JP2843089B2 - 遊技用管理設備装置 - Google Patents

遊技用管理設備装置

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JP2843089B2
JP2843089B2 JP3267990A JP3267990A JP2843089B2 JP 2843089 B2 JP2843089 B2 JP 2843089B2 JP 3267990 A JP3267990 A JP 3267990A JP 3267990 A JP3267990 A JP 3267990A JP 2843089 B2 JP2843089 B2 JP 2843089B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遊技用管理設備装置に関し、詳しくは、少
なくとも記録媒体を使用して遊技が可能な遊技機を含む
遊技用管理設備装置に関する。
[従来の技術] この種の遊技用管理設備装置において、従来から知ら
れているものに、たとえば、特開平1−95390号公報に
記載のものがあった。この従来の遊技用管理設備装置
は、所定の有価価値が記録された磁気カード等の記録媒
体をパチンコ遊技機等の遊技機に挿入し、前記記録媒体
に記録されている前記有価価値を使用して遊技ができる
ように構成されていた。そして、前記記録媒体を購入し
た遊技場またはその遊技場が属するグループ内の遊技場
等の特定の遊技場においてのみその記録媒体を使用可能
に構成し、その限られた遊技場でのみ使用可能な専用記
録媒体を所有している遊技客が前記特定の遊技場で遊技
を行なうようになり、遊技場にとって遊技客の固定化が
できる利点があった。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種従来の遊技用管理設備装置において
は、前記専用記録媒体の使用範囲が前記特定の遊技場の
みに限定されるために、たとえば遊技客が旅行先で遊技
を行なうなど自己が所持している記録媒体が使用できる
前記特定の遊技場以外の遊技場で遊技を行なう場合に
は、自己の所持している記録媒体を使用することができ
ないために新たに別途専用記録媒体を購入する必要があ
るという煩雑さがある。
そこで、共通カード発行会社等の第三者機関を設立
し、複数の遊技場において共通に使用できる共通記録媒
体を前記第三者機関から発行するようにし、その共通記
録媒体を遊技者が購入してその共通記録媒体を使用して
前記遊技場の遊技機で遊技ができるように構成すること
も考えられる。
しかし、このように記録媒体を複数の遊技場で共通的
に使用できるように構成した場合には、遊技客を特定の
遊技場に固定することができなくなるという遊技場側の
不都合が生じる。一方、遊技場側が前記共通記録媒体を
一括購入すればその共通記録媒体を発行した第三者機関
との間で決済を行なう必要がある。つまり、遊技場側は
前記共通記録媒体を購入した段階で前記第三者機関に購
入金額を支払う義務が生じ、その共通記録媒体を遊技者
が購入して遊技場で使用すればその使用された遊技場に
共通記録媒体の使用金額を支払う義務が前記第三者機関
に生じる。ところが、遊技者が共通記録媒体を遊技機に
使用する際には、たとえば200円,300円等の比較的小さ
い金額ごとに遊技が行なわれる場合が多々あり、そのよ
うな比較的細切れの金額に基づいて各遊技場が前記第三
者機関との決済を行なわなければならなくなり、経理が
煩雑となる不都合が生じる。さらに、前記共通記録媒体
を使用可能にするためには、遊技場における既設の前記
専用記録媒体を使用しての遊技機を前記共通記録媒体を
使用しての遊技機に改造しなければならず、高額な設備
費を必要とするという欠点を有していた。
本発明はかかる実情に鑑み考え出されたものであり、
請求項1に記載の本発明の目的は、共通記録媒体の使用
により遊技客の利便性を確保しながらも、遊技場におい
て遊技客の固定化が可能であり、しかも、共通記録媒体
を発行した第三者機関との決済が煩雑になる問題も改善
でき、遊技場に既設の専用記録媒体による遊技機を極力
有効利用できる遊技用管理設備装置を提供することであ
る。
請求項2に記載の本発明の目的は、複数の遊技場で共
通的に使用可能な記録媒体を用いることにより遊技客の
利便性を確保しながらも、遊技場において遊技客の固定
化が可能であり、共通的に使用できる記録媒体を発行し
た第三者機関との決済が煩雑になる問題も改善でき、し
かも、遊技客が複数種類の記録媒体を所持しなければな
らない煩雑さもない遊技用管理設備装置を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明に係る遊技用管理設備装置
は、 所定の遊技用の記録媒体と、 遊技者が遊技媒体の払出しによる貸出しを受けること
なく前記遊技用の記録媒体を使用して遊技が可能な遊技
機と、 前記遊技用の記録媒体を購入するために使用される記
録媒体であって複数の遊技場で共通的に使用可能な共通
記録媒体とを含み、 前記遊技用の記録媒体は、或る特定の遊技場の前記遊
技機でのみ使用可能な専用記録媒体を含み、 該専用記録媒体を遊技場の前記遊技機に使用するに際
し、該専用記録媒体が当該遊技場において使用可能な記
録媒体に該当するか否かを判定する使用可否判定手段を
さらに含むことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明に係る遊技用管理設備装置
は、 複数の遊技場で共通的に使用可能な共通有価価値情報
を特定可能な情報が記録されている共通情報記録領域
と、或る特定の遊技場でのみ使用可能な専用有価価値情
報を特定可能な情報が記録可能な専用情報記録領域とを
有する記録媒体と、 遊技者が遊技媒体の払出しによる貸出しを受けること
なく前記記録媒体を使用して遊技が可能な遊技機と、 前記共通情報記録領域に記憶されている情報によって
特定された前記共通有価価値情報を前記専用情報記録領
域に記録される情報によって特定される前記専用有価価
値情報に変換可能な情報変換手段と、 前記専用有価価値情報を前記専用情報記録領域の情報
に基づいて特定して遊技場の前記遊技機に使用するに際
し、該専用情報記録領域を含む記録媒体が当該遊技場に
おいて使用可能な記録媒体に該当するか否かを判定する
使用可否判定手段とを含むことを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、遊技者は遊技媒体
の払出しによる貸出しを受けることなく遊技用の記録媒
体を使用して遊技を行なうことができる。また、複数の
遊技場で共通的に使用可能な共通記録媒体を使用して遊
技客が前記遊技用の記録媒体を購入することができる。
さらに、その遊技用の記録媒体には、或る特定の遊技場
の遊技機でのみ使用可能な専用記録媒体が含まれてお
り、その専用記録媒体を遊技場の遊技機に使用するに際
し、使用可否判定手段の働きにより、その専用記録媒体
が当該遊技場において使用可能な記録媒体に該当するか
否かが判定される。
つまり、共通記録媒体を使用して、遊技場の記録媒体
を購入することができるために、前記複数の遊技場にお
けるどの遊技場においても1つの共通記録媒体を使用し
て遊技場の記録媒体を購入することができ、遊技客の利
便性が確保される。しかも、前記購入した記録媒体を直
接遊技機に使用して遊技ができるために、遊技客が一旦
遊技媒体を購入してその遊技媒体により遊技を行なうと
いう手間を省くことができ、前記遊技客の利便性が一層
向上される。しかも、前記共通記録媒体で購入された遊
技用の記録媒体には前記専用記録媒体が含まれているた
めに、その専用記録媒体を所有している遊技客がその専
用記録媒体が使用できる遊技場に行くようになり、遊技
場において遊技客の固定化が行ないやすくなる。さら
に、共通記録媒体は遊技用の専用記録媒体を購入するた
めに使用されるため、その1回の使用金額が遊技機で遊
技を行なうために使用される金額よりも高額となる傾向
にあり、前記共通記録媒体を発行した第三者機関との決
済を行なう際に、その比較的高額の使用金額に基づいて
まとまった金額に基づいた決済が可能となり、第三者機
関との決済をする上での経理上の煩雑化を極力防止する
ことができる。さらに、専用記録媒体を遊技機に使用し
て遊技が可能であるために、遊技場に既設の前記専用記
録媒体を使用しての遊技機を有効利用でき、遊技場にお
ける設備の大幅な改造に伴う設備費の増大を極力防止す
ることができる。
請求項2に記載の本発明によれば、遊技者は遊技媒体
の払出しによる貸出しを受けることなく記録媒体を遊技
機に使用して遊技を行なうことができる。そして、遊技
用管理設備装置に使用するための記録媒体が、複数の遊
技場で共通的に使用可能な共通有価価値情報を特定可能
な情報が記録されている共通情報記録領域と、或る特定
の遊技場の前記遊技機でのみ使用可能な専用有価価値情
報を特定可能な情報を記録可能な専用情報記録領域とを
有しており、情報変換手段の働きにより、前記共通情報
記録領域に記録されている情報によって特定された前記
共通有価価値情報が前記専用情報記録領域に記録されて
いる情報によって特定される前記専用有価価値情報に変
換される。さらに、前記専用有価価値情報を、前記専用
情報記録領域の情報に基づいて特定して遊技場の遊技機
に使用するに際し、使用可否判定手段の働きにより、前
記専用情報記録領域を含む記録媒体が当該遊技場におい
て使用可能な記録媒体に該当するか否かが判定される。
つまり、複数の遊技場で共通的に使用可能な共通有価
価値情報を特定可能な情報が記録された共通情報記録領
域を使用して、前記共通有価価値情報を前記専用の有価
価値情報に変換しその専用有価価値情報により遊技が行
なわれるために、共通有価価値情報の使用による遊技客
の利便性が確保できる。しかも、前記変換された専用有
価価値情報が直接遊技機に使用されて遊技が可能となる
ために、遊技客が一旦遊技媒体を購入して遊技を行なわ
なければならないという煩雑さがなくなり前記遊技客の
利便性がさらに一層向上される。また、前記専用有価価
値情報を特定可能な記録情報が記録された専用情報記録
領域を有する記録媒体を所有している遊技客は、前記専
用有価価値情報が使用可能な遊技場に行くようになり、
遊技場において遊技客の固定化が行ないやすくなる。ま
た、前記共通有価価値情報が特定可能な情報が記録され
た共通情報記録領域を有する記録媒体を第三者機関が発
行した場合に、その第三者機関との決済を行なうのであ
るが、共通情報記録領域に記録されている情報によって
特定された前記共通有価価値情報は、専用情報記録領域
に記録されている情報によって特定される専用有価価値
情報すなわち遊技機に使用して遊技を行なうための有機
価値情報を遊技客が得るために使用されるものであり、
共通有価価値情報を使用金額は遊技機での1回の遊技に
用いれる金額に比べて高額となる傾向にあり、その比較
的高額なまとまった金属に基づいて遊技場が前記第三者
機関に対し決済を行なうことができ、第三者機関との決
済に際しての経理の煩雑化を極力防止することができ
る。さらに前記共通有価価値情報の特定と専用有価価値
情報の特定とが1つの記録媒体で可能となるため、遊技
客が複数種類の記録媒体を携帯しなければならない煩雑
さを極力回避できる。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1実施例 第1図は、遊技用管理設備装置の全体概略ブロック図
である。図中、73は共通記録媒体の一例の共通カードを
販売するカード会社であり、CPU,RAM,ROM等を含む共通
カード集中管理用コンピュータ74を設置してある。一
方、カード会社73には、共通カード発行機111が設置さ
れており、共通カードを自動的に発行できるように構成
されている。前記共通カード集中管理用コンピュータ74
は、日本全国の遊技場1で販売される共通カードおよび
カード販売店75で販売されるカードを総括的に管理する
機能を有する。一方、前記遊技場1には、CPU,RAM,ROM
等を含みその遊技場内の情報を管理するためのホール管
理用コンピュータ70が設置されているとともに、共通記
録媒体販売手段の一例の共通カード販売機7や遊技機の
一例のカード式パチンコ機410等からなる弾球遊技機
や、或る特定の遊技場の前記遊技機でのみ使用可能な専
用記録媒体の一例の専用カードを販売する専用カード販
売機112等が配設されている。また、前記カード販売店7
5には共通カード販売機7が設置されてその共通カード
販売機7から自動的に共通カードを利用者に販売する販
売店もあり、また、共通カード販売機7が設置されてな
く手売りにより共通カードを販売する販売店もある。
前記共通カード集中管理用コンピュータ74には、共通
カード発行機111,カード販売店75の共通カード販売機7,
各遊技場1のホール管理用コンピュータ70が、図示実線
の矢印で示したように、それぞれ通信回線で接続されて
おり情報の送受信が可能な状態となっている。また、各
ホール管理用コンピュータ70には、共通カード販売機7,
専用カード販売機112,カード式パチンコ遊技機410がそ
れぞれ接続されており情報を送受信できる状態となって
いる。
このような構成において、まずカード会社73が各カー
ド販売店75ならびに各遊技場1にカードを販売する。そ
の引替えとして各カード販売店75や遊技場1からは代金
がカード会社73に支払われる。なお、この代金の支払い
は前記共通カードが遊技者により使用し尽くされた後に
行なうようにしてもよく、その場合には、共通カードの
カード会社73への支払い代金と共通カードの使用に伴う
前記カード会社73への使用請求料金とが相殺され、カー
ド会社73と各遊技場1との間での送金の回数や金額を減
少させることができる。そして、遊技客等の利用者が、
カード販売店75の共通カード販売機7や、遊技場内に設
置されている共通カード販売機7を利用して代金を支払
って共通カードを購入し、その共通カードを専用カード
販売機112に挿入する。その挿入された共通カードが適
正なカードである場合にはその共通カードに記録されて
いる共通有価価値情報の範囲内で所望の専用有価価値情
報が記録された専用記録媒体の一例の専用カードが販売
される。遊技者はその販売された専用カードをカード式
パチンコ遊技に挿入する。その挿入された専用カードが
適正なカードである場合には所望の数だけパチンコ玉等
を弾発してカード式パチンコ遊技機410等により遊技が
可能となる。そして、前記カード式パチンコ遊技機410
による遊技中に弾発されたパチンコ玉に相当する金額だ
け専用カードに記録された専用有価価値情報の一例の専
用使用可能金額が減算さて更新される。なお、前記専用
記録媒体の一例の専用カードは、挿入された共通カード
が販売された遊技場またはその遊技場が属するチェーン
店等のグループ内の遊技場等の或る特定の遊技場の遊技
機でのみ使用可能な専用有価価値情報を特定可能な情報
が記録されたものである。また、挿入された共通カード
の共通有価価値情報の使用可能金額よりも多少高額の専
用有価価値情報の使用可能金額を専用記録媒体に記録で
きるように構成し、プレミアムを付加できるように構成
してもよい。
第2図は、遊技場1の全体概略平面図である。
遊技場1に設置された各遊技機設置島2には、パチン
コ遊技機410やアレンジボール式パチンコ遊技機等の弾
球遊技機,スロットマシーン等のコイン遊技機4などの
遊技機が複数台設置されている。なお、前述のパチンコ
遊技機410やアレンジボール式パチンコ遊技機等の弾球
遊技機,スロットマシーン等のコイン遊技機4などの遊
技機により、遊技者が遊技媒体の払出しによる貸出しを
受けることなく記録媒体を使用して遊技が可能な遊技機
が構成されている。また、所定の遊技機設置島2の一方
端には、共通カード販売機7や専用カード販売機112が
配設されている。それら共通カード販売機7,専用カード
販売機112ならびに遊技機410,4が、ホール管理用コンピ
ュータ70に配線により接続されており、互いに情報の送
受信ができるように構成されている。一方、前述したよ
うに、このホール管理用コンピュータ70は前記共通カー
ド集中管理用コンピュータ74に通信回線を介して接続さ
れている。また、図中、8はカード精算機を示し、弾球
遊技機410やコイン遊技機4で獲得した得点を精算する
ためのものである。なお、カード精算機8によって共通
カードや専用カードの使用金額を精算できるようにして
もよい。
第3図は、共通カード20に記録されている記録情報を
示す図解図であり、第4図は共通カード20を示す正面図
である。
共通カード20は、プラスチック等の合成樹脂材料をプ
レート状に形成してなり、その一部に共通情報記録領域
の一例の磁気ストライプ21が形成されている。また、共
通カード20の角の1つが切り落とされており、この欠落
部を利用して共通カード20の機械への挿入方向が検出で
きるように構成されている。さらに共通カード20には、
カード使用に伴って減少していく共通使用可能金額を表
示するための数字が付されており、現在の使用可能金額
に相当する数字の上にパンチ孔等を穿設してカード使用
者に認識できるようにする。
前記磁気ストライプ21には、第3図に示す情報が記録
されている。すなわち、カード番号,販売店(販売機)
コード,カード金額,共通使用可能金額,使用コード等
の情報である。前記カード金額とは、共通カード20が販
売された時点におけるその共通カードの金額であり、換
言すれば、全く使用していない状態での共通使用可能金
額である。また、使用コードとは、その共通カードが今
まで使用されたことがあるか否かを判別するためのもの
であり、未使用の段階ではこの使用コードが「0」とな
っており、1回でも使用すれば「1」に書換えられる。
そして、使用するごとにその使用された共通使用可能金
額が減算されて新たな金額に書換えられる。また、販売
店(販売機)コードは、その共通カードが販売された共
通カード販売機を設置していないカード販売店で販売さ
れた場合には、その販売店のコード番号が記録される。
この販売店(販売機)コードは、カードの1回目の使用
時に初めて共通カード集中管理用コンピュータ74に記憶
される。そして、1枚の共通カードには、第3図に示し
た1行分のカード情報が記録されている。なお、第3図
に示すように、カード番号の5022から5025までのカード
の番号が抜けているが、これは、共通カードの使用可能
金額が「0」となったため使用済カードとして廃棄した
ためである。なお、後述するように、共通カード20の使
用可能金額はたとえば1000円以下になった段階で共通カ
ード集中管理用コンピュータ74の記憶から抹消してもよ
い。さらに、必要に応じて、共通カード20に記憶させて
おく情報として、共通カードの使用有効期限情報が考え
られる。
第5図は専用カード220に記録されている記録情報を
示す図解図であり、第6図は専用カード220を示す正面
図である。
この専用カード220は前記第4図に示した共通カード2
0と同様の構成を有しているためにここでは詳細な説明
を省略する。また、専用カード220の情報記録領域の一
例の磁気ストライプ221に記録されている記録情報も、
前記第3図に示した共通カードの記録情報とほとんど同
じであるが、前記共通カードの記録情報に加えて、使用
可能店コードの情報が付加される。この使用可能店コー
ドとは、専用カード220が使用できる遊技場を特定する
情報であり、「20」や「60」が記録されている専用カー
ド(カード番号:1026,1027,6331,6338)の場合には、専
用カード販売機112(第1図参照)に挿入された共通カ
ードが販売された遊技機においてのみ使用可能となる。
一方、使用可能店コード「100」が記録されている専用
カード(カード番号:1021,1030,6328,6329)の場合に
は、専用カードが販売された遊技場またはその遊技場が
属するチェーン店等のグループ内の遊技場等の或る特定
の遊技場の遊技機においてのみ使用可能となる。これら
の専用カードにより専用記録媒体が構成されている。こ
の専用記録媒体に記録されている使用可能金額すなわち
専用使用可能金額により専用有価価値情報が構成されて
いる。また、専用カード220の場合には、第5図に示す
使用可能店コードの情報は必ずしも必要ではない。ま
た、専用カード220は前記共通カード20に比べて角部の
欠落部が小さく構成されており、その欠落部の大小によ
り挿入されたカードが専用カードか共通カードかを判別
する。また他の方法として、共通カード20と専用カード
220との大きさを変えてその大きさにより判別したり、
両カードの磁気ストライプ21,221の位置を変えて判別し
たり、さらに、磁気ストライプ21,221に共通カードと専
用カードとの識別を行なうための識別コードを記録させ
るようにしてもよい。また、この専用カード220にも、
カードの使用有効期限情報を記録させてもよい。
第4図に示す共通カード20や第6図に示す専用カード
220の磁気ストライプ21,221には、たとえば、情報記録
の際に磁気ヘッドを磁気ストライプ21,221上においてジ
グザグに移動させて情報を記録させるようにし、磁気ス
トライプ21,221に記録されている記録情報を容易には改
竄できないように構成する。さらに、前記使用可能金額
を表示するために穿設されたパンチ孔の位置と、磁気ス
トライプ21,221に記録されている使用可能金額とが一致
するか否かを照合するようにして、カードのセキュリテ
ィを向上し得るように構成する。さらに、磁気記録以外
の記録手段(たとえば感熱プリンタによる印刷)を磁気
記録と併用してカードに施し、カード使用に伴って磁気
記録以外の記録部分のカード使用金額をも更新し、カー
ド使用に際し磁気ストライプ21,221と磁気記録以外の記
録部分との両者の使用可能金額が一致するか否かを照合
し、カードのセキュリティを向上し得るように構成する
ことも考えられる。なお、この共通カード20,専用カー
ド220は、ほぼ長方形の偏平なプレート状の形状をして
いるものを示したが、本発明はこれに限らず、棒状等の
ものであってもよく、形状は問わない。また、カードの
種類としては、ICカードや光ディスクメモリを利用した
カード、さらにはバーコードを印刷したものあるいはパ
ンチ光を形成したもの、さらには前記磁気プリンタによ
る印刷などの磁気記録以外の記録手段のみで情報記録領
域を形成したもの等種々のものが考えられる。
第7図は、共通カード販売機の一例を示す全体正面図
である。第8図は、その共通カード販売機の一部内部構
造を示す背面図である。第9図は、その共通カード販売
機の制御回路を示すブロック図である。さらに第10図
は、第9図に示した制御回路の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
第7図に示すように、共通カード販売機7は、その正
面に、硬貨投入口39と紙幣投入口40とが配設されてお
り、遊技客が硬貨ならびに紙幣を投入し得るように構成
されている。そして投入された紙幣の金額が投入金額表
示器38によって表示されるように構成されている。図
中、48は販売カード金額選択ボタンであり、購入せんと
する共通カードの金額を選択するためのボタンである。
カード購入者は、販売カード金額選択ボタン48を選択操
作して販売ボタン49を押圧操作することにより、選択さ
れた額の共通カードが共通カード払出口45から払出され
る。なお、投入紙幣により所定の種類のカードを無条件
に払出すようにしてもよい。一方、販売カード金額選択
ボタン48の操作を誤った場合には、キャンセルボタン50
を押圧することにより、今までの選択ボタンの操作をキ
ャンセルして新たに選択し直すことができる。そして、
共通カードが払出された後に釣銭がある場合には、硬貨
を払出す釣銭払出口41や紙幣を払出す釣銭払出口46から
釣銭が払出される。なお、図中42aは、中止表示器であ
り、現在カード販売を中止している旨の表示を行なうた
めのものである。また42bは販売中表示器であり、現在
カード販売を行なっている旨の表示を行なうためのもの
である。
第8図中、52は硬貨選別器であり、硬貨投入口39から
投入された硬貨を金額別に選別するためのものである。
51は紙幣選別器であり、投入された紙幣を金額別に選別
するためのものである。54,55は釣銭保持返却機構であ
り、投入硬貨および投入紙幣を一時的に保持して釣銭が
必要なときにその釣銭を返却して払出すためのものであ
る。56は共通カード販売機を制御するための制御部であ
る。
次に、第9図に基づいて共通カード販売機の制御回路
を説明する。
制御回路は、大きく分類して、金銭機構76,表示機構7
7,選択指示機構79,カード発行機構80ならびに制御機構7
8からなる。
まず金銭機構76から説明する。金銭機構76は、硬貨投
入口39を含み、その硬貨投入口39から投入された投入硬
貨が硬貨選別器52により選別され、さらに貨幣計数器57
によって計数される。一方、紙幣投入口40から投入され
た紙幣は、紙幣選別器51によって選別され、貨幣計数器
57で計数される。そして貨幣計数器57で計数された計数
信号が制御機構78の制御部56に送られる。一方、前記硬
貨選別器52と紙幣選別器51とを通過した貨幣は、一部釣
銭保持返却機構54,55に保持され、釣銭が必要な場合に
釣銭返却口41,46から返却される。また、前記貨幣計数
器57で計数された後の貨幣は、最終的に金庫58に収めら
れる。
次に、選択指示機構79を説明する。販売カード額選択
ボタン48が押圧操作されると、その操作信号を信号取込
回路61を介して前記制御部56に与えられる。販売ボタン
49が押圧操作されることにより、その操作信号が信号取
込回路61を介して制御部56に与えられる。キャンセルボ
タン50が操作されることにより、その操作信号が信号取
込回路61を介して制御部56に与えられる。
次に、表示機構77を説明する。前記制御部56からの制
御信号が表示器用ドライバ60を介して、各表示器に与え
られる。その結果、投入金額表示器38,中止表示器42a,
販売中表示器42bが点灯表示される。
次にカード発行機構80を説明する。カード発行機構80
には、制御部56からの制御信号が与えられ、カード用紙
ストック部62からカードがデータ書込部63に搬送され、
磁気ストライプ21に販売店(販売機)コードデータが書
込まれるとともにデータ印字部64に搬送されて必要なデ
ータが共通カード表面に印字され、次に共通カードが発
券処理部53を通過して共通カード払出口45から払出され
る。
なお、前記データ印字部64を省き、共通カードの表面
に必要なデータを予め印字しておくようにしてもよい。
次に、制御機構78を説明する。制御機構78は、制御部
56と投入金額記憶部,釣銭記憶部59とを含む。制御部56
は、CPU,RAM,ROM等を含む。ROMには、第10図に示す制御
プログラムが組込まれている。なお、図中10は電源回路
であり、前記各種機器や制御回路部分に必要な電流を供
給するためものである。
次に、第9図に示した制御回路の動作を第10図に基づ
いて説明する。
まずステップS(以下単にSと記す)1により、共通
カード販売機が販売可能な状態か否かが判断され、販売
可能でないと判断された場合にはS2に進み、中止表示器
42a(第7図参照)により中止の表示を行なう。共通カ
ード販売機が販売可能な状態(すなわち、共通カードや
釣銭が定量ある等の条件が揃った状態)になれば、S1に
よりYESの判断がなされ、S3に進み、販売中表示器42b
(第7図参照)により販売中である旨の表示を行ない、
S4に進み、硬貨または紙幣の投入があったか否かの判断
がなされ、投入があるまで待機する。そして、カードを
購入したい者が硬貨投入口39または紙幣投入口40から硬
貨または紙幣を投入すれば、S4によりYESの判断がなさ
れてS5に進み、硬貨または紙幣が正規のものか否かの判
断が行なわれ、正規でないと判断された場合にはS6に進
み、投入貨幣を返却して再び前記S4に戻る。一方、投入
された硬貨または紙幣が正規のものであると判断された
場合にはS7に進み、投入貨幣の金額を計数して記憶し、
S8に進み、投入金額表示器38により投入金額を表示して
S9に進む。S9では、販売カード金額選択ボタンが操作さ
れたか否かの判断がなされ、操作されるまで待機する。
そして遊技客が販売カード金額選択ボタン48を選択操作
すれば、S9によりYESの判断がなされ、S11に進み、キャ
ンセルボタンが操作されたか否かの判断が行なわれる。
キャンセルボタンが操作されれば、前記S9に進む。
一方、キャンセルボタン50が押圧されない場合には、
前記S11によりNOの判断がなされてS12に進み、販売ボタ
ンが操作されたか否かの判断がなされ、操作されるまで
待機される。そして、遊技客が販売ボタン49(第7図参
照)を押圧操作すればS12によりYESの判断がなされてS1
3に進み、共通カードにその販売機番号を記録し、S14に
進み、販売される共通カードのカード情報をホール管理
用コンピュータに送信する処理がなされる。次にS15に
進み、釣銭があるか否かの判断がなされ、前記釣銭記憶
部59の記憶に基づいて釣銭があると判断された場合には
S16に進み、釣銭の払出しを行なった後に再びS1に戻
る。一方、釣銭がないと判断された場合には釣銭の払出
しを行なうことなく直接前記S1に戻る。なお、前記キャ
ンセルボタン50の代わりにまたはキャンセルボタン50と
ともに、投入貨幣の返却ボタンを設け、返却ボタンを押
圧操作することにより投入した貨幣が返却されるように
構成してもよい。
第11図は、専用カード販売機112の一例を示す全体正
面図である。第12図は、その専用カード販売機の一部内
部構造を示す背面図である。第13図は、その専用カード
販売機の制御回路を示すブロック図である。さらに第14
図は、第13図に示した制御回路の動作を説明するための
フローチャートである。
第11図に示す専用カード販売機112は、前記第7図で
説明した共通カード販売機7と類似する構成を有してお
り、前記第7図に示した共通カード販売機7との相違点
を中心に説明する。専用カード販売機112には、共通カ
ード挿入口122が設けられており、硬貨および紙幣ばか
りでなく共通カード20(第4図参照)をこの共通カード
挿入口122に挿入することにより専用カードの購入が可
能となるように構成されている。図中247は販売カード
枚数選択ボタンであり、投入貨幣の金額または挿入され
た共通カードに記憶されている共通使用可能金額の範囲
内で購入できる専用カードの枚数を選択操作して入力す
ることができる。そして、共通カードを使用しての専用
カードの販売が終了した段階でその挿入された共通カー
ドに残っている使用可能金額がカード残額表示器121に
より表示される。なお、専用カード販売機112に設けら
れている投入金額238には、挿入された共通カードに記
録されている使用可能金額も表示されるように構成され
ている。また、図中243は販売カード金額選択ボタン248
の操作により入力された購入せんとする専用カードの金
額を表示する販売カード額表示器であり、244は販売カ
ード枚数選択ボタン247の操作により入力された購入せ
んとする専用カードの枚数を表示する販売カード枚数表
示器である。そして、遊技者が販売ボタン249を押圧操
作すれば指定された金額の専用カードが指定された枚数
だけ専用カード払出口245から払出され、次に釣銭払出
口246a,246bからそれぞれ紙幣および硬貨の形で釣銭が
払出される。なお、図中242aは中止表示器、242bは販売
中表示器、250はキャンセルボタンである。
第12図に示す専用カード販売機の内部構造は、前記第
8図に示した共通カード販売機の内部構造とほぼ同一で
あり、相違点といえば販売カード金額選択ボタン248の
上方に販売カード枚数選択ボタン247が設けられている
点である。なお図中256は制御部である。
第13図に示された専用カード販売機の制御回路は、前
記第9図に示した共通カード販売機とほぼ同様の構成を
有しており、ここでは相違点を中心に説明する。
表示機構277には、販売カード額表示器243と販売カー
ド枚数表示器244とカード残額表示器121とを含む。前記
販売カード額表示器243により購入せんとする専用カー
ドに記録される専用使用可能金額が表示され、販売カー
ド枚数表示器244により購入せんとする専用カードの枚
数が表示される。また、共通カードを使用して専用カー
ドを購入する場合に、専用カードを販売した後に残って
いる共通カードの共通使用可能金額がカード残額表示器
121により表示される。
専用カード販売機には共通カード受入機構162が設け
られている。この共通カード受入機構は制御部256との
間での信号の入出力を行なうための信号入出力回路163
が設けられており、この信号入出力回路163に、共通カ
ード挿入検出スイッチ164,共通カード搬送機構165,共通
カードデータ読取書込素子166が接続されている。共通
カード挿入検出スイッチ164からは共通カードの挿入検
出信号が信号入出力回路163に与えられ、信号入出力回
路163からは共通カード搬送制御用信号が共通カード搬
送機構165に与えられ、さらに、挿入された共通カード
に記録されているデータの読取信号が信号入出力回路16
3に与えられるとともに共通カードに書込むためのデー
タが信号入出力回路初を163から共通カードデータ読取
書込素子166に与えられる。
選択指示機構279には、販売カード枚数選択ボタン247
が含まれており、遊技客の販売カード枚数の選択操作に
基づいて販売カード枚数信号が信号取込回路261に与え
られる。
次に、第14図に基づいて第13図に示した制御回路の動
作を説明する。
まずS17により、専用カードの販売が可能な状態か否
かの判断がなされ、販売可能でないと判断された場合に
はS18に進み、中止表示器242aにより中止の表示が行な
われる。また、専用カード販売機が販売可能な状態(す
なわち、専用カードや釣銭が定量ある等の条件が揃った
状態)になれば、S17によりYESの判断がなされてS19に
進み、販売中表示器242b(第11図参照)により販売中で
ある旨の表示が行なわれ、S20に進み、硬貨または紙幣
の投入があるか否かの判断がなされる。そして、硬貨ま
たは紙幣の投入がない場合にはS21に進み、共通カード
の挿入があったか否かの判断が行なわれ、ない場合には
前記S20に再び戻る。このS20およびS21からなるループ
の巡回途中で、硬貨または紙幣の投入があればS20によ
りYESの判断がなされてS47に進み、硬貨または紙幣が正
規のものであるか否かの判断がなされ、硬貨または紙幣
が正規のものでなかった場合にはS29に進み、その投入
された硬貨または紙幣を返却してS20に戻る。一方、投
入された硬貨または紙幣が正規のものである場合にはS4
8に進み、投入紙幣の金額を計数して記憶し、S30により
その投入金額が表示される。
一方、前記S20およびS21からなるループの巡回途中
で、遊技客が共通カードを共通カード挿入口122(第11
図参照)に挿入すれば、S21によりYESの判断がなされて
S22に進み、共通カード挿入フラグがセットされ、S23に
進み、共通カード搬送機構160が駆動制御されて共通カ
ードが機内に取込まれる。次にS24に進み、その機内に
取込まれた共通カードに記録されている各種の共通カー
ド情報が共通カードデータ読取書込素子166(第13図参
照)により読取られ、S25に進む。S25では、前記読取ら
れた共通カード情報およびその共通カード情報を読取っ
た専用カード販売機の番号をホール管理用コンピュータ
に送信する処理がなされる。ホール管理用コンピュータ
では、これらの送信されてきた情報に基づいてその挿入
された共通カード情報が適正なカードであるか否かの判
断を行ない、その判断結果を返信してくる。S26では、
ホール管理用コンピュータからの返信があったか否かの
判断が行なわれ、返信があるまで待機され、返信があれ
ばS27に進み、適正カードである旨の返信であるか否か
の判断が行なわれる。適正カードでない旨の返信であっ
た場合には前記S29に進み、挿入された不適正な共通カ
ードが返却される。一方、適正カードである旨の返信で
あった場合にはS28に進み、その挿入された共通カード
の使用可能金額を記憶する処理がなされ、前記S30に進
みその挿入された共通カードの使用可能金額すなわち投
入金額が表示される。
次に、S31に進み、販売カード金額選択ボタンが操作
されたか否かの判断がなされ、操作されるまで待機され
る。そして遊技客が販売カード金額選択ボタン248(第1
1図参照)を押圧操作すればS32に進み、その選択操作に
よって入力された販売カードの金額が販売カード額表示
器243(第11図,第13図参照)により表示される。次
に、S33によりキャンセルボタンが操作されたか否かの
判断がなされ、遊技客がキャンセルボタン250(第11図
参照)を押圧操作すればS34に進み、販売カード額表示
器243による販売カード額の表示が消され、S31に戻る。
一方、遊技客がキャンセルボタンを押圧操作しない場合
にはS35に進み、枚数選択ボタンが操作されたか否かの
判断がなされ、操作されるまで待機される。そして遊技
客が販売カード枚数選択ボタン247(第11図参照)を押
圧操作すればS36に進み、選択された販売カード枚数が
販売カード枚数表示器244(第11図参照)により表示さ
れる。
次に、S37に進み、キャンセルボタンが操作されたか
否かの判断がなされ、遊技客がキャンセルボタン250を
押圧操作すればS38に進み販売カード枚数表示器244によ
る表示を消してS31に戻る。一方、遊技客がキャンセル
ボタンを押圧操作しない場合にはS39に進み、販売ボタ
ンが操作されたか否かの判断がなされ、遊技客が販売ボ
タン249(第11図参照)を押圧操作すればS40に進み、選
択された専用カードすべてにその販売機番号を記録さ
せ、S41に進む。S41では、選択された専用カードの専用
カード情報をホール管理用コンピュータに送信する処理
がなされる。次にS50に進み、共通カード挿入フラグが
セットされているか否かの判断がなされる。遊技者が貨
幣を投入することにより専用カードを購入せんとした場
合には共通カード挿入フラグはセットされないためにS5
0によりNOの判断がなされてS42に進み、投入した貨幣の
残金すなわち釣銭があるか否かの判断がなされ、釣銭が
ない場合にはそのままS17に進むが、釣銭がある場合に
はS49により釣銭の払出しを行なった後にS17に進む。一
方、遊技客が共通カードを挿入して専用カードを購入せ
んとした場合には前記S22により共通カード挿入フラグ
がセットされているために、前記S50によりYESの判断が
なされてS51に進む。
S51では前記S22によりセットされた共通カード挿入フ
ラグがクリアされ、S43に進む。S43では、共通カードの
残額があるか否かの判断がなされ、残額がない場合には
S46に進み、共通カードの残額が0である旨の表示をカ
ード残額表示器121(第11図参照)により行なう。次にS
47に進み、残額が0となった共通カードを機内へ回収す
る処理がなされる。なお、この0カードを遊技客に返却
するように構成してもよい。次にS48に進み、使用可能
金額が「0」となった共通カード情報をホール管理用コ
ンピュータに送信する処理がなされて前記S17に戻る。
一方、共通カードの残額がある場合には前記S43によ
りYESの判断がなされてS44′に進み、共通カードの共通
使用可能金額データを残額に相当する金額に書換える処
理がなされ、S44に進み、新たな使用金額となった共通
カード情報をホール管理用コンピュータに送信する処理
がなされ、次にS45に進み、カードを遊技客に返却して
前記S17に戻る。
本実施例では、挿入された共通カードの共通使用可能
金額の範囲内または投入された貨幣の投入金額の範囲内
での専用カードの購入ができるものを示したが、共通カ
ードを挿入するとともに貨幣を投入し、その投入された
共通カードに記録されている共通使用可能金額に投入紙
幣の金額を加算した合計金額の範囲内で専用カードが購
入できるように構成してもよい。また、挿入された共通
カードの使用可能金額や投入された貨幣の金額すべてを
一律に1枚または複数枚の専用カードに変換するように
構成してもよい。
次に、本発明に使用される遊技機の一例のパチンコ遊
技機を説明するが、本発明はこれに限らず、スロットマ
シンあるいはアレンジボールや雀球を記録媒体により遊
技できるようにしたもの等、少なくとも記録媒体により
遊技が可能な遊技機すべてを含む。なお、本実施例にお
いては、記録媒体により遊技できるスロットマシンある
いはアレンジボールや雀球等を総称して、説明の便宜上
カード式コイン遊技機あるいは単にコイン遊技機と称す
る。
第15図は、パチンコ遊技機410を示す全体正面図であ
る。
パチンコ遊技機410の前面枠412には、遊技盤440が配
設され、その遊技盤440によって遊技領域442が形成され
ている。また、パチンコ遊技機410の下方右隅には、操
作ハンドル422が設けられており、この操作ハンドル422
の操作によって打球発射装置454が作動し、パチンコ玉
を順次前記遊技領域442内に打込むよう構成されてい
る。
前記遊技領域442内には、1対の開閉翼片444a,444bが
設けられた可変入賞球装置443がその中央位置に設けら
れている。また、遊技領域442の下方位置には、始動通
過口の一例である始動入賞口448a,448b,448cが形成され
ている。さらに、遊技領域442には、チューリップ式の
入賞装置447a,447bや、通常の通過口の一例である入賞
口445,446a,446bが設けられている。なお、前記可変入
賞球装置443および入賞装置447a,447bは、上方から進入
したパチンコ玉がそのまま通過して下方から遊技盤に排
出される玉通過装置であってもよい。449はアウト玉を
回収するアウト口である。
前記操作ハンドル422の操作に応答して、前記打球発
射装置454の打球杆458が間欠揺動されることにより、そ
の打球杆458によってパチンコ玉が弾発され、打球誘導
レール441aと遊技領域形成レール441bとの間を通って発
射玉が遊技領域442内に進入する。この遊技領域442内に
進入する直前に発射玉が発射玉検出器464により検出さ
れる。図中、456は打玉供給機構であり、打玉待機樋470
内にあるパチンコ玉を打球杆458による打球発射位置に
まで供給するためのものである。
次に、前記打球杆458による弾発力が弱すぎた場合に
は、パチンコ玉が遊技領域442内に到達することなくそ
のまま逆方向に転がって元の位置に戻ろうとするのであ
り、その元の位置に戻ろうとするパチンコ玉すなわちフ
ァール玉がファール玉通路466に落入し打玉待機樋470に
戻される。なお、本実施例では、遊技領域442内に実際
に進入する発射玉すなわち有効発射玉は、前記遊技領域
形成レール441bの終端位置に設けた発射玉検出器464に
より検出するように構成したが、他の方法としては、発
射玉検出器をたとえば打球発射位置近傍の打球発射方向
下手側に設け、かつ、前記ファール玉通路466にファー
ル玉を検出するファール玉検出器を設け、発射玉検出器
の検出出力からファール玉検出器の検出出力を減算した
値により、実際に遊技領域442内に進入した有効発射玉
を算出するよう構成してもよい。
パチンコ遊技機410の下方に設けられる前面装飾板420
にはその左隅に記録媒体挿入口の一例であるカード挿入
・排出口427が形成されており、前記専用カード220(第
6図参照)が挿入・排出可能に構成されている。さら
に、カード挿入・排出口427の右方には、遊技を終了さ
せるための遊技終了ボタン428および遊技が可能な状態
を表示するための遊技可表示器429、さらにはカード挿
入・排出口427から挿入された専用カードの適否を判定
しその結果の表示などを行なうための表示器432が設け
られている。また、前面装飾板420の裏面側には、可変
入賞球装置443が連続開閉するいわゆる大当り状態の発
生に伴って効果音を発生させたり、挿入された専用カー
ドが不適である旨の原因を音声により報知したりする音
声報知手段の一例であるスピーカ451が設けられてい
る。
前面枠412の左部分には、硬貨投入口433と、その硬貨
投入口433から投入された硬貨を処理するための硬貨処
理部435および所定の場合に投入硬貨を返却するための
硬貨返却口434さらには投入硬貨を収容するための硬貨
収容部436が設けられている。さらに、前記硬貨投入口4
33等の下方位置には、紙幣挿入・返却口437が形成され
ており、この紙幣挿入・返却口437から挿入された紙幣
を処理するための紙幣処理部438さらには挿入された紙
幣を収容するための紙幣収容部439が設けられている。
前記硬貨投入口433と紙幣挿入・返却口437とにより貨幣
投入口が構成されている。なお、前記硬貨収容部436お
よび紙幣収容部439に収容された硬貨や紙幣を遊技場の
所定位置に自動的に回収できるように構成してもよい。
図中、452は持玉数データ表示器であり、遊技の過程
で刻々変化する遊技者の持玉数データを表示し遊技者に
知らしめるためのものである。この持玉数データ表示器
452の設置場所は、遊技盤440に限らず前面枠412あるい
は幕板等の遊技機近傍の遊技機外部であってもよい。ま
た、468は打込玉排出口であり、後述する打込玉排出連
絡口477(第16図参照)からのパチンコ玉が打球待機樋4
70内に排出されるためものである。
第16図はパチンコ遊技機410の一部内部構造を示す全
体背面図である。
打球発射装置454は、打球モータ462とその打球モータ
462によって間欠揺動される打球杆458とその打球杆458
の間欠揺動に連動して昇降する連動昇降体460とにより
構成されている。この連動昇降体460は、打球供給機構4
56(第15図参照)を作動させてパチンコ玉を打球発射位
置に1つずつ供給するためのものである。
遊技盤裏面側には、1組の入賞玉集合カバー体490A,4
90bが配設されており、この入賞玉集合カバー体490a,49
0bにより、遊技盤440に形成されている各種の入賞口446
a,446b,445さらには可変入賞球装置内に形成されている
各種の入賞口に入賞したパチンコ玉が所定の径路に導か
れて集合されるように構成されている。さらに、この入
賞玉集合カバー体490a,490bには、中継端子基板492が取
付けられている。図中、472は入賞玉集合樋であり、前
記入賞玉集合カバー体490a,490bによって集合された入
賞玉および始動入賞口448a,448b,448c(第15図参照)に
入賞した入賞玉さらには入賞装置447a,447bから入賞し
たパチンコ玉を集合させて入賞玉・アウト玉合流樋476
に導くものである。この入賞玉集合樋472によって集合
された入賞玉は入賞玉検出機473により検出され、その
検出出力が後述する遊技制御に用いられる。前記入賞玉
・アウト曲合流樋476には、アウト口449に落入したアウ
ト玉がアウト玉樋474を通ってアウト玉検出器475により
検出された後に落入して入賞玉とアウト玉とが合流する
ように構成されている。そして、この入賞玉とアウト玉
が合流した打込玉が打込玉排出連絡口477を通って前記
打込玉排出口468から打玉待機樋470内に排出されるよう
に構成されている(第15図参照)。このように、本実施
例では、打球発射装置454によって打込まれたパチンコ
玉が機外に排出されることなくすべて遊技機内部を巡回
し再び打球待機樋470に戻ってくるように構成したいわ
ゆる封入玉方式の弾球遊技機を採用する。
遊技盤裏面にはさらに制御基板ボックス478が取付け
られており、前記可変入賞球装置に入賞した入賞玉を検
出した検出信号を受け、前記大当り制御等の遊技制御を
行なうように構成されている。
図中500はカード処理装置であり、前記カード挿入・
排出口428(第15図参照)から挿入されたカードを収容
するためのカード収容箱536と、そのカード収容箱536を
取出してカードを収集するための把手536aと、制御部
(マイクロコンピュータ)538とから構成されている。
図中、435は硬貨処理部、436は硬貨収容部、438は紙
幣処理部、439は紙幣収容部である。
第17図は第16図における3−3断面図である。
パチンコ遊技機410の前面枠412の表面側には、硬貨投
入口433,硬貨返却口434および紙幣挿入・返却口437が形
成されている。なお、図中、416はガラス扉枠、418は前
面板、420は前面装飾板、422は操作ハンドル、427はカ
ード挿入・排出口である。
前記硬貨投入口433の裏面側には、硬貨処理部435が設
けられており、前記硬貨投入口433から投入された硬貨
の真偽を判定するための硬貨の大きさや形状や重さ等を
検出するように構成されている。その硬貨処理部435の
下方には、硬貨収容部436が設けられており、前記硬貨
投入口433から投入された硬貨を収用し得るように構成
されている。前記紙幣挿入・返却口437の裏面側には、
紙幣処理部438が設けられており、紙幣挿入・返却口437
から挿入された紙幣の真偽を判定するために紙幣に付さ
れている模様等を検出するよう構成されている。つま
り、この硬貨処理部435と紙幣処理部438とは、貨幣から
読取り得る情報を読取る情報読取手段を内蔵する。さら
に、この硬貨処理部435と紙幣処理部438は、投入された
硬貨や紙幣の額を検出する機能も有する。この紙幣処理
部438の下方に紙幣収容部439が設けられており、前記紙
幣挿入・返却口437から挿入された紙幣を収容し得るよ
うに構成されている。
図中、500はカード処理装置であり、専用カードを搬
送するための搬送モータなどからなる搬送機構510さら
には把手536aが設けられたカード収納箱536等を含む。
図中、480は遊技盤取付枠、471は機構板、478は制御
基板ボックス、411は機枠、503は挿入カードを検出する
ためのカード検出器である。
第18図は、マイクロコンピュータ538およびそのマイ
クロコンピュータ538に接続される各種機器からなる制
御回路を示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としてのマイクロコンピュータ
538含む。マイクロコンピュータ538は、以下に述べるよ
うなパチンコ遊技機410の動作を制御する機能を有す
る。マイクロコンピュータ538は、たとえば数チップのL
SIで構成されており、その中には、制御動作を所定の手
順で実行することのできるMPU551とMPU551の動作プログ
ラムを格納するROM552と、必要なデータの書込み、読出
しができるRAM553とが含まれている。さらに、MPU551と
外部回路との信号の整合性をとるための入出力回路55
4、電源投入時にMPU551にリセットパルスを与えるパワ
ーオンリセット回路555と、MPU551にクロック信号を与
えるクロック発生回路556と、クロック発生回路556から
のクロック信号を分周し割込パルスを定期的にMPU551に
与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)557と、M
PU551からのアドレスデータをデコードするアドレスデ
コード回路558とを含む。
MPU551はパルス分周回路557から定期的に与えられる
割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行す
ることが可能となる。また、アドレスデコード回路558
はMPU551からのアドレスデータをデコードし、ROM552,R
AM553,入出力回路554にそれぞれチップセレクト信号を
与える。
この実施例では、ROM552は、その内容の書換え、すな
わち、必要が生じた場合にはその中に格納されたMPU551
のためのプログラムを変換することができるように、プ
ログラマブルROM552が用いられている。そして、MPU551
は、ROM552内に格納されたプログラムに従って、かつ、
以下に述べる各制御信号の入力に応答して、前記したカ
ード搬送機構510等に対し制御信号を与える。
まず、硬貨処理部435から、硬貨の真偽および金額を
判定するために必要な検出データがマイクロコンピュー
タ538に与えられる。マイクロコンピュータ538では、そ
の検出データに基づいて硬貨の真偽を判定し、その判定
結果を硬貨処理部435に与え、適正な硬貨の場合はその
硬貨を硬貨収容部436(第15図参照)に収容させ、不適
正な硬貨の場合には硬貨返却口434(第15図参照)から
返却させるよう制御する。次に、紙幣処理部438から、
紙幣の真偽および金額を判定するための検出データがマ
イクロコンピュータ538に与えられる。マイクロコンピ
ュータ538ではこの検出データに基づいて真偽を判定
し、その判定結果を紙幣処理部438に与え、適正な紙幣
である場合は紙幣収容部439(第15図参照)に収容さ
せ、不適正な紙幣である場合にはその紙幣挿入・返却口
437(第15図参照)からその紙幣を返却させる。なお、
硬貨処理部435または紙幣処理部438によりマイクロコン
ピュータ538の助けを借りることなく独立して前記真偽
の判定を行なうように構成してもよい。
マイクロコンピュータ538には、カード挿入検出スイ
ッチ503からの検出信号がカード検出回路559を介して与
えられる。データ読取器507からの読取データ信号がデ
ータ読取書込回路562を介してマイクロコンピュータ538
に与えられる。遊技者の遊技終了ボタン428(第15図参
照)の押圧操作により、遊技終了スイッチ428′がON操
作され、その信号が遊技終了スイッチ回路563を介して
マイクロコンピュータ538に与えられる。発射玉検出器4
64からの発射玉検出信号が発射玉検出回路565を介して
マイクロコンピュータ538に与えられる。入賞玉検出器4
73からの検出信号が入賞玉検出回路566を介してマイク
ロコンピュータ538に与えられる。また、アウト玉検出
器475からの検出信号がアウト玉検出回路567を介してマ
イクロコンピュータ538に与えられる。
次に、マイクロコンピュータ538は以下の機器に制御
信号を与える。
まず、モータ回路560を介して搬送モータ等を含む搬
送機構510に搬送用制御信号を与える。データ読取書込
回路562を介してデータ書込器508にデータ書込用信号を
与えるとともに、データ消去器509にデータ消去のため
の制御信号を与える。次に、モータ回路568を介して打
球モータ462に打球モータ駆動用制御信号を与える。ラ
ンプ回路569を介して、遊技可表示器429に表示制御信号
を与える。LCD回路570を介して表示器432に表示制御信
号を与える。さらに、デジタル表示駆動回路571を介し
て持玉数データ表示器452に持玉数表示用制御信号を与
える。なお、前記構成の各回路には、電源回路572から
所定の直流電流が供給される。
第19A図,第19B図,第19C図は、第18図に示した制御
回路の動作を説明するためのフローチャートである。
S60において、カード挿入検出スイッチからの入力が
あるか否かの判断がなされ、入力がない場合にはS61に
進み、遊技客が貨幣を投入したか否かの判断がなされ、
投入していない場合には再びS60に戻る。このS60に戻る
ループの巡回途中で、遊技客が専用カードをカード挿入
・排出口437(第15図参照)から挿入することにより、
カード挿入検出スイッチ503からの検出信号がマイクロ
コンピュータ538に入力され、S60によりYESの判断がな
される。このS60により、挿入されたカードが専用カー
ドか共通カードかの判別が行なわれ、専用カードが挿入
された場合のみS60によりYESの判断がなされるように構
成されている。次にS62に進み、カード搬送機構510を動
かして専用カードを取込み、S63に進み、データ読取器5
07により専用カード情報を読取る。次にS64に進み、専
用カード情報の使用可能店コードから当該遊技場で使用
できるカードか否かの判別が行なわれる。そしてS64′
に進み、前記S64による判別の結果そのカードが使用可
能なものか否かの判断が行なわれ、使用可能であると判
断された場合にはS67に進むが、使用可能でないと判断
された場合にはS65に進みその専用カードを排出しS66に
より、当該遊技場では使用できない旨の表示を表示器43
2により行なわせ、S60に戻る。前記S64およびS64′によ
り、前記専用記録媒体を遊技場の遊技機に使用するに際
し、該専用記録媒体が当該遊技場において使用可能な記
録媒体に該当するか否かを判定する使用可否判定手段が
構成されている。なお、この使用可否の判定を、ホール
管理用コンピュータにより行ない、その遊技結果を遊技
機の方に返信するようにしてもよい。
次に、S67により、専用カード情報およびその専用カ
ードが挿入された遊技機番号をホール管理用コンピュー
タに送信する処理がなされる。ホール管理用コンピュー
タでは、後述するように、この送信されてきたカード情
報および遊技機番号に基づいて挿入された専用カードが
適正なものであるか否かの判断を行ない、その判断結果
を遊技機に返信する。S68では、ホール管理用コンピュ
ータからの返信があったか否かの判断が行なわれ、返信
があるまで待機する。そしてホール管理用コンピュータ
からの返信があれば、S69に進み、適正情報カードであ
る旨の返信であるか否かの判断がなされ、適正情報カー
ドでない旨の返信の場合にはS70に進み、異常事態発生
時の処理を行なってS71により専用カードを機内へ回収
してS60に戻る。一方、適正情報カードである旨の返信
であった場合にはS72に進み、挿入された専用カードに
記録されている専用使用可能金額の金額データを金額表
示器(15図参照)により表示させる。次にS73に進み、
専用カードから読取った専用使用可能金額に応じた持玉
数を持玉数データに加算する処理を行なう。つまり、挿
入された専用カードの専用使用可能金額を全額持玉数デ
ータに変換して加算するのである。その結果、遊技機の
売上額は、挿入された専用カードの全専用使用可能金額
の累積額となる。次に、S74に進み、持玉数データが
「0」であるか否かの判断が行なわれる。持玉数データ
が「0」である場合にはS75に進み、不適正原因を表示
器432により表示させた後にS60に戻る。一方、持玉数デ
ータが「0」でない場合には第19B図に示すS77に進み、
遊技が可能となる。一方、遊技客が貨幣を投入した場合
にはS61によりYESの判断がなされてS76に進み、投入額
に応じた持玉数を持玉数データに加算してS77に進む。
S77では、打球モータ電源がONに制御されてパチンコ
玉の弾発発射が可能な状態となり、S78に進みランプL1
が点灯されて遊技可表示器429(第15図参照)により遊
技が可能な状態である旨の表示が行なわれる。次にS79
に進み、発射玉検出器がONになったか否かの判断がなさ
れ、未だにONになっていないと判断された場合はS80に
進み、入賞玉検出器がONになったか否かの判断がなさ
れ、未だにONになっていないと判断された場合にはS81
に進み、アウト玉検出器がONになったか否かの判断がな
され、未だにONになっていないと判断された場合はS82
に進み、有効な貨幣の投入または有効な専用カードの挿
入があったか否かの判断がなされる。このS82によりNO
の判断がなされた場合にはS83に進むが、YESの判断がな
された場合にはS89に進み、貨幣の投入額またはカード
に応じた持玉数を持玉数データに加算する処理がなされ
た後にS83に進む。このS82およびS89の具体的な処理内
容は、脱19A図に示したS60ないしS73の処理と同様の処
理である。そして、S83では、持玉数データが0である
か否かの判断がなされる。持玉数データが0でない場合
にはS84に進み、(入賞玉カウンタの値×n)−(打込
玉カウンタの値)≧mの判断がなされる。このmは、打
止め設定数であり、たとえば3000,4000程度の数字であ
る。(入賞玉カウンタの値×n)−(打込玉カウンタの
値)がm未満であれば、未だに打止めとはならずS84に
よりNOの判断がなされてS85に進み、遊技終了スイッチ
がONになっているか否かの判断がなされ、遊技者が遊技
終了ボタン428(第15図参照)を押圧操作していなけれ
ばNOの判断がなされてS77に戻る。なお、前記S85で説明
した遊技終了スイッチは、遊技終了ボタンが押圧操作さ
れることによりON状態でロックされる構成のスイッチで
ある。
次に、パチンコ玉が弾発発射されて発射玉検出器がON
になれば、S79によりYESの判断がなされてS90に進み、
持玉数データを1ディクリメントするとともにS91によ
り発射玉カウンタを1インクリメントする処理がなされ
てS83に進む。
そして遊技領域に打込まれたパチンコ玉が入賞すれば
入賞玉検出器473(第16図参照)がONになり、S80により
YESの判断がなされS86に進み、持玉数データにn加算す
る処理がなされる。nはパチンコ玉の入賞に伴って付与
される商品玉数に相当する数でありたとえば13等の予め
定められている数である。次にS87に進み、入賞玉カウ
ンタを1インクリメントする処理がなされ、S88に進
み、打込玉カウンタを1インクリメントする処理がなさ
れてS83に進む。なお、持玉数データに対する加算条件
としては、パチンコ玉の入賞に代えてまたはそれに加え
て、たとえば特定遊技状態の成立を選んでもよく、特定
遊技状態になったことに基づいて所定数を加算するよう
制御してもよい。また、前記S87およびS88における入賞
玉カウンタと打込玉カウンタとの値は後述するS84によ
り打止めが成立したか否かの判断に用いられる。
次に、遊技領域に打込まれたパチンコ玉がアウト口に
落入すれば、アウト玉検出器475(第16図参照)により
検出され前記S81によりYESの判断がなされてS88に進
み、打込玉カウンタを1インクリメントした後にS83に
進む。つまり、S88による打込玉カウンタを1インクリ
メントする処理は、入賞玉検出器がONになった場合とア
ウト玉検出器がONになった場合との両方の場合になされ
るのであり、これにより、入賞玉とアウト玉とを寄せ集
めた打込玉の個数が打込玉カウンタにより計数される。
なお、前述のように入賞玉とアウト玉の和をカウントす
ることに代えて、たとえば第16図に示す入賞玉・アウト
玉合流樋476に打込玉検出器を設け、その打込玉検出器
がONされる毎に打込玉を1インクリメントするように制
御してもよい。
次に、(入賞玉カウンタの値×n)−(打込玉カウン
タの値)がm以上となり打止めが成立した場合にはS84
によりYESの判断がなされてS117に進む。また、遊技客
が遊技終了ボタン428(第15図参照)を押圧操作して遊
技終了スイッチがONに切換わった場合にはS85によりYES
の判断がなされてS117に進む。S117では打球モータの電
源がOFFに制御されて遊技不能状態となり、S118に進
み、ランプL1が消灯されて遊技可表示器429(第15図参
照)が消灯される。次にS119に進み、発射玉カウンタと
打込玉カウンタとの両値が等しいか否かの判断がなされ
る。このS119による判断は、打止の成立あるいは遊技終
了ボタンの押圧操作により打球モータの電源がOFFに制
御された後に、遊技領域に残存する残留玉のすべてが遊
技結果が確定したか否かの判断を行なうものであり、前
記残留玉による入賞時に遊技価値の付与を行なわんとす
るためものである。つまり、前記遊技領域に残留玉が存
在する限りは、発射玉カウンタの値の方が打込玉カウン
タの値よりも大きくなるはずであり、その結果S119によ
りNOの判断がなされるのである。そして、S119によりNO
の判断がなされた場合にはS80に再び戻り、前記残留玉
による入賞があったか否かの判断が行なわれる。その結
果前記残留玉による入賞があった場合には、S86による
持玉数データをn加算する処理がなされ、遊技者に不満
を抱かせないように制御される。次に、遊技領域に存在
する残留玉がすべてアウト口に落入した場合にはS119に
よりYESの判断がなされて、第19C図に示すS97に進む。
S97では、専用カードの使用可能金額データを現在の
持玉数データに書換える処理がなされ、S98に進み、そ
の使用可能金額が書換えられた専用カードを搬送機構に
より排出する処理がなされ、S99に進み、専用使用可能
金額が「0」となった専用カード情報をホール管理用コ
ンピュータに送信する処理がなされる。前記S98により
排出された専用カードには遊技者が獲得した持玉数デー
タを含む情報が記録されており、その専用カードをカー
ド精算機8(第2図参照)に挿入して得点を精算する。
次にS100に進み、打止めが成立しているか否かの判断が
なされ、未だに打止めに達していない場合は前記S60に
戻るが打止めに達している場合はそのままプログラムが
終了する。
次に、持玉数データが「0」になった場合にはS83に
よりYESの判断がなされS92に進み、打球モータの電源が
OFFに制御されて遊技不能状態となり、S93によりランプ
L1が消灯されて遊技可表示器429の表示が消灯される。
次にS94に進み、発射玉カウンタと打込玉カウンタとの
両値が等しいか否かの判断がなされる。このS94による
判断は、前記S119と同様の趣旨のものであり、打球モー
タの電源がOFFに制御された後に遊技領域に残存してい
る残留玉のすべてについて遊技結果が確定したか否かを
判断するためのものである。そして、S94によりNOの判
断がなされればS80に進み、YESの判断がなされればS95
に進む。S95で、専用カードを機内へ回収する処理がな
され、S96に進み、使用可能金額が「0」となった専用
カード情報をホール管理用コンピュータに送信する処理
がなされて前記S60に戻る。
次に、第19A図,第19B図に示した制御動作プログラム
の他の例を第20A図,第20B図,第20C図に基づいて説明
する。
第20A図に示すS101ないしS116,第20C図に示すS328〜S
352の処理を実行すると同時に、第20B図に示す割込プロ
グラムが所定時間(たとえば4msec)毎に1回実行され
る。
まず割込プログラムから説明する。S120により、ホー
ル管理用コンピュータからの返信があったか否かの判断
がなされ、ない場合にはそのまま割込プログラムが終了
する。一方、ホール管理用コンピュータからの返信があ
れば、S121に進み、異常事態が発生した旨の返信か否か
の判断がなされ、異常事態が発生した旨の返信でない場
合(S170からの返信の場合)には割込プログラムが終了
する。一方、ホール管理用コンピュータからの返信が、
異常事態が発生した旨の返信である場合(S174による返
信の場合)には、S123に進み、異常事態の発生および異
常情報専用カードのカード番号を記憶して割込プログラ
ムが終了する。
次に、第20A図に示すプログラムを説明する。S101に
より、カード挿入検出スイッチからの入力があるか否か
の判断がなされ、入力がない場合にはS102に進み、貨幣
の投入があったか否かの判断がなされ、ない場合には前
記S101に戻る。このS101に戻るループの巡回途中で、遊
技客で硬貨または紙幣を硬貨投入口433または紙幣挿入
・返却口437(第15図参照)から投入すればS102によりY
ESの判断がなされ、S126に進み、投入額に応じた持玉数
を持玉数データに加算して第20C図に示すS328に進む。
一方、遊技客が専用カードをカード挿入・排出口427
(第15図参照)に挿入することによりカード検出スイッ
チからの検出信号がマイクロコンピュータに入力されて
S103に進む。このS101による挿入されたカードが専用カ
ードか共通カードかの判別が行なわれ、専用カードが挿
入された場合のみS101によりYESの判断がなされるよう
に構成されている。S103では、カードの搬送機構を動か
して専用カードを取込み、S104に進み、専用カード情報
をデータ読取機107により読取る。次に105に進み、読取
った専用カード情報の使用可能店コードから当該遊技場
で使用できるカードか否かが判別され、S106に進み、そ
の判別結果に基づいて使用可能なカードか否かの判断が
なされる。このS105およびS106により、専用記録媒体を
遊技場の遊技機に使用するに際し、該専用記録媒体が当
該遊技場において使用可能な遊技媒体に該当するか否か
を判定する使用可否判定手段が構成されている。そし
て、S106により使用可能なカードでないと判断された場
合にS107に進み、挿入された専用カードを排出してS108
により、当店では使用できない旨の表示を行ないS101に
戻る。一方、使用可能なカードであった場合にはS109に
進み、専用カード情報および遊技機番号をホール管理用
コンピュータに送信してそのカード情報が適正なもので
あるか否かの判断をしてもらう。しかし、この専用カー
ドの適否の判定結果の返信を待つことなくすぐにS110に
進み、専用カードに記録されている専用使用可能金額を
表示する処理がなされ、S111に進み、専用カードから読
取った専用使用可能金額に応じた持玉数を持玉数データ
に加算する処理がなされる。次にS112に進み、持玉数が
「0」であるか否かの判断がなされ、持玉数が「0」で
ある場合には遊技を全く行なうことができないためにS1
13に進み、不適正原因を表示してS101に戻る。一方、持
玉数データが「0」でない場合すなわちいくらかの持玉
数が存在する場合にはS114に進み、異常事態の発生の記
憶があるか否かの判断がなされる。この異常事態の発生
の記憶は、前記S123により行なわれるものであり、異常
事態の発生の記憶がある場合にはS115に進み、異常事態
発生時の処理をした後にS116に進み、異常事態発生の記
憶および異常情報カードの専用カード番号の記憶をクリ
アしてS101に戻る。前記S115による異常事態発生時の処
理はたとえば警報を鳴らしたり異常事態表示ランプを点
灯または点滅させる等種々のものが考えられる。
一方、前記S114による判断の時点でホール管理用コン
ピュータからの挿入カードの適否の返信が未だに行なわ
れていなかった場合には、S114によりNOの判断がなされ
るのであり、その場合にはS328に進み、遊技可能状態に
する。すなわち、ホール管理用コンピュータからの適否
の判定結果を待つことなく打球モータを駆動させて遊技
ができるように制御する。以上の実施例では、挿入した
専用カードに記録されている専用使用可能金額をすべて
得点に変換して持ち点に加算するものを示したが、本発
明はこれに限らず、挿入された専用カードに記録されて
いる専用使用可能金額から遊技者が実際に遊技に使用す
る金額を小出しし、その小出し額を得点に変換して持ち
点に加算するようにしてもよい。この場合の専用使用可
能金額の小出しの方法としては、専用カードを挿入する
ことによってたとえば500円等の比較的小額の金額が自
動的に小出しされて持ち点に加算される方法が考えられ
る。また他の方法としては、遊技機に小出し額指定ボタ
ンを設け、専用カードを遊技機に挿入した後に遊技客が
その小出し額指定ボタンを選択操作して、所望の小出し
額を指定して持ち点に加算するように制御することも考
えられる。さらに、打玉を弾発発射するごとにその打玉
1個に相当する専用使用可能金額を挿入した専用カード
の専用使用可能金額から逐一減算することも考えられ
る。なお、以上説明した専用使用可能金額を遊技に使用
する技術の場合には、遊技終了時に存在する持玉数デー
タ(遊技客の持ち点)を挿入されている専用カードにお
ける専用使用可能金額が記録されている領域以外の領域
に別途記録して排出するように制御するのが望ましい。
次に、第20C図のS328により、打球モータの電源をON
にして打玉を弾発発射可能な状態にし、S329によりラン
プL1を点灯させて遊技可表示器を点灯させ、遊技が可能
な状態になった旨の表示を行なう。この第20C図に示す
プログラムは、前記第19B図に示したプログラムとほと
んど同じであり、相違点と言えば、S333でNOの判断がな
された後にS310に進み、異常事態発生の記憶があるか否
かの判断が行なわれる。そして、前記S123に基づいて異
常事態の発生の記憶がなされている場合にはS310により
YESの判断がなされて、第19C図に示すS97に進む。このS
97ないしS100の処理は、この別実施例においても同様の
処理が行なわれるのである。一方、前記S310による判断
の時点で、ホール管理用コンピュータからの挿入カード
の適否の返信が未だに行なわれていなかった場合には、
S310によりNOの判断がなされてS334に進む。
第21A図,第21B図は、第1図および第2図に示したホ
ール管理用コンピュータ70に組込まれているプログラム
を示すフローチャートである。
まず、S128により、事故共通カードの登録申請があっ
たか否かの判断がなされ、ない場合にはS130に進み、共
通カード販売機からの受信があったか否かの判断がなさ
れ、ない場合にはS131に進み、専用カード販売機からの
受信があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS164
に進み、遊技機からの受信があったか否かの判断がなさ
れ、ない場合にはS180に進み、共通カード集中管理用コ
ンピュータからの受信があったか否かの判断がなされ、
ない場合にはS186に進み、1日の営業が終了したか否か
の判断がなされ、未だに終了していない場合には再び前
記S128に戻る。このS128に戻るループの巡回途中で、遊
技場の係員が事故共通カードの登録申請をすれば、前記
S128によりYESの判断がなされてS129に進む。この事故
共通カードは、盗難された共通カードや、使用された結
果異常情報カードであることが発覚しかつその異常情報
カードが遊技客によって持ち去られた場合や、共通カー
ドを紛失した場合等に登録申請をする。S129では、事故
共通カードの共通カード情報を共通カード集中管理用コ
ンピュータへ送信する処理がなされ、前記S128に戻る。
なお、専用カードに関しても同様に事故専用カード情報
をホール管理用コンピュータに登録して後述のS166によ
りチェックするようにしてもよい。
次に、前記第10図のS14により共通カード販売機から
共通カード情報が送信されてきた場合には、S130により
YESの判断がなされてS135に進み、共通カード販売機番
号と販売された共通カードの共通カード金額を記憶して
S128に戻る。次に、前記第14図に示したS25,S41,S44,S4
8により、専用カード販売機からの送信があった場合に
は、S131によりYESの判断がなされてS136に進む。この
専用カード販売機からの受信情報は、共通カード情報お
よび専用カード販売機番号,購入せんとする遊技客によ
って選択された専用カードの専用カード情報,新たな使
用可能金額となった共通カード情報,使用可能金額が
「0」となった共通カード情報の4種類があり、受信情
報が共通カード情報および専用カード販売機番号である
場合には、S136によりYESの判断がなされてS137に進
む。
S137では、事故共通カードの記憶と受信した共通カー
ド情報とを照合して受信した共通カード情報が事故共通
カードであるか否かの判断を行ない、事故共通カードで
ある場合にはS138に進み、異常事態の発生を専用カード
販売機に返信し、S139に進み、異常時処理を行なってS1
28に戻る。また、前記S139による異常時処理は、たとえ
ばホール管理用コンピュータのディスプレイ上に、異常
事態が発生したこととその異常事態が発生した専用カー
ド販売機の番号や専用カード販売機の設置位置さらには
異常情報カードの共通カード番号とを表示させることが
考えられる。
一方、前記S137により、事故共通カードでないと判断
された場合にはS140に進み、共通カードの真偽のチェッ
クを行なう。この共通カードの真偽のチェックは、前述
したように、磁気ストライプ21に記録されている共通カ
ードの使用可能金額とパンチ孔の位置との整合性をチェ
ックしたり、磁気ストライプ21の記録情報が、規格通り
のジグザグに記録されたものであるか否か、あるいは磁
気記録手段以外の記録手段が設けられている場合にはそ
の記録内容と磁気ストライプ21内の記録内容とが整合し
ているか否か等を判断する。つまり、このS140によるチ
ェックは、共通カード上に記録されている情報のみから
判断するチェックである。そして、S141に進み、真偽チ
ェックの結果、異常情報カードであるか否かの判断が行
なわれ、異常情報カードであると判断された場合には前
記S138に進むが、異常情報カードでないと判断された場
合にはS142に進み、共通カード金額が3000円以下か否か
の判断がなされる。そして共通カード金額が3000円以下
と判断された場合にはそのまま前記S128に戻る。つま
り、共通カード金額が3000円以下の共通カードが専用カ
ード販売機に挿入された場合にはS140による共通カード
情報のみに基づいた適否判定しか行なわないのである。
なお、このS142による判断において、共通カード金額は
「3000円」に限らず、「5000円」等であってもよく、比
較的低額の共通カード金額であればいくらでもよい。ま
た、S142の判断において、共通カード金額が高額である
か否かの判断に代えて、共通カードの共通使用可能金額
すなわち残額が高額であるか否かを判断してもよい。つ
まり、共通カードが使用された結果、既に共通カードの
使用可能金額が3000円以下になっている場合にはS142に
よりYESの判断がなされてS128に戻り、共通カードの使
用可能金額が未だに3000円以上残っている場合にはS142
によりNOの判断がなされてS143に進むように制御しても
よい。この場合には、共通カードの使用可能金額が3000
円以下になれば、その段階で、ホール管理用コンピュー
タ70,共通カード集中管理用コンピュータ74内のその300
0円以下になった共通カードに相当する共通カード情報
を抹消してもよい。その場合には、一旦使用可能金額が
3000円以下となった共通カードを偽造して使用可能金額
を3000円よりも高額にした場合には、その偽造共通カー
ドを使用すればホール管理用コンピュータ70内に既に記
憶されていないために即座に異常情報カードである旨の
判定がそのホール管理用コンピュータ70で可能となる。
次に、S142によりNOの判断がなされた場合にはS143に
進み、今日このホールで既に使用された共通カードか否
かの判断がなされ、既に使用されていると判断された場
合にはS144に進み、共通カード情報と記憶情報とを照合
してチェックを行なう。つまり、専用カード販売機に挿
入された共通カードが今日既にこのホールで使用された
共通カードである場合には、後述するS185によりホール
管理用コンピュータに既にそのカードが記録されてるい
るために、そのホール管理用コンピュータの記憶情報と
送られてきた共通カード情報とを照合して即座に適否の
判定ができるのである。なお、このS144の「記憶情報」
は、たとえば第22A図に示すような内容のものである。
つまり、共通カードのカード番号とそのカード番号に対
応する共通カード金額、使用可能金額である。さらに、
第21図に示した共通カード情報の記憶をその日1日限り
でなく、翌日も引き続き記憶させておき、S143により、
「昨日または今日このホールで既に使用された共通カー
ドか」の判断を行なうように制御してもよい。次に、S1
45に進み、前記S144によるチェックの結果、異常情報カ
ードであると判断された場合にS138に進み、異常情報カ
ードでないと判断された場合にはS150に進み、適正情報
カードである旨を専用カード販売機に返信した後にS128
に戻る。
前記S143によりNOの判断がなされた場合にはS152に進
み、必要な共通カード情報を共通カード集中管理用コン
ピュータに送信してS128に戻る。
次に、前記S136によりNOの判断がなされた場合にはS1
55に進み、新たな使用可能金額となった共通カード情報
の受信があったか否かの判断がなされ、新たな金額とな
った共通カード情報の受信があったと判断された場合に
はS157に進み、必要な共通カード情報および共通使用可
能金額が書換えられた旨を共通カード集中管理用コンピ
ュータに送信する処理がなされる。次にS158に進み、共
通使用可能金額の欄の記憶内容を送信されてきた新たな
使用可能金額に修正する処理を行なって前記S128に戻
る。
次に、専用カード販売機から送信されてきた情報が購
入せんとする遊技者によって選択された専用カードの専
用カード情報であった場合には、S159によりYESの判断
がなされてS160に進み、その専用カードのカード番号と
カード金額を記憶する処理を行ない前記S128に戻る。次
に、前記S159によりNOの判断がなされた場合には、共通
使用可能金額が「0」となった共通カード情報が送信さ
れてきた場合であるため、S162に進み、必要な共通カー
ド情報および使用可能金額が「0」となった旨を共通カ
ード集中管理用コンピュータに送信する処理がなされ
る。そして、S163に進み、ホール管理用コンピュータの
記憶内容のうち送信されてきたカード番号に相当する共
通使用可能金額の欄を「0」に修正して、S128に戻る。
次に、遊技機からの受信があった場合には、前記S164
によりYESの判断がなされて第21B図に示すS165に進む。
遊技機からの受信情報は、前記S67,S109に基づいた専用
カード情報および遊技機番号,S96,S99,S352に基づいた
使用可能金額が「0」となった専用カード情報の2種類
である。そして、遊技機からの受信内容が専用カード情
報および遊技機番号であった場合は、S165によりYESの
判断がなされてS166に進む。S166では、受信情報に基づ
いて専用カード情報の真偽のチェックを行なう。この専
用カード情報の真偽のチェックは、前述したように、磁
気ストライプ221に記録されているカードの使用可能金
額とパンチ孔との位置の整合性をチェックしたり、磁気
ストライプ221の記録情報が、規格通りのジグザグに記
録されたものであるか否か、あるいは磁気記録手段以外
の記録手段が設けられている場合にはその記録内容と磁
気ストライプ221内の記録内容とが整合しているか否か
等を判断する。つまり、このS166によるチェックは、カ
ード上に記録されている情報のみから判断するチェック
である。そして、S167に進み、真偽チェックの結果、異
常情報カードであるか否かの判断が行なわれ、異常情報
カードであると判断された場合にはS174に進み、異常事
態の発生を遊技機に返信し、S175による異常時処理を行
なった後にS128に戻る。
一方、S167により異常情報カードでないと判断された
場合は、S168に進み、専用カード情報をホール管理用コ
ンピュータの記憶情報と照合してその真偽をチェックす
る。具体的には、ホール管理用コンピュータに記録され
ている受信カード番号の使用可能金額(第22B図参照)
と受信カード情報の使用可能金額とが一致するか否か等
のチェックを行ない、専用カードのいわゆる背番号管理
を行なう。次にS169に進み、S168によるチェックの結果
に基づいて異常情報カードであるか否かの判断が行なわ
れ、異常情報カードであると判断された場合には前記S1
74に進むが、異常情報カードでないと判断された場合に
はS170に進み、適正情報カードである旨を遊技機に返信
してS128に戻る。
一方、S165によりNOの判断が行なわれた場合には、遊
技機からの受信情報が使用可能金額が「0」となった専
用カード情報に特定され、S173に進み、ホール管理用コ
ンピュータの使用可能金額の欄の記憶内容を「0」に修
正する処理がなされてS128に戻る。
次に、共通カード集中管理用コンピュータからの受信
があった場合には、S180によりYESの判断がなされてS18
1に進む。共通カード集中管理用コンピュータからは、
後述するように、第27図に示すS208,S209,S214によりそ
れぞれの情報が送信されてくる。そして、共通カード集
中管理用コンピュータからの受信内容が共通カード情報
の適否の情報である場合には、S181によりYESの判断が
なされてS183に進み、その受信内容が異常情報カードで
ある旨の受信か否かの判断がなされ、異常情報カードで
ある旨の受信の場合にはS138に進むが、異常情報カード
である旨の受信でない場合にはS184に進み、適正情報カ
ードである旨を専用カード販売機に返信し、S185に進
み、その適正情報カードの共通カード情報をホール管理
用コンピュータに記憶し(第22A図参照)、S128に戻
る。一方、前記S181において、共通カード情報の適否の
受信でないと判断された場合には、受信情報が事故共通
カードの情報に特定され、S182に進み、送られてきた事
故共通カードの情報を記憶してS128に戻る。
次に、遊技場において1日の営業が終了した場合に
は、S186によりYESの判断がなされS187に進み、専用カ
ード販売機番号別および遊技機番号別に1日の売上金額
を集計し、S188に進む。なお、この売上金額とは、カー
ドを使用しての販売額および使用額であり、貨幣を使用
しての売上金額は含まず、以下同様である。なお、前記
遊技機の売上金額とは、挿入された専用カードに記録さ
れている専用使用可能金額の全額を挿入カードごとに累
積した累積額となる。一方、専用使用可能金額を小出し
して遊技に使用する技術の場合には、小出し額の累積合
計が遊技機の売上額となる。なお、貨幣による売上金額
は別途集計してもよい。S188では、全専用カード販売機
および全遊技機の売上合計金額を算出し、S189に進み、
共通カード番号別および専用カード番号別の使用金額を
集計する。次に、S190に進み、共通カード販売機番号か
ら自店販売共通カードと他店販売共通カードとを分類
し、自店販売共通カード,他店販売共通カードごとに使
用合計金額を算出する。次にS191に進み、販売共通カー
ドおよび販売専用カードの金種別の販売枚数を集計し、
S192に進み、全専用カード販売機の売上合計金額を共通
カード集中管理用コンピュータに送信する。次にS193に
進み、所定情報を印字した後にS194に進み、使用可能金
額が「0」となった共通カードおよび専用カードのカー
ド情報を抹消してプログラムが終了する。
前記S193によって印字される所定の情報は、たとえば
第23A図,第23B図,第23C図,第24図,第25図に示すよ
うな内容のものである。第23A図は、カード式パチンコ
遊技機番号別の売上金額の一覧表を示した図である。一
方、第23B図は、カード式コイン遊技機別の売上金額を
表わした一覧表を示す図である。次に、第23C図は、専
用カード販売機番号別の売上金額の一覧表を示した図で
ある。
なお、印字される所定情報は、ホール管理用コンピュ
ータに対応するキーボードを設け必要なキー操作で必要
な情報だけ印字するものであってもよい。
第24図,第25図は、売上金額の集計一覧表を示す図で
ある。その内容は、専用カード販売機売上合計金額,自
店販売共通カード使用合計金額,他店販売共通カード使
用合計金額,共通カード販売機別の売上合計金額,共通
カード販売機売上合計金額,販売共通カード金種別枚
数、ならびに、パチンコ遊技機売上合計金額,コイン遊
技機売上合計金額,販売専用カード金種別枚数等であ
る。
第26図は、事故情報等の記録内容を印字した図であ
る。たとえば、事故情報の内容として、専用カード販売
機番号と事故の発生時刻と異常情報カードの共通カード
番号とを一覧表にして表示する。さらに、遊技機の遊技
機番号と事故の発生時刻と異常情報カードの専用カード
番号とその専用カードが販売された販売機番号とを一覧
表にして表示する。それらに加えて、景品交換得点合
計,実パチンコ機営業割数,実コイン機営業割数等を算
出して表示してもよい。
第27図は、第1図に示した共通カード集中管理用コン
ピュータ74に組込まれているプログラムを示すフローチ
ャートである。
まず、S200により、ホール管理用コンピュータからの
受信があるか否かの判断がなされ、受信がない場合には
S202に進み、全国のホールの営業が終了したか否かの判
断がなされ、未だに終了していない場合には前記S200に
戻る。このS200に戻るループの巡回途中で、ホール管理
用コンピュータからの受信があれば、S200によりYESの
判断がなされてS203に進む。ホール管理用コンピュータ
からは、前記S129,S152,S162,S157によってそれぞれの
情報が送信されてくる。そして、共通カード集中管理用
コンピュータからの受信内容が、前記S162にょる必要な
カード情報および使用可能金額が「0」となった旨の情
報である場合には、S203によりYESの判断がなされてS20
4に進む。S204では、そのゼロカードの共通カード情報
を記憶から抹消する処理がなされてS200に戻る。一方、
ホール管理用コンピュータからの受信内容が前記S152に
よる必要な共通カード情報であった場合にはS205により
YESの判断がなされてS206に進む。S206では、送信され
てきた共通カード情報と既に記憶している共通カード情
報(第28図参照)とを照合して適否を判定する処理がな
される。この適否の判定方法は、共通カード集中管理用
コンピュータに記憶されている共通使用可能金額と送信
されてきた共通カードの使用可能金額とが一致している
か否か等により行なう。次にS207に進み、送信されてき
た共通カード情報が適正情報カードであるか否かの判断
を行ない、適正情報カードでないと判断された場合はS2
08に進み、異常情報カードである旨をホール管理用コン
ピュータに返信してS200に戻る。一方、適正情報カード
であると判断された場合にはS209に進み適正情報カード
である旨をホール管理用コンピュータに返信してS210に
進み、その適正カードの共通カード情報を未使用ファイ
ルから使用済管理ファイルに移し替える処理をした後に
S200に戻る。
次に、ホール管理用コンピュータからの受信内容が前
記S157による必要な共通カード情報および使用可能金額
が書換えられた旨の情報であった場合には、S211により
YESの判断がなされてS212に進む。S212では、その送信
されてきた共通カードの共通使用可能金額の欄の記憶内
容を更新する処理がなされ、の後S200に戻る。
一方、ホール管理用コンピュータからの受信内容が、
前記S129による事故共通カードの共通カード情報であっ
た場合にはS201によりYESの判断がなされてS214に進
む。S214では、その送信されてきた事故共通カードの共
通カード情報を日本全国の遊技場のホール管理用コンピ
ュータに送信し、S200に戻る。
一方、前記S201よりNOの判断がなされるということ
は、ホール管理用コンピュータから受信した情報が、前
記S192による全専用カード販売機の売上合計金額情報に
特定されることとなり、S213に進み、全専用カード販売
機の売上合計金額とそのホールとを記憶する処理がなさ
れてS200に戻る。
一方、全国のホールの営業が終了した場合には前記S2
02によりYESの判断がなされてS215に進み、I=1の初
期値設定がなされ、S216により、N=(日本国内の全ホ
ール数)の定義づけが行なわれる。次にS217に進み、日
本の或るホール(I)で今日使用された共通カードごと
の使用金額情報を呼出し、その合計K(I)を算出する
処理がなされる。このK(I)は、ホール(I)の1日
の全専用カード販売機の売上合計額を意味する。次にS2
18に進み、ホール(I)から受信した全専用カード販売
機の売上合計金額の記録R(I)を呼出す処理がなされ
る。次にS219に進み、K(I)=R(I)の判断がなさ
れ、イコールでないと判断された場合にはS220に進み、
ホール(I)の売上合計金額の請求が異常である旨を印
字してS222に進む。つまり、前記K(I)は、ホール
(I)の共通カードの使用に伴う売上合計金額を共通カ
ード集中管理用コンピュータ側で算出した値であり、一
方、R(I)は、ホール(I)が請求した共通カードの
使用に伴う売上合計金額であり、本来両者が一致しなけ
ればならない性質のものある。それが一致していないと
いうことは、ホール(I)の売上合計金額の請求が異常
であることになるのである。一方、S219により、YESの
判断がなされた場合にはS221に進み、ホール(I)の全
専用カード販売機の売上合計金額を印字してS222に進
む。S222では、I=Nの判断がなされる。そして、未だ
にI=Nになっていないと判断された場合にはS223に進
み、I=I+1の処理がなされた後にS217に戻る。そし
てS217ないしS223の処理を何回も繰返して実行し、日本
全国のすべてのホール数に相当する回数だけ繰返して行
なえば、I=Nとなるため、S222によりYESの判断がな
されてS224に進む。S224では、日本国内の全ホールにお
いて、使用可能金額が「0」となったゼロカードを集計
する処理がなされる。次にS225に進み、前記ゼロカード
の共通カード情報を記憶から抹消する処理がなされてプ
ログラムが終了する。
第28図は、共通カード集中管理用コンピュータ内に記
憶されている共通カード情報である。その具体的情報内
容は、共通カードのカード番号,販売店(販売機)コー
ド,共通カード金額,共通使用可能金額,使用コードで
ある。また、たとえばカード番号のうち5024,5025,1204
0,12041,12043等の番号のものが欠落しているが、これ
は、共通使用可能金額が「0」のいわゆるゼロカードに
なったため記憶から抹消されたのである。
なお、前記共通カードや専用カードを、たとえば遊技
場内に設置された缶ジュースなどの自動販売機など、玉
貸カード販売機やカード玉貸以外のものに使用可能に構
成してもよい。
第2図の実施例 次に、本発明の第2の実施例を説明する。第2の実施
例は前記第1の実施例と大半が共通するために、その共
通部分は説明を省略し相違点のみを重点的に説明する。
本第2実施例における遊技用管理設備装置の全体概略
図は、前記第1実施例の第1図に示した概略図とほぼ同
様であり、相違点といえば、共通カード集中管理用コン
ピュータ74が共通情報集中管理用コンピュータ74とな
り、また、各遊技場における共通カード販売機7と専用
カード販売機112とが販売機/小出機301(第30図)とな
る。同様に、第2図に示した専用カード販売機112が販
売機/小出機301となる。そして、第4図および第6図
に示した共通カード20と専用カード220とがドッキング
して1枚の遊技カード300(第29図参照)となる。前記
販売機/小出機は、すべての遊技場で共通的に使用可能
な共通有価価値情報を記録した記録媒体の一例の遊技カ
ードを販売する機能と、その遊技カードに記録されてい
る前記共通有価価値情報の一部または全部を、前記遊技
カードを販売した遊技場またはその遊技場が属するチェ
ーン店等のグループ内の遊技場等の特定の遊技場の遊技
機でのみ使用可能な専用有価価値情報に変換し小出しし
て使用できるようにする小出し機能とを有する。第29図
は第2実施例に用いられる記録媒体の一例の遊技カード
300を示す平面図である。遊技カード300には、共通情報
記録領域の一例の磁気ストライプ302と専用情報記録領
域の一例の磁気ストライプ303との2つの磁気ストライ
プが形成されている。そして、販売機/小出機301に挿
入して磁気ストライプ302に記録された共通有価価値情
報の一例の共通使用可能金額を専用有価価値情報の一例
の専用使用可能金額に変換して小出しする際には、「小
出し」と印字された矢印方向に販売機/小出機301に挿
入する。一方、小出しされた専用使用可能金額は磁気ス
トライプ303に記憶され、その専用使用可能金額を用い
て遊技機で遊技を行なう場合には、「遊技」と印字され
た矢印方向に遊技機410(第15図参照)に挿入する。こ
の遊技カード300の共通情報記録領域302には前記第3図
に示した情報が記録され、専用情報記録領域303には、
前記第5図に示した情報が記録される。なお、この遊技
カード300は磁気ストライプ302,303の方を上面にして機
械に挿入する。
第30図は、第2実施例に用いられる販売機/小出機30
1を示す全体正面図である。
この販売機/小出機301の構造は、前記第1実施例の
第11図に示した専用カード販売機とほぼ同様であり、相
違点といえば、第11図に示した販売中表示器242bが稼動
中表示器305bとなる。また第11図に示した専用カード払
出口245がなくなるとともに、共通カード挿入口122が遊
技カード挿入排出口306となり、この遊技カード挿入排
出口306から遊技カード300が挿入されまた排出される。
また、第11図の販売カード枚数選択ボタン247が第2実
施例では販売カードの額面を選択する販売カード額選択
ボタン307となる。さらに、第11図の販売カード額選択
ボタン248が第2実施例では小出しされる専用使用可能
金額を選択するための小出し額選択ボタン308となると
ともに、販売ボタン249がOKボタン349になる。さらに、
この第2実施例の販売機/小出機301では、カードを排
出指令操作するための排出ボタン309と遊技客に所定の
情報を文字で表示するための表示器321とが設けられて
いる。さらに、販売機/小出機には、第11図に示した販
売カード枚数表示器244は存在しない。
第31図は、販売機/小出機301の制御回路を示すブロ
ック図である。
この販売機/小出機301の制御回路は、前記第1実施
例の第13図に示した制御回路とほぼ同様であり、主な相
違点といえば、記憶部310が投入金額を記憶するための
投入金額記憶部と釣銭を記憶するための釣銭記憶部と共
通使用可能金額を記憶するための共通使用可能金額記憶
部とを有し、表示器321が備えられている点である。
第32図は、前記第31図に示した制御回路の動作を説明
するためのフローチャートである。まずS1により、販売
可能な状態か否かが判断される。販売可能でないと判断
された場合にはS2に進み、中止表示器242aにより中止の
表示が行なわれる。また、販売機/小出機が販売可能な
状態(すなわち遊技カードや釣銭が定量ある等の条件が
揃った状態)になれば、S1によりYESの判断がなされてS
3に進み、稼動中表示器305bにより稼働中である旨の表
示が行なわれ、S4に進む。S4では、硬貨または紙幣の投
入があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS7に進
み、遊技カードの挿入があったか否かの判断がなされ、
ない場合には再び前記S4に戻る。このS4に戻るループの
巡回途中で、遊技客が硬貨または紙幣を硬貨投入口239
または紙幣投入口240から投入すれば、S40よりYESの判
断がなされてS5に進み、投入貨幣が正規のものであるか
否かの判断がなされる。そして投入貨幣が正規のもので
ないと判断された場合にS6に進み、投入貨幣が返却され
た後再び前記S4に戻る。
前記投入貨幣が正規のものである場合にはS8に進み、
投入貨幣の金額を計数して記憶し、S9に進み、投入金額
表示器238により投入金額の表示を行ない、S10に進む。
S10では、販売カード額選択ボタンが操作されたか否か
の判断がなされ、操作されるまで待機される。そして遊
技客は販売カード額選択ボタン307を操作すればS11に進
み、キャンセルボタンが操作されたか否かの判断がなさ
れ、未だにキャンセルボタンが操作されていない場合に
はS12に進み、OKボタンが操作されたか否かの判断がな
され、未だにOKボタンが操作されていない場合には前記
S11に戻る。このS11に戻るループの巡回途中で、遊技客
がキャンセルボタン250を押圧操作すれば、S11によりYE
Sの判断がなされてS10に進み、遊技客の再度の販売カー
ド額選択操作を待つ。一方、遊技客がOKボタン349を押
圧操作すれば、S12によりYESの判断がなされてS13に進
み、遊技客の前記販売カード額選択ボタンの操作によっ
て選択された金額の共通使用可能金額が既に記録されて
いる遊技カードの共通情報記録領域に、その販売機/小
出機番号を記録する処理がなされる。次にS10に進み、
遊技客によって選択され販売される遊技カードのカード
情報をホール管理用コンピュータに送信する処理がなさ
れる。次にS15に進み、釣銭があるか否かの判断がなさ
れ、釣銭がある場合にはその釣銭をS16により遊技客側
に払出した後S17に進み、釣銭がない場合にはそのままS
17に進む。
S17では、小出しを行なうか否かの表示を表示器321に
より行なう。次に、S18に進み、小出し額選択ボタンの
操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS19
に進み、カード排出ボタンの操作があったか否かの判断
がなされ、ない場合には再び前記S18に戻る。このS18に
戻るループの巡回途中で、遊技客が小出し額選択ボタン
308の押圧操作を行なえば、後述するS27に進み、以降の
専用使用可能金額の小出し制御に移行する。一方、遊技
客がカード排出ボタン309を押圧操作すれば、S19により
YESの判断がなされてS20に進み、遊技カードを遊技客側
に排出してS1に戻る。
次に、前記S7から前記S4に戻るループの巡回途中で、
遊技客が遊技カードを遊技カード挿入口306に挿入すれ
ば、前記S7によりYESの判断がなされてS21に進み、搬送
機構を動かして遊技カードを取込む処理がなされる。次
に、S22に進み、取込んだ遊技カードの共通情報記録領
域の記録情報を読取り、S23に進み、その読取情報およ
び販売機/小出機番号をホール管理用コンピュータに送
信する処理がなされる。ホール管理用コンピュータで
は、この送信されてきた情報に基づいて挿入された遊技
カードが適正なカードであるか否かの判断を行ない、そ
の判断結果を返信する。S24では、ホール管理用コンピ
ュータからの返信があったか否かの判断を行ない、返信
があるまで待機する。そして返信があればS25に進み、
適正カードである旨の返信かどうかの判断が行なわれ、
適正カードでないと判断された場合にはS26に進み、挿
入されたカードを返却して前記S1に戻る。一方、適正カ
ードである旨の返信であった場合にはS27に進み、遊技
カードの共通使用可能金額Jを記憶する処理がなされ、
S28に進み、その投入金額Jを投入金額表示器238により
表示させる。次にS29に進み、小出し額選択ボタンが操
作されたか否かの判断がなされ、操作されるまで待機す
る。そして遊技客が小出し額選択ボタンを押圧操作すれ
ば、S30に進み、選択された小出し額Mを記憶する処理
がなされ、S31に進み、J≧Mの判断がなされる。も
し、挿入された遊技カードの共通使用可能金額Jよりも
小出し金額Mの方が大きい場合には、その小出し金額M
を専用情報記録領域に小出しできないために、S32に進
み、表示器321によりエラー表示を行なわせ、S33に進
み、選択入力された小出し金額Mをクリアして再びS29
に戻り、遊技客の再度の小出し金額の選択操作入力を待
つ。一方、J≧Mの場合にはS34に進み、小出し金額M
を表示器321により表示させ、S35に進み、キャンセルボ
タンの操作があったか否かの判断がなされる。キャンセ
ルボタンの操作がない場合にはS36に進み、OKボタンの
操作があったか否かの判断がなされ、操作がない場合に
は前記S35に戻る。このS35に戻るループの巡回途中で、
遊技客がキャンセルボタン250を押圧操作すれば、S35に
よりYESの判断がなされてS33に進み、選択入力された小
出し金額Mがクリアされて再び前記S29に戻る。一方、
遊技客がOKボタン349を押圧操作すればS36によりYESの
判断がなされてS37に進み、残額KR=J−Mの演算がな
される。次に、S38に進み、専用情報記録領域に小出し
額Mを記録させる処理を行ない、次にS39に進み、遊技
カードの共通情報記録領域を前記残額KRに書換える処理
を行なう。このS38とS39とにより、前記共通情報記録領
域に記録されている情報によって特定された前記共通有
価価値情報を、前記専用情報記録領域に記録される情報
によって特定される前記専用有価価値情報に変換可能な
情報変換手段が構成されている。なお、当店または当店
が属するグループ内の遊技場内等の特定の遊技場におい
て変換された小出し額が既に専用情報記録領域に記録さ
れている場合は、前記S38により前記Mを加算して記録
する処理を行なう。なお、前記専用情報記録領域に既に
記録されている小出し額が前記特定の遊技場以外の遊技
場で変換されたものである場合は、その小出し額を消し
てMを記録してもよく、また他の方法としては、小出し
額を変換した遊技場ごとまたは遊技場が属する前記グル
ープごとに専用情報記録領域を区分し、遊技場ごとまた
はグループごとに小出し額を加算記録してもよい。
次に、S40に進み、専用情報記録領域の記憶情報をホ
ール管理用コンピュータに送信する処理がなされ、S41
に進み、「前記残額KR>0」であるか否かの判断が行な
われ、残額KRが残っている場合にS42に進み、共通情報
記録領域の記録情報をホール管理用コンピュータに送信
してS43に進み、前記J,M,KRをクリアした後にS44に進
み、遊技カードを遊技客側に返却して前記S1に戻る。一
方、残額KR=0の場合にはS45に進み、カード残額表示
器121により残額が「0」である旨を表示してS46に進
み、共通使用可能金額が「0」となった共通情報記録領
域の記録情報をホール管理用コンピュータに送信してS4
3に進む。
次に、本第2実施例のカード式パチンコ遊技機の構成
は、前記第1実施例に示した第15図〜第18図のものと同
様であるために説明を省略する。
次に、カード式パチンコ遊技機の制御部に組込まれる
プログラムのフローチャートは、前記第1実施例に示し
た第19A図〜第21B図のものとほとんど同様であり、第19
A図〜第21B図に基づいて相違点のみを以下に説明する。
第19A図のS60により、検出スイッチからの入力ありか
否かの判断がなされるのであるが、遊技カード300の
「遊技」と印字された矢印で示された方向(第29図参
照)に遊技カードを挿入した場合にのみ前記S60によりY
ESの判断がなされるように構成されている。つまり、遊
技カード300を挿入した場合に遊技カード300の角の欠落
部が挿入方向左側に存在する場合にのみ検出スイッチか
らの入力ありとの判断がS60によりなされるのであり、
遊技カード300を逆方向すなわち「小出し」が印字され
た矢印方向に挿入した場合には、遊技カード300のカー
ドの欠落が挿入方向右側に存在するようになるため、S6
0によりYESの判断はなされないのである。次に、前記S6
3により、遊技カードの専用使用可能金額が記録されて
いる専用情報記録領域303(第29図参照)のカード情報
が読取られる。つまり、本第2実施例では、遊技を行な
う場合には、遊技カードの専用使用可能金額を使用して
行なうのである。ゆえに、第19A図〜第19C図のS72の
「金額データ」、S73,S96,S97,S99の「専用使用可能金
額」は、遊技カードの専用情報記録領域に記録されてい
る専用使用可能金額を意味する。
同様にして、第20A図においても、S101によりカード
の挿入方向のチェックが可能となり、S104により遊技カ
ードの専用情報記録領域の記録情報が読取られ、S110の
「カード金額」,S111の「専用使用可能金額」は、遊技
カードの専用情報記録領域に記録されている専用使用可
能金額を意味する。
次に、本第2実施例におけるホール管理用コンピュー
タに組込まれるプログラムのフローチャートを第33A
図,第33B図,第33C図に示す。第33A図,第33B図,第33
C図に示したプログラムは、前記第1実施例の第21A図,
第21B図に示したプログラムと類似しており、以下に相
違点を中心に説明する。
販売機/小出機からの受信内容は、販売される遊技カ
ードのカード情報,挿入された遊技カードの共通情報記
録領域に記録されている情報を読取った読取情報および
販売機/小出機番号,小出し金額が加算記録された専用
情報記録領域の記録情報,小出し金額が減算された共通
記録領域の記録情報,共通使用可能金額が「0」となっ
た共通情報記録領域の記録情報の5種類となる。そし
て、前記第32図に示すS14に基づいて販売される遊技カ
ードのカード情報が送信されてくれば、S59によりYESの
判断がなされてS60に進む。また、前記第32図に示すS23
に基づいて読取情報および販売機/小出機番号が送信さ
れてくれば、S61によりYESの判断がなされてS62に進
む。一方、前記第32図に示すS40に基づいて専用記録領
域の記録情報が送信されてくれば、S73によりYESの判断
がなされてS74に進み、前記第32図のS38によって加算記
録された新たな専用使用可能金額Mとカード番号とが記
憶される。さらに、第32図に示すS42に基づいて共通情
報記録領域の記録情報が送信されてくれば、S75によりY
ESの判断がなされてS76に進み、必要なカード情報およ
び前記第32図のS39によって共通使用可能金額がKRに書
換えられた旨を共通情報集中管理用コンピュータに送信
する処理がなされる。さらに、S75によりNOの判断がな
されるということは、販売機/小出機から受信した情報
が、第32図のS46に基づいた「共通使用可能金額が
「0」となった共通情報記録領域の記録情報」に特定さ
れるのであり、その場合にはS78に進み、必要なカード
情報および共通使用可能金額が「0」となった旨を共通
情報集中管理用コンピュータに送信する処理がなされ
る。
次に、遊技機から、第19A図のS67に基づいて「専用カ
ード情報および遊技機番号」が送信されてくれば、S80
によりYESの判断がなされてS81に進み、その送信されて
きたカード情報の真偽がチェックされる。このカード情
報の真偽のチェックは、登録申請された事故カードのカ
ード番号と照合して使用されている遊技カードが事故カ
ードに該当するか否かのチェックをも行なう。
次に、本第2実施例の共通情報集中管理用コンピュー
タに組込まれるプログラムのフローチャートは、前記第
1実施例の第27図で示したフローチャートとほぼ同様で
ある。そして相違点といえば、本第2実施例では、第1
実施例で説明した共通カードと専用カードとが一体とな
って遊技カードとなっているために、「共通カード情
報」が「遊技カード情報」となる。また、「玉貸カード
販売機」が「販売機/小出機」となる。また、「売上合
計金額」が「販売合計金額」となる。また、S217の「使
用金額情報」が「小出し金額情報」となる。
次に、本第2実施例における共通情報集中管理用コン
ピュータに記憶される情報は、前記第1実施例の第28図
に示した情報とほとんど同様であり、相違点といえば、
「共通カード金額」が「共通使用カード金額」となる。
この共通使用カード金額とは、遊技カードが販売され未
だに小出しを行なっていない段階の共通使用可能金額で
ある。
本第2実施例においても、前記遊技カード等で構成さ
れた記録媒体は、ICカード,光ディスクメモリを利用し
たカード,熱転写等による印刷を用いたカードあるいは
その熱転写等の印刷と磁気記録とを併用したもの、さら
にはバーコード等を利用したものなど、種々の変形例が
考えられる。また、本第2実施例においても、共通情報
記録領域に記録されている共通有価価値情報のすべてを
一律に前記情報変換手段により専用有価価値情報に変換
してもよい。
さらに、本第2実施例においては、共通有価価値情報
および専用有価価値情報をそれぞれ共通情報記録領域と
専用情報記録領域とに直接記録させたものを示したが、
本発明はこれに限らず、共通有価価値情報を共通情報集
中管理用コンピュータやホール管理用コンピュータに記
憶させ、共通情報記録領域にはその共通有価価値情報を
特定して呼出すための所定の呼出情報を記録させてお
き、使用するごとにコンピュータに記憶させている共通
有価価値情報を逐一呼出して使用するように構成しても
よい。さらに、前記専用有価価値情報をホール管理用コ
ンピュータや共通情報集中管理用コンピュータに記憶さ
せておき、専用情報記録領域には前記専用有価価値情報
を特定して呼出すための所定の呼出情報を記録させ、使
用するごとに逐一コンピュータに記憶されている専用有
価価値情報を呼出して使用してもよい。そして、前記情
報変換手段は、共通情報記録領域に記録されている共通
有価価値情報の一部または全部を直接専用情報記録領域
に記録される専用有価価値情報に変換するものを示した
が、本発明の情報変換手段はこれに限らず、共通情報記
録領域に記録されている前記所定の呼出情報を専用情報
記録領域に書換えて情報変換するものであってもよい。
さらに、本第1実施例および第2実施例ともに、共通
カード等の共通記録媒体、専用カード等の専用記録媒体
や遊技カードの共通情報記録領域の記録情報を背番号管
理しないものであってもよく、遊技カードの専用情報記
録領域の記録情報を背番号管理しないものであってもよ
い。また、カード会社73で管理されるターミナルボック
スを各遊技場に設置し、そのターミナルボックスを介し
て共通カード販売機7や専用カード販売機112等を前記
集中管理用コンピュータ74に接続してもよく、また、共
通カード販売機7や専用カード販売機112等を直接前記
集中管理用コンピュータ74に接続してもよい。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明は、共通記録媒体により特定
される共通有価価値情報の使用により遊技客の利便性が
確保できながらも、遊技場において、遊技客の固定化が
可能であり、しかも、第三者機関が共通記録媒体を発行
した場合のその第三者機関との決済が煩雑になる問題も
改善でき、遊技場に既設の専用記録媒体による遊技機を
極力有効利用でき、遊技客と遊技場との双方にとって好
都合な遊技用管理設備装置を提供し得るに至った。さら
に、前記専用記録媒体を直接遊技機に使用して遊技が可
能であるために、遊技を行なう前に遊技客が遊技媒体を
借りる等の煩雑さを極力回避でき、全遊技客の利便性を
さらに一層向上し得る。
請求項2に記載の本発明は、共通情報記録領域の情報
により特定される共通有価価値情報の使用により遊技客
の利便性を確保できながらも、遊技場において、遊技客
の固定化が可能であり、しかも、共通有価価値情報を特
定可能な記録媒体を第三者機関が発行した場合のその第
三者機関との決済が煩雑となる問題も改善でき、さら
に、前記共通有価価値情報と専用有価価値情報との特定
が1つの記録媒体で可能となり遊技客が複数種類の遊技
媒体を携帯しなければならないという繁雑さも解消で
き、遊技場および遊技客の双方にとって好都合な遊技用
管理設備装置を提供し得るに至った。さらに、前記1種
類の記録媒体を遊技機に直接使用して遊技が可能となる
ために、遊技を行なう前に遊技客が遊技媒体を借りる等
の煩雑さを極力回避でき、前記遊技客の利便性をさらに
一層向上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、遊技用管理設備装置の全体を示す概略構成図
である。 第2図は、遊技場全体を示す概略構成図である。 第3図は、共通カードに記録されている記録情報の内容
を示す図解図である。 第4図は、共通記録媒体の一例である共通カードを示す
平面図である。 第5図は、専用カードに記録されている記録情報の内容
を示す図解図である。 第6図は、専用記録媒体の一例の専用カードを示す平面
図である。 第7図は、共通カード販売機の全体正面図である。 第8図は、共通カード販売機の一部内部構造を示す全体
背面図である。 第9図は、共通カード販売機の制御回路を示すブロック
図である。 第10図は、第9図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 第11図は、専用カード販売機の全体正面図である。 第12図は、専用カード販売機の一部内部構造を示す全体
背面図である。 第13図は、専用カード販売機の制御回路を示すブロック
図である。 第14図は、第13図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 第15図は、遊技場に設置されている遊技機の一例である
カード式パチンコ遊技機を示す正面図である。 第16図は、カード式パチンコ遊技機の内部構造を説明す
るための背面図である。 第17図は、第16図における3−3線断面図である。 第18図は、カード式パチンコ遊技機の制御回路を示すブ
ロック図である。 第19A図〜第19C図は、第18図に示した制御回路の動作を
説明するためのフローチャートである。 第20A図,第20B図,第20C図は、第18図に示した制御回
路の動作を説明するための他のプログラムの例を示すフ
ローチャートである。 第21A図,第21B図は、ホール管理用コンピュータに組込
まれているプログラムのフローチャートを示す図ある。 第22A図は、ホール管理用コンピュータに記憶されてい
る共通カード情報の内容を示す図解図である。 第22B図は、ホール管理用コンピュータに記憶されてい
る専用カード情報の内容を示す図解図である。 第23A図,第23B図,第23C図ないし第26図は、ホール管
理用コンピュータの管理データを示す図である。 第27図は、共通カード集中管理用コンピュータに組込ま
れているプログラムを示すフローチャートである。 第28図は、共通カード集中管理用コンピュータに記憶さ
れている共通カード情報の内容を示す図解図である。 第29図は、第2実施例の遊技カードを示す平面図であ
る。 第30図は、第2実施例の販売機/小出機を示す全体正面
図である。 第31図は、第2実施例の販売機/小出機の制御回路を示
すブロック図である。 第32図は、第31図の制御回路の動作を示すフローチャー
トである。 第33A図,第33B図,第33C図は、第2実施例のホール管
理用コンピュータに組込まれているプログラムを示すフ
ローチャートである。 図中、20は共通記録媒体の一例である専用カード、220
は専用記録媒体の一例である専用カード、300は記録媒
体の一例の遊技カード、410は遊技機の一例のカード式
パチンコ遊技機、4は遊技機の一例のカード式コイン遊
技機、74は共通カード集中管理用コンピュータ(共通情
報集中管理用コンピュータ)、70はホール管理用コンピ
ュータ、301は販売機/小出機、302は共通情報記録領域
の一例の磁気ストライプ、303は専用情報記録領域の一
例の磁気ストライプである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の遊技用の記録媒体と、 遊技者が遊技媒体の払出しによる貸出しを受けることな
    く前記遊技用の記録媒体を使用して遊技が可能な遊技機
    と、 前記遊技用の記録媒体を購入するために使用される記録
    媒体であって複数の遊技場で共通的に使用可能な共通記
    録媒体とを含み、 前記遊技用の記録媒体は、或る特定の遊技場の前記遊技
    機でのみ使用可能な専用記録媒体を含み、 該専用記録媒体を遊技場の前記遊技機に使用するに際
    し、該専用記録媒体が当該遊技場において使用可能な記
    録媒体に該当するか否かを判定する使用可否判定手段を
    さらに含む、遊技用管理設備装置。
  2. 【請求項2】複数の遊技場で共通的に使用可能な共通有
    価価値情報を特定可能な情報が記録されている共通情報
    記録領域と、或る特定の遊技場でのみ使用可能な専用有
    価価値情報を特定可能な情報が記録可能な専用情報記録
    領域とを有する記録媒体と、 遊技者が遊技媒体の払出しによる貸出しを受けることな
    く前記記録媒体を使用して遊技が可能な遊技機と、 前記共通情報記録領域に記憶されている情報によって特
    定された前記共通有価価値情報を前記専用情報記録領域
    に記録される情報によって特定される前記専用有価価値
    情報に変換可能な情報変換手段と、 前記専用有価価値情報を前記専用情報記録領域の情報に
    基づいて特定して遊技場の前記遊技機に使用するに際
    し、該専用情報記録領域を含む記録媒体が当該遊技場に
    おいて使用可能な記録媒体に該当するか否かを判定する
    使用可否判定手段とを含む、遊技用管理設備装置。
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