JP2655168B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2655168B2
JP2655168B2 JP12760988A JP12760988A JP2655168B2 JP 2655168 B2 JP2655168 B2 JP 2655168B2 JP 12760988 A JP12760988 A JP 12760988A JP 12760988 A JP12760988 A JP 12760988A JP 2655168 B2 JP2655168 B2 JP 2655168B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表さ
れる弾球遊技機に関し、詳しくは、打玉を遊技領域に打
込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、記録媒体の一例であるカー
ドの挿入または貨幣の投入で遊技が開始可能となり、前
記カードの記録情報により特定される有価価値を使用し
て遊技領域に打玉を打込んで遊技を行なうことが可能で
あり、遊技者が遊技を修了したい場合に精算操作手段を
操作すれば遊技結果が精算されてその結果を記録したカ
ード(価値物体の一例の記録媒体)が遊技者側に排出さ
れるといういわゆるカード式弾球遊技機があった。そし
て、このカード式弾球遊技機は、精算操作手段が操作さ
れるまでは、前記有価価値を使用しての打玉の弾発発射
が連続して行ない得るように構成されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種の従来の弾球遊技機においては、精算
ボタン等から構成されている価値物体排出手段の一例の
精算操作手段に、遊技者の手や物が不測に当たったり、
または遊技者が何らかの誤解により精算操作手段を操作
し、不測に精算操作が行なわれる場合があり、前記カー
ド式弾球遊技機の場合は、遊技中に前記精算操作手段が
不測に操作されると、遊技者は精算操作により払出され
た記録媒体を再び遊技機側に挿入し遊技再開のための操
作を再び行なわなければならないのであり、遊技者に煩
わしさを感じさせてしまうという不都合があった。
しかも、打玉の始動入賞に始動入賞時制御が行なわれ
たことを条件として予め定められた特定遊技状態が発生
したことに基づいて、可変入賞球装置を遊技者にとって
有利な第1の状態にした後遊技者にとって不利な第2の
状態にする制御を所定の上限回数を超えない範囲で実行
可能な特定遊技状態時制御が実行されるのであるが、そ
の特定遊技状態時制御の実行期間中においては前記価値
物体排出操作手段(精算操作手段)を遊技者が操作しな
いのが一般的であり、前記遊技価値付与可能な状態の期
間中に仮に前記価値物体排出操作手段が操作されたとし
たならば、それは遊技者の意に反した誤操作であること
が考えられる。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、遊技中の遊技者の意に反した誤操作に伴う
不都合を防止することである。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、打玉が打込まれる遊技領
域と、遊技結果の精算を行なうための精算操作手段とを
有し、該精算操作手段が操作されるまで記録媒体の記録
情報により特定される有価価値を使用して打玉を前記遊
技領域に連続的に打込むことが可能な弾球遊技機であっ
て、 遊技者によって操作され打玉を遊技領域に弾発発射す
るための打球操作手段と、 該打球操作手段による打球操作が継続していることを
検出する打球操作継続状態検出手段と、 該打球操作継続状態検出手段が打球操作の継続を検出
していることに基づいて前記精算操作手段を不能動状態
にする精算操作不能動化手段と、 を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、打玉を遊技領域に打込ん
で遊技が可能な弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1
の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能
な可変入賞球装置と、 価値物体を遊技者に排出するための操作が可能な価値
物体排出操作手段と、 打玉の始動入賞に伴う始動入賞時制御が行なわれたこ
とを条件として遊技状態が予め定められた特定遊技状態
になったことに基づいて、前記可変入賞球装置を第1の
状態にした後第2の状態にする制御を所定の上限回数を
超えない範囲で実効可能な特定遊技状態時制御を行なう
制御手段と、 該制御手段による前記特定遊技状態時制御の実行期間
中の場合には前記価値物体排出操作手段を不能動状態に
する価値物体排出操作不能動化手段と、 を備えたことを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、精算操作手段の働
きにより遊技結果の精算が可能であり、その精算操作手
段が操作されるまでは、記録媒体の記録情報により特定
される有価価値を使用して打玉を遊技領域に連続して打
込むことが可能となる。
また、打球操作手段を遊技者が操作することにより打
玉が遊技領域に弾発発射され、打球操作継続状態検出手
段の働きにより、前記打球操作手段による打球操作が継
続していることが検出される。そして打球操作の継続を
検出していることに基づいて、精算操作不能動化手段の
働きにより、前記精算操作手段が不能動状態にされる。
すなわち、打球操作が継続している限り不測に精算操
作手段が操作されても精算制御されない。
請求項2に記載の本発明によれば、価値物体排出操作
手段の働きにより価値物体が遊技者に排出可能となる。
また、制御手段の働きにより、打玉に始動入賞に伴う
始動入賞時制御が実行されたことを条件として遊技状態
が予め定められた特定遊技状態になったことに基づい
て、前記可変入賞球装置を第1の状態にした後第2の状
態にする制御を所定の上限回数を超えない範囲で実行可
能な特定遊技状態時制御が行なわれる。そしてその期間
中、価値物体排出操作不能動化手段の働きにより、前記
価値物体排出操作手段が不能動状態にされる。
すなわち、特定遊技状態時制御が行なわれている期間
中である限り不測に価値物体排出操作手段が操作されて
もその操作に基づいた制御が行なわれない。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、実施例では、弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機について説明するが、本発明はこれに限らず、
アレンジボールや雀球等で代表されるコイン式弾球遊技
機等であってもよく、打玉を弾発して遊技を行なう遊技
機であればすべて含まれる。
第1の実施例 第1図は、本発明に係る遊技機の一例であるパチンコ
遊技機10を示す全体正面図である。
パチンコ遊技機10の前面枠12には、遊技盤40が配設さ
れ、その遊技盤40によって遊技領域42が形成されてい
る。また、パチンコ遊技機10の下方右隅には、打球操作
手段の一例の操作ハンドル22が設けられており、この操
作ハンドル22の操作によって打球発射装置54が作動し、
パチンコ玉を順次遊技領域42内に打込むよう構成されて
いる。
前記遊技領域42内には、1対の開閉翼片44a,44bが設
けられた可変入賞球装置43がその中央位置に設けられて
いる。また、遊技領域42の下方位置には、始動通過口の
一例である始動入賞口48a,48b,48cが形成されている。
さらに、遊技領域42には、チューリップ式の入賞装置47
a,47bや、通常の通過口の一例である入賞口45,46a,46b
が設けられている。なお、前記可変入賞球装置43および
入賞装置47a,47bは、上方から進入したパチンコ玉がそ
のまま通過して下方から遊技盤に排出される玉通過装置
であってもよい。
前記操作ハンドル22の操作に応答して、前記打球発射
装置54の打球杆58が間欠揺動されることにより、その打
球杆58によってパチンコ玉が弾発され、打球誘導レール
41aと遊技領域形成レール41bとの間を通って発射玉が遊
技領域42内に進入する。この遊技領域42内に進入する直
前に、発射玉が発射玉検出器64により検出される。この
検出出力に基づいて、操作ハンドル22による打球操作が
継続して行なわれていることが検出される。この発射玉
検出器64により、前記打球操作手段による打球操作が継
続していることを検出する打球操作継続状態検出手段が
構成れている。この打球操作継続状態検出手段の他の例
としては、打球モータ62(第2図参照),打球杆58,打
球供給機構56,連動昇降体60(第2図参照)等の動作を
検出したり、さらには、アウト玉を検出したり、遊技者
の手が操作ハンドル22に触れていることあるいは回動レ
バー22aが所定量以上回動操作されていること等の操作
ハンドル22の操作状態を検出する等の種々のものが考え
られる。なお、前記打玉供給機構56は、打玉待機樋70内
にあるパチンコ玉を打球杆58による打球発射位置にまで
供給するためのものである。
次に、前記打球杆58による弾発力が弱すぎた場合に
は、パチンコ玉が遊技領域42内に到達することなくその
まま逆方向に転がって元の位置に戻ろうとするものであ
り、その元の位置に戻ろうとするパチンコ玉すなわちフ
ァール玉がファール玉通路66に落入し打玉待機樋70に戻
される。なお、本実施例では、遊技領域42内に実際に進
入する発射玉すなわち有効発射玉を、前記遊技領域形成
レール41bの終端位置に設けた発射玉検出器64により検
出するように構成したが、本発明はこれに限らず、発射
玉検出器をたとえば打球発射位置近傍の打球発射下手側
に設け、かつ、前記ファール玉通路66にファール玉を検
出するファール玉検出器を設け、発射玉検出器の検出出
力からファール玉検出器の検出出力を減算した値によ
り、実際に遊技領域42内に進入した有効発射玉を算出す
るよう構成してもよい。
前記遊技領域42に打込まれた有効発射玉が、前記始動
入賞口48a,48b,48cのいずれかに入賞することにより、
開閉翼片44a,44bが所定回数(たとえば1回または2
回)開閉するように制御され、その間にパチンコ玉が可
変入賞球装置43内に入賞できるよう構成している。な
お、図中49はアウト口であり、遊技領域42に打込まれた
パチンコ玉がいずれかの入賞口あるいは入賞球装置等に
も入賞されることなく落下した場合にその落下したアウ
ト玉を回収するためのものである。
パチンコ遊技機10の下方に設けられている前面装飾板
20には、その左隅に記録媒体挿入口の一例であるカード
挿入・排出口26が形成されている。そして、磁気カード
102(第4図参照)により価値物体の一例の記録媒体が
構成されており、この磁気カード102がカード挿入・排
出口26に挿入・排出可能に構成されている。この磁気カ
ード102には、後述するように、遊技者の持玉数が特例
できる持玉数特定情報が記録されており、その持玉数特
定情報から直接あるいは間接的に導き出される(本実施
例では直接導き出される)持玉数データに対応する数だ
けのパチンコ玉によりパチンコ遊技が可能となる。さら
に、カード挿入・排出口26の右方には、遊技結果を精算
させるための精算操作手段の一例の精算ボタン28および
遊技が可能な状態を表示するための遊技可表示器29(L
1),遊技を中断させるための遊技中断操作手段の一例
である遊技中断ボタン27,遊技中断ボタン27の操作に基
づいて遊技が中断していることを表示するための遊技中
断表示器30(L2),カード挿入・排出口26から挿入され
た磁気カードの適否を判定しその結果を表示するための
表示手段の一例であるエラー原因表示器32、さらには、
精算・中断が可能な状態を表示するための精算中断可表
示器31(L3)が設けられている。なお、これら表示器2
9,30,31を照光ランプで構成して前面装飾板20に取付け
られるランプ類の数を少なくしてもよい。本実施例で
は、精算操作手段の構造として押ボタン式を示したが、
本発明はこれに限らず、遊技者の指が触れた場合の電位
の変化により検出するいわゆるタッチ式のもの、あるい
は、操作部材をスライドさせる形式や回動させるもので
あるいわゆるレバー式のものであってもよい。また、前
面装飾板20の裏面側には、可変入賞球装置43が連続開閉
するいわゆる大当り状態の発生に伴って効果音を発生さ
せたり、挿入された磁気カードが不適である旨の原因を
音声により報知したりする音声報知手段の一例であるス
ピーカ51が設けられている。
前面枠12の左部分には、硬貨投入口33と、その硬貨投
入口33から投入された硬貨を処理するための硬貨処理部
35および所定の場合に投入硬貨を返却するための硬貨返
却口34さらには投入硬貨を収容するための硬貨収容部36
が設けられている。さらに、前記硬貨投入口33等の下方
位置には、紙幣挿入・返却口37が形成されており、この
紙幣挿入・返却口37から挿入された紙幣を処理するため
の紙幣処理部38さらには挿入された紙幣を収容するため
の紙幣収容部39が設けられている。前記貨幣投入口33と
紙幣挿入・返却口37とにより貨幣投入口が構成されてい
る。なお、前記硬貨収容部36および紙幣収容部39に収容
された硬貨や紙幣を遊技場の所定位置に自動的に回収で
きるよう構成してもよい。
図中、25,50は遊技効果ランプであり、大当り状態等
のときに点灯または点滅し、遊技効果を向上させるため
のものである。52は持玉数データ表示器であり、遊技の
過程で刻々変化する遊技者の持玉数データを表示し遊技
者に知らしめるためのものである。この持玉数データ表
示器52の設置場所は、遊技盤40に限らず、前面枠12ある
いは幕板等の遊技機近傍の遊技機外部であってもよい。
14は扉保持枠であり、ガラス扉枠16および前面板18を保
持するためのものであり、材質は金属に限らずプラスチ
ックでもよい。また、図中、24は打球モータ停止スイッ
チであり、押圧操作することにより打球モータを一時的
に停止しパチンコ玉の弾発発射を停止させるためのもの
である。また、11は機枠であり、68は打込玉排出口であ
り、後述する打込玉排出連絡口77(第2図参照)からの
パチンコ玉が打玉待機樋70内に排出されたものである。
第2図はパチンコ遊技機10の一部内部構造を示す全体
背面図である。
パチンコ遊技機10の機枠11には、前面枠12が開閉自在
および着脱自在に取付けられている。この前面枠12には
遊技盤取付枠80が設けられており、この遊技盤取付枠80
に対し、遊技盤40が遊技盤固定部材82により着脱自在に
取付けられている。つまり、この遊技盤固定部材82は図
示矢印で示すように回動可能に構成されており、この遊
技盤固定部材82を回動させることにより遊技盤40を遊技
盤取付枠80から取り外し可能に構成している。このよう
に、遊技盤40のみを取替え可能に構成することにより、
遊技場でのパチンコ遊技機10の入替え時のコストを削減
し得る利点がある。
遊技盤裏面側には、1組の入賞玉集合カバー体90a,90
bが配設されており、お互いに分割可能な構成とし、パ
チンコ遊技機10の機種に応じて一方の入賞玉集合カバー
体のみを取替えて他の入賞玉集合カバー体で構成して多
くの機種に対処できるようにしている。この入賞玉集合
カバー体90a,90bにより、遊技盤40に形成されている各
種の入賞口46a,46b,45さらには可変入賞球装置内に形成
されている特定入賞口(Vポケット)84あるいは通常入
賞口86a,86bに入賞したパチンコ玉が所定の径路に導か
れて集合されるよう構成されている。さらに、この入賞
玉集合カバー体90a,90bには、中継端子基板92や各種の
検出器94,96等が取付けられている。なお、88a,88bは、
可変入賞球装置43の開閉翼片44a,44bを駆動するための
ソレノイドであり、可変入賞球装置43の裏側に取付けら
れている。
図中、72は入賞玉集合樋であり、前記入賞玉集合カバ
ー体90a,90bによって集合された入賞玉および始動入賞
口48a,48b,48c(第1図参照)に入賞した入賞玉をさら
には入賞装置47a,47bから入賞したパチンコ玉を集合さ
せて入賞玉・アウト玉合流樋76に導くものである。この
入賞玉集合樋72によって集合された入賞玉は入賞玉検出
器73により検出されその検出出力が後述する遊技制御に
用いられる。本実施例では入賞玉集合樋72によって集合
したすべての入賞玉を1つの入賞玉検出器73により検出
するよう構成したが、本発明はこれに限らず、各入賞口
ごとに設けてもよく、さらには、前記それぞれの入賞口
をブロック毎に区切りそのブロック毎に入賞玉検出器を
設け、それぞれの入賞玉検出器の検出出力を加算してそ
の合計により入賞玉の個数を算出するよう構成してもよ
い。入賞玉検出器をブロック毎に設けた場合には、賞品
玉として遊技者の持玉数データに加算される数値をその
ブロック毎に異ならせることも可能である。前記入賞玉
・アウト玉合流樋76には、アウト口49に落入したアウト
玉がアウト玉樋74を通ってアウト玉検出器75により検出
された後に落入して入賞玉とアウト玉が合流するよう構
成されている。そして、この入賞玉とアウト玉が合流し
た打込玉が打込玉排出連絡口77を通って前記打込玉排出
口68から打玉待機樋70内に排出されるよう構成されてい
る(第1図参照)。このように、本実施例では、打球発
射装置54によって打込まれたパチンコ玉が機外に排出さ
れることなくすべて遊技機内部を巡回し再び打球待機樋
70に戻ってくるよう構成されたいわゆる封入玉方式の弾
球遊技機を示したが、本発明はこれに限らず、打込玉を
磨いて打玉として補給する方式の弾球遊技機であっても
よい。
パチンコ玉を遊技領域に打込むための打球発射装置54
は、打球モータ62とその打球モータ62によって間欠揺動
される打球杆58とその打球杆58の間欠揺動に連動して昇
降する連動昇降体60とにより構成されている。この連動
昇降体60は、打玉供給機構56(第1図参照)を作動させ
てパチンコ玉を打球発射位置に1つずつ供給するための
ものである。
前記可変入賞球装置43(第1図参照)内には、特定通
過口の一例である特定入賞口(Vポケット)84および通
常通過口の一例である通常入賞口86a,86bが形成されて
おり、特定入賞口84内に入賞したパチンコ玉が特定入賞
玉検出器94により検出されて特定遊技状態が発生し、前
記開閉翼片44a,44b(第1図参照)を連続開閉させる大
当り制御が行なわれる。この大当り制御における開閉翼
片44a,44bの開閉は、所定回数(たとえば18回)に達す
るかまたは可変入賞球装置内へのパチンコ玉の入賞個数
が所定個数(たとえば10個)に達するかのいずれかの条
件が成立した時点で終了する。この大当り制御が、制御
基板ボックス78内の制御基板78′により行なわれるので
あり、この制御基板78′により、遊技状態が予め定めら
れた特定遊技状態になったことに基づいて、所定の遊技
価値を付与可能な状態に遊技制御する。なお、可変入賞
球装置43内に入賞したパチンコ玉は、10カウント検出器
96により検出され、可変入賞球装置内に入賞したパチン
コ玉が所定個数(たとえば10個)に達したことが検出さ
れる。また、始動入賞口48a,48b,48c(第1図参照)に
入賞したパチンコ玉が始動入賞玉検出器98a,98b,98cに
よって検出されるよう構成されている。この始動入賞玉
検出器98a,98b,98cの検出出力に基づいて、可変入賞球
装置が所定回数(たとえば1回または2回)開閉され
る。
前面枠12の裏面側には記録媒体処理装置の一例である
カード処理装置100が設けられている。このカード処理
装置100は、前記カード挿入・排出口26(第1図参照)
から挿入されたカードを収容するためのカード収容箱13
6と、そのカード収容箱136を取出してカードを収集する
ための取手136aと、制御部(マイクロコンピュータ)13
8とから構成されている。
図中、35は硬貨処理部、36は硬貨収容部、38は紙幣処
理部、39は紙幣収容部、50は遊技効果ランプである。
なお、入賞口や入賞球装置に代えて落入した玉を再び
遊技盤に排出する通過口や玉通過装置にした場合には、
前記入賞玉集合カバー体90a,90bが不要となる。
第3図は第2図における3−3断面図である。
パチンコ遊技機10の前面枠12の表面側には、効果投入
口33,硬貨返却口34および紙幣挿入・返却口37が形成さ
れている。なお、図中、16はガラス扉枠,18は前面板、2
0は前面装飾板、22は操作ハンドル,22aは回動レバー,26
はカード挿入・排出口である。
前記硬貨投入口33の裏面側には、硬貨処理部35が設け
られており、前記硬貨投入口33から投入された硬貨の真
偽を判定するための硬貨の大きさや形状や重さ等を検出
するよう構成されている。その硬貨処理部35の下方には
硬貨収納部36が設けられており、前記硬貨投入口33から
投入された硬貨を収納し得るよう構成されている。前記
紙幣挿入・返却口36の裏面側には、紙幣処理部38が設け
られており、紙幣挿入・返却口36から挿入された紙幣の
真偽を判定するために紙幣に付されている模様等を検出
するよう構成されている。つまり、この硬貨処理部35と
紙幣処理部38とは、貨幣から読取り得る情報を読取る情
報読取手段を内蔵する。さらにこの硬貨処理部35と紙幣
処理部38は、投入された硬貨や紙幣の額を検出する機能
も有する。この紙幣処理部38の下方に紙幣収納部39が設
けられており、前記紙幣挿入・返却口36から挿入された
紙幣を収納し得るよう構成されている。
図中、100はカード処理装置であり、カードストッカ1
20や磁気カードを搬送するための第1の搬送用モータ11
0や第2の搬送用モータ115さらには取手136aが設けられ
たカード収納箱136等を含む。
図中、80は遊技盤取付枠、71は機構板、78は大当り制
御等を行なう制御基板ボックス、11は機枠である。
第4図はカード処理装置100の働きを説明するための
作用説明図である。
カード処理装置100には、磁気カード102が挿入・排出
されるカード挿入・排出口26が形成されている。この磁
気カード102は、ほぼ長方形の扁平なプレート状の形状
をしているが、棒状等のものであってもよく形状は問わ
ない。また磁気カード102には、持玉数特定情報の一例
である遊技者の持玉数データが記録されており、この持
玉数データは、たとえば、遊技者が遊技の前に支払った
料金に相当する貸玉の数だけ磁気カード102に記録させ
たものである。なお、また、持玉数特定情報としては、
前記遊技者の持玉数データに限らず、たとえば、遊技者
を特定できる情報であってもよく、磁気カードを通じて
遊技者が特定され、遊技場におけるホストコンピュータ
に予め登録されている遊技者の持玉数データを前記磁気
カードからの遊技者特定情報に基づいて割出し、その割
出された持玉数データに基づいて遊技ができるよう構成
してもよい。なお、この磁気カード102には、他に、他
店の磁気カードの使用を防止するための遊技場特定情報
やカードの真偽を判別するための暗号情報等が記録され
ている。また、カードの種類としては、ICカードや光デ
ィスクメモリを利用したカード、さらにはバーコードを
印刷したものあるいはパンチ孔を形成したもの等、種々
のものが考えられる。カード処理装置100は前述したカ
ードの種類や形状等に合わせて適宜変更可能である。
前記カード挿入・排出口26に挿入された磁気カード10
2は、第1のカード検出器103(SW1)により検出され、
その検出出力に基づいて第1の搬送用モータ110(M1)
が正転を開始し、主回転ローラ111が図示反時計方向に
回転し、搬送ベルト113によりカード102が図示左方向に
搬送される。なお、図中114は遊転自在なガイドローラ
であり、カード102を搬送ベルト113側に押圧することに
より、カード102を確実に搬送させるためのものであ
る。前記搬送ベルト113によりカード102が搬送されてい
る途中で、読取手段の一例であるデータ読取器107でカ
ード102のデータが読取られ、そのデータは制御部(マ
イクロコンピュータ)138(第5図参照)に送られる。
そして、カード102が第2のカード検出器104(SW2)で
検出されると前記第1の搬送用モータ110(M1)が停止
し、前記第2のカード検出器104(SW2)で検出されたと
ころでカード102が一旦停止され、制御部138からの判定
結果を待つ。そして、判定の結果、カード102が適正な
ものであると判断されれば、第1の搬送用モータ110(M
1)は再び正転し、カード102がさらに図示左方向に搬送
されるとともに、第2の搬送用モータ115(M2)が正転
し、主回転ローラ116が図示反時計方向に回転して、搬
送ベルト118によりカード102が図示左方向に搬送され、
カードが第3のカード検出器105(SW3)で検出される。
すると、第1の搬送用モータ110(M1)と第2の搬送用
モータ115(M2)とがとも停止し、カード102が第3のカ
ード検出器105(SW3)で検出されたところで停止され、
そのまま保留される。なお、図中、119は前記ガイドロ
ーラ114と同様の機能を有するガイドローラである。ま
た、112および117は、遊転自在に取付けられた従回転ロ
ーラである。
磁気カード102がこの第3のカード検出器105(SW3)
の検出位置に保留されている状態で、パチンコ遊技が可
能となる。そして、遊技者がパチンコ遊技を行なって精
算ボタン28(第1図参照)を押圧操作することにより、
第2の搬送用モータ115(M2)および第1の搬送用モー
タ110(M1)が逆転し、カード102が図示右方向に搬送さ
れ、その搬送途中で、データ消去器109により持玉数デ
ータが消去されるとともに、データ書込器108により、
遊技によって獲得した持玉数データが新たに書込まれ、
カード挿入・排出口26からカード102が遊技者側に排出
される。
次に、遊技者が遊技を行なうことによって、持玉数デ
ータが零になった場合には、カード102はそのまま保留
され、貨幣の投入により、持玉数データを更新して再び
遊技を行なえるように構成されている。また、新たにカ
ードが挿入された場合には、そのカードが適正である場
合に限り、保留されていたカードに代わって新たに挿入
されたカードが第3のカード検出器105(SW3)の検出位
置に保留され、それまで保留されていたカードはカード
収容箱136内に収容される。なお、この実施例では、持
玉数データが零である場合に限らず、零でない場合すな
わち遊技中であっても、貨幣の投入または新たなカード
の挿入により持玉数データを更新可能なように構成され
ている。また、このカード収容箱136には取手136aが設
けられており、遊技場の係員が取手136aを保持してカー
ド収納箱136を取出し、そのカード収納箱136内に収納さ
れている磁気カード102を取出せるよう構成されてい
る。
なお、本実施例では、カード回収箱136により磁気カ
ードを遊技機毎に収容するよう構成したが、遊技機裏面
にベルトコンベア等を設けて設置島の端1カ所で集める
ようにしてもよい。
カード回収箱136の上方には、磁気カードをストック
しておくカードストッカー120が配設されている。この
カードストッカー120の底板122は、第1のカード排出用
ソレノイド124(SOL1)が設けられており、この第1の
カード排出用ソレノイド124(SOL1)を励磁することに
よりそのプランジャ126が吸引されて前記底板122が降下
し、第1のカード排出用ソレノイド124(SOL1)の励磁
を解除することにより図示しない復帰ばねの働きにより
プランジャ126が伸張されて底板122が上昇するよう構成
されている。この底板122の底面には、第4のカード検
出器106(SW4)が設けられており、カードストッカー12
0内にカードがストックされているか否かが検出され
る。
カードストッカー120の図示左側には、第2のカード
排出用ソレノイド128(SOL2)が設けられており、前記
第1のカード排出用ソレノイド124(SOL1)を励磁制御
して底板122を所定位置にまで降下させた状態で、第2
のカード排出用ソレノイド128(SOL2)を励磁すること
により、プランジャ130が吸引されてカード押出レバー1
32の先端が通孔134から図示右方向に挿入されて底板122
上のカード102を1枚搬送ベルト118上に押出すよう構成
されている。そして、第2のカード排出用ソレノイド12
8(SOL2)の励磁を解除することにより、図示しない復
帰ばねの働きによりプランジャ130が伸張されて通孔134
からカードストッカー120内に挿入されていたカード押
出レバー132の先端がカードストッカー120内から退避
し、図示一点鎖線で示す位置に復帰する。これら第1の
カード排出用ソレノイド124(SLO1)や第2のカード排
出用ソレノイド128(SOL2)等は、後述する制御部(マ
イクロコンピュータ)138により制御される。
なお、本発明では、カード102を、搬送することなく
挿入された位置でロックするようにしてもよく、その場
合には、ロックされた位置が前記カードを保留すべき所
定位置となる。
第5図は、遊技制御手段の一例である制御部(マイク
ロコンピュータ)138およびその制御部138に接続される
各種機器から成る制御回路を示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としての制御部(マイクロコン
ピュータ)138を含む。制御部138は、以下に述べるよう
なパチンコ遊技機10の動作を制御する機能を有する。制
御部138は、たとえば数チップのLSIで構成されており、
その中には、制御動作を所定の手順で実行することので
きるMPU151とMPU151の動作プログラムを格納するROM152
と、必要なデータの書込み、読出しができるRAM153とが
含まれている。さらに、MPU151と外部回路との信号の整
合性をとるための入出力回路154と、電源投入時にMPU15
1にリセットパルスを与えるパワーオンリセット回路155
と、MPU151にクロック信号を与えるクロック発生回路15
6と、クロック発生回路156からのクロック信号を分周し
て割込パルスを定期的にMPU151に与えるパルス分周回路
(割込パルス発生回路)157と、MPU151からのアドレス
データをデコードするアドレスデコード回路158とを含
む。
MPU151はパルス分周回路157から定期的に与えられる
割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行す
ることが可能となる。また、アドレスデコード回路158
はMPU151からのアドレスデータをデコードし、ROM152,R
AM153,入出力回路154にそれぞれチップセレクト信号を
与える。
この実施例では、ROM152は、その内容の書き換え、す
なわち、必要が生じた場合にはその中に格納されたMPU1
51のためのプログラムを変換することができるように、
プログラマブルROM152が用いられている。そして、MPU1
51は、ROM152内に格納されたプログラムに従って、か
つ、以下に述べる各制御信号の入力に応答して、前述し
た搬送用モータ110,115等に対し制御信号を与える。
まず、硬貨処理部35から、硬貨の真偽および金額を判
定するために必要な検出データが制御部138に与えられ
る。制御部138では、その検出データに基づいて硬貨の
真偽を判定し、その判定結果を硬貨処理部35に与え、適
正な硬貨の場合はその硬貨を硬貨収容部36(第1図参
照)に収容させ、不適正な硬貨の場合には硬貨返却口34
(第1図参照)から返却させるよう制御する。次に、紙
幣処理部38から、紙幣の真偽および金額を判定するため
の検出データが制御部138に与えられる。制御部138では
この検出データに基づいて真偽を判定し、その判定結果
を紙幣処理部38に与え、適正な紙幣である場合には紙幣
収容部39(第1図参照)に収容させ、不適正な紙幣であ
る場合にはその紙幣挿入・返却口37(第1図参照)から
その紙幣を返却させる。なお、硬貨処理部35または紙幣
処理部38により制御部138の助けを借りることなく独立
して前記真偽の判定を行なうよう構成してもよい。
制御部138には、第1ないし第4のカード検出器103
(SW1)〜106(SW4)からの検出信号がカード検出回路1
59を介して与えられる。データ読取器107からの読取デ
ータ信号がデータ読取書込回路162を介して制御部138に
与えられる。遊技者の精算ボタン28(第1図参照)の押
圧操作により、精算スイッチ28′がON操作され、その信
号が精算スイッチ回路163を介して制御部138に与えられ
る。遊技者の遊技中断ボタン27(第1図参照)の押圧操
作により、遊技中断操作検出手段の一例である遊技中断
スイッチ27′がON操作され、その信号が遊技中断スイッ
チ回路164を介して制御部138に与えられる。発射玉検出
器64からの発射玉検出信号が発射玉検出回路165を介し
て制御部138に与えられる。入賞玉検出器73からの検出
信号が入賞玉検出回路166を介して制御部138に与えられ
る。また、アウト玉検出器75からの検出信号がアウト玉
検出回路167を介して制御部138に与えられる。
次に、制御部138は以下の機器に制御信号を与える。
まず、モータ回路160を介して第1,第2の搬送用モー
タ110(M1),115(M2)に搬送用モータ駆動制御信号を
与える。ソレノイド回路161を介して第1,第2のソレノ
イド124(SOL1),128(SOL2)にソレノイド駆動用制御
信号を与える。また、データ読取書込回路162を介して
データ書込器108にデータ書込用信号を与えるととも
に、データ消去器109にデータ消去のための制御信号を
与える。このデータ読取書込回路162と制御部138また
は、前記硬貨処理部35,紙幣処理部38と制御部138によ
り、前記情報読取手段により読取った情報の適否を判定
する判定手段が構成されている。次に、モータ回路168
を介して打球モータ62に打球モータ駆動用制御信号を与
える。ランプ回路169を介して、遊技可表示器29(L1)
および遊技中断表示器30(L2)さらには精算・中断可表
示器31(L3)にそれぞれ表示制御信号を与える。LCD回
路170を介してエラー原因表示器32に表示制御信号を与
える。さらに、デジタル表示駆動回路171を介して持玉
数データ表示器51に持玉数データ表示用制御信号を与え
る。なお、前記構成の各回路には、電源回路172から所
定の直流電流が供給される。
第6A図ないし第6D図は、第5図に示した制御回路の動
作を説明するためのフローチャートである。
まず、第6A図において、ステップS1により第1のカー
ド検出器SW1がONになったか否かの判断がなされる。遊
技者が磁気カード102をカード挿入・排出口に挿入して
いない場合にはステップS1によりNOの判断がなされ、ス
テップS2に進み貨幣の投入があるか否かの判断がなされ
る。そして、遊技者が硬貨または紙幣を硬貨投入口33ま
たは紙幣挿入・排出口37に挿入していない場合にはステ
ップS2によりNOの判断がされて再び前記ステップS1に戻
るDOループが形成されている。そして、遊技者が硬貨ま
たは紙幣を投入すれば、硬貨処理部35または紙幣処理部
38からの検出出力に基づいて前記ステップS2によりYES
の判断がなされ、ステップS3に進む。ステップS3では、
遊技中断中か否かの判断がなされる。遊技者が遊技中断
ボタン27(第1図参照)を押圧操作していない段階では
ステップS3によりNOの判断がなされてステップS4に進
み、第4のカード検出器106(SW4)または第3のカード
検出器105(SW3)(第4図参照)がONになっているか否
かの判断がなされる。そして、この第4または第3のカ
ード検出器のいずれもONになっていない場合にはステッ
プS4によりNOの判断がなされてステップS7に進み、投入
された貨幣が返却されてステップS1に戻る。つまり、カ
ード挿入・返却口26から挿入された磁気カード102が第
3のカード検出器105(SW3)で検出される所定位置(第
4図参照)になく、かつ、カードストッカー120内のカ
ード102も全くなくなっている場合にのみステップS4に
よりNOの判断がなされるのであり、このような場合には
遊技終了時に遊技者に放出付する磁気カードあるいは遊
技中断時に放出される後述する遊技機特定物体の一例と
しての磁気カード102が存在しないために、そのような
場合には貨幣の投入による遊技を禁止するよう制御され
ているのである。次に、第4または第3のカード検出器
のいずれかがONの場合にはステップS4によりYESの判断
がなされてステップS5に進み、投入された貨幣が正規の
適正な貨幣か否かの判断がなされ、不適正のものであれ
ばステップS7に進みその不適正な貨幣を返却し、適正な
ものであると判断された場合にはステップS6に進み、投
入額に応じた持玉数を持玉数データに加算する処理がな
されて第6B図に示すステップS28に進む。
次に、遊技者がカード挿入・排出口26から磁気カード
を挿入した場合には、第1のカード検出器SW1がONに切
換わるため、ステップS1でYESの判断がなされてステッ
プS8に進み、第1の搬送用モータM1を正転させてカード
を第4図における図示左方向に搬送させ、ステップS9に
より磁気カードに記録されているデータをデータ読取器
107(第4図参照)により読取らせ、ステップS10に進
み、第2のカード検出器SW2がONになったか否かの判断
がなされ、未だにONになっていないすなわちカードが第
2のカード検出器104(SW2)で検出される位置(第4図
参照)にまで搬送されていない場合には前記ステップS8
に戻り、ステップS8およびステップS9の処理が続行され
る。そしてカードが第2のカード検出器104(SW2)で検
出される位置にまで搬送された場合にはステップS10に
よりYESの判断がなされて、ステップS11に進み第1の搬
送用モータM1が停止されて、これによりカード102が第
2のカード検出器104(SW2)の位置で一旦停止される
(第4図参照)。次に、ステップS12に進み、遊技中断
中か否かの判断がなされる。遊技者が遊技中断ボタン30
(第1図参照)を押圧操作していない段階ではステップ
S12によりNOの判断がなされてステップS18に進み、前記
ステップS9で読取ったカードデータに基づいて、そのカ
ードがこの遊技場で使用できるカードであるか否かまた
は偽造カードでないか否かあるいはカードの使用期限が
切れていないか否か等の判断がなされ、そして適正なも
のであるとの判断がなされた場合にはステップS19に進
み、第1,第2の搬送用モータM1,M2をともに正転させ、
カード102を第4図における左方向に搬送する。そし
て、ステップS20により第3のカード検出器SW3がOFFか
らONに切換わったか否かの判断がなされ、未だに切換わ
っていないと判断された場合はステップS19に再び戻
る。これにより、第4図に示す第3のカード検出器105
(SW3)の位置までカード102が搬送される中間ステップ
S19により第1,第2の搬送用モータM1,M2が正転され続け
るのであり、カードが第3のカード検出器105(SW3)の
位置まで搬送されて第3のカード検出器105(SW3)がON
に切換われば、ステップS20によりYESの判断がなされて
次のステップS21に進む。ステップS21では、第1,第2の
搬送用モータM1,M2がともに停止されてカードが第3の
カード検出器105(SW3)の位置で保留される。次にステ
ップS22に進み、カードから読取った持玉数を弾球遊技
機の持玉数データに加算する処理がなされる。なお、最
初の遊技の場合には、弾球遊技機に記憶されている持玉
数データは0であるため、カードから読取った持玉数が
そのまま弾球遊技機の持玉数データになる。次に、ステ
ップS23に進み、持玉数データが0であるか否かの判断
がなされ、0である場合にはステップS27に進み、エラ
ー原因表示器32(第1図参照)により不適原因(エラー
原因)を表示させてステップS1に戻る。また、持玉数デ
ータが0でない場合にはステップS23によりNOの判断が
なされてステップS28に進む。
前記ステップS18により、読取ったカードデータが適
正でないものと判断された場合にはステップS24に進
み、第1の搬送用モータM1を逆転させ、ステップS25に
より第1のカード検出器SW1がONからOFFに切換わったか
否かの判断がなされ、切換わるまでステップS24による
処理が続行される。そして、カード挿入・排出口26から
磁気カード102が一部突出する状態まで搬送されること
により第1のカード検出器SW1がONからOFFに切換わるの
であり、その状態でステップS25によりYESの判断がなさ
れてステップS26に進み、第1の搬送用モータM1が停止
される。そして、ステップS27に進み、エラー原因表示
器により不適原因を表示させた後にステップS1に戻る。
すなわち、前記ステップS18により挿入されたカードが
適正なものであると判断された場合にのみステップS28
に進むことが許容され、遊技可能状態となるのである。
次に、遊技者により遊技中断ボタン27(第1図参照)
が押圧操作されている場合について説明する。この場合
には後述する第6D図に示すように、所定の中断データが
書込まれた磁気カードが遊技者側に放出されるのであ
り、遊技者はその中断データの書込まれた磁気カードを
遊技機から持ち出して電話や車の移動等の急用を済ませ
た後に再び遊技機に戻ってその磁気カードをカード挿入
・排出口26に挿入する。すると、前述したようなステッ
プS1,ステップS8ないしステップS11の処理がなされた後
にステップS12に進み、遊技中断中か否かの判断がなさ
れるのである。そして、既に遊技中断ボタン27が押圧操
作されてONでロックされているためにステップS12ではY
ESの判断がなされてステップS13に進む。ステップS13で
は、前記ステップS9によって読取られた中断データが適
正なものか否かの判断がなされ、適正でないと判断され
た場合には前記ステップS24に進み、磁気カードを遊技
者側に返却するとともに不適原因を表示させる処理がな
されるのである。また、中断データが適正なものである
と判断された場合にはステップS14に進み、第1,第2の
搬送用モータM1,M2を正転させて磁気カードを第4図に
おける図示左方向に搬送させ、ステップS15により第3
のカード検出器SW3がOFFからONに切換わったか否かの判
断がなされ、第3のカード検出器SW3がOFFからONに切換
わりカードが第3のカード検出器の位置にまで搬送され
た段階でステップS16に進み、前記第1,第2の搬送用モ
ータM1,M2を停止させてカードを第3のカード検出器SW3
の位置で停止させ、ステップS17によりランプL2を消灯
させて遊技中断表示器31(第1図参照)の中断中である
旨の表示を解消させ、ステップS28に進む。なお、ステ
ップS13によりYESの判断がなされる場合には、前記ON状
態でロックされていた遊技中断ボタン27がOFF状態に切
換えられる。前記ステップS1およびステップS8ないしス
テップS17ならびにステップS28により、前記遊技機特定
物体が前記中断操作された遊技機に返還されたことに基
づいて遊技中断状態を解除する遊技中断解除手段が構成
されている。
本実施例では、ステップS26に示すように、エラー判
定を受けた記録媒体を遊技者に返却するよう制御されて
いたが、本発明はこれに限らず、遊技機内の所定位置に
保留させるよう制御してもよい。さらに、ステップS27
によりエラー原因(不適原因)を例外なくエラー原因表
示器32により表示させているが、セキュリティデータの
エラー等、エラー原因を遊技者に知らせない方が適当な
ものについては遊技者に知らせずに、遊技機裏面等にお
いて表示させるようにして店員のみが知り得るようにし
てもよい。さらに、このエラー原因の表示は、挿入され
た記録媒体に基づいたエラー原因の表示ばかりでなく、
投入された貨幣が返却される場合にその原因を表示させ
るよう制御してもよい。また、エラー原因表示器32によ
る表示内容としては、エラー原因(不適原因)ばかりで
なく、不適原因がなかった場合に「イラッシャイマセ」
等の表示や遊技中における遊技状態の表示等を行なって
もよい。
この第6A図で示したように、本実施例の弾球遊技機は
貨幣および記録媒体のいずれでも遊技が可能になるよう
構成されているが、本発明はこれに限らず、貨幣のみで
遊技が可能なもの,記録媒体のみで遊技が可能なものあ
るいは、ゲーム開始は記録媒体のみで遊技が可能とな
り、その後の遊技の継続においては貨幣の投入で可能と
なるよう構成されたもの、さらには、アレンジボールや
雀球等のようにコインを投入することにより遊技が可能
となるもの等であってもよい。
次に、第6B図に示すステップS28では、打球モータ電
源がONに制御されてパチンコ玉の弾発発射が可能な状態
となり、ステップS29に進みランプL1は点灯されて遊技
可表示器29(第1図参照)により遊技が可能な状態であ
る旨の表示が行なわれる。次にステップS30に進み、発
射玉検出器がONになったか否かの判断がなされ、未だに
ONになっていないと判断された場合はステップS31に進
み、入賞玉検出器がONになったか否かの判断がなされ、
未だにONになっていないと判断された場合はステップS3
2に進み、アウト玉検出器がONになったか否かの判断が
なされ、未だにONになっていないと判断された場合はス
テップS33に進み有効な貨幣の投入または有効なカード
の挿入があったか否かの判断がなされる。このステップ
S33によりNOの判断がなされた場合にはステップS41に進
むが、YESの判断がなされた場合にはステップS40に進
み、貨幣の投入額またはカードに応じた持玉数を持玉数
データに加算する処理がなされた後にステップS41に進
む。このステップS33およびステップS40の具体的な処理
内容は、前記第6A図に示したステップS1ないしステップ
S27の処理と同様の処理である。そして、ステップS41で
は、持玉数データが0であるか否かの判断がなされる。
遊技者の持玉数データが0でない場合にはステップS41
によりNOの判断がなされてステップS42に進み、(入賞
玉カウンタの値×n)−(打込玉カウンタの値)≧mの
判断がなされる。このmは、打止設定数であり、たとえ
ば3000,4000程度の数字である。(入賞玉カウンタの値
×n)−(打込玉カウンタの値)がm未満であれば、未
だに打止とはならずステップS42によりNOの判断がなさ
れてステップS43に進み、タイマT1が終了しているか否
かの判断がなされる。このタイマT1は後述するステップ
S36によりセットされるものである。そして未だにタイ
マT1が終了していない場合にはステップS43によりYESの
判断がなされてステップS45に進み、ランプL3を点灯さ
せて精算・中断が可能である旨の表示を行なう。このス
テップS43が後述するステップS46以前に設けられている
ため、タイマT1のセット時間以上の間隔をあけることな
く連続的に発射玉が検出されている打球操作継続状態で
ある場合には精算操作が不能動状態になり、遊技中の不
測の精算制御に伴う種々の不都合が防止できる。このス
テップS43とステップS36とにより、前記打球操作継続状
態検出手段の出力のあることに基づいて前記精算操作手
段を不能動状態にする精算操作不能動化手段が構成され
ている。なお、本実施例では、精算操作手段を不応動状
態にする方法として、精算ボタンを操作しても無効とな
るようにしたが、他に、精算ボタンをロックすることに
より精算操作できないようにしてもよい。また、たとえ
ばアレンジボール等の定数玉遊技方式の遊技機におい
て、予め定められている所定数の玉を打ち終わるまで精
算操作手段を不能動状態にするものも本発明に含まれ
る。次にステップS46に進み、精算スイッチがONになっ
ているか否かの判断がなされる。そして、遊技者が精算
ボタン28(第1図参照)を操作していない場合にはステ
ップS46によりNOの判断がなされてステップS47に進み、
遊技中断スイッチがONになっているか否かの判断がなさ
れる。そして、遊技者が遊技中断ボタン27(第1図参
照)を操作していない場合にはステップS47によりNOの
判断がなされて再び前記ステップS28に戻る。
前記ステップS46およびステップS47で説明した精算ス
イッチおよび遊技中断スイッチは、それぞれ、精算ボタ
ンおよび遊技中断ボタンが押圧操作されることによりON
状態でロックされる構成のスイッチである。
次に、パチンコ玉が爆発発射されて発射玉検出器がON
になれば、ステップS30によりYESの判断がなされてステ
ップS34に進み、持玉数データを1デクリメントすると
ともにステップS35により発射玉カウンタを1インクリ
メントする処理がなされ、さらにステップS36によりタ
イマT1がセットされてステップS41に進む。
そして、遊技領域に打込まれたパチンコ玉が入賞すれ
ば入賞玉検出器がONになり、ステップS31によりYESの判
断がなされてステップS37に進み、持玉数データにn加
算される処理がなされる。このnはパチンコ玉の入賞に
伴なって付与される賞品玉数に相当する数でありたとえ
ば13等の予め定められている数である。次にステップS3
8に進み、入賞玉カウンタを1インクリメントする処理
がなされ、ステップS39に進み、打込玉カウンタを1イ
ンクリメントする処理がなされてステップS41に進む。
なお、持玉数データに対する加算条件としては、パチン
コ玉の入賞に代えてまたはそれに加えて、たとえば特定
遊技状態の成立を選んでもよく、特定遊技状態になった
ことに基づいて所定数を加算するように制御してもよ
い。また、前記ステップS38およびステップS39における
入賞玉カウンタと打込玉カウンタとの値はステップS42
による打止が成立したか否かの判断に用いられる。
次に、遊技領域に打込まれたパチンコ玉がアウト口に
落入すれば、アウト玉検出器により検出され前記ステッ
プS32によりYESの判断がなされてステップS39に進み、
打込玉カウンタを1インクリメントした後にステップS4
1に進む。つまり、ステップS39による打込玉カウンタを
1インクリメントする処理は、入賞玉検出器がONになっ
た場合とアウト玉検出器がONになった場合との両方の場
合になされるのであり、これにより、入賞玉とアウト玉
とを寄せ集めた打込玉の個数が打込玉カウンタにより計
数される。なお、本実施例のように入賞玉とアウト玉と
の和をカウントすることに代えて、たとえば第2図に示
す入賞玉・アウト玉合流樋76に打込玉検出器を設け、そ
の打込玉検出器がONされる毎に打込玉カウンタを1イン
クリメントするように制御するようにしてもよい。次
に、(入賞玉カウンタの値×n)−(打込玉カウンタの
値)がm以上となり打止が成立した場合にはステップS4
2によりYESの判断がなされてステップS51に進む。ま
た、遊技者が精算ボタン28(第1図参照)を押圧操作し
て精算スイッチがONに切換わった場合にはステップS46
によりYESの判断がなされてステップS51に進む。そし
て、ステップS51では打球モータの電源がOFFに制御され
て遊技不能状態となる。遊技不能状態にする方法として
は、他に、打球発射装置54(第2図参照)への打玉の供
給を停止させたり、発射玉通路途中に遮蔽板等を出現さ
せて発射玉を強制的にすべてファール玉にする方法等が
考えられる。次にステップS52に進み、ランプL1が消灯
されて遊技可表示器29(第1図参照)が消灯される。次
にステップS53に進み、発射玉カウンタと打込玉カウン
タの両値が等しいか否かの判断がなされる。このステッ
プS53による判断は、打止の成立あるいは精製ボタンの
押圧操作により打球モータの電源がOFFに制御された後
に、遊技領域に残存する残留玉のすべてが遊技結果が確
定したか否かを判断するものであり、残留玉による入賞
に伴なう遊技価値の付与を行なわんとするものである。
つまり、前記遊技領域に残留玉が存在する限りは、発射
玉カウンタの方が打込玉カウンタの値よりも大きくなる
はずであり、その結果ステップS53によりNOの判断がな
されるのである。そして、ステップS53によりNOの判断
がなされた場合にはステップS31に再び戻り、前記残留
玉による入賞があったか否かの判断が行なわれるのであ
る。その結果残留玉による入賞があった場合には、ステ
ップS37による持玉数データをn加算する処理がなさ
れ、遊技者に不満を抱かせないように制御される。次
に、前記遊技領域に存在する前記残留玉がすべてアウト
口に落入した場合にはステップS53によりYESの判断がな
されて、第6C図に示すステップS57に進む。
次に、持玉数データが0になった場合にはステップS4
1によりYESの判断がなされてステップS48に進み、打球
モータの電源がOFFに制御されて遊技不能状態となり、
ステップS49によりランプL1が消灯されて遊技可表示器2
9の表示が消灯される。次にステップS50に進み、発射玉
カウンタと打込玉カウンタの両値が等しいか否かの判断
がなされる。このステップS50による判断は、前記ステ
ップS53と同様の趣旨のものであり、打球モータの電源
がOFFに制御された後に遊技領域に残存している残留玉
のすべてについて遊技結果が確定したか否かを判断する
ためのものである。そして、ステップS50によりNOの判
断がなされれば前記ステップS31に進み、YESの判断がな
されれば前記ステップS1に再び戻る。
遊技者により遊技中断ボタン27(第1図参照)が押圧
操作されれば、遊技中断スイッチがONになりステップ47
によりYESの判断がなされてステップS54に進む。ステッ
プS54では、打球モータの電源をOFFに制御して遊技不能
状態とする。次にステップS55に進み、ランプL1を消灯
させて遊技可表示器29(第1図参照)の表示を消灯させ
る。次にステップS56に進み、発射玉カウンタと打込玉
カウンタとの両値が等しいか否かの判断がなされ、等し
くない場合には前記ステップS31に進むが、等しいと判
断された場合には第6D図に示すステップS70に進む。こ
のステップS56による判断は、前記ステップS53による判
断と同様の趣旨で行なわれるものであり、前記ステップ
S54による打球モータの電源をOFFに制御した後に遊技領
域に存在している残留玉のすべてについて遊技結果が確
定したか否かを判断するためのものである。このステッ
プS56に示すように、本実施例では、中断操作がなされ
てから発射玉カウンタの値=打込玉カウンタの値となる
まで第6D図に示す記録媒体の排出制御に移らないように
したが、中断操作から発射玉カウンタの値=打込玉カウ
ンタの値となるまでの間の残留玉制御が中断操作されて
いない通常の遊技の最中と同様になされるように構成す
れば、中断操作から直ちに記録媒体の排出制御に移るよ
うに制御してもよい。
精製ボタンの押圧操作,打止の成立あるいは持玉数が
0となった場合に、それぞれ発射玉カウンタの値と打込
玉カウンタの値とが等しくなるまで待ち、両値が等しく
なって初めて第6C図に示す記録媒体の排出制御あるいは
第6A図のステップS1に戻るよう制御しているが、本発明
はこれに限らず、タイマを設けて、精製ボタンが押圧操
作された時点,打止が成立した時点あるいは持玉数デー
タが0となった時点でタイマをセットし、所定時間の経
過によってそれぞれ記録媒体の排出制御あるいはステッ
プS1に戻るように制御し、タイマによる遅延時間を設け
ることにより前記残留玉への対処を行なうよう構成して
もよい。また、遊技中断ボタンが操作された場合あるい
は打止が成立した場合に、直ちに記録媒体の排出制御に
移るように構成してもよい。
次に、打止が成立した場合あるいは精算ボタンが押圧
操作された場合に行なわれる記録媒体の排出制御を第6C
図に基づいて説明する。
まずステップS57により、第3のカード検出器SW3がON
になっているか否かの判断がなされ、カードが第3のカ
ード検出器SW3によって検出される所定位置に留保され
ていればYESの判断がなされてステップS65に進む。ま
た、カードが前記所定位置に留保されていない場合には
ステップS57によりNOの判断がなされてステップS58に進
み、第1のカード排出用ソレノイドSOL1をONに制御する
とともに、ステップS59により第2のカード排出用ソレ
ノイドSOL2をONに制御し、ステップS60に進み、第3の
カード検出器SW3がONになったか否かの判断がなされ、O
Nになるまで前記ステップS58およびステップS59の制御
が続行される。つまり、ステップS58により第1のカー
ド排出用ソレノイドSOL1がON制御されれば第4図に示す
底板122が降下され、ステップS59による第2のカード排
出用ソレノイドSOL2がON制御されることにより、第4図
に示すカード押出レバー132が図示右方向に移動されて
カードストッカー120内のカード102が搬送ベルト118上
に押出される。そして第3のカード検出器SW3がONにな
った時点でカードストッカー内のカードの排出が完了さ
れるために、ステップS61に進み、第2のカード排出用
ソレノイドSOL2をOFF制御し、ステップS62により第1,第
2の搬送用モータM1,M2を逆転させてカードを第4図に
おける図示右方向に搬送させる。そしてステップS63に
より第3のカード検出器SW3がONからOFFに切換わったか
否かの判断がなされ、OFFに切換わるまで前記ステップS
62の制御が続行される。この状態で、カードが第4図に
おける図示右方向に搬送されて第3のカード検出器SW3
によって検出できない位置にまで移動するとステップS6
4に進み、第1のカード排出用ソレノイドSOL1をOFFに制
御する。
次に、ステップS65に進み、第1,第2の搬送用モータM
1,M2を逆転させてカードを第4図における図示右方向に
搬送し、データ消去器109で従前の記録データを消去す
るとともにデータ書込器108(第4図参照)により遊技
者が獲得した持玉数データを書込み、ステップS67に進
む。そしてステップS67により、第1のカード検出器SW1
がONからOFFになるまで前記ステップS65およびステップ
S66の制御が続行され、OFFになったと判断された場合に
はステップS68に進み、第1,第2の搬送用モータM1,M2を
停止制御させる。そして、前記第1のカード検出器SW1
によっては検出できない位置にまでカードが搬送されて
いる状態でカードの一部がカード挿入・返却口26(第4
図参照)から外方に一部突出した状態となるために、遊
技者はその磁気カードをカード挿入・返却口26から引き
抜くことが可能となる。次にステップS69に進み、打止
が成立しているか否かの判断がなされ、打止が成立して
いる場合には制御が終了するが成立していない場合には
NOの判断がなされて再び前記ステップS1に戻る。なお、
ステップS69によりNOの判断がなされる場合には、前記O
N状態でロックされていた精算ボタン28がOFF状態に切換
えられる。前記精算操作手段を構成している精算ボタン
28により、価値物体を遊技者に排出するための操作が可
能な価値物体排出操作手段が兼用構成されている。
次に、遊技者によって遊技中断ボタンが押圧操作され
ている場合に行なわれる遊技機特定物体の一例である磁
気カードの排出制御を、第6D図に基づいて説明する。
まず、ステップS70により、第3のカード検出器SW3が
ONになっているか否かの判断がなされ、磁気カードが、
第3のカード検出器SW3によって検出される所定位置に
留保されている場合にはステップS70によりYESの判断が
なされてステップS78に進む。また、磁気カードが前記
所定位置に留保されていない場合にはステップS70によ
りNOの判断がなされてステップS71に進み、第1のカー
ド排出用ソレノイドSOL1をON制御して、第4図に示す底
板122を下降させる制御が行なわれる。次にステップS72
に進み、第2のカード排出用ソレノイドSOL2をON制御し
て、第4図に示すカード押出レバー132を図示右方向に
移動させる制御が行なわれる。次にステップS73に進
み、第3のカード検出器SW3がONになったか否かの判断
がなされ、ONになるまで前記ステップS71およびステッ
プS72の制御が続行される。そして、カード押出レバー1
32によりカードストッカー120内のカード102が前記所定
位置に押出されて排出され、第3のカード検出器105(S
W3)(第4図参照)で検出されるようになれば、ステッ
プS73によりYESの判断がなされてステップS74に進み、
第2のカード排出用ソレノイドSOL2がOFFに制御され、
ステップS75に進み、第1,第2の搬送用モータM1,M2が逆
転されて、カードが第4図における図示右方向に搬送さ
れる。そしてステップS76により前記第3のカード検出
器SW3がONからOFFに切換わるまで前記ステップS75によ
る制御が続行され、磁気カードが右方向に搬送されて第
3のカード検出器SW3によっては検出できない位置にま
で搬送された時点でステップS76によりYESの判断がなさ
れてステップS77に進む。ステップS77では、第1のカー
ド排出用ソレノイドSOL1をOFFにする制御がなされる。
次にステップS78に進み、第1,第2の搬送用モータM1,
M2を逆転させてカードを第4図における図示右方向に搬
送させ、ステップS79によりカードに中断データを書込
む制御がなされる。このカードに中断データを書込む制
御は、具体的には、データ消去器109によって従前の記
録データを消去するとともに遊技機を特定できるデータ
をデータ書込機108(第4図参照)によってカードに書
込むことにより行なわれる。次にステップS80に進み、
第1のカード検出機SW1がONからOFFに切換わったか否か
の判断がなされ、OFFに切換わるまで前記ステップS78お
よびステップS79の制御が続行される。そして、第1の
カード検出器SW1がONからOFFに切換わり、磁気カードが
第1のカード検出器によっては検出できない位置にまで
搬送された状態で、その磁気カード102がカード挿入・
排出口26から一部外方に突出した状態となり(第4図参
照)、その状態で遊技者がカード挿入・排出口26から磁
気カード102を引き抜くことが可能となる。そしてステ
ップS81に進み、第1,第2の搬送用モータM1,M2を停止制
御させ、ステップS82によりランプL2を点灯させて遊技
中断表示器30により遊技中断状態である旨の表示を行な
う。そしてステップS1に再び戻る。この段階で、前記ON
状態でロックされていた遊技中断ボタンのロックが解除
される。
前記ステップS79により中断データが書込まれた磁気
カードにより、中断操作された遊技機を特定できる遊技
機特定物体が構成されている。この遊技特定物体には、
遊技機を特定するための情報ばかりでなく中断時点にお
ける持玉数データや大当り制御中であるか否か等の遊技
状態に関する情報を記録させてもよく、この遊技機特定
物体を遊技機に返還した場合に行なわれる中断の解除に
際し、中断時点の遊技状態に復帰させるよう制御しても
よい。また、遊技特定物体は、磁気カード等の記録媒体
に限らず、その遊技機専用のキーで構成してもよい。ま
た本実施例では、遊技機特定物体を持玉数情報が記録さ
れ遊技を開始する際に挿入される磁気カードにより兼用
構成したが、中断時専用の遊技機特定物体を使用しても
よく、さらに、中断時専用の記録媒体挿入・排出口およ
び記録媒体処理装置を設けるように構成してもよい。
前記ステップS70ないしステップS73,ステップS75,ス
テップS79ならびにステップS80により、中断操作された
遊技機を特定できる遊技機特定物体を遊技者が持ち出し
可能にする遊技機特定物体持出し許容手段が構成されて
いる。
そして、この遊技機特定物体持ち出し許容手段によっ
て遊技機特定物体を遊技者が持ち出している遊技中断状
態においては、既に説明したように、他人がその中断中
の遊技機に貨幣を投入したとしてもステップS3によりYE
Sの判断がなされてその投入貨幣が返却されることとな
り、また、他人が前記遊技機特定物体以外の磁気カード
を挿入したとしても前記ステップS13によりNOの判断が
なされてその挿入カードが返却されるのであり、遊技中
断中の遊技機を他人が一切使用できないように構成され
ている。そして、前記遊技機特定物体がその遊技機に返
還された場合にのみステップS13によりYESの判断がなさ
れて遊技中断状態が解除されるのである。
また、本発明においては、持玉数が所定数(たとえば
100)以下である場合は遊技の中断をできないように制
御し、いたずらに遊技中断手段を使用するという悪用を
防止するよう構成してもよい。また、前記遊技機特定物
体持ち出し許容手段は、中断操作以降においてのみ遊技
機特定物体の持ち出しを許容するものを示したが、本発
明はこれに限らず、遊技機特定物体を持玉数データが記
録される磁気カードとは別の専用のもので構成し、中断
操作がされる以前において前もって中断データを書込記
録させておきその中断データが記録された遊技機特定物
体を中断操作される以前において持ち出し可能に構成す
るものであってもよい。
第2の実施例 次に第2の実施例について説明する。
この第2の実施例においては、パチンコ遊技機の全体
構成は前記第1の実施例における第1図ないし第3図に
示すものと同様であり、カード処理装置100の構成は前
記第1の実施例における第4図に示すものと同様であ
る。また、パチンコ遊技機の制御回路は、前記第1の実
施例における第5図に示すものとほぼ同様であるが、制
御基板78′(第2図参照)から特定遊技状態の成立に伴
う大当り状態の信号が入出力回路154(第5図参照)に
入力される点のみが相違する。この制御基板78′によ
り、遊技状態が予め定められた特定遊技状態になったこ
とに基づいて、所定の遊技価値を付与可能な状態に遊技
制御する遊技制御手段が構成されている。さらに、その
制御回路の動作を説明するためのフローチャートにおい
ては、前記第1の実施例における第6B図が第7図になる
点を除いて前記第1の実施例と同じである。ゆえに、こ
の第2の実施例においては、第7図に示すフローチャー
トのみを説明する。なお、この第7図に示すフローチャ
ートは、前記第1の実施例における第6B図に示すものと
ほぼ同様であり、以下については相違点のみについて説
明する。
第7図に示すフローチャートにおいては、前記第1の
実施例における第6B図に示すステップS36のタイマT1
セットを行なう処理がない。そして、ステップS43にお
いては、大当り中か否かの判断がなされ、大当り中であ
ると判断された場合にはステップS44に進むが、大当り
中でないと判断された場合にはステップS45に進む。こ
の大当り中であるか否かの判断は、前述したように、制
御基板78′からの大当り状態信号が入出力回路154に入
力されたか否かで判断する。このステップS43により、
前記遊技制御手段による所定の遊技価値付与可能な状態
の期間中前記価値物体排出操作手段を不能動状態にする
価値物体排出操作不能動化手段が構成されている。これ
により、特定遊技状態の成立に伴う所定の遊技価値が付
与可能な状態の期間中においては、不測に精算操作手段
が操作されても精算制御が行なわれることがなく、前記
所定の遊技価値付与可能な状態を最大限有効利用した遊
技が常に可能となる。
前記所定の遊技価値付与可能な状態は、前述した可変
入賞球装置43(第1図参照)の所定期間の開閉以外のも
のであってもよい。たとえば、パチンコ玉の始動入賞に
伴って可変表示装置が回転し、その可変表示装置の停止
時における識別情報が予め定められた特定のものとなれ
ば特定遊技状態が成立し、可変入賞球装置を開成させ、
その開成を所定期間(たとえば30秒間)またはパチンコ
玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のいずれか早い方
の上圏外成立するまで継続させるという大当り制御であ
ってもよい。そして、この場合、前記大当り制御の最中
にパチンコ玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞する
ことにより、前記大当り情報が新たに更新されて継続さ
れるよう構成し、その継続上限回数を所定回数(たとえ
ば10回)に設定する。さらに、前記所定の遊技価値が付
与可能な状態の他の例として、たとえば、パチンコ玉が
特定入賞口に入賞することにより権利が発生し、特定入
賞口への再入賞により前記発生した権利が消滅するもの
において、前記権利発生中にパチンコ玉が始動入賞する
ことにより、可変入賞球装置を開成させ、その開成を所
定期間(たとえば10秒間)経過するまでまたはパチンコ
玉が所定個数(たとえば10個)入賞するまでのいずれか
早い方の条件が成立するまで継続するという大当り状態
であってもよい。
[発明の効果] 前記構成を有する本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に記載の本発明によれば、打球操作が継続し
ている限り遊技者の意に反して不測に精算操作手段が操
作されたとしても精算制御されないため、遊技中の不測
の精算制御に伴う不都合を防止し得るに至った。
請求項2に記載の本発明によれば、特定遊技状態の成
立に伴う特定遊技状態時制御に実行期間中の場合には、
遊技者の意に反して不測に価値物体排出操作手段が誤操
作されたとしてもそれに伴う制御がなされないために、
遊技者の誤操作に起因した制御が不測に実行されてしま
う不都合を防止し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の実施例を示し本発明に係る遊技機の一
例であるパチンコ遊技機を示す全体正面図である。 第2図は、第1の実施例を示しパチンコ遊技機の一部内
部構造を示す全体背面図である。 第3図は、第1の実施例を示し第2図における3−3断
面図である。 第4図は、第1の実施例を示しカード処理装置の働きを
説明するための作用説明図である。 第5図は、第1の実施例を示しパチンコ遊技機を制御す
るための制御回路を示すブロック図である。 第6A図ないし第6D図は第1の実施例を示し、前記第5図
に示す制御回路の動作を説明するためのフローチャート
である。 第7図は、第2の実施例を示しパチンコ遊技機の動作を
説明するためのフローチャートである。 図中、28は精算操作手段の一例である精算ボタン、22は
打球操作手段の一例である操作ハンドル、64は打球操作
継続状態検出手段の一例である発射玉検出器、138は制
御部(マイクロコンピュータ)、78′は制御基板、10は
弾球遊技機の一例であるパチンコ遊技機、42は遊技領域
である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打玉が打込まれる遊技領域と、遊技結果の
    精算を行なうための精算操作手段とを有し、該精算操作
    手段が操作されるまで記録媒体の記録情報により特定さ
    れる有価価値を使用して打玉を前記遊技領域に連続的に
    打込むことが可能な弾球遊技機であって、 遊技者によって操作され打玉を遊技領域に弾発発射する
    ための打球操作手段と、 該打球操作手段による打球操作が継続していることを検
    出する打球操作継続状態検出手段と、 該打球操作継続状態検出手段が打球操作の継続を検出し
    ていることに基づいて前記精算操作手段を不能動状態に
    する精算操作不能動化手段と、 を備えたことを特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】打玉を遊技領域に打込んで遊技が可能な弾
    球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1の
    状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な
    可変入賞球装置と、 価値物体を遊技者に排出するための操作が可能な価値物
    体排出操作手段と、 打玉の始動入賞に伴う始動入賞時制御が行なわれたこと
    を条件として遊技状態が予め定められた特定遊技状態に
    なったことに基づいて、前記可変入賞球装置を第1の状
    態にした後第2の状態にする制御を所定の上限回数を超
    えない範囲で実行可能な特定遊技状態時制御を行なう制
    御手段と、 該制御手段による前記特定遊技状態時制御の実行期間中
    の場合には前記価値物体排出操作手段を不能動状態にす
    る価値物体排出操作不能動化手段と、 を備えたことを特徴とする、弾球遊技機。
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