JP2670620B2 - 遊技用記録媒体発行装置 - Google Patents

遊技用記録媒体発行装置

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JP2670620B2 JP63155797A JP15579788A JP2670620B2 JP 2670620 B2 JP2670620 B2 JP 2670620B2 JP 63155797 A JP63155797 A JP 63155797A JP 15579788 A JP15579788 A JP 15579788A JP 2670620 B2 JP2670620 B2 JP 2670620B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遊技用記録媒体発行装置に関し、詳しく
は、遊技者の購入代金の対価としての情報が特定可能な
記録媒体を発行するための記録媒体発行手段を有し、該
記録媒体発行手段により発行された記録媒体で特定され
た前記情報を遊技機が設置された遊技場内で使用可能な
遊技用記録媒体発行装置に関する。
[従来の技術] この種の遊技用記録媒体発行装置に関し、従来から一
般的に知られているものに、たとえば、貨幣の投入など
によりそれに応じた持点が特定できる情報(たとえば持
点が特定できる持点情報)が記録された記録媒体を発行
し、その発行された記録媒体を遊技機に挿入することに
より、その挿入された記録媒体による特定された持点が
なくなるまで遊技を可能とする遊技用記録媒体発行装置
があった。そして、前記遊技機による遊技の結果獲得し
た持点は一般的に所望の景品に交換されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種従来の遊技用記録媒体発行装置では、
記録媒体が保有する価値がその記録媒体により特定され
た持ち点情報1種類のみであり、その記録媒体の利用価
値が狭いものに限定されてしまい、面白味に欠け遊技者
に対するサービスの点で不十分であった。また、持ち点
情報がなくなってしまうことによりその記録媒体は価値
が全くなくなってしまうため、遊技の結果持ち点のなく
なった遊技者に対して全く何もサービスがなされないこ
ととなり、しかも、持ち点がなくなり何の価値もなくな
った記録媒体が遊技場内に捨てられることにより遊技場
内が散らかったりする不都合があった。
すなわち、従来、記録媒体が保有する価値は、その記
録媒体を通じて導き出せる持ち点情報のみであったた
め、その持ち点情報が0になれば何ら価値のないものに
なってしまい、遊技者へのサービス面や記録媒体の散乱
による遊技場の美観面等で不都合が生じるのである。
本発明は、かかる実情に鑑み、記録媒体が、特定され
た持ち点情報が0になるまでその持ち点情報を使用し得
るという価値しか有さないことに起因する前記種々の不
都合を防止し得る遊技用記録媒体発行装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、遊技者の購入代金の対価としての情報が特
定可能であって遊技機が設置された遊技場内で使用可能
な記録媒体を発行するための遊技用記録媒体発行装置に
おいて、 該遊技用記録媒体発行装置は、遊技者が前記購入代金
の対価に加え所定の付加価値を入手できるようにするた
めの情報が視覚的に認識可能な態様で記録された前記記
録媒体を選択的に発行可能な選択発行手段を含むことを
特徴とする。
[作用] 本発明によれば、選択発行手段の働きにより、遊技者
が前記購入代金の対価に加え所定の付加価値を入手でき
るようにするための情報が視覚的に認識可能な態様で記
録された前記記録媒体が選択的に発行される。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本実施例においては、本発明の遊技場に備え
られる遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本
発明はこれに限らず、スロットマシンやレンジボールさ
らには雀球等、記録媒体により遊技が可能な遊技機すべ
てを含む。
第1図は、遊技場に備えられている記録媒体払出手段
の一例であるカード販売機10を示す全体正面図である。
カード販売機10は、遊技者の投入貨幣の金額の範囲内で
持ち点情報が記録された記録媒体を払出す機能を有す
る。カード販売機10には、硬貨投入口11が設けられてお
り、遊技者がこの硬貨投入口11から硬貨を投入し得るよ
う構成されている。そして投入された硬貨が偽物等の不
適正な硬貨の場合には下方に設けられている硬貨返却口
12から投入硬貨を返却する。さらに、紙幣挿入口13が設
けらており、遊技者が紙幣を挿入し得るよう構成されて
いる。そして、挿入された紙幣が偽物等の不適正なもの
であった場合にはこの紙幣挿入口13から遊技者側に挿入
紙幣が返却されるよう構成されている。
そして、前記投入硬貨および挿入紙幣が適正であった
場合に初めてカードの払出が可能となるのであり、その
場合には、遊技者は前記投入貨幣の金額の範囲内で自己
が欲する貸出点数を貸出点数選択ボタン16a〜16dを押圧
操作することにより選択する。なお、この貸出点数のレ
ートは、予め定められており、たとえば1点につき4円
程度に定めておく。そして遊技者が販売ボタン17を押圧
操作することにより、前記貸出点選択ボタン16a〜16dの
押圧操作に応じた貸出点数が遊技者の持ち点情報として
記録媒体の一例である磁気カード20に記録されてカード
払出口14から磁気カード20が払出される。なお、前記持
ち点情報は、前記磁気カード20の磁気記録部20aに記録
されることとなる。磁気記録部20aには、さらに遊技店
識別情報やカードの真偽を判別するための暗号情報等が
記録されている。また磁気カード20には、可視表示部20
bが設けられており、払出された磁気カードに記録され
ている持ち点や磁気カードナンバーやその磁気カードの
発行年月日さらには遊技店名等が遊技者等に視認可能に
印字あるいは刻字されている。
そして、遊技者の投入金額が販売された磁気カード20
の金額よりも多かった場合には、その差引き金額を釣銭
払出口15から釣銭として払出す。なお、18はキャンセル
ボタンであり、遊技者が貨幣を投入した後または貸出点
数選択ボタン16a〜16dを押圧操作した後に気が変わって
磁気カード20の販売キャンセルしたい場合に押圧操作す
るものであり、押圧操作することにより磁気カード20の
販売がキャンセルされて投入貨幣がそれぞれの貨幣返却
口または紙幣挿入口13から返却されるよう構成されてい
る。さらに図中、19は投入金額表示器であり、遊技者が
投入した貨幣の金額を遊技者に視認可能に表示するため
のものである。
なお、前記カード払出口14から払出される磁気カード
20は、図面上は偏平な長方形の形のものを示したが、本
発明はこれに限らず、棒状あるいは円板状等、形状は問
わない。また、カードの種類としては、磁気カードの他
に、ICカードや光ディスクメモリを利用したカード、さ
にはバーコードを印刷したものあるいはパンチ穴を形成
したもの等、種々のものが考えられる。前記カード販売
機10や後述するカード処理装置40さらにはカード精算器
100やサービス景品自動交換器120は、前述したカードの
種類や形状等に合わせて適宜変更可能である。さらに、
この磁気カード20には、遊技者の持ち点情報を直接記録
させたが、他に、磁気カードに磁気カードを識別するた
めの磁気カード識別情報を記録させ、その磁気カード識
別情報を読取ることによってそれを手掛りにホストコン
ピュータにより遊技者の持ち点情報を検索し、その持ち
点情報に基づいて遊技を行なったり景品交換を行なった
りするよう制御してもよい。
なお、この記録媒体払出手段は、後述する遊技機に内
蔵してもよく、その場合には、記憶媒体を、貨幣の投入
により即座に払出してもよく、また、貨幣の投入により
遊技を行ない獲得した持ち点を特定できる情報を記録し
た記録媒体を遊技終了時に払出すようにしてもよい。
第2図は、本発明に使用される遊技機の一例としての
パチンコ遊技機30を示す全体正面図である。
パチンコ遊技機30の前面枠31には、遊技盤46が配設さ
れ、その遊技盤46によって遊技領域50が形成されてい
る。また、パチンコ遊技機30の下方右隅には、操作ハン
ドル44が設けられており、この操作ハンドル44の操作に
よって打球杆45が間欠揺動し、パチンコ玉を前記遊技領
域50内に打込むよう構成されている。
遊技領域50内には、1対の開閉翼片51a,51bが設けら
れた可変入賞球装置51がその中央位置に設けられてい
る。また、遊技領域50の下方位置には、始動通過口の一
例である始動入賞口52が形成されている。さらに、遊技
領域50には、チューリップ式の入賞装置54や、通常の通
過口の一例である入賞口53が設けられている。なお、前
記可変入賞球装置51および入賞装置54は、上方から進入
したパチンコ玉がそのまま通過して下方から遊技盤に排
出される玉通過装置であってもよい。
前記操作ハンドル44の操作に応答して、前記打球杆45
が間欠揺動されることにより、その打球杆45によってパ
チンコ玉が弾発され、打球誘導レール47aと遊技領域形
成レール47bとの間を通って発射玉が遊技領域50内に進
入する。この遊技領域50内に進入する直前に、発射玉が
発射玉検出器48により検出される。図中、43は打玉供給
機構であり、打玉待機樋42内にあるパチンコ玉を打球杆
45による弾発発射位置にまで供給するためのものであ
る。
次に、前記打球杆45による弾発力が弱すぎた場合に
は、パチンコ玉が前記遊技領域50内に到達することなく
そのまま逆方向に転がって元の位置に戻ろうとするので
あり、その元の位置に戻ろうとするパチンコ玉すなわち
ファール玉がファール玉通路49に落入し打玉待機樋42に
戻される。なお、本実施例では、遊技領域50内に実際に
進入する発射玉すなわち有効発射玉を、前記遊技領域形
成レール47bの終端位置に設けた発射玉検出器48により
検出するよう構成したが、本発明はこれに限らず、発射
玉検出器をたとえば打球発射位置近傍の打球発射下手側
に設け、かつ、前記ファール玉通路49にファール玉を検
出するファール玉検出器を設け、発射玉検出器の検出出
力からファール玉検出器の検出出力を減算した値によ
り、実際の遊技領域50内に進入した有効発射玉を算出す
るよう構成してもよい。
前記遊技領域50に打込まれた有効発射玉が、前記始動
入賞口52のいずれかに入賞することにより、開閉翼片51
a,51bが所定回数(たとえば1回または2回)開閉する
ように制御され、その間にパチンコ玉が可変入賞球装置
51内に入賞できるように構成している。なお、図中55は
アウト口であり、遊技領域50に打込まれたパチンコ玉が
いずれかの入賞口あるいは入賞球装置にも入賞すること
なく落下した場合にその落下したアウト玉を回収するた
めのものである。
一方、前記遊技領域50内に打込まれ、入賞口53や入賞
装置54さらには可変入賞球装置51内に入賞したパチンコ
玉は、入賞玉集合樋58により集合され、入賞玉検出器59
により検出されて打込玉排出樋60内に導かれる。また、
前記アウト口55に落入したアウト玉も前記打込玉排出樋
60内に導かれる。そして、そのアウト玉と前記入賞玉と
を寄せ集めた打込玉が打込玉検出器61により検出され、
その後打込排出口62から打玉待機樋42内に排出されるよ
う構成されている。この打込玉検出器61は、前記入賞玉
検出器59とともにそれぞれの出力に基づいて演算を行な
うことにより、打止制御を行なったり遊技機の収支計算
を行なったりするためのものである。
パチンコ遊技機30の下方には、前面装飾板35が設けら
れており、その右隅に、記録媒体挿入口の一例であるカ
ード挿入・排出口36が形成されており、記録媒体の一例
である磁気カード20が挿入・排出可能に構成されてい
る。この磁気カード20には、前述したように、遊技者の
持ち点が特定できるよう持ち点情報が記録されたりカー
ド識別情報が記録されたりしており、その磁気カードか
ら直接あるいは間接的に導き出される持ち点情報に対応
する数だけのパチンコ玉によりパチンコ遊技が可能とな
る。さらに、カード挿入・排出口36の右側には、遊技を
終了させるための遊技終了ボタン37が設けられている。
また、その遊技終了ボタン37の右側には、カード挿入・
排出口36から挿入された磁気カード20により遊技が可能
な旨の表示を行なうための遊技可表示器38(L1)や、カ
ード挿入・排出口36から挿入された磁気カード20が所定
の位置に保留されている旨の表示を行なうためのカード
保留表示器39(L2)が設けられている。そして、このカ
ード挿入・排出口36,遊技終了ボタン37,遊技可表示器38
(L1)ならびにカード保留表示器39(L2)等により、後
述するカード処理装置40が構成されている。さらに、こ
のカード処理装置40の右側には、可変入賞装置51が連続
開閉するいわゆる大当たり状態の発生に伴なって効果音
を発生させたり、不正遊技が行なわれた場合の警報音を
発生させたりするためのスピーカ41が設けられている。
なお、第2図に示したパチンコ遊技機においては、磁
気カード20の挿入のみにて遊技が可能なものを示した
が、本発明はこれに限らず、遊技の開始時または遊技の
最中において貨幣を投入することによりその投入金額に
応じて遊技が可能となるものであってもよく、遊技者の
持ち点がまだ残存するときに遊技を終了すればその残存
している持ち点が導き出せる情報が記録された記録媒体
を遊技者側に排出する遊技機であれば他の形態のもので
あってもよい。
図中、56,57は遊技効果ランプであり、大当たり状態
などのときに点灯または点滅し、遊技効果を向上させる
ためのものである。63は持ち点表示器であり、遊技の過
程で刻々変化する遊技者の持ち点を表示し遊技者に知ら
せるためのものである。この持ち点表示器63の設置場所
は、遊技盤50に限らず、前面枠31あるいは幕板等の遊技
機近傍の遊技機外部であってもよい。32は扉保持枠であ
り、ガラス扉枠33および前面板34を保持するためのもの
であり、材質は金属に限らずプラスチック等でもよい。
第3図は、前記カード処理装置40を含む遊技機を制御
するための制御回路を示すブロック図である。
まず、前記カード処理装置40について説明する。
カード処理装置40には、磁気カード20が挿入・排出さ
れるカード挿入・排出口36が形成されている。このカー
ド挿入・排出口36に挿入された磁気カード20は、第1の
カード検出器64(SW1)により検出され、その検出出力
がカード検出回路90を介して後述するマイクロコンピュ
ータ80に入力される。そして、前記第1のカード検出器
64(SW1)による検出出力に基づいてマイクロコンピュ
ータ80から制御信号が搬送モータ回路91を介して搬送モ
ータ69に入力され、その搬送モータ69が正転を開始し、
主回転ローラ70が図示反時計方向に回転し、搬送ベルト
72によりカード20が図示左方向に搬送される。なお、図
中73は遊転自在なガイドローラであり、カード20を搬送
ベルト72側に押圧することにより、カード20を確実に搬
送させるためのものである。前記搬送ベルト72によりカ
ード20が搬送されている途中で、読取手段の一例である
データ読取器66でカード20のデータが読取られ、そのデ
ータがデータ読取書込回路89を介してマイクロコンピュ
ータ80に送られる。そして、カード20が第2のカード検
出器65(SW2)で検出されると、前記搬送モータ69が停
止し、前記第2のカード検出器65(SW2)で検出された
ところでカード20が停止される。なお、図中、71は遊転
自在に取付けられた従回転ローラである。また、前記搬
送モータ69は、マイクロコンピュータ80からの制御信号
に基づいて逆転可能に構成されており、搬送モータ69が
逆転することにより磁気カード20を図示右方向に搬送し
てカード挿入・排出口36から磁気カード20が排出できる
よう構成されている。そして、前記搬送モータ69が逆転
して磁気カード20が図示右方向に搬送される途中で、デ
ータ読取書込回路89を介したマイクロコンピュータ80か
らの制御信号に基づいて、データ消去器68により磁気カ
ード20に記録されている各種データの消去が可能となる
とともにデータ書込器69により新たなデータが書込まれ
るよう構成されている。
なお、本発明では、磁気カード20を、搬送することな
く挿入された位置でロックするようにしてもよく、その
場合には、ロックされた位置が前記カード20を保留すべ
き所定位置となる。
マイクロコンピュータ80は、以下に述べるようなパチ
ンコ遊技機30の動作を制御する機能を有する。マイクロ
コンピュータ80は、たとえば数チップのLSIで構成され
ており、その中には、制御動作を所定の手順で実行する
ことのできるMPU81とMPU81の動作プログラムを格納する
ROM82と、必要なデータの書込読出ができるRAM83とが含
まれている。さらに、MPU81と外部回路との信号の整合
性をとるための入出力回路84と、電源投入時にMPU81に
リセットパルスを与えるパワーオンリセット回路85と、
MPU81にクロック信号を与えるクロック発生回路86と、
クロック発生回路86からのクロック信号を分周して割込
パルスを定期的にMPU81に与えるパルス分周回路(割込
パルス発生回路)87と、MPU81からのアドレスデータを
デコードするアドレスデコード回路88とを含む。
MPU81はパルス分周回路87から定期的に与えられる割
込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行する
ことが可能となる。また、アドレスデコード回路88はMP
U81からのアドレスデータをデコードし、ROM82,RAM83,
入出力回路84にそれぞれチップセレクト信号を与える。
この実施例では、ROM82は、その内容の書換え、すな
わち、必要が生じた場合にその中に格納されたMPU81の
ためのプログラムを変更することができるように、プロ
グラマブルROM82が用いられている。そして、MPU81は、
ROM82内に格納されたプログラムに従って、かつ、各制
御信号の入力に応答して、前述した搬送モータ69等に対
し制御信号を与える。
マイクロコンピュータ80には、前述した信号のほか
に、以下の信号が入力される。まず、遊技者の遊技終了
ボタン37(第2図参照)の押圧操作により、遊技終了ス
イッチ37′がON操作され、その信号が遊技終了スイッチ
回路92を介してマイクロコンピュータ80に与えられる。
発射玉検出器48からの発射玉検出信号が発射玉検出回路
93を介してマイクロコンピュータ80に与えられる。入賞
玉検出器59からの検出信号が入賞玉検出回路94を介して
マイクロコンピュータ80に与えられる。また、打込玉検
出器61からの検出信号が打込玉検出回路95を介してマイ
クロコンピュータ80に与えられる。
次に、マイクロコンピュータ80は、前述した制御信号
のほかに以下の機器に制御信号を与える。
まず、打球モータ回路96を介して打球モータ75に打球
モータ駆動用制御信号を与える。ランプ回路97を介し
て、遊技可表示器38(L1)とカード保留表示器39(L2)
にそれぞれ表示制御信号を与える。ディジタル表示駆動
回路98を介して持ち点表示器63に表示制御信号を与え
る。なお、前記構成の各回路には、電源回路99から所定
の直流電流が供給される。
第4図は、第3図に示した制御回路の動作を説明する
ためのフローチャートである。
まず、ステップS1により第1のカード検出器SW1がON
になったか否かの判断がなされる。遊技者が磁気カード
20をカード挿入・排出口に挿入していない場合にはステ
ップS1によりNOの判断がなされ、カードが挿入されるま
で待機される。そして、遊技者が磁気カード20をカード
挿入・排出口36に挿入すれば、ステップS1によりYESの
判断がなされてステップS2に進み、搬送モータを正転さ
せてカードを第3図における図示左方向に搬送させ、ス
テップS3により磁気カードに記録されているデータをデ
ータ読取器66(第3図参照)により読取らせ、ステップ
S4に進み、第2のカード検出器SW2がONになったか否か
の判断がなされ、未だにONになつていないすなわちカー
ドが第2のカード検出器65(SW2)(第3図参照)で検
出される位置(所定位置)にまで搬送されていない場合
には前記ステップS2に戻り、ステップS2およびステップ
S3の処理が続行される。そしてカードが第2のカード検
出器65(SW2)で検出される位置にまで搬送された場合
にはステップS4によりYESの判断がなされて、ステップS
5に進み搬送モータが停止されて、これによりカード20
が第2のカード検出器65(SW2)で検出される位置で一
旦停止される。次に、ステップS6に進み、前記ステップ
S3で読取ったカードのデータが適正なものであるかどう
かの判断がなされる。磁気カードには、前述したよう
に、遊技者の持ち点情報の外にも遊技点識別情報や暗号
情報等が記録されており、それらの情報に基づいて挿入
された磁気カードがこの遊技場で使用可能な適正なもの
であるか否かが判断され、適正でないと判断された場合
にはステップS8に進む。ステップS8では、カード搬送モ
ータを逆転させ、ステップS9により第1のカード検出器
SW1がONからOFFに切換わったか否かの判断がなされ、切
換わるまでステップS8による処理が続行される。そし
て、カード挿入・排出口36から磁気カード20が一部突出
する状態まで搬送されることにより第1のカード検出器
SW1がONからOFFに切換わるのであり、その状態でステッ
プS9によりYESの判断がなされてステップS10に進み、カ
ード搬送モータが停止されて再び前記ステップS1に戻
る。
次に、ステップS6によりカードのデータが適正である
と判断された場合にはステップS7に進み、カードから導
き出された遊技者の持ち点が0であるか否かの判断がな
され、0であると判断された場合には前記ステップS8に
進み、その磁気カードの排出制御が行なわれるが、持ち
点が0でないと判断された場合にはステップS11に進
み、以降のパチンコ遊技の制御が開始される。
つまり、ステップS11では、打球モータの電源をONに
制御してパチンコ玉の弾発発射が可能な状態とし、ステ
ップS12に進み、遊技可表示器38(L1)ならびにカード
保留表示器39(L2)(第2図参照)を点灯させ、遊技が
可能な旨およびカードを保留している旨の表示を行な
う。次にステップS13に進み、発射玉検出器がONになっ
たか否かの判断がなされ、未だにONになっていないと判
断された場合にはステップS14に進み、入賞玉検出器がO
Nになったか否かの判断がなされ、未だにONになってい
ないと判断された場合にはステップS15に進み、打込玉
検出器がONになったか否かの判断がなされ、未だにONに
なっていないと判断された場合にはステップS20に進
む。
次に、ステップS20では、遊技者の持ち点が0である
か否かの判断がなされる。遊技者の持ち点が0でない場
合にはステップS20によりNOの判断がなされてステップS
21に進み、遊技終了スイッチがONになっているか否かの
判断がなされ、遊技者が遊技終了ボタンを押圧操作して
いなければステップS21によりNOの判断がなされてステ
ップS22に進む。次にステップS22では、(入賞玉数×
n)−(打込玉数)≧mの判断がなされる。このmは、
打止設定数であり、たとえば3000,4000程度の数字であ
る。また、nは、後述するように、パチンコ玉の1回の
入賞に伴なって付与される得点に相当する数でありたと
えば13等の予め定められている数である。(入賞玉数×
n)−(打込玉数)がm未満であれば、未だに打止とは
ならずステップS22によりNOの判断がなされて再び前記
ステップS11に戻るDOループが形成されている。このDO
ループを巡回する途中で、パチンコ玉が弾発発射されて
発射玉検出器がONになれば、前記ステップS13によりYES
の判断がなされてステップS16に進み、持ち点から1を
減算する処理がなされ、ステップS20に進む。
そして、遊技領域に打込まれたパチンコ玉が入賞すれ
ば、入賞玉検出器がONになりステップS14によりYESの判
断がなされてステップS17に進み、持ち点にnを加算す
る処理がなされる。このnはパチンコ玉の入賞に伴なっ
て付与される得点に相当する数字であり、たとえば13等
の予め定められている数字である。次にステップS18に
進み、入賞玉カウンタを1インクリメントする処理がな
され、ステップS20に進む。なお、持ち点に対する加算
条件としては、パチンコ玉の入賞に代えてまたはそれに
加えて、たとえば特定遊技状態の成立を選んでもよく、
特定遊技状態になったことに基づいて所定数加算するよ
うに制御してもよい。
次に、遊技領域に打込まれた打込玉が打込玉検出器61
(第2図参照)により検出されれば、ステップS15によ
りYESの判断がなされてステップS19に進み、打込玉カウ
ンタを1インクリメントする処理がなされた後にステッ
プS20に進む。また、このステップS19による打込玉カウ
ンタの値により打込玉数が定まり、前記ステップS18に
よる入賞玉カウンタの値により入賞玉数が定まるのであ
り、それら両数に基づいてステップS22により打止が成
立したか否かの判断が行なわれる。
次に、(入賞玉数×n)−(打込玉数)がm以上とな
り打止が成立した場合にはステップS22によりYESの判断
がなされてステップS27に進む。また遊技者が遊技終了
ボタン37(第2図参照)を押圧操作して遊技終了スイッ
チがONに切換わっている場合にはステップS21によるYES
の判断がなされてステップS27に進む。そして、ステッ
プS27では打球モータの電源がOFFに制御されて遊技不能
状態となる。この遊技不能状態にする方法としては、他
に、打球杆45(第2図参照)への打玉の供給を停止させ
たり、発射玉通路途中に遮蔽板等を出現させて発射玉を
すべて強制的にファール玉にする方法等が考えられる。
次にステップS28に進み、遊技が可能である旨の表示を
行なうための遊技可表示器38(L1)およびカードを保留
している旨の表示を行なうためのカード保留表示器39
(L2)(第2図参照)を消灯する。次にステップS29に
進み、カード搬送モータを逆転させてカードを第3図に
おける図示右方向に搬送し、ステップS30によりカード
にデータを書込む処理を行なう。このステップS30で
は、具体的には、データ消去器68により従前の記録デー
タを消去するとともにデータ書込器67(第3図)により
遊技者が獲得した持ち点を書込む処理が行なわれる。次
にステップS31に進み、第1のカード検出器SW1がONから
OFFに切換わったか否かの判断がなされ、OFFに切換わる
まで前記ステップS29およびステップS30の処理が続行さ
れる。そしてOFFになったと判断された場合にはステッ
プS32に進み、搬送モータを停止制御させる。そして、
前記第1のカード検出器SW1によっては検出できない位
置にまでカードが搬送されている状態でカードの一部は
カード挿入・返却口36(第3図参照)から外方に一部突
出した状態となるために、遊技者はその磁気カードをカ
ード挿入・排出口36から引抜くことが可能となる。次に
ステップS33に進み、打止が成立しているか否かの判断
がなされ、打止が成立している場合には制御が終了する
が成立していない場合にはNOの判断がなされて再びステ
ップS1に戻る。
次に、遊技中において持ち点が0になった場合には、
前記ステップS20によるYESの判断がなされてステップS2
3に進み、打球モータの電源をOFFに制御して遊技不能状
態とし、ステップS24に進み、遊技が可能な旨の表示を
行なうための遊技可表示器38(L1)(第2図参照)を消
灯させ、ステップS25に進み、遊技終了スイッチがONに
なっているか否かの判断がなされる。そして遊技終了ス
イッチがONになっていないと判断された場合には再び前
記ステップS14に戻り、遊技者が遊技終了ボタンを押圧
操作して遊技終了スイッチがON状態になっていればステ
ップS25によりYESの判断がなされてステップS26に進
む。このステップS25による判断は、持ち点が0になり
打球モータの電源がOFFに制御された後に、遊技領域に
残存する残留玉のすべてが遊技結果が確定したか否かを
判断するものであり、残留玉による入賞に伴なう遊技価
値の付与を行なわんとするものである。つまり、前記残
留玉による入賞があったか否かの判断が前記ステップS1
4により行なわれるのであり、その結果残留玉による入
賞があった場合にはステップS17による持ち点にnを加
算する処理がなされ、遊技者に不満を抱かせないように
制御されている。このように、遊技者の遊技終了ボタン
の押圧操作があるまで入賞玉の検出およびそれに伴なう
持ち点の加算制御を続行させることにより、遊技者の意
思に従って前記残留玉による入賞をも有効に検出制御で
きるよう構成されている。そして、遊技者が遊技終了ボ
タンを押圧操作すればステップS25によりYESの判断がな
されてステップS26に進み、カードを保留している旨の
表示を行なうためのカード保留表示器39(L2)(第2図
参照)を消灯させて前記ステップS29に進み、以降のカ
ード払出制御が行なわれる。
第5図は本発明に使用されるカード精算機100を示す
全体正面図である。
カード精算機100は、挿入された磁気カードに記録さ
れている持ち点情報の範囲内で景品交換を行なうための
レシートを発行する機械であり、精算制御部と各種表示
部とを含んでいる。精算制御部110には、記録媒体挿入
・排出口の一例であるカード挿入・排出口101が設けら
れており、遊技者がそのカード挿入・排出口101から磁
気カードを挿入できるよう構成されている。そしてカー
ド挿入・排出口101から挿入されたカードは、精算制御
部110により、記録されている記録媒体識別情報の一例
であるカードナンバーが読取られ、記録媒体識別情報表
示部の一例であるカードナンバー表示部107によりその
ナンバーが表示される。なお、このカードナンバー表示
部107は必ずしも必要なものではない。さらに、精算制
御部110は、挿入された磁気カードから持ち点情報を読
取り、持ち点表示部108により表示させる。この状態
で、遊技者は、前記持ち点表示部によって表示されてい
る持ち点の範囲内で景品交換したい点数をテンキー102a
〜102jから入力する。するとその入力された景品交換し
たい点数が景品交換点数表示部109により表示される。
この状態でテンキー102a〜102jの押圧操作に誤りがあれ
ば、訂正キー103を押圧操作することにより、前記テン
キー102a〜102jの押圧操作を行なう以前の状態に戻し、
正しい景品交換点数を新たに入力し直すことができる。
そして、景品交換点数を入力した後に確認ボタンを押す
ことにより精算が行なわれ、前記景品交換点数表示部10
9によって表示されている点数が印刷されたレシートが
レシート発行口106から払出される。そして遊技者はそ
の発行されたレシートをカウンタに持参することにより
そのレシートに印刷されている景品交換点数に基づいて
景品交換を行なうことができる。また、前記レシート発
行口106からレシートが発行されると同時に、挿入され
ていた磁気カードが前記カード挿入・排出口101から遊
技者側に排出される。なお、挿入された磁気カードは、
精算した結果たとえ持ち点がなくなったとしてもカード
挿入・排出口101から遊技者側に排出される。一方、遊
技者は、前記持ち点表示部108に表示されている持ち点
すべてを精算したい場合には、前記テンキー102a〜102j
等を押圧操作することなく精算ボタン104を押圧操作す
ることにより直ちに精算が行なわれ、持ち点表示部108
に表示されている持ち点すべてが印刷されたレシートが
レシート発行口106から発行されることとなる。第6図
は本発明に使用されるサービス景品自動交換機120を示
す全体正面図である。このサービス景品自動交換機120
は、記録媒体を所定枚数挿入することにより、その挿入
枚数に応じた景品をサービスとして遊技者に払出す機械
である。サービス景品自動交換機120には、記録媒体挿
入口の一例であるカード挿入口121が設けられており、
遊技者が磁気カード20を挿入し得るよう構成されてい
る。なお、挿入された磁気カードがこの遊技場で使用で
きない不適正なカードであった場合には、カード挿入口
121から挿入された磁気カードが遊技者側に排出され
る。そして、前記カード挿入口121から挿入された磁気
カードの枚数が挿入枚数表示部122によって表示され
る。この状態で、遊技者は、磁気カードの挿入枚数の範
囲内で交換可能な景品を選択し、景品選択ボタン123a,1
23b,123cの1つを選択して押圧操作する。すると、その
選択されたサービス景品がサービス景品取出口125に払
出され、遊技者がそのサービス景品を取得できるよう構
成されている。なお、図中124は返却ボタンであり、カ
ード挿入口121から挿入された磁気カードが必要枚数に
満たない場合に押圧操作するものであり、押圧操作する
ことにより挿入された磁気カードがカード返却口126か
ら遊技者側に返却される。なお、たとえば、カード挿入
口121から7枚の磁気カードを挿入し、5枚の交換枚数
を要する景品選択ボタン123bを押圧操作した場合には、
挿入枚数から交換枚数を減算した余りの枚数すなわち2
枚の磁気カードが前記カード返却口126から返却される
よう構成されている。
すなわち、このサービス景品自動交換機120により、
記録媒体を所定枚数集めて挿入することによりサービス
景品が遊技者に払出されるのであり、記録媒体をこのサ
ービス景品自動交換機によって指定された交換枚数だけ
集めるという遊技場が定めた所定条件の成立により、サ
ービス景品との交換が可能となるという所定の付加価値
がその記録媒体に発生することとなるのであり、このサ
ービス景品自動交換機により、予め定められた所定条件
の成立により、前記遊技状態に応じた前記持ち点情報の
増加以外に前記記録媒体に所定の付加価値を発生させる
付加価値発生手段が構成されている。
前記付加価値を発生させるための前記所定条件とし
て、前述したように記録媒体を所定枚数集めること以外
に次のようなものが考えられる。
(1) 記録媒体の持ち点が0になったことまたは所定
の点数以下になったこと。
(2) 持ち点が0になった記録媒体または持ち点が所
定の点数以下になった記録媒体が所定枚数集まったこ
と、あるいは、販売時の貸出点数(販売当初の持ち点)
の合計が所定点数分集まったこと。たとえば、前記所定
点数を3000点に設定した場合に、得点のなくなったまた
は一定以下になった記録媒体で1000点券のものを3枚集
めるか、または、得点のなくなったまたは一定以下にな
った記録媒体で250点券のものを12枚集めること。
3) 記録媒体販売機に抽選機能を持たせ、その抽選に
当たったこと。この場合、その記録媒体に記録されてい
る持ち点が0になってまたは持ち点をすべて使用しての
景品交換を行なって初めて抽選に当たったことがわかる
ようにしてもよい。
前記所定条件として以上のものが考えられるが、前記
(1)と(3)、前記(2)と(3)の組合わせにより
所定条件を構成してもよい。
次に、前記所定条件の成立によって発生する付加価値
によって遊技者に与えられる利益としては、自動景品交
換機にてサービス景品と自動的に交換するものの外に、
カウンタにて所定のサービス景品と交換するようにして
もよく、さらに、所定の点数が記録された新しい記録媒
体との無料あるいは割引価格での引換を行なう等、種々
のものが考えられる。
第7図はカード販売機10の制御を行なうための制御回
路を示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としての制御部(マイクロコン
ピュータ)130を含む。制御部130は、カード販売機10の
動作を制御する機能を有する。制御部130は、たとえば
数チップのLSIで構成されており、その中には、制御動
作を所定の手順で実行することのできるMPU(図示せ
ず)とMPUの動作プログラムを格納するROM131と、必要
なデータの書込読出ができるRAM132とが含まれている。
さらに、MPUと外部回路との信号の整合性をとるための
入出力回路(図示せず)等も含まれている。なお、前記
ROM131は、その内容の書換え、すなわち、必要が生じた
場合にその中に格納されたMPUのためのプログラムを変
換することができるように、プログラマブルROM131を用
いてもよい。そして、MPUは、前記ROM131内に格納され
たプログラムに従って、かつ、以下に述べる各制御信号
の入力に応答して、以下に述べる機器に制御信号を与え
る。
まず、遊技者が硬貨投入口11(第1図参照)から硬貨
を投入すれば、硬貨検出器133から硬貨検出信号が制御
部130に与えられる。さらに、硬貨判定部134から前記投
入された硬貨の真偽および金額の判定データが制御部13
0に与えられる。次に、遊技者が紙幣挿入口(第1図参
照)から紙幣を挿入すれば、紙幣検出器135から紙幣検
出信号が制御部130に与えられる。さらに、紙幣判定部1
36から前記挿入された紙幣の真偽および金額の判定デー
タが制御部130に与えられる。制御部130では、その検出
データに基づいて紙幣の真偽を判定する。次に、遊技者
が貸出点数選択ボタン16a〜16d(第1図参照)のいずれ
かを選択して押圧操作すれば、それに対応した貸出点数
選択スイッチ16a′〜16d′から貸出点数選択信号が制御
部130に与えられる。遊技者が販売ボタン17(第1図参
照)の押圧操作すれば、販売スイッチ17′から検出信号
が制御部130に与えられる。さらに、遊技者がキャンセ
ルボタン18(第1図参照)を押圧操作すれば、キャンセ
ルスイッチ18′からキャンセル信号が制御部130に与え
られる。
次に、制御部130は以下の機器に制御信号を与える。
まず、硬貨回収・返却機構137に制御信号を与える。
この硬貨回収・返却機構137は投入硬貨を内部に回収す
るか返却口12(第1図参照)に返却するかを切換えるも
のであり、前記硬貨判定部134からの入力信号が、投入
硬貨が不適正なものであると判断した信号であった場合
には硬貨回収・返却機構137に投入硬貨を返却するため
の制御信号を与え、前記投入硬貨が適正なものであると
判断した信号であった場合には硬貨回収・返却機構137
に硬貨回収のための制御信号を与える。次に、紙幣搬送
機構138に紙幣搬送用の制御信号を与える。制御部130
は、前記紙幣判定部136からの入力信号が挿入紙幣が不
適正なものであると判断した信号であった場合には紙幣
搬送機構138に挿入紙幣を返却するための制御信号を与
え、前記挿入紙幣が適正なものであると判断した信号で
あった場合には紙幣搬送機構138に紙幣を回収する制御
信号を与える。次に、釣銭払出機構139に釣銭払出用の
制御信号が与えられる。制御部130は、前記硬貨判定部1
34および紙幣判定部136からの入力データに基づいて、
投入金額を算出し、前記貸出点数選択スイッチ16a′〜1
6d′からの信号に基づいて、貸出点数に相当する金額を
算出し、前記投入金額からその貸出点数相当金額を減算
した残りの金額を釣銭として払出すよう釣銭払出機構13
9に釣銭払出制御信号を与える。なお、この釣銭払出制
御信号は、前記販売スイッチ17′からの検出信号を入力
した後に出力される。なお、キャンセルスイッチ18′か
らのキャンセル検出信号が入力された場合には、前記投
入金額の金額を払出すための制御信号を釣銭払出機構13
9に与える。制御部130はデータ書込器140にデータ書込
用の制御信号を与える。このデータ書込器140に与えら
れる書込用のデータは、たとえば、カードナンバー,持
ち点情報,発行日(または有効期限)や遊技店ナンバー
等のデータであり、データ書込器140はそのデータ書込
制御信号を受けて、遊技者側に払出さんとする磁気カー
ドの磁気記録部に前記種々のデータを書込記録する。さ
らに、制御部130は、印字装置141に印字用制御信号を与
える。この印字用データは、カードナンバー,貸出点
数,発行日等であり、印字装置141はこれらのデータを
受けて磁気カードの可視表示部に印字または刻字する。
また、後述するように、カード販売機に抽選機能を設け
た場合において、その抽選に当選した場合には当選した
旨の印を印字または刻字する。次に、制御部130はカー
ド払出機構142にカード払出用制御信号を与え、前記デ
ータ書込器140および印字装置141によって所定のデータ
が書込記録および印字された磁気カードを払出制御す
る。また、制御部130は、投入金額表示器19に投入金額
表示用制御信号を与える。この投入金額表示制御信号
は、前記硬貨判定部134および紙幣判定部136からの入力
信号に基づいて算出された投入貨幣の金額の合計であ
り、その合計金額を表わす信号が投入金額表示器19に与
えられ、その投入金額の合計が投入金額表示器19によっ
て表示される。さらに、制御部130から抽選の当否を表
示するための信号が抽選装置143に与えられる。この抽
選装置143は、複数の発光ダイオード等によって構成さ
れたはずれ表示部144と1つの発光ダイオード等によっ
て構成された当たり表示部145とを含む。そして、当た
り表示部145とはずれ表示部144とのいずれか一方が点灯
または点滅することにより遊技者に抽選の当否を表示し
得るよう構成されている。制御部130においては、前記
抽選装置143の複数の表示部145,144のそれぞれに対応す
るデータを常時回転させておき、販売スイッチ17′がON
されたタイミングで1つのデータを選び出し、販売スイ
ッチ17′がONされた後所定時間経過してからその選んだ
データに基づいて前記複数の表示部145,144の1つを点
灯または点滅させ、抽選の当否の結果を表示させる。
第8図はサービス景品自動交換機120を制御するため
の制御回路を示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としての制御部(マイクロコン
ピュータ)150を含む。制御部150は、サービ景品自動交
換機を制御する機能を有する。制御部150は、たとえば
数チップのLSIで構成されており、その中には、制御動
作を所定の手順で実行することのできるMPU(図示せ
ず)とMPUの動作プログラムを格納するROM151と、必要
なデータの書込読出ができるRAM152と、MPUと外部回路
との信号の整合性をとるための入出力回路(図示せず)
とを含む。なお、前記ROM151は、その内容の書換え、す
なわち、必要が生じた場合にその中に格納されたMPUの
ためのプログラムを変更することができるように、プロ
グラマブルROMを用いてもよい。そして、MPUは、ROM151
内に格納されたプログラムに従って、かつ、以下に述べ
る各制御信号の入力に応答して、後述する種々の機器に
対し制御信号を与える。
まず、遊技者がカード挿入口121(第6図参照)から
磁気カードを挿入すれば、カード検出器153から挿入し
たカードを検出した旨のカード検出信号が制御部150に
与えられる。そして、このカード検出器153からの検出
信号が入力されることによって、制御部150では、挿入
された磁気カードの枚数を算出できるよう構成されてい
る。次に、データ読取器154から前記挿入カードに記録
されているデータが読取られてその読取データが制御部
150に与えられる。このデータ読取器からの読取信号に
基づいて、制御部150では、挿入されたカードが当該遊
技店で使用可能なカードか否かを判別するとともに、持
ち点が0あるいは一定以下となっているか否か、前述し
た抽選に当選した磁気カードであるか否か等の所定条件
の基準に適合するものであるか否かの判断が行なわれ
る。なお、磁気カードが所定枚数集まったか否かに関す
る所定条件の成立判断は、前記カード検出器153からの
入力信号に基づいて行なわれる。次に、遊技者が景品選
択ボタン123a,123b,123c(第6図参照)のいずれかを選
択して押圧操作すれば、それに対応した景品選択スイッ
チ123a′,123b′,123c′から景品選択信号が制御部150
に与えられる。制御部150では、前記カード検出器153な
らびにデータ読取器154からの入力信号に基づいて、景
品選択スイッチ123a′,123b′,123c′からの入力信号に
対応したサービス景品が払出せるか否かを判定する。次
に、遊技者が返却ボタン124(第6図参照)を押圧操作
することにより、返却スイッチ124′からの返却信号が
制御部150に与えられる。
次に、制御部150は以下の機器に制御信号を与える。
まず、カード搬送機構155にカード搬送用制御信号を
与える。制御部150は、前記カード検出器153からの検出
信号を受けて、カード搬送用制御信号を出力するのであ
り、その制御信号を受けてカード搬送機構155は、挿入
カードを前記データ読取器154による読取可能位置にま
で搬送する。次に、制御部150は、前記データ読取器154
からの入力信号に基づいて、挿入カードが当該遊技店で
使用可能なカードか否か等のカードの真偽を判定し、適
正な旨の判定結果に基づいて前記カード搬送機構155に
カードを暫定回収位置まで搬送するための制御信号を出
力し、不適正である旨の判定結果に基づいて前記カード
搬送機構155にカード返却用制御信号を与える。そし
て、カード返却用制御信号を与えられたカード搬送機構
155は、挿入カードをカード挿入口121(第6図参照)に
まで搬送する。次に、制御部150は、前述したサービス
景品を払出せるか否かの判断を行なった結果、払出可能
な旨の判断結果に基づいて、景品払出機構156に景品払
出用制御信号を与え、景品払出機構156は遊技者によっ
て指定されたサービス景品をサービス景品払出口125に
払出す。なお、このとき暫定回収位置に保留されていた
所定枚数の挿入カードは、カード回収・返却機構157に
より回収される。また、返却スイッチ124′からの信号
があった場合には、前記所定枚数の挿入カードはカード
回収・返却機構157によりカード返却口126(第6図参
照)に返却される。さらに、制御部150は、前記カード
検出器153からの検出信号に基づいて算出された磁気カ
ードの挿入枚数を表わす表示信号を挿入枚数表示器122
に出力する。
カード販売機10により、遊技者の購入代金の対価とし
ての情報が特定可能であって遊技機が設置された遊技場
内で使用可能な記録媒体を発行するための遊技用記録媒
体発行装置が構成されている。カード販売機10の制御部
130により、遊技者が前記購入代金の対価に加え所定の
付加価値を入手できるようにするための情報が視覚的に
認識可能な態様で記録された前記記録媒体を選択的に発
行可能な選択発行手段が構成されている。
[発明の効果] 前記構成を有する本発明は、遊技者が前記購入代金の
対価に加え所定の付加価値を入手できるようにするため
の情報が視覚的に認識可能な態様で記録された前記記録
媒体が選択的に発行されるために、特定された情報がな
くなるまでその情報を使用し得るという価値しか有して
いないことに起因して生じ得る種々の不都合を防止し得
る遊技用記録媒体発行装置を提供し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用される記録媒体払出手段の一例
であるカード販売機を示す全体正面図である。 第2図は本発明に使用される遊技機の一例であるパチン
コ遊技機を示す全体正面図である。 第3図は、カード処理装置を含むパチンコ遊技機を制御
するための制御回路を示すブロック図である。 第4図は、第3図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 第5図は、本発明に使用されるカード精算機を示す全体
正面図である。 第6図は、本発明に使用されるサービス景品自動交換機
を示す全体正面図である。 第7図は、カード販売機を制御するための制御回路を示
すブロック図である。 第8図は、サービス景品自動交換機を制御するための制
御回路を示すブロック図である。 図中、20は記録媒体の一例である磁気カード、10は記録
媒体払出手段の一例であるカード販売機、30は遊技機の
一例であるパチンコ遊技機、120は付加価値発生手段の
一例であるサービス景品自動交換器である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者の購入代金の対価としての情報が特
    定可能であって遊技機が設置された遊技場内で使用可能
    な記録媒体を発行するための遊技用記録媒体発行装置に
    おいて、 該遊技用記録媒体発行装置は、遊技者が前記購入代金の
    対価に加え所定の付加価値を入手できるようにするため
    の情報が視覚的に認識可能な態様で記録された前記記録
    媒体を選択的に発行可能な選択発行手段を含むことを特
    徴とする、遊技用記録媒体発行装置。
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