JP2691289B2 - 遊技用管理設備装置 - Google Patents

遊技用管理設備装置

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JP2691289B2 JP63310431A JP31043188A JP2691289B2 JP 2691289 B2 JP2691289 B2 JP 2691289B2 JP 63310431 A JP63310431 A JP 63310431A JP 31043188 A JP31043188 A JP 31043188A JP 2691289 B2 JP2691289 B2 JP 2691289B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遊技用管理設備装置に関し、詳しくは、金
銭等価価値等の有価価値を特定可能な情報が記録された
記録媒体を使用して遊技媒体の貸出しが可能な遊技用管
理設備装置に関する。
[従来の技術] パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシ
ン等で代表される遊技機が設置された遊技場において遊
技者が遊技をするには、先ず、紙幣や硬貨からなる貨幣
を、玉貸機やコイン貸機等の遊技媒体貸出装置に投入
し、所定の遊技媒体を借出し、その遊技媒体を使用して
遊技を行なうのが一般的であった。しかし、このような
従来の遊技場においては、遊技媒体を借りるのに遊技者
が小銭等を含む貨幣を持ち歩かなくてはならず煩雑であ
った。また、遊技場にしても、小銭等を含む貨幣の回
収,清算等の煩雑な作業を強いられ、経理面での能率化
がどうしても図れないという欠点があった。
[発明が解決しようとする課題] そこで、たとえばテレホンカード等のように、金銭等
価価値等の有価価値が特定可能な情報が記録された記録
媒体を使用して、その記録媒体の記録情報により特定さ
れる有価価値の範囲内で遊技ができるようにし、貨幣の
使用に伴う前記不都合を解決せんとすることが考えられ
る。この場合、大きさの異なる複数種類の有価価値に対
応する記録媒体を用意し、遊技者の意志によって適宜記
録媒体の種類を選べるようにすることが望ましい。
しかし、このような記録媒体を用いて遊技を許容する
場合には、記録媒体が有価価値を有しているために記録
媒体の改ざん等による不正使用が発生する恐れがあり、
その不正使用を防止するべく、記録媒体の記録情報を読
取った後その読取情報に基づいて該記録媒体の適否を判
定するセキュリティシステムが必要となってくる。一
方、前記改ざん等の不正使用は、高額の有価価値を有す
る記録媒体ほど発生率が高くかつ容易には見破られない
巧妙な方法で行なわれる。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、記録媒体を用いての遊技を許容する際に必
要となるセキュリティの確保をより経済的で無駄なく実
現し得る遊技用管理設備装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る遊技用管理設備装置は、 遊技機による遊技媒体を用いた遊技を行なうために使
用される有価価値を特定可能な情報が記録され、未使用
段階の前記有価価値がそれぞれ異なった複数種類の記録
媒体と、 該記録媒体の記録情報を読取る記録媒体読取手段と、 該記録媒体読取手段により読取られた情報に基づい
て、当該記録媒体の記録情報が適正なものであるか否か
を判定するための適否判定手段とを含み、 該適否判定手段は、前記記録媒体の記録情報により特
定される未使用段階の前記有価価値が所定の大きさ以上
の場合は所定の大きさ未満の場合に比べてより綿密な適
否判定を行なう判定レベル可変型適否判定手段、 を含むことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、遊技機による遊技媒体を用いた遊技
を行なうために使用される有価価値を特定可能な情報が
記録媒体に記録されており、その記録媒体は、未使用段
階の前記有価価値がそれぞれ異なった複数種類のものが
ある。そして記録媒体読取手段の働きによりその記録媒
体の記録情報が読取られる。そして適否判定手段の働き
により、前記記録媒体により読取られた情報に基づいて
当該記録媒体の記録情報が適正なものであるが否かが判
定される。その適否判定手段は、記録媒体の記録情報に
より特定される未使用段階の前記有価価値が所定の大き
さ以上の場合には所定の大きさ未満の場合に比べてより
綿密な適否判定を行なう。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る遊技用管理設備装置の全体概
略ブロック図である。
図中、73は記録媒体の一例の磁気カードを販売するカ
ード販売会社であり、CPU,RAM,ROM等を含む総合集中管
理コンピュータ74を設置してある。一方、所定の地区
(たとえばA地区,B地区,C地区)ごとに地区内集中管理
センタ71が設置されており、この地区内集中管理センタ
には、CPU,RAM,ROM等を含む集中ホール管理用コンピュ
ータ72が設置されている。前記集中ホール管理用コンピ
ュータ72は、主として、その属する地区(たとえばA地
区)内の遊技場1を統括的に管理する機能を有する。一
方前記遊技場1には、CPU,RAM,ROM等を含みその遊技場
内の情報を管理するためのホール用管理コンピュータ70
が設置されているとともに、遊技媒体貸出装置の一例の
カード玉貸機5やカード販売機7等が配設されている。
図中75はカードを販売するための小売店であり、カード
販売機7が設置されている。
前記総合集中管理コンピュータ74,集中ホール管理用
コンピュータ72ならびにホール用管理コンピュータ70
は、図示実線の矢印で示したように、それぞれ通信回線
で接続されており情報の送信が可能な状態となってい
る。
このような構成において、まずカード販売会社73が各
小売店75ならびに各遊技場1にカードを販売する(図示
二点鎖線で示した矢印参照)。その引替えとして各小売
店75や遊技場1からは代金がカード販売会社73に支払わ
れる(図示破線で示した矢印参照)。そして、遊技者等
の利用者が、小売店75のカード販売機7や、遊技場内に
設置されているカード販売機7を利用して代金を支払っ
てカードを購入し、そのカードをカード玉貸機5に挿入
する。そしてその挿入されたカードが適正なカードであ
る場合には所望の数だけパチンコ玉等の遊技媒体が貸出
される。遊技者はその貸出された遊技媒体を用いて遊技
機により遊技が可能となる。そして、前記カード玉貸機
5によって貸出されたパチンコ玉に相当する金額だけカ
ードの使用可能金額が減算されて更新されるのであり、
そのカード使用量に伴う代金が前記カード販売会社73か
ら各遊技場1に支払われる。
第2図は、遊技場1の全体概略平面図である。
遊技場に配設された各遊技機設置島2には、パチンコ
遊技機やアレンジボール色パチンコ遊技機等の弾球遊技
機3,スロットマシン等のコイン遊技機4などの遊技機が
複数台配設されている。さらに、カード玉貸機5や遊技
媒体貸出装置の一例のカードコイン貸機6も配設されて
いる。また、所定の遊技機設置島2の一方の端には、カ
ード販売機7が配設されている。それらカード販売機7,
カード玉貸機5,カードコイン貸機6ならびに遊技機が、
ホール用管理コンピュータ70に配線により接続されてお
り、互いに情報の送受信ができるように構成されてい
る。一方、前述したように、このホール用管理コンピュ
ータ70は前記集中ホール管理用コンピュータ72や総合集
中管理コンピュータ74に通信回線を介して接続されてい
る。なお、この遊技場1内に、カードの使用金額を精算
できるカード精算機を設置してもよい。また、図中、8
は景品玉計数器やコイン計数器を示し、弾球遊技機3で
獲得した景品玉の数やコイン遊技機4で獲得したコイン
の数を計数して、その計数値を前記ホール用管理コンピ
ュータに送信し、営業情報として利用するためのもので
ある。
第3図は、記録媒体の一例の磁気カード20に記録され
ている記録情報を示す図解図であり、第4図は磁気カー
ド20を示す正面図である。
磁気カード20は、プラスチック等の合成樹脂材料をプ
レート状に形成してなり、その一部に磁気ストライプ21
が形成されている。また、磁気カード20の角の1つが切
り落とされており、この欠落部を利用して磁気カード20
の機械への挿入方向が検出できるように構成されてい
る。さらに磁気カード20には、カード使用に伴って減少
していく使用可能金額を表示するための数字が付されて
おり、現在の使用可能金額に相当する数字の上にパンチ
孔等を穿設してカード使用者に認識できるようにする。
前記磁気ストライプ21には、第3図に示す情報が記録
されている。すなわち、カード番号,販売店(販売機)
コード,カード金額,使用可能金額,使用コード等の情
報である。前記カード金額とは、磁気カード20が販売さ
れた時点におけるその磁気カードの金額であり、換言す
れば、全く使用していない状態での使用可能金額であ
る。また、使用コードとは、そのカードが今までに使用
されたことがあるか否かを判別するためのものであり、
未使用の段階ではこの使用コードが「0」となってお
り、1回でも使用すれば「1」に書き換えられる。そし
て、使用するごとにその使用量だけ使用可能金額が減算
されて新たな金額に書き換えられる。また、販売店(販
売機)コードは、そのカードが販売されたカード販売機
の番号に相当するものであり、カード販売機を設置して
いない小売店等で販売された場合には、その販売店のコ
ード番号が記録される。この販売店(販売機)コード
は、カードの1回目の使用時に初めて総合集中管理コン
ピュータに記憶される。そして、1枚の磁気カードに
は、第3図に示した1行分のカード情報が記録されてい
る。なお、第3図に示すように、カード番号の5022から
5025までのカード番号が抜けているが、これは、カード
の使用可能金額が「0」となったため使用済カードとし
て廃棄したためである。なお、後述するように、磁気カ
ード20の使用可能金額がたとえば1000円以下になった段
階で総合集中管理コンピュータ74の記憶から抹消しても
よい。さらに、必要に応じて、磁気カード20に記憶させ
ておく情報として、カードの使用有効期限情報が考えら
れる。
第4図に示す磁気カード20の磁気ストライプ21には、
たとえば、情報記録の際に磁気ヘッドを磁気ストライプ
21上においてジグザグに移動させて情報を記録させるよ
うにし、磁気ストライプ21に記録されている記録情報を
容易には改竄できないように構成する。さらに、前記使
用可能金額を表示するために穿設されたパンチ孔の位置
と、磁気ストライプ21に記録されている使用可能金額と
が一致するか否かを照合するようにして、カードのセキ
ュリティを向上し得るように構成する。さらに、磁気記
録以外の記録手段(たとえば感熱プリンタによる印刷)
を用いて磁気記録以外の印刷をカードに施し、カード使
用に伴って磁気記録以外の記録部分のカード使用可能金
額をも更新し、カード使用に際し磁気ストライプ21と磁
気記録以外の記録部分との両者の使用可能金額が一致す
るか否かを照合し、カードのセキュリティを向上し得る
よう構成することも考えられる。なお、この磁気カード
20は、ほぼ長方形の扁平なプレート状の形状をしている
ものを示したが、本発明はこれに限らず、棒状等のもの
であってもよく、形状は問わない。また、カードの種類
としては、ICカードや光ディスクメモリを利用したカー
ド、さらにはバーコードを印刷したものあるいはパンチ
孔を形成したもの等、種々のものが考えられる。
第5図は、本発明に使用されるカード販売機の一例を
示す全体正面図である。第6図は、そのカード販売機の
一部内部構造を示す裏面図である。第7図は、そのカー
ド販売機の制御回路を示すブロック図である。さらに第
8図は、第7図に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
第5図に示すように、カード販売機8は、その正面
に、硬貨投入口39と紙幣投入口40とが配設されており、
顧客が硬貨ならびに紙幣を投入し得るよう構成されてい
る。そして投入した貨幣の金額が投入額表示器38によっ
て表示されるよう構成されている。図中、48は販売カー
ド金額選択ボタンであり、購入せんとするカードの金額
を選択するためのボタンである。47はカード枚数選択ボ
タンであり、購入せんとするカードの枚数を選択するた
めのものである。カード購入者が、販売カード選択ボタ
ン48を選択して押圧することにより、金額表示器43に選
択された金額が表示され、カード枚数選択ボタン47を押
圧操作することにより、枚数表示器44により選択枚数が
表示されるよう構成されている。そして販売ボタン49を
押圧操作することにより、選択された額のカードが選択
枚数だけカード払出口45から払出される。なお、投入貨
幣により所定の種類のカードを無条件に払出すようにし
てもよい。一方、カードの選択誤りをした場合は、キャ
ンセルボタン50を押圧することにより、今までの選択ボ
タンの操作をキャンセルして新たに選択し直すことがで
きる。そして、カードが払出された後に釣銭がある場合
には、硬貨を払出す釣銭払出口41や紙幣を払出す釣銭払
出口46から釣銭が払出される。なお、図中42aは、中止
表示器であり、現在カード販売を中止している旨の表示
を行なうためのものである。また42bは販売中表示器で
あり、現在カード販売を行なっている旨の表示を行なう
ためのものである。
第6図中、52は硬貨選別機であり、硬貨投入口39から
投入された硬貨を金額別に選別するためのものである。
51は紙幣選別機であり、投入された紙幣を金額別に選別
するためのものである。54,55は釣銭保持返却機構であ
り、投入硬貨およひ紙幣を一時的に保持して釣銭が必要
なときにその釣銭を返却して払出すためのものである。
56はカード販売機を制御するための制御部である。
次に、第7図に基づいてカード販売機の制御回路を説
明する。
制御回路は、大きく分類して、金銭機構76,表示機構7
7,選択指示機構79,カード発行機構80ならびに制御機構7
8からなる。
まず金銭機構76から説明する。金銭機構76は、硬貨投
入口39を含み、その硬貨投入口39から投入された投入硬
貨が硬貨選別機52により選別され、さらに貨幣計数器57
によって計数される。一方、紙幣投入口40から投入され
た紙幣は、紙幣選別機51によって選別され、貨幣計数器
57で計数される。そして貨幣計数器57で計数された計数
信号が制御機構78の制御部56に送られる。一方、前記硬
貨選別機52と紙幣選別機51とを通過した貨幣は、一部釣
銭保持返却機構54,55に保持され、釣銭が必要な場合に
釣銭返却口41,46から返却される。また、前記貨幣計数
器57で計数された後の貨幣は、最終的に金庫58に収めら
れる。
次に、選択指示機構79を説明する。販売カード額選択
ボタン48が押圧操作されると、その操作信号が信号取込
回路61を介して前記制御部56に与えられる。販売カード
枚数選択ボタン47が押圧操作されることにより、その操
作信号が信号取込回路61を介して制御部56に与えられ
る。販売ボタン49が押圧操作されることにより、その操
作信号が信号取込回路61を介して制御部56に与えられ
る。キャンセルボタン50が操作されることにより、その
操作信号が信号取込回路61を介して制御部56に与えられ
る。
次に、表示機構77を説明する。前記制御部56からの制
御信号が表示器用ドライバ60を介して、各表示器に与え
られる。その結果、投入額表示器38,販売中表示器42b,
中止表示器42a,販売カード額表示器43,販売カード枚数
表示器44が点灯表示される。
次にカード発行機構80を説明する。カード発行機構80
には、制御部56からの制御信号が与えられ、カード用紙
ストック部62からカードがデータ書込部63に搬送され
て、磁気ストライプ21に販売店(販売機)コードデータ
が書込まれるとともにデータ印字部64に搬送されて必要
なデータがカード表面に印字され、次にカードが発券処
理部53を通過してカード払出口45から払出される。
なお、前記データ印字部64を設けずに、カードに予め
必要なデータを書込んでおくようにしてもよい。
次に、制御機構78を説明する。制御機構78は、制御部
56と投入金額記憶部,釣銭記憶部59とを含む。制御部56
は、CPU,RAM,ROM等を含む。ROMには、第8図に示す制御
用プログラムが組込まれている。なお、図中10は電源回
路であり、前記各種機器や制御回路部分に必要な電流を
供給するためのものである。
次に、第7図に示した制御回路の動作を第8図に基づ
いて説明する。
まずステップS1により、カード販売機が販売可能な状
態か否かが判断され、販売可能でないと判断された場合
にはステップS2に進み、中止表示器42aにより中止の表
示を行なう。また、カード販売機が販売可能な状態(す
なわち、カードや釣銭が定量ある等の条件が揃った状
態)になれば、ステップS1によりYESの判断がなされて
ステップS3に進み、販売中表示器42bにより販売中であ
る旨の表示を行ない、ステップS4に進み、硬貨または紙
幣の投入があったか否かの判断がなされ、投入があるま
で待機される。そして、カードを購入したい者が硬貨投
入口39または紙幣投入口40から硬貨または紙幣を投入す
れば、ステップS4によりYESの判断がなされてステップS
5に進み、硬貨または紙幣が正規のものか否かの判断が
行なわれ、正規でないと判断された場合にはステップS6
に進み、投入貨幣を返却して再び前記ステップS4に戻
る。一方、投入された硬貨または紙幣が正規のものであ
ると判断された場合にはステップS7に進み、投入貨幣の
金額を計数して記憶し、ステップS8に進み、投入額表示
器38により投入金額を表示してステップS9に進む。ステ
ップS9では、販売カード額の選択ボタンが操作されたか
否かの判断がなされ、操作されるまで待機する。そして
顧客が販売カード額選択ボタン48を選択操作すれば、ス
テップS9によりYESの判断がなされステップS10に進み、
選択された金額を金額表示器43により表示させ、ステッ
プS11に進む。ステップS11では、キャンセルボタンが操
作されたか否かの判断がなされ、キャンセルボタンが操
作されれば、ステップS10に進み、表示器43,44の表示を
消してステップS9に進む。
一方、キャンセルボタン50が押圧されない場合には、
前記ステップS11によりNOの判断がなされてステップS13
に進み、枚数選択ボタンが操作されたか否かの判断がな
され、操作されるまで待機される。そして顧客がカード
枚数選択ボタン47を選択操作することにより、ステップ
S13によりYESの判断がなされてステップS14に進み、選
択された枚数を枚数表示器44により表示させ、ステップ
S15に進む。ステップS15では、キャンセルボタンが操作
されたか否かの判断がなされ、操作されない場合にはス
テップS16に進み、販売ボタンが操作されたか否かの判
断がなされ、操作されない場合には再び、ステップS15
に戻るループが形成されている。このループの巡回途中
で、顧客がキャンセルボタン50を押圧操作することによ
り、ステップS15によりYESの判断がなされてステップS1
7に進み、表示器43,44の表示を消した後に再び前記ステ
ップS9に戻る。一方、前記ループの巡回途中で、顧客が
販売ボタン49を押圧操作することにより、ステップS16
によりYESの判断がなされてステップS18に進み、選択さ
れたカードすべてにその販売機番号を記録してステップ
S19に進む。ステップS19では、選択されたカードのカー
ド情報をホール用管理コンピュータに送信し、ステップ
S20に進む。ステップS20では、釣銭があるか否かの判断
を行ない、前記釣銭記憶部59の記憶に基づいて釣銭があ
ると判断した場合にはステップS21に進み、釣銭の払出
しを行なった後に再びステップS1に戻る。一方、釣銭が
ないと判断した場合には釣銭の払出しを行なうことなく
直接前記ステップS1に戻る。なお、前記キャンセルボタ
ン50の代わりにまたはキャンセルボタン50とともに、投
入貨幣の返却ボタンを設け、返却ボタンを押圧操作する
ことにより投入した貨幣が返却されるよう構成してもよ
い。また、販売カード枚数表示器44は、販売カード額選
択ボタン48のいずれかが押圧操作された時点で枚数
「1」を表示し、その後販売カード枚数選択ボタン47の
いずれかが押圧操作されたときに、その枚数表示を変更
するよう構成してもよい。さらに、カード枚数選択ボタ
ン47を設ける代わりに、販売カード額選択ボタン48の押
された回数に応答して、販売カード枚数を検出し、それ
を表示するようにしてもよい。
第9図は、遊技機設置島に配設された遊技機3とカー
ド玉貸機5とを示す正面図である。
遊技機の一例であるパチンコ遊技機3は、遊技盤で形
成された遊技領域12を有し、遊技者が遊技媒体の一例で
あるパチンコ玉を景品玉貯留皿13内に投入し、打球操作
ハンドル14を操作することにより、そのパチンコ玉が1
つずつ前記遊技領域12内に打込まれるよう構成されてい
る。そして打込まれたパチンコ玉が所定の入賞口に入賞
することにより、所定個数の景品玉が景品玉貯留皿13内
に払出されるよう構成されている。
図中5は、遊技媒体貸出機の一例であるカード玉貸機
であり、以下、遊技媒体貸出機の代表として、カード玉
貸機を取り上げて説明し、カードコイン貨機等の他の種
類の遊技媒体貸出機の説明は省略する。なお、カード玉
貸機は、カードだけで貸玉するだけでなく、直接貨幣を
投入して貸玉する機能を並設したものでもよい。カード
玉貸機5には、記録媒体挿入口の一例であるカード挿入
口16が設けられている。このカード挿入口16に挿入され
たカードの使用可能金額が、金額表示器17により表示さ
れる。そして遊技者はこの金額表示器17によって表示さ
れた金額の範囲内で、パチンコ玉を借り出すために貸出
信号指令ボタン18を選択操作する。すると、遊技者が選
択した額に相当する数だけのパチンコ玉が貸玉放出口19
から放出される。なお、貸玉数は、カード1回挿入毎に
所定数払出すものでもよい。また図中15は貸出中表示器
であり、遊技者にパチンコ玉の貸出中である旨の表示を
行なうためのものである。
第10図は、カード玉貸機の内部構造を示す概略構成図
である。
磁気ストライプ21が形成された磁気カード20がカード
挿入口16から挿入されると、磁気カード挿入検出スイッ
チ22がその挿入された磁気カードを検出する。そして、
カード搬送機構24によりカードが搬送されるとともに、
記録媒体読取手段の一例であるカードデータ読取書込素
子23により、磁気ストライプ21に記録されているカード
情報が読取られる。カードデータ読取書込素子23によっ
て読取られたカード情報に基づいて、そのカードの使用
可能金額が、金額表示器17により表示され、遊技者はそ
の表示に基づいて、貸玉信号指令ボタン18を選択操作す
る。すると、玉貸処理用ソレノイド32が励磁制御され、
伝達リンク31,係止部28を介して仕切部材29を回動支点2
7まわりで回動し、仕切部材29で上方にあるパチンコ玉
が流下しないように仕切り、放出弁33を開いて貸玉貯留
管30内に貯留されているパチンコ玉を貸玉貯留部34内に
放出する。そして、遊技者が貸玉放出口19を上方に押上
げることにより、貸玉貯留部34内に貯留されているパチ
ンコ玉がその貸玉放出口19から遊技者側に放出される。
このように、仕切部材29を玉貸処理用ソレノイド32で制
御することにより、貸玉貯留部34に放出されるパチンコ
玉の量をコントロールできるよう構成されている。な
お、図中26はパチンコ玉欠乏検出器であり、パチンコ玉
補給管25内のパチンコ玉の上面が、このパチンコ玉欠乏
検出器26よりも下方に降下したときに、パチンコ玉欠乏
検出器26が作動して検出信号を導出するよう構成されて
いる。このパチンコ玉欠乏検出器26からの検出信号に基
づいて、玉貸を中止する。
第11図は、カード玉貸機5を制御するための制御回路
を示すブロック図である。
制御回路は制御部35を含み、この制御部35には、CPU,
RAM,ROM等が含まれている。そしてこの制御部35には、
カード挿入検出スイッチ22からの検出信号,カードデー
タ読取書込素子23からの読取情報信号、玉欠乏検出器26
からの検出信号、貸玉信号指令ボタン18からの選択操作
信号が入力される。また、この制御部35から、カードデ
ータ読取書込装置23に書込用制御信号が出力されるとと
もに、ソレノイドドライバ36を介して玉貸処理用ソレノ
イド32に制御信号が与えられ、さらに、表示用ドライバ
37を介して金額表示器17ならびに貸玉中表示器15にそれ
ぞれ表示用制御信号が与えられる。なお、制御部35とホ
ール用管理コンピュータとが配線により接続されてい
る。
第12図は、第11図に示した制御回路の動作を説明する
ためのフローチャートである。また第13A図,第13B図
は、第11図に示した制御回路の動作を説明するための他
の実施例を示すフローチャートである。
ステップS25により、挿入スイッチからの入力がある
か否かの判断がなされ、入力があるまで待機される。そ
して、遊技者がカードをカード挿入口16から挿入するこ
とにより、磁気カード挿入検出スイッチ22からの検出信
号が制御部35に入力され、ステップS25によりYESの判断
がなされてステップS26に進み、搬送機構24を動かして
カードを取込み、ステップS27に進み、カードデータ読
取書込素子23によりカード情報を読取る。次にステップ
S28に進み、前記ステップS27によって読取られた読取情
報すなわちカード情報およびカードが挿入された玉貸機
番号をホール用管理コンピュータに送信し、ステップS2
9に進み、ホール用管理コンピュータからの返信がある
まで待機する。ホール用管理コンピュータからは、後述
するステップS94により異常事態が発生した旨の返信が
なされるとともに、ステップS100,S116により適正情報
カードである旨の返信がなされる。そして、ホール用管
理コンピュータからの返信があれば、ステップS29によ
りYESの判断がなされステップS30に進み、適正情報カー
ドである旨の返信か否かの判断を行なう。適正情報カー
ドである旨の返信でない場合には異常事態が発生した旨
の返信であり、ステップS31に進み、異常事態発生時の
処理を行なった後にステップS32によりカードを機内へ
回収または戻して再びステップS25に戻る。なお、前記
ステップS31による異常事態発生時の処理は、警報を鳴
らしたり異常事態発生ランプを点灯または点滅させたり
することが考えられる。
一方、後述するステップS100,S116に基づいてホール
用管理コンピュータから適正情報カードである旨の返信
がなされた場合には、ステップS30によりYESの判断がな
されてステップS33に進み、金額データを金額表示器17
により表示させて遊技者に認識させ、ステップS34によ
り選択ボタンが操作されたか否かの判断が行なわれ、選
択ボタンが操作されるまで待機される。そして、遊技者
が貸玉信号指令ボタン18を選択操作すれば、ステップS3
4によりYESの判断がなされてステップS35に進み、「選
択額≦残額」の判断がなされ、残額すなわち挿入された
カードの使用可能金額よりも遊技者の貸玉信号指令ボタ
ンによる選択額の方が大きい場合には、ステップS35に
よりNOの判断がなされてステップS36に進み、エラー処
理がなされた後に再びステップS34に戻る。これは、挿
入されたカードの使用可能金額よりも遊技者の選択額の
方が上回っているために、挿入されたカードにより選択
額に相当するパチンコ玉を貸出すことができないために
なされる処理である。一方、選択額が残額と等しいかそ
れよりも下回っている場合には、ステップS35によりYES
の判断がなされてステップS37に進み、選択金額に応じ
てソレノイドドライバを制御し、選択額に応じた数のパ
チンコ玉を払出し、ステップS38に進み、パチンコ玉を
払出した後のカードの使用可能金額すなわち残額を表示
し、ステップS39に進む。
ステップS39では、残額すなわち挿入されているカー
ドの使用可能金額がまだ残っているか否かの判断を行な
い、残っている場合にはステップS40に進み、カードの
使用可能金額データをその新たな使用可能金額に書き換
え、ステップS41に進み、新たな使用可能金額となった
カード情報をホール用管理コンピュータに送信して再び
ステップS25に戻る。なお、使用可能金額の書き換えを
ホール用管理コンピュータで行なってもよい。一方、前
記ステップS39により、残額がないと判断された場合に
はステップS42に進み、カードを機内に回収した後にス
テップS43に進み、残額すなわちカードの使用可能金額
が「0」となったカード情報をホール用管理コンピュー
タに送信してステップS25に戻る。なお、前記ステップS
42により、カードを機内へ回収する代わりに、カードを
遊技者側に放出してもよい。
次に、前記第12図に示した制御回路の他の例を第13A
図および第13B図に基づいて説明する。
また、カードを一箇所に集中的に回収するようにして
もよい。
第13A図に示すステップS50ないしステップS72の処理
を実行すると同時に、第13B図に示す割込プログラム
が、所定時間(4msec)毎に1回実行される。ゆえに、
この第13A図,第13B図に示すプログラムを実行するに
は、カード玉貸機の前記制御部35に、クロック信号を分
周して割込パルスを定期的にMPUに与えるパルス分周回
路(割込パルス発生回路)を設ける必要がある。
まず割込みプログラムから説明する。ステップS80に
より、ホール用管理コンピュータからの返信があったか
否かの判断がなされ、ない場合にはそのまま割込みプロ
グラムが終了する。一方、ホール用管理コンピュータか
らの返信があれば、ステップS81に進み、異常事態が発
生した旨の返信か否かの判断がなされ、異常事態が発生
した旨の返信でない場合(ステップS100,S116からの返
信)には、適正情報カードである旨の返信であるため、
ステップS82に進み、適正情報カードである旨を制御部3
5の記憶部に記憶し割込みプログラムが終了する。一
方、ホール用管理コンピュータからの返信が、異常事態
が発生した旨の返信である場合(ステップS94による返
信の場合)には、ステップS83に進み、異常事態の発生
および異常情報カードのカード番号を制御部の記憶部に
記憶して割込みプログラムが終了する。
次に第13A図に示すプログラムを説明する。ステップS
50により、挿入スイッチからの入力があるか否かの判断
がなされ、入力があるまで待機する。そして、遊技者が
カードをカード挿入口16から挿入した場合には、磁気カ
ード挿入検出スイッチ22からの検出出力が制御部35に与
えられ、ステップS50によりYESの判断がなされてステッ
プS51に進み、搬送機構を動かしてカードを取込み、ス
テップS52に進み、カード情報をカードデータ読取書込
素子23により読取る。次にステップS53に進み、カード
情報および玉貸機番号をホール用管理コンピュータに送
信してそのカード情報が適正なものであるか否か判断を
してもらう。しかし、そのカードの適否の判定結果の返
信を待つことなくすぐにステップS54に進み、カード金
額を金額表示器17により表示し、ステップS55に進み、
選択ボタンの操作があるか否かの判断を行ない、操作が
あるまで待機する。そして遊技者が貸玉信号指令ボタン
18を選択操作すれば、ステップS55により、YESの判断が
なされてステップS56に進み、「選択額≦残額」の判断
がなされる。そして、選択額すなわち遊技者が貸玉信号
指令ボタン18を操作して選定した金額が、残額すなわち
挿入カードの使用可能金額よりも大きい場合には、ステ
ップS57に進み、エラー処理がなされた後にステップS55
に再び戻る。一方、選択額が残額よりも小さいか等しい
場合には、ステップS58に進み、異常事態発生の記憶が
あるか否かの判断がなされ、前記ステップS83により異
常事態の記憶がある場合にはステップS58によりYESの判
断がなされてステップS59に進み、異常事態発生時の処
理をした後にステップS84に進み、異常事態の発生の記
憶および異常情報カードのカード番号の記憶をクリアし
てステップS50に戻る。前記ステップS59による異常事態
発生時の処理は、たとえば警報音を鳴らしたり異常事態
表示ランプを点灯または点滅させたり等、種々のものが
考えられる。
一方、前記ステップS58による判断の時点で、ホール
用管理コンピュータからの挿入カードの適否の返信が未
だに行なわれていなかった場合には、ステップS58によ
りNOの判断がなされるのであり、その場合にはステップ
S60に進み、選択金額に応じてソレノイドドライバを制
御し選択金額に応じた個数のパチンコ玉を払出す。すな
わち、ホール用管理コンピュータからの適否の判定結果
を待つことなくパチンコ玉を払出す。なお、この場合
に、選択金額に応じた個数のパチンコ玉を払出す代わり
に、最小限の単位のパチンコ玉の払出しに留めるよう制
御してもよい。なお、パチンコ玉の払出しは適否の判定
結果を待ってから行なってもよい。次にステップS61に
進み、残額を表示し、ステップS62に進み、残額がある
か否かの判断を行なう。そして残額がある場合にはステ
ップS63に進み、カードデータ読取書込素子23により、
カードの使用可能金額データを新たなデータに書き換
え、ステップS66に進む。ステップS66では、異常事態発
生の記憶があるか否かの判断がなされ、ない場合にはス
テップS67に進み、正常情報カードである旨の記憶があ
るか否かの判断がなされ、記憶がない場合には前記ステ
ップS66に戻るループが形成されている。そしてこのル
ープの巡回途中で、ホール用コンピュータからの返信が
あり、その返信内容が異常事態が発生した旨のものであ
る場合には、ステップS66によりYESの判断がなされてス
テップS59に進む。一方、適正情報カードである旨の返
信である場合には、ステップS67によりYESの判断がなさ
れてステップS65に進み、挿入カードを放出し、ステッ
プS68に進み、新たな使用可能金額となったカード情報
をホール用管理コンピュータに送信し、ステップS75に
進み、適正情報カードである旨の記憶をクリアした後に
ステップS50に戻る。なお、前記ステップS63とステップ
S66との間に、異常事態発生の記憶があるか否かの判断
を行なうステップを挿入し、そのステップにより、異常
事態発生の記憶がないと判断された場合には即座にカー
ドを放出するよう制御してもよい。その場合には、カー
ドを放出した後に、ステップS83による異常事態発生の
記憶が生じたときには、その異常情報カードのカード番
号の記憶に基づいて、後述するステップS112による、事
故カードの登録申請の制御を自動的に行なうのが望まし
い。
また、前記ステップS66とステップS67とを含むループ
の巡回途中では、前記ステップS50による判断が行なわ
れないために、カードをカード挿入口16に挿入したとし
ても、ステップS51によるカードの取込みが行なわれな
い。そこで、前記ステップS66およびステップS67を含む
ループの巡回途中であっても、次に挿入されたカードを
取込むように制御してもよく、取込んだ後の前のカード
が異常情報カードであると判定された場合には、その異
常情報カードのカード番号の記憶に基づいて異常情報カ
ードを特定するよう構成してもよい。
第14図は、前記第1図および第2図に示したたとえば
A地区のホール用管理コンピュータ70に組込まれている
プログラムを示すフローチャートである。
まず、ステップS85により、カード販売機からの受信
があるか否かの判断がなされ、ない場合にはステップS8
6に進み、玉貸機からの受信があるか否かの判断がなさ
れ、受信がない場合にはステップS87に進み、事故カー
ドの登録申請があるか否かの判断がなされ、登録申請が
ない場合にはステップS88に進み、集中ホール管理用コ
ンピュータからの受信があるか否かの判断がなされ、受
信がない場合にはステップS89に進み、一日のホールの
営業が終了したか否かの判断がなされ、未だに終了して
いない場合には再び前記ステップS85に戻るループが形
成されている。このループの巡回途中で、前記ステップ
S19によりカード販売機からカード情報が送信された場
合には、ステップS85によりYESの判断がなされてステッ
プS90に進み、販売機番号と販売カードのカード金額を
記憶してステップS85に戻る。また、前記ステップS28,S
41,S43またはステップS53,S68,S72により、玉貸機から
送信があった場合には、ステップS86によりYESの判断が
なされてステップS91に進む。この玉貸機からの受信情
報には、カード情報および玉貸機番号,新たな使用可能
金額となったカード情報,残額が「0」となったカード
情報の3種類があり、受信情報がカード情報および玉貸
機番号である場合には、ステップS91によりYESの判断が
なされてステップS92に進む。
ステップS92では、事故カードの記憶と受信したカー
ド情報とを照合して受信したカード情報が事故カードで
あるか否かの判断を行ない、事故カードである場合には
ステップS94に進み、異常事態の発生を玉貸機に送信
し、ステップS95に進み、異常時処理を行なったステッ
プS85に戻る。前記ステップS94により、後述する返信手
段からの返信情報が不適正である旨の情報であることに
基づいて、不適正と判定された前記記録媒体を使用して
の前記玉貸機による玉貸を許可しない旨の信号を出力す
る不許可信号出力手段が構成されている。また、ステッ
プS95による異常時処理は、たとえばホール用管理コン
ピュータのディスプレイ上に、異常事態が発生したこと
とその異常事態が発生した玉貸機番号や玉貸機の設置位
置さらには異常情報カードのカード番号とを表示させる
ことが考えられる。
一方、前記ステップS92により、事故カードでないと判
断された場合にはステップS93に進み、カード情報の真
偽のチェックを行なう。このカード情報の真偽のチェッ
クは、前述したように、磁気ストライプ21に記録されて
いるカードの使用可能金額とパンチ孔の位置との整合性
をチェックしたり、磁気ストライプ21の記録情報が、規
格通りのジグザグに記録されたものであるか否か、ある
いは磁気記録手段以外の記録手段が設けられている場合
にはその記録内容と磁気ストライプ21内の記録内容とが
整合しているか否か等を判断する。つまり、このステッ
プS93によるチェックは、カード上に記録されている情
報のみから判断するチェックである。そして、ステップ
S84に進み、真偽チェックの結果、異常情報カードであ
るか否かの判断が行なわれ、異常情報カードであると判
断された場合には前記ステップS94に進むが、異常情報
カードでないと判断された場合にはステップS96に進
み、カード金額が1000円以下か否かの判断がなされる。
そしてカード金額が1000円以下と判断された場合にはそ
のままステップS85に戻る。すなわち、カード金額が100
0円以下のカードがカード玉貸機に挿入された場合に
は、ステップS93によるカード情報のみに基づいた適否
判定しか行なわないのである。なお、このステップS96
による判断において、カード金額は「1000円」に限ら
ず、2000円,3000円等であってもよく、比較的低額のカ
ード金額であればいくらでもよい。また、ステップS96
の判断において、カード金額が高額であるか否かの判断
に代えて、カードの使用可能金額が高額であるか否かを
判断してもよい。すなわち、カードが使用された結果、
既にカードの使用可能金額が1000円以下になっている場
合にはステップS96によりYESの判断がなされてステップ
S85に戻り、カードの使用可能金額が未だに1000円以上
残っている場合にはステップS96によりNOの判断がなさ
れてステップS97に進むよう制御してもよい。この場合
には、カードの使用可能金額が1000円以下になれば、そ
の段階で、ホール用管理コンピュータ70,集中ホール用
管理コンピュータ72ならびに総合集中管理コンピュータ
74内のその1000円以下になったカードに相当するカード
情報を抹消してもよい。その場合には、一旦使用可能金
額が1000円以下となったカードを偽造して使用可能金額
を1000円よりも高額にした場合には、その偽造カードを
使用すればホール用管理コンピュータ70内に既に記憶さ
れていないために即座に異常情報カードである旨の判定
がそのホール用管理コンピュータ70で可能となる。
次に、ステップS96によりNOの判断がなされた場合に
はステップS97に進み、今日このホールで既に使用され
たカードか否かの判断がなされ、既に使用されていると
判断された場合にはステップS98に進み、カード情報と
ホール用管理コンピュータの記憶情報とを照合してカー
ド情報が適正か否かのチェックを行なう。つまり、カー
ド玉貸機に挿入されたカードが今日既にこのホールで使
用されたカードである場合には、後述するステップS117
によりホール用管理コンピュータに既にそのカード情報
が記録されているために、そのホール用管理コンピュー
タの記憶情報と送られてきたカード情報とを照合して即
座に適否の判定ができるのである。なお、このステップ
S98の「記憶情報」は、たとえば第15図に示すような内
容のものである。つまり、カード番号とそのカード番号
に対応する、カード金額、使用可能金額である。なお、
使用可能店コード番号を記録させてもよい。たとえば、
コード100はどこの遊技場でも使えるが、コード20では
限られた遊技場でしか使えないようにすることできる。
また、たとえばB地区やC地区に設置されているカード
販売機で販売されたカードを、A地区内の遊技場で使用
した場合には、そのB地区やC地区のカード情報も記憶
される(第15図中、カード番号が12044,83259の両行の
情報)。さらに、第15図に示したカード情報の記憶をそ
の日1日限りでなく、翌日も引き続き記憶させておき、
ステップS97により、「昨日または今日このホールで既
に使用されたカードか」の判断を行なうよう制御しても
よい。次に、ステップS99に進み、前記ステップS98によ
るチェックの結果、異常情報カードであると判断された
場合にはステップS94に進み、異常情報カードでないと
判断された場合にはステップS100に進み、適正情報カー
ドである旨を玉貸機に返信した後にステップS85に戻
る。
前記ステップS97により、NOの判断がなされた場合に
はステップS101に進み、過去いずれかのホールで使用さ
れたカードか否かの判断がなされ、未だかつて一度も使
用されていないカードである場合にはNOの判断がなされ
てステップS102に進み、必要なカード情報を総合集中管
理コンピュータに送信してステップS85に戻る。一方、
過去1回でも使用されたカードである場合には、ステッ
プS101によりYESの判断がなされてステップS103に進
み、カード情報内の販売機番号に基づいてそのカードが
所属する地区を判定し、ステップS104に進み、その地区
の集中ホール管理用コンピュータに、必要なカード情報
を送信してステップS85に戻る。つまり、過去1回でも
使用されたカードであれば、そのカードが所属する地区
の集中ホール管理用コンピュータにそのカード情報が記
録されているため、その集中ホール管理用コンピュータ
にカード情報を送信することによりカードの適否の判定
が可能となるのであるが、未だかつて1回も使用されて
いないカードであれば、そのカード情報は総合集中管理
コンピュータにしか記憶されていないため、その場合に
は総合集中管理コンピュータに送信して適否の判定をし
てもらう必要がある。
次に、前記ステップS91により、NOの判断がなされた
場合にはステップS105に進み、新たな金額となったカー
ド情報の受信があったか否かの判断がなされ、新たな金
額となったカード情報の受信があったと判断された場合
にはステップS109に進み、販売機番号に基づいてそのカ
ードが所属する地区を判定し、ステップS110に進み、必
要なカード情報および使用可能金額が書き換えられた旨
を、そのカードが所属する地区の集中ホール管理用コン
ピュータに送信する。なお、ホール用管理コンピュータ
から導出されるカード情報を、無条件にそのホール所在
地の集中ホール管理用コンピュータに送り、そこから直
接または総合集中管理コンピュータを介して所定の集中
ホール管理用コンピュータに転送するようにしてもよ
い。次に、ステップS111に進み、使用可能金額の欄の記
憶内容を新たな金額に修正してステップS85に戻る。前
記ステップS107,S104ならびにステップS110により、前
記記録媒体読取手段により読取られた読取情報を出力す
る読取情報出力手段が構成されている。また、前記ステ
ップS106、S103,S109ならびに各ホール用管理コンピュ
ータと集中ホール管理用コンピュータ72あるいは相互集
中管理コンピュータ74とを結ぶ通信回線により、前記読
取情報出力手段から出力された読取情報を、その読取情
報が属する地区の地区内集中管理センタにまで誘導する
ための情報誘導手段が構成されている。なお、この情報
誘導手段は、カードの販売地区の属する地区内集中管理
センターに読取情報を誘導するものばかりでなく、カー
ドが1回目に使用された地区の地区内集中管理センター
に誘導するものであってもよい。
次に、前記ステップS105によりNOの判断がなされた場
合には、使用可能金額が「0」となったカード情報が送
信されてきた場合であるため、ステップS106に進み、カ
ード情報内の販売機番号に基づいてそのカードが所属す
る地区を判定し、ステップS107に進み、必要なカード情
報および使用可能金額が「0」となった旨を、そのカー
ドが所属する地区の集中ホール管理用コンピュータに送
信する。そして、ステップS108に進み、ホール用管理コ
ンピュータの記憶内容のうち、使用可能金額の欄を
「0」に修正して、ステップS85に戻る。
次に、遊技場の係員が事故カードの登録申請をすれ
ば、ステップS87によりYESの判断がなされてステップS1
12に進む。この事故カードは、盗難されたカードや、使
用された結果異常情報カードであることが発覚しかつそ
の異常情報カードが遊技者によって持ち去られた場合
や、カードを紛失した場合等に登録申請をする。ステッ
プS112では、事故カードのカード情報を総合集中管理コ
ンピュータへ送信する処理がなされ、ステップS85に戻
る。
次に、集中ホール管理用コンピュータからの受信があ
った場合には、ステップS88によりYESの判断がなされて
ステップS113に進む。集中ホール管理用コンピュータか
らは、後述するように、ステップS140,ステップS139,ス
テップS147,ステップS149,ステップS150によりそれぞれ
の情報が送信されてくる。そして、集中ホール管理用コ
ンピュータからの受信内容が、カード情報の適否の情報
である場合には、ステップS113によりYESの判断がなさ
れてステップS15に進み、異常情報カードである旨の受
信か否かの判断がなされ、異常情報カードである旨の受
信の場合にはステップS94に進むが、異常情報カードで
ある旨の受信でない場合にはステップS116に進み、適正
カードである旨を玉貸機に返信し、ステップS117に進
み、その適正情報カードのカード情報をホール用管理コ
ンピュータに記憶し(第15図参照)、ステップS85に戻
る。一方、前記ステップS113において、カード情報の適
否の受信でないと判断された場合には、受信情報は事故
カードの情報に特定され、ステップS114に進み、送られ
てきた事故カードの情報を記憶してステップS85に戻
る。
次に、遊技場において一日の営業が終了した場合に
は、ステップS89によりYESの判断がなされてステップS1
18に進み、玉貸機番号別に一日の売上金額を集計し、ス
テップS119に進み、全玉貸機の売上合計金額を算出し、
ステップS120に進み、カード番号別の使用金額を集計す
る。次にステップS121に進み、販売機番号から自店販売
カードと他店販売カードとを分類し、自店販売カード,
他店販売カードごとに使用合計金額を算出する。次にス
テップS122に進み、販売カードの金種別の販売枚数を集
計し、ステップS123に進み、全玉貸機の売上合計金額を
集中ホール管理用コンピュータに送信する。次にステッ
プS124に進み、所定情報を印字した後にステップS125に
進み、使用可能金額が「0」となったカードのカード情
報をホール用管理コンピュータの記憶内容から抹消して
プログラムが終了する。
前記ステップS124によって印字される所定情報は、た
とえば第16A図,第16B図ないし第18図に示すような内容
のものである。第16A図は、玉貸機番号別の売上金額の
一覧表を示した図である。図中、P1,P2等は、たとえば
1番の玉貸機の左右にあるパチンコ遊技機の台番号であ
る。一方、第16B図は、コイン貸機別の売上金額を表わ
した一覧表を示す図である。図中、C1,C2は、たとえば
コイン貸機番号が186番のコイン貸機の左右に台番号がC
1,C2のコイン遊技機が配設されていることを意味す
る。
なお、印字される所定情報は、ホール用管理コンピュ
ータに対応するキーボードを設け必要なキー操作で必要
な情報だけを印字するものであってもよい。
第17図は、売上金額の集計一覧表を示す図である。そ
の内容は、玉貸機売上合計金額,コイン貸機売上合計金
額,自店販売カード使用合計金額,他店販売カード使用
合計金額,カード販売機別の売上金額,カード販売機売
上合計金額,販売カード金種別枚数等である。
第18図は、事故情報等の記録内容を印字した図であ
る。たとえば、事故情報の内容として、玉貸機番号と事
故が発生した発生時刻と異常情報カードのカード番号と
そのカードが販売された販売機番号等を一覧表にして表
示する。それに加えて、景品交換玉数合計,景品交換コ
イン数合計,実パチンコ機営業割数,実コイン機営業割
数等を算出して表示してもよい。
第19A図,第19B図は、第1図に示した集中ホール管理
用コンピュータ72に組込まれているプログラムを示すフ
ローチャートである。
まず、ステップS130により、ホール用コンピュータか
らの受信があるか否かの判断がなされ、受信がない場合
にはステップS131に進み、総合集中管理コンピュータか
らの受信があるか否かの判断がなされ、受信がない場合
にはステップS132に進み、全国のホールの営業が終了し
たか否かの判断がなされ、未だに終了していない場合に
は再び前記ステップS130に戻るループが形成されてい
る。このループの巡回途中で、ホール用管理コンピュー
タからの受信があれば、ステップS130によりYESの判断
がなされてステップS133に進む。ホール用管理コンピュ
ータからは、前記ステップS107,S104,S123,S110によっ
てそれぞれの情報が送信されてくる。そして、ホール用
管理コンピュータからの受信内容は、必要なカード情報
および使用可能金額が「0」となった旨の情報である場
合には、ステップS133によりYESの判断がなされてステ
ップS134に進み、集中ホール管理用コンピュータ内の記
憶内容における使用可能金額の欄を、「0」に修正す
る。次にステップS135に進み、そのカード情報および使
用可能金額が「0」となった旨を総合集中管理コンピュ
ータに送信し、ステップS130に戻る。
一方、前記ステップS133によりNOの判断がなされた場
合には、ステップS136に進み、必要なカード情報の受信
があったか否かの判断がなされ、前記ステップS104に基
づいて必要なカード情報が集中ホール管理用コンピュー
タに送信された場合には、ステップS136によりYESの判
断がなされてステップS137に進み、そのカード情報と集
中ホール管理用コンピュータが記憶しているカード情報
とを照合して適否を判断し、ステップS138により適正情
報か否かの判断を行なう。そして適正情報であるとの判
断が行なわれた場合にはステップS139に進み、適正情報
カードである旨を、読取情報すなわちカード玉貸機によ
って読取られたカード情報の発信源であるホール用管理
コンピュータに返信してステップS130に戻る。一方、前
記ステップS138において適正カードでないと判断された
場合にはステップS140に進み、異常情報カードである旨
を、読取情報の発信源であるホール用管理コンピュータ
に返信してステップS130に戻る。このステップS139およ
びステップS140には、後述する適否判定手段からの判定
出力を、その判定対象となった読取情報の発信源である
遊技場に返信するための返信手段が構成されている。
次に、前記ステップS136によりNOの判断がなされた場
合には、ステップS141に進み、必要なカード情報および
使用可能金額が書き換えられた旨の受信があったか否か
の判断がなされ、前記ステップS110により集中ホール管
理用コンピュータに送信がなされた場合には、このステ
ップS140によりYESの判断がなされてステップS142に進
む。ステップS142では、前記ステップS40またはステッ
プS63によって書き換えられた新たな使用可能金額に、
集中ホール管理用コンピュータ内の使用可能金額の欄の
記憶内容を更新する。次にステップS143に進み、そのカ
ード情報および使用可能金額が更新された旨を総合集中
管理コンピュータに送信してステップS130に戻る。
次に、前記ステップS141によりNOの判断がなされた場
合には、ホール用管理コンピュータから送信されてきた
情報が、前記ステップS123で説明した全玉貸機の売上合
計金額に特定されるのであり、ステップS144に進み、全
玉貸機の売上合計金額とそのホールとを記憶してステッ
プS130に戻る。
次に、総合集中管理コンピュータからの受信があった
場合には、ステップS131によりYESの判断がなされてス
テップS145に進む。総合集中管理コンピュータからは、
後述するステップS236,ステップS237,ステップS240によ
ってそれぞれ情報が送信されてくる。そしてステップS1
45により、受信情報がカード情報か否かの判断がなさ
れ、ステップS237により適正カードのカード情報が送信
されてきた場合にはYESの判断がなされてステップS146
に進み、そのカード情報を集中ホール管理用コンピュー
タに記憶する。次にステップS147に進み、そのカード情
報とそのカードが適正情報カードである旨を読取情報の
発信源であるホール用管理コンピュータに返信してステ
ップS130に戻る。
一方、総合集中管理コンピュータから送信されてきた
情報がカード情報でない場合には、ステップS145により
NOの判断がなされてステップS148に進み、事故カード情
報か否かの判断がなされ、ステップS240に従って事故カ
ードのカード情報が送信されてきた場合には、YESの判
断がなされてステップS149に進み、その事故カードのカ
ード情報を地区内のすべてのホール用管理コンピュータ
に送信してステップS130に戻る。また、前記ステップS1
48によりNOの判断がなされた場合には、ステップS236に
従って異常情報カードである旨の情報が送信されてきた
場合に特定されるのであり、ステップS150に進み、異常
情報カードである旨を、読取情報の発信源であるホール
用管理コンピュータに返信してステップS130に戻る。
次に、ステップS132により、全国のホールの営業が終
了したと判断された場合には、ステップS155に進み、I
=1の初期値設定と、ステップS156により、N=(A地
区内の全ホール数)の定義づけが行なわれる。次にステ
ップS157に進み、A地区のあるホール(I)で今日使用
されたカードでかつA地区以外で販売されたカードごと
の使用金額情報を、そのカード販売地区の集中ホール管
理用コンピュータから呼び寄せてその合計Lを算出する
処理がなされる。次にステップS158に進み、A地区のあ
るホール(I)内で今日使用されかつA地区で販売され
たカードすべての使用金額合計Mを算出する。次にステ
ップS159に進み、ホール(I)の一日の全玉貸機の売上
合計金額をK(I)とし、K(I)=L+Mを算出す
る。次にステップS160に進み、ホール(I)から受信し
た全玉貸機の売上合計金額の記憶R(I)を呼び出す。
そして、ステップS161に進み、K(I)=R(I)の判
断がなされ、イコールでないと判断された場合にはステ
ップS162に進み、ホール(I)の売上合計金額の請求が
異常である旨を印字してステップS164に進む。つまり、
前記K(I)は、ホール(I)のカードの使用に伴う売
上合計金額を集中ホール管理用コンピュータ側で計算し
た値であり、一方R(I)は、ホール(I)が請求して
きたカードの使用に伴う売上合計金額であり、本来両者
が一致しなければならない性質のものである。それが一
致していないということは、ホール(I)の売上合計金
額の請求が異常であることになるのである。一方、ステ
ップS161により、YESの判断がなされた場合にはステッ
プS163に進み、ホール(I)の全玉貸機の売上合計金額
を印字してステップS164に進む。ステップS164では、I
=Nの判断がなされる。そして、未だにI=Nになって
いないと判断された場合にはステップS165に進み、I=
I+1の処理がなされた後にステップS157に戻る。そし
てステップS157ないしステップS165の処理を何回も繰返
して実行し、A地区内のすべてのホール数に相当する回
数だけ繰返して行なえば、I=Nとなるために、ステッ
プS164によりYESの判断がなされてステップS166に進
み、A地区内の全ホールにおいて、使用可能金額が
「0」となった0カードを集計する処理がなされる。次
にステップS167に進み、前記0カードのカード情報を、
総合集中管理コンピュータに送信した後、ホール用管理
コンピュータの記憶内容からその0カードの情報を抹消
し、プログラムが終了する。
第20図は、A地区の集中ホール管理用コンピュータ内
に記憶されているカード情報を示した図解図である。
A地区の集中管理コンピュータには、A地区で販売さ
れたカードのカード情報が記憶されている。その記憶内
容は、たとえば、販売店(販売機)コード番号、カード
金額、使用可能金額等である。なお、必要に応じて、使
用可能店コードを記憶させてもよい。そして、図中、カ
ード番号の5024から5026の番号が欠落しているが、これ
は、一部には、そのカード番号のカードが、使用可能金
額が「0」となったいわゆる0カードとなったため、記
憶から抹消されたのである。また、他には、使用コード
が「0」すなわち未だかつて一度も使用されたことのな
い未使用のカードであるため、そのカード番号に相当す
るカード情報が未だにA地区の集中ホール管理用コンピ
ュータに記憶されておらず、総合集中管理コンピュータ
にのみ記憶されている場合である。
また、他の例としては、B地区やC地区で販売された
カードがA地区で使用された場合には、その使用された
A地区の集中ホール管理用コンピュータにもその使用カ
ードのカード情報を総合集中管理コンピュータから送信
してもらって記憶しておいてもよい。たとえば、第20図
の下半分に示すように、B地区の12044番のカード番号
のカード情報や、C地区の83256番のカード番号のカー
ド情報等を記憶しておく。
次に、第1図に示した総合集中管理コンピュータ74内
に組込まれているプログラムを示すフローチャートを、
第21図に基づいて説明する。
まず、ステップS230により、カード情報の受信がある
か否かの判断がなされ、受信がない場合にはステップS2
31に進み、カード情報および使用可能金額が更新された
旨の受信があるか否かの判断がなされ、受信がない場合
にはステップS232に進み、事故カードのカード情報の受
信があるか否かの判断がなされ、受信がない場合にはス
テップS233に進み、0カードのカード情報の受信がある
か否かの判断がなされ、受信がない場合には再び前記ス
テップS230に戻るループが形成されている。このループ
の巡回途中で、前記ステップS102に従って必要なカード
情報が送信されてきた場合には、ステップS230によりYE
Sの判断がなされて、ステップS234に進み、そのカード
情報と総合集中管理コンピュータの未使用管理ファイル
に記憶しているカード情報とを照合して適否を判定す
る。そして、ステップS235により、適正情報カードか否
かの判断がなされ、適正情報カードでないと判断された
場合にはステップS236に進み、異常情報カードである旨
を、そのカード情報を送信してきた集中ホール管理用コ
ンピュータに返信してステップS230に戻る。一方ステッ
プS235により、適正情報であると判断された場合にはス
テップS237に進み、その適正カードのカード情報を、そ
のカード情報を送信してきた集中ホール管理用コンピュ
ータに返信してステップS238に進む。なお、たとえば、
B地区やC地区で販売されたカードをA地区内の遊技場
で使用した場合に、前記ステップS237による適正情報カ
ードのカード情報の返信を、A地区の集中ホール管理用
コンピュータにも返信するよう制御してもよい。つま
り、そのカードがA地区で使用されるということは今後
もA地区で使用される可能性が高いために、A地区の集
中ホール管理用コンピュータに返信してその適正情報カ
ートのカード情報を記憶させとおくのも有効である。次
にステップS238により、その適正カードのカード情報を
未使用ファイルから使用済管理ファイルに移し換え、ス
テップS230に戻る。前記ステップS235,ステップS92,ス
テップS93,ステップS94,ステップS137により、前記記録
媒体読取手段により読取られた情報に基づいて、当該記
録媒体の記録情報が適正なものであるか否かを判定する
ための適否判定手段が構成されている。またこの適否判
定手段は、前記ステップS96により、記録媒体の記録情
報により特定される未使用段階の前記有価価値が所定の
大きさ以上の場合には所定の大きさ未満の場合に比べて
より綿密な適否判定を行なう判定レベル可変型適否判定
手段を含んでいる。なお、本実施例では、この判定レベ
ル可変型適否判定手段は、金銭等価価値が低額の場合に
は読取ったカード情報のみから適否判定を行ない、金銭
等価価値が高額の場合には、前記カードからの読取情報
のみによる適否判定に加えて、読取ったカード情報と予
め記憶しているカード情報とを照合して一致するか否か
といういわゆるカードの背番号管理を行なうように構成
しているが、本発明はこれに限らず、低額,高額の両方
の場合にいわゆる背番号管理を行なってその背番号管理
の綿密さを異ならせたり、また、高額,低額の両者の場
合ともに読取ったカード情報のみから適否を判定し、そ
のカードに情報を記録する際にセキュリティレベルを異
ならせて情報記録するよう構成してもよい。
次に、ステップS143に従って、カード情報および使用
可能金額が更新された旨の送信が行なわれた場合には、
ステップS231により、YESの判断がなされてステップS23
9に進み、そのカードの使用可能金額の欄の記憶内容を
更新された新たな金額に更新してステップS230に戻る。
また、ステップS112に従って事故カードのカード情報
が送信されれば、ステップS232により、YESの判断がな
されてステップS240に進み、その事故カードのカード情
報を全集中ホール管理用コンピュータに送信してステッ
プS230に戻る。
また、ステップS135に従って、0カードのカード情報
が送信されれば、ステップS233によりYESの判断がなさ
れてステップS241に進み、0カードのカード情報を総合
集中管理コンピュータの記憶内容から抹消してステップ
S230に戻る。
第22図は、総合集中管理コンピュータ内に記憶されて
いるカード情報である。その具体的情報内容は、地区情
報,カード番号,販売店(販売機)コード,カード金
額,使用可能金額,使用コードである。また、必要に応
じて、使用可能店コードを付加してもよい。また、たと
えばA地区の5024,5025のカード番号やB地区の12040,1
2041,12043のカード番号が欠落しているが、これは、使
用可能金額が「0」のいわゆる0カードになったため記
憶から抹消されたのである。
なお、前記記録媒体を、たとえば遊技場内に設置され
た缶ジュース等の自動販売機など、遊技媒体貸出装置以
外のものに使用可能に構成してもよい。
[効果] 前記構成を有する本発明は以下の効果を奏する。この
発明に係る遊技用管理設備装置によれば、記録媒体の記
録情報により特定される未使用段階の有価価値の大きさ
に応じて、その記録媒体の記録情報の適否を判定するた
めの処理のレベルが異なる。その結果、記録媒体の不正
使用を、その不正使用の発生率や不正使用の巧妙さに応
じて効果的に阻止しながら、かつ記録情報の適否を判定
するための適否判定手段にかかる負担を極力軽くできる
という効果が奏される。
したがって、記録媒体を用い、記録媒体のセキュリテ
ィを効果的にかつ経済的に無駄なく確保できる遊技用管
理設備装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る遊技用管理設備装置の概略を示
す全体ブロック図である。 第2図は、遊技の場の概略平面図である。 第3図は、記録媒体に記録されている記録情報の一例の
カード情報の内容を示す図解図である。 第4図は、記録媒体の一例である磁気カードを示す平面
図である。 第5図は、カード販売機の全体正面図である。 第6図は、カード販売機の一部内部構造を示す全体裏面
図である。 第7図は、カード販売機の制御回路を示すブロック図で
ある。 第8図は、第7図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 第9図は、遊技場に配設されている遊技機設置島の一部
を示し、遊技機の一例であるパチンコ遊技機と遊技媒体
貸出機の一例であるカード玉貸機とを示す正面図であ
る。 第10図は、カード玉貸機の内部構造を説明するための構
成図である。 第11図は、カード玉貸機の制御回路を示すブロック図で
ある。 第12図は、第11図に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。 第13A図および第13B図は、第11図の制御回路の動作を説
明するためのフローチャートの他の例を示す図である。 第14図は、ホール用管理コンピュータに組込まれている
プログラムのフローチャートを示す図である。 第15図は、ホール用管理コンピュータに記憶されている
カード情報の内容を示す図解図である。 第16A図,第16B図ないし第18図は、ホール用管理コンピ
ュータの管理データを示した図である。 第19A図および第19B図は、集中ホール管理用コンピュー
タに組込まれているプログラムを示すフローチャートで
ある。 第20図は、A地区の集中ホール管理用コンピュータに記
憶されているカード情報の内容を示す図解図である。 第21図は、総合集中管理コンピュータに組込まれている
プログラムを示すフローチーャトである。 第22図は、総合集中管理コンピュータに記憶されている
カード情報の内容を示す図解図である。 図中、20は記録媒体の一例である磁気カード、23は記録
媒体読取手段の一例であるカードデータ読取書込装置、
3は遊技機の一例である弾球遊技機、4は遊技機の一例
であるコイン遊技機、71は地区内集中管理センタ、72は
集中ホール管理用コンピュータ、73はカード発売会社、
74は総合集中管理コンピュータ、70はホール用管理コン
ピュータ、5はカード玉貸機、7はカード販売機であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機による遊技媒体を用いた遊技を行な
    うために使用される有価価値を特定可能な情報が記録さ
    れ、未使用段階の前記有価価値がそれぞれ異なった複数
    種類の記録媒体と、 該記録媒体の記録情報を読取る記録媒体読取手段と、 該記録媒体読取手段により読取られた情報に基づいて、
    当該記録媒体の記録情報が適正なものであるか否かを判
    定するための適否判定手段とを含み、 該適否判定手段は、前記記録媒体の記録情報により特定
    される未使用段階の前記有価価値が所定の大きさ以上の
    場合は所定の大きさ未満の場合に比べてより綿密な適否
    判定を行なう判定レベル可変型適否判定手段、 を含むことを特徴とする、遊技用管理設備装置。
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