JP2862995B2 - 遊技場の管理設備装置 - Google Patents

遊技場の管理設備装置

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JP2862995B2 JP31867490A JP31867490A JP2862995B2 JP 2862995 B2 JP2862995 B2 JP 2862995B2 JP 31867490 A JP31867490 A JP 31867490A JP 31867490 A JP31867490 A JP 31867490A JP 2862995 B2 JP2862995 B2 JP 2862995B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはス
ロットマシーン等で代表される遊技機が設置されている
遊技場の管理設備装置に関し、詳しくは、所定の有価価
値を特定可能な情報が記録されている記録媒体と、該記
録媒体により特定された有価価値を使用して遊技が可能
な遊技機とを含む遊技場の管理設備装置に関する。
[従来の技術] この種の遊技場の管理設備装置において、従来から一
般的に知られているものに、たとえば、特開昭63−2929
86号公報に記載のものがあった。この従来の遊技場の管
理設備装置は、カード等の記録媒体に遊技機に挿入する
ことによりその記録媒体に記録されている識別情報が読
取られ、その読取り情報に基づいて特定された有価価値
を使用して遊技機により遊技が可能となる。そして、前
記有価価値は遊技に使用することによって減少するが遊
技の進行に伴って発生するたとえば大当たりによる価値
の付与によって有価価値の総額が増加する場合もあり、
結局この有価価値の総額は遊技の進行に伴って減少した
り増加したり変動するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種の遊技場の管理設備装置においてはた
とえば前記遊技機に使用した有価価値の使用総額が遊技
客の許容できる限度に達した場合など遊技客がそれ以上
の使用を望まない場合がある。また、遊技の進行に伴っ
て付与された有価価値すなわち遊技客が遊技によって獲
得した獲得有価価値が遊技客の目標とする額に達した場
合などにおいても、遊技客は満足して遊技を終了し有価
価値のそれ以上の使用を望まない場合がある。
ところが、この従来の遊技場の管理設備装置において
は、前述したように遊技客が、有価価値のそれ以上の使
用を望まない状態に達しているにもかかわらずそれに気
付かず、自己の意に反して有価価値の遊技への使用を続
行してしまう欠点があった。
本発明は係る事情に鑑み、遊技客がそれ以上の有価価
値の遊技使用を望まない状態に達しているにもかかわら
ず自己の意に反して有価価値の遊技使用を続行してしま
う不都合を防止することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、所定の有価価値を特定可能な情報が記録さ
れている記録媒体と、 該記録媒体により特定された有価価値を使用して遊技
が可能な遊技機とを含む遊技場の管理設備装置であっ
て、 所定の情報を報知する報知手段と、 遊技の進行に伴って変動する前記有価価値に関連する
値であって遊技客が希望する予定値を予め入力設定可能
な予定値設定手段と、 該予定値設定手段により設定された予定値と遊技中の
前記有価価値とが所定の関係になったことを判定する比
較判定手段と、 該比較判定手段の判定出力に基づいて、前記設定され
た予定値と遊技中の前記有価価値とが所定の関係になっ
たことを前記報知手段により報知させる報知制御手段と
を含むことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、予定値設定手段の働きにより、遊技
の進行に伴って変動する有価価値に関する値であって遊
技客が希望する予定値を予め入力設定することができ、
その予定値設定手段により設定された予定値と遊技中の
前記有価価値とが所定の関係になれば、その所定の関係
になったことが報知手段により報知される。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る遊技用管理設備装置の全体を
示す概略図である。
遊技場1にはカード販売機2が設置されている。遊技
客がこのカード販売機2から記憶媒体の一例のパチンコ
カード(残額カード)を購入する。遊技客はその購入し
たパチンコカード(残額カード)や後述する持点カード
を使用して遊技場1に設置されている遊技機により遊技
が可能となる。遊技場1には、遊技機設置島が複数列
(図面では4列)設けられており、その遊技機設置島7a
〜7dの両側に遊技機が複数配設されている。遊技場1に
配設されている遊技機は複数種類用意されており、遊技
機設置島7aの図示上側の列および遊技機設置島7dの図示
下側の列に配列されているものはいわゆる飛行機タイプ
のパチンコ遊技機である。飛行機タイプのパチンコ遊技
機とは、打球の始動入賞に伴って可変入賞球装置が比較
的少ない所定回数(たとえば1回または2回)開閉し、
その開閉中に打球が可変入賞球装置内に進入し、所定箇
所に設けられている特定入賞口(Vポケット)に入賞す
れば大当り状態となり、可変入賞球装置が比較的多い所
定回数(たとえば18回)開閉するかまたは打球が所定個
数(たとえば10個)入賞するかのうちいずれか早い方の
条件が成立すれば可変入賞球装置の大当りに伴う開閉が
終了するように構成されたものである。なお、この大当
りに伴う可変入賞球装置の開閉制御は、開閉中の可変入
賞球装置内に進入したパチンコ玉が前記特定入賞口へ入
賞すれば繰返し継続制御され、その繰返し上限回数はた
とえば15回と定められている。遊技機設置島7aの図示下
側の列および遊技機設置島7bの図示上側の列に設置され
ている遊技機はいわゆるフィーバータイプのパチンコ遊
技機である。このフィーバータイプのパチンコ遊技機3f
とは、打球の始動入賞に伴って可変表示装置が可変開始
し、その可変表示装置の停止時の表示結果が予め定めら
れた特定の識別情報の組合せ(たとえば777)となれば
大当り状態となり、可変入賞球装置が開成制御され、所
定時間(たとえば30秒間)の経過または打球の所定個数
(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が
成立すれば前記可変入賞球装置の開成が終了制御される
ものである。なお、この大当りに伴う可変入賞球装置の
開成制御は、開成している可変入賞球装置内に進入した
パチンコ玉が所定の箇所に設けられている特定入賞口
(Vポケット)に入賞することにより繰返し継続制御さ
れ、その繰返し継続制御の上限回数はたとえば10回と定
められている。遊技機設置島7bの図示下側の列に設けら
れている遊技機および遊技機設置島7cの図示上側の列に
設けられている遊技機は、大当りが1回発生すれば遊技
客に大量の得点が付与され打止まで達するタイプのパチ
ンコ遊技機である。遊技機設置島7cの図示下側の列およ
び遊技機設置島7dの図示上側の列に配設されている遊技
機はいわゆるカード式スロットマシンである。このカー
ド式スロットマシンとは、賭け率を決めた後リールを回
転し、そのリールが停止したときに予め定められた当り
ライン上に所定の識別情報の組合せ(たとえば777)が
成立すれば所定の大きさの得点が遊技客に付与されるも
のである。
遊技の結果遊技客が獲得した獲得得点を含む持点がカ
ードに記録され、そのカードが遊技客側に排出される。
その排出されたカードを遊技客がカード精算機4に挿入
すれば、その持点の範囲内で所望の景品が払出される。
なお、所望の景品を直接払出す代りにその持点の範囲内
で景品交換券を発行し、その景品交換券により景品交換
ができるように構成してもよい。遊技場1には、複数の
遊技機,カード販売機2ならびにカード精算機4を集中
管理するためのホール管理用コンピュータ6が設置され
ており、このホール管理用コンピュータ6を操作するた
めのコンピュータ端末5が所定箇所に設置されている。
ホール管理用コンピュータ6は、制御動作を所定の手順
で実行する演算部6bと、演算部6bの動作プログラムデー
タ等を格納する記憶部6cと、外部との信号の整合性をと
る入出力制御部6aとを含む。
遊技客がある機種の遊技機で遊技を行ないその遊技機
で獲得した得点を含む持点を即座にカード精算機4によ
り精算するのではなく、その持点が記録されたカードを
他の機種の遊技機に挿入してその持点により遊技を行な
うことも所定の使用制限の下で認められている。たとえ
ば、前記いわゆるフィーバータイプのパチンコ遊技機3f
は、機種コードAにセットされている遊技機で獲得した
獲得得点を含む持点を利用して遊技が可能である。機種
コードAにセットされている遊技機は、フィーバータイ
プのパチンコ遊技機3fと1回の大当りで打止まで達する
パチンコ遊技機3uとがある。カード式スロットマシン3s
の場合には、機種コードCにセットされた遊技機で獲得
した獲得得点を含む持点が使用可能となる。機種コード
Cにセットされている遊技機はカード式スロットマシン
3sのみのため、カード式スロットマシン3sで獲得した得
点を含む持点を使用して遊技を行なう場合には同じ機種
のコード式スロットマシン3sでのみ遊技が可能となる。
なお、記録媒体に記録されている有価価値のうち遊技に
未だに使用されていない未使用の有価価値すなわち残額
カードの残額情報はすべての機種の遊技機で使用可能で
ある。なお、前述した遊技機の機種に関しては使用制限
のある旨およびその制限内容を張紙や表示器等により遊
技客に事前に報知することが望ましい。
第2図は、残額カード(パチンコカード)21bを販売
するためのカード販売機2の一例を示す全体正面図であ
る。
第2図に示すカード販売機2は、その正面に、硬貨投
入口139と紙幣投入口140とが配設されており、遊技客が
硬貨および紙幣を投入し得るように構成されている。そ
して投入された貨幣の金額が当入金額表示器138によっ
て表示される。図中、148は販売カード金額選択ボタン
であり、購入せんとするパチンコカードの金額を選択す
るためのボタンである。図中247は販売カード枚数選択
ボタンであり、投入貨幣の金額の範囲内で購入できるパ
チンコカードの枚数を選択操作して入力することができ
る。カード購入者は、販売カード金額選択ボタン148お
よび販売カード枚数選択ボタン247を選択操作して販売
ボタン149を押圧操作することにより、選択された額の
パチンコカードが選択された枚数だけカード払出口145
から払出される。なお、投入貨幣に基づいて所定の種類
のカードを無条件に払出すようにしてもよい。一方、販
売カード金額選択ボタン148や販売カード枚数選択ボタ
ン247の操作を誤った場合には、キャンセルボタン150を
押圧操作することにより、いままでの選択ボタンの操作
をキャンセルして新たに選択し直すことができる。そし
て、カードが払出された後に釣銭がある場合には、硬貨
を払出す釣銭払出口141や紙幣を払出す釣銭払出口146か
ら釣銭が払出される。なお、図中142aは、中止表示器で
あり、現在カード販売を中止している旨の表示を行なう
ためのものである。また142bは販売中表示器であり、現
在カード販売を行なっている旨の表示を行なうためのも
のである。図中243は販売カード金額選択ボタン148の操
作により入力された購入せんとするカードの金額を表示
する販売カード額表示器であり、244は販売カード枚数
選択ボタン247の操作により入力された購入せんとする
カードの枚数を表示する販売カード枚数表示器である。
第3図は、カード精算機を示す全体正面図である。
カード精算機4は持点カード21aに記録されている有
価価値の範囲内で景品交換用の景品交換券を発行するも
のであり、このようなカードによる精算制御を行なうた
めの制御基板171が組込まれている。カード精算機4
は、カード処理装置161が設けられており、カード挿入
口162から挿入された持点カード21a(第7A図参照)に記
録されている持点情報が読取られる。この読取られた持
点情報が持点表示器166により表示される。遊技者がこ
の持点表示器166により表示された持点すべてを景品交
換したい場合には、全額交換確認ボタン168を押圧す
る。すると、その持点表示器166により表示された持点
の全額が景品交換券発行装置170により景品交換券に印
字されてその印字された景品交換券が遊技客側に払出さ
れる。なお、景品交換券の変わりに直接景品を払出すよ
うにしてもよい。その後、挿入された持点カードにまだ
持点が残存しているか否かの判断が行なわれ、残存して
いれば持点カードをカード返却口163から遊技客側に返
却する。一方、持点や残額が残っていない場合にはその
有価価値が「0」になった持点カードを機内に回収す
る。なおこの場合においても、0カードを遊技客側に返
却するようにしてもよい。この返却をするときには、済
マークやパンチ穴を0カードに付けることが望ましい。
一方、持点表示器166に表示された持点のうち遊技客
が一部のみの景品交換を望む場合には、遊技客が交換額
設定器164を操作して希望する交換額を設定入力する。
この設定入力された交換額は交換額表示器167により表
示される。一方、交換額設定器164にはクリアボタン165
が設けられており、たとえばこのクリアボタン165を1
回操作すれば交換額表示器167の内容がクリアされ、2
回押圧することにより精算を行なわずにカードがカード
返却口163から遊技客側に返却される。交換額表示器167
により表示された交換額を確認するための交換確認ボタ
ン169を遊技客が押圧すれば、その交換額表示器167によ
り表示されている交換額が景品交換券発行装置170によ
り景品交換券に印字されてその印字された景品交換券が
遊技客側に払出される。その後、前述したように挿入カ
ードの持点が残っているか否かの判断が行なわれ、残っ
ている場合にはカードを遊技客側に返却する制御が行な
われ、残っていない場合にはカードを機内に回収する制
御が行なわれる。
第4図は、遊技機の一例のいわゆるフィーバータイプ
のパチンコ遊技機3fを示す全体正面図である。
パチンコ遊技機3fの右下隅に設けられている打球操作
ハンドル10を遊技客が回動操作することにより、所望の
弾発力でパチンコ玉が遊技盤17の前面に形成されている
遊技領域18内に弾発発射される。図中14は、玉送りソレ
ノイドを含む打球供給装置であり、打球操作ハンドル10
の回動に連動して間欠揺動する打球杆12の揺動を検出す
る打球杆センサ13(第5図参照)の検出出力に基づいて
この打球供給装置14が作動する。そして、打球杆12が1
回揺動される毎に打球供給装置14の玉送りソレノイドが
励磁されて打球待機樋16上のパチンコ玉が1つずつ打球
発射位置にまで供給される。この打球供給装置14によっ
て打球発射位置にまで供給されるパチンコ玉が送り玉セ
ンサ15により検出されて後述する制御に用いられる。
遊技領域18内には、複数の回転ドラム(図面では3
個)24a,24b,24cを有する可変表示装置22が設けられて
いる。その可変表示装置22の下方には、開閉自在に設け
られている開閉板25を有する可変入賞球装置23が配設さ
れている。この可変入賞球装置には、始動入賞口26aが
一体的に設けられている。また、可変表示装置22の側方
にも始動入賞口26b,26cが設けられている。遊技領域18
内に打込まれたパチンコ玉が始動入賞口26a〜26cのいず
れかに入賞すれば、可変表示装置22が可変表示を開始す
る。そして、所定時間経過して停止制御された各回転ド
ラム24a〜24cによって表示される識別情報が特定の組合
せ(たとえば777)になれば大当り状態となり、可変入
賞球装置23の開閉板25が開成制御される。この開閉板25
の開成は、所定時間(たとえば30秒間)の経過またはパ
チンコ玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいず
れか早いほうの条件が成立することにより終了し、開閉
板25が閉成される。なお、この開閉板25が開成している
最中に進入したパチンコ玉が特定入賞口27内に入賞すれ
ば、開閉板25の開成制御が繰返し継続制御される。この
繰返し継続制御の上限回数はたとえば「16」に定められ
ている。前記可変表示装置22の可変表示の最中や可変入
賞球装置23の開成制御の最中にパチンコ玉が始動入賞す
ればその始動入賞が記憶され、可変表示装置22の可変表
示が終了した後または前記大当りの制御が終了した後に
その記憶に基づいて再度可変表示装置22の可変表示が行
なわれる。その始動入賞記憶の上限値はたとえば「4」
に定められている。
図中28はアウト口であり、遊技領域18内に打込まれた
パチンコ玉がいずれの入賞口にも入賞しなかった場合に
アウト玉として回収するためのものである。図中31はフ
ァール玉センサであり、弾発発射されたパチンコ玉がそ
の弾発力が弱すぎて遊技領域18にまで到達しなかった場
合にファール玉として打球待機樋16内に回収されるので
あり、そのファール玉を検出するためのものである。
パチンコ遊技機3fの下方部分には、持点カード用リー
ダライタ19aと残額カード用リーダライタ19bとが組込ま
れている。持点カード用リーダライタ19aに形成されて
いるカード挿入・排出口20aから持点カード21a(第7A図
参照)を挿入する。その挿入された持点カード21a(第7
A図参照)に持点(制限使用得点)が記録されている場
合であってその記録されている持点(制限使用得点)が
第1図で説明した使用制限によって使用禁止されるもの
でない場合には、その持点(制限使用得点)が遊技機3f
内に取込まれて持点として持点表示器37により表示され
る。そして、パチンコ玉を1つずつ弾発発射するごとに
持点から「1」ずつ減算される。一方、打込玉が入賞す
るごとに所定の得点(たとえば「15」点)が持点に加算
される。一方、残額カード21bを使用して遊技を行ない
たい場合には残額カード21bを残額カード用リーダライ
タ19bのカード挿入・排出口20bに挿入する。すると、残
額カード21bに記録されている残額から引落単位金額
(たとえば「100」円)を減算しその単位金額に相当す
る点数(たとえば「25」点)を持点として持点表示器37
により表示する。また、現在の残額カード21bの残額が
残額表示器38により表示される。そして、パチンコ玉を
弾発発射して持点が「0」になるごとに再度「100」円
が残額から減算されて再度「25」点が持点として持点表
示器37により表示される。なお、残額表示器38は、金額
を表示するものを示したが、それに代えて残額に相当す
る得点で表示してもよい。
遊技客が遊技を終了したい場合には照光式の精算ボタ
ン32を押圧操作する。すると、精算ボタン32が点灯する
とともに持点や残額が「0」になっていない場合にはそ
の現時点での持点が持点カード21aに記録され残額が残
額カードに記録されてカード挿入・排出口20a,20bから
それぞれのカードが遊技客側に排出される。
図中34は予定使用金額設定器であり、遊技客が遊技せ
んとする遊技機に対して遊技客が遊技に使用する予定の
最高金額(最高点数)を設定するものである。この予定
使用金額設定器34により、遊技の進行に伴って変動する
前記記録媒体により特定される有価価値に関する値であ
って遊技客が希望する予定値を予め入力設定可能な予定
値設定手段が構成されている。この予定値設定手段は、
遊技にともなって獲得した獲得得点を含む持点(制限使
用得点)の予定値を入力設定するものであってもよい。
また、パチンコカードをテンキーを備えたICカード等で
構成し、そのテンキーを操作して前記予定値をカードに
入力し、そのカードを遊技機に挿入して前記予定値を入
力設定できるようにしてもよい。この予定使用金額設定
器34により入力された予定使用金額は、予定値表示手段
の一例の予定使用金額表示器35により表示される。ま
た、本実施例では金額を指定することのできるテンキー
により予定値設定手段を構成したが、本発明はこれに限
らず、たとえば、予定使用金額を段階的に設定できるロ
ータリスイッチ,種々の予定使用金額が予め割振りされ
た複数のスイッチを有するセレクトスイッチ,数字を入
力するスイッチと入力数字の位を入力するスイッチとを
有しその2種類のスイッチの操作を組合せて予定使用金
額を入力するスイッチ,単一のスイッチを操作する毎に
大きさが段階的に異なった予定使用金額が設定されるス
イッチ等でもよい。
図中29,30はランプであり、大当りの発生に伴って点
灯または点滅し大当りの雰囲気を盛上げるように構成さ
れている。36はスピーカであり、大当り時に効果音を発
生したり異常事態の発生に伴って警報音を発生したりす
るものである。このパチンコ遊技機3fにより、前記記録
媒体により特定された有価価値を使用して遊技が可能な
遊技機が構成されている。
第5図は、パチンコ遊技機3fの一部内部構造を示す全
体背面図である。
パチンコ遊技機3fの機枠40には、前面枠39が開閉自在
および着脱自在に設けられている。この前面枠39に遊技
盤保持枠41が取付けられており、この遊技盤保持枠41に
対し遊技盤17が着脱自在に取付けられている。つまり、
遊技盤17を取付けるための遊技盤固定部材42は図示矢印
に示すように回動自在に構成されており、この遊技盤固
定部材42を回動させることにより遊技盤17を遊技盤保持
枠41から取外し可能に構成してある。このように構成す
ることにより、機種の交換に伴う台の入替えに際し、機
枠40や前面枠39等をそのまま残して遊技盤17を入替える
ことにより他の機種の遊技機にすることができ、台の入
換えに際しての経費が節減できる利点がある。
図中11は打球機構であり、モータの駆動力によって打
球杆12を間欠揺動しその打球杆12によりパチンコ玉を1
つずつ弾発発射し得るように構成されている。この打球
杆12の揺動を検出する打球杆センサ13が打球機構11に設
けられており、この打球杆センサ13の検出出力に基づい
て前記打球供給装置14の玉送りソレノイドを励磁してパ
チンコ玉を1つずつ打球発射位置に供給するように制御
する。遊技領域に打込まれて始動入賞口26a〜26cに入賞
したパチンコ玉は始動入賞玉検出器43a,43b,43cにより
検出されて打込玉集合カバー体48により一箇所に誘導さ
れて入賞玉センサ45により検出される。図中22は可変表
示装置であり、この可変表示装置22は前述したように特
定の識別情報の組合せ(たとえば777)で停止した場合
にソレノイド47が励磁されて可変入賞球装置23の開閉板
25(第4図参照)が開成される。その開成中に可変入賞
球装置23内に進入したパチンコ玉は10カウント検出器44
により検出される。一方、可変入賞球装置内に進入した
パチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)27内に入賞すれ
ば、その入賞玉が特定入賞玉検出器46により検出され
る。図中28はアウト口であり、36はスピーカである。パ
チンコ遊技機3fの前面枠39の下方内側部分に設けられた
制御ユニットボックス50には、持点カード用リーダライ
タ装置19aと、残額カード用リーダライタ19bと、持点カ
ードをストックしておくカードストッカ91と、持点カー
ド用リーダライタ制御基板55aと、残額カード用リーダ
ライタ制御基板55bと、精算操作センサ51と、使用禁止
設定器53と、機種コード設定器54と、遊技機制御用基板
56とが設けられている。持点カード用リーダライタ制御
用基板55a,残額カード用リーダライタ制御基板55bは、
それぞれ持点カード用リーダライタ19a,残額カード用リ
ーダライタ19bをするためのものである。精算操作セン
サ51は、精算ボタン32(第4図参照)が押圧操作された
ことを検出するものである。機種コード設定器54は、こ
のパチンコ遊技機3fの機種コードを設定入力するための
ものであり、たとえばゲーム方法の種類によってそれぞ
れに応じた機種コードを設定する。本実施例の場合、第
1図で説明したように機種コードはA,B,Cの3種類が用
意されており、パチンコ遊技機3fの場合には機種コード
Aが設定される。そして、機種コードAが設定されてい
るパチンコ遊技機で遊技を行ない獲得した得点を含む持
点(制限使用得点)が持点カード21aに記録されるので
あり、その際に持点カード21aの磁気記録部90(第7A図
参照)の機種コード記録領域に機種コードAが併せて記
録される。使用禁止設定器53は、制限使用得点の使用制
限を設定するためのものである。この使用禁止設定器53
は、(禁止,条件付,可)の3態様に設定可能であり、
「禁止」に設定した場合には、同一機種コードであって
も制限使用得点の使用を一切禁止するように制御され
る。「条件付」に設定した場合には、機種コード設定器
54で設定されている機種コード(たとえばA)すなわち
当該遊技機の機種コードに一致する機種コードの制限使
用得点に限って使用を許すように制御される。「可」に
設定された場合には、すべての機種コードの制限使用得
点の使用を許すように制御される。これら使用禁止制定
器53,機種コード設定器54は、通常時施錠されている前
面枠39を開成して初めて操作可能となるのであり、解錠
用のキーをもっている遊技場の係員のみが操作可能なも
のである。なお、本実施例では、使用禁止の設定,機種
コードの設定を各パチンコ遊技機に設けられている使用
禁止設定器53,機種コード設定器54により行なうものを
示したが、本発明はこれに限らず、使用禁止設定,機種
コード設定をホール管理用コンピュータ6のコンピュー
タ端末5(第1図参照)により行なうようにしてもよ
い。さらに、機種コード設定器54によりA,B,Cのいずれ
か1つを設定できるものを示したが、それに代えて、
「AとB」,「BとC」,「AとC」のいずれかの組が
設定できるようにしてもよい。その場合に、たとえば
「AとB」を設定した場合には、この「AとB」が設定
されている遊技機で獲得した得点を含む持点(制限使用
得点)を他の遊技機で使用するに際し、Aの機種コード
の制限使用得点の使用を許す遊技機とBと機種コードの
制限使用得点の使用を許す遊技機との両方の遊技機で使
用が可能となる。遊技機制御用基板56は、使用禁止設定
器53,機種コード設定器54等の設定入力に基づいて遊技
機を制御するためのものである。
第6図は、持点カード用リーダライタと残額カード用
リーダライタとの構成を説明するための概略構成図であ
る。
制御ユニットボックス50内に設けられた持点カード用
リーダライタ19aは、カード搬送モータ104aを有し、こ
のカード搬送モータ104aの回転力によりカード搬送ベル
ト103aが駆動されてカード挿入・排出口20aから挿入さ
れた持点カード20aが搬送される。カード挿入・排出口2
0aのカード取込側(図示左側)位置には、カード挿入・
排出口20aから挿入された持点カード21aまたはカード挿
入・排出口20aから排出される持点カード21aを検出する
カード挿排検出器100aが設けられている。カード挿排検
出器100aよりもカード取込側には、挿入されたカードに
書込まれているデータを読取るカードデータ読取器108a
と、挿入されたカードのカードデータを消去するための
カードデータ消去器106aと、所定のカードデータを持点
カード21aに書込むためのカードデータ書込器107aとが
設けられている。カードデータ消去器106aよりもさらに
カード取込側にカード保持検出器105aが設けられてお
り、このカード保持検出器105aにより持点カード21aが
検出された状態でカード搬送モータ104aを停止させ、図
示のようにカード保持位置で持点カード21aを停止保持
する。カード搬送モータ104aは正逆転可能に構成されて
おり、後述する持点カード用リーダライタ制御マイクロ
コンピュータ70aからの制御信号に基づいて逆転し、カ
ード保持位置にある持点カード21aをカード排出側(図
示右側)に搬送してカード挿入・排出口20aから持点カ
ード21aを突出させて遊技客側に返却する。
残額カード用リーダライタ19bは、以上述べた持点カ
ード用リーダライタ19aと全く同じ構成を有している。
つまり、カード搬送モータ104b、カード搬送ベルト103
b、カード挿入・排出口20b、カード挿排検出器100b、カ
ードデータ読取器108b、カードデータ消去器106b、カー
ドデータ書込器107b、カード保持検出器105bを有する。
一方、持点カード用リーダライタ19aには、カードス
トッカ91が設けられており、このカードストッカ91内に
持点カード21aが複数枚ストックされている。そして、
新たな持点カードを遊技客に発行する場合には、カード
ストッカ91の下方に設けられているストッカ用モータ35
8の駆動力によって偏心ローラ361が図示時計回り方向へ
回転され、その回転により、カードストッカ91内の持点
カード21aが1枚カード保持位置側に送出される。つま
り、カードストッカ91の底面には切欠部355が形成され
ており、偏心ローラ361が図示時計回り方向に1回転す
ることによりその偏心ローラがカードストッカ91の最も
底に位置する持点カード21aに接触してその持点カード2
1aがカード保持位置側に押出されるように構成されてい
る。カード保持位置側に押出された持点カードは、カー
ド搬送モータ104aによりカード排出側(図示右側)に搬
送されてカードデータ書込器107aにより所定のデータが
書込まれた後に遊技客側に払出される。
第7A図は、持点カード21aを示す正面図である。持点
カード21aは、ほぼ長方形のプレート状のもので構成さ
れており、磁気ストライプ等からなる磁気記録部90a
に、遊技店コード,カード発行年月日,カードNo.,持
点,機種コード,セキュリティコード等の情報が記録さ
れている。遊技店とコードとは、この持点カード21aが
発行された遊技店を識別するためのコードであり、この
持点カード21を他の遊技店で使用した際にはこの遊技店
コードが食違ってくるためにその使用が禁止される。カ
ード発行年月日とは持点カード21aが持点カード用リー
ダライタ19aによって発行された年月日であり、使用期
限を設ける場合にはこのカード発行年月日を基準として
使用期限が経過しているか否かの判断が行なわれる。カ
ードNO.(カード番号)は、この持点カード21aに割振ら
れた番号であり、他の持点カードとの区別が可能とな
る。持点とは、遊技機で遊技を行なった後精算ボタン32
を押圧操作したときの持点表示器37で表示されている持
点がその遊技機の機種コードとともに記録されたもので
ある。セキュリティコードとは、持点カード21aのセキ
ュリティを向上させるために設けられたものであり、た
とえば、カード番号や持点の情報を所定の法則に基づい
て変換したものを記録している。持点カード21aの記録
情報のうち、持点,セキュリティコードが必須の記録情
報であり、他の記録情報は必ずしも必要ではない。
第7B図は、残額カード21bを示す正面図である。この
残額カード21bの磁気記録部90bには、前述した持点カー
ド21aの記録情報と同種類の情報、すなわち、いわゆる
遊技店コード,カード発行年月日,カードNO.セキュリ
ティコードが記録される。相違する記録情報といえば、
持点の代わりに残額が記録される。また、持点カード21
aに記録される機種コードに対応する情報はこの残額カ
ード21bには記録されない。残額とは、残額カードの購
入時の金額から遊技に使用して引落された金額を減算し
た残りの金額であり、未だに遊技に使用されていない未
使用金額である。
第8図は、パチンコ遊技機の遊技制御用の制御回路を
示すブロック図である。
遊技機制御用マイクロコンピュータ60は以下に述べる
各種機器の動作を制御する機能を有する。このため、遊
技機制御用マイクロコンピュータ60は、たとえば数チッ
プのLSIで構成されており、その中には制御動作を所定
の手順で実行することのできるMPU61と、MPU61の動作プ
ログラムデータを格納するROM62と、必要なデータの書
込みおよび読出しができるRAM63とを含む。
さらに、遊技機制御用マイクロコンピュータ60は、入
力信号を受けてMPU61に入力データを与えるとともにMPU
61からの出力データを受けて外部に出力する入出力回路
64と、MPU61から音データを受けるサウンドジェネレー
タ69と、電源投入時にMPU61にリセットパルスを与える
パワーオンリセット回路65と、MPU61にクロック信号を
与えるクロック発生回路66と、クロック発生回路66から
のクロック信号を分周して割込パルスを定期的にMPU61
に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)67と、
MPU61からのアドレスデータをデコードするアドレスデ
コード回路68とを含む。
MPU61はパルス分周回路67から定期的に与えられる割
込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行する
ことが可能となる。また、アドレスデコード回路68はMP
U61からのアドレスデータをデコードし、ROM62,RAM63,
入出力回路64,サウンドジェネレータ69にそれぞれチッ
プセレクト信号を与える。
なお、この実施例ではROM62は、その内容の書換えす
なわち必要が生じた場合にはその中に格納されたMPU61
のためのプログラムデータを変更することができるプロ
グラマブルROMが用いられる。そして、MPU61は、このRO
M62内に格納されたプログラムデータに従って、かつ、
以下に述べる各制御信号の入力に応答して、種々の機器
に対し制御信号を与える。
遊技機制御用マイクロコンピュータ60には、入力信号
として次のような信号が与えられる。
まず、使用禁止設定器53(第5図参照)が遊技場の係
員により設定操作されたことに基づいて、使用禁止設定
信号が検出回路74を介して遊技機制御用マイクロコンピ
ュータ60に与えられる。機種コード設定器54(第5図参
照)が遊技場の係員により設定操作されたことに基づい
て、機種コード設定信号が検出回路74を介して遊技機制
御用マイクロコンピュータ60に与えられる。予定使用金
額設定器34(第4図参照)が遊技客により操作されたこ
とに基づいて予定使用金額設定信号が検出回路77を介し
て遊技機制御用マイクロコンピュータ60に与えられる。
精算操作ボタン32(第4図参照)が遊技客により押圧操
作されたことに基づいて精算操作センサ51(第4図参
照)がONになり、検出回路75を介して精算操作検出信号
が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に与えられる。
パチンコ玉が打球発射位置にまで供給される毎に送り玉
センサ15(第4図参照)がONになり、検出回路78から送
り玉検出信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に
与えられる。パチンコ玉が入賞したことに基づいて入賞
玉センサ45(第5図参照)がONになり、検出回路79を介
して入賞玉検出信号が遊技機制御用マイクロコンピュー
タ60に与えられる。ファール玉がファール玉センサ31
(第4図参照)により検出されたことに基づいて、検出
回路80を介してファール玉検出信号が遊技機制御用マイ
クロコンピュータ60に与えられる。打球杆12が間欠揺動
しその揺動が打球杆センサ13(第5図参照)により検出
されたことに基づいて、検出回路81を介して打球杆検出
信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に与えられ
る。残額カード用リーダライタ制御マイクロコンピュー
タ70bから、挿入された残額カードの読取情報信号とカ
ード保持情報信号とが遊技機制御用マイクロコンピュー
タ60に与えられる。持点カード用リーダライタ制御マイ
クロコンピュータ70aから、挿入された持点カードの読
取情報信号とカード保持情報とが遊技機制御用マイクロ
コンピュータ60に与えられる。ゲーム制御用マイクロコ
ンピュータ71から大当り発生や始動入賞等の稼働情報信
号が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に与えられ
る。ホール管理用コンピュータ6(第1図参照)から打
止信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に与えら
れる。なお、前述したように、使用禁止設定,機種コー
ド設定をホール管理用コンピュータ6のコンピュータ端
末5(第1図参照)により行なう場合には、ホール管理
用コンピュータ6からは、打止信号ばかりでなく使用禁
止設定情報や機種コード設定情報が遊技機制御用マイク
ロコンピュータ60に与えられる。
遊技機制御用マイクロコンピュータ60は以下の回路や
各種機器に対し制御信号を与える。
ソレノイド駆動回路82を介して玉送りソレノイド14a
に玉送りソレノイド制御用信号を与える。セグメントLE
D駆動回路83を介して持点表示器37,残額表示器38,予定
使用金額表示器35(第4図参照)にそれぞれ表示用制御
信号を与える。残額カード用リーダライタ制御マイクロ
コンピュータ70に対し、残額カードへの書込情報信号と
残額カードの真偽判定信号(OK,NG)とが与えられる。
持点カード用リーダライタ制御マイクロコンピュータ70
aに対し、持点カードへの書込情報信号と持点カードの
真偽判定信号(OK,NG)とが与えられる。ゲーム制御用
マイクロコンピュータ71に対し、打止時や精算時におけ
るゲーム停止信号が与えられる。ホール管理用コンピュ
ータ6に対し、入り玉および出玉に関する情報やゲーム
制御用マイクロコンピュータ71からの稼働情報が与えら
れる。アンプ84を介してスピーカ36に音発生用の制御信
号が与えられる。このアンプ84とスピーカ36とにより、
所定の情報を報知する報知手段が構成されている。前記
遊技機制御用マイクロコンピュータ60や各種回路および
各種機器には、電源回路73から所定の直流電流が与えら
れる。なお、好ましくは、遊技機あるいは遊技場内にバ
ックアップ電源を設置するのが望ましい。
第9図は、残額カード用リーダライタに用いられる制
御回路を示すブロック図である。図中70bは残額カード
用リーダライタ制御マイクロコンピュータであり、第8
図に示した遊技機制御用マイクロコンピュータ60と同様
の構成である。第8図に示した遊技機制御用マイクロコ
ンピュータ60と共通する部分は共通の参照符号を付し、
ここでは説明の繰返しを省略する。
残額カード用リーダライタ制御マイクロコンピュータ
70bには、入力信号として次の信号が与えられる。
第6図を参照して、まず、残額カード21bがカード挿
入・排出口20bに挿入された場合および残額カード21bが
カード挿入・排出口20bから排出された場合に、カード
挿排検出器100bによりカードの挿入および排出が検出さ
れ、その検出信号が検出回路370を介して残額カード用
リーダライタ制御マイクロコンピュータ70bに入力され
る。残額カード21bがカード保持位置にまで搬送されれ
ばカード保持検出器105bにより検出され、その検出信号
が検出回路370を介して入力される。残額カード21bに記
録されているカード情報がカードデータ読取器108bによ
り読取られれば、その読取情報がデータ読取回路371を
介して入力される。遊技機制御用マイクロコンピュータ
60から、前述したカード書込情報信号,カード真偽判定
信号(OK,NG)が入力される。
残額カード用リーダライタ制御用マイクロコンピュー
タ70bは以下の回路や各種機器(第6図参照)に対し制
御信号を与える。
データ書込回路372を介してデータ書込器107baにカー
ドデータ書込用制御信号を与える。データ消去回路373
を介してカードデータ消去器106bにカードデータ消去用
制御信号を与える。モータ駆動回路374を介してカード
搬送モータ104bにカード搬送用制御信号を与える。遊技
機制御用マイクロコンピュータ60に、前述した残額カー
ド読取器情報信号,カード保持情報信号を与える。前記
残額カード用リーダライタ制御マイクロコンピュータ70
bや各種回路および各種機器には、電源回路73(第8図
参照)から所定の直流電流が与えられる。なお、好まし
くは、遊技機あるいは遊技場内にバックアップ電源を設
置するのが望ましい。
第10図は、持点カード用リーダライタに用いられる制
御回路を示すブロック図である。図中70aは持点カード
用リーダライタ制御マイクロコンピュータである。この
第10図に示す制御回路の大半が前述した第9図の制御回
路と共通の構成を有するために、その共通する部分は共
通の参照符号を付し、ここでは説明の繰返しは省略す
る。
持点カード用リーダライタに用いられる制御回路にお
いて、前述した第9図の残額カード用リーダライタに用
いられる制御回路との相違点は、持点カード用リーダラ
イタ制御マイクロコンピュータ70aから、ストッカ用モ
ータ駆動制御信号がモータ駆動回路374を介してストッ
カ用モータ358(第6図参照)に与えられる。また、持
点カード用リーダライタ制御マイクロコンピュータ70a
から、前述したように持点カード読取情報信号,カード
保持情報信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に
与えられる。一方、遊技機制御用マイクロコンピュータ
60から、前述したように持点カード真偽判定情報信号
(OK,NG),持点カード書込情報信号が持点カード用リ
ーダライタ制御マイクロコンピュータ70aに与えられ
る。なお、この持点カード用リーダライタの制御回路に
も電源回路73(第8図参照)から所定の直流電流が与え
られるが、好ましくは、遊技機あるいは遊技場内にバッ
クアップ電源を設置するのが望ましい。
第11図は、第9図に示した残額カード用リーダライタ
の制御回路の動作を示すフローチャートである。
まずステップS(以下単にSという)1によりカード
保持検出器がONになっているか否かの判断がなされ、カ
ード保持検出器がONになっていない場合にはS2によりカ
ード挿排検出器がONになっているか否かの判断が行なわ
れ、カード挿排検出器がONになっていない場合には再び
S1のステップに戻る。このS1とS2とからなるループの巡
回途中で、パチンコカード(残額カード)21bが残額カ
ード用リーダライタ19bのカード挿入・排出口20bに挿入
されれば、カード挿排検出器100b(第6図参照)がONに
なりS2によりYESの判断がなされる。次にS3により、カ
ード搬送モータ104bを正転させて残額カード21bを取込
方向に搬送させ、S4によりその搬送されてきた残額カー
ド21bに記憶されているカード情報がカードデータ読取
器108bにより読取られる。次にS5により、カード保持検
出器105bがONになったか否かの判断が行なわれ、未だに
ONになっていない場合には再びS3に戻る。そして、カー
ドが取引方向に搬送されてその搬送されてきた残額カー
ドがカード保持検出器105bにより検出されればS5により
YESの判断がなされてS6による搬送モータ104bの停止制
御がなされる。この状態で残額カード21bはカード保持
位置に停止保持される。
次にS7により読取った内容を遊技機制御用マイクロコ
ンピュータに出力する処理がなされ、S8により、遊技機
制御用マイクロコンピュータから判定情報が入力された
か否かの判断がなされ、入力されるまで待機する。
遊技機制御用マイクロコンピュータでは、後述するよ
うに、残額カード用リーダライタ制御マイクロコンピュ
ータから送られてきたカードの読取情報の真偽をチェッ
クして送り元である残額カード用リーダライタ制御マイ
クロコンピュータにその真偽の判定結果に返信する(S6
0〜S63,S65参照)。その遊技機制御用マイクロコンピュ
ータから返信されてきた判定情報が残額カード用リーダ
ライタ制御マイクロコンピュータに入力されればS8によ
りYESの判断がなされてS9により返信されてきた判定情
報がOK情報であるか否かの判断がなされる。そして、適
正であるとの判定情報であった場合にはS9によりYESの
判断がなされて再びS1に戻る。一方、挿入された残額カ
ード21bに記録されているカード情報が不適正なもので
あった場合には不適正である旨のNG信号が遊技機制御用
マイクロコンピュータから返信されてくるのであり、そ
の場合にはS9によりNOの判断がなされて、S10による搬
送モータ104bの逆転制御がなされる。その結果、カード
保持位置に保持されていた残額カード21bがカード排出
方向に搬送されてカード挿入・排出口20bから残額カー
ド21bが一部突出された状態となる。その突出された状
態となればカード挿排検出器100bがONからOFFに切換わ
るのであり、その結果S11によりYESの判断がなされてS1
2によるカード搬送モータの停止制御がなされ、その後S
1に戻る。つまり、挿入された残額カードに記録されて
いるカード情報が不適正なものであると判断されれば挿
入された残額カード21bが遊技客側に返却されるのであ
る。なお、挿入された残額カード21bに記録されている
カード情報が不適正であった場合には、遊技場の係員に
その旨を報知するように制御してもよい。
残額カード用リーダライタ19bに挿入された残額カー
ド21bが適正なカードであると判定されてカード保持位
置に保持されている場合には、カード保持検出器105bが
ONになっており、S1によりYESの判断がなされS13によ
り、カード保持情報を遊技機制御用マイクロコンピュー
タに出力する処理がなされる。つまり、挿入された残額
カード21bを所定のカード保持位置に保持している旨の
情報が遊技機制御用マイクロコンピュータに送信される
のである。次にS14により、遊技機制御用マイクロコン
ピュータから残額情報が入力されたか否かの判断がなさ
れ、入力されていない場合には再びS1に戻る。一方、遊
技機制御用マイクロコンピュータでは、遊技の終了に基
づいて最終的な残額情報の精算結果を送信するのであり
(S100〜S104参照)、その残額情報が遊技機制御用マイ
クロコンピュータから送信されてくればS14によりYESの
判断がなされてS15による搬送モータの逆転制御が行な
われる。その結果、カード保持位置に保持されていた残
額カード21bがカード排出方向に搬送され、その搬送途
中で、S16により、カードの情報の消去,カードの情報
の書込,書込内容の読取確認の各処理がなされる。次に
S17により、書込が終了したか否かの判断がなされ、書
込が終了した段階でS18により、読取確認の結果正常に
カード情報が書込まれたか否かの判断がなされる。正常
にカード情報が書込まれていなかった場合にはS18によ
りNOの判断がなされて、S22により、書込エラーカウン
タを「1」インクリメントする処理がなされる。次にS2
3により、書込エラーカウンタが「2」であるか否かの
判断がなされ、未だに「2」になっていない場合にはS2
4により搬送モータの停止制御が行なわれる。次にS25に
より、搬送モータを正転される制御が行なわれて残額カ
ード21bがカード取込方向に搬送され、S26によりカード
保持検出器105bがONになったか否かの判断がなされ、残
額カード21bがカード保持位置にまで搬送されてきた段
階でカード保持検出器がONになり、S27による搬送モー
タの停止制御が行なわれる。その後、S15〜S17の処理が
再度行なわれて、カード情報の再度の書込制御が行なわ
れる。そして、再度書込まれたカード情報が適正に書込
まれているか否かの判断がS18により行なわれ、再度の
書込も適正に行なわれていないと判断された場合には再
びS22により、書込エラーカウンタを「1」インクリメ
ントする処理がなされる。その結果、書込エラーカウン
タの値が「2」となるために、S23によりYESの判断がな
されて、S28によるエラー処理がなされる。このエラー
処理とは、遊技機の係員に残額カード用リーダライタに
よるカード情報の書込が正常に行なわれない旨の報知を
行なう等のことが考えられる。つまり、残額カード21b
へのカード情報の書込が適正に行なわれなかった場合に
は再度の書込を試み、その2回目の書込によっても適正
にカード情報が書込まれなかった場合に前記エラー処理
がなされるのである。
一方、S18による読取確認の結果適正にカード情報が
書込まれたと判断された場合には、S19により、カード
挿排検出器がONからOFFに切換わったか否かの判断がな
され、切換わるまで待機する。この段階でも、搬送モー
タの逆転制御はS15により続行されているために、残額
カード21bがカード排出方向に搬送され続け、残額カー
ド21bがカード挿入・排出口20bから一部突出された状態
となる。その突出した状態となれば、カード挿排検出器
100bがONからOFFに切換わるため、S19によりYESの判断
がなされる。次に、S20により、搬送モータを停止する
制御がなされ、次にS21により、書込エラーカウンタ(S
22参照)をクリアする処理がなされてS1に戻る。
第12図は、第10図に示した持点カード用リーダライタ
の制御回路の動作を説明するためのフローチャートであ
る。この第12図に示す持点カード用リーダライタの制御
用フローチャートは、前述の第11図に示した残額カード
用リーダライタ制御用のフローチャートと大半が共通す
るためにその共通部分については説明の繰返しを省略
し、相違点につてのみ説明する。
まずS29により、カード保持検出器がONになっている
か否かの判断がなされ、持点カード21aがカード保持位
置に存在しない場合にはカード保持検出器がOFFになっ
ているためにS29によりNOの判断がなされる。次にS30に
より、カード挿排検出器がONになっているか否かの判断
がなされ、カード挿排検出器100aがONになっていない場
合には、S42により、遊技機制御用マイクロコンピュー
タから持点情報の入力があったか否かの判断がなされ
る。遊技機制御用マイクロコンピュータでは、持点情報
がゼロになったときとか遊技を終了させるときなどに最
終的な持点情報を精算して持点カード用リーダライタ制
御マイクロコンピュータに返信するのであり(S89,S10
9,S106参照)、その遊技機制御用マイクロコンピュータ
から持点情報が返信されてくれば、S42によりYESの判断
がなされる。次にS43によりカード保持検出器がONにな
っているか否かの判断がなされ、持点カード21aが持点
カード用リーダライタ19aに挿入されてカード保持位置
に保持されていればこのS43によりYESの判断がなされ、
S46以降のカード情報の書込制御が行なわれる。一方、
持点カード21aを挿入することなく残額カード21bのみを
挿入してその残額カードに記録されている残額情報に基
づいて遊技を行なった場合にはカード保持位置に持点カ
ード21aが保持されていない状態になるために、S43によ
りNOの判断がなされる。この場合には、S44によりスト
ッカ用モータ358を1回転駆動させてストッカ91内の持
点カード21aをカード保持位置側に送り出す処理がなさ
れる。次にS45により、カード保持検出器がONになった
か否かの判断がなされ、ストックカードがカード保持位
置にまで送出されてくればこのS45によりYESの判断がな
され、その送り出されてきたカードにカード情報の書込
制御が行なわれる。一方、カードストッカ91内のストッ
クカードがすべて使い果たされてしまいストックカード
が全くない状態の場合には、いくらストッカ用モータ35
8を回転させたとしてもカードがカード保持位置に送出
されてくることがないために、その場合にはS45によりN
Oの判断がなされ、S59によりエラー処理が行なわれる。
第13図は、第8図に示した遊技機制御用の制御回路の
動作を説明するためのフローチャートである。
まずS60により、残額カード用リーダライタ制御マイ
クロコンピュータから読取情報が入力されたか否かの判
断がなされ、読取情報の入力がないと判断された場合に
はS66の判断が行なわれる。一方、前記S7により読取情
報が遊技機制御用マイクロコンピュータに送信されてく
れば、S60によりYESの判断がなされ、S61によるデータ
チェックの処理が行なわれる。次にS62により、データ
チェックの結果送信されてきた残額カードのカード情報
が適正なものであるか否かの判断がなされ、適正なもの
である場合には、S63により、OK信号が残額カード用リ
ーダライタ制御マイクロコンピュータに出力され、S64
により、カード残額がCT1にセットされる。このCT1と
は、カード残額をカウントするための残額カウンタであ
る。一方、S62によるチェックの結果、送信されてきた
残額カードのカード情報が適正なものでないと判断され
た場合には、S65により、NG信号が残額カード用リーダ
ライタ制御マイクロコンピュータに出力される。
S64またはS65による処理がなされた後、または、S60
によりNOの判断がなされた場合には、S66により、持点
カード用リーダライタ制御マイクロコンピュータから読
取情報の入力があったか否かの判断がなされ、入力がな
かったと判断された場合にはS75による判断が行なわれ
る。一方、S35により持点カードの記録情報が遊技機制
御用マイクロコンピュータに送信されてくれば、S66に
よりYESの判断がなされて、S67により、送信されてきた
持点カード情報のデータチェックの処理が行なわれる。
そして、S68により、チェックの結果持点カード情報が
適正なものであるか否かの判断がなされ、適正なもので
なかった場合には、S74によりNG信号が持点カード用リ
ーダライタ制御マイクロコンピュータに出力される。一
方、チェックの結果適正な情報であると判断された場合
にはS69により使用を許可してよいか否かの判断がなさ
れる。そして、当該遊技機が使用禁止設定器53(第5図
参照)により「条件付」または「可」に設定されている
場合にはS69によりYESの判断がなされる。また、使用禁
止設定器53により「禁止」に設定されている場合にはS6
9によりNOの判断がなされてS74の処理がなされる。S69
によりYESの判断がなされた場合には、S70により条件付
であるか否かの判断がなされる。そして、使用禁止設定
器53により「条件付」に設定されている場合には、S71
による機種コードが一致するか否かの判断が行なわれ
る。このS71による判断は、具体的には、カード挿入・
排出口20aに挿入された持点カード21aの機種コード情報
記録領域に記録されている機種コード情報と、当該遊技
機の機種コード設定器54(第5図参照)により設定され
ている機種コードとが一致するか否かを判断する。そし
て一致しない場合にはその挿入カードに記録されている
持点(制限使用得点)は当該遊技機では使用できないこ
とになるためにS74による処理を行なうのである。ま
た、機種コードが一致した場合にはその挿入カードに記
録されている持点(制限使用得点)が当該遊技機で使用
できることにより、S72により、OK信号が持点カード用
リーダライタ制御マイクロコンピュータに出力される。
一方、使用禁止設定器53(第5図参照)により「可」に
設定されていた場合には前記S70によりNOの判断がなさ
れて、S71の判断が行なわれることなく直接にS72による
処理が行なわれる。つまり、当該遊技機が使用禁止設定
器により「可」に設定されている場合には、如何なる機
種コードに設定されている遊技機で獲得した制限使用得
点(持点)も当該遊技機で使用できるために、S71によ
り機種コードが一致するか否かの判断を行なう必要がな
いのである。S69〜S71により、遊技に用いられる有価価
値が前記制限使用得点(持点)である場合に、予め定め
られた規制の範囲内で遊技の使用を許可する使用許可手
段が構成されている。なお、この使用許可手段は、たと
えば挿入された持点カードに記録されている制限使用得
点(持点)のうち2割まで使用許可する等のように一定
の使用限度の範囲内で当該制限使用得点(持点)の使用
を許可するものであってもよい。さらに、この使用許可
手段は、挿入された持点カードに記録されている制限使
用得点(持点)を使用したい場合にはその有価価値の大
きさをたとえば4/5に縮小した状態(100点であれば80点
にした状態)で使用を許可するものであってもよい。S7
2により処理が行なわれた後はS73により、持点カードに
記録されている持点をCT2に加算する処理が行なわれ
る。このCT2おは、持点(制限使用得点)をカウントす
るための持点カウンタである。
このS73の処理が行なれた後に、S75により、CT2=0
であるか否かの判断が行なわれ、CT2が「0」でなけれ
ばS82により玉送りが能動化されて遊技が可能となる。
一方、S74による処理が行なわれて持点カードに記憶
されている時点による遊技が行なえない場合には、カー
ド持点のCT2への加算処理が行なわれないために、S75に
よりYESの判断がなされて、S76によりCT1=0であるか
否かの判断がなされる。つまり、持点カードによる遊技
が不可能な場合には残額カードで遊技を行なわざるを得
ず、その残額カードに記録されている残額が残存するか
否かをS76により判定するのである。そして、残額カウ
ンタの値が「0」でなかった場合には、S77により、CT1
から引落単位金額(たとえば100円)が減算され、単位
金額に対応する得点(たとえば25点)がCT2に加算され
る。次にS78によりCT3=0であるか否かの判断がなされ
る。CT3とは、予定使用金額設定器34(第4図参照)に
より遊技者が設定した予定使用金額をカウントする予定
使用金額カウンタであり、CT3が「0」でない場合にはS
79によりCT3から引落単位金額を減算する処理がなされ
る。そして、S80により、CT3=0であるか否かの判断が
なされ、S79による減算の結果0になった場合にはS81に
より報知フラグがセットされてS82による玉送りの能動
化処理が行なわれる。一方、S79により減算処理が行な
われたとしてもCT3が「0」にならなかった場合には報
知フラグがセットされることなくS82の処理がなされ
る。一方、S79による減算処理が行なわれる前に既にCT3
=0になっている場合にはそれ以上引落単位金額を減算
する必要がないためにS78によりYESの判断がなされてS7
9の処理を行なうことなく直接S82の処理が行なわれる。
本実施例では、CT3がカウントダウンされるものを示し
たが、それに代えて、CT3をカウントアップするものに
構成し、CT3のカウント値が予定使用金額と一致すればS
81の処理を行なうように構成してもよい。
S82により玉送りが能動化されて遊技が可能の状態と
なれば、S83により送り玉センサがONになったか否かの
判断がなされる。送り玉センサがONになっていない場合
にはS90により入賞玉センサがONになったか否かの判断
がなされ、入賞玉センサがONになっていない場合にはS9
2によりファール玉センサがONになったか否かの判断が
なされ、ファール玉センサがONになっていない場合には
S94により打止が成立したか否かの判断がなされ、打止
が成立していない場合にはS95により精算操作センサがO
Nになったか否かの判断がなされる。一方、遊技者が打
球操作ハンドル10を回動操作すればパチンコ玉が1つず
つ打球発射位置に供給されるのであり、そのパチンコ玉
の打球発射位置への供給毎に送り玉センサ15(第4図参
照)がONになって、S84により、CT2が「1」ディクリメ
ントされる。つまり、パチンコ玉を弾発発射する毎に持
点が「1」ずつ減算されるのである。遊技領域18内に打
込まれたパチンコ玉が所定の入賞領域や入賞球装置内に
入賞すれば、入賞玉センサ45(第5図参照)がONにな
り、S91により、CT2をn加算する処理がなされる。この
nは、パチンコ玉の1個の入賞に基づいて付与される得
点であり、たとえば「15」等の値である。次に、弾発発
射されたパチンコ玉が遊技領域にまで到達することなく
ファール玉として再度打球待機樋16(第4図参照)に還
元されれば、そのファール玉がファール玉センサ31(第
4図参照)により検出され、S93により、CT2が「1」イ
ンクリメントされる。つまり、パチンコ玉を弾発発射す
ることによりS84により既にCT2が「1」減算されている
のであり、その弾発発射されたパチンコ玉が遊技領域に
到達することなくファール玉として回収された場合に
は、S93による処理を行なって持点カウンタCT2の値を送
り玉センサがONしなかった場合と同等の値にしているの
である。
次にS96により、報知フラグがセットされているか否
かの判断がなされ、報知フラグがセットされている場合
にはS97により、予定使用金額に到達した旨の報知がス
ピーカ36により行なわれる。一方、S96により、報知フ
ラグがセットされていないと判断された場合にはS97の
処理を行なうことなくS98により、予定使用金額の更新
入力があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS111
により、CT1の値を残額表示器に表示し、CT2の値を持点
表示器により表示し、CT3の値を予定使用金額表示器に
より表示する処理が行なわれて、S60に戻る。一方、遊
技客が、予定使用金額設定器34(第4図参照)を操作し
て予定使用金額の更新入力を行なえば、S99により、CT3
がその入力された新たな予定使用金額に更新され、その
後S111による処理が行なわれる。このS99とS79およびS8
0により、前記予定値設定手段により設定された予定値
と遊技中の前記有価価値とが所定の関係になったことを
判定する比較判定手段が構成されている。前記S97,S81,
S96により、前記比較判定手段の判定出力に基づいて、
前記設定された予定値と遊技中の前記有価価値とが所定
の関係になったことを前記報知手段により報知させる報
知制御手段が構成されている。
一方、打止が成立した場合にはS94によりYESの判断が
なされ、また、遊技客が精算操作ボタン32(第4図参
照)を押圧操作すれば、S95によりYESの判断がなされ、
S100により、残額カード用リーダライタ制御マイクロコ
ンピュータからカード保持情報の入力があるか否かの判
断がなされる。前記S13に基づいてカード保持情報が遊
技機制御用マイクロコンピュータに送信された場合には
S100によりYESの判断がなされて、S10により、CT1=0
であるか否かの判断がなされる。そして、CT1が「0」
の場合には、S104により、ゼロ情報が残額カード用リー
ダライタ制御マイクロコンピュータに返信される。一
方、CT1が「0」でなかった場合には、S102により、残
額の最終情報が残額カード用リーダライタ制御マイクロ
コンピュータに送信され、S103により、CT1がクリアさ
れる。このS102,S104に基づいて送信されてきた情報に
より、残額カード用リーダライタ制御マイクロコンピュ
ータでは、前記S15以降のカード情報の書込処理を行な
うのである。次に、S105により、CT2=0であるか否か
の判断がなされ、持点カウンタが「0」でなかった場合
には、S106により、持点の最終情報を持点カード用リー
ダライタ制御マイクロコンピュータに出力する処理がな
され、S107により、CT2がクリアされて、S110により、C
T3および報知フラグがクリアされる。このS106に基づい
て、持点カード用リーダライタ制御マイクロコンピュー
タでは、S43以降の新たな持点のカードへの書込制御が
行なわれる。また、S106において、打止が成立している
場合には、その持点を遊技には使用できないようにして
もよい。
打止の成立または精算操作ボタンが押圧操作された段
階で、持点が「0」になっている場合には、S105により
YESの判断がなされて、S108により、持点カード用リー
ダライタ制御マイクロコンピュータからカード保持情報
の入力があるか否かの判断がなされ、ない場合には前記
S110の処理がなされるが、カード保持情報の入力がある
場合には、S109により、ゼロ情報が持点カード用リーダ
ライタ制御マイクロコンピュータに出力された後にS110
の処理がなされる。つまり、持点カードが挿入されてそ
の持点カードに記録されている持点を使用して遊技が行
なわれた結果その持点が「0」になれば、挿入された持
点カードに記録されている持点を「0」に更新する必要
があるが、残額カードのみを挿入してその残額カードに
記録されている残額を使用して遊技を行なった結果、そ
の残額から引落された持点が「0」になった場合には、
わざわざ「0」となった持点を持点カードに記録して遊
技客側に排出する必要がなために、S108により持点カー
ドが挿入されてカード保持位置に保持されているか否か
の判断を行なっているのであり、持点カードが挿入され
ている場合のみS109に基づいて持点カードの持点を
「0」に更新する処理が行なわれるのである。
次に、持点カウンタが「0」であり、残額カウンタも
「0」であった場合には、S85により、玉送り不能動化
の処理がなされてパチンコ玉が弾発発射できない状態と
なる。次に、遊技者が残額カード21bのみを挿入して遊
技を行なった場合には、S86によりYESの判断がなされて
S87により、ゼロ情報が残額カード用リーダライタ制御
マイクロコンピュータに出力され、S88によりNOの判断
がなされる。このS87に基づいて、残額カード用リーダ
ライタ制御マイクロコンピュータでは、S14以降による
カード情報(ゼロ情報を含む)の書込制御がなされる。
一方、遊技客が持点カード21aのみを挿入して遊技を行
なった場合には、S86によりNOの判断がなされてS88によ
りYESの判断がなされ、S89により、ゼロ情報が持点カー
ド用リーダライタ制御マイクロコンピュータに出力され
る。このS89に基づいて、持点カード用リーダライタ制
御マイクロコンピュータでは、S45以降によるカード情
報(ゼロ情報を含む)の書込制御が行なれる。一方、遊
技客が残額カード21bと持点カード21aとの両方を挿入し
て遊技を行なった場合には、S86によりYESの判断がなさ
れてS87の処理が行なわれるとともに、S88によりYESの
判断がなされてS89の処理がなされる。S85により玉送り
が不能動化されてパチンコ玉が弾発発射できない状態と
なった場合においても、S90〜S93の処理が行なわれるた
めに、パチンコ玉が弾発発射できない状態になった後に
おける遊技領域に残留している残留玉による入賞あるい
はパチンコ玉が弾発発射できない状態になった後におけ
るファール玉の発生が検出され、それら入賞玉またはフ
ァール玉による持点カウンタへの加算処理がなされる。
本実施例では、S77,S79により固定的に定められてい
る引落単位金額を減算するものを示したが、それに代え
て、この引落金額を遊技客または遊技場の係員が選択設
定できるように構成し、その選択設定された引落金額を
残額カウンタCT1や予定使用金額カウンタCT3から減算し
その引落金額に対応する得点をCT2にセットするように
してもよい。さらに、この引落単位金額をパチンコ玉が
1発弾発発射されるのに要する金額(たとえば4円)に
設定し、パチンコ玉が1個ずつ弾発発射されるごとにカ
ード残額から前記カード引落単位金額(たとえば4円)
を減算するように制御してもよい。また、前記S75によ
りYESの判断がなされる毎に音を発生させてもよい。さ
らに、本実施例では残額や持点がゼロとなったいわゆる
ゼロカードも遊技客側に返却するようにしたが、このゼ
ロカードを機内に回収するようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明は、入力設定された予定値に対し遊技中の有価
価値が所定の関係になれば報知手段によりその旨報知さ
れるために、遊技客が有価価値のそれ以上の遊技使用を
望まない状態になっているにもかかわらず遊技客がそれ
に気づくことなく不本意に遊技を続行してしまう不都合
が防止できる。さらに、入力設定された予定値に対し遊
技中の有価価値が所定の関係になれば強制的に有価価値
の使用を禁止する方法の場合には、実際に予定値に対し
遊技中の有価価値が所定の関係になった段階で遊技客の
気が変わってさらに遊技の続行がしたい場合であっても
強制的に有価価値の遊技使用が禁止されるという不都合
が生ずるのであるが、本発明は、予定値に対し有価価値
が所定の関係になれば単に報知手段による報知にとどめ
ているために、その段階で再度遊技客が遊技を続行する
か否かの決断を行なうことができ、遊技者の意思をより
一層反映できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる遊技場の管理設備装置の全体
を示す概略構成図である。 第2図は、カード販売機を示す全体正面図である。 第3図は、カード精算機を示す全体正面図である。 第4図は、本発明に用いられる遊技機の一例のパチンコ
遊技機を示す全体正面図である。 第5図は、パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背
面図である。 第6図は、持点カード用リーダライタおよび残額カード
用リーダライタの内部構造を説明するための構成図であ
る。 第7A図は、持点カードを示す全体正面図である。 第7B図は、残額カードを示す全体正面図である。 第8図は、遊技機制御用マイクロコンピュータおよびそ
れに接続されている各種回路や各種機器からなる制御回
路を示すブロック図である。 第9図は、残額カード用リーダライタに用いられる制御
回路を示すブロック図である。 第10図は、持点カード用リーダライタに用いられる制御
回路を示すブロック図である。 第11図は、第9図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 第12図は、第10図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 第13図は、第8図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 図中、1は遊技場、3h,3f,3uは遊技機の一例のパチンコ
遊技機、3sは遊技機の一例のカード式スロットマシン、
2はカード販売機、4はカード精算機、6はホール管理
用コンピュータ、13は打球杆センサ、15は玉送りセン
サ、19aは持点カード用リーダライタ、19bは残額カード
用リーダライタ、21aは記録媒体の一例の持点カード、2
1bは記録媒体の一例の残額カード、22は可変表示装置、
23は可変入賞球装置、31はファール玉センサ、32は精算
ボタン、34は予定使用金額設定器、37は持点表示器、38
は残額表示器、43a〜43cは始動入賞玉検出器、44は10カ
ウント検出器、45は入賞玉センサ、46は特定入賞玉検出
器、49はゲーム制御用基板ボックス、50は制御ユニット
ボックス、51は精算操作センサ、53は使用禁止設定器、
54は機種コード設定器、55aは持点カード用リーダライ
タ制御基板、55bは残額カード用リーダライタ制御基
板、56は遊技機制御基板、60は遊技機制御用マイクロコ
ンピュータ、90a,90bは磁気記録部、35は予定使用金額
表示器、70aは持点カード用リーダライタ制御マイクロ
コンピュータ、70bは残額カード用リーダライタ制御マ
イクロコンピュータである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の有価価値を特定可能な情報が記録さ
    れている記録媒体と、 該記録媒体により特定された有価価値を使用して遊技が
    可能な遊技機とを含む遊技場の管理設備装置であって、 所定の情報を報知する報知手段と、 遊技の進行に伴って変動する前記有価価値に関連する値
    であって遊技客が希望する予定値を予め入力設定可能な
    予定値設定手段と、 該予定値設定手段により設定された予定値と遊技中の前
    記有価価値とが所定の関係になったことを判定する比較
    判定手段と、 該比較判定手段の判定出力に基づいて、前記設定された
    予定値と遊技中の前記有価価値とが所定の関係になった
    ことを前記報知手段により報知させる報知制御手段とを
    含むことを特徴とする、遊技場の管理設備装置。
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