JP2002172259A - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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JP2002172259A
JP2002172259A JP2000372756A JP2000372756A JP2002172259A JP 2002172259 A JP2002172259 A JP 2002172259A JP 2000372756 A JP2000372756 A JP 2000372756A JP 2000372756 A JP2000372756 A JP 2000372756A JP 2002172259 A JP2002172259 A JP 2002172259A
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Japan
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prepaid card
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JP2000372756A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Mitsuo Abe
三男 阿部
Minoru Kumatoriya
稔 熊取谷
Keijiro Arauchi
慶二郎 荒内
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NIPPON ADVANCED CARD SYSTEM KK
Cosmo EC Co Ltd
Sankyo Co Ltd
Mamiya OP Co Ltd
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NIPPON ADVANCED CARD SYSTEM KK
Cosmo EC Co Ltd
Sankyo Co Ltd
Mamiya OP Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体処理装置に記録媒体を発行する機能
を設けるとともに、記録媒体処理装置の異常な使用状況
を抑制可能な態様で、当該記録媒体処理装置を通信不能
状態において使用可能にすることである。 【解決手段】 封入型プリペイドカードを発行可能なカ
ードユニットにおいて、封入型プリペイドカード23の
使用した貸出しによる消費金額データを累計し(S
4)、その累計値が予め定められた上限値を超過したか
否かを判定する判定する処理を行なう(S5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばカードユ
ニット等で代表される記録媒体処理装置に関し、詳しく
は、通信可能に構成され、記録媒体の記録情報により特
定される遊技用価値を使用して遊技機による遊技に使用
可能な遊技媒体を貸与するための貸与処理を行なう記録
媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技機に隣接
して設けられて通信可能に構成され、カード等の記録媒
体の記録情報により特定される遊技用価値を使用してパ
チンコ遊技機等の遊技機による遊技に使用可能な玉等の
遊技媒体を貸与(たとえば貸出)するための貸与処理を
行なう記録媒体処理装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の記
録媒体処理装置においては、遊技者が既に発行されてい
る記録媒体を所持している場合には、その記録媒体を記
録媒体処理装置に挿入して遊技媒体の貸与を受けること
ができるが、遊技者がその記録媒体を所持していない場
合あるいは所持していてもその記録媒体による遊技用価
値を使用し尽くした場合には、遊技者が遊技機を離れて
記録媒体発行装置のところまで出向いて記録媒体を発行
してもらわなければならなかった。
【0004】そこで、遊技者の購入代金としての貨幣を
受付ける貨幣受付部を記録媒体処理装置に設け、その貨
幣受付部により受付けられた貨幣の金額の範囲内におけ
る所定額に相当する遊技用価値を特定可能な情報が記録
された記録媒体を発行可能にするとともに、その記録媒
体の記録情報により特定される遊技用価値を使用して遊
技の貸与ができるようにすることにより、遊技者がわざ
わざ遊技機を離れて記録媒体発行装置のところまで出向
いて記録媒体を発行してもらう煩わしさを回避できるよ
うに構成することが考えられる。
【0005】このような記録媒体処理装置を用いる場
合、記録媒体処理装置の管理者側では、記録媒体処理装
置での記録媒体の使用に関連する売上等を管理するため
に、情報の通信が可能となるように各記録媒体処理装置
を構成する必要が生じることがある。その場合、管理の
厳格さを期すためには、記録媒体処理装置が通信不能情
報になったときは直ちに記録媒体処理装置を不能動状態
にすることが望ましい。
【0006】一方、遊技場の営業面では、記録媒体処理
装置が通信不能状態になった場合であっても、装置の記
録媒体処理機能に問題がなければそのまま動作させる方
が有利である。
【0007】しかし、通信不能状態になったままの記録
媒体処理装置を無制限に動作可能とすると、記録媒体処
理装置を外部から管理できないため、記録媒体処理装置
において不正行為および故障等に起因して生じる装置の
異常な使用状況を抑制することが難しい等、遊技場側に
不利益が生じやすいという問題がある。
【0008】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、記録媒体処理装置に記録媒体を
発行する機能を設けるとともに、記録媒体処理装置の異
常な使用状況を抑制可能な態様で、当該記録媒体処理装
置を通信不能状態において使用可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 通信可能に構成され、記録媒体(カード)の記
録情報により特定される遊技用価値を使用し(引落と
し)て遊技機(パチンコ遊技機2)による遊技に使用可
能な遊技媒体(たとえば玉)を貸与(たとえば貸出し)
するための貸与処理を行なう記録媒体処理装置(カード
ユニット3)であって、遊技者の購入代金としての貨幣
を受付ける貨幣受付部(紙幣投入口6)と、該貨幣受付
部により受付けられた貨幣の真偽を識別する貨幣識別手
段(紙幣識別装置32)と、該貨幣識別手段により識別
された貨幣の金額の範囲内における所定額に相当する遊
技用価値(カード残高)を特定可能な情報が記録された
記録媒体(封入型プリペイドカード23)の発行処理を
行なう記録媒体発行手段(封入型プリペイドカードリー
ダライタ装置34)と、該記録媒体発行手段により発行
された前記記録媒体の記録情報により特定される遊技用
価値を使用して前記貸与処理を行なう記録媒体処理手段
(封入型プリペイドカードリーダライタ装置34,主制
御装置33)と、当該記録媒体処理装置において前記記
録媒体の記録情報により特定される遊技用価値から前記
貸与処理に供された遊技用価値を累計する累計手段(図
5のS4および当該S4で更新される消費金額累計値デ
ータを記憶する制御部350のRAM)と、該累計手段
により累計された遊技用価値の累計値が予め定められた
上限値と所定の相関関係になっているか否かを判定する
判定手段(図5のS5)とを含む。
【0010】このような構成によれば、貨幣が受付けら
れた場合に、記録媒体発行機能を利用して記録媒体を発
行してもらってその記録媒体により遊技を行なうことが
可能となる。これにより、遊技者が遊技に使用可能な記
録媒体の購入および遊技媒体の貸与のために遊技機およ
び記録媒体処理装置の前から離れることを防ぎ、その結
果として、遊技機および記録媒体処理装置の稼働率を向
上させることができる。しかも、当該記録媒体処理装置
において記録媒体の記録情報により特定される遊技用価
値から貸与処理に供された遊技用価値が累計され、その
累計値が予め定められた上限値と所定の相関関係になっ
ているか否かが判定されるため、その判定に基づいて記
録媒体処理装置における記録媒体の使用状況を装置自体
で監視できるため、記録媒体処理装置の異常な使用状況
を抑制可能な態様で、記録媒体処理装置を通信不能状態
において使用することができる。
【0011】(2) 前記判定手段により前記累計値が
前記上限値と前記所定の相関関係になっていると判定さ
れた場合に、前記記録媒体の発行処理を不能動化する発
行不能動化手段(図5のS6)をさらに含む。
【0012】このような構成によれば、記録媒体処理装
置において使用された遊技用価値の累計値が上限値と所
定の相関関係になっていると判定された場合に、記録媒
体の発行処理が不能動化されることにより、それ以上記
録媒体の発行ができなくなるので、記録媒体処理装置の
異常な使用状況の進行を阻止することができる。
【0013】(3) 前記判定手段により前記累計値が
前記上限値と前記所定の相関関係になっていると判定さ
れた場合に、その旨を報知する報知手段(図2等の紙幣
利用可ランプ13,図5のS7)をさらに含む。
【0014】このような構成によれば、記録媒体処理装
置において使用された遊技用価値の累計値が上限値と所
定の相関関係になっていると判定された場合に、その旨
が報知されるため、そのような状態にあることを遊技場
側および遊技者側が容易に把握することができる。
【0015】(4) 遊技に使用可能な遊技用価値(カ
ード残高)を特定可能な情報が記録された記録媒体であ
って既に遊技者に発行されている既発行記録媒体(既発
行プリペイドカード21)の記録情報を読取り、該記録
情報により特定される遊技用価値を使用して前記貸与処
理を行なう既発行記録媒体処理手段(既発行プリペイド
カードリーダライタ装置35,主制御装置33)をさら
に含み、前記記録媒体発行手段により発行される前記記
録媒体は、遊技者に一旦発行された後遊技者の手に渡る
ことなく取込まれる記録媒体であって、取込まれた後該
記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値(カード
残高)を使用して前記遊技媒体の貸与が可能となる封入
型記録媒体(封入型プリペイドカード23)であり、前
記記録媒体発行手段は、前記貨幣識別手段により前記貨
幣が識別されたことに応じて前記封入型記録媒体の発行
処理を行ない(図3,図5の説明参照)。
【0016】前記記録媒体処理手段は、発行された前記
封入型記録媒体の記録情報により特定される遊技用価値
を使用して前記貸与処理を遊技者の操作を経ずに行なう
(図3,図5の説明参照)。
【0017】このような構成によれば、既に遊技者に発
行されている既発行記録媒体と記録媒体処理装置で発行
される封入型記録媒体との両方が遊技媒体の貸与のため
に使用可能であるため、遊技者の利便性を向上させるこ
とができる。さらに、封入型記録媒体については、貨幣
が識別されたことに応じて封入型記録媒体が発行され、
その封入型記録媒体により特定される遊技用価値を使用
して貸与処理が遊技者の操作を経ずに行なわれるため、
貨幣の受付け、貨幣の識別、遊技用の記録媒体の発行、
および、遊技媒体の貸与が連動する。これにより、遊技
者が遊技に使用可能な記録媒体の購入および遊技媒体の
貸与のために記録媒体処理装置の前から離れることを防
ぎ、その結果として、記録媒体処理装置の稼動率を向上
させることができる。さらに、一旦発行された記録媒体
が遊技者の手に渡ることなく取込まれるので、記録媒体
に不正な情報を記録する不正行為を行ないにくくするこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施の形態においては、
通信可能に構成され、記録媒体の記録情報により特定さ
れる遊技用価値を使用して遊技機による遊技に使用可能
な遊技媒体を貸与するための貸与処理を行なう記録媒体
処理装置が用いられる遊技機の一例としてパチンコ遊技
機を取り上げて説明するが、当該遊技機としてはたとえ
ばコイン遊技機やスロットマシン等のその他の遊技機で
あってもよい。つまり、本発明は、通信可能に構成さ
れ、記録媒体の記録情報により特定される遊技用価値を
使用して遊技機による遊技に使用可能な遊技媒体を貸与
するための貸与処理を行なう記録媒体処理装置であれ
ば、どのような記録媒体処理装置にも適用可能である。
【0019】図1は、遊技機設置島に設置された遊技機
の一例としてのパチンコ遊技機2と記録媒体処理装置お
よび遊技用装置の一例としてのカードユニット3を示す
正面図である。遊技場においてパチンコ遊技機2が背中
合わせに(裏面側が向かい合う態様で)複数台並んで設
けられた遊技機設置島200aが設置されている。各パ
チンコ遊技機2の左隣には、1台のパチンコ遊技機2に
対して1対1の対応で、カードユニット3が付設されて
いる。
【0020】また、遊技機設置島200aにおいては、
一端部に、遊技機設置島200aにおける紙幣の搬送制
御等の遊技機設置島200aに関する各種の制御を行な
う島端制御装置および紙幣の回収ボックス等の機器が設
けられた島端制御ボックス201が設けられている。ま
た、遊技機設置島200aの他端部には、プリペイドカ
ード発行装置(図示せず)が設置されており、遊技者が
プリペイドカードを購入するべく紙幣をそのプリペイド
カード発行装置に投入して所定の操作を行なえば、磁気
カード等から成る既発行プリペイドカード21が排出さ
れて遊技者に発行される。
【0021】この既発行プリペイドカード21には、遊
技者の投入代金の対価としてのカード残高データとセキ
ュリティを保つためのセキュリティデータとその既発行
プリペイドカード21を識別するためのカード番号等が
記録されている。
【0022】この既発行プリペイドカード21を遊技者
がカードユニット3の既発行プリペイドカード挿入口4
に挿入すれば、カードユニット3内に設けられている既
発行プリペイドカードリーダライタ(図示せず)によっ
て挿入された既発行プリペイドカード21の記録情報が
読取られる。そして、玉貸スイッチ80が押圧操作され
ると読取られたデータに含まれているカード残高の一部
が引落されてパチンコ遊技機2の上皿5に引落しカード
残高に相当する貸玉が払出される。このカードユニット
3とパチンコ遊技機2とは、配線接続されており、両者
データのやり取りができるように構成されている。そし
て、既発行プリペイドカード21が挿入されてそのカー
ド残高の一部を引落して遊技に使用する場合には、カー
ドユニット3から玉貸指令信号がパチンコ遊技機2に送
信され、パチンコ遊技機2は、それに従って所定数の貸
玉を上皿5に払出す。そして、遊技者は、上皿5に払出
された貸玉を遊技領域に弾発発射して遊技が可能とな
る。既発行プリペイドカード21を返却する場合は、返
却スイッチ81を押圧操作すると返却される。また、既
発行プリペイドカード21のカード残高が0になった場
合にも自動的に返却される。
【0023】上皿5には、挿入された既発行プリペイド
カード21に記録されているカード残高および後述する
封入型プリペイドカード23に記録されているカード残
高を表示するカード残高表示器8が設けられている。
【0024】一方、遊技者が、カードユニット3に設け
られている紙幣投入口6に紙幣(たとえば1000円紙
幣)を投入することにより、封入型記録媒体の一例の封
入型プリペイドカード23が遊技者に発行される。カー
ドユニット3内には、磁気カード等からなる封入型プリ
ペイドカード23が1枚セットされており、紙幣を紙幣
投入口6から投入することにより、投入紙幣の金額に相
当するカード残高が記録された封入型プリペイドカード
23が封入型プリペイドカード発行口22から一部外に
排出される(図2(b)参照)。言い換えると、遊技者
の購入代金としての貨幣の金額に相当する遊技用価値
(カード残高)の大きさを特定可能な情報が記録された
記録媒体(封入型プリペイドカード23)が発行される
のである。この封入型プリペイドカード23は、プリペ
イドカード発行会社が遊技場に搬入し、遊技場において
各カードユニット3内に1枚ずつセットされる。
【0025】封入型プリペイドカード23の発行が紙幣
の投入によって行なわれるために、1回の発行に伴なっ
て比較的高額(たとえば1000円)の金額が消費され
ることとなり、遊技場の売上げが向上する利点がある。
また、封入型記録媒体(封入型プリペイドカード)が1
回発行されれば、遊技者は少なくともその発行された封
入型記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値を使
い切るまでは遊技を行なうために、遊技場での遊技機の
稼動率が向上する。
【0026】さらに、封入型記録媒体が発行された後取
込まれて遊技に使用される処理の繰返し回数に上限があ
るにしても、1回の処理で比較的高額の封入型記録媒体
が発行されるために、上限に達するまでに遊技使用され
る遊技用価値の総額を大きなものにすることができる。
【0027】カードユニット3内には、封入型プリペイ
ドカードリーダライタ装置34(図3参照)が備えられ
ており、その封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34内に1枚の封入型プリペイドカード23がセットさ
れて常時保持された状態となっている。そして、前述し
たように遊技者が紙幣を紙幣投入口6に投入することに
より、その投入金額に相当するカード残高が封入型プリ
ペイドカードリーダライタ装置34によって封入型プリ
ペイドカード23に書込まれて、封入型プリペイドカー
ド発行口22から一部突出させることにより封入型プリ
ペイドカード23を発行する。
【0028】封入型プリペイドカード発行口22は、透
明な樹脂からなるカバー24で覆われており、遊技者が
封入型プリペイドカード23を引抜くことができないよ
うに構成されている。
【0029】封入型プリペイドカード23は一部封入型
プリペイドカード発行口22から突出することにより遊
技者側に発行されるが、遊技者の手に渡ることなくすぐ
に内部に取込まれる。取込まれた封入型プリペイドカー
ド23は、封入型プリペイドカードリーダライタ装置3
4によってそのカード残高が読取られ、そのカード残高
の全てが引落されてその引落し金額に相当する個数の貸
玉がパチンコ遊技機2から上皿5内に払出される。
【0030】この封入型プリペイドカードのカード残高
を用いた貸玉の払出の際にも、前述した既発行プリペイ
ドカード21の場合と同様に、カードユニット3側から
パチンコ遊技機2側へ貸出指令信号が送信され、その貸
出指令信号に従ってパチンコ遊技機2に設けられている
玉払出制御手段が玉払出装置を作動させて所定個数の貸
玉を上皿5に払出す。なお、本実施の形態では、封入型
プリペイドカード23のカード残高が全額一括引落され
るものを示したが、カード残高が一部のみ引落されるよ
うにしてもよい。図中、7は封入型プリペイドカード確
認窓であり、30は表示プレートであり、後に詳述す
る。
【0031】図2(a)はカードユニット3の一部拡大
正面図であり、図2(b)は、図2(a)に示している
A−A断面図である。
【0032】カードユニット3の最も上部には、周波数
識別シール9が貼着されている。この周波数識別シール
9は、たとえば、カードユニット3を管理するカードユ
ニット管理装置400(図4参照)、および、遊技場の
管理コンピュータであるホール用管理コンピュータ等
と、当該カードユニット3とが赤外線通信による無線通
信を行なう場合の通信周波数を表示するためのものであ
る。カードユニット3は、複数種類の通信周波数を選択
設定することができ、当該カードユニット3がどの通信
周波数に設定されているかをこの周波数識別シール9の
色を確認することにより認識することができる。
【0033】周波数識別シール9の下方には、カード利
用可ランプ10が設けられている。このカード利用可ラ
ンプ10はカードユニット30の動作状況を報知するた
めのものであり、当該カードユニット3が正常に動作し
ている場合にはこのカード利用可ランプ10が点灯して
その旨の表示が行なわれる。また、カードユニット30
内でなんらかのエラーが発生した場合、または、カード
ユニット3とパチンコ遊技機2との間で通信エラーが発
生した場合には、カード利用可ランプ10が点滅する。
図中、11と12とは、取っ手である。遊技機設置島に
は、ユニットホルダ(図示せず)が設けられており、こ
のユニットホルダに対しカードユニット3の背面側を押
しつけることによりカードユニット3を遊技機設置島に
設置することができる。また、ユニットホルダに対しカ
ードユニット3を引抜くことにより遊技機設置島からカ
ードユニット3を取外すことができる。このようなユニ
ットホルダに対するカードユニット3の取付、取外し
が、取っ手11,12を把持して行なわれる。
【0034】取っ手11の下方には、紙幣投入口6が設
けられている。この紙幣投入口にたとえば1000円紙
幣を投入することにより、紙幣識別装置32(図3参
照)が紙幣を取込んで適正な紙幣(真券)であるか否か
の判別が行なわれる。適正な紙幣である場合には、前述
したように、封入型プリペイドカード23の発行動作が
行なわれる。
【0035】紙幣投入口6の下方には、種々の表示を行
なうための表示プレート30が設けられている。この表
示プレート30の拡大図を参照して、表示プレート30
には、紙幣利用可ランプ13、金額選択ボタン14、金
額表示器15、端数表示ボタン16、封入型プリペイド
カード度数表示器17、玉表示器18、連結台方向表示
器19、カード挿入中ランプ20が設けられている。
【0036】紙幣利用可ランプ13は、封入型プリペイ
ドカード23を発行してもらうべく紙幣を紙幣投入口6
へ投入可能であることを点灯表示するためのものであ
る。このカードユニット3では、既発行プリペイドカー
ド21を挿入して遊技が行なわれている場合には、紙幣
を投入して封入型プリペイドカード23を発行すること
ができない。その場合には、紙幣利用可ランプ13が消
灯している。一方、紙幣を投入して封入型プリペイドカ
ード23が発行されてその封入型プリペイドカード23
のカード残高が0でない場合には、既発行プリペイドカ
ード21を挿入して遊技を行なうことができないように
構成されている。
【0037】金額選択ボタン14は、既発行プリペイド
カード21による1回の玉貸出に用いられるカード残高
の金額(玉貸出金額)を選択操作するためのものであ
る。この金額選択ボタン14を押圧操作する毎に、1回
の玉貸出に用いられるカード残高が切換えられる。金額
選択ボタン14により選択できる金額は、たとえば、1
00円、200円、300円、400円、500円とい
うように複数種類設定されており、金額選択ボタン14
の操作によりいずれかの金額を選択決定することができ
る。このため、遊技者は、自由に玉貸出金額を選択する
ことができる。
【0038】金額選択ボタン14の操作と玉貸出金額の
選択との関係は次の通りである。たとえば、玉貸出金額
には、初期値(デフォルト値)が定められており、金額
選択ボタン14が1回押圧操作されるごとに、玉貸出金
額が100円、200円、300円、400円、500
円の順に切換えられ、500円の選択状態からさらに1
回操作が行なわれると、玉貸出金額が再度100円に戻
って引続き同様の順序で切換えられる。つまり、金額選
択ボタン14が操作されるごとに複数種類の玉貸出金額
がローテーションする。
【0039】玉貸出金額の初期値は、複数種類の金額の
うちから選択された1つの金額が設定される。玉貸出金
額には、前述した複数種類の選択可能な玉貸出金額のう
ちの1つが初期値として予め定められている。この初期
値の設定は、金額初期値設定器により複数種類の玉貸出
金額のうちから1つの玉貸出金額が設定される。玉貸出
金額の初期値は、たとえば、遊技者が玉貸出金額として
選択する確率が最も高いと認められる金額(たとえば、
前述した金額例の場合には500円等)に設定するのが
望ましく、そのような設定を行なえば、遊技者が玉貸出
金額の変更をする操作をする手間を省くことが可能とな
るので、遊技者にとって便利なものとなる。
【0040】金額選択ボタン14の操作に応じて選択さ
れた玉貸出金額は、金額表示器15により表示される。
そして、金額選択ボタン14を操作してたとえば500
円の玉貸出金額が選択されている状態で、既発行プリペ
イドカード21が挿入され、かつ、パチンコ遊技機2に
設けられた玉貸スイッチ80が操作された場合には、そ
の既発行プリペイドカード21に記録されているカード
残高から500円分が引落されて500円分の貸玉がパ
チンコ遊技機2から払出される。
【0041】また、既発行プリペイドカード21が既発
行プリペイドカード挿入口4から排出されて遊技者によ
り既発行プリペイドカード挿入口4から抜取られた場合
のように、既発行プリペイドカード21の使用が終了し
た時から新たな既発行プリペイドカード21が使用され
ずに所定時間(たとえば1分間)経過した場合には、1
回の玉貸出し(玉貸し)に用いられる玉貸出金額が前述
した初期値に戻されて、その初期値が金額表示器15に
表示される。
【0042】端数表示ボタン16を押圧操作することに
より、当該カードユニット3を識別するためのID番号
等のようなカードユニット設定状態や、前回の直前の貸
出状況を特定する表示が行なわれる。
【0043】封入型プリペイドカード度数表示器17
は、一旦発行された封入型プリペイドカード23の現時
点におけるカード残高が表示される。なお、この封入型
プリペイドカード度数表示器17は、エラーコードの表
示にも兼用されている。たとえば、当該カードユニット
3に発生した種々の異常状態やカードユニット3とそれ
に対応したパチンコ遊技機2との間での通信異常等、異
常原因ごとにコード表示する。
【0044】玉表示器18は、当該カードユニット3
が、パチンコ玉を貸出すためのものであるかメダルを貸
出すためのものであるかを選択的に点灯表示するもので
ある。カードユニット3の中には、パチンコ玉の貸出で
はなくてスロットマシン等のメダル(コイン)の貸出を
行なうためのものもあり、それとの区別が玉表示器18
の点灯表示により認識できるように構成されている。
【0045】連結台方向表示器19は、当該カードユニ
ット3がどちらのパチンコ遊技機2に配線接続されてい
るかを点灯表示するためのものである。カード挿入中ラ
ンプ20は、既発行プリペイドカード21が既発行プリ
ペイドカード挿入口4に挿入されていることを点灯表示
するためのものである。
【0046】図中7は、封入型プリペイドカード確認窓
であり、封入型プリペイドカード23の発行部である旨
を示す「封入型プリペイドカード確認窓」の文字が封入
型プリペイドカード確認窓7の下方前面部分に付されて
いる。この封入型プリペイドカード確認窓7のA−A断
面が図2(b)に示されている。カードユニット3の前
面に設けられた封入型プリペイドカード発行口22の前
面側に、透明樹脂で構成されたカバー24が設けられて
いる。そして、遊技者が、前記紙幣投入口6に正規の紙
幣を投入すれば、その紙幣の金額に相当するカード残高
(度数)が記録された封入型プリペイドカード23の一
部がカード発行口22から突出した状態となり、これに
より、封入型プリペイドカード23が遊技者に発行され
た状態となる。この発行状態では、遊技者は、カバー2
4を通して封入型プリペイドカード23の突出部分を視
認することができるが、カバー24があるために、封入
型プリペイドカード23を遊技者が引抜くことはできな
い。その結果、封入型プリペイドカード23を一旦発行
して再度取込んで玉貸を行なう動作を繰返し行なうこと
ができ、遊技場におけるランニングコストを極力抑える
ことができる。
【0047】このように、封入型プリペイドカード23
の発行は、封入型プリペイドカード発行口22の前面よ
りも前方に封入型プリペイドカードが一部突出すること
により行なわれる。なお、カードユニット3の前面部分
に窪みを設け、その窪み内に封入型プリペイドカード発
行口22を形成してもよく、その場合には、窪んだ底面
部分が封入型プリペイドカード発行口22の前面となる
ために、その窪んだ底面から封入型プリペイドカード2
3の一部が突出することにより封入型プリペイドカード
23の発行が行なわれることとなる。すなわち、本発明
でいう「封入型記録媒体発行部の前面」とは、カードユ
ニット3の前面に限らず、封入型記録媒体発行部が窪ん
でいる場合にはその窪んだ底面をも含む概念である。
【0048】既発行プリペイドカード21が既発行プリ
ペイドカード挿入口4に挿入されて遊技に使用され、遊
技者が遊技終了操作としての返却スイッチ81の押圧操
作を行なえば、減額更新されたカード残高が記録された
既発行プリペイドカード21が既発行プリペイドカード
挿入口4から排出(返却)される。なお、カード残高を
すべて使用尽くしたゼロカードも、カード挿入口4から
排出(返却)される。このような場合、既発行プリペイ
ドカード挿入口4においては、既発行プリペイドカード
21は遊技者による抜取り可能な態様で保持された状態
で排出される。遊技者は、このような状態で排出された
既発行プリペイドカード21を抜取ることにより、排出
された既発行プリペイドカード21を受取る。
【0049】この既発行プリペイドカード21は、従来
から一般的な大きさに構成されているが、封入型プリペ
イドカード23は、既発行プリペイドカード21よりも
小さい寸法のカードで構成されている。
【0050】図3は、カードユニット3の内部を示す側
面から見た図である。カードユニット3の下方部分に
は、既発行プリペイドカードリーダライタ装置35が設
けられており、この既発行プリペイドカードリーダライ
タ装置35内に、既発行プリペイドカードリーダライタ
とそれを制御する制御用のマイクロコンピュータ等が搭
載された制御基板とが設けられている。
【0051】また、図示を省略しているが、既発行プリ
ペイドカードリーダライタ装置35におけるカードの入
口側には、たとえば、カードの返却等の場合に、既発行
プリペイドカード挿入口4近傍に位置しているカードを
検出する入口カード検出スイッチ341(図4参照)が
設けられている。
【0052】既発行プリペイドカードリーダライタ装置
35の上方位置には、封入型プリペイドカードリーダラ
イタ装置34が設けられている。この封入型プリペイド
カードリーダライタ装置34により、封入型プリペイド
カード23の記録部の情報が消去されたり新たに書込ま
れたりする。
【0053】封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34の上方位置には、主制御装置33が設けられてい
る。この主制御装置33内には、カードユニット3の全
体を統括的に制御するための制御用のマイクロコンピュ
ータよりなる制御部330(図4参照)等が搭載された
制御用基板が設けられている。
【0054】主制御装置33の上方位置には、紙幣識別
装置32が設けられており、紙幣投入口6から投入され
た紙幣がこの紙幣識別装置32により識別されてその真
偽が判定される。この紙幣識別装置32内には、投入さ
れた紙幣をモータにより駆動されるローラーによって搬
送する搬送部321、その搬送部によって搬送される紙
幣の真偽を光学的に識別する識別部322、および、搬
送部321と識別部322とを制御するための制御用の
マイクロコンピュータよりなる制御部320(図4参
照)等が搭載された制御用基板が設けられている。
【0055】また、主制御装置33の側部には、紙幣識
別装置32における紙幣受付禁止状態か紙幣識別装置3
2における紙幣受付許容状態かのどちらかを選択するた
めのトグルスイッチよりなる紙幣使用制御スイッチ39
が設けられている。
【0056】図示を省略しているが、紙幣識別装置32
の入口側には、紙幣識別装置32の外部から内部に搬入
される紙幣を検出する入口紙幣検出器301(図4参
照)が設けられており、紙幣識別装置32の出口側に
は、紙幣識別装置32内部から外部に搬出される紙幣を
検出する出口紙幣検出器302(図4参照)が設けられ
ている。
【0057】紙幣識別装置32の上方には、通信中継装
置31が設けられている。この通信中継装置31を介し
て遊技場に設置されたターミナルボックスとの通信が行
なわれる。
【0058】カードユニット3の一番下方部分には、ジ
ャンクションボックス36が設けられている。このジャ
ンクションボックス36には、当該カードユニット3の
ID情報、すなわち識別情報が記憶されている。
【0059】この図3に示すように、カードユニット3
の前面部分の形状は、封入型プリペイドカード発行口2
2のカバー24と既発行プリペイドカード挿入口4とが
設けられているカードユニット前面部分および紙幣投入
口6が設けられている部分が、それ以外のカードユニッ
ト前面部分(表示プレート30部分)に比べて前方に張
り出している。これにより、遊技者は、封入型プリペイ
ドカード発行部22と既発行プリペイドカード挿入口4
と紙幣投入口6とが設けられている部分とそれ以外の部
分とを容易に見分けることができる。
【0060】また、カードユニット3の後面(裏面)側
には、パチンコ遊技機2に設けられた払出制御部200
(貸玉の払出制御等を行なう制御部、図4参照)、カー
ドユニット管理装置400(図4参照)、遊技場に設け
られたホール用管理コンピュータ、および、後述するイ
ンタフェース装置等の外部機器との接続用のコネクタ等
の電子部品が設けられたリレー基板37が設けられてい
る。主制御装置33における制御部330(図4参照)
は、リレー基板37を介して前述したような外部機器と
通信可能に接続される。
【0061】遊技機設置島200aにおいて、裏面側が
対向配置された2列のパチンコ遊技機およびカードユニ
ット3の列間の空間には、紙幣搬送装置の搬送路が設け
られている。カードユニット3により受付けられた紙幣
は、処理が行なわれた後、カードユニット3の裏面側か
ら搬送路上に排出され、遊技機設置島200aの端部に
設けられた回収ボックスまで搬送されて回収される。
【0062】次に、図3を参照して、前述した各種機器
等の制御動作を説明する。ジャンクションボックス36
は、カードユニット3内部へのDC電源供給および遊技
場内の設置位置を示す前述したID情報(識別番号)を
設定する機能を有する。この設定されたID情報である
識別番号が、カードの使用に伴う使用価値(売上)を特
定する情報とともに、後述するカードユニット管理装置
400や遊技場のホール用管理コンピュータへ伝送され
る。カードユニット管理装置400では、カードユニッ
トの識別番号毎に売上情報等を分類集計し、集計情報を
後述するユニット管理センタ500に送信することによ
り、プリペイドカード発行会社の経営管理に役立つこと
ができるように構成されている。ホール用管理コンピュ
ータでは、カードユニットの識別番号毎に売上情報等を
分類集計して出力し、遊技場の経営管理に役立つことが
できるように構成されている。
【0063】既発行プリペイドカードリーダライタ装置
35は、既発行プリペイドカード挿入口4に挿入された
既発行プリペイドカード21を取込み、その既発行プリ
ペイドカード21に記録されている情報を読取って真偽
判別をするとともに、読取情報に含まれているカード残
高を主制御装置33へ伝送する。主制御装置33は、受
信したカード残高情報に基づいてそのカード残高を表示
するための制御を行なう。具体的には、パチンコ遊技機
の上皿等に設けられている残高表示器にカード残高をデ
ジタル表示するための表示制御信号を出力する。
【0064】さらに、主制御装置33は、パチンコ遊技
機の玉払出制御用マイクロコンピュータに貸出指令信号
を出力し、所定の1単位金額(たとえば100円)に相
当する数の貸玉を払出すための指令信号を出力する。こ
の1単位金額の貸出動作を複数回繰返して行なうことに
より、所定金額相当の貸出を実行する。そして、貸出さ
れた玉に相当する金額の価値を減算するための減算指令
信号を既発行プリペイドカードリーダライタ装置35へ
出力する。既発行プリペイドカードリーダライタ装置3
5は、その出力されてきた指令信号に従って挿入されて
いる既発行プリペイドカード21のカード残高を減額更
新してその減額された後のカード残高を既発行プリペイ
ドカードに書込む。そして、遊技が終了すれば、既発行
プリペイドカード21を既発行プリペイドカード挿入口
4から排出する処理を行なう。
【0065】千円紙幣が紙幣投入口6から投入されれ
ば、紙幣識別装置32がその真偽を識別し、正しい紙幣
であると識別された場合には、その旨の信号を主制御装
置33へ伝送する。主制御装置33は、封入型プリペイ
ドカードリーダライタ装置34に制御信号を送る。封入
型プリペイドカードリーダライタ装置34は、その制御
信号を受けて、封入されている封入型プリペイドカード
23に、千円分の残高情報を記録して封入型プリペイド
カード発行口22から封入型プリペイドカード23を一
部突出させて発行する。その後次に封入型プリペイドカ
ードリーダライタ装置34は、封入型プリペイドカード
23を取込み、その取込んだ封入型プリペイドカード2
3に記録されている情報を読取り、その読取情報に含ま
れているカード残高(1000円)を主制御装置33へ
伝送する。
【0066】主制御装置33は、その伝送されてきた情
報に従って、封入型プリペイドカード度数表示器17と
前述したカード残高表示器8とに伝送されてきたカード
残高(1000円)の大きさを表示するための表示制御
を行なう。具体的には、伝送されてきた封入型プリペイ
ドカードのカード残高(1000円)をデジタル表示す
るための表示制御信号を封入型プリペイドカード度数表
示器17とカード残高表示器8とに出力する。封入型プ
リペイドカード度数表示器17とカード残高表示器8と
は、その出力された表示制御信号に従ってカード残高
(1000円)の大きさをデジタル表示する。
【0067】さらに、主制御装置33は、パチンコ遊技
機の玉払出制御用マイクロコンピュータに対し、前述し
た1単位(たとえば100円分)の玉貸指令信号を出力
し、1単位の玉貸動作を行なわせる。この1単位の玉貸
動作を複数回(本実施の形態では10回)を行なうこと
により、千円額分の玉貸動作を行なう。
【0068】千円額分の玉貸動作が終了した段階で、主
制御装置33は、千円額分の減額更新制御信号を封入型
プリペイドカードリーダライタ装置34に出力する。封
入型プリペイドカードリーダライタ装置34は、それを
受けて、封入されている封入型プリペイドカード23の
カード残高情報を0に書替える。
【0069】一方、主制御装置33では、前述した減額
更新制御信号を出力すると同時に、封入型プリペイドカ
ード度数表示器17とカード残高表示器8との度数表示
を0にするための表示制御信号を封入型プリペイドカー
ド度数表示器17とカード残高表示器8とに出力する。
封入型プリペイドカード度数表示器17とカード残高表
示器8とでは、その制御信号に従ってカード残高の表示
を「0」にする。さらに、カードユニット3に何らかの
異常が発生した場合には、主制御装置33は、その異常
原因を示すエラーコードを前記封入型プリペイドカード
度数表示器17またはカード残高表示器8に表示させる
制御を行なう。その結果、封入型プリペイドカード度数
表示器17またはカード残高表示器8は、異常原因を表
わすエラーコードを表示する。
【0070】具体的には、封入型プリペイドカード度数
表示器17は、遊技媒体の貸出中は封入型プリペイドカ
ード23のカード残高(残度数)を点滅表示し、エラー
発生時はカード残高(残度数)の点灯表示とエラーコー
ド(エラー原因を表わすコード)を交互に時間差表示す
る。なお、紙幣投入の待機中にエラーが発生した場合に
は、エラーコードのみ表示する。封入型プリペイドカー
ド度数表示器17が表示するエラーコードとしては、封
入型プリペイドカード23の詰まりや読取りエラー等の
封入型プリペイドカード23に関連するエラー,紙幣詰
まり等の紙幣識別装置32に関連するエラー,封入型プ
リペイドカード関連部品のエラー等の封入型プリペイド
カード23の処理に関連する予め定められたエラー(以
下、封入型プリペイドカード処理関連エラーという)を
示すコードがある。
【0071】一方、カード残高表示器8が表示するエラ
ーコードとしては、既発行プリペイドカードリーダライ
タ装置35のハードウエア的な故障やカードユニット3
の各種機器内での通信エラー等のカードユニット30側
エラー,既発行プリペイドカード21の詰まりや異常な
既発行プリペイドカード21の挿入エラー等の既発行プ
リペイドカード関連エラー,カードユニット3とパチン
コ遊技機2との通信エラー等の接続ケーブルに関連する
エラー,玉の貸出中のパチンコ遊技機側で玉切れ等によ
る貸出拒否状況が発生した場合等のパチンコ遊技機側の
エラー等の既発行プリペイドカード21の処理に関連す
る予め定められたエラー(既発行プリペイドカード処理
関連エラーという)を示すコードがある。
【0072】このように、エラー原因によって封入型プ
リペイドカード度数表示器17でエラーコード表示を行
なう場合とカード残高表示器8でエラーコード表示を行
なう場合とに分けられており、同一エラー原因を両者で
共にエラーコード表示することはない。
【0073】このように、主制御装置33は、封入型プ
リペイドカード度数表示器17に封入型プリペイドカー
ド23の残高を表示させる制御を行なうが、それに加え
て、前述したパチンコ遊技機2の上皿5に設けられたカ
ード残高表示器8にも表示制御信号を伝送して封入型プ
リペイドカードの残高を表示させる制御を行なう。な
お、カード残高表示器8は、主制御装置33の制御によ
って、既発行プリペイドカード21のカード残高も表示
する兼用表示器であるが、封入型プリペイドカード専用
表示器と既発行プリペイドカード専用表示器とをそれぞ
れ設けてもよい。また、設ける場合は、上皿5に限ら
ず、他の箇所でもよく、たとえば幕板等でもよく、さら
にはトラブルランプと同じ所に設けてもよい。さらに
は、前記封入型プリペイドカード23の残高表示は、封
入型プリペイドカード度数表示器17または前記カード
残高表示器8のいずれか一方のみに表示するようにして
もよい。
【0074】なお、主制御装置33は、紙幣利用可ラン
プ13、カード利用可ランプ10、カード挿入中ランプ
20等を、前述したように表示動作させる制御も行な
う。
【0075】次に、カードユニット3の構成および遊技
場内外の管理システムの構成を説明する。図4は、カー
ドユニット3の構成および遊技場内外の管理システムの
構成を示すブロック図であり、一部の構成については図
示および説明を省略している。
【0076】遊技場100においては、場内に設けられ
た複数のカードユニット3を管理する管理用のコンピュ
ータよりなるカードユニット管理装置400が設けられ
ている。遊技場100の外部には、カードユニット3が
設けられた複数の遊技場100におけるすべてのカード
ユニット3を統括的に管理する機関であるユニット管理
センタ500が設けられている。このユニット管理セン
タ500においては、複数の遊技場100におけるすべ
てのカードユニット3を統括的に管理するコンピュータ
を含む中央管理装置501が設けられている。この中央
管理装置501は、通信回線を介して各遊技場100の
カードユニット管理装置400と通信可能に接続されて
おり、各カードユニット管理装置400と通信を行なう
ことにより、各遊技場100におけるすべてのカードユ
ニット3を統括的に管理する。
【0077】カードユニット3の主制御装置33の制御
部330は、封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34の制御部340、既発行プリペイドカードリーダラ
イタ装置35の制御部350、および、紙幣識別装置3
2の制御部320のそれぞれと相互に通信可能に接続さ
れている。また、主制御装置33の制御部330は、パ
チンコ遊技機2に設けられ、玉の貸出しのための払出し
を行なうことが可能な制御用のマイクロコンピュータよ
りなる払出制御部200と相互通信可能な態様で接続さ
れている。
【0078】紙幣識別装置32の制御部320は、紙幣
識別装置32に設けられた紙幣搬送用の搬送部321を
駆動制御するための制御信号を搬送部321に与える。
搬送部321は、制御部320から受けた制御信号に応
じて駆動制御され、投入された紙幣を搬送する動作を行
なう。紙幣識別装置32の制御部320は、紙幣識別装
置32に設けられた紙幣の識別部322に、識別動作を
制御する制御信号を与える。識別部322は、制御部3
20から受けた制御信号に応じて紙幣の識別動作を行
い、その識別結果を示す情報を制御部320に与える。
【0079】主制御装置33の制御部330から紙幣識
別装置32の制御部320には、紙幣の受付禁止指令情
報および紙幣の受付禁止解除指令情報等の各種情報(信
号、データを含む情報)が与えられる。紙幣識別装置3
2の制御部320から主制御装置33の制御部330に
は、紙幣の識別結果を示す情報等の各種情報が与えられ
る。
【0080】主制御装置33の制御部330は、既発行
プリペイドカード21の利用が可能である場合にカード
利用可ランプ10に給電することにより当該ランプを点
灯状態に制御し、当該カードの利用が不可能である場合
(禁止されている場合)にカード利用可ランプ10への
給電を断つことにより、当該ランプを消灯状態に制御す
る。また、主制御装置33の制御部330は、紙幣の受
付けが可能である場合に紙幣利用可ランプ13に給電す
ることにより当該ランプを点灯状態に制御し、紙幣の受
付けが禁止されている場合に紙幣利用可ランプ13への
給電を断つことにより、当該ランプを消灯状態に制御す
る。
【0081】主制御装置33の制御部330は、前述し
た入口紙幣検出器301および前述した出口紙幣検出器
302のそれぞれから検出信号を受け、紙幣識別装置3
2の入口側および出口側における紙幣の存在の有無を認
識する。また、主制御装置33の制御部330は、受付
禁止時間設定器38からの受付禁止時間の設定情報を受
け、先の紙幣の受付け後、設定された受付禁止時間だけ
次の紙幣の受付けを不能化させる制御を行なって、次の
紙幣の受付けを禁止する。ここで、受付禁止時間設定器
38は、主制御装置33の制御部330が設けられた制
御基板上に設けられたディップスイッチよりなり、係員
の操作により、受付禁止時間を複数段階で切換え可能な
ものである。なお、受付禁止時間設定器38は、ディッ
プスイッチ以外の切換えスイッチ等のその他の設定手段
により構成されてもよく、また、制御部330が設けら
れた制御基板上に設けられず、カードユニットの内壁面
等のようなその他の位置に設けられてもよい。
【0082】受付禁止時間設定器38により設定される
受付禁止時間は、基本的に、挿入された紙幣が紙幣識別
装置32により真券であると識別された時からその紙幣
の金額に応じて発行された封入型プリペイドカード23
のカード残高に基づいて貸出されたすべての玉が玉発射
により消費されてしまうと考えられる時までの時間に相
当する時間以内の時間に設定される。つまり、受付禁止
時間は、受付禁止時間設定器38により複数段階で設定
されるが、複数段階のいずれの時間もそのように貸出さ
れたすべての玉が玉発射により消費されてしまうと考え
られる時までの時間に相当する時間以内にされている。
したがって、受付禁止タイマにより所定時間紙幣の受付
けが禁止されても、通常の遊技を行なう一般的な遊技者
にとっては、すべての玉が発射により消費されてしまう
頃には紙幣の受付禁止状態が解除されているため、受付
けの禁止が特に問題となることはなく、遊技者の紙幣使
用を阻害することはない。このため、一般的な遊技者の
不利益および遊技場の不利益は生じない。 このよう
に、紙幣が識別されてから所定期間が経過するまで次の
紙幣の受付けが禁止されることにより、過度に頻繁な紙
幣の使用が制限され、偽造紙幣を使用したプリペイドカ
ードの不正な発行および玉の不正な貸出しを行なう効率
が悪くなるため、偽造紙幣を用いた不正行為を行ないに
くくすることができる。また、受付禁止時間設定器38
により、紙幣の受付禁止時間を設定することが可能であ
るため、そのような受付禁止時間を遊技場側で任意に設
定することができる。その結果、遊技場側の運用の都合
に合った受付禁止時間を設定することができる。
【0083】また、紙幣受付禁止時間中には、紙幣利用
可ランプ13の消灯により紙幣を受付けない旨が報知さ
れる。このため、その紙幣受付禁止時間中に紙幣を受付
けないことを遊技者に容易に認識させることができ、紙
幣を受付けられないことによる遊技者の混乱を防止する
ことができる。
【0084】主制御装置33の制御部330は、紙幣に
よる入金を受けて封入型プリペイドカード23の発行を
指令する発行指令情報を封入型プリペイドカードリーダ
ライタ装置34の制御部340に与える。制御部330
では、発行指令情報を受けたことに応じて、封入型プリ
ペイドカードリーダライタ装置34により封入型プリペ
イドカード23を発行する制御を行ない、それに応じ
て、発行した旨を示す発行指令返答情報を主制御装置3
3の制御部330に与える。
【0085】制御部330では、発行指令返答情報を受
けたことに応じて、封入型プリペイドカードの発行金額
を示す発行金額データを既発行プリペイドカードリーダ
ライタ装置35の制御部350に転送する。そして、制
御部330では、封入型プリペイドカード度数表示器1
7に発行金額表示信号を与え、封入型プリペイドカード
度数表示器17に残高として、発行金額を表示する制御
を行なう。
【0086】制御部350には、制御用プログラムを格
納したROM(Read Only Memory)、その制御用プログ
ラムを実行して既発行プリペイドカードリーダライタ装
置35の動作制御を行なうCPU(Central Processing
Unit )、および、制御用プログラム実行に際して作業
領域等に用いられるRAM(Random Access Memory)等
を含むマイクロコンピュータが設けられている。発行金
額データの転送を受けた制御部350では、発行金額デ
ータをRAMの所定の記憶領域に累積記憶(累計)し、
その累積記憶した発行金額データを、後述する消費金額
データとともに、一定周期で、通信中継装置31を介し
て遊技場100に設置されたカードユニット管理装置4
00へ送信する。このような発行金額データは、制御部
350からホール用管理コンピュータにも同様に送信さ
れる。
【0087】主制御装置33の制御部330では、制御
部340からの返答情報を確認後、入金額に該当するパ
チンコ玉を貸出すための貸出指令信号をパチンコ遊技機
2における払出制御部200へ送信する制御を行なう。
貸出指令信号は、玉の貸出しを1払出単位ずつ指令する
信号であり、たとえば、1000円分の玉の貸出しを指
令する場合には、1払出単位の玉の貸出しを指令する貸
出指令信号が10回送られることとなる。払出制御部2
00では、貸出指令信号を受けて玉を貸出す制御を行な
い、1単位の玉の払出しを行なうごとに、貸出完了信号
を主制御装置33の制御部330に返信する。
【0088】主制御装置33の制御部330では、貸出
完了信号を受けるごとに封入型プリペイドカード度数表
示器17に表示されている残高を更新する制御を行な
う。また、受付けた紙幣の全額分の玉の貸出しが完了し
た場合には、主制御装置33の制御部330から封入型
プリペイドカードリーダライタ装置34の制御部340
に、封入型プリペイドカード23にカード残高として
「0」を書込むための減額更新制御信号としての残高0
記録指令情報が与えられる。制御部340では、残高0
記録指令情報を受けたことに応じて、封入型プリペイド
カード23のカード残高を「0」に書換える制御を行な
い、その書換えの終了後、カード残高を「0」に書換え
た旨を示す残高0記録指令返答情報を返信する。
【0089】このように、封入型プリペイドカード23
を用いる場合には、遊技者が紙幣を投入すると、封入型
プリペイドカード23が自動的に発行され、その後、遊
技者の操作によらずに、自動的に発行金額の全額分の玉
の貸出しが行なわれるのである。これにより、遊技者が
遊技に使用可能なカードの購入および玉貸しのためにパ
チンコ遊技機2およびカードユニット3の前から離れる
ことを防ぎ、その結果として、パチンコ遊技機2および
カードユニット3の稼働率を向上させることができる。
さらに、一旦発行された封入型プリペイドカード23が
遊技者の手に渡ることなく取込まれるので、封入型プリ
ペイドカード23に不正な情報を記録する不正行為を行
ないにくくすることができる。
【0090】そして、玉の貸出しの完了により封入型プ
リペイドカード23に残高として「0」が書込まれた場
合には、発行額のうち、玉の貸出しに消費された金額を
示す消費金額データが既発行プリペイドカードリーダラ
イタ装置35の制御部350に転送される。消費金額デ
ータの転送を受けた制御部350では、消費金額データ
をRAMの所定の記憶領域(前述した発行金額データの
記憶領域とは異なる領域)に累積記憶(累計)し、その
累積記憶した消費金額データを、前述した発行金額デー
タとともに、一定周期で通信中継装置31を介して遊技
場100に設置されたカードユニット管理装置400へ
送信する。また、このような消費金額データは、同様
に、制御部350からホール用管理コンピュータにも送
信される。
【0091】また、既発行プリペイドカード21のカー
ド残高に基づいて玉の貸出しが行なわれる場合には、パ
チンコ遊技機2に設けられた玉貸スイッチ80の玉貸操
作に応じて、玉貸スイッチ80から主制御装置33の制
御部330に玉貸操作信号が与えられる。そして、制御
部330では玉貸操作信号を受けたことに応じて、既発
行プリペイドカード21を用いる場合の選択された金額
分の払出しが行なわれるために、前述した貸出指令信号
を払出制御部200に送信する。そして、玉貸しの選択
金額分(たとえば、500円等)の払出しの完了を確認
した場合に、主制御装置33の制御部330から既発行
プリペイドカードリーダライタ装置35の制御部350
にカード残高の更新指令が与えられ、制御部350によ
り、既発行プリペイドカード21のカード残高を書換え
る制御が行なわれる。
【0092】そして、玉の貸出しが完了した場合には、
その玉貸しに消費された金額を示す消費金額データが制
御部330から既発行プリペイドカードリーダライタ装
置35の制御部350に転送される。そのような既発行
プリペイドカード21の消費金額データの転送を受けた
制御部350では、その消費金額データをRAMの所定
の記憶領域(前述した封入型プリペイドカード23の発
行金額データおよび消費金額データの記憶領域とは異な
る領域)に累積記憶(累計)し、その累積記憶した消費
金額データを、前述した封入型プリペイドカード23の
発行金額データおよび消費金額データとともに、一定周
期で通信中継装置31を介して遊技場100に設置され
たカードユニット管理装置400へ送信する。このよう
な消費金額データは、制御部350からホール用管理コ
ンピュータにも同様に送信される。
【0093】また、前述した封入型プリペイドカード処
理関連エラーが生じた場合には、制御部330の制御に
より、紙幣識別装置32、封入型プリペイドカードリー
ダライタ装置34、および、既発行プリペイドカードリ
ーダライタ装置35が不能動化(ただし、既発行プリペ
イドカードリーダライタ装置35については紙幣使用制
御スイッチ39の操作に応じて能動化可能)されるとと
もに、カード利用可ランプ10、封入型プリペイドカー
ド度数表示器17、および、紙幣利用可ランプ13を用
いてエラーが発生した旨を示す所定の報知が行なわれ
る。この報知の場合、カード利用可ランプ10は点滅さ
れる。また、封入型プリペイドカード度数表示器17で
は、発生したエラーの種類を示すエラーコードが表示さ
れる(玉の貸出中にエラーが発生した場合にはその時点
でのカード残高とエラーコードとが所定周期で交互に表
示される)。また、紙幣利用可ランプ13は消灯され
る。このような報知をする場合、制御部330により、
該当する表示器およびランプへの制御信号に基づいて、
該当する表示器およびランプが制御される。封入型プリ
ペイドカードリーダライタ装置34および既発行プリペ
イドカードリーダライタ装置35を不能動化する場合、
制御部330により、該当する装置を制御するための処
理が実行されなくされることにより、各装置が不能動化
される。
【0094】紙幣使用制御スイッチ39は、主制御装置
33の制御部330が設けられた制御基板上に設けら
れ、紙幣識別装置32の状態を紙幣受付許可状態と紙幣
受付禁止状態との2つの状態のいずれかに選択する操作
を行なうためのスイッチであり、その選択状態を示す操
作信号が主制御装置33の制御部330に与えられる。
その操作信号を受けた制御部330では、紙幣受付禁止
状態が選択されている場合には紙幣識別装置32の制御
部320に対し、紙幣の受付を禁止する紙幣受付禁止指
令情報を与える。そして、紙幣受付禁止指令情報に応じ
て、制御部320は、紙幣の受付けを禁止する制御を行
なう。このため、前述したようなエラー状態により紙幣
受付禁止状態が選択された場合、制御部330では、紙
幣識別装置32を紙幣の受付不可能な状態に制御する。
さらに、制御部330では、封入型プリペイドカード処
理関連エラー発生時に紙幣受付禁止状態が選択された場
合には、不能動化されていた既発行プリペイドカード2
1の処理を能動化する制御も行なう。また、制御部33
0では、紙幣受付許可状態が選択されている場合には紙
幣識別装置32を紙幣の受付可能な状態に制御する。
【0095】このように、封入型プリペイドカード23
の処理に関連する動作を行なう紙幣識別装置32および
封入型プリペイドカードリーダライタ装置34について
前述したようなエラーが生じ、そのエラーが解消できそ
うにない場合、制御部330では、前述したような係員
による紙幣使用制御スイッチ39の操作に応じて紙幣識
別装置32を紙幣の受付不可能な状態に制御することに
より封入型プリペイドカード23の使用ができないよう
に制御するとともに、既発行プリペイドカードリーダラ
イタ装置35による既発行プリペイドカード21の処理
を能動化させる。これにより、このような場合、カード
ユニット3では、封入型記録プリペイドカード23を使
用できないが、既発行プリペイドカード21の使用が可
能となる。
【0096】また、前述した既発行プリペイドカード処
理関連エラーが生じた場合には、紙幣識別装置32、封
入型プリペイドカードリーダライタ装置34、および、
既発行プリペイドカードリーダライタ装置35の不能動
化と、カード利用可ランプ10、貸出可能ランプ(上皿
5に設けられ、玉の貸出しが可能であることを示すため
のランプ)、および、カード残高表示器8によるエラー
が発生した旨を示す所定の報知と、玉貸スイッチ80の
操作無効化とが制御部330の制御により行なわれる。
この報知の場合、カード利用可ランプ10は点滅され
る。また、カード残高表示器8では、発生したエラーの
種類を示すエラーコードが表示される(玉の貸出中にエ
ラーが発生した場合にはその時点でのカード残高とエラ
ーコードとが所定周期で交互に表示される)。また、貸
出可能ランプは消灯される。このような報知をする場
合、制御部330により、該当する表示器およびランプ
への制御信号に基づいて該当する表示器およびランプが
制御される。封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34および既発行プリペイドカードリーダライタ装置3
5を不能動化する場合、制御部330により、該当する
装置を制御するための処理が実行されなくされることに
より、各装置が不能動化される。
【0097】また、主制御装置33の制御部330は、
カードユニット管理装置400から送信された日付情報
を、通信中継装置31を介して受信する。この日付情報
は、当日の日付を示す情報であって、カードユニット管
理装置400が有するカレンダー機能に基づいてカード
ユニット管理装置400自体で自己管理されており、た
とえば、遊技場100の営業開始前に、カードユニット
管理装置400から遊技場100内のすべてのカードユ
ニット3,3…に送られる。制御部330が受けた日付
情報は、営業開始前の段階で制御部330のメモリ(R
OM)に記憶(更新記憶)される。ここで、制御部33
0は、ROMにおいて日付情報を記憶する領域が設けら
れており、制御部330が受けた日付情報がそのような
日付情報の記憶領域に更新記憶されることにより、制御
部330が記憶する日付情報は毎日更新される。このよ
うに、制御部330が記憶する日付情報は、毎日の営業
開始前に送られてくる日付情報に応じて更新されるた
め、遊技場100において、毎日の営業開始前に更新さ
れる。そして、このように記憶された日付情報は、封入
型プリペイドカード23が発行されるごとに、封入型プ
リペイドカードリーダライタ装置34の制御部340へ
送られ、その他の記録情報とともに封入型プリペイドカ
ード23に記録される。
【0098】また、各カードユニット3と中央管理装置
501との間では、カードユニット管理装置400を介
して、次のような情報の通信が行なわれる。遊技場10
0の営業日において、開店前にカードユニット3の電源
が投入されると、カードユニット3の主制御装置33か
らカードユニット管理装置400に、営業動作(通常の
動作)を開始する旨を示す動作開始情報が与えられる。
カードユニット管理装置400では、遊技場100内の
すべてのカードユニット3から受けた動作開始情報を、
送信元のカードユニット3のユニット番号を特定して、
中央管理装置501へ送信する。中央管理装置501で
は、各遊技場100から動作開始情報を受けると、それ
に応じて、所定の動作許可条件が満たされていることを
条件として、対応するカードユニット3の動作を許可す
る旨を示す動作許可情報を送信先のカードユニット3の
ユニット番号を指定して、各遊技場100のカードユニ
ット管理装置400へ順次送信する。そして、動作許可
情報を受けたカードユニット管理装置400は、直ちに
(営業開始前の段階で)、動作許可情報を自己管理して
いる日付情報とともに、各カードユニット3へ送信す
る。カードユニット3は、このような動作許可情報を受
けたことを条件として、営業をするための動作が許可さ
れ、営業動作を開始する。
【0099】また、遊技場100の閉店の際には、閉店
後、カードユニット管理装置400から遊技場100内
の各カードユニット3についての1日の売上情報がまと
めて中央管理装置501に送信される。ここで、売上情
報とは、前述した封入型プリペイドカード23の発行金
額データ、消費金額データ、および、前述した既発行プ
リペイドカード21の消費金額データを含む売上に関す
る情報である。中央管理装置501では、売上情報を受
けたことに応じて、カードユニットごとの売上情報の集
計、遊技場ごとの売上情報の集計、すべての遊技場のカ
ードユニットの売上情報の集計等の集計処理を行ない、
売上情報を管理する。
【0100】なお、ここでは、遊技場100の閉店後に
売上情報を中央管理装置501に送信する例を示した
が、これに限らず、売上情報は、カードユニット管理装
置400が各カードユニット3からに売上情報を受ける
ごとに、カードユニット管理装置400から中央管理装
置501に送信されるようにしてもよい。また、カード
ユニット管理装置400が、売上情報を各カードユニッ
ト3から受け、その売上情報をある程度集計し、各カー
ドユニット3から売上情報が送られてくる周期よりも長
い周期のタイミングでカードユニット管理装置400か
ら中央管理装置501に送信されるようにしてもよい。
つまり、たとえば、各カードユニット3から売上情報が
送られてくる周期が30分とした場合に、カードユニッ
ト管理装置400から中央管理装置501に集計された
売上情報が送信されるタイミングが3時間ごとであるよ
うにしてもよい。
【0101】次に、主制御装置33の制御部330にお
いて実行される発行消費管理処理を説明する。この発行
消費管理処理は、制御部330において各種制御のため
に実行されるメインプログラムにより起動されるサブル
ーチンプログラムのうちの1つであり、封入型プリペイ
ドカード23の発行金額および消費金額を管理するため
の処理である。
【0102】図5は、カードユニット3における発行消
費管理処理の処理内容を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS(以下、単にSという)1により、封入
型プリペイドカード23が発行されたか否かの判断がな
される。S1により発行されていないと判断された場合
は、後述するS3に進む。一方、S1により発行された
と判断された場合は、S2に進み、封入型プリペイドカ
ード23の発行金額(この場合は1000円)分だけ発
行金額累計値のデータを加算更新させる処理がなされ、
その後、S3に進む。
【0103】ここで、発行金額累計値のデータは、カー
ドユニット3における封入型プリペイドカード23の発
行金額(発行時にカードに記録される金額)の累計値を
示すデータであって、既発行プリペイドカードリーダラ
イタ装置35の制御部350に含まれる前述したような
RAMにおいて所定の記憶領域に記憶されるものであ
る。制御部330では、封入型プリペイドカード23の
発行に応じて、前述した発行金額データをその金額デー
タの更新を指令する累計値更新指令情報とともに制御部
350に送り、発行金額累計値のデータを加算更新させ
る制御を行なう。この場合、制御部350では、受けた
累計値更新指令情報に応じて、受信した発行金額データ
分だけ、発行金額累計値のデータを加算更新させる処理
を行なうのである。これにより、封入型プリペイドカー
ド23が発行されるごとに、発行金額分だけ発行金額累
計値が加算更新される。
【0104】ここから S3では、封入型プリペイドカ
ード23の発行時における玉の貸出し(この場合は10
00円分の一括払出し)が終了したか否かの判断がなさ
れる。S3により貸出しが終了していないと判断された
場合は、後述するS5に進む。一方、S3により貸出し
が終了したと判断された場合は、S4に進み、封入型プ
リペイドカード23の発行時における玉の貸出しによる
消費金額(この場合は1000円)分だけ封入型プリペ
イドカード23の消費金額累計値のデータを加算更新す
る処理がなされ、その後、S5に進む。
【0105】ここで、封入型プリペイドカード23の消
費金額累計値のデータは、カードユニット3における封
入型プリペイドカード23の消費金額(発行時における
玉の貸出しに消費された金額)の累計値を示すデータで
あって、既発行プリペイドカードリーダライタ装置35
の制御部350に含まれる前述したようなRAMにおい
て所定の記憶領域(前述した発行金額累計値のデータと
は異なる領域)に記憶されるものである。制御部330
では、封入型プリペイドカード23の玉貸出終了に応じ
て、前述した消費金額データをその金額データの更新を
指令する累計値更新指令情報とともに制御部350に送
り、消費金額累計値のデータを加算更新させる制御を行
なう。この場合、制御部350では、受けた累計値更新
指令情報に応じて、受信した消費金額データ分だけ、封
入型プリペイドカード23の消費金額累計値のデータを
加算更新させる処理を行なうのである。これにより、封
入型プリペイドカード23が発行されるごとに、消費金
額分だけ消費金額累計値が加算更新される。
【0106】また、この消費金額累計値のデータは、カ
ードユニット3の外部からリセット信号を受けた場合に
「0」にクリアされる(前述した発行金額累計値も同
様)。消費金額累計値のデータのクリアは、次のような
場合に行なわれる。カードユニット3とカードユニット
管理装置400との間でデータの通信が正常に行なわれ
ている場合には、遊技場100の営業終了後の閉店処理
(遊技場の営業時間終了後において、1日の売上額集計
等の遊技場閉店のために毎日行なわれる1日の締め処
理)の実行時に、消費金額累計値等の売上データをカー
ドユニット管理装置400に転送した後、カードユニッ
ト管理装置400からカードユニット3に与えられるリ
セット信号に応じて、消費金額累計値のデータのクリア
が行なわれる。また、遊技場の営業上の都合および通信
異常の発生等の各種理由により、カードユニット3とカ
ードユニット管理装置400との間でデータの通信が行
なわれていない場合は、基本的に、封入型プリペイドカ
ード23の消費金額累計値が上限値を超過した際に、カ
ードユニット3に対して所定のデータ処理装置を個別に
用いることにより行なわれる。このデータ処理装置は、
データ通信部、データ記憶部、および制御部等を含んで
構成され、各カードユニット3に累計されている各種デ
ータを読出して自身のメモリに記憶し、そのデータをカ
ードユニット管理装置400に転送する装置であり、各
カードユニット3に対して個別に用いられる。
【0107】S5では、S4により更新される消費金額
累計値が予め定められた上限値(たとえば、40万円〜
50万円程度)を超過したか否かの判断がなされる。こ
の上限値は、たとえば、カードユニット管理装置400
と通信不能となっているカードユニット3が正常な状態
で所定日数間(カードユニット3の異常な動作状態の進
行が管理上大きな問題とならないような比較的短期間で
あって、たとえば、3日間)稼動した場合に到達し得る
と考えられる値に予め設定されている。
【0108】S5により消費金額累計値が上限値を超過
していないと判断された場合は、この発行消費管理処理
が終了する。一方、S5により消費金額累計値が上限値
を超過していると判断された場合は、S6に進み、主制
御装置33の制御部330から紙幣識別装置32の制御
部320へ前述した紙幣の受付禁止指令情報を与えるこ
とにより、紙幣の受付けを禁止する処理がなされる。こ
れにより、紙幣識別装置32が紙幣を受付けない状態に
され、結果的に、封入型プリペイドカード23の発行が
不能動化されることとなる。次に、S7に進み、紙幣利
用可ランプ13を消灯させることにより、紙幣の受付が
禁止された旨の報知がなされる。これにより、結果的
に、封入型プリペイドカード23の発行が不能動化され
た旨が報知されることとなるため、この場合における紙
幣利用可ランプ13の消灯は、封入型プリペイドカード
23の発行が不能動化された旨の報知をも兼ねる。S7
の後、この発行消費管理処理が終了する。
【0109】また、前述したように、累計された発行金
額および消費金額は、一定周期で通信中継装置31を介
して遊技場100に設置されたカードユニット管理装置
400へ送信される。
【0110】また、カードユニット管理装置400の故
障、遊技場内の通信障害、および、遊技場の営業上の都
合等の各種理由によりカードユニット3とカードユニッ
ト管理装置400との間が通信不能状態になった場合に
は、累計された発行金額および消費金額がカードユニッ
ト管理装置400で管理できないが、一定周期で送信で
きないため、それらの累計値は、カードユニット3自体
で上限値と比較されながら監視(管理)される。
【0111】前述した封入型プリペイドカード23の消
費金額の上限値は、遊技場における通常の使用状況で
は、カードユニット3が所定日数間通信不能状態で稼動
させられた場合に到達すると考えられる値に設定されて
いる。カードユニット3が通信不能な状態で稼動してい
た場合に、カードユニット3の故障が発生したか、また
は、不正行為者による不正な玉貸し(短時間に極めて過
剰な玉貸しが行なわれた不正)が行なわれたような異常
な動作状態が生じても、消費金額の累計値が上限値を超
過した時点で封入型プリペイドカード23の発行が不能
化される。このため、カードユニット3を通信不能な状
態で稼動させていても、そのような故障および不正行為
等の異常な状態の進行が制限される。これにより、営業
上の都合等の理由によってカードユニット3をカードユ
ニット管理装置400と通信不能な状態で動作させる場
合でも、遊技場側およびプリペイドカード発行会社に不
利益が生じにくくなる。
【0112】次に、この実施の形態により得られる主な
効果をまとめて説明する。図1〜図4等に示されるよう
に、カードユニット3において、カード発行機能を利用
して封入型プリペイドカード23を発行してもらってそ
のカードにより遊技を行なうことが可能となる。これに
より、遊技者が遊技に使用可能な記録媒体の購入および
遊技媒体の貸出しのためにパチンコ遊技機2およびカー
ドユニット3の前から離れることを防ぎ、その結果とし
て、パチンコ遊技機2およびカードユニット3の稼働率
を向上させることができる。しかも、図5のS4に示さ
れるようにカードユニット3において封入型プリペイド
カード23の記録情報により特定されるカード残高から
引落とされた金額としての消費金額が累計され、図5の
S5に示されるようにその累計値である消費金額累計値
が予め定められた上限値を超過したか否かが判定される
ため、その判定に基づいて、カードユニット3における
封入型プリペイドカード23の使用状況をカードユニッ
ト3自体で監視できるため、カードユニット3の異常な
使用状況を抑制可能な態様で、カードユニット3を通信
不能状態において使用することができる。
【0113】また、図5のS6に示されるように、封入
型プリペイドカード23の消費金額累計値が上限値を超
過したと判定された場合に、封入型プリペイドカード2
3を発行するための処理が不能動化(紙幣の受付禁止に
よる不能動化)されるため、それ以上封入型プリペイド
カード23の発行ができなくなるので、カードユニット
3の異常な使用状況の進行を阻止することができる。
【0114】また、図5のS7に示されるように、封入
型プリペイドカード23の消費金額累計値が上限値を超
過したと判定された場合に、その旨が報知されるため、
そのような状態にあることを遊技場側および遊技者側が
容易に把握することができる。
【0115】また、図1〜図4等を用いて説明したよう
に、紙幣が識別されたことに応じて封入型プリペイドカ
ードリーダライタ装置34により封入型プリペイドカー
ド23が発行され、かつ、当該封入型プリペイドカード
23の記録情報により特定されるカード残高を使用して
パチンコ玉を貸出すための処理が遊技者の操作を経ずに
行なわれるため、紙幣の受付け、紙幣の識別、封入型プ
リペイドカード23の発行、および、パチンコ玉の貸出
しが連動する。これにより、遊技者が遊技に使用可能な
カードの購入および玉貸しのためにパチンコ遊技機2お
よびカードユニット3の前から離れることを防ぎ、その
結果として、パチンコ遊技機2およびカードユニット3
の稼動率を向上させることができる。さらに、一旦発行
された封入型プリペイドカード23が遊技者の手に渡る
ことなく取込まれるので、封入型プリペイドカード23
に不正な情報を記録する不正行為を行ないにくくするこ
とができる。
【0116】次に、以上説明した実施の形態の変形例や
特徴点を以下に列挙する。 (1) 本実施の形態で説明した遊技機は、貸玉あるい
は貸コイン等の貸遊技媒体を払出すものを示したが、本
発明はこれに限らず、記録媒体の記録情報により特定さ
れる遊技用価値を引落して(使用して)、遊技媒体を払
出す代わりに、遊技機側でその引落し価値に相当する得
点を付与(貸玉あるいは貸コイン等の貸遊技媒体数を示
す得点を付与)することにより遊技者の得点を加算更新
し、その得点に相当する数の遊技媒体を用いて遊技が行
なわれるようにし、遊技の状況に応じて得点を増減させ
る制御をすることにより、遊技媒体を直接的に払出さな
いが、遊技媒体が得点という形式で遊技者に付与される
構成の遊技機であってもよい。
【0117】したがって、本発明による記録媒体の記録
情報により特定される遊技用価値を使用して遊技機によ
る遊技に使用可能な遊技媒体を貸与するための貸与処理
を行なう記録媒体処理装置において、「遊技媒体を貸与
する」には、実際の貸玉または貸コインを遊技者に払出
す(貸出す)こと、および、得点により示される貸玉ま
たは貸コインを遊技者に付与することの両方の概念が含
まれる。さらに、遊技媒体に含まれる玉またはコイン
は、実際の玉またはコインの他に、画像より表示される
ものも含まれる。
【0118】また、遊技者がカバー24を破壊して封入
型プリペイドカード23を引抜く異常事態を監視するべ
く、カバー24の内面に配線を敷設し、その配線に電気
を流して、電気が流れている状態を検出して正常と判断
し、カバー24が破壊されることにより配線が切断され
て電流が流れなくなった異常を検出すれば、警報を鳴ら
す等の異常時制御を行なってもよい。
【0119】(2) 前記カバー24により、封入型記
録媒体発行部(封入型記録媒体発行口22)から発行さ
れた封入型記録媒体(封入型プリペイドカード23)が
遊技者の手に渡るのを阻止する阻止手段が構成されてい
る。この阻止手段は、カバー24に限定されるものでは
なく、たとえば、封入型記録媒体発行部から一部露出し
た状態の封入型記録媒体をロックして、遊技者が引抜こ
うとしても抜くことができないように固定するもの等、
どのようなものであってよい。
【0120】(3) 前記周波数識別シール9により、
当該記録媒体処理装置(カードユニット3)と無線通信
する際の周波数を表示する周波数表示手段が構成されて
いる。
【0121】前記紙幣利用可ランプ13により、遊技者
所有の資金を用いて封入型記録媒体(封入型プリペイド
カード23)を発行可能な旨を表示する封入型プリペイ
ドカード発行可能表示手段が構成されている。なお、封
入型プリペイドカードの発行は、紙幣の代わりに、硬貨
を用いてもよく、さらには、たとえばクレジットカード
の使用またはデビットカードの使用あるいは電子マネー
を使用して、発行できるようにしてもよい。このよう
に、封入型プリペイドカードの発行には、紙幣に限ら
ず、その他の価値物体を使用してもよい。
【0122】硬貨を用いて封入型プリペイドカード23
の発行を可能にするには、紙幣投入口6および紙幣識別
装置32の代わりにまたはそれらに加えて、硬貨受付部
の一例の硬貨投入口と投入された硬貨の真偽を判別する
硬貨識別装置とをカードユニットに設ける。そして、硬
貨受付部から投入された硬貨が適正な硬貨であることが
硬貨識別装置により判別されて所定金額(たとえば50
0円)の投入がなされたことが判別されたことを条件と
して、その旨の信号が主制御装置33へ伝送され、それ
以降は前述した紙幣の場合と同様の制御により封入型プ
リペイドカード23が発行される。紙幣と硬貨との両方
を受付けて封入型プリペイドカード23を発行できるよ
うにする際には、紙幣が投入されればその投入紙幣のみ
で封入型プリペイドカード23を発行し硬貨が投入され
ればその投入硬貨のみで発行する方法が1つ考えられる
が、他の方法としては、遊技者の選択に応じて、投入紙
幣と投入硬貨の合計の金額を用いて封入型プリペイドカ
ード23を発行できるようにしてもよい。
【0123】(4) 前記封入型プリペイドカード度数
表示器17により、封入型プリペイドカードの記録情報
により特定される遊技用価値(カード残高)の大きさを
表示する価値表示手段が構成されている。この価値表示
手段は、異常発生時の異常原因を認識可能な情報を表示
する機能をも有する。
【0124】カード挿入中ランプ20により、既発行記
録媒体が挿入中であることを表示する既発行記録媒体挿
入中表示手段が構成されている。
【0125】(5) 前述した実施の形態では、既発行
プリペイドカード21あるいは封入型プリペイドカード
23に、カード番号等の記録媒体識別情報の他に遊技用
価値(カード残高)を直接記録するようにしたが、これ
に加えて、遊技場のホール用管理コンピュータあるいは
プリペイドカード発行会社の管理コンピュータにも、記
録媒体識別情報とともに当該記録媒体の現時点における
遊技用価値を記憶させ、記録媒体使用時に当該記録媒体
の記録媒体識別情報を前記管理コンピュータに送信して
その記録媒体識別情報に対応する遊技用価値を検索して
もらい、検索された遊技用価値とプリペイドカード2
1,23の遊技用価値との大きさが一致することをチェ
ックした上でその遊技用価値を用いて遊技ができるよう
に構成してもよい。さらには、既発行プリペイドカード
21や封入型プリペイドカード23には遊技用価値を記
録させず、ホール用管理コンピュータの方にのみ遊技用
価値を記録させ、前述と同様にプリペイドカード21,
23に記録されている記録媒体識別情報に基づいて対応
する遊技用価値を検索してその遊技用価値を用いて遊技
媒体の貸与(貸出し)ができるようにしてもよい。
【0126】さらに、前述した既発行プリペイドカード
21と封入型プリペイドカード23の両方あるいはいず
れか一方を、ICカードで構成してもよい。このICカ
ードは、いわゆる接触型、非接触型(密着型を含む)の
いずれであってもよい。
【0127】(6) 本実施の形態では、エラー原因に
よって封入型プリペイドカード度数表示器17でエラー
コード表示を行なう場合とカード残高表示器8でエラー
コード表示を行なう場合とに分けられており、同一エラ
ー原因を両者で共にエラーコード表示することはない
が、それに代えて、同一エラー原因を封入型プリペイド
カード度数表示器17とカード残高表示器8とで共にエ
ラーコード表示させるようにしてもよい。さらには、エ
ラーコードを、大まかに分類した大分類エラーコードと
各大分類エラーコード内をさらに詳細に分類した細分類
エラーコードとで構成し、前述した封入型プリペイドカ
ード度数表示器17とカード残高表示器8とのうちの一
方で大分類エラーコード表示を行ない他方で細分類エラ
ーコード表示を行なうようにしてもよい。
【0128】(7) 図1等に示されたカードユニット
3により、記録媒体の記録情報(既発行プリペイドカー
ド21,封入型プリペイドカード23)により特定され
る遊技用価値(カード残高)を使用して遊技機(パチン
コ遊技機2)による遊技を可能にするための記録媒体処
理装置が構成されている。この記録媒体処理装置は、既
発行プリペイドカード等のカードだけでなく、デビット
カード、クレジットカード等の記録媒体を使用できるも
のであってもよい。また、この記録媒体処理装置は、前
述した実施の形態に示したように紙幣を処理可能なカー
ドユニットだけでなく、前述したような記録媒体のみを
処理可能なカードユニットであってもよい。また、前述
した記録媒体処理装置は、記録媒体に加えて、紙幣だけ
でなく、硬貨も処理できるものであってもよい。また、
前記カードユニットは、前述した紙幣等の現金の代わり
に、デビットカード、クレジットカード等の記録媒体を
使用できるものであってもよい。つまり、前記記録媒体
処理装置は、記録媒体の記録情報により特定される遊技
用価値を使用して遊技機による遊技を可能にするための
記録媒体処理装置であれば、どのようなものであっても
対象となる。また、このような記録媒体処理装置がパチ
ンコ遊技機に対応して設けられる場合に払出される遊技
媒体は玉であり、一方、このような記録媒体処理装置が
スロットマシンに対応して設けられる場合に払出される
遊技媒体はコインである。
【0129】(8) 前述した封入型プリペイドカード
度数表示器17は、カードユニット3に設ける代わりに
パチンコ遊技機のたとえば上皿等に設け、カードユニッ
ト主制御機器33と配線接続してカード残高(カード度
数)を表示するようにしてもよい。
【0130】(9) 貨幣(紙幣)の受付けが不能化さ
れている期間中には、貨幣識別手段(紙幣識別装置3
2)に貨幣が誘導されないが、この誘導されないには、
次のような具体例が含まれる。たとえば、貨幣識別手段
への貨幣の搬送が停止されることが含まれる。また、硬
貨の場合は硬貨投入口を閉鎖する場合と、投入口を閉鎖
せずに硬貨の返却口へ落下させる場合とが含まれ、硬貨
を返却口へ落下させることには、硬貨の誘導通路を貨幣
識別手段への経路から返却口への経路へ切換える場合を
含む。
【0131】(10) 図1等に示された紙幣利用可ラ
ンプ13により、前記貨幣の受付けが不能化されている
期間中に、貨幣を受付不能である旨を報知する報知手段
が構成されている。この報知手段は、ランプに限らず、
発光、消灯または点滅により報知を行なうLED、また
は、音声により報知を行なうスピーカ等を含む音報知手
段等のその他の報知手段であってもよい。
【0132】(11) 記録媒体処理装置(カードユニ
ット3)で受付けられる価値物体としては、紙幣、硬
貨、デビットカード、クレジットカードを使用してもよ
いが、価値物体の真偽を識別する価値物体識別手段とし
ては、紙幣の場合は紙幣識別装置、硬貨の場合は硬貨識
別装置、デビットカードおよびクレジットカードの場合
はカード識別装置を用いる。
【0133】(12) 前述した実施の形態では、既発
行プリペイドカードリーダライタ装置35のような既発
行プリペイドカード21の処理に関連して動作する手段
(発行記録媒体関連動作手段)が所定の異常状態になっ
た場合に、玉の貸出し(貸与)が不可能になるような制
御を行なう例として、紙幣の受付禁止、および、既発行
プリペイドカードの受付禁止を行なうことを説明した
が、これに限らず、そのような所定の異常状態になった
場合には、カードユニット3全体を自動的に停止させる
ようにしてもよい(たとえば、ユニット内の各部(特に
各制御部)に電源が供給されないようにする等)。
【0134】(13) 前述したカード残高表示器8
は、パチンコ遊技機2に設ける代わりにカードユニット
3に設け、カード残高(カード度数)の表示およびエラ
ー表示(エラーコードの表示等)をするようにしてもよ
い。
【0135】(14) 前述した実施の形態では、封入
型プリペイドカードの処理に関するエラー状態と封入型
プリペイドカードの処理に関するエラー状態とに関する
エラーコードの表示を2つの表示器(封入型プリペイド
カード度数表示器17,カード残高表示器8)で分けて
行なうようにした例を示したが、これに限らず、いずれ
か1つの表示器を用いてエラーコードの表示を行なうよ
うにしてもよい。また、そのようなエラーコードの表示
は、エラー報知専用の表示器を設けて行なうようにして
もよい。
【0136】(15) 前述した実施の形態では、前記
所定の異常状態が生じた場合にその旨を報知する報知手
段による報知の例として、エラーコードの表示、点滅表
示を行なうことを示した。しかし、これに限らず、前記
報知手段による報知例としては、報知音による報知、ま
たは、報知音による報知と前記エラーコードの表示また
は点滅表示との組合せにより行なうようにしてもよい。
また、エラーコードを表示する代わりに、文字を用いた
メッセージ(エラーの種類を示すメッセージ)の表示を
行なうようにしてもよい。
【0137】(16) 図4に示された中央管理装置5
01により、複数の遊技場100に設けられた複数の管
理装置(カードユニット管理装置400)を介して、各
遊技場に設けられた複数の記録媒体処理装置(カードユ
ニット3)を集中的に管理する集中管理装置が構成され
ている。
【0138】(17) 前記集中管理装置と、遊技場に
設けられた前記複数の管理装置との間に、複数の管理装
置を遊技場が存在する地区(たとえば、全国を複数地区
のブロックに分ける等)ごとに複数のブロックに分けて
管理するブロック管理装置を設けてもよい。その場合、
ブロック管理装置は、ブロック内の管理装置の売上情報
を集計管理し、その管理情報を前記集中管理装置へ送信
する。そして、集中管理装置では、各地区を管理する複
数のブロック管理装置から送信されてきた情報をさらに
集計して管理する。すなわち、ブロック管理装置は、前
述した実施の形態に示された中央管理装置501の機能
の一部を持たせられることとなる。このようにすれば、
中央管理装置501とブロック管理装置とで集計管理の
処理負担が分担されるので、中央管理装置501の処理
負担を軽減することができる。
【0139】(18) 前記管理装置は、実施の形態に
示されたカードユニット管理装置400に限られるもの
ではない。たとえば、カードユニット管理装置400を
設けなくてもよく、実施の形態に示した中央管理装置5
01が直接的にカードユニット3の管理を行なうように
してもよい。その場合には、中央管理装置501が前記
管理装置に該当する。また、カードユニット管理装置4
00を遊技場内ではなく、遊技場外部に設けてもよい。
その場合には、通信回線を用いて、各カードユニット3
とカードユニット管理装置400とを接続し、前述した
実施の形態で示したような情報相互通信を行なう。その
ように、カードユニット管理装置400を遊技場外部に
設ける場合には、複数の遊技場(たとえば、所定領域内
に設けられた異なる経営の複数の遊技場、および、同一
経営の複数の遊技場の両方を含む)に対応して1つのカ
ードユニット管理装置400(複数の遊技場のカードユ
ニット3を管理するカードユニット管理装置)を設けて
もよい。
【0140】(19) 前述した実施の形態では、封入
型プリペイドカード23の発行金額累計値および消費金
額累計値を既発行プリペイドカードリーダライタ装置3
5の制御部350に記憶させる例を示したが、これに限
らず、このような発行金額累計値および消費金額累計値
は、主制御装置33の制御部330(CPU、ROM、
RAMを含むマイクロコンピュータにおけるRAM)に
記憶させ、更新できるようにしてもよい。
【0141】(20) 前述した実施の形態では、封入
型プリペイドカード23の消費金額累計値が予め定めら
れた上限値を超えた場合に紙幣の受付けが禁止される例
を説明した。しかし、これに限らず、封入型プリペイド
カード23の消費金額累計値が上限値に到達した場合に
紙幣の受付けが禁止されるようにしてもよい。また、異
常状態に対してある程度安全を見込んで、消費金額累計
値が上限値よりも所定金額低い金額に到達した場合に紙
幣の受付けが禁止されるようにしてもよい。また、管理
上特に問題がなければ、消費金額累計値が上限値よりも
所定金額高い金額に到達した場合に紙幣の受付けが禁止
されるようにしてもよい。つまり、このように、累計値
が上限値と所定の相関関係になっていると判定された場
合に、記録媒体(封入型プリペイドカード23)を発行
するための処理を不能動化するようにするのであれば、
その不能動化条件は、前述した実施の形態に限られな
い。
【0142】(21) 前述した実施の形態では、貨幣
識別手段(紙幣識別装置32)により識別された貨幣の
全金額に相当する遊技用価値(カード残高)を特定可能
な情報が記録された封入型記録媒体(封入型プリペイド
カード23)が発行される例のみを示したが、次のよう
に、カードユニット3に釣銭払出機能(釣銭払出部、釣
銭収納部、釣銭払出装置、および、釣銭払出制御手段)
を設け、識別された貨幣(紙幣)の一部の金額(たとえ
ば、1000円)に相当する遊技用価値(カード残高)
を特定可能な情報が記録された封入型プリペイドカード
23を発行し、残りの金額を釣銭として払出すようにし
てもよい。たとえば、前述したような実施の形態におい
て、10000円、5000円、2000円のような1
000円以上の紙幣を受付および識別できるようにし、
所定額(1000円)のカード残高を記録した封入型プ
リペイドカード23を発行する場合に、必要な釣銭(た
とえば、5000円受付の場合は4000円の釣銭)を
計算して払出すようにしてもよい。つまり、封入型記録
媒体(封入型プリペイドカード23)は、貨幣識別手段
により識別された貨幣の金額の範囲内における所定額
(全金額、一部金額の両方を含む)に相当する遊技用価
値(カード残高)を特定可能な情報が記録されるもので
あればよい。
【0143】(22) 今回開示された実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機設置島に設置されたパチンコ遊技機お
よびカードユニットを示す正面図である。
【図2】 (a)はカードユニットの一部拡大正面図で
あり、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】 カードユニットの内部を示す側面図である。
【図4】 カードユニットの構成および遊技場内外の管
理システムの構成を示すブロック図である。
【図5】 カードユニット3における発行消費管理処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
2 パチンコ遊技機、3 カードユニット、6 紙幣投
入口、32 紙幣識別装置、23 封入型プリペイドカ
ード、34 封入型プリペイドカードリーダライタ装
置、33 主制御装置、330 制御部、21 既発行
プリペイドカード、35 既発行プリペイドカードリー
ダライタ装置。
フロントページの続き (71)出願人 000128946 マミヤ・オーピー株式会社 埼玉県さいたま市西堀10丁目13番1号 (72)発明者 鵜川 詔八 群馬県桐生市相生町1丁目164番地の5 (72)発明者 阿部 三男 愛知県名古屋市中区錦二丁目14番21号 日 本アドバンストカードシステム株式会社内 (72)発明者 熊取谷 稔 東京都千代田区神田駿河台1丁目2番5号 コスモ・イーシー株式会社内 (72)発明者 荒内 慶二郎 埼玉県浦和市西堀10丁目13番1号 マミ ヤ・オーピー株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BA88 BB03 BB14 BB19 BB20 BB21 BB23 BB27 BB30 BB36 BB41 BC68 BC79 CA02 CA07 CA08 CA28 CA35 EA45 EA46 EB68 3E044 AA05 BA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信可能に構成され、記録媒体の記録情
    報により特定される遊技用価値を使用して遊技機による
    遊技に使用可能な遊技媒体を貸与するための貸与処理を
    行なう記録媒体処理装置であって、 遊技者の購入代金としての貨幣を受付ける貨幣受付部
    と、 該貨幣受付部により受付けられた貨幣の真偽を識別する
    貨幣識別手段と、 該貨幣識別手段により識別された貨幣の金額の範囲内に
    おける所定額に相当する遊技用価値を特定可能な情報が
    記録された記録媒体の発行処理を行なう記録媒体発行手
    段と、 該記録媒体発行手段により発行された前記記録媒体の記
    録情報により特定される遊技用価値を使用して前記貸与
    処理を行なう記録媒体処理手段と、 当該記録媒体処理装置において前記記録媒体の記録情報
    により特定される遊技用価値から前記貸与処理に供され
    た遊技用価値を累計する累計手段と、 該累計手段により累計された遊技用価値の累計値が予め
    定められた上限値と所定の相関関係になっているか否か
    を判定する判定手段とを含むことを特徴とする、記録媒
    体処理装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段により前記累計値が前記上
    限値と前記所定の相関関係になっていると判定された場
    合に、前記記録媒体の発行処理を不能動化する発行不能
    動化手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記
    載の記録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段により前記累計値が前記上
    限値と前記所定の相関関係になっていると判定された場
    合に、その旨を報知する報知手段をさらに含むことを特
    徴とする、請求項1または2に記載の記録媒体処理装
    置。
  4. 【請求項4】 遊技に使用可能な遊技用価値を特定可能
    な情報が記録された記録媒体であって既に遊技者に発行
    されている既発行記録媒体の記録情報を読取り、該記録
    情報により特定される遊技用価値を使用して前記貸与処
    理を行なう既発行記録媒体処理手段をさらに含み、 前記記録媒体発行手段により発行される前記記録媒体
    は、遊技者に一旦発行された後遊技者の手に渡ることな
    く取込まれる記録媒体であって、取込まれた後該記録媒
    体の記録情報から特定される遊技用価値を使用して前記
    遊技媒体の貸与が可能となる封入型記録媒体であり、 前記記録媒体発行手段は、前記貨幣識別手段により前記
    貨幣が識別されたことに応じて前記封入型記録媒体の発
    行処理を行ない、 前記記録媒体処理手段は、発行された前記封入型記録媒
    体の記録情報により特定される遊技用価値を使用して前
    記貸与処理を遊技者の操作を経ずに行なうことを特徴と
    する、請求項1から3のいずれかに記載の記録媒体処理
    装置。
JP2000372756A 2000-12-07 2000-12-07 記録媒体処理装置 Withdrawn JP2002172259A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005270231A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Sankyo Kk 遊技用システム
JP2014100436A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Sankyo Co Ltd 遊技用装置

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JP2005270231A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Sankyo Kk 遊技用システム
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