を行なう
ための所定動作指令を特定可能な指令情報であるか否か
を判別する判別手段が構成されている。
前記ステップS10により定義されているカード排出処
理に関するサブルーチンを第9G図に基づいて説明する。
ステップS53によりカード排出フラグAがセットされ
ているか否かの判断がなされ、セットされていないと判
断された場合にはステップS58に進み、カード排出フラ
グBがセットされているか否かの判断がなされ、セット
されていないと判断された場合にはそのままサブルーチ
ンが終了する。そして、第9F図で説明したように、ガラ
ス扉枠解錠データが正しいと判断された場合、前面枠解
錠データが正いいと判断された場合、打止開放データが
正しくないと判断された場合、持点特定情報のデータが
正しくないと判断された場合にカード排出フラグAがセ
ットされるのであり、それに基づいてステップS53によ
りYESの判断がなされたステップS54に進む。ステップS5
4では、第1のカード検出器(SW1)がONからOFFに切換
わったか否かの判断がなされ、未だに切換わっていない
と判断された場合にはステップS55に進み、モータを逆
転させサブルーチンが終了する。そして、第7図に示す
ように、カードがカード挿入・排出口39から一部突出す
る状態まで搬送されることにより、第1のカード検出器
101(SW1)がONからOFFに切換わるのであり、その結果
ステップS54によりYESの判断がなされてステップS56に
進み、カード搬送用のモータが停止され、ステップS57
に進み、カード排出フラグAがクリアされた後にサブル
ーチンが終了する。
次に、後述するように、遊技機が打止状態となった場
合ならびに遊技終了ボタンが遊技者によって押圧操作さ
れた場合に、それぞれステップS71およびステップS85に
よりカード排出フラグBがセットされるのであり、それ
に基づいてステップS58によりYESの判断がなされてステ
ップS59に進む。ステップS59では、第1のカード検出器
SW1がONからOFFに切換わったか否かの判断がなされ、未
だに切換わっていないと判断された場合にはステップS6
0に進み、カード搬送用モータを逆転させ、ステップS61
によりカードにデータを書込み、サブルーチンが終了す
る。一方、第7図に示すように、カード挿入・排出口39
からカードが一部突出する状態まで搬送されることによ
り、第1のカード検出器101(SW1)がONからOFF状態に
切換わり、それに伴ってステップS59によりYESの判断が
なされてステップS62に進み、モータが停止されるとと
もにステップS63によりカード排出フラグBがクリアさ
れ、サブルーチンが終了する。
次に、前記ステップS12により定義されている持点演
算処理のサブルーチンを第9H図に基づいて説明する。ま
ず、ステップS64により、発射玉検出器がONになったか
否かの判断がなされ、未だにONになっていないと判断さ
れた場合にはステップS67に進み、入賞玉検出器がONに
なったか否かの判断がなされ、未だにONになっていない
と判断された場合にはステップS70に進み、差数カウン
タがm以上であるか否かの判断がなされ、差数カウンタ
がm未満であればそのままサブルーチンが終了する。こ
のmは、前記管理端末器150(第3図参照)によって設
定された打止設定数であり、たとえば3000,4000程度の
数字である。
パチンコ玉が打込まれて発射玉検出器63(第4図参
照)によって検出されれば、ステップS64によりYESの判
断がなされてステップS65に進み、持点から1を減算
し、ステップS66により、差数カウンタを1ディクリメ
ントした後にステップS67に進む。一方、遊技領域に打
込まれたパチンコ玉が入賞すれば、入賞玉検出器68(第
5図参照)がONになり、それに伴ってステップS67によ
りYESの判断がなされてステップS68に進み、持点にnを
加算し、ステップS69により差数カウンタをnインクリ
メントした後にステップS70に進む。このnは、入賞玉
1個につき払出される景品玉の個数を表わしたものであ
り、たとえば13等の数字である。前記ステップS66およ
びステップS69によって加減算された差数カウンタの値
が、打止設定数m以上となれば、ステップS70によりYES
の判断がなされてステップS71に進み、打止フラグがセ
ットされるとともにカード排出フラグBがセットされ、
サブルーチンが終了する。この打止フラグのセットによ
り後述するように遊技不能状態となる。なお、差数の演
算方式としては、次のようなものも考えられる。すなわ
ち、差数カウンタの代わりに発射玉カウンタと入賞玉カ
ウンタとを設け、ステップS66のところで発射玉カウン
タを1インクリメントし、ステップS69のところで入賞
玉カウンタを1インクリメントし、ステップS70によ
り、(入賞玉数×n−発射玉数≧「+m」)の判断を行
なうようにしてもよい。また、入賞玉・アウト玉合流樋
70(第5図参照)に打込玉検出器を設けて打込玉を計数
し、発射玉数の代わりとして差数の演算に用いてもよ
い。さらに、発射玉検出器63(第4図参照)をファール
玉通路64よりも打球発射位置側に設けるとともに、ファ
ール玉を検出し、発射玉数からファール玉数を差し引く
ことにより実際に遊技領域に打込まれた有効発射玉数を
算出するよう構成してもよい。また、打止の成立条件と
しては、前述したものに代えて、たとえば、大当り状態
が所定回数に達した場合等種々のものが考えられる。
前記ステップS13により定義された解錠用ソレノイド
コントロール処理のサブルーチンを第9I図に基づいて説
明する。
まずステップS72において、タイマT1が終了したか否
かの判断がなされ、タイマT1が未だにセットされていな
い場合を含みタイマT1が終了していると判断された場合
にはステップS73に進み、タイマT2が終了したか否かの
判断がなされる。そしてタイマT2が未だにセットされて
いない場合を含みタイマT2が終了したと判断された場合
にはステップS74に進み、ガラス扉枠解錠用ソレノイド8
8(SOL1)および前面枠解錠用ソレノイド(SOL2)(第
6図参照)をOFFに制御してサブルーチンが終了する。
一方、正しいガラス扉枠解錠データが記録されたガラ
ス扉枠解錠カード22が遊技機に挿入されれば、前記ステ
ップS45によりタイマT1がセットされるのであり、その
タイマT1が終了する以前においてはステップS72によりN
Oの判断がなされてステップS75に進み、ガラス扉枠解錠
用ソレノイド88(SOL1)(第6図参照)がONになり、ガ
ラス扉枠が解錠されて開成可能な状態となる。
次に、正しい前面枠解錠データが記録された前面枠解
錠データ23が遊技機に挿入されれば、前記ステップS46
によりタイマT2がセットされるのであり、そのタイマT2
のセット時間が終了する以前においてはステップS73に
よりNOの判断がなされてステップS76に進み、前面枠解
錠用ソレノイド93(SOL2)(第6図参照)がONに制御さ
れ、前面枠が解錠されて開成可能な状態となる。前記ス
テップS75およびステップS76に基づいて行なわれる解錠
動作は、遊技機が実行可能な複数種類の動作のうち1つ
の動作である。なお、以上説明したように、正しいデー
タが記録されたガラス扉枠解錠カード22または前面枠解
錠カード23の遊技機への挿入により直ちに解錠すること
に代えて、それら解錠カードの挿入により解錠許容状態
とし、その解錠許容状態において鍵により実際に解錠で
きるように構成してもよい。さらに、前面枠あるいはガ
ラス扉枠の開成を検出する検出器のその検出器による検
出出力に基づいて開成された旨を表示する表示器を設
け、前面枠或るいはガラス扉枠が開成していることを遊
技者に表示するよう構成してもよい。また、これら解錠
データによる解錠を、遊技機ばかりでなくカード販売機
10やカード精算機120についても行なってもよい。な
お、カード販売機10の解錠をカードで行なうようにした
場合には、カード販売機10にカード受付機能を持たせる
必要がある。
次に、前記ステップS14で定義されている打球用モー
タコントロール処理のサブルーチンを第9J図に基づいて
説明する。
まず、ステップS77により持点が0であるか否かの判
断がなされる。この持点は、前記ステップS65およびス
テップS68により加減算されるものであり、その加減算
の結果0となればステップS77によりYESの判断がなされ
てステップS80に進み、打球用モータの電源がOFFに制御
されて遊技不能状態にしサブルーチンが終了する。一
方、持点が0でないと判断された場合にはステップS78
に進み、遊技終了フラグまたは打止フラグがセットされ
ているか否かの判断がなされる。後述するように、遊技
終了ボタンが遊技者によって押圧操作された場合には遊
技終了フラグがセットされ、前記ステップS70に示した
打止条件が成立すれば打止フラグがセットされるのであ
り、この遊技終了フラグまたは打止フラグのいずれか一
方がセットされていると判断された場合にはステップS8
0に進み、打球用モータの電源をOFF状態に制御し、遊技
不能状態にしてサブルーチンが終了する。一方、遊技終
了フラグおよび打止フラグのいずれもがセットされてい
ないと判断された場合にはステップS79に進み、打球用
モータの電源をONにして遊技可能状態に制御してサブル
ーチンが終了する。前記ステップS45,S72,S75およびス
テップS46,S73,S76ならびにステップS49さらにステップ
S50,S77〜S79により、前記判別手段が前記指令情報であ
る旨の判別を行なった場合に、該指令情報に対応する所
定動作を前記遊技機に実行させる所定動作指令手段が構
成されている。また、所定の動作を行なわせる他の例と
して、打止値の設定,変更を行なったり、スロットマシ
ン等における持点付与率(割数)の設定,変更を行なう
ようにしてもよい。なお、前記打止値の設定,変更を行
なうに際しては、関数カード21にその指令情報を記録す
るように構成してもよい。
前記ステップS15により定義された遊技終了スイッチ
チェック処理のサブルーチンを第9K図に基づいて説明す
る。
まずステップS81において遊技終了スイッチがONにな
っているか否かの判断がなされ、未だにONになっていな
いと判断された場合にはそのままサブルーチンが終了す
る。一方、遊技者が遊技終了ボタン40(第4図参照)が
押圧操作すれば、遊技終了スイッチがONになり、ステッ
プS81によりYESの判断がなされてステップS82に進み、
持点が0であるか否かの判断がなされ、持点が0である
と判断された場合にはそのままサブルーチンが終了する
が、持点が0でないと判断された場合にはステップS83
に進む。ステップS83では、打止フラグがセットされて
いるか否かの判断が行なわれ、前記ステップS70に示し
た打止条件が成立した場合には打止フラグがセットされ
るのであり、それに基づいてステップS83によりYESの判
断がなされてそのままサブルーチンが終了する。一方、
未だに打止条件が成立していない場合にはステップS83
によりNOの判断がなされてステップS84に進み、遊技終
了フラグがセットされ、ステップS85によりカード排出
フラグBがセットされてサブルーチンが終了する。な
お、この第9A図ないし第9K図のフローチャートにおいて
は、遊技機30と中央管理装置140との間の情報のやり取
りについて省略されているが、実際には管理端末機150
(第3図参照)の説明において記載したような情報交換
が行なわれる。たとえば、中央管理装置140から前面枠
一斉解錠指令信号やガラス扉枠一斉解錠指令信号が制御
部112に入力されてくればタイマT1やT2がセットされる
こととなり、また、前面枠解錠カードやガラス扉枠解錠
カード,開放カードの発行時には、中央管理装置140か
らそれぞれ前面枠解錠データ,ガラス扉枠解錠データ,
打止開放データが制御部112に入力されて遊技機30のテ
ータとして設定され、このデータに基づきカードの読取
データの判別が行なわれることになる。さらに、打止値
mの設定・変更についても中央管理装置140からの信号
に基づき行なわれることになり、また、中央管理装置14
0から打止指令信号が制御部112に入力されることによ
り、打止フラグがセットされることになる。また、差数
状況出力指令信号や稼動状況出力指令信号が中央管理装
置140から制御部112に入力されることにより、遊技機30
に関する情報が制御部112から中央管理装置140に出力さ
れることになる。また、前記ステップS44においても、
前述したカード精算機120と中央管理装置140との間の情
報のやり取りと同様の情報のやり取りによって、読取デ
ータの適否が判別されることになる。
第2の実施例 次に第2の実施例を第10図に基づいて説明する。
第10図は遊技機の一例であるパチンコ遊技機30′が遊
技場に設置された状態を示す正面図である。
パチンコ遊技機30′の上部に設けられている幕板M
に、記録媒体挿入口の一例であるカード挿入・排出口3
9′が設けられている。そのカード挿入・排出口39′の
右側に、機能選択ボタン114が設けられている。その右
側に、遊技者の押圧操作によって遊技を終了させるため
の遊技終了ボタン118が設けられている。さらにその遊
技終了ボタン118の右側に、遊技場の係員を呼出すため
の呼出しランプ117と、遊技が可能な旨の表示を行なう
ための遊技可表示器41′さらには台番号表示部115が設
けられている。さらにその右側に、遊技者の操作によっ
て前記呼出しランプ117を点灯または点滅させるための
呼出しボタン116が設けられており、さらにその右側に
持点表示器55′が配設されている。そして、遊技場の係
員が所持する磁気カードをカード挿入・排出口39′に挿
入することにより、通常時は不能動化されている機能選
択ボタン114が能動化され、係員がこの能動化された機
能選択ボタン114を適宜選択して押圧操作することによ
り、前面枠やガラス扉枠の解錠等の遊技機の所定の動作
を選択的に実行させることができるように構成されてい
る。つまり、記録媒体の挿入によって機能選択ボタン11
4を能動化させるという遊技機が実行可能な所定の動作
のうちを1つを実行させるのである。このように構成す
ることにより、係員が遊技機に行なわせる動作指令の内
容が複数あるとしても係員が所持するカードは1枚だけ
で足りるという利点がある。さらに、カード挿入・排出
口39′や各種操作ボタンさらには各種表示ランプ等を幕
板Mに配設したため、遊技機30′を交換する際にこれら
の機器はそのまま残して新たな遊技機の設置時に引き続
き利用できるので、遊技機の交換に際しての経費節減を
図ることができるという利点がある。
前記遊技用カード20により、持点特定情報か記録され
た遊技用記録媒体が構成されている。前記開放カード2
1,ガラス扉枠解錠カード22,前面枠解錠カード23によ
り、前記指令情報が記録された操作指令用記録媒体が構
成されている。
また、第7図に基づいて説明したように、前記読取手
段は、前記記録媒体挿入口に前記遊技用記録媒体が挿入
された状態であっても、前記操作指令用記録媒体が前記
記録媒体挿入口に挿入されることにより、当該操作指令
用記録媒体の指令情報を読取可能に構成されている。
前記機能選択ボタン114により、前記判別手段が前記
指令情報である旨の判別をした場合に前記遊技機が実行
可能となる複数種類の動作を選択する動作選択操作手段
が構成されている。そして、第10図に基づいて説明した
ように、前記判別手段の前記指令情報である旨の判別と
前記動作選択操作手段の選択操作とが行なわれたことを
条件として、前記所定動作指令手段がその選択された動
作を前記遊技機に実行させる。また第10図に基づいて説
明したように、前記遊技機とは別の場所であって当該遊
技機に対応する箇所に前記記録媒体挿入口が形成されて
いる。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明によれば、記録媒体という1
種類の操作手段を使用して、複数の動作のうち前記読取
情報に対応する動作を遊技機に実行させることが可能と
なるため、遊技機の操作方法に統一性をもたせ、遊技機
の操作性を向上させることのできる遊技場の管理設備装
置を提供し得るに至った。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、遊技者が遊技を行なうべく記録媒
体挿入口に遊技用記録媒体を挿入している状態であって
も、操作指令用記録媒体がその記録媒体挿入口に挿入さ
れることによりその操作指令用記録媒体の指令情報が読
取可能となるために、挿入されている遊技用記録媒体を
わざわざ抜き取らなくても遊技場側が遊技機に対し操作
指令を行なうことが可能となり、利便性が向上する。
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1または請
求項2に記載の発明の効果に加えて、読取手段が読取っ
た情報が前記指令情報である旨の判別がなされた場合に
遊技機が実行可能となる複数種類の動作を動作選択操作
手段で選択操作することが可能となり、前記複数種類の
動作を無理なく選択指令することができる。
しかも、遊技機とは別の場所であって当該遊技機に対
応する箇所に記録媒体挿入口が形成されているために、
その記録媒体挿入口に挿入された記録媒体を読取る読取
手段を遊技機とは別体に構成することが可能となり、読
取手段をそのまま残して遊技機を新たなものに交換する
ことができ、遊技機の交換に際しての経費節減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例を示し、本発明に係る遊技場の管
理設備装置の一例を示す全体概略ブロック図である。 第2図は第1の実施例を示し、カード販売機およびその
カード販売機から販売された各種記録媒体を示す全体正
面図である。 第3図は第1の実施例を示し、管理端末機の全体斜視図
である。 第4図は第1の実施例を示し、遊技機とカード精算機と
を示す全体正面図である。 第5図は第1の実施例を示し、遊技機の内部構造を示す
全体背面図である。 第6図は第1の実施例を示し、ガラス扉枠および前面枠
の解錠機構を示す斜視図である。 第7図は第1の実施例を示し、カード処理装置の動作を
説明するための動作説明図である。 第8図は第1の実施例を示し、遊技機の制御回路を示す
全体ブロック図である。 第9A図ないし第9K図は第1の実施例を示し、前記第8図
に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャー
トである。 第10図は第2の実施例を示し、遊技場に設置された遊技
機を示す全体正面図である。 図中、20は記録媒体の一例である磁気カード(遊技用カ
ード)、21は記録媒体の一例である開放カード、22は記
録媒体の一例であるガラス扉枠解錠カード、23は記録媒
体の一例である前面枠解錠カード、30は遊技機の一例で
あるパチンコ遊技機、39は記録媒体挿入口の一例である
カード挿入・排出口、103はデータ読取器、192はデータ
読取書込回路、112は制御部(マイクロコンピュータ)
である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者の持点を特定するための持点特定情
    報が記録された記録媒体により遊技可能な遊技機を含む
    遊技場の管理設備装置において、 記録媒体を挿入する記録媒体挿入口と、 該記録媒体挿入口に挿入された記録媒体の記録情報を読
    取る読取手段と、 該読取手段によって読取られた読取情報が、遊技場側が
    前記遊技機に対し操作を行なうための所定動作指令を特
    定可能な指令情報であるか否かを判別する判別手段と、 該判別手段が前記指令情報である旨の判別を行なった場
    合に、該指令情報に対応する所定動作を前記遊技機に実
    行させる所定動作指令手段とを含むことを特徴とする、
    遊技場の管理設備装置。
  2. 【請求項2】前記記録媒体には、前記持点特定情報が記
    録された遊技用記録媒体と、前記指令情報が記録された
    操作指令用記録媒体とがあり、 前記読取手段は、前記記録媒体挿入口に前記遊技用記録
    媒体が挿入された状態であっても、前記操作指令用記録
    媒体が前記記録媒体挿入口に挿入されることにより、当
    該操作指令用記録媒体の指令情報を読取可能に構成され
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の遊技場の管
    理設備装置。
  3. 【請求項3】前記判別手段が前記指令情報である旨の判
    別をした場合に前記遊技機が実行可能となる複数種類の
    動作を選択操作する動作選択操作手段をさらに含み、 前記判別手段の前記指令情報である旨の判別と前記動作
    選択操作手段の選択操作とが行なわれたことを条件とし
    て、前記所定動作指令手段がその選択された動作を前記
    遊技機に実行させ、 前記遊技機とは別の場所であって当該遊技機に対応する
    箇所に前記記録媒体挿入口を形成したことを特徴とす
    る、請求項1または請求項2に記載の遊技場の管理設備
    装置。
JP63262061A 1988-10-17 1988-10-17 遊技場の管理設備装置 Expired - Lifetime JP2736788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63262061A JP2736788B2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 遊技場の管理設備装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63262061A JP2736788B2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 遊技場の管理設備装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02107286A JPH02107286A (ja) 1990-04-19
JP2736788B2 true JP2736788B2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=17370484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63262061A Expired - Lifetime JP2736788B2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 遊技場の管理設備装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2736788B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0438982A (ja) * 1990-06-05 1992-02-10 Nittec Co Ltd Posシステム装置
JPH04105681A (ja) * 1990-08-24 1992-04-07 Konpetsuku:Kk パチンコ店の管理システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602581B2 (ja) * 1977-06-09 1985-01-22 ダイキン工業株式会社 吸収式冷凍機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602581U (ja) * 1984-05-23 1985-01-10 株式会社タイト− カ−ド式ゲ−ムシステム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602581B2 (ja) * 1977-06-09 1985-01-22 ダイキン工業株式会社 吸収式冷凍機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02107286A (ja) 1990-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5693020B2 (ja) 遊技用装置、遊技用管理装置並びに遊技用システム
JP3011272B2 (ja) 遊技用設備装置
JP2736788B2 (ja) 遊技場の管理設備装置
JP2688935B2 (ja) 遊技場の管理設備装置
JP2894557B2 (ja) 弾球遊技機
JP2000210464A (ja) 遊技用管理装置
JPH0824424A (ja) 遊技用装置
JPH0471583A (ja) 遊技用装置
JP3545026B2 (ja) 遊技用装置
JPH04187170A (ja) 遊技場の管理設備装置
JP2592651B2 (ja) 遊技機
JP2670620B2 (ja) 遊技用記録媒体発行装置
JP3304470B2 (ja) 遊技用装置
JP2655168B2 (ja) 弾球遊技機
JP6143832B2 (ja) 遊技用装置
JP3516646B2 (ja) 遊技用システム
JP2681363B2 (ja) 弾球遊技機
JP2000189641A (ja) 遊技用装置
JP2000167218A (ja) 遊技用管理装置
JP5847426B2 (ja) 遊技用装置及び遊技用システム
JP2668121B2 (ja) 遊技用装置
JP2683909B2 (ja) 遊技機
JP3604714B2 (ja) 遊技用装置
JP2843104B2 (ja) 遊技用管理設備装置
JPH03228787A (ja) カード式パチンコ機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 11