JP2668121B2 - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2668121B2
JP2668121B2 JP63094743A JP9474388A JP2668121B2 JP 2668121 B2 JP2668121 B2 JP 2668121B2 JP 63094743 A JP63094743 A JP 63094743A JP 9474388 A JP9474388 A JP 9474388A JP 2668121 B2 JP2668121 B2 JP 2668121B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえばパチンコ遊技機やコイン遊技機あ
るいはアレンジボール,雀球,スロットマシンさらには
おもちゃなどの遊技機による遊技を行なうために記録媒
体または貨幣のうちいずれか一方あるいは両者を受入れ
る受入部を有する遊技用装置に関する。
[従来の技術] この種の遊技用装置において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、記録媒体または貨幣のうち
いずれか一方または両者により遊技が可能となる遊技用
装置があり、記録媒体あるいは貨幣を受入部に投入して
それに応じた持玉数情報が確保され、打玉の弾発によっ
て持玉数情報が減算され、打玉の入賞に伴って所定数が
持玉数情報に加算されるように制御され、その持玉数情
報の範囲内で遊技ができるように構成されていた。
そして、遊技場においては、前記受入部に投入された
貨幣または投入された記録媒体が偽造されたものであっ
たり、また挿入された記録媒体が他店のものであったり
使用期限が過ぎたものであったりする場合がある。さら
に、遊技機により遊技を行なっていた遊技者が小用によ
りその場を離れなければならない場合があり、そのよう
な場合には所定の中断操作を行なうことにより遊技が中
断した中断中の状態となるように構成されたものがあっ
た。そして、遊技場において、前述した使用できない貨
幣または記録媒体が前記受入部に受入れられた場合や、
中断中の遊技機で他の遊技者が遊技をしようとした場合
には、従来においては、不適判定を行なって遊技が開始
されないように制御していた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種の従来の遊技用装置においては、前記
不適判定がなされた場合には、その複数種類存在する不
適原因についていかなる原因により不適判定がなされた
か不明であり、その原因が解明されるまで手間がかか
り、遊技場の店員の労力負担が重くなるばかりでなく、
その原因解明の間遊技者に不愉快な思いを与えてしまい
サービスが低下するという欠点があった。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、不適判定がなされた場合に、複数種類ある
不適原因のうちいかなる原因に基づいて前記不適判定が
なされたかが早期に判明できる遊技用装置を提供するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、遊技機による遊技を行なうために記録媒体
または貨幣のうちいずれか一方あるいは両者を受入れる
受入部を有する遊技用装置であって、 前記記録媒体に記録されている情報または貨幣から読
取り得る情報のうちいずれか一方の情報あるいは両情報
を読取る情報読取手段と、 該情報読取手段により読取った情報の適否を判定する
判定手段と、 少なくとも前記判定手段による不適判定の原因を報知
する原因報知手段とを含み、 所定の中断操作により前記遊技機の遊技が中断した中
断中の状態となるとともに、遊技者に中断時排出記録媒
体が排出され、 前記判定手段は、前記中断中に前記情報手段による情
報の読取がなされた場合に、当該読取情報が前記中断時
排出記録媒体に相当するものか否かを判定し、 前記原因報知手段は、前記判定手段による前記中断時
排出記録媒体に相当する旨の判定がなされなかった場合
に、前記中断中である旨の報知を行なうことを特徴とす
る。
[作用] 本発明によれば、情報読取手段の働きにより記録媒体
に記録されている情報または貨幣から読取り得る情報の
うちいずれか一方の情報あるいは両情報が読取られる。
判定手段の働きにより、前記情報読取手段により読取ら
れた情報の適否が判定される。原因報知手段の働きによ
り、少なくとも前記判定手段による不適判定の原因が報
知される。そして、所定の中断操作により前記遊技機の
遊技が中断した中断中の状態となるとともに、遊技者に
中断時排出記録媒体が排出される。また、前記判定手段
により、前記中断中に前記情報読取手段による情報の読
取がなされた場合に、当該読取情報が前記中断時排出記
録媒体に相当するものか否かの判定がなされ、その判定
手段による前記中断時排出記録媒体に相当する旨の判定
がなされなかった場合に、前記原因報知手段により、前
記中断中である旨の報知が行なわれる。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本実施例は遊技機の一例であるパチンコ遊技
機について説明するが、本発明はこれに限らず、コイン
遊技機やスロットマシンあるいはアレンジボールや雀球
さらにはおもちゃ等、記録媒体または貨幣のうちいずれ
か一方あるいは両者により遊技が可能な遊技機すべてを
含む。
第1図は、本発明に係る遊技機の一例であるパチンコ
遊技機10を示す全体正面図である。
パチンコ遊技機10の前面枠12には、遊技盤40が配設さ
れ、その遊技盤40によって遊技領域42が形成されてい
る。また、パチンコ遊技機10の下方右隅には、操作ハン
ドル22が設けられており、この操作ハンドル22の操作に
よって打球発射装置54が作動し、パチンコ玉を順次前記
遊技領域42内に打込むよう構成されている。
前記遊技領域42内には、1対の開閉翼片44a,44bが設
けられた可変入賞球装置43がその中央位置に設けられて
いる。また、遊技領域42の下方位置には、始動通過口の
一例である始動入賞口48a,48b,48cが形成されている。
さらに、遊技領域42には、チューリップ式の入賞装置47
a,47bや、通常の通過口の一例である入賞口45,46a,46b
が設けられている。なお、前記可変入賞球装置43および
入賞装置47a,47bは、上方から進入したパチンコ玉がそ
のまま通過して下方から遊技盤に排出される玉通過装置
であってもよい。
前記操作ハンドル22の操作に応答して、前記打球発射
装置54の打球杆58が間欠揺動されることにより、その打
球杆58によってパチンコ玉が弾発され、打球誘導レール
41aと遊技領域形成レール41bとの間を通って発射玉が遊
技領域42内に進入する。この遊技領域42内に進入する直
前に、発射玉が発射玉検出器64により検出される。図
中、56は打玉供給機構であり、打玉待機樋70内にあるパ
チンコ玉を打球杆58による打球発射位置にまで供給する
ためのものである。
次に、前記打球杆58による弾発力が弱すぎた場合に
は、パチンコ玉が遊技領域42内に到達することなくその
まま逆方向に転がって元の位置に戻ろうとするのであ
り、その元の位置に戻ろうとするパチンコ玉すなわちフ
ァール玉がファール玉通路66に落入し打玉待機樋70に戻
される。なお、本実施例では、遊技領域42内に実際に進
入する発射玉すなわち有効発射玉を、前記遊技領域形成
レール41bの終端位置に設けた発射玉検出器64により検
出するよう構成したが、本発明はこれに限らず、発射玉
検出器をたとえば打球発射位置近傍の打球発射下手側に
設け、かつ、前記ファール玉通路66にファール玉を検出
するファール玉検出器を設け、発射玉検出器の検出出力
からファール玉検出器の検出出力を減算した値により、
実際に遊技領域42内に進入した有効発射玉を算出するよ
うに構成してもよい。
前記遊技領域42に打込まれた有効発射玉が、前記始動
入賞口48a,48b,48cのいずれかに入賞することにより、
開閉翼片44a,44bが所定回数(たとえば1回または2
回)開閉するように制御され、その間にパチンコ玉が可
変入賞球装置43内に入賞できるよう構成している。な
お、図中49はアウト口であり、遊技領域42に打込まれた
パチンコ玉がいずれかの入賞口あるいは入賞球装置等に
も入賞されることなく落下した場合にその落下したアウ
ト玉を回収するためのものである。
パチンコ遊技機10の下方に設けられている前面装飾板
20には、その左隅に受入部としての記録媒体挿入口の一
例であるカード挿入・排出口27が形成されており、記録
媒体の一例である磁気カード102(第4図参照)が挿入
・排出可能に構成されている。この磁気カード102に
は、後述するように、遊技者の持玉数が特定できる持玉
数特定情報が記録されており、その持玉数特定情報から
直接あるいは間接的に導き出される(本実施例では直接
導き出される)持玉数データに対応する数だけのパチン
コ玉によりパチンコ遊技が可能となる。さらに、カード
挿入・排出口27の右方には、遊技を終了させるための遊
技終了ボタン28および遊技が可能な状態を表示するため
の遊技可表示器29,遊技を中断させるための遊技中断操
作手段の一例である遊技中断ボタン30,遊技中断ボタン3
0の操作に基づいて遊技が中断していることを表示する
ための遊技中断表示器31さらには、カード挿入・排出口
27から挿入された磁気カードの適否を判定しその結果を
表示するための表示手段の一例であるエラー原因表示器
32が設けられている。また、前面装飾板20の裏面側に
は、可変入賞球装置43が連続開閉するいわゆる大当り状
態の発生に伴って効果音を発生させたり、挿入された磁
気カードが不適である旨の原因を音声により報知したり
する音声報知手段の一例であるスピーカ51が設けられて
いる。
前面枠12の左部分には、受入部の一例の硬貨投入口33
と、その硬貨投入口33から投入された硬貨を処理するた
めの硬貨処理部35および所定の場合に投入硬貨を返却す
るための硬貨返却口34さらには投入硬貨を収容するため
の硬貨収容部36が設けられている。さらに、前記硬貨投
入口33等の下方位置には、受入部の一例の紙幣挿入・返
却口37が形成されており、この紙幣挿入・返却口37から
挿入された紙幣を処理するための紙幣処理部38さらには
挿入された紙幣を収容するための紙幣収容部39が設けら
れている。前記貨幣投入口33と紙幣挿入・返却口37とに
より貨幣投入口が構成されている。なお、前記硬貨収容
部36および紙幣収容部39に収容された硬貨や紙幣を遊技
場の所定位置に自動的に回収できるよう構成してもよ
い。
図中、26,50は遊技効果ランプであり、大当り状態等
のときに点灯または点滅し、遊技効果を向上させるため
のものである。52は持玉数データ表示器であり、遊技の
過程で刻々変化する遊技者の持玉数データを表示し遊技
者に知らしめるためのものである。この持玉数データ表
示器52の設置場所は、遊技盤40に限らず、前面枠12ある
いは幕板等の遊技機近傍の遊技機外部であってもよい。
14は扉保持枠であり、ガラス扉枠16および前面板18を保
持するためのものであり、材質は金属に限らずプラスチ
ックでもよい。また、図中、24は打球モータ停止スイッ
チであり、押圧操作することにより打球モータを一時的
に停止しパチンコ玉の弾発発射を停止させるためのもの
である。また、11は機枠であり、68は打込玉排出口であ
り、後述する打込玉排出連絡口77(第2図参照)からの
パチンコ玉が打玉待機樋70内に排出されるためのもので
ある。
第2図はパチンコ遊技機10の一部内部構造を示す全体
背面図である。
パチンコ遊技機10の機枠11には、前面枠12が開閉自在
および着脱自在に取付けられている。この前面枠12には
遊技盤取付枠80が設けられてあり、この遊技盤取付枠80
に対し、遊技盤40が遊技盤固定部材82により着脱自在に
取付けられている。つまり、この遊技盤固定部材82は図
示矢印で示すように回動可能に構成されており、この遊
技盤固定部材82を回動させることにより遊技盤40を遊技
盤取付枠80から取り外し可能に構成している。このよう
に、遊技盤40のみを取替え可能に構成することにより、
遊技場でのパチンコ遊技機10の入替え時のコストを削減
し得る利点がある。
遊技盤裏面側には、1組の入賞玉集合カバー体90a,90
bが配設されており、お互いに分割可能な構成とし、パ
チンコ遊技機10の機種に応じて一方の入賞玉集合カバー
体のみを取替えて他の入賞玉集合カバー体で構成して多
くの機種に対処できるようにしている。この入賞玉集合
カバー体90a,90bにより、遊技盤40に形成されている各
種の入賞口46a,46b,45さらには可変入賞球装置内に形成
されている特定入賞口(Vポケット)84あるいは通常入
賞口86a,86bに入賞したパチンコ玉が所定の径路に導か
れて集合されるよう構成されている。さらに、この入賞
玉集合カバー体90a,90bには、中継端子基板92や各種の
検出器94,96等が取付けられている。なお、88a,88bは、
可変入賞球装置43の開閉翼片44a,44bを駆動するための
ソレノイドであり、可変入賞球装置43の裏側に取付けら
れている。
図中、72は入賞玉集合樋であり、前記入賞玉集合カバ
ー体90a,90bによって集合された入賞玉および始動入賞
口48a,48b,48c(第1図参照)に入賞した入賞玉さらに
は入賞装置47a,47bから入賞したパチンコ玉を集合させ
て入賞玉・アウト玉合流樋76に導くものである。この入
賞玉集合樋72によって集合された入賞玉は入賞玉検出器
73により検出されその検出出力が後述する遊技制御に用
いられる。本実施例では入賞玉集合樋72によって集合し
たすべての入賞玉を1つの入賞玉検出器73により検出す
るよう構成したが、本発明はこれに限らず、各入賞口ご
とに設けてもよく、さらには、前記それぞれの入賞口を
ブロック毎に区切りそのブロック毎に入賞玉検出器を設
け、それぞれの入賞玉検出器の検出出力を加算してその
合計により入賞玉の個数を算出するよう構成してもよ
い。入賞玉検出器をブロック毎に設けた場合には、賞品
玉として遊技者の持玉数データに加算される数値をその
ブロック毎に異なるせることも可能である。前記入賞玉
・アウト玉合流樋76には、アウト口49に落入したアウト
玉がアウト玉樋74を通ってアウト玉検出器75により検出
された後に落入して入賞玉とアウト玉が合流するよう構
成されている。そして、この入賞玉とアウト玉が合流し
た打込玉が打込玉排出連絡口77を通って前記打込玉排出
口68から打玉待機樋70内に排出されるよう構成されてい
る(第1図参照)。このように、本実施例では、打球発
射装置54によって打込まれたパチンコ玉が機外に排出さ
れることなくすべて遊技機内部を巡回し再び打球待機樋
70に戻ってくるよう構成されたいわゆる封入玉方式の弾
球遊技機を示したが、本発明はこれに限らず、打込玉を
磨いて打玉として補給する方式の弾球遊技機であっても
よい。
パチンコ玉を遊技領域に打込むための打球発射装置54
は、打球モータ62とその打球モータ62によって間欠揺動
される打球杆58とその打球杆58の間欠揺動に連動して昇
降する連動昇降体60とにより構成されている。この連動
昇降体60は、打玉供給機構56(第1図参照)を作動させ
てパチンコ玉を打球発射位置に1つずつ供給するための
ものである。
前記可変入賞球装置43(第1図参照)内には、特定通
過口の一例である特定入賞口(Vポケット)84および通
常通過口の一例である通常入賞口86a,86bが形成されて
おり、特定入賞口84内に入賞したパチンコ玉が特定入賞
玉検出器94により検出され、前記開閉翼片44a,44b(第
1図参照)を連続開閉させる大当り制御が行なわれる。
この大当り制御における開閉翼片44a,44bの開閉は、所
定回数(たとえば18回)に達するかまたは可変入賞球装
置内へのパチンコ玉の入賞個数が所定個数(たとえば10
個)に達するかのいずれかの条件が成立した時点で終了
する。なお、可変入賞球装置43内に入賞したパチンコ玉
は、10カウント検出器96により検出され、可変入賞球装
置内に入賞したパチンコ玉が所定個数(たとえば10個)
に達したことが検出される。また、始動入賞口48a,48b,
48c(第1図参照)に入賞したパチンコ玉が始動入賞玉
検出器98a,98b,98cによって検出されるように構成され
ている。この始動入賞玉検出器98a,98b,98cの検出出力
に基づいて、可変入賞球装置が所定回数(たとえば1回
または2回)開閉される。
遊技盤裏面にはさらに制御基板ボックス78が取付けら
れており、前記各入賞玉検出器からの信号を受けて、前
記大当り制御等の遊技制御を行なうよう構成されてい
る。
前面枠12の裏面側には記録媒体処理装置の一例である
カード処理装置100が設けられている。このカード処理
装置100は、前記カード挿入・排出口28(第1図参照)
から挿入されたカードを収容するためのカード収容箱13
6と、そのカード収容箱136を取出してカードを収集する
ための取手136aと、制御部(マイクロコンピュータ)13
8とから構成されている。
図中、35は硬貨処理部、36は硬貨収容部、38は紙幣処
理部、39は紙幣収容部、50は遊技効果ランプである。
なお、入賞口や入賞球装置に代えて落入した玉を再び
遊技盤に排出する通過口や玉通過装置にした場合には、
前記入賞玉集合カバー体90a,90bが不要となる。
第3図は第2図における3−3断面図である。
パチンコ遊技機10の前面枠12の表面側には、硬貨投入
口33,硬貨返却口34および紙幣挿入・返却口37が形成さ
れている。なお、図中、16はガラス扉枠,18は前面板、2
0は前面装飾板、22は操作ハンドル,27はカード挿入・排
出口である。
前記硬貨投入口33の裏面側には、硬貨処理部35が設け
られており、前記硬貨投入口33から投入された硬貨の真
偽を判定するための硬貨の大きさや形状や重さ等を検出
するよう構成されている。その硬貨処理部35の下方には
硬貨収納部36が設けられており、前記硬貨投入口33から
投入された硬貨を収納し得るよう構成されている。前記
紙幣挿入・返却口37の裏面側には、紙幣処理部38が設け
られており、紙幣挿入・返却口37から挿入された紙幣の
真偽を判定するために紙幣に付されている模様等を検出
するよう構成されている。つまり、この硬貨処理部35と
紙幣処理部38とは、貨幣から読取り得る情報を読取る情
報読取手段を内蔵する。さらにこの硬貨処理部35と紙幣
処理部38は、投入された硬貨や紙幣の額を検出する機能
も有する。この紙幣処理部38の下方に紙幣収納部39が設
けられており、前記紙幣挿入・返却口37から挿入された
紙幣を収納し得るよう構成されている。
図中、100はカード処理装置であり、磁気カードを搬
送するための第1の搬送用モータ110や第2の搬送用モ
ータ115さらには取手136aが設けられたカード収容箱136
等を含む。
図中、80は遊技盤取付枠、71は機構板、78は大当り制
御等を行なう制御基板ボックス、11は機枠である。
第4図はカード処理装置100の働きを説明するための
作用説明図である。
カード処理装100には、磁気カード102が挿入・排出さ
れるカード挿入・排出口27が形成されている。この磁気
カード102は、ほぼ長方形の扁平なプレート状の形状を
しているが、棒状等のものであってもよく形状は問わな
い。また磁気カード102には、持玉数特定情報の一例で
ある遊技者の持玉数データが記録されており、この持玉
数データは、たとえば、遊技者が遊技の前に支払った料
金に相当する貸玉の数だけ磁気カード102に記録させた
ものである。なお、また、持玉数特定情報としては、前
記遊技者の持玉数データに限らず、たとえば、遊技者を
特定できる情報であってもよく、磁気カードを通じて遊
技者が特定され、遊技場におけるホストコンピュータに
予め登録されている遊技者の持玉数データを前記磁気カ
ードからの遊技者特定情報に基づいて割出し、その割出
された持玉数データに基づいて遊技ができるよう構成し
てもよい。なお、この磁気カード102には、他に、他店
の磁気カードの使用を防止するための遊技場特定情報や
カードの真偽を判別するための暗号情報等が記録されて
いる。また、カードの種類としては、ICカードや光ディ
スクメモリを利用したカード、さらにはバーコードを印
刷したものあるいはパンチ孔を形成したもの等、種々の
ものが考えられる。カード処理装置100は前述したカー
ドの種類や形状等に合わせて適宜変更可能である。
前記カード挿入・排出口27に挿入された磁気カード10
2には、第1のカード検出器103(SW1)により検出さ
れ、その検出出力に基づいて第1の搬送用モータ110(M
1)が正転を開始し、主回転ローラ111が図示反時計方向
に回転し、搬送ベルト113によりカード102が図示左方向
に搬送される。なお、図中114は遊転自在なガイドロー
ラであり、カード102を搬送ベルト113側に押圧すること
により、カード102を確実に搬送させるためのものであ
る。前記搬送ベルト113によりカード102が搬送されてい
る途中で、読取手段の一例であるデータ読取器107でカ
ード102のデータが読取られ、そのデータは制御部(マ
イクロコンピュータ)138(第5図参照)に送られる。
そして、カード102が第2のカード検出器104(SW2)で
検出されると前記第1の搬送用モータ110(M1)が停止
し、前記第2のカード検出器104(SW2)で検出されたと
ころでカード102が一旦停止され、制御部138からの判定
結果を待つ。そして、判定の結果、カード102が適正な
ものであると判断されれば、第1の搬送用モータ110(M
1)は再び正転し、カード102がさらに図示左方向に搬送
されるとともに、第2の搬送用モータ115(M2)が正転
し、主回転ローラ116が図示反時計方向に回転して、搬
送ベルト118によりカード102が図示左方向に搬送され、
カードが第3のカード検出器105(SW3)で検出される。
すると、第1の搬送用モータ110(M1)と第2の搬送用
モータ115(M2)とがとも停止し、カード102が第3のカ
ード検出器105(SW3)で検出されたところで停止され、
そのまま保留される。なお、図中、119は前記ガイドロ
ーラ114と同様の機能を有するガイドローラである。ま
た、112および117は、遊転自在に取付けられた従回転ロ
ーラである。
磁気カード102がこの第3のカード検出器105(SW3)
の検出位置に保留されている状態で、パチンコ遊技が可
能となる。そして、遊技者がパチンコ遊技を行なって遊
技終了ボタン28(第1図参照)を押圧操作することによ
り、第2の搬送用モータ115(M2)および第1の搬送用
モータ110(M1)が逆転し、カード102が図示右方向に搬
送され、その搬送途中で、データ消去器109により持玉
数データが消去されるとともに、データ書込器108によ
り、遊技によって獲得した持玉数データが新たに書込ま
れ、カード挿入・排出口27からカード102が遊技者側に
排出される。
次に、遊技者が遊技を行なうことによって、持玉数デ
ータが零になった場合には、カード102はそのまま保留
され、貨幣の投入により、持玉数データを更新して再び
遊技を行なえるように構成されている。また、新たにカ
ードが挿入された場合には、そのカードが適正である場
合に限り、保留されていたカードに代わって新たに挿入
されたカードが第3のカード検出器105(SW3)の検出位
置に保留され、それまで保留されていたカードはカード
収容箱136内に収容される。なお、この実施例では、持
玉数データが零である場合に限らず、零でない場合すな
わち遊技中であっても、貨幣の投入または新たなカード
の挿入により持玉数データを更新可能なように構成され
ている。また、このカード収容箱136には取手136aが設
けられており、遊技場の係員が取手136aを保持してカー
ド収納箱136を取出し、そのカード収納箱136内に収納さ
れている磁気カード102を取出せるよう構成されてい
る。
なお、本実施例では、カード回収箱136により磁気カ
ードを遊技機毎に収容するよう構成したが、遊技機裏面
にベルトコンベア等を設けて設置島の端1カ所で集める
ようにしてもよい。
カード回収箱136の上方には、磁気カードをストック
しておくカードストッカー120が配設されている。この
カードストッカー120の底板122は、第1のカード排出用
ソレノイド124(SOL1)が設けられており、この第1の
カード排出用ソレノイド124(SOL1)を励磁することに
よりそのプランジャ126が吸引されて前記底板122が降下
し、第1のカード排出用ソレノイド124(SOL1)の励磁
を解除することにより図示しない復帰ばねの働きにより
プランジャ126が伸張されて底板122が上昇するよう構成
されている。この底板122の底面には、第4のカード検
出器106(SW4)が設けられており、カードストッカー12
0内にカードがストックされているか否かが検出され
る。
カードストッカー120の図示左側には、第2のカード
排出用ソレノイド128(SOL2)が設けられており、前記
第1のカード排出用ソレノイド124(SOL1)を励磁制御
して底板122を所定位置にまで降下させた状態で、第2
のカード排出用ソレノイド128(SOL2)を励磁すること
により、プランジャ130が吸引されてカード押出レバー1
32の先端が通孔134から図示右方向に挿入されて底板122
上のカード102を1枚搬送ベルト118上に押出すよう構成
されている。そして、第2のカード排出用ソレノイド12
8(SOL2)の励磁を解除することにより、図示しない復
帰ばねの働きによりプランジャ130が伸張されて通孔134
からカードストッカー120内に挿入されていたカード押
出レバー132の先端がカードストッカー120内から退避
し、図示一点鎖線で示す位置に復帰する。これら第1の
カード排出用ソレノイド124(SLO1)や第2のカード排
出用ソレノイド128(SOL2)等は、後述する制御部(マ
イクロコンピュータ)138により制御される。
なお、本発明では、カード102を、搬送することなく
挿入された位置でロックするようにしてもよく、その場
合には、ロックされた位置が前記カードを保留すべき所
定位置となる。
第5A図,第5B図ならびに第5C図は、前記エラー原因表
示器32のそれぞれの具体例を示した図である。
挿入された磁気カードの使用期限が切れている場合に
は、たとえば第5A図においては、液晶表示器LCD)140に
より、「キゲンガキレテイマス」と表示させる。また第
5B図に示すエラー原因表示器では、ランプとかLED等か
らなる照明手段142が備えられている複数種類の表示部
(図面では5種類)を備え、所定の表示部の照明手段14
2を点灯することによりその表示部に予め記載されてい
る表示、すなわち、「このカードは有効期限が切れてい
ます」等の表示を行なう。
さらに、第5C図に示すものは、ランプやLEDからなる
発光手段144を複数(図面では5個)設け、それぞれの
発光手段に対応する位置に複数種類のエラー原因を表わ
す記載を設け、挿入された磁気カードの有効期限が切れ
ている場合には、「このカードは有効期限が切れていま
す」の記載に対応する位置の発光手段144(図面では黒
く塗りつぶしたもの)を点灯させる。
以上、エラー原因を表示する表示手段として3種類の
ものを示したが、この他に考えられるものとして、1個
または複数のセグメント表示器で数字・記号等を表示さ
せ、その表示の意味するエラー原因を説明する表を遊技
者の視認できる箇所に掲示するものがあり、また、表示
機構としては前記3種類以外のものにいわゆるリーフ式
のものが考えられる。すなわち、本発明においては、エ
ラー原因を表示する表示手段としては、何らかの方法で
遊技者がエラー原因を認識できるものであればすべて含
まれる。
第6図は、遊技制御手段の一例である制御部(マイク
ロコンピュータ)138およびその制御部138に接続される
各種機器から成る制御回路を示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としての制御部(マイクロコン
ピュータ)138を含む。制御部138は、以下に述べるよう
なパチンコ遊技機10の動作を制御する機能を有する。制
御部138は、たとえば数チップのLSIで構成されており、
その中には、制御動作を所定の手順で実行することので
きるMPU151とMPU151の動作プログラムを格納するROM152
と、必要なデータの書込み、読出しができるRAM153とが
含まれている。さらに、MPU151と外部回路との信号の整
合性をとるための入出力回路154と、電源投入時にMPU15
1にリセットパルスを与えるパワーオンリセット回路155
と、MPU151にクロック信号を与えるクロック発生回路15
6と、クロック発生回路156からのクロック信号を分周し
て割込パルスを定期的にMPU151に与えるパルス分周回路
(割込パルス発生回路)157と、MPU151からのアドレス
データをデコードするアドレスデコード回路158とを含
む。
MPU151はパルス分周回路157から定期的に与えられる
割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行す
ることが可能となる。また、アドレスデコード回路158
はMPU151からのアドレスデータをデコードし、ROM152,R
AM153,入出力回路154にそれぞれチップセレクト信号を
与える。
この実施例では、ROM152は、その内容の書き換え、す
なわち、必要が生じた場合にはその中に格納されたMPU1
51のためのプログラムを変換することができるように、
プログラマブルROM152が用いられている。そして、MPU1
51は、ROM152内に格納されたプログラムに従って、か
つ、以下に述べる各制御信号の入力に応答して、前述し
た搬送用モータ110,115等に対し制御信号を与える。
まず、硬貨処理部35から、硬貨の真偽および金額を判
定するために必要な検出データが制御部138に与えられ
る。制御部138では、その検出データに基づいて硬貨の
真偽を判定し、その判定結果を硬貨処理部35に与え、適
正な硬貨の場合はその硬貨を硬貨収容部36(第1図参
照)に収容させ、不適性な硬貨の場合には硬貨返却口34
(第1図参照)から返却させるよう制御する。次に、紙
幣処理部38から、紙幣の真偽および金額を判定するため
の検出データが制御部138に与えられる。制御部138では
この検出データに基づいて真偽を判定し、その判定結果
を紙幣処理部38に与え、適正な紙幣である場合には紙幣
収容部39(第1図参照)に収容させ、不適性な紙幣であ
る場合にはその紙幣挿入・返却口37(第1図参照)から
その紙幣を返却させる。なお、硬貨処理部35または紙幣
処理部38により制御部138の助けを借りることなく独立
して前記真偽の判定を行なうよう構成してもよい。
制御部138には、第1ないし第4のカード検出器103
(SW1)〜106(SW4)からの検出信号がカード検出回路1
59を介して与えられる。データ読取器107からの読取デ
ータ信号がデータ読取書込回路162を介して制御部138に
与えられる。遊技者の遊技終了ボタン28(第1図参照)
の押圧操作により、遊技終了スイッチ28′がON操作さ
れ、その信号が遊技終了スイッチ回路163を介して制御
部138に与えられる。遊技者の遊技中断ボタン30(第1
図参照)の押圧操作により、遊技中断操作検出手段の一
例である遊技中断スイッチ30′がON操作され、その信号
が遊技中断スイッチ回路164を介して制御部138に与えら
れる。発射玉検出器64からの発射玉検出信号が発射玉検
出回路165を介して制御部138に与えられる。入賞玉検出
器73からの検出信号が入賞玉検出回路166を介して制御
部138に与えられる。また、アウト玉検出器75からの検
出信号がアウト玉検出回路167を介して制御部138に与え
られる。
次に、制御部138は以下の機器に制御信号を与える。
まず、モータ回路160を介して第1,第2の搬送用モー
タ110(M1),115(M2)に搬送用モータ駆動制御信号を
与える。ソレノイド回路161を介して第1,第2のソレノ
イド124(SOL1),128(SLO2)にソレノイド駆動用制御
信号を与える。また、データ読取書込回路162を介して
データ書込器108にデータ書込用信号を与えるととも
に、データ消去器109にデータ消去のための制御信号を
与える。このデータ読取書込回路162と制御部138また
は、前記硬貨処理部35,紙幣処理部38と制御部138によ
り、前記情報読取手段により読取った情報の適否を判定
する判定手段が構成されている。次に、モータ回路168
を介して打球モータ62に打球モータ駆動用制御信号を与
える。ランプ回路169を介して、遊技可表示器29および
遊技中断表示器31にそれぞれ表示制御信号を与える。LC
D回路170を介してエラー原因表示器32に表示制御信号を
与える。さらに、デジタル表示駆動回路171を介して持
玉数データ表示器52に持玉数データ表示用制御信号を与
える。なお、前記構成の各回路には、電源回路172から
所定の直流電流が供給される。
第7A図ないし第7D図は、第6図に示した制御回路の動
作を説明するためのフローチャートである。
まず、第7A図において、ステップS1により第1のカー
ド検出器SW1がONになったか否かの判断がなされる。遊
技者が磁気カード102をカード挿入・排出口に挿入して
いない場合にはステップS1によりNOの判断がなされ、ス
テップS2に進み貨幣の投入があるか否かの判断がなされ
る。そして、遊技者が硬貨または紙幣を硬貨投入口33ま
たは紙幣挿入・排出口37に挿入していない場合にはステ
ップS2によりNOの判断がなされて再び前記ステップS1に
戻るDOループが形成されている。そして、遊技者が硬貨
または紙幣を投入すれば、硬貨処理部35または紙幣処理
部38からの検出出力に基づいて前記ステップS2によりYE
Sの判断がなされ、ステップS3に進む。ステップS3で
は、遊技中断中か否かの判断がなされる。遊技者が遊技
中断ボタン30(第1図参照)を押圧操作していない段階
ではステップS3によりNOの判断がなされてステップS4に
進み、第4のカード検出器106(SW4)または第3のカー
ド検出器105(SW3)(第4図参照)がONになっているか
否かの判断がなされる。そして、この第4または第3の
カード検出器のいずれもONになっていない場合にはステ
ップS4によりNOの判断がなされてステップS7に進み、投
入された貨幣が返却されてステップS1に戻る。つまり、
カード挿入・返却口27から挿入された磁気カード102が
第3のカード検出器105(SW3)で検出される所定位置
(第4図参照)になく、かつ、カードストッカー120内
のカード102も全くなくなっている場合にのみステップS
4によりNOの判断がなされるのであり、このような場合
には遊技終了時に遊技者に放出する磁気カードあるいは
遊技中断時に放出される後述する遊技機特定物体の一例
としての磁気カード102が存在しないために、そのよう
な場合には貨幣の投入による遊技を禁止するよう制御さ
れているのである。次に、第4または第3のカード検出
器のいずれかがONの場合にはステップS4によりYESの判
断がなされてステップS5に進み、投入された貨幣が正規
の適正な貨幣か否かの判断がなされ、不適正のものであ
ればステップS7に進みその不適正な貨幣を返却し、適正
なものであると判断された場合にはステップS6に進み、
投入額に応じた持玉数を持玉数データに加算する処理が
なされて第7B図に示すステップS28に進む。
次に、遊技者がカード挿入・排出口27から磁気カード
を挿入した場合には、第1のカード検出器SW1がONに切
換わるため、ステップS1でYESの判断がなされてステッ
プS8に進み、第1の搬送用モータM1を正転させてカード
を第4図における図示左方向に搬送させ、ステップS9に
より磁気カードに記録されているデータをデータ読取器
107(第4図参照)により読取らせ、ステップS10に進
み、第2のカード検出器SW2がONになったか否かの判断
がなされ、未だにONになっていないすなわちカードが第
2のカード検出器104(SW2)で検出される位置(第4図
参照)にまで搬送されていない場合には前記ステップS8
に戻り、ステップS8およびステップS9の処理が続行され
る。そしてカードが第2のカード検出器104(SW2)で検
出される位置にまで搬送された場合にはステップS10に
よりYESの判断がなされて、ステップS11に進み第1の搬
送用モータM1が停止されて、これによりカード102が第
2のカード検出器104(SW2)の位置で一旦停止される
(第4図参照)。次に、ステップS12に進み、遊技中断
中か否かの判断がなされる。遊技者が遊技中断ボタン30
(第1図参照)を押圧操作していない段階ではステップ
S12によりNOの判断がなされてステップS18に進み、前記
ステップS9で読取ったカードデータに基づいて、そのカ
ードがこの遊技場で使用できるカードであるか否かまた
は偽造カードでないか否かあるいはカードの使用期限が
切れていないか否か等の判断がなされ、そして適正なも
のであるとの判断がなされた場合にはステップS19に進
み、第1,第2の搬送用モータM1,M2をともに正転させ、
カード102を第4図における左方向に搬送する。そし
て、ステップS20により第3のカード検出器SW3がOFFか
らONに切換わったか否かの判断がなされ、未だに切換わ
っていないと判断された場合はステップS19に再び戻
る。これにより、第4図に示す第3のカード検出器105
(SW3)の位置までカード102が搬送される間中ステップ
S19により第1,第2の搬送用モータM1,M2が正転され続け
るのであり、カードが第3のカード検出器105(SW3)の
位置までは搬送されて第3のカード検出器105(SW3)が
ONに切換われば、ステップS20によりYESの判断がなされ
て次のステップS21に進む。ステップS21では、第1,第2
の搬送用モータM1,M2がともに停止されてカードが第3
のカード検出器105(SW3)の位置で保留される。次にス
テップS22に進み、カードから読取った持玉数を弾球遊
技機の持玉数データに加算する処理がなされる。なお、
最初の遊技の場合には、弾球遊技機に記憶されている持
玉数データは0であるため、カードから読取った持玉数
がそのまま弾球遊技機の持玉数データになる。次に、ス
テップS23に進み、持玉数データが0であるか否かの判
断がなされ、0である場合にはステップS27に進み、エ
ラー原因表示器32(第1図および第5A図〜第5C図参照)
により不適原因(エラー原因)を表示させてステップS1
に戻る。また、持玉数データが0でない場合にはステッ
プS23によりNOの判断がなされてステップS28に進む。
前記ステップS18により、読取ったカードデータが適
正でないものと判断された場合にはステップS24に進
み、第1の搬送用モータM1を逆転させ、ステップS25に
より第1のカード検出器SW1がONからOFFに切換わったか
否かの判断がなされ、切換わるまでステップS24による
処理が続行される。そして、カード挿入・排出口27から
磁気カード102が一部突出する状態まで搬送されること
により第1のカード検出器SW1がONからOFFに切換わるの
であり、その状態でステップS25によりYESの判断がなさ
れてステップS26に進み、第1の搬送用モータM1が停止
される。そして、ステップS27に進み、エラー原因表示
器により不適原因を表示させた後にステップS1に戻る。
すなわち、前記ステップS18により挿入されたカードが
適正なものであると判断された場合にのみステップS28
に進むことが許容され、遊技可能状態となるのである。
次に、遊技者により遊技中断ボタン30(第1図参照)
が押圧操作されている場合について説明する。この場合
には後述する第7D図に示すように、所定の中断データが
書込まれた磁気カードが遊技者側に放出されるのであ
り、遊技者はその中断データの書込まれた磁気カードを
遊技機から持ち出して電話や車の移動等の急用を済ませ
た後に再び遊技機に戻ってその磁気カードをカード挿入
・排出口27に挿入する。すると、前述したようなステッ
プS1,ステップS8ないしステップS11の処理がなされた後
にステップS12に進み、遊技中断中か否かの判断がなさ
れるのである。そして、既に遊技中断ボタン30が押圧操
作されてONでロックされているためにステップS12ではY
ESの判断がなされてステップS13に進む。ステップS13で
は、前記ステップS9によって読取られた中断データが適
正なものか否かの判断がなされ、適正でないと判断され
た場合には前記ステップS24に進み、磁気カードを遊技
者側に返却するとともに不適原因を表示させる処理がな
されるのである。また、中断データが適正なものである
と判断された場合にはステップS14に進み、第1,第2の
搬送用モータM1,M2を正転させて磁気カードを第4図に
おける図示左方向に搬送させ、ステップS15により第3
のカード検出器SW3がOFFからONに切換わったか否かの判
断がなされ、第3のカード検出器SW3がOFFからONに切換
わりカードが第3のカード検出器の位置にまで搬送され
た段階でステップS16に進み、前記第1,第2の搬送用モ
ータM1,M2を停止させてカードを第3のカード検出器SW3
の位置で停止させ、ステップS17によりランプL2を消灯
させて遊技中断表示器31(第1図参照)の中断中である
旨の表示を解消させ、ステップS28に進む。なお、ステ
ップS13によりYESの判断がなされる場合には、前記ON状
態でロックされていた遊技中断ボタン30がOFF状態に切
換えられる。前記ステップS1およびステップS8ないしス
テップS17ならびにステップS28により、前記遊技機特定
物体が前記中断操作された遊技機に返還されたことに基
づいて遊技中断状態を解除する遊技中断解除手段が構成
されている。
本実施例では、ステップS26に示すように、エラー判
定を受けた記録媒体を遊技者に返却するよう制御されて
いたが、本発明はこれに限らず、遊技機内の所定位置に
保留させるよう制御してもよい。さらに、ステップS27
によりエラー原因(不適原因)を例外なくエラー原因表
示器32により表示させているが、セキュリティデータの
エラー等、エラー原因を遊技者に知らせない方が適当な
ものについては遊技者に知らせずに、遊技機裏面等にお
いて表示させるようにして店員のみが知り得るようにし
てもよい。さらに、このエラー原因の表示は、挿入され
た記録媒体に基づいたエラー原因の表示ばかりでなく、
投入された貨幣が返却される場合にその原因を表示させ
るよう制御してもよい。また、エラー原因表示器32によ
る表示内容としては、エラー原因(不適原因)ばかりで
なく、不適原因がなかった場合に「イラッシャイマセ」
等の表示や遊技中における遊技状態の表示等を行なって
もよい。
この第7A図で示したように、本実施例の弾球遊技機は
貨幣および記録媒体のいずれでも遊技が可能になるよう
構成されているが、本発明はこれに限らず、貨幣のみで
遊技が可能なもの,記録媒体のみで遊技が可能なものあ
るいは、ゲーム開始は記録媒体のみで遊技が可能とな
り、その後の遊技の継続においては貨幣の投入で可能と
なるよう構成されたものであってもよい。
次に、第7B図に示すステップS28では、打球モータ電
源がONに制御されてパチンコ玉の弾発発射が可能な状態
となり、ステップS29に進みランプL1は点灯されて遊技
可表示器29(第1図参照)により遊技が可能な状態であ
る旨の表示が行なわれる。次にステップS30に進み、発
射玉検出器がONになったか否かの判断がなされ、未だに
ONになっていないと判断された場合はステップS32に進
み、入賞玉検出器がONになったか否かの判断がなされ、
未だにONになっていないと判断された場合はステップS3
3に進み、アウト玉検出器がONになったか否かの判断が
なされ、未だにONになっていないと判断された場合はス
テップS34に進み有効な貨幣の投入または有効なカード
の挿入があったか否かの判断がなされる。このステップ
S34によりNOの判断がなされた場合にはステップS41に進
むが、YESの判断がなされた場合にはステップS40に進
み、貨幣の投入額またはカードに応じた持玉数を持玉数
データに加算する処理がなされた後にステップS41に進
む。このステップS34およびステップS40の具体的な処理
内容は、前記第7A図に示したステップS1ないしステップ
S27の処理と同様の処理である。そして、ステップS41で
は、持玉数データが0であるか否かの判断がなされる。
遊技者の持玉数データが0でない場合にはステップS41
によりNOの判断がなされてステップS42に進み、(入賞
玉カウンタの値×n)−(打込玉カウンタの値)≧mの
判断がなされる。このmは、打止設定数であり、たとえ
ば3000,4000程度の数字である。(入賞玉カウンタの値
×n)−(打込玉カウンタの値)がm未満であれは、未
だに打止とはならずステップS42によりNOの判断がなさ
れてステップS43に進み、遊技終了スイッチがONになっ
ているか否かの判断がなされ、遊技者が遊技終了ボタン
28(第1図参照)を押圧操作していなければNOの判断が
なされてステップS44に進み、遊技中断スイッチがONに
なっているか否かの判断がなされる。遊技者が遊技中断
ボタン30(第1図参照)を押圧操作していればステップ
S44によりYESの判断がなされてステップS51に進むが、
押圧操作していなければNOの判断がなされて再び前記ス
テップS28に戻る。前記ステップS43およびステップS44
で説明した遊技終了スイッチおよび遊技中断スイッチ
は、それぞれ、遊技終了ボタンおよび遊技中断ボタンが
押圧操作されることによりON状態でロックされる構成の
スイッチである。
次に、パチンコ玉が弾発発射されて発射玉検出器がON
になれば、ステップS30によりYESの判断がなされてステ
ップS35に進み、持玉数データを1ディクリメントする
とともにステップS36により発射玉カウンタを1インク
リメントする処理がなされてステップS41に進む。
そして遊技領域に打込まれたパチンコ玉が入賞すれば
入賞玉検出器がONになり、ステップS32によりYESの判断
がなされてステップS37に進み、持玉数データにn加算
される処理がなされる。このnはパチンコ玉の入賞に伴
って付与される賞品玉数に相当する数でありたとえば13
等予め定められている数である。次にステップS38に進
み、入賞玉カウンタを1インクリメントする処理がなさ
れ、ステップS39に進み、打込玉カウンタを1インクリ
メントする処理がなされてステップS41に進む。なお、
持玉数データに対る加算条件としては、パチンコ玉の入
賞代えてまたはそれに加えて、たとえば特定遊技状態の
成立を選んでもよく、特定遊技状態になったことに基づ
いて所定数を加算するよう制御してもよい。また、上記
ステップS38およびステップS39における入賞玉カウンタ
と打込玉カウンタとの値は後述するステップS42により
打止が成立したか否かの判断に用いられる。
次に、遊技領域に打込まれたパチンコ玉がアウト口に
落入すれば、アウト玉検出器により検出され前記ステッ
プS33によりYESの判断がなされてステップS39に進み、
打込玉カウンタを1インクリメントした後にステップ41
に進む。つまり、ステップS39による打込玉カウンタを
1インクリメントする処理は、入賞玉検出器がONになっ
た場合とアウト玉検出器がONになった場合との両方の場
合になされるのであり、これにより、入賞玉とアウト玉
とを寄せ集めた打込玉の個数が打込玉カウンタにより計
数される。なお、本実施例のように入賞玉とアウト玉の
和をカウントすることに代えて、たとえば第2図に示す
入賞玉・アウト玉合流樋76に打込玉検出器を設け、その
打込玉検出器がONされる毎に打込玉カウンタを1インク
リメントするように制御してもよい。
次に、(入賞玉カウンタの値×n)−(打込玉カウン
タの値)がm以上となり打止が成立した場合にはステッ
プS42によりYESの判断がなされてステップS48に進む。
また、遊技者が遊技終了ボタン28(第1図参照)を押圧
操作して遊技終了スイッチがONに切換わった場合にはス
テップS43によりYESの判断がなされてステップS48に進
む。ステップS48では打球モータの電源がOFFに制御され
て遊技不能状態となり、ステップ49に進み、ランプL1が
消灯されて遊技可表示器29(第1図参照)が消灯され
る。次にステップS50に進み、発射玉カウンタと打込玉
カウンタとの両値が等しいか否かの判断がなされる。こ
のステップS50による判断は、打止の成立あるいは遊技
終了ボタンの押圧操作により打球モータの電源がOFFに
制御され後に、遊技領域に残存する残留玉のすべてが遊
技結果が確定したか否かを判断するものであり、前記残
留玉による入賞に伴う遊技価値の付与を行なわんとする
ためのものでるある。つまり、前記遊技領域に残留玉が
存在する限りは、発射玉カウンタの値の方が打込玉カウ
ンタの値よりも大きくなるはずであり、その結果ステッ
プS50によりNOの判断がなされるのである。そして、ス
テップS50によりNOの判断がなされた場合にはステップS
32に再び戻り、前記残留玉による入賞があったか否かの
判断が行なわれるのである。その結果前記残留玉による
入賞があった場合には、ステップS37による持玉数デー
タをn加算する処理がなされ、遊技者に不満を抱かせな
いように制御される。次に、遊技領域に存在する前記残
留玉がすべてアウト口に落入した場合にはステップS50
によりYESの判断がなされて、第7C図に示すステップS54
に進む。
次に、持玉数データが0になった場合にはステップS4
1によりYESの判断がなされてステップS45に進み、打球
モータの電源がOFFに制御されて遊技不能状態となり、
ステップS46によりランプL1が消灯されて遊技可表示器2
9の表示が消灯される。次にステップS47に進み、発射玉
カウンタと打込玉カウンタとの両値が等しいか否かの判
断がなされる。このステップS47による判断は、前記ス
テップS50と同様の趣旨のものであり、打球モータの電
源がOFFに制御された後に遊技領域に残存している残留
玉のすべてについて遊技結果が確定したか否かを判断す
るためのものである。そして、ステップS47によりNOの
判断がなされればステップS32に進み、YESの判断がなさ
れれば前記ステップS1に再び戻る。
遊技者により遊技中断ボタン30(第1図参照)が押圧
操作されれば、遊技中断スイッチがONでロックされ、ス
テップS44によりYESの判断がなされてステップS51に進
む。ステップS51では、打球モータの電源をOFFに制御し
て遊技不能状態となる。このステップS51により、前記
遊技中断操作検出手段の出力に基づいて遊技を中断して
遊技機を作動不能状態とする遊技中断手段が構成されて
いる。次にステップS52に進み、ランプL1を消灯させて
遊技可表示器(第1図参照)の表示を消灯させる。次に
ステップS53に進み、発射玉カウンタと打込玉カウンタ
との値が等しいか否かの判断がなされ、等しくない場合
には前記ステップS32に進むが、等しいと判断された場
合には第7D図に示すステップS67に進む。このステップS
53による判断は、前記ステップS50による判断と同様の
趣旨で行なわれるものであり、前記ステップS51による
打球モータの電源をOFFに制御した後に遊技領域に残存
している残留玉のすべてについて遊技結果が確定したか
否かを判断するためのものである。このステップS53に
示すように、本実施例では、中断操作がなされてから発
射玉カウンタの値=打込玉カウンタの値となるまで第7D
図に示す記録媒体の排出制御に移らないようにしたが、
中断操作から発射玉カウンタの値=打込玉カウンタの値
となるまでの間の残留玉制御が中断操作されていない通
常の遊技の最中と同様になされるように構成すれば、中
断操作から直ちに記録媒体の排出制御に移るように制御
してもよい。
遊技終了ボタンの押圧操作,打止の成立あるいは持玉
数データが0となった場合に、それぞれ発射玉カウンタ
の値と打込玉カウンタの値とが等しくなるまで待ち、両
値が等しくなって初めて第7C図に示す記録媒体の排出制
御あるいは7A図のステップS1に戻るよう制御している
が、本発明はこれに限らず、タイマを設けて、遊技終了
ボタンが押圧操作された時点,打止が成立した時点ある
いは持玉数データが0となった時点でタイマをセット
し、所定時間の経過によってそれぞれ記録媒体の排出制
御あるいはステップS1に戻るように制御し、タイマによ
る遅延時間を設けることにより前記残留玉への対処を行
なうよう構成してもよい。また、遊技終了ボタンが操作
された場合あるいは打止が成立した場合に、直ちに記録
媒体の排出制御に移るように構成してもよい。
次に、打止が成立した場合あるいは遊技終了ボタンが
押圧操作された場合に行なわれる記録媒体の排出制御を
第7C図に基づいて説明する。
まずステップS54により、第3のカード検出器SW3がON
になっているか否かの判断がなされ、カードが第3のカ
ード検出器SW3によって検出される所定位置に留保され
ていればYESの判断がなされてステップS62に進む。ま
た、カードが前記所定位置に保留されていない場合には
ステップS54によりNOの判断がなされてステップS55に進
み、第1のカード排出用ソレノイドSOL1をONに制御する
とともに、ステップS56により第2のカード排出用ソレ
ノイドSOL2をONに制御し、ステップS57に進み、第3の
カード検出器SW3がONになったか否かの判断がなされ、O
Nになるまで前記ステップS55およびステップS56の制御
が続行される。つまり、ステップS55により第1のカー
ド排出用ソレノイドSOL1がON制御されれば第4図に示す
底板122が降下され、ステップS56による第2のカード排
出用ソレノイドSOL2がON制御されることにより、第4図
に示すカード押出レバー132が図示右方向に移動されて
カードストッカー120内のカード102が搬送ベルト118上
に押出される。そして第3のカード検出器SW3がONにな
った時点でカードストッカー内のカードの排出が完了さ
れるために、ステップS58に進み、第2のカード排出用
ソレノイドSOL2をOFF制御し、ステップS59により第1,第
2の搬送用モータM1,M2を逆転させてカードを第4図に
おける図示右方向に搬送させる。そしてステップS60に
より第3のカード検出器SW3がONからOFFに切換わったか
否かの判断がなされ、OFFに切換わるまで前記ステップS
59の制御が続行される。この状態で、カードが第4図に
おける図示右方向に搬送されて第3のカード検出器SW3
によって検出できない位置にまで移動するとステップS6
1に進み、第1のカード排出用ソレノイドSOL1をOFFに制
御する。
次に、ステップS62に進み、第1,第2の搬送用モータM
1,M2を逆転させてカードを第4図における図示右方向に
搬送し、データ消去器109で従前の記録データを消去す
るとともにデータ書込器108(第4図参照)により遊技
者が獲得した持玉数データを書込み、ステップS64に進
む。そしてステップS64により、第1のカード検出器SW1
がONからOFFになるまで前記ステップS62およびステップ
S63の制御が続行され、OFFになったと判断された場合に
はステップS65に進み、第1,第2の搬送用モータM1,M2を
停止制御させる。そして、前記第1のカード検出器SW1
が検出できない位置にまでカードが搬送されている状態
でカードの一部がカード挿入・返却口27(第4図参照)
から外方に一部突出した状態となるために、遊技者はそ
の磁気カードをカード挿入・返却口27から引き抜くこと
が可能となる。次にステップS66に進み、打止が成立し
ているか否かの判断がなされ、打止が成立している場合
には制御が終了するが成立していない場合にはNOの判断
がなされて再び前記ステップS1に戻る。なお、ステップ
S66によりNOの判断がなされる場合には、前記ON状態で
ロックされていた遊技終了ボタン28がOFF状態に切換え
られる。
次に、遊技者によって遊技中断ボタンが押圧操作され
ている場合に行なわれる遊技機特定物体の一例である磁
気カードの排出制御を、第7D図に基づいて説明する。
まず、ステップS67により、第3のカード検出器SW3が
ONになっているか否かの判断がなされ、磁気カードが、
第3のカード検出器SW3によって検出される所定位置に
留保されている場合にはステップS67によりYESの判断が
なされてステップS75に進む。また、磁気カードが前記
所定位置に留保されていない場合にはステップS67によ
りNOの判断がなされてステップS68に進み、第1のカー
ド排出用ソレノイドSOL1をON制御して、第4図に示す底
板122を下降させる制御が行なわれる。次にステップS69
に進み、第2のカード排出用ソレノイドSOL2をON制御し
て、第4図に示すカード押出レバー132を図示右方向に
移動させる制御が行なわれる。次にステップS70に進
み、第3のカード検出器SW3がONになったか否かの判断
がなされ、ONになるまで前記ステップS68およびステッ
プS69の制御が続行される。そして、カード押出レバー1
32によりカードストッカー120内のカード102が前記所定
位置に押出されて排出され、第3のカード検出器105(S
W3)(第4図参照)で検出されるようになれば、ステッ
プS70によりYESの判断がなされてステップS71に進み、
第2のカード排出用ソレノイドSOL2がOFFに制御され、
ステップS72に進み、第1,第2の搬送用モータM1,M2が逆
転されて、カードが第4図における図示右方向に搬送さ
れる。そしてステップS73により前記第3のカード検出
器SW3がONからOFFに切換わるまで前記ステップS72によ
る制御が続行され、磁気カードが右方向に搬送されて第
3のカード検出器SW3によっては検出できない位置にま
で搬送された時点でステップS73によりYESの判断がなさ
れてステップS74に進む。ステップS74では、第1のカー
ド排出用ソレノイドSOL1をOFFにする制御がなされる。
次にステップS75に進み、第1,第2の搬送用モータM1,
M2を逆転させてカードを第4図における図示右方向に搬
送させ、ステップS76によりカードに中断データを書込
む制御がなされる。このカードに中断データを書込む制
御は、具体的には、データ消去器109によって従前の記
録データを消去するとともに遊技機を特定できるデータ
をデータ書込器108(第4図参照)によってカードに書
込むことにより行なわれる。次にステップS77に進み、
第1のカード検出器SW1がONからOFFに切換わったか否か
の判断がなされ、OFFに切換わるまで前記ステップS75お
よびステップS76の制御が続行される。そして、第1の
カード検出器SW1がONからOFFに切換わり、磁気カードが
第1のカード検出器によっては検出できない位置にまで
搬送された状態で、その磁気カード102がカード挿入・
排出口27から一部外方に突出した状態となり(第4図参
照)、その状態で遊技者がカード挿入・排出口27から磁
気カード102を引き抜くことが可能となる。そしてステ
ップS78に進み、第1,第2の搬送用モータM1,M2を停止制
御させ、ステップS79によりランプL2を点灯させて遊技
中断表示器31により遊技中断状態である旨の表示を行な
う。そしてステップS1に再び戻る。
前記ステップS76により中断データが書込まれた磁気
カードにより、中断操作された遊技機を特定できる遊技
機特定物体が構成されている。この遊技機特定物体に
は、遊技機を特定するための情報ばかりでなく中断時点
における持玉数データや大当り制御中であるか否か等の
遊技状態に関する情報を記録させてもよく、この遊技機
特定物体を遊技機に返還した場合に行なわれる中断の解
除に際し、中断時点の遊技状態に復帰させるよう制御し
てもよい。また、遊技機特定物体は、磁気カード等の記
録媒体に限らず、その遊技機専用のキーで構成してもよ
い。また本実施例では、遊技機特定物体を持玉数情報が
記録され遊技を開始する際に挿入される磁気カードによ
り兼用構成したが、中断時専用の遊技機特定物体を使用
してもよく、さらに、中断時専用の記録媒体挿入・排出
口および記録媒体処理装置を設けるように構成してもよ
い。
前記ステップS67ないしステップS70,ステップS72,ス
テップS76ならびにステップS77により、中断操作された
遊技機を特定できる遊技機特定物体を遊技者が持ち出し
可能にする遊技機特定物体持出し許容手段が構成されて
いる。
そして、この遊技機特定物体持ち出し許容手段によっ
て遊技機特定物体を遊技者が持ち出している遊技中断状
態においては、既に説明したように、他人がその中断中
の遊技機に貨幣を投入したとしてもステップS3によりYE
Sの判断がなされてその投入貨幣が返却されることとな
り、また、他人が前記遊技機特定物体以外の磁気カード
を挿入したとしても前記ステップS13によりNOの判断が
なされてその挿入カードが返却されるのであり、遊技中
断中の遊技機を他人が一切使用できないように構成され
ている。そして、前記遊技機特定物体がその遊技機に返
還された場合にのみステップS13によりYESの判断がなさ
れて遊技中断状態が解除されるのである。
また、本発明においては、持玉数が所定数(たとえば
100)以下である場合は遊技の中断をできないように制
御し、いたずらに遊技中断手段を使用するという悪用を
防止するよう構成してもよい。また、前記遊技機特定物
体持ち出し許容手段は、中断操作以降においてのみ遊技
機特定物体の持ち出しを許容するものを示したが、本発
明はこれに限らず、遊技機特定物体を持玉数データが記
録される磁気カードとは別の専用のもので構成し、中断
操作がされる以前において前もって中断データを書込記
録させておきその中断データが記録された遊技機特定物
体を中断操作される以前において持ち出し可能に構成す
るものであってもよい。
前記スピーカ51,エラー原因表示器32,ステップS27に
より、少なくとも前記判定手段による不適判定の原因を
報知する原因報知手段が構成されている。前記遊技機特
定物体により、中断時排出記録媒体が構成されている。
この中断時排出記録媒体は、前述したように、遊技を開
始する際に投入される記録媒体と同一のものであっても
よく、また遊技を開始する際に投入される記録媒体とは
異なったもので構成されたものであってもよい。また、
前述したように、所定の中断操作(ステップS44)によ
り前記遊技機の遊技が中断した中断中の状態となるとと
もに、遊技者に中断時排出記録媒体が排出される。前記
判定手段は、前述したように、前記中断中に前記情報読
取手段による情報の読取がなされた場合に、当該読取情
報が前記中断時排出記録媒体に相当するものか否かを判
定し(ステップS13)、前記原因報知手段は、前記判定
手段による前記中断時排出記録媒体に相当する旨の判定
がなされなかった場合に(ステップS13によりNOの判断
がなされた場合に)、前記中断中である旨の報知を行な
う(ステップS27)。
[発明の効果] 本発明によれば、原因報知手段の働きにより不適判定
の原因が報知されるため、その不適判定の原因が早期に
判明でき、遊技場の係員等がその原因を認識した上で迅
速かつ適切な対応をとることができ、不適判定の原因解
明の長期化に起因する遊技場における店員の労力負担の
増大や遊技者へのサービスの低下が防止し得る。しか
も、遊技者が所定の中断操作を行なえば遊技機の遊技が
中断した中断中の状態となるとともにその遊技者に中断
時排出記録媒体が排出されるのであり、その中断操作を
行なった遊技者すなわち中断時排出記録媒体を所持して
いる遊技者以外の他の遊技者が当該中断中の遊技機によ
り遊技を行なおうとして記録媒体または貨幣を投入すれ
ば、情報読取手段により情報が読取られて当該読取情報
が前記中断時排出記録媒体に相当するものではないとの
判定がなされるために、原因報知手段により中断中であ
る旨の報知がなされる。その結果、中断中の遊技機で遊
技を行なおうとした他の遊技者に中断中である旨を確実
に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る遊技用装置の一例であるパチン
コ遊技機10を示す全体正面図である。 第2図は、パチンコ遊技機10の一部内部構造を示す全体
背面図である。 第3図は第2図における3−3断面図である。 第4図はカード処理装置の働きを説明するための作用説
明図である。 第5A図,第5B図および第5C図は、それぞれエラー原因表
示器の具体例を示す説明図である。 第6図はパチンコ遊技機を制御するための制御回路を示
すブロック図である。 第7A図ないし第7D図は、前記第6図に示す制御回路の動
作を説明するためのフローチャートである。 図中、10は遊技機の一例であるパチンコ遊技機、102は
記録媒体の一例である磁気カード、35は硬貨処理部、38
は紙幣処理部、100は記録媒体処理装置の一例であるカ
ード処理装置、32は表示手段の一例であるエラー原因表
示器、51は音声報知手段の一例であるスピーカである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機による遊技を行なうために記録媒体
    または貨幣のうちいずれか一方あるいは両者を受入れる
    受入部を有する遊技用装置であって、 前記記録媒体に記録されている情報または貨幣から読取
    り得る情報のうちいずれか一方の情報あるいは両情報を
    読取る情報読取手段と、 該情報読取手段により読取った情報の適否を判定する判
    定手段と、 少なくとも前記判定手段による不適判定の原因を報知す
    る原因報知手段とを含み、 所定の中断操作により前記遊技機の遊技が中断した中断
    中の状態となるとともに、遊技者に中断時排出記録媒体
    が排出され、 前記判定手段は、前記中断中に前記情報読取手段による
    情報の読取がなされた場合に、当該読取情報が前記中断
    時排出記録媒体に相当するものか否かを判定し、 前記原因報知手段は、前記判定手段による前記中断時排
    出記録媒体に相当する旨の判定がなされなかった場合
    に、前記中断中である旨の報知を行なうことを特徴とす
    る、遊技用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60139273A (ja) * 1983-12-28 1985-07-24 株式会社平和 パチンコ機
JPS61249187A (ja) * 1985-04-26 1986-11-06 株式会社日本コンラックス カ−ドによるバス料金収受方式

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